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埼玉県 埼玉県

平成 3年  9月 定例会 10月03日−05号




平成 3年  9月 定例会 − 10月03日−05号







平成 3年  9月 定例会



九月定例会 第九日(十月三日)

平成三年十月三日(木曜日)

第九日 議事日程

 一 開議  午前十時

 二 知事追加提出議案の報告、一括上程

    第百五十一号議案及び第百五十二号議案

 三 知事の提案説明

 四 知事提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問

      三番  渡辺 清君

      六番  蓮見昭一君

    三十七番  福永 剛君

 五 次会日程報告

    十月四日(金) 午前十時開議、質疑質問続行

 六 散会

          −−−−−−−−−−−−−−−−

本日の出席議員   九十三名

       一番  福野幸央君

       二番  石渡 勲君

       三番  渡辺 清君

       五番  井上直子君

       六番  蓮見昭一君

       七番  小島重一郎君

       八番  田中暄二君

       九番  武笠 勇君

       十番  富岡 清君

      十一番  井上正則君

      十二番  斉藤和夫君

      十三番  佐藤征治郎君

      十四番  黒田重晴君

      十五番  田島敏包君

      十六番  丸木清浩君

      十七番  古寺五一君

      十八番  沢辺瀞壱君

      十九番  並木正芳君

      二十番  神谷裕之君

     二十一番  細田米蔵君

     二十二番  奥田昌利君

     二十三番  村山勝正君

     二十四番  長沼 威君

     二十五番  鈴木 甫君

     二十六番  岡村幸四郎君

     二十七番  青木俊文君

     二十八番  笠原英俊君

     二十九番  岡 真智子君

      三十番  柳下礼子君

     三十一番  山岡 孝君

     三十二番  葛生惠二君

     三十三番  神保国男君

     三十四番  渡辺利昭君

     三十五番  堀江英一君

     三十六番  片貝弥生君

     三十七番  福永 剛君

     三十八番  松本安弘君

     三十九番  遠藤俊作君

      四十番  福岡友次郎君

     四十一番  秋谷昭治君

     四十二番  町田潤一君

     四十三番  秋元安紀君

     四十四番  森戸由祐君

     四十五番  高橋正平君

     四十六番  山岸昭子君

     四十七番  並木利志和君

     四十八番  石田勝之君

     四十九番  永野庫吉君

      五十番  天野清一君

     五十一番  新井弘治君

     五十二番  穂坂邦夫君

     五十三番  浅古 登君

     五十四番  山口仁平君

     五十五番  伊利 仁君

     五十六番  小島敏男君

     五十七番  田代甲子雄君

     五十八番  利根田康年君

     五十九番  高橋幸寿君

      六十番  熊野 巌君

     六十一番  泰 哲美君

     六十二番  藤原幸朗君

     六十三番  大石忠之君

     六十四番  井上新一郎君

     六十五番  栗原 稔君

     六十六番  秋山 清君

     六十七番  福田 実君

     六十八番  星野謹吾君

     六十九番  金子圭典君

      七十番  深井 明君

     七十一番  野村輝喜君

     七十二番  宮崎守保君

     七十三番  谷古宇勘司君

     七十四番  中野 清君

     七十五番  和田清志君

     七十六番  西村 暁君

     七十七番  藤井俊男君

     七十八番  石井多計志君

     七十九番  永沼正吉君

      八十番  本木欣一君

     八十一番  松下 誠君

     八十二番  美田長彦君

     八十三番  玉田共瑞君

     八十四番  野本陽一君

     八十五番  佐藤泰三君

     八十六番  宇津木清蔵君

     八十七番  野口卓爾君

     八十八番  宮田守夫君

     八十九番  斎藤正次君

      九十番  佐久間 実君

     九十一番  坂斎栄次君

     九十二番  関根永吉君

     九十三番  阿部錦弥君

     九十四番  吉野良司君

  欠席議員   一名

       四番  滝瀬副次君

地方自治法第百二十一条の規定により説明のため出席した人

   知事       畑  和君

   副知事      立岡勝之君

   副知事      中村泰明君

   出納長      岸本晋一君

   企画財政部長   伊藤祐一郎君

   総務部長     大沢昌次君

   県民部長     神澤 滋君

   環境部長     新井一裕君

   生活福祉部長   西島昭三君

   衛生部長     川口 毅君

   商工部長     荒井 昇君

   農林部長     池田勝彦君

   労働部長     川崎 亮君

   土木部長     石田真一君

   住宅都市部長   関根 弘君

   公営企業管理者  川島茂造君

   教育長      竹内克好君

   警察本部長    笠井聰夫君

            発言(質問)通告書  十月三日(木)

議席番号 氏名     要旨 答弁者

  三番 渡辺 清君  1 ゴルフ場の地域への社会還元について 知事

             (1) 県営ゴルフ場の開放について

             (2) 民間ゴルフ場への働きかけについて

            2 大店法改正と商店街振興策について 商工部長

             (1) 大型店の出店調整の状況等について

             (2) 中小小売店・地域商店街に対する支援措置について

            3 環境問題について 環境部長

             (1) 自動車交通量抑制対策の実施に当たっての県等の役割及び指導について

             (2) 今後の継続、自家用車の運行削減及び対策強化地域外からの流入車両について

            4 国際理解教育の推進について 教育長

             (1) 高校生海外セミナーの成果と今後の見通しについて

             (2) 各高等学校における国際交流の推進について

            5 交通安全対策について 警察本部長

             (1) 交差点対策について

             (2) 車庫法について

            6 平和資料館(仮称)の建設について 県民部長

             (1) 展示内容について

             (2) 運営の基本的な考え方について

             (3) 利用の方策について

            7 こども動物自然公園及びその周辺整備について

             (1) 入場者確保対策について 住宅都市部長

             (2) こどもの城の整備・充実について 〃

             (3) リニアモーターカーの体験線の設置について 企画財政部長

             (4) 周辺の交通混雑の解消について 土木部長

            8 地域振興対策について

             (1) ふるさと市町村圏の整備について 企画財政部長

             (2) 県の支援について 〃

             (3) 比企歴史のむらの整備について 教育長

             (4) 国道二五四号バイパスについて 土木部長

            9 地元における諸問題について

             (1) 日本スリーデーマーチについて 知事

             (2) 市野川及び新江川の改修計画について 土木部長

             (3) 東松山市山崎町・新宿町の水害対策について 〃

  六番 蓮見昭一君  1 武蔵野操車場跡地利用計画について 住宅都市部長

            2 地下鉄八号線について 企画財政部長

            3 都市計画行政について 住宅都市部長

             (1) 線引きの見直しについて

             (2) 容積率の緩和について

            4 老化予防について 知事

            5 警察行政について 警察本部長

             (1) 警察署の設置について

             (2) 外国人労働者問題について

             (3) 自動車教習所における救急医療に関する指導について

            6 教育問題について 教育長

             (1) 県立松伏高校に音楽科を設置することについて

             (2) 県移動美術展について

            7 道路問題について 土木部長

             (1) 都市計画道路三郷吉川線の整備について

             (2) 県道三郷松伏線(三輪野江パイパス)の整備について

             (3) 東埼玉道路の進ちょく状況について

             (4) 都市計画道路浦和野田線について

             (5) 県道の歩道整備について

            8 その他 知事 農林部長

三十七番 福永 剛君  1 二十一世紀を目指した九〇年代の政治課題について

             (1) 「精神復興の時代」とすることについて 知事

             (2) 「歴史を超えた普遍的価値観」とは 〃

             (3) 「自由の認識」について 〃

             (4) 「価値観の多様化」について 〃

             (5) 道徳教育について 教育長

             (6) 高齢者社会に対応して 知事

             (7) 高科学、高技術社会に対応して 〃

            2 さいたま新都心計画について

             (1) コロシアム・メッセ計画について 知事

             (2) 新駅建設について 住宅都市部長

             (3) 新都心へのアクセスについて 〃

             (4) 関連街路の整備について 〃

             (5) 業務商業施設について 〃

             (6) 駐車場計画について 〃

            3 税制改正と市街化区域内の農地について

             (1) 税制改正に伴う農地保全の見通しについて 農林部長

             (2) 市街化区域内の都市づくりについて 住宅都市部長

             (3) 今後の生産緑地法の運用について 〃

            4 国際盆栽公苑について

             (1) その後の経過について 商工部長

             (2) 知事の英断を 知事

          −−−−−−−−−−−−−−−−

午前十時四十六分開議

  出席議員   八十七名

   一番   二番   三番   五番

   六番   七番   八番   九番

   十番   十一番  十二番  十三番

   十四番  十五番  十六番  十七番

   十八番  十九番  二十番  二十一番

   二十二番 二十三番 二十四番 二十五番

   二十六番 二十七番 二十八番 二十九番

   三十番  三十一番 三十二番 三十三番

   三十四番 三十五番 三十六番 三十七番

   三十八番 三十九番 四十番  四十二番

   四十三番 四十四番 四十五番 四十六番

   四十七番 四十八番 四十九番 五十番

   五十二番 五十三番 五十四番 五十五番

   五十六番 五十七番 五十八番 五十九番

   六十番  六十一番 六十二番 六十三番

   六十四番 六十五番 六十七番 六十八番

   六十九番 七十番  七十一番 七十二番

   七十三番 七十四番 七十五番 七十六番

   七十七番 七十八番 七十九番 八十番

   八十二番 八十三番 八十四番 八十六番

   八十七番 八十八番 八十九番 九十番

   九十一番 九十二番 九十四番

  欠席議員   七名

   四番   四十一番 五十一番 六十六番

   八十一番 八十五番 九十三番

  地方自治法第百二十一条の規定により説明のため出席した人

   知事      副知事(立岡) 副知事(中村)

   出納長     企画財政部長  総務部長

   県民部長    環境部長    生活福祉部長

   衛生部長    商工部長    農林部長

   労働部長    土木部長    住宅都市部長

   公営企業管理者 教育長     警察本部長



△開議の宣告



○議長(野本陽一君) ただ今から、本日の会議を開きます。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△知事追加提出議案の報告



○議長(野本陽一君) 知事から議案の追加提出がありましたので、報告いたします。

 議事課長に朗読いたさせます。

        〔議事課長朗読〕

財第三百五十五号

  平成三年十月三日

 埼玉県議会議長  野本陽一様

                    埼玉県知事  畑  和

        県議会付議議案について

  本議会に付議する議案を、次のとおり提出いたします。

 第百五十一号議案 平成三年度埼玉県一般会計補正予算(第三号)

 第百五十二号議案 平成三年度埼玉県県民ゴルフ場事業特別会計補正予算(第二号)



○議長(野本陽一君) ただ今報告いたしました議案は、お手もとに配布しておきましたから、御了承願います。

〔参照−(一一七)ページ〕

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△第百五十一号議案及び第百五十二号議案の一括上程



○議長(野本陽一君) 知事から追加提出された第百五十一号議案及び第百五十二号議案を、一括して議題といたします。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△知事の提案説明



○議長(野本陽一君) 知事の説明を求めます。

 知事 畑  和君

        〔知事(畑  和君)登壇〕



◎知事(畑和君) ただ今御提案申し上げました議案につきまして、御説明申し上げます。

 今回の補正予算は、去る九月十九日の台風十八号による災害復旧等について所要の措置を講ずるものでございます。

 まず、住居、家財等に被害を受けた世帯に対しまして市町村が貸し付ける災害援護資金の原資を貸し付け、生活の建直しを支援してまいります。

 次に、河川、道路の土木施設をはじめ、農地、農業用施設等に被害を受けましたので、これらの施設を早急に復旧するとともに、特に浸水被害の大きかった河川の堤防補強等の対策を緊急に実施することといたしました。

 また、農作物の被害につきましては、埼玉県農業災害対策特別措置条例に基づく特別災害に指定のうえ、必要な助成措置を講じ、農業経営の安定を図ってまいりたいと存じます。

 以上、申し述べました一般会計補正予算(第三号)の総額は三十四億九千百九十五万円、また、県民ゴルフ場事業特別会計補正予算(第二号)は、四千万円となります。

 以上で私の説明を終わりまするが、慎重御審議のうえ、御議決を賜りまするようお願い申し上げます。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△知事提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問



○議長(野本陽一君) これより、提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問を続行いたします。

 発言通告がありますので、順次これを許します。

 三番 渡辺 清君

        〔三番 渡辺 清君 登壇〕(拍手起こる)



◆三番(渡辺清君) おはようございます。三番、東松山市選出の自由民主党 渡辺 清でございます。

 本日は、初めての一般質問の機会を与えてくださいました議長はじめ多くの我が党の先輩諸兄に、心から感謝申し上げます。

 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従い、県政に対する質問を行います。

 初めに、ゴルフ場の地域への社会還元について、知事にお尋ねいたします。

 今や、ゴルフ人口は全国で一千二百七十万人とも言われ、余暇時間の増大などにより、今後ますます増加するものと見込まれております。このため、どこのゴルフ場も大変な盛況であり、ゴルフ場の造成も急ピッチであります。その一方で、会員券売買をめぐっての騒動や、農薬、自然破壊など多くの社会問題を引き起こしていることは、新聞などで報道されているところであります。

 現在、埼玉県には六十五か所のゴルフ場があります。これは、昭和四十七年と比べて三十二か所の増加であります。特に、県営ゴルフ場は四か所も整備されておりまして、自治体としては多い部類に入るものであります。こうした状況は、ゴルフがスポーツとして一般化したことを物語るものであり、そろそろ地域社会への還元を真剣に検討してもよい時期にきているのではないでしょうか。

 低料金による開放も、その一方策であり、田代議員さん、森戸議員さんの質問もありましたが、千葉県ゴルフ協会では、去る八月十九日から三十日までの平日を、同県内にある百四か所のうちの九十二のゴルフ場を、それぞれ二、三日間ではありますが低料金で開放し、多数の県民の利用と好評を博したとのことは、既に御承知のとおりです。

 そこでお尋ねいたしますが、まず第一に、県営ゴルフ場の開放であります。

 県民の日にはグリーンフィーを半額にするとか、敬老の日には高齢者に無料開放するなど、率先して実現してはいかがでしょうか。

 第二は、県としての民間ゴルフ場への働きかけであります。

 県民に対し、低料金開放については、既に知事も、関係団体に図っていきたいと前向きの考えを示していますが、私は、民間ゴルフ場主催による地域住民へのゴルフ教室の開催など、生涯学習時代に向けての事業の実施、県内全ゴルフ場の共同による環境研究所の設置など、地域への社会還元策はいくらでもありますので、県として積極的に働きかけていただきたいのであります。

 知事は大変ゴルフがお上手で、エイジシューターを目指して大変がんばっておられるとのことで、その成果は大いに期待いたすものであります。そうしたゴルファーとして、個人的な楽しみとともに、ゴルフ場の社会的使命を果たしていただくために、地域への社会的還元についてもひとつがんばっていただきたいと願うものです。知事の御所見をお伺いいたします。

 次に、大店法の改正と商店街振興策についてお伺いいたします。

 改正大店法が去る五月二十四日に公布され、現在、法施行に向けての準備が進められているところでございます。この改正法により、出店調整期間が一年間と明示されたことが大きな特徴の一つであることは、御案内のとおりです。日米構造協議を受け、昨年五月の大店法運用適正化措置から、わずか一年余りの間に、続けて大幅な規制緩和が行われ、地域の中小小売店は戸惑いばかりを感じ、実際にこれに対処する方策を考慮する余裕がないというのが本音のところであると存じます。

 申し上げるまでもなく、地域の中小小売店や商店街は、これまで、大型店出店の影響に加えて、消費者ニーズの多様化、高度モータリゼーションの伸展などといった時代の潮流が激しく変化し、その対応に苦慮しているところも多いというのが本県の実情でありましょう。こうした中でさらに大店法の規制緩和という追い討ちは、中小小売店の経営に大きな影響を与えることと懸念するものであります。

 特に、出店調整については、従前は、地元商工会、商工会議所の商業活動調整協議会において地元商業者の意見が十分に反映されておりましたが、改正により、実質的な審議機関が国及び県の大規模小売店舗審議会で行われるとのことですので、どう地元の意見が反映されるのか不安が残されているのであります。

 大店審及び今度新たに設置されると聞いております審査会にあっては、今後も地域の中小小売店の意見が反映されるよう熱望するものですが、地元商店街を育成していく立場にある県の考え方一つで、地域の商業の振興も大きく影響してくると言っても過言ではないでしょう。

 そこで、商工部長にお尋ねいたしますが、第一として、現在の大型店の出店調整の状況及び調整に当たっての県の基本姿勢についてお伺いいたします。

 さらに、中小小売店や商店街は、地域における経済、文化、コミュニティなど諸活動推進の原動力として地域社会の発展に大きな貢献をしておりますので、今回の法改正の影響を緩和するために、早急に何らかの中小小売店、地域商店街に対する支援措置を講じ、商業の活性化を図る必要があると考えます。そのためにも、個々の商店街を対象にした対策とともに、面的整備としてのまちづくりの視点から、商店街の改造、振興策が必要かと考えます。そこで、県としては、どのような手法により商店街の活性化を図ろうとしているのか、商工部長の御所見をお伺いいたします。

 次に、環境問題について、ノーカーデーについてお尋ねいたします。

 県がまとめた汚染常時監視測定結果を見ますと、環境基準が定められている五つの汚染物質のうち、二酸化硫黄、一酸化炭素については、すべての測定局で環境基準をクリアしましたが、浮遊粒子状物質と光化学オキシダントにおいては、すべての測定局で達成できなかったとのことであります。また、自動車の排気ガスなどが原因であります二酸化窒素については、一般測定局五十六局のうち四十局しか環境基準を達成できず、達成率は昨年の八〇パーセントを下回り、七一・四パーセントと悪化している状況であります。特に交通量の多い沿道環境測定局においては、十四局中、達成したのはわずか六局と、達成率は四二・九パーセントにとどまり、環境基準が改定された昭和五十三年度以来最悪の事態となっているのであります。

 こうした汚染悪化を食い止めるために、六都県市で共同して、この十一月から三か月間、地域を限定して自動車交通量抑制対策を実施するとのことであり、今議会に五百九十二万一千円の調査のための予算が提案されているところであります。この抑制対策の目玉は、県南部、西部の市を中心として対策強化地域に指定し、これらの市にあっては、十一月から三か月間、毎週水曜日をノーカーデーとして、自動車の一〇パーセント以上の利用を控えるよう団体や事業者に要請するとのことでありますが、強制力がないなど難しい問題もあろうと考えられます。しかしながら、この移動発生源の削減は重要なことでもあり、効果ある成果を期待するものであります。

 そこでお伺いしますが、第一に、県及び強化指定地の自治体並びに営業車を抱える事業主のそれぞれに期待されている役割は何か。特に、県はどのようなかたちで指導力を発揮されようとするのか。

 第二に、今後とも継続していく考えはあるのかどうか、特に、個人の自家用車の運行削減が今後の方向を決めるものと思うが、県としてはどのような方策をとろうとしているのか。また、対策強化地域外から入ってくる自動車等の取締りはどうするのかも、併せて環境部長にお尋ねいたします。

 次に、本県高等学校における国際理解教育の推進についてお尋ねいたします。

 今日、経済、社会、文化等、様々な分野にわたって国際化が進展し、諸国間の交流と相互依存が急速に深まっております。昨年は、東西ドイツの統一、東欧社会の変貌、東西対立の緩和など、世界を隔てている壁が低くなり、世界の交流が一気に加速する状況となりました。

 このような情勢のもとに、世界の国々の日本への期待は日増しに強まっております。二十一世紀の国際社会において、その役割を堂々と果たし、世界の平和と繁栄に貢献できる人材を育成することは、学校教育の大きな課題であると考えます。

 埼玉県教育委員会におきましては、国際理解教育の重要性を早くから認識し、国際化に対応した教育の推進のために、高校生海外セミナーをはじめ多くの施策を実施しておりますことは、極めて適切な対応であると思います。

 しかしながら、国際社会に積極的に対応するためには、多くの若人が国際感覚や国際マナーを身につけることが必要であります。しかも、外国の人たちと具体的な交流を通して意思の疎通を図り、異質の文化を受け入れる寛容な態度を養い、柔軟な発想を持つことなどが重要であります。

 後ほど質問させていただきますが、東松山市では、スリーデーマーチを開催し、外国から多数の参加者を迎え、老いも若きも共に歩み、語らい、地域の入たちとふれあいの場を通して、国際交流の輸が年々広がってきております。このような交流を数多く体験することにより、日本の青少年が国際的視野と豊かな国際感覚を身につけることができると信じております。

 このような立場から、国際社会において活躍できる若人を育成するために、高校生に国際経験を積ませるための県としての施策を充実させるとともに、各高等学校において国際交流を一層充実させることが急務であると考えます。

 そこで、一点目といたしまして、高校生海外セミナーの成果と今後の見通しについて

 二点目といたしまして、各高等学校における国際交流の推進について

 以上二点について、教育長に伺います。

 次に、交通安全対策について、警察本部長にお伺いいたします。

 自動車交通は、産業・経済活動を支える重要な手段となっているとともに、県民生活に欠かせない移動手段ともなってきております。県内の自動車登録台数は、現在、二百八十万台と、ここ数年著しい伸びを示しております。これとともに交通事故の件数も同様に増加し、県民の生命と安全を著しく損なっております。特に、交通事情を見ますと、ますます過密混合化の様相を呈し、それに伴う事故も、死亡とか重傷といった大変厳しい状況となっております。昨日の埼玉新聞に、秋の交通安全運動中の県内交通事故死者数は十六人で、前年の運動期間に比べ七人も多いと報じられております。

 こうした中で、関係機関をはじめ多くの県民の努力によりまして、本年の交通事故による死者は、わずかながら減少しておりますが、ここ数年、毎年四百六十人以上の方の尊い命が失われ、三万五千人余りの方々が傷つき、苦しまれているという現状を見過ごすことはできないのであります。

 そこで、次の二点についてお伺いします。

 第一点は、交差点対策についてであります。

 県内の交通事故発生状況を見ますと、事故のおよそ六五パーセントは、交差点又はその付近で発生していると聞いております。このため、交通事故を少しでも減らすためには、この交差点対策が最も重要と考えるのであります。

 そこでお伺いしますが、まず、事故が発生しやすい交差点とはどんな交差点なのか、その状況及び問題点を具体的にお示しください。そして、その対策として、信号機などの安全施設を含めた総合的な交差点対策をどのように考えているのか、お伺いします。

 第二点は、自動車の保管場所の確保等に関する法律、いわゆる車庫法に関してであります。

 増え続ける自動車交通とともに、近年は駐車問題が深刻化しており、都市部における違法駐車や大規模団地の駐車場不足など、県民の身近な問題となっていますほか、違法駐車に起因する交通渋滞、交通事故など人的物的な損害は計り知れません。こうした中、昨年、車庫法が改正され、本年七月一日から施行されたわけであります。

 そこでお伺いします。違法駐車の取締り状況について、さらに、改正車庫法のPR方法はどのように行ったのか、また、ホームレスカーの実態把握をどのように行うのか、さらに、その取締りについて、今後どう対処しようとするのか、お伺いいたします。

 次に、平和資料館の建設についてお伺いいたします。

 いうまでもなく、平和な社会の実現は県民すべての願いであります。我が国がさきの大戦におきまして三百万人にも及ぶ尊い人命と多くの財産を失い、戦争の悲惨さ、平和の尊さを身をもって体験しましたが、戦後四十六年を経た今日、戦争の記憶は日々遠ざかり、風化しつつあります。このような中で、将来を担う世代へ、悲惨な戦争体験と、そこから得た貴重な教訓を継承していくことは大変意義あることであります。このような意味から、平和資料館の果たすべき役割は極めて大きいものがあると考えております。

 私は、悲惨さを強調しない平和資料館が、その機能を十分に生かし、埼玉県における平和の中心的な施設になることを大いに期待しておるところでございます。そのためには、特徴ある展示を行うとともに、真の平和のための各種事業を充実するなど、開館後の運営が非常に重要であると考えます。平和資料館が平和を求める多くの県民の期待に応えることができるか否かは、まさにこの点にかかっているもと考えております。

 そこで、平和資料館における展示の目玉としてはどのようなものを考えているのか。また、資料館の運営に対し、基本的にはどのような考えを持っているのか。特に、多くの県民に利用されることが重要でありますが、そのためにどのような方策を考えているのか、以上三点について県民部長にお尋ねいたします。

 次に、こども動物自然公園及びその周辺整備についてお尋ねいたします。

 まず、誠に残念なことですが、九月二十九日、当園の人気者であり、多くの県民に夢を与えてくれました、五年前に来県第一号のコアラのサンデーが亡くなるという、悲しい報せがありました。

 こども動物自然公園は、昭和五十五年六月にオープンして以来、豊かな自然の中で直接動物たちと親しめる特徴ある施設として多くの子供たちに親しまれてまいりました。しかし、最近の入場者数は七十万前後と横ばいであると聞いております。

 そこで伺いますが、こども動物自然公園の入場者確保対策として、建設中の平和資料館との連絡通路の整備や入場料の割引等の入場者サービスは考えられないのか。また、この施設の敷地の中にあります、こどもの城の整備、充実は図られないものか。特に、遊びの器具等の更新はどのようになっているのか。

 さらに、科学技術への夢をはぐくみ、科学技術のすばらしさを体験できる交通手段として、近未来の高速輸送システム、リニアモーターカーの体験線の設置につきまして、本年三月、埼玉科学技術懇話会提言の具体化に関する報告がなされました。目標とする具体的内容の中で、こども動物自然公園へのアクセスとして、また園内の周遊交通機関として、中速浮上式リニアモーターカーの研究を行うと明示され、実施に当たっての問題点等も報告されておりますが、新しい技術を県民生活の中に積極的に活用するために、ぜひ、当園にモデル手段として設置する考えはないかお尋ねいたします。

 次に、周辺の交通混雑の解消についてであります。

 関越道が通り、将来、圏央道が開通するなど、交通アクセスに優れていることから将来を展望いたしますと、周辺の道路は更に混雑するものと思われます。特に、春秋の観光シーズンの混雑は異常なものがあります。また、物見山山頂近辺のカーブはきつく、県道の安全対策も求められておりますので、混雑解消の方策と併せて、都市計画道路高坂中央通り線の計画について、それぞれ関係部長にお尋ねいたします。

 次に、地域振興対策について数点お尋ねいたします。

 東松山市を中核とする比企地域は、県の中央に位置し、緑と清流に恵まれた、埼玉を象徴する地域であり、さらに、菅谷館跡や慈光寺など優れた文化遺産や、和紙をはじめとする伝統工芸等が保存継承されている地域でもあります。しかし、都市化の波は今や丘陵地帯までに及び、このままでは後世に伝えるべき貴重な自然や遺産をも失うことになりかねません。

 こうした中で、自然と伝統と調和しながら、地域中心都市、拠点都市が連携して均衡ある発展をいかに図るかが比企地域に課せられた課題であり、二十一世紀の埼玉づくりを目指すネットワークシティ構想を推進する県の使命でもあると思います。そして、このような広域的関係をもつ問題は、一市町村の対応で解決できるものではなく、広域的な対応や県の積極的な指導、支援が必要であると思います。

 幸い、本年九月に、東松山市をはじめとする十市町村で構成する比企広域市町村圏は、秩父広域に続き、本県で二番目のふるさと市町村圏に選定されました。そこで、比企地域の振興対策についてお尋ねいたします。

 まず、第一に、地域の振興発展には、ハード、ソフト両面からの均衡ある施策が必要と思われます。しかし、ふるさと市町村圏に選定された圏域での基金事業はソフト中心であり、ハードの遅れが心配されますが、ハード面の整備はいかに指導、支援していく考えか伺います。

 二点目として、ふるさと市町村圏の選定を受けた秩父広域と比企広域の構成市町村は、県南市町村に比べ財政力も極めて弱い団体であります。こうした弱い団体を構成員とする広域の行政を発展、育成するためには、もちろん、他地域とのバランスも必要かと存じますが、思い切った県単独の上乗せ施策等を実施することが、むしろ県全体の発展にとって必要と思われますが、御所見を伺います。

 三点目として、比企歴史のむらの整備についてであります。

 構想が打ち出されてから六年が過ぎようとしております。この事業の推進には地元市町村の理解と協力が必要かと思います。地元市町村との協力関係はどのように進めているのか、また、この事業を推進する上で、県と地元市町村との役割分担について、その基本的な考え方を伺います。

 四点目として、比企地方の大動脈である国道二五四号パイパスは、本年三月の金勝山トンネルの開通など着実な整備の伸展をいただいたところですが、いまだ朝夕や休日の交通渋滞は都心並みの状態です。

 そこで、本バイパスの野本地区の進ちょく状況及び唐子地区の工事着工の見通しと問題点について伺います。

 以上四点について、教育長及び関係部長にお尋ねいたします。

 次に、地元における諸問題について

 初めに、日本スリーデーマーチについてお伺いします。

 日本歩け歩け協会、東松山市、朝日新聞、さらに、埼玉県が主催する第十四回日本スリーデーマーチは、来る十一月二、三、四の三日間にわたって、「楽しみながら歩けば風の色が見える」をメインテーマとして、美しい自然と人情味あふれる武蔵野、比企丘陵を舞台に開催されます。

 この大会の歴史は、昭和五十三年、群馬県の新町で産声をあげました。しかし、宿泊施設の問題等で、新町歩く会からの申出により、第三回大会から東松山市に移り順調に発展し、今や、世界歩けオリンピックと言われるオランダのナイメーヘン市で開催されておりますフォーデーマーチに次ぐ国際ウォーキング大会となりました。本大会も、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、さらに、ソ連と外国人参加者を迎え、日本全国より約七万人の参加者と発展し、国際親善が図られております。

 一方、大会を支えるため、国の内外の参加者と心のふれあいの民泊施設の提供、二百人を超える外国人ウォーカーと全国のウォーカーに会話の橋渡しの語学ボランティア等、東松山市民の協力に感謝するものです。

 しかし、大会の規模が拡大すればするほど問題も複雑多岐にわたり、交通規制、運営費の増大等の諸問題に対し、県としての対応も必要と思います。国際親善を深め、心と体の健康づくりを目指す日本スリーデーマーチに、健康第一である県議会議員の先生方並びに県職員の参加を心よりお待ち申し上げ、次の二点について知事の御所見を伺います。

 まず、一点目として、大会の規模が年々拡大する中で、日本スリーデーマーチの顔として、多くのウォーカーから期待されております知事として、また、主催者である埼玉県として、今後どのょうな役割を担っていく考えか。

 二点目として、県は、中国をはじめメキシコ、オーストラリア、アメリカの州と姉妹提携を結んでおりますので、主催者の一員として、これらの国の州へ参加を呼びかけるとか、招待するなどの国際交流が、本大会を更に盛り上げる要因になると確信いたします。このような働きかけに対し、どのように取り組んでいくのか、お尋ねいたします。

 最後に、さきの十八号台風被害に関連して、市野川流域の水害対策について伺います。

 市野川は、東松山市の北部を流れ、吉見町、川島町を経て荒川に注ぐ一級河川であります。近年、この流域も、大規模な住宅団地が造成されるなど都市化が進展しております。このため、大雨のたびに水害に泣かされている地区が発生しております。

 特に、東松山市の東部の山崎町や新宿町の両地区は、八月の大雨において、浸水面積二十七ヘクタール、床上浸水二十九戸、床下浸水百四戸、また、さきの台風十八号においても、床上浸水六戸、床下7浸水八十二戸と、二か月続きで被害に見舞われております。さらに、下流の吉見町、川島町の農作物の被害も甚大でありました。

 そこで、市野川等の改修等についてお尋ねいたします。

 一点目といたしましては、市野川の改修計画と事業推進上の問題点、また、市野川に注ぐ新江川の改修計画についても併せてお伺いします。

 二点目として、被害の激しい山崎町、新宿町の雨水排水対策として、地元東松山市も大型ポンプの設置や調整池の建設を検討中であります。地元の自治体がまず責任を持って事に当たるのは当然でありますが、県としても、指導力を発揮し、対応策の一日も早い具体化を図るべきと考えます。

 この市野川への排水については、河川管理者である県との協議が必要であると聞いております。協議の見通しと問題点についてお伺いいたします。

 以上、二点について土木部長にお尋ねいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手起こる)



○議長(野本陽一君) 三番 渡辺 清君の質問に対する答弁を求めます。

        〔知事(畑  和君)登壇〕



◎知事(畑和君) 渡辺 清議員の私に対する御質問に順次お答えをいたします。

 まず、ゴルフ場の地域への社会還元についてのお尋ねのうち、県営ゴルフ場の開放についてでございますが、県営ゴルフ場の運営につきましては、パブリックゴルフ場としての性格にのっとりまして、できる限り多くの県民の皆様に低廉な料金で御利用いただけるよう努めておるところでございます。

 お説のとおり、県民各層におけるゴルフの普及は目覚ましいものがございまして、県民の御要望に十分には沿えない面もございます。しかしながら、県民の日にはプレーフィーを半額に、また、敬老の日には高齢者に無料開放との御提言につきましては、県民の日や敬老の日の意義を深める上で示唆に富んだものと承りましたので、研究させていただきたいと存じます。

 次に、民間ゴルフ場への働きかけについてでございますが、御案内のとおり、ゴルフ場は、地域における大規模な土地の利用でございまして、地域の振興に寄与いたしまするだけでなく、地域への社会還元も求められるよりになってまいったようでございます。県内の民間ゴルフ場におきましても、地域への還元策といたしまして、市民ゴルフ大会への開放など、種々の努力をしておるようでございます。

 もとより、地域への還元策につきましては、それぞれのゴルフ場が地域とのかかわり合いの中で自主的に行うべきものでございますが、県といたしましても、お説にございました方策を含めまして広く検討していただきますよう、関係団体にお願いしてまいりたいと存じます。

 次に、地元における諸問題についてのお尋ねのうち、日本スリーデーマーチについてお答えをいたします。

 まず、県として今後どのような役割を担っていくのかについてでございますが、日本スリーデーマーチは、埼玉県における全国規模のイベントでございまして、県民の健康づくりのみならず、本県のイメージアップにもつながるものでございます。県といたしましては、この大会の趣旨に賛同いたしまして、昭和六十二年の第十回大会から主催者の一員に加わりまして、私自身も、毎年、大会の名誉会長として、この事業の積極的な推進に努めておるところでございます。

 今後も、実行委員会及びその他の関係団体の方々とともに積極的に参加してまいりたいと存じます。

 次に、国際交流の働きかけをすることについてでございますが、このスリーデーマーチは、今や国際的な大会となり、多くの外国の方々も参加いたしておりまして、国際交流の役割を果たしておるところでございます。今後、更に国際交流を進めてまいりますことにつきましては、他の主催者及び関係団体とよく話し合ってまいりたいと存じます。

 以上でございます。

        〔商工部長(荒井 昇君)登壇〕



◎商工部長(荒井昇君) 御質問二、大店法改正と商店街振興策についてお答えを申し上げます。

 まず、(一) 大型店の出店調整の状況等についてでございますが、現在、出店調整中の件数は二百十二件でございまして、その内訳は、国の調整となります第一種大規模小売店舗は百三十三件、県の調整となります第二種大規模小売店舗は七十九件となっております。

 次に、大型店の出店調整に当たる県の基本姿勢についてでございますが、今回の大規模小売店舗法、いわゆる大店法の改正に伴いまして、大型店の出店調整期間が一年半から一年に短縮されるとともに、大規模小売店舗審議会において実質的な調整を可能とするための調査審議機能の充実強化を図る等の改正がなされるものでございます。したがいまして、従前、実質的な出店調整を行っでまいりました商業活動調整協議会が廃止されるなど、地元関係者の意見の反映に懸念される点もございますが、改正後におきましても、大規模小売店舗審議会によります消費者、小売業者及び学識経験者からなる地元関係者からの意見聴取、地元商工会議所、商工会によります意見集約などの手続を十分活用いたしまして、適切な調整が図られるよう努力してまいりたいと存じます。

 今後とも、消費者の利益の保護に配慮しつつ、中小小売業の事業活動の機会を適正に確保するという大店法の趣旨に沿って、適切に対処してまいりたいと存じます。

 次に、(二) 中小小売店・地域商店街に対する支援措置についてでございますが、県では、大店法の規制緩和が中小小売商業者に与えます影響を考慮いたしまして、本年度、ハード、ソフト両面にわたる支援策の充実を図っております。

 まず、ソフト面の支援ですが、ライブタウンさいたま運動による補助を増額するとともに、商店街の活性化計画づくりやイベント事業等に対します中小商業活性化基金による助成を増額したところでございます。

 また、ハード面につきましても、本年度新たに、魅力ある商店街整備促進事業を創設いたしまして、商店街が行います駐車場整備やショッピング・モール化事業等を支援し、まちづくりの視点から、商店街の魅力づくりと集客づくりの向上に取り組んでいるところでございます。

 御指摘のように、地域商店街の活性化を図ることは極めて重要なことでございますので、今後とも、中小小売業者、地域商店街が商業環境の変化に対応できますよう、支援に努めてまいりたいと存じます。

        〔環境部長(新井一裕君)登壇〕



◎環境部長(新井一裕君) 御質問三、環境問題についてお答えを申し上げます。

 まず、(一)の、自動車交通量抑制対策の実施に当たっての県等の役割及び指導についてでございますが、このたび首都圏の六都県市が取り決めました冬の間の交通量抑制対策の実施に当たりましては、何よりも、県民や事業者の幅広い理解と協力が不可欠でございます。

 そこで、まず、県といたしましては、各種の広報媒体を活用して、この取組の徹底した周知を図るとともに、特に、ディーゼル自動車を多く保有する企業や関係団体、市町村などに対しまして、交通量削減のための要請活動を六都県市が協調して進めているところでございます。

 関係市町村等につきましては、既に説明会を開催し、取組の趣旨を御理解いただきましたので、住民に対する同様な普及啓発を積極的に行っていただけるものと期待いたしております。

 また、事業者につきましては、この取組を通じて、自動車排出ガスが環境へ大きく影響していることに一層の理解を深めていただき、これを契機として、今後、最新規制適合車への買替え、鉄道等への輸送手段の転換、輸送の合理化などへの動機付けになることを期待しているところでございます。

 この対策は、六都県市が共同して実施するものでございますので、特に本県におきましても、県が中心となって、総合性を確保しながら対策の実効性を高めることができるよう、指導力を発揮してまいりたいと存じます。

 次に、(二)の、今後の継続、自家用車の運行削減及び対策強化地域外からの流入車両についてでございますが、この対策は、当面、三か年程度実施し、大気濃度、自動車交通量の調査、企業活動への影響調査などの評価を行った上、その継続につきまして検討してまいりたいと存じます。

 いわゆるマイカーの運行削減につきましては、省資源、省エネルギーの観点からも、年間を通じて、不用不急の利用を抑制するように呼びかけてまいります。

 また、地域外からの流入自動車問題でございますが、既に、関東地方知事会を通じまして隣接県への協力要請を行っておりますが、区域外市町村への周知、さらには、主要幹線道路の電光掲示板の活用などで対策実施の周知を図ってまいりたいと考えております。

        〔教育長(竹内克好君)登壇〕



◎教育長(竹内克好君) 御質問四、国際理解教育の推進についてお答え申し上げます。

 まず、(一) 高校生海外セミナーの成果と今後の見通しについてでございますが、高校生海外セミナー、これは高校生を海外へ連れていくわけでございますが、海外セミナーは、今年度、第三回目を実施し、中国山西省の太原市、首都の北京市において現地の学校と交流活動を行い、大きな成果をあげてまいりました。

 その成果ということですが、まとめてみますと、次の五点になろうかと存じます。

 (一) 中国の高校生との心のふれあいを通じ、友情を深め、国際親善のきずなを強くしたこと

 (二)番目としまして、参舞した生徒が在籍校において、元の学校ですが、在籍校において国際理解教育推進のリーダーとして活躍していること

 (三)番目としまして、日本の文化、伝統を紹介するとともに、中国の文化、伝統についての理解が深まったこと

 (四) 外国語を知ることによって、日本の良さを再認識することができたこと

 (五) 合同授業や交流会を通し、中国語や英語等の語学の習得が進んだこと

でございます。

 ちなみに、今年度参加した生徒の一人は、ある新聞の中国だよりに感想を寄せておりまして、「この旅行はおそらく僕の人生を大きく変えるだろう、人生の分岐点になるかもしれない。十六歳で中国に行けたのは幸せとしか言いようがない」と、セミナーのインパクトの強さを率直に述べております。

 これら感動的な体験は、参加生徒にょって、始業式、朝礼、文化祭などを通じて全校の生徒に伝えられ、当該校の国際理解教育推進の一助となっております。

 今後の見通しについてでございますが、県教育委員会といたしましては、この事業を引き続き実施することとしております。さらに、友好姉妹県州の関係にありますオーストラリアのクイーンズランド州、アメリカのオハイオ州などとの交流の可能性についても、今後、検討してまいりたいと存じます。

 次に、(二) 各高等学校における国際交流の推進についてでございますが、お説のとおり、国際社会に生きる日本人の育成は、緊急かつ重要な課題でありますので、新学習指導要領にも大きな柱として位置付けられており、本県教育行政の重要な施策の一つであります。

 この課題に対応するためには、計画的、継続的に国際経験を積ませることが重要であると考え、各学校の指導をしているところでございます。そのため、留学生の受入れや海外への留学など個人レベルの交流とともに、姉妹校の提携など、学校単位の交流も盛んになってまいりました。平成二年度は、五十二名の留学生を受け入れ、百五名の生徒が海外の高等学校に留学しております。

 さらに、本年度の夏季休業中には、県立高校の八校が姉妹校などの海外の高校に生徒を派遣し、相互理解と友情を深め、先ほど申し上げました海外セミナーと同様の成果をあげてまいりました。

 県教育委員会といたしましては、姉妹校等による国際交流を一層促進するとともに、外国語科等の生徒が、新学習指導要領における新しい科目、オーラル・コミュニケーション、英会話みたいなんでございますが、などを学習するのに合わせ、その対応について検討してまいりたいと存じます。

 また、高校における国際交流を積極的に推進するためには、何といっても、その原動力となる校長及び教員のすべてがこれに深い理解を持つことが必要でございます。そのため、英語教員以外の教員についても広く海外事情を勉強させ、意識改革の機会をもたせることが大切だと考えております。

 次に、御質問八、地域振興対策についての(三) 比企歴史のむらの整備についてにお答え申し上げます。

 お説のように、比企地域は豊かな緑と数多くの優れた文化財に恵まれております。そこで、県教育委員会といたしましては、県と比企地域十市町村との協力のもとに、文化財と自然を素材とした広域にわたる地域づくりという、全国的にも例のない先進的な事業として、比企歴史のむら整備事業に着手いたしました。

 平成二年度は、事業推進の第一歩である基本構想を策定いたしました。本年度は、事業をより具体化するための基本計画を策定することとなっており、庁内に策定委員会を発足させるとともに、地元の御意見をいただくよう、関係市町村長さんを委員とする基本計画作成推進委員会を設置いたしております。

 御質問の、県と市町村との協力関係につきましては、それぞれの段階で委員会、研究会等を設けて、地元との意見交換を積極的に行い、緊密な協力関係ができるよう努めてまいりました。

 また、県と市町村との役割分担の基本的な考え方でございますが、基本構想では、文化財とその周辺の自然景観を整備する等のゾーン整備事業は各市町村で行う。歴史資料館を中核的拠点施設として整備する事業は県で実施する。それらをつなぐ自転車道などの整備事業と利用促進事業については市町村と県の両者で協力し、実施することになっておりますが、今後、更に検討してまいりたいと存じております。

 いずれにいたしましても、この事業は、県と市町村との緊密な協力関係が欠くことのできない要素であり、今後とも、地元市町村の御理解と御協力をいただきながら、ともども推進してまいりたいと存じます。

 以上でございます。

        〔警察本部長(笠井聰夫君)登壇〕



◎警察本部長(笠井聰夫君) 御質問五の、交通安全対策についてお答えいたします。

 まず、交差点対策についてでありますが、御所見のとおり、交通事故の発生状況は誠に予断を許さない情勢でありまして、とりわけ、交差点及びその付近における交通事故の発生が多いことから、交差点対策は特に重要であると考えております。

 交差点事故の多くは、いずれかの道路幅員が十三メートル未満の中小交差点で発生しておりまして、交通事故全体の五七、八パーセントを占めております。

 御質問の、事故の発生しやすい交差点について具体的に申し上げますと、左右の見通しの悪い交差点、カーブや下り坂にある交差点、広い道路と狭い道路との交差点等でありまして、これらの交差点におきましては、出合い頭、追突、左折巻き込みなどの事故の発生をみているところであります。

 これらの事故のうち、出合い頭事故等につきましては、何といいましても信号機の設置が有効であります。現在まで、県内全域で六千五百九基の信号機が設置されておりますが、今後とも、更に計画的な整備に努めてまいることといたしております。

 他方、交差点によりましては、追突事故、左折巻き込み事故など、信号機だけでは防ぎきれない形態のものもありますし、交差点の形状や、道路が狭いことなどから、信号機を設置できない交差点もあります。こうした交差点につきましては、警察と道路管理者が合同で道路診断を行い、一時停止や横断歩道等の交通規制及び交差点の改良など、総合的な交通事故防止対策を講じているところであります。

 次に、違法駐車の問題についてお答えいたします。

 議員御指摘のとおり、都市部での目にあまる違法駐車は、交通渋滞や交通事故を引き起こすなど、大きな社会問題となっており、さきに道路交通法、車庫法のいわゆる駐車二法の改正が行われたところであります。

 この法改正を受けて、警察としては、特に違法駐車の多い県南都市部を中心に指導取締りに努めているところでありまして、本年八月末現在で約七万三千余件の違反を検挙したほか、約二十五万件について指導警告を行い、違法駐車の一掃を図っているところであります。

 次に、改正車庫法の広報、啓蒙活動でありますが、これについては、広報映画やビデオをつくって、免許更新でみえる方々や来庁者に御覧いただいているほか、ポスター、チラシなどを広く配布するとともに、新聞、テレビ等により積極的な広報活動を実施しているところであります。

 また、いわゆるホームレスカーにつきましては、速やかな車庫の確保をはじめ、転居等に伴う自動車登録の変更等について指導の徹底を図っております。

 いずれにせよ、警察といたしましては、違法駐車をしない、させないという県民意識を定着させるため、広報、啓蒙活動を推進するとともに、指導取締りを強化して、一車一車庫の確保の徹底を図ってまいる所存であります。

        〔県民部長(神澤 滋君)登壇〕



◎県民部長(神澤滋君) 御質問六、平和資料館(仮称)の建設についてお答えを申し上げます。

 平和資料館につきましては、戦後世代が県民の三分の二を占め、戦争に係る資料の散逸や記憶の風化が進む中で、戦争の悲惨さと平和の尊さを後世へ伝えることを目的に、建設に着手しているところでございます。

 まず、(一) 展示内容についてでございますが、資料館では、さきの大戦における世界や日本の動きの中で、埼玉がどのようにかかわってきたかの視点を重視いたしまして、特に、二・二六事件や満蒙開拓団、熊谷空襲などの資料の収集、展示に力を入れております。また、戦争当時の生活が体験できますよう、館内に小学校の教室や防空壕等を復元するとともに、映像や音響を駆使した最新の展示技法を用いることにより、来館者の心に強い印象を与えるようなものとしてまいりたいと存じます。

 次に、(二) 運営の基本的な考え方についてでございますが、政治、宗教などからの中立、公正の確保、永続的で確実な運営を基本として、組織、形態等について検討を進めるとともに、イベント等、平和のための事業につきましても検討してまいりたいと存じます。

 次に、(三) 利用の方策についてでございますが、常設展示に加え、機会をとらえて特別企画展を開催するなど工夫をこらすとともに、隣接するこども動物自然公園はもとより、近隣の公共施設等との回遊性を確保することを心がけてまいります。

 また、特に、次の世代を担う児童生徒の利用に意を用い、教育委員会との連携を図り、教育活動の一環として見学していただくことなどの方策を講じてまいりたいと存じます。

 以上でございます。

        〔住宅都市部長(関根 弘君)登壇〕



◎住宅都市部長(関根弘君) 御質問七、こども動物自然公園及びその周辺整備についての(一) 入場者確保対策についてお答えを申し上げます。

 御質問のこども動物自然公園につきましては、緑豊かな比企丘陵の自然の中に、動物たちとのふれあいをテーマとして多くの子供たちに親しまれております。お尋ねの平和資料館との連絡道路の整備でございますが、施設間を有機的に結ぶことにより、両施設の入場者への利便性が確保されるものと考えられますので、関係機関と調整してまいりたいと存じます。

 次に、料金の割引につきましては、現在建設中の平和資料館とリンクさせた料金設定の可能性などについて研究してまいりたいと存じます。

 次に、(二) こどもの城の整備・拡充についてでございますが、こどもの城は、昭和五十六年の国際児童年を記念し、子供の夢と創造性をはぐくむ記念施設として建設されたもので、既に十年を経た今、施設や展示物の改善とか遊びの器具の更新などによって、新しい時代に即応したものにする必要があると考えているところでございます。したがいまして、今後、関係機関の御協力をいただきながら、子供たちが心から楽しめ、興味が持たれるような施設整備の検討を進めてまいりたいと存じます。

        〔企画財政部長(伊藤祐一郎君)登壇〕



◎企画財政部長(伊藤祐一郎君) 御質問の七、こども動物自然公園及びその周辺整備についての(三) リニアモーターカーの体験線の設置についてお答えを申し上げます。

 御指摘のように、平成二年二月の科学技術懇話会の提言におきまして、二十一世紀の交通機関として期待されておりますリニアモーターカーの体験線の設置が提言されております。この提言は、二十一世紀を担う創造性豊かな青少年が、科学技術に積極的な関心を抱き、未知の世界に果敢に挑戦する精神を育成すべきとの観点からなされたものと理解いたしておりますが、その実現のためには、採算性や敷設後の運営の問題等、解決すべき課題もございますので、長期的視野に立って、引き続き研究してまいりたいと存じます。

 次に、御質問八、地域振興対策についての(一) ふるさと市町村圏の整備についてでございますが、比企地域は、豊かな緑と清流に恵まれ、歴史と文化に彩られた地域でございますが、昨今、先端産業の研究所や大学等の立地、豊かな自然を活用したスポーツ・レクリエーション施設の整備などに加えまして、関越自動車道や現在建設中の首都圏中央連絡自動車道による交通の利便性など、拠点都市東松山市を中心に広域的丘陵都市としての発展が期待されている地域でございます。

 このような地域特性を活かしながら、平成元年度には、比企地域市町村圏協議会によりまして第二次新比企広域市町村圏計画が策定され、比企歴史のむらネットワーク、市街地の整備、交通情報ネットワークの形成などを主要プロジェクトとして位置付け、その具体化に努めているところでございます。

 県といたしましては、嵐山花見台工業団地の造成や平和資料館の建設など、ハード面の整備に努めてきたところでございますが、今後は、比企地方の広域的な整備を図るため、県比企広域市町村圏協議会などの役割分担に応じまして、県の事業に併せて、まちづくり特別対策事業などの国の施策を活用し、積極的な支援、協力をしてまいりたいと存じます。

 次に、(二) 県の支援についてでございますが、従来から、県独自の一般的な財政上の支援措置といたしまして、町村特別交付金や市町村振興資金貸付金の制度を設け、市町村に対する財政支援を行ってまいったところでございます。今後、引き続きこれら制度の充実に努めてまいりますので、御了承賜りたいと存じます。

        〔土木部長(石田真一君)登壇〕



◎土木部長(石田真一君) 御質問七、こども動物自然公園及びその周辺整備についての(四) 周辺の交通混雑の解消についてお答えを申し上げます。

 周辺道路の整備につきましては、現在までに、土地区画整理事業等による高坂駅西通り線の整備や、県による国道四〇七号及び高坂中央通り線の一部区間の整備を実施してきたところでございます。しかしながら、道路のネットワークとしては不完全な状況となっております。このため、こども動物自然公園への唯一のアクセスである県道岩殿観音南戸守線に車が集中して、お説のとおり、交通混雑を生じております。

 県といたしましては、緊急対策といたしまして、御指摘の物見山山頂付近の危険な箇所、約四百メートルの区間について改良を計画し、本年度は地元地権者の御協力のもとに用地測量を行ってまいりたいと存じます。

 次に、高坂中央通り線についてでございますが、この道路は、市で計画中の土地区画整理と、県で行う買収方式により整備する計画としておりまして、本年度は、高坂駅西通り線から関越自動車道まで用地測量を行うことといたしております。残りの区間につきましても、順次、用地測量を行いまして、土地区画整理と整合を図ってまいりたいと存じます。

 次に、御質問八、地域振興対策についての(四) 国道二五四号バイパスについてでございますが、国道二五四号東松山バイパスは、東松山市地内の古凍交差点から野本を経て唐子に至る、約九・四キロメートルのパイパスでございます。昨年までに、関越自動車道東松山インターチェンジの前後の区間約四キロメートルにつきましては四車線で供用いたしておりますが、現在、野本地区と唐子地区が未供用の状況となっております。

 野本地区の進ちょく状況でございますが、用地買収率約九四パーセントで、本年度から一部工事に着手いたしております。

 次に、唐子地区の工事着工の見通しと問題点についてでございますが、昭和六十三年に用地測量を実施し、事業化の準備を進めてきたところでございます。民地の境界確定ができていない箇所があるなど、事業上の課題もございますが、県といたしましては、唐子地区の現道の交通渋滞や前後のバイパスの開通状況を勘案いたしますと、早期に事業着手する必要があると考えております。このため、地元の皆様の協力を得て、平成五年度から本格的な事業着手が図られるよう、準備を進めているところでございます。

 次に、御質問九、地元における諸問題についての(二) 市野川及び新江川の改修計画についてでございますが、まず、市野川の改修につきましては、戦前の改修計画によりまして、荒川合流点から市野川橋付近までの区間が完成しております。また、昭和二十九年度から国庫補助事業により上流部の改修を進め、平成三年度末までに羽下橋までの区間をおおむね完成させる見込みでございます。

 しかし、市野川の下流部は、堤防の老朽化が進み、ぜい弱であるため、平成元年度から堤防の表腹付けによる補強工事を実施してきております。また、河川内の民地にある住宅の移転につきまして、移転先用地の確保のため協議を重ねております。今後とも、関係者と協議を進めながら、事業の推進を図ってまいります。

 次に、市野川に注ぐ新江川の改修につきましては、国庫補助事業により昭和五十三年度から改修事業を進めてきておりますが、友田橋から下流の河道改修はおおむね完成しておりまして、引き続き上流に向けて改修事業を進めてまいります。

 次に、(三) 東松山市山崎町、新宿町の水害対策についてでございますが、東松山市が市野川右岸地区の雨水排水対策として大型ポンプ場の設置等を計画し、平成三年度から基礎調査を始めており、排水量についての協議を受けたところでございます。今後、ポンプ場の施設設計ができ次第、更に協議を受ける予定でございますが、この地区は、今年の台風十二号及び十八号の降雨によって浸水被害が発生しておりますので、県といたしましても、この都市排水を受ける市野川堤防の補強工事や河川内の民家の移転間題になお一層努力をして、東松山市の雨水排水対策に協力してまいりたいと存じます。

 以上でございます。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△休憩の宣告



○議長(野本陽一君) 暫時、休憩いたします。

午前十一時五十五分休憩

          −−−−−−−−−−−−−−−−

午後一時四十分再開

  出席議員   八十九名

   一番   二番   三番   五番

   六番   七番   八番   十番

   十一番  十二番  十三番  十四番

   十五番  十六番  十七番  十八番

   十九番  二十番  二十一番 二十二番

   二十三番 二十四番 二十五番 二十六番

   二十七番 二十八番 二十九番 三十番

   三十一番 三十二番 三十三番 三十四番

   三十五番 三十六番 三十七番 三十八番

   三十九番 四十番  四十一番 四十二番

   四十三番 四十四番 四十五番 四十六番

   四十七番 四十八番 四十九番 五十番

   五十一番 五十二番 五十三番 五十四番

   五十五番 五十六番 五十七番 五十八番

   五十九番 六十番  六十一番 六十二番

   六十三番 六十四番 六十五番 六十六番

   六十七番 六十八番 六十九番 七十番

   七十一番 七十二番 七十三番 七十四番

   七十五番 七十六番 七十七番 七十八番

   七十九番 八十一番 八十二番 八十三番

   八十五番 八十六番 八十七番 八十八番

   八十九番 九十番  九十二番 九十三番

   九十四番

  欠席議員   五名

   四番   九番   八十番  八十四番

   九十一番

  地方自治法第百二十一条の規定により説明のため出席した人

   知事      副知事(立岡) 副知事(中村)

   出納長     企画財政部長  総務部長

   県民部長    環境部長    生活福祉部長

   衛生部長    商工部長    農林部長

   労働部長    土木部長    住宅都市部長

   公営企業管理者 教育長     警察本部長



△再開の宣告



○副議長(宮崎守保君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△質疑質問(続き)



○副議長(宮崎守保君) 質疑質問を続行いたします。

 六番 蓮見昭一君

        〔六番 蓮見昭一君 登壇〕(拍手起こる)



◆六番(蓮見昭一君) 六番、自由民主党の蓮見昭一でございます。

 四月の統一選挙におきまして、心ある多くの県民の方々の御支援を賜り、おかげさまで初当選をさせていただきました。

 私は、東十三区、杉戸町、庄和町、松伏町、そして吉川町より選出されましたが、特に、私の住んでおります吉川町からは三十六年ぶりに県議会にまいりました。本日、私に初めての一般質問の機会を与えてくださいました議長をはじめ多くの先輩諸兄に心からお礼を申し上げる次第でございます。

 本日は、私の地元の皆さんが傍聴に来ており、私も大変緊張しておると同時に、いささか張り切っております。執行部におかれましても明快なる御答弁をお願い申し上げます。

 まず、初めに、武蔵野操車場跡地利用計画についてお尋ねいたします。

 吉川町と三郷市にまたがる武蔵野操車場につきましては、御案内のとおり、昭和六十一年十一月に廃止が決定いたしましたが、跡地は未利用地のまま残され、特に目立った動きもなく今日に至っております。しかしながら、最近、武蔵野操車場跡地を中心とする地域は、東京外かく環状道路の開通が間近になってきたことや、常磐新線の建設も本格化するなど、広域的な交通条件が整い、それに伴って、開発の気運が今後大いに高まることが見えておるところであります。そうした中で、武蔵野操車場跡地が地域の活性化を図っていく上で極めて重要な土地であります。

 そこで、住宅都市部長にお伺いいたします。この地域の将来にとって重要なこの跡地に、県や関係機関など周辺地域を含めた土地利用構想などの検討をしていると聞いておりますが、現在の状況と今後の取組についてお聞かせ願います。

 次に、地下鉄八号線についてお尋ねいたします。

 この路線については、昭和六十年の運輸政策審議会答申により、都内亀有から武蔵野線方面への延伸を今後検討すべき方向とされました。地元では、吉川町をはじめとして、既に、昭和五十九年には誘致期成同盟会が結成され、関係各方面へ積極的な働きかけを行っております。昭和六十二年には、当県議会内にも営団八号線建設促進議連が結成され、活動を続けてまいりました。

 同じ運輸政策審議会で答申された常磐新線並びに地下鉄七号線については、第三セクターが設立され、又は近々設立という段階で、かなりの伸展を見ているようであります。地下鉄八号線については、都内豊洲及び亀有間の免許すらおりていない状況であります。

 しかしながら、とりわけ吉川、松伏町の住民は、都心に直結し、この地域の発展に欠かすことのできないこの路線の開通を一日千秋の思いで待ち望んでおります。そこで、企画財政部長に、地下鉄八号線の県内廷伸について、これまでの経過と今後の見通しについてお伺いいたします。

 続いて、都市計画行政のうち、線引きの見直しについてお聞きいたします。

 都市計画法の市街化区域と調整区域に分ける線引きが実施されて、既に二十数年が過ぎました。この間、市街化調整区域は、例外的に許可されるものを除き、一般的に開発は制限されております。しかしながら、調整区域には、線引きが実施される前に、旧宅造法などによって開発された住宅団地などがあります。私の地元にあるこのような団地では、生活排水は開発当時のコミュニティプラントで処理されておりますが、最近、施設が老朽化しており、この際、下水道に切り替えたいが、調整区域のために簡単にはいかないという声がよく聞かれます。

 都市計画は、人の住む生活環境の改善が大きな目的であります。このような調整区域の集団的な団地や市街化区域の周辺にできている市街地については、下水道などの整備基盤を行う上でも、市街化区域に編入していく必要があると思いますが、これらの団地等を市街化区域に編入することについて、住宅都市部長の御所見をお伺いいたします。

 また、同様に、都市計画行政に関連し、容積率の緩和についてお尋ねいたします。

 最近、JR武蔵野線吉川駅の周辺では、町の、仮称でありますが、情報センターサービスの建設が進み、幾つかの地域で、再開発事業等により新しい商業拠点の形成を図ろうとする動きが活発化しております。このような動きを促進し、町の活性化を図るためには、駅周辺などの町の中心部において、容積率の緩和はどうしても必要であると考えます。

 そこで、駅周辺地区等まちの中心部における容積率の緩和について、住宅都市部長の御所見をお願い申し上げます。

 次に、老化予防についてお伺いいたします。

 来るべき二十一世紀には、我が国も本格的な高齢化社会を迎えることになります。平均年齢が他県に比べて極めて若い本県におきましても、二〇二〇年には、五人に一人が高齢者となると予想されております。人生八十年の時代を迎えた今、福祉、医療、雇用などの私たちの生活を取り巻く現状も大きく変化しております。

 一方、人間はだれも、歳とともに老化現象が始まり、これは自然現象であり、だれも避けて通ることはできません。しかし、いつまでも若々しく元気でありたいと願うのは、人として当然のことであります。そのためにも、ほとんどの人は本気で自分の健康について考えています。自分で、健康であるためのいろいろな試みの中で実行可能なものを見つけ努力しているわけです。

 例えば、自分の地域の自治体、ボランティア団体などへ積極的に参加したり、退職後も働けるうちは働きたいと希望している方々が多いことも、これを見てもよくわかるわけでございます。おそらく、いつまでも頭や体を働かせて元気でいたいということなのでしょうか。

 このように、自分の老化は自分で防ぐというように、個人レベルでの努力が行われているようでありますが、必ずしも適切な指導と正しい知識のもとに行われているとは言い難いのではないでしょうか。

 最近は、高齢化社会に対応すべく、様々な施設や医療などの制度面での充実が次第に図られてきております。人間の基本的な欲求であります、いつまでも若くいたいという老化予防の面については、意外と行政面でも、これまで目を向けてこなかったように思われます。そこで、このような老化予防について、県としてどのように対応していくか、知事のお考えをお聞かせ願います。

 次に、警察行政について、警察本部長に三点お伺いをいたします。

 第一点は、警察署の設置についてであります。

 埼玉県の最も県南に位置している吉川警察署は、三郷市、吉川町、松伏町の一市二町を管轄しているものでありますが、地形的には、東西が約六キロ、南北が約二十二キロメートル(細長く、管内面積は約七十八平方キロメートルであり、隣接している草加、越谷、春日部の各警察よりも広い範囲を管轄しているのであります。

 この吉川警察署管内を地域別に見てみますと、三郷市には、警察署のほか派出所が五か所置かれているものの、吉川町、松伏町には、幹部派出所を含め派出所二か所、そして駐在所が二か所あるのみであります。

 吉川町及び松伏町の八月一日現在の推計人口は七万四千七十四人でありますが、吉川、松伏には、現在、住宅・都市整備公団の施行による大規模住宅団地が建設されているところであります。人口の流入が著しく、今後、人口の急増が見込まれているところであります。

 このような現状の中で、県民生活の安全と快適な住環境を確保するためには警察施設の整備が不可欠であります。そのためには、地域住民から、吉川駅前派出所の設置と併せ、吉川町と松伏町を管轄する警察署を新設してもらいたいという強い要望が寄せられております。そこで、警察署の設置について、どのような基準があるのか、お伺いをいたします。

 第二点は、外国人労働者問題についてであります。

 国内経済の拡大等により、我が国と近隣諸国との経済的基盤が以前にもまして広がり、国内における労働力の不足とあいまって、諸外国からの外国人労働者は急増しておりますが、これら外国人労働者の多くが、いわゆる不法就労であると聞いております。私ども地元においても、最近、建設現場や駅周辺等で外国人を見かけることが大変多くなっております。このょうな外国人による犯罪も発生しているなど、地域住民の日常生活への影響が懸念されるところであります。

 そこで、第一に、県内における外国人犯罪の検挙状況はどうか。

 第二に、県警が諸対策を講じていく上で、言葉の問題があると言われますが、通訳体制は十分であるのかどうか。

 第三に、不法就労外国人に対する県警の取締り方針はどうなのかについてお伺いをいたします。

 第三点、自動車教習所における救急医療に関する指導についてであります。

 多発する交通事故により、県内では、ここ数年、一年間に四百七十人余の尊い人命が失われ、三万六千人余の人々が負傷しております。まさに第二次交通戦争の到来と言われる現状を見逃すわけにはいかない状態にあります。

 不幸にして交通事故が発生した場合でも、事故の当事者、つまり自動車の運転者や同乗者など、その場にいあわせた者に救急医療に関する知識があり適切な応急処置ができれば、尊い人命を落とさずにすみ、あるいはたとえ重傷を負った者でも、その治療が軽くすむということもあろうかと思うのであります。

 そこで、新規運転免許取得者の九七・五パーセントを養成し、車社会に送り出している指定自動車教習所において、その教習カリキュラムの中に救急医療の知識を加えることができれば、交通事故死者数の減少にもつながり、ひいては、交通社会の一員として人命尊重意識の醸成にも結び付くのではないかと思うのでありますが、警察本部長の御見解をお願い申し上げます。

 次に、教育問題についてお伺いいたします。

 去る四月十九日、第十四期中央教育審議会から、新しい時代に対応する教育の諸制度の改革についての答申が行われ、その中で、時代の進展や生徒の多様な学習要求に対応する観点から、理数科、音楽科、美術科、体育科、英語科、演劇科などの職業学科以外の専門学科についても、一層の充実を図る必要があることが述べられております。

 県教育委員会では、昭和五十五年の大宮東高校の体育科をはじめとする音楽科、美術科、外国語学科などをもつ特色ある高等学校を全国に先駆けて新設するとともに、普通科における学科転換やコース設置などを行い、魅力ある学校づくりに努めてこられました。このことは大いに評価するところであります。

 しかしながら、音楽科に関しましては、大宮光陵高校、伊奈学園総合高校の技術系音楽専攻があるのみで、音楽を愛好し専門的な高い技術を身につけようとしている生徒たちが多い最近の状況を考えますと、十分とは申せません。

 人口六百五十万にならんとする大県、埼玉県といたしましては、音楽科をもう一校に設置し、情操豊かな教育を推進すべきと考えますが、現在、松伏町には、田園ホール・エローラを建設するなど、音楽を通したまちづくりを推進しておりますが、その一環といたしまして、松伏高校に音楽科を設置することを近隣市町が一致して熱望し、既に要望書を提出したと聞いております。

 そこで、松伏高校に音楽科を設置してはどうかと考えますが、教育長の御所見をお伺いいたします。

 次に、県移動美術展についてお尋ねします。

 本県美術の殿堂であります埼玉県立近代美術館が昭和五十七年に北浦和公園内に開館して以来、県内の美術振興の拠点として、多くの観覧者数を数えていると伺っております。これは、美術館における美術作品の収集や企画展示など、県民の意向や要望を十分反映させた事業の展開をされていることによるものと推察いたします。

 しかしながら、惜しむらくは、県南の地に一館設置されているだけで、その利用もおのずから限られたものとならざるを得ないと思っております。県では現在、市町村と共催による移動美術展を実施しておられますが、回数もわずか年三回と少なく、十分県民の需要に対応していないのではないかと思うところでございます。

 そこで、今以上に多くの県民が優れた美術作品を鑑賞することができるよう、施策の充実を図るべきと思うが、教育長の御所見をお伺いいたします。

 次に、地元の道路問題についてお伺いいたします。

 県南東部地域は、米の産地として発展してきましたが、昭和四十八年の国鉄武蔵野線の開業以来、急激な都市化が進み、都市基盤整備の立ち遅れが目立っております。特に道路問題は、南北方向の交通処理の問題や、東西方向の幹線道路の不備による交通混雑が指摘されております。

 特に、吉川駅周辺においては、JR武蔵野線により町が分断され、狭いガードに車が集中し、交通が麻痺している状態であります。現在、吉川町の中心部を南北に縦断する都市計画道路三郷吉川線の整備が進められておりますが、この完成には長期間かかると聞き及んでおります。当面、混雑緩和の解消は困難な状況にあります。

 そこで、住宅・都市整備公団が進めている吉川駅南土地区画整理と駅を結ぶためにも、三郷吉川線とJR武蔵野線の貫通工事を先行して行うことが非常に有効と考えます。土木部長の御見解を伺います。

 次に、県道三郷松伏線の三輪野江バイパスについてですが、玉葉橋が昭和五十七年に開通したことにより交通量が増え、狭い県道は、いつ大事故が起こらないか、危惧しておるところであります。そこで、早期に三輪野江バイパスの常磐自動車道以北に整備を図るべきと考えますが、土木部長の御所見をお伺いいたします。

 また、こうした三郷松伏線の混雑緩和のために東埼玉道路の整備が必要となると考えますが、東埼玉道路を庄和町から杉戸町以北へ延伸し、圏央道まで一気に行うべきと思いますが、その進ちょく状況と今後の見通しについてお伺いいたします。

 さらに、浦和野田線のうち、外前野土地区画整理区域から県道への取付道路整備について、今後の見通しを併せて土木部長にお伺いいたします。

 次に、県東部地域の県道について、歩道未整備区域が大変多く見られるわけでございますが、この歩道整備と併せて、庄和町の大凧会館の完成により、年間数十万人が観光に来る西宝珠花春日部線の歩道整備についても、土木部長の御見解をお願いいたします。

 それに、通告書の八番でございますが、とりやめさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 なお、杉戸町助役の件につきましては、県執行部皆様方のお骨折りにより、早速派遣していただきましたことに、地元県議といたしましてお礼を申し上げます。

 以上で私の質問を終わりますが、畑知事をはじめ担当部局長におかれましては、真に住みよい埼玉をつくるため、六百五十万県民の立場に立った、積極的で、なおかつ思いやりのある御答弁をお願い申し上げます。

 私は、町議会も経験したことはありませんが、このように初めての登壇をさせていただきまして、皆さんの御声援によりまして無事終わりましたことにつきまして、厚く感謝を申し上げまして、終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手起こる)



○副議長(宮崎守保君) 六番 蓮見昭一君の質問に対する答弁を求めます。

        〔知事(畑  和君)登壇〕



◎知事(畑和君) 蓮見議員の私に対する御質問は一点でございます。老化予防についてのお尋ねにお答えをいたします。

 長年の夢でございました長寿が現実のものとなりまして、この長寿を健康で生きがいに満ちたものとして過ごしますことが大切な時代になってまいったことは、お説のとおりでございます。そこで私は、県民総ぐるみの健康づくりといたしまして、昭和六十一年にヘルシー埼玉21県民運動を提唱いたしました。

 この運動では、県民の一人ひとりが、自分の健康は自分で守るという観点から、正しい生活習慣の確立を図りますとともに、県民の健康づくりを支援いたしますため、健康大学、各種健康づくり講座の開催や健康づくりのための指導者を養成するなど、各種施策を推進しておるところでございます。「老化は足から」とよく言われまするが、今年度のヘルシー埼玉21県民運動の実践テーマを、昨年に引き続きまして、「歩く健康づくり」ヘルシーウォークとして県民運動を展開しておるところでございます。

 御指摘にもございましたとおり、老化予防につきましては、生きがいの面をも含めまして、いろいろな分野から総合的に対応してまいることが必要でございます。そこで、このような観点に立ちまして、県民が健康で美しい人生を送るために、ヘルシー埼玉21県民運動を中心に諸施策の一層の充実を図ってまいりたいと存じます。

 以上でございます。

        〔住宅都市部長(関根 弘君)登壇〕



◎住宅都市部長(関根弘君) 御質問一、武蔵野操車場跡地利用計画についてお答えを申し上げます。

 県といたしましては、これまで、地元三郷市、吉川町や国鉄清算事業団等の関係機関と共同で、この操車場跡地と周辺地域を含めた約一千ヘクタールの地域を対象に、土地利用のあり方等について調査を行ってきたところでございます。

 この中で、操車場跡地につきましては、恵まれた立地特性を活かし、高等教育機関や研究所などを核とした研究開発系、生活文化に密着した商業業務系、水や緑を生かしたレジャー系を中心とする三つの考え方による土地利用構想案をとりまとめてきております。この調査結果を踏まえまして、構想の実現に向けた調整の場として、本年二月に、県、地元市町等による連絡会議を発足させまして、現在、土地利用構想案の絞り込みなどについて検討を進めているところでございます。

 今後の取組といたしましては、お話のように、操車場跡地は、地域の活性化を図る上で極めて重要な土地であることを念頭に置き、地元市町の意向にも留意しながら、土地利用計画の掘り下げや都市基盤施設の整備方策、事業主体の選定などについて、引き続き関係機関ともども検討を進めてまいりたいと存じます。

 次に、御質問三、都市計画行政についてお答えを申し上げます。

 まず、(一) 線引きの見直しについてでございますが、市街化調整区域から市街化区域への編入につきましては、予定線引き計画開発方式により、市街地としての計画的整備の確立性を前提として対応してきております。

 お話のように、市街化調整区域においては、当初、線引き以前に造成された比較的小規模な住宅団地などがございます。これらの団地などでは、排水施設をはじめとして、都市基盤の更新を必要とする時期にさしかかっており、市街地としての再整備が課題となってきております。したがいまして、市街化区域内の都市基盤の整備を図るという線引きの基本的な考え方に照らし合わせながら、お話にありましたような市街化調整区域内の住宅団地などにつきましても、既存の市街化区域と連続的、一体的な地域を形成することに配慮し、地区計画制度の活用などにより、市街化区域への編入等の措置を検討してまいりたいと存じます。

 次に、(二) 容積率の緩和についてでございますが、容積率の緩和につきましては、道路等の基盤整備の状況や当該地域における土地利用の動向、さらには再開発等の実施などによる良好な都市環境の形成の実現性等を勘案して、適切に行う必要がございます。

 お話にございました吉川駅周辺地区は、土地区画整理事業により基盤整備が進んできている中で、再開発等の動きが活発になってきておりますので、今後、町とも十分調整を図りながら、駅周辺地区としてふさわしい商業地の形成が図られるよう、前向きに対処してまいる所存でございます。

        〔企画財政部長(伊藤祐一郎君)登壇〕



◎企画財政部長(伊藤祐一郎君) 御質問の二、地下鉄八号線についてお答えを申し上げます。

 地下鉄八号線の県内延伸につきましては、御存じのとおり、県内延伸の前提となります都内部分の豊洲、亀有間の免許申請が営団によりまして昭和五十七年一月に行われておりますが、いまだに免許がおりていない状況でございます。このような状況の中で、県といたしましては、豊洲、亀有間の早期建設と武蔵野線方面への延伸につきまして、引き続き、あらゆる機会を通じまして、営団に対しねばり強く要望してまいりますとともに、地元同盟会などと協力しながら、地下鉄八号線の県内延伸に努めてまいりたいと存じます。

        〔警察本部長(笠井聰夫君)登壇〕



◎警察本部長(笠井聰夫君) 御質問五の警察行政について、順次お答えいたします。

 まず、警察署の設置についてでありますが、本県では、吉川警察署の管内をはじめ、特に首都五十キロ圏内での人口の増加が著しく、県民生活の安全を確保するため、警察署や派出所等の警察施設の整備が緊要の課題であることは、御指摘のとおりであります。警察署の設置については、管内人口十万ないし十五万人を一つの目安として、犯罪や交通事故の発生状況等を参酌しながら、全県的俯瞰に立って、限られた警察力を最大限に発揮できるよう、逐次整備を図ってきたところであります。

 吉川町と松伏町を管轄する警察署を新たに設置することにつきましては、こうした事情に加えて、新設に伴う必要な要員を確保することができず、現状では極めて困難であります。御提言の趣旨につきましては、今後、両町の地域を含めた県東部一帯の発展と治安状況の推移を見ながら研究していくこととし、当面は、現在の体制をベースに、本部直轄部隊の機動力を活用するなど、警察力の集中的、効率的運用を図り、間隙のない警戒体制の整備に努めてまいる所存であります。

 次に、外国人労働者問題についてでありますが、まず、県内における外国人犯罪の検挙状況でありますが、本年一月から八月までの間、短期滞在等の資格で入国した外国人による刑法犯は八十二件、六十五人を検挙しており、これを前年同期に比べますと、人員で十人増加しております。特に、窃盗犯が最も多い状況であります。

 また、出入国管理及び難民認定法関係では、不法残留、資格外活動等で百三十九件、百二十四人を検挙しており、同じく前年同期に比べますと、四十二件、三十六人と、こちらは大幅に増加しております。

 次に、県警察の通訳体制でありますが、職員の中で通訳できる能力を持つ者七十六人を、通訳、翻訳要員として運用しているほか、本年四月、十四人からなる通訳センターを発足させ、二十四時間体制で対応しているところであります。また、少数言語や特殊な言語を使う外国人もおりますことから、現在、二十か国語、百十三人の民間の方々に通訳を依頼しているところであります。

 今後とも、国際化の進展に伴い、ますます通訳需要が多くなることが予想されるところであり、職員を海外語学研修に派遣するなど、通訳体制の整備強化に努めてまいる所存であります。

 次に、不法就労外国人に対する取締りについてでありますが、警察では、不法就労であることが判明した場合には、個々の事案の内容に応じて、入国管理局に通報したり、悪質なケースについては逮捕するなど、今後とも引き続き適切な措置を講じてまいる所存であります。

 また、外国人労働者の就労に介入するブローカーや雇用主についても、労働者のあっせんにより暴利を得るなど、悪質事犯に重点を置いた取締りに努めてまいりたいと考えております。

 次に、自動車教習所における救急医療の指導についてお答えをいたします。

 交通事故現場等における応急手当は、負傷者の救助に不可欠であり、救急法に関する知識、技能を運転者に広く周知させることが肝要であることは、御指摘のとおりであります。このため、現在、指定自動車教習所の教習カリキュラムの中で、人工呼吸、心臓マッサージ、止血方法等の基本的な応急措置要領を取り上げ、教習を行っているところであります。しかし、教習所での教習が、いざというとき、どう活かされるかが大切であり、現在、警察庁で専門家を交えた検討が進められております。

 今後は、この検討を踏まえて、更に効果があがるよう研究してまいりたいと存じます。

        〔教育長(竹内克好君)登壇〕



◎教育長(竹内克好君) 御質問六、教育問題についてお答えを申し上げます。

 まず、(一) 県立松伏高校に音楽科を設置することについてでございますが、県教育委員会といたしましては、御所見にありますように、時代の進展や生徒の多様な学習要求に対応するとともに、生徒一人ひとりの個性の伸張を図ることを目指し、伊奈学園総合高校をはじめとして、魅力ある学校づくりに努めてまいりました。平成元年度からは、普通科を、理数科、外国語科、体育科など専門学科へ学科転換するなど、高等学校の個性化、特色化を推進しているところでございます。

 平成三年度からは、地域の方々の意見を十分に聞いて、地域に根ざした高等学校づくりを推進するために、地区教育委員会連合会、市町村のほうの教育委員会ですが、そちらに研究委託をする事業を始めました。御提言の、松伏高校に音楽科を設置することにつきましては、この地区教育委員会の連合会における研究委託の成果を踏まえ、中学校卒業生の進路状況を見極めるとともに、地元の要望書に見られる松伏町の音楽を通したまちづくりに寄せる熱意等を勘案しまして、今後、教育局内の高等学校中期構想検討専門部会において検討してまいりたいと思います。私も、地元の町長さんにお会いしておりますし、その熱意も強いことから、教育委員会の内部では設置の方向で検討が進んでおります。

 今後とも、地元の絶大な御支援をお願いしたいと存じます。

 次に、(二) 県移動美術展についてでございますが、埼玉県立近代美術館は、美術に関する県民の知識及び教養の向上に寄与するため、昭和五十七年に開館以来、百七十万人を超える入館者を数え、多くの県民の方々に親しまれるとともに、本県の美術振興に大きな成果を収めてまいりました。しかしながら、御指摘のとおり、近代美術館は、浦和市にあるという地理的な条件から、遠方の方々に美術作品の十分な鑑賞の機会を提供できないこともあろうかと存じます。

 このため、県教育委員会といたしましては、近代美術館から離れた地域の方々に対しまして、美術館の所蔵する優れた美術作品を鑑賞していただくため、昭和六十年度から毎年、移動美術展、美術品を出前するわけでございますが、移動美術展を開催してまいりました。なお、本年度は十月末から、熊谷市、狭山市及び越谷市で順次実施することといたしております。

 今後、この移動美術展の開催に当たりましては、展示内容の充実を図り、御協力いただける多くの市町村で、より多くの県民が鑑賞できるように努め、併せて、近代美術館において、魅力ある美術作品の収集や効果的な広報にも努めてまいりたいと存じます。

        〔土木部長(石田真一君)登壇〕



◎土木部長(石田真一君) 御質問七、道路問題についてにお答えを申し上げます。

 まず、(一) 都市計画道路三郷吉川線の整備についてでございますが、三郷吉川線の吉川駅付近で、JR武蔵野線の貫通工事を先行させることにつきましては、既に、吉川駅前広場をはじめ、三郷吉川線までの道路の整備が、吉川第一土地区画整理事業により完成しておりますし、また、駅南土地区画整理事業と連絡を図る上からも有効な手段と考えております。

 この工事は、高盛土となっているJRの営業線の下を貫通いたしますので、県といたしましては、現況を調査の上、早期に実現化が図られるよう努めてまいりたいと存じます。

 次に、(二) 県道三郷松伏線三輪野江パイパスの整備についてでございますが、この道路は、幅員が狭く、家屋が連たんしているため、約三キロメートルのバイパスを整備しているものでございます。このうち、常磐自動車道以北の約二キロメートルを重点区間と定め、鋭意、用地買収を進めておりまして、その進ちょく率は、現在、約四五パーセントとなっております。

 また、昨年度からは、買収済み区間の盛土工事にも着手しておりますが、今後とも用地買収を進め、早期完成に努めてまいりたいと存じます。

 次に、(三) 東埼玉道路の進ちょく状況についてでございますが、この道路は、八潮市内の東京外かく環状道路を起点として、庄和町の国道一六号に至る、延長十七・六kmの自動車専用道路として計画されております。さらに、周辺の地域から利用できるより側道を設け、また、交差する主要な道路から乗り入れが可能となる構造でございます。

 この事業は、平成元年度に国の直轄事業として、東京外かく環状道路から県道越谷流山線までの延長四・二キロメートルについて事業化がなされ、昨年度から用地測量が実施されているところでございます。今後、関係者の御協力をいただきながら用地取得を行い、その後、工事に着手することとなります。

 県といたしましては、県南東部地域の交通渋滞改善のため、早期に都市計画決定済み区間の全線の事業化と、御提言の庄和町以北への延伸につきましても、計画が具体化されまするよう、国に対し要望してまいりたいと存じます。

 次に、(四) 都市計画道路浦和野田線についてでございますが、外前野土地区画整理区域から県道中井松伏線までの延長約五百六十メートルにつきましては、平成元年度から用地買収に努めておりまして、その進ちょく率は約七六パーセントとなっております。今後とも、平成五年度完成を目標に事業を推進してまいりたいと存じます。

 また、西側の県道葛飾吉川松伏線までの区間につきましては、現在は未着手の状況でございますが、町で計画しております土地区画整理事業とも関連いたしますので、早期事業化に向けまして努力してまいりたいと存じます。

 次に、(五) 県道の歩道整備についてでございますが、県東部地域の越谷及び杉戸土木事務所管内で県が管理しております道路の歩道設置率は、平成三年四月現在で六一・三パーセントとなっておりまして、県全体の設置率を若干上回っている状況でございます。

 しかしながら、歩道の整備は極めて重要なことでございますので、今後とも計画的な整備に努めてまいりたいと存じます。

 次に、西宝珠花春日部線の歩道の整備についてでございますが、庄和町地内の江戸川中学校の前後二・一キロメートルの区間の整備を進めておりまして、平成三年度末には約九百五十メートルが完成する見込みでございます。残りの区間につきましても、地権者など関係者の御協力を得ながら、引き続き事業の推進に努めてまいりたいと存じます。

 以上でございます。

        〔六番 蓮見昭一君 登壇〕(拍手起こる)



◆六番(蓮見昭一君) 再質問させていただきます。

 四番の老化予防についてでありますが、実は、私の母親は八十歳以上までいたわけでございますけども、後半、痴呆症になりまして、本当に、私が見舞いに行ってもわからない状態になってしまいました。そうしたときに、本当に、心身ともに長生きしてほしいな、こういう気持ちで、いつも病院で考えていたわけでございますが、そういうことから、今回の老化予防について出させていただいたわけでございますけども、ぜひ、県当局におかれましては、そうした施策をしっかりと、早期にまた、進めていただきたいと思います。

 具体的なことにつきましても打ち出していただきたいと思いますし、若者だけでなく、老人のスポーツセンター、そういったものもぜひ考えていただきたいと思いますし、各地でのゲートボール場がたくさんあるわけでございますが、そうした中でも、吉川町におきまして、大風のためにゲートボール場の小屋が壊れて、亡くなった方もいらっしゃいます。そうした老人たちが、やはり屋根付きのゲートボール場をぜひ欲しい、こういう訴えもあります。

 各地に老人センター等があるわけでございますが、そういうところの隣に、ほとんどゲートボール場があります。そういうところへの屋根付きゲートボール場をつくっていただく、こういったことについて、強く県でも補助していただきますよう、切にお願いを申し上げる次第でございます。〔何ごとか言う人あり〕

 要望等含めてですね、どうしてもそれを、知事がそのようなことでもって決意していただきたいと思います。

 それから、一番、武蔵野操車場の関係でございますが、大変、地元といたしまして考えていることは、管理があんまりよくいってない、草ぼうぼうであるとか、そういった苦情が大変来ておりますので、ぜひひとつ、そういう管理面につきましても、県の御指導をしていただきますようお願いします。

 そして、都市計画行政の問題でございますが、線引き、これにつきましても、五年ごとに行う、このようになっているわけでございますが、五十五年の見直し作業以来、行っておりません。これを早急に行うべきと思いますが、それらについて、住宅都市部長のお答えをお願いいたします。

 以上でございます。

        〔知事(畑  和君)登壇〕



◎知事(畑和君) 蓮見昭一議員の再質問にお答えをいたしますが、蓮見議員自身が、母親につきまして、大変、痴呆症で困った御経験をお述べでございますが、確かに、これから心身ともに健康であるように、特に老人の方々は、ひとつ大いに健康に気をつけてもらいたいということで、先ほども私、答弁いたしましたが、いろんな活動をやっております。

 私自身も、毎週一回は、八十歳になりましたけれども、毎週一回はゴルフをやりますし、それからまたですね、毎朝、自転車踏みをやっています。これはなかなか効果がございましてね、やっぱり、たまに怠けたときは足取りが悪いと、やっぱり、ずうっと続けますと、非常に足の運びがよろしゅうございます。まず足から老いると、さっき私も申し上げましたけれども、確かにそうでございます。同時にまた、精神的にも、やはりいろんな人と交流するということがですね、やはり老化防止にもなるのではないかというふうに考えます。

 いずれにいたしましても、趣旨を踏まえまして、老化防止にいろいろ、県としても全力を尽くす覚悟でございます。どうぞよろしく。

        〔住宅都市部長(関根 弘君)登壇〕



◎住宅都市部長(関根弘君) 私に対する再質問にお答えを申し上げます。

 まず、武蔵野操車場跡地の管理が悪いという御指摘でございますが、これにつきましては、早速、この所有者でございます国鉄清算事業団に申し入れをしたいと存じております。

 それから、次の線引きの見直しの件でございますけれども、これにつきましては、この見直しの中で、特に市街化調整区域から市街化区域への編入につきましては、予定線引き計画開発方式という方法を基調としてございますので、そのような観点から線引きの見直しもさせていただくというように考えてございます。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△休憩の宣告



○副議長(宮崎守保君) 暫時、休憩いたします。

午後二時三十六分休憩

          −−−−−−−−−−−−−−−−

午後三時二十五分再開

  出席議員   九十一名

   一番   二番   三番   五番

   六番   七番   八番   十番

   十一番  十二番  十三番  十四番

   十五番  十六番  十七番  十八番

   十九番  二十番  二十一番 二十二番

   二十三番 二十四番 二十五番 二十六番

   二十七番 二十八番 二十九番 三十番

   三十一番 三十二番 三十三番 三十四番

   三十五番 三十六番 三十七番 三十八番

   三十九番 四十番  四十一番 四十二番

   四十三番 四十四番 四十五番 四十六番

   四十七番 四十八番 四十九番 五十番

   五十一番 五十二番 五十三番 五十四番

   五十五番 五十六番 五十七番 五十八番

   五十九番 六十番  六十一番 六十二番

   六十三番 六十四番 六十五番 六十六番

   六十七番 六十八番 七十番  七十一番

   七十二番 七十三番 七十四番 七十五番

   七十六番 七十七番 七十八番 七十九番

   八十番  八十一番 八十二番 八十三番

   八十四番 八十五番 八十六番 八十七番

   八十八番 八十九番 九十番  九十一番

   九十二番 九十三番 九十四番

  欠席議員   三名

   四番   九番   六十九番

  地方自治法第百二十一条の規定により説明のため出席した人

   知事      副知事(立岡) 副知事(中村)

   出納長     企画財政部長  総務部長

   県民部長    環境部長    生活福祉部長

   衛生部長    商工部長    農林部長

   労働部長    土木部長    住宅都市部長

   公営企業管理者 教育長     警察本部長



△再開の宣告



○議長(野本陽一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△質疑質問(続き)



○議長(野本陽一君) 質疑質問を続行いたします。

 三十七番 福永 剛君

        〔三十七番 福永 剛君 登壇〕(拍手起こる)



◆三十七番(福永剛君) 三十七番、自由民主党の福永 剛であります。

 まず、私は、四年ぶりに県議会に復帰するため、御支援をいただきました支持者の皆様に感謝を申し上げつつ、代弁者としての責任の重大さを痛感しながら質問をいたしますので、懇切丁寧な御答弁をお願い申し上げます。

 私は、四年間、県議会から離れ、野にあって静かに県政の動きを注視することができました。この間、世界の歴史が大転換期を迎え、衆参両院選挙をはじめ、我が国内閣の更迭が相次ぐ中、政府は、余儀なく、その対応を迫られました。

 一方、国内では、東京一極集中による地域格差の拡大、高齢化対策、開発と自然保護の対立、深刻化する、ごみをはじめ都市間題など、多くの政治課題を抱えることになりました。

 こうした折、バブル経済の崩壊、証券・金融業界の不祥事が相次いで発生しました。PKO、米問題など、変ぼうする国際情勢に対応する政治の遅れが、我が国の国際社会への信用を落とし、下手をすれば国際的に孤立化するのではないかと危惧するのは、私だけではないと思うのであります。

 およそ一国の将来を予見しようとすれば、その国の青年たちの姿を見ればわかると言われております。二十一世紀の日本が世界の中から信頼され、平和と安定のため貢献できるには、日本民族の将来を担う現在の青少年に壮大な夢とロマンを持たせることであると思います。併せて、現在、我が国のあらゆる分野で活躍している指導的立場にあるトップや先輩が青少年の模範となる行動をすることは申すまでもないことであります。

 家庭内暴力、登校拒否、非行に走る一部の子供を別としても、一般的に、今の若者には夢がないと言われていますが、事実、青年たちの目に輝きはなく、彼等の考え方には夢もロマンもない、というよりも、男も女も、ただ大企業とマスコミがつくりあげたファッションを追うだけで、何も考えていないのが現実ではないでしょうか。私は、この青少年の精神の退廃が日本の命取りになる可能性が強いと思うのであります。

 言うまでもなく、教育は、国づくりの基礎であります。明治維新以後の我が国が急速に先進列強の仲間入りができましたのは、歴代の政府が教育に特に力を注いだ結果、知的水準が高く、しかも勤勉な国民が育成された成果だと言えます。また、当時の教育は、西洋の科学技術だけではなく、東洋伝来の徳育面をも重視したことが人間形成に役立ち、多くの優れた人材を生み出したのであります。

 ところで、現在はどろでしょうか、確かに、物質的には豊かになったが、今の日本は、欲望だけが富んでいる、唯物国家の典型となってしまっております。物と心の乖離が著しい、かたわの国となっていると思うのであります。

 知事は、県政運営に当たっての基本姿勢を、「憲法をくらしに生かす」、また「人間尊重、福祉優先」を基本理念とされておられます。私は、憲法を否定するつもりで申し上げるわけではありませんが、憲法前文に、「国政について、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」と定められております。つまり、このことは、民主主義を基調とした日本国憲法のもとで選挙を行う場合、その選挙は、国が国民にいかにサービスするかを訴えるもので、国民が国に何をなすべきかを説くものではないのであります。したがって、国民の欲望は際限なく増大し、候補者は国民にリップサービスを競い合わなければならないのであります。

 この点、世界の歴史が大転換期に人っているにもかかわらず、選挙の争点が近視眼的になりやすく、選挙が終わったあとには、しらけとむなしさが残る結果となります。このようなことが繰り返されることにより、日本での思想の混迷、哲学の貧困を助長しやすくしております。このことが、日本は、経済力はあっても、何を考えているのかわからない、不気味な国になりさがっているのではないでしょうか。

 したがって、九〇年代の政治家の最大の課題は、「国民の精神復興の時代」とすべきだと思いますが、明治生まれの政治家として貴重な経験を持つ畑知事の御所見をお伺い申し上げます。

 私は、日本人の精神の空洞化と道徳の退廃を招いた原因を究明し、反省することによって、国家理念の創造と民族の哲学が確立されると思うのであります。

 そこで、まず第一に、戦後の我が国の民主主義が欲望民主主義に堕落したという点であります。

 私ども戦後の日本が追求したのは、豊かさと平等だけではなかったのではないかと思うのであります。そのため、現代社会のいらいらの原因は、物質的豊かさの果ての価値的虚無感と平等を、天から与えられた唯一の権利と錯覚したことから来た、能力ある者への嫉妬心と言えるのであります。しかも、現在の日本の民主主義は、道徳的価値抜きの多数決原理で成り立っているゆえに、政治は、物欲しげな国民に迎合するだけの衆愚政治に陥るのであります。

 人間は、利己主義、個人主義、物質主義、拝金主義に陥り、動物的な快楽と卑小な喜びを盲目的に追求するようになりがちでありますが、価値ある気高い人間としての哲学を持たなければならないと思いますが、八十一歳の長い人生経験を持つ畑知事に、歴史を越えた普遍的な価値観を披れき願いたいのであります。

 次に、自由の意義についての認識不足について考えたいと思います。

 自由の性格について考えれば、自由は、善や安全性と同一視されることはできないものであって、自由は自由であって、善ではないということであります。つまり、自由は、善悪という価値を生む大前提であっても、善そのものではありません。自由は、善悪の選択と一体となっているので、善悪については中立的なものであります。したがって、人間に与えられた自由は、限りなく神聖なる自由とともに、限りなく悪魔に近い自由をも含んでおります。これが自由の持つ内部矛盾であり、悲劇と言われているのであります。だからこそ、自由といっても、人間は、自らが自由の選択と責任で悪を退け善を選択する義務があるのではないでしょうか。

 知事は、戦中、戦前の共産主義とファシズムの時代を経験されてきた立場にもあり、自由の意義についてどのように考えておられるか、御所見をお聞かせください。

 第三の原因は、戦後の民主主義とともに導入されたヒューマニズムには、価値基準がないということであります。ヒューマニズムの思想は、所詮、人間中心主義であって、戦中、戦前の、人間蔑視の全体主義時代を経験した者にとっては、涙の出るほど新鮮で、ありがたいものでありました。しかし、エゴ、物欲、虚栄、その他何十何百もの欠陥から開放されていないこの世の人間を価値基準とするヒューマニズムが生み出すものは、何をやっても個人の勝手という、価値基準の大混乱を招くだけであります。今日、これを価値観の多様化と言っておりますが、人間が人間以上の存在を認めず、それを畏怖する心がないときには道徳は存在しないのであって、この世は物欲中心の百人百様の多元的価値、すなわち、価値ニヒリズムの社会になるのであります。

 畑知事の人間尊重の基本理念の中で価値基準とはどういうものか、お聞かせ願いたいのであります。

 次に、道徳教育について、教育長にお伺い申し上げます。

 ヒューマニズム中心の戦後教育の間違いは、子供を無垢の天使的存在と見なす錯覚から出発したことにあったと思います。人間には動物的本能があります。ところで、動物を動かすには、野性的な本能であります。動物は、自然のままの本能的衝動と生存欲によって動きます。道徳は、動物的本能や衝動に動かされやすい心の自然を耕して、本能や衝動だけの自然的生活とは異なる、内的文化の生活を築き上げることであります。したがって、そのためには、人間に宿る動物的衝動や欲望を自由意思によって自己抑制するための訓練と努力が必要であります。

 この自己抑制により、動物的本能である自己愛を他者愛にまで転換昇華させて、「己の欲するところを人に施す」の境地まで至る努力こそ、道徳教育そのものであると思います。学校教育はもちろん、生涯教育が重要視されてきた今日、現場における道徳教育を充実強化する具体的施策をお伺い申し上げます。

 二十一世紀は、現在よりも高い高齢化社会が到来することは間違いなく、そのための議論も活発であります。福祉先進国が引き合いに出され、スウェーデンがその模範とされてきております。本議会でも、去る二十五日、欧米行政視察団の新井弘治団長からその報告がなされたところであります。畑知事も、去る八月六日から北欧に赴き、これら諸国の高齢化社会の視察をされてこられました。

 去る九月十五日、スウェーデンでは、任期満了に伴う総選挙が行われ、即日開票の結果、過去六十年近く、ほぼ一貫して政権を担ってきた与党の社会民主労働党が敗北を期し、カールソン首相がついに政権を手放すことになったのであります。「揺りかごから墓場まで」の高度福祉国家を築き、スウェーデンモデルは高福祉というおいしい部分だけに目を奪われがちで、それを支える、必要な高負担による経済的、社会的コストヘの認識が十分だったと言えないのではないかという、マスコミ各紙が報じたところであります。

 多く働いても実収入は増えない。面倒みの良い社会保障があれば、個人の勤労意欲は衰えることは当然であります。重い負担を強いられる企業の国際競争力は低下し、国外に移転するという産業の空洞化も懸念されるのであります。福祉を支える土台の経済が弱体化し、肥大化した公共部門の非効率という弊害が加わって、福祉サービスの水準が低下してまいりますと、引き続き高い負担が続くことにより、やがて国民の不満と疑問が高まり、社会民主主義政治の行き詰まりを招く結果となったと思うのであります。福祉優先して国滅びるの感を強くするものであります。スウェーデンを視察されてきた畑知事の率直な御感想をお聞かせください。

 科学技術の進歩が人間生活を一層豊かなものにして、我々の未知なる世界を切り開く有効な手段であります。二十一世紀は、今世紀以上に科学技術が高度に発達し、情報化とともに私たち人類に夢を広げてくれることでしょう。

 しかし、ここで注意しなければならないことは、科学万能主義思想であります。私は、文化とは、本来、自然と対立する概念であると思います。自然の法則を人間がりまく利用することで生活を豊かにしてきました。その意味では、文化とは、人間による一種の自然の征服であると思います。

 人間も自然の造形物の一つであります。したがって、動物的本能や衝動に動かされやすい性質を持っております。そのため、本能や衝動だけの自然的生活とは異なる内的文化の生活を築き上げる努力が必要であります。この内的文化の生活を引き上げる努力を怠ると、親も兄弟も社会も国も世界も、すべて自分のためにあるという天動説的発想や、科学技術への絶対的な信仰を抱いたり、人の痛みがわかる、やわらかい心がわいてくることはありません。

 科学や技術からは善悪の概念は出てこないのであります。いくら進歩しても、コンピュータは機械にすぎず、そこからは、愛とか美とか善悪の基準は出てこないのであります。人間性にとって極めて崇高なもの、すなわち、芸術、倫理、宗教などは、理屈や文字だけでは得られないものであり、道徳心は豊かな心情の復権から始まるといってよいのではないでしょうか。

 高度情報化、高科学、高技術社会に向かって、科学万能主義思想に警鐘を唱えるものでありますが、知事の御所見をお伺い申し上げます。

 さいたま新都心計画につきましては、昭和五十五年七月に埼玉中枢都市圏首長会議発足以来、既に十一年を経過し、大宮操車場の跡地取得に係る経緯を振り返るとき、それぞれ関係者の努力がしのばれます。

 本年三月八日定例会において、用地事業特別会計補正予算案並びに財産取得議案が可決成立しておりますが、同時に、契約に当たり、この土地の利用目的として、コロシアム、メッセ等の公共施設又はその他の公共施設とするという付帯決議が可決されております。このことに関し、今までの経緯や国鉄清算事業団との関係などから、知事は、その契約に当たり、用途は、コロシアム、メッセと高速道路用地に限定したもので、付帯決議は生かされていないのであります。

 我が、自民党議員団としても、県民全体に対して責任ある立場から、コロシアム、メッセを含めて種々検討を加え、最も有効かつ適切な土地利用を図るため、現在研究中であります。

 私は、四年間議会に席がなかったので、詳しい事情がわからないものですから、一家言になるかもしれませんが、お許しを願って質問させていただきます。

 首長会議発足当時、知事は、跡地の適正価格による随意契約で一括払下げを強く主張、運輸省や国鉄に要望されたほか、総理をはじめ関係大臣などにも協力を要請したことがありました。私も、当時、同様の考えを持っておりましたので、知事の気迫には大いに共鳴したものであります。

 当該地は、抜群の利便性と広大なヒンターランドに恵まれ、内陸新都心としての首都圏における類似プロジェクトに比べ、その優位性、独自性が強調されるところでありますが、その最たるものは、埼玉の顔として、県のグレードアップを図るため腐心しているのではないかと思います。

 そこで、当時の関係者のいろいろな動きを回想し、提言したいと思います。

 去る八月二十三日夜、百六十八か国地域から千七百五名の選手が参加した第三回世界陸上選手権大会は、国立競技場に天皇、皇后両陛下をお迎えして開会式が行われました。アトラクションは、歌舞伎の市川猿之助氏の総合演出、作曲家 坂本龍一氏の音楽監督という異色の組合せで、華やかなムードに包まれたものでありました。

 しかし、残念なことは、強い風と雨にたたられたことであります。このため、選手団入場が始まった直後には、強い雨足と同時に、正面スタンド側の照明灯、電光掲示板が停電してしまったり、五人のパラグライダーの一人が、風の影響で競技場外に緊急着陸するなど、ハプニングが続出しました。これを見て、もし全天候型の競技場で行えば、このような失敗や心配はー切なく、安心できると、関係者は一様に感じたことでしょう。

 今後も、各種の競技大会が、全国はもちろん、アジア大会、世界大会等日本で開催されることは数多くなると思います。東京一極集中の弊害が論じられている折、埼玉のグレードアップにつながる国立、国営のイベント会場を、コロシアムも含め検討してはどうかと思うのであります。

 県内には、国立婦人教育会館や国営武蔵丘陵森林公園があり、それぞれ埼玉のグレードアップにつながっているほか、その利用状況も、平成二年度、婦人教育会館の入館者五万六千四百十三人のうち、埼玉も含め、約七五・八パーセントが関東甲信越の入館者であり、森林公園では、同様、平成二年度入園者百二十四万七千四百三十九人の約六〇パーセントが県内入園者と見込まれております。

 アジア大会終了後の興奮冷めやらぬ今日、日本体育協会や文部省をはじめ、関係者に働きかける絶好の機会であると思います。国営施設の誘致を図るため、さいたま新都心計画について、知事の御所見をお伺い申し上げます。

 次に、新駅建設についてお伺い申し上げます。

 住宅・都市整備公団発行のさいたま新都心土地区画整理事業のパンフレットを見ますと、その中のイメージ図に新駅が書かれてあります。新駅設置が確実であるとするならば、当然、本年四月、事業計画の認可を受けた街路整備と整合性が出てまいるわけでありますが、この点に関し、駅前広場を含め、新駅の計画はどうなっているのか、また、京浜東北線に設置されるのか、高崎線や宇都宮線も可能なのか、将来の鉄道輸送の機能分担も含め、どのように検討されているのか、お伺い申し上げます。

 また、複合交通センターとの関連についてもお伺い申し上げます。

 次に、新都心へのアクセスについてお伺い申し上げます。

 計画によれば、コロシアム、メッセの建設は、政府機関等の移転に合わせ、平成六年度中に完成させる予定となっておりますが、一方、さいたま新都心関連街路として十五路線が計画されており、それより十年も後でないと全路線の整備が完了しないと、既に計画段階で街路整備の遅れを予測しており、これは地元周辺住民にとって、はなはだ理解に苦しむところであります。

 現在、大宮駅西口に完成されたソニックビル、そごうビルなど大型ビルの開設と周辺の開発事業が並行しないため、特に、休日の交通渋滞は甚だしく、市民は大変困惑しております。新都心建設に当たり、二の轍を踏まないために、街路整備が先行するよう強く要望するとともに、現在、都市計画決定された街路については、着工に合わせた用地交渉を図り、権利者に不安材料を与えないよりお願い申し上げます。

 また、他の関連街路整備についても、整備年次の繰上げを強く要望いたすとともに、各関連街路の整備スケジュールをお伺い申し上げます。

 また、鉄道の東側に並行する中山道は、関連街路とは別に、従来どおりの都市計画街路として整備していく方針であると聞いておりますが、そういたしますと、大宮駅東口再開発事業との整合性を待たなければならず、その完成が急がれるのであります。

 新都心事業が完成いたしますと、大宮駅と新都心との交通量は増大し、鉄道による新駅設置だけでは不十分であり、東側中山道と西側の一七号国道を通るバス、タクシーの利用客は増加しますが、そのための発着場所の確保が難しくなります。さらに、現在、大宮駅は、乗換えを含め、乗降客と、コンコースを東西に往来する利用者を合わせ、推定ではありますが、一日平均利用客は百万人を超えております。

 このように見ると、大宮駅から新都心へのアクセスは別途計画すべきであり、私は、その一つとして、現在の新幹線高架下を利用した動く歩道、もしくは在来線の立体化によるリムジンバス専用道路の建設を提案するものでありますが、住宅都市部長の御所見をお伺い申し上げます。

 次に、業務商業施設についてお伺いいたします。

 さいたま新都心と首都圏内類似プロジェクトを比較してみますと、その対象面積が、幕張新都心五百二十二・二ヘクタール、みなとみらい21が百八十六ヘクタール、臨海副都心が四百四十八ヘクタールに比べて、さいたま新都心が四十七・四ヘクタールと、極端に狭いのであります。内陸新都心だからやむを得ないとしても、それだけ、他の類似プロジェクトに負けない開発計画や運営に知恵をしぼる必要があります。そこで、業務商業用地として二十七・七ヘクタールの土地利用についてお伺い申し上げます。

 この土地利用に当たっては、業務の拠点機能を果たすため、インテリジェントビルの建設を計画されておりますが、心配いたしますのが、民間オフィスの需給関係であります。

 先日、日本経済新聞のオフィス賃料の記事を読みましたが、大宮は、新築一年以内の三・三平方メートル当たりの賃料は二万六千円で、前年より六千円高く、これは横浜、千葉を千円上回り、数字の上から見る限り、大宮地区のオフィス需要は旺盛さを物語っているように思います。

 また、県が本年三月に行った埼玉東京クラブ、STOCであります、会員企業に対する調査によれば、大宮、浦和、与野に進出している企業が、ソニックシティ完成三年後、約五七パーセントの六十二社が約二万五千平方メートルのオフィス面積を増やしております。

 最近の企業オフィスは、OA機器導入などにより、その必要面積を拡大しており、十六省庁の行政機関の移転とふくそうしてくることも予想されます。県として、マクロ的観点から、民間企業とのオフィス需要をどのように見通しておられるか、また、今後どのように対応されようとしているのか、御見解を住宅都市部長にお伺い申し上げます。

 東京一極集中を是正するため、国の省庁ブロック機関が移転してまいりますが、その合計総職員数は約六千三百人であり、十四機関二特殊法人に出入りする民間人も含めると、さいたま新都心そのものが一極集中になる心配がないとは言えません。

 他の類似プロジェクトに比べ面積が狭く、内陸部であるため、これ以上は拡大不可能であり、将来は周辺の民間開発が進んでまいりますと、駐車場用地を広くとれないのであります。就業人口、交通量、鉄道と道路の機能分担など、将来予測をどの程度に見通しておられるのか、お伺い申し上げます。

 私は、新都心及び周辺の交通渋滞防止と新都心への交通量を制限するため、近郊に大駐車場を建設することを提案したいと思います。

 幸い、新都心の東側には見沼田圃がございます。この空間を利用して大駐車場を建設し、そこから新都心までは別の近距離交通機関へ連絡するようにしてはいかがかと思りのであります。都市モノレール構想やリムジンバスの運行が考えられます。住宅都市部長の御所見をお伺い申し上げます。

 昨年十二月、土地税制改正大綱が決定され、三大都市圏の特定市の市街化区域内農地に適用されている長期営農継続農地制度の廃止、相続税納税猶予制度の適用強化、保全すべき農地は生産緑地地区への指定など、厳しい課税強化の方向が打ち出されたことは、御案内のとおりであります。そのほか、新たに土地保有課税として地価税の創設も盛り込まれました。このため、市街化区域内農地を所有している地権者は、将来の農業経営をどのようにするか、宅地化すべき農地として区分された農地は平成四年度から宅地並み課税され、相続税納税猶予制度の適用もなくなれば、税対策をどうするのか、まさに不安と焦燥の中で決断を迫られております。

 土地税制改革大綱によるタイムスケジュールによれば、本年十二月三十一日をもって、長期営農継続農地制度及び二十年営農による相続税免除の特例制度が廃止されることに伴い、市街化調整区域に逆線引きする農地と、生産緑地として保全される農地はどれくらいになるのか、農林部長より見通しをお聞かせください。

 次に、平成四年末で保全する農地と宅地化する農地に区分する説明会等が農協などで行われているようでありますが、市街化区域内の都市づくりについてどのように考えておられるのか、お伺い申し上げます。

 計画的な宅地化のための計画策定などは、特定市のほうで作業が行われるようでありますが、区分確定が平成四年中に完成するため、適切な指導助言が必要と思いますが、市街化区域内の都市づくりについて、住宅都市部長の御所見をお伺い申し上げます。

 次に、今後の問題として、仮に長期営農継続農地の場合、その経営規模が団地要件で九百九十平方メートルを満たせばOKでありますが、生産緑地では、五百平方メートル以上の集団農地で税制上一般農地として扱われる点から見て、農地が細分化されることが考えられます。また、生産緑地指定を受けても、属地主義をとるため、他の農家等の意向に自分の農業経営が左右される点もあり、今後に問題が残されると考えられます。生産緑地法の運用についてどのように考えておられるか、住宅都市部長にお伺い申し上げます。

 最後に、国際盆栽公苑の建設についてお伺い申し上げます。

 このことについては、私は、昭和六十年十二月定例会において畑知事に質問し、そのときの答弁は、「国際交流等の機能を持った産業文化センター、現在のソニックビルでありますが、を来年早々着工する予定でございますので、この建設に合わせまして盆栽公苑整備の構想を進めてまいったところであります。今後、関係方面と協議を重ね、気運の醸成を待って構想の実現に向けて努力してまいりたい」と、また、「国に対しても要望してまいりたい」と答えられました。

 公園適地の選定に手間取っている様子も聞いておりますが、国営が不可能である場合は、埼玉県でやらざるを得ないとまで言われた畑知事の御意思もあります。その後の経過について商工部長にお伺い申し上げます。

 仄聞するところ、昭和五十九年十一月、大宮盆栽むら開設六十周年記念式に招かれた畑知事が、関係者喝采のうちに約束されたのが始まりだとか、既に一昨年、ソニックホールにおいて世界盆栽大会が開催されて三年目を迎えます。今年に入り、当時活躍された大宮盆栽むらの有名な二人の園主が亡くなられました。生前、どんなにか国際盆栽公苑の開園を待ち望んでおられたかを思うとき、畑知事の御英断をこの場所で披れき願いたいのであります。

 御清聴ありがとうございました。(拍手起こる)



○議長(野本陽一君) 三十七番 福永 剛君の質問に対する答弁を求めます。

        〔知事(畑  和君)登壇〕



◎知事(畑和君) 福永議員の私に対する御質問に順次お答えをいたします。

 まず、二十一世紀を目指した九〇年代の政治課題についてのお尋ねのうち、精神復興の時代とすることについてでございますが、今日のように、国の内外を問わず諸情勢が激勤しておる時代にありましては、世界の平和や人類発展のために貢献できる心の豊かさ、すなわち、人類愛に根ざした精神的豊かさというものを人々が身につけていることが大変大切なことであると存じております。とりわけ、次の世代を担う青少年にとりましては、この精神的豊かさを身につけることが大切であると考えておりますとともに、それを修得することを強く期待をいたしておるところでございます。

 次に、歴史を超えた普遍的価値観とはについてでございますが、人間というものは、それぞれが哲学や人生観を持っておりましても、今日のような変化の激しい時代にありましては、そのときどきの社会や経済、政治情勢などによりまして価値観が左右されがちでございます。こうしたことから、歴史をも超越した普遍的な価値観を持つということは、なかなか難しいものでございまするが、いつの時代にありましても、自分のために何かをするということではなく、常に社会のために何をなすべきかを考え、誠心誠意行動していくことが大切であるというふうに存じております。

 次に、自由の認識についてでございますが、自由とは、基本的には、ほかからの拘束を受けないということと存じますが、同時に、社会の一員として、他に迷惑を及ぼさないという制約も当然持つものであると理解をいたしましております。私は、自由のなかった戦前と、それを謳歌している戦後とを歩んでまいりましたが、戦後、自由というものは日本国憲法で保障されることになりました。

 このような自由を享受してまいりますためには、自らの権利を主張するだけではなく、義務や社会的責任を十分果たしてまいることが肝要であると認識をいたしておるところでございます。

 次に、価値観の多様化についてでございますが、個人が勝手気ままでは困るというのは、全く、そのとおりでございます。私が申し上げておりまする人間尊重ということも、人間が勝手気ままに何をやってもよい、この世界では人間が一番偉いんだということではございませんで、最近の地球環境問題などを見ましてもわかりますように、人間といえども、地球という大きなシステムの外では存在できないのでありまして、人間尊重とは、あくまでも個人と社会、あるいは人間と自然の調和を前提とした上で、社会の構成員として、一人ひとりの人間をいかに大切にし、幸せに生活できるようにするかということでありまして、決して人間至上主義に陥っているものではございませんので、この点、御理解を賜りたいと存じます。

 次に、高齢者社会に対応してのお尋ねでございますが、今回のスウェーデンの総選挙における社民党の敗北の原因につきましては、それぞれの立場から様々な意見があるようでございますが、福祉立国、高福祉高負担という社会体制の基本的枠組みは、保守陣営、社民陣営を通じた、広範な国民のコンセンサスでございまして、社民党が政権を離れましても、福祉国家の基本政策に大きな変化はないというのが、多くの識者が指摘するところと承知をいたしておるところでございます。

 また、今回の視察におきましても、お会いした自治体関係者の方々は、負担が重いのは事実だが、それに見合うだけの福祉サービスが効率的に提供されている限り、福祉国家の基本的な枠組みに対する国民の支持が失われることはないというふうに明言しておられました。

 本県がこの二月に実施いたしました高齢化社会対策意識調査では、約六八パーセントの方々が、、福祉サービスを維持向上させるためには、負担が増えるのもやむを得ないというふうに回答されておりまして、必要な福祉サービスのための負担につきましては、県民の皆様も御理解を示しておられるところでございますが、行政を担う者といたしましては、福祉分野を含め、効率的な行政サービスの実施に努めますことは当然のことと存じております。

 二十一世紀の本格的な高齢社会の到来を前にいたしまして、高齢者保健福祉サービスの充実は焦眉の課題でございますので、私といたしましては、より効率的で質の高い高齢者保健福祉サービスの実施のため、今後とも引き続き努力してまいりたいと存じます。

 次に、高科学、高技術社会に対応してについてでございますが、科学万能主義に陥ってはならないということは、お説のとおりであると存じます。今後、高技術社会の進展に対応して施策を展開していくに当たりましては、常に自然環境や人間社会との調和ということを念頭に置きまして、科学技術の持つ限界性を十分見極めながら、その活用を図ってまいらなければならないものと考えておるところでございます。

 次に、さいたま新都心計画についてのお尋ねのうち、コロシアム・メッセ計画についてでございますが、御案内のとおり、コロシアム・メッセの建設は、さいたまYOU And ?プランの最重要プロジェクトとして位置付けますとともに、さいたま新都心の整備と一体的にその検討を行ってまいったところでございます。

 私といたしましては、様々なスポーツ、文化、産業などの交流拠点として、また、県政発展のシンボルといたしますために、従来から、コロシアム・メッセの建設は、県が主体となって進めることといたしまして、用地取得も行ってまいったところでございます。

 御質問の、国立か国営にしてはどうかということについてでございますが、現在のところ、コロシアム・メッセのように多目的な施設を国立、国営といたすには、いろいろと難しい課題があるのではないかと存じます。

 いずれにいたしましても、コロシアム・メッセなどの整備の方向につきまして鋭意検討しておるところでございますので、御了承賜りたいと存じます。

 次に、国際盆栽公苑についてのお尋ねのうち、知事の英断をについてでございますが、本県には、盆栽のメッカとして、大宮市内に世界に誇れる伝統的な盆栽技術の非常に高い集積がございますので、この盆栽を通じまして、地域文化の振興や国際文化交流を促進いたしますため、国際盆栽公苑の整備を図りますよう努力しておるところでございます。

 御承知のとおり、公苑整備の推進につきましては、用地の選定や管理運営面など種々の課題がございます。特に用地の選定につきましては、地元大宮市や業界の協力は不可欠でございます。本年度は、大宮市におきまして、その用地について具体的に検討されるということでございますので、その状況を見極めながら、引き続き国際盆栽公苑整備の具体化に向けまして鋭意努力してまいりたいと存じます。

 以上でございます。

        〔教育長(竹内克好君)登壇〕



◎教育長(竹内克好君) 御質問一の(五) 道徳教育についてお答えを申し上げます。

 まず、道徳教育の目指すところを申し上げます。

 学校における道徳教育は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を家庭、学校、その他社会における具体的な生活の中に活かしていく、これは、先生のおっしゃる自己愛を他者愛へ昇華することにも通ずると存じますが、そして、個性豊かな文化の創造と民主的な社会及び国家の発展に努め、進んで平和的な国際社会に貢献できる、主体性のある日本人を育成するため、その基盤としての道徳性を養うことを目指しております。

 次に、道徳教育を発達段階から見ますと、幼児期においては、道徳性の芽生えを促し、小学校においては、体験や学習を通して基礎的な道徳性を確立し、中学校においては、人間としての生き方の自覚を重視し、さらに、高等学校においては、人間としてのあり方、生き方へと受け継がれていくものでございます。

 県教育委員会といたしましては、これまでに道徳教育の充実のため、研究指定校の委嘱や道徳指導資料の刊行、配布及び教職員の研修などを実施してまいりました。さらに、学校と家庭や地域社会との連携を図り、道徳教育を一層充実振興するため、昭和六十二年度から、埼玉県道徳教育振興会議、これは市町村の教育委員会関係者とか大学教授、小、中、高の教員、マスコミ、PTA関係者、あるいは社会教育の関係者などをメンバーとしておりますが、この道徳教育振興会議を設置して、学校、家庭、地域社会のあり方について幅広く御提言をいただいております。また、本年度は、道徳教育推進市町村として文部省から越谷市が指定され、地域ぐるみの取組をすることになっております。

 こうした提言や研究の成果を全県的に普及し、学校教育、家庭教育、社会教育の連携を密にし、補い合って、より充実した道徳教育の振興を図り、二十一世紀に向けて、豊かな心を持ち、たくましく生きる児童生徒の育成に努めてまいりたいと存じます。

        〔住宅都市部長(関根 弘君)登壇〕



◎住宅都市部長(関根弘君) 御質問二、さいたま新都心計画についてお答えを申し上げます。

 まず、(二) 新駅建設についてでございますが、さいたま新都心地区への諸機能の誘導や利用者等の利便性を図るため、新駅の設置が必要不可欠であると考えております。計画では、地区のほぼ中央に新駅を設置し、東側地区と西側地区を二階レベルの自由通路で一体的に結ぶものとしております。

 新駅の東側地区には五千二百平方メートルの駅前広場を配置し、また、新駅の西側地区には、一階部分に駅前広場の機能を有する空間を確保するとともに、その上部に業務商業機能を備えた複合交通センターを配置し、それぞれ都市計画道路との連絡が図られるよう計画しております。

 新駅につきましては、お話にございましたように、京浜東北線だけでは混雑が予想されますので、広域的な見地から、京浜東北線以外の路線も停車が可能となるよう、東日本旅客鉄道株式会社をはじめ関係機関と十分な調整を図ってまいりたいと存じます。

 次に、(三) 新都心へのアクセスについてでございますが、大宮駅からさいたま新都心へのアクセス確保は、都市機能の面において一体性を有するさいたま新都心と大宮駅周辺地区との連結を図る面からも重要な課題として認識しているところでございます。そうした面から、新交通システム、リムジンバス等につきましては、示唆に富んだ新たな御提言でもありますので、構造等技術的な課題を含め、総合的に研究を進めてまいりたいと存じます。

 次に、(四) 関連街路の整備についてでございますが、新都心に関連して整備する街路は十五路線、延長約十五キロメートルで、このうち五路線、延長約四キロメートルを土地区画整理事業により、周辺の十路線、延長約十一キロメートルを街路事業により整備するものでございます。

 この街路事業を効率的に執行するため、緊急度の高い路線から逐次整備することが必要であり、当面の取組として、国道一七号から新都心へ直結する東西中央幹線、西口駅前通り線及び高速関連街路の与野大宮大通線の三路線を県が、後原通り線を与野市が最優先に整備することとし、既に地元説明会を開催し、用地取得交渉を進めるなど、平成六年度の供用開始を目標に事業着手したところでございます。

 また、南大通東線の吉敷ガード、赤山東線の赤岩橋及び八幡通り線の国道一七号交差部につきましても調査測量に着手いたしました。さらに、桜木広路線につきましては、大宮市において来年度から事業着手する予定でございます。

 なお、国道一七号につきましては、直轄事業として、国に早期に着手するよう働きかけているところでございます。今後とも、関係者の御理解と御協力をいただきながら、これらの事業の計画的な推進に努めてまいりたいと存じます。

 次に、(五) 業務商業施設についてでございますが、さいたま新都心は、内陸の業務核都市の中心市街地を新たに整備する都心開発であり、類似プロジェクトに比べて、鉄道の要衝に位置し、広大なヒンターランドもあるなどの特徴が見られるところでございます。

 このようなことから、民間オフィスの需要につきましては、本県で昨年実施した企業動向アンケート調査を一例に挙げてみますと、移転先地では、東京臨海副都心を除いて、他の業務核都市の中で最も希望の多いところとなっておりまして、相当量の需要が見込まれるところでございます。

 このような状況を踏まえ、新都心フレームとしては、総床面積を現時点で百五十ヘクタール程度と想定し、その中で、オフィス床面積は、政府ブロック機関を含め、百ヘクタール程度としております。今後、政府ブロック機関の規模が確定した段階で詳細に検討して、民間オフィス供給量の拡大に努めてまいりたいと考えております。また、商業系の床面積につきましては、全体の二割程度を見込んでいるところでございます。

 いずれにいたしましても、本県のオフィスストックは少ない状況にございますので、民間需要の動向を見ながら、新都心周辺地域を含めて立地が促進されますよう努めてまいりたいと存じます。

 次に、(六) 駐車場計画についてでございますが、現在進めております検討の中では、区域内のすべての施設が完成した時点で、おおむね一万二千台程度の駐車場台数が必要になると見込まれております。また、駐車場の設置に当たりましては、土地の有効利用を図る観点から、地下空間の活用を原則としているところでございます。

 今後、政府ブロック機関等各施設の用途や規模が明確になる中で、鉄道利用との役割分担を踏まえながら、適正な駐車施設の確保に努めるとともに、各駐車場の共同利用や駐車場案内システムの導入等の対策を講じることにより、駐車場の効率的な運営を図ってまいりたいと考えております。

 なお、見沼田圃に駐車場をつくり、都市モノレールやリムジンで新都心と連結したらとの御提言につきましては、大宮市をはじめ、関係市の総合交通施策との関連も考慮しながら研究してまいりたいと存じます。

 次に、御質問三、税制改正と市街化区域内の農地についてお答えを申し上げます。

 まず、(二) 市街化区域内の都市づくりについてでございますが、今回の生産緑地法の改正に伴いまして、市街化区域内の農地は、宅地化するものと保全するものとに区分をする必要が生じてまいりました。このうち、宅地化を図るべき農地につきましては、良好な住宅や宅地供給に具体的に結び付くように、土地区画整理事業などによる都市基盤の整備をより一層進めていくことが極めて重要なことと考えております。

 現在、県におきましては、こうした農地を健全な都市づくりに向け、有効に活用していくための誘導方針について検討を進めているところでございますので、早期にこの方針を関係市に示し、適切に対応するよう指導してまいりたいと存じます。

 次に、(三) 今後の生産緑地法の運用についてでございますが、この法律を補完する建設省都市局長通達がこの九月にございまして、現在、通達などに沿う具体的な運用について、全庁的な連絡調整会議を設置しているところでございます。この中で、御指摘の生産緑地法の内容や税制の周知方法、スプロール化の防止策などの課題をも含め検討を進めてまいりたいと存じます。

 今後は、この検討結果を踏まえながら、県といたしましても、農地所有者等の意向を十分尊重するとともに、生産緑地法の円滑な施行を図るため、関係市において、都市計画、農政、税務等の関連部局及び農業委員会、農業協同組合などが連携して、適切に対応できるよう指導してまいりたいと存じます。

        〔農林部長(池田勝彦君)登壇〕



◎農林部長(池田勝彦君) 御質問三、税制改正と市街化区域内の農地についての(一) 税制改正に伴う農地保全の見通しについてお答え申し上げます。

 市街化区域内農地につきましては、平成三年度における税制の見直しと合わせまして、平成四年末までに宅地化する農地と保全する農地とに区分けを行うこととし、生産緑地法の改正等所要の制度改正がなされたところでございます。これを受けまして、保全する農地について、現在、生産緑地地区の指定に向けた準備が進められているところでございますが、農林部といたしましても、生産緑地制度が適用される土地につきましては、農業生産活動を継続することが前提となりますので、まず、農業者の意向把握を明確にすることが重要であると考えており、このため、農協や市町村などに対し、制度の趣旨等の周知徹底を図っているところでございます。しかしながら、生産緑地制度の改正に伴う具体的な内容が示されてから、まだ一月足らずでありますので、その態度を決めかねている農家が多いようでございます。

 本年六月に埼玉県農協中央会が行いました関係全農家約四万五千戸を対象とするアンケート調査によりますと、回答農家の約三割が「どちらを選ぶかまだ考えていない」、同じく約四分の一の農家が「保全する農地を選択する」と答えております。

 また、建設省においては、今回の生産緑地制度の改正に当たりまして、対象農地の三ないし四割程度の指定を見込んでいると聞いております。したがいまして、本県の三十八特定市の市街化区域内農地面積約九千百ヘクタールについて、これら割合を当てはめてみますと、二千七百ヘクタールないし三千六百ヘクタール程度の面積になとる見込まれているようでございます。

 今後とも、生産緑地制度等の趣旨について、農業者の理解が深まるよう努めるとともに、都市農業につきましては、都市生活と農業の共存という観点から、農住組合制度の推進など潤いとやすらぎのある、計画的なまちづくりの実現に努めてまいりたいと存じます。

        〔商工部長(荒井 昇君)登壇〕



◎商工部長(荒井昇君) 御質問四、国際盆栽公苑についての(一) その後の経過についてお答え申し上げます。

 国際盆栽公苑の整備につきましては、昭和六十年三月に策定した国際盆栽公苑建設構想を踏まえまして、その実現を図るべく、地元大宮市及び盆栽業界と協議を重ねてきたところでございます。しかしながら、盆栽むら周辺は、都市化が急速に進行しておりますことや地価の高騰などによりまして、大規模な用地の確保は極めて困難な状況になってきております。

 現在、大宮市におきましては、盆栽業界や有識者などで構成されます研究会を設置し、候補地の選定等につきまして検討を進めているところでございます。県といたしましては、この研究会の検討結果を踏まえますとともに、地元大宮市をはじめ、盆栽業界との協力が必要と存じておりますので、引き続き協議を進めるなど、その実現に向けて努力してまいりたいと存じます。

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△次会日程報告



○議長(野本陽一君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。

 明四日は、午前十時から本会議を開き、提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問を続行いたします。

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△散会の宣告



○議長(野本陽一君) 本日は、これにて散会いたします。

午後四時二十分散会

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