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埼玉県 ふじみ野市

目次 03月01日−議案説明−01号




平成23年   3月 定例会(第1回) − 03月01日−議案説明−01号









平成23年   3月 定例会(第1回)





 △議事日程(3月1日)
 開  会
 開  議
 日程第1 会議録署名議員の指名
 日程第2 議席の一部変更
 日程第3 議会運営委員長報告
     次期議会の会期及び会期日程等の議会の運営について
    報告第1号 議会運営委員会調査報告
 日程第4 会期決定
 日程第5 市長あいさつ
 日程第6 諸報告
      (1)地方自治法第121条の規定に基づく説明員                
      (2)平成22年第4回定例会において可決した意見書の処理結果         
      (3)議員派遣                                
      (4)平成22年度ふじみ野市教育委員会の事務に関する点検及び評価報告書について
      (5)ふじみ野市国民保護計画の変更について                  
      (6)全国瞬時警報システム(J―ALERT)の運用開始について        
 日程第7 議案の一部訂正
 日程第8 議案上程
 日程第9 市長施政方針及び提案理由説明
 次回予定報告・散会
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 △出席議員(25名)
      2番  有 山   茂 議員     3番  大 築   守 議員
      4番  田 村 法 子 議員     5番  伊 藤 美枝子 議員
      6番  堀 口 修 一 議員     7番  足 立 志津子 議員
      8番  山 口 公 悦 議員     9番  小 峰 敏 彦 議員
     10番  加 藤 末 勝 議員    11番  神 木 洋 寿 議員
     12番  岸 川 彌 生 議員    13番  高 橋 順 子 議員
     14番  野 沢 裕 司 議員    15番  前 原 かづえ 議員
     16番  新 井 光 男 議員    17番  岩 崎 公 夫 議員
     18番  小 高 時 男 議員    19番  松 尾 勝 一 議員
     20番  福 村 光 泰 議員    21番  五十嵐 正 明 議員
     22番  大 石 正 英 議員    23番  小 川 愛 子 議員
     24番  飯 沼 潤 子 議員    25番  塚 越 洋 一 議員
     26番  鈴 木   実 議員
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 △欠席議員  な し
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 △職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名
   坂 田 秀 樹  事 務 局 長      馬 場 健 次  事 務 局 次 長
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 △地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   高 畑   博  市     長      永 田 喜 雄  副  市  長
   矢 島 秀 一  教  育  長      福 田   寛  総 合 政策部長
   渋 谷 弘 次  総 務 部 長      藤 田 光 雄  市 民 生活部長

   毛 利 道 代  福 祉 部 長 兼      宮 崎 光 弘  健 康 医療部長
            福 祉 事務所長

   山 下 晴 美  都 市 政策部長      仲 野 政 男  危 機 管理監兼
                                  行 政 管理室長

   原 田   昇  副 参 事 兼      松 本 敬 司  教 育 総務部長
            会 計 管理者兼                      
            会 計 課 長                      

   高 梨 眞太郎  生 涯 学習部長      深 沢 秀 臣  選挙管理委員会
                                  書  記  長

   本 橋   芳  公 平 委 員 会      本 橋   芳  監 査 委 員
            事 務 職 員               事 務 局 長

   奥 平 勝 久  農 業 委 員 会      本 橋   芳  固 定 資産評価
            事 務 局 長               審査委員会書記





△開会及び開議の宣告(午前9時28分)



○小高時男議長 ただいまの出席議員は25人です。議員の出席が定足数に達しておりますので、議会の成立を認め、ただいまから平成23年第1回ふじみ野市議会定例会を開会いたします。

   直ちに本日の会議を開きます。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○小高時男議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

   本定例会の会議録署名議員は、ふじみ野市議会会議規則第81条の規定により、足立志津子議員、山口公悦議員、小峰敏彦議員を指名いたします。

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△日程第2 議席の一部変更



○小高時男議長 日程第2、議席の一部変更についてを議題といたします。

   お諮りいたします。議員の所属会派の異動により、18番議席の私、小高を19番議席に、19番議席の松尾勝一議員を20番議席に、20番議席の福村光泰議員を18番議席にそれぞれ変更したいと思いますが、これにご異議ありませんか。

         〔「異議なし」という声あり〕



○小高時男議長 異議なしと認め、よって18番議席の私、小高を19番議席に、19番議席の松尾勝一議員を20番議席に、20番議席の福村光泰議員を18番議席にそれぞれ変更することに決定いたしました。

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△日程第3 議会運営委員長報告



△次期議会の会期及び会期日程等の議会の運営について

☆報告第1号 議会運営委員会調査報告



○小高時男議長 日程第3、報告第1号・議会運営委員会の調査報告を行います。

   委員長の報告を求めます。

   福村光泰委員長。

         〔福村光泰議会運営委員長登壇〕



◎福村光泰議会運営委員長 おはようございます。ただいまから議会運営委員会の調査報告を行います。

   平成22年第4回ふじみ野市議会定例会において閉会中の継続調査として申し出ました次期議会の会期及び会期日程等の議会の運営について、去る2月22日、委員会を開き、調査を終了しましたので、報告いたします。

   初めに、議案の一部訂正についてですが、平成22年第4回定例会に上程され、現在、市民・都市常任委員会に付託中の第91号議案・ふじみ野市をきれいにする条例の一部訂正については、本日の日程で議題とすることといたしました。

   次に、本定例会の会期につきましては、本日から3月17日までの17日間といたします。

   次に、日程についてですが、お手元に配付してあります調査報告書記載のとおりであります。

   なお、3月11日は、入間東部地区消防組合議会の議会運営委員会が午前9時から開催されるため、会議時間を1時間繰り下げて午前10時30分といたしました。

   次に、会派別総括質疑についてですが、本定例会は施政方針に対する質疑があります。質疑の方法は、初めに施政方針に対する質疑を行い、終了後に議案に対する質疑を行います。

   次に、一般質問についてですが、17人の方から通告がありましたので、1日目5人、2日目6人、3日目6人とし、3日間で割り振りいたしました。

   次に、埼玉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙につきましては、最終日の日程で実施することといたしました。

   以上が本定例会についての主な調査内容であります。

   なお、詳細につきましては報告書をごらんいただければと思います。

   以上で議会運営委員会調査報告を終了させていただきます。



○小高時男議長 委員長の報告に対して質疑を受けます。

         〔「なし」という声あり〕



○小高時男議長 質疑を終了いたします。

   以上で報告第1号を終了いたします。

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△日程第4 会期決定



○小高時男議長 日程第4、会期決定の件を議題といたします。

   お諮りいたします。本定例会の会期は、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、本日から3月17日までの17日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

         〔「異議なし」という声あり〕



○小高時男議長 異議なしと認め、よって本定例会の会期は本日から3月17日までの17日間に決定いたしました。

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△日程第5 市長あいさつ



○小高時男議長 日程第5、市長からあいさつのため発言を求められておりますので、これを許します。

   高畑市長。

         〔高畑博市長登壇〕



◎高畑博市長 おはようございます。平成23年第1回市議会定例会の開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

   議員の皆様におかれましては、ご健勝にてお過ごしのことと心からお喜びを申し上げます。本日、平成23年第1回市議会定例会を招集いたしましたところ、ご多用中にもかかわらずご参席をいただきまして、まことにありがとうございます。

   ここ数日は、三寒四温のとおり、一雨ごとに春暖が近くなるのを感じるところでございます。ことしの冬は、年明け早々から寒波が襲来し、氷点下となる日も多く、例年にも増して寒く感じる日が続きました。

   こうした中、先週22日にニュージーランドで強い地震が発生し、多くの被害が出ました。中でも被害の大きかったクライストチャーチ市では、日本人留学生の方も被災され、現在も救助活動が懸命に続けられております。被災者のご家族の不安なお気持ちを察すると心痛むばかりで、被災者及びご家族の皆様並びに関係者の皆様に心からお見舞いを申し上げる次第でございます。

   環太平洋火山帯に位置する日本に住む私どもにとりましても、決して他人事ではなく、私たちみずからの地域で、いつでも起こり得るものとして防災体制の見直し、一層の強化に努める決意を新たにしたところでもございます。

   今回の地震の際にも、語学学校など鉄筋コンクリートの建造物の倒壊による被害がありましたが、本市の小中学校の耐震化工事を平成24年度中には100%完全実施を目指して着実に進め、安心が目に見える形として市民の皆さんにお示しをしてまいります。

   なお、目に見える安全のあかしとして、昨年1年間、市内交通死亡事故ゼロが継続したことによりまして、埼玉県知事から近隣都市部では朝霞市と本市の2市が交通安全功労賞をいただきました。なお、この記録は現在も続き、531日間となっております。日ごろ交通安全の推進に携わる職員の皆さんに感謝を申し上げるとともに、今後も引き続き継続していくよう努めてまいりたいと考えてございます。

   また、以前から、埼玉県警へ要望しておりました市道第700号線と交わる福岡中学校グラウンド付近の上ノ原交差点に信号機が設置されることになりました。この信号機の供用開始時期について県警に問い合わせたところ、本日の午後には可能であるとの回答をいただきました。したがいまして、危険回避のため、一日でも、1時間でも早く供用を開始したいことから、点灯式等のセレモニーは行わず供用を開始させていただきます。ご理解くださいますようよろしくお願いをいたします。

   さて、本定例会におきましては、平成23年度当初予算を計上させていただきました。その編成及び市政運営を進めるに当たっての基本的な考え方につきましては、後ほど施政方針の中で申し上げさせていただきます。

   依然として本市の財政状況は厳しい状態が続いております。こうした中での新年度予算編成に当たりましては、歳出経費を徹底的に見直し、限られた財源で最大の効果が得られるよう編成をさせていただきました。今後もこの厳しい経済環境の中ではございますが、10万7,000人一人一人の市民に安心・安全を実際の目に見える形で実感をしていただき、少しでも不安な気持ちをぬぐい去れる行政運営を進めてまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましても引き続きご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

   本日ご提案申し上げました案件は、専決処分の承認を求めることについてほか26件でございます。ご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。

   ありがとうございました。

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△日程第6 諸報告



△地方自治法第121条の規定に基づく説明員



○小高時男議長 日程第6、諸般の報告を行います。

   本定例会に説明員として出席する者の職・氏名については、お手元に配付してあります説明員一覧のとおりですので、ご了承願います。

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△平成22年第4回定例会において可決した意見書の処理結果



○小高時男議長 次に、意見書の処理結果について報告いたします。

   平成22年第4回定例会において可決された脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書については、衆参両院議長を初め内閣総理大臣及び関係大臣あて、尖閣諸島問題に関し毅然たる態度を求める意見書については内閣総理大臣初め関係大臣あて、ふじみ野市へ信号機設置のための予算措置を求める意見書については埼玉県知事あて、それぞれ提出しておきましたので、ご了承願います。

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△議員派遣



○小高時男議長 次に、議員派遣ついて報告いたします。

   去る2月4日、埼玉県市議会議長会議員行政研修会がさいたま市で開催されました。ふじみ野市議会会議規則第159条第1項ただし書きにより、有山茂副議長を派遣しましたので、ご了承願います。

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△平成22年度ふじみ野市教育委員会の事務に関する点検及び評価報告書について



○小高時男議長 次に、教育委員長から平成22年度ふじみ野市教育委員会の事務に関する点検及び評価報告書が提出されました。

   本報告書につきましては、お手元に配付しましたので、ご了承願います。

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△ふじみ野市国民保護計画の変更について



△全国瞬時警報システム(J―ALERT)の運用開始について



○小高時男議長 次に、市長から、ふじみ野市国民保護計画の変更及び全国瞬時警報システムの運用開始について発言を求められておりますので、これを許します。

   高畑市長。

         〔高畑博市長登壇〕



◎高畑博市長 それでは、ふじみ野市国民保護計画を変更したことにつきまして報告させていただきます。

   ふじみ野市国民保護計画につきましては、平成19年3月に策定したところですが、その後、平成20年10月に国の「国民の保護に関する基本指針」が変更され、それに伴い、県の「国民保護計画に関する埼玉県計画」が平成22年3月に変更されました。このことを踏まえ、ふじみ野市におきましても平成22年11月17日にふじみ野市国民保護協議会を開催し、委員の皆様にご審議をいただきました。

   その内容について、県との正式協議を経て、平成22年12月に変更しましたので、ご報告いたします。主な変更点については、国の基本指針及び県計画が変更されたことに伴い、国、県の対策本部が設置された場合の連携及び情報伝達手段の追記について整合性を図ったこと、また市の組織改正による変更となっております。

   ふじみ野市では、平成22年10月1日に「平和都市宣言」をしたところであり、私としましても、だれもが安全で安心な生活を営むことができる世界の恒久平和を願っており、近年の世界情勢もかんがみ、国、県との連携を図りながら、市民の安心・安全な生活を実現できるよう努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

   続きまして、全国瞬時警報システム(J―ALERT)を導入したことについて報告させていただきます。

   このシステムは、緊急地震速報、津波警報、緊急火山情報、弾道ミサイル発射情報など即時に対応が必要な情報について、通信衛星を活用し、瞬時に全国市町村の防災行政無線を人の手を介さず、自動的にサイレンや音声放送を行うシステムです。このシステムの整備においては、国の防災情報通信設備整備事業交付金により全国一斉に整備されるものであり、100%を交付金で賄われるものでございます。本市では、2月末で工事が終了しましたので、4月より市報、ホームページ等で市民へ周知し、5月10日より運用を開始する計画となっております。

   なお、運用に当たっては、富士見市、三芳町と協議し、自動放送する内容は、武力攻撃事態等における警報情報及び緊急地震速報を震度5弱からとすることに2市1町統一して設定させていただきました。ただし、緊急地震速報においては、防災行政無線を起動させる時間が、情報を受けて地震が来るまでの時間より長くかかってしまうことが考えられるため、必ず放送できる保証はございません。特に防災面では、今後においても防災訓練や市民向け講座の開催など、市民の安心・安全に対する意識啓発にも力を注いでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

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△日程第7 議案の一部訂正



○小高時男議長 日程第7、議案の一部訂正についてを議題といたします。

   平成22年11月29日に提出された第91号議案・ふじみ野市をきれいにする条例について、お手元に配付しました文書のとおり、市長から議案の一部訂正依頼の申し出がありました。本議案は、平成22年第4回定例会において上程され、現在、市民・都市常任委員会に付託されております。本会議上程後の議案の訂正については、ふじみ野市議会会議規則第19条第1項ただし書きの規定により、議会の承認事項です。

   お諮りいたします。第91号議案・ふじみ野市をきれいにする条例については、申し出のとおり、議案の一部訂正を承認することにご異議ありませんか。

         〔「異議なし」という声あり〕



○小高時男議長 異議なしと認め、よってその申し出のとおり、議案の一部訂正を承認することに決定いたしました。

   なお、本承認については、その旨を市民・都市常任委員長に対し通知しますので、ご了承願います。

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△日程第8 議案上程



○小高時男議長 日程第8、ただいまから市長施政方針並びに本定例会に提出されました第1号議案から第26号議案までを一括して議題といたします。

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△日程第9 市長施政方針及び提案理由説明



○小高時男議長 日程第9、市長施政方針並びに提出議案の説明を求めます。

   初めに、施政方針について説明を求めます。

   高畑市長。

         〔高畑博市長登壇〕



◎高畑博市長 平成23年度予算案及び関連議案のご審議をお願いするに当たりまして、私の市政運営の基本方針及び主要事業などについて申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご賛同を賜りたいと存じます。

   このたび、大井プール事故の再検証を終わらせ、報告書として取りまとめ、議員の皆様に配付させていただきました。私は、この事故の教訓から「政治と行政の原点は市民の命を守ること」と胸に刻み、市長就任後の1年半、安全・安心なふじみ野市をつくるべく市政運営に当たってまいりました。

   再検証に当たっては、昨年4月末に捜査機関から返還された書類の調査と職員アンケート調査を新たに実施するとともに、プールの管理に携わっていた前任者から実情を聴取いたしました。事故がなぜ起きたのか、なぜ受託業者の丸投げや隠ぺい工作等のずさんな管理体制が長期間にわたって発見できなかったのか。行政運営の一連の事務手続などから問題点を抽出し、原因の解明と再発防止に向けた行政事務の改善策を検討いたしました。

   今後は、本報告書を各職場にフィードバックして職員研修などを重ね、施設管理に携わる職員だけではなく全職員が一丸となり、共通認識を持って危機管理を徹底し、安全・安心な公共施設の管理体制を構築するよう全力で取り組んでまいります。

   次に、マニフェストの進捗状況についてでございます。私はマニフェストとして37の施策を市民の皆様とお約束しましたが、平成22年度中に着手または実施できるものとして19項目、51%の進捗率を見込んでいるところであります。しかし、議会答弁でも申し上げておりますように、私はマニフェスト至上主義とは考えておりません。「子ども優先の施策・事業の実施」「日本一元気なシルバー世代の実現」などを掲げておりますが、それを達成するための具体的な施策についてはベストなものを選択すればよいと思っております。ぜひとも議員の皆様には、さまざまな政策をご提案いただき、議会の場で是々非々の議論を展開する中で、市民サービスの向上につながれば最良のことと考えております。

   さて、今日の社会情勢でありますが、政府による平成23年度の経済見通しは、世界経済の緩やかな回復が期待される中で、予算税制等による新成長戦略の本格実施を通じて、雇用・所得環境の改善が民間需要に波及する動きが徐々に強まることから、景気は持ち直し、経済成長の好循環に向けた動きが進むとされております。

   しかし、一方では、厚生労働省と文部科学省が1月18日に公表した今春卒業見込みの大学生の就職内定率は68.8%となり、調査を開始した平成8年以降、過去最低だった前年同時期を4.3ポイント下回り、過去最低を2年連続で記録したと発表しました。

   そして、我が市の平成23年度予算においては、歳入の根幹をなす市税収入が平成21年度決算と比較し、約8億5,000万円減少するという非常に厳しい財政運営を強いられております。一方、歳出面では、ことし1月1日現在で高齢化率が21%と超高齢社会に突入し、今後ますます福祉・医療・保険などの社会保障費の増大が見込まれる状況であります。

   昨年6月、今後の地域主権改革推進の羅針盤となるべき地域主権戦略大綱が閣議決定され、国と地方公共団体の関係を対等の立場で対話のできる新たなパートナーシップの関係へと根本的に転換することや住民主体の改革を推進することが示されております。しかし、地域主権関連3法案として国会に提出されたものの、いまだ成立の見通しが立っていない状況であります。

   そして、地域主権改革に逆行すると言わざるを得ないのが子ども手当の地方負担であります。当初、政府は、子ども手当を全額国庫負担で実施するとしておりましたが、平成22年度は地方に十分な説明もないまま地方負担を一方的に導入し、さらに平成22年度限りの暫定措置とされた地方負担を平成23年度も継続するとしております。

   新聞によると2県63市町村が平成23年度当初予算への財源負担を拒否しており、埼玉県知事も過日、子ども手当に関する事務のうち法律に基づき実施しなければならない事務以外を返上するという形で抗議の意を表しております。

   我が市の平成23年度の子ども手当の総額は、国費を含めて25億円、市の負担は2億5,000万円に上ります。「もし、この25億円をふじみ野市が自由に使えれば…」と考えたらどうでしょう。学校施設の大規模改造工事も物理的な問題を度外視すれば2年間ですべての学校の工事が完了するでしょうし、老朽化する保育所や児童館、学童保育室などの建て替え、すべての学校や保育所などにエアコンを設置することも夢ではなくなります。

   私は、政府が実効性のある地域主権改革を速やかに行い、十分な税財源移譲とともに、地域のことは地域住民がみずからの判断と責任で決めることができる真の地域主権を進めていくことを強く求めていく所存であります。

   そうした中、市政における私の経営理念と運営方針についてお話をさせていただきます。

   今や、公共だから非効率でも仕方がないという発想は言いわけでしかなく、効率性を高めつつ公共性を維持する、あるいは充実させるという自主的な改善努力が行政に求められております。

   私は、平成22年度の市政運営に当たり、都市経営という視点から行政としての目標設定やコスト意識、スピード、顧客志向などを積極的に取り入れていくことを申し上げました。

   そこで、昨年4月には課長職以上の幹部職員に対し、それぞれの立場から行政運営方針と執行体制・人事管理の方針などについて、目標設定を指示いたしました。そして、年頭に当たり幹部職員に訓辞したのは、「目標は実行に移さなければ、それは目標ではなく、単なる夢でしかないこと。目標に対して責任を持ち、それぞれ組織の目標を掲げた以上、自ら率いる部門が上げるべき成果を明らかにしなければならない」ということであります。

   現在、この目標に対する実施状況と成果について、自己評価を指示しております。その評価結果を幹部職員各自が平成23年度の行政運営に生かし、確実な成果に向けた自己管理と目標管理を実行しなければならないと考えております。そして、さらに部長マニフェストの作成へとステップアップする中で、すべての職員が年間目標を立て、より具体的な成果を上げるよう取り組んでまいります。

   これからは、市民、企業、NPO、行政がそれぞれ公共の担い手として、主体的に考え、協働し、支え合う社会、市民が主体となったまちづくりを進めなければなりません。すべてを行政だけが担うのではなく「行政が行うもの」「市民や地域が行うもの」「市民や地域と行政が行うもの」という役割分担をしながら、まちづくりを進めていくことが必要であります。

   例えば、公園に壊れたベンチがあったとします。普通なら市役所に「修繕してほしい」と連絡して一件落着です。しかし、ベンチを直したいと考えた市民は、地域で話し合い、それを実現するために、大工さんや建築士さんなどに聞いて修繕計画を立てたとします。行政はそれを審査して、妥当であれば材料や費用を負担します。実際に遊具を直すのは市民です。市民が実際のまちづくりに携わることで公園にも愛着を覚え、その後の管理もみずから行っていくことにつながります。これまでは、受け身の姿勢で見ていたまちが違って見えてくるはずです。まちの担い手がふえていきます。人間関係が希薄になったと言われる昨今、こういうまちの仕組みづくりができればと考えております。このまちで育ってよかった、住んでよかったとみんなが思えるような、そんなあったかいふじみ野市をつくり上げてまいります。

   あらゆる行政活動を通して、苦難を乗り越えて成功に導くための原動力は人であり、人は最大の資産です。職員一人一人が専門性を発揮しながら、視野を広げ、みずから一歩踏み出す、チャレンジする、そういう意識改革・行動改革が問われています。私自身が率先して行動し、職員にも強く求める中で厳しくチェックして、市政運営に当たらなければと考えております。

   そして、市政への提案などで、いまだにおしかりを受けるのが、職員の態度が悪いということです。暗い、無愛想などマイナスイメージがある市役所改革の一つとして、昨年からあいさつ運動に取り組んでおります。各課から募ったあいさつの標語を庁舎内に掲示して職員の意識改革を求めており、窓口の接客は「笑顔であいさつ」という基本的な運動を全職員に徹底してまいります。

   次に、今後の重要課題である老朽化する公共施設への対応です。その中でも災害時に防災拠点となる庁舎整備の問題であります。市役所庁舎の整備方針を定めるため、副市長を委員長として部長職で構成する「庁舎整備等検討委員会」を設置するとともに、現在の大井総合支所の業務を見直し、窓口サービスの向上を図るため「大井総合支所の業務に関する検討プロジェクト・チーム」を設置いたしました。昨年来、検討を始めている「庁舎等に関する調査・検討プロジェクト・チーム」とあわせ、3つの検討組織が相互に連携して進めていくことになります。合併後、徐々に縮小していた大井総合支所の業務内容については、拡充に向けて全力で取り組むとともに、本庁舎の耐震診断結果を踏まえた庁舎整備基本計画を策定してまいります。

   さて、これからご審議いただく平成23年度の当初予算の編成方針についてお話をさせていただきます。

   平成23年度の予算編成においては、総合振興計画の基本構想の将来像である「自信と誇り そして愛着のあるまち ふじみ野」の実現に向けて、市民ニーズに合致したきめ細かなサービスを展開していかなければなりません。また、市民の皆様とのお約束であるマニフェストについては、この総合振興計画及び前期基本計画に沿ったものであり、各施策を展開する上での優先順位を示したものでありますから、順次その実現に向けて推進してまいります。

   また、合併による財政的な特例期間が平成27年度までであることにかんがみ、特に実施が不可避であり、かつ、合併特例債の充当可能な事業については平成28年度以降に先送りすることなく、合併特例債の活用計画と考えあわせて実施してまいります。

   基本方針としましては、1点目として、市民目線で無駄な経費は徹底的になくすこととし、実効性などを十分検証の上、必要最小限の予算とすること。

   2点目は、職員給与は市民の大切な税金が原資であることを肝に銘じ、お役所感覚から脱皮し、職員力をもって民間企業並みのコストパフォーマンスを追及すること。

   3点目は、総合振興計画、前期基本計画及び3か年実施計画と連動した子育て環境、教育環境及び高齢者の生きがい対策の充実を図ること。

   4点目は、安全・安心な施設づくりのために、必要なチェック機能の向上を図ること。

   5点目は、事務事業評価などを通じて現在の行政事務全般の効率化・適正化を図ることにより、行財政改革をさらに推進すること。

   以上の5点であります。

   こうした基本方針のもと、持続可能な財政運営への転換を踏まえ予算編成を行いました。そして、私は平成23年度予算を「市民の命を守る 安全・安心予算」と位置づけ、福祉・医療制度の充実と子育て・教育環境の整備事業を重点に編成をいたしました。

   その結果、一般会計予算は323億8,966万7,000円、対前年度比4.4%の増となりました。また、特別会計予算総額は183億4,311万9,000円、企業会計予算総額は、22億3,289万9,000円、全会計予算総額は529億6,568万5,000円となりました。

   続きまして、平成23年度の行政組織の方針について、ご説明をさせていただきます。

   総合振興計画及び市政改革の推進、マニフェストの実行、また、直面する行政課題を解消し、市民ニーズへの適切な対応を図るため、一部の組織及び職員数の改編を行います。組織編成に当たっては、簡素で効率的な組織への移行を目指しますが、大井総合支所の再整備を実施することにより、抜本的な組織改正への過渡期となるため、必要最小限の見直しを行いました。ただし、大井総合支所の機能強化を図るための組織等の見直しは実施をいたしました。

   主な改編としましては、西側地域の市民要望にこたえるため、大井総合支所の市民窓口課地域福祉係を地域福祉課として機能アップを図りながら、ITの活用などを推進して組織及び支所機能の充実を図ってまいります。

   また、危機管理監は副市長が兼務することとし、総合政策部長と市民生活部長、健康医療部長は副危機管理監として兼務いたします。そして、工事検査や契約書・仕様書の検査、公共施設の安全点検を所管する行政管理室を管財課に統合して検査係を設置し、契約係と施設保全・管財係との連動を図ることにより適正な業者選定並びに公共施設保全計画の策定に向けて組織を強化いたします。

   また、近年、ゲリラ豪雨等による道路冠水などが相次いでいるため、雨水浸透槽の設置・改修工事、雨水処理計画の作成などを進めるよう下水道課の職員を増員いたします。

   そして、上福岡給食センターの老朽化による建て替え及び給食費の滞納対策などの強化を図るため、学校教育課学校給食係を学校給食課とし、課内に給食センター建設係を設置いたします。

   続きまして、平成23年度の主要事業について、総合振興計画の施策の体系に沿ってご説明をさせていただきます。

   初めに、スリムで効率的な協働のまちづくりについてでございます。

   市民サービスの質の向上と簡素で効率的な行政運営を進めるため、市が実施している事務事業の内容について、昨年10月に公開事業評価を実施し、外部の視点を取り入れ、公開の場で議論されました。その結果、平成23年度当初予算への影響額はトータルで1,485万7,000円の削減につながりました。引き続き公開事業評価を実施するとともに、平成22年度の評価結果に伴う方針に基づいて事務事業の改善に取り組んでまいります。

   また、市民にとっての価値観や要求にこたえるには、マーケティングが不可欠であります。平成25年度から5年間の後期基本計画の策定に向け住民意識調査を実施するとともに、まちのあるべき姿を施策ごとに数値化し、まちづくり指標として行政評価にも結びつけていくよう検討してまいります。また、財政上の構造的な課題である経常収支比率を引き下げ、持続可能な財政運営への転換を図るため、市の単独事業についてゼロベースでの見直しを行うほか、平成23年度から5年間の計画期間における行政経営戦略プランを策定し、優先順位を明確にした中で集中して改革する項目を示してまいります。

   次に、職員研修についてです。大井プール事故の再検証に当たって職員アンケートを実施したところ、危機管理に対する認識の甘さが浮き彫りになっております。職員個々の意識改革が急務との考えから、施設管理に携わる職員を対象にした危機管理研修や施設維持・技術系専門研修など職員研修の拡充を図ってまいります。

   そして、入札制度改革については、平成23年度中に電子入札の本格導入を目指して、今後、模擬入札を実施し、手続の透明性の確保、競争性の向上、コスト縮減、事務の迅速化などを進めてまいります。また、これまで1,000万円以上の工事を対象に一般競争入札を実施しておりますが、地元業者の育成に配慮する中で1,000万円未満の工事も対象に加えるほか、設計業務まで適用範囲を拡大してまいります。

   また、安全・安心な公共施設として市有施設を一括管理し、計画的な修繕計画を作成するため公共施設保全台帳の整備を引き続き行い、ランニングコストの軽減と平準化を図って、計画的かつ経済的な施設の長寿命化を進めてまいります。

   そして、放置自転車として保管されていたものを公用の自転車として活用いたします。本庁と支所の行き来など職員の移動用として積極的に利用し、自転車の処分費用の削減と公用車のガソリン代の節約を図ってまいります。

   次に、健やかに暮らせる健康・福祉のまちづくりについてです。

   児童館と学童保育室は、歴史的な背景から5年間、運営形態と保育料が異なり市民の間で不公平感が生じていましたが、4月からは放課後児童クラブとして指定管理者による運営がスタートいたします。利用時間の延長や利用者のニーズに合ったサービスが実施されるよう指定管理者を指導していくとともに、老朽化している駒西小学校の第3児童館を学校敷地内に放課後児童クラブとして建て替えをいたします。

   また、子育て中の親子が気軽に集まって仲間づくりをしたり、育児不安について相談したりできるよう子育て支援拠点施設を西側地域へ2カ所配置いたします。これにより、市内の中学校数と同じ6カ所の整備が終了するため、埼玉県の「地域子育て応援タウン」の認定を目指してまいります。

   次に、病児・病後緊急保育についてです。共働き世帯が増加する中、病気や病後などの緊急時に子供を一時的に預けられる保育制度が求められております。新たな取り組みとして、市は仲介役のNPOに業務委託し、利用希望者は別途、NPOに会員登録をすると、必要に応じて病児保育などの有償サポートを受けることができます。地域の助け合いの中で子育て中のお母さん、お父さんを支援してまいります。

   また、家庭保育室は、保護者が仕事や疾病などで乳幼児を保育できないときに預かる施設です。近年、利用者が増加しているため、保護者が安心して仕事に専念できるよう施設の委託料や運営費を補助し、保護者の負担軽減を図ってまいります。そして、待機児童の解消と多様な保育サービスを拡充するため、既設の民間保育園の定員拡大とともに、平成24年4月に新設される民間の認可保育園の運営費や建設費を支援してまいります。

   次に、こども医療費についてです。子供たちの健康を守り、子育て家庭の経済的な負担を軽減するため、中学3年生までの通院医療費の助成を実施いたします。医療機関との調整や市民への周知、内部の事務処理体制を整えて9月から実施してまいります。

   次に、女性特有のがん検診についてです。受診の促進と早期発見のため、乳がん検診については、40歳から60歳までの5歳ごとの受診を無料で実施してまいりましたが、対象年齢を30歳以上に拡大いたします。また、子宮頸がん検診は、20歳から40歳までの5歳ごとの個別検診を無料にいたします。そして、がんの早期発見には受診率アップが欠かせないため、集団検診として実施している40歳以上の胃がん検診も新たに無料化いたします。

   次に、感染症対策についてです。次代を担う大切な子供たちの生命と健康を守るため、感染症を防ぐ有効な手段の一つである予防接種の拡大を図ってまいります。

   まず、乳幼児の予防接種については、命にかかわる病気を引き起こすおそれがある細菌性髄膜炎を予防するために、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンの接種費用を全額助成いたします。

   そして、子宮頸がんは、発がん性ウイルスの感染が原因で引き起こされる病気で、20代から30代の若い世代で急増しております。感染する可能性が低い10代前半にワクチンを接種することで効果的に予防できるため、中学1年生から高校1年生を対象にワクチンの接種費用を全額助成いたします。さらに、予防セミナーを開催して意識啓発に努めてまいります。

   そして、高齢者が肺炎にかかる原因の中で最も多いのが肺炎球菌のため、70歳以上の方を対象とし、新たに肺炎球菌ワクチンの接種費用の一部を助成いたします。

   また、お年寄りは総じて体力が低下しているため、毎年、インフルエンザにかかってお亡くなりになるケースが絶えません。重症化を防ぎ、健康な生活を送っていただくよう、高齢者などのインフルエンザ予防接種の助成を継続いたします。

   次に、高齢者の保健医療福祉施策の指針となる高齢者保健福祉計画と第5期介護保険事業計画を策定いたします。利用者みずからの選択により、保健・医療・福祉にわたる総合的な介護サービスが受けられるよう取り組んでまいります。

   また、高齢者の寝たきりを減らし意欲や気力を持って仲間づくりや健康づくりができるよう、地域型の生きがいづくり事業を進めて元気な高齢者をふやしたいと思っております。まずは、そのきっかけづくりとして、地域別の健康づくり講演会を開催して地域の交流を深めていただきます。

   次に、障がい者も安心して住み続けられるまちづくりについてでございます。

   私は、障がい者本人の意志を尊重した施策や事業を実施すべきと考えておりまして、ふれあい座談会などを通して、障がい者や家族会の方々から直接ご意見をお聞きしております。そうしたご要望に沿って、窓口で対応する専任手話通訳者の勤務時間の延長、点字版の議会広報の作成、パブリックコメントへの音声コードの表示、点字や電話、録音テープでのパブリックコメントもお受けできるようにいたします。

   また、ふじみ野市障がい者就労支援センターは、平成22年度から三芳町との共同運営により、広域での情報収集や職場開拓を行うよう支援員2名を配置しております。引き続き障がい者個々のニーズに合った就労支援を目指し、一人でも多くの方が就労できる体制を構築してまいります。

   そして、4月に開設される多機能型通所施設の運営を支援してまいります。30名定員の障がい者の支援施設として、就労に必要な知識や技術を身につけたり、就職先の紹介、食事や日中の活動支援などが行われます。また、障がい者がその能力などに応じ、地域での自立した生活を支え、必要な障がい福祉サービスや相談支援などを提供するため、障がい者基本計画と障がい福祉計画を策定いたします。

   さらに、多様化する市民ニーズを解消するためには、市民同士のつながりをつくり、助け合い、支え合いなどの自発的な福祉活動によるサービスを連結することが大切であります。今後の地域福祉を総合的に推進する上で大きな柱となる地域福祉計画を策定いたします。

   また、これまで自転車に乗る機会がなかった障がい者の方にも、すがすがしい風を感じてもらえるようタンデム自転車を購入してイベントを開催してまいります。

   続きまして、夢のある心豊かな学びのまちづくりです。

   初めに、安全・安心な教育環境の整備です。校舎と体育館の耐震補強工事については、平成24年度までに完了するよう計画的に実施しており、平成23年度は、大井小学校など6校の耐震補強工事を実施いたします。また、西小学校の生徒数が急増したため校舎の整備工事を行ってまいります。

   そして、平成24年度から順次、学校の大規模改造工事に着手するため、鶴ヶ丘小学校と大井西中学校の教室棟・特別教室棟の設計業務を行ってまいります。学校の建築年数のみならず、実際の老朽化や危険度などを重視して優先順位を決め、計画的に学校施設の大規模改造工事を進めてまいります。

   また、公共施設安全点検の結果を踏まえ、安全・安心の施設管理上から優先度の高い改修工事として亀久保小学校の雨漏り改修、駒西小学校の床面改修のほか4校で実施をいたします。さらに、老朽化した上福岡学校給食センターの建て替えに当たり、建設手法などを検討してまいります。

   また、地域の中で心豊かに健やかにはぐくまれる環境づくりとして、現在、西原小学校と東台小学校で放課後こども教室を実施しております。地域の方々のご協力を得ながら、平成22年度開設予定のさぎの森小学校に加え、新たに2校で開設いたします。

   次に、学校プールの一般開放についてです。タウンミーティングでの市民要望や市議会でのご提案を踏まえまして、小学生を対象に東側地域と西側地域で各1校の一般開放を予定しております。なお、安全管理につきましては万全を期し、学校施設の有効活用を図ってまいります。

   また、小学校の教科書全面改訂に伴いデジタル教科書を導入し、電子黒板などICT機器の有効活用により学力向上を図ってまいります。そして、小学校でのICT機器の活用を進めるため技術的な支援員を配置し、情報化教育のより一層の推進に努めてまいります。

   そして、学習面で個々の児童生徒の補助をする少人数指導支援員や、特別に配慮が必要な児童生徒へ生活面の支援をする生徒指導支援員をすべての小中学校に配置しております。さらに、不登校の未然防止や早期解決を図るため、担任との家庭訪問、早退する児童生徒の付き添いや、おくれて登校した児童生徒の自習の対応など、きめ細かなサポートをする不登校対応支援員を引き続き配置してまいります。このような我が市の教育支援策は、特別支援学級への介助員の配置もあわせ、周辺自治体の中でもトップクラスであると自負をしてございます。

   また、学校応援団を組織し、保護者や地域住民の皆様にボランティアとして協力・支援いただいております。今後も充実を図り、学校における学習活動や安全・安心の確保、環境整備を進めてまいります。

   そして、保護者の経済的な理由で進学をあきらめたり、退学を余儀なくされる高校生や大学生などを救うため、平成22年度に続き入学準備金・奨学金の貸し付けを行い学業の継続を支援してまいります。

   続きまして、安心して暮らせるふれあい・連携のまちづくりです。

   活力とうるおいのあるまちづくりを進めるためには、自主的・自立的な自治体運営に加え、地域の実情を踏まえ、日常的に地域の課題解決に取り組んでいる市民の皆様の力が重要であります。市民が主役のまちづくりを目指して、自治基本条例策定市民協議会と協定を結び、まちづくりの基本となる考え方や市民、議会、行政それぞれの役割、市民参加の仕組みなどを定める条例案の作成を進めてまいります。

   また、市民との協働によるまちづくりを進めるための手法として、地域の皆様と直接お会いし、市政に対する意見交換を行うためタウンミーティングを引き続き開催してまいります。さらに、ひざを交えてお話しする機会として、ふれあい座談会も継続してまいります。

   そして、地元企業との連携によるまちづくりも必要であります。まずは会社の業務内容を私自身が自分の目で確認し、理解することから始めようと平成22年度から企業訪問をスタートいたしました。地元企業と行政がタイアップすることで、地場産業の育成と競争力の強化へとつなげ、さらにトップセールスによる企業誘致を進めることで、地元の雇用拡大を目指していければと考えております。

   次に、DV被害などの家族問題に対応できる相談体制の拡充です。女性総合相談だけでは迅速な対応が難しくなっているため、家族問題に詳しい専門相談員によるファミリー相談を新設いたします。

   また、市民から寄せられる多様な消費生活相談に対し、助言やあっせん、指導を行って、消費者の被害防止と救済を図るため消費生活相談を拡充いたします。

   そして、市の防犯・防災情報のメール配信に加え、新たな情報提供サービスとして、子育てや育児に役立つ情報、各種イベント情報など、市からのお知らせを配信するようシステムの整備を行ってまいります。

   続きまして、環境と共生する活力あふれるまちづくりです。

   環境と共生し、環境に優しいまちづくりを行うための基本的な計画となる環境基本計画・行動計画を平成23年度から2カ年継続事業で策定いたします。

   また、持続可能な循環型社会の構築のため、ごみの発生と排出の抑制、資源物の分別徹底により、資源化の推進を目指した一般廃棄物処理基本計画を三芳町と共同で策定するとともに、ごみ処理関連経費の節減も進めてまいります。

   そして、三芳町との広域ごみ処理施設の建設については、平成28年度の稼動に向け、施設の基本計画や生活環境への影響調査などの業務委託を引き続き実施いたします。

   また、景気低迷から県の不況関連融資を受ける事業者が急増しているため、利子補給の予算を拡大し、中小零細企業の経営維持と安定を図るとともに産業基盤の確保に努めてまいります。

   そして、埼玉県にぎわい商店街づくり支援事業とタイアップし、市内の空き店舗を活用した新規事業に取り組んでまいります。

   また、全国から343点のデザイン応募があったマスコットキャラクターについては、間もなく名称も決定いたします。新しいふじみ野市の顔として、イメージアップを図るよう、着ぐるみを作製してさまざまなイベント事業で活用してまいります。

   また、身近な場所での自家用野菜や花の栽培、高齢者の生きがいづくりなどから市民農園に対するニーズが高まっております。遊休農地を活用して市民農園を新設するよう、用地交渉と運営方法の調整を行ってまいります。

   続いて、個性輝く快適で魅力あるまちづくりでございます。

   上福岡駅東口につきましては、狭隘部分の解消が長年の市民要望でありましたが、間もなく建物の解体工事が終了いたします。引き続き、自転車置き場として賃貸している部分の移転交渉を重ね、駅前広場として一日も早く整備してまいります。

   次に、道路整備につきましては、国道254号線の東台小学校入り口の交差点と亀久保交差点の交通環境整備を引き続き実施し、交通渋滞解消と歩行者の安全確保に努めてまいります。また、安全な道路・歩道の整備としまして、私自身が地域の皆様と一緒に歩いて現地を確認し、ご意見を取り入れながらバリアフリー対策や舗装修繕工事などを実施してまいりたいと思います。

   また、都市計画道路(上沢・勝瀬線)の周辺地域について、土地利用や整備手法などを含めた全体的なまちづくりプランを策定いたします。

   そして、川崎地区に公園を新設するほか、緑地の保全や緑化の推進、公園整備などを総合的・計画的に実施するため緑の基本計画を策定いたします。

   また、近年多発しているゲリラ豪雨による道路冠水を防ぐため、雨水浸透槽の設置や改修工事などを実施してまいります。

   以上、平成23年度の市政運営の基本方針及び主要事業などについてご説明を申し上げました。

   最後になりましたが、今後の重点事業であります大井総合支所の再整備についてお話をさせていただきます。

   大井総合支所の用地の一部を消防組合が活用することについては、限られた時間の中で市議会議員の皆様のご賛同も得ながら、市長として最終判断をいたしました。議会で設置された庁舎等問題検討会からの報告にもありましたが、関連の補正予算について賛成討論をいただいた中でも、特に「大井総合支所の業務を拡充せよ」とのご意見が多く、私としても全力を挙げて実現しなければならないと考えております。

   これまでの間、大井総合支所の再整備に関しては、広報でお知らせするほか、13回の説明会やさまざまな会合の場を通して、町会・自治会長の皆様、市民の皆様へ私自身の言葉で説明してまいりました。

   その際もお話をしていますが、消防組合からの依頼を拒否することは簡単なことでした。何もしなければ、反対されたり、非難されたりすることはありません。しかし、それで本当によいのか。今後見込まれる行政需要として、小中学校の耐震補強工事と大規模改造工事、学校給食センターと広域ごみ処理施設の建設などで200億円以上が想定され、さらに新耐震基準を満たしていない公共施設について改修のめどは立っておりません。

   一方、市税収入は、平成21年度決算に比べて8億円以上減少しており、合併特例債の活用期限は残り5年間と迫っているのが実情です。

   しかも、災害時に防災拠点となるべき大井総合支所は、平成7年の耐震診断結果の時点から耐震補強工事または改築する以外に方法がないという状態が続いおります。先週、ニュージーランドで地震が発生し、ビルの崩壊により日本人留学生などを含む大勢の方が、いまだに安否が確認できない状態が続いており、大変痛ましい事態となってしまいました。

   こうした中、「あす、災害は発生しない。今後、災害があっても支所庁舎は大丈夫」と、責任を持って言い切れる人はいるでしょうか。消防組合の通信指令装置が更新時期に達する中、10万人の市民の命と財産を守ることが私の使命であり、何よりも優先すべき重要な問題であります。

   私は、市長として、何もしないことを恐れます。何も判断せず、何も決断しない政治家であってはならないと考えます。今、行政がやるべきことは何か、何を優先すべきか。我が市の20年先、30年先の将来を見据えた中で、必ずや市民全体の利益につながるものと熟慮断行した次第であります。

   大井総合支所の再整備に当たりましては、どうぞ議員の皆様からもご提案をいただき、議論を積み重ねる中で市民ニーズに沿って機能の充実を図ってまいりたいと存じます。

   市民の皆様並びに議員各位におかれましては、なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げ、私の平成23年度施政方針とさせていただきます。

   ご静聴ありがとうございました。



○小高時男議長 休憩いたします。

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   休 憩 午前10時35分

   再 開 午前10時50分

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○小高時男議長 再開いたします。

   続きまして、提案理由の説明を求めます。

   高畑市長。

         〔高畑博市長登壇〕



◎高畑博市長 それでは、今定例会に上程させていただきました議案の提案理由を申し上げます。

   初めに、第1号議案につきましては、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金を活用した事業を早期に実施するため、平成22年度ふじみ野市一般会計補正予算(第5号)として、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をさせていただいた事案につきまして、同条第3項の規定により承認を求めるものでございます。

   次に、第2号議案から第6号議案の各会計の補正予算につきましては、いずれも地方自治法第96条第1項第2号の規定によりご提案申し上げるものでございます。

   まず、第2号議案・平成22年度ふじみ野市一般会計補正予算(第6号)でございますが、本補正予算につきましては、国の平成22年度補正予算第1号の成立を受け実施する地域活性化交付金充当事業の計上並びに決算補正の考え方により、歳入については決定行為が行われているもの、歳出については契約差額の減額などの執行残を減額することについて編成させていただきました。これによりまして歳入歳出それぞれ6億3,829万円を減額し、予算総額を320億4,926万7,000円とするものでございます。

   次に、第3号議案・平成22年度ふじみ野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)でございますが、歳入歳出につきまして、決算見込みにおいて過不足が生じる科目について補正予算を計上させていただきました。これにより歳入歳出それぞれ1億7,834万4,000円を追加し、予算総額を115億9,635万4,000円とするものでございます。

   次に、第4号議案・平成22年度ふじみ野市介護保険特別会計補正予算(第3号)でございますが、今回の補正予算は介護認定調査委託料及び介護従事者処遇改善臨時特例基金利子について計上させていただきました。これにより歳入歳出それぞれ49万8,000円を追加し、予算総額を44億1,365万2,000円とするものでございます。

   続きまして、第5号議案・平成22年度ふじみ野市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)でございますが、歳入につきましては繰入金、歳出では埼玉県後期高齢者医療広域連合負担金等の増額について補正予算を計上させていただきました。これにより歳入歳出それぞれ542万7,000円を追加し、予算総額を12億9,404万4,000円とするものでございます。

   次に、第6号議案・平成22年度ふじみ野市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。歳入につきましては、荒川右岸流域下水道維持管理負担金返還金の増額、歳出では委託料及び工事請負費の支出額確定に伴う減額等について計上させていただきました。歳入歳出それぞれ3億7,441万2,000円を追加し、予算総額を20億6,424万円とするものでございます。

   続きまして、以下第7号議案から第14号議案の条例につきましては、地方自治法第96条第1項第1号の規定によりご提案申し上げるものでございます。

   初めに、第7号議案・ふじみ野市下水道整備事業基金条例でございますが、下水道整備事業に要する経費の財源に充てるための基金を設置するため、当該条例を制定したいので、提案するものでございます。

   次に、第8号議案・ふじみ野市部室設置条例の一部を改正する条例でございますが、市政改革の推進及び危機管理体制の向上を図るため、当該条例の一部を改正したいので、提案するものでございます。

   次に、第9号議案・議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて、障害保健福祉施策を見直すまでの間において障害者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律の施行に関する規定を整備する必要から、当該条例の一部を改正したいので、提案するものでございます。

   続きまして、第10号議案・特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でございますが、新たに女性総合相談員を設置するとともに、家庭児童相談員等の報酬額を改定するため、当該条例の一部改正を提案するものでございます。

   次に、第11号議案・ふじみ野市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例につきましては、第4期ふじみ野市高齢者保健福祉計画に基づく敬老祝金の見直しに伴い、古稀祝金を廃止するため、当該条例の一部を改正したいので、提案するものでございます。

   次に、第12号議案・ふじみ野市乳幼児医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。ふじみ野市ひとり親家庭等医療費の支給に関する条例により、医療費の支給を受けることができるものを対象者としない規定の追加及び条文整理を行うため、当該条例の一部を改正したいので、提案するものでございます。

   続きまして、第13号議案・ふじみ野市ひとり親家庭等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例でございますが、ひとり親家庭等医療費の支給について、中学校就学の終期に達するまでのものに係る一部負担金から、自己負担金を控除しない規定を追加するため、当該条例の一部を改正したいので、提案するものでございます。

   次に、第14号議案・ふじみ野市こども医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例につきましては、通院分の医療費を支給対象にすること及び条文整理を行うため、当該条例の一部を改正したいので、提案するものでございます。

   続きまして、第15号議案・平成23年度ふじみ野市一般会計予算、第16号議案・平成23年度ふじみ野市国民健康保険特別会計予算、第17号議案・平成23年度ふじみ野市介護保険特別会計予算、第18号議案・平成23年度ふじみ野市後期高齢者医療事業特別会計予算、第19号議案・平成23年度ふじみ野市下水道事業特別会計予算、第20号議案・平成23年度ふじみ野市水道事業会計予算につきましては、それぞれの会計の平成23年度当初予算を定めたいので、地方自治法第96条第1項第2号の規定により提案するものでございます。

   続きまして、第21号議案・ふじみ野市道路線の廃止について、第22号議案から第25号議案までのふじみ野市道路線の認定についてでございますが、それぞれ道路法第8条第1項及び第10条第1項の規定により市道の認定及び廃止することについて、同法第8条第2項及び第10条第3項並びに地方自治法第96条第1項第15号の規定により提案するものでございます。

   最後に、第26号議案・ふじみ野市立上福岡駅西口駐車場の指定管理者の指定についてでございますが、当該施設の指定管理者である株式会社が、持株会社体制に移行することに伴い、その承継会社を指定管理者に指定したいので、地方自治法第244条の2第6項及び第96条第1項第15号の規定により提案するものでございます。

   提案理由は以上でございます。よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。

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△散会の宣告(午前11時01分)



○小高時男議長 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。

   あす2日は議案調査のため休会、3日は午前9時30分から本会議を開き、総括質疑、常任委員会付託を行います。

   本日はこれで散会いたします。