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埼玉県 深谷市

平成10年 12月定例会(第4回) 12月11日−04号




平成10年 12月定例会(第4回) − 12月11日−04号







平成10年 12月定例会(第4回)





        平成10年深谷市議会第4回定例会議事日程(第10日)


平成10年12月11日(金曜日)

 1、開  議 午前9時
 2、市政一般に対する質問
 3、次会日程報告
    12月12日(土曜日)ないし12月21日(月曜日)本会議休会
    12月22日(火曜日)午前9時本会議
    委員会の審査経過並びに結果報告
    委員長の報告に対する質疑、討論、採決
 4、散  会

〇出席議員(24名)
     2番   小  島     進  議員    3番   飯  野     広  議員
     4番   柴  崎  定  春  議員    5番   吉  岡  信  彦  議員
     6番   中  村  友  久  議員    7番   原  口     博  議員
     8番   高  橋  靖  男  議員    9番   小  林  恒  雄  議員
    10番   福  島  四  郎  議員   11番   森     公  治  議員
    12番   今  井  俊  雄  議員   14番   中  村  和  男  議員
    15番   北  本  政  夫  議員   16番   宮  沢  弘  昌  議員
    17番   細  矢     弘  議員   18番   佐  藤  美 智 子 議員
    20番   池  田     昇  議員   21番   塚  越  補  寿  議員
    22番   大  沢  正  雄  議員   23番   島  崎     陳  議員
    24番   福  島  敏  雄  議員   25番   栗  原  庄 之 助  員
    26番   梅  沢  利  夫  議員   27番   又  吉  清  孝  議員

〇欠席議員(1名)
    19番   今  村  三  治  議員

〇事務局職員出席者

   事務局長   福  島  豊  次      局長補佐   河  田  新 八 郎

   議事係長   吉  川  芳  明      調査係長   柿  沼  政  好

〇説明のための出席者

   福  嶋  健  助   市  長      栗  原     忠   助  役

   宮  田  正  夫   収入役       加  藤  和  説   教育長

                水道事業
   武  井  克  巳             生  方  貞  夫   秘書室長
                管理者

   野  口  光  章   企画部長      小  関  一  弥   総務部長

   本  庄  八  衛   税務部長      木  島  武  晃   市民部長

                                       福祉健康
   倉  上  征 四 郎  環境部長      香  川  治  郎
                                       部  長

   矢  島     茂   経済部長      清  水  征  一   建設部長

                都市整備                   下水道
   安  野  信  行             金  子  康  雄
                部  長                   部  長

   真  下  裕  史   水道部長      正  田  孝  光   出納室長

                総務部
   松  本  高  康             逸  見     稔   教育次長
                次  長

                行  政                   行政管理
   神  藤     喬   委員会       森     利  明
                事務局長                   課  長




 12月11日午前9時1分開議







△開議の宣告





○北本政夫議長 ただいまから本日の会議を開きます。





△市政一般に対する質問(続き)





○北本政夫議長 引き続き市政一般に対する質問を続行します。

 21番 塚越議員。



          〔21番 塚越議員登壇〕





◆21番塚越補寿議員 皆さん、おはようございます。何年かぶりの質問でございますので、よろしくお願いいたします。21番、塚越です。発言通告に基づきまして、市政一般に対する質問を行います。

 桜ケ丘幼稚園園舎について、老朽化している桜ケ丘幼稚園の建てかえを考えているのかお尋ねいたします。上野台鼠地区、大台地区が昭和45年に市街化区域に編入して、急激に人口が増加いたしました。したがいまして、園児が数多く卒園している市内最大の桜ケ丘幼稚園でございます。桜ケ丘幼稚園は、昭和41年に建設されています。木造建築で、耐用年数は24年とあります。平成10年度のことしで32年になります。もうこの辺で、教育委員会、学校教育課の考えを、結論を出せる時期に来ていると思いますので、今後の考え方を教えてください。

 以上をもちまして、壇上からの質問を終わります。



○北本政夫議長 加藤教育長。



◎加藤和説教育長 塚越議員の桜ケ丘幼稚園園舎についてのご質問にお答えを申し上げます。

 初めに、現在取りまとめを進めております本市の幼稚園教育振興計画について、若干説明をさせていただきたいと存じます。本市の公立幼稚園は、おおむね小学校単位に設置されておりまして、小学校へ入学する前の1年間を就学前教育として位置づけ、小学校に早くスムーズに慣れるようにという観点から現在まで進めてきたところであります。しかし、近年働く母親の増加や少子化の傾向が強まる中で、家庭の教育力の低下が指摘され、幼児期から心の教育や社会性を育成することの重要性が強調される状況があらわれてまいりました。国におきましても、幼稚園が複数年保育による同年齢、異年齢の幼児同士の遊び、自然との触れ合いなどの直接的、具体的な体験など、幼児期に体験すべき大切な学習の機会や場を用意することの重要性が高まっているとしております。本市の幼稚園教育につきましても、これまでの就学前教育として考えるのでなく、幼稚園教育独自の意義と役割を持った教育として位置づけ、その整備を図らなければならないと考えておるところであります。

 このような状況の中で、当議会の一般質問等において始終ご提言やご意見をいただいてきたところでありまして、その主なものをまとめますと、2年保育の実施、園の統廃合と再配置、送迎バスの導入、幼稚園と保育園の一元化もしくは一体施設の建設などが挙げられます。また、本年8月には議員の代表、自治会長代表、市立保育園長、PTA等各会の代表による幼稚園問題検討委員会を設置いたしまして、8月と9月、10月に会議を開催し、本市の幼稚園教育の基本的な考え方についてご協議をいただいてきたところであります。この検討委員会でのご意見、ご提言を踏まえまして、今年度中を目途に幼稚園教育振興計画をまとめまして、本市の幼稚園の将来像を示していきたいと考えております。

 さて、ご質問の桜ケ丘幼稚園の園舎についてでありますが、議員ご指摘のように、桜ケ丘幼稚園の園舎は昭和41年に現在の場所に木造平屋建て360平米の園舎として新築され、昭和45年には119平米を増築し、保育室6室、職員室1室の園舎として現在に至っているところであります。園舎は、建築後32年が経過しておりまして、かなり老朽化が進んでおります。この幼稚園以外にも、大寄幼稚園なども建てかえが必要な時期に来ておりますが、他の幼稚園につきましても、現時点におきましては建てかえは凍結をいたしまして、2年保育や統合、再配置等を検討しているところであります。少子化が進展し、幼児が減少する中で、望ましい園運営を図るため、幼稚園と保育園を一体化した施設を整備する考え方や、公民館を中心にして地域住民の触れ合いゾーンとなるように、幼稚園、保育園、児童館の機能を合わせ持った施設を整備する構想もございます。いずれも従来の考え方にとらわれない新しい試みでありまして、これらを総合的に研究いたしまして、市全体の幼稚園整備計画についてできるだけ早い時期に結論が出せるよう努めてまいりますので、よろしくご理解のほどをいただきたいと存じます。

 以上でございます。



          〔「了解」と言う声あり〕





○北本政夫議長 21番 塚越議員。



◆21番塚越補寿議員 教育長の説明は、よくいろいろなことからお話聞いていますので、わかりました。

 しかし、2年保育が必要だということで、幼稚園の方でもいろいろ話し合いはしているようでございます、PTAの方で。しかし、統合して、例えば藤沢の幼稚園と一緒になって、違う場所へ行くとなると、地域的にもお互いに大変な面があるので、この辺はその学校で、敷地の中にあることが望ましいのではないかと私は思っております。

 また、PTA理事会の様子をちょっとお聞きしたので、お知らせをいたします。「桜ケ丘幼稚園の建て直しについて、PTA理事会の声」ということでお知らせします。PTAの声1、「教室も床も窓も、どこをとってももう古い。雨風が教室へ入って、子供たちが寒いと思うとかわいそう」というPTAの声があります。2としてPTAの声は、「どこから直していけばよいのかしら」という声もあるそうでございます。また、先生の声を申し上げては申しわけないのですけれども、「もうどこを直すという問題ではなく、直していくとなれば全部だと思うのです。でも、なかなか話が届かないのですよ」ということで、先生が答えているそうでございます。PTAの声3、「とにかくこの幼稚園は危険です。窓ガラスが薄い、薄いガラスということです。ガラスをサッシにしてほしいのです。子供が少し振動を加えただけで落ちてきそうですね。例えば地震の場合、教室にいるより外へ出た方が安全なくらいです」という声がPTAから出ているそうでございます。PTAの声で4、「雨漏りもかなりですね。今校長先生から雨漏りのことについて電話で聞きましたら、雨漏りが昔のように上から降るのではなくて、大きい風が吹いたり雨が降ったりしたときに、自然にしみがしみてきて、すき間から入ってくる」ということでございます。「テラスでも改善して、外と内を区別してもらいたい。雨の日は大変で困ります」ということでございまして、冬の場合はすき間風がうんと入って子供たちが寒いというような念書でございますので、基本構想はよくわかりますけれども、こういう園舎の中にいる子供たちも、家庭においてはかなり立派な建築物で生活していますので、大変幼稚園に来て、いろいろな面で何もわからないような子供であっても、大変親の方が苦労していると。かわいそうだということで思っているそうでございます。

 そういうことで、市の結論一日も早く出してやって、各PTAの方に安心をさせてもらうということをお願いするわけでございますけれども、この今教育長がお話ししてくれたことについて、PTAの方にも早い時期にお知らせを願えればありがたいと思っております。また、総務課の方には桜ケ丘幼稚園の問題点、データとして上げられているということですので、そのデータを議員皆様の前で発表していただけたらありがたいと思いますが、この点いかがですか。



○北本政夫議長 加藤教育長。



◎加藤和説教育長 お答え申し上げます。

 PTAの皆様からの声につきましては、園長の方で集約をして、毎年度園舎の補修等について要望を受けております。これは、桜ケ丘幼稚園に限ったことではございませんが、その要望に対して適切な対応をするように努めているところであります。これからも園児が安全で健康な生活ができるような、少なくとも最低の手当てをしつつ幼稚園の教育が進められるような努力をしてまいりたいと思いますので、幼稚園教育全般の大綱につきましては先ほど申し上げたとおりでありますので、ぜひご理解のほどをいただきたいと存じます。

 以上でございます。



○北本政夫議長 21番 塚越議員。



◆21番塚越補寿議員 それでは、2年保育の実施の時期を、なるたけ早くでございますけれども、考え方としてこの場所で、いつごろやりたいということは発表できないですか。これ1点だけお願いします。



○北本政夫議長 加藤教育長。



◎加藤和説教育長 2年保育の実施につきましては、先ほど申し上げましたような全体の中で検討をしてまいりますので、全市一斉にスタートできるかどうか、これは明言することができません。全体の構想ができたところで、すぐに2年保育が実施できるところはトライアルの意味をも込めまして実施してまいりたいと思いますが、いつからということは、今この場で明言することは避けたいと思います。なるべく早く、そういうものを含めた全体の進行計画を当議会に対しても提出いたし、ご審議をいただくように進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと存じます。

 以上です。



          〔「了解」と言う声あり〕





○北本政夫議長 21番 塚越議員に申し上げます。

 既に発言が規定の回数に達しておりますが、会議規則第56条ただし書きの規定により許可いたします。

 21番 塚越議員。



◆21番塚越補寿議員 そうしますと、統合する場合に予期しなければならないことは、桜ケ丘幼稚園と藤沢の幼稚園が地域的にも近いということで、それらを二つぐらい一緒にするということの考え方はあるのですか。



○北本政夫議長 加藤教育長。



◎加藤和説教育長 お答え申し上げます。

 どの園とどの園を統合してということは、今ここでは申し上げられません。議員おっしゃいますような方法も一つの選択肢としてあるとは申し上げられるとは思いますが、その程度でご勘弁をいただきたいと存じます。

 以上です。



○北本政夫議長 10番 福島議員。



          〔10番 福島議員登壇〕





◆10番福島四郎議員 10番、福島です。

 9月議会において、清風亭をグラフィックデザイン館にしたいというような構想が出てまいりました。そして、その補正予算が2,200万というように聞き及んでおるわけでございます。私は、議会の最終日に、議案第51号に対して反対討論を申し述べました。9月議会の前に、我々福祉文教委員会は、委員の皆さんが教育委員会から呼ばれまして、グラフィックデザイン構想があるのだというようなのを前に聞いたのです。そのときは、無償で寄贈していただけるのだからとのことでありました。そのときは、多少お金がかかると思っておったわけでございますが、この今年度の補正予算で2,200万、では来年度はどのくらいかかるのだと。また、5,000枚とか集める場合、収集にも保管にもまた金がかかる。そういうようなお金がかかることは、もう少し検討した方がいいのではないか。そもそも清風亭、誠之堂の問題でございますが、これを移築する場合にどこがいいだろうと、そういうような検討がなされたわけでございます。吉岡議員と私は、青淵ゆかりの土地、八基がいいのではないかと、このように申し述べたわけでございますが、その会議の席上で、でも維持管理が大変だと。そして、ステンドグラス1枚欠かれても修復することが不可能だから、だから大寄の公民館と同一に維持管理すれば、その方がベターではないかというような話を聞きまして、我々も納得したわけでございます。そして、その清風亭の中には、真ん中にガラスケースでも置いて、そしてそれのゆかりの品物、あるいは深谷といいますと渋沢栄一翁が手がけた日本煉瓦、そのような中に見せるものがあったら、そういう方がいいのではないかというような話になったわけでございます。

 では、グラフィックデザインというのはどういうのか。私も、名前だけは聞いておったわけでございますが、実物というのを余り熟視しておりませんでした。9月議会に、東京にあるグラフィックデザイン、これは永井一正先生のですけれども、それに行ってきたのは飯野議員と佐藤議員の2名でございました。私は、10月の初めにそのグラフィックデザインを見てまいりました。永井一正先生の作品ばかりでございます。ビルの7階にある大きな部屋で、面積は716平米で、展示された作品は全部で85の作品でした。9月議会で飯野議員がおっしゃったけれども、飯野議員はポスターなんていうのは大したものではないというように思って行ったけれども、行ってみたら創造的な作品に感動したと、このように申されました。私は、確かにいい作品かもしれないけれども、これらの作品を見て、展示して、小中学生または一般市民の方がどの程度理解できるだろうか、私は疑念を持ちました。私が見学しているときに、3人の人がおりました。1人はその道の人です。あと、中年の女性の方がおりました。その方は、「どちらから」と私が聞きましたら、「私は所沢なのです」、「どういうご職業ですか」、「私は高校の美術の先生をしております。これから、こういうものについて生徒から質問されたときに、答えられないと困るから来ました」。あと、若い女性がおりました。その方は、「1階に用事があって来たのですけれども、何だか知らないけれども、7階に何か催し物がある。入場料も210円だから、210円ぐらいの金はいいからと思って来た」というような3人の答えでありました。私は、受付の女性の方に、「これで何人ぐらい見にくるのですか」、「ええ、そうですね、平均して40人ぐらいですかね」、このような返答です。この国立近代美術館というのは、東京駅から歩いて10分のところです。あれだけの人口があり、そしていろんな職業の人がいながら、1日40人というのはどうも私には納得いきません。そのくらい、まだまだグラフィックデザインというものに皆さんが関心を持っていないのだなと、このように思いました。

 また、10月の私たちの委員会、福祉文教委員会は、岐阜県の大垣にグラフィックデザイン館がある、そこへ視察に行ってまいった。そこは、名前は「日本国際ポスター美術館」というので、面積は800平米であります。日本の方以外にも、大分外国の方のもポスターが並んでおったわけでございます。一応一回りして、私だけでなく、グラフィックデザインなんていうのはこんなものかなというふうな感じでありました。そして、そこの入場者は1日20人足らず、このようなことを聞いてまいったわけでございます。

 私は、誠之堂及び清風亭移築保存調査委員会の委員の一人ですが、先月の26日に第5回の委員会が開かれました。その席で、清風亭グラフィックデザイン館なるものが、構想が委員の方に話されたわけでございますが、私がそのグラフィックデザインについて、どうですかと、「兼松先生どうですか」というふうに聞いたけれども、余りいい話はしていなかった。そして、そういうものを展示する場合には、光の問題が相当あるのではないかというふうな返答もございました。維持管理は大寄公民館に任せるということでございますけれども、やはり専門的にやると、また結構予算がかかる。そういうことになりますと、維持管理は、初めの維持管理はどこへ行ったのだというような感がないでもありません。

 では、話をまたもとへ戻しますが、清風亭の中に作品がどのくらい展示されるかということがあります。当初我々の委員会のときには、50点ぐらいの作品が展示できるということでした。清風亭の四方、全部足してみても36メートルきりございません。デザインの幅は95センチです。1メートルとすると、ドアから窓から全部やっても、作品をコーナー行ったら半分に折り曲げるとかしないと、しても36枚きり入らないのです。しかし、せっかく清水建設が大ばらしして、多く細かくしてつないだのではみっともないということで、大ばらしにして持ってきて、大きいものは10トンもあるのです。そういうような努力をしたものを、全部囲ってしまうということは、とても私には考えられない。36枚きり入らなくても、暖炉はよけなくてはならない。ドアをよけなくてはならない。それから、コーナーを切り詰めるわけにいかない。また、作品と作品の間は50センチぐらいあけるべきだ。そうすると、十五、六枚きり入らないのです。十五、六枚が何で50枚かというふうに聞きただせば、そうすると、いや真ん中へ入れると言うようです。それだけの、幅が95センチ、高さが130センチあるものを、3メートルぐらい離れないと作品のよさはわからない。そういったものを十分考えての話だったら別ですけれども、これからどういうふうに答弁がなされるかわかりませんが、ただ問題は、この移築に対して両建物の解体、建設、設備の合計が3億7,400万、そのうちの1億6,800万ぐらいが清風亭にかかっているわけです。それだけかかっているものを、グラフィックデザインで果たして埋めてよいものやら。あの清風亭と誠之堂が大寄の公民館の近くに移ったのだと、大正の末につくったものが来たのだと、では見にいこうといったものが、みんな窓が閉められてしまったといったら、それだったら来てがっかりする、このように思うわけでございます。

 ですから、それよりも一たん、この間の関口雄揮画伯ではないけれども、どこかへ陳列して、それで皆さんが見て、ではこういうものがいいだろうと言ってから別のところへつくったっていい。あるいは深谷の文化会館にある展示室、面積だけ見ると清風亭の3倍あります。そして、照明もちゃんとついている。そして、3方には穴のあいた壁面があるわけです。そういうところでやれば、清風亭の2倍とか2.5倍ぐらい陳列できる。そういうことをやって、しかる後に皆さんがよかったと言えば、そこへつくったっていいと思うのです。ですから、目的が清風亭、誠之堂の建物を見せるのだと。確かに誠之堂はそのままのものができるわけです。でも、清風亭もそういうふうに私はすべきだと。どうして50枚できたのかお聞きして、壇上よりの質問を終わります。



○北本政夫議長 加藤教育長。



◎加藤和説教育長 清風亭の展示品についてとのご質問にお答えを申し上げます。

 ご質問に直接お答えをする前に、グラフィックデザイン館の設置を計画するに至りました経緯について若干説明させていただきたいと存じます。誠之堂と清風亭の本市への移築につきましては、テレビや新聞でも紹介され、各方面から注目を集めている事業であります。この移築話を耳にされました故亀倉雄策氏のご遺族から、格調高い大正時代の建物に作品が展示されるのであれば、深谷市に作品を寄贈したいとの申し入れがあったことが、このグラフィックデザイン館計画の始まりであります。既にご案内のように、亀倉雄策氏は東京オリンピックや万国博覧会のポスターをデザインされました、世界的なグラフィックデザイナーであった方であります。さらに、同じく世界的に高名な永井一正、福田繁雄両氏からも作品を寄贈いただけるとのお話をいただいております。このような大変ありがたいお話をいただきまして、来年11月の誠之堂と清風亭のオープンに間に合わせるため、その準備費用としてさきの9月定例会に補正予算を提出いたし、議決をいただき、準備作業を進めている段階にあります。このようなことをまずご説明申し上げまして、ご質問にお答えをしたいと存じます。

 まずその一つ、清風亭に50点という作品が展示できるか。例えできたとしても、ドアや窓をふさいでしまっては清風亭の持つ建物としての趣を壊してしまうのではないかというお尋ねでありますが、この50点という数は、先日開催されました誠之堂及び清風亭移築保存検討会において、事務方よりお答えをしたものであると思われます。これは、清風亭の大広間と二つの小部屋に作品を展示したと仮定いたしまして、私どもの職員が計算した数値であります。そのような数値でありますので、あるいは最大限の数字になっておるかもしれません。議員ご指摘のとおり、清風亭が持つ建物としての趣を壊してしまっては、まことに本末転倒であるということは私どもも十分承知しているところでございます。さきの移築保存委員会でも、さまざまなご意見を賜ったと聞いておりますが、展示方法に気をつけて整備をすれば、グラフィックデザイン館はユニークな活用方法ではないかとの意見を述べられた委員もいらっしゃるということを聞いております。そこで、清風亭の持つ趣を壊さずに、望ましいグラフィックデザイン館を整備するため、グラフィックデザイン館整備委員会を設置し、そこで展示方法やレイアウトを検討していただき、最終的な展示枚数等を決めていただきたいと考えております。新たに設置する整備委員会には、先ほどお名前を挙げました永井一正、福田繁雄両氏のほか、市議会の代表の方、市内の美術家代表の方などに委員をお願いをしたいと考えております。

 次に、グラフィックデザインではなくほかの展示物、例えば渋沢栄一翁ゆかりの資料、またはレンガに関連する品々などは展示物としてどうかというお尋ねでありますが、渋沢栄一翁ゆかりの資料につきましては渋沢栄一記念館に、レンガにつきましては日本煉瓦史料館が既にございますので、そちらでの展示でよろしいのではないかと考えております。また、誠之堂と清風亭は渋沢栄一翁とレンガに深く関連した建物でありますので、二つの建物に関連する資料につきましては、誠之堂の一角に展示をする場所を設けたいと考えております。

 次に、議員冒頭にお話いただきました、グラフィックデザイン館をオープンしたところで入場者がたくさんいるかどうか、あるいはグラフィックデザインに興味を持つ市民の方がそれほど多くいるとは思えないということについてのお尋ねにお答えを申し上げたいと存じます。グラフィックデザイン館と類似する施設としては、美術館、博物館、あるいは郷土史料館などがありますが、このような施設は来館者数で評価すべき性格のものではないと考えております。このような施設で収蔵または展示している作品等は、国民や国の文化を知る上で貴重な資料でありますが、これを放っておきますと、やがては消えていくか、または投機の対象として金もうけの手段にされてしまうかというものであります。経済主義にそぐわない事業であればこそ、あるいは仮に有料入場を決めたとして、入場料がそれほど多くはならないというようなことがあっても、むしろそうであればこそ、国や地方公共団体がこのような文化財と思われるものの保存を考えていくべきものではないかと考えております。

 グラフィックデザイン館にしましても、世界のコンクールで日本人デザイナーが金賞、銀賞等を多数受賞しており、日本はポスター先進国と言われておりますが、国内におきましては正当な評価が与えられていないというのが現状であります。しかし、このグラフィックデザイン館に携わる、関係の深い人たちが、既に国内に10万人を超える人数がいるということも聞いております。このようなことを思いますと、今回のグラフィックデザイン館につきましても、一定の方向はこれで示されたものと考えております。さらに、このグラフィックデザイン館と申しますのは、言葉を使うものではなくて、一瞬のうちに人々の脳裏に概念やテーマを焼きつける技術でありまして、主に絵が中心となっておりますので、いわば世界共通の視覚言語であると言うべきものであります。このような性質を持つ、特に日本人が制作したこのデザインは、江戸時代に生まれました浮世絵と同様に、現代では世界各国に非常に大幅に受け入れられているというふうに聞いております。世界レベルにあるグラフィックデザインを、本格的に収蔵、展示している例は、国内ではほとんどないと聞いております。誠之堂と清風亭の移築については、レンガづくり建築の移設ということで各界から大変注目を浴びておるところでありまして、その活用策についても他の市町村に先がけた事業として、この計画をし、将来的にはグラフィックデザインの情報発信基地となる得るような、そういう方向での作品の収蔵、展示してまいりたいと考えているところであります。

 一方この事業は、教育の先行投資的な意味合いもあります。グラフィックデザインのすばらしさを啓発するとともに、教育の務めであると考えておるところでありますが、既に市内小中学校に設置してありますパソコンを利用したコンピューターアートについては、毎年度、ここ3年間展示会を行い、多数の見学者を得ているところでありまして、このようなことを通して小中学校の子供たち、あるいは高等学校の子供たちに、グラフィックデザインを利用した、あるいはパソコンを利用した授業を美術教育の一環として取り入れていくことも、大切な意義があるものであると考えております。そして、この清風亭に作品の展示を行うほか、各小中学校に巡回展示をすること、あるいは駅のギャラリー、市民文化会館の展示室などを利用した企画展などで作品を有効に活用することによって、いわば市民への啓発も行えますし、また学校教育という見地からも大きな効果を発揮するものと考えております。

 グラフィックデザイン館の運営につきましては、当然のこととしまして、最少の経費で最大の効果が上げられるよう、今後研究をしてまいる所存であります。幸いのことに、作品のほとんど大多数は無償で市に寄贈いただけることになっております。展示がえにも、通常の美術館とは違い、少ない経費で行えますので、グラフィックデザイン館を訪れるたびに違う作品が展示してあるということで、従来型の美術館や博物館などとは一味違った展開ができるものと期待をしているところであります。ぜひそのような意味で、ご理解をいただきたいと存じます。

 以上でございます。



○北本政夫議長 10番 福島議員。



◆10番福島四郎議員 私が言っているのは、グラフィックデザインがだめというのではないのです。ただ、もう少し検討したらどうかということです。

 きのう私は図書館に行ってまいりました。そして、高松さんに「グラフィックデザインのをちょっと見たいのだけれども」、いい本がありました。それには、東京オリンピックがあったのです。私が、その東京の永井一正先生のを見ると、確かに細かくかいてあるのですけれども、感動がないのですね。大垣に行ったときもそうだった。その亀倉さんのを見たら、ああ、これなんかいいなと。あるいは、その場所で自転車とか、あるいはいろんなものの図案ですか、そういうものを見たのですけれども、だからそのグラフィックデザイン館をつくるのが、にするというのではなくて、それはそれで、教育長は来るたんびに違うものをしたい。それはそれでいいのだけれども、ではそれだったら一遍に100枚も展示するようなところを、1週間に一遍ずつそれやるとか、あるいは一月に、そういうサイクルでやった場合には金もかかってしようがないし、20枚や30枚では見にいってもしようがないというような、そういう発想もあると思うのです。埼玉県でグラフィックデザイン一生懸命やっているところがあるのです。これは、庄和町なんですね。「庄和デザイン塾」というのがあるのです。これは、市川崑監督の映画「股旅」のポスターで、カンヌ映画祭ポスター部門のグランプリを受賞したという方で、小笠原さんというのです。小笠原正勝さんというのです。こういうことも言っている、「地方から東京に向けて文化を発信していきたい」。ですから、今教育長が言ったのと同じようなことを言っているのです。だから、それがだめだというのではなくて、狭いところで、それで1億6,000万も7,000万もかけたところへ、そういうもので覆うべきではない。ですから、清水建設がいろんな努力してやったわけですよ。それで、なるべく原形をそのままということで大ばらししたのです。そういうものの中に入れていいか悪いかとを、もう少し検討する。

 それから、ちょっと聞きたいのですけれども、亀倉雄策先生の奥さん81歳だと聞いているけれども、どういう人ですか。



○北本政夫議長 加藤教育長。



◎加藤和説教育長 故亀倉雄策氏に関する情報は得ておりますが、奥様については資料がございません。まことに失礼ではありますが、市長がお会いになっているとのことでありますので、もしお答えいただければと思います。



○北本政夫議長 福嶋市長。



◎福嶋健助市長 私も、実は奥様にはお目にかかっておりません。しかし、亀倉雄策資料室の水上さん、こういう方とはお目にかかっております。その方からの私に対する手紙でございますが、「亀倉雄策ポスター作品寄贈に関する願い。拝啓、このたび貴市におけるポスターギャラリー成立、まことにおめでとうございます。貴市の生んだ渋沢栄一翁の由緒ある建物を、世界のトップレベルにある日本のグラフィックデザインのポスターを展示することは大きな意義を持つものとして、衷心より歓迎をいたします。ここに故亀倉雄策の作品を加えていただくことは、故人も喜んでくれるものと思います。亀倉の主なる作品と遺品は、既に新潟県立近代美術館に寄贈済みですが、別途同様のポスターは当資料室にも保管してあります。点数は約200点以上に及びます。貴市のギャラリーが、亀倉の作品に限らず日本のグラフィックデザインの代表作を公開する場として発展していく計画の一端としてお役に立てば、協力を惜しむものではございません。進んで寄贈させてもらいます。ただし、作品の保管、展示方法、額装等は、作品の格調を保つ意味からも需要な要素になります。ギャラリーの全体像と額装、パネル設備を具体的にお示しをいただきたくお願い申し上げます。また、亀倉作品の展示につきましては、その都度ご相談をいただくこととなります。以上、貴市からの作品寄贈依頼書をもとに、遺族とも相談した上での当資料室の回答とさせていただきます」と、こういうのでございまして、奥様はどういう方かわかりませんが、遺族とも相談の上深谷に寄贈したいということは、もうこれで、そういう意思があるということは確実であるというふうに思います。

 ただ、今話題になっております、可能としては50だというのは、向こうでも作品の展示については、こちらにも一言ありますよとあるので、恐らくその作品の、今日本の有名な作品の10点とか、これは1年も2年も飾っておくというわけにもまいりません。そこで、今私どもで用意をしているのは作品の収蔵庫、これを今しております。それから、額装も、これも額もある程度そろえて、ですから、ポスターですから、その額を入れかえさえすれば、ですから毎年毎年かかるのではなく、額は50枚なら50枚あっておけばそれでいいと。そのうちの10枚を展示する。それで、次は、次の週なり次の月はこういうものですよと、無料で各会場はどういうものを出しているなんていう、その方面の独特のPR方法があるのですね。何美術館は今度は何をやっていますよという、そういうものに提示をしますと、その方面の興味のある方はおいでをいただくという、こういう形になります。

 この際ですから、せっかくのあれですから、私の方のちょっと考え方を申し上げますと、結局今は情報化の時代でございます。例えば、建物は深谷駅、あるいはビッグタートル、パティオにいたしましても、情報発信地で、市民にお使いいただくのと同様な、これも重要なことでございますが、話題性というのが大きなテーマになると思います。話題づくりということは、言いかえれば情報価値を生産するということでございます。情報価値を生産するということでございまして、深谷を広く内外にアピールするために、積極的に話題をつくっていく。すなわち情報価値を生産する、こういうことが重要になってくるのではないだろうかというふうに思います。同時に、このことは私たちが執行する行政についてもやっぱり市民の関心を高めることにもなりますし、参加意欲を盛り上げることにもなりまして、そして市民の皆さんと一緒になって市政を運営していくという、そういう観点からも、この情報発信というのは非常に大事なことだというふうに思っております。また、情報というものは与える者に与えられる、情報を発信すれば着信があるということでございまして、そういうことから情報を発信することによって多くの情報がまた集まってくる、こういう意味だというふうに私は思います。

 私たちは、日常の生活の中でやっぱり、あるいは今耳慣れない、グラフィックというような耳慣れない言葉でありましても、かつて我々が、今パソコンなんかも全然とにかく手もつけられないというような状態でございましたが、ほかの人は違うと思いますが、私はそういう状態でございまして、世の中刻々変わっていきますので、今グラフィックというのが本当になじみがないといたしましても、やがて……私驚いたことに、たつみ印刷さんなんかに行きますと、グラフィックデザインの絵がずっと並んで、一生懸命仕事をなさっておられるのですね。そういうようなことから、全国ではそういう仕事に携わっている方だけでも14万人はおられるということで、その人が全部来るというわけではございませんが、情報発信すれば、やっぱり情報を受けておいでになってくれる方もありますし、またそれに啓発をされて市民、青少年の、そういうふうな興味をお持ちになる方々があるいは出てくるのではないかというふうに、これは今亀倉雄策さんの奥さんはどうだという質問にはちょっと外れていると思いますが、私もお目にかかったことはございません。ただ、その資料室については、今ご報告申し上げたような経過がございました。

 以上です。



○北本政夫議長 10番 福島議員。



◆10番福島四郎議員 大体市長の答弁もありまして、それなりにやると。では、維持管理をどうするかということでございますが、ダ・ビンチのかいたものは、そういうものは一般の人にとてもではないけれども、さわらせないと。そういったポスターであれば、市の職員の方にでも差しかえるぐらいはできると、こういうことですから、一つの会社に任せないで、何とか経費を少なくして、そしてさっき教育長言ったけれども、ここのところに図面があるけれども、倉庫と書いてあるのですよ。倉庫に展示するというのは、ちょっと考えものだなというわけです。それはなぜかというと、倉庫が3メーター、一番長いところといったらそれよりあるかもしれないけれども、でも1面ぐらいきり、そうすると3枚ぐらいきり張れないのですよ。それで、では議会で50枚と言ったのだから何でかんで50枚張れというのではなくて、やはりその亀倉さんにいただいた作品が十分生かされるには、例え枚数が少なくても、これの方が来た人がいいのだと。あるいは、それだけのことだというと、よそから来たと。こんな近いところで見ろといったって見られないではないかと、こういうようなこともあるから、だから無理に50枚ということにこだわらないで、やっぱりこの建物自体も見てもらう、そして作品も見てもらうと、こういうような経営のあり方でやっていただきたいと、こう思うわけです。



○北本政夫議長 福嶋市長。



◎福嶋健助市長 全く同感でございます。また、50枚などとやったら、遺族がこの文面から推しても、作品の展示につきましてはご相談にあずかりたいと、こう言っていますので、今のような50枚ぺったりというようなことでは、やはり遺族の方からも、この展示の方法は常識を欠いているのではないかというような、あるいはおしかりをいただくのではないかというような気がいたします。いただいたのだからこっちのものだいというようなわけには、当然いかないわけでございまして、そういうふうないわゆる景観を、景観というとちょっと大げさですが、いわゆるバランスを失しないような展示方法、こういうものはぜひそういうふうな心がけをしていきたいというふうに、またそのような指示をしたいというふうに思っております。





△休憩の宣告







○北本政夫議長 この際、暫時休憩いたします。



  午前10時休憩

  午前10時17分開議







△開議の宣告





○北本政夫議長 休憩前に引き続き会議を開きます。





△市政一般に対する質問(続き)





○北本政夫議長 市政一般に対する質問を続行します。

 27番 又吉議員。



          〔27番 又吉議員登壇〕





◆27番又吉清孝議員 27番、又吉です。発言通告に基づきまして、一般質問を行います。

 1点目は、深谷市の融資制度の利用をどう上げるかについての問題であります。議長の許しを得まして、担当部課でつくってもらいました資料をお配りさせていただきました。資料1は、深谷市の制度融資の預託金額と、預託金融機関名です。資料の上段を見ていただきたいと思います。預託先が、あさひ銀行から埼玉信用組合までの10店舗に対して、合計で2億5,700万円が現在預託されている額です。その利用状況がどうなっているかといいますと、下段の表であります。小口・特別融資が10店舗で11件、近代化資金制度が同じく1件、緊急運転資金においては10店舗でゼロ件という実態です。今日の不況は、想像以上の事態であり、中小、零細企業の実態はご存じのように自殺者まで出すに至っている現状です。年末に向けて、消費税分の還元セールなどもやられるという報道もありますが、これも一時的なものであり、ましてや大量仕入れの資金力のない業者は、売り上げが下がっている上に年末もお客さんを持っていかれるという、二重のパンチを受けております。そのような中で、営業資金、設備資金を目的とした市の融資制度の利用を高めることは、市内業者を守り、市の活性化の上からも、また命を守る上からも重要であるというふうに考えます。市内業者の経営を守るという視点から、市の融資利用状況をどう改善すべきか。その気があるかどうか、まずお尋ねしたいと思います。担当課も、もう知っておりますが、同様の県の融資は市内でも多く利用されております。なぜ県の融資が利用されているかといいますと、借り入れの申請書類が市と比べて少ないこと、これが一つと、申請期間、それと融資決定が早いということであります。そこで、埼玉県並みの制度活用ができるように改善すべきというふうに考えますが、担当部の考えをお聞かせ願いたいと思います。

 次に、新年度予算についての市長の基本的な考え方をお聞きいたします。来年度の予算も編成されつつある時期であり、市長の考え方を幾つか確認したいという立場からの質問であります。来春は市長選挙がありますので、市内もだんだんとにぎやかになってきた感がします。しかしながら、どの陣営からも政策が見えてきません。きのうなど、うちに帰りましたら、うちのポストの中に得体の知れない発行不明のチラシが入っていましたが、それを見ますと政策抜きの次元の低いものになりそうな気がしてなりません。私も、市長選挙に立候補するのでしたら自分の政策を出していきますが、その可能性がありませんので、またの機会といたしまして、今回は発言通告にありますように、地方自治の本旨である住民の利益を守るという立場から質問いたします。市民生活に直結した公共事業の推進と、福祉の充実の市政を進めていく上での予算編成に重点を置くべきではないかと考えます。例えば、市内業者に仕事が回るような、生活道路の整備をふやすことや、先ほど塚越議員からもありましたように、急を要する幼稚園や学校、あるいは公共施設の小規模な修理を促進していく。また、保育料の引き下げや職員の公費格差の是正など、思い切った予算措置が必要だというふうに思いますが、どう考えておられるのかお聞きいたします。

 11月、先月初め、公民館での「市長と語る会」で、きのうも答弁がありましたように、5歳児未満の医療費の無料化や第3子の保育料の無料化など、幾つかの福祉を重視した施策が話されましたが、議会での言明が必要と思います。なぜかといいますと、先ほども言いましたように1月の市長選挙を前にして、私のうちにも市長選挙立候補予定の方からいろんなチラシが配られますが、現市長のものは一枚も目にしておりません。本来どのような選挙でも、それぞれの政治理念や政策を発表し、その公約実現のために争うべきものであるというふうに考えます。ましてや市長は議会において立候補の表明をされたわけですので、選挙に当たっての公約を含めた基本的な考え方を示すべきではないかというふうに思うわけであります。

 そこで、政策論争の一つにもなればと思いましてお配りした資料が、もう一つの資料2であります。かいつまんで説明いたしますと、市の公共施設の利用が、維持経費との関係でどのようになっているかという資料であります。市の施設を利用した人数で、それにかかった経費を割ったのが右から2番目の金額であります。つまり総合体育館で見ますと、利用者1人当たり541円の市の持ち出しということであります。持ち出しの一番大きいのが、山の家の8,691円となっております。逆に市民利用者から見ますと、総合体育館を利用しますと541円が利用者に還元され、山の家を利用すると8,691円が利用者に還元されるという理屈であります。右端は、かかった経費から使用料収入を引いたので計算したものでありますが、本来公共施設の使用料は安くあるべきというのが私の考え方ですので、説明はいたしませんが、参考までに計算してみたものです。コメントがありましたら、お聞かせください。

 以上、壇上からの質問としますが、市長の決意のほどをお聞きいたしまして、質問といたします。



○北本政夫議長 矢島経済部長。



◎矢島茂経済部長 お答え申し上げます。

 1点目の深谷市融資制度についてですが、制度利用をどう上げるかという考え方についてお聞きしたいということでございますが、この件につきましてお答え申し上げます。

 まず、制度融資の利用促進を図るべく、貸し付け額2,000万円を限度とする中小企業近代化経営資金融資制度を本年4月1日から創設し、中小企業者の借り入れの利便を図ってまいりました。今後市制度の利用促進については、最近の金融経済情勢を勘案し、より利用しやすい制度とし、その資金需要にこたえていくため、最大のネックとなっております保証人の資格要件を、「市内に居住している者」から「熊谷市や大里郡内の町村、本庄市に居住する者」へ拡大、緩和すべく、要綱の見直し作業を着手しているところでございます。また、融資額拡大の視点から、小口と特別小口制度の融資限度額を、現行の「750万円」から「1,000万円」に引き上げる作業につきましても、あわせて進めております。この作業につきましては、12月中に終わりまして、1月から実施してまいりたいというふうに考えております。さらに、申し込みにかかる書類が複雑で、借りにくいという話を聞いておりますが、ご承知のとおりこの融資はすべて埼玉県信用保証協会の保証承諾をいただくことになっており、協会の必要とする関係書類との絡みがありますが、今後書類の簡素化に向けて保証協会と協議してまいりたいと考えております。

 事業者への制度の周知についてでありますが、引き続き市の広報や商工会議所、金融機関、関連する団体など、関係者の協力をいただき、その徹底を図ってまいりたいと考えております。景気低迷の中、資金需要はますます増大すると思われますので、今後市といたしまして融資制度を一層充実させ、地元中小企業振興のバックアップを可能な限り積極的に行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

 以上でございます。



○北本政夫議長 福嶋市長。



◎福嶋健助市長 お答え申し上げます。少し長くなりますが、お許しをいただきたいと思います。

 99年度予算についての基本的な姿勢につきましてというご質問にお答えをいたしたいと思います。私は、本年の3月、平成10年の第1回の定例会の施政方針の中におきまして、生活重視と環境に配慮した市政運営を鋭意推進をしてまいりたい旨の表明をいたしました。その方針に基づきまして、本年度予算を編成させていただいたのですが、来年度予算も引き続きこの方針のもとで編成をしようというふうに現在は考えております。ただ、概算の事業費や事業の具体的な内容については、今後予算査定のときまでに詰めていくこととなりますので、現時点で予定している事業につきまして、その概要について説明をさせていただきたいと存じます。また、市の施策は、ほぼすべてが市民生活や市民福祉にかかわるものでありますので、主要なものだけについて絞らせていただきたいと思います。

 それでは、まず市民生活重視のための施策について申し上げたいと存じます。快適な市民生活を過ごすためには、道路整備は不可欠なものでございまして、来年度予算には南通り線の延長のための用地買収や、移転補償の費用、原郷−上野台線整備のための調査費、駅通り工業団地線整備のための用地買収、あるいは移転補償の費用などを計上する見込みとなっております。また、あわせまして市民生活に密着をいたしました市道や道路側溝の整備のための予算も引き続き計上してまいりたいと思います。とりわけ今年度重点的に市街化区域の側溝の布設がえを行っておりますが、来年度も同様に計上いたしたいと考えております。

 次に、市内循環のバスでございますが、現在試行運転しておりますが、路線の見直し、あるいは増発も含めまして、本格的に運行するかどうかについてもバス対策検討委員会のご意見を伺いたいと、こういうふうに思っております。そのご決定に従って、決定をする考えでございます。

 交通事故防止のための、交通安全啓発事業や道路反射鏡、道路標識、道路照明灯などの施設整備につきましては、来年度も同様に推進をいたしますとともに、地震、火災、風水害などの災害に迅速かつ柔軟に対応するための防災関係予算も、来年度も計上する予定でございます。

 また、安定した水の供給を得るために、今年度から導入をいたしました県水でございますが、老朽化した浄水場の設備を改修していくとともに、古くなった水道管、これ漏水等しているわけでございますが、これを計画的に取りかえるための予算を引き続き計上する予定でございます。

 次に、公共下水道の整備でございますが、生活環境の改善、河川等の水質保全を図る上で極めて重要でございますが、そのため今後も着実にこれを進めますとともに、計画区域外の地区には合併処理浄化槽の設置を支援する予算を引き続き計上する予定でございます。

 ダイオキシンやトリクロロエチレン等による大気、水、土壌等の環境汚染問題の発生を防止をいたしますために、大気汚染調査や水質分析調査を実施いたしますとともに、ごみの軽量化、リサイクル活動にも積極的に取り組んでいくために、来年度も必要な予算を計上するつもりでおります。

 駅周辺の駐車場不足を解消いたすために、通勤通学者の利便性を高めるため、駅東立体駐輪駐車場整備をするための施設費用を、来年度新たに予算計上する予定となっております。また、市民の憩いの場として、現在遊歩道「あかね通り」と言っておりますが、これをさらに延ばしまして、日本煉瓦までつなげるための予算を計上いたしますとともに、遊歩道沿いに市民の釣り場を整備するための予算、これを計上したいというふうに考えております。

 渋沢栄一翁の生誕地に流れる清水川の改修と同時に、水に親しむことができる親水公園でございますが、これを青淵公園の敷地内に整備をするために、用地買収と設計費用などの予算を引き続き計上する予定でございます。この用地買収費というのは、今市で一応買っているものを国へ、買収費ではなくて用地売り払い費だと思います。ちょっとこれは間違いでございます。用地売却費というふうにお考えをいただきたいと思います。

 次に、市民生活と密接なかかわりを持ちますところの、まちの経済の活力向上、活性化の問題でございますが、中小企業経営者が経営の合理化、あるいは設備の近代化を図るために、融資制度を充実させるための予算、今おしかりをいただきましたが、利用度がないではないかという話でございますが、予算は計上いたします。また、引き続き農業振興を図るための予算も、これも計上してまいるつもりでございます。

 勤労者の住宅取得を容易にするために、勤労者住宅貸付金制度の貸し付け枠を必要に応じて拡大するための予算を、今年度も計上する予定でございます。

 また、市民生活を充実させるためのレクリエーションや教育に関する施策といたしましては、現在公共施設予約方法の簡素化、これは1カ所でわかるようにするようにしたいと思っておりますが、公共施設予約方法の簡素化について鋭意検討をしております。来年度中には、各公民館からの予約、あるいは電話予約等もできるようにしたいというふうに思っております。

 また、現在深刻な課題でありますところの学校でのいじめや不登校児童生徒の問題を解消いたしますために、市内全中学校に相談員を配置をいたしますとともに、引き続きこの予算についても計上いたします。

 続きまして、福祉医療の充実と少子高齢化に対応する施策について申し上げます。まず、乳幼児、ひとり親、障害者の医療費の払い戻し手続が医療機関の窓口でできるように、大変今ご不便をかけておりますが、また市役所までおいでなさいという現行方法を改めまして、医療機関の窓口でできるようにするために、新たな予算を計上する予定でございます。

 また、たくさんのお子さんを持っている世帯、多子世帯の保育料負担の軽減を図るために、第3子の保険料を無料にするとともに、現在3歳未満児だけが対象の医療費無料化を5歳未満児まで拡大するために、来年度予算を計上いたしたいというふうに思って、財政当局に今試算をさせておるところでございます。

 また、保護者の疾病、出産、冠婚葬祭など一時的な保育を必要とする場合、あるいは休日に保護者の仕事などで保育を必要とする場合に備えまして、子育て支援のための予算、これは在来からもございますが、引き続き計上する予定でございます。

 難病患者見舞金制度でございますが、これは来年度から新たに創設をいたすため、必要な予算を講じてまいりたいと思います。

 介護保険事業でございますが、これを円滑に推進できますよう必要な予算を計上いたすとともに、介護保険事業の開始に備えまして、そのメニューの一つといたしまして、痴呆性老人が共同生活ができるよう、食事などの援助を行う。また、痴呆対応型老人共同生活支援事業、これも新たに予算を計上しようと思っている次第でございます。

 また、深谷日赤の大寄地区への移転を支援いたしますために、市道1号線の拡幅整備のための予算や中央通り線を延長するための測量調査の予算も、来年度は新たに計上する予定でございます。

 福祉政策の場合は、来年度も引き続き推進をするものでございますが、このほかたくさんございます。これらの説明は省略をさせていただきます。なお、来年度以降調査研究等を進めて、平成12年度以降に着手し、平成17年までの後期基本計画の計画期間中に実施を期すべきものの事業としては、公共施設の休館日の変更、あるいは開館時間の延長、これは図書館等も含めてでございますが、在宅訪問歯科事業、これは歯医者さんがいわゆる往診をして、今まで歯医者さんの往診ございませんが、何かこう往診車のようなものをあれしてやったらどうかということで、在宅訪問歯科事業というものを計画しております。

 それから、もう唯一残りましたところの藤沢公民館の整備も行ってまいりたい。

 また、駅前保育ステーション、これは駐輪駐車場ができてからの話でございますが、そういうものも開設をしてもらいたい。

 また、中小企業勤労者福祉サービスセンター、これも国済寺区画整理事業の進捗度に合わせて検討をしてもらいたい。

 また、バス路線の新設、また広域的に取り組むごみ焼却施設、これはもう緊急でございまして、来年度、再来年度にはもう予算措置をしないと、平成14年度には間に合わないというような事態になっておることでございますので、これも広域的な視野に立って、これはやっていきたいというふうに思います。

 同じく火葬場の問題でございます。これは当然葬祭場も考慮の中に入っていくということでございます。

 総合福祉センター、この総合福祉センターが、これが一応立地としては国済寺区画整理事業の中に立地をしてまいりたいというふうに思います。

 また、消防本部庁舎の建設、これはやっぱり警察との非常なタイアップのあれがございまして、今までは警察のすぐ隣にあったわけでございますので、恐らく大寄地区の方へひとつ消防署も移転をしていく。それには、やはり西通り線の早期着工、完成が望まれるわけでございます。

 これらの事業につきましては、来年度策定予定の後期基本構想の中で、その場所等も、あるいは位置づけ等も行ってまいりまして、計画的に事業の推進に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。

 以上、本当に雑駁でございますが、来年度予算についての基本的な考え方について申し述べさせていただきました。以上でございます。



○北本政夫議長 27番 又吉議員。



◆27番又吉清孝議員 今経済部長の方から金額を、750万の枠を1,000万に1月から増額したい、あるいは保証人については今まで市内という規定を本庄や大里郡市まで広げていきたいという改善案が、今答弁としてされたわけですが、一番のネックは先ほども言いましたように県の融資同様な融資がありながら、県の融資は多く使われているという、その原因が何かというと、書類が多いと。それから、県の場合には毎週火曜日受付で、その1週間の中で審査会をやって、合否が判定されて、合格した人は次の週には融資が受けられると。今の経済状態から見て、深谷の市の場合にはそうはいかないのですね。10日までに、だったかな、受付を締め切って、大体25日前後に審査会を開くと。それで決まって、一月後に融資を受けられるというシステムになっているわけでしょう。それは、一番早い方法なのですよ。一番遅い方法となると、12日申し込むと、次の月の10日過ぎたのと一緒になるわけですよ、10日までのと。それでまた、その月の次の月の25日に審査して、合否が判定されて、それで1カ月後になるから、延々とやっているうちに、借りた人はもう倒産して夜逃げしていますよ。こういうのを改善しなければいけないのではないですか。

 確かに保証協会との問題もあります。ただ、県北の資料もつくっていただきました。県北の資料でも、いい方ではないのですよ。特別小口ね、貸し出し件数も。これはおたくの方でつくったのだから、私が言わなくてもいいと思うのですが。それから県内の、市はあえて申しませんが、ある市はこれ9年度の決算をちょっと取り寄せてみたのです。特別小口、申し込み件数112件、採択件数109件ですよ。我が市はどうなっているかというと、そこに書いてありますように、特別小口11件が最高と。同じ制度を運用して、同じような保証協会の中でやっていって、こういう差が出ると。これは、バブルで金が余って、市のお金なんか使うものかというぐらいの景気のいいときだったらいいですけれども、せっかくこれだけの預託をしておきまして、さっきも言いましたように10の金融機関に対してこれだけ、2億5,000万も寝かしてあるわけですよ。これは利子がつきませんから。それだったら、もう一工夫して、特に先ほどの答弁でありました保証協会との交渉をしていただいて、どうしてこの、後で見せますから。どうしてこの、ある市はこんなに利用されているのか。だから、ここは百何件も利用していますから、県の融資はもっと利用されていると思いますよ。それは、人口もあるとは思いますよ。人口もあると思いますが、県北の中でも余り褒められた数字ではないので、担当部課でもないのだけれども、恥ずかしくて発表もできないのですよ。だから、もう一度とにかく、まず県並みのことができるように、一歩でも二歩でも努力して、この急なときには審査委員さんにも苦労してもらうと。こういう時期は。それぐらいの気持ちでやっていただきたいと。もうちょっと決意を述べてください。

 それから、市長の予算編成についての基本的な考え方をるる聞かせていただきました。私が申し上げたいことは、いわゆるいろんなチラシも目にして、きょうも全部持ってきましたが、いわゆるこの箱物というような表現をしておりますが、大型のハード事業、この大型のハード事業のために、福祉を初めとするソフト事業、これがおろそかにならないようにしなければいけないという立場で質問したわけですし、その認識にあるとは思いますが、物をつくったからあとのソフト事業というのはできないのだということは今までも聞いたことありませんので、そういう認識にはないと思いますが、こういう機会でありますし、来月というのが迫っておりますので、この際確認の意味で再度その認識のほどを聞かせていただきたいと。

 やもすると、ハード事業というのは目につくのですよ。ソフト事業というのはそんなに目につかないものですから、市民からの評価というのも非常にしにくいところはあると思いますが、ここは行政マンとして、全体的な視野に立って判断できると思いますので、その辺の決意といいますか、認識のほどをもう一度市長にお伺いしたいというふうに思います。

 それでは、そちらの方から。経済部の方から先に……ああ、そっちですか。



○北本政夫議長 宮田収入役。



◎宮田正夫収入役 制度融資の問題についてでございますが、これは私の方は直接関係ございませんが、預託という立場から、収入役ということでご答弁を申し上げたいと思います。

 融資制度については、現在国、県、市町村、または国民金融公庫、中小企業金融公庫、いろいろなシステムが、ちょっと我々見ますとあり過ぎると、いわゆる制度融資があり過ぎるという感が、まず最初に持たれることでございます。それで、なぜ議員おっしゃるように深谷市がそういった制度融資が行われないかということに対しては、我々非常に反省しなくてはならないのは、この制度そのものが、まず窓口が市内の金融機関であるということでございます。その金融機関のPRが、やや今までも不足していたのではないかなというような感じを持っております。預託については一律でありますけれども、簡潔に申し上げますと、今後どうしてこういった制度融資をふやしていくかということで私なりに考えておるのですが、もちろん先ほど部長の方の答弁で、商工会議所等といろいろ合同してPRに努めるということでございますけれども、まず地元の銀行に腰を上げさせるということが一番大事ではないかなと。それで、現在例えば税金等の自動振替制度やっておるわけでございますが、これについては一定の件数ができた場合には、特別に預託といいますか、いわゆる歳計現金の方から預託をして、銀行に喜ばせるというような制度をとっておりまして、大変昨年、一昨年、税金等の自動振替も積極的に大幅にふえました。だから、こういった制度融資の利用も、今後単に預託だけでなく、その取り扱った金融機関の実績に対して、それにプラスアルファを、何かを、銀行の腰を上げさせるため、また銀行が飛びつきたくなるような、ひとつシステムを今後考えて、積極的な施策を図りたいと思います。

 以上でございます。



○北本政夫議長 福嶋市長。



◎福嶋健助市長 まず、資料いただいた中から、私のハード事業、いわゆる箱物と言われる事業についてのお話でございます。相手方の先生の誹謗中傷につきましては、これは挑戦者としてはやっぱり現状否定から始まらなくてはならないので、ある程度やむを得ないのではないかなというふうに私は思います。したがいまして、今その箱物、私は箱物というのは嫌な、マスコミが、皆さんがそう言っているので、私もついまねして言ってしまうのですが、私は社会事業よりハード事業だと、こういうふうに言っておるわけでございます。

 私が、どうして市長就任以来このように、いわゆるハード事業について、これを推進してきたかということについて若干申し述べたいと思います。その最大の理由は、現在での、8年前から今までに比べまして、まだまだ本市は県南の諸都市、あるいは県北の中核な、地方の中核都市に比較いたしますと、公共施設の整備が十分でないという、そういう基礎的な認識があったからでございます。また、それが絶えず根底にあるわけでございます。ご承知のように、県北4市といいましても、ほとんどが旧郡市でございまして、それはそれなりの県の支援もございます。私の方は単独でやるわけでございますので、その点人の倍働かなくてはならぬというのが、私を含めて職員全体に課せられておる問題でございます。しかも、私が市長選挙の際に公約した事業の一つ、各地区に体育館を付属した公民館を建てたいと、こういう構想でございますが、これを順次実行しています。それを単独事業としてこれやるには、大変なお金がかかりますので、財源的な制約をするために、またそれをするには私のとても任期では終わらないというような判断から、可能な限り補助事業を取り入れ、これを活用しようとしてまいったわけでございます。ワークピアは、ご承知のとおり労働省、栄一記念館は農水省の補助を受けまして、地域の体育施設を兼ねました施設として整備をいたしたところでございます。この間農政局の「1日農政局」というのが深谷市で開かれました。栄一記念館を驚いているのですね。よくこういうものが許可になりましたねなんて言われて、本人の方が許可したのですから、仕方がございませんですね。そういうふうに、担当者も大変でございます。こういうハードの好きな市長がおりますと、説明が大変なのでございますが、そういうものをすべてクリアしてやってきました。また、グリーンパークも、ガット・ウルグアイ・ラウンドでの農産物の輸入自由化等の農業合意がなされた。そういうことから、これに対する国の緊急農業対策、この一環として補助事業の採択を得たわけでございます。幸運なことに、これもクリアしました。これも農水局が驚きました、よく許可になりましたねと。自分たちが許可をしたのでございます。何しろ緊急でございましたですから。それと、ちょうど運よく用地の確保、先ほどこの前、きのうですか、申し上げましたですが、クアハウスでもつくろうか。これは、老人ホームがちょっともう老朽化しまして、あそこを建てかえるのにはどうしても、あれ壊すわけにはいきません。今お住まいになっているのですから。ですから、それもこちらへ持ってきたい。それと同様に、一般の老人も、老人ホームの老人も、一般の方々も、おふろと、あれパンツ組とスッポンポン組と分けまして、使えるようなものをつくろうというので始めたのでございますが、急遽この事業が入りましたために、そっち側は取りやめになって、それで今公約違反だと私は怒られているわけでございますが、そんなようなことで、この建設が可能になったわけでございます。ウルグアイ・ラウンドのおかげでございますが、そしてさらにはビッグタートルと橋上駅の建設、これも、これは長年の懸案でございました。私だけが望んでいたわけではございませんで、すべての市長戦において、高田源八さんと小泉市長の闘いのときもそうだったし、両方がつくると言っているのでございまして、市民ニーズとしては100%でございました。私と瀬山先生のときでも、両者とも公約の中に橋上駅を掲げました。そういう意味では、市民ニーズをきっちりととらえたという認識を持っておりますので、そのためにまた駅周辺整備基金というのを積んでおったわけでございまして、その基金を利用させていただきましてつくったというのが実態でございます。また、そのときに、ただ単に私は物をつくるということでなく、地域の風土、あるいは歴史、こういうものに根ざしたもので、しかも質がよく、100年ももつという意味ですが、時間の経過を経てもその価値がかえって高まるようなもの、こういうものにどうせつくるのならつくりたいではないかということで、若干ぜいたくだというようなご批判もあるようでございますが、そのようにつくらせていただいたものでございます。

 しかしながら、これらの事業でその性格がすべて異なるにもかかわらず、箱物だとかあるいはハード事業だとか、一まとめにされるために、ハード偏重というような見方をされるようでございますが、決してそういうものではございません。今議員がお示しをいただきました利用者数等を見ましても、この利用度からいっても、決してハード事業が優先したとは私には思えません。私は不備をしていて、こういうまだ調査もしておりませんでしたが、なかなか、ただもっと頑張りたい。もっと頑張りたい。そして、一番右側がどんどん低くなるように、マイナスにならなくもいいですから、低くなるような形態に持っていきたいなと、こういうふうに思います。これは、お金を取らないところなんかでも、537円になっておりますが、福寿荘ですね、利用者がふえればこれはもっと下がるわけでございますので、そのような施策をとっていく必要があると思います。

 ただ、このソフトとハード、これは卵と鶏の関係でございまして、はっきり申し上げまして。便宜上両方同じなのです。便宜上ハードとソフトと分かれているだけでございまして、一体となって作用するものでございます。そういうことで、両者のバランスは配慮する必要がありますが、時代と状況によりましてはその必要度や緊急度、あるいは国、県の政策の変更に応じまして、その一方を一時的に優先する場合があるということも、これはやむを得ません。これはやむを得ません。もう先ほどのウルグアイ・ラウンドのようなときには、これはソフト面がまだ備わっていなくも、ハードの方を手をつけるということもあり得ると、こういうことでございます。

 そういうことでございまして、先様のいろいろなご批判については、これはそれなりのやっぱり「向かうところ敵なし」なんていう選挙はあろうはずがございませんで、どんな善政を敷いても3割の反対は必ずあるというのが、現実はそうでございまして、市長余り仕事をし過ぎるななんていう注意も受けたことがございます。これはちょっと遠慮して申し上げますが、ひとつぜひそのようにご理解をちょうだいをいたしたいと思います。

 以上です。



○北本政夫議長 27番 又吉議員。



◆27番又吉清孝議員 最後は、融資制度、実態として、現在の経済状況、市内の業者の状況を見て、その視点からどう改善すればいいかということで、目いっぱいの知恵を出していただきたいということを要望しておきます。

 それから、市長に対しては、くどいようですが、確かにハードとソフトというのは一対のものですから、全然離れているのもありますけれどもね。保育園をやるのに、園舎つくらなければ保育園の子供たちが来る場所がないわけですから、そういう面からすると、ハードとソフトというのは一体的に考えないことにはいけないものだというふうなのは、認識は同じなのです。ただ、私が言っているのは、いわゆるハード偏重になったために、そういう意味ではない。ハードはやられるけれども、ソフトが後追いにならないようにしていただきたいのだということが、私が言わんとすることなのです。今のソフトの、特に弱者と言われているような子供やお年寄りの水準、それを低めるようなことがあってはいけないということを申し上げたかったわけなので、来年度の予算が、いいのが出てきそうな気がしますので、またそれが出ましたら、私なりにいろいろ調べさせていただこうというふうに思っております。

 以上で質問を終わります。



○北本政夫議長 25番 栗原議員。



          〔25番 栗原議員登壇〕





◆25番栗原庄之助議員 「ゴミの量 減らせば地球 光り出す」、「ゴミの量 減らせば地球 光り出す」、市長賞でございます。「リサイクル 資源を守る 第一歩」、「リサイクル 資源を守る 第一歩」、これはごみ減量化標語、市内中学2年生の標語でございます。「環境を守ろう」という題で出したそうでございます。25番、栗原でございます。発言通告に基づきまして、一般質問を行います。

 「自然と人にやさしい はつらつ文化都市 ふかや」をつくるため、今回は自然の環境はごみ問題から始まりと思いますので、深谷市総合振興計画第3次基本構想のリサイクル型社会ロを形成の中で、平成2年度より創設した深谷市リサイクル活動推進奨励金制度について、自治会、小学校、中学校のPTA、幼稚園のPTA、スポーツ少年団や各子供会等を中心に実施している資源回収の状況についてをお伺いいたします。まず、第1点目は、集団資源回収について、リサイクル活動推進奨励金制度が現在どのように交付されているのか、交付状況と実績についてをお伺いいたします。また、以前ごみの焼却に必要な経費が1トン1万4,000円程度と聞いているが、これと比較するとどのようになるのかもあわせてお伺いをいたします。

 次に、現在自治会、PTA、スポーツ少年団、子供会等が資源回収していても、数年前の半分以下の収益であり、嘆いております。といいますのは、古紙を10トン資源回収しても、業者に出すには3万円をつけてやらなければならないと聞いております。ですから、古紙10トン車に積み上げても、たった3万円しかならないそうでございます。他市町村においては、奨励金を増額するとか、業者に補助金を払うとかで対処していると伺っております。幾らボランティア活動といっても、このままでは市民のリサイクル意欲は減退しかねますので、何らかの方策を講じてやる必要があるのではないでしょうか。もしもいろんな団体で、またPTA活動で資源リサイクルをしてもらえなかったら、市の経費は膨らむばかりです。場合によれば、市の焼却場では処理し切れない量になってしまうことも考えられます。環境浄化をますます推進するためにも、現在キロ当たり6円のリサイクル活動推進奨励金を増額してやるべきではないかと考えますが、市当局の考えをお伺いいたしまして、壇上よりの質問とさせていただきます。



○北本政夫議長 倉上環境部長。



◎倉上征四郎環境部長 お答えをいたします。

 第1点のリサイクル奨励金の実績と交付状況についてということでございますが、小中学校、幼稚園のPTAや自治会、子供会等で実施しております集団資源回収に対するリサイクル奨励金の交付制度は、ごみの減量化と資源の有効活用を図るために、平成2年5月から深谷市リサイクル活動推進奨励金交付要綱を制定し、資源の回収重量1キログラム当たり4円でスタートをいたしました。奨励金交付の対象品目は、平成2年発足当時紙類として新聞、雑誌、段ボール、布類として古着、瓶類としてビールや一升瓶などのリターナル瓶、それからアルミ缶でありましたが、平成9年度から紙類として牛乳パックを追加をしております。また、奨励金の単価につきましては、平成3年から1キログラム当たり4円から5円に、平成5年度からは1キログラム当たり6円に増額して、現在に至っております。回収量等につきましては、制度発足当時の平成2年度の実績は、回収登録団体は61団体で、回収量は2,583トンであり、奨励金の交付金額総額が約1,000万円でありましたが、年々回収量と取り組む団体が増加し、平成9年度には回収団体が101団体に、また回収量は3,398トン、奨励金交付総額が約2,000万円であります。また、平成9年度の回収実績の団体別内訳を見ますと、小中学校のPTAによる回収量が最も多く、全体回収量の約8割を占め、それと連動して奨励金の交付額も小中学校のPTAへ交付した額が最も多く、小学校PTAが992万円、学校平均約83万円、中学校が670万円で、学校平均が96万円、小中学校の合計の奨励金交付額は1,662万円となっております。また、これら回収された資源を、焼却等の処理を行った場合の経費についてでありますが、平成9年度決算から試算いたしましたところ、まず収集に要する費用でありますが、1トン当たりに換算しますと9,186円、また焼却等の中間処理や最終処分等に要した費用は、ごみ1トン当たり約1万8,040円であります。

 また、2点目のリサイクル奨励金を値上げすべきと思うが、市の考えはどうかということでございますが、近年の全国的な資源リサイクルの取り組み、容器包装リサイクル法の施行などの影響によりまして、古紙の回収量が増大した一方で、紙の原料としての古紙の量が低迷していることから、需給バランスが崩れ、現在古紙価格が平成8年9月ごろから急速に暴落をいたしまして、暴落以前に問屋での古紙の取り引き価格が、新聞については1キロ当たり6円から8円、段ボールが6円から9円、雑誌1円から2円あった価格が、現在では新聞で1キロ当たり2円から3円、段ボールが2円、雑誌に至っては逆有償で、マイナス2円から3円という状況にあります。このことから、市内古紙回収業者においては、回収するだけで経費がかさみ、赤字となるとして、今年の春ごろから集団資源回収の引き取り時に、回収団体から手数料を請求する業者が出てまいりました。また、ことしの春ごろから市内を循環収集していた、いわゆるちり紙交換業者も、回収頻度が減少したことと時期を同じくして、家庭や企業での焼却炉、簡易焼却炉によるごみの焼却に対してダイオキシンの発生の問題がマスコミでクローズアップされたことにより、新聞や雑誌、段ボール等の古紙を含めたごみ排出量が大幅に増加をしてきている状況にあります。また、12月に入りまして、12月の5日の読売新聞におきまして、古紙の一部で不足をしてきたというようなことも最近の新聞報道で見られておりますが、それらのことも勘案いたしまして、古紙の分別収集も念頭に入れながら、奨励金の引き上げが可能かどうか研究をしてまいりたいと思います。

 以上です。



○北本政夫議長 25番 栗原議員。



◆25番栗原庄之助議員 1点目の実績と奨励金についての交付状況については、よくわかりました。

 2点目でございますが、単純ではございまするけれども、例えば子供会は各家庭から子供会の経費としていただいております。スポーツ少年団も、学校へ行っている、スポーツを一生懸命やる父兄が、一生懸命払っております。また、PTAはPTAでやっていることは、既に部長もおわかりかと思いまするが、この子供会も年に二、三回は子供を集めて何かをやる、そしてまたそのためにも子供会の経費では足らないので、資源回収をやっている。スポーツ団体におきましては、毎年スポーツ少年団の方で、本年度はライオンズクラブの方で20周年記念ということで、大分会長が、中村友久議員がやっておりまするが、大分面倒見ていただいたということでございまするが、しかしスポーツ少年団におきましても、やはりあれだけのスポーツをやるのには、それだけの支度が欲しいということで、資源回収もやっておるそうでございます。また、PTAにおきましては、1年に1回か2回の垣根の手入れ等はジュース1本飲めばなから、PTAの数が、学校多いところでは80人もいるというふうなことを聞いております。ですから、1度食事すれば、資源回収やったのが、子供のために使う金もなくなってしまうというのが現状だそうでございます。

 ですから、私はそういうふうな声を聞いたときに、単純に申し上げますが、6円いただいても3円業者に払うと、3円きりなくなってしまえば、10トン車1台についても先ほども申しましたとおり、6万円いただいても3万円きり残らないのだと。これだけではしようがないから、ひとつ今までどおりでも結構ですから、3円値上げしていただければありがたいと。それというのも、焼却するのには1トン当たり1万4,000円もかかる。ところが、ごみ回収ですれば、例えば3円上げたとしても、1トン当たりにすれば9,000円ぐらいで済むのではないかと。単純計算でいきますと、そういうふうなことになりますので、ですからそうなりますと、ごみ焼却の損害もうちばになるのではないか。量も少なくなれば、それだけの量もうちばになるのではないか。そしてまた、それだけの量がもしもされなかったら、一遍に行ったらば焼却場も大変ではないかと。また、職員もふやしたり、あるいはまたパートで使ったりしなくてはならないのではないかという計算を単純にしてみますと、3円業者にやる分を、その分を今までと同じように6円回収の団体にやっていただいたらいいのではないかということで質問をしたようなわけでございますので、部長、もう一つそういう点を考慮に入れながら、もう一度ひとつご答弁を願いたいと思いますが、よろしくどうぞお願いいたします。



○北本政夫議長 倉上環境部長。



◎倉上征四郎環境部長 再質問に対してお答えをいたします。

 先ほどごみの1トン当たりの焼却1万8,040円というふうなことで申し上げました。これは、あくまでも単純の計算でございまして、あくまでも平成9年度の決算額を処理したごみで、単純にごみの増減と比例関係にあるものではないということをまず最初に申し上げまして、また部内でもいろいろと検討しておりまして、各市の状況なども見ております。ちなみに各市の状況を、キロ当たりのリサイクル団体に対する各市の状況を見てみますと、県北各市で見ますと、深谷市が6円に対しまして、熊谷が5円、妻沼が4円、寄居町が5円、岡部町が4円、花園町が4円、深谷市が一番金額的にはたくさん出しているというふうなことで、業者とかそういうものも含めて、今検討しておりますので、しばらくお待ちをしていただければありがたいと思いますけれども。



○北本政夫議長 25番 栗原議員。



◆25番栗原庄之助議員 それでは、今のお答えはわかりましたけれども、他町村では業者にその分を奨励金を出しておるから、それだけの値段なんですよ、はっきり言って。ですから、業者には各あれからやったとしても、3円ぐらいのあれをして6円にやったらどうかというのは、私も各市町村のを聞いてみたら、業者に払っているからそれだけでも、5円でも残るというふうなことなのでございまして、そういう点もひとつご理解をいただきながら、前向きに検討ができるかどうかぐらいのことはひとつ、部長あれですよ、値上げすることに関して、部内でもう一度再検討しながら前向きに検討して、少しでも値上がるように、そしてまたリサイクル活動に意欲を燃やせるような気持ちを起こさせるような、それでひとつというふうなことぐらい答弁いただけるかなと思ったら、あにはからんやというふうな答弁でございますので、もう一つそういうことも考慮しながら、ひとつお願いしたいと思いますが、よろしくどうぞ。



○北本政夫議長 倉上環境部長。



◎倉上征四郎環境部長 今議員さんの方が申されましたけれども、他市町村でのですが、私どもの方でも先ほど部内で検討してという「検討」の中に、業者のものも含まれておりますので、その点はご理解をいただきたいと思います。



          〔「了解」と言う声あり〕





○北本政夫議長 25番 栗原議員に申し上げます。

 既に発言が規定の回数に達しておりますが、会議規則第56条ただし書きの規定により許可いたします。

 25番 栗原議員。



◆25番栗原庄之助議員 はい、ありがとうございます。

 業者のことはわかりますが、リサイクル活動をしている団体にひとつ値上げをしていただきたいというふうなことでございますので、お願いをしたいと思いますが。



○北本政夫議長 倉上環境部長。



◎倉上征四郎環境部長 再度お答えいたします。

 補助金の交付要綱に基づきまして、検討してまいります。





△次会日程の報告





○北本政夫議長 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。

 明12日から21日までは本会議を休会とし、その間にそれぞれの常任委員会を開会し、付託された事件の審査を願います。

 22日は午前9時から本会議を開き、委員会の審査経過並びに結果の報告、同報告に対する質疑、討論、採決を行います。





△散会の宣告





○北本政夫議長 本日はこれにて散会いたします。

  12月11日午前11時26分散会