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群馬県 太田市

平成18年 3月定例会−03月02日-04号




平成18年 3月定例会

       平成18年3月太田市議会定例会会議録(第4日)

平成18年3月2日(木曜日)
 〇出席議員 73名
        1番  武 藤   泰          2番  福 島 戈 吉
        3番  水 野 正 己          4番  星 野 一 広
        5番  河 田 雄 晃          6番  木 村 康 夫
        7番  高 田 勝 浩          8番  青 木   猛
        9番  山 田 隆 史         10番  藤 生 昌 弘
       11番  山 鹿 幸 男         12番  五十嵐 文 子
       13番  越 塚 順 一         14番  根 岸   昇
       15番  江 原 貞 夫         16番  町 田 正 行
       17番  市 川 隆 康         18番  荻 原 一 雄
       19番  福 井 宣 勝         20番  小 林 人 志
       21番  井 野 文 人         22番  荒 井 昭 男
       23番  深 澤 直 久         24番  内 田 忠 男
       25番  富 田 泰 好         26番  遠 坂 幸 雄
       27番  岩 松 孝 壽         28番  富宇賀   肇
       29番  小 暮 広 司         30番  栗 原 宏 吉
       31番  飯 塚 勝 雄         32番  小 林 邦 男
       33番  高 橋 美 博         34番  伊 藤   薫
       35番  鈴 木 信 昭         36番  尾 内 謙 一
       37番  小 林 佐登子         38番  濱 田 光 雄
       39番  斉 藤 幸 拓         40番  正 田 恭 子
       41番  川 鍋   栄         42番  室 田 尚 利
       43番  福 田 義 雄         44番  荻 原 源次郎
       45番  今 井 慶 聚         46番  橋 本   寛
       47番  高 橋 孝太郎         48番  松 永 綾 夫
       49番  加 藤 光 夫         50番  栗 原 忠 男
       51番  半 田   栄         52番  斎 藤 光 男
       53番  白 石 さと子         54番  小 林 耕 作
       55番  上 村 信 行         56番  佐 藤 孝 夫
       57番  新 島 近 夫         58番  岩 瀬   卓
       59番  太 田 けい子         60番  小 俣 雄 治
       61番  本 田 一 代         62番  清 水 保 司
       63番  田 端 卓 男         64番  稲 葉 征 一
       65番  永 田 洋 治         66番  楢 原   宏
       67番  栗 田 斌 之         68番  河 野   博
       69番  浜 野 東 明         70番  山 口 淳 一
       71番  中 島 貞 夫         72番  天 笠 巻 司
       73番  茂 木 義 市
 〇説明のため出席した者
   市長       清 水 聖 義     助役       林   弘 二
   収入役      清 水 計 男     教育長      相 澤 邦 衛
   水道事業管理者  小 川   卓     企画部長     小 暮 和 好
   総務部長     竹 吉   弘     市民生活部長   大久保 義 忠
   地域振興部長   石 川 典 良     健康福祉部長   早 川 充 彦
   産業経済部長   久保田 幹 雄     環境部長     金 子 一 男
   都市づくり部長  滝 沢 光 栄     都市整備部長   土 田 隆 一
   土地開発部長   桑 子 秀 夫     行政事業部長   天 笠   彰
   消防長      石 原 康 男     水道局長     小宮山 善 洋
   教育部長     岡 島 幸 雄     監査委員事務局長 石 井 俊 夫
   企画担当     岩 崎 信 廣     総務担当     塚 越 敏 行
   総務課長     茂 木 正 則
 〇事務局職員出席者
   事務局長     吉 田   稠     議会総務課長   八 代 敏 彦
   議事調査課長   石 川   茂     議事調査課議事係長板 橋 信 一
   議事調査課主任  田部井 伸 夫



          議 事 日 程(第4号)
                             平成18年3月2日午前9時30分開議
                             太田市議会議長    斉 藤 幸 拓
第1 施政方針並びに予算に対する総括質疑
    上程中の議案
   議案第10号 平成18年度太田市一般会計予算について
   議案第11号 平成18年度太田市国民健康保険特別会計予算について
   議案第12号 平成18年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算について
   議案第13号 平成18年度太田市老人保健特別会計予算について
   議案第14号 平成18年度太田市八王子山墓園特別会計予算について
   議案第15号 平成18年度太田市介護保険特別会計予算について
   議案第16号 平成18年度太田市藪塚本町介護老人保健施設特別会計予算について
   議案第17号 平成18年度太田市農業共済事業特別会計予算について
   議案第18号 平成18年度太田市水道事業会計予算について
   議案第19号 平成18年度太田市下水道事業等会計予算について

          本日の会議に付した事件

議事日程に同じ

     ◎ 開     議

                                     午前9時30分開議
○議長(斉藤幸拓) これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。
 日程に入ります。

     ◎ 施政方針並びに予算に対する総括質疑

  上程中の議案
 議案第10号 平成18年度太田市一般会計予算について
 議案第11号 平成18年度太田市国民健康保険特別会計予算について
 議案第12号 平成18年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算について
 議案第13号 平成18年度太田市老人保健特別会計予算について
 議案第14号 平成18年度太田市八王子山墓園特別会計予算について
 議案第15号 平成18年度太田市介護保険特別会計予算について
 議案第16号 平成18年度太田市藪塚本町介護老人保健施設特別会計予算について
 議案第17号 平成18年度太田市農業共済事業特別会計予算について
 議案第18号 平成18年度太田市水道事業会計予算について
 議案第19号 平成18年度太田市下水道事業等会計予算について

         平成18年3月太田市議会定例会総括質疑通告者及び要旨一覧表

┌──┬──────────┬──────────────────────┬────────┐
│順番│ 議席番号及び氏名 │     質  問  の  要  旨     │ 答  弁  者 │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 新田荘遺跡について           │教育部長    │
│  │          │                      │教  育  長 │
│  │          │2 品目横断的経営安定対策について     │産業経済部長  │
│ 1 │6 木 村 康 夫 │                      │市長      │
│  │          │3 耕作放棄地等について          │産業経済部長  │
│  │          │                      │市     長 │
│  │          │4 北関東自動車道について         │都市づくり部長 │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │                      │市民生活部長  │
│ 2 │57 新 島 近 夫 │◎ 市民会館及び周辺の現況と将来像について │都市整備部長  │
│  │          │                      │市     長 │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │                      │産業経済部長  │
│ 3 │59 太 田 けい子 │◎ 地域循環型農業について         │環境部長    │
│  │          │  −バイオマスの有効活用−        │市     長 │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │                      │企画部長    │
│ 4 │46 橋 本   寛 │◎ 今後の財政運営について         │総務部長    │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 安心できる医療対策について       │健康福祉部長  │
│  │          │                      │消防長     │
│  │          │                      │市長      │
│ 5 │22 荒 井 昭 男 │2 市民会館の今後について         │市民生活部長  │
│  │          │                      │市長      │
│  │          │3 魅力ある農業政策について        │産業経済部長  │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 計画性を保持した財政運営について    │総務部長    │
│ 6 │7 高 田 勝 浩 │                      │市長      │
│  │          │2 ITまるごとタウン構想について     │企画部長    │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│ 7 │42 室 田 尚 利 │◎ 群馬大学工学部の新学科誘致について   │産業経済部長  │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 教育行政について            │教育部長    │
│  │          │                      │教育長     │
│ 8 │8 青 木   猛 │2 福祉政策について            │健康福祉部長  │
│  │          │                      │市長      │
│  │          │3 住民サービスについて          │市民生活部長  │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 長期行財政計画について         │企画部長    │
│  │          │                      │総務部長    │
│  │          │                      │市     長 │
│ 9 │47 高 橋 孝太郎 │2 新田地域における雨水対策について    │産業経済部長  │
│  │          │                      │都市づくり部長 │
│  │          │                      │都市整備部長  │
│  │          │                      │市     長 │
│  │          │3 ぐんま国際アカデミーについて      │企画部長    │
│  │          │                      │市     長 │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 三位一体改革の推進と本市における財政運営│総務部長    │
│  │          │ への影響について             │        │
│  │          │2 地域循環型農業支援事業の推進について  │産業経済部長  │
│  │          │3 救急、消防に関連した道路整備の推進につい│都市整備部長  │
│  │          │ て                    │消  防  長 │
│10│50 栗 原 忠 男 │                      │市     長 │
│  │          │4 各種補助金の現況と1%まちづくり事業との│総務部長    │
│  │          │ 関連について               │地域振興部長  │
│  │          │5 平成18年度予算書とこれに関連する添付書│総務部長    │
│  │          │ 類の整備について             │        │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 調和のとれたまちづくりについて     │企画部長    │
│  │          │                      │市民生活部長  │
│  │          │                      │産業経済部長  │
│  │          │                      │都市づくり部長 │
│11│15 江 原 貞 夫 │                      │教育部長    │
│  │          │                      │教育長     │
│  │          │                      │市長      │
│  │          │2 都市間競争の時代について        │企画部長    │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 高齢者虐待、児童虐待、ドメスティック・バ│市民生活部長  │
│  │          │ イオレンスの救済について         │健康福祉部長  │
│12│12 五十嵐 文 子 │                      │教育部長    │
│  │          │                      │市長      │
│  │          │2 障がい者対策について          │健康福祉部長  │
│  │          │ −アスペルガー症候群、多動症候群について−│教育部長    │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │                      │企画部長    │
│13│4 星 野 一 広 │◎ 行政改革のありかたと「市民の参画と協働」│総務部長    │
│  │          │ について                 │地域振興部長  │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 環境問題について            │環境部長    │
│  │          │                      │市     長 │
│14│61 本 田 一 代 │2 環境教育について            │環境部長    │
│  │          │                      │教育部長    │
│  │          │                      │教  育  長 │
│  │          │                      │市     長 │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 都市計画税について           │総務部長    │
│15│67 栗 田 斌 之 │                      │市     長 │
│  │          │2 流域下水道について           │環境部長    │
│  │          │                      │市     長 │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 農業政策について            │産業経済部長  │
│16│13 越 塚 順 一 │                      │市長      │
│  │          │2 消防行政について            │消防長     │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 特例市移行について           │企画部長    │
│  │          │                      │市長      │
│17│20 小 林 人 志 │2 行政改革大綱について          │企画部長    │
│  │          │ −逞しい太田市役所を目指して−      │総務部長    │
│  │          │                      │教育部長    │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 救急医療対策について          │健康福祉部長  │
│  │          │                      │市長      │
│  │          │2 青色防犯灯について           │市民生活部長  │
│18│43 福 田 義 雄 │                      │市長      │
│  │          │3 特例市について             │企画部長    │
│  │          │                      │市長      │
│  │          │4 土曜スクール導入について        │教育部長    │
│  │          │                      │教育長     │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 国保税の段階的統合にあたって旧3町の値上│健康福祉部長  │
│19│3 水 野 正 己 │ げを中止して、旧太田市の値下げを求めること│市長      │
│  │          │ について                 │        │
│  │          │2 介護保険改定による負担増を軽減して、必要│健康福祉部長  │
│  │          │ な介護サービスの確保を求めることについて │市     長 │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 次世代育成支援行動計画について     │教育部長    │
│20│37 小 林 佐登子 │                      │教育長     │
│  │          │                      │市長      │
│  │          │2 リサイクルの推進について        │環境部長    │
│  │          │                      │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 「地産地消都市宣言」を行い、総合的な農業│産業経済部長  │
│  │          │ 振興支援プロジェクトの発足を求めることにつ│教育部長    │
│21│21 井 野 文 人 │ いて                   │市長      │
│  │          │2 現行の区制を「自治会」組織に改編し、地域│地域振興部長  │
│  │          │ 分権にふさわしい自主的、自覚的な「住民自治│市長      │
│  │          │ をめざす幾つかの課題について       │        │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 「市民の参画と協働」によるまちづくりにつ│市長      │
│  │          │ いて                   │        │
│  │          │ −1%まちづくり事業に関連して−     │        │
│  │          │2 安全安心なまちづくりについて      │健康福祉部長  │
│  │          │ (1)児童生徒の安全対策について     │教育部長    │
│22│36 尾 内 謙 一 │ (2)救急医療対策について        │教育長     │
│  │          │                      │市長      │
│  │          │3 義務教育の諸課題について        │教育長     │
│  │          │4 産業経済の振興について         │市長      │
│  │          │ −農業政策と環境保全について−      │        │
│  │          │5 都市基盤の整備について         │都市づくり部長 │
│  │          │ −調整区域集落内農地の活用について−   │市長      │
├──┼──────────┼──────────────────────┼────────┤
│  │          │1 平成18年度予算について        │総務部長    │
│23│71 中 島 貞 夫 │                      │市長      │
│  │          │2 福祉健康の増進について         │健康福祉部長  │
│  │          │                      │市長      │
└──┴──────────┴──────────────────────┴────────┘
○議長(斉藤幸拓) 日程第1、これより平成18年度市長の施政方針並びに予算に対する総括質疑を行います。
 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
 最初に、6番木村康夫議員。
◆6番(木村康夫) 皆様おはようございます。議席番号6番、新田クラブ木村康夫です。通告により平成18年度予算に対する総括質疑をさせていただきます。質問は4問あります。
 初めに、新田荘遺跡について行います。教育部長にお願いします。新田荘は平安時代末期の12世紀中ごろに成立した新田氏の荘園です。旧太田市、旧尾島町、旧新田町の1市2町を中心とした範囲には、かつて日本の中世史を代表する荘園、新田荘が存在し、ここを本拠に新田氏一族が活躍を繰り広げていました。この荘園の遺跡は現在も数多く残っています。平成12年11月1日、それらの代表的な遺跡が、新田荘遺跡として国の史跡に指定されました。この史跡は、新田荘に関連する寺社、境内、館跡、湧水地など、1市2町に存在する11の遺跡から構成されています。この史跡の特徴は、広域に存在する複数の中世遺跡を荘園遺跡として面的にとらえ、一つの史跡としたところにあります。
 11の遺跡は、次のとおりです。1、円福寺境内、太田市別所。2、十二所神社境内、太田市別所。3、総持寺境内、旧尾島町世良田。4、長楽寺境内、旧尾島町世良田。5、東照宮境内、旧尾島町世良田。6、明王院境内、旧尾島町安養寺。7、生品神社境内、旧新田町市野井。8、反町館跡、旧新田町反町。9、旧江田館跡、旧新田町上江田。10、重殿水源、旧新田町市野井。11、矢太神水源、旧新田町大根。以上、11カ所中、旧太田市が2カ所、旧尾島町4カ所、旧新田町5カ所のうち、新田で整備が進んでいないと思われる重殿遺跡、生品神社境内、反町館跡の3カ所について質問をいたします。
 まず、重殿水源について、この水源は元亨2年、1322年の関東裁許状によると、大館宗氏と岩松政経が一井郷沼水から流れ出た用水堀をめぐって争論を起こしたことに対して、鎌倉幕府が判決を下したことがわかります。かつては実際に市野井、金井、赤堀、木崎など、多くの地域がこの水を農業用水として利用していました。次の3点を質問します。合併前に旧新田町で池の南に土地を購入しましたが、面積、単価、購入目的、現況、管理状況をお知らせください。2、池の今の状態と自噴の状態。3、年間の来客数。
 次に、2番目の生品神社境内について質問します。生品神社は、平安時代に編さんされた上野国神名帳に新田郡従三位生階明神と見え、当神社に推定されている。元弘3年5月8日、後醍醐天皇の綸旨を受け、新田義貞は当神社境内で鎌倉幕府倒幕の旗を挙げる、とあります。次に、3点を質問します。1、合併前に重殿地区と同時に神社南に土地を購入しましたが、面積、単価、購入目的、現況、管理状況をお知らせください。2、広い境内の管理状況。3、年間の来客数。
 次に、3番目の反町館についてお聞きします。この館跡は、新田義貞が元服のころまで居住したと伝えられる。また、金山城の出城として矢内四郎左衛門が居住したと伝えられている。現在、厄除け薬師として有名な真言宗照明寺の境内地となっている。次の2点を質問します。1、現況と広大な面積の管理状況。2、館跡の北側にある鳴かずの池の現状をお知らせください。
 2番目の質問をします。初めに、産業経済部長に3点お願いします。品目横断的経営安定対策について、これは小麦の販売にかかわる国の助成制度でありますが、群馬県は小麦の生産量全国第4位の麦作県であります。今の制度で該当する面積は2割ということです。対象外面積が8割となっております。平成18年11月の播種期までに、当市の中小規模の麦作農家がこの制度をクリアできるような方策があったらお知らせください。3点お聞きします。1、品目横断的経営安定対策の概要と特例について。2、認定農業者の人数と、今後、認定農業者を推進する対策について。3、小規模農家が麦作をやめたとき、ほかにかわる作目の推進について。
 3番目の質問をいたします。耕作放棄地について、産業経済部長にお願いします。耕作放棄地について2点お尋ねします。新太田市の現況について、平成12年ごろと5年後の平成17年度の面積をお知らせください。2、平成17年の耕作放棄地の割合を全国・群馬県・太田市別に教えてください。
 4番目の質問をいたします。これは都市づくり部長にお願いします。北関東自動車道について。まず、滝沢部長におかれましては、39年間もの長期にわたり太田市政のために尽力され、大変ご苦労さまでした。一市民として感謝を申し上げます。今後ともよろしくお願いします。この質問は部長の答弁のみで結構です。4点質問します。北関東自動車道の本道の進捗状況と今後の見通し。2、アクセス道の進捗状況と今後の見通し。3、側道の進捗度と今後の見通し。4、調整池、調節池の必要性と安全性について。
 以上です。よろしくお願いします。
○議長(斉藤幸拓) 岡島教育部長。
◎教育部長(岡島幸雄) おはようございます。木村議員の新田荘遺跡についてのご質問にご答弁申し上げます。
 このたびの合併により、1市2町に分散しておりました11カ所の史跡新田荘遺跡は、すべて新太田市の区域内に入ることになりました。そのことで、ようやく一つの大きな遺跡として新田荘遺跡全体を視野に入れた保存や調査・計画・整備等が可能となってまいりました。お尋ねの各遺跡について、順次お答え申し上げます。
 初めに、重殿水源につきましては、重殿水源周辺整備事業として、水源地南の隣接地を史跡の保護と学習の場、散策の場として保存整備し、新田荘遺跡の有効活用を図ることを目的に、平成16年度に旧新田町が3,579平方メートルの面積を平米単価1万円で公有地化を図っております。また、本格的な整備までの間、用地を有効活用するために、購入地の南側約1,200平方メートルを仮設の駐車場として整備しており、年間約2,000人が訪れております。なお、管理につきましては、年二、三回の除草を行っております。重殿水源は、一級河川である大川の源流となっておりますが、近年では時期によって枯渇状態になるときもあります。これは気象状況や開発等が影響しているものと思われます。また、気象状況等による湧出量の減少は、水源地の形状変更を招くこととなり、近くの古老の話によりますと、かつて水源地の中にあった島は、水源が枯れたときに底を掘り下げられたことにより、なくなって、また島にあった重殿様もそのときに北西隅の位置に移ったと聞いております。また、公園整備に向け、平成17年度に実施設計を行う予定でおりましたが、文化庁、群馬県教育委員会、史跡金山城跡及び新田荘遺跡調査・整備専門委員会等の指導を受けまして、水源から流出する往時の水路を確認するために、現在、発掘調査を実施しております。その結果、北西部において水路の一部が確認されております。
 次に、生品神社境内につきましては、生品神社周辺整備事業として、南の隣接地を新田荘遺跡の拠点として保存整備し、有効活用を図ることを目的に、平成16年度に旧新田町が4,785平方メートルを取得し、公有地化を図ったものであります。また、年間約8,000人が訪れておりまして、未整備までの間の用地を有効活用するために、平成17年度において約600平方メートルを仮駐車場として整備し、さらに安全対策のために、くい柵の設置工事を行っております。この管理につきましては、公有地は年二、三回の除草を行っております。また、境内地につきましては、神社総代会が月2回の清掃作業を行っているとのことであります。
 また、反町館跡につきましては、年間約10万人が訪れる名所であります。しかし、周囲をめぐっている外堀は流入水の減少、ヘドロの堆積等により水質等は良好な状況とは言えません。このため、毎日、地下水をポンプアップし、水質改善と周辺の環境に配慮しているところでございます。また、平成17年度に館跡南西の外堀のヘドロ撤去等の清掃作業を実施しております。お尋ねの管理についてですが、外堀とその周辺は市が管理をし、地元の区に除草・清掃等を委託いたしております。また、他の史跡指定地につきましては、反町館跡内にあります照明寺が管理をしております。鳴かずの池につきましては、照明寺の管理地内にありまして、普段は門が閉まっており、残念ながら一般には公開されておりません。
 今後は重殿水源、生品神社境内、反町館跡だけでなく、冒頭述べましたとおり、新田荘遺跡全体を視野に入れた整備を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 久保田産業経済部長。
◎産業経済部長(久保田幹雄) おはようございます。私に対する2つの質問につきまして、順次ご答弁申し上げます。
 まず、国が進めております品目横断的経営安定対策の概要でございますが、WTO世界貿易機関における国際規律が強化されることから、これに対応し得るよう、従来のすべての農家を一律とした施策から、意欲と能力のある担い手のみを施策の対象とするもので、平成19年産から導入されるものです。対象者は4ヘクタール以上経営の認定農業者及び20ヘクタール以上経営の集落営農に限定され、これらの担い手でなければ麦、大豆等の助成が得られないというものです。
 次に、同対策に対する特例でございますが、3項目ほどございます。1つ目は、集落の農地が少ないなど、物理的制約から規模拡大が困難な地域は、経営規模要件をおおむね8割まで緩和すること。2つ目は、地域の生産調整面積の過半を受託する組織については、20ヘクタール以上を7ヘクタールまで緩和されること。3つ目は、小規模であっても複合経営等により所得等の条件が整備された場合は対象となるものでありますが、現在、群馬県として具体的な特例基準は示されていない状況にあります。
 次に、現在の認定農業者数は、太田地域71人、尾島地域50人、新田地域84人、藪塚地域39人、計244人となっております。認定農業者数を少しでも増やそうと、現在、JAと協力して支部別説明会等を開催する等、できる限り多くの農業者が該当となるようにPRしているところであります。群馬県、特に東毛地域は有数な小麦の産地であります。このことから、農地の流動化をできる限り推進してまいりたいと考えておりますが、麦作にかわる作物につきましては、関係機関と協議しながら、地域に合った作物の作付を推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 次に、耕作放棄地等についてお答え申し上げます。まず、平成12年及び17年の本市の耕作放棄地の面積でございますが、農林業センサスによりますと、田畑及び傾斜樹園地等を含め、平成12年は451ヘクタール、平成17年は894ヘクタールでありまして、5年間で耕作放棄地は443ヘクタールの増加となっております。また、平成17年の全国における耕作地に対する耕作放棄地の割合につきましては11.19%、また群馬県は28.71%、本市におきましては19.33%となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 滝沢都市づくり部長。
◎都市づくり部長(滝沢光栄) おはようございます。最後の議会ということで、また、たまたまきょうは実は私の誕生日で、60歳になりました。大変感慨深いものがあります。
 それでは、北関東自動車道に関連いたしました4つの質問に順次ご答弁をさせていただきます。
 初めに、北関東自動車道の現状と今後の見通しでありますが、東日本高速道路株式会社によりますと、太田市内につきましては、延長が約13.9キロメートルで、用地の買収率は99.6%終了しております。埋蔵文化財調査につきましては、仮称太田インターチェンジまでは99%、栃木県境までは88%の進捗率。工事関係の進捗率では、土工工事に関しましては約30%の進捗率ということであります。今後の見通しでございますが、土工工事に引き続き、舗装や施設関係の工事に着手するものと思われますが、事業主体であります東日本高速道路株式会社からは正式な開通時期というものは示されておりません。早期開通を目指して、関係機関との連絡を密にしながら、鋭意努力をしているということのようでございます。
 次に、アクセス道路の現状と今後の予定についてでございますが、仮称藪塚インターチェンジへのアクセス道路の整備状況ですが、現在、群馬県の施行として藪塚西部幹線及び太田藪塚線を整備しております。その進捗状況ですが、藪塚西部幹線につきましては、今年度より一部工事着手したところであり、太田藪塚線につきましても、用地買収に着手したところでございます。太田市で施工しております市道1級42号線及び1級75号線ですが、工事並びに用地買収を実施しており、その進捗につきましては、1級42号線が75%、1級75号線が35%であります。今後の予定でありますが、各路線とも北関東自動車道の開通にあわせまして事業を推進しておるところであります。予算の確保はもとより、さらに事業進捗が図れるよう関係機関に働きかけるとともに、市といたしましても鋭意努力していきたいと思いますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。
 3番目の側道の進捗状況と今後の予定でございますが、この事業は北関東自動車道本線に平行して幅員11メートルの幹線道路を整備し、市民の利便性と地域の活性化を図るためのものでございます。全体の計画といたしましては、延長が約3.8キロメートルで、強戸地区が3キロメートル、藪塚地区が約0.8キロメートルでございます。進捗率についてですが、土工工事の発注延長率では50%、工事進捗率は事業ベースで強戸地区が48.6%、藪塚地区については70.8%となっております。今後の予定といたしましては、平成18年度には西長岡町地内東武桐生線の高架橋部分の上部工の製作、それと上部工架設工事、大久保町地内の舗装工事等を優先的に実施する予定でおります。いずれにいたしましても、北関東自動車道の側道につきましては、地域の幹線道路であるとともに、生活道路として完成が望まれておりますので、伊勢崎市境より足利伊勢崎線までの区間においては、平成19年度の完成を目標として、北関東自動車道の本線の開通にあわせ、事業を実施してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。
 最後の調整池の必要性と安全性についてですが、太田市内におきましては、群馬県事業であります石田川流域河川整備の中で、北関東自動車道の建設にあわせまして施工する調節池が4カ所と、北関東自動車道の建設に伴って施工する調整池が16カ所で、合計20カ所の調節池と調整池ができる予定であります。調整池の必要性につきましては、高速道路に降った雨を一時的に貯水し、少しずつ下流の水路へ流すことによって、大雨時に発生する洪水を防ぐためのものであります。また、河川の整備によって施工するものを調節池と呼んでおりますが、、機能と必要性につきましては、変わりはございません。次に、近隣住民への安全性についてでありますが、設計協議時に地元対策協議会を通じまして、調整池の規模、容量、排水系統の変化等につきまして説明をして、合意を得られているところでございます。また、侵入防止対策につきましては、調整池の規模や管理状況から判断を行って、侵入防止柵の設置等を行うことのようでございます。
 以上、北関東自動車関連につきましてのご答弁を申し上げましたが、よろしくご理解をいただきたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 6番木村康夫議員。
◆6番(木村康夫) 2回目の質問を行います。
 1、新田荘遺跡について、教育長にお願いします。重殿水源については、この水源を中心とするすべての用水池の整備計画と保存計画と取得した土地の活用法をお聞きします。生品神社については、地元民との連携をとりながらの整備と地元への認知度を広めてもらいたい。また、反町館跡については、今後の整備計画と保存計画と館跡の北の位置にある鳴かずの池が今は未公開でありますが、今後、公開の予定はありますか。
 続きまして、2番目の品目横断的経営安定対策について、市長にお願いします。群馬県では組織化を推進する協議会をつくる費用と農業機械の導入、農地を貸す農家等への補助を1億3,400万円、またJA群馬中央会と県農政対策本部で県内各JAに総額2,000万円の支援事業を決定されました。当市としての今後の取り組みをお聞かせください。
 3番として、最後の質問をします。耕作放棄地問題について、今後の対応または利用法について3点質問します。これは市長にお願いします。1、耕作放棄地所有者への農地外課税についての考えはありますか。2、団塊の世代等の多数の余剰労働力を、耕作放棄地の土地の利用に活用されたらどうでしょうか。3、少子高齢化時代、高齢者の生きがい対策として、ガーデニング感覚での土地利用法で耕作放棄地解消に向けてはどうでしょうか。
○議長(斉藤幸拓) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) それでは、木村議員の質問についてお答えをいたします。今後の計画を含めましてご答弁をさせていただきます。
 重殿水源、生品神社境内、反町館跡に関する今後の整備計画と保存管理計画についてでございます。これらにつきましては、個々の場所ごとではなくて、11カ所に点在する史跡新田荘遺跡全体を一つとしてとらえ、史跡の保存・整備・活用・ネットワーク化など、総合的な見地に立って計画することが求められております。平成17年度から3カ年事業として保存管理計画書の策定事業に着手しております。その後につきましては、引き続き、史跡金山城跡及び新田荘遺跡調査・整備専門委員会の指導を仰ぎながら、県教育委員会や文化庁との協議及び関係機関並びに地権者などと調整を図り、市民や来訪者の憩いの場、散策の場、歴史学習の場として整備するための基本構想、基本計画、実施設計の策定を、年次的に段階を追って着実に進めてまいりたいと考えております。
 重殿水源南の公有地につきましては、平成17年度の発掘調査において明らかとなりました旧水路をさらに確認するために、平成18年度も調査を継続するとともに、調査・整備専門委員会や県教育委員会、文化庁の指導を仰ぎながら、旧水路の流れを生かした形で整備基本計画をまとめ、平成19年度には駐車場・あずま屋・トイレなどの便益施設を備えた公園の実施設計を策定していきたいと考えております。
 なお、史跡新田荘遺跡には、水源地・湧水地といたしまして重殿水源と矢太神水源が指定されておりますが、そのほかにも新田地域には100を超す湧水地が存在したと言われております。これらの湧水地につきましては、枯渇した湧水地、埋没した湧水地を含め、地点の確認や現況などの調査を、現在、環境部において実施していると伺っております。
 生品神社境内の整備に関する地元や総代会との連携につきましては、史跡の現状変更許可の問題もかかわってまいりますので、保存管理計画や整備基本構想などの策定に当たり、十分ご意見を伺いながら進めていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。また、境内南の公有地につきましては、仮設駐車場部分を除き、約4,200平方メートルの面積がありまして、新田荘遺跡全体の整備構想・整備計画などがまとまるまで、当面の間、芝生広場といたしまして、地元の方々に広く有効利用していただくのがよいのではないかと考えているところで、地元においても活用方法について、ご検討いただきたいと思います。
 続きまして、反町館跡内にあります照明寺の鳴かずの池に関する質問にお答え申し上げます。鳴かずの池を一般公開してはどうかというご質問でしたが、このことにつきましては、国の史跡ではありますが、所有者及び管理者は照明寺となっておりますので、一般公開が可能かどうかにつきましては、お寺側と今後、協議をさせていただきたいと思っておりますので、ご理解のほどお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 農業に関する質問でございます。きょうは旭小学校の子供たちが大勢来て、彼らのうち農業をやりたいという子供たちが何人いるでしょうか。あの中で何人いるか。農業を考えたときに、魅力のある産業であるならば、恐らく子供たちは農業をやりたいと言うに決まっているのですけれども、学校の先生になりたい、あるいは保育園の先生になりたいというようなことで……。帰られるのですか、何かいなくなると寂しくなりますね。学校というのは本当に時間で動くので……。農業というのは、それくらい子供たちにも農業をしたいという気持ちになれないというような、これだけの土地を持ちながら、そういった業につきたいという人が非常に少ない。これは市サイドで云々というよりも国全体の問題で、いかに農業をだめにしてきたか。来年になればよくなる、再来年になればよくなる、いつもそんなことを言いながら、補助金を出すとか言いながら、結果的には農業をやる魅力が年々乏しくなっている。今回の麦に関して補助金を切るということについても同様でありまして、認定農業者4ヘクタール以上、あるいは団体をつくってみんなで麦をつくってくれ、それにはお金を出すけれども、というやり方も、現在の兼業農家が多い中で、もう麦はやめた方がいいよというようなことを言っているみたいなものでありまして、どうも納得できない農政であると、私はそんなふうに思っています。
 ですから、今、ご質問のありました県の支援事業、群馬県麦作等経営安定緊急対策、こういうものを多額のお金を出してもだれも使い手がいない。1億2,000万円のお金があっても、手を挙げる人がいない。これはもう農業をやっていくのにこういったものではつられないということだと私は思うのです。根幹がなっていない。ですから、今、導入したら市としてどう対応したらいいかということですけれども、このお金の使い勝手とか補助を使うという姿勢は、農家自身に実はなければならないのです。行政がお金を使えるわけでももちろんありません。ですから、農家自身や、あるいはJAがまとめてどうやってこの緊急対策事業に乗っていくかということを考えていただく。私どもとしましても、農家の皆さん方と会う機会に、こういったものの活用を図ってほしいというお願いはしていきたいと思いますが、ぜひ地域でも活用方法はないかどうか、それをぜひ探っていただきたい、そんなふうに思っています。この支援事業は魅力がないのでしょうか。だれも使わないというのは、ちょっといかがなものかなというふうに思います。
 2点目の耕作をしていない土地、ブタクサとか言われるものが生え放題という状況になってきて、非耕作地が増えれば増えるほど、農業というのは魅力がないということを表現しているみたいなもので、その土地面積が240ヘクタールにもなってしまった。これはやっぱりゆゆしき問題だというふうに思っています。そこで私は一つの考え方として、非耕作地に対して、いわゆる雑種地の課税をしてもいいのではないかという考え方を基本的に持っています。農用地が税制面で保護されているというのは、農業をして私たちの食料を供給してくれる、そういう土地であるから、税でかなりの保護をされている、私はそういうふうに考えているのです。ところが、農業をやる気持ちがない、ただ草が生えているだけ、しかも周辺に対しても被害を与えているというような土地に対しては、農地ではないと私は思うのです。一応は農地というふうに、法的にもそうなっているかもわかりませんが、もうこれは農地の姿をしていない農地。ですから、これは一度考える必要があるのではないか。ただ、地方税法等にひっかかるようでありまして、草ばかりの農地であっても、これは農地だという税制のようでありまして、ここの調整がちょっと問題かなというふうに思っています。でも、頭の中では、農作物をつくらない草ぼうぼうの土地は農地ではない、私はそう思っていますので、雑種地の課税については、いずれ私はそんなふうになっていくのではないだろうかというふうに思っています。ただ、非耕作地を使わないという手もないわけです。農家が仮に開放してくれれば、使えないわけではない。今、お話がありました市民農園等で使うとか、あるいは定年以降の生きがい対策として使うとか、使い勝手はいいと私は思うのです。
 もう一つ、地産地消の考え方がありまして、自分でとった野菜や果物、イチゴでも何でもそうですけれども、自分の家庭で食べるという習慣づけということもできると思うのです。今、ちょっとそこで計算したのですけれども、太田市は8万世帯あります。そして240ヘクタールの土地を、仮にみんなが自分でつくった野菜を自分で食べようという運動を起こしたとするならば、1世帯当たり30平方メートル、約10坪です。10坪を貸してもらえれば、あるいは耕作ができるような環境にすれば、非耕作地の240ヘクタールというのは全部埋まってしまうわけです。これはやろうと思えば計算の上では非常に簡単な話で、10坪をあらゆる太田市じゅうにいる世帯が土地を借りて、農家の指導によって野菜をつくって、自分の食卓に乗せていくという徹底的な地産地消のシステムができ上がれば、この非耕作地の有効利用も不可能ではない。しかも、今、お話があったように、農家を家事に直結するという考え方です。農業を業としないで、農地を家事、自分の家の事柄として考えるというシステムに変えていくということです。このことによって、非耕作地の削減もできて、生きがい対策にもなり、あるいは地産地消にも結びつけることができ、あるいは自分たちで自分たちの土地を守るというような考え方にもつながっていくということであります。
 これからもいろいろな考え方で土地を使っていかなければいけないというふうに思いますが、補助金を頼りにしていると、いつまで経っても農家は元気にならないと私は思うのです。補助金漬けにされた農業というのは元気にならない、私はそんなふうに思うのです。自ら農業をしようとする二百四、五十人の認定農業者が中心になって農業を引っ張って、8万世帯に働きかけて、みんなで農家を楽しんで、それを食卓に結びつけていく、地産地消の考え方を徹底していくという考え方が、これからの太田市の農業の方向の一つではないか、こんなふうに思っているところです。今後も農業に強い関心を持っている木村議員でありますので、ご指導いただきますようによろしくお願いいたします。
○議長(斉藤幸拓) 次に、57番新島近夫議員。
◆57番(新島近夫) 皆様おはようございます。57番新島近夫と申します。傍聴者の皆様、大変ご苦労さまでございます。私たち議員一同、安全安心、そして快適なまちづくりのために、真剣に取り組んでおります。どうぞこれからもご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
 さて、本日は市民会館及び周辺の現況と未来像について、1点に絞りお伺いしたいと思います。昨年12月9日に市民会館担当の職員、たしか保安係だったと思いますが、ご案内をしていただき、視察してまいりました。昭和44年、市制20周年記念事業の一環としてつくられた会館は、大歓迎されたことと思います。が、昨今、老朽化が進み、特に電気・空調関係と心臓部に当たるところが大分傷んでおりました。もし真夏に大きな催しがあり、エアコンが故障でもしたら、サウナの中のライブとなり、マスメディアの時代、大々的に報道され、新太田市は物笑いの種になってしまいます。心配したのは私だけではなかったと思います。市長は去る2月21日の施政方針演説の中で、老朽化した市民会館の改修事業を進めると言われましたが、まず大久保市民生活部長に会館の現況についてお伺いしたいと思います。
 もう1点、併設されております公園について、土田都市整備部長にお尋ねいたします。公園は市民の憩いの場として、災害時には一時避難の場所に指定され、廃止はもちろん一部利用もできないようでございます。と申しますのは、私も年に数回、会館に足を運びますが、そのたびに駐車に苦しんでおります。現状は無理やり詰め込み駐車で305台と聞いております。座席数と駐車台数のアンバランスで、こうなるのでしょう。
○議長(斉藤幸拓) 大久保市民生活部長。
◎市民生活部長(大久保義忠) 新島議員の市民会館の現況についてご答弁申し上げます。
 市民会館は太田市制20周年の記念事業といたしまして昭和44年に開館し、この春で37年が経過するところであります。この間、太田市民会館は、芸術を鑑賞する場、あるいは芸術・文化活動を行う市民の成果発表の場として活用されるとともに、大規模な行事の会場としても、さまざまな事業が実施され、市民文化の高揚とともに、市民福祉の向上に大きく貢献してまいりました。
 ただいま申しましたように、太田市民会館は建設後37年が経過したところでありますが、コンクリート建造物の寿命は、一般的でございますが、60年前後と言われておるわけであります。その期間の半分以上は過ぎている建物、施設である。建物自体の寿命につきましては、コンクリート寿命とイコールとなるとは限らないわけでございますが、設備の老朽化や旧式化といった機能的な側面、利用者ニーズとの乖離やメンテナンス費用の増大から来るコストメリットなど、社会的・経済的な側面も勘案して判断する必要があるのではないかと考えております。市民会館でも、修繕あるいは利便性向上のため、これまで雨漏り対策、大ホールの舞台・客席、楽屋など、さまざまな改修を行ってまいりましたが、施設・設備の著しい老朽化・旧式化が進みまして、根本的な改修の必要性が出てまいりました。とりわけ空調設備、電気設備、給排水設備が置かれた状況には非常に厳しいものがあり、通常の施設管理においても大変苦慮しているところであります。
 これに加えて、建築基準法・消防法の改正に伴い、市民会館の建物が法令の基準に一部適合しない状況となっておるわけであります。現在、火災予防や耐震上の問題から、大会議室の使用停止措置はとっておりますが、他の対策は未着手となっております。早急な対応が求められているところであります。そこで、昨年8月から、市民会館利用者を中心といたします芸術文化団体の代表者による委員会と庁内の関係各課職員による研究会を立ち上げ、調査検討を進めてまいりました。昨年11月には、それぞれ報告書を取りまとめていただき、市民経済委員会にご報告申し上げたところであり、また、この2月には一般市民を対象とした見学会を開催してきているところであります。
 以上のように、大変厳しい差し迫った状況に置かれているというのが現在の市民会館の現状でございます。よろしくご理解くださいますようお願い申し上げる次第でございます。
○議長(斉藤幸拓) 57番新島近夫議員。
◆57番(新島近夫) ありがとうございました。だとすれば、会館は病気のデパートであります。こっちも悪ければあっちも悪い。いかな名医でもさじを投げてしまうでしょう。部長の言われた建築基準法・消防法の改正に伴い、市民会館の建物が法令の基準に適合しない状況になっている。現状では、改修は資金のむだ遣い、100歳のおばあさんに資生堂の化粧品です。
 土田都市整備部長にお尋ねいたします。併設されております公園の現況、あるいはその意味についてお伺いしたいと思います。

     ◎ 休     憩

                                     午前10時23分休憩

○議長(斉藤幸拓) 暫時休憩します。

     ◎ 再     開

                                     午前10時25分再開

○議長(斉藤幸拓) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 土田都市整備部長。
◎都市整備部長(土田隆一) それでは、通告されました公園の内容等につきまして説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 太田市中央公園についてのご質問にご答弁させていただきます。議員ご承知のとおり、この公園につきましては当市の中心市街地にありまして、市民会館に併設されております。昭和44年5月に都市計画決定され、都市公園法に基づきまして、昭和45年4月に供用開始し、今ではケヤキ等の樹木に囲まれた芝生広場になっており、近隣の方々や市民会館を利用される方々の憩いの場として、多くの市民に親しまれておるところでございます。また、都市公園法では、既存公園を廃止あるいは一部利用する場合には、同面積の公園を確保することとされております。なお、この公園につきましては、一時避難場所に指定されており、防災上の重要な役割も担っております。
 以上でございますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 57番新島近夫議員。
◆57番(新島近夫) ありがとうございました。バリアフリーの出演者にも観覧者にも便利な超近代的な市民会館、一望して空いているところがすぐわかる駐車場、私のみならず、市民の大多数が望むところです。そこで、スピードと見識にあふれた市長に、市民会館の未来像についてお尋ねいたしたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) この問題については、役所の方でも検討し、議会の方でも検討してほしいということで、投げかけたわけでありまして、さらに先ほど話がありましたように、市民の皆さん方にも中を見ていただいて判断をしていただこう。これは改修したいと私も思っていましたし、何もむやみに新しいものをつくる必要がないという基本的なことがありました。ただ、総体的に今までの見た結論では、改修は不可能ではないか、新築すべしという声が非常に強い。また、新島議員も、今のお話を聞いていてそのように伺うことができました。私はこの会館は、エアリスを持っていますので、エアリスの補完的な機能を持てればいいのではないか。どちらが補完的になるか、お互いに助け合うような機能を持てばいい。強いて言えば、クラシックはエアリス、一般の大衆芸能やみんなが使うものは市民会館、これはどちらを使おうが構いませんけれども、強いて言えばそういうこともできるような補完的な役割を持つ。ということは、超近代的とか、あるいは、いっときは100億円以上かけたホールがありましたけれども、そんなホールにする必要はない。大規模な集会施設でもいい、そんなふうに思っています。仮に建てかえるにしても、大きなお金をかけないで最小限度で済ませる。機能はもちろん充実させますけれども、そういったことを考えています。また、場所等についても、今あるのは国の方で出してきましたまちづくり三法、つまり郊外地に公共施設を出さない、出してはまずいということもありまして、適地とはどこかと言えば、やはり旧太田市の中の市街地の中に置くべきだというふうに思っています。田んぼの中に置くのも一つの方法ですけれども、それは今の中心市街地、あるいは中心部が寂れていく中で、いかがなものかなということであります。
 また、駐車場でございますけれども、駐車場は市役所の駐車場もありますし、学文センターの駐車場もありますし、自分の目の前にある空き地が駐車場という考え方から、5分ぐらいは歩いてもらってもいいとか、あるいは少しは健康のために歩いて、あるいはまちの中を見てもらう、これも駐車場だという考え方からすれば、あそこに殺到する必要も実はないわけでありまして、これはもう市民の意識を変えてもらうということだと思っています。
 また、都市公園との関係ですけれども、都市公園は動かしてもいいということもありますので、あそこのところは防災事業などの拠点にもなりますから、とっておかなければならない公園でもございますけれども、何とか工夫をして、災害時に備えられるような位置づけをきちっとすればいいのではないかというふうに考えておるわけであります。
 客席規模等についてはこれからの議論でありますので、私は強いて何席なければいけないというような気持ちはありません。また、財源については、できれば早く結論を出して、合併特例債で対応していくということがいいのではないか。これは多分うまくいかないと思うのですけれども、国の方に話を聞いてみたらというので、何か交付金の対象になるものがあるかどうか、今、だめもとでいいから聞いてみよう、まちの中に位置づけるために、幾らか国の方で対応してくれないかという声かけをしたらどうかということで、動いてみたいと思っています。市民会館は必要でありますし、現在の状況では非常に危険な状態にあるということでありますので、改修あるいは新築、ぜひ早め早めに議論を高めてほしいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 57番新島近夫議員。
◆57番(新島近夫) ありがとうございました。市長の考え方と私の考え方は平行線でございました。しかし、市民を思う心は同じだと思います。
○議長(斉藤幸拓) 新島近夫議員、4回目に入りますので、これで終わりにしてください。
◆57番(新島近夫) 最後にちょっと言わせていただきたいのですが、残念です。
○議長(斉藤幸拓) 次に、59番太田けい子議員。
◆59番(太田けい子) 59番公明クラブの太田けい子です。通告に従いまして、地域循環型農業、バイオマスの有効活用について総括質疑を行います。
 最近の農業環境は、機械化による兼業農家の増大や農作業従事者の高齢化、後継者不足、環境問題への対応、食生活の多様化と安全性への要求の高まりなど、大きな転換期にあります。また、機械化の促進と多量の化学肥料の投入によって収穫量の増大を図ってきましたが、安全面から農薬、化学肥料の多量使用を見直す時期に来ており、消費者からは健康によく、安全でおいしい作物の生産が強く望まれています。平成11年に家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律が施行され、家畜排せつ物処理施設の整備が求められてきました。酪農家周辺の悪臭や害虫発生が問題になってきている中で、現在の小規模な畜産農家にとっては、輸入自由化による乳価低迷の中、ふん尿処理施設への設備投資などは大変厳しいものがあります。また、一般家庭や飲食店から出る生ごみは、可燃ごみと一緒に焼却しています。生ごみを焼却することは、エネルギーを浪費しながら、ばい煙により環境を悪化させることにつながり、生ごみの資源としての有効活用が必要となってきております。
 そこで、バイオマスのメリットを考えてみたいと思います。第1に、地球温暖化の防止効果です。カーボンニュートラルという資源なので、温室効果ガスCO2の排出を抑制します。カーボンニュートラルとは、バイオマスの炭素はもともと大気中のCO2を食物が光合成によって固定したものなので、燃焼等によりCO2が発生しても実質的に大気中のCO2を増加させないのです。第2に、循環型社会の形成です。資源使い捨て社会から、資源リサイクル社会への移行を促進します。第3に、戦略的産業の育成です。バイオマスを利用した新たな産業が生まれます。第4に、農山漁村の活性化です。エネルギーや素材の供給という新たな役割が期待されます。
 では、日本にはどのくらいのバイオマスがあるのでしょうか。家畜排せつ物約9,100万トン、生ごみ約2,200万トン、紙約1,400万トン、間伐材約480万トン、下水汚泥約7,600万トン、麦わらやもみ殻約1,300万トンあり、電気や熱などのエネルギー、微生物による分解可能なバイオマス、プラスチックの原料に、農産物を育てるための堆肥づくり等に利用されています。
 そこで、太田市におけるバイオマス資源の現状をお伺いします。バイオマス資源の量と種類、活用されている量と未活用の量、そしてその未活用のバイオマスの現在の処理方法と今後の活用をどう考えているか、環境部長と産業経済部長にお伺いいたします。
○議長(斉藤幸拓) 久保田産業経済部長。
◎産業経済部長(久保田幹雄) まず、本市におけるバイオマス資源の現状についてでありますが、特に農家に関連する種類といたしまして、家畜排せつ物、野菜残渣、剪定枝、稲わら、麦わら、もみ殻等がございます。家畜排せつ物につきましては、家畜排せつ物法により堆肥化の施設の設置が義務づけられ、本市のほとんどの畜産農家は、堆肥舎の整備が済んでおりまして、その利用状況は飼料畑へ投入したり、特殊堆肥の届け出をして耕種農家や園芸農家への販売をしたり、袋詰めにして商品として大型店へ供給等をしております。しかし、小規模の畜産農家は、圃場へまくなど、自家処理している状況にあります。また、野菜残渣につきましては、田畑にすき込み処理したり堆肥化をしております。剪定枝の処理につきましては、束ねてごみの集積場へ出したり、リサイクルセンターへ搬出して再利用をしている状況でございます。稲わらの利用状況については、収穫時に田んぼにすき込んでいるケースがほとんどですが、一部は畜産農家の飼料や敷きわらなどとして利用しております。麦わらにつきましても、圃場へのすき込みがほとんどですが、野菜等の敷きわらとしても利用しております。もみすり後に発生してできるもみ殻等は、肥料や土壌改良剤として農地に還元したり、畜産農家が肥料化する際の水分調整剤として利用したり、畜舎へ敷くなどして活用しております。
 市内のバイオマス資源の全体推計量は、現在、把握している品目の数値では31万トンほどと推計しております。そのうち有効活用しているバイオマスは24万トンほどであり、未活用の量は7万トン程度で、全体の23%ほどと想定しております。内訳として、家畜排せつ物の量は21万トンほどであり、その有効活用量は19万トンほどで、未活用量は2万トン程度で、活用率は90%となっております。野菜残渣の全体量は5,000トンほどで、有効活用量は1,000トン程度、未活用量は4,000トン程度、活用率は30%となっております。剪定枝の全体量は1,500トンほどで、有効活用量は750トン程度、未活用量も750トン程度で、活用率は50%でございます。稲わら、麦わら、もみ殻等の量は2万1,000トンほどで、有効活用量は1万6,000トン、未活用量は5,000トンで、活用率は75%でございます。
 なお、本市が進めようとしているバイオマス事業につきましては、家畜排せつ物、剪定枝チップ等を中心とした肥料化を考えており、未活用資源の有効活用につきましては、今後、十分検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 金子環境部長。
◎環境部長(金子一男) 本市における生ごみ、紙類、し尿及び下水汚泥の処理量と処理の現状についてご答弁申し上げます。
 すべて平成16年度実績でございますけれども、生ごみの処理につきましては、約8,039トン。それを全部焼却処理してございます。また、紙類の処理量は4万1,895トン、うち焼却量が3万6,549トン、資源としてリサイクルする量が約5,346トンでございます。し尿につきましては、処理量7万1,614キロリットルを焼却処分しまして、排出された焼却灰は260トンで、農地還元されたものが94トン、しっくいの一部としてリサイクルされたものが166トンでございます。次に、下水道の汚泥処理量でございますけれども、3,231トンでございまして、セメント材としてリサイクルをしているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 59番太田けい子議員。
◆59番(太田けい子) では、2回目の質問をさせていただきます。
 今、バイオマス事業において、家畜排せつ物を中心として堆肥化を考えているとの答弁をいただきました。私たち公明クラブでは1月26日、バイオマスの堆肥化利用の先進地であります栃木県芳賀郡茂木町の有機物リサイクル美土里館へ視察に行ってまいりました。これがそうですけれども、母なる台地ということで、すばらしい美土里館でした。茂木町では生ごみ、家畜排せつ物、落ち葉、もみ殻、おが粉を、町民の十分な理解、協力のもとに独自の回収体制を構築し、製造した堆肥を農家に販売しています。その取り組みは、環境保全型農業の推進、ごみリサイクルの推進、農産物の地産地消体制の確立、森林保全の推進等にも総合的に貢献しています。
 そこで、茂木町で町民の十分な理解、協力のもとに独自の回収体制を構築しておる、とてもすばらしいシステムなので、2つご紹介させていただきます。まず第1に、茂木町は八甲山系の中にあり、山々に囲まれたため落ち葉がたくさんあります。その落ち葉は、発酵に必要な細菌、放線菌や糸状菌がたくさん付着していて、副資材としてとても有効だそうです。そこで、15キログラム入る四角型の大きな袋を行政でつくりまして、1袋400円でリサイクルセンターへ搬入してもらい、リサイクルセンターで買い取る仕組みでございます。何と1袋15キロ入りの落ち葉が400円になるということなのです。回覧板で希望者を募り、12月から4月までの間、100人が落ち葉を一生懸命回収しているそうです。落ち葉の収集は農閑期の農家の健康増進とか雇用対策にもなっているそうです。太田市にもたくさん公園があったり金山があって、落ち葉やたくさんの剪定枝がありますので、ぜひ本市での検討をしてほしいと思いました。
 第2に、一般家庭の生ごみの回収システムです。町内5,000世帯のうち、市街地の1,800世帯の生ごみを収集、堆肥化しています。ごみに対して意識が高く理解がある人たちにモニターになってもらい、半年をかけて生ごみの回収スタイルをつくったそうです。そのシステムは、水切りがよくできるバケツを考案し、水切りをよくしてからトウモロコシを主原料とした生分解性のごみ袋で分別収集をしています。原料がトウモロコシの袋ですので、自然に土に返り、環境に優しい取り組みです。これがその袋です。トウモロコシでできていますので、ここによく水切りをしたものを入れて分別して収集すると、自然に解けて土に返るというすばらしいものです。そして、町民の周知としては、捨てるごみから今度は生かすごみにということで、ごみを単に捨てるのではなく、こういった再利用できるような資源化をしようということで、とても推進されているところに私は感動いたしました。
 私たちの今の太田市の状況は、先ほど約8,039トンの生ごみを焼却しているとお聞きしました。まだまだ焼却が主流ですが、灰の処分まで考えると、処分費用は膨大です。また、焼却しなければ二酸化炭素やダイオキシンの削減につながり、生ごみの資源化を私たちはさらに推し進めなければならないときが来ていると強く感じています。また、太田市では家庭での生ごみの資源化を促進するため、生ごみの処理機に対する補助を行っていますが、その補助率とこれまでの台数を、また先ほど紹介した2つのシステムについての考えをあわせて環境部長にお伺いします。
 次に、良質な堆肥生産のためには原料が安定的に入らなければなりません。それは、すなわち製品の安定につながり、農家は堆肥の分析値を信用して作付をしてまいります。何を原料として使うのか、混ぜる量によって堆肥の成分が変わります。いかにバランスのよい堆肥ができるかが、後の利用に大きな影響を及ぼしてきます。また、プラント運営効果の向上や労働配分をする上でも、とても重要です。そこで、課題についてと建設計画、またその財源について、特に財源については農林水産省のバイオマスの輪づくり交付金が新規事業にあり、国の補助率もよく、活用されたらいかがでしょうか、産業経済部長にお伺いいたします。
○議長(斉藤幸拓) 久保田産業経済部長。
◎産業経済部長(久保田幹雄) バイオマスの施設の建設計画につきましては、平成19、20年度に事業実施を予定しておりまして、財源につきましては、平成18年度予算に調査費を計上いたしまして、市のバイオマス・マスタープランを策定した上で、国の50%の補助事業採択に向けて進めてまいりたいと考えております。また、施設建設の課題につきましては、先ほどご答弁申し上げました畜ふん、あるいは剪定枝、学校給食の残ったもの、あるいは本当に安心して使えるような、食品工業から出るような野菜等をきちっといろいろ検討していかなければならないかと思っております。また、設置規模あるいは設置場所、先ほど言いました安定した原材料が確保できるかどうか、あるいは収集方法、処理費を有料か無料にするか、あるいは水分調整方法等、多くの課題がございますので、これを一つ一つ解決しながら進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(斉藤幸拓) 金子環境部長。
◎環境部長(金子一男) 太田議員の2回目のご質問でございますが、初めに、落ち葉等の茂木町の状況をいろいろお知らせいただきましたが、私たちも茂木町の件を研究しながら、今後、進めていきたいと考えてございます。また、生ごみの分別収集につきましては、私どもも大きな課題でございまして、市民の協力による分別の徹底や排出及び収集の方法等、今後の重要課題としてとらえていきたいと考えてございます。
 次に、生ごみの処理槽等の助成金の件でございますけれども、購入価格の2分の1補助でございまして、コンポスター、EM処理槽につきましては上限が4,000円で、電気式処理機は上限が3万5,000円でございます。今までの補助台数は、累計でコンポスター1万3,883台、EM処理槽564台、電気式処理機1,172台でございますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 59番太田けい子議員。
◆59番(太田けい子) 3回目の質問は市長にお願いいたします。
 建設場所についてですが、具体的な場所について、今、ここで明言するのは市長も大変難しいと思いますが、新田環境みらいの森計画との関連についてお伺いいたします。私は旧新田町議会の一般質問においても、バイオマスの利活用による環境整備を提案してまいりました。また、旧新田町環境みらいの森計画は、新田北部の環境整備のためにつくられたプロジェクトでした。その中には、湧水の保全や資源再生のための堆肥コンポスターやリサイクルセンターが検討されていました。昨年3月に合併し、新市において新田環境みらいの森事業として引き継がれ、今日、さまざまな検討がなされています。そこで、今回のバイオマス活用の堆肥センターが、その構想の一部となる環境を整備し、環境を考える場とするのか、市長に位置づけをお伺いいたします。
 次に、今後の進め方についてですが、本当に農家が求めている堆肥とは一体どのようなものなのでしょうか。もう一度ここで原点に戻り、効率的で環境に配慮した農家のあり方を、現実に実践している農業者を中心として、ブランドの構築や農業者の所得向上を考えて図るべきだと思いました。バイオマスの利活用は地域の特性や利用活用に応じた多様なものとなるため、地域の実情に即した創意工夫あふれる取り組みを推進してほしいと思います。
 ここで、少し早い話ですが、太田市ブランドの堆肥を活用した提案を2つさせていただきます。先ほど、生ごみ処理機の状況をお伺いして、近隣のところが補助額が約2万円のところを、太田市では3万5,000円と、補助率の高さにびっくりしました。また、台数もたくさん買われていることで、大型店に行って実態を調べてみました。店員の方に状況を聞きましたら、バイオマスを使った最新のものが7万円ぐらいで、一番安いものが2万円ぐらいからあるそうです。メーカーを出すとまずいのですが、本当にゴミ箱みたいな形でコンパクト、しかも電気代が3回分のコーナーのごみが何と22円で処理できるという、バイオを使った全くにおいもない、そういう処理機が一番今、新しいものになっているそうです。そして、もう今年の5月以降には、次の新しい処理機が開発されているというお話を聞きました。では、最近の状況はどうですかと店員に聞きました。そうしたら、最近、ごみの状況が変化して、また今回の新しいごみ制度になって、購入する人がとても増えている、そういうお話もいただきました。一人でも多くの方にこの補助制度を活用していただけたら、こう私は思っております。
 そこで、市長に提案がございますけれども、各家庭で生ごみ処理機でつくった堆肥を、今度、市長の構想では太田市の堆肥でおいしい野菜をつくるというお話を聞きましたけれども、その野菜と、市長の大好きな物々交換をしたらどうかと提案したいのでございます。一般家庭のEM菌や処理機でつくった堆肥をリサイクルセンターに持っていくと、そこでつくられたおいしい野菜と物々交換をしてくれる、そんな野菜に市長の顔をつけても構いませんけれども、そういった交換システムをすると、本当に住民の意識も変わるのではないかなと思いますので、またそういった一般家庭の生ごみの資源化を推進してはいかがでしょうか。まず1点、提案させていただきます。
 次に、2点目は農業者の高齢化と新規就農者の減少により、農地の荒廃化が進む中で、学校に近い遊休農地を利用して、スクール農園をぜひつくっていただきたいと思います。堆肥活用でつくった安全な食料生産の必要性や生命の源となる食料を生産する農業の重要性について、または食育教育をするためにも、ぜひ必要だと思いますけれども、市長のスクール農園に対するお考えをお聞きいたします。
 最後に、堆肥も農産物も地産地消を推進するとともに、自然のミネラルが農産物を通して私たちの体に摂取され、人の健康は土づくりから始まることをもう一度確認したいと思います。農家は農薬や多量の化学肥料によらず、安全でおいしい農作物づくりを心がけ、消費者は命を大切にしてくれる農作物がどうしたらつくれるかを理解し、バイオマスの有効活用で、私たちは土づくりから人と自然に優しい農業を、今年度のキーワードである市民の参画と協働で推進すべきことを強く訴えまして、私の質問を終わります。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 旧新田町で計画されていました環境みらいの森でございますが、バイオマス事業を取り込もうとする原点は、まさにここにありました。ですから、旧新田町で考えていたこの構想を、ちょっと大がかりになろうかと思いますけれども、このことを起点にして両方を抱え込むというような形になればいいなというふうに思っています。ただ、場所については、売っていただけるか、売っていただけないかの問題がありまして、無理やりここに行くんだぞという姿勢は今、とりたくない。ぜひ、このあたりでやってほしいという地権者の皆様方もいらっしゃると思うので、それと事業を実施するのに整合性のある箇所を選んでいきたいというふうに思っています。
 2点目の生ごみ処理に関する、家庭から処理場に出さない、自分のエリアでもって処理をしていこうという考え方だと思いますが、これは非常にいい提案だと思います。自分で生ごみを処理した堆肥で、近所の農家に使っていただいて、またその生産物をいただいて食事にする、まさに地産地消であります。ただ、難点は、家庭から出てくる生ごみというのは、塩分がどんな影響があるかというのがちょっと問題ではないかなということがあります。旧太田市でも学校給食に生ごみ処理機を入れました。今、何校までいっているかちょっと思い出せませんが、生ごみ処理機で出てきた堆肥、これが塩分をどうしても含んでいる、そのために堆肥として果たして十分なものになっているか。先ほど茂木町の話が出ましたけれども、本当に農家がその成分値で受け入れているだろうかということが、やはり一つの問題だと思うのです。これらについても研究をしていきますけれども、塩分がなくて、本格的な葉っぱとかチップとか、そういった非常に有効な材料を入れたバイオマス、あるいは堆肥であるならば、これはもう農家は必ず喜んで受け入れてくれると思うのですが、少しそういう点で家庭の生ごみは問題点があるのではないかということで、調査をしていきたい。ただ、考え方は非常におもしろい考え方だと思います。これの事業を実施をやる場合に、役所がかかわり合うのか、1%まちづくり、あるいは地域でもってそういったものに取り組んでいくのか、これはテーマではないでしょうか。大がかりで役所が主導的にやっていくべきか、あるいはガイドラインはつくるけれども、1%まちづくり事業を使って地域で展開してもらうか、そういうことになろうかと思います。
 学校で農業をという話ですが、まさにこれも、先ほど子供たちが来ていましたけれども、彼らは多分、農業ということに対して大した認識は恐らく持っていないでしょう。また、農業をやろうなんて気の子供たちもいないでしょう。ただ、農業が大切である、自分たちの食を守って、健康をつくるために必要なことであるということは、彼らも多分知っているはずです。ですから今、提案をしようとしておりますけれども、二百四、五十名の認定農業者が中心になって、学校で農業体験をさせる。また今、教育委員会では土曜スクールというようなことも考えていますので、そういった中に、地域の農業のおじさんの知恵を入れて、食育というものを勉強する、そんな機会になればいいかな。本当にいいご提案で、それも1%でやろうという話で、今、認定農業者が計画を練っているところであります。
 あとは、農業の全般でありますけれども、今、国も随分変わってきまして、化学肥料・農薬を5割以上減らした営農活動をしている方々に対しては、経営所得安定対策等大綱ということで、追加助成を行う。だから今まで以上に堆肥の問題などを推進していきたい。あるいは、地域全体で共同で資源保全に取り組む場合、国が一定の支援を行ってくれるというような形で、やはり国も地域での農業活動に対して支援をしていく。あるいは、農地・農業用水を保全する地域ぐるみ、これは地域住民等を含むということで、別に農業をやっている方ではなくて、そういう人の共同活動と農業者との協定に基づき、環境保全に取り組む営農活動について支援をしていく。つまり農業が農業者だけに限定をして支援をしていくのは、もうかなり限界が来たのではないか。地域全体で農業を考えていこうという方向に私は向かっていくのだと思うのです。さっき言ったように、8万世帯の何万世帯かが目を開いて、自分で生産をして自分で食べる、別に売るわけではない、それだけでいい、というような方向に行けば、農地の活用も活発になり、地産地消の考え方も地域に根づいていくというわけでありまして、バイオマスというの究極の一番先に行ったことで、平成19、20年度にやるつもりでいますけれども、ぜひ地域から農業をもう一度花盛りにさせたい、そんなふうに考えています。

     ◎ 休     憩

                                     午前11時5分休憩

○議長(斉藤幸拓) この際、暫時休憩いたします。

     ◎ 再     開

                                     午前11時20分再開

○議長(斉藤幸拓) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、46番橋本寛議員。
◆46番(橋本寛) 46番新田クラブの橋本寛でございます。通告により質問をさせていただきます。
 1市3町が合併し、早いものでもう1年が経過しようとしております。少子高齢化、国際化、情報化の進展や地方分権に伴いまして、地方の自立が求められる中、人口減少社会を迎え、地方の行政を取り巻く環境は大変変化をしてまいりました。経済情勢も、景気は回復基調にあると言われておりますが、先行きは不透明感もあり、決して予断は許されない状況だと言われております。財政状況につきましても、国と地方の債務残高が平成17年度末には770兆円を超えるということで、今後、ますます厳しくなることも予想され、より一層の行政事務の合理化と効率化が求められておるところでございます。
 また一方、合併に伴いまして新たな課題も出てきております。合併後の郡部におきましては、合併により税がだんだん高くなってしまうのではないか。環境の整備、開発等は周辺部は遅れてしまうのではないか。補助金等も年々削減され、事業ができにくくなり、地域の文化と伝統が薄らいでしまうのではないか等々の心配や不安の声が寄せられているところでございます。こうした声にこたえて、地域間の格差の一日も早い解消を図り、新市としての一体感と地域の均衡ある発展を図るということが、これからの太田市の大きな課題であると言えると思います。
 今定例会において、合併2年目の予算が提案されたわけでありますが、財政面に関して2点ほどお聞きしたいと思います。まず、第1点目は退職手当に関して、第2点目は市税の収納に関してでございます。昨年、実施されました国勢調査によれば、我が国の人口は平成16年度をピークに減少に転じたということでございます。これは、それまでの予測よりも2年ほど早く減少が始まったということでございました。また、平成18年度からは、いわゆる団塊の世代の定年退職が始まり、労働力人口の減少が加速されるということで、日本社会はかつて経験したことのない社会問題に直面しようとしているところであります。
 こうした背景の中、太田市では、今後の10年間で職員の数を400人削減する計画に取り組むということでございます。先般示されました行政改革大綱の中では、平成18年から22年までの5カ年で、職員数の削減目標を延べ173人としています。この数字は退職者の数と新規採用の数の差ということになると思います。今後、10年間に一体どれくらいの退職者がいるのか。また、新年度の予算では一般会計における退職手当が14億6,200万円と、前年の2.5倍ほどに膨らんできております。この退職手当の今後10年間の見通しについてもお尋ねをしたいと思います。また、民間の企業では、団塊の世代の退職に伴い、労働力の不足や技術の継承などが懸念されているようですが、大勢の職員が退職をしていって、市の組織への影響や行政サービスの質を維持していく上での問題点として、どのようなことが想定されるのか。また、その対応をどのように考えているのか。以上3点を企画部長にお尋ねしたいと思います。
 次に、この退職手当は財政上の大きな負担となることが考えられますが、財源の見通しについてお尋ねをしたいと思います。退職手当の増大は経常収支比率も押し上げ、財政の硬直化の要因になると思います。先ほどの行政改革大綱の中に、経常収支比率の目標値が出ていますが、この中で退職手当をどのように見込んでいるのか、総務部長にお伺いいたします。
 次に、市税の収納についてお伺いいたします。現在、市の組織の中には、市税の収納に関して納税課と滞納整理担当が本庁と新田総合支所に置かれております。税の徴収という困難な業務に、大変なご苦労をいただいていることにねぎらいを申し上げる次第でございます。さて、新年度予算を見ますと、市税が321億7,000万円、前年比で6億7,300万円の増となっております。中でも個人市民税は12億8,400万円、17.3%増と大きく伸びております。これは国の税制改正を反映した結果でしょうが、今後、国からの税源移譲が進めば、さらに税額も増えてくるものと思われます。そうなってきますと、パイが膨らんだ税をいかに収納していくかが極めて重要な課題になってくると思われます。平成16年度の決算では、収入未済額は一般会計で35億円、国保会計で35億円ということで、合わせますと70億円に上る滞納が計上されております。こうした税の滞納は、市の財政に大きな影響を及ぼすだけでなく、税の公平感を損なうという点でも大きな問題であろうかと思います。そこで、平成16年度における市税の収納率について、県内各市との比較も含めてお尋ねをしたいと思います。あわせて、平成17年度はまだ年度途中ということでございますが、これまでの実績と見込みについて、これは太田市だけになろうかと思いますが、総務部長にお答えをいただきたいと思います。
 以上、1回目の質問といたします。
○議長(斉藤幸拓) 小暮企画部長。
◎企画部長(小暮和好) ご質問の今後の財政運営について、そのうち今後10年間における退職職員数及びこれに伴う退職手当支給額、その退職者に伴う組織等の対応に関しましてご答弁申し上げます。
 最初に、今後10年間における定年退職者数でございますが、平成18年度52人、平成19年度50人、平成20年度54人、平成21年度77人、平成22年度62人、平成23年度63人、平成24年度74人、平成25年度66人、平成26年度64人、平成27年度89人でございまして、ここ10年間で合計651人が定年退職するものでございます。
 次に、その定年退職者の退職手当でございますが、同じく年度ごとに申し上げますと、平成18年度12億8,100万円、平成19年度12億400万円、平成20年度13億5,500万円、平成21年度19億1,700万円、平成22年度15億円、平成23年度15億3,900万円、平成24年度18億1,200万円、平成25年度16億2,100万円、平成26年度15億1,300万円平成27年度21億3,200万円でございまして、この10年間の合計額は158億7,400万円になるものでございます。なお、退職手当の額はこのようになりますが、合併効果の一つといたしまして、10年間で職員400人削減による給与の削減も多大にありますので、ご理解いただきたいと思います。
 また、今後10年間の退職者数は、先ほど申し上げましたように相当数に上るわけでございまして、この中には管理職層も多く含まれており、こうした中で、市民サービスの維持向上を図るためには、有為な人材の充実をいかに図るか、さらには組織機構をいかに効率的なものにしていくかなどであるかと考えており、それには職員の適材適所の配置とともに、職員の資質向上のための研修の充実、そして組織機構についても職員数と業務量を見据えながら、常に柔軟な改善を図っていかなければならないと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 竹吉総務部長。
◎総務部長(竹吉弘) それでは、最初のお尋ねの退職手当の関係につきましてお答えをいたします。
 初めに、退職手当に対する財源見通しについてでありますけれども、企画部長が申し上げましたように、今後の退職手当の増加につきましては、財政面におきましても大きな問題であると認識しておるところであります。これは太田市だけではなく、全国的な問題であるかというふうにとらえているところでます。国におきましても団塊の世代の大量定年退職に伴う退職手当の大幅な増加、いわゆる2007年問題に対応するために、今後10年間の特例措置といたしまして、退職手当債の発行を拡充する措置を講じております。そこで、退職手当の財源対応につきましては、退職手当債の発行等による対応も考えられますが、本市におきましては、基本的には定員適正化計画に基づく人件費の削減など、行政改革を強く推進しながら、自助努力により経費を削減し、財源を生み出し、その対応に努めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 次に、退職手当の増加による経常収支比率への影響についてでありますけれども、ご承知のとおり経常収支比率とは、経常の一般財源収入、つまり市税あるいは普通交付税などの収入のうち、歳出の経常経費、人件費や扶助費、公債費などに充当された一般財源の割合を示すものでありまして、平成16年度の決算では91.8%となっています。退職手当の増加がどのくらい影響するのかということでありますけれども、仮に平成18年度の退職手当の増加分、8億8,000万円を経常経費に加えて計算をいたしますと、経常収支比率は93.9%となりまして、2.1ポイント増加することになります。しかし、これは後年度に累積していくものではなくて、平成17年から18年に対する増加率ということになると思います。
 また、議員ご指摘の行政改革大綱の中の経常収支比率の5年間の目標値に退職手当をどのように見込んでいるかでありますけれども、企画部長が答弁いたしました今後の退職手当を含む人件費全体の推移額を考慮するほかに、先ほど申し上げました歳出の自助努力を含めまして、平成21年度の目標値を83.0%と定めておりますけれども、目標をクリアすることは大変厳しい数字であるというふうにも考えております。また、人件費以外で目標値に影響を与える物件費や補助費等については、合併効果を生かして削減に努めるとともに、歳入面におきましては滞納整理の強化による市税などの自主財源の確保を図り、経常収支比率の改善に努めてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、経常収支比率に与える人件費、特に増大する退職手当の影響は大きく、今後も人件費の動向に注視するとともに、目標値の達成に向けて鋭意努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 次に、2つ目の市税の収納率についてお答えを申し上げます。市税と国民健康保険税の区分で申し上げます。最初に、市税です。太田市の収納率につきましては、89.6%でありました。県内他市の状況でありますけれども、前橋市が88.7%、高崎市が89.1%、桐生市が87.1%、伊勢崎市が88.1%、館林市が89.1%というふうになっております。次に、国民健康保険税でありますけれども、太田市の収納率は64.5%です。前橋市が63.7%、高崎市が71.5%、桐生市が68.8%、伊勢崎市が64.9%、館林市が68.5%というふうになっております。
 続きまして、平成17年度における実績と見込みについてご答弁申し上げます。直近のデータで1月末の収納率でありますけれども、市税につきましては83.3%、国民健康保険税につきましては49.2%となっております。今年度の見込みといたしましては、市税につきましては平成16年度並みの推移と考えております。国民健康保険税につきましては、昨年度より幾分厳しくなる見込みと考えております。
 以上でありますけれども、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 46番橋本寛議員。
◆46番(橋本寛) それでは、2回目の質問をいたします。
 ただいまの企画部長の答弁で、退職手当が今後10年間で158億円、多い年では21億円に上るということでございますが、ここで市の財務内容を示すバランスシートとの関連でお尋ねしたいと思います。市の平成17年3月末の連結バランスシートでは、市債、企業債等を含めた負債の合計額が1,492億円となっております。この中に退職給与引当金として170億9,000万円が計上されております。しかしながら、これに対応する資産は見当たりません。民間では考えられないようなことでありますが、これは会計制度の違いということになるのでしょうか。また、合併前の3町は市町村総合事務組合に加入しておりました。一定の負担金を納付するという形で財政負担を平準化していたようですが、合併を機に、脱退をして清算をしております。これはいろいろ検討に検討を重ねた結果でしょうが、長期的に考えた場合、財政負担を平準化し、さらに財務体質を強化するというためにも、まず考えられるのは基金の創設ということもあると思います。企画部長に考え方をお聞きしたいと思います。
 次に、市税の収納率についての答弁によりますと、市民税や固定資産税といった市税の収納率については、県内の各市と比較しましてもかなり健闘しているように思われます。国保税の収納率がやや低いように思います。税負担が年々上がる一方で、納税者の担税力が上がってきていないというような状況は、どこの市でも同じようだと思いますが、太田市の国保税の収納率だけが他の各市に比べて低いのはどういうわけなのか。また、行政改革大綱の中に市税の収納率の目標値が掲げられております。この市税の収納率の目標値達成のための方策等につきまして、この2点につきまして総務部長にお尋ねしたいと思います。
 以上、2回目の質問といたします。
○議長(斉藤幸拓) 小暮企画部長。
◎企画部長(小暮和好) ご質問の退職手当の基金創設につきましてご答弁申し上げます。
 議員ご指摘のとおり、旧3町におきましては群馬県市町村総合事務組合に加入いたしていたこと、そして合併に伴う一元化協議において、総合事務組合へ支払う負担金等を勘案いたしまして、組合へは加入しないことに至ったこと。また、本市が作成するバランスシートに退職給与引当金が計上されていることにつきましては、事実といたしまして認識いたしているところでございます。しかしながら、ご質問の退職手当基金の創設につきましては、増大する退職手当の備えとして、長期的にはその必要性があるということは、議員と私どもも同様でありますが、先ほどのご答弁の中でも申し上げましたが、本市においての基本的な考え方につきましては、現状といたしましては、当面は10年間で400人削減といった自助努力により経費を削減し、その財源を生み出し、年度ごとに対応してまいりたいという基本姿勢でございますので、ご理解いただきたいと思います。そのためにも、引き続き自主財源の安定的な確保と行財政改革のさらなる推進を図り、財政の健全化に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 竹吉総務部長。
◎総務部長(竹吉弘) 2回目ですけれども、今後の収納率向上に向けた施策について最初にお答え申し上げます。
 収納率向上の方針についてでありますけれども、1点目は滞納を発生させない納期内納付の推進のため、早い段階での納付指導、滞納整理の実施。2点目でありますけれども、未納者にできる限り直接接触すること。3つ目ですけれども、生活困窮者にありましては、納税相談機関に対して生活事情に配慮した納税計画の指導。4つ目に、滞納処分の徹底、特に預金・債券の差し押さえの強化と差し押さえ物件の公売の推進、こういったものであります。
 次に、体制といたしましては、納税課におきましては収納事務、滞納整理全般を所管し、税滞納整理担当による旧太田市分の高額困難な滞納案件への対応強化、税滞納整理支所担当による旧3町の滞納者接触対応により分担連携を図りつつ、滞納額の縮減を目指し推進をしておるところであります。また、ご指摘の国民健康保険税の収納率の低い原因でありますが、1つには課税対象者には低所得者層でありますフリーターやニートと言われている若者たちが多く含まれているというのも一因であるというふうに考えております。
 そうした状況の中で、今後は保険年金課あるいは関係課と協力体制をさらに強化いたしまして、収納率の向上に努めてまいりたいというふうに考えております。また、全体の収納対策といたしましては、担当課に限らず全庁的な課題であるという認識のもとに収入役を本部長とする収納率向上対策推進本部により、諸施策を引き続き展開してまいりたいというふうに考えます。推進本部の重点施策といたしましては、年2回の全庁的な職員流動による納税相談訪問の実施、サービスセンター・行政センターでの市税収納、土・日の窓口開庁や行政サービスに際しての納税確認などの諸施策を通じて滞納者との接触機会の拡大や利便性の向上対策を図っているところであります。
 なお、平成18年度からでありますけれども、新田地区に西サービスセンターを開設いたしまして、市税の収納を行う計画であります。さらに群馬県との連携によります預金調査・差し押さえ・公売等も本年度の実績を踏まえ強化してまいりたいというふうに考えております。
 以上、収納率向上対策の実施に当たりましては、引き続き知恵と工夫を加えつつ滞納額縮減を図ってまいる所存でありますので、よろしくご理解、ご協力のほどをお願いを申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 46番橋本寛議員。
◆46番(橋本寛) 財政計画に関して2点ほど質問をし、答弁をいただいたわけであります。退職手当等については、今後10年間で158億円、大きな財政負担になろうかと思います。ただ、この退職金につきましても、これは定年を前提としたシミュレーションということで出していただいたわけでございますが、実際には勧奨による退職、あるいは自己都合による退職等、年々発生をすると思います。したがいまして、これ以上の退職手当が必要になろうかということでございます。しかし、これに対して定員の適正化計画に基づいて400人削減をしていくという、この人件費、給料の削減によってこれをカバーしていきたいというようなことで、それから財源確保、あるいは税の収納率の向上ということで、この辺も含めますと自助努力で何とかなるという返答だったわけでございますが、その中で「退職手当債を使わない。」という回答をいただきました。確かにこれは市民感情からいえば、財源不足で退職手当を起債を起こして支払うということになりますと、市民感情としてもあまり関心をしないということで、この関係についてはひとつ自助努力ということでよろしくお願いをしたいと思います。
 また、基金の関係でございますが、本当に小さい財政規模の所では市町村の事務組合ということで、ここで負担金によって平準化を図ってきたというようなことがございます。大きな市では、これには加入しておりませんので、自己管理ということで現在は進んできたように思われます。しかし、私もこの団塊の世代の中では、かなり退職金が増えて財政を圧迫するという話を前から聞いておりましたので、市の中でもどこかそういうものがないかということでちょっと調べてみました。この中では、やはり高崎市と前橋市が退職手当基金条例ということで、高崎市が平成13年12月、前橋市が平成14年3月にやはり条例を制定しております。施行は平成14年4月からということなのですが、確かにこの2市については基金を創設しておりました。この創設の目的というのが、団塊の世代が急激に今後退職をするということで、負担が多くなるとしようがないということの財源を出し入れによってここで調整していくということでしたことだろうと思いますが、私が見ておりますのは、ただ単に基金を創設してこの急場をしのぐという意味もありますが、長期的に見た場合やはり退職者は多かったり少なくなったりする。また、行政についても何があるかわからないというような関係があろうかと思います。また、バランスシートの中でも170億円の必要額があるということの中で積立金がゼロである。財務上につきましても、大変これは弱いということもありますので、これはすぐにすぐというような形で今をどうするかということで財源をひねり出しているというような状況もありますが、長期的に見た場合はそういう意味から言っても何らかの形で何割かはわかりませんが、やはり準備をしていく必要があるのかと私は思っております。
 また、市税の収納率についても、やはり国保税については平成16年度並みになるかというような今の答弁でした。65%という形はかなり低いのではないか。市民の健康管理等に影響することでございますので、国保税の収納率についてはひとつもう一踏ん張り頑張っていただきたいと思うわけでございます。さらに収納率のアップということで、税の大綱から見ますと5年後には92%ということになっております。1%アップすると市税につきましても約3億円の上になるということで、やや3%上がるということは10億円ぐらい上がるというような形になりますので、ひとつこの点については今後とも収納のアップについてお願いをしたいと思います。また、こういう関係での財政負担が今後太田市実施計画に影響が及んではしようがないということなので、及ばないような形で今後の健全な財政運営につきましては、ひとつよろしくお願いをしたいと思うわけでございます。
 以上、各部長からそれぞれ答弁をいただいたわけでございますが、最後に市長に所見をお聞きいたしまして、私の質問を終わりといたします。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 実は、きのうはあるこの近隣の町長とお会いしたのですけれども、地方交付税の減額が41%というふうに言っていました。というのは、私たちは1市3町で合併しましたけれども、ひょっとするとということはおかしいですけれども、合併しなかったとするならば、その町は合併していない町ですけれども、交付税の大幅な減額に財政の計画が立ちにくい、非常に難しい。きょうの上毛新聞には、千代田町が非常に大変な状況になったとか、あるいは過日は板倉町が議員18名だったのを14名に削減するというような話があって、各町は財政的に非常事態に陥っているということだと思います。太田市も、700億円強の予算を組みましたけれども、やはりその内容は非常に厳しく、また行政需要も非常に多いわけでありまして、そのバランスを保つために仕事をしたいけれどもお金がないという状態、しかも借金については減税補填債とか、あるいは国がやっている交付税が払えないから悪いけれども借金をしてくれという臨時財政対策債、こういったものはとにかく私どもの理由ではないから、ほかのものに関してはとにかく借金は増やさないというような方針でやっていますと、なかなか厳しい状況にある。ほかの町が大変だと言っているのと同じくらい実は大変な話でありまして、やはり何とか工夫をしながら今年度の予算を組んだわけであります。
 将来の中で、やはり一番問題になるのは、今お話がありました人件費です。退職金が大幅に増えるという点と同時に、公債費、この借金の返済というのが非常に大変になってくるというふうに思っておりますので、私どもでは退職金あるいは人件費全体にかかって10年間というスパンを見て財政が窮屈にならない、そういう方策を一応は考えた。その結果が、先ほどあります400名を最低でも減らしていく。これは、一人一人の職員のスキルを上げてどんどん熟練工にして1人で二役ぐらいの役割を果たすような人間を育てていくということをやりながら、市民サービスを低下させないで人件費を抑えていくというようなことを考えたわけです。ちなみに退職金の累積合計額というのが10年間で158億円になります。それで、今の400名退職の累積の仮にいたとすればというのですけれども、その削減額、これは累積効果と言ってもいいと思うのですが、累積額が195億円になるわけです。
 ですから、1年1年で考えますと多額のお金が出てくるわけでありますけれども、実質的には削減したことによって10年後にはそれほど難しい状態ではなくなってくる。さらに採用もしていきますから、合計大体140名ぐらいの採用を考えていますので、その累積支払い給料が約5億円ぐらいだと思います。そうすると、10年スパンで全部見てみますと、まあまあプラスマイナスゼロです。それは、少しの持ち出しに人件費としてなる。ですから、近視眼的な財政運営を考えれば、非常に厳しい状況になりますけれども、10年後につじつまが合う、総額で合うというような計算に実はなっているわけで、私のマニフェストに400名と書いたのは根拠はそういったところにあるというふうにご理解いただきたいわけであります。
 また、基金のことにつきましては、前橋市・高崎市がやっているという話でありますけれども、現実問題として退職金を払い、そして基金の積み立てを行いということをやっていきますと、非常にこれは短いサイクルでありますけれども、財政的に苦しくなってたまらないということでありますので、将来的に軽減がされて人件費の見通しが立った段階で今度は大幅に負担が減っていきますので、そういったことを見越す中で基金の創設というのは考えていってもいいのではないかというふうに思っています。本来であれば、私も市長になったときにこの基金について財政に提案したことがあるのですよ。もうこの2007年問題というのが当然出ることは知っていましたから、基金を積み立てるべきではないか。そしたら、そのときの財政担当との話し合いの中で今、基金を積み立てることよりも我々の財政運営、経営改革をやりながらその中で生み出した方が得策であるし、負担がそれほど増えないというようなことでありましたので、私も当時は市長として本当に新米でありましたから、それを全くうのみにしたといいますか、うそをつかれたわけでもなくて確かにそうだったと思うのですけれども、なるほどそうかという話になったわけであります。今のアドバイスをいただいたことを適切な時期が多分あると思います。そういった時期に開設をして将来に備えるということも大事だというふうに思います。経常収支比率が83%という目標を立てていますけれども、これができていれば絶対に基金は積み立てることができます。今、90%で動いているわけでありまして、83%の時代が来れば基金積み立てはできるということだと思います。
 それから、税収増ということでありますけれども、今は中央集権国家であります。全部国が決めて我々はほとんど歳入に関しての力を持っていない。すべて国が抑えているという中で、私は21世紀臨調というところに入って発言をしてきたのですけれども、これは地方税に国に持っていっている金を幾分なりとも回してよこせ、つまり所得税を住民税の方にプラスして全体のバランスをとってくれということ。もう一つは、東京にお金が集中し過ぎる。これのフラット化をぜひやらなくてはいけないのではないか。こういう2つの点で議論をしてきまして、その両方がやっと少しずつ実るようになってきた。住民税のかわりに所得税が減っていくというような形を国が決めてくれたようでありまして、私どももある意味で私どもの意思が少しは伝わってきたというふうに考えています。今後とも歳入増あるいは地方で使う金は地方の財源にしてもらうということを中心にして国に対しても強く話をしていきたい、そう思っておるところであります。
 次に、滞納の話が出ました。滞納していても同じような受益を受けるというのが私はやはりよくないシステムだというふうに思うのですよ。基本的に、もうせざるを得ない人はありますけれども、所得がありながら滞納しているというのは最悪であります。こうした人に対しては、先ほど話がありましたような今は差し押さえ、これは給与の差し押さえも含めて実行していく、あるいは土地については公売をしていく、こういう強い姿勢で臨みたい、そんなふうに思っています。私ども職員で滞納しているかどうかというのは、まだ確認していませんけれども、職員で仮に滞納している者がいれば、税金でもらっている所得で滞納もしているなどということがあれば、これは極めて遺憾な話でありまして、ぜひ滞納は早期に整理する、あるいは給与の差し押さえをやる、そういうような強攻策をやっていかなければいけない、そんなふうにも思っております。
 また、今、国保税についての指摘がありました。国保税の指摘がありましたが、この国保税については払わない人にはサービスをしないわけであります。ですから、滞納というのは累積でありますので、できるだけ国保税についてはその年度に納めてもらえるようにして、やはり自分自身の健康は自分で守るわけでありますから、国保の機能を十分生かした受益を得てもらうということを話しながら、特に国保税については私は病院に行かないから税金を払わないというものではないと思います。いつ病気になるかわからない。そのときに累積している国保税をぜんぶ金をよこさなければ証書を渡さないなどという、そういう情けないことにならないように私どもも滞納整理を一生懸命やっていきたい、そう思っています。今度の国保税の答申をいただいた税率のアップ率が平均で4.25%。これは、かなり大変ですけれども、5カ年にわたってやらざるを得ないということでありますので、今後とも答申を得ながら私ども議会に提案していきたい、そう思っていますが、この額というのは今お話があった滞納額35億円の恐らく2%収税率を上げれば、これはもう全然上げなくても済む話なのです。滞納している人が悪いのです。ですから、滞納している人がなくなれば税金だって下げられるわけですよ。国保税を下げるには、滞納を下げていく。さっき言った人件費等々一般の財政が調子が悪い。滞納している人をできるだけ減らしていく。こういうことが私どもに非常に必要でありまして、滞納整理の担当がいますけれども、ぜひここには力こぶしを入れて仕事をやってもらう、そんなつもりでおります。財政状況は、厳しい環境ですけれども、健全財政を貫くために私ども一生懸命全力を尽くしてやっていきますので、ひとつよろしくお願いいたします。

     ◎ 休     憩

                                     午後0時5分休憩
○議長(斉藤幸拓) この際、暫時休憩いたします。

     ◎ 再     開

                                     午後1時再開
○議長(斉藤幸拓) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、22番荒井昭男議員。
◆22番(荒井昭男) 22番新太田クラブの荒井であります。総括質疑をさせていただきます。その前に、長年ご苦労いただきました市民生活部長にはこの3月末をもってめでたくといますか、めでたくないといいますか、定年退職を迎えるわけであります。長年行政にご尽力いただいたことに心から感謝を申し上げ、そして今後は太田市行政の発展のために大所高所からご指導いただければ、そんなふうに思っておるところであります。
 それでは、通告に従いまして総括質疑をさせていただきます。合併2年目を迎えた平成18年度の市長の施政方針が示されました。その施政方針に基づきまして3点質問をさせていただきます。1点目でありますが、安心できる医療対策についてであります。健康福祉部長にお伺いいたします。市内の病院に救急指定をして、その救急医療対策を行っているわけであります。昨今その病院の診療科がなくなるとの話が出回っており、現在少子・高齢化が大変進んでいる中、市民にとっては大変不安で深刻な問題であると思われます。そこで、現在の本市での救急医療体制がどうなっているのかお伺いいたします。次に、夜間診療委託料が新たに予算計上されておりますが、先日の新聞に報道されておりましたが、医師会等の協力により小児夜間診療であります。まさに子育て中の親にとってはとても安心できることであり、大いに期待できるものと評価をしております。次に、救急高度医療施設建設事業費がわずかではありますが、予算計上されております。このことについてどのような方向を目指そうとしているのかお伺いいたします。次に、救急活動についてでありますが、消防長にお伺いいたします。「市民の生命と財産を守る」を大原則に日夜たゆまないご苦労をされている消防署の職員、または消防団員の皆様には感謝と敬意を表したいと思います。さて、そこで救急活動についてでありますが、何年か前から市内の既存病院に受け入れ体制がない、また専門医がいないということで市外の病院に搬送する事例が大変多くなっており、問題になったこともありました。そこで、現在の管外搬送と言われる現状をお伺いいたします。次に、救急救命バイクでありますが、5年ほど前に導入され、1秒でも早く現場に到着し救急活動を行うのが大きな目的ということであります。今までにもかなりの成果が上がっていると思いますが、その状況をお伺いいたします。
 2点目であります。市民会館の今後についてでありますが、市民生活部長にお伺いいたします。先ほど同僚議員から市民会館の建設という問題で質問がありましたが、観点を少し変えて質問をしたいと思います。平成17年度の改修に向けての調査研究がスタートしたわけであります。その調査研究の成果等、あるいは現状等をお伺いいたします。
 3点目、魅力ある農業政策についてであります。産業経済部長にお伺いいたします。国の政策により4ヘク以上の耕作の認定農業者、あるいは20ヘク以上の集落営農組合でなければ麦の購入価格を保障しないという、今までの兼業農家や小さい農業経営者にとっては農業をやめろと言われるような政策が打ち出されました。そこで、本市では4ヘク以上の認定農業者が何名ぐらいいるのか、また地域丸ごとの集落営農組合設立等の動きがあるのかお伺いいたします。次に、農地流動化についてであります。現在農業委員会等が行っているような貸し手と借り手を仲介するシステムがあります。その現状をお聞かせください。昨今の農業は、急速に大型機械化され、兼業農家などはそれについていけず、その専業農業者に耕作を依頼するケースが大変多くなっております。その専業農業者も高齢化し、後継者不足で頭を痛めているのが現状であります。そこで、施設園芸などによる作物転換を図り、魅力ある農業へ行政として指導されてはいかがかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。現在学校給食においては、地元農産物を取り入れていると思いますが、農業生産者として各学校単位では量などが非常に少な過ぎる。「子供のために安心で安全な食材を提供するのはいいのだけれども」との声が聞かれます。そこで、例えばJAなどが年間の消費量を管理把握しながら地域でとれるもの、または生産できないもの等を一括管理し、年間契約をもって各学校へ配送するようなシステムをつくったらいかがかと思います。それこそが地産・地消を推進できる大きなテーマであると思いますが、お考えをお伺いし、1回目の質問といたします。
○議長(斉藤幸拓) 早川健康福祉部長。
◎健康福祉部長(早川充彦) それでは、ご答弁申し上げます。
 本市の医療体制につきましては、全体として6つの救急指定病院と個人病院・診療所等で地域の医療が支えられておるところでありますけれども、まず救急医療につきましては、初期救急医療といたしまして休日・祭日の昼間は太田市医師会へ在宅当番医制を委託しております。二次救急医療といたしましては、初期救急医療機関から搬送される患者と救急車から搬送される患者等の治療と入院を市内の6つの救急指定病院を中心として対応しておるところでございます。さらに、夜間の小児救急医療の充実を図るため、総合太田病院・太田市医師会・太田薬剤師会とが連携をいたしまして小児のための夜間救急診療を現在は行っております。ご指摘のように現在全国的な医師不足問題で、特に小児科医・内科医の不足が発生しておりますことは、市内基幹病院におきます医師数調査等を行いまして承知をいたしておるところではありますけれども、市内の中核病院であります総合太田病院におきましても新年度以降の小児診療の問題につきましては病院から4月以降も継続できることの報告を受けまして、ひとまずは安堵をしているところでございます。
 次に、太田市で行っております救急医療体制への補助事業でありますけれども、1つには平日の夜間と休日の救急医療対策といたしまして市内5病院において輪番制を組みまして救急患者の受け入れの対応を行っておりますけれども、さらに合併後は藪塚本町区域にあります救急指定病院を加え、合計6病院に対しまして救急医療施設運営補助金の交付を行っております。また、さらに新生児救急医療を行う病院に対し、さらには休日の歯科診療事業を行う診療所に対しましても補助事業を行っているところでございます。
 次に、ご質問の夜間診療所委託料についてでありますけれども、これは4月より医師会等のご協力によりまして平日夜間診療所を開設するものでありまして、この事業に対します医師等の人件費を予算計上いたすものであります。次に、救急高度医療施設建設事業費についてのご質問でありますけれども、これは救急高度医療施設建設に向けて、より具体的に今後の救急体制を充実させるための方向性につきまして調査検討をするための事業費となっております。高齢社会を迎えて、市民が安心して暮らせるよう地域医療の確保と一層の充実を図るため努力してまいりたいと存じますので、今後ともよろしくご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 石原消防長。
◎消防長(石原康男) 管外搬送状況でございますけれども、平成17年中の救急搬送状況を申し上げますと、全搬送人員は7,983人でありました。そのうち管外の医療機関への搬送は1,525人で、全搬送人員の19.1%でありました。搬送先の医療機関でございますけれども、太田市に隣接をしている市または町にある医療機関への搬送が約8割でございますけれども、その中で主な搬送先といたしましては伊勢崎市が522人で6.5%を占めまして、桐生市が256人で3.2%、足利市が245人で3.1%、そのほか邑楽町・笠懸町・熊谷市等がございます。管外医療機関の搬送理由には2つあると思います。1つは、管内で対応科目のベッドが満床であったり、または専門医等が不在であったり、もう一つの理由といたしましては、家族等からの希望やかかりつけの医院が当初から管外の医療機関であったり、こんなような場合がございます。
 次に、救急バイク、俗に救命ライダーでございますが、この実績と成果についてであります。現在4署1分署にあり、5台の救急バイク、救命ライダーが平成17年度中に出動した件数は973件でございました。その成果といたしましては、救急車よりも先に現場に到着できること、それによって酸素投与であるとか、人口呼吸・人口マッサージなどの救急救命措置がいち早く開始できまして、傷病者に対する悪化の防止や救急車を待つ人にとっての不安感の軽減が図れる等、多大な成果を得ているところてございます。救命ライダーによるよります一つの話を申し上げますと、昨年の12月、市内の南西部で起きました40歳代の方に発症した心肺停止状態でございました。救急救命措置をいち早く開始いたしまして、医療機関に到着後心肺が再開された、こんなような事例がございますので、大変いい成果を上げている、かように考えているところでございます。
 以上でございますが、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 大久保市民生活部長。
◎市民生活部長(大久保義忠) 荒井議員の市民会館の今後についてのご質問の中で、市民会館の現況と現地見学会の概要等、取り組み状況についてご答弁をさせていただきたいと思います。
 市民会館の老朽化や消防法・建築基準法にかかわる問題解決のための対応につきましては、さきにご答弁申し上げたとおりでございますが、昨年8月から市民会館の利用者であります音楽・演劇・芸能関係など芸術文化団体の代表者によります市民委員会と、建築・設備・消防・文化施設など庁内の関係各課職員による研究会を立ち上げまして調査検討を進めました。昨年11月には、それぞれ報告書を取りまとめ担当委員会でございます市民経済委員会にご報告を申し上げている次第でございます。両報告書とも、改修では問題解決が難しく、新築が望ましいというご意見をいただいておるわけであります。
 次に、市民による見学会につきましては、本年2月の2日・3日の2日間実施させていただもので、48名の一般の市民の方にご参加をいただきました。見学者に対するアンケート調査の結果でございますが、まず参加者の市民会館の利用形態につきましては、舞台や展示の鑑賞のみの方が参加者の半分の24名、舞台や展示にかかわる方、すなわち事業を主催される側の方が20名、ご利用のない方が2名、無回答が2名でございました。次に、改修か新築かについてお聞きいたしましたところ、8割を超える39名の方が「新築」が望ましいということを選ばれました。また、「改修」や「その他」と回答された方の中でも、新築でもよいというご意見の方もおりまして、新築または新築を容認するという方が42名であります。全体の9割近くに達しております。個別の意見の主なものといたしましては、「機能・性能・使い勝手・安全、すべてから考えて新築すべきである。新築の場合は、委員会を設けて市民の参加を募るのがよい」、「税金でつくるということは、だれでもわかっているが、利用が多いことから市民会館を廃止するというわけにはいかない。ホールは必要だと思う。」というような趣旨のご意見でございました。
 以上、市民会館現地見学会のアンケート結果の概要でございますが、今後につきましては新年度に入りましてから改修か新築かの基本的な道筋の決定をぜひ議会の方でいただきまして、市民会館の基本的な理念をまとめる基本構想の策定、そして次により具体的な体系をまとめます基本計画の策定を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 久保田産業経済部長。
◎産業経済部長(久保田幹雄) 魅力ある農業政策につきまして、質問された事項等について順次ご答弁申し上げます。
 まず、認定農業者ですが、本市では全体で244名おりますけれども、国の基準を満たします4ヘクタール以上経営の認定農業者は63名でございます。その他の多くは施設園芸や畜産、あるいは複合農家経営者でございます。
 次に、集団営農の動きについてでありますけれども、県内初の小島田町集落営農組合が前橋市に誕生いたしました。本市では、現在寺井農事組合が集落営農組合の設立に向けて、JAや関係機関の協力を得ながら研修や会議を進めている状況にあります。
 次に、農地流動化の実績でございますけれども、平成17年度は147.95ヘクタールの利用権設定の面積となっておりまして、特に農業労働者の不足等により貸し手が増加している状況となっております。
 次に、米麦中心から野菜等の園芸作物転換への行政指導についてですが、米麦は土地利用型農業における基幹作物として重要な位置づけとなっております。価格低迷等によって生産意欲が低下するおそれがありまして、省力的で付加価値の高い野菜等へ転換する生産者もいると考えられます。そうした中で、園芸作物は食生活の多様化に伴い消費の伸びが期待されておりますので、行政としても生産者の意向も聞きながら、地域に合った作物の選定などJAや関係機関と協議し、あわせて担い手の育成を支援するとともに、自立した農業となるよう指導していきたいと考えております。
 次に、地産地消の現状でございますけれども、生産者の顔が見え、新鮮で安全な農作物が消費者に求められております。本市においては、市内小中学校14校を対象に食農教育の一環として地元農産物を学校給食用食材として導入していただいておりますが、合併によりまして各地域多くのさまざまな農産物が生産されております。3JAに協力をいただきながら全体を把握し、その一層の拡大と、直売所が10カ所ありますけれども、さらにその充実を図るとともに、地域イベントや産業祭等においても地産地消を推進し、地域農業の活性化に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 22番荒井昭男議員。
◆22番(荒井昭男) それでは、2回目の質問をさせていただきます。
 3点とも市長にお伺いをいたします。まず、1点目でありますが、安心できる医療体制の現状について健康福祉部長あるいは救急搬送について消防長から報告をいただきました。そういう中で、現在の状況では大変不備である。医師不足、その他もろもろ要因があるのだと思うのですが、大変な問題を抱えているというのが現状か、そんなふうに思っております。例えば救急搬送が完璧であっても、伊勢崎市や熊谷市まで搬送するのにどのくらい時間がかかるのだろうか、そんなことも考えられます。多分この搬送される病院等については脳疾患が非常に多い。1分でも1秒でも時間を争って早期治療が可能であれば生存率が大変高くなる、そういったものかと思われます。現在の市内の既存病院の現状を聞きますと、かつてはその病院が市民病院的な役割を果たしてきたというのが実際だと思っております。ですから、太田市民が安心な医療にかかれてきたわけであります。昨今の医局制度の変わったこと等、大きな大学病院がみんな医師の引き上げを図っている。
 したがって、総合病院と言われている病院でさえ小児科や内科もなくなってしまうというのが現状の声であります。何年か前に、市長の方から24時間体制の救急医療センターの設立という提案がなされました。コンサルからその説明を聞いたり、その間医師会や救急指定を受けている市内、現在6病院ですが、当時5病院の病院長との話し合いが議会でなされました。その結果、いろいろな形でこの医療センターにつきましては当分見送りみたいな形になったわけであります。そこで、その当時例えば市内に脳外科の医師が一人もいなかったという現状があるわけであります。議会あるいは行政と、その市内の病院で話し合いをした結果、すぐ脳外科担当の医師が3名から4名太田市に着任し、仕事に携わっていただいた、そんな事例もありまして、少しはいいのか、そんなふうに考えておりました。いずれにいたしましても、今年度の施政方針にもありますように21万人余りの市民がだれでも安心して安全に暮らせるまちづくりをするのだという施政方針でありました。ですから、今後考えられることは一部うわさではありますが、既存の市内病院と併設型で救急医療を行うとの計画があるやに聞いております。その辺のところを、市長にお考えあるいはその進捗状況等がありましたらお聞かせを願いたいと思います。
 続きまして、市民会館の今後についてであります。先ほど同僚議員の質問あるいは市長答弁があったわけでありますが、とにかく昨年度改修に向けて調査研究がスタートしたわけであります。そして、昨年の施政方針の中の総括質疑で同僚議員からの質問があり、市長は議論が今から始まったのだという答弁をされております。ですから、改修か、あるいは建てかえか、あるいはどこか別の場所へ新築するのか、たくさんの議論があるのだと思います。そういったことで、先ほどの市長答弁とはちょっと違う考えでありますが、やはり合併して21万人余りの太田市になりました。その合併時の法定協議会の中でも新市建設計画というのが示されました。そこには、合併記念ホールの建設というのが位置づけられておったわけであります。もちろん市長も昨年新市で選挙をやり当選をされ、この4年間を市民から負託されたわけであります。そこで、市長のマニフェストにもある改修ありきというのもわかるわけでありますが、今の市民会館の現状を見ますと、どうやっても改修だけでは追いつかないのではないか、そんな気がいたします。ですから、先ほども申し上げました合併記念ホールと現在の場所に建てかえることとの整合性もお伺いをしたい、こんなふうに思います。
 次に、3点目、魅力ある農業政策についてであります。今、部長の方から答弁いただきましたように、米麦中心から付加価値の高いハウス栽培や園芸作物への転換を図るのがいいのかという答弁でした。また、貸し手と借り手を仲介する、そんなシステムもありますけれども、現状を見たときに例えば現在の専業農業者はかなり近所から近所の兼業農業者や小さい農家の委託を受けて相当の作付け面積をやっているわけです。もちろん米麦が中心であるわけでありますが、そこで今、コメをつくる場合の減反対策があるわけであります。例えば1町借りても、そのうちの42%ぐらいを減反しなくてはならない。借りても空かしておかなければならない。何も手をかけないのではない。やはり草とりをしたり、いろいろな手入れをして保存をしなければ次の作付けのために使えないというのが現状であります。しかしながら、その現実を見たときに、ただでもいいからうちの田んぼをつくってくれないか、借りてくれないかというのが、先ほども同僚議員からあった遊休農地というか、耕作できない耕地の問題であります。ただでもいいからということでありますが、その専業農業者についても非常にご多分に漏れず高齢化が進んでおります。ですから、「借りるより、むしろおれは返したい。」、そんな声も聞かれてくるのです。
 ですから、市長答弁にもあったように、きょう傍聴に来た小学生の中で農業をやりたいという人は何人いるのだろうということもありましたけれども、多分現実そうだと思うのです。農業経営をしたいという人は非常に少ない。ただ、私が市内を回ってみてその農業者と話をしたことがありました。ハウス園芸やらいろいろな作物をつくりながら、米麦中心から転換した農家でありますけれども、「うちは、せがれが会社をやめて農業を手伝うようになった。」という声も聞かれますし、またはある所へ行けば「うちは、娘夫婦が一緒に百姓をやってくれることになったよ。」という大変うれしそうな話を聞いて、ああこれも何か行政指導があれば少しはそういったこともいいのか。やはり今までみたいな、ただ後継者不足だ、不足だと言って手をこまねいているような施策では何も生まれてこないのか。具体的にこの地区はこういった作物をどうですか、こういったハウス園芸はどうですかというような細かい指導を行政がしてあげれば魅力ある農業へとつながっていくのか、そんな感じがいたします。
 以上、3点お伺いし、2回目の質問を終わります。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 救急医療でございますが、過去太田市内では5病院がそれぞれの特色を生かしながら二次救急、つまり開業医の先生方では間に合わないような、特に救急車対応をするというようなことは対応していだたいてきました。さらに第一病院が加わりまして現在6病院で対応しているということであります。ある意味では、6病院全部が協力をしてくれて救急対応をしてくれるというのは恵まれている地域だと基本的にはそう思います。我々としても、そられの病院に対して年々補助を上げてきまして、例えば平成16年度の補助実績では8,189万円、平成17年度の交付決定額が9,341万円、平成18年度では夜間診療も含めますけれども、全体で1億1,990万円、全体でこういった形で医療関係にお金を出しているというのが現状であります。さらに、藪塚本町の診療所が入りまして、あれも現実機能をしているわけでありまして、あれらについても赤字補填をしているというのが現状であります。ただ、診療科目によって、今お話がありましたように市民が心配することが発生してきた。私の友人でたまたま草加の市長に過日会ったときに、「どうですか。」と聞いてみたら、あそこは大学が慈恵なのですね。やはり産科等々についても非常に危機的な状態であるという話がありました。あるいは大田原等においてもあれは慶應系ですけれども、これもやはり公的病院でありながらそういった環境になっている。過日も、私の知っていると言うとおかしいですけれども、産科の副医局長という偉い人ですけれども、産科も小児科によっては太田病院から引き揚げるというような話もありました。非常に流動的であると同時に、非常に厳しい環境にありまして、私も機会があればそういった大学病院の先生方にもお願いをしていくというのが実態であります。
 そこで、今後の救急のことでありますが、以前議会にお諮りしたというか、一応こういう構想はどうだろうというような話を持ちかけたときには、議会ではある意味であまりいい顔をしなかった、私はそんなふうに判断しました。それで、では5病院にお願いするのがいいのだろう。でも、それ以降決してよくならないです。どういう形がいいのか。二次救急については、6病院にお願いする。三次救急について、行政がかかわりを持たないと市民の安全は守れないとするならば、三次救急病院をこの近辺の基幹病院である太田病院に併設をして万全を期そうか。ちょっと答弁が長くなりますけれども、とはいいながら太田病院も医師の数は限られています。例えば今言った脳関係の先生も1人の手術に入ると2人目はできないわけでありまして、当然のことながら管外搬送ということにならざるを得ない。でも、夜中に起こったときはどうするかとか、やはり24時間体制で医療体制をとるということが一つ必要なわけでありまして、今後そういったことをテーマに太田病院と話をしていきたい、そう思っております。何といっても、太田市の基幹病院は総合太田病院です。第三セクターという形になるかどうかわかりませんが、そこが太田市のセンター的な役割を果たす。
 もう一つは、話の中によく出てくるのですけれども、公的病院の方が医師の派遣はしやすいという話を聞きます。これは、本当かどうか私はわかりません。でも、現実に引き揚げているのは私立の病院から引き揚げていることは事実のようです。公的病院の場合には、やはり何らかの形で残しやすいということがありますので、やはり病院に公の力、行政の力を及ぼすということが非常に大事であるという認識にあります。早急に立ち上げ等々について話し合いを持ち、可能な限り市民の安心を守っていきたい、そう思っています。このことについては終わりになりますけれども、医療は太田市内ですべてのものを解決するというのは難しいのです。ですから、管外搬送がありますけれども、管外からも太田市に搬送されてきている。いわゆる双方の関係にありまして、医療は極めて広域的に動かなければならないということをぜひご認識いただければありがたいと思います。
 市民会館でございますが、過日アスベスト調査をやってきました。全体は、前も報告したとおり飛散性のものはない。すべて吹きつけの場合でも、建材というのですか、もうその中に入り込んでいる。そして、飛ばない、そういう状況にあるというのは前に報告した思うのですが、市民会館の中にかなり大きな部分アスベストが混在しているのが1階の天井部分、2階の入口の天井部分、こういった所にも発見されました。今のままで別に問題はないという見解なのですが、私の方ではあと何年それを使用するかわかりませんが、とりあえず空気との接触を止めるということを早急に予備費を使ってでもやるようにという指示を今、出しました。市民会館は37年前でありまして、昭和54年以前のものについてはやはりそういった問題点が実はあるわけですね。さらに、前から問題になっている消防法の問題もある。あるいは建築基準法の問題もある。やはり大変な問題を抱えている所でありますので、市民の9割近くが建てかえを言っているように、やはり建てかえの必要性の方が高い、そういうふうに私も判断をするようになりました。当初は、改修できるものであれば改修したいということでありますが、見ていただいたとおり非常に大変な状況にありますので、全体を含めて新築の方に向かっていきたい、そういうつもりでいます。
 ですから、今年度の1,000万円でありますが、ぜひ議会でも方向として新築の方向で動けというゴーサインを送っていただければ大変私どもも行きやすい。行こうと思ったら、ブレーキをかけられるのではうちはお金を使いにくいということでありますので、ぜひまとめて方向を出してもらいたい、そんなふうに思っております。駐車場等々問題がありますが、駐車場は先ほどお話ししましたように目の前だけが駐車場ではなくて、車が置ける場所が駐車場でありますので、5分や6分歩いて来る、あるいは乗り合わせて来るということを考えれば300台スペースで何とか我慢していただければと思います。市役所もありますし、学習文化センターもありますし、ぜひ広範囲な活用をお願いしたい、そんなふうにも思っています。ということは、つまり現在地で何とかしたいということであります。
 農産物のことでありますが、過日新田地区で認定農業者の皆さん方と話し合いを持ちました。そのときに出てきた話が、地産地消の原点はコメではないかという話がありました。コメはここで一番とれている。私どもが見れば、みんなコメばかりでありまして、自分の町の子供たちに自分たちがつくったコメを食わせないという今までのやり方を変えて、地産地消の考え方で地域のコメを子供たちに食べさせるという方向がいいのではないかということで教育委員会とも今、話をしている最中であります。できれば今年度実行に移して、一部は施行期間がありますので、施行してみておいしいコメ、しかもつきたてのコメを子供たちに食べさせて、コメというのは本当におしいものだということを再認識させたい、そんなふうに今おもっています。また、野菜につきましては、過日もやはり認定農業者と話し合いがありましたが、その中で新田地区に新たに直売所をつくります。新田地区も直売所で借金を抱えるわけで農業者も大変だと思いますけれども、そこを拠点にして学校給食あるいはいろいろな所の販売、いわゆる販売所の拠点をつくるということです。もう一つ今、話があるのは、まちの中に野菜がなくなってしまった。いわゆる八百屋さんがだんだんなくなってしまった。そこに普通の八百屋さんではなくて、地産地消の考え方から、例えば今、クラッセを一生懸命吉田さんを中心に頑張ってくれていますけれども、あそこでこの直売所を始めて学校給食や何かの必要なもので供給できるものを調整して販売していくというようなシステムもあるのではないかということで、今、検討しているところであります。いずれにしましても、コメを中心にまず動いてみよう。要するに、今まである地域でとれた野菜等々を学校に配達しているのは、さらに拡充していこうではないかという方向でありますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 22番荒井昭男議員。
◆22番(荒井昭男) 3回目の質問を市長にいたします。
 医療の問題でありますが、先ほど市長答弁の中で民間にお任せしたのではちょっと不安な部分があるということで、公的資金を投入しながらというお話がありました。公的資金を投入ということであれば、当然位置づけとすると太田市民病院になるのか、そんな感じがしております。その辺のお考えを再度市長にお伺いをしたいと思います。
 それから、救急の面でありますが、今の救急搬送で大変満足のいくものというふうには私も判断しております。そういう中で、現場に行って患者を病院に運ぶということではなくて、ドクターがついていって丸ごと行って初期診療なり治療を行って、それから正規の病院に運ぶという、いわゆるドクターカーというのがありますが、その辺のお考えについてお聞きしたいと思います。
 それから、2点目の市民会館については、市長はどうしてもここということがあります。私も考えとすると、ここでもいいのかという気がするのですが、1市3町で合併した経緯も踏まえながら考えますに、私が宝泉でちょうど真ん中なのですが、あっちの方に市民ホールをつくっていただければとてもいいか、そんな感じがしているわけであります。
 3点目の農業問題については、これから行政ができるだけ綿密な指導やら、そういった計画をし、地産・地消をぜひとも推進、拡大を図っていただけるようお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 市民病院の考え方ですけれども、第三セクターになるのか、市が丸抱えするかということになろうかと思いますけれども、できる限り今の太田病院の医療体系を尊重しながら市がバックアップをしていくという形で三次救急までもっていくというふうにしていきたいと思います。ただし、今の二次救急でお世話になっている病院は、これはもう二次救急は中心的に既存の病院にお願いする。お医者さんがちゃんといる所にきちっと搬送していくということで、協力体制をとっていきたい。ドクターつきの救急車でございますけれども、これは以前に私どもで提案した中に入っていまして、場合によってはお医者さんが中に一緒に行ってしまう、そういうケースというのは当然考えられると思います。これは、救急医療の情報センターみたいなものをつくって、その情報センターで一次救急・二次救急・三次救急、あるいは、もうこれはほかへ搬送、こういう判断ができるようなセンターがあれば、これは藤沢でやっているという話をちょっと聞きましたけれども、非常にその住み分けがうまくいくのですね。こういった体制づくりの中で、場合によってはドクターが救急車に乗って対応するというようなことも必要かと思います。
 市民会館の場所につきましては、やはりまちづくり三法等々があって全体の景色が変わってしまうということをできるだけ避けたいというような気持ちが私にはあります。含めて議論していければいいかというふうに思います。
 農業については、もうやる気のある農家がどのくらいいるかということですよ。私は、そういったものに対しては一生懸命サポートしていく、そういう気持ちでおりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
○議長(斉藤幸拓) 次に、7番高田勝浩議員。
◆7番(高田勝浩) 市民の目線の高田でございます。平成18年度当初予算案、市長の施政及び財政方針に対する総括質疑を会派を代表して行わせていただきます。よろしくお願いいたします。
 平成17年度予算のときに702億1,000万円という形で計上されまして、積極型予算だというお話がありました。市長の答弁では、頑張り過ぎた予算、また貯金を使い果たしてしまった予算ということでしたが、来年度予算がやはり0.2%減ということで、極めて積極型だと思っております。そこで、来年度予算ですけれども、約30億円の合併特例債の起債、そして財政調整基金より26億9,100万円の繰り入れということで、来年度もかなり厳しい予算組みであったのだろうというふうに思います。そういった中で、今回の太田市の予算というのは全国に共通しているということで本市にも内在している問題というのが極めて顕著にあらわれてきた予算、つまり義務的経費の極めて高い伸び率というものが、先ほど午前中の会議からも話がされております。そういった意味を踏まえまして、計画性を保持した財政運営について総務部長にお伺いをいたします。
 まず、先ほど言いました義務的経費ですけれども、今回は退職手当が8億円強今年度に比べて多いということで、153%の伸び率を示している。これは、今年から始まって先ほど午前中に企画部長からの答弁がありましたけれども、ピークが10年後ということで、かなり先の長い話になっています。もちろん市長がおっしゃるようにどこに給与との接点をつけていくか、最終的に両方がクロスしていく、そして、そこで効率のいい人員管理ということになってくると思いますけれども、今回のこの義務的経費の伸び、そして投資的経費の落ち込み、11%強落ち込んでいますけれども、この合併後1年目・2年目を迎えての増減を教えていただきたいと思います。
 2点目ですけれども、まず、枠予算の合理性と重点予算配分の整合性についてお伺いをいたします。私も枠予算の重要性は十分承知をしているつもりでおります。しかし、昨年度の決算委員会でも申し上げましたとおりバランスシート上で2,400億円の太田市の資産が計上されている中で、約半分が減価償却を迎えているような形になっていますけれども、1,200億円の経費がそのまま補修費にかかるということではなくて、一方で現在の補修費に対して持っている資産の量、そして維持補修というもの考えていくと、かなり大変な量をこれから先計画的にやっていかなければいけないだろう。そういった中で、来年度予算というのが市内道路緊急補修工事が98%の伸び、道路改良工事が44.9%の伸び、小学校施設整備工事費に至っては324.2%の伸びと、これは極めて足腰を強くするという意味で非常に優れた判断だったと思いますが、そういった中で、枠予算を行いながら維持補修をしていくというのは極めて難しい問題も同時並行としてある。つまり100万円かかるものが80万円の枠予算で決められていれば、これは補修はできない。よって、重点配分という考え方が出てくると思うのですが、現存する太田市の資産に対する維持補修費に対する考え方、増減等についてわかれば教えてください。
 3点目ですけれども、減債基金の計上と今後の考え方についてお伺いいたします。来年度の予算では、減債基金が1億800万円皆増という形で計上されております。これは、ミニ公募債ですとか市民債の関係で計上していることと思いますが、この市民債等の動向、それとこの減債基金に対する考え方を教えていただきたいと思います。
 続きまして、地方債について。これは、先ほど午前中の橋本議員の質問とちょっと重複する部分がありますので、部長にはちょっとお話しましたけれども、その部分は下げさせていただきたいと思いますが、まず、経常収支比率の悪化というものが上げられます。かなり硬直化してきているのだろう。そういった中で、一方で財政力指数に関しては旧太田市では1を超えた。合併した中でも0.8以上をキープしているわけで、厳しい財政ながらも財政力は強くなりつつある。旧太田市の水準にまでもっていってほしいと思いますけれども、強くなりつつある。そういったことを踏まえますと、義務的経費が増えていく中で、今回は公債費が減という形になりました。公債費の減についての理由、そして義務的経費が増えていくような形になればやはり人件費・扶助費が減らせない時代になってくる中で、市債を圧縮していく方向しかない。そうなってくると、今回1.6%ほどマイナスになりましたが、依然として13%の地方債依存度を持っている。私個人とすれば、中核市のレベルで全国平均がたしか10.9%ぐらいだと思うのですが、やはり下げていくような形で公債費も圧縮していくというような考え方もできるのではないかと思います。この点についてお伺いいたします。
 なお、退職手当債を私ここで聞こうと思いましたが、先ほど橋本議員への答弁で私納得しました。ちょっと補足なのですが、退職手当債について発行しないという方向は私は歓迎したいと思います。通常市債に関しては、投資的経費という形で建設事業債という形で入りますけれども、やはり人件費にかかる部分を債券として起こすということは、単なる財政再建の先送りであって、まさに国がやっている国債でやっていることと全く同じだということで、基本的には安易な発行を慎む方向で私はわかりましたので、ぜひともその方向でお願いしたいというふうに思います。
 5点目ですけれども、財政計画及び行動計画の基本的な考え方と方針についてをお伺いいたします。私、常々財政計画を策定してくださいというふうにお願いしました。つまり合理性を求めていかなければいけない社会の中で、合理性を求めるのであれば計画性を維持していかなければやはりこの合理性というものは求められない。ということであれば、財政計画、そして、それを行動する計画をつくるということですけれども、10年計画の中でつくるようなお話がございます。その基本的な考え方と方針を教えていただきたいと思います。
 続いて、大きい2点目、ITまるごとタウン構想について企画部長にお伺いをいたします。まず、IT戦略ビジョンについてなのですが、旧太田市ではIT戦略ビジョンというのがバージョンの1.2ぐらいまでつくられたと思います。極めてその理念というのは非常に立派なのですけれども、何を目的として書いているのか、どういったことを指標として書いているのか、ちょっと市民にもわかりづらいし、全体として総花過ぎた。よって、実行性がなかったということが私は反省点であったと思います。特に合併してデジタルデバイスも広がっているかと思いますが、この情報化計画というのですか、IT戦略ビジョンというようなものをまたおつくりになるおつもりがあるのか。また、それに対して市民の皆様に対して一定の行動計画とまでは言わないですけれども、わかりやすい目標みたいなものをおつくりになるのかどうかをお伺いいたします。
 2点目ですけれども、行政センターとか公民館で今、配置されている平成12年から始まった総務省の5カ年計画のパソコン配置事業ということでかなりの台数があると思いますが、これが極めて老朽化しているのが現状です。5年前で、今年が多分最後の保有期間だと思いますけれども、5年でパソコンが老朽化するというのは過分にOSなどの関係があるのですが、余りにもちょっと老朽化している。市民の皆様にいかにITを知っていただくか、リテラシーを高めていくか。そういった中で、やはり新しいパソコンでないと高齢者の方というのはインターフェイスが違うだけでもう拒否反応を起こしてしまうということですので、そういった意味で今後重点整備ですとか、そういったお考えがあるのか。財政の厳しい折ですけれども、この辺をお伺いいたしまして、1回目の質問とさせていただきます。
○議長(斉藤幸拓) 竹吉総務部長。
◎総務部長(竹吉弘) ご質問の内容が豊富でありますので、順番にお答えをしたいと思います。
 最初の質問であります義務的経費と投資的経費の平成17・18年度の予算比較ということです。平成17年度の義務的経費は333億2,120万9,000円、平成18年度が343億652万9,000円でありまして、約9億8,500万円の増額となっております。要因といたしましては、人件費が退職手当の影響で約8億5,900万円の増、扶助費が児童手当、私立保育園の児童委託料が増えたことなどによりまして約4億2,700万円の増、逆に公債費は平成7年度借り入れの新田文化会館総合体育館建設事業債が平成17年度で償還済みとなったことなどによりまして、約3億円の減となっています。また、平成17年度の投資的経費は109億6,011万3,000円、平成18年度が97億2,140万7,000円となっておりまして、約12億3,900万円の減というふうになっております。要因といたしましては、平成7年度で事業が終了いたしました尾島健康福祉増進センター、宝泉行政センター、東長岡団地用地購入、養護学校増改築事業、藪塚本町保健センター建設事業、これらの減が考えられます。
 次に、枠配分予算と重点予算配分の整合性についてでありますけれども、今回は課を越えた部単位での枠配分を行っておりまして、限られた予算の中でいかに市民満足度を向上させていくかに重点を置きまして徹底した事業の見直し、合併のスケールメリット、これらを追求し、職員の予算に対する意識改革の醸成を図る上で、各部において枠の範囲内で十分な調整を図っていただきました。また、枠配分の頭打ちによりまして、修繕費等への重点配分が難しいのでは、こういうご指摘でありますけれども、平成18年度予算では道路補修や小中学校の修繕費に重点配分を行いまして、平成17年度の維持補修費4億6,328万8,000円に対しまして平成18年度では5億4,544万3,000円と前年度比にしますとプラス17.7%の約8,200万円の増というふうになっております。議員の心配されるように、確かに頭打ちとなるところもあろうかと思いますけれども、市民満足度調査を的確にとらえまして、本当に必要なものは重点的に予算措置していく考えで、今後も予算編成を行っていきたいというふうに思います。
 3番目の質問であります減債基金の計上と今後の考え方についてということでありますけれども、まず、ミニ市場公募債の元金償還につきましては、発行後7年目の満期日に一括償還するということから、その財源とするために毎年度元金の6%相当額を減債基金に積み立てまして、残りの元金58%相当額を借りかえるというルールになっております。平成14年度に5億円の発行を行い、平成21年度に初めての満期一括償還を迎えることとなります。ミニ市場公募債につきましては、平成14年度以降毎年発行しておりまして、平成15年度が5億円、平成16年度が3億円、そして平成17年度に5億円を発行しております。今年度末でのミニ市場公募債の残高は18億円というふうになっておりまして、今後も地方債計画の動向を踏まえて計画的に発行してまいりたいというふうに考えています。
 次に、地方債に対する考え方についてでありますけれども、やはり公債費という義務的経費が増加するということになりますと、財政構造の硬直化が進むということになります。財政構造の柔軟性を示した経常収支比率が平成16年度決算数値で91.8%と決して低いという数字ではない状況だと思いますけれども、合併したことによりまして旧市町のバランス、行政需要等を考慮いたしますと、ここ数年は地方債に財源を求めることが不可欠な状況で、今すぐに地方債依存度を下げるということは難しいというふうに考えております。ただ、償還元金を超えない市債発行という本市の基本姿勢の中で、市債の発行に際しましては適債事業の厳選に努めて計画的な抑制に努めてまいりたいというふうに考えております。
 それと、一番最後になろうかと思いますが、財政計画と行動計画の基本的な考え方です。兼ねてから議員も主張されてきているところでありますけれども、現在平成18年度に策定予定の太田市総合計画の中で、平成19年度から平成28年度までの10年間について財政計画を検討しているところであります。また、行動計画につきましては、総合計画の基本構想が10年間、その基本的な事業計画が5年間の行動計画となるわけで、現在作業を進めています財政計画の5年間がリンクしてくるということになると思います。さらには、3年間の実施計画も示されるということになりまして、現実的には財政計画も今までどおり毎年ローリングしていくことになります。いずれにいたしましても、先月お示しをしました太田市行政改革大綱の中でも、平成18年度から平成21年度までの4年間につきまして具体的な数値目標を掲げておりますので、さまざまな機会により多くの情報を積極的に公表し、広く市民に説明していきたいというふうに考えていますので、よろしくご理解いただきたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 小暮企画部長。
◎企画部長(小暮和好) ご質問のITまるごとタウン構想につきしてご答弁申し上げます。
 ITまるごとタウン構想は、旧太田市において平成13年10月に高度情報化社会実現に向けた基本方針の中で、市民と企業と行政が一体となったネットワーク社会の都市像といたしましてあらわされております。この基本方針に基づきまして、具体的な計画を示すものといたしまして、平成14年3月太田市IT戦略ビジョンを作成いたしたところでございます。この戦略ビジョンの具現化として公共施設間のインフラ整備やパソコンの1人1台体制、庁内事務の電子化、住基システムやホームページのリニューアルなど、今日の電子自治体構築に当たり一定の成果を上げてきたものと理解はいたしておるところでございます。その後、戦略ビジョンにつきましては、新市への合併までの間に2回改定を行いまして、旧太田市のIT戦略ビジョンは合併時の協議確認事項といたしまして、合併後に太田市情報化計画として新たに作成することとなっておりまして、平成18年度中に作成するため市民アンケート調査を行いまして現在集計、分析中でございます。この情報化計画につきましては、旧IT戦略ビジョンが目指す理念や目標についてややもすれば議員ご指摘のとおり横文字羅列のわかりにくい部分もあることから、策定に当たっては市民の声を反映させ、具体的な到達目標や数値化を行いまして、わかりやすいものとなるよう努力してまいりたいと考えております。
 次に、行政センターや公民館に配備されましたパソコンについてでございますが、平成18年2月現在市内各行政センター・生涯学習施設にて244台が設置され、講習会312回、受講者数3,774名のパソコン講習会が開催されており、この配備されたパソコンの大部分は平成12年度の国庫補助事業「IT講習推進特別交付金」をもとに購入いたしたもので、旧太田市分では215台購入いたしており、平成17年度末まで保有制限がございます。つきましては、急速に進化するIT機器の中で、その最たるものがパソコンでありまして、議員ご指摘の老朽化したパソコンの更新については市民のパソコン活用を推進する情報施策としての情報化計画の中に講習会を所管する関係部署とも協議をいたし、今後の方針を定めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 7番高田勝浩議員。
◆7番(高田勝浩) 両部長、本当に丁寧な答弁をありがとうございました。先ほどのITまるごとタウン構想のところで、行政センター・公民館というのは地域振興部ですね。そうなってくると、横の連絡がちょっととりにくいというところがもしかして出てきてしまうかもしれないので、必要なパソコン等がありましたらぜひとも企画の方と連動してやっていただきたい。特に、今、e−ジャパン計画からu−ジャパン計画、ユビキタスという時代にもうなりつつある。だれもがどこでも使えるという時代になりつつありますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、両部長の答弁を踏まえまして市長にお伺いをいたします。まず、1点目、計画性を保持した財政運営についてなのですが、まず、先ほど来言っている義務的経費の削減の考え方についてですけれども、午前中に市長の方からやはり定員適正化計画の中で図っていきたいというようなお話がありました。市長は、よくお話しされる3点セットというのがあって、むだな土地を買わない。人を減らす。償還元金を超えない市債の借り入れを堅持していくこと。この3つというのをやっていきたいというような昨年度でもありましたけれども、ただし一方で市長も前にお話があったとおり扶助費も減らせない、人件費も増えていくということで、なかなか辛いだろう。そういった中で、消費的経費のような補助金というようなものを減らすような形をとって、自由をつくっていくということなのですけれども、前年度比98.75%ということで、1.25%を減らしています。こういった今後の義務的経費の減らし方については、先ほど市長の方から答弁が午前中にありましたけれども、再度お伺いをしたいと思います。
 2点目なのですけれども、施設の維持補修を計画的にぜひとも計画していただきたい。先ほどの重点配分のお話にもありましたが、1年でも長く公共施設をもたす。そして市民会館等、先ほど例がありましたが、今年度予算で1,000万円を計上して今年度に補正で減額をして、また来年度予算に1,000万円計上する。1,000万円の使い方の是非ということではなくて、やはり計画性を保てばこれは回避できた部分。そして、市長がよく言いますけれども、法律が随分変わりましたよね。消防法・建築基準法・新耐震法と変わっていく。昭和56年ぐらいから随分大きく法律が変わっています。ただ、一方で考えてみれば56年からこの議論はさかのぼってできるわけですから、そういった意味を踏まえても施設の計画的な維持補修、それと建てかえ事業等の精査に関しては維持補修マニュアル等があればできたのだろうというふうに思います。そこで、私、過去の議事録を読んでいましたら川鍋議員がおととしの12月にやはりこういった1年でも施設を長くもたせようという一般質問をされました。とても趣旨としてはすばらしいと私は思ったのですが、これを維持補修マニュアルというものがあれば私はぜひともこれをやっていただきたい。全庁的にISO等に絡めてぜひとも市長の方からの強い意思でやっていただいて、1年でも長く、そして施設を使っている方たちが気持ちよく使えるような形をぜひともとっていただきかたいと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。
 3点目、地方債依存度と計画的な削減についてをお伺いいたします。先ほど部長の質問のときにもお話ししましたけれども、やはり義務的経費増の頭でっかちの予算になっていく中で、公債費を減らしていく形で今回の予算をとりましたけれども、公債費を減らすということはつまり地方債を圧縮していけば公債費も減るわけというまでではないですけれども、単純な考えでいけばそういう形でできるわけです。やはり地方債依存度というのは、私は下げていっていただいた方がいいのではないかと思います。ただ、地方債を抑制することによって投資的経費というのも減ってきますので、この相反する内容というのはどこでクリアしなければいけないかという、この難しい、次の質問にもリンクするのですが、その辺の考え方をお伺いしたいと思います。
 続いて、国の財政コントロールについてお伺いをしたいのですが、三位一体改革における地方債も含めて地方の自己責任というふうによく長年言われていますけれども、いよいよそれが顕在化してきたというふうに思います。最近総務省の資料等を読んでいますと、財政再建団体であるとか自治体破算ということがいよいよ現実味を帯びてきた。それは、太田市のような財政力を持ったまちがすぐそうなるとは思えない。0.1代とか0.2代の財政力等のまちがそういった対象になるのかもしれませんが、ただし、今回3年間で3兆円の税源移譲が行われたのに対して、補助金が4.7兆円、そして交付税が5.1兆円のカットということですよね。つまり地方にしてみれば割が悪い。その中に臨時財政対策債がありまして、半分を交付税で穴埋めするというようなことですけれども、これができるのは平成18年度までですよね。ただし、これがどうやら22年ぐらいまで行きそうだという話になってきた。結果的には、先ほど言ったように交付税が5.1兆円のカットされているわけで、これは交付税の裏約束というか、裏負担というのですか、これはなかなか厳しいだろうというふうに思います。市長は、よく国にだまされているのだというようなことをお話しされていますけれども、臨時財政対策債一つとってもそうです。
 これは、他市の状況を見たら、千葉県野田市が、これはやっているかどうかちょっと定かではないのですが、臨時財政対策債については借りられるけれども、借りないというような表明をしているそうです。これは、翌年の基準財政需要額との算定もあると思いますので難しいとは思いますが、こういう考え方が一つ。それと、もう一つが、やはり合併特例債ですけれども、これも国家の財源の裏づけがないわけですよね。どこからこのお金を引っ張ってくるのだろう。太田市で約460億円ぐらいの起債ができると思いますが、今年度で26億円の起債、そして来年度で30億円の起債、平にならしていけば10年間で45億円ですけれども、かなり高い水準で太田市の起債量も推移している。これも、先ほど部長とも話したのですが、使わざるを得ないというか、厳しい状態だと思うのは十分承知しています。ただ、合併による特殊事情というのが何か免罪符のような言葉になっていて、あたかもそれがすべて許されるようなことであっては、今回の義務的経費の伸びを見てもなかなかちょっと考えにくいというのがある。それと、地方債の自己責任という時代になってきました。これは、地方債が許可制から協議制に移ってきたこと、それによって国の考えとしては政府の関与をどんどん減らしていこうという、つまり地方債における地方財政の弛緩ということを中心に議論に据えていて、だからこそ200兆円も全国で地方債が発行されたのだという国の理論です。
 ということを考えていけば、これはかなり財政に対してモラル的なもの、それとIR等も含めて太田市の財政状況が豊かであるということをやりながら、財調ですとか政府系の資金ではなく、縁故債的なものを集めなければいけない。市民からの活力ということで公募債という形になると思うのですが、一方で高い利率を設定しながらそれも償還していかなければいけない。これも、財政に対しては極めて一時的にも負担になるということでありますので、国のコントロール下にあるとはいえ、かなり地方財政というのが厳しい時代です。この時代を迎える中で、一方で太田市が持っている全国的にですけれども、人件費等の伸び、これも含めて今後の自己責任を問われている今後の自治体運営の考え方についてを市長にお伺いいたします。
 大きい2点目、ITまるごとタウン構想についてですが、まず1点目がITを利用した市民生活基盤の強化についてをお伺いしたいと思います。先ほどIT戦略ビジョンの話をちょっとさせていただきましたけれども、太田市がこのITを使って何を目指すのか。方向性が全く見えない議論がIT戦略ビジョンです。こういう言い方が正しいかどうかわからないですけれども、「仏をつくって魂入れず」というのですか、つくっておしまいというような感じにもなりかねない。そうすれば、今後つくっていくものに関しては、やはり方向性を明確化していくこと、これが重要なのではないか。例えばこれは太田市ではお医者さんがいっぱいいますのでできないですけれども、無医村などの所というのは医療に特化して例えば高齢者の健康状態を見ること、子供の健康相談であるとか、そういったものをやったりする。あと、政治に特化する所もありますね。群馬県などもそうですけれども、ネット放送局を使って例えばこの議会中継を放送していくとか、そういった形でどんどん行政情報を市民の皆様に見ていだくというようなやり方、そういったこともできます。
 それと、太田市の場合には、既存メディアで公共のものがたくさんありますので、そういったものを融合してマンパワーを創出していくということも可能です。例えばBBCOもありますけれども、太田市の場合にはケーブルもありますね。それと、災害に強いエフエム太郎というものもあります。そういったもの等も活用しながらさまざまなIT戦略というのはつくっていってもいいのではないかというふうに思いますが、そういった方向でもし市長が目指す方向性があれば教えていただきたいと思います。
 2点目は、IT関連の企業誘致についてですが、過日ITのある会社が社会的な問題を起こし、国会でもさまざまな議論がありました。あれはほんの一部で、ああいったことはITの虚像みたいなものであって、ITというのはやはり成長産業の一つに間違いない。そうなってくると、先ほど市長の使わない土地を買わないということもそうですけれども、現状で土地が余っている状態であればやはり売り切っていただく。太田市が自動車産業に特化したまちということはだれもが承知しておりますけれども、やはり産業の多様化というものを図っていく意味では、IT産業というのは極めて有効であろうというふうに思います。以前佐藤議員でしょうか、シャープの液晶工場の話がありましたけれども、議会の中で質問等がありましたけれども、ああいった形というのは非常に好ましい形だというふうに思っています。よって、そういった企業の誘致に対して太田市は1坪1万円という非常にわかりやすいこと等もやっているのですが、この辺の市長の考え方をお尋ねして、2点目の質問とさせていただきます。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 時間はそんなに長くないのですけれども、しゃべっている言葉の数が非常に多いので、我々老人にはなかなか向かない議論になってしまう。非常に厳しい話でありますが、基本的な概念でもしかしてまた漏らしたようなことがあれば3回目にでもぜひ質問していだければありがたいと、まずお断りを申し上げます。
 先ほど言ったように、もう余分な土地は買わないとか、これは臨時財政対策債・減税補填債については一応別枠ですけれども、合併特例債も含めて通常債も含めて借金の額というのは返済額以下に抑えていくとか、あるいは人件費、これは義務的経費を上げる非常に大きな要因でありますので、退職金がかさむ今の世の中で私どもは10年ががりでツーぺーにしていこうということです。退職金を含めても財政的に問題が起こらないような計画性の中で、お金の運用をしていきたいというようなことで、私どもも可能な限り削減していきたい。そうでないと、先ほどお話がありました、これは後からもありますけれども、地方が倒産する事態というのがもう生じる。現実にもう3年ぐらい前に10自治体ぐらいはもう既にパンク状態。今の地方に地方主権とかというちょっと格好いい言葉を使いながら地方にお金をあげない。勝手に自分でやればいいのではないかという方針になって、恐らくかなりの数の自治体がもうにっちもさっちもいかなくなる、そういう時代を今、迎えていると思うのです。
 ちょっとくどくど長い背景になりますけれども、なぜかといいますと、これはもう国のコントロールの中で我々が全部やってきたということですよ。これは、ナショナルミニマム、要は日本全国同じ受益を受けさせる、サービスを受けさせるためにすべて国がコントロールして過疎の土地には過疎債を発行させて、後から交付税で埋めていくというようなやり方で日本全国一律化を金太郎あめを積極的に推進してきた。その結果、自前の金がこれしかなくて8割も9割も借金して、それは地方交付税で穴埋めしてくれというシステムがあったわけで、この8割9割の交付税が切れてしまえば当然その自治体はもう風前のともしびになってしまう。ですから、今、政府の諮問機関の中で倒産した自治体をどうするか。倒産しそうな自治体をどうやって運営させるのかというのが今、緊急のテーマになりつつある。非常にすごい時代を迎えたということであります。太田市も、今、指摘いただいた義務的経費をどこまで削減できるかが勝負でありまして、義務的経費が三百四、五十億までいっていると思うのですが、これを下げることが難しい理由は人件費あるいは社会保障関係、どんどん上がっている。こういう中で難しいのですけれども、市民にもやはり一応その嵐がやむまで10年間我慢してくれといっても容易ではないと思うのですけれども、幾らかでも我慢してもらって100%の満足度は達成できないのだということをぜひ知ってもらいたい。そのために、1%まちづくり会議というのは自分たちで物事をして満足度を幾らかでも高めてもらうための資金源でありますので、活用してもらうということがいいのではないだろうか、そんなふうに思います。
 施設の維持補修を計画的にやっていけということですけれども、これは非常にごもっともな話で、私、市民会館を見て建物の補修のみならず、あそこの中には空調施設とかたくさんのものが入っていますが、これを事前にもっと察知をして地下にある空調関係・機械関係を上に全部上げて配管のし直し、あるいはまたスプリンクラー等々の設置が仮に私が市長になった当時でも気がついていればもっと長く維持できたかもわかりません。ただ、建築基準法等々が変わってきた。特に地震の対策等々で変わってきたということで、それは耐えられなかったかもわかりませんが、でも考えられることであったと思います。今、健康増進センターについても、プールがありますので、あのプールの全体補修を行うために「まほろば事業」というのを使ってあの中を全部変えました。あるいはまた、新田の支所も空調関係がもうほとんど傷み始めたということで、やはり「まほろば事業」を使ってCO2削減をやりながら空調関係の改修を行いました。もっと身近なもので言えば休泊の行政センターについても、CO2削減をやりながら空調関連の改修を行ってきた。そういうふうに、「まほろば」という事業があったから空調関連とか水関連の改修を行ったのですけれども、今、ご指摘いただいたようにマニュアルをどうやって適用させるかというのが大事でありまして、今、全施設、多分260施設ぐらいになろうかと思いますけれども、これはもう定かではありません。多分学校を含めればそのくらいになると思うのですが、その施設に対してやはり年次計画を立てながら補修を行っていく。そして、もたせる。過日韮川西小にちょっと寄りましたけれども、韮川西小をつくったときの時期も、あるいは宝泉中学校もひどいものでありますけれども、やはり時期が非常に悪い時期でありまして、蹴飛ばしても倒れない状況にはありますけれども、すべてがもう補修しなければならない時期になっています。ぜひ今の提案をいただいて、マニュアルに計画性をもって対応できるというようなものをつくっていきたい、現実化していきたい、そう思っております。
 公債費の問題が出ましたが、公債費につきましては先ほどお話ししましたように、もうお金をただ借りるということはもちろんしません。ただ、きょうは議員が全員そろっていますけれども、公債費を低くするということは事業をしないということにつながるのです。だから、借金をするなということは事業をするなということにつながります。だから、その借金をどこまで抑えるかが一番大事であって、いわゆる借金を返済する額以下に抑えていきたい。合併特例債も含めてそういうふうにしていきたい。そういう地方債の形で臨んでいきたい、そう思っています。とはいえ、例えば今、言ったような市民病院を我々の命のためにどうするか。これは、やはり病院の建設をしなければならないだろう。これは、我々全体が安心して暮らせる環境をつくるわけでありまして、こういうものがありますので、またそのときは議会の皆さん方に承認を得て事業実施に移していく。もう原則絶対に借金は減らしていくというような方針でいきます。ただ一つ、借金が増えているのではないかという話があります。
 これは、一つの事例ですが、下水道です。私たちが下水道をつくるときにはどういう考え方でやっているかというと、下水道をつくれば必ずみんなが下水道に処理水を入れてくれる。そして、その売り上げで借金を返していくという構図になっているわけです。ところが、下水道はぜひ来てほしい。けれども、おれはつながない。こういう人が非常に多いのです。これがために、下水道は延長すればするほど赤字がかさんでいくのです。これは、市民が下水道をつくれ、つくれ、あるいは農集排をつくれ、つくれ。では、農集排を通した。農集排を通したから、みんながつないでくれるかというと、おれの所の浄化槽はまだもつからまだ5年ぐらいほうっておこう。そんなことは金がかかるからという形で実はつながないのです。今、尾島にできた施設も今度は来年の8月までには藪塚本町まで入りますけれども、果たしてどのくらいの人たちが加入をして施設に水を流してくれるか。汚水を流してくれるか。私は、これは大変大きな勝負だと思うのです。西邑楽処理区なども非常に入れないですね。あるいは農集排なども沖之郷は非常に加入率がいいのですが、そのほかに関してはなかなかつないでくれない。だから、延長すればするほど拡大面積を広げれば広げるほど、いわゆる借金がかさんでいって返済が伴わないというようなことになるわけです。ですから、単に借金を増やすために何か事業を実施するのではなくて、市民サービスをやりながら借金が増えていってしまう。これは実態でありますので、ひとつご認識いただければありがたいというふうに思います。
 国の動向は、先ほど言いましたように自治体をつぶそうとしていることは事実ですよ。今まで自分で勝手に借金をさせてきて後はあなた方はお金がないのなら、どうぞ倒産してくれればいいのではないか。では、倒産するときにどうしたらいいかということを考えているわけですから、今、協議しているわけですよ。だから、倒産を前提に協議をするなどということを今やっているわけですから、ある意味で本当にひどいものであると私は思います。特に過疎の町で人があまり住まない、工場も何もない、そういうような状況の中で借金を繰り返してきた町というのが非常に厳しい環境であるというふうに思います。恐らくいつかは合併するか、県の直轄下にしてしまうか、多分そんなことを考えているのだと私は思いますけれども、県が直轄でそこの所にもう議会も置かないとか、そして職員を派遣してその中で運営してしまうとか、多分そういうような方法も、これは本当に私の考えですけれども、考えているのではないでしょうか。
 次に、ITですけれども、「ITまるごとタウン構想」というのを出しました。これを出したときは、時代背景がまだITというのが今のような状態になっている、もうずっと以前の話であります。すべてネットしてしまって市民に情報の共有化を図ろうというようなことで、我々もBBCOというのを始めました。もう一つ、無線で何とか市民と行政との情報をつなげないだろうか、これがエフエム太郎であります。その後有線でケーブルテレビ、これを民間が入ってきまして行政も一緒に参加しないかという話があったのですが、当面民間でやっていてくれないかということで一部の限定された地域でケーブルが入りました。太田市の線の関係、情報の伝達とか、ITという関連ではそういった3つのものがこの中に重なり合っている。今後の状況からすればやはり情報の共有をするというのは、市民にとっても非常に大事なことです。我々も情報開示というのが原則でありまして、情報開示をしながらお互いに議論を戦わせる場所をつくる、そういうためにももっと情報開示の新しいやり方もあるのではないか。それらがすべて合体できる方法もあるかもしれない、私はそのように思っております。これがだめで取り除く、これがだめでではなくて、できれば全体が合体していろいろなシステムの中で市民が情報を得られるというような方法がいいのではないか、そんなふうに思っております。
 また、IT関連の企業誘致につきましては、三重県の亀山のシャープが非常に有名でありますけれども、太田市としても1万円の補助を出して現在30ヘクタールぐらいある草を生やしている牧草地みたいな工業団地がありますので、牧草地を工業団地に変えてしまう。その中の固定資産税であるとか、あるいは雇用だとか、そういっもので太田市の元気を出す。そのための1万円であるというふうに認識していますので、ぜひこれをもっとPRしていく。何社だか公開してくれないので私には言えないのですけれども、今、随分工業団地に殺到しているみたいです。あと数カ月経つと太田市にたくさんの企業が来そうな雰囲気であるということであります。IT産業もその中の一つで、世界で一番きれいな工場をつくりたいという会社も出てまいりまして、きのうもちょっと話したのですけれども、もうちょっと待ってくれということです。世界で一番きれいな工場をつくりたいなら、もうちょっと待ってくれと。5万円で売るからという話をしたのですけれども、5万円では高いなどという話をしましたけれども、とにかくそんな声も私のところに届いております。IT関連も誘致をしていろいろなバランスのとれた産業界にしたい、そう思っています。
○議長(斉藤幸拓) 7番高田勝浩議員。
◆7番(高田勝浩) 先ほど市長の言った地方債という意味は私も承知しております。だからこそ退職手当債に関してはやめてくれというような話をしたつもりです。年度間調整ですとか、そういったことを考えていけば市債の意義というのは何でもかんでもいけないなどということは全然思っていなくて、それは必要だと思いますが、先ほど自治体破産の件で笑いが出ましたけれども、大蔵省が銀行をつぶしたように、まさに総務省がつぶすとは思えないです。けれども、確実にその波は来ているのだというのが本当に恐ろしいというふうに、国はどういうふうに地方を導いていくのだろうというふうに本当に恐ろしい思いをいたします。ですので、私は今回こういった財政の硬直化の人件費については極めて重要であろうし、対策を行っていかなければいけない。先ほど基金の話もございましたけれども、計画性という意味では、合併した旧3町は昭和35年に市町村事務総合組合に入っていて、尾島町、新田町に関しては太田市からの精算は繰り出していましたけれども、藪塚本町に関しては繰り入れをしてくださったというような形でもあります。計画性というのは極めて大事、当初に言いましたけれども、高い合理性はやはり計画性があってこそのものだと思います。ぜひとも市長にはこの改革の手を緩めないでいただきたい。そして、これからの行財政改革の推進というものをぜひとも行っていただきたいと思います。これは答弁は結構ですので、以上で質問を終わります。よろしくお願いします。
○議長(斉藤幸拓) 次に、42番室田尚利議員。
◆42番(室田尚利) 42番藪塚クラブの室田尚利です。議長より質問の許可を得ましたので、質問させていただきます。藪塚クラブの総意であります。答えは産業経済部長にお願いいたします。
 群馬大学工学部金型新学科の誘致の設置の状況及び校舎の予定地についてお尋ねいたします。合併により大きくなりました太田市でありますので、市全体が潤えるような政策を取り入れていくことが重要ではないでしょうか。市長や行政の方々も日夜努力していることと思います。合併により尾島町、新田町、藪塚本町が太田市になりました。旧3町の住民の方々は早く活気あふれる太田中央のようになりたいわけです。それにはいろいろな施設を各地に配して、市全体がバランスのとれるようにしていくことが重要ではないでしょうか。幸い藪塚駅の東口に環境のよい地帯がありますので、紹介いたします。藪塚駅東のプラットホーム前にあります。数十年前には桐生のある高等学校が来る予定だった場所であります。前々からいつも話題になる地帯であります。土地はきちんと整備されております。畑と田であり、国道50号にも近いし、北関東自動車道にも近いです。昔からありました排水専用の水路があります。県と国で八億数千万円かけましてきちんと整備してくれました。用水には使えません。近くには八王子山系もあり、学生さんが心をいやすところもあり、自然の環境がよいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
 1回目の質問を終わります。
○議長(斉藤幸拓) 久保田産業経済部長。
◎産業経済部長(久保田幹雄) ご質問の群馬大学新学科誘致の状況でございますが、本年1月20日、地域ものづくり研究教育整備推進協議会を発足いたしました。この組織は、太田市並びに商工会議所、群馬県金型工業会、群馬大学等で、我が国産業活動の基盤であるものづくりの科学技術のさらなる振興と発展を図るため、金型産業等ものづくりの産業が集積しております太田地域に群馬大学ものづくり教育研究及び施設等の整備を推進することを目的とするものでございます。こうした中で、既に平成19年度の学科開設認可を当面の目標とすること、太田地域に学科キャンパスを設置すること、キャンパスとなる土地、建物に関しては今後協議会として検討していくことで合意しております。
 次に、学校の予定地についてですが、当面、学科開設認可に向けての事務を進めてまいりますが、平行して校舎の位置についても検討協議をしていくこととなるものと考えております。今後、群馬大学との調整の中で、学科定員、あるいは昼間部だけなのか、夜間部も開設するのかといった問題、必要となる教室数、資金対応をどうするか等細部にわたる調整が必要となってまいります。こうした多方面からの計画に基づきまして校舎の規模等が決められ、このことに基づきまして校舎としての適地が選定されるものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
○議長(斉藤幸拓) 42番室田尚利議員。
◆42番(室田尚利) 2回目の質問は市長にお答えをお願いいたします。
 市長はいつも藪塚の土地は高いと言われておりますが、高かったのは北関東自動車道の土地だけであります。その他藪塚駅の東口は高くありませんので、ご理解をいただきたいと思います。藪塚全体も今は地価が下がっておりまして大変困っておりますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 大学誘致について、今、産業界と話を進めているところであります。大学につきましても、私どもの誠意にこたえていただいて、太田市へ進出してくれるというような方向には来ております。ただ、私どもが何を準備するかということでございますけれども、今、ぐんま国際アカデミーに土地を出してまずいのではないかとか何かいう人がいるようですけれども、教育機関を誘致するという中では、やはり土地は提供をするというぐらいの気持ちがなければ学校はできません。ですから、そんなような意味で太田市でやはり用意すること、あるいはまたさらに一歩進んで校舎についてでありますけれども、松嶺福祉短大やぐんま国際アカデミーと同じように、最低でもそのレベルの建設費補助は出さなければならないだろう、そんなふうに思っています。
 もう1つ、場所ですけれども、場所については大学と話し合っていかなければいけない。今ある大学は天神町というところですか、桐生市の一番山寄りの本当に心がいやされるような場所に位置しています。今、大学の方向ですけれども、一般論ですけれども、心のいやされる方向に行っていたのが喧騒する都会に今度は移ろうとしている。これが現状だと私は思うのです。今までは大学というのは水がきれいで空気がきれいで、そこで学習すれば頭もよくなるということだったと思いますけれども、今はそうではなくて、人がたくさんいる場所、できれば町の中にみんなUターンしている、それが現状でありまして、田舎の大学はだんだん人気がなくなっていくということも事実だと思うのです。それは群馬大学が言っているわけではありません。群馬大学がどうしても藪塚でなければいけないということであれば、藪塚で用意することになろうと思いますけれども、今後、協議をしながら場所は決めていきたい、そういうふうに思っています。いずれにしましても、新しい教育機関を太田市に誘致することは太田市民の財産であります。こういった財産をつくるために、私どもも今後とも議会の皆様と一緒に汗を流していきたい、そう考えておりますので、よろしくお願いいたします。

     ◎ 休     憩

                                     午後2時46分休憩
○議長(斉藤幸拓) この際、暫時休憩いたします。

     ◎ 再     開

                                     午後3時5分再開
○議長(斉藤幸拓) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、8番青木猛議員。
◆8番(青木猛) 社民クラブの青木です。通告に従い質問いたします。年配の方にもわかりやすい内容と話し方を心がけますので、よろしくお願いいたします。
 私は今回教育行政について、次に福祉政策について、最後に住民サービスについてと大きく3点について質問いたします。
 まず、土曜スクールについて教育部長に伺います。2002年に始まった完全学校週5日制に伴い、各自治体では、土曜日を使って学校での授業とは違ったさまざまな取り組みが行われてきました。旧尾島町では、子供週末クラブといった形で、小学校2校を対象に児童から希望をとり、陶芸や書道などさまざまな体験活動を行ってきました。そして、特徴的なものは、教える側の先生は学校の先生ではなく、その地域の中でさまざまな技術や知識を持っている方たちが中心になってボランティアで入っていただいているということです。私も何度か土曜週末クラブを見させていただきましたが、子供たちの目が生き生きと輝いていたことを忘れません。こうした子供たちの興味、集中力、自信はきっと学校での学習にもよい影響としてあらわれてくると思います。しかし、今回、県教育委員会が示した土曜スクールは、授業の補習的な位置づけとなっており、せっかく子供たちが持ち始めたこうした興味、集中力、自信といったものをなくしてしまうものとなってしまいます。そこで、伺いたいのは、この土曜スクールを本市ではどのような形と内容で取り組むつもりなのかということです。
 次に、2点目として学校給食費の援助について、同じく教育部長に伺います。今年1月3日の朝日新聞の1面トップに「就学援助13%に増加」という私にとってはショッキングな記事が載っていました。就学援助は、保護者が生活保護を受けている子供に加え、市町村が独自の基準で困窮していると認定した子供を対象に、学用品や通学用品、給食、修学旅行などを援助するものですが、このパーセントが年々増加していることは、保護者のリストラや賃金の切り下げが子供たちにまで大きく影響している結果であると思います。記事の中に東京の足立区の例が載っていました。小学校6年生の担任教員が卒業文集をつくるためクラスの児童に将来の夢というテーマで作文させようとしたところ、3分の1の子供が何も書けなかったそうです。自分が成長してどんな大人になりたいのかイメージができないということだそうです。そこで、お聞きしたいのは、本市は東京や大阪といった大都市ではないことと比較的安定している製造業が中心であるため、それほど人数的には多くないと思いますが、本市の準要保護に認定されている児童・生徒の人数と準要保護の内容について伺いたいと思います。
 大きな二つ目です。福祉政策について健康福祉部長に伺います。障害者自立支援法が障がいを持たれている方の多くの反対を押し切って成立し、今年4月から施行となりました。本議会でも昨年6月の定例会に、請願として障害者自立支援法施行に当たっての見直しを求めるとして出され、採択されていましたので、記憶に新しいかと思います。そこで、伺いたいのは、障害者自立支援法が成立した背景と、さらには今回の制度が大変複雑な面も持っていると言われていますことから、その周知について本市ではどのように行われてきたのかという点について伺います。
 次に、3点目の質問に移ります。この件については市民生活部長に伺います。西サービスセンターがこの4月に開設されることは昨日の広報にも載っていましたので、4月以降市民の利用者数も増えていくことになろうかと思います。ただ、総合支所の役割となぜ4月オープンなのか。さらには行政サービスとはどういうことなのかという観点から質問したいと思います。最初に、西サービスセンター開設までの経緯と職員配置について伺います。
 以上が第1回目の質問です。
○議長(斉藤幸拓) 岡島教育部長。
◎教育部長(岡島幸雄) 青木議員のご質問にお答えいたします。
 昨年10月に県教委より土曜スクールの案が示されました。その内容は、平日の授業を補完する学習指導を行うということはご案内のとおりと思います。太田市教委といたしましても、12月に土曜スクールに対する考え方を示したところであります。その内容は、授業の補完よりも文化や芸術、農業などの体験学習に重点を置く方向でありますが、学習指導につきましても一つの選択肢として入れていきたいと考えております。このような体験学習を通して、人間性豊かな子供たちの育成や子供たちの心を鍛えることを目的に取り組んでいきたいと思っております。
 次に、運営についてですが、議員のお話にもございましたとおり、既に尾島地区では子供週末クラブが体験学習に重点を置いた活動をしておりますので、これを参考にしたいと考えております。子供週末クラブは地区の生涯学習センターや児童館、小学校を会場にしておりまして、講師については生涯学習センターの講座の講師をしている人たちにお願いしております。その中には一部の教員も講師として取り込んでおります。今後、土曜スクールを実施する上で大きな課題となるのは、会場や指導者のことであります。子供たちの利便性や安全性を考えたとき、学校のみならず行政センターや公民館、児童館等を含めて会場を考えていくのか。また、指導者も教員を中心に考えたときには、休みを返上しての勤務が可能であるかを学校現場はもとより県教委も含めて十分相談していかなければならないものであります。そこで、これらのことを中心に学校、生涯学習課、子ども課、青少年課、スポーツ課、教育研究所等の関係者からなるプロジェクトチームを起こし、土曜スクールの検討委員会を開催しまして、その中で具体的な問題点を協議し、実施に向けての課題解決を図っていきたいと考えております。年度初めの導入については難しい状況でありますが、子供たちにとって有意義な土曜スクールを開設したいと思いますので、ご理解のほどをお願い申し上げます。
 次に、教育行政、特に就学援助に関するご質問にお答え申し上げます。これは経済的な理由によって、就学が困難な児童・生徒に対しまして、学習指導等学校生活に必要な経費を援助することによって、就学の機会均等を保障して義務教育の責務を果たそうとする今日まで定着した制度でございますけれども、本市の状況でありますが、準要保護に認定された児童・生徒は、平成18年1月末現在で小学校で566名、全児童数の4.5%、中学校で330名、全生徒数の5.6%、合わせて896名でございます。これは全体の児童・生徒数の4.8%になります。また、その内容ですが、認定されました児童・生徒に対しまして学校給食費、学用品費、校外活動費、修学旅行費、医療費、クラブ活動費、通学費、またそれに加えまして小学校や中学校に入学した児童・生徒に新入学児童・生徒学用品費の援助等を行っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 早川健康福祉部長。
◎健康福祉部長(早川充彦) ご答弁申し上げます。
 初めに、障害者自立支援法についてでありますけれども、ご案内のとおり、第163回特別国会に法案が上程されまして、平成17年10月31日に成立したものであります。また、太田市議会におかれましても、平成17年6月29日に障害者自立支援法見直しに関する請願が採択されまして、議員お話のとおり、障害者自立支援法の見直しに関する意見書を内閣総理大臣及び厚生労働大臣に提出をいただいているところであります。障がい者福祉サービスは、平成15年4月から導入されました支援費制度により実施をされておりますが、同制度導入後、ホームヘルプサービスやグループホーム等居宅サービスの利用が増えておりまして、これに比例してサービスに要する費用の増加も見込まれまして、このままでは制度の維持が困難な状態になってくるものと予測をされております。また、身体障がい、知的障がい、精神障がいといった障がい種別等によって福祉サービスや公費負担医療の利用の仕組みや内容等が異なっておりまして、これを一元的なものとすることやその利用者の増加に対応できるよう、制度をより安定的かつ効率的なものにすることが求められておりまして、これらの課題に対応するために障害者自立支援法が成立したものと認識をしております。また、新たな制度といたしまして、利用者負担につきましては1割の定率負担と月額の負担上限を求める仕組みが導入されておりまして、障がい者の方には負担能力の乏しい方がいることも考慮し、収入の状況に応じた数段階の月額負担上限額を設定するとともに、各種減免措置も講じられております。現在の障がい福祉サービスにつきましては、さまざまなサービスがありますが、今回の障害者自立支援法が施行されますと、施設から地域移行を促進するために大きく介護給付事業、訓練等給付事業、地域生活支援事業、自立支援医療と大きくグループ分けがなされることから、支援費制度の再構築につながるものと考えております。
 次に、周知方法についてでありますが、現在、施設サービスや訪問ヘルプサービス等の居宅サービスを受けている方を対象に1月中旬から申請書やパンフレットを送付させていただきました。申請時の窓口においては、パンフレット等を活用し説明をさせていただいたところであります。また、身体障害者団体や市内の知的障害者施設の保護者会の方々を対象に説明会も開催させていただきました。また、1月20日の広報にも掲載するとともに、太田市のホームページにも掲示をしております。支援費の申請の進捗状況についてでありますが、約500人に通知をいたしまして約7割の方から、自立支援医療につきましては群馬県が約1,300人に通知を出しまして、太田市からは約6割を群馬県へ進達が終了しておるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 大久保市民生活部長。
◎市民生活部長(大久保義忠) 青木議員の住民サービスの中で西サービスセンターについてのご質問でございます。この開設に至った経緯についてでありますが、太田市では近年、市民ニーズが多様化するとともに、女性の社会進出も進み、休日や時間外での行政サービスへの市民要望が高まってきたのを受け、平成10年6月にサービスセンターを市内のショッピングセンター2カ所に設置し、市民の利便性を高めるとともに、本庁窓口での待ち時間の短縮を図るなど市民サービスに努めてまいったわけであります。このサービスセンターは、市民課窓口業務や税の収納等を土・日、祝日も含めて、おおむねでございますが、午後7時まで行っております。ショッピングや仕事帰りに気楽にご利用いただけるところから多くの市民に親しまれ、利用実績も増加しておるわけであります。そうした状況もあり、このたび合併に伴い、旧尾島町、旧新田町、旧藪塚本町を包含した西部方面の市民サービスの拡充を図るため、サービスセンター設置に向けて種々検討してまいりました。場所の選定基準といたしましては、まず旧3町の中心的な位置にあること、高い集客率が見込めること、アクセス道路が整備されていることなどを勘案し、新田ショッピングセンター・ニコモールを候補地として選定したところであります。
 次に、職員の配置についてでありますが、西サービスセンターには、6名の職員の配置を予定しております。この6名の職員は、土・日、祝日はもとより通年開庁を行うことから交代で職務に当たりますが、基本的には正職員と嘱託職員が一緒に職務に当たるようローテーションを考えております。なお、西サービスセンターが開設してから事務に支障を来さないよう、職員の事前研修を十分に行う所存であります。
 また、西サービスセンターの開設時期を4月にした理由につきましては、太田市が合併して1年が経過するのを契機として、より一層均質的な行政サービスを充実させるねらいと地権者からの早い開設要望を受けまして、4月に開設する運びとなりましたので、よろしくご理解のほどお願いを申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 8番青木猛議員。
◆8番(青木猛) 1点目の土曜スクールについて教育長に伺います。
 先ほど教育部長からの説明で本市における土曜スクールの方針はわかりましたし、今後は具体的な問題点については土曜スクール検討委員会で協議をしていくということなので理解をいたしました。ぜひとも人間性豊かな子供の育成のためにお願いしたいと思っております。私もそのためには微力ではありますけれども、お手伝いできることがありましたならば汗をかきたいと思っております。
 さて、教育部長から全体像を答えていただいたので、改めて教育長に聞くのは失礼かとも思いますが、旧尾島町で具体的に実践をし、実績を残してきたという立場から、この土曜スクールへの思い、さらに言えば、子供たちの全人教育への思いを伺いたいと思います。
 次に、準要保護の中の学校給食費について教育長に伺います。先ほど教育部長から準要保護の対象人数と内容について答弁いただきましたが、中でも私が気になっているのが学校給食費についてです。先ほども申しましたように、企業の業績は回復しているのに労働者の賃金や雇用はますます破壊されています。逆に言えば、労働者の賃金や雇用を破壊して企業は金余りとも言える大もうけをしているわけです。悔しいのはそのことが子供たちにまで影響している現状です。教材費や通学用品ももちろんですが、特に学校給食については、親の不規則勤務や長時間労働によって朝食をとらず、夕食は電子レンジで温めて食べる子供も少なくないと聞いております。結果として、先ほども述べましたように、自分がどんな大人になりたいかイメージができない子供になってしまうということだと思います。現在も各学校で教職員の皆さんが中心となって保護者との面談や子供の日常の状態をつかみ、就学援助制度の判定を行っていただいていることは承知しておりますが、こういった雇用不安の時代だけに子供たちの状態をさらにつかんでいただきたいと思います。教育長のご所見を伺います。
 次に、大きな2点目の福祉政策について、障害者自立支援法について市長に伺います。市長は特に福祉政策といいますか、障がいを持たれている方への政策については熱心でもあると思いますし、そのことは施政財政方針の中でも障害者自立支援法の施行に伴い、各種支援制度の再構築を図るなど、障がい者の自立と社会参加の促進に努めると述べております。そこで、まずお伺いしたいのは、障がい者の自立という点についてなのですが、もちろん障がいの種類や程度によって違いますので一概には言えませんが、私は本人の選択権がある生活、つまり例で言いますと、親兄弟との同居でも、一人でアパートを借りて生活するのでもその選択権があり、そのための援助を行政として行うことが本来での意味の障がい者の自立支援だと思っておりますが、市長のお考えはいかがでしょうか。
 次に、障害者自立支援法では障がい者の一般企業での就労を推進する方針が盛り込まれていますが、実際はというと、市長もご存じのかなやま青年寮という施設がありますけれども、1月に如月祭という発表会がありました。市長も出席されていますけれども、その中でホールでのパネル展示がありまして、その中身を見ますと、ここでは31名の寮生に対して事業所が今現在25カ所となっていました。一見すると多くの事業所が受け入れてくれてありがたいとなりますけれども、しかし、私自身20年ほど前、この法人に勤務しておりました。そのころと比べると大きな違いが出ているということを私は思いました。どういうことかと言いますと、当時は事業所の数が今よりも全体的に少ない状態でしたけれども、1事業所で2人ないし3人なりそういった複数を雇用してくれたということです。しかし、今は1事業所がほとんど1名の雇用となっています。こうしたことはもちろん直接行政がかかわることではないかもしれませんけれども、行政として事業所等に働きかけることは可能ではないかと考えますので、これについても市長のご所見を伺いたいと思います。
 次に、3点目ですけれども、先ほど部長の答弁で、開設してから事務に支障を来さないように職員の事前研修を十分行うという、私は本来開設する前に研修を行うのが筋ではないかと思うので、この辺がよくわからないのですけれども、西サービスセンターの開設について市長に伺います。先ほどの市民生活部長から西サービスセンター開設までの経緯について答弁がありました。地権者から早い開設要望があったから4月開設としたと言われましたけれども、3月、4月というのはご存じのとおり引っ越しのシーズンです。事務量も大幅に増えますし、さらには市の職員自体の異動も重なるこの時期に、4月開設するのはかなり無謀ではないかと感じています。トラブルが起こらないことを祈るだけです。
 さて、そこで市長に伺いたいのですけれども、まず西サービスセンターと隣接して新田総合支所がありますけれども、支所があるにもかかわらず、ジョイフル本田内に西サービスセンターを開設したのは、私にはちょっと疑問です。確かに商業施設内に行政窓口があるということはアピールをしやすいし、市民にも受けるという点はあると思います。しかし、その一方で総合支所の役割と信頼度というのは、ますます低下していくのではないかと私は危惧しております。市民にとって本庁も含め総合支所というのは信頼できる場所であるし、相談に応じてくれる場所として位置づけられているのではないでしょうか。また、費用対効果の点からも、市民課関係の証明書や届け出窓口は西サービスセンターも含めると、今度は市内15カ所となります。果たしてそれだけの数が必要なのかということも疑問に感じます。市長のご所見を伺います。
 以上が私の質問です。
○議長(斉藤幸拓) 相澤教育長。
◎教育長(相澤邦衛) それでは、青木議員の質問についてお答えをいたします。
 教育長の考え方ということで答弁させていただきます。土曜スクールにつきましては、教育部長が答弁したとおりでございます。と同時にまた、さらに私の考え方をこの場でお話をさせていただきますけれども、そもそも土曜スクールが出てきた背景というのは、学校週5日制と同時にまた学校のカリキュラムの中にゆとり教育だとかそういうものが出てきたその結果、これはもう全国的なことで学力が低下したのではないか、低下したよという中で、土曜日を何らかの形で子供たちに対応しなければいけないのだ、そういう考え方が出てきたと思うのです。したがって、県教委の方も土曜スクールについては授業の補完、補習、それが中心だ。考えてみますと、方法とすると授業の補習というのは表現が妥当かどうかわからないですけれども、簡単と言えば簡単なのです。でも、そんなに簡単に物事はいかないだろうというふうに思いますし、いいことをするのにはみんなで苦労しなければいけないのだ、私はそういう考え方でございます。したがって、ただ単純に学習の補充をするとかそういうことは考えておりません。メニューの中にはそのものも多少は入れなければいけないだろうというふうに思っているわけでございますけれども、考えてはおりませんし、先ほど来から出ているように、ふだん学校教育では学習する、あるいは体験することのできないそういうもの、確かに学校は忙しい面がありますので、体験学習だとかそういうものはなかなかできない面があるわけです。したがって、そんなところに目をつけながら土曜スクールは対応していく方がよい結果が出るだろうというふうに思っております。
 と同時に、あと1つは、太田市は、既に小学校の算数・国語、中学校の英語・数学については20人以下学級で学力の補充はやっております。全国平均から比べるとそれだけ学力が太田市は高いという結果が出ておりますし、学校週5日制の中で十分学力の補充はしているのだ。では、その土曜日をどうするかとそのことでございます。土曜日につきましては正直な話、何もすることのない子供たちが結構いるわけでございますし、既に土曜・日曜についてはスポーツ少年団だとか、そういうものの中で一生懸命やっております。したがって、既にやっている活動については、我々はやめてこっちへ来いということはやりません。何もなくて、実際に家庭の父兄からも聞きます。年じゅうパソコンだとか、ファミコンだとかそんなものをやっていてうちの子はという話を聞きますので、強いて言えば、そういった子供たちを積極的に参加させながらこれを対応していきたいというふうに思っております。と同時にまた、学校の先生だけではなくて地域の一般の方々が非常にいろいろな形ですばらしい方がおりますし、子供たちを好きな方もいらっしゃいますし、聞くところによりますと、会社勤めや何か技術関係の分野で働いている方々はいろいろな形で自ら実験道具だとかそんなものを持っているようなのです。そういう方々の協力を得ながらこの土曜スクールはやっていきたいというふうに思っておりますし、単なる授業の補完、補習ということではなくて、いろいろな方々に協力していただきながらやっていく、そんなことが結局全人的な子供たちの育成につながるのだろうというふうに思っております。子供たちもふだん接している先生を尊敬していると思うのですけれども、ふだん接していない方々がひょいと出てきて指導してくれるというのは非常に興味があるわけです。したがって、そんなところをねらいとしながら土曜スクールについてはこれから苦労はあると思うのですが、一生懸命頑張ってやっていきたいというふうに思っております。
 続いて、2点目の件につきましてでございます。準要保護、これは就学援助制度ということになるわけでございますけれども、準要保護は、ご承知のとおり、経済的理由によりましてお子さんの給食費、それから学用品費などを援助する制度であります。ご指摘のとおり、昨今の景気の不安定、母子家庭の増加等の要因により制度を求める保護者は年々増えている、それが現状でございます。本制度については、各学校において保護者会等で周知して、また地区民生委員に対しても毎年制度の概要について説明し、協力をいただいているところであります。今後においても、児童・生徒の生活実態の把握について、学校現場からも注意深く見ていただき、この就学援助制度がより効果的な制度になることに努めてまいりたいと思っておりますので、どうぞご理解をいただきたいというふうに思っております。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 自立支援法に関する質問でございますが、私はこの法律は従来のやり方からある意味で後退しているというふうに思っているのです。これは障がい者を抱える親、あるいは障がい者本人、ここに可能な限りの負担を負わせるそういった制度で、結果的にはそういうふうになるわけで、障がい者自身も非常に大変な状況に追い込まれることも恐らくあるのではないかというふうに思います。もう1つは、親にしても子供が障がいを持っていて、自分自身も当然のことながら豊かな生活でお金があり余って生活しているのなら話は別ですが、障がい者と一緒に生活するというケースの場合に仕事の選択等々も限定されてしまう。そういう環境の中で、あなたお金を持っているのだからあなた払いなさいというやり方は何て言うのですかね、少なくともお父さん、お母さんと障がい者で生活していけることを私などはただ温かく見守ってやる方が、金をよこせというやり方よりも全然すぐれている。なぜ介護保険と同じような形で自己負担を要求するようなシステムになったのか、非常に実は疑問に思っています。
 この障がい者の雇用の問題でありますが、青年寮の話がありましたが、私も県議のときでありましたが、高等養護をつくるときに南中の特学のお母さん方と一緒に運動展開をしました。あの地に高等養護を誘致することができた。そのときに働く場所を見つけなければならない。当時サンレイ工業の社長さんでありましたが、社長さんを中心にしてプラスチックですけれども、プラスチック業界を中心にして雇用の場づくりのために奔走したことが今でも頭の中にあります。あのころからばりとりだとか、あるいは荷物の輸送とか簡単な仕事がどんどんなくなってきた。だから、あのころ議員がおられたのかどうかわかりませんが、あのころは職種も多かったし、作業の内容も非常に多かった。ところが、どんどん工場等が改善されてきたために手の出す場がなくなってしまって、今も軽作業ですとマックスだとか、あるいはボールペンだとかそういうような分野に行ってしまって、月給5,000円とか7,000円の世界に入ってしまったわけです。だから、これは私たち行政として支援法は支援法で国に制度を変えてもらいたいと思っていますけれども、私たちが協力できるのは、お金のかかる人にはお金である程度対応しなければいけない。でも、働ける人にはできれば4万円程度の給料は出して自立の道を歩ませたいというのが願いでありまして、今、福祉工場をつくったり花をつくったり、あるいはパンをつくったりやっているのは、まさにその中の1つです。これからの考え方は健康な人間は幾らか我慢をしなければならないでしょう。でも、障がい者に対して私たちはやはり全力で対応する必要があると基本的にそう思っています。それで初めて平等な社会ができるのだというふうに思っています。これからも応援していただいて、障がい者雇用を拡大するためにぜひ一緒に頑張っていければとそんなふうに思います。
 また、いろいろな形での障がい者を今度は太田市で相談相手をしなければならないということになりますので、今年の4月1日から、これは仮称ですけれども、太田市障がい者相談支援センターを太田公民館の東別館、つまり太田東小学校の前に新たに開設するものであります。これは障がいを持った子供たちが、あるいは親が相談に駆け込むそういう場所であって、方向指示器をそこから出せればいいというふうに思っています。恐らくどんな利用の仕方になるかわかりませんが、困ったときは立ち寄ってもらう。そうしたら、いろいろな関係のところと相談をして、その子供たちにとって最善の道を選んでいく、そういうセンターを新たに開設いたします。ぜひまた周知を私どももしますけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 ニコモール内のサービスセンターでありますけれども、今までサービスセンターを開設して非常に利便性が高まったという声は聞きますけれども、支所の中で、日直という制度の中で実は今でもやっているのですが、あのことよりももっと専門性を持って1カ所に集中することの方がサービスが高まるのではないか。もう1つは、ついでというのがあります。イオンにしても、あるいは南のサービスセンターにしてもついで、いわゆる買い物のついでに用を足すというやり方があります。私たちは市民のいる場所に出かけていくということを考えてやってきました。市民を1カ所に集めることでなくて、私たちが市民の場所に出ていく、そういうサービスのあり方というのを追求してきたわけでありまして、このサービスセンターも多分有効に活用していただける。夜の7時まではオープンするつもりでありますので、多分市民の皆さん方にはできてよかったと、それに連動して各支所の日直を廃止して、集中的にそこでサービスを行っていく。本所はサタデーメイヤーとか、サンデーメイヤーという形で責任者をここには置いてありますので、連絡が来ればほとんど対応できるような形をとっておりますので、そういうシステムで行っていきたいと思っています。
 あと事前研修、これはもちろんやっていた経験のある人、市民課にいた人を回す。あるいは税をやっていた経験のある人を回す。これはもう当然そういうふうにしてお客様に遺漏のないようなサービスができるそういう体制はとっていきたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 次に、47番高橋孝太郎議員。
◆47番(高橋孝太郎) 皆さんこんにちは。議席47番新田クラブ高橋孝太郎です。通告に従い、施政方針並びに予算について総括質疑をいたします。
 総括質疑は3問です。1、長期行財政計画について、2、新田地区における雨水対策について、3、ぐんま国際アカデミーについてでございます。
 1回目の質問として、最初に長期行財政計画についてお伺いいたします。日本の経済は米国や中国の高い成長率といった海外要因に支えられ、当面輸出主導の成長を続けるようです。デフレ脱却ができれば、量的緩和解除の長短金利の上昇及び円高、原油高、資源高がどのように推移するかによって変わるだろう。社会問題として環境問題、新市問題、少子化問題、高齢化問題、2007年問題等、経済問題は年金問題、資金循環問題、フリーター、ニートといった雇用問題、技術移転問題、再雇用定年延長等であります。また、当市では5年ぐらいかけて郡部の介護、国保は大幅な増税が予測され、歳出は退職手当増、医療費、耐震調査及び補修経費増、その他もろもろの諸費用の増加が見込まれ、歳入は企業環境から企業税収の増は見込みづらく、市民税、消費税増税の国政的外部要因のみ依存し、滞納催促に全力を尽くさなければならないと思う。国の財政も2007年度を目途に改善したいとのこと、慢性的な赤字財政システムからイノベーション理論システムへの移行となされなければならないだろう。環境共生社会のまちづくりに長期的には改革の推進と意識改革の推進は不可欠であろうと思います。では、お尋ねいたします。総合計画の取り組み状況について企画部長にお尋ねいたします。また、太田市総合計画における財政計画について総務部長にお伺いいたします。
 次に、新田地域における雨水対策についてお伺いいたします。1947年、昭和22年9月14日から15日、カスリーン台風で粕川の水害と、1959年、昭和34年9月26日から27日、伊勢湾台風で石田川の水害に両親の生家で遭遇しております。群馬県の水害ではカスリーン台風で死者592名、不明者107名、負傷者1,231名、家屋全壊1,936戸、家屋半壊1,946戸、床上浸水3万1,247戸、床下浸水3万9,808戸で、群馬県で最大のものであり、東京・埼玉は未曾有の大水害であったとのこと、伊勢湾台風は東海地方に未曾有の被害をもたらし、5,000人を超える死者、行方不明者を出した。群馬県では死者10名で、河川の整備がなされた結果だろうと思います。旧新田町議会でも議論になった中で、1級河川大川は部分的に用地の買収がなされているが、下流地域の拡幅を待たなければならないとの結論に至っている。なお、県道前橋館林線と北部農地防災整備排水との断面図は幅4メートル、高さ1.7メートル、うち共用部分は幅1.65メートル、高さ1.7メートル、大川の入口の断面の幅は2メートル、高さ1.6メートルのうち、防災についての半分以下の口しかあいておりません。新年度予算案知事説明要旨で、水害対策など災害に強い県道づくりに取り組みますとの方針を出されております。水害のない健康で安心して暮らせるまちづくりを願うものです。では、お尋ねいたします。宝泉南部区画整理と建設省広域基幹河川改修事業1級河川大川との融合性、時期について都市づくり部長にお伺いします。また、宝泉南部区画整理以北から県道前橋館林線までの1級河川大川の広域基幹河川改修事業について、都市整備部長にお伺いいたします。また、湛水防除事業の下江田事業のポンプアップ計画について産業経済部長にお伺いします。
 3番目として、ぐんま国際アカデミーについてお伺いいたします。群馬県の大学院、大学、専門学校、研修学校について確認したところ、太田市は遜色がないと思われます。学園都市と自動車産業都市のクラスターの芽をはぐくむようにしなければならないと思います。ぐんま国際アカデミーも父兄と生徒に夢の幅を広げるような高度の知識向上の構造があってしかるべきだと考え、例えば大学院までの一貫教育はどのようでしょうか。では、お尋ねいたします。ぐんま国際アカデミーの大学、大学院の設置について企画部長にお伺いします。
○議長(斉藤幸拓) 小暮企画部長。
◎企画部長(小暮和好) 初めに、ご質問の総合計画の取り組み状況につきましてご答弁申し上げます。
 総合計画は、平成19年度を初年度といたしまして、平成28年度までの計画として、平成18年9月議会への上程に向け現在、事務を進めておるところでございます。その事務の中の1つといたしまして、市民4,000人を対象にした意識調査や市民から広く意見を聞くための市民提言の募集を行ってまいりました。これらの意見を参考にいたしまして、3月中には本計画の素案を作成し、4月からは審議会を設置いたしまして、計画の内容につきまして委員の方々にご審議をいただいていく予定でございます。計画の内容でございますが、新市建設計画との整合性を図りながら、具体的な取り組みの実施方針や目標達成までの工程を示すとともに、目標を数値化いたしまして、市民の方にわかりやすい表現に努めてまいりたいと考えております。また、合併前に予定されていた旧1市3町の事業にも配慮し、地域の均衡ある発展に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
 次に、ぐんま国際アカデミーの大学及び大学院の設置についてのご質問にご答弁申し上げます。この太田英語教育特区構想は、国際化を迎える社会に対応する英語教育を実践するため、私立の12年間の小・中・高一貫教育として構造改革特区の認定を受けました。現在、ぐんま国際アカデミーは中学校までの設置認可を受けており、また高等学校の設置認可に向け計画承認をいただいております。ご質問の大学、大学院につきましては、将来私学としてそのような選択をすることもあろうかと考えますが、選択の時期は学校法人に託すことになると考えております。なお、この学校は英語イマージョン教育という先進的な教育を行っており、英語の習得に止まらず、12年間の一貫教育を通じて真の国際人の育成を可能にするものと考えております。現状では子供たちが自分の意見を持ち、自分の進むべき道を見つけ、国内・国外を問わず、それぞれの個性を発揮できる場所に行けるための力をつける教育を展開していくことが、ぐんま国際アカデミーの果たす役目であろうと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 竹吉総務部長。
◎総務部長(竹吉弘) 太田市総合計画における財政計画についてお答えをいたします。
 現在、平成19年度から施行します新市総合計画の策定作業を進める中で、今後の財政計画を作成しているところであります。したがいまして、現段階では具体的な数値をお示しすることはできませんので、その考え方を申し上げたいと思います。今後の本市財政計画を作成する上では、国の財政政策の動向が大きく影響するものであります。経済財政諮問会議の構造改革と経済財政の中期展望にも示されておりますが、2010年代初頭には国・地方を合わせた財政収支の黒字化を目標として掲げ、徹底した歳出削減を推進する方針であります。国庫支出金につきましては、国庫補助負担金改革による平成18年度の大幅な減額を皮切りに、その後も継続的な削減を試算しております。また、地方交付税につきましても、国の歳出の見直しと歩調を合わせた地方歳出を見直し、抑制する方向を示しています。
 こうした国の動向を踏まえまして、今後、本市の歳入面での見通しとしまして、まず地方税でありますけれども、経済の全体的な回復基調や消費者物価の上昇が見込まれる中、わずかではありますが、増加していくことを見込んでいます。また、国庫支出金と地方交付税につきましても、国の政策の影響をダイレクトに受けるところでありまして、国庫支出金は平成18年度当初予算では約7億円、対前年度比11.2%の減額を見込んでおり、その後も減少傾向が続くと思われます。普通交付税につきましても、毎年縮小される方向でありますが、合併による特例加算や合併後これに続く10年間につきましての合併算定がえ、あるいは11年目以降5年間で段階的に交付額を縮減していく財政支援措置があり、全体額は縮減されるものの、この10年の間では不交付団体になることは現状では免れるものと見込んでおります。地方債につきましては、基本方針として償還元金を超えない額での借り入れを行うことを前提といたしますが、合併後の新市の均衡ある発展と政策的な事業を展開していくためには、それに見合った額の地方債借り入れはやむを得ないと考えます。しかし、その後の地方債の発行計画としましては、基本方針である償還元金を超えない地方債借り入れを徹底していく考えであります。
 一方、歳出面での見込みでありますけれども、義務的経費の人件費につきましては、退職者の増加等が懸念されるわけでありますが、定員適正化計画の中で職員数を計画的に縮減する観点から、長期におきましては減少すると見込んでおります。次に、扶助費等でありますけれども、平成18年度は児童手当の対象年齢引き上げによる増加があり、その後につきましても、高齢者人口の増加を要因として毎年度の増加が予測されるところであります。公債費につきましては、ここ数年間はほぼ横ばいでの推移が見込まれますが、その後は合併需要に対応する借り入れにより増加が懸念されるところであります。また、投資的経費につきましては、新市の政策的な事業を展開する中で増額の要因はありますが、限られた財源の中で市民ニーズを的確にとらえた計画的な事業を実施していく考えでおります。需用費などの物件費につきましては、行財政改革の効果を期待するところでありまして、さらなる削減を追及していきたいというふうに考えています。補助費等につきましては、一部義務的なものを除いて、市の単独補助金等の見直しを進める中で抑制を図っていきたい。
 また、国民健康保険特別会計、老人保健特別会計、それに介護保険特別会計に対する一般会計からの繰出金につきましては、医療費や介護給付費の影響により増加することは避けられないものと思われます。今後につきましても、景気回復等による地方税収入の増加予測に甘えることなく、効果的、計画的、重点的な予算配分に心がけまして、健全財政を保持していかなければならないというふうに考えていますので、よろしくご理解いただきたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 久保田産業経済部長。
◎産業経済部長(久保田幹雄) ご質問の新田地域における雨水対策としての下江田ポンプアップ計画、いわゆる当地区の湛水防除事業について、今までの取り組みと今後の予定についてお答えいたします。
 本地区は新田地域南西部で、1級河川石田川左岸に位置し、かつては水田及び畑を中心とした農地が広がっていましたが、近年、都市化が進行し、地区内排水量の増加により、既設排水施設の機能が不十分となり、また地盤が低いことからたびたび湛水被害が生じております。このような湛水被害を防止するため、平成13年より関係機関に陳情するとともに、地元調整を行ってきたところであります。その後、石田川下流の改修計画の確認や関係機関、地元調整が整ったことから、平成17年4月に県営湛水防除事業下江田地区として採択され、事業開始がなされたものであります。
 本事業は、新田下江田町、新田中江田町、粕川町地内36ヘクタールの湛水防除を行うもので、排水機場及び排水路延長約1,200メートルを整備し、排水路の一部を調整池として石田川及び受益地の水位の変化により自動排水しようとするものです。事業期間は平成17年度から23年度の7年間で、総事業費は4億8,500万円で計画しているものであります。事業負担については、国50%、県25%、市25%で、平成17年度の事業は2,000万円の事業費で、実施設計を行っているところであります。また、平成18年度は6,000万円の事業費で、用地測量と一部用地買収が進められる予定となっております。本事業により湛水被害を未然に防止し、農業経営の安定並びに地域の排水対策に努めるため、今後とも地域住民、関係機関と十分協議しながら、事業完了に向けて努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 滝沢都市づくり部長。
◎都市づくり部長(滝沢光栄) 宝泉南部土地区画整理事業での大川の拡幅につきましてご答弁申し上げます。
 1級河川大川整備事業は県の事業でありますが、宝泉南部土地区画整理事業区域内につきましては、県からの公共施設管理者負担金によりまして、拡幅分の用地費及び補償物件の対応を行っているところであります。事業の内容でありますが、1級河川大川の拡幅の大きい東側区域を優先区域と定めまして、平成16年から17年度にかけまして補償物件2件、それに河川関連の深い工事を実施してきたところでございます。県の説明によりますと、大川の整備計画について目標としては、北関東自動車道路の完成に合わせて進めておるということでありますので、太田市といたしましても、県の事業との整合性を図りながら対応してまいりたいというふうに考えております。いずれにいたしましても、区画整理事業の進捗が大きく影響してくるのも事実でありますので、今後とも県との協議を密にしながら問題の解決を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 土田都市整備部長。
◎都市整備部長(土田隆一) それでは、宝泉南部土地区画整理事業地以北の大川の拡幅整備についてご答弁申し上げます。
 ご質問の河川整備は、県によれば末流から整備するのが基本ということで、宝泉南部土地区画整理事業地内の事業の進捗を見ながら上流部の整備を検討していきたいというふうに県から聞いております。この拡幅整備につきましては、新田総合支所東側の調整池の改修が平成8年度から平成15年度までに完了し、供用開始されており、また、河川拡幅計画の用地取得は県事業にて区画整理以北から県道太田境線まで一部買収済みで、全体の約67%となっております。さらに、県道太田境線から県道前橋館林線までの路線測量についても既に完了しているというふうに聞いております。以上が1級河川大川の拡幅整備状況でございます。
 なお、国営総合農地防災事業の長堀支線の状況についても、計画どおり進んでいるというふうに聞いておりますので、今後とも関係機関と十分調整しながらこの事業の推進について要望していきたいというふうに考えておりますので、よろしくご支援、またご理解をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 47番高橋孝太郎議員。
◆47番(高橋孝太郎) 2回目の質問を市長にお伺いいたします。
 国の財政計画は増えることはないと思います。小さくなっていくのではないかということで、できるだけ不透明な中でも長期行財政計画の長期ビジョンをお願いするとともに、新田地区における雨水対策についての前倒しの考え方についてと、ぐんま国際アカデミーの将来構想についてお伺いいたします。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 質問は簡単ですけれども、答えは結構複雑になりそうなのですが、長期ビジョンに基づいてというのは、先ほども質問がありましたように、せつな的な実施だけではいずれ詰まってしまう。これはもう見解が同じであります。先ほどから財政への問題を中心に議論をこの場でやられてきましたけれども、やはり私どものまちをたくましく維持するためには、公債費の問題とか、人件費の問題等々いわゆる義務的経費にかかるお金をどこまで下げられるか。あるいは経常収支比率を83%へ持っていこうという長期ビジョンがありますが、これはもう完全にそこまで行くには実は大変なことだということはわかっていますが、でも私どもが目標にしているいろいろな視点があるわけです。それを達成するために計画をつくり実行に移していきたい。例えば市民満足度調査でございますけれども、平成21年度の目標は4.174という数字になっています。また、人件費についても平成21年度で134億円というような数字になっています。また、職員の削減数については、平成22年の末では157名、これはもう10カ年では400名削減でありますけれども、あるいは物件費等についても5%のダウンというような形で年次計画を立てまして、私たちのビジョンを示していきたいというふうに思っておるところであります。
 その基本的なバックボーンは何かといいますと、太田市まちづくり基本条例であります。12月議会で通していただきましたが、これからのまちづくりは、やはり太田市が大好きな人間の集合体でなければいけない。そしてまた、市内で暮らす一人一人がよりよい暮らしづくりを行う。それがまちづくりにつながっていくのではないだろうか。あるいはこれまで培われた歴史や文化、あるいは今まで大切にしてきた貴重な財産、これを後世に引き継いでいくことも、私たちの計画の中の大事なものであろう。あるいは他文化との共生、外国人との共生でありますが、そういったことも大事ではないか。自然や産業あるいは環境との調和も大事な点ではないか。こういったようないろいろな面を含めて私たちの暮らしに最終的には直結するようなそんな計画をつくっていきたい、そんなふうに思っておるところであります。今、調査をやって具体的な取り組みにいくわけでございますけれども、ぜひまたいろいろアドバイスをいただければ幸いであります。
 次に、水の出るところの地域、このポンプアップ事業で保全防除事業でございますけれども、実は過日、県の方に行ってまいりました。これだけの問題ではありませんが、新規事業を立ち上げるには非常に厳しい環境にあるというようなことでありました。ただ、このことにつきましては、平成17年度に実施計画を太田市の方の費用を出して始めまして、平成18年度で用地買収補償等々にかかってきますので、そんなに前倒しができるほど財政の力は、県も県事業とはいえなかなか大変だと私は思います。ですから、むしろそのことよりも計画どおり遂行していく、計画どおり終わらせるということが大事ではないかというふうに思います。このことについても議員からお話があったことを県の方にも伝えて、一歩でも前倒しできるようにということであります。
 ぐんま国際アカデミーにつきましては、とにかく始めた話であります。学校法人として私学審議会で審議をされまして設立をされた。この私学をできるだけ早く太田市のかかわり合いをなくしていく。私学として歩み始めるそういった学校に早くしていきたい、そう思っています。それにはこの議会で約束をしたこと、6億5,000万円の建設費補助を遂行させることが非常に大事でありまして、何か請願書には100人前後の生徒に17億円も補助を出すのは異常だと書いてありましたけれども、17億円の補助を出している気持ちは全くありません。6億5,000万円の補助金を議会で決めていただいたことを遂行して、それ以降はお金は出さない。各種学校については今、お金をいろいろ出していますけれども、その段階で相談すればいいわけでありまして、後は自力で目指す学校をつくってもらう。目指す学校の中に大学を視野に入れるか、あるいは国際的な何か大学に連結するような学校にしていくとか、これはいろいろこれからの行動の指針の中に出てくるのではないか。太田市にできた非常に注目される学校でありますので、ぜひ成功させて、これからの英語教育あるいは国際人として育てるための教育の仕方、これの中の先兵となれば大変ありがたい、そんなふうに思っております。
 大川につきましても末流から始めるわけでありまして、今、区画整理事業が一部事業実施で、幹線道路については区画整理事業の手法を用いたい。大川につきましては、石田川との合流点で始めなければいけませんが、あそこから県の方の事業計画の中に入っておりますので、私どもの方も協力をして、あの大川という川は末流下田島に入りますと本当にはんらんをして、首根っこが押さえられているために、新田地域に非常に多くの被害を及ぼす。そういった意味から大川は早急にかけて、先ほど答弁がありましたような手順で県もやる気でおりますので、私どももそのつもりで取り組んでいきたい、そう思っています。早急にできるように頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(斉藤幸拓) 次に、50番栗原忠男議員。
◆50番(栗原忠男) 50番朋友クラブの栗原忠男でございますけれども、大変お疲れのところで恐縮でございますが、会派を代表いたしまして、通告に基づき施政方針並びに予算に関する総括質問をさせていただきます。
 本市の予算編成方針の中でも触れておりますが、我が国の経済は緩やかに回復に向いていると言われておりますけれども、平成17年12月の総務省統計局による労働力調査結果を見ますと、給与者総数6,315万人に対し完全失業者数は265万人となっておりまして、完全失業率は4.4%とのことであります。まだまだ今後の景気回復は待たれる状況にあるものと思われます。このような状況の中で、平成18年度の国の予算が示されましたが、このことにつきましても、本市の予算編成方針の中で触れておりますように、平成18年度一般会計予算額は79兆6,860億円で、対前年度マイナス2.5兆円というふうになっております。財務省の資料によりますと、平成18年度予算の特色として国債発行額が対前年度マイナス4.4兆円の29兆9,730億円で、平成13年度予算の28兆3,000億円以来5年ぶりに30兆円を下回る水準を達成したこと、公債依存度は37.6%で、平成14年度予算の36.9%以来4年ぶりに30%台に復帰したこと、一般歳出の46兆3,660億円は対前年マイナス9,168億円となり、平成17年度のマイナス3,000億円に引き続き2年連続で減額したこと、一般会計の29兆9,739億円は平成10年度の77兆7,000億円以来8年ぶりに70兆円台となったこと、基礎的財政収支がマイナス11兆2,000億円は平成16年度から3年連続で改善されたこと等を上げております。主要経費別の内訳では、社会保障関係費が対前年マイナス0.9%、文教科学関係費でマイナス8.0%、特に義務教育費国庫負担金につきましてはマイナス20.7%、地方交付税交付金でマイナス5.7%、地方特例交付金でマイナス46.2%、公共事業関係費でマイナス4.4%、食料安定供給関係費でマイナス5.8%というふうになっておりまして、地方の行政施策に関連するものも多いことから、今後の地方財政の運営への影響が心配されるところでもあります。
 また、平成18年2月の総務省自治財政局の資料をもとに地方財政の状況を見てまいりますと、地方財政計画の規模は83兆1,508億円で、対前年比マイナス0.7%で5年連続の減少となり、地方一般歳出は66兆4,801億円で、対前年マイナス1.2%で7年連続の減少で厳しい方向に推移しているものと考えますが、一般財源総額におきましては55兆6,344億円で、対前年204億円の増、0.03%の伸び率となり、地方一般財源の総額は前年を上回って確保したことにより、一般財源比率は66.6%で、対前年度2.6%増となっております。また、地方一般財源の内訳を見ますと、地方交付税15兆9,000億円は前年度9,906億円減となり、臨時財政対策債の2.9兆円は対前年3,159億円の減、その他1.9兆円は対前年2,525億円の減というふうになっております。地方税の34.9兆円は対前年1兆5,749億円の増となることから、地方交付税ほかの減少分を地方税の増加で補ったことにより、一般財源総額の確保が図られたというふうに見ております。このことを踏まえれば、三位一体改革による税源移譲が着実に進んでいるということとなりますけれども、現在、全国の自治体の中には三位一体の改革により税源移譲の不足から財政運営に大きな支障を来しているところもあるというふうに聞いておるところであり、三位一体改革が今後、地方が望む方向で推移していくか心配されるところでもあります。
 そこで、最初の質問として三位一体改革の推進と本市における財政運営への影響について、総務部長にお伺いをいたします。私が申すまでもなく、三位一体改革は国から地方へ権限及び財源移譲を図り、地方の独自性を強化していくものというふうにしておりますけれども、特に財源移譲の面では平成16年度から18年までに国庫補助金改革として約4兆7,000億円の削減を図り、税源移譲として約3兆円を地方に移譲する。臨時財政対策債を含む地方交付税改革として約5兆1,000億円を削減するとしております。国庫補助負担金改革につきましては、平成17年度までの既決定分として3兆8,553億円が削減されており、平成18年度で8,108億円を削減することにより、総額4兆6,661億円の削減というふうになるわけであります。また、地方交付税改革では臨時財政対策債を含む総額を平成18年度までに5兆1,000億円を削減するというふうにしております。税源移譲につきましては、平成18年度では移譲額の全額3兆94億円でございますが、これを所得譲与税で措置するというふうにしております。このことを踏まえまして、本市の平成18年度歳入予算を見てまいりますと、国庫支出金では前年に比較して7億155万5,000円の減となっておりまして、地方交付税は6億1,520万円の減、臨時財政対策債では2億5,500万円の減、所得譲与税は8億6,031万6,000円の増となっており、税源移譲が所得譲与税にあらわれているというふうに考えられるわけですが、三位一体改革の推進により本市において国庫支出金、臨時財政対策債を含む地方交付税、所得譲与税にどう影響しているか、総務部長にお伺いをいたします。
 また、平成18年度の国庫負担金改革の対象となりました児童手当につきましては、制度の改正が行われまして、対象年齢が小学校3学年修了から小学校修了までに引き上げられました。所得制限も緩和されたことに伴う地方負担の増加は、平成18年度で1,491億円、平年度では1,789億円というふうにされておるわけでありますが、これに対応するために、国では地方特例交付金を創設するとしておりますけれども、平成18年度の本市予算における地方特例交付金額は、対前年度1億4,400万円の減であります。このことに関しての影響について総務部長にお伺いをいたします。
 三位一体改革の税源移譲は、平成18年度の税制改正により所得税から個人住民税において行い、個人住民税の所得割を10%、内訳といたしましては、都道府県民税が4%、市町村民税が6%の比例税率とするとしておりますけれども、このことを踏まえまして、本市の平成19年度以降の財政見込みの概要について総務部長にお伺いをいたします。
 質問の第2点は、産業振興のうち、地域循環型農業支援事業の推進についてでございます。このことにつきましては、平成17年12月定例議会において朋友クラブの同僚議員よりバイオマス施設の建設推進について質問をいたしまして、市長より大変前向きなご答弁をいただき、関係者をはじめ喜んでいるところでもあります。一日も早い事業の推進を望むものでございますけれども、新田環境みらいの森建設事業につきましては、市長の財政方針の骨格にも位置づけられておりまして、平成18年から20年度までの新市実施計画でも位置づけられているところでございますが、今後の取り組みの方向について産業経済部長にお伺いをいたします。
 また、バイオマス建設事業につきましては、多額の予算措置が考えられることから、平成17年12月議会における朋友クラブ同僚議員の質問において、国庫補助事業の資源リサイクル畜産環境整備事業の導入について提案をいたしましたが、このことについてその後検討されたかどうか産業経済部長にお伺いをいたします。本年度予算では300万円が調査費として計上されておりますけれども、一部先ほど答弁がありましたが、今後どのような取り組みをされるか、あわせて産業経済部長にお伺いをいたします。
 質問の第3点は、救急、消防に関連した道路整備の推進について、消防長並びに都市整備部長にお伺いをいたします。過日、ある市民から私のところに連絡がありまして、現地調査をいたしました。自宅に通じる市道は軽トラック1台がやっと進入できるような道幅で、いわゆる6尺道路と言われるものでありまして、東西の道路をはさみまして10戸近い民家が並んでいました。この状況では救急や火災時を考えると大変不安でありまして、何とか改善してもらいたいとの要望でありました。このような環境につきましては、旧新田町地域にもまだ数多くあるものというふうに考えておりますし、新市全体では相当多く存在するのではないかというふうに考えます。消防の皆さん方はこれらの環境の中で救急や火災での業務にご努力をいただいているというふうに考えるわけであります。そこで、消防長にお伺いをします。救急車や消防自動車が進入できない道路沿線にある民家の事故等の対応は、現在どのようにされているかお伺いをします。
 また、新市全体において救急、消防等危機管理上問題のある道路、一般的には3.5メートル未満の幅員の道路かというふうに考えていますけれども、現在どの程度存在しているか、概況で結構でございますが、都市整備部長にお伺いをします。新太田市の憲法ともいうべき太田市まちづくり基本条例が本年4月1日から施行をされるわけであります。この条例の第28条では、危機管理に取り組む姿勢が示されておりますけれども、このことを踏まえればご苦労は大変多いものと思いますが、今後消防、都市整備部をはじめ関係機関を挙げて道路整備等危機管理の対応について検討するべきと考えますが、都市整備部長のご所見をお伺いします。
 質問の第4点は、各種補助金の現況と1%まちづくり事業との関連についてでございます。平成17年度における団体等各種補助金は、合併初年度のこともあり、旧市町の実績を尊重して予算化をした結果、大変アンバランスなものがあったというふうに認識をしておりますけれども、このことについて平成18年度予算ではどのような対応をされたのか、基本的な考え方について総務部長にお伺いをします。
 また、市民の心配の中には1%まちづくり事業が創設されたことにより、既存の補助金が削減または廃止されてくるのではないかとの声があります。1%まちづくり事業は、住民と行政の協働により、コミュニティーの活性化や特色あるまちづくりの推進を図ることを目的とした新規事業であることを踏まえれば、既存の補助金とは趣旨も異なりまして、当然ながら既存補助金とは別枠のものと考えますが、このことについて地域振興部長のご所見をお伺いします。
 最後の質問でございますが、平成18年度予算書とこれに関係する添付書類の整備についてでございます。このことにつきましては、要望を含めまして総務部長のご所見をお伺いいたします。議会に提出される予算書等につきましては、地方自治法第211条第2項及び同法施行令第144条の定めにより提出されるものであり、本市における予算書等の提出書類につきましても、すべて法の定めにより整備されているものと承知をしておりますけれども、現状の予算書及び附属書類だけでは内容が把握し切れない中で、審議を余儀なくされるものもあるわけであります。具体的には一般会計予算の中で、各種協議会負担金、または各種団体補助金の説明のもとに数十万円から数百万円の予算計上がされておりますが、具体的な出資先が明示されないため、補助金、負担金等の検討、改善がどう進んでいるかも理解できないものがあるわけであります。また、各目の建設事業のうち土木工事の工事費につきましては、一括で予算計上をされているため、工事の名称、位置、規模等が全く把握できないことから、市内においてどのような事業が進んでいくのかも理解できず、市民への説明責任も果たせない状況でもあります。以上2点について、今後予算書の附属資料としての整備を検討されるよう、朋友クラブ所属議員全員の意思として要望するものでありますが、総務部長のご所見をお伺いいたします。
 今回の質問につきましては、会派での協議の結果、項目も多く多岐にわたるものとなりましたが、関係部長におかれましては、簡潔で前向きなご答弁をされるものと期待し、第1回の質問といたします。
○議長(斉藤幸拓) 竹吉総務部長。
◎総務部長(竹吉弘) それでは、三位一体改革等による本市財政への影響についてご答弁をさせていただきます。
 まず、国庫補助負担金改革による影響でありますけれども、国は平成16年度及び平成17年度の政府・与党合意を踏まえまして、平成18年度までに4兆円を上回る国庫補助負担金の改革を実施することとしております。そこで、これに伴う県費補助負担金の増減も考慮しますと、本市における影響額は、児童扶養手当給付費負担金や児童手当国庫負担金などを合算しますと、平成18年度の影響額は約11億7,000万円というふうに見込んでおります。また、4兆円を上回る国庫補助負担金改革のうち、税源移譲に結びつくものは約3兆円とされておりまして、議員ご指摘のとおり、平成18年度までの暫定的な措置として所得譲与税により税源移譲されることとなっております。そこで、所得譲与税の見込みでありますが、国は平成18年度の所得譲与税を3兆94億円といたしまして、そのうち8,300億円を市町村に移譲することとしております。各市町村への移譲額は、平成17年度の所得譲与税額及び課税所得階層ごとの納税義務者数に基づいて算出されることとなっておりまして、本市におきましては、県の試算値に基づきまして15億9,890万円を計上したところであります。この税源移譲につきましては、平成18年度に予定されている税制改正によりまして、所得税から個人住民税への恒久措置として行われ、個人住民税所得割は、県民税4%、市町村民税6%、合わせて10%に一本化されることになっております。
 次に、地方交付税改革の影響でありますが、地方交付税改革につきましては、臨時財政対策債を含む交付税総額を大幅に抑制することによって歳出の抑制を図り、国と地方の財政収支の改善を図ろうとするものでありまして、本市における影響額は約9億8,000万円というふうに見込んでおります。国庫補助負担金改革、税源移譲、地方交付税改革の三位一体改革全体への影響額は約5億5,000万円のマイナスというふうになっております。また、交付税額の算定に当たりましては、歳出削減及び徴税強化への取り組みが反映されるとともに、平成18年度からは行革努力の実績を反映させることとされておりますが、一方で財政力格差解消への当面の対応といたしまして、税源移譲分は基準財政収入額に100%算入されること、不交付団体の増加が見込まれるなど厳しい状況であります。そこで、これらのことを踏まえまして、普通交付税につきましては、国の平成18年度地方財政計画や合併算定がえ等を勘案し14億6,000万円、また特別交付税につきましては、合併に伴う3カ年の特別措置を勘案し11億4,000万円、合わせて前年度比0.6%減となります26億円を計上するとともに、臨時財政対策債につきましては、国の地方債計画を勘案し、前年度比11.1%減となる20億4,500万円を計上いたしております。
 次に、児童手当の拡充に伴う地方特例交付金であります児童手当特例交付金についてであります。これは児童手当支給対象年齢の引き上げと所得制限の緩和に伴う地方負担の増加を賄うために創設されるものでありまして、全体で700億円程度とされており、都道府県と市町村にそれぞれ総額の2分の1の額が児童数を基礎として交付されるわけであります。本市の対象児童数を勘案しますと、約6,000万円が見込めるというところであります。なお、地方特例交付金全体で見ますと、個人住民税の定率減税縮減等によりまして、前年度比14.4%減となります8億6,000万円を計上いたしております。
 このように三位一体改革の影響を全体として考えますと、現実的には地方の負担増を余儀なくされているところでありますが、改革の趣旨でもあります地方分権時代に対応できる自立した都市を目指し、引き続き財政の健全化を進めてまいりたいというふうに考えております。
 続きまして、各種補助金の現況についてご答弁を申し上げます。平成18年度予算案の中には補助金と名のつく費目が約260件ありまして、総額で約48億5,000万円となっております。平成17年度予算と比較してみますと、総額で約1億5,000万円の減となっておりますけれども、この中には、下水道事業等会計への繰り出しとなるものやバス路線の見直し等による公共交通機関運行事業補助金の減が約1億3,300万円ございます。こういった要因を除きました、いわゆる各種団体に対する補助金につきましては、結果として大きな変動はないというふうに考えております。補助金の計上に当たりましては、毎年補助金の見直し基準を設けまして担当部署に見直しを求めるほか、補助対象団体の事業収支状況を記した補助金等に関する調べの提出を求めまして、精査をしているところであります。また、旧4市町間の補助制度の統一を一層進める一方で、各地域の事業やイベントなどに対しては、その特色を生かすべく予算計上をしたところであります。しかしながら、歳出抑制を図らざるを得ない厳しい財政状況でもありますので、補助金も例外ではなく、また過去の行政審査委員会報告書の中でも、補助金は貴重な税金から交付されていることを認識し、ゼロから再出発することが望ましいとの提案もいただいておりますので、説明責任に耐え得る補助金のあり方を引き続き検討してまいりたいというふうに考えております。市民並びに議会の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
 それと、3つ目です。予算書とこれに関連する添付書類の整備についてお答えをいたします。予算書の作成に当たりましては、地方自治法の施行規則に規定されております予算書様式の基準に基づいて行っております。予算の科目区分につきましては、議決科目であります款及び項、執行科目であります目及び節、さらに本市におきましては節を説明するものとして細節を設けております。そして、細節の名称の設定に当たりましては、担当課の要求に基づきまして、適切かつわかりやすいものとするように心がけてはおります。しかしながら、住民ニーズの多様化に伴う事業の増加や円滑な執行管理を行うための細分化等によりまして、細節は年々増加する傾向にあります。特に19節の負担金、それと補助及び交付金につきましては、約380ということになっております。そこで、できるだけコンパクトでかつわかりやすい予算書とするために、議員ご質問の工事請負費、あるいは補助金等の一部におきましては、個々に名称をつけずに一括して計上しているのが現状であります。市民満足度調査における財政部門の評価が低い一因に、わかりにくさがあるということも認識をしておりますので、議員に予算の概要説明を行った際に配付をいたしております予算概要説明書をさらに充実させまして、予算書の補足説明として活用できるようにしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 久保田産業経済部長。
◎産業経済部長(久保田幹雄) ご質問の地域循環型農業支援事業としてのバイオマス事業についてでありますが、家畜排泄物等を主体としたバイオマス施設の建設につきましては、国庫補助事業を利用して平成19年、20年度で建設する計画でございます。しかし、国庫補助事業の採択には、平成18年度中にソフト事業であります太田市バイオマス・マスタープランを策定しなければなりませんので、今後、県等と十分協議をし、また議員提言の新田環境みらいの森事業計画にも沿った形で可能かどうかも含めまして検討してまいりたいと考えております。また、平成18年度予算で計上しております調査費につきましては、主にマスタープラン策定に係る調査費として活用してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 石原消防長。
◎消防長(石原康男) 道路狭隘地の消防活動についてご答弁申し上げます。
 まず、救急業務につきましては、救命ライダーを優先させまして、なおライダーの配備のない部署管轄につきましては、車両の進入可能区域まで入って活動しているのが現状でございます。また、消防業務につきましてでございますが、道路の幅員状況によって小型消防車の優先進入を配慮いたしまして、大型車については後方支援をとる体制に当たっております。なお、消防車が直近に部署できない場合などは、ホースの結合によって対応しなくてはならない場合があります。ホース1本の長さが20メートルですので、100メートルの現場であれば5本を結合して消火活動に当たるということになります。また、ホースカーの活用を図る場合でございますけれども、ホースカーには20本まで積載できますので、これらによって延長を図ることになっております。
 以上でございますが、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 土田都市整備部長。
◎都市整備部長(土田隆一) それでは、救急、消防に関連した道路整備の推進についてご答弁を申し上げます。
 まず、1点目のご質問でございますが、太田市の狭隘道路の整備は、道路新設改良工事等により拡幅整備を図ってまいりましたが、平成17年4月現在、道路幅員3.5メートル未満の未改良の道路の延長は約930キロメートルでございます。
 次に、2点目の危機管理上で問題のある道路の計画的な整備でございますが、狭隘な道路は火災、救急などの緊急車両の進入が極めて困難な状況が発生することが懸念されます。こうした道路については、地元関係者の皆さんのご理解とご協力を得ながら拡幅整備を行っているのが現状でございます。今後におきましても、消防をはじめとする関係機関との情報を共有しながら、緊急性を最優先として安全で安心して暮らせる生活空間を創出するため、生活圏道路の整備、狭隘道路の拡幅等について積極的に進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 石川地域振興部長。
◎地域振興部長(石川典良) ご質問にご答弁を申し上げたいと思います。
 平成18年度から実施を予定しております1%まちづくり事業につきましては、ご指摘のとおり、補助金としての支出を予定しておりまして、現在、1次募集ということで事業提案を受け付けているところでございます。この1%まちづくり事業と既存の補助金との関係についてでございますが、基本的には参画と協働というコンセプトのもとで、地域の活性化やコミュニティーの振興を目的に、住民による労力提供、継続的な事業活動、あるいは維持管理が行われるようなものであれば、1%まちづくり事業を利用することは可能であろうと考えております。その場合、1%まちづくり事業として採択されれば、既存の補助金を併用することは二重補助となりますので、どちらかを選択することとなります。このように既存の補助金の対象だった事業が、私どもとすれば、できるだけ1%まちづくり事業補助金の方へ移行、利用されることを期待しておるわけでございますが、現時点でどのくらい1%まちづくり事業に移行されるかにつきましては、今後十分見きわめてまいりたいと思っております。
 したがいまして、1%まちづくり事業に該当しない補助金につきましては、引き続き関係部局にてしかるべき対応を図ることになろうかと思いますが、補助金の性格上、既得権化することは好ましい状況ではありませんので、随時見直しを図りつつ適正な予算措置をお願いすることになるものと考えております。1%まちづくり事業は市民の参画による行政との協働という新たなまちづくりの手法でありまして、地域コミュニティーの活性化事業とあわせて既存の補助金を見直すきっかけにはなるものと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
○議長(斉藤幸拓) 50番栗原忠男議員。
◆50番(栗原忠男) ただいま各部長からご答弁いただきましたが、質問いたしました5項目のうち、第2回目の質問といたしましては救急、消防に関連した道路整備について、市長のご所見をお伺いいたします。危機管理に対応できない道路にはそれぞれの事情があるというふうに考えるわけですが、拡幅できない用地が不足しているとか、あるいは事業同意がとれないとかいろいろあると思うのですが、それなりの理由があるにしても危機管理上を考えた場合、こういう道路については優先的な対応をしていかなければならないのではないかというふうに考えるわけですが、そういうふうに考えますと、今後の計画といたしましては、まず現地調査を踏まえまして関係する各部署において検討いたしまして、整備についても計画的に行っていく、これが一番望ましいわけでありまして、こういう方向での計画書の作成、こういうものを今後考えていく必要があるかどうか、この点について市長のご所見をお伺いします。市長のご答弁を聞いて質問を終わります。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 今、部長の方からお話がありましたように、930キロ、3.5メートル未満、これを簡単に今、年間19キロ程度やっているという話を聞いたのですけれども、割り算しますと50年、では50年間火災が起こらないで済むかどうかということがありますけれども、ここで私はやはり登場するのが支所の役割、行政センターの役割だというふうに思うのです。支所が自分の地域を守るとするならば、支所長が中心になって自分たちのエリアの中でどこが最も問題なのか。それで、その地図の上にすべて示して、危険エリアを表示して、区長等々と話をしながら優先順位を決めていく。そして、計画的に実行に移していく。測量から始まるわけでなかなか大変でありますし、あるいはまた人家の混雑している場所は実は大変でありまして、家が壊れるまで待って2メートル後退を待つのか、あるいはそこにもっと高額な投資をして家の移転をお願いするのか。これはもう非常に難しい問題ですが、でも全体の計画の中にまず把握することが非常に大事だというふうに思っています。私は、安心できるまちづくりの行動の中で、本当に危険な道路というのはもう入口がどこにもない、消火栓もかなり離れている、そういういろいろな事情があると思いますけれども、順位づけと地域への順番、そして地権者の同意、そういった形の流れをスタートさせていきたい、そんなふうに思っています。限られた財政で、片方ではお金がない話をしながら、片方では仕事をやらなければならない話をするという、非常に矛盾に満ちた話をやっていくわけでありますけれども、何とか知恵を出しながら双方を進めていく。支所の役割をぜひそういった土木事業に向けて、ただ仕事をやるだけではなくて、現状の確認ということを早急にさせる、そういうふうにしたいというふうに思っておりますので、またご指導いただければと思います。ありがとうございました。

     ◎ 延     会

○議長(斉藤幸拓) お諮りいたします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
     (「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。
 あすは午前9時30分から会議を開きますから、ご出席願います。
 本日はこれをもって延会いたします。
                                     午後4時50分延会