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群馬県 太田市

平成19年 6月定例会−06月13日-01号




平成19年 6月定例会

      平成19年6月太田市議会定例会会議録(第1日)

平成19年6月13日(水曜日)
 〇出席議員 38名
        1番  水 野 正 己          2番  高 田 勝 浩
        3番  岩 崎 喜久雄          4番  石 倉   稔
        5番  久保田   俊          6番  山 崎 正 紀
        7番  大 島 正 芳          8番  鹿 山   正
        9番  大 川 陽 一         10番  小 林 人 志
       11番  深 澤 直 久         12番  斉 藤 幸 拓
       13番  山 口 淳 一         14番  星 野 一 広
       15番  五十嵐 文 子         16番  太 田 けい子
       17番  木 村 康 夫         18番  越 塚 順 一
       19番  小 暮 広 司         20番  高 橋 美 博
       21番  半 田   栄         22番  町 田 正 行
       23番  市 川 隆 康         24番  尾 内 謙 一
       25番  伊 藤   薫         26番  栗 原 宏 吉
       27番  福 井 宣 勝         28番  川 鍋   栄
       29番  本 田 一 代         30番  永 田 洋 治
       31番  齋 藤 光 男         32番  白 石 さと子
       33番  中 島 貞 夫         34番  山 田 隆 史
       35番  正 田 恭 子         36番  荒 井 昭 男
       37番  上 村 信 行         38番  稲 葉 征 一
 〇説明のため出席した者
   市長       清 水 聖 義     副市長      林   弘 二
   教育長      相 澤 邦 衛     企画部長     金 子 一 男
   総務部長     小 暮 和 好     公金収納推進部長 大 矢 光 衛
   市民生活部長   浅 海 崇 夫     地域振興部長   石 川 典 良
   健康福祉部長   石 井 俊 夫     産業経済部長   北 澤 潤 一
   環境部長     松 島   茂     都市づくり部長  福 澤 善 明
   都市整備部長   松 井 儀 継     土地開発部長   菊 地 孝 壽
   行政事業部長   小 野 善 孝     会計管理者    上 原 隆 志
   消防長      岡 島 幸 雄     水道局長     小宮山 善 洋
   教育部長     竹 吉   弘     監査委員事務局長 桑 原   精
   企画担当     岩 崎 信 廣     総務担当     塚 越 敏 行
   総務部参事(総務課長)
            荒 木 建 夫
 〇事務局職員出席者
   事務局長     天 笠   彰     議会事務局参事(議会総務課長)
                                 石 川   茂
   議事係長     高 島 賢 二     係長代理     富 澤 憲 司


          議 事 日 程(第1号)
                              平成19年6月13日午前10時開議
                              太田市議会議長   山 田 隆 史
第 1 会期の決定
第 2 会議録署名議員の指名
第 3 太田市農業委員会の委員の推薦
第 4 一般質問

          本日の会議に付した事件

議事日程に同じ



     ◎ 開     会

                                     午前10時00分開会
○議長(山田隆史) ただいまから平成19年6月太田市議会定例会を開会いたします。

     ◎ 太田市市民憲章の唱和

◎事務局長(天笠彰) 開議に先立ち、太田市市民憲章の唱和をいたしますから、ご起立願います。
 私が前文を朗読いたしますから、本文はご一緒にご唱和をお願い申し上げます。
     (一同起立、市民憲章唱和)
◎事務局長(天笠彰) ご着席ください。

     ◎ 開     議

                                     午前10時01分開議
○議長(山田隆史) これより本日の会議を開きます。

     ◎ 諸 般 報 告

○議長(山田隆史) 議事に入る前に、事務局長より諸般の報告をいたさせます。
◎事務局長(天笠彰) ご報告申し上げます。
 最初に、監査委員からの報告でありますが、3月定例会以後、議長あてに報告がございましたのは、健康福祉部、都市づくり部、都市整備部、土地開発部及び消防本部の定期監査結果報告並びに2月、3月及び4月分の例月出納検査結果報告でございます。
 以上のことにつきましては、その都度写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。
 次に、請願及び陳情でございますが、今定例会までに受理いたしました請願は4件であります。
 お手元に配付の請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託をいたします。
 なお、陳情につきましては、1件受理いたしております。その内容につきましては、お手元に配付の陳情文書表のとおりであります。
 以上でございます。
○議長(山田隆史) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。
 その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。
 日程に入ります。

     ◎ 会 期 の 決 定

○議長(山田隆史) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今定例会の会期は、本日から6月27日までの15日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
     (「異議なし」の声あり)
○議長(山田隆史) ご異議なしと認めます。
 よって、会期は15日間と決定いたしました。

     ◎ 会議録署名議員の指名

○議長(山田隆史) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、議長において、3番岩崎喜久雄議員及び4番石倉稔議員を指名いたします。

     ◎ 太田市農業委員会の委員の推薦

○議長(山田隆史) 次に、日程第3、太田市農業委員会の委員の推薦を議題といたします。

     ◎ 除     斥

○議長(山田隆史) 地方自治法第117条の規定により、15番五十嵐文子議員、17番木村康夫議員、22番町田正行議員及び33番中島貞夫議員の退席を求めます。
     (五十嵐文子議員、木村康夫議員、町田正行議員及び中島貞夫議員退席)
○議長(山田隆史) お諮りいたします。
 推薦の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
     (「異議なし」の声あり)
○議長(山田隆史) ご異議なしと認めます。
 よって、議長において指名することに決定いたしました。
 議会推薦の農業委員に、15番五十嵐文子議員、17番木村康夫議員、22番町田正行議員及び33番中島貞夫議員を指名いたします。
 お諮りいたします。
 ただいま議長において指名いたしました4名を太田市農業委員会の委員に推薦することにご異議ありませんか。
     (「異議なし」の声あり)
○議長(山田隆史) ご異議なしと認めます。
 よって、ただいま指名いたしました4名を太田市農業委員会の委員に推薦することに決定いたしました。

     ◎ 除 斥 の 解 除

○議長(山田隆史) 15番五十嵐文子議員、17番木村康夫議員、22番町田正行議員及び33番中島貞夫議員の入場を許します。
     (五十嵐文子議員、木村康夫議員、町田正行議員及び中島貞夫議員入場)

     ◎ 一 般 質 問



         平成19年6月太田市議会定例会一般質問通告者及び要旨一覧表

┌──┬──────────┬────┬──────────────────┬────────┐
│順番│ 議席番号及び氏名 │質問方式│   質  問  の  要  旨   │ 答  弁  者 │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│ 1│23 市 川 隆 康 │一問一答│1 新市の一体性確保のための機構改 │企画部長    │
│  │          │    │  革について           │地域振興部長  │
│  │          │    │                  │産業経済部長  │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │2 市民会館の今後について     │総務部長    │
│  │          │    │                  │市民生活部長  │
│  │          │    │                  │市長      │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│ 2│17 木 村 康 夫 │一問一答│1 街路樹と公園樹の管理について  │都市整備部長  │
│  │          │    │                  │行政事業部長  │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │2 市の農業政策と産地競争力強化対 │産業経済部長  │
│  │          │    │  策事業(ネギ選別調整機等)につい│市長      │
│  │          │    │  て               │        │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│ 3│27 福 井 宣 勝 │一問一答│1 学習指導の改善について     │教育部長    │
│  │          │    │                  │教育長     │
│  │          │    │2 公立学校における情報機器の整備 │教育部長    │
│  │          │    │  について            │        │
│  │          │    │3 農業用施設整備の推進について  │産業経済部長  │
│  │          │    │                  │市長      │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│ 4│29 本 田 一 代 │一問一答│1 児童館建設事業について     │教育部長    │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │2 藪塚地区の公立幼稚園の課題につ │教育部長    │
│  │          │    │  いて              │市長      │
│  │          │    │3 家庭教育の充実と企業の家庭教育 │教育長     │
│  │          │    │  支援について          │        │
│  │          │    │4 藪塚温泉の活性化について    │市長      │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│ 5│11 深 澤 直 久 │一括質問│1 総合太田病院の移転建設等につい │健康福祉部長  │
│  │          │    │  て               │市長      │
│  │          │    │2 天良七堂遺跡について      │教育部長    │
│  │          │    │                  │教育長     │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │3 統一地方選挙の投・開票事務の執行│総務部長    │
│  │          │    │  状況について          │        │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│ 6│16 太 田 けい子 │一問一答│◎ 太田市地域新エネルギービジョン │産業経済部長  │
│  │          │    │  について            │環境部長    │
│  │          │    │                  │教育長     │
│  │          │    │                  │市長      │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│ 7│20 高 橋 美 博 │一括質問│1 水道事業について        │水道局長    │
│  │          │    │  −現況と本管取出しについて−  │市長      │
│  │          │    │2 新市民会館の建設について    │市民生活部長  │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │                  │        │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│ 8│ 8 鹿 山   正 │一括質問│1 学童保育について        │教育部長    │
│  │          │    │                  │教育長     │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │2 こどもを守る防犯体制について  │市民生活部長  │
│  │          │    │                  │教育長     │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │                  │        │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│ 9│ 7 大 島 正 芳 │一括質問│1 21万都市にふさわしい医療体制 │健康福祉部長  │
│  │          │    │  の整備について         │市長      │
│  │          │    │2 図書館サービスの一元化について │市民生活部長  │
│  │          │    │                  │教育部長    │
│  │          │    │                  │市長      │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│10│ 3 岩 崎 喜久雄 │一問一答│1 統一地方選挙での開票の有り方に │総務部長    │
│  │          │    │  ついて             │        │
│  │          │    │2 石田川の大正橋のその後について │都市整備部長  │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │3 利根の湯の現状と野菜直売所及び │地域振興部長  │
│  │          │    │  温泉販売機設置について     │健康福祉部長  │
│  │          │    │                  │市長      │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│11│ 9 大 川 陽 一 │一括質問│◎ (仮称)ものづくり教育研究施設整│企画部長    │
│  │          │    │  備の現況及び今後の取り組み等に │市長      │
│  │          │    │  ついて             │        │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│12│ 2 高 田 勝 浩 │一問一答│◎ 中島航空記念公園整備事業の初期 │地域振興部長  │
│  │          │    │  構想と今後のあり方について   │教育部長    │
│  │          │    │                  │教育長     │
│  │          │    │                  │市長      │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│13│28 川 鍋   栄 │一括質問│1 耐震診断・耐震改修の促進について│都市づくり部長 │
│  │          │    │                  │教育部長    │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │2 学校の安心・安全対策について  │教育部長    │
│  │          │    │                  │教育長     │
│  │          │    │                  │市長      │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│14│24 尾 内 謙 一 │一括質問│1 地域医療の確立と救急医療の充実 │健康福祉部長  │
│  │          │    │  について            │市長      │
│  │          │    │2 学校の安全対策について     │教育部長    │
│  │          │    │                  │教育長     │
│  │          │    │                  │市長      │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│15│ 1 水 野 正 己 │一問一答│1 税制改定にともなう負担増の軽減 │総務部長    │
│  │          │    │  をはかることについて      │健康福祉部長  │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │2 市民負担軽減のための市政運営に │市長      │
│  │          │    │  ついて             │        │
│  │          │    │  −中島航空記念公園整備事業に関し│        │
│  │          │    │  て−              │        │
├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤
│16│37 上 村 信 行 │一括質問│1 1%まちづくり事業について   │地域振興部長  │
│  │          │    │                  │市長      │
│  │          │    │2 中核市を目指した合併のあり方に │総務部長    │
│  │          │    │  ついて             │市長      │
└──┴──────────┴────┴──────────────────┴────────┘

○議長(山田隆史) 次に、日程第4、一般質問を行います。
 通告がありますので、順次質問を許します。
 最初に、23番市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) おはようございます。新太田クラブの市川隆康です。先ほどのジュネスの演奏は、文化の薫り漂う心洗われるようなすばらしい演奏であり、躍動する太田市を象徴するようなすばらしい演奏であり、感動いたしました。
 質問に入る前に、5月15日の臨時議会におきまして選任されました山田隆史議長、半田栄副議長、稲葉征一監査委員の就任を心からお喜び申し上げます。お体に十分留意なされまして、太田市発展のため、
ご手腕をいかんなく発揮なされ、ますますのご活躍をご祈念いたします。そして、私自身、こうして一般質問に立たせていただける幸運に恵まれましたこと、心から感謝申し上げます。
 それでは、通告に従いまして、一問一答方式で質問させていただきます。
 1点目の新市の一体性確保のための機構改革について、地域振興部長にお伺いいたします。
 太田地区9つの行政センター職員の平均的な配置人数と管内の住民数についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 太田地区9つの行政センター職員の平均的な配置人数と管内の住民数についてご答弁を申し上げます。
 職員等の平均的な配置人数は12人となっております。このうち最大は、浴場施設も管理しております沢野行政センターの16人、最小は市民課業務あるいは税収納、税証明等の交付事務のない太田行政センターの9人の配置状況であります。また、管内の住民数のうち、管内最大の宝泉行政センターにつきましては2万4,428人であります。管内最小の強戸行政センターは8,506人の住民数となっております。今後も、行政センターは地域住民が気軽に利用できる地域行政サービスの最前線としての特色を生かして、さらなる質の高いサービスの拡大に努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 尾島、新田、藪塚本町地区における行政センターの整備について、地域振興部の考え方をお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) 平成12年度から旧太田市の公民館が機構改革に伴いまして行政センター化されました。その後、計画的施設整備等も実施されまして、現在まで市民への支障がないことから、行政サービスの均一性、あるいは組織の一体性確保を図るために、支所体制を見直しまして、市民にとって利用しやすい身近な行政サービス施設、あるいは地域に密着した地域住民の目線に立った運営と気軽に立ち寄り憩いの場となる施設として、尾島地区につきましては、尾島、世良田の2生涯学習センター、新田地区につきましては木崎、生品、綿打の3公民館、藪塚本町地区につきましては現在建設をしておりますが、藪塚本町総合支所をそれぞれ行政センターにする予定でございまして、現在、諸般の事務調整を行っておるところでございます。
 なお、現在の公民館、生涯学習センター機能につきましては、維持継続してまいりますので、行政センター化されても、社会教育あるいは生涯教育における市民への影響はないものと考えております。
 また、現在、地域整備課におきます3総合支所管内の道路巡回舗装等の直営工事を行っておるわけでございますが、良好な市民との信頼関係構築をさらに深めるために、地域要望の取りまとめ、あるいは地区の調整業務を当面新設される地区行政センター業務として付加継続できるよう、配慮してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほど、お願いを申し上げます。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 地域振興部長への質問を以上で終了いたします。
 続いて、産業経済部長に質問いたします。
 太田市の農業振興と現状についてお伺いいたします。
 品目横断的経営安定対策により、小麦の生産が危ぶまれておりますが、太田市における小麦の作付面積と生産予想についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 農業振興と現状についてのうち、小麦の作付面積と生産予想ということでのご質問でございます。
 群馬農政事務所の統計資料によりますと、平成18年産の作付面積は約1,110ヘクタールで、収穫量は4,250トンでありました。平成19年産の作付面積は約800ヘクタールで、収穫量を前年反収で試算いたしますと約3,070トンと考えられます。これを比較いたしますと、面積と収穫量ともに約30%の減少となります。この減少要因を考えますと、1つには、農業者の高齢化と後継者不足による労働力の低下、2つ目として、平成19年産からの品目横断的経営安定対策の導入によりまして、この対策の対象とならない小規模の農家が生産した麦の価格が1俵当たり約2,200円ということになってしまうために、作付を断念したことによると考えられます。
 市といたしましては、昨年、国の施策が定まらない中で、県、JA等関係機関と連携して、農家が1軒でも多く同対策にのれるよう、認定農業者及び集落営農組織の推進に力を注いでまいったところでありますが、今後とも同対策に対応した担い手であります認定農業者と集落営農組織等を確保いたし、育成し、麦の生産維持を図る努力をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 私も認定農業者の1人でありますが、認定農業者の認定基準の緩和については私も提言をしてきました。太田市の認定農業者の認定状況についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 認定農業者の認定状況でありますが、平成17年3月末において238名、平成18年3月末では325名、そして今年度、平成19年6月現在ですが、468名でありまして、この平成18年、平成19年を比較いたしますと約1.5倍に増加し、このうち新規認定者は153名でありました。
 認定農業者の増加要因を考えますと、平成19年度から実施されました品目横断的経営安定対策の対象者が、認定農業者であることなどの条件があることから、関係機関と協調し、認定農業者拡大の推進をした結果であると考えております。これからも関係団体などと連携を図り、足腰の強い認定農業者の育成確保に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 畜産農家や関係者からも強い要望や環境問題の観点からも関心の高いバイオマスタウン構想の進捗状況についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) バイオマスタウン構想の進捗状況でありますが、この構想の目的は、地域で発生する有機資源を利活用した資源循環型社会の実現を目指すものであります。この目的を達成するための取り組みといたしまして、地域で発生する有機資源を活用した循環型有機農業の実現、剪定枝の炭化製品事業、汚泥処理施設で発生する汚泥燃料化事業、油脂資源、でんぷん資源利用の燃料化促進事業の4つの基本的なメニューがございます。現在、どの事業を優先的に実施することが一番有効であるか、検討するためのバイオマス利活用推進本部及びその下部組織としての各事業検討委員会を設立するための準備を進めております。また、今後、第三者機関による実行可能性調査を行いまして、平成22年度の一部施設完成と事業実施に向けて早急に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 産業経済部長への質問を以上で終了いたします。
 続いて、企画部長に質問いたします。
 効率化のための機構改革について伺います。
 3つの総合支所を改め、太田地区9つの行政センターと同じように、新田3地区も3つの行政センターに機構改革してはいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(山田隆史) 金子企画部長。
◎企画部長(金子一男) 総合支所の行政センター化についてご答弁申し上げますが、旧太田市におきましては、行政センターは利用しやすい身近な行政サービスの提供、より地域に密着した行政運営を基本理念といたしまして、行政センターを設置し、運営したところでございます。
 これら基本理念をもとに、今後の計画といたしまして、ご案内のとおり新田地区の3公民館を、また、藪塚本町地区では、建設中でございますが、藪塚本町総合支所、さらには尾島地区の2つの生涯学習センターをそれぞれ各行政センター化する計画でございます。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 新市に合併して丸2年が経過して、各分野で効率化が叫ばれてきました。市の最重要組織であります教育委員会が中央にないのは不都合です。農業関係部門を新田に集積し、教育委員会、土地開発部、行政事業部を本庁舎に移転して効率化を図るべきだと考えますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(山田隆史) 金子企画部長。
◎企画部長(金子一男) ただいまのご質問で教育委員会、土地開発部、行政事業部を本庁に、また農業関係部門を新田総合支所というふうなお話でございますが、総合支所の今後のあり方につきましては、分庁方式というふうな考え方を基本的に本庁機能のあり方等、その利用について効率的な組織と人事配置を今後研究し、十分所属部署と論議をいたしまして検討してまいりたいと考えてございます。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 尾島総合支所の2、3階を改装して、人間国宝作品や太田市所有の美術品を展示する美術館構想についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 金子企画部長。
◎企画部長(金子一男) 尾島総合支所の2、3階を改装して、人間国宝の方の作品を、また太田市所有の美術品を展示するというふうなご提言でございますが、飯塚小●(かん)齋氏の作品につきましては、既に今秋着工予定の金山南ろくの仮称地域交流センターのギャラリーに展示を計画してございます。また、大隅俊平氏の作品につきましては、また、太田市所有の美術品等でございますが、場所、規模、展示方法等を含め、今後十分検討してまいりたいと考えております。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 農政担当部と商工担当部の創設についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 金子企画部長。
◎企画部長(金子一男) 農政担当部、商工担当部の創設というふうなご提案でございますが、既にご案内のとおり、工業出荷額におきましては県下1位、農業生産額は県下2位、商業につきましては年間商品販売額で県下3位というふうな実績もございますが、組織機構の全体構想の中で総合的に研究をしてまいりたいと考えてございます。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 企画部長への質問を以上で終了いたします。
 続いて、市長に質問いたします。
 3つの総合支所の行政センター化についてですが、新田町は昭和31年に木崎町、生品村、綿打村が合併して51年、尾島町に世良田村が編入合併して50年がたちました。それぞれの地域の中心地に役場をつくり、新太田市合併に至っても、尾島、新田、藪塚本町の総合支所として一貫してきました。私は、地域住民の考え方も伺いましたが、いまさら分ける必要はないと考えます。それよりも、太田地区と同じように新田3地区に保健師を配置する方が市民にとっては利用しやすい身近な行政サービス施設になると思いますが、いかがでしょうか、伺います。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 行政センター化は、お客様に近いところに行政が行く。今まで旧太田市でやってきたのは、市役所にお客様が寄ってくるということではなくて、行政が市民の近くに行って利便性を高めたり、効率性を高めたりしようということで、もう既に10年以上やってきました。そのことによって何ら市民からの苦情はない。もっと言えば、市民は文化活動や地域の連帯が非常に強まったというようなことで評価をされておるわけでありまして、それと同じことを全市的に行っていくということは、始めてみれば多分受け入れていただけるものだと思っています。
 ですから、相談をしながらでありますが、全市的に行政は市民の懐に入っていくというやり方であります。保健師についても、当然考えられることであります。あるいはひとり暮らしを対象にした悩み事相談員といった人たちの配備も当然あるでしょう。でも、これは当面行政センターをつくって2段構えで考えていきたい。次のレベルでそうすべきかどうかを検討し、保健師や相談員を各行政センターに置いていくというような形も当然考慮していきたいと思います。当面は行政センター化を図ることを第一にしたいと思っています。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 私は、人口の比率ではありませんけれども、世良田地区が6,000人、尾島地区が9,000人、今まで1つでやってきたのに、これを分散化すると、今後、合併等も考慮した場合に、私はここに禍根を残すのではないかと危惧します。できましたら、もう1度考えて今後検討していただけたらと思いますが、市長のご所見をお伺いします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 今お話ししましたように、お客様のところに行政が動いていくという考え方でありますので、ぜひご理解をいただきたい。私も、世良田で何件か同じようなリサーチをやりました。役場に行くよりも、この学習センターの方が近くていいと。行政事務がすべてできるわけでありますし、陳情やどこが痛んでいるかも目の前で見ることができる。つまり、行政を身近に感じるということで、これは私は皆さん方の賛同を得られていると思っております。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 教育委員会を尾島総合支所から本庁舎に移転して、そこに人間国宝作品や太田市所有の美術品を展示する美術館構想についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 各町が空っぽになってしまうというのをできるだけ避けることと独立しているものを独立させようというような考え方で、教育委員会は尾島に置いて、尾島の周辺も従来の合併する以前とにぎやかさは変わらないという形にして、多分旧尾島の皆さん方にも受け入れられているというふうに思うのです。教育委員会を全面移動した場合に、これは尾島の方々に受け入れてもらえない、私はそのように思うのです。ですから、現在の状態で尾島は教育の拠点、藪塚は農業の拠点、社会福祉の拠点を新田町に、そういう拠点的な方式は合併に当たって非常にいいやり方だったのではないかと私は思っています。あえてここで分解をして、また元へ戻してというようなことは今のところは考えておりません。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 私も、今回、農業関係者から多大なご支援をいただいて今立たせていただいております。農業関係部門を新田支所に集積して、土地開発部、行政事業部を本庁舎に移転、農政担当部と商工担当部の創設などの機構改革についてご所見を伺います。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) どうも意見が合わないようなのですけれども、今やっているものを増進させることがいいのと、あとは行政事務についてはできるだけ市民の近いところに持っていくということがいいわけで、特別今の組織を変えるという理由が見当たらない、私はそう思うのです。組織は、できれば小さい方が私は望ましいと。ただ、今回、公金収納を入れたのは、やはり多額の滞納がいろいろなところに見られる。これを一気に解決する我々の姿勢を示すということで、部を新しく創設しましたが、やたらつくればいいというものではない。部が暇になってしようがないのではないですか。だから、今ぐらいがちょうどいいのではないかと私は思っていますので、農業と工業を分けると、商業も分けなければという話になるかもわかりませんけれども、商工ですか、商工も、そんなに大きな比重は占めていないというふうに思うのですが、現況で支障が特別出ているわけではありませんので、現行で前に進んでいきたいと思っております。
 尾島の美術館ですけれども、美術館は美術館でなければいけません。先ほど話がありましたように、飯塚小●(かん)齋の竹工芸につきましては、金山のふもとに複合施設として位置づけています。刀についても、まだお元気ですからいいですけれども、存命中にやはりそれなりの場所に、これが複合施設であるかどうかは別にして、つくるべきだと私は思っています。間に合わせというやり方は美術館には向かないということです。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 私のテーマは、合併して丸2年たったのですから、もう全体的な構想の中で新市の一体性を確保するためにも、教育委員会は中央に、農業部門は新田にという地域住民の声を聞いて提案させてもらいましたので、今後検討していただきたいと思いますけれども、もう1度お伺いいたします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 何度も申すようですけれども、現段階では検討する余地がないといいますか、教育委員会は尾島でしっかりとやっていただいて、やはりそこは教育の拠点としてぜひ頑張ってもらう。農業委員会は藪塚でやっていただく。むしろ藪塚は農業関係の人たちにも、もっと役所の中にも入ってもらうということがいいのではないか。福祉関係は、まとめ役として新田でやってもらうというようなことで、ぜひご理解いただければありがたいと思います。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 現段階では理解できませんけれども、2点目もありますから、1点目の質問を以上で終了いたします。
 次に、2点目の市民会館の今後について、市民生活部長に質問いたします。
 市民会館の今後についてお伺いいたします。市民会議、市議会市民会館建設調査研究会の答申後の取り組みについてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 浅海市民生活部長。
◎市民生活部長(浅海崇夫) 本年2月、市民会議より新太田市民会館建設基本構想並びに基本計画が答申されました。それによりますと、1,500人程度の大ホールを中心にした施設としまして、芸術文化の活動拠点として文化のにぎわいと人づくり、まちづくりに寄与するとともに、文化の情報発信をする施設を現市民会館敷地に建設するといった内容になっております。また、3月には市議会調査研究会の方から中間報告が出されまして、現在地に新築した場合の1つの案として、1,500席程度の大ホール、300席の小ホールで一定の駐車場を確保した施設が現在地に建築可能かということを研究していくということでございました。
 現在、それらを踏まえまして、現場関係者などのご意見を参考にしながら、施設計画、構成、駐車場計画等につきまして市の考えを取りまとめておるところでございます。今後につきましては、下半期の基本設計に向けて議会にもお諮りしながら事務を進めてまいりたいと思っております。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 建設場所、建設規模、建設予算についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 浅海市民生活部長。
◎市民生活部長(浅海崇夫) 初めに、建設場所でございますが、市民会議の答申書、それから議会の研究会中間報告でも、現地に建てたらと検討されていることもありますので、現在の市民会館の位置に新築したいと考え、検討いたしております。
 次に、規模でございますけれども、答申では大ホール、小ホールを主体としたおおむね1万2,000平米程度が見込まれるということになっております。ただ、なお身の丈に合ったものをというご意見が多々あるのも事実でございます。諸施設の統合整理を検討するとともに、先行して建設を予定しております仮称駅なか文化館との機能分担を考慮しながら計画してまいりたいと思っております。
 終わりに、予算でございますけれども、施設の規模内容等を検討した後、ある程度確定してまいるということになりますので、今後、財政当局ともよく相談しながら進めてまいりたいと思っております。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 市民生活部長に対する質問は以上で終了いたします。
 続いて、総務部長にお伺いいたします。
 市民会館建設の予算措置の見通しについてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 小暮総務部長。
◎総務部長(小暮和好) 市民会館建設に伴います予算措置の見通しでございますが、現時点では施設の規模、あるいは事業費等は所管で検討中であります。つきましては、施設の規模等が固まれば、平成20年度から2年ないし3年の継続費を設定いたしまして、予算措置を講じることになるものと思われます。
 また、その財源といたしましては、現状ではまちづくり交付金と合併特例債を活用していきたいと思っております。そして、1つ目の財源でございますまちづくり交付金につきましては、市民会館は高次都市施設の地域交流センターに位置づけられますので、最大では8億4,000万円の交付金が受けられるものと考えております。また、2つ目の財源でございます合併特例債につきましては、総事業費からまちづぐり交付金を控除した後の額の95%が起債対象となっております。そして、残りの5%に市税等の一般財源を充てることになります。また、合併特例債につきましては、後年度に返済してまいります元利償還金の70%が普通交付税算定上の基準財政需要額に算定されることになっておりますので、交付税に反映されてくると考えております。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 一般会計と特別会計の公債の残高と公債費比率の推移についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 小暮総務部長。
◎総務部長(小暮和好) 初めに、公債の残高でございますが、一般会計を初め特別会計、企業会計、全会計を合わせますと、平成18年度末では約1,300億円余りとなっております。なお、このうち一般会計においては、60%のおおむね770億円が公債費残額でございますが、さらにこの770億円の残りのうちに、国の政策として普通交付税で振りかえられている臨時財政対策債、あるいは減税に伴います減税補てん債等々が入っておりますので、これが約230億円ありますので、一般会計では残高ではおおむね540億円程度ということでございます。
 公債費比率につきましては、平成18年度から地方債が許可制から協議制に移行いたしました。これに伴いまして、実質公債費比率という形で新たな比率で起債制限を行うことになりましたが、これが18%を超えますと起債許可制度に戻ってしまうということになっております。なお、さらに公債費負担適正化計画も策定しなければならないということでございます。
 しかし、現状では、平成17年度では14.2%、平成18年度が14.3%ということ、また、その後、平成20年度には約14.1%、あるいは平成21年度には13.7%と若干下回ってくるという現状でございます。
 そして、市民会館のお話の中でございますのでご答弁させていただきますが、起債が及ぼす影響につきましては、仮に1億円起債を発行した場合には、条件等はありますが、金利1.5%、償還期限を20年間、あるいは据え置き等を考えますと、1億円で考えた場合には公債費比率は0.006%程度押し上げるということで、仮に50億円起債を借りたといたせば50倍になりますので、0.3%ですから、平成18年度が14.3%ということになれば、14.6%ぐらいになって、影響は少ないかと思っています。
 なお、市川議員のご指摘の件につきましては、今後、それらを考えながら発行はしていきたいと考えております。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 総務部長に対する質問は以上で終了いたします。
 続いて、市長に質問いたします。
 私は、機構改革や施設の建てかえによって生じた旧公民館などを売却して効率化を図り、先ほどはだめだと言いましたけれども、駐車場の確保もあわせて市民会館を太田市全体の中心地に建設するのも1つの考え方かと思います。市民会館の建設場所、建設規模、駐車場、予算措置の見通しと後年度負担についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 公民館を売ることも大事かもわかりませんが、それよりも私どもで考えている行革の中心は職員の削減、これを中核に考えております。もちろん、石原市営住宅の土地の販売とか、あるいは鳥之郷の移転があったときに、鳥之郷小学校を金銭にかえるとかいうようなことももちろん配慮していきますが、基本的には今、行政効率化委員会も民間に開いていただいている、補助金についても見直しを行っている、あるいは職員の削減も行っている。トータル的な行政改革の中で、公債費比率を落とすために、ただ借金でやらないために努力をしていきたいと思っています。
 ちなみに、今年度でありますが、決算見込みでまだ確実ではありませんが、全体で76億2,000万円、実は平成18年度末でお金を残すことができました。今年度に使う予定が約26億円でありますので、平成19年度末でも49億円の財調を持って今年度を終わることができそうであるということであります。これは売却をするとか何かではなくて、やはり職員の削減等々を通じて、あるいは先ほどの行政の効率化を導入するか、検討することによって生み出されてきた太田市の利益であるということでありまして、トータル的に見て太田市の行革のやり方は間違えていないと思っております。
 後年度負担のことでありますが、市民会館は、当然のことながら40年、50年と使えるわけでありまして、後年度の人が負担するのは当たり前であります。道路にしてもみんな同じです。学校にしてもそうです。その年度の人が使い切るものではないというような意味から、後年度負担がないのが不思議なくらいで、あって当たり前であるという認識でおります。
 また、公債費比率を押し上げるかどうかということですけれども、これは市民会館だけで行う判断ではなくて、やはり今言ったようなトータルの判断になるわけでありまして、公債費比率を上げて夕張市のようになるというようなことは毛頭考えていませんし、私たちは行革に対する積極的な姿勢というのは職員全員が持っておりますので、ぜひご理解いただければ大変ありがたいと思います。
 規模ですけれども、規模は豪華なものは要らない、これは前から言っているとおりで、市民が文化活動をするに足りるホールであれば、それで十分である。金額については今算定しておりませんけれども、できるだけ安い単価で建設をしたいと思っております。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 私も、事業費を想定して試算してみました。財政破綻した夕張市みたいにならないようにと先ほど市長がおっしゃいましたので、私の記憶の中にもインプットさせてもらいます。
 市長の公債費比率の考え方についてお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 実質公債費比率は低い方がいいわけであります。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) 市長の公報やブログにも少しありましたが、新市民会館建設の構想、場所、駐車場等、いろいろあるかと思いますけれども、それらを伺いたいと思います。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 場所は、市民の皆さん方や議員の皆さん方が現在地を希望しているというような判断から、現在地につくりたいというふうに思います。駐車場については、やはり問題点がありますので、今のエコの時代でありますので、できるだけ歩いていただくなり、相乗りをしていただくということも考えられますが、小ホール、250席というのが市民提案で出ておりますけれども、この小ホールと大ホールがごっちゃになったときには、1,750名の収容人員になるわけでありまして、小ホールは不要かと。これは私の考え方で、これから担当、あるいは議員の皆さん方で協議すると思うのですが、私は1,750名というのは多い。駐車場のスペースから見て1,500名、それにあとはオケにしても練習をする会場が、ロフトと言うようでありますけれども、ロフトを1つつくれば、それで十分ではないかというような気持ちで今おります。
○議長(山田隆史) 市川隆康議員。
◆23番(市川隆康) これで私の質問を終了いたします。ありがとうございました。
○議長(山田隆史) 次に、17番木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 議席番号17番、ニュー新田クラブ、木村康夫です。よろしくお願いします。
 通告により、一問一答方式で質問をさせていただきます。質問は2点ありますが、まず1点目の街路樹と公園樹の管理についてを行います。
 1番から7番を都市整備部長に、8番、9番を行政事業部長に、10番、11番を市長にお願いいたします。
 初めに、役割ですが、街路樹、公園樹の果たす役割を質問いたします。
○議長(山田隆史) 松井都市整備部長。
◎都市整備部長(松井儀継) 街路樹と公園樹の役割についてご答弁申し上げます。
 街路樹につきましては、歩道と車道との区別を明確にいたしましたり、排気ガス対策の役目をいたしましたり、騒音などを軽減すること、ほか多くの役割を担っておると考えております。また、公園樹につきましては、春の新緑や季節の花々、そしてまた真夏における涼しい木陰や秋の紅葉など、私たちの心に潤いと安らぎを与えてくれる、こうした大きな役割を果たしていると思います。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 次に、太田市内に植栽されている樹木の本数と面積を街路樹、公園樹別にお願いします。
○議長(山田隆史) 松井都市整備部長。
◎都市整備部長(松井儀継) 公園面積と街路樹本数につきましてご答弁申し上げたいと思いますけれども、公園面積につきましては全体で約281ヘクタールございます。また、街路樹の本数でございますけれども、全体で約8,000本ございます。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 主な品種名をお願いします。
○議長(山田隆史) 松井都市整備部長。
◎都市整備部長(松井儀継) 現在、植栽されております品種名でございますけれども、数多くの品種の木が植えられております。その中でも代表される木でございますが、申し上げますと、ニセアカシア、ハナミズキ、トチ、ケヤキ、イチョウ、トウカエデ、エンジュ、そしてヤマモモがございます。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 今後の管理運営について、市民参加型の管理等は考えておられますか。
○議長(山田隆史) 松井都市整備部長。
◎都市整備部長(松井儀継) 市民参加の公園管理につきましては、現在、市内の多くの公園で愛護会を設立いただきまして、軽微な管理をお願いしているところでございます。今後もまた、このような取り組みを市全域に拡大し、市民参加と協働によるまちづくりを促進していきたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 公害や排気ガス、病害虫に強い種類があったらお願いします。
○議長(山田隆史) 松井都市整備部長。
◎都市整備部長(松井儀継) 公害、病害虫等に強い品種のことでございますけれども、街路樹に適したすべての条件を満たした品種というのは数少ないところであります。それぞれ一長一短がございまして、現在、植栽されている中では、ハナミズキが多く使用されているところであります。これからも街路樹の選定に当たりましては、適正な条件を総合的に備えた品種の木を採用していきたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 旧1市3町でまちの木というのが決められておりますが、その品種名をお願いします。
○議長(山田隆史) 松井都市整備部長。
◎都市整備部長(松井儀継) 旧1市3町のまちの木の品種につきましてのご質問でございますけれども、旧太田市におきましては松、モクセイ、カエデでございます。また、旧尾島町ではモクセイ、旧新田町ではイチョウ、モクセイ、梅でありました。旧藪塚本町ではアカマツとそれぞれ制定されておりました。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 都市整備部長に最後の質問となりますが、新田地区の新田総合支所の西の南北道の街路樹の立ち枯れがひどいようですが、今後の対策についてどう考えておられますか。
○議長(山田隆史) 松井都市整備部長。
◎都市整備部長(松井儀継) 新田総合支所西の南北道、県道前橋館林線と県道足利伊勢崎線の間に植えられております街路樹につきまして立ち枯れが出ております。この対策につきましては、現在調査しております。正確な立ち枯れの原因がまだ解明されておりませんけれども、立ち枯れした木の中には害虫による被害も見受けられております。当面の対策といたしましては、害虫防除を予定しております。また、補植につきましては、その原因究明後に補植計画を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 次は行政事業部長に移ります。ありがとうございました。
 管理状況についてですが、病害虫防除、剪定、除草剤、肥培管理等の年間の肥料額についてお願いします。
○議長(山田隆史) 小野行政事業部長。
◎行政事業部長(小野善孝) 公園及び街路樹の管理状況と費用につきましてご答弁を申し上げます。
 平成18年度実績でございますが、樹木の剪定は直営業務におきまして185件、業務委託18件で、委託費は3,028万円でございます。
 次に、除草剤の散布でありますが、環境問題等の関係から薬剤の散布の回数を減らしておりまして、1つの公園・緑地につきましては年に1回から2回の直営業務で実施しております。また、病害虫の駆除におきましては、業務委託を行いまして、4,615本の樹木及び2,234平米の低木の駆除を行い、委託費は421万円となっております。なお、樹木の肥培管理につきましては実施しておりません。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 次に、剪定後のごみの処理法と年間の費用についてお願いします。
○議長(山田隆史) 小野行政事業部長。
◎行政事業部長(小野善孝) 剪定後の処理方法と費用についてでございますが、剪定と園内の清掃、それから周辺道路の清掃等をあわせて行うために、一般のごみと枯れ葉等が混入するという関係から、清掃センターで減免申請によりましての焼却処分を行っております。したがいまして、費用は特にかかってございません。また、太い幹等の処分につきましては、まきストーブの長さに加工いたしまして、希望者に順次配布しているという状況でございます。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 次に、最後の2点は市長にお願いします。
 他の市町村へ行くと、県の木やまちの木が街路樹として植えてありますが、太田市も旧1市3町ごとに植えてみる計画はありますか。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 他の市町村の木を知っているのですか。自分のまちはよくわからない、ちょっと変だなと思うのですけれども、松を植えろといっても松はちょっと大変でしょうね。藪塚に松を植えるわけですけれども、これも適切であるかどうか、難しいところではないでしょうか。あるいはカエデも横にはう、これが果たして適切であるかどうか。あるいはイチョウも、都内ではイチョウを見かけますけれども、最近はイチョウは非常に減ってきて、やはり害が多いといいますか、どういうわけだかわかりませんけれども、イチョウは不向きである。あるいはモクセイですけれども、モクセイもかなり大きな茂り方をするわけですけれども、これは街路樹で適しますか、どうですか。これを植えていったら、ある意味でめちゃめちゃになりませんか。
 これは議員と私の感覚の差ですけれども、私は、街路は例えばトラックも走ります、あるいは乗用車も走ります。そういった交通環境の中での街路樹であって、市の木であるから植えていくというやり方はいかがなものかと。やはり適切な街路樹というのがあるのではないか。そのときに街路ごとに市民の皆さん方から意見を聞いたり、いろいろな種類の木を提示して、このラインはどれが一番いいかということを市民の皆さん方に聞くとか、そういう行動をとっていくことの方が市の木にこだわるよりいいのではないかというふうに私は思います。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) では、市長へ最後の。地球温暖化対策としてCO2の削減とか環境問題等が叫ばれている現状で、今後の太田市の緑化推進についてのお考えをお願いします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) この間、広報にも書いておきましたけれども、CO2については地球規模での問題であります。太田市も貢献できるものは何かというようなことを考えたときに、もちろんCO2を吸収すると言われている、植物が生成するときに必要だというようなことで、植物を植えることも必要だと思います。それが広葉樹であるのか落葉樹であるのかというのは、私はよくわかりませんが、当然のことながら、緑化はこれからも推進していかなければならないだろうと思っています。また、温暖化等々については、これは学校でも余り先生方に評判がよくなかったのでやめたのですけれども、やはり校庭の芝生化を進めていくとか、草が生えるから嫌だと言われてしまえばそれまでなのですけれども、そういった形で温暖化を防ぐ、どういう方法であろうが進めていくことは非常に大事だと思っております。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) どうもありがとうございました。
 次に、2点目の質問に移ります。
 市の農業政策と産地間競争力強化対策事業について、産業経済部長にお願いします。
 初めに、少子高齢化時代を迎え、今後の農業の進むべき方向性についてお願いいたします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) ただいまの少子高齢化時代における今後の農業の進むべき方向性でありますが、先ほども申し上げましたが、国の施策が認定農業者、集落営農組織などの担い手の充実に向けてさまざまな施策が今集中化、重点化されることになっておりまして、その担い手の確保、育成が重要な課題と考えております。また、本市といたしましては、市内で生産されますネギ、大和芋、スイカ、ホウレンソウ等々を中心とする農産物の品質の向上と安定生産を図り、また、多品目にわたりますいろいろな農作物の地産地消を進めるとともに、消費者に対して安全安心な食物、農産物を提供していく、そのような農業振興を推進してまいりたいと考えております。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 次に、品目横断的経営安定対策後の中小規模の農家支援等についてお願いいたします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 中小規模の農家支援対策でありますが、現状では具体的な支援対策は難しい問題であると考えております。しかしながら、今後、中小規模の農家で意欲のある農家を対象として認定農業者への誘導を行う、あるいは麦にかわる野菜等の導入等に対して、JAや関係機関と協力をして技術的な支援等を行うことなどを検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 団塊の世代の退職者の再雇用、また生きがい対策としての農業への参入の可能性についてお願いします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 農業を始めるためには、当然のことながら、農地はもちろん、その栽培技術等が必要でありまして、また重要であります。本格的に農業就業を考えるのであれば、例えば群馬県の農林大学校等で学ばれることも一案かと存じます。60歳定年後の農業参入の可能性は、条件整備に資金等も必要なことから、相当の覚悟を持って取り組まなければならないと考えております。
 団塊世代の雇用についてでありますが、集落営農のオペレーターや農業生産法人等の農業関係の仕事を退職される方は、その技術を生かして農業参入が考えられますが、農業未経験の方等の雇用につきましては、ケース・バイ・ケースでありまして、即戦力としてなるもの、ならないものが考えられます。いずれにいたしましても、団塊世代がいかに農業にかかわれるか、今後とも関係機関と協力して雇用の可能性について研究をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 次に、JA太田市の事業でネギ選別調整機と施設への補助の申請理由についてお願いします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 太田市農協におけるネギ選別調整機と施設の申請理由ということでございますが、平成19年度から始まりました品目横断的経営安定対策では、担い手として一定の要件を満たさないと、麦、大豆を対象とした交付金の対象者とならないということから、太田市農協は小規模農家の救済と生産者の労力軽減を考え、各組合員に対して農家意向調査を行ったということで、その結果、ネギの作付振興の考えに至り、園芸部会、理事会を経て新たな産地強化を目指すために補助金申請をしたものであります。
 ちなみに、群馬農政事務所の資料によりますと、旧市町単位の平成17年産でございますが、ネギの作付面積、出荷量でございますが、旧太田市で作付面積が57ヘクタール、出荷量が1,082トン、旧尾島町で作付面積が133ヘクタール、出荷量2,289トン、旧新田町で作付面積71ヘクタール、出荷量1,355トン、そして旧藪塚本町で作付面積が25ヘクタール、出荷量564トンで、合計いたしますと作付面積286ヘクタールで、出荷量が5,290トンとなり、旧太田市の占める割合は、その中で約2割となっております。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 次に、その事業費の内訳、補助割合、今後の予定、着工時期、稼動、また設置場所についてお願いします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 事業費の内訳、補助率、今後の予定等々でございますが、まず事業費の内訳につきましてでございます。ネギ選別調整機が2億1,621万6,000円、施設建設費が1億5,684万円で、その面積が1,633.84平米ございます。また、農協受託を予定しているネギ収穫機3台というのがあるのですが、これが797万9,000円、合計で3億8,103万5,000円でございます。それに対する補助率が、国が2分の1以内、そして市は10分の1以内ということで3,000万円の補助でございます。
 また、今後の予定でありますが、ことしの9月に着工して、平成20年2月に稼動する予定であります。設置場所につきましては、中根町にあります太田市農協の野菜集送センター内を予定しております。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) その施設、また機械等の耐用年数についてお願いします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 施設につきましては、鉄骨平家建てで耐用年数31年、ネギ選別調整機につきましては8年でございます。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 旧太田市は、今後、ネギを主力作目と考えているようでありますが、旧3町の今後の農業振興策があったらお願いします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 既にご案内のとおり、統計調査によりますと、太田市の農業産出額は県内第2位の規模でございます。太田地域の米麦、尾島地域の大和芋、ゴボウ、新田地域の各種野菜や肉牛、藪塚地域の紅こだま西瓜、雨除けホウレンソウ等々、太田市にはさまざまな特産物があります。これらの特産物に対する消費者イメージを高め、今後は各地域の特性を生かして地産地消も含め、農業者と消費者の連携を深めながら、安全安心で信頼される農業の推進と活性化を図ってまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 部長へは最後の質問となりますが、市として今後ネギ以外の作目を考えていますか、あったらお願いします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 太田市には、ただいま申し上げましたように、特産物がさまざまございます。今後とも、これらの農産物に磨きをかけていくのみならず、関係機関、関係団体と連携を図りながら、新たな商品性の高い農産物の開拓に取り組むなど、太田市ならではの農産物のブランド化に向けて努力をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) どうもありがとうございました。
 次に、最後に市長にお願いします。
 今後、多くの若い後継者が希望を持って農業に参入するような行政支援をお願いしたいのですが、お考えをお願いします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 非常に抽象的な質問で、支援をすれば若い農業者が参入してくれるなら、これはどんな支援でもやっていきたいと思います。ただ、農業の専門家として、どういう支援を行えばいいのか。私は、現在農業をやっている人たちが、これがあれば若い人たちが参入するということであれば、きょうは本会議で中身は余り出てこないのかもわかりませんが、ぜひ委員会等々で出してほしい。これがあれば若い農業者が入ってくる、ぜひ現場からの提案をしてもらえれば、私どもは大変ありがたいと思います。
 一般的に、補助金漬けになっている業種というのは伸びない。もう後退期にある。補助金を出せば伸びるものであれば、幾らでも出しますけれども、出せばだめになっていく産業というのは非常に多いですね。やはり自分のやる気とか、あるいは自分たちが努力をして何かをやっていって、足らないものがあった、そのときに行政が支援をしていくということが大切ではないでしょうか。初めから支援ありきで若い後継者が育っていく、これはちょっと逆ではないかと私は思います。ぜひ今後もいい提案をしていただいて、これこそ若い後継者が出るというのを出していただければ、我々も十分に研究をしていきたいと思っています。秘策はありません。
○議長(山田隆史) 木村康夫議員。
◆17番(木村康夫) 以上で質問を終わります。

     ◎ 休     憩

                                     午前11時16分休憩
○議長(山田隆史) この際、暫時休憩いたします。

     ◎ 再     開

                                     午前11時32分再開
○議長(山田隆史) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、27番福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) 市民の目線の福井でございます。通告に従いまして、3件についての質問をさせていただきます。
 まずは教育部長、お願いいたします。
 午後一番かと思っていましたら、午前中になってしまって少々戸惑っているのですけれども、しっかりやりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 教育部長は、赴任されましてまだ2カ月余りしか経過していません。その部長に学校教育の実際について問うことは少々ためらいがあります。そういうものを感じつつも質問させていただくことになりますが、よろしくお願いしたいと思います。
 昨年まで、教育部長は総務部の部長でございました。私は一議員として4年間かかわらせてもらったのですが、竹吉総務部長の手腕は高く評価しているところでございます。部長の見識と判断力、あるいは決断力、これまで積まれた実績を踏まえながら、新鮮な感覚でこれからの太田市の教育行政のより以上の充実に尽力していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 前置きはさておきまして、早速お聞きします。現在、太田市の学校教育は県内の他の市町と比較してかなりの予算的、あるいは人員的な配置がなされ、配慮がなされまして非常に恵まれた環境にあると思っています。その1つに、約120名の教員免許を持った人材が市単独で採用されまして、各学校に派遣されている太田市独自の教育支援隊の制度があります。これによりまして、各学校では支援隊を使って学力向上等を図る工夫と改善に真剣に取り組んでいるところであると考えますが、授業形態の幾つかの実例をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) 身の置きどころのないようなお言葉をいただきまして、ありがとうございました。
 それでは、早速でありますけれども、授業形態についてお話をさせていただきます。今年度、120名の教育支援隊を非常勤講師として任用いたしまして、学校規模に応じて全小中学校に配置をしております。そして、本務者と連携をとりながら、小学校では国語と算数、中学校では英語と数学の授業において、20人以下の少人数指導や学習内容によってはティームティーチングを行ったりしてきめ細かな指導を展開しております。少人数指導におきましては、児童生徒1人1人に目を行き届かせ、発言や質問の機会をふやすことなどをねらって、学級を均等に分けて指導したり、既習内容の習熟度に応じた指導をするために、習熟度別の学習集団を編成して指導したりしております。
 また、ティームティーチングでは、複数の教師が役割を分担して授業を実施し、より効果的な授業を展開しております。
○議長(山田隆史) 福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) さまざま授業形態に取り組んでいる学校の様子を聞きまして、非常に頼もしく思っているわけですが、市では教育支援隊や悩み事相談員の派遣に約3億円の予算を投入しております。その効果についてお聞きいたします。教育支援隊の派遣は、学力向上がその眼目であろうかと思っていますが、支援隊派遣後の児童生徒の学力の実態を聞かせてもらいます。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) 配置後の学力の実態についてということでありますけれども、昨年度、平成19年2月に実施をいたしました学力検査の結果によりますと、小学校におきましては国語、算数ともすべての学年で、全国正答率または期待正答率というのがありますけれども、すべて上回っております。また、中学校におきましては、2年生の英語が全国正答率を0.3ポイント下回りはしたものの、1、2年生の国語、数学、1年生の英語とも全国正答率、期待正答率を上回る結果を示しております。
○議長(山田隆史) 福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) 私が現場にいたころには、小中学校とも教科によっては全国平均を下回る科目が幾つかありました。今の話を聞いて非常にうれしく思っているわけですが、でも、費用をかければ即効果が出るという単純な原則は必ずしも教育界には当てはまらないのではないかとも思っています。でも、少なくとも費用に見合ったその時点での改善は図られなくてはならないと思っています。部長の答弁を今お聞きしまして、非常に効果が上がっているということを知り安心していますが、教育委員会として経費と効果並びに課題について、教育支援隊を送っての事業展開につきましての課題もあろうかと思いますが、その辺の見解についてお聞かせ願います。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) 3点ほどあると思います。費用と効果、それと課題ということでありますけれども、ただいま申し上げてまいりましたきめ細かな指導によりまして、児童生徒1人1人のつまずき等が解消をされ、よくわかる授業が実現することで子どもたちの心の安定や望ましい学習習慣の確立、教師との信頼関係の醸成にも寄与するなど、学力面における効果のみならず、生徒指導面での効果も上がっていると考えております。また、太田市の学校では、多くの外国籍児童生徒が学んでおりますけれども、年々高等学校への進学率が上がってきておりまして、彼らの学力向上にも効果を上げていると考えております。したがいまして、人的配置には一定の費用がかかりますけれども、それに見合った効果が上がっているものと考えております。
 しかし、現在の教育支援隊の制度では、指導に当たる教科が国語や算数に限られておりますし、一律に少人数指導やティームティーチングをしなければならないといった制約がありまして、各学校のニーズに応じた活用という面では大きな課題があると思います。各学校の学校課題に応じまして、児童生徒の資質、能力を総合的に伸ばしていくためには、教育支援隊の専門性をより一層生かすことが重要でありまして、そのための活用のあり方を今後検討していく必要があると考えております。
○議長(山田隆史) 福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) 非常に心強いご答弁をいただきまして、うれしく思っています。
 なお、中学校では教科担任制をとっています。小学校は学級担任制が通常です。つまり、小学校では、原則的に1人の先生が学級の経営、つまり全教科等の指導と学級の全部の児童の生活指導を受け持つことになります。1日の授業が終わり、清掃、帰りの会などを済ませると、高学年では3時か4時、その後に生活指導や相談、あるいは学習の個別指導、教職員の打ち合わせ、雑用などがありますので、それだけで勤務時間が目いっぱいになってしまい、勤務時間内に教師の最も大切な仕事であります教材研究の時間はほとんどとれません。夜遅くまで残って、あるいは家庭に持ち帰っての仕事になる実態がありますが、まして小学校ではすべての教科の準備をしなくてはなりません。
 そこで、小学校への教科担任制の導入というものを検討してもらいたいと考えています。そのことにより教材研究の教科が絞られるため、教師の苦労の軽減が図られ、同時に教師の専門性がより高まるとともに、児童の学力の向上と定着がより図られることが考えられます。また、複数の教師が子どもたちにかかわるというメリットもありますし、中学校の授業形態に近づくため、児童の中学校進学時のためらいや戸惑いも改善されるのではないかと思っています。利点が多いと思われる小学校への教科担任制の導入について、ぜひ検討研究をしてもらいたいと考えていますが、お考えをお聞かせ願いまして、部長への質問を終わりにします。お願いします。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) ご指摘の教科担任制でありますけれども、小学校の教科担任制につきましては、教師の専門性を生かして教材研究を深め、あるいは児童の学力を総合的に伸長する観点や小学校と中学校の円滑な接続を図るといった観点から、検討の価値が十分ある課題であると考えております。
○議長(山田隆史) 福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) どうもありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。
 続きまして、教育長、よろしくお願いいたします。
 小学校では、教員の定数法に基づいた県費教職員で学校を運営しているのですが、これはあくまでも学級担任制を前提とした定数であります。この定数で教科担任制を導入するのは非常に難しいことはご存じのことと思います。しかし、太田市では、小中養43校に約120名の教育支援隊を派遣しています。各学校では、この支援隊の人材を有効に活用して、さまざまな学習指導法を工夫して成果を上げているという部長の答弁もありまして、非常に喜ばしいことと考えていますが、より成果を高めるために、120名の支援隊を派遣している太田市ならではの教科担任制を小学校教育のシステムとして導入してもらいたいと思っていますが、いかがでしょうか。
 先月、教育委員会で小学校の教科担任制の導入についてアンケートを実施してくれました。その結果から、1つ目、専門的な知識や経験を持つ教師による充実した授業ができる。教材研究の時間が確保でき深化、効率化、集中化が図れる。教師の得意分野を生かすことができる。専門性を介した授業で児童の関心、意欲が高まり学力がつく。多面的、多角的な児童理解ができる。時間的なゆとりが生まれる。系統的、一貫的な指導ができる。うまく機能したときの効果は大であるなど、ほとんどの小学校が教科担任制のよさを認める回答を寄せています。
 課題も幾つかありましたが、それらは学校の経営努力と工夫、あるいは教育委員会の助言や支援で解消できるものであろうと思っています。他の市では既に試行的導入をしているところもあるようですが、人員不足のため十分でないようです。太田市が県下に先駆け、小学校教育のシステムとして導入されることを期待していますが、教育長のお考えをお聞かせください。
○議長(山田隆史) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) さすがにかつてのプロということで、質問の要旨の中にも、我々も十分その辺につきましては心していかなければならないという内容が含まれております。そんなことを前提にしながら、お答えをさせていただきます。
 小学校における教科担任制の導入についてでございますけれども、市内の小学校における教科担任制の実施状況を調査いたしました。それによりますと、高学年の理科や音楽を中心に、小学校26校中22校で、それぞれの学校の状況を踏まえながら教科担任制を実施しております。そして、その成果といたしまして、1人の教師が1教科を担当することにより、教材研究が深まり、充実した授業につながるなど、多くの利点がありまして、議員おっしゃるとおりでございます。
 しかし、小学校の教科担任制を導入するためには、議員ご指摘のとおり、定数法に基づいた人的配置だけでは、それを拡大していくことには限界があるということも事実でございます。小学校における教科担任制を拡大していくためには、今後、教育支援隊のより一層効果的かつ柔軟な活用法を検討していく必要があると考えております。例えば現在の教育支援隊を4学年以上で教科担任として集中的に活用し、教師の専門性を生かした授業を実施していく等によって、児童の学力、その他いろいろな面を一層総合的に向上させていくことも可能であるというふうにも考えられます。今後、学校規模、学校の実情等を勘案しながら、導入につきましては前向きに検討していきたいと考えております。
 また、中学校におきましても、数学や英語の勉強補助者が教育支援隊として配置されております。しかし、各中学校は学力面、それから生徒指導面等、それぞれの学校課題を抱えております。今後は、英語や数学の学力向上のための配置のみならず、他教科の学力向上のための配置やその他の学校課題解決のための配置など、それぞれの学校のニーズに応じた教育支援隊の配置、活用を柔軟に検討していくことが必要と考えております。私どもも、いろいろな面で教科担任制につきましては前向きな形で取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。
○議長(山田隆史) 福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) 市長が提唱する20人学級との絡みなどもあって、非常に工夫と改善が必要であろうかと思いますが、支援隊120名、それからわかばプラン、さくらプランで派遣されている県の職員、彼らをうまく整理しながら、学校が歓迎するような形の教育形態に持っていってもらいたいと思いますが、ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
 2つ目の質問は、再度教育部長にお願いします。
 昨年度の12月議会の一般質問で、私の方から学校IT化の推進と整備について、要望を兼ねた質問をいたしました。年度は変わり、部長もかわったこともありますので、再度確認の意味でお聞きいたします。
 前回、学校IT化、つまり情報技術、情報機器整備による情報の一元化管理、個人情報の保護、事務処理の簡素化と迅速化、学習指導への活用等々の有用性についてご説明申し上げ、整備を要望いたしましたところ、前任の部長、教育長、市長から非常に前向きな答弁をもらうことができました。特に市長からは、既に整備されている旧3町の実績を検証して、計画的に整備を進める旨の積極的な考えを聞かせてもらいました。太田市の公共施設の中で、ITの整備がされていないところは、いまやもはや旧市内の小中学校だけになっているのではないかと考えています。旧太田市の小中学校は早急な整備を願っています。予算を伴うことですので、計画的に整備を進めなくてはならないと思っていますが、整備計画についての考えを聞かせてください。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) ご質問の市内公立小中特別支援学校の情報教育整備でありますけれども、新生太田総合計画実施計画、太田市情報化計画に沿って進めているものであります。整備の内容ですけれども、パソコン教室の機器の更新、インターネット接続の高速化、学校内のLAN整備及び教員用業務パソコンの整備であります。インターネットの接続、パソコン教室の機器の整備につきましては、市内全校43校に整備をしております。校内LAN整備につきましては小中学校11校に、また、教員業務用パソコンにつきましては旧の3つの町の小中学校12校のうち、2小学校を除く10校に整備をしております。
 今年度の実施計画でありますが、インターネット接続の高速化整備は14校計画しております。さらに、高速化可能な地域の学校も整備をしたいと考えております。パソコン教室の機器の更新でありますけれども、22校、校内LAN整備を4校計画しております。
 教員用の校務パソコンの導入について、整備されております旧3町の学校の実績を検証した結果、教員間での情報の共有化が図れ、時間を有効に活用できるようになっております。例えば職員会議の効率化、紙資源の削減、児童生徒の出欠情報、あるいは日々の記録、そして成績等の共有化、学校行事や学校日誌の電子化によりまして、多くの時間をかけていた事務処理が効率化しています。その結果、子どもたちとの触れ合う時間や補修指導の時間、わかる授業への教材研究の時間が生み出されております。教員用の校務パソコンの導入によりまして、情報セキュリティーの面でも校内で統一した個人情報等の安全確保が実現をしております。
 校務用パソコン整備率は、平成18年3月におきまして、全国で33.4%、太田市では23%という現状であります。また、校内LAN整備率も、全国50.6%、太田市16%、IT新改革戦略では、平成22年度までに100%を目指しておりまして、このような検証の結果を踏まえまして、教師1人パソコン1台の配備につきましても、計画的に配備をするよう検討していきたいと考えております。
○議長(山田隆史) 福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) ぜひ各学校にその計画を示していただいて、教師たちの安心を喚起してもらいたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
 次に、3つ目の質問は産業経済部長にお願いいたします。
 合併前までは私自身、旧太田市が工業都市を標榜していたこともありまして、恥ずかしながら農業政策に関心が薄かったことは事実であります。だからといって農業のことを全く知らないわけではなくて、子どものころに農繁休暇などで実家に呼びつけられて、鼻取りをやったり、炎天下で苗運びをやったりというような経験がありまして、農作業の大変さ、苦労は非常に身にしみてわかっているつもりでいます。また、母親や父親から、農家出身ですから、農業は国の宝だよというような話もよく聞かされておりまして、その重要性も今でも認識しているところであります。また、今は農業が機械化されたり、農薬が進歩しまして、昔ほどの農作業の苦労はなくなったかもしれませんが、今でも田畑で働いている人を見ますと、頭の下がる思いがすることも確かであります。
 ところで、合併後の太田市の農村整備についてお伺いします。合併により太田市の農地面積は田畑で約7,000ヘクタール余り、農業産出額は185億円と県下では前橋市に次ぐ第2位の農業市になりましたが、その太田市の農業従事者人口は約2万人、農業従事者の平均年齢は59.8歳と規模の割には人口は少なく、平均年齢が高いことがわかります。これは国の農業政策によったものもあろうかと思いますが、農業離れと後継者不足に起因しているものと思っています。しかし、太田市が県下で2位の農業市になったということで、農業を衰退産業と考えずに、太田市の主力産業の1つとして新たな方策を打ち出していかなければならないと考えています。
 そこで質問に入りますが、太田市の農林水産業は平成18年度当初で約18億5,000万円、予算全体の2.7%でした。この予算の使い道と県費補助事業、国庫補助事業とのかかわり、それともう1つ、市の単独事業の予算と使い道について教えてください。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 議員お話のとおり、太田市の平成18年度の農林水産業費の当初予算18億5,304万円、全体に占める割合は2.7%ということでございまして、その内訳、使い道でございますが、農業委員会費あるいは農業総務費、農業振興費、園芸振興費、畜産振興費、農地費、地籍調査費、土地改良事業費、農村環境改善センター管理費、そして林業費ということでございます。そういう中で、特に今ご質問がありました農村整備ということで、農業の土地基盤整備にかかわるものにつきまして、農地費と土地改良事業費がございまして、合計で11億2,748万円ということになります。その予算の主な使い道でございます。これの内訳ですが、職員給与等の人件費が約1億5,500万円、土地改良事業債務負担金が1億600万円、農業集落排水事業の繰出金が約4億700万円、群馬県が施工する県営土地改良事業の負担金が約1億4,800万円ということでございます。
 国庫補助事業とのかかわりということでございますが、国の事業として実施している国営農地防災事業につきましては、事業完了後に償還金の支払いが始まりますので、現在支出はございません。また、県費補助事業として市が実施いたしております事業の工事費といたしましては、農地費に約6,040万円が計上されておりまして、県が事業費の30から35%の補助をするものでございます。土地改良事業費の中では、1億4,100万円が計上されておりまして、新田地区で実施をいたしましたふるさと農道緊急整備事業が約6,900万円、強戸北部地区の団体営農村環境整備事業が約3,000万円でありまして、市単独事業分が約2,300万円等でございました。市単独事業分につきましては、国や県の補助事業に該当しない小規模な工事、緊急を要する補修工事などを対象としておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) 概略はわかったのですが、頭の中に入り切れないので、また後でいろいろと精査していきたいと思っています。
 続きまして、過去3年くらいの農村施設の整備にかかわる陳情と苦情の件数、また、これまでの予算では処理できない積み残しの陳情件数を示してもらうとともに、市の単独事業の予算の額が少ないと思っていますが、陳情と苦情の処理についてどのように対応しているかも聞かせてもらいたいと思います。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) 陳情件数でございます。平成16、17、18年度で、それぞれ28件、17件、26件でございます。苦情件数につきましては、同じく平成16、17、18年度で、それぞれ38件、47件、43件となっております。
 陳情の内容でありますが、水路の改修が最も多く54件、続きまして農道整備が12件、水門改修が4件、そしてポンプ改修が1件となっております。また、苦情ということでありますが、苦情というよりは内容は要望が主でありますが、水路の詰まりや破損による補修要望が多数を占めております。非農家世帯からの雑草の刈り取り要望や水門の補修要望もございます。
 次に、これまでの陳情、苦情に対する処理件数でありますが、平成16年度が50件、平成17年度が54件、平成18年度が44件となっておりますが、未着手案件につきましては、平成16年度以前、合併時の引き継ぎ案件もありますので、157件となっております。
 そして、平成19年度の農業施設整備にかかわる市単独事業予算でありますが、これが2,712万円となっております。この予算で市民からの陳情、苦情に対して対応しているわけでございますが、急を要するものや簡易なものにつきましては、職員による直接作業も実施しております。市民の皆さんにとって、すべてが十分というわけにはまいりませんが、職員一同、現場主義ということで頑張っておりますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。
 なお、平成19年度に入ってからの陳情件数は13件となっておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) 部長の立場から、なかなかこういうところで露骨に予算が少ないよというようなことは言えないのではないかと思いますので、私の方からかわりに市長の方へ話しておきますので、いい回答がありましたら、ぜひご尽力いただきたいと思います。どうもありがとうございました。
 続いて、市長、お願いいたします。
 太田市の農業産出額は、製造品出荷額や商品販売額と比較したら非常に少なくて、就業人口も少ない産業ですが、県下第2位の農業市を標榜するならば、今後とも特産物の育成、地産地消の奨励、農村や田園風景の保全等、大いに農業政策、農村整備に力を入れていくべきだろうと考えています。先ほども部長にお話ししましたが、農業従事者の高齢化が進んでいます。後継者不足もかなり深刻であります。彼らの中には、農地を手放して苦労の多い農業から離れようとしている人も少なからずいるのではないかと思っています。
 先ほども話しましたが、農作業の苦労を少しでも軽減したいため、あるいは高齢者が働きやすい職場にしたいという願いから、年間何十件もの陳情や苦情が寄せられているのもわかるような気がします。それらの数多い陳情や苦情の中には、行政頼みをしなくても、あるいは考えを変えれば陳情に値しないものも数多くあろうかと思いますが、それらは別として、働きやすい、あるいは労力を軽減できる農業施設の整備をぜひ進めてもらいたいと思っています。先ほどの部長答弁で、市の単独事業の予算は平成18年度で約2,300万円でした。これでは何件かの陳情が来た整備事業を実施すれば、すぐに底をついてしまうことは明らかだと思います。当然のこととして、積み残しが160件にまでふえてきてしまっているということだと思っています。
 担当課では、今も話がありましたように、現場主義を中心として陳情を少しでも多く処理するため、少ない予算の中で大変な努力や工夫をしているようですが、ぜひ農業従事者の実情を考慮していただき、当面の対策として用水路、排水路の整備、あるいは農道の整備、水門などの農業施設を積極的に整備していくようお願いしたいと思っていますが、いかがでしょうか。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 農業が福祉になりつつあるような今の話でありまして、農業はやはり産業でありますから、かけた費用に対して効果を求めなければいけない。ただ、農業離れというようなことから、小規模農業者が非常に厳しい環境にある。過日も生品でみんなが出て掘りざらいをやっている状況を見ていましたが、若い人はほとんどいません。高齢者が掘りざらいをやっている。これは大変なことだなということは思いましたが、村全体が出てやっている様子がある意味でほほ笑ましく思えました。
 ただ、今、市単の事業が非常に少ないわけですけれども、農政に対する投資額というのは実は非常に多くて、例えば国営の農地防災事業、排水路と調整池を中心にやっていますが、農地を守るためにやっている額は、本年度で投入額35億円、非常に大きな金額が今、太田市を中心に東毛地区に投入されています。35億円の投入というのは、このエリアでは最大のものだと思っています。
 また、県営の附帯があります。これは宝泉地区で今、排水路を兼ねて調整池をやっていますが、これが6億円、やはりこういう単位で全体をにらんで農地を守るというようなことでやっております。それに今言われた市単事業がおくれているということでありますが、昔をちょっと思い出せば、沖野、西野谷、杉之内、鳥ヶ谷戸等、あの周辺の小さな排水路、用水路については、県営でかなりやった記憶が私はあります。私があの辺で票を結構いただけたのは、県営の排水路、用水路を積極的に推し進めたと。今、県はどうなっているのかわかりませんけれども、当時、あの近辺は随分改修しました。これは、昭和50年当時に土地改良事業をやったものがすべて老朽化してしまった。それの改修を今、陳情という形で太田市でやらなければならないというふうになってきたわけでありますけれども、さっき言った費用と効果のことを考えて、我慢ができるものはぜひ少し先送りをさせてもらっているわけでありまして、2,700万円程度ではとても足りるものではない。
 きのうも牛沢から陳情が来ました。現場を見てみますと、やはり非常に厳しい環境であるということはよく理解できました。今年度はスタートしているわけでありますが、新しい年度に向かって、大きな事業で農地を守ること、あるいは県は県営の附帯で農地を守ること。そしてまた、市単で本当に細い排水路、用水路の確保を市がやっていく。これについても、できれば来年度、倍額ぐらいに持っていって、本当に大変だなと私も思っていますけれども、農業をやっている人たちのために少しでもふやしていければいいかなと思っています。
 農業が福祉になってしまったらいけないわけで、やはり農業は業でありまして、それで飯を食っていくというような意識を持っていただけることが大事だと思います。そういったことに対しては、我々は積極的な応援をしていきたいと考えていますので大丈夫です。来年は倍額ぐらいにはしなければいけないでしょうね。そう思っていますので、よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 福井宣勝議員。
◆27番(福井宣勝) 私も質問の中に倍額ぐらいにはした方がいいのではないかというふうな文言を入れようと思ったのですけれども、市長の方から図らずもその話が出てきまして、とてもうれしく思っています。ぜひよろしくお願いしたいと思います。部長の方も、ぜひそれを受けて頑張っていただきたいと思います。
 以上で私の質問を終わりにします。ありがとうございました。

     ◎ 休     憩

                                      午後0時10分休憩
○議長(山田隆史) この際、暫時休憩いたします。

     ◎ 再     開

                                      午後1時10分再開
○議長(山田隆史) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、29番本田一代議員。
◆29番(本田一代) 議席番号29番、ニュー新田クラブ、本田一代です。通告に基づきまして質問いたします。
 児童館建設について教育部長にお尋ねをいたします。
 太田市次世代育成支援行動計画が平成18年3月に作成されました。その中で児童館建設は平成23年度達成率97.6%とあります。児童館未設置地区は、木崎、強戸、藪塚本町の3地区とのことです。平成19年度の取り組みとして、木崎児童館には平成19年度予算1億1,000万円、平成20年開館、強戸児童館は強戸行政センターの改築事業にあわせて建設を計画し、平成19年度予算4,874万円とあります。藪塚本町地区は藪塚総合支所改築移転後の跡地を利用する予定とのことです。3つの児童館の平成19年度予算執行の現状と今後の進捗状況をお尋ねいたします。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) お尋ねの件でありますけれども、予算の執行については今議員おっしゃるとおりでありまして、児童館の建設につきましてのお話をさせていただきたい。
 児童館の建設につきましては、総合計画に基づきまして、未設置地区へ順次建設をしてまいりたいと考えております。木崎児童館の建設につきましては、新田第1保育園の南側の土地を購入いたしまして、今年度中に工事を完了する予定であります。次が強戸児童館でありますけれども、平成20年度に強戸行政センターと併設で現在の行政センターの敷地内に建設をする予定であります。また、藪塚本町児童館でありますけれども、平成22年度に設計をいたしまして、翌平成23年度に建設する予定であります。建設地につきましては、議員ご指摘のとおり、現在の藪塚本町総合支所跡地を考えております。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 太田市内で児童館が建設されていないのは、藪塚本町地区だけという現状でございます。今月の6月10日号広報おおたに、このように大きく「児童館へ行ってみよう」、行ってみようと言っても行くところがない地区もあるのです。ことしは私、藪塚本町の全校を回りました。圧倒的に子育て中の親の意見をいただくことができました。今までつくらなかった藪塚本町の事情についてご説明をいたしますと、保育園、幼稚園が充実しておりました。というのは、今、藪塚本町は未線引き地区で、新しいうちがどんどん建ってきております。そういう中、今、受け入れが足りなくなっているという状況がありますので、そこのところをちょっと聞いておいてください。
 ざっとの数字ですが、児童館を早く建ててくださいということの1つとして、ゼロ歳から5歳まで、藪塚地区としては1,246名、そして幼稚園、保育園に通っている子が730名、今、在宅で516名が家庭で保育をしております。特に2人ぐらいの子育て中のお母さんが悲鳴を上げています。安全安心して遊ばせる場所、2人目の子どもを連れて戸外は目が届かず危険、子育て支援等で月1回の子育てサロンを実施しています。幼稚園は年5回、開放保育をしています。子育て支援センターは、事前登録の必要から即その日に間に合わない、好きな時間と日時、子どもの機嫌等により異なったり、思いつく間もなく母親が子育てにいらいらしている状況が見られます。少子化だ、産んでください、第3子以降15歳まで公費負担を考えますというこの今、子育て中の親が交流できたり、安心安全に子どもを遊ばせることのできる施設を何とか前倒しで取り組めないものなのか、建設を望む声が本当に多いです。これが今の現場のお母さんの声です。何か秘策はございませんか、部長。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) ご指摘の点でありますけれども、児童館建設につきましては、基本的には先ほどお答えしたとおりということでありますが、総合計画に基づきまして建設してまいりたいと考えております。その中で、藪塚本町小学校の改築ですとか、藪塚本町総合支所の取り壊し状況ですとか、周辺の整備状況、あの辺をつぶさに見てまいりましたけれども、そういった形の中で周辺の整備が進むという条件、それともう1つ大きなこととしては、予算措置が年次的な計画の中で可能かどうか、これが一番大きな問題であろうかと思いますが、そういった意味で前倒しが可能であるかどうか、十分検討してまいりたいと考えております。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 市長にお尋ねをいたします。
 藪塚本町地区に今まで児童館が建てられなかった理由として、5歳児全員が就学前保育ということで、全部幼稚園に通っておりました。そして、保育園が540人の受け入れ、幼稚園が150人の受け入れということ、そして学童保育は昭和44年から取り組んでいたということで、農家が多い、核家族ではありませんでした。そういう状況で、今この10年間のうちに転入者が大分ふえております。太田、桐生、館林、そういうところから来た核家族の人たちが声を上げております。そういう状況をちょっとここに置いておいてください。
 ことしの2月の藪塚地区の縁台トークの中で市長は、藪塚商工会館の建物が再利用、活用でできるならば、児童館として使えるのではないかという案を示されたということですが、その後の状況はどのようになっておりますか、お尋ねをします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 藪塚は公共施設が結構多い場所であります。中央公民館も使い勝手のいい場所ですし、今お話の出た商工会の会館も、とてもきれいで使いやすい。商工会が合併したということで、中は、私はわかりませんが、多分2人ぐらいの事務の方がいらっしゃるだけで、それ以降確認はしていませんけれども、空き状況ではないかというようなことで、私の方からも、ぜひ市の方で使わせてほしいというような話をしております。ただ、仄聞するところによりますと、どこかから借入金がまだ残っているというようなことで、単純に市の方にお貸しするということは難しいというようなこともお聞きしました。
 ただ、新しくつくればいいわけではなくて、利便性の高いところで、それなりの施設であれば、活用していくのもいいわけでありまして、これからも商工会とも話し合う、あるいはまた、それほど緊急課題であるならば、中央公民館を利用する、あるいはまた保健センターも利用できれば利用する、いろいろな施設で子どもたちの受け入れをしていってもいいのではないかとも思っております。最終的に考えているのは、今の支所の跡地に児童館をつくりたい、これが計画の中にあるわけでありまして、これは少し年次がたたなければいけませんので、その間の経過措置として、今言ったような方法もあるのではないかと思っております。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 商工会館は平成4年2月に建設が始まり、築15年です。合併するときにクーラーを交換、外壁を塗りかえて、今はとてもきれいな状態です。国の補助金で建てた建物であり、用途変更などちょっと問題があるのではないか。藪塚本町の補助金もいただきましたということで、商工会員の負担金、一部補助金で建てた建物、問題点などのクリアはどのようになっているのかをお尋ねしようと思ったら、今答弁がありましたので、なるべく早く話を進めていっていただきたいと思います。
 そして、この商工会館は、藪塚本町の中央、教育、文化、中心ゾーンです。地元の市民の子育て中のお母さんも納得できるのではないかと思います。先ほど言った新しい建物を建築するまでには間があります。子育て中のお母さんは今使いたいのです。そういうことをできるなら来年、総合支所に引っ越すのはいつですかと聞いてきましたらば、12月12日にはもう引っ越しが完了ということで、それからこの会館はあきますというような状況です。ぜひ来年4月から使えるように、中をちょっと改築していただければできることなのですが、市長、どうですか。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 今の件につきましては、商工会ともう少し詰めていきたいと思います。土地は太田市のものでありますし、建物についてお互いに協議して納得さえできれば、利活用を図っていく、これが一番理想かと思っていますので、できるだけ早く答えが出るようにしたいと思います。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 大変前向きなご答弁をいただいたので、ありがとうございました。
 教育部長にお尋ねをいたしたいと思います。
 藪塚地区公立幼稚園の課題についてお尋ねをいたします。公立幼稚園4園のうち、藪塚地区2園が3歳児の保育を受け入れておりません。保護者のニーズとして、受け入れなければならない時期に来ていると思いますが、取り組みについてお尋ねをいたします。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) 3歳児保育の受け入れについてということであります。藪塚本町幼稚園につきましては、物理的な問題で余裕教室がない。現状では3歳児保育の実施については非常に難しい、厳しい状況であります。藪塚本町南幼稚園につきましては、余裕教室といいますか、空き教室がありますので、地域の要望を踏まえた中で職員体制などを整えて、来年度からの実施に向けて検討していきたいと考えております。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 南幼稚園の教室が1つあいているということで、来年度から3歳児の受け入れを藪塚本町全体で考えるというご答弁でしたので、ぜひその方向に進んでいただきたいと思います。
 市長にお尋ねをいたします。
 平成18年9月の答弁で、幼稚園の建設、運営管理も市が全部やるのではなく、民間で手を挙げてくれる人がいればお願いするのも1つの方法だというふうに示されております。2月の縁台トークの中、幼稚園の統合も視野に入れ、通園バス等の方法も示されました。藪塚地区公立幼稚園に対する市長の今のお考えをお尋ねいたします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 市としまして、保育園は1園、幼稚園も1園、これを公立で持ちたいと思っていまして、そのほかにつきましては、できれば民間に委託をしたい。昨年度、浜町保育所を民間に委託しました。あと、幼稚園が実は今言ったように4園残っているわけでありますが、藪塚につきましても老朽化した校舎、また、機能的にもそれほどいい状態ではない、あるいは今の統合の問題等々を考えて、私の考え方とすれば、できるだけ早く民間に委託をしていきたい。しかも、その委託をされる方には、私どもで適切な補助金を出して建設をしてもらうというような形で移行できればいいなと思っています。統合等々について、今の3歳の受け入れ等々については、新しい体制の中でやられるのもいいのではないでしょうか。これからはすべて役所がやっていくというようなことがベストではない、むしろ民間の方が若い先生方が中心になって意欲的な教育もしてくれるというふうにも思っておりますので、そんなことも視野に入れて検討していきたいと思っております。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 3歳児受け入れに伴い、通園バスなどのお考えはいかがでございますか。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) これは統合ということになれば藪塚全域でありますから、通園バスを用意しなければならないと思っています。現段階では、今の状況でぜひ我慢というか、今までのとおりでやってもらう。3歳児が入ってくるときに考える、あるいはまた民間委託のときに考える。どういうことであるか、教育委員会ともこれから相談しながらやっていきたいと思っています。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 3歳児を南幼稚園で預かるようになるということ、1つ、小学校区域が違うということで、5歳と3歳の子がいた場合、3歳児を南、5歳児を本町幼稚園というわけにもいかずに、2人一緒にということになってくると、ちょっとそんなようなことがあるので、よくすり合わせをしていただけたらなと、これは要望でございます。ありがとうございます。
 家庭教育の充実と企業の家庭教育支援について、教育長にお尋ねをいたします。
 親が自分の考えを出さずに子どもに考えさせる、選ばせるということで、主体性、自主性を養っていると思っている間違った考え方の親がふえています。小さい子どもがいる家庭は、両親がやってみせて、子どもにまねをさせて覚えさせる、これが私は基本だと思います。教わったり、見ていないのだから、できっこはありません。教育再生会議2次報告で公表された内容の中で、核家族がふえ、子育ての経験が伝わりづらくなってきたとあります。まさにそのとおりと痛感しております。提言では、国や自治体は母親だけでなく、父親の子育て参加を支援するとしていますが、具体策は示されておりません。企業や社会が意識を変えなければ、父親の子育て参加は難しいとしています。群馬県教育委員会の取り組む家庭教育充実のため、従業員の家庭教育を支援する企業の登録制度が6月からスタートしたとあります。どのような制度なのか、また、太田市としては、この制度等にどのようなかかわりを持つのか、そして太田市の現状と取り組みについてお尋ねをいたします。
○議長(山田隆史) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) それでは、今のご質問に対して答弁させていただきます。
 県においては、従業員の家庭教育を応援する企業等を登録するぐんま家庭教育応援企業登録制度が今月よりスタートいたしました。この制度は、県内の家庭教育の充実に向けて、従業員の家庭教育を応援する企業等を登録して、その取り組みを紹介し、あったか家庭づくりを進めるものでございます。
 本市の生涯学習課では、現在、子育てセミナー等の各種家庭教育講座を公民館及び各行政センターにおいて年間を通して開催しております。具体的には内容といたしまして、親子のための交通安全教室、それから親子クッキング、幼児のためのカウンセリングや家庭教育に関する視聴覚ライブラリーの充実等に取り組んでおります。また、全国的に親としての自覚やモラルの低下という一因があります。そのことで家庭崩壊を増加させるなどの弊害を生んでおる。これらの問題を打開するために、全国ではまたさまざまな取り組みをしておるようですけれども、決定的な有効策が見つからないというのが現状であります。太田市も、この辺についてポイントを置きながら、今後、できることを研究しながら取り組んでいきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 子育て中の親の要望や悩みなど、どこへ相談したらよいのか。伊勢崎市では支援プラザを開設したりしてサービスを行っています。日本一共働きの多い福井県では、父子手帳を交付して父親に子どもとのかかわりを支援したりしています。太田市の現状と課題、これからについてお尋ねをいたします。
○議長(山田隆史) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) 太田市の現状といたしましては、そういう状況下で生涯学習課で、従来から太田市人材情報を活用しておりまして、この制度は長年培った知識や技術など、すぐれた能力を持った方々を太田市人材情報に登録いたしまして、家庭教育の相談だとか講座等の指導者として派遣するものでございます。つきましては、多くの方々に利用していただけるように、時代に合った情報の見直しを図りまして、今後は各企業等にも、この制度を活用していただけるよう市広報やホームページ等において周知し、家庭教育の充実を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 企業における子育て支援についてもう1問お尋ねをします。
○議長(山田隆史) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) 企業における子育て支援についてでございますけれども、現在、本市では各行政センターや保健センターに保健師を配置いたしまして、子育てに関する相談や心配事、悩み事等の相談業務を行っております。また、青少年課でも同様な電話による相談業務も行っております。議員お話の子育てに関する総合窓口相談として始めた子育て支援プラザ、お父さんの子育て参加意識を高めるための施策として始めた父子手帳の交付については、全国的にまだ実例が少ないようでございます。本市においても、今後の参考とさせていただきたいと思っております。
 また、共働き世帯が増加している現在においては、母親中心の子育てから父親とともに協力して子育てを行うのが理想の姿である。そういう中で父親が家庭内において役割をふやす必要があります。それには企業の積極的な子育て支援の取り組みを促して、企業内研修等において子育て支援に関する研修を加えさせていただき、研修会等における講師の情報の提供等も行政で行うということも1つの方法だと考えております。子育て支援については多くの課題があり、本市においても幅広く取り組んでおりますけれども、今後、各部局の施策がより効果的に活用されるよう協議してまいりたいと思いますので、ご理解を願いたいと思います。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 今、子育てに対し、いろいろな解決策を取り組んでおりますが、どれがいいのか本当に試行錯誤で皆さん取り組んでおります。自分の子育ての経験として反省したことは、どんなにいい考えでも、子どもの方がその気にならなければ、むだだったということです。行政がさまざまな施策を考え、手助けをしようとしているが、子育て中の人とどこかかみ合わない、この差は何なのでしょうか。机の上で考えるだけではなく、現場を知り、親を一緒に巻き込んで、こういうようにお金を使いたい、こういうように施策をしたいのだけれども、今の子育て中の親はどう考えておりますかということで、一緒に政策を考えたらいかがでしょうかというのを感じます。
 子育ても、本当に大変な時期というのは生まれてから学校へ上がるまでです。そこの間が本当に一番手のかかる時期、そしてまたかわいい時期、三つ子の魂百まで、そこのところできちんと教え込むことは教え込む、そのようにしておかないと、人格形成によくないのではないかと感じ取れます。今立てた政策でも、5年後には違う人が子育て中で、順次ニーズが変わってくるということも考えられます。そのとき、その子で対応が全然変わってきます。世の中が目まぐるしく変わっています。支援も変化が望まれる時代だと思います。変化に合う対応、そして現場を交えた討議をぜひ要望いたしまして、教育長、ありがとうございました。
 藪塚温泉の活性化、市長にお尋ねします。
 平成19年度予算説明会が執行主催で藪塚会場で行われました。その会場内で、新しく温泉を掘るということを市長はご発言なされました。探索をする。藪塚本町の町民はちょっと夢が持てたかなというふうなことです。温泉組合との関係など、その後の進捗状況はどのようになっているのかをお尋ねいたします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 私の感覚では、新たな温泉源を見つけたいというふうに思っていましたが、2005年6月に群馬県の方で温泉資源の法基準の見直しを実施したということで、随分な制限が実はかかっている、このことに気がつかないで発言をしてしまったということであります。例えばその制限でありますが、既存源泉から2キロメートル以内の掘削は禁止、やってはいけない。掘削の深度は1,600メートル以内である。動力によるくみ上げは毎分150リットル以下、日量規制は200キロリットル以下というような規制があります。そこで、今、実は担当者が温泉の組合と話をしておりまして、既存の温泉源がある。ですから、そこのそばにはもう掘れない。ならば掘り直しという方法がどうかということで、片方では群馬県と協議を今している。もう1つは、温泉組合の理解がなければ掘削はできないわけでありまして、このことについても、温泉組合が協同歩調がとれるかどうか、これもやはり今課題の中の1つになっておるわけであります。
 もう1つは、揚げたお湯を市民の皆さん方がどう使うかというソフト事業のことについても、やはり懸案で、当然課題でもあります。以上のような点から、すぐにかかるということが非常に難しい。これは組合の人たちにも、もちろんお話はしてあるわけですが、状況としたらそんな環境にある。条件が調い次第、探索を行わなければならないとは思っていますが、今みたいな条件・課題を持っているということをお話ししておきたいと思います。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 条件がそろえばすぐにでも取り組みたいという市長のお考えというふうに感じられました。今ご発言の中に、市民として皆さんがどういうふうに使うのかということも考えているということですが、私は、水道事業なども民間委託をし、サービス等も向上しておる中、ホテルの利用はいかがかと思います。一般客と同様に、温泉を利用できる時間帯を決めて、サービスを受けられる。今、一般客は1日、日帰り1,000円です。市民が負担する額、そして差額を市が支払うというような方向で取り組んだらいかがかなと。そうすると、温泉街も幾らか活性化するのではないか。何よりも入浴客をふやすことが活性化の1つに挙げられるのではないかと思います。建設費や維持費、管理費を考えれば、このような方法も一考ではないのかと考えます。
 市長は、藪塚温泉をどのように活性化したらよいと思っておられるのか、お尋ねをいたします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 今の提案のありましたことについても、藪塚温泉の組合の皆さん方と話し合っている。今1,000円でありますが、市民向けに料金を割り引いてもらう。もう1つは、さらに一般の温泉は、新田にしても、利根の湯にしても、300円の負担で入浴できますので、それくらいで入浴できるようなことができないかどうか、今検討している。それによって、あそこに憩の家がありますけれども、憩の家はもうかなり老朽化していますので、温泉の方で市民は憩いの時間を過ごしてもらうというふうになればいいのではないかと思っています。温泉の掘削が可能であるかどうか、これからでありますが、市民が藪塚温泉を利用できるような環境をぜひこれからも検討してつくっていきたいと思っているところです。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 藪塚温泉があるということを知ってもらうのが一番だということで、きのう、温泉へ行ってまいりました。まるごと群馬デーというのを去年活用したらば、大分知名度が違ったというようなことで、商業観光課が大分骨を折ってくれたということで、これは太田市のお金は一銭も出さずに済むそうです。北関東の開通とあわせて期待できる宣伝ではないのかということで、温泉街の人たちも、ぜひまるごと群馬デーの活用をお願いしたいということです。市長、お考えを。(「市長は全然知らない」と呼ぶ者あり)いや、これは県の主催でやる旅行業者、メディア、マスコミ、そういう方が来て一緒になって、太田ブースというのをつくって、パンフレットを配ったり、それですごくほかの県の人たちも来ているので宣伝になるということです。これをやり始めて、長野、名古屋、茨城など、団体客が来たということですので、これから太田駅にも観光案内所ができるということですが、ぜひこういうところも活用して、藪塚温泉の活性化に努めていただけたらと思います。一言。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 全くわからない事業で、担当の課は多分知っているのだと思いますけれども、県が単独でやって、我々には内緒にしてあるのかもわかりません。でも、それはそれでいいのではないですか。一生懸命藪塚温泉を宣伝していただいて、長野に行ったり、いろいろなところに行ってやっていただければ大変ありがたい。もちろん、太田市も、藪塚温泉は私たちの温泉でありますので、その意識を持って観光宣伝に努めていきたいと思っております。
○議長(山田隆史) 本田一代議員。
◆29番(本田一代) 以上です。ありがとうございました。
○議長(山田隆史) 次に、11番深澤直久議員。
◆11番(深澤直久) 政友クラブの深澤直久でございます。通告に従いまして、一括質問方式にて順次質問をいたします。質問は、総合太田病院の移転建設等について、天良七堂遺跡について、統一地方選挙の投・開票事務の執行状況についてであります。
 それでは、1回目の質問に入らせていただきます。
 総合太田病院の移転建設等について、健康福祉部長にお聞きをいたします。
 質問の要旨は、富士重工業の健保病院に行政はどこまでかかわれるのか。出資をするというならば、経営陣の中に入るのか。市民が要望しているのは、救急の機能を持った病院であります。それなのかをお聞きいたします。
 選挙を通ってきた中で、市民の方々の要望を聞いてまいりました。一番多かったのが病院のことでありました。太田市で何とか病院、それも救急病院がつくれないかという意見が大変多かったです。救急車が来ても、病院に入るまでの時間が大変かかる。もっと早く手だてができないものか、そのような意見が多かったように思います。そんな中、5月5日の新聞で総合太田病院が太田市と一緒になって現在の地よりも西側の大島地内、東武桐生線沿いに移転になる。群馬大学の医学部と連携して、医師の確保をするのに合意。出資率といいましょうか、30億円太田市、30億円富士重工業、60億円総合太田病院、25対25対50というような比率で新太田病院をつくるというような記事がありました。詳細にわたっての報道があったので、多くの市民は市民病院に新装開店をするような認識をいたしております。これはすばらしいことだと私も思った次第です。
 ただ、総合太田病院は富士重工業の健保組合の病院、そういう施設であります。目的は、富士重工業の社員のためにできた病院と考えております。このような性格の病院でありますので、市民病院にはならないと考えますが、先ほど申したような公費を支出するわけですから、病院の経営の中にも太田市が入るのかどうか、この辺をお聞きしたい。
 ただ単にお金を病院に出すだけというのなら、これは間違いであります。市民が欲しいのは救急の病院、これがまず一番の思いであります。それならば、市民も許してもらえるのではないかと思いますけれども、この要望を行政はどう考えているのか。そして、その建設時期は一体いつごろになるのか、これをお聞きいたします。
 続きまして、2番目、天良七堂遺跡についてお聞きをいたします。
 もう皆さんもご承知のとおりというか、新聞で随分報道されております。私が質問をすると、2日後には大きい新聞の報道になりまして、どう質問していいか少し悩んだ経緯もありますけれども、通告をしておりましたので、できるだけ重複をせずに答弁をいただきたいと考えております。
 教育部長にお聞きをいたします。発見された遺跡はどのようなものか、できるだけ角度、違う方向から説明をしていただきたいと考えております。お聞きをいたします。
 私の住んでいる隣組の位置です。もうすぐ後ろ、50メートルも行けば、この地になるわけですけれども、当初、5月7日から始まったのかと思うのですけれども、何かが出てきた瞬間に、どよめいたというような感じがありました。前々から、そこにはあるというようなことが言われておりましたけれども、私が生まれた1955年、群馬大学の人たちが掘ったという記録があります。それ以来、建設または鉄塔というようなもの以外に、ここを掘ることはなかったのですけれども、それから50年、あるぞあるぞと言われたところに、まさに光が当たってきました。国指定にもなりそうだというふうにお聞きをしております。古代の歴史に新しい発見があって、今までいつも太田のチベットと言われていたところが、実はその時代、関東地方の中心、群馬県と言ったらいいのかどうかわかりませんけれども、その中心地に位置している、それが住んでいるところ、太田の地、新田の地にあったということであります。
 合併をして新たにこの地域に連携を深めようとしているときに、このような出土したということに関して、将来のことは歴史に学べと言いますが、大変期待をしておりますし、誇りを持てるすばらしいものが出てきた。1人の応援団としても、そういう位置をとっております。ぜひご説明をしていただきたい、お願いをいたします。
 3問目、統一地方選挙の投・開票事務の執行状況について、総務部長にお聞きをいたします。特に太田市の私どもがこの前経験した選挙開票等についてお聞きをいたします。
 質問の要旨は、開票作業が大変おくれた状況、原因はどこにあったのか。人によって偏った発表になったのはどうしてか。目標時間内に、その日のうちに決定ができるというような計画はなかったのか、この辺をお聞きいたします。4月22日の投票、市議会議員の開票状況と候補者については、あのように確定時間が出るのが大変遅い、さんざんな状況でありました。おくれた、また偏った発表がされました。3回もゼロが続くと生きた心地がしなかった、同僚議員からも声がありました。私どもも、候補者として生きた心地のしない時間を過ごしました。トップの方は違うと思うのですけれども、その1人でありました。
 選挙または候補者というのは、皆さんから審判を受ける側の身でありますけれども、人間であります。喜びも悲しみもみんなと分かち合えるような時間帯に目標時間を設置していただきたいし、応援をしていただいた市民の方々も、一緒に喜び、楽しみを味わいたいと思っておりました。今回、太田市はだらしがない、ほかのところは首長選まであったのに、太田市はなぜ一番遅いのだ、そういう声が随分ありました。人員削減のあおりなのか、その日のうちに決定できないのであれば、翌日に開票を延ばしたらどうだという声もありました。この辺を総務部長にお聞きし、1回目の質問といたします。
○議長(山田隆史) 石井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(石井俊夫) 初めに、移転新築に対する太田市のかかわり方についてでありますが、総合太田病院の新築移転にあわせまして、新病院の中に救急医療施設を整備していくことが市民の安全を図るために必要でありますので、計画の推進に向けまして積極的な支援をしていきたいと考えておりました。このような理由から、かかわるものでございます。
 次に、建設時期についてのご質問がございました。これにつきましては、都市計画との整合性等、さまざまな課題を着実に解決しながら迅速に進めていき、その調整を見きわめた上で時期等の計画を明示させていただきたいと考えております。
 次に、経営につきましてですが、これにつきましてはあくまで富士重工業健康保険組合立の病院として運営していただくものと考えております。
 次に、出資というようなお話もございました。財源の協力の考え方につきまして、太田市といたしましては、救急医療施設整備に責任を持ち、応分の負担をするとの方針から、新病院内の救急医療施設相当分の整備費に対しまして協力いたしたいと考えておりますが、その手法と予算につきましては、さまざまな角度から検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 竹吉教育部長。
◎教育部長(竹吉弘) 新聞報道などと重複するとは思いますけれども、発掘の状況と遺跡の性格についてお話をさせていただきます。
 天良七堂遺跡でありますけれども、太田市天良町と新田小金井町にまたがる奈良時代から平安時代にかけての遺跡でありまして、この周辺からは古くから焼き米が出土したり、新田郡衙の推定地とされてまいりました。現在まで開発事業に伴う10回の発掘調査が行われまして、総柱の礎石建物跡6棟や掘立柱建物跡6棟などが確認をされております。新田郡衙の正倉であることがわかっていました。しかし、郡庁については確認をされておりませんでした。天良七堂遺跡の周辺の同じ時期の遺跡の状況を見ますと、東500メートルには郡衙に附属する寺と推定されます寺井廃寺が存在いたしまして、南側には東山道駅路が通過することが想定されております。付近には7世紀代のかわらぶき建物跡が見つかっている入谷遺跡、あるいは唐三彩が出土した境ケ谷戸遺跡など、貴重な遺跡が存在をしておりまして、古代の新田郡を考える上で注目される地域であります。
 今回の発掘調査は、宅地分譲の開発計画をきっかとしまして始まりました。その途中経過といたしまして、奈良、平安時代につくられた掘立柱建物の柱穴列が18本並ぶ遺構が見つかりました。その特徴は、柱の穴の大きさが直径1メートルから2メートル、間隔が2.7メートルから3メートルという大きなものでありまして、調査区の西側では柱穴列の並びの全長が1辺50メートルという長大な掘立柱建物であることが確認をされております。さらに、南、それと東側でも同様な建物跡が確認されたことであります。この遺跡は、遺構の検出状況から、新田郡の政治の中心部である新田郡衙の郡庁跡というふうに考えられます。また、掘込地業を伴う建物跡も存在しておりますので、今後とも郡庁跡の遺構の状況について、文化庁、県教育委員会の指導を受けながら確認調査を進めてまいりたいと考えております。
○議長(山田隆史) 小暮総務部長。
◎総務部長(小暮和好) 統一地方選挙といたしまして、太田市議会議員選挙を過日4月22日に執行いたしました。ご案内のとおり、定数38人に対しまして54人の方が立候補され、大激戦の選挙となったものでございます。そこで、ご指摘の開票結果報告がおくれ、立候補者の方々はもちろん、関係者や市民の皆さんに大変ご心配をおかけいたしたところでございます。開票作業には正確性、迅速性を期し、173人の職員を従事させましたが、その開票のシステムといたしましては、投票用紙をまず50音順等に仕分ける開披係、さらにそれを各候補者ごとに仕分ける分類係、そしてその票を点検し、100票ごとに数えて票を束ね、その後、立会人の点検を受け、候補者ごとの得票数を計算する計算係へという流れになっており、疑問票等は審査係で有効、無効の判定を行い、立会人に点検を受けることになっております。
 今回の選挙における開票確定時刻の目標は、激戦が予想されておりましたので、選挙翌日の午前0時30分を私どもでは想定いたしておりました。実際の確定時刻は、午前1時19分と大幅におくれてしまいました。このように確定がおくれた要因は、1つには、立候補者が多かったために開披係、分類係での仕分け作業に手間取ったこと、2つ目には、同姓や同名の立候補者があったため、票の案分が想定されることから、多くの疑問票が審査係に周り、票の判定に相当の時間を要したこと、3点目といたしまして、思いのほか立会人に点検をしていただくのに時間がかかってしまったことなどが考えられます。また、候補者ごとに票の出ぐあいに差が出てしまったのは、立候補者が54人と多かったため、まず候補者を50音順に分け、次に分類係で各候補者ごとに分けましたが、仕分け順は別といたしまして、票の流れで先に仕分けとなった場合、あるいは後から仕分けとなった場合と時間的な差が出たことが原因であるかと考えております。
 以上でございますが、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 深澤直久議員。
◆11番(深澤直久) それでは、2回目の質問に入らせていただきます。
 総合太田病院の移転等につきまして、建設等についての2回目でありますが、2回目も健康福祉部長にお聞きをいたします。
 先ほどの答弁の中で、まだ時期が定かでないということがありましたので、後ほどまた聞いてみたいと思いますけれども、1問目の新聞報道が5月5日、その数日後だったと思うのですけれども、やはり新聞報道がございました。群馬で3つ目の救命救急センターが東毛にできる、そういう見出しでありました。それがこの総合太田病院のような感触の記事がありました。いよいよこれは本格的になってきたなという思いもあり、実現することを心待ちにする人も多いようであります。
 そこで質問ですが、この救命救急センターというのは、どのような条件があればできるものなのか。私ども太田市民は、移転した総合太田病院がこのようになると信じていてよいのか、お聞きをいたします。
 次に、天良七堂遺跡の2回目ですが、質問は教育長にお伺いをいたします。
 国指定になればいい、本当に心の底から思っています。今後の推移と観測、文化財としての価値と保存計画はどうあるのか、この辺をお聞きしたいと思います。また、高い確率で国指定になると聞いているのですけれども、それはいつごろになるのか。また、どんな難題、ハードルというのがあるものか、所見も含めてお聞きできればと思います。
 統一地方選挙の投・開票事務の執行についての2問目、総務部長にお聞きをいたします。
 ここからは3問目の方に向かっても、投票時間が短縮できないかという論点を少し質問させていただきます。その経緯の中で、不在者投票という言葉があります。昨今は期日前投票と言うようになってきたようです。ここ数回の選挙、随分と期日前投票をされる方がふえてきたというように思っているのですけれども、このような利用状況、どうなっているか、お知らせをいただきたい。今回の市議会選挙のことで結構でございます。また、午前7時から午後6時までの投票者数、午後6時から午後7時までの1時間、午後7時から午後8時までの投票者の数がわかりましたら、お知らせをいただきたいと思います。
 以上で2回目の質問を終わります。
○議長(山田隆史) 石井健康福祉部長。
◎健康福祉部長(石井俊夫) 救命救急センターの認可条件等につきましてお答えをさせていただきたいと思います。
 救命救急センターにつきましては、おおむね住民100万人に1カ所という設置基準があります。群馬県では既に2カ所に設置されておりまして、診療科は内科、外科、循環器科、脳神経外科、心臓血管外科、整形外科、麻酔科、小児科、眼科、耳鼻科及び精神科となり、職員は医師20名、看護師69名、放射線技師4名、検査技師4名、薬剤師4人等が必要となり、そのほかに責任者としての医師は日本救急医学会指導医等の高度な救急医療に精通した医師であるとの客観的評価を受けている専任医師である必要がありますし、同医学会認定医等の医師も必要となる等、非常に厳しい要件となっているのが現状であります。
 そのため、基準が緩和されている新型救命救急センター、いわゆるミニ救命救急センターの設置を検討課題としております。それでも医師8人等多くのスタッフが必要となりまして、現在の全国的な医師、看護師の不足という医療環境を考慮いたしますと、完全なスタッフの配置は相当困難と思われますが、対応可能な施設として整備はしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(山田隆史) 小暮総務部長。
◎総務部長(小暮和好) 期日前投票の投票状況についてでございますが、期間は4月16日から21日までの6日間行いました。投票者数は、初日の16日が1,231人、最終日の21日が4,066人と期間中は日を追うごとに増加をしましたが、合計で1万2,627人で、投票総数に占める割合は12.06%となっております。
 また、投票日当日の投票者数の状況でございますが、午前7時から午後6時までの投票者数が8万3,408人で、投票日当日に投票した総数に占める割合は91.02%、そして午後6時から7時までの1時間、投票者数は5,342人、同じく5.83%、そして午後7時から8時までの1時間、投票者数は2,885人、同じく3.15%となっており、午後6時から8時までの2時間における投票者数は8,227人で、当日の投票者数に占める割合は8.98%となっております。
○議長(山田隆史) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) それでは、今後の推移と観測、あるいは遺跡の価値、評価、その点についてお答えをいたします。
 この遺構は、平安時代の文献であります「上野国交替実録帳」、これは元号で言いますと長元3年、1030年に記されている新田郡衙の郡庁の記述に合致するものと考えられます。「上野国交替実録帳」は、上野国の国司の交代に伴う引き継ぎ書的な性格のものであります。他の国においては、ほとんど残っておらないというのが現状のようでございます。
 今回の発掘調査によって古代の文献である「上野国交替実録帳」に記録された遺構が現実に発見されて、そのことが確認され、実証されることは極めてまれなことであります。歴史的資料としては、第一級の価値ある遺構であると考えられております。また、国内においては、現在判明している郡庁域は、1辺が50メートル程度であるというものに対しまして、新田郡庁域は1辺が東西で90メートルを超えているので、日本最大の規模になるものと確信をしております。このような長大な掘立柱建物跡は、都の施設では存在しますが、地方においては例がないということでございます。推測でありますが、中央政権と何らかのつながりがあるとか、交通の要衝であるとか、いろいろな要素が想定されますが、これからの調査を待ちたいと思います。
 なお、教育委員会といたしましては、国指定史跡を審議決定する来春の文化審議会に間に合うように、申請書に添付する調査報告書、12月末を目途にまとめたいと考えております。したがって、いつごろになるかということは、春の文化審議会に間に合うようにそれを出して、それからという今の状況でございます。繰り返しになりますけれども、今回発見されました遺構だけでも大変な発見である。将来にわたり保存していかなくてはならないものと考えております。さらに、文献記載の遺構ともなりますと、太田市の遺構にとどまらず、日本国の財産として位置づけられるようになるものと考えております。したがいまして、教育委員会といたしましては、保存、活用をしていかなくてはならない遺跡であると考えておりますけれども、計画につきましては今後十分そういうものを検討した中で具体的に立てたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
○議長(山田隆史) 深澤直久議員。
◆11番(深澤直久) それでは、3回目の質問に入らせていただきます。
 総合太田病院の移転建設等につきまして、3問目は市長にお聞きをいたします。
 先ほど救急病院を建設していくというのは大変難しい、時期もこれからということで、確かにこれは今後、太田市議会としても検討をしていかなければならないところだと考えておりますけれども、その中で新聞等にありました、一番大切なのは、病院をつくってもお医者さんが来てくれるかということであります。群馬大学の医学部といい感触があった、合意されたというような報道も読みましたけれども、そこら辺についてなかなか難しいのではないかと思っているのですけれども、太田市としての策はあるのか、まず1つお聞きをいたします。
 2問目として、総合太田病院がこのような形で行政の予算を受けてという形になりますと、ほかの病院からクレームは出ないのか、ここら辺もお聞きをしたいと思います。それから、ほかの病院から文句は出ないのかと言いましたけれども、他の病院との連携、救急病院というのはベッド数が大変少ない。また、ミニという小さいものになってくると、各病院との連携が大事になると考えておりますけれども、ここら辺をどういうふうにお考えか。
 関連しまして、足利に日赤という病院があります。今度は競馬場跡の方に移動してくるというふうに聞いておりますけれども、病院を1つつくるにも大変お金もかかりますし、私は市長ではございませんので、そういう問いかけがあったかなかったかわかりませんけれども、ある議員と話した中では、一市が新しい病院をつくると大変お金のかかることなので、近隣の病院との連携も必要だと聞いたことがあります。そういう問いかけがあったものかどうかもお聞かせいただきながら、やはり救急の対策費というんですか、市外の病院に頼むということになりますと、金銭の拠出は必要になってくるかと思うのですけれども、ここら辺を市長はどうお考えか、お聞きいたします。
 続きまして、天良七堂遺跡について、これも市長にお聞きをいたします。
 部長、教育長と話を聞いてまいりましたけれども、大変貴重なものというふうにお聞きをいたしました。私としても、さきに述べましたように、本当に隣組で、自分の住んでいるところから国指定が出るかもしれないというのはスターが出るようなもので、大変喜ばしいと思っていますけれども、今後、これを復元していくことが望ましいと考えております。復元、保護をしていくためには、どのような経過と条件があるのかをまずお聞きしたいと思います。
 それから、現在、太田市はいろいろなところから、それも結構重要な、貴重なものが続々と出ておりまして、係の人、手が足らないのだよというような声も漏れ聞こえてきております。ただ、それだけ大事なもの、すごいものが出てきているものですから、この時を失わないように、大変であっても、人員を強化しても、日本に誇れるものが登場しているということは市長の運と言ってもいいかと思います。しっかりとやってほしいと思いますが、この日本に誇れる観光資源の1つとなり得るものが出てきた、どのように今後していかれるおつもりか、あそこにどんな建物ができるかを私は想像しているのですけれども、ここら辺のお考えをお聞きしながら、今までなかった観光、先ほども同僚議員から、観光という話も出ましたけれども、藪塚も近い。来年は緑化フェアもある。北関東も通る。そういうところのちょうど中間点にあるわけですから、これを利用しない手はないと思います。そのためには、忙しいかもしれませんけれども、人員を強化して、その時を逸しないようなお考えをしていただきたいと思いますけれども、これに関するお考えをいただきたいと思います。
 それから、統一地方選挙の投・開票事務の執行でありますけれども、3回目も総務部長にお聞きいたします。
 先ほどの回答の中で、太田市ではほぼ8%から9%の方が6時以降の時間を利用されているようであります。8,000人余の思ったよりも随分多い方が、この時間帯に利用されたというふうに認識をいたしました。しかし、これもきりがないということと考えます。労力軽減策や、次の時代にはきっとインターネットで投票をするような時代も出てくる。そういう前夜の今の中で、投票時間は太田市では午後6時まででよいのではないかと提案をいたしたい。現状では、執行者としてどのようなお考えを持っておられるか、お聞きして私の質問を終わります。
 また、追伸になってしまいますけれども、この7月、知事選等を含めて大きい選挙がございます。今回の長い時間をかけてというものではなくて、この次に来る選挙に対して改善策の有無等もお聞かせを願いたいと思います。
 以上で私の質問を終わります。
○議長(山田隆史) 小暮総務部長。
◎総務部長(小暮和好) 7月に予定されております群馬県知事選挙及び参議院議員選挙では、今回の開票時間のおくれを改善するために、1点目として、開票開始時刻を10分繰り上げ8時50分として1分でも早く開票作業を終了させたいと考えております。2点目は、これまでは投票事務と開票事務を兼ねていた職員がほとんどでありましたが、次回から、このうち約5割を開票事務専門に従事させ、開票事務のさらなる効率化を図りたいと考えております。3点目につきましては、開票リハーサルを十分に行い、開票事務従事者1人1人に全体の流れを確認させ、意思の統一を図ってまいりたいとも考えております。さらには、開票事務は大勢の職員で対応することから、開票作業システムをシンプルなわかりやすい動きにするとともに、職員の服装もネクタイ等を外してオープンシャツや上履き、運動靴等々にしまして、動きやすい体制づくりもしたいと考えております。いずれにいたしましても、有権者の皆さんに一刻も早く開票結果をお知らせするために改善を図ってまいる決意でございますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、ご提言の投票時間の繰り上げについてでございますが、これは選挙人の投票に支障を来さない特別な事情がある場合は、投票所ごとに4時間を限度に投票所を閉鎖する時刻を繰り上げることができるとされております。この特別な事情につきましては、地理的な状況など、選挙人の投票の便宜のため必要がある場合に限られ、投票箱を早く開票所へ送致するための繰り上げ等はできないと解されております。投票時間を短縮することは、選挙人の投票する機会を制限することにもなりますので、本市における地理的状況や就業形態、あるいは投票所における午後6時以降の投票者数等を勘案いたしましても、今のところ特別な事情があるとは言いがたいと考えておりまして、今後、他市の状況等も見据えながら、その辺につきましても対応はしてまいりたいとは考えております。
 以上でありますが、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 私には質問がありませんでしたけれども、投・開票事務に関しましては大変ご迷惑をおかけしました。きのう、早稲田の大学院の北川正恭さん、マニフェストの方ですけれども、私のところにわざわざ電話がありまして、私はブログで悩みを書いて、こんな開票事務ではどうしようもないということを書いたのですけれども、お読みになったかどうかわかりませんが、北川さんが読んでくれまして、いや、これは市長の責任もあるよということで、やる気がなければだめだよということで、そこから始めろというようなことできのうは忠告を受けまして、今みたいなのんびりしたやり方はやめて、全体改善を行って、今度の知事選あるいは参議院選、私も陣頭指揮で全力で、ただ、開票事務のところに私が行くと、何かぐあいが悪いみたいな顔をする人がいるのですね。だから、余り行かないようにしているのですけれども、今度はそういうわけにはいかないので、総務部と一緒になって研究をして、ご迷惑のかからないように頑張ってやっていきたいと思っております。
 総合太田病院の話でありますけれども、実はミニ救命救急については随分前から研究をしてきました。ミニ救急をつくるにはどうしたらいいか。医師8人とスタッフ体制、単独でできないかというようなことも考えましたが、これは後方支援の・ベッドがないというようなことからどこかの病院と連携していかなくてはいけないというような中で、総合太田病院がたまたまできれば改築をしたい、あるいは新築、移転をしたいというような話がありましたので、では我々の要求と一緒でありますので、ミニ救命救急と一緒に連携してつくろうというようなことで話を進めてきました。
 今、部長の方からお話がありましたような手順で進んでいますが、できるだけ早くというようなことで、今、両者の協議会の中で煮詰めているところであります。用地買収についても早く、設計についても早く、あるいは内容についてもとにかく早く取り組むというような方法でいます。
 今、質問のありました医師ですけれども、群大というのはたまたま言葉の中に希望的な観測で出てきたわけで、現実に総合太田病院は慶應大学と強い連携のきずなを持っています。ですから、その強いきずなを絶つことはよくないわけでありまして、当然のことながら、それも視野に入れる。あるいはまた、群馬大学とも連携を図っていく、あるいは獨協医大とも図っていく。いわゆる医師不足の環境の中で、どこの病院とどうのこうのということは言えないわけでありまして、私自身も含めて、医師の確保のために今一生懸命やっている。太田市立の病院ではないのですけれども、協力しながら医師の確保には今ともに奔走をしている。ただ、非常に難しいということは事実でありますが、何とか克服をしていきたいということであります。
 また、他の病院からクレームが来ないかということですが、私たちは、市民の側に立って、果たして今の救急体制でいいかということを考えているわけで、ほかの病院のためにどうのこうのと、クレームがあるないは余り関係ない話、クレームがあるから救命救急をつくらない、今までどおりやっていく、これはどうかなと。クレームは乗り越えなければいけない。これは市民サイドから見て、病院のあるべき姿というのを考えていく必要があるということでありますので、他の4病院についても、私の方からよく話をして納得してもらえるようなことをしていきたい、これは私の責任でやっていきたいと思っております。まず、とにかく市民ありきで救命救急があるということであります。(「ベッド数」の声あり)
 ベッド数は何だっけ。(「日赤の話」の声あり)日赤の話は日赤の話で、太田市の話ではありません。だから、日赤にお金を出すなどということは考えていません。また、総合太田病院が今度できるについても、足利からお金をいただこうという気もありません。病院はもともと県の仕事であります。医療法第30条の4に「都道府県は」というのがありまして、医療計画を定めるものとすると。第30条の4第2項第5号の中に「医療の確保に必要な事業」―というのは何かというと救急医療、つまり都道府県は救急医療等を含んだ、あるいは周産期などを含んだ医療提供体制の確保を図るための計画を定めなければならないとありまして、足利にお金をお願いするとか、そういうことはない。これは当然県にも関心を持っていただいて、東毛地区全体の医療体制を整えるというような意味で、ぜひ積極的な協力をお願いしていきたいと思っています。
 これは命にかかわることでありまして、GKAの問題とはちょっと違うということであります。ですから、日赤にもうちは出さないけれども、足利からもうちはお金をもらいに行かないということで、自分たちでやっていく。似たようなものです。日赤も太田病院と性格は同じですから、別に官立でも何でもないということであります。
 それから、遺跡ですけれども、遺跡はある意味で出てもらうと迷惑な感じもしないでもないのです。大きな1メートルの柱が何本あろうが、我々の生活にそんなに関係があるわけではありませんし、あれが出たから、いや、これは困ったなと。まず、1万平米の用地の買収を行わなければいけない。1万平米、しかも宅地分譲しようとしている土地であります。これはほったらかしの田んぼの中に出てきたものとは違うということで、実はどうしようかなと思っていますが、まだ地主さんと私は直接会っていませんが、国の方でも、これは保存価値が非常に高い。国指定もやりたいというような意思があって、どうしても保存してほしいというような意思を私もダイレクトに聞きましたので、地主さんとも話をして、ご迷惑がかからないような程度で買収をしなければいけないというような気持ちに今なっております。
 さらに、50メートルの長屋が4つ、東西南北にある。これを復元するのは、そんな簡単な話ではない。柱があった姿を格好だけでも見せておいて、しばらくはそれで我慢してもらう。絵でも渡して、こういう家が建っていたみたいですよと、これで当分はしのぎたいと思っています。そんな早急に家をつくって云々などというのは多分できないでしょう。これも国と連携しながら、どういう活用の仕方をしていくかということも考えながら、次のステップで検討していきたいと思っています。
 いずれにしましても、古墳時代の天神山から、今の古代の天良七堂、あるいは鎌倉、南北朝の新田荘、そして戦国時代の金山城、また江戸時代の東照宮、高山彦九郎、あるいは昭和の初期の中島知久平というふうに、太田市の歴史というのは日本の歴史に等しいようなものがごろごろありますので、それぞれを市民の理解を得ながら検証していけるような環境を整えていくつもりでおりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(山田隆史) 深澤直久議員。
◆11番(深澤直久) 質問ではありません。全部とは言いませんけれども、日本で一番、市長の口癖ですので、それは市長のやる気にかかっておりますので、我々も万全な体制で協力したいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。以上です。終わります。

     ◎ 休     憩

                                      午後2時40分休憩
○議長(山田隆史) この際、暫時休憩いたします。

     ◎ 再     開

                                         午後3時再開
○議長(山田隆史) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、16番太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) 16番公明クラブの太田けい子でございます。通告に従いまして、太田市地域新エネルギービジョンについて一問一答方式で行います。
 まず初めに、環境部長に行います。
 最近の台風の頻発や猛暑、暖冬などで異常気象を感じない人はいないと思います。地球温暖化の影響が著しく私たちの生活の中にあらわれています。この主な原因は化石燃料の大量消費によるものです。また、一方では、石油の高騰によってエネルギー危機を強く感じる今日です。化石燃料の枯渇が迫っていることをだれもが知っていながら、日本では83%のエネルギーを化石燃料に頼り、うち49%が石油です。21世紀に私たちがなすべきこと、それは持続可能な循環型社会の構築であり、その糸口が化石燃料から再生可能なエネルギーへの転換です。化石燃料の消費を量的に代替できる再生可能なエネルギーは、水力、地熱、風力、太陽光、そしてバイオマスです。
 太田市は、平成17年3月、1市3町が合併し、新太田市としてスタートし、特例市へと移行しました。そこで、地域の特性を生かした新たなエネルギービジョンの策定が必要となり、今回、太田市地域新エネルギービジョンが策定されました。
 そこで、まず初めに、新エネルギービジョンの策定の趣旨と概要、今後のスケジュールについて環境部長にお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 松島環境部長。
◎環境部長(松島茂) 新エネルギービジョン策定の趣旨と概要、今後のスケジュールにつきましてお答えをいたします。
 初めに、策定の趣旨についてでございますけれども、近年、石油など化石燃料の使用に伴って発生する二酸化炭素等の温室効果ガスによります地球の温暖化問題が顕在化し、地球温暖化防止対策の必要性が国際的に高まってきております。こうした状況の中、化石燃料の代替となり得る太陽光発電やバイオマスエネルギー等、地域特性を生かした新エネルギーの導入について、自治体の積極的な取り組みが期待されてきておるところでございます。国におきましても、地域新エネルギービジョン策定の推進と支援策を目下展開中でございます。
 これらを背景といたしまして本市では、これまでの環境政策の流れを踏まえ、合併前の旧太田市域に限られておりました太田市地域新エネルギービジョンを合併後は合併前の旧3町にも拡大をいたし、合併後の新太田市全域を対象に自然環境と地域経済が調和したまちづくりを目指して、新たに策定したものであります。
 次に、概要でありますが、まず旧1市3町の地域特性、エネルギー消費構造、新エネルギー賦存量などの基本情報を把握し、その結果をもとに新エネルギー導入基本方針を定めました。そして、それを実現するための重点プロジェクトとして、まちごと次世代エネルギーパーク構想を掲げ、推進を図るものであります。
 また、今後のスケジュールについてでありますが、新エネルギーの導入推進のためには、行政、住民、市民団体、そして事業者の連携に加えまして、新エネルギー導入支援機関や学識経験者等の支援、協力体制が必要なことでありますので、事業化に向けての詳細な調査とともに、推進の組織体制づくりに努めてまいりたいと考えております。
     (議場内音響設備不具合あり)

     ◎ 休     憩

                                       午後3時5分休憩
○議長(山田隆史) 音響設備点検のため、暫時休憩いたします。

     ◎ 再     開

                                      午後3時12分再開
○議長(山田隆史) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 16番太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) では、2項目に入りたいと思います。
 ただいまの答弁の中に、昨年度、旧1市3町の地域の特性、エネルギーの消費構造または新エネルギーの賦存量などの基本情報の把握を行ったとありましたが、そこで太田市におけるエネルギー消費量と利用が期待される新エネルギーの種類、そして導入の基本方針を環境部長にお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 松島環境部長。
◎環境部長(松島茂) 初めに、本市の年間エネルギー消費量でございます。原油換算で約78万5,000キロリットルと推定されます。これは200リットルのドラム缶392万5,000本に相当する量でございます。消費量の多いエネルギーを部門別に見ますと、産業部門での電力で年間約17万7,000キロリットル、次いで運輸部門のガソリンが12万7,000キロリットル、軽油が7万6,000キロリットル等となっており、本市は北関東有数の工業都市であるため、産業部門における電力消費が多いのが特徴的でございます。
 次に、本市において利用が期待される新エネルギーの種類についてでございますけれども、現在、新エネルギーは14種類が指定されております。市内での導入実績、賦存量、採算性、環境効果、教育効果、観光効果の各項目の評価を行い、それをもとに総合的に判断した導入適合性というのがございます。これについて申し上げますと、太陽光発電、風力発電及び廃食油や畜産排せつ物に代表されるバイオマスエネルギーなどが非常に有望との結果でございますので、期待度も高いと考えております。
 また、新エネルギー導入の基本方針でありますけれども、これまでの調査検討を踏まえ、新生太田総合計画や環境基本計画などの上位計画等の整合性を考慮し、さらに本市の特徴等をかんがみまして、新エネルギー導入の基本方針を5項目に設定いたしております。それを申し上げたいと思いますが、1つ目といたしましては、地域特性を生かした新エネルギーの導入を進め、それを総合的に結びつけた次世代エネルギーパークの実現を目指すものであります。2つ目には、新エネルギーの導入を新たな技術開発に結びつけ、市内の新エネルギー産業の育成を図り、国内の最先端をいく太陽光発電によりまして、世界一のソーラーエネルギー都市を目指すというものであります。3つ目に、農畜産残渣等のバイオマス資源の活用であり、4番目にはCO2削減効果の高いエネルギーシステムの事業所や家庭への導入サポート、5番目には新エネルギーを利用しての環境教育や人材育成、これらの推進を図るという内容のものであります。
○議長(山田隆史) 太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) 環境部長のただいまの答弁の中で、新エネルギーの導入を進めるに当たって、地域の特性を生かし、それらを総合的に結びつけた次世代エネルギーパークを実現するとありましたが、今回の重点プロジェクトとして、まちごと次世代エネルギー構想についてお伺いしたいと思います。
 今回、これが太田市地域新エネルギービジョンですけれども、この中に重点プロジェクトとして、まちごと次世代エネルギーパークという構想がございます。この構想につきまして、環境部長にお伺いしたいと思います。
○議長(山田隆史) 松島環境部長。
◎環境部長(松島茂) 次世代エネルギーパーク構想は、国が主体となって推進する新エネルギー普及のための重要な施策の1つであります。本市が目指す次世代エネルギーパークは、特定の地域や施設に限定して整備を図ろうとするものではなくて、各地域特性に応じた新エネルギーの導入を図ろうとするものでございまして、市域全体を次世代エネルギーのモデル都市と位置づけ、まちごと次世代エネルギーパーク構想としたものでございます。
 具体的には、バイオマスの利用、太陽光発電、そして家庭教育と観光を視野に入れての複合的な新エネルギーの体感学習、こういう3つの重点テーマといたしまして、それぞれが最適な導入効果の期待できるエリアを選定して導入推進を図ろうとするものでございます。
○議長(山田隆史) 太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) 先ほどの太田市地域新エネルギービジョンの概要版を見ますと、今、エネルギーパークの構想を環境部長にお伺いしまして、その中に特に体感学習エリアというところがございまして、この中に私が前から何としてもやってみたかった小型BDF製造装置というものが載せられております。これは今回の廃食油をBDFというバイオエネルギーにかえる装置でして、私は、何としてもこういった装置で廃食油の回収をしながら、太田市の新エネルギーとしての1つの分野をこのBDFを使ったエネルギーにかえたい、そういう構想を持っておりまして、今回やっとそういう提案ができる場をいただきまして、とてもうれしい思いでおります。
 そこで、今回、太田市では5月14日よりバイオ燃料の回収車試験運行が開始しましたが、その経過と状況についてお伺いさせていただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 松島環境部長。
◎環境部長(松島茂) バイオ燃料の回収車試験運行の経過と状況ということですが、お答えをさせていただきます。
 太田議員ご承知のとおりです。今お話にありましたとおり、5月14日からペットボトルの回収車に試験導入を開始いたしました。これは本市が推進しております循環型社会の構築を目指し、バイオマスタウン構想の一環として開始したもので、CO2の排出を抑制し、地球環境に優しい軽油代替燃料として廃食油から精製されるBDFをディーゼル車に利用するものでございます。
 現在の状況ですけれども、本市の環境団体が家庭から排出される廃食油、これは主に天ぷら油ということでありますけれども、これを地区公民館等の協力を得まして、住民に排出をお願いして回収し、玉村町にありますNPO法人に引き取りと精製を依頼する事業をことしの3月から展開しており、そのものを含めて精製されたBDFを購入して試験運行を始めたものでございます。
 ご案内のとおり、BDFは一般の軽油と比較しても非常に安価である、車に対しても影響はほとんどなく、さらに排出ガスもCO2が抑えられ、地球環境に優しい燃料、新エネルギーとして社会から注目されているものでございます。
○議長(山田隆史) 太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) ただいま環境部長からお話がありましたNPO法人環境リサイクルサポートというところに会派公明クラブの4人で昨日視察に行ってまいりました。そして、さまざまな説明をいただきながら、リッター85円という金額も聞きまして、今、軽油が約110円、また今ガソリンが高騰しておる中で、この85円というBDFの燃料が非常に魅力に感じました。また、さまざまなお話をいただく中で、プラントも見せていただきましたけれども、プラントを見ながら、えっ、これなら太田市でこのプラントをつくって、太田市で回収して、自分たちのところから出た廃油で、例えば今回1台しか走っておりませんけれども、もっと多くのディーゼル車に使用することができるのではないか、そうすごく感じたわけです。
 それで大きく構想が変わりまして、また、旧新田町におきまして、ある企業がこのBDFの研究プラントを持っていまして、私はそこに足しげく通った覚えがございます。その当時、どうしても最後にグリセリンが残るのですけれども、そのグリセリンも今は100%リサイクルできる技術を開発したというお話もいただきまして、BDF化すれば100%リサイクルできて、また燃料として原油の90%がBDFの燃料となるということを聞きまして、それでは何とか廃油の利活用をしながら、このBDF装置のプラントを太田につくったらどうか、そういう発想になりました。
 そして、現在、私たちは、使用後の天ぷら油は生活雑排水の中で最も環境負荷の大きい物質とされており、台所や調理場から雑排水として捨てると、排水管などの詰まりの原因となり、河川の汚れにもつながり、ひいては海洋汚染や地球環境にも影響が及びます。また、現在、太田市では燃やせるごみとして廃棄していますが、分別し、リサイクルすることにより、活用できる資源をむだにしているということになります。
 そこで、太田市の新エネルギーの中で最も身近でリサイクルしやすい廃食油の回収システムをつくり、各家庭の廃食油や学校給食やヨラッセ等からの廃食油を使って、BDFプラントを太田市でつくることが可能かどうか、環境部長にお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 松島環境部長。
◎環境部長(松島茂) 廃食油の活用とBDFの製造装置のかかわりになりますけれども、お答えをしたいと思います。
 初めに、廃食油の活用についてでありますけれども、先ほど申し上げましたけれども、本市の環境団体が積極的に廃食油を回収し、BDF化に対するサポートを行っております。BDF化は新エネルギービジョンやバイオマスタウン構想の実現化に向けた取り組みでもありますので、環境団体の事業を支援し、廃食油活用のための分別収集に向けた取り組みを積極的に進めてまいりたいと考えております。
 お話のとおり、分別収集された廃食油の90%がBDFとして精製されるというようなことも今伺いました。今後につきましては、需給バランス等も考慮しながら、あるいはお話にありました回収方法をいかにシステム化できるかどうかということにもなりますけれども、それらの増大のために、学校給食や公共施設等での回収も視野に入れながら、安定量を確保できるようなシステムづくりに向けて検討を進めてみたいとも思っております。あわせまして、製造プラントの建設についても、同様検討していくというようなことでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(山田隆史) 太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) 今回、このBDFの燃料化に当たりましては、廃油の回収システムまたはごみの分別等、さまざまな課題がございます。
 次は産業経済部長にお伺いいたします。
 BDFのプラント化に対しましては、後で市長にじっくりお伺いしますので、楽しみにお待ちいただければと思います。
 それでは、産業経済部長にお伺いいたします。
 環境部長の答弁の中に、BDF化は新エネルギービジョンやバイオマスタウン構想の実現化に向けた取り組みというお話がございました。では、そこでバイオマスタウン構想と新エネルギービジョンとの関係を産業経済部長にお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 北澤産業経済部長。
◎産業経済部長(北澤潤一) ただいまお話がありましたように、太田市地域新エネルギービジョンと太田市バイオマスタウン構想との関連ということでございますが、ただいま環境部長の説明にもありましたとおり、新エネルギービジョンの重点プロジェクトの中にバイオマスタウン構想、バイオマスのエネルギー利用がありまして、そのエリアが示されておりますが、地域的にそれぞれオーバーラップをいたしております。いずれにいたしましても、新エネルギービジョンとの整合性を保ちながら、私たちはバイオマス事業に取り組み、太田市として一体性のある環境政策を推進してまいりたいと考えております。
 ちなみに、午前中の答弁でも申し上げましたが、重複いたしますが、太田市の環境基本計画にありますように、地域環境の保全の実現に向けて、地域で発生する再生可能な有機資源の利活用を図り、資源循環型社会を目指すのがバイオマスタウン構想でございます。その事業でございますが、地域で発生する有機資源を活用した資源循環型農業の実現として、民間活力の導入等を踏まえまして、食品廃棄物の家畜飼料化事業と家畜排せつ物の堆肥化事業、また、し尿乾燥汚泥及び剪定枝を利用した土壌改良材事業を初めといたしまして、そのほかに剪定枝の炭化製品事業、また汚水処理施設で発生する汚泥の燃料化等の事業、そして油脂類、でん粉資源利用の燃料化促進事業に取り組んでまいります。
 今後の事業の推進予定といたしまして、これも繰り返しになりますが、各事業ごとにバイオマス資源の利活用方法やバイオマス施設整備の検討、事業運営など幅広く検討をするために、企業の皆さんや学識経験者の皆さん、そして関係団体の代表の方、市民代表等で構成される太田市バイオマス利活用推進本部及び各事業検討委員会を設立いたしまして、また第三者機関による実行可能性調査を行う予定でございますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。
○議長(山田隆史) 太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) ただいまご説明いただきましたとおり、バイオマスも大変大切な新エネルギーの1つでございます。また、今後ともぜひよろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。
 次に、教育長にお伺いいたします。
 太田市では、平成18年度末に学校ISO14001を全校が認証取得し、環境教育やエコ活動を実践している現状ですが、もし学校給食から出る廃食用油や自分たちが家から出る、子どもたちが大好きな空揚げやコロッケをつくった後の廃食油がバイオ燃料として再生してスクールバスに活用できたら、子どもたちにリサイクルの大切さや最も身近なエネルギーを知る貴重な環境教育につながると思います。
 そこで、具体的に学校給食での廃食油の現状とBDF燃料への活用、また、子どもたちや父母を通して家庭の廃食油の回収が可能かどうか、また、自然エネルギーを含めた環境教育について、教育長にお伺いいたします。
○議長(山田隆史) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) まず、学校給食における廃食油処理の現状とBDF燃料への活用についてということであります。
 現状につきましては、現在、学校給食で揚げ物等に利用した廃食油は、単独校及び給食センターとも、主に専門業者が回収をしております。そういう中で、今後のBDF燃料への活用については、学校給食で使用した廃食油をBDFとして精製し、市内で活用することは、毎日学校給食を食べている子どもたちの環境教育や循環型社会の身近な教材としてとらえることができます。廃食油につきましては、環境部等関係部署との連携を図りながら、有効活用できる体制整備を行ってまいりたいと考えております。
 次の家庭で出る廃食油の活用について答弁をさせていただきます。
 議員のおっしゃるとおり、家庭での廃食油の有効活用はとても大切なことであります。しかし、児童生徒が廃食油の入ったペットボトルを学校に持ち寄ることには問題点もあります。子どもたちの登下校や教室での安全性、漏れたときの処理等によりまして、本来の学校で行うべき学習活動に支障が起きる不安もあります。家庭の廃食油の回収の方法につきまして、関係課と連携を図りながら検討していきたいと考えております。
 続きまして、学校における自然エネルギーを含めた環境教育についてでございますけれども、自然エネルギーを含めた環境教育は、太田市の小中、特別支援学校、商業高校の全44校においては、議員おっしゃるように、平成18年度末に学校ISO14001の認証を取得いたしまして、現在、各学校において工夫した環境教育やエコ活動を実践しております。自然エネルギーの学習についてですけれども、光エネルギーについては小学校の4年の理科で、光電池を使ってモーターを回す実験を学習しております。また、総合的な学習では、炊飯や目玉焼きづくりなどの光を利用したエコクッキングの実践をしている学校もあります。風力エネルギーについては、足利工業大学総合研究センターの協力で風力発電学習をしている学校もあります。
 太田市の学校施設においては、既に設置されている自然エネルギーを活用した装置の事例として、太陽光発電装置がございます。平成14年度に沢野中央小学校に設置し、平成18年度には綿打中学校に設置いたしました。発電量を表示するモニターが校舎内に設置してあるために、どのくらい発電されているかを子どもたちが実際に把握することができるために、環境教育の題材としても活用されており、より身近に自然エネルギーの活用を感じることができます。今後も地球温暖化対策に向けて、児童生徒への環境教育を充実させ、環境に負荷のない自然エネルギーについての学習や実践活動を重視していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りと思います。以上、よろしくお願いします。
○議長(山田隆史) 太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) ただいまの教育長のお話を伺いまして、1点ですけれども、子どもたちが廃油の入ったペットボトルを学校に持ち寄ることは、やはり登下校のことでいろいろ問題があるということだったのですけれども、私は今回、給食センターの廃油を何とかできないかと思うのです。石けんをつくる場合は、とても汚れた油が必要なのですけれども、BDFの燃料をつくるには、できればきれいな油、ピュアな油が欲しいということなのです。玉村のリサイクルの会社に行ってきましたらば、回収を始めると、最初はほとんど賞味期限切れの新しい油が出ますというお話なのです。実際に行きましたらば、賞味期限の切れた油が封をされたままいっぱい積んであったのです。そういえば、賞味期限が切れていた油で、捨てるにはもったいないし、どうしたらいいのか、でも使うにはちょっと怖い、どうしようというものがうちにも何個かあったのを思い出しまして、これは回収をきちんとしなければいけない。ましてエネルギーになるということですので、ぜひ活用したいという考えがありました。
 そこで、給食センターの話に戻りますけれども、太田市には年間約1万5,000リットルの廃油が給食センターから出るとお伺いしております。そして、それの9割がエネルギーとしてなるということですので、約1万3,500リットルの燃料が給食センターからバイオの燃料になるということを考えまして、どうかぜひぜひ環境部やいろいろな部署と連携をしながら、まず給食センターの廃油を利用させていただければと思いまして、教育長へのご質問を終わりにしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 では、後半に入りますけれども、市長にお伺いしたいと思います。
 先ほど来からいろいろなお話をさせていただきましたけれども、私は、太田市の新エネルギービジョンを見たときに、今、市長が冊子を見ておりますけれども、その中に油の適応性が項目に入っておりまして、新エネルギーの導入の適合性というものが表になっておるのです。この中で総合的に、例えば導入の中で導入実績や賦存量またはプラントの採算性や環境効果、それから教育効果、観光の効果、各項目の評価を行って、丸、二重丸とか出ているのですけれども、この中に二重丸で出ているのが太陽光発電、太陽熱の利用、これはもう既に太田市で世界一の規模でやっていますけれども、次に廃食油が二重丸なのです。先ほど言ったように、環境にも優しく、身近な燃料で約90%リサイクルすることができる。例えば今、菜の花プロジェクトとか、ヒマワリを原料にするとか、いろいろなお話がありましたけれども、確実に原油の90%を燃料に変えることができるというのは、このBDFの燃料しかない、私はそう思っております。そういった意味では、太田市でこれからこの太陽光発電に引き続き、新しいエネルギーとして廃油の回収システムをつくりながら、ぜひ新エネルギーとして活用をお願いしたいと思います。
 また、次に挙げる4つの観点から、市長に太田市でBDFの製造プラントをつくることを提案したいと思います。まず第1に、廃食油をエネルギーとして活用することによって、先ほどもお話ししましたけれども、ごみの減量になる。現在、太田市では焼却処分をしているために、大切なエネルギー資源をむだにしています。そこで、回収システムを確立して、各家庭から廃食油の回収をすることによって、市長の大好きな市民の参画と協働で身近なエネルギーに対する意識を高めることができます。また、具体的には、今回できましたリサイクル市民会議等、40人ぐらいいらっしゃるということを聞いておりますので、そういったメンバーの方とか、ボランティアでいろいろ携わっている方にお話を伺いながら、具体的な回収方法について検討していただければと思います。
 2番目に、きょうの朝、私、ガソリンを入れてきましたら、レギュラーガソリンが129円、そして軽油が110円でした。軽油は入れていませんけれども、聞きました。「幾らですか」と言ったら「110円です」と言っていました。それに比べると、バイオディーゼルは何と1リットル85円です。私は、玉村に行って施設を見たとき、私たち太田市でつくれば85円よりもっと安くできるのではないかと思ったのです。そういった意味では、太田市として燃料費の大幅な節約になりますし、これからあらゆる燃料が上がってくる中では、ぜひバイオディーゼルを利用すべきだと思います。
 また、3番目は、リサイクルセンター周辺にそういったプラントをつくることによって、近くの福祉工場「エコネット・おおた」がありますけれども、現在、缶の圧縮形成や花とトマトや食堂の運営などを行っています。現在、44人の障がい者たちが働いておりますけれども、その44人の賃金確保のためには、もっと仕事が欲しいというお話を伺ってきまして、では、そういう子どもたちの雇用の場にも、今回のこういったプラントをつくることによってできるのではないか、そう考えました。
 また、4番目は広域での活用です。リサイクルセンターの周辺に置くことによって、太田市だけではなく、1市3町で行っているリサイクルプラザの活用に、広域の活用もできるのではないかと思いました。今、群馬県でこういったバイオ燃料の活用をしているのは、太田市、前橋市、桐生市、渋川市、こういったことで、館林市とか、こちらの東毛の方ではまだ未活用の部分でございます。そういった意味では、太田市でそういったプラントをつくることによって、私は、広域の今後のそういった事業にも展開できるかと思うのですけれども、そういった4点の観点を踏まえまして、市長に太田市でBDFの製造プラントをつくること、またはそういった回収システムをつくることに対してのご所見をお伺いしたいと思います。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 本当に熱のこもるBDFに対する執念に近いような、ずっとそれ一辺倒でよく聞かせていただきました。太田市は、第1弾が太陽光発電をやりました。これは補助金と同時に、城西の杜を中心にして太陽光をまずやろう。環境に対する第2弾は、まほろば事業、これも国からの支援をたくさんいただきましたが、森林面積にして約300ヘクタールの森林をつくったと等しいだけのエネルギー節減、あるいはCO2削減をやってきました。
 今度、今考えて、部全体あるいは全体で取り組んでいる事業がまちごと次世代エネルギーパーク、最終的にはNEDOのお世話になって、経済産業省でありますけれども、いろいろな環境の問題を考えていこうという考え方。さらに、その中にあるバイオ、先ほど部長の方で話をしました畜ふんとか、木質チップだとか、そういったもので新たな有機肥料をつくる、新たなエネルギーをつくるというようなことを考えたのですけれども、全体を糾合して今お話にあったBDFも入れて、全体で太田市をどういう次世代のエネルギーのエリアとして考えていくかという研究に今入っているわけであります。
 その中で1つが、今お話がありましたこだわりのBDFであります。今言ったように、廃食油が非常に多く出る。特に太田市は飲食店もかなり多く持っていますし、だから、今言った学校給食で、私、こんなにあるのかなと、1万5,000リットルあるのですか。さらに、やはり飲食店街を持っているというようなことから、飲食店街も廃食油については困っていることもきっとあろうかと思います。だから、全体でどのくらいの量を確保できるのか、まず調査に入って、プラント建設については、やる方向で考えながら、どのくらいの廃食油が入ってくるのかを一緒に並行して考えていければいいのではないかと思っています。
 事業を実施するのが、太田市がやるべきなのか、あるいはNPOがやるのか、ある団体がやるのか、これについてはこれからの検討の余地があろうかと思いますけれども、議員が言っているねらい目は非常に正しい方向でありまして、私どもも非常に関心を強くしながら、せっかくの次世代エネルギーパーク構想の中のスタートとして、とりあえずBDFを考えるということは非常にいいことではないかと思います。連続して農林水産省か環境省か、国土交通省かわかりませんが、バイオマスタウンの構想も続いていきますし、全体の流れとしてまち全体をエコのまちにしていきたい、そんなふうに思っています。これからも松島部長にぜひ事あるごとにくっついて、しりをたたくとか何かやって、ぜひ協力してやって完成するようにひとつ協力をお願いできればと思います。
○議長(山田隆史) 太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) 今、プラントを太田市でつくる方向ということで方向を明確にしていただきまして、大変ありがとうございます。
 もう1点確認なのですけれども、全国的にバイオのBDFの取り組みなのですけれども、他県でそういった廃食油のBDFの装置をつくって、授産施設の通所者が行ったり、先ほども「エコネット・おおた」ですか、ぜひかかわっていただいてというお話もしましたけれども、長野県の松本市でも、知的障がい者の授産施設でこういったBDFのプラントをつくって運営してやっているところが全国的に何カ所もあるのです。そういったことに対して市長のご所見をお伺いしたいと思うのですけれども。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 杜の舎が今の福祉工場を運営しているわけでありまして、そのときも知的障がい者に本当に喜ばれるようなまちにしたいと。缶の圧縮、インゴット製造が始まったわけです。あるいはまた、知的障がい者のために、あるいは身体障がい者のためにということで、スワンベーカリーも始めました。あるいはまちを花でいっぱいにしたいということで花づくりも始めました。ですから、そういう一連の中で、この事業を障がい者の皆さん方にお手伝いいただく、あるいはそれにまたサポートしていただくのをシルバーの皆さん方といいますか、定年退職した人がさらに後ろからサポートするというような体制で運営できれば非常にいいのではないかと思います。障がい者が住みやすいまちというのは、やはりいいまちだと私は思います。ですから、そういった環境づくりの大変大きな助けになる。方向として正しい方向だと思っていますので、ぜひやれる方向で研究していきたいと思います。
○議長(山田隆史) 太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) ここでBDFをちょっと離れまして市長に、今回の太田市地域新エネルギービジョンの中に、まるごと次世代エネルギーパークというすばらしい構想がありまして、その構想の一端の中に市長のユニークな構想をぜひお聞かせいただきたいと思いますけれども、市長のご所見をお伺いします。
○議長(山田隆史) 清水市長。
◎市長(清水聖義) ユニークさは全くなくて、私どもが経済産業省と話し合いの中でつくり上げてきたものでありまして、バイオマスを利用するということからスタートしたわけですけれども、太陽光であるとか、あるいは今、私もちょっと思っているのですけれども、藪台の水が非常に余っている。大きなコストがかからなければ、あの水を利用した水力発電とか、せっかくある水を十分に活用していない。だから、それを活用して、電力にどこまでかえられるか、これも研究課題でありますけれども、水力発電を検討してもいいとか、あるいはバイオマスを単なる有機肥料にするのではなくて、どの程度の先ほど言ったような電力にかえることができるか。木質はもう既に電力にかえて供給している企業すら今あるわけでありまして、太田市内で果たしてそれが電力に切りかえるときに、コストと効果が十分かなえられるものであれば、そういった分野にも入っていきたいとは思っております。いろいろこれから出てくると思いますけれども、ぜひ議員の方からも、また提案をしていただければありがたいと思います。
○議長(山田隆史) 太田けい子議員。
◆16番(太田けい子) この太田市地域新エネルギービジョンによって、自然エネルギーの利活用をすべての市民がさまざまな形で、先ほどお話ししましたけれども、参画して、また体験、実践することで、地球に優しいクリーンなエネルギーを身近にして、太田のまちのどこを歩いても、太陽や風、水を感じられるような、そんなまちづくりを目指してまた頑張っていきたいと思います。
 以上で私の一般質問を終わります。大変ありがとうございました。

     ◎ 延     会

○議長(山田隆史) お諮りいたします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
     (「異議なし」の声あり)
○議長(山田隆史) ご異議なしと認めます。
 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。
 明日は午前9時30分から会議を開きますので、ご出席願います。
 本日はこれをもって延会いたします。
                                      午後3時50分延会