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栃木県 市貝町

平成29年  3月 定例会(第2回) 03月03日−02号




平成29年  3月 定例会(第2回) − 03月03日−02号









平成29年  3月 定例会(第2回)



      平成29年第2回市貝町議会定例会(第2号)

             平成29年3月3日(金曜日)午前10時開議

出席議員(12名)

    1番  関澤正一議員  2番  永山廣美議員

    3番  豊田 功議員  5番  川堀哲男議員

    6番  園部弘子議員  7番  小沢岩夫議員

    8番  小塙 斉議員  9番  小泉栄一議員

   10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員

   12番  和久和夫議員 13番  平野 豊議員

欠席議員(なし)

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説明のための出席者

  町長        入野正明   教育長       石川栄壽

  総務課長      根本治久   企画振興課長    永山良一

  税務課長      園部利一   町民くらし課長   石川 忍

  健康福祉課長    佐藤孝一   農林課長      岡崎良一

  建設課長      竹澤 毅   会計課長      水沼加代子

  こども未来課長   藤平玲子   生涯学習課長    高根澤喜一

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本会議の書記

  事務局長      木性正樹   次長        久保孝幸

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付議事件

  別紙のとおり

開議宣告

  午前10時00分

            議事日程(第2号)

第1 一般質問(4名)

    2番 永山廣美

    1 サシバの里づくり基本構想の今後について

    2 文化財の保護と継承について

    3番 豊田 功

    1 公共施設等の維持管理について

    2 町有地の管理について

    3 資料館の整備と管理について

   13番 平野 豊

    1 人権侵害の違憲立法、共謀罪法案等に対する町長の政治姿勢を問う

    2 町の文化財の管理と保全、及び、観光資源の積極的活用、推進を求める

    3 国・県・町道における危険性のある障害物、雑草、雑木等の交通安全対策を求める

    4 防災行政無線装置の、活用の拡大を求める

    6番 園部弘子

    1 妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援について

    2 キンブナプロジェクトについて

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△開議の宣告



○議長(高徳義男) 

 ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。

                         (午前10時00分)

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△一般質問



○議長(高徳義男) 

 日程第1、一般質問を行います。

 順次、通告順に質問を許します。

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△永山廣美



○議長(高徳義男) 

 2番、永山廣美議員。登壇。

          (2番 永山廣美 登壇)



◆2番(永山廣美) 

 2番、永山廣美。

 傍聴者の皆様にはご多忙中の中、ご来場いただきまして、ありがとうございます。

 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、一般質問通告書の要旨に従いまして質問をいたします。

 1番目に、サシバの里づくり基本構想の今後について伺います。

 サシバの里づくり基本構想は、平成26年3月に出され、環境と経済が両立するサシバの里づくりのための取り組みや方策を示すことを目的としております。振興計画などにこの基本構想を取り入れていくとしています。今やサシバの里という言葉は至るところで聞かれ、キャッチコピー的に市貝を代表する言葉となりつつあります。ぜひ最終章までの実現を望むものであります。

 さて、構想も、はや3年たちました。そこで、次の4点を伺います。

 まず、1点目ですが、構想は大きな3つの行動計画から4つの具体的な事業を掲げております。その1つ目は、サシバの里、里地・里山生態系保存事業。2つ目は、道の駅サシバの里いちかい運営事業。3つ目は、サシバの里ブランド事業。そして最後の4つ目は、サシバの里づくり推進事業です。

 注目すべきは、4つ目のこのサシバの里づくり推進事業です。これは3つの事業を包括的、持続的に推進するための基盤の事業であります。その中にあります活動組織づくりは、現在どのように進んでいるのかお伺いいたします。

 具体的には、仮の名称となっておりますが、サシバの里づくり協議会、これは既に3年たっておりますが、まだできておりません。心臓部となるこのサシバの里づくり協議会の重要性は、今後の構想を実現していく上でますます必要になってくると思われます。この設立はどのようになっておられるのか伺います。

 2点目は、これも仮の名称ですが、いちかいサシバの里基金、この設立も挙げておられます。これはどのようになっておられるのか伺います。

 3点目ですが、サシバの里づくり推進事業での人材育成、発掘の中で観察会やツアーにおける案内人、つまりインタープリターの育成の必要性を述べております。現在どのように進められておりますか伺います。

 4点目に、町を広く世間に知ってもらうための宣伝など、プロモーションの展開を挙げておられます。現在どのように進められておりますか伺います。

 5点目ですが、サシバの里づくり基本構想は約8カ月かけ、各界の代表者が集まり、構想を練り、最後にパブリックコメントを行い、公表されました。市貝のまちづくりに関しての基本的な考え方が述べられております。この構想は第6次振興計画の中に取り入れられ、また、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中にも組み入れられております。これらを展開していくために予算措置を行い、また結果の効果検証が行われ、PDCAが回っていくと思います。

 しかし、町が担っている事業は多岐にわたります。サシバの里づくり基本構想の中から生まれてきている事業が、それらの中のどのようなものであって、既に3年間の間にそれらの事業が幾つ行われ、結果、基本構想にどれだけ近づいたのか。また、構想の実現にはあとどれくらいの計画事業が残っているのか。PDCAを回して、整理整頓する必要があると思われます。

 このためには、前に述べましたサシバの里づくり協議会の組織化を早急に進め、官民一体でこの構想の進捗をわかりやすく、見えるように、そして町民の理解度をさらに進めて、計画に加速度をつける必要があると思います。基本構想の期間は5年、残りあと2年です。今述べましたような内容や目標期間も含めて、このサシバの里づくり基本構想の今後の展開についての考えを伺います。

 2番目に、文化財の保護と継承について伺います。

 ことしの1月4日の下野新聞に、茂木町の県指定無形民俗文化財の百堂念仏の活動休止報告書が出されている旨の記事がございました。少子高齢化によるコミュニティーの弱体化が原因であるとのことです。それを受けて、1月13日の社説では、新たな形での伝承の模索をというテーマで社説が載りました。

 さて、市貝町の伝統文化や文化財保存への方針は、積極的に保存継承を図るとうたってあります。そこで、5点ほど伺います。

 まず、1点目ですが、市貝町には現在、有形、無形、その他を含めて40件ほどの文化財があります。パトロールや情報収集の中から個々の保存や継承に関してのハード面、つまり形状の維持保全などやまたソフト面、つまり保存や継承時の管理運営の方法など、これらに関しての問題点や課題は、現在起きていないのかどうかお伺いいたします。

 2点目は、文化財等には有形、無形を問わず、その所有者または代表者のような方がおられると思いますが、届け出があってから検討課題となるのか、または届け出等がなくても定期的に状況確認等を行い、積極的に問題点や課題の有無を確認しておられるのでしょうか。もし、有形、無形を問わず、個々の文化財に何か問題や課題が起きた場合、または起こるかもしれない場合には、どのような道筋でその課題や問題が吸い上げられ、検討され、結論を出されるのか伺います。

 3点目ですが、教育委員会からの平成27年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書、これには文化財への活動の評価として次のような課題が挙げられております。

 その課題とは、指定文化財が適正に維持管理されていくよう、所有者や管理者に対して啓蒙活動に努める必要がある。伝統芸能や祭り等の地域文化継承については、後継者育成をしないと消滅してしまうおそれがあるという内容です。そして、この文言はほとんど同じ文章で、その前年の26年度の報告書にも課題として挙げられております。このような同じ課題が続いていることについては、どのような対策を講じておられたのか、または予算措置を立てておられたのか、現状と今後について伺います。

 4点目に、入野家住宅に関して伺います。

 26年度の教育委員会の報告書では、有効活用を図るために検討委員会を開催する必要があると課題を挙げております。さらに、27年度の報告書では、利活用事業を早急に検討する必要があると同じように課題を挙げております。また、28年3月に出された第6次振興計画では、検討委員会を設置し、利活用を図りますとあります。さらに、28年9月議会に議員からの質問に答えております内容では、26年末に保存活用調査研究報告書が完成している。また、「事例が作成されています小・中学校の社会科見学や文化団体のイベント、公衆トイレの設置、樹木の伐採、警備員が常住して管理など今後保存活用計画を策定し、活用していきます。」と回答されております。

 これらの流れからしますと、検討委員会を早急に立ち上げ、保存計画を策定し、利活用を図っていくということになります。

 これを踏まえて、今年度はどのようなことをされましたか。また、29年度はどのようなことを計画され、予算化されるのですか。立ち上げるべき検討委員会と保存計画や予算措置について伺います。

 5点目ですが、振興計画では、平成32年までには文化財を現在の40件から45件にするとの目標値を立てております。新たな文化財を調査することも重要です。さらに、現在の文化財保存、継承もよく情報等を入れながら措置を講ずるようにされたらよいと思います。

 最後に伺いますが、新聞の社説にあるような新たな形で伝承の模索をということについてどのように考えますか、具体的にあればお伺いいたします。

 以上で一括質問を終了いたします。

 再質問は一問一答で行わせていただきます。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。

          (町長 入野正明 登壇)



◎町長(入野正明) 

 永山議員からの通告の質問は、2点ということでございます。そのうち、文化財の保護と継承につきましては、教育委員会に属しますので、この後、教育長が答弁いたしますので、よろしくご了承のほどお願いしたいと思います。

 それではまず、1点目のサシバの里づくり基本構想の今後について申し上げます。

 1つ目のサシバの里づくりの組織の設立についてでございますが、構想の中では、道の駅での活動やブランド事業との連携を図り、地域ぐるみでの保全や各種活動、基金を運営・活用できる団体を設立し、サシバの里の包括的なまちづくりを行っていくため、母体となる町内外の人たちから成る(仮称)サシバの里づくり協議会を立ち上げることとしておりましたが、現時点で設立には至っておりません。

 来年度、本構想の進行管理や見直しを初め、サシバと共生するまちづくりについて検討する持続可能な日本一サシバが子育てするまちづくり委員会を立ち上げる予定でございます。その中で、具体的に話を進めてまいりたいと考えております。

 2つ目の(仮称)いちかいサシバの里基金の設立についてでございますが、今後の運営・活用などの検討も含め、先程申し上げました持続可能な日本一サシバが子育てするまちづくり委員会において、組織づくりとあわせまして検討を進めてまいる考えでございます。

 3つ目のインタープリターの養成についてでございますが、国の採択を受けました地方創生加速化交付金を活用した事業として、町観光協会を通じ、当町の観光資源や自然などの魅力を効果的に発信できる人材の発掘と育成への取り組みを行っており、観光ボランティアや営農アドバイザーを設置し、観察会やツアーなどで活用が図れるよう体制の構築に取り組んでいるところでございます。

 4つ目の町のプロモーションの展開についてでございますが、インタープリターの養成と同様に、地方創生加速化交付金の事業として、町のプロモーション動画製作に取り組んでおり、当町の認知度やイメージ向上、移住・定住促進を図るため、町の魅力をPRするツールとして動画を作成し、ウエブサイトを初めとする各種メディアを活用し、町内外への効果的な情報発信を進めているところでございます。

 作成した動画については、町ホームページやユーチューブ等の動画サイトでの公開を予定しているところでございまして、これらの交付金を利用したプロモーション動画製作については、町のプロモーションの1つの事例でございます。

 5つ目のサシバの里づくり基本構想の今後の展開についての考えでございますが、構想に掲げる4つの重点事業において、里地・里山生態系保全事業では、1つの事例としてキンブナプロジェクトに取り組み、道の駅運営事業では、展示スペースの活用を初め自然体験や農業体験など各種体験活動の充実を図り、田園ウオーキングを初めとした周遊コースの作成にも取り組んでいるところでございます。

 ブランド事業においては、農産物のブランド認定制度を開始し、商品開発においては、町酪農組合と連携した市貝産の牛乳を活用した乳製品の開発、市貝町地域雇用創造促進協議会と連携した特産品を活用した新商品の開発、販売網のネットワーク化については、地域おこし協力隊と連携して、ネット販売のためのホームページを立ち上げるなど取り組みを進めているところでございます。

 サシバの里づくり推進事業では、サシバの里自然学校、インタープリターの発掘・育成、イメージキャラクターの活用、動画作成によるプロモーション活動の推進など、構想に掲げる事業の推進に取り組んでおります。

 本構想における今後の展開につきましては、サシバと共生できる環境保全の取り組みを初め、当面の課題となっております組織化や基金の設立について、持続可能な日本一サシバが子育てするまちづくり委員会において、実現に向け検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。

 今後の構想をもとにいろいろな実行計画等が、ただいま申し上げました持続可能な日本一サシバが子育てするまちづくり委員会において策定されることを期待しているところでございますが、永山議員おっしゃるとおり、私がここで答弁するのは、ほんの全体的な構想、包括的な構想の中の一部でございまして、さらに豊富な新しい取り組みなどを含めまして、そういうものが企画立案されまして、当然その実施状況の管理等も考えるわけでございますが、今後は構想に基づいたそれらのものを含めた計画については、進行管理などを含め着実に実行できるよう仕組みをつくってまいりたいと思っております。

 私のところについては、以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 石川教育長。

          (教育長 石川栄壽 登壇)



◎教育長(石川栄壽) 

 第2点目の文化財の保護と継承について申し上げます。

 まず、1つ目の市貝町の無形、有形その他を含めた40件の文化財のハード面やソフト面の問題点についてでございますが、有形文化財の建造物につきましては、老朽化等に伴い修繕を実施する際は、文化庁や関係機関の指導のもと、当時の建築様式で修繕工事を実施して、維持管理を行っております。

 現在、重要な文化財を維持管理する上で、緊急を要する問題点は出ておりません。今後、町民など多くの見学者に来ていただくために、看板の設置やトイレの整備などが必要かと考えております。

 本町の無形民俗文化財につきましては、現在のところ、保存会や地元自治会が連携して実施しております。今後、少子高齢化の影響を受ける可能性も考えられますので、後継者育成について町としても検討をしてまいります。

 また、個人所有の文化財を修繕する際は、所有者に実施していただき、その後、文化財保存事業費補助金を交付して支援しておりますので、今後も所有者と連携し、迅速な対応ができるようにしてまいります。

 次に、2つ目の有形、無形を問わず個々の文化財に何か課題が起きた場合、またはある場合、どのような道筋でその課題を取り上げ、検討し、結論を出しているのかについてでございますが、有形、無形文化財ともに、地元の保存会や、または管理者から要望書などが提出された際に、文化財保護審議会に諮り対応しております。今後、文化財保護審議員とも連携して、登録文化財を定期的に巡回するなどして、維持管理に努めてまいります。

 次に、3つ目の平成26年度並びに27年度の教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書の課題項目の内容についてでございますが、お祭りなどの無形文化財の後継者育成をしないと消滅してしまうという課題項目につきましては、少子高齢化傾向が早く進んでおり、伝統民俗芸能やお祭りが消滅してしまうことを課題として、平成27年度の評価報告書に記載したところでございます。

 予算措置や対策、計画について申し上げます。現在、本町の無形文化財として、杉山太々岩戸神楽、日枝・熊野神社八朔祭、田野辺の天祭があり、この3団体は、保存会と地元住民が一緒になって取り組んでおります。町ではこれらの団体に文化財保存事業費補助金を交付し、支援しておりますので、今後とも無形文化財の代表者と連携しながら、保存伝承に努めてまいります。

 次に、4つ目の入野家住宅に関し、平成28年度に検討委員会を早急に立ち上げ、保存計画を策定し、どのようなことを実施し、平成29年度にはどのようなことを予算化して計画を立てたのかについて申し上げます。

 入野家住宅につきましては、平成28年度におきまして、駐車場の乗り入れ口の舗装化や敷地内の中庭の整備を実施いたしました。平成29年度につきましては、入野家住宅保存活用検討委員会を立ち上げ、検討委員会の皆様と町外の見学者や町民の利活用について協議を行い、入野家住宅保存活用計画書の作成を予定しております。さらに、敷地内の景観を損なう樹木の伐採や公衆トイレの設計などを予定しております。

 次に、5つ目の新聞の社説にある新たな形で伝承の模索をについてどのように考えているかについて申し上げます。

 他県では担い手不足や財政難に対応するために、小学生が伝統芸能を鑑賞し、実演する取り組みや、参加者をインターネットで公募し、人員の確保をするといった伝承のために知恵を絞っている取り組みが掲載されておりますが、今後、本町においても、このような問題に直面する可能性があります。

 現在、杉山太々岩戸神楽保存会が地元の小学校や町民祭において、その舞を披露しております。また、田野辺の天祭保存会は、地元の小学校で町の文化財ボランティアの会が作成いたしましたDVDなどを活用して、その紹介をしております。

 このように地元の伝統、民俗芸能を子供たちにも紹介しながら、後継者を育成する啓発活動を行っております。

 今後とも日枝・熊野神社八朔祭を含めまして、保存伝承のあり方について地元保存会の方々と連携しながら、その進め方について検討してまいります。

 以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 今のご回答の中で、サシバの里づくり基本構想の4つの事業の中の最後の事業ですね、その中の組織をつくるというお答えの中に、委員会という、ちょっと正確に今はここにメモをしていないんですが、要するに委員会というものを立ち上げるというお答えがありました。

 お聞きしたい点は、その委員会というのは、この総括的、持続的なまとめ役とするその組織、この構想の中では法人とまで考えているわけです。法人といかないまでも、それだけの1つのしっかりした団体をここでつくると言っているんですが、その委員会というのは、その組織づくりをするための検討委員なのかどうかお伺いいたします。



○議長(高徳義男) 

 永山企画振興課長。



◎企画振興課長(永山良一) 

 ただいまの永山議員のご質問に対しまして、ご説明をさせていただきたいと思います。

 先程、町長の答弁にございましたように、29年度、これは正式な名称というのはまたちょっと若干変わるかもしれないんですが、持続可能な日本一サシバが子育てするまちづくり委員会というのを立ち上げて、さまざまな面で検討していくというふうに考えておるところでございます。

 これにつきましては、この委員会につきましては、今のところ法人化というのは考えていないところでございます。

 ただ、構想の中にありますように、最終的にはサシバの里づくり協議会を法人化するというような部分が構想の中には入っておりますが、法人化につきましてはなかなかハードルが高いという部分もございます。

 ですから、最終的にはサシバの里づくり協議会というのを一番頭に置いて、その下部組織というか、その下にこの委員会とか現在ありますサシバの里協議会等を置いて、今後の構想の実現に向けて、できるだけ構想に基づいた形で事業を実施していくような形というふうに、今のところ考えておるところでございます。

 法人化については、検討は当然するべきなんですが、なかなかちょっとハードルが高いという部分もございます。ですから、その下部組織的な部分で委員会というのを29年度設置して、検討をさらにしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 既に5年計画構想の中で、既に3年たっております。それで、本来ならばこういう計画構想を立ち上げて、それを見守るグループ、そういったものがないとよくわからない。現実にサシバの里基本構想がうたっているいろいろな構想、事業、それが実際の事業の中で振興計画、あるいはまち・ひと・しごと、その辺のところでどのようにそれが実行されているのか、最初の総括質問ではそういうことを問うたわけですが、それがよくわからない。

 もう既に3年たちましたので、これをPDCAを回して、じゃ、どれが実行されて、どれが実行されていない、まだやらなきゃならないのはどういうものかということは、一体どこのグループがまとめるのかということがあります。

 ただ、これをまとめるといっても、庁内の中ではいろんな部門に及んでいますので、そういう組織の中でやるというよりは、ここにちゃんとうたっておりますので、やっぱり組織化して、包括的に中身を見て、コントロールをするというこの組織は、私は単なる委員会的なものではできないのではないかと。

 やはりこれ法人と、法人という構想まで出しています。でも、法人というのは確かにハードルは高いのですが、少なくともきちんとした実行部隊的な組織、本当に町民の人たちにサシバの里づくり基本構想が、今、例えば富士山でいえば7合目、8合目まで来ているんだよというようなことをはっきりと見える形でつくり上げていかなきゃいけないということがあります。

 ですから、私は委員会というものでは、ちょっとこれは実行できないのではないかと。きちんとした組織をつくって、どこでどういうことをやるか、部門を分けてやらないと、このサシバの里基本構想が何かもやもやとした形で終わってしまうんじゃないかということを考えております。

 もう一度、この組織化をして、きちんと見える化を示すということについてどうお考えか、再度お聞きいたします。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 ただいま課長のほうから説明があったかと思うんですけれども、委員会ということで緩い、委員会には学級委員会とか常任委員会とかいう言葉がございますけれども、非常に部分的で緩い形が印象としてあるかと思うんですが、サシバの里づくり基本構想を策定したのは、市貝町サシバの里づくり基本構想策定委員会という委員会でございまして、こちらで策定いたしました。

 その後、永山議員がこの台でご質問されたとおり、進行管理もなされないまま、3年過ぎてきたわけでございますけれども、それらを踏まえまして、そういう経過を踏まえまして、今回新たに委員会を立ち上げまして、この構想の、先程の答弁でも申し上げましたけれども、構想の評価等、そしてその評価に基づいてどのように今後したらいいのか、これは本当に実現できるのか、実現可能性がないんじゃないかとか、実現できたものがとか、そういう形で見直しも含めましてもう一度委員会を、今度は構想じゃなくて、既にあるものを踏まえたどんな対応ができるのかという評価をする、評価も入れた委員会というものを考えていきたいと思っています。

 そして、先程来ご質問がございました法人化の点ですね、こちらを私も今回じっくり読ませていただきましたけれども、この構想を読ませていただきましたが、その中で活動組織という言葉の中で法人化が出てまいりました。当町は、独自なサシバの里づくりというものを、視点といいますか、基盤は独自ですけれども、先行事例がたくさんございまして、トキと暮らすまちづくりをしている佐渡市ですね。また、コウノトリとともに暮らすまちづくりをしている兵庫県豊岡市ですけれども、そちらもそれぞれ野生復帰推進協議会というのをつくっていまして、その中で自然の保護保全、また国際保護鳥の保護に携わっていますから、基本は金もうけじゃなくて自然農法、そういうものをきちっと生かしていって、繁殖させるというためには、全てはそういう里を育む農法に入っていますので、その農法をする際に、観光農業、今までの農薬を使ったり化学肥料を使った農業と違うわけですから、非常に手間がかかるということで、また手間がかかるために利益が大きいんですね。1.8倍とか2.5倍で利益が上がってきまして、その利益をみんなそれぞれのものに帰属させないで、それを基金としてためていこうということで、お金が、利益が発生してきますんで、その利益を回していく。

 利益は里づくりの保護のための基金にするということで、育む農法に基づいて発生する果実は、それはちゃんと金庫に蓄えていくということで、お金が発生しまして、会計上の課題が出てくるわけですから、そうすると当然永山議員がおっしゃったとおり、法人化をして、きちっと税制対策とか、またそういうところをしっかりする、申告などもやる。また、補助金も出れば、それらの差し引き等もあるということで法人化が必要になってくると思います。

 そういう面で、活動組織として何らかの組織体がそこから生まれてくるということで、構想にも載ってございますけれども、いまだにその活動組織ができていないですが、そのためにはそういう経済と自然の中で循環する果実がたまっていく、そういうシステムづくりをしなくちゃならないわけですけれども、改めてそういう仕組みづくりについて疑心暗鬼、また石橋をたたいて渡るような、市貝町のサシバの里づくりではなくて、もう町民の認知度もこれで行っていいというゴーサインのような認知度もありまして、内外から非常に注目されてきましたので、この間、新都心さいたまで行われたコウノトリとトキのシンポジウムにも向こうから市長さんが打診してこられまして、私が行ったら、一番前に座らせられて、お客さん待遇で参加してまいりましたけれども、内外ともにサシバの里づくりが認知されてきたということを踏まえまして、今度は本格的にこれにアプローチしていきたいというふうに考えておりますので、委員会でこれまでの経過を評価し、選択しながら伸ばすべきところ、できないものを捨象して、そして実施計画をしっかりしたものをつくり、そして進行管理をしていくということ。

 その中から、経済的な仕組みが出てくるわけですけれども、それは法人化して、コウノトリ野生復帰推進協議会、NPO法人、行政、学識経験者、いろんな方が兵庫県も佐渡市も野田市も鴻巣市も入ってございますけれども、そういうものを立ち上げて、しっかりとやっていくと。

 実際の基盤づくりをこの委員会でしっかりと抑えていくということで、それから独自に回っていく組織として、基金を扱うそういう組織を生み出していくということで、それが永山課長が説明した全体を取り巻く、全体を押さえていく法人として出てくるのかなというふうに思っています。

 委員会は、繰り返しますが、永山議員がおっしゃったとおり、弱い組織体でありまして、評価、見直し、そして計画づくりなどについて議論していただければありがたいなと思っているところでございます。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 私がこの組織づくりにこだわるのは、これが、この構想がまちづくりのいろいろな計画がございます。振興計画もそうですし、まち・ひと・しごと総合戦略もそうですが、この構想というのは、これは考え方、こういうふうにすべきだという考え方を述べている、基本的にはそうだと思うんですが、そこから発しまして、いろいろな計画事業が出ているということであります。その事業が、一つ一つの事業が、また一つ一つ計画があって、実行があって、それで効果検証があって、それでまた反省をして、また不足分はやり直すという、そういうぐるぐる回りながら幾つの事業があって、結局それが構想の中でどんどん進んでいって、最後にゴールに到達するということです。それが構想が5年ということでやっていますけれども。

 そのために今何が必要かというと、やはり見えないというか、その構想が、実際に構想だけれども、それが実際に動いているわけです。もう事業として入っているわけです。どこまでこれが今到達しているのかということをきちんと検証して、じゃどうしたらいいのかという、PDCAを回すためには、やはり委員会的なものでは弱いと。

 また、その委員会が組織をつくるための委員会なら、まだ話はわかりますが、この委員会というのは、これ、この構想をつくったときの委員会ももう解散していると思いますが、委員会が幾つも立ち上がります。

 ただし、この構想を本当にこれ見直す組織というのは、包括的にやっていく組織というのは、やはりもうある意味では実行部隊的な。庁内でこれができるのであれば、きちんとしたこの構想の何たるか、今、町民には見えていない、じゃ見せようと、実際にやっているんだから、これを見える化しようという基本方針を出せば、私はそれはそれでいいと思います。

 そのときにその委員会をどういうメンバーでつくるのか。やはりきちんとした実行部隊という委員会をつくってほしいと思います。実際に活動できる委員会をつくっていただきたいと思いますが、これについてもう一度ご答弁をお願いします。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 ただいま永山議員から再度質問がございましたが、永山議員のご質問の中の最後に、プロモーションという言葉を使っておられまして、これプロモーションは、まさに私たち学生時代勉強したマーケットの学問の中のお言葉でして、プロモーションは情報発信して、そして相手の行動を変容させて、そして行動を生起するというのがプロモーションですね。さらに、それで相手がどんな行動をしたのか、相手の行動を評価して、またフォローしていくというのが学生時代習った中内功さん、ダイエーの社長さんが講師でしたけれども、そんな勉強を昔教わったことがあります。

 これはまさに今、永山議員がおっしゃったとおり、本当に経営の部分ですので、先程の委員会は行政やNPO法人、学識経験者、県の振興事務所、普及所とか、そういう人たちが集まる委員会の中でできるようなものではないというふうに思っています。

 それで、永山議員がご指摘されたとおり、いよいよ回転させなければならないわけでございますけれども、実際のところ、サシバの里ブランド認定がやっと3年目で県庁県政記者会で発表になって、いまだに登録があるやなしや、そのような状態です。ブランド米はいかがか。兵庫県豊岡市も佐渡の土岐市もブランド米ができています。トキと暮らす里、コウノトリと暮らす何とか、あとトキ米もありますね。全然農薬を使っていないトキ米、そういうものをちゃんとやっていました。

 私がJAの組合長さんに、何で市貝町の道の駅でサシバ米売っちゃいけないんですかと、いや、売れますよと。いや、担当者に聞いたら売れないという回答でした。いや、入野さん、下と上が通っていないんでしょうと言われちゃいましたけれども、そしてやっと去年の暮れに組合長さんが私の、市貝町の意思がわかりまして、特栽米、特別栽培米についてどんどんやってくれということで、なぜ市貝町の意思が直売所のトップに回っていないのか。そういうところでブランドをつくっても、ブランドの認定が幾つされているのか。一番大事な里づくりの基本にある豊かな自然、サシバを頂点とする生態系の食物連鎖の底辺を広げなくちゃならないんですが、そのためのサシバを育む農法がいまだに確立されていない。

 そういう中で、活動組織をつくるといいましても、まだまだなのかなというふうに思っています。

 先程来、お話し申し上げましたが、サシバの里というのは、私は疑心暗鬼でして、町民の反応を見ながらしゃべっていました。挨拶の中でサシバの里と言ったら、みんなにやっと笑ったり、できないよとか、採用試験で、サシバは半年しかいないのは何でですかと言われたり。

 そういう中で、そういうのを全部耳にキャッチしながら、だんだん町民の意識が変わってくるのと、外の人たちの評価がだんだん高くなってくるのを実感として感じてきましたので、そういう中で市貝町はこれしかないというような。伊許山とか古代ロマンもありますけれども、また武者絵もありますけれども、そういうものもこれから全部ひっくるめてやっていくべきだと思いますが、経済として回すためには、今おっしゃったとおり、ちゃんとした商売のできる人、経営感覚のある人、そういう人たちがばさっと入って、そして、これ売れてるからもっとつくれ、無農薬をもっとつくれと。1,200ヘクタールが兵庫県豊岡市でコウノトリ米のために使われているということを、きのう市役所に電話して、兵庫県のほうに確認したところですけれども、あのように拡大していくと。

 売れるものを作付させる。そして、売れたら寄附ください。その寄附で里をつくります。サシバは、市貝町はいい寝床なので、どんどん喜んでやってきます。そういう循環をつくるために、やはり活動組織として、永山議員がおっしゃるとおり、また同じ同姓ですけれども、永山課長も説明したとおり、法人化を目指す、そういう組織をつくっていきたい。委員会がそのままそういう組織になるんならそれでいいですが、ならなければならないで、また違う組織もつくらなくちゃならないと思いますけれども。

 コウノトリ野生復帰推進協議会、あれが全て初めから最後までやっていますから、そういうものができればそれでいいと思いまして、名前には余りこだわらないところでございます。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 ぜひ実効性のある組織化をお願いいたしまして、次に文化財の保護と継承について再質問をいたします。

 1点目にお伺いしました現在、文化財等に問題点、課題等は起きていないのかという点ですが、お話の中ではないというようなお答えだったと思いますが、例えば今現在、天然記念物、これも文化財の中に入っていますが、これ樹木ですね。樹齢の非常に年数の多い樹木がありますけれども、枯れるとか倒れるとか、中が腐っていないかとか、そういう心配、そういったものですね、樹木については。

 それから、古墳等、遺跡等については、管理者等に負担はないのかと。私は実際、ある古墳を見てまいりましたけれども、ヒノキとか杉とか、ちょうど10センチ、20センチぐらいのものが多数生えておりまして、全体の形がやっぱりぐるっと回って1カ所でなかなか見えないというような状況。あと何年かたちますと、一帯が樹木でもう覆われてしまうんじゃないかと。そういったものを管理者が全部やりなさいというのを、これは1つの課題ではないのかと、こういうふうにも思います。

 無形民俗文化財等については、本当に継承についての問題点はないのかということについて、そういったものについてもう一度お聞きしたいと思います。

 実際にその管理者あるいは所有者等、個人あるいは組織等について、実際にお聞きになられているということはあるかどうかも含めて、問題点があるかないか、もう一度お答えいただきたいと思います。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 課題等はないかということで、まず1番目といたしまして天然記念物なんですけれども、天然記念物につきましては、平成28年度におきましても文谷のシダレザクラにおきまして、これは町のほうで管理しているところなんですけれども、一部枯れた部分がありました。栃木県のグリーンアドバイザーのほうに見ていただきまして、枯れた部分の対応をしております。

 それと、田野辺の長野家のケヤキなんですけれども、地元の文化財保護審議委員の方が見て巡回して、一部やはり枯れているということで、現在グリーンアドバイザーのほうに対応をどうするかお願いしております。

 次に、古墳の史跡の件なんですけれども、管理者が見る、維持するということで、現在、諏訪塚古墳、長峰横穴群ということで、地主の方に維持管理をしてもらっているところなんですけれども、諏訪塚古墳におきまして、やはり管理してくれている方が高齢になってきております。1月におきまして、家族の方からかなり高齢になってきて、維持管理にという話が来ましたので、諏訪塚古墳に関しまして、この後、町のほうでできるところは町のほうで、そして、シルバー人材センターにお願いするとか等も考えていかなくてはならないかなというふうに思っております。

 次に、無形民俗文化財の件でありますけれども、無形民俗文化財の継承問題なんですけれども、日枝・熊野神社八朔祭、田野辺の天祭、杉山太々岩戸神楽ということなんですけれども、八朔祭につきましては、地元の総代の方を中心にお祭りをやっているということでありますけれども、戸数が減ってきている。

 それと、ささらばやし等、地元の方もあれなんですけれども、人員の確保が難しくなってきていると。

 田野辺の天祭なんですけれども、はだかもみのほうで年々人数も減ってきていると。今年度あたりは15人ぐらいだったかと思います。

 杉山の太々岩戸神楽なんですけれども、少しの間、中断しておりました。やはり高齢の方もいるということで、継承伝承をしっかりしていかなくてはならないという課題はあります。

 以上であります。

          (発言する者あり)



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 すみませんでした。聞いているのかということで、問題等を聞いているのかどうかということなんですけれども、課題等につきましては、文化財保護審議委員の方は5名おります。市塙、小貝、赤羽ということで5人の委員さんがおります。各委員の方が地元のところの文化財について見たり、先程の長野家のケヤキ等も地元の委員さんが見ております。管理者に聞いたりしております。また、管理者の方から、地元の方から話が来ることが、課題が来ることがございます。

 すみませんでした、以上であります。



○議長(高徳義男) 

 ここで暫時休憩といたします。

 再開は11時20分といたします。

                         (午前11時03分)

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○議長(高徳義男) 

 再開いたします。

                         (午前11時20分)

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○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 先程の続きでございますが、文化財に課題、問題点等は現状起きていないのかということにつきましてお尋ねいたします。

 この課題の収集、あるいは問題点の指摘等、そういう存在を認識する役目を担っているのは、実際上、これは文化財保護審議委員でよろしいんでしょうか。

 というのは、なぜこの質問をしますかといいますと、文化財保護審議委員の役目というのは、基本的にそれの認定、あるいは解除に値するかどうか、それの検討ということで載っていますが、それの枠を超えて現状がどういうものであって、どういう問題点があって、これは大変だぞと、何とかしなければならないという、そこまで文化財保護審議委員の方がやるとうことに市貝町はなっておるのかどうか、その辺のところをお尋ねいたします。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 文化財の課題、問題点ということで、文化財保護審議委員の方が問題等を何とかしなくてはならないのかということと思うんですけれども、文化財保護審議委員会として課題等を追求し、解消していくというようなことであります。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 そうしますと、毎年出ておりますその年度の、前年度の教育に関する事務の管理及び執行の状況点検評価報告書、これは教育委員会として出されていると思いますが、そこに文化財の件もございます。そこで、前に述べましたように、2年間にわたって同じような文化財に対する懸念が課題として出ているわけです。

 こういった評価、そういった課題が出て、じゃどうしようかということも、これは文化財保護審議委員会の報告をもとに、そのままこれを評価書に伝えられているのか、書かれているのかをお伺いいたします。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 平成26、27年度の教育に関する評価で同じ課題が出ているということなんですけれども、事務局のほうでも審議会のほうでも、やはり今回26、27年度の評価に関しまして、町の代表となる祭りの継承、そして後継者の育成を図らなくてはならないというようなことで、2年度ほど同じになった部分もあります。

 杉山の太々神楽も少しの間、中断しているというようなことで、無形民俗文化財の杉山太々岩戸神楽、田野辺の天祭、日枝・熊野神社の八朔祭の保存と伝承、そして後継者の問題をというようなことで、事務局でも審議会でもというようなことで載せたものであります。



○議長(高徳義男) 

 石川教育長。



◎教育長(石川栄壽) 

 ただいまの課長の説明につけ加えさせていただきたいと思うんですが、先程、課長が申しましたように、その課題としての、その評価者が課題として挙げておりますのは、先程も課長が申しましたように、審議会審議委員の意見と事務局員の意見の中からああいう形で課題として載せているのかなという認識がございます。

 ただ、審議会が開かれている回数は少ないですし、今、生涯学習課の中で今検討しておりますのは、審議会の後に委員さん方に文化財の現状を確認する動きとか、あるいは審議会をさらに回数をふやすとか、そのような形で課題の把握と、現状把握、さらにはその対応策などを考えていけるような、そんなことを次年度は考えていきたいと今計画しているところでございます。

 以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 私が確認したかったことは、やはりこれは教育委員会の所管でありますね、文化財関係は。ですから、文化財保護審議委員会、文化財保護審議委員の方は数名おられますが、町全体のやはり文化財の対策、その検討、そういう政策を論じるところは、きちんとこれはあってよろしいんじゃないかと、あるべきだと思います。

 これはやはり教育委員会、教育委員の方が集まって、きちんと把握して、現状把握して、分析して対策して、跡を追うということをやっていただきたいと、こう思うわけであります。この件についてもう一度お願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 文化財に関して審議委員の方がいるけれども、教育委員会などでも文化財について話をしていったらどうかということであります。

 この26、27年度の評価につきましては、評価の検討委員会ということで3人の委員さん、そして教育委員会の事務局というようなことで話し合っておりますけれども、ここのところの下野新聞等の伝承の問題等も出ておりますし、今、教育長が、審議会の日数も本当に数えるほどの日数であります。教育委員会は毎月1回、2回というようなことで開会しておりますので、課のほうとしても、教育委員会の中に諮っていける問題については、出していきたいというふうに思います。

 よろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 次に、入野家住宅の件ですが、総括質問のお答えの中に、今年度検討委員会を立ち上げというお話がございました。入野家住宅の利活用に対する検討委員会、これは長年の課題でありましたけれども、今年度立ち上げるということですが、やはり現実的な委員会にしていただきたいと思うんですが、どのような人たちがメンバーに入っていくのかということで、ちょっとお尋ねいたします。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 入野家住宅の検討委員会ということで、29年度計画書等を含め検討委員会の中で図っていきたいと思っております。

 どのような方を考えているのかということでありますけれども、文化財保護審議委員の方、今思っているところでは、係のほうで文化財保護審議委員の方、教育委員の方、あと公募の方というようなことで12名思っております。文化財保護審議委員5名、教育委員会の方4名、公募の方3名ということで12名の方を思っております。若干の数字の差は出るかと思いますけれども、現在12名ということで思っております。

 よろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 ありがとうございます。それについて、やはり先ほどのプロモーションビデオ等ではないですけれども、やはり宣伝をしなければ見学者は訪れてこないということから、やはり審議委員、教育委員、それから公募の方、そういったものに加えてやはりお客を集めることにたけているような、そのような職種あるいは技能、そういったものを持った方、ちょっと具体的にはわかりませんけれども、そういった方も、いかにしたらお客が来るのかなということに対してたけている方、そういった方も委員に選ばれたらどうかなと思いますが、お伺いいたします。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 誘客をできるような方も検討委員会の中に必要ではないかということで、まだ、12名と思っておりますけれども、具体的に決まっているわけではございません。案でありますので、今話がありました誘客ができるような方もいいのではないかということで、この後、検討していきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 よろしくお願いいたします。

 最後に、この全体を含めた、総括質問のときも申し上げましたが、文化財は今までどおりの考えでなくて、やはり新しい考え方でこれから臨んでいかなきゃいけないということで、新たな形での伝承の模索をということについては、新聞の社説はたまたま無形文化財のことを言っておりますが、私たち読んでいて、これはもう文化財そのもの、有形、無形問わず、広い意味でこれからやはり考えていかなきゃいけないという警鐘を鳴らしているんじゃないかと、こういうふうに思うわけです。

 文化財は放っておけば朽ち果ててしまいます。眠っている古文書等については、どんどんこれは時間とともに朽ち果ててしまいます。表に出さなければ、これは文化財としての価値はないと思います。そういったものをどんどん発掘し、また、ちょっと危険なもの、例えば樹木等は手入れをする、いろいろ樹木医に見てもらうとか、いろいろ手があるわけです。

 45件というのは、これは5件ふやせばいいということではなくて、これはもしかすると減っていくものも可能性がないわけではありません。非常に大変なことだと思います。

 話はちょっとずれますけれども、観光協会等のホームページ等を見てみますと、文化財とまちづくりということが出てくるわけです。文化財もまちづくりにどんどん利用していこうという形で、これ例えば観光協会のホームページ等に見どころということで載っています。文化財が載っています。

 その中に1つちょっと気になったのが、この見どころというところで代官屋敷というものが載っているわけです。写真も立派な写真で載っているわけです。当然、あのホームページを見た人は、これすごいなと思って来るわけですが、あそこの代官屋敷の歴史というのは、これは那須のほうですかね。これは芦野家3,000石の陣屋として非常に歴史のあるもので、説明によりますと表門、書院、倉庫、天屋、堀などが江戸時代の原型をとどめていると、こういうふうに説明にあるわけです。こういったものは、文化財としての、例えば古い家は改築してしまえばそれは無理かもしれませんけれども、そういう部分部分をとってみれば、文化的な評価はないのかどうか、これをちょっとお伺いしたいと思います。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 代官屋敷に関しての文化財としての価値でありますけれども、代官屋敷の建物に関しまして、以前の、過去の文化財保護審議会におきまして、建物の案件については出ております。今話が出ました改築ということで出ましたけれども、建物に関して一部改築をしてあるということで、指定の文化財には当たらない、至らないというようなことで、建物自体には審議会の中で案件として対応しております。

 今、表門、書院の部分部分ということでのところでありますけれども、審議会の中で取り上げていくこともできますので、事務局のほうに誰か話していただければ、案件として取り上げていきたいと思います。

 以上であります。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 永山議員から文化財を生かしたまちづくりということでご質問がございまして、それについて町の考え方といいますか、お答えしたいと思います。

 文化財は、その時代の材料とか技術とか思想なども含まれて建てられたものですから、私たちの先祖の知恵の結晶というふうに言えると思うんですね。

 その一方で、先程、芦野藩という話が出ましたけれども、私たちは宇都宮藩と那須家の子孫の方が土着して、ここに住んでいるわけですが、私たちは何者かということで、自分自身の自己確証にもつながっていくんですね。そういう建物を見て、私たちは何者であったのかということで、そういうことが子供たちの間で武家屋敷や伊許山の古墳を見たり、そういうものを見ると、私たちの先祖はこういう人だったんだって。そうすると誇りも出てきますし、そうすると子供たちが将来、私たちは市貝町という名前のない町だったけれども、サシバに取り組んでいて、特徴のある文化財がたくさんあったんだっけ。そうすると、市貝町に若者回帰じゃありませんけれども、田園回帰じゃありませんけれども、回帰するための1つの私たちの原点になるんじゃないかというふうにも思っています。

 そして、文化財なんか金にならないというふうなうちのおやじみたいな者もいますけれども、でも文化は付加価値を上げて、そういう伝統工芸、武者絵とかそういう技法が残っていますし、今おっしゃったように観光と結びつけていけば、とてもいいものになっていくというふうに思っています。

 そういう中で文化と経済にも両立するわけですから、その中で一番ちょっと惜しいのは、県・国・町指定にならなかった文化財が朽ちていくことですよね。あそこは代官屋敷ですから、芦野家の出先ですけれども、残念ながら、私も県に電話しまして、市貝町の文化財保護審議委員の方も見ていただいたんですが、改築の跡が見えるということで、文化財指定はならなかったわけですけれども、永山議員がおっしゃるとおり、一度壊したらもうもとに戻らない。私の先輩である飯田議員もそのことを口を酸っぱくして言っていました。一度壊したらもとに戻らないんだから、入野議員しっかりしろというふうに、私、同僚で訓導を受けてまいりましたけれども。

 そういう面で、今、代官屋敷に限っていえば、企画振興のほうで地方創生に係る古民家改修という補助金がありまして、それがつかないかどうか、ちょっと照らし合わせているところですが、国の補助金も一応ありますけれども、改修だけで4,000万円という見立てでございましたから、クラウドファンディングですか、そういうのがあるみたいですけれども、それで半分ぐらいは集まるような話をしておられますけれども、それについて町はどのように考えるのか。一度失われたものは二度と戻ってこないとすれば、町としてどんなふうにしてあれを位置づけて、文化財じゃないんですが、どんなふうにして使わせていただくのか。あるじとも相談をしながら、市貝町の誇れる文化的財産として、指定された文化財じゃなくて、誇れる文化的財産として何らかの形で残していければなと思っています。

 文化財を利用したまちづくりでいえば、そのほかにもたくさんあります。やっとお宝磨き交付金事業を始めまして、町内4−5カ所、今選定してやっているところですが、その中で地域の人たちに誇りをもう一回持ってもらって、誰もそれを維持する人がいないというような状態を出さないように、地域の人たちに誇りに持ってもらいまして、そういう文化財を地域の人たち、子供たち、あるいはテーマで集まった他の町の人たちと一緒にそれを盛り立てていけるように、永山議員がおっしゃったプロモーションですね、プロモーションを外部発信をしていくというのは大事だと思っています。

 そして、国の指定文化財に限れば、有名人やそういう人を入れると、利活用計画に、そうするとそれだけでも外部発信力がありますから。プロモーションの中に書いてありますよね。有名人、キャラクター、看板、どしどし使って、それを外部に発信するのがプロモーションだということを、潰れましたけれども、ダイエーの社長が言っていましたけれども。

 そんなことがありましたけれども、学生時代にそんなことで大分仕込まれましたが、そういうものを含めまして、町にあるものを大事にとっておきたいということで、文化財を利用したまちづくりのほうで、しっかりと位置づけていきたいと思っているところでございます。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員。



◆2番(永山廣美) 

 ありがとうございます。

 あそこの陣屋は芦野家、これは昔、上根村、それから多田羅村ですか、それから赤羽村、3つをこの芦野家旗本3,000石の領地として、それの代官としてあそこに住んでおられた方の屋敷であり、芦野家が参勤交代のときにはあそこに泊まったという非常に歴史のあるものであり、町としても一部改修してはありますけれども、全体から見ますと、見どころは結構あると思います。ぜひまちづくりと文化財という意味を融合させて、有効に利用していただきたいと思います。

 以上で私の質問の全てを終了いたします。

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△豊田功



○議長(高徳義男) 

 永山廣美議員の質問が終わりましたので、次に、3番、豊田功議員。登壇。

          (3番 豊田 功 登壇)



◆3番(豊田功) 

 議席番号3番、豊田功でございます。

 ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。

 傍聴席の皆様方、時節柄大変ご多忙のところをご出席くださいまして、大変ありがとうございます。

 早速質問させていただきます。

 まず、1点目は、公共施設などの維持管理についてであります。

 もうすぐ6年目を迎えるあの東日本大震災の記憶もまだ記憶に新しいところでありますけれども、災害直後は市貝町も大変なブルーシートの家並みが見られました。災害は忘れたころにやってくるという言葉もありますけれども、まだ記憶に新しいので、まだないだろうということでありますけれども、2月28日にも福島県沖で午後4時49分ごろ地震が発生し、市貝町も震度3だったんだということで、3月1日の下野新聞にも掲載されました。

 災害はいつ来るかわかりません。町では備蓄倉庫も立派に整備をしたところでございますけれども、緊急避難場所の整備を危惧しているわけであります。大きな災害が発生しますと、避難場所に学校が使われるんではないか、学校の校舎ですね、特に体育館が避難場所に使用されている例が多いと思いますけれども、このようなことを申し上げながら、私の頭の中は30年前まで、30年前は9年間勤務させていただいた市貝中学校のことを思い出したり、想像しながら申し上げているわけであります。

 今お世話になっている生徒たちの話を聞きますと、体育館は雨漏りしているよというようなことも耳にします。私が勤務させていただいた当時でさえ、現在の管理棟ですね、前校舎などは雨漏りをしておりました。

 そういうことで中学校の管理棟や体育館の現況はどうか、修繕の計画はあるのかということを、まずお聞きしておきたいと思います。

 次に、中央公民館や図書館の維持管理についてでありますけれども、同じように災害が発生しますと、荒宿や上根の皆様方は利用しやすいだろうと思う中央公民館の施設の状況はどうなっているんだろうかという点についても、お聞かせいただきたいと思っております。

 また、中央公民館を利用するということになれば、今でさえ大変多くの皆さんに利用されている図書館でさえ、利用者がまたふえるだろうと思います。今現在は、大変評判のいい図書館であります。町外からも多くの皆さんに利用されているのが現状だと思います。

 そういうことで、さらに気持ちよくあの図書館を利用していただけるように、改修していただきたいところがたくさんあるようであります。例えば、側面からの雨漏り、エレベーターの調整、トイレの改修などなど。特に28年度の改修状況を聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 さらには、福祉センターやコミュニティセンターなどについても、緊急避難場所として大変利用しやすい場所でありますので、現在の管理状況についてお聞かせいただきたいと思っております。

 次に、町有地の管理についてであります。

 町有地で現在、未使用地の土地が何筆と申しますか、何カ所と申しますか、どのぐらい町では把握しているんでしょうか。その場所や面積の把握状況についてお尋ねをしたいと思います。

 次には、現代の社会現象の1つでもあるようなことでありますけれども、ひとり暮らしが問題になっておりますけれども、私どもの身の回りにもそうした状況が多く見られるわけであります。そうした方がお亡くなりになったというときに、その遺産相続を拒否された土地や家屋などについて、町としてはどのように取り扱うのか。

 現在、高齢者のひとり暮らしの実態を見ても、今後はこのようなケースが多くあるような気がします。農業もしたくないし、不便な実家には戻りたくない、全く利用もしない、価値もないし、全く欲しくない、そんな言葉を耳にするわけであります。そういうところに税金は払いたくないんだという若い方々の声が聞こえてまいります。

 そうして、そのような継続拒否された土地の取り扱い、家屋の取り扱い、町に寄附したいというような意見さえあるんですね。町に引き取ってもらいたいという声も聞くわけであります。この点について町はどのように解釈をされるか、どう取り扱うのかということで、お聞かせをいただきたいと思います。

 さらに次には、現在の図書館に隣接する資料館の整備についてであります。

 中を見させていただきますと、私の世代の方々には懐かしく、しかも貴重なものがたくさん埋もれています。町内外の小・中学生を初めとして一般人にもぜひ見せてあげたいものがたくさんございます。せっかく寄贈してくれた方々のことを思うと、早く整備をし、多くの皆さんに見ていただくことが義理ではないかとも思います。

 そのような観点から、できれば独立した郷土資料館を早く整備し、このところは図書館を整備してですね、ものを整備して、郷土資料館を建設していただけないかということであります。図書館に隣接する資料館のものや町内から発掘された土器などを整備をすれば、立派な郷土資料館ができるんではないかと思います。国や県の支援をいただいて、ぜひ建設の方向に向いていただけないか、計画をしていただけないか、この点について町長の考え方をお聞かせください。

 それから、入野家住宅の整備と活用について、先程、永山議員も質問されておりました。かぶってしまうかもしれませんが、なるべく観点を変えて質問しようと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 入野家の先祖が生活していたような、資料館にあるものを入野家のほうへ移動してはどうかという考え方であります。農機具などについては、長屋門なんかを整備し、たんすや日用品などは母屋に展示できないか。そして、今現在、建物の構造などが話題になっていますけれども、建物の構造と歴史の研修の場として、先程答弁いただいたように、トイレの改修でもすれば、観光の拠点になるのではないかと思いますので、この整備の仕方についてお聞かせをいただきたいと思います。

 最後に、関連的なことでありますけれども、寺平遺跡や久保前遺跡、添野遺跡などなどから、そのほかにもありますけれども、出土された土器の整備についてであります。

 現在、役場の、特に現在シルバー人材センターが使用しているあの建物の2階に保存されているようであります。ご承知のように建物も古いし、木造建築だと思いますね。大きな地震なんかがくれば、崩れ落ちるんではないか。大変な重量感もありますし、床が落ちればもう全く全て破損されると思います。

 そういう点からも、相当費用を出して出土した貴重な品々でございますので、早急に展示室を整備して、町内外の皆さんに見ていただくことを検討していく気はないか、そういう点についてここで質問させていただきます。

 この後、質問席において一問一答でお世話になりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。



○議長(高徳義男) 

 ここで暫時休憩といたします。

 再開は午後1時といたします。

                          (午後零時02分)

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○議長(高徳義男) 

 再開いたします。

                          (午後1時00分)

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○議長(高徳義男) 

 入野町長。

          (町長 入野正明 登壇)



◎町長(入野正明) 

 豊田議員からは3点についてご質問がございました。そのうち3点目の資料館の整備と管理につきましては、教育委員会の事務の執行と管理に属するものでございますから、3点目の資料館の整備と管理については、教育長が答弁いたします。

 それでは、豊田功議員の質問につきまして、順を追ってご説明申し上げます。

 まず、第1点目の公共施設等の維持管理について申し上げます。

 1つ目、公共施設の管理状況についてのうち、学校校舎等、特に体育館の維持管理についてでございますが、町内小・中学校の校舎のうち、市貝中学校の普通教室が平成25年8月、小貝小学校校舎が平成14年7月に新築され、築14年以内となってございますが、それ以外の学校施設につきましては、全て昭和57年度以前に建築されたもので、既に35年から45年が経過しており、施設の経年劣化が原因と考えられるような雨漏りが多くの施設で生じている状況でございます。

 特に、雨漏りの状況が学校生活に支障を来していた市貝小学校3階校舎及び市貝中学校体育館の一部につきましては、現在、改修工事を進めているところでございます。

 その他の施設につきましても、現状をよく把握し、学校と連携、協議しながら、市貝町公共施設等総合管理計画に基づき、学校施設等の管理計画を調整しながら、修理、改修を進めてまいりたいと考えております。

 2つ目の中央公民館や図書館の維持管理について申し上げます。

 中央公民館は、昭和56年2月に完成し、建築後30年以上経過しております。経年劣化に伴う修繕箇所につきましては、その都度修繕を実施しながら、維持管理を行ってまいりました。

 最近の大規模な修繕といたしましては、平成26年度に家屋防水修繕工事を実施し、雨漏り対策をいたしました。また、今後の修繕計画でございますが、平成29年度におきまして、ロビー南側ガラス面の雨漏り修繕工事を予定しております。

 次に、図書館でございますが、平成3年に完成し、建築後25年が経過しております。今後の修繕計画といたしましては、平成29年度において屋根修繕工事の設計委託を予定しております。

 次に、3つ目の福祉センター、コミュニティセンターの管理状況について申し上げます。

 初めに、保健福祉センターでございますが、昭和60年建築であり、30年以上経過しております。その間、経年劣化等により修繕箇所が生じたこともありましたが、その都度修繕を実施しているため、現在のところ支障を来している場所はございません。

 ふれあい館につきましては、最近の大規模な修繕といたしまして、平成27年度に屋根外壁塗装修繕工事を実施し、屋根塗装の塗りかえや壁モルタル面のクラック補修等の雨漏り対策を行ったところでございます。

 また、きら里館につきましては、平成21年3月に完成した比較的新しい建物であることから、現在のところ、雨漏り等の大きな修繕箇所は生じておりません。

 以上、公共施設の管理状況でございますが、今後とも町の公共施設等につきましては、適切な維持管理に努めてまいりたいと考えています。

 次に、第2点目の町有地の管理について申し上げます。

 まず、1つ目の町有地の台帳と現況確認、未利用地の場所や面積の把握についてでございますが、財産台帳及び公有財産台帳システムにより把握をしているところでございます。

 続きまして、2つ目の遺産相続拒否地の受け入れについてでございますが、自治体は使用する目的がなければ、土地や空き家の寄附を受け入れておりません。理由といたしましては、寄附により町の資産になりますと、固定資産税が非課税になり、税の減収につながること、さらには、寄附された土地や空き家を管理する費用がふえるので、寄附前の税収に対して寄附後は支出しか残らず、財政を悪化させるような懸念があるからでございます。

 今後、売却が可能となる財産については、住民福祉の向上に資する財源確保のため、積極的に町有財産の売却等を検討していかなければと考えております。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 石川教育長。

          (教育長 石川栄壽 登壇)



◎教育長(石川栄壽) 

 私のほうからは、第3点目の資料館の整備と管理について申し上げます。

 まず、1つ目の独立した資料館を建設してはどうかについてでございますが、本町歴史民俗資料館は、併設している図書館とともに指定管理者に管理を委託しております。

 ご質問いただいた点につきましては、近年の厳しい財政状況もあり、本町の財政健全化の面から予算化は難しく、独立した資料館建設につきましては、現在のところは考えておりません。

 次に、2つ目の入野家住宅の整備と活用についてでございますが、昨年の4月23日から5月29日まで、町立歴史民俗資料館において、市貝町で昭和30年代に使用された農機具等の収蔵展を開催し、郷土の歴史や文化を学習する場を提供いたしました。

 今後、入野家住宅で農具等の展示ができないかどうか、歴史民俗資料館の展示計画等を再調整するなどして検討してまいりたいと考えております。

 次に、3つ目の各遺跡から出土した土器などの整備についてでございますが、歴史民俗資料館は、遺跡から出土した土器や民俗に関する歴史資料を収集、保管、展示することで町民の学習する場を提供しておりますが、歴史民俗資料館収蔵庫は限られたスペースであるため、全ての土器等の保管は難しい状況でありますので、今後、町内の公共施設の中から新たな保管場所を検討してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 先程も申し上げましたように、私がお世話になっていたときも体育館ばかりじゃなくて、前校舎なんかももう雨漏りをしていたということで、先程の説明では、前校舎のことについては触れられませんでしたけれども、そのあたりはいかがでしょうか。



○議長(高徳義男) 

 藤平こども未来課長。



◎こども未来課長(藤平玲子) 

 ただいまのご質問にご説明させていただきます。

 市貝中学校の校舎のほうの雨漏りということでございますが、南側の管理棟の屋上の顎下というんでしょうか、そこと東側の階段付近について、雨の状況にもよるんですけれども、そのようなところで雨漏りがあるのは確認しております。

 ただ、その雨漏りということで、なかなかその原因究明がとても難しいところがあるものですから、実際のところはなかなか改善がされない状況でありまして、たくさんのものではないので、その都度拭き取るなどの対策でしか、今のところはできない状況となってございます。

 よろしくお願いします。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 そうですね、私どもが育つころなんかは、隣近所でも雨漏りをする家に住んでいた家庭も家族も多く見られたわけですけれども、現在は雨漏りしている家屋に居住しているという方は聞いたことないぐらいなんですね。しかも、緊急避難場所に指定されているような公共施設が雨漏りをしているというのはいかがなものかと思います。

 要するに、先程町長からも答弁いただいたように、もう45年以上経過しているんですね、体育館と前校舎は。しかも、体育館に通ずる管理棟から、あるいは子供たちが生活する棟から体育館に通ずるところが屋根もないというようなことは、ちょっと近辺では見たこともないですよね。

 ですから、もう50年たとうとしているわけですので、もちろん建てかえるという計画、例えば国庫負担法も適用されるんでしょうし、そういうところでなるべく早く体育館の改修、体育館だってやや傾き始まっているんではないかと思います。それから、管理棟もそういう状況ですので、管理棟と体育館をあわせて建築を進める計画はないかどうか、この点については町長からお答えいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 市貝中学校につきましては、私は統合第3期生ですか、あれ、先輩がきょういますけれども、それで中3で市貝中に入って、実質統合第1期生で、中3で入りましたから、ちょうど建てまして40年たつんだと思います。落成式を体育館でやったのを今でも覚えています。

 その間、大きな地震がございまして、東日本大震災を受けて、北側の教室等が大規模破損するというような状況でございましたが、南棟については残ったという形になりました。

 それで、当面町としても考えなきゃならないのは、適正な管理、さらに利用率とか、3つ目はライフサイクルコストという視点から、町内の公有施設をどのようにして廃止、統合、民間化を含めて対応していくのかということが考えられますけれども、ただいま豊田議員からご指摘を受けました南の管理棟につきましては、東日本大震災で残ったわけでございますけれども、それなりに下の支柱も影響を受けているということもございまして、町としては大規模改修よりも改築、すなわち建てかえで考えているところでございます。

 これについても10億円近いお金がかかることから、そのための基金を積み立てていかなきゃならないわけですけれども、近年中に建てかえで、今、基金を積み増しをしているところでございます。

 また、体育館につきましては、耐震化等もしてございますし、また修繕もしてございますので、これについては、ライフサイクルコストなども含めた上で、改修を含めながら当面持っていくような考えではございます。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 前の管理棟は、建てかえる方向へというお考えをお聞きしましたけれども、あそこはご存じのように水道管なんかも露出、私が勤務していたころ工事やったんですよ、漏水調査をしましてね。ですから、そういう点からしましても、もう相当傷んでいるはずなんですね。ガス管あるいは水道管も露出配管にした、そういう経過がございます。ですから、早急に計画を立てて、町で誇れるような中学校に整備をしていただきたいと思います。

 体育館にしましても、私らがお世話になっていたころから見ますと、入学式や卒業式に入館させていただいても、相当ひどく傷んでいることがはっきり見えますので、あわせて早急に建設計画を進めていただきたいと思います。

 じゃ次に、公民館や図書館の件なんですけれども、先程の答弁のように、中央公民館のほうは問題ないと思いますけれども、図書館のほうはまだまだ課題が多くあるんではないかと思っています。ですから、屋根の工事はやっていただけるような答弁をいただきましたけれども、前の砂利の駐車場なんかにしましても、早く舗装して、利用者が気持ちよく足を運べるような整備を進めていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。この点については、駐車場の整備についてはいかがでしょうか。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 図書館とテニスコートの間の砂利の駐車場の舗装なんですけれども、振興計画の中で年次計画を立てながら、財政のほうと相談しながらいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 いずれにしましても、今、市貝町の図書館は郡内でも大変評判のいい図書館と評価を受けているようでございます。町外からも多くの皆さんにご利用いただいているのが現況ですね、そういうことでありますので、早く雨漏りだとかエレベーターの調整をしたり、トイレなども和式から洋式へかえていただくというようなことで、より一層評価の高まるような施設にお願いしたいと思いますが、これは要望で結構です。

 あとは、町有地の管理についてでございますけれども、台帳システムで管理しているということでありますけれども、実際に町の所有の土地で未使用の土地がどのぐらいあるのか、差し支えなかったら2−3点挙げて説明いただけますか。



○議長(高徳義男) 

 根本総務課長。



◎総務課長(根本治久) 

 ただいまのご質問に対しましてご説明を申し上げます。

 町有地のうち、利用可能と思われるような未使用地はどのぐらいあるのかというご質問だったと思います。

 現在、町のほうで把握をしております段階におきまして、利用可能と思われるような未使用地、旧役場庁舎ですね、市塙にあります旧役場庁舎で約5,000平米ぐらいございます。それと同じ市塙で旧市塙保育所跡、これが約4,000平米ぐらいあります。それと北部地区のほうでは、旧杉山保育所の跡地940平米程度があります。この辺の土地が利用可能な土地であるというふうに私どもは認識しておりますので、よろしくお願いします。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 私どもの古宿下町なんかも町有地で大変お世話になっているわけであります。母子センターの跡地だとか水道関係の施設の跡なども使わせていただいているわけですけれども、そのように個人ではなかなか難しいんでしょうけれども、そうした自治会、その他について有効に使用していただいて、管理を任せる、そうすれば管理費が浮くんではないかということですが、そういう努力はされているんでしょうか。



○議長(高徳義男) 

 根本総務課長。



◎総務課長(根本治久) 

 ただいまのご質問に対しましてご説明を申し上げます。

 町のほうで積極的に自治会とかに対応しているのかというようなご質問だったと思いますけれども、町のほうの総務のほうから各自治会とかそういう団体のほうの方々に積極的にいかがですかというようなことは、特段やっておりません。もし自治会とか団体の皆さんのほうから、ぜひこういうことでご使用したいんだが、いかがでしょうかということで申し出等があれば、いろいろと検討をさせていただきまして、結論を出していくというような方法でやっておりますので、今後もそのような方向で進めていきたいと思っております。

 よろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 理解できました。

 ただ、ああいう大きな場所と違って、小さな土地なんかも何カ所かあるようにお見受けしております。民有地と隣接しているところなんかは、その隣接している土地の所有者に売却するなんということは考えられないんでしょうか、お願いします。



○議長(高徳義男) 

 根本総務課長。



◎総務課長(根本治久) 

 ただいまのご質問に対しましてご説明を申し上げます。

 先程の質問の中でもご説明申し上げましたが、町のほうから積極的にということは特段やっておりませんけれども、民有地の地主の方のほうから、ぜひ隣接地ということで譲っていただけないかなというようなご相談等があれば、検討をしながら対応させていただきたいと思っておりますので、そういう話がありましたら、ぜひともよろしくお願いしたいと思っております。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 そうですよね。そして、管理費用を町で浮かすというのも1つの方法だと思いますね。

 それでは、次にまいりまして、遺産相続を拒否されたときは、役場ではもう全然それは受け付けないという判断なようですけれども、そうしますと、固定資産は確かに上がらないんですけれども、ただ、拒否されたままずっと放っておかれますと、大変な物騒なことになります。そういうところは、どういうふうに指導されるのか。

 また、農地なども放棄されますと、本当に荒地になってしまいますね。ですから、そういうところは何かこう、農地などは農業委員や今度できました農地利用最適推進委員の方々に何かこうお世話になって、その放置された田畑ですね、そういうものを何か利用できないか。遊休農地解消を支援するということもうたわれておりますし、耕作放棄地の再利用などというそういう点にも、農業委員やそうした推進委員の方々が努力されるということもありますので、そこらを関連的にちょっとお答えいただけますか。



○議長(高徳義男) 

 岡崎農林課長。



◎農林課長(岡崎良一) 

 豊田議員の農地のことについてのご質問について、ご説明を申し上げたいと思います。

 確かに、農地のある、農地をお持ちの方ですね、農家でなくて、親から相続も受けたけれども、特に農業もやっていないという方については、基本的に所有者が農地については管理してもらうというのが基本でございますが、例えば遠方であったり、いろいろの事情によって耕作放棄地としての状況になるというようなケースは多々ございます。

 当然、そういう農地の情報につきましては、地元の、今現在では農業委員が中心となってパトロールをしたり、その結果、荒れているという状況になれば、所有者の方に指導をするということになりますが、それでもなかなかやはり解消されないケース、いろいろな理由によって解消されない場合もございます。

 ぜひそういった農地の問題につきましては、所有者の方から積極的に農業委員会のほうにご相談をいただきまして、誰か地元で耕作ができる農家を紹介したり、もしくは荒地として残らないような形で、いろいろとご相談には乗っていくというような姿勢でおりますので、ぜひそういう方がおられましたら、情報を農業委員会のほうに入れていただければというふうに考えてございます。

 以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 根本総務課長。



◎総務課長(根本治久) 

 ご説明を申し上げます。

 遺産相続を拒否されまして、その土地がなかなか後続の相続人の方に空き家とか、あるいは耕作放棄地になってしまうというような問題だったと思います。その中で、空き家になってしまいますと、本当に地元の住民の方も非常に大変だと思います。

 そういうことも受けまして、今、町のほうでも空き家バンクといいますか、そういう制度を今、計画策定中でございます。新年度以降、そのような空き家バンクを利用していただきまして、空き家を利用したいというような方がいれば仲介をするというような制度でございますので、そういう部分もありますから、そのような方向でもどんどんご利用していただけるような対策をとってまいりたいと思いますので、その点よろしくお願いをしたいと思っております。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 先程の岡崎課長からのお答えといいますか説明ですと、所有者がわかっていればそういう交渉もできるんですけれども、財産相続を拒否されちゃって、宙に浮いているような土地をお聞きしたいわけですね。

 以上ですが、お願いします。



○議長(高徳義男) 

 岡崎農林課長。



◎農林課長(岡崎良一) 

 豊田議員の今のご質問についてご説明申し上げます。

 現状で農地が荒れているという状況は、当然、これは誰かが所有しているにかかわらずあるわけでございます。そうしますと、当然パトロールの中でどういう方が持っていて、中身をいろいろと調べていくと、その方の所有者は誰なのかと、その土地のですね、ということが徐々にわかってくるというような調査の方法が今やっている調査方法でございますが、当然全筆、それで調べられるかというと、ちょっと抜けているような場合もあるかと思います。

 地域の方の情報ですね、当然地域にいる農業委員さん等については、その土地の履歴というか経過ですね、実際もとは誰が持っていて、今はこういう状態にあるというような地域の声をやはり届けていただくということから始めてもらわないと、なかなかこちらから放棄された土地を積極的に調べて動くというようなことは、実はしていないので、ぜひ自治会もしくは地域の方に、この土地はどういうふうな状況なんだということをご連絡をいただくような方法が、今現在では考えられるその荒れた状態の解消の1つの糸口になる内容というか、そういうふうな情報提供をいただくのが一番原因ですね、耕作放棄地、相続を放棄された土地の発見につなげるやり方かなとは思っております。

 特にそのこと自体だけを調査しているということは、実はございませんで、そういうふうなことでご了解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 豊田議員から2点、相続放棄された、相続放棄といいますか耕作放棄地と、また空き家の話で2つ出ておりまして、それが保安上、また衛生上、さらに生活環境上、また景観上非常に悪いという場合、どのように対処するのかということでございますけれども、同じ理屈になっておりまして、まず農地につきましては中間管理機構で、農地を借りたい人と農地を出したい人がいまして、中間管理機構で農地をマッチングすると。

 その際に、耕作放棄地があると、そしてその放棄地についてなかなか改善がなされない場合、改善命令も出るんだと思いますけれども、農業委員会は農業委員会法が改正になりまして、大変改善措置については公権力といいますか、強制性が非常に高まってまいりまして、勧告をすることができると。そして勧告に従わない場合は、空き家と同じように代執行を行って、その費用を回収できるということになっています。

 それで、相続できない部分、相続は必ずしなくちゃならないことになっていますから、恐らく負の財産について放棄するわけですから、負の財産については、そこに抵当権を持っている方がいるんだと思いますけれども、そういう人たちがそれをどんなふうにおさめていくのか、その土地を扱っているのか、それをよく調べた上で、農地の抵当権を持った所有者が非農家だったり農家だったりしますけれども、そこまで追求していくということかなというふうに思っていますけれども。

 もう一つ、空き家につきましては、相続については、相続は、相続放棄については、家族がいる場合には、その家族が、誰かが持つことができますので、その部分については違う家族の方が持っていることもできるということでございますから、相続放棄については、これが無私有地になるのか、その場合は国庫に帰属するのかどうか、その辺の追究については、町の固定資産税にかかわる問題ですから、町のほうがきちっとそこは担当課で押さえていくということになるかと思います。表面的な浅い部分では、勧告と代執行ができるということでございます。

 もう一つ、空き家につきましては、特定空き家という位置づけがございまして、こちらについても同じように指導、勧告、そして代執行ということができますけれども、その部分でも費用は回収できるというふうに思っていまして、複雑な相続については、どのような形態になっているのか、それはよく調べないとわかりませんけれども、相続が、遺産分割協議が調わないで浮いている部分については、なかなか難しい対応になるかと思いますけれども、所有者が追求できる場合には、それについてはしっかりと対応できるのではないかというふうに思っています。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 これから多く出てくる可能性があるのは、具体的に申し上げれば、祖父の名義になっていると。親の代は飛んで、もう親もいないなんていうと、相続するのに少しの評価価格の土地なんかを莫大といいますか、多くの費用を出して相続なんかしたくない、価値もないなんていうことで拒否されがちな土地、あるいは家屋が今後多く出てくるんではないかと思います。

 さらには、放棄された場合には、日本一美しい里地、里山なんて言っても、全然もうそんなことはどこかへ飛んじゃうような事態になるおそれもあるということですので、今後、前もってそういうことを検討しておいたほうがいいんではないかと思いますが、どうでしょうか、町長。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 今まで、個人の所有権というのが、絶対的なものがありましたけれども、今、豊田議員がおっしゃるとおり、最近、管理責任を放棄する、そういう方々が少子化、過疎化の中で、自分の親が持っていた土地が田舎でどこにあるのかわからないというようなことがございまして、そういうことが景観、また安全上も、国土保全上も大変問題になってくることから、それらに対して強制性を増大した上で、高めた上で処分する方策が各法で整備されてきております。

 それらの農地や、また特定空き家につきましては、それらの法令等を、また町でつくる条例等も加味、加えながら、適切に対処をして、サシバの里が、サシバが日本一子育てできる里山になるようにきちっと対応してまいりたいと思っています。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 よろしくお願いいたします。

 それで、図書館と資料館の関係なんですけれども、先程、石川教育長からは、図書館と資料館は一緒なんですか。

 あそこの建物は図書館になっているんですけれども、資料館の管理と図書館のほうの管理、図書館のほうの管理は委託されているが、資料館のほうは委託されていないという話を聞いていますけれども、いかがでしょうか。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 歴史民俗資料館の委託ということなんですけれども、前回12月の議会におきまして、図書館、そして歴史民俗資料館の管理委託というようなことで、現在のシダックス大新東ヒューマン、そこのところに図書館の部分も歴史民俗資料館の部分も指定管理ということでお願いしているものであります。

 以上であります。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 じゃ、私が認識不足だったと思います。はい、わかりました。

 それでは、次にまいりまして、あと4分しかありませんので、入野家住宅の整備と活用なんですけれども、あそこ、あれだけ立派なすばらしい建物でありますので、先程申し上げたように、民俗資料館のものを移動すれば民俗資料館の中も随分スペースがあいて、見学がしやすいんではないかということで、入野家のほうへ昔の生活を復元するような形で、しかも農家ですと、今、中庭にあるような樹木なんかなかったんじゃないかと思うんですね。昔はむしろを敷いて、もみなんかを干したというようなことも考えられますね。

 ですから、樹木なんかはもしかしたらどこかへ移植して、きれいに整備して、昔の庄屋さんのそういう形を復元したらいかがかと思うんですが、そして資料館のほうも一緒に整備すると、そういう考えはいかがでしょうか、お願いします。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 入野家住宅の中庭の整備、そして歴史民俗資料館にある収蔵庫にあるものを入野家の長屋門のところに移動して、農具の展示等ということなんですけれども、中庭につきましては、ここのところ、入野家の整備というところで、28年度におきましても少しではあるんですけれども、中庭の整備ということで行ってきております。引き続き、中庭の環境をよくしていきたい、整備していきたいというようなことで、29年度も思っております。

 全部あそこをなくして、整備をしてということなんですけれども、もう少し、28年度も整備してきておりますので、引き続き、全部なくすところまでは思っていないんですけれども、整備をしたいというふうに思っております。

 それと、歴史民俗資料館の収蔵庫にある農具等を長屋門、あそこに納屋と蔵ということで、5メーター掛ける8メーター、5メーター、6メーターぐらいの2つのところがあるんですけれども、そこに農具等をもって展示ということなんですけれども、資料館のほうでも「暮らしと農具」ということで28年度もやっております。2年に一度、歴史民俗資料館でやったり、入野家でという考えもできますけれども、まずこの納屋と蔵を少し整理をしていかないと、すぐにはできないものですから、納屋、蔵の整理等をまずやっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 いずれにしましても、入野家に多大な金をかけて、あのように立派に屋根なんかも修理したわけでありますので、今後は活用検討委員会も立ち上げて検討していくということであります。有効に活用したほうがいいと思いますよね。ですから、各種団体の活動にも大いに利用させていただいたり、あるいはそうしますと管理人だって必要ですよね、そういういろんなものが整備されると。管理人なんかはどのように考えておられるでしょうか。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 入野家の管理ということで、平成29年度におきまして、入野家住宅の維持管理委託ということで思っております。国指定の入野家住宅ということで、カヤぶきの屋根であります。文化財の価値をきちんと維持管理していく上には、ほぼ毎日ぐらいあけたり閉めたりして、入野家の管理をしていきたいというふうに思っております。

 いろいろな面を見まして、文化財のボランティアの方等々話をしているところであります。常駐するのにどこで受け付けをしたり、どこで管理をしていくのがいいか。暑さ、そして寒さの対策はどうしていくか。高齢者の方が一人でいた場合、体調が悪くなったときに緊急な事態が発生した場合、一人で大丈夫なのかとか、何時間いるのか、費用はどうなのかというところがありますので、今、十分係とともに考えながらしているところでありますので、また考えていきたいというふうに思っております。

 よろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 時間がありませんので、最後になるかもしれません。

 入野家住宅の活用も大事だと思いますし、また最後に質問いたしましたいろいろな遺跡から出土した出土品ですね。それも早く展示していただきたいと思っています。多額の金を使って出土させたわけでありますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 最後なんですけれども、入野家住宅の建物の構造や歴史の研修の場になると思いますね、整備すれば。そういうことで観光地の拠点にしてはどうかということと、やはり出土品もそうですけれども、入野家住宅もそうですけれども、文化協会の方々、あるいは文化財保護審議委員の方々のお力をおかりして、効果的な展示を期待しているわけですので、この件について、最後に町長からご意見を聞かせていただきたいと思います。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 今、豊田議員から、農家である国指定重要文化財を活用した文化的な価値の発揮とか、それを利用した観光ということの話がございました。

 この文化財というものは、無形、有形、そして民俗文化というのが全部で5つございまして、そのうち有形、無形については、屋敷林とかその環境と一体でございますけれども、民俗文化につきましては、生活の中でどのようにしてその民俗文化財が機能していたのかというのが大事でございますから、先程来、豊田議員がおっしゃっているように、国指定重要文化財は農家のただずまいを持っている。そうすれば当然推論としては、豊田議員がおっしゃるとおり、農機具を展示して、農家のただずまいを醸し出して、そして見学者に、昔のこういう道具で農業をやっていたんだということを見せることは大事だと思っています。

 その点で、その農具が盗難されない管理のもとに、そういう企画展などを限って、今どこでもおひな様を民家では飾っているんですが、市貝町の文化財では残念ながらおひな様は飾られていないで、きょう3月3日を迎えてしまったということで、本当に残念に思っていますが、時間、期間を区切って、民家に農機具を展示するとかですね。

 また、そういう中で管理人がいなければ、近所の役場に勤めている方のご家族に鍵を預けるとか。あるいは、よく知っている、私のような者が今の職を終われば、呼び出されればそこに行って、鍵をあけて、みんなにガイドをしてあげるとか、そういうのを楽しみにしているんですけれども、そういうガイドとか、近所の方。

 また、そこで地域の人が何かもうかるようになれば、そのもうけを先程のサシバの里と同じように種にして、人を雇うこともできますし、地域の方がそこで農地みずからやってくださればできるということなんで、いろんなアイデアがあります。

 そういうところで、最も基本的なところは、文化財は町民や利用者の方の声を聞くということでございますから、永山議員も先程ご質問されていましたが、住民とか地域の人を今後つくる計画の中でちゃんと委員に選んでやっていくことが大事だと思っておりますので、永山議員、豊田議員のただいまのお話は重要な指摘なので、これに基づいてしっかりと文化財を老朽化、朽ちさせないようにしっかりと利用させていただきますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員。



◆3番(豊田功) 

 ありがとうございました。いろいろと懇切丁寧にご説明いただきました。

 これをもちまして、私の全ての質問を終わります。ありがとうございました。

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△平野豊



○議長(高徳義男) 

 豊田功議員の質問が終わりましたので、次に、13番、平野豊議員。登壇。

          (13番 平野 豊 登壇)



◆13番(平野豊) 

 13番、平野豊。

 大変傍聴者の皆さん、ご苦労さまでございます。

 早速時間をいただきましたので、質問させていただきます。

 私は、町民の皆さんの代弁者として、町民の命と暮らしを守る立場から、平和の問題、町民生活の問題などについて、当面する町民の利益に応え、公約実現のため、町長並びに関係当局に通告に基づき質問をしてまいります。

 まず、第1の質問は、人権侵害の違憲立法、共謀罪法案等に対する町長の政治姿勢を求めることについて質問します。

 安倍内閣は、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックを利用し、その成功のためにテロ対策が必要だと、外国人への警戒心をあおり、国内における市民監視、管理を強化しようとしています。この最たるものが、テロ等犯罪準備罪等の名前だけを変えた共謀罪新法の設置であります。

 共謀罪は、市民が法律に違反することを話し合うことで処罰できる思想・言論取締法であります。近代刑法では、実際に法律に反する行為は実行しない限り人は処罰されません。共謀罪法案は、その危険性のゆえに、世論の強い反対で三度の廃案に追い込まれました。安倍政権は、この共謀罪法案を四たび国会に提出し、成立をはかっているのであります。

 日本の刑法では、刑罰の対象とされる犯罪行為(正当防衛、緊急避難や心神喪失などを除く)をしない限り、人は処罰されることはありません。

 いわゆる共謀罪法案は、約600以上の犯罪について、共謀の段階から処罰できることを定め、この中には組織犯罪と関連があるか疑わしいものも多く、どのような行為が犯罪として取り締まりの対象とされるかを曖昧にしているところに大きな問題があるのであります。

 共謀の段階から処罰できることを定めた共謀罪法案の危険な噴出は、犯罪とされる行為のレベルを大幅に引き下げ、国家が市民の心の中にまで監視の目を光らせ、管理社会をつくり上げ、人権を守るという国家の使命を放棄してしまうところに大きな問題があるのであります。

 現在の日本の法律は、犯罪が処罰される場合は、既遂を原則としています。犯罪とは、人の生命、身体、財産など法律で保護される利益(法益)が侵害されて、被害が発生することを考えられてきたからであります。

 人は、さまざまな悪い考えを心に抱き、口にすることがあるかもしれません。しかし、大多数の人は、みずからの良心や倫理観から、これを実行に移すことはないのであります。

 このように、既遂処罰が原則とされ、それ以前の行為の処罰は例外的とされるのは、刑事法が悪い意思を処罰するのではなく、法律違反の行為を処罰する法益保護主義に基づいているからであります。

 そして、我が国の刑事法体系では、実行に着手した犯罪であっても、みずからの意思で中止すれば、中止未遂として刑を減刑、減免してきましたし、犯罪実行の着手前に放棄された犯罪の意図は、原則として犯罪とみなされませんでした。

 しかし、共謀罪は、意思の処罰であり、一旦合意すれば、処罰を免れる方法は密告するしかありません。いわゆる自首であります。例えば人が殺人をしようと相談すれば共謀、殺人のためにナイフを買うなどの準備をすれば予備罪、実際に殺人を行おうとしたが失敗した場合は、殺人未遂、殺人という結果が生じた場合、殺人罪となります。このように共謀は予備罪より前の内心、意思の段階の行為を指しているのです。

 日本でもごく例外的に極めて重大な犯罪については、着手前の予備、準備、共謀を処罰しています。予備罪の例は、殺人、強盗、放火など40あり、準備罪は9つあります。さらに、その前の共謀、陰謀が処罰されている例は、内乱、私戦予備、爆発物取締罰則などに限られ、共謀罪14、陰謀罪8つとなっています。合計71の非常に重大な犯罪について、未遂以前の行為の処罰を可能にする制度が整っていると言えるんです。また、テロ防止条約については、13本も締結されています。

 改めて広範な共謀罪を新設する必要はないのであります。共謀罪は、日本の刑法体系そのものを破壊してしまう性質を持っているのです。共謀罪は人権侵害の法律であり、主権在民の憲法に反するとともに、憲法19条の「思想及び良心の自由」を著しく侵すものです。戦前の現代版、治安維持法であり、国民への弾圧法そのものであり、共謀罪法は許されるものではありません。

 町長は、国民、町民の自由と人権を守る立場から、共謀罪法に断固反対を貫くべきと思います。町長の勇気と責任ある政治姿勢と見解を求めるものであります。

 次に、第2の質問は、町の文化財の管理と保全及び観光資源の積極的活用を求めることについて質問します。

 先程も同僚議員が何点か質問をしてまいりましたが、若干かぶるところがあるでしょうが、私は町の発展の活性化のために活用することについて述べさせていただきます。

 ご承知のとおり、市貝町の指定文化財は、国指定の入野家住宅や県指定の村上城址を初めとして40を超えています。また、町ののぼり絵の技術を継ぐ大畑家を初め、箕づくり技術の渋井収氏、数十名の陶芸家など芸術家が多く住んでおります。町民にとってすぐれた歴史、文化、芸術活動は、町を新たな文化を発展、創造させ、日本国内を初め世界的へと町の個性や特徴が拡大推進するものと考えます。

 そこで、第1点目の質問は、市貝町の歴史と伝統を受け継ぎ、後世に伝えることは重要な町の責務であり、現在における町の大切な財産、資源となっているのです。このような観点から、町としての文化財保全管理の整備責任はどのように具体的に位置づけられているのでしょうか。

 先程も同僚議員が質問しましたが、大変曖昧な状態が現実であります。町としての観光資源として、積極的にこれらの文化財を活用して、運用を進めていくべきではないでしょうか。

 特にご承知のとおり、入野家住宅の整備については、多大な財政が投入されてきました。町の財産資源として生かさなければ、これはまさに町民に申しわけありませんし、これからの社会を担う人たちにとっても申しわけありません。

 さらに、40からの町指定文化財を積極的に活用した町の活性化推進計画を進めるべきではないでしょうか。町長の政治姿勢と責任ある行政姿勢を求めるものであります。

 第2点目の質問は、町の活性化や町の魅力を高める立場から、文化財の管理と整備を推進した観光案内板の積極的な整備、設置を進めるとともに、多様な観光者のためにも、主な外国人向け用の案内板の整備、設置を求めるものであります。町長の政治姿勢と見解を求めたいと思います。町長の答弁を求めます。

 第3点目の質問は、町の活性化のためにも町内外を初め、国内、国外の観光者を迎えるためには、基本的なおもてなしとともに、公衆用トイレは欠かせません。各地の要所要所に積極的な整備、設置を計画的に進めるべきではないでしょうか。町長の答弁を求めたいと思います。

 第3点目の質問は、国・県・町道における危険性のある障害物、雑草、雑木等の交通安全対策を求めることについて質問します。

 ご承知のとおり、交通は文化を育むとともに、時代を切り開き、人々の交流と喜びを与えます。市民生活では、衣食住とともに交通が大きな役割を担い、人々の交流が豊かな社会を創造します。高齢化社会がますます進行する中で、過疎化が各地に進み、買い物や通院、通学、文化的行事への参加や社会生活など交通圏がますます困難になっているのもご承知のとおりであります。

 また、誰でもがいつでもどこでも自由に交通できる人権を保障した交通環境社会の実現は、住民参加とともに、地方自治体が果たすべき大きな責務となっています。

 また、災害に対する緊急輸送の確保も地方自治体の責務であり、豊かな社会の実現、持続可能な社会の実現など、日本国憲法が規定する国民の健康で文化的な生活を営む権利及び交通圏の実現が求められているところであります。

 交通政策基本法の第1条に、本法の目的として、交通安全対策基本法(昭和45年法第110号)と相まって交通に関する施策を総合的、計画的に推進し云々とうたわれているのは、ご承知のとおりであります。

 交通安全対策は、交通安全対策基本法に委ねる方針が打ち出されていますが、これは極めて問題の多い内容であります。

 この交通安全対策基本法は、交通の安全に関し国及び地方公共団体、車両、船舶及び航空機の使用者、車両の運転者、船員及び航空機乗務員等の責務を明らかにするとともに、国及び地方公共団体を通じて必要な体制を確立し、並びに交通安全計画の策定とその他、国及び地方公共団体の施策の基本を定めることにより交通安全対策の総合的かつ計画的な推進を図り、もって公共の福祉の増進に寄与することを目的とすると、1976年6月に施行されたものが現在、進行しているわけであります。

 国及び地方自治体は、国民、住民が安心・安全で自由に移動できる権利である交通圏基本的人権として保障する責務を負っています。その場合、安全面の確保を最優先すべきです。交通安全面の確保を交通政策基本法の直接の対象に組み入れて、総合的な政策を打ち出すことが重要な課題となっているのです。

 そこで、第1点目の質問は、国・県・町道における交通安全の確保の立場から、各道路沿線における、季節などにも関係しますけれども、危険性のある雑木、雑草等の除去対策に対する町の行政責任の具体的整備計画はどのように推進計画されて取り組まれているのでございましょうか。責任者である町長の具体的説明答弁を求めるものであります。

 第2点目の質問は、国・県・町道沿線の中で交通安全に最も危険性の高い私的、公的な場所の雑木、雑草等の計画的除去を明らかにするとともに、具体的責任の所在を明確にし、早急の交通安全対策が求められている場合においては、町行政の責任において除去を求めるものであります。

 民法上にも明確にあるとおり、これらの点について、町と個人と責任あるこれらの点について、町執行部である最高責任者の町長の答弁をまず求めていきたいと思います。

 第4の質問は、防災行政無線装置の活用、拡大を求めることについて質問します。

 東日本大震災と原子力発電所の事故を通して、改めて防災、安全のまちづくりをどう進めるかがどこの市町村でも問題、問われているのであります。それに応えるために、住民に身近な地方自治体の果たす役割が重要なことは言うまでもありません。今回の大震災を踏まえて、国、地方自治体の防災まちづくりの現状と問題点を明らかにしながら、これからの課題について述べたいと思います。

 防災対策の基本はご承知のとおり、予防、応急、復旧、復興という4つの局面で考えることが必要でしょう。

 しかし、東日本大震災の過程を見てもわかるとおり、震災を未然に防ぐという対策、すなわち予防対策を怠っていることが災害を拡大させ、被害を増幅させてきたことが明らかになっています。災害が発生する以前に、その被害を最小限に抑えるための予防策にもっと力を注ぐべきであることが教訓であります。

 自然災害や地震による災害から町民を守るためには、必要な措置を急がなければなりません。言うまでもなく地震は自然現象でありますが、地震による災害の多くは人災であると言えると思います。したがって、人間の英知と技術と努力による自然災害を未然に最大限に防止し、被害を最小限に食いとめることができるはずです。

 そこで、第1点目の質問は、市貝町においても町民の運動や要求によってようやく平成25年2月に同報系防災行政無線が設置運用を開始したところであります。外部音声装置による情報伝達が中心のため、多くの住民から情報がよく伝わらなかった、聞きづらくて何を言っているかわからないなどなどの声が上がっております。

 地域で発生しているこれらの実態や実情についてどのように実態を把握し、具体的な対応、対策を進めているのでしょうか。具体的説明答弁を求めるものです。

 第2点目の質問は、外部音声情報伝達方式の解決策として有効な方式は、町民への戸別受信機の設置が確実であります。戸別受信機の設置によって、町民への多様な情報を提供し、行政と町民との情報を共有するとともに、町政全般の活性化に大きく貢献するものと思います。

 各世帯に戸別受信機の設置は多額の財源投入となりますが、町民や町政の活性化に運用すれば、大きな波及効果が生まれることを確信するものであります。戸別受信機の積極的設置運用について、町長の政治姿勢と見解を求めたいと思います。

 第3点目の質問は、各世帯に戸別受信機の設置によって、町の情報はもとより、議会開催とともに議会の実況放送を送信し、町民と議会との情報が高まるとともに、情報を共有することによって町民と議会との一体性が高まり、町政の活性化に大きく貢献すると思います。そのためにもぜひ設置の実現を求めたいと思います。

 町長の政治姿勢と見解を求めて、この場での質問は終わります。



○議長(高徳義男) 

 ここで暫時休憩といたします。

 再開は午後2時35分といたします。

                          (午後2時18分)

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○議長(高徳義男) 

 再開いたします。

                          (午後2時35分)

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○議長(高徳義男) 

 入野町長。

          (町長 入野正明 登壇)



◎町長(入野正明) 

 平野豊議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。

 第1点目の共謀罪法案等に対する町長の政治姿勢を問うについてでございますが、今国会にテロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案が上程され、審議されているところであります。この法案は、テロなどの犯罪を実行前の計画段階において処罰できるようにするのが大きな改正点であり、過去三度国会に上程され、廃案となってきた経緯があります。

 日本は、187カ国・地域が加盟する国際組織犯罪防止条約をまだ締結していないことから、安倍首相は、ことし5月にこの条約を制定したイタリア、同じイタリアで開催される主要7カ国首脳会議までに成立させたい意向ということであります。

 共謀罪の立法化の必要性については、政府見解として、2000年11月に国際連合総会において国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約が採択されましたが、この条約は締結国に対し、組織的な犯罪集団に参加することを犯罪とするよう求めており、これに合わせて日本の国内法を整備しなければならず、共謀罪の新設がなければ条約を批准できないという政府見解でありました。

 もう一つは、昨年、ヨーロッパにおいて相次いでテロ事件が発生したほか、直近では朝鮮民主主義人民共和国の労働党委員長の異母兄金正男氏が猛毒のVXガスによって殺害される事件が発生し、オウム真理教のサリン事件を想起させ、化学兵器を使用したテロを未然に防ぐことが、市民の生命を守るためにも不可欠であるという安全の確保の考え方が背景にあります。

 新たな罪を創設する際に参考となる国民の法規範意識をあらわす世論調査では、以前のような確固とした反対の意識は見られなくなり、調査会社によって差はあるものの、NHKなど一部の世論調査では、賛成が反対を上回る状況も出てきております。

 しかし、組織的な犯罪の共謀罪の規定を新たに設けなければ、国連国際組織犯罪防止条約を批准できないという政府の見解については、2003年5月に日本の国会において承認されていることから、国連事務総長に加入書を寄託するための国内的手続は既に完了しているということができると思います。

 そうなると、日本政府の課題は、条約加盟に伴う国内法整備ということになるわけでございますが、条約は外交交渉の結果であり、異なる利害調整の妥協の産物であるという認識でありますので、条約の適用範囲と国内法の内容のずれは一定の幅の範囲内で許されるのではないかと考えています。実際、ベルギー、オランダ、ニュージーランド、スイスなどは共謀罪を排除して参加罪を犯罪としています。

 申し上げるまでもなく、共謀罪法案の新設にかかわる所轄の立法機関は国会でありますので、一地方の自治体の長としての見解は差し控えたいと思いますが、与党のうち公明党が主張するように、慎重に審議されることを希望いたします。

 なお、平野議員がご心配されておられた一般市民や労働組合も処罰される可能性があるという点につきましては、県内の地元紙の2月28日付第一面において、共謀罪法案の全容が初めて明らかにされましたが、それによりますと、犯罪主体を組織的犯罪集団に限定し、友人同士のサークルや市民団体及び労働組合が処罰対象にならないこととなったこと、また昨晩のテレビ報道で、テロリズム集団を処罰対象主体に追加したことは評価できる点であるというふうに思っています。

 次に、第2点目の町の文化財の管理と保全及び観光資源の積極的活用、推進を求めるについて申し上げます。

 まず、1つ目の町の文化財の積極的活用、推進計画を求めるについてでございますが、永山議員のご質問でも申し上げましたように、平成29年度に国の重要指定文化財保存活用検討委員会を立ち上げ、景観を損なう樹木の伐採や公衆トイレ設置計画等の環境整備を行い、国指定重要文化財保存活用計画書の作成を予定しております。

 複数の文化財と町内の観光名所を連携する取り組みにつきましては、今後、検討してまいりたいと考えています。

 次に、2つ目の町の活性化のために、文化財の観光案内板の積極的設置とともに、外国人向け用の案内板の設置について申し上げます。

 現在、町内に国の重要指定文化財を初め文化財が多数ありますが、既存の看板や案内板が老朽化しており、町内外からの見学者に見やすい案内板や解説を記載した説明板の設置を平成29年度予算で予定しております。

 外国人向け案内板の設置につきましては、今後、外国人見学者の状況等を調べながら検討してまいりたいと思います。

 次に、3つ目の公衆トイレなど、各地域に積極的設置を求めるについてでございますが、国指定重要文化財公衆トイレにつきましては、平成29年度予算で設計委託し、平成30年度に設置工事を予定しております。そのほかにも、町内には県指定文化財や町指定文化財が多数ありますので、今後、優先順位をつけて公衆トイレの設置について検討してまいりたいと考えています。

 続きまして、3点目の国・県・町道における危険性のある障害物、雑草、雑木等の交通安全対策についてのご質問にお答えいたします。

 1つ目の危険性のある雑草、雑木等の除去対策に対する対応の具体的計画の推進についてでございますが、町道ののり面や路肩等の雑草、雑木等の対応といたしまして、定期的な職員による巡回パトロールや町民、または道路利用者からの要望、通報等により現状を把握し、危険性や交通量などを勘案した上で、緊急性の高い箇所から伐採除去等を実施しているところでございます。

 また、路肩等の雑草につきましては、毎年7月後半ごろに町内業者への作業委託により刈り払いを実施し、それ以外の時期においても、危険性が高い箇所を重点的に作業委託や職員の直接作業により刈り払いを行っているほか、地域の皆様にもご協力をいただいて対応しているところでございます。

 国道、県道につきましては、道路管理者が県でありますので、危険箇所を発見した場合や町民からの要望、通報などがあった場合は、速やかに真岡土木事務所へ連絡し、対応いただいております。

 町道敷の雑木等の伐採を行うに当たって、対処しなければならない路線、延長、面積が広範囲になることから、効果的かつ効率的に管理する上でも、計画的に対応することが必要でございますので、今後、調査点検等を行いながら検討してまいりたいと考えております。

 2つ目の危険性の高い私的、公的な雑草、雑木等の計画的除去と具体的な責任の所在、早急な安全対策が必要な場合においての町の責任における除去についてでございますが、町道の道路敷地内にある樹木、雑草等につきましては、道路管理者である町が伐採、除去を実施しております。

 また、倒木、倒竹など交通の妨げになるものや、事故発生のおそれのあるものなど緊急を要する場合には、個人所有の土地の樹木等であっても、町が伐採、除去等を行い、速やかな安全確保に努めているところでございます。

 しかしながら、個人の私有地にある雑木、雑草等は土地所有者の財産でございますので、緊急性がある場合を除き、道路にはみ出しているからということで、安易に町が伐採、除去することはできないものと考えています。基本的に土地の所有者、または樹木の管理者に伐採等を行っていただくことになります。

 道路にはみ出した枝や倒木などにより事故等が発生した場合は、町など道路を管理する側だけでなく、土地の所有者や樹木の管理者も責任を問われる場合がございますので、定期的に広報や自治会回覧などにより周知を行い、道路沿線の樹木等の適正な管理をお願いしているところでございます。

 また、巡回パトロールや通報などにより危険な樹木等を発見、把握した場合には、土地所有者に連絡をとり、伐採等の対応の依頼をしております。

 本町における町道は、総延長が約250キロメートルに及び、山林に接する路線が多く、樹木の枝などが道路上に張り出している箇所が広範囲に見受けられる状況にありますので、細部に至る状況の把握と安全性の確認は容易ではありませんが、巡回パトロール等の点検をさらに強化し、危険箇所の早期発見と早期対応に努めるとともに、土地所有者に対して積極的な注意喚起を行うなど、関係者の各方面からのご支援、ご協力をいただきながら、より安全で誰もが安心して利用できる道路環境の整備を推進してまいりたいと考えています。

 最後に、第4点目の防災行政無線装置の活用の拡大について申し上げます。

 まず、1つ目の外部音声の難聴地域などに対する具体的対策でございますが、同報系の防災行政無線は、平成25年2月1日より運用を開始し、役場庁舎を親局として町内各所に63カ所の拡声子局を整備、平成27年度には田野辺地区に拡声子局を1基増設し、平成28年度には笹原田地区に拡声子局を1基増設で事業を進めております。あわせて保育所、小・中学校、中央公民館などの公共施設や介護・福祉施設を中心に戸別受信機を27台ほど設置し、防災情報を放送しております。

 また、聞こえない、聞こえにくい理由に、近年の建物は耐火性や気密性などの構造がすぐれてきていることや、丘陵地を多く抱える市貝町の地形から、直線的に飛ぶデジタル電波が十分に届かないなどの理由が考えられています。これらの対策として、防災メール機能と放送した内容を電話で確認できる電話応答機能を当初に併設した経緯があります。

 しかしながら、防災メール機能や電話応答機能手段を町民が十分に知り得ていないという状況もあり得ることから、今後も十分なPRに努め、難聴地域対策を進めてまいりたいと考えています。

 2つ目の町民への戸別受信機の設置とともに町民への多様な提供し、町民との情報を共有して町民との活性化推進につきましては、町内の全世帯に戸別受信機を設置いたしますと、町内くまなく情報発信が可能となりますが、その設備費用は、防災行政無線の整備費と同じ程度の経費が必要となってまいります。

 また、同報系の防災行政無線を整備しながら戸別受信機を全世帯に置くことは、同報系の防災行政無線の設置の意味がなくなるものであると考えています。

 そこで、戸別受信機の設置については現在、各施設や屋外拡声子局から音声が聞きにくく聞こえない世帯等に対して、順次整備を進めております。情報を広く町民に提供することで、情報の共有化及び活性化を図りたいと考えております。

 3つ目の戸別受信機の設置によって議会の開催とともに議会の実況放送を送信し、町民と議会との情報の共有を推進についてでございますが、防災行政無線は、総務省関東総合通信局から使用目的を災害時の情報伝達や主な行政情報などに限定した活用をすることで許可を受けて整備したものであります。

 防災行政無線の運用につきましては、町の同報系防災行政無線管理規程及び同報系防災行政無線運用細則により、放送事項、放送時刻及び管理について定めているところでございます。現在は時報のほかに、防犯や災害の情報、町の主要な行事の案内などを放送しております。

 以上のことから、ご質問の議会の実況放送でございますが、議会の内容など長文になるような情報を戸別受信機から放送することは、防災行政無線には適していないと考えております。現在、放送しているものも極力簡略化して放送し、詳細については、防災メールにて案内しているところでございます。

 また、他の情報発信手段としては、町の広報紙や議会だよりを初め、町ホームページ、とちぎテレビのデータ放送等がありますので、緊急性のないものについては、今までと同様の周知方法で対応してまいりたいと考えています。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 平野豊議員。



◆13番(平野豊) 

 まず、第1点目の質問ですが、この人権侵害の違憲立法であるということで、私が今るる説明をしましたけれども、そもそもこのテロに関係して共謀罪をつくらなければならないという根拠は、今のところ政府の説明でもつかないわけです。

 現に、もう13もの条約、テロ防止を締結しておりまして、全く今、答弁の中には当たっていないと。世界に187カ国が締結済みであって、ノルウェーとブルガリアだけがこの共謀罪というのを導入しているわけで、現にやらなきゃならんという国際組織犯罪防止条約、テロに対する対策は、その国の実情に合わせてやればよいということでございますので、全くテロ防止のための法律を立案する必要はないというのが今、弁護士会を初め専門家、さらには多くの著名な人たちが反対をして、国民的な判断へと大きく発展しているわけでございまして、これはいわゆる思想弾圧と言っても過言ではありません。内心を罰するわけですから。

 結局、官憲の自由裁量に任せるというところに、大きなやはり問題、国民の自由と人権が問題視されるわけで、絶対この問題を軽視することのできない、私たちの日常の生活すら脅かされる事態になりかねないものであります。

 戦前の治安維持法という法律がありましたけれども、これで数万人の人たちが逮捕、投獄されまして、そして数百人の人が亡くなってしまうと、弾圧で殺されてしまうというような歴史の教訓があるわけで、結局、権力に逆らうものは全て黙れというような法律と言っても過言ではありませんので、やはりこれを軽視して私たち受けるのではなくて、やはり一人一人がこの実態を踏まえて国民的に闘わなければ、自分たちの身を守れないというところに来ている。

 憲法12条にもあるように、不断の努力によって自由と人権を守らなければならない、さらには今の憲法を守らなければならないというのが規定されているわけでありますから、この政府のテロに対する共謀法という形で設置はあってはならないというふうに思いますので、今後とも引き続き反対に立ち上がっていかざるを得ません。

 ここで、もう一つ、今度違ったやつ、この2点目のやつです。

 文化財、町の文化財管理、保全及び観光資源の積極的活用を求めるという点で、先程永山さん、豊田さんが話しされましたけれども、私は、この予算書を見ましても、文化財管理委託料といって平成29年では123万3,000円ですね、平成28年で110万3,000円、平成27年ではゼロ円なんですね。ボランティアに20万円出していると。この予算の組み方なり設定の仕方から見ると、ほとんど文化財を維持し、そして管理し、まちおこしにも生かすのかなと、そういう意思があるのかなと思うぐらいの予算なんですね。

 40を超えるぐらいの、現在、国県、町を合わせてありますけれども、本当にこれ維持管理するという体制になっているんだろうかと、これ予算を見ただけでそうですよね。

 だから、やっぱりきれいごとではなくて、先程、文化財管理運営委託料ということでなっていますけれども、誰が責任持って、そしていつ誰がどういう指揮をとってやっているのかというのは、これどうなっているんですか。これ担当のほうからまずその実態を聞かないと、手の打ちようがないんじゃないでしょうか。いかがですか、これ担当。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 文化財の維持管理ということで、ちょっと数字のところがよく聞こえなかったんですけれども、誰が責任を持って文化財の管理維持というところかと思います。

 まず、入野家住宅のところを整備していきたいというようなところで、29年度におきましては、入野家住宅の敷地整備というようなことでいきたいと思っております。それと、入野家のトイレの設計委託、30年度にはトイレをつくっていくと。

 そして、入野家もそうなんですけれども、文化財の看板が大分古くなってきております。入野家に4本、村上城址永徳寺のほうに2本というようなことで思っておりますけれども、ほかのところでも、町内40カ所の指定文化財あります。今回、200万の予算をとっております。入野家、村上城址等のところで70万ほどだったと思います。130万の費用をもって、古くなった町内指定文化財のところの看板を新しいものにというふうに、看板なども思っております。

 できるだけ町内の指定文化財ということで、町民の方、また町外の方にも来ていただいて、見ていただくというようなことで整備をしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 平野豊議員。



◆13番(平野豊) 

 要するに、こういった貴重な財産をどうするかという点での位置づけが全く曖昧であったということを裏づけているわけですよ。

 結局、平成26年で入野家の屋根工事をやったわけですね。これで約5,000万ですか、4,935万円かかっている。ましてその出している金というのは33.3%で1,645万円出した。県から825万、国から2,467万5,000と、こういうふうにお金を出してせっかくつくった。ところがその後がまずい、それっきりだ。あとはもうそこだけなんですね。そういうものをそれじゃどうするのかという点がないんですよ。直したからいいんじゃなくて、そこからが出発でしょう。

 だから、今、話が同僚議員からもありましたけれども、どうするんだというんですよ、こういうもの、この財産をですよ。まちおこししようじゃないかと言いながら、実際はそこに目が入っていないんですよ。これ事務的な仕事じゃならないわけでしょう、これだけ莫大な国民の税金を投入したわけですから。この次は何をしていくんだという、その整備計画と同時に活用計画が出されていなけりゃだめなんですよ、同時並行的に。これはどうなっているんですか。

 今、課長の話を聞きますと、入野家住宅のトイレだとか、そのほか駐車場だ看板だとかと言うけれども、これ本当に断片的でしょう、これでは。やっぱり総合的な形としては、いつどこで誰がどういうふうにして指揮して組み立てていくという組織になっているのかどうかが、今、我々が質問している趣旨なんですね。

 一気でできませんよ。しかし、そういう方向とスキームをつくらない限り、これは生き物にならないじゃないですか。それはどうなっているんですか。町長でも結構ですし、それはちょっと答えてください。



○議長(高徳義男) 

 高根澤生涯学習課長。



◎生涯学習課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 入野家住宅の表門、母屋ということで、カヤぶきの修繕ということでやってきております。いい財産があるということで、この次、どういう計画をもってしていくのかということでありますけれども、29年度におきまして、入野家住宅の検討委員会を立ち上げていきます。それに伴いまして計画書を同じくつくっていきたいと思います。検討委員会の中でこの計画書の中をよく見まして、計画をつくっていくということであります。

 それで、先程も言いましたけれども、町一番の国指定の入野家住宅の観光、そして誘客というようなことで、入野家住宅の敷地の整備、先程100万ということで申し上げましたけれども、今まで伐採した樹木がそのままに東側なっております。誘客ということでいった場合、切った原木をそのまま置いておくようなことでは、とても整備にならないということで、今年度100万計上しておりますけれども、100万ではとても母屋、長屋門にかかる高木の伐採等も少ししかできないと思います。引き続き30年度におきましても、敷地の整備等が必要かと思います。

 それと、本来ならば28年度において、国の補助で入野家住宅母屋、長屋門にかかる高木42本を国の補助をもらって整備する予定だったんですけれども、鳥取の地震があったもので、この費用が鳥取のほうに行ってもらえなかったという、42本を整備できれば、もっと環境美化の面でよかったかなというふうに思っております。

 トイレなんかも今年度設計をして、30年度にトイレなども整備していく予定であります。議員さんが本当に、きょう3人の議員さんが入野家ということで、本当に話が出ておりますから、この後も29年度、今年度やれることをやって、30年度にまた整備表等を設けて予算の要求をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 平野議員から大変厳しい今、追及を受けましたので、私からお答えさせていただきます。

 文化財政策の中心になっているのは誰かということで、核になっているのは誰かということで、平野議員からお叱りを受けるのは、本当にもっともなことだと思っています。

 市貝町は、まだ潜在的にたくさん眠っている文化資源がたくさんありまして、それが今度表に出てくると、すごい町になるんじゃないかというふうに思っています。

 今、役場の職員で優秀な若い職員を集めて、私が中学校3年のときにできた郷土研究クラブがあるんですが、その役場版郷土研究クラブをつくっているところなんですけれども、伊許山周辺にはすごい古代のロマンが埋まっていまして、あの辺をどんどん表に出すとどうなるんだろうということで、市貝町はすごい町になるんじゃないかなというふうに思っているところでございます。

 これまで、役場内にもそういう勉強会もなかったし、また地域にも文化財ボランティア協議会がありますけれども、非常に立派なお仕事をされていますけれども、町の中で継続的にずっと職員として専門的な知識を蓄えていく人がいなかったと、人事異動で2−3年で移動してしまう。

 ほかの町へ行くと学芸員がいますね。学芸員がいまして、那珂川町あたりだと何か大学の教授兼任になっちゃったりして、そのくらい自分の町を誇りを持って、自信を深めて勉強してくれる人がいるといいと思っているんですが、そういう人たちが、まず第一に専門、文化財の価値がわかる専門の職員がいなかったということが、この町にとって決定的だというふうに思っています。

 2つ目は、今、平野議員がおっしゃっているとおり、文化財を一元的に管理するところはどこかと。管理主体はあるようですね、文化財保護審議委員会、または教育委員会がありますけれども、どうしても文化という喜びや潤いやそういう安らぎを感じる部分については、あるからいいだろう、いつの間にかぼうぼう山になっているような格好ですけれども、そういうものをしっかりと管理するところがなかった。

 それで、特にしっかり管理するといいますか、細かく、永山議員がおっしゃったとおり、毎回毎回こういうふうに調査して、そしてどのような状況か確認して、そしてそれをこんな状態だったということで、どんどんこういうふうに報告しながら、それを事業に結びつけていくような動きがなかったということでしょうか。

 そして、もう一つ、3点目は、平野議員が今、集中している国指定重要文化財ですけれども、私も平野議員と同じ問題意識で、私の同級生が文化庁にいましたのでその方に言って、市貝町の文化財はぼうぼう山で雨が漏っていて、国のお金を無駄にしているんですよと言ったら、じゃ足利の鑁阿寺も国宝にしたから、真岡の岡部邸もやったので、おまえのところに行くということで市貝町に来てくれたんですけれども、そのときに構想はできたんですが、何と、永山議員や豊田議員も恐らく同じようにお思いだと思うんですが、構想ができた後、その計画をつくる委員会が立ち上がらなかったんですね。ですからそのまま流れてきていまして、役場の中の話はしたくありませんけれども、流れてきてしまったのが実際でございます。

 それで、遅くなりましたが、サシバの里構想と全く同じですみませんけれども、4月から始まる新年度に、文化財は国民の参加、企画立案、そして実行とか評価、国民、つまり自治体においては町民が参加することが大事なんですが、私は前から町民の公募を入れるようにと言っているんですが、全然公募委員が今抜けてきちゃっています。職員から上がってくる名簿を見ると全然公募委員がいなくて、私が自分で入れていくような状況でして、平野議員が今、先程共謀罪でおっしゃったように、デモクラシーとは何ぞやというところですね。

 私たちはコーディネートはできますけれども、決定は議員の先生方というのは議会ですけれども、そういう中で町民も大事ですから、そういう人たちも入ってもらうということで、これからですけれども、やっとサシバの構想と同じように、やっと市貝町の国指定文化財をどうするのかという話が出てまいりまして、そちらのほうで、この文化財については一度皆さんにワークショップをしながら考えてもらうと。あそこにみんなで行って、そして南風一味涼しいような、ちょっと暑いときになったらみんなあそこに集まったら、何だ、日本の我々って暑いときも涼しいんだねとか、そんなのを感じながら涼んでもらいながら、いい案を出していただければいいなと思っています。

 そういうことで、いつも私は反省ばかりで本当に議員の先生方には申しわけないんですけれども、これまで動かなかった部分をことしこそはしっかりと動かして、その動きを自動的に動くような形で、抽象的な言葉で平野議員には申しわけがありませんけれども、平野議員の支持者の方にも申しわけありませんけれども、そんなふうに考えておりますので、ことしはしっかりとその組織を立ち上げたいと思っているところでございます。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 平野豊議員。



◆13番(平野豊) 

 重要な位置づけとして今、町長が答弁されましたけれども、何のためにこういう文化財を保護し、そして町の活性化にやるのかという展望をきちっと示さないから、直すだけのこと頭が働かないんですね。やっぱり道具や物というのは、使い方によっては生きるも死ぬも決まっちゃうわけですよ。

 ですから、例えばこれ、私は文化財保護法という法律があるんで皆さんも知っていると思うんですけれども、ここには地方自治体や文部省がやらなきゃならないことが書いてある。特に31条、このことにはもうちゃんと位置づけもあるわけですよ。だから、法律に従ってやれば、こんなといいますか今までみたいなやり方というのはちょっとおかしかったわけです。私たちもその批判の的をきちっと押さえなかったという点では、議会も反省しなけりゃならないと思うんですね。

 宝物はないかといってみんな探しているわけだ。どこか磨けば宝物になるんじゃないかというようなことでまちおこしでも困っているわけですね。ところが、こんなにいっぱい先祖がつくってくれた文化、歴史、伝統がありながら生かせなかったということが、これ我々は反省しなきゃならないと。

 ぜひ、看板の設置についても十分議論して、きちっと整備してもらいたい。トイレもやっぱり設置してもらいたいんですね。これを一気にはできないんです。だから、そういう計画書を作成するんですよ。ローリング、変化しながらつくっていくということで、これはできますか。その点はどうでしょうか。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 今、平野議員から厳しくご指摘を受けました。ちゃんと計画をつくって、そしてそれをちゃんと見直しながら実行しなさいということでございます。おっしゃるとおりでございまして、そういう部分、これから今までに抜けていた部分については町がしっかりと対応すると。

 特に、観光振興を考えている中で、観光は町に何があるかということでまず情報発信が一番大事ですから、観音山梅の里に県立指定公園と山城跡があって、さらに長野万右衛門のお堂があって、そして梅が3,000本もある。場所がわからない。梅の祭りが25日にありますけれども、何と福島県被災者の方が2時間かけて、町がバスを出してくれないので2時間かけて来きましたということで、案内板が何もないということ。

 最低限市貝町、まず文化協会、観光協会という名前を表に出したからには、市貝町に何があるくらいの最低の看板ぐらいは出さなければならないと思っていまして、その次はマップです。最低限の道具は2番目、マップです。看板がまず最低の話です。2番目がマップの話ですね。

 そして、そこで今度はプロモーションということでどんどん外に働きかけていくと、観光大使でも農業大使でも構わないですけれども、そして外部でPRして人を呼び込んでくるという形なんですが、そういうのができておりませんので、とりあえずはまず小さい観光拠点、文化拠点ですが、国指定文化財、市貝町で唯一国指定文化財。芳賀町はないし、近辺で茂木に荒井家があったんですか、どこに移転したかわかりませんけれども。そういう中で芳賀郡の大事な観光文化資源なので、これはちゃんと計画を今度ことしじゅうに立てまして、しっかりとこれを実施に移していきたいと思っておるところでございます。



○議長(高徳義男) 

 平野豊議員。



◆13番(平野豊) 

 前向きの町長の姿勢、大変ありがとうございますが、とにかくこういったいろいろなマップ、私ももらってきましたし、また芳賀の文化財と、こういうものもいただいております。物すごく宝が眠っていると思います。もう少し専門的な人たちの知恵が欲しいと私は思います。ぜひこの点は、改めて強く協調しておきたいと思います。

 では、3点目のほうへ進みますが、この国・県・町道における危険物、危険ないわゆる障害物が、雑草とか雑木などで大変危険になっているわけですね。この危険な実態を、特に北部地区行ってくださいよ、塩田・続谷線、八重沢地区ですね、いつ落っこちてくるかわからないというようなことが現実にあります。これは客観的に見て、事故が起きないほうが不思議だという状態です。

 あの辺は知っているとおり岩盤がありまして、とにかく根が浅い、浮いているんですね、根っこが。その中で住民から相談を受けまして、私。そして町に連絡したら、八重沢地区ではないけれども松の木が折れて、十数メートル高い位置にぶら下がっているわけですね。大丈夫だろうと町の職員が言うんだというんですよ。大丈夫だろう、何だか他人事の話なんですね。

 私、すぐ現場へ行きまして見たわけですけれども、何が大丈夫だかなんて、そんな無責任な話ができる状況じゃないわけですよ。だけど、町のほうでそういうやり方しか言ってくれないのでどうしようもないんだということで、結局は町を当てにしないで対策しちゃいましたけれども、この問題は、いわゆる民法233条1項、233条2項にもあるように、持ち主に勧告するなり町なりが責任を持たなきゃならないんですよ、これは。そして、すぐ対策をすべきなんですよ。

 その対策を怠っている。大丈夫だろうというような傍観者みたいなことを言っているというのは、やはり行政としては全く不適切な考え方だったと思いますので、これはやっぱり正さなきゃならないということで、ぜひこの除去に当たってはどういうふうにつかんでいるのか、現状。私がここで言うまでもないですよ。見てもらえば誰でもわかります。

 その危険なところをどういうふうに把握して、どういう対策で、そしてどういうふうに呼びかけているのか、民法に従って。もちろん交通安全対策基本法という法律を知っていると思うんですよ。この中にもちゃんと地方自治体の責任が明確にあるんです。その法律に従ってやれば、一歩でも二歩でも進むじゃないですか。それを、法律に何て書いてあるかちょっと読んでみな、それじゃ。もしわからなければわからないでこっちで言いますけれども、時間がないから。いいですか。わかれば答弁してください、交通安全対策法第9条。



○議長(高徳義男) 

 竹澤建設課長。



◎建設課長(竹澤毅) 

 ただいまのご質問でございますが、ちょうど管理部門の建設課ということで、道路管理者の立場の部分で申し上げます。

 条文の部分につきましては、申しわけありませんが、手元にございませんので、ちょっと申し上げることはできません。

 質問いただきました把握について、除去対策について、あと考え方等について申し上げます。

 把握については、定期のパトロールというものを行っております。これは毎週末の金曜日を巡回の日と決めて回っているというのが1つ、そのほかに建設課の場合、現場を持っておりますので、その際には危ない箇所、あるいは見るべきいわゆる着眼点、着目点というものを指導、指示、これは中堅以上の職員はわかっていますが、新しい職員には伝えるという意味も含めて指示を出して見ているようにしております。

 そのほかに、住民の方からの通報であったり要望であったり、あるいは苦情、苦言という部分で入ってくるものがたくさんあります。これは現場をすぐに見るようにという指示をしているところであります。

 除去対策につきましては、主要幹線、危険な箇所、公共施設、通学路等を、そのほか交通量等を勘案して優先的にしているものでありますが、危ない箇所につきましては、主要な道路云々を問わず対応しているというのが実際のところであります。

 平野議員おっしゃられました塩田地内の松の木云々の件でありますが、基本的に申し上げますと、町道敷につきましては町のほうで責任を持ってやっております。これは先程申しましたとおり、主要幹線云々にとらわれることなく対応しております。

 では、それが民地の敷地であった場合で、民地のものであった場合はというケースになる場合もあります。これは町長の答弁の中にもありましたとおり、なかなか手を出せないという部分が、個人の財産であるというような部分、これは生木であっても半枯れであっても同じかなというふうに考えていますし、基本的には民地の所有者、あるいは管理者の方にやっていただくべきものであるというふうにも考えております。

 これらは、ほかに例を挙げますならば、道路側に傾いているブロック塀の類いであったり、道路に落ちるんじゃないかなと思えるような瓦であったり、道路のほうに多く張り出している屋敷森だったりもして、なかなか町道管理者だけで処理、対応するには限界、限度がありまして、また公費で処理するということにも是非もあるわけであります。

 ただ、緊急を要する場合に関しましては、これは民地側ですね、個人のものであっても、実はお断りすることなく対応している場合があります。これは特に竹の類いであったり立竹木の類いですね、特に台風であったり大風であったりしますとそんなことは言っていられませんので、実はやっています。表には出していませんが。

 恐らく議員、地元で見られているかと思うんですが、路肩に寄せたままになっているじゃないかというふうな場面もあるかと思うんですが、緊急を要している場合、どうしても交通に支障がないところにとりあえず寄せておこうというふうなやり方で、後で上げよう、ただそれが漏れてしまったりしているようなこともありますが、それはその後やります。

 決してやっていないということではありませんし、緊急性があるものについては対処しているつもりでございますので、どうぞご理解をお願い申し上げます。



○議長(高徳義男) 

 平野豊議員。



◆13番(平野豊) 

 皆さんは法律に従ってこの仕事をしているわけだよね。道路、いわゆるこの交通安全対策基本法という法律の4条、先程、9条は政策、対策法なんですね。安全対策のは2つあるんです。

 ここに何と書いてあるかと、地方公共団体は住民の生命、身体及び財産の保護のため、その区域における交通の安全に関し、国の施策に準じて施策を講ずるとともに、当該区域の実情に応じた施策を策定し、並びにこれを実施することを責務を要すると、こう言っている。ですから、責任を持たなきゃならないんですよ。

 だから、私は特定などこどこじゃないですよ、いっぱいあるから。言い切れないほどいっぱいある。だけれども、問題はそれをどう対策するか。だから民法にもあるように、今、課長が言うように、233条の1項に従えば、ちゃんと本人に通知する。誰の土地なのか、町の土地か他人の土地か、私的なものか公的なものか、それを明らかにしてその対策を講じなさいと、民法233条1項に書いてあるわけですよ。裁判所にだめだったらやればいいんですよ。その経費は本人、持ち主が出すんですよ。

 だから、そういうふうに法律というのは上手にできていまして、その気になって工事すればできることを個人的に受けちゃったからこういうことが、私がいろんなことを相談受けたときに、責任の所在が曖昧になってしまった。

 だから、地域住民は、平野さん、こんな状態どうしようもないよと言うから、私がそれはすぐ対策して、町なんかもどこも当てにしなくたってやれますよ。しかし、やる人たちが我々ではないはずだ。皆さんがちゃんと法の手続に従ってやるべき仕事なんだ、これは。だから、そこを理解しているのかどうかというんですよ。ここに大きく問題がある。私見ではなく法律がそういうふうに書いてあるわけだから。これどうなんでしょうか。



○議長(高徳義男) 

 竹澤建設課長。



◎建設課長(竹澤毅) 

 ただいまのご質問でございますが、民法上の取り扱いですと、確かに通知を出してというのが正論で、そのとおりだと思いますが、町内における道路管理上の現実的な取り組みとしましては、町内在住者であった場合にはやはり状況把握、境界の把握、あと所有者を特定するとか、そして本人のところに行って話す、あるいは電話で話すとかというのが主な取り組みである。ただ、場合によっては時間差があるかもしれません。

 町外者であった場合には、これは全く面識も何もないというところからスタートするわけで、果たしてその方がどこに住んでいるかというのを調べるのもなかなか容易じゃないんですが、実際にこれもやっています。ただ、法律の様式ではないと思いますが、任意の様式で問い合わせをして状況を伝えて、どうでしょうかということで、返事ある場合もありますし、ナシのつぶての場合もあります。

 そういう場合にはどうするかという問題もまた別にあるんですが、財産である場合にはなかなか慎重に対処しなくてはならないということで、これも簡単に答えが出ない。法律のとおりにやればいいじゃないかということなんですが、なかなか難しい部分もあるということで、どうかご理解をお願いしたいと思います。



○議長(高徳義男) 

 平野豊議員。



◆13番(平野豊) 

 これ重要な部分なんですよ。なぜかというと、人の生命や財産に危害が加わるんですね。枝が落ちた、木が倒れた、これ誰が補償するんですか、それ。これは町の道路管理者も関係してくるんですよ。だから、ちゃんと法に従って手続をやっているさなかならいいけれども、やっていないじゃないですか。

 道路沿線これ296.4キロですよ、国、県、町道合わせまして。町道だけでも306路線ですよ。町のほうで教えてくれないから全部調べましたよ、私が。町の職員もこういうことも教えないので、私らに。別にそこまで聞かなくたってわかっているわけですよ、いろんな情報をもらっているから。だけれども、本当に住民のサービスをするんだったらば、その危険箇所はどのくらい延長があるのか、それを除去するのにはどういうスタンスと計画が必要なのか、これちゃんと担当課のほうでつかんでいるんですか。私は言葉のもてあそびしたってしようがないですよね。事実に基づいたことから始まらないと。だから町長、実態を本当に踏まえて調べてくれませんか。

 とにかく、続谷・塩田線はまず一番危険です。もう何人もあそこで枝が落ちてバイクの人がぶつかったとかなんとかいましたけれども、だから実態を踏まえて話ししたほうがいいと思うんですよ。とても話ここで、時間もないから、終わっちゃたから話したってしようがないですから、話の話では。各論じゃなくて。ぜひちょっとそこを実態踏まえて計画していただきたいと、これ人命にかかわることなのでお願いしたいと思いますが。



○議長(高徳義男) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 大変、平野議員からは難しい質問が1点目でございまして、2点目は市貝町の道路上の安全対策ということでございました。

 1点目については、まず法論理上の構造が非常に難しいところなので、ここは議会なので、議事録が残るので、もっと正確にお話ししなくちゃならないと思っています。

 平野議員がおっしゃったとおり、民法233条で枝を切ることはできない、枝を切る場合は所有者に切ってもらう。何でかというと、その木はすばらしい大事にしていた木なのに、枝を切ったら枯れちゃったじゃ補償の話が出ちゃうんで、枝は切れない、所有者に切ってもらう。

 もう一つは、根っこは切っていい。ところが、その法律の解釈が難しいところがありまして、根っこは切ってもいいけれども、もし切ってもいいけれども枯らしちゃったら損害賠償だということで、判例は難しいんですけれども、まず第一に所有者にお断りをすることが大事だと思っています。危険な箇所があっても、それは町では切ることができないと。まずここは法論理上押さえておいて。

 ただし、今までの市貝町の実態はこういうことでしたということで、市貝町は所有者に言わないで危ないので、道路法43条によって危ないからそれはそのままにしておけないということで、町のほうでは町の費用で切ってやる、お断りはしないけれども、請求はしませんけれども、請求というのはつまり切ってくださいというお断わりはしませんが、町の費用で切ってやると、それで済んできたんだと思います。

 実態はそういうことでございますけれども、本来であればやはり危険箇所についてはお断りしてから切るということで、そのときにはちょっとまた難しいお話が出ちゃいますが、費用はあなた持ちですよとなっちゃいますから、所有者持ちですということで、その辺でもお互いに理解し合って、費用を持ってやるから切らせてくれということであれば相対で済んでいる話でして、これは法論理上、この辺はつじつまを合わせてきているのかなというふうに思っています。

 2つ目は、平野議員がおっしゃるとおり、市貝町は交通死亡事故ゼロの日が何と1,600日を超えました。以前、茂木署の立派な警察署長さんが制服を着て副署長さんと私の部屋に突然入ってきました。にこにこしていました。入野町長、市貝町の駐在所3人とみんなで、ほかの茂木町の駐在所も呼んでみんなで草刈りしたからねと、私はありがとうございますと言っちゃったんです。そうしたら入野町長に褒められちゃったというんですね、署長さんは。私は不注意にそういうふうに言ってしまったんです。もう瞬間わかりまして、町でやるべきものを県職員の警察官がやったということですので、それを私に注意に来たんですね。すぐその場でわかりましたけれども。

 市貝町が交通死亡事故ゼロも1,600日を超えています。そういう点で、今、竹澤課長が詳細ですばらしい説明をしてくれましたけれども、そういう中で、町のほうではそういう危険箇所、警察と学校とか危険箇所をちゃんと押さえていますので、またさらに実際に走行してみて、ここは危ないなというふうに思えば、そういう部分は恐らく地図に書き出したんだと思うんですが、それは時間とともに刻々と変わりますから、そういう状況変化もちゃんと書き込みながら道路の安全パトロールをしっかりして、竹澤課長ですから、もう市貝町の建設関係では右に出る者がいませんので、そういうものは内部でしていると思うんですが、さらにそういう危険箇所を時間とともに追いながらつくり、そして計画的に、年2回とは言わずにきちっとコサ刈りやそういうものを、おそれのあるものについては、除去するということで対処していきたいと思いますので、今後とも平野議員にはご指導賜りますようよろしくお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 平野豊議員。



◆13番(平野豊) 

 時間ですので、終わります。

 ありがとうございました。

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△園部弘子



○議長(高徳義男) 

 平野豊議員の質問が終わりましたので、次に、6番、園部弘子議員。登壇。

          (6番 園部弘子 登壇)



◆6番(園部弘子) 

 改めまして、皆さん、こんにちは。お忙しい中を傍聴に来ていただきまして、まことにありがとうございます。

 では、ただいま議長より質問の許可が出ましたので、先日、通告してありました議題に基づき一般質問をさせていただきます。

 まず、1つ目の議題は、妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援についてで、3点ほどお伺いいたします。

 1点目は、昨今、少子高齢化が叫ばれ、全国的に対策が求められています。各自治体にとりましても重要な課題であり、真剣な取り組みが図られています。その1つにネウボラ事業があります。ネウボラとは、フィンランド語で助言の場という意味です。授乳や沐浴など子育てに関する相談に助言や指導をする産後ケア事業です。

 そのような中、日本看護協会が2016年1月28日に東京で開催した地域母子保健シンポジウム、「妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援に向けて」には、全国の医療機関や行政で働く約300人の助産師が集まったそうです。

 そのときに、産前産後ケア推進協会の代表理事が、妊婦は休息や授乳ケアを求め、話を聞いてほしい、優しくしてほしいと願っています。産後1カ月までは両親が妊婦をサポートしてくれるが、それ以降、夫は仕事で頼りにならないことが多い。そんなときに産後ケア施設があると、体を休めることができるし、育児技術を学び乳房ケアが受けられるので、話をじっくり聞き優しく対応するケアの重要性を強調したということです。

 産後ケアの重要性について、厚生労働省は、出産直後の母親は孤立しがちで、産後鬱を防ぐ上で大切な取り組みとしています。

 産後ケアは、助産師や専門家による母体、乳児のケアや育児相談、指導などが受けられるサービスを言います。施設への宿泊や日帰り利用、自宅訪問型などの形態があります。そして、16年度は全国1,741市区町村のうち180ほどの自治体が実施しているそうです。そして、17年度予算案ではこれを240自治体へ広げるための予算が計上されているということです。

 そこで、当町でも妊婦が宿泊しながら育児相談や指導を受けられる産後ケア施設を設置する計画はあるのか伺います。

 2点目は、また、日本産婦人科医会会長は、母子の心の健康に焦点を当て、子供の心の健康は親、特に母親との愛着にかかっている。子供は胎児期から母親の精神に敏感で、母親の精神状態は子供の脳の発達に影響する。虐待された経験のある母親は虐待する率が高く、乳幼児期の虐待は脳を壊す。子供の健全な発育のためには、一時期までは母親、あるいは祖母、少なくとも大人の監護者が不可欠だ。個人でテレビやスマホを見て共感のないばらばら家族はだめであると指摘したということです。

 しかしながら、核家族化が進む中、なかなか個人だけでは限界があり、困難なことがあります。そこで、現在、当町では妊娠・出産・子育てに対してどのような支援をしているのか伺います。

 3点目は、先ごろの2月9日と2月11日の下野新聞に、那須塩原市で母親が生後2週間の長女の首を絞めて殺害したとされる事件は、産後鬱だった可能性が指摘されています。約10人に1人が発症し、出産後2週間前後になることが多いと言われています。専門家は、育児に伴い十分な睡眠がとれないことや、悩みをため込んでしまうことを原因に挙げ、妊婦なら誰でもなり得ると指摘したという記事が載っていました。県警の調べに、母乳を飲んでくれず悩んでいた。育児に悩みがあり、子供を育てていく自信がなかったと供述しているということです。

 また、産後鬱については、昭和大病院産婦人科の教授は、出産という大きな出来事を終えてほっとすることや、ホルモンのバランスの変化、不眠などが原因と説明があり、出産後、誰でもなり得ると書き添えられていました。

 また、労働省によると、産後の約1割は、育児への不安や重圧によって不眠や意欲の低下といった症状の産後鬱を発症するとしています。対応がおくれれば育児放棄や虐待、そして自殺にさえつながるおそれがあるということです。

 かつて、日本では親と同居する世帯が多く、産後は親の協力を得ながら子育てが可能だった。しかし、核家族が進んだことで親から支援が受けられなくなったり、晩婚化による出産年齢の高齢化で体調の回復がおくれ、不安を抱く女性がふえています。

 そこで、母親の身体面や精神状態を把握し、産後の早期支援につなげるため、国はネウボラなどの産後ケア事業の拡大に取り組み、厚労省は17年度から産後鬱の予防や早期発見のため、健診費用への助成を始めます。産後ケア事業を行う市区町村に対し、産後2週間や1カ月に行う健診費用2回分を助成します。1回につき5,000円を上限に、国が費用の半分を負担してくれるということです。

 そこで、早速、国が新年度から始める新規補助事業を活用して、当町でも産後鬱検査を実施してみてはどうかと思いますが、見解を伺います。

 次の議題はキンブナプロジェクトについてで、4点ほどお伺いいたします。

 まず、1点目は、このプロジェクトは、サシバをシンボルとした環境保全や地域経済の活性化を図るために策定したサシバの里づくり基本構想に呼応した取り組みで、グリーンツーリズムを核としたまちづくりに取り組む住民組織でありますサシバの里協議会と町と県の芳賀農業振興事務所が事業主体となっています。

 キンブナはコイ科の淡水魚で、関東と東北地方に生息し、県レッドリストの準絶滅危惧種Cランクに指定されています。体長は最大15センチメートルで、黄褐色で光が当たると金色に見えるためこの名であるということです。

 2月3日の下野新聞で紹介されていましたように、昨年春から市貝町の水田で養殖し、生態系の保全と活性化の資源として活用を目指すキンブナプロジェクトが順調に展開されています。

 地元の小貝川で採取した親魚が2カ所、計10アールの水田で約6,000個を産卵し、ふ化後そのまま水田で育ったキンブナの一部は、保護のため県の水産試験場に移したほか、一部は小貝川に放し、また一部はつくだ煮や空揚げにして関係者と子供たちが試食したりするそうで、味はとてもおいしいと好評だったということです。ちなみに、養殖に用いられている田んぼは土地改良でやった土地が中心で、芳賀台の水を利用しているということです。

 当初から、鬼怒川漁協や道の駅サシバの里いちかいと取引のある食品加工業者との連携が積極的に図られたようですが、2年目でありますことしは、さらに各方面に輪を広げて、町の活性化へ一層充実した取り組みを期待し、活用法をさらに模索してはどうかと思いますが、どのような計画になっているのか伺います。

 2点目は、下野市柴では営農業者の高齢化が進み、遊休地がふえている対策として、毎年、農業者の協力を得て子供たちの農園、体験学習圃場をつくり、小学生や幼稚園児が田植え学習を行っているそうです。その農園の生き物調査では、シマエビやタガメのほかに、キンブナが多数生息しているのを確認できたということです。

 このように、子供農園においてのキンブナ飼育も1つの方法と思います。希少生物の生息が確認できる環境づくりは、子供たちにとって幼少のころから自然を体の五感を使って感じ取ることができ、成長によい影響を与えるとともに、これからの自然や農業を守ることにもつながり、とてもよい取り組みと思われるからです。

 そこで、当町においても、このような子供たちの農園、体験学習圃場に取り組んでみてはどうかと思うのですが、見解を伺います。

 3点目は、昨年のキンブナ養殖では、8月まで水を張ったまま栽培ができるモチ米などを作付し、キンブナの餌となるミジンコのほか、水生昆虫やサシバの餌となるカエルなどの養殖が確認でき、生態系への貢献もできたようです。

 このようなプロジェクトにより養殖用の水田がふえますし、その水田は希少生物でさえも生息できる安全・安心な環境であり、そこで生育した米のブランド化は農業所得の向上につながります。

 そこで、キンブナ養殖場で生育した米のブランド化や流通についての考えを伺います。

 4点目は、キンブナはコイ科の淡水魚ですので、当然食用になります。現在、つくだ煮や空揚げにして、試食会のときにおいしかったと好評だったということですが、そのほかにどのようなメニューや調理方法を考えているのか伺います。

 以上、総括質問といたします。

 なお、再質問は質問席にて一問一答方式にて行います。



○議長(高徳義男) 

 ここで暫時休憩いたします。

 再開は午後4時15分といたします。

                          (午後3時59分)

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○議長(高徳義男) 

 再開いたします。

                          (午後4時15分)

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○議長(高徳義男) 

 入野町長。

          (町長 入野正明 登壇)



◎町長(入野正明) 

 それでは、順を追ってお答えいたします。

 まず、第1点目の妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援について申し上げます。

 1つ目のどのように支援しているのかでございますけれども、妊娠・出産・子育て支援につきましては、次世代を担う子供たちを社会全体で応援していくため、経済的負担を少しでも軽減し、安心して子供を産み育てていくことができる環境を整備していく必要があると考えています。

 当町におきましては、妊娠中の方、育児をされている方等の経済的負担を軽減するため、妊産婦医療費助成、子供医療費助成等の事業を実施してまいりました。

 また、出産・子育て支援の一環として、平成27年度からは出産準備手当支給事業、乳児1カ月健診費用助成事業を、平成28年度からは子育て応援・花王メリーズプレゼント事業、子育て応援・入学準備支援事業を実施し、出産・子育て世代の経済的負担の軽減を図っているところです。

 2つ目の産後ケア施設を設置する計画につきましては、妊娠・出産は女性の心身にとって一大事であり、出産後、体が徐々に正常に戻る過程では無理をしてはいけないとされております。

 産後ケア施設は、心身のケアや幅広い育児知識の取得、家庭等における快適な環境づくり等を支援する施設であります。施設としては助産院が一般的でありますが、最近では個人の産院や総合病院などでも産後ケアを実施しており、日帰り、1泊2日、2泊3日等さまざまな利用方法がございます。

 町といたしましては、専門職の確保や施設整備、運営に多大なる費用が必要となることから、町が産後ケア施設を計画する予定はございませんが、産後ケア施設等を利用した場合の助成につきまして、他市町の取り組み状況やその効果などを調査、研究をしてみたいと思っています。

 次に、3つ目の産後鬱検査の実施及び検査費用の助成についてでございますが、さきに述べましたように、妊娠・出産は女性の心身にとって一大事であるため、現在、不安の解消や精神状態、経済状況、病歴などを把握するために、妊娠届け出時に保健師による面談やアンケートを実施しております。

 また、産後は4カ月までに保健師や助産師、民生児童委員による全戸訪問を実施し、親子の心身の状況や虐待の有無、養育環境等の把握及び助言を行い、支援が必要な家庭に対しては、適切なサービス提供が受けられるよう関係機関等と連携を図っているところでございます。

 また、平成29年度から新規に産後鬱の予防や新生児への虐待予防を図る観点から、産後2週間、産後1カ月など出産後間もない時期の産婦に対する健康診査事業を市町村が実施した場合に、国から事業費の2分の1が助成されることとなりました。

 これを受けて、宇都宮市が全産婦を対象に鬱検査を産婦健診とセットで実施するということであり、当町におきましても、さらなる妊産婦への支援を図るため、ご提案にあります産後鬱検査費用への助成、産婦健康診査について前向きに検討してまいりたいと考えております。

 次に、第2点目のキンブナプロジェクトについて申し上げます。

 まず、1つ目の活性化の資源としての活用法についてどのような計画になっているのかでございますが、キンブナは関東地方と東北地方に分布するコイ科の淡水魚で、近年は護岸工事などの影響により、生息場所である川と産卵場所となる用水や水田の往来が難しくなったことから、個体数が減少傾向にあり、準絶滅危惧種に指定されております。

 キンブナプロジェクトは、この希少な生き物であるキンブナが町内の水田で確認されたことをきっかけに、サシバを育む生態系を構成するキンブナが生息する環境を復活させるとともに、あわせて地域資源の活用と活性化につなげることを目的としております。これまで、県、町、サシバの里協議会等が連携し、水田で養殖したキンブナを使った料理の試食会や先進地視察研修会、推進体制の検討整備などの取り組みを行ってまいりました。

 今後もサシバの里協議会が中心となり、国の地方創生加速化交付金を活用して、親ブナの飼育施設の整備や道の駅での試食会を開催するほか、養殖につきましては芳賀農業振興事務所、栃木県水産試験場指導のもと5軒の農家が取り組む予定となっております。

 キンブナの取り上げは8月ごろを予定しており、取り上げたキンブナにつきましては、一部は親ブナとして飼育し、残りを加工品用として活用するほか、希少種、自然環境、生物多様性の保全のため、地元鬼怒川漁業協同組合と連携し、小貝川へ放流することとしております。

 キンブナプロジェクトは、サシバの里の生態系を守りながら、新たな特産品の開発や市貝町のブランド化、地域の活性化を図っていくため、継続した取り組みにしていかなければならないと考えています。今後も生産者の確保とあわせ、養殖技術の確立、販路の確立など採算のとれる仕組みづくりを構築してまいりたいと考えています。

 次に、2つ目の子供たちの田植え学習や生き物調査を行ってみてはどうかについてでございますが、生き物との触れ合いや農作業体験等につきましては、子供たちにキンブナという貴重な資源を通して自然への理解や関心を深めてもらうための貴重な教材であると考えております。

 生き物調査につきましては、昨年、地元学童や県のエコ農業とちぎ事業と連携し、実施したところであり、今後も継続して取り組んでいくとともに、農作業体験につきましても、各小・中学校や保育所に呼びかけるなど、子供たちが生物多様性に親しめる環境づくりを図ってまいりたいと考えています。

 次に、3つ目の米のブランド化や流通の考えについてでございますが、米のブランド化につきましては、米の消費量の減少や30年産から行政による生産数量目標配分が廃止になるなど、米をめぐる情勢が予断を許さない状況の中、各地域においてブランド化の動きが活発化しております。

 当町におきましても、米のブランド化につきましては、サシバの里ブランドとあわせ推進を図っているところであり、昨年末には芳賀農業振興事務所と連携し、ブランド認定基準の1つになっている農薬や化学肥料の使用を減らした特別栽培米栽培講習会を開催したところでございます。

 今後は、これらとあわせ堆肥を使用した土づくりを推進し、サシバの舞う自然豊かな環境で育てられた安全・安心な農産物、またキンブナが育つ田んぼで生産された米など付加価値をつけた有利な販売を展開してまいりたいと考えております。

 また、米のブランド化に当たり、重要になるのが販売先の確保でございます。系統出荷のみならず、道の駅農産物直売所や芝ざくら公園等で販売ができるよう、各関係機関と調整を図ってまいりたいと考えています。

 最後に、料理方法についてでございますが、キンブナを利用したメニューにつきましては、これまで甘露煮や空揚げ、甘露煮を使用したノリ巻きなどの試作品をつくってまいりました。新たなメニューの開発につきましては、現在、町商工会等と連携し開発を進めているところであり、町の新たな特産品となるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(高徳義男) 

 園部弘子議員。



◆6番(園部弘子) 

 順次、再質問させていただきます。

 初めに、妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援についてに関連した質問をいたします。

 産後ケア施設の設置について、先程の答弁で設置の予定はないというようなお答えでしたが、産後ケアシステムを利用した場合の助成を考えてくださるというお答えをいただきまして、ありがとうございました。

 そこで、新年度から保健福祉センター内にワンストップの総合相談支援センターを設置するということですが、保健福祉センター内でしたら畳の部屋もありますので、センター内に産後ケアの簡単なものをつくるとか、旧小貝中央小学校の跡地のあいている部屋を利用するなどのアイデアもあると思いますので、その辺に関しましてお伺いいたします。利用は可能かどうかということです。



○議長(高徳義男) 

 佐藤健康福祉課長。



◎健康福祉課長(佐藤孝一) 

 ただいまの園部議員のご質問に対しまして、ご説明を申し上げたいと思います。

 産後ケアシステムの整備についてのご質問の中で、今度、福祉センター内に総合相談支援センターを設置するに当たり、それらを活用しての利用について考えられないかというようなご質問だったかと思いますが、それについて申し上げます。

 まず、産後ケアシステム、先程、町での施設整備は今のところ考えてはございません。これについては一般的に産後施設、個人の病院とかそういったところで健診を受けているというような実態がございまして、そちらのほうで対応できるのではないかというようなことで考えてございます。

 今度の総合相談支援センターについて、関連でございます。これにつきましては、産後鬱の相談とかそういうこともございますし、これにつきましては、市貝町の今現在の妊産婦の相談、そういったものについては、まず妊娠届けを出していただいたときにアンケート調査を実施しております。

 それにつきましてはいろんな内容で、例えば子供が生まれたときに支援してくれる人がいるとかいないとか、そういった項目でのアンケート調査になるわけなんですが、そういったものを事前に、そのときに提出いただきまして、その方の環境ですね、どういう環境で子育てができるのかというのをちょっと把握させていただきます。その後、いろんな支援についてのお話を、説明をさせていただきます。

 今度、子供が生まれた場合につきましても、全戸訪問というようなことで、第1子については、助産師が1カ月以内を目安に訪問して、今の授乳状況とか体の状況とかそんなことを伺ったりなんかして、相談に乗るというような対応をしておりますし、また第2子以降につきましては、町の保健師、それと民生委員さんがそれぞれに訪問して、ご相談に応じているというような状況でございます。

 今回の総合相談支援センターの中でも、もちろんそういった育児の相談とかそういったことがあれば、そちらのほうで対応を一旦受けまして、内容によってはこちらの健康づくり係のほうに向けていただくというようなことで、連携を図ってまいりたいと思っております。

 また、福祉センターの施設につきましては、今現在いろんな各方面、健診やら会議とかいろんな形で施設を利用しておりまして、ほぼ常時使用しているというようなことからすれば、なかなか専門の施設として考えるには厳しいところがあるのかなと思っておりまして、今後、そういったことも踏まえまして、調査、研究してまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 園部弘子議員。



◆6番(園部弘子) 

 産後ケア施設のほうに関しましては、やはり費用の面などもあるなど、いろんな理由から、設置はまだまだ予定していないということはわかりましたが、それに準ずる産後ケアのような事業はしていらっしゃるということで、とても安心いたしました。よろしくお願いいたします。

 では、次の質問に移ります。

 産後鬱検査についてで、先程の答弁で前向きに検討してくださるというお答えをいただきまして、ありがとうございます。

 女性特有の検査には、乳がん検査や子宮がん検査などがあります。そして、これらは本人の希望で受診するシステムになっています。当然、産後鬱検査も本人の希望による検査でよいと思いますし、費用の半分を国が負担する事業が今後開始されるということですので、ぜひ実施していただけたらと思いますので、改めてお伺いいたします。



○議長(高徳義男) 

 佐藤健康福祉課長。



◎健康福祉課長(佐藤孝一) 

 ただいまの園部議員さんのご質問に対しましてご説明を申し上げます。

 産後鬱の検査の関係でございます。

 国におきましては、産婦健康診査事業ということで、新規に29年度から実施するというようなことで、地域における全ての産婦を対象に、産婦健康診査2回分に係る費用について助成を行うというような内容でございます。

 先程も町長の答弁の中で申し上げましたが、これにつきましては、切れ目のない産婦の支援というようなことの関係がございます。生まれた後、産後の健診がございます。通常2回ほど検査するそうでございますが、これにつきましては母体の身体的機能の回復、それと授乳状況、それと精神状態の把握ですか、これらを総合的に検査というようなことでして、その費用について、国が1回分5,000円を限度に助成するというような内容でございます。

 これにつきましては、町長の答弁の中でも申し上げましたけれども、前向きに導入できるような形で調査、研究してまいりたいと思っていますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。



○議長(高徳義男) 

 園部弘子議員。



◆6番(園部弘子) 

 少子化問題を解決するためには、1人の母親に2人目、3人目と産んでいただけるような環境をつくることが大切と思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

 では、キンブナプロジェクトについてに関連した質問をします。

 先程の統括質問で1点目に聞きました活用法ですが、ただいまの答弁で5つの事業主と取り組んでいるというようなお答えをいただきました。

 そこで、その1つとして、キンブナを調理したものを地元の芝ざくら弁当に入れたり道の駅で販売したりなど、そういうことが可能なのかということも含めまして見解を伺います。



○議長(高徳義男) 

 岡崎農林課長。



◎農林課長(岡崎良一) 

 園部議員のご質問についてご説明を申し上げます。

 5つの事業ということでございますが、5つの田んぼで養殖をしていただいている。この後、とれたキンブナにつきましてはいろいろの加工を施して、1つの市貝のブランド化を図っていきたいというような、ちょっと長いスパンのお話の中で、ことしも養殖をこれから始めるということになりますと、基本的には加工したものについては、町長の答弁にもありますように、甘露煮であったり空揚げであったり、あとはつくだ煮であったりというような加工品であれば、当然弁当への利用も可能になると。どういった加工品が売れるようになるのかという試行錯誤の中で、弁当への利用は当然考えていきたいと。

 時期的には、ことしの芝ざくら祭りにはちょっと間に合わないということになりますので、どのイベントにそれを使っていくかというのは、今後いろいろと検討をさせていただきたいと。

 そういう中で、道の駅での販売につきましては、加工品が順調に開発されれば、そちらで道の駅での販売も検討して、実際に売っていきたいというようなことになるかと思います。

 いろいろと研究をさせていただく中で、よりよい市貝町の特産品になるように検討してまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。



○議長(高徳義男) 

 園部弘子議員。



◆6番(園部弘子) 

 ありがとうございました。

 先程の4点目に伺いましたキンブナの調理方法に関連した質問です。

 ただいまの町長の答弁で、商工会と調理方法についてなど話し合いをしているという前向きなお答えをいただきました。

 町内には料飲組合というのがありますし、そちらで研究をしてもらうのも1つの方法と思いますが、商工会の関連の組合になっていると思いますが、そのような計画もあるのかをお伺いいたします。



○議長(高徳義男) 

 岡崎農林課長。



◎農林課長(岡崎良一) 

 ただいまの園部議員のご質問に説明をさせていただきたいと思います。

 現在、加工についていろいろと研究をしていく中で、調理については市貝町商工会に所属する、料飲組合にも入っておられる北部の料理のお店に依頼しております。積極的にキンブナのいろいろな調理方法についていろいろとアイデアを出していただきまして、今現在もいろいろと案を出していただいているところということで、料飲組合全体でもお話はしてありますが、具体的にはその中の北の1店が特にいろいろとご協力をいただいているということでご理解いただければと思います。

 以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 園部弘子議員。



◆6番(園部弘子) 

 先程の町長の答弁の中で、全体の中で環境保全という言葉が何度か繰り返されましたので、県のほうではエコ農業を推進しているようですが、やはり環境保全を重視しながら事業を展開するという点で、共通性があるように思いましたので、その事業との関連性はあるのか、また何らかの面で連携などはしているのかをお伺いいたします。



○議長(高徳義男) 

 岡崎農林課長。



◎農林課長(岡崎良一) 

 ただいまのご質問についてご説明を申し上げます。

 このキンブナプロジェクトの1つ大きな事業の考え方といたしまして、市貝町のサシバの里づくり基本構想が大きく絡んでおります。

 サシバの里づくり基本構想につきましては、重点事業の中に里地、里山の生態系の保全、そして生態系保全の活動の創出というようなことで、キンブナは、先程答弁のほうにもありましたように、非常に絶滅に瀕しているような環境の整った水辺で生息する魚ということでございますので、それをいかに保全をして利活用を図っていくか。このサシバの基本構想の歩調に合わせて、県も非常に協力をしていただいている事業でございます。

 町には魚類についての専門の職員等はございませんので、特にキンブナの、魚類に関するいろんな知識やら繁殖方法やら、これはもう全面的に県の真岡の事務所に頼っている状態でございます。町の職員も、そういった一緒に歩調を合わせてやる中で、知識とか経験を蓄えながらこの後、軌道に乗るようにやっていく中で、そういう環境に配慮した自然の中で1つ、先程言ったように米ですね。農薬とか化学肥料を減らして、米のブランド化のほうも一緒に図っていきたいということで、それに取り組む1つのものが、先程申しました化学肥料と農薬を半分減らした特別栽培米と、これは非常に環境に配慮した作付をとった米ということで、そちらのほうとも歩調を合わせて、キンブナの新たなブランドと一緒に歩調を合わせてやっていきたいと。

 そうすれば、お互いの効果が相乗的に発揮されるだろうと、PR効果も高いということで、29年度、本格的に特別栽培米の実施については予算もつけて、今やっていきたいということで考えております。

 以上でございます。



○議長(高徳義男) 

 園部弘子議員。



◆6番(園部弘子) 

 ありがとうございました。

 私たちが子供のころには小貝川でたくさん釣れたキンブナが、近ごろでは余り見られなくなって寂しい思いがしていました。そのような中、昨年からそのキンブナを再現し、町の活性化の一助にしたいと始まったキンブナプロジェクトです。また小貝川のキンブナがあふれる日が訪れる環境保全によって、サシバの里の里地、里山が守られ、受け継がれていくと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上で私の一般質問の一切を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(高徳義男) 

 ただいまの園部弘子議員の質問をもって、本日予定された通告者の一般質問が終了いたしました。

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△散会の宣告



○議長(高徳義男) 

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 本日はこれで散会いたします。

                          (午後4時46分)