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埼玉県 川越市

平成16年度決算特別委員会 閉会中(第8日・11月16日)本文




2005.11.16 : 平成16年度決算特別委員会 閉会中(第8日・11月16日)本文


○議  題
 議案第七四号 平成十六年度川越市一般会計歳入歳出決算認定について

      【歳出第八款 土木費】

○提案理由の説明(収入役)

○質  疑
川口委員 まず、建設部関係ですが、決算資料の道路要望件数及び施工件数についてお伺いします。十六年度においては、残件数千四百八件、当年度の要望件数五百八十件、計千九百八十八件、そのうち施工件数が三百九十件で、十六年度の残件数は十五年度より百八十件多い千五百九十件ということですが、初めに、側溝整備も含めた生活道路の維持補修費について、過去五年間の推移をお伺いします。


建設部参事 申しわけありませんが、十五、十六年度の二年間についてお答え申し上げます。維持補修費、平成十五年度が五億九千四百八十万五千三百五十円、十六年度が七億一千五百七十九万五千六百二十九円です。


川口委員 それは側溝整備も含めた金額でしょうか。できれば十二、十三、十四年度についてもお答えをいただきたいと思います。
 先ほど申し上げた要望件数というのは、側溝整備、舗装整備を含めた維持補修に対する要望ではないかと理解しています。生活道路の全般的な整備に対する過去五年間の推移を教えてください。


建設部参事 それでは、ゆずりあい道路整備等も含めた金額でお答えいたします。平成十二年度が十八億一千七百四十五万四千六百二十四円、十三年度が十三億六千八百三十五万六百九十二円、十四年度が十一億六千八百十万五千七百二十三円、十五年度が十一億七千百六十一万八千六百五十円、そして十六年度が十二億七千三万八千五百五十九円です。


川口委員 施工件数で見ると、十六年度は十五年度の約半分ですが、この半分になってしまった主な理由をお聞かせください。


建設部参事 件数は約半分ですが、路線的に距離が長かったのではないかと判断しております。


川口委員 前年度と比べて路線距離はどのように推移しておりますか。


建設部参事 維持補修に関して、十五年度は一万六千六百六十メーター、十六年度は二万一千四百七メーターとなっております。


川口委員 出張所の管内別で見ると、どの地域からの要望が多いのでしょうか。できれば、出張所管内別の道路の要望件数について資料を要求したいと思います。
     (休  憩)

     (再  開)
     (資料要求)
     (休  憩)
     (資料配布)
     (再  開)


川口委員 いただいた資料を見ると、本庁、高階、大東、霞ケ関が要望件数、残件数とも多い。特に大東地域で言えば、住民から要望は出されていないが、例えば旧一六号沿い、豊田町、寿町のあたり、また大袋新田というのは、道幅も大変狭く傷んでいる道路が多い。そのため以前に議会で、こうした道路の整備について予算をふやして急いでほしいと要望をしましたが、この残件数を見ると十五年度よりふえてしまっているし、施工率も伸びていない。要望件数は今後ますますふえていくのではないかと思いますが、理事者はこの状況をどうとらえ、今後どういう対策が必要だと考えているのかお伺いします。


建設部長 予算的な話かと思います。土木費自体はそれほどパーセンテージ的に下がってはいませんが、土木費の中の建設部の当初予算で申し上げますと、平成十二年度をピークに予算は年々下がっている状況にあります。ただ一部、十六年度だけ上がった部分もありますが、全般的に平成十六年度は十二年度に比べかなりのマイナスになってきております。
 確かに道路整備に関していろいろな形で市民要望をいただいておりますが、予算が下がってきている中で事業を進めていかなければならないということについては、どこをどのような形で整備していくか、その位置づけに苦慮しているところです。いずれにしろ与えられた予算の中で、最大限整備効果が上がる形で今後考えていきたいと思っております。


川口委員 施工に当たっての優先順位については、どのような精査をされているのでしょうか。


建設部参事 予算がない中での優先順位については、まず危険な箇所、そして浸水や振動の激しい所を優先的にやっていくべきだと考えております。


川口委員 千五百九十四件の残件数ですが、一番古い方は何年ぐらい待っているんでしょうか。


建設部参事 精査しているわけではありませんが、七、八年の方もいらっしゃいます。それは地区によって、箇所数が多い場合には、今の状態ではなかなかできませんので、お叱りを受けることも最近は特に多くなっております。


川口委員 七、八年待っている地区というのは、危険ではないということですか。


建設部参事 特に危険な箇所は早めにやっておりますので、それほど危険ではないという判断です。


川口委員 豊田町には、台風のような大雨ではない、夕立程度の雨でも玄関先まで水が来るというお宅があります。四年ぐらい待っているということですが、生活するのに危険ではないが支障があるわけです。早く側溝の整備をしてほしいという要望も多く、優先順位の精査が不透明でわかりにくいという疑問を持っている方が多いのも事実です。待っている方に対して、担当者から事情を説明するなり、年次計画のようなものをつくるべきではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。


建設部参事 雨水の問題になりまますと、道路サイドだけでは対応しきれない面もあります。要望件数が多いことは重々承知しておりますので、困っている所からやっていくという考え方に基づいて、計画的に進めていかなければならないと考えております。


川口委員 ぜひ、年次計画を作成して進めていただくよう、要望しておきます。
 続いて、土木管理費の道路敷地寄附の関係ですが、この寄附というのはどのような基準を設けて川越市は進めているのでしょうか。


建設管理課長 川越市の道路敷地の寄附というのは、昭和六十二年に寄附要綱ができまして、寄附を受ける基準は三点ほどあります。まず、昭和五十二年十一月三十日までに道路位置指定を受けている道路に係る寄附をする場合。それから建築基準法第四十二条第一項第三号に該当する道路に係る寄附をする場合。そして地区計画が作成されている地区の計画に定められている道路に係る寄附をする場合、この三点になっております。


川口委員 新設道路が二件、道路後退で百五十六件ということですが、後退したあとの道路というのは、舗装をされている所とされてない所がありますが、どのような形で舗装を進めているのでしょうか。


建設部参事 中には雨水がたまってしまうような所もありまして、通行に危険を生ずるような場合は、路線的にできる所からやっていくという考え方です。


川口委員 後退部分には砂利を敷いたり、舗装までの間がまんしてもらっている所もあると思いますが、花を植えたり、置き石で道を狭めて車の通りをふさいでしまうというケースも見受けられます。そういう状況に対して市はどのように指導されているのでしょうか。


建設部参事 道路パトロールをしておりまして、わかった場合には地権者の方に指導をしております。


川口委員 本庁地区も大変道路が狭隘で、四メートルに満たない所も多い。後退はしているが、そこに花を植えたり、置き石をしているという相談もあります。パトロールをしているということですが、実際に是正された件数はどのぐらいありますか。


建設部参事 是正した件数はまとめておりませんが、地権者によってはこちらの言い分を全然聞いてくれない方もありますので、そういうことがないよう、強く指導をしていきたいと考えております。


川口委員 いざというとき、消防車が通れないような状況のまま、放置されている所もあるかと思います。近くに保育園があるような場合には、地域の住民の理解が大事だと思うし、生活している方も不安に思うので、後退部分の整備をぜひ早めていただきたい。やはりパトロールには限界がありますので、四メーター道路の確保のために早めの道路整備をお願いしたいと思います。
 続いて、建築確認の関係ですが、今、民間による建築確認がふえていると思います。民間と市役所の申請状況について、過去三年間の推移を教えてください。


建築指導課長 申請件数ですが、確認済証交付件数でお答えします。まず平成十四年度、川越市が八百四十七件、指定確認検査機関が千四百五十三件、合計二千三百件、川越市分の比率が三六・八%です。平成十五年度、川越市が六百四十一件、指定確認検査機関が千七百二十三件、合計二千三百六十四件、川越市分の比率が二七・一%です。平成十六年度、川越市が四百二十一件、指定確認検査機関が千八百四十三件、合計二千二百六十四件、川越市分の比率が一八・六%という状況です。


川口委員 民間がどんどん件数を伸ばしているが、民間の検査機関は書面だけの審査で建築確認をおろしている。川越市で申請を受けた場合は、境界や位置について随時現場に行って確認をされていると思う。この違いというのは、建物を建てるに当たってはかなり大きなものがあると思うので、着工の前に川越市がチェックできる体制というのはあるのでしょうか。


建築指導課長 民間による確認ですが、確認済証が交付されますと、その報告が指定確認検査機関より川越市にございます。その報告に基づいて市としては現地を調査し、例えば道路後退がされてなければ、後退をお願いしているという状況です。


川口委員 確認済証の交付がされると市に報告がある、その報告に基づいて市は現地確認をし、道路後退等問題があれば、その是正指導をしているというふうに理解しましたが、十六年度の場合、是正件数はどのくらいあったのかお伺いします。
     (休  憩)

     (再  開)


建築指導課長 道路後退の指導件数ですが、川越市建築行為等に係る道路拡幅整備要綱というのがあります。その中で後退部分については無償使用の承諾書ということで、確認した方から、その部分を無償で整備してもかまわないという承諾書をいただいております。その件数が平成十六年度は四十九件ありました。実際、現場へ行って指導した件数は把握しておりませんが、おおむね五十件程度かと思います。そのうち、民間が確認して、現場の方が後退してないというものは、これも集計しておりませんが、十件以下ではないかと思います。


川口委員 道路後退だけではなく、高さの制限や、敷地境界線からひさしが出ているとか、建築基準法に違反している、もろもろ図面とは違う現場の対応があるかと思いますので、それらを含めた全体の是正指導件数をお伺いします。


建築指導課長 後退部分に何かを建てると違反になりますが、今あるのが後退しないというのは建築基準法違反にはなりません。平成十六年度、建築基準法違反については二十六件の指導をしておりますが、その主なものは手続違反で、確認申請を出していないというようなものです。


川口委員 二十六件のうち実際の是正件数はどのぐらいでしょうか。


建築指導課長 手続違反だけではありませんが、二十六件中、是正件数は十五件です。


川口委員 差し引き十一件はまだ是正されてないということですか。


建築指導課長 そういうことになります。


川口委員 民間から確認がおりる前に、川越市として情報を把握して、中間検査や完了検査の際にそのつど市が確認をする必要があるのではないか。民間任せにしないで、民間と連携して、何か対策を立てることはできないのかどうかお伺いします。


建築指導課長 確認がおりる前の審査というのは、二重の審査になってしまいますので難しいと思いますが、建物によっては、民間の機関を含め、いろいろな機会を通じて、中間検査や完了検査の促進によって、違反建築をなくそうということで、連携を図ってやっているところです。


川口委員 建ててしまったものを、解体し、移動し、建て直させるというのは大変難しいので、それ以前にチェックして是正させることが大切だと思います。画期的な対策はないようですが、隣の敷地に出てしまっているケースとか、微妙に境界ラインにかかっているひさしとか、建物が道路境界の外に出ているのではないかという相談も数多くあります。そういう相談がなくなるよう、建築指導課として、何らかの対策を立てる必要があるということを申し上げておきます。
 また、開発指導課の関係で、開発許可事務として三百五十三万円の執行ですが、中高層の場合、県条例で三カ月前から看板の掲示や住民説明会が義務づけられていますが、十六年度の開発許可件数をお伺いします。


開発指導課長 十六年度の開発許可件数について、市街化区域及び市街化調整区域の許可件数を申し上げます。市街化区域については七十九件、市街化調整区域が百二十八件、合計二百七件です。


川口委員 十六年度のこの開発許可件数は、過去から見てどういう状況がうかがえますか。


開発指導課長 開発許可の推移ですが、平成十三年度が百三十八件、十四年度が百三十件、十五年度が百五十件、そして十六年度が二百七件となっておりまして、十六年度は増加傾向にありますが、増加の要因は、十六年度は景気の底打ち感から着手に踏み切った、あるいは地価の動向から着手に踏み切る場合、あるいは債権処理が進んでおりまして、公売物件とか競売物件の開発が目立ったものと理解しております。


川口委員 平成十六年度で五十件以上もの開発許可がふえており、いろいろな部分で問題が生じているかと思いますが、まず、既存宅地の開発の面積と箇所についてお伺いします。


開発指導課長 既存宅地の確認件数としては、平成十五年度が十三件、面積が一万二千二百五十三平米、十六年度が十件、面積が一万二千八百六平米です。
 それから、場所ということですが、今、手元に個別の資料の持ち合わせがありません。


川口委員 あわせて、法第四十三条の線引き前の宅地の開発行為、この中身についてお伺いします。


開発指導課長 法第四十三条、いわゆる建築許可でして、既に線引き前からそこに建物が建っていた場合は、土地の造成の必要がありません。したがって開発の許可ではなく、そこが既に建物を建築できる土地ですよということを前提に、建築行為に対する許可をするということになります。
 法第四十三条の建築許可件数の推移について申し上げますと、平成十三年度が八十七件、面積が三万七千四百七十三平米、十四年度が百四十四件、面積が五万六千五百九十八平米、十五年度が百四十件、面積が六万二千百十一平米、十六年度が百三件、面積が四万二千六百二十八平米となっております。


川口委員 西口の開発、駅周辺のマンションの建築、そして大東地区でも大きな戸数のマンションがどんどん建てられていて、川越市でも平成十三年度あたりから大規模建築が集中してきていると思う。それに伴って水道や下水道、学校等いろいろ問題が出てきていると思いますが、この大規模建築について市はどのようにお考えでしょうか。


開発指導課長 大規模な開発の場合は、それぞれの担当部署と事前の協議をしていただくことになっております。制度上ということではなく、取り扱いとして川越市の場合は事前協議を行政指導で行っておりまして、各セクションに協議をお願いしているところです。


川口委員 西口や大東地区の現状をお話ししましたが、現在、小・中学校では三十五人以下学級を進めており、少人数学級を推進していくための教室数が、マンションの建設によって不足するという事態があります。そのほか水道や下水道の問題もありますが、川越市は以前、マンション条例を検討した経緯があって、それは市長が断念したということも伺っていますが、その背景についてお伺いしたいと思います。


まちづくり部長 これまでの話を整理しますと、まず既存宅地ですが、現在は既存宅地はございませんで、線引き以前の宅地ということでやっております。それが先ほど申し上げた、十五年度が十三件、十六年度が十件です。これは要するに債権処理または相続で発生した市街化調整区域の所です。それから四十三条については、線引き以前の宅地に住んでいる方の建てかえのみです。その許可です。市街化調整区域においては建ぺい率、容積率とも六〇%の二〇〇%で、高さ制限十メートルと規定されておりますので、ここには高層マンション等の集合住宅はできません。
 そして、今お話の西口等におけるマンション等の高層住宅の問題ですが、川越市の市街化区域における用途地域に合った中での建物の建築でして、これを規制するということはできません。マンションが建てられるような所に建っているということです。
 そのような中で、マンション条例の問題ですが、これは五、六年前、マンションの建設が盛んになってきたときに、市長の方から、マンション一棟につき幾らかもらおうと、マンション条例をつくって対応していこうという話があったんですが、つくっていいという話の中で、強制的にお金を徴収するのは問題があるだろうということで、検討はしましたが実施には至りませんでした。
 そのかわりというわけではありませんが、マンションによって地域の方たちが日陰等で迷惑をこうむっていますので、地域の人たちをいかに救っていくかという中で、新しく川越市中高層建築物建築紛争の予防及び調整条例というものをつくりました。川越市が間に入って、建設業者と住民との調整をするということになったわけです。これが平成十三年度で、そういう流れできております。


川口委員 以前、保育園の日陰等の問題もあって、こういう条例をつくったという背景もあるようですが、実際この条例は今どのように活用されているのか。また、十六年度においてこの条例にかかった建築物というのはどのぐらいあったのか、お伺いします。


建築指導課長 川越市中高層建築物建築紛争の予防及び調整条例においては、川越市が間に入って、あっせんと調停の二つがあります。あっせんについては一件、調停件数はございません。届け出件数については、平成十六年度は三十六件の届け出がありました。


川口委員 どのような建物なのか、その三十六件の内訳を教えてください。


建築指導課長 用途別に申し上げます。用途については共同住宅が十五件、店舗が二件、工場・倉庫が五件、病院が一件、老人介護施設等が四件、事務所が一件、複合建築物が一件、その他が七件です。


川口委員 続いて、市営住宅の関係ですが、平成十六年度、リフォーム等の改修工事を行ったのは何室か。また、一室当たりの平均の改修費用についてお伺いします。


住宅課長 平成十六年度は二十室の改修工事を行っております。安いものから高いものまでありますが、平均すると約六十万円です。


川口委員 工事の内容をお聞かせください。


住宅課長 床の改修、壁の塗りかえ、天井の塗りかえ、浴室の防水工事が主なものです。


川口委員 一千二百万円程度の改修費用ということになると思いますが、最近の市営住宅の改修費用の推移をお伺いします。


住宅課長 空き室が出る状況によっても違いますが、大体同じぐらいの部屋数と費用で推移しております。


川口委員 入居に当たっては、高齢化してきている中では一階や二階がいいとか、一年以上も待たされるケースもあって、いざ空きましたと言われても入居に至らないケースもあると聞いています。平成十六年度はどれぐらいの空き室があったのでしょうか。


住宅課長 管理戸数は千百一室で、そのうち入居戸数は千三十一です。


川口委員 七十室の空きということですが、この空きの理由をお伺いします。


住宅課長 七十室のうち、工事中が二十室程度、また工事には至らない修繕程度のものが十室程度、それといわゆる夜逃げ的なもの、所在不明で中に入れない部屋が十室程度、あっせん可能住宅としては二十室程度という状況です。


川口委員 市営住宅の場合、百世帯以上の待機者がいる中で、あっせん可能住宅が二十室というのは、どのような理由で空いていると理解すればいいのでしょうか。


住宅課長 あっせん可能が二十というのは、入れる状態のものが二十ということであって、入ってないということではありません。


川口委員 市営住宅については、今住んでいる方も含めて高齢化してきており、エレベーターの設置要望が出ていますが、バリアフリーについては今どのように進めているのでしょうか。


住宅課長 バリアフリーへの対応ですが、いわゆる段差の解消、階段の手すり、おふろ場の手すりについては、随時要望に応じてできる範囲でやっておりますが、エレベーターについては現在、岸町と月吉の借上住宅の二カ所のみです。


川口委員 エレベーターについては、階段室の端と端に二基つけられれば一番いいと思いますが、まずは片側だけでも整備をするということで、川越市は以前、国の補助金を活用して進めていくという話もあったと思います。十六年度は未設置という状況の中で、エレベーター設置に対する今後の考え方をお伺いします。


住宅課長 市営住宅の場合、ほとんどの棟が階段室型になっております関係から、全戸への対応は工事的にも予算的にも大変なものになろうかと思います。しかしながら高齢化は今後ますます拍車がかかってまいりますので、前向きに検討させていただきたいと思います。


川口委員 国の制度として地域住宅交付金制度というのがあります。これは既存の建物の改修と市営住宅の建てかえには利用が可能ですので、この交付金制度の活用に対する市の見解をお伺いします。


住宅課長 現在、具体的な計画はありませんが、お話の地域住宅交付金制度はいろいろな施策に対応可能な制度ですので、多方面から検討して、今後建設の際には利用していきたいと考えております。
     (休  憩)

     (再  開)


片野委員 道路台帳管理の関係で、主要な施策の成果に関する説明書の七十九ページ、平成十六年四月一日付の道路現況として、路線数が五千百四十七路線、延長が千五百二十三キロメートルとあるが、ファイルの県内市道路現況調書の数字と若干の差がある。どちらも同じ日付だが、この数字の違いはどう理解すればいいのか。


建設管理課長 県内市道路現況調書は、十五年の四月一日で上げたものを県で十六年四月一日としてまとめたものだと思います。その後、六月、十二月議会で路線認定されたものが、十六年四月一日現在の数字になっていると思われます。


片野委員 主要な施策の成果に関する説明書の方が今現在の数字ということか。


建設管理課長 今現在といいますか、十六年四月一日現在、認定されたものがこの表のとおりということです。


片野委員 道路台帳の管理は業者委託だと思うが、この業者の選定はどのような形で行われているのか。


建設管理課長 大がかりな調査、またその年度に道路譲与税等の資料として使いますために、社員数や実績等を踏まえ、大手の測量会社五社を指名して競争入札をしております。


片野委員 指名競争入札ということだが、道路台帳の管理は長年連続して同じ社が管理していると思う。この現状に対する市の認識を伺いたい。


建設管理課長 ご指摘のとおり、同一の会社が入札によって決まっているという状況です。


片野委員 同一の業者が何年にわたって道路台帳の管理をしているのか。


建設管理課長 申しわけありせんが、手元に資料がございません。
     (休  憩)

     (再  開)


片野委員 道路台帳の管理委託について、業者選定に関する資料の提出を総括までにお願いしたい。
     (休  憩)

     (再  開)
     (資料要求)


片野委員 続いて、歩道整備について伺いたい。主要な施策の成果に関する説明書の八十一ページに歩道整備工事二件、延長三百二十九メートルとあるが、歩道整備の要望というのは市に寄せられているのかいないのか。寄せられているとすれば、その要望件数を伺いたい。


建設部参事 特に歩道整備の要望というのはございません。


片野委員 ファイルの資料を見ると、川越市の歩道の設置率は七・九%とある。この設置率は、県内、県外の同規模の市と比較して高いのか低いのか、そういう調査を川越市としてやられたことはあるのか。


建設管理課長 県内及び県外の同規模の市との比較調査は、特にはやっておりません。


片野委員 この歩道の設置率七・九%について、市はどのように考えているのか。


建設部長 県内市の歩道の設置率を見てみますと、熊谷市が五・七%、所沢市が八・〇%、春日部市が一二・五%、上尾市が八・三%、川越市が七・九%ですので、数字的には一部下回っている部分もありますが、県内他市と比較してもそれなりの歩道が設置されているものと理解しております。しかしながら、実際にはまだまだ歩道は足りない状況であろうと考えております。


片野委員 今後の川越市の歩道設置に対する取り組み姿勢、考え方をお聞きしたい。


道路建設課長 今後、幹線道路の整備に合わせて歩道の整備を進めていきたいと考えております。


片野委員 最近、歩行者の列に車が突っ込むという事件が多発している。ぜひ、歩行者が安全に通行できるよう歩道の整備を進めていただきたい。


小林委員 先ほど建築後退の質疑があったが、例えば都市計画道路境町神明町線、川越市駅から石原一丁目に抜ける道路だが、これは東側に拡幅予定があった道路ではないのか。末広町の旧川越病院があった所あたりから、東側に拡幅計画があるという理解で間違いがないか。


まちづくり部次長 間違いございません。


小林委員 ところが十六年度、あるいは十五年度に建築許可を出して、西側いっぱいに建てさせた。つまり後退しないでも建てられるような建築許可を出していると思うが、どうなのか。


まちづくり部次長 都市計画決定してある道路は川越市内にたくさんありまして、事業認可をとればもちろん建てられませんが、五十三条の関係で、簡易な建物、二階までの木造住宅については建築許可がおります。都市計画決定してあっても建築はできるということです。


小林委員 境町神明町線はいつ拡幅して、都市計画道路としての機能を果たすのか。家を建ててしまっては三十年は広がらない。事業認可をとって強制をかければ別だろうが、普通に考えて、あと三十年は拡幅できないという認識でいいのか。


まちづくり部次長 事業認可をとれば、当然それなりの強制力はありますが、都市計画決定だけでは、建築確認の申請が出れば許可せざるを得ないという状況です。


小林委員 都市計画決定はしているが、事業認可はとってないから、今後あの道路の拡幅は見通しが立たないということか。


まちづくり部次長 そのとおりです。


小林委員 事業認可をとるのは難しいのか。


まちづくり部長 市内には都市計画道路がたくさんありまして、その中である程度順番を決めて整備をしていこうという庁内での取り決めがあります。ご指摘の路線は市内循環線の一部の区間で、局部的に狭い所がありますので、整備をすべきだという意見はあるんですが、なかなか整備がされないこの川越市をどう進めていくかという中で、優先順位としては、現在進めている本川越から川越駅に向かう路線も同じ路線の一部で、交通量の多い所から整備をしていこうということですので、ご指摘の路線は現在整備の対象になっておりません。
 しかしながら部分的には、あそこは三軒ほど並んでおりまして、もとのおふろ屋さん、前に魚屋さん、そして後ろに二軒ほどあります。全体としてあそこだけ狭いということがありますので、どうすべきかと検討した経緯はあります。あのおふろ屋さんを建てたときには、全体的な中からまだここは早いだろうという結論で、五十三条で許可をおろした経緯はありますが、その後、裏の丁字路の交差点の所の家については、市で買ってもらえないかという要望があって、最近ですが、それについてはあの交差点を少しでも広げるために市で購入いたしました。
 魚屋さんの所についても、実は一時話がありまして、醤油屋さんの前にNTTの土地がありました。そこへ魚屋さんを移転してあの交差点を改良しようという経緯もあったんですが、NTTの方で他へ売却をしました関係で、その計画はなくなりました。したがってあそこは都市計画道路として整備をするのではなく、それを考えますとなかなかできませんので、部分的に整備をしていきたいと考えております。


小林委員 都市計画決定がされていても、建築後退をしないで建ててしまうと、今後の拡幅は厳しい。事業認可をとってないということだが、今後のまちづくりを進めていく中で、将来的にこうしたいのでぜひご協力をお願いしたいとか、そういう説明をし、地権者の同意を得ながら進めていくべきではないか。交通量の多い主要な路線から整備を進めていくということだが、あそこは狭隘で、小さな交通事故が多発している。進め方についてはぜひ一考を要していただきたい。
 それから、決算書の二百八十七ページ、道路新設改良費の中で、生活道路改良と農業基盤改良について、予算に対する執行率を伺いたい。
     (休  憩)

     (再  開)


道路建設課長 道路新設改良費に対する当初予算のうち、生活道路と農業基盤の割合ですが、生活道路が六八・五%、農業基盤が二・九%です。


小林委員 それは当初予算に対して執行した額の割合という理解でいいのか。


道路建設課長 当初予算に対する生活道路と農業基盤の割合です。
     (休  憩)

     (再  開)


道路建設課長 生活道路改良の執行率は九〇・九%、農業基盤改良については七四・三%です。


小林委員 あわせて、道路環境整備課所管の舗装整備、あるいは維持補修についても執行率がわかればお聞きしたい。


建設部参事 舗装整備が九八・九%、維持補修が九八・五%です。


小林委員 それは、予算内で目いっぱい舗装もしたし維持補修もした、要望件数に対して残があるというのは、予算が足りないというとらえ方でいいのか。


建設部参事 そういうことになろうかと思います。


小林委員 もっと予算措置をすればできるということか。


建設部参事 長い距離をやるのも短い距離をやるのも手間は同じですので、予算があれば、ある程度距離はこなすことができます。


小林委員 生活道路は約一〇%、農業基盤については約二五%のお金が使われなかったということだが、道路環境整備については、予算がとれればもう少しできるということか。


建設部参事 そのとおりです。


小林委員 助役に尋ねたいが、道路整備に対する市民要望は多いし、執行率も高い。予算さえあればどうにかできるということなので、この基盤整備に対する予算のあり方を考えるべきだと思うが、いかがお考えか。


細田助役 市民要望が非常に多い生活道路問題、これを整備してこそ交通の安全性の確保、道路環境の改善が図れるものと考えております。しかしながら予算ありきという部分もあります。必要量を満たすという考え方で、それぞれ予算を獲得すべく協議をさせてもらっているわけです。最大限の努力を図りながら、必要欠かせざる部分から予算をつけて、広範囲の要望にも応じなければならない、そういうものもありますし、ご質疑の趣旨は十分理解しますので、これらについて検討を十分させていただきたいと思います。


小林委員 市長も本会議で、土木費については次年度ドーンとつけたいという答弁をされた経緯もある。今、助役から答弁をいただいたが、来年度の予算編成に当たっては十分にお考えいただきたい。
 それと、道路建設課所管の生活道路改良と農業基盤改良について先ほどご答弁をいただいたが、農作業用の車が日に何台も通らないような道路の改良よりも、できれば生活道路を優先してほしいという市民からの声もあるが、農業基盤改良についてはどのように考えているのか。


道路建設課長 農業基盤整備については、平成十五年度から道路建設課の方に農政課から移管されてまいりました。というのは他市の場合、農免道路何号線という名称で言われているのが農道ということですが、川越市の場合は市道何号線となっておりまして、市道整備という観点から、農業基盤を含めて農道整備として、平成十五年度から道路建設課の所管となったものです。
 ご質疑のように日に何台も通らない道路ではありますが、やはり農業を行っていく上で必要な道路であるという認識を持っております。


小林委員 答弁は理解できる。しかし、例えば同じ地区で、車がそこそこ通るような道路の整備はなかなか進まないが、農地の中にある、日に何台も通らないような道路の拡幅や舗装整備だけは進んでいる。住民としては、生活道路を先にやってほしいと思うのも無理のないところで、先ほど道路整備の順位づけの話があったが、生活に支障を来すような所、住民の利便性が図れるような道路から位置づけをして、地権者が協力的だったからというだけではない、道路整備の優先順位、位置づけについて、きちんとした考え方で臨んでいただきたい。
 続いて、公園整備の関係で、初雁公園整備基金積立金は現在幾らあるのか。


公園整備課長 十六年度末現在で二億六千六百十九万二千七百十九円です。


小林委員 初雁公園整備にどのくらいかかると考えているのか。


公園整備課長 この公園構想のエリアは約十三・五ヘクタールですが、計算しておりません。


小林委員 つかんでないということだが、十三・五ヘクタールの整備を考えれば、二億六千万円はその一割にも満たないのではないか。


公園整備課長 そのように思います。


小林委員 この公園整備はいつやるのか。市制百年が目標か。


公園整備課長 市制百周年記念、平成三十四年を目途に整備をしていく予定になっております。


小林委員 あと残り十八年で九〇%。基金をどういう形にするかわからないが、少なくともこの四倍程度は必要ではないかと思う。期待をしておきたい。
 続いて、富士見櫓跡整備の関係で、平成十六年度は約九百五十万円が執行されているが、この考え方を伺いたい。


公園整備課長 平成十六年度においては基本設計まで終わりました。今後は実施計画を策定し、実施していく考えでおりますが、予算的な兼ね合いから、スムーズに進むかどうか、難しいところです。


小林委員 基本設計が終わったということでは、具体的なタイムスケジュールは出ないのか。予算が伴わないので答弁ができないということか。


公園整備課長 基本計画を策定する中においては、当然課題もあります。例えば櫓の台の補強、のり面の植栽、それからアプローチをどうしていくか、これらの課題を解決しながら、進めていかなければならないと考えております。


小林委員 富士見櫓を復元し、のり面の整備をしていくと、概算でどのくらいの建設費がかるのか。


公園整備課長 概算では約四億円ほど必要ではないかと考えております。


小林委員 地域では、観光客も来るということで、富士見櫓の復元を楽しみにされている方もいる。厳しい財政の中ではあるが、予算措置については検討をしていただきたい。


牛窪委員 道路建設について伺いたい。平成十六年度というのは、路線価格から見て実勢の売買価格が一般的に下がってきて、道路の拡幅等整備に係る買収も容易になってきたのではないかと私は思っているが、十六年度、それは容易になったのか、あるいは依然難しい状況なのか。


道路建設課長 幹線道路については不動産鑑定により購入してきております。生活道路については固定資産の評価額によって購入してきておりますが、いつもそれなりに予算化がされており、用地費についてはかなりの額を持ってきておりますので、購入する場合、単価的にはそれほど変化は起きておりません。したがって現在、地権者と単価の折り合いがつかないということはありません。


牛窪委員 単価の折り合いがつきにくい時代もあったと思うが、今は予算さえあればまちづくりには絶好の時期ではないかとしろうと的には考えている。十六年度、道路拡張等に対して市民が協力的でない部分はあったのか。


道路建設課長 特に難しい問題はありませんでした。


牛窪委員 平成十六年度以前はどうだったのか。


道路建設課長 幹線道路については市がみずから整備していくという考え方を持っております。生活道路については、陳情、要望等で地元の意見が反映されてきておりますので、協力的に動いていただいているという状況もあります。幹線道路についてもそれほどの、計画の段階ではいろいろありますが、単価的に折り合いがつかず、拒否されたというようなことはありません。


牛窪委員 例えば、拡幅に賛成できない、反対だということが十六年度にはあったと思うが、そういう場合はどなたが責任を持って地権者との話し合いに行くのか。


道路建設課長 だれが責任を持ってということに対しては、私ども道路建設課そのもの、私が責任を持ってということになりますが、まず計画の段階で話し合いを持ち、それから計画線を入れ、用地測量をやり、用地買収という形になりますので、もちろん計画の段階ではいろいろありますが、用地買収に入ってから、うちの方にかけられては困る、うちの方に入れられては困るという話はありません。


牛窪委員 今は絶好のまちづくりの機会だと思っている。予算の面を含めて、できるだけ多くのことをこの時期にやっていただきたい。
 続いて、市街化調整区域の開発の関係で、一部法律改正がされたと思うが、その改正内容をご説明いただきたい。


開発指導課長 ご質疑は平成十三年の都市計画法の改正かと思います。これは市街化調整区域の開発の規制緩和で、法第三十四条八号の三と、法第三十四条八号の四の追加による改正です。
 まず、八号の三については、市街化調整区域の中でも既に道路や排水等の公共施設が整備されている所は、新たな公共投資の必要がありませんので、そういった地域は規制を緩和して開発を進めていこうとするものです。
 八号の四については、今まで開発審査会の一括議決基準ということで、開発審査会、市長の許可権限で取り扱っていたものを、これを条例化することによって、つまり議会のご議決をいただくことによって、より公平化、透明化を図ろうというものです。もう一つは、産業系の導入の区域指定の考え方があります。今まで取り扱われてきた流通系、工業系については区域を指定して、その区域内の開発を緩和していこうというもので、その二点が大きく改正された点です。


牛窪委員 そういう面から、近隣の市町村から川越に行きたいという方が多くなって、南古谷は駅周辺で調整区域が、もうマニュアルができているというところの検討を平成十六年度はしているのか。


鹿ノ戸まちづくり部参事 南古谷駅の北口の関係だと思いますが、平成五、六年ごろ地元でアンケート調査をしたことがあります。そのとき、小中居、大中居の地区については、人数的には賛成もあったんですが、大きな地主さんが市街化区域に編入するのは反対だということで、十六年度についても様子を見ている状況です。


牛窪委員 平成十六年度にはそういうことの再検討はしていないということか。


鹿ノ戸まちづくり部参事 調整区域の方についてはそうです。


牛窪委員 時代も急激に変化しており、地権者の考え方も変わってきているので、今後積極的な見直しをお願いしたい。


大野委員 道路整備に対する市民要望の関係だが、まず、款の土木費について、その金額と歳出に占める割合の推移を平成十二年度からお伺いしたい。


建設部長 一般会計予算に占める土木費についてお答えいたします。平成十二年度が約百二十九億円で一五・二二%、十三年度が百六億六千万円で一二・三七%、十四年度が百六億五千万円で一二・二一%、十五年度が百五億五千万円で一一・六九%、そして平成十六年度が百七億九千万円で一一・一二%になっております。参考までに十七年度は、九十四億一千万円で一〇・七九%です。
     (休  憩)

     (再  開)


大野委員 款である土木費は年々減額されている。また投資的経費の推移を見ても、土木費は減額されている。民生費でも聞いたが、民生費は今後二十年間伸びるだろうと。建設費も公共の福祉にかわりがあると思っている。道路整備の要望件数からいって、積み残しもふえている中で、十六年度は一体幾らの概算要求をし、どれだけ減らされたのか。
     (休  憩)

     (再  開)


大野委員 主要な施策の成果に関する説明書の八十四ページ、屋外広告物事務の関係で、国の緊急雇用創出事業の補助を受けて、屋外広告物の実態調査をされた結果が載っている。その中で、千八百七十八件は許可申請が必要であるにもかかわらず申請がなされていないということだが、これが許可申請されると幾ら入ることになるのか。


まちづくり部次長 許可件数では金額は出ません。基本的には一平米当たり三百五十円ですので、看板の大きさによって異なってきます。この調査はすべて目視で行ったものですので、金額は出てきません。


大野委員 目視であっても、条例上いただけるものがあるとわかった段階で、大体幾らと計算するのが普通ではないのか。


まちづくり部次長 千八百七十八件についてはわかりませんが、申請の状況から言えば、平成十五年度の許可件数が百二十八件、百三十四万一千円ということから、その約十五倍としますと、二千万円ぐらいではないかと思います。


大野委員 市民の公平性という観点から言っても問題がある。十六年度のこの千八百七十八件についてはどういう対応をされたのか。


まちづくり部次長 この調査は、広告物の写真を撮り、場所の確認と、縦、横、高さを目視で全部調べたものです。その対応ということですが、そのための予算措置はしておりませんが、委託費がやや残りそうですので、その場所のデータを電算にかけて、まずは持ち主を調べ、特定していきたいと考えております。


大野委員 十六年度の調査を今年度分析しているということか。
 さらに問題なのは、この千八百七十八件は、看板そのものが違反ではなく未申請ということなので、全体の違反広告物としては幾つあるのか。


まちづくり部次長 五千三百六十三基のうち三千四百八十五基が違反です。そのほかに千八百七十八基が未申請と思われる広告物です。


大野委員 車に乗っているときや、歩いているとき、条例を頭に入れて見てみると、本来なら公道に一センチでも出ていれば違反だが、それらは除くにしても、この数字というのは決して多くはない、むしろ少ない。そういう未申請と思われるものも含めた違反広告物に対して、十七年度はデータを細かく入力して、事務的な動きをしているという理解でいいのか。


まちづくり部次長 そのとおりです。


大野委員 こういうはっきりした数字がある以上、健全なまちづくりの上からも、また景観上においても、対策を含めた今後の考え方について助役の見解を伺いたい。


細田助役 川越市屋外広告物条例に基づいて調査した結果、このよう数字になっていることが確認できましたので、現在、その調査結果を入力し、分析し、指導してまいりたい、このような担当部の考え方です。条例がある以上、それに沿って指導していくのが適切だと考えます。したがって当然担当の部課に対し、今後こういった違反のないよう、また景観等を十分に考慮するよう指導したいと思います。


大野委員 先ほどの平成十六年度予算の概算要求額と充足率に関する質疑への答弁をいただきたい。


建設部長 平成十六年度の要求額と当初予算額の充足率を申し上げます。
 平成十六年度、建設部の関係については、要求額が六十五億八千七百五十九万二千円、それに対する当初予算額が五十八億八千五百三十七万一千円で、充足率は八九・三%となっております。


大野委員 平成十五年度末で道路整備に対する市民要望は千四百八件も残っている。六十五億の中で、一体何件処理するつもりで概算要求をしたのか。積み残しがふえている中では概算要求そのものが少ないように思う。道路環境整備課で一生懸命やられているのはわかるが、最初の概算要求から弱腰の数字内容に見えるが、いかがお考えか。


建設部参事 道路環境整備課の立場でお答えいたします。十五年度、要求額が十六億七千五百十九万七千円、決算額が十五億八千二百八十九万二千九百七十九円です。そして十六年度は、余り要求してもつきませんので前年並みとしておりまして、要求額は十五億二千七百二十万円です。このときは市長からドーンとつけるということで二億円いただきましたので、決算額は十六億四千九十三万三千四百七十四円です。それで、ことしは去年より少しアップして十九億九千百五十四万九千円要求しましたが、当初予算は十二億二千七十五万一千円です。


大野委員 十六年度末で千五百九十件残っているが、これは概算でどのくらいかかるものなのか。


建設部参事 現在、千五百九十件残っているわけですが、仮に一件二百万円としますと、約三十一億八千万円です。


大野委員 道路環境整備課としては、三十一億余の予算が必要ではあるが、とりあえず十七年度は十九億余の概算要求をした、それは積み残し分の六割ぐらいは片づけようという意識のあらわれと理解していいのか。


建設部参事 そのとおりです。


大野委員 しかし現実は、財政当局から七億も減らされて十二億になってしまった。やはり道路というのは目に見える、形で見えるので、市が一生懸命やっているかやっていないかというのは、そういう目に見える、形に見えるもので判断されやすい。その意味では、担当者はもっと強気の姿勢で財政当局に当たっていただきたい。市民の市に対する感情が百あるとすれば、そのうちの半分以上はみなさん方の仕事いかんにかかっている。そういう気概で財政当局に当たっていく。みなさん方はそういう市民の強い思いの具現者として、来年度の予算要求はぜひ頑張っていただきたい。
 もう一つ、交差点の改良についてお聞きしたい。市街地を通ると言うまでもなく渋滞が激しい。その渋滞の原因は何かというと、右折車両であって、原因ははっきりしている。十六年度は三箇所について、事業評価及び交通量調査業務を実施したということだが、まず、何箇所の交差点を改良する必要があると考えているのか。


建設部次長 平成十二年六月二十一日に、市の関係各課で、どこの交差点を改良すればいいかという協議をしておりまして、五箇所ほど上げられました。一つは元町一丁目、市役所の前です。それから元町二丁目、札の辻交差点です。そして松江町一丁目のいちのやの所。四番目に松江町二丁目、佐久間旅館前の丁字路の所。五番目が連雀町のオンワードの交差点で、その五箇所を順次やれればという協議をしております。


大野委員 その五カ所の交差点改良で、概算どのくらいかかると見込んでいるのか。


建設部次長 三番目の松江町一丁目、いちのやの所の交差点は、県道川越・日高線と県道川越・坂戸・毛呂山線との交差点ですが、ここは一部、市役所から行って左の南側は改良されております。五番目のオンワードの所の交差点も、県で右折帯をつくりました。あのような形であればそれほどお金はかかりませんが、二五四バイパスのように車線を変更するようなやり方ですと、八十メートルとか、そういうスパンで土地を購入します。三メートルにして二百四十平米、平米二十万円とすると四千八百万円、建物にかかると一件五千万円の補償費として、三件あれば一億五千万円、計二億円ぐらいは一カ所の交差点でかかります。
 今回、札の辻の交差点の場合、右折、左折、直進等のデータもとっておりますので、そのようなことから、有効かどうかという判断をとりあえずはさせてもらっております。


大野委員 今後についてはどのように考えているのか。


建設部次長 今申し上げた五カ所の交差点は、県道同士、県道と市道で、県道が絡んでいるわけですが、平成十六年度から埼玉県では、選択と集中の観点から、県の道路事業を、体系的な道路交通とか生活道路整備、電線類の地中化等六つに分けてランクづけをしております。というのも埼玉県は、交通事故が平成十五年度は全国ワースト二位でした。そのため、それは交差点の整備をすれば、効果が出るだろうという考えから、重点的にやろうということで出発したものです。
 そういう中で川越市の場合は、二五四の氷川町の交差点、並木・川崎線の並木の一カ所、川越・新座線の小仙波の交差点がランク二となっております。ランク一はありません。ランク三が二五四の木野目の交差点です。ランク四が、川越・坂戸・毛呂山線の石原町の遠山ガソリンあたりということでランクづけされております。
 交通量が多いか少ないかという判断も、安全・安心、地域の活力という項目の中に入っているわけですが、交通渋滞が多いというのは、日常的に三百メートル以上車がだらだらしている状態を車が多いというふうに判断しております。交通渋滞の中程度というのは百メートルから三百メートル、交通渋滞が少ないというのは百メートル以下で、これは一つの目安としてうたわれております。
 そうした中での川越市の今後ですが、今回の調査によると、朝七時から夜七時までの十二時間、札の辻から市役所の方へ向かう車が五千百台、そのうち左折車が六百六十台、直進車が二千七台、右折車が二千三百六十六台となっております。この二千三百六十六台というのは、いちのやの所を左折して、琵琶橋からさいたま市方面へ向かう車が八百二十八台です。
 それは今回、三田城下橋線の事業認可を平成十七年四月五日付でいただいておりますので、この事業が東京川越線まで進んで、それから二五四の方に行けば、この琵琶橋方面に行く車の通行がなくなる可能性が十分あると思っております。さらに先ほど申し上げた氷川町の交差点は、今本格的に買収に入っておりますし、あるいは北環状線が整備されれば、直接的ではありませんが、そういう事業を現在やっておりますので、そういう経緯も見守りながらできればやっていきたいと考えております。


大野委員 他から車で来られる方は必ず川越は混んでいる、動けないと、対向二車線だし、右折帯もないからまずいよなという話になる。次長から詳しく答弁をいただいたが、来年度の予算要求はぜひとも頑張っていただきたいと、激励の言葉で終わりたい。


菊地委員 決算書の二百八十五ページ、ゆずりあい道路整備の関係だが、十六年度は二十七カ所、七百八十四・一メーター、七千百二十九万八千円余のお金をかけたということだが、総体としてはどういう状況にあるのか。


建設部参事 平成九年度から十六年度まで、工事費用は五億八百三十八万百八十一円、箇所数は百九十六箇所になります。


菊地委員 この、ゆずりあい道路整備の設置基準を伺いたい。


建設部参事 幅員五メートル、長さが二十メートル程度のものをつくるということになっております。


菊地委員 ゆずりあい道路をつくるには、何メーターのところで、こういう条件があればやりますというような、何か基準があるのではないか。


建設部参事 借地する場合もありますし、水路があれば、それを利用してやる場合もあります。


菊地委員 例えば、私個人として要望してもやってくれるのか、あるいは自治会が要望を出したからやりますということになるのか、その採択要件を伺いたい。


建設部参事 一つとしては、三百メートルに一カ所ということがあります。


菊地委員 何か明記したものがあれば、資料として次回にご提出いただきたい。
     (休  憩)

     (再  開)
     (資料要求)


菊地委員 ゆずりあい道路は重宝している所と、戸惑っている所もあるようだが、この事業の周知はどういうふうにしているのか。


建設部参事 自治会の理事会のときにご説明申し上げ、要望書をいただいております。その要望書に基づいて施工しております。


菊地委員 経験豊富な自治会長ならわかるが、一年交代でやっているような自治会というのはなかなか様子がわからないでいる。自治会長だけではなく広く市民の皆さんに、川越市はこんな事業をやっていますというように、渋滞を起こすような生活道路については改良しますのでというようなPRをやった方が、よりこの事業を理解していただけるのではないかと思うが、その必要性はないということか。あるいは、申し込みがどんどん来て、市はその対応に追われているから、これ以上PRしたら、とてもじゃないができないということか。


建設部参事 平成十六年度は五十カ所の要望をいただき、二十七カ所実施いたしましたが、そういうPRの必要性はあるかなと考えております。


菊地委員 二百何十人かの自治会長さんに周知をしているということだが、道路行政に対する不満をきちんと理解していただくためにも、全体として建設部はこういう取り組みをしているということを周知した方が、よりいいのではないかというふうに、このことについては指摘しておきたい。
 次に、決算書の二百八十九ページ、道路橋りょう費の関係で、橋りょう新設改良として二億九千六百万余支出されているが、これは寺尾大仙波線の関係か。


道路建設課長 この二億九千六百万余については、旧道の御代橋の繰越も含まれてきております。工事費については、寺尾大仙波線の高架橋と道路工事です。


菊地委員 この寺尾大仙波線は、新河岸川の激甚対策事業としてやったということだが、総工費は幾らかかったのか。また、これは十六年度に完成したという理解でいいのか。


道路建設課長 新扇橋並びに寺尾大仙波線の高架橋ということで、総事業費は三十億七千七百万円です。
 これで完成かということですが、新扇橋と高架橋については完成しております。ただ、寺尾大仙波線については今後漸次進めていきたいと考えておりまして、現在、地権者と境界査定の問題はありますが、砂側の用地測量を行っております。


菊地委員 まだ続くとすれば、予定している総工費は幾らになるのか。


道路建設課長 現在、砂側を進めておりますが、そこだけでは整備効果が上がりませんので、警察の裏側までを考えております。そういう中でまだ事業費としての算定はしておりません。


菊地委員 新河岸川の激甚対策事業というのは承知しているが、寺尾大仙波線は将来的には何のための整備だというふうに理解したらいいのか。


道路建設課長 寺尾大仙波線は都市計画道路です。当初の都市計画決定は昭和三十七年三月ですが、滝ノ下の処理場とバッティングしているということもあって、平成九年の二月に都市計画の変更を行ってきております。
 そういう中で、川越を取り巻く外環状線から、警察の北側に都市計画道路川越駅南古谷線が一部完成しておりますので、そこまでをつなぐ、高階地域と本庁地域を結ぶ、地域内の幹線道路という位置づけで整備をしてきております。


菊地委員 市内には川がたくさんあって、川越市の交通事情を緩和するためには、もっと力を入れなければならない路線がほかにもあると思う。例えば霞ケ関や名細から本庁管内に来るのに、昔の路線ばかりで、渋滞が激しく、もう市民もあきれてしまっている。毎朝どこが渋滞しないか調べて市内に来るという話も聞くが、その必要性は皆さんは感じないのか、そういう声は余り聞こえてこないのか。


道路建設課長 私どももそういう話はたびたびお伺いしております。霞ケ関と本庁地区を結ぶのは二カ所ぐらいしかありません。そういう中で不便を来していることは声として聞いております。


菊地委員 市の優先順位というか、市内の交通事情を見て、どこをどうしなければいかぬのかというのは、皆さんに判断していただく以外にない。もちろん高階からも、二五四が混んでいることは承知しているが、霞ケ関と名細だけで八万五千の人口、川越市の四分の一の人たちが住んでいることを考えれば、その対応として、がまんせいという話だけではいかぬと私は思う。まちづくり部長としてはどういう考え方を持っているのか。まちづくり部長というのは、都市計画全体ににらみをきかしている立場だと思うが、見解を伺いたい。


まちづくり部長 入間川以西の地区に関しては、確かに高階地区と同じように人口の多い地域です。川越市としての一体感ということでは、真ん中に入間川があって、それで分断されているという条件の悪さがあります。
 橋梁については、新たに架けかえた橋は川越橋一つで、橋と橋との距離が長いのも現実です。そのため地域間を結ぶ道路網として何らかの形をつくっていきたいと考えてはおりますが、いかに早く進めるか、どのような整備手法がベターなのか、検討はしております。
 例えば都市計画決定した中で事業を進めていくということになると、都市計画道路から都市計画道路までを結んだ中での計画決定、その計画決定のためには、地域の方の協力を得て進めていかなければならないということもあります。そのような整備手法で、果たして図面だけに落とせばいいのかという問題もあります。場合よっては橋の部分だけを、前後の取りつけ道路も含めて、地域間を結ぶ橋梁をかけるという手法もありますが、常に心に思いながらも、なかなか実行に移せないというのが現状です。今後は心に決めまして、できるだけ早い時期に検討していきたいと思います。


菊地委員 ここにおられる中では、収入役もそうだし、代表監査委員もそう、助役もそうなので、みなさんそれぞれ苦労されていると思うが、代表して助役から見解を伺いたい。


細田助役 ご指摘のとおり、交通事情等を考えると、やはり優先順位で決めると、現在、非常に渋滞が川越・日高線はある。私も含めてそれぞれ皆さん、その道路を利用して通勤しているという現状からすると、渋滞が激しいのは事実です。しかしながら部長が申し上げましたとおり、橋梁をかけるには、取りつけ道路も必要欠くべからざる計画がなければならない。それらの取りつけ道路については県とも協議をしているところですが、県側としても、橋梁をつくり、取りつけ道路をつくることに対して現在、同意がすぐ出ないという状況です。現状を十分考慮して、交通事情に対応したやはり道路、橋梁事業が必要だろうと考えております。


菊地委員 圏央道がこれからさらに延伸されれば、交通量がまたふえていく。そういう中で市民が一体感を持てるように、あの川で遮られたのではという話にもなるので、事務当局も今後は肝に銘じてきちんとした対応策をとっていただくよう、きょうは問題提起をしておきたい。

○散  会  午後二時五十五分