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千葉県 松戸市

平成13年  3月 定例会 P.1  03月01日−01号




平成13年  3月 定例会 − 03月01日−01号









平成13年  3月 定例会



                              松戸市告示第53号

 平成13年松戸市議会3月定例会を次のとおり招集する。

  平成13年2月22日

                          松戸市長  川井敏久

  1 期日  平成13年3月1日

  2 場所  松戸市議会議場

         松戸市議会会議録  第1215号

1.日時    平成13年3月1日午前10時

1.場所    松戸市議会議場

1.出席議員  45名

        1番  向井俊子    25番  石井 弘

        2番  中村多賀子   26番  山口博行

        3番  高橋妙子    27番  工藤鈴子

        5番  吉野信次    28番  二階堂 剛

        6番  山沢 誠    29番  吉岡五郎

        7番  渡辺美喜子   30番  糠信作男

        8番  岩堀研嗣    31番  中川英孝

        9番  箕輪信矢    32番  杉浦正八

       10番  桜井秀三    33番  鈴木正夫

       11番  田居照康    34番  関川和則

       12番  渋谷和昭    35番  渡辺 昇

       13番  沢間俊太郎   37番  池田 清

       14番  草島 剛    38番  伊藤余一郎

       15番  淀 裕一    39番  谷口 薫

       16番  中田 京    40番  松井貞衞

       17番  長谷川 満   41番  松崎国忠

       18番  佐藤恵子    43番  岡田 脩

       19番  藤井弘之    44番  元橋スミ子

       20番  末松裕人    45番  小林健治

       21番  杉浦誠一    46番  石井 清

       22番  大川一利    47番  小沢暁民

       23番  岡本和久    48番  湯浅泰之助

       24番  富澤凡一

1.欠席議員   なし

1.出席説明員

       市長           川井敏久

       助役           宇田川 正

       収入役          弓木田俊紀

       水道事業管理者      中村雅寛

       病院事業管理者      斉藤政大

       総務企画本部長      鈴木克洋

       財務本部長        染谷浩司

       市民環境本部長      中川英夫

       健康福祉本部長      小林捷明

       都市整備本部長      和田 務

       税務担当部長       仁平昭夫

       市民担当部長       山口敏彦

       経済担当部長       市原 勝

       環境担当部長       湯浅武志

       社会福祉担当部長     大熊 明

       児童家庭担当部長     坂巻忠男

       都市緑花担当部長     原島貞廣

       建設担当部長       染井勝治

       病院事業管理局長     竹之内 明

       消防局長         伊藤 朗

       教育長          齋藤 功

       生涯学習本部長      山口勝幸

       学校教育担当部長     佐々木紘三

       代表監査委員       中西 務

       監査委員事務局長     小林健二

1.出席事務局職員

       事務局長         太田典義

       事務局次長        倉持有孝

       議事課長         神野文彦

       調査課長         楢村義雄

       議事課長補佐       森谷芳夫

       議事課主幹        太田原静雄

         平成13年松戸市議会3月定例会

                      議事日程第1号

                       平成13年3月1日午前10時開議

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|日程|             事件名             | 備考 |

+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

| 1|会議録署名議員の指名                   |    |

+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

| 2|会期の決定                        |    |

+−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

| 3|平成13年度施政方針説明                 |    |

+−−+−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

| 4|議案第47号|平成12年度松戸市一般会計補正予算(第3回) |一括上程|

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第48号|平成12年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算|    |

|  |     |(第2回)                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第49号|平成12年度松戸市下水道事業特別会計補正予算 |    |

|  |     |(第2回)                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第50号|平成12年度松戸市老人保健事業特別会計補正予算|    |

|  |     |(第1回)                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第51号|平成12年度松戸市駐車場事業特別会計補正予算 |    |

|  |     |(第1回)                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第52号|平成12年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第|    |

|  |     |1回)                    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第53号|平成12年度松戸市水道事業会計補正予算(第1回|    |

|  |     |)                      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第54号|平成12年度松戸市病院事業会計補正予算(第1回|    |

|  |     |)                      |    |

+−−+−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+−−−−+

| 5|議案第55号|平成13年度松戸市一般会計予算        |一括上程|

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第56号|平成13年度松戸市国民健康保険特別会計予算  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第57号|平成13年度松戸市松戸競輪特別会計予算    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第58号|平成13年度松戸市下水道事業特別会計予算   |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第59号|平成13年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計|    |

|  |     |予算                     |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第60号|平成13年度松戸市老人保健事業特別会計予算  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第61号|平成13年度松戸市駐車場事業特別会計予算   |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第62号|平成13年度松戸市介護保険特別会計予算    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第63号|平成13年度松戸市水道事業会計予算      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第64号|平成13年度松戸市病院事業会計予算      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第65号|松戸市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制|    |

|  |     |定について                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第66号|松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定に|    |

|  |     |ついて                    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第67号|松戸市職員の再任用に関する条例の制定について |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

| 5|議案第68号|新たな再任用制度の実施に伴う関係条例の整備に関|一括上程|

|  |     |する条例の制定について            |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第69号|松戸市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例|    |

|  |     |の制定について                |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第70号|松戸市高志教育振興基金条例の制定について   |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第71号|松戸市国民健康保険出産費資金貸付基金条例の制定|    |

|  |     |について                   |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第72号|松戸市ねたきり老人・ねたきり身体障害者等福祉手|    |

|  |     |当支給条例の一部を改正する条例の制定について |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第73号|松戸市老人デイサービスセンター条例の制定につい|    |

|  |     |て                      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第74号|松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制|    |

|  |     |定について                  |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第75号|松戸市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一|    |

|  |     |部を改正する条例の制定について        |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第76号|松戸市墓地等の経営の許可等に関する条例の制定に|    |

|  |     |ついて                    |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第77号|松戸市営白井聖地公園条例の一部を改正する条例の|    |

|  |     |制定について                 |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第78号|松戸市農業委員会の選挙による委員の定数、選挙区|    |

|  |     |等に関する条例の一部を改正する条例の制定につい|    |

|  |     |て                      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |議案第79号|中央省庁等改革関係法施行法等の施行に伴う関係条|    |

|  |     |例の整理に関する条例の制定について      |    |

|  +−−−−−+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+    |

|  |     |千葉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体|    |

|  |議案第80号|の数の減少及び千葉県市町村総合事務組合規約の一|    |

|  |     |部を改正する規約の制定に関する協議について  |    |

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1.会議に付した事件 会議録署名議員の指名

 会期の決定

 平成13年度施政方針説明

 議案第47号 平成12年度松戸市一般会計補正予算(第3回)

 議案第48号 平成12年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)

 議案第49号 平成12年度松戸市下水道事業特別会計補正予算(第2回)

 議案第50号 平成12年度松戸市老人保健事業特別会計補正予算(第1回)

 議案第51号 平成12年度松戸市駐車場事業特別会計補正予算(第1回)

 議案第52号 平成12年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第1回)

 議案第53号 平成12年度松戸市水道事業会計補正予算(第1回)

 議案第54号 平成12年度松戸市病院事業会計補正予算(第1回)

 議案第55号 平成13年度松戸市一般会計予算

 議案第56号 平成13年度松戸市国民健康保険特別会計予算

 議案第57号 平成13年度松戸市松戸競輪特別会計予算

 議案第58号 平成13年度松戸市下水道事業特別会計予算

 議案第59号 平成13年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算

 議案第60号 平成13年度松戸市老人保健事業特別会計予算

 議案第61号 平成13年度松戸市駐車場事業特別会計予算

 議案第62号 平成13年度松戸市介護保険特別会計予算

 議案第63号 平成13年度松戸市水道事業会計予算

 議案第64号 平成13年度松戸市病院事業会計予算

 議案第65号 松戸市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第66号 松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第67号 松戸市職員の再任用に関する条例の制定について

 議案第68号 新たな再任用制度の実施に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について

 議案第69号 松戸市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第70号 松戸市高志教育振興基金条例の制定について

 議案第71号 松戸市国民健康保険出産費資金貸付基金条例の制定について

 議案第72号 松戸市ねたきり老人・ねたきり身体障害者等福祉手当支給条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第73号 松戸市老人デイサービスセンター条例の制定について

 議案第74号 松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第75号 松戸市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第76号 松戸市墓地等の経営の許可等に関する条例の制定について

 議案第77号 松戸市営白井聖地公園条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第78号 松戸市農業委員会の選挙による委員の定数、選挙区等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第79号 中央省庁等改革関係法施行法等の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について

 議案第80号 千葉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について



△開会

          午前10時3分開会



○渡辺昇議長 ただいまから平成13年松戸市議会3月定例会を開会し、本日の会議を開きます。

 今期定例会に出席される理事者については、お手元に配付の出席説明員一覧表のとおりであります。



△黙祷



○渡辺昇議長 これより、昨年12月27日御逝去されました町山宏之前議長のみたまに対し、安らかな御冥福を心からお祈りいたし、ここに謹んで哀悼の誠をささげ、黙祷をいたしたいと思いますので、御起立をお願いいたします。

 黙祷。

          〔黙祷〕



○渡辺昇議長 黙祷を終わります。

 御着席ください。



△追悼の言葉



○渡辺昇議長 ここで、松戸市議会を代表して、湯浅泰之助議員より追悼の言葉があります。

          〔湯浅泰之助議員登壇〕



◆48番(湯浅泰之助議員) 前松戸市議会議長、町山宏之さんの御逝去を悼み、謹んで追悼の言葉を申し上げます。

 町山さん、きょうから3月市議会が始まりました。月日の流れは早いもので、あなたとの別れから2か月余りが過ぎようとしています。

 思い起こせば、あなたは、昭和53年に周囲の信望を担い、見事初当選され、以来連続6期22年にわたり、市民福祉の向上のために一身をささげられました。

 この間、あなたの御活躍は枚挙にいとまがありませんが、若くして教育民生常任委員会委員長あるいは建設常任委員会委員長などを歴任され、平成11年12月には議長に就任されました。そして同時に、千葉県市議会議長会会長を始め、関東市議会議長会副会長、さらには全国市議会議長会理事などの要職に就任され、豊富な経験と高い識見から、本市の行政課題は申すに及ばず、地方自治の発展と広域的課題の解決に向け、全力投球で臨んでこられました。

 あなたは、豪放らいらくな反面、繊細にして、温情のあふれる人柄をもって、遺憾なくその手腕を発揮され、議会にあっても筋道を通し、強い正義感を持った議会人として尽くされましたが、また、スポーツも万能で、特に議員の親善大会では、野球、ゴルフ、将棋のすべての部門で優勝するなど、親善・交流の伸展にも大きな足跡を残されました。再びあなたと相見えることかないませんが、あなたの御遺徳と幾多の御功績は、本市政に携わる者、並びに市民の胸に生き、長く称えられることでありましょう。

 申し上げれば限りもなく、追慕と哀悼の情、まことに切々たるものがございます。

 私どもは、ただただ故人の御冥福をお祈り申し上げますとともに御遺志を受け継ぎ、あなたが愛した故郷「松戸」のさらなる発展のために努力いたすことをお誓い申し上げ、追悼の言葉といたします。



○渡辺昇議長 以上で、故町山宏之前議長の追悼の儀を終わります。



△諸般の報告



○渡辺昇議長 これより諸般の報告をいたします。

 まず、市長から、報告第10号、委任専決事項について、監査委員から、定期監査の結果について3件、例月現金出納検査の結果について3件の報告がありました。それぞれお手元に配付の報告書のとおりであります。御了承願います。

 次に、12月定例会において可決されました「日本自転車振興会に対する交付金制度の見直しを求める意見書」、「リバース・モーゲージ制度の確立を求める意見書」、「PCB使用電気機器処理対策の推進を求める意見書」、「育児・介護休業法の拡充と保育施設の拡充を求める意見書」、「セーフガード(緊急輸入制限措置)発動を求める意見書」、「義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書」、「国における教育予算の確保に関する意見書」、「国に対する少人数学級の実現を求める意見書」の8件につきましては、12月20日付けをもって、国会及び関係行政庁に提出いたしましたので、御報告いたします。

 その他、会議等については、お手元に配付の事務報告書のとおりであります。

 以上で諸般の報告を終わります。

 これより議事に入ります。

 本日の議事については、お手元に配付の日程表のとおり進めたいと思いますので、御了承願います。



△会議録署名議員の指名



○渡辺昇議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、

    22番  大川一利議員

    23番  岡本和久議員

を指名いたします。



△会期の決定



○渡辺昇議長 次に、日程第2、会期の決定を行います。

 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月26日までの26日間とすることに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○渡辺昇議長 御異議なしと認めます。したがって、会期は26日間と決定いたしました。



△平成13年度施政方針説明



○渡辺昇議長 次に、日程第3、平成13年度施政方針説明を議題といたします。

 市長の説明を求めます。

          〔川井敏久市長登壇〕



◎市長 おはようございます。平成13年3月定例市議会の開会にあたり、新年度の予算案を始め、重要案件の御審議のため、御出席を賜り厚く御礼申し上げます。

 新世紀の船出において、市政の舵取りを託されていることについて、私はこの責任の重さをしっかりと受け止めつつ、市政に臨む所信を申し述べ、市民の皆様並びに議員各位の御理解と御賛同を賜りたいと存じます。

 まず、世界情勢について触れますと、米国経済の発展を背景とした、グローバルスタンダード(世界標準)の進展や情報技術革新による情報化は、目覚ましいものがあります。

 しかしながら、対極にはさまざまな人間活動による環境破壊及び地球温暖化、さらには発展途上国での人口増加による食糧難、中東戦争や地域紛争に起因する難民問題など、解決すべき問題が山積しております。

 また、経済情勢は、昨年12月に発表された国連報告書「世界経済状況と2001年の見通し」では、世界の国内総生産(GDP)は、ことしの見通しで3.5%程度と「緩やかな成長」になるとしていますが、懸念材料は、世界経済をリードする米国経済に陰りが見え始めていることであります。

 さて、20世紀後半の日本は、戦後の荒廃からの復興とその後の経済大国への発展、そして、高度成長にピリオドを打ったバブルの崩壊と、さまざまな経験を積んでまいりました。その背景には、先進国に追いつき追い越せという目標に向け、全速力で走ってきた経済至上主義の日本の姿があります。

 80年代後半のバブル期には「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と評価され、世界のトップランナーの仲間入りをいたしました。

 この間、物質的な豊かさは手に入れたものの精神的な豊かさを失い、また、さらに新たな目標が設定できず、バブルの崩壊でその地位から滑り落ち自信を喪失したまま、20世紀を終えました。

 そして、現在の日本を見ると、不況、少子・高齢化、青少年の犯罪、教育制度の改革など、問題は数多くあります。このような社会問題は、その対応や解決に向けて取り組みはなされておりますが、いまだに出口は見えず、今日の日本社会に閉塞感を抱かせているのではないかと考えております。

 また、経済は一時回復傾向が見えたものの、本年2月の日銀月報は「景気は緩やかな回復だが、テンポは鈍化」との見方を示し、3か月連続の下方修正となるなど、日本経済は依然として先行き不透明な状況にあります。

 そのため、政府は昨年10月に「日本新生のための新発展政策」を発表し、日本の構造改革と意識変革を掲げております。その施策の中でも注目されますのは、「IT(情報技術)革命の飛躍的推進」の関連施策であり、電子政府実現への取り組みを行っていくとしております。これは、今後の地方自治体のあり方を大きく変えるものと考えております。

 私は、このような先行き不透明な経済情勢や閉塞感のある社会状況の中で、松戸市総合計画の基本理念である「人権が尊重されすべての人が安心して暮らせるまち」「快適な環境の中で人と人が支え合う地域社会のあるまち」「地球にやさしい市民の交流を支える活力と魅力あるまち」の実現を担保することが、今こそ重要であると考えております。

 つきましては、総合計画第1次実施計画を現況に即したものとするため、厳しい社会経済状況や介護保険・地方分権の制度的な変革など、国の動向を踏まえて、中間年での抜本的な見直しを行っております。

 なお、見直しにあたりまして「評価システム」、「制度改革」、「行政需要」、「財政状況」の四つの視点で精査を行いました。

 この見直しにより、総事業件数は270事業から10事業増の280事業となったものの、その結果として平成13・14年度の実施事業は、244事業となっております。また、事業費については、当初計画総額の1,230億円から813億円となりました。

 なお、新年度においては、さまざまな重要課題はございますが、社会構造や経済構造の変革をもたらす高度情報化への対応が特に重要であると考えております。このことは、インターネットなどの活用により市民のライフスタイルに変化を与え、また、自治体においてもその行政運営を変化させなくてはなりません。本市といたしましても、電子自治体に改革するため、その総合的な戦略や計画(アクションプラン)を策定し、行政のIT化に向けて準備を始めてまいります。

 これを受け、私は、市民の皆様に『i.cityまつど』すなわち、「愛してまつど」と提唱してまいりたいと存じます。

 次に、新年度予算案でありますが、まず、政府の予算案は、雇用不安や個人消費の低迷を重く見て、景気対策の継続を全面的に打ち出し、一般会計予算の規模は、82兆6,524億円、対前年度比2.7%減と、6年ぶりの減額予算となり、依然として厳しい状況にあると言えます。

 また、地方自治体の予算編成の指針となる地方財政計画は、総額では89兆3,100億円、対前年度比0.4%の微増となっているものの、地方単独事業は5.4%の減少であります。

 さらに、地方交付税の配分に際し、これまでは財源不足分を交付税特別会計借入金などによって補てんしておりました。しかし、国は、新年度からこの借り入れをやめ、国と地方が折半で補てんすることとし、地方分は、臨時財政対策債の発行により財源を調達しなければならなくなり、地方財政は引き続き厳しさを増すこととなりました。

 そのため、本市の予算編成にあたり、新世紀の第一歩でもありますので、着実さと、また飛躍のときに時機を逃がさぬ目を持って、市民の負託に応え、安定した市民サービスの提供ができるよう、予算の配分に意を尽くしたものであることを御理解賜りたいと存じます。

 その結果、本市の当初予算は、一般会計で1,111億6,000万円、対前年度比1.8%の微増となっております。

 私は、松戸市の新世紀の門出にあたり、市民の福祉の向上という基本理念を着実に実現することはもとより、社会変化への機敏な対応と、変化を先取りして新しい価値の創造に進むダイナミックな力をバネに、21世紀の松戸を引き続き担っていく決意をいたし、市政に臨んでまいります。

 以下、新年度の主要な施策について、第1次実施計画の体系に沿って説明させていただきます。

 初めに、「連携型地域社会の形成」を目指す施策について申し上げます。

 市民のだれもが、かけがえのない人間として尊重され、生き生きと生活できる地域社会の実現を図るためには、すべての差別や偏見の解消、子供の権利の尊重など、さまざまな人権にかかわる問題の解決に向けた、市民との協働体制の構築に努める必要があります。

 児童虐待防止法やストーカー規制法など、種々の人権関連の立法がなされる今日の状況下において、本市では、「人権施策推進に係る指針」を策定し、その推進に取り組んでいるところでありますが、すべての行政領域にわたって体系的、かつ、計画的に人権施策が推進できるよう、進行管理方針を策定いたします。

 また、新年度には人権尊重の理念を広げるための「ちば人権展」が本市において開催されます。

 次に、協働型社会の第一歩である男女共同参画社会づくりについては、着実なプランの推進を図ってきたところですが、新年度には市民意識調査を実施し、男女共同参画プランの目標達成度の評価に基づいて、次期プラン策定の参考にいたします。

 地域の住民自治組織が自主的に行う地域活動の拠点となる地区集会所の整備については、新築などに対する補助に加え、従前から強い要望のあった修繕に要する経費についても新たに補助を行うことといたします。

 さらに、地域コミュニティの活動のため、松飛台及び東部の両市民センターにコミュニティ会議室を設置いたします。

 また、身体障害者用トイレの整備についても、東部市民センターの工事をもって、すべての市民センターへの設置が完了いたします。

 さて、公正で民主的な行政運営が行われるためには、市民に行政の施策を理解してもらい、幅広い協力を得ていくことが必要となります。そのためには、既存の情報提供だけにとどまらず、市が保有する多くの提供情報の内容充実に努め、市民との接点の拡大も図らなければなりません。

 現行の公文書公開条例については、公正で開かれた市政を推進するための中核の制度として重要な役割を果たしております。この制度をさらに充実するため、条例改正を行い、行政の説明する責務を全うし、情報公開の総合的な推進を図ってまいります。

 また、私自身も平成10年から、市長直通電子メールのアドレスを公開し、本日からは、インターネットの市長室に設置した「ほっトピックス」を通じて、日々の新鮮な情報を発信してまいります。松戸市のホームページへのアクセスも昨年末に30万件を記録し、市民の皆様から情報収集の手段として活用されておりますことから、今後とも質・量・新鮮さに留意し、一層の内容充実に努めてまいります。

 一方、IT社会の急速な発展に対応するためには、地域情報化推進施策が必要となります。近年、インターネットの急速な普及に見られるような高度情報化の進展は、生活の利便性を高めるとともに、コミュニティ活動で活用することにより、地域づくりにも結びつくものと期待しているところです。

 そこで、地域に密着した情報通信基盤であるケーブルテレビの事業者が実施する伝送路の光ケーブル化に対して補助を行い、インターネットを利用する市民の皆様が高速インターネットアクセス網に接続しやすい環境を整備してまいります。

 続きまして、「豊かな人生を支える福祉社会の実現」を目指す施策について申し上げます。

 昨年6月、戦後50年にわたって福祉施策の基盤となっていた「社会福祉事業法」が大幅に改正され、新たに「社会福祉法」として整備されました。

 この改正により、福祉施策は従来の行政指導から市民の自立支援と参加へと変化が求められ、本市では、既に地域福祉権利擁護事業、苦情相談員の設置などこの制度への取り組みを開始しておりますが、新年度から松戸市地域福祉計画の策定に着手いたします。

 高齢者の介護を社会全体で支える介護保険制度も、施行2年目を迎え、当初の事業計画で予定されたとおり順調に介護サービスの提供がなされているところですが、新年度は、施設利用者とサービス提供者の橋渡しとなる介護相談員の養成及び派遣を実施いたします。

 また、低所得者が介護サービスを利用しやすくするため、介護保険料と利用料の助成制度を導入いたします。

 施設整備については、いよいよ古ケ崎デイサービスセンターが4月に開所いたしますが、新たに社会福祉法人が整備するケアハウス2か所100床及び特別養護老人ホーム1か所100床に対し助成いたします。

 次に、高齢者を在宅で介護している家族への支援として、新たに介護用品を支給し、徘徊高齢者の介護をしている家族に対しては、PHSを利用し、高齢者の所在地を特定することができる、位置探索システムを導入いたします。

 また、寝たきりの高齢者を介護している家族の負担を軽減するため、新たに家族介護慰労事業を実施いたします。

 さらに、在宅のひとり暮らしなどの高齢者が、自立した生活を継続できるよう、シルバー人材センターを活用して、家の周囲の手入れなどを支援する軽度生活援助事業を開始いたします。

 次に、多様な生きがい感のある環境づくりについてですが、市内に整備が予定されている児童養護施設に、親の病気などの理由により、一時的に養育することが困難な児童の短期入所施設及び地域交流のためのスペースを設置するため、整備費の一部を補助いたします。

 また、子育て支援策といたしまして、保育所に通所中の児童が病気の回復期であるため集団保育が困難な期間、児童の一時預かりを行う乳幼児健康支援デイサービス事業の定員拡大のための助成を始め、ファミリーサポートセンターの利用対象児童の年齢引き下げ及び児童手当の拡充を図ってまいります。

 延長保育及び乳児保育の充実を図るために、民間保育所への補助制度の見直しを行うとともに、待機児童解消のために民間保育所の増設についても支援いたします。

 また、食中毒の発生を未然に防止するため、給食室のドライ化を引き続き実施し、質の高い給食サービスの提供に努めます。

 保育料については、社会経済状況を勘案し、最小限の改定といたしますので、御理解を賜りたいと存じます。

 学童保育については、児童の健全育成を積極的に図るため、引き続き支援するとともに、児童数が増加しておりますので、東部小学校の敷地内に学童保育所を新設して対応を図ります。

 また、幸谷学童保育所に対しても、新年度から運営費の一部を補助し、施設の安定運営を支援いたします。

 市民の皆様が健康に暮らせるための施策といたしまして、健康増進事業の充実を図っているところですが、新年度は、高齢者運動教室の安定的な運営と地域拡大のため、指導者の養成を図ります。また、新たに妊婦を対象とした歯科検診制度の導入及び在宅歯科診療に対する支援などを実施してまいります。

 福祉のための基盤整備といたしましては、障害者の自立と社会参加を促進するための精神障害者共同作業所1か所、知的障害者の生活の場としての知的障害者生活ホーム1か所の運営に対し新たに助成するとともに、障害者入所施設3か所に対し建設費の一部を補助することにより、本市の入所枠を確保し、待機者の解消を図ってまいります。

 国民健康保険特別会計については、新たに出産費資金貸付基金を創設し、被保険者の負担の軽減を図るとともに、はり・きゅう・あんまの施術担当者の指定を市外に拡大し、利用の促進を図ります。

 なお、保険料の引き上げを極力抑制するため、本議会の補正予算に、昨年度に倍する大幅な一般財源の繰り入れを提案させていただきますが、なお収支が厳しいことから、保険料を改定せざるを得ない状況でございます。御理解を賜りたいと存じます。

 さて、病院事業については、人工心肺装置を更新するほか、本議会に条例化を提案させていただいております「松戸市高志教育振興基金」を活用し、新生児収容車両の更新をいたします。

 また、新年度においては、診療機能の一層の役割分担を明らかにするため、松戸市立病院は急性期対応型病院とし、東松戸病院は高齢者などの慢性期対応型病院として位置づけ、松戸市立病院に呼吸器外科を設け、東松戸病院にはリハビリ病棟をオープンするとともに、機能の充実強化など、両病院の機能の明確化を図り、より良い医療の提供を目指してまいります。

 さらに、電子カルテを中心とした地域医療情報化のための先進的ITを活用した地域医療ネットワーク化推進事業を、松戸市医師会が主体となり、実施に向けて鋭意努力されておりますので、本市といたしましても支援をしてまいりたいと存じます。

 続きまして、「次代を育む文化・教育環境の創造」を目指す施策について申し上げます。

 21世紀を迎え、国は、「教育改革」が政策の重要な柱となっており、中央教育審議会などにおいて、教育基本法の見直しを含めた幅広い議論を行い成果を得たいとしております。

 20世紀後半の教育は、学力の向上に寄与し、経済の豊かさを生みましたが、学力偏重となった余り、心の荒廃を生む結果となっているとの指摘があります。これは、憂うべき社会問題となっております青少年犯罪の続発やいじめ、学級崩壊などの問題となって顕在化しており、この解決策として、抜本的な教育改革を行うとしておりますが、このような現状を目にするとき、国の改革とは別に、自治体としての松戸市の改革が必要ではないかと考えるものであります。

 この青少年問題などの発生要因としては、学校、家庭、地域社会の三者にあると言われておりますが、そもそも私は、この中で最も重い役割と責任を負うのは、とりわけ義務教育期間を担う学校教育であると考えております。それ故、これまでの教育のあり方を再確認した上で検証をし、教育改革を実行しなければならないと考えております。そこで本市においても、松戸市の「教育改革元年」として位置づけ、国の教育改革にも注目しながら、学校教育はもとより、市民の生涯にわたる教育のあるべき姿を、人としての心の豊かさや、他人への思いやりなどの視点から、教育のあるべき姿を再構築するよう、教育委員会へ指示をいたしたところであります。

 そこで、生涯学習の推進についてですが、松戸市の教育ビジョンを市民とのパートナーシップの下に確立するため、「松戸市教育改革市民懇話会」を設置いたします。

 また、中央図書館を中核施設とする生涯学習会館構想の素案を策定するため、図書館行政の評価と今後必要とされる図書館サービスなどに対する市民ニーズを調査いたします。

 次に、教育委員会のホームページは、試行期間を終え、本格的な開設となります。これまで以上に、教育行政に関する市民の要望や意見を迅速かつ的確に把握し、施策に反映させてまいります。

 さらに、情報技術、いわゆるITの進展に対応し、パソコンの基本操作からインターネットや電子メールの利用ができるようになるための基礎的なIT講習会を小中学校や公共施設で開催し、市民のだれもがITのもたらす利便性などを享受できるようにしたいと考えております。

 次に、学校教育の推進についてですが、高度情報化の進展に伴い情報教育を推進するため、小中学校にコンピュータを導入してまいりましたが、平成12年度には全68校への導入が完了いたしました。新年度は、インターネットに接続できる環境を全校に整えるとともに、新たに文部科学省の事業である次世代型ITを活用した未来型教育研究開発事業のモデル校に指定された中部小学校と中学校9校並びに市立高校については、校内LANを整備し、あらゆる授業でコンピュータを活用するための研究を行ってまいります。この成果が必ずやすべての学校に活かされ、インターネットを利用するなど、従来にも増してわかりやすい授業となっていくものと期待しております。

 スクールカウンセラーについては、専門的な知識や経験を有する臨床心理士などを中学校に配置しているところですが、新年度は配置校をさらに1校増やすことといたしました。

 学校施設の整備については、児童生徒の安全を確保するため、施設の老朽化及び機能低下に対する復旧工事を実施するとともに、耐震診断に基づく耐震補強工事を実施し、教育環境の向上を図ります。まず、寒風台小学校は、大規模改造耐震改修工事を実施するとともに、給食室の整備工事も実施いたします。また、栗ケ沢中学校については、校舎耐震改修工事を実施し、第五中学校については、屋内体育館の改築工事を行います。

 市立高校については、「松戸市高志教育振興基金」を活用して、LL教室などにも新たにコンピュータの配備を行うとともに、すべてのコンピュータにインターネット高速回線を接続します。これらの情報基盤整備により、一例でありますが、英語の授業で、姉妹校であるオーストラリアのクーナン校とインターネット上で交流授業を行うなど、情報活用能力や国際性などを養っていくほか、情報教育の充実を図り、高度情報化社会に貢献できる人材の育成を目指します。さらに、市民を対象とするIT講習の場として提供してまいります。

 また、生徒の体力向上及び部活動の強化が図れるように、トレーニング室の整備を行います。

 幼児教育については、私立幼稚園に園児を通園させている保護者の負担軽減を図るため、新たに満3歳児への助成を行い、充実を図ります。

 次に、生涯にわたるスポーツ活動の支援についてですが、市民アンケート調査に基づいて本市のスポーツ振興策を研究し、策定会議を設けて市民ニーズを反映させた、スポーツマスタープランを策定いたします。

 国際化の推進については、昭和46年にオーストラリアのホワイトホース市と姉妹都市提携を結んで、本年5月には30周年を迎えます。この間、青少年を中心として、1,600人を超える相互交流があり、本年は一般市民参加者を含む、ホワイトホース市からの公式訪問団をお迎えし、記念式典を始めとした行事を開催いたします。

 また、本市における外国人登録者は、現在75か国、約7,000名であり、年々増加しております。国際交流もさることながら、縁あって松戸市に在住する外国人が、日本人市民と同じようにこの松戸市で安心して快適な生活を送ることができるまちづくり、言うなれば、「内なる国際化」の推進のために、新年度には、「外国人トークフェスト」すなわち、外国人市民懇話会を設置いたします。

 次に、多様な文化・芸術の創造についてですが、平成10年に寄贈を受けました齋藤邸を、個性的で良質な市民文化の創造の場としていくため、その手始めとして、邸内に竹林もあることから、伝統文化への理解や物をつくることの充実感を満たすことができる、竹紙づくりの体験ができるように、竹紙制作工房を整備してまいります。

 博物館では、企画展として、かつて本市の属した中世の旧東葛飾郡域にかかわる流通、信仰、生活などの資料を展示し、当地における豊かな中世の時代と、他地域とのかかわりを示し、市民に東葛飾地域の歴史に関心を持っていただけるよう、「東葛中世文物展」を開催いたします。

 また、戸定歴史館では、企画展として「明治の松戸」を開催し、徳川昭武が撮影した松戸の風景、人物写真など、郷土の歴史、文化にかかわる身近な資料を公開いたします。

 さらに、東京高等工芸学校の初代校長として、日本のデザイン教育の礎を築いた、松岡壽の作品と関連資料が遺族から寄贈されたことを記念して、「受贈記念・松岡壽とその時代」展と題し、開催いたします。

 続きまして、「安全で快適な生活環境の実現」を目指す施策について申し上げます。

 市民一人ひとりが、将来にわたり安全で快適な生活空間を実現することは市民生活の基本であり、特に近年の高齢社会の到来に伴い、その重要性は増すばかりであります。

 また、快適でゆとりある良好な生活空間を実現するためには、自然的・歴史的景観の保全・再生と道路などの公共空間や建築物の整備などを図り、魅力ある街並みを形成することが重要なことであります。そのため、無秩序な市街化を防止し、必要な公共施設などの整備基準と負担区分などを定めた、「松戸市まちづくり指導要綱」がございますが、およそ30年ぶりの都市計画法の抜本的な改正が行われたことをも踏まえ、同要綱の条例化を図り、これを契機に、快適で秩序あるまちづくりをさらに推進してまいりたいと存じます。

 さて、豊かな自然林に囲まれたところでの野外バーベーキューは、人々を生き生きとさせます。そこでは、木の尊さ、火の大切さや恐ろしさ、ごみの問題、洗い流す水の問題などを通して、自然の恩恵に感謝し、自然を理解し、大切にする行動が育まれてくるのではないかと考えております。

 そのため、自然尊重型都市公園として開園以来、毎年60万人の利用者があり、好評を得ております21世紀の森と広場に、今春「木もれ陽の森」という広場をオープンいたします。野外活動の生活体験の場として活用していただきたいと存じます。なお、管理棟を整備し、利便性の向上も図ってまいります。

 また、根木内歴史公園については、中世に築城された根木内城の一部で、土塁、空堀、土橋など貴重な歴史的遺産が現存し、さらに豊かな自然環境を温存した緑地でありますので、保存、活用できるよう、早期開園を目指し、園路などの整備に着手いたします。

 次に、緑の保全でありますが、保全樹林地区や保護樹木については、引き続き指定の拡大を図るとともに、地権者への支援のため、新たに特別保全樹林地区の指定を行うことで、貴重な樹林を守ってまいります。

 緑化につきましても、親しみのある並木の保全を進めていくため、「日本の道100選」に選ばれた常盤平さくら通りの樹木診断を実施し、腐朽が進行している樹木については、若木に植え替えるなど、その維持に努めてまいります。

 また、財団法人まつど街と水辺の緑化基金については、市民のニーズに対応した緑化活動の展開と事業の拡大を進めるため、市営育苗圃を委託し、市民緑化活動の拠点として新たな展開を図り、緑をつくり・緑を育て楽しむ協働体制づくりを促進してまいります。

 さらに市民に安らぎや潤いを与える施設として、新坂川の馬橋駅付近の緑道に照明や案内板を設置いたします。また、富士川親水広場にはトイレ、水飲み場やベンチなどの整備をいたします。

 さて、我々は、次代を担う子供たちに、人と自然が共生できるまちを引き継ぐことができるよう努力しなければなりません。そのために、ごみの適正処理はもとより、減量化・リサイクルをさらに推進していく必要があります。

 そこで、容器包装リサイクル法に基づき、循環型まちづくりを推進するため、新年度からは市民の皆様に8分別収集への御協力をいただき、大幅なリサイクルコストの削減を図りながら、リサイクルセンターを始めとする中間処理施設の負荷の軽減を図ります。

 また、新年度からは、焼却灰の一部をエコセメントに再生するための処理委託を実施することにより、資源の有効活用と併せて最終処分量の減量を目指します。

 さらに、従来リサイクルが困難とされていた、集合住宅から排出される生ごみについても、モデル事業として業務用生ごみ処理機を設置し、堆肥化の実践と合わせて、集合住宅内での完結型リサイクルの研究を行ってまいります。

 千駄堀最終処分場跡地については、暫定利用計画により多目的広場の整備を図ってきたところでありますが、今後は地元の動向を視野に入れながら、議会とも十分協議させていただいた後、その利用方法については、市民の皆様の意見を伺いながら、恒久的な利用計画の検討をしてまいりたいと存じます。

 街路樹などの維持管理で発生する剪定した枝の有効活用については、引き続きチップ化に取り組み、緑資源のリサイクルを推進してまいります。

 次に、安全で安心な地域環境づくりについてですが、五香消防署の移転・新設にあたり、指揮本部機能や地域対策本部の代替機能を有し、震災など大規模災害対応機能の高い基幹消防署として建設を進め、地域の災害対応力の強化を図ります。

 西口消防署には、市内で5台目となる高規格救急自動車を配置し、救命率のさらなる向上を目指します。さらに、消防団の秋山消防センターを整備するとともに、老朽化した消防車両を最新式の車両に更新し、通常災害はもとより大規模災害にも対応可能な消防力の強化を進めてまいります。

 自然災害から市民の皆様の生命・財産を守り、安心して暮らせる生活環境を実現するために策定した地域防災計画に基づき、指定避難場所に隣接する横須賀の大流公園に耐震性貯水槽を設置し、消火栓以外の水利が未整備区域である串崎新田の泉ケ丘1号緑地に、防火水槽を新設することにより、地震災害発生時に有効な水利を確保します。

 馬橋地区には簡易備蓄用防災倉庫を増設し、飲料水、食糧のほか生活必需品の備蓄を推進いたします。

 また、小山地区においては、施設の有効活用の観点から、中学校の受水槽を耐震性貯水槽として整備し、非常時の飲料水の確保に努めます。

 さらに、災害時の避難誘導の万全を期すための避難誘導施設については、PFIの手法を活用し、文字情報のほか、映像情報を提供できる標示板を整備いたします。

 稔台地区の住民の方々を始めとして、多くの市民が不安と恐怖を抱き続ける、現在はアレフと改称したオウム真理教信者の早期撤退を求める活動について、住民の皆様や近隣自治体を始めとした関係機関との連携をとりながら、引き続き支援をしてまいります。

 自転車駐車場については、市民の身近な交通手段であることから、使用者の安全利用の推進を図るため、新年度も有料化に向けて、五香駅と六実駅周辺地区の自転車駐車場改修工事を行うとともに、矢切駅周辺地区においても自転車駐車場の新設及び改修工事を実施し、自転車利用の環境整備を推進いたします。

 また、有料自転車駐車場の管理時間外における利用者の利便性の向上を図るため、一時使用回数券を発行いたします。

 自立を目指した消費者行政の推進施策として実施しております消費生活相談事業については、悪質な訪問販売や電話勧誘などの被害に対し、専門の相談員が助言、斡旋や情報提供を行っているところです。しかし、最近ではその被害が増加していることから、相談時間を延長し、相談体制を拡充することにより、受付から解決までの迅速化を図るとともに、消費者の被害の未然防止に努力いたします。

 続きまして、「魅力ある都市空間の形成と産業の振興」を目指す施策について申し上げます。

 快適でゆとりある都市とするため、都市活動と経済活動を調和させ、21世紀の松戸に誇りと愛着が持てるような風格ある街並みを実現してまいりたいと存じます。

 都市環境の整備について申し上げますと、高齢者や障害者の方を始め、市民の皆様が安心して快適に駅を利用できるよう、バリアフリーの視点から整備を推進いたします。

 まず、松戸駅東口のデッキに接続するエレベーターの供用を開始するほか、デッキの未施工箇所についても整備を行います。

 また、五香駅構内の車いす対応型エスカレーターの設置についても支援いたします。

 次に、北小金駅周辺地区については、駅南北の一体性、地域の歴史的環境を考慮した広域的観点からの市街地の環境整備が必要とされる地区であり、駅南口の東街区について、計画的整備に向け、努力してまいります。

 さらに、駅北口より伸びる歴史を感じさせる道路及び緑地については、樹木の保全を図りつつ、歩行者のための安全な空間を確保し、引き続き整備を実施してまいります。

 また、本市の代表的な貝塚で、縄文時代の村の一部であった東平賀貝塚など文化財の保護を図りつつ、市民の皆様に街区公園として利用していただくため、新たに東平賀公園として整備を行います。

 区画整理事業につきましては、過去における本市のまちづくりにおいて、高度経済成長により流入人口が増加した時期に、無秩序な乱開発を防止するため、政策的に積極性を持って行ってきたことにより、市街化区域のほぼ半分を整備することができました。この結果、均衡ある都市整備に多大な貢献をしてまいったものであります。

 さて、現在施行中である組合土地区画整理事業につきましては、現下の経済情勢では、これまでの形の区画整理事業の遂行が非常に厳しいものとなっていることから、施行中の事業に関しましては、組合の自助努力を踏まえ、早期完成に向けて必要な支援を行ってまいる所存でございます。

 次に、都市基盤の整備についてですが、地下鉄11号線の松戸延伸については、今後とも関係機関への働きかけを行うほか、具現化に向けて、引き続き努力してまいります。

 道路網の整備については、国施行事業である東京外郭環状道路の果たす役割は、本市において大きいものでありますことから、重ねて工事の促進を要請いたします。

 街路事業については、市内中央部を南北に縦貫する3・3・7号横須賀紙敷線の日暮−河原塚間、各地域を結ぶ環状道路となる3・3・6号三矢小台主水新田線の和名ケ谷地区、3・4・20号岩瀬串崎新田線の胡録台地区、3・5・30号南花島日暮線の松戸新田地区などの整備を推進いたします。

 また、県施行事業である3・4・17号稔台六実線の五香立体事業は、おかげをもちまして、この2月21日に本線車道部が開通いたしました。残る側道部についても、平成13年度完成を目途に工事を進めております。

 なお、3・4・16号葛飾橋矢切線の主要地方道市川・松戸線の整備については、小山−三矢小台三丁目区間の早期完成と三矢小台一丁目までの延伸区間の事業化などにつきましても、引き続き県に要請してまいります。

 路線バスについては、ノンステップバスがだれでも乗りやすく、高齢者や車いすでも利用しやすいことから、新年度もその導入を支援いたします。

 また、市民生活に必要なバス交通を確保するため、事業者との意見交換や、利用者の意向を調査し、バス交通需要のバランスを考慮した、市内バス交通の基本プランを検討してまいります。

 新松戸駅西口駅前広場を、歩行者が安全で快適に利用できるよう、引き続き駅前広場の舗装や修景施設などの整備を図ってまいります。

 治水対策については、治水安全度の向上と流域内の内水被害の軽減を図るために、坂川・新坂川などの未整備区域の整備促進や準用河川神明堀の一級河川への格上げについて、重ねて県に要請いたします。

 さらに、国分川流域の水害解消を図り、併せて、河川環境の整備と保全を基調に地域の意見を反映させるため、住民参加型「ワークショップ」方式による、多自然型の川づくりを目指した河川改修を推進いたします。

 また、寒風台小学校の校庭に洪水時の河川への負担軽減と、雨水の地下浸透による水循環のため、流域貯留施設を設置いたします。

 なお、真間川流域内施設は平成12年度に設置が完了することから、今後新たに坂川流域で事業展開を図ってまいります。

 下水道については、引き続き流域関連公共下水道を整備し、生活環境の改善並びに公共用水域の水質保全に努めてまいります。厳しい下水道事業経営ではありますが、より一層の投資効果を含めた効率的な事業の展開を図ってまいります。

 なお、中和倉地区周辺の浸水被害の解消を図るため、前田川雨水幹線の整備に着手いたします。

 市営水道の整備については、老朽化した水道管を計画的に更新しますとともに、小金浄水場などの拡張整備を推進してまいります。

 また、利用者の利便性向上を図るため、年内に下水道並びに水道使用料の支払いが、コンビニエンスストアでも利用できるようにする予定であります。

 次に、活力ある産業の振興についてですが、消費者ニーズの多様化や長引く景気低迷により、地域商店街を取り巻く経営環境は厳しくなってきております。

 そこで、空洞化により衰退しつつある商店街の振興を図ることを目的に、商店会が空き店舗対策として実施する事業を支援するため、空き店舗の賃借料並びに改修費用の一部を補助いたします。

 また、松戸駅西口にある通称伊勢丹通りの歩道の拡幅と、街路樹を植栽するなどの整備をいたすとともに、街並みと調和する街路灯の設置に際し、商店街と協働の下に歩行空間の快適性を確保し、周辺商店街の顧客の回遊性を高めて、地域の商業活性化を図ってまいります。

 さて、昨年、市民の元気が出る施策として、私が提案いたしました、松戸の地場野菜を使用した「元祖松戸七福神鍋」も定着化してまいりましたが、さらなる普及のため、鍋コンテストを開催いたします。

 また、昨年から鳥取県と二十世紀梨を通じた交流事業を実施しているところですが、本年4月には鳥取県に「鳥取二十世紀梨記念館」がオープンし、併せて「松戸覚之助氏への感謝の碑除幕式」が行われますので、松戸市の梨生産者の皆様とともに参加し、関係者の交流を深めてまいります。

 秋には、鳥取県の皆様の松戸まつりへの参加が予定されており、さらに鳥取二十世紀梨の苗木を松戸市内の梨園に移植する、いわゆる「二十世紀梨の里帰り」などの交流も予定しております。これを機会に、二十世紀梨の発祥の地は松戸市であることを改めてPRしてまいります。

 また、自然環境の維持、防災対策や観光などの多様な機能を持つ農地を保全するため、減農薬化などを推進した環境保全型農業の促進と合わせて、農業振興資金融資や病害虫防除対策事業により経営の安定化を図るとともに、引き続き農業後継者育成事業を実施してまいります。

 次に、就労環境の整備と就労機会の創出についてですが、就業構造の変化に対応し、実践的かつ応用的な職業能力開発のために、求人企業並びに求職者双方のニーズに即応したパソコン研修の開催をいたします。

 また、男女の雇用機会均等に向けて、労働環境実態調査の中に、女性の就業に関する調査などを盛り込み、今後の就労支援の基礎資料といたします。

 次に、観光の振興については、市民に触れ合いと憩いの場を提供する「松戸花火大会」も夏の風物詩としてすっかり定着し、広域的な交流の場としても、欠かせないイベントとなりました。新年度も広く市民参加の下に開催してまいります。

 江戸川舟運事業については、基本構想づくりに引き続き、観光や教育、防災などの多方面にわたる活用を視野に入れ、実現化方策の検討を深めているところでございますが、新年度は舟運事業を広く市民の皆様に知っていただくため、江戸川におけるイベント時に、観光船をチャーターし、試乗していただくことを考えております。

 続きまして、「都市経営の視点に立った行財政運営」を目指す施策について申し上げます。

 昨年から、迅速で効率的な行政組織への転換を目指した組織改革を実施するとともに、財政改革計画を策定し、健全財政の確立に取り組んでいるところでございます。

 財政改革に触れさせていただきますと、歳入面の増収額と歳出面の削減額の合計は、平成11年度は約11億円、平成12年度は約26億円を生み出した効果がございました。

 財政状況が危機的状況にある中で、歳入の確保と歳出の削減は喫緊の課題であり、歳入の確保については、課税客体の捕捉の充実と効率的な徴収システムの確立はもとより、市有財産の売却や適正な受益者負担の推進を図るなど、財源の確保に努めてまいります。

 歳出の削減につきましては、人件費の抑制、物件費の削減や公債費の抑制及び借り換えによる軽減などに努力してまいります。

 これらによる成果としては、歳入面の増収額と歳出面の削減額の合計で、平成13年度は約24億円を生み出せるものと期待しております。言うまでもなく、市民サービスの低下とならぬよう、意を尽くしてまいります。

 一方、行政のサービスの高度化・効率化を図っていく必要があることから、新年度は、電子自治体への体制整備に入ります。その準備として、高度情報通信ネットワーク社会に対応するため、総務企画本部にIT推進担当を置きIT施策の推進に当たってまいります。

 また、本庁と各支所をネットワークで結ぶ、いわゆるWANの整備を行うとともに、電子機器などの拡充により環境を整えることで、事務処理能力の向上を図ります。

 さらに、住民票の広域交付に対応する住民基本台帳ネットワークシステムの構築に向けて準備を行うとともに、交付の際の手続の簡素化・効率化のためにICカードの機能について研究を始めます。

 さて、地方分権一括法の施行から1年が経過し、個々具体的に業務が見えてまいりました。特に都市計画法の改正関係など、極めて高度な政策判断が伴うものもございますことから、最も本市の将来にとって有益なものとするため、慎重に対応を図ってまいるものであります。

 この地方分権の流れの中では、政策・施策の評価による行政執行の透明性の向上がなければ、行政の自主的かつ主体的な運営は市民の理解を得ることはできないものとなります。そこで、行政執行の透明性を高めるものとして、評価システムを活用し、政策目的体系図を作成するなど具体的な取り組みを開始しております。また、地方分権の時代において、広域的な連携もますます重要となってまいります。

 これらのことから、職員の政策立案能力の向上が今まで以上に求められます。つきましては、職員の人材育成も重要でありますので、政策形成研修などの能力開発や、改革意識を醸成する研修を行ってまいります。

 さらに、国の行政改革において、公務員制度の見直しが検討されることから、本市においても国の動向を見極めながら研究してまいります。

 また、松戸市総合計画の第1次実施計画も平成14年度には終了いたします。つきましては、第2次実施計画策定の準備のため、市民意識調査などを実施してまいります。これらの取り組みにより、今後の行政運営を効果的・効率的に遂行していく所存であります。

 さて、最後に、一言申し述べたいと存じます。

 今日、我が国は、その全体が自信を喪失し、あたかも混迷のただ中に立つ感があります。しかしながら、20世紀後半の日本はあの戦後の荒廃から、今日の社会的繁栄をもたらしてきたことも、また紛れのない事実なのでございます。

 物質的な豊かさを手に入れた代償として失ったものもありますが、数多くの分野で優れた業績を残し、その国際的貢献と影響力はともに多大なものであることも、また事実であります。

 我々は、日本がここまで、国家再建のためひたすら走ってきた過程における負の遺産は、謙虚に受け止めなければなりませんが、いたずらにみずからを嘆き悲しんでいるだけでは、決して輝かしい未来への曙光は見い出せないのであります。

 私は、次代を担う子供たちが、やがて大人になったとき、「住んでよいまち・訪ねてよいまちまつど」とするため、市長就任以来、緑花清流の施策として、水と緑、文化・歴史の回廊づくりによる「ふるさと松戸」の創生に渾身の努力をしてまいりました。

 新世紀の船出をした今、その航路の行方には、幾多の問題が荒波のように押し寄せてくることでしょう。

 私は、本市政の舵取りとして強いリーダーシップを発揮し、職員の先頭に立ち、勇気と英知を振り絞り、輝かしい明日に向けて、この「松戸丸」の針路を定め、邁進してまいります。

 そして、市民とのパートナーシップの下、クリスタルな市政運営、市民参加による協働のまちづくりを推進していく所存でございます。

 今後とも、市民の皆様並びに議員各位の御協力を賜りますようお願い申し上げ、施政方針の説明とさせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)



○渡辺昇議長 以上で施政方針説明を終わります。



△議案の上程



○渡辺昇議長 次に、日程第4、議案第47号から第54号までの8件を一括して議題といたします。

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 議案第47号 平成12年度松戸市一般会計補正予算(第3回)

 議案第48号 平成12年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)

 議案第49号 平成12年度松戸市下水道事業特別会計補正予算(第2回)

 議案第50号 平成12年度松戸市老人保健事業特別会計補正予算(第1回)

 議案第51号 平成12年度松戸市駐車場事業特別会計補正予算(第1回)

 議案第52号 平成12年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第1回)

 議案第53号 平成12年度松戸市水道事業会計補正予算(第1回)

 議案第54号 平成12年度松戸市病院事業会計補正予算(第1回)



△提案理由の説明



○渡辺昇議長 提案理由の説明を求めます。

          〔川井敏久市長登壇〕



◎市長 ただいま上程いたされました議案第47号から議案第54号までの8件につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。

 まず、議案第47号、平成12年度松戸市一般会計補正予算(第3回)についてでございますが、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ42億3,699万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,144億3,338万8,000円といたそうとするものでございます。

 今回の補正予算につきましては、事務事業の確定に伴う増減の整理を行うとともに、地方交付税、国庫支出金、寄附金及び繰越金などを主な財源といたしまして、情報通信技術関連特別対策事業、秋山・関台土地区画整理事業補助、高志教育振興基金積み立て、第五中学校屋内体育館改築事業及び国民健康保険特別会計繰出金などのほか特別会計・企業会計負担金等を補正いたすものでございます。

 次に、繰越明許費につきましては、国の補正にかかわる第五中学校屋内体育館改築事業ほか17件につきまして、それぞれ事業の年度内完成が見込めないため、繰り越し措置をいたすものでございます。

 次に、債務負担行為の補正につきましては、都市計画街路事業において、ゼロ工事国庫債務負担行為に基づく措置をいたすものでございます。

 また、地方債の補正につきましては、追加及び変更について、それぞれ所要の補正をいたすものでございます。

 次に、議案第48号、平成12年度松戸市国民健康保険特別会計補正予算(第2回)についてでございますが、保険給付費等について所要の補正をいたすとともに、平成13年度の本特別会計の財政状況を勘案し、一般会計からの繰入金を財源として、国民健康保険事業財政調整基金への積み立てをいたすものでございます。

 次に、議案第49号、平成12年度松戸市下水道事業特別会計補正予算(第2回)についてでございますが、繰越金などを財源といたしまして、水道ガス等本設負担金などにつきまして所要の補正をいたすとともに、継続費の変更、繰越明許費の設定並びに地方債の変更をいたすものでございます。

 次に、議案第50号、平成12年度松戸市老人保健事業特別会計補正予算(第1回)についてでございますが、医療給付費等につきまして所要の補正をいたすとともに、一般会計繰入金等所要の補正をいたすものでございます。

 次に、議案第51号、平成12年度松戸市駐車場事業特別会計補正予算(第1回)についてでございますが、駐車場管理費の確定に伴う計数整理を行うとともに、事業収入並びに一般会計繰入金について所要の補正をいたすものでございます。

 次に、議案第52号、平成12年度松戸市介護保険特別会計補正予算(第1回)についてでございますが、保険事業勘定及びサービス事業勘定におきまして、それぞれ所要の補正をいたすものでございます。

 次に、議案第53号、平成12年度松戸市水道事業会計補正予算(第1回)についてでございますが、事業費の確定に伴う増減の整理を行うとともに、継続費及び企業債の変更を措置いたすものでございます。

 次に、議案第54号、平成12年度松戸市病院事業会計補正予算(第1回)についてでございますが、市立病院につきましては、医業収益及び医業外収益並びに医業費用の増額をいたすとともに、寄附金受け入れに伴い医療器械整備費を計上いたしますほか、企業債の変更をいたすものでございます。

 また、市立東松戸病院につきましては、医業収益の減額及び医業外収益の増額並びに医業費用における減額をいたすものでございます。

 次に、市立介護老人保健施設梨香苑につきましては、施設事業収益及び施設事業費用の増額補正をいたすものでございます。

 以上、提案理由の御説明を申し上げましたが、いずれも急施を要する重要な案件でございますので、慎重なる御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。



△質疑応答



○渡辺昇議長 これより質疑に入ります。

 中田京議員から通告がありますので、発言を許します。

 中田京議員。

          〔中田京議員登壇〕



◆16番(中田京議員) 議案第47号、松戸市一般会計補正予算(第3回)に議案質疑をいたします。区画整理についてとケーブルテレビについて伺います。

 実は私は22年前の3月1日に松戸市民に、区画整理によってつくられた新松戸というところにやってきまして、松戸市民になりました。その区画整理につきまして伺うわけですが、8款土木費、4項都市計画費、2目土地区画整理費、19節負担金補助及び交付金、秋山土地区画整理事業補助金3億3,300万円、関台土地区画整理事業補助金2,700万円、合わせて3億6,000万円に関連してお伺いいたします。

 組合施行の土地区画整理の遂行は組合の自助努力が第一であると議会では何度も話されてまいりました。先ほどの施政方針の方にもございました。私も自立、自己責任は当然のことという前提ではございますが、区画整理に対する市の考え方を確認したいと存じます。

 区画整理によって実現したいことは何ですか。その実現したいことは、市施行であっても、組合施行であっても変わりませんか。

 議案のような公金投入によって区画整理を遂行することで、特にまちづくりにおいてどのような市の損失を防げると考えておられるでしょうか。これは区画整理の遂行で将来的に市にもたらされるかもしれない利益、税などについてお尋ねしているということではありません。むしろ損失を防げると、そういう意味でお答えください。

 そして、その損失の規模、どのように予測しておられるでしょうか。その損失の値と投入する公金の値をどう位置づけられますか。

 民間の事業である組合施行の土地区画整理に公金を投入することについて、市民の理解をどうやって得るのですか、具体的な手法を示してください。

 公金投入に一定程度の市民の合意を得られると判断される根拠は何でしょうか。

 区画整理については、以上をお尋ねいたします。

 それから、ケーブルテレビについて。

 2款総務費、1項総務管理費、7目企画費、19節負担金補助及び交付金、新世代地域ケーブルテレビ施設整備事業補助金8,400万円に関してお伺いします。ケーブルテレビにつきましては、いろいろと伺いたいと考えておりますが、今回のきょうの分につきましては一つだけ。

 ケーブルテレビが市内に整備されることによって、実現したいことは何でしょうか、市の考えをお示しください。

 以上です。



○渡辺昇議長 理事者の答弁を求めます。

          〔和田務都市整備本部長登壇〕



◎都市整備本部長 中田議員の議案質疑に御答弁申し上げます。

 区画整理事業は、宅地の利用増進と道路、公園等の公共施設の整備改善を同時に実現できる、まちづくりの優れた手法として、当市においても積極的に導入してまいりましたことにつきましては、先ほど市長の所信表明の中でも申し上げてございます。その結果、中田議員も良好な区画整理の後にお住まいだと思います。その実現したいことは、市施行でありましても、組合施行でありましても、これは同じでございます。

 区画整理事業につきましては、秩序あるまちづくりを目指すことから、当市にとって、次のような整備効果をもたらすものというふうに考えてございます。

 一つには、安心して生活できる市街地の形成。二つ目といたしまして、道路網の整備された便利なまちづくり。三つ目としまして、防災上、防犯上安全な市街地の形成。四つ目として、下水道等の整備された健康的、衛生的なまちづくり等々があると思います。

 もし、区画整理事業が導入完成されませんと、地域が無秩序に開発され、自然環境が損なわれ、地震や火災、水害などの災害に対しましても無防備なまちとなってしまうおそれがございます。

 区画整理事業によって実現できたであろう都市機能を乱開発された後に回復させるために、当市の財政的負担は莫大で、なおかつ、非効率のものになるということが予想されます。

 組合による土地区画整理事業は、組合の力によって最後まで仕上げることが原則ではございますが、バブル経済の崩壊とその後の長引く地価の下落という予想しがたい出来事により、財政的に困窮している組合に対しましては、組合の自助努力と一体となった公的支援をタイムリーに行うことが後年度における当市の負担を軽減する上からも、賢明な方策というふうに考えてございます。

 民間の事業であります組合施行の土地区画整理組合に公金を投入することにつきまして、市民の理解をどうやって得るかという、その具体的な手法ということのお話でございますが、当面の方法といたしましては、予算についての「広報まつど」への説明、その他ホームページ等々、こういった具体的な市民に対しての開かれた情報提供の中で御説明をさせていただきたいというふうに考えてございます。

 前段で申し上げましたように土地区画整理事業は極めて公共性、公益性の強い事業でありますので、総会で再建へ向けて合意の方向性が見られた組合に公金を投入することについては、市民の方々の理解がいただけるものというふうに確信してございます。

          〔鈴木克洋総務企画本部長登壇〕



◎総務企画本部長 ケーブルテレビについての御質疑に御答弁申し上げます。

 松戸市におけるケーブルテレビは、平成5年11月に開局しておりますコアラテレビでございますが、平成5年から6年にかけて整備された第1期及び第2期工事分、松戸、矢切、常盤平地区約6万6,000世帯につきましては、450メガヘルツの同軸伝送路でカバーされておりますことから、この地域ではインターネット通信加入者の増加に対応できず、今後地域情報化を推進する上での支障となっております。したがって、地域の幹線を光ケーブル化することにより、この制約を解消し、地域情報化の基盤整備を進めるものでございます。IT社会の進展に備えた通信基盤の整備充実を行うものでございます。

 また、平成12年11月にIT戦略会議が打ち出した国のIT基本戦略では、今後5年以内に少なくとも3,000万世帯が高速インターネット網に接続できるよう、ネットワークインフラの整備をすることが目標とされておりますが、今回の補助は、こうした社会の方向性とも合致するものと考えております。

 以上、お答えといたします。

          〔中田京議員登壇〕



◆16番(中田京議員) どうも答弁をありがとうございました。

 ケーブルテレビの方は、またこの後もいろいろ伺うことがありますが、きょうはこれで結構です。ありがとうございました。

 区画整理の方なんですけれど、まず、市民の合意を得られると判断する根拠について、総会の議決というお示しをくださいました。多分、組合の総会の議事録というのは、私文書ですから公文書公開の対象にはなりませんけれども、これを何とかして一般市民が閲覧する方法について、何かお考えがあったらお聞かせください。

 それから、もう少し大きな話で、もう一点伺います。

 第1次実施計画事業の見直しによりますと、施策の体系「第5節 魅力ある都市空間の形成と産業の振興」、先ほど施政方針の中でタイトルで出てきたのと同じですね。その中に、「1 都市環境の整備」の14に「土地区画整理事業等の推進」という項がございます。ここに、その第1次実施計画の中では12の土地区画整理事業がありまして、見直しによりますと、そのうち、紙敷、秋山、関台は、区画整理事業の見直しと組合に対し早期概成−−「概」ねに「成」ると書くんですね。私これ何と読むのかわからなくて辞書引いたんだけど、載ってない。早期概成に向けて、適正な指導を行うとあります。そういう見直しであると書いてあるんですね。そして、二ツ木・幸谷は、計画期間内に換地処分は困難であり、期間、事業費を見直すという見直しです。それから、矢切駅周辺都市整備事業は、区画整理の手法は見合わすが、駅周辺整備については手法を検討していくという見直しなんです。出作、紙敷、金楠台、千駄堀第二、それから矢切地区都市整備事業、これは先送り。千駄堀第一と新松戸駅東口、それに根木内の都市整備事業は凍結となっています。紙敷、秋山、関台、二ツ木・幸谷のほかは土地区画整理の手法をとらないということですね。その解釈でよろしいでしょうか。今後の松戸市における区画整理事業の位置づけは、第1次実施計画の見直しのスタンスに沿っていると理解してよろしいかどうか、確認させてください。

          〔和田務都市整備本部長登壇〕



◎都市整備本部長 再質疑にお答えいたします。

 2点あったかと思います。1点目の組合議決といったものについて、どういうふうに市民にそれが見せられるのかという趣旨だと思いますが、組合の理事会であるとか総会であるとかといったものの、要するに会議経緯につきましては、全部組合自体が公開してございます。

 具体的に、それでは市の広報手段なりを使って、どういうふうにできるかということにつきましては、今おっしゃっていただいている指摘もございますので、組合の方の役員と、具体的に何ができるかについては、また検討してみたいと思います。

 それから、2点目の5か年計画のローリングとの関係での御質疑でございますが、これにつきましては、それぞれ現在認可を受けまして施行中の組合区画整理が四つございます。これにつきましては、具体的な形としての仮換地を始めとしまして、それぞれの熟度としてのまちづくりが進められてございます。これにつきまして、今まで申し上げました視点でもって必要な支援はしていかなければ、まちづくりが早期にできませんし、中田議員お答え求めていらっしゃいませんけれども、早くまちづくりすることが市にとってもある意味での先行投資的な意味での税収にも結びつくわけでございますし、社会資本も整備されるということでございますので、この施行中のものにつきましては、自助努力を踏まえた上での必要な支援といったものにつきまして進めてまいりたいというふうに考えてございます。

 その他、見直しではなくて、5か年の中で先送りとか、いろんな表現がございますが、それらのものにつきましては、それぞれ地権者、関係者の要するに意識の問題、それから、準備会というものが立ち上がっているところ、それすらもないところ、それぞれございます。現下の厳しい経済状況の中で、区画整理の手法というものを用いてこれから事業を起こすということは、現下の経済状況と現在の法の枠組みの中では非常に難しいことだというふうに考えてございます。

 したがいまして、それぞれの要するに再開発的な視点のもの、それから、一例で申しますと、矢切駅の周りをどうするんだ的な格好の、これは先ほどの所信表明の中でありましたような形での県道の拡幅等の絡みの中でどうしていくのかというような格好の、いろいろな事業との絡みも出てございます。ですから、区画整理事業的な格好で組合を立ち上げて、整備をしていくという格好のことにつきましては、現在施行中の4組合以外につきましては、それぞれの関係者の御事情と関係者の方の御要望がありますので、いろいろ整理はしたいと思いますけれども、非常に困難なことだというふうに現在では考えてございます。



○渡辺昇議長 以上で質疑を終わります。



△委員会付託



○渡辺昇議長 ただいま議題となっております議案8件は、お手元に配付の議案付託表第1号のとおり所管の常任委員会に付託いたします。



△議案の上程



○渡辺昇議長 次に、日程第5、議案第55号から第80号までの26件を一括して議題といたします。

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 議案第55号 平成13年度松戸市一般会計予算

 議案第56号 平成13年度松戸市国民健康保険特別会計予算

 議案第57号 平成13年度松戸市松戸競輪特別会計予算

 議案第58号 平成13年度松戸市下水道事業特別会計予算

 議案第59号 平成13年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算

 議案第60号 平成13年度松戸市老人保健事業特別会計予算

 議案第61号 平成13年度松戸市駐車場事業特別会計予算

 議案第62号 平成13年度松戸市介護保険特別会計予算

 議案第63号 平成13年度松戸市水道事業会計予算

 議案第64号 平成13年度松戸市病院事業会計予算

 議案第65号 松戸市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第66号 松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第67号 松戸市職員の再任用に関する条例の制定について

 議案第68号 新たな再任用制度の実施に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について

 議案第69号 松戸市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第70号 松戸市高志教育振興基金条例の制定について

 議案第71号 松戸市国民健康保険出産費資金貸付基金条例の制定について

 議案第72号 松戸市ねたきり老人・ねたきり身体障害者等福祉手当支給条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第73号 松戸市老人デイサービスセンター条例の制定について

 議案第74号 松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第75号 松戸市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第76号 松戸市墓地等の経営の許可等に関する条例の制定について

 議案第77号 松戸市営白井聖地公園条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第78号 松戸市農業委員会の選挙による委員の定数、選挙区等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

 議案第79号 中央省庁等改革関係法施行法等の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について

 議案第80号 千葉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について



△提案理由の説明



○渡辺昇議長 提案理由の説明を求めます。

          〔川井敏久市長登壇〕



◎市長 ただいま上程いたされました議案第55号から議案第80号までの26件につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。

 まず、議案第55号、平成13年度松戸市一般会計予算についてでございますが、新年度予算の概要並びに主要な施策につきましては、先の施政方針の説明において述べたとおりでございます。

 平成13年度は、健全財政の確立を主眼に置き、今後も安定した市民サービスの提供ができるよう、財政改革計画の本旨を念頭に限りある財源の有効的、効率的な配分に努めること等を基本に予算の編成に当たった次第でございます。

 それでは、初めに歳入予算から申し上げさせていただきますが、歳入の根幹をなす市税につきましては、前年度との比較におきまして8億円、伸長率では1.2%の増となっております。これにつきましては、個人市民税の減収が見込まれる中、企業の回復傾向による法人市民税並びに家屋の新増築等による固定資産税それぞれの増などを見込み計上いたしたところでございます。

 次に、利子割交付金につきましては、郵便貯金の定額貯金におきまして、13年度も引き続き大量満期を迎え、これにより利子課税の増収が見込まれ、地方財政計画、決算見込額等を勘案いたしまして2億円増額の14億円を計上いたしたものでございます。

 次に、地方特例交付金でございますが、11年度より行われております恒久的減税による減収の一部を補てんするため、地方税の代替的性格を有する財源として、30億5,000万円を見込み計上いたしたものでございます。

 次に、地方交付税でございますが、普通交付税につきまして、地方交付税の一部が臨時財政対策債として借り入れを起こすことになるなどを勘案いたしまして、15億円を減額した50億円を計上するとともに、特別交付税につきましても、過去の決算額等を勘案し計上いたしたものでございます。

 次に、使用料及び手数料につきましては、消費税及び地方消費税相当額の加算、道路占用料の改定等の増収を見込むほか、本年4月よりJR北小金駅、10月より新京成五香駅がそれぞれ有料化となります自転車駐車場使用料等を見込み計上いたしたものでございます。

 次に、国庫支出金につきましては、各種事業による増減がございます。生活保護費負担金、児童手当負担金、街路事業費補助金などでは増額に、民間市営住宅共同施設等整備費補助金、道路整備事業補助金、延長保育促進基盤整備事業補助金、在宅老人施設整備費補助金で減額となるなどを見込み計上いたしたところでございます。

 また、県支出金につきましても各種事業の増減がございます。保育所関係補助金の統廃合関係で、乳児保育費補助金、開所時間延長促進事業補助金、年度途中入所円滑化事業費補助金などで減を、増として、新たに延長保育促進事業補助金を計上いたしましたほか、緊急雇用、国勢調査並びに選挙費委託金などで減額を、情報通信技術講習推進基金事業補助金、児童手当負担金などで増額を、それぞれ計上いたしたものでございます。

 次に、繰入金につきましては、財政調整基金からの繰り入れを前年度より2億3,000万円減額した14億7,000万円を、高志教育振興基金では、市立高等学校情報教育基盤整備事業など、13年度事業に充てるため、8,316万7,000円の繰り入れを計上いたしたところでございます。

 次に、市債でございますが、平成3年度の借換債33億6,340万円、市民税減税補てん債において11億1,340万円、13年度より地方交付税の一部として発行いたします臨時財政対策債17億4,000万円を措置いたしたほか、各種建設事業に係る所要の措置を講じたものでございます。

 次に、歳出予算につきまして御説明申し上げます。

 先ほど歳入の地方交付税及び市債におきまして申し上げましたとおり、交付税の一部が市債に振り替わる措置など厳しい財政状況が見込まれるため、経常経費を始めとする事務事業全般にわたり、従来にも増して徹底した節減に努めたところでございます。

 各事業費等につきましては、施政方針で申し上げました内容につきまして、事業の目的、性質に従い、所要の経費を措置いたしたものでございます。

 また、主な事業につきましては、お手元に配付してございます参考表等に明らかにしてございますので、御参照いただきたいと存じますが、投資的経費につきましては、五香消防署建設事業などの災害対策関係事業を始め、東平賀公園整備事業、街路事業並びに国分川改修事業、小中学校大規模改造耐震改修事業など、101億9,682万円を計上いたしたところでございます。

 このほか、出資金、繰出金等につきましては、各特別会計及び企業会計の事業を円滑に遂行するため、それぞれ所要の措置をいたしたものでございます。

 以上、申し上げてまいりましたとおり、平成13年度は、大変厳しい財政状況下、市民サービスの低下・後退することのないよう配慮をいたすとともに、総合計画を推進する経費につきましては、限りある財源の中、重点的に配分をいたしたところでございます。結果、一般会計における予算総額は1,111億6,000万円となり、前年度との比較において、1.8%の増額予算となったところでございます。

 次に、継続費、債務負担行為及び地方債につきましては、それぞれ所要の措置を講じたものでございます。

 次に、議案第56号、平成13年度松戸市国民健康保険特別会計予算についてでございますが、保険給付費、老人保健拠出金及び介護納付金等を含め所要の経費を措置いたしたものでございます。

 なお、医療費の増加に対処するため、国民健康保険事業財政調整基金の取り崩しを措置いたしたところでございますが、これによりましてもなお財源が不足するため、保険料の引き上げをお願いするものでございます。

 次に、議案第57号、平成13年度松戸市松戸競輪特別会計予算についてでございますが、通常競輪を年4回開催するため、所要の経費を計上いたしたものでございます。

 次に、議案第58号、平成13年度松戸市下水道事業特別会計予算についてでございますが、引き続き枝線整備を推進し、水洗化を一層促進するとともに、継続費、債務負担行為及び地方債につきましても所要の措置を講じたものでございます。

 次に、議案第59号、平成13年度松戸市公設地方卸売市場事業特別会計予算についてでございますが、市場の施設整備及び活性化対策事業のほか、運営に係る所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第60号、平成13年度松戸市老人保健事業特別会計予算についてでございますが、医療給付費等、老人医療に係る所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第61号、平成13年度松戸市駐車場事業特別会計予算についてでございますが、駐車場の管理運営費等、所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第62号、平成13年度松戸市介護保険特別会計予算についてでございますが、保険事業勘定、介護サービス事業勘定におきまして、それぞれ介護サービス諸費等、居宅介護支援事業費など所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第63号、平成13年度松戸市水道事業会計予算についてでございますが、安定給水の確保並びに施設の整備充実を図るため、配水管布設替え等施設改良事業を推進いたすとともに、営業費用等、所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第64号、平成13年度松戸市病院事業会計予算についてでございますが、市立病院につきましては、地域の中核病院として、医療の一層の充実と患者サービスの向上を目指し、医療器械購入費及び施設整備費等所要の経費を措置いたしたものでございます。

 また、福祉医療センター東松戸病院につきましても、医療の充実と患者サービスの向上を目指し、所要の経費を措置いたしたものでございます。

 次に、議案第65号、松戸市スポーツ施設条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、松戸市和名ケ谷スポーツセンター等に回数券及びプリペードカードを導入し、併せて使用単位時間を緩和することにより、施設利用者のより一層の利便を図るために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第66号、松戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、生活保護世帯数の増加に伴い、福祉事務所の所員の定数を増員するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第67号、松戸市職員の再任用に関する条例の制定についてでございますが、高齢社会への対応を目的とした、地方公務員法等の改正による定年退職者等に係る新たな再任用制度の導入に伴い、再任用に係る任期等の条例委任事項を定めることにより、一般職職員の定年退職者等について共済年金支給開始年齢の引き上げに合わせた在職を可能とするために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第68号、新たな再任用制度の実施に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてでございますが、松戸市職員の再任用に関する条例の制定と併せ、再任用職員に係る勤務時間等の服務及び給与に関する規定を設けるとともに関係条例の整備をすることにより、一般職職員の定年退職者等の再任用の実施に備えるために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第69号、松戸市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、雇用保険法の改正に伴い、失業者の退職手当に係る支給期間及び所定給付日数を変更することにより、同法の失業給付との均衡を図るとともに、併せて一般の退職手当に係る勤続期間の通算規定について所要の改正をするために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第70号、松戸市高志教育振興基金条例の制定についてでございますが、次世代を担う青少年の情報技術教育及び科学技術教育の振興を願う寄附者からの寄附金を原資とし、本市小中学校及び高等学校における情報技術教育及び科学技術教育の推進に必要な情報教育基盤整備を主要な使途とする教育振興基金を設置するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第71号、松戸市国民健康保険出産費資金貸付基金条例の制定についてでございますが、出産育児一時金の支給を受けることが見込まれる世帯主に対し、出産育児一時金の支給を受けるまでの間、当該出産育児一時金の支給に係る出産に要する費用を支払うための資金を貸し付けることにより被保険者の福祉の向上を図るために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第72号、松戸市ねたきり老人・ねたきり身体障害者等福祉手当支給条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、介護保険法の施行に伴い、寝たきり老人に係る福祉手当の廃止等をするために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第73号、松戸市老人デイサービスセンター条例の制定についてでございますが、松戸市老人デイサービスセンターを設置し、介護保険の居宅要介護被保険者及び居宅要支援被保険者に生活等に関する相談及び助言、機能訓練等の業務を提供するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第74号、松戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、国民健康保険に係る医療費及び介護納付金の増加に対応するため、一般被保険者に係る基礎賦課額及び介護納付金賦課額の保険料率を改定し、併せて保険料減額対象世帯に対する保険料率改定に伴う緩和措置として、保険料の軽減額を引き上げるために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第75号、松戸市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、浄化槽汚泥に係る処分手数料を新設することにより、事業系一般廃棄物の処理に係る自己処理責任の徹底及び公平な費用負担を図るために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第76号、松戸市墓地等の経営の許可等に関する条例の制定についてでございますが、墓地、納骨堂及び火葬場の経営許可等に関する事務の権限委譲を受けるに当たり、墓地経営等に関する許可基準のほか、墓地等の設置場所等に係る環境基準及び墓地等の施設基準等を定めることにより、墓地等の健全な経営の確保に資するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第77号、松戸市営白井聖地公園条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、白井町の市制施行に伴い、聖地公園の所在地の名称及び使用者の住所を「印旛郡白井町」から「白井市」に変更するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第78号、松戸市農業委員会の選挙による委員の定数、選挙区等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本市における農業情勢の変遷等に鑑み、松戸市農業委員会の選挙による委員の定数を削減するとともに、選挙区を廃止するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第79号、中央省庁等改革関係法施行法等の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでございますが、中央省庁等の再編に伴い、大臣名等を引用する関係条例の規定を「自治大臣」とあるのを「総務大臣」と変更すること等により再編後の大臣名等に変更するために御提案いたすものでございます。

 次に、議案第80号、千葉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてでございますが、印旛伝染病院組合及び香取伝染病隔離病舎組合の解散が決定されたことに伴い、本組合の組織団体の数が減少すること及び白井町が平成13年4月1日から市制施行に向けて手続中であることから、本組合規約中、本組合を組織する地方公共団体に関する規定及び共同処理する事務に係る共同処理する団体に関する規定を改正する必要があるために御提案いたすものでございます。

 以上、提案理由の御説明を申し上げましたが、いずれも重要な案件でございますので、慎重なる御審議の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。



○渡辺昇議長 以上で提案理由の説明を終わります。



△休会



○渡辺昇議長 次に、会議予定についてお諮りいたします。あす3月2日から6日までの5日間は委員会審査等のため休会して、3月7日午前10時から再開することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○渡辺昇議長 御異議なしと認めます。したがって、あす3月2日から6日までの5日間は休会して、3月7日午前10時から再開することに決定いたしました。

 委員会の開催についてお知らせいたします。各常任委員長から、3月2日午前10時から開催したい旨の通知がありました。

 なお、開催場所については、総務財務常任委員会、特別委員会室、健康福祉常任委員会、第1委員会室、都市整備常任委員会、第2委員会室。以上であります。

 本日の日程は全部終了いたしました。

 散会いたします。

          午前11時57分散会

 この会議録の記載が真正であることを認め署名する。

    松戸市議会議長   渡辺 昇

    議員        大川一利

    議員        岡本和久