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埼玉県 草加市

平成18年  7月 臨時会(第5回)−07月31日-01号




平成18年 7月 臨時会(第5回)
                                       草加市告示第246号


 地方自治法(昭和22年法律第67号)第101条第1項の規定により平成18年草加市議会第5回臨時会を次のとおり招集し、同条第2項の規定により告示する。


  平成18年7月24日


                                     草加市長 木 下 博 信



 1 期  日  平成18年7月31日
 2 場  所  草加市議会議場
 3 付議事件
   市長の給与の減額に関する条例の制定について


◇応招議員 30名
  1番  青  木  義  之   議 員      16番  松  井  優 美 子   議 員
  2番  飯  塚  恭  代   議 員      17番  須  永  賢  治   議 員
  3番  井  出     泉   議 員      18番  小  澤  敏  明   議 員
  4番  鈴  木  由  和   議 員      19番  新  井  貞  夫   議 員
  5番  浅  井  昌  志   議 員      20番  種 子 島  久  代   議 員
  6番  切  敷  光  雄   議 員      21番  吉  沢  哲  夫   議 員
  7番  今  村  典  子   議 員      22番  宇  野     博   議 員
  8番  平  野  厚  子   議 員      23番  有  賀  正  義   議 員
  9番  大  野  ミ ヨ 子   議 員      24番  中  村  丈  夫   議 員
 10番  大 久 保  和  敏   議 員      25番  石  村  次  郎   議 員
 11番  宇 佐 美  正  隆   議 員      26番  浅  井  康  雄   議 員
 12番  田  中  昭  次   議 員      27番  斉  藤  幸  子   議 員
 13番  小  川  利  八   議 員      28番  瀬  戸  健 一 郎   議 員
 14番  芝  野  勝  利   議 員      29番  佐  藤     勇   議 員
 15番  飯  田  弘  之   議 員      30番  中  山     康   議 員

◇不応招議員 なし



                平成18年草加市議会第5回臨時会
                      議事日程

                                 平成18年 7月31日(月曜日)
                                    午前10時   開  会


 1 開  会
 2 開  議
 3 議会運営委員会委員辞任の許可
 4 議会運営委員会委員の選任
 5 議会運営委員会正・副委員長の互選結果報告
 6 議会運営委員会正・副委員長就任のあいさつ
 7 市長あいさつ
 8 会議録署名議員の指名
 9 会期の決定
10 諸報告
  (1) 地方自治法第121条の規定による説明員の報告
11 市長提出議案の報告及び上程
12 市長提出議案の説明
13 市長提出議案に対する質疑
14 委員会付託省略
15 討  論
16 採  決
17 市長あいさつ
18 閉  会

本日の会議に付した事件
 議事日程16まで同じ
17 日程の追加
18 議員提出議案の報告及び上程
19 議員提出議案の説明
20 議員提出議案に対する質疑
21 委員会付託省略
22 討  論
23 採  決
24 市長あいさつ
25 閉  会



午前11時09分開会
◇出席議員 30名
  1番  青  木  義  之   議 員      16番  松  井  優 美 子   議 員
  2番  飯  塚  恭  代   議 員      17番  須  永  賢  治   議 員
  3番  井  出     泉   議 員      18番  小  澤  敏  明   議 員
  4番  鈴  木  由  和   議 員      19番  新  井  貞  夫   議 員
  5番  浅  井  昌  志   議 員      20番  種 子 島  久  代   議 員
  6番  切  敷  光  雄   議 員      21番  吉  沢  哲  夫   議 員
  7番  今  村  典  子   議 員      22番  宇  野     博   議 員
  8番  平  野  厚  子   議 員      23番  有  賀  正  義   議 員
  9番  大  野  ミ ヨ 子   議 員      24番  中  村  丈  夫   議 員
 10番  大 久 保  和  敏   議 員      25番  石  村  次  郎   議 員
 11番  宇 佐 美  正  隆   議 員      26番  浅  井  康  雄   議 員
 12番  田  中  昭  次   議 員      27番  斉  藤  幸  子   議 員
 13番  小  川  利  八   議 員      28番  瀬  戸  健 一 郎   議 員
 14番  芝  野  勝  利   議 員      29番  佐  藤     勇   議 員
 15番  飯  田  弘  之   議 員      30番  中  山     康   議 員

◇欠席議員  なし

◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者
   木  下  博  信   市長           宮  田  敏  男   都市整備部長
   津  留  龍  雄   助役           花  井  健  三   建設部長
   田  口  嘉  則   助役           宮  野  和  雄   病院事務部長
   宮  嶋  昭  雄   教育長          村  田  悦  一   学校教育部長
   長  濱  惠  一   総合政策部長       田  中  章  夫   生涯学習部長
   荒  井     勇   総務部長         田  村  嘉  門   水道部長
   石  田  幸  治   健康福祉部長       佐  藤  勝  美   消防長
   藤  波     孝   市民生活部長

◇本会議に出席した議会事務局職員
   田  中  和  明   議会事務局長       臼  倉  敏  明   庶務課主幹
   田  中     薫   議会事務局次長      金  子  忠  弘   議事課主幹
   清  水  昭  祐   議事課長         押  田  安  治   議事課主幹

◇傍 聴 人   26名



午前11時09分開会

△開会の宣告
○宇野 議長  ただいまから平成18年草加市議会第5回臨時会を開会いたします。
 ──────────◇──────────
△開議の宣告
○宇野 議長  直ちに本日の会議を開きます。
 ──────────◇──────────
△議会運営委員会委員辞任の許可
○宇野 議長  議会運営委員会委員の辞任の件を議題といたします。
 7月31日付けで6番、切敷光雄議員、13番、小川利八議員、15番、飯田弘之議員、27番、斉藤幸子議員から議会運営委員会委員を辞任したい旨の申し出がありました。
 お諮りいたします。
 6番、切敷光雄議員、13番、小川利八議員、15番、飯田弘之議員、27番、斉藤幸子議員の議会運営委員会委員の辞任を許可いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  御異議なしと認めます。
 よって、6番、切敷光雄議員、13番、小川利八議員、15番、飯田弘之議員、27番、斉藤幸子議員の議会運営委員会委員の辞任を許可することに決しました。
 ──────────◇──────────
△議会運営委員会委員の選任
○宇野 議長  次に、議会運営委員会委員の選任を行います。
 お諮りいたします。
 議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、
   4番  鈴 木 由 和 議員
  12番  田 中 昭 次 議員
  16番  松 井 優美子 議員
  17番  須 永 賢 治 議員
を指名いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  御異議なしと認めます。
 よって、ただいま指名いたしました各議員を議会運営委員会委員に選任することに決しました。
 ──────────◇──────────
△休憩の宣告
○宇野 議長  暫時休憩いたします。

午前11時11分休憩

午前11時36分開議

△開議の宣告
○宇野 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 ──────────◇──────────
△議会運営委員会正・副委員長の互選結果報告
○宇野 議長  議会運営委員会の正・副委員長が決まりましたので、御報告いたします。
  議会運営委員長   須 永 賢 治 議員
  議会運営副委員長  宇佐美 正 隆 議員
 以上のように決定されました。
 ──────────◇──────────
△議会運営委員会正・副委員長就任のあいさつ
○宇野 議長  よって、正・副委員長の就任のあいさつをお願いいたします。
 須永議会運営委員長。
  〔17番 須永議員登壇〕
◆17番(須永議員) 先ほど開催されました議会運営委員会におきまして、委員長という大役を拝命いたしました須永でございます。
 限られた任期ではございますが、議会としてのその役割、そして権能を最大限発揮できるような形の議会運営に全身全霊を尽くして対応させていただきたいというふうに思っております。
 委員の皆様、また議員の皆様におかれましては、御協力をいただきますことをお願いさせていただきまして、委員長就任のごあいさつにかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○宇野 議長  宇佐美議会運営副委員長。
  〔11番 宇佐美議員登壇〕
◆11番(宇佐美議員) ただいま開催されました議会運営委員会におきまして、再び議会運営委員会副委員長の大任を拝しました宇佐美でございます。
 議員の皆様、また委員の皆様、そして執行部の皆様には、御協力いただきながら、スムーズな議会運営を行ってまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 ──────────◇──────────
△市長あいさつ
○宇野 議長  次に、市長からあいさつのため発言を求められておりますので、これを許します。
 木下市長。
  〔木下市長登壇〕
◎木下 市長  本日は、平成18年草加市議会第5回臨時会の招集をさせていただきましたところ、議員の皆様には御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。
 本日の臨時会では、このたびの公共工事をめぐる恐喝事件等につきまして、行政への苦情の陰に恐喝事件があったことが明らかになり、市民の皆様に不安を与え、御不信を招きかねない事態となりましたことに対し、市長としての責任を明らかにするため、市長の給与の減額について御審議をお願いするものでございます。
 なお、議案送付時には、不信任決議の否決を受け、8月から減俸をお願いいたしたく、庁内で協議をして20%、3カ月の減俸を原案とさせていただいたところですが、私自身も考えるところがあり、改めまして50%、3カ月の減俸として議案を提出させていただきたく存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
 原案どおり議決を賜りますよう改めてお願いを申し上げ、臨時会開会のあいさつとさせていただきます。
 ──────────◇──────────
△会議録署名議員の指名
○宇野 議長  次に、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は会議規則第81条の規定により、議長において
   1番  青 木 義 之 議員
   8番  平 野 厚 子 議員
  23番  有 賀 正 義 議員
  24番  中 村 丈 夫 議員
を指名いたします。
 ──────────◇──────────
△会期の決定
○宇野 議長  次に、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  御異議なしと認めます。
 よって、会期は1日間と決定いたしました。
 ──────────◇──────────
△諸報告
○宇野 議長  次に、諸報告を行います。

   ◇地方自治法第121条の規定による説明員の報告
○宇野 議長  本臨時会に説明員として出席通知のありました人の職氏名を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、御了承願います。
 ──────────◇──────────
△市長提出議案の報告及び上程
○宇野 議長  次に、市長から議案の提出がありましたので、御報告いたします。
 議会事務局次長をして朗読させます。
 議会事務局次長、朗読願います。
  〔議会事務局次長朗読〕
草自第595号
平成18年7月24日
 草加市議会議長 宇 野   博 様
           草加市長 木 下 博 信
   平成18年草加市議会第5回臨時会に提出する議案について
 平成18年7月31日招集の草加市議会第5回臨時会に次の議案を提出します。
第65号議案 市長の給与の減額に関する条例の制定について
○宇野 議長  なお、議案はお手元に配付しておきましたので、御了承願います。
 第65号議案を議題といたします。
 ──────────◇──────────
△市長提出議案の説明
○宇野 議長  市長から提案理由の説明を求めます。
 木下市長。
  〔木下市長登壇〕
◎木下 市長  ただいま提出いたしました第65号議案 市長の給与の減額に関する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
 この議案は、公共工事をめぐる恐喝事件等に関し、市長としての責任を明らかにするため、市長の給与を減額する必要を認めたものでございます。
 内容といたしましては、市長等の給与等に関する条例第3条第1号の規定にかかわらず、平成18年8月1日から同年10月31日までの3カ月間、市長としての給与を、当該給料の額に100分の50を乗じて得た額を減じて得た額とするものでございます。
 施行期日につきましては、平成18年8月1日からとするものでございます。
 以上でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
○宇野 議長  以上で、提案理由の説明を終了いたします。
 ──────────◇──────────
△休憩の宣告
○宇野 議長  暫時休憩いたします。

午前11時42分休憩

午後 1時05分開議

△開議の宣告
○宇野 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 ──────────◇──────────
△市長提出議案に対する質疑
○宇野 議長  市長提出議案に対する質疑を行います。
 発言通告により順次発言を許します。
 8番、平野議員。
◆8番(平野議員) それでは、第65号議案 市長の給与の減額に関する条例の制定について質疑いたします。
 この減俸議案は、7月24日の臨時会が終了した、その日の午後5時前に議長に提出されたものです。そして、当初は20%、3カ月の内容で庁内LANにも掲示され、議員にも議案書として配付されたものが、本日になって50%、3カ月の減俸に差しかえられたものです。普通の市長であれば、議会の3分の2もの議員から不信任投票をされたならば、熟慮に熟慮を重ね、みずからの進退も考え合わせる中で、その責任のとり方を判断すると思われますが、木下市長はわずか数時間で差しかえ前の減俸議案を議長に提出したわけです。当然、臨時会の前から準備をしてきたと思えますが、いつから準備をしていたのか、減俸の判断はいつ下したのか、1点目に伺います。
 2点目は、歴代の市長の減俸の実績を調べてみましたところ、今井市長はゼロ回、小澤市長は2回、木下市長も過去に2回減俸しております。小澤市長の2件は、一般職員の不適切な行動によって、その監督責任をとり市長が減俸したものですが、今回は木下市長みずからの対応が原因となって、恐喝を助け、市民と市内業者に多大な損害を与えたものです。しかも、半年前には、我々の反対を押し切って選んだ助役が収賄罪で逮捕されたわけです。重犯は量刑が重いというのが常識です。兒玉前助役が逮捕されたときですら50%、半年間の減俸であった。今回それよりも低い減俸となったのはどういう積算根拠に基づくものなのか、伺っておきたいと思います。
 3点目は、議案の提案理由には「公共工事にかかわる恐喝事件等に関し、市長としての責任を明らかにするため」とあります。7月24日の市長の記者会見では、適正に職務を執行していたことが理解されたと発言されましたが、適正に執行していたならばなぜ責任をとらなければいけないのか、減俸しなければならないのか、矛盾するのではないですか。お答えいただきたいと思います。
 また、100条委員会において我々は、5年前から暴力団幹部とかかわりを持ち、携帯電話で直接やりとりをする仲であったこと、草加市不当要求行為等対策要綱等を制定しておきながら、暴力団といえども一市民として対応するよう指示していたことなど、6点にわたって問題点を指摘したわけです。これを全面的に受けとめ、市長としての責任を感じた結果、50%、3カ月の減俸なのか、それとも別の理由があるのか、その責任の内容を示していただきたいと思います。
 4点目、最後に、我々は事件発生当時から、これだけの問題を引き起こした責任のとり方は辞職という選択しかない、直ちに辞職すべきだと要求してきたわけですが、市長の出した結論は50%、3カ月の減俸でよしとするものです。なぜ辞職しないのか、その理由を明らかにしていただきたいと思います。
○宇野 議長  木下市長。
◎木下 市長  第65号議案の質疑につきまして順次御答弁を申し上げます。
 この議案は一体いつ準備し、提出する決断をしたのかという点でございますが、この議案につきましては、7月24日、不信任決議が否決されたことを受け、記者会見終了後に、市の最高責任者としての責任を明らかにするため減額条例案の提出を準備し、提案をする決断をしたものでございます。
 続きまして、2点目といたしまして、50%、3カ月、その積算の根拠と、また3点目、責任を感じるというのでは矛盾していないかという点、これはちょっと関連しますので、あわせて御答弁申し上げます。
 この減俸につきましては、過去の草加市の減俸の状況、埼玉県、全国の減俸の状況から、職員が逮捕されていない状況を踏まえ、庁内で協議の上、原案を決定しました。
 さらに、私自身も考えるところがあり、さまざまな皆さんと意見交換をさせていただき、指摘されるような癒着、行政執行上の不正は一切なかったものの、被告が5年前の市長選に立候補の取りやめを求めてきた際に、私が候補者としてきちんと政治理念等を説明するため、選挙中でもあり、移動中に携帯電話から御説明をしたことにより、被告が私の携帯電話の番号を知り得ることとなったこと、このことによりまして、行政執行上、申し上げましたとおり、一切の癒着、また不正はございませんでしたが、市民の皆様に不安を与え、不信を招きかねない事態となりましたことに対して責任を感じ、今回の減俸の提案とさせていただいたものでございます。
 さらに、これほど大きな問題になったのだから辞職すべきではという点について御答弁申し上げます。
 まず、私が果たさなければならない責任は、議員の皆様を初め、市民の皆様に御不安を与えるような事態になってしまったことを真摯に反省する中にあっても、これまで進めてまいりました市民の視点からの市役所の改革の取り組みを中断なく進めていくとともに、地方自治体の置かれた厳しい環境の中でも着実に市民の皆様の税を効率的に生かしていく行政とすること、さらには各地のまちづくりも含め、市政に課せられた将来の草加市発展のために重要な課題、これが山積をしております。そうしたことから、空白を生み出すことなく、大きなマイナスを市民の皆様に与えることのないよう、職員と一丸となって全力で取り組んでいくこと、それが重要であると認識をいたしております。
 また、あわせまして今回のような事件が二度と起こることのないよう、警察関係職員の採用、再発防止への厳しい条例の制定等、こうした取り組みも早急に進めていかなければならないと認識をいたしております。そして、一日も早く不安や不信を回復し、再び御信頼いただけるよう全力を尽くし、取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 以上でございます。
○宇野 議長  8番、平野議員。
◆8番(平野議員) まず、1点目に伺いたいんですけれども、私たち議員が指摘した6点のうち、1点目の携帯電話の番号が知られるところになった、その携帯電話を相手に知らせて何度も連絡をとり、特別扱いしたことについては認めていないんだけれども、知られたことのみは認めると、その点において減俸に値すると。ほかについては、市長としては、私たちが6点の問題点を指摘したにもかかわらず、全く的外れと、このように考えた結果なんですか。そこについて、まず議会の意思をどう考えているのか、改めてきちんと答弁いただきたいと思います。
 それと、責任の範囲をもう一度伺いたいんです。市民の皆さんに不安、不信を与えた、その与えたのはだれですか。逮捕はされていないけれども、不安、不信を与えた責任は職員にあったんですか。その監督責任をとって減俸するんですか。それとも、市長本人にあったんですか。その責任の所在をもう一回明らかにしてください。
 それから、もう一つ、再発防止が辞任をしない理由として挙げられていました。私たち議員が皆さんで、1名を除いて29名が問題点として指摘した部分を全く当たらないとしておきながら、どうやって再発防止に取り組むんですか。市長は、自分がとった対応に問題はなかったと言っている。問題がなかったら、再発防止のしようがないでしょう。どうやって再発防止をしようというんですか。警察官OBを職員として採用する、まるで職員が悪いみたいじゃないですか。再発防止するんだったら、警察官OBに全員総取りかえということですか、おかしいでしょう。どうやって再発防止するんですか。
 まず、問題点を明らかにしたところに再発防止の対策が出てくるんですよ。議会の総意を無視した再発防止があり得るんですか。そんな辞職をしない理由というのが存在するんでしょうか。伺っておきたいと思います。
○宇野 議長  木下市長。
◎木下 市長  再質疑に御答弁申し上げます。
 まず、1点目でございますが、6点についてどう考えているのかという点でございますが、この6点の報告に関しましては、私ども、私と職員を含め執行部の発言についてよりも、どちらかというと委員さんの皆様の発言に基づいて取りまとめられた面があり、私としては不本意であったというふうに感じているところでございます。
 次に、不安と不信を与えた責任の所在でございますが、先ほども申し上げましたとおり、市政執行の最高責任者として責任を明らかにするためにという点でございますので、職員、市長、どちらかということではなく、すべてにおいて最高の責任者として私が市長として責任を明らかにするために減俸をさせていただくものでございます。
 3点目といたしまして、問題がなかったら再発防止ではないのではないかという点でございますが、これも委員会の中でも職員を含め、私もたびたび御説明を申し上げてまいりましたが、大変行政におけるこうした苦情への対応というものにはジレンマがある部分がございます。
 結果といたしまして、こうした形で苦情の陰に恐喝の事件があったということ、これが明らかになったことにより、改めて警察官OB、こうした関係の職員を採用し、さらにこうした苦情に対してよりよく対応できるように、また条例についても全国で幾つか制定されているところがありますが、こうした事件を受けたからこそ、厳しく条例が制定できる部分もございます。こうした部分、さらにさまざまな対策等の検討を進める中で、積極的に再発防止に向けての取り組みを進めてまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 以上です。
○宇野 議長  8番、平野議員。
◆8番(平野議員) 幾ら条例を制定しても、市長が実行する気がなかったら絵にかいたもちですよ。今回だって、草加市不当要求行為等対策要綱をなぜ発動しなかったんですか。市長がそれと認めなかったから発動しなかったんでしょう。幾ら条例を制定しても、実行しなかったら再発防止にならないんですよ。まず、市長の態度を改めない限り、市長がやめない限り、変わらないじゃないですか。
 今の答弁を聞いていても、私たち議員が11回もの100条委員会を行って、証人を呼び、そして証言をとり、証拠を集め、そして検討した結果ですよ。何ですか、議員の勝手な発言に基づいてまとめたと、驚きました。そんな理由を述べてまで、やめずに減俸する市長の態度はあきれ返るばかりでございます。
 もう一つ伺いたい点は、今、苦情の陰に恐喝があったと言いました。因果関係については認めていないわけですね。ところが、100条委員会の中で、これは証言と証拠に基づいて私たちは明らかにしたんですよ。証言に立った人がこう言っていましたよ。私たちとしては自分は正当に対応していた、けれども市長から公文書をもらい、そして指名から外されるという状況を見て、泣く泣く15万円の示談金を支払った、これは明らかに市長の働きかけ、あるいは市の対応がなければ15万円は払わなくて済んだということですよ。
 木下市長は、懲戒委員会を開き、定例化し、その懲戒委員会の長となって職員をたびたび懲戒処分してまいりましたね。職員の懲戒処分の基準等に関する指針には、こう書いてあるんですよ。「職員が行った一連の行為が、複数の非違行為に該当する場合は、標準例で規定する最も重い処分よりもさらに重い処分を行うことができる。」と。標準例で規定する最も重い処分よりさらに重い処分ができるときは、次のいずれかの事由があるときです。
 一つ、「職員が行った行為の様態が極めて悪質であると認めるとき。」、該当するじゃありませんか。「職員が管理又は監督の地位にあるなど、その占める職の責任の度が特に高いとき。」、市長以上に高い人はいませんよ。「職員が過去に懲戒処分を受けたことがあるとき。」、全部該当するじゃありませんか。
 懲戒委員会で職員を処分した、その最高責任者、委員長である木下市長が行ったすべての行為が、非違行為に該当する最も重い処分を行うことができるんですよ。みずからがみずからの処分を行って、辞職するというのが真っ当な対応じゃないですか。何のために今まで懲戒委員会をやってきたんですか。
 市長が行った一連の行為は、私は刑事罰に値すると思います。これは立件されるかどうかは問題じゃないんですよ。議会で問うているのは道義的責任です。刑法にはこう書いてあります。第249条「人を恐喝して財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。前項の方法により、財産上不法の利得を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。」、地方公務員法第33条「職員は、その職の信用を傷つけ、又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。」、いずれにも該当します。
 これで不十分なら、もう一つあります。刑法第62条第1項「正犯を幇助した者は、従犯とする。」、恐喝を助けているんです、市長は。逮捕されなければ、その責任をとらないつもりですか。今、問われているのは道義的責任です。それをとって辞職するというのが真っ当な市長のやり方ではありませんか。
○宇野 議長  木下市長。
◎木下 市長  再々質疑に御答弁申し上げます。
 どのような条例を定めても、実行する気がなければ絵にかいたもちであるということでございますが、まさにそのように実行していかなければならないものであると私も認識をいたしております。これまでもマニュアルの改定をいたしましたのは、私が就任してからでもございますし、そうした中でこうした事件が現実に陰で発生したということ、このことを受けて、さらに厳しいものを制定し、再発を防止していきたいと考えているところでございます。
 また、2点目といたしまして、こうした公文書等の存在がという点で御指摘がございましたが、私どもがこの文書を出させていただきましたのは、委員会の中でも御説明申し上げましたが、事件が実際にあったのか、なかったのかも含めて、適切な対応をしていただきたいということでございましたので、平野議員さんが今御指摘いただいたような形での文書ではなかったということをぜひ御理解をいただきたいと思います。
 また、次にたびたび懲戒委員会を開いていて、市長こそ、その懲戒に値するんではないかという点でございますが、まず1点、その前提となる、たびたび懲戒委員会を開いて処分をしているという点でございますが、そのほとんどが交通事故等によるものでございまして、めったやたらに御指摘のような懲戒処分をしているところではないということをぜひ御理解いただきたいと思います。
 そうではなく、そのような御指摘を受けますと、さもさまざまな部分で懲戒処分が行われているように認識をされているかと思いますが、現実に過去の懲戒事例は適切に交通事故等を中心に、またそうした中で、職務の執行の中において処分された職員はそんなに多いものではございません。わずかな職員であったと記憶しております。
 また、関連をいたしまして、この道義的責任、まさに指摘いただいている道義的責任であるかと思います。市といたしましては、本当に私も職員も組織として行政としてのジレンマを感じつつも、適切に対応をしてきたところでございます。こうしたことから、幇助等の犯罪に該当するんではないかという御指摘でございますが、私どもはそのような形に該当するものではないと考えております。
 しかし、一方、市民の皆様にこうした形で不安を与え、不信を招きかねない事態となっていること、また先ほど申し上げた経過とはいえ、私の携帯電話の番号が相手の知るところとなってしまったこと、そうしたことの道義的責任を認識し、減俸の条例を提案させていただいたところでございます。
 そして、その中で責任を明らかにさせていただき、今後の再発防止、そして大変厳しい地方自治体の置かれた状況の中で、これまで進めまいりました市民の視点での行政の改革、新しい市役所づくり、そして山積する市政の課題、これを解決し、前進していくこと、それが私に直接市民の皆様に選んでいただいた中での市長としての果たすべき責任であると認識をいたしておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○宇野 議長  20番、種子島議員。
◆20番(種子島議員) 議長よりお許しをいただきましたので、議案質疑をさせていただきたいと思います。
 まず最初に、この条例案が提案されるまでの経緯ということで伺いたいと思います。
 減額の条例案を出そうということで、どなたに相談をし、議長に議案として出されたのか。7月24日、議会が終了し、2時30分から記者会見をなさっておられます。私どもにファックスが流れてきたのは夕方でございます。でも、新聞には、市長、給与減額提案へと掲載されております。どんな経緯だったのか、伺っておきたいと思います。
 また、この条例案は市政運営上、臨時会を開いてまで提案をしなければならないほど急を要することではないと思います。それは1カ月後には、8月31日から9月定例会を開会するという日程が決まっているわけですので、なぜきょうなのか、その理由についても伺っておきたいと思います。
 減額条例案を臨時会を開いてまで提出されたということは、7月24日、不信任決議が法定の成立数4分の3に達してはいないが、議員の3分の2の方々が市長を信任しないという結果を出したわけでございます。提案理由の説明では「市長としての責任を明らかにするため、市長の給与を減額する」と述べられておりますが、常識的に考える人々は、いつやめられるんですか、辞職はいつですかと尋ねられる方々が多いわけです。
 市長が選択したのは、減額という選択だと思うわけですけれども、先ほど根拠についても質疑がありましたが、私どもは違うのではないかと疑義を感じます。それは、前助役のときは、市長がみずから、間接的にもかかわらず100%で出してまいりました。結果的には、50%の6カ月というふうになったわけでございます。今回は、市長と暴力団とのかかわりで当事者、市長自身の問題であるにもかかわらず、50%の3カ月になったということについても伺いたいと思います。
 市長は、市民に対し不安と不信を与えたのでと言っておられますけれども、最高責任者としての50%、3カ月であるとのことですが、これは一回やめて、出直すことも責任のとり方ではないのかなというふうに思います。
 もう1点は、この条例案が出されたということは、私どもは自分の非を認めたからこそ出されたのではないかというふうに思います。なぜ辞職ということまで決断をしなかったのか、お伺いをしておきたいと思います。
○宇野 議長  木下市長。
◎木下 市長  種子島議員さんの御質疑に御答弁申し上げます。
 まず1点目、提案に至った経緯、またなぜ急いでやるのかという点でございますが、7月24日、不信任決議が否決されたという事実を受け、しかし否決されたとはいえ、速やかに市の最高責任者としてその道義的責任、これを明らかにし、市政を前進させていく必要があると判断し、減額条例案の提出を決断したものでございます。
 また、そして速やかに行うために、8月からの減俸で提案をさせていただいておりますが、そのためには本日の臨時会、この開催が必要であるということで告示をさせていただいたところでございますので、よろしくお願い申し上げます。
 また、2点目、3点目は関連しておりますので、一括してお答えをさせていただきます。
 前回は助役という人間の問題、今回は自分の問題という点で御指摘をいただきましたが、私が任命した助役が逮捕、起訴されたということで、任命権者、また管理をしている責任ということも受けとめ、6カ月間の給与50%の減額とさせていただいたところでございますが、今回は他人ではなくて自分ではないかという御指摘でございますが、私に関しまして今の御質疑の中でも、暴力団とのかかわりがあったと、そしてそのかかわりが行政に影響を及ぼしたのではないかという指摘でございますけれども、実際上は私ども、特にかかわりということはございませんし、先ほども申し上げましたとおり、癒着もなく、行政事務としてはジレンマの中でも適正に全職員一丸となって組織として対応していったものでございます。したがいまして、前回は助役、今回は自分という単純なものではないというふうに認識をいたさせていただいているところでございます。
 しかし、結果といたしまして、市民の皆様に不安を与え、不信を招きかねない事態となっていること、こうした中での道義的責任を明らかにし、速やかに市政を前進させ、新しい市役所づくり、さらには山積している課題、これに空白をつくることなく着実に前進をさせていくこと、これが市長として私に課せられた重大な責務であると考え、減俸の提案をさせていただき、御指摘のような辞職という道を選ばなかったものでございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 以上でございます。
○宇野 議長  20番、種子島議員。
◆20番(種子島議員) 1番目の経緯についてということでお伺いをしているわけですけれども、お答えがございませんでした。こんな大事なものを決めるときというのは、市政運営上いろいろと大事なものを決めるときには、経営会議を開き、そして行政会議に報告をしながら、部長の皆さん方にも徹底をし、そして職員にも知らせるという、組織的な手続がやられているのではないですか。
 それが、お聞きしましたら、経営会議も開いていない、行政会議では何か報告をされたやには聞いておりますけれども、やはり市長みずからが反省をしながら、市政運営をしっかり任せてほしいというのであれば、組織的な運営をきちっとやるべきではないですか。二人も助役がいらっしゃるのに、何を助言なさっているのか、よくわかりませんけれども、そのような経営会議もなされず、たまたま7月24日の議会が終わった後、そのような議案が出されるやもしれないという話は聞きましたけれども、手続について再度お尋ねをしておきたいと思います。
 先ほどの答弁の中でも、政治的、道義的ということが言われているわけですけれども、道義的な責任ということでは、警察の方でも、私たちが100条委員会でやっておりました佐藤建設工業株式会社の関係については、なぜか前助役のときの書類が返されないのに、ちょうど私たちが100条委員会をやっているときに返ってきました。これは100条委員会に道義的な責任を追及してほしいということではないですかと、先日警察にも行ってまいりました。そのことで、結構いろいろなことが明らかにもなってきたわけですので、やっぱり道義的な責任というのは、市長をみずからがやめるということにつながるのではないですか。
 市長がいろいろ言いわけをなさっておりますけれども、私たちは、政治家というのは暴力団とのかかわりは決してあってはいけないということが鉄則なんですよ。そのことを問うているわけですので、その点についてああだこうだと言っても、かかわったわけですから、そのことに対する道義的な責任というのは辞職しかあり得ないのではないかなというふうに考えますが、再度お答えをいただきたいと思います。
○宇野 議長  木下市長。
◎木下 市長  再質疑に御答弁申し上げます。
 まず、この大事な議案を提出するんであれば、経営会議、行政会議等の議論を経るべきではないかという点でございますが、まず経営会議につきましては、これまでも議案の提案をするときに経営会議を経なければならないという性質の会議ではございません。全庁にまたがること、また重要な事項を議論することはございますが、経営会議がこの議案提出について、通常から経なければならない会議とは位置づけられておりません。
 また、行政会議につきましては、担当各課、ヒアリング等を行った中で、最終的には議案の確認を行っているところでございます。全庁的に部局長が参加し、議案の内容、その他を確認するというのが行政会議の位置づけでございます。
 したがいまして、今回の減俸につきましては、先ほどから御指摘もいただいております道義的責任について、市長として私みずからがどう判断するかという点でございますので、これにつきましては庁内で一定の議論はさせていただきましたが、最終的には自分の身分にかかわるもの、それについてみずから提案をするということで、行政会議につきましては、これは報告とさせていただいたところでございますので、手続上何ら、今回特殊な形があったのかというと、そういうことではございませんので、御理解をいただきたいと思います。
 また、100条委員会についての道義的責任等の警察のかかわりという点は、私の方から何らかの推測で発言をすることはできませんので差し控えさせていただきますが、かかわりがあってはならないという点で御指摘をいただいておりますが、これまでも発言をさせていただいておりますとおり、選挙のときに立候補取りやめを求めて先方が来訪されてきたということが、私が被疑者と面識を得たところの最初でございます。
 したがいまして、そうしたもの、これをすべてかかわりというのであれば、毅然として政治信念を持ち、市民のために正しいと思うこと、これをどのような形の議論があろうとも、信念を持って取り組んでいけば、いろんな形で異議のある方、ぶつかる方はいらっしゃるかと思います。議員の皆様方でも、そのような形で、そういう団体の方々、いわゆる政治団体の方々と何か面識を持ったことがある方というのは、当然信念を持って、確信を持って市民のために政治活動を行っていればあり得ることでございます。
 そうしたことで、責任を問われるということ、それはさまざまな判断があるかと思いますけれども、私は今回の行政執行の中で違法なこと、不正なこと、そうしたことはなかったものの、結果としては、こうした公共工事の陰に恐喝事件が存在し、市民の皆様に不安を与え、御不信を招きかねない事態になったということ、それは行政全体の執行の責任者として大変深く受けとめ、市民の皆様に申しわけなく、こうした形での減額を提案させていただいたところでございます。
 以上でございます。
○宇野 議長  20番、種子島議員。
◆20番(種子島議員) 今の市長の答弁なんですが、いろいろと5年前からのかかわりを持ったということで、そのことが不正をやったわけでもない、癒着もないと、市長がそのように言明されても、私たち、結果的には100条委員会を開くことになったわけですけれども、その前々からの職員間の話とか、いろんな話の中から、職員も大変な思いをしている、そして業者も大変な思いをしている。業者もいろいろと言われて、警察にも相談をし、警察は絶対お金を払わないでくださいという指示もなさっているわけですよ。
 でも、私も反論しましたけれども、事が起きて、お金を払わないでそのままにしておくと、草加市に指名から外されますよと、そうなってくると業者は死活問題になるじゃないですかということで、警察でもそんな話をさせていただきましたけれども、そのように業者は業者として毅然たる態度をとったわけですよ。市長も毅然たる態度をとるならば、何で携帯電話にその登録をしなければならなかったかということは、やはりつながりを持っているということを言われても仕方がない。
 自分は何も不正はやっていないとおっしゃいますけれども、この間のいろいろな100条委員会の結果を受けていけば、裏で行われたような、そんな言い方をされても、そうじゃないんじゃないですか。表に出てきている話ですから、やっぱり市長としての責任があったわけでしょう。
 市長室から担当に電話が行くということは、受けた方は市長から言われているというふうに解釈をするわけですから、そういう部分ではやっぱり市長からいろいろと発信が出ていたと、かかわりがあったというふうに職員は解釈をせざるを得ないわけですから、やはり市長としての毅然たる態度というものがそこに生まれていなかったということは免れないことでございますので、先ほどこの条例の出し方、私たち政治家でいえば、最初出された20%でも、私だったらやめないという気持ちを決めるならば、任期満了まで3年の残り期間ずっと減額しますよと、そのぐらい言ってもいいはずです。
 でも、今回50%の3カ月ですので、その件についても私たちは信任していないわけですから、その部分については市民に明らかにするのは辞職しかないんではないのかなというふうに思いますので、この議案の出し方というのは市長がもう一度考えることはないのかどうなのか、お伺いしておきたいと思います。
○宇野 議長  木下市長。
◎木下 市長  再々質疑に御答弁申し上げます。
 こうしたつながりがある、ないということにかかわらず、結果としては市長が影響を与えていたんではないかという点でございますが、職員がそういうかかわりがあったと判断をするという御発言がございましたが、ともに組織として対応してまいりましたので、私どもの職員がそのような形で市長とのかかわりがあるということで認識をしていた点は、私はないと考えております。
 実際に組織として対応する中で、いかに毅然と、きちっとやっていかなければならないかということを、組織として私、そして職員が一丸となって取り組んだかどうかは、このさまざまな苦情に対応した職員、その職員一人ひとりが私は認識をしたものと考えております。
 したがいまして、どのような形で疑惑を持たれようとも、全くそういった不適切なつながりはございませんし、あくまで私も職員と同様、できるもの、できないもの、法律に基づいて行政としては粛々と執行することしかない、そうしたことを毅然と伝えさせていただき、組織として対応をしてきたものでございますので、ぜひその点を御理解いただきたいと思います。
 以上でございます。
○宇野 議長  以上で、発言通告者の市長提出議案に対する質疑を終了いたします。
 ほかに質疑ございますか。
  〔「はい」と言う人あり〕
○宇野 議長  7番、今村議員。
◆7番(今村議員) ただいまの質疑に対する市長答弁を伺っていて、どうも市長としての御自分の立場をわきまえていらっしゃらない、そういう印象を受けました。残念ながら、本当に大変なことだと思います。
 7月24日の臨時会で、木下市長には再び市長の籍が許されました。でも、だからといって、20人の議員、議会の3分の2が、そして多くの市民がそのことを納得したわけではありません。100条委員会の報告で市政への暴力団介入が確実に明らかになったにもかかわらず、市長が御自分で辞職する意思をお持ちにならないこと、それを認める議員がいる限り、今後の草加市政運営のあり方がとても心配です。
 先日、職員に対する研修会があったようです。草加市職員向けの特別研修ということで、平成18年度草加市職員夏期特別研修ですね。7月28日、草加市文化会館で、草加市における恐喝事件等を踏まえ、違法行為や公益通報制度について職員一人ひとりが認識を深め、組織として適正な対応ができる体制を確立する、目的にそのように書いてあります。私はこうした研修を職員に行うのではなくて、市長こそこうした研修を受けるべきではないかと思うわけですが、それはそれとして、市長は暴力団、藤澤一賀氏の携帯電話番号を自分の携帯から消したとおっしゃっていましたけれども、再び出所した藤澤氏が連絡をとってきた場合にどうするつもりなのか。
 また、この市長給与を50%減俸することで、暴力団介入を阻止することができるのかどうかということが疑問です。暴力団が窓口に来た場合に、職員にどのような対応をこれから指示するおつもりなのか。
 今まで、暴力団も一般市民として扱いなさい、そういう指示が出ていたために、暴力団が職員のところに来ても警察に通報できなかったという事実もあるわけです。市長の指示が大きな影響を職員に対して与えているわけです。このところを職員に対してどういうふうにこれから指示をするつもりなのか、お答えいただきたいと思います。
 そして、暴力団も一般市民という感覚はいまだもって理解ができないわけですけれども、この市長が毅然として暴力団に対応するという意味は、どういう対応が毅然とした対応なのか、それもお答えいただきたいと思います。
○宇野 議長  木下市長。
◎木下 市長  今村議員さんの御質疑に御答弁申し上げます。
 先般の職員研修について市長も受けるべきではないかということでございますが、主催をしたのが私でございまして、この研修につきましては、当然私も職員とともに参加をさせていただいて、内容については拝聴をしているところでございます。
 さらに、今後もし被疑者がまた戻ってこられるという状況の中でということでの質疑でございますが、これまで苦情として対応せざるを得ない行政のジレンマがございましたが、今回の逮捕、起訴ということ、今、公判中でございますが、こういう状況の中で、被疑者が持ち込まれたのは単なる苦情ではないことが明らかになりました。したがいまして、今後の対応につきましては、これから定める条例等も含め、より厳しく対応していくものになると私は認識しております。
 さらに、重ねて一般市民と扱えと市長が指示したことによってという御指摘でございますが、これは委員会でも発言をさせていただきましたが、私から、暴力団といえども一般市民として扱えという指示を出したことは一切ございません。
 これまで行政に対してさまざまな形で苦情を申されてこられる方、いろんな社会的立場、地位の方がいろんな形で苦情を持ち込まれて、また意見等を持ってくる場合がございます。こうした場合につきましては、私よりも経験のある職員の方が、さらにこれまで全国の行政でも同じようなジレンマを抱えているわけでございますので、あえて私が就任してから特定の人を指し、また不特定多数を指してでも、そのような指示を行ったことはございませんので、その指示があったことによってそうなったという御指摘については該当しないところでございます。
 そして、毅然とした対応というものは、行政の法、条例、規則、要綱等にのっとりまして、その中で対応すべきものは対応する、対応できないものは対応できないということで、何らかの圧力等によって判断を変えない、それが毅然とした対応であると認識をいたしております。
 以上でございます。
○宇野 議長  7番、今村議員。
◆7番(今村議員) いろいろお答えいただいても、これ以上、市長から私たちの納得できるお答えがいただけるとは思いませんのでやめますが、もう一つだけ、最後に、この50%減俸ということが暴力団の介入を今後押しとどめることになるのかどうか、それが1点。
 それから、暴力団お断りのステッカーを市役所の正面玄関に張ってもらいたい、そんなふうに思うわけですが、そのことについてはどんなふうにお感じでしょうか。お答えいただきたいと思います。
○宇野 議長  木下市長。
◎木下 市長  御答弁申し上げます。
 介入を押しとどめることになるのかという点でございますが、介入という事実はございません。苦情といったものの陰に恐喝があったということが明らかになったところでございますので、そうした形でのものはこれまでも存在しておりませんので、今後もあり得ないというふうに考えております。
 また、そうした中で今後の対応でございますけれども、さまざまな制度、こうしたものを充実させていただく中で、これまで以上に、また全国的にも、こうしたさまざまな方からの苦情、要望につきまして対応できる市役所になると考えております。
 なお、暴力団お断りというのを張るべきではないかという点でございますが、行政という立場は民間の事業者とは違います。民間の事業者であれば、入れ墨のある方はお断りと、その場合は許可しませんということができますが、行政というのは、草加市役所、23万8,000市民すべてを対象といたしております。職業、地位、さまざまな立場によって、それに私どもが区別をすることはできません。これは警察であろうと、私ども行政であろうと、法的な立場の中でそうした掲載をするということ、これは許されないところでございますので、ぜひその点は御理解をいただきたいと思います。
 その中で、毅然と対応していかなければならない、それが行政の職員が抱えているジレンマの一面でもあるということは、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
○宇野 議長  ほかに質疑ございますか。
  〔「なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  ないようでございますので、市長提出議案に対する質疑を終了いたします。
 ──────────◇──────────
△委員会付託省略
○宇野 議長  次に、委員会付託の省略を議題といたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております第65号議案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  御異議なしと認めます。
 よって、第65号議案につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
 ──────────◇──────────
△休憩の宣告
○宇野 議長  暫時休憩いたします。

午後 1時52分休憩

午後 1時59分開議

△開議の宣告
○宇野 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 ──────────◇──────────
△討論
○宇野 議長  討論を行います。
 発言通告により発言を許します。
 9番、大野議員。
  〔9番 大野議員登壇〕
◆9番(大野議員) 日本共産党草加市議会議員団を代表し、市長の給与の減額に関する条例の制定について反対討論を行います。
 木下市長は、公共工事にかかわる恐喝事件等の責任をとるとして、みずからの減俸条例案を出しました。しかし、議案の出し方や、その内容を見たとき、政治家としての常識、判断能力、資質の欠如は救いようがないと言わなければなりません。
 さらに、今回の事件に対し責任を全く感じていないということを改めて痛感いたしました。木下市長は、7月24日の臨時会終了直後、市長給与20%の3カ月分減俸条例案を提出し、記者会見まで行いながら、議会が反対していることを察知するや、50%の3カ月に差しかえるということを行いました。議会が反対しなければ、できるだけ軽いペナルティーで済まそうとする姿勢には、反省のかけらも見られません。
 そもそも市長不信任決議が否決されたとはいえ、議員30人中20人が不信任決議に賛成したのです。この重みがわかっていれば、臨時会当日、このような議案を軽々しく出せるはずがありません。不信任決議が出されたということ自体、前代未聞の異常事態であり、しかも議員の3分の2が賛成したのです。この重みを、時間をかけてしっかり受けとめるべきではありませんか。
 しかも、提出した内容は50%の3カ月という内容で、助役逮捕のときより軽いものです。助役逮捕のときも、市長は議会から指摘されてやっと減俸しましたが、それでも50%の6カ月でした。今回は市長みずからの問題です。しかも、事は市長みずからが招いた暴力団恐喝事件という重大問題です。それなのに、助役の収賄より軽いと考えているのでしょうか。あいた口がふさがりません。
 市長が自分の非を認めず、何ら反省していないことの証拠です。市長が反省しない以上、今後の市政運営は何ら変わらないだろうと思うと、ぞっとする思いです。事実、臨時会の直前、ある議員の自宅周辺に暴力団員のしわざと思われる恐喝ビラがまかれ、不信任決議に反対するよう圧力がかけられました。木下市長が市長の座にい続ける限り、こうしたうさん臭いやからが暗躍し続けるでありましょう。
 残念ながら、今の木下市長には、それを断ち切る気持ちも勇気もありません。木下市長がその座に居座り続ける限り、職員も業者も安心して仕事ができないのです。議会は、前向きな政策論議ではなく、不祥事の後始末に追われ、多大な時間と労力を費やさなければならず、市政の後退を招いてしまいます。
 我が党は、今回の事件は減俸で責任がとれるなどという性格の問題ではないと考えています。市長にはみずから辞職していただきたい、これが日本共産党の考えです。このことを申し述べて、反対理由といたします。
○宇野 議長  以上で、討論を終了いたします。
 ──────────◇──────────
△採決
○宇野 議長  直ちに採決を行います。

   ◇第65号議案の否決
○宇野 議長  第65号議案 市長の給与の減額に関する条例の制定については、原案に賛成の諸君の御起立を求めます。
  〔起立少数〕
○宇野 議長  起立少数であります。
 よって、第65号議案は否決されました。
 ──────────◇──────────
△日程の追加
○宇野 議長  お諮りいたします。
 26番、浅井康雄議員から議案の提出がありました。
 議第17号議案は緊急を要しますので、急施事件と認め、日程に追加し、議題といたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  御異議なしと認めます。
 よって、議第17号議案を急施事件と認め、日程に追加し、議題とすることに決しました。
 ──────────◇──────────
△議員提出議案の報告及び上程
○宇野 議長  付議議案を議会事務局次長をして朗読させます。
 議会事務局次長、朗読願います。
  〔議会事務局次長朗読〕
平成18年7月31日
 草加市議会議長 宇 野   博 様
            提出者 浅 井 康 雄
            賛成者 瀬 戸 健一郎
             〃  有 賀 正 義
             〃  大 野 ミヨ子
             〃  新 井 貞 夫
 木下博信草加市長の辞職勧告決議
 上記の議案を別紙のとおり、草加市議会会議規則第14条の規定により提出します。
 議第17号議案 木下博信草加市長の辞職勧告決議
○宇野 議長  なお、議案はお手元に配付しておきましたので、御了承願います。
 議第17号議案を議題といたします。
 ──────────◇──────────
△議員提出議案の説明
○宇野 議長  提案理由の説明を求めます。
 26番、浅井康雄議員。
  〔26番 浅井康雄議員登壇〕
◎26番(浅井康雄議員) 提案理由の説明を行います。
 議第17号議案 木下博信草加市長の辞職勧告決議。
 草加市では平成17年11月の前助役逮捕に続き、平成18年4月には公共工事にかかわる恐喝事件で暴力団幹部の藤澤一賀氏が逮捕され、草加市役所が半年間に2回も警察の家宅捜索を受けた。
 公共工事にかかわる恐喝事件等調査特別委員会では、木下博信草加市長は5年前の市長選挙以来、暴力団幹部の藤澤一賀氏と携帯電話で連絡を取り合う間柄となっており、藤澤一賀氏が逮捕されるまで、携帯電話から同氏の番号を削除していなかったこと、また、草加市の道路管理瑕疵による藤澤一賀氏への損害賠償に関しては、市長みずからが早く損害賠償金を支払うように指示し、物損事故であるにもかかわらず、損害賠償金の全額が議会の議決前に概算払いとして藤澤一賀氏へ支払われていたこと、さらに、木下博信草加市長名で暴力団擁護とも言える公文書が送付され、その後、請負業者は市にこれ以上迷惑をかけられないとして、因果関係が認められないまま藤澤一賀氏に解決金15万円を支払い示談していたことなどが明らかになった。
 これらの明らかになった事項を受け、去る7月24日開会の草加市議会第4回臨時会では、木下博信草加市長の不信任決議が提出され、その結果、賛成20票、反対10票で否決となった。
 木下博信草加市長は、第4回臨時会終了後に記者会見を開き、不信任決議が否決されたことは私どもが適正に職務を執行していたということに御理解をいただけたと認識していると述べている。しかし、草加市議会は、さきの木下博信草加市長の不信任決議は特別多数議決のため否決となったものの、草加市議会議員の3分の2に当たる20名の議員が賛成をしており、木下博信草加市長を信任したものではない。
 よって木下博信草加市長は、市政の最高責任者として、みずからの失態を認め、強く反省し、本決議にのっとって、潔くその職を辞されるよう、厳しく勧告することをここに表明する。
 平成18年7月31日、草加市議会。
○宇野 議長  以上で、提案理由の説明を終了いたします。
 ──────────◇──────────
△休憩の宣告
○宇野 議長  暫時休憩いたします。

午後 2時10分休憩

午後 2時21分開議

△開議の宣告
○宇野 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 ──────────◇──────────
△議員提出議案に対する質疑
○宇野 議長  議員提出議案に対する質疑でありますが、発言通告はありません。
 よって、議員提出議案に対する質疑を終了いたします。
 ──────────◇──────────
△委員会付託省略
○宇野 議長  次に、委員会付託の省略を議題といたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議第17号議案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  御異議なしと認めます。
 よって、議第17号議案につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
 ──────────◇──────────
△討論
○宇野 議長  次に、討論を行います。
 発言通告により順次発言を許します。
 6番、切敷議員。
  〔6番 切敷議員登壇〕
◆6番(切敷議員) 議長のお許しを得ましたので、議第17号議案 木下博信草加市長の辞職勧告決議に対して、オールそうか議員団を代表いたしまして、反対の立場で討論を行います。
 100条委員会の調査結果に基づきまして、反対の立場から討論をしていきたいと思います。
 我が国における地方自治法の運営の枠組みでは、二元代表制という特質を持っております。いわゆる執行権を保持する行政の長を市民の直接選挙によって選任し、その信託によって市政を執行していくこととし、その権力的な統治の実態をチェックすべく、地方議会の議員を同じように直接選挙によって選任していくということ、執行部と議会が車の両輪と例えられているのは、このことをあらわしているのではないでしょうか。お互い、市民のために調和し、地域の発展のために有効なバランスを保っていかなければならないことを示唆していることと言えます。
 私は、今回の100条委員会の報告はチェック機関としての報告として受けとめながらも、基本的な認識の枠組みとして、行政の長が市民と直接、委任、受任という、一種の契約行為とも言うべき形で関連し合っていることに留意すべきだと思います。
 今回の調査結果は、藤澤被告の恐喝事件に端を発し、概要が主でありますが、その内容が即効的に市長に辞職勧告たらしめることという、特別多数議決を求めるものに該当するか否かは極めて疑問だと言わざるを得ません。そのような状態で執行権を市民から包括的に委任されている市長に辞職勧告することは、どう考えてみても市民の利益になるとは思料できないものであります。合理的な判断を欠き、短絡的な結論だけを求めるにすぎないと断ぜざるを得ません。
 懲戒的に判断する市長の行政執行に対する責任は避け得ないことも事実ですが、それは今回の恐喝事件に関して新聞報道、草加市広報、会派の機関紙などで概要が報告されていますが、私もできる限り市民の素朴な感情を知りたいと思い、自分の意見を控えながら聞き回ることに徹しました。多くの町会長さん、また自治会長さん、各種団体の役員さん、一般市民の方などの声を聞きましたが、木下市長を辞職勧告せよという声は、私の知る限りでは少数であります。
 むしろ、設計価格150億円の病院を100億円で建てて50億円もの節約をしたとか、コンビニエンスストア納税を可能にした、民間交番を設置したこと、小学校の天井高の問題、職員の削減など、行政改革、財政改革の手腕を評価するものが多かったようにも思います。さらに、イメージダウンをねらった市長交代の政争の具ではないかという意見もございました。また、市長の暴力団との癒着は絶対に許せないという声ももちろんありました。
 それらの意見を参考にしながら、私自身が判断したのは、この問題だけのために今までの市政への功績を否定することは、産湯とともに赤子を流すという例えに似た結果になると思います。100条委員会が設置されたのですから、市政を混乱させたことは事実だと思います。しかし、だからといって辞職勧告決議を可決し、その結果、不必要に市政を停滞、混乱させ、自治体の大原則たる費用対効果が明確に図られるものとして市民の納得のいくものだとは到底考えられないと思うところであります。
 こういうときこそ、ミクロ的視点からマクロ的視点に移るべきであると思います。災いを転じて福となすという言葉がありますが、現行行政の制度的問題、そして民意と費用対効果の側面とともに、先ほど否決されました市長提出議案、第65号議案 市長の給与の減額に関する条例の制定についてに、迅速な対応と、50%、3カ月の減俸が市長の責任を明確にするために十分に値するものと判断いたします。
 これらの点から、総体的に反対の立場での討論といたします。
 終わります。
○宇野 議長  28番、瀬戸議員。
  〔28番 瀬戸議員登壇〕
◆28番(瀬戸議員) ただいま提出されました木下博信草加市長の辞職勧告決議に対し、自由市民クラブ議員団を代表し、賛成の討論をさせていただきます。
 原稿は用意しておりません。今、ここにある問題が何かということだけを一つ付して、賛成の討論にかえたいと思っております。
 それは、30名の議員のうち20名の議員が市長不信任決議に賛成をした。4分の3以上の賛同がない限り決議は成立はしない。市長の言葉をかりれば、まさにそのジレンマであります。否決されたからといって、通常の政策であれば決しられたことが決定事項として尊重されなければならないし、不信任もそういう意味では決定された事項について尊重されなければならないんだという立場から、市長は否決された事実を重く見ると、その後の記者会見で述べています。コメントとしても、そのように報じられておりました。しかし、市長の認識の中から、30名中20名の議員が私に対して不信任であると表決をした、そのことを重く受けとめるという言葉は、残念ながらありませんでした。
 100条委員会の決定事項も、設置から調査に至るまで、すべての会派が共同歩調でそれぞれきちんと合議をしながら、一つひとつ手前から確認事項にのっとってまとめ上げてきたことであるのにかかわらず、あなたの先ほどの言葉は、議員が勝手につくり上げた作文か何かであるかのような言いがかりだ。
 今、切敷議員が反対討論の中で言われたとおり、日本の地方自治というのは議会と市長が別々に選任される、いわゆる大統領制と同じ形態をとっているんだ。であるならば、議会がどのような意思決定をしようとしているのか、議会が片側の市民代表の機関としてどのような意向を持っているのかということを、市長はもっと真摯に心の底から受けとめるべきなんではないでしょうか。
 自分は市長だから、議会が何と言おうと、手続さえ決するか決しないか、可決か否決かという結論だげでいいとするんであれば、それは確かにアメリカの大統領制と一緒です。アメリカの大統領制度も、大統領府、つまりホワイトハウスが一人ひとりの下院議員、上院議員に対して、大統領が提出する議案に対しての根回しをします。共和党だから、民主党だからといって十把一からげにするようなやり方は、アメリカの民主主義はとっていないです。
 今回、明らかになったことは、これまでの草加市の政治風土であるとか、政治文化であるとか、手続であるとか、こういったことがすべてあなたの認識によって新しい局面に入ろうとしている。それは受けとめていこうと私は思っています。かつては、会派制度をとっているから、各議員団にそれぞれきちんと事前の議案説明をして了承を得ていれば、それでよかった。しかし、今回、不信任決議の賛否に関しては、市長が個別にどうも働きかけをしていた嫌いがある。
 会派制度というのをとっている場合、通常は会派の代表たる団長を通して、こういう考えで進めていきたいんだけれども、議員の皆さんに理解してもらいたいので懇談会をお願いしますというようなやり方をしてきたから、ある意味、システムは大統領制だけれども、議員内閣制と同じような政治的な手続がこれまで重んじられてきたのが、この草加市議会の伝統であった、ローカルルールであった、このように私も感じざるを得ないけれども、それをあなた自身がここで崩したと。
 つまり、一人ひとりの議員に市長自身が、一人ひとりの30人の議員をとうとんで尊重して、これからは一人ひとりに説得して回るんだという覚悟がない限り、今回のような議案の提案のあり方はあり得ない。不信任決議が審議されたその議会で、同時に20%、3カ月という減俸の議案を準備していたとすれば、それはやはり先ほど冒頭にも申し上げたとおり、否決という事実だけを重く受けとめて、30人の議員のうち20人があなたに信じて任せることはできない、そう言っていることに対してあなたは一切こたえていないことになるんではないですか。
 今、議会と市長との間にある問題は、その信頼関係の欠如という問題です。その信頼関係の構築がきちんとできない限り、20人のあなたを信じることができないという議員がもう一度あなたを信じるという立場がとれるかどうか、そういうところに立てるかどうかということが、実は一番大きな課題であるのに、あなたはそのことに取り組む前に、否決されたんだから減俸で済ませよう、このような対応をしているんです。
 過去に開かれた臨時会2回は、地方自治法第101条第1項によって、議員の招集請求権に基づいて開かれた議会でしたけれども、市長という立場であれば、いつでも、どんな議案をもっても、この議会を招集する権限はあなたにしかないんだ。それを発動して、このタイミングで、この議案を出してくるというのは、やはり不信任決議に対して、3分の2の20名の議員があなたを信じて任せられないと言っていることに対して、重く受けとめているのかどうかと市民に問えば、市民だって余りにも軽いんじゃないですか、もっと腹で受けとめるべきなんじゃないですか、議会との信頼回復にもっと真摯に前向きに誠実に取り組むべきじゃないんですかと言うんじゃないですか。
 非常に残念であります。市長自身が、やはりきちんと自分自身の置かれている立場、議会との関係を認識して、そして自分が、みずからが、職員が犯したことではない、藤澤一賀という特定の一暴力団と、これも暴力団という総体ではない、特定の一暴力団と5年間にわたって続けてきた関係の中で起きてきた事件であったということをきちんと認めて、そのことに対しての謝罪の意味を込めて減俸をするなら減俸する。
 やはり責任のとり方というのは、何が悪くて何がよかったのか、きちんと整理をして、議会から指摘された事項について謙虚に受けとめて、それに対して自分がどういう責任を明確にするのかということがなければ成立しないんです。今回の減俸の議案は、罪状認否において一切のかけられた嫌疑について否定をしておきながら、一応ちょっと混乱しちゃったから減俸しますという程度の、先ほどの提案理由の説明にしか聞こえなかったですよ。
 ちまたの中には、若い市長を育てよう、そういう声があります。しかし、それは皆さんで実はきちんと整理しなければいけない。若い市長を育てようということはあり得ない。市長は既に唯一の最高権力者で、選挙で選ばれれば、その権力者としての地位につき、既に君臨している権力者なんだから。
 若い政治家を育てようならばわかる。私もそんな気持ちで、28歳で初当選させていただいてからずっと、そういう心ある人々に支えられ続けてきていますよ。しかし、それは一議員としての立場、政治家としての立場ですよ。市長というのは個人の政治家ではないんですよ。草加市役所という全体のシステムの長なんですよ。市長という立場そのものが立場なんですよ。個人の政治家ではないんですよ。
 もし、木下市長、あなたを育ててくれようという、そういう人たちがまちの中にたくさんいるんであれば、その人たちが本当にしなければならないのは、市長としてはまずかったね、でもまだ政治家としてはこれから大成していってほしいから、おまえを支え続けるから、きちんとそこの責任は明確にして、辞職をして、もう一回政治家としてどういう道が開けていくのか、ともに考え、支えていくよというのが本当の個人の木下博信の支援者の言うべきことなんではないでしょうか。あなたを市長という立場からおろしては困る人たちがもしいるんだとすれば、それはゆゆしき問題じゃないのか。
 市長というのは、もう一度言います、既に君臨している権力者なんです。その市長は2,000万円もの金を取って、即この千数百人の職員を抱える市役所のトップとして、しっかりとかじ取りをしなければいけない、そのことに責任をとるために雇われているんです。市長は、市長を育てるために市民から給料をもらっているんではない。あなたは減俸で今回の責任を済ませるのではなく、辞職するべきです。
 しっかりと腹で受けとめて、そしてきちんと、もしあなたがさっき言いわけのように言ったことが事実で、やましいところもなく、そして間違ったこともしていないというんであれば、辞職をして、正々堂々ともう一回市長選挙に出てきたらどうだ。
 あなたを去年、2期目の選挙で信任した市民は、あなたと藤澤一賀という暴力団が5年間もつながっていたことは知らなかったんだよ。その裏で恐喝事件が起きていたり、その藤澤一賀に対して104万6,010円の損害賠償金を概算払いしたり、企業を指導したり、指名外しをしたりしたということは、我々ですら知らなかった。あなたがこれまで続けてきた議会との対話の中で、きちんとした説明責任も果たさず、重要事項も説明せず、そして議会の議決だけを通すことだけに専念してきた、その姿勢が今問われているんだ。
 小野産業株式会社との土地売買契約のときにもそうだった。駐車場として使用し続けるという情報を説明しなかった。藤澤一賀氏に対しての損害賠償事件のときにも、既に市長決裁で概算払いをしているという事実を市議会に説明していないんだよ。手続がすべておかしいです。市長としての責任がきちんと果たされていないです。
 よって、自由市民クラブ議員団を代表し、木下博信市長に対して辞職を強く勧告するものです。
 以上、賛成討論にかえます。
○宇野 議長  以上で、討論を終了いたします。
 ──────────◇──────────
△採決
○宇野 議長  直ちに採決を行います。

   ◇議第17号議案の可決
○宇野 議長  議第17号議案 木下博信草加市長の辞職勧告決議は、原案に賛成の諸君の御起立を求めます。
  〔起立多数〕
○宇野 議長  起立多数であります。
 よって、議第17号議案は原案のとおり可決されました。
 以上で、本臨時会の議事はすべて終了いたしました。
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△市長あいさつ
○宇野 議長  市長からあいさつのため発言を求められておりますので、これを許します。
 木下市長。
  〔木下市長登壇〕
◎木下 市長  平成18年草加市議会第5回臨時会の閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。
 私は昨年7月、多くの市民の皆様から改めての御負託をいただき、厳しい財政状況の中にあっても、着実に事業を実施できるよう行財政改革に取り組み、将来の世代に過大な負債を残すことなく、誇れるふるさと草加を受け渡していくという決意のもとで市政運営に当たってまいりました。
 しかしながら、行政への苦情に端を発した今回の事件で、市民の皆様に不安や不信を招きかねない事態となり、多大な御心配をおかけするような結果になりましたことに対しましては、大変申しわけなく、心からおわび申し上げますとともに、市長としての道義的責任を明らかにするため本日の議案を提出させていただきましたが、十分な御理解がいただけず、否決となり、まことに残念な結果をちょうだいいたしました。
 今後、より一層の研さん、努力を積み重ねていく必要があることは当然のことでございますが、私はこの5年間、本気で市民の皆様のための行財政改革を行ってまいりました。そして、さらに、今やらなければ草加市の将来に禍根を残すようなさまざまな多くの事業、課題が山積をしております。その実現を果たすことが、市長として私に課せられた責任であると深く自覚をいたしております。直接、市民の皆さんに選任いただき、執行責任を任されている、このことの重み、市長としての重みをひしひしと感じます。
 政治家個人といたしましては、市民の皆さんに問うという選択、これもあり得ますが、皆さんに与えていただいた市長としての執行責任、これはこうした個人として政治家の感情を優先できるものではございません。今回、辞職勧告決議の可決となりましたが、前回の不信任決議、これが法定の成立数に満たないという結果で否決となっております。
 その結果として、しっかりと受けとめるとともに、私が、多くのこの自治体が厳しい状況に置かれた中で、市長として果たさなければならない執行責任、市民の皆様のために実施していかなければならない多くの行政の改革、課題の解決、これに向けて、私ではなく、公の与えていただいた市長としての立場を最優先し、粛々と着実に前進をさせていく、その責任を市長として重く感じるとともに、果たしていくために、これからも職員一丸となって全力を尽くしていく所存でございますので、改めましての御理解と御指導を心からお願い申し上げます。
 以上をもちまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 ──────────◇──────────
△閉会の宣告
○宇野 議長  これにて、平成18年草加市議会第5回臨時会を閉会いたします。

午後 2時46分閉会



             議     長   宇   野       博

             署 名 議 員   青   木   義   之

             署 名 議 員   平   野   厚   子

             署 名 議 員   有   賀   正   義

             署 名 議 員   中   村   丈   夫