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埼玉県 川越市

平成16年度決算特別委員会 閉会中(第9日・11月17日)本文




2005.11.17 : 平成16年度決算特別委員会 閉会中(第9日・11月17日)本文


○議  題
 議案第七四号 平成十六年度川越市一般会計歳入歳出決算認定について

      【歳出第八款 土木費】

     (資料配布)

○質  疑
菊地委員 資料をいただいたので、もう少しお尋ねしておきたい。市内の道路の総延長が千五百キロメートルとある。たしかこのうちの半分以上が四メートル以下の道路ではなかったか。また例えば農用地のような所でもこのゆずりあい道路の対象となるのかどうか、お聞きしておきたい。


建設部参事 農道の所でもやっております。


建設管理課長 四メーター未満の道路は、川越市内に八百九十七キロほどあります。


菊地委員 八百九十七キロ全部を、この対象にしているのか。


建設管理課長 現状農業地の道路の、集落と集落を結ぶ区間で、例えば通学路とか、通勤の車が通る所等、ゆずりあい道路の設置を希望される所があります。


菊地委員 そうなるとこれは川越市の交通政策に関係するようなことではないか。私はこれは、市の計画が進んで道路が拡幅するまでの間、市民に不便をかけないための、臨時的なものだと思っていた。四メートル未満を対象にするとなると、これは大事業ではないか。


建設部長 ゆずりあい道路は、道路整備が進まない中、車両のすれ違いが非常に困難な道路が多いことから、それを解消するために取り組んできた事業です。確かに川越市内にはかなりの道路延長があり、四メーター以下の道路も多くあります。これらの要望すべてに対応していくと、これからもかなりの事業量があると考えられます。ただ、当初かなりあった各自治会等からの要望が、今大体減ってきております。私ども今現在は要望に基づいてやっておりまして、年間何カ所かは実施しておりますし、今後もまだまだ引き続いて整備する場所が結構あると考えています。


菊地委員 これまでおやりになった百二十七カ所は、延長にするとどれぐらいか。


建設部参事 五・八キロです。


菊地委員 確かに幹線道路が混雑して、四メーター未満の所へどんどん車が入り込んで、トラブルを起こしている例は結構ある。これは市自体がきちんと調査をして、地元の要望があるかどうかを含めて、施策としてやるぐらいの仕事ではないか。この八百九十七キロメートルの路線の状況の掌握、ゆずりあい道路の必要性等についての確認はなさっているのか。


建設部参事 特に確認はしておりません。


菊地委員 その辺の調査がされないまま、とにかく苦情を受けて、やっているような感じで、政策が優先するのか、苦情が優先するのかというあたりが、どうも混乱しているような気がする。なんとなしに交通対策上、暫定的な感じで私は受けていたけれども、そうではなくてやはり政策としてちゃんと位置づけるならば、自治会長だけでなく、広く市民にもこの辺の周知を図った上でおやりになったらどうだろうかということを、このことについては指摘をしておきたい。
 続いて、河川の関係で、この年も中小河川の排水路整備に二億七千万、あるいは激甚対策事業として三億余使われた。川越の河川は、先ほどの四メートル以下の道路ぐらいの総延長があると認識しているが、間違いないか。


河川課長 そのとおりでして、八百四十一キロあります。


菊地委員 それに対して、十六年度はこんなふうな予算を使われた。中小河川の場合には、住宅地域の水路の整備を優先したとある。これは公害的な苦情の話、水害、雨水の関係等々、何を主な理由でやられたと理解したらいいか。


河川課長 住宅等が張りついてくることによって、下水道が整備されてない区域は、当然雑排水を受け入れる所が水路しかないということで、環境面も含めて、整備しております。


菊地委員 そうすると、各家庭の排水が出ることによって、それを緩和するためにやったという理解でいいか。


河川課長 そこに水路を整備しているわけですが、土のままの水路ですので当然流れが悪くなることがありまして、要望が多いわけですけれども、そういった所を整備しております。


菊地委員 途中でたまったりして流れが悪くなるのを改善しているという話のように聞いた。私は、川越のように水路とか河川が多い所で、何が重点なのかといったら、無論流れも大事だけれども、それ以上に、流量の対策が大事だと思っている。担当の皆さんは、そのことについてはどうお考えになっているか。


河川課長 流量ということになると、治水上の話でもあるのかと思いますけれども、当然水路の敷地幅がございますので、その中で最大限流せるようには、配慮はしております。


菊地委員 私は、ただ水を流すだけではなくて、もうひとつその工夫をしなくては、環境改善にはならないだろうと思っている。今片一方では、雨水対策、いろいろ水害が出るという話がある。雨をためて、それを徐々に水路なり河川に流すというやり方をやらないと、ただ単に流路を整備しても、結果的に市民の期待に沿えないのではないか。この辺の、雨水の生活の中への取り込みは、具体的にこういう所では何もされてないのか。


河川課長 雨水については、五百平方メートル以上の開発が伴う場合には、浸透貯留等の指導をしております。また上下水道局の方でも、そういった観点から、またヒートアイランドとか都市型水害等にも貢献できるという観点から、貯留方式あるいは浸透方式の指導あるいは補助によっての推進をしております。


菊地委員 昔はわき水で対応していた。それが切れて、今は家庭雑排水が流れてきて、河川の汚濁とか悪臭という話になっているんだと思う。これに対する対応策としては、やはり水量を、とにかくためておいて徐々に流す等しないと、基本的にはこの生活環境は生かされないのではないかという気がしてならん。そういう試みは、担当ではまだなさってないという理解でいいか。


河川課長 そのとおりです。


菊地委員 用水にしても河川にしても、昔と違う環境になってきた。その中で、流量なり水量の確保が、都市の場合にはどうしても必要だと思う。それは下水道部の仕事だからということではなくて、この辺は担当の人たちが力を合わせて、どうすれば川越のいい環境を伸ばしていけるかという視点で、この雨水対策と河川浄化を結びつけるやり方を、そろそろ考えてはどうかと思う。部長の見解を聞いておきたい。


建設部長 河川に水量が年々なくなってきているのは現実でございまして、以前はわき水等があって、それが水路に流れて、一年中水路に水があるという状況もあったんですが、近ごろは、田んぼが終わると、ほとんどの水路に水がなくなってしまい、ある程度の大きい河川でないと水がないという状況が、川越市に限らずほかの地区でも起きております。冬場になると、入間川においても水がなくなって、まるきりかれてしまったような状況もあります。
 そのような中で水量を確保していくというのは大変難しい問題ではないかと考えております。しかし確かに、人の気持ちを安らげる部分として、水というのは非常にそれなりの効果をもっていると考えておりまして、これは私ども建設部だけでできる問題ではありませんので、大きい問題としてとらえて、機会を見て市の中で検討するような提案をしていきたいと考えております。


菊地委員 大きい河川は、用水路を多く抱えていて、かつては農業用水として使われた。冬になると空にするというのは当然だったと思うけれども、今部長が言われたようなことも環境的には変わってきているので、ぜひ配慮をされたらどうか。
 それからもう一つ、大きな河川は、冬になってかれるのではなくて、夏にかれる。特に取水をされて、農業用水にとられたら、もう上流から流れてこなくなるし、蒸発していくのも多い。その辺について、関係する省庁に対する働きかけ、またお互いに流域を持っている市町村で協力しあうのは当然だが、準用河川なり用水については、市自体が対応策をしなくてはいかん。特に下水道の関係もあるし、農業関係との連携もあるだろう。片方では、減反政策で、雑草が繁茂してどうにもならんような農用地もある。そういう所を借地できるのかどうかは別として、その立地条件のある所については、そういう所を借り上げるか何かして、一時的に貯留をしていくようなこともできるのではないか。
 川越らしいまちづくりをするには、水をどう生かすかということを、市としても大事にしていったらいいのではないか。昔から、小川とか用水で子どもたちがいろいろ情操をはぐくんできたことからすると、その役割は決して小さくないと思う。川越は、古いまちであると同時に、農村部を多く持っている豊かな土地で、そういうものを後世にきちんと伝えていくためにも、この辺の対応策をすべきだと思う。助役の見解だけ最後にお聞きしておきたい。


細田助役 雨をためて流す方法、効率的な自然を活用する方法でございます。昔は、農業用のため池をそれぞれつくってありました。これは、わき水と、そして雨水を貯留して、農耕地へ水を送っておりました。それが井戸にかわって、雨水をためる方法でなくして、地下水をあげる方向へ変わってきておりまして、農耕するときに井戸水をくみ上げる。そして河川には、おっしゃるとおり水が流れなくなってきている。わき水もとまっている傾向がある。現在、宮沢湖、鎌北湖等の大きなため池は残っていますが、川越市内にたくさんあったため池はほとんどなくなってきている、そういう現状でございます。
 逆に今度は、お話にあったような雨をためる方法論、これはまさに有効活用と思うわけですし、先ほど指摘がありました休耕地を有効活用する、これは方法としては非常に必要欠かせざる方法論であろうと考えられ、県等と十分に協議をして、検討していく大きな課題と受けとめたわけでございますので、そのような検討協議をさせていただきたい、こう思っております。


菊地委員 続いて、都市計画関係の、特に区画整理のことをお聞きしておきたい。一つは霞ケ関の駅の話で、この年、八億八千万使われて、着々と整備が進んでいることは承知している。この霞ケ関の周辺整備については、総工事費用をどれぐらいと見積もっておられるのか。また土地買収、駅前工事あるいは駅舎工事におよそどれぐらいかかるのか。


鹿ノ戸まちづくり部参事 霞ケ関駅周辺については、総工費が三十三億と見積もっております。今現在三十億ぐらい出ています。駅舎の関係については十三億二千万、駅前広場とアクセス道路の総事業費が十九億です。


菊地委員 これはいつから始まった事業か。たしか担当が二名ほど置かれて発足したように記憶している。担当を配置されて、取り組まれたのはいつの時期か。


鹿ノ戸まちづくり部参事 平成四年に、霞ケ関周辺担当ということで二名つけました。


菊地委員 それから約十四年で、立派に事業が完成するような雲行きになっているし、市民は非常に期待をしている。
 これと比較して、私は高階の区画整理が気になって仕方がない。たしか私が議員になったときからこの取り組みがされていて、この年も千七百万でさまざまなことをやられたことになっている。これはいつから始まった事業だったか。


高階土地区画整理事務所長 高階の区画整理は、昭和四十二年に都市計画決定されている事業です。


菊地委員 職員等を配置されて、事務所として発足したのはいつごろか。


高階土地区画整理事務所長 現在の事務所に配置されているのは、平成四年と聞いています。


菊地委員 その前から、これは取り組まれていたと認識している。この年の取り組みとしては、研究会、検討会をやったというふうになっているが、これは見込みを今現在どういうふうにつけているのか。


高階土地区画整理事務所長 検討会については十六年度、四回開催しています。これは二工区の四十三ヘクタールです。三工区の二十九ヘクタールについては、議会開催月を除いた月に毎月開催をして、合意形成に努めております。


菊地委員 今そういう努力をされていることはわかったけれども、見通しとしてはどうなのか。これまでにもう事業決定から四十年近くたっている。これはいつごろ終わるか見通しがついているのかを聞いている。


高階土地区画整理事務所長 現在高階においては、相続あるいは開発等で農地がどんどん減少している状況です。現在、二工区、三工区合わせて、二千名ほど地権者がおります。二工区の方には都市計画道路が入っておりますけれども、三工区については寺尾大仙波線が一本で、三工区の駅前路線を整備しようという方向で今のところは考えておりますが、だんだん建て詰まりがあって、ときがたてばたつほど難しくなると考えております。


菊地委員 多分現場を預かっていてそれなりに苦労していると思うし、あんまり見通しのない中でやるのはつらいことだと思う。逆にいったら、少なくとも四十年近い事業を抱えて、将来的な展望もなかなかつかないとなると、やり方自身を変えないと仕方がないのではないか。もう駅前なら駅前広場あるいは道路をつくるというふうにして、区画整理をやるという話はかなり無理だというふうに思うけれども、部長はどうお考えか。


まちづくり部長 この地区については確かに、長年の全然できなかったという経緯がありますが、ここで一昨年より、ちょっと手法を変えて、現道を利用した区画整理をしようと。現在、それで進められるかどうか、埼玉県と警察等と協議中です。というのは、ここに都市計画法五十三条の網がかぶされておりますので、これをはずしたいという考えもあります。はずすことによってあそこはよくなるんですが、ただ今まで建築をされてきた方たちには、二階建ての規制で指導してきた経緯がありますので、簡単にまたこれをはずすこともできない問題もあります。また国からは、一度かけた網をはずすことはまかりならぬと、現在もそのような指導を受けています。ですからあそこをはずすには、何らかの整備をしなくてははずれないということですし、まして過小宅地であの辺は百平米に満たない宅地も大分あります。そういう方たちは区画整理すると清算金という形でもらうようになります。そういう犠牲も余りかけないような形でなんとか整備していきたいと、今いろいろと調査しているところです。


菊地委員 地権者が二千人からおられるあの土地をなかなか予定どおり運ぶのは大変な話で、見通しがつけばいいけれども、つかない話になるのであれば、方向転換も場合によってはあり得るぐらいのことで、住民の合意が得られている所から事業が進んでいくように、これからはやらないといかんのではないか。私は地域の事情をよくわからんけれども、余りにも長いスパンでこの事業がやられて、しかも今現在明るい話になることさえ危惧されるような状況では、区画整理そのものだって、今の時代になって、いいのかどうか。この辺は市も思い切った気持ちで取り組んで、整理するなら整理する、縮小するなら縮小する、あるいは見直しをするなら見直しをするという形で、ぜひやってほしい。多分地元の議員もおられるはずだし、それぞれ苦慮されてはいると思うけれども、四十年前に通用したやり方が今の時期に合うかどうかということも踏まえて、英断をする準備をすべきだというふうに申し上げておきたい。
     (休  憩)

     (再  開)
     (傍聴希望者一人の傍聴を許可した)
     (休  憩)
     (傍聴人一人出席)
     (再  開)
     (質疑終結)
     (休  憩)

     (再  開)

      【歳出第十一款 災害復旧費】

○提案理由の説明(収入役)

○質  疑  な  し
     (質疑終結)
     (休  憩)

     (再  開)

      【歳出第九款 消防費】

○提案理由の説明(収入役)

○質  疑


片野委員 「主要な施策の成果」の中で、備蓄品の充実を図ったと書かれている。川越市約三十三万人の人口がいるけれども、どのぐらいの期間、今川越市で備蓄している食糧で賄えるのか。


防災課長 基本的には、大きな災害が発生してから三日間を考えております。最初の一日目は市民個人が用意していただく。二日目については市役所、三日目については県という形で、川越市が現在備蓄している数は、一日分、三食で、乾パンとアルファ米についてはおおよそ十八万食そろえております。


片野委員 これは、ほかの市町村も平均的にこういった備蓄をしているという認識でいいか。


防災課長 他市の備蓄の考え方はすべて一定ではないと考えますが、川越市では、現在の地域防災計画を策定したときに、阪神淡路大震災の被災率を考え、現在の備蓄をしております。住民に対しての被災率一七%、川越市の人口に直して六万人弱、これの三倍で十八万食となり、実際に地域防災計画ではこの辺の数字が記されております。


片野委員 備蓄食糧の関係で、アレルギーを持っている方に対する対策については、川越市はどのように考えているのか。


防災課長 アレルギーに関する品目がかなり多く、小麦粉、牛乳等もアレルギーの起こる材料と言われております。乾パン等も入っておりますので、そういったことにすべて対応し切れてないところはあると思います。


片野委員 今後の備蓄は、アレルギー対応も考えていくという考えはあるのか。


防災課長 アルファ米の中にも、これはまぜ御飯の形になっていてシイタケ等の具材が入っており、個々の細かいアレルギー疾患のすべてに対応するような形ではないんですが、時代の流れとしてはそのような要望があることは認識しております。


片野委員 最近特に、アレルギーをお持ちの方が多くなってきているので、ぜひできるところから、そういう面で備蓄の整備をお願いしたい。


菊地委員 川越市の防災対策は、神戸の地震以来見直しをされたわけだけれども、直下型の地震等が起きた場合にどう対応するかというのは、きちんとした防災計画としてできているのか。


防災課長 川越市地域防災計画では、地震災害、風水害、その他の災害と、大きくは地震災害と風水害という形になっています。現在の地域防災計画の中では、地震対応として、震度四をカウントすると、防災行政無線も自動的に音声が流れる、あるいは職員は自動参集するという形の対応ができております。


菊地委員 例えば小学校、中学校は、地震に対応して、建物の診断をされている。川越の建物、例えば昭和四十七年完成のこの庁舎は、そういう診断はされているのか。


防災担当理事 この庁舎は四十七年に建設され、新耐震であります昭和五十六年の建築基準法の改正には対応しておりません。診断も、一部はしておりますが、その診断結果に基づいた改修は行っておらない状況です。


菊地委員 庁舎以外の施設で、五十六年以前の建物については、全部診断をしたり、あるいは対策を立てているのか。


防災担当理事 小・中学校については、診断を行って、逐次地震の対策を行っていますが、その他については、診断をやっている所と、そうでない所があります。一部やっておりますが、全部それについて診断の結果を生かしているという施設ばかりではございません。今、具体的には、建築課の方で対応はしております。


菊地委員 小・中学校は、多分避難場所の指定をしている所もあるし、児童・生徒の安全ということで、先駆けてやっていることは承知している。市内の公共施設についても、それに準じてやらないといけないのではないか。それに関してはこの防災課が担当するという認識でいいのか。あるいはそれぞれの出先が対応するのか。


防災課長 施設の関係については、それぞれの所管の方で対応していただく形になると考えています。


菊地委員 そうなると、認識の違いで、ばらばらな対応になるだろうと思う。防災の担当が、市内の建物についてはきちんと報告を受けて、その対策を進めないと、いざ何かのときに駆けつけたけどそこは安全でなかったという話ではぐあいが悪い。防災計画の中でぜひ、見直しを含めて、取り組んでいただくよう、要望しておく。


小林委員 確認しておきたい。この庁舎は、どのぐらいの震度に耐えるのか。


防災課長 最近の地震の状況、また昨年発生した中越地震の状況から見ると、一般住宅でも震度四から五ぐらいまでは耐えられるのではないかと考えられております。この市庁舎については、鉄筋コンクリートですから、はっきり数字がなくて確定した考え方は申し上げられませんが、震度五弱ぐらいまでは、特に問題ないと考えております。それ以上の大きい地震、マグニチュードで申しまして地震の震度が六の後半とか七ぐらいになると、多分庁舎の中の書類関係がずたずたになったり、あるいはライフラインもおかしくなるということで、震度幾つになったらだめという判断はちょっと考えづらいんですが、おおむね震度五弱、六までいかなければなんとか持ちこたえられるのではないかと考えております。


小林委員 万が一のときは、ここに災害対策本部が設置される。庁舎がつぶれたら、災害対策本部はどこへ行くのか。


防災課長 市庁舎は、本庁と、分室あるいは東庁舎があります。本庁舎が仮に使用できない状況になった場合には、そういった所で対応したいと考えています。


小林委員 災害がないことをもちろん望んでいるが、いつ、どこでというようなことで、備えを十分にしていただきたい。
 もう一つ、職員の非常招集訓練は、期日を指定して行った数字と理解していいか。


防災課長 非常招集訓練を、本年一月に行いました。これは毎年行っている訓練ではないんですが、内情を申し上げると、やはり所管の部長にはそれなりに連絡しておきました。それ以下は、各部の判断に任せました。あらかじめ全員に連絡をするということはしておりません。


小林委員 休日、夜間、早朝といった場合に、職員の招集率はどのぐらいと考えられるのか。


防災担当理事 昨年起きた中越地震で、小千谷市では、偶然当日、土曜日の午後に市の幹部が集まる会議があって、そのそばにいたために、ほとんどの幹部職員が集まることができた、一般職員については、被災をした方を除いて、その参集率が非常に高かった、半数以上の職員がその日のうちに参集できたと言っておりました。また十年前に起きた阪神淡路の神戸市の場合は、当日は二割の職員の参集率ということを聞いております。川越市の場合はどうかというと、そう広域に住んでいる方ばかりではありませんので、小千谷市の状況に近いのかなという判断をしております。


小林委員 例えば平日の昼間にもし災害が起きた場合の、来庁者への避難誘導についても、計画なり、ひな形はあるのか。


防災担当理事 先日もこの庁舎の自衛消防訓練を行いました。その役割分担は既に決めてありまして、それぞれ安全な場所に誘導するように、職員の配置は決めてあります。


小林委員 本当にないにこしたことはないけれども、起きたとき、来庁者また職員が人命を落とすことのないように、しっかりとしたものにしていただきたいし、そのための日ごろの訓練も大変重要だろうということを申し上げておきたい。
     (質疑終結)
     (休  憩)

     (再  開)

      【歳出第十款 教育費】

○提案理由の説明(収入役)

○質  疑


川口委員 まず教育費の構成比の、経年的な変化を教えてください。


教育総務課長 構成比の経年変化ですが、十二年度から十六年度の数字でお答えさせていただきます。平成十二年度一五・二二%、平成十三年度一七・八二%、十四年度一五・二〇%、十五年度一三・七七%、平成十六年度一四・三三%です。


川口委員 構成比については、昨年度よりは一%弱伸びているけれども、五年間を通して見るとだんだん減ってきている。市民一人当たりの教育費に関しては、どういう変化がありますか。


教育総務課長 五年間でお答えさせていただきます。市民一人当たりの教育費は、平成十二年度三万七千百四十円、平成十三年度四万四千五百八十四円、平成十四年度三万七千四百六十九円、平成十五年度三万四千七百四十九円、平成十六年度三万八千九百九十一円です。


川口委員 市民一人当たりの教育費に関しては、その年度の事業によっても大きく変わりますが、やはり減ってきているのかなと思います。平成十六年度の三万八千九百九十一円というのは、県内とか中核市でいうと、どういう水準にあるのか、お伺いします。


教育総務課長 市民一人当たりの教育費について、中核市、これは関東地方と、予算規模が川越市と同程度の、十三市の比較でお答えさせていただきます。十三市中二番目となっております。


川口委員 それは中核市の中でというとらえ方でいいでしょうか。


教育総務課長 全中核市ではありません。関東地方と、予算規模が同程度の、本市を含めた十三市です。


川口委員 予算規模が違うので簡単に比較にならないと思うんですが、全体三十七中核市と比べると、決して高いほうではないと思います。
 生徒一人当たり需用費はどうなっているのでしょうか。


教育総務課長 平成十六年度、学校管理費の中の需用費ということでお答えさせていただきます。小学校、児童一人当たりの額が、二万五千三百三十一円です。中学校が三万五千二百三十五円です。


川口委員 これは経年的に見ると高い数字となっているんでしょうか。


教育総務課長 十二年度からお答えさせていただきます。小学校が、十二年度二万八千七百五十八円、十三年度二万六千八百六十二円、十四年度二万七千三百七十九円、十五年度二万五千四百六十三円です。十二年度から比較すると三千円ほど下がっておりますが、前年度とほぼ同額です。中学校においても、十二年度三万九千四百十八円と高かったんですが、十四年度、十五年度、十六年度と三万五千円台で、ほぼ同じです。


川口委員 だんだん下がってきている主な理由はどこにあるんでしょうか。


教育総務課長 需用額等におきましての経費の節減と、効率的な運営ということではないかと理解しています。


川口委員 不用額ということで、需用費だけをとってみると一千万円近く残しています。先般議会でも問題になっていましたが、北小では大変な管理上の問題があるのではないか、こういう不用額があるのであれば、そういうところに当てていくという視点も必要ではないかと思いますが、こういった需用費の不用額に対しての考えを、お伺いします。


生涯学習部次長 需用費全体で考えますと、そういう御意見等も検討しなければならないのかなという考えはあります。しかし今回の霞北小の管理の関係は、所管の科目が若干違いまして、科目ごとのとらえ方をしますと、霞北小そのものは財務課の所管という形になっております。需用費として考えた場合には、そのような観点も考えていかなければいけないというふうには考えております。


川口委員 柔軟な対応ということでは、流用という考え方もあるとは思うんです。市民にとっては大変危険だということで、地元でまだ協議をしている段階であるならば、教育委員会として、不用額を余らせるのではなく、そういうところに流用して、安全管理をしっかりしていただきたいということを申し上げておきます。
 教育費全体の不用額がことしは三億八千万となっていますが、この不用額の経年的な変化をお伺いします。


教育総務課長 教育費全体の不用額について、五年間でお答えさせていただきます。平成十二年度五億四千三十三万五千六百五円、十三年度三億七千五百八十一万四千七百九円、十四年度六億四千三百二十七万七千二百二十三円、平成十五年度四億八千三百二十三万八千三百五十六円、平成十六年度三億八千七百八十九万九千四十五円です。


川口委員 こうした不用額というのは、予算の執行が一〇〇%順調に進まなかったというとらえ方もあるんですが、平成十六年度において三億八千万円余らせたことについては、今振り返ってみて、教育委員会としてどのようなとらえ方をしているか、お伺いします。


生涯学習部長 不用額については、当初予算取りをして、事業が計画どおり進まなかった部分と、創意工夫して節約等した部分、この二つがあるかと思います。これについては、どの額をもって不用額が多いととらえたらいいのか、非常に難しい面があるかと思いますが、予算の範囲の中で、緊急性を要するものに対しては執行していくという形で、不用額が出たのであれば、これは仕方がないというふうに考えるところです。


川口委員 予算がうまく執行できなかった部分について、改めて十六年度を振り返って、具体的な内容があったらお伺いします。


教育総務課長 不用額について、主なものを答えさせていただきます。社会教育費の一億三千四百六十一万五千六百五十円については、文化財保護費の委託料、これは調査を行う予定が、実施不能となったため、不用額となっております。保健体育費の九千七百六十九万二千八百三十三円については、給食センター管理費の賄材料費が、当初見込みよりも少なかったためです。また教育総務費の六千九百四十三万九千三百五十二円は、事務局費の臨時職員賃金が、当初見込みより少なかったためです。
     (休  憩)

     (再  開)


川口委員 先ほどの答弁の三番目、これは人件費が浮いたというとらえ方でよろしいでしょうか。


教育総務課長 事務局費の、臨時職員賃金が、当初見込みより少なかったということです。


川口委員 いずれにしても節約という部分には当たらないだろうと考えるんですが、給食の賄材料費などは、栄養価や質の高い食材を用いて、子どもたちに安全でおいしい給食を提供し、すべての子どもに豊かな学校給食を展開する教育行政としては、やはり内容をよくもう一度見直して、栄養士などから出ている要望等も考え合わせながら、進めていただきたいと要望しておきます。
 次に学校のトイレや雨漏りの修理・修繕の関係です。十六年度、どこまで進めることができたのか、またどういう内容の修理・修繕を行ったのか、お伺いします。


生涯学習部次長 学校等の要望に応じて、予算の範囲の中で、修繕を行ってきています。数をあげると大分ありますが、暖房設備の関係、インターホンの設置、トイレの修繕工事、室内の消火栓、浄化槽の関係等々の工事を行っています。ただ予算の範囲の中でやらせていただいている関係上、全部が全部要求の処理ができるということではありませんで、その中でとりあえず学校と協議をして、緊急性のあるものから順次やっております。


川口委員 箇所数と、執行額を、三年ぐらいわかれば聞きたいのですが。


生涯学習部次長 小学校の施設整備ということで答えさせていただきます。平成十二年度二億七千四百五十一万二千円、十三年度二億四千六百九十五万八千七百三十六円、十四年度二億四千七百四十五万九千四百七十二円、十五年度二億一千三百八十一万七千九百七十三円、十六年度一億八千三百五十三万六千八百五十円です。


川口委員 あわせて箇所数をお伺いします。


生涯学習部次長 十六年度について、学校名で申しますと、中央小学校、芳野小学校、新宿小学校、山田小学校、月越小学校、南古谷小学校、上戸小学校、福原小学校、川越西小学校、古谷小学校、牛子小学校、新宿小学校、川越小学校、古谷東小学校、霞南小学校、高階西小学校、古谷小、高階北小と、小学校三十三校ございますけれども、件数にしますと四十三件を実施しています。


川口委員 執行額が年々下がってきていますが、これは、修理・修繕が行き届いてきたととらえていいのか、もしくは財源がないために減ってきたもので、まだ要望的にはどれぐらいあるとか、現状をお聞かせください。


生涯学習部次長 今現在、来年度予算のための学校訪問を行っていますが、学校の状況は非常に厳しいと、さらに認識をさせていただいております。雨漏り、トイレの破損、ベランダがはげてきている等々、いろんな要求が学校から出ている中、どうして、支出金額が若干下がってきているという御質問ですが、私も要求に対してはそれなりに修理・修繕をやっていきたいんですが、限られた予算の範囲の中での修繕ということで、なかなかその辺が要求どおりいかないといったところが現状です。


川口委員 十六年度、各校長から上がってきた予算要望はどれぐらいあって、結果的にこれだけの予算づけがされたという、数字的なものをお伺いします。


生涯学習部次長 学校からの要望というよりも、私どもの方で、一つの学校に対する修繕ということで、割り振りというか、割り当て、そういった金額を出しています。それが大体四百二十万。前は五百万の予算がついていたという話を聞いております。それが減ってきているといった中での、財務課の中での修繕ということです。そのほかに、学校に割り当てということで、現在は二百六十万の修繕料を学校に渡している。そういった中での修繕なり工事をやるという状況です。


川口委員 現在では一校二百六十万という割り当ての範囲で、修理・修繕を進めていると伺ったんですが、今学校のトイレ、雨漏りなどの状況、どの程度進んできたのか、進捗率をお伺いします。


生涯学習部次長 各学校から、トイレの関係、ベランダの修繕等々、いろいろ修繕要望が出ておりますが、申しわけありませんが修繕の内容についての進捗率は統計としてとっておりませんで、その資料がありません。ただ、私も学校訪問をして内容等を見ますと、トイレの関係もそうですが、やはり非常に多いのが雨漏りの関係で、非常に多く要望が出ております。


川口委員 年数がたつにつれて、雨漏り、トイレというのは傷んでくる部分も多く、トイレの関係では、においが一番気になるということで、尿石の関係の問題も議会では出ていました。教育委員会としては、整備の基準、計画等をつくって、整備をされているのかどうか、お伺いします。


生涯学習部次長 一応予算上そういった学校等の状況を把握するために、各学校からまず修理の要望等を受けています。そして私ども学校訪問をして、その現状を把握し、その中で一番緊急度の高い所からやっていく形で、現在進めています。私もここで幾つか学校に行って、トイレに関しては大分改修が進んできている実態は拝見しています。ただどこの学校へ行っても、雨漏りだけは必ず出てくるといった現状です。予算の範囲の中で、次どこを進めるかというのは、一応課の中でイメージ的に計画を立てて、やっております。


川口委員 課の中でイメージ的に計画を立ててという、抽象的な表現があったんですが、以前からこうした雨漏りに関しては、子どもたちの学びの場としていかがなものかと、議会でも何度も指摘を受けたと思うのです。それなのにまだ雨漏りの工事は終わっていない。トイレの方も、尿石を取り除いたその年はよくても、二年、三年たつとまたにおいもしてくるということで、学校から要望も上がってきていると思うんです。順次緊急性の多い所から順序立てて進めていくんだ、また年度ごとにこういうふうに進めていくんだと、そういう答弁もあったわけですけれども、実際にそういった計画書なり年次計画を立てて、この施設の修理・修繕についてはこういうふうに進めていくんだという計画をもってやっていらっしゃるのかどうか、もう一度伺います。


生涯学習部次長 雨漏り等については、工事内容そのものが大分大きな工事になってしまい、先ほど申し上げた修繕の費用ではとても賄えません。そういった学校の修理については、現在やっています大規模改造工事もしくは耐震補強の工事に合わせながら、工事をやってきております。これに関しては、一応年度ごとに定めて、やってきています。ただ小さな修繕については、緊急を要するものから修理をさせていただいているという現状です。


川口委員 小規模工事は学校の方でやられていると思うんですが、大きい雨漏りの工事になると、放置されがちなのかなという印象を受けております。ぜひ計画を立てて、予算をとっていただき、順次進めていただきたいと思います。
 続いて、耐震補強と大規模改造の費用についてですが、これは予定どおり消化できたんでしょうか。


生涯学習部次長 まず耐震診断については、一応今年度予算どおり診断等が終わっております。この耐震診断については、計画的に進めておりまして、今年度小学校を二校をやり、十八年度三校をやることによって終わります。耐震補強の工事は、今年度、川越第一小学校耐震補強の工事を終わっております。中学校においては、十六年度に六校、耐震診断を終わっており、これについても、十八年度をもって、東中学校で一校残りますが、終了します。耐震補強の関係は、耐震補強と大規模改造工事の両方を兼ねて、霞ケ関東中学校をやっております。


川口委員 この問題については年度の予算を全部消化できたということで、耐震診断については十八年度、小・中ともに完了する予定で順調に進んでいるようです。やはり大規模改修の方、耐震補強とあわせて、平成三十年以降に終わる見込みという議会での答弁もありましたが、ぜひ予算を確保して、なるべく早く学校の大規模改修が終わるように努めていただきたいと思います。
 教育総務費の中の、障害児教育の中にあります研修会の実施なんですが、就学相談担当者研修会を三回と、LD・ADHD等指導法研修会三回を実施したとあります。この研修会には、職員全体の何割が参加したのでしょうか。


小谷野学校教育部参事 LD・ADHDの研修会については、一つの学校から一名ということで、五十五名が研修をしております。就学相談担当者研修会も、各学校から一名ずつ、研修に参加しております。


川口委員 全体で何割ぐらいの職員が、実際に研修会に参加したのでしょうか。


小谷野学校教育部参事 大体三%です。


川口委員 このADHDやLDのような学習障害を担当される教員数は把握されていますか。


小谷野学校教育部参事 何人というのは把握してないんですが、LD・ADHDが三十八名、今年度の段階で出ておりまして、一クラスに二人いることもありますので、三十八名よりは少ないというふうに把握しております。


川口委員 このLD・ADHDの関係で、先生や校長、教頭の知識の量によって、対応が全然違うと非常に憤慨されている父母の声を聞きました。また、そのように診断はされてないけれども、非常に学習障害に近い子どもがふえてきていると聞いています。その意味からも、教師全員にこうした研修を受けさせるべきではないかと思います。今一校に一名という枠を設けて、五十五名、三回実施したということですが、これについては教育委員会として今後どうしていくのか、人数的なものも含めて、ご意見をお伺いいたします。


学校教育部長 ご指摘のように、問題を抱えている、あるいは通常学級に在籍する障害があるであろう児童・生徒が、ふえております。それに伴う職員の研修体制ですが、中核市になって研修権が川越市に移譲されましたので、新たにADHD、LD等の研修会、平成十六年度は三回でしたが、今後これを拡大し、ご指摘のあった管理職や担任等による対応の違いをできるだけ少なくするように、今後とも研修等を充実してまいりたいと考えております。


川口委員 いつ、こういった生徒に直面するかもしれないので、今担任でない方々も含めて、すべての方がこういった研修会に出られるような配慮をしていただきたいと、申し添えておきます。
 続いて、小学校と中学校の学校図書の関係です。小学校三十三校全体の図書標準達成率が十六年度では五三・九%で、前年度より一・四%増、中学校でも四・一%増で、非常に蔵書の数がふえていることがうかがえるんですが、小学校、中学校の蔵書は一人当たり何冊になっているのかお伺いします。


伊藤学校教育部参事 小学校では一人当たり九・四冊、中学校では一人当たり十七・二冊になっています。


川口委員 小学校で、以前は一人平均十冊以上あったと認識しているんですが、これが減ってしまった理由はどういうところにあるんでしょうか。


伊藤学校教育部参事 蔵書については、古くなると廃棄等の処理を行います。十六年度、データベース化が小・中学校とも済みました。そのときに蔵書の点検も行い、廃棄等、現有されないものの処理をしまして、この蔵書の一人当たりの数が若干減っているという現状です。


川口委員 以前は小学校の達成率が六〇%近かったのが、現在は五三・九%、国の基準から見て半分ということなので、これをふやす努力が求められていると思います。まず、小・中学校の一人当たりの予算と、また平成十二年と比べてその金額はふえているのかどうかをお伺いします。


伊藤学校教育部参事 平成十六年度、小学校では一人当たり八百六十一円です。中学校では一人当たり二千二百六十六円です。これの増加の傾向ですが、申しわけありませんが十年度からの比較でよろしいでしょうか。十年度に比べて十一年度は十円の増加、十二年度が四十円の増加、十三年度は増加なし。十四年度から、小、中が別になりまして、小学校五十円の増加、十五年度小学校六円の増加、十六年度は小学校十二円の増加となっております。中学校については、十四年度七十円の増加、十五年度四百六十二円の増加、十六年度四十三円の増加という形で推移しています。
 なお図書の標準達成率の関係は、国の標準が学級数をもとに計算されておりますので、若干児童・生徒数によって一人当たりというのが変動してまいります。


川口委員 小学校と中学校で大変な開きがあることを認識しました。この一人当たりの予算は、貸出数と相対しているのか、それとも何か基準があるのか、伺います。


伊藤学校教育部参事 国の図書標準に基づいて、達成率を高めるために、各学校へ、具体的に申し上げますと小学校では二万六千円掛ける学級数、中学校では四万五千円掛ける学級数という形で、予算の割り振りをしております。なおこの予算については、地方交付税の方に算入されているその該当部分相当額の予算を、計上しています。より有効に活用できるような形で運営していきたいと思っております。


川口委員 ある学校の図書室を拝見したら、図書の数が非常に少なく、棚があいている状況を目にしました。子どもたちの読みたい本がなかなかないと。今、司書がいることによって、貸出数がふえていると伺っているんですが、子どもたちの読書数はふえているのでしょうか。


伊藤学校教育部参事 学校には司書教諭と、図書整理の非常勤を配置して、子どもたちが活用しやすいようにし、また司書教諭による読書指導を行っております。平成十四年度からは、小学校で小江戸読書マラソンという形の取り組みをしております。一人当たりの年間読書量ですが、小学校では十四年度が二十三・八冊、十五年度が三十二・一冊、十六年度が三十六・二冊という形で、ふえております。貸出数についても、十四年度が十一・〇、十五年度十四・三、十六年度が十七・一という形で増加しています。なお中学生については、貸し出しというよりも、情報センター的な機能、調べ学習等で活用している例が多いので、家へ持ち帰ってという数は、小学校と比べるとその十分の一ぐらいに減ってしまいます。


川口委員 これについては引き続き努力していただきたいと思います。
 公民館の施設整備の関係ですが、今公民館は中学校区に一つということで、整備されてない地域もあるわけなんですが、具体的に十六年度は公民館の整備をどのように進めたのか、お伺いしておきます。


有山生涯学習部参事 今生涯学習課で考えている所は三館ございます。名細地区の現名細公民館と下広谷南公民館を統合した名細統合公民館、野田中学校エリアの西公民館、霞ケ関西中学校エリアの霞西公民館ですが、具体的に検討等に入ったのは、名細地区統合公民館の建設推進だけです。


川口委員 十六年度の三月議会で市長は、西公民館と霞西公民館についても調査を進めていくという答弁をされたと思うんですが、この西公民館、霞西公民館についてはどのような調査が進められたのか、お伺いします。


有山生涯学習部参事 十六年度で申し上げますと、十二月二十一日に地元から、霞ケ関西公民館の建設に関する要望書が出ております。それらについて庁内で検討し、協議を重ねているところです。また西公民館については、平成十二年に一回要望が出まして、その後、議会等でも質問がありましたが、全体的な合意がされてないという形で、協議は見送っております。また平成十七年七月からは、第三地区支会の公共施設の建設についてということで、候補地等は示されていないんですが、公民館にかかわらず公共施設をつくっていただきたいという要望が出ております。


川口委員 合意形成というのは、土地とか、中身の導入等だと思うんですが、この合意形成がなかなか進んでいないのは、どういうところに問題があるのかお伺いしておきます。


有山生涯学習部参事 まず、建設候補地の具体的な案が示された場合に、そこが適地かどうか検討します。過去の例では、その建設候補地に含まれる道路または水路の関係で、何億円もかかってしまうみたいなこともありました。ですから地元の要望と、行政の効率的また計画的な公民館設置、その辺のすり合わせをしていかないと、地元に入って具体的に協議できないという形があります。その意味では、地元の要望の総意と、プラス行政側の、ここなら問題がないでしょうという形の合意が、なかなか難しいのかなというふうに、担当としては考えております。
     (休  憩)

     (再  開)


小林委員 いろいろな所管でいろいろな所に負担金を十六年度も支払っている。この負担金を出す根拠みたいなものはあるのか。


教育総務課長 法令または契約に基づいて、負担をしなければいけないという経緯で行います。


小林委員 契約というのは、どういうことなのか。


会計室長 負担金の内容ということで、一般的なことでもありますので、私の方から若干説明させていただきます。契約に基づく負担金がどういうものかというご質疑ですが、研修会等への参加申し込みについても、申し込みと承諾ということで、一般的には契約と解釈できると、こういうことです。


小林委員 例えば慣例あるいはおつき合いで払っているようなものはないか。毎年、額なりその負担するものについて、異動があったり、増減があったりしているのか。


有山生涯学習部参事 生涯学習課が所管している関係ですと、例えば埼玉県社会教育指導員連絡協議会の年会費、入間地区社会教育指導員連絡協議会の年会費は、一万二千円で固定です。また入間地区に、PTA、子ども会等々の団体がありますが、そこに総額で納めている入間地区社会教育協議会負担金については、人口と平等割がありますので、若干はずれがありますが、十六年度については六十一万三千百円を納めております。


小林委員 教育費の中の、目でいうと図書館費の中に、埼玉県冷凍設備保安協会負担金というのがある。教育委員会と冷凍設備保安協会と、どういうかかわりがあるのか。


中央図書館長 これについては、私どもの空調、これが一応高圧ガスを使っております関係で、冷凍設備保安協会という中に加盟して、この中で一応、保守とか、あるいは研修に参加させていただくというふうなことです。


小林委員 これに加入しないと、空調設備はうまくできないのか。例えばメンテナンスは、工事請負業者なり、維持管理業者が行っているのではないのか。いろいろなものに参加するときは、参加費を払えばいいわけで、負担金を払う必要がどこにあるのか。


中央図書館長 これについては、高圧ガス保安協会というのがありまして、それに関連するような形でその負担金を払っているというようなことで、安全性を確保するために、これに加入しているということです。


小林委員 この保安協会に払わないと、安全が守れないのか。業者にそのメンテナンスを委託することはできないのか。


中央図書館長 空調のメンテナンス関係については、委託費の中で、空調・給排水・環境衛生等業務委託という形で、毎日業者の方が常駐して、メンテナンスを図っています。そのほかにということで、加盟しています。


小林委員 業者に任せることはできないのか。


中央図書館長 設備のメンテナンスについては、その業者に任せてやっていけるということで、そのほかに、県全体で、協会がありまして、その中に加入して、より安全性を確保していくというようなことで、加入しているということです。


小林委員 だからこの協会に入らないと安全性は保てないのかとお尋ねしている。


中央図書館長 実質的には、その業務委託の方でやっていれば、安全性は確保できると考えています。


小林委員 慣例で入っているんだったら、やめたらどうか。財政がそんなに豊かでない折、こうやって見直す負担金はほかにも多々あるのではないか。前にも補助金や交付金に関して質疑をしたが、やはり負担金も、慣例で入っているようなものについては、ぜひ見直すべきだと思う。助役のお考えをお聞かせいただきたい。


井上助役 さきにたしか衛生費のときに、負担金についてご指摘を受けております。負担金に対しては精査する中で、慣例的なもの、あるいは発足当時は意味があったけれどももう意味が薄れているものについては、見直すべきだと考えております。そのメリット、意味づけを明確にした上での負担金の執行を行っていきたいと思います。なお十八年度予算については、財政の方できちんとその辺を、予算編成に当たり、審査するように指示をしたところですし、各部においても再度見直しをするよう指示を出したところです。


小林委員 職員の研修等への参加ということで負担金を払うのは結構だけれども、今までの慣例とか、また協会等については、見直しをするときが来ているのではないかと申し上げておきたい。
 次に、十六年度の新規事業、川越・地域子どもサポート推進事業の、内容と成果についてお尋ねしたい。


有山生涯学習部参事 今まで、学校教育と社会教育の連携が、社会教育サイドから言葉では盛んに言われ、また地域の中で子どもたちを見守り育てていこうという意識とか取り組みについてよく言われますが、十六年度、大東地区と霞ケ関北地区をモデル地区として、その辺の具体的な実施を図りました。中身については、三つの分野がありまして、一つは人材バンクの設置・活用です。大東地区では四十名の登録、霞ケ関北地区では五十四名の登録をいただきました。また全体の啓発的な意味も含めて、児童を通じて広報誌を出し、大東地区については夏から春にかけて、大東ネットを四回出しています。霞ケ関北地区については、九月号、四月号と、二回出しています。そして最後、イベントを行い、霞ケ関北地区については当日、東京国際大学の大学生のボランティアを含めて、児童・生徒等千五百人程度の参加をいただきました。その際、大東中学校を使っていますので、中学校の教員のほとんど全部の出席をいただきました。その中で、地域が子どもたちにさまざまな体験させる、また体験を通じて異年齢の子どもたち、地域のおじさん、おばさん、中学生との触れ合い、また大東地区では災害のときの備蓄の関係も含めて、焚き出し等も実施しました。特に大東地区では外でのゲームを多数行い、霞ケ関北地区については二時間半程度、大東地区については四時間程度、具体的に行いました。
 この中で、成果としてわれわれ感じているのは、学校教育と社会教育の職員の連携もそうですけれども、地域の人たちも学校の先生に向かってなぜ協力できないかみたいなことが当初あったんですが、イベント等を通じて、お互いの理解が深まったこと、また先生方についても、地域の方々にさまざまなお願いをしたり、協力態勢をとれば、子どもたちのためにいろいろなことをやってくれるんだなと、昔だったらごく当たり前のことが、今回の事業を通じてお互いに理解できたことが、事務局としては成果ではないかと考えております。


小林委員 成功したということだろうと思う。今後もこの事業を進めていくのかどうか、またこの地域をふやしていくのかどうか、お考えがあったらお聞かせいただきたい。


有山生涯学習部参事 今年度、南古谷地区と中央北地区が行っております。南古谷地区は、話を三月時点で持っていったとき、もう地域全体をあげて取り組もうという姿勢がはっきり見えておりました。本庁地区においては、やはり地域とのつながりが弱いため、その組織の立ち上げに時間がかかりましたが、いずれも今、情報、講演会、イベント等を実施しております。十八年度以降については、予算確保でき次第、地域でサポート委員会をつくっていただいて、余りお金をかけないで、学校、家庭、社会教育施設等が連携しながら、子どものサポートができるように取り組んでいきたいと考えております。


小林委員 ぜひ、いい事業ということであれば、推進していただきたい。
 次に、主要な施策の中に、学校評議員制度について、各学校の学校評議員会議で学校の教育目標及び教育活動の実施に関すること、児童・生徒の健全育成に関すること等々、地域に開かれた学校づくりに貢献できたとある。学校評議員会議は、それぞれの学校で、具体的にどのくらい開かれているのか。


学校教育部次長 各学校によって多少の差はありますが、三回開催を原則的な回数と考えています。


小林委員 地域に開かれた学校づくりに貢献できた、という文言は、教育委員会でこのように評価したのか。


学校教育部次長 各学校からも、それぞれの年間の開催状況等の報告をいただいており、おおむねこのような効果があったと、私どもも含めて、認識しています。


小林委員 市民からよく、評議員というのは何をやっているのかと聞かれる。地域に開かれた学校づくりに貢献したとあるけれども、何か教育委員会から出されている資料等で、年に何回か報告なりはされているのか。


学校教育部次長 開催状況等、私どもの方では把握していますが、それを教育委員会の外に向かって直接、まとめた形で広報ということはしておりません。各学校にあっては、学校単位の評議員会の内容、その審議の結果等について、学校だより等で地域に情報発信している場合はあるかと思いますが、全体として学校評議員会の内容等を私どもが公表しているという事実はありません。


小林委員 地域に開かれた学校づくりができたという文言でなく、もう少し具体的に、例えばこういう会議を開いて登校拒否の子どもがこういう形で減ったとか、いじめ問題についてどう取り組んだとか、出された意見なり内容を、学校だより、公民館だより等を通じて、支所ごとに発信していただけるとありがたい。もう少しご配慮いただけないか。


学校教育部次長 ただいま委員さんより貴重な御指摘をいただきました。学校評議員制度はそもそも、学校の教育活動について、外部の方、地域の方に評価していただくという部分に主なねらいがあったわけですが、昨今の社会情勢等考えたときに、今後は学校評議員会の内容等が地域の方に伝わるように、さらに工夫するよう各学校を指導してまいりたいと考えます。


小林委員 川越の学校評議員というのは、たしか県内でも一番最初だった。先進的に取り組んだ、その成果を期待する向きもあるので、ぜひ取り組んでいただきたいということを申し上げておきたい。
 次に、川越市中学生社会体験事業の実施。これも地域格差があって、例えば商店街とか自営業の方が多く住んでいる地区の中学校においては、結構体験窓口も広がる。ところがサラリーマン家庭の多い地区、あるいは農村地区となると、探すのに一苦労する。片っ端から電話して、おたくではどうでしょうとか、あるいは親まで一緒になっておたくで中学生を働かせてもらえませんかと。そんなことは労働基準法に云々という話になって、その趣旨を説明しても、じゃあ一筆書いてくれとか、保証人をと言われる。もう少しこれについては教育委員会で、斡旋窓口みたいなことをやっていただくと、親としては非常に助かる。その辺のお考えはいかがか。


伊藤学校教育部参事 中学生の社会体験事業は、一年生または二年生を対象に、全員が実施ということで、十六年度は七百六十五の事業所の協力を得て、二千六百七十五名が貴重な体験をさせていただきました。会社、工場、商店、官公署、学校、保育所等、いろんな事業所で受け入れていただきました。たしかに地域によって受け入れ態勢の格差もありますので、その辺は実施委員会等で調整を図ってまいりたいと思っております。貴重なご指摘をいただき、ありがとうございました。


小林委員 たしか三日間で、また中学生ができる体験といっても限られている。ラベルを張ったり、線を引いたり、在庫を数えたり、ビンを洗ったり、洗浄作業、そんなもんだ。となると、そういう軽作業を受け入れてくれる事業所、商店は限られてくる。ぜひ学校側とよく話をして、受入先については教育委員会の中でもお考えいただきたいというふうに申し上げておきたい。
 次に、中学校の体育館についてお尋ねしたい。体育館についての耐震補強なり検査等は、どのぐらい行われているのか。


生涯学習部次長 体育館については、川越市の場合、重層の体育館と個別の体育館が建設されております。重層体育館については、校舎の大規模改造等における耐震補強・診断と一緒にやることは可能なんですが、個別の体育館においては、今のところ耐震診断はしておりません。


小林委員 十六年度、建築後三十数年を経過し老朽化が著しい体育館施設の維持費の軽減及び文部科学省の基準面積を考慮して改築工事の設計業務委託を行った、とあるが、三十年を越えた個別体育館は、数的にはどのぐらいあるのか。


生涯学習部次長 今、川越の第一中学校という形で出させていただいているわけですが、旧市内で、富士見中学校、城南中学校、古い体育館でございます。
     (休  憩)

     (再  開)


生涯学習部次長 ただいま申し上げました体育館ですが、中学校は以上の三校です。小学校については、現在三十年以上はありません。新しくなっております。


小林委員 この中学校三校は、校舎とあわせて、早急に診断だけでもすべきではないか。


生涯学習部次長 来年度をもって校舎の方の診断が完了します。その後、また診断という形でやることは、さらに検討していきたいと思います。


小林委員 校舎が十八年度に終わるから、その後、今度は体育館をやっていくと。それ以前はやる予定がないということか。


生涯学習部次長 当初、緊急性をもちまして、とりあえず生徒が一年中授業を受けている場所、校舎を優先的に進めてきました。したがって当時、川越市の場合、個別の体育館については耐震診断補強等の予定がなかったという経緯があります。改めてここで、診断が来年度終わりますので、さらに体育館についてもやっていきたいということは、検討させていただきたいと思います。


小林委員 次に、学校開放委員という制度について伺いたい。この委員の一校ごとの人数、あるいは市全体で何人か、把握されているのか。


市民スポーツ課長 学校開放運営委員のことかと思いますが、各学校の代表、PTAの代表、さらには各団体の代表等で、おおむね五、六人で構成されているところが多かろうと思います。


小林委員 この方々にはお金が払われているのか。


市民スポーツ課長 この方々には支払われておりません。この中に管理指導員という方をお願いしておりまして、その方の日当という形で積算をした額が、委員会に支払われています。


小林委員 この委員会の委員は、具体的にどのような仕事をされるのか。


市民スポーツ課長 一番大きな仕事は、各団体の利用時間帯、あるいは利用日の調整です。


小林委員 例えば学校利用時の校門の開閉、体育館の開閉、かぎを持っているというような仕事もされているのか。


市民スポーツ課長 そのとおりです。その役目を担うのが、管理指導員です。


小林委員 近ごろ管理指導員が、学校を使う団体に前の日にかぎを預けてしまっている、報酬だけを得て指導員の仕事をしていないというようなことも聞く。そういうことは耳にしたことはないか。


市民スポーツ課長 ご指摘のような事態があるやに、若干は耳にしております。


小林委員 これは私も実際に見ているし、他の自治体でもそういう話を聞く。今、学校開放ということで、土曜日、日曜日に、体育館及び校庭を学校側も開放している。ここでもし何かあった場合にはだれが責任をとるんだということにもなりかねない。やはりそういう仕事こそ管理指導員の本来の仕事だと思うので、ぜひそこを徹底していただきたいということだけ申し上げておきたい。
 次に、小学校、中学校の、学校給食費事務の中にある扶助費、これはどういうものか。


生涯学習部次長 扶助費というのは、端的に言いますと、援助ということになります。一つには、社会保障制度の一環として、生活困窮者もしくは身体的な障害者に、その生活を維持するために補助を出していくという経費です。一般的に、生活保護法に基づく内容の中で、扶助費という形で支給しております。中には災害時の一時的な焚き出しも扶助費という形で支給していますし、またここでいう教育費の中の給食費を、扶助費という形で支出することもあります。


小林委員 そうすると生活困窮者の中で、給食費を支払うことができない方には、この扶助費の方から直接渡っているのか。


生涯学習部次長 そのとおりです。


小林委員 歳入の部分でお聞きしたけれども、学校給食費滞納者は、小、中合わせてどのぐらいいるか、もう一度お聞かせいただきたい。


田中学校教育部参事 滞納繰越金になったのは、十六年度百八十人ほどです。


小林委員 小学校、中学校別に、わかるか。


田中学校教育部参事 小学校百十五人、中学校六十五人です。


小林委員 給食費を払うことができない生活困窮者には、扶助費という形でお金が行ってるわけだから、川越市内には給食費が払えないというお宅はないんだろうと思う。にもかかわらず小・中学校合わせて百八十名の児童・生徒が払っていないということは、払わないととらえていいのかと思う。歳入の部分で、徴収にはもう少し努めていただきたいと申し上げてあるので、それ以上はあえて触れないけれども、ただ、給食費が払えないということはないんだということだけ、申し上げておきたいと思う。
 次に文化財の維持管理についてお尋ねしたい。聞くところによると、初雁公園にある本丸御殿がかなり老朽化して、雨漏りもひどいと伺っている。教育委員会としてどのように把握されているか。


博物館長 本丸御殿については私どもの方で運営をしておりますので、お答えいたします。これについては確かに、昭和四十二年に大幅修理をして、その後は修理をしてまいりませんでした。したがって今ご指摘のような状況が起きております。ついては、平成十七年度から、外部委員を含めた修繕についての委員会を設置して、修繕に向けての準備を進めております。


小林委員 かなり雨漏りがひどいと聞いている。これは早急に着手しないと、せっかくの文化財がなくなってしまうということも危惧されると思うけれども、いかがか。


博物館長 雨漏りは確かに、台風時などに何カ所か起きますが、通常の豪雨程度ですと、そういったことはほとんど認められておりません。しかし何せ幕末の建物で、木造建築ですからかなり腐朽も進んでおり、これを維持していくために、今後修繕をしていこうということは考えております。ただ、これは埼玉県文化財に指定されているため、県との連絡もとらなければなりません。今、この委員会にオブザーバーとして県の職員にも出席を願い、準備を進めているところです。


小林委員 県に、もう少し積極的に取り組むように、積極的に意見を申し上げたらどうか。


教育長 大変貴重な建物でありますので、今年度、この修繕に向けての検討委員会を立ち上げたところです。この中には専門家も入れて、相当詳しく今調査を進めているところです。このことについては県の方に、何らかの形で、強く要望をしていきたいと思っております。


小林委員 ぜひ、県の方にも強く言っていただきたい。さもないとあれだけの文化財がなくなってしまうことも考えられるので、ぜひお願いしたい。
 あわせて、この文化財保護課とまちづくりとのかかわりについて、お尋ねしておきたい。これは十六年度からはずれてしまうけれども、例えば一番街の町並みの伝建地区の修理保存をする場合に、青シートがかけられていたりして、外見上余りよくない。文化財というものを楯にこうでなくてはいけないという話を聞くようなこともある。その辺のところをもう少し、お互いに話を密にしていただいて、かかわりを深く持っていただきたいと思うが、いかがか。


清水生涯学習部参事 保存地区の中においては、まちづくりといろいろ、文化財の保存等について、連携を深めているところです。今後とも一層連絡を密にして取り組んでいこうと思います。


小林委員 景観と文化財というかかわりをもっと強く持っていただいて、補修中であったとしても、観光客がいるわけだから、余り惨めな姿を見せたくはない。できれば、ブルーシートでなくて透明シートとか、あるいは合板でうまく目隠しをするとか、景観に配慮した補修修復作業をぜひしていただきたいと思うが、その辺の配慮は可能か。


清水生涯学習部参事 非常に観光客も多くなり、その意味では文化財の修繕に伴うシート等の関係については十分配慮していきたいと思います。


小林委員 文化財の修理に当たっては、所有者、また都市景観あるいは蔵の会等のNPO団体等々と密に連絡をとって、補修中であっても景観に配慮した修復作業を進めていただきたいということを、あえて申し上げておきたい。
 もう一点、公民館費の不用額が十六年度二千五百九十一万円出ている。私もいろんな公民館に寄せていただくけれども、特に著しく目立つのが備品で、マイク、アンプ、暗幕、黒板、ホワイトボードといった細々とした備品が、まずそろってない。マイクスタンドも壊れていたり、この公民館にはこういう備品があるから借りてくるとか、暗幕も穴があいていて暗幕の役目をしない等々。どうにかしたらどうですかと言うと、中央公民館からお金がこれだけしか来ないから今年度は無理だ、来年予算要求して云々と。ああいう所でおはなしさせてもらうこともあるけれども、本当に声を壊してしまうぐらい、マイク一つにしても調子が悪い。利用者からも、もう少しどうにかならないかという話を聞く。年度末を待ってこれだけ不用額が出るんだったら、思い切って備品購入費にあてたらどうかと思うけれども、そういうことは考えられないのか。


中央公民館長 いまのお話は、公民館を預かる者として、非常にふだん苦慮しているところです。不用額の理由としても、光熱水費とか、耐震補強の関係、委託をしないで済んだということで起こっているわけで、予算の査定の段階ではすべて積み上げであげてございます。実際に十八館の公民館と分館で二十館、備品が総額でも非常に小さい金額です。要望としてはあげてあるわけなんですが、査定の段階で落ちてしまっているものもあります。担当課としてはなんとも申しわけない状況です。例えば調理室には白墨ではなくてホワイトボードがほしいというレベルの話もしている状況です。マイク等についても直しているとか、あるいはパソコンはとりあえず三カ所の使い回しでやっておりますし、暗幕についても、状況を見て、順次ひどい所から要望の中であげている状況でございます。


小林委員 光熱費等を軽減できてこの不用額が出たということで、これはその努力を評価するけれども、二千五百九十一万も不用額を出す前に、同じ公民館費の中だから、思い切って備品購入に回すと、もっと充実した公民館の運営管理ができるのではないか。不用額を出さないで、困っているところに当てていくという考え方はできないのか。


生涯学習部長 御指摘いただいた公民館の備品等については、非常に老朽化しているものが多く、既に修繕等繰り返して、苦慮して使っているところです。
 予算については、光熱費等の不用額が出ましても、それを教育委員会だけで勝手に備品のほうに流用はできないシステムになっております。財政等の中でそういう話をして、了解いただかないと、勝手にほかのものに使えないという状況があります。与えられた予算の中で、備品等壊れているのであれば、それらの中でどれが一番修繕しなければならないか、買わなければならないかをよく精査して、今後対応してまいりたいと考えます。


小林委員 私は勝手に使えとは言っていない。その中でうまく使い回しができないかということで、財政とよく話をしてみないとというお話だったけれども、せめて同じ目の中で、不用額を出すよりは、困っている公民館十七館あるわけだから、備品の方に回すぐらいの話を今後してみたらどうかというふうに思う。


生涯学習部長 おっしゃることはごもっともですので、それについてもよく検討させていただきたいと思います。

○散  会  午後二時四十七分