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千葉県 松戸市

平成14年 12月 定例会 P.217  12月16日−05号




平成14年 12月 定例会 − 12月16日−05号









平成14年 12月 定例会



         松戸市議会会議録 第1265号

1.日時    平成14年12月16日午前10時

1.場所    松戸市議会議場

1.出席議員  45名

       1番  宇津野史行   25番  末松裕人

       2番  武笠紀子    26番  山口博行

       3番  名木浩一    27番  中田 京

       5番  石川龍之    28番  二階堂 剛

       6番  吉田博一    29番  佐藤恵子

       7番  城所正美    30番  渡辺美喜子

       8番  諸角由美    31番  大川一利

       9番  山口栄作    32番  富澤凡一

      10番  大井知敏    33番  岡本和久

      11番  深山能一    34番  杉浦誠一

      12番  張替勝雄    35番  長谷川 満

      13番  沢間俊太郎   36番  石井 弘

      14番  中村多賀子   38番  伊藤余一郎

      15番  草島 剛    39番  谷口 薫

      16番  吉野信次    40番  吉岡五郎

      17番  矢部愛子    41番  松井貞衞

      18番  山沢 誠    43番  中川英孝

      19番  田居照康    44番  杉浦正八

      20番  岩堀研嗣    45番  渡辺 昇

      21番  渋谷和昭    46番  池田 清

      22番  箕輪信矢    47番  元橋スミ子

      23番  桜井秀三    48番  小沢暁民

      24番  平林俊彦

1.欠席議員   1名

      37番  高橋義雄

1.出席説明員

       市長            川井敏久

       助役            宇田川 正

       収入役           弓木田俊紀

       水道事業管理者       鈴木克洋

       病院事業管理者       斉藤政大

       総務企画本部長       和田 務

       財務本部長         大熊 明

       市民環境本部長       中川英夫

       健康福祉本部長       小林捷明

       都市整備本部長       原島貞廣

       税務担当部長        中村 健

       市民担当部長        小笠原治生

       経済担当部長        市原 勝

       環境担当部長        湯浅武志

       社会福祉担当部長      坂巻忠男

       児童家庭担当部長      渡辺 忠

       都市緑花担当部長      大川邦和

       建設担当部長        及川 忠

       病院事業管理局長      竹之内 明

       消防局長          平舘征三

       教育長           齋藤 功

       生涯学習本部長       山口勝幸

       学校教育担当部長      山内幸治

       代表監査委員        中西 務

       監査委員事務局長      小林健二

1.出席事務局職員

       事務局長          太田典義

       事務局次長         倉持有孝

       議事課長          神野文彦

       調査課長          高橋邦雄

       議事課長補佐        森谷芳夫

       議事課主幹         太田原静雄

          平成14年松戸市議会12月定例会

                       議事日程第5号

                     平成14年12月16日午前10時開議

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|日程|             亊件名             | 備考 |

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| 1|市政に関する一般質問                   |    |

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1.会議に付した事件

 市政に関する一般質問



△開議

          午前10時0分開議



○中川英孝議長 ただいまから平成14年松戸市議会12月定例会5日目の会議を開きます。

 本日の議事については、お手元に配付の日程表のとおり進めたいと思いますので、御了承願います。



△市政に関する一般質問(続)



○中川英孝議長 日程第1、市政に関する一般質問を行います。



△答弁の一部訂正



○中川英孝議長 去る12月12日の箕輪議員に対する答弁について、山口生涯学習本部長から発言したい旨の申し出がありましたので、許します。

 山口勝幸生涯学習本部長。

          〔山口勝幸生涯学習本部長登壇〕



◎生涯学習本部長 おはようございます。通告番号10番、箕輪信矢議員より民間活力の導入についての御質問がございました。その中で、小学校給食の調理委託について私が答弁した内容に言葉が足りなかったところがございますので、一部訂正させていただきたいと存じます。

 「来年度から委託に踏み切らさせていただきたいと思います。来年度から実施に踏み切りたいというふうに思っております」という御答弁を申し上げましたところでございますが、「来年度から調理委託を実施する方向で関係機関等との調整を図り、委託を目指し努力してまいりたい」、このように一部訂正させていただきたいと思います。



○中川英孝議長 箕輪議員、よろしいですか。



◆22番(箕輪信矢議員) はい、了承しました。



○中川英孝議長 以上、御了承願います。

 13日に引き続き、順次発言を許します。

 まず、松井貞衞議員。

          〔松井貞衞議員登壇〕



◆41番(松井貞衞議員) おはようございます。久しぶりの朝の1番目の質問でございます。公明党の松井貞衞でございます。通告に従いまして質問させていただきたいと存じます。

 なお、質問に入ります前に、私ごとで恐縮でございますが、先の12月15日に私の父が死亡いたしまして、「御弔問については御辞退をさせていただきます」ということでお願いを申し上げましたところ、執行部を代表されまして川井市長、また、議会を代表されまして当時の池田議長においでいただきましたことについて、この場をお借りいたしまして御礼を申し上げる次第でございます。また、弔問辞退の件につきましても、甚だ身勝手かとは存じましたけれども、いろいろと諸般のそうした情勢の中でありましたので、あえて辞退をさせていただきましたことを御了承願いたいと存じます。

 ただ、亡くなりました私の父に対しまして、13年12月、ちょうど1年前の議会でございますが、沢間議員よりこういうお話がございました。種々の自動販売機の件について沢間議員は取り上げられまして、最後に、これは沢間議員の発言でございますが、「松戸市身障運転者協会口頭の契約などというお答えが返ってきましたが、実際に松戸市身障者運転者協会契約者松井政治−−これは「せいじ」というふうに当時発言されましたけれど、「まさじ」、これは私の親父です。ジャパンビバレッジと契約しております。売り上げの15%が実入りとして入ってくるようになっております。この松井政治氏は、松井貞衞議員−−私であります−−の実の父親であります。ここに松井議員が疑われる余地が出てくるんです。口頭の契約などとばかなことを言うから、松井政治氏の名誉にかけて申し上げておきますが、人徳のあるお方であり、私もお目にかかったことがあります。恐らくその関係から代表をお引き受けになられたものでしょう。現在は退かれていらっしゃいます。しかし、そこに議員が絡んだということ、議員が実の息子であったということになると、冒頭に申し上げましたように保革入り乱れて、自販機の利権に群がっているという疑いが改めて浮上するではありませんか。だから、お互いにこのようなばかばかしいことはやめましょう。そして、選挙で有権者の皆様に問いかけ、納得のいく市長を選びましょう」で、質問を終わられておりました。

 私は、同じ12月定例議会において、その件についてその後の私の発言時間がありましたので、こういうふうにお話し申し上げました。「親父は確かに自販機の契約者に当時書類上はなっているようでありました。何か不正な手段を使って契約し、利権をあさっている旨の発言でございましたが、どこの父親が自分の子供に迷惑がかかるようなことをさせる人間がありましょうか。先の発言は「保革入り乱れて利権に群がっている」というような御発言でございましたけれども、それは私を含めて全議員に対し、また父に、あるいは身体障害者の会にその15%が入っているわけですから、その団体の会に対して、あるいは会員の皆さんに対して大変に失礼であり、無礼であることを私は申し上げておきたい。よって、自発的にその発言の取り消しをするべきである」ということも申し上げたわけでございます。

 この件について沢間さんは、チラシもおつくりになられて配布をなさいました。そのチラシを見ました方が、この議会まで私を訪ねてみえました。元社会党の県会議員で、山口守利さんです。本人がおっしゃったことは、「あれは私がやったんだ。大変チラシを見て驚いた。お父さんとあなたに大変御迷惑をかけて申しわけなかった」、こういうふうに山口守利県会議員がおいでになられました。

 これは本年12月13日、0時30分の2チャンネルでの記載でございますが、「名誉棄損、第230条、公然と事実を摘示し人の名誉を棄損した者は、その事実の有無にかかわらず3年以下の懲役もしくは禁固、又は50万円以下の罰金に処す」、「事実の有無」になってございますから、名誉棄損で訴えられるわけでありますが、これがさらには事実でないということになれば、なおさら確定的に名誉棄損に値する、こういうふうに私は思うわけでございますが、沢間さん御自身頭のよろしい方ですから、ホームページなりチラシなり、あらゆる機会をとらえて間違いであったことをどうぞ御訂正をなさることが私は肝要かと思います。念のために申し上げておきます。

 さて、質問に入ります。

◇新年度予算についてお伺いをいたします。

 今、日本経済は過去に経験したことのない大変な不況にあえいでいます。当然のこととして、税収は落ち込み、全国自治体はやりくりに苦慮しております。今議会に扶助費の増額補正が議案上程をされておりますが、これも現不況を大きく反映しております。15年度は人勧の勧告もありましたので、多分職員の本俸の切り込みにまで入ると危惧しております。議案として追加で出てまいりました。起債の償還はここ数年、年々減少しております。その努力を評価するものであります。

 さて、地財計画もまだ示されていない現在、また、歳入についての税の論議を国会においてされている折ではありますが、新年度予算の見込みについて何点かお伺いを申し上げます。

 第1に、予算規模はおおよそどの程度となると考えられるか。

 第2に、歳出の重点配分はどう、何をお考えになられているのか。

 第3に、経常収支比率はどのくらいになると見込んでおられるのか。

 第4点目に、流山市が、市債を一般市民を対象とするものとして報道がなされましたけれども、以前この問題を取り上げましたけれども、その折には法的に無理がありましたが、現在はできるように法改正がされたようでございます。松戸市はどうお考えになられているのか、お考えがあればお示しを願いたいと存じます。

◇次に、狭隘道路についてその2でお尋ねを申し上げます。

 9月議会の質問で提案をいたしました狭隘道路の多い地区で、住宅そのものの形をなした建築物、住宅的なという言い方もおかしいんですが、狭い道路の中でいろいろな建物が立て込んでおるわけでございますが、それを例えばという形でもってプランをつくり、市の職員が住民と一緒になってまちづくりを考える、このようなチームを編成してみてはどうかをお伺いをしたわけでありますけれども、狭隘道路の解消を図るためには、まちを再開発していくことしか答えはないと私は思うものであります。具体的に新年度にどのようなアクションを起こすなり、対策を講じようとしているのか。対応策は何か。また、広義の意味で再開発をすぐにでも実施すべき地域をどこと考えておるのか、あればお示しを願いたいと存じます。

 とりあえず第1回目の質問とさせていただきます。



○中川英孝議長 答弁を求めます。

          〔大熊明財務本部長登壇〕



◎財務本部長 松井貞衞議員の質問事項の1.(1)から(4)につきまして、順次御答弁を申し上げます。

 まず、(1)の予算規模、(2)重点配分について、(3)経常収支比率の3点につきまして、関連がございまので一括してお答えを申し上げたいと存じます。

 平成15年度予算編成でございますが、政府におきましては15年度の概算要求基準におきまして、公共投資関係経費で対前年度3%減、各省の政策判断でございます裁量的経費は対前年度2%の減、法律や制度に基づく義務的経費の見直しによる抑制などを図る一方、教育、文化や科学技術、都市整備など重点4分野への配分などを基本方針といたして編成作業をいたしているようでございます。けさあたりの報道によりますと、来年度予算の財務省原案では、今月の20日に内示がなされ、24日に政府予算案の決定の見通しとのことでございますが、その中におきましては今の要求基準よりも一層と厳しい内容となるような報道となってございます。

 そこで、議員も触れられておりますとおり、地方自治体の予算編成の指針とも言えます地方財政計画等でございますが、現時点では示されておらないところでございますし、これらの国の動向に加えまして、平成15年度から平成17年度までの千葉県の財政再建プランが市民サービスにどのように影響を及ぼすのか、現在のところ不透明でございまして、新年度予算の見通しにつきましては、現時点では具体的に申し述べることが難しいのが現状でございます。

 国・県の動向がまだ見極めがつかない状況でございますが、現制度でという前提でお話をさせていただきますと、歳入におきましては、市税において評価替えによる固定資産税や市民税の個人・法人、そのほか譲与税関係の一部におきましても平成14年度当初予算の確保は困難ではないかと現在のところ予測をいたしてございます。

 こうした歳入の状況である一方、歳出におきましては、重点配分すべく第2次実施計画事業のスタートの年になります。こういった事業の取り組みはもとより、速やかに対応すべき行政需要や借換債などの経費に加えまして、御質問でも触れられております生活保護費などの扶助費等の義務的経費が確実に増高するものと想定をいたしております。したがいまして、予算規模でございますが、前年度以下に抑制することは難しいのではないかと現在のところ推定をいたしております。

 また、経常収支比率でございますが、先ほど申し上げましたように歳入の状況、あるいは歳出の義務的経費の増加などから類推をいたすならば、上昇するのではないかなというふうに考えております。

 ちなみに、過去の経常収支比率の推移を申し上げますと、平成10年度92.9%、11年度89%、12年度87.7%、13年度86.4%と、平成11年度からの財政改革計画の推進の成果といたしまして改善されてきているところではございますが、今後も福祉関係の行政需要などますます増大が見込まれ、改善には厳しい環境が想定されるところでございます。したがいまして、引き続き一層の取り組みの努力を重ねてまいりたいと存じます。

 いずれにいたしましても、新年度予算に関しましては現段階では不確定要素が多々ございますので、具体の内容、計数につきましては明快にお答えしかねますこと、御理解を賜りたいと存じます。

 次に、(4)市債につきましてお答え申し上げます。

 これまでの市場公募債は、法令上の根拠規定がなく、総務省の指定に基づき、県及び政令指定都市の28団体が発行いたしてきておると伺っておりますが、このように根拠のない指定は地方分権推進にあたり、必要性がないのではないかとのことなどによりまして、今後一切の指定をしないとの方針により全国どの市町村でも発行ができることとなり、平成14年度地方債計画におきまして資金区分としての市場公募債1兆9,400億円のうち、200億円をミニ市場公募債として計上いたしたものと聞き及んでございます。

 さて、御質問にございました流山市の事例でございますが、流山市は道路整備事業の財源として発行額2億円、購入者は市内在住の成人で10万円単位で最高100万円までの購入が可能とし、また、発行時期につきましては、年明けの3月末の予定で5年満期の一括償還などとの概略になっておると聞き及んでおります。これら情報によりますと、償還期限が短期でありますこと、また、償還方法が満期一括償還ですと、例えば償還基金との積み立て措置が必要となるなど事務的な課題はございますが、地域住民が事業の資金提供者になることは、行政への参加の一つの手段として有効なものと考えられること、また、資金の調達方法としての視点からいたしまして、本市といたしましても研究を深めてまいりたいと存じております。

 以上、御答弁とさせていただきます。

          〔大川邦和都市緑花担当部長登壇〕



◎都市緑花担当部長 質問事項2.狭隘道路についてその2。質問要旨、(1)対応策、(2)地域はにつきまして御答弁申し上げます。

 具体的な御質問といたしましては、議員御提案の狭隘道路の多い地区で、住宅をそのままの状況の中で考えたプランをつくり、市の職員が住民と一緒になってまちづくりを考える、このようなチーム編成をしてみてはどうかを踏まえて、狭隘道路の解消を図るためには、まちを再開発していくことしか考えはないと思うが、また、対応策は何か。さらに、広義の意味で再開発をすぐにでも実施すべき地域をどこと考えているかとの御質問につきましてお答え申し上げます。

 議員御案内のとおり、全市道延長の25%が狭隘道路に該当していることから、この道路の持つ問題については十分認識しているところでございます。また、これが抜本的な解消を図るためには、土地区画整理事業及び市街地再開発事業など面整備事業は、地区によっては狭隘道路解消策の選択肢の一つに挙げられることと考えております。

 しかしながら、事業となりますと、事業の成立には事業採算の確保を前提にすることは当然のことであり、このことから財政負担の問題や地元地権者の負担の問題は避けて通ることはできません。さらに、事業化を図る過程におきまして、特に接道条件の悪い小規模宅地に建つ老朽住宅や借地や借家といった条件も加わりまして、地権者の皆さんは事業に伴い現状を変えることに対する不安感、すなわち事業後の生活再建の問題もございますので、現在、私ども担当部が担っている事業促進地区に限らず、今後持続可能な地域づくりを進めるためにも、住民・行政協働で、しかも地元が自主的に困難を伴う地域の問題に取り組むなど、主体性も必要になってくるかと存じております。

 いずれにしましても、まちづくりは即席でつくり上げられるものではございません。住民の方、地権者の皆さん、そして行政すべてが地に足を着け、そのまちの問題点の認識、まちづくりの目的、ビジョンの共有など初歩的な活動から、さらにより具体性へと積み上げられていくものと考えております。そのためにも地元とのかかわり合い、進め方や支援策など、仮に狭隘道路の解消が目的にあっても何ら変わるべきものではございませんので、私ども関係担当課と協議をいたしまして、早急に検討を始めさせていただきたいと思います。

 なお、従来の都市計画は行政主導により展開され、土地区画整理事業などの面整備を行い、多大なる成果を上げてきたことにつきましては、議員御承知のとおりでございますが、狭隘道路解消を目的とした場合、全体的な都市計画と完全に整合性をとることは難しい関係にある場合もございますので、通常の市街地整備以上に時間を要することも考えにあることを御理解賜りたいと思います。

 次に、再開発をすぐにでも実施すべき地域をどこと考えているのかにつきましては、基本的には本市の都市計画書である整備、開発及び保全の方針に掲げてあります市街地の開発及び再開発の方針に位置づけられた地区で、特に再開発促進地区に選定され、なおかつ地元においてまちづくりの機運の高い地区につきまして、現在、積極的に取り組ませていただいているところでございます。

 以上、狭隘道路に関するお答えとさせていただきます。

 以上、御答弁とさせていただきます。

          〔松井貞衞議員登壇〕



◆41番(松井貞衞議員) 御答弁ありがとうございました。

 1点目の新年度予算についてでございますが、私も非常に今回は先が不透明で、全く現状見えないという点については理解をしているところでございます。どうぞひとつ、子育て・教育・福祉・環境、また商業の活性化、雇用の問題、高齢者の対策、またそれがための住宅の対策等々、諸般の問題があるわけでございますが、どうぞ十分な御検討の上、皆さんに本当に喜んでいただけるような予算の配分を願うところでございます。

 最後に、市債について申し上げておきたいと思います。いわゆる税金のむだ遣い、あるいは市民への説明責任、私はそうした観点からも市民の皆さんが流山市は、1口10万から始めまして10万単位で100万が限度とされておるようでございますが、私はこれが区切ってしまって3万でも5万でもいいと思います。やはり自分の住んでいるまちのために、行政のために自分で出資をしてみる。利息は銀行より多少高い程度でもいいのかな。要するに、お金を出してまでも自分は行政に参加をし、その自分の出したお金が予算化されていろいろなものに使われていく。非常に私は、ある意味で行政に対しての関心が多くの方がお持ちになられるのではないか。そういう点から資金調達という意味合いもありますけれども、やはり行政に直接参加をするというチャンスの一つというとらえ方をされてもよろしいのではないかと思うわけでございまして、ひとつそうしたこともお考えの上で対応方を願えれば幸いに思います。

 次に、狭隘道路についてその2の点でございますが、いわゆる私に言わせれば、俗に勝手に絵と申し上げるわけでございますが、人の土地に勝手に絵を書いてしまって、これでどうだと、これはよくやる手法であります。そんなに余りしゃっちょこばって物事を考えずに、地権者の意向等は、ですから一つの狭隘道路、一つのいわゆる集落を形成しているわけですが、そこのところに1案、2案、前回も申し上げましたけれども、3案等々の絵を書いてみて、こんな考え方もありますということで、三つぐらいの案を提示して、皆さんで御協議くださいと。

 これは前回も申し上げましたけれども、救急車が入れない、消防車が入れない、災害があった際に、4メートルに満たない道路にどうやって車が入れるのかという点が非常に心配なわけでございます。ですから申し上げていることで、それは御答弁の中にも一部ありましたけれども、どうぞひとつそういったことも、くどいようですが、やってみたらいかがなのか。

 役所が積極的に関与するというのは、絵を書くまでの段階で、あとは9月の議会でも申し上げましたけれども、住民の皆さんから御要望があった折には、どんどん役所側が出ていって説明をすればいいわけでございまして、御答弁にもありましたけれども、要はその地権者、あるいはお住みになっている方がどうお考えになるかが一番の焦点でありますから、あの北小金の再開発だって、工事に着工するまで何年かかったか。私もよく承知しています。あそこの促進協議会の顧問をやっておりましたから。大変な年数がかかることは十二分に承知をしております。

 ですから、私は、この不況の折だからこそ絵を書いてしまえと。また、協議を皆さんにしていただいたらどうなのか。始まるまでに3年、5年では絶対できない。十数年かかってしまう。景気が上向いたときにやろうという機運が盛り上がるのであれば、ある程度固まっているんならば事業の進展も早いということであります。景気のいいときならば、ある程度どうにでもなる。景気の悪い今こそ、ぜひとも大急ぎでこうした準備を進めて、住民の皆さんが論議をいただく。そういう時間がかえって今の方があるんではないかというふうに思うわけであります。幸いに、早急に検討に入りたいということでありますので、御期待を申し上げまして、新年度について見守りたいと思います。

 今後とも、本当に住んでいて安心、住んでいて一番いいまちなんだと言っていただけるような松戸市をつくるために、ひとつ御尽力をいただければ幸いに存じます。

 以上をもちまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)



○中川英孝議長 次に、矢部愛子議員。

          〔矢部愛子議員登壇〕



◆17番(矢部愛子議員) おはようございます。公明党の矢部愛子でございます。通告に基づきまして質問をさせていただきます。

 私は、先般の市会議員選挙で初めて市会議員になりました新人でございますので、ふなれな点が多々あると思いますが、市当局の皆様、先輩議員の皆様、どうかよろしくお願いいたします。

◇質問1.松戸駅周辺の環境及び安心・安全のまちづくりについて。

 (1)犯罪防止のために癒しのクラシック音楽を流すことを検討できないかについてです。

 松戸駅周辺は古くからの松戸の中心であり、広域交流拠点としてそれぞれの機能の下、47万都市の顔としてのにぎわいがありますが、多くの市民の方から、「最近、特に松戸駅周辺の治安が非常に悪く、何とかならないのでしょうか」とか、また、「危なくて夕方から子供を1人で駅に行かせることもできないのです。塾に通わせるのも心配で仕方がないのです。どうか、安心して暮らせるようにしてほしい」との声が寄せられております。

 最近、「音楽療法」という言葉をよく耳にします。音楽が直接脳に働きかけることによる効果です。揺らぎの波長が聴覚を通して脳に働きかけ、脳の自律神経の調整によって感情や情緒を安定させるのであります。音楽による効果は、人に限った話ではなく、ワインやお酒などに音楽を聞かせたところ、聞かせたというよりも音楽を振動エネルギーと考えて、その振動を与えたところ、非常に熟成されたまろやかなアルコールができたとか、また、同じように乳牛に音楽を聞かせたところ牛乳がよく出るようになったとか、このことは農林水産省畜産試験場の試験で、二、三%の増量が認められてきております。このように音楽療法は幅広く認められてきております。

 ある記事に、防犯対策の例として、アメリカ・カリフォルニア州バレオ市において、日常的にスピーカーを通してクラシック音楽を流したところ、その癒し効果により犯罪発生率を半減させることに成功したとの実例があります。バレオ市のクラシック音楽を流す運動に関する資料によると、ダウンタウンでの効果はてきめんだったそうです。主に効果があったのはホームレス、ドラッグの取引、売春、けんか等です。長年の懸案であったこれらの犯罪の対処に、バレオ市はさまざまな対応を考えていきました。警察官をこれまで以上に増員したり、また、まちの照明も明るくしたり、まちを清掃する回数も増やしました。その中で目立った効果を上げられないままでいたところ、何と音楽を流した地域のホームレスが40%から50%減少する事態が起こりました。同様に、けんか、売春などが目に見える形で減少していきました。これはソフトで甘美な音楽が、人々に与える精神的影響の方が大きいことが証明されたのです。流した音楽はショパン、ベートーベン、ドビッシー、ビバルディ、チャイコフスキーなどです。カナダでは、モントリオール、トロント、エドモントン、アルバーターの各市が今は流しております。

 国により文化の違いもありますので、それがすべてとは考えませんが、「安心して住んでよいまち松戸」をつくるために、また、犯罪減少のための努力はあらゆる方策を講じなければならないのではないでしょうか。

 そこで、お伺いいたします。犯罪防止のために癒しのクラシック音楽を流すことを検討できないでしょうか。

 (2)点目に、治安のためのパトロールは、どのように行われているのでしょうか。

◇質問事項第2番目です。江戸川土手沿いを中心に観光事業について。

 (1)江戸川土手のサイクリングロード整備の予定に関しまして御質問いたします。

 一級河川の江戸川は国土交通省の管轄とは思いますが、江戸川土手のサイクリングロードが、松戸市内では上流の流山から葛飾橋まで整備されておりますが、葛飾橋の下流は整備されておりません。未整備の葛飾橋下流は、松戸市の観光資源として全国的な矢切の渡し、また、伊藤左千夫の名作の舞台となった「野菊の墓」、そして少し離れますが、松戸徳川家の歴史的資産、観光地の戸定邸や戸定歴史館などがあります。このように市内でも矢切地区は江戸川を挟んで東京23区に隣接しながら、のどかな田園が広がり、牧歌的な風景を楽しめる数少ない地域でもあります。自然豊かな江戸川沿いで、御家族や友達、恋人たちがプチ旅行やひとときの憩いとして安全にサイクリングなどを楽しんでいただくためにも、葛飾橋下流のサイクリングロードの未整備箇所を整備される予定はあるのでしょうか。

 続きまして、(2)です。駅放置自転車の引き取り期限切れをリサイクルしてレンタルサイクルの設置についてですが、関係課からいろいろるるお話を聞かせていただきましたところ、これはいろいろな課題がありますので、要望といたします。

 しかしながら、市民の憩いの場である江戸川に来られた方が、江戸川土手のサイクリングロードでサイクリングを楽しめるように、また、松戸と自然豊かな矢切を自転車で散策が手軽にできるようにレンタルサイクルを始めてはいかがでしょうか。このレンタルサイクルは、戸定邸、矢切の渡し、江戸川などに拠点を設けて、各拠点で乗り捨てができるようにするなど利用者の利便性を高めるために知恵を絞ってください。レンタルサイクルに使用するこの自転車は、駅などの放置自転車で引き取り期限が切れた自転車を有効活用してはいかがでしょうか。市民に親しまれるレンタルサイクルの実現を要望いたします。

◇3番目です。これはドッグランについてですが、要望とさせていただきます。

 ドッグランとは、犬の運動不足による肉体的・精神的なストレス解消のためのフェンスのある広場で、飼い犬のリード、ひもです、このひもを外して犬を自由に運動させたり、また、犬同士を遊ばせたりすることができる施設のことです。このドッグランについては、今日、犬・猫を始めとするさまざまなペットを飼う人々が増えている中、飼い主との触れ合いが多様になる場として活用されることから、公共用地、あるいは民間経営など各地でこの施設が整備をされております。

 松戸市においても愛犬家グループから、公共用地での設置要望が強い施設であるとともに、犬を飼う家庭が増えている中、飼い主のマナーの向上やしつけの場として重要な施設と位置づけ、このドッグラン設置の要望は高まってきております。ちなみに松戸市には、登録をされている犬が平成14年11月現在で1万5,298匹おります。登録されていない数を合わせれば、相当数が予想されております。このドッグランについては、平成14年9月の議会で公園では難しいと答弁をされておりますが、それでは、公園以外での市の未利用地等を活用してこの施設ができないか。動物愛護の観点からも検討していただくよう要望いたします。

◇最後の質問です。質問4.小山跨線人道橋の安全について。

 小山跨線人道橋の階段側の側面が、鉄板で張りめぐらされております。見通しも非常に悪く、周りからの死角になっており、犯罪の温床となりやすくなっております。また、この鉄板は、2メートル近くの高さもあり、鉄板であるために、助けを求めてもどこにも全く声が聞こえない状態です。過去にも大人3人が暴漢に襲われけがをしております。また、痴漢も勃発しております。ましてこの人道橋は、小学生の通学路にもなっているために、多くの方が心配されております。階段側面の鉄板を見通しのよいものに改善を図るべきではないでしょうか。どうか御答弁をよろしくお願いいたします。



○中川英孝議長 答弁を求めます。

          〔小笠原治生市民担当部長登壇〕



◎市民担当部長 矢部議員御質問の1.松戸駅周辺の環境及び安心・安全のまちづくりについてのうち、まず(1)犯罪防止のために癒しのクラシック音楽を流すことを検討できないか、これについてお答えを申し上げます。

 このことを実践しております東京の豊島区役所に確認をしましたところ、アメリカの都市でのクラシック音楽の効果を聞いた豊島区長が、幾つかの団体に呼びかけたところ、JR池袋駅ではクラシック音楽を流したところ、以前苦情があったとの理由で断られたとのことであります。また、同じく池袋西口商店会が、このことを取り入れてみようということで昨年6月ごろ、自主的にクラシック音楽を流してみたとのことでございます。しかし、一部の飲食店等からふさわしくない、やめてほしいとの苦情が入り、それ以後常時流すことはやめて、クリスマス等の売り出し時期に短時間、他の曲の合間に組み込んで流しているとのことでございます。なお、その効果につきましては検証していないということでございます。

 御質問のとおり、確かに音楽がもたらします癒しの効果につきましては、近年注目を集めていることも十分認識をしておりますが、地元商店会等の協力なしでは難しいと考えますので、まず、商店会とのコンセンサスを得られるよう前向きに検討していきたいと思いますので、御理解願いたいと存じます。

 次に、(2)の治安パトロールの内容でございますが、既に新聞等でも報道されておりますとおり、12月3日から夜間の駅周辺のパトロールと地域パトロールを地域の方々と市職員等により実施をしております。その内容を申し上げますと、地域パトロールは午後7時から9時までの2時間、市政協力委員、防犯指導員、町会・自治会・商店会関係者約280名が市職員等とともに9班編成で実施をしております。駅周辺は重点地域といたしまして、松戸、新松戸、八柱、五香の4駅を指定し、警察官を含んだ特別班で担当しております。このほか23日からは消防パトロールも加わり、年内で延べ3,500名が参加して、安全活動を展開していく予定でございます。

 以上、お答えといたします。

          〔及川忠建設担当部長登壇〕



◎建設担当部長 質問事項の2.江戸川土手沿いを中心に観光事業についてのうち、(1)江戸川土手のサイクリングロードが松戸船着場までしか整備されておりません。整備される予定はあるでしょうかにつきまして御答弁申し上げます。

 議員御案内の現在整備されております自転車道は、国土交通省が管理する江戸川堤防の上部を千葉県が占用し、松戸市小山の葛飾橋から関宿町三軒家までの延長約40キロメートルの区間を県道松戸・野田・関宿自転車道として整備されているものでございます。松戸市といたしましても、葛飾橋から市川市境までの間についても、親しみやすいサイクルスポーツ、レクリエーション環境の向上に寄与し、地域間の連携、交流を図るため整備を要請してまいりましたが、引き続き千葉県に自転車道の整備要請を続けてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。

 次に、質問事項4.小山跨線人道橋の安全について。階段側面の鉄板を見通しのよいものに改善を図るべきではないかにつきまして御答弁申し上げます。

 小山跨線人道橋は、JR松戸駅の東京寄りに位置し、延長は37.4メートル、高さが5.5メートル、多くの方に利用されております。この人道橋につきましては、近接している家屋や通行される女性がのぞかれないようにと目隠しを鉄板により設置いたしてあるものでございます。しかしながら、防犯に対しましてはより安全な状況が望まれますので、通行者の人影がわかるような材質を用いまして改善を図ってまいりたいと存じますが、目隠しを必要とする方々もおりますことから、付近住民の意向を確認した上で改善策を講じてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 以上、答弁とさせていただきます。

          〔矢部愛子議員登壇〕



◆17番(矢部愛子議員) 御答弁大変にありがとうございました。

 1番目の犯罪防止のために癒しのクラシック音楽を流すことを検討できないかについてですが、豊島区の例を早速に調べていただきまして、ありがとうございます。豊島区池袋駅西口繁華街が、クラシック音楽を取り入れられたとのことですが、駅を利用されるまず人口の違い、また、繁華街の状況の違いを見ますと、松戸駅と池袋駅では比較のしようがないのではないかと思われますが、また、商店街とのコンセンサスを得ながらということですが、10月17日の日付けで市長あてに「松戸市安心のまちづくりに関する要望書」を提出させていただきました。内容といたしまして、1.あらゆる方策を講じて安心で住みよい松戸を目指すこと。2.市内各駅や繁華街に音響装置を設置してクラシック音楽を流すこととして、「女性が安心して暮らせる松戸をつくる会」から署名とともに提出をされておりますので、どうか、よりより前向きに検討をお願いいたします。

 2番目の件に関しまして、江戸川土手沿いの観光事業については、実現に向けての御努力をどうかよろしくお願い申し上げます。

 4番目の小山人道跨線橋については、地元の皆様が大変に喜んでくださると思いますので、一日も早い改善をどうかよろしくお願いいたします。

 前後して申しわけありません。パトロールの方は、大変にお世話になりますが、年の暮れも迫っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

 以上で質問を終わらせていただきます。大変にありがとうございました。(拍手)



○中川英孝議長 次に、渡辺美喜子議員。

          〔渡辺美喜子議員登壇〕



◆30番(渡辺美喜子議員) 公明党の渡辺美喜子でございます。我が会派が続きますが、御答弁のほどよろしくお願いいたします。

◇まず1番、市内避難誘導案内板についてお伺いをいたします。

 松戸市では、地域の皆様に平常時における避難場所の周知と、災害発生時における迅速な避難場所への誘導など防災情報をお知らせする避難誘導案内板を、民間の資金とノウハウを活用するPFI、英語下手ですが、プライベート・ファイナンス・イニシアチブの手法を取り入れて整備し、平成14年度までに市内100か所に設置する予定になっております。インターネット案内板、電光表示案内板、通常案内板の3種類があり、中でもインターネット案内板は、松戸市が全国に先駆けて設置するものと伺っております。資金調達から設置・管理・運営・保守までを社団法人国際都市コミュニケーションセンターが行い、市の支出を伴わない独立採算型となっておりますが、協賛企業も思ったより集まらず、案内板の設置計画も進みにくい状況であるといった話を耳にいたしておりますが、(1)設置予定の進捗状況はどうか、(2)PFIの手法の活用は成功しているか、(3)今後のあり方はどうするのか、お聞かせください。

◇2.ふりーせる保育について。このことにつきましては、11日の中田京議員とダブる部分もあろうかと思いますが、あえてお伺いいたします。

 11月22日付けの産経新聞に松戸市が実施するふりーせる保育に対する批判的な記事が掲載され、関係者に大きな波紋を投げかけております。見出しや文中の「松戸市は非を認め、保育園の信頼回復に努める方針だ」とか、米田建三内閣府副大臣の「由々しき事態」等の言葉だけを読みますと、あたかもふりーせる保育の取り組みが大失敗であったような印象を受けます。今までジェンダーフリーや子どもの権利条約について真剣に取り組んできました3か所のモデル保育に対して、余りにも過酷と思える記事であります。

 私も現場の経験があるから言うわけではありませんが、職員間で保育理念や方針等を話し合っていても解釈の仕方が異なり、保護者に対する保育士一人一人の対応が適切でない場合も時にはあるものです。このたびのこともそれがふりーせる保育のすべてを物語るような取り上げ方をされており、非常に残念であります。

 男女共同参画社会に対する取り組みは、今避けられない課題であります。その原点は教育であると思います。「男女7歳にして席を同じくせず」とか「男子厨房に入るべからず」等の教育を受けてこられた時代の方々が、まだまだ健在のときであります。何十年とかけてきた日本の社会体制を変革するには、さまざまな角度からの研究と話し合いが必要であると考えます。ふりーせる保育という言葉の持つ自由・安心・自信の意味は、ジェンダーフリー教育の基本理念だと思います。ふりーせる保育という言葉がよい、悪い等の話ではなく、今までの取り組みのどこが問題なのかを研究し、よりよいジェンターフリー教育に取り組んでいくことが最大の課題だと思いますが、(1)記事に対する市側の見解はいかがなものでしょうか、(2)今後の進め方はどのように取り組まれるのでしょうか、お聞かせください。

◇3番、市職員の交通費についてお伺いをいたします。

 社会情勢は不景気という厳しさの中からなかなか抜けられない状況にあり、心を痛めております。今家庭や職場においてもどこをどう工夫すれば、どれだけの経費が削減できるかということが大きな課題となっております。各地で公務員の交通費の支給方法が話題になっておるようであります。聞くところによりますと、サラリーマンの方の大半は数か月まとめて支給されるのが通常のようであります。松戸市における職員の交通費の(1)現在の支給方法、(2)まとめた方法は考えられるか、(3)まとめた方法を考えた場合、節約はどれぐらいになるのか、お聞かせください。

◇4番、市内公共物における張り紙や看板等の取り締まりについてお伺いをいたします。

 最近になって特に多く寄せられる苦情が、水路のフェンスや橋の欄干、ガードレール等の公共物に張りめぐらされている看板やポスターを取り除いてほしいであります。苦情の主な内容は、風が強い日は針金が切れて飛ばされ、路上に放られている。見通しが悪く、交通の妨げになり、危険である。景観が損なわれる。一部の企業の宣伝だけ許されていいのか等々であります。通報しても一向にやめる気配がなく、イタチごっこの状態であります。突き詰めれば、モラルの問題になることはわかっているのですが、これがこのまま許されれば、やってしまった方が勝ちといった風潮が広まるばかりであります。過日の「広報まつど」で、市長さんも「環境の美化・浄化を目的とした条例を制定することもやむを得ないものと考えています」と述べられております。これは駅周辺のことについてではありますが、松戸市全体の改善策を望むものであります。(1)市民の苦情に対してどのような対処をしておられるか、(2)取り締まり方を条例化できないか、お考えをお聞かせください。

◇5.馬橋駅のまちづくりについてお伺いをいたします。

 この件は、今までも一般質問で2回にわたって取り上げさせていただきました。跨線橋直下の土地利用計画事業の進展は、地域の皆様にとってはとても気になることであります。中でも、駅周辺はそのまちの玄関であります。(1)西口の開発計画の進捗状況は、(2)連絡通路下の崩れかかった建物をどのように考えておられるのかの2点を挙げましたが、(1)の進捗状況に関しましては、先の石井議員に対する答弁で了解をいたしましたので、(2)についてのみお聞かせください。

◇6番、北松戸駅前ナイター競輪時の警備体制についてお伺いをいたします。

 競輪のナイターが開催されるようになってから、夜の治安に対する心配が多く寄せられております。遅くまで酒に酔った人がいるとか、置きっ放しの屋台等が交通の妨げになっている。女子高校生の親御さんからは、危ない目にも遭いましたとの声も聞かれます。以前と比較すると、ガードマンや清掃員の数も大分多くなってはいるようでありますが、地域の皆様や駅を利用する人々からの苦情は相変わらずといった感じがいたします。先ほども言いましたが、「広報まつど」での市長さんのあいさつの中には、「我がまちは我が手で守るといった機運を盛り上げてまいりたい」とも述べられております。競輪場周辺にお住まいの方にとっては、先に申したことは日常的な悩みとなっております。さらなる安全対策の方法として、(1)ガードマン配置の時間を延長してもらえないか、(2)市民の見えるところにパトカーの配置をしてもらえないか。地域の皆様の切なる声にお考えをお聞かせください。

◇7番、馬橋市民センターのエレベーター設置についてお伺いをいたします。このことも何度も取り上げている問題でありますので、端的にお伺いさせていただきます。

 地域の行事があるたびに、高齢者の方が3階までの階段を上がるしんどい様子を見ますと、何としてもと思わずにはいられません。(1)現在の建物のまま設置は可能かどうか、(2)可能な場合、いつごろに予定されるのか。この2点についてお聞かせください。

◇8番、花見の季節の架設トイレ設置について要望させていただきます。

 世の中暗いお話ばかりの中でも、季節が来ると花々はちゃんと咲いてくれます。中でも桜の花は人々に春の思いと特別の喜びを与えてくれます。新坂川沿いの桜のように、松戸市内でも商店街から遠く離れたところに桜のすばらしい場所が結構あるのだそうです。このお花見の泣きどころがトイレであります。高齢者の方の中には、トイレのことを考えると花見に誘われても行くことができない。また、お酒が入った男性の方は、いわゆる立ちしょんをするので、衛生的にも非常に困るとのことであります。清掃やホームレス等に対する管理の問題などあろうかとは思いますが、こんな御時世であります。ささやかな庶民の楽しみのために、市内の繁華街から離れた花見の場所に、桜の季節限定で仮設トイレの設置を検討していただきたい旨を要望としておきますので、よろしくお願いいたします。

 以上、7点についての質問になりますが、御答弁のほどよろしくお願いいたします。



○中川英孝議長 答弁を求めます。

          〔和田務総務企画本部長登壇〕



◎総務企画本部長 渡辺議員御質問事項1と3につきまして、私の方から御答弁させていただきます。

 まず、質問事項1.市内避難誘導案内板について3点の御質問、順次御答弁申し上げます。

 避難誘導案内板につきましては、平常時における避難場所の周知や、災害時における迅速な避難場所への誘導等、市民の安全を確保するため、10か年で駅、公共施設62か所に整備する事業計画に基づきまして、当初2か年で4か所を設置いたしました。しかしながら、このまま推移いたしますと、全体計画の終了まで長期にわたり市民サービスの低下を招くことから、御指摘のように社団法人国際都市コミュニケーションセンターと平成13年2月9日に、PFIの手法を取り入れた避難誘導街区案内板設置に関する協定を締結し、整備促進を図ってきたところでございます。

 現在の進捗状況につきましては、インターネット案内板3か所、電光表示式案内板1か所、通常案内板20か所の計24か所を設置いたしました。

 次に、整備は成功しているかということでございますが、議員御案内のとおり、PFIの手法を取り入れたことにより当初計画に対し、インターネット案内板を含め38か所増の100か所に拡大したこと、さらに短期間での案内板設置並びに維持管理の充実を図れる手立てが講じられたことは、大きな成果だったというふうに考えております。

 次に、今後のあり方でございますが、未設置の通常案内板40基を本年度中に設置する予定でございます。さらにインターネット案内板及び電光表示式案内板につきましては、より見やすくするように改良を加え、平成15年度中に設置が完了する予定でございます。以上でございます。

 次に、市職員の通勤手当の関係の御質問でございます。御答弁申し上げます。

 通勤手当の支給方法につきましては、住居から勤務場所まで2キロメートル以上、かつ、通勤のため交通機関を利用している職員に対しまして、1か月定期代相当額をその月分として毎月21日に支給しているところでございます。

 次に、2番目、数か月まとめた支給方法については、数か月分を前払い、後払い、もしくは数か月分を均等に分けて均等払いする方法等が考えられます。前払いする方法につきましては、前払いした期間中に職員が転居、長期の病気休暇、異動に伴う勤務場所の変更、育児休業の支度などにより支給額に変更があった場合、その精算行為が発生するという事務量上の問題が一つございます。また、遠距離通勤者等につきましては数か月ということになりますと、相当高額のものになってございます。そういったものについての紛失に伴いますリスク管理ということについても考えなければいかんということがございます。また、後払い、均等払いする方法では、定期券購入時に自己資金が必要となり、職員に負担がかかるなど解決しなければならない問題が若干あるというふうに考えてございます。

 次に、(3)節減につきましては、鉄道会社では3か月及び6か月定期券の発行、バス会社では3か月定期券のみの発行でございまして、割引率は5%から20%でございます。このように各社まちまちの割引制度になっている上、勤務場所の変更、休職に入った場合の精算額の推計がしにくいことなど、節減額を推定するのは非常に難しいところでございますが、仮に数か月まとめて支給すると、一般会計ではおおむねではございますが、1,000万円程度節減になるのではないかというふうに推測をされます。

 なお、本市の通勤手当は、国の支給方法に準じて支給しておりますが、今後は事務的・技術的問題、節減効果など総合的な視点から関係機関とも十分協議を行い、実施に向けて検討に入りたいと思います。

          〔渡辺忠児童家庭担当部長登壇〕



◎児童家庭担当部長 質問事項の2.ふりーせる保育について。(1)11月22日付け産経新聞記事に対する市側の見解はどうか、(2)今後の進め方をどうするのかについて御答弁申し上げます。

 まず初めに、新聞記事に対する見解ということでございますが、一例を申し上げますと、記事の内容に「1歳以上の園児にはおやつの選択の自由がある。嫌いなら牛乳は飲まなくてもいい」との内容でございます。牛乳につきましては、児童一人一人の体質やその日の体調に応じて対応しているものであり、無理やり飲ますようなことは行っておりません。嫌いな子には少しずつでも徐々に飲めるように、飲めたときは褒めてあげるとか、夏には冷たく、冬には温かくするなど、飲みやすくするなど、きめ細かい対応をしているところでございます。

 また、慎吾ママの「おはロック」については、運動会検討委員の構成員である職員と保護者との中で、そのまま流していいのではないかという意見と、カラオケにすべきではないかとの両方の意見があり、最終的には議論を詰める時間がなかったこともあり、子供たちが曲になじんでおり、楽しみにしているダンスをするためには、支障のないカラオケで実施したものでございます。この点については保護者の方と話し合いを行い、歌を排除するのではなく、いろいろな家庭があることを気づかせるような言葉かけを工夫すべきではなかったかと考えております。

 いずれにいたしましても、今後よりよい保育を目指すためには、保護者の方との話し合いを十分行うことにより保護者の信頼を得ることが必要なことであると考えております。

 今後の進め方でございますが、現在、国が示している保育指針、児童の権利に関する条約の締結や男女共同参画社会の形成への動きを背景として、子供の人権や男女共同参画社会の視点を取り入れ、平成11年10月に改正され、平成12年4月に施行されたものでございます。この記述の中に「子供の性差や個人差にも留意しつつ、性別による固定的な役割分業意識を植えつけることのないよう十分配慮する」とうたわれております。試行として行ったふりーせる保育には、この指針の改定に先立ち、子供の人権や男女共同参画社会の視点の重要性を認識し、いち早く保育へ反映させるべく、指針の改定に先行して具現化に取り組んだものでございます。

 今後は、3月議会で佐藤恵子議員の御質問に御答弁させていただきましたとおり「ふりーせる」という言葉にこだわらず、子供の最善の利益を目指した保育指針に基づき、3保育所を含めて全保育所がさらに工夫を凝らし、保護者と協力しながら、それぞれの個性を持ったよりよい保育を実践していくよう努力してまいりたいと考えております。

 以上、御答弁とかえさせていただきます。

          〔大川邦和都市緑花担当部長登壇〕



◎都市緑花担当部長 質問事項4.市内公共物における張り紙や看板等の取り締まりについて。質問要旨といたしまして(1)市民の通報(苦情)に対してどのような対処をしているか、(2)取り締まり方を市で条例化できないかにつきまして御答弁申し上げます。

 具体的な質問内容といたしましては、最近多く苦情が寄せられていると。水路のフェンスや橋の欄干、ガードレール等の公共物に張りめぐらされている看板やポスターを取り除いてほしいという話と、看板が交通の妨げ等になっていると、また、景観が損なわれていると、市としての対処の方法、また、取り締まりは強化できないのかという御質問でございます。

 まず、(1)点目でございますが、市民の通報(苦情)に対してどのような対処をしているかとの御質問にお答えいたします。

 公共物における張り紙や看板等についての市民からの苦情等が寄せられた場合につきましては、基本的にはそれぞれの施設管理者が、できる限り早期に撤去等の対応をしております。また、道路上の張り紙や捨て看板等につきましては、市といたしましては、13年度におきましては松戸駅、新松戸駅、八柱駅周辺地区等を重点にしまして、延べ144日間巡回撤去作業を実施いたしておりますが、残念ながら議員のお話にもありましたが、後を絶たないというのが現状です。今後とも未然防止対策と、できる限り速やかな撤去等につきまして努力してまいりたいと思います。

 (2)点目に、取り締まり方を市で条例できないかとの御質問でございますが、現在、屋外広告物に係る規制等に関する法制度といたしましては、屋外広告物法と、これに基づく千葉県屋外広告物条例がございます。この制度によりまして、不法屋外広告物につきましては相応の対応ができることとされておりますので、市独自の条例制定の必要性はないものと考えております。したがいまして、屋外広告物法をいかに守っていただくことができるのかということが非常に肝要でございますので、法の遵守等についての啓発による未然防止等について、今後とも引き続き努力をしてまいりたいと思います。

 以上、御答弁といたします。

          〔及川忠建設担当部長登壇〕



◎建設担当部長 質問事項5.馬橋駅のまちづくりについての(2)連絡通路下の崩れかかった建物をどう考えているかにつきまして御答弁申し上げます。

 当該建物は、土地を借地しております総武流山電鉄株式会社が所有し、かつて倉庫として使用されていたものですが、現在は使用されていない模様でございます。

 また、建物が建っている下には、下水道計画に基づき口径1,500ミリメートルの古ケ崎前田汚水幹線が昭和62年に土地所有者との占用協議を得て埋設されておりますが、平成13年3月、土地所有者より買い取りの要望がありました。このことによりまして平成14年度に用地買収を予定し、現在その交渉に入っております。御質問の建物も用地買収と並行して、総武流山電鉄株式会社が取り壊す方向で交渉を進めており、双方ともに交渉経過は順調に推移しておりますので、年度内の契約を目指しております。御理解を賜りたいと存じます。

          〔市原勝経済担当部長登壇〕



◎経済担当部長 質問事項の6.北松戸駅前ナイター競輪時の警備体制について御答弁申し上げます。

 質問要旨(1)のガードマン配置の時間延長及び(2)のパトカーの配置につきましては、いずれも警備の強化という点で共通した内容でございますので、一括して御答弁させていただきます。

 松戸競輪場では、本年7月31日に千葉県がファンタジーナイトレースと称しまして、初のナイター競輪を開催いたしました。それ以降も県は夏場の2開催、6日間をナイターで実施いたしております。結果といたしまして、大きなトラブルもなく、千葉県からは無事終了したとの報告を受けております。気になる入場者数につきましては、新たな賭式でございます、3連単の導入による相乗効果もございまして、前年同期との比較で約30%以上増加いたしております。

 ファンの反応もおおむね好評でございまして、若者や仕事を終えたサラリーマンに気楽に立ち寄ってほしいという新たなファン獲得の試みが、一応の成果を上げたと評価いたしているところでございます。

 そこで、渡辺美喜子議員御質問のナイター競輪時の警備体制の強化についてでございますが、ナイター競輪の導入にあたって最も意を用いた点は、何と申しましても、北松戸駅を利用する方々と近隣住民の安全の確保でございます。警備体制の具体的な検討にあたりましては、競輪場周辺地区の街路灯や防犯灯の点検を行う一方、警備員の増員や警備時間の延長等につきまして、所轄の松戸警察署と協議を重ねてまいりました。この結果、照明設備の増強を始め警備員につきましては、昼間の96名体制から25名を増員し、警備時間も夜8時30分のレース終了後、午後10時まで実施いたしております。

 また、松戸警察署のパトカー1台による巡回警備を新たにお願いしたのを機に、松戸競輪場独自の巡回警備車両も1台配備するなど、警備の強化をナイターの最重点課題として取り組んできたところでございます。来年度は本市の開催におきましても、ナイター競輪を実施する予定でございます。今年、千葉県が開催したナイター競輪の入場者数増を十分考慮に入れまして、松戸警察署の協力を得ながら、万全の警備体制で臨みたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

          〔小笠原治生市民担当部長登壇〕



◎市民担当部長 お答えする前に、先ほど矢部議員の質問のうち、治安パトロールの答弁の中、一部訂正をさせていただきます。

 先ほど「23日からは消防パトロールも加わり」というお答えをさせていただきましたが、「消防職員による消防パトロールは12月3日から実施しております。これに加えまして、23日からは消防団が加わりパトロールを行う」というふうに訂正をさせていただきます。

 それでは、質問事項の7.馬橋市民センターのエレベーター設置についてお答えを申し上げます。

 現在の建物のまま設置は可能かとの御質問でございますが、一部改修が必要になりますが、設置については可能でございます。そこで、可能な時期についてでございますが、市民センター施設のバリアフリー化につきましては、手すりであるとか、スロープ等のできるものから整備をいたしております。なお、エレベーターの設置につきましては、他の多くの市民センターについても設置要望が出ており、施設の大規模改修の時期等に検討していきたいというふうに考えております。

 なお、御指摘のとおり必要性は十分認識しておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。

          〔渡辺美喜子議員登壇〕



◆30番(渡辺美喜子議員) 御答弁ありがとうございました。

 1.避難誘導案内板につきましては、数的な遅れはあるものの、私が当初考えていたような心配はないようで、安心をいたしました。

 PFIの手法の活用が成功しているかどうかの件に関しましては、松戸市総合計画において62か所の設置計画が100か所に拡大できたことも成功の一つでありましょうが、予定どおりに設置されることがもともとの課題であろうかと思います。インターネット案内板と電光表示案内板についてはまだ研究課題がありそうですが、本年度中に残り40基が設置される予定とのこと。予定どおり事が運びますことと、このような避難誘導案内板ができることにより、日ごろから災害時に対する市民の関心が高まってくれることも併せて期待をいたしております。

 2.ふりーせる保育についてでありますが、何となくすっきりしない思いが残るのは、まだまださまざまな角度からの話し合いがなされなければいけないのだなとの思いを強くいたしております。

 11日の中田議員に対しての市長答弁の中でも、市長みずからふりーせる保育を見学された御感想を「みずから育つという面を大切にしているなという印象でありました」と言われております。今回の産経新聞記事の問題は、ふりーせる保育が高く評価されている部分や、保護者の方々の理解もだんだん得られるようになってきていることなどは、全く触れていない一方的なものであると思います。御答弁の中に、今後、保護者の方との話し合いを十分行うことにより信頼を得ていきたい旨ございましたが、保護者のみでなく、保育士間の話し合う場を持つこともより大切なのではないかと思います。

 また、ふりーせる保育は、子供の人権や男女共同参画社会の視点の重要性を認識して、いち早く保育へ反映させるために取り組んだものと伺っております。どのようなことでも、最初に始めることには必ず波風が伴うものです。だから、研究であり、たたき台という言葉が使われるのではないでしょうか。今回のような問題が降りかかると、ひとまずふりーせる保育という言葉さえ使わなければ事が丸く治まるように考えているような感じがいたしますが、どうか角度を誤らないでいただきたいと思います。

 児童の権利に関する条約の締結や男女共同参画社会の視点を取り入れて、松戸市が全国に先駆けて取り組んだ保育がふりーせる保育です。皆さんに理解をいただくまでには何度も何度も研究を重ねましたと言って、松戸市発祥のふりーせる保育の歴史を語るときが必ず来ることを楽しみにしております。松戸市の全保育所が未来を担う大切な子供たちのために、よりよい保育を目指していただけますようよろしくお願いいたします。

 3番、市職員の交通費については、国の方針が1か月であることや事務処理が困難であることはよくわかりますが、削減できると思われるおおよその金額が出せて、事務処理等にかかる予算よりも削減できる予算の方が大きければ支給方法の検討をするべきではないかと思います。既になされている近隣市などの状況を参考に、職員の皆様にとっては甚だ迷惑なことでありましょうが、市民の皆様にとってよりよい方向になるような今後の取り組みをしていただきたいことを強く望むものであります。

 4番、市内公共物における張り紙や看板等の取り締まりについては、イタチごっこから脱し切れないでいることにもどかしさを感じます。来年は統一地方選挙もあり、今後ポスター等も多くなると思いますが、公共物への張り出しは厳に慎んでいただきたいと思います。何よりも市民の安全、生活環境を考えていただきたい。未然防止に対する取り組み、大変でありましょうが、よろしくお願いいたします。

 5.馬橋駅のまちづくりについては、限りなく幻の駅ビルになりそうな雰囲気であります。そうであるならば、連絡通路のエレベーター化等も考慮すべきではないかと考えます。私もたまには花植えのお手伝いをさせていただいておりますが、地域の愛護団体の皆様は、駅を大変愛しております。一日も早い開発を重ねてお願いするものであります。

 6番目の北松戸駅前ナイター競輪時の警備体制につきましては、最大の配慮をされていることはよくわかりましたが、地域の皆様がまだまだ不安を抱えていらっしゃることも現実であります。県の方とも連携をとっていただき、市民生活の安全のためにより一層の御努力をお願いいたします。

 最後に、7番目、馬橋市民センターのエレベーター設置については、利用度の高いところからとのこと、だれもが自分のところが一番大変だと思っているのかもしれません。市政懇談会でも必ず出される問題であります。どうか一日も早い実現をとお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○中川英孝議長 次に、武笠紀子議員。

          〔武笠紀子議員登壇〕



◆2番(武笠紀子議員) 初めての質問をさせていただきます。武笠紀子と申します。私は、今回新人で初めての質問であり、ふなれなこともあって御迷惑をかけるような質問をするかもしれませんけれども、皆さん、よろしくお願いいたします。

 私は、この何年も議会に要望・陳情・請願を繰り返してまいりました。皆さん御存知のことと思います。松戸が少しでも住みよいまちになるようにとの思いで、市政に期待を寄せてのことでございます。市議会こそ私たち市民の代表であり、私たち一般市民の意見を取り上げて、審議していただける場であると信じて、そのような活動をしてまいりました。多数決によって不採択になるにしても、議会で市議会議員の皆様の中で論議されることで明らかになっていくことも多く、市政に少しでも私たちの意見が届くようにと陳情も重ねてまいりました。

 しかし、最近になって、私たちの出す陳情が理由もなく次々と不上程とされてしまい、このままではならないと、そういう思いが強く、ついに議会を目指してここで質問させていただくこととなりました。よろしくお願いします。市民が気軽に参加できる市議会の実現をぜひ目指していきたいと思っております。

 私は、市議選にあたって市民の皆様に六つの公約をいたしました。一つは、情報は主権者である市民のものであり、行政のものではないとの立場から、情報公開の推進を図っていくこと。二つ目は、事前の打ち合わせによる台本のある議会質問、答弁が行われているような気がしましたので、そういう形式的ではない議会質問を目指したいと思っております、ということ。三つ目は、不当、違法な税金の支出が松戸市において行われないように、行政オンブズマン活動を継続していくこと。四つ目には、税金の使い道を透明にするために予算書、決算書をもっとわかりやすいものにつくり変えて、財政をわかりやすくしていくこと。五つ目には、重要な問題は市民の直接の判断を問うべきであるのではないかと思い、住民投票条例をつくること。六つ目には、総合計画のほか各種基本計画、各種条例の検証をしていくこと。この以上の六つを公約に掲げてまいりました。今回は、この中から主に情報公開の推進と総合計画について質問させていただきます。

◇質問事項の1.総合計画第1次実施計画、第2次実施計画について。

 (1)計画におけるそれぞれの施策の優先順位のつけ方についてお尋ねいたします。

 総合計画は、今年度で第1次実施計画を終えます。来年度より始まる第2次実施計画がほぼできそろっているところだと思っております。

 私は、この総合計画の策定にあたって、当初より大変な関心を寄せてまいりました。市民の意見を聞く公聴会にも参加して意見を述べましたし、また、募集がありました市民意見の提出にも応じてまいりました。私の意見はほとんど採用されておりませんけれども、それでもこの総合計画はなかなか立派なもので、大変いいものだと喜んでおりました。総合計画が完成したときの森のホールでの記念講演にも参加させていただきました。講師の先生よりのこの総合計画、大変立派ではあるければも、この計画をきちんと生かしていくのは市民の皆さんの力です。そういうお話に感銘を受け、その後この総合計画に基づいて次々と策定されていったさまざまな計画、緑の基本計画やら環境基本計画、都市マスタープランなどについても積極的に説明会に参加したり、意見の募集に応じてまいりました。第1次実施計画も終える5年目を迎え、今になっては計画はあくまで計画であり、実行の保証のないものであったと実感しております。同じように、実施計画に盛り込まれながら、完全に実施がされたものと途中で見直しが行われ縮小されてしまったり、先送りにされてしまったり、又は中止になったりしてしまったものとに分かれてしまいました。実施されたものと実施されなかったものとの間に何の違いがあったのか、納得のいかないものも多々あります。実施にあたって何らかの優先順位があるに違いないと私は思いましたので、質問の通告をさせていただきましたところ、事前の質問についての問い合わせの際に、特に優先順位はないという御説明をいただきました。

 では、第1次実施計画で実施できなかった主な施策とその理由をお伺いしたいと思います。また、その第1次実施計画の中で、第2次実施計画に引き継がれていくものとそうでないもの、その分かれ目の理由についてもお願いいたします。また、財政面を理由に実施できないもの、実行できなかったものが数多くありますのに、その第1次実施計画には盛り込まれておらなかったのに、突然実施されたものがある。例えば、栗ケ沢のテニスコートの改修工事など、私には突然のものと思われるのですが、どういうことであるのか御説明ください。

 (2)「緑花清流」の施策と予算についてお尋ねいたします。

 市長さんは事あるごとに、また、数多くのごあいさつをなされる中で、また、市長選での公約でも「緑花清流のまちづくりを目指す」といつも明言されておられます。私も緑花清流には大賛成であります。緑と水を守る市民活動に数多く参加しております。松戸の貴重な緑を残すためには、活動しております千駄堀を守る会、関さんの森を育む会、まつど緑の研究会、そしてこういう緑関係の市民団体を集めてつくられました緑のネットワーク松戸、これにも参加しております。さらには大切な農地を残すために、都市農業と市民の会にも参加して活動しております。その上、きれいな川を考えていかなければならない松戸にあって、私は雨水を積極的に利用していこうという松戸雨水の会でも活動を続けてまいりました。そして、この5年の間に、お聞きするところによりますと、川については幾分の改善がなされてきたことで、きれいな川になりつつあるということで喜んではおりますが、緑の関係について申し上げますと、驚くほど松戸の緑がこの5年間で失われていってしまったと思っております。特に樹林地、それから農地の減少は、私に言わせれば、もう後がないほどの状況に陥っていると思っております。

 先日、池田議員の御質問の中でも、森の所有者の方々がこの厳しい状況の中で「ふるさと森の会」を結成されて活発に活動を開始されたと伺っており、大変喜んでおりますけれども、実際この松戸の総合計画が始まってからの5年間で緑地はどのぐらい減少してしまったのでしょうか。農地、樹林地、その他に分けてお答えいただければと思います。

 また、同じくこの総合計画において緑の予算が立てられているとは思いますけれども、緑を残すため、保全のための予算と緑を増やすための予算と考えられるのですが、保全についての予算と、また、緑を増やす造園的予算との比率はどのぐらいになっているのか、お伺いしたいと思います。また、この緑の予算というものは、私が予算書を見ますと、土木費の中に含まれております。「緑花清流」と言われている市長さんは、この「緑花清流」が土木事業と思っておられるのでしょうか。それとも私が認識しているようにこの「緑花清流」が緑の保全事業、又は自然環境の保護的な事業として認識しておられるのか、お聞かせいただけたらと思います。

 (3)未来を担う子供たちのための施策と予算について。

 市長は、総合計画において「緑花清流」とともに「未来を担う子どもたちのふるさと・松戸」を強調されておられます。今議会でも多くの議員の皆様より保育園、児童館、学童保育、子供の広場など、子供たちに関する質問が続いておりますが、子供たちに対する多くの施策の中で、どこに重点を置くかは大変難しい問題であると私も思っております。私は、市民活動として松戸の中学校選択自校直営給食を守る会、松戸学校給食の会に参加し、この議会にも環境ホルモンの出るプラスチック食器の使用の中止を求める陳情などをいたしてまいりました。そのかいがあってのことかわかりませんけれども、今度の総合計画の中に、そして第1次実施計画の中にO−157対策のこともあって、小学校の給食室のドライシステム化が盛り込まれました。そして、その一環としての強化磁器の導入が決まり、大変喜んでおりました。しかし、喜んだのも束の間、実施計画の見直しに遭い計画が縮小され、4校であったものが2校、そしてとうとう最後には中止になって今日に至っております。

 その一方で、同じこの第1次実施計画に盛り込まれましたコンピュータの全校配置については完了いたしているように思っております。私は子供の健康と子供の食べる食品の安全が優先されるべきものと考えておりましたけれども、市の方ではどのようにお考えになっているのか。もし優先順位がないとおっしゃるのでしたら、このような結果になった理由をお聞かせいただけたらと思います。

 また、これは余談ですけど、先日の箕輪議員の質問へのお答えの中で、小学校給食の民間委託というお話がちょっとありましたけれども、これも関連があるのでしょうか。お答えいただけたら幸いです。また、子供たちの総合計画、子供たちの予算と言いながら、先へ先へと負債を送り、未来において子供たちに負担を負わせる。つまり、今、子供たちの施策をするためにその借金を子供たちに先に送っているということになる今の総合計画の予算の立て方に問題はないのだろうかと私は疑問に思いますので、その点についてお聞きしたいと思います。

◇次に、2番、情報公開の制度と運用の実態について。

 (1)情報公開にあたっての非公開、一部非公開の多さについてお尋ねいたします。

 私は情報公開制度をよく利用しておりますが、非公開って、私の立場上非公開と申し上げましたけれども、正式に言うと非開示という感じですね。非開示はともかく、一部開示という形で非開示が多く出されることに不満を持っております。個人のプライバシーの保護は当然だと思いますけれども、それ以外の理由で非開示になるものもあるようですので、それについて理由を、どういう判断でその開示、非開示がなされるのか、お聞かせいただけたらと思います。私たち市民が本当に知りたい肝心なところが黒塗りで出てくるということが大変残念な思いでおります。よろしくお願いします。

 (2)非公開−−非開示なんですけど、非公開に対する異議申し立ての審査が滞っている現状についてお尋ねいたします。

 非開示のもの、一部開示のものについて不服がある場合には、異議申し立てができる制度になっております。私も幾つかの異議申し立てを行っておりますけれども、実際の問題として1年半も前のものがまだ審議されていないという、そういう現状があります。情報というものは、皆さんも御存知のように、新しいほど重要であるということで、1年以上もたってから出されてくるようなそういう情報が、実は出されても役に立たないというような状況にもなっておりますけれども、審査の現状と今後の対策についてお伺いいたします。

◇3.住民基本台帳ネットワークシステムのその後についてお尋ねします。

 (1)行政不服審査法による異議申し立ての状況及びその取り扱いについてです。

 私も異議申し立てをしておりますが、松戸市民の中に住民基本台帳ネットワークシステムについて異議申し立てが出されていると思います。期限までにはまだ少しあるとは思いますけれども、今、その審査状況、どの段階にあるのでしょうか。また、どのような方がどういう過程にかかわって異議申し立ての結果が出されるのかお伺いできたらと思います。

 もう一つ問題点として、今回私たち市民に8月に届きましたこの住民の個人番号のはがきの中には、いわゆる不服がある場合は60日以内において異議申し立てができますという条項が入りませんでした。それはいろいろな事情があるということで入らなかったことは承知しておりますけれども、今後、そういうことで私は知らなかったので60日以内には出せなかったからということで、異議申し立てが出されてくるような場合はどう対処するのか、お伺いしたいと思います。

 (2)個人情報の保護及び不正使用の罰則についてお尋ねいたします。

 住民基本台帳ネットワークシステムについての学習会など私はよく参加をしておりますけれども、その中で、既に個人情報の漏洩の疑われる事例や、また、個人番号制を悪用した脅迫行為が行われているというような問題が行っている。そういうことが出されてきております。松戸市においては、そのような問題の心配はないのでしょうか。お聞かせください。また、この不正使用に対する罰則も、現在のところ公務員の守秘義務に関するものだけでございますけれども、事の重大さを考えて、より厳しい罰則規定を備えた条例をつくっていく自治体もあるとお聞きしております。松戸市でも今後さらに厳しい罰則規定を備えた条例をつくっていくつもりはおありでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。

 以上、1回目の質問とさせていただきます。



○中川英孝議長 休憩いたします。

          午前11時46分休憩

          午後1時15分開議



○岡本和久副議長 再開いたします。

 休憩前に引き続き議事を進めます。

 答弁を求めます。

          〔和田務総務企画本部長登壇〕



◎総務企画本部長 武笠議員からの質問事項1.総合計画第1次・第2次実施計画についてのうち、(1)計画におけるおのおのの施策の優先順位のつけ方ということで、第1次実施計画と第2次実施計画の関連を含めての御質問に対しまして御答弁させていただきます。また、御質問が多岐、また、具体的な事項に及んでおりますので、答弁漏れがありましたら、後ほどまた御指摘をいただきたいと思います。

 初めに、御質問の事業の優先順位ということでございますが、実施計画は御案内のとおり、6節30項にわたる前期基本計画の実現を図るために必要となる主な事務事業を登載しているものでありまして、各事業間における優先順位はなく、すべての事業を並列的に実行するということでございます。

 第1次実施計画につきましては、中間年次である平成12年度に見直しを行い、当初計画270事業のうち、取り巻く環境の変化により17事業を先送り、14事業を凍結したところでございます。その他の見直し後の各事業につきましては今年度が最終年次となるわけですが、現時点ではすべての事業が終了しているわけではありませんので、実施状況につきましては、改めて御報告をさせていただきたいというふうに考えております。

 また、第2次実施計画につきましては、3月議会での施政方針説明の中で市長より「評価システムを活用した全事業の再点検、再構築を行い、予算と連動を試みた計画を策定していく」ということについて御説明をさせていただいているところでございます。本年度の策定作業の中で、各事業の全容がおおむね整理されたところですが、初めての試みでもあり、今後の課題があることも事実でございます。中間年次の見直しなどにより成果指標を明確に示した目標管理型の計画としてさらに精度を高め、前期基本計画に掲げる6節30項にそれぞれ設定した目標の達成に向け、努力をしてまいる所存でございます。

 さらに、第2次実施計画は、第1次と比べ関連事業についてはなるべく一つにくくっている関係で、見かけ上の事業数は少なくなっておりますが、第1次実施計画と遜色のないものと認識しております。また、本計画は目標達成のための主な事業を登載しているもので、実施計画に登載していない事業であっても全事業の中で目標管理を実施してまいる所存ですので、その意味では第1次実施計画における終了・凍結・先送りとした事業及び全事業の再点検、再構築を行う中で廃止・縮小していく事業以外は、引き続き実施していくものというふうにお考えいただければというふうに存じております。

 なお、計画事業のほかに状況の変化により緊急性、必要性が生じた事業につきましてはその都度協議を深めまして、予算案として議会の御審議、御承認をいただいて事業に着手しているところでございます。

 次に、(2)「緑花清流」のための施策と予算及び(3)「未来を担う子どもたち」の施策と予算についてでございますが、関連がございますので一括して御答弁させていただきます。

 基本構想におきまして、基本理念に基づく本市の将来像を設定し、そこで「次代を担う子どもたちのふるさと・緑花清流による松戸の創生」を合言葉としたものでございます。

 子供に対する事業、「緑花清流」に対する事業はもとより、実施計画の実行により前期基本計画に掲げる6節30項の施策全般が推進されることにより、より多くの市民の理解が得られ、調和のあるまちの形成につながるものと考えてございます。したがいまして、緑地の減少を極力防いでいくことによる自然環境の保護や教育予算の時宜を得た効果的な配分など、限られた財源を有効に活用し、また、将来を見据えた予算執行がさらに推進されるよう、予算と連動した目標管理型の計画づくりに向けて今後とも努力をしてまいります。

 最後に、本議会において本会議最終日にお時間をいただきまして、第2次実施計画案について説明を予定させていただいているところでございますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

 以上、実施計画につきましての御答弁とさせていただきます。

 次に、情報公開の関係でございます。御質問事項2.情報公開の制度と運用の実態について御答弁申し上げます。

 まず、1点目の情報公開にあたっての非公開、一部非公開の多さについてでございますが、平成13年度の公文書公開の実施状況で申し上げますと、開示請求に対する決定のうち、文書不存在等の件数を除いた開示と一部開示の占める比率、これを一般に開示率と申しますが、平成13年度は98.2%の開示率でございます。これらの決定の一部開示を含めた非開示理由の内訳でございますが、1件の決定で複数の非開示理由とする場合もありますが、一番多いのが個人情報を理由とするものでございまして57件、46%。次いで、法人情報が50件、40.3%。行政執行過程情報が11件、8.9%。その他では、意思形成過程情報が2件などとなっております。

 次に、開示決定の判断過程でございますが、原則的には開示請求の文書を保有している担当課が、これまでの前例や判例などを参考といたしまして、場合によっては関係課と協議しつつ条例を適正に解釈し、行っているところでございます。議員御承知のとおり、本市情報公開制度については、本年4月から情報公開条例として新たなスタートを切ったところでございますが、なお今後とも引き続きまして条例の趣旨、目的に即した適正な運用に努めてまいりたいというふうに考えてございます。

 次に、(2)点目の非公開に対する異議申し立ての審査が滞っている現状でございますが、議員御質問のとおり、異議申し立てを受けまして、情報公開審査会で審査に当たっている案件が、現在20件となっております。このうち、平成12年度の異議申し立て案件が6件ございまして、既に2年を経過した未処理案件が残っているという現状があるわけでございます。異議申し立てに対する救済制度は、情報公開制度の中でも極めて重要な意義を持つものでございますので、審査会が公正、中立な立場で、慎重かつ十分な審議を尽くしていただくことが必要です。また、現実には、案件が大量の文書であったり、複雑な内容のものであったりと時間を要する場合もあるわけですが、その結論は情報公開の進展にとって意義のある前例とさせていただいてございます。しかしながら、簡易迅速な権利救済という側面も非常に重要です。改正した情報公開条例では、審査会委員の定数を2名増員いたしまして、7名以内とすることといたしました。そして、この10月に2名の新委員を任命したところでございます。現在のところは、7人の全体会議で審査に当たっておりますが、新年度に向けましては、部会を設けて審査に当たるなど審査方法に検討を加え、事案処理の迅速化に努めていく予定でございます。

 以上、御答弁とさせていただきます。

          〔大川邦和都市緑花担当部長登壇〕



◎都市緑花担当部長 質問事項1.総合計画第1次・第2次実施計画についてのうちの質問要旨(2)「緑花清流」のための施策と予算につきまして、私の方から御答弁させていただきます。

 御質問の内容といたしましては、総合計画以前と5年経過後の樹林地、農地の減少がどのくらいあるかということでございますが、私ども正確な緑地率の状況調査をしておりませんので、したがいまして、固定資産税台帳による課税対象の山林や田・畑のデータから判断いたしますと、平成10年4月に策定されました総合計画以前と5年経過後を比較いたしますと、山林は平成9年が173.2ヘクタール、平成14年は137.2ヘクタールとなっておりまして、36ヘクタール減少しております。また、田と畑を合わせました農地につきましては、平成9年が1,044.7ヘクタール、平成14年は933.3ヘクタールとなっております。したがいまして、111.4ヘクタール減少しております。

 それから、もう一点ございました緑の予算のうち造園的予算と緑の保全の予算についての御質問でございましたが、緑の定義は非常に幅広く樹林地、農地、草地、水辺、水面、公園緑地、植栽地等を指しておりまして、多くの部署にまたがっておりますので、その予算の中で造園的とか緑の保全でそれを比率的に分けることは非常に難しいということで御理解いただければと思います。

 以上、御答弁とさせていただきます。

          〔小笠原治生市民担当部長登壇〕



◎市民担当部長 質問事項の3.住民基本台帳ネットワークシステムのその後についてにお答え申し上げます。

 まず、1点目の行政不服審査法による異議申し立ての状況及びその取り扱いについてでございますが、住民基本台帳ネットワークシステム、いわゆる住基ネット関係の異議申し立てにつきましては、現在、業務を担当する部署において関係法令等に基づき、慎重に検討しているところでございます。このことにつきましては、年内には決定書を送付したいと考えております。

 今回の住民票コード通知はがきには、異議申し立てに関する教示を記載しておりません。このことにつきましては、国において住民票コードの住民票への記載の処分性の有無についての見解が通知後に訂正されたことが要因になった経過がございます。不服申し立てをすることは、行政不服審査法の規定により可能でございます。

 次に、(2)点目の個人情報の保護措置及び不正使用の罰則について。

 まず、不正使用できないようにすることが必要で、かつ、重要でございますので、次のような防止対策を講じております。

 1点目といたしまして、ICカードやパスワードにより厳重な確認を行い、特定の職員だけがコンピュータを操作する。

 2点目といたしまして、データ通信の履歴やコンピュータの使用記録を管理する。

 3点目といたしまして、不正な操作パターンを監視するなどの対策を設けております。

 仮に不正使用があった場合、通常、守秘義務が想定されるため、守秘義務違反について重い罰則が住民基本台帳法に明記されたものと理解しております。

 守秘義務に抵触しない不正使用については、住民基本台帳法に罰則規定はございませんが、目的外利用に抵触することになりますので、市職員であれば、地方公務員法等で処分されることになります。罰則を規定した条例整備とのことでございますが、第一義的には、国、県、市町村等全体に及ぶものと考えますので、法律で明記されるべきものと考えます。現在、国が個人情報保護法を含め見直し中で、罰則についても検討しているように聞いておりますので、動向を注視したいと思います。なお、本市では、住民基本台帳ネットワークシステムでの情報漏洩はございません。

 いずれにいたしましても、不正使用というようなことが断じて起こらないよう、職員に対し徹底指導してまいりたいというふうに思っております。

 以上、答弁とさせていただきます。

          〔武笠紀子議員登壇〕



◆2番(武笠紀子議員) 御丁寧なる御答弁ありがとうございました。いま一度質問をさせていただきたいと思います。

 先ほど6節30項について並行して考えているので、優先順位が特にないというふうにやはりお答えをいただきました。私は、施策の実行について優先順位がないままに実施計画が立てられているということについては、市民に対する行政の説明責任−−いわゆるアカウンタビリティと言っておりますけれども−−を放棄していることにはならないのだろうかと思っております。

 先日、第1次実施計画と第2次実施計画の大きな違いは何であるかということを担当の方に伺いました。そうしますと、今の御答弁の中にありましたけれども、行政評価システムの導入にあると、そういうふうにお答えをいただきました。第1次実施計画では、実施された計画が何の評価もされることがないけれども、第2次実施計画では、そこに定められた計画にはきちんとした行政評価の基準、評価の尺度を定めておき、中間年次による評価もそれに沿ってきちんと行い、それに基づいて実施計画の見直しもできていくということが第1次と第2次の大きな違いであると、そういう御説明でした。

 確かに行政の施策に対する評価システムの導入は画期的なものでありますし、私も賛成するところではあります。しかし、これはあくまで計画を実施した後のことでありまして、計画をこれから実施させるにあたって、それぞれの計画について優先順位をつけていくこととは違うことだと思われます。本議会での関係各部の部長さんの答弁の中にも、個々の部の中の施策についてはそれぞれ優先順位を考えているということ、少ない予算の中で、何の施策を優先してやるかに苦慮しているとのお話がたびたびなされたように思っております。行政の透明化を図り、市民との協働のまちづくりを行うということを目標とするならば、ぜひとも実施計画実行の優先順位の基準、市民が納得できる基準、尺度を示していただきたいと思います。行政評価基準を定めるのと同様に、施策の優先順位に基準、尺度を定めることは考えておられないかどうか、お聞きしたいと思います。

 次に、「緑花清流」についてですが、先ほどの答弁の中でいろいろな分野に分かれているために、造園的なことと保全についての予算を分けて示すことは難しいとおっしゃられたことは理解いたしますけれども、緑の保全というか、そういう樹林地や農地の保全についての予算のつけ方ができていないとしか思えません。公有地としての公園や街路樹等の扱いについてはそれぞれ基準を設け、目標値も示されていることは知っておりますが、松戸の緑の特性といいますか、寺社林とか私有地とかを含めた樹林地、それから、農地に対しては私有地であるということを理由に、計画での位置づけが極めてあいまいなものになっていると思います。私有地であるとかということで、その所有地の個々の所有者の努力に任せているような今までのやり方では、樹林地も農地も松戸に残らないことになりかねないのではないかと思っております。

 今、世界でも日本国内でも、緑というものは私有・国有・公有にかかわらず、私たち市民の大切な公共の資源であり、財産であるという考えが広まってきております。かつての何年か前に行われた松戸の市民意識アンケートでも、緑の松戸、松戸の緑の評価は大変高い。市民の皆さんが緑の大切であるということについてのアンケートのお答えは、かなりのものに上ったと記憶しております。松戸にこれからどのぐらいの緑が残せるのか、また、どれぐらいの緑を残していきたいのか、市民とともに緑の松戸のまちづくりを考えていく必要があるのではないかと思います。

 財政が厳しいということは私もよく存じております。この財政の厳しい今日、ほかのいろいろな予算との兼ね合いがある中で、今どのようなことが可能なのか。失われてしまってからでは大変取り戻すことのできない貴重な緑を残すための予算がどのぐらい可能なのか、考えていただきたいと思い、その可能性についてお伺いできたらと思います。

 次に、情報公開の制度と運用についてですけれども、よりよい情報公開を求めて努力していただいていることはよくわかりました。私など情報公開を請求する際に、担当の部署の方といろいろお話をしますが、担当の部署の方はそれぞれ関係各課へどのような助言、指導をされているでしょうか。市民が要請したその情報の公開ができるだけスムーズになされるように、関係各課への働きかけはしていただいているでしょうか。また、逆に今問題になっておりますが、個人情報、個人のプライバシーの保護の観点から情報公開に注意を促すようなことは、市の職員の方はなさっていますでしょうか。運用にあたっての実態を少しお聞かせいただけたらと思います。

 次いで3番目ですが、住民基本台帳ネットワークシステムについて、先日の石川議員の御質問への答弁の中にもございましたけれども、このネットワークシステムを使っての本人確認ができる業務が現在、93業務あるということですが、それが171業務への拡大ができるということに国会で決まったようです。さらにたくさんの職員がこの業務にかかわってくることが予想されます。松戸の職員だけではなく、全国にある3,000以上超す各市町村のそれぞれの職員の方の中に、このネットワークシステムに携わる職員の数が増えていくということだと思います。情報漏洩の危険性が、それに伴ってますます高まっていくことと考えられます。

 今日、個人情報がメディアとかインターネットなどを通じて瞬時に広域に行き渡ってしまう、そういう世の中になっており、そういうことに関するさまざまなトラブルがたびたび起こっております。便利さ、効率性を求めたあげくに、私たちが失ったものは大きいと思っております。何かに追われているような現代人の生活を見直して、スローライフという考え方も提唱されてきている今日です。人それぞれの生き方というものがあると思います。自分の生き方が自分の意思で選択できるということが、自由主義社会である日本のよいところだと私は思っております。生き方を強制することのない日本の自由主義を守るためにも地方分権、地方自治を目指す今日的観点からも国の中央管理につながるような住民基本台帳ネットワークへの参加は、個人の選択制が望ましいのではないかと私は考えておりますが、市の方ではどのようにお考えでしょうか。

 以上、第2回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。



○岡本和久副議長 答弁を求めます。

          〔和田務総務企画本部長登壇〕



◎総務企画本部長 武笠議員の第2質問に御答弁申し上げたいと思います。

 6節30項で基本計画が決まっていて、要するにその30項目の中で何を政策として優先するのかという、そうしなければいけないんじゃないかというようなお尋ねだと思います。これについては、去る4年前に基本構想の部分についてはこれは議会の承認事項でございますので、この基本計画の部分、それから、第1次実施計画の部分について、併せて御説明をさせていただいたという経過がございます。

 それで、そのときに御説明申し上げたと思うんですが、要するにこの6節30項でいろいろ平たく言えばジャンル分けをされているような行政サービスに対して同じような同種のジャンル、例えば、道路を車で走っていて速達性を確保するために道路改良がいいのか、それとも側溝改良がいいのかといったような格好のこと、もしくは児童福祉の向上という格好での福祉施策をやっていくときに、今議会でもいろいろの御質問、御意見が出ていますけれども、限られた資源の中でもってどれに投資することが一番上位目標としての行政目的を達成できるかというようなつくり込みになってございます。

 ですから、具体的に申し上げますと、それでは、道路の補修にどれだけ費用をかけて、どれだけの要するに道路についての道路整備をしていくのかという格好と、いわゆる福祉施設を何個つくっていって、例えば待機児童をなくすのにどうするんだといった格好の政策の優先順位は、これは行政評価の事務事業を組み立てたときには決められません。ですから、このこと自体はあくまでも、このつくり上げを4年前にしたときにも申し上げたと思いますけれども、これは市長が一つの公約を果たす、もしくは単年度の中でもって、施政方針の中でもって要するにその方向性が指示をされる、こういったものにつきまして、具体的な形では単年度の中の政策費なら政策費という格好、事業計画予算なら事業計画予算という格好で、そこで議会の御審議を得ておりますし、そのことについて機会があれば、そういった意味での市民の御意見、パブリック・コメント等もいただいているという積み上げでございますので、事務的にこの計画をつくり上げる段階で、この作業の中で施策の評価という格好の優先順位までは想定していないつくり込みだということについて御理解をいただきたいと思います。ですから、これらにつきましては、具体的な市長公約の実現を含めまして、また、議会の方ともいろいろと御議論があろうかというふうに考えてございます。

 それから、2点目、情報公開の関係でございますけれども、これが私ども本部の総務課の方で担当しておるわけでございますけれども、どういうような具体的運用について働きかけをしているのかという御質問だと思います。これにつきましては、それぞれ事業課の方に開示請求以前の問題として、文書の提供依頼等が市民の方々からあるわけでございます。そのときに、結果としてそれが開示なのか、非開示なのか、一部開示なのかといった格好の最終的な執行機関としての判断をするときには、当然総務課の方と協議をしてございます。そのことでもって、要するに庁内的な開示レベルのレベル合わせと申しましょうか、そういった格好については留意をしているつもりでございますし、今後ともこの作業につきましては積極的にかかわっていきたいというふうに考えてございます。

 それから、もう一つ加えて申し上げさせていただきますけれども、これらを要するに普遍的なもの、また、共通的なものにするために、議員からの御指摘がありましたように、情報公開という側面と個人情報の保護といった側面がございます。この秋口に2回続けまして、個人情報保護審査会の委員であります弁護士を講師に迎えまして、所属長と文書主任、文書主任が今所属長になっておりますけれども、集めまして、200人規模でもっての研修会をやっております。その前後したところ、今ちょっと手帳を見ないとわからないんですけれども、情報公開の方につきましても、やはり委員であります弁護士に講師として来ていただきまして、そういった意味での講習会をやはり二百数十人規模で行っております。

 今後ともそういった講習会、また、日々の文書管理上の問題等々の中でもって、事業課現場への働きかけについては、より一層努めてまいりたい、かように考えてございます。

          〔大川邦和都市緑花担当部長登壇〕



◎都市緑花担当部長 緑の保全についての再質問にお答えいたします。

 私どもにとりましても、松戸の貴重な緑を残していきたいという気持ちは何ら変わってございません。今後、その施策の実現に向けて努力してまいりたいと思います。

 以上、御答弁とさせていただきます。

          〔小笠原治生市民担当部長登壇〕



◎市民担当部長 住民基本台帳ネットワークへの選択制についてということでしたが、総務省の見解は、住民基本台帳法上違法であるという見解を示しております。それと、これは全国一斉に行われている事業ですので、すべての市町村が参加することによって制度として十分に成り立つというふうに考えております。そういうことから松戸市も14年8月5日からの稼働には参加をしております。

 それとあと、国の動きにつきまして、先ほど私が答えましたが、個人情報保護法案、これが多分通常国会で審議されるというふうに新聞報道がされています。それが成立することによって、すべての市町村が参加するのではないかなというふうに考えております。

          〔武笠紀子議員登壇〕



◆2番(武笠紀子議員) 3回目の質問とさせていただきます。

 1番目の総合計画の優先順位についてですけれども、大体の御説明は納得できました。並べられないものについて優先順位がないということは理解できたのですけれども、例えば、同じ子供たちの政策、それから道路の政策とか、そういうものに関してはそれぞれの課の中にやはり優先順位の尺度がそれなりにあるのだということで理解させていただきましたけれども、よろしいでしょうか。

 それから、市民の参加によってこの総合計画できました。せっかく市民のたくさんの参加によってできた総合計画ですので、実施計画が実行されていくにあたっても、今後、その実施計画にも市民に対する意見の徴集など、それから、市民に対して行政側からの責任をきちんとしていっていただきたいと思います。市民の納得できる透明性のある実施計画が今後できていくようにと願っております。

 2番目の情報公開の制度ですけれども、審議会などかなり一生懸命やっていただいていることはよく存じております。そして、情報公開についても、少しずつではございますが、改善されつつあり、これからももっとよくなるものと理解しております。これから情報公開は、世の中の大きな流れであり、世間の常識にもなっておりますので、ぜひ情報公開制度をよりよくするために2年から3年置きに見直しを行い、情報公開制度の改正を行っていっていただきたいと思っております。

 次に、住民基本台帳ネットワークシステムについてでありますけれども、私も今後、これについてはもっとよりよい勉強をして、さまざまな活動を続けていきたいと思っておりますけれども、市としてもこれからさまざまな情報が集まってくると思いますので、そういう情報をきちんとお集めいただいて、それからまた、横浜市などかなり先進的な自治体もございますので、国の動向だけではなく、そういう先進的な自治体の動向なども参考にしていただいて、住民基本台帳ネットワークシステムへの参加の仕方を検討していただきたいと要望しておきます。よろしくお願いします。



○岡本和久副議長 次に、長谷川満議員。

          〔長谷川満議員登壇〕



◆35番(長谷川満議員) 市民クラブの長谷川満でございます。通告に従いまして、順次質問を行いますので、御答弁のほど、よろしくお願いをいたします。

◇第1に、松戸市役所の改革についてお尋ねをいたします。

 今般執行されました市議会議員選挙の投票率は、過去最低の40.14%でありました。投票に行かなかった多くの市民の意識は、市政に関して明確な争点がなく、ある意味ではだれが議員になっても市政は変わらないという現状肯定の意識があったものと考えられますけれども、同時にそのことは多様な市民ニーズに対応できない市役所や議会へのあきらめや不満、また、行政に対する批判であるとも言えます。この責任を、私ども議員を始めここにおられる市長、幹部職員が真摯に受け止め、21世紀の松戸のまちをどのようにつくっていくのかという議論をしていかなければならないと考えます。また、職員一人一人もどのような市役所に改革していくのか議論し、実行していかなければならないと思います。

 市役所の玄関を入りますと、「市民に役立つ所が市役所」と書かれております。職員の皆さん一人一人にもお聞きをしたいと思いますけれども、自分が市民のために役立たなければならない人であるというふうに考えておられるのか。市民のために役立つところで働いているという自覚をお持ちになっているのかどうかということであります。自覚を持ってこのスローガンを見ている職員が何人いるのか、とても心配になるわけであります。市民の皆さんの風評では、あいさつ、それから、返事ができない職員がいるという指摘をいただくわけであります。職員の意識改革ということで、市長みずからが直接職員に朝の時間帯、庁内放送されているようですけれども、この効果をどのように評価されておられるでしょうか。あいさつ、返事もできない職員というのが、職場内のことなのか、それとも窓口接遇、すなわち市民に対してそうなのかわかりませんけれども、いずれにしてもあいさつは人間関係の基本であり、本来、当たり前のことであります。内でできていないことが外でできるというものではありません。あいさつができない、それから、返事ができない、そういう職員がいるという御指摘をいただくこと自身が、市役所にとって不名誉なことだと思いますけれども、現実もまたしかりと感じております。

 そこで、一つ御提案をさせていただきたいわけでありますけれども、担当課内であいさつ、返事が励行されているかどうか、管理者が点検をして、人事考課の参考にしてはどうかということであります。市役所に就職した人は、自分の生計を立てるためということももちろんでありますけれども、職員の皆さんは、市民のために役立つという夢を持って採用された方と信じております。職員の意識改革は、まずあいさつ、返事から始まるのではないかと思いますので、ぜひ御検討ください。

 第1点目として、6月議会で行政機構の改革について市長の存念をお尋ねをいたしました。市長は、本部制の成否が問われるべき時期は、第2次実施計画の実行を見定める時期であるとの答弁をいたしております。また、本部制による新たな課題も出ており、改善すべきものは早急に是正するとし、第2次実施計画を着実に推進できる体制づくりに向け、組織の見直しを検討すると回答しております。その後の見直しの進捗状況と基本的な考え方を明らかにしていただきたいと思います。

 第2点目として、庁内刷新プロジェクトチームを立ち上げ、市民の視点に立った制度の検討をしていくとの答弁がありましたけれども、その後の検討状況を明らかにしていただきたいと思います。

 若手の登用、職員の適性を最大限生かせる配置、透明性のある人事制度の導入等、さまざまな研究を行ってきたところと思いますけれども、その進捗状況と具体的な実施についての考え方を明らかにしていただきたいと思います。

 第3点目として、本年度から再任用制度が実施をされているところでありますけれども、この具体的な運用にあたって、職場に混乱が生じないよう慎重に対応する必要があると考えます。例えば、再任用された人が同じ職場の人間関係で必ずしもうまくいかず、そのことが職場全体の労働意欲を削ぐというケースもあるでしょうし、本人自身が慣れた業務をあと1年我慢していたら、年金がもらえるだろうというふうな考え方で、能率が上がらないというケースも出てこないとは言えません。管理者は、再任用制度が労働意欲の低下につながらないように実態をきちっと把握をして、弾力的な職員配置を行うことが必要と考えますけれども、本市の考え方を明らかにしていただきたいと思います。

◇第2に、駅前風俗を取り締まる市条例の制定について。本市の基本的な考え方をお尋ねをいたします。

 松戸駅、新松戸駅、新八柱駅などの駅前で、明らかに風俗営業と認められる人が客を誘ったり、声をかけられるなどの行為が横行し、市民からも苦情が寄せられております。これまでも議会で何度か取り上げられてきている問題でありますけれども、最近特に風俗営業が増えており、駅前での勧誘行為が目立つようになっております。

 第1点目として、本市として風俗営業の実態をどのように把握をしているのか。また、これに対する規制等をどのように考えているのか、明らかにしていただきたいと思います。

 第2点目として、武蔵野市がことしの10月1日に、駅前の風俗を取り締まる市条例を制定し、11月11日からスタートし、その効果も出ているという話を聞いております。川井市長も市条例の制定を検討しているとのことでありますので、その検討状況と考え方を明らかにしていただきたいと思います。私は、市条例に罰則を明らかにすることで抑止効果になると考えておりますけれども、本市の基本的な考え方を明らかにしていただきたいと思います。

◇第3に、マンション対策についてお尋ねをいたします。

 国においても区分所有法、マンション管理法などの法律が整備され、地方自治体がマンション管理に責任を持たなければならないという新たな時代を迎えております。ことしの6月12日に、マンションの建て替えの円滑化等に関する法律が成立をし、6月19日に公布されまして、この12月中旬にも具体的な政令が定められ、施行される予定になっております。この法律ができた背景には、老朽化したマンションが急増し、住環境や防災面などで問題が深刻化することや、マンションの建て替えの円滑化が都市の再生と居住環境の向上の観点から急務であるという国の認識があります。このことから新たな法制度が整備されたもので、法人格を有するマンション建て替え組合の建て替え事業に公的支援措置をとるというものであります。

 一つは、建物の調査設計費、共同施設整備費等に対する補助。二つに、建て替え事業費に対する国庫融資。三つに、権利の変換や転出に伴う権利の譲渡等にかかわる所得課税、流通課税等の特例措置などであります。また、防災や居住環境の面で著しい問題のあるマンションについては、市町村が建て替えを勧告できることになりますし、このために公共賃貸住宅の家賃減額や移転料に対する補助など、借家人等に関する居住安定のための措置を講じなければならないことになります。

 このように地方公共団体による公的関与による事業の適正な実施が求められてくることになりますけれども、マンション建て替え円滑化法の成立に伴う本市の基本的な考えとその対応をどのように考えているのか、明らかにしていただきたいと思います。これが第1点目の質問であります。

 第2点目には、市は住宅政策の中でマンション対策についての考え方を根本から改めなければならない時代を迎えているという基本的な認識がおありなのかどうかということであります。

 私は、これまでの議会で住宅課にマンションの相談窓口を置く、ないしはマンション管理の専門職員を配置すべきと申し上げてきましたけれども、今日の状況を踏まえ、検討されてはどうかと思います。

 第3点目に、先の9月議会でマンションの集会棟の建て替えに対する助成措置適用について研究したいという答弁をしておりますけれども、その後の検討状況についてお尋ねをいたします。

 以上、第1回目の質問を終わります。御答弁のほどをよろしくお願い申し上げます。



○岡本和久副議長 答弁を求めます。

          〔川井敏久市長登壇〕



◎市長 長谷川満議員御質問の1.市役所改革について。それぞれ関連がありますので、(1)から(3)まで一括して御答弁申し上げます。

 まず、(1)行政機構の見直しの現状と将来のあり方についての御質問のうち、見直しの進捗状況についてでございますが、先の6月定例会での長谷川議員の御質問にもございましたが、本部制導入後の課題となりました企画管理室の機能を明確にするため、この10月に組織の見直しを行ったところでございます。具体的には、各本部が独自に持つべき機能と各本部を横断する全体調整機能を明確にするために、総務企画本部と財務本部のそれぞれの企画管理室から政策調整課と財政課を分離独立させたところでございます。

 次に、基本的な考え方でございますが、先の6月議会におきましても御答弁申し上げましたが、本部制につきましては、差し迫った課題である地方分権への対応と、地方自治体が直面する危機的な財政局面を乗り越えるため、まず打つべき組織的な課題として新たな時代に対応可能な経営基盤の確立を掲げ、行政を預かる責任者として導入を決定し、実施したものでございます。

 こうした時代には個別の議論ではなく、大くくりの議論が必要であり、組織的にもこの議論をベースとした政策判断が必要であると考えているところでございます。行政の組織は、市民ニーズや行政課題に対応して変化するものでございますが、現状におきまして本部制がより適した組織であると私は判断しておりますので、基本的には本部制の中で組織を検討してまいる所存でございます。

 次に、(2)人事制度のあり方と人事の若手登用についてでございますが、これも先の9月議会での岩堀議員の御質問にもございましたが、庁内刷新プロジェクトの立ち上げに際しましては、昨年発生いたしました不祥事を反省のもとに、再発防止を含め、いかに庁内の障壁となる組織文化を打破し、市民の期待に応えられる市役所を早期に取り戻すために発足させたものでございます。その一つの結果が、この10月にまとめましたが、庁内刷新行動計画ステップ1でございます。職員全員が常に改革への意識と市民の視点に立った意識を持ち、改革できるものは直ちに実行することを基本方針とし、平成15年8月までに行うべき事項を行動計画といたしております。既に実施した項目といたしましては、市民の皆様がわかりやすい名札の大型化、利用しやすい施設の改善、庁内刷新へ向けた職員研修などがございます。現在も引き続きまして、10月に配置しました庁内刷新担当を中心に、改善の方策を検討いたしているところでございます。

 長い歳月の中で築かれた組織的な風土を短期間で改めるには困難もございますが、一日も早く市民の期待に応える市役所を実現するために、職員が一丸となり取り組む所存でありますので、御理解を賜りたいと存じます。

 次に、若手の登用、職員の適性を最大限に生かせる配置、透明性のある人事制度の導入についてでございますが、現在、検討を指示しております人材育成基本方針により、今後展開してまいる所存でございます。その視点といたしましては、職員一人一人の個性を尊重した能力開発支援、市民感覚の視点から改革を起こせる組織・文化・風土の醸成、行政サービスの品質向上のために、職員の生産性を向上させる環境やシステムの形成、クリスタルな経営とするために、職員の倫理観の醸成などの視点により人事制度を確立し、組織の活性化を図ってまいる考えでおります。

 当然のことながら、若手職員の育成及び登用につきましては、年齢構成などの問題点もあるわけでございますが、今後の重要課題であると認識しておりますことから、若手職員の登用を図ってまいる所存でありますので、これも御理解を賜りたいと存じます。

 次に、(3)再任用制度の運用についてでございますが、本制度は平成13年3月議会におきまして条例化され、本年度が再任用開始初年度でございます。現在、定年退職者のうち、企業職員を含めまして21名が再任用職員として勤務いたしております。議員御指摘の再任用者の配置場所及び職員のモチベーションの維持につきましては、本人の希望並びに庁内履歴等を最大限尊重する中で、配属先の最適化を図れるよう研さんしていくことにより、制度のよりよい定着を図ってまいる所存でございます。いずれにいたしましても、初年度でもありますので、今年度の実績を十分把握をし、総合的に検討してまいる所存でありますので、御理解を賜りたいと存じます。

 以上、私からの御答弁とさせていただきます。

          〔小笠原治生市民担当部長登壇〕



◎市民担当部長 質問事項の2.駅前風俗を取り締まる市条例についてにお答えを申し上げます。

 まず、本市の風俗営業の実態をどのように把握しているかについてでございますが、風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律、いわゆる風営法での風俗営業とは、キャバレー、バー、マージャン屋、パチンコ屋などで、ほかにも性風俗関連特殊営業の性風俗店など、さまざまな業種がございますので、現在、市としてはこれらの業種の詳細については実態把握をしておりません。しかし、迷惑な客引きや路上での勧誘行為などが松戸、新松戸、新八柱等の駅前で起こっていることは夜間パトロールやメール、陳情等でも承知しており、これら迷惑な行為を何とか行政指導して、適正化する方法はないか検討しているところでございます。

 また、これらに対する規制ということですが、国では今も申し上げました風営法がございます。また、千葉県でもこの法律を受け、東京都と同様に施行条例を設けております。さらに、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例もございます。法律や県条例で風俗営業に関する罰則規定がございますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。

 次に、駅前の風俗を取り締まる市条例の検討状況と考えについてお答えいたします。

 御質問にもありました武蔵野市では、特に吉祥寺駅周辺での風俗店等の執拗な呼び込み等を防止するため条例を制定し、専属のパトロール要員を配置して、パトロールを実施した結果、一番多いときで50名から60名の客引きが駅前の路上にいたそうですが、事前に営業者等への条例説明会を開催したこともあり、パトロール実施初日の11月11日には10人程度で、しかも悪質な客引きはおらず、指導する必要性もほとんどなく、その後も効果が出ていると伺っております。

 いずれにいたしましても、これらの例を参考にするとともに、警察との連携が不可欠でありますので、十分協議をし、本市の実情に合った条例化に向けて現在検討いたしておりますので、御理解いただきたいと思います。

 次に、質問事項の3.マンション対策についてのうち、(3)マンションの集会棟の建て替えに対する助成措置適用の検討状況についてお答え申し上げます。

 本市では、地域住民の福祉の向上を目的として、市民により自主的に組織された団体である町会などが集会所の新築や修繕を行う場合に、補助金を交付しております。御質問のマンションの集会棟の建て替えにつきましては、マンション敷地内に建てられた集会所の建て替えに対する助成措置適用により運用しております。現在、この適用は、マンションに住まわれる方々が自治活動を行うための自治組織を立ち上げ、その組織が集会所の新築等を実施した場合、適用されます。

 ただし、マンションの管理組合が所有する集会施設については、その設立趣旨から市の補助対象としての適用はしておりません。

 いずれにいたしましても、マンションに住まわれる方々による自治組織、マンション以外の町会などの自治組織、あるいは双方で組織されている自治組織が、今後も公平であるように引き続き検討してまいりたいと存じますので、御理解をお願いします。

 以上、お答えといたします。

          〔大川邦和都市緑花担当部長登壇〕



◎都市緑花担当部長 質問事項3.マンション対策について。質問要旨(1)マンションの建て替えの円滑化等に関する法律の成立に伴う本市の対応について、(2)本市のマンション対策に対する基本的な考え方について、順次御答弁申し上げます。

 まず、(1)点目のマンションの建て替えの円滑化等に関する法律の成立に伴う本市の対応についてでございますが、議員御案内のように老朽化したマンションの増加に伴い、居住環境や防災面などの問題が深刻化するおそれがあることを背景にいたしまして、現行の法制度だけでは円滑なる建て替えが困難であることから、本法の成立に至ったところでございます。この法の第3条に「国及び地方公共団体は、マンションの建て替えの円滑化等を図るため必要な施策を講じるよう努めなければならない」と規定されているところから、本市といたしましても法律の趣旨に則り、マンションの建て替えの円滑化に向け、必要な事務体制をとってまいりたいと考えております。

 マンション建て替えの総合窓口につきましては、先の9月定例議会におきまして私どもの住宅課が行うこととお答えしているところでございますが、補助金関係及び権利変換等につきましては、他の課の業務とかかわり合いも生じますことから、具体の政省令及び基本方針が近々にも公布され次第、これらの内容を精査いたしまして、関係課と協議してまいります。

 次に、(2)点目の本市のマンション対策に対する基本的な考え方についてでございますが、一つの建物を区分して所有するマンションは、多様な価値観を持った所有者間の意思決定の困難なこと、及び建物構造上の技術的判断が難しいこと等、建物を維持管理していく上で多くの課題があることを認識はしております。

 さて、このマンションの管理の適正化の推進に関する法律におきましても、国及び地方公共団体は管理組合又は区分所有者の求めに応じ、必要な情報及び資料の提供等の措置を講じるよう努めなければならないと公の責務を明らかにしております。このことから、議員御指摘もありましたが、現在、住宅課においてマンション問題の相談窓口を設置はしております。また、弁護士等専門家によるマンションの管理セミナーも平成11年度より県との共同開催により実施しており、13年度におきましてはマンションの実態調査を行い、各管理組合に適正な管理のPRを図ってまいりました。

 また、議員御指摘のマンション管理の専門職員の配置につきましては、現行において実施しております相談窓口の利用状況、マンション管理セミナーの出席状況等を勘案しながら、今後検討してまいりますとともに、マンションの研修会等にも職員を積極的に参加させ、マンション建て替えの推進の事務の執行に遺漏なきよう取り組んでまいりますので、御理解のほどお願い申し上げ、御答弁とさせていただきます。

          〔長谷川満議員登壇〕



◆35番(長谷川満議員) 御答弁大変ありがとうございました。

 まず、議事運営の立場からも再質問はしないで、私の感想だけちょっと述べさせていただきたいと思いますけど、市役所の改革の関係なんですけれども、市長さんの答弁お聞きをしておりまして、進んでいるなという印象を受けたわけでありますけれども、ただ、基本的には本部制の中で組織の検討をしてまいるということで、このスタンスは私も理解できるわけでありますけれども、やはり時宜に合ったといいますか、組織機構ということの検討も必要かと思いますので、そこだけにこだわらない。もちろんこだわってはおられないとは思いますけれども、柔軟な組織機構ということでの検討を進めていただければと、こういうふうに思います。

 さらに、この組織機構の問題というのは、当然財政の問題とも絡んできますので、今、地方分権等国の補助金の整理の問題ですとか、県も堂本さんが、個々の補助金行政をやめて、一括して補助金を市町村に流すというような方向性で、県も変えてきている、こういった状況もあるようでありますので、その辺のところも含めて地方分権の推進のためのそれに適応して市役所の改革というものも進めていかなければならないだろう、このように思っております。また、それら国や県の意向が明らかになってくる段階におきましての私どもの議論というものを進めてまいりたいというふうに考えます。大変市長さんの御答弁、ありがとうございました。

 それから、次に、駅前の風俗の問題、市条例の問題でありますけれども、全国的にも例がないといいますか、初めてということで、この市条例が実際に稼働というか、運用されている先進市の状況を見ながら、本市についてもそうした松戸市に合ったといいますか、適応したこうした風俗の駅前の規制の問題については、きちっと対応していかなければならないというふうに思いますので、もちろん今検討ということでありますけれども、前向きの方向で検討をしていただければと、このように思っております。

 3番目に、このマンション対策の問題でありますけれども、やはり議論をしていきまして、特に(3)のマンションの集会棟の建て替えの関係なんですけれども、私は今まで松戸市の住宅政策というのは、いわゆる持ち家の個人所有の問題に相当集中をしてというか、マンション問題というのは非常に新しい管理の問題でありますので、なかなか行政的にはそこまで行き着かない、こうした問題があっただろうというふうに思います。したがいまして、マンション対策がないからということだけでの追及ではないわけでありますけれども、新たに国の段階においてもこのマンションの建て替えを含めてさまざまな補助金、交付金の適用の検討というのが、やはり新しい問題としてもう一度考えていかなければならない。要するに、マンションというのは区分所有ということで私は言っているはずですけれども、この区分所有における持ち家の問題と、それから、私的な個人所有における持ち家の問題というのは、やはり同じ位置で議論をされていく必要があるだろうというふうに思っております。

 そういう意味では、これまでの住宅課のお仕事としては、新しいある意味では検討課題になってこようかと思いますけれども、その辺のところは私も議論をしていきますけれども、住宅課の方でも新しい意識といいますか、認識というか、そういうものの中でこれからの住宅政策として進めていっていただければと、このように思います。このことを申し上げまして、私の質問を終わらさせていただきたいと思います。

 大変ありがとうございました。(拍手)



○岡本和久副議長 次に、岩堀研嗣議員。

          〔岩堀研嗣議員登壇〕



◆20番(岩堀研嗣議員) 市民クラブの岩堀研嗣でございます。

◇松戸市では、子供の人権と男女共同参画社会の理念をベースとした松戸市独自のふりーせる保育を試行しております。平成10年5月から市内3保育所において導入されておりますが、残念ながらごく一時点、一部分のことではございますが、ジェンダーフリーの誤認識が原因と思われる明らかに行き過ぎのケースがありました。

 ある運動会で保護者が「頑張れ」と応援していると、保育士が駆け寄ってきて、突然「頑張れはジェンダーフリーに反するからやめてくだいさい」と言われた。また、他の運動会では、慎吾ママの「おはロック」のダンスをする際、母親が御飯をつくる歌詞はジェンダーフリーに反するとしてカラオケで演奏したといったケースです。このことは先日国会でも取り上げられ、新聞報道もされております。当然このような行き過ぎは、指摘があった時点で改めるべきであり、現在ではもちろん改善されていなければならないことと思いますが、いずれにしても、なぜこのような常識から外れるような保育の実践が行われたのか、理解に苦しむところでございます。

 現在、全国的に見ても男女共同参画社会、あるいはジェンダーフリーの解釈については、不安、疑問の声が上がっております。これを受けて、国会では先月11月12日の参議院内閣委員会において「政府が目指す男女共同社会は、男らしさ、女らしさの否定ではない。ジェンダーフリーという言葉は公的用語ではなく、男女の区別をなくすという意味ではない。教育現場などで誤解を生まないようにしたい」などの立場を明らかにしております。また、過去の政府答弁において「家庭や家族を破壊しようとするものではない」との発言もされております。国会の場でこのような議論を改めてしなくてはならないジェンダーフリーという思想は、家庭を解体し、社会基盤を根底から揺るがし、文化破壊につながるなどの危険性がある、そういった解釈もされている側面があるということを十分に保育の現場でも認識する必要があるように思われます。

 さて、私どもの会派では「まつど心の教育革命」の一環として、市民との勉強会を開催しております。その中において過去、又は現在において、ふりーせる保育を実施している保育所に子供を通わせた保護者の方々から直接お話をお聞きする機会がございましたので、印象に残ったものを一部述べさせていただきます。

 絵をかきたくなければ1枚もかかずに済んでしまい、小学校に入学した当初、絵日記が書けずにとても苦労した子供がいた。食事は決められた時間の範囲内で給食をとるレストラン方式を採用しているが、規則正しい生活をするのにはどのように考えているのか不安。また、最近の学童の様子についても言及され、お弁当の時間におなかがすいていないからといって食べずに、後で食べようとしたので、「今は食事の時間ではない」と先生が注意をした。集団遊びができづらく、すぐ飽きてしまう。嫌なことは「嫌だ」とすぐ言う子供の個性が強い。学童の先生が、一番かわいそうなのは子供たちだ。何をするにも自由にやってきた。それが小学校に入学した途端、40分間席に座っていなくてはいけない。嫌いなものがあってもやらなきゃいけない。食べなきゃいけない。子供としてもきついんじゃないかなと、しみじみ語っていらっしゃったというのが印象に残った。あるいはこれはあるお母さんから出た言葉ですが、「権利を主張するならば義務を怠るな」をいつも口癖にしている。一度権利を覚えてしまった者に対して義務を教えることは、どんなに難しいことなのか、自由を知った人間に自由を束縛するというのはどんなに難しいことか、子育てを通じて痛感した。この言葉は、とても私にとって印象的でありました。

 ごく一部分を取り上げさせていただきましたが、すべてがすべて、ふりーせるだからということでは決してありませんが、現実としてふりーせる保育に対する保護者の不安、不信の声は少なくなかった。このことはお伝えしておきたいと思います。

 次に、御質問に入らせていただきます。

 1点目、ただいまの保護者からの意見に対する御感想などがございましたら、お願いいたします。

 2点目、理念、考え方についてお伺いいたします。

 これから子供を保育所に預けようとする保護者の皆様は、従来の保育とふりーせる保育との違いをどう理解すればよろしいのでしょうか。

 仮にこの先「ふりーせる保育」という名前を残していくということであれば、例えば、市内23保育所のうち10か所は松戸市独自の理念に基づくふりーせる保育、残りは従来の保育でやっています。このような事態が起こってくるわけであります。そもそも新しい保育理念を現場に導入したということであれば、当然従来の保育における問題の認識、あるいは違いの認識があるわけであります。そこは何なのか。従来の保育とどこが違うのか、お伺いいたします。

 また、保育所保育指針との関係をどのようにとらえればよろしいのでしょうか。

 3点目、導入の手法についてお伺いいたします。

 私の調べた範囲では、どうもこのふりーせる保育導入時から現場、保護者、行政の内部から反対、あるいは疑問の声があったのではなかろうか、このように推測をしております。現に、過日行われたアンケートの中間報告でも賛成意見、反対意見が分かれており、いまだに共通理解が図られていないわけであります。不信、不安を抱いているままでスタートしてしまった。それはそれで行政主導の導入手法の一つなのだと思いますが、常々市民とのパートナーシップと言いながらも、果たしてその導入の仕方には誤りがなかったものなのかどうか、疑問を感じております。

 ふりーせる保育の導入の経緯について詳しくお聞かせいただきたい。これが3点目でございます。

 4点目、今後についてお伺いいたします。

 これにつきましては、午前中の渡辺美喜子議員に対する答弁がございましたが、もう少し詳しくお伺いしたいと思います。

 ふりーせる保育は、その試行が始まってから既に3年半が過ぎているわけであります。これまでの評価をどのように総括し、そして、今後どのように進めていかれるおつもりなのか。特に保護者との協力、連携だけにとどまらず保育士同士の連携、行政との連携の仕組みを具体的にどのように整えていかれるおつもりなのか、この辺のところをお答えいただきたく存じます。

 以上が保育課に対する質問でございます。

 続いて、女性センターにお伺いいたします。

 先ほども触れましたように、男女共同参画社会に対する国の立場が明らかにされました。その中で「ジェンダーフリー」という言葉は公的用語ではないとの見解が示されているわけでありますが、この松戸市においては公用語ではない「ジェンダーフリー」という言葉が使用されているわけであります。

 そして、例えばこれがインターネットのホームページの中の「ジェンダーフリー通信」というところで載っておりますけれども、5.絵本に見るジェンダーの中で、ジェンダーフリー絵本の紹介をしております。「トンデレラ姫物語」「シンデレ王子の物語」という本が紹介されているわけでありますが、そこには「お婿さん候補を次々と知恵を使ってやっつけて、自分の幸せをちゃんと手にしたトンデレラ姫。でも、お姫様の幸せはだれかのお嫁さんになることではありません」というような説明が書いてある。そしてまた、4.言葉に見るジェンダーの中では、「(男)出ていけ。(女)出ていって。(男)やめろ。(女)やめて。(男)ふざけるな。(女)ふざけないで。このようなお願い言葉でけんかしたら女性が不利になりそう。そうすると、高校生や中学生が男女差のない言葉を使っているのも頼もしく思われてきますね」と、こうあるわけであります。このような説明を見ますと、これは行き過ぎではないのか。大いに疑問を感じるわけであります。

 そこで、御質問させていただきます。ジェンダーフリーの解釈をめぐり、政府の見解と松戸市が進めていることが異なっているのではないか疑問を抱きます。松戸市が目指すジェンダーフリーとはどういうものなのでしょうか、お伺いいたします。

 御答弁のほど、よろしくお願い申し上げます。



○岡本和久副議長 答弁を求めます。

          〔渡辺忠児童家庭担当部長登壇〕



◎児童家庭担当部長 岩堀議員の質問事項、人権、男女共同参画社会に対する取り組みについての(1)ふりーせる保育の導入の経過、今後について御答弁申し上げます。具体的に4点ございます。順次お答えさせていただきます。

 まず1点目、保護者の声に対する感想ということでございますが、一部の保護者の方には多分に誤解されて受け取られているのではないかとの思いを強く感じているところでございます。誤解されて受け取られたことは非常に残念でございますし、保護者の方との情報交換、話し合いが十分でなかったのではないかと感じているところでございます。ふりーせる保育に限らず保護者の声に耳を傾け、十分な情報交換をしながら常に自分たちの保育を評価し、将来に向けたよりよい保育につなげていく努力は惜しんではならないと考えております。また、保護者との間で誤解が生じているとすれば、その誤解を解く努力をしていくことは、非常に大切なことであろうと考えております。

 次に、2点目の従来の保育とどこが違うのかということでございますが、従来の保育はどちらかというと、子供にどのような遊びをさせるか、どのような生活を送らせるかといった子供を育てるという面に重きを置いているのに対し、ふりーせる保育では、子供はみずから育っていく面も十分考慮し、子供の人権を確保するという視点から一人一人の人格を尊重し、自分にかかわることは自分で決められる環境を可能な限りつくり、また、子供が大人から生命を守られ、愛され、信頼されていると感じられるような大人とのかかわりを醸成し、さらに大人が自分の行動や意見を認めてくれるといった自信を持てるような環境をつくっていこうとするものであります。

 そこにジェンダーが入り込まないように、すなわち子供の性差や個人差にも留意しつつ、性別による固定的な役割分業意識を植えつけることのないよう配慮していこうとするものであると考えております。これによって、子供に自主性や協調性、意欲的な活動、自然や社会の事象についての興味や関心、豊かな心情や思考力がより育まれることになると考えたものでございます。この内容は、保育所保育指針にも打ち出されているものでございます。

 次に、3点目、ふりーせる保育を始めた経緯でございますが、平成10年3月には松戸市こども育成計画が策定されました。この計画では、すべての子供と大人が伸び伸びと自由に生きられるように、豊かに自信を持って生きられるように、健やかに安心して生きられるようにとの目標が掲げられております。この目標の下、従来、保育では子供にどのような遊びをさせるか、どのような生活を送らせるかなど子供を育てるという面に重きを置いているため、子供に自主性や意欲的な活動、自然や社会の事象についての興味や関心、豊かな心情や思考力等が育まれにくいのではないか。子供の最善の利益を確保するには、さらに工夫が必要ではないか等の思いから、安全面など生活に必要な基本的な習慣を養うことにも十分配慮しながら、子供はみずから育っていく面も考慮した新たな保育の可能性について先駆的に研究したものでございます。

 次に、4点目、今後の進め方でございますが、先に渡辺美喜子議員にも御答弁申し上げましたとおり、「ふりーせる」という言葉にはこだわらず、子供の最善の利益を目指した保育指針に基づき、3保育所を含めて全保育所がさらに工夫を凝らし、保護者と協力しながら、それぞれの個性を持ったよりよい保育を実践していくことに努力してまいりたいと考えております。

 ふりーせる保育の評価についてでございますが、先ほども御答弁申し上げましたが、保護者の方との情報交換、話し合いが十分ではなかったと感じているところでございます。また、現在、所長運営会議との情報交換を行いながら、所長5名で構成するプロジェクトにより今までの試行実践保育所での取り組みを取りまとめているところでございますので、今後はこの取りまとめた結果を、各保育所がよりよい保育を目指すための参考指標として活用を図ってまいりたいと考えております。

 また、保護者や職員の連携についてでございますが、子供にとってよりよい保育を行っていくためには、保護者との連携は大変重要と考えております。このため、連絡帳や口頭での情報交換を日々行うとともに、定期的に保護者との面談や懇談を行っているところでございます。今後ともさらに情報交換を充実させ、保護者との連携を密にしてまいりたいと考えております。

 また、第三者評価制度の仕組みや内容を参考にしながら、より一層保護者との連携を図っていきたいと考えております。

 職員間の連携につきましては、現在、年6回程度の課長を交えた所長会議を開催するとともに、年9回程度の所長同士で行う所長運営会議を実施しております。これらの会議をより充実させ、それぞれの保育所が抱える課題を出し合って情報の共有化を図り、よりよい保育の実践が展開できるよう進めてまいりたいと考えております。また、この結果を平成15年4月を初年度とする第2次保育所5か年計画に反映していきたいと考えております。御理解のほど、よろしくお願いいたします。。

 以上、御答弁とさせていただきます。

          〔和田務総務企画本部長登壇〕



◎総務企画本部長 岩堀議員の御質問に御答弁申し上げます。

 男女共同参画社会の取り組みに関する御質問の中で、松戸市が目指すジェンダーフリーについて御答弁申し上げます。

 男女共同参画社会、あるいはジェンダー、ジェンダーフリーのとらえ方につきましては、先般議員おっしゃっておりました内閣委員会におきまして質疑応答により政府の見解が示されたとの新聞報道がございました。この内容につきましては、早速内閣府の方から各都道府県に通知した資料を確認いたしましたが、松戸市が進めている男女共同参画プランの考え方といささかも異なるものではないというふうに判断してございます。男女共同参画社会とは、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会であります。そのためには男女が、社会的、文化的につくられた性差、これをジェンダーと言うわけでございますが、このジェンダーにとらわれずに行動していくことが重要となります。このジェンダーにとらわれないという考え方を簡潔に表現する言葉として「ジェンダーフリー」という和製英語が地方自治体間では使ってまいりました。このジェンダーフリーという言葉の意味につきまして、男らしさ、女らしさを解消して中性になることとか、男女の違いを画一的に排除しようとすること等の誤解があることにつきましては、今後とも私どもの真意が適切に伝えられるよう努めてまいりたいというふうに考えてございます。

 また、ことし5月、市内11小学校の6年生と保護者を対象にアンケート調査を行いました。子供の将来につきまして、男の子には大学以上の学歴を期待している保護者が76%に達しておりますが、女の子については大学以上を期待する人は49%にとどまり、子供への期待が性別で異なる結果と結果としてなっております。これからの男女共同参画社会を担う子供たちには、性別によって将来の可能性が狭められることなく、夢や希望を育める環境が必要でございます。そのためにも、社会全体でジェンダーフリーの意識の醸成に取り組む必要があるというふうに考えてございます。

 以上、答弁といたします。

          〔岩堀研嗣議員登壇〕



◆20番(岩堀研嗣議員) それぞれ御答弁ありがとうございました。

 保育の考え方、手段について考えるときには、一度大原則に立ち返って考えてみることが必要であると考えます。あくまでも何のためのふりーせる保育なのか。ふりーせる保育に限らず、何のための保育なのか。大原則として挙げるならば、子供が一人前の大人として社会勉強して、立派に巣立っていくための基礎づくりをする。これが乳幼児期すべての子供たちにとって一番大切なことではないかと私は考えます。そして、児童の最善の利益とは何なのか。これは保育指針、あるいは幼稚園教育要領の核心にかかわるテーマでございます。

 私は、児童の最善の利益というのは、自分を律するという子供の自立心を育てることであると考えます。つまり大人社会に出ていく。ここにはルールがあるわけでございます。ルールがあるということは、自分がやりたいと思っていてもできない場合が生じます。例えば、渋滞中に自分だけ行きたいと思ったら事故を起こしてしまいます。社会秩序、ルールがあるということは、同時に規制が生じます。その規制を守るとき、そこでは自分で自分を律しなくてはならない。しかし、現実には身勝手なわがままな子供が増えつつある。私たちはこのことに真剣に向き合う必要があるのではないでしょうか。

 ふりーせる保育の考え方のもう一つのベースとして、自己決定が挙げられております。これは教え方によっては誤った児童中心主義につながるおそれがあるということを指摘させていただきたいと思います。

 先日、知人から聞いた話であります。今、幼稚園でも大混乱が起こっているそうであります。要するに、自由が大事、そして、子供に自己決定権があるんだということで、運動会があって、先生が種目を決めてはならない。先生がそういう指導をしてはいけないと思い込んでしまっている。つまり指導中心から支援、サポート中心へと転換する。つまりふりーせる保育でいうところの育成される存在から、人格ある主体としての存在の考え方へ転換するという言葉にとらわれているわけであります。そして、子供の自分を律するという自律心を育てるという根本を見失っているわけであります。そして、教え方に自信が持てなくなった先生はだんだんおかしくなり、やる気をなくしていく。それに対し私立で方針が徹底しているところの方が、子供たちが生き生きとしているし、力もついている。そんなふうなことも聞いております。

 結論を申し上げますと、まずは子供に一人前の大人になっていくためのしつけをしっかりとやっていく。そして、その上で子供を育てる面と子供はみずから育っていく面、この両方をバランスよくとりながらやっていくことが大切であると考えます。そして大切なことは、保育をよりよくしていこうという姿勢だと思います。私は現場の皆様が試行錯誤をしながら、日々保育の質を高められている御努力に敬意を表するものであります。これからも保護者、保育所、職員同士連携し、協力し合って松戸市の保育をよりよいものにしていただきたいと思っております。

 1点のみ女性センターに再質問をさせていただきます。いろいろとお話を伺っている中で、「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」といったような昔話、そういう日本のよい昔話の絵本が保育所から消えていっている、こんな声を聞いたことがあります。そんな事実はないと信じますが、万が一それが事実であるとしたら、かわいそうなのは子供たちであります。昔話には人間としてどう生きたらよいのか、生き方の知恵や道しるべが詰まっております。昔話は人に対する愛情や希望に満ちています。これを読んだからといって決して男女を対立的に見たり、人を憎んだり、復讐したり、否定するようなことは起こりません。人格形成期の幼児期に、よい物語に接する機会をどうぞたくさんつくっていただきたく思います。そして、感性豊かな子供たちがたくさん育っていくことを望みます。

 昔話がジェンダーフリーに反するからといって消えていっている実態はないのかどうか、これはぜひ調査をしていただきたいということと、女性センターに1点、日本のよい伝統文化に基づいた昔話の絵本についてどうとらえていらっしゃるのか、この点をお聞きいたしまして、質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。

          〔和田務総務企画本部長登壇〕



◎総務企画本部長 岩堀議員の再質問にお答えします。

 非常に表現、私にとって難しい問題でございまして、議員さん御指摘の日本の昔話を始めとしましたそういった絵本につきまして、それぞれすばらしいものはたくさんあるわけでございます。これらを要するにジェンダーの視点だけ例におっしゃられた例えばの話が、おじいさんは柴刈りで、おばあさんは川へ洗濯ですか、洗濯が得意な親父さんもいますし、いろいろなことがあるわけでございます。したがいまして、こういったものに対してどういうふうに読み聞かせをするのかといったような形の中に、要するに古来からといいましょうか、ずっと引き続いてきている説明だけでなく、やはりそういった多様な物の考え方、最近よく言われる話でございますけれども、例えば、重い物を一つ持つんだっていったって、フォークリフトというものがあれば持ち上がるわけでございますし、また、今例えば、私は8時半までには出勤しておりますので朝のテレビドラマは見ませんが、「まんてん」では宇宙飛行士を目指していらっしゃるお嬢さんもいらっしゃるわけでございます。ですから、そういった多様な形の中でいろいろな選択肢がそれぞれの性にあるということの趣旨でもって絵本等につきましても、そういう視点を加えることが必要かなというふうに考えてございます。



△延会



○岡本和久副議長 お諮りいたします。本日の会議はこれにとどめ延会とし、あす12月17日午前10時から再開したいと思います。これに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○岡本和久副議長 御異議なしと認めます。したがって、本日は以上で延会とし、あす12月17日午前10時から再開することに決定いたしました。

 本日は、以上で延会いたします。

          午後2時59分延会

 この会議録の記載が真正であることを認め署名する。

      松戸市議会議長   中川英孝

          副議長   岡本和久

           議員   名木浩一

           議員   石川龍之