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埼玉県 伊奈町

平成11年  3月 定例会(第2回) 03月05日−03号




平成11年  3月 定例会(第2回) − 03月05日−03号







平成11年  3月 定例会(第2回)



     平成11年第2回伊奈町議会定例会 第4日

平成11年3月5日(金曜日)

  議事日程(第3号)

  1、開議の宣告

  1、議事日程の報告

  1、一般質問

     16番 佐原 久議員

      2番 永沼時子議員

      9番 鳥井文典議員

     19番 沢田 猛議員

     17番 笠 謙次議員

  1、次会日程の報告

  1、散会の宣告

午前10時01分開会

 出席議員(20名)

    1番   山崎伸行議員    2番   永沼時子議員

    3番   小林菊江議員    5番   野川和好議員

    6番   鈴木 明議員    7番   平田義雄議員

    8番   大塚順康議員    9番   鳥井文典議員

   10番   秋山 稔議員   11番   田中久枝議員

   12番   大塚怡子議員   13番   戸井田信夫議員

   15番   山本重幸議員   16番   佐原 久議員

   17番   笠 謙次議員   18番   森田 清議員

   19番   沢田 猛議員   20番   稲橋正兵衛議員

   21番   鳥海 努議員   22番   金子利作議員

 欠席議員(1名)

    4番   高萩利光議員

 欠員(1名)

 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人

   小林昭一   町長       斎藤紀史   助役

   菊池四方治  収入役      中村安信   教育長

                          参事兼企画

   帯津利尚   消防長      細田藤夫

                          調整課長

   内田芳男   総務課長     内村吉男   財政課長

   高橋英夫   地域振興課長   長島憲 雄  税務課長

   本多隆二   住民課長     鈴木宗治   福祉課長

   田辺健夫   保険年金課長   菊池伸 光  保健衛生課長

   大塚洋明   農政課長     国島光司   商工課長

   渡辺善行   建設課長     中島治平   都市計画課長

   忍田正博   都市整備課長   沢田和夫   下水道課長

                          広域行政

   中野義視   同和対策室長   高野一佳

                          推進室長

   清水 弘   会計課長     小山政道   教育次長

   菊池久美雄  水道課長     田中義夫   消防本部次長

 本会議に出席した事務局職員

   斎藤 肇   事務局長     出野隆一   補佐



△開議の宣告(午前10時01分)



○鳥海努議長 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

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△議事日程の報告



○鳥海努議長 本日の議事日程につきましては、印刷の上、お手元に配付したとおりでありますので、ご了承をお願いいたします。

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△一般質問



○鳥海努議長 日程第1、町政に対する一般質問を行います。

 質問は一覧表にてお手元に配付したとおりでありますので、ご了承のほどをお願いいたします。

 なお、質問並びに答弁は簡潔に要領よくなされ、議事進行にご協力をお願い申し上げます。

 町長の答弁については、自席での答弁を許可をいたします。

 質問時間は、1人1時間であります。

 初めに、16番、佐原久議員の発言を許可いたします。

 16番、佐原久議員。

   〔16番 佐原久議員登壇〕



◆16番(佐原久議員) 16番、佐原久でございます。

 ただいま質問の許可を得ましたので、私は町民の真の声を代表いたし、通告にしたがいまして、順次ご質問をいたしますので、町民にわかりやすく、教育長並びに各担当者の明快なるご回答を心からご期待申し上げる次第でございます。

 まず1点目として、家庭教育についてのご質問でございます。

 この件に関しましては、昨今のテレビ、新聞等により連日のように報道をされておりまして、国民の関心は日に日に高まっている状況をかんがみ、その重要さに心を打たれたものでございます。

 その中の一例を申し上げますと、新聞の見出しによると学級王国解体が背景にとか、小中学校で広がる学級崩壊、または幼稚で虚無的な子供たちといった具体的に発生している実例を見聞するに当たり、一人一人の親が各家庭を見直し、心の教育を必要と感ずるものであります。小学校や中学校で子供が教師の言うことを聞かず、勝手に出歩いたり、おしゃべりをやめない、いわゆる学級崩壊が広がっていると言われております。先日の県教育委員会が行った調査によりますと、県内小中学校のすべての学級のうち、なんと14学級がこれに該当するのではないかということが判明いたしました。

 こうした事態に至る要因はさまざまでありますが、幼児期からの家庭教育のあり方を見直すべきであるという声を強く耳にするのであります。家庭教育において幼児期から形成されるべき、自らを律するという規範意識、正義感や思いやりの心、そしてよしあしのけじめのできる心などが未形成なのではないかという指摘であります。文部省も幼児期からの心の教育のあり方について提言し、その中で特に思いやりのある明るい円満な家庭、悪いことは悪いとしつけられる家庭、思いやりのある子供を育てる家庭などの重要性について指摘いたしました。

 このことを踏まえ、教育長にご質問をいたします。学級崩壊などに見られる子供たちの現状をどのようにとらえているのか。また、教育委員会として、家庭や地域に対する啓発活動について今後どのように取り組んでいく所存であるのか、具体的なご答弁をいただきたいのであります。

 次に、2点目としていじめ・不登校の件についてお伺いをいたします。

 文部省の調査においても、依然として学校嫌いを理由に長期欠席する不登校、それに少子化が急速に進む一方で小中学校の不登校児童が後を絶たない現状であることは、受験競争などの原因になっていることも見逃すことはできないと思うのであります。要するに不登校といじめの増加とは相重なり合う点が多く見られると思うのであります。このようにして、高い発生率のいじめ・不登校は一時期社会問題になり、文部省や県教育委員会の調査発表でもご存じのとおりであります。

 さて、前回申し上げたとおり、本町の教育委員会のご指導や各学校の努力により、いじめ・不登校が減少にあることは何よりも数字が示すとおりであります。重ねてその努力に対し敬意を表します。さて、その後の本町の小中学校のいじめ、または不登校の状況について、教育長の明快なるご回答をいただきたいのであります。

 以上です。



○鳥海努議長 ここで暫時休憩しまして、ただいま会計検査院の方々が当庁に到着した模様でありますので、町長さんと助役さんにごあいさつのためそちらへ向かっていただきます。



△休憩 午前10時10分



△再開 午前10時14分



○鳥海努議長 休憩を解いて再開をいたします。

 16番、佐原議員の質問に対して答弁を求めます。

 教育長。

   〔中村安信教育長登壇〕



◎中村安信教育長 佐原議員の家庭教育にかかわるご質問についてお答え申し上げます。

 家庭教育は各家庭の固有のものでもありますし、各家庭の文化というふうな意味合いもありますので、軽々にこれを論ずることはできませんけれども、学校教育ということでそのかかわりは非常に深いものがあるかというふうに思いますので、その面から述べさせていただきたいというふうに思います。

 まず、ご質問の中にありました学級崩壊の現状についてということですが、県教委が2月上旬、92市町村教委に対して文書で回答を求めましたところ、学級が全体として規律を失った状態、いわゆる学級崩壊ですけれども、ご指摘のとおり本年度県内8教委の14校で、14学級あったことがわかりました。中でも13校が小学校で、中学校は1校1学級ということでございます。

 県教委に報告された原因の一つに児童らの未成熟が挙げられておりますことから、一般的に子供たちが自らを律する規範意識や思いやりの心が育っていないことが指摘されております。幼児期からの家庭教育で形成されるべきものが形成されてこなかった結果であろうと言われております。

 幸い、本町では学級崩壊の報告は一学級も受けておりませんが、教育委員会といたしましても、学校における道徳教育の充実を図るとともに、家庭教育へのかかわり方について見直すべく取り組んでいるところでございます。

 本年度県より委嘱されました、彩の国心のふるさとづくり推進事業におきましても、自然、人、本、家族、地域の5つの触れ合いを通して、感動体験活動に取り組んでまいりました。2月13日の生涯学習町民大会では、各小中学校の代表が感動体験を発表し、多くの町民の皆様に聞いていただくことができました。

 また、平成6年度より作成いたしました「伊奈の子供たちに語り伝えたい話」も、本年度は感動体験集としてさらに内容の充実を図り、小中学生の全家庭に配布させるよう増刷し、配布させていただきました。学校には家庭から「とても感動した」「家族で話し合うよい機会となった」という反響が寄せられております。これらをきっかけに家族の触れ合いを深めていくことで、家庭教育の充実にもつながることを期待しております。今回の事業の中で行いました一家庭一方針の調査につきましても、各家庭の反響も大きく、今後も家族で話し合って家庭のルールをつくっていくように啓発していきたいと考えております。

 また、学校における教育相談を積極的に行い、親の悩みを聞く機会をふやすことや、家庭教育学級への積極的参加を促すこと、さらには、学年学級懇談会や地区懇談会の場で、保護者と教師が子供たちの教育について真剣に話し合えるよう、内容の充実を図っていく必要もございます。

 文部省より平成10年6月に出されました中央教育審議会、幼児期からの心の教育のあり方についての答申の内容にあります、家族で過ごす時間の確保、善悪の判断などのしつけ、家庭内での仕事の分担による責任感や自立心の育成等家庭教育のあり方について、国や県でも家庭教育手帳の作成・配布、家庭教育ノートの作成・配布、家庭教育ビデオの作成等、具体的に考えられております。それらを踏まえ、学校、家庭、地域としてのそれぞれの役割を見直し、連携を深める中で、より一層家庭教育の充実を支援してまいりたいと考えております。

 次に、小中学校のいじめ・不登校の状況と対策についてお答えいたします。

 いじめの状況ですが、3学期に入り、残念ながら小学校で1件の報告を受けております。このいじめは仲間関係のもつれによるもので、早期に対応していただいた結果いじめは解消し、本人は現在元気に登校してきております。

 次に、町内小中学校の不登校の状況と対策でございますが、前回から引き続き、大きな変化はございません。横ばい状態という状態であります。その中でも不登校だった子供が登校を始めるなどのよい状況もあります。依然として不登校ぎみの生徒が数人おりますので、予断のならない状況にあります。不登校の原因は環境不適応、社会性や耐性の不足等さまざまでありまして、保護者との連携のもと、個々のケースに応じた対応を図ることが重要であると考えております。このことを踏まえまして、教育委員会では特に次のようなことを各学校を指導していきたいというふうに思っております。

 第1は、学校が子供たちにとって楽しく魅力ある場であるために、個に応じた授業の充実を図るということ。そして円滑な交友関係の確立を図るということ。第2に、児童・生徒の変容を多面的に理解し、対応できる組織を確立すること。第3に、保護者との連携のもと、共通理解を図りながら対応に努めること等でございます。

 今後、不登校生徒への対応に万全を期すことを、これはもちろんでございますけれども、それとともに、そうした児童・生徒を出さないために学校が何をなすべきかを十分検討し、各学校を指導してまいりたいと考えております。ご理解賜ればと思います。



○鳥海努議長 一通り答弁は終わりました。

 16番、佐原議員。



◆16番(佐原久議員) ただいまはありがとうございました。

 今までの私の一般質問を顧みますと、主に学校教育についての質問が多かったような気もいたします。今回は家庭教育について質問をさせていただきました。それは一言に申し上げることはできませんが、先ほど質問の中で申し上げたとおり、一人一人の親が各家庭を見直す心の教育の必要性を感じたからでございます。要するに車で言うならば、学校教育、家庭教育は両輪の車のごとく進んできたと、このように考えておりますし、ぜひともそのような形で進めていただきたい。要望として終わります。



○鳥海努議長 以上で、16番、佐原久議員の質問を終わります。

 これより、町長、助役が会計検査院の職員の方々との交流が終わるまでの時間、若干でありますけれども休憩をいたします。そして、議員控室の方で待機していただきたいと思います。



△休憩 午前10時23分



△再開 午前10時47分



○鳥海努議長 休憩を解いて会議を開きます。

 会計検査院の来庁に当たりまして、格別のご理解をいただきまして大変ありがとうございました。町長からもそのように申してくれということでございますので。

 それでは、一般質問を続けます。

 2番、永沼時子議員の発言を許可いたします。

 2番、永沼時子議員。

   〔2番 永沼時子議員登壇〕



◆2番(永沼時子議員) 2番の永沼時子でございます。

 議長の許可をいただきましたので、順次ご質問をさせていただきます。

 その前に、12月の定例議会において私儀体調不良のため、一般質問を通告をしておきながら取りやめざるを得ませんでしたことを、心からおわび申し上げます。

 さて、私は平成7年4月、町議会議員に初当選させていただいて以来4年、未熟ながらも町民の代表として町民の声の代弁者として、町民の声なき声を町政へ届けたいとの思いで、議会の一般質問等を機会に一生懸命訴えさせていただきました。今回が今期最後の一般質問でございます。どうぞ町民の声を受けとめていただいて、希望のある方向へとよろしくお願い申し上げます。

 まず最初に、通告の1番、青少年の健全育成についてご質問させていただきます。

 先日、文部省より小中学校の週5日制への新学習指導要綱案が発表されました。1つ、豊かな人間性、社会性、日本人としての自覚の育成。2つ、自ら学び、自ら考える力の育成。3つ、基礎、基本の定着と個性を伸ばす教育の充実。そして、各学校の創意工夫を生かした教育学校づくりの推進と、21世紀を担う子供たちの生きる力の育成がポイントとなっております。ゆとりの中で子供たちに豊かな人間性や生きる力をはぐくむことを目指し、一人一人の個性を尊重した教育を活発に展開していくためには、従来の全国一律の画一的な教育から、それぞれの地域や学校がその特色を生かし、創意工夫を凝らした多様な教育への転換を主体的に推進することが求められております。

 この教育改革の一つ、学校週5日制の実施は1992年、平成4年、月1回から始まりました。2002年、平成14年には完全実施されることになりました。このことによって、子供たちの暮らしにどのような影響を及ぼすのでしょうか。教師にゆとりが生まれ、子供たち一人一人に即した丁寧な指導ができるようになるでしょう。また、部活動の縮減で地域社会でのボランティア活動もふえてくるでしょう。地域の中に子供の姿が見えてくるようになることも期待しますが、土曜塾に集まってしまったり、授業補習塾に通う子供たちが多くならないか、共働きの家庭の増加で話し相手もなく、テレビゲームに時間をつぶしたり、町じゅうを放浪するしかないなどとはならないだろうかとの懸念もされます。学校週5日制の完全実施に明るい展望が開けるかどうかは、地方の取り組み方いかんとも言われています。

 そこで、町の取り組みについてお尋ねいたします。平成8年度よりウイークエンドサークル活動推進事業として、休日における小中学生の文化・スポーツ等サークル活動が実施されております。ふるさと伊奈ふれあいクラブとして、小中学生の異年齢集団が地域社会人等の指導のもと文化・スポーツ等のサークル活動を行い、技術練習のみならず豊かな体験活動を通し、児童・生徒の健全育成を図ることを目的としたものです。これからはこのような事業の拡大、充実が必須となってくると思います。現状と当局の取り組みについてお聞かせください。

 また、現在はスポーツ部門だけのクラブとなっておりますが、文化部の創設を望む声もあります。また、このクラブの指導者はどのような方にお願いしているのでしょうか。今後の方向についてもお聞かせいただきたいと思います。

 次に、教育環境の整備についてお尋ねいたします。

 小中学校に更衣室か更衣コーナーの設置をですが、現在、空き教室がランチルームや和室に、また放課後児童対策室等に改造され、すべて有効に利用されていると思います。その中で更衣室になっているのはどのくらいあるのでしょうか。子供たちは体操服への着がえなどどこでしているのか。登校のときから既に通学服の中に体操服を着ていく子が多くいるのだとも思います。汚れたり、汗をかいたままの体操服で帰ってきたり、またその上から制服を着て、「スカートの下にジャージのズボンをまくってはいてきたりというおかしな格好で帰ってくるのよ」と言っていたお母さんの声も聞かれました。衣服にもTPOがあることもまた学びであると思います。

 体育の授業や部活で体操服に着がえるとき、子供たちはどこで着がえるのか。特に女子などはどうしているのか。校舎の隅やトイレで着がえたりしてはいないでしょうか。また、更衣室があっても、自分の教室よりはるか遠くであれば利用はしないでしょう。更衣室は各階に何室かあって当然でありましょう。各学校の更衣室の現状はどうなのでしょうか、お尋ねいたします。また、当面更衣室が足りなければ、各教室の一角をカーテンで囲って更衣スペースをつくって着がえのできるようにしてはどうかと思うのですが、いかがお考えでしょうか。ご所見をお伺いしたいと思います。

 通告の3点目、子育て支援対策について。乳幼児医療費無料化の支給対象者の拡大をですが、対象者の拡大を図っていただきたいと思います。未来からの使者と言われる子供たち、国の宝である子供の出生率が年々低下して、国の先行きが懸念されております。子供たちの健やかな成長と、子育てに奮闘する親への支援策としての医療費の助成制度は、各地でも重要な施策として年々充実拡大されております。我が町においてもこの制度が発足され、3歳未満児までの支給となっております。また、平成9年度より手続の簡素化がなされ、以前よりは利用しやすくなったとの声が聞かれておりますが、いま一重の子育て支援の充実が望まれております。財政状況の厳しさは存じておりますが、少子化対策、子育て支援の重要な施策として、乳幼児医療費の無料化を就学時まで拡大を望みます。当局のご見解をお聞かせください。

 また、窓口の無料化をとの声を聞いてください。赤ちゃんを抱えて、厳しい生活の中の若い親御さん。給料日の前でお金のないときに突然熱を出され、ちゅうちょしている間に、お金がなかったので何とかと思っている間にこじらせてしまったのとの話を涙ながらに聞かされました。安心して子育てができるよう最大の支援を望みます。この制度を最大限に生かすために、現在の償還方式ではなく、窓口での無料化を一日も早く実現していただきたく、当局のお考えをお聞かせください。

 以上でございます。



○鳥海努議長 永沼議員の質問に対する答弁を求めます。

 教育次長。

   〔小山政道教育次長登壇〕



◎小山政道教育次長 永沼議員さんのご質問にお答えをいたします。

 まず、青少年健全育成について、ウイークエンドサークル活動推進事業の充実についてお答えを申し上げます。

 ご案内のとおり、ウイークエンドサークル活動事業につきましては、小中学生の異年齢集団が社会人等の指導のもと、心身ともに成長するような機会を設け、もって町の児童・生徒の健全育成を図ることを目的に、平成8年度と9年度は生涯学習課で、10年度からは体育課で第2、第4の休業土曜日に取り組んでおるところでございます。

 この事業の発足当時考慮しましたことは、既に地域で活発に活動しているもの以外で、しかも学校での部活動を補えること。地域の指導者の協力が継続して得られること。さらに、今日失われがちな基本的な礼節等の道徳心が養えることなど、スポーツ分野の推進ということで実施をしてきたところであります。

 平成10年度は柔道、剣道、陸上、四半的弓道の4部門、約 150名の児童・生徒の参加を得て活動をしているところでございます。一方、県民活動総合センターにおきましても、週5日制対応のウイークエンドサークル事業の推進ということで、室内における手工芸的な文化活動が行われております。内容につきましては、竹トンボづくりや生け花、抹茶体験教室、折り紙や料理教室など多彩なものが毎月第2、第4の土曜日に開催をされ、平成9年度では18種類で合計23回となっております。

 したがいまして、ご質問いただきました文化的部門につきましては、当分の間は県民活動総合センターの事業に積極的に参加をしていっていただきたいと考えております。しかし、町におきましても、平成14年度からの学校完全週5日制の施行を踏まえ、今後は児童・生徒、及び家庭や地域の希望等を把握しながら、指導者の確保等に努めてまいりたいと考えております。

 続きまして、教育環境の整備についての中で、小中学校の更衣室、教室内に更衣コーナーの設置をについてお答えをいたします。

 ご質問の更衣室でありますが、現在小学校の児童用としては設置はしておりません。中学校の生徒用更衣室は伊奈中、小針中、南中の3中学校とも設置済みであります。さらに、3中学校の現在の更衣室の利用状況は、各校とも月曜日から土曜日まで毎日3回から4回利用している状況であります。また、小中学校の教室内の更衣コーナーの設置につきましては、過去に設置した経緯がございますが、学校現場からは不評が出て活用されない状況でありましたので、設置は現在考えておりません。

 なお、小学校、中学校とも児童・生徒の最低限のプライバシーを守ることは必要であり、教育委員会、学校とも今後も配慮をしてまいります。



○鳥海努議長 保険年金課長。

   〔田辺健夫保険年金課長登壇〕



◎田辺健夫保険年金課長 子育て支援の拡充についてのご質問にお答え申し上げます。

 1点目の乳幼児医療費支給事業の年齢枠の拡大につきましては、議案として提案させていただきましたが、現在3歳児未満の乳幼児に対する医療費の支給を、入院に限り満4歳児未満の乳幼児までとさせていただく考えであります。なお、乳幼児医療費が大変大きな伸びをここ数年示していることや、県の補助基準の問題もあり、さらに近隣の支給状況を考慮すると、ご質問の就学時までの支給拡大は大変厳しいものと考えるものであります。

 次に、乳幼児医療費の現物給付化のご質問ですが、県内の一部の市町村で実施しているとお聞きしております。町といたしましては、県や国保連合会が主導で県全体で実施することが望ましいと考えております。県でも平成8年12月の県議会で、同様の趣旨の請願が提出され、採択されているとお聞きしておりますので、今後県として何らかの方向性が示されるものと考えます。町といたしましても、県に補助基準の引き上げとともに、現物給付化について要望を行ってまいりたいと考えております。



○鳥海努議長 一通り答弁は終わりました。

 2番、永沼時子議員。



◆2番(永沼時子議員) ありがとうございました。それぞれに厳しいところもありましたし、既に試しになったところもありますので、1点だけ再質問させていただきます。

 ウイークエンドサークル活動についてですけれども、これは完全制度になりますと、どうしても土曜日に親御さんがお勤めのときに、子供さんたちだけで遊んでいるというような家庭もたくさん出てくると思います。お仕事が完全に土曜日が休みな親というのは、そうそう全部ではありませんので、朝から帰ってくるまでの夕方まで子供たちだけということもたくさん出てくると思いますので、この事業は充実をさせていただきたいと思います。

 それで、地域の中にたくさんボランティアで指導をしてもいいという声も聞かれますので、人材バンクみたいに公募制はどうか。こういう遊びならできる、こういうことをやったらどうかという、そういう公募制。いろいろな面での指導者、多岐にわたっての指導者を公募したらどうかというふうに思うんですけれども、そのことを1点お聞かせいただきたいと思います。

 以上です。



○鳥海努議長 教育長。

   〔中村安信教育長登壇〕



◎中村安信教育長 ただいまの再質問にお答えいたします。

 確かに、朝からお勤めの親御さんの家庭では、ご指摘のようなことが起きるということも大変心配されるわけですけれども、5日制にする一番大きな理由というのは、子供を学校からできるだけ家庭や地域に解放すると、こういうところが大きな趣旨でして、そういう中で子供にゆとりを持たせて健全な生活をさせていくと。こういうことですから、各家庭や各地域でもやはり主体的に考えていただく。子供をどういうふうに受けとめていくかということについて主体的に考えていただくということが、まず第一、大事なことになるだろうというふうに考えております。

 それから、確かに先ほどご指摘いただいたように塾へ行ったり、あるいはやることなくて徘徊したり、親の目の届かないところでいろいろ非行問題等に絡んでくるというふうなことも、多分にこれは予測されますので、ご指摘のようにそれぞれの地域等で子供たちのボランティア的といいますか、そんな形で専門性を生かした方たちが、子供たちを迎え入れてくれたり、あるいは何らかの活動を組んでそこで扱っていただけたりというふうなことができるように、これから完全実施になるにはまだ3年ありますので、その間にそういう体制を整えていきたいな、そんなふうにもこれは前向きに考えております。



○鳥海努議長 2番、永沼議員。



◆2番(永沼時子議員) ありがとうございます。

 この完全週5日の土曜休日になりますと、ますます大事になってくるのは、先ほどの地域の取り組みということで教育長の方からご答弁いただきましたけれども、今ある子供会の活動も重要になってくるかなと思うんですけれども、PTAの役員もなかなか今親御さんがお忙しくて受ける人が−−役員決めるのが大変な騒ぎだということも聞いておりますし、子供会の役員もなかなか引き受けてくださる方がいないというのも現状なんですね。ですけれども、また子供会の活動も今度土曜日ごとに地域でいろいろな行事をやるなどということも、県活でこの文化的なことをやっていらっしゃるということを聞いておりますけれども、町全体となると南の方の子供たちが県活までというのは、自転車で行くのも危ないでしょうし、これを皆で連れていくというのもまた大変でしょうし、できれば地域の中で、自治会館あたりでボランティアの人たちと遊びができるような、そんなことが一番理想かなと思っているんですけれども、この子供会活動についての援助の方などはどうなのか、1点またお願いしたいと思います。



○鳥海努議長 教育長。

   〔中村安信教育長登壇〕



◎中村安信教育長 子供会の関連につきましても、現在も大変いろいろな活動を組んで土曜、日曜日等に事業を起こしていただいておりまして、大変ありがたく思っております。これにつきましても、役員さんたち等と相談しながら、さらにカバーが広げられるようであれば、そんな方向で取り組めればと、そんなふうに思っております。



○鳥海努議長 2番、永沼議員。



◆2番(永沼時子議員) ありがとうございます。

 最後に、子育て支援の対策の方を、少子化の重要な対策ですので、施策ですので、ぜひ県の方へ強く要望していただきまして、私たちの方も、女性議員の全国の集まりだとかでは、この運動を全国的に、また県も挙げて運動を起こしておりますけれども、県の方へも強く、また全体でできるように、町としても何かこう先駆けてできるようなことを心がけていただいて、要望して終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○鳥海努議長 以上で、2番、永沼議員の質問を終わります。

 続いて、9番、鳥井文典議員の発言を許可いたします。

 9番、鳥井文典議員。

   〔9番 鳥井文典議員登壇〕



◆9番(鳥井文典議員) 9番の鳥井でございます。

 通告にしたがいまして、4点にわたってお伺いしたいと思います。ご答弁のほどよろしくお願い申し上げます。

 まず、第1点目、栄地域における排水路の改修計画についてお伺いをいたします。

 ご承知のように、栄6丁目より1丁目まで、この地域には南北に、また東西にと排水路が通っております。現在、当地域では公共下水道も供用開始となり、数年が経過したところでございます。それにより雨水の排水路としてのみその機能を果しております。平常時はほとんど流れもなく、あちらこちらで汚水やヘドロが滞っていたり、雑草が生い茂っており、悪臭や蚊の発生の原因になったり、また美観上も悪く、隣接住民に対する公害発生の排水路になっている感がいたします。また、フェンスの腐敗、破損等も多く見受けられるところでございます。

 公害発生等の苦情に対して、その都度適切な対応をしていただいております点には、心より敬意を表するものでございます。しかし、隣接する住民の多くの方より、一日も早い根本解決である改修やふたがけの声を耳にするところでございます。

 そこでお伺いをいたします。栄地域の排水路に関する住民の方々の苦情について、まずお伺いをいたしたいと思います。多くの住民の方々より数多くの不満を耳にしているところでございます。町に対し、どのような苦情等が寄せられて、どのように対応されているのかをお示しいただけたらと思います。

 さらに、苦情とともに要望も住民の方より数多く伺っております。一番多い要望が、ふたがけをしてほしいという声でございます。必ずと言っていいほど皆さんが口にされますのは、西用水路沿いの排水路や栄5丁目の一部の排水路が改修されており、なぜ、ほかの部分はできないのかという声であります。排水路にふたがけをすることにより、悪臭や蚊の発生等も激減するものと思われます。ふたがけは構造上困難であるとも伺っているところでございますが、なぜ、ふたがけができないのかをお伺いするものでございます。

 先ほども申し上げましたように、確かに降雨時には排水路としての機能を果たしているところではございますが、それ以上に住民の方々にとって、悪臭や蚊の発生、また美観上の不満等が大きいウエートを占めているように思われます。原市沼川の下の池の調節池設置工事も近々工事着工になるところでございます。現在、栄地域の排水路は水害対策としての機能も果たしているかと思われますが、下の池調節池の工事にあわせ、排水路改修計画を策定し、住みやすい住環境にすることが大切かと思います。栄地域の排水路改修計画策定についてのご見解を賜りたいと思います。

 次に、学校給食についてお伺いをいたします。

 平成7年度に新たに建てかえられた総合センターにおいて、現在学校給食はつくられているところでございます。小中学校の児童・生徒にとって給食時間が楽しみだという声も多く伺っております。おいしい給食を提供していただいております関係者の方々のご努力に対し、まず敬意を表するものでございます。さらに、より楽しく充実した給食タイムにするため、より工夫を凝らした給食も必要であると考えます。

 そこで、私はこれまでバイキング方式やセレクト給食の実施をしてはどうかと提言をしてまいりました。工夫を凝らした給食として、一昨年度リクエスト給食が実施されているようでございます。児童・生徒に好きなメニューを挙げてもらい、リクエストの多いものを献立にする方式かと思います。これも一つの方法としてよいことかと考えます。しかし、一歩進んだより楽しい給食を提供するため、さらには児童・生徒が自分で料理の種類や分量を選んだり、組み合わせをすることで、食事に対する興味や関心を高め、みずから考え、判断し、食事を選ぶ能力を身につけさせるためにも、バイキング方式やセレクト給食を実施してはどうかと考えるものでございます。

 確かに、バイキング方式はむだも多い等のデメリットがあるのは承知しております。しかし、多種類のメニューの中から選んだり、組み合わせをみずからやるなどの能力育成には非常に効果があるとも言われているところでございます。より楽しく充実した給食タイムをつくるため、リクエスト給食をより一歩進めたバイキング方式またはセレクト給食を実施されてはいかがかと考えます。ご所見を賜りたいと思います。

 次に、「はし、フォーク、スプーン」の給食時の3点セットを、中学進級時に再支給してはどうかについてお伺いをいたします。

 現在、小学校入学時にこの3点セットが児童に支給されているものと思います。これを使用して学校給食が実施されているところでございますが長い年月使用していますと細かい傷がついたり、破損したり等で見た目も不衛生感を覚えるものも出てくるのではないかと思います。そこで、せめて小学校より中学校への進級時に、新たに再支給してはどうかと考えるものでございます。傷がついたり、破損した場合の現在の対応、及び中学進級時の再支給についてのご所見を賜りたいと思います。

 次に、学校給食の3つ目、ポリカーボネート製食器を他の材質の食器に変える考え方についてお伺いをいたします。

 現在、環境ホルモン、内分泌かく乱物質が社会問題となっているところでございます。ポリカーボネート製の食器や哺乳瓶などに熱湯を加えますと、環境ホルモンの一種でありますビスフェノールAが溶け出すおそれがあると言われているようでございます。このビスフェノールAは、生殖に影響を及ぼす可能性が指摘をされております。

 当町の学校給食の食器もポリカーボネート製の食器が使用されているところでございます。新聞、テレビ等の報道により、町内小中学生をお持ちの保護者の方々より不安を訴える声が聞かれます。ポリカーボネート食器より溶け出す環境ホルモンに対していろいろな説があるようでございます。溶け出す量はごく微量であり、全く問題がないとの説もあります。また、大人の場合は問題はないが、胎児や乳幼児にとっては影響を及ぼす危険性があるとも報道されております。また一方、数日間で体外に排出されるため問題はないとも言われているところでございます。

 埼玉県では測定効果を発表し、問題はないものの蓄積期間が長期にわたる研究等今後も引き続き研究を続ける必要性があり、継続して測定していくとの報告もございました。安全説、不安説、危険説といろいろの説があり、戸惑うところでございますが、私は疑わしきものは使用せずとの姿勢で町は臨むべきであると考えるものでございます。全国的はおろか、県内においても数多くの自治体で、学校給食の食器をポリカーボネート製より他の材質の食器へと切りかえたところが多いようでございます。上尾市はアルマイト製に、松伏町は強化磁器等に等々切りかえがなされております。当町でも子供たちの健康を第一に考えられ、疑わしきものは使用せずの精神で、他の材質の食器に早急に切りかえるべきだと考えるものでございます。ご所見を賜りたいと思います。

 次に、質問の3つ目、釣り場の設置についてお伺いをいたします。

 この釣り場、釣り堀の設置に関しまして、私は町民に憩いの場の提供、また貴重な土地空間の有効利用という視点より、数回の一般質問を通してご提言をさせていただいております。平成10年9月議会では、有料の釣り場となると地下水の確保、駐車場、管理棟、釣り桟橋の設置など現実にクリアしなければならない問題が山積みしているが、貴重な土地の有効利用の観点から可能性を求め研究してまいりたいと、このようなご答弁をいただいたところでございます。さらには、平成11年度には調査研究費を予算化していただき、設置に向け前進してほしいと調査研究費の予算化の要望もしたところでございます。

 この問題を提起いたしますたびに、数多くの町内釣り愛好家の方より激励やさらなる努力を依頼されているところでもございます。平成11年度の予算も今議会で提案されているところでもございます。町内の釣り場、釣り堀の設置に向け、その後の経緯について今回も当局のご見解を賜りたいと思うものでございます。ご答弁のほどよろしくお願いを申し上げます。

 最後の質問でございます。町内循環バスの運行導入についてお伺いをいたします。

 長期間景気が低迷する中、現在もJRや民間バス等の赤字路線の廃止が全国的に展開されているところでございます。そこで、全国はもちろん県内においても、続々と導入されてきておりますのが市内循環バスでございます。特に高齢化の進展に伴い、さらに循環バス利用のニーズは伸びていくであろうと言われております。同居家族はみな職場や学校等に出かけ、単身で、あるいは高齢者夫婦で家に残っている家庭も多く見受けられます。お年寄りの方が外出するときにも徒歩可能な範囲しか行動できず、町役場や図書館等徒歩不可能なところには外出できないのが現状であるとのお話も伺いました。

 そこで、住民の足がわりになります町内循環バス導入の要望の声を多く耳にするところでございます。特に上尾市において今年度「ぐるっとくん」と称し、上尾市内を巡回する循環バスが導入されたのは耳新しいところでございます。市内4方面を循環するコースでスタートしたようです。上尾市における導入を知った伊奈町住民の方々より、ますます町内循環バス導入を求める声が大きくなってきております。私は幾度か町内循環バス導入をご提言させていただいております。総合センターバスを廃止して、新たに総合センターも停留する町内循環バスを導入してはどうか。また羽貫駅から県活センター間の無料バスの南への延伸も含め、お伺いした経緯がございます。執行部のご答弁では、研究していきたいというご答弁でございました。

 以前申し上げました武蔵野市の例、また県内自治体でも多くのところで導入がなされている例など数多くの実例があるところでございます。お隣の桶川市でも導入に向けての調査研究費が平成11年度に予算計上されたとも伺いました。今では導入していない自治体が少ないぐらいになってきております。当町は南北に細長い地形をしております。それゆえ特に導入の必要性が望まれるところでございます。もちろん無料バスでなく、低料金で伊奈町内を小まめに巡回する循環バスでございます。高齢者の方は総合センター送迎バスを利用したときと同様、無料で乗車できるなどの配慮も必要かと考えます。導入は困難だと結論づけて研究されるのではなく、導入の可能性を求めての調査研究をお願いするものでございます。平成9年6月議会でもご提言申し上げたところでございますが、その後の経緯について、また導入に対する考え方についてのご見解をお伺いするものでございます。

 以上、ご答弁のほどよろしくお願い申し上げます。



○鳥海努議長 9番、鳥井議員の質問に対する答弁を求めます。

 助役。

   〔斎藤紀史助役登壇〕



◎斎藤紀史助役 鳥井議員のご質問のうち、3、町の釣り場の設置についてのその後の経緯についてお答えを申し上げます。

 ご提案申し上げております平成11年度予算におきまして、都市計画総務費の委託料の中で調整池利用調査委託料を計上させていただいているところでございます。その委託料につきましては、伊奈学園総合高校西側の調整池約 2.5ヘクタールをご提案のありました釣り場も含めた利活用についての調査を実施し、また請願という形でご審議をいただきました原市沼調節池の整備計画に関連して、下の池調節池−2の利活用につきましてもあわせて調査を実施してまいりたいと考えております。いずれも広大な面積を有しておりますので、施設本来の機能を損なわない範囲内で、町民の方々にどのような利用活用が可能なのか、関係機関と調整を図りながら調査を進めてまいりたいと存じます。



○鳥海努議長 建設課長。

   〔渡辺善行建設課長登壇〕



◎渡辺善行建設課長 ご質問のうち、1、栄地域における排水路の改修計画についてお答え申し上げます。

 まず、地域住民の方からの苦情につきましては、悪臭や汚泥の堆積、また雑草についての苦情が寄せられておりますが、現状を確認し、しゅんせつや除草等を実施し、対応しているところでございます。

 次に、排水路のふたかけにつきましては、現在の水路がご指摘のようにふたをかける構造になっていないことから、何らかの補強を必要といたしますので、今後排水路敷の有効利用を含め、ふたの上を歩道等として利用できるよう、改修等にあわせまして施工してまいりたいと考えております。また、排水路の改修につきましては、栄町全体を考慮しつつ、緊急性の高い箇所や傷みの激しい箇所から計画的に実施してまいりたいと考えております。



○鳥海努議長 教育長。

   〔中村安信教育長登壇〕



◎中村安信教育長 鳥井議員の学校給食についてのご質問のうち、最初にバイキング方式やセレクト給食の実施をということについてのご質問にお答えいたします。

 主食、主菜、デザート等の料理をオードブル皿などに盛りつけ、各自が食器に盛り分けて食べる方式をバイキング給食、複数のメニューの中から希望するものを予め予約しておく方式をセレクト給食と呼んでおりますが、いずれにしても、このような選択制給食の目的はご指摘のとおり児童・生徒の食事に対する興味や関心を高めるとともに、それぞれの判断でメニューを選択する能力、つまり自己管理能力を養うことにもなりますので、大変有効な給食の仕方かなというふうに思っております。

 バイキング給食においても、料理の種類をふやすことにより生じる調理時間の問題や、食事量の適正化、さらに配食時の衛生問題などが考えられますが、今後、実施校の例を参考にしながら研究してまいりたいと考えております。

 また、セレクト給食につきましては、本年1月に町内のすべての中学生を対象に実施した給食アンケートの結果を、3月の献立にリクエスト給食として盛り込んだところでございます。今後この結果を分析して、児童・生徒の好み等を考慮しながら実施に向けて検討してまいりたいと考えております。

 次に、「はし・スプーン・フォーク」の3点セットを中学進級時に再支給をについてお答えいたします。3点セットの導入は平成4年11月の学校給食センター運営委員会で決定し、平成5年9月に在校児童・生徒に無料配付、さらに翌年の小学校入学児童から、入学祝いとして無料配布しているところでございます。配布の趣旨につきましては、学校給食を食する上での道具の一部としての正しい使い方や自己管理の習得等にあります。中学校進級時に再支給するというご提言につきましては、まず材質や強度等の面からの必要性について検討することが重要であると認識しております。また、他方では大量消費の時代にあって、ものに対する愛着や、ものを大切にしようとする心を育てる意味では、小学校入学時に手にした3点セットを9年間大事に使用させることも大きな意味があるのではないかと考えております。

 なお、紛失や破損した場合は、同様のものを購入したり、各家庭の判断でこれにかわるものを持参しているのが現状でございます。今後、子供たちの意見や保護者の考えなどを聞きながら総合的に判断し、中学校進級時の再支給について研究してまいりたいと考えております。

 最後に、ポリカーボネート製食器を他の材質の食器に変える考えはということについてのご質問にお答えいたします。

 ご指摘の食器の耐用年数はメーカー公表では5年程度と言われております。現在使用しておりますポリカーボネート製食器は、平成7年2月の運営委員会で採用を承認していただき、平成8年度に導入したものでございます。現在3年目に入っております。

 去る2月26日の学校給食センター運営委員会で、給食センター所長より町からの検体について、これは大宮保健所で検査していただいたわけですけれども、おわん4個、これはビスフェノールAというんですか、これの溶出検査の結果は不検出というふうなことで、問題がないというふうな報告を受け、それに基づいて運営委員の皆さんで協議の結果、5年目に当たる平成12年度をめどに食器の入れかえを計画していくことで了解をいただいたところでございます。

 入れかえに際しては、食器の安全性を最優先するのはもちろんのこと、経済性や児童・生徒にとっての取り扱いやすさ等を考慮してまいりたいと考えております。特に食器の安全性につきましては、国や県の動向を注意しつつ、学校給食センター運営委員会等に諮問し、慎重に選定してまいりたいと考えております。



○鳥海努議長 地域振興課長。

   〔高橋英夫地域振興課長登壇〕



◎高橋英夫地域振興課長 ご質問のうち、4番目の町内循環バスの運行についてお答えを申し上げます。

 ご承知のとおり町内の公共交通機関として、南北に長い町内に5駅を持つJR大宮駅と内宿駅を連絡する新交通システムのニューシャトルや、東武バスによるJR上尾駅から伊奈町役場行き、伊奈学園行き、ガンセンター行き等が運行され、また総合センター送迎バスが町内北コース、南コースの2路線を運行しているところでございます。

 町内循環バスの導入ということでございますが、現在、国の規制緩和推進計画において、国で乗り合いバス事業の規制緩和についての諸問題について検討を行っているところであり、現段階での循環バス導入となりますと、既存の乗り合いバス路線との競合により路線廃止になる可能性等も考えられます。また現在、町の北部地区では県の施行による、中部地区では町施行によるニューシャトル駅の内宿駅、羽貫駅、伊奈中央駅の駅前広場の整備も含め、区画整理事業による面的整備が行われております。今後、国の乗り合いバス事業の規制緩和の状況、町の2地区の区画整理事業の進捗状況等見定め、町の財政状況や住民ニーズ等十分把握しながら、調査研究をしてまいりたいと存じます。



○鳥海努議長 一通り答弁は終わりました。

 9番、鳥井議員。



◆9番(鳥井文典議員) それぞれご答弁、大変ありがとうございました。

 二、三再質問をさせていただきたいと思いますが、まず栄地域の排水路の件でございます。これはふたをかける構造にはなっていないと、ですから補強しなければふたはかけられないと、こういうふうなご答弁だったかと思うんですが、現実問題として南部大公園、コミュニティー消防センターの部分に薄いといいますか、そんな厚くないふたがかかっている部分があるわけですね。ですから、そういう形でできるのであれば、そういう形でふたがけもできるんではないかと私はそう思っているんですが、その辺についてお伺いいたしたいと思います。

 それから、町内循環バスの関係でございますが、結論的には調査研究をしてまいりたいと。3つのニューシャトルの駅前の面的整備であるとか、あるいは住民ニーズ等を見きわめながらと、こういうふうなご答弁だったかと思うんですが、先ほど申しましたように、近隣自治体におきましてはかなり導入がなされております。そういう意味から、よそにおくれをとらないためにも、単なる調査研究という考えではなくて、可能性を求めてといいますか、導入するための調査研究と、こういうふうな感覚でお願いしたいと思うんですね。なかなかできないんだとか、あるいはまだかなり将来になるとか、そういう形でもって調査研究なされますと、いろいろな高いハードルがあるわけですから、結論的には延び延びになってしまう可能性がありますので、そういう形で導入に結論ありきということで調査研究をお願いしたいと思うんですが、その2点に対してお伺いいたしたいと思います。



○鳥海努議長 再質問に対する答弁を求めます。

 建設課長。

   〔渡辺善行建設課長登壇〕



◎渡辺善行建設課長 排水路のふたかけについての再質問にお答えいたします。

 ご指摘の南部大公園北側排水路につきましては、出入り口部分についてはボックスカルバートで施工されておりまして、他の部分につきましては、柵渠にふたをかけてある状態でありますが、先ほどもご答弁いたしましたように、栄地内の排水路につきましては、ふたをかける構造となっていないことから、長い間にはふたの荷重によりまして沈下することが十分考えられますので、今後のふたかけにつきましては排水路の改修とあわせて整備してまいりたいと考えております。



○鳥海努議長 企画調整課長。

   〔細田藤夫参事兼企画調整課長登壇〕



◎細田藤夫参事兼企画調整課長 循環バスの関係で、再質問についてお答えしたいと思います。

 これにつきましては、先ほど調査研究ということでお答えしましたが、現在、総合センターの送迎バス、あるいはまたバス路線については東武等が確保されておりますので、現在規制がかなり厳しいものがあり、難しいものもあるわけですけれども、先ほどお答えしましたとおり、今後規制緩和もされてくるという状況の中で、また総合センターバスも現在運行しておりますが、これらとの関係も十分考慮しながら前向きに検討していければと考えておるところです。



○鳥海努議長 9番、鳥井議員。



◆9番(鳥井文典議員) ぜひ町内循環バスに関しましては、前向きにお願いしてできるだけ早い実現を、町民方々も一日も早い実現を望んでおりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。

 それから、しつこくて済みません。排水路の関係でもう一つお伺いしたいんですけれども、先ほどのご答弁ですと緊急性の高いところ、あるいは傷みの激しいところから計画的に実施をしていきたいと、こういうご答弁があったかと思うんですが、それは計画的といわないんではないのですかね。緊急性の高いところ、私思うんですが、先ほどあえてどんな苦情があるかとお聞きしたのですが、当然ですけれども、苦情があるというのは住宅に隣接している部分の排水路なんですね。ということで、計画としますと、要望的になりますが、排水路が住宅と隣接している部分、これが緊急性が高いところと私は判断しているんです。ということで、先ほどありましたように緊急性の高いところとか、傷みの激しいところといいますと、実際住民の方も不安を覚えているんですね。いつここは改修されるんですか、いつふたがけされるんですかということで、ある程度中期的な改修計画というのをそろそろ示す必要があるのではないかと思います。

 特に先ほども申し上げましたように、調節池が下の池の方にできるわけですね。としますと、現在大雨のときには排水路は水害対策として必要なものになってきておりますが、特に調節池の方ができますと、これは本当に無用の長物的な存在になってくると思います。そういう意味から、本当に中期的な計画で結構ですから改修計画というのを立てる必要があると思うんです。その点について、済みません、もう一回お願いいたします。



○鳥海努議長 建設課長。

   〔渡辺善行建設課長登壇〕



◎渡辺善行建設課長 再質問にお答え申し上げます。

 まず、栄地内の排水路につきましては、雨水の排水的な要素が強くなってきております。ご指摘のとおりであります。雨が多く降ったときにはどうしても必要な排水路でございますので、ご指摘のありました中期計画等につきましては、今後前向きに検討させていただきたいと思います。



○鳥海努議長 9番、鳥井議員。



◆9番(鳥井文典議員) 大変ありがとうございました。

 学校給食の関係でございますけれども、ポリカーボネート製の食器、これが平成12年に食器の入れかえがあるのでそのときにという話でございましたので、ぜひ考え方として、疑わしきものは使用せずという基本的考えでお願いしたいと思います。大宮保健所の方で測定したら、不検出だったというふうな話もございましたけれども、まだまだ未知の部分もあるそうでございますので、ひとつその時点でよろしくお願いしたいと思います。ご承知のようにたまたま入れかえに当たった自治体では、ほとんどがポリカーボネート製の食器を廃止しているというのを聞いておりますので、ぜひそういう方向でお願いできればと思います。

 それから、町の釣り場、釣り堀の関係でございますけれども、大変前向きのご答弁をいただきましてありがとうございます。町内には隠れた釣りファンというんですか、なかなか地味な釣りという遊びでございますので、あまり目立たないわけですけれども、釣り愛好家というのはかなり多くの方がいらっしゃるわけです。あるときには全く名前も顔も知らない方から、ぜひつくってくれなんていう電話をいただいたこともありますけれども、単なる釣りファンだけの場というよりもあくまでも基本的には貴重な土地の有効利用という観点、それから当然親子のふれあいの場としてもこれが利用されることがあるでしょうし、また日頃の忙殺を忘れてストレス解消の場として、あるいは町外から伊奈町の釣り場に来られることもあるでしょうし、まあそういう意味で私自身もそうですが1日も早い実現を願ってますんでどうかひとつよろしくおねがいします。大変ありがとうございました。

 以上です。



○鳥海努議長 以上で、9番、鳥井議員の質問を終わります。

 これより、午後1時まで休憩をいたします。



△休憩 午前11時44分



△再開 午後1時00分



○鳥井文典副議長 議長が所用のため退席しておりますので、私、副議長が議事進行をいたしますので、よろしくお願い申し上げます。

 午前中に引き続き一般質問を続けます。

 19番、沢田猛議員の発言を許可いたします。

 19番、沢田猛議員。

   〔19番 沢田猛議員登壇〕



◆19番(沢田猛議員) 19番の沢田でございます。

 通告にしたがいまして、何点かお伺いをいたしますので、よろしく誠意あるご答弁をお願いいたしたいと思います。

 その前に、3月3日午後1時、農協本所3階において、良質米いわゆるコシヒカリ、キヌヒカリの栽培講習会がありました。参加者も思ったよりもはるかに多く参加していただきまして、皆さん非常に喜んでおりました。いかに農業、米づくりが斜陽化、下火だとはいっても、まだまだ米つくりには関心があるなと思いました。企画された農政課にお礼を申し上げます。今後、機会がありましたら、またよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 それでは、質問に入らせていただきます。

 まず最初に、東側農免道路についてお伺いをいたしたいと思います。町では交通量の増大に伴い、歩行者の安全を確保するために東農免道に歩道の設置を計画しており、そのために現況の把握ということで、調査・測量を平成11年1月25日から3月26日まで、小針中学校から字上田の8527番地まで実施をするというご案内をいただきました。それに伴いまして何点かお伺いをいたしたいと思います。

 11年度においては、拡幅用地を測量すると聞いておりますが、お伺いをいたします。

 2番目に、歩道の幅員は何メートルで、両側につくるのかお伺いいたします。

 3番目といたしましては、道路の幅員は何メートルを計画なされておるのか。また、路肩、歩道、用水路等を合わせて総幅員は何メートルになるのかお伺いをいたしたいと思います。

 さらに、用地買収そして拡幅工事等は何年度を計画なされているのか、お尋ねをいたしたいと思います。

 次に、用水路についてお伺いをいたします。道路が広くなれば、当然用水もつけかえなければならないと思いますが、大針用水と小貝戸用水は底が丸くなっております。本区の用水路は平らであります。底が丸いと水が来たとき、あるいは雨上がりの土さらい、ごみさらい、水を引かせてのごみさらい、俗に私どもで「やべつ」と言っておりますが、用水路に水あかやコケが生えているので滑るのでとても危険でございます。底が平らであれば安心してきれいな作業ができるのでございます。

 恐らく土地改良事務所の設計の方は水の流れがよいからというのかもしれませんが、実際に作業をしている人でなければわかりません。やりやすい農作業ができるような用水路をつくっていただきたいと思います。敷設してしまえば半永久的なものであります。地区の利用者の意見をよく聞いていただき、粗相のない敷設をお願いいたしたいと思います。用水路の構造はどんなふうにお考えになられているのか、お伺いをいたしたいと思います。

 5番目に、接続しております農道舗装についてお聞きいたします。道路が拡幅されますと、車の通りも多くなり、農道に入り綾瀬川の方によく行きます、散策している方がおります。農作業に行く車と違い、スピードを出して通り過ぎますので、そのたびに小砂利が稲の株に入り、コンバインですから、そのまま刈り取って乾燥機に入れ、乾燥してもみすり機で玄米にするのですが、小砂利はなかなか抜くことができないのでございます。困っておりますので、また田の中にも石が相当入ります。そうしたことでございますので、舗装していただければこのようなことがないと思いますが、お考えをお願いいたしたいと思います。

 前回、農免道路の危険箇所に看板、標識をということでお願いしたところ、その標識ができたということでございます。まことにありがとうございます。早急に立てていただきたいと思います。

 道路が広くなり、地理的に見て、現在歩行者は農家の方が多いのではないかと思います。それも春先から秋の収穫のころまでで、そのほかは今のところ少ないような気がいたしております。初め、農免道の開通のときには、地区の農家の方々は耕運機や農耕者優先と思いましたが、いつのまにか時代もかわり車社会となりました。時代の流れでやむを得ないことだと思います。

 ついこの間、少年スポーツグラウンドの隣で、軽乗用車が用水を飛び越えて埋め立てた畑の中に入っておりました。その少し前、役場前の通りを行った農免道の十字路で乗用車が1台は電柱と引っ張り線の畑の中に、片方の車は反対方向に向きを変えてとまっておりました。電柱と車の間にはさまれている車の運転手さんは、あまりけがは少ないようでしたけれども、多少けがをしたような気がしましたけれども、たまたま私が通りかかりました。現場を見ましたが、危険なところだなとつくづく思いました。

 歩道ができると自転車の方は自然と歩道を通行するのではないかと思います。今自転車の方は伊奈学園の生徒さんがほとんどで、一般の方はほんのわずかな人でございます。学生さんは左側を通行しております。励行しております。もちろん、一般の方も農免道を利用している方は左側を守っております。ところが一歩裏通り、間の道を入るとときどき右側を乗っている方をみかけますが、たまたまその人に聞いてみましたら、「さあ、どうですかね」と言って首をかしげていました。いつも右側を歩いている習慣なのかなと、こんなふうに感じました。

 去る2月13日夜、ニュースの時間に、東京で夕方酒屋のご主人が、年齢は定かでないがたしか48歳というふうに出ておりましたが、お使いに行くと言って家族に告げ、家を出て事故に遭い、そのときの警察の立ち会いの画面から見たところ、またまわりの状況から見て、右側を乗っていたように見えました。多くの皆さんはわかっていると思いますが、ときどき右側を乗っている方も見かけますので、「歩行者は右側、自転車は左側」と1行か2行で済むと思いますので、年1回くらい「広報いな」あるいは交通に関したパンフレットの片隅に掲載して、多くの方に周知していただければありがたいなと思っております。「なんだ、当たり前のことではないか」と思うかもしれませんが、物事は忘れたとき、うっかりしたときに起こるものでございますので、よろしくご回答をお願いいたしたいと思います。

 次に、農免道は軟弱した地盤のところの道路でございます。道路工事のときの用地の下交渉などにも私は行きました。工事のときに道路下にシートを敷いて工事をしたと記憶しております。もちろん全部ではないと思いますが、部分的に敷いてあると思います。そのような地盤でありますので、大型車が通ったとき地盤が揺れ、家の壁にひびが入り心配だという人がおります。特に細田山の道路沿いでは、奥の方の家まで揺れ、眠れない夜もときどきあると聞きました。特に県有地に建設中のコモンシティ伊奈学園都市内に、計画総戸数は 172戸、開発総面積1万 5,532平方メートルという大きな集合住宅の建築が行われております。その材料運搬の車のためかと皆さんが話をされておりました。そのためか、舗装もかなり傷んできております。何とか道路の揺れをなくして、心配のないようにしていただきたいと思いますが、お伺いをいたしたいと思います。

 次に、環境関係についてお伺いをいたします。

 テレビ朝日の放送がもとで、所沢市のダイオキシン問題で周辺の野菜農家の方々は、野菜価格の下落により莫大な被害をこうむったと、テレビや新聞等で報道されました。初めは特に葉物が話題になったようでしたが、その後環境総合研究所で「ダイオキシン汚染と農作物に関する自主研究」で、ダイオキシン濃度が1番高かったのは煎茶であったということでございました。いずれにしても、体には影響ないということで何よりでございました。栽培に携わっている農家の思いは並大抵のことではないと思います。同じ農業をしている私としては、農家の方々の思いはよくわかります。幸いにして県も市も格別の努力をしていただいて、よい方向に進めているということでございますので、本当にありがたいなと思いました。

 煙を見るとダイオキシンが燃えているという言葉が頭に浮かび、言葉として出る世の中になってしまいました。木の葉や草木の枝、果実の枝を燃やしているところを見て、子供はダイオキシンが燃えていると言って通っていくと聞きました。

 私は今まで何の気もなく、すべての枝を燃やしてきましたが、ところがナシ組合で小枝の粉砕機を購入したので、粉砕機で処分してみようかとも思いましたが、参考のためにナシの枝を燃すときの煙の状況と、塩ビ管や、またはビニール等の化学製品を燃やしたときの煙の状況とどう違うか観察してみようと思いまして、別々にすぐ近くのところで燃やしてみました。枝が燃えつくまでは黒い煙が出ましたが、少したつと、燃えつきますと白い煙になりました。ところが、ビニール製品などは少しですと黒い煙は少ないですが、少しでも余計に燃やすと黒い煙になりました。こうした観点から煙が出る状態はどういうのが木の枝か、落ち葉の煙か、化学製品の燃えている煙かを一般の方、子供、児童・生徒に周知するようにしていただきたいと思いますが、よろしくご回答のほどお願いいたしたいと思います。

 次に、小枝の粉砕機についてお伺いをいたしたいと思います。ナシの木の剪定後の枝の処理については、今まではそれぞれ各人で処理をしておりました。今でもそうですが、今世間で話題になっているダイオキシン問題で、燃やすことがちゅうちょされております。そのため県から都市緑農地域農業支援事業の一環として選定し、破砕機を購入しました。既に各人が処分をしたものと思いますが、残っている人はたくさんつくっている方と思います。まだ日が浅く、状況等はまだよく把握できないと思いますが、使用した人もおりますので、その方の感触はどんなふうにお聞きしましたか。また音について反応は聞いておりますか。そして、利用状況についてお伺いをいたします。

 2番目として、肥料散布機も破砕機と同じに都市緑農地域農業支援事業の一環で購入したのかお伺いをいたします。両方合わせるとかなりの金額となると思いますが、県の補助金は462 万円、受益者負担つまり組合負担はどのくらいになるのか。また、聞くところによると近代化資金を活用したといいますが、利子補給はどのくらいなのか、お尋ねをいたします。県からの補助金はあったが、町からの補助金はないと聞いておりますが、どういうわけで出ないのかお尋ねをいたします。

 6番目に、町から各生産団体に対しまして、剪定した小枝の処理に対しまして指導はどうしておるのか。また、生産者団体からの問い合わせはありましたか、お伺いいたします。12月議会で使用については、梨組合ばかりでなく他の団体にも貸し出しを検討するという答弁がありましたが、検討したか、またその結果はどうなっているのか、お伺いをいたします。その場合、他の団体の使用料についてはどんなふうに考えておりますか、お伺いをいたしたいと思います。

 以上でございますので、よろしくご答弁のほどをお願いいたします。



○鳥井文典副議長 建設課長。

   〔渡辺善行建設課長登壇〕



◎渡辺善行建設課長 ご質問のうち、東側農免道路について関連がありますので、建設課関係につきまして一括してお答え申し上げます。

 東側農免道路につきましては、朝夕の通勤通学時には大変混雑し、危険な状況であることから、歩道の整備をすべく平成9年度より基本設計等実施してきたところでございます。実施設計及び用地測量を北部区画整理境から南へ 1,320メートルの区間で、また用地買収を750 平方メートル程度実施する予定で、平成11年度予算に計上させていただいているところでございます。

 次に、計画の道路幅員でございますが、車道幅員を7メートルとし、両側に 3.5メートルの歩道を整備する予定で、用水路敷を含め総幅員で15.5メートルであります。また、農免道路に沿って流れております用水路のつけかえにつきましては、今後関係課及び関係者と十分協議させていただき、構造等を検討させていただきたいと考えております。

 次に、農免道路に接続している農道の舗装につきましては、関係課と十分協議してまいりたいと考えております。

 次に、大型車の通行による騒音、振動につきましては、現状を確認し、舗装修繕等で対応してまいりたいと考えております。



○鳥井文典副議長 地域振興課長。

   〔高橋英夫地域振興課長登壇〕



◎高橋英夫地域振興課長 ご質問のうち、1番目の東側農免道路についての中の危険箇所の速度規制標示等についてお答えを申し上げます。

 速度規制標示の増設と横断歩道の設置ということでございますが、現在、速度規制標識のほか、特に住宅地等の危険と思われる箇所におきましては、減速を促すための道路標示や看板などを設置しておりますが、今後道路の拡幅の進捗状況を見ながら、警察並びに関係機関と標示等の設置について協議を進めてまいりたいと存じます。

 また、交通ルールにつきましては、警察を初め交通指導員、交通安全母の会等関係機関の協力を得て、学校や地域での交通安全教室、各交通安全運動期間の中の街頭キャンペーン、あるいは総合文化祭等イベント会場での啓発活動、夜間における自転車の指導等実施しているところですが、さらに広報紙等を通じ、より啓発を充実してまいりたいと存じます。

 以上です。



○鳥井文典副議長 保健衛生課長。

   〔菊池伸光保健衛生課長登壇〕



◎菊池伸光保健衛生課長 ご質問のうち、環境関係につきましてお答えを申し上げます。

 たき火、野火等の行為に際しましては、植木等の剪定枝あるいは木の葉などの焼却に比べて、プラスチック製品の焼却はその重量に占める炭素含有量が多いこともあり、不完全燃焼による黒煙が発生しやすく、またこれに加えて塩化ビニール系プラスチックの焼却にあっては塩化水素、ダイオキシン類の発生が危惧され、生活環境への負荷が懸念されるところでございます。このようなことから、プラスチック類等の焼却不適物の焼却中止を広報等により啓発を行っておりますが、家庭における木の葉の焼却、また農家での剪定枝の焼却等につきましては、近隣に配慮した中行われる場合にあっては、やむを得ないものと考えておるところでございます。

 なお、焼却行為による環境への影響等につきましては、広報紙等により住民の方々へ周知を行っておりますが、今後ともこの内容の周知を図ってまいりたいと存じます。



○鳥井文典副議長 農政課長。

   〔大塚洋明農政課長登壇〕



◎大塚洋明農政課長 ご質問のうち、ウッドチッパーの利用状況についてお答えを申し上げます。

 伊奈ナシ出荷組合ではナシの剪定枝の野焼き防止の一環といたしまして、平成10年度都市緑農地域農業支援事業の県補助事業によりまして、剪定枝処理機、運搬車、肥料散布車を導入いたしました。総事業費は 924万円でありまして、うち県補助金が2分の1で 462万円、補助残の 462万円につきましては梨組合の自己資金が93万円、残りの 369万円につきましては環境保全型農業近代化資金を組合が借り入れるものであります。また、町の助成につきましては近代化資金の利子補給分といたしまして 1.5%、この内訳につきましては、基準金利3.35%、うち県補助利子補給につきましては1.55%、町の補助利子補給につきましては、先ほど申し上げましたが 1.5%、組合負担分といたしまして 0.3%となっております。そのほか、事業を導入したことによるソフト事業関係で30万円となっております。

 次に、剪定枝処理機の利用状況でありますが、現在、各組合員さん剪定作業中ですが、使用された方からは非常に効率がよく、1時間当たり2反ほどの処理ができると伺っております。実績につきましては、3月の2日現在でありますが、使用者8名、面積にいたしまして約2.58ヘクタールとなっております。

 また、音につきましてのお話につきましては、使った方からは思ったより大きくないようだというようなお話を伺っております。

 それから、町から各生産団体に話をしたか、また団体から話があったかとのことでありますが、梨組合が導入することにつきましてお話を申し上げたところでありますが、ほかの組合独自でこういった機械を購入することにつきましては、大変難しい状況であるということでありました。そのため、貸し出しにつきまして梨組合にお願いしたところであります。梨組合といたしまして、他の団体への貸し出しにつきましては、組合自体まだ消耗品等の把握ができておりませんので、ある程度の実績を見てから使用料を設定し、検討していきたいということでございます。

 以上でございます。



○鳥井文典副議長 一通り答弁は終わりました。

 19番、沢田猛議員。



◆19番(沢田猛議員) わかりましたけれども、何か聞くところによると、昨年補正をして補助金は出したと。そしてまた翌年補正をしては補助金は思わしくないというお話を聞きましたけれども、この点はどういうお考えですか。お尋ねしたいと思います。



○鳥井文典副議長 農政課長。

   〔大塚洋明農政課長登壇〕



◎大塚洋明農政課長 補助金の関係についてお答えを申し上げたいと思いますが、補助金につきましては、事業の必要性、緊急性があるものにつきましては補正での対応も必要かと思います。しかしながら、今回のような事業規模によりましては、毎年度見直しております実施計画の中に織り込みまして、計画的、効率的に事業が実施できるよう、今後は取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○鳥井文典副議長 19番、沢田猛議員。



◆19番(沢田猛議員) 今の答弁は当然ですけれども、選果機の更新については大変かかったわけですね。それらについては本来ならば当初予算に組むべきだと思っております。しかし、当初予算だと間に合わないんですね。例えばナシの農繁期は8月ですから、それまでにやらなくてはならないので、どうしてもナシの休閑期にやらなければならないということで、当然、その当時はやむを得なかったと思います。

 しかし、今回の12月になったということは、言いかえれば梨組合で先取りしてやったんではないかなと思うような気がする。というのは、聞くところによると北本、桶川、菖蒲と、そういう梨組合も欲しいというようなお話を聞きました。してみると、その方々が来年度に申請をすれば、多ければやはり県の方もおいそれとオーケーはしてくれないだろうと思うんですね。そういう反面、私は当然早くてよかったなと、こんなふうに思うんですけれども、そういった場合には当然補正もして、補助金も出すべきだろうというふうに考えております。この辺はひとつ町長さんどういうふうにお考えですか。これからもこういうことは往々にしてあるかと思うんですけれども、その辺をひとつ、ダイオキシンやなんだかんだ騒がれているときでございますので、その辺をよくお考えになって、これから取り組んでいただければありがたいなと、こんなふうに思っておりますので、よろしくご回答のほどお願いいたします。



○鳥井文典副議長 沢田議員、町の方の補助金の関係ですか。



◆19番(沢田猛議員) 県は出ていて、町は出ていないというのであるから。聞くところによると、去年補正を組んで、また今年も補正というのはだめなんだよと、そういうお話を組合員の方から聞きましたから、それではどういうものかなと思いまして、お聞きするわけでございます。



○鳥井文典副議長 町長。



◎小林昭一町長 今回の破砕機の購入については、私も確たるものは伺っておりませんが、もちろんダイオキシンが基本に立って、そういったものを少しでも和らげるために、こういった機械を導入する必要はあるだろうと、こういうふうな判断に立って、県も理解を示して、県の補助金の中でも対応してくれる。それで組合は組合なりの考え方で組合も自己負担も一生懸命やって、そういった公害対策にも意を用いていこうという、こういう考え方に立って今回の導入に至ったのだというふうに伺っております。したがって、町への補助金の要請というのは私は伺っておりませんので、町自体では、県の補助金をもらえる、それと組合の負担で賄えるというふうな判断に立って、町はそれでやらせてもらうことは結構だろうというふうな判断で町は予算化しなかったと、こういうことだろうというふうに受けとめております。



○鳥井文典副議長 19番、沢田猛議員。



◆19番(沢田猛議員) ありがとうございます。

 ただ、私は物事にはそのときの時期のタイミング、いろいろなものがあると思うんですよね。そういったときで、どうしても当初予算には組めないような場合もある。そういう場合には、こういう途中で補正を組んでいただいて、町にお願いするというのは、ときどきあるかと思います。

 そういう中で、町長さんは今そういうお言葉でしたけれども、組合の方とすれば、何回となく「どうして町はくれないのかな」というようなお話もしていたと、こういうお話ですよね。だから、その辺はどういうふうになっているのか、私ははっきりとしていただければ、これからのそういう補正も往々にしてあるかと思うんですよね。2回続きの補正ではとか何とかというのでは、これは納得しないと思うんですよね。だから、やはり物事は、当時の為政者はここでやらなければ県の補助金ももらえないんだということになれば、先ほど申したとおり、ほかの組合で申請をしてしまえば、そちらの方へいってしまうと思うんですよね。そういうことがあるいはあったかなと、私の想像ですけれども、今までの私が言ってきたからには往々にしてあることですから、ぜひそういうときにもひとつ配慮をお願いしたいというのが私の言葉でございます。



○鳥井文典副議長 町長。



◎小林昭一町長 私自身は、組合から補助金をほしいという要請は1回も受けておりません。



○鳥井文典副議長 19番、沢田猛議員。



◆19番(沢田猛議員) では、農政課長にお聞きしますけれども、そういう話はありましたか。ないんですか。



○鳥井文典副議長 農政課長。

   〔大塚洋明農政課長登壇〕



◎大塚洋明農政課長 お答え申し上げます。

 この事業を導入するに当たりましての補助金の関係でありますけれども、最初私が伺ったのは、事業費の半分ほど何とか補助金でみてほしいと。それは県でも町でもいいんだということでありました。たまたま、今回採択された事業が県の方で2分の1の補助ということで、そういった関係で、町は今回その事業に対しての直接のあれはありませんけれども、先ほどお話申し上げたとおり、利子補給とソフト事業につきましては町の費用で賄うということでございます。



○鳥井文典副議長 19番、沢田猛議員。



◆19番(沢田猛議員) いろいろとありますけれども、大体わかりました。

 次に、環境問題についてお尋ねしたいと思います。産業廃棄物の焼却炉の日曜日などの休日の操業停止により、いろいろな産業廃棄物の野焼きや不法処理がふえているというお話を聞いております。これについて警察や何かも取り締まりを強化して、行政の指導に取り組んでいると。こういう話を聞いておりますが、当町においては今のところどんな状況でございますか、お尋ねいたしたいと思います。

 もう1点、今は各農家で田んぼのくろに使用している、ビニールですね、あるいは野菜などに使われているマルチビニールなどの処理または回収などはどんなふうにお考えになっているか、お尋ねをいたしたいと思います。



○鳥井文典副議長 保健衛生課長。

   〔菊池伸光保健衛生課長登壇〕



◎菊池伸光保健衛生課長 再質問にお答え申し上げます。

 県では過日、産業廃棄物協会に対して日曜日の操業自粛を呼びかけ、協会加盟事業者の協力依頼を行ったと聞いております。当町におきましては、焼却炉による焼却不適物の焼却中止、焼却行為の自粛を呼びかけるとともに、いわゆる野焼き行為につきましても関係機関の協力を仰ぎながら、その指導を行っているところでございます。

 休日における野焼き行為が確認された場合にあっては、県担当部局に連絡をとるなどの対応を図ってまいりたいと存じます。

 次に、農業用に用いられるビニール類の回収についてでございますけれども、少量であれば30から40センチメートル四方程度に裁断していただきまして、クリーンセンターの方で受け入れをやっております。また、受け入れのできないビニール類につきましては、基本的には事業系プラスチックということでございますので、処分業者を紹介しているところでございます。



○鳥井文典副議長 19番、沢田猛議員。



◆19番(沢田猛議員) もう1件、小針中学校、あの辺の農免道路の振動についてです。先ほども申しましたとおり、早急に検討していただきたいというふうでございますけれども、中には大型車の規制もしてもらったらどうかと、こんなようなご意見の方もございました。いろいろとありますけれども、通りが多くなっているので、その辺はひとつどういうお考えでいるか。舗装も大分傷んできているような状況でございますので、もう1回ひとつご返答をお願いいたしたいと思います。



○鳥井文典副議長 地域振興課長。

   〔高橋英夫地域振興課長登壇〕



◎高橋英夫地域振興課長 再質問にお答えを申し上げます。

 小針中裏の東側農免道路沿いに大型車両の通行が多いということと、また舗装の関係につきましてお答えをさせていただきたいと思います。

 現地の状況を確認いたしまして、県及び関係課にお願いをしてまいりたいと存じます。



○鳥井文典副議長 19番、沢田猛議員。



◆19番(沢田猛議員) いろいろご回答いただきましてありがとうございます。

 私ごとでまことに申しわけございませんが、一言申し上げさせていただきたいと思います。

 長い間、議員の皆様、そして執行部の皆様には公私ともに大変お世話さまになりました。皆様のおかげで今日まで来られましたことを心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。特に執行部の皆様には、地区の皆様と同様、いろいろとご協力になり、小貝戸の客土事業もでき、また現在、給食センター前の道路の工事も間もなく完成するという状況になってきております。この客土事業ですけれども、当時の職員さん、今この執行部の席にいられる課長さん方がおりますけれども、夏の暑い日それから夕立のときにランニング一枚で仕事に携わっていただきまして、全く頭の下がる思いで当時おりまして、今でもそのことがよみがえっているわけございます。

 私も長い間で、去る3月1日には通算25年という表彰もいただきまして、これも皆様方の温かいお力添えのおかげだなと、そんなふうに感謝をしているわけでございます。なかなか選挙に出るときは大勢の人のご協力で出ますけれども、身を引くときにはなかなか考えられないことがいっぱいでございます。いざというときにはもちろん自分個人の考えでやるわけでございますけれども、私も潮どきということを考えまして、大変長い間皆様方にはご協力、ご指導をいただきました。本当にありがとうございます。

 最後になりますけれども、伊奈町の大いなる繁栄と皆様方のご健勝、ご多幸、そして議員各位のご活躍とご健闘をお祈り申し上げ、私もこれから一人の住民として余生を静かに送りたいと、こんなふうに考えておりました。貴重な時間ありがとうございました。また、いろいろとご質問に対してご回答いただけましたことを心からお礼を申し上げまして、私の質問とお礼のあいさつにかえさせていただきます。

 本当にありがとうございました。(拍手)



○鳥井文典副議長 以上で、19番、沢田猛議員の質問を終わります。

 次に、17番、笠謙次議員の発言を許可いたします。

 17番、笠謙次議員。

   〔17番 笠謙次議員登壇〕



◆17番(笠謙次議員) 17番の笠であります。

 ただいま発言の許可をいただきましたので、通告にしたがいまして、だれもが安心して暮らせるまちづくりに関連した質問をさせていただきます。

 我が国は近年の平均寿命の伸長や出生率の低下により、世界に類例のないスピードで人口構造の高齢化が進んでいます。そのため国や市町村では、21世紀の高齢社会において国民一人一人が安心でき、真に幸福を実感できる福祉社会の実現を目指すため、さまざまな取り組みを進めています。

 本町でも、平成6年3月には伊奈町高齢者保健福祉計画を策定するとともに、平成10年3月には町の社会福祉協議会から伊奈町地域福祉活動計画の策定が発表されました。また、現在障害のある方々が、障害のない方々と同じように地域や家庭で普通の生活が送れるような町を進めるために、伊奈町障害者基本計画の策定に取り組んでいるところかと思いますが、今回、私はお年寄りや障害者の方々へのサービス事業や権利擁護に関する質問を4点ほどさせていただきますが、ご理解ある前向きなご答弁のほどをよろしくお願い申し上げます。

 第1点目は、敬老マッサージ事業についてであります。

 お年寄りの痛みで腰痛は最もしばしば見られるものであり、骨粗鬆症や脊椎の変化などが多いことから腰痛が起こることがあります。骨粗鬆症の場合には、知らない間に脊椎骨が骨折して神経を圧迫している場合があります。また変形性脊椎症では、骨と骨との間のクッションの役目をしている椎間板が変成しているために、前にかごんだり、後ろに伸びたりすると痛みやすくなります。しかし、脊椎に変成がなくても腰の筋肉が萎縮していると、長時間立っているときなどに段々と筋肉が疲労して腰が重く、痛く感じるようになります。こうした場合は、主に運動不足から起こるものとされ、ジョギング等を行うことで大抵は治ってまいります。

 しかし、痛みが長く続く場合には、一度は整形外科を受診して悪い病気でないことを確かめる必要がありますが、そうでない、ときどき起こる腰痛やぎっくり腰などは最寄りの治療院などで治してもらうことができますので、本町におきましても、70歳以上の方が老人保健法の医療受給者証を提示すれば、あんま、マッサージ、指圧、針、灸のいずれか1科目が一人1回無料で受けられる敬老マッサージ事業を行ってはどうかお伺いいたします。

 続いて、第2点目はノンステップバスの導入についてであります。従来のバス車両は車高が30センチメートルでステップが2段となっているため、高齢者などには乗り降りに負担のかかる構造となっています。このため、大阪市ではお年寄りや障害者にやさしい市バスを目指して、昇降口からそのまま車内の床面に乗ることができるノンステップバス2台を購入。車いすでも歩道からスムーズに乗車できるよう電動スロープ盤も設置しており、介添えの必要もなく乗車できる仕組みになっております。

 一方、我が埼玉県の例では、お隣の上尾市が人と環境に優しい車両、小型の48人乗りと中型の55人乗りのバス2台を購入しています。上尾市の説明によりますと、中型車は天然ガスを燃料とする環境に優しい低公害車で、燃料タンクを屋根の上に設け、利用しやすい低床型にしたバスの導入は全国でも初めてであり、また、車いすを利用している人が乗り降りしやすいよう入り口にスロープ盤が設置され、乗降の際にはスロープ盤を引き出して利用し、車いすは車体に固定されます。そのほか耳の不自由な人にもわかるように、次の停留所の案内は音声だけではなく電光表示でお知らせしたり、座席の手元など低い位置に降車を知らせる押しボタンをつけるなど、人に優しい気配りをしています。

 このように、現在では公共交通機関のバリアフリー化を促進する観点からも、乗降にかかわる利用者の負担の少ないバスの導入が要請されています。このため埼玉県では10年度から、車高の高さが30センチメートル程度でステップのないノンステップバスや、低床スロープつきバスなど人に優しいバスを導入する事業者に対し、補助を行うことにしております。したがって、今後上尾市における市内循環バス「ぐるっとくん」の好評さからも、これに見習い導入する自治体も次第にふえてくるかと思われますが、本町におきましても新たにバスの導入の際にはノンステップバスを導入してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。ご見解をお伺いいたします。

 第3点目は、リバースモーゲージ制度についてであります。

 リバースモーゲージ制度とは、持ち家や土地はあるが年金だけでは日々の生活に事欠くというお年寄りが死亡するまでの間、経済面で安心して暮らせるように考えられた制度であります。この制度は欧米では歴史がありますが、国内では1981年に東京都武蔵野市が初めて導入、以後、同世田谷区、神奈川県の川崎市などが導入するなど、現在全国17自治体で実施されております。

 内容は、お年寄りが自分の持つ家や土地などの不動産を担保に市福祉公社と契約を結んで年金融資を依頼、公社は依頼に基づき金融機関に融資をあっせん、金融機関は不動産の資産価値を評価した上で、毎月一定額の年金を融資するというものであり、お年寄りが死亡した場合、公社は不動産を売却して精算、残りの資産は相続人に引き継ぐことになっています。

 実施自治体の大半が資産評価に応じ、月額8万円から15万円程度を融資しており、子供のいないお年寄りや、子供がいても相続税で子供を困らせるより、ゆとりある老後をというお年寄りから喜ばれているということであります。熊本市の場合、担保物件について戸建て住宅だけではなく自己所有マンションも対象とし、さらにこの制度は生活費のほか医療費や福祉サービスにも使うことができ、来年4月に導入される介護保険制度を補完する役割も担うという。また福祉公社では年金のあっせんにとどまらず、医師や弁護士の協力を得て高齢者の財産の管理、保全も代行するほか、悪徳商法からお年寄りを守るために通帳や証書、印鑑の保管、さらには預貯金の出し入れ、公共料金の支払いなどのサービスも行いたいとしています。

 このように、家、土地はあるものの相続する子供がいないし、遺族年金も低額なので、こうした持ち家や土地などの財産を担保に老後の生活費を融資する制度があれば、該当者は助かりますので、本町でもリバースモーゲージ制度の導入を検討されてはいかがと思いますが、ご見解をお伺いいたします。

 最後4番目は、埼玉県権利擁護総合相談センターについてであります。私たちが世界に類例のないスピードで迎えようとしている超高齢社会、そして核家族化は一人暮らしやお年寄り夫婦の増加を生んでおります。高齢者の増加に比例して痴呆性高齢者もふえてくるほか、知的障害者や精神障害者など判断能力が不十分であると福祉サービスを十分活用できないといった問題や、所有する土地や預金などの財産を家族に無断で処分したり、知的障害者を不当に安い賃金で雇用するケースが目立つほか、訪問販売業者による被害も相次いでいるなど、痴呆性の高齢者や知的障害者がさまざまな被害に遭うケースがふえてきています。

 こうした判断能力の弱まったお年寄り、そして痴呆化したときなど、周囲に援助する適切な人がいない場合、財産は安全に保護されることなく無防備のまま放置されてしまいます。したがって、最近では痴呆性高齢者や知的障害者などの権利を擁護し、権利行使の援助を行うため、相談や財産の保全、及び管理サービスを行うところが増加していて、国では成年後見制度も検討されてきたところであります。

 こうした中にあって、東京都、大阪府に続いて、埼玉県は一昨年10月大宮市合同庁舎内に権利擁護総合相談センターを開設していますが、同センターにおける高齢者総合相談事業では法律相談、生活相談はどのくらいあり、どのような内容が多かったのか。うち伊奈町分もわかればお知らせ願いたいと思います。また、町の社協では相談窓口として民生委員による心配事相談を月2回開いていますが、利用度が少ないようだし、また埼玉県の権利擁護総合相談センターの利用度が低いのであれば、今後もっと積極的に利用を図るようにしてはどうかお伺いいたします。

 以上であります。



○鳥井文典副議長 福祉課長。

   〔鈴木宗治福祉課長登壇〕



◎鈴木宗治福祉課長 笠議員のご質問のうち、福祉課関連について順次お答え申し上げます。

 初めに、敬老マッサージについてでございますが、近隣市町の状況を見ますと、上尾市では75歳以上の方を対象に9月1日現在市内に居住する方に対し利用券を郵送し、免許を持っている市内のマッサージ師等の施術者に年1回施術を受けることができるようでございます。北本市、吹上町では70歳以上を対象に上尾市と同様の方法で実施していると聞いております。また、桶川市では敬老会記念品の宅配の中に折り込みによりマッサージ事業の案内を入れて利用を勧めている方法をとっているそうでございます。利用できる料金は2,000円から3,000円といった状況でございます。

 本町では、今年度と来年度の2か年をかけて老人保健福祉計画の見直しを行っているところでございますが、この計画を策定する中で検討してまいりたいと考えております。

 次に、リバースモーゲージ制度についてでございますが、この制度は埼玉県内においてはまだ実施がなく、東京都内では12団体の福祉公社で実施していると聞いております。武蔵野市の場合、昭和56年から市福祉公社と有料在宅サービスの契約を締結している65歳以上の方を対象に、福祉公社のサービス費用、生活費、住宅改良費等の資金を利率年5%で貸し付けしており、貸し付け限度額は土地が担保の場合時価の80%、マンションが担保の場合鑑定評価額の50%となっております。対象者は公正証書で遺言を作成し、貸付金返済の際の財産処分については遺言で指定した遺言執行者が行う方法をとっております。

 近年、高齢者世帯がふえており、身内からの金銭援助が受けられない世帯にとりましてはこの制度は有効と思われますが、貸付金の財源の確保や回収の問題、不動産価値の問題、また家族との相続財産トラブルや、資産価値が下がった場合の対応等課題も多くあることから、当面は他の貸し付け制度や援助制度の有効活用を図ってまいりたいと考えております。

 次に、埼玉県権利擁護センターについてでございますが、平成9年10月20日開設以来、法律、生活等相談件数は、本年2月16日現在で痴呆性高齢者 195件、知的障害者 219件、身体障害者13件、精神障害者39件、合計 466件でございます。内容別では財産管理が 142件と最も多く、今後の生活設計71件、財産侵害58件、相続遺言48件、施設処遇33件等となっており、財産保全の援助として定期預金証書や印鑑、土地権利書、有価証券等を預かったケースは4件でございます。

 町からの相談件数は昨年12月末日現在1件で、内容は特別養護老人ホーム入所者から相談を受けた金銭の贈与について、町担当者が直接相談したものでございます。町においては人権相談を初め各種相談事業を実施しており、町社会福祉協議会でも来年度から心配事相談の回数をふやし、週1回実施する予定です。今後も町の各種相談を利用いただくとともに、相談や相談内容によっては県の相談センターの利用を勧めてまいりたいと考えております。



○鳥井文典副議長 財政課長。

   〔内村吉男財政課長登壇〕



◎内村吉男財政課長 笠議員さんのご質問のうち、ノンステップバスについてお答え申し上げます。

 現在、町には平成3年に購入した中型バスと平成8年に購入したマイクロバスがございまして、常に良好な状態で走行できるよう整備しているところでございます。今後それぞれのバスを買いかえる際には、高齢者や障害を持った方が利用しやすい装備等を十分に考慮し、検討してまいりたいと思います。



○鳥井文典副議長 一通り答弁は終わりました。

 17番、笠謙次議員。



◆17番(笠謙次議員) 最初に、ノンステップバスについてですが、こうした障害者、高齢者に優しいノンステップバスとかステップリフトバスの導入、こういったものを次第に導入しよう、そういう考えを持った市町村もふえてきているようではございます。

 ただ、非常にまだこうしたバスの普及がなかなか思うように進まなかった。その理由は普通のバスよりも約 500万円程度高い。この価格が高いということがネックになって、なかなか普及が図れなかった。こうした点をとらえまして、東京都のある大きな都市8つがバスの製造メーカー等に共同で働きかけまして、バスの構造の仕様の共通化といいますか、そうしたことを図ることによって製造コストを下げて、もっともっとこうしたバスの価格を低くできるような仕組みを検討を始めたようでございます。そうしますと、普通のバスより 2,000万円程度からかなりずっと安くなりまして、普通のバスよりも少し高いぐらいになっていくのではないかと、こういうような予想もしております。

 けさの埼玉新聞に、ちょうど私の質問の後押しをするように、鶴ヶ島の記事が出ております。鶴ヶ島では市内循環バスをやっているわけですけれども、ステップリフトバスを全車に導入した。あるいは東武鉄道バスでは鶴ヶ島駅から川鶴団地までの間のバスにノンステップバスを全部導入して運行している、こういう記事が出ておりました。こういったことで、非常に今後の価格も安くなる、そういったことで、また、県からのいろいろな面で、そうした説明とかがふえてくるのではないか、こういうように感じております。先ほどのご答弁の中では、大きい方が平成3年、小さいマイクロバスの方では平成8年ということで、まだそれほど年数たっておりませんけれども、ぜひともそうした更改期に来た場合に導入していただきたいと、こういうように思っております。

 あと、リバースモーゲージ制度、これは埼玉県では実施しているところはないと、またいろいろな面で制度的な仕組みの中で問題が幾つかありまして、その辺の問題解決にもう少し、取り入れても安心してできる制度に、まだひとつ不安のある面がありまして、なかなか普及が図れない、こういう現状があるかと思います。しかし、昨年の8月の厚生省と年金福祉事業団は年金リバースモーゲージ制度に関する研究報告書をまとめて、制度の導入に向けた具体的な検討に入った。こういうような記事が出ております。

 例えばこの報告書によりますと、具体的なシミュレーションを実施して、土地評価価格が例えば 4,000万円としますと、65歳で利用して利用期間を20年、つまり85歳までという期間でやっていきますと、毎月9万 8,000円を受け取ることができる。当然そうなってきますと、単純な例ですけれども、半分の評価額 2,000万円とすると、毎月4万 9,000円のお金がいただけるというようなことです。大変助かるのではないか。そうした記事も出ておりました。これは厚生年金の補完的意味合いも深いことから、公的年金の積立金を使った融資事業として考案されたものです。こういったことでございます。

 埼玉県でどこでもやっていないということがございました。ですけれど、私もかつてコンピューターの西暦2000年問題の対応について質問したことがございます。非常に不思議がられたり、けげんな顔をされていると、当時はそうであったのですけれども、それから1年半たった現在では、すべての市町村の議会あるいは委員会等でこの問題が取り上げられて、それぞれ対応に今向かっている。こういったこともございました。非常にこの一般質問は珍しいかな、そういうような感じもしますけれども、私は高齢化がどんどん進んでいけば、必ずこの問題は検討せざるを得ないし、また、導入に向けて進まざるを得ない、このように思っております。

 以上のことで、これからもまだ、いろいろな面で研究していっていただきたいなと、こういうふうに指摘しまして、私の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○鳥井文典副議長 以上で、17番、笠謙次議員の質問を終わります。

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△次会日程の報告



○鳥井文典副議長 以上で、本日の日程は全部終わりました。

 3月6日は土曜休会、7日は日曜休会となります。

 3月8日は午前9時から本会議を開き、町政に対する一般質問を行います。

 定刻までにご参集くださるようお願いいたします。

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△散会の宣告



○鳥井文典副議長 本日はこれにて散会いたします。

 大変ご苦労さまでございました。



△散会 午後2時08分