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千葉県 木更津市

平成18年経済環境常任委員会 本文




2006.12.11 : 平成18年経済環境常任委員会 本文


                                (午後1時00分)
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◯委員長(大村富良君) 委員並びに執行部の皆様、本日はお忙しいところご出席いただきまして、まことにありがとうございます。
 ただいまから経済環境常任委員会を開会いたします。
 ただいまの出席委員数は5名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
 なお、遅刻の届け出がありましたので、ご報告いたします。前田委員、鈴木委員、遅刻。以上であります。
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◯委員長(大村富良君) 本日は、9月定例会から継続審査となっております陳情1件についてご審議願います。
 それでは、審議に先立ちまして、平野議長よりごあいさつをお願いいたします。平野議長。
◯議長(平野秀樹君) 皆様こんにちは。経済環境常任委員会委員並びに執行部の皆様には、大変お忙しいところお集まりいただきまして、まことにありがとうございます。本日、当委員会でご審査いただきます案件は、継続審査となっておりますアスベスト問題に関する陳情、1件であります。また、委員会終了後、協議会において、9月定例会において採択されました「農地・水・環境保全向上対策」に関する請願に伴う状況報告に関し、所管部より説明があるとのことでございます。十分ご審査いただきますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつといたします。よろしくどうぞお願い申し上げます。
◯委員長(大村富良君) ありがとうございました。
 次に、水越市長よりごあいさつをお願いいたします。水越市長。
◯市長(水越勇雄君) 経済環境常任委員会の委員の皆様方には、先週の本会議に続きましての会議、大変ご苦労さまでございます。また、本日、常任委員会協議会の開催をお願いしておりますが、今回の協議会でご説明申し上げます案件は、「農地・水・環境保全向上対策」に関する請願に伴う状況報告についての、この1件でございます。詳細につきましては、後ほど経済振興部長からご説明申し上げますので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、簡単でございますけれども、ごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。
◯委員長(大村富良君) ありがとうございました。
 なお、平野議長、水越市長におかれましては、公務のため、これにて退席されますので、ご了承願います。
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◯委員長(大村富良君) それでは、陳情第15号 アスベスト問題に関する陳情書を議題に供します。執行部より参考意見等を求めます。多田環境部長。
◯環境部長(多田 賢君) それでは、私から、陳情第15号 アスベスト問題に関する陳情書に対する執行部の参考意見を申し述べさせていただきます。
 なお、陳情項目の所掌につきましては、複数の部にわたっておりますが、私の方から一括して内容の説明をさせていただきます。
 最初に、9月以降のアスベストに関する法規制並びにアスベスト関連製造施設の動向について、ご説明をいたします。
 まずアスベストに関する法規制でございますが、労働安全衛生法施行令、石綿障害予防規則及び建築基準法の改正によりまして、代替の困難なものを除く石綿及び石綿をその重量の0.1%を超えて含有するすべてのものの製造、輸入、譲渡、提供、使用の禁止ということになりました。この点につきましては、お配りしてありますA4判の横の「アスベストに関する法規制」という資料を提出させていただいてありますが、その欄外の方にその改正の模様を記載させていただきました。参考にご覧になっていただきたいと思います。
 次に、県内のアスベスト関連の製造施設の動向でございますが、市原市にありました2社が事業を取りやめたことによりまして、県内のアスベスト関連の事業所はすべてなくなりました。また、千葉県の南房総県民センター地域環境保全課と、引き続き連絡を密にしておりまして、本市においては、アスベストに関しまして、新たな問題は生じていないと認識をしております。
 次に、陳情項目5点ございますが、その各項目に従いまして執行部の参考意見を申し述べさせていただきます。
 要望項目の1点目、「アスベスト住民健康診断を制度化し、助成を行なってください。」との要望項目につきましては、君津健康福祉センター、君津保健所でございますが、ここにおきますアスベストに関する相談件数につきましては、今年度に入りまして、11月末までの期間で、一般の方から健康に関する相談はなかったとのことでございます。
 また、前回もご説明いたしましたが、本市には幸いにいたしまして、アスベストを製造または取り扱っている事業所がございません。従いまして、アスベストに関する住民健康診断の制度化と助成については実施する予定はございません。また、アスベスト関連の製造所やアスベスト除去作業に従事して退職した方に対しましては、今月28日までに申し出をすれば、無料で健康診断が受けられる制度があるとのことでございます。
 次に、要望事項の2といたしまして、「アスベスト使用施設従事歴のある自治体職員の健康診断を実施して下さい。」との要望につきましては、前回の委員会でご説明いたしましたが、業務の関係上、問題があると考えられますクリーンセンターの業務員については、今後も3年に1回、従来どおり胸部X線直接撮影を行い、何か問題があれば、精密検査を実施いたすこととしております。また、水道部工務課職員及び消防職員につきましても調査を実施いたしましたが、特段健康に不安を抱くような申し出はございませんでした。
 次に、要望事項の3点目でございます。「住宅及び多数の市民が利用する建築物を対象に、アスベスト吹きつけ材の分析調査及び除去等に要する費用に対し、助成を行って下さい。」との要望についてでございますが、県の調査結果によりますと、吹きつけアスベストが露出している建物は、市内には現在6棟ございます。内訳は、工場が3棟、ホテル、旅館で2棟、事業場が1棟とのことでございます。このことからわかりますように、吹きつけアスベスト材が使用されている建築物は、事業系用途でございまして、アスベストの撤去費用の助成については、県が利子の一部を補助する制度がございますので、それを活用していただければと考えているところでございます。
 なお、一般住宅につきましては、吹きつけアスベスト材の使用はございませんので、市といたしましては、アスベストの分析調査等について助成を行う考えはございません。
 次に、要望事項の4点目、「アスベスト被害の実態について、住民に啓蒙活動を行なって下さい。」との要望につきましては、具体的には、公民館などを活用し、アスベスト学習会を開催するとの要望、また、広報などを活用し、住民にアスベストに関する情報を掲載してください。さらに、アスベストに関する自治体独自のパンフレットなどを作成して配布してくださいとの要望内容となっておりますが、アスベスト学習会の開催につきましては、要請があれば実施するとともに、市民等には、アスベストに関する最新の情報を提供するため、今後もホームページの更新を随時いたしていきます。現在も掲載してございます。
 要望事項の5点目でございますが、「自治体病院を持つ自治体は、病院に住民からの相談・診断・治療を行える体制を速やかに確立して下さい。」との要望でございますが、これにつきまして前回お答えいたしましたように、君津中央病院のアスベストによる健康被害への対応につきましては、千葉労災病院などアスベスト関連のセンター病院と緊密な連携のもとに、遺漏のないよう、対処、対応しているところでございますが、今後も必要があれば、構成市といたしまして治療体制等について要望要請をしてまいりたいと考えております。
 最後に、お手元にお配りしてございますパンフレットが2部ございます。これにつきまして、環境保全課長の苅込から内容の説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 私からは以上でございます。
◯委員長(大村富良君) 苅込課長。
◯環境保全課長(苅込秀生君) それでは、私から、お手元のパンフレットについてご説明いたします。これは木更津労働基準監督署でいただいたものでございまして、アスベスト作業に従事する、または過去に従事した作業者を対象に実施する健康診断制度でございます。
 初めに、この「石綿作業従事者の健康管理」と書かれました薄緑色のパンフレットについて、ご説明いたします。これを開いていただきまして、左側に書いてありますのは現在従事されている方の健康診断でございまして、右側が離職された方に対する健康診断でございます。左側のページの現在従事されている方の健康診断は、石綿障害予防規則により事業者に対して義務づけられております。健康診断の対象者は、石綿を製造もしくは取り扱い業務等に常時従事する労働者、及び在籍労働者で過去において、その事業場で石綿を製造もしくは取り扱い業務等に従事したことのある方です。
 実施時期につきましては、雇い入れ時または当該業務への配置替えのとき、及び6カ月以内ごとに1回実施することになっております定期健康診断となっております。
 健康診断の内容は、胸部X線直接撮影やせき、たん、息切れ、胸痛等の症状の有無の検査などの一次健康診断。一次診断の結果、医師が必要と認めた場合には、二次健康診断を実施いたします。事業者は、この定期健康診断の結果を40年間保存しなければならないこととなっております。
 次に、右側のページですが、離職された方の健康管理手帳制度についてご説明いたします。石綿を製造し、取り扱う業務に従事して、健康診断等の結果、両肺野に石綿による不整形陰影があり、または石綿による胸膜肥厚がある方は、離職のときあるいは離職後に都道府県労働局長に申請し、認定された場合に、健康管理手帳が交付されます。この健康管理手帳の交付を受けますと、指定医療機関で健康診断を6カ月に1回、無料で受けることができます。
 次に、こちらの「石綿業務に従事した離職者に対する無料健康診断事業」について、ご説明いたします。この事業の対象者は、石綿を製造し、または取り扱う業務に従事して退職した方で、従事した作業が特定でき、初回ばく露から10年以上経過していること。それと、従事していた事業場が廃業等の理由で、石綿健康診断を受診できない状況にある方。こういう方が対象になります。
 なお、パンフレットには、11月17日までとなっておりますが、現在は12月28日まで延長されております。
 それで、この無料診断の結果、不整脈陰影とか胸膜肥厚の症状が認められた場合には、健康管理手帳が交付されまして、6カ月に1回ごと無料で受けることができるという制度になっております。
 以上でございます。
◯委員長(大村富良君) 説明は終わりました。ご質疑願います。金井委員。
◯委員(金井珠美さん) 幾つかちょっと質問をしたいんですが、今回、陳情者の方から出されているので、国の方へ抜本的な改正を求める意見書を提出してほしいということで出されているんですが、一番最初に言われているのは、時効の問題、5年間というのは、その後何か変化はあったのでしょうか。
◯委員長(大村富良君) 苅込課長。
◯環境保全課長(苅込秀生君) 特に法律改正があったというような話は聞いておりませんので、前のままだというふうに承知しております。
◯委員長(大村富良君) 金井委員。
◯委員(金井珠美さん) それから、陳情者の方からは、例えば中央病院の窓口に、アスベスト相談を受けますという何か掲示物を掲げて、いつでも相談体制をできるようにしてほしいということを言われていたんですが、今の部長のお話ですと、労災病院と連絡をとっているからというようなおっしゃり方でしたが、具体的に何かそういう行動をとるということは考えていらっしゃいますか。
◯委員長(大村富良君) 福原所長。
◯保健相談センター所長(福原健一君) 中央病院の方にお聞きしましたところ、千葉の労災病院等々、今おっしゃいましたように、緊密な連絡をとりながら、市といたしましても、病院といたしましても、いろいろな相談、社会福祉士を中心に相談室を設けて対応しているということでございます。
◯委員長(大村富良君) 金井委員。
◯委員(金井珠美さん) 相談しているという現実はあるんでしょうけれども、アスベスト相談を受けますよという何か表示をしてほしいというふうにこれでは言っているかと思うんですが、そういうことは今はされているんでしょうか。
◯委員長(大村富良君) 福原所長。
◯保健相談センター所長(福原健一君) 今のところはそういう措置はしていないと思います。
◯委員長(大村富良君) ほかに。
          〔発言する者なし〕
◯委員長(大村富良君) 質疑終局と認めます。
 それでは、ただいまから、陳情第15号について討論を行います。滝口委員。
◯委員(滝口敏夫君) 継続審査になっておりました本陳情につきましては、9月11日開催の委員会での執行部のご説明、それから、本日のご説明等を勘案いたしまして、私は本陳情につきましては、一部採択することにつきまして動議を提案させていただきます。その理由につきましては、陳情項目(1)及び(3)について見ますと、法の整備を行いながら国や県が窓口を設けたり、対策事業を進めているところでありまして、現在、本市では、アスベストの発生源でもあります工場、事業所がないこと、大気測定においても問題がないこと、また、相談に関する現状等から総合的に勘案いたしますと、現時点で市独自の対応を取らなければならないということはないというふうに考えます。
 従いまして、この2項目につきましては不採択と考えます。
 しかしながら、陳情項目(2)、(4)、(5)につきましては、既に実施をされているものも含め、対応をこれからも充実させることが望まれるところでありますし、項目(6)についても国に対しまして、対応の充実を求めるものでありますので、一部採択として動議を提出させていただきます。
 以上です。
◯委員長(大村富良君) ただいま滝口委員より、陳情第15号について、一部採択されたい旨の動議が提出されましたので、お諮りいたします。
 陳情第15号 アスベスト問題に関する陳情書について、本動議のとおり一部採択とすることに賛成の方はご起立願います。
          〔賛成者起立〕
◯委員長(大村富良君) 賛成全員であります。よって、陳情第15号は一部採択することに決定しました。
 次に、意見書の文案についてお諮りいたします。
 本陳情が来る20日の本会議において採択された場合には、当常任委員会の委員が意見書の提出に関する発議案を提案することとなります。この文案につきましては、委員長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯委員長(大村富良君) ご異議なしと認め、さよう決定いたします。
 続いて、委員会審査報告書の内容について、お諮りいたします。
 後日、議長あてに提出する委員会審査報告書の内容につきましては、委員長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯委員長(大村富良君) ご異議なしと認め、さよう決定いたします。
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◯委員長(大村富良君) それでは、以上をもちまして、経済環境常任委員会を閉会いたします。
                                (午後1時20分)