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群馬県 太田市

平成19年 6月定例会−06月14日-02号




平成19年 6月定例会

      平成19年6月太田市議会定例会会議録(第2日)

平成19年6月14日(木曜日)
 〇出席議員 38名
        1番  水 野 正 己          2番  高 田 勝 浩
        3番  岩 崎 喜久雄          4番  石 倉   稔
        5番  久保田   俊          6番  山 崎 正 紀
        7番  大 島 正 芳          8番  鹿 山   正
        9番  大 川 陽 一         10番  小 林 人 志
       11番  深 澤 直 久         12番  斉 藤 幸 拓
       13番  山 口 淳 一         14番  星 野 一 広
       15番  五十嵐 文 子         16番  太 田 けい子
       17番  木 村 康 夫         18番  越 塚 順 一
       19番  小 暮 広 司         20番  高 橋 美 博
       21番  半 田   栄         22番  町 田 正 行
       23番  市 川 隆 康         24番  尾 内 謙 一
       25番  伊 藤   薫         26番  栗 原 宏 吉
       27番  福 井 宣 勝         28番  川 鍋   栄
       29番  本 田 一 代         30番  永 田 洋 治
       31番  齋 藤 光 男         32番  白 石 さと子
       33番  中 島 貞 夫         34番  山 田 隆 史
       35番  正 田 恭 子         36番  荒 井 昭 男
       37番  上 村 信 行         38番  稲 葉 征 一
 〇説明のため出席した者
   市長       清 水 聖 義     副市長      林   弘 二
   教育長      相 澤 邦 衛     企画部長     金 子 一 男
   総務部長     小 暮 和 好     公金収納推進部長 大 矢 光 衛
   市民生活部長   浅 海 崇 夫     地域振興部長   石 川 典 良
   健康福祉部長   石 井 俊 夫     産業経済部長   北 澤 潤 一
   環境部長     松 島   茂     都市づくり部長  福 澤 善 明
   都市整備部長   松 井 儀 継     土地開発部長   菊 地 孝 壽
   行政事業部長   小 野 善 孝     会計管理者    上 原 隆 志
   消防長      岡 島 幸 雄     水道局長     小宮山 善 洋
   教育部長     竹 吉   弘     監査委員事務局長 桑 原   精
   企画担当     岩 崎 信 廣     総務担当     塚 越 敏 行
   総務部参事(総務課長)
            荒 木 建 夫
 〇事務局職員出席者
   事務局長     天 笠   彰     議会事務局参事(議会総務課長)
                                 石 川   茂
   議事係長     高 島 賢 二     主任       田部井 伸 夫


          議 事 日 程(第2号)
                            平成19年6月14日午前9時30分開議
                            太田市議会議長   山 田 隆 史
第 1 一般質問

          本日の会議に付した事件

議事日程に同じ



     ◎ 開     議

                                      午前9時30分開議
○議長(山田隆史) これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。
 その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。
 日程に入ります。

     ◎ 一 般 質 問

○議長(山田隆史) 日程第1といたしまして、昨日に引き続き一般質問を行います。
 順次質問を許します。
 20番高橋美博議員。
◆20番(高橋美博) おはようございます。きょう最初に質問させていただきます新生クラブの高橋美博です。今回、新生クラブの質問者は私1人ですので、代表いたしまして一括質問方式でさせていただきます。
 質問に入る前に、まず昨年の6月定例会におきまして狭隘道路の質問をさせていただきました。建築基準法第42条2項道路、いわゆるみなし道路については、今までは指導のみでしたが、今後は2億円ほど予算を計上していただき、当該部分を分筆、所有権移転、さらには簡易アスファルトにするよう、また道路拡幅ももっと市民の声を反映してほしいとお願いをいたしました。執行者の皆様も、この件を真摯に受けとめてもらい、本年度2,550万円の予算を計上していただきました。ようやく道路後退に一歩踏み出してもらえたこと、心より感謝しております。ありがとうございました。
 それでは、通告に従いまして順次質問をさせていただきます。
 ことしもまた暑い夏がやってきます。先日、利根川上流8ダムの貯水量がもう既に過去最低となっているとテレビで放映しておりました。これから夏にかけ、各地で渇水問題が取り上げられ、その折、関係当局では必ず節水、節水と唱えます。本市の場合には、関係者の不断の努力のたまもので、他市との整合性から、節水騒ぎはするものの、私の知る範囲では深刻な事態になったことは聞いておりません。ありがたいことであります。水道水の安定給水に尽力されている水道局に対し、敬意と感謝を表すると同時に、市民から寄せられる意見を水道局長にお尋ねいたします。
 1点目ですが、ことしは例年になく暖冬で、水源地である源流付近に積雪が少なく、渡良瀬川に流入する表流水の量が減少する傾向にあると思います。特に新田地区、藪塚地区については、渡良瀬川から100%取水の群馬県新田山田水道事務所より供給を受けていると聞いております。渡良瀬川で渇水による取水制限が発令されたとき、新田地区、藪塚地区に給水制限が起きては、水道水の安定供給が継続できなくなる可能性が心配されますが、水道局で考えている対策等がありましたらば伺いたいと思います。
 2点目は、平成18年4月1日実施の水道料金の体系は、平成17年3月28日の合併に伴い料金を統一し、新田地区、藪塚地区の水道料金を下げたようでありますが、どのような下げ率なのか、また今後の水道料金のあり方をお伺いいたします。
 3点目は、平成19年4月1日から水道局職員を大幅に減少し、民間委託を開始しましたが、その内容及び効果について伺います。あわせて、過去5年間の漏水状況と決算状況及び水道局職員数もお尋ねいたします。
 次に、新太田市民会館の建設について、市民生活部長にお伺いいたします。この件については、昨日同僚議員からも質問があり、重複する部分もあろうかと思いますが、ご容赦願います。
 新市民会館建設については、昨年度、新市民会館建設市民会議で、建設場所は現敷地、そして1,500席の大ホールと250席程度の小ホールを中心とした1万2,000平方メートルの施設ということで答申がなされ、市議会市民会館建設調査研究会でもいまだ研究の余地を残すものの中間報告がなされていると承知しております。
 平成19年度予算でも5,000万円の基本設計が盛られており、事務方では準備に入っているものと思いますが、現在の段階での新市民会館建設に向けた取り組みの状況について、今までの経緯も含めて伺いたいと思います。特に建設に対する基本的考え方について、そして今後のスケジュールについて、どのように考えておられるのかお伺いいたしまして、1回目の質問を終わります。
○議長(山田隆史) 小宮山水道局長。
◎水道局長(小宮山善洋) 高橋議員のご質問に順次ご答弁したいと思います。
 1点目でございますが、議員ご指摘のとおり、新田地区、藪塚地区につきましては群馬県新田山田水道事務所より全量用水供給を受けており、渡良瀬川上流の草木ダムの貯水率により渇水時、新田山田水道事務所は取水制限を受ける可能性がございます。水道局では、渡良瀬川から取水する現状の権利、日量約2万500トンでございますけれども、この安定水利権を持っておりますので、これを新田山田水道事務所に振りかえて新田地区、藪塚地区の給水制限にならないように県との調整を図っていきたいと思っております。
 2点目でございますが、平成18年4月1日実施の水道料金統一の改定でございますが、新田地区は平均15.92%、藪塚地区は平均7.87%の値下げ、新田地区の約95%、藪塚地区の約87%の方の料金が値下げとなりました。また、料金徴収の費用が最少で効果的な口座振替の促進を目指し、1回の口座振替につき50円の割引制度を実施しております。今後の料金の見直しは、平成21年度をめどに経済環境や水需要及び他市とのバランス等を考慮し、料金体系を研究したいと考えております。
 3点目でございますが、漏水状況は平成13年度から平成17年度にかけて約700件前後で推移しております。
 次に、決算状況の各年度の純利益は、平成15年度1億3,000万円、平成16年度は約1億5,000万円、平成17年度は2億6,000万円となっております。
 また、水道局の職員数でございますけれども、平成10年度が75名おりましたが、料金検針、収納業務を委託した平成13年度には63名、浄水場維持管理業務を委託した平成16年度には52名、包括委託をした本年度4月からは34名となっております。
 次に、包括民間委託の内容とその効果でございますが、水道料金検針、徴収業務、浄水場維持管理業務、配水、給水管漏水修繕業務、給水装置工事の審査・検査業務、会計事務補助、その他個々に発注していた庁舎宿日直業務、設備点検業務等を包括的に委託し、効率性を目指すものでございます。
 委託の効果でございますが、お客様満足度の向上、窓口サービスの向上、人事異動に伴う技術、事務の継承改善、2007年度問題、人件費の削減、その他個々に発注していた民間委託業務を同一業者に複数年発注することに伴う経費の削減が5年で約20%、金額ベースで約7億円の削減を目指しておるものでございます。
○議長(山田隆史) 浅海市民生活部長。
◎市民生活部長(浅海崇夫) ご質問にお答え申し上げたいと思います。
 ご承知でもあろうかと思いますけれども、改めて経過から申し上げますと、ことしで38年が経過した現市民会館は、施設、設備の著しい老朽化や旧式化とともに、多様化する利用者ニーズに施設の機能面での対応が難しくなってきております。また、安全面、機能面などから時代を追っての法令の基準に建物が一部適合しない状況となっておりまして、早急な建てかえが求められているところでございます。
 一昨年度には、市民会館改修調査委員会と調査研究会での検討をお願いし、現地見学会等も行い、アンケート調査等も行ってまいりました。それらをもとに、昨年5月には、太田市民会館の今後のあり方について取りまとめを行いまして、全員協議会へも報告してきたところでございます。
 その後、新太田市民会館建設市民会議といたしまして、公募の方々を初め各界の代表により8回にわたり論議を重ねてまいりました。その都度、議会にもご報告させていただきましたけれども、本年2月には新太田市民会館建設基本構想・基本計画として市長あてに答申されたところはご承知のとおりでございます。その間、議会でも市議会市民会館建設調査研究会が組織され、さまざまな論議、検討をしていただきまして、やはり3月には議長より市長あてに中間報告ということで意見をいただいているところでもございます。
 さきの市民会議の基本構想・基本計画によりますと、基本理念として市内の文化施設との機能分担、相互連携した文化のトライアングル構想を掲げ、主体となる施設は多目的な1,500席程度の大ホール、使いやすい250席程度の小ホールとし、場所については中心市街地の市有地であり、市域の中でのバランスのとれた位置にある現在の市民会館の敷地が、長い間市民に認知されていることもありまして、さまざまな問題等から解体して跡地に建設することとされておるわけでございます。
 現在、市民会館の多面的な役割も含めまして答申内容を踏まえ、また、議会研究会の中間報告あるいはその他のご意見を参考にするとともに、財政状況を勘案しながら下半期の基本設計に向け事業計画を策定しておりまして、早目に議会にお諮りしたいと考えております。
 来年度以降につきましては、基本設計の進捗、そして新年度予算の編成日程を参酌しながら検討してまいる予定でございまして、新生太田総合計画で位置づけております平成20年度の実施設計、平成21年度、平成22年度に建設工事というスケジュールで進めていけるよう努力してまいりたいと考えております。
 以上でございますが、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 高橋美博議員。
◆20番(高橋美博) 2回目の質問をさせていただきます。
 新生太田総合計画の上水道の整備の欄を見ますと、現在、総延長距離150キロメートル残っている、強度が弱く漏水を起こしやすい石綿セメント管を、今後平成23年度までの5年間でゼロメートルにするとしております。水道局の心意気が感じられ、頼もしい限りであります。
 それでは、再度水道局長にお尋ねいたします。市民生活に直結するライフラインとして上水道の重要性は高く、安全な水道管による安定した水道水の供給が望まれております。安全な水道施設の構築を目指し努力されておることと思いますが、先ほどお聞きしたとおり、漏水事故は例年相当数発生しております。
 そこで、1点目といたしまして、本管からメーター器までの給水管の漏水状況と、その補修工事にかかる工事費について、また今後給水管にかかわる漏水事故はどの程度予想されるのか、お尋ねいたします。
 2点目ですが、住宅の建てかえの際、既設の給水管があるにもかかわらず、新築同様に新たな給水管取り出しを指導しているようですが、その根拠と理由について伺います。この件につきましては、多くの市民の方からの苦情が出ており、柔軟な対応を期待しております。
 3点目は、給水管の設置に対する指導のあり方についてお聞きします。給水管の設置に際しては、工事方法、材料の規格等に関し水道局の基準を設けて指導しているということであり、新たな基準も設けられたと聞いております。しかし、施工基準そのものが一般市民になじみの薄いものであり、ほとんど理解が得られていないという現状ではないでしょうか。基準は必要なものでありますが、適用して指導していくには工事事業者への説明とともに市民への理解を求めていく努力が必要であると思われます。水道局長の考え方をお聞きいたします。
 次に、市民会館の件について再度質問をさせていただきます。
 今、市民生活部長から答弁をいただき、大方の流れをどう考えているのかということはよくわかりました。私も、市民会館が不要と言っているのではなく、市民にとって文化の発展のために必要な施設であろうと考えているところであり、新生太田総合計画に位置づけがなされているということでありますので、その計画に沿って建設を進めていただければいいのではないかと考えております。
 ところで、3月20日の太田市広報や市のホームページに載っていて、大方の市民の理解は得られていることと思いますが、現市民会館は来年4月より閉館するとのことであります。その日程で考えますと、完成まではおおよそ3年間かかるということですので、その3年間は市民会館は使えないということとなるわけであります。この3年間という期間については、利用者にとって大変不便を強いることになるのではないでしょうか。どれくらいの利用者に影響が出るのか、特に大ホールの利用者の現在の数を把握しているのであればお聞かせ願いたいと思います。私としては、利用者に不便をかけることがあるのなら、それは避けた方がよいと思います。利用者に不便をかけない方法がとれないものなのかどうか、私の考えでは現市民会館についてはこれを使い続けながら、すぐ前の公園に新しい会館を計画するのが一番望ましい姿であろうと思います。
 一方、市内東部の市民にとって新田のエアリスでは遠過ぎるといった意見もあります。市民に不便を来すことまでして、なぜ今閉館しなければならないのか、ご答弁いただきたいと思います。今の市民会館が法令に適合しないというのであれば、適合できる必要最小限の応急措置を施し、市民の利用に不便を来さないように対策した上で、かつ現在敷地に建てるのではなく、新市民会館完成直前まで現市民会館を使うという考え方も必要ではないかと思います。閉館を決定したということでありますが、使い続けるという方向で閉館を再考できないか、そういった考え方に立てないかどうか、市民生活部長のご答弁をお願いいたしまして、2回目の質問を終わります。
○議長(山田隆史) 小宮山水道局長。
◎水道局長(小宮山善洋) 高橋議員の2回目のご質問にご答弁申し上げます。
 1点目の上水道本管からメーター器までの漏水状況についてお答えいたします。平成17年度の統計になりますが、施設の老朽化等による給水管の自然漏水は年間792件、これは毎日約2件となっております。給水管漏水の補修工事は、公道上は水道局が行っております。また、宅地内についても、メーターが公道の直近に設置されている場合はメーターまで修理を行いますが、メーター周辺の立ち木、舗装等の取り壊しなど、給水装置以外の撤去や復旧にかかる費用はお客様の負担となります。
 今後の給水管に係る漏水の予測ですが、給水管の老朽度、自然条件などによりさまざまであり、予測は非常に難しいということでご理解いただきたいと思います。しかし、毎年度計画的に行っております石綿管更新事業により、本管にあわせ給水管の布設がえも行っておりますので、漏水件数は減少していくものと考えております。
 2点目の住宅の建てかえに際しての給水管の取り出しがえについてでありますが、先ほどご答弁いたしましたとおり、施設の老朽化が原因と思われる給水管の漏水事故が792件発生しております。建てかえに当たって給水管の布設がえをお願いすることについては、家を新しくすることにあわせ給水管も新しくしていただき、管の老朽化による自然漏水を未然に防ぐことにより、補修にかかる費用の節減を目的とするものでございます。また、建物面積が増加することにより、給水器具の数、使用人数等による使用水量の増加も想定されるため、使用量に見合った給水管の口径をお勧めしているものです。なお、本管の布設状況などにより給水管の取り出しもさまざまなケースが発生しておりますので、今後も状況に応じた柔軟な対応を図ってまいりたいと思います。
 3点目の給水管の設置に対する指導のあり方についてお答えいたします。旧太田市水道局の給水装置施工基準は平成13年より運用されております。現在の施工基準については、平成17年の合併により平成18年に料金を統一、今年度から施工基準の方も統一というようなことで、新しい施工基準を設けたわけでございます。これは、将来の新太田市としての管理の一体性と安全な給水装置普及を図るため、旧太田市の施工基準をもととして改定を図りました。この4月1日から施行となったものでございます。
 太田市指定の水道工事事業者には、平成18年度中に2度説明会を開催し、基準書を配付いたしました。また、群馬県建設業協会太田支部と群馬県宅地建物取引業協会太田支部にも基準書を配付してございます。改定の趣旨をご理解いただくとともにご協力をお願いしております。さらに、水道局ホームページに施工基準書を掲載し、市民の皆様への周知を図っておりますが、ホームページをごらんいただけない方々への周知については、基準に関する簡単な説明書を作成の上、建築指導課及び水道局窓口等で配布する予定でございます。議員ご指摘のとおり、多くの皆様に施工基準をご理解いただくことは水道事業執行の上で重要なことであると認識しております。
 このたび、新たな施工基準の実施に当たり、周知の不足により給水申請窓口において混乱を生じました。皆様からいただいたご意見は、業務改善のための貴重な指標として生かし、今後ともさまざまな機会をとらえて施工基準への理解を深めていただけるよう努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 浅海市民生活部長。
◎市民生活部長(浅海崇夫) 初めに、閉館の理由についてでございますが、先ほどの答弁で申し上げましたとおり、現在の市民会館は法令に一部適合できない状態でございまして、市民会館を安心安全にご利用いただくことが難しくなっております。何か事があっては心配というわけでございます。また、市民会館は1年先までの利用申し込みが可能でございまして、そういったことから閉館すると決定した段階では、その1年先まで利用が申し込みされているということでございまして、言いかえますと、ブレーキをかけてからとまるまで1年かかるということでございます。そういった事情から1年後には閉館することと判断をいたしました。
 なお、新築工事の前に現在の建物を解体して更地にしておかなければならないということもございます。大きな建物でございますので、相当期間かかります。新生太田総合計画に予定しております期間で新市民会館を完成させるためにも、まずは解体工事に備えることが必要となりますので、ご理解いただければと思います。
 次に、公園を使ってというお話もございました。貴重な緑を残して新しい会館をつくりたいと考えておりますので、非常に難しいというふうに考えております。また、現市民会館を応急修理してはどうだというお話でございますが、既に調査委員会、研究会でも経費と効果について議論がし尽くされているところでございまして、新市民会館建設に当たりこれ以上の出費は難しいということでございますので、これもご理解いただければと思います。
 続いて、大ホール利用者のお尋ねでございます。昨年度で申し上げますと170件の利用がございまして、そのうち仕込みやリハーサルの日数を除いた利用団体としての件数は91件となっております。内訳は、市や県などの公共団体が40件、芸術文化団体10件、学校関係が12件、企業その他25件、興行主いわゆるプロモーターが4件となっておるところでございます。
 解体から新築の期間におきまして、それら利用者に不便をかけるのではないかという議員のご懸念でございますが、既に過去2年間の利用者、学校、公共機関に通知をしておるのを初め、広く閉館の周知に努めておりまして、そのほかエアリスホールや他の施設の利用促進、啓発するとともに、代用できる他の施設との調整会議も実施しておりまして、ご不便をかけないような努力をしておるところでございます。
 また、市内の東部にお住まいの方々にとってエアリスホールは遠い、不便になってしまうというご意見でございますけれども、確かにそういったようなこともございます。まことに恐縮ではございますけれども、一時的な閉館、建設期間につきましては、数十年に1度の建物を建てるという長期的視野に立ったご理解をしていただけたらと思っております。
 以上でございますが、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 高橋美博議員。
◆20番(高橋美博) 3回目はすべて市長にお尋ねいたします。
 ことし1月、建築士会の新年会の折に仲間から、住宅の改築をするのに現在使用している既設の給水管に接続しないで新たに本管取り出しをしてほしいと指導を受け、建築主との間でトラブっているとおしかりを受けました。私は、このとき初めて水道局ではこのような指導をしていることを知り、まさかという思いでありました。その後もこの件で業者仲間からもいろいろ相談を受け、辟易しておりました。本管からメーター器までは100%局で管理するものと長年思っていただけに大変驚きました。家によっては本管から当該敷地までかなりの距離のある家も多くあろうと思います。思わぬ多額の出費には、だれでも苦情の1つも言いたくなるし、水道局サイドでも多くの苦情が来ているのではないでしょうか。まだまだ市民の方々に周知徹底されていない見切り発車の感があります。市長のご所見をお願いいたします。
 また、これからの水道事業における民間委託の考え方についてですが、本来ならば自治体による経営が原則の水道事業ですが、民間企業や他の自治体に一括委託することが認められたのが平成14年4月からであります。本市の場合は国内で最初の包括委託と聞いておりますが、どこまで委託するのか伺います。
 といいますのは、昨年7月に埼玉県ふじみ野市の市営プールで小学2年生の女の子が吸水口に吸い込まれて死亡した痛ましい事故がありました。このとき、ここを管理運営していたのが市から委託を受けた会社でありました。当然、市当局の目は行き届かなくなってしまったものと思います。本市の場合は水道水の管理であります。人の口に入るものであるだけに、大変不安を覚えるのは私だけではないであろうと思います。この辺も踏まえてお答えをいただければありがたいと思います。
 次に、新市民会館建設についてであります。ただいまの部長のご答弁ありがとうございました。今までの流れ、そして今後の計画がよくわかりました。また、現在の市民会館大ホールの利用状況もよくわかりました。来春閉鎖ということで大変不便と感じておりましたが、地域の皆さんにはさほどの支障はなさそうに思えます。
 しかし、大ホール以外の展示ホールや5つある会議室、和室、宴会場の利用頻度は、平成18年度はおよそ2,400件で、利用人数は約6万1,000人であります。この利用者の方々に対しましてはどのように考えているのか。また、昨年度駐車場利用台数はおよそ21万台であります。南一番街のお店の売り上げに大いに貢献しているであろうこの駐車場は、このまま使用できるようにしてあげたいものと思いますが、この駐車場に対してはどのようにお考えか、今の私の考え方も含めて、ハード面、ソフト面いずれに対しましても、新市民会館に対する市長の熱い思い、明確な方向づけがありましたらお答えいただけたらありがたいと思います。
 また、部長答弁では、現市民会館を使いながら建設は無理ではないかとのことでありましたが、地域の皆さんの希望をかなえていただけるよう期待し、市長のご所見を伺いまして、私の質問を終わります。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 水道でありますが、新しく家を建てるときに水道の取り口というのですか、公道からメーターのところまでを全部取りかえてくれという話でトラブルが数多くあるという話であります。基本的に、家は30年ぐらいはもちますね。30年たって家が壊れたときに、水道管の取り口も家が建つと一緒につけたわけですから当然30年間たっているわけです。水道管の漏水の問題とか、あるいは管の腐食の問題とかいうことを考えれば、同時に取りかえてもらうことがやはりいいことではないでしょうかというのは基本的な考え方であります。
 近距離の場合にはさほど問題がない。ただ、取り出すために遠距離から引っ張ってくる場合に、工事費が多額になるということも1つの大きな問題なのではないでしょうか。近距離の場合はぜひ従来の管をかえて、特に問題は13ミリ管という細いパイプでつながれているケースが多いわけで、我が家もそうでした。これは、水圧が非常に小さくて水の出が悪いというようなことにもなりますので、ぜひ25ミリ管に切りかえてもらいたい。そうすることによって、やはり生活をするとき、シャワーを浴びるとき等々、生活してみればすごく便利さが増すと。
 あるいは、ちょっと話が長くなるのであれですけれども、昔、相澤教育長のところも2階に水が上がらないと。世良田でありました。世良田は2階に水が上がらない。当然水圧のこともあるのですけれども、パイプの太さのことも、2つが両方相まって、2階にトイレをつくったけれども、トイレが使えない。教育長が何とかしてくれないかという話があったことを記憶していますが、そういうことで、家が30年たって老朽化してきて、パイプも老朽化している。ですから、公道と至近距離である場合、これはぜひ切りかえるようにしてもらいたい。
 ただ言えるのは、延長距離数がそのことによって延びたために、100万円とか200万円というお金がかかる場合、これは応用問題だと私は思うのです。それまで一遍に、さて切りかえなければいけません。では200万円お金が出ます。水道局側の一方的な基準を守らせるためにやるとすれば、水道局に問題があるわけで、これはひとまず適切なパイプが近所に来るまで13ミリ管を使っている、これはいいのではないかと私は思います。
 役所というのは往々にして、一度決めると全部それでだっと行く場合がありますけれども、当然のことながら応用問題の部類に属する。水道局も改善すべきところは改善して、応用力を発揮するべきところはぜひそうしたいと、私が管理者になりましたので、そういうふうにしたい。(「できればちょっと猶予期間をとって」の声あり)思っています。猶予というか、極端なことを言うと、やりたくなければ余り延長距離の長いものはやらなくてもいいのではないですか。ただ、短いものはぜひ25ミリ管に切りかえてもらいたい、そういうふうに思うのです。これは、200万円、300万円の単位になったら、とても手も足も出ないということだと思うのですけれども。猶予期間等々についても検討もさせるようにいたします。
 それから、口に入る水が大事であるから包括的な民間委託はいかがなものかという議論もありましたが、これは例えば太田市の場合、病院は人の命を預かるものです。でも、病院が民間の人にやってもらったら不安かというと、これはそうではなくて、民間であっても十分に私たちの命を守ってくれる。あるいは、よく議論にある保育所とか幼稚園という問題がありますが、民間だといい教育をしてくれない、いい保育をしてくれない、これは全くうそでありまして、やはり民間は生き残りのために全力を尽くして、その保護者や子どもたちのために頑張る。
 水道も同じだと私は思います。包括的ないわゆる民間に委託した場合に、役所がやるよりもレベルが落ちるかというと、決してそんなことはありません。私は、この事業を実施するために、まずは料金徴収から始めて、現在は今回の包括的をやる前には水づくりを民間にお願いしてみました。そういう経過を経ながら、なら包括でやっていこうというふうな段階を経ていますので、市民の皆さん方に水の質、あるいは水の量、こういったものでご迷惑をかけるような環境はつくらない。
 さらに言うならば、先ほど話がありましたように、7億円のコスト削減にもつながる。あるいはさらに言えば、来年度は人員削減を10名程度はできるのではないか。これは局長が嫌がる顔をしているのですけれども、ただ10名ぐらいの削減を行うことができる、そういう環境になってきているということでありますので、ぜひ石綿管の布設がえ、これから藪塚はほとんどが石綿管、あとは、私は図面を見て驚きましたけれども、他人の土地の中を水道管が入り組んでいる。これを全部かえなければいけないという非常にコストの高い水道局になりますので、片方ではそういったコスト削減をしなければいけないということから、ぜひ包括的な民間委託をご理解いただければ大変ありがたい。管理そのもの、責任は全部水道局にありますので、そのつもりで対応していますので、よろしくお願いしたいと思います。
 市民会館でありますけれども、高橋議員と同じことを私は市民生活部長に言ってきたのです。使いながら建てられないかと。ところが押し切られまして、市長の考えはだめだと。同じことを言ってきたのですよ。使っていながら建てられれば、こんなにいいことはないではないかということですけれども、拒否をされまして、これは市長、絶対無理ですよ、安全性も難しい。いろいろな意味で難しいというようなことから閉鎖をしてしまう。
 でも、閉鎖をすることによっていいのは、例えば太田の東の方の人が新田町を知ることができるということだけでもいいのではないでしょうか。やはり1つの町として交流し始めるわけですから。あるいは、藪塚のカルトピアを使う、500人規模でありますけれども、非常にいいホールであります。あるいはエアリスを使う。もっと言えば、将来合併するかもしれない大泉町の文化むらも利用させてもらう。これはお願いに行って、あいているときは文化むらをぜひ利用させていただいて、共同でやっていく。これは絶対やれる話なのです。お医者さんにしても何にしても、大泉の人は太田へ来て、太田へ来てはいけませんよというわけではありません。あるいは養護学校にしても、養護学校にどうぞ来てくださいと来てもらっている。あるいは太田商業にも来てもらっている。だけれども、うちの方もやはり文化むらをお願いして文化むらでやる。いわゆる交流事業の中でやることも、相手を知るという意味では非常に意義がある、私はそんなふうに思っています。ですから、市民生活部長に閉鎖をしてやるのだと押し切られましたけれども、一理あるなというふうに思いました。私も理解したのですから、ぜひ議員も理解して。
 かわりの施設はというのですけれども、会議室も市民の利用率は結構高いです。これは、1つは来年は群馬大学の工学部の生産システム工学科がまちの中にできます。その一部は民間開放のエリアがあるわけです。ここには部屋がかなりたくさんあります。ですから、今まで市民会館で使っていた会議室は全部そこに移行できる。もう1つは、現在大学が使っている警察の跡でありますけれども、ヨラッセの前ですが、あの施設も全部がらあきになりますので、当分の間あの施設は使うことができる。つまり、ホール以外のものはすべて吸収することができるというふうにご理解いただければと思います。
 また、駐車場については、今度はあの周辺の九合の分署が東中学校の裏に移転します。これも時期が非常に合っていまして、あそこにあるプレハブから周辺はすべて片づけるつもりでありますので、あそこを駐車場に利用できる。あるいはもっと工夫すれば、今の市民会館の駐車場も半分ぐらいは利用できるのではないかと私は市民生活部長に言っているのですが、部長はなかなかかたくて私の考えを受け入れてくれないのですけれども、でも半分ぐらいは使うことはできるのではないか。例えば……(「取り壊しちゃえば、前だけで全部できますよ。」の声あり)でもなかなかできないと言うのですよ。だから、半分ぐらいの駐車場は使えるのではないかなと私はそう思っていますが、ぜひそういった駐車場確保もやっていきたい、そんなふうに思っております。
 それから、1年たてば来年の冬には駅なか文化館ができます。そこは展示ホールとか趣味だとか、あるいは文化活動に十分に耐え得る施設が駅の中にでき上がりますので、これもぜひ利用していただければありがたい。
 それから、小ホールについて、どうも駐車場が少ないのに小ホールまでつくればこれは大変なことだというふうに思って私は反対なのですけれども、これは担当の方もだんだん私のペースになってきました。コンベンションを考えまして、小ホールも兼用できるようなホールをつくりたい。大ホールと小ホールを兼用するような仕掛けを今度のホールでは考えてみたいというふうに私は思っておりますが、議会は議会でまた議論をしていただければありたがいと思います。
 また、ホールについては、約8億円ぐらいになりますけれども、まちづくり交付金が来ることが決まりそうでありますので、ぜひそれを活用して、前から言っているように、ぜいたくなホールでなくてもいい。我々が市民活動をする中で十分に耐え得るものであれば、もうそれでいいというふうに思っていますので、そんな100億円とかいう単位のものをつくる気は全くありません。
 以上で駐車場、代替施設、あるいは規模とか概略をお話しさせていただきましたけれども、ぜひご理解いただきますようによろしくお願いします。ありがとうございました。
○議長(山田隆史) 高橋美博議員。
◆20番(高橋美博) きょうは傍聴者の方が大変多かったので、市長から懇切丁寧なご回答をいただきました。まことにありがとうございました。
○議長(山田隆史) 次に、8番鹿山正議員。
◆8番(鹿山正) 新太田クラブの鹿山正でございます。今回の議会において7人の新しい議員を誕生させていただくことになりました。その1番手として質問することになりました。よろしくお願いいたします。
 通告に従いまして、一括質問させていただきます。私は、マニフェストの中で特に学校、教育の問題を挙げてきました。今回は、こうしたことから学童保育と子どもを守る防犯体制についてお尋ねします。
 これから世代をしょって立つ子どもたちが学校において安心して伸び伸び明るく過ごせる環境をつくることはだれでも願うことであります。太田市は特に教育のことに力を入れていることも理解しております。学童保育に預ける数は年々ふえております。女性の社会進出による母親の就業や核家族化も進み、ひとり親家庭もふえた状況の中で、学童クラブの必要性が重大な役割をしているのであります。同時に、子どもを犯罪や交通事故から守る防犯体制も大きな問題であります。
 1回目は教育部長と市民生活部長にお伺いします。
 最初に教育部長にお伺いします。平成19年度の民間児童クラブ、公立児童クラブの数、そして民間児童クラブの学校敷地内にある数、児童館を使う児童クラブの数、それ以外で行っている場所等を含めて教えてください。そして、この学校クラブの対象は、児童福祉法第6条2項による小学校に就学しているおおむね10歳未満の児童であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものとしており、小学校1年生から3年生までを対象にしております。現在、太田市内では全児童に対する学童指導数の割合はどうなっているのでしょうか。また、多くのクラブの運営方法は保護者会中心とお聞きしていますが、指導員等の費用捻出、そして指導員の選出はどのようになされているのでしょうか。こうした指導を含めた市当局は、どこの部署でそういう指導を行っているのでしょうか。
 そして次に、市民生活部長にお伺いします。子どもを守る防犯体制において、太田市の安心安全のまちづくりの取り組み方の状況について教えてください。特に下校時のパトロールの現況はどのような対策がなされていますか。宝泉地区などは、安心安全モデルステーションが設立され、犯罪の抑止活動や子どもの安心活動に取り組んでいるとのことですが、その経過と活動内容なども教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) 議員お尋ねの放課後児童クラブの現状につきましてでありますけれども、放課後児童クラブは現在公立が3カ所、指定管理者によります委託が29カ所、合計32カ所となっております。委託先につきましては、保護者会、社会福祉法人、それとNPO法人などとなっております。児童クラブの設置場所でありますけれども、小学校の敷地内が最も多くて12カ所、児童館内が4カ所、それ以外では教室あるいは保育園や幼稚園内、それに小学校隣接地の公共施設内などに設置をしております。
 次に、小学校の全児童数に対するクラブの利用児童数の割合でありますけれども、市内の小学校26校とぐんま国際アカデミーを合わせた全児童数は1万3,324人となっておりまして、平成19年4月1日現在の放課後児童クラブの全登録児童数は2,416人でありますので、その割合は18.1%となっております。また、放課後児童クラブの原則として対象となる小学校1年生から小学校3年生までの児童数で算出をいたしますと、その割合は27.8%となっておりまして、約3割の児童が放課後児童クラブを利用していることになります。
 次に、指導員の状況でありますけれども、指導員につきましては、平成19年4月1日現在で、全体で183人となっております。1クラブ当たり平均をいたしますと5.7人の配置となっております。指導員の選任につきましては、基本的には各委託団体において選任をしているところでありますけれども、国の実施要綱によりまして、指導員の選任に当たっては、児童福祉施設最低基準第38条に規定する児童の遊びを指導する者の資格を有する者が望ましいことというふうに規定をされております。その資格者でありますけれども、保育士や幼稚園教諭などの資格を有する人たちでありまして、指導員の選任に当たりましては、その資格を有する者をできる限り採用するよう各委託団体に指導しているところであります。本年度の指導員の現状を見ますと、有資格者は半数以上配置されている状況であります。
○議長(山田隆史) 浅海市民生活部長。
◎市民生活部長(浅海崇夫) 議員のご質問にお答えしたいと思います。
 防犯体制の施策といたしましては、かねてより夜間における犯罪や交通事故の未然防止として防犯灯の整備、防犯パトロール、防犯出前講座、わんわんパトロール、防犯情報サービスなどに取り組んできております。特に子どもを守る観点からといたしましては、県内における他市に先駆け平成16年に青色回転灯つき防犯パトロール車を導入いたしまして、太田市防犯協会の会員の皆さんにご協力いただき、児童生徒の下校時の午後3時から午後5時にかけまして、学校周辺や通学路を中心に児童生徒の安全を確保するため、青パトによる巡回パトロールを実施してまいっているところでございます。
 また、ちなみに全般的な防犯の観点から同じく防犯員の皆さんに、午後7時から午後9時までの間、住宅地、団地やコンビニ等の犯罪多数地域を中心に巡回パトロールを実施いたしまして、夜間における犯罪抑止にと活動していただいております。そのほか、愛犬と散歩しながら犯罪に目を光らせ、犯罪の抑止と近隣住民の防犯意識向上のため、愛犬家によりわんわんパトロール隊として登録をいただき、活動をしていただいております。
 次に、安全安心モデルステーションでございますが、まず経過から申し上げますと、かつては地域で有していた犯罪抑止機能が低下し、一方では大人の規範意識の希薄化や地域コミュニティーの欠如などが昨今、治安情勢の悪化の一要因とかんがみまして、行政と地域住民の活動によりかつての日本のよさを復活させ、地域の安全は地域で守るとの理念を定着させるとの考えから、市、東部県民局、太田警察署が地域住民と協働いたしまして安全安心モデルステーションを設立し、その活動を支援するとともに、この活動を他地域に波及させ、安全安心な太田のまちの実現を図ることを目的といたしまして、平成17年9月、宝泉交番管内に設立されました。
 平成17年12月20日にはモデル地区として群馬県の指定を受け、宝泉地区藤久良町、宝町、藤阿久町、新道町、由良町の5町の地域住民で構成しているわけでございます。活動内容でございますが、犯罪抑止活動パトロール、子どもの安全活動、地域の清掃、あるいは高齢者の安全対策などの活動を行っております。
 以上でありますが、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 鹿山正議員。
◆8番(鹿山正) それでは、2回目の関連質疑を教育長にお願いいたします。
 年々学童児童数はふえ、設置場所のいっぱいのところも相当数あり、3年後の平成22年には運営費の国庫補助金は71名以上の大規模放課後クラブには廃止されます。今、国、県、市の全補助金は年間1人当たり7万4,287円でございまして、その中には国の補助金として1万4,199円が含まれております。そうなりますと、今の大規模放課後クラブはもう1カ所別の場所または教室が必要となります。そうした対策をどのように考えているのでしょうか。小学校の余裕教室を活用する案も考えられますが、今の学校教育の現状からすれば、30人学級を2つに分けて勉強させるプラン等もあり、いろいろな問題が出てくると思います。特に私が思うのには、学校の余裕教室を使うのには現場サイドの先生方との話し合いも必要であり、教育委員会と学校との詳しい話し合いも大変必要だと思います。そうしたお考えを教えていただきたいと思います。
 学童保育の指導員は、先ほどお話ししたとおり第38条に規定するものでありますが、なかなかその指導員に問題があるということもお聞きしております。また、そういう指導員を確保するのも難しいクラブもあるようです。そうしたところから、例えば定年退職者等で文化やスポーツの特技や資格を持った人の登用も考えていいのではないでしょうか。そうした人材を含めて保護者会にアドバイスする部署等も教えていただければと思います。適切な助言をその部署が行っているかどうかということも詳しく知らせていただければと思っております。
 次に、学校敷地のある児童クラブはよいと思いますが、児童館を使っているクラブにおいての弊害もあるようですし、学童クラブと児童館は別に考えるものだと私は思っております。ですから、児童館の中に学童クラブが入っているというのはいろいろな意味で問題が出てきているようでございます。国も放課後子どもプランを策定していますので、今後小学校内施設のない学童クラブの施設建設計画は考えているのでしょうか。
 続いて、教育長に防犯のことについてお聞きします。小学校の下校時におけるPTA、先生方の同行をよく見受けられますが、もちろん非常によいことだと思いますが、と同時に防犯団体や地域有志の力も重要かと思います。そうした組織化を学校から呼びかけるというのも1つの方策かと思います。子どもの安全確保には、登下校時に目配りのできるシニアの活用が目立つというシニア防犯見守り隊なども1つの案かと思います。
 今の子どもは大人があいさつしてもびっくりしたような顔をして怖がってしまうということをよく耳にします。そうした子どもに対して学校内ではどんな指導をしているのでしょうか。子どもを守る防犯活動を学校サイドの観点から教えていただければと思います。
○議長(山田隆史) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) それでは、鹿山議員の質問に対して順次ご答弁をさせていただきます。
 まず最初に、社会状況の変化で、特に最近は学童保育といいますか、新たな課題が出ましたし、その辺の課題解決のために我々も鋭意取り組んでいるわけでございます。そういう中でのご質問というふうに受けとめておりますが、よろしくお願いいたします。
 まず、本市の大規模放課後児童クラブの現状でありますけれども、在籍児童数が71人を超えている大規模放課後児童クラブの数は、平成19年4月1日現在で全32クラブのうち15クラブというふうになっております。議員ご指摘のとおり、3年後の平成22年度から大規模放課後児童クラブへの国補助金が廃止されるということから、早急に対応策を講じなければならないと認識しているところでございます。ご質問のその対応策でありますけれども、すべての大規模放課後児童クラブを分割し、新たに施設を設置した場合には多額の費用が必要となります。現在の財政状況等を勘案しますと、これまた非常に難しい状況であると考えております。
 そこで、対応策といたしまして次の2つの方策を検討してまいりたいと考えております。1つは、今年度からスタートした文部科学省と厚生労働省の連携による総合的な放課後対策として実施する放課後子どもプランの中の放課後子ども教室の活用であります。この放課後子ども教室とは、地域の方々の参画を得て、小学校の教室や校庭、体育館などを利用して子どもたちに勉強やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動などの取り組みを行い、放課後の一定の時間を学校内で過ごすものでございます。この放課後子ども教室を実施することにより、既存の放課後児童クラブを利用する児童、特に高学年の児童を放課後子ども教室に移行し、大規模放課後児童クラブの解消に努めていきたいと考えております。
 2つ目は、小学校の余裕教室と隣接地の公共施設等の活用による大規模クラブの分割であります。議員ご指摘のとおり、本市は教育支援隊などによる少人数学級を実施しており、空き教室が少ないという現状は認識しております。しかしながら、学校との調整を図り、特に現場の先生方の理解を得ながら転用可能な特別教室などの空き教室の活用を検討してまいりたいと考えております。また、小学校隣接地の公共施設等の活用も検討してまいりたいと考えております。学校に隣接する公民館や保育園、幼稚園などを関係機関と調整を図りながら活用して、クラブの分割を行っていきたいと考えております。
 以上、2つの方策をクラブの実情に応じて総合的に検討し、大規模放課後児童クラブの対応に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いをいたします。
 次に、指導員の確保についてでございますけれども、やはり議員ご指摘のとおり、有資格の指導員の確保が難しい状況の中、定年退職職員等の人材の活用は議員と同様の考え方であります。福祉人材バンクや高齢者無料職業紹介所、あるいは退職校長会などからの情報を得ながら指導員として積極的な活用を図っていきたい、協力も仰ぎたいというふうに考えております。
 次に、放課後児童クラブと児童館の分離についてでありますが、基本的には放課後児童クラブと児童館の役割は異なりますので、分離の方向で検討してまいりたいと考えておりますけれども、少子化や核家族化の進行、就労形態の多様化など、子どもを取り巻く環境は大きく変化しております。教育委員会といたしましても、この環境の変化を踏まえ、子どもたちの安全安心を第一に、次世代を担う児童の健全育成と心豊かで健やかにはぐくまれる環境づくりに積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いを申し上げます。
 続きまして、学校サイドから見た防犯体制についてでございます。学校では、自分で自分の身を守る方策といたしまして、不審者対応の防犯教室を実施しております。ほとんどが年1回程度の実施でございますけれども、警察の方をお呼びして実施をしている状況でございます。また、担任は常日ごろから学級の中で子どもの防犯意識を高められるように、例えば防犯機器を使いこなす指導など、子どもの危機回避能力向上のための指導もしております。さらに、不審者情報についても近隣の学校や幼稚園、保育園等に連絡し、情報の共有化を図っております。
 また、現在、学校には学校支援隊が組織されております。これは、平成15年度に設置されまして、主に登下校時のパトロールを精力的に行っていただいております。隊員は、地域の民生委員や老人会などの団体が登録をしておりますけれども、個人で登録をしている方も大勢いらっしゃいます。このような学校環境の中で、子どもたちには地域の方々にお世話になっていることを理解させるとともに、あいさつをしっかりするなどの指導をしております。
 議員ご提案のシニア防犯見守り隊についてですけれども、地区によっては学校支援隊とは別に、子どもの登下校時にパトロールを行う団体が組織されている地区もあります。こうした方々を一層活用するとともに、先ほどの学校支援隊のパトロールを一層充実させることで地域の方々により子どもの安全を確保していけるよう努力していきたいと考えております。
 また、市の施策の1つとしてスクールバス運行事業を実施しております。この事業は、遠距離通学児童生徒の登下校時の安全確保のため、平成19年度にバス16台、実施学校数13校、児童数803人を対象に実施しておりますが、これは交通量の多い道路を児童が長い距離を歩くことも少なくなりまして、交通安全の面からも非常に効果が上がっている状況でございます。当然、不審者だとか、そういう方々の防御といいますか、そんなことも兼ね合わせているわけでございますけれども、そんなことでバス運行も大きな1つの手段でございます。また、バスの運行中はもちろんですけれども、バスの発着場所で保護者の方々に児童の送迎をしていただくことによって登下校時の安全性を確保しております。
 さらに、市内小中学校に青色回転灯パトロール車を配備する事業を実施する予定となっております。児童生徒の登下校時に合わせて巡回する配置パトロール車を保護者、地域、学校が一体となって安全対策組織で十分に活用していただくことによって防犯の抑止効果が期待できると考えております。
 また、あいさつでございますけれども、やはりこれは昨日、私のところへ、地元の地区でかつて区長さんをやられていた方なのですけれども、学童の通学路のわきで「おはよう」と言っても、二、三年前はやはり議員おっしゃるように、子どもが何か警戒してあいさつしてくれなかった。それを根気強く続けていたら、今は本当に気持ちよくいい雰囲気であいさつをしてくれる、そんな状況です。やはり根気強くお互いにぜひその辺はやっていっていただければ。また、そのはがきは後でお見せしますので、よろしくお願いします。
 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(山田隆史) 鹿山正議員。
◆8番(鹿山正) ありがとうございました。先ほど教育長がお話ししたとおり、あいさつの問題でございますけれども、実は私も学校地区の方に朝いつも立ってお母さん方のお手伝いをしているのですけれども、その中でやはり子どもたちに何度も「おはよう」「おはようございます」と声をかけるのですが、言う子といつもだまっている子がいます。余り強制的にすると、なお怖いおじさんになってしまいますので、遠くから先ほどの教育長のように我慢強くやろうというふうには思っております。ぜひ皆さんもそういう形で我慢強くやるということが大切かと私は思っております。
 それでは3回目を市長にお聞きします。
 私も、市長の、子どもに対する思いは非常に強く熱いものを感じる1人でございます。きのうのあのすばらしい演奏のオーケストラ、太田芸術学校、あるいはスポーツ学校、そして先日報道されました理事長を辞してまで助成金を何とか獲得しようとするぐんま国際アカデミーの件、市長の子どもに対する思いやりを非常に強く感じるものでございます。こうしたことも踏まえて、学童放課後クラブの現状、あるいは今後の取り組み方を教えていただきたいと思います。
 そして、ある町では安全安心まちづくり対策パトロール隊の活動拠点として安全センターが駅前に設置されています。まちで管理して経費もまちで負担し、相談員も常勤させております。そして、その業務も警備会社に委託しておると聞いております。こうしたまちぐるみの防犯活動における太田市の行政支援等をどのようにお考えか、お聞かせください。お願いします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 児童クラブという名前にいつ変わったのだかわかりませんが、昔は学童保育所という形で、いわゆる放課後保育に欠ける子どもたちを守っていこうと。
 太田市も着手は早く、各学校、余裕敷地があるところはすべての学校に学童保育所、学童クラブを設置しました。これはふだん褒めてくれない共産党も何か絶賛をしてくれていまして、大変こそばゆく感じたわけであります。
 次の段階として、今の71名以上に拡大をしていってしまう。今教育長がお話ししましたように、教室は子どもがいなくなればあいているわけです。いわゆる授業が終わればあいているわけで、余裕教室というのは児童がいるときでも使っていない教室ということを考えれば、図書室とか理科室とか、あるいはどういう部屋があるか私はわかりませんが、特別教室などを中心に多分あいている部屋が学校の中にあるのだと思います。ですから、生徒がいなくなれば、その部屋は使うわけではありませんし、個人所有のものが中にないとするならば、そういった教室を先ほどの補助金を使って改造して70名以下の学童クラブをつくる。
 だから、1つの学校に2カ所とか、あるいは多いところでは3カ所になるかもわかりません。そういう形で改造計画を持っていく。現在のところ、大規模は15クラブあるということでありますので、早急に計画を立てて改造に持っていければいいかなと。指導員等々については今お話がありましたとおりでありますが、学童クラブの充実は今後ともぜひやっていきたい。
 ただ1つ懸念されるのは、児童館もそうでありますが、無責任な親が出てくるということであります。行政が何でもやってあげる、いわゆる子どもを産んだらゼロ歳児保育、あるいは深夜保育、保育園に出しっ放し、学校に行けば学校と学童保育で、中学に行けば児童館、自分は夫婦で水泳、海に行って遊んでくる。子どもをほったらかして夫婦が遊ぶために行政の施設を使うという実態も現実にないわけではない。だから、やはり親の教育も非常に大事だと。子どもたちをすべて行政が大変だと預かる、でも片方では親たち、PTAの皆さん方の意識をしっかりさせなければいけないという面も出ているような気がします。
 いずれにしましても、児童クラブについては、その児童数に応じた対応を早急に手だてをしていきたい、そんなふうに思っています。
 防犯でありますが、防犯についても今教育長がお話ししましたようないろいろな手だてをやっています。バスを出している、これも非常に好評のようであります。あるいはまた、今度導入しようと、インプレッサを買いたいなと私は思っているのですが、新型のインプレッサで小学校、中学校に防犯パトロールカーを出したい。ちょっと予算の問題があるので、当初小学校が1年次で、来年度中学校ということになるかもわかりませんが、いずれにしても地域の防犯活動は地域で守っていただくということを根っこにして、私たちは活動の場を拡大していただくために防犯パトロール車を用意しようと思っています。特に下校時に利用していただく。あるいは夜間の窃盗等、これを防犯するために防犯委員さんにお願いをしていくとか、そういう形で使っていきたい。
 もう1つ今動きがあるのは、今議員がやっているような行動、木崎で1%まちづくり事業の中で出てきました。地域みんなで子どもたちを守っていこうという運動です。1%のお金を使って準備をして、子どもたちに対応していただいている。大変ありがたい事業だと思って、全市的にそういった防犯の支援隊をやっていく。
 今事例にあった、まちに1つどこかに置いて、何か格好はいいですけれども、そんな格好よりも、やはり地域で子どもたちや防犯活動をやっていただくことが私は一番大事かと思っています。ぜひ今後ともご指導いただきますように、よろしくお願いします。
○議長(山田隆史) 鹿山正議員。
◆8番(鹿山正) ありがとうございました。今、市長がお話ししたとおり、そういうまちぐるみの防犯ということで、お金はそれほどかからないと思います。先ほどの子どものことと関連しますけれども、ただ漠然と立っていても、「この人、何っ」という感じになりますので、そういうジャンパーだとかあるいは腕章だとか、そんなものをつけさせる。それを、場合によってはその1%のまちづくりの中で使わせていただいてもいいかと思います。そんなものを太田市の方でもよく考えていただければと思っております。
 それと、私が最後に言いたかったのは、児童クラブの施設の場所なのですが、先ほど市長がお話ししたとおり、ほとんどの場所で学校内に設置されているわけでございます。まだ何カ所か違う場所でやっているところもありますので、ぜひいろいろな交通の安全の面も考えて、学校の敷地内に今ないところをぜひつくらせていただければと思っております。
 これで私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。

     ◎ 休     憩

                                     午前10時52分休憩
○議長(山田隆史) この際、暫時休憩いたします。

     ◎ 再     開

                                     午前11時15分再開
○議長(山田隆史) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 なお、議場の気温が大分上がってまいりました。どうぞ上着を脱いで結構でございますので、よろしくお願いいたします。
 次に、7番大島正芳議員。
◆7番(大島正芳) 新太田クラブの大島です。通告に従いまして、2項目について順次一括質問方式で質問させていただきます。私は新人2人目でございますので、どうかよろしくお願いいたします。
 最初に、21万都市にふさわしい医療体制の整備について、健康福祉部長にお伺いいたします。
 先日の読売新聞の「地域医療は今」という記事に、地域の自治体病院についての連載がありました。この記事によりますと、自治体病院の9割は赤字、全国に自治体病院は1,042病院あり、公的医療機関でなければ対応することが困難な高度で特殊な医療や救急医療、僻地医療などの利益の出にくい部分を担い、住民の健康を守る最後のよりどころとも言える場所であります。しかし、こうした不採算部門を抱えるため、どこの経営も赤字、自治体からの繰入金、税金がなければ経営を維持することができないということでした。
 現在、太田市においては、公立病院は県立がんセンターのような特殊な病院はありますが、一般的に市民の皆さんが安心して安全に暮らしができるような市民の柱となる病院が欠けているような気がしてなりません。救急医療に関しても、脳疾患患者は太田市以外の病院へ搬送されることが多いとのことです。1分1秒を争う患者を時間をかけて市外の病院に送るようでは、地元に病院のある意味がないのではないでしょうか。
 そこで、救急医療について、まず救急車で搬送される救急患者の人数、このうち消防本部の管外に搬送される患者の人数及びその比率を平成18年度の実績でお答えください。
 次に、太田市救急6病院の脳外科、小児科、循環器科の医師の数についてお伺いします。
 次に、医療施設の充実はもちろんですが、市民の皆さんに予防医学の意識を高めてもらうような健康度チェックとか病気予防のイベントや、今、盛んに言われておりますメタボリックシンドローム対策などの啓発運動などは現在市民を対象にどのように行われているのでしょうか、お伺いします。
 また、平日夜間急病診療所についてですが、以前、総合太田病院内の場所を借りて診療していたころは、薬剤師会も協力して薬の調剤業務を担当しておりまして、私も薬剤師会の一員として月1回当番で参加していたことがありました。今は場所が変わって総合健康センターで診療しているので、薬剤師会の方は薬の供給のみで参加はしていませんが、この夜間診療業務は大変有意義なことでありますが、休日当番医と違いまだまだ周知されていないような部分があるようです。実際、私の知る範囲でも知らない人が何人かいました。これについていろいろ広報活動はしていると思いますが、実際どのようなPR活動をしているのかお伺いします。
 続きまして、2問目の図書館サービスの一元化について、市民生活部長と教育部長にお伺いします。
 初めに、太田市の図書館4館のシステム統合について質問いたします。太田市の図書館は、現在、中央図書館、尾島、新田、藪塚本町図書館とありますが、利用方法や図書館利用カードは各図書館によってばらばらであり、図書の返却は借りた図書館へ返却しなければなりません。また、図書館でのパソコンの蔵書検索はそれぞれの図書館ではできますが、ほかの図書館の蔵書検索はできません。検索した図書の貸し出しや予約ができるのは中央図書館のみで、ほかの3館の図書館ではできません。もちろん、尾島の図書館の端末からほかの図書館の蔵書を検索とか予約することもできません。窓口で依頼すれば、奥で別の図書館を探して取り寄せて貸してはくれますが、利用者が自分で自由に探したり調べることはできません。できれば合併に際して図書館のシステムを統合していただければよかったのですが、予算面やその他の事情により無理だったようです。
 伊勢崎市の図書館では伊勢崎の合併に伴い、市内すべての図書館で共通のカードで本を借り、返却は借りた場所でもそれ以外どこの図書館でもよく、パソコンからの図書の予約もできるとのことです。太田市の図書館もシステムの変更の時期に来ているようですが、現在どのような状況になっているのか。また、今後のシステム統合についてはどのように考えているのかをお伺いします。
 次に、図書館の開館日について質問いたします。中央図書館だけはNPOの図書館サポーターのおかげで、毎月最終木曜日、春秋の蔵書整理期間、年末年始を除いて通年開館となっていますが、ほかの3館はこのほかに毎週月曜日と祝祭日や祝祭日の翌日が休館となっています。これについては、市民サービスの観点から統一する考えはあるのか、お伺いします。
 3番目の質問になりますが、5月21日の上毛新聞に掲載されていた記事ですが、藤岡市では学校図書館と市立図書館のネットワークを推進し、予約図書を学校へ配送するシステムを構築し、市立図書館の図書を有効活用しているとのことです。太田市でも尾島の図書館は学校へ図書を貸し出ししていますが、中央図書館ではそのようなことは行われていませんが、今後の考え方をお伺いします。
 最後に、これも上毛新聞の記事の掲載でしたが、群馬県の公立小中学校の学校図書の整備状況は全国上位にあるものの、整備状況は自治体間で大きな地域差があるとのことでした。国が定めた図書の目標値、学校図書館図書標準というのがありまして、群馬県の小学校は67.9%で全国4位、中学校は53.4%で全国6位で、いずれも全国平均を大きく上回っているとのことでした。参考に、全国平均は小学校は40.1%、中学校が34.9%ということでした。図書標準に達していない市町村も多くあるとのこともつけ加えてありました。
 学校図書の充実は子どもたちの教育の基本をなす大切な部分であります。現在、太田市の学校図書整備状況はどのようになっているのかをお伺いして、1回目の質問とさせていただきます。
○議長(山田隆史) 石井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(石井俊夫) 医療体制の整備に関するご質問につきまして順次お答え申し上げたいと思います。
 初めに、救急搬送についてでありますが、現在、太田市では救急車で搬送される患者の入院と治療を市内の6救急告示病院、いわゆる救急指定病院を中心として対応していただいております。消防本部の資料によりますと、救急者で搬送されました管内、管外の救急患者の合計数は平成18年が8,011人でありました。このうち管外搬送は1,534人でおよそ19.1%となっております。
 続きまして、6救急告示病院における医師数でありますが、その合計で脳外科の常勤医師が3人、非常勤の医師が9人、小児科の常勤医師が8人、非常勤医師が12人、循環器科は常勤医師が11人、非常勤の医師が7人と聞いております。
 次に、予防医学的なイベントの開催についてのご質問ですが、これまで太田市医師会や太田新田歯科医師医会とともに、生活習慣病や歯周疾患の発症を予防することを目的とした市民公開講座をそれぞれ年1回開催しております。また、保健センターや行政センターにおきましても、ウオーキング教室を初め各種健康教室を開催し、およそ1,600人の皆様の参加をいただいております。
 続きまして、太田市平日夜間急病診療所に関するご質問ですが、広く市民に周知しご利用をいただくため、太田市広報への紹介記事の連載、太田市ホームページへの掲載、市内保育園、幼稚園に通う保護者あてのチラシの作成、そして配布などを行い、市広報テレビ「おおたときめきホットライン」やエフエム太郎においても紹介していただきました。またこの3月には、太田市医師会に所属する市内全医療機関の紹介と位置を掲載した太田市医療マップを作成し、全戸配布いたしましたので、よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 浅海市民生活部長。
◎市民生活部長(浅海崇夫) 市内図書館4館のシステム統合、図書サービスの一元化につきまして順次ご質問にお答え申し上げたいと思います。
 第1点目でございます。図書館の統合につきましては、議員ご指摘のとおり、さまざまな角度から今まで協議検討を重ねてまいりまして、経費節減等も視野に入れながらやってまいりました。そんな中で、現行の各システムにかかわるリース期間の問題や予算の事情等、他面にわたりいろいろな問題がありまして、合併の際には統合ができなかったということでございます。ただ、先ほど申し上げましたように検討を重ねてまいりまして、やや遅くなりましたけれども、今年度からシステムの統一化を図っておるところでございます。
 まず、第1段階として、新田図書館のリース満了時に合わせ、平成20年2月、来年2月でございますが、中央図書館、尾島図書館、新田図書館を統合いたしまして、その次に第2段階で藪塚本町図書館のリース満了時に合わせまして統合していきたいと思っております。平成20年8月、来年8月にはすべて統合したいと考えております。この切りかえの時期の選択でございますけれども、年度末、年度始めや人事異動にも絡まず、準備段階からスムーズな対応を図られ、また経費節減にもつながることから、この時期が最適だと思って実施するものでございます。
 この図書館システムが構築されますと、統一したカードで市内図書館どこでも利用できるとともに、各館との相互貸借、あるいは横断検索等がスムーズに対応でき、迅速化を図ることができます。また、インターネットによります各図書館検索等の有効利用も図ることができまして、今まで以上に利用者のサービスの向上につながると確信しております。
 次に、2点目の図書館の開館日でございます。現状を申しますと、中央図書館が通年開館ということで運営しておりまして、休館日につきましては毎月1回の館内整理日と春、秋の蔵書整理日、年末年始だけが休館となっております。開館時間につきましては、平日が午前9時から午後7時まで、土曜、日曜、祝日が午前9時から午後5時までとなっています。その他3館でございます尾島、新田、藪塚本町の図書館につきましては、月曜休館、祝日休館など、おのおの開館日、開館時間も異なっておりまして、従前からのそれぞれの旧町の経緯、各館の特色などによりまして運営されているのが実情でございます。現行の状態から中央図書館に合わせますには、人的な整備等の問題もございまして難しいと思われておりますけれども、市民サービスの観点から前向きに検討してまいりたいと思っております。
 なお、図書館サポーター等の導入につきましては、地域の実情と経緯あるいはサポーターのあり方の問題等もございますので、今後の検討課題とさせていただきます。ご理解いただければと思います。
 最後に3点目でございますが、図書館と学校図書館とのネットワーク化でございます。これは尾島地区に限りまして、合併前から尾島図書館と尾島地区の学校におきましてネットワークが構築されており、現在に至っておるという経緯がございます。これを他の図書館が市内全域の学校とインターネットで結ぶシステムにするには膨大な経費がかかります。現状では甚だ難しい問題だと思っておりますので、これもご理解いただければと思います。
 なお、現在、他の図書館でも学校との間で実施している団体登録制度についてお話しさせていただきますと、貸し出し冊数は50冊以内、貸し出し期間は3カ月以内ということで、こちらについては有効に活用されております。今後におきましても、この制度をさらに充実し、拡大推進を図っていきたいと考えておりますので、ご理解いただければ幸いでございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) お尋ねの学校図書館の図書標準の達成状況についてでありますけれども、学校ごとに達成率を見てみますと、小学校では26校中20校、中学校では16校中6校が図書標準に達成をしております。また、市内小学校全体で見てみますと133.8%、中学校全体では111.4%の充足率となっておりまして、市全体で見ますとおおむね満足の状態であると思います。
 しかし、達成率100%未満の学校が存在しておりますが、文部科学省が定めた図書標準では、クラス数と蔵書数の因果関係による数式によって、一定量の蔵書数を求めているものでありますから、こういったものを充足させるために、単に予算措置だけではなくて、要するにご家庭ですとか地域で眠っている本というものがたくさんあるのではないかと思いますけれども、こういったものを利用させていただいて充足率を上げるというのも有効な一策だというふうに考えられます。
○議長(山田隆史) 大島正芳議員。
◆7番(大島正芳) 続きまして2回目の質問は、再度健康福祉部長にお伺いいたします。
 現在の太田の救急医療体制はかなり危機的な状況にあるのではないかと思いますが、今回、総合太田病院が地域の中核病院として高度救急医療体制の整った新病院に生まれ変わるという新聞記事がありました。市民の皆さんの期待は大きいと思います。これについては、昨日同僚議員より質問がありましたが、その進捗の状況について、現在どのようになっているのか。
 次に、太田市と近隣の自治体病院ごとの補助金と救急病院に対する補助金についての具体的な数字を教えてください。
 また、先ほど答弁をいただいた予防医学的なイベントについてですが、市民の皆さんに病気に関する知識を持っていただき、病気にならないような食生活や日常生活を心がけていただくことにより安心安全な医療体制にもつながり、長い目で見て間接的に医療費の軽減にもつながることになるので、市民の皆さんの健康意識を高めるためにも、引き続きそういったイベント活動は積極的にやっていただければというふうに思っています。
 次に、平日夜間急病診療所についていろいろPR活動をしているとのことですが、まだまだ周知徹底が図られていないようなので、これも継続的に広報活動をしていただき、できれば広報媒体も変えて行ってみてください。また、医療機関、診療所、薬局等にもポスターぐらいはつくっていただければと思っております。
 それから、土曜、日曜日の夜は特に子どもが発熱を起こしたり病気になる率が高いので、要望ですが、できれば土曜日ぐらいは営業を検討する必要があるのではないかというふうに思います。
 次に、今後の図書館システムについてですが、市民の利用しやすい図書館を目指す委員会があるように伺っております。委員会の内容についてと今後の学校図書の充実並びに今後の図書館のあり方について市長の考えをお伺いします。
 これで2回目の質問を終わらせていただきます。
○議長(山田隆史) 石井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(石井俊夫) 総合太田病院の移転新築の件に関しましては、去る5月18日に富士重工業から公式発表がなされまして、富士重工業健康保険組合が主体となり、新たな移転先に新病院を設立したいとの意思表示がなされました。太田市といたしましては、総合太田病院が当市における市民のための中核病院として認識されている現状を踏まえて、この移転新築の機に合わせて将来の救急医療体制を見据えた整備を行いたいと考え、でき得る限りの支援をしてまいりたいと考えております。
 次に、太田市と近隣の自治体病院及び民間救急病院等に対する支出についてのご質問ですが、平成18年度の当初予算によりますと、桐生市が7億4,300万円、このうち桐生厚生総合病院に対する負担が約7億円でございます。民間救急病院等に対する補助金が約4,300万円。伊勢崎市は約7億1,900万円で、このうち市民病院に対する負担が約6億4,300万円、民間救急病院等に対する補助が約7,600万円。館林が約5億1,600万円で、このうち館林厚生総合病院に対する負担が約5億1,100万円で、民間救急病院等に対する補助が約500万円でありました。太田市では、6救急病院等に対しまして約1億5,500万円の補助を行っております。
 次に、平日夜間急病診療所のPRの件ですが、ポスターの作成につきましては検討させていただきたいと思っております。また、広報活動につきましては継続して取り組んでまいりたいと思います。
 土曜、日曜の夜間診療につきましては、医師派遣の依頼先であります太田市医師会のご協力がいただけますようお願いしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 図書館でございますが、私は図書館で借りることはないのでよくわからないのですけれども、本は好きで、買ってはきます。ただ、先ほど竹吉部長の話にありましたように、邪魔になるというときに寄附をしなければいけないかなというふうに思うのですが、寄附行為が禁じられているので、いっぱいうちに蔵書があるのですけれども、本の数、趣味とかいろいろなのが人それぞれ違いますので困るわけです。でも、使いやすいというのは開架式で、図書館に行ったときに自分が手にとって見やすい状況、むしろリストから選ぶということは、なかなか専門的になりますので、やはり開架式の図書館がいいのではないかというふうには思っています。
 今の問題点というのは、今議員から指摘されたとおり、やはり一元化の問題が当然あると思います。先ほどの部長の答弁のように、今年度いっぱいに一元化を図る。ただもう1つは、使い勝手がいいというのは休みがないということもいいことだと思いますが、その館その館によって来館される方がどんな気持ちでおられるのか、やはりそれが一番大事かと思います。月曜日を開館してくれという要請が果たして強いか弱いか、これも大事なテーマではないでしょうか。これから各館で希望をとる、あるいは来館していただく方がどんな意識を持っておられるのか、これを市民の皆さん方から聞くことを始めたいと。
 みんなの気持ちがどういうところにあるか、それを満たしてやることが満足度を上げることになるわけでありまして、そういった手順を踏んで、できれば来年からソフト面でのリニューアルを図っていってもいいのではないかと考えています。それは担当と協議をしていきたいと思います。
 また、図書館協議会委員という組織があります。この図書館協議会委員の皆さん方が図書館を利用しているかどうか、またこれは難しい話で、ちょっとメンバーを見ましたけれども、何人かぐらいしか見当たらないというと失礼ですけれども、多分行っていないのではないかと思う人が中にはいないわけではないのです。図書館をどうやって運営していくかということを協議するわけですけれども、できればこういった委員さんはいっぱい利用していて問題点を指摘できるような方、いわゆる空想で言うのでは全く意味がないわけでありまして、本当は現場でそういうことをやっている人が委員さんがいいのですけれども、委員さんにも現場を見てもらったりして協議をして提案していただこうというつもりでおります。
 また、開館の統合の問題と学校との交流の問題、これは尾島が非常にうまくやっているようでありますけれども、これらについても学校側にも聞いて、必要性があるかどうか、読みたい本というのが当然みんなあると思うのです。すべて推理小説が好きなわけではありませんから、私は好きなのですけれども、やはり読みたい本というのが多分あると思うのです。ですから、学校との交流についても、読みたい本とかジャンルとかいっぱいありますから、そういったものも学校との交流を図りながら考えて、図書館と学校図書との連携というものを強めていく必要があろうかと思います。
 さっき部長が言った、私も冒頭に言いましたけれども、子どもたちの本というのも多分いっぱい家にあると思うのです。それは大人になるに従って不要になってくるわけでありますので、ぜひそういったものの活用もこれから図っていければと思います。いい図書館を目指して頑張ってやっていきたいと思います。
○議長(山田隆史) 大島正芳議員。
◆7番(大島正芳) 活字離れが騒がれている今、1つの手段としてより利用しやすい図書館をつくっていただければと思います。これは要望にしたいと思います。
 3回目の質問は市長にまたお伺いいたします。太田市と太田市近隣自治体の病院並びに救急医療にかかわる助成金については、今お話がありましたように、伊勢崎市では7億1,900万円、桐生市では7億4,300万円、館林市では5億1,600万円、太田市は6病院の助成金で1億5,500万円とのことです。単純に比較はできませんが、市民の皆さんが安心して安全な生活をするために大切な医療機関ですから、多少の税金投入は当然のことではないかと私は考えます。今回、総合太田病院が新たに生まれ変わることについては市民の皆さんの期待は非常に大きいと思います。併設の救急救命センターも国の認定が受けられるくらいの施設にしていただき、東毛の中核病院となるような病院をつくるために、太田市もできる限りの支援をする必要があるのではないかと私は考えますが、市長の考えをお伺いします。
 また、太田には県立がんセンターというがん専門の病院もあるので、できれば連携をとっていただき、今回新しくなる総合太田病院には脳外科、循環器科、小児科、産婦人科と太田で特に弱い部分に力を注いでいただく病院にしていただければと思いますが、市長の考えをお伺いします。
 これで3回目の質問を終わりにさせていただきます。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 太田の救急は危機的な状況にはないのです。結構いいのです。搬送の時間を見てみますと、ほとんど目的の病院に、あの病院にぜひ行ってほしいと患者さんが言ったときに、1番目と2番目で行けたのが大体94%、これは自分の第1希望、第2希望で受け入れてもらっているわけです。これは、例えば総合太田病院であり本島病院であり城山病院であり堀江病院であり福島病院である、あるいは第一病院であり、これはみんな受け入れてもらっているのです。ただ、残りの6%が、たまたま担当医がいない、いろいろな問題があって少し時間がずれる。だから、実態は、市民の皆さん方が考えているほど太田市の救急医療はぐあいが悪い状況にはない。6%の人たちが何倍もの人に、太田の医療は大変だよ、大変だよと言うと何倍にもなってしまうわけで、中身はそういう状況ではないとまず把握してもらいたい。
 もう1つは、産婦人科、小児科、心臓、脳と4つありましたけれども、産婦人科、小児科に関しては非常に充実している。これは充実し過ぎて患者が少ないがために、今、総合太田病院は引き揚げをやろうかという状況であります。今、1つの病院で産婦人科6名の医師を抱える病院というのは、全国にも総合太田病院ぐらいしかないと私は思うのです。これは、周りに産婦人科がほとんどなくなった中で、総合太田病院は本当に一生懸命やることによって6名の医師を確保している。これは、東京であればいざ知らず、地方ではどこにもないというぐらい充実をしている。小児科医も4名も配備されておりまして、万が一未熟児等々についても十分に対応できる環境が整っている。だから、何が危険だか私はちっともわからない。非常に安定した状況にある。ただ、10月から2人ぐらいいなくなるかもわからない。それでも4人は確保できるわけで、総合太田病院は本当に懸命に地域医療に頑張っている。
 ただ、脳とか心臓についてはあるのですけれども、でもこれについてもよほどのものでなければ太田市内で対応できる。ただ、どうしてもだめなときにはできるだけ早く専門病院に連れていくということを心がけているわけで、そんなに危機的状況というほどではないことをぜひ知ってもらいたいと思うのです。94%は依頼をした病院で対応ができているということであります。中にはたまに長いのがある、これがいっぱい言われるようなことになっているわけです。
 ただ、いかなる場合でも命はやはり大事でありまして、ミニ救命救急センター、こういった格付を持ったものをつくろうとしている総合太田病院の中に組み込みたいという気持ちでありまして、これに対しては市を挙げて全力を投入していきたいと考えております。
 もう1つ、先ほど話がありました市民に対する健康のためのデモンストレーションというか、これは実は医師会がやってくれていまして、歯科医師会もやってくれています。いつも私は出るのですけれども、市民は集まらない。学習文化センターでやっていて私はいつも行きますけれども、市民が集まらないので講師の皆さん方に大変申しわけないという気持ちから、お医者さんが自分の従業員を連れてきたり、あるいはどこかの歯科医師の学校に行っている学生を集めてきたり、そして対応しているわけで、だから笛吹けど市民にその意識が余りない。自分のこととは思わないということであります。糖尿病の問題とか、あるいは心臓の問題とか、いろいろいい先生を連れてきて事業としてやっております。市ももちろん協力してやっているわけですけれども、集まらないということでありまして、行政の方では予防医学についても真剣に頑張ってやろうという気持ちがありますので、ぜひご理解いただければと思います。いい先生を呼んでいますので、ぜひ大勢の皆さん方にいらしていただければ大変ありがたいと思います。
○議長(山田隆史) 大島正芳議員。
◆7番(大島正芳) 先ほど94%間に合っているということが聞かれましたが、できれば100%になるように頑張っていただき、要望として、これで私の質問を終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。

     ◎ 休     憩

                                     午前11時52分休憩
○議長(山田隆史) この際、暫時休憩いたします。

     ◎ 再     開

                                         午後1時再開
○議長(山田隆史) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、3番岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) 議席番号3番、ニュー新田クラブ所属、岩崎喜久雄でございます。通告に基づきまして、一問一答で質問いたします。どうぞよろしくお願いします。
 前置きでございますが、新人でございまして、議席番号も3番、質問も3番目でございます。孫の3子がきのう議会中にできたということでございまして、今回のこの質問に関しまして、地元のわかりやすい要望が多かった3つの事案に関しまして質問いたします。どうぞご理解のほどをいただきまして、よろしくお願い申し上げる次第でございます。
 最初の事案ですけれども、総務部長さんに質問いたします。
 統一地方選挙、この間行われたわけでございます。太田市議選の開票速報につきまして、何と翌日の午前1時ごろまで確定が出ない、このような開票速報のおくれでよいのでしょうかということです。統一地方選挙で開票のあり方について、市議会議員選挙での開票作業のおくれの原因と候補者別の票の出方についてお答えいただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 小暮総務部長。
◎総務部長(小暮和好) 昨日のご答弁と重複いたしますことをご理解いただきながらご答弁申し上げます。
 過日の市議会議員選挙での開票システムといたしましては、候補者が54人と多かったため、投票用紙を50音順に仕分け、さらに各候補者ごとに仕分けるなど2重の開披と分類、そしてその票を点検し、立会人の点検を受け、候補者ごとの投票数を計算する流れとなっており、また疑問票等は審査係で有効、そして無効の判定を行い、立会人の点検を受けたわけであります。
 過日の選挙では激戦が予想されましたので、もともと開票確定時刻を選挙翌日の午前0時30分と想定いたしておりましたが、実際の確定時刻は午前1時19分とおくれてしまいました。このように確定がおくれた要因といたしましては、1つには開披係及び分類係での仕分けが2重となり手間取ったこと。2つ目に同姓や同名の立候補者がいたために、票の案分が想定されることから多くの疑問票が審査係に回り、票の判定に相当の時間を要したこと。3点目といたしまして、思いのほか立会人に点検をしていただくのに時間がかかってしまったことなどが考えられます。
 また、候補者ごとに票の出ぐあいの差につきましては、開披係において54人すべてを一度に仕分けするのが困難であったことから、50音順、そして各候補者ごとと2重の仕分けとなったため、票の流れ方で先に仕分けとなった票と後から仕分けとなった票の時間的な差が出たことが原因であるかと考えております。
○議長(山田隆史) 岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) 市議会議員選挙での候補者が多いということは既にわかっていたはずでございます。この開票結果を有権者である市民はどう思うとお考えでしょうか。とりわけ、後援者の皆様やご家族、候補者本人も背筋が凍るような思いでおった方が多く推測されます。今回の開票作業結果についてご質問いたします。
○議長(山田隆史) 小暮総務部長。
◎総務部長(小暮和好) 過日の市議会議員選挙の開票作業では、候補者を初め有権者の皆さん等々への開票結果報告がおくれ、大変ご心配をおかけいたしました。つきましては、今回の開票作業での問題点を点検し、改善を図り、今後速報方法等も含めた見直しを行いながら、一刻も早く有権者の皆さん等へ開票結果を報告してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) 今後の開票結果を遅くとも100%当日のうちにシステム化を移行されまして、選管確定を敏速なおかつ正確に伝えてほしいものでございます。
 有権者である市民におきましては、何よりもいち早く情報が知りたいわけでございまして、そのような姿勢で意識改革を各方面からの形で吟味していただきまして、そしてかような味つけをいたしまして、太田市のプライドを持って練っていただきたいと思います。さま変わりするような今後の開票システム、改善に向けた対応についてお答えいただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 小暮総務部長。
◎総務部長(小暮和好) 過日の開票結果をもとに開票システムの見直しを今後図りたいということで、7月に予定されております群馬県知事選挙、そして参議院議員選挙では開票事務に当たり次のような点を改善したいということで、1点目といたしまして開票開始時刻を10分繰り上げ8時50分として1分でも早く開票作業を終了させたいと考えております。また、2点目、これまで投票事務と開票事務を兼ねていた職員がほとんどでありましたけれども、今後は開票は開票専門に従事させ、開票事務のさらなる効率化を図りたいと考えております。3点目でございますが、開票リハーサルを十分に行い、開票事務従事者1人1人が全体の流れを確認できるような意思の統一も図ってまいりたいと考えております。
 あと細かく言えば、服装の件だとか、昨日もいろいろご答弁させていただきましたけれども、改善を図っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) わかりました。期待してみたいと思います。ほかの自治体で、イチゴパック集票とか、一方では電子投票というシステム等がありますが、よく勉強してみたいと思います。以上をもちまして小暮総務部長への質問は終了させていただきます。ありがとうございました。
 2つ目の事案にさせていただきます。都市整備部長さんに質問、よろしくお願いします。
 この質問に関しては耳にしている方もいらっしゃると思いますが、旧太田市と旧尾島町を結ぶ1級河川であります石田川の大正橋ということでございます。平成18年度に調査費等の予算が充当されまして、展望が明るくなってきた。それぞれの人たちが少しでも時間をと幹線道路を選びます。大正橋もその例にひとしく、出勤時間、朝夕は、地域に有数の企業がひしめいているため、頻繁に利用する人たちが多いわけでございます。平成3年から諸先輩の各議員さんからの議題できょうまで至っていると思うわけでございますけれども、相変わらず道幅は軽自動車も交差できない狭い道路のままでございます。交通量は日々ふえている現状でございますけれども、地域と地域とのアクセス橋梁、そして道路、橋の老朽化も著しく進んでおります。
 昭和41年度に完成した橋でございますので、一日も早い整備を望みます。大正橋のその後の整備における現在の進捗状況について、都市整備部長に質問いたします。
○議長(山田隆史) 松井都市整備部長。
◎都市整備部長(松井儀継) 大正橋の整備の現状につきましてご答弁申し上げます。
 初めに、現在の進捗状況でございますが、この大正橋の整備につきましては、平成17年9月の定例会におきましてもご質問いただいております。このときの答弁では、この橋が尾島東部土地区画整理事業にかかわる都市計画道路との関連が強まりまして、米沢地区へのアクセス道路といたしまして大変重要な役割を持った施設であると認識の中、関連する道路の拡幅、線形などを含めまして、また橋のかけかえ位置につきましても考慮しながら十分な調査と検討を行う旨、お答え申し上げております。
 これらを踏まえまして、平成18年度には道路や橋梁の線形を決定するための事前調査といたしまして、大正橋の調査業務を委託実施いたしました。その調査業務の内容でございますが、基準点測量59点、水準点測量3.6キロメートル、現況測量20ヘクタールという内容でございます。
 次に、新橋建設計画でございますけれども、地元の皆さんが生活道路として安全に通行できる幅員が望ましいと考えております。また、新橋の構造、規模につきましては、現在通行している大正橋は昭和41年の築造でございます。現在の耐震構造に照らし合わせますと、やはりある程度の有効幅員を有する耐震構造の新橋にかえることが必要と考えられます。なお、既存の橋につきましても、自転車道及び歩道として活用できるよう残しておくことも1つの選択肢と考えられますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) カーブミラーを遠くで確認して走行する以外方法がありません。時々トラブルも聞きます。この地域におきまして、この橋を渡る車両におきましては交通事故等は余り聞いたことがございません。お互いがそれなりに安全を確認していることだと確信をします。
 (仮称)藪塚インターからの新田尾島線のアクセス道路の完成の後との話が交差する現在、早期に着工が望まれるところでございます。このような拡幅、新橋、できれば「平成橋」という名前もいいのではないかと自分は察しますが、このことに関しまして、何か進展がありますことを願いまして都市整備部長さんへの質問を終了させていただきます。ありがとうございます。
 次に、市長に質問いたします。
 市長さんにおかれましても、この件におきましては何度もお耳にしていることと思いますが、今後の大正橋の整備計画について質問いたしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 今、部長の方から答弁したとおりで、調査が終わったということであります。現在、旧尾島町と旧新田町は、粕川と下江田、これを1本かけようとしておりまして、今用地買収と道路拡幅工事を施工中であります。これも、施工し始めたものでありますので、手をつけたらやはり早くやり終えなければいけない。もう1つは、尾島と下田島、これは宝泉南部の区画整理事業の中の1つでありますが、これをかけかえなければならないということで、県が施工して太田市もそれなりの負担を出して今やっているところであります。ですから、同時に3本尾島地内でやるというのはなかなか難しいわけでありまして、2つを早く片づけて、その次にという形になろうかと思います。
 ただ、調査をやったということはつまり実行に移すという準備でありますので、私も実情はよくわかっていますので、できるだけ早く新たな道路を太田市分につくらなければいけない、また旧尾島町内も新たな道路で対応しなければいけないと思っていますので、別に橋をかけて、今の橋は自転車、歩行者あるいはオートバイ、そういう小さな交通機関といいますか、余り動力を使わないような交通機関で対応していくというような考え方でやっていきたいと思っています。
 ですから、今、何年後に完成ということがは言えないのがつらいのですが、2本の橋をかけていることもひとつぜひご理解いただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) わかりました。一日も早い着工を期待しております。もしその橋梁ができ、命名といたしましては、できれば「平成橋」、そしてよく考えてみますと「清水橋」などはいかがでしょうか。
 以上で清水市長への質問は終わります。ありがとうございました。
 3番目の事案でございます。健康福祉部長に質問いたします。
 尾島の浄水場にかかわりました利根の湯のことで、尾島健康福祉増進センター、人々のいやしの場、そしてまた語らいの場として、なおかつ集いの場として毎日入浴される方がいらっしゃいます。その利根の湯の現状と、そのほかに1つとしまして温泉販売機設置についてということがございますけれども、これは地元の方の要望でございます。
 まず最初に、利根の湯の利用者数につきましてお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(山田隆史) 石井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(石井俊夫) 利根の湯は平成17年10月26日に開館以来、多くの市民や市外の方にご利用いただいております。
 利用人数ですが、平成17年度は7万8,086人で、うち市内が6万6,749人、市外が1万1,337人であります。1日平均では596人でありまして、市内では510人、市外の方では86人であります。
 平成18年度でありますが、17万2,561人で、うち市内が14万8,339人、市外が2万4,222人であります。1日平均では568人で、市内では488人、市外が80人でありまして、多くの皆様から好評をいただいております。
○議長(山田隆史) 岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) その2としまして、温泉自動販売機ということでございますけれども、ユーランド新田の方には設置されている現状でございます。ぜひ温泉自動販売機について質問いたします。
○議長(山田隆史) 石井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(石井俊夫) 温泉販売機の設置についてでありますが、本施設は合併前の尾島町当時に建設に着手いたしました。源泉の掘削では地下1,600メートルまでボーリングしておりますが、源泉は自噴しなかったため、途中にポンプを設置してくみ上げております。湯温につきましても適温に満たないため、加温して使用することになりますことから、温泉販売をしないとの結論に至ったものとのことでありまして、その方針を新太田市が引き継ぎ現在に至っております。
 なお、市内の同様の施設でありますユーランド新田の源泉掘削では、湯量が豊富で自噴して湯温もあったということで、温泉スタンドの販売となったものであります。このように湧出量等条件の違いによりまして温泉販売の設置が分かれたものであります。
 このような理由から、多くの方により長く現施設を利用していただくため、現行のままで運営していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくご理解くださいますようお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) そのような事情ということで、よくわかりました。今後ますます利用者、高齢者等がふえる中でございまして、増加の一途と思われるわけでございます。そんな中で、できるだけ利便性の高いサービスが求められます。以上で、健康福祉部長さんへの質問は終了させていただきます。ありがとうございました。
 地域振興部長さんに質問いたします。
 この問題も、長年あったわけでございますけれども、既存では販売所建設ももう既に完成しているということでございまして、野菜直売所ということでございまして、野菜直売所の開設が利用者からも一日も早く望まれているわけでございます。地産地消という意味で、入湯者へのサービスの一環としても、実現が待たれているわけでございます。野菜直売所の建設経緯と現状について質問いたします。お願いします。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 野菜直売所の建設経緯と現状についてでございますが、現在地元では、農産物直売所という名称で計画推進いたしておりますので、農産物直売所としての答弁をさせていただきたいと思います。
 経緯でございますが、合併前の尾島町当時、利根・渡良瀬流域下水道新田処理区の新田水質浄化センター建設に伴いまして、周辺環境整備の一事業として健康福祉増進センター、現在の利根の湯でございますが、これが計画されました。その施設及び運営を検討いたします建設委員会が設置されました。この中で視察等を繰り返し、地元の要望等を踏まえた結果、利用者への利便、あるいは農産物の地産地消を図るため、農産物直売所が計画され、議員お話しのとおり別棟として建設された経緯があります。
 次に現状でございますが、議員さんご心配のとおり、農産物直売所はまだ開設されておりません。ですが、先ほど申し上げました建設の経緯、地元の要望という部分がありますから、地元において現在直売所として利用する計画の話し合いが進められているということでございますので、市といたしましてはその推移を見守っている状況でございます。何とぞご理解いただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) 直売所という形で施設の中に建設された建物、何も使用されなくてただシャッターが閉まっております。地域の農家の方々を見守ることも大切でございますけれども、できればクライアントの期待に沿うように、早期にオープンしていただきまして、自分の身の回りにも、できれば産地直売農産物をやりたいという方もいらっしゃいますので、そのようなことも参考にしていただきまして、地域振興部長さんへの質問は終わりにさせていただきます。ありがとうございます。
 次に、市長にお伺いします。
 地域振興という形で農産物産直という形で販売所もできている状態でございます。ただ、その中におきましてはPOSシステムとかパート代が出ないとか人件費が出ないという話をよく聞きます。でも、それはそれなりに営業というものはプラスを見てオープンできるということではないと思います。サービスという形で一貫して、より一層皆様方に喜ばれるという施設、今現在私ども5店舗が毎日交代で朝11時から2時まで、飲食店が5軒入っていまして、それを3時間ずつ交代で、もちろん賃借料等もきちんと納めていますけれども、でも利根の湯を利用する方の入湯料金が300円ということでございまして、私どもの太田におかれましては、焼きそばのまちという話をよく聞きます。当店では焼きそば500円でやっていますけれども、利根の湯におきましては250円ということでございます。なぜかといいますと、300円以上の商品を並べていたのでは売れないわけです。そのような方々の便宜を図る意味で、利益云々でなくて、やはりサービスという形が最も大事ではないかということでございます。
 そのようなことを含めまして、地域振興、そしてまた市民に、より一層喜ばれる施設ということにおきまして市長に質問をいたしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 直売所の体験は新田町でひとつやりました。これは、地域の農業を経営している方々が、ぜひ直売所をやりたいという意思のもとに直売所をつくったわけでありますが、これは自己責任が入っていまして、その借金を返すという行為を実は農業者にやってもらっています。そういうことを考えれば、利根の湯の直売所は建物を全部無料で借りられるわけでありますので、地域の農業者の意欲さえあれば簡単にオープンできるわけであります。借金を返す必要もない。
 ただ、やる気がないのに直売所をやれと言っても、これを公営でやるのはいかがなものかと思いますし、自分たちで運営をして自分たちで利益を上げていく、あるいは地域の振興に役立てていく、そういうことをやるためのいわゆる農業者の団体をまずつくることではないでしょうか。それは建設当初、そういう要望があったからつくったわけでありますので、地域の農協あるいは地域の皆さん方、その要望を出した人が早く開設に向けて動き出してもらうことが一番かと思います。
 これから利根の湯はどういう運営をしていくか。お客様は本当に多いのでありますが、やはり赤字もとても多いですし、どうするかということも当然いつか来るかもわかりません。いずれはある意味で全体を民営化していくということも1つの考え方ではないかというふうに思っています。その方がプラスアルファのサービスもふえたりして、お客様もまたさらに随分ふえるのではないかという気もしております。
 一層のサービス向上と市民の皆さん方に愛される利根の湯になるために、これからも創意工夫をしていきたいと思っております。
○議長(山田隆史) 岩崎喜久雄議員。
◆3番(岩崎喜久雄) 健康福祉という意味で、私たちも日々考えてまいりたいと思います。この事案に関しましては、野菜直売所をできたらやりたいという農家の皆さん方の声があったということを1つだけ伝達しておきたいと思います。以上で市長への質問を終わります。ありがとうございました。
 岩崎喜久雄、以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(山田隆史) 次に、9番大川陽一議員。
◆9番(大川陽一) 新太田クラブの大川陽一でございます。初めての議会質問でございますので、ふなれのため要領を得ない点もあろうかと思いますが、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。今回、新人が4人立っておりますが、そのトリを務めさせていただきます。
 それでは、一括質問で通告に従いまして順次質問をさせていただきます。
 本年3月の議会において、太田市が現在進めている仮称ものづくり教育研究施設の本体建築工事請負契約が追加議案として提出され、全会一致で可決されましたが、この仮称ものづくり教育研究施設につきましては、議員になる前から3丁目の一住人として大変関心を持っておりました。そこで、ものづくり教育研究施設の設置目的、建物概要、契約内容、工期などについてお尋ねしたいと思います。
 次に、去る4月5日、誘致が決定している群馬大学工学部生産システム工学科の発足式の様子が広報おおた4月20日号に大きく取り上げられておりました。製造業が集積する太田市の熱心な誘致と同学部の改革機運の盛り上がりが重なり、構想具体化からわずか1年という短い期間で開校にこぎつけたことは驚異であり、関係者の並々ならぬ努力に対し心から敬意を表する次第でございます。新聞にも、新学科は総合的な視点で生産ラインを構築できる人材の育成がねらいであると報道されておりますが、入学者数や学習状況などについてお尋ねいたします。
 全国からも大変注目されているものづくり教育研究施設については、着々と準備作業が進められていると思いますが、太田市も他の地方自治体と同様、厳しい財政運営を余儀なくされており、こうした状況の中、当該施設を整備する上で国、県などからの財政的支援があるのかないのか、あるとすればどのような支援をいただくことができるのかについてお尋ねいたします。
 既にこれまでの定例市議会などにおいて報告した事項が含まれているかもしれませんが、以上3点について企画部長にお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 金子企画部長。
◎企画部長(金子一男) それでは、大川議員のご質問にご答弁申し上げたいと思います。
 仮称ものづくり教育研究施設の目的、建設概要、あるいはまた契約内容、工期等につきまして順次ご答弁を申し上げます。
 本施設は、専門知識を有する教育研究機関である群馬大学工学部生産システム工学科を本市に誘致し、産学官連携による地場産業に直結した共同研究開発や人材育成を推進することを目的といたしましてただいま建設をしているところでございます。
 建設概要でございますけれども、鉄骨づくり、地下1階地上5階建て、延べ床面積7,136平方メートルでございまして、契約金額につきましては総工費約12億4,700万円でございます。平成20年2月、来年2月を完成目標にただいま建築中でございます。
 次に、入学者、学習状況とのことでございますが、今年度の入学者は、全国でも珍しい新設学科であることから、志願倍率は昼間コースの後期20.5倍、夜間に至りましては前期17.7倍、後期につきましては38.8倍と全国最高の倍率の狭き門でございました。現在、昼間コースの51名の生徒につきましては、前橋の荒牧キャンパスで教育課程を、夜間コースの37名の方は市内の旧芸術学校の建物を仮校舎といたしまして新学期のスタートを切っております。熱心に受講しているというふうに伺ってございます。
 次に、国、県等の財政支援とのことでございますが、群馬大学と産学官の研究施設としての機能にとどまらず、本町商店街を初めとした中心市街地活性化の目的の1つに掲げておりまして、このため国土交通省の全国都市再生特別措置法の規定に基づくまちづくり交付金の助成対象となってございます。したがいまして、全事業費の約4割弱が交付対象となります。また、群馬大学からは太田市行政財産使用料条例に基づきまして土地、建物の使用料を徴収するため、本市の負担はさらに軽減されるというふうに予想してございます。
○議長(山田隆史) 大川陽一議員。
◆9番(大川陽一) それでは2回目の質問に入りたいと思います。
 新設学科の全国1位という高い人気には、驚きとともに市民の1人としてとてもうれしく思います。しかし、聞くところによれば、このたびの倍率は推薦枠を除く限られた募集定員の中の結果であり、今後も引き続き生産システム工学科に全国から多くの学生諸君が志願され、倍率に左右されない有為な人材が集まることを願ってやみません。
 企画部長の説明の中にも、ものづくり教育研究施設はただ単に群大工学部や産学官連携の研究施設としてだけではなく、市民に開かれた施設として大勢の市民が本施設を利用することが想定されているとのことでありますが、これから発注する外構工事はどのようなものを考えているのか、お尋ねいたします。
 ところで、これが当生産システム工学科のパンフレットでございます。その中に、市長と宝田工学部長、荻原商工会議所会頭、それと富士重工の専務さんのコメントが入っておりまして、特に市長のところでちょっとおもしろいフレーズがございました。「おおた発〜世界行」の「ものづくりスーパーエクスプレス号」に乗り、最先端技術と技術開発能力を武器に世界というフィールドで大暴れしてくれることを期待する。学生諸君に送った言葉だと思いますが、このようなすばらしいパンフレットがございます。
 次に、本町周辺は清水市長の中心市街地活性化にかける熱意により、太田市再開発住宅の建設、行政センター機能を1階スペースに配慮した本陣市営住宅の建設、そして今回の文教施設の誘致と目覚しい変貌を遂げつつありますが、これに伴い3丁目を中心とした周辺道路状況は曲線的に南北に抜ける道路の交通量が近年特に増加し、朝夕には交通渋滞が起きるなど、憂慮すべき状況になりつつあるのも事実であります。特に、南東の変則交差点、直角に曲がる道路等が市民にとって非常に不安でございます。
 このような現状を踏まえ、周辺道路の整備や駐車場の確保、さらに防犯上の問題などについてどのような対策を検討されているのかについて、やはりこれも企画部長にお尋ねしたいと思います。
○議長(山田隆史) 金子企画部長。
◎企画部長(金子一男) 再度のご質問にご答弁申し上げたいと思います。
 1点目は、仮称ものづくり教育研究施設の外構工事ということでございますが、周辺地域の日照等に配慮しながら市民の皆様が利用できる施設を設け、また建物外周には散策路を回すなど、オープンキャンパスということを図ってまいりたいと考えてございます。
 次に、特に周辺道路の整備ということでございますが、既に5月10日、私どもの関係各課と太田警察署の担当者を交えまして対策会議を開かせていただきました。今後も横断歩道の設置や道路対策としてハンプの取りつけなど、できる限り交通安全対策を進めてまいりたいと考えてございます。
 また、数年後、新たに流入人口として、群馬大学関係者だけにとどまらず、約400名を超すことが予想されておりますので、その関係から駐車場対策として来年度、仮称ものづくり教育研究施設の専用立体駐車場等を建設してまいりたいと考えてございます。
 最後の防犯上の問題でございますけれども、地域住民の方々に対しご迷惑にならないよう万全な対策を講じてまいりたいと考えてございますので、よろしくご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 大川陽一議員。
◆9番(大川陽一) それでは、3回目の質問に入ります。
 地方自治体にとって文教施設の充実は教育水準の向上を図り、都市の魅力を高める上からも欠かすことのできない政策であると思います。まして大学ともなれば、全国どこの都市でも誘致に多くの時間と膨大なエネルギーを注いでいることはご案内のとおりであります。幸い、太田市では金型産業を中心とした地元産業界の要望と群馬大学工学部の新設学科計画がうまく合致して、理工系の教育研究施設の誘致を実現できました。地元商店街でも、群大工学部生産システム工学科の開校を歓迎する横断幕を行政センターに掲げるなど、歓迎ムードいっぱいであります。
 全学年がそろうころには、大勢の学生と教職員がまちにあふれることにより、空洞化が目立つ本市の中心商店街への多大な経済効果が大いに期待されるところであります。工業や商業における経済効果はどれくらいになるのか、また中心市街地活性化を今後どのように進めていかれるおつもりなのか、区画整理の見通しやコンパクトシティー構想、中心市街地活性化についても市長にお伺いしたいと思います。
 昨今、若い人たちの理数系離れが危惧されております。群大工学部誘致による市内の小中学校に及ぼす数学、理科離れ対策としての効果と高校生の学習の効果について、また群大工学部の他学科の当施設への進出について、市長はどのようにお考えでしょうか。市長の理数系教育と仮称ものづくり教育研究施設整備にかける熱い思いをお伺いして、3回目の質問といたします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 群大の工学部生産システム工学科が太田に進出をしてくれたこと、私どもも、また今の話のように地域の皆さん方も、あるいは産業界の皆さん方も本当に喜んでいただいて私も大変うれしく思っております。
 当初は金型ということでありましたが、大学は大学でありまして、金型に直接かかわる技術者をつくるために大学は進出したわけではありません。やはり大学の使命というのはこれからの日本の、特に工業界を担う人材を育成するためであって、職業訓練校ができたわけではありませんので、私たちはこのことによってすぐに金型をする職工さんの技術が上がるというつもりではないわけです。これは幾らか産業界とずれがありますが。大学は、やはりそのまちの品格を高めるというふうに私は思っています。そのまちの価値を高めるということにもつながってくる。これが群馬大学工学部によって多分高められるだろうというふうに思います。
 大学が来ると、経済効果がどのくらいあるかということをよく言うのですが、例えば本体は桐生にあるわけですけれども、桐生に経済効果がどのくらいあったでしょうか。私はよくわかりません。多分そんなに期待するほどのものはないのではないでしょうか。ただ、来た学生や先生方をまちが、あるいはそこにいる住民がどう活用するかという言い方はおかしいかもわかりませんが、どういう活用の仕方をするかによって経済効果や自分たちの心の中での効果とか市民の意識のレベルアップとか、そういうものにつながってくると。いつも金に換算するというやり方はいかがなものか。桐生を見ていれば、群大の工学部があるから桐生が繁栄しているかな、こういうのは言ってはいけないかもわからないですけれども、それほどでもないような気がします。太田でもそういう期待度はやめた方がいいのではないか。我々の価値を高める、品格を上げる、そういった意味で大変価値のある大学を誘致できたというふうに私は認識をしております。
 学校の運営は、もちろん学校でやりますが、市民との連結とか交流の場でもありますので、そこの運営はNPO法人を立ち上げたい。NPO法人がすべてのエリアの運営を管轄するというような組織体にしたいと思っています。当然のことながら、市民がその中で学ぶということも大事なことでありましょう。
 学科長は工学クラブなるものをつくってくれる。先ほど話がありました大学生と子どもたち、あるいは我々大人の理数離れを大学を中心にして何とか解消していこうという意欲も満々でありますので、ぜひ大学を使ってそういう場面を多く持てれば大変いいかなというふうに今思っているところであります。
 これからの太田のまち、市街化の中ですが、これも何か大きな期待をするというのは、住民としていかがですか。絶望的なことを言うようですけれども、難しいのではないですかね。我々はそのための準備はします。あるいは地域の皆さん方が元気になるためのお金も我々は出していきたいというふうに思います。でも、先ほどの農業もそうですけれども、そこでやろうというやる気があるかないかというのはまちを変えていくと思うのです。やる気がなければ、さっきの岩崎議員の直売所ではありませんけれども、準備をしても何も動かない。だから、こういう環境をぜひまちの中で打破してもらいたい、私はそう思っているのです。ですから、そのためのきっかけの1つが群馬大学になれば私は大変ありがたいなと。
 行政が引っ張っていくだけで何か物事をやれるものではない。別にこれはいいと思うのですよ。関東学園大学は喫茶店をつくった、太田商業が何かお店を借りてつくった、何がつくった、果たしてどうでありましょうか。これはやらされてやっているのでは絶対にだめだと私は思うのです。やはり自発的意思がなければだめ。だから、商店街の皆さん方もぜひそういう姿勢で取り組んでいただいて、行政がこういうものをやってほしいとか、やるべきことがあるのではないかということをぜひ提案していただければ、我々も積極的に対応していきたいというふうに思います。この間も議論がありましたけれども、十字屋の跡地も地権者の方と話し合いながらどうしていくかとか、あるいは今度老人ホームも含めたいわゆるマンションをつくる。これも区画整理の中に予定しているようでありますけれども、どうやって活用していくかとか、やはりこれは地域の皆さん方がかぎを握っていると私は思っております。
 区画整理の今後でありますが、これはなかなか大変な話であります。地域の皆さん方のご理解と予算の問題、まずは駅北の整理整とんをやって、それからどう連結していくかを検討していきたい、そんなふうに思っております。
 将来のことについてお話がありましたが、やはり太田市はものづくりが中心のまちであります。ものづくりは雇用に直結する。私はよく言うのですが、やはり教育と雇用というのはまちをつくる中で非常に基本的なものだ。これをつくり上げられて、太田に来ればそういうまちだということを確認ができるようなまちをつくっていきたい、そう思っております。
 以上、足らない点も多いかもわかりませんけれども、いいですかね。(「コンパクトシティーは」の声あり)コンパクトシティーも、余りコンパクトで真ん中ばかり偏ろうとすると端がだめになってしまうので、今度は新田の人とか尾島の人とか藪塚の人が怒りますので、やはり均衡ある発展をしていかなければいけないというふうには思っております。
 ただ、真ん中を無視するようなやり方はまずいです。私のやり方は、こういうコンパクトシティーとか何とかという言葉が出る前から、再開発ビルだとか2丁目の市営住宅とか、あるいは本陣とか手をつけてきました。だから、こんな名前が全くない時代から実は初めてきたわけで、ぜひ本町を通って御城道を通って金山のルートを開発するとか、あるいは今度は新たなつり橋をかけますけれども、東山につり橋をかけて新たなお客様を迎え入れるとか、そういう環境はこれからもまちの中を大事にする政策はとっていきたいと思っております。
○議長(山田隆史) 大川陽一議員。
◆9番(大川陽一) 恐れ入ります。もう1回市長にお尋ねしたいと思います。今、観光のお話が出ましたので、非常に明るい材料を得たかなと考えております。
 ところで、仮称ものづくり教育研究施設と2007年問題という問題がどうであろうかということで1つお聞きしたいのですが、2007年問題を抱えて製造業者にとって技術者の育成はもちろん、技術の伝承も大きな課題であると思います。また、団塊世代の地元出身者が全国で活躍しておりますが、定年後はふるさとに帰りたいというふうに考えている人も相当います。いわゆる団塊世代の回帰であります。
 本市の特徴は、今市長が申し上げたように、産業基盤であるものづくり産業を中心に、仮称ものづくり教育研究施設の利用が新たに加わったわけで、地元に帰ってきて、例えば新築時の税の軽減や若干の補助をすることにより回帰の促進が図られれば経済効果も期待できると思います。仮称ものづくり教育研究施設と2007年問題とあわせて市長のお考えをお聞かせください。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 田舎に最後は帰りたいと、墓場のあるところで死にたいというようなことは、人間だれしも思っているわけであります。ただ、帰ってきて何をやれる環境にあるかということが今の議論の中で大事なことだと思います。
 帰ってきた後、何をやるかということの受け皿をやるために、ヤング・アタックというのがうちはありますけれども、どこかのキーテナントをつくっておいて、帰りたい人を一度全体に公募してみるとか、あるいは果たして再雇用先があるかとか、そういうことに当たるセクションというのが大事になるかもわかりません。ですから、今お話があったようなことを、どこのセクションでどういう場所でやるかというのをまだ決めかねてはおりますけれども、ぜひそういったセクションをつくって、2007年問題、もう問題は始まっているわけですけれども、ぜひ対応していければいいかなというふうに思います。役所の中で、雇用かなと思いますが、文化でやるのか何でやるのかわかりませんが、ぜひそういう場所をつくりたいと思います。
 もう1つは、今、市外に息子を出している、あるいは長男で帰ってきてもらいたいという親もいるわけです。だから、その親対策としても、きょうもちょっと話をしたのですけれども、例えば技術系の会社に入っていて、太田市役所で技術系の雇用をしたいというのがマッチングすれば、我々はそういった形で30代の人たちにまた太田に戻ってきてもらう。そういうチャンスも与える職員採用のシステムも、前に1回やったことがあるのですけれども、今度もちょっとそれをことし考えようかと思っています。やはり人を多く太田にもう1回戻すということが非常に大事でありますし、希望者があれば受け入れる体制も大事であります。しっかりやっていきたいと思います。
○議長(山田隆史) 大川陽一議員。
◆9番(大川陽一) これをもちまして、私の質問を終了いたします。
○議長(山田隆史) 次に、2番高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 市民の目線の高田でございます。通告に従いまして、中島航空記念公園整備事業の初期構想と今後のあり方について、まず地域振興部長にお願いいたします。
 ここにいらっしゃる皆さんはご承知だと思いますが、いわゆる中島邸、この中島記念公園の関係に関しては、旧尾島町が合併と同時に記念事業として入ってきた事業です。地方自治法第252条第2項の認められた協議会、いわゆる法定合併協議会の中で認められ、そして新生太田総合計画の中で位置づけられた事業でもあります。そういった観点で、部長にはちょっと質問が多くなるのですが、よろしくお願いをいたしたいと思います。
 まず、こちらが平成2年3月に出されました旧尾島町全町史跡公園化整備計画書であります。私はこの質問をするに当たり、実は1年前からこの事業に対してはいろいろ資料に目を通させていただきました。平成2年につくられたこの計画書は町制100年記念事業、事業としては位置づけが極めて重いものだと私は思います。この町制100年記念事業に対して、旧尾島町を全町史跡公園化していこうと、この題のとおりなのですけれども、これに対してAからFの6事業が制定されております。これに対して、全体の進捗状況、町制100年事業ですから極めて重いと私は申し上げましたけれども、全体の合併前、そして合併後の進捗状況等についてお伺いをいたします。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) ご質問の旧尾島町全町史跡公園化整備計画の進捗状況ということでございますが、議員ご発言のとおり、本計画につきましては町制施行100周年を記念いたしまして、旧尾島町の特色であります恵まれた自然、町内各地域に点在する貴重な歴史的遺産、史跡などを生かした施策の基本的な方針として歴史・文化と緑のまちを目指しまして平成2年3月に策定されたものでございます。
 ご発言のとおり、旧尾島町を6ブロックに分けまして、各ブロックの中核となります文化遺産を中心として保存、整備、活用を図るものであります。この計画の構想あるいは理念から見ますと、旧尾島町のまちづくりにつきましては、文化遺産の保護を中心とし、観光に活用しようとするものであります。
 全町史跡公園化整備計画と表題はなっておりますが、記載されている中身につきましては、現在一般的な実施計画書の形態ではございません。まちづくりの緩やかな、かつ長期的な方針、あるいは指針であったと考えられます。そのためにタイムスケジュール、優先順位、財政検討等の記載はされておりません。当然ながら、個々の整備事業の実施に当たっては財政負担を伴うわけですから、その時点での財政状況、あるいは社会環境の変化等によりまして実施、実現できた事業、また縮小あるいは取り組んではみましたけれども、結果として現在までできていないものもあるわけでございます。
 しかしながら、全町史跡公園化という壮大な構想に基づきまして、長期間にわたるこの計画を全体的に進行管理を図るセクションと申しましょうか、管理部署と申しましょうか、それらはなかったことによりまして、ご質問のその内容の精査を現時点で端的にお答えする資料をそろえることが非常に難しい状況でございます。これらを十二分に承知した上であえてお答えするとすれば、世良田地区につきましては、長楽寺、世良田東照宮を中心とした歴史公園整備、縁切寺満徳寺史跡公園整備等が進んでいるわけでございます。しかし、商店街であります尾島宿の整備では、買い物客の利便性、あるいは景観に配慮した電柱の地中化事業等は推進しましたが、さまざまな要因でそのままになっている状況でございます。
 特に今回の質問の主題でございます中島航空記念公園整備事業に関する中島航空記念館、仮称でございますが、建設に向けての事業につきましては、ふるさと創生において、全町史跡公園化構想の起爆剤として位置づけられた事業でありますが、いまだ手がついていないままとなっているものであります。
 以上でございますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) ありがとうございました。町制100周年事業でありながらタイムスケジュール、プライオリティー、これは優先順位ですけれども、財政検討の記載はなされていないと。財政検討の記載に関してはまた最後の方で質問させていただきますが、全町史跡公園化という壮大な計画の上に進行管理する専門の部署がなかったというのが、旧尾島町と今の市の規模と比較してということになりますけれども、なかなか難しかった現状というのがよくわかります。
 それを踏まえて、平成元年からの構想というふうに聞いていますけれども、平成元年からの構想の経緯とフローをお示しください。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 平成元年からの構想の経緯とフローの質問でございますが、平成元年、ふるさと創生事業に基づいて、旧尾島町で計画された尾島町ふるさと創生計画で推進すべき4つの事業の1つとして、中島航空記念公園建設に向けての事業としての位置づけがされたのが最初であるというふうに理解をいたしてございます。
 ちなみに、当時ふるさと創生事業のアイデアを募集いたしましたところ、住民より156件のアイデアが提出されております。なお、この計画を審議いたしました審議会の答申の内容の中に、当時検討を進めておりました全町史跡公園化構想、このものをまちづくりの根幹にするようあわせて言及しておりまして、その後、平成2年3月に作成された旧尾島町全町史跡公園化整備計画書に引き継がれた、こういうことでございます。中でも、両計画書に記載されております建設事業は、仮称でございますが、中島航空記念館に関する事業だけでございまして、その延長線上に平成4年3月に中島飛行機王の里整備基本計画方針についての報告書が作成されたものと認識いたしております。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 平成4年の中島航空記念館構想というのはちょっと後で触れたいと思います。
 先ほど答弁いただいたとおり、これが平成元年12月に、まさにバブル絶頂期のときにふるさと創生資金というのが竹下内閣で出ましたね。その中で、旧尾島町の方に来たふるさと創生資金をどのように使っていこうかという審議会がまさにこの資料です。審議会の答申内容ですので、非常にぺらぺらとした内容ですけれども、これは前群馬県議会議長だった大澤県議会議員初め16名、議会議員、そして知識経験者、有識経験者だと思うのですが、これで構成されている事業であります。その中に、さまざま書いてありますけれども、4つの事業を立ててまちづくりのテーマとしてまさに全町史跡公園化構想という中に、まさに中島航空記念館、仮称ですけれども、建設に向けての事業を柱とし、このように書いてございます。「そして、なおここには町民の十分な理解と協力を求め、町民と一体になって効果的活用を図り目標を達成されるよう要望する。」と書いてございます。
 これを踏まえまして、この創生資金というのは、ついせんだって基金はすべてなくなりましたけれども、たしか目的基金が設定されていたと思います。このいわゆる1億円事業としての基金、これに対して基金をどのような形で活用されたのかをお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 旧尾島町のふるさと創生基金の取り扱い状況でございますが、議員ご発言のとおり合併によりまして統合された基金そのものは平成19年3月に廃止をされておるところでございます。
 平成9年度末から平成16年度末までについて報告させていただきたいと思います。平成9年度末ですが、約1億2,000万円でございました。その後、取り崩しがありまして平成13年度末には約4,700万円、そして平成16年度末には約1,580万円であります。また、現有資料で把握できる基金の取り崩しの内容でございますが、平成15年度につきましては1,880万円、主な使途につきましてはねぷた祭りとRC航空ページェントで約1,000万円、満徳寺関連で330万円などでございます。平成16年度につきましては、約2,680万円で、主なものはねぷた祭りとRC航空ページェントで約830万円、合併に伴う記念誌の発行等で320万円などでございます。ご理解いただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 目的基金ですから、私もこれからいろいろ精査をさせていただきたいと思います。
 続いて、こちらが中島邸に対する旧尾島町の方でつくられた資料です。この中に、これはちょっと単純な質問で恐縮なのですが、当初中島邸の話は、当然中島知久平さんがお住まいになられて、その方の邸宅ということで私は理解をしていたのですが、よくよく資料を見ますと両親の邸宅ということであります。この両親の邸宅というものに対しては、考え方は分かれるかと思うのですが、まさにこの事業は中島航空記念館事業として中島邸を活用し、中島知久平さんをまさにリスペクトする事業だということになります。両親の邸宅というのがこのような形になり得るのですか。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 今日あります太田市の産業基盤の礎を築いた者につきましては、太田市の名誉市民であります中島知久平氏であるということは、議員初め多くの市民の方々のご理解をいただけると思われます。このため、中島知久平氏に関する偉大な業績、あるいは故人が唯一残された建物などの貴重な文化的遺産を保存、活用して整備するものでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 先ほどふるさと創生の話で私は言いました、町民の十分な理解と協力を求め、町民一体となってこの事業を成し遂げてくれという答申がありました。少し角度を変えますが、その中で旧尾島町民の総意の定義とはどういったものでしょうか。
 例えば、先ほど部長が答弁されたように156件のアイデアということですけれども、私が担当に聞きましたら、そのときの尾島町の人口が大体1万5,000人ぐらいだったと聞いております。156件のアイデアということですけれども、その定義というのを教えてください。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) ただいままでに申し上げた各計画につきましては、その都度上位計画であります当時の総合計画に組み込まれておりまして、住民の代弁者であります議会で了承されております。このことと、また総合計画そのものを毎戸に配布しており、理解されているものと考えられます。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) ちょっと確認ですけれども、毎戸に配布されているというのは旧尾島町でしょうか。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) はい、そのとおりです。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) わかりました。
 私はついこの間おもしろいものを、おもしろいものと言ったら失礼ですが、借りてきました。「はばたけ、夢、大空に」これですね。私は実は今の議席が尾島地区のお2人に挟まれていますので、ちょっと聞いてみました。存じ上げていないそうです。議会の総意というものを、確かにこれはもうまさに地方自治の王道ですから、これを否定はいたしません。ただし、156件のアイデアというのが果たしてどの程度住民の合意形成の礎となるのか。先ほど言ったこのビデオですけれども、どのぐらいの方に配布したのですかということを聞きましたら、余りというようなお話が担当の方からは返ってきました。
 ではもう1度お伺いしますが、事業計画案に当たってどの程度の意識調査というのをされたのかをお伺いします。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 意識調査でございますが、改めて調査を実施したという資料はございません。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) ないということです。
 続いて、当初計画案で、この中島飛行機王の里に対して、やはり史跡化計画の中の3機能、中島知久平及び中島飛行機の紹介、学習の場の提供、2つ目、航空機を中心とする科学、産業の学習の場の提供、3つ目、青少年への飛行機を中心とする科学、産業教育の場の提供ということがこの事業の3事業として書いてございます。この実施見込み等についてをお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) ご質問の3つの機能を持った施設としての建設につきましては、計画原案から既に17年が経過しております。文化財的価値のある中島新邸の活用につきましては、社会意識の変化や経済状況の変化を考慮しまして検討を加えることが必要であると思っているところでございます。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) これもまた検討ということですね。
 続いて、当初から現在までこの資産価値、先ほどの答弁で文化的な価値ということでお話がありましたけれども、この資産価値の多面的検証というのは行われていらっしゃるのでしょうか。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) ご質問の資産価値としての多面的検証につきましては、平成4年度に建築物的価値の面から、中島新邸の基礎調査を林昭男建築研究室に委託をして実施しておりますが、以後関係者の諸事情によりまして中断を余儀なくされ、今日に至っておるということでございます。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) それでは、今の質問を聞き置いて留保して、当初計画から15年たっておりますけれども、現段階の計画案というのが、持ち越されて合併をされて現段階の構想というのが、当然土地を取得しようとしているということであればあると思うのですが、この現段階の計画案をお答えください。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 現段階の計画案でございますが、現在まで用地の取得に全精力を投入してございます。したがいまして、今日まで旧尾島町の計画につきまして見直しは行われておりません。今後の実施に当たりましては、当然整備計画あるいは運営方法等につきまして検討はしてまいりたいと考えております。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 当初計画に対して、現段階で計画が全然検討なされていないということです。
 そこで、先ほど資産価値として文化財の多面的検証が行われているのかと。そこで、先ほど林さんという方が出てきました。林さんという方に、基礎の調査をされているのだと思いますが、この方は滋賀県立大学の名誉教授までされた方です。ただ、この方は環境建築の研究者であって、本来、例えば文化財の修復等文化庁の外郭団体等が行ったり、そういった公の施設などの方が、文化財審議委員ですとか、そういった方が必ずやるというのはよくあるパターンです。
 そういった方ではないにしても、いずれにしても基礎研究の方はされたということでありますけれども、それでは、文化財としての保護の必要性検証されているのでしょうか。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 先ほど林昭男建築研究室に基礎調査をお願いしたというお話を申し上げました。高田議員さんの方には、お手元に林研究室からの報告書があるでしょうか。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 林さんはないです。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) ないですか。この基礎調査の報告書の中で、文化的遺産として手厚く保護し活用することが報告されてございます。あわせて専門家による実測調査の実施が今後の対応として盛り込まれておりましたけれども、先ほど申し上げたとおり、関係者の諸事情により以降行われておらない状況でございます。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) わかりました。途中でいろいろな考えられないようなご不幸があったというのは十分お察し申し上げております。
 続いて、また角度を考えますが、先ほど平成4年3月に尾島町の方で中島飛行機王の里という整備基本計画、基本計画ですから大もとになると思うのですが、その方針についての報告がございました。
 この中には、非常に多岐にわたっていまして、この記念館構想に対していろいろ活用していこうということが書いてありますけれども、その中で、まず1つ目、全機種の模型の展示コーナーなどがあります。これはまさにパノラマ展示をするですとか、屋外で実機もしくは実物模型機も考えたいとか、あと中島邸のところにフライトシュミレーターのようなものも設置すべきだということが書いてございます。また、中島知久平さんの伝記的な資料を集めたコーナー、これはアニメですとかそういったものですね。3つ目、文献資料を閲覧するコーナー、これはたしか前橋の方に専門の館があったと思います。4つ目、記念館にちなんだミュージアムグッズや郷土産品を販売するコーナー、まさにこれはおもちゃ、メーカー名も書いてあるのですけれども、言いませんけれども、おもちゃ類を販売するという形が書いてあります。また、地場産品の販売。最後の方に、迎賓応接食堂会議室、事務室等のものということで、ここに書いてあるとおり、原文を読みますけれども、「食堂はうまい、安い、珍しい。」を目指すというふうに書いてございます。
 今、部長がおっしゃったように、林さんの方は文化財として手厚く保護すべきだということが書いてあります。もちろん、この中島飛行機王の里の基本計画の中には観光という面での集客に対する考え方が書いてございますけれども、このように書いてありますけれども、当然計画があれば集客規模等も考えていらっしゃると思いますけれども、その集客規模の検証はされているのでしょうか、どうでしょうか。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 再三申し上げますけれども、現在まで中島家との用地交渉が基本となっておりましたので、本日まで集客規模の検討は行っておりません。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 観光施設は土地を取得するしないにかかわらず、これはできる話ではないかなというふうに思いましたので質問いたしました。
 では、全体の事業としてのマーケティングという観点からはなされているのでしょうか、どうでしょうか。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 先ほどの商業観光施設としての検証とあわせまして、事業全体のマーケティング調査を行ったという資料はございません。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 私は、前回の3月議会でも言いましたけれども、行政の仕事にマーケティングという意識が非常に足りない。どういう計画があって、どういうふうに実施していくからこれだけかかるというマーケティングという発想は足りないのではないですか。もちろん、文化財としての見方とすればまた別ですけれども、その辺は後述をいたします。
 それでは、観光に関して、土地の取得ももちろんそうですけれども、この辺の検証がすべてなされていない、事業計画もまだできていないわけですね。本事業の到達点というのをどこに定めていらっしゃるのでしょうか。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 平成4年3月に報告されました中島飛行機王の里整備基本計画方針についての報告書の内容では、建物は全面修復、その中を記念館として活用すること及び前庭には実機ないし実機の模型を展示し公開することが計画された時点での当時の到達点であるというふうな理解はしております。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 私が先ほど来言っているように、文化財としての価値、そして商業観光の価値、しかし、約20年たって、バブルの最初のころからこの事業が始まって、途中いろいろ不幸なことがあったにしても、地方公共団体が行う自治事務に関しては、私はやはり公共性一本だというふうに考えております。もう1度、この事業に対して公共性を教えてください。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 公共性の部分でございますが、中島新邸につきましては、昭和初期に建設された近代的和風建築の建物でございます。なお、中島新邸につきましては、日本の歴史遺産として日本を代表する建物の1つといたしまして、2003年に発行されておりますが、書籍でも紹介されておりまして、非常に文化材的価値が高いものであるというふうに考えます。
 そのような貴重な建物を保存しまして、市民や多くの方々に公開活用することが高い公共性につながるものであると考えられます。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) それでは、平成18年8月22日総務企画委員会協議会の中の案件で中島航空記念公園事業のことについてという資料が出ました。概算事業費9億5,300万円というふうにこちらでは書いてございます。一方で、先ほど部長答弁では財政検討等の記載はされていないということでおっしゃっておりますが、ここではっきり9億5,300万円、そして私がたらたらと言わせていただきましたが、商業的なものも検証されていない、事業的な部分も検証されてない、こういった中でなぜ9億5,300万円の金額が出てきたのでしょうか。事業費の積算見積もりというのはされているのでしょうか、お伺いします。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 事業費の積算につきましては、用地を取得できない状況でありまして、詳細な調査ができないという中でおおむねの金額といたしまして計画したものでありまして、旧尾島町の予算規模での用地取得を含めて9億5,000万円としておるものでございます。
 なお、事業費につきましては今後十分精査をしてまいりたいと思います。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 私が担当に聞きますと、建物は当初から寄附をお願いしたいというような方向があったそうですが、積算見積もりがなくて約10億円という中島航空記念館事業がひとり歩きした1つの原因だろうなというふうに思います。以上で地域振興部長は質問を終わりにします。
 続きまして、教育部長にお願いをいたします。
 地域振興部長には現段階で担当ということでいろいろ質問させていただきました。直接の担当ということでありながら、合併前の事業ということで極めて答弁しにくい部分もあったかと思います。大変恐縮しております。
 ただ、私がここまで文化財としての価値と、先ほど部長の方でいろいろ話をされていたにもかかわらず、事業に乗っかってきたいろいろなものが出てきているわけです。その事業の検証、検証の前に先に本来見積もりが入るのですけれども、それがなされていない。ということは、この事業というのは本来目指すべき部分というのはやはり文化財としての方向性を見出していくべきだというふうに私は思いました。それはどう見ても文化財、生涯教育という部分でも当てはまります。それと文化芸術の推進、これは伝統文化の伝承ということですけれども、こういった部分でも当てはまります。
 ただ一方で、土地が取得できていなかったとはいえ、事業本来というのは最初の目的があってしかるべきですし、この新生太田総合計画、この中には中島邸の事業というのは都市基盤の整備という部類に入っている。それなので文化財という認識をもう1度聞かせていただけますか。そして同時に、この中島邸の話は文化財で本来担当ではありません。ただ、文化財という話がありましたので、文化財という観点からちょっと幾つか質問させていただきます。
 この中島邸、非常にすばらしいという新聞報道というのは過去いろいろ出ています。その中で、これは平成5年2月24日に、「守ろう、伝えよう、古代の近代化遺産」ということで、県教育センターの村田さんという方、担当に聞きましたら、今、県の文化財審議委員をされている方がやはり非常にすばらしいのだというような話がありました。そのほか新聞紙上にさまざま出ております。
 今後の話なのですけれども、文化財課を所管する担当部長として、事業の再編の考え方についてお伺いをいたします。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) 初めに、話に入る前に、中島邸の現況というものをお話ししておきたいと思います。現況でありますけれども、昭和6年の建築でありまして、建築から76年が経過しているにもかかわらず、全体的につくりがしっかりしておりましてゆがみも見られません。ただし、屋根の一部が崩れていると考えられまして、雨漏り等が発生している箇所が存在いたします。
 また、建物設計図面等の基礎資料が現在全くその確認をされておられませんので、文化財としての判断をいたしかねる状況にあります。さらに、庭園については無住期間が非常に長いために大変荒れている状況にもあります。
 文化財事業としての対応でありますけれども、最も重要なことは、文化財として全体の基礎的調査を行って、今後どのような保存をしていくのかを検討することだと思います。ただし、現在は当該地内を自由に出入りすることはできませんので、それが可能となった時点で教育委員会としては、基礎的調査前に必要最低限の応急的調査を行いまして、その調査の成果に基づいて文化財としての価値を損ねない必要最低限の修理をする必要があると考えております。
 さらに、市民に早期に公開することができる状態にする必要もあると考えておりますし、公開に到達するまでには相当の期間を要すると思われますが、中島邸を公開することによりまして市民にその重要性を十分に理解いただいた上で、県等への文化財指定を検討したいと考えております。ただし、この件に関しましては、教育委員会のみならず、関係部局の協力をいただきながら利用計画ですとか管理運営の検討をする必要もあると考えております。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 文化財ですから、本来先行取得というのが先だと思うのですが、ただ、この辺は当初の計画というのが非常にあいまいな中で私はこのような形で質問させていただいています。
 ただ、文化財の調査ということで、今非常に前向きなご答弁がありましたけれども、ただ一方でハードルは高いというような形がありましたが、文化財調査委員による検証というのはされるのかどうかお伺いします。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) お尋ねの件でありますけれども、重要文化財として指定を申請するには、基礎的資料を用意して申請する必要があります。その資料を作成するためにも、基礎的調査を行う必要があると考えております。文化財指定をすることで建造物の価値の高揚が図られるというふうに思っていますし、また基礎的調査を踏まえた保存方法ですとか修復方法の検討が可能となると思いますので、より本格的な修復も可能となると考えております。ただし、本格的な修復をするには多額の経費を要するというふうに思われます。
 いずれにいたしましても、指定を受けることにより状況に応じた修復補助を見込むことが可能とはなりますけれども、指定に向けましては、先ほどのお話のようにかなりハードルが高いというふうに考えております。
 文化財としての検討がなされていない状況の答弁でありますので、ご了承いただければと思います。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 以上で教育部長の質問は終わります。
 続いて、教育長にお願いいたします。
 平成元年から始まった小出町政時代の事業で、その後相澤町政に引き継がれ、一番いろいろな変化をごらんになってこられた、そして今現在教育長としてのお立場で、先ほど部長の答弁ですけれども、この場でまさに中島航空記念館の事業に対する文化財としてのコミットぐあいということであります。そういった観点から質問させていただきます。
 先ほど何度も言っているように、途中のいろいろな不幸なこととか、調査ができなかった事情というのは十分承知しているつもりです。ただ、商業観光規模ですとかそういった商業観光的な部分などもそうですし、文化財としての見積もりの仕方というのもそうですけれども、個人所有、所有権が中島家の方にあったというのを十分承知した上で、町制100周年事業として極めて大きい事業の位置づけの中核事業ということで考えていけば、やはり事業自体の当初に、文化財としてということが中心であっても、事業のプロセスというのは非常にまだ不透明であって、ふるさと創生の中にも書いてありますけれども、町民のコンセンサスも最終的にどこまでいっているのかということもはかり知ることが非常に難しいと思います。
 また、この建物というのは、ついせんだって、市長を初めごらんになったという話は聞いておりますけれども、私がこの質問をそもそも考えた昨年にいろいろ話したときに、行政職の方が中を見ているという方が極めて少ない。逆に中島家の選挙関係者はごらんになっていて、町民の方ですとか関係者の方はごらんになっているけれども、この事業を計画した行政職の方はほとんど中を知り得ていないというのが現状としてありました。
 そういった中で文化財の保護という観点から、まさに教育長は旧町長ということでごらんになっていると思います。その観点から、文化財の保護の観点を、もう1度同じ質問になりますけれども、お願いいたします。
○議長(山田隆史) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) 私は平成7年10月に町長になりました。それ以前からの計画ということでございますし、当然文化財とか何とかという立場でまち自体も調査はしていない。先ほど来から答弁の中にもありましたように、これから皆さんに承知していただければ、これはもう文化財的な面からも十分調査しなければいけないだろうと思っております。
 ただ、生意気なことを言うようですけれども、政治というのはやはり夢だとかロマンだとかそんなものを大切にしながら一面はやっていくことも必要なわけでございますし、尾島の町民とすると、やはりおらが地域から出たすばらしい人だよと。すばらしい人だというのは私がここで改めて説明するまでもない、皆さんもご承知かと思いますし、そういった方の思いといいますか、尾島の町民の方々は物すごく思いがあります。したがって、私はその思いを大切にしながら、前の首長さん、あるいは関係者がいろいろ構想してきたものを大切にしながら現在まで来ている。と同時に、その間大変なことはもちろん、今、高田議員おっしゃっているように所有権の問題、そんなものが響きまして、ほとんど当時の尾島の行政関係者も入れないという状況でございましたし、その所有権の問題が解決した後、実際に私も許されて入った状況です。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) これで質問は終わりにしますが、夢やロマン、本当におっしゃるとおりだと思います。ただ、この計画がバブル期に計画をされて、夢やロマンという中島知久平さんという偉業をたたえつつも、厳しい財政状況の中で10億円という言葉がひとり歩きして、実はこの事業の中核というのは、文化財としての価値を見出していくべきだったというふうに私個人は思いますが、当初計画のあいまいさから、文化財として保護するのはいいですけれども、逆に事業自体が揺らいできてしまっていることに私は今回の質問でおかしいのではないですかということを申し上げたいのです。
 ですから、途中の過程というのは極めて難しい状況であったということは承知した上で、あえて教育長にも失礼な質問をさせていただいたかもしれませんが、お許しいただきたいと思います。以上で質問は終わりにします。
 続いて、市長にお伺いします。
 去年の8月に、今後ろに座っていらっしゃる環境部長、当時総合支所長でした。中島邸をぜひ見せてくださいということで伺いました。当然外からしか見えませんでした。ただ、周りを見ても非常に威圧的な建物、圧倒する建物で、中に入ればすばらしいものだろうなと。ただし、先ほど言ったように行政職員がほとんどこの施設を見ていないことに疑心暗鬼であったり、事業費のひとり歩きだったり、財政計画はされてない、事業計画はされていない、そういった中でこの中島邸というのは逆に非常に不幸な方向の事業としていってしまうのであれば本当に残念であるし、本来のこの事業のあるべき方向に戻すべきだというふうに私は思います。
 ただ一方で、当初町制100周年記念、合併をしてしまいましたけれども、この当初計画から随分と理念は後退をしている。時代に合致していると言ってしまえばそれまでかもしれませんが、現在市長が考える合併記念事業、この中島邸の構想に対して、ご所見があればお伺いします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 旧尾島町で考えていたその存在感と、現在太田市としてどんな整備をしていったらいいかという考え方というのは、思い入れは異なるかもわかりません。でも、私も中を見たのは、選挙のときに1度だけ入らせてもらいまして、その後どんなような環境になっているのかわかりませんでしたけれども、過日行ってみて、これは太田市の中で、中島知久平という人がものづくりの基盤にあった、その拠点が押切にあったことを具体的な形で市民の皆さん方に表現していく。つまり、市民が活動していく場所として、今文化財の話が随分ありましたけれども、文化財というよりも、むしろ我々市民が中島知久平を、あるいは今の太田市の礎を感じる施設として保存していくことがいいのではないかというふうに私は思いました。
 ですから、文化財的な価値は、これから例えば100年たち200年たち、富岡製糸場のような形になるかならないか、これはわかりません。ただ、我々市民としての今のまちの礎をつくったという意識の価値、心の中の価値といいますか、それを私たちは認めて、この中島邸を次の世代に残していくべきだというふうに私は思っております。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) 全く同感であります。講談社の方で出された中島邸に対する中に掲載されている記事、18の建物が出ていますが、実は当初市長とも話をした昭和初期の建物に対してですが、これに掲載されているのが一番古くて昭和2年、最も新しくて昭和8年の建物の中に、実は18個の中に7つ、国、つまり文化庁の登録指定文化財が2つありまして、都の登録文化財というのが2つあります。政令市、京都市の登録文化財が1つ、また熱海市の文化財が1つ、その同じ書籍に中島知久平邸も実は入っております。
 当然、それを全部網羅してすばらしい施設ということでこの講談社の方は紹介をしているわけで、その可能性が高い。まだこれは文化財としての本格的な調査をしたわけではありませんのでまだ言えませんが、こういった施設がまさに太田市の近代工業の礎を築いた中島邸の源というか大もと、魂の原点というふうに私は感じますけれども、そういったものを観光として活用していくのは、これからの事業ですから、たら、ればというのは市長は余り好きではありませんけれども、そういった意味で場所もちょっと奥まってわかりづらかったりします。ページェント等もありますけれども、魅力的な観光施設としての考え方というのをちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 過日、富士重工の所長ともこのことについて話をしました。仮に太田市が購入して一応の体裁を整えることができたとしたら、どんな活用の仕方があるだろうかというようなことで話をしたわけでありますが、ビジターセンターに来る子どもたちや父兄の方や大人、富士重工の見学に来る人だけでも何万人の人たちが……(「8,000人」の声あり)何万人と言ったよ。そういう大勢の人たちがビジターセンターを訪れている。いわゆる富士重工の原点といいますか、もとになった知久平翁の住まいがここにあったのだということで、その人たちの回遊のコースにぜひ使わせてもらえればというような話がありました。当然のことながら三洋電機もまさに原点は知久平翁であります。三菱重工ももちろんそうであります。
 だから、そういった関係者のもとであるということを考えれば、今言った観光もそうでありますし、何らかの形で昭和を代表する傑物のやかたであると。それなりの雰囲気はもう持っていますので。今は米軍によって壊されたり、あるいは違う目的に使われたりちょっと残念なことはありますが、それはもとに戻るわけでありますので、ぜひそういった形で観光資源の1つ、あるいは私たちの先祖というか、太田市のキーマンであった知久平翁を顕彰するような価値を私たちはあのやかたに持っているということです。ぜひ大事にしていきたいと思っています。
○議長(山田隆史) 高田勝浩議員。
◆2番(高田勝浩) きのうの一般質問で、市長は文化財が余りお好きでないような答弁がありました。ただ、あれはジョークとして私は受けとめております。その重要性も市長ですから十分認識されていらっしゃることは当然というふうに受けとめておりますけれども、先ほど来私が言っているとおり、文化財としての価値ということがもしすぐれているのであれば、今私もいろいろ調べていく中で、昭和建築というものが実はこれだけ文化財として登録されている事実、そしてその可能性を持った施設、もし現段階でそうではなかったとしても、50年後、100年後に今保存しておけばよかったとか、そういうふうに考えられる歴史的な昭和初期の建物ということだと思います。
 また、中島知久平さんという方がここに残した功績というのは多大であることは承知しつつも、厳しい財政状況の中で10億円かかるというふうに言われていましたが、先ほど地域振興部長の答弁では最低限の修復で文化財としての本当の意味でシンプルな方向に回帰していただくような答弁もありましたので、3問目の通告をしておきましたけれども、これに関しては答弁は結構です。
 これからも市長が今おっしゃったような方向でぜひとも整備を進めるのであればしていただきたいですし、きちんと文化財としての価値をぜひとも本事業によって見出していただきたい、太田市が誇れる文化財という形でぜひとも見出していただきたいと思います。
 以上で質問は終わります。

     ◎ 延     会

○議長(山田隆史) お諮りいたします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
     (「異議なし」の声あり)
○議長(山田隆史) ご異議なしと認めます。
 よって、本日はこれもって延会することに決定いたしました。
 明日は午前9時30分から会議を開きますので、ご出席願います。
 本日はこれをもって延会いたします。
                                      午後2時50分延会