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埼玉県 羽生市

平成11年  9月 定例会 09月16日−04号




平成11年  9月 定例会 − 09月16日−04号







平成11年  9月 定例会



        九月定例羽生市議会会議録 (第九日)

   議事日程 平成十一年九月十六日(木曜日)午前十時

 開議

第一 市政に対する一般質問

    1 十一番 古井久美子議員

        一、介護保険法実施に当たって

    2 八番 藤倉宗義議員

        一、新昭和橋を新しい観光スポットに

        二、リストラ加速、就職氷河期に対応し、市の雇用対策強化を

        三、産業文化ホールの有効利用について

    3 二番 落合信夫議員

        一、災害に強い街づくりについて

        二、緊急融資制度の新設について

        三、屋内プールの設置について

        四、市内循環バスの停留所にベンチをについて

        五、むじなもの保護、増殖について

        六、委託契約の最低価額の設定について

    4 三番 蜂須直巳議員

        一、建設関係図面の庁内化促進について

        二、し尿処理場の更新計画について

        三、防災時の庁内組織体制について

 散会

 本日の会議に付した事件

一、議事日程に同じ

     午前十時 開議

出席議員(二十二名)

    一番  太田ヒサ子議員    二番  落合信夫議員

    三番  蜂須直巳議員     四番  岡戸 稔議員

    五番  大貫 巖議員     六番  小原忠夫議員

    七番  齋藤 隆議員     八番  藤倉宗義議員

    九番  森田常夫議員     十番  蛭間政雄議員

   十一番  古井久美子議員   十二番  丑久保恒行議員

   十三番  藤田 肇議員    十四番  渡辺勝司議員

   十五番  石森正雄議員    十六番  峯 順三議員

   十七番  吉田文則議員    十八番  掘越哲夫議員

   十九番  戸山正孝議員    二十番  須藤洋一議員

  二十一番  田沼一郎議員   二十三番  小野宗一郎議員

欠席議員(一名)

  二十二番  梅沢久雄議員

説明のため出席した者

  今成守雄  市長       室沢正孝  助役

  鈴木 哲  収入役      河田 昌  総務部長

                       市民福祉

  相馬宏雄  企画部長     金井信雄

                       部長

        経済環境           都市整備

  桑子安司           池田美和  部長兼

        部長             水道部長

  須永正一  消防長      須永洋一  財政課長

  尾上隆男  庶務課長     入江常夫  教育長

                       監査委員

  小菅 勲  教育次長     月田利雄

                       事務局長

事務局職員出席者

  事務局長  鈴木 厚     総務課長  中村和人

  書記    三枝孝之     書記    小礒里恵

  書記    木村育恵



△開議の宣告



○岡戸稔議長 ただいまから本日の会議を開きます。



△市政に対する一般質問



○岡戸稔議長 これより日程に入ります。

 日程第一、市政に対する一般質問を行います。

 通告順に発言を許します。

 まず、十一番、古井久美子議員。

       〔十一番古井久美子議員登壇〕



◆十一番(古井久美子議員) おはようございます。

 通告に基づきまして、介護保険法実施に当たり三点、順次質問をさせていただきます。

 まず第一に、介護認定の公平性、透明性を保証するシステム創設について発言させていただきます。

 介護認定審査会では、介護認定により介護給付額がゼロ円から三十六万円の間で段階的に決まります。この介護認定が適切に行われるかどうかで介護保険法の成果が左右されるといっても過言ではありません。第一次判定はコンピューターが判定し、その判定が実情にそぐわない場合、介護認定審査委員による第二次判定として認定の変更が許されています。

 この介護認定審査会においては、申請者の経済状態、家族関係、病状等も披瀝することもあり、公開になじまない審査となります。また、審査会は三つのグループ、ワングループ六人でございまが、この三つのグループでそれぞればらばらに判定を行うこととなり、こうした審査会の成り立ちは厚生省の用意した認定マニュアルはあるものの、公平性、透明性を保証するものとは考えられません。公平な認定を実現するためには、審査委員各自の自覚に期待することはもとより、いずれの審査委員が認定したとしても公平性、透明性が保証されるシステムの創設が肝要かと存じます。このシステムの一つとして次の案を提案したいと思います。

 一つ、第一次判定から第二次判定へと認定の変更が生じた場合、その変更理由を文書として記載する。

 一つ、審査の資料となった訪問調査表、かかりつけ医の意見書及び変更理由を記載した文書、決定した介護認定等を全員の審査委員が閲覧できることとする。

 一つ、月に一度審査委員全員で集まっていただき、認定に変更のあった事例にのみ、その変更が妥当であったかどうかを話し合う機会を設けていただく。

 このシステムは認定の公平性、透明性を保証するだけでなく、認定の制度の向上にも役立つものと考えます。

 なお、この提案に関しましては、去る六月定例議会の会期中、文教民生委員会において既に提案し、担当課も前向きに検討するとのお話をいただいておりますので、これまでに十分審議検討されていると思われますので、これを是とするのか非とするのか。もし非とするならその理由を簡潔、明瞭にご答弁をお願いしたいと思います。

 次、第二に、六十五歳以上の要支援、要介護者に対する横出し、上乗せサービスに福祉予算の充当をお願いする旨発言させていただきます。

 介護保険によるサービスに供される資金は、保険料だけでなく、それと同額の公費の負担があります。保険料を五〇%とすれば、国二五%、県一二・五%、市一二・五%であります。つまり陳情することなく、自動的に保険料と同額の公費の支給を得ることとなりますが、例外的に第一種被保険者、これは六十五歳以上の方でございますが、第一種被保険者への横出し、上乗せサービスについては公費の支給がありません。ついては、この第一種被保険者への横出し、上乗せサービスを介護保険料で賄うのではなく、介護保険の導入により余剰の出ると思われる福祉予算から充当していただき、公費の支給を目減りすることなく、より充実した介護サービスの供給ができるようお計らい願いたいと考えます。

 この事項に関しましては、去る九月八日の全員協議会にて市長より実現する旨報告を受けておりますので、答弁ご辞退させていただきます。

 次、第三に、市ぐるみの配食サービスへの提案について発言させていただきます。

 羽生市の配食サービスは現行月一回施行されております。利用者の声を聞いてみますに、第一回目はボランティアの方々がおつくりになったもので、季節のものが入り、ありがたくおいしくいただいたが、第二回目よりは当市の特別養護老人ホームにて調理され、それも施設入所者の食事をつくる前につくられたもので、配達されたときには既に冷たくなっており、つくっていただいた方には申しわけないと思うが、正直に申せば、非常にまずかったとの感想を聞いております。

 市では、今後配食サービスをふやす方向で考えておられると聞いておりますが、この配食サービスの配食方法に関し提案させていただきたいと思います。

 六月定例議会において、蜂須議員より消防団員による高齢者の安否確認が提案されておりましたが、消防団員、警察署員が安否確認を兼ねて配食をしていただく、また郵政省にあっても介護保険法成立前より早々とその参加に積極的な意向があることより、郵便局員の皆さんにもその一役を買っていただく。もちろん市役所に勤務の方々にもその役職にかかわらず参加していただく。多数の方々で配食の仕事を分担すれば、一人の負担はそれほど大きな負担にならずに済みます。

 今、仮に市長が月一回配食サービスに参加していただければ、市議である私は、恐らくは私たちは、月二回の配食サービスに参加させていただくつもりでございます。たとえ月一回でも市長が参加していただければ、今までボランティアで参加され、地道に活動してこられた市民の方々はどんなにか勇気づけられるでしょうか。ボランティアの和が広がり、ならば幼児食はお任せくださいとの申し出があるかもしれません。

 市を挙げての配食サービスは、このほかにもいろいろな効果を生むものと思われます。次世代を担う子供たちに地方自治のありよう、すなわちみずからの生活はみずからの地域活動で守っていくのだということを教えるいい機会となります。

 また、市役所に勤務の方々においては、介護の現場を直に見る機会となり、介護サービスが適正に供給されているかどうかを確認していただく機会となりましょう。また税金を使うのではなく、自分たちの労力を使うことで、逆に税金の適正な使い方を考えてみるよい機会となりましょう。また、奉仕活動を通じて公務員としてお務めの方々と一般の市民の方々のよい接触の機会となりましょう。市を挙げての配食サービスは、その実際の成果以上のものを生み出すことと確信しております。

 市長はいわば羽生市の父であり、その部下の方々はいわば女房役と言えます。借金にあえぐ羽生市でありますが、金はないができるだけのことをしようという父たる市長の強い強いリーダーシップを切に願うものでございます。

 以上の二点につき発言させていただきましたが、担当者の前向きのご答弁をよろしくお願いいたします。



○岡戸稔議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 十一番議員の一般質問につきまして、私からお答えを申し上げさせていただきます。

 介護保険を中心としたご質問であるわけでございますが、この介護保険につきましては一応順調に推移をしておりまして、要介護認定にかかわります審査、判定を行います介護認定審査会の委員につきましては、過ぐる六月定例市議会でご議決をいただいたところでございますが、八月二十三日に審査委員十八名の任命を行なったところでございます。

 ただいま介護認定の公平性、透明性、それからそれを保証するシステムということでご指摘をちょうだいいたしました。お話のように要介護認定につきましては、人が他人の心身の状態を判定するわけでございますから、プライバシーという観点からは公開はなじまないかもしれませんけれども、一方で、この客観性あるいは公平性がきちんと保たれることがやはり認定に対して市民に理解を求める基本的なことであろうと考えるわけでございます。

 しかも、認定審査につきましてはご案内のとおり、三チームでこれは判定していくわけでございまして、一合議体の決定が議決になるということは、基本的な法の目的でございますけれども、この同一の人をその三チームが、どこのチームが判定しても大体同じ判定になるということがまた当然のことであろうかと存じます。

 文教民生委員会の討議ではそのようなことを論議されたというお話を聞いておりますけれども、私どもとしては、そういうことがないようにという思いがございまして、これから十月から始まります認定に当たりましては、この委員さん方の研修、そして市で予定しております模擬認定審査会の実施、加えまして要介護認定開始以降におきましても定期的な三チームの事例研究、あるいは協議の機会を設けまして、三合議体の同一の審査基準でこれが公平に行われるようにという考え方をただいま考えておるわけでございます。

 その中で、特に具体的にご指摘がございました、まず厚生省のマニュアルでは公平性、透明性が保証できないのではないかという発言がございましたけれども、ただいま介護保険が始まろうとしているこの時点で、今の時点からこれを否定的にとらえまして、そのようなことが起こるんだということでなくて、私どもはそういうことが発生しないように保険者として努めるのが私の立場であろうと、このように思います。

 具体的な第一点といたしましての第一次判定から第二次判定への認定につきまして、文書化をしなさいということでございます。これにつきましては、法的システムといたしまして既に状況記入文書というものをつけることになっておりますので、これは当然に添付されるようになります。

 それから、第二点の審査の資料となった訪問調査票とか、それらの関係につきまして、審査委員のだれもが閲覧できるようにというご提案でございますが、好ましくないと考えている。

 これはプライバシーの問題もありますし、その一チームの審査の議決、判定が疑われて逆に不公平感を招くというようなこともありますし、ただいま申された審査委員の資質の問題にもかかわってまいるわけでありますから、かえって対象市民の誤解を私どもは招くのではないかということで、今のところ私どもはこれを補う方法としては、繰り返し三合議体の研修等、事例研究でありますとか、あるいは研究協議を重ねまして公平性を保つように考えておるわけでございます。

 なお、それらに対しまして対象市民に不満がある場合には、不服申し立てという制度でこれを救済しなさいというのが法の目的でございまして、今のところ私どもはそのような考え方に立っておるわけでございます。

 それから、第三点の月に一度は変更の認定の事例の妥当性について話し合う機会を持ちなさいということでございます。これらにつきましては、さきにも申し上げましたようにそれぞれのチームの主体性の問題、あるいはとりわけ認定審査を行わなかった委員が、他の審査委員がそれについて意見が出てきたりというような問題がありますと、逆に不公平性も生じるものという懸念もあるわけでございまして、これらにつきましてはいずれにいたしましても、私どもは三チームの事例研究、あるいは協議、そういうものを通じまして不公平感が生じないようにこの問題を解決していく考えでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。

 いずれにいたしましても、対象者がこの判定に不服がある場合には先ほども申し上げましたように、不服審査申し出制度というのがございます。そしてさらには六カ月ごとにこれを見直すという制度ともなっているわけでございます。昨日太田議員がご質問されたように、五年前にドイツでこの制度が実施されましたときに、約八万件の不服申し立てがあったそうでございまして、このうちの約三〇%が却下。そしてその七〇%が再認定に入ったそうでありますが、この辺の大半は従来の審査の形でいっていったというようなことを聞いておったわけでありますけれども、こういう話が出まして、そうしますとどうしても介護保険認定に当たっては相談員制度を考えなくてはならないかというお話で、昨日も太田議員から質問ありましたけれども、実は関東市長会で武蔵野市の土屋市長、この方は羽生にも住んでおられたんですが、この方は結構東京都市長会長として新聞その他に意見を発表されておるわけですけれども、この方と相談員というものについて話をいたしておりましたところ、つい一週間ぐらい前ですか、武蔵野市では介護保険相談員制度をつくったというお話を聞きましたけれども、そこまでは私どもいかないといたしましても、昨日申し上げましたように、窓口に専門の職員を配置いたしまして、できるだけ相談に対処するように考えておりますことをご理解賜りたいと存じます。

 それから、二番目の六十五歳以上の被保険者の横出し、上乗せにつきまして、私が了としてこれを答えたという話でございますが、多分それは誤解であろうと思います。介護保険につきましての横出し、上乗せということにつきましては、保険給付にないサービスを横出し、ホームヘルパーの派遣回数などをふやしたりする、時間を延長したりすることですが、国の基準を超えてサービスを追加することを上乗せということは、これは古井議員も既にご承知のことであろうと思います。

 ただ、これらの財源につきましては六十五歳以上の第一号保険者の保険料に当然に財源としてはね返るというのが法の趣旨でございまして、これを事業を実施すると、どうしても法的には保険料にはね返ってまいります。これを古井議員は一般福祉予算から負担して市長がそのように答えたということでございますけれども、私はそういうことではございまして、むしろ問題は一方で自立と判定される方があるわけでございます。その方が介護保険のサービスの対象外となってまいりますので、いかに横出し、上乗せをいたしまても、介護保険の認定をされた方は介護保険のサービスを受けられますけれども、自立と判定された方は全く対象とならないわけでございまして、これについて私は一般サービスとして対処しなければならないということを私はきちんと申し上げたつもりでございます。

 例えば、ただいまひとり暮らしの方で買い物など市のホームヘルパーサービスを受けている方がございます。たまたま自立とその方が判定されたときに、従来どおりの所得に応じて無料なのか、一〇%なのか、あるいは全額を負担してもらうのか、介護保険では一割負担、一〇%負担になっておりますから、例えば自立と判定されますと、その方を今までどおり市が無料でサービスを行なっておりますと、今度は介護保険に入らなかった方がサービスを十分に受けられるということにも相なりますし、その辺の調整というものを十分考えないと、これから一概に横出し、上乗せ、あるいはそれを一般福祉でサービスするということは、私も軽々に判断できないわけでございまして、これは全国の市町村で今大きな困っている問題になっておるわけでございまして、これは来年度の予算編成までにはきちんとした形で私ども方針を示さなくてはなりません。

 しかし、私は、介護保険は介護保険、そして一般福祉は福祉として取り組んでいきますよということはきちんと申し上げたつもりでございます。したがいまして、この方針につきましては市の介護保険事業計画等策定委員会、この関係を先だっての全員協議会で中間報告を申し上げましたけれども、この中でも基本的には、当面介護保険においては法定のサービスの範囲内に努めて、横出し、上乗せは当面見送る。そしてその他の面の一般福祉については、私は続けていきたい、調整をしながら続けていきたいという考え方でございますので、その辺の区分をはっきりとご理解を賜りたいと存じます。

 したがいまして、現在自立と判定されている方、もしされた方でありましても、その支援についての貸しおむつサービス、あるいは緊急通報システム、こういうものがあるわけでございますが、これらはすべて一般高齢者福祉対策として一般の単独費用から出すと、こういうことに考えておりますことを申し上げさせていただきたいと存じます。

 それから、次に給食サービスの市ぐるみの取り組みという問題でございます。

 ただいま古井議員ご指摘のとおり、当市におきましては配食サービスというものを七十歳以上のひとり暮らしの方々に対しまして、栄養のバランスのとれた食事を提供いたしまして、同時に高齢者の見守り運動を兼ねまして実施してまいったわけでございます。平成四年から実施しておりますこの事業につきましては、食生活改善委員さん九十人のうちの二十五人程度の方が調理に出ていただきまして、民生委員さんが約六十人配達をするといういわゆるボランティア活動でスタートいたし、年六回を目途に実施をしてきたわけでございます。その後検討を重ねまして、本年四月から月一回、つまり年十二回の給食サービスを行うということで、この調理につきまして従来約二百四十食をつくっておりましたんですが、今回委託をいたしましたのは市内の特別養護老人ホームの清輝苑と薫藤園とくわの実の三カ所でございますけれども、約二百二十食をお願いいたしまして、配達につきましては引き続き民生委員さんにお願いをいたしておるわけでございます。

 私も食生活改善委員さんの調理をつくっているのを二回ほどご激励に参ったわけでございますけれども、実はそのときは私検便もいたしておりませんし、手も洗っていませんでしたので調理室の中に入ることができませんでした。これは後ほど申し上げますけれども、しかし、そのまさにボランティア活動としての生き生きとした姿には本当に感服もいたしましたし、すばらしいものであったわけでございます。

 なお、そのときの経費といたしましては、一食六百円から七百円の食材費、光熱費等を負担させていただいておりますほか、年六回で二十一万円の活動費でお願いしていたわけでございます。しかし、この調理というのは意外と厳しいものでございまして、前日に食材の購入を行う。仕込みを行う。当日は約二百四十食でございましたけれども、調理をお昼までにつくってお届けするという作業があるわけでございまして、いかにボランティアであっても大変ということがわかるわけでございまして、とりわけ衛生面から調理前には必ず検便をする、保健所へ届け出る、手洗いをする、体調報告をする、食中毒の注意をするということで、側から見るよりは極めて厳しいものであることを私は実感しておりまして、これを月一回にふやすということをお願いいたしましたところ、委員さんからはもうボランティアとしては限界だと、こういうことをいただきましたので、やむを得ず現在のところは一食六百円で三施設に委託をしておるわけでございます。

 古井議員は冷たくおいしくないというお声をお聞きになったそうでございますけれども、先週実は民生委員さん、食生活改善委員さんをはじめ関係者との反省会を行わせていただきました。そのときには極めて好評であり、味は落ちていない、こういう意向だったと民生委員さんがおっしゃっておりますし、施設食も季節のものが入り楽しい。今後試食会を三施設でお互いに食べあって均一化を図っていこうではないかということを決めたということを聞いておりますけれども、実は私も薫藤園でこの食事を食べさせていただいたんですが、私が平常食べているものよりもおいしく食べたわけですが、たまたま古井議員は朝早くつくって冷たいものだったということが、その給食を受けた方からお聞きになったのかなというわけでございまして、その辺をもう一度私も施設にお聞きをいたしたいと思っておりますけれども、確かに施設では問題点がございます。

 今おっしゃったように、当日は施設としても調理員を増員しておるわけでございます。この増員という問題も含めまして、六百円というものでは今のところ採算はとれないというようなお話が出てまいりました。一説には、一時的にはセブンイレブンがこの給食サービスに参入をするということで検討したそうでございますけれども、どうしても配達を入れると一食千円近くになるということで参入を今のところ渋っているという話も聞いておりますし、現在参入している業者が何社かあるわけですが、ちょっとこれも伸び悩んで今赤字に入っているというようなお話を聞いておるわけでございます。これはいずれも近隣各都市も同じような状況でございまして、ボランティアもだんだん三十食、四十食と減っておりまして、大体は施設ないしは業者委託という形に変わっているという実態にあることもご理解賜りたいと存じます。

 それから、最後に羽生市の父たる市長、あなたが参加してボランティアの配食サービスを市ぐるみでやってみたらボランティア活動も大きく広がっていきますし、ぜひ先頭に立って参加をしなさいというご指名でございますし、励ましでもございます。私が参加をいたしまして、この事業が大きくボランティアとして広がっていくのであるならば、私も先頭に立って参加することにはやぶさかではございません。さらに、市民ボランティアの参加、あるいはご指摘があった子供の教育までこれが影響するかもしれません。そのように私も感じます。ですからグランドゴルフ、ゲートボール、そして子供たちの少年野球、バレーなど、子供たちからお年寄りまでいろいろなスポーツ大会があるわけですが、私は必ず毎週土曜日、日曜日の朝には必ず出かけまして、励ましのこともやっておりますし、それがそういう人たちを指導していただいているボランティアの方にお役に立てばと思っておるわけでございます。

 昨年度は私も中学校の三校の公民の授業を一時間受け持たせていただきまして、子供たちからいろいろな意見を、まちづくりの意見とか選挙の話とかをしました。大変お話に聞いている以上に輝かしい子供たちの目を見ておりますと、これは私も一人一人この子供たちに私で済むのであるならば、ボランティア活動を続けたいという気持ちもございますし、もっと活動を続けたいという気持ちも沸いてまいりました。

 そんなことを思いますと、この給食サービスというご提案もやりたいとは思いますけれども、しかし給食サービスに限ってはどうでございましょうか。私はこれからひとり暮らしのお年寄りに対しましては当然に続けておりますデイケア、デイサービス、そういう日などもありますけれども、その除く日を考えると大体やはり週三日くらいの給食サービスをやらざるを得ない時代に入ってくるのではなかろうかという考えを私はしております。そうしますともう私はボランティアという問題は、これはちょっとどうなのかなという考えがしております。

 実は私安田さんという青山学院大学の福祉評論家の本を送っていただいたんですが、その冒頭に私ちょっと読ませていただきますと、「以前NHKテレビでデンマークの小さな町の在宅介護の様子を写していた。ボランティアたちが寝たきり老人の介護を二十四時間体制でやっているというものである。同居している家族のいる人のところにも、ひとり暮らしの人のところにも同じようにボランティアたちが入れかわり立ちかわりやってきては介護をしていた。これを見てデンマークではボランティアが至れり尽くせりの介護をやっていると思い込んでしまった人もいるのではなかろうか。私たちが見たり聞いたりした限りでは、医療福祉関係にはボランティアはいなかった。

 子供のスポーツ指導などはボランティアがやっていたが、ヘルパーは給料の高い職業であった。介護もだれがどういう介護が必要か一人一人決められていて、必要最小限度の介護しかやっていない。老人が自分でできることは自分でやっている。必要でないことまで至れり尽くせりやっているわけではない。ただ、福祉のために高い税金を取られていることだけは事実である。」こういうことが書いてごさいます。

 実は、私もベルギーと姉妹都市の交流をしておりますので、子供たちが毎年参ります。引率者が来られるときは私はホームステイを受けております。いつか来られたベルギーの方は三十四歳でしたけれども、私の家へ泊まりましてその話が出ました。三十五万円の給料だそうでございますけれども、手取りが十七万円だそうでございます。福祉税、宗教税、そして消費税は二〇%だそうでございまして、私どもは税金を払っているからそういうことをきちんと見てあげてられるんだという、その方は政府のある団体へ勤めているんだそうですが、そういうことを言っておりました。

 それから、私一年おきには必ず休暇をもらってアメリカへ行ってまいりますけれども、アメリカで、多分古井議員も相当そういうことはプロですからお聞きだと思いますけれども、アメリカへ行ってスラム街を見ましても、たしかに五百人、六百人の方が給食サービスへ並んで待っております。しかし、実際にそれを聞いてみますと、みんな教会でありますとか、ロータリーでありますとか、ライオンズでありますとか、あるいは企業でありますとか、慈善団体がキリスト教精神に基づいて寄付を多額に行なっておりまして、それをもってサービスを運営しているわけでございまして、決して無償ではございません。そういうものを聞きますと、やはり我々はその無償のボランティアというのがいかに短期的には続いても、長期的には大変難しいものであると、余りにも波があり過ぎると。

 例えば、人によっては語弊がありますけれども、趣味ボランティアがふえて、趣味ならボランティアをやるけれども、実際のボランティアにおしめを取りかえてくれと言ったらいやだと言われたというケースもあるくらいに、ボランティアというのは非常に難しいなと、こう思うわけでありますけれども、先だっての二、三日の新聞ではまた浦和市で障害者の祭りをボランティアでやってみたけれども、最近参加が少なくてどうしようかということになったという記事が出ておりましたけれども、大変難しいなという思いがします。

 しかし、今までのボランティア活動の活発化ということで、多くの議員さんからこのボランティアが必要だということを何度も何度も繰り返し私に提案をいただきました。したがいまして、私どもとしてはいろいろなイベントでありますとか、福祉でも多くのボランティアを募集いたしまして、ヘルパーから、あるいは各施設へのサービスから、そういうボランティア活動を取り組んでまいったわけでありましたけれども、なかなかいわばボランティアシティと言われるまでに組織を固めていくというのは大変難しいことであります。

 しかし、私はただいまのご提案の、いろいろな問題点ばかり申し上げましたけれども、こういう問題点の中を切り開いても、これからは福祉のボランティアということは非常に大切だということは認識をいたしておりますので、今後とりわけ新しい方式がないか、また新しい形でこういうものが進めないか、そういうものを考えながら懸命に取り組んでいきたいと、このように思います。

 以上、答弁といたします。



○岡戸稔議長 十一番、古井議員。

       〔十一番古井久美子議員登壇〕



◆十一番(古井久美子議員) ただいまのご答弁に関し、再質問をさせていただきます。

 その前に、今、最後の市ぐるみの配食サービスへの市職員の方々のご参加を提案しました私の意見に対しまして、市長の答弁の中にありました介護保険の対象になる方々をスラム街の人々と同等に見ていらっしゃることには、私は承服できません。介護保険の対象になっていらっしゃる方々は、ある日突然病に倒れて今の状況になっていらっしゃる方々なのでございます。スラム街の人たちと一緒に見ていらっしゃる感覚には承服できません。それを一つ申し伝えておきたいと思います。

 まず、もとへ戻りますが、私が第一に質問させていただきました介護認定の公平性、透明性を保証するシステム創設に関して再質問をさせていただきます。

 市長のお答えをお聞きしておりますと、私の提案に反対する理由として三つばかりあったかと思われます。

 一つには、厚生省の認定マニュアルに沿っているから、また審査委員各自に十分な研修をお願いするわけであるから、公平性、透明性が保たれるというご意見であったと思います。

 一つ、市長としては国・県の指導に従っていきたいという、そういうお気持ちがあり、今の介護認定審査会のシステムを崩したくないと、そういうお考えであったかと思われます。

 一つ、介護保険制度は来年四月から始まり、介護認定は今年十月一日から認定作業に入ります。時間的にも切迫しており、山積する問題が山積みであるからそういうシステムを設けている時間はない。そういうふうに聞いております。

 一つ目の厚生省の認定マニュアルに沿っているから、それに対して十分な研修をしていただくから公平性、透明性が保たれるという意見に対して述べますと、厚生省マニュアルに沿って研修を積んでいただくことはもちろんでございますが、卑近な例を挙げますと、同じ教科書を使い同じ授業を受けたとしても、試験をしてみれば五十点、八十点、百点といるわけです。皆が百点をとりたいと思っていてもです。

 審査の状況がブラックボックスに入っている限り、その中の人が一体試験で何点をとっているのか、あるいはカンニングをしているのかいないのか、全く知る手だてがありません。私の提案は、せめて審査委員の間だけでもブラックボックスの中の様子がわかるようにしてほしいという提案なのです。

 国・県の指導に従うがために、それを遵守したいがために私の提案を受け入れられないとおっしゃるならお聞きします。国は公平性、透明性を保証するシステムをつくるなと指導いたしたでありましょうか。

 確かに介護保険法は政府管掌の法律ではありますが、事業主体は羽生市であり、細部に関しては自由裁量が許されております。例えば、これは朝日新聞で十日ほど前に私が読んだものでございますけれども、千葉県野田市では国が現物給付を主張しているにもかかわらず、給付を現金給付とすることを決めております。その地域の事情に合うように細則を決めることができるのです。

 三つ目として、介護認定が十月一日から始まり、仕事が散在しているためにシステムの変更等を考えられないという意見に関しては、当然のことながら審査は早ければよいというものではありません。審査委員にその責任を自覚していただき、慎重に審査をしていただかなければならず、そのために幾ばくかの時間が余計にかかったとしても、それはやむを得ないことであり、それが困るとおっしゃるのであれば委員は辞退していただかなければなりません。

 あと二つばかり市長が理由として挙げたものを今思い出しましたので、つけ加えて、それに対する反論を申し上げたいと思います。

 プライバシーの問題を挙げられましたけれども、審査委員は学識経験者十八人からなり、その方々は審査委員会の中ですべての申請者の状況、自分たちに与えられた症例に関してだけは見ることができます。これはプライバシーの侵害でしょうか。プライバシーの侵害を侵さなければ審査はできないのです。それを同じ審査会のメンバーであるにもかかわらず、ほかのグループが審査した症例に関してその内容を見聞することがプライバシーにかかわるというのはどういうことでしょうか。

 あともう一つお話します。確かに制度には不服申し立て、六カ月後の認定変更、認定見直しがあります。ただ、不服申し立ては一般市民の方々にあっては県に出向き、あるいは市に出向き、いつもお世話になっている市役所の方々に不服を申し立てるというのは、非常に敷居の高いことでございます。気の弱い方は「ああ、私はこういう認定なんだな」と泣き寝入りする方もあるかもしれません。私は初めの介護認定の段階で一〇〇%完璧な認定を目指すのが行政の責任ではないかと思うのです。あくまでも不服申し立てはその付帯事項であって、それを救済するものであって、行政は正確な認定をまず心がけるという気持ちがなくて何の認定でしょうか。

 六カ月後の認定見直しに関してでありますけれども、恐らく病状に変化がなければ一回目の認定はその後審査の段階で非常に重要視される認定となると思われます。第一回目の認定、第二回目の認定、病状がなければそのまま遵守される可能性があるわけです。ですから認定の変更があるとしても、初めの認定をいかに正確にするかが非常に大事なことになってくると思います。

 以上、何点かについて私なりの考えを申しましたけれども、市長のご答弁をお願いいたします。



○岡戸稔議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 十一番議員の再質問にお答えをさせていただきます。

 とりわけ介護認定の公平性、透明性ということで、私に対するご質問をいただいたわけでございます。先ほどの例の中で、第一番にスラム街のことを非常に強く詰問されておりましたけれども、たまたまそのような例を挙げたことを私も申しわけなく思っておりますし、ただ一例として挙げただけでございますので、お許しを賜りたいと思います。

 私も余り原稿をそろえておりませんので、そういうことを時たましゃべってしまいます。もしそれが失礼でございましたらば、お許しを賜りたいと存じます。また訂正をさせていただきます。

 本論の介護認定の問題でございます。確かに厚生省マニュアル、あるいは法的な考え方から、とにかく原点からこの介護保険というのは進めていかなければ、もうこんがらがってどうにもならないというのが市町村の偽らざる実態であるわけでございます。したがいまして、私ども三チームの編成を行いました。その中で率直に申し上げれば、三チームの中で古井議員のご心配のことは、その二チームに医師会が入って、一チームに羽生病院が入って、この三チームの競合をどうするのかというような問題もご心配なされているのではないかと、私は思うわけでありますけれども、まずご指摘の厚生省のマニュアルの認定審査につきましては、むしろ私どももとにかく公平性、透明性、そういうものがきちんと守られるようにという、一応基本ですから、出発したいということで、この三チームをつくったわけでございます。この工程につきましては、すべての市町村が大体同じタイミングで同じ形でやってまいりますし、それも近隣と協議をしながらこのような形でいこうという形でお互いに出発していることでございます。どうぞこの私どもの努力も買っていただきたい。このように思うわけでございます。

 それから、第二点の時間がないからということを私は申し上げなかったと思いますし、仕事が忙しいからということを私は申し上げなかったと存じます。審査の状況につきましては、あくまでも三チームの公平性ということで審査委員の資質の研修といいますか、均一化といいますか、お互いの認定の公平性というものをきちんと守られるように、先ほど申し上げましたように、研修会も事例研究もいろいろやっていこうではないか、このように取り組んでおるわけでございまして、この点をひとつご信頼賜りまして、三チームの均一化にどれだけ時間をかけても私どもはいいと思いますけれども、基本的にはしかし原点から入っていくんだということをまずご認識をお願いいたしたいと思います。

 その結果におけるプライバシーということを申し上げたんですが、その結果、判定が、例えば隣同士で同じような状況なのに、結果としてAという方が介護度一に認定された。隣の家の人は介護度二に判定された。この一と二の差は何だというような問題が基本的には、これはお互いの論議になるわけでありまして、これはドイツでも同じように問題になって、道を一つ隔てた隣の家とその前の家でそれは状況が違うからと言ったんだそうですけれども、その一と二とか三と四で差ができたと、そういうことになったときに、結果としては個人のプライバシーをお互いにそこでぶつかり合うという結果になるわけでございまして、こういうものを私はプライバシーと申したわけでございます。

 そのことと、また不服申し立てのご指摘もちょうだいいたしました。これは確かに県でやるわけでございますけれども、先ほど申し上げましたように、私どもは窓口におきましてそういうものを例えば繰り返すようですけれども、「いや、あの人は一なのに私が二になってしまった。あの人が二なのに私が一だ」とか、そういう問題が当然に比較論として個人から出てくるであろう。こういうものを含めてともどもこれは相談し合いながら決めていかなくてはならないのではないかというのが、この不服申し立てに至るまでの私どもの考えでございまして、それが納得いただかなければ当然に県の不服申し立てへいくわけでございます。

 六カ月の問題も制度としてはこういうのがありますけれども、ということで申し上げたわけでありますけれども、いずれにしても基本的には私どもは原則としてのこの法の趣旨を踏まえて、それによって出発をして、その間できるだけ審査委員さんの資質の向上に資する多くの研修や事例研究を行いながら、とにかく公平性、透明性、ご指摘の問題をきちんと整理をしていきたい。今私どもが取り組めるのはそういうことでございまして、それが時間がないからということではなくて、私どもは精いっぱいこれに取り組んでいることをぜひご理解を賜りたいと思います。

 いずれにしても、初めからこの制度の大きな重要性を考えてみますと、できる限り一〇〇%認定も、本当に差のないようにと考えられますけれども、逆に私どももその心配は、差が出たときの心配を逆にこれから大きな問題になるだろうということを考えておりまして、少なくとも原点から出発するということだけご認識を賜りまして、今後ご指摘に従いまして我々も公平性の確保に努めてまいる考えでございますので、ぜひご理解を賜りたいと存じます。



○岡戸稔議長 十一番、古井議員。

     〔十一番古井久美子議員登壇〕



◆十一番(古井久美子議員) 再々質問をさせていただきます。

 ここに本年三月の定例議会、私はそのときおりませんでしたけれども、そのときの議事録があります。太田ヒサ子議員の質問に対して今成市長がお答えになっている内容でございます。少し途中から始まりますので、意味がいま一つわからない点もあるかと思いますけれども、ご容赦願います。それからこれは市長の発言でございます。本年三月の定例議会でございます。それから、もう一点の欠点だらけの法律ということで、これからどうするのかというようなご質問でございます。

 「実は、私ども全国市長会におきましても、この問題につきましては国へ申し入れを行なっておりますが、その中で五点ほど行なっております。一つは、保険あって介護なしでは困る。国は介護保険サービスの基盤の整備のために必要な財政措置を講ずる。第二点が、要介護認定が公平に行われるような体制を整える」とありまして、第五まであるわけでありますけれども、この第二点に関してその後で説明していらっしゃいます。第二点は、「介護認定の基準が各市町村統一が欠けた場合に不服を申し立てる者が急増するのではないだろうか。それから地域社会と行政というのが不信の対立の図式になっては困る」、これが第二点でございます。このように発言されておられますが、実にそのとおりでございます。

 介護保険において公平性、透明性が保証されなければ市民と行政の対立だけでなく、市民と市民の対立の可能性をはらんでおります。社会全体で介護を支えようという介護保険の目的は果たして実現できるでしょうか。私がこうして渾身の力を込めて発言いたしますのは、ひとえに公平、透明な介護認定をしていただきたいと思う一心でございますが、再三の申し入れにもかかわらず、公平性、透明性を保証するシステム導入に関し、かたくなに拒絶するからには担当課、あるいは市長に審査が公平、透明となっては困る事情がおありでしょうか。

     〔発言する者あり〕



◆十一番(古井久美子議員) しゃべっています。

 ご答弁お願いいたします。

 なお、もし本日の答弁にて受け入れていただけなければ、十二月定例議会にて議員立法として実現できるよう戦う覚悟でおりますので、つけ加えさせていただきます。

 つけ加えるに、渡辺議員のやじでございますけれども、それに関して反論させていただきます。よろしいですか。

     〔「やめさせた方がいいよ、議長の権限で」と呼ぶ者あり〕



◆十一番(古井久美子議員) では、これで終わりといたします。



○岡戸稔議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 十一番議員の再々質問でございます介護保険の公平性、透明性ということについて懸命のご主張でございまして、私どもも心に一団の決意を秘めさせていただきたいと存じます。

 三月で太田議員にお答えした時点では、全国市長会におきましても非常に論議といいますか、活発な論戦が展開されたときでございました。この関係につきましては六月の議会で私も申し上げたかと思いますけれども、とにかく私はどちらかといいますと、この介護保険法の成立に反対をした方でございました。それは先ほど申し上げた幾つかの理由がございまして、こういう意見の論議が重なってきちんと結果を早く出すべきだということで、とりわけ財政面を含めて、認定性を含めたものが今回の法律として出てきておるわけでありますけれども、さらに財政面では、なお一号保険者、六十五歳以上の保険者の負担につきましては三カ年間半額を負担をするとか、いろいろな今もって決断できない多くの方針があるわけでございますが、しかしこの介護保険法が成立した以上、国会において総意として成立した以上、我々は一保険者としてこの事業を公平性、透明性を守りながらきちんと市民ための、本当の市民のための介護保険にしなくてはならないという決意をしておるわけでございます。

 そして、その法律の許す範囲の中で我々は懸命の努力をしているのでありまして、その法律を破ってまでその介護保険の趣旨を貫くということは、やはり法改正につながるのでありまして、ぜひ議員立法で改正をしていただきたい。私からもお願いをいたしたいと思います。そして私どもはこの決められた法律の中で、公平性と透明性が守られるようにこの三つの三チームの基本的な審査が同一化するように、懸命の努力と事例研究を含めた資質の向上と、そして市民とともにこれを我々の本当の介護保険とするように努力をする以外、今の時点はございませんことを申し上げまして、答弁といたします。



△休憩の宣告



○岡戸稔議長 暫時休憩いたします。

     午前十一時五分 休憩

     午前十一時十九分 開議

出席議員(二十二名)

    一番        二番        三番        四番

    五番        六番        七番        八番

    九番        十番       十一番       十二番

   十三番       十四番       十五番       十六番

   十七番       十八番       十九番       二十番

  二十一番      二十三番

欠席議員(一名)

  二十二番

説明のため出席した者

  市長        助役        収入役       総務部長

  企画部長      市民福祉      経済環境      都市整備

            部長        部長        部長兼

                                水道部長

  消防長       財政課長      庶務課長      教育長

  教育次長      監査委員

            事務局長



△開議の宣告



○岡戸稔議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政に対する一般質問を続行いたします。

 次に、八番、藤倉宗義議員。

     〔八番藤倉宗義議員登壇〕



◆八番(藤倉宗義議員) 通告に基づきまして、三点にわたり順次一般質問をいたします。

 まず、新昭和橋を新しい観光スポットにしようという質問であります。

 市民の念願であった新昭和橋の着工がいよいよ始まるわけですが、完成時には上下複々線化され、交通状態の解消、歩行者や自転車等の安全が確保されることは何より喜ばしいことであります。それを大前提とした上で私はもう少しよくばって、新しい橋が観光スポットとして大勢の人が一度は渡ってみたい、見に行ってみたいと思うような橋にならないかと思うものであります。現在の昭和橋は狭くて危険ですが、形はきれいであると思います。もう既に設計が終わっているかもしれませんが、その形状はどうかまずお伺いいたします。

 近年日本の地形、景観を生かした長く大きな橋の建設は全国に広がり、どれも美しさを競い合っております。瀬戸大橋、明石海峡大橋から大鳴門橋、東京湾アクアラインの海ほたるなどは全国的に有名な観光スポットであります。近県におきましては横浜ベイブリッジ、お台場の上を通るレインボーブリッジ、霞ケ浦の霞ケ浦大橋等々、空と水とマッチし、夜には恋人とドライブに行ってみたくなるような夜景。水面に浮かぶようなライトアップされた橋がたくさん誕生しております。新しい昭和橋も規模は小さいと思いますが、都民や県民の命を守る水源地とも言える利根川を渡る群馬側からの市の玄関であり、県の玄関口でもあります。県内には余り名所となるような橋がないように思いますし、市民にとって一生に一度あるかないかの橋のかけかえでありますので、ぜひ国や県に積極的にアプローチし、工事計画に大きな支障が起きない程度に形状や色彩、ライトアップを考慮していただき、すばらしい景観の橋になるよう提案いたします。

 本年七月、会派の視察におきまして、室蘭市にできた白鳥大橋を見る機会がありました。長さ千六百二十メートルの橋をつるハンドロープに二百二十八個の無電極放電灯、海面から延びる二本の大きな柱に八十八個のメタルハライドランプ、昨年六月に開通した白鳥大橋はこのライトアップにより一躍観光名所となりました。そしてこのライトアップの電力は電気料金の財政負担が問題となったため風力発電で行なっていることも話題となりました。風力発電は太陽光発電とともにクリーンエネルギーとして実用化が始まっており、昨年度から建設費の半分を通産省が補助することとしたため、公共施設の電力として、また余った電気を売って収益を上げるため、現在約三百の自治体で導入を見当しているそうであります。この視察した白鳥大橋の風力発電は黒字になっているそうであり、風車と橋がマッチし、さらに美しい景観をつくっておりました。

 私はまた建設中の道の駅との相乗効果を狙い、かねて市長が言われた清水卯三郎の像を隣接地に建設し、ライトアップし、美しい橋と道の駅、歴史を感じさせる卯三郎の像と並べば、かなりの名所になるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 また、関連して橋の名称についてでありますが、新しい昭和橋の名称はどうなるのかお伺いいたします。私は時代も平成に変わっているし、昭和橋にこだわらずいい名前があれば新しくすべきであると思われます。卯三郎像を建てて卯三郎大橋と命名すれば、深谷の渋沢栄一に続き羽生の清水卯三郎とかなりの知名度アップになると思います。いずれにいたしましても市のイメージアップ、知名度アップにつながるアイデアをぜひ新しい橋に託すべきであると思いますが、いかがでしょうか。

 次に、リストラの加速、就職氷河期が長引く中で、市として雇用対策を強化すべきではないかという質問であります。

 長引く不況のツケは人件費の削減という形で乗り切るしかないのが企業の現状であるかもしれません。アメリカも長い間財政赤字と貿易赤字に苦しみました。アメリカの不況脱出は一面では大幅な正社員の解雇と、それにかわるパート、アルバイト雇用によってなされたとも言えます。

 日本も景気上昇の兆しが見え始めそうですが、反面、さらなる成長のためには民間企業の本格的リストラはまだまだこれからという見方もできます。本年、当市内の企業におきましても倒産や大規模なリストラが行われ、職を失い、毎日職安に行っても一向に再就職できない方も大勢おります。そのような状況の中、市では何か雇用の手助けができないものかと強く思うものであります。一般企業への雇用に関しては職業安定所が窓口であり、市が独自に同じような職業あっせんを行うことはできません。しかし、労政係では内職のあっせんをし、高齢者にはシルバー人材センターをという対策では非常に物足りません。本定例会におきまして補正に入った緊急地域雇用対策補助金も七千百七十万二千円に上りますが、新しい雇用の創出まで至らず、在職者の仕事確保、あるいは団体への補助金の域を出ないのではないかという心配もあります。

 総務庁が発表した七月の完全失業率は四・九%と過去最悪、有効求人倍率も平均で〇・四六倍と最悪の水準であります。そして埼玉県ではさらに低く、〇・三七倍と極めて厳しい状況であります。労働省の外郭団体、日本労働研究機構による失業構造の実態調査では、辞職の理由二五%が倒産。一九%が肩たたき、退職強要。再就職までの求職期間は平均百三十日前後。再就職の壁は年齢制限と答えた人は八四・二%であります。やはり中高年の再就職は厳しく、ローンや子供の学費が重くのしかかっており、家を売却したり自己破産する人も出ています。再就職できても平均年収四十歳代で百六万円、五十歳代で百二十七万円のダウンという数字が出ております。このような状況に対し、市としてはどのような対策をお考えになっているかお伺いします。

 私はまず新しい雇用の創出を急ぐべきであると思います。曙ブレーキの開発事業部門の早期雇用開始、小松台工業団地の地元雇用の促進、下川崎工業団地の早期本格着工と創業開始、水郷公園の工事開始、農林公園やハイフラワー、東武車両基地での雇用創出、現在も取り組まれておりますが、そのスピードをさらに早めるべきであると思います。

 また、介護保険導入に対応した新規事業の開業に広く門戸を開き、業務の推進や融資のあっせんなどを行うべきであると思います。さらにリストラ対策室というような専門の窓口を設け、再就職できず、みずから事業を起こしたい人には開業や融資の相談、空き店舗のあっせんをしたり、再就職のためのパソコンや簿記や介護などの技術習得の場を優先的に紹介したり、特別に講座を設けるなどして応援していく仕組みをつくるべきであると思いますが、いかがでしょうか。また、一々職安へ行かなくても求人情報が市内でわかるようなサービスもぜひ行なっていただきたいと思います。

 来春卒業予定の高校生の求人も過去最悪の〇・六二倍であるとの公表がありました。失業者の増加は予期せぬ事件を引き起こしたり、市の活力をそぎ財政に必ず響いてまいりますので、ぜひ積極的な対策をお願いいたします。

 質問の第三は、羽生市産業文化ホールの有効利用についてであります。

 羽生市産業文化ホールは昭和五十八年十二月に完成し、翌五十九年一月十五日の成人式から広く市民に公開されました。近隣市町村に先駆け、独自の本格的ホールとして開館以来実に十五年を経過し今日に至っております。開館当初は文化ホールの目的である地域文化の向上と振興を目的にさまざまなジャンルの自主文化事業が積極的に展開されたと伺っております。専門誌であります「音楽の友」あるいは「ぴあ」等で紹介され、羽生市に文化ホールありと話題にされ、羽生市が他市に誇れる施設の一つであったわけであります。とりわけ当時の事業の中で日本が生んだ世界的音楽家であります小澤征爾コンサートの開催は音楽ファンに驚きと感銘を与えるとともに、小澤氏が音響を含め大ホールを絶賛したとも伺っております。

 文化ホールは用地取得費を含め三十一億円を投じて建設されました。この施設をより有効に活用し、市民に提供することは、施設に投じた資金を市民に還元することであります。物から心の時代に移ったと言われて久しい今日、市民に心の豊かさと潤いを与える施策の展開が必要であると思いますが、いかがでありましょうか。

 今成市長は昨年九月定例市議会において今成市政二期目の方針を打ち出し、羽生の都市の理想は「強く、やさしく、美しい都市」にあると提言され、美しい都市とは教育、芸術、文化、スポーツの振興等にあると訴え、市政は市民に対する最大のサービス産業であると位置づけられております。こうした今成市長の方針を実現するためにも、文化ホールにおける質の高い市民ニーズに合った自主事業の実施は必要不可欠と考えるものであります。

 昨年は人気映画「タイタニック」が上映され、大勢の市民が地元で楽しむことができました。公の施設における文化的自主事業は、経営的に見れば採算面で多くの問題を含んでおります。具体的には入場料の設定のあり方と入場者数のバランスから事業が黒字になることはまれなことと考えます。収支ゼロの事業であれば大成功とも言われ、赤字となることはやむを得ないというのが他の自治体でも認識しているところのようであります。タイタニックでは黒字になったと伺っておりますが、たとえ赤字であったとしても教育、文化、芸術といったものは無形のものであり、心の安らぎと潤い、豊かさとして還元されるものと考えます。

 平成十一年度の羽生市一般会計当初予算額は百八十四億八千二百万円であり、二千万円の赤字がたとえ出たとしても、予算的に見ますと、〇・一一%となります。私は積極的な文化事業の展開によって生じたある程度の赤字は市民に十分理解されるものと考えております。ともすれば市民から存在感すら薄くなりつつある文化ホールに市民の関心を集め、文化、芸術の発信地としての役割を担うべく環境を整えるべきであると思います。

 今成市長は、議会答弁においても折りに触れ、著名人の言葉を引用され、人一倍文化、芸術に造詣が深い指導者の一人であると常々私は認識しております。不況の中すべてが沈滞化し、たくさんの人がストレスを抱えております。今こそ市民に心のゆとりを与え、心の豊かさを取り戻すことが必要であるときと思います。明年度の予算編成に当たり、市長の文化ホール事業の考え方につきまして前向きのご答弁をお願いし、私の一般質問を終わります。



○岡戸稔議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 八番議員の一般質問にお答えをいたします。

 私からは、昭和橋の問題と産業文化ホールのことにつきましてお答えを申し上げます。

 ご指摘の第一点の新昭和橋を新しい観光スポットにしたらどうかというご提言でございます。まず、昭和橋につきましては本年十一月ごろから新橋に着手をするということでございまして、長い間の私どもの願いでありして、本当にうれしく思うわけでございます。ご指摘がありました室蘭市の白鳥大橋につきまして、私は見ておりませんけれども、ご提案のようにグレードの高い、とりわけ昭和橋のたもとにはこれからスーパー堤防ができ上がり、道の駅、場合によっては公園化と川の駅ということも全体計画としては考えておりますので、観光名所になるような橋にしてほしいということを何度か土屋知事にお願いをいたしました。同時に議員そろって昨年だったでしょうか。土屋知事のところへご陳情にもいただいておるわけでございます。とりわけ私は昭和橋から見る利根川の夕日というのが本当に美しいということで、一時は夕日の町にしようかと言ったら、職員が、いやそれは落ちるからやめようと、こういうような話もございましたんですが、あの夕日だけは大変美しいものでございますから、何とか歩道にたまり場をつくって夕日が見えるような、そういう町はできないものだろうかということで、これも県に要請を続けてきたわけでございます。

 今回着工に当たりまして、下流側に新橋をかけるわけでありますけれども、池田都市整備部長にその内容を見ていただきましたところ、橋の長さが六百五十六メートル、車道が二車線で約三メートルの自転車、歩道車道のついたもので、幅員が十一メートルの橋梁を上り下りそれぞれに建設するもの。なお、埼玉県側につきましては右折専用車線が新たに設置されるということでございます。構造的には十一径間連続鋼げた橋というものだそうでございまして、橋台が二基、橋脚が十基あるわけでございますが、連続構造形式採用によりまして橋の上の道路につぎ目がなくなって大変走行しやすい構造となっているというほか、メタルけたのために見た目には軽やかでシンプルということだそうでございます。

 今後の事業のスケジュールにつきましては、一期工事として今年度から平成十六年までの予定で下流二十メートルの地点に新しく橋を建設いたし、この工事完了後、現在の橋のかけかえを行うと、こういうことで報告をいただきました。率直に部長に聞きましたところ、普通の二車線の歩道つきの形状だということでございまして、私もこの昭和橋のかけかえにつきましては群馬側、栃木側と話し合ってきたわけでありますけれども、ともに財政難の中での公共事業ということで、このようなことになったのかなという思いがしているわけでございます。しかし、今後とも新設橋のグレードアップにつきましては、またその後の改修の橋につきましても、かけかえされる場合へのグレードアッブ化につきましては引き続き今後強力に要請を続けてまいり、ただいまおっしゃるような羽生市にとっても埼玉県の北の玄関口でございますので、このことを改めてお願いをいたしたいと思っております。

 また、新橋の名称についても触れられておりましたけれども、この橋の名称というというものを新たにという考え方もありますけれども、昭和橋という名称も歴史的に、あるいは市民感情的にも定着しているようでございまして、また機会を見て多くの皆様の意見をお聞きし、検討し、県に申し上げさせていただきたいと、このように考えております。

 それから、スーパー堤防場の公園化というものを含めまして、私どもこれから堤外地とあわせまして道の駅、先ほど申し上げましたでき得れば公園化と川の駅などにつきまして、ただいま内容を検討に入ったわけでございます。概要がまとまり次第できるだけ早く地域、市議会、そして市民の意見を聞きながら大きくまとめていきたい。このように考えております。

 その中でただいま清水卯三郎の像をということでございましたけれども、これにさらにライトアップという問題もご提言をいただきました。このことにつきましては、さきの議会におきまして私も個人的な考え方として申し上げたわけでありますけれども、私は歴史的には西の坂本竜馬と東の清水卯三郎、こういう考え方をいたしておりまして、皆さん高知に参りますとあの海岸に坂本竜馬の、十三・五メートルだと思いますけれども、大きな銅像がございまして、観光スポットになっておるわけでございます。懐に手を入れてそれに何を握っているのかという話題さえもまくようなものでございますけれども、ここに記されていることは大変大切なことでございまして、「高知県青年これを建つ」これだけが記されているわけでございまして、当時の熱血あふれた青年たちが当時二万円と言われておりますけれども、このお金を集めまして建てたのだということをお聞きしておるわけでございまして、できれば私も同じように羽生の清水卯三郎も何年かかってもそんな形でお金が集まって羽生市民もこれを建つと。そしてたとえ五センチでも十センチでも高知の坂本竜馬よりは高い銅像を建てたい、こういう思いがしておるわけでございまして、できれば羽生と東京の空を指さした清水卯三郎がそこに建つのが私の考えというよりも夢でございまして、何年かかってもこれは続けていきたいなという思いがしているわけでございます。

 そんな意味を込めまして、多くの人の協力をいただきまして、昨年清水卯三郎のお墓を正光寺へ移させていただきました。地域の清水卯三郎、我々の清水卯三郎という思いをここに化したいという思いが切であることを申し上げさせていただきたいと存じます。

 それから、産業文化ホールのご提言でございます。この効率利用につきましては、多くの方からご提言をちょうだいいたしまして、本当に開館のときには小沢征爾が三回もあそこでタクトを振ったという非常に記念碑的なホールでありまして、小沢征爾がそこの一茶庵で一緒におそばを食べたんですけれども、あれほどいい音響のホールはないと褒めちぎったのを私も今もって覚えているわけでございます。その思いから我々も懸命に努力をしておりましたんですけれども、その後大宮ソニックシティ、あるいは久喜、そして最近では加須、それぞれに大きなホールがオープンいたしまして、それまではお年寄りでありますとか若者、子供、女性、それぞれの層に合った自主事業を展開いたしておりましたけれども、いずれにしても市民各層が楽しめるということで続けてはまいったものの相当な赤字になるということで、その辺を考えながら、むしろ思い切った絞り込みをすべきだという考えに今立っているわけでございます。

 とりわけご指摘の最近、洋画、名画、あるいはできれば羽生の文化ホールが封切り館にならないものだろうかということに取り組んでおりまして、ようやくその方向に向いてまいりました。と申しますのは、ご指摘のありました「タイタニック」の公演をやりましたところ非常に成果を上げたものですから、会社から非常に評価をいただきまして、このような形に何とか今方向をまとめていけるような体制になってきておりますし、近くは幾つかの有名な映画を上映することになっております。できれば、羽生の文化ホールに行けば必ずよい映画をやっていると、こういう方向に一つはできないか。もう一つは先ほどの、音響が非常にすばらしいものですから、これを基とした特徴あるホールとしてこれが維持できないか、県北の本当に特徴あるホールということで、映画、音響のホールということでこれを何とか脱皮しようという考え方に立っておりますことを申し上げて答弁とさせていただきます。



○岡戸稔議長 経済環境部長。

     〔桑子安司経済環境部長登壇〕



◎桑子安司経済環境部長 八番、藤倉議員の市の雇用対策強化に関連いたしましたご質問にご答弁を申し上げます。

 まず、本市の雇用対策の考え方につきましては先ほど議員申されたとおり、市が直接的に雇用のあっせん等を実施することができませんので、各種中小企業団体や労働団体の支援、そして中小企業に従事する従業員の労働条件の向上を支援するなど、中小企業の雇用の確保という観点から支援を実施させていただいているところでございます。

 そして、現在厳しい経済環境の中にありまして、市内各企業の経営状況は非常に不安定なものがあります。その中で事業運営の好転と従業員の雇用の安定を図ることに今各事業所とも必死になって取り組んでいるというふうな現状でございます。このため、現状におきましてはまず第一に市として取り組まなければならないことは、地元の中小企業の経営安定とそこに従事される勤労者の皆さんの雇用の安定を図るというふうに考えております。

 去る七月に開催されました使用者代表、それと従業員側の代表、学識経験者、それと市議会議員などで構成されております羽生市中小企業従業員福祉制度審議会におきましては、最近の雇用情勢等について活発な意見交換がなされ、いろいろな情報の交換も行われました。市といたしましてはこういう機会を通してたくさんの皆さんの意見をお聞きし、このような意見を十分に考慮しながら、今後の適切な対応策を見きわめていきたいというふうに考えております。

 次に、下川崎の工業団地の造成など新たな雇用の創出にかかわる各種事業につきましては、市の総合振興計画基本構想に基づく重要なプロジェクトとして位置づけをしており、市の活性化を推進する上で欠くことのできない事業でございます。議員の申されたとおり、それぞれの事業の早期実現を目指しまして努力をいたしたいというふうに考えております。

 次に、新たな産業として注目をされております介護保険関連の事業等の民間事業者の参入の促進につきましては、商工会等と連携をいたしまして独立、開業資金の融資あっせん等を積極的に図ってまいりたいと考えております。とりわけ経営相談、融資相談、あるいは労働相談につきましては、今月の二十七日に市商工課と羽生市商工会事務局が市民プラザに移転を予定いたしております。このため、そこでの中小企業の活性化を推進するための拠点施設として位置づけをいたしまして、中小企業者あるいは勤労者の皆さんの便宜を図りたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思っております。

 次に、求人情報サービスにつきましては、市民プラザの一角に求人情報コーナーを設けることについて、行田の職業安定所と現在検討を進めているところでございまして、市民プラザオープンに合わせて実現をいたしたいというふうに考えております。

 続きまして、再就職等のための資格の取得、技術習得のための講習会の実施につきましては、地元の県立の羽生高等技術専門校におきまして現在OA事務、MC機械、服装縫製、こういった課程が設けられておりまして、再就職者等を対象とした講座が開催をされております。市といたしましても、これまでワークヒルズ羽生あるいは女性センターにおいてパソコン、ワープロ、調理師、医療事務、ポップアート等の資格取得講座を実施しているところでございますので、今後とも県施設の活用の促進、あるいは市施設での各種事業の充実等を図っていきたいというふうに考えております。

 以上をもちまして答弁とさせていただきます。



◆八番(藤倉宗義議員) 了解です。



○岡戸稔議長 次に、二番、落合信夫議員。

     〔二番落合信夫議員登壇〕



◆二番(落合信夫議員) 通告に基づきまして、順次一般質問を申し上げます。

 まず、災害に強いまちづくりについて伺います。

 質問に入る前に、私は過日の集中豪雨によって被害を受けられました皆さんにまず心からお見舞いを申し上げます。また市長を先頭に市職員の方々、そして関係者の皆さんに、そのご苦労に対して心から感謝を申し上げたいと思います。本当にご苦労さまでした。

 去る八月十三日から十五日にかけて断続的な集中豪雨となり、西武秩父線吾野駅のホームが土砂崩れで埋まるなど、県内各地に大きな被害をもたらせたのであります。当市においても報告がありましたように、過去最高の十二時間で百七十九ミリを記録するという豪雨に見舞われ、床上浸水五棟、床下浸水百三十二棟、道路の冠水六十四カ所に及び、二世帯の家族が親戚の家に避難したとのことであります。当局はこれまでにない水害状況を直視し、いち早く対策本部を設置し、その対策に当たられてまいったわけであります。そしてこのたびの水害被害者に対し、災害見舞金等支給要綱をつくり、お見舞いを申し上げたところであります。被害者もこうした市の対応に大変喜んでおられます。

 しかしながら、毎年のように繰り返される被害に対して苦悩の色を隠せません。床上浸水に見舞われた家を訪れ、状況をつぶさに見させていただくとともに、要望をお聞きしてまいりました。今回の集中豪雨で親戚に避難された方は、「今の家は建築して十年ちょっとで十分住めるけれども、今回のような思いはもう二度としたくありません。家族で話し合った結果、土台を高くして新築することにいたしました。金があってすることではなく、ほとんど銀行からの借り入れですよ」と話され、水害対策のおくれを指摘されたのであります。

 そして、こうした水害対策として改築を余儀なくされる場合、補助金を支給してほしいと切々と訴えられたのであります。毎年のように繰り返される被害者の声を率直に受けとめ、補助金制度を新設され、助成されることが懸命であると考えますが、前向きな所見をまず伺うものであります。

 今回のような予想を超える記録的な豪雨にどう対応するのか。今回の教訓をもとに抜本的な水害対策の見直しが求められていると思います。十四日の一般質問で齋藤議員が取り上げた中川の改修、調整池の設置は計画的に整備を行わなければならないことは言うまでもありません。

 私は今回、水害対策としての機材の配備について絞って伺いたいと思います。

 まず、家屋への浸水を防ぐ上で必要なものに土のうがございます。この土のうをどのくらい配備しておかなければならないかであります。今回も土木建設業者の皆さんに急遽土のうづくりが要請され、皆さん方の大奮闘で大量の土のうが用意され事なきを得ているわけであります。どんな場合でも対応できるように余裕を持った土のうを確保しておくことが必要ではないでしょうか。また、今回のように床上浸水ということからすれば、避難救助用のゴムボートは何台必要になるのか。現況では四台でございますけれども、これで果たして大丈夫だうか、十分検討される必要があろうかと思うわけであります。

 また、排水ポンプについて報告がありましたが、六基契約ができている。こういうことで大変心強く感じております。さらに建設省の払い下げた中古の排水ポンプ車を購入したということで、既に昨日これが宮田落に配置されておりまして、本当に心強く感じた次第でございます。いずれにいたしましても、機材をどんな場合にも対応できるように日ごろから備えておくことが必要だということが今回の最大の教訓であります。道路の冠水、家屋の床上、床下浸水の状況を考えた場合、地盤が低いところに集中しております。そしてこの地域には対策本部が設置される市役所や警察、消防本部があるわけであります。こうしたことを考え合わせたとき、水害から市民の財産を守るために水害対策と機材の配備は早急の課題であり、万全を期することが求められているものと考えます。当局の前向きな所見を伺いたいのであります。

 次に、緊急融資制度について伺います。

 長引く不況のもとで、市内中小商工業者の営業と暮らしはかつてない厳しいところに追い込まれております。去る七月一日警察庁の発表によりますと、昨年度一年間の自殺者が三万一千八百六十三人。過去最悪となり、その中で不況を反映した自殺が何と七〇%も増えているということであります。

 銀行の貸し渋りの中、高利な商工ローンに手を出し借金地獄に陥り夜逃げした人、職人さんが病気で働けず自殺したなど、私たちの身の回りにこうした不況を反映した悲しい出来事が生まれているのであります。行政として商工業者への支援が強く求められているものであります。昨年十月に政府が実行した中小企業向けの金融安定化特別補償の据え置き期間が今月で終了します。十月から返済が始まるわけで、年末にかけて先行き不安が一層増大しているわけであります。川口市では今週から年末にかけての市内中小企業の資金繰り対策として新たに融資枠六十億円の第三次中小企業体力強化資金融資を実施するとのことであります。この内容は貸し付け利率年一・二%、期間は七年、据え置き期間は一年、最高二千五百万円が限度として融資が受けられるものとなっております。当市においても川口市の例を参考にしながら、中小商工業者への支援策を講じるよう切望するものであります。

 また、市の無担保、無保証人融資制度、この制度について据え置き期間と融資期間の延長を図られるよう強く求めたいのであります。

 次に、屋内プールの設置について伺います。

 今年の夏は記録的な暑さになりました。この九月に入っても三十度を超す日が続いて、残暑が厳しいこのごろであります。こうした暑さもあってか、幼児を抱えている親御さんから、加須の花崎公園と行田のプールに行っている。羽生にも早くつくってもらいたい、こういう声をたくさんお聞きいたしました。

 最近中高年の方々が健康増進のため明和町のプールを利用している話をよく聞くようになりました。元気に毎日を過ごすことができれば、こんな幸せはありません。健康は市民だれしもの願いではないでしょうか。当市において市民の健康を増進させる立場から屋内プールを早急に具体化されるよう強く望むものであります。

 幸いなことに平成十六年度に開催が予定されております埼玉国体に合わせ、当市が家庭婦人バレーボールの会場となりました。新しくサブアリーナを建設する方向で本年度基本計画を策定することになっているわけであります。加えて中央公園の全体の見直し作業も行われている最中であります。この計画策定や見直しの中に、ぜひとも一年を通して利用できる屋内プールの設置を組み込んでいただきたいのであります。当局の前向きな所見を伺います。

 次に、市内循環バスの停留所にベンチを設置することについて伺います。

 市内循環バスが運行を開始してから早くも五年を迎えています。昨年度の利用状況を見ますと五万二千人を突破して、月平均で四千三百三十三人。一日当たり百七十三人となっております。こうした利用状況から多くの市民が利用されていることがよくわかります。とりわけ交通弱者と言われるお年寄りの方々にとっては欠くことのできない交通手段として定着し、生活になくてはならないものとなっているわけであります。こうした市内循環バスの利用者、とりわけお年寄りの方々に一層のサービスを提供することが今日求められていると思います。

 サービスの一つとして停留所にベンチを設置すべきものと考えます。お年寄りの方々はバスが来る時間よりかなり早くから待っております。五分、十分、二十分と立っているのは若い人でもつらいものであります。路上に新聞紙を出して座っている人、腰をおろしている人、こうした光景をあちこちで見受けるのであります。幾つかのところでは市民の方々の善意でベンチが置かれて喜ばれておりますが、すべての停留所にベンチの設置が望まれているものと思います。当局のお年寄りへの思いやりある所見を伺いたいのであります。

 次に、ムジナモの保護、増殖についてお伺いいたします。ご承知のように羽生水郷公園の宝蔵寺沼は日本でただ一つの食虫植物ムジナモの自生地として国の天然記念物に指定されております。三田ケ谷小や東中学校の児童をはじめ、地元の保存会の皆さんの熱心な努力によって毎年宝蔵寺沼に放流されているものであります。こうした皆さんのムジナモに寄せる熱い思いを打ち砕くような盗難事件が去る六月二十六日に起きてしまいました。百十五本ごっそり何者かによって盗まれてしまったのであります。腹の底から怒りを覚えるものであります。既に盗難防止の柵が設けられましたけれども、二度とこうした盗難事件が起きないようだれしも願っております。こうした非情な事件の後に三田ケ谷小の児童がムジナモを放流したことが新聞で報じられました。心を大変打たれたものであります。そして保存会の皆さんと児童の皆さんの思いをもっともっと多くの人たちに広げ、羽生の宝としてムジナモが存在できるようにすることが求められているものと強く感じたのであります。

 そこで、これまでの長い間の研究の成果を踏まえ、思い切った保護、増殖を展開することであります。現在放流されたムジナモが冬を越すというところまできております。水は地下水ですから問題はなく、問題点は食害とされています。魚に食べられてしまう。食害は自然の営みの一つと考えると、もっと大量にムジナモを放流したらどうなるのか実験してみる必要は十分あると思います。そこで私は十年間ぐらいの計画をつくりムジナモを大量に増殖することであると思います。三田ケ谷小や東中の児童の経験から、すべての小学校、中学校、高校でこれを実践する。すべての公民館でムジナモの飼育方法の講習会を開催し、できるだけ多くの市民の方々に協力を呼びかけ、全市民が運動に参加する。こうしたことが実現できたら宝蔵寺沼全体にムジナモを放流することができるのではないかと考えられるのであります。その実現のための方策として、拡張された水郷公園の整備が今年からいよいよ始まろうといたしているわけであります。まず、埼玉県を動かし、この中にムジナモ保護増殖センターをつくり、職員を配置し、保存会の皆さんのご支援を仰ぎ大量のムジナモを増殖し、宝蔵寺沼に放流することであります。これは十分私はできるというふうに確信を抱いている一人であります。水郷公園がムジナモの自生地として復活したら、多くの市内外の皆さんに見学していただけるようになるわけであります。すばらしいことではないでしょうか。

 九十一年六月十五日発行の広報「はにゅう」に自宅でムジナモを育てている方の話が載っておりました。「今ここでだれかがやらなければ本当に絶滅してしまいますよ」と言い、そして夢は白い小さいムジナモの花を宝蔵寺沼の水面いっぱいに咲かせることと語っております。この方の夢は市民の願いでもあります。現実のものとすることが行政に強く求められているものと思います。当局のムジナモを愛する所見を伺いたいのであります。

 最後に、委託契約の最低価格の設定についてお伺いいたします。

 入札制度の改善の問題は昨年の十二月議会でも取り上げてまいりましたが、今回は委託契約に絞ってお伺いいたします。昨年度の一般会計の決算において委託料の総額は約十九億円余で、構成比で一〇・三%と一割を超えるに至っております。こうした委託契約については議決の議決が必要な一億五千万円以下の金額となるために関心も薄く、しばらくしてから業者名を知ることが多いのであります。

 過日、ある公共施設の管理清掃の二本の入札が行われました。管理部門では予定価格の三分の一近くで、また清掃の方は予定価格の十分の一という超安値で落札されているのであります。一般の取引価格や常識では到底考えられない低価格の落札であります。これで契約が完全に履行できるのだろうか。結果的に市が損害をこうむることにならないだろうか、大変疑問を抱いているわけであります。この分野の契約の内容は人件費が主要な中身であります。そこで雇用された人の給料、労働条件は劣悪なものになりはしないだろうか心配されるものであります。現行法ではこのような低価格の落札を防止するには最低価格の設定しかありません。地方自治法施行令百六十七条の十項において、例外規定を設けて最低価格を設定することができるとしております。

 しかしながら、この対象が一般競争入札による場合であって、工事または製造の請負の契約を締結するときとされており、さきに申し上げた例は該当しない、こういうことになっております。法律や規則で規制できないとすればどうしたらよいか。現状ではしっかりと監督をする。これしか方法がないようであります。今後においてもこうしたケースが起こり得ると思います。ですから、こうしたことについての対応、どうしていくのか考えていかなければならないと思うわけであります。研究、検討を要する課題だと認識をいたしております。このことについて伺って、私の一般質問を終わります。



△休憩の宣告



○岡戸稔議長 暫時休憩いたします。

     午後零時十二分 休憩

     午後一時十二分 開議

出席議員(二十一名)

    一番        二番        三番        四番

    五番        六番        七番        八番

    九番        十番       十一番       十二番

   十三番       十四番       十五番       十六番

   十八番       十九番       二十番      二十一番

  二十三番

欠席議員(二名)

   十七番      二十二番

説明のため出席した者

  市長        助役        収入役       総務部長

  企画部長      市民福祉      経済環境      都市整備

            部長        部長        部長兼

                                水道部長

  消防長       財政課長      庶務課長      教育長

  教育次長      監査委員

            事務局長



△開議の宣告



○岡戸稔議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政に対する一般質問を続行いたします。

 二番議員の質問に対する答弁を求めます。

 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 二番議員のご質問のうち、私から一番目と三番目につきましてお答えを申し上げさせていただきたいと存じます。

 まず、第一点は災害に強いまちづくりという問題でございます。これは落合議員もご指摘のとおりさきの齋藤議員のご質問によりまして、また全協への報告、その他によりましてるるご説明を申し上げたところでございますが、それに伴いまして今回は家を十年で建てかえる、もつのは十年ぐらいだ。今回を含めて土台を高くして改築をしたいという直接の被害者の方からのご要望ということで、今回の補助制度につきましてのご質問についてでございます。

 これにつきましては、さきにご報告のとおり災害見舞金等を同日付で交付施行いたしまして、お見舞いを申し上げたところでありますが、今回家屋改築資金の補助ということでございますけれども、改築に補助金を出すべきかどうかということ、これについてはご指摘のとおり十分検討しなくてはならないと思いますし、あるいは事によっては無利子の長期融資ということも考える。あるいは利子補給という問題も検討しなくてはならないのかなという思いがするわけでございます。もちろん内水害対策がある一定期間で完全に解消できればというのが私どもの願いでありますけれども、端的に申し上げまして、斉藤議員の質問にも申し上げましたけれども、古い区画整理に従ってやりました地域、例えば旭町、東町、元町、あるいはそれに関連する区画整理地域では全く調整池をつくらなかったということが大きな排水対策の問題となっておるわけでございまして、繰り返すようでありますが、今回に苦情が一件もなかったのは南羽生でございまして、それはやはり調整池をつくった、あるいは排水対策をしたその結果であろうと私どもは推測しておるわけでございまして、当然に調整池というものも必要になってくるだろう。それに対して長期的には中川と一緒に取り組んでいかなくてはならないという思いがしているわけでございます。

 しかし、今申し上げましたように土地区画整理地域に非常に集中しておるものですから、地域限定とすべきか補助率をどうすべきか、あるいは融資額をどうすべきか、あるいは利子補給をどのようにすべきか、これは当然今十分に検討しなくてはならない問題でございまして、私どもとしてはさまざまな水害対策への取り組みの中で一応検討させていただきたいと、このように考えておるわけでございます。

 それから、第二点の備品、機材の問題でございますが、ご指摘の土のうの考え方でございますけ今回の水害に当たりまして私ども五百袋を保管しておったわけでございますが、と申しますのは、土のうというのは土を入れて積んでおきますと固まってしまって、それが使い物にならない、運び物にならないということで、急遽今回は建設業者が出てくれるまでは私ども職員が全部水道課で土のうをつくって配布をいたしました。そんなことで一体どの程度土のうをつくっておくべきか、その辺は定かではありませんけれども、ただいまのところ私どもとしては土のうとして今二千袋の土のうと二千枚の土のうの袋をただいまのところ用意しておりますし、それに入れる砂、土砂を水道課に保管しているところでございます。

 したがいまして、私ども今のところ二千袋で、そしてすぐ対応できるという形でやっておりますが、大体せんだっての集中豪雨のときにも三千五百袋ぐらいで大体終わったという感覚がありますので、その辺を用意しておるわけでございます。

 それから、第二のゴムボートの問題でございますが、ただいま救命ボートにつきましては備品を含めてモーターつきが三隻消防本部に置いてありまして、それにゴムボート四隻ご指摘のとおりでございます。今回の土のうを水が出たところへ運ぶのに、ゴムボートへ土のうを乗せて運んだという経過もございまして、やはりもう少し欲しいという思いがございまして、この数につきましてはもう少し検討させていただきたいと思います。

 それから、その他の備品につきましては参考に申し上げますと、バリケードが二百基、乾パンが一万四百八十食、アルファ米、これはこの間一回給食センターでつくったわけでありますけれども、七千五百食、保存飲料が一・五リットルのものが五千本、毛布二千二百枚、防水シート千百枚、それから発電機十台、それからご指摘の排水ポンプの問題でございますが、実は昨晩台風十六号に備えまして朝から都市整備の職員が全部出まして宮田地区へ配置をいたしました。とりあえず雨量の関係があるので今二本だけ落としてみようということで二本落としまして、四本の排水ポンプがついておる車でございますけれども、一本が十トン、一分間に十トンですから一分間四本入れますと四十トンでございます。ゆうべ六時ごろ一回テストを一本でしてみましたら、わずかな時間であそこにたまった水が二十センチ近く減りましたものですから、これは四本入れたら相当の量がはけるんじゃないかとは想像したんですけれども、それほどゆうべは雨が降らなかったものですから、しかし実際にごうごうとあそこへ水がきた場合にどれだけの排水量が、一分間四十トンというのはどういうものか、我々の人間の目では想像できませんものですから、もう一度テストをしなければならないかと思いましたけれども、いずれにしても配置をさせていただきました。

 そのほかにもただいまほかの、せんだっての十四日に使いましたポンプを二基使ったわけですけれども、六基契約をただいましておりまして、場所場所に応じてそれを配備する計画でございますし、それは土のうを含めた車というのは七十台でこれに対応しようということにいたしておるわけでございます。

 とりわけ落合議員おっしゃるように、地盤の低いところに市役所と警察がございまして、まさかのことが起こっても警察からパトカーが出られないということを県会議員からもご指摘をいただきまして、早速これは土木事務所に参ったわけでありますけれども、市役所の前が相当の改良をやったんですけれども耐えきれないという状態がございまして、これらも多くの反省事項を今私ども得ておるところでございます。そういう意味を含めまして、新たな思いでこれに取り組まなくてはならないと思っております。とりわけ再び繰り返すようでありますけれども、最近の気象状況の中では集中豪雨というのが多発しておりまして、従来のように雨が降って、いや四十ミリですとか、長期間にわたって八十ミリということはありましたけれども、それが一時間で降るというような異常気象が続いておりますものですから、これらを想定した上で我々が考えなくてはならないという思いをいたしておるわけでございます。

 それから、三点目の屋内プールの設置の問題でございます。

 この問題につきましては、ただいま落合議員もご指摘のとおり、予算に計上して中央公園の整備計画に入っておるわけでございます。平成十六年度に婦人バレーが国体として入りますものですから、サブアリーナの建設計画を中心とした拡張計画でございます。当然にこれから用地の拡張が必要でありますために体育協会との協議を始めたり、その場所がどこがいいか、あるいは可能性があるかということを今検討しておるわけでございますけれども、その際に落合議員、中央公園の中に屋内プールを建設されたいとのご提言でございます。この考えは最近では落合議員が最初であるわけでございますが、実は前にもこのような話が参りました。と申しますのは、西公園の改築に伴いまして、この際に温水プールと大きなプールをというような市民委員会からの提案がございましたんですが、我々内部で検討して委員会と話し合ったわけでございますが、西公園については子供と親の触れ合い公園にしていこうではないかと、プールはどちらかというと中央公園がいいかという話は出たんですが、そのとき私はたまたまワークヒルズの産業労働者関係の施設を附帯して屋内プールを共同で建てられるというような、勤労者福祉施設の附帯施設として温水プール建設が可能だということの情報を得ましたので、何度か雇用促進事業団に参りまして要請もいたしましたけれども、率直に申し上げまして西公園と中央公園と、それからワークヒルズを中心とした地域のあり方ということで見送ってきたわけでございます。

 その問題につきまして改めて両方とも、中央公園もワークヒルズも用地の確定があるわけでございまして、この確定を待って私どもも改めてこの事業を見つけましたり、雇用促進事業団も今のところは平成十二年から雇用能力開発機構ということで、大幅に事業が縮小されるということでありますけれども、この事業を挙げておきますと何とかこれに入るのではないかということで、もう一度原点から考え直してただいまのご要望に添えるよう努力をいたしたいと思っております。

 ただ、行田の市長と加須の市長とお話をするわけでありますけれども、その中でやっぱり北埼は公共施設の共同利用をしようじゃないかということが出ておりまして、既に図書館とかさまざまな施設が共同利用をやっておるわけでございます。

 今、羽生市では図書館が県北一、北埼一になっておりまして、相当の方が行田とか北埼地域から参っておりまして、人出が足らないというご苦情もいただいておるわけですが、このプールの問題も花崎がレジャープールであり、行田市が体育館の中のやはり同じようなプールであるから、じゃ羽生が温水プールだろうかというような話になったんですけれども、それで共同利用しようかという話はしたんですが、とりあえず羽生はないので昨年だったでしょうか、明和村との公共施設の共同利用を考えようじゃないかということで、明和村の向こうのグラウンドは羽生のグラウンドよりも後になって浸水するものですから、明和のグラウンドもあいていたら貸してくれないかと。そして明和のプールも、それから福祉センターも羽生の方が行っているということなので、我々に使わせてもらえないだろうかと。そのかわり我々も図書館にしてもさまざまな施設にしてもお互いの共同利用ということで考えてくれということでありまして、明和の町長が、いや、選挙が終わったら話をしようということになっておりましたんですが、この前にお話いたしましたら、羽生と明和というのは買い物を含めて非常に結びつきが強い、そういう時代に入っているのではないだろうかという話になりまして、もう一回近くお話し合いをすることになっておりますけれども、もう北埼ということから群馬県との兼ね合いとかさまざまなことを考えながら我々進める時代ではないかと思いますけれども、いずれにしてもこの温水プールにつきましてはやはり必要なものというように考えておりますので、今後十分検討させていただきます。

 他の質問につきましては、関係部長からご答弁申し上げさせていただきます。



○岡戸稔議長 経済環境部長。

     〔桑子安司経済環境部長登壇〕



◎桑子安司経済環境部長 二番、落合議員の緊急融資制度の新設についてのご質問にご答弁を申し上げます。

 市内中小企業を取り巻く経営環境は長引く景気の低迷と消費の落ち込みにより、売上高の減少が依然として続いており、このため経営資金面につきましても多くの事業者の皆さんが先行き不透明感を抱いており、出口の見えない不況に苦しむ非常に厳しい状況になっております。こうした状況下におきまして、本市におきましては国や県の融資制度を補完する市の融資制度の充実を図るため、融資限度額の引き上げ、あるいは貸し付け利率の見直しなどを実施するとともに、引き続き各種市制度融資、さらには県の制度融資に対する市独自の利子補給、これは年〇・七%分に相当しますけれども、利子補給を実施し事業者の皆さんの負担軽減を図ってきたところでございます。ちなみに昨年度の利子補給額は一千百九十五件、約三千四百万円でございました。

 また、昨年十月から国が実行した中小企業向けの金融安定化特別補償に基づく都内事業者への融資実行実績は本年七月末現在で四百八件、融資実行額は六十億二千四百万円、一件当たり平均融資実行金額一千四百七十六万円となっており、本市事業者の約一六・五%が融資を受けていることになります。そして本年度における市の小口融資制度における融資実行状況は、八月末日現在で十五件。昨年同期が三十九件でございますので、これを比較いたしますと大幅な減少となっております。これは先ほど申し上げました国の金融安定化特別補償制度の効果によるものと判断をいたしているところでございます。

 こうした状況下にございまして、現在埼玉県においては事業者の返済時の負担軽減策といたしまして、各種融資制度の貸し付け期間延長について検討を進めているところでございまして、本市におきましても同様に対応することが適切であるというふうに考えております。

 また、市内の中小企業の皆さんとの話し合いの中でも貸し付け期間の延長についてのご要望が出ており、これを早期に実現いたしたいというふうに考えております。具体的に申し上げますと、小口融資制度の運転資金につきまして、現行の貸し付け期間五年と据え置き期間六カ月を、同じく小口融資制度の設備資金の融資条件であります貸し付け期間七年、据え置き期間一年の範囲内で延長をいたしたいというふうに考えております。

 なお、緊急時に対応するための新たな融資制度の設置につきましては、県の制度におきまして緊急融資制度に相当する経営支援特別融資制度がございまして、融資枠として十分に利用が可能でございますので、商工会等と連携してあっせんを図っていきたいというふうに考えております。

 以上をもちまして答弁とさせていただきます。



○岡戸稔議長 企画部長。

     〔相馬宏雄企画部長登壇〕



◎相馬宏雄企画部長 二番、落合議員の市内循環バスの停留所にベンチをについてのご質問にお答え申し上げます。

 市内循環バス事業につきましては、事業のあり方について議会において数々の議論を交わしてきたところでございます。これまでも多くの方々に親しまれてきており、利用状況については議員のご指摘のとおりでございます。このような利用状況のある中で、事業の評価を申し上げるとするならば、事業の目的からして公益性という点にウエートが置かれておりますので、高齢者などの方々をはじめ、市民の皆様の交通手段の確保とその利便を図る意味から言えば、一定の成果を納めているのではないかと受けとめているところでございます。

 それでは、早速停留所のベンチについてのご質問にお答え申し上げたいと存じます。

 まず、循環バスのルートは四ルートございます。南循環Aルート、Bルート、北循環Cルート、Dルートでございます。停留所につきましては四ルートの起点、終点はすべて市役所にございます。そして停留所数につきましては、ルートごとによって重複するところもありますが、実質的な停留所数は百一カ所に上ります。そして、先ほど申し上げました四ルートが共通する停留所は先ほど申し上げました市役所、そして女性センター入り口、羽生駅東、本町市民プラザ前の四カ所でございます。これらの現在のこの四ルートにおける現有のベンチ数を申し上げますと、二十三カ所になります。その内訳につきましては、先ほど議員のお話もありましたように、民間の方のご寄付によるもの九カ所、婦人団体が設置したもの五カ所、直近の公の施設の利用で三カ所、不明なベンチ四カ所、そして市役所とあとは観光協会が設置してあるもの二カ所でございます。

 以上、現状を確認いたしましたが、停留所の位置等の関連もありますが、停留所の過半数はベンチ等を設置するについて交通上等危険並びに支障を来すものと判断されます。そしてベンチの設置箇所については、対費用効果を考慮し、利用頻度の高い停留所、すなわち四ルートが重なる女性センター入り口、羽生駅東、本町市民プラザ前を現在検討しているところでございます。そのうち本町市民プラザ前につきましては、現在進めている県の事業である電線地中化事業としてシェルターベンチ等を事業最終年度の十二年度末までに設置することとなっております。そして残りの二カ所の女性センター入り口、羽生駅東についてはご案内のとおり非常に歩道部分が狭隘のため、ベンチ等の設置は難しく、停留所の変更を含め創意工夫を行い設置を検討してまいりたいと存じます。

 以上、答弁といたします。



○岡戸稔議長 教育長。

     〔入江常夫教育長登壇〕



◎入江常夫教育長 二番、落合議員の一般質問のうちムジナモの保護、増殖についてお答えいたします。

 昭和四十一年五月に国の天然記念物に指定されました宝蔵寺沼のムジナモは、本市にとりましては歴史のある、そして地球レベルの貴重な文化財であり、私たち市民はその貴重な文化財の保護のためにはできる限りの努力を傾注し、自生地を復元し後世に引き継いでいく義務があると考えております。

 議員もご承知のとおり、国の天然記念物に指定された後の宝蔵寺沼のムジナモは、その自然状態での成育を阻む多くの環境の変化を受け、そして多くの影響を受けて現在に至っているわけでございます。特に市では、昭和五十一年から六カ年間文化庁と埼玉県の協力をいただきながら、この貴重なムジナモの保護、増殖に対処すべくムジナモ保護、増殖事業に係わる調査団を結成し、地域の実態調査を踏まえてムジナモ自生地の復元を目指した提言をいただいております。

 そして、以来、その提言をもとにムジナモを自生地の成育環境の整備に取り組むとともに、その増殖を図るため三田ケ谷小学校の児童やムジナモ保存会の皆さんの手によって育てられたたくさんのムジナモ、加えて市が旧岩瀬小プールを増殖池として利用し育てておりますムジナモを毎年放流し、その増殖を図っておりますことは議員もご承知のとおりでございます。

 なお、ご質問の中で議員も触れられておりましたけれども、今後のムジナモ自生地の復元を図るための大きな課題は、食害の防止に取り組むことが重要なものとなってくるものと考えております。一度失われた生態系を解決させるためには、従来にましての努力の継続が不可欠であると存じます。これからもムジナモ保存会や埼玉水族館、あるいは国・県等の関係の皆さんのご協力をいただき、さらには住民参加型の保護、増殖活動等、広い視野に立って今後とも鋭意努力をしてまいりたいと存じます。

 なお、ご質問の中でムジナモの保護、増殖対策について議員からご提案がありました。拡張計画のある埼玉水族館にムジナモ保護、増殖センターをつくり、長期契約のもとで全市民による増殖活動を展開し、大量のムジナモを増殖し、それを放流する。このような壮大なお考えのもとでのご提案でありました。ご提案につきましては関係機関への働き等もこれから必要となってまいりますこと、さらには部内での検討も含め、今後その実現に向けて可能な限りの努力をしてまいりたいと存じます。

 以上、答弁といたします。



○岡戸稔議長 総務部長。

     〔河田 昌総務部長登壇〕



◎河田昌総務部長 命によりまして、二番、落合議員の一般質問のうち委託契約に最低制限価格の設定をというご質問にご答弁申し上げます。

 まず、入札契約に係る最低制限価格の設定のあり方について申し上げます。

 地方自治法第二百三十四条においては、地方公共団体が契約を締結する場合は競争入札により予定価格の制限の範囲内で最低の価格をもって申し込みをしたものを契約の相手方とすると規定されております。

 しかし、その例外としては、同法施行令第百六十七条の十において、一定の条件を満たす場合に限って最低制限価格を設定することができると規定いたしております。その例外が認められる条件としては三つの条件があり、まず一点目は競争入札であること。二点目は工事またはそれぞれの請負契約に限定されること。そして三点目は当該契約の内容に適応した履行を確保するために必要と認める場合であること。以上の三要件をすべて満たしていることであり、その中でも特に工事、または製造の請負契約に限定されるという点がポイントになります。本市をはじめ大多数の地方自治体は、特殊な場合を除きまして工事等の競争入札にあっては最低制限価格を設定し、予定価格と最低制限価格の範囲内で最低価格入札者を落札者と定め契約を締結する一方、清掃、建物管理業務委託等の競争入札にありましては法の規定により最低制限価格は設定されず、予定価格の制限の範囲内において最低価格入札者と契約を締結いたしております。

 ご指摘がありましたが、最近の業務委託契約に係る入札におきまして、非常に低廉な額の落札契約があり、このことは業務の請負者が雇用する従業者の労働対価、すなわち給与面等の不払い、圧縮等、あるいはこれらにも関連する業務内容の不完全な履行が懸念されるため、これを未然に防ぐためにも業務委託契約についても最低制限価格を設定すべきであるとの件でございますが、冒頭申し上げました法の規定により設定することができませんと同時に、落札契約の相手側となる企業は、入札参加者にあらかじめ提示した条件をすべての面でクリアしなけければならず、提示した条件の中には契約の相手方が当然に遵守しなければならないことではありますが、契約業務の履行等に際して法に抵触することがあってはならないという条件も改めて掲げているところでございます。通常一般的に見て、契約締結金額では業務の履行に無理が生じる恐れがあると懸念される場合が非常にまれではありますが、実態としてございます。

 しかし、当該入札執行における指名業者はあらかじめ指名委員会の審査を経て決定された業者であり、すべて企業の責任でもって入札、落札、契約、ひいては業務の履行全般に不都合を来すことのないものと確信いたしております。もちろんどのような契約にあっても契約約款、あるいは仕様書に掲げた遵守事項について契約締結の前に再度確認をいたしておりますし、今回ご指摘のありました業務委託契約につきましては、特に議員が懸念されるような不測の事態が決して発生することのないよう重ねて確認をいたしたところでございます。当該契約の相手方、すなわち請負者といたしましては、低廉な契約金額に伴うリスクは企業としての総合的経緯の中で企業みずからが負うものでありまして、全責任のもとで契約内容の完全な履行と法の遵守などを確約いたしております。あわせて私どもは事今回のようなケースに限らず、履行の状況と内容のチェックに意を用いてまいる所存でございます。

 以上、答弁といたします。



○岡戸稔議長 二番、落合議員。

     〔二番落合信夫議員登壇〕



◆二番(落合信夫議員) 大変結構な答弁をいただいているわけでありますけれども、一点だけ再質問を申し上げたいと思います。

 災害に強いまちづくりについての中で、被災者の方の建築に際しての補助制度、救済制度についてであります。市長の方も十分検討ということを言ったり、一応検討したいと言ったりということで、少し揺らいでいるという感じもあるんですが、十分検討するという点では大変ありがたいと思っております。

 とりわけ市長の方からも言われました、せめて貸し付け制度、無利子の貸し付け制度、こういうものは絶対必要ではないかなと思うわけであります。天災はなかなかこれは防ぐことができません。しかし、被害を最小限に食いとめる、こういうことは十分可能だと思います。こういう点から考えてみましても、解消できればこういうことが必要なくなってくるわけなんですが、なかなか先ほど市長の方も言われましたように、今までには考えられないような集中的な豪雨がいつ何どき起こってくるかわからない、予想できないという状況から考えてみますと、また再びこうした被害を受けられる方が出てくるということは当然予想していかなければならないことだろうというふうに思います。そういう点で、そういう方が本当にもう待ってはいられない。家を建てかえたいんだという、そういう決意をなされた方についてはせめて無利子の貸し付け制度、これを用意してあげることが望ましいのではないかというふうに感じているところであります。

 どうぞこうした貸し付け制度については前向きに、一応検討ではなく、実行していく立場から検討ということで、ぜひお考えを新たにしていただけたらというふうに思うわけであります。

 以上で再質問を終わります。



○岡戸稔議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 二番議員の第一点の災害に強いまちづくりについての再質問にお答えを申し上げさせていただきます。

 率直に申し上げまして、私も補助をということについては迷っております。これは十分検討しなくてはならないと思いますけれども、それをどのようにしていくかというのは、内部で十分に協議しなくてはならないという思いでございます。

 ただ、私はその条例なり規定なり考え方がはっきりいたしますれば、これは法律にきちんと定められております利益に関することは早急にできる規定で、ある一定期間さかのぼってそれを適用することも可能でありますので、その辺は今後ある程度時間をかけて研究して、この総体的な計画、水害対策全体の問題として取り組んでみたいと、こういうことでございます。

 よろしくお願いいたします。



○岡戸稔議長 次に、三番、蜂須直巳議員。

     〔三番蜂須直巳議員登壇〕



◆三番(蜂須直巳議員) 一般質問最後になりましたけれども、通告に基づきまして順次質問を申し上げたいと思います。

 三項目ありますけれども、最初に建設課関係の図面と申しますか、各課を含めた図面の庁内化、いわゆる役所内で製図をするという庁内化促進についてお伺いをいたします。

 建設課の奥に製図室がありますが、見たところそれほど活用されているようには見受けられないのですが、図面も含めまして委託をしてしまった方が効率的というのが最近の傾向なのかどうかわかりませんけれども、現在の庁内での製図化の比率は委託に対してどの程度なのでしょうか。その数字は以前と比較をしてどのように変化をしているのか。

 また、書き上げた図面の管理、長期保存はどのようにしているのでしょうかということをまず基本的に伺いたいと思いますが、なぜこのような質問をいたしますかといいますと、従来、計算はそろばんあるいは電卓、文書は手書き、こうした事務作業が、あるいは集計作業や図表化、製図までもが最近はオートメーション化されたのは周知の事実であります。いわゆるOA化でありまして、ここ近年ではパソコンやワープロというものが非常に活用されて、ペーパーレス化、あるいは環境への配慮ということからもそうしたものが取り組まれております。ワープロが集計や図表などの管理、データ管理にはパソコンが今日事務機器の中心でありました。製図の世界にあってもキャドシステムという製図版にパソコンを組み合わせたような機器が導入をされました。既に民間の業界では数年前から製図作業の主流になっていることは担当の方々は周知の事実だと思います。

 このキャドシステムは複雑な製図になればなるほど効果を発揮するようですし、図面の保存もいわゆるフロッピーディスクによって保存ができ、図面の保存スペースというものが大幅に削減できるばかりか、必要とあらばすぐ再度ディスプレイ画面に取り出すことができるというすぐれものでありまして、部分修正であるとか変更も意のままにできるという利点があります。このキャドシステム、開発当初はシステム全体で一千万円ぐらいしていたようでありますが、今日では本体だけなら百万円台になっているということであります。しかも製図のノウハウを身につけた人なら一定期間の訓練で十分に使いこなすことが可能と思われます。

 私も職場の身の周りにこのキャドシステムが何十台もありまして、私自身は直接は携わっておりませんけれども、見た範囲では自分でもできるかなと思う程度のシステムであります。このキャドシステムを導入することによって、各種の関係図面の内製化といいますか、庁内化の促進を図ってはいかがでしょうかということを考えているわけであります。どの程度活用できるのか、庁内化のためのソフトをどの程度そろえるかなど研究は必要かと思いますが、今日の事務作業のOA化の中にあっては積極的導入を考えていただきたいと要望するものでありまして、前向きなご答弁をお願いするところであります。

 二項目めの質問でありますが、し尿処理場の更新計画についてお尋ねをいたします。

 このし尿処理場更新問題につきましては、私自身も約五年半前になりますが、平成六年三月議会で一般質問をさせていただいた経過がありました。その当時は蓮見部長だったと思いますが、一番新しく増設した設備で十五年が経過し、一番最初に設置をした施設は二十六年が経過をしていて、設備の老朽化が著しく既に更新の時期にきている。しかしながら、財政事情の悪化などで若干の先送りをしつつ、庁内に検討委員会を設置し、早急を要する事業として改めて確認し、整備計画づくりに精力的に取り組みたい、こうした旨の答弁があったと記憶をしておりますし、間違いのないように私も議事録をコピーをして改めて読み返してみました。

 当時の総合振興計画でも、平成六年に基本計画、平成七年には施設改修の計画があったわけであります。こうした議論があった後、その後平成七年の十二月には岡戸議員から、そして平成九年六月には丑久保議員からも同様の質問がなされておりました。これらの質問のやりとりを議事録で同じように確認の意味で見てみました。答弁の主流は、改築の必要性は認識しつつも現在の場所で更新をするのか、あるいは新たな場所への移転か、この辺が極めて難しい問題である。結論が見出せないまま解決を先送り、そうした状態の中で今日にきているという認識が言われておりました。この施設がもはや完全に老朽化をして改修をしなくてはならないということは十分に意識をしつつも、場所の問題で解決ができないというのが、いわゆる要約をした執行部側の見解かと思いますが、とはいっても認識をしているとおり極めて老朽化をした施設でありまして、この施設がパンクをしてからでは遅いのでありまして、もう結論を出して前へ進まないと大変な事態になってしまうのではないでしょうか。

 毎年の修繕費もばかになりませんし、臭気対策も以前に増して重要な課題になっています。近年改修をした近年市町村の施設を見ますと、当市の従来型の施設とは違い臭気もほとんどありませんし、外見上からもし尿処理場とは思えない建築構造でありまして、現在の当市の施設からするならば、住民の方々の理解も新しく設置をした近隣市町村の施設を見学するなり、理解をしていただく場所を設ければ、幾分なりとも今の施設というままで進むよりは条件がよくなるのではないかというふうに思っています。

 とりわけ場所の選定が難しいということであります。これにつきまして、私の提案ではありますが、大沼工業団地内に当市の終末処理場があります。いわゆる公共下水道があの終末処理場に流れ込んで、あそこで最終処分をされています。たまたま当市の場合は単独事業でこの下水道事業を取り組んでおります。言ってみればし尿処理場と似たような施設でもあるわけであります。幸い、この終末処理場の敷地は十分過ぎるほど広さがあると認識をしております。近くに工場がありますが、民家は離れておりますし、その数も決して多くはありません。

 しかしながら、国の補助金を受けて実施をした事業でありますから、あるいは施設ですので、更新をしたりあるいは新たなし尿処理施設をあの敷地内にやるということについては、難しいことはわかりませんけれども、国のことですから当然省庁間の見解が違って何かと制約をかけてくるかもしれませんけれども、移転を考えるならば現状では一番条件がよいところと考えるものでありまして、この点をどのように考えるのか。いずれにしても庁内で検討委員会を設置をし、既に数年が経過しております。施設の改修や移転等についてその取り組みと対応をどのように研究調査をしてきたのか。この間の取り組み経過についてもあわせてお伺いをして、このし尿処理施設の改修についての質問といたします。

 最後の項目であります。防災時の庁内組織体制についてお伺いをいたします。

 一昨日、そして本日も先ほど落合議員から先日の集中豪雨に関する水害対策ということが質問されました。毎年九月の議会になりますと私もさまざまな角度からこの水害対策を質問してまいりましたが、今回はあえてこうした具体的な住民の皆さんの被害をどう食いとめるかということから若干離れまして、防災時の庁内の組織体制という面で質問をさせていただきたいと思います。

 今回の大雨につきましては、過去に例を見ない降雨量だったということと同時に、昨年の教訓も生かされていち早く災害対策本部を設置をし、市長を先頭にほとんどの職員の方々が土曜の休日にもかかわらず懸命に浸水被害の防止や迂回路対策に取り組まれたことに対しましては敬意を表するものでありますが、一部私どもの耳には適切な指示が得られずに、招集を受け出動をしたものの先に招集された、市長からも全員協議会で報告がありましたけれども、部課長が午前七時、残りの一般の職員の方が十時という報告だったと思いますが、先に招集された部課長が土のうづくりや被害現地に出ていたために、すぐに指示を受けられずに迅速に必要な配置につけなかったとの声も漏れ聞いているわけであります。

 こうした声を聞くと今回のような場合、時間に差をつけずに全職員一斉招集の方がよかったのではないかという感じを受けるわけであります。現行の防災時の庁内組織体制はどのようになっているのか。災害対策本部の設置、職員の非常招集を発令した今回、その組織体制は有効に機能したと受けとめているのかどうか、この辺について伺うものであります。

 また、基本的な問題でありますが、毎年職員の異動等が行われますが、こうした異動等に伴う組織体制の見直しはどのようになされているのか。見直しを行った場合、その都度全職員に周知徹底をされているのかどうか。今回のような水害に限らず、各種の災害に備え対策マニュアルは作成されているのかどうか。当然つくられていると思うんですが、つくられているとしたら、それらはどのように管理をされているのかということを伺うものであります。

 最後に、今回の集中豪雨被害やその対応の中でどのような教訓を得たのか。こうしたことにつきましてお伺いをいたしまして、私の一般質問を終わります。



○岡戸稔議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 三番議員の一般質問に私から二点目のし尿処理場の更新計画につきまして、お答えを申し上げさせていただきます。

 最近の厚生省通達によりますと、し尿処理場と言わずに「汚泥再生処理センター」と、こういうふうに呼ぶようにという通達だそうでございまして、本施設の更新につきましては、ただいま蜂須議員が申し述べられたとおり築三十五年でございまして、平常に一般に言われております寿命の約二倍になっておるわけでございまして、紛れもない老朽施設でございます。それでも大事に大事に慎重に慎重にと改修を重ねてまいりまして継続運転をいたしておりますわけでありますけれども、一刻も早くこの更新を進めたいと思っていることを切でございます。

 過去にもこのことについては蜂須議員触れられましたとおり、岡戸議員あるいは丑久保議員からご指摘もいただいておりまして、粛々として設備の研究、検討を行なっており、最近稼働いたしました妻沼、南河原の組合施設、これも担当部長や課長で見て研究も行なっております。もしもの場合ということもありますので、内々に、内々にと議会に言っていいのかどうかわかりませんけれども、行田市と南河原に対しましては助けてほしいということは伝えておいてくれといことでお話はしておるわけでございますけれども、しかし本当に急がなくてはならないことでございます。

 ご指摘のように、この問題点というのは一番建設場所の選定が問題でございまして、確かに蜂須議員おっしゃったように、最近の施設というものは従来のイメージから本当にかけはなれた住民に受け入れられやすい最新の技術のセンターとなっておりますことは事実でございます。しかし、バキュームカーが通るというだけで、いわゆる環境アセスメントが同意が得られなかったり、必然的に私もただいま言葉とか発言には一応神経を使っておるところでございます。

 例えば、現在のし尿処理場が移転すれば中央公園の駐車場が一気に広がって一番よいんではないかということを、スポーツ大会がありますと言われるわけですけれども、私も返事もできずに微妙に気を配っているのが現状でございます。したがいまして、場所選定に当たりましてはさきの清掃センターの問題もありますけれども、市民参加ということもできず、当然に地元還元施設もある程度考えまして地域にお話しなくてはならない。そういう問題もございます。そういうことを含めまして、ただいまのところ更新場所を絞り込んで、この計画の推進に場所を含めて、この計画の推進ということに対して場所選定を粛々と進めているというのが現状であることをご理解賜りたいと存じます。

 なお、施設規模につきましては、ただいまの施設容量が一日七十五キロリットルでありますけれども、都市下水道の普及を差し引いて将来は一日六十キロリットル前後の施設が当市としては必要であろうという目標処理量がありますけれども、金額的には一日五千リットルで約一億円と言われておりますので、事業費といたしましては三十億円前後と、こういうことに相なるかと存じます。これは先ほど財政問題ということでご指摘をいただきましたけれども、もちろんこれは財政問題は別論でございまして、むしろ場所選定ということが一番大切でございまして、この施設の設置と同時に地域の総合計画となりますと、やはり五十億という、二十億程度の地域還元施設の総合施設というものを考えなくてはならないのではないか。それでないとやはり、いかに施設が新しく近代的になったとしても、そこへバキュームカーが入っていくわけですので、その辺が一番極めて場所としても地区としても問題点ということに相なるわけでございまして、懸命に今粛々と進めているという実態であることを申し上げたいと存じます。

 それから、大沼の下水道終末処理場の敷地内が空き地となっておるわけでございますが、ここが候補地となり得るかということでございます。私もそう思いますし、だれもがそう思うわけでございますけれども、実は蜂須議員もご指摘のように、本用地につきましては私どもの下水道処理の三次処理場といたしまして、国庫補助と起債を導入いたしておりまして、確保しておるわけでございます。たまたま現在子供たちのサッカー場として使っておるわけでございますが、これでも目的外使用だということで時々国からクレームがつくことがありますが、最近は黙認をいただいておるところでありますけれども、この事業用地の目的外使用ということになりますと、計画の変更申請から始まりまして、建物、施設、ポンプ場建設にかかわる補助、起債の返還。これは大変な膨大な事務量と費用がかかるということで、ここはどう考えても無理かなという思いがしておるわけでございます。

 それともう一つ、最近の下水道が水質の浄化という面で今後さらなる水質規制が厳しくなるものと予測されておりまして、下水道供用区域の拡張と水質浄化ということを考えますと、今後は欠くべからざる用地になってくるような気がいたしますし、またさらには大沼工業団地の環境アセスということを考えますと、この同意にまた大変かなという思いがいたしまして、薬品工場がある、ペプシコーラがある、その中で真ん中へし尿処理場ということに、先ほどの汚泥再生処理センターと名前は変わりましても、そういうものがあるということはどうなのかなということも考えるわけでございます。

 ところが、つい数週間前の話でありますけれども、建設省がし尿と汚泥の一時処理を行なったものにつきましては、終末処理場への流入の規制を緩和するというような情報が入ってまいりまして、この情報を確認いたしておるところでございますけれども、私もせんだって建設省の下水道部長とまちづくりトップセミナーでお会いしておりますので、一回確認に議会でも終わりましたら行ってきたいという思いをしておるわけですが、その規制緩和によりまして新たな方法が見つかれば私ども、これは全国で第一号となるかと思いますけれども、これに取り組んでみたいと思いますし、さまざまな発想もできることでありますので、この辺のこれからの成り行きを十分調査しながら、今検討を進めておりますこのし尿処理場についてはできるだけ早く新しい方法で、理解得られる方法で進めたいという思いがいたします。蜂須議員もお気にとまっております行田、羽生、南河原、吹上の四市の清掃センター事業でございますけれども、これよりも私どもとしてはむしろ、このし尿処理場を早く手がけなければならないという大きな重荷も背負っておりまして、今後私どもとしても本当に大至急にこの結論を出して議会へ諮らざるを得ないという思いがいたしております。

 今後とも早急にこの検討を進めて、一日も早く地域への説明ができるように考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。



○岡戸稔議長 都市整備部長。

     〔池田美和都市整備部長兼水道部長登壇〕



◎池田美和都市整備部長兼水道部長 三番、蜂須議員のご質問のうち、建設関係図面の庁内化促進について、幾つかの項目につきまして順次ご答弁を申し上げます。

 まず初めに、庁内での直接製図化の比率はどのくらいか、またその比率は以前と比較して変化しているのかについて申し上げます。

 建設工事を執行するに当たりまして、多くの図面を作成いたしておりますのは当市の基盤整備を担当します都市整備部と水道部でございます。平成十年度に他の部からの執行依頼も含めまして、この両部で執行いたしました建設関係の工事件数はと申しますと、建設課が道路や橋梁などで百二十九件、都市計画課が公園整備や運動場整備などで四十七件、下水道課が環境整備を中心に五十件及び水道課が三十七件の合わせて二百六十三件で、そのほとんどは土木工事、設備工事関係のものでございます。このような工事を発注するに当たりまして、各担当者が直接設計図面を作成いたしましたものは、簡単な舗装工事や道路側溝工事などのような小規模な維持管理的工事でございまして、その割合はおおむね全体の二割程度ではないかと存じております。このほかの大多数の工事図面の作成につきましては、業務の多様化や、また工事件数増大などによる効率化に対応するため、外部への業務委託を発注することによって行なってございます。

 設計図面の作成については、ただいま申し上げましたとおりが現状でございまして、業務委託による図面作成と庁内での図面作成の比率につきましては以前と比較しましても、このところ変化がないのが実情でございます。

 次に、二点目のご質問の図面の保存方法について申し上げます。

 図面の保存方法につきましては、舗装の打ちかえ工事などのように維持管理的な工事で、随時破棄しても支障のないものや、二十年、三十年とほぼ永久的に保存すべきような、例えば橋梁の設計図のようなものでございますけれども、さまざまございますが、それぞれの図面の重要性を勘案いたしまして、保存年限を定めまして、その工事の種別ごとに業務担当におきまして収納ケースにおさめまして保管しているところでございます。

 次に、三点目のキャドシステム導入により設計図面の庁内化の促進が図られ、ディスク保存によりスペース削減になるのではについてですけれども、近年、建築工事の設計図書などの作成がキャドシステム化され、その保存方法につきましてもディスクによる保存が大勢を占めるようになってまいりまして、この点埼玉県におきましても、本年四月から、これは営繕工事関係の図面や特記仕様書などのディスクデータ保存への取り組みが実施された状況でございます。このような状況も踏まえまして、当市におきましても今年度手始めといたしまして、建築工事関係設計図書のデータを保存するためのシステム導入を予定しておりまして、まず市庁舎空調整備改修工事及び市民プラザ施設整備工事などの建築工事関係図書からキャドシステムによるデータ化に取り組んでまいるところでございます。

 したがいまして、今後建設工事全般にキャドシステムを導入することにつきましては、今年度が建築工事関係キャドシステム導入の試行初年度ということもございまして、システム全般を熟知する時間を要しますこと、また先に申し上げましたとおり、建設工事の大半を占めております土木工事、設備工事関係の図面作成が組織構成上の点もあり、その八割程度を外部委託しており、それによる成果品も本市の場合そのほとんどがこれまでどおりの形態を持ちまして納品を受けているのが現状でございますこと。さらに都市整備部及び水道部以外の建設工事にも適した市全体で使用できるようなシステムソフトの導入を今後細かく調査する必要性や、近隣自治体でのシステム化の動向の見きわめも肝要ではないかと存じておりますことから、建設工事関係全般でのキャドシステム導入につきましては、今しばらくの検討の時間をいただきたいと考えておるところでございます。ご了承賜りたいと存じます。

 以上で答弁といたします。



○岡戸稔議長 総務部長。

     〔河田 昌総務部長登壇〕



◎河田昌総務部長 命によりまして、三番、蜂須議員の一般質問のうち、防災時の庁内組織体制についてのご質問にご答弁申し上げます。

 八月十四日に関東地方を襲った豪雨により、各地に大きな被害をもたらせ、本市におきましても床上、床下浸水、道路冠水、田畑の冠水と各所に被害が発生しましたことはご承知のとおりでございます。議員ご指摘の防災時の庁内組織体制つきましては、非常災害、または激甚な災害が発生した場合に設置されている本部体制から、全職員を動員して市の組織のすべてを挙げて救助、その他の応急対策を強力に推進する体制が必要であります。

 ご質問の先般八月十四日の大雨時の庁内体制は有効に機能したのか、また現行の組織体制はどのようになっているのかにつきましてお答え申し上げます。

 職員の配備態勢には、まず第一配備、いわゆる準備態勢として災害の発生が予測される場合におきまして、情報を収集するに必要な最少限度の人為を動員する態勢があります。

 次に、第二配備として災害対策本部を設置する前の段階の警戒態勢がございます。

 次に、第三配備として災害対策本部を設置し、非常態勢がとられ、必要に応じ全職員を動員する態勢がひかれておりますし、今回は八月十四日午前二時二十分、大雨洪水警報が発令され、直ちに第一配備として都市整備部及び総務部、企画部で編成する巡視班の出動態勢をとり、水害危険区域等の巡視及び情報の収集に当たりました。次いで第二配備の警戒態勢をとり、状況に応じた職員動員を行い対応をいたしております。

 次に、第三配備の非常態勢として災害対策本部を設置し、全職員を動員して情報収集をはじめ、浸水箇所への土のうの積み上げ、道路冠水箇所の閉鎖及び交通規制と避難者の搬送の手伝い、避難所の開設、火災用水路へのポンプによる強制排水と迅速にさまざまな対応をいたしたところでございます。

 特に、今回は現場における指示系統が徹底しておりましたので、職員の動員につきましては休日にもかかわらず円滑に行われ、適正な配置作業ができたものと思っております。しかし、一部ではありますが、緊急事態の混乱する中で連絡不十分等により、現場の交代がおくれるなど、幾つかの反省点もございますが、組織体制もおおむね順調に機能したものと受けとめております。

 また、異動等に伴う見直しはどのようにされているのか、また見直しごとに全職員に周知徹底されているのかとのご質問でございますが、異動等に際しての組織体制につきましては、その都度見直しを行い、各部各班ごとに関係職員に周知しているところでございます。

 また、各種の災害に備えた対策マニュアルは作成されているのか、またそれらはどのように管理されているのかにつきましてお答え申し上げます。

 各種の災害に備えた対策マニュアルにつきましては、羽生市地域防災計画の中で防災に関する組織及び災害応急対策計画におきまして、職員の事務分掌、任務分担及び各部各課の動員計画により対処する体制となっております。これらの計画書の管理につきましては、各課所で管理しておりますが、再度全職員に周知して徹底してまいりたいと考えております。

 ご質問の最後になりますが、今回の水害やその対応の中でどのような教訓を得たのかとのことでありますが、当市においては記録的な大雨でございました。その中でいろいろなご指摘もいただきましたが、今回の水害で反省点も含めまして幾つかの教訓を得ております。

 まず第一点目は、被害防止活動を実施するに当たっては、適格な素早い対応が必要であること。

 次に第二点目は、中川堤塘が低いため溢水し低位置に集まり、道路冠水、床上床下浸水等を引き起こしてしまったこと。

 次に第三点目は、集中豪雨時における土地改良区への農業用水路、いわゆる葛西用水路、南方用水や四ケ村用水路等の通水停止依頼のタイミングが難しいこと、また四ケ村用水や宮田落等羽生領土地改良区が管理の用排水路に設置してあります堰の開閉状況について、羽生領が管理しているものと、地元が管理しているもの両方がありまして、土曜日ということもあって連携が十分でなかったこと。

 第四点目は、国道、県道の道路冠水による通行どめとの交通規制に対する警察や土木事務所の多少のおくれ等から市職員で対応せざるを得なかったことなどが挙げられます。したがって、今後警察や土木事務所及び土地改良区の対応のあり方等につきまして連携体制を十分協議する必要があることを痛感いたしております。

 以上で答弁といたします。



○岡戸稔議長 三番、蜂須議員。

     〔三番蜂須直巳議員登壇〕



◆三番(蜂須直巳議員) それぞれにご答弁いただきました。

 若干の部分につきまして、再質問をさせていただきますが、再質問の前に一点だけ要望を申し上げます。

 いわゆる防災時の組織体制、昨年の教訓もあって極めて庁内ではうまくいったという総合的な部長見解ですけれども、ぜひとも一番最後に言われたような今回の中で得た教訓等を生かすためにも、秋のこうした時期を前にして改めて庁内でみんながどういう役割、配置につくのかということの再徹底をその都度、一応取り決めがあってもいざというときにはなかなか難しいということもありますので、とりわけ台風シーズン前に再認識をする意味での取り組みを要望しておきたいと思います。

 それから、具体的な再質問でありますが、キャドシステム、いわゆる現状の中でなかなか外注化をした方が早いというのは、そのとおりみたいな気もしますけれども、現実に試験的な導入をするというような建築関係図面で管理のために導入するというようなことですから、これはぜひ積極的に進めていただきたいと思うんですが、いわゆる最近私どもがさまざまな仕事が決まった後、参考資料で図面をいただきますけれども、ほとんどキャドで書かれてある図面を見せていただくわけで、当然外部発注すればキャドで書かれた図面が戻ってくるわけでありまして、そういう意味では、それをこちらできちんと管理をするということについてもフロッピーで図面を、もちろん基本的な図面は紙でもらうわけですけれども、フロッピーで図面をもらう。そして、それをもとにいわゆる庁内のキャドを使って委託料の積算根拠の計算をする等々、非常に使い勝手というのはあると思いますし、OA化を進めるという立場からするならば、全体的なシステム導入ということではなくても、ぜひ研究するような部門を設けて積極的に取り組みをしていただきたい。

 特に、これは私も実は知らなかったんですが、入間市でこのキャドシステムの導入に関する議員と執行部のやりとりがあったということで、実は急遽そちらの方から質疑の様子をファックスで送っていただきました。この答弁を見ますと、そこにキャドシステムについてはフリーソフトと言われる無償のソフトがありまして、これはある自治体の職員が開発をしたもので、建築課、設計関係では多くの自治体で利用されているというふうに聞いていますと、こういう答弁がされていまして、ソフトの利用で十分な成果が得られるならば積極的活用を図ることもというような云々とありまして、導入に向けて調査研究、あるいは人材の育成に前向きに取り組んだ。こういうことがあるわけでありまして、この辺の問題につきまして、私も無料ソフトがある自治体職員によって開発されたというのは知らなかったんですけれども、この辺つかんでいるのかどうか。あるいはもし事実であるならばそうしたものを、せっかく導入するキャドでありますから、ぜひ取り組みをしたらと思うわけですが、その辺にのみ見解をいただきたいと思います。

 それと、二項目めに質問しましたし尿処理場の問題であります。

 市長の方から答弁いただきました。場所の問題について極めて神経を使って粛々と進めていきたい、こういうことでありまして、余り露骨にあそこがいい、ここがいいというのは私のように軽率に言わない方いいというのが、そのようなのかもしれませんけれども、実はこの問題、私が質問してから五年半たちました。そのときには行田市がかなり進んだ施設をつくりました。その後先ほど市長からも答弁がありました妻沼、南河原地区がごく最近やりました。この間にも先般丑久保議員からも質問があったときのように、北本地域あるいは小川地区、加須、騎西地区、そしてまた大利根、北川辺地区というふうに広域事業でこの新設のし尿処理施設をやっているわけでありまして、羽生市は単独でやるわけであります。

 多分そうならざるを得ないというふうに私これは認識しているんですが、行田市が既にやってしまった。加須市も騎西でやってしまった。大利根と北川辺でやっている。南河原、妻沼でやっているということになると、近隣を見渡すとこうした老朽化をした施設は羽生だけですから、多分羽生市が単独で取り組まなければならないだろうと思うんですが、そうした地区が難しい土地問題をクリアをしてやっているわけでありまして、羽生市だけが極めて土地の選定にどうしても難しいというのは、これは考え方というか取り組み方の姿勢の問題ではないかというふうに思うわけでありまして、ぜひともこうした、いわゆる市民生活がぼっとすると脅かされるような条件に、あるとき突然パンクをしたときになるこうした設備を改築するためには、粛々とという言葉の中にいろいろと含まれているんでしょうが、ぜひそういう難しい問題をクリアした自治体もたくさんあるということから、ぜひ羽生市もこの場所の選定問題、あるいは同じ場所でやるにしてもぜひいま一度、むしろ後ろを区切って、いつごろまでに結論を出してやるんだということを検討委員会をせっかく設置するわけでありますから、ぜひそうした立場での前向きなご答弁を再度お願いを申し上げまして、再質問といたします。



○岡戸稔議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 三番議員の再質問にお答えを申し上げたいと存じます。

 第一点の要望でございますが、教訓として役割分担をもう一回きちんとしてほしいということでございます。たしかに私も極めて今回は昨年に比べて指揮系統は一本化してきれいといいますか、素直になっていったという思いはございます。私ども本部で決定したことを一つの窓口から全部都市整備部、建設課からすべて手配をさせましたので、あちこちから入ってくる情報はそこで動かさないということで整理をして命令をいたしたもので、招集体制その他はきちんとしてまいったと私は思っております。

 ただ、その段階で私の本部見解、本部指令としまして、緊急ポンプをすぐ配置しろと。それから私現場で岩瀬を中心とした須影地域等を回りますと、実はその土地改良区の人と一緒に、米作のための堰が百二十、三十あるんです。私はこの堰は閉めておくべきと。ある程度田んぼが水がいっても、この辺はおわびしてしようがないんではないかと。それならばやはり床上浸水が起こらないようにということで、現実に私が閉めたんですけれども、そこへ農家の方が来られてみんなあけていくということになりまして、こういう問題を一々指示しておりますと、その辺が混乱をいたしまして、その担当、一番知っている都市整備、あるいは農政課の職員が出てしまって、せっかく職員を招集してもホールに一時おいておいたと。それから交代要員が一部今申し上げましたように、土地改良、その他の連絡が土曜日で、しかもお盆ということでございましたのでとれなくて、かぎがどこにあるのかわからないというふうなこともありまして、その辺は十分反省をいたしまして、これから明確にしておきたいと思っております。

 それから、第二点のキャドシステムでございますけれども、これにつきましてはただいま私どもとしては庁内のLANシステムに取り組むと同時に、各部署でのコンピューター化を急いでおるわけでございます。その一つとして既にマイクロ化は進めておるわけでございますけれども、さらにご指摘をいただきまして、そのフリーソフトを含めまして検討に入らせていただきたいと存じます。

 しかし、最近の我々の考え方、アウトソーシングといういわゆる外へ出すのが効率的なのか、庁内でやって人件費を払うのが、職員を抱えてふやしていくのが正しいのかというのは、非常にこれは組織を見ますと検討を要することでございまして、例えばキャドとかキャムは入っておりません。キャムシステムをやっていきますと、相当のランニングコスト、そして人件費、高技術者の必要と、こういうものを考えていきますと、どっちがいいのか、最近そのアウトソーシングと庁内自己処理とこの二つの経費の比較観が出ておりますけれども、こられもある程度考えなくてはならない。しかし最低我々としては庁内LANとコンピューター化ということは急がなければならないことでありますし、話を聞きますと羽生市が一番おくれているそうでございまして、市の中では懸命に今取り組んでいるところでございますので、十分研究して進めていきたいと存じます。

 それから、第三点のし尿処理施設、いわば汚泥処理センターの問題でございますけれども、ご指摘のように非常に強い思いで、いつまでこの問題に取り組んでいるんだと。ほかはきちんとやっているではないかというおしかりでございます。そのとおりでございまして、私どもも神経を使い過ぎているのかどうかということを今改めておしかりを心に受けたわけでございますが、何としても進めるという姿勢を改めて確認をいたしまして、取り組みたいと存じます。



○岡戸稔議長 以上で市政に対する一般質問を終結いたします。



△次会日程報告



○岡戸稔議長 次に、次会日程報告を申し上げます。

 明十七日から二十七日までは休会とし、各委員会ごとに付託された議案等の審査を行い、二十八日には午前十時に本会議場に会議を開き、付託議案等に対する各委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行い、全日程を終了し閉会する予定であります。

 ただいま出席の方には改めて通知いたしませんから、ご了承願います。



△散会の宣告



○岡戸稔議長 以上をもって本日の議事を全部終了いたしました。

 これをもって散会いたします。

     午後二時四十分 散会