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千葉県 野田市

平成28年  3月定例会(第1回) 請願・陳情 陳情第4号




平成28年  3月定例会(第1回) 請願・陳情 − 陳情第4号









陳情第4号

       情報公開制度において不服申し立ての応答時間に一定の目標を設定するよう求

      める陳情





(陳情趣旨)

  1 要点

    平成27年3月以降、野田市の市政においては、「個人情報保護条例と運用のそご間題」、「行政文書開示に係る異議申し立ての長期放置間題」と個人情報保護制度や情報公開制度にかかわる不祥事が続き、一部職員の処分などにも発展しました。

    異議申し立ての長期放置問題については、去る平成28年2月12日付の野田市情報公開・個人情報保護審査会の答申を最後に、同放置問題にかかわりのある異議申し立ての全てが事務処理を完了したと市民から当会に連絡がありました。

    そこで、当会では野田市における過去の行政文書開示に係る異議申し立ての状況を独自に調査しましたところ、情報公開制度及び不服申し立て制度の運用に間題があると言わざるを得ない実態が見えてきました。

  (1) 異議申し立ての審議結果について

    開示請求の結果(部分開示や不開示など)に不服がある場合、異議申し立てを行って再考を求めることができます。この10年間の状況を調査したところ、異議申し立ての結果、認容決定に至るケ−スが最近極めて高いことがわかりました。(表1)






表1:異議申し立ての認容率

年 度
異議申し立て件数
棄却件数
認容件数
認容率


H17〜H24
11


18%


H25〜H26



100%








    これは、肯定的に捉えれば不服申し立て制度が機能しているということではありますが、一方、否定的に捉えれば「本来、速やかに開示されているべき情報が不開示情報と判断されていた」ということでもあります。

  (2) 異議申し立てから決定までの期間について

    平成25年度、26年度の行政文書開示に係る異議申し立ての審議状況を調査しましたところ、長期放置事案以外では、?単純に決定が出るまでに短くて2〜3カ月(事案1〜3)、?諮間を経る場合においては、諮問がされるまで2〜3カ月(事案5、7、8)、さらに答申がされるまで12〜17カ月(事案5、7、8)と極めて長い期間を要している実態がわかりました。(表2)






表2:平成25年度・26年度における異議申し立てから決定までの期間

事案
年 月 日
決定までの
期間


異議申し立て
審査会諮問
審査会答弁
決 定



2014/1/27
 
 
2014/4/30
3カ月



2014/1/28
 
 
2014/4/30
3カ月



2014/3/4
 
 
2014/4/30
2カ月


?
2014/5/19
 
 
2015/10/16
17カ月



2014/6/17
2014/8/8
2015/12/28
2016/1/12
20カ月


?
2014/7/9
 
 
2015/10/16
16カ月



2014/9/16
2014/12/12
2015/12/28
2016/1/12
17カ月



2014/10/2
2014/12/12
2015/12/28
2016/1/12
16カ月


?
2014/12/2
 
 
2015/10/20
11カ月


2015/10/27
2016/2/12
 
 






 ※?、?、?が長期放置事案。








  2 陳情の理由

    市政への市民による監視と参加の方法の一つである住民監査請求制度を一例にすれば、その請求は「違法・不当と思われる公金の支出があったときから1年以内しかできない」との法律上の期間制限があります。

    このような時間的な制約がある中、住民監査請求は、情報公開制度などを活用しての事前の十分な調査と証拠集めを経て行われるものです。

    しかし、表2のような不服申し立てへの応答期間実態では、開示請求したところ不開示となり異議申し立てを経てやっと開示文書を手にしても、既に請求期間が過ぎていて、住民監査請求ができないという状況が発生しかねません。

    実際、昨年判明した異議申し立ての長期放置事件を除いても、異議申し立てが処理され認容決定を経て開示が行われるまで、20カ月かかったという事案もあったようです(表2の事案5)。

    一方、現在、野田市で抜本的な見直し作業中の「野田市個人情報保護条例の解釈及び運用の手引」においては、不服申し立てが提起された場合「再検討は、速やかに行い、諮問する場合は、不服申し立てのあったときから30日以内に行うよう努める」との努力目標を定められています。

    しかし、「野田市情報公開条例の解釈及び運用の手引」には、このような努力目標の設定がないばかりか、表2に示した平成25年度、平成26年度の実績を見れば、住民監査請求の請求期限と相入れない実態があります。

    そこで、以下の陳情をします。

(陳情項目)

    情報公開制度において、実施機関での不服申し立てによる再検討及び野田市情報公開・個人情報保護審査会での答申が、住民監査請求の請求期間規定を考慮した期間でなされるように、「野田市個人情報保護条例の解釈及び運用の手引」と同様に「野田市情報公開条例の解釈及び運用の手引」等に、不服申し立てへの応答時間として一定の目標を定めるようお願いします。



   平成28年2月23日



野田市議会議長  鈴 木   有 様

                           陳情者

                            野田市五木新町40番地の3

                            野田市を良くする市民の会

                             代表 佐々木 盛次