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埼玉県 草加市

平成18年  7月 臨時会(第4回)−07月24日-01号




平成18年 7月 臨時会(第4回)

                                       草加市告示第236号


 地方自治法(昭和22年法律第67号)第101条第1項に基づき、草加市議会議員12人の請求により、平成18年草加市議会第4回臨時会を次のとおり招集し、同条第2項の規定により告示する。


  平成18年7月14日


                                     草加市長 木 下 博 信



 1 期  日  平成18年7月24日
 2 場  所  草加市議会議場
 3 付議事件
   木下博信草加市長の不信任決議


◇応招議員 30名
   1番  青  木  義  之   議 員     16番  松  井  優 美 子   議 員
   2番  飯  塚  恭  代   議 員     17番  須  永  賢  治   議 員
   3番  井  出     泉   議 員     18番  小  澤  敏  明   議 員
   4番  鈴  木  由  和   議 員     19番  新  井  貞  夫   議 員
   5番  浅  井  昌  志   議 員     20番  種 子 島  久  代   議 員
   6番  切  敷  光  雄   議 員     21番  吉  沢  哲  夫   議 員
   7番  今  村  典  子   議 員     22番  宇  野     博   議 員
   8番  平  野  厚  子   議 員     23番  有  賀  正  義   議 員
   9番  大  野  ミ ヨ 子   議 員     24番  中  村  丈  夫   議 員
  10番  大 久 保  和  敏   議 員     25番  石  村  次  郎   議 員
  11番  宇 佐 美  正  隆   議 員     26番  浅  井  康  雄   議 員
  12番  田  中  昭  次   議 員     27番  斉  藤  幸  子   議 員
  13番  小  川  利  八   議 員     28番  瀬  戸  健 一 郎   議 員
  14番  芝  野  勝  利   議 員     29番  佐  藤     勇   議 員
  15番  飯  田  弘  之   議 員     30番  中  山     康   議 員

◇不応招議員 なし



                平成18年草加市議会第4回臨時会
                      議事日程

                                 平成18年 7月24日(月曜日)
                                    午前10時   開  会


 1 開  会
 2 開  議
 3 会議録署名議員の指名
 4 会期の決定
 5 諸報告
  (1) 地方自治法第121条の規定による説明員の報告
 6 議員提出議案の報告及び上程
 7 議員提出議案の説明
 8 議員提出議案に対する質疑
 9 委員会付託省略
10 討  論
11 採  決
12 閉  会

本日の会議に付した事件
 議事日程に同じ



午前11時40分開会
◇出席議員 30名
  1番  青  木  義  之   議 員      16番  松  井  優 美 子   議 員
  2番  飯  塚  恭  代   議 員      17番  須  永  賢  治   議 員
  3番  井  出     泉   議 員      18番  小  澤  敏  明   議 員
  4番  鈴  木  由  和   議 員      19番  新  井  貞  夫   議 員
  5番  浅  井  昌  志   議 員      20番  種 子 島  久  代   議 員
  6番  切  敷  光  雄   議 員      21番  吉  沢  哲  夫   議 員
  7番  今  村  典  子   議 員      22番  宇  野     博   議 員
  8番  平  野  厚  子   議 員      23番  有  賀  正  義   議 員
  9番  大  野  ミ ヨ 子   議 員      24番  中  村  丈  夫   議 員
 10番  大 久 保  和  敏   議 員      25番  石  村  次  郎   議 員
 11番  宇 佐 美  正  隆   議 員      26番  浅  井  康  雄   議 員
 12番  田  中  昭  次   議 員      27番  斉  藤  幸  子   議 員
 13番  小  川  利  八   議 員      28番  瀬  戸  健 一 郎   議 員
 14番  芝  野  勝  利   議 員      29番  佐  藤     勇   議 員
 15番  飯  田  弘  之   議 員      30番  中  山     康   議 員

◇欠席議員  なし


◇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者
   木  下  博  信   市長           宮  田  敏  男   都市整備部長
   津  留  龍  雄   助役           花  井  健  三   建設部長
   田  口  嘉  則   助役           宮  野  和  雄   病院事務部長
   宮  嶋  昭  雄   教育長          村  田  悦  一   学校教育部長
   長  濱  惠  一   総合政策部長       田  中  章  夫   生涯学習部長
   荒  井     勇   総務部長         田  村  嘉  門   水道部長
   石  田  幸  治   健康福祉部長       佐  藤  勝  美   消防長
   藤  波     孝   市民生活部長

◇本会議に出席した議会事務局職員
   田  中  和  明   議会事務局長       臼  倉  敏  明   庶務課主幹
   田  中     薫   議会事務局次長      金  子  忠  弘   議事課主幹
   清  水  昭  祐   議事課長         押  田  安  治   議事課主幹

◇傍 聴 人   56名



午前11時40分開会

△開会の宣告
○宇野 議長  ただいまから平成18年草加市議会第4回臨時会を開会いたします。
 ──────────◇──────────
△開議の宣告
○宇野 議長  直ちに本日の会議を開きます。
 ──────────◇──────────
△会議録署名議員の指名
○宇野 議長  会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は会議規則第81条の規定により、議長において
   7番  今 村 典 子 議員
  15番  飯 田 弘 之 議員
  16番  松 井 優美子 議員
  25番  石 村 次 郎 議員
を指名いたします。
 ──────────◇──────────
△会期の決定
○宇野 議長  次に、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  御異議なしと認めます。
 よって、会期は1日間と決定いたしました。
 ──────────◇──────────
△諸報告
○宇野 議長  次に、諸報告を行います。

   ◇地方自治法第121条の規定による説明員の報告
○宇野 議長  本臨時会に説明員として出席通知のありました人の職氏名を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、御了承願います。
 ──────────◇──────────
△議員提出議案の報告及び上程
○宇野 議長  次に、26番、浅井康雄議員から議案の提出がありましたので、御報告いたします。
 議会事務局次長をして朗読させます。
 議会事務局次長、朗読願います。
  〔議会事務局次長朗読〕
平成18年7月24日
 草加市議会議長 宇 野   博 様
            提出者 浅 井 康 雄
            賛成者 瀬 戸 健一郎
             〃  有 賀 正 義
             〃  大 野 ミヨ子
             〃  新 井 貞 夫
 木下博信草加市長の不信任決議
 上記の議案を別紙のとおり、草加市議会会議規則第14条の規定により提出します。
 議第16号議案 木下博信草加市長の不信任決議
○宇野 議長  なお、議案はお手元に配付しておきましたので、御了承願います。
 議第16号議案を議題といたします。
 ──────────◇──────────
△議員提出議案の説明
○宇野 議長  提案理由の説明を求めます。
 26番、浅井康雄議員。
  〔26番 浅井康雄議員登壇〕
◎26番(浅井康雄議員) 提案理由の説明を行います。
 議第16号議案 木下博信草加市長の不信任決議。
 草加市では、平成17年11月の助役逮捕に続き、平成18年4月には公共工事にかかわる恐喝事件で暴力団幹部の藤澤一賀氏が逮捕され、草加市役所が半年間に2回も埼玉県警察本部及び草加警察署に家宅捜索をされる事態となった。
 木下博信草加市長は、5年前の市長選挙以来、暴力団幹部の藤澤一賀氏と携帯電話で連絡をとり合う間柄となっており、道路管理瑕疵による藤澤一賀氏への損害賠償に関しては、早く賠償金を支払うように指示し、物損事故であるにもかかわらず、その全額を概算払いによって、藤澤一賀氏へ損害賠償金が支払われていたこと、また、藤澤一賀氏が逮捕されるまで携帯電話から番号を削除していなかったことが明らかになった。
 また、木下博信市長名で暴力団擁護とも言える公文書、草契第286号が送付され、その後請負業者は、市にこれ以上迷惑をかけられないとして、因果関係が認められないまま、藤澤一賀氏に解決金15万円を支払い、示談していたことも明らかになった。
 さらに、暴力団幹部の藤澤一賀氏が工事業者を公共工事の指名から外すよう要求しており、その要求どおりに当該業者の指名外しが行われていたことも明らかとなり、暴力団幹部の藤澤一賀氏の言いなりに行政事務が進められていたと言わざるを得ない。
 木下博信草加市長は、暴力団であれ、問題を起こさなければ一市民として対応せざるを得ないというジレンマがあるとの内容の発言をしているが、木下博信草加市長が暴力団幹部の藤澤一賀氏へ行ってきた対応は、一市民としての対応ではなく、苦情を持ちかけられないようにとの思いから、特別な対応を行っており、毅然とした態度で接したとは判断しがたく、職務執行に際してジレンマがあったとは言いがたい。
 木下博信草加市長は、公共工事にかかわる恐喝事件等調査特別委員会に証人として出頭し、これらの問題について正しい対応であったと証言をしており、反省する態度は一切見せないにもかかわらず、今後の対応策を検討するとして、その場しのぎの証言を行った。正しい対応であると認識しているのであれば、今後の対応策など見出せるはずがなく、首長としての処理能力、責任能力が欠けていると言わざるを得ない。
 木下博信草加市長の行為は、今まで行政事務を担ってきた草加市職員の暴力団に対する毅然とした態度を揺るがし、市政を混乱させ、さらに草加市に対する信頼を失墜させる結果となり、この責任は極めて大きいと言わざるを得ない。
 こうした事態に対して、市長を擁護する意思表示をするのであれば、草加市と暴力団関係者とのかかわりを容認したことになり、さらに市議会のチェック機能を完全に放棄したことになります。
 市議会はだれのために、そして何のためにあるのかをよく考えていただき、賛否の表明をお願いいたします。
 以上、提案理由の説明とさせていただきます。
○宇野 議長  以上で、提案理由の説明を終了いたします。
 ──────────◇──────────
△休憩の宣告
○宇野 議長  暫時休憩いたします。

午前11時47分休憩

午後 零時00分開議

△開議の宣告
○宇野 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 ──────────◇──────────
△議員提出議案に対する質疑
○宇野 議長  議員提出議案に対する質疑でありますが、発言通告はありません。
 よって、議員提出議案に対する質疑を終了いたします。
 ──────────◇──────────
△委員会付託省略
○宇野 議長  次に、委員会付託の省略を議題といたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議第16号議案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  御異議なしと認めます。
 よって、議第16号議案につきましては、委員会付託を省略することに決しました。
 ──────────◇──────────
△討論
○宇野 議長  次に、討論を行います。
 発言通告により順次発言を許します。
 24番、中村議員。
  〔24番 中村議員登壇〕
◆24番(中村議員) 市長不信任決議に対し、反対の立場から討論をいたします。
 平成18年4月19日、草加市の公共工事を請け負った建設会社から現金をおどし取ったとして、暴力団幹部の藤澤一賀氏が逮捕されました。草加市の公共工事をめぐる恐喝事件は、苦情、通報合わせて13件に及びました。
 議会では、この出来事を受け、真相究明に向けた公共工事にかかわる恐喝事件等調査特別委員会、いわゆる地方自治法第100条第1項及び同法第98条第1項の権限が付与された特別委員会が設置されました。これは13件に関する市側の対応、つまり行政事務が正しく執行されていたか否かを調査するものであります。
 その調査の経過及び結果について、さきの7月12日の臨時会において、委員長より報告され、そして今日、不信任決議が提出されたところであります。
 確かに暴力団幹部藤澤一賀氏に対して、市長として、公人として道義的責任は重々あるものと、決して庇護するものではなく、厳しい対応が求められるものと考えます。また、そのことによって、建設会社等を初めとする業者の方々に被害と不安を与えたこと、市民の皆様にも御迷惑と御不安を与えたことは猛省を求めるものであります。
 しかしながら、不信任決議には同意しかねるものであります。それは調査経過及び結果について、その報告の概要を了としたものの、何点か異議があるとともに、行政事務は適正に執行されたものと判断するからであります。
 異論の1点目は、平成17年9月6日、谷塚上町地内で、石がはね上がり、乗用車の底部を損傷した事故について、市議会の議決前に概算払い、すなわち前払いと同様なものとして支払われていたことが明らかになりましたと報告書にありますが、概算払いと前払いの制度とは異なるもので、支出科目の範囲が限定されているものです。
 なお、議会の議決前であっても、法令に基づく概算払いの執行手続は可能であり、精算行為が義務づけられています。
 また、公金の支出に当たっては、正当な債権者の請求に基づくものでなければ執行できないことになっており、警察が事故として認め、保険会社も認めたものに対して、関係法令に基づき適正に執行したものと考えます。
 また、概算払いとして自動車の修理費用及び代車費用を藤澤一賀氏に支払ったものの、藤澤一賀氏からレンタカー会社への代車費用の支払いがなされていなかったため、損害保険会社から草加市への保険金の支払いがおくれていたことも明らかになりましたとありますが、公金の支出は正当な債権者の請求に基づくものでなければ執行できないことになっており、適正に執行されたもので、保険金の受け取りがおくれたことは藤澤一賀氏の責任によるところであり、行政は損害保険会社との連携を図り、適正に処理されているものであります。
 さらには、ようやく平成18年2月15日付けでレンタカー会社に振り込まれた代車費用は、振込人が草加市から代車費用を受け取った藤澤一賀氏ではなくフジサワカズノリ氏となっており、本人が自分の名前を間違えたとは考えにくく、このことで本人以外が負担した疑いが生じましたとありますが、概算払いは警察及び保険会社が事故として成立したものに対しての債権者の請求に基づくものであり、支払い後の処理は債権者の責任によって処理するものであり、レンタカー会社の氏名記載の誤りは債権者とレンタカー会社の問題であります。
 また、本人以外が負担した疑いが生じましたとありますが、債権者がどのような方法で振り込んだのか、その方法は市の行政事務とかかわりがないもので、債権者の問題であります。
 この概算払いについて、平成14年4月14日に松原団地駅西口ロータリーで横断防止さくに市民が寄りかかったところ、上部のさくの1本が外れて転倒し、急性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折の負傷を負わせた際の損害賠償額は200万円を超え、治療に要する費用などが必要であったにもかかわらず、概算払いが行われていなかったことが明らかになっていますとありますが、当時の担当部署は被害者に概算払いの制度を紹介し、協議したところ、被害者から請求の手続がなかったため、概算払いが行われなかったとのことであります。
 この件は、結果的に製品であるさくに欠陥があったとして、メーカーが全責任を負うということになったのであります。しかしながら、さくなど市への受け渡しが行われた後であったため、当然当初は市側が真摯に対応を行ったとのことであります。
 したがって、市長があたかも概算払いを執行しなかったかのように記載されていることは容認しがたいものであります。
 佐藤建設工業株式会社に関する件においても、草加北通線街路築造工事における第三者に対する損害にかかわる事実確認などの報告の提出期限を6月21日と定めているにもかかわらず、提出期限前の6月15日には指名委員会が開催され、不誠実な対応があったとの理由から、指名を外した事実も明らかになりましたとありますが、指名委員会は当初から予定されていたもので、報告書の提出期限前に意図的に開催されたものではなく、さらに他の工事、当該業者は2件の工事が指名されており、1件の工事で指名を見合わせたものとのことであり、法令に基づく指名の排除と異なるものであります。
 また、指名委員会は市長及び助役も関与しない総合政策部長を委員長とした委員会であり、調査特別委員会の中でも市長は就任5年間の一度たりとも、特定の業者の選定、非選定について指示したことはないものと明言しております。
 また、携帯電話に関しても、藤澤一賀氏が市長に携帯電話から連絡し、折り返し草加市長から藤澤一賀氏の携帯電話に電話があったことが明らかとなりましたとありますが、委員会の中で、佐藤建設工業株式会社の中島証人は、相手が本当にそうだったのかということは確認できませんでしたと証言しています。
 以上、異論を唱えたところでありますが、平成13年、木下市長就任から現在に至るまでの足跡を考えますと、民間保育園の開設や乳幼児医療費の無料化など子育て環境の充実、学校の建て替えやALTの配置など教育福祉設備の充実、交通関係では不便地域のバス路線の新設、公園の整備、産業振興、安全安心のまちづくりの推進、救急救命、減災対策のための配慮等々、厳しい財政事情の中、一歩一歩前進しています。
 また、全国695市と東京23区を対象として、平成16年に行われた行政革新度では、透明度、効率化度、活性化度、市民参加度、利便度などから評価した結果、草加市は全国第8位にランクされました。
 こうした実績を糧にして、木下市長は市役所の改革、市民中心、現場主義の三つの公約を果たしていただくために、果敢に市政に取り組んでいただかなければなりません。
 したがって、木下市長はこれからの事業推進に当たって、このたびの事件を踏まえ、暴力団対策の確立を強く求めるものであります。
 調査結果から、市長は暴力団幹部藤澤一賀氏にかかわる公共事業にかかわる恐喝事件に関して、道義的責任はぬぐえないものがあり、市長には猛省を求めるものでありますが、行政事務を的確に執行されていたものと判断されることから、市長不信任決議には値しないものと反対いたします。
 以上、反対討論を終わります。
○宇野 議長  23番、有賀議員。
  〔23番 有賀議員登壇〕
◆23番(有賀議員) それでは、公明党草加市議会議員団を代表いたしまして、議第16号議案 木下博信草加市長の不信任決議に賛成の討論を行います。
 木下市長、下を向いてないで、正面を向いてよく聞いていただきたい。
 昨年の11月12日、前助役逮捕からわずか半年後、公共工事にかかわる恐喝事件が発覚し、市役所は埼玉県警と草加警察署の2回目の家宅捜索を受け、100点以上の書類が押収され、延べ70人以上の職員が事情聴取を受ける事態が発生いたしました。
 木下市長は、前助役逮捕の執行責任として、また、市民への信頼回復として、みずから6カ月間給与の2分の1の減額の議案を提出し、それが3カ月を経過した4月の事件であります。市役所には半年間に2回の家宅捜索が入ること、この一つをとっても、全国的に異例中の異例であります。
 市長就任後の5年間を振り返りますと、平成13年8月に初当選され、1期目は歴代市長には前例のないほど多くの怪文書が飛び交いました。また、市民待望の新市立病院が竣工後1年も満たないうちに産科の休止、そして1年を経過した現在でも、明確な再開の時期がわからない状況であります。
 この産科休止の市長としてのみずからの責任もとらないうちに、新たな恐喝事件、それも市役所を舞台に行われたわけであります。
 前助役逮捕後の11月14日には、二度と不祥事が起きないように、副参事級以上と施設長約170人の職員を集め、市民の信頼回復に向け全力を傾注するよう、みずから訓示をし、翌15日には草加市職務倫理向上委員会と草加市懲戒審査委員会の設置を決定しております。さらに、ことしの1月27日には草加市職員の公益通報に関する要綱、草加市特別職等の倫理に関する規則の制定、草加市不当要求行為等対策要綱及び草加市職員倫理規程の改正が行われております。
 小澤前市長は、平成8年に草加市建設工事等に係る暴力団排除措置要綱を既につくっております。また、市長が公文書で佐藤建設工業株式会社に対して指示をした草加市建設工事請負契約約款第28条、公共工事で第三者に損害を及ぼした場合は、第28条第1項では確かに乙、すなわち請負業者がその損害を賠償しなければならないとされております。しかし、同条第3項では、工事の施工について、第三者との間に紛争が生じた場合においては、甲・乙協力して、すなわち草加市と業者が協力して、その処理、解決に当たるものとするとなっております。
 また、市長は草加市暴力排除推進協議会の会長であります。さらには、昨年には草加市民に向けて、草加市みんなで取り組む安全安心まちづくり宣言をもしております。
 しかし、残念なことに、これらはすべて守られておりません。守られていないどころか、草加市政の最高責任者である木下市長みずからが、これらの陰で、就任以来、暴力団の藤澤氏とお互いの携帯電話に番号を登録し合い、いつでも会話ができる関係を引きずっていたとのことであります。そして、登録を抹消したのは、藤澤氏が逮捕されてからと平然と証言したことは、非常に残念なことであります。
 守らなかった点の幾つかを具体的に例を挙げますと、一つには、草加市建設工事請負契約約款第28条第3項の第三者への損害を与えた場合、甲・乙が協力どころか、草加市及び市長は暴力団藤澤氏側に協力をしております。それは東拓大創建設株式会社が藤澤氏から安全管理と車両損傷の苦情を受けたとき、会社側は草加市に対応の相談に来ております。市が業者と藤澤氏の問題として、これを別の人間に協力要請をして、100万円で解決するという話が職員のいる前で行われていたにもかかわらず、これは業者の問題ということで黙認をしております。
 また、佐藤建設工業株式会社に指示をした公文書は、件名こそ事故の経過と今後の対応となっておりますが、内容は明らかに暴力団擁護の内容であります。
 さらに、平成17年、栄橋橋詰めの車両損傷事故の概算払いに当たっては、市長は藤澤氏を一市民との認識を覆し、このようなタイプの人間は期間が長引くとさらに問題が大きくなるから概算払いを指示したと証言をしております。この全額払いもおかしな話であります。
 草加市の加入している施設所有者管理賠償責任保険は、弁護士法との関連で、保険会社が代行して被害者との交渉ができないとされております。この保険では、被害者みずからが代車を手配した場合、代車費用と修理代の全額が被害者に支払われるようになっておりますが、今回草加市がとった対応は、草加市が保険会社に代車手配をお願いしたために、代車費用は保険会社からレンタカー会社に支払われる形となり、当然請求書はレンタカー会社から保険会社に請求が行く形になったわけでございます。この結果、草加市に入金するのは、当然修理代だけという形になります。
 このことを知った担当職員は、弱った、弱った、この言葉を保険会社の方に話していたということも証言で明らかになっております。これはもう既に代車費用も含めて全額藤澤氏に払っております。これがそっくり戻ってこないと、草加市は会計処理ができないわけですけれども、そういったことで、保険会社は代車費用がレンタカー会社に振り込まれたならば全額草加市にお支払いしましょう、そういうことで10月には概算払いで全額支払われたにもかかわらず、草加市に全額入金されたのは2月というような期間になっております。
 この間、約4カ月間かかっております。この振込人も藤澤一賀氏ではなくて、フジサワカズノリ氏名義になっております。これもおかしな話でございます。もらった本人がだれかにお願いして払っているのであれば、名前は間違えない、このようにも思います。
 それから、藤澤氏、いわゆる暴力団の要求で開催をされた安全大会であります。これは草加市として開催はしていないと言われておりますが、藤澤氏が開催を要求したのは草加市であります。草加市職員に対して開催要求をしております。そして、この安全大会には職員も出席をしております。さらに、暴力団の藤澤氏も同席をしております。
 藤澤氏は、ある業者に対し、この安全大会に出席をしたのかというところまで確認をしております。結果として、安全推進協議会なるもののお墨つきを与えた結果となっております。
 また、職員が藤澤氏の車に向かって最敬礼しているのを目撃したとのばかな証言もありました。驚くべきことであります。
 今回の公共工事にかかわる恐喝事件は、当事者であります暴力団の藤澤氏が草加市に寄せた苦情・通報等13件は、市長が当選した翌年の平成14年から平成18年、ことしの3月10日まで行われております。藤澤氏は4月19日に逮捕されております。仮に逮捕ということがなければ、現在も同じような状況が繰り返されていることは十分に想定できます。
 事の発端は、選挙のとき、街宣車に乗り、特攻服を着た藤澤氏が選挙事務所に来て、たしか市長候補辞退の因縁をつけた問題が発端であります。この問題を選挙中においてもきちっと解決できず、また、木下市長が市長就任に当たっても、毅然として決着できずに、ずるずると引きずってきた結果、損害賠償という草加市の行政事務につけ込ませ、さらには公共工事請負業者にまで波及させてしまった市長の責任は極めて重大であります。
 市長はこの問題では、「私は毅然として対応しております」と再三述べておりますが、市長就任に当たって、毅然としてこの暴力団に対してしかるべき対応をしておれば、このような状況はなかったわけであります。その結果、携帯電話でのやりとりや、暴力団であっても問題を起こさなければ一市民であるとの発言をせざるを得ない状況ができ上がってしまったものと考えられます。
 オウム真理教は、今アーレフと言われておりますが、この信者の転入拒否をしたのは市長の判断であるわけであります。転入希望の人が事件を起こしたわけでもなく、拒否をして裁判になっております。市長が言われている「事件を起こさなければ一市民」という言葉は、特定の人ではないと言われておりますが、このことをとっても、特定をしていると言わざるを得ません。
 私ども公明党は、半年間に2回も市役所に県警や草加警察署が捜査に入ったこと、それは前助役逮捕と市役所が恐喝の舞台であったこと、その大もとが1期目の市長選挙の暴力団との問題を毅然と処理できず、草加市の行政事務等にまでつけ込ませてしまったことは、市長の執行責任、執行能力、管理責任、管理能力の上から責任重大であると判断し、さらに病院問題も含め、また心ある多くの市民の声を代弁し、木下市長への不信任決議に賛成いたします。どうぞ議員の皆様の御賛同をよろしくお願いをいたします。
 以上です。
○宇野 議長  1番、青木議員。
  〔1番 青木議員登壇〕
◆1番(青木議員) 日本共産党草加市議会議員団を代表して、議第16号議案 木下博信草加市長の不信任決議に対する賛成討論を行います。
 去る12日、公共工事にかかわる恐喝事件等調査特別委員会の委員長報告があり、委員会調査報告書が賛成多数で可決されました。委員長報告のとおり、木下市長の暴力団幹部に対する優遇措置が市政を大きくゆがめ、日常的に恐喝事件を引き起こさせ、市内業者と市民に大きな損失と混乱を生じさせたことは明らかであります。
 私ども日本共産党も参加する草加・市民の市長をつくる会は、20日、木下市長の辞職を求める声明を発表し、市長への申し入れ書を助役に手渡しました。
 その後、市内4駅で一斉に宣伝を行いましたが、一つの駅で用意したチラシ500枚ほどが30分ほどでなくなりました。わざわざ駆け戻って受け取る方も大勢いらっしゃいました。関心の高さがうかがえます。怒っている方も数多く見受けられ、「何、市長はまだやめてないの」とおっしゃる方もおりました。
 民事介入暴力にはさまざまなおどしのテクニックがあり、藤澤被告が市長に用いたのは、恐怖心培養戦術でした。一般市民が持つ「暴力団は怖い」というイメージを利用して、巧妙に恐怖心を植えつける手口です。
 街宣車に乗り、特攻服姿で政治結社皇紀塾塾長との名刺を差し出されれば、だれでも動揺するでしょう。市長に対しては心理的に追い込んだことで目的達成となったわけです。
 ところが、佐藤建設工業株式会社は、恐らく民事介入暴力を詳しく知っておられたのでしょう。ですから、不当な金品要求をはねのけ、警察に相談し、弁護士にも依頼する中、あらゆる解決策を模索されました。そのようなまじめな市内業者をあたかも不誠実呼ばわりする内容の公文書が木下市長名で出されていたことは非常に問題です。暴力団排除どころか、暴力団の言いなりになって市政をゆがめているのは市長ではありませんか。
 余談ですが、先日、草加駅西口で街頭演説をしていたら、黒い街宣車が2台やってきました。大音量で演説を始め、終わったかと思うとまたすぐにやってくるという状況です。このようなことが4回ほど行われ、最後は運転手二人が徒歩であらわれ、私たちのチラシを受け取ると、目の前で読みながら様子をうかがっているのです。
 藤澤被告とどのような関係なのかは定かではありませんが、認識としては、とても一市民として対応するのが困難でありました。何でも駅すぐ近くに事務所がある様子で、事実、近くの駐車場に街宣車がとまっておりました。また、駅前にも親しいと思われる人が何人かいて、背筋が凍る思いでした。
 一体、いつから草加市はさま変わりしてしまったのでしょう。暴力団のおどしは怖い、だれもの共通認識でしょう。その点については、市長の心中を察するにかたくはありません。しかしながら、市長は一市民ではないのです。23万8,000人という草加市の首長です。暴力団の不当な要求に屈することなく、毅然とした対応を図ることで、職員、市民のよき手本となるべきです。残念ながら、草加市はくみしやすい相手として認識されてしまいました。今回の一連の事件は、容疑者の逮捕という形で幕を閉じようとしています。しかし、今後新たに他の暴力団の標的にもなりかねません。
 いずれにいたしましても、暴力団幹部の言いなりに市政をゆがめ、リーダーシップを発揮できずに、市民の信頼を傷つけた責任は重いと考えます。加えて、この不信任決議に反対することは、暴力団と草加市との関係を認めることになります。
 よって、議第16号議案 木下博信草加市長の不信任決議に賛成といたします。
 以上です。
○宇野 議長  7番、今村議員。
  〔7番 今村議員登壇〕
◆7番(今村議員) それでは、日本共産党草加市議会議員団を代表して、議第16号議案 木下博信草加市長の不信任決議に賛成の立場から討論を行います。
 草加市の公共工事をめぐる恐喝事件は、その背景にある木下市長と暴力団幹部藤澤氏との密接な関係をクローズアップすることになりました。双方の癒着の疑惑解明のための100条委員会は、回を重ねるごとに驚くべき事実が明らかになりましたが、木下市長と藤澤氏との出会いが、本当に5年前の選挙のときだったのか。木下市長はなぜ藤澤氏に対して、卑屈とも言えるほど特別な態度をとらなければならないのか、疑問のままです。
 木下市長と藤澤氏のみが知り得る問題があるとすれば、そのことによって、これ以上市民が不利益をこうむることは何としても防がなければなりません。
 100条委員会が全会一致で立ち上がり、まとめの報告が賛成多数で可決され、その内容は各議員団ニュースや市議会報でもすべての市民に知らされております。本来であれば、この報告を受けて、木下博信市長みずから辞任すべきでありますが、それをよしとしないのですから、この臨時会で市長不信任決議が提出されることは多くの市民の皆さんに理解していただけていると確信いたしております。
 きょうの臨時会に至った経緯は、ことしの4月19日に暴力団幹部藤澤一賀氏が恐喝事件の容疑者として逮捕されたことがきっかけでありました。私は翌20日の新聞報道でこの事件を知ったのですが、本当にびっくりいたしました。なぜならば、それは逮捕された藤澤容疑者が、昨年の9月に草加市の公道で自分のベンツが傷ついたということで損害賠償請求を申し立てたその人本人だったからです。
 昨年の12月定例会で議案としてこの問題を質疑したのは、我が党の青木議員でしたが、その質疑によって、レンタカー代を初め、請求の妥当性が認められなかったため、私たち日本共産党はこの議案に反対をいたしましたが、既にこの時点で、市長と暴力団の関係は深く進行していたことになります。
 後の100条委員会における職員への質問で、この賠償金が市長の指示によって、2カ月も前に概算払いされていたということが明らかになりました。概算払いは事故が起きたときに、相手が長期入院などで働けないような場合に、治療費などを前払いする制度です。暴力団のベンツが傷ついたから、なぜ前払い、概算払いしなければならないのか、理解できません。
 ここに市長不信任の大きなポイントがあります。それは木下市長が早く払ってあげなさいという指示を出したということは、もちろん大問題なのですが、それよりも何よりも藤澤氏が逮捕されずに、事が明るみにならなければ、木下市長は私たち議員はもちろん、市民にも知られないままで暴力団との密接な関係を知らぬ顔の半兵衛で通したのであろうということです。
 藤澤氏がベンツを修理したという会社、スカーフェイスは幽霊会社だったことも明らかになりましたから、まさに暴力団言いなりに市民の税金がだまし取られてしまったという疑惑もそのままです。このようなことが明らかにされないまま、ずっと続けられることになったらと思うと、ぞっとします。
 6月14日の新聞報道では、藤澤氏の初公判の様子が報告されており、その中で、市の幹部が、藤澤氏におどかされた場合、解決するにはお金しかないと考えていたとありました。暴力団言いなりの市政運営は、草加市民にとっては不幸のきわみであります。ばれなければ口をつぐんだまま、議会も市民も目隠し状態で、今回のようなことが続けられるならば、草加市は暴力団の巣窟になってしまいます。ただの恐喝にとどまらず、力づくで地元業者を排除して、公共工事を暴力団と関係の深い企業が牛耳るということにもなりかねません。
 藤澤氏が逮捕され、事が明るみに出なければ、暴力団との密接な関係について、議会も市民も欺き通したであろう木下市長を草加市の首長として認めるわけにはいきません。
 さらに、もう一つの市長不信任の大きなポイントは、今回の一連の事件について、木下市長御自身のとった態度が適正であったと発言したことです。何のてらいもなく、こうした発言をすること自体が理解できません。なぜならば、暴力団の言いがかりに対して、警察に相談しながら弁護士を立てて2年間も毅然と対応していた地元建設会社に対して、会社の態度が不誠実であるから、暴力団ともっとよく話し合うように促す内容の公文書を出す。それに対する報告を求めながら、報告書が提出される前に、その建設会社を草加市の公共工事の入札の指名から外すという事態に至ったのは、暴力団藤澤氏を一般市民どころか特別扱いにしている結果としか考えられないからです。
 暴力団に言いがかりをつけられて、毅然と対応している建設会社を守るのではなく、暴力団を幇助することがどうして適切、適正な態度であるという認識なのか、理解することは不可能です。
 また、市の職員が藤澤氏の言いがかりについて、警察に通報できなかったのは、木下市長の「暴力団といえども一般市民として毅然と対応しなさい」、この一言があったからにほかなりません。草加市には暴力行為を用い、不当な要求をする行為や脅迫またはこれに類する行為、さらに正当な権利行使を装い、または社会常識を逸脱した手段等により、機関紙、図書等の購入や市事業の変更、中止を要求する行為、もしくは金銭、もしくは経済的利益を不当に要求する行為など七つの項目について、組織的取り組みを掲げた不当要求行為等対策要綱があります。
 木下市長の暴力団も一般市民という考え方は、職員がその要綱を活用するどころか、目の前で明らかに恐喝事件が起こっているのに、暴力団言いなりの物言えぬ職員をつくり出してしまったのです。こうしたゆがんだ市政をつくり出したのは、木下市長自身であるのに、現場の職員に責任を転嫁し、そのゆがみを反省するどころか、詭弁を弄して自分を正当化しようとする木下市長の態度は、品性のかけらもなく許しがたいことです。これは多くの職員が無念に思っていることです。
 7月12日の臨時会で、木下市長は100条委員会の委員長報告、賛成多数での可決を受けて、御指摘いただいたことを検証し、とあいさつしました。検証です。このあいさつには議会がどよめきました。検証という意味は、岩波国語辞典によりますと「実際に調べて証拠だてること」、「裁判官などが、証拠資料となる事物・場所を直接調べる行為」という意味です。市長はこの期に及んで、自分が裁判官か検事であるとでも思っているのでしょうか。市政をゆがめ、混乱させ、市民と市内業者に多大な損失を与えたことに何ら反省の言葉もない市長には、これ以上市長を続ける資格はありません。
 木下市長は何がいけないことなのか、今自分が何を糾弾されているのかをまるで理解されていないようです。このことは市長としての資質に大きくかかわることです。もうこれ以上詭弁を弄して御自分を正当化し、市長の座にしがみつくのはおやめいただきたい。あなたの判断、あなたの考え方は、23万市民の公金を扱う首長としてふさわしくありません。暴力団とつながって、暴力団の言いなりに市政を運営しようとする木下市長に、草加市政を任せることはできません。
 良識ある市民は、今、清潔な市政を求めています。暴力団の言いなりのゆがんだ市政ではない、弱い者の立場に立った暮らしを守るための市政運営を望んでいるのです。
 以上のことから、木下市長不信任決議に賛成といたします。
○宇野 議長  20番、種子島議員。
  〔20番 種子島議員登壇〕
◆20番(種子島議員) 議長よりお許しをいただきましたので、賛成討論をさせていただきます。
 本日、不信任決議が提出されるに至ったことについて、市長は深く受けとめなければいけないと思います。
 平成5年2月、小澤前市長のもとで、草加市暴力排除推進協議会が設立されております。また、平成8年5月には、草加市建設工事等に係る暴力団排除措置要綱をつくっていながら、何の活用もなされておりません。
 5年前に暴力団とのかかわりがあり、市長の側近が任命権者である市長に対し、横柄な態度で接していたことは、だれもがおかしいと言っていたことが、今回の事件でも明るみになりました。市長が職員に毅然とした態度をとるように言っていたことは、自分に言い聞かせていたのではないかと思えてなりません。
 私はこれまでの議会で、市長の政治姿勢について、18定例会中、11回問うてまいりました。それは市民の幸せを願い、そのために市政運営をしっかりやってほしい、そういう思いから言い続けてきたところです。
 市長は初当選ごろは、「職員の失敗は私が責任をとります。しっかり仕事をやってほしい」、そのように言っておられたわけですけれども、どういうわけか、一変して、職員の失敗でもないのに、気に入らないといちゃもんをつけ、懲戒委員会をいつでも開けるよう常設にしたり、人事異動を年に何回もやるなど、職員にプレッシャーをかけ、やる気を損ねる市役所へと変化をしていきました。そして、市長は聞く耳を持たず、持とうともせず、権力型になってしまい、昨年の前助役逮捕は来るべくして来たものではないかと言わざるを得ません。
 昨年からことしにかけて2回も市役所が警察の家宅捜索をされたことは、草加市にとってまことに不名誉なことであり、その上に暴力団とかかわっていたことは、市長が何と弁解されても、取り返しのつくものではございません。大変なことを起こしてしまったことに対し、責任は免れないのではないでしょうか。
 責任が免れないにもかかわらず、自分は何も悪くないと言われているとか、私には理解することはできません。100条委員会でも明らかになった委員長報告のまとめについて、でたらめな報告書であるとか、自分が証言した言葉まで否定するなど、委員会に携わった者として見ますと、市長はとうとう血迷ったのかなと、問いたくなってまいります。
 最初の反対討論でも、市長は一身上の弁明をなさるのかなと思っておりましたけれども、あの中にその意が含まれているのかな、私はそのように受けとめました。もう悪あがきはおやめなさい、そう言わざるを得ません。
 6月定例会でも、私は申し上げました。政治家は人からとやかく言われてから身の処し方を考えるのではなく、潔く決断するのが本物の政治家ですよと言いました。市長が政治家としての責任をとられていないので、私どもはこのままの状態ではどうにもならないと熟慮に熟慮の結果、提出をさせていただいたわけでございます。ここで、市長のけじめをしっかりととってもらうことを求めておきたいと思います。
 100条委員会のメンバーは、職員や第三者の方々の人権を尊重する中、失礼のないように神経を使いながら調査を進めてまいりました。7月12日に委員長が報告をし、多数の議員の賛成により可決されていることは、内容について議員の皆さん方は了とされたわけでございます。まさか不信任について反対される方はいらっしゃらないと思いますが、もし反対されるようなことがあれば、議員としての資質が問われ、また筋が通らないのではないかと考えます。市長がとった行為を擁護することになりはしないかと危惧をいたします。草加市に対する信頼回復を議員が阻むことは、草加市民の好意を裏切ることになるのではと心配をするところでございます。
 提案理由にもありましたように、市議会はだれのために、そして何のためにあるのか、よく考えていただき、全議員の賛同を心から望み、賛成討論といたします。
○宇野 議長  17番、須永議員。
  〔17番 須永議員登壇〕
◆17番(須永議員) 議長より発言の許可をいただきましたので、討論を行わせていただきたいというふうに思います。
 私どもの自由市民クラブ議員団は個々対応をさせていただくということになっておりますので、私は一個人として、議第16号議案、これに対して賛成の立場から討論をさせていただきたいというふうに思います。
 今回、議会の役割、これは何だったのかなというのを、実は私なりにいま一度考えております。今回、議会はなぜ特別委員会を設置し、それも100条調査権を付与したもの、これにしたのか。議会は議会としてのその役割を、使命を全うするために、私は議会意思として、その必要性を認めたから、この特別委員会が設置されたというふうに思っております。
 また、ここで一番初めに確認をやっぱりしておかなければいけないことは、この議会というのはあくまで警察ではないということであります。刑事事件になっていれば、これは既に警察の方が動いているわけですから、今回の一連の出来事、それはその部分がポイントではないというふうに私は思ってます。だからこそ、議会がわざわざ特別委員会を設置して、それも100条調査権を付与したもの、これを設置したという意義、これを私はまず皆さんに理解をしていただきたいというふうに思っているわけです。
 刑事事件を調べたいということでしたら、それは議会の出る幕ではなく、警察に任せればよいのですからというふうに私は感じています。
 しかし、今回の件で刑事的に問題がない、だからその一連の行為自体も問題がないのではないかと言う方もいらっしゃいます。それももちろん一つの考え方であるというふうに思っておりますけれども、刑事的に問題がないかどうかという判断は、これは警察がすべきであります。もしその判断基準が一番大事だと言うのであれば、それこそ本来、議会の出る幕じゃないんだというふうに思います。
 でも、それでも議会は何で特別委員会を設置したのでしょうか。それも全議員一致で特別委員会は設置されました。これは市民向けのポーズなのでしょうか。本当に議会が何の役割をするのか、私はいま一度考えていきたいというふうに思っております。
 市民の中には、刑事的に問題がないんだから問題じゃないという、これも先ほどお話をしましたけれども、もちろんそれも一つの考え方だというふうに私も思ってます。でも、私たち議員は、やはり議員の目で今回の問題と向き合わなければならないのだというふうに思っております。そして、議会はどうあるべきなのか。やはりここが議会に求められた一番大切なことなのだというふうに思っています。
 議会が行政に対して私は一番厳しくなくてはいけないのかなというふうに感じております。議会が厳しい目を持っていなかったら、ほかにだれが行政に対して厳しく物を言えるのでしょうか。だからこそ議会は行政に対して厳しいぐらいでちょうどよいのだというふうに思っております。
 それでも論理的には、まだ刑事的に問題がないと言われる方も、もちろんいらっしゃると思います。論理的な部分というのを本当は考えていかなければいけないのかなというふうに思います。
 本来、特別委員会の今回の問題点、これは地方自治の事務の執行が適正に行われていたのか、いなかったのかというのが問題であり、そこが重要な特別委員会のポイントになっていたというふうに私は理解をしております。
 特に、今回の概算払いについてですけれども、何人かの議員さんが説明をされておりましたけれども、この概算払い、これは言葉どおり概算的に払うもので、これは補償額の一部というのが基本的な前提になっております。当たり前のことだから、概算払いは一部だけに支払いをするなんていう取り決めは、要綱の中には書いてはありません。もし全額払ってはいけないという要綱があったとしたら、今回の件は明確にアウトになるのだというふうに思います。
 じゃ書いていなければそれはいいのでしょうか。例えばライブドアの一件もそうですけれども、時間外取引というのは違法ではない。違法ではないから何でもありでしょうというのと、同じことを意味しているのかなというふうに思います。問題があれば、次からは違法ということになるのだと思います。
 草加市の事務事業、これは市長の行動によって変えていかなければいけないのでしょうか。概算払いは全額は払ってはいけないという言葉をわざわざ要綱の中に入れなければいけないのでしょうか。そのことについては、私は大変疑問を抱いております。
 2009年、陪審員制度、これは裁判委任制度というものが導入をされます。既に御案内のこととは思いますけれども、アメリカなどで行われております陪審員制度に非常に近いものです。日本でもそんなことが始まるのかなと思うと、非常に複雑な心境です。一人ひとりの判断が、その人の人生を決めるわけですから、いろいろな生い立ちの人がいて、いろいろな判断があると思いますけれども、最後は答えは一つにしなければいけない。これは非常に嫌なことですよね。
 今この議場の中を考えるとき、まさに30人の議員、それぞれ生い立ちも考え方も違う。でも、答えは出さなければいけない。まさに私たちは今同じような立場にいるわけです。
 でも、よくよく考えると、私たち議会は今回の一連の事件で2回の議会意思を表明しているのだというふうに理解をしております。1回目は、特別委員会の設置について、そしてもう1回は、特別委員会がまとめた特別委員会調査報告書、そして委員長報告、この二つの議会意思は既に存在をしているということを私たちは忘れてはいけないのだと思います。
 この議会意思は、生い立ちも考え方も違う30人の議員の集団によって出された結論なのです。その結論がぶれることがあってはならないのだというふうに思っております。
 さきの18日に自民党草加支部で報告会を行って、市民の皆さんからさまざまな意見をお伺いをさせていただきました。また、当日アンケートをとらせていただきましたが、あの委員会調査報告書、そして委員長報告を聞いていただいた後で、アンケートに答えていただいた方の約9割の人が、自民党としては何らかの対応をするべきだというふうに答えをいただいております。その理由としても、今回の市長のとった行動には問題があるというものが多くありました。
 私たちはその市民感覚を大事にしていかなければいけないのだということを改めて感じました。あの報告書を読めば、約9割の人が問題があるというふうに判断をするわけです。
 自民党は、前回の選挙も推薦をしましたけれども、これは今回の一連の事件を知らなかったので推薦をしたというふうに理解をしております。もし今回のことを知っていたのだとしたら、同じような対応をしていたのかどうか、これは疑問に感じるところであります。
 今までこのことを知らないで応援をしてきた人、この人たちも当たり前のことだというふうに思います。一部では、前回応援をしたんだから、応援をした人たちというのは連帯責任になるから、市長の肩を持ってよというような話もあるようですけれども、それはある意味、自民党も同じことであります。
 でも、さっきも申し上げたとおり、知らなかったことは今回の一連の中では、やはり考慮されるべきだというふうに思っております。
 今回の一連の事件、これを知った上でまた応援をするのか、しないのか。私はむしろ前回市長のことを応援した人たちに、しっかりと今回のことを受けとめていただき、市長に対して毅然とした態度をとっていただきたいというふうに思っております。
 かく言う自民党も、市民の皆さんの声を大事にしていかなければならないと思っておりますので、今回の一連のことを知っていても応援をするのかどうか、それの答えはおのずと出していかなければならないというふうに感じております。
 それから、これは私の個人的な考え方ですけれども、不信任決議を可決するということは、イコールやめさせることではないというふうに私は理解をしております。不信任ということは、その言葉どおり、議員一人ひとりが信任できるのか、できないのか、これは相手を信用して仕事を任せられるのかということの判断だというふうに思っております。その先のことは、市長御自身がお決めになることであって、決して議会がそこまで口を出すことではないというふうに私は理解をしております。
 重要なことは、今回の一連の行われた事実を客観的に見て、信任ができるのか、できないのか、このことを私たち議員は自分たちに問うべきだというふうに思っております。
 政治家は何を言ったということが問題なのではなく、何をしたかで私は評価そして判断をされるべきだというふうに思っております。ですから、私たちは何を口で言ったかではなく、その人がどのように行動をしたかということをいま一度考えていただき、信任できるのか、できないのか。簡単に言えば、自分がもし市長だったら、今回と同じように藤澤氏が接近してきたときに、今回と同じような行動をすると思った人は市長を信任していただき、今回と違うような行動を自分だったらとるよと思う方は信任できないということなのかなというふうに考えております。
 さて、今回の事件のキーワード、これは私は一市民、そしてジレンマ、そして毅然という言葉にあるというふうに思っております。
 私たち議員も、もとを正せば一市民であります。そして、私たちは今、この議場の中で、陪審員と同じように、この後採決をしなければならないわけです。今皆さんはどのような気持ちでお考えでしょうか。自分の判断は本当に一市民としての判断、市民感覚のもとでの判断なのか、非常に悩まれているのではないかというふうに思っております。
 すごいジレンマの中にいられるのだというふうに思っております。このジレンマという感覚は嫌ですよね。もう最後の最後まで、今回はこのジレンマという魔物が私たち議員一人ひとりにとりついているのだというふうに思います。
 このジレンマという魔物から私たちが逃れるためにはどうしたらいいか。それは今、皆さんが感じている、そしてここ何週間と感じ続けている、このジレンマの魔物から解放されるためには、そうです、それは私たち一人ひとりが毅然とした態度をとればいいのだというふうに私は感じております。
 本当に一市民として、そして議員として、そして人間として毅然とした態度をとれるかどうかということだと思います。
 今、私たちは自分で解決できる手段を持っているわけです。毅然とした態度がとれるのか、とれないのか。この後も嫌なジレンマを抱えながら毎日過ごしていかなければいけないのか、どうするのか。それは私たち自分自身の手にかかっているのだというふうに思います。
 草加市議会の歴史の中で、政治家須永賢治の下した判断というのは、そして、きょう一人ひとりが判断をしていくその判断というのは、永遠に、そして後世に語り継がれていくわけです。私は一人の政治家の下した判断として、毅然とした態度をとれるようにしたいというふうに考えております。
 最後になりますけれども、今回の一件は、決して一個人を批判するものではありません。市長という膨大な権力を与えられている役職にその人が適任なのかどうか、その視点が重要なんだというふうに思っています。罪を憎んで人を憎まずということだと私は感じております。
 どうかすべての議員の方が、市民感覚として適切な判断をされますことを、そして議会としての存在価値、そしてその意義を全うできることを希望して、討論とさせていただきます。ありがとうございました。
○宇野 議長  以上で、討論を終了いたします。
 ──────────◇──────────
△採決
○宇野 議長  直ちに採決を行います。

   ◇議第16号議案の否決
○宇野 議長  議第16号議案 木下博信草加市長の不信任決議は、記名投票をもって行います。
 議場の閉鎖を命じます。
  〔議場閉鎖〕
○宇野 議長  ただいまの出席議員数は30名であります。
 白票及び青票を配付いたさせます。
  〔白票及び青票配付〕
○宇野 議長  白票及び青票の配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めさせます。
  〔投票箱点検〕
○宇野 議長  異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。
 本案を可とする諸君は白票を、否とする諸君は青票を、点呼に応じて順次投票願います。
 点呼を命じます。
  〔氏名点呼、投票〕
○宇野 議長  投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と言う人あり〕
○宇野 議長  投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○宇野 議長  開票を行います。
 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に20番、種子島議員、27番、斉藤議員を指名いたします。
 よって、両議員の立ち会いをお願いいたします。
 念のため申し上げます。
 本案の表決については、地方自治法第178条の規定により、議員数の3分の2以上の者が出席し、その4分の3以上の者の同意を必要といたします。
 ただいまの出席議員数は30名であり、議員数の3分の2以上であります。
 また、出席議員の4分の3は23名であります。
  〔開  票〕

    白票
      1番  青 木 義 之 議員
      2番  飯 塚 恭 代 議員
      3番  井 出   泉 議員
      7番  今 村 典 子 議員
      8番  平 野 厚 子 議員
      9番  大 野 ミヨ子 議員
     10番  大久保 和 敏 議員
     11番  宇佐美 正 隆 議員
     12番  田 中 昭 次 議員
     14番  芝 野 勝 利 議員
     16番  松 井 優美子 議員
     17番  須 永 賢 治 議員
     19番  新 井 貞 夫 議員
     20番  種子島 久 代 議員
     22番  宇 野   博 議員
     23番  有 賀 正 義 議員
     26番  浅 井 康 雄 議員
     28番  瀬 戸 健一郎 議員
     29番  佐 藤   勇 議員
     30番  中 山   康 議員
    青票
      4番  鈴 木 由 和 議員
      5番  浅 井 昌 志 議員
      6番  切 敷 光 雄 議員
     13番  小 川 利 八 議員
     15番  飯 田 弘 之 議員
     18番  小 澤 敏 明 議員
     21番  吉 沢 哲 夫 議員
     24番  中 村 丈 夫 議員
     25番  石 村 次 郎 議員
     27番  斉 藤 幸 子 議員

○宇野 議長  投票の結果を報告いたします。
 投票総数30票、これは先ほどの出席議員数に符合しております。
 そのうち、
  白票               20票
  青票               10票
 以上のとおり白票は所定数に達しません。
 よって、議第16号議案は否決されました。
 以上で、本臨時会の議事はすべて終了いたしました。
 ──────────◇──────────
△閉会の宣告
○宇野 議長  これにて、平成18年草加市議会第4回臨時会を閉会いたします。

午後 1時17分閉会



             議     長   宇   野       博

             署 名 議 員   今   村   典   子

             署 名 議 員   飯   田   弘   之

             署 名 議 員   松   井   優 美 子

             署 名 議 員   石   村   次   郎