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埼玉県 秩父市

平成23年  9月定例会 09月05日−一般質問−03号




平成23年  9月定例会 − 09月05日−一般質問−03号







平成23年  9月定例会





                秩父市議会定例会議事日程 (3)

平成23年9月5日(月) 午前10時開議

 1 請願・陳情
 2 市政に対する一般質問
    16番  江 田 治 雄 議員
     6番  冨 田 俊 和 議員
    15番  落 合 芳 樹 議員
     4番  木 村 隆 彦 議員
    14番  笠 原 宏 平 議員
    26番  荒 船   功 議員

 出席議員(26名)
    1番   金  崎  昌  之  議員     2番   上  林  富  夫  議員
    3番   新  井  重 一 郎  議員     4番   木  村  隆  彦  議員
    5番   竹  内  勝  利  議員     6番   冨  田  俊  和  議員
    7番   ?  野     宏  議員     8番   五 野 上  茂  次  議員
    9番   小  池     治  議員    10番   松  澤  一  雄  議員
   11番   新  井     豪  議員    12番   金  田  安  生  議員
   13番   逸  見  英  昭  議員    14番   笠  原  宏  平  議員
   15番   落  合  芳  樹  議員    16番   江  田  治  雄  議員
   17番   斎  藤  捷  栄  議員    18番   出  浦  章  恵  議員
   19番   新  井  康  一  議員    20番   山  中     進  議員
   21番   大 久 保     進  議員    22番   福  井  貴  代  議員
   23番   小  櫃  市  郎  議員    24番   浅  海     忠  議員
   25番   宮  田  勝  雄  議員    26番   荒  船     功  議員

 欠席議員(なし)

 説明のための出席者(20名)
     久  喜  邦  康   市  長      横  井  隆  幸   副 市 長
     前  野  進  一   教 育 長      大  島  育  生   市長室長

     新  井  秀  弘   市 長 室      森  前  光  弘   総務部長
                  参  事

     峰  岸  宏  明   総 務 部      大  沢  賢  治   財務部長
                  参  事

     関  根     進   環境部長      井  上  ま り 子   市民部長

     加  藤     登   健康福祉      黒  沢  美  也   健康福祉
                  部  長                   部 参 事

     松  ?  重  男   産業観光      新  井  清  久   地域整備
                  部  長                   部  長

     村  田  幸  雄   病  院      島  崎     洋   水道部長
                  事務局長

     斎  藤     保   教  育      山  口  辰  雄   吉田総合
                  委 員 会                   支 所 長
                  事務局長

     島  田  孝  行   大滝総合      山  中  和  則   荒川総合
                  支 所 長                   支 所 長

 事務局職員出席者(5名)
     佐 々 木  奉  昭   事務局長      高  橋     睦   次  長
     浅  見     徹   主  査      堀  口  忠  寿   主  査
     石  ?  雅  拓   主  任



午前10時00分 開議





△開議



○議長(小櫃市郎議員) ただいまから本日の会議を開きます。



                        ◇                     





△議事日程について



○議長(小櫃市郎議員) 本日の日程はお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。



                        ◇                     





△請願・陳情



○議長(小櫃市郎議員) 次に、今期定例会において受理した請願、陳情はありません。ご承知おき願います。



                        ◇                     





△市政に対する一般質問



○議長(小櫃市郎議員) これより市政に対する一般質問を行います。

  順次発言を許します。

  発言に入る前に一言申し上げます。質問者においては制限時間は原則として35分でありますので、その内容を端的に述べられ、またこれに対する答弁は要点を簡明に述べられるよう、特にお願いいたします。

  それでは、発言を許します。

  16番、江田治雄議員。

    〔16番 江田治雄議員登壇〕



◆16番(江田治雄議員) 皆さん、おはようございます。16番、江田治雄でございます。市民クラブ所属。

  9月の議会もトップバッターで、元気よく務めさせていただきます。はるばる吉田の総合支所まで、この議場まで足を運んでいただいた多くの傍聴者の皆さん、そして傍聴席に入れずに2階のモニターで応援していただいたり、ネット中継でごらんの市民の皆さん、本日はまことにありがとうございます。

  台風12号が日本列島を直撃しました。大きい、強い、遅い、そして、いびつという、最も悪い特徴が兼ねそろった台風でありました。記録的な大雨で被害に見舞われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

  さて、7月にドイツのフランクフルトで開催されました女子サッカーのワールドカップ、日本代表のなでしこジャパンが世界ランク1位のアメリカをPK戦まで追い込み、3対1で制し、見事に世界の頂点に輝きました。日本が優勝するのはもちろん、男女合わせて史上初の快挙でありまして、大変な出来事でありました。テレビを通じて観戦していた全国民に勇気と大きな感動を与えていただきました。優勝の瞬間は、まさに鳥肌が立ち、テレビの画像がにじんで見えたことを思い出します。報道によりますと、準決勝の直前にチーム全員で東北被災地のビデオ映像を見たそうです。被災者の懸命に生きる姿が、選手の気持ちを何としてでも優勝しようという気持ちにしたのだと思います。

  先月、なでしこジャパンのメンバー、団体としては初めて国民栄誉賞が贈られました。本当に意味の深い受賞だと評価をさせていただきます。

  さて、本題に入ります。今回、通告は4点であります。初めに、昨年11月に市民クラブとしての政策提言を市長に提出をしております。平成23年度も早いもので半年経過し、当初予算に組み込まれた事業もあり、今回の補正でも幾つかの事業を計上していただいておりますが、全体の事業計画の中での進捗状況を伺います。

  今議会、きょう初日、市民クラブとして6人の議員が一般質問として登壇します。総括的な内容を荒船会長が大トリで行います。旧秩父市を冨田議員、吉田地区を落合議員が、そして荒川地区を私、江田治雄が担当して取り上げたいと思います。

  政策提言にあっては、長期ビジョンの中での提案と単年度的な事業に分かれていますが、そのうち私は、荒川地区でおくれている道路行政について伺います。上田野地区を走る幹線2号線、日野地内の幹線3号線、そして武州白久駅から三峰口に通じる幹線4号線のいずれも拡幅改良工事であります。これらは何としても優先的に改修したい路線でありまして、今年度に入り3路線の改良事業の進捗状況を伺います。

  (2)、危機管理について伺います。昨日、秩父市総合防災訓練が、台風の中、実施されました。町会単位の訓練であり、大勢の市民の参加のもとでできたものと思われます。大変ご苦労さまでした。

  さきの6月議会で同僚の浅海議員が一般質問で、市の危機管理について伺いました。しかし、市当局は、埼玉新聞社が行ったアンケートの調査を提出しておきながら、答弁では、その内容について一切触れませんでした。さらに、市民の安否や町会単位の安全確認はどう対応するのかとの質問に、今年度中に決めたいと答弁されました。このようなことは危機管理上、最優先にすべきで、いつ起こるかわからない自然災害において早急に取り組むべきと思いますが、そこで6月以降、防災計画の見直し、地域の情報収集等はどのように行うのか、計画、見直しの進捗状況を伺います。

  次に、大きな項目の2について伺います。大きな災害が発生した場合に避難所に指定してあるのが公共施設であります。最近の公共施設は既にバリアフリー化になっているものと思われますが、災害発生の場合、近隣の市民が避難する事態は、夜間や停電等で暗い中での避難が想定されます。高齢化が進む中で、車いすの利用者のみならず、足腰の弱くなった市民も多く見られます。健常者でも少しの段差につまずくことがあります。そんな理由で、どうしてもバリアフリー化が必要と考えております。

  そこで、市が直接管理している施設、これは学校、体育館、公民館、福祉施設等で、まだこのバリアフリーがなされていない施設がどのぐらい存在するのか、伺いたいと思います。

  大きな3、この夏に取り組んだ秩父市節電対策の項目であります。3月の震災の影響で原発の被災による電力供給不足が生じ、この春、計画停電等も実施されました。大変日本じゅう、深刻な問題になりました。全国各地で節電意識が高まり、そんな中、当市では5月17日に節電対策本部を設置しました。6月上旬から暑い日が続き、梅雨も早く明け、7月、8月は大変心配されましたが、幸いなことに、前来た台風6号の後は、しのぎやすい夏となりました。そこで、伺います。

  (1)、この節電対策としてさまざまな事業を展開してきたと思われますが、市では市報や市のホームページ等でも市民へのPRを積極的にしてきました。そのほかに関連する団体や民間企業へは、市としてはどのような対応をとられたのか、伺います。

  (2)の費用についての質問であります。全市を挙げての対策であったので、恐らく費用もそれなりにかかったものと思います。節電対策事業としての予算は何をどのくらいかけたのか、具体的に教えていただければと思います。

  (3)は数値の目標であります。市で進める事業ですから、一定の数値目標を掲げ取り組んだものと思います。どのような数値目標で実施したのか、伺います。さらに、その目標に対しての結果は把握されているか、伺いたいと思います。

  暑いのにエアコンを我慢して熱中症にかかり、大変な思いをされた方も大勢いるようです。このような状況の中で、市としてはこの問題をどのように検証しているのか、伺いたいと思います。

  最後、大きな項目の4番です。市役所の部署の移動についての質問であります。震災直後、市役所本庁舎、市民会館が使用不能なため、歴史文化伝承館、そして、ここ吉田総合支所を初め、使用可能な空きスペースを有効に利活用してもらいたいと、我々市民クラブは積極的にさまざまな角度からこのことについてご提案してまいりました。この議場も、その提案をもとに移動して今日に至っております。この議会も2回目になりまして、我々議員、そして職員も大分なれてきました。

  先月、第2弾の部局の移動として、教育委員会が上野町の芸術文化会館に移転し、あいた歴史文化伝承館の2階へ、廊下やエントランスで執務を行っていた市長部局がようやく移ることができました。長い間、環境の悪いところで務められて、大変ご苦労さまでした。

  市民クラブとしては、分庁方式の大前提として、市民の皆さんのサービスの低下を招いてはいけないということが基本でした。我々議員や職員は多少不便をしていても、市民を中心に物事を考え行動しなければならないと訴えてまいりました。そこで、お尋ねします。

  (1)、吉田総合支所、荒川総合支所や秩父地場産センター、西武秩父駅前の観光情報館、今度の教育委員会の芸術文化会館に部署が移動したことによる市民サービスの状況をどのように把握しているのか、お尋ねします。

  (2)は、今後も近いうちに第3弾として部署の移転を計画されていると聞きましたが、いつごろ、、どの部署をどこへ移動するのか、計画がこの時点でわかりましたら伺いたいと思います。

  壇上からは以上でございます。あとは質問席にて、質問があれば質問させていただきます。



○議長(小櫃市郎議員) 16番、江田治雄議員の市政に対する一般質問に対し、当局の答弁を求めます。

  荒川総合支所長。

    〔山中和則荒川総合支所長登壇〕



◎山中和則荒川総合支所長 質問1、(1)、各事業の進捗状況のうち、ご質問のございました荒川地区の主要幹線改良計画の進捗状況についてお答えいたします。

  まず最初に、荒川幹線2号線の進捗状況についてご説明申し上げます。2号線の改良計画につきましては、千手観音先から越の十字路までの延長240メートル、幅員5.5メートルの拡幅改良工事であり、既に詳細設計が完了しております。今回の9月の補正予算において、用地測量並びに物件調査委託料を計上させていただいております。この路線につきましては、今後、早期に測量調査等を実施し、地権者並びに関係者と交渉し、ご了解が得られたならば、来年度国庫補助を活用し、用地取得、物件補償を行い、平成25年度に工事発注できればと考えております。

  次に、荒川幹線3号線につきましては、芦川地区の和田橋手前付近の道路狭隘箇所であり、延長120メートル、幅員5メートルの改良工事を予定しており、昨年度に詳細設計が完了しております。今年度は地権者への説明会を実施し、ご了解が得られたならば、来年度、用地測量、物件調査を実施し、できれば用地取得、物件補償まで行い、平成25年度に工事着手ができればと考えております。

  最後に、荒川幹線4号線でございますが、平成22年度よりの繰越事業により、本年度1工区、三峰口駅から二見沢橋の間、延長707メートル、幅員9メートルの拡幅改良のための用地測量、物件調査等を実施し、地権者のご理解が得られるよう交渉を進め、来年度に国庫補助を活用し、用地取得、物件補償を行い、平成25年度に工事着手ができればと考えております。

  また、同路線の2工区、二見沢橋から高橋までの間、延長793メートル、幅員9メートルの改良事業につきましても、平成22年度よりの繰越事業として、本年度詳細設計を実施し、来年度に用地測量及び物件調査を予定し、地権者の同意が得られるよう用地交渉を進めてまいります。その後、用地取得、物件補償が順調に進みますと、平成27年度から順次整備をしていく予定でございます。

  いずれにいたしましても3路線とも市の負担が相当額ございますので、財政当局とよく相談をさせていただき進めてまいりたいと考えております。

  なお、今後、地権者との本格的な用地交渉を行っていくこととなりますので、地元議員の皆様にはさまざまな面でご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げまして、ご答弁とさせていただきます。



○議長(小櫃市郎議員) 総務部長。

    〔森前光弘総務部長登壇〕



◎森前光弘総務部長 1の(2)、市の危機管理についてお答えいたします。

  3月11日の震災以降、議員の皆様や市民の方々から、市の危機管理体制について、多くの意見、ご意見をいただき、市といたしましては早急に対応すべく、具体的な調査や検討を進めてまいりました。その結果を踏まえ、有効と考えられる対策や機器等の整備について協議を進め、地震発生時における初動体制等検討し、現在までにその初動体制の素案を作成し、災害緊急時には対応できるよう進めております。

  まず、地震発生直後における初動対応として、市内の被害状況の調査、確認及び自主防災・防犯組織との連絡調整を行うため、調査員として職員の居住地に合わせた配置をしたほか、新たに町会や支所等の連絡調整を行う情報連絡員を配備することといたしました。

  また、震災発生時には、停電により携帯電話等の通信機器が使用できなかった状況を踏まえ、各総合支所や職員間の通信手段として移動系無線の必要性も考えられることから、携帯型デジタルトランシーバーの検証を進めております。この携帯型デジタルトランシーバーについては、デモ機を借り、約1週間かけて職員が市内全域の伝播調査を行い、通信可能エリアを確認いたしました。その結果、予想以上に有効と思われる結果が出ましたので、今後は財政当局等関係部局と協議いたしまして、導入について、さらに検討を進めてまいりたいと考えております。

  また、県の衛星系防災無線については、定期的な通信訓練を実施しており、本庁舎に設置している県の防災無線システムについても、県から保守点検を受託している業者と現地確認をし、移設する方向で検討を進めております。

  今回の震災時では携帯メールが比較的早期に復旧したため、計画停電情報を中心に震災情報の発信を行いました。防災行政無線でも同様な内容を放送しておりましたが、防災行政無線の補完的な意味合いの安心・安全メールは、その安定した配信から災害時には効果を発揮し、登録者数が激増した経緯がございます。現在も災害情報以外の熱中症予防、おれおれ詐欺等の防犯情報等も発信し、市民への情報提供を積極的に行っております。

  また、停電により携帯電話での通話ができなかったことを踏まえて、衛星携帯電話等による各総合支所及び秩父警察警備課との通信訓練も実施いたしました。6月には、職員を対象としたメール配信システムのアンケート機能を使った参集訓練も実施しております。

  このような情報伝達に関しましては、定期的、継続的に実施し、災害発生時の迅速な情報伝達体制の確立を図ってまいりたいと考えております。

  衛星携帯電話につきましては、電波法の関係により今年度新機種に更新する必要があるため、8月10日に各支所の防災担当者や消防団事務職員も参加し、業者による新機種のデモを行い、通信状況や衛星携帯電話とパソコンを利用したデータ通信等について確認しております。

  また、簡易浄水器につきましては、現在1台を保有しておりますが、旧式で重量が重く、持ち運びに不自由であるため、ストロー型の個人で使用できるものや手動式で持ち運びやすいタイプ等をメーカーから取り寄せて検証し、研究しております。

  いずれにいたしましても、地震による災害は広範囲にわたり、市民の皆様に与える影響も大きいため、市といたしましても迅速な情報収集を初めとする初動対応体制の確立を図ってまいりたいと考えております。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 地域整備部長。

    〔新井清久地域整備部長登壇〕



◎新井清久地域整備部長 2の(1)についてお答えいたします。

  避難所となる公共施設のバリアフリー化の状況でございますが、現在、秩父市が直接管理している避難所は33か所ございます。このうち、障がいを持たれている避難者、特に車いすを使用されている避難者を想定した場合に必要となる車いす対応のトイレとスロープが整備されている避難所は20か所でございます。すなわち、約4割の施設、13か所において車いす使用に対応したバリアフリー化がされていない状況でございます。

  また、市有施設の耐震化工事を行う際のバリアフリー化についてでございますが、学校施設におきましては、現在、建て替え、または大規模改造工事を行うことにより耐震化を進めているところでございますが、建て替えの場合には、バリアフリー法及び埼玉県建築物バリアフリー条例に基づき、施設のバリアフリー化を実施しております。大規模改造工事の場合におきましても、スペースの制約等により、かなわない場合もございますが、可能な限りバリアフリー化を図るよう耐震工事にあわせて努めているところでございます。

  ちなみに、市が直接管理している避難所33か所のうち19か所が学校施設でございまして、このうちバリアフリー化が行われている施設が13か所でございます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 環境部長。

    〔関根 進環境部長登壇〕



◎関根進環境部長 3、秩父市節電対策の検証について、順次お答えいたします。

  初めに、(1)、具体的な対策でございます。市では、去る5月17日、市長を本部長とし、全部局長及び総合支所長を本部員とする節電対策本部を設置し、全庁的な節電の取り組みを推進、市民、事業者の皆さんへの暑さ対策、節電対策の取り組みの普及啓発を進めてまいりました。

  市の施設では、ミューズパークスポーツの森が消費電力50キロワット以上であるため、電気事業法第27条の電気使用制限令の対象となったほかは、15%節電が義務づけられた施設はございませんでした。しかし、計画停電や不測の停電発生等に対して、安全、安心な市民生活と経済活動の維持保全に資するため、でき得る限りの方策を講じ、全庁挙げて節電対策に取り組むことといたしました。

  節電の取り組み内容でございますが、すべての職員が日常的に取り組む項目として、エアコンを使用するときの設定温度を28度とし、使用は必要最小限にするなど、10項目を全庁共通の取り組み項目といたしました。そして、職場には「節電対策実施中」の札を掲示し、職員の節電行動の意識高揚に努め、特に電力消費量の多い歴史文化伝承館、総合支所などの15施設は、毎日、電力メーターで電力消費状況を確認しております。そして、1か月の節電対策の成果は節電対策本部に報告し、結果を検証しております。

  そして、緑のカーテンづくりにも取り組み、市の67施設で実施いたしました。さらに、市報やホームページ等を通じた市民への節電行動の啓発も行っております。市だけではなく、市民、事業所の皆さんにも夏の暑さ対策、節電対策を進めていただくため、ことし初めての試みとして緑のカーテンコンクールを実施し、広く参加を呼びかけました。現在、約30件の応募がありますが、普及啓発の観点から応募期間を延長し、来る10月15日、秩父ミューズパークにおいて開催予定の環境フェスタちちぶ2011において、事例紹介するとともに、表彰したいと考えております。

  次に、(2)、費用につきましては、緑のカーテン実施に58万8,000円を要しました。主な内容は、プランター1,200個、園芸ネット、ゴーヤ、アサガオの種、客土40トンでございます。市の節電対策は、基本的には職員のマンパワーによるものでございます。

  次に、(3)、数値目標と成果でございますが、節電対策における電力量削減目標は、市役所全体の対前年同月比マイナス15%を掲げております。しかしながら、市立病院や福祉施設、学校等、個別の状況により例外的措置は認めることとしております。実績として、速報値ではございますが、全体として対前年比で、6月は96%、7月は90%でございました。また、施設を用途に応じて2つに分けますと、上下水道等の施設設備、いわゆるライフライン系は、6月、108%、7月、107%、庁舎、学校等の公共施設では、6月、87%、7月、80%でございました。

  水道、下水道などの設備は、従来から強力に節電対策を講じてきたこと、また使用量が増加すると電気消費量も増加することなど、やむを得ないこともございますが、庁舎、学校等の公共施設の結果は、全職員と市民が一丸となって節電に取り組んでいる成果だと考えており、今後とも節電対策本部を中心に強力に推進してまいりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(小櫃市郎議員) 財務部長。

    〔大沢賢治財務部長登壇〕



◎大沢賢治財務部長 大きな4のうち、まず(1)、市民サービスについて申し上げます。

  ご案内のように3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で市役所本庁舎が被災し、現在は歴史文化伝承館に本庁舎機能を移す一方、各支所や公共施設等の一部の業務を分散しているところでございます。このことにより、市民の皆様には少なからずご迷惑をおかけしているものと存じます。移転直後には、場所がわからず、お問い合わせや苦情もかなりございました。現在では、おおむね落ちついて業務を遂行できているものと受けとめております。

  そのような中で、現在の伝承館1階フロアでは、市民部、福祉部、会計課、税関係など、主に市民の窓口業務を集約しており、手続に来られた皆様の移動距離も短縮し、ワンストップサービスの面からも一定の利便性が確保されているものと考えております。今後もできる限りの工夫を払い、市民サービスを低下させないよう考えてまいりたいと存じます。

  次に、(2)、今後の計画についてでございますが、現在、伝承館では会議室に不足を生じ、ご不便をおかけしております。今後、地域整備部の荒川総合支所への移転を計画しており、それに伴い、伝承館1階の研修室及び5階会議室等をあけ、公民館機能の一部回復及び会議室の確保を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 16番、江田治雄議員。



◆16番(江田治雄議員) それぞれに答弁をいただきました。

  コメントと再質問をさせていただきたいと思いますが、順序がちょっと今言ったのと異なりますけども、最初に大きな2の公共施設のバリアフリー化について答弁をいただきました。33か所避難所のうちの約4割、13か所がまだ改善できていないという報告でしたが、地域整備部長、この、市でつくっているバリアフリーガイドマップというのをご存じでしたか。知らない。これ皆さん、知らないの。こんな立派なのがあるんですよ、ほら。これは市役所の健康福祉部社会福祉課が出しているんです。ヒアリングに行ったときは、これはなかったんですよ。私も質問するからには、自分でやっぱり知識を持ちながら、理解しながらやっぱりしないと失礼かなと思いましていろいろ調べたら、こういう立派なものが出てきた。部局の皆さん、知らないんですか、これ。だから、横の連絡がなっていないと、いつも言うんですよ。そうでしょう。

  それで、実は、先ほど答弁の中、ありましたけども、国や県の補助金をもらって施設を新築、改築しようと思うと、非常にここにうるさい条件があるんですね。バリアフリー、一つのスロープにしても、やれ幅がどうの、傾斜がどうの、手すりがどうの、その手すりの強度がどうのという問題が実はあるんだと思うんです。しかし、市単独でやるものについてはそんなに、危険なものでなければ、私はいいと思うんですよ。そんなに細かく条例に沿って設計をして、設計だけでもお金かかっちゃうわけですから、2か所ぐらいできちゃうんですよ。そうでなくて、我々が期待しているのは、やはりタイミングよくそういったものを順次改築していくということが必要ではないかと申し上げたいんです。この夏休み期間を利用して、荒川の西小学校の体育館の耐震をしていただきました。この話をちょっと教育部局に話をしましたら、業者がまだ入っているから、体育館のほうもバリアフリーにしようということで、質疑の後、確認しましたら、非常に立派なバリアフリー、スロープになっていまして、現場も大変喜んでおりまして、早速、ありがとうございました。このようなやっぱり早い対応は私は必要だと思うんです。その中で、1問ずつお世話になりますけども、この13か所、今後、市としてはどのような予定でこのバリアフリー化を進めるのか、お尋ねします。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  地域整備部長。

    〔新井清久地域整備部長登壇〕



◎新井清久地域整備部長 再質問についてお答えいたします。

  バリアフリー化されていない避難施設の整備計画についてでございますが、学校施設につきましては、引き続き耐震化工事にあわせてバリアフリー化を進めてまいりたいと考えております。

  また、その他の施設につきましては、現状では施設の改修等行う際にバリアフリー化を進めていく考えでございますが、東日本大震災を経験し、約4割がバリアフリー化されていないという状況の中で、避難施設の整備は重要な課題と考えておりますので、今後、危機管理担当並びに施設管理担当と協議しながら、施設の整備を進めてまいりたいと思います。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 16番、江田治雄議員。



◆16番(江田治雄議員) ぜひそのような方向で今後お願いしてもらいたいと思います。

  次に、今度は大きな4番に飛びたいと思います。部局の移動についてということで、答弁をいただきましたが、一定のサービスができていると思う。市民がワンストップサービスで、1か所で用件が済むだろうというふうに把握しているようです。

  伝承館の1階に相当部局が入っているために、会議室が本当にないんですよ。市民に本当に不便をかけている状況であり、私はこのことが市民サービスの低下だと思っているんです。ことしは介護保険の福祉計画や障がい者福祉計画等のちょうど見直しの年でありまして、私もそれぞれの委員会にお世話になりまして会議に出ていますけども、継続して行う会議の場合、次の会議の日程を決めて、ほとんどの委員さんがいるわけですから、手帳に書いておいていただいて、都合つけていただくように会議日程を押さえて、次の会議に臨むんですけれども、場所がないもんですから日程が組めないんですよ。だから、委員の都合じゃなくて、会議室の都合で今市民が動いている。これが実態ではないでしょうか。そう思いませんか、皆さん。

  そういったことが、先ほど言ったように市民サービスの低下を招いているということで、やっぱり本来の伝承館の使用目的に戻していくということが私は必要なんだと思いますが、1点質問させてもらいます。

  以前、市民から、ほかの市から秩父市へ転入してきた学校の生徒を持つ保護者の話なんですけども、市役所の市民課で住所登録をします。その後に、子どもがいる場合は2階の教育委員会に上っていって学校の手続をする。これは転入も転出も、恐らく今でも必要だと思うんですけども、今度教育委員会が上野町に行ったことによって、伝承館で住民登録をした後に教育委員会まで行って手続をする、いわゆる役所の渡りが必要になってくるんだと思うんです。ですから、これが一つの例なんですけども、そのほかには、このように市役所、伝承館で間に合わず、いろんな部署へ市民が直接行かないととれない手続は、この教育の一例のほかにはないのか。そういったことを想定しているか、まずお伺いをしたいと思います。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  財務部長。

    〔大沢賢治財務部長登壇〕



◎大沢賢治財務部長 お答えいたします。

  まず、ご指摘をいただきました教育委員会の関係につきまして、まずお話をさせていただきます。今回、教育委員会が芸術文化会館のほうへ移転をいたしまして、転校に関する手続でご不便をおかけしております。担当の学校教育課の話では、昨年度の転校数が、転入が43件、転出が62件ございました。特別な個別の事案を除きまして、転入に関しましては、市民課において必要書類、これは学齢簿と言うんだそうですが、必要書類を発行し、それを教育委員会のほうへ持参をしていただき、教育委員会で通学予定の学校と連絡をとり、転入の手続を行うということだそうでございます。また、転出の際には、市民課で住居転出の手続をすることでよいということだそうでございます。

  また、今後移転を予定しております地域整備部の移転に伴いまして、市営住宅に関する手続がございます。移転先の荒川総合支所のほうで、この申請に必要な添付書類でございます住民票、また税に関する証明書などの発行につきましては、支所のほうで可能だということでございます。

  いずれにいたしましても、震災により一時的な措置ではございますけれども、皆様にご不便をおかけし、まことに申しわけございませんが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 16番、江田治雄議員。



◆16番(江田治雄議員) よくわかりました。

  やはり、今、荒川総合支所の件が出ましたけれども、庁内LANであるとか、非常にそういった面で普及しているわけなんで、ぜひ市民が1つの窓口で、課が違っても多少予想されるものについては、そこである程度手続がとれるようなひとつシステムを構築していただきたいと思いまして、要望しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。

  続きまして、大きな1の政策提言の確認の危機管理についてであります。総務部長のほうから先ほど答弁をいただきましたが、実は前回のときに、先ほどちょっと話したんですけども、今年度中に何とかするという一言は、ここにいる職員も、議員も、ネットで見ていた市民も、随分悠長なこと言っているんだなということでざわざわしたこと、本人もわかると思うんですけども、先ほど答弁あったように、一つ一つ、やっぱりいろんなことを想定しながらやっていくということで、先ほどの答弁で、3か月にしては結構進捗したなと判断をさせていただきました。

  市長もこのことについては夏ごろまでにということで、市長は時期をきちっと決めて答弁をしていただいたんですけども、総務部長に1点だけ。前回の答弁の汚名を挽回するべく、ここでびしっと、秩父市の自然災害に対する危機管理の基本的な理念、これはどういうものなのか、総務部長にびしっと、再質問でお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  総務部長。

    〔森前光弘総務部長登壇〕



◎森前光弘総務部長 市の防災に関する理念ということで、私なりにも反省していろいろ考えてみました。それで、前回も今回も引き続きご質問いただいておりますので、その中で一番問題になっているのは初期対応の問題、あと町会組織との連絡調整の問題ということが大きな課題だと考えております。

  実は、3月11日以来、危機管理では時系列に沿って記録をとっておりますので、それに基づいて課の中で検証いたしました。反省といたしますと、やっぱり情報の錯綜、情報整理の伝播の不手際というのは認めざるを得ない状況でございました。その中においても、当日は4回にわたる記者発表や、停電情報、断水情報、5回ほど行いました。

  それで、3月、4月の記録をたどってみますと、防災無線放送が53回、安心・安全メールが55回、実は発送して、市民の方々にいち早い情報を危機管理としては周知したつもりでございます。特に、3月の16日あたりから計画停電騒ぎがありまして、これについては、その都度、防災無線でお伝えしてやりましたけれども、なかなか初めての経験であり、また東電からの情報が全く遅いということで、防災無線で放送するたびに市民の方々からおしかりを受けたということも多々ございました。また、原発事故の受け入れに関しましては、3月17日から、実は4月27日まで最大91名、24世帯の方々に対応いたしまして、これは全庁的な対応で、避難した方には非常に喜んでいただけたと考えております。

  このようないろんな貴重な体験を教訓として、先ほど答弁でも申し上げましたけれども、初期体制の見直しであるとか、いろいろの施策を講じまして、安心、安全に市民の方々の生活を守るということで対応してまいりたいと思います。

  特にまた、先ほど申し上げませんでしたけれども、6月に一般質問で防災無線の補完的役割、防災無線については実は聞こえづらいという批判もあります。それを補完する意味で安心・安全メールを活用していただくようにPRしたところ、実は6倍近く、1万2,000件ぐらいにふえました。それと、もう一つ、防災無線も聞こえづらいところにいらして、安心・安全メールも難しいという方々に対して、実は6月定例会で音声自動システムという提案を議員さんから提案いただきまして、実は8月5日に先進事例として狭山市と熊谷市に職員が参りまして調査してまいりました。それについては比較的お金もかからずにできるということなんで、財政当局と相談しながらも今年度中には整備をしてまいりたいと考えております。

  また、先ほど、喫緊の危機対策といたしまして実は台風12号のことがございましたので、ちょっと話させていただきたいと思うんですが、9月1日から4日まで、市民の方々の安全が確認できるまで、危機管理と総務といたしましては、平日はもとより休日の昼夜にわたり、県との情報収集、消防、水道部、地域整備との調整に当たりました。その間4日にわたり、夜は総務部各課の協力のもと結集して、無事に対応することができました。同様の対応も各総合支所で昼夜を問わずとっていただきました。

  また、一番、今私考えているのは、今、豪雨の関係で紀伊半島がひどい状態になっておりますけれども、市といたしましては、地震や豪雨による影響、土砂災害が今一番起こり得る危険なものであるという認識をしております。新たな試みといたしまして、孤立集落に対してどのような対策を講じるかということで、現在調査を進めております。具体的には、8月2日には埼玉県防災航空隊へ協力要請し、孤立する可能性が高いと思われる集落を上空から撮影しまして、その地形や集落の状況を確認いたしました。それらの結果をもとに、さらに研究、対策を講じたいと考えております。

  いずれにいたしましても、3月11日の貴重な体験を無駄にすることなく、市民生活のより一層の安心、安全、市政を信頼していただくように、積極的かつスピーディーに政策の展開を図ってまいりたいと考えております。私から状況を申し上げさせていただきました。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 16番、江田治雄議員。



◆16番(江田治雄議員) もう少し、市民をおれは守るんだという気概が入った答弁を期待していたんですけども、部局長の中でもかなめですから、ひとつそういったことで、そういう気概で取り組んでもらいたいということで要望しておきます。

  ヒアリングのときに、防災計画の見直し、国、県からまだいろいろ具体的におりてこないという話がありました。新聞見ると、国だって全然なっていないんですよ。参集できる職員も把握していなければ、連絡方法もまだきちっとしていないということの中で、国や県はいいんですよ。この秩父の市民をどうやって守っていくかという気概がやっぱり私は必要だと思うんです。そのことをちょっと答弁の中でばしっと。それはいいです。あと同じ質問を市長にも予定していますんで、次に移りたいと思います。

  今度は、最後になるんかな。3番、節電対策についてなんですけども、先ほど部長のほうから答弁をいただきました中で、緑のカーテンコンクール作品大募集、これやりましたよね、大々的にね。31日のときに、どのぐらいあるんだいと言ったら、十二、三件。少ないなと思っていたんですけども、でも、よかったですね、30件集まって。30件、よかったですね。発表、また私も見に行きますよ、どういうのが集まったのかね。

  どういうわけか、ゴーヤ、ヘチマ、アサガオが不調でした。立派な網を張ったんだけども、育たなかったんですね。ですから、こういう緑のカーテンの応募も、うんと少なかったんではないかと思うんです。

    〔「ソバは……」と言う人あり〕

  ソバもだめ。実は、うちもやったんですけど、アサガオはやや、ネットの前後を張りめぐらせてできたんですけど、ゴーヤは今ごろになってちょろちょろ伸びて、幾らか小さいものがなっている程度で、みんなそんな感じだと思います。

  このコンクールの内容についてはわかりました。非常にいいことなんですけども、こういったことをやっていくのに実はいろいろ調べてみましたら、秩父市グリーン購入基本方針というのがありまして、中をちょっと見たら、鉛筆や消しゴム、クリップまでこうにやって、こういうものを買いなさいということで指定してあるんですけども、今回使った節電対策のプランターやネットや支柱は入っていないんですよ、一個も。ですから、こういうものがきちっとありながら、どうしてそういったものを、一番大切な環境問題についてやっているのに、なぜ入っていないのかなということで、このことについての整合性を一つ。

  それと、今回買った備品の中で、来年もまた使えるぞという器材がどのぐらいあるのか。細かいことでありますが、わかりましたら教えてください。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  環境部長。

    〔関根 進環境部長登壇〕



◎関根進環境部長 それでは、お答えさせていただきますが、大変申しわけございませんが、先ほどの答弁の中で、訂正させていただきたいんですが、ミューズパークスポーツの森、消費電力50キロワット以上というふうに申し上げたようですけども、正しくは500キロワット以上ということで、大変申しわけございませんが、訂正をさせていただきます。

  それから、今のご質問ですけれども、緑のカーテンとグリーン購入の関係なんですが、今議員さん言われましたように、グリーン購入、調達目標の品目に入っていないということでございますが、これにつきましては担当の財務部のほうと今後協議して検討していきたいと思います。

  その今回の緑のカーテン購入について、そのコストをどういうふうに考えたかということなんですけども、まず園芸用ネットは、ツタが絡まりまして、再利用は難しいということでございまして、消耗品として扱いたいと思います。プランターにつきましては、壊れたもの以外は再利用いたしまして、さらに、とれたゴーヤとかアサガオの種、これも貴重なものでございますので、来年のために保管して使うということで、コストを削減していきたいと思っております。

  以上です。



○議長(小櫃市郎議員) 16番、江田治雄議員。



◆16番(江田治雄議員) ぜひそういう方向で、市民の血税ですから、有効に大切にやっぱり効果的に使っていただければと要望しておきたいと思います。

  市長に、最後に2点伺います。風邪大丈夫ですか。議会で大変なときで、危機管理聞こうと思ったんだけど、どうしてもこれ聞かなくちゃかな。

  市長には2つ質問を用意しました。先ほど総務部長にお聞きした危機管理の問題なんですけども、市民を守っていく、こういう方向をやっぱり行政できちっと打ち出して、市民にやっぱり安心を与える。そして備えあれば憂いなしということでやってもらいたいと思うんですが、市の自然災害に対して、市長はどのような理念で市民の安全を確保して、市政のかじ取りをしていくのかということで、市長の考えを1点お聞かせください。

  もう一つは、最後に行いました節電対策についてなんですけども、実は埼玉県でも緑化計画届け出制度であるとか、緑づくり協力隊ということで、実は建物の南側に落葉樹を植えて、温暖化防止、節電をしていくんだということで実は動いてきております。今入っている伝承館の屋上が緑化になっております。そして、南側の駐車場側にはトチノキが植えてあります。大分大きくなってきまして、トチノキの間にさっきのあの棚がつるしてあって見づらいものがあったということであって、やはり恒久的に落葉樹をきちっと植えていく。落ち葉が落ちて管理が大変だなんて言っておりますけども、いっときですから、それを恒久的にやっぱりやっていくには、そういった対策も私は市として必要なんではないかと思っております。

  市長には事前にお渡しをしましたが、実は秩父神社の薗田宮司も、この自然環境について非常に考えておりまして、いろいろ資料をいただきました。これは規模的には参考にならないんですけども、アクロス福岡、ビルをピラミッド型にして、そこへ全部植栽をしているんですよ、こういうふうに。それとあとは、環境の県、鹿児島でも環境未来館、これは議員が視察に行ったようですけども、やはり緑化を考えていまして、そういう全体で温暖化、または節電をしていこうということで取り組んでおりまして、すぐは成果出ないと思うんですけども、こういったこともやはり恒久的に考えていく必要があるんではないかと思うんです。

  そんな中、市長には、もう一点のテーマとして環境立市秩父を推進している久喜市長として、こういった提案に対して事業を展開していく考えがあるか、ないか、お尋ねをしたいと思います。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  市長。

    〔久喜邦康市長登壇〕



◎久喜邦康市長 答弁に入る前に、まずもって、私の体までご心配いただいて、まことにありがとうございます。不肖ながら、やぶ医者ではありますが、医者でありますので、自分の体、健康は自分で管理できますので、ご心配ご無用でございます。

  さて、ご答弁に入らせていただきます。まず、危機管理のほうで、市長の危機管理の考え方はどうかということに対しての答弁でございます。今回3月11日の大震災以降、市会議員のある方も本庁舎に心配でおいでいただき、いろいろなことでご心配いただいて、またいろいろな多方面からのご心配をいただいた中で、いろいろな対応をしていったというふうに思います。

  今回、思い返してみますと、今回の大震災で問題だったのは、やはり情報伝達、つまり携帯電話が使えないという状況の中で、そしてまたテレビ等々、電源がないということの中では、今日本でどういうことが起こっているのかということが情報として入ってこなかった。そしてまた、秩父市の持っている情報をいかに周りの方々に伝達できなかったかというところに、私は大きな問題があったというふうに思います。

  そういう中で、先ほど総務部長が幾つかの情報通信員等々、そういうようなことをして動かしていく、また衛星携帯電話を使う等々、いろいろな話がありましたが、その辺はしっかり今の時代に合った、そして確実な方向として、それを有効活用していくというところで、私は今ある状況をすべて見直して考えていきたいというふうに思っております。最善のいいものを取り上げていくと。

  そして、私は、今回の市役所本庁舎もそうですが、市民を守り抜ける、そういう市役所本庁舎でなければいけないというふうに思います。ですから、秩父市、埼玉県の中の広大な地域でございますが、その市民を一人残らず守り抜いてみせるというところが私の大きな目標でありまして、そういう中において、市役所本庁舎のあり方、そしてまた地域、町会のあり方、そしてまた各種団体、例えば民生児童委員、在宅支援員等々のいろいろな活動のあり方というようなところを、危機管理というところに対して再度もう一回組み直していく必要があるというふうに思っております。そういうところを今後提示をしながら、皆様方にお諮りいただきたいというふうに思っております。

  いずれにしましても、今度建設される市役所本庁舎、繰り返すようですけども、徹底的に市民を守り抜ける場である、その中心となる場所であるということ、断言を申し上げさせていただき、それに向かって市は全力を尽くしてまいります。

  それから、議員からご宿題をいただきましたアクロス福岡ですね。私も、これ調べさせていただきました。福岡の新たなランドマークとして国際、文化、情報の拠点として、地下2階から地上12階、吹き抜けということで、周りの環境は山をコンセプトとした大規模な屋上緑化というふうなこと。そしてまた、5階から1階までは滝が流れているというふうなこと。これは、実は薗田宮司様のほうからもこの話は聞いており、3年から4年ぐらい前にこの情報収集して、こういう施設があったらいいなというふうに思っております。

  そういう中で、今後いろいろ市役所本庁舎等に関係するとすれば、秩父の自然環境の中でこの建物があると。そしてまた、秩父の歴史、文化、それらの中心市街地のところとよく調和している、そういう施設が必要だろうというふうに思います。そして、周りの街路樹等々、そういうところともマッチしながら、自然環境の中で、これとマッチした市役所本庁舎等建設に向けて進んでいきたいというふうに思っております。

  いずれにしましても、繰り返すようですけども、秩父市の財力に合った、そして市民を守り抜ける立場という、その基本路線は貫いていきたいというふうに思っております。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 16番、江田治雄議員。



◆16番(江田治雄議員) 答弁をいただきました。

  環境立市秩父をうたったことについては、本当に先駆けて、いいことだと思うんです。やっぱり一つ一つできることから着実に確実にやることが、やはり必要ではないかと思います。今後とも、大きなことはできませんけれども、市民の声を反映したり、いろいろ考えて積極的に前向きな、建設的な意見をまた出していきますので、ぜひ、いいまちをつくるためにまたよろしくお願いをしたいと思います。

  終わります。



○議長(小櫃市郎議員) 暫時休憩いたします。



    休憩 午前11時08分



    再開 午前11時21分





○議長(小櫃市郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

  市政に対する一般質問を続行いたします。



                                              





○議長(小櫃市郎議員) 6番、冨田俊和議員。

    〔6番 冨田俊和議員登壇〕



◆6番(冨田俊和議員) 皆さん、こんにちは。6番議員の冨田俊和でございます。

  先ほど先輩の江田治雄議員がとうとうと述べてまいりましたけども、私はまだそんな余裕がございませんので、通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。私の行う一般質問は3項目ありまして、大体が今の久喜政権に対してでございます。

  まず最初に、市政は風化していないか。変なタイトルでございますけれども、やはり風化というのは、ぼろぼろになっていく様子でございますから、そうなっては困るので、こういう形にしました。それでは、質問に入ります。

  市民は落胆している。どのような方と会い、話をしても、失望感が顔にあらわれております。このような経済不況の中にあっては当然と言えば当然のことかもしれませんが、戦後日本に物資や食糧がなく、国民全体が困窮していたときであっても、何か光や温もりを感じることはできた時代であったような記憶がございます。

  ところで、現在の生活状況はどうでしょうか。一般的にどの家庭にも必要な電化製品、自動車、その他細やかなものまでそろっております。一般的に見て、普通の生活はできているように思います。しかし、なぜ失望感に陥っているのでありますか。若者の雇用や中高年のリストラ問題もあります。また、国政においては総理大臣が5年間で5人もかわっており、国会では国民に目を向けた政策を真剣に審議するどころか、政局に絡めて足の引っ張り合いをしているだけでございます。全く話になりません。そのような中で、地方都市はどのようにしたら市民に光や希望を与えられるかが現在の大テーマでございます。

  市長は、市の最高責任者であります。就任して既に2年が経過していますので、市の財政状況や経済界の実態、市民の生活状況など、十分把握できているものと推察いたします。そこで、秩父市のリーダーとして今何をなすべきか、お伺いいたします。

  また、一般市民の方からよく耳にする話でありますが、今の久喜政権は民主党政権によく似ています。頭と胴体、手足がばらばらに動いているようだ。これでは何事も決められないだろうと言っておりますが、私も同感のところがございます。気さくな市長で、よいのでありますけれども、重要な案件につきましては、より一層真剣に考え、市民のために将来的なことを踏まえて決断してほしいと考えますが、いかがでしょうか、お伺いします。

  ここに、一つ、新聞の切り抜き持ってきたんですが、これは8月31日の読売新聞の埼玉版の一部です。この中に、上田知事の3期目の記者会見の様子が書かれているんですが、ちょっと読ませてもらいます。

  民主党政権の迷走で国が乱れているから、地方をしっかり固めて、国の政治も変えられるようにしたいと、こういうコメントなんですね。思いは私と全く同じでございます。

  次に、2番目に、観光行政とまちおこしについてお伺いします。JR九州の社長さんが先日テレビで話されたことを思い出しました。その社長いわく、情報発信の効果よりも、その土地で暮らす人たちが仲よく楽しく生活していれば人は自然に集まると言うのです。私も同感です。このような経済不況の中にあるからこそ、お互いに助け合い、生きることが美しく見えるのではないかと思います。九州と秩父では地理的条件は違いますが、思いは同じであります。このことについてはどのように感じますか、お伺いします。

  また、私が日ごろより考えていることは3つほどあります。その1つは、番場町商店街の街路灯の柱の色であります。朱系統の色でできていますけども、全体的に、もやっとして見えます。そこで、柱の腰の下部分を黒か濃紺に塗ると、まち全体がきゅっと引き締まります。一宗教のためではありません。景観的に市のイメージアップにつながりますので、これには補助金を出してもよいのではないかと考えますが、お伺いいたします。

  2つ目は、神社やお寺の近くにある橋について、高欄を、つまり欄干を朱色にすることであります。小さなことのようですが、観光秩父に役立つものと考えますが、いかがでしょうか。

  3つ目は、秩父夜祭の仮設トイレの水洗化です。このことについては以前にも申し上げたことがありますが、検討されたのでしょうか、お伺いいたします。

  次に、道路整備についてお伺いいたします。私は、交通の安全性の確保、渋滞対策、まちづくりの観点から、緊急に整備しなければならない場所が2つあると考えております。まず1つ目は、国道299号と市道幹線3号線が交差する視目坂下交差点であります。一中と西小学校の通学路でもあり、沿線には市立病院を初め公共施設があります。現在まで大きな人身事故は起こっておりませんが、起こってからでは遅いんです。

  3月定例会の建設委員会において質問しましたところ、月に1回、用地交渉に行っているとお伺いしました。その後、何回行かれたのでしょうか。また、この件について本気で解決する決意を持っているのか、お伺いいたします。このことにつきましては、市民クラブの政策提言の歩道整備の中にも入っております。

  2つ目の場所は、都市計画道路お花畑通線と県道との交差点であります。佐久良橋方面より上がってくると、朝夕はおろか、常に渋滞しております。市民の方からも、西武鉄道を利用する面では大変困っているとお伺いしております。早急な整備が必要であると思います。私も内容については十分承知しておりますけれども、相手方へ十分配慮しながら進めるべきと考えますが、進め方についてお伺いいたします。

  壇上からは以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 6番、冨田俊和議員の市政に対する一般質問に対し、当局の答弁を求めます。

  産業観光部長。

    〔松?重男産業観光部長登壇〕



◎松?重男産業観光部長 観光行政とまちおこしにつきましてご答弁を申し上げます。

  市民全体を観光資源ととらえて、そこで暮らす人が仲よく楽しければ、おのずと人が集まるということでございますが、冨田議員さんのおっしゃる、人こそ観光資源という言葉には私も同感でございます。常々、人に目を向け、観光振興に取り組んでおりますが、今後も取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。

  現在、秩父地域では日本ジオパークの認定に向けた取り組みをいたしていますが、大地、岩石は言葉を語ることをしないので、大地の魅力を案内するガイドとしての人が大変重要な役割を持つものでございます。最近では、秩父学を学ぶ方々や多くのNPOのメンバーの皆さん方が語り部として活躍をいただいているところでございます。また、芝桜の開花前に、おもてなしの心養成講座を、ここ数年開催し、芝桜観光客からのクレームも少なくなってきたほか、秩父を舞台設定のモデルとしたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地巡礼に訪れる多くの若者たちからも、秩父の人は大変親切だとのうれしい感想をいただいておるところでもございます。

  先日、観光の担当職員が札所31番を訪れました。歩く道すがら、「がんばろう日本!」のポスターを目にしたそうでございます。この「がんばろう」の文字が、顔が晴れるという字を当てているそうでございます。晴れやかな笑顔こそ頑張りの原点がある、よいポスターだと私は感じているところでございます。今後も秩父地域のすべての人々が晴れやかな顔でお客様を秩父に迎え入れられるよう心がけていきたいと考えているところでございます。

  次に、番場町の街路灯の腰下部分の塗りかえについてでございますが、議員のおっしゃるとおり、塗りかえを行うことによりまして、観光面におきましても、また経済面におきましても、商店街の活性化につながるものと考えているところでございます。街路灯の整備、修繕の実施主体は番場町商店街でございますので、今後、議員からのご提案を番場町へ提言をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

  なお、街路灯の修繕に関する補助制度でございますが、現在はこの制度についてはございません。今後検討課題とさせていただくということでございます。ご理解をいただきたいと思います。

  続いて、神社付近の橋の塗りかえ等でございますが、観光客を誘致するための神社仏閣付近の橋梁の高欄の塗装のご提案をいただいたところでございます。橋梁の高齢化に伴い、老朽化した橋が年々増加していることから、定期的な点検を行い、適切な対応により橋梁を長寿命化させるための長寿命化修繕計画を策定する予定でございます。議員ご提案につきましては、計画を立てる中で研究をしてまいりたいと考えておりますので、これにつきましてもご理解いただきたいと存じます。

  最後に、秩父夜祭の仮設トイレの水洗化についてでございますが、夜祭はおおむね約50か所に約200基の仮設トイレを設置しております。このうち、秩父神社境内内、妙見の森公園に設置するトイレは水洗化対応しております。他の場所につきましては、多くの箇所に設置するため水洗化工事に多大な費用がかかること、使用日数が大祭当日のみであることなどによりまして、検討はしておりません。トイレを清潔に保つ定期的な清掃や詰まり等の防止対策を行い、現在、苦情はいただいていない状況でございます。

  芝桜の丘仮設トイレは、おおむね1か月の期間を使用することから水洗化を行い、訪れる観光客の皆さんにも喜んでいただいているもので、ご指摘を受けとめまして、総合的に観光客の皆さんにおもてなしのまちとしてのイメージを損なわないよう研究をしてまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 地域整備部長。

    〔新井清久地域整備部長登壇〕



◎新井清久地域整備部長 3の道路整備のうち、まず滝の上町地内、市道幹線3号線視目坂下の整備についてお答えいたします。

  国道299号との交差点の未改良部分の整備でございますが、長年の懸案となっておりまして、議員ご指摘のとおり、朝夕は交通量も多い上に児童生徒などの通学時間帯と重なっておりまして、大変危険な状況であり、市といたしましても交通事故の発生を危惧しているところでございます。

  現在は民地の一部を小中学生が緊急避難的に通行させていただいておりますが、この区間の整備につきましては必要不可欠であることは十分認識しており、早期解決を図るべく、月に最低1度は用地交渉に伺っておりますが、今後はさらに最重点課題として位置づけ、一日も早く整備できるよう、引き続き交渉を継続してまいりたいと考えております。

  次に、NTTから札所13番までのお花畑通線の街路整備事業の未改良部分につきましても、これにつきましても難しい問題はございますが、まずは相手の立場に立ち、誠意を込めて交渉を重ねておるところでございます。

  いずれにいたしましても、市民の皆様が安心、安全に通行できますよう努力してまいる所存でございますので、ご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 市長。

    〔久喜邦康市長登壇〕



◎久喜邦康市長 冨田議員からの質問に対しまして、私の市政は風化していないかというご質問にご答弁を申し上げます。

  冨田議員の考えている内容、いろいろ総合してみますと、私の考えるリーダー像、私が今示そうとしているリーダー像とは何かというところに、まずその辺をお話をさせていただきたいと存じます。

  私は市長になりまして、私の唯一の自分の時間というところにおいては、とにかく本を読むようにしていました。今2年半になりますが、その読んだ冊数、この間、数えてみましたら90冊弱に及び、中でも歴史小説がほとんどなんですが、司馬遼太郎の小説は7割ぐらい読んできたかなと。その中で思い出に残る小説として「項羽と劉邦」、これは秦の始皇帝の死後の話でございますが、それからあと、吉川英治の「三国志」、その辺のところが非常に関心の深いところなんですけども、そこで、その小説をもとにして考えてみますと、項羽にしろ、曹操にしろ、小説の中の名前で上げさせていただきますが、これは天才的なリーダーだと。曹操に至っては、どんどん、どんどん領地を広げて、戦でもほとんど勝っていると。レッドクリフ、赤壁の戦いは負けましたけども、ほかは勝ち進んでいく。いわゆる天才的なリーダー。つまり、自分の才を遺憾なく発揮して、そして下を従わせる。ベクトルの方向で言えば、まさに上から下におりてくる、そういうふうなリーダー像。これは、ちょうど腐敗、そして不安の時代には、そのリーダー像が、日本で言えば田中角栄のような形になろうかと思うんですが、そういう時代の為政者としては魅力を感じ、すばらしいものだろうというふうに思っております。ただ、私が目指しているものは、そうではございません。

  これは、議会でも、またいろいろな会があるとお話ししてきたことなんですが、私は職員に遺憾なくその知恵を出し合っていく。そして、その知恵を総合して、そしてそのもとで市政を運営していくと。まさに、地道にこつこつやっていくということであります。そして、職員のいろいろな知恵を出し合うには和を持つということが大切でございます。ですから、座右の銘が「以和為貴(和を以って貴しとなす)」というようなのが私の座右の銘に至るわけでございます。これは職員それぞれの長所を最大限に生かして人を動かしていく。私は天才的なリーダーでもございません。頭がいいわけでもございません。ただ、私が自分を唯一褒めるとすれば、人の寝ている間にも仕事している。ですから、私といろんなメールのやりとりをしていた方、この中にもいらっしゃいますが、とんでもない時間にメールが届くということもご経験があろうかというふうに思います。そういうふうなところの中で、こつこつ一生懸命やっていくというのが私の生き方であり、そしてその生き方としては、仁という言葉。私、武士道というのは非常に今関心を持っておりまして、仁と義というふうなことを思い、そして市政を運営する。ちょうど火坂雅志の小説にあります、これは大河ドラマでありました。これは小説を読まないと本当のことはわからないと思うんですが、「天地人」の直江兼続の生き方ですね。これは私は非常に共感を持っております。つまり、ベクトルの方向は下から上でありまして、先ほど申し上げました曹操にしろ、項羽にしろ、私のベクトルとは違うというところでございます。

  そういうところが、冨田議員の考えられているリーダー像と多少違うところもあろうかと思いますが、いずれにしましても、今の変化の激しい世の中、これに対しましてはこういうリーダー像が私は必要だと思い、それを信じて行っております。

  ただ、そういうことにおきまして、冨田議員ご心配されましたが、解決、結論が出ていないんじゃないかということをご心配されました。いや、これは思い出していただきたいと思うんですが、水道料金の統一、そしてまた国民健康保険税の統一、これ市民にもご迷惑をかけた、いろんなことでございましたが、懸案の事項でございました。これを一気にやらせていただき、そしてまた、今回の議会でも発表になりました経常収支比率、80プラン、今まで87以上だったものが、何と81まで落としていったというところですね。そういうところの改革。そしてまた、医療費、給食費等々、いろいろな改革を手を打つことができました。一つ一つ実績が出てきたというふうに思っております。

  そして、私、職員の経営ですね。これは何を基本にしているかというと、ドラッカーの教えを基本にしております。これはドラッカーは経済学者でありまして、これはいろいろな本屋さんにはこの本がたくさんございます。ぜひ議員も一読していただきたいと思いますし、一読されているかもわかりませんが、そういうふうなところでマネジメントを充実させて、そして情報共有と目標管理を徹底させる。これがドラッカーの教えの基本だと思うんですが、そこに私の経営マネジメントを置いております。

  そして、今後のことでございますが、やはり久喜プラン、経営方針、これを今打ち出しております。その中の4つの項目に今焦点を絞っております。市長室においでになっていただくと、前にA1の大きな紙が印刷してあります。ぜひごらんになっていただきたいと思います。4項目挙げてあります。この4項目を23年度以内に達成するということ、大きな目標を掲げております。ちなみに申し上げます。市役所本庁舎、これはふるさと学習センターから変わっていったところですが、それの建設に向かって全力を尽くすということと、そして地域包括ケア、そして医療福祉の充実ということで、2つ目。そして、山をよみがえらせる仕組みづくり、そして観光。この4本の柱でございます。この4本の柱を23年度中には実施、実行していくというところに大きな目標を持って進んでおります。

  とにかく繰り返しますが、50年に1度の秩父市の大事業、これをやっていかなければいけない。先ほどの江田議員の質問にもございました。私は、市民を守り抜く市役所でなければいけないし、市民を守り抜く市役所行政でなければいけないということを信じて、それに向かって職員一丸となって全力を尽くしていきたいと思っておりますので、ぜひご協力のほどお願いを申し上げます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 6番、冨田俊和議員。



◆6番(冨田俊和議員) ご答弁いただきました。

  市長には、いつになく、今回は熱が伝わってきました。風邪の熱じゃございませんけどね。本当にこれは今まで市長と話した中で、トイメン的に話した中で、やはり一番、きょうは迫力を感じました。私も勉強しながらやらぬといけないなと思ったところでございます。

  しかしながら、やはり市長がトップですから、トップの市長が少し風邪でも引いたり、体調を悪くしたり、判断に誤りがあると、やはり下に全部影響してしまいますので、体に注意しながらも、やはり大局的な物のとらえ方をしてもらいたいというふうに思っております。市長には熱く語っていただきまして、ありがとうございました。

  他の部長さんにはちょっと再質問がありますんで。まず、産業観光部長にお尋ねしたいんですが、水洗化について、費用がかかるから検討しないなんて言いましたけど、検討もしないのに、費用がかかるか、かからないかというのはわかるんですかね。これはおかしな答え方でしょう。十分やっぱりやる気あれば、一たん精査して、ちゃんとした答えを出すべきですよ。やっぱり検討。かかるだろうからという想像的なことで、やらないんですよというんでは答えになりません。職員としてちょっとこれはまずいと思うんで、改めてその点は今回もう一回答えて。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  産業観光部長。

    〔松?重男産業観光部長登壇〕



◎松?重男産業観光部長 手厳しい質問をいただきまして、どうにお答えしていいか、ちょっとわからないんですが、何しろ本当に議員さんのおっしゃるとおり、私どものほうも、そうした市民をお呼びするという状況の中では検討をしなければいけないだろうと思っております。したがいまして、先ほどの答弁の中では、今までの経過の中でご答弁を申し上げたようなところでございます。これからちょっと検討をさせていただいて、前に進むようにいたします。



○議長(小櫃市郎議員) 6番、冨田俊和議員。



◆6番(冨田俊和議員) 6番、冨田です。

  では、続きまして地域整備部長に再質問したいと思いますけれども、最初に私が言いました視目坂下の交差点でございますけれども、やはり事あってからじゃ遅いんですよ、やっぱり。これはきちんとやらないと、このままじゃ、秩父市も地権者の方も不幸なんです。第三者的にそこで事故が起こったら、その方はもっと不幸なんですよ。これは真剣に考えてやれば、相手がいるもんですから、毎日行ったら、押しかけて行ったら、とてもこれは話にならないと思いますけど、やはり誠意を持って、きちんとあらゆる自分たちで研究して、相手の立場を立てながらという会話の中で納得してもらうような説明の仕方をすると。これはやはり、先ほど市長は熱く語ってもらいましたけど、どうも冷めているんですよ、地域整備部長ね。冷めないで、やっぱり熱くなきゃだめです。親分が熱いと言っているんだから、子分が冷えたら何もならないでしょう。つや消しですからね、そういうことなんですよ。だから、今のところは、事故が起こってからじゃ遅い、これだけ認識しておいてください。

  それから、もう一つの交差点、あそこも下から上がってくると、あそこ慢性的な渋滞なんです。バス停も中に入っていますしね。だから、これは西武鉄道さんを利用される方も随分多いんで、やはりここのところは、相手が女性の方、私、知っていますけども、それは言葉の使い方とか何かで工夫して、やはり丁寧に誠意を持って行けば、どうかしてくれるんじゃないかと。進んでいるような話も聞いておりますので、多少いいかなと思っていますけど、安心してはいけないので、やはりこの点についても前向きに進めてもらいたいと思っています。ちょっと、やりますって言ってくれれば。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  地域整備部長。

    〔新井清久地域整備部長登壇〕



◎新井清久地域整備部長 議員さんのほうから、改めて決意ということですので、申し上げていきます。

  視目坂下につきましては、ことしの3月の委員会の席で決意を述べさせていただきましたけど、改めて、今年度中に何とかしたいと目標を掲げておりますので、ぜひご協力よろしくお願いいたします。

  また、矢尾のところの交差点ですけども、あそこも中央通線の拡幅も兼ねていますんで、引き続き、相手の気持ちを考え、お互いに幸せになりますよう交渉を続けてまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。

  以上です。



○議長(小櫃市郎議員) 6番、冨田俊和議員。



◆6番(冨田俊和議員) 再答弁いただきました。じゃ、そのようにやっていただくことを私もきちんと覚えていますんで、やってください。

  以上で質問を終わります。



○議長(小櫃市郎議員) 暫時休憩いたします。



    休憩 午前11時50分



    再開 午後 1時00分





○議長(小櫃市郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

  市政に対する一般質問を続行いたします。



                                              





○議長(小櫃市郎議員) 15番、落合芳樹議員。

    〔15番 落合芳樹議員登壇〕



◆15番(落合芳樹議員) 皆さん、こんにちは。15番の落合でございます。

  お忙しい中、傍聴にお越しいただきました皆様、大変ありがとうございます。

  今回の議会は、今の教育長であります前野教育長にとっては初めての定例会となりますので、まずは学校教育についてお聞きしたいと思います。

  また、今年度の市政中間報告が8月11日の埼玉新聞で報道され、秩父市では今年度は特に医療と福祉の充実、経済の再興、環境立市秩父の推進、小中学生の基礎学力の向上の4点に力を注ぎたいという記事がありましたので、市立病院と環境問題に大いに関係がある森林、林業についてを当局に伺い、最後に、昨年の11月に平成23年度市民クラブ政策提言を行いましたが、私はその中から吉田地域の問題2点について、その後の状況をお尋ねいたします。

  それでは、まず大きな1の学校教育についての(1)、小中学校の統廃合について質問いたします。6月定例会で同僚議員の浅海議員が大滝小学校と中学校の児童生徒数の減少について質問し、小学校では、今後5年間、全校児童数が10人前後で、複式の3学級、6学年あるうちの3学級で推移し、中学校でも全校生徒数10人前後で、来年度から複式の2学級、つまり3学年あるうちの2学級になるという答弁がありました。そして、斎藤教育委員会事務局長は、小規模校のメリット、デメリットがそれぞれあるが、今後について住民の皆様と接していきたいという答弁がありましたが、その後、話し合いは持たれたのでしょうか。これが第1点です。

  ところで、今から7年半前、前野教育長は、埼玉県の秩父教育事務所長という立場で、私の母校である上吉田小学校の閉校記念式典に出席していただきました。覚えているでしょうか。そのとき私はPTA会長ということで、130年の歴史の幕引きをすることとなりました。当時のことは記念誌を作成しましたので、その中から抜粋すると、平成13年度に初めて複式学級ができ、14年度には全校児童数が1学年平均10人を割る58人になり、次の年度は複式学級が2クラスになり、入学予定者も数人になることが予想された。そこで、平成14年の夏休みから保護者全員で統合問題の協議を開始した。教育長から、学校の統合については保護者と地域で決定してもらい、行政主導では推進しないという答弁があったので、PTAの正副会長会議や常任理事会、全員協議会、そして地域の議員や区長、住民の方々との懇談会など、全部で十数回の会議を開き、最終的には平成14年11月22日に地域の全世帯に出席をお願いしたPTA臨時総会を開催し、地域としては、寂しいけれども、子どものことを最優先に考えれば早期に吉田小学校と統合してほしいということが議決された。その年の12月定例議会にPTA会長と区長の連名で請願をし、全議員賛成で採択され、平成15年2月7日に教育委員会は統廃合を決定したということでした。

  そして、平成15年度は、上吉田地域は閉校記念事業一色で、記念誌を編集したり、記念碑を作製したり、記念式典や校舎の跡地利用を考えたりする実行委員会を組織し、学校においては吉田小学校との統合に向けての交流事業を行い、円滑な統廃合ができるように備えました。その結果、現在でも保護者の方々からは統合してよかったと思われていると思いますが、私の経験から次のことを教育長に質問いたします。

  PTAは保護者と先生で組織されていますので、基本的には学校の統廃合について話し合うことはありません。また、保護者の集まりはPTA以外には余りありません。そして、学校についての保護者の考えと地域の考えが違うことがあります。保護者は子どもの教育を第一に考えると思います。勉強だけでなく、スポーツや社会性などであります。私の経験では、切磋琢磨という言葉が一つのキーワードでした。ところが、地域の場合は、学校は地域のシンボルであるので、学校がなくなると地域が寂れてしまうと考えている人がほとんどだと思います。その雰囲気を保護者はわかっているので、統廃合のことを言い出しにくいということがあります。また、PTAの役員でも引き受けたら、先生との関係もあったり、統合を決定するまでの過程とその後の煩雑さを考えると先送りしてしまうという事情があろうかと思います。

  そこで、教育長、行政主導ということではありませんが、学校の現況と数年後の児童生徒数などの推移、小規模校のメリットとデメリットなどについての説明会を小規模校地区を対象に行ったらどうでしょうか。教育長の統廃合についての所感とともにお聞きいたします。

  次に、1の(2)、新学習指導要領について。学習指導要領が改訂されて、小学校では今年度から、中学校では来年度から学習内容や授業時間数が増加すると聞いていますが、教育委員会としてはどのような対策を考えているのか、お尋ねいたします。

  また、来年度から中学校で保健体育の武道が必修化されるそうですが、たしか当市では前倒しで数校実施しているようですが、この状況と来年度からの全校実施の備えについてお聞きいたします。特に、指導者の問題、施設の問題、用具の問題を含めて答弁願います。

  1の(3)、学力テストについて。今年度は、3月に発生しました東日本大震災の影響を考慮し、予定していた4月の実施を取りやめ、1学期中は実施しないことが通知され、結局今年度は中止となったようですが、その状況と来年度以降の様子をお聞きいたします。

  1の(4)、進路状況について。市町村合併前の旧吉田町では、3月定例会の本議会の休憩のときに、教育長からその年度の中学3年生の進路状況の説明がありました。中学校が1校だけだったということもあったので、公表できたと思いますが、現在ではそのような機会も資料もありませんので、お尋ねしたいと思います。できましたら、進学率、公立と私立との比率、秩父地域内の高校と地域外の高校との比率、主要高校への入学生の数などを教えてください。過度の競争をあおるつもりはありませんが、全部で9校ある中学校ごとの状況も公表できましたら、お願いいたします。過去二、三年で結構です。

  1の(5)、教育委員会委員について。教育委員会は5人の委員をもって組織し、委員は市長が議会の同意を得て任命することとなっています。また、教育長の任命に当たっては、県の教育委員会の承認を必要とすると聞いたことがありますが、今でもそうなのでしょうか。

  それから、教育長と教育委員長は委員の互選で決定するそうです。それでは、教育委員会の会議を招集するのはだれになるのでしょうか。ちなみに、市議会は市長に招集権がありますが。また、会議はどのくらいの頻度で行われ、議案はだれが上程し、だれが議長役を行うのでしょうか。そして、教育委員会の委員の人選はどのような基準で行っているのでしょうか。以上、お聞きいたします。

  続きまして、大きな2の(1)、市立病院の財政状況について。市長は本定例会の初日に、昨年度の市立病院事業の決算で1億6,400万円の黒字となったことを報告されました。市立病院の経営努力があったと思いますが、昨年度と今年度は定住自立圏特別交付税の配分で市立病院に3,515万円入ることも大きかったのではないでしょうか。黒字化の要因についてお聞きします。

  2の(2)、救急医療について。昨年度から秩父地域における2次救急輪番病院が4病院から3病院に減少したことによって、市立病院の救急医療はどのようになったのか、お聞きいたします。

  また、先ほど定住自立圏特別交付税から配分される3,515万円に言及しましたが、その内容は救急輪番補助割り増しと救急体制維持のための主要4病院選択メニューに使われることになっています。具体的なその内容と効果についてお聞きいたします。

  2の(3)、循環器内科について。市立病院に循環器内科が設置されてから2年たとうとしていますが、その状況と効果について質問いたします。

  2の(4)、医師会や小鹿野町立病院などとの連携は、現在どのように行われているのでしょうか。

  大きな3の(1)、森林・林業再生プランについて。昨年の11月に農林水産省より森林・林業再生プランが発表されました。この計画では、2020年に木材自給率を現在の20%台から50%を目指すとしています。このことについては、日本経済新聞出版社から内閣官房国家戦略室内閣審議官の梶山恵司氏が著した「日本林業はよみがえる 森林再生のビジネスモデルを描く」という本に詳しく載っています。この本を市長も読まれ、市長ブログなどでこのことに触れていますが、森林・林業再生プランについての市長の所感をお聞きいたします。

  3の(2)、秩父市公共建築物における木材の利用の促進に関する方針が6月17日に策定され、6月定例会の最終日に提示、配付されました。その6月定例会で私は、学校の改築、改修に地場産の木材を利用するために、ときがわ町のようにその方針をつくる計画があるのか、質疑を行いましたが、早速作成していただきまして、ありがとうございます。

  ところで、我々市民クラブでは、8月19日に市役所本庁舎・市民会館の建て替えを考える対話集会を開催し、市民の皆様約100名に参加していただきました。そのこと全体については、本日のトリとして質問を行う荒船会長からありますので、私は木造について触れさせていただきます。

  8月30日の毎日新聞でそのときのことを取り上げてもらいましたが、最も多かった意見は、秩父の木を使った木造庁舎をというものでした。そして、合併特例債のほかに、木造で庁舎や市民会館を建てれば国から2分の1の補助金が出るという意見を言う方が何人かいらっしゃいまして、それは、もしかして今年度限りとされており、金額の上限が3,000万円である森林整備加速化・林業再生事業費補助金のことかと思いましたが、そのときは自信がなかったので、答えることができませんでした。

  そこで、当局に、公共建築物に木材を利用したときの林野庁関係の補助事業や、学校関係では文部科学省のうまい補助事業があるのか、お聞きいたします。

  3の(3)、県議会の6月定例会で、ある県議が、森林オーナー制度の現状はというテーマで質問しています。その質問は、同制度は特定分収契約促進事業と言い、現在のときがわ町や秩父市などの土地所有者が資金の貸し手である都市に住むオーナーと契約を結び、30年後に木材を売却するときの収益を折半する。1981年に募集し、1口30万円、募集口数は111口となっている。当時と比べて丸太価格は3分の1に下落、当時の市町村とオーナーである出資者の2者契約で、県としては募集をしたにすぎないが、きちんと説明をしたのかという内容でした。この中の秩父市というのは、旧吉田町にある市有林だと、てっきり私は思っていましたら、違う市有林だということが判明しました。それは、平成23年度の一般会計補正予算の質疑のときに松澤議員から質問され、わかりにくいので、資料請求とされているもの、その説明でわかったわけでございます。

  この市有林は、当時30年生の杉、ヒノキの6.73ヘクタールの森林で20年契約とし、1口30万円で60口販売され、20年後の満期がことしでした。当初予算のときには、1口30万円が、4分の1の7万円台になるような試算をされていましたが、売却が決定し、その約2倍の14万円台でオーナーに返却できるような説明が吉田総合支所長からありました。予算額の2倍で売却できるのだから、よかったような気もいたしますが、1口30万円が20年間で半分に目減りしたことは事実です。

  そこで、この件を含めて、当市には幾つかの、いわゆる緑のオーナー制度がありますが、例えば県議会で取り上げられた市有林などの内容や状況をお聞きいたします。

  最後に、大きな4の吉田地域問題、(1)、市道吉田8号線(一本杉峠)について。昨年の12月定例会でこのことについて一般質問を行いましたが、先月、5年半ぶりに一本杉峠道路開削促進期成同盟会が再開いたしました。この期成同盟会は平成5年に当時の吉田町と小鹿野町で設立し、トンネル分250メートルを除くと吉田分1,000メートルのうち改良済み延長が400メートルで、今までに4億2,662万円かけています。小鹿野分869メートルのうち改良済み延長が469メートルで、3億2,561万円かけています。トンネル分を除くと、未改良延長がちょうど1,000メートルとなっていますが、今後の進捗状況をお聞きいたします。

  4の(2)、吉田小学校体育館及びプールの改築について。今年度の当初予算で体育館の改修設計費が計上されました。たしか耐震補強が中心だと思いますが、木材の利用や、最初に質問いたしました江田議員が触れているバリアフリー化も来年度の改修で行われるのでしょうか。また、老朽化したプールの今後の予定はどうなのでしょうか。

  以上で壇上での質問は終わります。再質問等は質問席にて行います。



○議長(小櫃市郎議員) 15番、落合芳樹議員の市政に対する一般質問に対し、当局の答弁を求めます。

  教育長。

    〔前野進一教育長登壇〕



◎前野進一教育長 ご質問の1、学校教育について、順次お答え申し上げます。

  (1)、小中学校の統廃合についてお答えいたします。6月市議会以降の小中学校の統廃合についての進展状況でございますが、大滝小中学校については、現在のところ大きな進展はございません。しかし、今後の児童生徒数の推移からは、子どもたちの教育を行う上で重大な支障を来す事態が予想され、緊急に方策を検討しなければならない状況が生じているものと私自身強く認識しております。

  大滝小中学校の今後の方向性については、保護者や学校関係者の皆様だけに責任をゆだねるのではなく、児童生徒、保護者、学校現場、大滝地区関係者の皆様、そして市議会議員の皆様方からのご支援をいただきながら、教育委員会といたしましては、調査研究、協議、計画等が可能な体制を整えてまいりたいと存じます。

  さらに、大滝小中学校の今後の方向性を検討する場合には、議員ご指摘のように、文化の拠点がなくなり地域が寂れることのないように配慮し、あわせて大滝地区の発展的な構想を視野に入れながら進めていくことが大切であると存じます。

  なお、学校給食施設等の統廃合についても検討を進めているところでございます。

  次に、(2)、学習指導要領についてお答えいたします。新学習指導要領につきましては、小学校は今年度から、中学校は来年度から全面実施となります。実施に備えて、秩父地区教育課程説明会、または教育課程研究協議会を開催するなどして、準備、対応しているところでございます。全面実施に伴い標準授業時数が、小学校は週当たり1時間から2時間、中学校では各学年1時間ふえますが、各学校では時間割りの授業のこま数をふやして対応する予定でございます。

  教育委員会といたしましては、各教科の授業時間を確実に確保するとともに、知、徳、体のバランスある教育課程の編成に心がけ、今まで以上の授業内容を充実させるよう各学校を指導してまいります。

  また、中学校の武道必修化につきましては、平成21年度には市内の中学校4校が研究委嘱を受け、先行実施という形で研究し、各中学校に取り組みの状況や研究成果等を伝え、必修化に向けての準備を行ってまいりました。来年度はすべての中学校において、柔道または剣道に取り組む予定となっております。

  各中学校の施設、用具等の状況でございますが、教育委員会で予算措置を行い、必要に応じて畳等を購入するなどして、来年度からすべての中学校でスムーズに実施できるよう準備したいと考えております。

  武道の指導につきましては、主に保健体育科の教員が行っております。武道必修化に向けて、県の講習会等にも教員を参加させ、指導力の向上を図っておるところでございます。また、外部指導者として地域の方に協力を得ている学校も2校ほどございます。

  次に、(3)、学力テストについてお答えいたします。今年度の全国学力・学習状況調査につきましては、東北地方太平洋沖地震の影響等を考慮し、調査としての実施が見送られました。来年度以降の実施につきましては、現在、国が検討しており、被災地の今後の状況等も踏まえて、最終的に判断する予定になっております。昨年度と同様に、来年度も本調査が抽出調査及び希望利用方式での実施となった場合には、本市といたしましては、抽出校だけではなく、学力の把握と学力向上のためにも全小中学校が希望利用方式で参加し、調査結果等を有効活用してまいる所存でございます。

  次に、(4)、進路状況についてお答えいたします。市内中学校からの公立高等学校への進学率は、平成21年度が85.7%、平成22年度が84.1%、私立高等学校への進学率は、平成21年度が12.3%、平成22年度が14.7%、秩父郡市内の公立高等学校への進学率は、平成21年度が68.6%、平成22年度が65.9%であります。

  秩父郡市内の公立高等学校4校への具体的な進学者数でございますが、中学校ごとの具体的な数値の公表は、進学者個人が特定されるおそれもございますので、高等学校ごとの進学者数をお答えいたします。秩父高等学校は、平成21年度が147名、平成22年度が144名、秩父農工科学高等学校は、平成21年度が208名、平成22年度が224名、小鹿野高等学校は、平成21年度が57名、平成22年度が31名、皆野高等学校は、平成21年度が77名、平成22年度が57名でございます。

  今後も、本人の希望、適性等を尊重しながら適切な進路指導を行うよう、各中学校を指導してまいる所存でございます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 教育委員会事務局長。

    〔斎藤 保教育委員会事務局長登壇〕



◎斎藤保教育委員会事務局長 大きな項目の1のうち(5)の教育委員会委員についてお答え申し上げます。

  まず、教育委員会委員については法律に基づいて定められておりまして、人選の基準は、当該地方公共団体の長の被選挙権を有する者で、人格が高潔、教育、学術及び文化に関し識見を有する者のうちから、地方公共団体の長が、議会の同意を得て任命することとなっております。また、任命に当たっては、委員の年齢、性別、職業等に偏りが生じないよう配慮するとともに、委員のうちに子どもの保護者である者が含まれるようにしなければならないとされております。当市の教育委員につきましても多様な委員構成となっております。

  そして、教育長は、委員長を除く委員のうちから教育委員会が任命することとなっております。前野教育長につきましても、6月22日に開催した教育委員会定例会において、委員長から任命についての議案が提出され、原案どおり可決されたものでございます。

  会議の招集は委員長が行い、委員長及び在任委員の過半数の出席が必要でございます。そして、月1回の定例会のほか、場合によって臨時会が行われます。

  なお、議員おっしゃるとおり、以前は教育長の任命に関しまして県教育委員会の承認が必要でございましたが、平成11年度から改正され、地方分権の1項目として廃止となりました。

  次に、大きな項目の4の(2)についてお答え申し上げます。ご質問いただきました吉田小学校につきましては、平成24年度に体育館、平成25年度に校舎の耐震補強を含めた大規模改造工事を予定しておりまして、現在は来年度実施する体育館の大規模改造に向けて実施設計業務の協議を行っておるところでございます。

  また、バリアフリー対応につきましても、これらの工事とあわせて、スロープ等の整備をしていく方向で検討をしております。

  木質化についてでございますが、体育館内部の床仕上げを削り直すなどの改修が主な内容というふうになります。

  なお、吉田小学校のプールの改築に関しましては計画の中には現在盛り込まれておりませんが、改修の必要な箇所があれば、現地調査、あるいは学校側の意向も聞きながら対応を検討してまいりたいと存じます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 病院事務局長。

    〔村田幸雄病院事務局長登壇〕



◎村田幸雄病院事務局長 ご質問の大きな2、秩父市立病院について順次お答え申し上げます。

  まず、(1)、平成22年度決算黒字化の要因についてでございますが、医師、看護師の確保により、入院、外来患者数の増加が図られ、医業収益が前年度に比べ約2億4,000万円と大幅に増加したことが真っ先に挙げられると考えております。

  また、平成22年度から2次救急輪番病院が4病院から3病院に減り、当院の担当日数が週3日以上に増加しましたが、定住自立圏構想推進事業による財政支援が受けられたことにより財政面での負担軽減が図られたことも要因の一つに挙げられるのではないかと考えております。

  一方、費用削減の努力も行いました。専門のコンサルタントとともに関係職員が徹底的に診療材料の契約単価引き下げ交渉を行ったほか、薬品についても病院長を初めとする関係職員が粘り強く価格交渉を行ったことにより、前年度と比べ約2,000万円も材料費を削減することができました。黒字化の要因の主なものは以上のとおりでございます。

  さて、自治体病院の黒字化の意味についてでございますが、平成21年度地方公営企業年鑑を見ますと、全国の自治体病院のうち約60%が赤字という結果が出ております。自治体病院の使命、役割とは、地域に必要な医療のうち、民間による提供が困難な医療、いわゆる不採算医療や高度医療などの提供であるとされ、そのようなことから、おのずと全国的に赤字の自治体病院が多いのではないかと思っております。

  とはいえ、地方公営企業法第3条において、地方公営企業の経営の基本原則として、「常に企業の経済性を発揮するとともに」とうたわれており、不採算医療を担っているのだから赤字は仕方ないということにはならないわけでございます。特に、近年、一般会計の財政状況も非常に厳しくなっており、病院事業が赤字だからといって簡単に繰り出しできる状況ではありません。可能な限り一般会計からの繰り入れを少なくし、より健全経営に努めることが、住民のニーズに沿った病院運営であると考えております。ただし、忘れてならないのは、黒字化を求める余り、地域に必要とされる医療の切り捨てが断じてあってはならないということです。地方公営企業法第3条においても、先ほど申し上げました「常に企業の経済性を発揮するとともに」に続いて、「その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならない」とうたわれております。職員一同、その基本原則を肝に銘じ、病院運営を行ってまいりたいと考えております。

  続きまして、(2)、救急医療について、平成22年度における受け入れ状況を申し上げます。救急当番に対応しました日数は192日でございました。これにつきましては、火曜日、木曜日及び金曜日の夜間に対応した日のほか、休診日の土曜日及び日曜日に対応した日を含んでいるものでございます。

  受け入れ患者数の数は3,532人で、1回当たり18人となっており、そのうち767人の方が救急搬送によるものでございました。また、診察の結果、入院となった方は740人でございました。今年度におきましても、引き続き秩父地域に暮らす皆様の生命を守るため、定住自立圏構想推進事業の支援を受けながら、2次救急医療体制に取り組んでいるところでございます。

  続きまして、(3)、循環器内科についてでございます。ご案内のとおり市立病院に循環器内科を開設しまして2年になろうとしております。医師を確保するのはただでさえ難しい状況の中、埼玉医科大学病院から専門医師2名を派遣していただいたことにより、秩父地域において、心不全、心筋梗塞、心房細動、または狭心症、高血圧症などの疾患に不安を抱える患者さんが早期に専門的な治療を受けることができるようになりましたことは、非常に意義のあることと考えております。

  平成22年度において循環器内科を受診した患者さんの延べ人数は、外来が2,208人、入院が2,051人で、月平均にいたしますと、外来が184人、入院が171人でございました。この数は平成21年度における月平均人数と比較しますと、外来で42人、入院で16人の増加となっており、収益がふえた要因の一つに挙げることができると考えております。なお、入院患者さんが患った病気といたしましては、男性、女性ともに心不全が大半を占めておりました。

  ただいま申し上げたとおり、市立病院におきましても専門的な治療を行っておりますが、外科的な治療を含めた、より高度な治療を必要とする患者さんにつきましては、埼玉医科大学病院、同大学国際医療センター、または埼玉県立循環器・呼吸器病センターなどの医療機関を紹介させていただいており、病院間での連携を強化することで、秩父地域に暮らす皆様に安心、安全、満足を医療を通じて提供することができるものと考えております。

  最後に、(4)、医師会や小鹿野中央病院との連携の現状と今後についてお答えいたします。日ごろの病診連携、病病連携はもちろんでございますが、昨年度から、定住自立圏構想推進事業の一環として、2次救急病院を支援する目的で、当院の日曜、祝日における2次救急当番日に医師会の開業医の先生方が当院に勤務し、主に1次救急の診療業務に対応していただいております。昨年度は7月から始まり、計20回の救急日に17名の開業医の先生方にご協力をいただきました。これは今年度も続いております。

  また、小鹿野中央病院との連携につきましては、平成19年度以降、双方の医師不足が深刻になったこともあって、相手の強い部分を自分の弱い部分に活用することで、お互いの診療機能の維持に努めることを目的に、医師や医療技術職員の相互派遣を行っております。小鹿野中央病院から整形外科の医師を派遣していただいて、平成19年度当時、当院の弱かった整形外科領域の手術を支援していただいたり、リハビリテーション科の職員が1人体制になってしまったとき、理学療法士を派遣していただいて、リハビリ業務の危機を乗り越えたようなこともありました。

  一方、当院からは、小鹿野の弱かった外来診療や救急医療に内科医を派遣したり、麻酔科専門医を派遣して手術の支援を行ってまいりました。近年は、お互いに派遣する機会も減ってまいりましたが、まだまだ医師、医療スタッフ不足は厳しいものがあります。今後も医師、医療スタッフの不足が原因で診療機能を縮小、後退させることのないよう、連携を図ってまいりたいと考えております。

  行政に境界線はあっても、秩父の医療はひとつを合い言葉に、今後も医師会の先生方や小鹿野中央病院と有効に連携を図り、秩父地域の医療の充実に努めてまいりたいと存じます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 環境部長。

    〔関根 進環境部長登壇〕



◎関根進環境部長 大きい3の(2)、秩父市公共建築物における木材の利用の促進に関する方針についてお答えいたします。

  この方針は、公共建築物における木材の利用に関する法律における国の基本方針に沿って定めた都道府県方針に即して策定したもので、任意で定めることができるものであります。その概要は、ご案内のとおり、市有施設について、地上2階建て以下、延べ床面積3,000平方メートル以下の公共建築物及び附属する工作物については原則として木造化するというものであり、秩父地域産木材利用の突破口として、まず市有公共施設から利用促進を図るためにこの基本方針を策定し、公共施設の設計等を管理、調整する地域整備部と協力して推進しているところでございます。

  先日の本庁舎建て替えに関する対話集会の中で、秩父の木を使った木造庁舎の推進に意見に関連して、木造で建築した場合に上限なし2分の1の補助金があるという話が上がったとのことでございますが、県農林部森づくり課に確認いたしましたところ、現在、公共建築物の木造、木質化において利用できる補助金は、森林整備加速化・林業再生事業費補助金のみであり、上限は3,000万円、木造の場合は1平方メートル13万5,000円、木質化の場合は1立方メートル5万円とのことでございます。また、この補助金は発足当初から期限つきであり、平成23年度をもって終了することとなっております。

  しかし、去る7月14日、全国山村振興連盟主催の農山村活性化研修会に森づくり課職員が出席したところ、林野庁長官の講演「森林・林業が変わる」の中で長官は、この予算が今年度で終わることは悲惨な状況であり、林野庁としては今後の予算の存続及び拡充の方向で財務省に要望していくとの発言がございますので、市といたしましては、引き続き今後の動向を注視してまいりたいと思っております。

  次に、学校関係は木造等の補助制度があるのかというご質問について、教育委員会に確認いたしましたところ、学校施設環境改善交付金、公立学校施設整備費負担金がございまして、補助率はそれぞれ3分の1、2分の1であるとのことでございます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 吉田総合支所長。

    〔山口辰雄吉田総合支所長登壇〕



◎山口辰雄吉田総合支所長 ご質問の大きな3の(3)、森林オーナー制度についてお答えいたします。

  旧吉田町では平成2年度に、上吉田字はかけ地内の市有林6.73ヘクタール、30年生の杉、ヒノキを契約対象林とし、埼玉県内に住む緑のオーナーとの間に特定分収契約を結び、1口30万円で60口、1,800万円を当時の社団法人埼玉県森林公社、または埼玉県を申し込み先にして募集をいたしました。

  その後20年間にわたり除間伐等適切な管理を行い、平成23年1月に20年の契約期間が満了するに当たり、昨年1月にオーナーへの説明会を開催いたしました。説明会では、木材価格の評価を行ったところ、分配できる金額が出資金の2割程度と非常に少ないことやエネルギーの自給及び産業の創出など、秩父市の森林に対する取り組みを説明し、伐採への理解をお願いいたしました。

  その後、立木売り払いの同意が、2名の所在不明者を除き100%得られましたので、このたび入札を行った結果、評価額の約2倍の落札があり、出資金の約半分である、1口当たり14万円程度の分配ができる見込みとなりました。それでも元本割れの分配となったことは、オーナーの方々に対し非常に申しわけなく思っております。

  次に、特定分収契約期間の満了となる旧秩父市及び旧大滝村の状況についてご説明いたします。旧秩父市では、横瀬町大字芦ヶ久保字荒山の3.2ヘクタール、杉とヒノキ、22年生を対象森林とし、昭和57年度に1口20万円、46口、920万円で緑のオーナーを募集し、平成24年度に30年の契約期間が満了となります。現在、立木の評価額の算定を行い、期間満了に伴うオーナーへの説明会の準備を行っているところでございます。

  次に、旧大滝村でございますが、大滝字大洞川西谷に7.93ヘクタール、杉、ヒノキ、カラマツの20年生、25年生を対象森林とし、昭和62年度に1口30万円、55口、1,650万円で緑のオーナーを募集し、平成29年度に30年の契約期間が満了となりますので、オーナーへの説明会準備を考えております。

  次に、大きな4の(1)、市道吉田8号線(一本杉峠)についてお答えいたします。平成17年の市町村合併後、事業の推進母体である一本杉峠道路開削促進期成同盟会は、平成18年2月に総会を開催した後、諸事情により休止状態でした。

  本路線は、みどりが丘工業団地、西関東連絡道路のアクセス道路として、また小鹿野町立病院や小鹿野市街地へ通じる重要な道路として、多くの方々の早期開削に向けての念願が募り、8月12日に本期成同盟会の総会を開催いたしました。今後、財政的には厳しい状況ですが、期成同盟会を通じて小鹿野町と協議を重ね、早期実現に向けて努力してまいりたいと存じます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 市長。

    〔久喜邦康市長登壇〕



◎久喜邦康市長 落合議員からの最後の質問に対して答弁を申し上げます。

  森林・林業再生プランについてという内容でございます。私は、日本の林業が衰退してきてしまったのは、外材にその価格が負けて、安い外材が入ったことで、その結果として林業が衰退していったというふうに理解していました。ところが、今議員ご指摘のとおり、この本を読んでみますと、それは全く違うということで、つまり今価格から見ても、国産材、杉の輸入丸太、外材の半分以下。ということは、国産材のほうが安いというところまで下落しているというのが現状です。つまり、外材と国産材との価格が逆転しているというところであり、そういう中において何でそういうふうに日本の国内林業が衰退したか。いろいろ考えてみました。やはり外材は品質が一定安定しており、品質がよくて、そして入荷自体も安定的に入荷できるというふうなことで、その辺で魅力があるのかというふうに思います。それとともに、この本にも記載してあるんですが、戦後、資源を切り尽くしてしまったというふうなこと。これは要するに昭和20年代、全部焼け野原に東京がなったときに、家を建てよう、木が必要だというふうなところで、木を切っていったわけです。つまり、過去の成功体験が林家の中にしみついているんではないかという指摘をしております。

  それから、もう一つ、その結果、どんどん切ってしまえばいいというふうなところで、路網整備、これが後手に回りまして、未整備になってしまったというところが今の林業の状況を招いている。それから、一斉に皆伐していった。「皆」という字に「伐る」です。皆伐。どんどん切ってしまえばいい。短伐期というふうなこと。そういうふうなところも原因で、その結果として、太い木ではなく細い木、いわゆる余りいい木ではないというところが、そういうところを出荷していったというふうなところです。つまり、高価な木が売れない。

  それからあと、林業経営をサポートできる組織、人。人としては、ドイツなんか有名ですが、フォレスターがいないというふうなことです。これが充実していないということ。

  そして、5つ目としては、大学の林業科、林科がほとんど名前が変わってしまいまして、環境科学科とか、生命科学科とか、そういうふうに林科が変わっていってしまった。本当に大学で林業そのものを教えてくれるところが少なくなった。

  6つ目としては、公共事業にどっぷりつかって補助金頼りになっているという、その6点を指摘しております。

  つまり、今の現状を見ると守りの林業になっているというところが、今の林業の状況を招いている原因だということを指摘しております。私もそのとおりだと思っております。でも、これは落合議員は専門ですから、まさに私が申し上げるのは釈迦に説法のようなことになりますが、その点でどういうふうにお考えになられるか、また伺いたいと思いますが。

  いずれにしましても、平成21年12月25日、森林・林業再生プランというのを国は提示しまして、そこから議員のご案内のとおり50%以上にすると。つまり、10年間で倍以上に国内林業の自給率を高めるという内容で、まさにそれは攻めの林業ということになります。今までは守りの林業、今回は攻めの林業。具体的には、低コスト路網整備、そして先進的作業システムの導入、3つ目は施業や経営を支えるフォレスターの創設、育成、4番目には集約化を進める森林施業プランナーの創設、育成ということであり、これによりまして林業経営の基盤づくり、そしてまた木材の安定的供給で、もうかる林業を目指すという内容でございます。

  平成22年10月1日、公共建築物における木材の利用の促進に関する法律が施行され、そして同年同月4日、同法の基本方針が示され、そして23年、ことしの4月22日には森林法の一部改正、7月26日には森林・林業基本計画の閣議決定というふうにつながってまいりました。

  秩父市といたしましても、民主党のコンクリートから人へと言うよりも、この秩父であれば、コンクリート社会から木の社会へということを目指して、森林・林業再生プランを打ち出しております。そして、6月、議員ご指摘のとおり、秩父市公共建築物における木材の利用の促進に関する方針を決定いたしました。それを受けまして影森公民館、それを受けてというか、その前だったのですが、影森公民館、議員行かれても木質化が大分内部が進んでおります。そしてまた、今建築中、改造中の影森小学校が、議員ぜひ行っていただきたいと思うんですが、内装化が進んでおります。3億円近い金額を提示しながら、そこで木質化をやっていったと。そして、今度、尾田蒔小学校、今議会でも提出されているように木質化を目指していると。そして、東分署、これも木質化であり、そして今後建設の南分署、こは完全木造建物でございます。

  今後、市といたしましても、森林GISを活用しまして地域産木材をブランド化していく。そして、さらには機械化を進めて、どんどん木を切り出し、そして公共建築物から始めて木造化を図っていく。これを推進していきたいというふうに思っております。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 15番、落合芳樹議員。



◆15番(落合芳樹議員) それぞれの質問についてご答弁いただきまして、大変ありがとうございます。

  大きな1から4まで、それぞれ再質問を考えていたんですが、一つの再質問で十分程度かかるような予定だったのですが、努力目標といたしまして大体1人の持ち時間を60分程度というような、私もそれ決めた一人でありますので、あくまでも努力目標なんですけど、だから、あと十分ぐらいで終わりにしたいと思います。

  まず、そんな関係で、学校教育についてなんですけど、これが「秩父市の教育」という8月1日に発行された冊子なんですけど、これを見ますと、大滝小中学校以外で複式学級の行われている学校が、荒川西小学校に1クラスあったり、あと意外なことに、旧市内の秩父第一小学校では6つの学年のうち5つの学年で1学級になっているという状況。あるいは、南小学校でも、当然旧市内の小学校だと2クラス以上あるんかと思ったら、南小学校でも1学級の学年もあるというようなことで、保護者の中では、こういう少子化のことを考えて、子どもの教育のことを考えて心配している例がありますので、その辺のことをお聞きしようとしたんですが、教育委員会でもそういった、先ほど私も、大滝小中学校だけでなく、小規模校の地域の説明会というのも行っていただきたいと思いますので、これは要望ということで。

  それから、市立病院については、再質問として、定住自立圏の関係で分配金、昨年度と今年度3,515万円あるのが、来年度からなくなるんですけど、先ほどの説明を聞いておりますと、経費の削減だとか、医師が確保できてだとか、循環器内科もうまくいっているそうなんで、多分それがなくなっても大丈夫なのかなというふうに私は理解したんですけど。

  それから、あと全国の自治体病院、病院事務局長は6割が赤字と言っていました。もっと何かひどい状況で、7割強というような話も聞いていますんで、その中で大変頑張っていると思いますので、それは私の意見ということで。

  それから、3の森林、林業については、市長から直接所感をお聞きしましたし、あと市長ブログにも、これからの日本の林業はまず路網整備、だから林道、作業道の整備ですよね。間伐しながら長伐期施業、これは専門用語なんですけど、植えてから切るまでの間隔を、今まで50年だったのを100年にするというふうな経営の仕方ですよね。そういうふうに変換する必要があるというのは、まさしくそういうふうに私も考えていまして、その方向でやっているわけなんですけど、そのためには行政の支援が必要になってきますので、よろしくお願いしますということで、これは要望ということで。

  それから、4の吉田地域問題の一本杉峠道路開削期成同盟会、このことなんですけど、先ほど申し上げたとおり5年半ぶりに期成同盟会再開したわけなんですけど、ここにそのときの総会資料があるんですけど、今年度の予算は前年度までの繰越金がほとんどで、秩父市の負担金がたった5,000円だけだったんですよ。小鹿野町からも同じなんですけど。これでは、ただ再開したにすぎませんので、来年度は調査費ぐらいは予算計上していただきたいと思いますので、この件については再質問ということでご答弁お願いしたいんですけど、どうでしょうか。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  吉田総合支所長。

    〔山口辰雄吉田総合支所長登壇〕



◎山口辰雄吉田総合支所長 再質問いただきました。

  確かに期成同盟会の予算が少ないということでございます。ただ、来年度の予算につきましては、ただいま調査費をという話がございました。財政当局、また予算査定の段階でこのような要望をぜひ総合支所としてはさせていきたいと、そんなふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(小櫃市郎議員) 15番、落合芳樹議員。



◆15番(落合芳樹議員) ぜひよろしくお願い申し上げます。

  ところで、話題としまして、きのう世界陸上が閉幕したわけでございます。快足ボルトが印象的でありました。そのボルトのように、命を救うこと、つまり救急医療については、先ほど質問したわけなんですけど、その救急という言葉から、9月9日、救急の日と言われているんですけど、間もなくやってくるわけなんですけど、9月9日にはラグビーのワールドカップがニュージーランドで開幕いたします。ラグビーはマイナーなスポーツだと思われているかもしれませんが、実は世界の三大スポーツのイベントの1つと言われておりまして、オリンピック、サッカーのワールドカップ、それに次ぐ大会だということをちょっとPRさせていただきます。

  なぜこの話題を出したかというと、野田総理大臣が民主党の代表選で勝利したときに、そして久喜市長も今定例会の初日のあいさつの中で使った言葉を言って終わりにしたかったからでございます。その言葉を使って、私の質問を終わります。ノーサイド。



○議長(小櫃市郎議員) 暫時休憩いたします。



    休憩 午後 2時06分



    再開 午後 2時20分





○議長(小櫃市郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

  市政に対する一般質問を続行いたします。



                                              





○議長(小櫃市郎議員) 4番、木村隆彦議員。

    〔4番 木村隆彦議員登壇〕



◆4番(木村隆彦議員) 皆さん、こんにちは。4番、市民クラブの木村隆彦でございます。

  本日は傍聴に多数お越しいただき、本当にありがとうございます。また、入り切れずに2階でモニターで見ていらっしゃる傍聴者の皆様、本当にありがとうございます。

  これより、木村隆彦、一般質問をさせていただきます。それでは、通告に従いまして質問いたします。

  まず、1番目として、応急危険度判定士について伺います。3月11日の東日本大震災において秩父市役所及び市民会館が被災し、3月12日には応急危険度判定士による判定が行われ、要注意という診断がされました。震災により、今までなじみのなかった応急危険度判定士という言葉が頻繁に使用されるようになりました。私の認識では、応急危険度判定士とは、1級建築士、2級建築士の資格を有し、講習会に参加し資格が得られた人だと思いますが、秩父においても多くの資格を取れる建築士が在住していると思います。そこで、現在、秩父に在住している応急危険度判定士の人数はどれぐらいいるか、伺います。

  2004年の新潟県中越地震の際には、秩父市からも数名の応急危険度判定士が派遣されました。震災後、約1週間をかけて判定を行ったと聞いております。そこで、応急危険度判定士の役割について伺います。

  次に、被災時において応急危険度判定を行うに当たり、判定士により効率よく判定を行っていただくことが必要だと考えます。そのためには、地域との連携が必要になると思います。例えば、地域の消防団は地域の土地カンや住んでいる人とのつながりを持って活動をしています。応急危険度判定士の案内役もできるのではないでしょうか。また、被災し家屋を危険と判断された場合に、その住民にそのことを伝えるときに、見ず知らずの判定士に伝えられるよりも、やはり地域の人に説明されたほうが納得しやすいのではないでしょうか。そこで、災害時に応急危険度判定士の利活用について伺います。応急危険度判定士については、以上3点伺います。

  次に、2番目として、学校教育ということで中学生の部活動について伺います。まず、中学校の部活動の位置づけについて伺います。中学時代の部活動は、人生の中においても思い出に残るものだと思います。県大会に出場できた、あの学校に負けた、先輩、後輩等々、中学校のよい経験だと思います。また、その成果を残すことによって高校進学への内申書にも記載され、生徒の評価にもつながります。現在、秩父地域においてもクラブチームが発足し、所属している生徒がいます。例えば、野球、サッカー等があります。部活動の種目によっては、協会への登録が必要となります。1年生から3年生まで登録を行います。生徒とすると、中学校の部活動に登録するか、あるいはクラブチームに登録するか、選択をしなければなりません。そこで、協会への選手登録をしなければならない部活動はどのような種目があるのでしょうか。また、クラブチームの登録をされている生徒に対して、学校側としてはどのように考えているか、伺います。

  次に、クラブチームに登録している生徒は学校ではどのような部活動に参加しているのか、伺います。例えば、野球のクラブチームに所属している生徒が野球部に所属しているのか。また、全然方向の違う文化部に所属しているのか。また、学校での対応がばらばらなのか。二重登録ができない現状において、クラブチームに登録している生徒自身も自分のクラブチームの練習が中心になってしまうと考えます。また、部活動の指導者としても、大会間近になれば部活動はレギュラーの練習を中心に行うことは当たり前だと考えます。現状を把握するために伺います。

  次に、秩父市の教育について伺います。8月1日に教育委員会から発行された「秩父市の教育」の冊子を見させていただきました。そこで、平成23年度秩父市教育行政の目標、方針及び目指す学校像がありました。秩父市教育行政の目標の中に、未来の秩父を担う人材育成と特色ある元気な学校づくりを推進するという目標がありました。昨年のを見ましても同様に記載をされていました。そこで、本年度新たに教育長として就任された前野教育長に伺います。

  教育長に就任される前に、県の研修担当として埼玉県の次世代を担う人材の育成に携わっていたと認識をしていますが、埼玉県と秩父市では大きな違いがあると思いますが、今まで培われたものが秩父市の教育目標に生かしていただければよいと考えます。未来の秩父を担う人材育成としてどのような事業を行っていくのか、今後の意気込みを伺います。

  次に、3番目として、定住自立圏構想について伺います。3月議会においても質問をさせていただきましたが、4町が昨年12月議会において環境基本計画を策定され、圏域での環境基本計画の策定を行っていると思いますが、現在の進捗状況及び今後の予定について伺います。

  次に、基本計画策定の中で森林活用をどのように位置づけていくかについて、2点伺います。

  1点目として、地元産木材の活用を1市4町で進めていく考えはあるかどうか、伺います。まず、6月の議会の福井議員の答弁を確認させていただきますが、公共建築物等における木材利用の方針の作成との答弁と認識をしていますが、公共建築物の木質化を行うことは非常によいことだと考えます。6月に秩父市として公共建築物等における木材利用に関する方針も出されていますが、もう一歩進めた形で、公共建築物にとどまらず、圏域全体で保有している森林の活用など、より多くの木材を活用するためには郡市内に広げていく必要があると考えますが、いかがでしょうか。また、これを基本計画の事業として位置づけるべきだと考えますが、いかがでしょうか。

  2つ目として、地元産木材の活用以外にどのような事業が考えられるか、伺います。環境基本計画の中で森林活用に取り組むとした場合に、搬出のための作業道路の整備、林業に関する人材育成などがありますが、そのほかにはどんな事業があると考えられるでしょうか。今後実施したい事業を短期的、中長期的に分けて教えていただきたいと思います。

  3として、秩父地域の森林事業を秩父の産業として確立していくことについて伺います。秩父地域は、織物やセメントで栄えてきた地域であります。昔は養蚕という資源を生かし、繊維関係に携わる人々もたくさんいました。セメントにおいても同様でした。現在、秩父市で雇用をふやすために企業誘致も努力されているようですが、やはり秩父の素材を生かした新しい産業を考えなくてはなりません。

  林野庁では、7月に森林・林業基本計画を策定し、これまでの方針を転換して、国産材の積極的活用を打ち出しています。6月議会にも、ときがわ町の話題がありました。地元産木材を利用し、地域の産業として確立していくことが大事なのではないでしょうか。今回の国の森林・林業基本計画に乗りおくれることなく、新たな事業として行っていくのがよいのではないでしょうか。林業の持続的かつ健全な発展を望むべきものではないでしょうか。

  そこで、先ほど落合議員からの質問により、市長答弁の中でかぶってしまう点が多々あるかと思うんですが、平成18年度につくられたものが今回変更されておりますんで、その中で、もし落合議員とダブらない部分で意見がございましたら、市長に伺えればというふうに思っております。先ほど6点の項目を挙げていただきましたが、そのほかにまだあるようでしたら、短目で結構ですんで、産業に対しての考え方を伺えればというふうに思っております。

  以上で壇上からの質問を終わります。



○議長(小櫃市郎議員) 4番、木村隆彦議員の市政に対する一般質問に対し、当局の答弁を求めます。

  地域整備部長。

    〔新井清久地域整備部長登壇〕



◎新井清久地域整備部長 1について順次お答えいたします。

  まず、市内在住の有資格者の人数でございますが、埼玉県より送られた平成22年度末の名簿では67人となっております。ちなみに、埼玉県全体では平成22年度末で5,583人と聞いております。

  次に、応急危険度判定士の役割でございますが、地震により被災した建築物について、その後の余震等による倒壊の危険性並びに建築物の部材等の落下、あるいは転倒の危険性をできる限り速やかに判定し、その結果に基づいて、恒久的復旧までの間における被災建築物の使用に当たっての危険性を情報提供することにより、被災後の人命にかかわる二次災害を防止することを目的とした被災市町村の災害対策の一環として行われる被災建築物応急危険度判定を行うことでございます。

  具体的な業務内容でございますが、初めに、応急危険度判定に関する有資格者が現地において建築物及び建築物の部分の外観または内観の調査可能な限られた範囲内で沈下や傾斜、または構造躯体の被害等を目視により調査いたします。その結果を判定基準に従って、危険、要注意、調査済みの3区分で判定します。最後に、判定結果の概要を所定の判定ステッカーに記載し、建築物の所有者や使用者、または所有者や使用者以外の第三者に知らしめるため、外部の見えやすいところに張り注意喚起をすることで、一物件の調査終了となるわけでございます。

  最後に、災害時の応急危険度判定士の利活用についてでございますが、災害時に登録されている市内の応急危険度判定士の利活用を円滑に行うためには、埼玉県被災建築物応急危険度判定要綱に従い体制整備をする必要がございます。具体的には、震前対策、これは地震が起こる前の対策としてでございますけども、判定の的確な実施を図るため、市町村被災建築物応急危険度判定要綱を定める必要がございます。それに基づき、市長は、地震により相当数の建築物が被災し、余震等により二次災害の発生のおそれがあると判断したときは直ちに判定の実施を決定し、判定実施本部の設置、その他必要な措置を講ずることとなります。このような体制整備を整えるほか、必要であれば建築関係団体等に対し協力の要請を行えるように、市内登録している応急危険度判定士などへの連絡体制などを整備する必要があるわけでございます。

  建築士会や消防団など地域との連携についてでございますが、地震の被害が大規模または広範囲にわたることにより、県や民間応急危険度判定士の派遣要請を行うような状況で応急危険度判定活動を行うこととなった場合は、現地での活動が安全に、また円滑に行えるよう配慮することは非常に重要なことと考えております。建築士会や消防団などにおいても独自に震災対策を行うものと考えますが、このような状況下において効率的に業務を行うために地域組織と相互連携を図りながら対応していける体制づくりを検討する必要があるものと考えます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 教育長。

    〔前野進一教育長登壇〕



◎前野進一教育長 2の(1)、中学校の部活動についてお答えいたします。

  まず、中学校における部活動の位置づけでございますが、これまで部活動については学習指導要領の中に明確な規定がございませんでした。しかし、今回の改訂で中学校学習指導要領の中に、「学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること」と明記されました。部活動については、これまでもその他の教育活動の一つとして進められてまいりましたが、今回の改訂により学習指導要領上の位置づけが明確になったわけであります。

  次に、選手登録についてお答えいたします。現在、本市の中学校におきましては部活動への全員加入を原則としておりますが、生徒の課外活動への希望の多様化に対応して、いわゆるクラブチームへの所属など、一定の理由がある場合には部活動に加入しないことも認めております。現在、本市の生徒が所属するクラブチームは、野球、サッカーでございます。

  各種目を統括する組織や団体では、生徒が同一種目のクラブチームと部活動の公式大会の両方に出場することを認めておりません。したがって、サッカーのクラブチームに所属する生徒が部活動としてサッカーの公式試合に出場することはできないということであります。これは、あくまでも公式大会の試合に出場できないということであり、所属して練習に参加することや他の種目への公式大会への出場は認められております。

  先ほど、どのようなクラブチームに入っている者がどのような部に入るのかというご質問があったわけでございますけども、例えばサッカークラブチームに入っていた選手は、そのままサッカー部に入る場合もございます。ただし、その場合には公式試合には出場できない。あと、公式試合に出たいというような意図がある場合には、走るほうを中心にして、陸上部に入りたいというような生徒が多いように感じております。

  次に、2の(2)、秩父市の教育についてお答えいたします。ご質問の秩父市教育行政の目標であります、未来の秩父を担う人材の育成と特色ある元気な学校づくりの推進についてでございますが、教育は人格の完成を目指すとともに、国家及び社会の形成者として心身ともに健康な国民の育成を期して行われるものであります。

  議員ご指摘のように、将来の秩父を担う人材の育成は極めて重要な目標であり、教育関係者の使命であると考えております。本市教育行政の目標を達成するために、児童生徒についての具体的な目標、「笑顔とあいさつ、思いやりと感動、志高き秩父大好き人間の育成」を掲げ、合い言葉として、その達成を目指して次の3点に重点を置き、本市の教育を進めているところであります。

  1点目は、学力の向上であります。ご案内のように国の小中学校指導要領には、すべての子どもに対して指導すべき内容が示されており、各学校の授業はその小中学校学習指導要領に基づいて行われております。それらを確実に身につけさせることで、児童生徒の持っている能力を伸ばし、学力を向上させたいと考えております。具体的に申し上げますと、基礎的、基本的な内容を児童生徒に確実に定着させ、それらを活用して十分考えさせ、判断、表現させて、わかった、できた、褒められたという体験を積ませて、学習への意欲を一層高めてまいりたいと考えております。その際、かけがえのない一人一人の児童生徒の個性を伸ばし、可能性を開花させることを重視したいと思います。得意教科等の取り組みにおいて、そのよさを認め、伸ばし、自信を持たせることによって個性を伸ばし、可能性を開花させるよう一層支援し、児童生徒一人一人がみずからの志を高められるよう教育を推進してまいる所存でございます。

  2点目は、豊かな心とたくましい体力をはぐくむ教育の推進であります。今日の社会では、規範意識の低下や人と人とのきずなが希薄化するなど、日本に昔からあったよさが次第に失われつつある状況にあります。そこで、児童生徒が日常生活の中で笑顔であいさつするなど、基本的な生活習慣を確立するとともに、公共の精神や社会性などの心をはぐくむ取り組みを重視する必要があると考えます。各学校では、道徳の時間や学校行事での体験活動を通して、協力や奉仕の精神、思いやりなどを学ぶとともに、感動を味わわせるなどして、豊かな人間性や社会性の育成に努めております。また、たくましい体力をはぐくむためには、体育や部活動などに積極的に取り組むことが必要であり、各学校が努力しているところであります。部活動における各スポーツ種目の活性化を図るとともに、秩父におきまして古来から盛んな、伝統ある武道につきましても力を入れていきたいと考えておるところでございます。このような取り組みを通して、生徒一人一人の自主的、意欲的に運動に親しむ資質や能力を育て、健康の基礎であります体力の向上を図ってまいる所存でございます。

  3点目は、秩父のよさを生かした教育の推進であります。秩父には美しい自然と数多くの豊かな文化、伝統芸能があります。秩父の財産とも言えますこうした自然や文化、伝統芸能を小中学校の総合的な学習の時間などの授業を活用して積極的に取り上げ、子どもたちに伝え、はぐくんでいきたいと考えております。また、そのような取り組みを通して、秩父の貴重な自然や文化、伝統芸能などの保全、伝承、学習等を重ねて、持続可能な体制にしていきたいと考えているところでございます。児童生徒は秩父のよさやすばらしさに数多く触れ、みずから体験、実感することにより、志の高い、秩父を愛する児童生徒を育ててまいりたいと存じます。

  以上のような教育諸活動を通して、学校、家庭、地域、関係機関等の連携とご協力をいただきながら、未来の秩父を担う人材の育成を図っていく所存でございます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 環境部長。

    〔関根 進環境部長登壇〕



◎関根進環境部長 大きい3の定住自立圏構想について、順次お答えいたします。

  最初に、(1)でございますが、このちちぶ環境基本計画は、秩父圏域の自然環境及び自然資源を保全活用するための基本方針として、定住自立圏構想の環境共生ビジョンに基づき、秩父地域の1市4町が協働で策定するものでございます。

  この計画を策定するため、去る8月17日には、市長及び各町長から推薦を受けた10人の委員と、外部からの専門家として、NPO法人環境ネットワーク埼玉の理事で埼玉県地球温暖化防止活動推進センターの事務局長である秋元智子さんを委員とする、ちちぶ環境基本計画策定委員会を設置し、策定会議をスタートさせました。

  策定のスケジュールは今年度と来年度の2か年を予定し、今年度は、住民ニーズを把握するため、無作為抽出によるアンケート調査などを行い、住民ニーズなどを把握してまいります。この結果をもとに、計画の基本事項、環境の現況をまとめ、また平成24年度には、望ましい環境像と基本目標、さらに圏域自治体の施策、環境配慮指針、重点的な取り組み等について計画としてまとめていく予定でございます。

  続きまして、(2)の地元産木材の活用を1市4町で進めていく考えはあるかということでございますが、環境基本計画とは別に、ことし8月に1市4町の担当者レベルの打ち合わせで、定住自立圏構想における森林の活用について検討していくこととなりました。

  内容といたしましては、秩父市でことし6月に策定した公共建築物における木材の利用の促進に関する方針の4町での作成、森林GISの整備と活用、(仮称)秩父地域森林活用ビジョンの策定、秩父産材のブランド化等を協働で進めていく予定でございます。

  次に、地元産木材の活用以外に考えられる事業でございますが、森林施業プランナー等を養成し、森林施業の計画立案や路網設計など、森林、林業に係る現場技術者の人材育成を進めてまいります。また、長期的には、秩父の急峻な地形を考慮すると林道の整備等が必要と考えられます。なお、平成18年に策定した市の環境基本計画では森林の保全が中心でありましたが、国による森林・林業再生プランが作成されたことにより、今後の策定におきましては森林の利活用が主になっていくものと考えております。

  次に、(3)でございますが、公共建築物における木材の利用の促進に関する方針により公共施設の木造化、木質化を進め、次第に民間住宅の木造化へ広げていくことを考えております。このことにより住宅関連の事業の推進が図られ、さらに森林GISの活用を進めることで森林の団地化や境界確認作業が容易になり、森林整備が推進されてまいります。このようにして、秩父地域の森林事業を秩父の産業として育成し、林業や住宅、建築産業等が確立されていくものと考えております。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 市長。

    〔久喜邦康市長登壇〕



◎久喜邦康市長 先ほど落合議員に対して森林に対する考え方、林業経営に対する考え方を申し上げました。私は、以前の議会でもお話ししましたが、林業は大きな産業となって、将来は秩父の主力産業になるんじゃないかなというふうにさえ期待をしており、それに向かって今全力を尽くしております。

  今ご答弁を部長のほうからしましたが、要するに出口をしっかり確保していこうと。利活用を進めようということでございます。それによりまして森林をよみがえらせるという、そういう方向に持っていくわけですが、具体的には間伐、植林、フォレスター、人材育成、機械化、先ほど答弁のとおりでございます。そのような形で進めていきたいと思いますが、私は実は、きのうの前か、雨の中、市役所のケヤキの下に行きました。大変な雨の中で傘差して。そこに碑があるのをご存じですか。「仁者は山を楽しむ」という、これは論語の言葉で、その前には「知者は水を楽しむ」という言葉が続くわけですが、まさしくこの言葉のとおりだというふうに思います。これは秩父宮妃殿下がご親筆、みずから揮毫して書いた言葉です。あれは、まさに秩父に対して秩父宮妃殿下のすばらしい宝物をいただいたというふうに思います。

  この意味というのは、もちろん議員もご存じだと思いますが、いろいろな欲に動かされず、心を穏やかにゆったりとした気持ちを持って、まさに山の気持ちを持ってこれから生きていってほしいという、秩父市民に対する、そういうふうな思いが、秩父宮からのそういう思いがあったわけですが、でもそれはやっぱりこの秩父にあの碑を置いたということは、やはりこれは秩父の人たちがこういうふうな自然、山、緑、こういうふうなものを大切にして、ここを利活用して、そしてそこに秩父の将来があるというふうに思っております。まさしく、その経営、産業という意味で、秩父宮は「仁者は山を楽しむ」、「仁者楽山」という言葉をそこの碑にうたったんだというふうに思います。その言葉を大切にし、何かいろいろ自分なりに迷ったときは、あの碑を見て、将来を描いていきたいというふうに思っております。ぜひ議員の皆様、そしてきょう傍聴の皆様も、秩父宮妃殿下の書をごらんいただきたいと存じます。すばらしい思いがよみがえってくると思います。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 4番、木村隆彦議員。



◆4番(木村隆彦議員) 4番、木村隆彦です。ご丁寧なご答弁をいただき、本当にありがとうございます。幾つか再質問をさせていただきます。

  まず、1つ目として、応急危険度判定士が一番最初にやることというのは何かというと、それは避難所の判定を行うというふうなことが調べていくうちにわかりました。応急危険度判定士の仕事というと、二次災害を防ぐだの何だのというのを考えますけれども、一番最初にやらなきゃならないのは避難所の判定であるというふうなことがわかったことが非常に勉強になったかなというふうに思っておりますが、現在秩父において標準判定機材というんですか、ステッカーとか、それからスケールとか、そういったものを準備されているのかどうか、伺いたいと思います。震災のときですと、停電だの何だのによって、コピー機が使えずに、地図等も印刷、コピーすることができなくなると思いますんで、そのための準備みたいなものがされているのかどうか、伺います。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  地域整備部長。

    〔新井清久地域整備部長登壇〕



◎新井清久地域整備部長 判定資機材の備蓄についてでございますが、当市においては、応急危険度判定士活動で最低限必要とされる腕章、判定調査表、判定ステッカー、下げ振り、クラックスケール、バインダーなどの基本的なものの準備はしてございますけれども、本格的な判定活動に耐えられる量の備蓄は現在されておりません。これらにつきましては、先ほど答弁いたしました体制整備にあわせて順次備蓄を進めてまいりたいと存じます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 4番、木村隆彦議員。



◆4番(木村隆彦議員) 4番、木村隆彦です。

  飯能市においては被災建築物応急危険度判定要綱というものができておりまして、震災に遭った場合に、まず指揮をとるのが、市長が指揮をとって、二次災害の余震の発生があったときに注意をするというふうなことでございます。こういった地震発生時における判定要綱というようなものが秩父市に現在あるのかどうか、伺わさせていただきます。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  地域整備部長。

    〔新井清久地域整備部長登壇〕



◎新井清久地域整備部長 そのような要綱は現在ございませんので、今後整備していく方針でございます。

  以上です。



○議長(小櫃市郎議員) 4番、木村隆彦議員。



◆4番(木村隆彦議員) 宮城県では、平成15年に宮城県北部の地震で被災をされました。それで、平成20年に宮城県建築士会が独自のマニュアルを作成を行いました。そのため、今回の大震災においても、そのマニュアルがあったために速やかな対応ができたというふうなことを聞いています。その中で発揮されたのが、災害時の連携協定が締結をされていたことであります。震災当時はガソリン不足により移動手段が困難なことでございました。まちが協議し、消防団との連携を図りながら、消防団の車を貸していただきました。判定チームに加えて、消防団2名、4名で移動を行いました。その結果、やはり地域勘があり、また住民とのつながりがある中で、そういった判定作業がスムーズにいったというふうなことが書かれておりました。このように埼玉県、建築士会、住民との連携協定を結ぶことについてはどのようにお考えか、伺います。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  地域整備部長。

    〔新井清久地域整備部長登壇〕



◎新井清久地域整備部長 建築士会との連携につきましても、やはり地震が起きてからでは、慌てて、思うような安定した作業はできないものと考えますので、地震前から整備していく必要があると考えます。今後整備を進めたいと思います。

  以上です。



○議長(小櫃市郎議員) 4番、木村隆彦議員。



◆4番(木村隆彦議員) 4番、木村でございます。次に、学校の部活動について伺わせていただきます。

  今後、少子化の影響により、やはり生徒数も減少してくると思います。それによって職員も減少する。そんな中で部活動をどのような形で運営していくのか。やはり競技によっては、それができない部活動も出てくるんではないかと思うんで、今後の部活動の方向性について伺います。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  教育長。

    〔前野進一教育長登壇〕



◎前野進一教育長 中学校の部活動において、クラブチームとの関係やら、少子化による運営の方向について、再質問にお答えをしたいと思います。

  現在中学校においては、少子化に伴う生徒数の減少が一段と進み、部活動の設置及び運営が大きな課題となっております。部活動は生徒の全員加入を原則としていることから、可能な限り生徒の希望を尊重して開設したいところであります。しかしながら、生徒数の減少により、また教員の定数が縮減し、顧問教員の確保が困難な状況になっております。また、クラブチームへ所属する生徒や少子化の影響等により、野球、サッカーなどの団体競技の場合は、試合に必要な最低人数の生徒数が集まらないという場合も出てまいります。また、種目によって体育館等の活動場所が重複することから、設置する種目が制限される場合もございます。各学校におきましては、このような状況を踏まえて、生徒ができる限り希望する部で生き生きと活動し、充実した中学校生活が送れるよう工夫、検討しているところでございます。

  今後も生徒の希望に沿って、教育委員会としては外部指導者を導入するとか、あるいは、これは近くの学校同士が連携しながら合同で部活動を実施していく、そういうような段階にはまだ至ってはおりませんけども、そういうようなことを検討しながら、部活動が適切に実施できるよう各学校指導してまいりたいと存じます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 4番、木村隆彦議員。



◆4番(木村隆彦議員) 木村でございます。

  中学生の年代というと、やはり部活動を行うことが大事ではないかなというふうに思っております。それがやはり思うような部活動がなかなかできないというのは、ちょっと寂しいかなというのが現状でございます。しようがない、今少子化によってできないというのは、仕方ないことなんではないかと思いますけれども、やはり子どもたちの思い出となるような部活動を行うことが非常にいいんではないかと思いますので、今後検討していただいて、よりよい方向に持っていっていただければありがたいというふうに思います。

  それから、定住自立圏の林業を継続的な産業にできればというふうなことなんですが、その中で1点だけ質問をさせていただきますが、機械化というふうな形で話をされておりますが、かなり高額な機械が必要なんではないかと思うんですが、それを市独自でとか、定住自立圏でとか、そういった意味も含めてどのようにお考えになっているか、伺います。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  環境部長。

    〔関根 進環境部長登壇〕



◎関根進環境部長 今のご質問なんですけども、林業振興の機械化のために、林業振興のために、高額ないろんな機械がありますけども、それを市で購入することはどうかということなんですけども、これにつきましては、林業振興、これからどういう方向で持っていくか、とりあえずは木材利用の方針をつくりまして、今後木材利用を促進していくわけなんですが、具体的に市として直接その機械購入をするとか、あるいは補助するとかということについて、現時点では考えていないんですけども、どのような形でできるのか、今後検討していきたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(小櫃市郎議員) 4番、木村隆彦議員。



◆4番(木村隆彦議員) いろいろと再質問に対してもご答弁いただき、本当にありがとうございました。

  以上で私の一般質問を終了させていただきます。どうもありがとうございました。



                                              





○議長(小櫃市郎議員) 14番、笠原宏平議員。

    〔14番 笠原宏平議員登壇〕



◆14番(笠原宏平議員) 14番、笠原宏平です。

  傍聴者の皆様には、日ごろから市政に関心を持っていただき、まことにありがとうございます。

  では、まず、昨日の防災訓練では、小雨の降る中、私の地元若御子町会では約250人もの参加者で行われ、市長にも来賓として花を咲かせていただき、ありがとうございました。

  今回の台風12号は、湿った空気を吹き込み、速度が遅いため各地に記録的豪雨をもたらし、多大な被害を残しました。被害に見舞われ、命を落とされた方々にはご冥福をお祈り申し上げます。

  四国に上陸した台風は、関東にも多くの被害を与えました。秩父市も45ミリの降水量となりましたが、秩父地域では幸いにして大きな被害はありませんでした。午前中、16番の江田議員がいろいろと言っておりましたが、3月11日を教訓に、総務部危機管理課の皆さんや各総合支所担当課の皆さんには、3日間泊まり込みで秩父地域を監視していただきました。荒川地域においては、危険箇所はおおむね把握していることから、土砂崩れ、水災害等にいち早く対処し、市民生活に支障を来すことがなくて済みました。本当にご苦労さまでした。

  また、3月11日に起きました東日本大震災につきましては、そろそろ6か月がたとうとしております。一日も早い復旧、復興と原発事故の収束を望むものであります。

  それでは、質問に移りたいと思います。1番目は、戸別合併処理浄化槽についての質問です。秩父市は、清流荒川の源流に位置しております。皆さんご承知のとおり、面積は埼玉県の15%を占めており、そのうち87%が森林で、埼玉県の40%の森林を占めております。各種イベント、講演会等でも秩父市は清流荒川の源流地として称賛され、下流のだれもがこの秩父の荒川からきれいな水をと願っていることと思います。秩父市では、よりよい方法で管理していると思いますが、合併処理浄化槽からの悪臭がひどいという苦情もよく聞かれます。処理が不十分な合併処理浄化槽から来た水は荒川河川に入り、下流へと流れていきます。そして、その水を下流の皆さんが使用することになるのです。我々秩父市民は源流を守る使命があると思います。

  近年では、森林を守るために農林振興センターや森林組合で整備が行われております。我々秩父市民として、家庭から出る雑排水には当然我々が配慮していかなければいけないと思っております。合併処理浄化槽の維持管理には、年に3回の民間会社が行う保守点検、年に1回の埼玉県浄化槽協会が行う法定検査があります。その都度、適正な点検、検査が行われているとは思いますが、悪臭が出てしまう浄化槽もあるようです。そこで、お尋ねします。

  秩父市管理の戸別合併処理浄化槽は、現在幾つありますか。また、保守点検の業者は何社あり、選定方法はどのように行っているのか、お尋ねいたします。

  2つ目の質問です。近年、地域ブランドとか、地域の特色を商品に使うなど、地域の個性を売り出している市町村が多くなっています。そんな中、各市町村で発行している排気量125?以下のバイクやミニカー、小型特殊自動車の登録ナンバーを自治体独自で作成して装着しているご当地ナンバー制度を取り入れているところが多くなっております。この9月1日から新座市では、イメージキャラクターのゾウキリンをデザインしたナンバープレートの交付が開始されました。秩父市では、この制度を導入することについてどのような考えを持っているか、質問いたします。

  3つ目は、公衆トイレについての質問です。最近、秩父市内に若者の観光客が目につくのは私だけではないと思います。テレビアニメの「あの花」の影響だと思います。なぜか人が多くなると、まち全体に活気に出てくるような気がします。

  先日、60代過ぎの夫婦の観光客が散策していたので、お話を聞いてみると、入間から来て、秩父がこんなによいところだったのかと感動しておりました。だれでも褒められたり喜ばれたりすると、一生懸命やろうという気持ちになるのは私だけではないと思います。たくさんの観光客の皆さんに喜ばれるまちづくりをしなければいけないなと思った次第です。

  私たちが観光に出かけて名所旧跡を訪ねたときには、必ずと言ってよいほどトイレに寄ります。そのとき、汚くて汚れたトイレでは、すばらしい観光地も思いは半減してしまいます。秩父も観光地なので、トイレはきれいに清掃されているか心配です。そこで、現在、秩父市内に公衆トイレが幾つあるのか、お聞きいたします。

  また、日々清掃管理はどのように行っているのか。建屋の維持管理はどのように行っているのかをお尋ねします。

  以上、3点です。再質問がある場合は質問席より行います。



○議長(小櫃市郎議員) 14番、笠原宏平議員の市政に対する一般質問に対し、当局の答弁を求めます。

  環境部長。

    〔関根 進環境部長登壇〕



◎関根進環境部長 1、合併浄化槽の点検、管理についてお答えをいたします。

  戸別合併処理浄化槽の市町村設置型といたしましては、旧大滝村が平成11年度から実施し、その後、平成13年度に旧吉田町、平成15年度に旧荒川村が実施をいたしました。旧秩父市は市町村設置型ではありませんでしたが、合併後の平成20年度から、旧秩父市分を含め、制度を一本化して現在に至っておりまして、本年9月1日現在の使用開始基数は1,119基で、その内訳は、秩父236基、吉田286基、荒川376基、大滝221基となっております。

  市町村設置型につきましては、保守点検及び法定検査を行政の側が保守点検業者及び社団法人埼玉県浄化槽協会に依頼することから、浄化槽の機能保全が図れ、公共水域の水質保全に資することから、よりすぐれた制度とされております。埼玉県内では、秩父市、小鹿野町、ときがわ町、鳩山町、東秩父村の5市町村で実施しておりまして、埼玉県では市町村設置型を行う自治体をふやすべく、本年度から研究会を立ち上げたり、県として補助制度を充実するなどして積極的に推進しております。当市におきましても研究会への参加要請があり、既に3回の研究会が開催され、職員の派遣を行い、先進自治体としての事例発表を行ったり、問い合わせ等に対応するなど、先導的な役割を果たしております。

  次に、保守点検業者数と選定方法でございますが、市内を秩父、吉田、大滝、荒川の4地区に分けまして、各地区1業者と契約を行っております。

  また、業者の選定方法でございますが、前年度末に次年度の見積もりを地区ごとに12社から徴して決定しております。

  なお、選定方法や地区の区分方法などについて、今後とも引き続き検証し、改善できるものは積極的に改善していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

  続きまして、3、公衆トイレの管理についてお答えいたします。現在、市で設置し維持管理している公衆トイレは、市内111か所でございます。公衆トイレについては、その所在地を管轄する本庁または各総合支所が管理責任を有することとし、それぞれが管理委託契約も行っておりますが、一般的な公共施設同様に、町会や法人、企業等の管理委託先に関係なく、最終的な管理責任は本庁の担当部局または各総合支所が負うものでございます。

  公衆トイレの維持管理については、美観の向上や良好な環境衛生の維持及び建物の保全に努めることを目的として、その清掃業務を本庁管内35か所、吉田支所3か所、大滝支所15か所、荒川支所11か所の計64か所については、秩父市シルバー人材センターに委託しております。また、本庁15か所、吉田支所18か所、大滝支所8か所、荒川支所6か所の計47か所については、設置状況や使用状況、清掃報酬等、それぞれのトイレ仕様にあわせて、町会や自治団体等に管理委託をしております。

  清掃業務については、契約に基づき、公衆トイレ本体の清掃はもとより、敷地内のごみ処理、花壇や植え込み等の除草作業、天井や軒下の清掃等、多岐にわたる業務に従事していただいているところでございます。

  各公衆トイレで発生した器具の不良や故障、損傷については、職員による定期的な巡回で発見することもございますが、そのほとんどは清掃業務従事者や利用者からの連絡や通報が一番多くなっております。こうした場合の迅速な対応策として、公衆トイレ内には緊急連絡先等の看板を設置してあり、発見者が市本庁の担当課、または所管する総合支所に通報できる連絡体制をとっております。連絡や通報を受けたときは、早急に現状を確認するとともに、軽微な故障等については、経費削減のため、職員みずからが修繕等をして対処しておりますが、それでも修繕が困難な場合は専門業者へ依頼して対応しているところでございます。

  いずれにいたしましても、市内の公衆トイレにつきましては、市民や観光客の皆様に快適に利用していただくため、施設ごとに明確かつ厳格な管理責任体制のもとで衛生面等のサービスの向上を目指し、日々の清掃、維持管理業務を行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(小櫃市郎議員) 財務部長。

    〔大沢賢治財務部長登壇〕



◎大沢賢治財務部長 2の原動機付自転車デザインナンバープレートについてお答えいたします。

  現在、秩父市で交付しておりますナンバープレートは、昭和60年の現総務省、旧自治省からの通達により、材質、寸法、色などの詳細な様式が示された日本工業規格におきましても標準的な規格として決められているものでございます。

  ご質問いただきましたオリジナルデザインのナンバープレートにつきましては、自治体のイメージアップ、また観光振興等を図る目的から、近年、その導入を図る自治体がふえてきているところでございます。秩父市では平成20年度に検討した経緯がございますが、対象が原動機付自転車であるため、秩父地域での利用が大半であると推察され、またイニシャルコストの面等、費用対効果を勘案し、その導入が見送られ、今日に至っております。しかしながら、今後、政策的な面でその導入が市にとりまして有効であると認められる場合には改めて検討したいと考えております。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 14番、笠原宏平議員。



◆14番(笠原宏平議員) それぞれご丁寧な答弁をありがとうございました。

  最初に、合併浄化槽のことについてなんですが、今現在、いろいろな人に聞きますと、その点検方法が、安かろう、悪かろうというようなイメージを持っている市民が多いという話を聞いております。やはり、先ほど説明をしたように、秩父は荒川源流の源でありますので、ぜひともきれいな水を下流に流していただきたく、皆さんに努力していただきたいと思います。これにはやはり入札方法においても、最低基準を設けたりするのはどうかと私は考えるところでございますが、その点に関して答弁があればひとつお願いします。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  環境部長。

    〔関根 進環境部長登壇〕



◎関根進環境部長 先ほど地区別に契約の金額、見積もりをとって決定しているというふうにお話ししたんですけども、今、議員がお話ししましたように地区別のばらつきも若干ありますので、これについては検討していきたいというふうに思っております。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 14番、笠原宏平議員。



◆14番(笠原宏平議員) ありがとうございます。検討してくれるということなので、環境部長の言葉を信じて、よりよい、きれいな水をぜひお願いします。

  それから、観光トイレ、公衆トイレの件なんですが、実は私が見たところ、場所はちょっと言えないんですが、屋根に落ち葉がたくさん落ちていまして、1メートルほどの草が生えていたんですね。このような状態で長く置いておくと、やはり屋根が腐ったりして建屋がもろくなってしまうんではないかと思います。そういうところで管理体制を聞いたわけなんですが、ぜひともそういうのを発見して、早く直すというような対応を考えていただきたいと思います。

  また、市民の声なんですが、秩父の道の駅のトイレがありますけれども、そこで利用者が、トイレはきれいになっているんですが、非常に臭いという苦情が聞こえてきました。この臭い原因をちょっと追求していただきまして改善してもらえればと思うんですが、答弁の方は産業観光部長でしょうか。よろしくお願いします。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  産業観光部長。

    〔松?重男産業観光部長登壇〕



◎松?重男産業観光部長 ただいま道の駅ちちぶのトイレが臭いという話があるということでございまして、ご質問いただきました道の駅の問題ですが、道の駅につきましては年間49万人の観光客の方、あるいは市民の方がご利用いただいているという状況でございまして、利用頻度につきましては非常に多くなっているということで、トイレ臭がこもってしまうことがあると私も伺っているところでございます。

  その対策といたしまして、消臭芳香剤等、男子が3か所、それから女子2か所、現在設置をしておるところでございます。また、清掃につきましては、毎月行っておりまして、月1回は床面の清掃、便器の内側まで、トイレ全体の清掃も行っておるところでございます。今後、トイレ臭の除去を図るためには換気扇をつける、設置等につきまして、これは管理運営を委託しております有限会社ちちぶ観光機構と協議をするとともに、今後につきましても快適に清潔に利用できるよう協議してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(小櫃市郎議員) 14番、笠原宏平議員。



◆14番(笠原宏平議員) ぜひ秩父のイメージアップのためにも、きれいなトイレ、臭くないトイレをぜひよろしくお願いします。

  最後に、ナンバープレートなんですが、今、秩父市がユネスコの世界遺産に登録しているところでございます。このナンバープレートに屋台の格好をつけてもらいまして、ユネスコの世界無形文化遺産を盛り上げる、市民全体で盛り上げるというのもいいんじゃないかと思います。先日、50?に乗っている若い衆に何人か話をしたんですが、ぜひ屋台のナンバーができたならつけてみたいという話も聞いております。動く広告塔としても非常によい効果が上がるんじゃないかと思います。ぜひとも検討のほうよろしくお願いしまして、最後にこのナンバープレートのことに対して市長に答弁をお願いします。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  市長。

    〔久喜邦康市長登壇〕



◎久喜邦康市長 議員からナンバープレートをということで、私も今議会に当たりまして、ちょっといろいろな市の状況はどうかと調べてみました。いろいろな市でナンバープレートをそれぞれ出しているようなところがありまして、それぞれ魅力のある、これは鬼太郎ですよね、調布市。鬼太郎が載っているナンバープレートですね。これ有名なんですが、御殿場の富士山ですね。そういういろいろなご当地ナンバープレートがございます。これは来年、議員ご指摘のとおりユネスコ文化遺産ということを目指しておりますので、それが確定し、またそのときの一つの大きな事業としてこういう事業が組めればというふうに思っておりますので、きょう、今回議員から貴重なご意見をいただきましたので、よく検討いたしまして、またご報告させていただきます。



○議長(小櫃市郎議員) 14番、笠原宏平議員。



◆14番(笠原宏平議員) 14番、笠原です。

  これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(小櫃市郎議員) 暫時休憩いたします。



    休憩 午後 3時28分



    再開 午後 3時45分





○議長(小櫃市郎議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

  市政に対する一般質問を続行いたします。



                                              





○議長(小櫃市郎議員) 26番、荒船功議員。

    〔26番 荒船 功議員登壇〕



◆26番(荒船功議員) 26番、市民クラブの荒船功です。

  傍聴者の皆さんには、最後までおつき合いいただきまして、ありがとうございます。もう少しで終わりますので、よろしくお願いします。

  ことしも昨年に引き続きまして暑い夏でした。加えて、福島の発電所の事故により電力不足が懸念されて、各自治体、企業、一般家庭は節電に努めたところでございます。また、ゴーヤ、アサガオで緑のカーテンをつくり、節電に一助した家庭も多く見受けられました。秩父市も15%の節電を目標に取り組みを実施しました。市長が掲げる環境立市秩父にふさわしく、本庁舎を初め各支所等、ゴーヤ、アサガオの緑のカーテンがつくられ、節電に大いに役立ち、市立病院の黒字化と同様、市長のリーダーシップはすごいなと思っていましたが、節電目標はクリアできなかったようであります。また、58万8,000円投資した緑のカーテンを市長はどのように評価するのでしょうか。以上申し上げまして、一般質問に入らせていただきます。

  1、市庁舎、市民会館の建て替えについて。市民クラブは、市庁舎、市民会館建て替えについては、今後秩父市の発展を左右する大きな課題と位置づけ、市民クラブの方向性を明確にして、市民の皆さんにご意見を拝聴することとなり、会合を重ねまして、平成18年度に実施した市役所、市民会館の耐震診断結果から今日までの経緯と市民クラブの基本的な見解をA3の1枚の紙にまとめ、資料としまして8月19日に伝承館ホールで市民対話集会を開催いたしました。当日会場には、約100名の市民の参加がありまして、建て替えについて、旧秩父セメントの跡地の利用、秩父市の将来の人口と財政、地元木材の活用等々意見が出され、これからもこうした集会を持ってほしいという声もありましたし、また市民の中からは、本当にあの施設はもう使えないのでしょうかという声も多く聞かれました。

  そういう中で、市民クラブとしては、会員から拝聴した意見等をもとにしまして、1、市民会館は秩父駅周辺の整備、国道140号陸橋の平面化と立体化、合併特例債を活用して旧秩父セメント第一工場跡地へ建設するのが望ましい。2、市庁舎は現在地へ建て替えが望ましい。規模については、各総合支所等を有効活用して、できる限りコンパクトな低階層の建物となるよう十分検討が必要である。以上、市民クラブとしての基本的な見解を申し述べたところでございます。

  市としての市長の発言は、ふるさと学習センターの建設を延期または中止して市庁舎建設を優先したいとの発言があり、市民会館を含めたコンパクトな建物ということで、市庁舎の規模については具体的な提案は聞いていませんが、3月31日の議会からの議会事務局を吉田支所に移転する等、3項目の申し入れ書の回答の中に、市庁舎建設の際は議会棟を初めとする市議会機能すべてを新たな庁舎の中へ復元するという文書回答がありました。市としての基本的な考え方についてお尋ねをいたします。

  2、市民クラブ政策提言の進捗状況について。(1)、行財政改革の推進。市民クラブは、23年度の予算編成について、昨年11月9日に政策提言を行いました。その政策提言の中で、行財政改革の項目、1、チャレンジ80プランの推進、2、事務的経費の削減と民間委託の導入、3、投資的財源の確保、4、補助金の見直しについてどのように取り組んでいるかをお伺いいたしたいと思います。

  (2)、定住自立圏構想について、協定締結にできない項目の解消について質問を予定していましたが、議案に対する質疑の中で、秩父まるごとジオパークの推進、横瀬町との協定についてでありましたけれども、答弁はそこで行われましたので、結構でございます。町長と仲よしの市長がだめでは、無理をして協定することも必要ないというふうに思っております。この項目を除いて、20項目めとして、職員の政策形成能力と人材育成の項目が加わりまして、関係する皆さんの努力に敬意をあらわしまして、次の質問に移らせていただきます。

  3、放射性物質の調査について。3月11日の東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故で、多くの住民が避難生活を余儀なくされています。この事故による放射能汚染は、福島県内だけではなく、広い範囲に広がっており、農業、畜産、漁業関係者は大きな打撃を受けております。8月11日の朝日新聞の特集記事によると、放射性物質の流れのシミュレーションによると、埼玉県には3月20日の気流に乗って流れてきた形跡がうかがえます。

  質問としては、(1)、下水道焼却汚泥、(2)、農作物について、その調査について質問をしていたのですけれども、議会初日に市長のあいさつの中で、下水道の脱水ケーキが562ベクレル、焼却灰からは1万3,940ベクレルと、どちらも基準を上回るという話が出され、施設内に保管されており、埼玉県からの指導待ちの状態だという話を伺いました。また、先日の議会に対する質疑の中で、脱水ケーキについては、1回500ベクレルを下回ったけれども、あと2回基準を下回れば、セメント工場で受け入れが可能になるという話でした。ただし、焼却灰と違い、脱水ケーキは水分を多く含んでおり、重量がかさむので、補正をお願いしたという説明がありました。その後、8月31日に、この件に関しまして、10万ベクレル以下であればセメントで固めるなどの処理をすれば埋め立てが可能であるとの政府の方針が示されたとテレビ報道がありましたけれども、事実なのか。市の今後の対応について質問したいと思っております。

  それから、農産物調査についてなんですけども、先日、私のうちへも、米を生産しているものですから、米生産農家に市内の検査結果で基準内にあることが確認されてから出荷をしたり食べるように通知が参りました。既に検査方針によると、収穫前の予備調査と収穫後の本調査により、予備調査で1キログラム200ベクレルを超えた市町村については、本調査で地点を増していくというふうなことが言われております。既に早場米地域の場所では検査があり、安全が確認されているようでございます。秩父地域では、例年9月20日ごろから刈り取りが始まります。刈り取って即乾燥機にかけて精米出荷する地域もあります。秩父はいつごろ、どの地域の米を検査するのか、お伺いをしたいと思っております。

  また、他の農作物の検査について、どんな品目で放射性物質の検査が行われてきたのか、質問をいたします。

  以上で壇上での質問を終わります。



○議長(小櫃市郎議員) 26番、荒船功議員の市政に対する一般質問に対し、当局の答弁を求めます。

  財務部長。

    〔大沢賢治財務部長登壇〕



◎大沢賢治財務部長 初めに、1、市庁舎、市民会館の建て替えについてお答えいたします。

  ご案内のとおり老朽化した市役所本庁舎及び市民会館の耐震対策につきましては、東日本大震災の発生を受けて、市の最優先課題の一つとして位置づけて取り組んでおります。

  まず、市としての取り組みですが、本年6月1日、市長を本部長とする市役所本庁舎等建設推進本部を立ち上げました。また、下部組織として担当課長会議を設け、窓口、インフラ、管理、出先機関、市民会館機能の5つのグループに分かれて議論を重ねているところでございます。東京都福生市、立川市、青梅市や新潟県妙高市など先進地の視察を行ったほか、市役所として求められる機能、行政サービスの向上、インフラ整備状況など、耐震対策に必要となる基礎的な事項について、既に延べ10回の会議を行い、市としての考え方をまとめているところでございます。

  次に、市民会議の状況について経過の説明を申し上げます。秩父市役所本庁舎等建設市民会議は、市が進めている市役所本庁舎及び市民会館の耐震化、老朽化対策等について、広く市民のご意見を求めるために設置した会議でございます。市民公募委員5人と各種団体からの代表者20人、識見を有する方5人の合計30人の委員で構成され、7月27日を皮切りに、既に3回の市民会議を開催いたしました。8月23日には、市議会の市役所本庁舎及び市民会館建替え調査特別委員会の皆様との懇談会も行われ、大変有意義な意見交換になったものと認識しております。

  市民会議におきましては、両施設の現況を視察した上で、建物の状況、耐震補強と建て替えの比較、財政計画等の資料をもとに、まずは補強するのか、建て替えるのか、耐震方法に関する検討が行われています。次回の市民会議においては、耐震方法について方向性が決定される予定です。市民会議の全般的な傾向として、耐震補強を行うよりも建て替えるほうがよいという意見が多くなっています。また、建て替える場合には、コンパクト化、低コスト化に努めるべきだという意見が多いという印象を持っております。

  このほか、震災による建物の被害状況を調査すべきであるというご意見もいただいておりまして、被害調査の必要性について改めて協議し、実施するかどうか、検討してまいりたいと考えているところでございます。

  今後、市民会議において建て替えの意向が決定された場合には、建設位置、施設の規模や機能など、さらに議論を深めていただく予定でございますが、本庁舎及び市民会館のあるべき姿について、11月初旬には提言書を取りまとめ、市長に報告をしていただく予定となっております。

  なお、市民会議の議事要旨や主要なテーマについては、市報やホームページに適宜紹介するとともに、市長と語る会などを通じて、市民の皆様に対して十分に周知、説明していきたいと考えております。

  市といたしましては、市民会議からの提言、議会の特別委員会における検討結果等を踏まえた上で、年内を目標に基本方針を決定したいと考えております。大事業となりますので、50年後の秩父市の未来に責任の持てる対応をしてまいりたいと存じます。引き続き皆様のご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。

  次に、大きな2の(1)について、政策提言項目ごとに順次お答え申し上げます。

  まず、チャレンジ80プランの推進ですが、計画期間の初年度であります平成19年度からの経常収支比率の推移を見てみますと、平成19年度が85.8%、20年度が87.8%、21年度が85.4%、そして22年度が81.0%となっています。平成19年度と比較して、20年度は悪化しておりますが、その後、21年度、22年度と改善されてきています。22年度は、経常一般財源収入である普通交付税の増額や、臨時財政対策債の大幅な増額など、外的な要因により改善された部分もありますが、職員の努力の成果も大きいと認識しております。しかし、引き続き経費削減には取り組んでまいりたいと考えております。

  次に、事務的経費の削減と民間委託の導入でございますが、まず昨年度まで当市で実施していました行政評価では、その基本事業と財務会計システムの予算事業を一致させ、行政評価の結果を予算に反映しやすくしておりました。これにより不要な事務的経費などの削減を図る努力をしておりましたが、本年度は、より細かい部分の経費削減が図れるように、この制度を改善したところでございます。

  また、民間委託につきましては、民間でできることは民間でという方針に基づき、指定管理者制度の導入など、これまでも取り組みを実施してまいりました。今後は、単に民間に業務を委託するだけでなく、秩父市経営方針、久喜プランにございますように、市民と行政の協働によるまちづくりの基本姿勢に基づき、公民連携の視点から、民間事業者やNPO、市民等と協働して進めるべき事業はないか、そしてそれは実現可能かなど研究してまいりたいと考えております。

  また、投資的財源の確保につきましては、昨年12月定例会でも答弁いたしましたが、土地や建物等について、未利用で貸し付けや売却できるなど有効活用できるものについては、その活用を進めております。さらに、本年度の予算編成方針では、新たな施策を導入する場合、それに見合った財源を確保するルール、いわゆるペイアズユーゴー原則を基本方針とし、財源確保に全庁的に取り組んでいるところでございます。

  最後に、補助金の見直しでございますが、現在、平成22年1月に策定いたしました秩父市補助金等健全化に関する要綱に基づいて予算査定を行い、見直しを図っております。平成23年度予算における、この要綱に基づく削減効果額は約8,000万円以上と見込んでおります。今後も行財政改革の推進に積極的に取り組んでまいりますが、本年度は現行のチャレンジ80プランの計画期間終了の年でもあり、新たな秩父市財政健全化計画の策定に向け、現在準備を進めているところでございます。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 環境部長。

    〔関根 進環境部長登壇〕



◎関根進環境部長 3の(1)についてお答えさせていただきます。

  去る3月11日、東日本大震災が発生したことに伴い、東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故の影響により、多くの自治体の下水処理場の下水汚泥等から放射性物質が検出されたことがマスコミ等で報じられたことはご案内のとおりでございます。

  下水道センターにおきましても、5月19日に放射性物質検査用サンプルを採取以来、今までに5回ほど分析を行い、その結果は随時秩父市のホームページに公表しているところでございます。

  焼却灰につきましては、放射性セシウム134と137の合計値が、当初5月19日採取分では2万ベクレル毎キログラム以上ありましたが、8月16日のサンプルでは、6,880ベクレル毎キログラムまで、徐々に低下してきております。

  6月16日、政府の原子力災害対策本部の放射性物質を含む汚泥処理の基準によりますと、8,000ベクレル毎キログラム以下は、跡地を住宅に利用しない場合は埋め立て可能としております。また、8,000ベクレル毎キログラムを超え10万ベクレル毎キログラム以下は、周辺住民の年間放射線量を10マイクロシーベルト以下に抑えた上で埋め立て可能としております。しかしながら、焼却灰の埋立処分場の確保は、委託可能な業者が極めて少なく、なかなか難しい状況にありますことから、処分につきましては、県や国の動向を見ながら対応してまいりたいと考えているところでございます。

  一方、太平洋セメント株式会社熊谷工場の下水汚泥等の受け入れ基準値について、8月25日受け入れ分から、放射性セシウム134と137の合計値が500ベクレル毎キログラム以下に緩和されました。下水汚泥脱水ケーキにつきましては、放射性セシウム134と137の合計値が、当初5月19日採取分は1,066ベクレル毎キログラムでありましたが、8月16日のサンプル分析では493ベクレル毎キログラムとなり、太平洋セメントの受け入れ基準値を下回りました。このまま下水汚泥の放射性物質の分析値が受け入れ基準値の500ベクレル毎キログラム以下を継続できれば、安定的に処分できる方向に向かっていくものと、祈るような気持ちで期待しているところでございます。

  これまでに発生した焼却灰の保管状況でございますが、現在、汚泥焼却施設建屋内に厳重に保管しております。8月30日現在、総重量は19.3トン、55袋でございまして、さらに最低50袋は保管可能と見込んでおります。また、下水道センターのある地元金室町会長様とは、適宜、焼却灰の保管状況や放射性セシウムの分析結果をご報告させていただくなど、少しでも安心していただけますように情報提供に努めさせていただいているところでございますが、さらに近隣の町会にも説明をしていく必要があると思っております。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 産業観光部長。

    〔松?重男産業観光部長登壇〕



◎松?重男産業観光部長 農作物の放射性物質の調査についてお答えを申し上げます。

  現在、放射能に関する問題につきましては、大変大きな社会問題となっているところでございます。私たちが安心、安全で生活をしていくためには、放射性物質に関する正しい知識と正確な情報の共有などが必要であります。特に放射能は目視できないため、さまざまな不安は募るばかりでございます。

  さて、米の放射性物質の調査でございますが、米は国民の主食であり、摂取量が多く、野菜等の他品目と比べ、生産戸数、生産量も極めて多いことに加え、長期保存が可能で、農家による直接販売等の多様な流通形態にあるため、より安全性に配慮する必要があるということで、国は、米を生産している全国の市町村に調査を義務づけ、安全性が確認された後でなければ出荷販売等ができないこととされております。

  そこで、当市におきましても、農家の皆様の一般的な刈り入れ時期までには調査結果が判明し、その後の農作業及び出荷等に支障が生ずることのないよう、市内で早生種を栽培している方にご協力をいただき、9月上旬に調査が行えるよう準備を進めているところでございます。

  次に、その他の農作物の放射性物質調査につきましてでございますが、埼玉県では県内を県南、県北東、県北西の3つのブロックに区分し、それぞれのブロックで生産団体と調整の上、毎週1回、調査を実施しております。8月25日現在で32品目356検体の調査が行われております。当市では現在まで、ブルーベリー、原木シイタケ、ナス、小麦、二条大麦の5品目6検体の調査を実施しており、すべて暫定基準値を下回っているところでございます。なお、今後、9月から10月にかけまして、枝豆、サツマイモ、ソバの調査を予定しているところでございます。

  今後も市といたしましては、農産物の生産地として、消費者に安心、安全な農産物を提供いただけるよう、県、農協、農家の皆様と十分連携を図りながら、農産物等の放射性物質の調査に協力をいただきたいと考えておりますので、ご了解いただきたいと思います。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 26番、荒船功議員。



◆26番(荒船功議員) 何点か質問したいと思います。

  まず、農産物の検査なのですけれども、先ほど9月上旬と言っていましたけども、9月、もう上旬なんですけども、この辺では20日ごろが本当は収穫で、すぐ食べられるようにして出荷できるんですよね。ですから、その辺のところは早目にやらないと、収穫後のものをやるのか、収穫前のものをやるのか、ちょっとその辺1点お聞きしたいと思います。

  それから、脱水ケーキのほうなんですけども、8月16日に493ベクレルという話がありましたけども、その後、今後、いつ検査。2回ほどやると言っていましたけども、いつ検査をやるのかということと、そうすると焼却灰については、県とか国の指示を待たないと、そこへ置きっ放しということなんでしょうか。

  この2点。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  産業観光部長。

    〔松?重男産業観光部長登壇〕



◎松?重男産業観光部長 米の検査の日でございますが、これにつきましては、明日、9月6日、予定をしているところでございます。収穫前の稲を調査するということでございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(小櫃市郎議員) 環境部長。

    〔関根 進環境部長登壇〕



◎関根進環境部長 脱水ケーキの調査の関係ですけれども、現在、大体2週間に1回程度、検査に出しておりまして、ちょっと日付、今確認できないんですけども、今、検査結果が正式なもの、来ておりません。

  それから、その汚泥というか、焼却灰の保管状況でございますけども、先ほど申しましたように建屋の中に保管してあるわけなんですが、国のほうの基準では、8,000ベクレルを下回っておれば埋立処分をしていいということなんですが、先ほど申しましたように業者が見つからないということで、今、建屋の中に保管しているんですが、これをどうするかということについては、全国的に恐らく同じような市町村多くあると思うんです。8,000ベクレルの状態で、これは埋立処分していいとは言っているんですが、業者が見つからない以上は、とりあえずはこういう形で置いて、あとは国のほうで基準を下げていただければ、セメントの原料として出せる可能性も出てくるんですが、現状ではそういうことでございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(小櫃市郎議員) 26番、荒船功議員。



◆26番(荒船功議員) あした検査をして、どのぐらい、その結果が出るまでにかかるのか、ちょっとその点お聞きしたいと思っております。

  それから、脱水ケーキの関係は他力本願的なところがあって、そういうふうなことでありますので、部長にすれば祈るような気持ちでおられるんだと思うんですけども、なるべくその範囲内におさまって、セメントのほうへ取引してもらえればいいなと。そのかわり値段が高くなるということは、この前ちょっとお聞きしたんで、その点についてはやむを得ないと思いますけども、その米の検査、どのぐらいその検査がかかるのか、1点お聞きしたいと思います。

  それから、行政改革のところで、チャレンジ80プランの推進で、21年度が85.4%から22年度、81.0%。非常に下がったんですけども、原因が何か。特にこれといった原因があるんでしょうか。先ほどちょっと話したけども、この主な原因というのはどんなことなのか、それだけなんですかね。

  その2点。



○議長(小櫃市郎議員) 当局の答弁を求めます。

  産業観光部長。

    〔松?重男産業観光部長登壇〕



◎松?重男産業観光部長 検査の結果でございますが、金曜日にはその結果が出るということでございまして、またその検査の結果についての掲載でございますが、埼玉県ホームページ等々に掲載をさせていただくということでございますので、ご了解いただきたいと思います。



○議長(小櫃市郎議員) 財務部長。

    〔大沢賢治財務部長登壇〕



◎大沢賢治財務部長 チャレンジ80プランの目標としております経常収支比率でございますけれども、22年度、81.0%まで下がりました。この経常収支比率につきましては、以前からもお話をしておりますけれども、収入が分母になります。経常的に出るお金が分子のほうになります。今回、先ほど答弁の中で大まかに申し上げましたのは、22年度、普通交付税が増額をしました。また、交付税の振りかえ分でございます臨時財政対策債、これも大幅にふえました。したがいまして、分母がかなり大きくなったという部分もございますが、私ども職員の努力と言っては何ですけれども、経常経費の縮減効果もあったということを申し上げたいわけでございますので、よろしくお願いいたします。

  以上でございます。



○議長(小櫃市郎議員) 26番、荒船功議員。



◆26番(荒船功議員) 職員の努力ということを言われましたけど、それは認めましょう。事実、それだけ下がっているんですから、それは非常に職員の努力を認めて、これからもまた、一層80に近い形でお願いできればなと思っていますので、頑張っていただきたいと思います。

  それから、1番の市庁舎、市民会館の建て替えについては、きょうの一般質問の中でも、木造化、木質化というような声が多く出まして、市長もその木質化、木造化ということでやる気になっているようでありますし、本庁舎は、午前中の答弁だったですか、よそへ、荒川のほうへ移る部署もありますし、大体分庁化が完成できてきたんじゃないかなと思っています。そうなりますと、多くの市民の意見は、本庁舎は木造にして、1階か2階建てのものでいいんではないかという意見が多いわけです。それで、木造のモデル的なものをつくって、全国から視察に来るようなものをつくっていただければ、本当に秩父市としても、何を言わなくても、それでもう秩父市の材木、秩父材を使ったそういったものでいいというふうに思っております。

  それから、市民会館については、やはり1,000人程度の規模のホールはぜひつくってもらいたいという意見があるわけです。それで、第一セメントの跡地があれだけあいておりまして、あそこを利用しない手はないなと思っています。合併特例債の関係もあるんでしょうけども、私はあそこを利用しない手はないなと。そうすれば、低層階で、あそこも十分使えるんじゃないかなと思っていますんで、ぜひそういったことも含めて、我々は議会のほうに委員会がありますけども、また委員会の中でも検討してまいりたいと思いますけども、市民会議の意見も尊重しなければならないというふうな立場にあろうかと思いますけども。私としては、木造の2階建ての木でつくった市庁舎であれば、全国から相当な人が視察に来られるというふうに思っております。セメント跡地も重要な場所でありますし、この前の質問でも計画を立ててというふうな話もありました。ぜひあそこの有効活用も含めて、この前は100年後と言っていましたけども、最近は50年後というふうなことを言っていますけども、いずれにしましても秩父にとりましては大きな課題でありますので、今後、我々も意見を申し上げますし、またいろんな意見を聞きながら、いいものを、あのときつくってよかったと言われるものをつくっていければいいなということを申し上げまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(小櫃市郎議員) 以上で本日の日程は終了いたしました。



                        ◇                     





△次会日程の報告



○議長(小櫃市郎議員) あす6日は午前10時から本会議を開き、本日に引き続き市政に対する一般質問を行います。



                        ◇                     





△散会



○議長(小櫃市郎議員) 本日はこれをもって散会いたします。

    散会 午後 4時20分