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埼玉県 羽生市

平成 9年 12月 定例会 12月09日−03号




平成 9年 12月 定例会 − 12月09日−03号







平成 9年 12月 定例会



        十二月定例羽生市議会会議録 (第七日)

   議事日程 平成九年十二月九日(火曜日)午前十時

 開議

第一 市政に対する一般質問

    1 十五番 掘越哲夫議員

        一、街角で聴いた小さな提案、大きな提案

    2 十六番 岡戸 稔議員

        一、羽生市の情報公開について

        二、羽生市を一望できる展望台の設置について

        三、救急車と医師との連携について

        四、道路交差の角切りについて

    3 七番 藤倉宗義議員

        一、市職員の適正配置について

        二、成人式の改善策について

        三、インターネットのホームページを利用し、当市をピーアールする計画はあるか

    4 八番 小林蔵吉議員

        一、新年度予算編成と市の財政について

        二、市長の政治姿勢について

 散会

 本日の会議に付した事件

一、議事日程に同じ

     午前十時 開議

出席議員(二十二名)

    一番  太田ヒサ子議員    二番  蜂須直巳議員

    三番  渡辺勝司議員     四番  戸山正孝議員

    五番  石森正雄議員     六番  藤田 肇議員

    七番  藤倉宗義議員     八番  小林蔵吉議員

    九番  丑久保恒行議員    十番  峯 順三議員

   十一番  吉田文則議員    十二番  川田身与留議員

   十三番  大戸堅吉議員    十五番  掘越哲夫議員

   十六番  岡戸 稔議員    十七番  柿沼俊助議員

   十八番  須藤洋一議員    十九番  田沼一郎議員

   二十番  羽鳥秀男議員   二十一番  梅沢久雄議員

  二十二番  大谷正雄議員   二十四番  小野宗一郎議員

欠席議員(一名)

   十四番  岡村 弘議員

説明のため出席した者

  今成守雄  市長         室沢正孝  助役

  鈴木 哲  収入役        河田 昌  総務部長

                         市民福祉

  相馬宏雄  企画部長       金井信雄

                         部長

        経済環境             都市整備

  兼杉 明             片山正夫  部長兼

        部長               水道部長

  桜井好雄  消防長        須永洋一  財政課長

                         教育

  尾上隆男  庶務課長       田中 沖

                         委員長

  入江常夫  教育長        栗原昭一  教育次長

        監査委員

  須永正一

        事務局長

事務局職員出席者

  事務局長  鈴木 厚       総務課長  中村和人

  書記    三枝孝之       書記    小礒里恵

  書記    木村育恵



△開議の宣告



○戸山正孝議長 ただいまから本日の会議を開きます。



△日程第一 市政に対する一般質問



○戸山正孝議長 これより日程に入ります。

 日程第一、市政に対する一般質問を行います。

 通告順に発言を許します。

 まず、十五番、掘越哲夫議員。

     〔十五番掘越哲夫議員登壇〕



◆十五番(掘越哲夫議員) 発言通告書に基づきまして一般質問を行います。

 市政のさらなる発展のためには、市民の市政への信頼が基本であります。その市民の信頼を確実なものにするには、第一に、市民が自分のまちのことをよく知っているということ。市についての情報は容易に市民に入ることになっていること、そうして市民の疑問には行政が誠実に答えることが必要であります。そして第二には、市民が市をよくするためにはどうすればよいか共に考え、そして市民が行政に参加することであると思います。これが地方分権の原点でもあります。

 そこで、私は十二月一日、浦和市で行われました地方自治法施行五十周年記念事業、「地方分権フォーラムイン埼玉」に出席してみました。現在の多様化な社会に生きるにおいて、地域のことは地域で決めるという地方分権の重要さがよくわかりました。そんな思いで、最近街角で聞いた一市民の、市をよくするにはどうすればよいか、そのお考え、声を紹介し、この小さな、そして大きな提案に対して、当局のご見解をお伺いするものであります。

 その一、市内の落葉の舞う街角、ある知り合いの奥様にお会いしました。たしか彼女は七十二歳、歩道をゆっくりとさわやかな顔で歩いていました。「おはようございます。さっそうとお元気ですね」「はい、とっても気分がいいんです。おかげさまで丈夫で、もう一年以上も医者知らずなんですよ。市長さんから表彰されなくては」とほほ笑み、会話は尽きませんでした。私は、全くそのとおりだと思いました。彼女は老人保健医療で、自己負担は最大月二千円、でもそういう条件環境の中で健康管理に注意し、努力をして一年以上も病気知らず、医者知らずを続けています。このことは本人にとってもありがたい誇りであるし、また市にとってもありがたい健康管理優秀者であると思います。

 そこで、本人の健康と、また市の健康管理制度のために、この努力に対し、健康祭りの際にでも市民の模範生として高齢者健康管理優秀賞を贈り、表彰し、またお祝いしてもよろしいのではないでしょうか。

 現在、国保の保険を一年間使わなかった加入者には寸志を贈っていると聞いておりますが、昨年は二百八十四世帯と聞いておりますが、この健康家族も表彰してよろしいのではないでしょうか。当局のご見解をお伺いいたします。

 その二、ある秋の日、羽生駅をおりて東口に出ると甘いモクセイの香りが漂い、駅前大通りにはモクセイの美しい、かわいい花の並木が続いている、こんな光景はいかがでしょうか。羽生市のメインストリートの本町から元町への中央第二本町通り線と駅前大通り線の街路樹として、市の木モクセイと市の花フジを植樹してシンボルロードを完成してはいかがでしょうか。しかもこれらのモクセイとフジは市民個人の記念樹として寄付していただき、その旨の木札を掲げ、街路樹として整備していく。この木はAさんの誕生記念、これはBさんの還暦記念、あれはCさんの合格記念、こうやって市民の愛着のあるメインストリートが、街路樹が育っていく、こんな楽しい市民の一提案はいかがでしょうか。

 その三、先日市街地の歩道とそれに交差する路地の交通安全についてあるご婦人から注意をいただきました。南三丁目交差点から南へ県道加須・羽生線の両側には歩道があります。その歩道を横切って直交差する道が何本もあり、そこには人も車の従来も多くあります。そうして歩道を急いで走る自転車と、路地から県道ヘ出る車両との出会い頭の小さい事故がしばしば発生しているということであります。大事故が率生する前に安全の措置を、また薄暗くて防犯上問題もあるということであります。

 私は、早速その一つの現場、南三丁目七番の表示のある電柱のあるT字路に行ってまいりました。その路地は幅約五メートル、車の停止線は角から五十センチのところに設けられています。しかしこの停止線からは、右左からの歩道を歩く通行者の状況は家屋の塀のため確認できません。そしてT字路を中心としてその周辺には電柱が四本ありますが、照明灯は全くなく、暗がりです。市としては早速行動していただき、歩道の左右に紅白のゴム製の標柱を二本設けていただきましたが、依然付近は暗闇です。ここに隅切り、または街灯が必要ではないでしょうか。今後市の危険箇所と思われる歩道、路地の安全についてどう対応されるのか伺います。羽生警察署は、小さな事故としてはしばしば聞いておりますが、しかしこの歩道は自転車の歩道通行を許可する歩道ではありませんということでありました。

 その四、これは南中学校のPTA新聞「あすなろ」であります。それからまたこれは南中学校の生徒会で発行している「サウスタイムズ」、またこれは南中学校の生徒会の号外であります。この中にこんな記事がありました。「ジャイチ、国際ボランティア活動という言葉を聞いたとき、私たちには無関係で別の世界のことだと思っていました。しかし先生の話を聞き、私たちの身近な活動によりネパールの人たちの生活に少しでも役立ったことに深い喜びを感じました。だれの家にでも眠っている学用品、短くなった鉛筆や消しゴム、またペンケースなど、みんなで集めて送ることにより、私たちが忘れていた、物を大切にすることを教えていただきました。旅立った鉛筆よ、頑張れ」。これは一生徒の言葉であります。

 こんなすばらしい友愛の実践があるでしょうか。こんなすばらしい国際化感覚実践の場があるでしょうか。これが今南中の生徒会の活動により実際に行われています。鉛筆を削って送る心こまやかな生徒たちの優しい心、そういう活動によって世界の人々と助け合う心、自分にできる奉仕の心、そして物を大切にする心、そういう心を日本人の、いや羽生の子供たちの中にぜひ育てていきたいと考えるものであります。この輪は南中学校内にとどまることなく、市内全校の子供たちの心に呼びかけていきたいと感ずるものであります。当局のご見解をお願いいたします。

 その五、市民参画が今行政の大きな話題となっています。羽生市民の平成六年の意識調査によりますと、行政に何らかの形で参加したいとの声は五六%であります。そこで市の行政のあらゆる場面に、例えば審議会、委員会、その他さらに視察等においても、一般市民も、また車いすの方も傍聴参加できるよう積極的に取り組んではいかがでしょうか。またその審議会の模様は庁舎一階ロビーでテレビ中継してはいかかでしょうか。より一層市民に市政に参画していただくために、さらに女性議会、青年議会、地区議会等を催してはいかがでしょうか。当局のご見解をお願いいたします。

 その六、現在市内には約四百名以上の外国の方が生活しております。国際化先進都市を日指して市はさまざまな国際交流等の事業を実施しておりますが、外国人のための日本語講座は開催されておりません。現在は市内に住んでいる外国の人たちに羽生を、日本をよく知っていただこう、国際交流を積極的に進めていこうという目的で、羽生国際交流市民の会というボランティアグループがありますが、今その友の会事業として、毎日曜日午前十時から日本語講座を開いております。非常に盛況で、市内の外国人のみならず、熊谷市、太田市、久喜市、春日部市の方からも三十人ほど参加しており、小グループ単位の日本語の勉強会を実施しております。羽生市としては、生涯学習の一環として数多くの講座が開催されておりますが、その中に外国人のための日本語講座も開設してはいかがでしょうか。当局のご見解をお伺いいたします。

 その七、師走という、だれでも、すべての方が忙しい日々のこのごろ、どこの家庭でもなかなかみんなで顔を合わせることが少ないものであります。こういう多忙な毎日の生活の中で、月に一度ある一日、一番顔を合わせやすい第三の土曜日とか第四の土曜日とか、その日を市民の家庭の日として定め、その一日を市民の家庭の団らんの日として、家族としての生活、会話、憩いを目的とした一日にしてはいかがでしょうか。

 そして、家庭の日には市も市民も約束し、公的行事、その他団体、グループの行事もこの日は設けなく、その日には公的事業はなく、また雑事からも離れ、家庭人としてサービスし合うのもよし、また家族でスポーツするのもよし、一人で瞑想するのもよし、明日の方針を考えるのもよしであります。家庭単位の、また家庭人としての憩い、休息、団らん、瞑想の一時にしてはいかがでしょう。この施策の実施には金は一銭もかかりません。市民全体で約束をすれば直ちに実行可能であり、ぜひともとご提案をいただいたものであります。ご見解をお伺いいたします。現在宮城県古川市も実行しているということであります。

 その八、秋は芸術の秋とも言われますが、スポーツの秋でもあり、収穫の秋であります。現在市ではさまざまな行事が独自の計画で行われています。例えば公民館祭り、美術展、華道展、茶道展、学校ごとの文化祭等いっぱいあります。これらの事業を統合して、羽生市芸術祭として大発展させてはいかがでしょうか。そうすることにより規模は大きくなり、PRは強力になり、周辺地域にも響き、多くの人が、まちがにぎわうのではないかと考えるものであります。

 あるときは全市民がともに芸術を感じ、芸術を考え、また全市民が芸術に触れる。そして市美術展も県展、日展に通ずる格調のある市展と性格づけしてはいかがでしょうか。同様に、商工祭りも農業祭りも観光祭りも市産業祭として発展させてはいかがでしょう。全市民がこぞって情熱を燃やし、ある期間、あるものに集中し、努力をしてともに楽しむ祭り、そんなものへと創造していってはいかがでしょうか、ご見解をお伺いいたします。

 以上、街角で聞いた幾つかの小さな提案、大きな提案をご紹介し、当局のご見解をお伺いして私の一般質問を終ります。



○戸山正孝議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 十五番議員の質問ににお答えを申し上げます。

 街角で聞いた小さな提案、大きな提案ということでございます。さまざまな提案をご提言くださいましてありがとうございます。私からは、このうち一番最後の項目につきましてお答え申し上げ、他は部長から答弁をいたさせます。

 最後の問題は、文化事業等を統合して羽生市の芸術祭としてできないものか。とりわけ芸術展は県展クラスにというご提案でございます。この文化事業の統合につきましては、確かにそのようなご意見もございますけれども、一方では、統合するとまず一日か二日でぱっと終わってしまうと、こういう考え方もございますし、また団体参加者によりまして重なり合ってしまうのでぜひ分けて実施してほしいなどというような声もございますし、事情もあるようでございます。しかし、おおむねこの美術展というのは十月から十一月にかけて実施されておりますので、この文化事業につきましては、拾いますと大概は十月から十一月なのですが、その後には、団体によってはまた別の五月あたりを選ぶ、こういうものもございます。

 また、公民館あたりではその作品の完成という面から、さらに三月ぐらいというようなこともございまして、まず十月から十一月にかけて実施されるさまざまな文化事業、先ほども申し上げました美術展でありますとか華道展でありますとか、そういうものにつきましては、既に文化団体連合会の催し物の案内としてPRを行なっておるわけでございますが、できればこれは市芸術祭参加行事と、こういうことに一つにまとめたらどうなのかということを事務局に検討させておりますので、ご了解を賜りたいと存じます。

 それからもう一つは、市民祭りの問題でございますけれども、かつてこの市民祭りにつきましても市産業祭として実施してきたわけでございます。しかしながら商店街の売り出し等、農産品の収穫時期との兼ね合いから、ただいまは商工祭り、産業祭りというふうに分かれたわけでございますけれども、私としては市民祭りとしようという案に実は何とかやれないものかということで、商工団体でありますとか農業団体にお話しもした経過もございます。

 私としては、結論としてさまざまな団体がさまざまな形で参加し合う市民祭りということが理想だと思いまして、これらの団体にお話を申し上げますと同時に、今の商工祭りというものをでき得れば市民祭りという形でもっていきたいとこのように考えており、これを支持しておりますことを申し上げまして答弁といたします。

 なお、他の項目につきましては担当部長からお答え申し上げます。



○戸山正孝議長 市民福祉部長。

     〔金井信雄市民福祉部長登壇〕



◎金井信雄市民福祉部長 十五番、掘越議員の一般質問のうち、羽生市健康管理優秀賞を設け六十八歳以上の無受診者を表彰してはどうかのご質問に命によりお答えいたします。

 まず初めに、この健康表彰関係の現在の市の取り組みについて申し上げます。

 この取り組みにつきましては、現在市の国保事業におきまして、被保険者の健康増進、あるいは国保税の完納意識の高揚を図ることを目的といたしまして、世帯を単位といたしまして健康優良世帯の表彰を実施いたしております。これは一年間無受診で、なおかつ国保税を完納している世帯に対し毎年三千円程度の記念品を贈呈しているものでございますが、本年も九月に該当する二百八十四世帯に対しお贈りをしたところでございます。

 そこで、議員ご提案の、六十八歳以上で特に健康管理に努力している方々の表彰でありますが、まずこの表彰を行うに当たりましては、現在約七千人に上ります六十八歳以上の方々の年間の受診状況を杷握することが必要であります。このため、電算処理を委託しております県の国保連合会と協議をいたしましたところ、処理システムが県下統一の共同電算処理方式でありますため、現在のところ出力メニューがなく、現時点では当該資料の提供は困難であるとの回答でありました。したがいまして、この資料確保のためには、今後ある程度の検討期間が必要でありますので、せっかくのご提案に対し大変恐縮でございますが、今少しお時間をちょうだいいたしたいと存じます。

 なお、ご提案とは若干異なりますが、当面現在行なっております世帯表彰の中から、三年間連続無受診世帯を抽出をし、イベント等の際に特別表彰を考えてまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。

 以上、答弁といたします。



○戸山正孝議長 都市整備部長兼水道部長。

     〔片山正夫都市整備部長兼水道部長登壇〕



◎片山正夫都市整備部長兼水道部長 十五番、掘越議員の一般質問のうち、メインストリートを市の木、市の花の通りにしてはについて、命により答弁を申し上げます。

 道路はまちの骨格を形成する公共空間であり、地域の景観形成上重要な役割を果たしております。その役割を果たすのに最も効果的な方法として緑化が挙げられます。現在の街路樹の植栽状況は、中央第二本町通り線があさひ銀行から強力被服までの区間にハナミズキが、また駅前大通り線については、羽生駅から葛西用水路までと、東部藤井上組・下羽生線から城沼落までがニセアカシア、また葛西用水路から東部藤井上組・下羽生線までは県の市町村環境保全創造事業助成金を受けるに当たり、街路緑化事業検討委員会を設置してどのような木を植えるべきか検討した結果、ハナミズキとヤマモモに決定し、平成七年度と平成八年度の二カ年で植樹したものであります。

 ご質問のメインストリートを市の木と市の花の通りにしてはというご提言でありますが、市の木モクセイの特徴は、北西の季節風に弱く、樹木の形態から、交差点や個人の出入り口付近からの見通しが悪く交通安全上支障があり、また市の花フジについてはフジ棚等を設置しなければならず、広い幅員の歩道が必要になり、街路樹としては問題があると思われますので、市の木、市の花の植樹につきましては、学校、公園等に順次記念樹等として植栽をし、その旨の札や木の名称の名札をつけるよう検討してまいりたいと思います。

 また、市の木モクセイ、市の花フジにかわる樹木を植栽し、例えば駅前大通り線では植栽をしてあるハナミズキやヤマモモの通り等の名称をつけるか、今後十分検討してまいりたいと存じます。

 また、中央第二本町通り線の駅前大通り線から羽生北小学校まで約五百メートルの区間の両側につきましては、県施工の電線地中化事業が今年度から平成十二年度に実施される予定であります。このため工事完了後に歩道を整備し直すことになりますので、地元自治会及び商店街の方々と植栽する木の種類等についても協議しながら、事業主体である県に要望していきたいと思います。

 以上、答弁といたします。



○戸山正孝議長 経済環境部長。

     〔兼杉 明経済環境部長登壇〕



◎兼杉明経済環境部長 十五番、掘越議員の一般質問のうち、歩道と交差する路地での交通事故について命によりご答弁申し上げます。

 最初に、最近の市内における交通事故の状況を申し上げますと、本年十二月三十日現在、人身事故件数が二百九十四件、昨年が五百八十五件でありましたので九件の増加となっております。また死者数は二人で、昨年の四人に比べ二人の減少です。負傷者数は三百八十五人、昨年が三百六十八人と十七人の増加で、そのうち自転車による事故は六十五人、昨年の七十四人と比べ九人の減と、若干ではありますが減少しております。

 議員ご指摘であります中央第二本町通り線の歩道を走る自転車につきましては、道交法により通行できないことになっておりますが、道路の構造及び交通の状況等により、道交法の目的であります交通の安全と円滑を図ることが優先される場合は通行可の標識を設置し、通行できることになっております。

 当市の場合、中央第二本町通り線については南北の直線部分を除き通行でき、駅前大通り線についても駅から警察署入り口交差点までを除き通行できることとなっております。いずれにいたしましても、今回ご指摘の危険箇所を放置しておくわけにはいきませんので、警察署、行田土木事務析及び市建設課と協議の上、歩道に自転車を停止させるストップマークや自転車を減速させるためのポストコーン支柱の設置等、既に事故防止対策を実施したところでございます。

 なお、市内県道の道路照明灯につきましては、環境課と建設課による現況確認作業を現在実施中でありますので、集約できましたら行田土木事務所、地元自治会長等と連絡をとり合い、危険箇所から設置づけますよう努力いたす所存であります。

 また、事故の要因は自動車だけではなく、交通弱者と言われる自転車や歩行者のルール無視から事故が起きていることが多く身受けられますので、今後とも交通安全施設を整備するとともに、警察署、安全協会をはじめ、交通安全母の会、小学校及び老人クラブ等との連携を図りながら、自転車の安全な乗り方等、交通安全意識の高揚に努めてまいりたいと存じます。

 以上、答弁といたします。



○戸山正孝議長 教育次長。

     〔栗原昭一教育次長登壇〕



◎栗原昭一教育次長 十五番、掘越議員の一般質問のうち、眠っている学用品で世界の子供たちに友愛の手をについてお答えいたします。

 南中学校で展開されている国際ボランティア活動を市内全校的運動にしてはとのご提案でございますが、南中学校で活動しておりますジャイチ、これは民間海外援助団体の中の財団法人日本農業研修所協力団の略でございます。この活動につきましては、議員のご指摘のとおりでございますが、ジャイチがネパールに開校した学校に鉛筆、書籍等の文具類等を送り、現地の子供たちの学習活動を支援しながら地球上の友として国際交流を深めるものでございます。南中学校では生徒会活動に位置づけまして自主的に活動していることは、国際化、福祉社会の進む中で、国際人としての自覚を持ち、また物を大切にすることからも意義深いものであると考えます。物の豊かさの社会の中で心の貧しさが問われている現在でありますが、これらの活動を通して思いやりの心が培われ、人々の役に立つ活動を全校で展開しているということはすばらしい取り組みでありますので、今後市内全校に呼びかけていきたいと存じます。

 次に、月に一回家庭の日を設けてはのご提案についてお答えいたします。

 現年、社会の変化が著しく、核家族化、また行事や会合等が増大し、家族との触れ合いが希薄になり、家庭の持つ大切な意味合いを忘れがちであるのも事実であるかと存じます。この趣旨に対しましては同感するものでございます。ところが、既に県の青少年育成埼玉県県民会議の活動の中に、家庭とは人間の幸せの基盤であり、明日の活力を生み、安らぎと人づくりの場であるとのことから、昭和四十一年から毎月第三日曜日を家庭の日として、憩いの場、教育の場、家庭の明日の力を生み出す場など、家庭についての認識を深め、明るく楽しい家族づくりを推進しているところでございます。

 本市におきましても、議員のご提案や県民会議の趣旨に沿いまして、第三日曜日を家庭の日としてPRしていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

 以上で答弁といたします。



○戸山正孝議長 総務部長。

     〔河田 昌総務部長登壇〕



◎河田昌総務部長 命によりまして、十五番、掘越議員の一般質問のうち、各種審議会視察等に一般市民の参加を求めては、また審議会の様子を一階ロビーでテレビ中継してはとのご質問にお答え申し上げます。

 まず、各種審議会等への一般市民の参加につきましては、市長が平成六年九月定例市議会の所信表明の中で申し上げましたとおり、その会の構成人数、活動内容、また委員の構成等の見直しを行い、既に実施しているところでございます。従来の当て職ではなく、一般公募制や団体からの推薦制により市民参加をいただいているところであり、市民を代表した審議会としての形を整えており、十分に民意を反映しているものと考えております。今後も審議会の活動内容や必要性等の見直しを図り、一般市民参加、女性登用などを行なってまいりたいと存じます。

 また、ご質問の、視察等に一般市民の参加をとのことでございますが、その会の目的、運営に必要な視察実施であること。交通手段、旅費等の問題もありますので、現在これらを補うため、市の広報紙を通じまして、審議会の内容等をできるだけ掲載しまして、市民にご理解をいただいておるところでありますので、ご了承を賜りたいと存じます。

 次に、審議会等を一階ロビーでのテレビ中継でありますが、現在条例に基づく審議会、委員会の数だけでも相当数になり、これらを調整してテレビ中継することは、財政面も含めましてかなりの課題を抱えており、現状では難しい状況であると考えております。今後議員ご提案の女性議会等の開催も含めまして、十分調査・研究してまいりたいと存じます。

 次に、外国人のための日本語講座を設けてはの質問についてご答弁申し上げます。

 議員ご指摘のように、国際化がますます進む今日、私たちの身近においても、世界のさまざまな国の人々が地域社会の隣人として生活するようになっています。羽生市におきましても、十一月末で五百二十二人の方が外国人登録されております。しかしながら、外国人の方が就労や学習、あるいは日常生活において言葉が通じないことからコミュニケーションが図れず、日本の社会になじめない方がたくさんいると思われます。これら外国人の方々の手助けをするため、市民主体の団体である羽生国際交流市民の会では、平成七年から毎週日曜日、中央公民館におきまして日本語教室を開催いたしております。この教室では、市民の会会員の方がボランティアで日本語を教えており、議員ご指摘のようにいろいろな国の方々が市内のほか近隣市からも参加しております。市といたしましてもこの教室が順調に運営されるよう、市の職員もできるだけ参加するなど、側面からの援助を行なってきているのが現状であります。

 ご質問の、市で日本語講座を設けることも国際化に対応した一つの方法と考えますが、県内各市の日本語教室の運営状況を見ましても大部分が市民ボランティアにより運営されており、これからの国際交流は行政主導から市民主体の交流へと変わりつつあると考えております。

 したがいまして、市といたしましても、羽生国際交流市民の会の日本語教室が順調に運営されますよう、また一人でも多くの方の参加が得られるよう、今後も側面から援助を行いながら国際化に対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

 以上、答弁といたします。



◆十五番(掘越哲夫議員) 了解。



○戸山正孝議長 次に、十六番、岡戸 稔議員。

     〔十六番岡戸 稔議員登壇〕



◆十六番(岡戸稔議員) 先ほどの十五番掘越議員は質問事項が一項目でございましたけれども、内容は八項目ございました。私は通告に基づきまして、このとおり四点について一般質問を申し上げます。

 一点目といたしまして、羽生市の情報公開についてお伺いいたしたいと思います。

 まず、情報公開を情報提供施策と情報公開制度に分けてお伺いしたいと思います。

 情報提供施策は、行政資料の提供や広報紙の発行、あるいはマスコミに対する案内や相談窓口の開設であります。具体的に言えば、羽生市の例では羽生広報を中心とした議会だよりや羽生お知らせ版等々の情報提供やマスコミへの対応など、問題点は多少ありますけれども、おおむねその役割は果たしてきているというふうに思います。

 私は、さきの議会において広報の重要性について一般質問を行なっておりますが、この中で、広報紙に載せたから行政の市民に対する情報提供の義務は終わったということにはならないのではないかという趣旨の一般質問をした経緯があります。

 先月でしょうか、エジプトにおいてイスラム原理主義者による観光客の殺人事件があり、日本人の新婚さんを含む痛ましい事件がありました。この事件についてさまざまな意見があるようですが、いわく危機意識のない脳天気な日本人旅行客が悪いのだとか、たまたま運が悪かったのだろうとか、また戦争や政情不安による内紛の国、あるいは治安状態に問題がある国というような情報が知らされていないとかであります。

 しかし、外務省は、世界各国危険度リストを発表しており、行政としての情報提供義務は果たしているのが現実のようであります。しかしこの事件の中でもわかるとおり、世界を旅する日本人に、この国は気をつけなさいというような情報は、国からも旅行業者からも正しく伝わっていないのが、これも事実であります。

 この事件を通して、行政の広報に、あるいは情報提供施策にいま一歩踏み込みがないような感じがするのは、私たち国民のわがままでしょうか。私は、情報提供は少なくとも複数のメディアから情報を流すべきだと考えます。羽生市の最近の情報提供施策の傾向は、広報はにゅうに見るようにかなりオープンになってきていると思います。この行政の情報提供施策についてのご見解をまずお伺いいたしたいと思います。

 次に、情報公開制度への考え方についてお伺いいたします。

 最近、住専の問題、そして大手証券会社をはじめとする大手都市銀行、あるいは生命保険会社の倒産等々、資本主義社会の心臓部に当たる金融機関の破綻があり、私たち国民を不安に陥れています。この原因についてもさまざまな意見がありますが、その一つに不良債権隠しをはじめとする情報開示に大きな原因があるとも言われています。今朝の新聞にも出ておりましたけれども、大蔵省と金融機関がバブルの崩壊により生じた不良債権や大型の債務をひた隠しにし、飛ばしとかいう方法で先送りした結果であるとの見方がありますが、アメリカあたりではこれは大変な罪悪であり、その責任者は監獄送りということだそうでございます。日本では、企業や行政が都合の悪い情報は、株主や主権者である市民、国民に公開せず、どうにもならなくなってからその責任を逃れ、そのツケを株主や国民に押しつけるというアンフェアな国であるとの批判を世界から受けていることはご承知のとおりであります。

 地方自治体の情報公開制度は、行政情報を主権者である市民に公開することであります。このことにより、市政の公正な執行と市民の信頼を確保することになります。また市民の市政参加を一層推進することにもなります。逆にある意味では、主権者である市民に市政の責任を持ってもらうことにもなります。地方自治の発展には欠かせない、重要な制度であり、また羽生市においても避けて通れない制度であります。こんな中、市長はこの情報公開制度についてどのようなお考えを持つか、またその公開条例の制定時期についてのご見解もあわせてお伺いするものであります。

 次に、二点目といたしまして、羽生市を一望できる展望台の設置についてお伺いいたします。

 私は、さきの議会において、羽生市は平らな地域だから自転車道路をたくさんつくって確保すべきではないかという意見を申し上げた経緯があります。これは環境的にも、健康的にも、そして交通安全の面からも好ましいことであるというふうに申し上げた経緯がございます。今回は逆に平らな平野地帯だからこそ、高い展望台があればどうかという考え、ご意見を伺うものであります。

 この点に関しても、別の議会で私はごみ最終処分場の上に土を盛り、羽生山をつくり、関東のへそとしてPRしたらどうかということも申し上げました経緯があります。私などは、南部幹線にある東武鉄道の陸橋の上を走って、そこから羽生市を見おろすだけでとてもうれしい気分になります。一番高いところへ登ったときに、ちょうど正面に富士山が見えたりするともっとうれしくなります。我が羽生は、海も山もない関東平野の中央に位置する地域であります。そこでぜひ羽生市の全体が見渡せる展望台のようなものがまちのシンボルとして欲しいなというふうに感じております。

 私が教わった先生に鹿児島出身の方がいらっしゃいました。その先生は、埼玉の人にはロマンがない。物の見方、考え方がどうも近視眼的であると言っておられました。その原因の一つは、まちを一望できる山もなく、外国を感じる広い海もない。海を眺めて遠くに、この海の向こうはアメリカがあるのだというような夢も持てない。地形的に平凡な人しか育たないところではないだろうかということを言っておられました。

 私は、これらの羽生を、あるいはこれからの羽生を、あるいは日本を背負って立つ小・中学生に、羽生市を一望し、遠く山々を眺めるチャンスを与えたらどうかと考えるものであります。封建時代の為政者は城の天守閣から入々の生活を眺め、策を練り、統治を考えたというふうに推測されます。また元総理だった細川護煕氏は、熊本県知事時代に、道路行政の視察の際にへリコプターから熊本県を眺め、朝夕のラッシュ時に渋滞している箇所を重点的に改修するようにという指示を出したということは有名な話であります。

 このように、私たちは、アリのように目先のこまごまとしたことを解決することももちろん大切でありますが、それと同時に鳥のように高いところから自分たちの生活を眺める視点も必要であると思います。具体的には市内の高い建物の上に展望塔を建てる。例えば羽生市内で高いところといえば市役所この上や旧ジャスコビルであります。あるいは新羽生駅舎の計画があるようでございますが、駅舎の上に羽生タワーの構想を入れるという考え方もできるかと思います。この展望台には、まちの要所要所を説明した看板を設置したり、秋の澄み切った空のもと、先生に引率された子供たちが写生や社会科見学の勉強に利用したり、あるいは市民が家族で遊びに来られるような名所としたらいかがかと思います。こんな中から、自分たちのまちの生い立ちやまちの将来のあり方を考えるきっかけになり、郷土愛や我がまち意識を自然にはぐくむことになるのではないかと思います。「キューポラのある街」は川口市ですが、「タワーのあるまち羽生」についての市長のご見解をお伺いいたします。

 次に、三点目といたしまして、救急業務と医療体制についてお伺いいたします。

 羽生市においては、消防署は近代的な建物と設備がほぼ整いました。また羽生市の人口比率からしての医療施設、また二十四時間救急医療体制にしても、近隣の市町村から比較しても恵まれております。そこで今回はこの緊急医療施設等ハード面の整備に対して、ソフト面からの整備がなされているかどうかという視点からの質問をさせていただきます。

 私の友人の母親が、ある日突然に昏睡状態に陥りました。早速消防署に連絡をして救急車に来てもらいました。たまたまその母親は持病を持っており、羽生市以外の病院にかかっておりましたのでそちらに搬送していただけるようにお願いしたところ、羽生市内の医師の許可が必要ということでありました。幸い駆けつけてくれた医師は羽生市以外の病院まで救急車にも同乗してくれ、付き添っていただけたそうです。おかげで命に別状はありませんでしたが、その友人との後日談の中で、家族にとっては一時も卓く病院に連れていってもらいたいという気持ちから、その医師との連絡をとっている時間ももどかしく感じられたということでございました。私のところは幸いだったが、今後このようなケースはないとも限らないし、そのとき市内の医師の指示がなければ移動できないというシステムに問題はないのだろうかということでございました。

 そこで、一分一秒を争う命の救助に、救急隊の活躍が徒労に終わらないためにも、それが最善の方法だったのか。その辺の規則、あるいはシステムを見直す必要はないのか、お伺いいたしたいと思います。

 神戸の大震災の際も、救助に出動しなければならないとわかっているのに、自衛隊は総理大臣の命令がなければ出動できなかったという、いわゆる危機管理体制が指摘されました。この危機管理については、事にぶち当たらなければその不備が見えないということは往々にしてあると思います。しかし事が起きてからでは遅いということでもございます。危機管理の現場である消防署から、さまざまな想定される危機についてのシミュレーションの中で、それらの規則やシステムの見直しはどのように行われておられるのか、その現状と対策についてお伺いするものであります。

 次に、最後でございます。道路交差の隅切りについてお伺いいたします。

 市内の道賂を走っておりますと、さまざまな交差点や三叉路に出会います。大変整備されたところは利用しやすく、スムーズな運転ができることはだれでも感じられたことだと思います。しかし隅切りされていないところでは、安全を確認するにも、普通の乗用車ではある程度頭を出さないと左右の安全の確認ができない。また朝の交通量の多い通勤時には、一台一台がその確認の時間をとるため、また角地の狭いところのすりかえのため渋滞ができてしまいます。そして当の角地のお宅も、車に家をすられないかとひやひやしているのが現状のようであります。そしてまた見えないところは事故が起きやすいということも考えられます。

 そんな旧道や市街地で、隅切りの必要だと思われる道路は、私が考えただけでも二、三十カ所あります。そこで、新規の道路は緩やかなカーブの隅切りに配慮されているところが多いと理解できます。今後も新しい道路についてはその点の配慮が計画されていると理解してよいのか、まず伺います。

 また、例を挙げれば、羽生市文化ホールの鋭角の十字路については今年度完成しましたが、これなど便利だなと感じる市民は多いと思います。しかしこれはかなり前にさかのぼることになりますが、計画の段階でその隅切りはなぜ考えられなかったのか、その辺の道路計画から実施への流れがどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。

 また、地主である市民の協力にしても、新規の道路築造や建築物の建てかえのときであれば協力はしやすいと思います。その辺の新規建造物の建築許可の際の隅切りに対するチェックシステムはないのか、お伺いをいたします。

 そして、行政は、既設の建造物の家主に対する隅切り協力の依頼を、市民からの要望を待たずに普段から努力されておられるのかも伺うものであります。地主の中には、建造物保護のため、土地ぎりぎりにコンクリートやブロツクでガードしておりますが、走る車の方は大変不便であります。これは一見いじわるをしているように見えますけれども、地主にしてみれば当然の自衛策であろうかと思います。

 昨日の議会でも中心街の活性化についての議論がございましたけれども、その市街地の空洞化の原因の一つになるかどうかわかりませんが、買い物がしにくい、そしてその買い物の主体である女性が運転しにくいということが挙げられるというふうにも思います。そんな中、個人の利益を擁護しつつ、公益のため道路の隅切りへの積極的な協力依頼は行政としてし続けなければならないと思います。この点の現状と問題点について、当局のご見解をお伺いいたしまして、私の一般質問とさせていただきます。



△休憩の宣告



○戸山正孝議長 暫時休憩いたします。

     午前十一時 休憩

     午前十一時二十一分 開議

出席議員(二十二名)

    一番       二番       三番       四番

    五番       六番       七番       八番

    九番       十番      十一番      十二番

   十三番      十五番      十六番      十七番

   十八番      十九番      二十番     二十一番

  二十二番     二十四番

欠席議員(一名)

   十四番

説明のため出席した者

  市長       助役      収入役      総務部長

  企画部長     市民福祉    経済環境     都市整備

           部長      部長       部長兼

                            水道部長

  消防長      財政課長    庶務課長     教育

                            委員長

  教育長      教育次長    監査委員

                   事務局長



△開議の宣告



○戸山正孝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政に対する一般質問を続行いたします。

 十六番議員の一般質問に対する答井を求めます。

 市長

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 十六番議員の一般質問に順次お答えを申し上げます。

 まず第一点の情報公開のご質問でございます。

 岡戸議員には、情報公開につきまして、情報提供施策と情報公開ということの二つにわけてご質問いただいておるわけでございます。この情報提供施策につきましては、当然に行政と市民をどう近づけていくかという私の試みからいたしますと、何とか市民への情報提供を広げていきたいという気持ちは持っておるわけでございます。とりわけご指摘の広報紙の問題で、この広報紙で書いたからもうお知らせの義務が終わったんだという感覚が確かに一時ございまして、私ももう一歩突っ込めないかということを考えまして、実は審議会、あるいは協議会の経過を賛否両論を載せまして、最近の広報紙ではごらんだと思いますけれども、そういう公開を行なっておるわけでございます。

 それに加えまして、私が直に、現在の行政の間題点というものをできるだけその時期に適したものを選びながらちょっとしたコラムで書いておりますのですが、その中でもできるだけ情報を市民に提供したいということで、もう一歩突っ込んだ広報のあり方を我々としては考えていることを申し上げさせていただきたいと思います。

 それと、そのほかのこの情報の提供という問題では、できるだけ私も地域の懇談会でありますとか高齢者学級を含めたさまざまな会合へ出させていただきましてそういう提供を行なっております。とりわけ市でも今年は総合振興計画を含めました、いわば市民集会を行いましたし、青年会議所では毎年のように私をお招きいただきまして、それぞれの問題について市民集会を行なってくださっておるわけでございます。そういう地域懇談会、先だっても申しましたけれども、市の中心である市民集会と地域と行なった懇談会との意見のギャップというものが非常に今のところこの情報提供の中では問題点になっておるということを昨日申し上げましたけれども、いずれにしても、賛否両論はありましても、我々の行政の情報をいかに市民に知らせるかということは大切でございますので、今後ともこれは進めていきたいと思っております。

 そのほかにも、先ほど総務部長答弁のように、委員会では各団体の長ということではなくて、団体から推薦をしてもらいたい、こういうことで委員構成をできるだけ大きく広げるということと、公募制も各種の審議会、協議会でとっておるわけでございます。公募制の委員会のあり方につきましては各市それぞれ迷っておりまして、一番私は公募制の委員会が多いのは羽生市であろうと思っておるわけでございますけれども、ほかのところではそれがイデオロギーに利用されるとかというようなことを心配しながらなかなか公募制に踏み切れないということも聞いておるわけでございますが、私は全体としてはこれは進めていきたい、このように思うわけでございます。

 それから、第二点目の情報公開の問題でございます。この情報公開につきましては、条例を持っておりますのがただいまお聞きしますと、現在県下では十四市一町ということをお聞きしております。この情報公開条例とともに、大事なことは個人情報保護条例というのがともに実施しなければ、これは大変なことになるということが今この情報公開で大きな問題であるわけでございますが、私としては、一日も早く実施しなければならない課題といたしまして、今行財政改革の、庁内にあります検討部会、咋日総務部長がご報告を申し上げましたけれども、六検討部会がございまして、この中で文書管理部会でこの検討をいたしております。

 実は、先月でございますが、二日間にわたりまして各部会の中間報告を私以下三役全部そろいまして聞かせていただきました。それぞれに今後の取り組みを指示したわけでございますけれども、この情報公開部会の中間報告として報告されましたことは、まず個人のプライバシーの保護と犯罪防止のそういう観点から見ますと、第一点としては、全庁にトータルファイリングシステム、現在の我々の書類はほぼつづり込み制をとっておるわけでございますが、これをファイル形式への転換が必要である。それから第二点は、前回コンピューター導入による財務会計システムと文書管理システムの導入が必要である。それから第三点は、市民の代表による情報公開、個人情報保護懇話会が必要である。それから第四点は、そのためには相当の経費と時間が必要とされ、平成十一年を目途として検討をしていきたいという、こういう報告を受けたわけでございます。

 しかし、私といたしましては、情報公開は時代の流れでもございますし、このシステムを導入するには数億円の予算計上となるわけでございますので、市民が公開を望んでいると思われるものから順次公開する条例が、変則ではあるけれどもできないだろうかということを実はそのときの中間報告では指示いたしました。例えば市長交際費でありますとか食糧費でありますとか、あるいは補助金、旅費、あるいは入札関係情報、各種審議会、協議会の内容など、段階的ではありますけれども、こういうものができないかということを指示したわけでございます。私は、先ほど申し上げましたように、広報に対する問題、情報提供という問題を含めまして積極的に情報公開に臨みたいという考えを持っておりますことをご確認いただきたいと存じます。

 それから、第二点の、羽生の一望できる展望台の設置ということで、こういう平野の中で育つ人間は夢がなくなっているのではないか、だから平野の中で育つ人間には高いものをつくってそこで夢を見させたらというようなご提言でございます。

 実は、私は春にバルーンフェスティバルというものがあるわけでございますが、私時間のある限りあのバルーンに乗せてもらっております。実は後で聞きますと素人が乗ると大変危険なそうなのでありますが、私は都合のつく限り乗らせていただいておりますけれども、確かにセスナでありますとかへリコプターと異なりまして、高いところでとまるように我が町羽生を見ますと、羽生というものを別の点から、視点が違ってくる。ちょうど外国から日本を見るように、外国から羽生を見るような思いで私はその体験をさせていただきました。

 私、乗ってみて感じましたことは、まず羽生は大変美しい。これは確実に私の心を打ちました。そして大変すばらしいまちであるということに私は感動を支けたことを申し上げたいと思います。それは春でございますので、まだ青々とした田園ができていないのですけれども、その周りが草原のような芝生の中に羽生のまちがぽっかりと島のように浮かんでいると、こういう感じがいたしまして、これに乗ったことによって私はもう一度羽生のすばらしさを守っていく、そして育てていくという思いをいたしたことをそのとき感じました。

 もう一点感じましたことは、利根川に対しまして、利根川が行田の大堰で鋭角に曲がっているように私は感じまして、これが第一点。それから村君が非常に大きく利根川が蛇行していると、これがバルーンに乗った感想でございまして、美しいけれども、水害に一体耐えられるだろうかと。どんと行田大堰へ利根川が流れてきたときに水害は大丈夫なのだろうか。あるいは村君のあの蛇行のところで水がぶつかったらどうなるのだろうかというもう一つの心配がございました。

 それからもう一点は、やはり上空から見ますと、市内の道路の狭隘さと変形、蛇行というのが非常に目につきまして、きれいではあるけれども、逆にそれが美しさなのかなという思いもありますけれども、危ないようなところを車が走っているところが非常に多く目についたということを申し上げさせていただきます。

 そんなことから、私も羽生に山が一つ欲しいなという思いもいたします。それから高い展望台が欲しいなという思いもいたしますし、かつて岡戸議員と同じような思いをしたのは須藤議員だったと思いますけれども、山をつくれということでご提言がございました。確かに大沼工業団地のところは羽生山ではちょっと私も考えさせられますけれども、山は欲しいと。しかし一方では、時代の流れとしてタワーをつくるとか、あるいはその山をつくるということが時代の中ではそう許させてくれないのではなかろうかと、そんな思いも一方ではしておるわけでございます。

 したがいまして、今、西公園の整備にこれから取りかかるところでございますけれども、今担当に指示しておりますことは、あそこへ小さな築山でもいいから山を子供たちにつくって、ほんのちょっと高いところからでも子供のためにという思いを何とか考えられないかということを指示しております。これはかつての質問でも申し上げましたとおり、西公園は親と子のふれあいの公園にしたいということを申し上げておりますので、その中で子供たちが小さな山へ登って、あそこから何も見えないかもしれないけれども、高いところへ登るということが必要なのかなと思います。

 また、もう一つは、利根川の昭和橋のところの、昨日も質問に出ましたスーパー堤防でございますけれども、あそこでバルーンフェスティバルをやっておりますので、固定したバルーンとか、バルーンの塔のようなものをつくってあそこへ置けないだろうか。そうしますと、バルーンフェスィバルとあそこの公園というのが何かマッチするのかなという、これは私の夢でございますけれども、そういう考えを将来の中に考えておるわけでございます。しかし財政と時が許すならば、繰り返すようですがジャスコでも、あるいは市役所でも駅の上でもスーパー堤防でもそういうことをしたいといお思いがございます。したがいまして、今後の計画でなくて、私の頭の中に入れておくことをひとつご了解賜りまして、答弁とさせていただきます。

 なお、他の問題につきましてそれぞれの担当から答弁いたさせます。



○戸山正孝議長 消防長。

     〔桜井好雄消防長登壇〕



◎桜井好雄消防長 十六番、岡戸議員の一般質問のうち、救急業務と医療体制について命によりご答弁申し上げます。

 市民の方々の安全と安心を守るべき救急業務につきましては、出動件数、搬送人員ともに年々増加しており、平成八年中は出動件数千四百四十三件、搬送人員千四百三十九名となり、市内及び市外の医療機関へ搬送しております。うち市外搬送につきましては、出動件数百十五件、搬送人員百二十三名となり、熊谷市内の医療機関を中心といたしまして三十八医療機関に搬送しております。傷病者の搬送につきましては、羽生市救急業務に関する規則第五条に規定されておりますとおり、事故発生場所から最も近い救急指定病院等ヘ搬送を原則といたしております。ただし傷病者の受傷部位及び負傷程度等の状況から判断し、市外の医療機関への搬送が必要であると認められる場合には市外の医療機関ヘ搬送しております。

 なお、傷病者の市外搬送につきましては、搬送途上におきます傷病者の容体変化等を十分考慮しながら、救急車に積載しております監視装置を使用し、意識レベル、脈拍、血圧、酸素飽和度等を確認し、救急隊長の判断により傷病者の容体が安定していると判断される場合には、市外においても直接かかりつけ、または希望する医療機関に搬送しております。

 しかし、傷病者の容体が危惧される等の重症者につきましては、まず近くの医療機関での診断を受け、医師の指示を受けること、あるいは医師、または看護婦に同乗していただく等、傷病者の安全を第一として搬送しております。

 次に、医療体制について申し上げます。収容先医療機関につきましては、第一次、第二次、第三次医療体制が整備されております。まず第一次医療体制につきましては、初期医療体制といたしまして、市内の二十八医療機関のうち救急指定病院に指定されております埼玉県指定の四医療機関及び羽生市指定の五医療機関の合わせて九医療機関へ優先し、搬送、収容しております。第二次医療体制につきましては、第一次医療機関では処置できない重症者を収容する医療機関であり、熊谷市内の某医療機関が指定されております。

 次に、第三次医療体制につきましては、第一次及び第二次医療機関では処置できない重症者、あるいは特殊治療及び特殊な資機材を必要とする傷病者を収容する機関でありまして、当署本部管内では大宮赤十字病院が指定されております。

 なお、議員ご指摘のケースにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、一刻を争う重症者と判断したため、時間のかかる市外の医療機関へ搬送中に容体が変化することも考えられますので、まず近くの医師の診断を必要としたものでございます。しかし指令室勤務員の対応及び指導が不十分であったため、家族の方々にもどかしさや不安感を与えましたことは事実でありますので、これらを十分に反省するとともに、今職員に対し周知徹底指導を図り、今後市民に不安を与えることのないよう厳重に注意してまいりたいと存じます。

 なお、人命の安全を第一に考えますと、規在の規則、システムにつきましては問題ないと考えられます。

 次に、さまざまな想定する危機についての現状と対策について申し上げます。

 救急業務の遂行に当たりましては、現場から医療機関へ搬送するだけでなく、医療機関と救急消防機関との一層の連携、協力体制の確立を図り、傷病者の救命率の一層の向上を図るなど救急業務高度化の推進に取り組み、救急業務の万全が期せられるよう努めてまいりたいと存じます。特に搬送途上におきます医療の空白地帯を解消するためにも、救急救命士をはじめとし、救急隊員の質の向上に努めること、また一般市民の方々への応急手当啓発活動を積極的に進め、一人でも多くの市民の方々に正しい知識と技術を普及させ、応急措置を理解していただき、救急車が到着するまでの空白の五分間を埋めていただくよう努めてまいりたいと存じます。

 以上、答弁といたします。



○戸山正孝議長 都市整備部長兼水道部長。

     〔片山正夫都市整備部長兼水道部長登壇〕



◎片山正夫都市整備部長兼水道部長 十六番、岡戸議員の一般質問のうち、道路交差の隅切りについて命によりご答弁申し上げます。

 本市の道路は、国道一二二号、一二五号を基幹とし、市街地から放射状に伸びる県道は十三路線、これと縦横に交差する市道が網目状に走っております。

 ご質問の第一点目の、新しい道路については計画的に隅切りを配置すると理解してよいのかとの質問でございますが、現在道路改良、区画整理事業、民間の開発行為等の道路の整備におきましては、道路構造令により必要な基準値の隅切りを設置しておりますが、今後における道路整備におきましても同様な考え方であります。

 次に、第二点目の文化ホール十字路の道路整備の経緯についての質問でございますが、南部幹線の整備については、昭和六十年十月に宮田土地区画整理事業により、岩瀬落から羽生高校まで四百八十五メーターが完成し、平成二年四月に羽生高等技術専門校から岩瀬落まで千四十七メートルと東部藤井上組・下羽生線の県道羽生・外野栗橋線から羽生高等技術専門校まで完成し、平成四年三月に北荻島五月女商店南交差点から国道一二二号まで延長四千四百メートルの全線が羽生インターチェンジと同時に開通いたしました。文化ホールの十字路については、平成二年四月に開通したときには交通量が少なかったため、右折車線を設置いたしませんでしたが、全線の開通に伴い、交通量の大幅な増加やこの十字路の交通渋滞等の解消のため、平成七年度に県道、市道合わせての右折車線を設置する交差点改良を実施したものであります。この結果、この十字路における渋滞等が解消されたわけであります。

 なお、この交差点は文化施設等の公共施設があるので、一般の歩道橋よりも景観に合うグレードの高い歩道橋を県に要望していた関係等があり、構造位置等の計画が明確でなかったので、隅切り等の改良の計画が遅延したものであります。

 第三点目の、新規の道路築造の時点や建築物の建てかえ時における市民の協力についてでございますが、新規道路の築造に当たっては、市民の協力が得られるよう努めているところでございます。建築物の建てかえのときについては、建築確認のとき中心から二メーターの建築後退線の指導をしておりますが、隅切りの設置については、後退線の基準がないことから指導していない状況であります。

 第四点目の既設の建築物の家主に対する隅切りの協力依頼を普段努力されているのかという点でございますが、法的根拠がないため、やっていない状況であります。

 次に、第五点目の市街地道路の隅切り設置の協力依頼についての見解でございますが、中心市街地の空洞化の要因として、隅切りがないため女性が市街地での買い物がしにくいということも考えられると思われますが、隅切りだけ行うのは、市街地内には狭隘な土地が多く、また権利関係がふくそうしており、土地の隅がなくなると建物等の有効な配置ができなくなるなど、地権者等の協力は難しい状況でありますので、都市計画道路の築造や市街地再開発等の施行に合わせて進めてまいりたいと思います。

 以上、申し上げまして答弁といたします。



◆十六番(岡戸稔議員) 了解。



○戸山正孝議長 次に、七番、藤倉宗義議員。

     〔七番、藤倉宗義議員登壇〕



◆七番(藤倉宗義議員) 通告に基づきまして、三つの点について順次質問いたします。

 まず第一に、市職員の適正配置についてであります。

 日本経済は、ご承知のとおり長期低迷を続け、政府の景気対策に失望した株式市場は暴落、拓銀、山一証券等、国の経済を支えてきた中心企業の倒産という事態へと深刻化しております。急成長下の大量生産、大量輸出黒字でひとり勝ちの感さえあった日本株式会社の銀行を中心とした企業集団の護送船団方式は根幹から崩れ去ろうとしております。日本企業の原動力となった終身雇用制、年功序列型賃金をべースとした安定雇用、株式の持ち合いによる長期安定経営体制は、不況期に入って逆に改革への大きな足かせとなってしまったようであります。国や地方自治体につきましても同様であります。数々の規制をつくり、強力な中央集権体制のもと、均一的な環境、教育、福祉の整備を進めてきたわけでありますが、サービスの多様化、独自性が財政難の中で求められ、中央指導型の体制は非効率でむだの多いものとして改革が必要となっています。

 かつては、地方自治体は国や県という上部団体との関係をうまくやっていれば合格点がもらえたわけですが、現在、そしてこれからは市町村が国・県に先んじて改革し、自治に取り組んでいかなければ住民ニーズに応えられない時代、住民が市町村を選ぶ時代に入ったと言えると思います。さらに国や県ではなかなか行財政改革が進まない状況の中で、今後さらに地方分権と言いながら市町村への事務負担の増加、補助金のカットが進められるものと思われます。ただでさえ少子、高齢化、福祉負担増が進む中、介護保険の導入もあり、急速な人口増も望めない当市において、行財政改革は急務であります。

 そこで、本年三月、羽生市行政改革大綱が発表され、策定趣旨には、厳しい状況の中、活力に満ちた住みよい豊かな羽生市実現に向け、社会経済情勢の変化に対応し、来る地方分権の時代にふさわしい能率的でかつ効率的な行政システムを確立しとあります。そしてその施策の三に、定員管理及び給与の適正化の推進、四に効果的な行政運営と職員の能力開発等の推進とあり、最少の経費で最大の効果を上げるという観点から、常に行財政の合理化の効率化に努めるとうたっております。

 経費の削減、補助金や旅費、交際費の見直し、事業の民間委託等々改革は多岐にわたると思いますが、一般的に言って企業会計から見ると人件費の効率化が一番大きな効果を上げられることと思いますので、この職員の適正配置、人材の育成を強力に押し進めることが、他市に抜きんじて行革できるかの非常に大きなかぎを握るものと思われます。そこで職員の適正配置についてどのように推進していくのか、それを進める基準とか指標はあるのかお伺いいたします。

 次に、昨年も一般質問しましたが、成人式の改善策について質問いたします。

 前回の改善がいまだ不十分ではなかったかという意見もあり、また文教民生委員会から委員の方々の多くのご意見も出されたと伺っております。今回はどのように検討がなされているかについてお伺いいたします。

 昨年は三、四回の実行委員会を経て式について検討されたということでありますが、委員の選考も熟慮し、前年の成人式にも参加し、検討会を何度も開いて一度徹底して改善策を詰め、根本的な改革を行う必要があると思いますが、いかがでしょうか。

 最後に、インターネットのホームページの開設について質問いたします。

 昨日、大和町の藤下村塾でホームページを開いていただいたということが市長答弁の中でございました。現在観光や公共施設利用等のPRや市のイメージアップのためにホームページを開設している自治体がふえておりますが、当市ではそのような計画はあるのか。あるとすればいつごろ、どのような形で考えているのかお伺いいたします。

 これは浦和市のホームページですが、これだけで二十ページほどあります。カラープリンターで色鮮やかになっており、市長の顔写真や市のシンボルマーク、市の花、市の木、公園や各種施設の写真もふんだんに取り入れられております。最初のぺージには、「ようこそ浦和市ホームページヘ。浦和は今日も元気です。あなたは四千九百六十四人目のお客様です」とあります。これが平成九年四月一日よりと書かれておりますので、アクセスしたのは今年の六月九日ですから二カ月ちょっとの間に約五千人がこのホームページを見たことになります。そして二〇〇二年ワールドカップ浦和開催決定、浦和クローズアップ・政令指定都市へ、また浦和市総合計画とか生活基盤、防災対策、いろいろ多岐にわたっております。

 最後に、オリンピックでブラジルチームを破ったサッカー五輪代表チームの西野監督と市長の対談が載っております。インターネットの最大のメリットは、世界中どこにいても瞬時に情報を入手し、発信できるということであり、足の不自田な方やお年寄りや子供でも、遠く離れたとこと交信できるということであります。熊谷市では、今年度小学校十九校全校にホームページを開設ということであります。また都心のある地域では生涯学習でインターネットを習った高齢者がいろいろな地域の方々と交流を初めております。

 これは本会議場で何回か話題に上がりました全国都市ランク付を掲載している「週刊ダイヤモンド」であります。そこで私は特に当羽生市が「週刊ダイヤモンド」で、暮らしやすさ、豊かさ、成長力すべてに合格点をいただいた埼玉県内の唯一の都市であるということをPRし、土地が安く、自然と住環境のバランスがとれ、災害の少ない防災対策の整ったまちということで日本中にホームページで訴え、南羽生、またこれから進む岩瀬の開発促進、人口増に大きく役立てていくべきであると思いますが、いかがでしょうか。

 以上、三つの点についてそれぞれご答弁をお願いし、私の質問を終わります。



△休憩の宣告



○戸山正孝議長 暫時休憩いたします。

 なお、午後の会議は午後一時からの予定であります。

     午前十一時五十六分 休憩

     午後一時 開議

出席議員(二十三名)

    一番       二番       三番       四番

    五番       六番       七番       八番

    九番       十番      十一番      十二番

   十三番      十四番      十五番      十六番

   十七番      十八番      十九番      二十番

  二十一番     二十二番     二十四番

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  市長       助役      収入役      総務部長

  企画部長     市民福祉    経済環境     都市整備

           部長      部長       部長兼

                            水道部長

  消防長      財政課長    庶務課長     教育

                            委員長

  教育長      教育次長    監査委員

                   事務局長



△開議の宣告



○戸山正孝議長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政に対する一般質問を続行いたします。

 七番議員の質問に対する答弁を求めます。

 総務部長。

    〔河田 昌総務部長登壇〕



◎河田昌総務部長 七番、藤倉議員の一般質問のうち、職員の適正配置についてのご質問にご答井申し上げます。

 二十一世紀に向かい、技術革新、高齢化社会等、時代の大きな流れの中で社会環境も大きく変わろうとしております。また地方分権推進法の施行により、地方の自主性、自立性が求められ、これまで以上に地方公共団体みずからの責任と判断で地域経営を進めることが必要となる時代背景となっているところでございます。

 さて、議員ご質問の市の行政改革の中におけます職員の配置計画等について申し上げます。

 ご承知のように、行政改革大綱が本年三月に示されたところでありますが、現在企画部を中心といたしまして、地方分権に伴う事務移譲を含めた組織、機構の見直しに合わせた職員の定員管理や適正配置等について検討をいたしております。また平成八年度、九年度において事務改善強化月間を設定し、事務事業の見直しの中で全職員を対象とした職務分担表の聴取を行い、事務分析を実施しているところであります。そしてこれらを分析材料といたしまして、定数の範囲内におきまして事務量に応じた職員の適正配置に努めているものであります。

 また、定期人事異動におきます参考資料といたしまして、自己申告書の聴取を毎年一月の中旬に実施しております。これは職員みずからによる職務に対する適正判断、異動希望、健康状態等々を記載するものであります。またさらにこれと時期を合わせまして、各所菅の部長を対象とした人事ヒアリングを実施しております。これは各所属課所長からの意見を吸い上げまして、職員個々の適正度、事務量、勤務態度等を見るものであります。これらを集約いたしまして定期人事異動の参考資料としているところであります。

 参考までに、咋年の申告書の希望状況等について申し上げますと、消防職及び在職一年未満の職員は対象外で、対象者三百七十名を実施いたしました。申告書の提出は三百六十三名、その中で異動希望著は九十二名となっております。本年四月の異動人員は百十四名でございます。これは職員全体の二三・一%となっておりますが、その中で異動希望者九十二名中四十三名が異動となったところでございます。なお、申告書の聴取等は今後も実施していく考えでありますことを申し添えまして、答弁といたします。



○戸山正孝議長 教育長。

     〔入江常夫教育長登壇〕



◎入江常夫教育長登壇 七番議員の一般質問のうち、成人式に関しますご質問にお答えいたします。

 成人式のあり方につきまして抜本的な改革をとのことでありますが、従来からマンネリ化や新成人のマナーの問題等について、その改善を図るよう種々のご意見やご示唆、ご提案をいただいておりますことはご案内のとおりであります。藤倉議員からは、昨年十二月議会で成入式に対しますユニークなアイデアを含めてのご質問をいただきました。

 また、本年六月には、議員も先ほど触れられておりましたが、文教民生委員会の議員の皆様から成人式についての話し合いの様子とでも言うのでしょうか、来年からの成人式のあり方について何らかのヒントになればとのコメントを添えられて数々のご意見をご提示いただいたところであります。教育委員会といたしましては、これらの貴重なご意見やお心遣いを無にすることのないように、明年実施されます成人式に向けて少しでも工夫の努力が見られる式典にすべく、検討を重ねていくところであります。現在までの主な検討事項等について申し上げ、ご理解を賜りたいと存じます。

 本年も例年どおり市内三中学校からの推薦者と市広報によります応募者、そして本年の新しい試みとして青少年相談員の方五名の参加をいただき、実行委員会を組織し、現在まで四回の委員会を開催して式典、記念行事のあり方等について検討をしてまいりました。

 具体的な事頂について申し上げてみますと、成人式の構成につきましては、最初に式典を行い、次に記念行事の二部構成とすること、そして式典につきましては、司会進行、開会の言葉、市民憲章唱和のリード役、誓いの言葉、閉会の言葉等は実行委員会のメンバーを中心として自主運営とすること。また式典におきます主宰者、来賓のあいさつにつきましては、あいさつ文をパンフレット等に掲載するなどして極力簡略化を図ること。記念行事につきましては、前年と同様恩師並びに来賓を交えたゲームを行うこと。特に参加者の会場への誘導及び会場整理は市職員と協力して実行委員も働きかけること等の検討がなされております。

 なお、現在までの検討内容の事々につきましては、来る十二月十七日に開催を予定しております第五回目の検討委員会で最終の確認をし、成人式に向けて準備をいたしたいと考えております。

 いずれにいたしましても、成人式は二十歳を迎えた青年の新しい人生への出発を祝い、励ます日でありますので、出席した新成人の心に残る式典になるよう、さらには従来までのご批判が多少なりとも解消できますような成人式になりますよう努力をいたしてまいりたいと存じます。

 以上、答弁といたします。



○戸山正孝議長 企画部長。

     〔相馬宏雄企画部長登壇〕



◎相馬宏雄企画部長 七番、藤倉議員のご質問のうち、インターネットのホームページの活用についてお答え申し上げます。

 近年の情報通信技術の著しい発展により、パソコンの高性能化、低価格化、情報の高速化などが進み、多くの方々がインターネットなどを活用し、瞬時に各種情報が国内、海外を問わず発信、収集をすることができるようになりました。そしてインターネットを利用しての情報発信は飛躍的に伸びており、地方自治体もインターネットを利用し、ホームページを開設しての情報の発信、収集の取り組みが急増しております。

 私どもといたしましても、これからの行政運営を進める上で、これらの高度情報通信技術の有効活用は将来欠かせないものと認識しております。そしてインターネットを利用し、ホームページを開設するメリットにつきまして申し上げますと、国内はもとより世界に向けての情報の発信が手軽にでき、コストが安い。個人、企業、各種機関、そして市町村などホームページを通じての数々の施策、情報収集、そして意見交換ができる。行政情報の開示により、一層の透明化か進み、広報、広聴活動の充実が図られる等々が挙げられます。

 また、反面注意すべき事項もあります。インターネットの活用は歴史も浅く、今後どのように展開していくか。それに加え、セキュリティーの面の法的整備についても問題があります。

 それでは、次に県内の市町村のホームページ開設による活用状況について触れてみたいと思います。

 本年十二月一日現代、十七市町村開設しており、準備を進めている市町村は多数あると聞いております。近隣市町村では、熊谷市、行田市、吹上町などが開設しており、アクセス件数は予想以上の数字であると聞いております。先ほど議員より浦和市等のホームページの紹介がありましたが、議員が少し触れました熊谷市について、現在の状況についてご紹介させていただきたいと存じます。

 熊谷市は、ネットワーク熊谷として、トピック、まちづくり、行政便り、市民の広場、データバンクの五部門でホームページを構成し、トピックには熊谷さくらマラソンの参加募集、市内高校が農林大臣賞を受賞した等の市のトピックの掲載。まちづくりでは、都市計画のあらまし、土地利用、区画整理、開発プロジェクト等を掲載。行政だよりでは、各種講座、イベントの紹介、各種行政サービス手続きと制度の掲載、そして市民広場ではギャラリーなど作品展の案内、ボランティアグループ、国際交流の紹介、またデータバンクには産業、観光、物産、歴史、統計などを紹介しております。また、羽生市でも民間サイドでかなりの数が開設されていると予測されます。その中で、現在私どもが確認している主なものをご紹介させていただきたいと存じます。

 まず、昨日の市長答弁にもありましたが、地域おこし事業である大和町藤下村塾のホームページの開設であり、内容は「田舎教師」を中心とする市の観光案内と藤下村塾の概要などであります。そして二件目として、市民個人で羽生市の案内と所属する団体活動を紹介しております。三件目は、現在買収を進めている羽生下川崎工業団地の地権者の方が同工業団地の計画概要を紹介しております。

 以上、申し述べましたが、このような状況を考慮し、時代の要請もありますが、インターネットはさまざまな行政運営を展開できる可能性が満ちており、議員ご指摘のとおり、特に広報、広聴活動には最も有効であるものと認識しておりますので、インターネットホームページ開設導入を前提に、特徴ある、そして魅力あるホームページを目指し、検討準備作業を進めてまいりたいと存じます。

 なお、開設時期につきましては、行革専門部会の討議、検討を踏まえ、早期を目指したいと存じますので、ご理解を賜り、答弁とさせていただきます。



○戸山正孝議長 七番。

     〔七番藤倉宗義議員登壇〕



◆七番(藤倉宗義議員) 関係部長にそれぞれご答弁をいただき、ありがとうございました。一点について再買問をさせていただきます。

 職員の配置の問題ですが、行政改革大綱が三月に策定されておりますが、これは自治省の行政改革推進のための指針が平成六年十月に出ておりますので、これをもとにおおむね作成されていると思われます。そこで大切なのは、市独自でどのように具体的に実行されていくか、それが問題であると思います。

 私は、一概に職員の人員削減を訴えるものではありません。職員全体の人件費の指標はラスパイレス指数や職員一人当たりの人口比較等がありますが、歳出総額決算に占める人権比率については、羽生市は平成八年度決算で一九・六%、加須市は一九・四%、行田市は二二・二%であります。また若干年度が違いますが、平成六年度決算の全国ワーストナンバーワンの都市は大阪府の守口市と池田市の三五・五%であります。また最も効率のよい人権比率の低い都市は福岡市の一〇・八%、次いで長野市の一一・二%であります。効率の悪い都市は税金の三分の一以上を人件費に使って、新たなまちづくりへ回すお金のない状態となっております。

 また、職員一人当たりの人口でありますが、羽生市は同じく平成八年度決算で百二十七人、加須市が百四十七人、行田市が百五十八人、加須市は消防署が広域化されておりますので、これを考慮して羽生市、行田市、消防署員を抜きますと、羽生市が百五十四人、行田市は百九十一人となります。全国的に見ますと、これもちょっと年度が違うのですが、平成七年度における数字で、埼玉の中で久喜市が十位で百五十二人、行田市が十六位で百四十五人となっております。

 市長が、市活性化に全力を投入して、だれもついてこられない、また課長立候補制をもう一年ということのお話がありましたが、やる気を出すのは立候補した課長だけで空回りということにならないように行革を進めなくてはならないと思います。それは人員の削減だけを目指してはいけないと思います。職員全体の夢、やる気を増幅させ、何をなすべきか、逆に何をやめるべきかを個性的に具体化し、政策を実行していくことが必要だと思います。

 そのような中で、効率的な決算で不用額を出したら、その成果を功績人事評価に組み入れる、給料に組み入れるというようなことも一つあると思います。

 また、業務の効率化を図るため、混雑しているときには係が違っても対応できるよう係制を廃止し、係長はその課のリーダーとして人材の効率化を図っていくということも方法の一つだと思います。

 いずれにいたしましても、大切なことは、適正な配置、人材育成によって全職員が力を出し切り、効率的に人件費を運用できることによって総体の人件費比率が低く抑えられる。働く職員のやる気が反映される体制を考える必要があると思います。そのような成果は、近隣市が行革でリストラをし、ラスパイレス指数を下げていく中にあっても、職員のやる気が出るとしましたら、羽生市の方がラスパイレス指数が高いということがあってもいいのではないかと思います。

 そこで、各部や各課ごとに、予算、決算とは別に効率化のわかる試算、会計指標をつくるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

 以上で再質問を終わります。



○戸山正孝議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 七番議員の再質問に私からお答えを申し上げます。

 ただいまの第一点の職員の適正配置ということでございます。これにつきましては、先ほど部長が申し上げましたとおり各部課長のヒアリングまで行いまして、各部の適正事務といいますか、そういうものを整理しながら適正配置をやっておるわけでございます。とりわけ、ただいまご指摘いただきました人件費につきます羽生市の一九・六%、加須市の一九・四%、行田市の二二・四%という数字は、率直に申し上げまして羽生市の場合はすべて単独事業でございます。一部事務組合というものはわずかに羽生領利根川水防の組合だけでございまして、加須市の場合は斎場もありますし消防職もあります。これはすべて負担金で処理されておるわけでございますし、行田市の場合もごみとかそういう問題は吹上町との負担金で処理をされているわけでございます。

 その点を考えると、純然たる職員の配置状況、市民一人当たりの職員というのは、表には出てこないわけでございまして、その辺は私どもとしては一部では徹底した合理化といいますか、行政改革が進んでいるものと私は考えているものであります。ラスパイレスも実は羽生市は県下、多分下から何番目かで九八・八%で国の一〇〇%を割っておるわけでございます。これにつきましては、組合交渉の中で常に叫ばれておるわけでございますけれども、しかしながら、それと同時に、今おっしゃった人材育成ということに意を用いなければならないと思います。

 単純に私どもも、行田市、加須市とよく比較をするわけでございますが、すべての一部事務組合、その他を除きますと、私どもは組織的にも、例えば福祉においては加須市は三課ございますけれども私どもは一事務所で処理しておるわけでございますし、それを分けてはしいという希望もあるわけでございますが、この時代の中でそういう処理の問題を今検討しておるわけでございます。

 そんなことを含めますと、やはり行政改革の中でいかにやる気を出させるかということは、議員ご指摘のとおりだと思います。そういうこともありまして、私どもといたしましては、とにかくセクション意識というものをなくしてほしいということで、せんだってもあるお客さんから褒められたのですけれども、建設課へ行って道路と側溝の改修の申し出をしたらすぐ下水道課の職員を呼んでくれて調整をしてくれたとこういうことをおっしゃってくださいまして、私どもはそういう情勢を含めまして、できるたけ部課単位の範囲のことを、垣根を取り払って一体化していくようにということをお願いをしておるわけでございます。

 また、職員の意識につきましてもおっしゃるとおりでございまして、私はせんだっても役職以上の者に集まっていただき、係長以上にお集まりいただきまして、私の市政の方向につきまして約二時間お願いをいたしまして、その中で最後に申し上げましたことは、この道路、この橋を、この仕事を、だれのために、何の目的でやるのかということをきちんとした目的意識を持ってもらいたい、それから重点施策の目標を常に感じてほしいと、こういうお願いをしておるわけでございますけれども、その中で今おっしゃった係長の廃止という問題は、これは率直に言いますとさまざまな議論を呼んでおるわけでございます。

 せんだっても、これは鶴ヶ島でしょうか、係長を今度廃止するということでありますけれども、ほかの都市では職員の肩書がなくなったために逆に責任意識がなくなってマイナス面が多かったということが新聞では書かれておりまして、結論はそれをどのように運営していくかということが大きな問題であろうと思います。

 最後の効率的に事業をやった、指標をつくってそれを評価しろということでございますが、なかなかこれどうやったらいいか、今のところ私ちょっと頭の中に浮かばないので、十分検討はさせていただきたいと思っておりますので、そのような目的でこの市政運営に当たりたいと思います。

 以上、答弁といたします。



○戸山正孝議長 七番。

     〔七番藤倉宗義議員登壇〕



◆七番(藤倉宗義議員) 恐れ入ります。誤解が少しありましたので再々質問いたします。質問というか、誤解を解くことをしたいと思います。

 係長を廃止せよということではありません。係長はそのままでいいと思います。係の壁をなくして職員がいろいろなことを勉強して対応できる、そういう体制をつくっていただきたいということであります。

 以上で終わります。



○戸山正孝議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 七番議員の再々質問にお答えを申し上げたいと思います。

 私の理解不足で係長廃止というふうに受け取ったわけでございますけれども、率直に申し上げまして、繰り返すようでございますがセクション意識をなくすということが今の我々の組織の中では一番大切なことでございまして、それをいかに職員の意識として根づかせていくかということを私十分に考えておりますし、またお願いもしておるわけでございます。そのことを確実に進めていくようまた努力をいたしたいと思います。

 以上をもって答弁といたします。



◆七番(藤倉宗義議員) 了解です。



○戸山正孝議長 次に、八番、小林蔵吉議員。

     〔八番小林蔵吉議員登壇〕



◆八番(小林蔵吉議員) 新年度予算編成と市財政について、市長の政治姿勢について、私は今期定例会最後になりましたが、以下二点にわたり一般質問を申し上げるものであります。

 平成九年度も余すところ残り少なくなったわけでございますが、市当局にございましては、明年の予算編成に向けた事務作業が着々と進められているようでございます。現在の我が国の経済の動向は極めて不透明であり、その先行きは何人にもはかり知れないものがございまして、国民の経済に対する不安と動揺はとどまるところを知りません。かつての日本経済の絶頂期、すなわちバブルがはじけて今日まで、紆余曲折こそあれ、今日の動向はその底なしの不況、そして金融不安が、政府の説得、国会答弁をもってしても、国民が陥っている杞憂を解消されるものではありません。

 都市銀行、あるいは大手証券会社、この廃業や倒産の現状を現実に見るにつけ、不況より抜け出して成長を期待できる経済情勢ではなく、不安が不安を招き、かつてなき極めて厳しい環境にあることは事実でございます。

 こうした状況は、国家財政はもとより、地方自治体の財政におきましても深刻な影響をもたらしており、より一層財源の重点的かつ効率的な活用、すなわちそれが直ちに求められているものと存ずるものでございます。このときに当たりまして、明平成十年度の羽生市予算編成に当たっての基本的な考え方と、羽生市財政の今後の見通しにつきまして、今成市長の所信をまず伺うものでございます。

 市長は、平成九年度予算編成の基本方針といたしまして財政健全化の年と位置づけていたわけでありますが、平成九年度もほぼ四分の三を経過しようとしております現時点におきまして、財政健全化のその基本方針がどのように達成をされようとしておりますのか、またその成果を市長としてどのように判断をされておられますか、まず伺うものでございます。

 予算編成につきまとう表現といたしまして、歴代市長の時代から常に行政経費の節減、財政の的確な把握等を挙げられているわけでございます。いかなる基本方針を打ち出しましても、最終的には市長のリーダーシップ、職員の意識が予算編成、予算の執行、行政事務の執行を大きく左右するものと私は思うものでございます。

 先ほども申し上げましたが、国内の経済の不安と低迷は我々に心理的な消極性を助長しておりますが、こうした状況を払拭をするためにも、平成十年度の羽生市予算は積極的大型予算となし、市民の活力と期待感を高め、市民生活にさらなる夢と希望を抱かせるような予算にならないものか、深く私は願うものであります。現時点で、市長のこれらに対する見通しはいかがなものか、まずその所見を伺うものであります。

 質問の第二点は、市長の政治姿勢についてでございます。

 時の過ぎ去るのは早いものでございます。ご承知のとおり、明年七月には羽生市長選挙が執行をいたされます。平成六年八月、現今成市長が誕生いたしまして早くも四年の任期を迎えようとしているのであります。今成市長は就任に当たり、市政に新しい風を、また市に元気と活力をなど新鮮なスローガンを掲げ、華々しく登場をいたしましたのもまだ記憶に新しいものがございます。

 今成市長に寄せるその市民の期待感は極めて大きく、その行政手腕に市民は羽生市の将来をお任せをしたわけでございまして、夢をまず託したということであろうと思います。以来今日まで、市庁舎内におきましてはもとより、市民集会等を通じ、これまでにない新しい市政運営を行い、市政に新風を吹き込んでおられることは事実であります。市長としての確かな足固めの四年間でもあったものと推察をいたすものであります。

 事実、数多くのプロジェクトによる計画、あるいは方針作成は現在着々と進められ、まさに夢の形成段階であり、これを大きく形につくり上げるのが今成市長二期目の、それに寄せる市民の声であろうと私は推察をするものでございます。

 具体的には、羽生市総合振興計画基本構想、行政改革、羽生駅舎の改築、東武車両基地、昭和橋のスーパー堤防、ロジスティクス構想、水郷公園を含めた田園リゾート計画、商業ニュータウン構想、下川崎工業団地、岩瀬・大道土地区画整理事業等々を挙げれば枚挙にいとまがないわけでございまして、しかもそのいずれの事業も羽生市にとりましては最重要課題であり、かつ懸案事項でもあります。

 これらの課題を達成し、羽生市の将来をより確かなものにするためにも、今成市長の再出馬の意思を強固に固めていただき、まさに市民の夢を形にあらわしていただきたいと思うものでございますが、今成市長のご意思はいかがなものか、この決意のほどをしっかりと承りたいと思うものでございます。どうか自信に満ちた、歯切れのよい明快な答弁を期待を申し上げまして、一般質問を終わります。



○戸山正孝議長 市長。

     〔今成守雄市長登壇〕



◎今成守雄市長 八番議員の一般質問に順次お答えを申し上げます。

 まず、第一点の新年度予算編成と市の財政の見通しでございます。順は異なりますが、まず平成九年度の財政健全化の達成の成果という問題からお答えを申し上げさせていただきたいと存じます。

 小林議員が今、市長の指導性と職員の意識ということをまず申されました。これは先ほど藤倉議員ご質問のとおり、職員の資質の向上と、いわば市役所が抱えておりますセクショナリズムをいかに壁を取り払って集団的力を出していくかということが私に課せられた大きな課題であるわけでございまして、これは先ほど申し上げたとおり、とにかく一丸となって壁をなくそうということの調整を含めた、これが一つの財政健全化への職員の意識だろう、このように思うわけでございます。

 それと、具体的にはどうかということになりますと、それは予算でも申し上げましたとおり、一般経常経費の一〇%減ということがございまして、これらにつきましては何とかクリアできるのではないか。さらに建設事業等につきましては大体六%から一〇%の価格削減に今取り組んでおりまして、ほぼこれも何とか達成できるのではないかと、このように思います。

 そのほかでは、委託料の前年度比アップ率〇%の据え置きと、その委託事務を職員に切りかえる、こういう方策も各課からの事務削減を行いまして切りかえてきた。あるいは講演会を統合いたしまして、これを廃止したり統合したり中止をした、こういうものもございます。それから海外研修は私を含めまして全員の休止ということですべて、私も海外に参りましたが自費で参らせていただきました。それから旅費規定の見直し等もございます。それから広報紙の統合化による印刷物の圧縮等というのが本年度の具体的な行政経費の削減という問題でございます。

 それから、第二点の財政面では、特に高利の縁故債を、これまで国が認めてくれたものにつきまして、平成八年度に引き続きまして本年も五件、四千二百万円を繰上償還する予定でございます。

 それから、私は昨日も申し上げましたけれども、これからの市政というものは国・県、あるいは民間の投資をいかに呼び込む地域計画を立てていくか、あるいはその投資を呼び込む環境整備を行なっていくかは、これから市の財政に数字としてはあらわれない、大変な財政健全化のものであろうと私は考えておるわけでございます。

 具体的に申し上げますれば、かつて市債を借りて買いました常木のスーパー堤防は今回国・県が買収してくださいました。しかも投資もしてくれるはずでございます。それから下川崎工業団地、それから水郷公園、水族館の拡張もこれも県で行なってくれますし、とりわけ下川崎工業団地につきましては、企業局の開発、運営ということになり、我々の意見を十分に吸い上げてくれるという協定まで結ばせていただきました。

 それから、東武車両基地につきましては、何とか地元の協力を得ましてこれを誘致いたしますと、これなどは最終的には、約二百五十億円の投資に及ぶだろうということを聞き及んでおるわけでございますし、また次々とオープンいたしております福祉施設につきましても、福祉体制の推進とともに、むしろ雇用促進という面に役立ってくれているのではなかろうか。このように考えますと、今後も国・県、あるいは民間の投資を呼び込むことが重要な課題であるように私は思いますし、今後も議会と協議をいたしながら、その方向に向かって取り組んでいきたいと考えておるわけでございます。

 さらに、市債の問題がございます。市民集会へ行きますと、最近はすぐに市債の額の問題が出てまいりますし、実際に当初予算の百八十一億円の予算の中で百四十一億円の借金で、会社ならばすぐつぶれるところだけれどもなぜ倒産しないのだという具体的な質問までいただくわけでございます。これは押しなべて地方財政が抱える大きな問題でございまして、昨日も申し上げましたように、埼玉県は一兆七千七百億円の予算の中で一兆八千億円という、いわば一般会計予算を上回る借り入れを行なっておるわけでございまして、さらに三千億円から四千億円の借り入れというようなお話も聞いておりますし、いわば特別の場合を除きまして、国が当然負担すべきもの、財源補てん債でありますとか、あるいは地方交付税算入債といたしまして、地方へ転嫁して国は身軽になろうという傾向があることを私は率直に感じるわけでございまして、しかもそれに伴って県もまた同様に補助金の削減を行いたいということで打ち出しておるわけでございまして、いわば市町村にとりましては、これはまさに戦後最大の財政運営を強いられるというときに私は来ていると思います。

 私どもといたしましては、市民に直結するサービスにつきましてはどうしてもやらなくてはならないという責任がございます。だとするならば、国は責務として財源を当然に負担すべきであろうと思いますし、あるいはまた市としても、将来の市民の資産として残るものであるならばある程度の財政計画の中で市債を使わざるを得ないということもまた考えなくてはならないと思います。率直に申し上げまして、今の市債は十五年、二十年、二十五年の大体三種に分かれまして、例えば二十五年の場合では五年据え置きの二十年償還で利率が二・二から二・三%が現状でございます。

 今、我々の百四十一億円の内容を見ますと、率直に申し上げまして七%台が約二十億円残っております。これはさらに六%の台が十三億円、五%が約八億円、これらはかなり高率な固定利率返済でございまして、これはやはり同じような年数で返済していくわけでございますけれども、国はこれを廃止してはいけないということを指示しておるわけでございます。これは諸般の事情があるわけでございますけれども、今これらを考えてみますと、低利固定の市債の中で二十五年の二・二%ということを言いますと、多分企業であれば喜んで飛びついて借りてくるのではないだろうかと。

 ある業界と話したのですが、実は二十五年の五年据え置きの二・二%を我々が借りて業界に貸したらどうなんだろうかという話もしたくらいに、私はこれが低利の固定市債であるならば有利なのかどうか、これを私も実は判断しかねておりますけれども、今財政当局でその高利の切りかえの方法としてこれが可能かどうか、こういう方法がまた有利であるかどうか、この辺を今検討させていただいておるわけでございますけれども、やはりこういうことを含めまして、有利な資金をいかに調達するかはまた我々のこれからの課題となってくるものであろうと私は考えております。これは本年度の三月までに我々が結論を出さなくてはならない問題でございます。以上がこの財政健全化に対しての取り組みでございます。

 次に、平成十年度の予算編成方針と財政の見通しということでございますが、この問題につきましては、昨日蜂須議員の質問に対しまして大まかな来年度の計画は申し上げましたので省略させていただきまして、その中で積極的な大型予算をご提言をいただいたわけでございます。私といたしましては、市内外の経済不安と低迷、そして小林議員もおっしゃいました、心理的な市民の間の閉塞感、あるいは消極性、こういうことを考えますと、本当に大型の積極的な予算を組みたいと思うこと切でございます。とりわけ国・県、あるいは近隣市町村のだれと話しましても、厳しいとか、あるいは困難であるとか、あるいは緊縮とか抑制とか、そういう声が聞こえてくるわけでございます。しかしこのような状態であればこそ、また地域経済の沈滞化がひしひしと我が身に迫っている感じがあればこそ、もちろんさまざまな困難に遭遇することは明白ではございますが、私としては覆いかぶさった暗雲を吹き飛ばすような気概と信念を持ちまして、都市の活力を引き出す施策を図っていく必要があると今のところ決意をいたしております。以上が新年度予算編成と市の財政についてのお答えでございます。

 最後に、私の政治姿勢についてのご質問でございます。

 月日の流れは早いもので、振り返ってみますと市長という大役を担って既に三年四カ月の年月が過ぎようとしているわけでございます。都市の活力を求めまして、夢を描き、夢を語り、夢を形にしようと懸命の努力をいたしたつもりでありますが、いかんせん時代の流れは行財政改革、そして社会経済改革という大きな問題に直面いたし、厳しい財政環境と福祉、環境対策というのを積極的な取り組みの必要性、さらには都市再生という戦後最大の市政の転換期に入っているものと私は判断をいたしております。したがってその行政転換への努力、あるいは市政と市民とをより近づけようとするさまざまな試み、そして都市再生のためのプロジェクト、例えばただいま議員おっしゃったように、昭和橋のスーパー堤防、あるいはジャスコ跡の活用、東武車両基地の用地買収、あるいは羽生駅、岩瀬・南羽生土地区画整理、下川崎工業団地、あるいはゴールドプラン達成、さらには水郷公園の早期着工と田園リゾートという計画の推進、また広くはごみ問題の広域化ということまで、多方面にわたりまして手をつけ出した現状とその推進に対しまして大きな責任を感じますと同時に、なおだれよりも我が郷土羽生を愛し、この一身を羽生市の発展のために捧げる気概を持っているつもりでございます。したがいまして、残る八カ月余を身を粉にして奮闘し、時宜来るならば、次期市長選に再度立候補して市民の審判に臨みたいとただいまのところ決意をいたしております。議員並びに市民各位の温かいご指導とご支援をお願い申し上げまして、答弁といたします。



◆八番(小林蔵吉議員) 了解。



○戸山正孝議長 以上で市政に対する一般質問を終結いたします。



△次会日程報告



○戸山正孝議長 次に、次会日程報告を申し上げます。

 明十日から十五日まで休会とし、各委員会ごとに付託された議案等の審査を行い、十六日は午前十時に本会議場に会議を開き、付託議案等に対する各委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行い、全日程を終了し、閉会する予定であります。ただいま出席の方には改めて通知いたしませんからご了承願います。



△散会の宣告



○戸山正孝議長 以上で本日の議事全部を終了いたしました。

 これをもって散会いたします。

     午後一時五十二分 散会