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平成19年 12月 定例会−12月03日-01号




平成19年 12月 定例会
群馬県議会会議録  第1号
平成19年12月3日        出席議員 50人 欠席議員 0人 欠員 0人
   田島雄一  (出席)       中村紀雄  (出席)
   原 富夫  (出席)       早川昌枝  (出席)
   関根圀男  (出席)       中沢丈一  (出席)
   小林義康  (出席)       腰塚 誠  (出席)
   塚越紀一  (出席)       金子泰造  (出席)
   南波和憲  (出席)       黒沢孝行  (出席)
   五十嵐清隆 (出席)       小野里光敏 (出席)
   真下誠治  (出席)       金田克次  (出席)
   松本耕司  (出席)       金子一郎  (出席)
   久保田順一郎(出席)       長谷川嘉一 (出席)
   須藤昭男  (出席)       岩井 均  (出席)
   金子浩隆  (出席)       平田英勝  (出席)
   大沢幸一  (出席)       塚原 仁  (出席)
   村岡隆村  (出席)       織田沢俊幸 (出席)
   中島 篤  (出席)       狩野浩志  (出席)
   新井雅博  (出席)       福重隆浩  (出席)
   橋爪洋介  (出席)       岩上憲司  (出席)
   今井 哲  (出席)       関口茂樹  (出席)
   舘野英一  (出席)       久保田 務 (出席)
   萩原 渉  (出席)       星名建市  (出席)
   大林俊一  (出席)       茂木英子  (出席)
   角倉邦良  (出席)       井田 泉  (出席)
   笹川博義  (出席)       須藤和臣  (出席)
   あべともよ (出席)       水野俊雄  (出席)
   後藤克己  (出席)       石川貴夫  (出席)
説明のため出席した者の職氏名
   知事         大澤正明
   副知事        茂原璋男
   副知事        佐々木 淳
   教育委員長      若林泰憲
   教育長        内山征洋
   選挙管理委員長    河村昭明
   人事委員長      福島江美子
   代表監査委員     富岡惠美子
   公安委員長      神谷トメ
   警察本部長      折田康徳
   企業管理者職務代理者 洞口幸男
   病院管理者      谷口興一
   総務部長       福島金夫
   企画部長       入沢正光
   健康福祉部長     小出省司
   環境森林部長     市村良平
   農政部長       岸 良昌
   産業経済部長     大崎茂樹
   県土整備部長     川瀧弘之
   会計管理者      関卓榮
   財政課長       細野初男
   財政課GL(次長)  塚越昭一
職務のため出席した者の職氏名
   局長         齋藤 ?
   総務課長       高橋秀知
   議事課長       栗原弘明
   議事課次長      中島三郎
   議事課GL(補佐)  小茂田誠治
   議事課主幹      佐藤彰宏
   議事課副主幹     堀 和行
    平成19年12月3日(月)
                  議  事  日  程 第 1 号
                                 午 前 10 時 開 議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会 期 の 決 定
第3 委 員 長 報 告
   ・平成18年度群馬県一般会計、同特別会計の各歳入歳出決算の認定について
   ・平成18年度群馬県各公営企業会計決算の認定について
第4 議 案 の 上 程
   ・第143号議案から第169号議案について
   ・承第4号専決処分の承認について
                          以 上 知 事 提 出
                            (提 案 説 明)
第5 請願の委員会付託
    午前10時開会
 ● 開会のあいさつ
         (議長 中沢丈一君 登壇)
○議長(中沢丈一 君) 開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 本日、ここに、12月定例会が招集されましたところ、議員各位におかれましては早速御参集賜り、厚くお礼申し上げます。
 閉会中は、決算・行財政改革特別委員会の審査をはじめ、委員会による県内外調査など各般にわたり活発な議会活動を展開され、県政の推進が図られたところであります。
 また、先の定例会において北関東自動車道の早期全線開通を求める決議を行い、執行部と一体となって関係機関に働きかけを行った結果、来年3月に開催される全国都市緑化ぐんまフェアの前に伊勢崎・太田区間の早期開通が実現することになりました。
 このことは本県にとって誠に喜ばしいことであり、多くの県民の要望に応えるという県議会の使命を果たすことができたものと考えております。引き続き分権時代にふさわしい県民本位の県議会として一層努力してまいる所存であります。
 さて、今期定例会には、補正予算案をはじめ各般にわたる議案の提出が予定されております。議員各位には、慎重審議のうえ、適切なる議会運営に努められますことを御期待申し上げますとともに、あわせて執行部並びに報道機関の皆さんの格別なる御協力をお願い申し上げ、開会のあいさつといたします。よろしくお願いします。
 ● 開会並びに開議
○議長(中沢丈一 君) ただ今から平成19年12月定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
 ● 諸 般 の 報 告
○議長(中沢丈一 君) 日程に入る前に、諸般の報告をいたします。
 閉会中、各委員長から調査のため委員派遣承認の要求があり、お手元に配付しておきました一覧表のとおり承認いたしましたので、御一覧願います。
         ──────────────────────────
                委員派遣要求承認一覧表
┌───────────┬───────────────────────────┬────┬─────┐
│ 委員会名       │    調   査   目   的           │調査場所│年月日  │
├───────────┼───────────────────────────┼────┼─────┤
│環境農林常任委員会  │○環境対策について                  │利根郡 │19.10.15│
├───────────┼───────────────────────────┼────┼─────┤
│産業経済常任委員会  │○産業集積の促進について               │前橋市 │19.11.13│
│           │○労働者支援と労働環境整備について          │太田市 │     │
├───────────┼───────────────────────────┼────┼─────┤
│県土整備常任委員会  │○道路・橋梁の整備促進について            │吾妻郡 │19.11.14│
│           │○河川・砂防対策の促進について            │    │     │
│           │○都市計画・建築・住宅・緑化対策について       │    │     │
│           ├───────────────────────────┼────┼─────┤
│           │○道路・橋梁の整備促進について            │前橋市 │19.11.19│
│           │○都市計画・建築・住宅・緑化対策について       │佐波郡 │     │
│           │                           │伊勢崎市│     │
│           │                           │太田市 │     │
│           │                           │桐生市 │     │
│           │                           │館林市 │     │
│           │                           │邑楽郡 │     │
│           │                           │北群馬郡│     │
│           │                           │渋川市 │     │
├───────────┼───────────────────────────┼────┼─────┤
│文教警察常任委員会  │○警察体制の確立について               │前橋市 │19.11.12│
├───────────┼───────────────────────────┼────┼─────┤
│決算・行財政改革   │○決算認定の調査研究に関すること           │藤岡市 │19.10.22│
│特別委員会      │                           │佐波郡 │     │
│           ├───────────────────────────┼────┼─────┤
│           │○決算認定の調査研究に関すること           │福岡県 │19.11.28│
│           │○行財政改革に関すること               │    │ 〜11.30│
├───────────┼───────────────────────────┼────┼─────┤
│地域活性化対策    │○産業振興による地域活性化に関すること        │福岡県 │19.11.20│
│特別委員会      │○産学官連携の推進、新産業創出に関すること      │    │ 〜11.22│
│           ├───────────────────────────┼────┼─────┤
│           │○産業振興による地域活性化に関すること        │前橋市 │19.11.29│
│           │○産学官連携の推進、新産業創出に関すること      │高崎市 │     │
├───────────┼───────────────────────────┼────┼─────┤
│安全・安心なくらし  │○安全・安心なまちづくり・生活環境の整備に関すること │宮崎県 │19.11.20│
│特別委員会      │                           │鹿児島県│ 〜11.22│
│           ├───────────────────────────┼────┼─────┤
│           │○安全・安心なまちづくり・生活環境の整備に関すること │渋川市 │19.11.28│
│           │○質の高い医療サービスの確保・充実に関すること    │前橋市 │     │
├───────────┼───────────────────────────┼────┼─────┤
│子育て支援対策    │○子育て環境の整備に関すること            │桐生市 │19.10.24│
│特別委員会      │                           │みどり市│     │
│           │                           │太田市 │     │
│           ├───────────────────────────┼────┼─────┤
│           │○少子化に対応した施策の推進に関すること       │大阪府 │19.11.20│
│           │○子育て環境の整備に関すること            │京都府 │ 〜11.22│
│           │○学校、家庭、地域社会の連携による教育環境の整備に関す│    │     │
│           │ ること                       │    │     │
├───────────┼───────────────────────────┼────┼─────┤
│議会運営委員会    │○島根県議会の議会運営について            │島根県 │19.10.17│
│           │○香川県議会の議会運営について            │香川県 │ 〜10.19│
│           │○高知県議会の議会運営について            │高知県 │     │
└───────────┴───────────────────────────┴────┴─────┘
         ──────────────────────────
○議長(中沢丈一 君) 次に、監査委員から、それぞれ監査の報告がありました。一覧表をお手元に配付しておきましたので、御了承願います。
         ──────────────────────────
                 監査報告一覧表
┌──────┬────────┬─────────────────────────────┐
│ 監査の種類 │ 報 告 年 月 日 │       監 査 対 象 機 関 等         │
├──────┼────────┼─────────────────────────────┤
│定期監査  │平成19年9月19日│○総務局                         │
│(地方自治法│        │  秘書課、総務課、特別監査室、財政課          │
│ 第199条) │        │○会計局                         │
│      │        │  会計局                        │
│      │        │○警察本部                        │
│      │        │  警察本部                       │
│      ├────────┼─────────────────────────────┤
│      │平成19年10月31日│○総務局                         │
│      │        │  東京事務所                      │
├──────┼────────┼─────────────────────────────┤
│随時監査  │平成19年11月19日│○健康福祉部                       │
│(地方自治法│        │  前橋保健福祉事務所                  │
│ 第199条) │        │○環境森林部                       │
│      │        │  桐生環境森林事務所                  │
│      │        │○産業経済部                       │
│      │        │  群馬産業技術センター                 │
│      │        │○教育委員会                       │
│      │        │  新田暁高等学校                    │
│      │        │○警察本部                        │
│      │        │  沼田警察署                      │
├──────┼────────┼─────────────────────────────┤
│例月現金  │平成19年10月26日│○普通会計           平成19年度 平成19年8月分│
│出納検査  │        │○公営企業会計(企業局所管)  平成19年度 平成19年8月分│
│(地方自治法│        │○公営企業会計(病院局所管)  平成19年度 平成19年8月分│
│ 第235条  ├────────┼─────────────────────────────┤
│   の2) │平成19年11月26日│○普通会計           平成19年度 平成19年9月分│
│      │        │○公営企業会計(企業局所管)  平成19年度 平成19年9月分│
│      │        │○公営企業会計(病院局所管)  平成19年度 平成19年9月分│
├──────┼────────┼─────────────────────────────┤
│指定金融  │平成19年11月29日│株式会社群馬銀行県庁支店                 │
│機関監査  │        │                             │
│(地方自治法│        │                             │
│ 第235条  │        │                             │
│   の2) │        │                             │
└──────┴────────┴─────────────────────────────┘
         ──────────────────────────
○議長(中沢丈一 君) 次に、議案の送付書及び意見書の処理結果を職員に朗読させます。
                 職  員  朗  読
         ──────────────────────────
                                   財第106−17号
                                   平成19年12月3日
 群馬県議会議長 中 沢 丈 一 様
                            群馬県知事 大 澤 正 明
             定例県議会提出議案について
 平成19年度群馬県一般会計補正予算ほか27件を別冊のとおり提出します。
         ──────────────────────────
 去る10月12日の本会議において可決されました「割賦販売法の改正を求める意見書」「道路特定財源の一般財源化反対に関する意見書」につきましては、内閣総理大臣をはじめ関係方面に提出し、その実現方について強く要望いたしておきました。
         ──────────────────────────
 ● 新任者の紹介
○議長(中沢丈一 君) 次に、新任者の紹介をいたします。
 去る10月15日付をもって教育委員会委員長に就任されました若林泰憲君を御紹介します。
 若林泰憲君御登壇願います。

         (教育委員会委員長 若林泰憲君 登壇)
◎教育委員会委員長(若林泰憲 君) おはようございます。
 ただ今御紹介のとおり、10月15日の教育委員会にて委員長に選任されました若林泰憲と申します。よろしくお願いいたします。
 昨今、教育については、法令改正から家庭教育の問題、教育環境の問題、幅広くいろいろと一般の方々の関心を集めているところでありますけれども、そんな中、この重責を担うことになり、非常に緊張しております。心して当たりたいと思っております。
 古い言葉ですけれども、不易と流行という言葉がありますけれども、時代に遅れることなく、時代に流されることなく、教育委員の皆様方、さらには事務局の皆様方とともども、より良き教育、また方策について最善を尽くして考えていきたいと思っておりますので、つきましては議員の皆様方のいろいろな御指導、御鞭撻をお願いしてごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(中沢丈一 君) 次に、去る10月19日付をもって人事委員会委員長に就任されました福島江美子さんを御紹介します。
 福島江美子さん御登壇願います。

         (人事委員会委員長 福島江美子さん 登壇)
◎人事委員会委員長(福島江美子 さん) ただ今御紹介をいただきました福島江美子でございます。10月19日付をもちまして人事委員会委員長に就任いたしました。
 これまでの委員としての経験を活かし、職責を果たしていきたいと思っております。皆様方のより一層の御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(中沢丈一 君) 次に、去る10月15日付をもって教育委員会委員に就任されました牟田洋一君を御紹介します。
 牟田洋一君御登壇願います。

         (教育委員会委員 牟田洋一君 登壇)
◎教育委員会委員(牟田洋一 君) 紹介いただきました牟田洋一です。どうぞよろしくお願いいたします。
 校内暴力やいじめ、不登校など、教育現場が抱える問題は深刻の度を増すばかりということは皆さん御承知のとおりだと思います。また、最近では給食費の未払いやモンスターペアレントというような保護者の存在も社会問題化しております。
 大多数の学校では、先生たちが一所懸命に日々、生徒たちと向き合っているというふうに聞いておりますが、それでも指導力不足の先生や、それからまた不祥事を起こす先生がいることも事実です。
 教育とは時代とともに変化するものだと思いますが、それだけに、それに対応する変化や課題が大変なのだろうというふうに思っております。
 私は、昨年から県庁の昭和庁舎に事務局を置く災害ボランティアぐんまに関わっております。災害時、救援ボランティアを派遣するボランティア団体なのですが、日ごろは救援ボランティアの養成等に努めておりましたが、この夏は柏崎の中越沖地震に延べ17日間、350人の県民ボランティアを派遣しました。私もそこに何回か参加させていただきましたが、高校生から80歳の年配者まで、一所懸命被災地で汗を流す姿に感動を覚えることもしばしばでした。まだまだ世の中捨てたものではないというふうに私は思いました。
 群馬が好きで、まちづくりや地域づくりに懸命に汗を流している方はたくさんいらっしゃいます。教育についても、皆さんそういうふうな県民参加で取り組めたら良いなというふうに思っていますし、私もその手助けの一翼を担いたいというふうに思っております。皆様のアドバイスをよろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(中沢丈一 君) 次に、同じく10月15日付をもって人事委員会委員に就任されました吉田恭三君を御紹介します。
 吉田恭三君御登壇願います。

         (人事委員会委員 吉田恭三君 登壇)
◎人事委員会委員(吉田恭三 君) ただ今御紹介いただきました吉田恭三でございます。10月15日付をもって人事委員会の委員を拝命いたしました。微力ではございますが、誠心誠意相務めさせていただきたいと存じます。皆様方の御指導、御鞭撻をお願いして、あいさつといたします。よろしくお願いいたします。(拍手)
 ● 会議録署名議員の指名
○議長(中沢丈一 君) 
△日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、議長において須藤昭男君、福重隆浩君、萩原渉君を指名いたします。
 ● 会 期 の 決 定
○議長(中沢丈一 君) 
△日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、本日から12月19日までの17日間といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
         (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢丈一 君) 御異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定いたしました。
 ● 決算の認定
○議長(中沢丈一 君) 
△日程第3、平成18年度群馬県一般会計及び同特別会計の各歳入歳出決算並びに平成18年度群馬県各公営企業会計決算の認定の件を議題とし、委員長の報告を求めます。
 決算・行財政改革特別委員長関根圀男君御登壇願います。

         (決算・行財政改革特別委員長 関根圀男君 登壇 拍手)
◎決算・行財政改革特別委員長(関根圀男 君) 平成19年9月定例会において本委員会に付託され、閉会中の継続審査となりました平成18年度群馬県一般会計及び同特別会計歳入歳出決算並びに群馬県公営企業会計決算の審査経過と結果について御報告を申し上げます。
 当委員会では、閉会中に6日間の部局審査を経た後、総括質問を行い、決算審査をいたしましたが、総括質問を中心に、審査中の質疑等の概要を申し上げます。
 初めに、一般会計及び特別会計歳入歳出決算であります。
 まず、決算の根本に関わる視点として、決算とは単なる結果ではなく、それを今後に向けてどのように活かしていくのかが重要であるとして、行政のプロセスの中での位置付けについて当局の見解が求められました。そして、その視点を踏まえ、18年度決算に対する評価と今後の県政運営の見通しについて質されました。
 次に、18年度決算について、税収が増え、義務的経費は減少しているにも関わらず、経常収支比率が下がらない理由が質疑されるとともに、こうした背景には国の三位一体改革が影響していることが指摘され、地方財政に関する国の改革についても、地方の側から毅然とした意見を唱えていくよう要望されました。
 さらに、財政調整基金について、ピーク時との比較やその適正な規模について議論されるとともに、県債発行残高の推移と現状に対する当局の認識が問われました。
 また、財政の健全化は進行しているものの、その一方で県民の要望に十分応え切れていない側面があるとの立場から質疑が行われ、とりわけ隣接の栃木県の状況との比較から議論がなされました。
 まず、信号機の設置と交通事故発生率との関係が取り上げられ、交通事故の減少には信号機の設置が極めて有効であるとして、今後の整備に対する当局の見解が求められました。
 また、道路整備についても、栃木県と比較して格差が生じていることが挙げられ、こうした状況はここ数年の緊縮財政に起因するのではないかとして、今後の道路整備の促進に対して要望がなされました。
 このほか、経済活力という観点から、栃木県との県税収入の差等に対する当局の見解が求められ、北関東自動車道開通の好機を捉え、経済活力を創出していくよう要望がなされました。
 次に、県民局設置の成果や課題について質疑され、現状の組織も権限や財源を大胆に委譲することでより機能するのではないかとの意見が述べられ、今後の組織検討に当たっては、県民にとって使い勝手の良い組織となるよう要望されました。
 さらに県民局に関して、18年度に実施された県政懇談会が、県民局ごとの開催状況にばらつきがあることが取り上げられ、県政懇談会が県民ニーズに即した内容で開催されていたかについて質疑されました。
 また、18年度から導入された指定管理者制度について、問題も発生したとして、事業者の法令遵守に係る審査時の対応が質されるとともに、今回の反省を以後の指定の際、どのように活かしていくのか質疑されました。
 続いて、子育ての観点から議論が行われました。
 最初に、ぐんま国際アカデミーの私学助成金の問題について、今後の方針に対する知事の見解が求められるとともに、問題の解決に向けて円滑な予算執行を望む意見が述べられました。
 次に、最近、学校現場で保護者からの理不尽な要求が増加していると言われていることから、その現状について質疑され、保護者と学校の緊密なコミュニケーションの重要性について意見が述べられました。
 あわせて、臨時的雇用として勤務している非正規教員の人数や勤務条件が質疑され、真に適性のある人を正規職員として雇用できるような採用試験のあり方について検討が求められました。
 また、発達障害者支援センターが開設されて以降、利用者が多く、相談までの待機期間が長い状況が続いていることが指摘され、その改善について強く求められました。
 さらに、学童保育の設置状況、放課後子ども教室の実施状況、県立高校普通教室へのエアコン設置の問題などについて質疑が行われました。
 続いて、18年度に行われたザスパ草津に対する財政支援について質疑され、こうした支援は県民の一体感を高めるために有意義な措置であるとの意見が述べられたうえで、今後、本県に本拠地を置くプロ野球球団に対する支援についてどのように取り組んでいくのか、当局の見解が求められました。
 また、県営住宅の家賃滞納の問題について、滞納の状況やその額が急増した原因及び滞納者への対策が質疑されるとともに、老朽化住宅を建て替える際のバリアフリー化の取り組みなどについて質疑されました。
 これらのほか、庁議や企画会議のあり方、県政広報番組の評価、道路・河川の維持管理などについて幅広く議論が行われました。
 続いて、公営企業会計決算関係であります。
 企業局関係では、まず、指定管理者制度が導入された県営ゴルフ場について、その後の状況や評価について質疑され、施設老朽化に伴う今後の整備方針や整備の優先順位などが議論されました。
 次に、団地造成事業について、地価の低迷が続く中、造成原価の回収に対する懸念が示されるとともに、今後の事業展開についての意見が述べられました。
 また、水道事業については、市町村の水需要の状況や受水市町村との協定量の見直しなどが質疑されました。
 次に、病院事業会計ですが、まず、医療機器の入札状況について質疑されるとともに、購入した機器が有効活用されているか質されました。
 また、心臓血管センターの赤字の現状などが質疑され、病院経営の一層の健全化を進めるうえで、未収金をいかに圧縮するかが重要であるとして、近年の未収金額の推移やその対策が質疑されました。
 さらに、県立病院改革ビジョンの進捗状況や現状認識について見解が求められるとともに、職員の意識改革の重要性が指摘され、今後とも積極的に改革に取り組むよう要望されました。
 以上で質疑を終結し、採決した結果、本委員会に付託された各会計の決算について、いずれも全会一致をもって、お手元に配付の報告書のとおり、認定すべきものと決定をいたしました。
 以上、申し上げて委員長報告といたします。(拍手)
         ──────────────────────────
                                  平成19年10月23日
 群馬県議会議長 中 沢 丈 一 様
                   決算・行財政改革特別委員長 関 根 圀 男
              委員会決算審査報告書
 本委員会に付託された案件について審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第76条の規定により報告します。
                    記
   平成18年度 群馬県電気事業決算
   平成18年度 群馬県工業用水道事業決算
   平成18年度 群馬県水道事業決算
   平成18年度 群馬県団地造成事業決算
   平成18年度 群馬県駐車場事業決算
   平成18年度 群馬県病院事業決算
                                以上、全会一致認定
         ──────────────────────────
                                   平成19年11月15日
 群馬県議会議長 中 沢 丈 一 様
                    決算・行財政改革特別委員長 関 根 圀 男
              委員会決算審査報告書
 本委員会に付託された案件について審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第76条の規定により報告します。
                    記
   平成18年度 群馬県一般会計決算
   平成18年度 群馬県母子寡婦福祉資金貸付金特別会計決算
   平成18年度 群馬県災害救助基金特別会計決算
   平成18年度 群馬県農業改良資金特別会計決算
   平成18年度 群馬県農業災害対策費特別会計決算
   平成18年度 群馬県県有模範林施設費特別会計決算
   平成18年度 群馬県県営競輪費特別会計決算
   平成18年度 群馬県小規模企業者等設備導入資金助成費特別会計決算
   平成18年度 群馬県用地先行取得特別会計決算
   平成18年度 群馬県収入証紙特別会計決算
   平成18年度 群馬県林業改善資金特別会計決算
   平成18年度 群馬県流域下水道事業費特別会計決算
   平成18年度 群馬県公債管理特別会計決算
                               以上、全会一致認定
         ──────────────────────────
○議長(中沢丈一 君) 以上をもって委員長報告は終了いたしました。
 ● 討     論
○議長(中沢丈一 君) これより討論に入ります。
 通告がありますので、順次発言を許します。
         ──────────────────────────
              本 日 の 発 言 通 告
┌──────────┬─────────────────────────────────────────┐
│氏     名   │  発 言 通 告 内 容                            │
│( 所属会派 )   │                                         │
├──────────┼─────────────────────────────────────────┤
│早川昌枝      │平成18年度群馬県一般会計歳入歳出決算、平成18年度群馬県県有模範林施設費、同県営競輪│
│(日本共産党県議団)│費、同小規模企業者等設備導入資金助成費、同用地先行取得、同収入証紙、同流域下水道事│
│          │業費、同公債管理の各特別会計歳入歳出決算、平成18年度群馬県各公営企業会計決算の認定│
│          │に対する反対討論                                 │
├──────────┼─────────────────────────────────────────┤
│真下誠治      │決算・行財政改革特別委員長報告に対する賛成討論                  │
│(自由民主党)   │                                         │
├──────────┼─────────────────────────────────────────┤
│塚越紀一      │決算・行財政改革特別委員長報告に対する賛成討論                  │
│(フォーラム群馬) │                                         │
└──────────┴─────────────────────────────────────────┘
         ──────────────────────────
○議長(中沢丈一 君) 平成18年度群馬県一般会計歳入歳出決算及び平成18年度群馬県県有模範林施設費、同県営競輪費、同小規模企業者等設備導入資金助成費、同用地先行取得、同収入証紙、同流域下水道事業費、同公債管理の各特別会計歳入歳出決算並びに平成18年度群馬県各公営企業会計決算の認定の委員長報告に対する反対討論者早川昌枝さん御登壇願います。

         (早川昌枝さん 登壇)
◆(早川昌枝 さん) 私は、日本共産党の早川昌枝です。通告してあります各決算認定に反対の討論をいたします。
 まず、18年度一般会計決算についてです。
 この年、政府は小泉内閣から安倍内閣へとかわりました。しかし、構造改革路線はそのまま引き継がれ、1.7兆円減税など大企業や大資産家を異常なまでに優遇する政治は、変わるどころか一層エスカレートいたしました。一方、医療、介護などの相次ぐ改悪や、定率減税の縮小、廃止など、国民にはさらに犠牲を強いる政治が強まり、貧困と格差が広がるなど、県民生活や地域経済にも深刻な影響を与えました。
 私は、こうした状況下で、景気本格回復型と位置付けられた18年度予算が福祉の増進を旨とする地方自治体本来の役割を果たすために効率的に執行されたのか、慎重に審査してまいりました。その結果、県民の切実な願いとは大きくかけ離れた予算執行が多々あるため、決算認定には同意できません。
 以下、その主な理由について5点申し上げます。
 1点目は、財政健全化と県民向け予算の確保を最優先課題だと位置付けながら、不要不急の大型公共事業の政策的な見直しがあまりにも不十分だということです。
 17年度に行われました国勢調査の結果では、予測よりも群馬県の人口減少が進んでいることが明確になりました。それに伴って水需要も減少していくことは明らかです。人口増、水需要増を前提に進められている八ッ場ダムや増田川ダム計画について、真剣な再検討が行われるべきであったと思います。しかし、未だにその兆しさえありません。あらためて八ッ場ダムについては、関係住民に必要で十分な補償をしたうえで工事の中止を、増田川ダムについては、計画の中止を求めるものです。
 また、農業経営にはあまり役立たない広域農道整備計画もそのまま推進です。こうした事業には莫大な予算をつぎ込みながら、日々安全に暮らすために必要な交差点改良事業や急傾斜地危険区域の対策、県道の雨水対策、歩道や自転車道の整備などの事業は、財政難を理由にあまり進みませんでした。河川敷の除草は予算が少なく、必要とする3割程度しか事業実施ができないとのことです。
 無駄な大型公共事業は推進し、県民の日常生活に関わるきめ細かい仕事は先送り、こうした予算執行を続けるのではなく、大型公共事業を根本的に見直し、生活密着型へと量、質とも転換することを強く求めます。
 2点目は、弱者を守ると言うにはあまりにも不十分な予算執行だという点です。
 この年、相次ぐ社会保障の改悪や雪だるま式増税がお年寄りに襲いかかりました。重過ぎる介護保険料や利用料、7000人を超える特養ホーム待機者、予防給付の名のもとでサービスを打ち切るなど、介護認定を受けてもサービスが受けられない状況が広がりました。介護施設に食事や部屋代の自己負担が導入され、事態は一層悪化しています。生活保護を受けている人が負担なく入所できる施設は特養ホームの相部屋のみ、実際にはほとんどあきがなく、入所は事実上不可能に近い現状です。こうした方や自己負担のできない低所得者には介護施設入所が閉ざされていると言っても過言ではありません。しかし、これに対する県の救済措置は何一つありませんでした。
 また、療養病床の高齢入院患者に食事代の自己負担が導入されると、県は介護施設との均衡を図るとの理由で、高齢障害者福祉医療にもこれを取り入れ、全額自己負担なしの原則を壊したのです。
 この年度も出生率は低下しましたが、子育て支援の中心となるべき医療費助成制度は据え置きのままでした。障害児保育の県単独補助金も削減されました。
 こうして、弱者を守ると言いながら、財政難を口実に、県政として最優先でとるべき緊急支援策が後送りにされてきたわけです。大澤知事には弱い人を思いやる福祉の心を県政に取り戻し、この課題の立ち遅れを早期に解決するよう、特段の要望を申し上げます。
 3点目は、景気の回復をすみずみまでと言いながら、中小企業対策や雇用対策があまりにも不十分だったという点です。
 景気回復と言っても一部の大企業だけで、その影響は県内の中小業者には及ばず、多くの業者が苦境に立たされました。県が景気回復の波に取り残された中小企業の再生を資金面で支援するとして立ち上げた、中小企業再生支援資金10億円の利用者は、18年度は9件1億6440万円にとどまりました。今年度も現時点での利用は4件8970万円に過ぎません。不況の中であえぐ業者には、経営改善計画などのハードルが高過ぎたのではないでしょうか。あらためて改善を求めたいと思います。
 中心商店街活性化対策も、ソフト面での支援が中心で、疲弊した商店街に活力を取り戻すには、それこそほど遠い状況です。大型店の出店をまちづくりの観点から調整している先進県の教訓をもっと学ぶべきだったと思います。
 雇用対策では、ニート、フリーター対策として若者就職支援センターの事業に加え、新たに就職基礎能力講座が実施されました。日々の御努力には敬意を表しますが、残念ながら正規雇用につながったケースはそれほど多くありませんでした。
 不安定雇用の改善と言うならば、有効求人倍率全国トップの表面を見るだけでなく、その実、正規職員の求人倍率は相変わらず最下位クラスだという状況を直視することが重要でした。せめて誘致企業に対して若者の正規雇用やリストラの事前協議を求めるべきではありませんか。企業活動には口を出せないなどという県の姿勢を容認するわけにはいきません。
 さらに、指定管理者の導入により、県自ら失業者や不安定雇用を増大させたことにも同意できません。
 4点目は、子どもたちの中に差別を持ち込む教育がより広がったという点です。
 再三指摘しておりますが、学校現場での行き過ぎた管理と競争によるゆがみが深刻な事態を引き起こしています。その中で、例えば中学生の不登校は、平成17年度1624人から18年度1729人へと大きく増加するなど、見過ごせない事態が広がっています。学校におけるいじめも、前年度の発生件数の10倍を超える認知件数であることが文科省の調査でも明らかになりました。
 こうした教育のゆがみをもたらす背景に、基本教科の学習時間の削減や習熟度別授業など、競争、詰め込み、管理教育を押しつける学習指導要領があります。こうした文部科学省の方針に何の問題意識も持たず、批判もせず従う県教委の教育のあり方には同意できません。学校がすべての子どもにとって生きる喜びと豊かな学力を与えられる場になるように、教育条件整備にもっと真剣に取り組むよう心から願うものです。
 なお、ぐんま国際アカデミーに対する差別的な私学助成については、知事が替わり改善の方向に来ていることは承知しておりますが、法に照らして誰もが納得できる一刻も早い改善を要望しておきます。
 決算認定の反対の最後の理由は、機構改革の名による県職員削減と不当な人事管理です。
 この年、3年間に300人の職員削減をするという計画がスタートいたしました。こうした一律削減方針が成績主義の人事管理とも相まって労働強化をもたらし、職員の健康被害が広がっていることも重大です。
 当局は、この方針を達成するため、異常とも言える勧奨退職を進めてきました。こうした中で、17年度には地方公務員法にも違反した分限免職が強行されたわけです。しかし、当局は反省するどころか、成績不良を口実にした執拗な勧奨退職の強要を繰り返し行ってまいりました。
 上司の執拗な勧奨退職強要と嫌がらせに耐えられず、やむなく勧奨退職に同意したある職員に対しては、期日前に退職辞令を出すという卑劣なやり方まで行ったそうです。職員の削減目標遂行のための不当な人事管理は、働く者の権利を全く理解しないやり方であり、到底認めることはできません。
 その他、通告してあります特別会計と公営企業会計決算は、従来から申し上げておりましたように、その中に開発優先や大企業優遇、施策の失敗によるツケ、消費税が含まれており、賛成できません。
 また、県立心臓血管センターにおける検体検査委託は医療法に抵触する疑いもあり、早急な改善を求めたいと思います。
 以上で、決算に対する反対の討論を終わります。
○議長(中沢丈一 君) 次に、平成18年度群馬県一般会計及び同特別会計の各歳入歳出決算並びに平成18年度群馬県各公営企業会計決算の認定の委員長報告に対する賛成討論者真下誠治君御登壇願います。

         (真下誠治君 登壇 拍手)
◆(真下誠治 君) 自由民主党の真下誠治です。
 私は、自由民主党を代表して、平成18年度群馬県一般会計決算及び同特別会計決算並びに公営企業会計決算について、意見・要望等も申し述べさせていただきながら、委員長報告に賛成の立場から討論を行います。
 我が自由民主党は、本格回復型予算と名付けられた平成18年度当初予算案に対し、その名にふさわしい執行がなされることを期待して賛成をいたしました。そして決算が提出された今、我々が期待したとおり真に県民のためになる執行がなされたかという観点から慎重に審査をしてまいりましたが、その結果を踏まえ、決算について意見を述べたいと思います。
 まず、決算の概要を見ますと、一般会計決算では歳入総額7768億円余で、前年度比1.0%増、歳出総額は7681億円余で、前年度比0.7%の増となり、その結果、実質収支は41億円余の黒字決算となりました。
 とりわけ歳入においては、景気の回復基調と相まって、県税収入は対前年度比8.0%の増、過去2番目の金額を記録し、財政の健全化を図るうえで喜ばしい結果となりました。その一方、国の三位一体の改革により、国庫支出金や地方交付税は大幅に減額されたため、厳しい状況が改善されたわけではありません。県債発行額については664億円余で、対前年比13.9%の減であり、また県債残高も、昭和43年以来38年ぶりに対前年比が減少となったものの、依然9559億円という多額の残高があるため、将来の財政負担が懸念されるところであり、今後の財政運営に当たっては十分留意していただきたいと思います。
 続いて歳出事業についてですが、18年度予算の編成に当たって柱とされた項目のうち、特に4つの柱について、主な成果と意見・要望について申し上げます。
 まず、第1の柱である景気回復に関わる事業であります。
 今回の決算では、普通建設事業が前年度に比べて約65億円の減、対前年度比5.6%の減になりました。投資的経費がここ数年連続して減少する中、公共事業の減少は本県建設業に大きな打撃を与えています。
 こうした中、昨年度は、ぐんま建設産業再生支援事業が実施され、建設業者の再生に対する支援がなされました。このようなフォローは、とりわけ中小零細企業にとっては必要なものでありますが、平成12年12月定例会で我々が決議したとおり、公共事業の県内業者への優先的発注や地元産品の優先使用などに御留意をいただき、引き続き、きめ細かな支援が継続されるようお願いをいたします。
 また、今後の県政運営に当たっては、現知事がマニフェストに掲げられたとおり、もっと経済に活力をという観点を重視していただき、地域間交通網や社会資本の積極的な整備に向け取り組みがなされることを期待いたします。
 次に、制度融資についてであります。我が党は、平成18年度当初予算案に対する賛成討論の中で、そのウエートが他県に比べて著しく高い点について指摘をしてまいりました。18年度については中小企業再生支援融資制度が創設されたほか、創業者支援資金の融資枠を拡大するなど、内容の充実が図られ、一定の役割も果たしたところですが、今後は、制度融資のあり方や予算上のバランスなどについて十分な検討をお願いするものであります。
 2番目に、弱者を守るという柱についてであります。
 まず、治安に対する取り組みですが、近年の来日外国人犯罪対策や振り込め詐欺等の犯罪の増加など、治安の向上が求められる中、70人の警察官の増員がなされました。この増員については、本県議会でも国に対して増員を求める意見書を提出するなど、積極的に取り組んできた経緯があり、18年度、この人員の経費が予算化されたことは高く評価いたします。
 また、警察官の増員とあわせて、犯罪の起こりにくい地域づくりの推進など、治安回復推進事業の実施と地域の関係者の御尽力により、刑法犯認知件数が前年に比べて減少したことは、安全安心に関する一連の事業が県民生活に直結する成果を上げたものであり、評価するところであります。
 続いて、3番目の柱である、群馬の未来を拓くであります。
 この観点からは、北関東自動車道の関連道路整備や橋梁、震災対策など、群馬県の将来に有用な事業が実施されております。また、国の農業政策が激動する中にあって、我が県が取り組んだ麦作等経営安定緊急対策も成果を上げているようです。
 しかし、群馬の未来を拓く上で大変重要である人づくりという観点から一言申し上げておきたいと思います。それは、ぐんま国際アカデミーに対する私学助成金問題についてであります。これらについては、議会でも全員協議会の開催や、総務常任委員会での集中審議を通して関係者の対話や歩み寄りを促してまいりました。その一方、18年度当初予算案に賛成するに当たって附帯決議を行い、18年9月定例会までの解決を求め、議会としての意見を表明してまいりましたが、その後も事態は進展しませんでした。
 このため、9月定例会においては、あらためて早期解決に関する決議を行い、18年度中の増額補正予算を要求したところであります。しかしながら、このような我々の意向は顧みられることなく18年度を終了したことは、誠に遺憾であると言わざるを得ません。次代を担う子どもたちのことを第一に考え、一日も早い解決が図られることを願ってやみません。ぜひ執行部におかれましては、このことを重く受けとめていただき、新たな体制のもと、適切な対応がなされることを期待しております。
 最後に、4番目の柱の行財政改革ですが、県税の滞納に対して県当局が積極的に取り組んでいただいた結果、収入未済額が圧縮されております。その努力に敬意を表します。また、プライマリーバランスの黒字を維持しつつ、38年ぶりに県債残高が減少したことについては、評価したいと思います。
 ただし、財政健全化を追求すること自体は極めて重要な視点でありますが、それがために、県民要望の実現が過度に制約されることがあってはならないと考えています。そうしたことのないよう、十分なバランス感覚を持って財政運営に当たっていただくことをお願いしたいと思います。
 続いて、公営企業会計についてであります。
 企業局所管の5事業については、団地造成事業において、多額の価格調整引当金を取り崩して特別利益を計上し、事業収支の黒字を確保したものの、依然、実勢価格よりも高い土地在庫を多く抱えるなど、今後も厳しい経営状況が予想されます。
 また、病院事業については、経営状況について大きな改善が見られ、その努力を評価するものでありますが、企業債の残高は年々累増しており、病院経営の今後は予断を許すことができない状況にあります。引き続き一層の経費節減に努め、経営の効率化と健全化に努めることは不可欠であると考えますが、18年度の執行については、経済性の発揮と公共の福祉の増進に意を用い、適正に運用されたものと認めるものであります。
 以上、主要な施策の成果と意見・要望などについて申し上げましたが、我が自由民主党は、平成18年度各決算がおおむね適正かつ公正に執行されたものと認めるところであります。今後とも厳しい財政運営が予想されますので、知事をはじめ執行部におかれましては、決算審査の指摘、要望事項を十分に酌み取っていただき、より効果的、効率的な予算執行に当たられるようお願いをして、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(中沢丈一 君) 次に、平成18年度群馬県一般会計及び同特別会計の各歳入歳出決算並びに平成18年度群馬県各公営企業会計決算の認定の委員長報告に対する賛成討論者塚越紀一君御登壇願います。

         (塚越紀一君 登壇 拍手)
◆(塚越紀一 君) フォーラム群馬の塚越紀一でございます。
 会派を代表いたしまして、一般会計ほか18年度決算についての認定について賛成の立場から討論をさせていただきます。
 決算委員会では、各部局の審査におきまして、県民の視線に立った慎重な審議を重ねてきたところであります。
 さて、この18年度の国の経済の動向とも相まちまして、本県経済も順調な回復基調にあり、本県では、大企業を中心としながらも、本県に特徴的でありますものづくり県群馬を支える中小企業にも景気回復の兆しが見えてきたのかなというふうに感じられたこの1年でございました。
 しかし、業種によっては景気の回復に乗れない企業もたくさんありまして、県民の生活全体を考えた場合には、多くの県民が景気回復の実感を得られない状況にあったのではないかなというふうに考える次第であります。
 さて、一般会計決算収支は、県税収入は2310億円、平成3年度に続いて過去2回目の高い数字に回復されておりまして、歳入総額は7768億円、歳出総額は7682億円と、それぞれ7年ぶりにプラスに転じたわけであります。しかしながら、同時に歳入面では、国の三位一体改革によりまして地方交付税と臨時財政対策債が合わせて約100億円近い程度減額されておりまして、依然として厳しい財政運営を迫られているということも一面事実であります。
 そんな中で、18年度予算は、いくつかの柱から成る本格回復型予算が可決成立したわけであります。以下、重要施策について申し述べていきたいというふうに思います。
 まず、景気回復をすみずみにまでであります。
 中小企業支援のための経営強化支援資金を前年度と比べ50億円増額強化したこと、経営に苦しむ中小企業に対し中小企業再生支援資金を新設し、県保証協会の協力を得て企業再生のきめ細かな施策を立てたこと、そして国の大きな課題となっておりますフリーター、ニート対策を新設し、就職に必要な基礎能力の養成を行うなどを行っていることを評価していきたいというふうに思います。
 2つ目は、弱者を守るであります。
 国の三位一体改革によりまして、特に福祉、医療などに関する補助金が圧縮され、国庫補助金が廃止される事業について、老人福祉施設整備補助において従前と変わらぬ事業が実施できるような、そういった補助をしたことに対しまして評価をしておきたいというふうに思います。
 また、県民の安全安心のための警察官70人の増員、自主防犯パトロールリーダー研修、地域安全マップの作成などの施策を行い、刑法犯認知件数が前年比3393件減少したことを、これまた評価しておきたいというふうに思います。
 年々増え続けております発達障害者とその家族に対する相談や、発達支援のための支援センター設置運営の施策新設がありました。また、群馬大学との共同で全国で3カ所目になる重粒子線治療施設設置に向けて予算措置がなされたことは、県民の夢の実現に大きく一歩前進したというふうに考えております。
 3つ目の、群馬の未来を拓くであります。
 教育委員会では、ぐんま少人数クラスプロジェクトのさらなる前進がありましたし、ぜひ21世紀を担う子どもたちの未来をしっかり支える体制をこれからも一層進めていただきたいというふうに思います。
 また、麦作等安定緊急対策による効率的農家支援・農業支援への転換、さらには本県への企業誘致にも大きく資する北関東道側道整備事業は大変重要なことでありまして、一刻も早い完成を望んでおきます。
 4つ目は、各県民局への地域調整費の増額を評価したいというふうに思います。
 特に県央、県庁より遠い距離にある東部、利根沼田、吾妻県民局では、地域と一体となった県庁機関というふうに高く評価されているというふうに聞いておりますので、ぜひ知事におかれましては、これからも存続を望んでおきたいというふうに思います。
 行財政改革につきましては、徹底した改革が推進されたというふうに認識をしております。その結果、すなわちプライマリーバランスの黒字、実質公債費比率全国第2位であり、この姿勢はぜひこれからも継続していただきたいというふうに願っておりますと同時に、重点施策については大胆に積極的に予算配分をされることを望んでいきたいというふうに思います。
 知事はこの11月1日ですが、市町村長さんとの間に対話と協調に向けた会議を開かれました。そして基礎政策として子どもの医療費無料化、企業誘致、ぐんま総合情報センター設置などを提案されました。ぜひ一日も早く実現をされることを望んで、賛成討論といたします。
 ありがとうございました。(拍手)
○議長(中沢丈一 君) 以上をもって討論を終結いたします。
 ● 採     決
○議長(中沢丈一 君) 直ちに採決いたします。
 まず、平成18年度群馬県一般会計歳入歳出決算及び平成18年度群馬県県有模範林施設費、同県営競輪費、同小規模企業者等設備導入資金助成費、同用地先行取得、同収入証紙、同流域下水道事業費、同公債管理の各特別会計歳入歳出決算並びに平成18年度群馬県各公営企業会計決算の認定について採決いたします。
 これを委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
         (賛 成 者 起 立)
○議長(中沢丈一 君) 起立多数であります。よって、各会計決算については委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。
 次に、ただ今採決いたしました各会計決算を除く決算認定案件につきましては、いずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
         (賛 成 者 起 立)
○議長(中沢丈一 君) 起立全員であります。よって、各会計決算は委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。
 ● 議 案 の 上 程
○議長(中沢丈一 君) 
△日程第4、第143号から第169号までの各議案及び承第4号を一括して議題といたします。
 議案は、あらかじめお手元に配付しておきました。
 ● 提 案 説 明
○議長(中沢丈一 君) 知事から提案理由の説明を求めます。

         (知事 大澤正明君 登壇)
◎知事(大澤正明 君) 12月定例県議会の開会に当たりまして、提案説明に先立ち、一言申し上げます。
 去る11月16日から21日までの間、中沢県議会議長とともに海外戦跡慰霊巡拝のためにパラオ・マリアナ諸島へ行ってまいりました。群馬県遺族の会の皆さんとともに戦没者の御霊に心から哀悼の誠をささげてまいりました。
 苛烈をきわめた第2次世界大戦において、祖国の安泰と繁栄を願い、愛する肉親をしのびつつ異郷の地に散華した戦没者を思うとき、万感胸に迫るものがありました。また、幾多の御苦労を乗り越えてこられた御遺族の皆様の胸中を察すると、深い悲しみと痛恨の情を禁じ得ませんでした。
 戦後既に62年の歳月が経過いたしました。この間、我が国は、まれに見る経済の繁栄と文化の発展を遂げ、我が郷土群馬県も着実に発展を遂げてまいりました。私たちは、現在享受している平和と繁栄が、戦没者の尊い犠牲と御遺族をはじめ県民の皆様のたゆまぬ努力の上に築かれていることを忘れてはなりません。
 今回の慰霊巡拝を通じ、県民に対する私の責務の重大さをあらためて痛感いたしました。二度と悲しみの歴史を繰り返さぬよう、真に平和で豊かな郷土群馬県づくりに全力で取り組んでまいりたいと思っております。
 それでは、本日提出いたしました議案の大要について御説明申し上げます。
 今回の提出議案は、予算関係8件、事件議案20件、合計28件であります。
 まず、予算関係であります。
 一般会計補正予算は、職員の給与改定についてであります。人事委員会の勧告に基づき、月例給及び勤勉手当の支給率の引き上げなどを実施することとし、所要の補正を行ってまいります。しかしながら、厳しい財政状況に鑑み、国の取り扱いに準じまして、知事をはじめとする特別職職員及び一般職職員のうち国の指定職に相当する職員並びに県議会議員の皆様については改定を見送ることといたしました。
 この結果、給与改定に伴う所要額である今回の補正予算の総額は7億7053万円となり、現計予算と合算いたしますと8153億8598万円となります。
 債務負担行為の補正については、中小企業の仕事量を確保するため、端境期対策として25億円のゼロ県債を追加するなど、来年度に期間が及ぶ契約の締結を行おうとするものであります。
 このほか、特別会計については、流域下水道事業費会計において繰越明許費に係る補正を、企業会計については、電気事業会計ほか5会計において職員の給与改定など、所要の補正を行うことといたしました。
 次に、事件議案のうち主なものについて申し上げます。
 第151号議案は、職員が大学での修学や国際貢献活動のために無給で休業できる自己啓発等休業制度を導入しようとするものであり、第159号議案は、屋外広告物の規制内容を簡素でわかり易く変更しようとするものであります。また、第160号議案は、県営住宅に子育て世帯や社会的弱者が優先的に入居できるように募集方法の変更などを行うものであり、第169号議案は、公安委員会委員を選任しようとするものであります。
 以上、議案の大要について御説明申し上げました。何とぞ慎重御審議のうえ、御議決くださいますようお願い申し上げます。
 なお、第169号議案につきましては、事案の性質上、早急に御議決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(中沢丈一 君) 知事の提案説明は終わりました。
 議案の末尾に報第6号の報告書が記載されておりますので、御一覧願います。
 ● 意 見 の 聴 取
○議長(中沢丈一 君) ただ今上程されました議案のうち、第151号、第153号、第154号及び第161号の各議案につきましては、地方公務員法第5条第2項の規定により、群馬県人事委員会に、また、第162号議案につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第55条第4項の規定により、群馬県教育委員会に意見の聴取を行います。
 ● 委員会付託の省略
○議長(中沢丈一 君) お諮りいたします。
 ただ今上程されました議案のうち、第169号議案につきましては、会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略したいと存じますが、御異議ございませんか。
         (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢丈一 君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 ● 採     決
○議長(中沢丈一 君) 直ちに採決いたします。
 第169号議案、公安委員会委員の選任につき同意を求める件について、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
         (賛 成 者 起 立)
○議長(中沢丈一 君) 起立全員であります。よって、第169号議案は原案に同意することに決定いたしました。
 ● 請願の委員会付託
○議長(中沢丈一 君) 日程第5、11月26日までに受理した請願は、お手元に配付の請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
 なお、11月26日までに受理した陳情は、お手元に配付の陳情書参考送付一覧表のとおり、所管の常任委員会に参考送付いたします。
 ● 休 会 の 議 決
○議長(中沢丈一 君) お諮りいたします。
 12月4日から6日は、議案調査のため本会議を休会にいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
         (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢丈一 君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 以上をもって本日の日程は終了いたしました。
 次の本会議は、12月7日午前10時から再開して、上程議案に対する質疑及び一般質問を行います。
 ● 散     会
○議長(中沢丈一 君) 本日はこれにて散会いたします。
   午前11時7分散会