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栃木県 那須町

平成23年  3月 定例会(第2回) 03月23日−総括質疑−02号




平成23年  3月 定例会(第2回) − 03月23日−総括質疑−02号







平成23年  3月 定例会(第2回)





          平成23年第2回那須町議会定例会議事日程(第2号)

          平成23年3月23日(水曜日) 午前10時開議

日程第1 議員案第1号 那須町議会予算審査特別委員会の設置について            
日程第2        総括質疑(施政方針・当初予算基本方針)              


〇出席議員(16名)
     1番  大 島 光 行 君       2番  齊 藤 隆 則 君
     3番  松 中 キミエ 君       4番  平 山   忠 君
     5番  三 上 公 博 君       6番  斎 藤 剛 郎 君
     7番  大 森 政 美 君       8番  大 場 宏 雄 君
     9番  平 山 幸 宏 君      10番  白 井 正 則 君
    11番  平 山 泰 紀 君      12番  尾 台 一 成 君
    13番  荒 木 三 朗 君      14番  ? 久 一 郎 君
    15番  深 沢 宏 美 君      16番  広 川 辰 也 君

〇欠席議員(なし)
                                           
〇地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名
         町     長      高  久     勝  君
         教  育  長      平 久 井  好  一  君
         総 務 課 長      人  見  秀  実  君
         税 務 課 長      西  田  恒  夫  君
         企 画 財政課長      山  田  正  美  君
         住 民 生活課長      塩  田     誠  君
         保 健 福祉課長      阿  部  拓  志  君

         農 業 委 員 会      中  川  好  雄  君
         事 務 局 長 兼
         農 林 振興課長

         建 設 課 長      中  村  祐  治  君
         観 光 商工課長      平  山  公  一  君

         会 計 管理者兼      菅  野     操  君
         会 計 課 長

         上 下 水道課長      鍋  島  利  信  君
         学 校 教育課長      大  島  一  人  君
         生 涯 学習課長      益  子  一  郎  君
         監 査 委 員      ?  藤  昭  夫  君
                                           
〇職務のため出席した事務局職員
         事 務 局 長      大  島  恒  夫
         書     記      山  田  雅  夫
         書     記      中  島  亜  紀





                                           



△開議の宣告



○議長(広川辰也君) ただいまの出席議員は16名で、定足数に達しております。

 よって、本日の会議を開きます。

                                (開議 午前10時00分)

                                           



△町長あいさつ



○議長(広川辰也君) 去る3月11日の地震発生以降中断しておりました第2回定例会を本日再開するに当たり、町長あいさつ願います。

 町長。

          〔町長 高久 勝君登壇〕



◎町長(高久勝君) 皆さん、おはようございます。今回の議会は、異例ずくめの議会でございますが、議会再開の貴重な時間にもかかわらず、あいさつを申し上げる機会をちょうだいいたしましたことに感謝を申し上げます。少し長くなりますが、これまでの経過の概要を申し上げさせていただきます。

 3月11日に、今月25日までの15日間にわたる23年度の予算審議等をしていただくための重要な議会を開会いたしました。その初日、全27議案のうち議案第1号から議案第19号までは議員の皆様のご理解をいただきまして、即決をしていただきましたことに対し、改めて御礼を申し上げるところでございます。その後、議案第20号 平成23年度那須町一般会計予算についてご提案を申し上げ、次に議案第21号から議案第27号までの6特別会計及び水道企業会計予算の提案理由を申し上げましたところ、ほぼ終了直前に立っていられないほどの強い地震の揺れと被害に見舞われ、議会中断を余儀なくされたわけでございます。

 今回の地震により、議場にも大きな被害を受けたわけでございますが、議員各位にはけがなく避難できましたことに、庁舎を預かるものといたしまして、胸をなでおろしているところであります。

 今回の東北地方太平洋沖地震につきましては、過去に例のないマグニチュード9.0という巨大なもので、地震直後には大きな津波が予想もしない早さで各地を襲い、東日本を中心に想像を絶する被害と、多数の犠牲者を生んでしまいました。今回の地震規模は、阪神大震災の1,450倍とも言われ、津波の高さも10メートルに達し、万全と思われた防潮堤をやすやすと越えてしまったほどでございます。また、今回の地震による地殻変動は宮城県牡鹿半島で5.2メートルも東に移動し、110センチも陸地が海底に沈んだとも言われております。この巨大地震、大津波による犠牲者は死者、消息不明者を含めますと数万人に達するとも言われており、平成8年のスマトラ大地震の22万人、平成4年の四川大地震の9万7,000人に匹敵するほどの被害となってしまい、自然災害の犠牲者が国内で1万人を超えるのは関東大震災以来という大災害となってしまったわけであります。繰り返される映像にただ茫然とし、被害の余りの大きさに言葉を失うのみであります。

 栃木県内においては、4名の犠牲者が発生してしまいましたが、ざんきにたえないところであります。ここに改めて犠牲者のみたまに謹んで哀悼のまことをささげるとともに、被災をされた皆様方にお見舞いを申し上げるところであります。

 今回の地震によります那須町の被害は、住宅関係だけでも全壊家屋32戸、半壊家屋71戸、一部損壊家屋680戸、納屋などの非住宅で276戸、ブロック塀などが156カ所などと県内では最大の被災地となってしまいました。被災総額は目下調査中でございますが、数十億円に達するということが想定をされているところであります。ただ、人的被害というものが軽傷者2名と、少なかったのがせめても救いであったと安堵しているところであります。

 被災直後は、町民もかつて経験したことのない地震に遭遇したことや、電気、水道といったライフラインが寸断されたことから混乱も見られましたが、町民の皆様の冷静な行動と懸命の努力により次第に平静を取り戻すことができました。町といたしましても、地震直後の15時には那須町災害対策本部を立ち上げ、昼夜を問わず災害復旧に向け懸命の努力を重ねてまいりました。被害の大きかった水道の給水につきましては、町民の皆様方に多大なご迷惑をおかけすることになってしまいました。被災者の対応を含め、行き届かない点につきましてはこの場をおかりしておわびを申し上げるところでございます。

 また、議員各位におかれましても、復旧作業や情報収集にご尽力をいただいたばかりか、議会の弾力的な運用にご配慮をいただき、おかげで災害復旧に専念することができましたことに心から御礼を申し上げるところでございます。

 対策本部といたしまして、これまで町民の安全の確保と災害復旧に全力を注いでまいりましたが、今回の地震による被害が余りにも大きかったこと、それとあわせまして外部からの想定外の事態が次々と発生し、その対応に多くの時間を割かなければならなかったということは、議員ご承知のとおりでございます。

 まず、災害発生直後には、東北新幹線が那須町に上下2本も緊急停車し、707名もの乗客が列車内に閉じ込められるという事態が発生いたしました。JRから2次災害防止の観点から、乗客の受け入れ要請があり、その対応に深夜まで追われることとなりまして、全員を無事収容できたのは午前1時を回っておりました。

 また、計画停電や燃料不足により日常生活や災害復旧に支障を来す事態は、現在も続いている状態でございます。

 そして、現在でも予断を許さない福島第一原子力発電所での爆発事故の発生でございます。発電所から半径20キロメートル内の住民は、強制避難の指示が出され、30キロメートル以内は屋内待機という政府発表に加え、燃料不足等によりまして国民はパニック状態になり、大きな混乱が発生したところであります。

 那須町は、他の自治体に先駆けていち早くこの原発からの被災者の受け入れを決定し、受け入れを開始いたしました。私といたしましては、未曾有の危機にさらされている被災者を救うのは、日本人としては当然の義務であるということと、那須水害の恩返しの一端であると考え、決断に踏み切ったところであります。この決断に対しまして、一部の町民から那須町民を放射能の危険にさらすのかとか、町民の血税を町民以外に使用するのかという心ないご指摘もありました。しかし、多くの町民がこの決断に対し、温かいご理解とご協力をいただくことができ、また物心両面にわたりたくさんの善意が届けられましたことに改めて心から感謝を申し上げるところでございます。

 今後、目に見えない放射能被害に対する過剰な反応によりまして、住民生活を初め観光や農産物の風評被害等が懸念されるところでありますが、全力で対処してまいりたいというふうに考えております。

 また、今回の国家の危機とも言える状況に対し、那須町民の一連の行動を拝見いたしておりまして、私は議員の皆様、職員、そして那須町民の皆様を誇りに感じました。そして、その町民の代表であるということをこれほどうれしく感じたことはありませんでした。

 今後も災害の復旧と町民の安全の確保に全力を注いでまいる所存でありますとともに、災害に要する費用につきましては、本予算と総体的に勘案し、最善の努力をしてまいる所存でございますので、議員の皆様方の深いご理解とご協力を心からお願いを申し上げるところであります。

 また、最後に大変恐縮でございますが、ここで議員各位にお願いを申し上げたいと思います。本日ご審議いただく平成23年度予算につきましては、災害発生前に私どものこれまでの経験、そして英知を集め作成したものでございまして、厳しい財政状況の中で町民の安心と安全を確保するとともに、町民サービスを図り、将来に希望が持てる最善の予算を計上したと自負しております。ただ、予算提案後、職員は不眠不休で災害対策と避難民の救済、町民の安全確保に死力を尽くしている最中でありまして、疲労も極限に達しております。そのような状況でございます。答弁につきましては、不十分な点もあろうかと思いますが、何とぞご容赦とご理解をいただきますようお願いを申し上げまして、冒頭のあいさつとさせていただきます。

                                           



△議事日程の報告



○議長(広川辰也君) 本日の議事日程は、配布議事日程のとおり運営していきたいと思いますので、ご承認の上、ご協力をお願いいたします。

                                           



△議員案第1号 那須町議会予算審査特別委員会の設置について



○議長(広川辰也君) 日程第1、議員案第1号 那須町議会予算審査特別委員会の設置についてを議題といたします。

 事務局長より議員案を朗読いたさせます。

 事務局長。

          〔事務局長朗読〕



○議長(広川辰也君) 本案は、荒木三朗君外5名の提案であります。

 提案理由の説明を求めます。

 13番、荒木三朗君。

          〔13番 荒木三朗登壇〕



◆13番(荒木三朗君) 議員案第1号 那須町議会予算審査特別委員会の設置について、提案理由の説明を申し上げます。

 3月11日に上程されました日程第22、議案第20号から日程第28、議案第26号までの平成23年度那須町一般会計予算及び特別会計予算6件、並びに日程第29、議案第27号 平成23年度那須町水道事業会計予算につきまして、議員全員の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、今会期中において審査を行うため、那須町議会委員会条例第5条の規定に基づき、特別委員会の設置をするものであります。

 よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げまして、説明を終わります。



○議長(広川辰也君) 本案に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

          〔発言する者なし〕



○議長(広川辰也君) 質疑を終わり、討論に入ります。

 ご意見はありませんか。

          〔発言する者なし〕



○議長(広川辰也君) ご意見はないものと認め、討論を終わり、これより採決いたします。

 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、議員案第1号 那須町議会予算審査特別委員会の設置については、原案のとおり可決されました。

 お諮りいたします。ただいま那須町議会予算審査特別委員会の設置が決定いたしましたので、委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、議長において指名選任したいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、議長において議員全員を那須町議会予算審査特別委員会委員に選任いたします。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、議員全員を那須町議会予算審査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。

 ただいま那須町議会予算審査特別委員会委員が選任されましたので、これより委員会を開催し、委員長、副委員長の互選をお願いいたします。

 念のために申し上げます。委員長が互選されるまでは、年長者であります白井正則議員が臨時委員長となりますことを申し添えます。

 委員会の開催場所は全員協議会室です。

 なお、互選の結果を本職まで報告願います。

 暫時休憩いたします。

          休憩 午前10時17分

                                           

          再開 午前10時28分



○議長(広川辰也君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。

 ただいま那須町議会予算審査特別委員会において、委員長、副委員長の互選をいただきましたが、その結果について、本職あて報告がありましたので、結果を報告いたします。

 那須町議会予算審査特別委員会委員長には?久一郎君、副委員長には平山泰紀君、尾台一成君、以上の方々が互選されましたので、報告いたします。

 日程に従い、それぞれ審査をお願いしたいと思います。

                                           



△総括質疑(施政方針・当初予算基本方針)



○議長(広川辰也君) 日程第2、総括質疑に入ります。

 総括質疑は、町政運営の基本方針並びに予算編成の基本方針といたします。

 最初に、町政運営の基本方針に対する質疑に入ります。

 尾台一成君。



◆12番(尾台一成君) 緊急の議会ですが、ちょっと時間をいただきまして基本的かつ緊急な問題と思いますので、質問をいたします。

 黒田原小学校の債務負担行為あるいはその継続費が1億5,100万、要するに耐震です。それの予算が本年で9,600万上がっていますが、見ればわかると思いますが、非常に耐震していない校舎が傷みがひどい。耐震で果たしてもつのか、プロの目が必要ですが、一見素人目で、要するに激甚対応になる、浄水場もそうですが、黒田原の浄水場も激甚災害対応になる可能性があります。激甚になりますと4分の3は少なくても補助として出るわけですが、この整合性をやはり至急検討すべきと思います。というのは、激甚対応で、非常にひび割れがひどく、このまま耐震をしても子供たちに危険度が残るのではないかと思います。そういう意味でどういう処置が必要かと言えば、やはり国のほうの激甚を利用して建てかえるという考え方も半分ですが、至急検討する必要があるかと思います。要するに補正の問題です。この後、国のほうの関連はありますが、とりあえず補正を至急組む必要がありますが、その点の整合性を基本的に今どういうふうに考えているのか、予算がもう上がっています。この点について、もし基本的な考え方が今ありましたら、お伺いいたしたいというふうに思います。



○議長(広川辰也君) 学校教育課長。



◎学校教育課長(大島一人君) ただいまの議員さんのご質問でございますが、確かに黒田原小学校の校舎につきましては大変震災後に相当ダメージを受けております。それにつきましては、専門の建築士の方、それと現在あそこにつきましては平成22年度に40%の耐震工事が完了しておりまして、23年度は60%の耐震を計画しておりましたが、その60%、いわゆる23年度の予算の部分がかなり傷んでいるということで、現在のところ非常に危険な状態ということで、専門家のほうの見解の、正式なこれから調査をして設計に入るわけなのですが、現時点では危険ということで、校舎を使わないという方向性で現在は進めております。

 それで、黒田原小学校の生徒、約300人ほどいるわけですが、それにつきましては現時点では分散をして、黒田原中学校、朝日小学校ということで、分散学級を現在考えて、新学期からはそのような方向で考えております。

 なお、予算につきましては、やはり設計を組んだ上ででないとわかりませんが、現時点では改修して使用しても大丈夫ではないかなというふうな専門家の見解でございます。これにつきましても、今後精査しまして、建てかえ等、または修繕というふうなことを詰めていきたいというふうに考えているところでございます。



○議長(広川辰也君) 町長。



◎町長(高久勝君) ただいま尾台議員のご指摘でございました。今回の地震によりまして公共施設等にも大きな被害が出ました。その中にありまして、町立の小中学校にも多大な被害が出たわけでございます。子供たちもあの被害によりまして精神的にも大きなショックを受けたということで、そういった方面での手当てというものも今後必要になってくると思いますけれども、それとあわせまして早急にそういった各小中学校の安全性の確保というものが必要になってくるというふうに思っております。

 これまでの平成23年度の予算を含めまして、今後小中学校の校舎の、また億単位の安全確保ということで耐震化に向けた計画というものはきちんと立ててございましたが、今回それを上回る災害の規模ということで、大きな被害が出てしまいましたのは、今議員ご指摘のとおり黒田原小学校ということになってございまして、その被害の大きさにつきましては、現在学校教育課長が申し上げたとおりでございます。

 一方では予算に従ってその学校の耐震化というものを図っていく一方で、やはりこういった事態の急変に伴って改めてそういった耐震計画というものを見直す必要があるのではないか、またこれからの国の対応によった、むしろそういった計画を一度見直しをかけた上で、新たな方向で子供たちの安全性を確保するべきではないかというようなご指摘でございます。

 ただ一方には、子供たちの教育の面もございまして、4月からは1学期が始まるということになります。こういった子供たちの良好な教育環境というものを確保するために、やはり急いで行わなければならないという部分もございますので、こういったものとあわせまして、何が子供たちにとって一番いいものかというものをもう一度検討しながら、これからの耐震計画というものを進めてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(広川辰也君) ほかに質疑ありませんか。

 荒木三朗君。



◆13番(荒木三朗君) まず、施政方針についてですが、まず初めに高久町長の非常に長い文章から成る施政方針の内容に対しまして、多岐にわたり詳細が述べられていることに敬意を表したいというふうに思います。内容が具体的に表現され、マニフェストの実施しようとする意気込みを感じております。しかしながら、「みんなで一緒にまちづくり」という多くの町民の要望に翻弄されて、羅針盤のない箱船とならないよう施策を実施してほしいというふうに考えております。

 方針の中から幾つか質問したいと思いますが、まず第1点目です。今回の東日本巨大地震の爪跡、想像を絶する大きな災害となっております。また、原発の動向も不透明で、那須町さえ避難勧告の対象になりかねないという緊迫した状況が続いております。こんな中で、町政のことを事細かく質問することは、今の現状では差し控えたいと思いますが、仮に原発問題が落ちつけば、本来の観光立町那須のイメージを対外的にアピールしていかなければならないというふうに思っています。産業の立て直しには相当の年月が必要だと思いますが、このままで何らかの救済措置がないと観光関連産業すべて含めて息切れしてしまいそうな状況になっているというふうに思います。町として、救済措置として金銭的な面も含めて今後の対応についてどのように考えているかお伺いしたいと思います。

 それから、2点目です。景観の整備について、この時期に景観というのもなかなか難しいのですが、今回環境基本計画の策定におきまして昨年のヘリポート建設計画の教訓から、那須町の自然保護に改めて関心を持っておられたというふうに思います。今後の環境基本計画の骨子について、環境を支配する水質、大気、騒音、臭気、今回の放射能対策等含めて、また自然環境の基本となる平成の森のあり方等含めて、今考えられる範囲で説明をお願いしたいというふうに思います。



○議長(広川辰也君) 町長。



◎町長(高久勝君) ただいま荒木議員のご指摘でございます。これからの私のまちづくりの中でも、特に那須町の大きな産業でございます観光の危機に対してどのような対応をするのかというようなご質問だろうというふうに思っております。

 これまで事あるごとに私もこの那須町は観光がリーディング産業だというふうなことを申し上げてきておりまして、今後もこの流れというものは変わることはないのだというふうに思っております。そういった観光の振興策を図るために、着々とさまざまなものを、要素を生かしながら、那須町の観光振興が大きく飛躍するための一歩として、平成23年度の予算というものを計上したわけでございます。

 ただ、今回のこの未曾有の大災害ということになりまして、観光ももちろんでございますが、あらゆる産業というものが危機に瀕しているということでございます。一方では、その観光でございますけれども、今回の災害によりまして、この災害というものは長期化するのではないかということが予想されるわけであります。さまざまな放射能に関する風評被害でございますとか、総合的なことを勘案いたしますと、この那須観光というものは少し客足が遠ざかるのではないかというような危険性も伴っておりまして、そういったことから緊急避難的な救援策というものが必要であろうということは、私ども実感をしてございます。これまでにも観光関係者からさまざまなご提案をいただいているということもございますし、そういった短期的な救済でございますとか、またやはり長期にわたってこの那須町の観光というものをどうするのだということをもっときちんと見詰め直して、こういった施策を充実してまいりたいというふうに思っています。

 それと同時に、今ご指摘にはございましたけれども、農業被害というものもこれから大きなものが出てくるかもしれないというふうに想定しております。もちろんそういった被害が出てこないことが一番我々とすると期待をするところでございますけれども、既に一部に出ているというようなことを考えますと、この那須町の基幹産業の大きな一つでございます農業というものもこれからの救済というものを何らか考えていかなければならないというふうに思っておりまして、そんなことも含めて総合的なさまざまな支援体制というものを検討してまいりたいというふうに思っておるところであります。

 また、景観整備につきましては、既に議員ご承知のとおりでございますけれども、那須町の大変これまでの魅力と申しますか、その一つに良好な景観でございますとか、風致というものがあろうかと思います。これを維持、また発展させることによってますます那須というものを魅力あるものにしていきたいというふうに思っておりまして、23年度におきましては屋外広告物というものの撤去に際しましては助成をするというようなことにいたしました。また、観光基本計画というものをつくりまして、これまでにないような那須町の、もう一度見詰め直して、さまざまな観点から自然というものを維持していくための方策というものを検討してまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(広川辰也君) ほかに質疑ありませんか。

 大場宏雄君。



◆8番(大場宏雄君) 8番、大場宏雄。

 まず、3月11日議会中に起きたこの未曾有の自然災害であります東北大震災、死者、行方不明2万2,000人を超えるというふうに報道されております。それによって数多くの犠牲者に対してのまずお悔やみを申し上げたい、謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。とともに、本町住民も大変多くの方が被災されております。また、東北地方の人たち、関東地方も含めて全国の被災者に対してお見舞い申し上げると同時に、今新たに原発事故が起きております。被災され、また避難されている方、それらに対してまた職員の方、ボランティアの方が町で大変活動しております。そういうものに対しての感謝をまずここで申し上げたいと思います。

 さて、町長は、この23年度の施政方針の中で、コンセプトとして地域経済の活性化、それから環境保全、地域福祉の充実の3点を挙げて予算編成をなされました。そして、その基本方針を述べたところでありますが、その背景認識として国内経済の状況、国政、県政の分析を行い、その不透明性、また今後の動向注視を指摘しました。何か今回の地震の予見があったような気もしたのですが、新たに、まさに本当に今回この東北関東大震災が発生しまして、町の自立的な財政運営が危うい状況になってきていると思います。

 そこで、改めてこの東北関東大震災を踏まえた23年度の町の財政運営の方向性、考え方といいますか、町長の考え方を伺いたいというふうに思います。



○議長(広川辰也君) 町長。



◎町長(高久勝君) ただいま大場議員から、私の23年度に向けた基本コンセプトということで、まず1点目が地域経済の活性化というもの、2点目が環境保全、そして3点目が地域福祉の充実ということで、これを基本にまちづくりを進めるというご指摘がございました。もちろんこういった方向でこれからもまちづくりを続けていきたいという、その基本理念は変わってございません。

 そのことが町民にとって最善の策であるということは今でももちろん揺るぎないものでございます。ただ、先ほどご指摘がございましたように、今回大きな地震が発生したことによりまして、大変な財政負担が生じることが予想されます。そういったことから、そういった突発的な財政負担も含めまして、総合的にこの那須町の財政、これからどうするのだということ、これは皆さん、議員のみならず町民の皆様方、大変ご心配になっておられることかというふうに思っております。

 那須町は、今から12年前、那須水害ということがございました。このことによって多くの財政負担を強いられたということになりまして、その後年負担というものが現在も続いているというようなことを考えますと、やはり慎重な予算編成というもの、またこれからの予算運営というものも必要になってくるのかというふうに、これは私も理解しているところでございます。

 ただ一方では、被災に遭われた方々、そして多くのこれからの産業に対する振興策というものに力を注いでいかなければ、この那須町が大げさに言いますと大変な危機になってしまうということを考えますと、そういったものに対して積極予算というものを組んでいかなければならないというふうに思っているところでございます。これは、未曾有の危機でございますので、通常の理念に加えてそういった災害復興、そして産業の振興、こういったものに向けまして最善の努力をするということ、これは町民の皆様にもご理解いただけるものというふうに思っております。

 ただ、そういった細かい施策につきましては、議員の皆様方とこれからご協議を続けながら、何が一番町民にとってふさわしいのかというものを展開してまいりたいというふうに思っておりますので、議員の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。



○議長(広川辰也君) ほかに質疑はありませんか。

 深沢宏美君。



◆15番(深沢宏美君) まず、施政方針に対して具体的に質問いたします。また、予算編成の基本方針のところで今回の地震に対しての質問も行いたいと思いますので、よろしく答弁をお願いいたします。

 まず、地域経済活性化についての取り組みについてでありますが、何点か挙げられておりますが、具体的に不況が進む中で中小個人業者は現在仕事もなく、生活が成り立たない、こういった状態が続いております。融資による支援だけではなくて、仕事や雇用をふやすための行政からの施策が今こそ必要ではないかと思うのです。そういった意味では、今全国的に進んでいる住宅リフォーム助成制度、これを早期に、県内でも2カ所で導入が始まりましたが、4月から始まりますが、これが手っ取り早い雇用と仕事の確保、大きな力になると思いますので、ぜひ取り入れていただきたいということと、もう一点、町長は環境基本計画を計画する那須町ということで出しておりますが、スマートインターが両面開通するということで、企業の誘致を挙げております。那須町では、水や環境の問題と、誘致に対しては町としても大きな補助金の拠出等も考えますし、またこの景気動向の中で他市町の企業が進出したところでは勝手に撤退をしていると、そういう問題もあるわけですから、この企業誘致に対してどう考えるのか、この2点について伺います。



○議長(広川辰也君) 町長。



◎町長(高久勝君) ただいま深沢議員のご指摘でございます。

 まず、地域経済活性化の具体的な方策というようなことがございました。さまざまなアンケートというものがございます。その中で、今地方で一番必要なもの、これは地域経済の活性化だというものが大半を占めるアンケートがございます。そういったことで、地域経済が大変苦しんでいるということがどの地域でも言われていることかというふうに思われるわけであります。この那須町におきましても、この地域経済の活性化というものは大きな課題だというふうにとらえているところであります。

 先ほども申し上げましたように、那須町の地域経済、それをリードしていくもの、これは観光であったり農業であったりということは、だれも異論のないことだというふうに思っておりまして、そういったものに対してさまざまな政策をこれからも展開していくということで皆様方に具体的なものはお示ししているとおりでございまして、そういった中でこういった活性化を図る最大限の努力をしてまいりたいというふうに思っているところでございます。

 ただ、今深沢議員がご提案のございましたリフォーム助成制度というのでしょうか、そういったものは最大の雇用を生む一つの方策だというようなご提案がございましたけれども、これは一つの提案として受けとめたいというふうに思っておりまして、今後調査、研究をさせていただきたいというふうに思っております。

 もう一点、企業の誘致ということでございますけれども、これまでも那須町には安定した雇用先がないというようなことがございまして、これが若者の定住につながらないというようなご指摘がございまして、この企業の誘致ということを強く切望する住民がたくさんおられます。それがございまして、県の誘致でございます高久工業地域におきましては、これまでも長くこういった企業誘致ということで折衝を続けてまいりました。新たにスマートインターが開通したことによりまして、あの周辺の企業立地というような、大変有利な地域ということになって脚光を浴びることもこれから予想されるわけでありまして、そういったことも踏まえまして、今後企業誘致に向けてさまざまな検討、そして努力をしてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(広川辰也君) 深沢宏美君。



◆15番(深沢宏美君) 次に、地域福祉の充実について5点ほど伺います。

 まず、1点は、長寿の祝金についてでありますが、これは昨年度町長の決断で振興券出して非常に喜ばれていると。しかし、この振興券は使い勝手が悪いという声が非常に多くあります。お年寄りの立場に立って現金支給とすべきではないかと思いますけれども、まず第1点伺います。

 2点目として、高齢化が進み、多くの高齢者の願いである自宅と病院や町を結ぶデマンド交通のシステム、これは今喫緊の課題となっております。特にこういった災害があるときに、お年寄りはどこにも出ることができない。こうした中で、那珂川町では半年で計画をし、実現をしております。実現に向けて本腰を入れて、私は早急に取り組むべきではないかと思いますが、考えを伺います。

 3点目として、初期救急夜間診療所が大田原の日赤が統合されることによって……大田原と黒磯から統合されるということでありますが、那須町では昨年度小児科もなくなり、医療体制が非常に脆弱になっております。私は、町の補助によって医療体制を充実する必要があると思いますが、考えを伺います。

 4点目として、今回の地震で耐震化がなされていない多くの校舎や体育館、また保育園で被害が多く出ております。私は、不要不急の大型公共事業、特に町長がこれから行おうとする20億も30億もかけようとする総合運動公園構想、この予算は当分凍結して、こうした計画はすべて整備、耐震化に向けるべきではないかと思いますが、考えを伺います。

 5点目として、学校教育は憲法26条により、平等な教育をすべての子供に行うべきであります。町長が進めている経済力のある一部の中学生の海外派遣事業、これに公費を使うべきでないと思いますが、考えを伺います。

 以上、5点お願いいたします。



○議長(広川辰也君) 町長。



◎町長(高久勝君) まず、今深沢議員がご指摘の5つの点について答弁を申し上げたいというふうに思います。

 まず、昨年から復活をいたしました長寿祝金制度という制度の件についてご指摘がございました。これまで一部節目の高齢者の方に敬老祝金というものを支給していたものを、昨年から75歳以上の高齢者全員に地域振興券ということでお配りをしたという経緯で、その結果といたしましては高齢者の皆様方に大変好評いただいているところでございます。今、地域振興券では使い勝手が悪いので、現金にしてはどうかというようなご指摘がございました。地域振興券は、金券でございますので、現金と同じであるというふうに私ども考えておりまして、今回のこの地域振興券の換金率97%を超えるということでございますから、かなり皆様方にはご理解をいただいたというふうに思っております。これは、現金でなく、何度も申し上げておりますけれども、これをわざと地域振興券にしたというものは、那須町の商店街等の活性化を図る目的だということもございますので、97%以上もの換金率があれば、私は来年もこういった形で地域振興券でお配りをしたいということでご理解をいただきたいというふうに思っているところであります。

 また、那須町は、現在27%を超える高齢化率ということで、この高齢化率がますます拍車がかかる状態であるということは十分承知しております。その一方、那須町には公共交通機関というものが乏しいものですから、こういった高齢者の皆様方がふだん日常生活をするのにも大変ご苦労されているということは、これも承知してございます。こういったものを改善するために、現在町営バスというものを運行して、少しでも利便性の確保というものを図っているわけであります。ただ、これで高齢者の皆様方の日ごろの足を確保しているというふうには思っておりません。そんな反省から、デマンド交通というものを導入したいということは、これまでも何度も申し上げてまいりました。これを本年度、23年度以降積極的に、早い時期に導入してまいりたいということは申し上げたとおりでございますけれども、こういった災害を契機にその必要性というものは皆様も十分認識しているというふうに思っておりますので、これを少しでも早く実現できるように指導してまいりたいというふうに思っております。

 また、今回これまでの休日急患でありますとか夜間診療というものを担っていたものを、今回大田原の新しくできる日赤病院に集積すると、集約するということに対しまして、もっと地域医療を充実するための町としての助成が行えないかというようなご指摘でございますけれども、那須町にもたくさんの医療機関がございます。どうしても、一度申し上げたことがあろうかと思いますけれども、その住民の方々に医療というときに、その大きな病院、総合病院志向というものがあるということが、その医療体制を困難なものにしているというような指摘もございます。そういった意識の改革というものを啓蒙していくことで、こういった医療体制というものを見詰め直すきっかけになろうというふうに思っておりますので、助成をして医療体制を整えるということにはなかなか困難な面もあろうというふうに思っておりますので、そういったひとつ視点を変えたところで町民の皆様方に医療というものをもう一度考え直すような、そういった提案をしてみたいというふうに思っております。

 それから、耐震化も含めまして、喫緊の課題が山積している中、総合運動公園というような大きな巨大プロジェクトというものは、この際見詰め直したらどうだというようなご提案がございました。これも一つの見識だろうというふうには思っておりますけれども、これまで町民の方がこの総合運動公園に対する不満と申しますか、新しいものをつくってほしいという、これまでの大きな期待がございます。こういったものを実現することも行政の責任だろうというふうに思いますし、将来に向けて夢のある大きなプロジェクトだというふうに思っておりまして、こういったものを掲げることによりまして、町民の皆様方が将来に夢を持てるような、そして期待を持てるような、そういう事業を展開することもひとつ町政としては必要な施策ではないかというふうに思っておりまして、今後の推移もございますけれども、この総合運動公園というものの実現に向けてはこれまでの姿勢で進めてまいりたいというふうに思っております。

 それと、最後に海外派遣、現在のところ14名でしたか、オーストラリアのケアンズというところに派遣をしてございます。これが一部の中学生だけを優遇する施策ではないかというようなご指摘でございますけれども、海外派遣というものは大変児童生徒にとっては貴重な経験でございます。やはりその貴重な経験を提供することによって広い視野を持った児童生徒を育てるということは、那須町の将来にとっては大きな財産になるわけでございます。これが全員に行き届かないと言っても、やはりこの制度を利用してみずから志願してくるような積極的な児童生徒というものを、先ほど申し上げましたような那須町の財産、そしてそういった生徒たちの意欲といものを実現されるためにも、必要な制度であろうというふうに思っておりまして、今後もできる限り続けたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(広川辰也君) ほかに質疑ありませんか。

 深沢宏美君。



◆15番(深沢宏美君) 3番として、自立と協働のまちづくりについて伺います。4点ありますので、申しわけありませんけれども、答弁をお願いいたします。

 まず、私は、役場は税務署ではないと思います。税収を上げるために仕事の確保を行うことが行政の一番の役割と思っております。この施政方針に、あえてインターネット公売による収納率の向上を挙げる、これは私は必要ないと思いますけれども、町長の考えを伺います。

 2点目として、大幅な人員削減を行う中で、人事管理の適正化、人事評価制度の施行で、能力、態度、業績を評価に入れるということを方針にありますが、これは職員のやる気を逆に喪失させる、住民本位の仕事ができるのか、私はそう考えますけれども、町長の考えを伺います。

 3点目として、公共施設の民間委託、指定管理者制度の推進、これは実際には雇用の削減や低賃金化、これによって住民へのサービスの低下につながっていると思いますが、町長の考えを伺います。

 最後に、対話重視と言いながらも、これだけ細かいところで政策、計画を決められておったら、形だけの対話になると思いますが、町長のこの施政方針に対して考えを伺います。



○議長(広川辰也君) 町長。



◎町長(高久勝君) 自立と協働のまちづくりに関しまして、4つほどご質問がございました。

 まず、収納率を上げるためのインターネット公売は必要ではないのではないかというようなご指摘でございます。もちろん収納率を上げるためだけにインターネット公売をするというようなことは全く考えておりません。ただ、一部にやはり滞納が多くなっているというようなこと、また滞納する納税者の中に、やはり故意に滞納するというような方もいらっしゃったり、納税に応じないというような方もいらっしゃいます。そういった方々を放任しておくということは、一部には税の公平性というものを欠くということになりますので、法的に許される範囲内で、やはり許される手段というものはとっていくことがそういった税の不公平感をなくすためにも必要だろうというふうに思っておりまして、実施をしてまいりたいというふうに思っています。

 また、職員の人事評価のシステム導入ということでございますけれども、これはどこの自治体も今現在導入をしているところでございます。むしろおくれているというふうに言ったほうが適切ではないかと思いまして、民間などはもう既に古くから導入しているシステムでございまして、これがやる気をなくすかということにはつながらないというふうに思っておりまして、こういった適正な評価をすることによってむしろ意欲を出して職務に専念してくれるものだというふうに思っておりますので、こういったものを適切に運用して、職員の人事の評価というものを進めてまいりたいというふうに思っております。

 また、指定管理者を導入することによりまして、雇用の喪失につながる、また住民サービスの低下につながるというようなご指摘でございますけれども、那須町の場合、現在幾つかの施設でこの指定管理者制度というものを導入しておりまして、おおむね良好な評価をいただいております。ご指摘のような住民サービスの低下というものは現在起こっていないというふうに認識しておりますので、今後も厳しい財政状況の中、少しでも小さな行政というものを目指して、こういったものの導入というものを進めてまいりたいというふうに思っております。

 また、最後に、ご指摘のございました点でございますけれども、予算について大枠お示しして、それについてまた具体的なものを町民にお知らせする、これが本当の行政の住民サービスだろうというふうに思っておりまして、今回も具体的なものまでお示ししてございます。これがすべてこちら側で決めてしまって、形だけのものではないかというふうなご指摘でございますけれども、こういったものをつくるに当たりましては、十分なこれまで議論をさせていただきました。その上でわかりやすく町民の方にお示しをしたというふうに私ども考えておりまして、決してこういった細かいところまですべて取り仕切ってしまったことによって、住民の声を全く無視しているというふうには考えておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(広川辰也君) ほかに質疑ありませんか。

          〔発言する者なし〕



○議長(広川辰也君) 質疑はないものと認め、これで町政運営の基本方針についての総括質疑は終わります。

 ここで10分間休憩いたします。

          休憩 午前11時08分

                                           

          再開 午前11時17分



○議長(広川辰也君) 休憩前に引き続き再開いたします。

 続きまして、予算編成の基本方針に入ります。

 なお、予算審査特別委員会が設置されておりますので、あらかじめ承知をしていただいて質疑されますようお願いいたします。

 まず、議案第20号 平成23年度那須町一般会計予算に対する質疑に入ります。

 深沢宏美君。



◆15番(深沢宏美君) 今回は、東北関東大震災により、未曾有の被害を受けた中での地域経済活性化の取り組みという大きな障害を抱えての23年度の出だしとなるわけでありますが、まず地震で被害を受けた町民生活を取り戻すことが先決の課題だと思います。私は、大型の公共事業の計画、こうしたものは凍結し、まずは被災した町民の個人補償行う考えあるか、まず伺います。

 また、当面この地震において屋根がわらの被害が非常に多く出ております。雨漏りの危険性もあり、ある市町村ではこの屋根がわらの修理の補償ということで10万以上の被害に対して15万を限度に町が補償するというところも出ております。私は、喫緊の課題としてこうした屋根がわらの補修に対しての修理、こうした補償を町は考えあるかどうか、まず伺います。

 続いて、福島第一原発の事故、これ広域の自治体に大きな被害と風評被害を今広げております。特に那須町は観光と農業を基幹産業とするわけですから、今後の被害状況においては町としても甚大な被害が予想されるわけでありますが、私はこの原発事故が自然災害なのか、または東電や国への補償も考える、こうしたことも必要ではないかと思います。今、東電や国も想定外ということを言っておりますが、これは数年前の国会においても質問をされておりました。チリの地震規模の津波が来たら、この原発の中で現在行われているような事故が必ず起きるということが国会で出されました。それに対して、東電も国も安全指標を掲げて、これに対しての対処をしてこなかったというところに今回の人災と言える被害が出たのではないかと思います。私は、今後の推移を見る中で、農家の方々、また観光に携わる方々、また那須町に住まいを置かれる方々、こうした方々の大きな被害を想定する中で、もし被害が進行する中では町としては東電への補償、そしてまたこの東電の原発を認可してきた国に対する補償、これを強く求めるべきと思います。これについて伺います。

 また、町としても今後の被害においては減税等も行っていく考えあるのか、この2点伺います。



○議長(広川辰也君) 町長。



◎町長(高久勝君) ただいま今回の地震災害におけるさまざまな今後の対応についてご質問がございました。

 その中で、まずさまざまな今後大型公共事業というものを縮小して、個人補償というものに充てるべきではないかというようなご指摘がございました。現在でも被災生活支援制度というものがございまして、こういったものを該当すべく町といたしましてもそういった方々に対する罹災証明というもものの発行というようなことで、できるだけそういった国の制度というものを該当するような方向性で指導しているところでございまして、那須町といたしましてはこの個人補償という問題、先ほども申し上げましたように那須町の家屋被害というものは栃木県内においても大変大きな被害を受けているということもございます。また、深沢議員ご指摘のように、風評被害によりまして今後大きな産業への被害という、影響というものも予想されるわけでございまして、そういったもの、それと財政というものを勘案しながら、町としてできるものは一体どういうことかというものを十分検討した上で、こういった個人住宅、個人への補償というものを、それの一つに屋根がわらに対する補償というようなことも出てくるのかと思うのですが、そんなことは調査研究してまいりたいというふうに思っております。

 もう一点、今回の福島原発、これが自然災害なのか、ひょっとすると人災ではないか、そういった人災ならばその責任者である東京電力でございますとか国へ補償をどうするのだというようなご指摘でございますけれども、私は今そんなことを考えているような時期ではないというふうに思っております。むしろ、今目の前に起きるいろいろな課題というもの、そしてそれは町民、そして被災者の皆様方の安全性、そして危険にさらされているというもの、これを取り除くことのほうが優先ということでございまして、その先にどこが補償するかというものはずっとずっと先の話だというふうに思っておりまして、やるべきことはもっと別にあるというふうに思っております。

 また、減税というようなものにつきましては、入湯税というようなものは、被災者が利用した際には減免するというようなことも行ってまいりましたし、今後の被害の状況を十分調査した結果、減税に値するということが判明した時点では、そういった対策も講じていきたいというふうに思っております。



○議長(広川辰也君) ほかに質疑はありませんか。

          〔発言する者なし〕



○議長(広川辰也君) ほかに質疑もあることと思いますが、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。

 会期日程に従い、審査願います。

 議案第21号 平成23年度那須町国民健康保険特別会計予算に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

          〔発言する者なし〕



○議長(広川辰也君) 質疑もあることと思いますが、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。

 会期日程に従い、審査願います。

 議案第22号 平成23年度那須町後期高齢者医療特別会計予算に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

          〔「なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) 質疑もあることと思いますが、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。

 会期日程に従い、審査願います。

 議案第23号 平成23年度那須町介護保険特別会計予算に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

          〔「なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) 質疑もあることと思いますが、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。

 会期日程に従い、審査願います。

 議案第24号 平成23年度那須町下水道事業特別会計予算に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

          〔発言する者なし〕



○議長(広川辰也君) 質疑もあることと思いますが、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。

 会期日程に従い、審査願います。

 議案第25号 平成23年度那須町観光事業特別会計予算に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

          〔「なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) 質疑もあることと思いますが、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。

 会期日程に従い、審査願います。

 議案第26号 平成23年度那須町宅地造成事業特別会計予算に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

          〔「なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) 質疑もあることと思いますが、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。

 会期日程に従い、審査願います。

 議案第27号 平成23年度那須町水道事業会計予算に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

          〔「なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) 質疑もあることと思いますが、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。

          〔「異議なし」と言う者あり〕



○議長(広川辰也君) ご異議なしと認めます。

 よって、本案は那須町議会予算審査特別委員会に付託することに決定いたしました。

 会期日程に従い、審査願います。

                                           



△散会の宣告



○議長(広川辰也君) これをもって本日の日程は全部終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。

 ご苦労さまでした。

                                (散会 午前11時29分)