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埼玉県 羽生市

平成10年  3月 定例会 03月12日−04号




平成10年  3月 定例会 − 03月12日−04号







平成10年  3月 定例会



        三月定例羽生市議会会議録(第八日)

   議事日程 平成十年三月十二日(木曜日)午前十時

 開議

第一 市政に対する一般質問

    1 十五番 掘越哲夫議員

        一、市の表玄関“羽生駅”の改築について問う

    2 二番  蜂須直巳議員

        一、地場産業振興センター建設によるイメージアップについて

        二、街路樹の里親制度導入について

    3 三番  渡辺勝司議員

        一、青少年の健全育成には道徳教育の強化を

    4 十六番 岡戸 稔議員

        一、広域ゴミ処理施設について

 散会

本日の会議に付した事件

第一 市政に対する一般質問

    1 十五番 掘越哲夫議員

        一、市の表玄関“羽生駅”の改築について問う

    2 二番  蜂須直巳議員

        一、地場産業振興センター建設によるイメージアップについて

        二、街路樹の里親制度導入について

    3 三番  渡辺勝司議員

         一、青少年の健全育成には道徳教育の強化を

    4 十六番 岡戸 稔議員

        一、広域ゴミ処理施設について

追加第一 緊急質問

    1 十五番 掘越哲夫議員

        一、中学生の頻発するナイフ事件と市の対応について

     午前十時 開議

出席議員(二十一名)

   一番  太田ヒサ子議員    二番  蜂須直巳議員

   三番  渡辺勝司議員     五番  石森正雄議員

   六番  藤田 肇議員     七番  藤倉宗義議員

   八番  小林蔵吉議員     九番  丑久保恒行議員

   十番  峯 順三議員    十一番  吉田文則議員

  十二番  川田身与留議員   十三番  大戸堅吉議員

  十五番  掘越哲夫議員    十六番  岡戸 稔議員

  十七番  柿沼俊助議員    十八番  須藤洋一議員

  十九番  田沼一郎議員    二十番  羽鳥秀男議員

 二十一番  梅沢久雄議員   二十二番  大谷正雄議員

 二十四番  小野宗一郎議員

欠席議員(二名)

   四番  戸山正孝議員    十四番  岡村 弘議員

説明のため出席した者

  今成守雄  市長       室沢正孝  助役

  鈴木 哲  収入役      河田 昌  総務部長

                       経済環境

  相馬宏雄  企画部長     兼杉 明

                       部長

        都市整備

  片山正夫  部長兼      桜井好雄  消防長

        水道部長

  須永洋一  財政課長     尾上隆男  庶務課長

        教育

  田中 沖           入江常夫  教育長

        委員長

                       代表

  栗原昭一  教育次長     西田助芳

                       監査委員

        監査委員

  須永正一

        事務局長

事務局職員出席者

  事務局長  鈴木 厚     総務課長  中村和人

  書記    三枝孝之     書記    小礒里恵

  書記    木村育恵



△開議の宣告



○吉田文則副議長 ただいまから本日の会議を開きます。



△日程第一 市政に対する一般質問



○吉田文則副議長 これより日程に入ります。

 日程第一、市政に対する一般質問を行います。

 通告順に発言を許します。

 まず、十五番、掘越哲夫議員。

     〔十五番掘越哲夫議員登壇〕



◆十五番(掘越哲夫議員) 発言通告書に基づきまして、市の表玄関“羽生駅”の改築について一般質問を申し上げます。

 明治三十年、東武鉄道事業の免許が交付され、明治三十二年、北千住・久喜間が開通、明治三十六年には羽生の川俣駅まで開通し、そうして羽生駅は明治三十六年四月二十三日、営業を開始したものであります。自来今日まで九十五年間、一部は改修されたものの、古びて、今もなお素朴な駅舎が羽生市の表玄関となっているのであります。

 市長は、平成十年度市政の四大新規事業の一つとしてこの羽生駅舎改築事業を掲げ、強いまちづくり、新しいまちの基盤づくりとして取り組もうとしており、その事業の確実な前進、強力な推進が期待されているところであります。私は羽生のこのすがすがしい空気と、水辺と緑に象徴される羽生市の景観に合う、そしてほかに誇れるもの、またほかに見られるような単純な箱型のものでなく、ユニークな、羽生駅の駅舎を見ると羽生市の全体像が想像されるようなもの、そしてそれは市全体としての都市計画にも適合した、そんな羽生駅の駅舎を願うものであります。

 しかし、この改築、建設は、市の財政の力について十分に検討し、考慮し、反映されたものでなくてはなりません。一般の家計でもないものねだりだけではだめで、自分の現在及び将来の支払い能力、財布に応じたものを考えるべきで、市も同じように財政力に応じたものを慎重に検討し、改築の方針を立てるべきであると考えるものであります。

 ここで大きく経緯と課題と方針等について五件伺います。

 まず第一に、羽生駅舎の改築について、今まで各種の会議等が行われたようであります。すなわち東武鉄道側との直接協議、二つ目、羽生駅舎改築検討協議会、三つ目、羽生駅舎改築検討市民委員会、四つ目、市政百人モニターによる意見聴取、五つ目、陳情、六つ目、羽生駅周辺再開発促進対策特別委員会等であります。これら会議等の時期的実施経過について、期日及び場所について、まず伺います。

 次に、ただいまの会議等において、おのおのどんなことが協議され、要約されたのか、その内容について伺います。議会の特別委員会の審議内容については、先日文書でいただいております。

 次、昭和六十一年から東武鉄道側との協議がスタートしたようでありますが、羽生駅舎の改築に関し、市独自の調査・研究の実施状況はいかがでしょうか。その細部の項目として、まずほかの市にある駅の改築の状況、データはいかがでしょうか。機能、構造、経費、その負担額等について伺います。

 二つ目、羽生駅を橋上または地平にした場合、市の独自の経費の詰めは行われたでしょうか。地平駅として改築費は五億円と聞いておりますが、これは東武側の概算であり、九州の湯布院駅では実経費二億円余りと言われております。市としての見解はいかがでしょうか。

 また、橋上駅の場合、東武側の概算は四十五億円と言われておりますが、深谷駅の実績は三十五億円であります。市独自の調査による詰めについてお伺いしたいと思います。

 三つ目、鉄道線路の改修事業等は、一般的には県の事業として国・県の補助金があるものでありますが、駅舎の改築に対しては、国・県の補助について調査は行われたでしょうか。また駅舎そのものの改善は東武鉄道社員にとっても職場改善として非常に有効なものであり、東武側は相当の負担をすべきものと思いますが、いかがでしょうか。それらについて調整はあったのでしょうか。

 四つ目、羽生駅の乗降者数の現況はいかがでしょうか。その数の増減の状況及び将来の予測はいかがでしょうか。企業として、東武側にとってプラスになる要因があるのでしょうか、伺います。

 五つ目、羽生駅周辺再開発計画と駅舎改築は一体整合化されているでしょうか。現在の計画の進行状況はいかがでしょうか、伺います。

 四番目、現時点における、市としてとらえている課題、問題点を伺いたいと思います。

 その一項目として、経費の負担区分、それぞれ今まで示されている各案は、いずれも市として実行可能なものであるかどうか。

 二つ目、駅改築及び西口開設、周辺開発と、岩瀬土地区画整理事業の整合性は十分でしょうか。

 三つ目、市内のほかの駅の改善及び新設との関連について、どのように検討しているのか、伺います。例えば南羽生駅の東口の開設及び車両基地の(仮称)北羽生駅の駅舎の新設との関連について基本的な考えはあるのでしょうか、伺います。

 四つ目、駅舎のデザインに関連し、基本的に羽生のイメージを市としてはどのようにとらえているのか、伺います。

 最後の項目として、改築基本計画について伺います。

 一つ目として、改築の基本方針は決まっているのかどうか。決まっていないとすれば、いつまでにそれを決めようとしているのか。その細部の実施要領としては、市民委員会の検討は今後も行われるのかどうか。

 また、平成十年度に実施されるように変更になったコンペはいつ行われ、その対象をどのように考えているのか。新たな検討委員会を組織する考えはあるのかどうか。

 それから、改築基本計画の作成はいつごろ行われるつもりなのか。設計の時期、工事の開始時期、改築完了、運用開始、これら今後の改築に関するタイムスケジュールについてお伺いし、私の一般質問を終わります。



○吉田文則副議長 助役。

     〔室沢正孝助役登壇〕



◎室沢正孝助役 十五番、掘越議員の一般質問でございます羽生駅の改築についてご答弁を申し上げます。

 ただいま大きく四点にわたってのご質問でございました。そのうち、私、改築検討市民委員会の座長をやっているという立場がございますので、このうちの一番と三番と四番、これにつきましてお答えを申し上げ、二番につきましては企画部長からお答えを申し上げたと存じます。

 まず、第一点の東武鉄道側等との協議の件でございますけれども、羽生駅舎改築検討協議会、これの協議につきましては、藤倉議員のときにもお答えを申し上げておりますが、東武、秩父、埼玉県、市、この四者で構成しておりまして、駅舎の形態、機能、デザイン等々についての検討を行う場であるということでございますが、ただ、この協議会といいますのは、技術的な面を中心にして検討を行うということでございまして、この技術的な面、あるいは管理・運営も含むかもしれませんが、そういう検討を行う場合には、基本的な考え方をまずつくり上げた上でそれをたたくということになると思いますので、現在のところはまだその段階には至っておりません。ですから協議会はまだ具体的には開催されておりません。

 それから、羽生駅舎の改築検討市民委員会、これにつきましても既にお答えをしている部分があるわけでございまして、その重複部分については避けさせていただきますが、この委員会は平成九年十月、十一月、それから平成十年一月と三回にわたりまして行われております。非常に活発なご意見が出ておりまして、私座長の立場でございまして、出席者全員の発言を求めております。ですから発言項目ということになりますと、かなりの数、百項目以上になっておりまして、それを第三回目の委員会で中間報告ということでまとめました。その項目が大体四十項目近くあるわけでございます。それをすべて申し上げるわけにはまいりませんが、基本的な部分につきまして触れさせていただきますと、これは基本的には羽生駅舎はどうあるべきかと、こういうことを議論するわけでございますが、先ほど申しました駅舎の機能、デザイン、形態、コスト、駅周辺の開発との関連等々について意見が出ております。

 駅舎の機能につきましては、特にやはりこの駅舎を利用する利用者の立場を重視してほしいという意見がかなり強く出されております。特に西口の利便性ということ、西口の開設とか等々ということを含めまして、西口の利便性を優先してもらいたいという、そういう意見が強く出ております。

 それから、デザイン等につきましては、どちらかといいますと、外観に余りこだわらないシンプルなものがいいのではないか。特にかわらとか木を使った田舎風のものというような、田舎風というのはどういうイメージかわかりませんが、田舎風の駅舎をぜひつくってほしいと。木を使えば田舎風なのか羽生らしさなのか、この辺のところも議論があると思いますが、そういう意見も出ております。

 それから、形態、あるいはコスト、この議論の中では、現在の財政環境というものを十分に考慮をするべきではないのかと。ただいま掘越議員もおっしゃっておられましたが、そういう意見が強く出ております。お金をかけないでできる、そういう駅舎改築をぜひやってほしいと。いわゆる地平化ということをおっしゃっているのではないかと思いますが、その一方、やはり将来を見据えた橋上化ということにぜひ取り組んでいくべきではないのかという意見も出ております。

 それから、その真ん中をとったような案でございますけれども、将来の橋上化を予測しながら、地平化を現段階で行なっていく、そしてまた西口を開設すると、そういう取り組みを進めるべきではないかという意見もございます。

 さらに、駅周辺等々の関係につきましては、これは当然西口、東口の周辺整備との整合性について配慮すべきである。特に安全、福祉、そういった機能を取り入れた形のものをぜひ考えてほしいというような意見がございました。まち全体の計画の一部としてとらえてほしいと。先ほど掘越議員もおっしゃっておられましたが、そういう意見もございますし、さまざまな立場でさまざまな意見が出ております。特に今の駅舎は余り談話ルームといいますか、待合機能といいますか、そういうものを持っておりませんので、そういう機能もぜひつけてほしいということ等々が具体的な意見として出ているわけでございます。まだたくさんございますけれども、主なものを申し上げさせていただきました。

 それから、市政百人モニターの話が出ておりましたが、市政百人モニターは、ご存じのとおり平成八年度、平成九年度二回にわたって行われております。平成八年度につきましては、平成九年四月号の広報「はにゅう」にそのモニターの意見を駅関係で全部掲載しておりますのでぜひごらんいただきたいと思いますけれども、そこのモニターの意見といたしましては、平成八年度はエスカレーターつきの地上駅に改築してほしいとか、あるいは地平駅化、西口開発賛成だという意見とか、市民が誇れる近代的な駅にしてほしいとか、現代的な建物の橋上駅にしてほしいとか、駅周辺整備、道路の拡幅等を指しているようでございますが、これができてから駅舎を考えた方がいいのではないのかということとか、そういう意見が平成八年度には出ておりました。

 それから、平成九年度につきましては、これはご存じのとおり、今年の広報「はにゅう」の一月号に、市長が語る今年の課題ということで、市政の主なプロジェクトについて掲載をしておりますけれども、その市長が語る課題の中の駅舎の部分で三つの提案をしておるわけでございます。これはご存じのとおり地平駅で、レストラン等を付加するということもあるでしょうが、今のままで改修をするということ。それから、二つ目の将来の橋上駅を踏まえてりく橋を拡張し、屋根つきのものにするということ。それから三つ目は完全な橋上駅にするということ。この三つについてどういうご意見かと、こういうことで問い合わせているわけですが、この三案のうち、まだ具体的には、今現段階では十四人ぐらいの方しか意見が来ておりませんで、最終的なまとめになっておりませんけれども、現段階の傾向を見ますと、真ん中の二番目の将来の橋上化を踏まえてりく橋を拡張したらどうかという、そういう意見の方が圧倒的に多いという傾向が出てきております。

 それから、東武等々の陳情の関係でございますけれども、これにつきましては、市長が事あるごとに東京方面に行きますと東武にも寄ってまいりますし、我々は、もちろん駅舎の関係だけではありませんけれども、東武と常に接触を持っておりまして、いつどうしたということを一々申し上げるわけにもまいりませんけれども、最近の例で言いますと、一月二十二日に東武の専務以下幹部が市長のところへ参りましていろいろご協議をさせていただきました。そのときにも当然駅舎の関係等々について陳情といいますか、こちらから申し入れをしております。

 それから、二月十七日には東武鉄道本社を訪れまして、これも専務クラスが対応しておるわけでございますけれども、同社幹部に陳情をしております。

 それから、県の関係でございますけれども、県の関係でいいますと、東武鉄道、いわゆる鉄道事業者に対して整備要望というのを県が出しておるのでありますが、その整備要望の中に東武鉄道に対する整備要望を入れてほしいということで、この駅舎の問題、当然含まれております。その整備要望の中には、もちろん車両増発とか終電をもっと延ばせとか、あるいは折り返しを頻繁にやれとか、久喜の連絡通路を開放しろとかいろいろなそういう要望を含めておりますけれども、重点として羽生駅舎の改築ということについて申し述べているわけでございます。第一点目については、そういう状況であります。

 それから、三点目の問題点、課題について触れておられますが、まず問題点、課題の中の第一番目の、これは何といいましょうか、費用の問題でしょうか、経費の負担区分とおっしゃいましたが、負担区分というのは恐らく費用の負担と考えていいのではないかと思いますが、この件について触れておきますと、駅舎の形態は、先ほど申しましたようにまだ未定でございまして、駅舎の形態が決まらなければ費用負担の議論は出てこないという段階でございまして、まだそういう意味では費用負担の議論が具体化していないという状況です。

 ただ、これまで東武といろいろな接触をしてきたその感触を申し上げますと、東武は、橋上駅というのはあくまで請願駅だという受けとめ方です。ですから我々が橋上駅にしてくれと、こういうことを申し入れた場合に、東武はそれを請願駅というふうにとらえて、請願駅の場合は原則的に市が負担だという考え方をとっております。これは、詳細についてはまだもちろん交渉の余地はあると思いますけれども、原則論はそういう立場です。

 ただ、地平駅の場合は、これは過去のいろいろないきさつがあるということ。それから先ほどおっしゃいましたように、九十五年間でしょうか、九十年以上の経過を経て、現在の駅舎というのはかなり老朽化しているという、そういう実態もありまして、東武側としても職員の職場環境の改善等々についてやらざるを得ない、そういう部分があるわけでございます。ですから東武としては、地平駅の改築の場合については何らかの負担ということを考えざるを得ないのではないかというような感触を我々は得ております。これもまだきちっと決まったわけではもちろんありませんけれども、そういう感触を得ている状況でございます。

 それから、駅舎の改築に関する費用のあり方については、我々もう既に申し上げておりますように、現在基金を積み立てて対応措置を講じているという状況にあります。

 それから、三番目の二つ目の点でございますが、西口開発、それから岩瀬の区画整理、それと兼ね合いはどうかという問題がなされておりましたけれども、これはご存じのとおり、西口開発というのは、これから都市計画決定の変更が行われる予定になっています。西口広場、現在千五百平米ぐらいございますが、これを二千四百平米ぐらいに広げよう。それから岩瀬の区画整理の地域まで都市計画道路を、現在十一メーターのものを十六メーターに広げてもっていこうと、そういうことで都市計画変更をしている状況にございまして、当然道路もシンボル化を図っていこう、高拡幅の歩道をぜひ整備したいと、こういうことで進んでおります。

 そういうことでございますので、当然、具体的にいつになるかわかりませんけれども、西口開発、それから岩瀬は一万人規模の土地区画整理事業も行われているという状況でございますので、この開発を見越した形の駅舎のあり方というものは当然考えていかなきゃならぬ。それを視野に当然入れていかなきゃならぬということになると思います。

 それから、三つ目の南羽生駅の改築、あるいは北羽生駅とおっしゃいましたが、まだ名前はついておりませんが、新設の駅の関係について問い合わせがございますが、南羽生駅につきましては、岡戸議員のご質問にお答えしたとおりでございますので、略させていただきます。

 それから、新設の駅舎につきましては、これは我々はこれまでの車両基地を東武が新規に開設したというところの状況をいろいろ調査していきますと、そこで働く方々の乗りおりの場というのが当然必要になってくるわけでございまして、そのために東武側としても新駅というものを恐らく設置せざるを得ないのではないかということで、ぜひそういうことであるとすれば、市民も乗りおりできる、そういう駅舎をぜひ新築してほしいということで強く要望しているわけでございまして、その東武とのかかわりというのは、そういう意味では非常に車両基地の問題の成否が大きく影響してくるというようなことでございます。

 我々車両基地の整備が極めて最優先すべき課題であるということを岡戸議員のときに申し上げてりますけれども、東武との関係というのが、ただいま申し上げましたようにいろいろな面でかかわりがございまして、この車両基地がどうなるかということによって、かなり大きく東武との関係が改善されるという、あるいは好転するという、そういう状況が生まれてくると我々踏んでおりまして、このあたりを強く訴えていきたい。

 まことにこういう壇上から恐縮でございますけれども、特に関係される議員の皆さん方、ひとつくれぐれもご協力のほどをお願いを申し上げたいというふうに存じます。

 それから、市のイメージについておっしゃっておられました。これもいろいろなとらえ方がございますので、掘越議員の言い方を聞きますと、空気、あるいは水、広々とした空と、こういうイメージ、そういうものが含まれたユニークな羽生とこういうことでございますか、これはイメージマークを平成九年度につくりました。このイメージマークをつくったときにもお知らせしておりますけれども、羽生市の緑豊かな自然と、明るく生き生きとしたまちの中にほっとした、そういうものがある、そういうまちを表現しようということであのイメージマークをつくったわけでございまして、これがそのまま羽生市のイメージということになるのかどうかわかりませんが、その審査をしていただいた皆様方、これは羽生のもちろんご出身の方ばかりでございますので、そういうイメージをお持ちになっていらっしゃるということではないかと思います。

 また、委員会の場でいろいろ話を聞いておりますと、やはり自然環境、写真が撮れるような田舎をイメージするようなそういうものをと、こういうような言い方をされておりましたが、何というのか、田舎風というのはそういうイメージが強く出ております。中には長屋門風のものをというような、そういう言い方をされている委員もいらっしゃいました。それも一つのイメージであろうと思います。

 もちろん、市の伝統、風土、文化、そういうものを踏まえた、色とか形とか、あるいはせせらぎ等の音、それから光、そういうものがすべてイメージとして結びつくわけでございまして、あるいは田舎教師、藍染めといったものもそういうものの背景に多分なってくるだろうと思います。

 そういうことで、イメージのとらえ方非常に難しいわけでございますが、これは議員の皆さん方を含め、市民の皆さん方の意見もやはり十分に聞いて、こういうものをというふうに形づくっていく必要があるだろう。もちろんそういう伝統、文化だけではなくて、国際化という、現在のこういう社会状況を踏まえて、姉妹都市関連ということを重点に出していく、そういう国際化的なそういうイメージ、それも一つのとらえ方としてあるのではないかと私は思っています。

 そういうことを踏まえてたたき台をつくるということになるわけですけれども、そのたたき台をつくるために、我々としてはコンペといいますか、専門家の意見を聞くということと、それからいろいろ議論していただくための、そういう絵とかそういう形のものをひとつ具体化していくような作業というのが、ぜひ必要になってくるのではないかというふうに思っております。

 それから、基本構想、基本方針という中で幾つか触れられておりましたが、改築の基本方針はどうかということでございますけれども、これはただいまるる申し上げたとおりでございまして、まだこうだというものは、はっきりしたものは出てまいりません。

 それから、市民委員会での検討を再度行うのかということでございますが、これは質疑のときにも担当部長から申し上げておりますが、市民検討委員会の一つのまとめを行政内部で討議をさせていただいて、それで東武の意向聴取を当然やるわけでございますが、それを協議会という場にかけて技術的な検討を行う。そしてそれを議会特別委員会等でもんでいただいて全員協議会にお諮りをする。そういう過程を通ってくるわけでございますので、そういう過程の中で、委員会にもこういう議論が行われているということについてのご報告はしていく必要があるだろうというふうに思っております。

 それから、新たな検討委員会云々ということですが、まだその辺のところは具体化しておりません。

 それから、改築設計等々についてどうかということでございますが、これも基本的な方針が固まって、諸条件の整理をされて基本的な方針が固まった段階でそういう設計に移行するということでございますので、そういうタイムスケジュールで進めていくということで進めさせていただきたいというふうに思っております。

 もちろん、市長も強く主張しておりますし、あるいは市民の方も駅舎、駅前開発ということについては最重点といいますか、最重点要望というふうに出されてきておりますので、できるだけ早い時期に整備がなされるように我々としても取り組んでまいりたいというふうに思っています。

 二番目の点につきましては、担当の部長からご説明させていただきます。



○吉田文則副議長 企画部長。

     〔相馬宏雄企画部長登壇〕



◎相馬宏雄企画部長 十五番、掘越議員の質問のうち、第二項目の市独自の調査検討状況について、五項目にわたりお答え申し上げたいと思います。

 まず第一点の、他市の改築駅の状況について申し上げます。

 東武伊勢崎線沿いで、まず鷲宮駅、これにつきましては過日岡戸議員からご質問がありましたけれども、鷲宮駅につきましては平成四年十二月に総費用七億三千万円で改築しております。市の負担が五億二千万円、東武側が二億一千万円でございます。しかし、この鷲宮駅は、昭和五十六年に将来の橋上化に対応し得るために、鷲宮独自で、単費で三億円で東西自由通路を開設しております。

 それと、ご案内のように、花崎駅でございます。花崎駅につきましては、昭和五十九年でございます。総費用三億五百万円、市が九千五百万円、住都公団が一億九千三百万円、東武側が一千八百万円でございます。

 それと、平成元年に新桐生駅ということで地平駅でございます。これにつきましては総費用が一億九千七百万円、市がそのうち一億二千六百万円でございます。東武側が七千百万円でございます。

 それと、ご案内のとおり、最近できました橋上駅で、板倉東洋大前駅がございます。これにつきましては、平成七年十二月でございます。総費用三十億円ということでございます。これにつきましては、県の企業局によるニュータウン構想の位置づけによりまして、新住宅市街地開発による補助事業としてやっております。

 まず、三十億円の内訳を申し上げますと、板倉町が二億五千五百万円、県の企業局が十二億四千五百万円、補助金として十五億円でございます。

 それと、先ほど議員が触れました深谷駅について申し上げますと、深谷駅につきましては、駅舎につきましては三十五億八百万円でございます。そのうちJRの負担が一億四千万円でございまして、残りが市の負担と相なるわけでございます。これ三十五億円でございますけれども、そのほかに周辺対策事業とか用地費として約八億円ぐらい、恐らく四十三億円ぐらいになるのではないかと思います。

 次に、第二番目の地平駅と橋上駅の経費の詰めについてお答え申し上げたいと思います。

 これにつきましては、過日のご答弁でも申し上げましたとおり、三つの数字が出ております。まず、一番目として、橋上駅での概算が四十五億円でございます。この内訳につきましては、私どもで把握しているのは、まず橋上駅舎の新築工事でおよそ十二億円程度、仮駅舎で一億円程度、それと車いす対応のエレベーター及びエスカレーターの設置でおよそ一億八千万円程度、それとエスカレーター設置等による上下ホームの拡幅等による構内改良等、これは電車等の運行に伴う保安業務も含まれておりますけれども、これでおよそ三十億円程度、それに自由通路及びその他建物の撤去工事で七千万円程度、これで四十五億円になるのではないかというふうに私どもは考えております。

 二番目として、地平駅での自由通路の取り込み、そして西口を伴った改築での十五億円程度につきましては、現在の駅舎改築で五億円程度、西口開設で二億円程度、自由通路の整備と同施設へのエレベーター、エスカレーターの設置で約六億円程度、それと仮駅舎で一億円程度、それと撤去工事及び保安業務、その他の経費で一億円程度と踏んでおります。

 続きまして、三番目の地平駅の改築で約五億円の数字でございます。これにつきましては、駅舎の改築工事で約三億円程度、現自由通路等の改修で五千万円程度、仮駅舎で一億円、その他保安業務を含む経費で約五千万円、以上が大体の経費の概要の内容でございます。

 続きまして、補助金関係についてご説明申し上げます。

 ご案内のとおり、駅舎等の補助金については大変メニューが少ないのが現状でございます。今考えられるのは県の補助金で、名称がちょっと長いですけれども、「彩の国・みんなに親しまれる駅づくり補助金」というものがございます。対象項目につきましては、エレベーター、エスカレーターに限っております。補助額につきましては、市が負担する二分の一で三千万円を限度とし、県の予算の範囲内で対応することになっております。

 また、橋上化に伴う通路及び地平化での自由通路につきましては、道路橋梁として市道認定をする場合、道路整備事業の一環として、金額は定かでございませんけれども、補助対象となり得る可能性もございます。

 続きまして、羽生駅の乗降者数の状況を申し上げます。

 平成六年度の羽生駅で一万五千九百七十八人でございます。参考までに、南羽生駅は、平成六年で二千五百六十七人でございます。平成七年度は、羽生駅で一万六千十二人、南羽生駅で二千七百四十五人、平成八年度は羽生駅で一万五千四百六十六人、南羽生駅で二千八百五十人でございます。

 ちなみに、東武沿線沿いの平成八年度のほかの駅の乗降者数を申し上げますと、平成八年度、加須駅で一万七千五百四十四人、花崎で一万二千九百九十八人、鷲宮で九千二百人、久喜駅で四万七千四百五十六人でございます。今後の予測につきましては、去る一月、東武側と打ち合わせの際、東武側にお聞きしましたところ、現在の乗降者数につきましては、東武伊勢崎線、東武日光線、東武東上線ともやや横ばい並びに落ち込み状況だということでございます。将来もこのような状況が続くのではないかと予測されます。

 最後のご質問でございますけれども、都市計画との関連につきまして申し上げます。

 先ほど、助役の方からも答弁申し上げましたけれども、駅舎の改築の本体については、直接都市計画上の問題は生じませんけれども、改築に合わせ、周辺地区の検討の中では、東口、西口駅前広場や駅前大通り線との都市計画決定の見直し、そして用途地域の見直しが必要であると認識しております。東口、西口駅前広場及び駅前大通り線の都市計画決定については、昭和四十八年に人口六万人を想定した都市計画を決定したものであり、今後、現在見直し中でございます市総合振興計画案の将来人口十万人に合わせた都市計画の変更が考えられます。

 以上をもちまして、答弁といたします。



◆十五番(掘越哲夫議員) 了解。



○吉田文則副議長 次に、二番、蜂須直巳議員。

     〔二番蜂須直巳議員登壇〕



◆二番(蜂須直巳議員) 発言通告に基づき、二項目について一般質問を申し上げます。

 最初に、地場産業センター建設による羽生市のイメージアップについてお尋ねをいたしますが、私は、市のイメージアップの取り組みについて、過去に「田舎教師」やムジナモ等を売り物にしたお土産など、そうしたものがあれば、お土産に持っていっても一目で羽生市がイメージできるような、そのような商品開発をしたらいかがかなというようなことを聞いたこともありますし、あるいはまた羽生市を印象づける、行政で使う封筒の整備だとか、名刺のイラストなども提案をしたところでありますし、あるいはまた市外から訪れる人に対して道路の案内標識を、公共施設については親切な案内標識を、あるいは電車で訪れた人には羽生市のイベント会場へのシャトルバスの運行など、何度か質問をしてきた経過があります。

 それは、このまちに住む人はもちろんのこと、市外から羽生市を訪れる人に対する、羽生市を訪れたときの印象をできるだけよく感じていただくということと同時に、あるいは羽生市で生まれて、現在は違う都市に住んでいても、羽生市を自慢できるような、そのようなまちに、この我がまちが自慢できるようなまちになればというふうなところからでありますし、私たちが羽生市に住んでしか味わえないよさ、あるいは特徴ある取り組みをしながら、新たな羽生市を認識していただければというつもりでおりますし、そう感じているところであります。

 そんな観点で、今回は地場産業振興センターの建設について伺うものでありますが、現在の商工会館が完成をしたのが今から三十数年前になるのでしょうか。当時は市内で生産される特産品や、あるいはさまざまなものが展示をされておりましたし、それなりに利用者もあったわけですが、車社会の到来、あるいは言葉は悪いですけれども繊維産業の斜陽化という時代の流れの中で、あの場所が手狭になる、あるいは対応できないというような状況の中で、特産品の展示もなくなっているわけでありますし、商工会の事務所があそこにありますから、事務的にはわかりませんけれども、商工業の市内外への発信基地というには、既にその機能を半分ほど、あるいはそれ以上失っているのではないかなというふうに思うところであります。

 そういう意味では、地場産業振興センター建設という声が以前からずっと聞かれていたわけでありますけれども、ご承知のような経済状況の中で、いわゆる大型の建物の建設、いわゆる箱物の建設という提案についてはやや控えていたというか、意識的に避けていた面もあるわけですけれども、いたわけであります。

 しかしながら、今回旧ジャスコ跡の購入、そしてまた農業構造改善事業に伴う田園リゾート拠点づくりということで、一昨日、昨日も質疑、あるいは一般質問の中で、いわゆるジャスコの利用の方式、あるいは三田ケ谷地区における田園リゾート拠点における地ビールの生産であるとかレストランの設置だとかということが議論をされてきているわけでありまして、そういう立場からすれば、私が提案しようとしている地場産業振興センターとそれらの利用については、内容的には同一であります。そういう立場で申せば、改めて新しい建物をつくれというか、つくってほしいということではありませんけれども、この二日間ほどの議論の中におけるこの二つの施設の使い勝手について、一定の注文をつけながら、この地域地場産業振興センターの機能についてお尋ねをしたいというふうに思っているところです。

 それは、一つは、先ほども申しましたように、車社会という状況の中で、幹線道路沿いにまずそれらがある必要があるだろう。同時に、羽生市を強くアピールをするということからするならば、大型の貸し切りバスを数台は受け入れられるような駐車スペースを持って、そこでは市の特産品の実演販売コーナーを設ける。これらも一部農産物の直売所というようなことが言われていますけれども、そういうような機能。そしてジャスコ跡の方で計画をされているようですけれども、藍染め工房や、どこかの美大というふうな表現でしたけれども、そうした美術大学との協力を得たアパレル産業のエキジビション施設やチャレンジショップというような言われ方をしておりましたけれども、私は大型バスなどが受け入れられて、しかも駐車スペースが確保できるような条件があるというのは、ある面ではジャスコの跡地よりもむしろ三田ケ谷に計画をしている水郷公園東の田園リゾート地域の方が、そういう意味では非常に好適地ではないかというふうに思っています。

 これも議論があったように、現在でも既に二十五万人ほどの来客があの水郷公園や水族館にあるわけですし、その中で最近というか、昨年から地元の方々がムジナモ市場という形で農産物の直売などもやっていますけれども、この中に、言われるような地ビール工場とレストランということではなくて、藍染めの実演販売、あるいは地場産業である被服、繊維産業の例えば子供服だとか、私繊維産業にかかわっていませんので、どういうものが訪れた人に驚きというか、目を見張るような仕事ぶりがあるのかわかりませんけれども、いずれにしても、そのようなものをうまく取り入れた製造の実演、あるいは販売などをしたらどうなのか。

 農産物にあっても、調理法の紹介であるとか、宣伝、販売などのコーナーを繊維業界や、あるいは商工会、農協などとの協議や、あるいは事業者個人と協力をお願いをしながら設置をしたらいかがかなというふうに思っているところでございます。

 それぞれの観光地へ行きますと、例えばコケシの産地へ行けばそうした会館があって、コケシの歴史と同時に作業場が一カ所つくってあって、そこでつくっているものを見せるとか、あるいは民芸品なんかもそういうところでやっているのは、それぞれここの議場にいる皆さん、何カ所か訪れた中で十分認識をしていることかと思いますけれども、羽生市にあってもそうした取り組みにぜひ取り組んでいただきたいというふうに思うところでございます。

 なぜなら、人が集まるという条件がまず最初だろうというふうに思うものでありまして、ジャスコ跡にそうした藍工房を持っても、それは興味のある方、市内の、あるいは羽生市の近郊の方については一定の宣伝ができるでしょうけれども、ぽっと訪れた人にそれを興味を持っていただくというのはなかなか難しいのではないか。もちろんジャスコ跡の市民プラザにそれを、つくる必要はないということではなくて、両方にあってもいいのだろうと思いますし、あの三田ケ谷の田園リゾートの中でそうしたものを見て、今度はじゃあ具体的に体験をしてみようということで、改めてまた訪れて藍染め体験をするということになれば、同じ人が少なくとも二度羽生市に足を運ぶことにもなるだろうというふうにも思うわけです。

 まずは、羽生市の、人が集まる場所で特産品や特産物を宣伝してもらうことが重要ですし、そのことが羽生市のイメージアップに結びつくものと思っております。施設の整備計画が計画段階という現在でありますので、まだそれらが取り入れられる余地があるものと思っておりますので、その辺の見解をお聞かせをいただければというふうに思うものであります。

 次の項目であります。緑の保全という観点から、昨年十二月に屋敷林の保護に関する質問をいたしました。緑に対する理解と申しますか、ふれあいという観点で、今回は街路樹の里親制度の導入についてお尋ねをいたします。

 余り聞きなれない言葉であり、制度かと思いますが、この制度につきましては、既に栃木県の佐野市において平成六年から実践をしておりますので、ご承知の方も中にはいらっしゃるかと思いますが、ここに佐野市で制度導入に当たって市民の方に呼びかけた「明るく住みよいまちづくりのための提案・街路樹の里親募集」という、ちょうど募集時期の資料がありますので、やや長くなりそうですが、若干紹介をしたいと思います。

 「まちづくりも市民の皆さんのご協力によりまして徐々に形が整いつつありまして、さらに、水と緑と万葉のまちづくりのスローガンにふさわしい、潤いと安らぎのある明るい住みよいまちづくりを推進するため、樹木の里親制度を提案するものです。樹木は、私たちの住むまちに潤い感や安らぎ感などを提供する反面、落葉の清掃や防虫防除、除草、剪定など、維持管理に手間がかかることから、場合によっては邪魔な存在となることも確かです。しかし、明るく住みよいまちづくりを進めるためには、街路樹、公園樹、あるいは家庭、工場等の緑は必要不可欠の要素でありますので、この樹木の里親制度を実施し、里親指定樹木の管理・保全をしていただきながら、住民の皆さんに緑に対する理解と関心を深めていただき」云々ということで、「つきましては、通称医師会通り」、これは佐野市の医師会通りというのがあるそうですが、「をモデルに指定し、街路樹でありますユリノキ、ハナミズキを対象に本制度を施行してまいりたいと思います。どうぞ制度趣旨を理解いただきまして」云々というふうにあります。

 実施要綱を見ますと、目的は今申し上げたような内容でありまして、実施場所が市道一九三号線(医師会通り)の街路樹ということですが、ユリノキとハナミズキで百六十二本、里親の内容は、「樹木の根本の除草と乾燥時に散水するなどして里親指定の樹木の管理・保全を行う。里親は緑に対する理解と関心を深め、緑を愛する心を養う。里親は名誉を受けるほか、何の弁償もない」と、このような実施要綱でありまして、応募の方法は申込書による。

 その他ということで、ボランティアでやっていただく。したがって、報酬、弁償、補償等は一切ない。そのかわり、管理を誤って枯損というか、枯れたり、壊すというのは樹木ですからないかと思いますが、損害を生じたときの場合でも、弁償等の責任は一切ないということであります。

 そんなようなことで、この四年間の実施の中で、七十名程度の方にこの百六十二本の木を管理をしていただいているそうであります。ここでは名誉のほか何の弁償もないとありますけれども、最近ですと市の呼びかけで里親懇談会というのをやっているそうでありまして、それらがある面では、里親になっていただいた方の慰労の場になっているようなニュアンスの話をしていただきました。

 樹木も大きいということで、剪定であるとか消毒だとかというのはなくて、まさしく水やりと木の周りの根元の草取りという程度のことだそうですが、そういう点からすれば、ボランティアの意識づけということも一面では言われておりまして、この里親制度とは直接関係はありませんけれども、そのようなことも、市長は市民の中に根づいていただければということも常々言っておりますし、この羽生市にも街路樹のある市道が幾つかあるわけです。

 さらに、加えて言うならば、葛西用水より東のこの役所のところに来るまでの街路樹についてもここ数年で植えかえをいたしましたし、現在一二二号の旧道から葛西用水までの道路整備をしています。シンボルロードにするということで今整備をしているわけでありますが、駅前通り線を県道部分も含めてシンボルロードということであるならば、この辺の場所を、余り限定して言うと、その付近の方に里親になってくださいと言わんばかりの提案になるわけですけれども、あえてその場所はどこどことは申しませんけれども、どこか市道の中でそのような場所を見つけて、市民が愛着の持てる道路づくり、ボランティア意識の高揚を兼ねて、この街路樹里親制度を取り入れてみたらいかがかということをお伺いをしまして、私の質問を終わりといたします。

 よろしくご答弁をお願い申し上げます。



△休憩の宣告



○吉田文則副議長 暫時休憩いたします。

     午前十一時 休憩

     午前十一時十四分 開議

出席議員(二十一名)

  一番     二番     三番     五番

  六番     七番     八番     九番

  十番    十一番    十二番    十三番

 十五番    十六番    十七番    十八番

 十九番    二十番   二十一番   二十二番

二十四番

欠席議員(二名)

  四番    十四番

説明のため出席した者

市長      助役      収入役     総務部長

企画部長    経済環境    都市整備    消防長

        部長      部長兼

                水道部長

財政課長    庶務課長    教育      教育長

                委員長

教育次長    代表      監査委員

        監査委員    事務局長



△開議の宣告



○吉田文則副議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政に対する一般質問を続行いたします。

 二番議員の質問に対する答弁を求めます。

 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 二番議員の一般質問にお答えを申し上げます。

 私からは、第一点の地場産業振興センターの建設という問題についてお答えを申し上げたいと存じます。

 ただいま蜂須議員、地場産業振興センターを含めたイメージアップということを第一点で申し上げられました。とりわけお土産の商品開発ということもかつて提案されたわけでありますけれども、この問題は、商工会並びに菓子組合が今現在取り組みを始めました。これも議員のご提案のおかげと思っておりますけれども、今、懸命に何かをつくろうということに取り組んでいることをご報告申し上げたいと存じます。

 また、封筒、名刺等につきましても、来年度からは封筒を一新しようということで、職員提案の一つを採用させていただきまして封筒をつくると、こういうことになっております。

 また、名刺につきましては、従来からさまざまなカードを使ったり、あるいは最近はイメージマークを名刺に張って使っているということも現在行なっているわけでございます。

 そんなことから、次の地場産をどうするかということでございますけれども、これはさきに申し上げたこともあろうかと思いますけれども、今、都市が崩れていくのだということの中で、この農業と商業と工業というものの中小企業を、これをどう我々が地場産業として支えていかなくてはならないかという問題でございます。これは繰り返し私も申し上げておりますけれども、いわば向都離村という、都市へ向かって村を離れていったという数十年前の歴史からこの都市の崩壊が始まっているわけでございまして、その中にとりわけ産業というものが大きな地位といいますか、その都市を支える力として崩れる姿が見られるわけでございます。

 大都会へ後継者が出てしまう、あるいは空洞化してしまうという問題でございますけれども、農業につきましては、この地場産業の一つでもあるわけでございますが、これもかつての農業からしますと、今緊急生産調整というものに取り組んでおるわけでございます。私どもでは、今年三七・四%の減反、昨年が三〇・二%、その前が二三・五%だったと記憶しておりますけれども、そのように農業というものが、米麦中心から我々としてはどうしても近郊農業に脱皮をせざるを得ない。これはやっぱり地場産業をどう生かしていくかという一つの大きなまた問題だろうと思います。

 商業につきましても、当然に、昨日、一昨日と議論になっておりますとおりに、商店街の活性化が薄れて空洞化をし始めた、これをどうするか。そして工業におきましても、現実にご指摘をいただきましたように、私どもの都市では衣料とか、あるいはネジとか織物というものがあったわけでございますけれども、これが低賃金国の中国でありますとか、あるいはアジア各国へ出ていってしまったり、あるいは逆に低商品がアジア各国から流れ込んできた。そのために多くの企業が縮小、あるいは廃業という形をとらざるを得ないという状態にも追い込まれておるわけでございまして、このようなことを考えますと、今おっしゃったように、これらの地場産業をいかに支えていくかが都市の再生であるということに私は結論づけられると思うわけでございます。

 かつて、まちというものはそのような地域産業が活況を呈し、にぎわいがあり、暮らしがあり、そして祭りがあり、コミュニティーがあり、それが都市を支えてきたわけでございますけれども、今、改めてそれを、崩れいくものを我々は再生しなくちゃならぬという大きな使命も私ども与えられているものと、私は自覚しているわけでございます。

 具体的なご提案の地場産センターの問題でございます。とりわけその中で、地場の製品の実演、あるいは子供服などを含めたもの、あるいは農産物の調理法の宣伝、販売、即売、こういうことをご提案いただいたわけでございます。私はそういう意味を含めまして、まず地域の商業と地場中小企業、いわばとりわけアパレルのこれからの生き方として、その再生の中心としてジャスコ跡を何とか活用して支援センターにできないかという思いがございまして、昨日も申し上げたようなさまざまな計画をあそこへ今織り込んでおるために、もっと早く結論を出すべきでありましたけれども、なかなかさまざまな考えがございまして、これを早くまとめて市民に問うて、そして設計をし、これを将来の羽生市の大きな支えとしたいという思いがございまして、これに、時間はおくれておりますけれども、その産業支援センター的に、あるいは地場産センター的なものの力を加えたいと思っておるのが一つでございます。

 それから、もう一つは、繰り返すようでございますが、三田ケ谷の水郷公園のそばの農業構造改善整備事業、いわばここでも田園リゾートということを含めまして、地場産の販売センターをつくるという考え方もこの中に入っておるわけでございまして、いずれにしても、この農・商・工とも核を一つつくらないと、なかなかその広がりが見られないということを私は考えてこのような取り組みを平成十年度で考えているわけでございます。

 さらに、将来に向かいますと、昭和橋の下流の一二二号のところには、道の駅と、いわば防災ステーションを含めた総合的な公園計画があるわけでございます。ただいま土の搬入が行われておりますけれども、この道の駅は国と県と市の協定の中で、市があの地場産のセンター、あるいは施設をつくるということになっておりますので、補助金その他を見つけなくてはなりませんけれども、ここもやはり産直センター的な、あるいは地場産センター的なものとしては一二二号についておりますので、この辺の計画を詰めていかなくてはならない。

 あるいは、一二二号の将来における商業ニュータウンの考え方、これも当然に現在の中では、単なる商業施設ではなくて、地場産業が売れる、あるいは地場産が体験できる、あるいは地場産の野菜とかお米とか大根とかが売れる。こういう内容も実は盛り込みたいという思いもしておるわけでございまして、全体としてのこの地場産業振興のためのトータルプランというものがないと、それぞれの特徴とかそういうものが生かせないのではないかということを私は考えておるわけでございます。

 とりわけ、先ほど蜂須議員もおっしゃったように、水郷公園の中で、春から秋にかけて地元三田ケ谷、千代田地区の方々が中心になったムジナモ市場でございますけれども、これは結構いい成績をおさめておるようでございまして、土日等は一日七十万円程度の売り上げがある。あるいは大根等も泥がついた方が売れやすいというようなことでかなりの評判になっておりますので、これを何とか、もう少し私どもが中核施設ができるまで頑張ってもらえないかと、それを引き継いで大きなものに私どもしていきたいと、こういう思いもあります。そこではやはり、おっしゃっるような地場産の藍染めとか衣料も売っておるわけでございますけれども、そういうこともきちんと整備をし、徐々に広げていくとともに、今度は逆にそういう施設をつくって、だれがどのように供給をしていくかということが一つの大きな問題であるわけでございます。

 痛切に感じますのは、私もムジナモ市場に行って見てみますと、大体売れるものは午前中でなくなってしまう。午後になって来られた方が欲しいというと、その辺の畑から菜っ葉とか大根を引き抜いてきて売るとこれがまた売れるというような、そういうことなものですから、その辺の供給体制というのはある程度考えなくてはならないのかなということを思いますし、私が唱えておりますまちの伝統とか文化とか歴史とか、そういうものを生かすことができないかということにもう一回職員ともども検討しながら、この地場産の振興のためには力を尽くさなくてはならないかと考えておるわけでございます。

 特に、蜂須議員のおっしゃるのは、車社会の中で大型バスがとまれるような場所へということでございます。そうしますと、どうしても一二二号とか一二五号とかという国道沿いということに相なりますし、それとともに、何をともにつくるかという問題も出てまいります。それらを含めまして、今のところ私どもとしては、その二つの核と同時に次の核をどうするか。それは全体のトータルプランの中で、繰り返すようでございますが、三田ケ谷の中核施設では藍染めのこういうものを、まち内の中のジャスコの中ではこういうものをということをきちんと整理をしませんと、あそこへ行けば、あそこでもここでも同じものというのでは、またこれも全体のトータルプランの中ではまとまっていかないような気がいたしますので、その辺を十分検討しながらご提案をいたしていきたいと、このように考えております。

 なお、ただいまご指摘のありました商工会館につきましては、ご指摘のように築三十五年程度を経過することに相なるかと思います。現在これは要耐震公共施設となっておりまして、阪神・淡路のクラスの七・五が参りますと危険だということを言われてるわけでございます。したがいまして、このためにこの商工会館を取り壊すべきか、あるいは改修をして耐震をすべきか、職員に一級建築士がおりますのでざっと見てもらったわけでございますけれども、どうもどっちにしても相当金がかかるということで、今この検討を急がなくてはならない段階にまいっております。

 したがいまして、この商工会館をどうするかということにつきましては、これにつきましても、改修か、あるいは全面取り壊して別の施設にするかということにつきましては、早急に結論を見出さなくてはならない状態にありまして、今後各界の意見を聞いた上でこれを詰めたいと思いますし、同時に、またこの一部はある程度ジャスコ跡に移さざるを得ないのではないかというのを今考えているところでございますことを申し添えて、答弁とさせていただきます。



○吉田文則副議長 都市整備部長兼水道部長。

     〔片山正夫都市整備部長兼水道部長登壇〕



◎片山正夫都市整備部長兼水道部長 二番、蜂須議員の一般質問のうち、街路樹の里親制度の導入について、命によりご答弁を申し上げます。

 現在、街路樹のある市道は、駅前大通り線や東部藤井上組・下羽生線など三十二路線、延長約十二キロメートルありますが、このうち工業団地を除く市街化区域内で十五路線、延長約七キロ、実延長約一一・七キロメートルでございます。この管理はシルバー人材センターに委託して、木の剪定、消毒及び除草等を行なっております。昨年は夏場に雨が少なく、駅前大通り線の商工会館から東部藤井上組・下羽生線までの区間に、平成七年度から平成八年度に植えたハナミズキが枯れそうになり、午前と夕方の二回、散水を行なったところであります。

 佐野市で行なっている里親制度は、市街地の中の市道一九三号線、通称医師会通りの街路樹、ユリノキ百四十一本とハナミズキ二十一本、合計百六十二本をこの道路近在の住民に対して里親募集を行い、七十一名の方々が一人二本ぐらいを管理しているとのことでございます。

 里親になりますと、指定された樹木の根元の除草、乾燥時の散水等、樹木の管理、保全をすることになりますが、樹木が高さ四メートル以上のため、木の剪定や消毒などは除かれているとのことでございます。

 議員ご提案の里親制度を実施するには、佐野市のように道路沿線や周辺の住民でないとなかなか難しいと思われます。それには地元自治会や住民等の方々の深いご理解とご協力が必要であります。樹木は都市の景観に潤いを与えたり、季節の移り変わりを感じさせてくれるとともに、憩いと安らぎを与え、また私たちを災害から守ってくれます。

 このようなことから、樹木の大切さを認識していただくとともに、愛情を持って管理していただくことが大切だと思われます。それには、里親になっていただく方々に樹種の選定をしていただいたり、プレートをつけるなどの工夫も必要かと思います。

 いずれにいたしましても、先進市の例を参考にいたしまして、十分検討してまいりたいと思います。

 以上、答弁といたします。



◆二番(蜂須直巳議員) 了解。



○吉田文則副議長 次に、三番、渡辺勝司議員。

     〔三番渡辺勝司議員登壇〕



◆三番(渡辺勝司議員) 発言通告書に基づきまして質問をいたしますが、ちょっと簡単ですので肉づけをしてきましたので、お聞き願いたいと思います。

 青少年の健全育成には道徳教育の強化をということでございます。

 二十一世紀を間近に控えた今日、次世代を担う青少年を取り巻く環境は最悪なものとなっています。秩序なき社会環境の中で、連日連夜青少年の非行が繰り返されています。昨年の刃物事件は四百三十一件で、凶悪なものは百六十二件と発表され、刑法犯で補導された少年の数は十五万二千八百二十五人で、凶悪犯も二千二百六十三人と、過去二十年間で最悪であるとされています。

 しかし、これらの事象は、大人の利己主義や無責任社会の縮図であり、その投影であると言えるでしょう。そこで、家庭、学校、社会、それぞれについて質問をいたします。

 まず最初に、家庭でのしつけについてですが、女性上位社会、あるいは男女共生社会、このような社会の中で、女性の社会進出に伴い、母であるよりも女性でありたいという母親が増加していると言われます。仕事や趣味が忙しく、子供のしつけどころか子供を育てること自体苦痛で煩わしく自由放任主義となり、子供を甘やかす傾向に見えると言われています。子供に対してしつけをしないことは善悪の判断を教えないことですから、子供にとっては非常に不幸なことと言えます。これは学校教育の場においても言えることだと思います。もちろん、これは母親だけの責任ではありません。父権の喪失、あるいは父性の復権が叫ばれる父親の責任も重大であることは申すまでもありません。

 テレビのドキュメンタリー番組でたびたび見る、厳しい自然環境の中で生存している野生動物の親たちが持つ子供に対する本能的な愛情と、生きていく厳しさを教える姿には感動を覚えずにはおられません。どんなに豊かになろうと、どんなに社会が変化しようとも、愛情と厳しさを欠いた子育ては許されないと思います。人間社会に巣立っていく子供を育てる親としては、それなりの社会道徳や倫理観を持たなくてはならないと思います。

 このような指導書をつくり、母子手帳とともに配布したらいかがかということを伺うものであります。

 次に、学校教育についてです。

 最近、県教育委員会では、信頼関係確立を目指して、「体罰等の根絶のために」と題する冊子を全教職員に配布しました。これは教育委員会が学校の秩序破壊を指導しているようなものであります。戦後最悪の学校崩壊が叫ばれている折、体罰強化の指導書こそ必要だろうと言えます。今年度は教師による体罰が三十三件と昨年十六件の倍増したためだそうでございますが、体罰が増加したことはそれだけ指導が困難な生徒が急増していることであり、凶悪化が進行していると言えます。

 すべてを生徒側から見るのではなく、教師の側からの見方も必要であります。生徒にも多少の人権はあると思いますが、教師には社会的にも、家庭的にも、れっきとした人権が存在していることを忘れては困ります。このような冊子で教師の手足を縛ったのでは、教師の希望する理想的な学校教育は不可能であると言えます。

 子供はあめとむちで育てるのが世界の常識と言われます。子供にはしかられる権利があるとも言われます。子供たちは悪いことを承知の上で、親や教師の関心を買うためにいたずらをしている部分があります。ささいなことでも愛情を持ってしかること、そして重大ないたずらには毅然たる態度で体罰を加えることのできる教師や親でありたいものです。一クラス三十人学級にしようが、二十人学級にしようが、子供の喜ぶ最高の設備をつくろうが、教師にゆとりを持たせるために昼寝をさせようが、教師が生徒になめられたのでは、学校崩壊は火を見るより明らかであります。すべての教師が愛情を持ってしかり、毅然たる態度で体罰を含むしつけのできることを望みます。子供たちへのプレゼントは、静かに勉強できる環境をつくってやることだと思います。それには学校の秩序を確立することが大切だと思いますが、いかがでしょうか。

 次は、社会問題です。これが難問でございます。

 幸い、市内の有害ビデオは撤去されました。喜ばしいことであります。しかし、このような反社会的な行為は次々と新手を出してきます。引き続き強力な取り締まりが望まれます。

 ところで、今日の日本の社会全体が行き過ぎた利己主義になっていると思うのは、私だけでしょうか。戦後の民主主義教育が誤った人権教育となり、行き過ぎた利己主義へと変化をした結果、権利のみを主張し、義務をおろそかにする。筋の通らぬ理屈を言っておのれを主張する。間違いを認めず、他人のせいにして責任をとらない。不都合なことは見て見ぬふり、善悪の基準はおのれの損得ではかる。列記をすれば枚挙にいとまがありませんが、おのれに対する厳しさが不足し、甘えの構図そのものと言えるのが日本の社会の現実の姿であろうと思います。

 このような大人社会の縮図が青少年の姿であると言っても過言ではないと思います。大人が変わらず、青少年だけを変えることはできません。

 そこで、この間違った利己主義はいかに発生したのかを、哲学書や思想書により、そのルーツをたどってみました。

 哲学や思想や宗教は、社会の規範となる崇高で普遍的なものです。しかし、一時的には社会を混乱に落とし込む狂気の哲学も存在するものでございます。この社会秩序を破壊する目的の哲学は、抑圧されたユダヤ教の一派から派生したように見受けられます。このルーツから、時を経てキリスト教寺院哲学であると言われるスコラ哲学を通じ、デカルト、スピノザ、そしてルソーへと受け継がれ、ジャコバン党のリーダー、ロベスピエールによってフランス革命が起こされ、暴力、破壊、独裁へと移行、この革命による犠牲者は二百万人と言われます。このフランス革命が、現代社会に害毒を流す源となっています。

 一方、ドイツ哲学のカント、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルと続く流れは、ヘーゲルの死後左右両派に分かれ、右派は教会の御用学者となり、左派はフォイエルバッハの唯物論に行き着く。そして鬼っ子のマルクスとエンゲルスがあらわれる。地元ドイツではヒトラーの全体主義を生み出し、ロシアではレーニン、スターリンなどによるロシア革命となり、共産主義社会となる。デカルト、ルソー、マルクスたちの思想は、既成のものはすべて悪であり、すべてを破壊して再生するという抑圧された被害意識の強い狂信的な思想と言えます。オウム真理教は、まさにこの思想のミニ版と言えます。

 第二次大戦後は、毛沢東、金日成、ホー・チ・ミン、ポルポト、チトー、スカルノ、カストロ等々、共産主義のあらしが世界中で吹き荒れました。日本でも例外ではありませんでした。日本を占領したGHQは、日本人の団結力と戦闘能力を非常に恐れる余り、あろうことか共産主義を容認して世論を二分割する戦略をいたしました。これにより、国民の団結心を完全に破壊する植民地政策を実施、左右両派による思想闘争を仕掛け、扇動して、六十年安保、東大安田講堂、成田闘争等々、そのあらしは吹き荒れ、大学教授をはじめ教育界の大部分とマスコミはマルクス主義者となり、人々を扇動して社会秩序の破壊に取り組み、日本民族の統合の源である歴史や伝統文化、道徳や倫理等は、古きものはあしきものとして片づけ、新たに自由、平等という、まことに矛盾だらけの思想を押しつけました。その結果が現代社会の利己主義となったと言えます。

 戦後半世紀を経て、歴史、伝統文化、道徳、倫理、社会秩序を取り戻そうとの機運も高まってきました。二十一世紀に向かって、私たちが子供たちに残してやらなくはならないのは、正しい社会秩序だと思います。まことに厳しい社会情勢の中で、社会全体のモラル向上を目指した道徳的な啓蒙活動が望まれると思いますが、いかがでしょうか。

 以上をもちまして、質問を終わります。



○吉田文則副議長 教育長。

     〔入江常夫教育長登壇〕



◎入江常夫教育長 三番、渡辺議員の青少年の健全育成には道徳教育の強化をとの質問にお答えをいたします。

 なお、青少年の健全育成を含め、今後の教育のあり方といたしましては、ゆとりの中で子供たちに基本的な生活習慣、生活能力や豊かな情操、他人に対する思いやり、善悪の判断などの基本的倫理観、さらには自制心や自立心などの生きる力をはぐくむような教育のあり方が求められているところでございます。また、そのためには学校、家庭、地域社会の十分な連携が重要であると言われておりますことは、議員もご案内のことと存じます。

 今回のご質問は、家庭教育、学校教育、社会教育のそれぞれについて、いわゆる社会秩序の形成をはじめとした今日的課題についてのご質問であると存じますが、順次お答えをしてまいりたいと存じます。

 まず、家庭教育について申し上げます。

 家庭教育は、乳幼児期の親子のきずなの形成に始まる家族とのふれあいを通じ、生きる力の基礎的な資質や能力を育成するものであり、すべての教育の出発点であると言われております。しかし、議員もご指摘のように、核家族化や女性の社会進出が進む中で、子育てに対する不安感や負担感を感じる親が増大していることは否めない事実と思います。

 このような状況を踏まえて、子育てに迷い、苦しんでいる親たちに対し、母子手帳と関連し、育児書や道徳的な指導書の作成についてのご提言でございますけれども、現在本市で実施しております親に対する相談や情報提供等の子育てに関します支援等についてまず申し上げ、ご理解をいただければと存じます。

 まず、生涯教育の拠点であります各地区公民館におきましては、小学校一年生の保護者を対象にした家庭教育学級を開校しております。また県立南教育センターに開設されております乳幼児子育て電話相談についての情報提供も行なっておりますし、さらには保育所入所幼児の保護者及び小・中PTAによる教育講座や研修会、講演会の実施に対しましても支援をいたしております。

 なお、家庭教育学級等で現在使用しております指導書につきましては、県教育委員会が発行しております啓発資料を活用しておるところでございますが、議員がご提言をされております、いわゆるしっかりした育児書等を作成し配布するというご提言でございますが、現段階におきましては、この指導書の作成につきましては、専門的な分野にまたがるものでございまして、この作成に当たりましてはそれぞれのノウハウを持った方々のご協力を得ながらの作成となると存じますので、今後の課題とさせていただきたいと存じます。

 なお、平成十年度には、県の家庭教育ルネッサンス、子育て支援推進事業の一環として、父親の家庭教育への参加意識を高めるために、家庭教育への充実等を目指した家庭教育充実モデル市町村事業を三田ケ谷地区で行う予定でありますが、このような実践を通して、さらに本市の家庭教育推進体制のあり方について検討を進めてまいりたいと考えておりますことを申し添えたいと存じます。

 次に、学校教育について申し上げます。

 先ほどご質問の中で触れられておりましたけれども、体罰強化の指導書が必要だというご発言がありました。私ども教育委員会と議員との間での意見の相違があるかもしれませんけれども、ご了承を賜りたいと存じます。

 最近、子供の非行問題が増加傾向にありまして、大きな社会問題となっておりますが、子供たちに対します教師の指導のあり方、あるいは家庭における教育力の低下が指摘をされているところでございます。教育は信頼関係の中で効果を発揮する営みであるとよく言われます。教職員の子供に対する教育は、まず子供と生徒の信頼をもととして行われるわけでございますが、教職員の体罰は公務員としての信頼を著しく失墜させるばかりでなく、学校教育全体に対する信頼を損なわせる重大な問題であると考えております。

 また、体罰による教育は、児童・生徒の人権を著しく侵害し、心身に深い傷を与えるものであり、信頼と納得を基本とする教育を否定するものであると言わざるを得ないと思います。学校教育法第十一条にも、「校長及び教員は、教育上支障があると認めるときは監督庁の定めるところにより学生、生徒及び児童に懲戒を与えることができる。ただし体罰を加えることはできない」と規定されております。

 ご質問の中で、いわゆる愛情を持ってしかることのできる親、教師は本物である、こういうご発言もありましたが、教育上必要があるときは、この学校教育法の定めにも、児童・生徒を本気でしかることは当然にできるわけでございまして、このことは必要なことでありますし、学校現場におきましても、教育上必要と認めるときは従来どおりの懲戒を行なっております。

 しかし、体罰になるような身体に対する侵害を内容とする懲戒、殴る、けるということでございますけれども、身体的に対する侵害を内容とする懲戒や肉体的苦痛を伴うような懲戒は、教育ではないと考えられます。

 今後におきましても、教師の資質を向上させることはもちろんでありますが、教育相談の充実や教職員が人権意識を高め、児童・生徒を大切にする教育活動を展開するとともに、子供たちとの人間的なふれあいを重視し、温かく、思いやりの心を持って、一人一人のよさを伸ばす教育の実現に努力をしてまいりたいと考えております。

 次に、社会教育について申し上げます。

 ご通告をいただきました社会教育の趣旨を基本にしてお答えを申し上げるわけでございますけれども、渡辺議員の先ほどの質問の中で、私どもではとても及ばない、すばらしい知識をご披露していただきました。本当に参考になりまして、これはお礼を申し上げたいと存じます。

 議員のご指摘のように、去る二月二十六日、県警及び羽生署によりまして、市内に設置されておりました青少年に有害なアダルトビデオなどの自動販売機十六台が撤去、差し押さえたところであります。このことにつきましては、昨年十二月にご可決をいただきました市青少年健全育成条例の制定による関係機関との連携によるものの成果として受けとめているところでございます。またこの条例の制定を受けて、市民への啓蒙啓発につきましては、市広報への掲載、それから啓蒙啓発として、レンタルビデオ店、カラオケボックス店の事業者への条例の写しを配布するなど、法の遵守と青少年の健全育成について協力を呼びかけてきたところであります。

 なお、今後におきましても、議員のご提言に対しまして、青少年の健全育成のための施策の策定をはじめ、羽生市青少年健全育成市民会議を中心とした推進体制の整備を図るとともに、市民ぐるみで、青少年が健全に成長できる環境づくりや、地域社会のモラルの向上を目指した啓発活動を積極的に推進してまいりたいと存じます。

 以上、答弁といたします。



◆三番(渡辺勝司議員) 了解。



△休憩の宣告



○吉田文則副議長 暫時休憩いたします。

 なお、午後の会議は午後一時からの予定であります。

     午前十一時五十八分 休憩

     午後一時 開議

出席議員(二十一名)

  一番     二番     三番     五番

  六番     七番     八番     九番

  十番    十一番    十二番    十三番

 十五番    十六番    十七番    十八番

 十九番    二十番   二十一番   二十二番

二十四番

欠席議員(二名)

  四番    十四番

説明のため出席した者

市長      助役      収入役     総務部長

企画部長    経済環境    都市整備    消防長

        部長      部長兼

                水道部長

財政課長    庶務課長    教育      教育長

                委員長

教育次長    代表      監査委員

        監査委員    事務局長



△開議の宣告



○吉田文則副議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政に対する一般質問を続行いたします。

 十六番、岡戸稔議員。

     〔十六番岡戸稔議員登壇〕



◆十六番(岡戸稔議員) 通告に基づきまして、広域ごみ処理施設について一般質問を申し上げます。

 この件に関しましては、議案質疑の中でさまざまな議論がありましたので、多少重複することをご了解いただきたいと思います。

 私は、昨年六月議会において、環境行政について一般質問を行いました。その中で、八十億円をかけた加須市のごみ焼却場や越谷市の四百億円をかけた焼却場に対し、ごみに対する考え方や方向が違うのではないかというような批判的な意見を申し上げたことがございました。この質問に対する答弁の中で、市長は、いずれ羽生でも焼却場は考えなくてはならないという趣旨の答弁があったように記憶しております。

 そんな経緯の中で、昨年十二月議会中の全員協議会の席で、市長から、羽生市、行田市、吹上町、南河原村の広域ごみ処理施設計画の発表がありました。そして平成十年度の予算に環境アセスの調査費用が計上されました。もちろん各市町村の担当の人々が研究し、検討し、そして首長が方向を決めたことですから、この建設への方向は、私は是としなければ前へ進まないというふうに思います。

 自治体は、毎日毎日増加しているごみを毎日毎日処理しなければならないという現実があるわけであります。また、現在使用中の焼却施設の老朽化ということも、日程の中に考えられるわけであります。そしてダイオキシン〇・一ナノグラム以下にせよという国の基準の問題を解決しなければならないという責務があるわけであります。そしてまた大型の焼却施設は、国からの助成金が得られるというタイミングの中で、この計画が立案されたものと考えます。

 それらの周囲の状況を検討した結果、このごみ焼却施設は現実の問題を解決しなければならない行政として、やむを得ないことだと考えます。ですから、私はごみ焼却施設の是非論ではなく、これに関する問題点や、危惧される点について質問をさせていただきたいと思います。

 そこで、まず広域の焼却場の建設が決定した場合において、施設建設のメーカーの選定は慎重にお願いしたいと思います。説明によりますと、茨木市の環境衛生センターをモデルに、新日本製鉄の溶融炉方式を採用するような方向で作業が進んでいるように私には感じられます。最近、製造者責任法ができ、さまざまな企業が環境問題に配慮した製品づくりにシフトしてきているようです。例えばトヨタの省エネ車や日産のリサイクル車等にもそれが見られます。

 焼却施設に関しては、新日本製鉄の溶融炉方式のほかに、石川島播磨重工業を中心とした企業連合では、中小自治体の現在の施設を下取りし、ダイオキシン対策のでき得る施設を民間が請け負うという方式があるようであります。

 また、昨日の太田議員からも出ておりましたけれども、大分県の津久見市でのRDF化施設は、都市ごみを固形燃料化する方式であり、国庫補助事業でもあります。

 このように、さまざまな企業が環境事業にシフトしている現状と、現在の日本の経済状況を考えたとき、複数の企業からその技術と価格を競争してもらう必要があると考えますが、この施設建設のメーカー選定に関してのお考えをお伺いいたしたいと思います。

 次に、ごみの問題は地方自治体だけの問題ではなく、自治体はもちろんですが、市民一人一人の問題であり、また企業の責任でもあろうかと存じます。自治体と市民と企業の三者が負うべき責任だと思います。市民に迎合し、何でも自治体や国の責任という姿勢は、これからはなくす方向にいかなければ、結局は税金という形で市民・国民に負担がかかってくることになります。

 そんな中、平成十年度の予算の中に、ごみ減量推進員制度とか、先日の新聞にも取り上げられていましたけれども、小学校ごみ持ち帰り運動とかは、市民や子供たちにごみ問題を考えてもらうという意味ですばらしい施策だと私は思います。

 しかし、今回のごみ焼却施設は、多少雑多なものが入っても、全部溶かしたり、燃やしてしまうと聞いております。またある程度のごみの量、日量で百トンから三百トンがなければ二十四時間稼働にならないとも聞いております。何でも焼却できることや、二十四時間稼働のための量を確保しなければならないというとき、分別とかリサイクルとか、面倒で手間暇かかることはやめようという方向にいってしまうのではないかと懸念いたします。

 ごみはあくまで減量と分別、そしてリサイクル、そしてどうにもならないごみを焼却するという、やむを得ない手段と考えます。大型焼却施設とリサイクル社会の構築についてのご見解をお伺いいたします。

 次に、広域事業とか第三セクター方式とかは、その組織の役割や特徴を生かした場合、すばらしい効率や成果が生まれます。私は広域事業や第三セクター方式は、これからの行政のあり方の一つの方法として大賛成であります。しかし、一歩間違うと無責任体制になりがちであります。国の施策の中でも、あるいは地方自治体の施策の中にも、重なる赤字の責任を押しつけ合う団体や組織の失敗例が少なからず見受けられます。

 これはちょっと話がそれますけれども、近隣市と始めた市内循環バスなども、市民から余り人気がないように感じます。これは広域事業ではありませんが、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」式の共同施策ではないかと考えられ、私は賛成しかねる施策と思います。

 逆に、広域でものを考える場合、市民にとって厳しい施策や思わしくない事業の縮小や廃止を、一市だけでは市民の反発を買ってしまいますが、共同で一斉に見直しを図るのも広域行政の一つでもあろうかと思います。

 例えば、いずれ問題になる一般ごみの有料化等の取り組みであります。この広域行政のあり方についてのご見解をお伺いいたします。

 最後に、私は今回のごみ焼却場建設問題は、現実の問題を解決しなければならない行政としてはやむを得ない施策だと考えます。しかし、これは人間の健康というものを考えたとき、頭の痛いときには薬を飲む、傷ができたらそこへ絆創膏を張るという、いわゆる対症療法であります。それは必要なことであり、やむを得ないことだと思います。しかし、本来の健康は、生活習慣など根本的に体質そのものを変えて、健康な体に戻す努力をするべきだと思います。

 そこで、現実の問題を解決するのが対症療法であれば、循環型の社会システムをつくることは根本治療であり、体質改善になるかと思います。環境問題やごみ問題に行政と市民と企業が真剣に取り組んで、体質改善先進地のベルギーやドイツに学びながらこの計画を進行できればと思いますが、この点の市長の考え方をお伺いいたしたいと思います。

 そして、これまでが私の原稿だったのですけれども、今朝になりまして読売新聞に入っていたのですけれども、埼玉県ではグリーン・コンシューマー、直訳すれば緑の消費者ということですけれども、ちょっと読ませていただきます。「県の環境生活部は、来年度の予算にこのグリーン・コンシューマーを育成支援する事業を始める」ということでございます。「グリーン・コンシューマー運動は、一九八八年ごろからイギリスや欧州で始まったものである。安い、便利といったことだけで商品や店を選ぶのではなく、自然を大切にしたもの、環境負荷が少ないものを提供し、環境対策に積極的な店で購入するのが趣旨である」ということでございます。ちょっと目が不自由になってきましたので新聞が読みづらかったのですが、そんなことでグリーン・コンシューマーを育てるということを埼玉県ではやっているということでございます。

 大変すばらしい施策だというふうに思いますけれども、この県の施策に呼応して、羽生市においてもこの消費者運動、そういったものをやっていくような方向にぜひいっていただきたいということも含めまして、私の一般質問とさせていただきます。



○吉田文則副議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 十六番議員の、広域ごみ処理施設についての問題点として四点ほどご質問をちょうだいいたしました。

 まず、第一点の施設建設のメーカー選定につきましては慎重にしてほしいということと、石川島等の例ということを申されました。

 この問題につきましては、岡戸議員も申されましたとおり、昨日、一昨日と連日にわたってご質問をちょうだいしておるところでございます。この処理方式のメーカー選定につきましては極めて大事なことであると私も考えておりますし、この選定につきましては多くの人の意見を十分に取り入れるべきと考えてもおります。

 また、太田議員だったでしょうか、ご提案ありました学識経験者など、あるいは地元、行政、それらが加わった建設委員会、あるいは機種選定委員会と、当然にこの設置も私は考えられると思います。

 ただ、繰り返して申し上げますけれども、まず決定的な問題として、建設場所がまだ羽生なのか行田市なのか、吹上町なのか南河原村なのか、ということが決定していないわけでございまして、これまでの段階では、少なくとも事務レベルでこの検討・研究を行なってきたと私は認識をしておるわけでございます。

 また、この処理方式につきましても、機種につきましても、選定については建設地元の方々の意見を決してないがしろにできない点もあることを、また私ども理解しなくてはならないのではないかと考えるわけでございます。したがいまして、時機を得て、多くの人々の参加と周知を集めるよう、またただいまのご意見を十分に心いたしまして、当市といたしましても提案や主張をいたしたいと存じます。

 しかし、これから現実に、この四市町村のこの姿がどこまでどのように進んでいくかということを率直に私も判断をいたしますと、私は多分、どこの市町村が受けるにしても、最低二年から三年かかるのではないか。このように私はまず地元との話し合いが相当の時間を要するということを考えますし、その後一年間は環境アセスをやらなくてはならないということになっておりますので、完全にこの春夏秋冬の環境アセスが入ります。そうしますと、この間というのは機種も相当さまざまなものに変わってまいると思いますし、その中で、あるいは今申された改良、あるいは地域のあり方、こういう問題もさまざまに、私は四首長で検討されて、各自治体が持ち帰りながら検討し、事務レベルもまたそういう形でそういう方向に入ると私は考えているわけでございます。いずれにしても、今これから始まるのだということをひとつご認識をいただければありがたいと思うわけでございます。

 それから、そのメーカーの中では、私の記憶では、それぞれ新日鉄とか三井造船、今おっしゃったような石川島、さまざまな形がありますので、これらは当然に今後研究されていくべきものでありましょうし、全く今回の事務レベルの研究・検討も、地元とか、私も行かなかったわけですから、そういうものは当然に事務レベルだけの考え方と私は受けとめております。

 それから、第二点のリサイクルの関連についてでございます。

 私も新年度の予算計上に当たりまして、ただいまご指摘がありましたように、全地域にクリーン推進員を配置して、八十戸当たり一名のボランティア推進員を全市内に配置して取り組むとか、懸命に分別方式、そして減量化というもの、そしてリサイクルという図式を図っておるわけでございまして、溶融炉になった場合に、何もかも溶融化されるということで、資源化とか減量化、ひいては循環型社会への構築に向かって逆行ではないかというようなことをお感じになられているのだと思います。

 私も、実は率直に申して心配な点がございます。何もかも入れてしまうということになりますと、これから我々が取り組んでいきます生活習慣の中からの循環型社会、これが大きな課題であるわけでございまして、これは私もそういうことを心にもとめております。しかし私は、今取り組んでおりますさまざまなごみ対策、そして循環型社会への取り組みは、より一層進めていくつもりでございます。そして、具体的にはその排出量によって、負担でありますとか、維持費でありますとか、その割合を決めるとか、あるいは処理の際の製造物の責任というもののあり方をもって返却をするとか、あるいは何と何とを燃焼するという、きちんとした基準とか明確をつくるべきではないかと。それが二十四時間にならなくとも、そのような形でやるべきであろうと私は思いますし、これからさまざまな協議を続けなければなりませんし、その都度議会へ報告しながら、その考え方もお聞きする機会も多くなると存じますが、ただいまのところはそういう考えでおりますことを申し上げさせていただきます。

 それから、第三点の、広域行政化によって、いわば無責任化という問題が発生しないだろうかということでございます。

 ただいま循環バスの問題も取り上げてくださいましたけれども、確実にこれは、私のところへ寄せられる手紙では、賛成する者、反対する者、両者さまざまでございます。遠隔地の方はありがたかったということと、あるいは乗っていないからむだだということの二つに分かれておりますけれども、これも検討しなくてはならないと思いますし、私はこれは三市で始めたわけですけれども、それがマイナスであるとすれば、私は単独でもやめてもやむを得ないということも考えておりますし、そういう決断も検討の中では考えなくてはならないと、このようにも思うわけでございます。

 そういう面からしますと、この広域化、あるいは一部事務組合というものは、本来そういうものを内蔵しているのではないかと私も実は考えるわけでございます。しかし、現実に各地でこの制度は運用されてもおりますし、国も推奨いたしておるわけでございます。結論から申せば、管理者と組合議員の責任に帰すると。いわば管理者に帰するということがこの経営の基本的な問題であろうと私は思うわけでございます。

 とりわけ、この問題につきましては、ごみ問題というのは市民が一番身近に関心を持って見るものでございますから、収集分別は各市で行うとか、あるいは施設運営管理だけを行う組合にするとか、あるいはそれをさらに委託にするとか、そんなような多くの考えが出てまいると思います。しかし、いずれにしても、これは市民が直接に目の届き、感じるものでございますので、私はこの点は十分監視が行き届いていくのかなという思いをしておりますし、こういうものを含めて十分留意をしながら、これから十分各市町村間の話し合いは進めていくつもりでございます。

 それから、第四点目の、グリーン・コンシューマーといいますか、いわば埼玉県が考えております商店街の中で、環境に優しいもの、あるいはごみを出さないようなもの、そういうものの売っているお店から買い物をしたり、つくるものもそういうものをつくれという運動の発端を埼玉県でやろうかという話は、ほかの県でもこういう話に取り組んでいるところもございます。確かにこういう生活習慣というものをこういう形で進めていかなければ循環型社会というものは成り立っていかないわけでございまして、こういうものを我々行政もやがては取り入れていこうというのがせんだってからの話でございました。しかし、現実に今それをやって、具体的にそれに取り組んでくれる商店をどのようにするか。それに取り組んでくれる中小企業をどうするかという問題に直面するわけでございます。

 実は、私が着ているこの事務服も、これは循環型社会の一つでございまして、被服協同組合が開発をし、これはやがてリサイクルに回ってもう一回生地になるということで売り込んでおりますけれども、実はその結果を聞きますと、関東六県、あるいは大阪等から照会がありまして、相当数の市町村にお邪魔をしたけれども、結論は地元の業者に取られてしまったというようなことで、この宣伝を結構頑張ったのですが、まだ羽生しか使っていないという現状を見ますと、なかなかこれも難しい話だけれども、しかし時間をかけて頑張ってくださいということを、私は衣料縫製と被服の両組合の方にお願いをしております。

 そういうものを含めて、我々も今おっしゃったような消費者運動、今までの消費者運動と違ったあり方というものをこれから進めていかなくてはならないということを心にも期しておりますことを申し上げまして、答弁とさせていただきます。



○吉田文則副議長 十六番。

     〔十六番岡戸稔議員登壇〕



◆十六番(岡戸稔議員) 市長から環境問題、循環型社会に対する積極的な姿勢をお示しいただきまして、ありがとうございました。グリーン・コンシューマーの件なんですけれども、やはり製造者とか商店とかいうところに、より強いのは消費者なわけであります。先ほど市長がこのユニフォームも循環型リサイクル上着なんだけれどもなかなか羽生市以外は取り扱ってくれないというようなお話がございました。そのとおりだと思います。

 しかし、我々は環境に負荷を与えない商品を自分たちで買おうという運動をしたときに、例えばトヨタの公害の少ない車は、車の発信するときに噴かすガソリンの量を減らすために、それをある速度まではバッテリーの力で発進すると。そしてある一定のスピードまでいったときにガソリンを使うというような形で、CO2 であるとかそういったものを削減するという車が出されたわけですけれども、それが、値段は高いのですけれども結構売れているというふうに、消費者の考え方が少しずつ変わってきていることは確かだと思います。

 それから、このグリーン・コンシューマーも、一つの買い物袋を持って、向こうへ行けばビニールもあるし紙袋もあるからということじゃなくて、自分で買い物袋を持っていくんだということに対して、今、羽生市では買い物袋というものを、黄色とか赤とか白とか大変かわいいのをつくったのですけれども、一般的にはまだ、あんなダサイの持っていけないよというのが実際だと思います。

 しかし、この循環型消費者社会を、グリーン・コンシューマーを育てることによって、そういったものをあえて持って歩く人たちはすばらしい人たちだというふうな考え方の社会にしていく必要があるわけです。行政でそういったものを組織しろということではございません。民間からそういったものがふつふつと私は上がっているのを聞いております。そういったものが一つの連絡協議会でもつくった場合に、市の行政としてそれを支援するお考えがあるかどうかを追加してお聞きいたしまして、私の再質問とさせていただきます。



○吉田文則副議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 十六番議員の再質問にお答えをさせていただきます。

 ただいまの四点目のグリーン・コンシューマーの問題でございます。私が製造、あるいは商店に対してそういうことをやっているということを申し上げましたけれども、ハイブリッドカー等が相当売れているじゃないかというようなご指摘でございます。確かに私どももそれに加えて、買い物袋も、羽生市暮らしの会というところが中心になりまして、こういう運動を進めようということで少しずつ広げているわけでございますが、今おっしゃった、岡戸議員の民間のそういう動きに対しても、積極的に支援をしていけということでございます。私もそれは大賛成でございまして、この暮らしの会をはじめとして、民間団体がそのような取り組みを始める場合には、私どもとしても相当の支援をして、少なくとも我々の生活とか習慣、暮らしというものを循環型社会に一日でも早く、少しでも、一歩でも近づけるよう努力をしたいと考えております。

 以上をもって答弁といたします。



◆十六番(岡戸稔議員) 了解。



○吉田文則副議長 以上で、市政に対する一般質問を終結いたします。



△緊急質問の追加について



○吉田文則副議長 この際、お諮りいたします。

 十五番、掘越哲夫議員から、中学生の頻発するナイフ事件と市の対応について、緊急質問の通告があります。掘越哲夫議員の緊急質問に同意の上、この際日程に追加し、発言を許可することにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○吉田文則副議長 異議なしと認めます。

 よって、掘越哲夫議員の緊急質問に同意の上、この際日程に追加し、発言を許可することに決しました。

 掘越哲夫議員の発言を許します。

 十五番。

     〔十五番掘越哲夫議員登壇〕



◆十五番(掘越哲夫議員) 議長のお許しをいただきまして、緊急質問をさせていただきます。

 一昨々日、三月九日午前九時四十分ごろ、一時限目の後の休み時間、東松山市の市立東中学校の三階の教室で、中学一年の男子生徒が同学年の生徒にナイフで刺され、死亡した事件が発生してしまいました。二度と起こしてはならない、全く悲しむナイフ事件であります。

 昨年の神戸の事件、文藝春秋三月号の記事から見ますと、そのときの少年Aの心理行動に、私は身震いがしてしまいました。そして黒磯の教師殺害事件と、これらの事件は学校内教育だけの問題ではなく、幼児期の家庭、児童・生徒期の家庭、学校、社会、県・国の施策と、これらが一体となって真剣に取り組み、解決していかなければならない大変な状況を訴えているのだと思います。

 社会全体として、二度と起こさないために、全市的に全力で対応しようとの気持ちから、ここで三点質問させていただきます。

 まず、第一として、神戸の事件以来、市としてこれらの事件をどう受けとめ、全市的にどういう対応をとられたのか。また、教育委員会としてどう受けとめ、学校教育の場面においてどういう対応をとられたのか、伺います。

 二点目として、今学校の児童・生徒の持ち物検査についていろいろと言われております。本日の読売新聞の社説に、「ナイフ事件の連鎖を絶とう」というようなタイトルでもって、その中に、「学校での所持品検査の実施はためらうべきではない。その際、校長が必要と判断した上で、保護者や子供の理解を求めつつ、状況に応じた適切な方法を求められることは言うまでもない。事は人命にかかわる問題であり、緊急的な措置としてプライバシーなどの問題に優先されるべき課題である。我が子に疑わしい点があれば、親はチェックするのが当然だ。PTAと学校と協力し合って、所持品検査に当たる例があってもいいのではないか」。その他いろいろと書いてありますが、本日の読売新聞の社説でそのように意見を述べております。

 私は生徒の自由と人権という立場から、マスコミでいろいろと議論されていますが、生徒の共同、倫理観の醸成という面からも、十分に議論すべき問題と考え、ここで市長の持ち物検査に対するお考えをお聞きしたいと思います。

 第三点、二度と起こさないため、今後の市としての対応、教育委員会の対応について、その具体策をいかに考えているか伺います。

 私は、その一つとして、青少年の健全育成にかかわる関係者による対策検討会議を考えているのかどうか、伺いたいと思います。

 二つ目として、全市民を対象にした青少年健全育成のための講演会等の開催は考えているのかどうか。

 三番目、全市民、全家庭に対する啓蒙活動をどのように考えているのか。

 四番目、学校の教育場面における倫理の徹底、家庭内における倫理の徹底、社会生活の中での倫理の徹底、これらの心の教育についてどのような具体策を考えているのか、伺いたいと思います。

 以上、大きく三点について、緊急質問を実施いたします

 以上です。



○吉田文則副議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 ただいまの掘越議員の緊急質問に対しまして、まず私からお答えを申し上げさせていただきたいと存じます。私に対しては、持ち物検査についての私の考え方、それから市の対策ということでございます。

 率直に申し上げまして、今回の中学生の刃物による殺傷事件につきましては、大変身近なことでもありますし、人ごとと思えない思いがあるわけでございます。事件後の各地の意見を聞きますと、教育関係、保護者関係、そしてマスコミにおきましても、この今ご指摘のありました持ち物検査につきましては、信頼関係が崩壊するので反対という、これは極論でございますけれども、簡略してございますが、一方では人権も重要だが、また生きる権利、安心して学ぶ権利を大切にして賛成、これは短絡的にまとめましたけれども、この二つの意見にマスコミまでが真っ二つに分かれているように私は感じるわけでございます。

 私の意見といたしましては、最近の中学生等をめぐる環境、すなわちただいまご指摘のありました家庭教育、あるいは学校教育、地域社会の中での教育、こういう中でモラル教育が希薄となっている現状を考えてみる限りにおいて、入江教育長が昨日、教育というものは家庭、学校、地域社会で守り、育てるものだと申しておりますけれども、私としては、現場の校長をはじめとした教師、保護者、PTAなどのほか、青少年指導者団体とか指導者の理解を得て、殺傷能力のある刃物を子供たちの手から離すべき、このように考えております。

 それから、市の対策といたしましては、県下初制定いたしました青少年健全保護育成条例をもとにいたしまして、警察等との連絡はとっておりましたわけでありますけれども、至急組織を整えまして、例えば刃物の販売の問題でありますとか、健全育成のいろいろな問題、こういう諸施策について、ある程度長期にわたって、教育を含め取り組んでいくべき、このように考えておりますことを申し上げまして、答弁といたします。



○吉田文則副議長 教育長。

     〔入江常夫教育長登壇〕



◎入江常夫教育長 十五番、掘越議員の、中学生の頻発するナイフ事件と市の対応を問うとの緊急質問について、先ほど市長答弁のありました部分を除いてお答えを申し上げます。

 議員もご指摘のとおり、最近の中学生の刃物等を用いた殺傷事件や、高齢者に対する傷害致死事件など、これまででは考えられないような凶悪な犯罪の加害者が中学生であることを考えますとき、学校教育に携わっております一人として、まことに憂慮にたえないところであります。これらのことを直視いたしますとき、子供たちに命の大切さ、物事の善悪といった倫理観や規範意識を確かなものとして体得させていくことが大切であり、それには学校をはじめ、家庭、地域、さらには行政関係機関とが一体となり、子供の健全な育成のために、連携を密にして諸施策を推進しなければならないと存じます。

 ご質問の、三月九日東松山市立東中学校での事件の発生、さらには神戸の事件以来の教育委員会としての対応について申し上げます。

 平成九年五月、神戸市で起きました中学生による小学生殺害事件以降、教育委員会といたしましては、児童・生徒の指導の徹底について、各学校や関係団体等に働きかけを行いました主なものにつきまして申し上げてみますと、五月二十九日に羽生地区小・中・高合同生徒指導委員会、羽生地区小・中学校警察連絡協議会を開催をいたしました。

 また、児童・生徒をねらった通り魔事件について、各学校での注意を指導するとともに、児童や生徒指導について一層の推進を図るよう依頼をしています。

 次に、七月二日、羽生地区小・中・高合同生徒指導委員会、それから羽生地区小・中学校警察連絡協議会、先ほど申し上げました同じ団体の会議でございますけれども、を開催いたしました。このときには神戸事件に触れ、市内生徒指導の取り組みを確認するとともに、各学校と情報交換を行い、夏休みに向けての生徒指導のポイントを協議するとともに、期末PTAで保護者への協力依頼と警察署との連絡強化を図りました。

 また、平成十年一月二十八日、栃木県黒磯市の黒磯北中で女性教諭刺殺事件が発生をいたした日でございます。このときには、保・幼・小連絡協議会が開催をされておりまして、幼児教育についての講演会が開催をされております。

 また、二月五日、県教育委員会の要請に基づきまして、これは全県下一斉に行われたわけでございますけれども、中学生のバタフライナイフの所持に関する調査を実施いたしました。その調査結果を申し上げてみますと、市内三中学で回答のあった中学生は千八百五十五名でございまして、そのうち持っている者六十五名、所持率は三・五%でありました。

 次に、二月六日、市内の校長会を開催いたしまして、刃物等による殺傷事故防止について、それから銃砲刀剣類等処理に関する規定について、周知と徹底を図っております。

 それから、二月十八日、羽生地区小・中・高合同生徒指導委員会と、羽生地区小・中学校警察連絡協議会を開催いたしました。このときは市内小・中学校の全校の管理職、主任、これは生徒指導主任でございますが、生徒指導主任の参加を要請をし、研究協議会と情報交換をいたしております。

 それから、県教育改革室からのPR資料をもとに、各学校で校内研修を実施するように、各学校へ要請をいたしております。

 次に、二月十九日、羽生市教育研究大会、これは年一回、職員の資質の向上を図るために実施しております大会でございますが、この大会のあいさつの中で、約二百三、四十名というふうに記憶しておりますけれども、参加した全教職員に、あいさつの中で私からその事件についての指示、それから指導、それから依頼、こういうものを含めたあいさつをしております。

 その内容をちょっと申し上げてみますと、本市では、従来から保・幼・小連絡協議会、小・中・高合同生徒指導委員会、小・中学校警察連絡協議会等、それぞれの組織の活動を通して、子供たちの幸せを考え、また児童・生徒の非行の防止等に取り組んできたところであるが、一連の中学生によるナイフ事件の実態を見るとき、生命を尊重する心や他者への思いやりの心を培う教育の充実の必要性を痛感するものであり、今後もさらに生徒指導に対する認識を新たにして、これまでの事件の事々を単に対岸の火事とせず、これからも生徒指導の一層の推進に努力されたい旨、あいさつの中で申し上げました。

 それから、二月二十六日、臨時校長会を開きました。この臨時校長会には、二月二十三日に県の臨時県教育長会議が持たれまして、いわゆる浦和の女子中学生傷害致死事件等をはじめとして、中学生を中心とした事件の頻発に対応して、各市町村で生徒指導、それから教職員の問題行動の指導徹底を図るようにという会議での指示を受けましたので、その報告について臨時校長会を開催して徹底をしております。

 それから、これは来る三月十三日、明日になりますけれども、東松山市立東中学校の事件について、生徒指導についての県からの通知が資料として来ておりますので、臨時校長会を開催し、その資料に基づいて生徒指導の研修をする予定でおります。そのほか、国・県の通知を随時各学校に配布し、指導資料として活用を指示しているところであります。

 次に、今後の教育委員会の対応について申し上げます。

 まず、青少年の健全育成に関する関係者による検討会の実施につきまして質問されておりますけれども、ご提案の検討会につきましては、教育委員会として必要である、このように認識をしておりますので、速やかに学校、PTA、地域の連携を図る必要がありますので、さきに申し上げました羽生地区小・中・高合同生徒指導委員会、それから羽生地区小・中学校警察連絡協議会、さらにはPTA、行政の代表者による今後の児童・生徒の対応策について検討会を開催したいと考えております。

 また、青少年健全育成に関連いたします青少年健全育成市民会議が市には設置してありますので、青少年に関する各種の施策を警察にもご協力をいただき、早急に開催をいたし、推進体制の整備を図るとともに、今後の児童・生徒の健全育成についての指導を協議しながら取り組んでまいりたい考えでございます。

 次に、全市民を対象とした青少年健全育成講演会の実施についてでございますが、先ほど申し上げました青少年健全育成市民会議の組織の見直しをする必要も若干ありますので、見直しをし、推進体制の整備を図る予定でありますので、その中の専門部会での協議を踏まえ、講演会の開催を考えていきたいと考えております。

 それから、全市民に対する啓蒙活動をどのように考えているかについて申し上げます。

 さきに、青少年健全育成条例が制定をしたときに、市の広報「はにゅう」に、青少年健全育成条例の制定の内容の周知、それからナイフの携帯は法律違反であることの通知等を掲載をしております。また文部省、県の啓発資料や文部大臣、PTA連合会のアピール文など、数多く資料として配布されておりますので、これを活用して、全市民に対し、青少年の健全育成に対する協力を呼びかけていきたいと存じます。

 それから、その他考えられる対応として、教育の倫理、徹底ということをおっしゃいましたが、まず生命を尊重する心や、他者への思いやり、また倫理観や正義感を培う青少年の教育は幼児教育から始める必要があるとの認識に立って、まず家庭教育の充実を図っていきたい。

 次に、学校による全校集会、あるいは児童・生徒との対話集会等を持ちたいと考えております。また校長等への指示を通して、学校、PTAとの緊急保護者会の開催等も考えてまいりたいと存じます。

 以上、答弁といたします。



◆十五番(掘越哲夫議員) 了解。よろしくお願いします。



○吉田文則副議長 以上で緊急質問を終結いたします。



△次会日程報告



○吉田文則副議長 次に、次会日程報告を申し上げます。

 明十三日から二十三日までは休会とし、各委員会ごとに付託された議案等の審査を行い、二十四日は午前十時に本会議場に会議を開き、付託議案等に対する各委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行い、全日程を終了し、閉会する予定であります。

 ただいま出席の方には改めて通知いたしませんから、ご了承願います。



△散会の宣告



○吉田文則副議長 以上をもって、本日の議事全部を終了いたしました。

 これをもって散会いたします。

     午後一時五十五分 散会