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千葉県 松戸市

平成14年  3月 定例会 P.1  03月01日−01号




平成14年  3月 定例会 − 03月01日−01号









平成14年  3月 定例会



                              松戸市告示第64号

 平成14年松戸市議会3月定例会を次のとおり招集する。

  平成14年2月22日

                          松戸市長  川井敏久

  1 期日  平成14年3月1日

  2 場所  松戸市議会議場

         松戸市議会会議録  第1241号

1.日時    平成14年3月1日午前10時

1.場所    松戸市議会議場

1.出席議員  44名

        1番  向井俊子    24番  富澤凡一

        2番  中村多賀子   25番  石井 弘

        3番  高橋妙子    26番  山口博行

        5番  吉野信次    27番  工藤鈴子

        6番  山沢 誠    28番  二階堂 剛

        7番  渡辺美喜子   29番  吉岡五郎

        8番  岩堀研嗣    30番  糠信作男

        9番  箕輪信矢    31番  中川英孝

       10番  桜井秀三    32番  杉浦正八

       11番  田居照康    33番  鈴木正夫

       12番  渋谷和昭    34番  関川和則

       13番  沢間俊太郎   35番  渡辺 昇

       14番  草島 剛    37番  池田 清

       15番  淀 裕一    38番  伊藤余一郎

       16番  中田 京    39番  谷口 薫

       17番  長谷川 満   40番  松井貞衞

       18番  佐藤恵子    41番  松崎国忠

       19番  藤井弘之    44番  元橋スミ子

       20番  末松裕人    45番  小林健治

       21番  杉浦誠一    46番  石井 清

       22番  大川一利    47番  小沢暁民

       23番  岡本和久    48番  湯浅泰之助

1.欠席議員   1名

       43番  岡田 脩

1.出席説明員

       市長           川井敏久

       助役           宇田川 正

       収入役          弓木田俊紀

       水道事業管理者      鈴木克洋

       病院事業管理者      斉藤政大

       総務企画本部長      和田 務

       財務本部長        大熊 明

       市民環境本部長      中川英夫

       健康福祉本部長      小林捷明

       都市整備本部長      原島貞廣

       税務担当部長       中村 健

       市民担当部長       山口敏彦

       経済担当部長       市原 勝

       環境担当部長       湯浅武志

       社会福祉担当部長     坂巻忠男

       児童家庭担当部長     渡辺 忠

       都市緑花担当部長     大川邦和

       建設担当部長       及川 忠

       病院事業管理局長     竹之内 明

       消防局長         平舘征三

       教育長          齋藤 功

       生涯学習本部長      山口勝幸

       学校教育担当部長     山内幸治

       代表監査委員       中西 務

       監査委員事務局長     小林健二

1.出席事務局職員

       事務局長         太田典義

       事務局次長        倉持有孝

       議事課長         神野文彦

       調査課長         高橋邦雄

       議事課長補佐       小倉 智

       議事課主幹        浅野佳昭

          平成14年松戸市議会3月定例会

                       議事日程第1号

                           平成14年3月1日午前10時開議

+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

|日程|             事件名             | 備考 |

+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

| 1|会議録署名議員の指名                   |    |

+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

| 2|会期の決定                        |    |

+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

| 3|平成14年度施政方針説明                 |    |

+−−+−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

|  |議案第46号|平成13年度松戸市一般会計補正予算(第4回) |一括上程|

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第47号|平成13年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算|    |

|  |     |(第1回)                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−|    |

|  |議案第48号|平成13年度松戸市松戸競輪特別会計補正予算(第|    |

|  |     |1回)                    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第49号|平成13年度松戸市下水道事業特別会計補正予算(|    |

|  |     |第2回)                   |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

| 4|議案第50号|平成13年度松戸市老人保健事業特別会計補正予算|    |

|  |     |(第1回)                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第51号|平成13年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第|    |

|  |     |2回)                    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第52号|平成13年度松戸市水道事業会計補正予算(第1回|    |

|  |     |)                      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第53号|平成13年度松戸市病院事業会計補正予算(第2回|    |

|  |     |)                      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第83号|損害賠償の額の決定について          |    |

+−−+−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

|  |議案第54号|平成14年度松戸市一般会計予算        |一括上程|

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第55号|平成14年度松戸市国民健康保険特別会計予算  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第56号|平成14年度松戸市松戸競輪特別会計予算    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第57号|平成14年度松戸市下水道事業特別会計予算   |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第58号|平成14年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計|    |

|  |     |予算                     |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第59号|平成14年度松戸市老人保健事業特別会計予算  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第60号|平成14年度松戸市駐車場事業特別会計予算   |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

| 5|議案第61号|平成14年度松戸市介護保険特別会計予算    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第62号|平成14年度松戸市水道事業会計予算      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第63号|平成14年度松戸市病院事業会計予算      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第64号|松戸市の「市の木」「市の花」「市の鳥」を定める|    |

|  |     |条例の制定について              |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第65号|松戸市議会議員及び松戸市長の選挙における選挙運|    |

|  |     |動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の|    |

|  |     |制定について                 |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第66号|松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定に|一括上程|

|  |     |ついて                    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第67号|松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条|    |

|  |     |例の一部を改正する条例の制定について     |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第68号|松戸市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改|    |

|  |     |正する条例の制定について           |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第69号|松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改|    |

|  |     |正する条例の制定について           |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |     |松戸市立高等学校及び松戸市立幼稚園の学校医、学|    |

|  |議案第70号|校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条|    |

|  |     |例の一部を改正する条例の制定について     |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−|    |

|  |議案第71号|松戸市国民年金印紙購入基金条例を廃止する条例の|    |

|  |     |制定について                 |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第72号|松戸市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正す|    |

|  |     |る条例の制定について             |    |

| 5+−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第73号|松戸市民劇場条例の一部を改正する条例の制定につ|    |

|  |     |いて                     |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第74号|松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制|    |

|  |     |定について                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第75号|松戸市保健福祉センター条例の一部を改正する等の|    |

|  |     |条例の制定について              |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第76号|松戸市中小企業開業育成資金及び新分野開拓支援資|    |

|  |     |金融資条例の一部を改正する条例の制定について |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第77号|松戸市駐車場条例の一部を改正する条例の制定につ|    |

|  |     |いて                     |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第78号|松戸市火災予防条例の一部を改正する条例の制定に|    |

|  |     |ついて                    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |     |国保松戸市立病院附属看護専門学校の設置及び管理|    |

|  |議案第79号|に関する条例及び国保松戸市立病院附属看護専門学|    |

|  |     |校生徒修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制|    |

|  |     |定について                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第80号|千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規|    |

|  |     |約の制定に関する協議について         |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第81号|訴えの提起について(六高台市営住宅)     |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第82号|和解及び損害賠償の額の決定について      |    |

+−−+−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

1.会議に付した事件

 会議録署名議員の指名

 会期の決定

 平成14年度施政方針説明

 議案第46号 平成13年度松戸市一般会計補正予算(第4回)

 議案第47号 平成13年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算(第1回)

 議案第48号 平成13年度松戸市松戸競輪特別会計補正予算(第1回)

 議案第49号 平成13年度松戸市下水道事業特別会計補正予算(第2回)

 議案第50号 平成13年度松戸市老人保健事業特別会計補正予算(第1回)

 議案第51号 平成13年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第2回)

 議案第52号 平成13年度松戸市水道事業会計補正予算(第1回)

 議案第53号 平成13年度松戸市病院事業会計補正予算(第2回)

 議案第83号 損害賠償の額の決定について

 議案第54号 平成14年度松戸市一般会計予算

 議案第55号 平成14年度松戸市国民健康保険特別会計予算

 議案第56号 平成14年度松戸市松戸競輪特別会計予算

 議案第57号 平成14年度松戸市下水道事業特別会計予算

 議案第58号 平成14年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算

 議案第59号 平成14年度松戸市老人保健事業特別会計予算

 議案第60号 平成14年度松戸市駐車場事業特別会計予算

 議案第61号 平成14年度松戸市介護保険特別会計予算

 議案第62号 平成14年度松戸市水道事業会計予算

 議案第63号 平成14年度松戸市病院事業会計予算

 議案第64号 松戸市の「市の木」「市の花」「市の鳥」を定める条例の制定について

 議案第65号 松戸市議会議員及び松戸市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第66号 松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第67号 松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第68号 松戸市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について

 議案第69号 松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第70号 松戸市立高等学校及び松戸市立幼稚園の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第71号 松戸市国民年金印紙購入基金条例を廃止する条例の制定について

 議案第72号 松戸市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第73号 松戸市民劇場条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第74号 松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第75号 松戸市保健福祉センター条例の一部を改正する等の条例の制定について

 議案第76号 松戸市中小企業開業育成資金及び新分野開拓支援資金融資条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第77号 松戸市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第78号 松戸市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第79号 国保松戸市立病院附属看護専門学校の設置及び管理に関する条例及び国保松戸市立病院附属看護専門学校生徒修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第80号 千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について

 議案第81号 訴えの提起について(六高台市営住宅)

 議案第82号 和解及び損害賠償の額の決定について

 市立病院建設検討特別委員の選任



△開会

          午前10時4分開会



○池田清議長 ただいまから平成14年松戸市議会3月定例会を開会し、本日の会議を開きます。

 今期定例会に出席される理事者については、お手元に配付の出席説明員一覧表のとおりであります。



△諸般の報告



○池田清議長 これより諸般の報告をいたします。

 まず、市長から、報告第9号、委任専決事項について、監査委員から、定期監査の結果について3件、例月現金出納検査の結果について3件の報告がありました。それぞれお手元に配付の報告書のとおりであります。御了承願います。

 次に、12月定例会において可決されました「BSE(牛海綿状脳症)対策の強化に対する意見書」、「ノーマライゼーションの理念を実現するための学校教育に関する意見書」、「中小企業の金融問題に関する意見書」、「教育予算増額に関する意見書」、「義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書」、「骨髄バンクの利用にかかる医療保険の適用を求める意見書」及び「WTO(世界貿易機関)次期交渉に向けた意見書」の7件につきましては、平成14年1月4日付けをもって、国会及び関係行政庁に提出いたしましたので、御報告いたします。

 以上で諸般の報告を終わります。

 これより議事に入ります。

 本日の議事については、お手元に配付の日程表のとおり進めたいと思いますので、御了承願います。



△会議録署名議員の指名



○池田清議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、

    31番  中川英孝議員

    32番  杉浦正八議員

を指名いたします。



△会期の決定



○池田清議長 次に、日程第2、会期の決定を行います。

 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月26日までの26日間とすることに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○池田清議長 御異議なしと認めます。したがって、会期は26日間と決定いたしました。



△平成14年度施政方針説明



○池田清議長 次に、日程第3、平成14年度施政方針説明を議題といたします。

 市長の説明を求めます。

          〔川井敏久市長登壇〕



◎市長 本日ここに、平成14年3月定例市議会において、新年度予算案を始め、重要案件の御審議をお願いするにあたり、私の市政に臨む所信を申し述べ、市民の皆様並びに議員各位の御理解を賜りたいと存じます。

 光陰矢のごとし、平成6年の市長就任以来、はや8年が経過しようとしております。6月の審判を前に、みずからの時代認識と歴史観を踏まえ、「次代を担う子どもたちのふるさと・松戸」を創造するべく決意を新たにいたしておるところでございます。

 そこで、初心に返り、私の目指すまちづくりのデッサンをキャンバスに想い描いてみれば、そこには、四季折々の花が咲き、清流の音を背に、緑に囲まれながら、人々のにぎやかな笑い声が聞こえてくる原風景があります。

 一方、小学校や中学校の教室に視線を移せば、子供たちが高齢者と一緒になって、目を輝かせながら、インターネットにアクセスしたり、Eメールを交換するIT社会の姿があります。

 まさしく、古きものと新しきものが融合し、老いも若きも、市民一人一人がまちの主人公として、緑花清流のある豊かな自然環境の中で、健康で生き生きとした生活を営み、個性と活力ある新たなライフスタイルを創造できるまちがそこに存在しております。

 しかし、私が理想とするまちづくりを実現しようとしたとき、大きな障壁が立ちはだかっていることも揺るがせない事実であります。我々の先達は、百年余りにわたる近代化へのたゆまぬ努力によって、明治維新、そして、第2次世界大戦での敗戦という困難を乗り越え、今日の優れた文明社会を築き上げてまいりました。

 しかしながら、一方では物質や情報がはんらんし、科学万能主義や経済至上主義によって、逆に人間みずからの存在や尊厳が脅かされるという、人間が文明を主体的に制御しがたい状況があらわれております。このような歴史的経緯の中で、現代社会における「心の問題」がクローズアップされてまいりました。

 地球環境問題や、青少年犯罪の増加や悪質化などの社会現象は、まさしく心の豊かさや自然への畏敬の念を失い、また、地域を支える人々とのつながりが希薄になっていることが原因として挙げられます。

 また、心の荒廃は、個人の価値観を揺るがせ、基本的な道理を忘れさせ、組織の中にあって、本来果たすべき役割に対する責任を容易に放棄させようとしております。

 もう一つの大きな問題として、バブル経済崩壊後の10年にも及ぶ長い経済低迷が引き起こした深刻な財政状況を挙げることができます。経済の右肩上がりが望みがたい社会経済状況の変化を踏まえ、「入るを量って出ずるを制す」という財政運営の基本原則が重くのしかかってまいります。

 私は、この「心の問題」と「財政の問題」という社会全体を覆っている難問を解決するために、特に三つの取り組みに意を注いでまいりたいと考えております。

 その取り組みの第一は、「市民と行政が共に考え、共に汗を流す」新しい時代のパートナーシップの構築であります。市長として重責を担ったこの8年の間、市民と行政の強力なパートナーシップの下、行政情報の積極的な公開を行い、市民参加による協働のまちづくりを市政運営の根幹としてまいりました。

 例えば、運用開始以来アクセス件数が60万件を超えるホームページの開設、市長室直通ファックスと市長専用のメールボックスの設置、そして、情報公開条例の制定などクリスタルな市政の展開に努めてまいりました。

 また、江戸川松戸フラワーラインの整備、「川の一里塚」への桜の植栽、川の浄化対策や水に親しむ環境づくりなど、市民と行政が共に手を携えて、「ふるさと」と言える美しい自然環境の形成に努力してまいりました。

 現代社会の風潮として、地域社会の連帯感の喪失や郷土愛の衰えなどを憂える声を多く耳にいたしますが、私は、そのような時代にあって、豊かな市民生活を実現するためには、地域社会の再生こそが不可欠であると訴えたいと思います。

 「みずからのまちはみずから守る」という信念の下に、防犯パトロールを実施している町会や自治会、さらに、「地域に開かれた、地域とのふれあいを大切にする学校」という考えの下に、学校美化やIT教育を積極的にサポートする子供ちたちの保護者や地域住民の方々、福祉、環境、人権、男女共同参画など、あらゆる分野で意欲的に活躍されている皆様の「市民が主体となった活動」が、行政に向かって発している強烈なメッセージを感じずにはいられません。

 私は、こうした市民の求めに応じ、新たな市民サービスの担い手となるボランティアやNPOを始めとする各種市民活動が地域社会でますます発展することを目指し、必要な情報、啓発、学習、活動の場を提供するコミュニティ支援施設を、市民の皆様との連携の下、新年度中にオープンいたします。

 そして、21世紀の明るい、豊かな市民生活を実現させるのは、まさしく「ボランティア市民」であると考え、ボランティアやNPOなどの市民活動と行政が、直面する課題の解決に協働して取り組む「ボランティア推進都市」構想に向けた仕組みや制度を、市民の皆様とともに築き上げてまいりたいと考えております。

 次に、取り組みの第二として、新たな事業管理方式の構築を掲げたいと思います。

 それは、「実施計画」、「予算編成」、「評価システム」の有機的連結を図ろうという試みであります。

 本市の「財政の問題」につきましては、「財政改革計画」を現在まで着実に進めてまいりましたが、予想以上の税収の落ち込みと、地方交付税の改正や県単独補助金の廃止などが財源不足に追い打ちをかけております。このような非常に厳しい財政状況の中にあって、限られた財源で新たな時代の要請に対し、鋭敏に応えていかなければなりません。

 また、計画の策定においては、1月25日に閣議決定された「構造改革と経済政策の中期展望」の中でも、ようやくその重点を「事業量」中心から計画によって達成することを目指す「成果」とすべきであるとし、また、厳正な事前評価により事業の必要性が検証されたものを実施すべきであるとされ、手段としての行政評価の重要性を指摘しております。

 以上のことから、第2次実施計画策定において、「最少の経費で最大の効果を挙げる」べく、評価システムを用い施策と予算を連動させた管理方式を試みてまいりたいと考えております。

 最後に、取り組みの第三として、「松戸版教育改革」の実施を担保する工程表の策定であります。

 先ごろ、文部科学大臣は、新学習指導要領と完全週5日制の本年4月からの全面実施に伴い、学力低下に対する懸念への解消を図り、学習意欲の向上、個性・能力の伸長などをねらいとした「確かな学力」向上のための五つの方策を示しております。

 私は、昨年「人としての心の豊かさ」や「他人への思いやり」などの視点から、教育のあるべき姿を再構築するよう教育委員会へ指示いたしましたが、それらに加え、特に義務教育期間の学校教育において、「学力向上」と「IT教育」に力点を置くことが重要であるとの強い認識をかねがね有しておりました。

 社会的にも経済的にも厳しい時代の中にあって、社会に渦巻く矛盾を解決するかぎは、まさしく次代を担う子供たちの教育にあると確信しております。

 私は、子供たちが確かな学力に裏打ちされ、情報処理能力にたけ、そして何よりも他人への思いやりにあふれ、心豊かな人間として、自我が確立されるよう、教育改革の道筋を示す工程表を策定するよう教育委員会に強く指示してまいりたいと考えております。

 私の目指すまちづくりは、一朝一夕になし遂げることができないことは十分承知しておりますが、「心の問題」と「財政の問題」という、この二つの大きな障壁を、不屈の意思と果敢な挑戦によって乗り越え、市民サービスの向上に結びつけていかなければと、強く決意しております。

 ここで、経済の動向に目を転じますと、IT不況の影響や米国同時多発テロ事件の発生などにより、世界経済は同時的に減速しております。このような状況の中で、現下の日本経済は、輸出や生産の大幅な減少により、企業収益、設備投資が減少しており、さらに、雇用情勢は厳しさを増し、個人消費も低迷し、景気は一段と悪化しているとの政府判断が示されているところであります。

 そこで、政府は、日本経済が物価下落と景気後退が連鎖的に加速するデフレスパイラルに陥る危険性を懸念し、昨年12月に、総額4兆円余りの「緊急対応プログラム」を決定し、第2次補正予算を編成するとともに、併せて日本銀行による金融緩和措置などを実施しております。

 新年度政府予算については、平成13年度の第2次補正予算と一体としてとらえる、いわゆる15か月予算の考え方に立ち、そして、財政構造改革の第一歩として、歳出構造を抜本的に見直す「改革断行予算」との位置づけの下、一般会計予算の規模は、2年連続の減額となる81兆2,300億円、対前年度1.7%減という緊縮型となっております。

 また、地方自治体の予算編成の指針となる地方財政計画では、総額で87兆5,700億円、対前年度比1.9%減と現行制度となって以来初めての減額になっており、さらに、地方単独事業は10%の減少となるなど、地方財政は極めて厳しい状況に立たされております。

 しかしながら、私は、このような状況にあっても、まちづくりの歩みを停滞させないとの強い信念の下、最終年次を迎える第1次実施計画の推進に意を尽くし、予算編成に当たってまいりました。その結果、本市の新年度当初予算は、一般会計で1,115億2,000万円、対前年度比0.3%の微増となりますが、起債の借り換え分を控除しますと、実質的には0.5%の減額としたところであります。このうち、第1次実施計画については、平成14年度に予定された221事業の88.2%に当たる195事業に約124億円を充当したところであります。

 以上が、新年度における施政の基本的な考え方と予算編成の結果でございますが、昨年発生いたしました、市民の皆様の信頼を裏切る事件について、この場をお借りして改めて衷心よりおわび申し上げます。今後は、公務員倫理の確立と、再発防止のさらなる指導徹底を図り、市民の信頼回復に努めてまいります。

 以下、新年度の主要な施策について、第1次実施計画の体系に沿って説明させていただきます。

 初めに、「連携型地域社会の形成」を目指す施策について申し上げます。

 昨今の社会問題化している児童虐待の増加を始めとして、人類固有の権利である人権がないがしろにされるケースが顕在化してきたところでありますが、互いを支え合う地域社会を実現するためには、市民一人一人が互いを理解し合い、人権を尊重する意識を向上させることが重要であると考えます。

 そこで、「DV防止法」を始めとする人権関連の種々の法制度の整備が進む中、本市では市民のだれもが、かけがえのない人間として尊重され、生き生きと生活できる地域社会の実現を図るため、「人権施策推進に係る指針」に基づいて、すべての行政領域にわたって体系的、具体的な行動計画の策定を進めておりますが、学校教育や社会教育での人権教育・啓発の推進や各種相談、人権侵害救済支援体制の整備などを通じて、また、市民との協働体制を築くことによって人権が尊重されるまちづくりの推進を図ってまいります。

 次に、21世紀の重要課題である「男女共同参画社会の実現」については、政策のすべてにわたってジェンダーにとらわれない考え方を導入し、表面上の男女共同参画ではなく、事実上の男女共同参画の推進を図っているところでありますが、新年度には、子供がジェンダーフリーを弾力的に学べる学習プログラムの作成に着手いたします。

 次に、パートナーシップによるまちづくりを進めるためには、ボランティアやNPOなどの各種市民活動と行政が、協働してまちづくりを考えていくことがより求められてまいりました。そのため、本市における協働の実績を踏まえつつ、さらに発展的、効果的な協働に向けた具体的な施策の展開について、基本的な方針を市民の皆様とともに研究する検討委員会を設置いたします。

 さて、お金ではあらわせない「善意」の価値を交換するための通貨として、いわゆる「エコマネー」というものがございます。本市といたしましても、地域コミュニティの活性化を図ることを目的として研究に取り組んでまいります。

 また、職員が地域に赴き、行政が持つさまざまな情報を市民の皆様と共有できるよう、「パートナー講座」の出前につきましても取り組みます。

 現在、自治会活動などの拠点となっている地区集会所につきましても、建設及び修繕にかかる費用に対して、引き続き助成してまいります。

 さらに、地域コミュニティ活動のため、新松戸市民センターにコミュニティ会議室を、また、八柱市民センターに第2会議室を設置し、利用者の利便性の向上を図ります。

 住民の知る権利を保障し、開かれた市政を実現するための情報公開の一環として、新年度はインターネット技術を活用し、松戸市議会会議録を市民の皆様に対して公開するためのシステムを議会と協議しながら構築してまいりますとともに、本市の例規集データをホームページに掲載するなど、ITを活用した行政情報の公開を一層推進してまいります。

 さて、急激な勢いで産業秩序の変革をもたらすITの進展は、「i.cityまつど」を推進する原動力ともなっており、電子自治体が生み出す行政サービスの高度化・効率化は市民生活の向上をもたらします。

 また、市民の情報リテラシーの向上は、地域住民相互のコミュニケーションの活発化のみならず、インターネット社会がもたらす多くの恩恵を利用者に還元いたします。そのため新年度は、利用者がITに関する質問に対してアドバイスを受けながら、自主学習できるコーナーを文化ホールに開設いたします。

 また、本庁と主要な出先機関の専用ネットワークを構築し、情報の相互利用を可能にすることと併せて、将来的にはインターネットを利用した電子申請などの新たな行政サービスを提供するための基盤整備を推進してまいります。

 続きまして、「豊かな人生を支える福祉社会の実現」を目指す施策について申し上げます。

 ここ数年来の保健・医療・福祉を取り巻く環境は刻々と変化しております。厚生労働省から、少子・高齢化が予想以上に早く進む結果、日本の人口が急速に減少し始めるとの予測が出されました。このことにより年金、医療、介護などの枠組みについても再構築が迫られようとしております。

 私は、このような環境にあっても市民と行政が共に考え共に行動し、市民の皆様がいつまでも住み慣れた地域で、自分らしく生き生きと暮らせる、地域に根差した個性のある地域福祉社会の実現を目指してまいります。

 そこで、新年度ではまず、平成15年度から策定される「地域福祉計画」の準備に向け、複数のモデル地区に市民のボランティア参加による「地区市民プラン提言委員会」を設置し、地域福祉計画が意図するところの市民と行政のパートナーシップによる地域福祉の推進を図ってまいります。

 また、介護保険も3年目を迎え、引き続きその着実な推進を図るとともに、平成15年度から19年度までを計画期間とする介護保険事業計画を包含した高齢者保健福祉計画を新たに策定し、高齢者が自立した生活を送れるよう、積極的に取り組んでまいります。

 高齢者福祉施設の整備については、社会福祉法人が整備する「特別養護老人ホーム」1か所100床、「ケアハウス」2か所100床に対し引き続き補助するとともに、在宅福祉サービスについては、介護予防、生活支援のためのサービスメニューを充実し、高齢者の在宅生活を支援してまいります。

 また、高齢者などに対するインフルエンザ予防接種については、公費負担による接種を継続し、発病や重症化の防止を図ってまいります。

 次に、障害者福祉施設の整備については、50人定員の市内に初の「知的障害者入所更生施設」を整備する社会福祉法人に対し補助するとともに、市外の施設に対しても補助することにより、本市の入所枠を確保し、待機者の解消を図ってまいります。

 また、障害者の自立と社会参加を促進するため「身体障害者福祉作業所」2か所、「知的障害者福祉作業所」1か所の運営に対して新たに助成いたします。

 精神保健法の改正による、精神障害者に関する事務委譲の対応としては、必要な体制を整備するとともに、保護者が疾病などの理由により介護が困難になった場合に、一時的介護に要した費用を新たに助成します。

 次に、児童虐待や夫から妻への暴力が社会問題になっており、有効な未然防止、緊急対応、自立支援を図るため、市民の人権尊重と保護に向けた関係機関によるネットワーク体制を構築いたします。

 また、保護者のいない児童などの保護と自立支援及び一時的な児童養育を目的とした児童養護施設の併設施設を活用して、短期入所事業及びこども館事業を実施するとともに、施設整備費の一部について補助いたします。

 ファミリーサポートセンターについては、事業を拡大し、出産後の母親のいる家庭に提供会員を派遣し、家事・育児の支援をしてまいります。

 本年4月からの公立学校の完全週5日制や需要増に適切に対応するため、学童保育については、土曜日午前中の保育の実施を支援するとともに、移転を含め2か所の学童保育所を整備いたします。

 また、野菊野こども館については、土曜・日曜日を開館し、児童の健全育成を積極的に進めてまいります。

 保育所については、保育需要の増加に対応し、待機児童0を目指して、新たに保育所を整備する法人及び分園の本園化を図る法人に対し支援いたします。

 次に、健康の維持・増進については、従来、健康増進センターで実施しておりました健康増進コースを刷新するとともに、市内3か所の保健福祉センターでの実施に移行し、さらに質の高い効率的で一貫性のある保健事業へと転換を図ります。

 また、小児の救急医療需要に対応した医療体制の確立を図るため、「小児救急センター」の設置に向けて、準備作業に着手いたします。

 次に、国民健康保険特別会計については、保険料の引き上げを極力抑制するため、本議会の補正予算に一般会計からの繰り入れを提案させていただいておりますが、なお収支が厳しいことから保険料を改定せざるを得ない状況でございます。御理解を賜りたいと存じます。

 さて、病院事業については、地域の中核病院である市立病院の建て替えが急務となっております。議会におかれましても、昨年には「市立病院建設検討特別委員会」を設置していただきましたが、新年度は、市民の利便性や病院機能の効率的な運用を図るために必要な調査などを実施するとともに、議会の御提言はもちろんのこと、市民の皆様からの御意見をいただくことを含め、新病院建設の道筋をつけてまいりたいと考えております。

 また、MRI(磁気共鳴断層診断装置)などの高度医療機器の更新を行い、さらに精密な診断と、それに伴う早期治療と救命救急の実践を図ります。

 なお、昨年より松戸医師会が中心となり、準備を進めてまいりました地域医療情報化のための「地域共有電子カルテシステム」についても、新年度から「松戸市電子医療情報ネットワーク事業」として、市内の民間38医療機関とともに両市立病院での運用を開始いたします。

 続きまして、「次代を育む文化・教育環境の創造」を目指す施策について申し上げます。

 創造性や豊かな人間性に富んだ多様な人材を養成することは、未来を予測することが困難な時代において最も重要なことであります。

 国においては、教育、科学技術、学術、文化、スポーツの振興を「未来への先行投資」と位置づけ、施策の充実を図り、また、教育こそ社会の存立基盤であるとし、学校教育を中心とする教育改革を着実に推進すると平成14年度の年頭に所感を述べております。

 本市におきましても、国の教育改革を尊重しながらも、これらの改革を実効性のあるものとしていくためには、やはり地域の実情に即した独自の改革計画が必要であります。

 また、地域の次代を担う人材を養成するには、学校だけでなく地域や家庭とが連携して子供たちを育んでいくことが、極めて重要であります。現在、教育委員会において、こうした地域の人材の養成など、実効性のある改革計画の策定を、市民とのパートナーシップの下、取り組んでいるところであります。

 そこで、生涯学習の推進について申し上げます。現在、「松戸市教育改革市民懇話会」においてさまざまな検討・議論がなされており、新年度は幅広い視点からの改革提言をいただき、生涯学習基本計画を策定いたします。

 次に、学校教育の推進については、学校教育の充実を図るため、本市独自に児童生徒の社会生活において、必要な基礎基本の習得状況を総合的にとらえる調査研究に着手いたします。

 高度情報化に伴い情報教育を推進するため、小学校及び中学校の全校にインターネットの接続を完了いたしました。

 また、地域の方々のボランティアによる「教育メディアサポート隊」により、馬橋小学校の校内LANを整備することができました。学校施設の情報教育基盤整備や情報教育の推進にとりましても、このような温かい御支援は非常にありがたいと感謝しておる次第であります。新年度も引き続きこうしたボランティアの皆様とのパートナーシップを深め、御協力を賜りながら小学校の校内LAN整備を推進してまいります。

 さらに、将来的な教育情報センター機能も視野に入れまして学校間のネットワーク化を図り、有害情報対策やセキュリティ対策を講じるなど安全なインターネット環境を整備いたします。

 IT教育のさらなる充実を図るため、小・中学校のコンピュータ教室については、現在の22台から児童生徒が1人1台使用できる42台へとコンピュータの整備を進めます。小学校については更新時期に合わせ、中学校については新年度から3か年で更新・増設してまいります。

 これらの整備により、児童生徒が情報機器を活用して、主体的に学習に取り組むことができるようになるものと期待しております。さらに、コンピュータを活用した授業について今後とも研究を深め、教員の指導力の向上を図ります。

 また、さまざまな悩みを抱える児童生徒に適切な対応を図るため、専門的な知識や経験を有する臨床心理士などをスクールカウンセラーとして中学校に配置しておりますが、新年度は配置校をこれまでの9校から3校増やし12校といたします。

 学校施設の整備については、児童生徒の安全を確保するため、耐震診断に基づく耐震補強工事を実施し、教育環境を向上を図ります。

 まず、相模台小学校ほか1校の校舎の耐震改修工事を実施し、中部小学校ほか3校については、屋内体育館の耐震改修工事を行います。

 中学校については、第一中学校と新松戸南中学校の校舎の耐震改修工事を実施いたします。

 市立高校においては、引き続き「松戸市高志教育振興基金」を活用いたしまして、各教室にコンピュータを整備するとともに、校内LANに接続してネットワークを構築します。

 これらの情報基盤整備により、生徒の情報活用能力の向上を図り、今後の高度情報化社会に貢献できる人材の育成を図ってまいります。

 国際人文科については、従来から実施しております短期海外生徒研修の一層の充実を図り、生徒の国際感覚を養成いたします。

 幼児教育については、子供たちの教育において極めて重要な役割を担っていることから、新年度も私立幼稚園に対する園児補助金などの増額をいたします。

 次に、生涯にわたるスポーツ活動の支援については、スポーツを通じて近隣諸国との友好親善及び競技力の向上を図ることを目的に、韓国テグ市とスポーツ交流事業を行ってまいりましたが、新年度はテグ市においてソフトテニスによる交流を実施いたします。

 さて、日常的な国際交流と外国人市民のための施策は、内なる国際化を推進し、人権尊重と世界平和につながるものであります。

 そこで、13か国20名の委員で構成される「外国人トークフェスト」から市への意見・要望が、近々報告される予定ですが、以前から要望の多い情報提供の充実の対応策の一つとして「松戸駅東口案内図」を配布いたします。新年度も引き続き「外国人トークフェスト」を設置し、「国際化推進プラン」策定に向けて、外国人市民の意見を伺ってまいります。

 また、ホワイトホース市との姉妹都市提携記念日である5月12日を両市民の友情を確かめ、緑化啓発を図ることを目的として、「グリーン・ツリー・デー」(樹の日)とし、21世紀の森と広場において、記念植樹式を行うことと併せて、パークセンター内で「姉妹都市写真パネル展」を開催いたします。

 次に、多様な文化・芸術の創造については、個性的で良質な市民文化の創造の場として「齋藤邸」に整備しました竹紙工房におきまして、本格的に竹紙の製作を始めます。このことにより、新たな文化が創造されるものと大いに期待しております。

 博物館では企画展として、鳥取県の御協力をいただきまして、「弥生人の脳の発見」で有名となりました「鳥取県青谷上寺地遺跡展」を他県に先駆けて開催いたします。1800年前の「弥生人の脳」を始め大陸との交流をうかがわせる多くの鉄製品など貴重な資料を、市民の皆様に直接ごらんになっていただきたいと思います。

 また、東京高等工芸学校の卒業生であり、お菓子や調味料など暮らしに密着した商品の宣伝広告について広く知られたグラフィックデザイナーの故大橋正氏の作品が遺族から寄贈されたことを記念しまして、「大橋正ポスター展」を開催いたします。

 戸定歴史館では、徳川昭武の姪に当たり、現代かな書の最高の書き手の一人と評され、皇后陛下の書道の師でもある「藤岡保子展」を開催し、書画や染色品など多彩で貴重な作品を市民の皆様に御紹介いたします。

 続きまして、「安全で快適な生活環境の実現」を目指す施策について申し上げます。

 21世紀の初頭の今、あらゆる人に優しく、安心して子育てができ、市民それぞれのライフスタイルなどに応じて、くつろぎとゆとりある生活を実感できる良好な生活空間づくりが重要となってまいりました。

 そこで、本市のまちづくりについては、既に策定されている松戸市総合計画、都市計画マスタープランなどを踏まえ、環境、景観、秩序ある開発といった具体的な要素を視野に入れ、理念や方向性などを検討してまいります。

 さて、宅地開発に関して無秩序な市街化を防止することを目的とした「松戸市まちづくり指導要綱」については、本年4月から「松戸市における宅地開発事業等に関する条例」として、良好なまちづくりに向け周辺環境との整合が図られるよう、開発行為を適正に規制誘導してまいります。

 建築基準法の一部が改正されたことにより、市街化調整区域内のさらなる良好な環境を目指し、建ぺい率、容積率などといった形態の指定基準を土地利用の実態に考慮しつつ設定するため、新年度については、既存の建築物などの実態調査を実施してまいります。

 また、市営住宅につきましては、引き続き民間からの借り上げ方式により供給してまいります。

 次に、人と生き物が共生できる緑と花のあふれるまちづくりを目指し、市内に残された貴重な緑資源である樹林や樹木の保全を目的に指定地区の拡大を図り、市民の皆様とともに緑化の推進にも努めてまいります。さらに、「森林ボランティア」などによる樹林管理を、市民の皆様の御協力をいただきながら促進してまいります。

 また、「グリーン・ツリー・デー」(樹の日)の制定と併せて、公募により、親しみがあり、ふるさと意識が持てる「市の木」「市の花」を追加し、新たに「市の鳥」を制定してまいりたいと存じます。

 貴重な歴史的遺産が現存します根木内歴史公園につきましては、豊かな自然環境を保存し、活用しながら早期開園を目指してまいります。

 また、緑の拠点である「21世紀の森と広場」については、「木もれ陽の森」に、新年度に開設するアウトドアセンター管理棟を利用した野外生活体験事業の一環として、まず試行的にキャンプ体験を進め、自然との直接的なふれあいの中で、水や緑の大切さを学び、さまざまな人との交流ができるよう施設運営について工夫してまいります。

 さて、地球規模の環境問題に対処し、「自然と共生した環境にやさしい都市」の実現が求められている現在、市民、事業者、行政がそれぞれの責務を踏まえつつ、各主体の連携により、廃棄物の発生抑制、循環資源の再使用、再生利用及び熱回収による循環的な利用の推進が求められております。そこで、新年度は新エネルギーの導入についての研究を開始し、「地球の環境にやさしいまち」を築く基盤の整備に着手いたします。

 また、市民の皆様には、8分別収集に御協力をいただいているところですが、利便性の向上とさらなる分別の徹底を図るため、5月の3連休と年末年始の4日間を除き、祝日並びに振替休日のごみ収集を延べ12日間増やしてまいります。

 街路樹などから発生する剪定枝のチップ化については、堆肥化などによる再資源の有効活用に引き続き努めます。

 さて、天災・人災を問わず社会的不安を生じる災害、事故、事件が続発し、人々の安全に対する関心は高まっております。安全で安心な社会を構築するためには、地域の災害対応力を高める必要があります。

 本市では「地域防災計画」に基づき、災害に強いまちづくりを目指しているところでありますが、緊急時の飲料水の確保に備えるため、南部小学校の受水槽に緊急遮断弁を設置し、ライフラインの確保に努めてまいります。

 また、六実第二小学校に、災害時の応急活動に必要な資機材や、食糧などの生活必需品を確保するための簡易備蓄用防災倉庫を設置いたします。

 さらに、本年度からPFIの手法を活用し、避難誘導施設の整備を進めておりますが、インターネット型及び電光表示付案内板を含め、通常の避難誘導板と合わせて100基を設置する計画を推進いたします。

 市民生活に直結した消防・救急体制といたしまして、災害発生後の危機管理、いわゆるクライシスマネジメントの強化を図るため、地震などの大規模災害に対し、高い機能が発揮できる基幹消防署として、本年8月には五香消防署を開署いたします。

 また、救急救命士の養成と併せて、馬橋消防署には市内6番目となる高規格救急自動車を配置いたします。

 今後とも、昨年12月から運用を開始した「赤い救急隊」いわゆる「赤救」との連携により、さらなる救急救命の向上を目指してまいります。

 さらに、新たにテロリズムなどの人的な災害対策といたしまして、放射性物質、炭疽箘や神経ガスなどいわゆるNBC対応の簡易防護服、刃物から身を守る防刃防護服などを整備し、消防職員の災害活動の充実・強化に努めます。

 地域の皆様により構成されております消防団につきましては、新作の消防センターを整備するとともに、全消防団員の夏の作業服を、機能性と材質の優れた活動服に更新いたします。

 一方、多発する路上強盗などの犯罪防止策といたしまして、昨年末、「市民生活安全パトロール」を実施したところですが、市民の皆様の安全性・安心感の確保に大変効果があったものと思います。これを契機として、適宜、パトロールを再開し、セーフティー・ネットワークの拡充に努めてまいります。

 また、主要駅前広場内においては、「不法占有物件等」を始め、現状、目に余る行為もあることから、所轄警察署と連携を図り、監視・指導の強化に努めてまいります。

 さらに、これらが実効性のあるものとして機能できるよう、条例化も視野に入れて取り組んでまいります。

 次に、自転車放置防止事業につきましては、路上駐車対策事業の実施による歩行者の安全確保と併せて、新年度は、松戸新田駅、稔台駅並びに小金城趾駅周辺地区において自転車駐車場の改修工事を実施し、使用者の安全確保に努めます。

 自立を目指した消費者行政の推進につきましては、21世紀に入って、消費者問題は一層高度化、複雑化、専門化して対応が難しくなってきております。そこで、消費者相談が集中する休日明けの相談員を増員し、相談体制を強化することにより、消費者の被害の減少を目指します。

 続きまして、「魅力ある都市空間の形成と産業の振興」を目指す施策について申し上げます。

 本市のまちづくりにおいては、急速な都市化の時代を経て、安定・成熟した都市型社会の時代を迎えつつある一方、21世紀においても自然環境の保全や良好な景観の形成など、より一層適切に対応していくことが求められております。

 このような状況下で地域の特性に応じて、自然との調和、環境に配慮した土地利用を誘導するとともに、住む人、訪れる人にとって魅力と活力にあふれた都市空間を形成し、災害に強い安全都市を実現してまいります。

 まず、都市環境の整備について申しますと、適切な土地利用を誘導する市街地整備については、高度経済成長期の急激な都市化に対処し、良好な居住環境を形成するため、主として土地区画整理事業により計画的なまちづくりを進めてまいりました。

 現在施行中の北総3地区及び二ツ木・幸谷地区は、事業運営が非常に厳しい状況でありますので、組合自助努力の下、事業の再建に取り組み、早期の完成を目指して鋭意努力してまいります。

 また、市街地再開発事業につきましては、現下の厳しい経済状況下では事業化は困難でありますが、引き続き地元主体の下、十分な検討を重ね、合意形成を図ってまいります。

 さて、活力と魅力ある地域づくりにとりまして、河川の水辺空間は自然環境や歴史的な資源として貴重であり、市民の皆様に多岐にわたり利用されております。そこで、市民参加の懇話会を設置し、環境に優しく防災機能も有し、気軽に楽しめる水辺の散策路を形成する「水辺の健康エコロードづくり」について検討を進めてまいります。

 市民や来訪者に、水と緑と歴史を体験していただく「回廊プランづくり」については、まず、自然豊かな回廊として富士川や北千葉導水路を始め、歴史を感じさせる道路及び緑地や、この春にオープンいたします「東平賀公園」などの資源を持つ小金地域において、ルートを策定し、マップを作成するなど普及・啓発に努めてまいります。

 次に、都市基盤の整備についてですが、地下鉄11号線の松戸延伸につきましては、引き続き関係機関への働きかけを行うとともに、事業化に向けた調査・検討を行ってまいります。

 都市活動を支える重要な役割を担っている道路交通環境は、快適で人に優しい安全な環境が求められております。そこで、市民のニーズに合った、より利用しやすい駐車場として、松戸駅西口地下駐車場を改修してまいります。

 次に、都市間交通を支える広域的な道路網の整備につきましては、広域的な道路交通ネットワークの中でも、主要な幹線道路である東京外郭環状道路のさらなる工事促進を要請してまいります。

 街路事業につきましては、市内各生活圈の交通連絡性・移動機能性を高めるため整備を進めております市内幹線道路のうち、3・3・7号横須賀紙敷線日暮−河原塚間を新年度の早期に供用開始し、3・4・20号岩瀬串崎新田線の胡録台地区につきましても、新年度中の完成を目指してまいります。

 なお、各地域を結ぶ環状道路などにつきましても、引き続き整備に努めてまいります。

 また、県施行である3・4・16号葛飾橋矢切線の主要地方道、市川・松戸線につきましては、早期完成を目指している小山から三矢小台三丁目区間と、昨年事業着手いたしました三矢小台三丁目から下矢切長作区間のさらなる整備促進を要請してまいります。

 3・4・17号稔台六実線の六実踏切立体交差化については、県・市・地元が三位一体となり、活力にあふれたまちづくりを目指し、鉄道の高架事業を推進してまいります。

 新松戸駅西口の駅前広場については、新年度に工事を完了し、平成15年度当初の供用開始に向けて整備を進めてまいります。

 次に、人にやさしいまちづくりを推進する上で、必要不可欠なバリアフリー化については、市民に身近な交通手段である路線バスの利便性向上を図るため、だれもが乗り降りしやすいノンステップ・バスの導入に対して支援してまいります。

 また、バス交通につきましては、規制緩和により環境が大きく変わろうとしておりますので、本市の望ましいあり方について、基本計画を策定し、サービス機能の充実を目指してまいります。

 新京成線五香駅では、西口外階段に、車いす対応型のエスカレーターを設置するとともに、駅構内通路の身体障害者対応トイレの設置に対しても積極的に支援してまいります。

 なお、交通バリアフリー法に基づく基本構想づくりについては、市内の鉄道駅を中心とした現況基礎調査を行い、研究してまいります。

 治水対策については、河川流域の浸水被害を解消するため、鋭意、整備を進めてまいります。

 まず、真間川水系国分川の河川改修については、引き続き自然環境に配慮し、推進してまいります。

 また、新年度は、市民に親しまれる水辺空間の保全を図る多自然型の川づくりとして、水辺におり、河川観察ができる階段施設を整備いたします。

 準用河川上富士川の改修については、県道松戸・柏線の橋梁架け替えの整備に併せて河道改修を実施することにより、おおむね事業が完了いたします。

 前田川雨水幹線については、引き続き整備を進めるとともに、特に台風シーズンの大雨により溢水が心配される上流部の中和倉・八ケ崎六丁目地先の対策として、八ケ崎小学校に雨水貯留浸透施設を整備し、水害のない安全なまちづくりを推進してまいります。

 下水道整備については、限られた予算の中で効率的な運営を行うとともに、水洗化の普及・促進を図り、普及率70%を目指します。

 市営水道については、安全で良質な水を安定して供給していくため、老朽管の布設替えや小金浄水場の拡張整備を計画的に実施してまいります。

 次に、活力ある産業の振興についてですが、日本経済が長い低迷から脱することができず、その余波を受け活力が低下している地域商店街の活性化を図ることが、今強く求められております。人々が集い、にぎわいあふれる魅力的な商店街づくりを促進するため、松戸駅周辺の商店会が中心となって6月に実施する、国際大道芸イベント「オーストラリア・アート・フェスティバル」と併せて、本年も12月に伊勢丹前広場で行われる「雪降る街・松戸」事業へ支援をいたします。

 また、商店街が実施する事業への支援といたしまして、街路灯設置にかかる費用への助成並びにポイントカードシステムの導入に対し、機器購入費の一部を補助いたします。

 さらに、新たな空き店舗対策の試みとして、商店街みずからが活性化するために取り組む、新規開店・開業を志す人たちのための「人づくりの場」の運営に対して支援してまいります。

 なお、起業希望者及びベンチャー企業に対しては、現行の無利子融資制度に加え、一定の要件の下に、無担保・無保証人で利用できる資金の融資制度を新たに創設し、誘致・育成に努めてまいります。

 また、秋には「二十世紀梨交流事業」といたしまして、二十世紀公園において、鳥取県から贈呈される「感謝の碑」の記念式典を開催するとともに、昨年に引き続き、鳥取県民の皆様の「松戸まつり」への参加も予定されております。

 次に、労働施策につきましては、現下の雇用情勢において完全失業率が過去最高を記録するなど、一層厳しさを増しております。本市では、「緊急地域雇用創出特別基金事業」により、新松戸駅前広場清掃事業を始め、10課14事業を計画し、積極的な雇用対策を実施してまいります。

 さて、水質・大気の浄化や安らぎの場の提供など農業の持つ多面的な機能は、その生産活動を通じて都市にさまざまな恩恵を施してくれます。本市では、朝市の復活などの取り組みにより、地場野菜を市民の皆様の食卓に提供する「地産地消」の振興を支援し、引き続き環境保全型農業を推進いたします。

 また、農業環境の変化に対応した施策として、農業後継者を中心に新たに進められている「ハウス栽培イチゴの直売」の定着化を図るとともに、現在検討中のロゴマークなどの普及により、松戸農産物のブランド化及び市場シェアの拡大などの促進を図ってまいります。

 次に、観光の振興につきましては、市民の皆様に潤いとふれあいの場を提供する「松戸花火大会」を、幅広い市民参加の下に引き続き開催し、「心のふるさと松戸」づくりを図ってまいります。

 江戸川舟運計画につきましては、小山の防災用船着場が完成し、平常時の活用策を含めて検討してまいったところですが、新年度は民間事業者の参入に向けた課題を検討するため、有料乗船による社会実験及び学校教育における河川環境学習を予定しております。

 続きまして、「都市経営の視点に立った行財政運営」を目指す施策について申し上げます。

 市民ニーズに的確に対応できる自立した自治体として、地方分権時代を生き抜いていくために進めている「財政改革計画」、「組織改革」、「評価システム」の試みも3年目を迎え、その真価が問われる時期となっております。

 まず、「財政改革計画」についてでございますが、新年度は、平成11年度から4年間の重点期間の最終年次となります。この間、全職員が一丸となって積極的に健全化に取り組んでまいりました結果、当初予算における各年度の歳入面の増収額と歳出面の削減額の総額は、平成11年度は約11億円、12年度は約26億円、13年度は約25億円の成果を生み、14年度は約22億円を生み出せるものと見込まれ、これら単年度の集計では、総額約84億円となります。

 また、累計で申し上げますと、この4年間における職員定数150人の削減や受益者負担の見直しなど、翌年度以降の予算にも反映されてくる実施項目について積極的に努力した結果、中期的財政見通しにおいて見込まれた収支不足額約120億円の解消はもとより、4年間の増収・削減の累計額を約173億円とする効果をも生み出しました。

 しかしながら、市税等の一般財源の伸び悩みなど本市を取り巻く環境は一層厳しくなると推測されることから、今後とも市民サービスの低下とならぬよう、意を尽くしながら、これまで以上に経営基盤の強化に努めてまいります。

 なお、本年4月からペイオフの解禁も控えております。市民の財産である公金については、金融環境の変化に即応した公金管理に努め、遺漏なきよう万全を期してまいります。

 次に、組織改革については、新たに総務企画本部総務課に「IT担当室」を、地域振興課に「ボランティア担当室」を、河川清流課に「清流ルネッサンス担当室」をそれぞれ設置し、「i.cityまつど」、「ボランティア推進都市まつど」、「緑花清流によるまつどの創生」の推進を図ります。

 人材育成については、平成16年度からの本格的な電子自治体として、確実な対応と市民サービスの向上を図ることを目的に、職員に対し意識改革、情報リテラシー向上のためのIT研修を実施してまいります。

 さて、新年度は、平成15年度から19年度までの5年間を計画期間とする第2次実施計画の策定の時期でございます。第2次実施計画は、前期基本計画の目標をどの程度達成していくのかを明確に示し、市民生活がどのように向上していくのかを説明できるよう、市民の視点に立った目標管理型の実施計画とすることを策定方針としております。

 その策定方針に基づき、「評価システム」の手法を活用し、前期基本計画の各施策の「目的」・「指標」の検討をする中で、全委員公募による「行政需要市民懇話会」からの意見も聴取したところです。

 実施計画事業の策定にあたりましては、今後の財政の見通しや人口動態を勘案するとともに、評価システムを活用した全事業の再点検・再構築及び予算との連動を試みた計画を策定してまいります。その過程においては、市民の皆様並びに議員各位にその都度御報告をし、御意見をいただきながら進めてまいります。

 以上、新年度を迎えるにあたり、所信の一端を申し述べさせていただきました。

 地方分権一括法施行後、2年が経過しようとしております。今後、地方分権を進めていくためには、税財源の移譲が必要不可欠であり、喫緊の課題となっております。しかしながら、税財源の移譲は、依然として棚上げされたまま基礎的自治体である市の事務事業は年々増加しております。

 また、一方で市民からの行政需要は、高度・多様化しております。専門的対応の必要性が強調されるなど、地方自治体を取り巻く環境は非常に厳しいと言わざるを得ません。

 事務事業の増加と行財政資源の制約という二律背反する困難な命題を解決するため、今ほど自治体の力量が問われている時はありません。

 私は、まず行政が行うべきか、市場に任せるべきかという行政の守備範囲を明確にしていくとともに、国・県に対しましても役割分担の見直しを求めていくことが肝要だと考えております。

 そして、ボランティアやNPOを始めとする各種市民活動との積極的な連携を図り、市民の皆様との「協働」を基調として、この難局を乗り越えてまいりたいと考えております。

 さて、先般、本市にとって非常に明るいニュースが飛び込んでまいりました。それは、茨城県龍ケ崎市の流通経済大学が、遅くとも平成16年4月に、学部の一部を新松戸に移転する計画を進めているとの知らせであります。今後、新松戸駅周辺地区が、若者の息吹みなぎるエリアとして、また、鉄道結節点としての有利性を生かし、総合計画でうたっている活力ある交流都市づくりに向け、さらなる発展を遂げられるよう支援してまいりたいと存じます。

 私は、市長就任以来今日まで、「行政リストラ実施計画」を始めとして、21世紀の未来を築く「総合計画」の策定と推進、健全財政を担保するための「財政改革計画」の策定と実施、「組織改革」の断行、「評価システム」の導入など、真剣で幅広い議論と、多くの方々の御協力の下、活力に満ちた市民生活を築くために、精いっぱい努力してまいりました。

 構造改革が脚光を浴びる中、私こそ、改革の旗手であるとの自負を抱き、至らぬは謙虚に反省し、冒頭で申し上げましたとおり、行政運営に対する不断の取り組みを進めてまいる覚悟でございます。

 今後とも「市民党」の代表として、市民の皆様並びに議員各位の御協力をいただきまして、市長としての責務を完遂してまいりたいと念じておりますので、引き続き絶大なる御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げ、施政方針の説明とさせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○池田清議長 以上で施政方針説明を終わります。



△議案の上程



○池田清議長 次に、日程第4、議案第46号から第53号及び第83号の9件を一括して議題といたします。

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 議案第46号 平成13年度松戸市一般会計補正予算(第4回)

 議案第47号 平成13年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算(第1回)

 議案第48号 平成13年度松戸市松戸競輪特別会計補正予算(第1回)

 議案第49号 平成13年度松戸市下水道事業特別会計補正予算(第2回)

 議案第50号 平成13年度松戸市老人保健事業特別会計補正予算(第1回)

 議案第51号 平成13年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第2回)

 議案第52号 平成13年度松戸市水道事業会計補正予算(第1回)

 議案第53号 平成13年度松戸市病院事業会計補正予算(第2回)

 議案第83号 損害賠償の額の決定について



△提案理由の説明



○池田清議長 提案理由の説明を求めます。

          〔川井敏久市長登壇〕



◎市長 ただいま上程いたされました議案第46号から議案第53号まで及び議案第83号の9件につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。

 まず、議案第46号、平成13年度松戸市一般会計補正予算(第4回)についてでございますが、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ47億9,233万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,172億8,531万6,000円にいたそうとするものでございます。

 今回の補正予算につきましては、事務事業の確定に伴う計数整理を行うとともに、繰越金、利子割交付金、国庫支出金及び財産売払収入などを主な財源といたしまして、財政調整基金積み立て、秋山土地区画整理事業補助、土地開発公社先行買収用地買い戻し、庭球場改修事業及び国民健康保険特別会計繰出金その他特別会計・企業会計負担金等を補正いたすものでございます。

 次に、継続費の補正につきましては、五香消防署建設事業において、継続費の総額及び年割額の補正をいたすものでございます。

 次に、繰越明許費につきましては、国の補正にかかわる特別養護老人ホーム施設建設費等補助金ほか12件につきまして、それぞれ事業の年度内完成が見込めないため、繰り越し措置をいたすものでございます。

 また、地方債の補正につきましては、追加及び変更について、それぞれ所要の補正をいたすものでございます。

 次に、議案第47号、平成13年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算(第1回)についてでございますが、保険給付費等について所要の補正をいたすとともに、平成14年度の本特別会計の財政状況を勘案し、一般会計からの繰入金を財源として、国民健康保険事業財政調整基金への積み立てをいたすものでございます。

 次に、議案第48号、平成13年度松戸市松戸競輪特別会計補正予算(第1回)についてでございますが、人件費並びに市営競輪開催終了に伴う計数整理等所要の補正をいたすものでございます。

 次に、議案第49号、平成13年度松戸市下水道事業特別会計補正予算(第2回)についてでございますが、繰越金などを財源といたしまして、水道ガス等本設負担金などにつきまして所要の補正をいたすとともに、繰越明許費の設定並びに地方債の変更をいたすものでございます。

 次に、議案第50号、平成13年度松戸市老人保健事業特別会計補正予算(第1回)についてでございますが、医療給付費等につきまして所要の補正をいたすとともに、一般会計繰入金等所要の補正をいたすものでございます。

 次に、議案第51号、平成13年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第2回)についてでございますが、保険事業勘定におきまして、保険給付費等所要の補正をいたすものでございます。

 次に、議案第52号、平成13年度松戸市水道事業会計補正予算(第1回)についてでございますが、事業費の確定に伴う計数整理を行うとともに、継続費及び企業債の変更をいたすものでございます。

 次に、議案第53号、平成13年度松戸市病院事業会計補正予算(第2回)についてでございますが、市立病院につきましては、医業収益及び医業費用についてそれぞれ減額を、また、医療訴訟にかかわります医業外収益並びに特別利益をそれぞれ計上いたすとともに、寄附金受け入れに伴い医療器械整備費を計上いたしますほか、企業債の変更をいたすものでございます。

 また、市立東松戸病院につきましては、医業収益及び医業費用の減額をいたすとともに、医業外収益の増額をいたすものでございます。

 次に、議案第83号、損害賠償の額の決定についてでございますが、裁判所の和解勧告に基づき、当事者双方の意見が一致したため御提案いたすものでございます。

 以上、提案理由の御説明を申し上げましたが、いずれも急施を要する重要な案件でございますので、慎重なる御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。



△質疑応答



○池田清議長 これより質疑に入ります。

 中田京議員から通告がありますので、発言を許します。

 中田京議員。

          〔中田京議員登壇〕



◆16番(中田京議員) 議案第48号、松戸市松戸競輪特別会計補正予算(第1回)に関しまして議案質疑をいたします。

 通告には、松戸競輪の現状についてということでさせていただきましたが、人件費の不足を埋めるため、前年度繰越金6億4,337万円を歳入に入れての補正予算案です。松戸競輪の抱える問題に関しましては、9月議会での決算審査で論点整理がされましたので、そのとき明らかになっておりますいろいろ課題、その後どうなっているかをお伺いいたします。

 一つ目、もし撤退するとなれば、松戸市は3億2,000万円、従事員の離職餞別金を用意しなければならず、5億円の内部留保はどうしても必要とのことでした。決算含みの補正、今回そうですが、今年度末決算見込みで内部留保はどのくらいになりそうでしょうか。

 二つ目、9年前に競輪組合が整備したコンピュータの更新時期が迫っていて、松戸市と千葉県で負担しなければならず、コンピュータの更新は心臓部分だけでも6億円、3連単だと17億円かかるとのことですが、コンピュータ更新はどうされますか。

 経営を圧迫している問題点として幾つか挙がっておりました。それぞれ予算にどう反映していくかということで引き続き伺います。三つ目になりますが、日本自転車振興会交付金と公営企業金融公庫納付金に関しての法改正の動きはあるのでしょうか。

 四つ目、選手賞金を改めるためにどのようなことをしておられますか。

 五つ目、開催経費の削減のために公営競技室の内部検討委員会で早急に取り組むことにしたスポーツ新聞への宣伝広告の中止、有料第3スタンドの閉鎖、このようにおっしゃっていましたが、実施されましたでしょうか。

 六つ目、従事員の雇用関係を一たん清算し、内部留保のあるうちに規定の離職餞別金を払ってしまって希望者は従来の半分の賃金で再雇用し、期末手当は大幅減額し、離職餞別金制度をなくすことについての従事員組合との交渉、これはどこまで進みましたか。

 七つ目、松戸公産に対しての場の借上料の減額は交渉されているでしょうか。

 八つ目、清掃や警備の委託を随契から競争入札にするための県との協議の進捗状況はいかがでしょうか。

 九つ目、競輪の施行者として、千葉県と意思疎通は十分に行われていますか。

 最後です。「ケイリン改革を進める施行者の会」は、今どのような活動をしているでしょうか。

 以上です。

          〔市原勝経済担当部長登壇〕



◎経済担当部長 松戸競輪特別会計補正予算にかかわる中田議員の質疑に御答弁申し上げます。

 まず、1点目の内部留保、いわゆる繰越金についてでございますが、現在、繰越金は6億4,337万4,000円ございます。しかしながら、本年度の松戸市営競輪は、昭和25年の開設以来、初めて約2,000万円の赤字となる見通しでございます。したがいまして、本年度末の繰越金は、赤字分を差し引いた6億2,300万円程度になると見込んでおります。

 なお、従事員の離職餞別金についてでございますが、本年度末までの離職餞別金は、予算内で執行いたす予定でございますので、平成14年度当初の離職餞別金の松戸市負担分は約1億8,600万円程度と積算いたしております。

 次に、質疑の2点目、コンピュータシステムの更新についてでございます。現在のコンピュータは平成4年に導入し、既に9年が経過しており、メーカーからも非常に危険な状況にあると指摘されており、これが現在最大の懸案事項となっております。

 今、競輪界は、通称「3連単」と言われる新賭式の導入が始まっております。昨年末に立川、前橋及び平塚競輪などが導入し、売り上げも大幅に伸びており、今後導入が遅れた競輪場は、ファンを取られてしまう結果になりかねないほど人気を博しております。こうした危機感から平成14年度は、18場が急遽3連単の導入を決めており、松戸競輪場も既存のコンピュータの更新と合わせ、7月をめどに3連単方式の導入を決めたところでございます。

 次に、コンピュータ更新の経費でございますが、当初3連単の導入には17億円程度かかると見込んでおりました。しかしながら、ここにきて、全国でも急遽多くの施行が導入に踏み切ったという背景があり、松戸場といたしましても、場を所有する松戸公産がコンピュータシステムを導入すべく、大手コンピュータ会社に見積もらせたところ、9億2,000万円まで価格が落ちてきております。これの費用負担につきましては、松戸公産が半額負担し、残りを県と市が5年間にわたり開催割合に応じて負担するという形で、現在協議を進めているところでございます。御理解を賜りたいと存じます。

 次に、質疑の3点目、日本自転車振興会交付金等国の動きについてでございますが、公営企業金融公庫納付金に関しましては、赤字施行者に対しては、翌年に納付金を返還するシステムになっているという理由から、総務省は納付金制度を改める考えはないようでございます。日本自転車振興会交付金につきましては、自転車競技法の一部を改正する法案が今国会に提出されており、1号及び2号交付金の率が初めて改正される見通しでございます。この法案が通りますと、松戸市は、平成14年度、約2,600万円ほど減額になると試算いたしております。この程度の引き下げでは、不安は残りますものの、経済産業省がやっと重い腰を上げたわけでございますので、法案が一日も早く国会を通過することを願っているところでございます。

 続いて、選手賞金についてでございますが、選手賞金につきましては、全国競輪施行者協議会に対し、国の競輪小委員会が平成16年までに選手賞金を20%削減するよう勧告しておりまして、現在、日本競輪選手会との間で改正に向けて激しい綱引きがなされているところでございます。

 この結果、平成13年度は平均6%の減額が実現されましたが、その後の方向性は全く不透明でございます。こうしたことから、昨年6月に本市が立ち上げました「ケイリン改革を進める施行者の会」としても、選手賞金のさらなる引き下げを早急に実現するよう、全国競輪施行者協議会に対し、文書をもって要請いたしているところでございます。選手賞金のみを聖域化するわけにはまいりませんので、交渉の行方を注意深く見守っているところでございます。

 次に、開催経費の削減についてでございますが、開催告知を除くスポーツ新聞への宣伝広告につきましては、13年度の10月開催分から取りやめております。また、有料第3スタンドの特別観覧席につきましては、利用者が少ない現状から、閉鎖を含め検討してきたところでございますが、長い目で競輪の将来を考えた場合、新規ファンの開拓、さらにはファンサービスを重視することを最優先させるべきとの判断から、より多くのファンに利用していただくために、料金を引き下げて利用の拡大を図る方向で千葉県と協議しているところでございます。

 次に、従事員賃金の見直しについてでございますが、9月議会でも御答弁申しましたとおり、松戸競輪場を存続させるためには、従事員賃金の引き下げが不可欠であるとの判断から、昨年の11月26日に、千葉県及び松戸市の連名によりまして、松戸競輪労働組合に申し入れを行っております。申し入れの内容につきましては、全従事員に対しまして、13年度末をもちまして離職餞別金を清算した上で、賃金は、現行の平均賃金の半分程度の8,000円で再雇用させていただきたいというものでございまして、現在、労働組合と交渉中でございます。ただ、間違いなく言えることは、賃金の見直しなくして松戸競輪の存続があり得ないという厳しい現実がございますので、今後も粘り強く交渉を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 次に、競輪場の借上料についてでございますが、経費削減策の一環といたしまして、松戸公産株式会社に対しまして、競輪場借上料の引き下げを申し出ております。しかしながら、売り上げの一定割合を支払う借上料は、売り上げの減少に伴いまして毎年減少が続いており、施設会社の経営も大変厳しい状況にあるのも事実でございます。そうした中でコンピュータの半額負担を受け入れるなど、県や市の経営が大変苦しいことを理解していただき、協力できるところは積極的に対応していただいているわけでございますので、借上料を含めまして、大局的な立場での協力も今後ともお願いいたしてまいりたいと考えているところでございます。

 次に、委託契約についての御質疑でございますけれども、清掃及び警備の委託契約につきましては、基本的にはこれまで管理施行でございます千葉県が契約を行っておりまして、県は平成14年度は随意契約を廃しまして、すべて指名競争入札に移行する予定であると伺っております。

 次に、千葉県との意思の疎通は十分かという御質疑でございますけれども、先ほど御答弁いたしました離職餞別金を清算し、賃金を半分にするという労働組合への提案、あるいは3連単方式の導入等々、経営改善に向けての施策は、千葉県と松戸市が一体となって事に当たらなければ実現不可能であるとの共同認識に立っておりますので、県との意思の疎通は十分に行われていると判断いたしております。

 最後に、「ケイリン改革を進める施行者の会」が今どのような活動をしているのかという御質疑でございますけれども、「ケイリン改革を進める施行者の会」は、本市の呼びかけによりまして、昨年の6月21日に全国から36施行者が集まり、発足いたしました。活動の内容でございますが、7月25日付けで経済産業省車両課、総務省地方債課及び日本自転車振興会に競輪の諸問題に対する国の考え方を明確に示されるよう、照会文書を提出したことは、昨年の9月議会で報告申し上げたところでございます。

 その後、9月18日には、川井市長が石原伸晃行政改革担当大臣とお会いし、競輪に係る特殊法人、具体的には日本自転車振興会と公営企業金融公庫でございますけれども、これらの納付金制度について、施行者の立場から現状と苦境を訴え、特殊法人改革を強力に推進されるようお願いしてまいりました。

 さらに11月5日には、市長が平沼経済産業大臣にお会いし、日本自転車振興会交付金制度の見直しと、撤退せざるを得ない施行者を救済する制度の新設等を要望する文書を提出してまいりました。

 また、ことし2月には、全国競輪施行者協議会に対しまして、施行者から集めた基金を施行者のために有効に活用すること、選手賞金の引き下げを一日も早く実現されることなどを文書をもって要請いたしております。

 これらはいずれも「ケイリン改革を進める施行者の会」の会長として活動しているものでございます。今後も競輪界全体の改革という視点から、さまざまな機会をとらえまして問題点を提起してまいりたいと考えております。

 以上、御答弁とさせていただきます。

          〔中田京議員登壇〕



◆16番(中田京議員) 現状を丁寧にお話しくださいまして、ありがとうございました。

 いろいろと取り組んではおられるようなんですが、先ほどの施政方針にもあったんですが、市民がどこまでその情報を持っているかということが非常に気になっております。競輪の実態を市民にしっかりと説明し、現在取り組んでいることについて市民の理解を得るように努力しているのでしょうか。競輪に関しては、今年度の松戸市の姿勢は大転換しているわけでして、その努力を私は認めますが、市民への説明責任を果たしていない。これについてはどう考えるか、まずお答えください。

 それから、コンピュータ更新の件で、大きくすると三つぐらいになるのかな、もう少し伺います。

 新賭式3連単とおっしゃいました。これを導入されたいとのことですが、全国の競輪施行者から日本自転車振興会に集められた交付金が補助金としてたくさんいっている自転車普及協会からこのコンピュータの補助が3連単導入の施行者に出されています。先に導入している場には出ているわけなんですけれど、2000年度の、私ここで申し上げたけど、振興補助事業計画によると、日本自転車振興会(日自振)の交付金422億円のうち、73億円が1団体である自転車普及協会(自普協)に渡っていることは、お話ししたとおりです。

 全国の施行者のほとんどは日本自転車振興会の交付金制度に苦しんでいるわけです。小手先の法改正で、先ほどお話がありましたけど、2,000万円ほど軽減されても、倒れるのを少し先に延ばしたにすぎません。「ケイリン改革を進める施行者の会」を立ち上げた松戸市が、日本自転車振興会(日自振)からたくさんお金が回っている自普協が進める3連単のコンピュータを導入するというのは、矛盾していないのですか。日自振交付金がなければ、昨年度は3億円近く、今年度も2億円を超すお金を一般会計に入れることができるわけですね。松戸市の場合。日自振交付金は競輪会計のガンとも言えます。その日自振交付金を巻き上げられるだけでは足りなくて、「ケイリン改革を進める施行者の会」が疑問を呈していた交付金のからくりに取り込まれるように入り込んでいこうというのはおかしくありませんか。日自振交付金を肯定することにならないでしょうか。これが1点です。

 そして、わさわざ3連単のコンピュータを新しく入れるというのですから、これまた明らかな競輪延命策です。傷を広げることなく、深手を負わないように地方財政に貢献できない公営競技の幕を閉じることこそが求められているのに、新しくコンピュータを入れて抱え込んだら、引くに引けなくなる。さっき5年間にわたり県と市が負担すると答弁されましたよね。引くに引けなくなります。前回答弁されて、撤退も視野に入れてというふうにおっしゃった。そして、このままでいくと、15年度末には確か内部留保がなくなるというようなお話があったように記憶しておりますが、つまり先が非常に見えないのに、5年先までお金を負担するコンピュータを入れる。撤退も視野に入れてではなくて、やめないで済むものなら続けたいという本音ですか。お答えください。

 それから、3連単のシステムは、私は賭事は余り詳しくないのでわからないんですけど、とにかく3連単というのは当たる確率がとっても悪くなるんですね。ギャンブル性が大変高くなる。さっき売り上げが高いと言ったけど、それは結局、射倖心をあおるわけですが、公営競技は勝者投票券の売り上げの75%が買った人に戻ります。パチンコの方がひどいという言い方もありまして、いわばギャンブルとしての−−こういう言い方がいいかどうかわかりませんが、安定性のようなものがないわけではない。それをギャンブル性のより強いシステムにして、射倖心をいたずらにあおる。1人当たりの売り上げが落ちているのを一番身にしみているはずの施行者が、高齢化している競輪しに来る人たちに追い打ちをかけるんですか。勝手にばくちを打ちに来るんだから、丸裸になるのも覚悟していらっしゃいということですか。地方自治体が行う公営競技がどんどんばくち化することをどうお考えでしょうか。お答えください。

          〔市原勝経済担当部長登壇〕



◎経済担当部長 御質疑は3点ございましたが、再質疑について御答弁申し上げたいと思います。

 このような改革をやっているのに、市民に理解が得られるかどうかと、こういうことでございますけれども、確かに競輪事業につきましては、今まで積極的なPRを控えてきた面がございますが、競輪が今、大変厳しい経営環境に置かれていることを考えますと、存続に向けて市民の理解を得るための努力が今後ますます必要になってくると思われるわけでございます。

 そこで、具体的に市民の理解を得られる方法と取り組みといたしましては、商工観光課にホームページを開設いたしまして、「ケイリン改革を進める施行者の会」としてのさまざまな取り組みや、労働組合との経営改善に向けての交渉経過等を発信するとともに、多くの市民の御意見をちょうだいいたします情報公開も一つの手段と考えまして、現在そのシステムづくりを検討しているところでございます。御理解を賜りたいと存じます。

 次に、新機種の3連単の関係でございますけれども、この3連単の導入にあたりましては、自転車普及協会のリースを使用した場合に限りまして補助金が用意されておりますけれども、14年度当初、5施行者が導入を希望しておりまして、それぞれ3億円程度の補助金が予定されておりましたが、先ほど御答弁申し上げましたとおり、余りにも人気があることから、現在は18施行者が導入を希望している現状にございます。1施行当たり3億円を予定していた補助金につきましても、半分程度になる可能性も出てきております。確かに中田議員御指摘のとおり、この補助金の原資は、我々施行者が日本自転車振興会に納付した交付金が充てられておりまして、厳密な意味での国からの補助金とは性格が違うものだろうと考えられております。

 また、松戸場の場合につきましては、民間会社であります松戸公産が導入するものでございまして、自治体を対象にしたこの補助金の対象となるかどうかは、微妙なところでございます。いろいろな考え方があろうかと存じますけれども、我々が納める交付金が補助金の原資であるならば、何といたしましても、この財政状況の厳しい中、補助金を獲得しなければならないという思いを強くいたしているところでございます。

 競輪界も民活導入が叫ばれている今日、今後、管理施行であります千葉県とともに補助金獲得に向け、精いっぱいの努力を続けていかなければならないと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 それから、三つ目の射倖心をあおるんじゃないかと、こういうことでございますけれども、今回の新賭式の導入にあたりましては、1着、2着、3着を当てる、いわゆる3連単方式を採用しておりまして、この3連単方式につきましては、非常に配当も高く、大きくクローズアップされておりますけれども、従前の枠番あるいは車番によります投票方式を存続させた上で、さらに的中率の高いワイド車券や3連複も併せまして導入するわけでございまして、賭式の選択肢が広がったことがファンの人気を呼んでいるものと理解しているところでございます。

 今回の3連単の導入につきましては、競輪の売り上げが下げ止まらない厳しい現状の中で、いわゆる若いファンの獲得、競輪の活性策の一つとして実施しているところでございますので、御理解を賜りたいと思います。

          〔中田京議員登壇〕



◆16番(中田京議員) 御理解を余りできないと思いながら答弁を伺いました。

 今回は、この議会は新年度予算もありますから、ここではもう一回、地方自治体が行う公営競技のばくち化の話は、ぜひ答弁を聞きたいんですけど、もし話せるものなら話していただきたいなと思いますが。

 もう一つ確認させていただきたい。経済担当部長さんですね。経営に陰りが生じてきたときに、競争に負けるからといって設備投資をしたのに、業績が上がらないで、かえってその設備投資があだになって大きな負債を抱えて倒産というケースが世の中にはありますが、競輪はファンの高齢化によりパイが小さくなっていますね。その小さくなっているパイを全国の競輪施行者が食い合っているんです。市場の拡大が望めないところに設備投資をして、勝算があるんですか。お答えください。

          〔市原勝経済担当部長登壇〕



◎経済担当部長 設備投資をしても勝算があるのかと、3連単を入れて、またずっと継続させていくことができるのかと、こういう質疑だと思います。2点ございましたけれども、その1点でございますけれども、これは、そのために、管理施行である県といろいろ知恵を絞り合って、いろいろな協議をしているわけです。外部的には「ケイリン改革を進める施行者の会」が交付金の引き下げだとか、選手賞金の引き下げを国、関係団体に働きかけているのは先ほど答弁したとおりでございますけれども、問題は、開催経費の引き下げでございます。これはいわゆる従事員の賃金、先ほど答弁いたしましたけれども、13年度末をもって離職餞別金を支給しまして、賃金を半分にするということで、これが解決でき得れば、シュミレーションでもしておりますけれども、いわゆる競輪は当分続けていけると、こういうふうに判断してこういうことをやっているわけでございますので、ひとつ御理解を賜りたいと思います。

 それから、ばくち化ということですね。競輪事業は収益事業でございますので、基本的には一般会計の財政の貢献をしなければならないわけですけれども、今できない状況でございます。ただ、前回も答弁申し上げましたとおり、今、体力をつけるために一時、一般会計への繰出金を見送っているわけでございますので、今後、ファンの拡大を図られて、そして今言ったようなことを解決できれば、そういうことも出てくるのかなと。いわゆる一般会計の健全化ということも将来は出てくるかな。そういうために我々は一生懸命努力しているわけでございますので、ひとつ御理解を賜りたいと思います。



○池田清議長 以上で質疑を終わります。



△委員会付託



○池田清議長 ただいま議題となっております議案9件は、お手元に配付の議案付託表第1号のとおり所管の常任委員会に付託いたします。



△議案の上程



○池田清議長 次に、日程第5、議案第54号から第82号までの29件を一括して議題といたします。

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 議案第54号 平成14年度松戸市一般会計予算

 議案第55号 平成14年度松戸市国民健康保険特別会計予算

 議案第56号 平成14年度松戸市松戸競輪特別会計予算

 議案第57号 平成14年度松戸市下水道事業特別会計予算

 議案第58号 平成14年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算

 議案第59号 平成14年度松戸市老人保健事業特別会計予算

 議案第60号 平成14年度松戸市駐車場事業特別会計予算

 議案第61号 平成14年度松戸市介護保険特別会計予算

 議案第62号 平成14年度松戸市水道事業会計予算

 議案第63号 平成14年度松戸市病院事業会計予算

 議案第64号 松戸市の「市の木」「市の花」「市の鳥」を定める条例の制定について

 議案第65号 松戸市議会議員及び松戸市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第66号 松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第67号 松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第68号 松戸市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について

 議案第69号 松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第70号 松戸市立高等学校及び松戸市立幼稚園の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第71号 松戸市国民年金印紙購入基金条例を廃止する条例の制定について

 議案第72号 松戸市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第73号 松戸市民劇場条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第74号 松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第75号 松戸市保健福祉センター条例の一部を改正する等の条例の制定について

 議案第76号 松戸市中小企業開業育成資金及び新分野開拓支援資金融資条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第77号 松戸市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第78号 松戸市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第79号 国保松戸市立病院附属看護専門学校の設置及び管理に関する条例及び国保松戸市立病院附属看護専門学校生徒修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第80号 千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について

 議案第81号 訴えの提起について(六高台市営住宅)

 議案第82号 和解及び損害賠償の額の決定について



△提案理由の説明



○池田清議長 提案理由の説明を求めます。

          〔川井敏久市長登壇〕



◎市長 ただいま上程いたされました議案第54号から議案第82号までの29件につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。

 まず、議案第54号、平成14年度松戸市一般会計予算についてでございますが、新年度予算の概要並びに主要な施策につきましては、先の施政方針の説明において述べたとおりでございます。

 平成14年度は、健全財政の確立を主眼に置き、今後も安定した市民サービスの提供ができるよう、財政改革の目的を念頭に限りある財源の有効的、効率的な配分に努めること等を基本に、予算の編成に当たった次第でございます。

 それでは、初めに、歳入予算から申し上げさせていただきますが、歳入の根幹をなす市税につきましては、前年度との比較におきまして10億円、伸長率では1.5%減の640億円といたしております。これにつきましては、長引く景気低迷を反映した個人及び法人市民税の落ち込み、あるいは売り渡し本数の減少等による市たばこ税の減収などにより、このような減額となったところでございます。

 次に、利子割交付金につきましては、12・13年度の2か年にわたる郵便定額貯金における大量満期が終了し、平年度ベースの利子課税収入となりますことから、地方財政計画等の伸び率を勘案いたしまして、6億円減額の8億円を計上いたしたものでございます。

 次に、地方消費税交付金につきましても、地方財政計画等を勘案いたしまして、2億円減額の36億円を見込み計上いたしたものでございます。

 次に、地方特例交付金でございますが、11年度より行われております恒久的減税に伴います減収の一部補てん財源として、29億4,000万円を見込み計上いたしたものでございます。

 次に、地方交付税でございますが、普通交付税につきまして、地方財政対策として平成13年度講じられた制度改正により、地方交付税の一部が臨時財政対策債への振替措置に伴い、地方財政計画等を勘案いたしまして、11億円を減額した39億円を計上するとともに、特別交付税につきましても、過去の決算額等を勘案し計上いたしたものでございます。

 次に、使用料及び手数料につきましては、本年4月より北総線矢切駅及び東武野田線六実駅が、それぞれ有料化となります自転車駐車場使用料などを見込み計上いたしたものでございます。

 次に、国庫支出金につきましては、各種事業による増減がございます。生活保護費負担金、新たに市の支給事務となる児童扶養手当負担金などでは増額に、街路事業費補助金及び年金保険料徴収が国の事務に移管されることに伴い、基礎年金等事務取扱委託金の減などを見込み計上いたしたところでございます。

 また、県支出金につきましても各種事業の増減がございます。情報通信技術講習推進事業、参議院選挙などで減を、県議会議員選挙準備費、留守家庭児童会健全育成事業費補助金などで増額を、それぞれ計上いたしたものでございます。

 次に、繰入金につきましては、財政調整基金からの繰り入れを前年度より9億9,000万円増の24億6,000万円を、老人保健特別会計繰入金4億53万7,000円など計上いたしたところでございます。

 次に、市債でございますが、平成4年度の借換債42億1,410万円、臨時財政対策債で20億6,000万円増の38億円、市民税減税補てん債において10億5,750万円を措置したほか、各種建設事業に係る所要の措置を講じたものでございます。

 次に、歳出予算につきまして御説明を申し上げます。

 先ほど歳入の市税、利子割交付金及び地方交付税におきまして申し上げましたとおり、例年にも増して極めて厳しい財政状況が見込まれるため、経常経費を始めとする事務事業全般にわたり、従来にも増して徹底した節減に努めたところでございます。

 各事業費等につきましては、施政方針で申し上げました内容につきまして、事業の目的、性質に従い、所要の経費を措置いたしたものでございます。

 また、主な事業につきましては、お手元に配付してございます参考表等に明らかにしてございますので、御参照いただきたいと存じますが、投資的経費につきましては、五香消防署建設事業などの災害対策関係事業を始め、21世紀の森と広場整備事業及び国分川改修事業、小・中学校大規模改造耐震改修事業など、87億1,824万6,000円を計上いたしたところでございます。

 このほか、出資金、繰出金等につきましては、各特別会計及び企業会計の事業を円滑に遂行するため、それぞれ所要の措置をいたしたものでございます。

 以上、申し上げてまいりましたとおり、平成14年度は、大変厳しい財政状況下、市民サービスの低下・後退することのないよう配慮いたすとともに、総合計画を推進する経費につきましては、限りある財源の中、重点的に配分をいたしたところでございます。結果、昨年に引き続き市債の借換分が歳出総額を押し上げ、一般会計における予算総額は1,115億2,000万円となり、前年度との比較において、0.3%の増額予算となったところでございます。

 次に、債務負担行為及び地方債につきましては、それぞれ所要の措置を講じたものでございます。

 次に、議案第55号、平成14年度松戸市国民健康保険特別会計予算についてでございますが、保険給付費、老人保健拠出金及び介護納付金等を含め所要の経費を措置いたしたものでございます。

 なお、医療費等の増嵩に対処するため、国民健康保険事業財政調整基金の取り崩しを措置いたしたところでございますが、これによりましてもなお財源が不足するため、保険料の引き上げをお願いするものでございます。

 次に、議案第56号、平成14年度松戸市松戸競輪特別会計予算についてでございますが、通常競輪を年4回開催するため、所要の経費を計上いたしたものでございます。

 次に、議案第57号、平成14年度松戸市下水道事業特別会計予算についてでございますが、引き続き枝線整備を推進し、水洗化を一層促進するとともに、継続費及び地方債につきましても所要の措置を講じたものでございます。

 次に、議案第58号、平成14年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算についてでございますが、市場の施設整備及び活性化対策事業のほか、運営に係る所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第59号、平成14年度松戸市老人保健事業特別会計予算についてでございますが、医療給付費等、老人医療に係る所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第60号、平成14年度松戸市駐車場事業特別会計予算についてでございますが、駐車場改修費及び管理運営費等、所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第61号、平成14年度松戸市介護保険特別会計予算についてでございますが、保険事業勘定、介護サービス事業勘定におきまして、それぞれ介護サービス諸費等、居宅介護支援事業費など所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第62号、平成14年度松戸市水道事業会計予算についてでございますが、安定給水の確保並びに施設の整備充実を図るため、老朽管の布設替え等施設改良事業を推進いたすとともに、営業費用等、所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第63号、平成14年度松戸市病院事業会計予算についてでございますが、市立病院につきましては、地域の中核病院として、医療の一層の充実と患者サービスの向上を目指し、医療器械購入費及び施設整備費等所要の経費を措置いたしたものでございます。

 また、市立東松戸病院につきましても、医療の充実と患者サービスの向上を目指し、所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第64号、松戸市の「市の木」「市の花」「市の鳥」を定める条例の制定についてでございますが、市民に親しまれる「市の木」「市の花」「市の鳥」を定めることにより、市民のふるさと意識を醸成し、都市環境の向上を図るために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第65号、松戸市議会議員及び松戸市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、国会議員の選挙の公費負担に係る公職選挙法施行令の改正に準じ、選挙運動用自動車の使用及び選挙運動用ポスターの作成に要する経費の公費負担の限度額の引き上げを図るため御提案いたすものでございます。

 次に、議案第66号、松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、生活保護世帯数の増加に伴い、福祉事務所の所員の定数を増員するため御提案いたすものでございます。

 次に、議案第67号、松戸市職員の勤務時間、休日及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、国家公務員の勤務条件に準じ、育児又は介護を行う職員の時間外勤務の制限措置を講ずるとともに、介護休暇の取得期間を180日以内に延長するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第68号、松戸市職員の育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い、育児休業の対象となる子の年齢の引き上げ等に関連する規定の整備をするために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第69号、松戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、保健婦助産婦看護婦法の改正による保健婦等の名称変更に合わせ、条例の規定中、保健婦、看護婦等とあるのを保健師、看護師等に改めるため御提案いたすものでございます。

 次に、議案第70号、松戸市立高等学校及び松戸市立幼稚園の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律の改正に伴い、市立小・中学校の学校医等の公務災害補償を新たに市町村が実施することとされたため御提案いたすものでございます。

 次に、議案第71号、松戸市国民年金印紙購入基金条例を廃止する条例の制定についてでございますが、地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律による国民年金法の改正に伴い、国民年金保険料の納付事務が国の事務になることから、市町村における印紙売りさばきによる収納事務が廃止されるため御提案いたすものでございます。

 次に、議案第72号、松戸市立高等学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、県内の公立高等学校との均衡を考慮し、市立高等学校の授業料及び入学料の額の引き上げを図るために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第73号、松戸市民劇場条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、松戸市民劇場の管理の委託先を財団法人松戸市文化振興財団に変更し、より効率的な管理運営を図るため御提案いたすものでございます。

 次に、議案第74号、松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、国民健康保険に係る医療費の増嵩に伴い、一般被保険者に係る基礎賦課額の保険料率を改定するとともに、保険料減額対象世帯に対する保険料の軽減額を引き上げ、併せて国民健康保険法施行令の改正に伴い、商品先物取引に係る雑所得等に関する保険料の算定の特例を設けるために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第75号、松戸市保健福祉センター条例の一部を改正する等の条例の制定についてでございますが、健康増進センターの業務を市内3地域の保健福祉センターに移管し、各地域で展開することにより、健康増進事業の充実を図るために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第76号、松戸市中小企業開業育成資金及び新分野開拓支援資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、既存の開業育成資金及び新分野開拓支援資金の融資に加え、新たに創業支援資金の融資制度を設けることにより、中小企業者の開業の円滑化と事業発展の基盤強化を促進するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第77号、松戸市駐車場条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、松戸駅西口地下駐車場に大型の乗用車を入庫可能にするとともに、駐車料金の納付にプリペイドカードを導入することにより、駐車場利用者の利便性の向上を図るため御提案いたすものでございます。

 次に、議案第78号、松戸市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、消防法及びこれに基づく政令の改正に伴い、条例の規制対象となる指定可燃物の範囲を拡大するとともに、指定可燃物等に係る貯蔵及び取り扱いについて火災予防上必要な基準を追加するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第79号、国保松戸市立病院附属看護専門学校の設置及び管理に関する条例及び国保松戸市立病院附属看護専門学校生徒修学資金貸付条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、保健婦助産婦看護婦法の改正による看護婦等の名称変更に合わせ、看護専門学校に関する2件の条例の規定中、看護婦とあるのを看護師に改めるほか、引用する法律名称の変更に伴う改正をするために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第80号、千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてでございますが、富里町の市制施行及び習志野市等に係る組合の共同処理事務の追加依頼に伴い、本組合規約中、本組合を組織する地方公共団体に関する規定及び共同処理する事務に係る共同処理する団体に関する規定を改正する必要があるため御提案いたすものでございます。

 次に、議案第81号、訴えの提起についてでございますが、家賃未納の居住者に対し、法的措置を講ずるため御提案いたすものでございます。

 次に、議案第82号、和解及び損害賠償の額の決定についてでございますが、相手方との交渉の結果、当事者双方の意見が一致したため御提案いたすものでございます。

 以上、提案理由の御説明を申し上げましたが、いずれも重要な案件でございますので、慎重なる御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。



○池田清議長 以上で提案理由の説明を終わります。



△日程の追加



○池田清議長 次に、市立病院建設検討特別委員の選任についてお諮りいたします。

 ただいま市立病院建設検討特別委員の1名が欠員となっております。したがって、市立病院建設検討特別委員の選任を日程に追加の上、直ちに議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○池田清議長 御異議なしと認めます。したがって、市立病院建設検討特別委員の選任を日程に追加の上、直ちに議題とすることに決定いたしました。



△市立病院建設検討特別委員の選任



○池田清議長 お諮りいたします。委員会条例第7条第1項の規定により、石井清議員を市立病院建設検討特別委員に指名したいと思います。これに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○池田清議長 御異議なしと認めます。したがって、ただいま指名いたしました石井清議員を市立病院建設検討特別委員に選任することに決定いたしました。



△休会



○池田清議長 次に、会議予定についてお諮りいたします。あす3月2日から6日までの5日間は委員会審査等のため休会して、3月7日午前10時から再開することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○池田清議長 御異議なしと認めます。したがって、あす3月2日から6日までの5日間は休会して、3月7日午前10時から再開することに決定いたしました。

 委員会の開催についてお知らせいたします。各常任委員長から、3月4日午前10時から開催したい旨の通知がありました。

 なお、開催場所については、総務財務常任委員会、特別委員会室、健康福祉常任委員会、第1委員会室、教育経済常任委員会、第3委員会室、都市整備常任委員会、第2委員会室。以上であります。

 本日の日程は全部終了いたしました。

 本日は、以上で散会いたします。

          午後0時11分散会

 この会議録の記載が真正であることを認め署名する。

    松戸市議会議長   池田 清

    議員        中川英孝

    議員        杉浦正八