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埼玉県 朝霞市

平成 9年  5月 総務常任委員会 日程単位




平成 9年  5月 総務常任委員会 − 05月13日−01号









平成 9年  5月 総務常任委員会



           朝霞市議会総務常任委員会

日時  平成9年5月13日(火)午前9時開会

場所  第2委員会室

事件  平成8年請願第21号 医療の改悪に反対し国民健康保険の拡充を求める請願についての件

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出席者

    委員長  篠原逸子君    副委員長    井島伊三雄君

    委員   榎本正男君    委員      原山 典君

    委員   有冨森太郎君   委員      小池正訓君

    委員   辻  勝君

欠席者

    (なし)

傍聴議員

    (なし)

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説明のため出席した者の職氏名

    市民部長 野島 栄君    保険年金課長  中村 進君

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委員会に出席した事務局職員

    事務局長 中村 茂     書記      宮崎國利

    書記   岡田 健     書記      石井隆行

    書記   中村浩信

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○委員長(篠原逸子君) それでは、ただいまから総務常任委員会を開きます。

                               (午前9時3分)

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○委員長(篠原逸子君) 初めに、議長からごあいさつをお願いします。



◆議長(辻勝君) 皆さん、おはようございます。

 先日の視察では大変お疲れでした。大変いい視察ができたと思って喜んでおります。

 本日の請願は、新聞等でいろいろ今一番ホットニュースでございますが、どうぞひとつ慎重な御意見、御検討をお願いいたします。



○委員長(篠原逸子君) ありがとうございました。

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○委員長(篠原逸子君) それでは、本委員会に閉会中の継続審査となっております請願の審査を行います。

 平成8年請願第21号を議題といたします。

 本請願につきましては、3月18日の委員会において、さらに調査研究をする必要があるため、閉会中の継続審査となったものです。

 それでは、本請願につきまして皆さんの御意見をお伺いします。

 御意見ありませんか。

 井島副委員長。



◆副委員長(井島伊三雄君) ここに出されているのは、医療の改悪に反対し国民健康保険の拡充を求める請願ということで、いろいろ書いてありますけれども、請願事項として、医療の改悪に反対し、国民健康保険の改革にあたっては、国民健康保険への国庫負担率を元に戻し、市町村の意見を十分に反映させ、建設国保組合など国保組合の育成につとめ、国民負担の軽減をはかることという内容で、今国会でもさまざまな点から論議がされて、衆議院は終わったのかな、参議院に移っているようでありますけれども、国民、市民に直接かかわる医療の問題ですので、改革に当たっては改善を図っていただきたいというのが大きな中身だというふうに思うんです。

 特に、私が思うのは、朝霞の国保の場合でも国からの国庫支出金ですね、国が出してくるお金ですけれども、この点で見ると、以前、もう十数年前になりますけれども、1983年、この時点では朝霞市の国保を見てまいりますと、国庫支出金が歳入歳出の51%を国から補助金が出されていたと。それに対して、国民健康保険税の方は約43%ぐらいですね。ところがこれが国からの補助金がどんどんどんどんその後カットされるようになって、現在、昨年、一昨年決算の終わっている95年度の決算で見ると、国からの補助金は20%以上、率でね。いわゆる歳入の関係で見ると、その割合がそのくらいカットになってきていると。そういうところに一つは各健康保険組合等の中では大きな国からの補助金がカットされたことによって、運営も相当厳しい状況になってきているというのは、これは朝霞の国保を見ただけでもそのことが言えるというふうに思うんです。

 ですから、今国、政府の方で進めようとしているのは、なぜそうなっているのかという点についてはなかなか解明が進まないで、赤字になるからということで、負担だけが国民に、言ってみれば押しつけられるような状況というのが今度の改正案になっていると思うんです。

 ですから、肝心かなめな、なぜそういうふうになってきているのかという点については、どうも手が入ってないという状況です。ですから、依然として、この国からの補助金等については、引き上げるようなことはされてない状況の中では、また数年後には負担をしなければ、国保会計は運営されないだろうというふうに既にそういう意見も出されていると、自民党の中では。いずれにしても、国民に負担だけを願うというのは、国民健康保険法、健康保険法からいっても問題が残されるんじゃないだろうかと。社会保障制度の一環ということで、健康保険、命、健康にかかわる問題ですから、非常にこの大事な中身になるわけでございますので、そういう点では国民に負担だけを押しつけるんじゃなくて、国もそれなりの努力をやっぱりする必要があるんじゃないかというふうに私思うんですね。

 特に、つい最近新聞発表で見ますと、ここ10年間ぐらいの中で会社の製造業関係では、利益率が3%程度なんですね。ところが薬業の関係は12%を超えている。約3倍ぐらいの利益率を上げているということも既に新聞等で発表されているとおりですね。やっぱりこれは大きな一般の製造業とほかのものと比べると、格段の開きが出ているというところにも、今薬剤の問題が諸外国に比べて高いというふうに日本の場合は言われているけれども、そういうところも大きな問題の一つだし、それから、医療費の中で占める薬剤費が約30%と言われているんですね。8兆円ぐらい、8兆円ぐらいかな。薬剤費がね。これもやっぱり結局は薬代のところが大きなウエートを占めているという医療費の中でも、そこをやっぱり解明していくならば、国民負担との関係で見ると、そのくらいのものは諸外国との比較で見ても負担だけを国民に押しつけるという点ではやっぱり問題を残すというふうに私は思う。

 そういう点からすると、医療全体をやっぱり改善、改革、改正をしていく上では、一方的なやり方というのはやっぱりまずいんじゃないかと。国民だけに負担を願うという、そういう点ではやっぱり今回の政府が進めようとしている点でも大きな問題を抱えたままの状況だというところからすると、引き続きこの点では改善、国民負担だけというのはやっぱり問題がありますので、国に何らかの形で意見書なり、検討する必要があるんじゃないかというふうに私は考えております。



○委員長(篠原逸子君) ほかに御意見。

 榎本委員。



◆委員(榎本正男君) ちょっと私事で申しわけないと思ってますが、実は私のせがれが四、五日前に夜突然出血、あれは下血というのか、入院したんですが、十二指腸潰瘍、これは健康保険に入っています。ただ、心配なのは「お父さん、これで幾らぐらいお金払うようだろうな」と、心配はしてますが、そうしたらちょうど孫がきのう向こうの嫁さんの家へ行ったんですが、風邪を引きまして、お医者さんへかかっている。そうしたらば健康保険証がないんで、現金で一応立てかえ払いしてもらいたい。それで注射1本打って、診察して、約9,000円ばかり払ったと。それは健保の方から戻ってくるということは言ってましたが、「やっぱりお父さん、お医者さんは金かかるな」と言ってました。これ私事で申しわけないんですが、そういうことで実際に健康保険、あるいは今の場合は健康保険なんですが、保険があるからと、非常に安心してお医者さんにかかれる、そういう感じを受けました。

 それで、私もこの請願に対して非常に長い審議期間があったわけですが、そのほかの請願の審議もしたわけですが、私は一貫して医療制度改革、改悪という面では反対意見を申し上げてきたわけですが、日本の状態を今考えますと、非常に少子化、あるいは高齢化というのが急速に進んでいるということはこれは間違いない。そういう中で非常に長寿国になってうれしい反面、保険という制度から見ると、医者代が非常に高くなっているというのは否めない事実だと思います。

 いろいろなデータもこの前も申し上げましたが、そういう中で安心してお医者さんにかかれる、そういう健全な制度を維持していくというためには、今政府でも大変いろいろな審議を尽くしているわけですが、ただ単によく国民負担といいますが、請願にもありますが、国民負担の軽減ということは、国庫の負担率をもとに戻してというようなことですか、果たして国の状態を見てみますと、余り感心した財政状態でないということは、これは数値のとおりだと思います。そういう中で、国にしろ、とにかく税金で賄っている国ですから、簡単に考えれば国民1人当たり何百万円、 400兆円の上の借金がかさんで、あと10年もたつと大変な日本になるだろうというように言われてますが、そういう中で果たして国の負担だけで健康保険が健全に維持できるだろうか、非常に私は疑問を持っています。

 そういう中で、改革に対しては当然すべきだと、医療保険制度の改革、抜本改革とも言われてますが、これは保険料を含めた負担と、それから先ほどもお話に出ましたが、薬代を含めた診療制度といいましょうか、そういうものの改革は当然やってもらわなければならないと思いますが、それがイコール改悪であるということはちょっと私としてはうなずけないと思うわけです。

 そういう面から、今でも同じような意見なんですが、これ新聞記事ですが、一つの例がここにあるんですが、日本の医療保険制度はフランスやドイツと同じで社会保険方式で運営される。しかしながら、フランスやドイツは患者本人の自己負担と加入者が支払う保険料だけで運営されているのに対して、日本では国からの補助という公費、税金ですか、それが投入されていると。非常にいい制度だと思います。しかしながら、ドイツ、フランスの患者の自己負担は、フランスは外来が3割、入院は2割プラス1日70フランということで、日本より非常に高いと。結局社会保障費といいましょうか、そういうものの増大が財政を圧迫して、フランスやドイツとも93年には患者の自己負担の引き上げを柱とする医療保険制度改革を行っていると、そういう記事があります。

 そういう面で、やはり安心してかかれる保険制度を維持していくためには、もちろん制度の改革は必要と思いますが、イコール改悪だという説には賛成できかねるということでございます。

 以上です。



○委員長(篠原逸子君) ほかに御意見。

 小池委員。



◆委員(小池正訓君) 私の意見ではないんですけれども、きょうせっかくお忙しい中、執行部のお二人が、野島部長を初めとして見えていただいておりますので、参考意見としてお聞きしたいんですけれども、よろしいですか。



○委員長(篠原逸子君) はい。



◆委員(小池正訓君) 請願事項の中にありますね、「国民健康保険の改革」という文言がありますけれども、この改革について、当市の執行部の受けとめ方はどのように受けとめていらっしゃるのか。それと、もう1点が「市町村の意見を十分に反映させて」という文言が書いてありますが、当朝霞市の意見というのは、どのようなものをお持ちなのか、この2点をお聞かせ願いたいなと思います。



○委員長(篠原逸子君) それでは、今小池委員の方から審議に当たっての参考とすべき資料の一つとして執行部の御意見を伺いたいという意見ですので、答えられる範囲で結構ですので、お願いいたします。

 市民部長。



◎市民部長(野島栄君) 執行部の意見ということですけれども、これは請願の方、請願の中の文書ですので、執行部としてのということを言われましてもちょっと私ども。ただ、国保を担当している者ということであれば多少のことは申し上げられるかもしれませんけれども、委員長、いかがなのもでしょうか。



○委員長(篠原逸子君) 請願の審議ですから、これはあくまで、これ私たちがどうするかということなんですが、今小池委員、せっかくのその審議を進めて行く中でのあくまで参考にしたいということでお伺いしていると思いますので、執行部の意見がどうこうというんではありませんし、執行部に対してどうこうと、これありませんので、この場はね、お答えできる範囲で結構ですので。

 この際、暫時休憩します。

                              (午前9時25分)

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○委員長(篠原逸子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

                              (午前9時34分)

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○委員長(篠原逸子君) ほかに御意見ありませんか。

 有冨委員。



◆委員(有冨森太郎君) この請願は非常にやりにくい部分があると思うんです。それで、一連のこの医療の改悪に反対し云々という、この請願、意見書を出してくれという請願、これはもう一度ここで振り返りますけれども、これが11月に出ました。それから、3月議会に医療制度改悪反対の意見書を求める請願ということで、これが出ました。そのときにこの問題については先送りみたいな、後から来た医療制度改悪反対の意見書、これはまともな、まともというのか、今の法律、国会で現時点じゃなくて、その時点ですから、出されようとしているものに対しての的確なる改悪であれ、改正であれ、反対の意見書を出せということですので、出してくれということですので、さいたま生協の代表者植竹さん、それから紹介議員が堀内初江議員ということで、この問題点につきましては、当委員会では賛成多数ということで、議会の方へ行きました。

 それで、本会議においては賛成少数ということで不採択になりました。それだけではなくて、私一番当事者でしたので、医療制度の改正と、現改正に対する反対意見ということで、意見書を議員提出議案で出しましたところ、賛成多数ということで、国へ意見書を提出すると、当朝霞市議会でということになりました。

 そこで、これだけ申し上げましたけれども、この本請願が今残ったということもありますけれども、「この医療の改悪に反対し」ということは、この請願はどうも二またにかかっているような感じがします。1件は今国会で審議中ですけれども、もう衆議院で通ったということで、この改正、改悪に対する反対ということに対しては、3月のただいま申し上げました議員提出議案第7号、これはもう既に当議会としては送っているわけです。ですから、その点につきましては、これは別に趣旨は十分に反映しているんですから、まして先ほども申し上げましたけれども、3月のさいたま生協から出した代表植竹さんとしては、当委員会では賛成多数ということになっているから、この件に関してはもうこれは必要ないと、私はこう思うんです。

 ただし、この請願は国民健康保険の拡充を求める請願ということになっているんですね。ただ、請願の趣旨からいきますと、中身は全部改悪に反対するということなんですね。これ一つ一つチェックしても、この際ですから、審議ですから、チェックしたいんですけれども、軽い病気は保険から外すと、これは11月の時点ですから、それ以前の時点にしたためたでしょうから、こういうこともあり得るでしょうけれども、保険から外すということはまず見当たらないでしょう。病気で入院しても部屋代、食事代は全部自分持ちと、そんなことはありません。それから4番、ちょっと飛ばしますけれども、歯科の方がちょっと長いんでね、薬、薬剤を保険から外す、または3割、5割の自己負担にする、こういうふうなこともこれちょっと違うんですね。だから、そういったことを入れますと、請願の趣旨は改悪ということで、それに反対しているということだから、いいようですけれども、中身は若干違ってきていると、それが11月の時点からずれたことでもあろうかと思います。

 それはさておきまして、今度は請願事項となりますと、先ほどから問題ありましたことですけれども、「医療の改悪に反対し」、ここまでいいんですね。「国民健康保険の改革にあたっては、国民健康保険への国庫負担率を元に戻し、市町村の意見を十分に反映させ、建設国保組合など国保組合の育成につとめ、国民負担の軽減をはかること」、こうなっているんですね。だから、これだけやると、なぜここだけに絞ったんだろう、要するに国保だけにですね、国保ということは、要するに建設国保組合も入るわけですから、その他の国保組合もですね、大まかに言って。その部分に絞ったということなんですね。だから、この辺がどうしても意味が非常に酌み取りにくいということなんですよ。ですから、今回の医療改正に対しては、委員会も、当議会はもう文面は多少違うかしらんけれども、抜本改革等入れた文面について意見書を提出しているわけですから、これは先ほど申し上げましたけれども、関係ないと、この請願についてはですね。

 国保だけを見ますと、こういうふうな形になってきますと、今回の改革案と国保とはもちろん本人負担とか、そういったことでは入院費、あるいは薬ですね、外来、薬剤、1種類につき1日15円という、そういうふうなことが組み込まれているわけですけれども、その辺のところは国保と関係があります。けれども国保の改正云々というんだったら審議のしようがあるんですね。じゃあそれを国民健康保険のことを申し上げると、今回の改正案では改正案そのものじゃないんですけれども、参考的に申し上げますと、保険基盤安定制度の国庫負担に関する事項ということも今回の改正案の中に入っているわけですけれども、この新聞等によりますと、「国保基盤安定制度に係る国庫負担について、平成9年度及び平成10年度の国庫負担の額を政令で定める額とすること」ということでございまして、先ほど井島委員の方から、国の負担率が非常に落ちていると、医療の方は上がっていく等を申し上げながら、なぜそうなっているのかについては解明されてないというふうな話がございました。

 そこで、この政令に定める国庫負担額というのは、平成9年度総額 450億円にすると、平成10年度は総額670億円にすると、そして平成11年度、ここが肝心なんですけれどもね、11年度は国民健康保険税法第72の第2項の規定に基づき2分の1の定率国庫負担となると、こういう約束事項がついていることは事実なんです。保険の、国保に対する改正云々、そういうことじゃないけれども、もとに戻すと、2分の1の定率国庫負担とするということがもう既にありますんで、あえてここで国庫負担率をもとに戻すということですから、こういうふうになっているけれども、今回改正法の国庫負担に関する事項では国保関係、これは国民健康保険制度の改正の部分ではそういうふうになっているんで、別にこれを今さら取り上げなくてもいいんじゃないかと、そういうふうに私は思うんです。

 ですから、今後国民健康保険の拡充を求める請願と、今の国庫負担の国庫補助金に関する事項どおりいくかどうかはというふうなことも踏まえながら、今後拡充を求める請願ということで上がってくる分にはいいですけれども、現時点においては、私はまず今回の改正に対する意見書はもう当議会で出していると、今回の改正の概要の中にも国民健康保険、あるいは建設国保組合等のそういったものに対する国庫補助の関係は、国民健康保険に関する国庫補助の関係は、平成9年度からやってもらいたいけれども、榎本委員がおっしゃったようなそういうこともあって、平成11年度には定率2分の1の国庫負担になるということですので、今ここでこの請願については、別に口角泡を飛ばして取り上げるべきものじゃないと、こういうふうに意見を申し上げたいと思います。

 以上です。



○委員長(篠原逸子君) ほかに御意見ありますか。

 井島副委員長。



◆副委員長(井島伊三雄君) 国の方でこの医療問題について改革をやろうとしているわけですけれども、今国がやろうとしている、今出されているのはとば口の問題なんですよね。今回国が出したのは。今後これを第1次として、第2次、第3次、こういう方向でいわゆる国の場合は改革をしていこうということを言っているんですよね。ですから、そういう点で見ると、じゃあその先が一体どうなるのかということになると、例えばここに何点か改悪の中身はというような形で、当時これは昨年の11月だっけ、請願出された当時の状況では、いわゆる例えば風邪だとか、そういう問題についても、少しのそういう問題程度については、保険適用から外すんだというようなことも最終的には第3段階かな、第2段階か、こういう形でいわゆる抜本改正、改革ですか、こういう中では方針が出されてきているし、ですから、そういう点で見ると、ただ単に現在の、今国会で出されているのがすべてではないわけなんですね。

 ですから、そういう点から見ると、この医療問題についての不安という、いわゆる国民の不安というのは引き続いて残ると思うんです。今回の国会、衆議院を通過した問題だけで、それでじゃあ終わりかというと、実はそうじゃないわけなんで、そういう点からすると、やっぱりさまざまな点がこれからさらに医療の関係で国民が不安に思っていること、今度の場合でも特に高齢者、国保の直接かかわりは法的な問題はないにしても、患者自身については負担が2倍、3倍ということに現実の問題としてなるわけですから、それは今国が、参議院で今度は論議される問題、今厚生省の方から出されている問題だというふうに思うんですよ。それだけじゃなくて、さらに国としても抜本改革をやろうというふうな方針というのは持っているわけですから、そういう点をやっぱり含めて医療問題を十分に考え、拡充していくためにはどうしたらいいのかという点で、ここのかかわりの部分については見詰め直すことも大事じゃなかろうかというふうに私自身は思うんですよね。



○委員長(篠原逸子君) 有冨委員。



◆委員(有冨森太郎君) 井島委員、私もそう思いますよ。ただ、当委員会において、その今の医療費の改正、改悪でも何でもいいや、変えることだから。そういう意味で反対するわけですよ。そのことは当委員会では一方も言ったけれども、否決されて、当議会として、今回のですよ、医療保険制度の改正に対する反対の意見書をもう既に出したわけですね。その中には多少のこの人たちとは若干和らいだかもしらんけれども、抜本的改革をしないで、押しつけるなと、医療費だけをね。だから、かかる患者や国民の大幅な負担増は国民の受診を強く抑制し、国民の健康悪化や疾病の悪化を招くばかりか、薬剤費や出来高払い制度の医療制度の改革を妨げるものであると、このまま行っちゃうとね。だから、構造的な改革まで、それは薬価もそうだし、出来高払いのことも含まれてます。踏み込んだ早急な取り組みが必要であることから反対するんだと、いわゆる医療保険法の改正案、今の抜本的な改革に一歩でも踏み込んだような、そういうことがあれば反対しないけれども、何もしないで負担増だけの、そういったのは反対だということは当議会として意見書を出しているわけでしょう。これは井島委員も賛成していただいてね、もう当委員会として言っているわけです。だから、この請願をどっちで審議するかということなんですよ。どっちの方向で。

 先ほど小池委員に甚だ失礼かと思ったけれども、国民健康保険、国庫負担率を上げてもらうこと、あるいは市町村の十分意見を言うということになりますと、これはだれだって、この間の値上げもしなくていいわけだから、国がぼんとやってくれれば。これは執行部だって、当然国の負担をもっとやるべきだというふうになっちゃうから、だから、これは人間だれしも考えることだと思うんですよ。諸般のいろんな状況を考えると、果たしてどうかなというのが今榎本委員が言われたとおりなんです。

 そこで、先ほど申し上げましたけれども、国民健康保険の拡充を求める請願となると、これは審議に値すると思うんです。しかし、今回の改正の中に先ほど申し上げましたように、平成11年度にはまず前のあれに戻すと、2分の1定率の補助まで戻すというふうに、この中には約束事されてますから。だから、今ここでこのこともちゃんと十分に改正案の中に入っているわけですよ。ただ、後ほどと言ったことはこれが約束どおりいきそうもないときは、また国庫負担率をもとに戻しておくわけですね。そういう意見書は出せというのがあってしかるべきだけれども、今回は一緒になっているような状況でございますので、通っていると。一方は趣旨がある程度目標が定められていると、補助率についてはですね。そういった点からこの請願については、私は何も先ほどは口角泡を飛ばすと言いましたけれども、そういう審議の対象にはならないんじゃないかということなんです。だから、この取り扱いをどうすればいいかなと、私は今迷っているところ、皆さんにお伺いしたいなとも思っているわけです。

 以上です。



○委員長(篠原逸子君) ほかに御意見ありますか。

 榎本委員。



◆委員(榎本正男君) 私、先ほど孫の風邪で医者通いで保険がないために 9,000円と、そういうお話をしましたが、これ新聞記事なんですが、5月7日で、今、これは負担増しをめぐって自社火花ですか、そういう記事がありますが、改革課題積み残しと、その記事を読んでいきますと、先ほどからいろいろ話が出てますから、略しますが、施行期日が9月1日で合意したのは実施が1カ月おくれれば 330億円の収入減となる、これは厚生省ということがここに出ていますが、やはりお医者さんというのは、先ほど私言いましたように、現金払いなんですね。もう一つはどうしてもいついかなるときによく昔から言いますが、生身の体と言います。あの人は丈夫だと言ってても、いつどういう大病を患うかもわからない。そういう意味から安心してかかれる医療保険、これは大切だと思います。

 そういう面から考えて、現在の高齢化社会の急速な進展というのが一番医療保険制度を私は圧迫しているんではないかなという感じを受けますが、この記事にもありますが、1カ月おくれると 330億円の収入減になる、これは大きい目で見ますと、非常に大変な日本の国内問題だなと、そういう気がします。それが個人に降りかかってくるわけです。もう一方の記事を見ますと、今の政府は社会保険、社会保障ですか、いろんなものを含めた国民負担というものを50%以内にとどめようと、これは将来の子供たちの負担も含めた額だというようなことも言ってますが、確かに負担がふえてくるということでは好ましくないと考えますが、先ほど言いましたように、外国の例をいろんな面で見ましても、やはり生産人口というんですか、実際に働いて税金を払う人が少なくなって、その税金の中で生活をする高齢者がふえてくるということは、目に見えているわけです。

 そういう問題から、私はこの医療保険制度の改革はぜひここに課題の積み残しで、とりあえずということだと思いますが、ぜひとも制度そのものの改革は必要だと思いますが、それがすなわち改悪であるということには賛成できかねるという、これは説で。ですから、この請願に対してはいろいろ中身も検討させてもらいましたが、一応医療の改悪、全部悪いことだというふうにとらえている。その後は国民健康保険の拡充、ちょっと納得のいかない文面なんですが、そういう面で悪ととらえている点は納得しかねるということで、私の説と、これはずっと曲げない説でございます。よろしくお願いします。

 以上です。



○委員長(篠原逸子君) いろいろ今御意見が出ておりますけれども。

 意見、有冨委員。



◆委員(有冨森太郎君) 榎本委員から今話がありましたけれども、1カ月おくれると何億円、数億円という感じですよね。 330億円でしょう。ですから、これは今現在のそれだけじゃないんですよ。そのままやっていると、来年も再来年もそうなってくるということなんですね。なぜかというと、抜本的な改革をやってないから、出来高払いだから。それで保険制度は確かに今個人的なお話ということでありましたけれども、私も個人的な話をしますと、家内が亡くなって3年近くになるんですけれども、がんでしたから。あれ本当に国保でもちょっと払いがぴしぴしとやってないんだけれども、私は貧乏だから。何百万円もかかっているんですね。この制度がなかったら、本当に大変だった。もう家屋敷なくなったってどうしようもない。これは私だけじゃなくて、長年入院とか、がんでなくてもね。国保でよかったなと、そう私個人ですけれども、いいのかどうかわかりませんよ、こういうことを言ってはどうか知らんけれども、国保としては何か頭打ちの最高額なんですね。それ以上払ってもよかったな、そういうふうな気持ちですよ。医療費からいうと、あれが現金だったらね。

 ですから、医療制度というものはありがたいなというこんなんです。それは全く榎本委員と同じ。だけども、その抜本的改革はないから、今1年間の赤字というものは全部負担が来た。ですから、今まで政管、あるいは組合にしても1割だったのが2割になるわけですから、負担がですね。だから、それが全部降りかかってくるから、この改正については、抜本的改正をすべきだということで意見書を出したわけですよ。だから、もう一度言いますけれども、意見書は出されているんだと。この請願をどういう形でもっていくか、どういう形で審議するかなんですよ。じゃあ国保については今回の改正の中で、もう平成11年度になるけれども、72条の規定に基づいて定率2分の1の国庫負担にするんだというふうにあるわけですから、だから、どこをとらえても考えちゃうなと、この請願についてはね。

 もう一度言いますけれども、請願趣旨についてはちょっと若干もうそぐわない点もあると思いますよ、これは。これは出す方の人としてはいたし方ないと思うんですよ。徹底した審議の改正案が出ていたわけじゃないですからね、この当時は。そういうことですので、今榎本委員の言われたとおりですけれども、また体験から基づいてもそのとおりなんですけれども、その1年間の赤字の分というのは全部こっちで振りかえ、かかってくるんだと、国民にね。医療にかかろうとかかるまいと。と同時に、これがそれで終わるんだったらいいけれども、何も抜本的改革をしてないから、またそのことはこの次も起きてくるんだよと、だから当議会としては改正の反対の意見書も出しましたよと、そういうことなんです。

 ですから、以上で終わります。



○委員長(篠原逸子君) この際、暫時休憩します。

                              (午前10時5分)

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○委員長(篠原逸子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

                             (午前10時24分)

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○委員長(篠原逸子君) 先ほど随分御意見が出ましたけれども、ほかに御意見がありましたら、いかがでしょうか。

 小池委員。



◆委員(小池正訓君) やはりもう少し検討したいというふうに思いまして、やはり大変恐縮ですけれども、執行部の方に参考意見としてちょっとお伺いをしたいんですが、請願事項の中に「国保組合の育成につとめ」ということが書いてありますけれども、この国保組合、これの現状というか、実態なんかがわかれば教えていただければと思うんですけれども。



○委員長(篠原逸子君) 執行部の方、いかがですか。

 保険年金課長。



◎保険年金課長(中村進君) 現在、埼玉県内に組織されている組合の数なんですけれども、6組合ございます。一つ目が医師国保組合、それから歯科医師国保組合、薬剤師国保組合、それと税理士国保組合、それとこの請願の中で出てきます建設国保組合と土建国保組合でございます。

 この国保組合のですね、国保の場合は7割負担でございますけれども、医療費の関係。この国保組合の給付割合なんですが、組合員の負担割合なんですけれども、税理士が9割、医師国保が、従業員については9割、要するに医師国保と医師国保組合の従業員が9割で、歯科医師国保組合の従業員が9割、税理士国保組合員で9割、そのほかについては全部組合員については10割負担となっております。その家族につきましては、全組合7割負担でございます。



○委員長(篠原逸子君) 小池委員。



◆委員(小池正訓君) これ確認なんですけれども、医療関係と税理士さん、従業員が9割とおっしゃいましたから、本人は10割ということでよろしいんですね。そのほかが10割という答弁だったと思いますが。



○委員長(篠原逸子君) 保険年金課長。



◎保険年金課長(中村進君) そうです。



○委員長(篠原逸子君) 市民部長。



◎市民部長(野島栄君) 先ほどの国保組合の育成について、育成ということだったんですけれども、これは例えば市からの援助とか、そういう意味ですか。

         (「はい」と呼ぶ者あり)



◎市民部長(野島栄君) それですと、今金額は確認いたしますけれども、たしか先ほど課長が申し上げました組合の中で、土建国保組合と建設国保組合には市の方から多少の補助金が出てます。これは金額は今確認いたしますので、ちょっとお待ちいただきたいと思います。



○委員長(篠原逸子君) では、今調べに行っている間、ほかに御意見ありましたら。

 有冨委員。



◆委員(有冨森太郎君) 意見じゃないんですけれども、今医師、歯科医師、薬剤師、税理士、土建組合と言いましたよね。今市から出しているのは土建組合と建設組合。

   (「市から出しているのは二つだけでしょう、建設と土建」と呼ぶ者あり)



◆委員(有冨森太郎君) だから、建設と土建だけれども、課長が言ったのは、医師、歯科医師、薬剤師、税理士、これでここへ上がっている土建組合だけだって言ったでしょう。六つ言った。済みません。



○委員長(篠原逸子君) ほかに御意見がありませんか。

 この際、暫時休憩します。

                             (午前10時31分)

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○委員長(篠原逸子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

                             (午前10時35分)

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○委員長(篠原逸子君) では、答弁をお願いします。

 市民部長。



◎市民部長(野島栄君) 先ほど申し上げました育成ということで、これ補助金の金額を申し上げます。これはあくまでも平成9年度の当初予算の人数を申し上げます。

 建設国保の場合は、組合員1人当たり 400円で、一応予算では 700人を見込んでおります。28万円。土建国保の方が単価が1人当たり 400円で 5,000人の見込みをしてます。 200万円の、これ実際に組合員名簿を提出していただきまして、確認をした上で単価 400円を掛けて補助金を交付するシステムだそうであります。

 以上でございます。



○委員長(篠原逸子君) ほかに御意見ありませんか。

         (「なし」と呼ぶ者あり)



○委員長(篠原逸子君) ほかに御意見がないようですけれども。

 この際、暫時休憩します。

                             (午前10時37分)

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○委員長(篠原逸子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

                             (午前11時52分)

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○委員長(篠原逸子君) それでは、ほかに御意見はありませんか。

         (「なし」と呼ぶ者あり)



○委員長(篠原逸子君) 御意見、要するに請願に対する意見、今のは。前に戻っているから。

 請願に対しての御意見ありませんか。

         (「なし」と呼ぶ者あり)



○委員長(篠原逸子君) それでは、皆さん御意見ないようなので、取り扱いについて御意見ありませんか。

 有冨委員。



◆委員(有冨森太郎君) 本請願につきましては、医療費の改悪反対、それからまた国民保険の拡充ということもありますので、もうちょっと検討させてもらいたいということで、継続を願いたい。



○委員長(篠原逸子君) ほかに御意見ありませんか。

         (「なし」と呼ぶ者あり)



○委員長(篠原逸子君) 御意見がないようでありますので、お諮りいたします。

 平成8年請願第21号については、さらに調査研究をする必要があるため、閉会中の継続審査としたいと思います。

 これに御異議ありませんか。

         (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○委員長(篠原逸子君) 御異議なしと認め、さよう決しました。

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○委員長(篠原逸子君) 以上で本委員会を終了します。

                             (午前11時54分)

●総務常任委員長