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埼玉県 埼玉県

平成 3年  2月 定例会 02月18日−01号




平成 3年  2月 定例会 − 02月18日−01号







平成 3年  2月 定例会



        ◯招集告示

埼玉県告示第百八十号

 平成三年定例県議会を二月十八日招集する。

   平成三年二月八日

                      埼玉県知事  畑  和

        ◯応招・不応招議員

平成三年二月定例会  会期  二月十八日 三月八日 十九日間

  応招議員   九十一名

   二月十八日   九十名

       三番  神保国男君

       四番  渡辺利昭君

       五番  堀江英一君

       六番  片貝弥生君

       七番  持田謙一君

       八番  遠藤俊作君

       九番  福岡友次郎君

       十番  黒田重晴君

      十一番  森戸由祐君

      十二番  岡 真智子君

      十三番  青木俊文君

      十四番  船津 弘君

      十五番  秋谷昭治君

      十六番  町田潤一君

      十七番  石田勝之君

      十八番  永野庫吉君

      十九番  天野清一君

      二十番  諏訪善一良君

     二十一番  新井弘治君

     二十二番  並木利志和君

     二十三番  大川修司君

     二十四番  井田恵夫君

     二十五番  穂坂邦夫君

     二十六番  岡本富夫君

     二十七番  田村朝雄君

     二十八番  秋元安紀君

     二十九番  高橋幸寿君

      三十番  藤原幸朗君

     三十一番  浅古 登君

     三十二番  山口仁平君

     三十三番  伊利 仁君

     三十四番  利根田康年君

     三十五番  吉田政雄君

     三十六番  荒井藤次君

     三十七番  小島敏男君

     三十八番  大沢立承君

     三十九番  中野 清君

      四十番  田代甲子雄君

     四十一番  井上新一郎君

     四十二番  高橋正平君

     四十三番  秦 哲美君

     四十四番  熊野 巌君

     四十五番  西村 暁君

     四十六番  田村さわ子君

     四十七番  谷古宇勘司君

     四十八番  小沢喜之君

     四十九番  栗原 稔君

      五十番  秋山 清君

     五十一番  福田 実君

     五十二番  星野謹吾君

     五十三番  相川宗一君

     五十五番  金子圭典君

     五十六番  丸山正幸君

     五十七番  野村輝喜君

     五十八番  小泉 信君

     五十九番  藤井俊男君

      六十番  和田清志君

     六十一番  西村広行君

     六十三番  武田春太郎君

     六十四番  大山敏夫君

     六十五番  斎藤 博君

     六十六番  宮崎守保君

     六十七番  永沼正吉君

     六十八番  本木欣一君

     六十九番  松下 誠君

      七十番  玉田共瑞君

     七十一番  美田長彦君

     七十二番  大石忠之君

     七十三番  深井 明君

     七十四番  阿部錦弥君

     七十五番  小山行一君

     七十六番  栗岡宏太郎君

     七十七番  坂斎栄次君

     七十八番  石井多計志君

     七十九番  野本陽一君

      八十番  佐藤泰三君

     八十一番  奥ノ木徳二君

     八十二番  宇津木清蔵君

     八十三番  野口卓爾君

     八十四番  堀口真平君

     八十五番  宮田守夫君

     八十六番  野口貞夫君

     八十七番  斎藤正次君

     八十八番  丸木清美君

     八十九番  佐久間 実君

      九十番  染谷 薫君

     九十一番  斎藤大丈夫君

     九十二番  関根永吉君

     九十三番  小見喜代治君

     九十四番  吉野良司君

          −−−−−−−−−−−−−−−−

   二月二十五日  一名

     五十四番  秋本昌治君

          −−−−−−−−−−−−−−−−

  不応招議員   一名

     六十二番  沢田恒二君

          −−−−−−−−−−−−−−−−

二月定例会 第一日(二月十八日)

平成三年二月十八日(月曜日)

第一日 議事日程

 一 開会  午前十時

 二 開議

 三 議席の一部変更

 四 新任者の紹介

    人事委員会委員  木村 規君

    収用委員会委員  横田光司君

    収用委員会委員  野中暉男君

    収用委員会委員  根岸徳治君

 五 会議録署名議員の指名

    五十七番  野村輝喜君

    五十八番  小泉 信君

 六 会期の決定

    二月十八日から三月八日までの十九日間

 七 諸報告

  (1) 瀬山 賢君の議員辞職

  (2) 十二月定例会において可決した意見書・決議の処理結果

  (3) 十二月定例会において採択した請願の処理結果

  (4) 現金出納検査結果(平成二年十一月分及び十二月分)

  (5) 地方自治法第百二十一条の規定に基づく説明者

 八 本定例会に提出された請願の報告

 九 知事提出議案の報告

    第一号議案〜第五十五号議案

 十 第一号議案〜第五十五号議案の一括上程

 十一 知事の提案説明

 十二 次会日程報告

     二月十九日(火)〜二十二日(金) 議案調査

     二月二十三日(土)、二十四日(日) 休日休会

     二月二十五日(月) 午前十時開議、知事提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問(代表)

 十三 散会

          −−−−−−−−−−−−−−−−

本日の出席議員   八十八名

       三番  神保国男君

       四番  渡辺利昭君

       五番  堀江英一君

       六番  片貝弥生君

       七番  持田謙一君

       八番  遠藤俊作君

       九番  福岡友次郎君

       十番  黒田重晴君

      十一番  森戸由祐君

      十二番  岡 真智子君

      十三番  青木俊文君

      十四番  船津 弘君

      十五番  秋谷昭治君

      十六番  町田潤一君

      十七番  石田勝之君

      十八番  永野庫吉君

      十九番  天野清一君

      二十番  諏訪善一良君

     二十一番  新井弘治君

     二十二番  並木利志和君

     二十三番  大川修司君

     二十四番  井田恵夫君

     二十五番  穂坂邦夫君

     二十六番  岡本富夫君

     二十七番  田村朝雄君

     二十八番  秋元安紀君

     二十九番  高橋幸寿君

      三十番  藤原幸朗君

     三十二番  山口仁平君

     三十三番  伊利 仁君

     三十四番  利根田康年君

     三十五番  吉田政雄君

     三十六番  荒井藤次君

     三十七番  小島敏男君

     三十八番  大沢立承君

     三十九番  中野 清君

      四十番  田代甲子雄君

     四十一番  井上新一郎君

     四十二番  高橋正平君

     四十三番  秦 哲美君

     四十四番  熊野 巌君

     四十五番  西村 暁君

     四十六番  田村さわ子君

     四十七番  谷古宇勘司君

     四十八番  小沢喜之君

     四十九番  栗原 稔君

      五十番  秋山 清君

     五十一番  福田 実君

     五十二番  星野謹吾君

     五十五番  金子圭典君

     五十六番  丸山正幸君

     五十七番  野村輝喜君

     五十八番  小泉 信君

     五十九番  藤井俊男君

      六十番  和田清志君

     六十一番  西村広行君

     六十三番  武田春太郎君

     六十四番  大山敏夫君

     六十五番  斎藤 博君

     六十六番  宮崎守保君

     六十七番  永沼正吉君

     六十八番  本木欣一君

     六十九番  松下 誠君

      七十番  玉田共瑞君

     七十一番  美田長彦君

     七十二番  大石忠之君

     七十三番  深井 明君

     七十四番  阿部錦弥君

     七十五番  小山行一君

     七十六番  栗岡宏太郎君

     七十七番  坂斎栄次君

     七十八番  石井多計志君

     七十九番  野本陽一君

      八十番  佐藤泰三君

     八十一番  奥ノ木徳二君

     八十二番  宇津木清蔵君

     八十三番  野口卓爾君

     八十四番  堀口真平君

     八十五番  宮田守夫君

     八十六番  野口貞夫君

     八十七番  斎藤正次君

     八十八番  丸木清美君

     八十九番  佐久間 実君

      九十番  染谷 薫君

     九十一番  斎藤大丈夫君

     九十二番  関根永吉君

     九十三番  小見喜代治君

     九十四番  吉野良司君

  欠席議員   四名

     三十一番  浅古 登君

     五十三番  相川宗一君

     五十四番  秋本昌治君

     六十二番  沢田恒二君

地方自治法第百二十一条の規定により説明のため出席した人

   知事       畑  和君

   副知事      立岡勝之君

   副知事      中村泰明君

   出納長      岸本晋一君

   企画財政部長   朝日信夫君

   総務部長     大沢昌次君

   県民部長     小室 大君

   環境部長     関口一郎君

   生活福祉部長   平田要助君

   衛生部長     鈴木忠義君

   商工部長     伊藤祐一郎君

   農林部長     池田勝彦君

   労働部長     川崎 亮君

   土木部長     宮田浩邇君

   住宅都市部長   川島茂造君

   公営企業管理者  下崎忠一郎君

   教育長      竹内克好君

   公安委員会委員長 大木恒四郎君

   警察本部長    松村龍二君

午後一時三十分開会

  出席議員   八十八名

   三番   四番   五番   六番

   七番   八番   九番   十番

   十一番  十二番  十三番  十四番

   十五番  十六番  十七番  十八番

   十九番  二十番  二十一番 二十二番

   二十三番 二十四番 二十五番 二十六番

   二十七番 二十八番 二十九番 三十番

   三十二番 三十三番 三十四番 三十五番

   三十六番 三十七番 三十八番 三十九番

   四十番  四十一番 四十二番 四十三番

   四十四番 四十五番 四十六番 四十七番

   四十八番 四十九番 五十番  五十一番

   五十二番 五十五番 五十六番 五十七番

   五十八番 五十九番 六十番  六十一番

   六十三番 六十四番 六十五番 六十六番

   六十七番 六十八番 六十九番 七十番

   七十一番 七十二番 七十三番 七十四番

   七十五番 七十六番 七十七番 七十八番

   七十九番 八十番  八十一番 八十二番

   八十三番 八十四番 八十五番 八十六番

   八十七番 八十八番 八十九番 九十番

   九十一番 九十二番 九十三番 九十四番

  欠席議員   四名

   三十一番 五十三番 五十四番 六十二番

  地方自治法第百二十一条の規定により説明のため出席した人

   知事      副知事(立岡) 副知事(中村)

   出納長     企画財政部長  総務部長

   県民部長    環境部長    生活福祉部長

   衛生部長    商工部長    農林部長

   労働部長    土木部長    住宅都市部長

   公営企業管理者 教育長     公安委員会委員長

   警察本部長



△開会と開議の宣告



○議長(佐藤泰三君) ただ今から、平成三年二月定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△議席の一部変更



○議長(佐藤泰三君) この際、議席の一部変更を行います。

 本件につきましては、お手もとに配布しておきました議席変更一覧表のとおり、それぞれ変更いたします。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△新任者の紹介



○議長(佐藤泰三君) 次に、新任の人事委員会委員及び収用委員会委員を紹介いたします。

 人事委員会委員 木村 規君

        〔人事委員会委員(木村 規君)登壇〕



◎人事委員会委員(木村規君) 昨年十二月二十三日付けをもちまして、埼玉県人事委員会委員に任命されました木村 規でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手起こる)



○議長(佐藤泰三君) 収用委員会委員 横田光司君

        〔収用委員会委員(横田光司君)登壇〕



◎収用委員会委員(横田光司君) 昨年十二月二十四日付けで収用委員会委員を命ぜられました横田光司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手起こる)



○議長(佐藤泰三君) 収用委員会委員 野中暉男君

        〔収用委員会委員(野中暉男君)登壇〕



◎収用委員会委員(野中暉男君) 昨年の十二月二十四日付けで収用委員会委員に任命されました野中暉男でございます。なにとぞよろしく御指導賜わりますようお願い申し上げます。(拍手起こる)



○議長(佐藤泰三君) 収用委員会委員 根岸徳治君

        〔収用委員会委員(根岸徳治君)登壇〕



◎収用委員会委員(根岸徳治君) 昨年の十二月二十四日付けをもちまして埼玉県収用委員会収用委員に任命をされました根岸徳治でございますが、よろしくお願い申し上げます。(拍手起こる)

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△会議録署名議員の指名



○議長(佐藤泰三君) 次に、会議録署名議員を指名いたします。

 五十七番 野村輝喜君

 五十八番 小泉 信君

 以上二名の方にお願いいたします。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△会期の決定



○議長(佐藤泰三君) 次に、会期についておはかりいたします。

 本定例会の会期は、本日から三月八日までの十九日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

        〔「異議なし」と言う人あり〕



○議長(佐藤泰三君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△諸報告



△瀬山賢君の議員辞職



○議長(佐藤泰三君) この際、諸般の報告をいたします。

 まず、瀬山 賢君には、一月二十日、深谷市長選挙に立候補されたため、公職選挙法第九十条の規定に基づき、同日付けをもって議員の職を辞されましたので、御報告いたします。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△十二月定例会において可決した意見書・決議の処理結果



○議長(佐藤泰三君) 次に、去る十二月定例会において可決された「公衆浴場に係る相続税及び固定資産税の軽減等に関する意見書」ほか三件の意見書・決議につきましては、内閣総理大臣をはじめ関係行政庁に提出しておきましたから、御了承願います。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△十二月定例会において採択した請願の処理結果



○議長(佐藤泰三君) 次に、去る十二月定例会において採択された請願のうち、知事に送付したものに係る処理経過及び結果の報告がありましたので、お手もとに配布しておきましたから、御了承願います。

〔参照−(三一〇)ページ〕

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△現金出納検査結果(平成二年十一月分及び十二月分)



○議長(佐藤泰三君) 次に、監査委員から平成二年十一月分及び十二月分に係る現金出納検査結果の報告がありましたので、お手もとに配布しておきましたから、御了承願います。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△地方自治法第百二十一条の規定に基づく説明者



○議長(佐藤泰三君) 次に、本定例会に説明者として出席する者の職氏名を一覧表としてお手もとに配布しておきましたから、御了承願います。

〔参照−(三二三)ページ〕

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△本定例会に提出された請願の報告



○議長(佐藤泰三君) 次に、本定例会に提出された請願につきましては、請願文書表として、お手もとに配布しておきましたから、御了承願います。

〔参照−(二四八)ページ〕

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△知事提出議案の報告



○議長(佐藤泰三君) 知事から議案の提出がありましたので、報告いたします。

 議事課長に朗読いたさせます。

        〔議事課長朗読〕

財第五百三十号

  平成三年二月十八日

 埼玉県議会議長  佐藤泰三様

                    埼玉県知事  畑  和

        県議会付議議案について

  本議会に付議する議案を次のとおり提出いたします。

 第一号議案 平成三年度埼玉県一般会計予算

 第二号議案 平成三年度埼玉県証紙特別会計予算

 第三号議案 平成三年度埼玉県災害救助事業特別会計予算

 第四号議案 平成三年度埼玉県母子福祉資金特別会計予算

 第五号議案 平成三年度埼玉県寡婦福祉資金特別会計予算

 第六号議案 平成三年度埼玉県中小企業近代化資金特別会計予算

 第七号議案 平成三年度埼玉県農業改良資金特別会計予算

 第八号議案 平成三年度埼玉県林業改善資金特別会計予算

 第九号議案 平成三年度本多静六博士育英事業特別会計予算

 第十号議案 平成三年度埼玉県用地事業特別会計予算

 第十一号議案 平成三年度埼玉県県民ゴルフ場事業特別会計予算

 第十二号議案 平成三年度埼玉県流域下水道事業特別会計予算

 第十三号議案 平成三年度埼玉県県営住宅管理事業特別会計予算

 第十四号議案 平成三年度埼玉県公営競技事業特別会計予算

 第十五号議案 平成三年度埼玉県病院事業会計予算

 第十六号議案 平成三年度埼玉県電気事業会計予算

 第十七号議案 平成三年度埼玉県工業用水道事業会計予算

 第十八号議案 平成三年度埼玉県水道用水供給事業会計予算

 第十九号議案 平成三年度埼玉県土地開発整備事業会計予算

 第二十号議案 平成三年度埼玉県レクリエーション施設事業会計予算

 第二十一号議案 職員の勤務時間に関する条例の一部を改正する条例

 第二十二号議案 埼玉県職員定数条例の一部を改正する条例

 第二十三号議案 職員の休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例

 第二十四号議案 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例

 第二十五号議案 埼玉県草加文化会館条例の一部を改正する条例

 第二十六号議案 埼玉県県民活動総合センター条例の一部を改正する条例

 第二十七号議案 執行機関の附属機関に関する条例の一部を改正する条例

 第二十八号議案 埼玉県公害防止条例の一部を改正する条例

 第二十九号議案 埼玉県シラコバト福祉基金条例の一部を改正する条例

 第三十号議案 埼玉県保健所条例の一部を改正する条例

 第三十一号議案 埼玉県優生保護相談所の名称及び位置を定める条例の一部を改正する条例

 第三十二号議案 埼玉県県民健康福祉村条例の一部を改正する条例

 第三十三号議案 埼玉県結核審査協議会の設置の特例に関する条例の一部を改正する条例

 第三十四号議案 埼玉県立衛生短期大学条例の一部を改正する条例

 第三十五号議案 本多静六博士奨学資金貸与条例の一部を改正する条例

 第三十六号議案 埼玉県福祉センター条例の一部を改正する条例

 第三十七号議案 埼玉県都市公園条例の一部を改正する条例

 第三十八号議案 埼玉県県営住宅条例の一部を改正する条例

 第三十九号議案 埼玉県特別県営住宅条例の一部を改正する条例

 第四十号議案 埼玉県証紙条例の一部を改正する条例

 第四十一号議案 埼玉県公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例

 第四十二号議案 埼玉県水道用水料金徴収条例の一部を改正する条例

 第四十三号議案 埼玉県教育委員会事務局職員の定数条例の一部を改正する条例

 第四十四号議案 埼玉県立学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例

 第四十五号議案 埼玉県学校職員定数条例の一部を改正する条例

 第四十六号議案 学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

 第四十七号議案 埼玉県立学校入学志願者選考手数料徴収条例の一部を改正する条例

 第四十八号議案 埼玉県地方警察職員定数条例の一部を改正する条例

 第四十九号議案 埼玉県公安委員会等が行う事務に関する手数料条例の一部を改正する条例

 第五十号議案 埼玉県道路公社の新浦和橋有料道路の建設契約の変更の同意について

 第五十一号議案 埼玉県道路公社の基本財産の額の増加に係る定款の変更の同意について

 第五十二号議案 一級河川の指定の変更に係る意見について

 第五十三号議案 急傾斜地崩壊対策事業に要する経費の関係町村の負担額について

 第五十四号議案 全国自治宝くじ事務協議会規約の一部の変更について

 第五十五号議案 当せん金付証票の発売について



○議長(佐藤泰三君) ただ今報告いたしました議案は、配布しておきましたから、御了承願います。

〔参照−(四一)ページ〕

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△第一号議案〜第五十五号議案の一括上程



○議長(佐藤泰三君) 知事から提出された第一号議案ないし第五十五号議を、一括して議題といたします。

          −−−−−−−−−−−−−−−−



△知事の提案説明



○議長(佐藤泰三君) 知事の説明を求めます。

 知事 畑  和君

        〔知事(畑  和君)登壇〕



◎知事(畑和君) 本日、ここに平成三年当初の定例県議会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、御健勝にて御参会を賜わり、平成三年度の予算案をはじめ、県政の重要案件について御審議をいただくことができますことは、県政進展のため、誠に感謝にたえないところであります。

 開会に当たりまして、平成三年度の県政運営に関する基本的な考え方と予算案に盛られた施策の概要につきまして御説明申し上げたいと存じます。

 昨今の世界情勢を展望いたしますると、米ソの緊張緩和、東欧の民主化、さらには東西両ドイツの統一が実現をみ、また、全欧安保協力会議の首脳会議において、対立と分断への決別を高らかにうたい上げた「パリ憲章」が採択されるなど、第二次世界大戦後の東西冷戦構造が急速に崩壊しつつあります。

 このような世界の緊張緩和の流れに逆行するかのように、過日、イラクのクウェート侵攻に起因する湾岸戦争が勃発いたしましたが、この地域に一刻も早く秩序ある平和を回復させることは、世界の人々の共通の願いであろうと存じます。

 こうした湾岸戦争の動向やソ連の内政混乱、さらに米国経済の後退など、世界の政治・経済の不安定化に結びつく事態が見られる中で、世界はまさに新しい国際秩序を模索する時代にあると申せましょう。この歴史的な転換期にあって、我が国の国際的責任は一段と高まっており、世界経済の活性化のみならず、世界平和の維持、福祉医療の向上、地球環境の保全等、多面的な役割を果たすことが強く求められております。

 一方、我が国経済は、この間、戦後二番目という息の長い好景気を持続してまいりましたが、近時、設備投資の減速など、その流れを変える動きが見られる状況にございます。こうした動向には十分意を払いながら、今後とも国際協調型経済への変革を推進しつつ、我が国の経済的豊かさを、国民生活の質を高める方向に誘導していかなければならないものと存じます。これまでの生産優先から生活者優先へと視点を移行させ、生活基盤の充実をはじめ、真に豊かさを実感することのできる国民生活の実現を図ることが、これからの重要な政策課題となっております。

 また、今後、二十一世紀にかけましては、本格的な高齢化、著しい科学技術の発展による高度技術化・高度情報化、人々の価値観の多様化などが、さらに一層進展することが予想されます。

 このような二十一世紀に向けての時代の大きな変革期に臨み、私は、県政の基本方向をより確かなものとするため、第一に「二十一世紀の新たな潮流への対応」、第二に「真に豊かさを実感できる埼玉の実現」、第三に「均衡のとれた自立性の高い県土の形成」の三つを基本的な視点として、昨年来、埼玉県新長期構想の一部見直しを進めてまいりましたが、引き続き、その取りまとめと具体化に向けて積極的に取り組んでまいる所存であります。

 とりわけ、本年は、埼玉県が誕生して百二十年という記念すべき年でございます。これまでの歩みの中から、二十一世紀、そして未来へと続く幾筋もの新しい道が発見できるように、私は、本県の立地の優位性や若い県民の活力を生かして、すべての県民が埼玉に住む喜びを実感できる豊かで活力にあふれた埼玉づくりに全力を傾け、新世紀へ向けて輝かしい埼玉の未来を切り開いてまいる所存でございますので、県議会をはじめ県民各位の一層の御支援、御協力を賜わりたいと存じます。

 ここで、県政をとりまく財政環境と平成三年度予算編成に当たりましての基本的な考え方を申し上げます。

 まず、平成三年度の地方財政対策におきましては、懸案でありました公共事業等に係る国庫補助負担率の取扱いにつきまして、昭和六十一年度の水準まで復元した上で、今後三年間の暫定措置として継続することとされたところでございます。

 また、現在もなお多額の借入金残高を抱えている地方財政の中期的健全化を図る見地から、交付税特別会計借入金の返済や財源対策債償還基金の積立てなどの措置が引き続き講じられるとともに、生活関連社会資本の整備、高齢化社会の進展への対応等、地方公共団体が直面している諸課題に対処することができるよう、地方単独事業の拡充、地域福祉の充実等が措置されたところでございます。

 このような考え方に立って作成された平成三年度の地方財政計画の規模は、約七十兆八千八百億円で、対前年度比五・六パーセント増となっております。

 次に、本県の財政状況でございますが、歳入の中心であります県税収入につきましては、個人県民税などの堅調な伸びが引き続き見込まれる半面、法人関係税につきましては、昨今の経済状況を反映して、前年度を下回る見込みであり、また、県税と並んで重要な一般財源であります地方交付税は、過年度の法人関係税の精算措置による減額が多額に見込まれるところでございます。歳出面におきましても、公債費や人件費など義務的経費が増嵩しており、こうしたことから、本県の財政は従前に比べ厳しい状況となっております。

 また、湾岸戦争の動向をはじめとして、近年の国際情勢等の変化には予見し難い要素が多く、今後の県財政をめぐる環境は一段と不透明さを増しているところでございます。

 こうした財政環境の下ではありまするが、平成三年度の予算におきましては、引き続き、行財政の簡素効率化と経費の節減合理化を推進し、財政の健全性を確保する一方、「人間尊重、福祉優先」の基本理念のもと、県政に対する県民の期待に応えるため、二十一世紀を展望した埼玉づくりを目指す各種施策の積極的な展開に全力をあげて取り組むことといたした次第でございます。

 平成三年度の予算案は、以上申し述べました考え方に立って編成いたしましたが、その規模は、

 一般会計  一兆三千二百十六億六千二百万円(対前年度伸び率 九パーセントの増)

 特別会計   二千五百七十五億九予三百七十六万六千円(対前年度伸び率 一〇・六パーセントの増)

 企業会計   一千二百八十五億五千三百四十万二千円(対前年度伸び率 一〇・九パーセントの減)

となります。

 以下、順を追って主なる施策について御説明申し上げます。

 まず、第一の柱である郷土の安全を高め、快適で住みよい環境づくりを進めるための施策について申し上げます。

 県民がどこの地域に住んでおりましても、安全で快適な暮らしができる魅力ある地域づくりを進めるとともに、地域間連携を高める交通網の整備や県民生活に密着した生活基盤の充実に努め、豊かさを実現できる緑と清流に恵まれた生活環境づくりを進めてまいります。

 まず、二十一世紀の首都圏をリードするさいたま新都心の整備につきましては、長年の懸案でありました大宮操車場跡地の用地取得問題につきまして、昨年の国鉄清算事業団資産処分審議会の答申以来、同事業団との間で価格面での交渉を進めてまいったところでございまするが、過日その合意を見たところでございます。今後、県議会の御議決を得た上で、年度内に用地を取得いたしたいと存じますが、関係議案につきましては、追加提案をいたす予定でございます。

 平成三年度におきましては、住宅・都市整備公団の施行いたします特定再開発事業がいよいよ本工事に着手されることになっておりまして、県といたしましても、関連する街路の整備を積極的に推進するとともに、高次都市基盤施設の事業主体の設立準備や中核施設の整備方針・基本計画の策定を進めるなど、着実にその歩みを展開してまいります。

 県内各地域の発展整備につきましては、中枢都市圏と機能を補完しあって有機的に連携する地域中心都市や拠点都市の整備によるネットワークシティ構想を引き続き積極的に推進してまいりますほか、秩父リゾート地域の整備につきましては、スカイロードをはじめ、小音楽堂、野外劇場が七月には完成し、秩父ミューズパークが一部開園する運びとなったところであります。

 次に、各地域の整備と併せ、人、物、情報などの地域間交流を活発化させるためには、交通網の整備が最も必要とされるところであります。

 まず、鉄道網の整備でございますが、地下鉄七号線につきましては、今後さらに関係者との協議、調整を重ね、第三セクターの設立に努めるなど、その整備促進を図ってまいります。

 また、常磐新線につきましては、三月には、その整備主体である「首都圏新都市鉄道株式会社」が発足する予定でございまして、具体化への新たな段階を迎えたところでございます。

 次に、道路・街路網の整備につきましては、良好な生活・都市基盤の充実を図るとともに、県内各地の連携を高めるため、その積極的な推進を図ることといたしました。特に、東西広域幹線道路につきましては、県内部分が三年度末に完成する運びとなっている東京外かく環状道路に引き続き、首都圏中央連絡自動車道の事業促進や、核都市広域幹線道路構想の策定調査などを進めてまいりますが、併せて、東西幹線道路の整備充実や幹線道路のネットワークの強化など、その整備を促進してまいります。

 また、これらの鉄道、道路の整備と併せて、周辺地域の整備計画などの策定を図り、一体的な地域づくりを進めてまいります。

 さらに、水上交通や地域航空の具体化を推進するとともに、リニアモーターカーや東西交通新システムにつきましても、引き続き導入促進の検討を進めてまいります。

 次に、県民の憩いの場として親しまれております公園の整備につきましては、熊谷スポーツ文化公園がラグビー場を中心施設として四月に開園するほか、平成四年のオープンを目指しまして、県営硬式野球場、加須はなさき公園(仮称)、所沢航空記念館(仮称)の建設を引き続き鋭意進めてまいりますとともに、近年の公営墓地に対する県民の強い要望に応えるため、緑豊かな聖地公園(仮称)について、調査をすることといたしました。

 下水道の整備につきましては、清流を取りもどし、快適な生活環境を確保するため、各流域下水道とも処理区域の拡大に重点をおき、引き続き事業を推進してまいります。

 緑地の保全といたしましては、緑の森博物館(仮称)を狭山丘陵に整備するため、インフォメーションセンター等の施設の実施設計を行うともに、北本自然観察公園(仮称)内に自然保護や自然観察についての学習、情報提供の拠点としでの自然学習センター(仮称)を建設することといたしました。

 また、県南地域の貴重な大規模緑地空間である見沼田圃につきましては、土地利用方針の策定などを行うため、関係三市や関係者などで構成する協議会を新たに設け、総合的な土地利用を検討してまいることとしたほか、見沼農業振興の窓口となる見沼農業センター(仮称)を農業振興公社に設置することといたしました。

 次に、良好で恵み豊かな環境を後の世代に伝えていくことができるよう、環境保全に係る諸施策につきましては、より一層積極的な推進を図ってまいります。

 まず、国際的にも国内的にも大きな課題となっております地球規模の環境問題につきましては、施策の総合的な企画調整を図るため、新たに地球環境保全推進室を設置するとともに、今後、自治体としての取り組むべき新たな課題に対処することができるよう、環境科学センター(仮称)構想についての検討を行うことといたしました。

 地球環境モリタリング調査や埼玉県環境保全基金を軸とした普及啓発事業につきましても、その充実を図ってまいります。

 また、公害の防止につきましては、広域化している大気汚染の状況を的確に把握するため、測定局の整備を進めるとともに、引き続き公害発生源に対する規制、指導等について、一層の徹底を図ってまいります。特に、窒素酸化物につきましては、国の動向をも踏まえながら、自動車を含めた総量規制の導入に向けて調査に着手することといたしました。

 廃棄物につきましては、ごみの減量化や再資源化を推進しておりますクリーン・リサイクル県民運動を積極的に展開し、意識啓発の普及に努めるほか、大規模小売店に対して、包装材料の減量化の促進を図ってまいります。

 また、広域処分場の確保につきましては、寄居町の環境整備センターに次ぐものとして、皆野町地内を候補地とする「リフレッシュランド造成事業」の計画に着手することといたしました。

 次に、防災対策といたしましては、引き続き市町村の消防防災体制の整備充実を図ってまいりますほか、地震、高層ビル火災、山林火災等に備えて、防災ヘリコプターを配備いたしますとともに、県民の地震や風水害等に対する対応能力を高めるための防災学習の場となります防災教育センター(仮称)の実施設計を行うことといたしました。

 また、救急隊員の高度かつ専門的教育訓練機関を新たに設置する救急振興財団(仮称)に対し、出えんすることといたしました。

 次に、交通安全対策の推進につきましては、各種の交通安全施設を整備するとともに、広く県民総ぐるみで交通事故防止運動を展開し、交通安全マインドのより一層の高揚を図ってまいります。

 また、警察施設の整備につきましては、深谷警察署、久喜警察署に加えまして、新たに秩父警察署、鴻巣警察署の改築を図るとともに、派出所及び駐在所、合わせて十か所の新・改築を行うことといたしました。

 次に、住宅対策といたしましては、良好な市街地住宅の供給を促進していくため、都市型住宅の供給促進を図るともに、県民の住宅建設の要望に応えるため、県民住宅ローンの融資枠の大幅増を図るなど、各種の住宅対策に取り組んでまいります。

 県営住宅の建設につきましては、中層住宅六百戸を建設いたしますとともに、引き続き狭小な既設公営住宅の改善を行い、居住水準の向上を図ってまいります。

 さらに、中堅勤労者層に良質で低廉な賃貸住宅を供給するため、その建設に向け検討を進めてまいることといたしました。

 地価対策といたしましては、四月より監視区域の拡充強化を図り、引き続き適正な地価の形成に努めてまいります。

 次に、第二の柱である健康で生きがいのある、しあわせな社会をつくるための施策について申し上げます。

 人生八十年時代にふさわしい豊かで活力にあふれた長寿社会の実現を県民のだれもが願っており、このような県民の願いをもとに、引き続き質の高い、きめ細かなサービスの提供を行い、福祉の充実に努めてまいります。

 まず、ふれあいに満ちた温かな地域社会を形成するため、「シラコバト福祉基金」を「シラコバト長寿社会福祉基金」として拡充し、民間団体が行う在宅福祉、健康づくり、ボランティアなどの活動に助成することといたしたほか、引き続き「福祉の心ゆたかな埼玉県民運動」を推進するともに、福祉を担う人材の養成・確保を図るため、社会福祉協議会に福祉人材情報センターを設置することといたしました。

 次に、高齢化社会対策を総合的に推進するため、高齢化社会対策有識者懇話会を設置するとともに、豊かで活力にあふれた長寿社会フェスティバルをはじめとする啓発普及活動を行ってまいります。また、「高齢者保健福祉推進十か年戦略」を踏まえ、特別養護老人ホーム十一か所の整備をはじめとする各種の老人福祉施設の整備を充実するとともに、在宅福祉サービスとしては、家庭奉仕員の増員、ねたきり老人の短期保護事業の拡大、デイ・サービス施設二十か所の整備など、大幅な拡充を図ってまいります。さらに、高齢者が地域でいきいきとした生活を送れますよう、生きがいと健康づくりを進める事業を引き続き推進してまいります。

 次に、障害者の福祉対策といたしましては、精神薄弱者更正施設七か所の整備など、施設整備を進めますとともに、心身障害者地域デイケア施設や生活ホーム事業への助成の充実を図ることといたしました。

 また、国際障害者年長期行動計画の最終年を迎えるに当たり、障害者福祉に関する啓発活動の一層の推進を図ることといたしましたほか、障害者の社会参加を進めるため、新たに障害者の海外派遣を実施いたします。

 さらに、本県におけるリハビリテーション需要の増大と多様化に対処するため、障害者リハビリテーションセンターの病床を現在の十九床から百二十床に増床する建設に着手いたします。

 また、県域における障害者の歯科診療を充実するため、深谷市にあります皆光園において歯科診療設備を整備することといたしました。

 家庭、児童福祉の充実につきましては、子どもが健やかに生まれ育つための環境づくりを推進するため、子育て環境づくり推進事業を新たに実施することといたしたほか、児童健全育成事業の拡充や児童館の整備を進めるともに、低年齢児保育や障害児保育、長時間保育などの多様な保育対策の充実を図ってまいります。

 次に、県民生活の安定を図るための基本となる公的年金及び医療保険制度の充実に努めてまいりますほか、生活困窮者に対する保護、援護施策の充実を図ってまいります。

 健康づくり対策といたしましては、「ヘルシー埼玉21県民運動」推進するため、ヘルシー埼玉21フェスティバルの開催や歯科保健推進事業等の各種事業を実施するとともに、WHO(世界保健機関)との共催による公衆衛生に関する国際会議を開催することといたしました。

 医療供給体制の整備といたしましては、循環器系疾患の増加に対処するため、循環器病センター(仮称)の建設に向けて実施設計を行うとともに、救急医療体制の整備充実を図るため、深谷赤十字病院における県内三か所目の救命救急センターの整備に対しまして助成措置を講ずることといたしました。

 また、医療従事者の確保対策といたしましては、深刻化する看護婦不足に対処するため、看護職員確保対策検討委員会を設置し、需給計画の見直しを図るとともに、県立北高等看護学院の定員増に向けての施設整備、看護職員の海外研修制度の創設、さらには、修学資金の拡充などを行うことといたしました。

 女性行政につきましては、新たに、男女共同参加推進埼玉県民大会を開催するとともに、埼玉の女性史の編さん事業を推進するなど、男女平等に関する問題の幅広い普及啓発を展開してまいります。

 同和対策事業につきましては、地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の趣旨を踏まえ、同和問題の早期解決を図るため、啓発及び教育対策を中心とした関連施策の推進に努めてまいります。

 次に、第三の柱である高い技術による産業を振興し、就業の場を充実するための施策について申し上げます。

 県民にとって産業は、生活を支えるための所得を得る場であるとともに、働くことを通じて、生きがいを見出す場であり、豊かな埼玉を築き、ゆとりある県民生活を享受するための基盤であります。

 今後、二十一世紀にかけては、高度技術化、高度情報化などが一層進展する一方で、経済摩擦の問題をはじめとして世界経済における我が国の活動のあり方がさらに問われるものと予測されております。

 このような社会経済環境の変化に適切に対応していくため、多様な産業の育成を図り、活力と創造性に富んだ地域産業の構造づくりに努めてまいります。

 こうしたことから、まず、本県における商工行政の長期的指針となる産業振興ビジョンを策定するとともに、本県産業の高度化を促進するための拠点施設であるさいたまインダストリアル・ビジネスパーク(仮称)につきましては、提案競技を実施し、事業計画と民間事業主体の決定に向けて計画の具体化を図ることといたしました。

 テクノグリーン構想につきましては、県北地域の産業支援の拠点施設でありますテクノグリーンセンターの整備を引き続き推進いたしますとともに、新たな工業団地等開発候補地の選定調査を実施することといたしました。

 また、造成中の各工業団地の整備を推進するほか、新たに騎西鴻茎工業団地の造成に着手することといたしました。

 さらに、県の西部及び東部に整備する地域産業文化センター(仮称)につきましても、地域の特性に応じた産業文化振興拠点として、引き続きその具体化を推進し、県内産業の均衡ある発展に努めてまいります。

 次に、商業の振興につきましては、大型店の影響に配慮した魅力ある商店街づくりの一層の促進を図るため、引き続き「ライブタウンさいたま」運動を展開するほか、施設設備の整備に対する従前の助成制度の充実を図るとともに、新たにショッピングモール、駐車場、コミュニティホール等の整備に対する助成制度を設けることといたしました。併せて、商店街のネットワーク化のつきましても促進してまいります。

 また、二十一世紀に向けた高次商業都市構想につきましては、基本構想の策定に向けて調査を進めてまいります。

 情報産業の振興につきましては、ソフトウェア技術者を養成するための地域ソフトウェアセンターを新たに設置することとして、出資等の措置を講ずることといたしました。

 金融対策につきましては、高金利下における中小企業の資金需要に対応するため、事業資金をはじめ各種制度の融資を大幅に拡充強化することといたしました。

 次に、本県の農林業につきましては、内外の諸情勢の変化を踏まえ、二十一世紀に向けての本県農業構造の確立と活力ある農村の整備を進めるため、諸施策を展開してまいることといたしました。

 まず、地域農業の振興につきましては、中核農家を中心として農地の利用調整や担い手の育成等を一体的に進めるとともに、地域ぐるみの営農の改善を進めてまいります。

 また、集落排水処理施設の整備等、生活環境の整備を促進するとともに、農村の緑豊かな景観や生活文化を生かしながら、農村らしさを醸し出す「美しい村づくり」の推進にも努めてまいります。

 次に、生鮮食料等の生産振興につきましては、米麦等の土地利用型農業のコスト低減対策や肉用牛受精卵移植モデル農協を新たに設置するなど、農業生産体質の強化を積極的に推進してまいります。

 特に、花きにつきましては、国際化、情報化、高技術化に対応した生産を確立するため、花き産業振興特別調査事業を実施することといたしました。

 また、付加価値の高い農産物を生産し、収益性の高い農業を推進するため、引き続き、野菜、肉、植木、繭、鶏卵等のブランド化の促進とその産地の確立を図ってまいりますととにも、優良種苗など試験研究の成果を速やかに生産に結びつけるため、種苗供給センター(仮称)の用地造成等に着手してまいります。

 また、農業基盤の整備につきましては、ほ場の整備や農道、用排水施設の整備等を着実に推進してまいります。

 さらに、農産物の安定的な供給を図るため、川越地区の卸売市場の計画的整備を進めるとともに、本県農産物の消費拡大を推進するため、引き続き総合的なキャンペーンや海外市場の開拓にも積極的に取り組んでまいります。

 林業の振興につきましては、造林及び間伐促進対策、林道の整備等を総合的に推進してまいりますほか、林業従事者の育成、確保のための施策の充実を図ったところでございます。

 次に、雇用対策につきましては、中小企業の人材確保、高年齢者、女性及び障害者の雇用機会の拡大が大きな課題となっておりますので、引き続き総合的な施策展開を図ってまいります。

 まず、中小企業の人材確保対策といたしましては、新たに、中途採用のための求人情報紙を発行し、併せて合同求人選考会を行い、人手不足の解消に努めることといたしました。

 高齢者対策といたしましては、高齢者雇用開発重点地域を指定するほか、シルバー人材センターの増設を進めてまいります。

 女性の雇用機会の拡大につきましては、新たに、行田市に婦人の職業サービスルーム(仮称)を設置することといたしました。

 また、障害者の雇用を促進するため、障害者雇用開発促進員による職業相談を行うほか、一日雇用相談室等を開催してまいます。

 次に、労働者の職業能力の開発につきましては、女性の職業能力開発の総合的機関として婦人能力開発センター(仮称)の建設に着手するほか、各高等技術専門校の設備や訓練内容の充実を図ってまいります。

 外国人の就労問題対策といたしましては、引き続き就労問題相談員を配置するほか、新たに、啓発資料として、ガイドブックを作成することといたしました。

 さらに、勤労者の労働条件の改善と福祉の向上につきましては、ゆとりインフォメーション等ゆとり創造に対する各種の施策を展開し、県民意識の高揚に努めるとともに、労働金融制度について、労働住宅資金を新たに設けるなど、時代に即応するよう改善を行うほか、労働福祉施設につきましても、その整備充実に努めることといたしました。

 次に、第四の柱である多様な学習機会をつくり、豊かな文化を育てるための施策について申し上げます。

 社会環境が著しく変動していく中で、次代の社会を担う青少年を広い視野や郷土愛を持ち、日本人としての自覚と国際社会への中でたくましく活躍できる自主的精神に満ちた心豊かな創造性のある人材として育成することは、我々に課せられた重大な責務であります。

 そこで、学校教育を充実するため、まず、小中学校におきましては、四十人学級を全学年で完全実施し、児童生徒一人ひとりに対してきめ細かな教育を進めてまいります。

 また、高等学校におきましては、生徒の個性を生かし、多様なニーズ・進路等に応じた教育を行うため、学科転換やコースの設置を積極的に推進するとともに、多様な教科、科目を設定して、生徒が自由に選択履修できるよう新たに研究指定校を設けることといたしました。また、学習習熟度別指導やコンピュータを利用した個別学習指導を推進するほか、生徒の作品等を発表展示する職業教育フェアを開催するなど、生徒が意欲あふれる充実した学校生活を送れるよう、魅力ある学校づくりに努めてまいります。

 高等学校の施設整備につきましても、学科転換やコース設置に伴う実習棟などの建設や、部活動の一層の推進を図るための運動部室の整備を行うほか、宿泊学習施設、体育館、グランド、プール等につきましても、計画的に整備を進め、生徒の学習環境の一層の改善を図ってまいります。

 また、国際化の進展に伴い、国際理解教育の一層の推進を図るため、引き続き語学指導を行う外国青年を招致するとともに、高校生海外セミナーの実施等を行ってまいります。

 次に、学校教育に大きな役割を果たしております私立学校につきましては、自立性、主体性を尊重しながら、各種の助成を行ってまいりましたが、平成三年度におきましては、私立高等学校や幼稚園等に対する運営費補助金について一層の拡充に努めることといたしました。

 また、私立高等学校及び高等専修学校における授業料の軽減補助につきましては、対象者の拡大を図ることとしたほか、非学校法人立幼稚園に対する教育振興補助を充実するとともに、専修学校各種学校退職金基金に対し新たに補助を行うこととするなど、私学助成の充実強化に努めることといたしました。

 さらに、特殊教育諸学校につきましては、平成三年度に毛呂山養護学校開校をいたしますとともに、県南地域における養護学校の過密解消を図るため、養護学校二校の校舎を増築することといたしました。

 生涯学習を進める施策といたしましては、「生涯学習を進めるさいたま県民運動」を一層推進するとともに、県民に身近な学習の場を提供するため、県民講座や大学・高等学校の開放講座をさらに拡充してまいります。

 また、埼玉の未来を担う子供たちが、遊びや科学技術についての学習体験を通じて豊かな情操を養い、創造力や科学する心を培うため、さいたま科学創造パーク(仮称)を整備することとし、基本構想策定のための調査を進めてまいります。

 次に、児童生徒の非行、問題行動への対応といたしましては、少年指導委員等による地域レベルでの非行防止活動を引き続き積極的に推進するほか、学校における教育相談体制を充実し、適切な指導援助に努めてまいります。

 また、青少年対策といたしましては、青少年健全育成総合計画を策定するとともに、「国際青年の村'91」を開催するほか、老朽化した長瀞青年の家を全面改築に着手することといたしました。

 次に、県民の自主的で創造的な文化活動を推進するため、県民の舞台芸術活動の拠点である県民芸術劇場(仮称)の建設に着手することといたしましたほか、交響楽団につきましても、引き続きその設立に向けての調査を進めてまいります。

 また、戦争と平和に関する資料の展示等を通じて、戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えていくため、平和資料館(仮称)の建設に着手することといたしました。

 スポーツ・レクリエーションの振興につきましては、第四十六回国民体育大会関東地区大会を県内外二十六会場で開催いたしますほか、熊谷スポーツ文化公園に県民待望のラグビー場が完成いたしますので、平成三年四月にはオーストラリア・クイーンズランド州選抜チームとの国際試合を、四年の三月には、全国高等学校招待ラグビーフットボール試合を開催することといたしました。

 次に、第五の柱である自治と連帯による活力にあふれた県づくりをすすめるための施策について申し上げます。

 二十一世紀に向けて埼玉発展の基礎づくりを進める本県にとりまして、平成三年は、埼玉誕生百二十年に当たりますので、この記念すべき機会をとらえ、本県の更なる飛躍を目指し、県民とともに豊かな郷土を創造するため、「ふり向いて一二〇みつめて未来さいたま」をテーマに、県内各地域における三十の記念事業を実施してまいります。

 記念事業の一つとして位置付けました県民活動総合センターも、四月に全面開所の運びとなり、県民の自治と連帯による地域づくりのための拠点施設として、多くの事業を展開することといたしております。

 また、県内各地において広がりをみせておりますコミュニティ活動やボランティア活動などに対して積極的に支援するため、地域住民や市町村が整備する集会所等のコミュニティ関連施設への助成を充実させることといたしました。

 次に、国際化社会への対応につきましては、引き続き本県と友好関係にあるメキシコ州、山西省及びクイーンズランド州との交流事業を進めるとともに、新たに姉妹提携を結びましたオハイオ州との幅広い分野での交流事業を進めるほか、新たに、県庁内に外国人県民相談窓口を開設することといたしました。

 また、県と市町村との緊密な連携を図るとともに、市町村行財政の円滑な運営に資するため、市町村振興資金の貸付制度の一層の充実を図るとともに、町村特別交付金の交付や病院を設置している市町村に対する助成を引き続き行ってまいります。

 次に、県政への県民の参加を推進するため、県民だよりの発行やテレビ・ラジオ・新聞等の各種広報媒体を活用して、県政情報を積極的に県民に提供するとともに、世論調査、県民討論会等の広聴活動を引き続き行ってまいります。

 なお、平成三年度は、中期計画のローリングの年に当たっておりますので、計画の見直しを行い、新中期計画の策定を行ってまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上、平成三年度の各部門における施策の概要について申し上げました。

 引き続きまして、歳入予算の主なものについて御説明申し上げます。

 県税につきましては、国の平成三年度経済見通し及び地方税収入見込みや県内景気の動向などを参考として、現時点で見込める額を計上いたしました。

 また、地方交付税につきましては、制度改正の内容が、いまだ明らかでありませんので、地方財政の収支見通し、県税収入の見込みなどを勘案して算定し、計上いたしたところでございます。

 これらの結果、平成三年度一般会計予算総額一兆三千二百十六億六千二百万円に対する歳入といたしましては、

 県税         六千七百二十億円

 地方譲与税        二百五十億九百万円

 地方交付税        一千百十億円

 使用料及び手数料    三百四十七億七千六百二十二万一千円

 国庫支出金     二千二百三十八億六千百六十九万八千円

 繰入金           二百八億千二百七十五万三千円

 諸収入        一千百二十六億五千四百八十八万円

 県債          八百六十八億六千三百十一万九千円

 その他         三百四十六億八千四百三十二万九千円

と相成った次第でございます。

 最後に、その他の議案のうち、主なものにつきまして説明申し上げます。

 第二十五号議案、第二十六号議案、第三十二号議案、第三十六号議案及び第三十七号議案は、埼玉県県民活動総合センターのスポーツ施設や宿泊施設、秩父公園の音楽堂や野外ステージ、熊谷スポーツ文化公園のラグビー場など、施設の新規開設等に伴い、それぞれの条例を改正しようとするものでございます。

 第二十八号議案は、地下水採取規制地域の拡大を図るため、埼玉県公害防止条例を改正しようとするものであり、第二十九号議案は、長寿社会に備え、地域社会の保健福祉活動に対し助成を行うことに伴い、基金を拡充するための埼玉県シラコバト福祉基金条例の改正でございます。

 また、第三十号議案、第三十一号議案及び第三十三号議案は、坂戸保健所の新設に伴う、それぞれの条例改正でございます。

 第四十一号議案は、水道施設の合理的な運用を図り、水道用水の安定供給を確保する観点から、広域第一と広域第二の水道用水供給事業を統合するための条例改正であり、第四十二号議案は、水道用水の給水区域の拡大に伴い、その料金を徴収するため、条例を改正しようとするものでございます。

 その他の案件につきましては、提案理由等により御了承賜りたいと存じます。

 以上をもちまして、今回御提案申し上げました諸議案のうち、主なものにつきましての説明を終わります。

 なにとぞ、慎重御審議の上、御議決を賜りまするようお願い申し上げます。

 以上でございます。ありがとうございました。(拍手起こる)

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△次会日程報告



○議長(佐藤泰三君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。

 明十九日から二十二日までの四日間は、議案調査のため本会議は開きません。二十三日及び二十四日は休日につき休会といたします。

 来る二十五日は、午前十時から本会議を開き、提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問を行います。

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△散会の宣告



○議長(佐藤泰三君) 本日は、これにて散会いたします。

午後二時二十三分散会

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