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埼玉県 加須市

平成17年 第1回 臨時会( 1月) P.51  01月31日−03号




平成17年 第1回 臨時会( 1月) − 01月31日−03号









平成17年 第1回 臨時会( 1月)



          平成17年第1回加須市議会臨時会 第7日

議事日程(第3号)

               平成17年1月31日(月曜日)午前9時30分開議

 日程第1 第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について

 日程第2 第2号議案 平成16年度加須市一般会計補正予算(第5号)

出席議員(23名)

  1番   鈴木久才君        2番   竹内政雄君

  3番   田中信行君        4番   高野勝良君

  5番   酒巻ふみ君        6番   内田圭一君

  7番   大熊恒雄君        8番   内田照夫君

  9番   松本正行君       10番   長谷川弘光君

 11番   笠井博之君       12番   松本幸子君

 13番   小坂徳蔵君       14番   鎌田勝義君

 15番   岩井道雄君       16番   加村金一君

 17番   宮崎重寿君       18番   恩田 博君

 19番   石井敏郎君       20番   青鹿 誠君

 21番   服部登志雄君      22番   中條恵子君

 24番   新井孝司君

欠席議員(1名)

 23番   梶原一枝君

説明のため出席した者の職氏名

 市長      高瀬一太郎君   助役      大橋良一君

 収入役     青木勝昭君    総合政策部長  小林 勝君

 総務部長    中村 明君    市民環境部長  熊倉敏雄君

                  保健センター

 福祉部長    雄鹿勇太郎君           田埜入光郎君

                  所長

 経済部長    野中一男君    建設部長    園田誠司君

 上下水道担当

         新井敏正君    教育委員長   中里清次郎君

 理事

                  市民環境部

 教育長     片庭 直君            大井好夫君

                  理事

 総合政策部

         松村安雄君    生涯学習部長  細谷文行君

 参事

                  総合政策部

 学校教育部長  渡邉義昭君    参事兼     中里一美君

                  財政課長

事務局職員出席者

                  庶務課長兼

 事務局長    戸川 宏             酒井 正

                  議事課長

 主幹兼

         中村一夫

 調査係長



△開議 午前9時30分



△開議の宣告



○議長(新井孝司君) これより本日の会議を開きます。

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△議事日程の報告



○議長(新井孝司君) 本日の議事日程につきましては、印刷の上、お手元に配付しておきましたのでご了承願います。

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△合併問題特別委員長の審査報告



○議長(新井孝司君) 日程第1、第1号議案及び日程第2、第2号議案を議題といたします。

 2議案に関し、委員長の報告を求めます。

 合併問題特別委員長、岩井道雄議員、ご登壇願います。

     (合併問題特別委員長 岩井道雄君 登壇)



◆合併問題特別委員長(岩井道雄君) 今期臨時会において当委員会に付託されました2議案について、審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。

 去る1月27日の本会議において、9名の委員による合併問題特別委員会が設置され、同日本会議終了後委員会を開催し、正副委員長の互選を行った結果、不肖私、岩井道雄が委員長に、笠井博之議員が副委員長にそれぞれ選出されました。委員会審査は、1月28日、全員協議会室において、委員全員の出席のもと開催いたしました。審査に当たりましては、関係課長の出席を求め、詳細な説明を聴取した次第であります。また、参考人として直接請求代表者の出席を求め、審査に当たった次第であります。

 初めに、第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について申し上げます。

 本案は、加須市及び騎西町の合併に関し、市町村の合併の特例に関する法律に基づく合併協議会の設置請求がなされたため、規約を定め、同協議会の設置について議決を求めるというものであります。

 主な質疑について申し上げます。

 初めに、参考人に対する質疑では、合併の期日についてただしたところ、合併特例債を有効に活用するためにも、本年3月末までに県に申請をしていただきたいとのことであります。

 また、直接請求の署名活動に際し、自治会連合会の推進活動についてただしたところ、役員会において協議をし、賛同を得て行ったとのことであります。

 次に、議案に対する質疑では、合併特例法による住民発議の国の見解についてただしたところ、前に設置された合併協議会は、昨年10月31日をもって廃止されており、経過後における今回の合併協議会設置請求行為は成立するものであるとの回答があったとのことであります。

 次に、昨年8月に実施された住民投票の結果に対する考え方についてただしたところ、住民投票条例には結果に対する市長の尊重義務が規定されており、当然重く受け止めるべきものとし、また、当該条例の有効期間は、同条例附則において、本年3月末まで有効とのことであります。

 また、仮に本年3月末までに合併を推進するとした場合の想定スケジュールについてただしたところ、本市及び合併関係町である騎西町の両議会において2月上旬までに議決があった場合は、合併協議会を設置し、同月中旬から3月上旬までに合併協議を行い、3月議会に追加議案として提案し、議決を求めることとなるとのことであります。

 主な意見について申し上げます。

 賛成とする意見として、合併協議会設置にかかわる直接請求も市民の意思であり、再度協議会を設置し、議論の場を設けるべきであるとの意見がありました。

 反対とする意見としては、住民投票条例に基づき実施された投票結果は尊重すべきものであるとの意見がありました。

 採決の結果、賛成少数をもって否決すべきものと決しました。

 次に、第2号議案 平成16年度加須市一般会計補正予算(第5号)について申し上げます。

 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ 300万円を追加し、この結果、予算の総額は 220億 6,759万 5,000円とするものであり、合併協議会が設置された場合の負担金として措置しようとするものであります。

 主な質疑について申し上げます。

 初めに、仮に合併が成就したことによって、厳しい財政の中での予算編成に追い風となるのかについてただしたところ、本市を取り巻く財政状況は極めて厳しく、行財政改革推進はもとより、スケールメリットを生かした経費削減を進め、かつ市民サービスを低下させないように引き続き努めなければならないとのことであります。

 採決の結果、賛成少数をもって否決すべきものと決した次第であります。

 以上、当委員会に付託されました議案にかかわる審査の経過並びに結果について報告を終わります。

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△休憩の宣告



○議長(新井孝司君) ただいまの委員長報告に対する質疑及び討論通告取りまとめのため、暫時休憩いたします。



△休憩 午前9時40分



△開議 午前10時09分

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△開議の宣告



○議長(新井孝司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△委員長報告に対する質疑



○議長(新井孝司君) ただいまの委員長報告に対し質疑に入ります。

 発言通告がありますので、これを許します。

 17番、宮崎議員、ご登壇願います。

     (17番 宮崎重寿君 登壇)



◆17番(宮崎重寿君) ただいまの合併問題特別委員長の報告に対しまして、2点ほど質疑をさせていただきます。

 1点目は、議論の中身のことであります。

 先ほどの委員長報告によりますと、議論の中身は手続の問題に終始をしているのでないかというふうに思っております。意見につきましても、合併協議会設置にかかわる直接請求も市民の意思であり、再度協議会を設置し、議論の場を設けるべきであるとの意見と、反対する意見として、住民投票条例に基づき実施された投票結果は尊重すべきものであるということで、2つの市民の意思を賛成するということで賛成、反対が分かれたようですが、この議論の中で、加須市がもし合併をしない場合どうなるのか、合併をした場合どうなるのか、つまり、合併は必要なのかどうか、この議論がなされたのかどうか。なされたとすれば、どのような議論がなされたのか、報告を願いたいと思います。

 なぜならば、合併協議会設置にかかわる直接請求も市民の意思であり、住民投票条例に基づいて実施された投票の結果も市民の意思でありまして、市長が、提案理由の説明の中で、両方とも市民の意思であると。しかし、合併は時代の流れであり、私は必要なものとして合併を進めなければならないというふうに個人的には考えているということを本会議で申されました。この合併の必要性の是非を議論しなければ、私は賛否は論じられない、このように思うからであります。

 2点目であります。

 委員長報告では、採決の結果、第1号議案も第2号議案も賛成少数だ。それで否決されたというふうに報告がなされました。新聞報道によりますと、5人の反対、3人の賛成というふうに報道されております。個々の議員の賛否はどうだったのか。だれが反対したのか、だれが賛成したのか。また、反対の理由は何か、賛成の理由は何なのか、その結果の報告を受けないと、私どもも賛否について判断ができかねるわけでございます。またさらに、委員会での採決が5対3で否決されたということで、岩井委員長の賛否はわかりません。この本会議で、討論の後に採決が行われまして、岩井委員長も起立をするか、しないか、いずれかの判断をしなければならないというふうにどうせ思いますので、委員長は反対なのか、賛成なのか。反対の場合の理由、賛成の場合の理由、それぞれご報告いただければありがたいと思います。

 以上です。



○議長(新井孝司君) 合併問題特別委員長、岩井道雄議員。

     (合併問題特別委員長 岩井道雄君 登壇)



◆合併問題特別委員長(岩井道雄君) 宮崎議員からの質疑でございますが、先ほど委員長報告を申し上げましたとおりでございます。



○議長(新井孝司君) 17番、宮崎議員。

     (17番 宮崎重寿君 登壇)



◆17番(宮崎重寿君) 委員長からの答弁をいただきました。私には納得しかねます。私の質問に何ら答えていないと思います。それでは、再質問ができるわけがありません。しかし、恐らく私が再度聞いても同じ答えだと思いますので、これはお願いになりますが、それぞれの9人の特別委員が特別委員会に選任されて議論をしました。その9人は、議会運営委員会の委員をベースとしております。それぞれの会派、党の代表として委員会に臨んで、この大事な議案を審議したはずです。

 私のところに、ある市民の方から連絡がありました。特別委員会の委員は、報酬をもらって議論に参加しているはずだと。宮崎議員さん、報酬は幾らなんですか。調べましたところ、1日 2,600円であります。 2,600円のお金をもらって、委員として参加しております。

 私が聞いておりますのは、一言もしゃべらず、この大事な議案に対して一言の質疑もなし、一言も意見を言わない委員がいたそうであります。私は、平成13年9月10日に、その当時の議員さん23人から……



○議長(新井孝司君) 宮崎議員に申し上げます。質疑でありますので、討論としてそれは行ってください。

 質疑を続けてください。



◆17番(宮崎重寿君) 宮崎重寿議員に猛省を求める決議を上げられました。24人中議長を除く22人が、この決議案に総員賛成でありました。私は退席しました。私が退席している中で、総員でこの決議が上がったわけです。



○議長(新井孝司君) もう一度申し上げます。委員長報告に対する質疑でございますので、意見があれば討論でお願いいたします。



◆17番(宮崎重寿君) この決議案の中に、市民に開かれた議会を目指す加須市議会の権威を著しく傷つけると。市民に開かれた議会であれば、この後行われる討論は全員がしていただいて、全員が賛成、反対の態度を明らかにした上で、その理由を述べていただきたい。そうでなければ議員の説明責任は果たせないと思うんです。日ごろから説明責任が足りないから政治不信が市民の中に起こっているということを言っている議員は、なおさら説明責任をして、賛否の態度、その理由を述べていただきたい。

 岩井委員長、私のこの考えをどう思われますか。

     (拍手)



○議長(新井孝司君) 傍聴者に申し上げますが、お静かに、ご静聴お願いします。

 岩井委員長。

     (合併問題特別委員長 岩井道雄君 登壇)



◆合併問題特別委員長(岩井道雄君) 私は、特別委員会の委員長として、中立公正を旨として委員長の職責を果たしたつもりでございます。

 以上です。



○議長(新井孝司君) 宮崎議員。

     (17番 宮崎重寿君 登壇)



◆17番(宮崎重寿君) 岩井委員長の報告に対しまして、最後に先ほど私が言いました、全議員が態度を表明して理由を言っていただきたい。このことをお願い申し上げまして、私の委員長報告に対する質疑を終わります。



○議長(新井孝司君) 以上で、17番、宮崎議員の質疑は終了いたしました。

 次に、1番、鈴木議員、ご登壇願います。

     (1番 鈴木久才君 登壇)



◆1番(鈴木久才君) 合併問題特別委員会委員長報告に対して質問したいと思います。

 私は、1月24日まで、加須市議会、岩井議長会長のもと、彩政会に入っておりました。ご承知のとおりだと思います。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−まず、この事実に相違ないと思いますけれども、議論があったのか、ないのか、質問したいと思います。

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○議長(新井孝司君) 鈴木議員、申し上げますけれども、委員長報告に対する質疑をしてください。



◆1番(鈴木久才君) はい。議論があったのかどうかお聞きしたいのです。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−どう議論されたか、議論があったのかお答えください。

 また、1月25日の新聞報道によりますと、1月23日、騎西町町議会最大会派で議会の過半数を占める騎西21政策研究会会長である吉田健一会長と会談をし、騎西町議会も同じ考えであり、定員24、即解散の決断をしたとの騎西町の意向を聞き、その後の新聞社の取材に対して、住民投票の結果を覆すには、即解散、定数24なら市民に理解してもらえると思うが、臨時議会がすぐに始まる現段階では賛同できるかどうかわからないと話したと記事にありましたが、事実でしょうか。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−加須市の将来と私の名誉にかかわることなので、事実をお答えください。このようなことに対して質疑があったのか、ないのか。されたとすれば、どのような質疑がされたのか、お答え願いたいと思います。

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○議長(新井孝司君) 合併問題特別委員長、岩井道雄議員。

     (合併問題特別委員長 岩井道雄君 登壇)



◆合併問題特別委員長(岩井道雄君) 合併問題特別委員長としてお答え申し上げます。

 先ほど休憩の前にご報告申し上げましたとおりでございます。



○議長(新井孝司君) 1番、鈴木議員。

     (1番 鈴木久才君 登壇)



◆1番(鈴木久才君) 委員会は、関係者への質疑のみで、議員間の討議ができない事実があります。傍聴された方もよくおわかりのことと思います。こんな委員会、議会でよいのでしょうか。

 以上でございます。



○議長(新井孝司君) 以上で、発言通告者の質疑は終了いたしました。

 これをもって質疑を終結いたします。

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△討論



○議長(新井孝司君) これより討論に入ります。

 発言通告がありますので、これを許します。

 初めに、19番、石井議員、ご登壇願います。

     (19番 石井敏郎君 登壇)



◆19番(石井敏郎君) 私は、第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置についてに関して、反対の立場から討論をします。

 今回直接請求が提出された事件には、我が国の地方政治の根幹にかかわる非常に重要な問題が内包されていると私は考えています。なぜなら、万が一にもこの直接請求が可決され、合併問題がもう一度蒸し返されるようなことになれば、加須市、加須市議会、加須市民、三者が合意の上で、加須市民の最終的な意思決定であると納得して実施された住民投票そのものを否定することになるからです。このことは、同時に、現在我が国においては政治的にはもちろんのこと、経済、教育、文化、あらゆる社会生活において基本理念となっている民主主義そのものを否定することになります。加須市は、そして、加須市民は、日本中の笑い物になってしまうのではないでしょうか。

 民主主義の基本は、多数決の原理です。全員の意見が完全に一致することなど、そうはありませんから、物事の最終決定は、投票による多数決で決めることになります。今回の住民投票もまたそういうことで決まり、ご自分たちもそれを納得した上で参加された住民投票なのに、そこで決まった結果が気に食わないからといって、もう一度やり直せと要求するのは、明らかに民主主義のルールに違反するものです。だだっ子みたいなものです。トランプでも将棋でも、1回勝負だよと約束して始めたのに、いざ負けてしまうと悔しくなって、もう1回、もう1回と勝負を挑んでいく子どもがよくいます。あれと全く同じではありませんか。大人の社会でこれを許していたのでは、民主主義は到底成立しません。

 ところで、今回の問題に関して、住民投票も住民発議もともに市民の意思という見方をする人が多いようです。今もそういう方がいらっしゃいました。新聞でもそんな書き方をしているものもあるようです。しかし、これは明らかに間違いです。加須市の今回の住民投票と住民発議は、ともに両方とも市民の意思であるとは到底言えないと思うのです。以下、そのことについて説明をします。

 先日の住民投票は、これで加須市民の合併に対する最終的な意思決定にしますよとの合意の上で実施されたものです。その結果、加須市民は、民主主義の基本である多数決で合併はしませんという決定を下しました。合併はしませんというのが加須市民全体の意思と決まったのです。ここで大事なことは、たとえ本来は合併に賛成だという考えの人であっても、加須市民であるからには、投票前の約束どおりに、合併はしないという立場に立たなければならないということです、加須市民であったなら。それなのに、住民発議と称して、合併の復活に向けて運動を開始する人々があらわれました。加須市民は、市民の総意として合併はしないと決めたのですから、加須市民がそんな運動を始めるはずはありません。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−とても残念に思います。

 ですから、住民投票が加須市の全市民の意思であるのに対して、今回の直接請求は一部の市民の意思であるということになります。加須市民全体の意思が合併はしないということに決まったのですから、合併の復活を願う活動は、市民全体の意思に逆らって、ごく一部の市民の意思として始められたと考えるほかはないのです。もし仮に、3万、4万というたくさんの署名を集めたとしても、残念ながら、やはりそれは一部の市民の意思としか考えようがないわけです。今回の住民投票と住民発議をともに加須市民の意思であると同列に並べるのは誤りだということがおわかりいただけたと思います。

 次に、今回の−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−投票率の低さについて反論したいと思います。

 投票率というものは、もちろん高いにこしたことはありませんが、民主主義の大前提である多数決の原理は厳然と常に生きています。ですから、この2年ほどの間に、衆議院、参議院、知事、県議会、市長、市議会、幾つもの選挙があり、そのうちの幾つかは、今回の投票率よりももっと低い投票率の選挙でした。それでも、どこからもクレームはつきませんでしたし、すべての人が低投票率を嘆きながらも、その選挙結果を厳粛に受け止めてきたのです。投票率が低いから選挙民の意向が反映されていないと主張されたのは、今回の一部の市民の方々が初めてです。

 たとえ投票率が低くても民主主義が成立するのには、統計学という学問の存在が大きく物を言っていると思われます。これは、12月議会で詳しくご説明しましたので、今回は簡単に済ませますが、厳密に言えば、統計学の中の推計学というものです。それによれば、例えば投票率の場合、たとえ30%でも、また50%、70%でも、投票者の傾向はほとんど変わらないという事実です。ですから、先日の加須市住民投票についていえば、投票者の比率が反対約55%、賛成約45%でしたから、有権者総数約5万 3,000人の加須市の最終的な推定は、合併に反対の市民約2万 9,000、合併に賛成の市民約2万 4,000ということになります。これが社会の常識というわけです。そして、この常識があるからこそ、民主主義による選挙というのが成立しているのだと思います。

 ついでに言えば、私たちの加須市は、残念ながら、元来各種の投票率が圧倒的に低い市なのです。もちろん皆さんご存じでしょうが、2年前の総選挙では、何と日本全国のワースト1低投票率、悪い方の日本一の栄誉に輝きました。日本全国のすべての市町村の中の投票率びりです。なろうと思っても、なかなかできることではありません。そして、今回は、マルかバツのどちらかを記入する住民投票でした。候補者の氏名を書くのではなくて、マルとバツを書き込むという、こういう形の選挙は、通常の選挙よりも5%くらいは投票率が下がるものなのだそうです。そうして見ると、今回の投票率は、加須市で行われた選挙としては決して低い投票率ではなかったということになります。投票率が20%台になることを恐れて懸命に宣伝活動を行った、選挙管理委員会をはじめとする市当局の努力がかなり功を奏した結果と言えると思います。

 先ほどからいろいろな意見を言う人もいました。合併についてのことには余り触れられずに、その手続のようなことばかり言っているという意見もありました。しかし、合併の大事な問題に触れるよりも前に、日本国の民主主義が、特に加須市の中の民主主義が成立するか、しないかという大事な問題で、スタートでつまずいたんだと私は思います。こんなことが前例として起これば、こんなことというのは、住民投票をみんなで決めて、これで最終決定にしますよ、これが加須市民みんなの最終の意思ですよという約束をして、そして行った住民投票を、10日か半月後に、同じ加須市民がそれに対してクレームをつけるというのは、本当にこれは、どう考えたって合併までいかないんですよ。その手前で、加須市の民主主義が成り立つか、成り立たないかということですよ。この大事な問題、私は、何としてもこれを認めてしまったらば、本当に加須市の市民は一体どうなっているんだ。この間行った住民投票は、あれはリハーサルだったのか。

 加須市だって、随分たくさんのお金をかけて、国の言うとおり一生懸命合併に向けていろいろなことをやっていました。私は反対ですけれども。皆さんは、子や孫のために合併が必要だとおっしゃいます。私の考えでは、子や孫のためにこそ、今回の合併はやめなければいけないと思っています。本当に合併特例債というのは、お金を本当にもらえるかどうかだってわからないんですよ。

 国は、何しろたくさんの借金を抱えて、それで、これ以上その国債をまた無理に発行して借金をつくらなければ、あちこちで合併が成立して、本当に合併特例債を支払うということになったら、そんな保証なんて私はないと思います。そのためにも、あちこちで合併が崩れた方がいいと私は思っているんですけれども、今朝の新聞を見れば、蓮田でも狭山でも……。ちょっと申し上げます。討論というのは議員が自分の意見を発表する場ですから、いろいろなところに内容が飛んでも、これは許されております。先ほどの質疑とは違います。私は、これを機会に、一生懸命自分の考えをもう少し言いたいと思います。お許しください。さっきの話ですね、ごめんなさい。狭山でも、蓮田でも合併やはり壊れたようですね。冷静な市民がいる限り、合併はやはりあちこちで壊れて当たり前だと私は思っています。

 例えば、いろいろな加須市の事業、私不勉強でそれほど勉強はしておりませんけれども、例えばの話、農村の集落排水事業、例えばあれに対する国や県の補助、一生懸命そういうのをつくりなさいといいながら、何年か後にはもう本当に何割もそれを減らしてしまうんですよ、国というのは。今回の合併特例債だって、これだけ貸しますと言ったって、それが本当に出るという保証は全くありません。それは、必ずあると信じていらっしゃる方が合併したい、したいとおっしゃっているんでしょうけれども、これまでの前例からいっても、そのお金が出るという保証は本当ないと思っています。それはいいとしても、とにかく私は基本的に、子や孫のために、今回は合併を見送りたいと思っております。そして、それを一生懸命言いたいわけですけれども、今回のこのここで今話題になっている問題は、それ以前の加須市民の民主主義が成立するか、しないかという瀬戸際だということです。

 今回、この合併協議会を見直してくれという提案をされた市民の方が、やはり私と同じように一生懸命加須市の将来のことを考えていらっしゃるということは、私も承知しています。しかし、それと正反対の考えの人もやはり55%いるわけです。それは、この間の住民投票で明らかになったんです。それなのに、今のその私の言う一部の市民の皆様方は、本当に一生懸命加須市の将来のことを考えていらっしゃるのはわかりますけれども、その方は、その考えばかりで頭がいっぱいになって、55%の合併には反対だという人の意見、そして、実際にそれが加須市民全部の意見ということに決まったんですよ。みんなの納得の上で、加須市民全部の納得の上でそういうふうに決まったわけです。それなのに、その55%の反対だと言った人たちのことを余りにも考えなさ過ぎるのではありませんか。私たちがこういうことを言ったらば、55%の加須市民の人が困ってしまう。この間の住民投票は何だったのかといって、私のところへもたくさん電話がかかってきます。合併に賛成の方のところにも、それは一生懸命電話がやはりかかってくると思いますが、残念ながら、民主主義の原理でいきますと、私の方にかかってくる電話が55%、賛成の方の方のところにかかっていく電話は45%という比率になるのは、これは民主主義の大原則ですから、そういうことがもう決まっていると考えます。

 とにかく、民主主義が成立するためには、やはり相手のことも考えなければならない。加須市民全体のこの間の住民投票が、子どものじゃんけんのように、今のはうそっこ、今度のが本当、こんなことを許していたら、私たち加須市の民主主義は絶対に成立しないと思います。

 私は、今回のこの今取り上げられている問題は、そのことを問題にして討論するのも大切ですけれども、そのスタート時点、やはり加須市の民主主義を壊してはならない。戦後、戦後といっても新憲法ができてからでしょうから、まだ60年はたっていないかもしれませんが、この日本国の繁栄をもたらした民主主義を決してつぶしてはならないということを訴えて、討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。



○議長(新井孝司君) 以上で、19番、石井議員の討論は終了いたしました。

 次に、6番、内田圭一議員、ご登壇願います。

     (6番 内田圭一君 登壇)



◆6番(内田圭一君) 私は、1号議案に対し、賛成の立場から討論を行います。

 人は悲しいものであります。間違いや誤り、その心には欲も、ねたみも、怠け心も、後悔の心もたくさん潜んでおります。しかし、反対に、どん底から立ち上がる強い力も備えております。私は、このたび提出されました騎西町との合併協議会設置要求の中に、加須市の将来に対するほのかな光明と希望を見出しました。

 加須市では、平成14年8月、市民 5,000名に対するアンケート調査を行いました。それによると、合併に対して反対である、このような回答はわずか 7.9%しかありませんでした。それに対し、合併が望ましい、このように答えた方は、実に31.4%の多くに達しました。さらに、少なくとも合併に対して、合併の正否について検討することが望ましい、このように答えた方は49.8%おりました。合わせますと、実に市民の80%の方は合併に対して肯定的な意見でありました。加須市は、そのアンケートに答えて、騎西町との合併協議会を立ち上げ、検討を終えました。議会では住民投票条例を定め、8月の投票に向けて準備が進められてまいりました。その間、町にはいろいろな情報が飛び交いました。公共料金が値上がりをする。財政状況が非常に悪い。損だ、得だ、加須市の市民はこれだけの損をする。いろいろな情報が飛び交いました。加須市が損をするんだ、合併することは得にならないんだ、このような情報は、掃いて捨てるほどありました。しかしながら、残念ながら、20年後の加須市をどうする、30年後の加須市をどうする、そのような議論は非常に少なかった、私はそのように覚えております。

 人は強いものであります。投票条例によって騎西との合併が否決された。その無念の思いの底から、住民発議制度に基づく、もう一度騎西町との合併について、合併協議会を設立、そのことを呼びかける人が出てまいりました。この呼びかけは多くの人の共感を呼び、たちまちのうちに1万 4,690人という多くの人の署名が集まり、このたびの設置要求がなされました。これだけの票を集めるには、賛成の人、反対の人を含めて、いかに多くの人と加須市の行く末について議論を交わしたことでありましょうか。私は、このことに深い敬意をあらわしたい、このように思います。

 代表者の1人は、当議会における陳述の場でこう話しております。私たちが法のもとに基づいてできることはここまでだ。あとは、議会の皆様に、どうか騎西町との合併協議会を設置してほしい。そして、特例債の適用が受けられる期日までにこの話をまとめて、知事のもとへ届け出てほしい、このように訴えております。彼の胸には万感の思いがこもっていたことだろうと私は思います。自分たちの力でできるのはここまでだ。そして、自分たちの置かれている立場の力のなさ、ふがいなさ、悔しさ、そういう思いが、言葉に出せないだけに去来したのではないかと私は推察いたします。私たちは、この彼らの言葉に尽きぬ彼らの思いに耳を傾けなければならない、私は思います。

 先日の新聞紙上に、上田知事の次のような言葉がありました。埼玉県ではなぜ次から次へと合併の話が壊れるのでしょうか。それに対して知事は、特例債の損得に目がくらんで、まちの行く末についての議論が余りにもなされない、そのことが原因で合併が流れているんだと。私も、この知事の考え方に全く同感であります。

 本件議案を当議会に提出した議会におきまして、慎重なご審議を賜りますようお願い申し上げますと、非常に冷静な高瀬市長が、同じこの議場において、私は合併に対しては賛成である。将来は、久喜市を含む30万都市の建設を考えていかねばならない。このように思わず叫んだ市長の心に、私たちはいかに思いをはせるべきでしょうか。加須市の行く末を案じる市長の心の叫びではなかったのでしょうか。

 議会は、今まで以上に、7万市民の将来に責任を負わなければなりません。市税収入の落ち込み、地方交付税の減収、各種補助金の削減、特別会計繰出金の増大と、三重苦、四重苦とも言える状況の中において、自治体に課せられた義務は多大であります。これらの要望にこたえるためには、どうしても合併による規模の拡大が必要不可欠であると私は確信する次第であります。

 私たちの学んできた商業界では次のように教わりました。原理、原則とは何か。損得の前に善悪を論じよ。このように教わってまいりました。私たちが考えなければならないこととは、10年後、20年後の加須市の姿がいかにあるべきか、このようなことではないかと思います。世間に対して白を黒と言うことは幾らでもできる。しかし、自分の心に向かって白を黒と言うことはできるのでしょうか。今、私たちは、決断を下さなければならない立場にあります。私利私欲を捨て、私心を離れて、自分の心に向かって考えようではありませんか。上のまぶたと下のまぶたと二つ重ねて、加須市の20年後の姿に思いを寄せてください。まぶたの裏に描いてください。後悔しないよう決断をお願いいたします。

     (拍手)



○議長(新井孝司君) 以上で、6番、内田圭一議員の討論は終了いたしました。

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△休憩の宣告



○議長(新井孝司君) 暫時休憩いたします。約10分間。



△休憩 午前11時00分



△開議 午前11時12分

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△開議の宣告



○議長(新井孝司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 次に、18番、恩田議員、ご登壇願います。

     (18番 恩田 博君 登壇)



◆18番(恩田博君) 通告に基づきまして、第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について意見を申し上げます。ただいまの合併問題特別委員長の報告におきましては、合併協議会の設置は、賛成少数で否決されました。私は、委員長の報告のとおり、原案に対して反対の立場で意見を申し上げます。

 平成16年8月22日に行われた住民投票の結果は、加須市が反対多数でありました。住民投票の結果を尊重するとした高瀬市長から、平成16年第3回定例議会において、63号議案として加須市・騎西町合併協議会の廃止案が提案され、議会では全会一致で可決いたしました。このとき、私は、多くの市民が合併には総論で賛成しておりながら、なぜ合併に対する住民投票が反対多数であったのか検証をして、再度合併について考えてほしいと市長に申し入れました。その後、住民投票の結果を不満とされた市民から、市町村の合併の特例等に関する法律第4条第1項の規定で、公職選挙法第22条の規定による選挙権を有する加須市民から騎西町との合併協議会設置の請求がなされ、今臨時議会に付議されたものであります。請求者代表の意見陳述によりますと、合併の問題や住民投票に対して、今まで何もしてこなかった、また何もできなかったと言われ、みずからの行動を反省し、多くの市民の方々に問題を投げかけたものと思います。そして、多くの市民は、みずからの行動の大切さを認識され、今後地方分権が進む中で、みずからのまちはみずからで決定していかなければならない、市政運営に対して多くの関心を持っていただけるものと考えます。

 法律の上では請求ができることとなっている合併に対する住民発議制度でありますが、先に述べましたように、既に加須市・騎西町との合併については、十分に審議を重ねた上、住民説明会を行い、最終的な判断として住民投票を行って、賛否の結果が出ているものであります。物事には、すべてが全会一致というわけではなく、賛成、反対の両論があると思います。また、投票に対する権利、あるいは選択におきましては棄権ということもあり、投票率の問題ではないと思います。その結果に不満があるとしても、同じ内容において再度審議を繰り返すようなことが行われるとしたら、イタチごっこと言われる繰り返しになり、発展途上国の政権争いと同じようになってしまうと考えます。

 私は、住民発議の署名運動を開始する前、請求者の方々とのお話し合いをする機会がありました。そのときでも同じように、私は内容を変えてほしいということも申し上げました。特に、合併問題特別委員長の報告におきましては、期限について、特例法の合併特例債の有効活用を図りたいという請求者の趣意により、3月31日の期限内に合併の調印をするために、合併協議会設置後の協議は、住民投票で反対された新しい新市計画書の一部を修正する程度のスピード審議を考えているようなことであります。そして、住民投票条例に基づき実施された住民投票結果を尊重すべきという意見が多数であったとも述べられました。要約すると、前に決めた住民投票の結果をほごにしていくような民主主義の根本が覆されてしまうようなことにもなります。

 私は、今回の合併協議会の設置に反対であります。そして、委員長の報告に賛成いたします。

 なお、つけ加えさせていただきますけれども、私は、当初から、また今でも合併を推進していく者であります。



○議長(新井孝司君) 以上で、18番、恩田議員の討論は終了いたしました。

 次に、8番、内田照夫議員、ご登壇願います。

     (8番 内田照夫君 登壇)



◆8番(内田照夫君) 通告に基づき、第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について、賛成の立場から意見を申し上げます。

 本議案は、市町村の合併の特例に関する法律第4条第1項の規定により、1万 4,690名の有効署名をもって、加須市と騎西町の合併について、合併協議会の設置請求がなされたことに伴い提案されたものであります。

 それでは、まず、加須市が抱えている課題、問題点について、ポイントを絞って考えてみたいと思います。

 第1に、加須市の財政状況についてであります。

 市税収入の状況は、平成9年度の約99億円をピークに、平成14年度が約88億円、平成15年度が約85億円、平成16年度は約80億円の見込み、また、地方交付税の状況は、平成14年度が約38億円、平成15年度が約32億円、平成16年度は約26億円の見込みと、主要な収入財源の激減が続いております。こうした急激な収入不足を臨時財政対策債などの借入金、いわゆる赤字地方債の発行でしのいでおり、平成15年度末発行残高は約49億円、さらに、平成16年度にも約10億円の発行が予定されているという厳しい状況であります。また、基金積立金の残高は、平成15年度末で約48億円であり、そのうち自由に使える基金、使用制限のない財政調整基金及び市債管理基金の残高は約26億円、平成16年度末には両基金の残高は約15億円に減少の見込み、平成17年度末には底をつく見込みであるとのことであり、平成18年度には赤字予算に転落するおそれがあるという状況であります。

 歳出では、一般会計から特別会計等への繰出金、負担金などが財政を大きく圧迫しています。平成15年度決算においては、国民健康保険会計に約5億 5,000万円、下水道会計に9億円の財政負担をしているのを筆頭に、ほとんどの特別会計が赤字決算をしている現状であります。

 第2に、こうした財政状況の中で、地方分権時代に勝ち残る個性ある自治体づくりが求められており、行財政改革は待ったなしの緊急課題であります。

 1つとして、すべての事務事業の見直しを行い、必要性、緊急性、効率性、効果、成果などなどなどの観点から、いや応なしに予算の重点化を図らなければなりません。

 2つとして、人件費、物件費の経費節減を図ることであります。人件費については、特別職はもちろん、一般職の給与のあり方、職員定数の削減、新規採用のあり方にまで踏み込んだ検討が必要であり、物件費についても、事業の外部委託や市民参加等を積極的に導入することをはじめ、徹底した切り込みが必要であります。

 なお、市議会議員の定数等の見直しも例外でないことは申すまでもありません。

 3つとして、加須市の皆様にも痛みを共有していただくことも必要であります。何でも行政が行うものという考え方を改め、受益者負担の必需性や公益性の観点から、補助金や使用料、手数料等の見直しが必要であります。

 第3に、少子・高齢化社会への対応であります。

 少子・高齢化は、今後さらに急速に進行します。加須市の将来推計によると、20年後、平成37年には老年人口が29.3%、年少人口が11.0%に、50年後には老年人口は約38%にも及ぶという推計であります。また、特に注目をしなければならない点は、団塊の世代、私もその1人ではありますが、数年後に老年人口の仲間入りをするという事実であります。つまり、通常の場合は、働き手、納税者から年金等の受給者に立場が変わるということ、働き手が急激に減少すれば所得も急激に減少し、税収も急激に減少するという事実であります。急速に進行する人口構成により、いや応なしに行政サービスの質的変革が必要になるということであります。

 第4に、住民生活の広域化、高度化及び情報化社会、IT化への対応であります。

 住民生活は、現加須市が誕生した50年前と比較した場合、すべての面で広域化、高度化しております。あわせて情報化が急速に進んでおり、こうした社会の急速な変化に対応した地域づくりが急務となっており、地域情報通信基盤、イントラネットの整備や、ITを活用した市民サービスをはじめとする行政組織としての充実が求められております。

 以上、数点に絞って課題、問題点を指摘いたしましたが、これらを解決する究極の選択肢が市町村合併であります。加須市が現在作成中の行財政改革プランに基づく取り組みなども一つの選択肢ではありますが、先細りが明らかになった現実を考えれば、行財政改革プランに基づく緊急対策には限界があると言わざるを得ません。急速に進む社会構造の変化に即応した行政サービスを推進するためには、スケールメリットを生かした足腰の強い自治体の実現、むだのない行財政運営などが必要であります。そして、合併は、私たち大人のためだけに行うものではありません。今の子どもたちや、これから生まれてくる子どもたちのために、住みやすく、ずっと住み続けたいまちを残すためのもの、重い負担を後世に残さないためのものであります。

 なお、今回の加須・騎西の合併は、これが最終目的とは考えておりません。加須・騎西の合併を実現することにより、地方分権時代に対応できる真の自立が図れる自治体への第一歩を踏み出すと位置づけるべきものと考えております。厳しさを増す行財政運営、地方分権と個性ある自治体づくり、少子・高齢化社会やIT化社会への対応など、未来に向かった中・長期的視野に立った場合、今回の住民発議制度による直接請求は、加須市制50年の歴史の中で初めての市民行動であり、真に加須市の将来を考えた真剣で純粋な気持ちから、加須市と騎西町の合併について再度協議してほしいとする市民の声の結集であると受け止めるべきものであります。

 以上申し上げまして、第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について、賛成の立場からの討論といたします。

 以上。

     (拍手)



○議長(新井孝司君) 以上で、8番、内田照夫議員の討論は終了いたしました。

 次に、3番、田中議員、ご登壇願います。

     (3番 田中信行君 登壇)



◆3番(田中信行君) 今期臨時会に上程されております第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について、反対の立場から討論をさせていただきます。

 本案は、市町村の合併の特例に関する法律第4条第1項の規定に基づく合併協議会設置の直接請求、いわゆる住民発議制度を活用したものであります。住民発議制度の立法趣旨は、市町村の長や議会が合併に対して消極的な場合に、住民等のイニシアチブにより市町村の合併を進められる、筋道をつけられることを目的として導入されたものであります。

 加須市においては、市長、議会ともに合併に対して積極的姿勢を示しました。昨年の10月まで加須市・騎西町合併協議会が設置されておりました。同協議会では、1年有余の長期間にわたり協議が重ねられてまいりました。協議会の議論も煮詰まり、昨年の第2回定例会において、さらに民意を問うべく、市長より住民投票条例案が上程され、満場一致で本議会で可決されました。昨年8月に住民投票が実施されました。結果は周知のとおりであります。

 本案の合併協議会設置請求書並びに請求者の意見陳述からの請求の内容について審査したところ、昨年10月に廃止された合併協議会において協議された以上の具体的協議事項が明確に挙げられておりません。請求者の主張する事実について検証させていただきます。

 低投票率の住民参加の住民投票の結果によって、加須市の将来を左右する決定をしてよいのかという問題について。昨年6月の住民投票条例案が本議会で審議されました。投票率については特に規定は設けないことを含めて、本議会において満場一致で承認可決されました。

 次に、合併期日の問題であります。請求者は、市町村の合併の特例に関する法律が適用される本年度末までの期限内の県への合併申請を求めております。その理由は、合併特例債を活用したいということのようであります。合併特例債の活用は、同法第11条の2に、その使途について規定されております。同条の2では、公共的施設の整備事業と限定されております。請求者の任意団体である市民主導のまちづくりを推進する会設立趣意書によれば、これまでの行政主導によるまちづくりは、我々市民の参加意識の欠如もあって、箱物行政という歴史上の汚点を残してしまいましたが、我々市民がまちの将来を真剣に考え、そして、行政がこれに参加してくるという市民主導のまちづくりを実現できれば、このような失敗を二度と繰り返すこともないでしょうと述べられております。請求者の求める期日までに、加須市全市民に対する情報の共有、課題の検討、協議の日程について、全市民に対する周知、理解を求めることに合理的妥当性を見出すことは極めて厳しいのではないかと考えております。

 議会には一事不再議の原則があります。地方自治法に規定はありませんが、法律や規則に規定がなくても、能率的な運営と議会に対する市民の信頼性から見ても、また条理論として当然存在するものであります。本案は、一事不再議の原則に抵触するものではありません。しかし、会期が違っているだけでは議会に対する市民の信頼を大きく失墜をいたします。本案の請求者の請求内容、また請求者の意見陳述、そして、委員会での参考人に対する質疑応答からその目的、理由、内容等において審査した結果、昨年10月廃止された合併協議会と極めて類似性が強く、顕著な事情変更は認められないと判断せざるを得ません。

 過般実施された住民投票の結果、反対 9,862票に対する説明責任は、議会も当然負わなければなりません。今回の審査で、 9,862人に対する合理的妥当性ある説明責任は果たせないと考えております。本議会は、加須市全市民の福祉増進に寄与すること、そして、加須市の市益を確保することが使命であります。日本は法治国家であります。議会制民主主義のもとで市政運営が行われなければなりません。議会は、法令の範囲内で議論しなければなりません。私は、住民の代表機関である議会の構成メンバーとして、加須市全体の視点から、全市民にかわって審査してまいりました。住民の代表である議員により構成されている議会で決定された意思は、法律上住民が決定した意思であります。昨年8月実施された住民投票は、議会で制定された住民投票条例に基づくものであります。その結果は加須市の意思決定と判断しております。

 よって、第1号議案及び第2号議案に対して、それぞれ反対を表明します。

 これをもって、私の討論は終わります。



○議長(新井孝司君) 以上で、3番、田中議員の討論は終了いたしました。

 次に、21番、服部議員、ご登壇願います。

     (21番 服部登志雄君 登壇)



◆21番(服部登志雄君) 第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について、第2号議案 平成16年度一般会計補正予算について、意見を申し上げます。

 今回、臨時会が開催され、本議案が提案された経緯につきましてはご案内のとおりであります。私は、これまで議会における一般質問、そして、平成15年第1回定例会で提案された加須市・騎西町合併協議会設置についての協議等に対し、騎西町との合併を推進する立場から意見を述べるとともに、法定期限内の合併実現を目指して、市当局の積極的な取り組みを要望してまいりました。地方分権の進展、少子・高齢化の進行、日常生活圏の拡大、国、地方における厳しい財政状況など、市を取り巻く環境の大きな変化に対応するため、合併による行政・財政運営の効率化、そして、基盤強化を図ることが大事であると重ねて述べてまいりました。その後、国による三位一体の改革に伴う地方交付税の大幅な削減等により財政状況の悪化はますます進み、今後、加須市単独で将来、夢や希望の持てるまちづくりを行っていくことは極めて困難になっていくことは間違いないと考えます。今後は、国の財政政策に左右されることのない財政基盤の強化を図るためにも合併は不可欠であると考えます。これらの多くの市民の方々が同じ考えを持ち解散されたにもかかわらず、合併協議会を再び立ち上げ騎西町との合併についての協議をしていただきたいとの今回の思いは、加須市が子や孫の世代まで発展することを願ってのことであると存じます。

 私は、昨年の住民投票の結果を尊重することについては全く異議を唱えるものでなく、その結果を受けた前回の合併協議会の廃止に関する議案につきましても賛成を表明いたしました。しかし、将来の加須市の発展を考えた場合、合併は大変大事なことであるという考えも、今なおも変わっておりません。本議案の提案に至るまで、多くの市民の方々の思いをご理解いただき、合併協議会を立ち上げて、再度合併に向けた協議会を行うための本議案は、極めて適切なものであり、本案に賛成することを表明し、討論といたします。

 以上であります。

     (拍手)



○議長(新井孝司君) 以上で、21番、服部議員の討論は終了いたしました。

 次に、13番、小坂議員、ご登壇願います。

     (13番 小坂徳蔵君 登壇)



◆13番(小坂徳蔵君) 上程されている第1号議案、騎西町との合併協議会設置及びこれに関連する第2号議案、補正予算に関して、日本共産党議員団を代表して討論を行います。

 今回の臨時議会は、既に白紙に戻っている騎西町との合併について、直接請求で合併協議会設置の復活を求められ、市長が法の手続に基づいて招集したものであります。先ほどの委員長報告は原案否決でありました。以下、本案にかかわる問題点を指摘します。

 第1の問題は、直接請求は加須市のケースにはなじまないということであります。

 そもそも合併協議会設置に直接請求の制度がつくられたのは、1995年の合併特例法の改正によるものです。それまで合併問題は、市町村の長と議会の判断で進められてきました。そこで、長や議会が合併について消極的な場合には、合併を具体的に検討する場がつくられないという問題が存在しました。そこで、住民の意向を反映させるために、合併協議会設置に直接請求の制度が設置されたのです。これが、法改正時における立法趣旨であります。加須市の場合は、騎西町と合併するため、合併協議会をつくって1年5か月も検討し、新市計画をつくりました。その後、合併の是非を問うために住民投票を実施した結果、市民が大差で合併反対を選択したものです。つまり、直接民主主義という最も民主的な方法に基づいて、合併は白紙に戻ったのであります。重要なことは、合併が白紙に戻った最大の要因は、明確な民意に従ったもので、長や議会が合併について消極的な場合というケースには全く該当しないのであります。したがって、今回の直接請求は立法趣旨にもとるものであります。つまり、制度の存在とその活用とはあくまでも別個の問題であります。したがって、加須市のケースに今回のような直接請求はなじまないのであります。これが、重要なポイントであります。

 第2の問題は、住民投票の結果、市民は合併反対を明確に選択していることです。

 問題を明確にするために、経過を整理してみます。住民投票条例に基づいて、昨年8月住民投票を実施しました。投票の結果、市民は合併反対を選択したのです。市長は、この結果を厳粛に受け止めて、合併協議会を廃止する議案を昨年9月議会最終日、10月6日に提案しました。議会は、全会一致でこれを可決したのです。住民投票の根拠となった住民投票条例は、昨年6月議会に市長が提出したものを全会一致で可決しております。反対した議員は1人もいなかったのです。

 住民投票条例の第14条は、市長は住民投票の結果を尊重しなければならないと定めています。この規定は義務規定であり、市長が投票の結果に基づいて対応することを義務づけているのであります。しかも、この条例は、附則第2項で定められているように、この3月末まで効力を持ち続けているのです。したがって、市長はもちろんのこと、条例を議決した議員及び議会は、この条例の規定に従って対応することが義務づけられているのであります。議員みずからが定めた条例を破ることは許されないのであります。条例は、加須市の法律であり、法治国家を構成する地方公共団体の一員である加須市政が、条例にのっとって執行していくことは当たり前のことであります。言うまでもないことですが、議会は立法府であり、議決機関であります。議会が議決することによってのみ加須市という団体意思が決定されます。議決すれば、その政治責任の第1は議会が負うべきものであります。なぜならば、市長が条例事件を議会に提案しても、この段階では何の効力も生じることはありません。議会で議決して初めて、市長を含む全市民を拘束する効力を有するようになるわけであります。議員がそれだけ重い責任を負っているゆえんであります。

 特別委員会の審査の中で、ある議員が、住民投票条例は市長が守ればよい。議員、議会は守らなくてもよいと発言しておりましたが、これは極めて重大な問題であります。議会が条例を制定し、あるいは議決して、市長を含む6万 9,000市民を拘束する議決権を行使する者が、条例を守らなくてもよいなどと暴言を吐くことは、絶対に許されない大問題であります。これでは、議会及び議員に対する市民の信頼が地に落ちるというもので、市民のひんしゅくを買うのは、けだし当然のことであります。このことを明確に強調しておきます。

 第3の問題は、万が一にも合併協を設置したならば、市政の混乱と混迷は必至であることであります。直接請求の代表者は、合併を決めて、3月末まで県に申請することを求めています。特別委員会の審査で彼は、合併が成就できなかった原因が、市民への説明不足にあることを挙げております。解散した合併協は、1年5か月にわたって合併協議を重ね、会合する都度、合併協だよりを全世帯に届けて周知を図ってきました。それでも説明不足と断定しております。ところが、3月末まで県への合併申請となれば、合併協設置を復活させても実質的な会合はわずか1日程度です。その1日を使って、 1,527件もの事務事業を一挙に決めてしまうということは、まさに暴挙というほかありません。

 それだけではありません。肝心の市民に対する周知は不可能です。これはどういうことなのか。代表者の意図がどうであれ、結果的に、市民に真実が伝わる前に合併に突き進む乱暴な話としか言いようがありません。今市民は、住民投票の結果と市の広報で、合併はなくなったと思っております。これを3月末まで合併を強引に決めるならば、市民が気のついたときには既に騎西町と合併していた、こういうことになるでしょう。これでは、典型的な市民不在という行政の見本であります。全く恐ろしいことだと言わざるを得ません。

 審査の中で、合併の目的が合併特例債という大借金目当てであることが判明しました。財政が大変だと叫んでいる人たちが、そこのところを借金で埋めるという発想です。ところが、この借金は、箱物など公共工事にしか使えないものであります。暮らしや福祉のためには使うことができないのです。しかも、合併特例債で公共工事を行えば行うほど、実は、歳入財源の地方交付税が限りなくゼロに近づくように削減される仕組みが、今地方財政計画の中でつくられているのであります。解散した合併協での財政計画では、新市は合併後10年間で、合併特例債と通常債の合計で実に 361億円もの大借金計画をつくりました。これは、市民1世帯当たり 123万円もの借金を背負うものでした。借金は返済しなければなりません。まさに、孫、子の代まで大借金の贈り物をすることになります。

 財政が大変だとただ叫んでいるだけでは物事の解決には一向になりません。どこに原因があるのかを究明し、その原因を除去して、市民福祉の増進のために財政が確立されるように対策を練る、ここに大事なポイントがあります。具体的には、公共工事を抑制し、政策の優先順位を定めて着実に実現を図る。むだを排除して組織機構を見直す。そして、何よりも市民の立場で知恵を発揮するならば、加須市の財政力があるならば、市民の暮らしを支える市政はしっかり行うことが可能であります。

 以上を述べて、2議案に関して反対する立場からの討論を終わります。

 以上です。



○議長(新井孝司君) 以上で、13番、小坂議員の討論は終了いたしました。

 次に、17番、宮崎議員、ご登壇願います。

     (17番 宮崎重寿君 登壇)



◆17番(宮崎重寿君) 第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について並びに第2号議案 平成16年度補正予算(第5号)、これは、合併協議会の事務費負担金 300万円でございます、につきまして、賛成の立場から討論いたします。

 傍聴の方には、お昼になってしまいますが、少しお許しをいただいてご清聴いただければ幸いでございます。

 きのうは、大変寒い大風が吹きました。私の家のボイラーに隣の家のトタン板が飛んできまして、ボイラーと、それから、お湯を送るモーターのところに直撃しまして、ボイラーがつかなくなりました。夕御飯のときその話題が出まして、あしたの朝は寒くなるそうだなと。子どもたちは、あしたの朝は寒くて大変だね、暖房がつかなくては大変だねというふうに言っていました。おふくろが言いました。新潟の地震の被災者は、大雪の中でもっと大変なんだよ、子どもたちに言いました。

 私たちは、ぬくぬくしていると大事なことを忘れてしまうような気がします。うちの暖房の仕組みは、灯油でボイラーをたいて、水をお湯にして、そのお湯をポンプで床下をはわせている導管を通じて送りまして、各部屋に暖房機がついておりまして、そこから温風を出すという、いわゆるセントラルヒーティングなんですね。ですから、朝起きてスイッチをひねると、しばらくすると温風が出る。大変便利なものでありまして、子どもたちは、温かくなって起き出すということです。今朝は大変でした。もう暖房がついていないものですから、みんな着込んで寝たそうです。1枚も2枚も多く着込んで、お風呂に入って夕べは寝て、今朝も寒い、寒いと言っておりました。私も、久しぶりに長いもも引きだとか出してきまして着込んでおりました。それこそ転がった方が早いようにたくさん着込んで朝の支度をしました。昔は、暖房が余りなくて、うちのおやじもおふくろも祖母も、みんな丸くなっておりました。子どもたちはぬくぬく育っているものですから、厳しさがわからない。でも、今朝は、おふくろがそんなことを言っておりましたので、新潟の人たちはもっと大変なんだよねと言いながら朝の支度をして、それぞれ学校へ行ったり勤めに行ったりしました。

 本題に入りますが、金曜日の日、合併問題特別委員会があった日の3時ごろ、ある人から私に電話がありました。5対3で負けてしまったよということでした。私は、大変驚きました。合併問題の委員の中で、私の記憶では、合併に一貫して反対しているのは−−−−−−−−だけだからです。前回の合併協議会の設置のとき、この中にはまだ議員になっていない方もいらっしゃると思うんですが、平成15年の第1回定例会に、高瀬市長から上程されました。あのときに、皆さんは記憶があると思うんですが、さつき会を代表して服部議員が賛成討論をしております。これは、公明党を代表してやったのかどうか知りませんが、小西議員が、羽生との合併をしなければならないということで、合併協議会の設置に反対討論をしました。今回、−−−−が特別委員会で反対をしたそうですが、−−−はもともと反対なのか、ちょっとその辺がわかりません。−−−−は、反対討論を明確にしております。私は、当時会派を組んでおりませんでしたので、1人賛成討論をいたしました。そのときのさつき会のメンバーは、この中にたくさんいると思います。−−−−−−−−は、私の記憶では討論をしていないのではないかと思います。いずれにしても、15年3月の平成15年第1回定例会におきましては、賛成多数で設置を決めております。私は、このときつくづく議事録は大事だなと思いました。だれが賛成したのか、だれが反対したのかわからないんです。だから、今言ったことも、私の推測も入っているかと思いますし、議事録からはそれが読み取れないものですから、その場合はお許しいただきたいと思います。少なくとも、ここにいる大半の議員さん、恐らく−−−−さんと−−−−−−さん以外は、合併協議会の設置に賛成をし、合併推進協議会の任意の議員団体をつくり、それこそ一貫して合併を推進してきたはずだと思うんです。

 ここに、平成15年の市議会議員選挙の公約を皆さんにお配りした選挙管理委員会からの選挙広報があります。それぞれの議員さんは公約をお忘れでないでしょうから、この中で自分が一体どういうことを公約して議員に当選してきたのか、それこそしっかりと頭にあると思うんです。大変恐縮ですが、名前を具体的に挙げて読んでみたいと思います。お許しください。−−−−−−さんは、自治体合併は最大の課題だと言っております。−−−−−−さんは、市町村合併は住民合意を基本にということで言っております。−−−−−−は高度医療センターの早期実現、−−−−−−も県立中核病院の誘致を、−−−−−−−−−−−−−−−−合併問題に対応しながら豊かな福祉社会を実現していきたい。−−−−も−−−−も、高齢者福祉医療センターの誘致推進ということを公約に掲げております。この高齢者中核医療センター、病院につきましては、皆さんも一緒に上田知事のところに行き、加須・騎西の合併が実現するならば、病院の誘致を前向きに検討するということでありました。ある意味では合併が前提条件だったわけです。そういう意味で、私は、−−−−も、−−−−も、−−−−も、−−−−も、−−−−−−も、−−−−−−も、−−−−も、−−−−は時々賛成したり、時々反対したりするのでわかりませんが、これだけの議員さんがいるんだから、特別委員会が否決されるなんていうことはない、そう思っていましたら、先ほどの電話だったわけでございます。本当に驚きました。

 先ほど委員長質疑をさせてもらいましたが、残念ながら、委員会では合併の必要性や今後の加須市のまちづくりについて十分議論されなかったようであります。今回の住民発議に関しましては、先ほど来、いろいろな議論が出ておりますが、市長の答弁にもありましたように、執行部の答弁にありましたように、全く法律には抵触していない、法に基づいた正当な市民の権利を行使した運動であります。反乱とかクーデターとか言う方もおりますが、私もそんなことを言われました、あれは2.26だよと。私は、よく2.26というのがわからなかったものですから、最初は戸惑いました。私の目をじっと見て、真崎大将というのがいるんだと、2.26には。青年将校が当時の社会情勢の中で思い余って起こした行動であるけれども、真崎大将というのが裏にいたんだというわけですね。どうも私の目をじっと見ていましたので、私のことかなと思いまして、もし私が真崎大将ということであれば、それは違います。今回の市民主導を推進する会の人たちの運動は、先ほど内田圭一議員が討論の中で言っていましたとおり、極めて純粋な、自発的な運動でありました。私は、内田議員と同様に、彼らが立ち上がったことに光明を見出しました。

 私も、前回の住民投票の結果を尊重する1人であります。したがいまして、本議会場で賛成もいたしました。今回の合併はあきらめておりました。私は、合併を推進するのが公約でしたから、本当にどうしようかな、困っておりました。そうしたら、1人、2人、市民運動が起こってきて、あの署名運動が展開されたわけです。先ほど小坂議員の方から、市長が消極的な場合、議会が消極的な場合、この発議制度が法の改正によってできた、そのような趣旨を述べられました。私は、高瀬市長には大変恐縮ですが、高瀬市長は一生懸命動いたというふうには私にはどうしても思えません。私も精いっぱい、本当に寝食を忘れて、それこそ議員の公約を、私自身の公約を守るために、全力を挙げて8月22日に臨んだ。誠に申しわけありませんが、私も反省しております。私は、市長も議会も、残念ながら、全力を挙げて加須市の将来のために取り組んだと言えない状況だというふうに思っております。そのような状況を見て市民が立ち上がったんだというふうに思います。そういう意味では、もちろん法には田中議員が先ほど述べたように一切抵触していないんですが、法の趣旨にも、合併特例法の平成7年の改正の趣旨にも合った運動だというふうに思っております。加須市だからこそ起こった住民発議だというふうに思っております。

 したがいまして、今回の審査に当たりまして、住民投票の結果を尊重するのか、住民発議による署名の数を尊重するのか、大変難しい選択ではありますが、数の多寡ではないと私も思います。しかし、彼らの真っすぐな純粋な気持ちを考えると、私は設置に賛成せざるを得ないのであります。

 加えて言うならば、やはり加須市の将来を考えたときに、合併は必要だというふうに思っております。特例債だけではありません。私は、この間、私が議員になりましてから10年間の一般質問を丹念に読み直しました。私が今加須市に必要な課題、これは、2点あるというふうに思っております。一つは、美しいまちづくりです。このまちに必要なのは、精神性を大事にするような、精神活動を重要視するような、このまちの伝統や文化、このまちの自然、風土、先人たちが残してくれた遺産、そういうものを大事にするような、そして、きれいなものはきれいと言う、美しいものは美しいと言う、気持ちいいものは気持ちいいと言う、そういう美しい素直なまちづくりが必要だというふうに思っております。

 先ほど私に、彼らの市民運動は2.26だよ、青年将校のクーデターだよ、裏には必ず真崎将校がいるんだよと言った方は、今加須市に必要なのは地震対策だと言いました。地震対策は、何も防災倉庫だとか備蓄をするのではないんだと。隣近所がもっと仲よくするんだ。地震が起こったときに、関東大震災級の地震が起こったときに、みんなが仲よくしていなかったら大変なことになるよと言いました。昔は、隣風呂に行きました。鈴木議員は、道を挟んで私の向かい側に住んでおりました。私は、鈴木議員と風呂の貸し借りを本当にしておりました。何から何まで彼の家のこと、彼も私の家のことは全部知っておりました。間取りから何から全部知っておりました。地震が起こったとき、もし私が何かになったときには、あるいはうちのおふくろが下敷きになっている。彼は今南町にいますからなかなか来られないと思いますが、今の隣組、私の隣組の人たちは、私が選挙をしているために、私の家の間取りは全部知っております。台所の包丁がどこにあるのか全部知っております。だから、おふくろを探し出してくれると思います。そういうコミュニティというんでしょうか、そういうものが一番大事だというふうに私に言いました。私は、そのとおりだと思います。

 加須市議会は、今、だれがああ言った、あいつがこう言った、もう疑心暗鬼です。あいつがこう言ったけれども、あした大丈夫かな。翌日寝返ってしまうのではないかとか、そんな議論ばかりしています。議会がこれでは、いいまちづくりは進まないと思います。もう一度、美しいまちを目指して、もう一度気持ちを1つにしていかなければいけないのではないかと思っております。

 私は、先ほど言いましたとおり、平成13年に、宮崎重寿議員の猛省を求める決議を全会一致で、総員賛成でされました。私は最初、何でこんなことをされたんだということで、もう煮えたぎる思いでありましたが、冷静に私が考えてみれば、私にも相当の落ち度があったというふうに思っております。この決議にありますとおり、市民の立場に立って理性的な行動を求める、この1文を私の議員活動の肝に銘じております。市民の立場に立って冷静に判断するならば、やはり合併協議会の設置には賛成せざるを得ません。

 もう1つ、私の加須の将来に対しての夢があります。それは、先ほどの美しいまちの担保として、仮称でありますけれども、大地、水、空、この研究所をつくってもらいたい、つくりたいということであります。大地は、もちろん土のことであります。水は、もちろん水のことであります。

 私の大学院の恩師が加須に来たときに、このまちはすごいまちだと。よくこんな水の中にみんな人が住んでいると言いました。私は、ご案内のように大学で都市計画を勉強しましたから、大学の恩師は、日本はもとより世界中の都市を回っております。彼の目にも、このまちは大変不思議なまちだというふうに映ったようです。6月でしたから、浮野から樋遣から大越タバから、本当にじゅうたんを敷いたように、あるいは松島のように美しい田園風景がありました。彼は、それを見て、本当にきれいだなと言ってくれました。そして、先ほどの言葉です。よくこんな水の中に人が住めたな。高低差のこんなにないところでよく水を管理したな。宮崎君、君の先人たちは、大変な先人たちだよと言いました。ですから、私は、水の問題について、ぜひとも研究してもらいたい。

 空についてもそうです。この地方は、四季ではなくて六季あると言われております。春、夏、秋、冬のほかに二季加わるんです。それは、この関東地域の独特な風土だそうです。

 昨日、いらっしゃった方もいるかと思いますけれども、今、斉藤与里展をやっておりまして、松永敏太郎先生のご子息である松永 康さんが、斉藤与里と加須ということで講演をされました。私は、1つ心に残っておりますのは、斉藤与里が、加須に来てからと加須の前からと、画風ががらっと変わったということであります。そして、ご案内の方もいるかと思いますが、斉藤与里が加須に来てから二次元の世界で絵を描いておるんです。切り絵みたいな、はり絵みたいな絵を描き始めているんです。



○議長(新井孝司君) 宮崎議員、そろそろまとめてもらえますか。



◆17番(宮崎重寿君) まとめに入ります。

 松永 康さんが言うのは、この地域が、関東平野の中でも珍しいくらいの真っ平らなところだからだそうです。関東平野は真っ平らなんですが、やはり台地が多いそうです。加須地域ぐらい真っ平らなところはないそうです。斉藤与里さんは、恐らくその中で、その風土の中で、先ほど言いましたような切り絵のような、はり絵のような絵に至ったのではないかというのが松永 康さんの解説でした。

 私は、そのように美しいまち、そのまちづくりを担保するような、仮称でありますが、大地・水・空研究所をつくってみたい、そういうふうに思っております。そのためにも、引き続き合併協議をして、そこでこの問題を大いに議論してもらいたい、このように願っているんです。ですから、合併の設置議案をぜひとも皆さん賛成していただいて、加須や騎西やこの地域のまちの将来について大いに語ってもらいたい、新市建設計画は、ぜひとも修正をしてもらいたい、そういうふうに思っております。

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○議長(新井孝司君) 宮崎議員、個人の話はいいですから。



◆17番(宮崎重寿君) −−−−にも申し上げましたけれども、もう一回−−−−には議員の原点に返っていただいて、あの青春時代の純粋さを思い出していただいて、合併に反対は反対で結構ですので、純粋なる議員活動をするようにお願いいたします。



○議長(新井孝司君) 宮崎議員、まとめて。



◆17番(宮崎重寿君) 私は、以上のことを述べまして、私の公約であります合併が今回成就しなければ、私自身の身を処したいというふうに考えています。今回、そのような気持ちと覚悟を持って討論をいたしました。どうぞ、本会議場におられます議員の皆さんには、合併協議会設置に賛同されて、合併が成就するよう、私が引き続き議員を続けられるようになりますよう心よりお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。

     (拍手)



○議長(新井孝司君) 以上で、17番、宮崎議員の討論は終了いたしました。

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△休憩の宣告



○議長(新井孝司君) 暫時休憩いたします。再開は午後1時20分といたします。



△休憩 午後零時21分



△開議 午後1時20分

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△開議の宣告



○議長(新井孝司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△休憩の宣告



○議長(新井孝司君) 討論の途中ではございますが、議会運営委員会開催のため、暫時休憩いたします。



△休憩 午後1時21分



△開議 午後2時30分

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△開議の宣告



○議長(新井孝司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△発言の申し出



○議長(新井孝司君) 討論の途中ではありますが、1番、鈴木議員から発言を求められておりますので、これを許します。

 ご登壇願います。

     (1番 鈴木久才君 登壇)



◆1番(鈴木久才君) 先ほどの発言に不穏当な発言、言葉足らずの発言がありまして、誤解を招いたことに陳謝いたします。



○議長(新井孝司君) この際、お諮りいたします。ただいま鈴木議員からの発言のとおり、発言の取り消しを会議規則第64条の規定により許可することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と言う人あり)



○議長(新井孝司君) ご異議なしと認めます。

 よって、鈴木議員からの発言のとおり、発言の取り消しを許可することに決しました。

 次に、19番、石井議員から発言を求められておりますので、これを許します。

 ご登壇願います。

     (19番 石井敏郎君 登壇)



◆19番(石井敏郎君) 先ほどの私の討論の中に不適切な部分がありましたので、訂正させていただきたいと思います。ご面倒をかけますが、よろしくお願いをします。



○議長(新井孝司君) この際、お諮りいたします。ただいま石井議員からの発言のとおり、発言の取り消しを会議規則第64条の規定により許可することにご異議ございませんか。

     (「異議なし」と言う人あり)



○議長(新井孝司君) ご異議なしと認めます。

 よって、石井議員から発言のとおり、発言の取り消しを許可することに決しました。

 次に、17番、宮崎議員から発言を求められておりますので、これを許します。

 ご登壇願います。

     (17番 宮崎重寿君 登壇)



◆17番(宮崎重寿君) 新井議長には、私の発言の機会をお許しいただきましてありがとうございます。また、傍聴に来られている皆さんには、私の先ほどの発言の問題で議会運営委員会を開いていただきましてお待たせしたこと、心からおわびいたします。また、高瀬市長をはじめとして執行部の皆さんにも同様にお待たせいたしましたこと、心よりおわびを申し上げます。

 私の先ほどの討論の中に不適切な発言がございました。陳謝して取り消しをいたします。私が、先ほど本会議における討論の発言の中で出しました実名部分は取り消しをいたします。誠に申しわけありませんでした。



○議長(新井孝司君) この際、お諮りいたします。ただいま宮崎議員からの発言のとおり、発言の取り消しを会議規則第64条の規定により許可することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と言う人あり)



○議長(新井孝司君) ご異議なしと認めます。

 よって、宮崎議員から発言のとおり、発言の取り消しを許可することに決しました。

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○議長(新井孝司君) 続きまして、討論を続行いたします。

 次に、10番、長谷川議員、ご登壇願います。

     (10番 長谷川弘光君 登壇)



◆10番(長谷川弘光君) 通告に基づきまして、第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について、賛成の立場から討論を行います。

 10月31日をもって合併協議会が解散となり、事実上合併が白紙となりました。このことについては、市民の中から、加須市の将来を真剣に考え、このまま何もせずにいていいのか、市民が望んでいる方向に進めるためにはどうしたらよいのか、悩み抜いた上に今回の直接請求が行われたと思います。さらに、25日の本会議において意見陳述が行われたとおり、真剣に、そして、純粋に加須市のことを思っていることが本当にわかりました。この住民発議を行った人たちは、日ごろからまちづくりのために日夜一生懸命努力している方です。そういう人たちが、本当にこの合併というのはどういうものかということを真剣に考え、純粋に思って起こした行動だと思います。

 この直接請求は、市町村の合併の特例に関する法律第4条第1項の規定に基づく合併協議会の設置の要求であり、法的に何の問題もないことは、昨日行われた本会議での執行部からの答弁でも明らかであります。にもかかわらず、合併問題特別委員会では、新聞報道にもありましたが、住民発議の方法論ばかりに終始しており、市長からの提案説明でもありましたけれども、慎重なるご審議を賜るようにという形で市長からのお願いもありました。しかし、議論すべき合併の是非についてには触れず、住民投票を尊重すべきとの多数の意見だけが出され、採決とされました。条例に基づく住民投票も市民の意思です。法律に基づく住民発議も市民の意思であることには変わりないはずです。社会情勢は常に変化しております。そのことは、皆さんもおわかりでしょう。そういう中で、市民の意思も状況によって変化をしていると思います。8月に行われました住民投票の結果、反対が 9,862票、これも市民の意思であり、今回行われた住民発議の有効署名数1万 4,690も市民の意思でありますが、この住民発議は、住民投票が行われた後、約3か月後に行われたものであって、その中で市民が意思を変えたということになると思います。ですから、この住民発議における市民の意思はやはり尊重すべきであり、その意思にこたえるためにも、合併に向けて慎重なる審議が行われる加須市・騎西町合併協議会を設置することが、その市民にこたえるものだと思います。

 この合併協議会の設置を本当に真剣に考えていただけるように申し上げ、この議案に対しての賛成討論とさせていただきます。



○議長(新井孝司君) 以上で、10番、長谷川議員の討論は終了いたしました。

 次に、4番、高野議員、ご登壇願います。

     (4番 高野勝良君 登壇)



◆4番(高野勝良君) ただいま上程になっております第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置についてに関して意見を述べます。

 昨年9月議会において私は、市長が住民投票の結果を受けて提案された合併協議会の廃止について賛成しました。私は、住民投票の結果を尊重しましたが、住民投票の結果に従ったわけではありません。住民投票の結果を判断の材料、参考にしながら、みずからの判断で苦渋の選択をした結果であります。なぜならば、住民投票条例には、議員はこれを尊重しなければならないなどという規定は一切書かれていないからです。住民投票の結果を尊重するということと、住民投票に従うということは意味が違います。ただ単に住民投票に従うということは、議員としての判断の放棄です。先日実施された議員研修でも講師が述べておりましたが、地方政治の仕組みは、二元代表制といって、首長と議会がそれぞれに市民に対して責任を持つ制度である。しかも、議決権を持つ議会の方が、提案権を持つ首長よりも重い責任があると、こう言っておりました。市長が住民投票の結果を尊重したとしても、議会には議会の意思があってよいわけです。住民投票の意味を間違えないでいただきたい。

 ところで、今回、住民発議による署名集めが行われ、先の住民投票の反対票 9,862票を大幅に上回る1万 4,690人分の署名が集まり、合併協議会の設置要求がなされました。これは、全く合法的な手続を経てなされたものです。合併特例法の立法趣旨がどのようなものであれ、現在の解釈が優先します。国の解釈は、住民投票に拘束されるものではないとはっきりと述べています。私たち議員は、改めて合併問題をどう考えるのか、その後の状況の変化をも踏まえて、その判断を求められることになったわけです。

 この合併問題は古く、平成14年12月議会で市町村合併の促進に関する決議が議員提案され、可決されています。その前文においてこう書かれています。今、地方分権の進展や、少子・高齢化の進行、あるいは日常生活圏の拡大、さらに、国、地方を通ずる財政の著しい悪化など、市町村行政を取り巻く情勢が大きく変化している。その中にあって、基礎的地方公共団体である市町村においては、行政サービスを維持、向上させ、また行政としての効率化を図るという観点から、その行財政基盤の拡充や広域的な対応など、新しい時代の自治の担い手としてふさわしい行政体制の整備に努めることが強く求められている、こううたっています。

 そのとき、この決議に賛同された多くの議員の皆さんに訴えたい。この決議に述べられた状況は、ますます現実のものとなり、合併の必要性はますます大きくなっているのではないでしょうか。加須市は、約50年前、2町7か村が合併して誕生しました。もし合併しないで今日に至ったとしたらどうなっていたでしょうか。考えただけでも背筋がぞっとします。昨年8月の住民投票の結果も大事でありますが、それは、そのときの市民の判断です。今改めて、1万 4,690人の署名という市民の大きな声を背景に合併問題を考えるとき、私は、以前にも増して合併協議の必要性を認識するものです。

 以上、今回の議案に対し、賛成の輪が大きくなることを願いつつ、私の賛成討論といたします。



○議長(新井孝司君) 以上で、4番、高野議員の討論は終了いたしました。

 次に、14番、鎌田議員、ご登壇願います。

     (14番 鎌田勝義君 登壇)



◆14番(鎌田勝義君) 私は、発言通告に基づきまして、第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置について意見を申し上げます。

 本案についての合併問題特別委員会の結果は、午前中の委員長の報告のとおり否決であります。しかし、私は、騎西町との合併は、少なくとも合併協議は必要であるとの考えから、本案に賛成の立場で討論いたします。

 少子・高齢化の進行や生活圏の広域化、市民ニーズの多様化、あるいは地方分権の進展、そして、何よりも厳しい財政状況下にあって、合併による行財政基盤の強化や効率的な行財政運営は、加須市の将来にとり必要不可欠なことであります。そうしたことから、加須市と騎西町の合併を推進してきたものであります。昨年8月22日に執行されました住民投票の結果を受けて、先の加須市・騎西町合併協議会は解散いたしました。条例に基づいて実施されました住民投票の結果は、紛れもない民意であり、尊重すべきものであります。その意味では、住民投票の結果を受けて、昨年の9月議会で合併協議会の廃止議案が可決され、10月31日に廃止されましたことは、何ら問題のないものであると考えております。

 さて、同一会期中に一度議決された事件については再び議決をしないという議事運営上の慣習のことを、一般的に一事不再議と言いますが、この一事不再議は同一会期中のものであり、また、同一会期中であっても事情変更により例外もあるものであります。今回の提案につながった、先の合併協議会の廃止後に巻き起こった市民運動の広がりを見るとき、この状況の変化は、同一会期中ではないことはもちろんのこと、一事不再議の例外となる事情変更に当たるものであります。この市民運動の広がりの結果、1万 4,000名を超える署名をもって市長になされた合併協議会再設置の直接請求は、地方自治法及び合併特例法という法律に基づく住民の権利の行使であり、これもまた紛れもない民意であります。先日行われた請求代表人の意見陳述にもありましたが、この住民投票と直接請求のやり方や投票数と署名数を比較することは、私もナンセンスだと思っております。問題は、どちらも法律に基づいた民意であり、広範な市民の声であり、尊重されなければならないものであるということであります。

 さらに考えてみますと、住民投票で反対多数となった合併案をすべてそっくりそのまま踏襲するというのは、適切ではないと考えるところであります。したがって、住民投票後の事情変更や、直接請求にあらわされた民意を尊重して、今回提案されております合併協議会が設置された場合には、先の住民投票で反対多数となった原因と思われる事項については、民意に沿って改善することが必要であります。ありがたいことに、そのようなことにつきましても騎西町から申し入れがあったやに聞いております。

 繰り返し申しますが、住民投票の結果と同様、今回の合併協議会再設置の議案も、地方自治法及び合併特例法という法律に基づき、1万 4,000名余りの署名をもって直接請求された民意であります。当然尊重しなければならないものであります。先の住民投票の結果にあらわれた民意と今回の直接請求の民意の双方を体現すべく慎重に検討すれば、おのずと前の合併協議結果を改善することを前提として合併協議会を再度設置し、協議を行うべきと考えるものであります。

 求められているものは、合併ではなく、合併協議会の設置と、状況の変化を踏まえた上での再度の協議であります。今回の直接請求は、加須市の将来を思う非常に多くのまちづくりへの熱い思いが具体的な形になってあらわれたものであります。請求者代表の意見陳述を聞いて、胸にこみ上げてくる感動を覚えた人も多かったものと思います。私もその1人であります。確かに、現行の合併特例法の期限に関しては、残された時間は少ない状況でありますが、私は、この加須市始まって以来と言ってもいい真摯な市民運動を門前払いすることなく、できるだけ早期に合併協議会を設置して、再度真剣な加須市の将来に向けた協議会ができますことを願ってやまないものであります。

 以上、本案に対し賛成の討論といたします。

     (拍手)



○議長(新井孝司君) 傍聴者に申し上げますが、ご静粛にお願いいたします。

 以上で、14番、鎌田議員の討論は終了いたしました。

 次に、1番、鈴木議員、ご登壇願います。

     (1番 鈴木久才君 登壇)



◆1番(鈴木久才君) 先ほどは、特別委員会の質問に対し、質問に当たらないという指摘を議会運営委員会で指摘されまして、申しわけございませんでした。指摘を受けましたので、賛成討論ということで、意見ということで言い直して発言したいと思います。

 条例に基づく住民投票も市民の意思であるが、法律に基づく住民発議も合法的な市民の意思である。もう一度合併協を立ち上げて合併を議論すべきであると考え、1号議案に賛成の立場で討論を行います。

 新聞報道があったように、合併協を立ち上げずに否定することになれば、住民発議の方法論ばかりに終始し、まちの将来を考えず、議会として合併は必要なのか、不必要なのか議論もないなど、肝心の合併の是非について深い議論がないまま門前払いをしたと、市民のだれもがそう思うことでしょう。市長の考えと市民の声が一つになったにもかかわらず、枝葉末節の議論に終始し、騎西町との再度の話し合いの場を拒否してしまう、こんな市民不在の議会でよいのでしょうか。なぜ議論の場を持とうとしないのでしょうか。騎西町では、昨年より議論に議論を重ね、新聞発表までして議論の場をつくってくれと、町長、議長が何度も市庁舎に足を運び、懇願しております。合併協という公の場で、市民の前で、何隠すことなく議論することを望んでおります。これを拒否することは、民主主義への冒涜であり、市民に背を向けた行為であると思います。議会は要らない、議員報酬は高過ぎると市民の声が上がるのは、こういう市民の声を無視することにほかなりません。市民の声に耳を傾け、議論を重ねれば、たとえ方法が異なっても市民は理解し、そんな意見はなくなることでしょう。

 話し合いの場をつくらないという議員の皆さん、今回の議論は、決して合併する、しないの話ではありません。合併する、しないかを含めた議論の場をつくるか、つくらないかということです。7万市民はそういう目で議会の行方を見ています。この大きな声が聞こえませんか。市民の声を聞かないのはだれとだれなのか、議員でありながら議論の場を放棄するのはだれとだれなのか、市民は見ています。市民は考えます。市民は語ります。議論の場をつくることを否決するならば、大きな波が起こることは否定できません。

 私は、1月21日まで、加須市議会、岩井道雄会長である彩政会に入っていましたが、ご承知のことと思います。私の記憶によりますと、12月20日に、市庁舎4階の会派の部屋において7名が集まり、合併について議論しました。議論の結果、住民投票の結果を覆すには、在任特例を使わず即解散、定員24なら市民に理解してもらえるだろうから、その条件で同意し、条件のもと、まず私を含めた6名が署名、捺印しました。この条件ではハードルが高過ぎる、初めから反対しているように思えるからと1名反対し、6名が署名いたしました。その後、この条件に賛同し、彩政会全員と無所属2名、他政党1名を加え、12月30日には署名人合計10名になりました。そのほか、他会派けやきとの会長同士のトップ会談になり、署名はできないが合意するとの了承を得、賛同者が14名となりました。

 また、1月25日の新聞報道によりますと、1月23日、騎西町議会最大会派で議会の過半数を占める騎西21政策研究会会長である吉田健一会長と会談をし、騎西町議会も同じ考えであり、定員24、即解散の決断をしたとの騎西町の意向を聞き、その後の新聞社の取材に対して、住民投票の結果を覆すには、即解散、定員24なら市民に理解してもらえると思うが、臨時議会がすぐに始まる段階では賛成できるかどうかわからないとの新聞報道がありました。署名、捺印した写しを持っておりますし、そういう決意のもと、私も署名いたしました。加須市の将来と私の名誉にかかわることなので、あえてまた意見として発言させていただきました。

 直接請求は加須市を混乱させるだけと言う議員がおられますが、加須市を混乱させているのは直接請求をした市民ではなく、市民の声を聞こうとしない反対議員の皆さんです。今こそ考えを改め、市長提案にご賛同いただき、合併協をつくり、議論を尽くし合いましょう。1号議案、加須市・騎西町合併協議会の設置にご賛同のほどよろしくお願い申し上げます。

 以上です。



○議長(新井孝司君) 以上で、1番、鈴木議員の討論は終了いたしました。

 以上で発言通告者の討論は終了いたしました。

 これをもって討論を終結いたします。

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△採決



○議長(新井孝司君) これより採決に入ります。

 採決の方法は、起立採決をもって行いますから、ご了承願います。



△第1号議案の採決



○議長(新井孝司君) 初めに、第1号議案 加須市・騎西町合併協議会の設置についてを採決いたします。

 本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。

 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

     (起立少数)



○議長(新井孝司君) 起立少数であります。

 よって、本案は否決されました。



△第2号議案の採決



○議長(新井孝司君) 次に、第2号議案 平成16年度加須市一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。

 本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。

 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

     (起立少数)



○議長(新井孝司君) 起立少数であります。

 よって、本案は否決されました。

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△閉会の宣告



○議長(新井孝司君) 以上をもちまして、今期臨時会に付議されました事件はすべて議了いたしました。

 これにて平成17年第1回臨時会を閉会いたします。

 大変ご苦労さまでした。



△閉会 午後3時02分

   署名議員

      議長    新井孝司

      署名議員  宮崎重寿

      署名議員  恩田 博