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栃木県 市貝町

平成26年  9月 定例会(第4回) 09月05日−03号




平成26年  9月 定例会(第4回) − 09月05日−03号









平成26年  9月 定例会(第4回)



          平成26年第4回市貝町議会定例会(第3号)

                  平成26年9月5日(金曜日)午前10時開議

出席議員(12名)

    1番  小沢岩夫議員   2番  園部弘子議員

    3番  岩崎英男議員   5番  小塙 斉議員

    6番  川堀哲男議員   7番  小泉栄一議員

    8番  山川英男議員   9番  高徳義男議員

   10番  和久和夫議員  11番  飯田資雄議員

   12番  豊田 功議員  13番  平野 豊議員

欠席議員(なし)

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説明のための出席者

  町長        入野正明   教育長       大貫宏衛

  総務課長      山内好幸   企画振興課長    木性正樹

  税務課長      池崎和子   町民くらし課長   石川 忍

  健康福祉課長    永山良一   農林課長      佐藤孝一

  建設課長      竹澤 毅   出納室長      園部利一

  こども未来課長   高根澤喜一  生涯学習課長    永山昭市

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本会議の書記

  事務局長      根本治久   次長        久保孝幸

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付議事件

  別紙のとおり

開議宣告

  午前10時00分

               議事日程(第3号)

第1 一般質問(4名)

   12番 豊田 功

    1 郷土の伝統行事の伝承について

    2 土曜日の学校施設の活用について

    2番 園部弘子

    1 高齢者の社会参加について

    2 赤羽保育園の跡地利用について

    8番 山川英男

    1 非正規職員(臨時、嘱託)の実態と課題について

    1番 小沢岩夫

    1 寺平遺跡について

    2 町道について

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△開議の宣告



○議長(小泉栄一) 

 クールビズを実施していますので、上着の着用は自由にしてください。

 ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、直ちに会議を開きます。

                         (午前10時00分)

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△一般質問



○議長(小泉栄一) 

 日程第1、一般質問を行います。

 順次、通告順に質問を許します。

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△豊田功



○議長(小泉栄一) 

 12番、豊田功議員。登壇。

          (12番 豊田 功 登壇)



◆12番(豊田功) 

 議席番号12番、豊田功でございます。

 ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。

 まず、傍聴席の皆様方、稲刈りを間近に控えて大変お忙しいこの時期に傍聴にお出かけいただきまして、まことにありがとうございます。

 それでは、まず第1点目の質問でございますけれども、市貝町にある伝統的な行事の伝承と、以前は盛んに行われていた行事を復活させて、町のいいアピールを考えたらどうかということで、町のほうではどう考えているかという点であります。

 去る8月30日には、サシバの里いちかい夏まつりが、入野町長が実行委員長として盛大に開かれまして、まことにおめでとうございました。会場には市貝町町外からもたくさん来場いただいたようであります。あのお祭りは、これからはもっともっと盛大に発展されることを願っているわけでございます。

 また、8月23日には、田野辺の天祭が行われました。この天祭も大変伝統のあるすばらしい祭りであります。毎年8月の末ごろ3日間にわたって、家内安全、五穀豊穣、厄よけ、嵐よけを祈願して行われる祭りでありました。特に裸もみは町内外の皆様方にも鮮烈な印象を与える祭りでもございます。

 昔は3日2晩、若い衆はうちをあけて拝殿に合宿し、自炊飯して、そして地域のきずなを深めていったわけであります。今でも田野辺地区にはそのよさがいろいろと残されているわけであります。しかし、近年はたった1日で済ませてしまっているとのことでございます。寂しい限りであります。

 また、8月2、3、4と3日間にわたりまして、市塙地区の日枝・熊野神社の夏祭り、大祭と申しておりますけれども、町の無形文化財の八朔祭が行われました。夜の部の行事には入野町長もお出かけくださいまして、本当にありがとうございました。主催者、実行委員の一人として御礼を申し上げるわけでございます。

 この祭りは、市塙を9地区に分けて当番自治会がとり行うわけでありますけれども、ことしは古宿下町自治会が当番に当たりまして、会員101名から物心両面にわたり多大なご協力をいただきまして、その行事をとり行ったわけであります。同じ自治会に住んでおりましても、初めて見る人、あるいは初めて話した人というようなことで、大変有意義な祭りだったと思っております。大きな万灯を先頭に、篠笛や子供たちの太鼓を聞かせながら氏子全員で練り歩く行列をカメラにおさめようと、町外からも大勢の方がお出かけをいただきました。また、赤羽の八坂神社の夏祭りや続谷の祭りなど、毎年行われているようであります。

 このような行事をもとにして地域のきずなを深め、また祭りにかかわった子供たちが郷土を愛し、郷土に誇りを持って成長してほしいと思っているところであります。地域によっては担い手が少なくなったり、高齢化してまいりまして、このままでは実行できなくなってしまうんではないかという危惧さえ感じているところでございます。この時期に町として何か施策はないかということでお伺いをしたいと考えています。町の考えをお聞かせいただきたいと思います。

 この日枝・熊野神社の八朔祭、そして田野辺の天祭、そしてまたサシバの里いちかい夏まつりは、議員の方々がお持ちの議員手帳のふるさとの行事にも載っているお祭りでもございます。町としても何としても残さなければならない行事だと考えます。

 そして、市塙の日枝・熊野神社の春祭り、小祭と申しておりますけれども、杉山の太々神楽を奉納としてお願いをしておりましたところ、近年はできないということでお断りをされております。町に1つしかない太々神楽の復活を期待している一人でもございます。お聞きしますと、細々と活動は続けているんだということでありますけれども、早く以前のように皆様にお披露目していただきたいと期待をしております。この件についても町としてはどのように考えているのかお伺いをしたいと思います。

 次に、土曜日の学校施設の活用についての質問でございます。

 小・中学生を持った保護者から、スポーツに入っていない小学生は土・日曜日ともごろごろ何となく過ごしていて困っているんだという話を聞いたり、子供がうちにいるのでパートにも出づらいんだとか、小学生はぶらぶら過ごしているんだけれども、中学校に入ると朝から晩まで部活動ということで、学校生活のギャップが大き過ぎるんではないかとか、中学生の保護者からは、学力の低下を危惧する意見も寄せられております。月1回でも土曜日の部活動を課外授業にでもしてもらえないかなどなど、意見が寄せられております。

 8月10日の下野新聞1面に、土曜授業、小中144校の見出しを目にしました。しかも、その中には隣町の茂木町が入っておりました。茂木町は全小・中学校で実施しているということでございました。早速茂木町にお尋ねしたところ、学期に1回程度の授業を当てているだけとのことで、学力につながることは何もしていないということでございました。

 益子町は、学校によっては行事を当てているが、夏休みに振りかえているので実施しているというには当たらないんだというお話でございます。芳賀町や真岡市も同様であるということを聞いております。ただ、宇都宮市内の一部には、宇都宮大学の学生の応援をかりて課外授業のようなことをしている学校もあると聞いております。

 また、8月13日の下野新聞1面に、学校支援、やる気後押しの見出しがありました。困窮家庭の子の学習支援を後押しする生活困窮者自立支援法が2015年に施行されるとのこと。ただ、本町においても、こども未来課が主催で公民館で学習支援を行っているようでございます。

 そこで、今後、町として土曜日の学校施設の活用についてお伺いをしたいわけであります。調べてみますと、大阪市は全ての小・中学校で土曜授業に取り組んでおりますし、東京都の墨田区や品川区でも行っています。今年度になって、文部科学省のまとめでは、2012年から2014年の2年間で土曜授業実施が2倍にふえたとのこと。正規土曜授業実施または実施予定の小学校は全国で3,565校、中学校では1,794校であります。

 反対に、土曜日の課外授業は減ったということでありますけれども、これは課外授業から正規授業に移行したんだという考え方がございます。土曜授業については、学校5日制導入以降、学校教育法施行規則で特別の必要がある場合だけ認められておりましたけれども、文部科学省は昨年11月に各自治体教育委員会の判断で行えるように規則を改正したためにふえたんだと思われるわけであります。

 いずれにしましても、今後、正規授業が実施されつつあるように思われますが、町としての考えはいかがなものかと。もし実施の方向であれば、近隣に先駆けて市貝町では実施してはどうかということであります。サシバが子育てをする自然あふれた町で、子供たちにとってより豊かで有意義な土曜日を実施し、学力向上を目指す町をアピールして、みどりの森を初め、町の人口増になればと質問させていただきました。

 ここでの質問は以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。

          (町長 入野正明 登壇)



◎町長(入野正明) 

 豊田功議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。

 まず、第1点目の郷土の伝統行事の伝承について申し上げます。

 郷土の祭りや芸能は郷愁の原点として、ふるさとを離れ生活している人たちはもちろん、在郷の人々にも愛され、心のともしびとして守られてきたものであります。

 しかし、近年、豊田議員がご指摘のとおり、時代が推移する中で少子高齢化や地域のつながりの希薄化が進み、祭りや伝統芸能の保存や伝承が危ぶまれる状況にあることは、ふるさとを失うことにもなりますので、何としてもこれを守り育てることが大切であると認識しています。

 本町では、各地域住民のご努力により祭事がとり行われてきた町内3カ所の伝統的芸能を町指定無形民俗文化財に指定しており、杉山太々岩戸神楽、田野辺の天祭及び日枝・熊野神社の八朔祭でございます。これらの祭りは、古く江戸時代から長寿や五穀豊穣などを祈願して現在まで伝承されてきており、それぞれが貴重な町の民俗文化財でございます。

 町では昨年、市貝町文化財保存事業費補助金交付要綱を策定し、町内に残る指定文化財の維持管理や保存伝承事業に対し、経費の3分の2以内を補助することを明文化いたしました。以前から、3つの無形民俗文化財に対しましては運営費や維持費に対しまして年間3万円を補助交付しておりましたが、今後もこの規定に基づいて支援を継続してまいります。また、衣装や用具等の修繕等、特別な保存事業の取り組みに対しましても、財政的な支援を行ってまいりたいと考えております。

 杉山太々岩戸神楽につきましては、演じ手の高齢化等により活動の存続が難しくなっておりましたが、地元保存会が有志を募り、現在週3回、舞や笛、太鼓の練習を重ねているとのことで、近いうちにお披露目がなされることを楽しみにしているところでございます。

 これら伝統的行事に対する町の支援と市貝町のよさのアピールにつきましては、1つとして、町ホームページや広報等を活用して広く町内外の皆様にPRすること、2つとして、活動状況を録画等映像で残し、後継者育成の資料として残すこと、3つ目として、文化財保護審議委員等の協力を得て、町内の指定文化財や自然を紹介する冊子を編集・刊行し、教育や都市との交流に活用できるようにすること、4つとして、これら伝統芸能を発表する機会を提供することを目指しています。

 これらの伝統的行事がまちづくりの大きな原動力になっていることを再認識し、貴重な文化財の保護、保全、活用と理解を深めるための支援をしてまいりたいと考えております。

 なお、先月開催されました第3回サシバの里いちかい夏まつりにつきましては、夏休み最後の思い出として、多彩なイベントや夜空を焦がす大輪の花火で、町内外から2万人余の方々が来場して楽しんでいただいております。昔各地域で行われていた盆踊り大会も、今では懐かしいふるさとの風景でありますが、そのような祭りとして定着させてまいりたいとも考えています。

 次に、第2点目の土曜日の学校施設の活用についてでございますが、教育委員会所管でございますので、教育長より答弁させます。



○議長(小泉栄一) 

 大貫教育長。

          (教育長 大貫宏衛 登壇)



◎教育長(大貫宏衛) 

 次に、第2点目の土曜日の学校施設の活用について申し上げます。

 学校の土曜日が休日となって既に十数年がたっておるわけでございますが、最初のころは、休日もふえてゆっくりとでき、歓迎の傾向にございました。しかし、子供たちの居場所や生活の仕方、学力不足等の一般的な課題も話題になりまして、土曜日に自主的に教育活動を実施する自治体も少しずつ出現いたしました。

 そのような中にありまして、文部科学省では、子供たちに土曜日における充実した学習機会、教育活動を提供する方策の一つとして、豊田議員申し上げるように、平成25年11月に、設置者の判断で土曜授業の教育活動が可能であることを明確にいたしました。このことを受け、幾つかの自治体では、大きな市などを中心に土曜日の教育活動を実施しているところが出てきております。

 本町におきましては、今のところこの趣旨に沿った教育活動は実施しておりませんけれども、今まで同様、保護者の方が参加しやすい土曜日に学校教育活動の一環でございます授業参観や運動会等は実施しております。

 今後の方向といたしまして、中学校におきましては土曜日も部活動を実施しておりますので、それは継続してまいりたいと考えております。特に、中学校の要望として必要な場合には、土曜日における教育活動、諸活動を実施していくことも視野に入れ、考慮しながら進めてまいりたいと考えておるところでございます。

 次に、小学校のほうでございますが、基本としては、小学校4年生以上は土曜日に、保護者を中心といたしました指導者によりスポーツ少年団活動としてサッカー、バレーの2種類を実施しております。これは非常に青少年健全育成に大きく貢献されているものとして感謝をしておるところでございます。

 次に、土曜日に学校の施設を使用しての教育活動の展開につきましては、学校の教職員の理解、保護者の意向などを聞き、教職員の手をかりることなく、地域の方や特別な指導ができる方に依頼をして、子供たちに関心、興味のある内容で活動が実施できるよう考えてまいりたいというふうに思っております。

 中学生の学力低下が心配であるとのご意見でございますが、土曜日に一斉に登校させて授業や補習を実施することに対しましては、他の市町の実施状況や、芳賀郡内ですね、他の市町というのは。それや、実施が可能であるかどうか、指導者が必要なことになってきますので、その可能も含めて、今後学校関係者とも相談をして検討していきたいというふうに考えております。

 なお、豊田議員さんおっしゃるように、本町では町長のご配慮もありまして、毎週土曜日に町の中央公民館におきまして土曜スクールを2時間ほど実施しておりまして、小・中学生が依頼をした講師に指導をお願いして学習をしておるところでございます。入会はいつでもでき、授業料はいただいておりません。また、各小・中学校を通して希望を年度当初随時とっていただきまして、現在、小学生が11名、中学生が17名ということで運営しておりまして、子供たち、あるいは保護者の皆さんから大変学力が上がってきているということで喜ばれておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 12番、豊田功議員。



◆12番(豊田功) 

 12番、豊田功。

 ただいま町長、それから教育長からご丁寧なご説明をいただきまして、ありがとうございました。十分納得いく説明でございました。

 が、しかし、ここで幾つか質問させていただきたいと思いますけれども、伝統ある行事について、補助金も考えているんだというお話を承りました。年間3万円ということで、この手続の方法をご指導いただきたいと思います。



○議長(小泉栄一) 

 永山生涯学習課長。



◎生涯学習課長(永山昭市) 

 ご説明申し上げます。

 先程町長のほうからもお話ししましたが、昨年、市貝町文化財保存事業費補助金交付要綱というのを定めました。それまでは、各文化財の所有者からこういう補修をしたいんだとかというような要望があったときに、その都度所管課と町長さんと財政サイドと相談して、補正予算等を組んで対応していたわけですけれども、やはり基準を設けて指定された文化財をきちんと保存していってもらおうというようなことで、その要綱を定めたわけですけれども、基本的には、上限額はあるわけですけれども、3分の2を町で補助しましょうというような決めをつくりました。

 これまでですと、ほとんどが3分の1が町で出ている、そのほか国・県で出るようなものがやはり3分の1ぐらい出るということであったわけですけれども、県のほうから町の指定の文化財に対しては補助金が出ないような仕組みになってきてしまったんですね。このままやっていきますと、町は3分の1しか補助、援助しませんよということですと、結局、地元、所有者の方が3分の2を負担しなくちゃならないというようなことで、それでは維持管理が大変だろうというようなことで、町長の英断ということで、3分の2を町で出しましょうということで、まずその要綱等が定められたということでございます。

 その3万円の補助の話ですけれども、これについては、現在のところ、日枝・熊野神社の八朔祭、それと杉山太々神楽、それともう一つ、田野辺の天祭に例年これは活動費というような形で毎年交付しております。これからも交付するわけですけれども、これについては、もう既に例年交付しているものですから、担当課のほうから連絡をして、代表の方にですね。それで申請を出していただくという形になっております。

 今回、日枝・熊野神社八朔祭については、下町組ということで盛大にやっていただいたわけですけれども、その当番組への交付ということではなくて、指定したその無形文化財の代表の方というようなことなものですから、社総代のほうに行って全体の神社の運営費の中に八朔祭の運営費として3万分交付いたしますよというような形で交付させていただいております。

 ですから、各関係者のほうから町のほうへというよりは、町のほうから連絡をとって交付する手続ということでございます。

 以上です。



○議長(小泉栄一) 

 12番、豊田功議員。



◆12番(豊田功) 

 12番、豊田功。

 ただいま永山課長からご丁寧な説明ありがとうございました。十分理解できました。

 修繕費も3分の2をいただけるということでございますので、9月号、10月号ですかね、町報の表紙にも載っておりますけれども、獅子頭が相当傷んでまいりましたので、もう修繕をしなくちゃだめだという事態になっておりますので、早速修繕をかけたいわけですけれども、これはやっぱりこの手続についてご指導いただけますか。



○議長(小泉栄一) 

 永山生涯学習課長。



◎生涯学習課長(永山昭市) 

 ご説明申し上げます。

 経常的に交付している3万円はこちらからということですけれども、特定のそういう補修とか、あとは有形文化財等の屋根の補修とか、そういう部分もありますけれども、そういう部分については、当初で予算のほうを組んでおりませんので、補正予算等が必要になってまいります。

 ですから、早目にそういう計画がある場合は生涯学習課のほうにご連絡をいただいて、その折に修繕であれば見積もり等をちょっとお示しいただいて、それでもって予算措置のほうを進めてまいりたいと思っております。ですから、まずは所管課のほうに依頼のほうをお願いできればと思っております。

 以上です。



○議長(小泉栄一) 

 12番、豊田功議員。



◆12番(豊田功) 

 12番、豊田功。

 先程町長のご説明の中で、町のホームページの中にこうした行事も載せているというお話をお聞きしましたけれども、ことしは古宿下町でそういう資料を残す技量にたけた方々がおりましたので、お金をかけてDVD、写真、たくさんでき上がりました。すばらしいできばえでありますので、ぜひそういうものを使って、町のホームページに使っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 各地域に伝統芸能が残っていますが、豊田議員がご指摘のとおり、少子化の中で後継者がいない、伝承者がいないというのが頭の痛いところでございます。そういう中で、市貝町内にはこんなにすばらしい伝統芸能があり、しかも文化財に指定されているのだということで、子供たちにそういう姿を見せられることによって、子供たちが大変興味を持ちまして、そういう伝統芸能を自分も携わってみたいということになってくると、これはこういう伝統芸能を残すためには非常に大事なきっかけになるかと思っています。

 今の若い人たちはパソコン、インターネットを見る、そういう操作にたけてございまして、自分の町ではどんなことをやっているのかとか、もちろん町外の方も市貝町がサシバの里でいろんな生き物がたくさんいる町だということをこちらから知らせてありますので、そういう方がこういうサシバの里でどのような伝統芸能が、伝統的な文化財も含めまして伝統芸能があるのかということについても興味を持っているかと思います。

 ただいまのホームページでございますが、昨日も小塙議員からご質問もございましたけれども、またほかの議員の皆様からもいろいろな意見、要望が出ていますが、いまだにホームページの内容が充実したものになっていないということもございまして、ホームページなどを町内にプロジェクトチームを立ち上げたこともございますので、そういうホームページの構成において、ただいま豊田議員からご提案がありました地元の無形文化財、これらを有形文化財とともに紹介していくようにしていきたいと思っています。

 今のご質問の中で、映像の記録に残されるということでございますので、道の駅にはそれを再生する機器もございまして、ただ現在のところ、サシバの成育状況などについての公開をしているところですが、そういう中でも、あそこが市貝町のエコツーリズムと申しまして、市貝町の生物から文化、歴史を紹介する表玄関の拠点だとすれば、そういうところでも八朔祭という後継者がしっかりと育っている、そういう伝統芸能を記録をしてもらったものを、町で何らかの形で補助あるいは教材として買い上げながら放映していきたいと思っておりますので、地元ご選出の豊田議員様からのご指導を賜りながら、ホームページの充実と道の駅での放映などについても具体的に考えていきたいと思いますので、よろしくご指導のほどをお願いしたいと思います。



○議長(小泉栄一) 

 12番、豊田功議員。



◆12番(豊田功) 

 12番、豊田功。

 ありがとうございました。

 要請があれば快く対応できると思いますので、どうぞご活用いただきたいと思います。

 このことは難しいかと思いますけれども、いずれにしましても、先程質問の中で申し上げましたように、担い手が高齢化してまいりましたりして、非常に存続が危ぶまれているわけであります。そんなところで、無理かもしれませんが、市貝町の伝統行事をより深くご理解をいただくために、町の職員の若手の方々にボランティアで土日などお手伝いいただければ、より町の伝統行事をご理解いただけるんではないかということで、無理な、どうしてもじゃありませんけれども、そういうことも考えていただきたいと思っているわけであります。これは質問ではございませんから、お聞き取りいただくだけで結構でございます。

 ただ、そうしたすばらしい伝統行事が町としても無形文化財として指定されているわけでありますけれども、そうした行事をとり行うときに、町の代表といいますか、町長さん、あるいは教育委員の方々、あるいは文化財保護審議員の方々など、果たしてどのぐらい鑑賞あるいはご出席といいますか、していただけるんだかと考えたときに、できれば過日行った八朔祭なども、せっかく町長さんがお見えだったので挨拶などいただきたかったんですけれども、今までそういう例がないので、そういうチャンスがありませんでした。ですが、今後そういう行事に町代表としての挨拶なんかいただけるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 豊田議員からただいま要望とご質問がございましたが、要望でございますから、せっかくですからお答えさせていただきますが、新潟県の柏崎市で舞が国指定無形文化財になった折、学校でクラブなどを通じて徐々に熱意が高まっていきまして、後継者もできてきたということでございます。

 当町もそういういろいろな機会を見ながら、学校の早い段階で武者太鼓のようにかかわれたらいいなということで、教育長のほうにも以前相談を持ちかけたことがございますが、そういう中で、今若手がどこにいるかというと、役場にたくさん帰ってまいりまして、採用の際も何で役場を選んだんだいと言うと、私、市貝町が大好きで市貝町へ戻ってきたので、市貝町で頑張りますと、そういうかけ声が、そのときの皆さん決意表明はすごいんですけれども、その後どうなったのか。大変私も責任があるんですが、そういう中で、一つの事例ですが、優良な取り組みをしている農地・水・環境で鴻之宿とか、そういうところには職員が積極的にかかわっています。そういう事例もございますので、地区担当制の職員をしいていますから、せめてその地区にいる職員は率先垂範ということで、自分の地域の伝統芸能は俺たちが守っていくということで守っていけるように、そういう意気込みを示してほしいということで、今後、朝礼や訓示などで私のほうから伝えていきたいと思います。

 2点目の町の代表者、また町の関係者が各地域でのお祭りの際に挨拶ができるかということでございますが、八朔祭は、私から申し上げるまでもなく、町指定の無形の文化財でございます。教育委員会、教育委員はもとより、町の代表者も、このような公開されるすばらしい時期にこれを見ない機会はないということで鑑賞させていただきましたが、政治的な影響、悪い影響がないということであれば、ご招待を受けましたら中立的な立場から、その文化財を町のほうでどのような理由で補助していて、どのような価値があるのかについて私のほうから短い挨拶をするというような形で、機会がいただければ挨拶については喜んでさせていただくように考えておりますので、よろしくご指導のほどお願いしたいと思います。

 以上です。



○議長(小泉栄一) 

 12番、豊田功議員。



◆12番(豊田功) 

 12番、豊田功。

 ありがとうございました。

 ただいまの町長の言葉を次回開催される当番町にもお伝えをしてまいりたいと思います。ありがとうございます。

 続きまして、土曜日の学校施設の利用について関係した質問をさせていただきます。

 今現在も中央公民館を使用して学習支援を行っているということで、小学生、中学生が計28名お世話になって、喜んで取り組んでいるということでありますけれども、本町でも今度、困窮家庭の子の学習支援の後押しする、これについてはやはり当町も取り組んでいかなければならないことであろうと思いますので、この件は通告外になっちゃいますかね。私としては、現在やっている支援活動がこの困窮家庭の学習支援を先取りして実施しているのかなと勘違いしておりましたので、そこらあたりの関連をお聞かせいただければと思います。



○議長(小泉栄一) 

 大貫教育長。



◎教育長(大貫宏衛) 

 ただいまの豊田議員のご質問についてご説明してまいります。

 土曜日のスクールですね、公民館の2階でやっておるわけですが、それと困窮者との関係についてということでございますが、これは余り大きい声で言っちゃいますと非常に難しい言葉があるんですが、最初の町長さんがご提案されたものは、実は一般のものもそうでございますが、当然、学習塾に随分子供たちが行っているというようなことを尋ねられまして、かなり、6割7割ぐらい行っているんだと、学習のほうに。じゃ行っていない子はどうなんですかねなんていうことから始まりまして、行っていない子の要因につきましては、行かなくても大丈夫だとか、あるいは余りそういうところが苦手だとかというのもありまして、じゃ一体学習塾に経済的な面で行けないようなお子さんもいるだろうというようなことで、そういったお子さんも含めて、一般的に学習塾をやりましょうということで、町長さんとも長い間話をしてまいりまして、そのようなことで、もちろん表向きはいろんな意味では一般的なもので、困窮者とかそういうことは言えないので、そういったのも誰がどうかということは私個人的にわかりませんが、そういった意味も含めてやっているような状況でございます。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 12番、豊田功議員。



◆12番(豊田功) 

 12番、豊田功。

 ありがとうございました。

 私が想像していたとおりのようでございまして、こうしたもう実施予定の先駆けとなるようなことを既に市貝町では実施しているということで、心から拍手を送りたい気持ちであります。ありがとうございました。

 それから、先程のお話の中で、小学生なんかは特に学習というよりは、やっぱり市貝町の自然環境をもっともっと知っていただいて、もっともっと市貝町を好きになれるような、そういうやっぱり行事なんかも取り入れていただければななんて思っております。幸い、市貝町には教員を退職した方々や、それからいろんな意味での有識者がたくさんおられますので、教育ボランティアと申しますか、そういう方々を募って、そういう土曜日の活用について今後取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(小泉栄一) 

 大貫教育長。



◎教育長(大貫宏衛) 

 大変貴重な有意義なご提案、ご意見をありがたいというふうに思ってございます。

 現状では、土曜日は今のところ、特に小学生などについての活動を町教育委員会としては仕掛けてはおりませんが、現在、市貝小学校を実験校といたしまして地域連携教員、これは県内のどこの小・中学校にも県教委の発案でことしから設置をされているわけでございますが、この地域連携教員を活用しまして、といってもこれはプラスワンで来ているわけではなくて、ダブって任命されているわけでございますが、その方を十分フルに発揮しまして、現在、市貝小では実験校を1年やっているわけでございますが、多分、幾らかご存じかとは思うんですが、今いわゆる土曜日は除いてあるわけでございますけれども、普通の授業あるいは放課後の活動などにおきまして、市貝小学校地域に限って今のところ、地域ボランティアで特別教員をやった方もたくさんいらっしゃいますし、教員をやらなくてもいろいろな伝統芸能あるいは昔の技術、子供たちが勉強していないようなことを知っている方がたくさんおりますので、学校としてそれを地域にお願いして今募っているところでございますが、実情としてはなかなかちょっと集まらないので、今度はもう少し団体の方などに、団体の各長さんなどにお願いしまして、さらに応募していくよう今のところ取り組んでおるところでございます。

 町全体といたしましても、そういった市貝小の取り組みなどを参考にいたしまして、この間校長会で、町としても教育委員会でそういったボランティアの方や活動をしている方があるとどこの小学校でもありがたいということなので、教育委員会等の理解もしていただきながら、町全体にそういったお願い等をかけて集めてみたいというふうに今思っております。

 そして、いわゆる学校がどういった活動を望んでいるのか、あるいは私どもとしては自然活動あるいは文化活動、芸能活動、そういったものを望んでいるわけですが、そういったものと話し合いをしまして、土曜日を活用して学校の教室等を借りまして、学校の設置者は町長さんでございますから、私たちは管理しているわけですが、町長さんの許可を得て土曜日でも学校施設を活用して、地域の方が一番いいと思うんですね。どこか遠いところから講師を呼んでくるのもこれは効果があると思いますが、まずは地域の方にお願いして、子供たちも希望というか、最初から全員というんじゃなくて、興味もあるでしょうから、全員じゃなくて、全員来られればありがたいと思いますが、教員の力もかりながら、そういったものをやってみたいというふうには今考えておるところでございますので、学校と今一緒になってちょっと話し合いをしたり計画をしているところでございますので、豊田議員さんもよろしくひとつご協力のほどお願いできればと思います。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 12番、豊田功議員。



◆12番(豊田功) 

 12番、豊田功。

 ありがとうございました。

 いずれにしましても、そのように子供たちにも積極的に町は取り組んで指導してくださっているわけであります。サシバが子育てをする自然あふれた町市貝という、そこが大きくアピールされているわけでありますが、そういう自然の中で子供たちも市貝町はしっかり教育しているんだということをアピールしていただきたいということで、今回質問をさせていただいたわけであります。

 今回は大きく2つの質問をさせていただいたわけでありますけれども、その根本には人口の流出、あるいは人口減を防止しなければならない、そして自分が育ったふるさと市貝に戻ってきてほしい、そういう願いを込めて、やはり魅力あふれた市貝町をつくっていただきたいということから、今回このような2つの質問をさせていただいたわけでありますので、ご理解をいただいて、町当局としましてもさらに努力を続けていただきたいとお願いを申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(小泉栄一) 

 ここで暫時休憩といたします。

 再開は11時15分とします。

                         (午前10時57分)

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○議長(小泉栄一) 

 それでは再開いたします。

                         (午前11時14分)

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△園部弘子



○議長(小泉栄一) 

 豊田功議員の質問が終わりましたので、次に、2番、園部弘子議員。登壇。

          (2番 園部弘子 登壇)



◆2番(園部弘子) 

 2番、園部弘子です。

 一般質問も2日目になりましたが、たくさんの方に傍聴に来ていただきまして、まことにありがとうございます。

 では、質問に移ります。

 ただいま議長より質問の許可が出ましたので、先日通告してありました議題に基づき、一般質問させていただきます。

 まず、1つ目の議題は高齢者の社会参加についてで、3点ほどお伺いいたします。

 日本の50年後の人口は約3割減少し、65歳以上の高齢者は全体の約4割に達すると言われています。しかし、高齢者の方は大切にしなければなりません。とじこもりや孤立を防止し、健康寿命を延ばして長生きしていただきたいです。

 本県でも、健康増進計画「とちぎ健康21プラン」の次期計画、13年度から22年度の策定が始まり、健康寿命の延伸を挙げました。2010年の本県の健康寿命は、男性が平均寿命79.14歳に対し70.73歳、女性が平均寿命85.73歳に対し74.86歳で、都道府県では女性が5位、男性が17位でした。

 高齢者とは65歳以上をいいますが、まだまだ若く、お元気です。そのような状況の中で、健康な高齢者が取り組む老人クラブ連合会があります。1963年設立で、関沢昇会長さんのもと、現在は会員564人が活動しています。そして、このたび会員の中の有志の方によって、佐藤彰団長さんのもと、町老連奉仕団を結成しました。ボランティア活動を導入し、活動の幅を広げることが狙いということですが、第1回目と第2回目の活動として市貝中学校の整備作業を行いました。団員の多くは農業や里山管理の経験が豊富で、チェーンソーなどを巧みに使い、植栽整備や下草刈りを手際よくこなしたということです。まさに年の功というところです。

 会員の方は、奉仕活動は地域の役に立つだけではなく、生きがいづくりやみずからの健康維持にもつながると前向きです。本年度は今後梅林など約4ヘクタールの敷地を持つ同校の整備作業にも参加し、計3回のボランティア活動を予定しています。また、町に多く残る古墳の保全、案内ガイドなどの取り組みも始めたいと、さらに活動に意欲を見せています。

 定年の年齢は平均が60歳でありますが、その後、15年から20年以上も健康で自立した生活が送れる状態を無駄に過ごすことはもったいないと思います。意欲ある高齢者はいつまでも働ける環境整備が必要であり、積極的に社会参加をしていただきたいと思います。

 そこで、このようなボランティア活動に対して、ポイント制度を導入してはいかがでしょうか。活動をするたびにポイントを与え、たまったポイントで温泉の無料券や道の駅での割引券などを初め、傷みやすい草刈り機のかえ刃の購入補助券など何らかの特典を与えるようにすると、楽しみもできてさらに意欲的に活動していただけると思うのですが、見解を伺います。

 では、2点目に移ります。

 旧役場跡地に公益社団法人市貝町シルバー人材センターがあります。既に定年退職された方や家業を後継者に譲られた方など、何かの仕事を通して社会に貢献したいという高齢者の皆さんが集まって、高齢者に向いている仕事を発注者、家庭、事業所、公共団体等から引き受けて働こうというもので、町内に居住する原則60歳以上の健康で働く意欲のある方が定められた会費を納入して会員になるというシステムになっています。

 会員は、自主、自立、協働、共助の理念のもとに自分の体力、能力、希望に応じて働くことができ、その仕事の内容によって配分金を受け取ります。ですから、ボランティア活動ではなく仕事をするといった形で社会参加をし、働く喜びを感じながら、豊かな知識と経験を生かして仲間づくりや生きがいづくりができると思います。

 ところで、仕事を希望してから待機期間がなく就業できているのか、また、公平な就業機会が得られているのか伺います。

 では、3点目に移ります。

 3月4日の下野新聞に、県が宇都宮市内に開設準備を進めているとちぎ生涯現役シニア応援センター(仮称)が10月にもオープンすることがわかったとあり、国の職業紹介の資格を持つキャリアカウンセラーが高齢者の相談を受け、就労やボランティアなど個人の適性を見きわめながら活動先を勧める。同部は将来的に全市町に同様のセンターを設置する目標を掲げるとありました。また、地域で活動先の開拓などを担う高齢者シニアサポーターを14年度に50人程度を養成し、15年度から各市町に配置するということでした。各市町ということですから、当然当町にもシニアサポーターの方が配置されると思われますが、具体的にどのような状態になるのか伺います。

 次の議題は、赤羽保育園の跡地利用についでで2点ほどお伺いします。

 いよいよ7月末から新施設の建設工事が始まりました。完成は2月末で、3月から新施設を使用する予定ということです。現在使われている施設は昭和54年設立で、35年が経過しております。また、平成23年には東日本大震災に見舞われて傷んでしまったところもあるようです。しかしながら、鉄筋仕立てで頑丈であり、壊してしまうのは惜しいと思います。

 そこで、学童保育に利用してはいかがでしょうか。現在、赤羽小学校を対象とした赤羽放課後児童クラブはふれあい館のみで実施され、非常に狭苦しい状態です。昨年6月の定例議会での一般質問において、学童保育の受け入れ体制について質問したときの答弁で、利用のピーク時でも児童1人当たりのスペースは1.67平方メートルを確保できていて、厚生労働省が策定している1.65平方メートルはクリアしていますという答弁でしたが、やはり窮屈そうです。ぜひ活用してはどうかと思うのですが、見解を伺います。

 では、2点目に移ります。

 同じく跡地内の園庭について伺います。

 学童たちが外遊びをする場所は、施設の南側にある30畳程度の空き地のみです。ここで児童たちはサッカーをしたりして遊んでいますが、100名を超える児童数に対してとても狭く、交代で使っているのが現状です。やはり施設と同様に学童保育に利用すべきと思うのですが、見解を伺います。

 以上、一般質問の議題といたします。

 なお、再質問は、質問席にて一問一答方式にて行います。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。

          (町長 入野正明 登壇)



◎町長(入野正明) 

 園部議員のご質問に順を追ってお答えいたします。

 第1点目の高齢者の社会参加についてでございますが、まず、ボランティア活動に対するポイント制の導入についてお答えいたします。

 ボランティア活動は、一般的な意味では、他から強制されたり義務としてではなく、みずからの意思に基づき社会活動などに参加し、奉仕活動を行い、報酬や見返りを求めない心構えで行う活動をいうとされております。社会貢献、福祉活動を通じ、ともに支え合い、交流的な地域社会づくりが進むなど、大きな意義を持っています。

 現在、町内のボランティア組織は社会福祉協議会に設置されておりますボランティア連絡協議会に、町老連奉仕団のほかにも、高齢者宅を訪問して傾聴活動を行う傾聴ボランティアや配食サービスボランティアなど12団体、761名のボランティアの登録があり、さまざまな活動を行っているところです。ボランティア活動に参加する人々は、それぞれに自発性や利他性、さらには無償性を基本に活動に参加しておりますが、近年、実費の弁償などを受ける有償ボランティアの活動も見受けられるようになっており、ご質問のようにポイント制を導入するなど、活動に対する意欲を喚起できる手法について検討することも大切であると認識しております。

 しかしながら、ポイント制の導入により、これまで純粋なボランティア精神で活動くださっている方たちに有償による違和感を与えないようにするなど、慎重な対応も必要であるとも考えております。このため、ボランティア活動を支える要素のうち、無償性、利他性を損なわない範囲での手法として注目されているのが、ボランティアをポイントで換算し、地域内においてサービスと交換できる地域通貨です。

 近隣の取り組み事例といたしましては、益子町が地域のつながりや地場産業の支援などを目的に、町、商店主、ボランティア団体などと検討委員会を組織し、ボランティア活動などへの対価として住民らに支払う「ましこスマイル通貨」をこの10月1日から試験運用するということであります。

 今回のご質問は高齢者の社会参加ということで、高齢者が行うボランティアに限られたポイント制の導入のご提案でございますが、昨日も介護保険改正に伴う町の取り組み体制の整備において申し上げましたが、予防給付、訪問介護、訪問通所が今後町の地域支援事業に丸投げされてまいります。このためには、地域のボランティアを活性化させることが重要かと思っています。ボランティアの質が問われる中で、高齢者がボランティアを受ける客体としてのみでなく、ボランティアを行う主体としてもしっかりと位置づけていかなければならないと思っています。

 また、私といたしましても、1期目の選挙公約に掲げながらいまだに実現しておらず、また町商工会に対しましても商品券を補う商工業支援策としてエコマネー、地域通貨の導入について言及したことなどもあり、今後は、実現を目指し調査研究をさらに進めてまいりたいと考えています。

 次に、シルバー人材センターの就業機会についてでありますが、平成26年7月末現在の会員は113名の高年齢者が登録され、会員の皆様には臨時的かつ短期的、軽易な就業を提供し、生きがいのある生活と地域社会へ貢献をいただいているところであります。

 提供している仕事内容については、草刈り、草むしり、ふすま張り、施設清掃管理が主なものであります。

 シルバー人材センターが仕事を受注するに当たっては、利用者からの依頼を受け、事務局において会員の方に配分するわけですが、配分に当たっては、就業機会の少ない会員の方を優先的に配分できるよう考慮しているとのことでございます。しかし、依頼内容等によっては均等に配分対応できない場合もありますので、就業機会に差がついてしまう事実もあるようです。

 次に、3つ目のシニアサポーターの配置についてでございますが、これは高齢者の社会参加を応援し、健康で意欲を持って生き生きと輝く生涯現役社会の実現を目指すため、県の新たな事業、生涯現役応援事業の一環でございます。具体的なシニアサポーターは地域の方に依頼する予定で、役割としては、地域における就労に関する情報収集や就労場所の開拓、普及活動による高齢者の社会参加活動啓発です。

 これらの情報を、県が今後設置するとちぎ生涯現役シニア応援センターや既存のハローワーク、シルバー人材センターなどへ紹介・連携することで、高齢者の社会参加を促すものです。

 県が設営する応援センターは10月1日がオープン予定ですので、その後、シニアサポーターの養成となりますので、町への配置には時間を要すると感じております。

 次に、第2点目の赤羽保育園の跡地利用について申し上げます。

 まず、1つ目の赤羽保育園の新施設への移転後の現在の施設を学童保育として利用してはどうかについてでございますが、本年度の赤羽学童クラブの入所児童数は117名で、ふれあい館だけでは厚生労働省がガイドラインで定める1人当たりの所要面積1.65平方メートルを確保できないため、赤羽小学校の教室を使用して学童保育を行っているのが現状でございます。

 加えて、平成25年11月に実施しました子ども・子育て支援新制度に係るニーズ調査において、放課後児童健全育成事業の利用希望が現在の定員数より多い結果となったことから、ニーズに見合った確保方策を検討する必要が出てまいりました。少子化が進む一方で、核家族化や保護者の就労の多様化に伴い、今後も学童保育の需要は増加するものと捉えており、児童が安全に伸び伸びと過ごすことができる環境を整備することは急務でございます。

 このようなことから、町といたしましても、平成27年度に返還される赤羽保育園を赤羽学童クラブ等の利活用施設として考えておりますが、赤羽保育園の園舎は建築基準法の新耐震基準が導入される以前の昭和54年に新築されたもので、築35年が経過し建物の老朽化が進んでいる上、さきの東日本大震災の影響により、外壁や内壁の亀裂や雨漏りなどのふぐあいが多数見られる状況にあります。建物の利用を検討するため、1級建築士に園舎の状況を確認してもらったところ、北側の基礎部分の沈下とそれに伴う遊戯室等の床の傾斜が認められることから、現在の園舎を安全に利用するためには基礎を含めた大規模な修繕を行う必要があるとの指摘を受けております。

 したがいまして、児童の安心・安全を確保するためには現在の園舎では不十分なため、国や県の補助事業を最大限活用しながら、新たな学童施設を建設する計画で目下検討しているところでございます。

 2つ目の園庭の活用についてでございますが、園庭につきましても、施設整備の計画に合わせて学童保育での利用を考えてまいります。

 今後とも、子供たちが心身ともに健やかに成長し、放課後を良好な環境で過ごせる環境づくりに取り組み、放課後における児童健全育成事業を推進してまいりたいと考えております。

 以上です。



○議長(小泉栄一) 

 2番、園部弘子議員。



◆2番(園部弘子) 

 2番、園部弘子です。

 ご答弁ありがとうございました。

 再質問させていただきます。

 初めに、高齢者の社会参加に関連した質問をいたします。

 おっしゃるとおり、ボランティア活動は見返りを考えない活動であります。また、町内に12団体761名いらっしゃるということですが、老人クラブに限らず、ボランティア団体全てに対してポイント制度を考えてみる余地はないのか、改めてお伺いいたします。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 ただいまのご質問に対してお答えいたします。

 答弁の中で若干触れさせていただきましたが、昨日来、議員の先生方から、介護保険法が大幅に改正される中で、例えば特別養護老人ホームで介護度2以下の方、さらに要支援の方が今まで介護給付を受けて訪問・通所介護をしてこられたわけでございますけれども、これが新しく地域支援事業のほうに、町のほうに移行されるということで、どこの自治体も大変この対応について苦慮しているところでございます。

 目下考えられるのは、県の市町長会議でも話題になっておりますけれども、町の中にあるボランティア住民、またボランティア団体ではないかということで、その実態と申しますと、先程もお話がありましたけれども、生きがいづくりとか、あるいは社会参加というような観点からボランティアが取り組まれているわけですが、いよいよ新しい介護保険制度の改正の中で、しかも軽度の認知症がある方がそういう介護予防から外れて地域に来られるということは、この方々が重度になる潜在性を持っているわけで、そういう方々が孤立しないように町としては常に見守っていくことが大事であるというふうに思っています。

 そのためには、今までのようなボランティアのような取り組みではなくて、今まで介護保険制度で行ってきたような質の高いサービスが提供されなければならないわけですけれども、この地域の資源としてあるボランティアの質によって、各自治体で差が出てきてしまう。自治体の責任者としてそういう事態に市貝町が落ち込まないように、そういう責任のある立場として、ボランティアの方々がしっかりと助け合いの中で、高齢者といいましても65歳などが高齢者などということでございますが、65歳の方々はまだまだ現役で十分にお仕事ができる方ばかりですから、そういう方々が自分の趣味や生きがいなどということではなくて、自分の仲間や地域の中でしっかりと国からおろされてくるそういう予防が必要な方々を受けとめていただいて、回せるようにしていきたいというふうに考えています。

 益子町に先行されましたが、私はもうこの点について就任当初から主張していますが、私の勉強と実行力が足りませんので、遅々として進みませんでしたが、今回の介護保険法の改正に間に合うように私自身が一生懸命勉強して、今回岩崎議員のご質問にもお答えいたしましたけれども、日本地域福祉研究所の副理事長みずから市貝町に陣頭指揮をとって計画作成に入っておられるので、私自身、自分自身をむち打ちながら、こういう制度が回るように頑張っていきたいと思っておりまして、そうなってまいりますと、高齢者のみにかかわらず、地域内のボランティアのみでは足りませんので、さらにボランティアに引き出すためには、浦安市には生涯学習大学がございますが、いろんな分野についてボランティアの養成講座を開いているということを今回の一般質問の中で勉強させていただきました。そういう取り組みを参考にしながら、ボランティアの数をふやすということで、インセンティブ、ボランティアの意欲を高めて全体的に底上げしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくご指導のほどをお願い申し上げたいと思います。

 以上です。



○議長(小泉栄一) 

 2番、園部弘子議員。



◆2番(園部弘子) 

 2番、園部弘子です。

 ありがとうございました。

 何らかの特典があるとご褒美をもらったような気持ちになり、楽しみになると思いますので、ぜひご検討をお願いして次の質問に移ります。

 2点目のシルバー人材センターに関する質問です。

 ある町民の方から、同じような人ばかり仕事が割り当てられて、なかなか仕事がもらえない人がいるというようなお話を聞いたことがあるのですが、採用基準などはあるのか伺います。



○議長(小泉栄一) 

 永山健康福祉課長。



◎健康福祉課長(永山良一) 

 ただいまの園部議員さんのご質問にお答えしたいと思います。

 シルバー人材センターの会員になるための採用条件というか、そういう件のご質問だったと思うんですけれども、原則60歳以上の高齢者の方という条件だけで、それ以外の別段こういう方でないとだめだというような採用条件はないというふうに聞いておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 2番、園部弘子議員。



◆2番(園部弘子) 

 2番、園部弘子です。

 ありがとうございました。

 仕事が早くできるとか遅いといった能力によっても採用頻度は異なってくるのかなと思いますが、よろしくお願いいたします。

 次に、県の事業のシニアサポーターに関する質問をいたします。

 15年度から各市町に配置するということですが、部署はどこになるのかなど具体的な、わかる範囲で結構ですので、ご説明お願いいたします。



○議長(小泉栄一) 

 永山健康福祉課長。



◎健康福祉課長(永山良一) 

 ただいまのシニアサポーターの件についてご説明を申し上げたいと思います。

 このシニアサポーターと申しますのは、高齢化が進展していく中で、意欲と能力のある高齢者、いわゆる支えられる側から支える側、つまり生涯現役であり続ける社会へと変わっていくことが求められていると。そのために高齢者の社会参加を応援するため、新たに生涯現役応援事業というのを県が取り入れまして、この事業のメニューの一つといたしましてシニアサポーターの養成を行うということとなっております。

 このサポーターの養成につきましては、栃木県が実施するということになっておりますが、先程町長の答弁でも申し上げましたように、それと連携するとちぎ生涯現役シニア応援センターの開設が、議員さんもご存じでしょうけれども、10月1日となっております。それからこの養成が始まるということになっておりますので、平成15年中に市町村に配置するというようなこともございますが、今現在まだ具体的な内容等についての話につきましては、県のほうからも一切ちょっと今のところ町のほうもいただいておりませんので、具体的になりましたらまた改めてご説明をさせていただいたいと思いますので、今のところはそういう状況で申しわけありません。

 以上でございます。

          (「2015年」と呼ぶ者あり)



◎健康福祉課長(永山良一) 

 失礼しました、2015。失礼しました。すみません。



○議長(小泉栄一) 

 2番、園部弘子議員。



◆2番(園部弘子) 

 2番、園部弘子。

 ありがとうございました。

 高齢者というと、いかにも老人のように聞こえてしまいますが、高齢者とは65歳以上をいうのです。実際にはまだまだお若く、お元気です。ボランティア活動、就労活動などさまざまですが、どんどん社会参加をしていただいて、楽しみや生きがいづくりができることが重要と思いますので、よろしくお願いいたします。

 では次に、赤羽保育園の跡地利用に関連した質問をいたします。

 現在使用している建物は耐震工事がしてありません。この建物を学童保育に利活用するに当たりましては、耐震工事をするか、あるいは解体して新しく建てかえる必要があると思われます。概算で結構ですので、それぞれのおおよその予算をお伺いいたします。



○議長(小泉栄一) 

 高根澤こども未来課長。



◎こども未来課長(高根澤喜一) 

 ご説明いたします。

 赤羽保育園を改修、そして建てかえ・新築とした場合の概算費用等というようなことで、赤羽保育園は57年以前の建物でありますから、耐震基準を満たしていないというようなこともあります。改修の場合、耐震診断の費用、耐震補強の設計費用、耐震の改修工事、また建物どうこうというようなことで、建物の診断、それとその次に一般の改修というようなことで行きます。一般改修のところには内装、外装、屋根の改修、それとトイレ2カ所、床、外構の費用というようなことで、おおよそ6,500万の要、消費税を見まして改修した場合、6,500万要。

 それと、建てかえの費用なんですけれども、おおよそ費用等はということなんですけれども、あくまでも国等へ学童保育の建物というようなことで1人当たりの面積等を見て200人ほど見てその費用、建築、電気、機械等、仮設工事等を見まして、外構、放送なんかも入っております。設計費用等を見まして、それとあそこの建物を取り壊したときの費用等を見まして、ほぼ改修費用と同じぐらいということで、県の新築した場合の補助申請のときにはそのような数字を見ております。

 以上であります。



○議長(小泉栄一) 

 2番、園部弘子議員。



◆2番(園部弘子) 

 2番、園部弘子です。

 ありがとうございました。

 余り予算が変わらないのであれば、新しい建物に建てかえたほうがよいように思うのですが、その辺のご検討のほうもよろしくお願いいたします。お答えいただけるんでしたら、お願いいたします。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 ただいま課長から改修の場合と新築の場合の額について答弁がございましたが、額の数字について正確にお答えできない点、ご容赦いただきたいと思っております。まだ今後この事業を進めるに当たりまして、額については動くわけでございますから、また議場も公開の場での答弁ということでございますので、数字等については正確な数字が言えないという理由もございます。

 さて、先程課長から答弁があったとおり、大体変わらないのではないかということでございまして、私も大まかな数字は承知してございません。しかし、私がこの赤羽保育園園舎を移転するということについて、経営する法人並びにその保護者会から強い要望がございました。議員の先生方もご承知かと思うんですが、過年の東日本大震災において大変傷みも大きいし、当然、築35年ですから劣化も激しいという中で、大事な市貝町の次代を担うお子さん方をそのような危険性の高い施設で見てよいのかということで、私どもは経営法人並びに保護者会からの要望を待つまでもなく、この園舎は一日も早く新築して、安全な場所で子供たちを見る必要があるというふうに考えてございました。

 このような論理からしますと、当然、現在の園舎は築35年、鉄筋で建築されておりますので、耐用年数はほぼこの年数とおりかなと感じている一方で、私のほうで教育長のほうに大変忙しい中指示いたしまして、専門家にひとつ基盤とか見ていただくことが重要ではないかということで、専門家の方に見ていただきました。その結果、先程のようなことでございまして、修繕はなかなか厳しいのではないかという判断に、教育長と私の2者の間ではそのような同じような感想を持っていまして、できるだけこの園舎については解体させていただきまして、違う別の用途に使わせていただければなというふうに考えている次第でございます。

 用途については、先程答弁させていただきましたが、今のところ新築というような方向で検討しておりますが、財政の許す限りの範囲の中でということもございますけれども、補助金を十分利用しながら新築できればなということをただいま私と教育長で共有しているところでございます。

 以上です。



○議長(小泉栄一) 

 ここで暫時休憩といたします。

 再開は午後1時とします。

                          (午後零時01分)

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○議長(小泉栄一) 

 それでは再開いたします。

                          (午後1時00分)

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○議長(小泉栄一) 

 2番、園部弘子議員。



◆2番(園部弘子) 

 2番、園部弘子です。

 では次に、同じく赤羽保育園に関連した質問をいたします。

 園庭の南西にプールがあります。プールをつくるには、水を引いたり面倒と思いますし、予算もかかりますが、これはこのまま利用できると思いますので、ぜひ学童保育に利用すべきと思いますが、お考えを伺います。



○議長(小泉栄一) 

 大貫教育長。



◎教育長(大貫宏衛) 

 ただいまの園部議員さんのご質問についてご説明をいたします。

 プールにつきましては、現在も赤羽保育園で使っております。また、故障などしたりというようなことは現在のところ聞いておりませんので、また移管になってから詳しくは業者などを入れて調べたいと思いますが、今のところは使える予定でございますので、学童のほうの人員、指導者等の兼ね合い等もございますけれども、そういった人員の構成とかよく考えまして極力、古くなっているわけでございますが、そのまま使えることも考えられますし、あるいはまた町長とも相談しまして、予算の関係などで整備などすることができれば、きれいにして使っていくというようなことは考えておりますので、そんなふうにして大事にして使っていきたいなというふうに思っております。

 プールがあるということは、非常にほかの施設と差ができちゃうということもちょっとこれはどうかと思いますが、せっかくのものですから、有効に活用をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 2番、園部弘子議員。



◆2番(園部弘子) 

 園部弘子です。

 ありがとうございました。

 何よりも子供たちの安全・安心が一番です。執行部の皆様におかれましては、少ない予算のやりくりで大変と思いますが、市貝町の未来を担う子供たちのためにご尽力してくださることを願いまして、私の一般質問の一切を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。

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△山川英男



○議長(小泉栄一) 

 園部弘子議員の質問が終わりましたので、次に、8番、山川英男議員。登壇。

          (8番 山川英男 登壇)



◆8番(山川英男) 

 8番、山川英男です。

 ただいま議長の許可を得ましたので、通告に基づいて一般質問をさせていただきます。

 なお、傍聴していただいている方々には大変ありがとうございます。

 今回私は1つの表題で質問になってしまいましたが、非正規職員、臨時、嘱託職員の実態と課題についてという表題で質問をいたします。

 まず、冒頭に申し上げますが、非正規職員という表現なんですが、これは法律にはないということなんです。ですから、地方公務員法や地方自治法にもきちんとした定めがされていないということであります。ですから、今をもって非正規職員がどういう法の制度下において守られているのか、ほとんどわからないのが現状だと言われております。

 今回は、民間でも非正規労働者問題が非常にクローズアップされている状況を踏まえまして、象徴的な意味を込めて非正規職員という用語で表現をさせていただきます。

 昨今の新聞報道においても、1面か2面の見出しのところで、地方自治体において非正規職員が急増、または仕事は正規職員並みなのにとか、緊縮財政、ふえる非正規職員、サービス低下も懸念という現状を懸念する見出しが結構目につきます。

 また、北海道の旭川市職員についてですが、非正規職員4割、年収200万以下が9割という内容の記事が新聞にて報道されております。この実態が事実とすれば、民間の派遣社員並みかそれ以下の条件で仕事に従事しているということになります。それでは、自治体がみずから官製ワーキングプアを生み出しているという指摘もされかねません。それが現実の実態としたら、非常に悪い状況ではないかと懸念する次第であります。

 いつのころからか、当町の職場にも非正規職員が各課に多く勤務されております。現実的に非正規職員がいなければ行政サービスに支障を来すのが実情だと思います。それでは、非正規職員の何が問題があるのか、どこをどのように改善すべきなのか、それが果たして現実的にどのくらい改善の可能性があるのか、順を追って質問をさせていただきます。

 まず、1つ目なんですが、今現在の実態を知るために、当町の非正規職員、当町では臨時と嘱託に分けていると思いますが、その現状の構成について人数及び男性、女性の比率、またその雇用形態もあわせて説明を求めます。

 2つ目ですが、ここ数年、社会の変化するスピードが非常に早く、その中で生き方の多様性、また価値観の多様化が顕著になっておると思います。ただ、この社会の変化の中で、なぜこう非正規職員を必要とすることになってしまったのか。自治体の立場からしても、複数の要因があろうと思います。その中でも財源が主なその原因の一つかと思いますが、その他重立った事柄について、具体的な内容説明をお願いいたします。

 また、今までそれらについて、どのような考え方をもとにした対応をとられてきたのかをあわせてその対応を伺います。

 3つ目ですが、それでは今まで長きにわたり非正規職員として多くの方々を雇用してきた経過の中で、その方々からアンケートをとるなりの意向調査等を実施したことがあったのかどうかを伺います。

 非正規職員の方々もさまざまな理由があり、それぞれの立場で雇い入れる側の内容を受け入れているものと思います。その提示された内容については、いろいろな思惑を持って受けとめているものと思いますが、雇い入れる側は、自治体であっても民間会社であっても働く側の労働環境の向上、生活保障は責務であろうと思います。非正規職員も大きな戦力であります。状況を聞き取ることにより、今、今後の改善につながるのではないか、見解をお伺いいたします。

 4つ目ですが、それでは今の非正規職員の賃金、報酬の評価が現実的に一般の社会と比較して妥当なのかということですが、同一価値労働、同一賃金の原則にのっとり、均衡待遇を必ずつくり上げていかなければならないのではないかと思います。そのことを実現すべきと思いますが、当町の考えを伺います。

 5つ目ですが、今現在、6カ月ごとに契約を更新しなければならなく、そういう決まりになっていると思います。勤務年数が限られています。希望しても雇いどめはされます等々のいろんな要綱の中で労働されていると思いますが、その非正規職員がそれでは落ちついて勤務ができるよう環境を改善していかなければならない。じゃ、そのためには条例や規定の見直しにも踏み込むべきではないかと思います。恐らく自治労や県の指導がかなりあろうとは思いますが、当町の温かな血の通った、特徴ある、独自性ある、そういう雇用形態をつくり出すべきではないか、当町の見解をお伺いいたします。

 最後の6つ目なんですが、非正規職員の中でも臨時職員の雇用内容には問題が内包されているのではないかという思いがいたします。雇用契約の解釈では、労働契約ではないんですよね。任用に当たる行政処分に基づくという解釈が適用されております。民間では現在このような表現用語は使われていないんではないかと認識しておりますが、これは自治体独自の表現用語なのかどうか、この点を質問しますが、この発想が現在までの待遇改善の妨げの一つになっていたのではないかという思いがいたします。当町の見解をお伺いいたします。

 6項目にわたり質問をいたしましたが、重複している部分もあろうかと思いますが、非正規職員の待遇改善がひいては全職員の底上げになるきっかけになるのではないかという思いがしておりますので、何とぞ前向きで得心のいく答弁をお願いをいたします。

 以上でこの場での総括質問といたします。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。

          (町長 入野正明 登壇)



◎町長(入野正明) 

 山川英男議員のご質問、非正規職員の実態と課題について、順を追ってお答えいたします。

 まず、1つ目の当町の非正規職員の実態についてでございますが、臨時職員については、本年度役場庁舎及び道の駅に係る事務補助6名、学校勤務の事務補助1名、保育所の臨時保育士3名、市貝温泉の事務補助9名の計19名となっております。

 また、非常勤嘱託職員については、交通教育指導員1名、道の駅支配人等2名、国民健康保険関係1名、地域包括支援センター関係4名、嘱託保育士12名、学習指導助手、学校栄養士、教育相談指導員など学校関係10名、生涯学習課社会教育指導員1名の計31名となっております。

 臨時職員と嘱託員を合わせて50名の非正規職員が在職している状況です。東日本大震災による温泉の休館や復旧による再開、道の駅の開業などに伴う増減はありますが、ここ5年間は約50名の非正規職員が在職しており、役場全体の約3分の1を占める状況となっております。

 2つ目の非正規職員がふえる要因についてでございますが、臨時職員については職員の産休・育休による代替、欠員補充等や業務繁忙による事務補助等、臨時的・補助的な業務への雇用であり、特別な要因がない限りふやす考えはございません。

 一方、非常勤嘱託職員についてでございますが、本町では小さな役場で大きなサービスを実現するため、これまでもさまざまな行財政改革を進め、その一環として、組織の見直しや指定管理者制度の導入、事務の効率化などに取り組み、職員数を削減するなど、定員の適正化を図ってまいりました。しかし、社会情勢の変化に伴う行政ニーズの多様化や新しい事務事業の追加、国・県からの権限移譲等により、業務が高度化、複雑化する部署もございます。これらのより高い専門性や特殊性が求められる事務事業については、十分な経験や実績、資格や免許を保有する職員を嘱託職員として任用しているところでございます。

 また、保育所につきましては、核家族化の進展や女性の社会進出に伴い保育ニーズが増加する一方、特に町北部地区の児童の絶対数が減少するなど、保育需要の増減の見通しが難しいことから、これらに対応するため、正職員の保育士を増員するのではなく嘱託の保育士を採用しているところでございます。

 財源不足による非正規職員の増加ということにつきましては、そのような意図を第一として非正規職員を任用しているものではございませんが、正職員を増員することは、身分保障による人事行政の硬直化と行政経費の継続的な肥大化をもたらす要因にもなるため、人事行政を弾力的に運用するための臨時的任用は今後も一定のルールのもとで必要であると考えております。

 行財政改革を進める中で定員管理をしっかりと行い、必要な職員については引き続き正職員の採用をもって対応してまいりたいと考えております。

 3つ目の現在の実態を今までアンケート調査等を実施して内容を把握されているのかとのご質問でございますが、この点につきましては、実態、待遇等についてのアンケート調査は今のところ行っておりません。

 4つ目の非正規職員を自治体の重要な戦力として正しく評価し、その位置づけを確立し、賃金・労働条件の改善がなされるべきではないかについてでございますが、私自身、臨時職員や嘱託職員は正職員とともに町政運営を支える一員として重要な役割を担っていると認識いたしておりますので、その処遇につきましては、機会を捉え改善を加えてまいりたいと考えております。まずは、諸手当の見直し、休暇・休業制度の見直し等について、今年度中に検討を行い、平成27年度から運用を開始したいと考えております。

 また、同一価値労働、同一賃金の原則にのっとり、均衡待遇を早急に検討すべきとの質問でございますが、臨時職員につきましては一般事務補助、臨時保育士などその職種ごとに同一の賃金を採用しているところでございます。一方嘱託職員につきましては、市貝町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例別表の規定の中で、この表に定めのない非常勤嘱託員その他の各種委員及びこれらに準ずる者の報酬は、年額6万5,000円以内、月額25万円以内、日額1万1,000円以内においてそれぞれ町長が定める額とするとの規定があり、その職務内容や経験年数、資格、免許等を考慮し、労働に見合った対価としての報酬額をそれぞれ決定しているところであります。

 ご質問の趣旨は、同じ業務に従事しているのであれば、報酬等についても同等であるべきということと思いますが、正職員と非正規職員とでは雇用形態が異なり、その職務における責任の度合いや業務の担当範囲等において全てが同じとは言いがたく、一律に同じ待遇とするのは適切ではないと考えております。

 しかしながら、さきに申し上げたとおり、非正規職員の方には行政の中で非常に重要な役割を担っていただいておりますので、今後ともその労働条件や待遇につきましては意を用いてまいりたいと考えております。

 次に、5つ目の非正規職員の精神安定のためにも更新回数を減らすなどの条例の見直しも必要ではないかとのご質問についてお答えいたします。

 町の非正規職員は、臨時職員については地方公務員法第22条第5項の規定を準用した町の臨時的任用職員取扱要綱第3条の規定に基づき、6月を超えない期間で任用を行っており、また非常勤嘱託職員については、地方公務員法第3条第3項第3号の規定による非常勤の特別職であり、町の非常勤嘱託員取扱要綱第4条の規定に基づき、毎年4月1日から翌年3月31日の間において町長が必要と認める期間において任用するといたしております。

 非正規職員にとりましては、雇用の安定のために一度に長期間にわたる任用を受けることが望ましいかとも思いますが、平等取り扱いの原則や成績主義も踏まえつつ、能力の実証等を経た上で本人の意思を確認することも必要であると考えております。また、職の臨時性、補助性に伴い、基本的に毎年度の予算で職の設置について査定されるものであることから、雇用の更新の時期、回数については今後とも法令の定める範囲内において適正に運用してまいりたいと思います。

 6つ目の臨時職員に対する任免関係は、労働契約ではなく任用行為たる行政処分に基づくという解釈は、現在の待遇改善の妨げになっているのではないかとのご質問でございますが、職業安定法第5条の3の規定では、労働者が従事すべき業務の内容及び賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならないとされており、また労働基準法第15条においても、使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他労働条件を明示しなければならないと規定されております。労働契約の考えに準じ、これら勤務条件についての重要事項については、書面を交付するなどして職員が確認し、共通理解が図られるよう対応してまいりたいと考えています。

 今回ご指摘いただきました非正規職員の待遇改善につきましては、引き続き他市町村の状況等も参考に研究を行い、給与水準の見直しや休暇制度の運用改善を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 8番、山川英男議員。



◆8番(山川英男) 

 8番、山川です。

 ただいまの私の質問におおむね答弁をいただきましたが、それでは、ちょっと疑問に思った点、何点か再質問させていただきます。

 1つ、最初に、今度10月から最低賃金法が変わりますよね。15円アップされる予定になっておると思いますが、今現在、関東地区で一番高いのが神奈川県で今まで868円なんですね。栃木県は718円。150円の差がある。これは県内の財政のあれで仕方ないのかなと思いますが、これで当町でもじゃ10月1日から今現在のこの報酬とか賃金、これが上乗せになるのかどうか、その点お伺いいたします。



○議長(小泉栄一) 

 山内総務課長。



◎総務課長(山内好幸) 

 ただいまのご質問に対して説明をさせていただきます。

 まず、本県の現在の最低賃金は、時間当たり718円でございます。これが10月から、山川議員さんおっしゃるとおり、15円上がり733円ということになります。そこで、本町の臨時職員の1時間当たりの単価でございますが、市貝町では、一般事務補助の臨時職員でございますが、現在5,800円としております。市貝町の場合、1日当たり7時間45分という勤務体系になっておりますので、それで1時間当たりを算出した場合、748円になります。そういうふうなことから、10月1日に改正になったとしても、栃木県の最低賃金733円はクリアしているものでございますが、これが来年度また増額で改正されるというような事態になりますと、うちのほうのこの748円という単価が果たしてどうなのかという部分もございます。そういうふうな観点から、新年度の予算を編成する上では、この単価について財政担当あるいは町長などともう一度検討してまいりたいと思います。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 8番、山川英男議員。



◆8番(山川英男) 

 8番、山川です。

 この臨時職員、嘱託職員、非正規職員に対してですが、県とか国とかでどのような指導があるのか。それは、町での裁量、どのくらいの裁量があるのか。やはり総括の中でもお聞きしましたが、何としても今の状況、これもう少し待遇改善しないと、町長、これ今月号のコラムでも掲載されて問題視しておりますよね。そういう観点から、どうしても今の現状から許される範囲内で待遇改善をすべきと思いますが、町長の考えを伺います。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 市貝町の場合、臨時職員と非常勤職員ということで特に保育所において臨時職員、2年が終わった者については嘱託職員ということで多数採用しております。その際に、採用に当たりまして、市貝町で臨時嘱託に給付する報酬について他町に比較いたしまして若干の遜色があるということで、この部分については改善しなければならないというふうに思っておりまして、総括の中でもお答えいたしましたように、今後業務内容、また時間数等について常勤の者と遜色のない、そういう職員についてはできるだけ早目に、一番早くは来年度以降ですけれども、来年度に合わせて待遇、処遇改善をしていきたいと思っているところでございます。



○議長(小泉栄一) 

 山内総務課長。



◎総務課長(山内好幸) 

 ただいまの山川議員さんのご質問の中で、国からの指導等はどうなっているのかというようなご質問もいただきましたので、その点につきまして私のほうから説明をさせていただきます。

 最近では平成21年4月24日付、それと、ことしになってから7月4日付をもちまして、総務省の自治行政局公務員部のほうから、臨時・非常勤嘱託職員の任用等についてという通知を受けておりまして、その中で、これから申し上げますようなことについて、いろいろと指導をいただいております。

 その指導いただいている点につきましては、まず、任期でございます。任期について指導を受け、それと勤務条件ですね。勤務条件については1つには報酬、報酬の支給ですね。これについて指導を受けています。それと費用弁償、それと休暇です。それと社会保険、労働保険の適用について。それと、そのほか労働安全衛生法に基づく健康診断であるとか、男女雇用機会均等法に基づく措置はどうなっているか。あるいは、地方公務員育児休業法、それと介護休業法ですね。この辺はどういうふうになっているか。こういう部分について指導を受けております。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 8番、山川英男議員。



◆8番(山川英男) 

 8番、山川です。

 今、国とかそういうところの指導の件で答弁をしていただきましたが、待遇改善の件でかなりこれ、当町にはないと思いますが、労働基準法違反に当たることが多々あるから、こういうものが国のほうから通知が来ているものと思います。一番今説明を受けた中で、ほとんどの労災とか雇用とか社会保険とか年次休暇、そういうものが当町では認めておるということであります。ではそこで、なぜ通勤手当、これなぜ支給できないのかということなんですよ。労働基準法か何か、法的なところで出せない理由があるのかどうか。その点について説明を求めます。



○議長(小泉栄一) 

 山内総務課長。



◎総務課長(山内好幸) 

 ただいまのご質問についてご説明をさせていただきます。

 通勤手当は勤務条件の一つでございますが、これは地方自治法の203条の第2項に規定されております。その中で大まかなお話をさせていただきますと、非正規職員というのは法令用語にないものですから、非常勤職員というふうに説明させていただきますが、非常勤職員には報酬及び費用弁償を支給することとするというふうになっています。しかし、その中で、手当は支給はできませんというふうに規定をされております。ただし、そこでまたただし書きがあるわけなんですけれども、時間外勤務、当然臨時あるいは嘱託職員の方に対しても時間外で勤務をお願いする場合がございます。あるいは休日等の勤務、せんだっては町でサシバの夏まつりイベントございましたが、このときに臨時あるいは嘱託の皆さんにはご協力はいただいておりませんけれども、そのほか町民祭とか、そういうような大きなイベントを持つときには、やはり正職員だけでは対応できない部分もございますので、当然そういう方たちの手もかりて対応することにいたしておりますけれども、そういう場合の休日等の勤務に対する報酬、通勤費用の費用弁償等については、手当の部分の通勤費用の費用弁償の部分については労働基準法の第37条の規定に基づいて支給をしなければならないというふうに規定をしております。

 そういうような規定がありながら、現在、本町では支給をしてございません。この辺の部分については早急に内部で検討しながら、できれば早い機会に支給を開始できるようにしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(小泉栄一) 

 8番、山川英男議員。



◆8番(山川英男) 

 8番、山川です。

 今、答弁をいただきましたが、ぜひとも条例改正するなり何なりして、当町でできることがあれば、もう待遇改善していただきたいと思います。

 それで、当町では一番保育士さんかな、多いのは。臨時が3名で嘱託が12名ということでございますが、これ、保育士さんは皆さん国家資格を持っておられるものと思います。それで、私が聞く範囲でありますと、嘱託職員で採用されて仕事に従事します。それで、わからないうちは一生懸命やっていただいているというような話も受けております。だんだん、それでも内容がわかってきて、報酬が正職員の方と大分違うということがわかるわけですよね。その中で、同じ仕事をしているのにという不満が必ず出てくるというような話を受けております。ですから、このあり方、嘱託職員のあり方、こういう現場で実際に仕事をされていて、同じような勤務体制であるわけですよね。勤務時間は正職員と同じ。嘱託の場合は月額何時間ということで日数も決められておりますが、内容は大体同じもの、同じ仕事をしておるものと理解しておりますが、何とかこれうまい改善策ありませんか。

 1つは、提案なんですが、こういう方々はほとんどスペシャリストとして異動や何かないわけですから、特別な採用枠を設けて、それなりの待遇を措置を施して、嘱託職員として採用するということは、不可能でしょうか。町長、いかがでしょうか。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 雇いどめということでよく問題になりまして、解雇権の乱用の法理の適用ということで、その際に特別の事情があるのかどうかということがよく問題、それが一つの大きな判断の際の考慮すべき事項になってまいりますけれども、今、特別な事情と申しますと、仕事の内容とか、週3分の2、常勤と比べて勤務をしているというような、そういう状態のときに、果たしてそういう方を雇いどめにするのはどうなのかというのが論点になってまいりますけれども、今、山川議員が市貝町の臨時保育士と嘱託保育士についてご質問ございましたが、保育士につきましては、国の集中改革プランなど、また三位一体改革の中で国庫負担金が減らされる中で正規から臨時に変わっていったということで、そのような経緯からいたしましても、仕事の勤務内容につきましては大差がないということでございます。1点あるとすれば、やはり勤務の中で培ってきた知識や経験等だと思いますが、これも年功的に考えればクリアされるものかなと思っているわけでございまして、そのような中で、私の在任期間中1期目にやらせていただきましたことは、臨時職員から2年間勤めれば、これを嘱託とみなして5年間の任用期間を認めるということをやってまいりました。

 今後、先程も答弁させていただきましたが、考えられる処遇改善は、年功によりまして昇給といいますか、報酬額に差を設けるとか、さらに主任嘱託員なども考えられないのかどうか。これらの部分について早急に検討してまいりたいと思いますが、山川議員のご提案のとおり、総合職ではなくて専門職としてこれを見ていけないのかどうかということがございまして、これは図書館の職員の判決事例の中にも私の記憶の中でございますので、行く行くは嘱託職員、さらに主任嘱託職員、さらに専門職、その専門職のときは採用に当たって考慮するということでございますがそうなってまいりますと、新規採用、任期を設けない職員との差はどうするのかということでございますが、やはりその際には正規職員としてとる、また臨時でとるということにしまして、視野の中では主任嘱託職員、さらにそれを専門職として資格を、やっぱり保育士だけじゃなくていろんな資格を取得してもらうことが条件ですが、そういうようなものについても視野に入れるべきかなということで私なりには考えてございまして、ただいまのご提案については、私のほうで今後調査研究をさせていただきたいと思います。

 以上です。



○議長(小泉栄一) 

 山内総務課長。



◎総務課長(山内好幸) 

 保育士の勤務体系についてのご質問で、ただいま町長さんのほうからご説明を申し上げましたけれども、細かい部分で私のほうから1、2点ご説明をさせていただきます。

 まず、正職員の1日当たりの勤務時間、先程も申し上げました、7時間45分で、今度は嘱託職員の取扱要綱というのがございます。昭和63年にできて、その後何回か改正をしておりますけれども、その嘱託職員の取扱要綱の中では、1週当たりの勤務時間は33時間、普通の職員よりは5時間45分少ない形で要綱を規定しております。さらに、1カ月の勤務日数は20日以内と、その嘱託職員の取扱要綱の中で定めておりますので、正確には、決まりの上では当然正職員と嘱託職員の間には差があるわけです。

 しかし、実態としては、市貝町の場合に嘱託職員であってもクラス担任を受け持つというような状況でありますので、当然クラスを受け持てば、ただいま申し上げたような時間で帰宅してしまうというようなことはできませんので、子供たちを置いて帰ってしまうというようなことはできません。かといって、ほかの先生がそのクラスをさらに受け持つかということも、これも法律では認められません。さらに、うちのほうの嘱託職員は児童票という自分で受け持っているクラスの子供たち一人一人の毎日毎日の生活の様子ですよね、児童票といいますが、こういう児童票まで市貝の場合ではつけてもらっているのが現状なんですね。勤務体系は正職員と現実的には全く同じ。要綱の中で違いはあっても実態はそうではない。中身も正職員と同じ。こういうふうな部分が、今うちのほうの保育士職員にとっては大きな問題。勤務体系の中の大きな問題の一つであります。

 それと、これはまた別な角度からなんですけれども、正職員の勤務体系と同じような勤務体系をとった場合には、今度は栃木県市町村総合事務組合、我々が共済とかそういうところに入っている、その組織でございますけれども、その栃木県市町村総合事務組合の一般職の職員の退職手当に関する条例の規定、この中の第2条第2項にあるわけなんですが、一般職員と同じような形態を1年以上とった場合には退職手当の支給の対象にもなりますよというような基準もあるんですね。そうなってきますと、かなり複雑になってきます。ですから、やはりその前に勤務体系をもっとしっかりとしたものに見直さなければいけないかなというふうにも思っており、その辺の勤務体系の変更につきましては、今後細心の注意を払ってその辺運用すべきであると、改善すべきであるというふうに考えております。



○議長(小泉栄一) 

 8番、山川英男議員。



◆8番(山川英男) 

 いろいろ答弁をいただきました。その中で、当町では臨時職員は最長2年、もう非常にもったいないですよね。やっと覚えて戦力になりそうになったらかえるという。これは均等な雇用を目指すというのはわかるんですが、それだと非常にマイナスの要素が多過ぎると思いますので、ぜひその辺も改善の一つのものとして入れていただきたい。あと、この臨時とか嘱託、非正規職員の方々、恐らく自分たちの置かれている立場、そういうものは自分たちの責任だという思いでいると思うんですよね。なかなか雇う側も皆さんそういう、あなた方はそういった条件で納得して仕事についたんだろうという思いでいると思うんですよ。それで、なかなか非正規の方々は自己責任というところから払拭できていないと思うんですよね。

 ですから、いろんなことで自分の希望とかそういうものは余り表に出さないで勤務されていると思うんですよ。先程町長がちょっとおっしゃいましたけれども、じゃ司法なんかではどう判断されるのかということですよね。これは今の現在の雇用状態というのは、ややもすると民間の解雇権乱用の類推適用に近いものがあると思うんですよ。そうしますと、今現在、当町だけじゃなく多くの方がこの臨時とか嘱託で労働されている方、ちょっとした知識を得ますと、恐らくこの賠償なんかが求められる可能性があるんですよね。これは十分にあると思いますよ。実際、先程町長も言いましたけれども、司法はそういう判断を下している部分もありますので、ぜひとも今の状況、27年度にはまた見直して改善をするということでございますが、それで、そういう事例、当町ではなかったのかどうか。ちょっとお伺いいたします。



○議長(小泉栄一) 

 山内総務課長。



◎総務課長(山内好幸) 

 ただいまのご質問について説明をさせていただきます。

 まず、臨時職員の任期といいますか、雇える期間は市貝町では2年というような説明を申し上げました。臨時職員の任用期間については、地方公務員法の第22条の5項、そういう部分に規定しておりまして、先程町長のほうから申し上げたとおり、6カ月を超えない期間で任用すると。さらに、6カ月を超えない範囲で続けて任用してもよい。そういうふうな規定を市貝町では運用しまして、最大2年間臨時職員には本当に私たちの行政の力強い戦力の一員としてご協力をいただいているところでございます。そういうわけで、法律でこれは規定をされているので、これはやむを得ないんだというような部分はひとつご理解をいただきたいと思います。

 それと、もう一つ、本町においてそういうような法律に反するような行為を、臨時あるいは嘱託の方々からいろんな部分で不当労働に当たるとかいうことでいろいろと指摘をされたり、あるいは提訴されたりというような事実はありますかということでございますが、本町においてはございません。ただ、隣接の茂木町では前に学校講師職、私の記憶で多分7名の方だったかなと思うんですけれども、7名の方に対してその講師職を突然やめていただきたいと、いわゆる雇いどめですね、これの通告をしたことがあったんですね。これに対して、ことしの1月和解になったようでございますけれども、こういうようなことがないように、その辺各種法令等をしっかり私どもでも判断しながら、その辺は適切な運用に努めたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(小泉栄一) 

 8番、山川英男議員。



◆8番(山川英男) 

 8番、山川です。

 では、非正規職員、恐らく嘱託職員の中で、じゃあ今現在一番長く勤められている方は何年ぐらいいるのか。何年ぐらい勤めているのか。非正規職員という立場で。それを説明いただきたいと思います。



○議長(小泉栄一) 

 山内総務課長。



◎総務課長(山内好幸) 

 本町で嘱託職員で一番長く勤められていますのは、ことし4月1日現在で保育士さんの1人、13年というのが最長でございます。



○議長(小泉栄一) 

 8番、山川英男議員。



◆8番(山川英男) 

 8番、山川です。

 13年、長い間本当にご苦労さまですよね。これは一生の生涯取得金額に換算したらえらい違ってきちゃうけどね。できるだけそういう方の日の当たらないところで一生懸命やっていただいている方、そういう方にはもう少し手を差し伸べるべきだと思います。

 先程も、私、おっしゃいましたけれども町長はコラムの中で貧困の連鎖というのを取り上げておりますよね。ですから、今現在、非正規職員の方々だって生活給で働いている方は50人の中でもいっぱいいると思うんですよ。そうすると、その方たち、その人たちがもし家庭の中の中心であったときなんかは、この負の中に入ってしまって、連鎖から断ち切れない。負の連鎖というのは3代続くと言われておりますから。その点、どのように町長は考えておられるのか、お願いいたします。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。



◎町長(入野正明) 

 山川議員の問題提起されました負の連鎖というのは、大変大きな問題でございまして、昨日も一般質問の中で言及されましたが、50%の子供が貧困状態にあるということで、生活困窮者自立支援法などが制定されまして、そういう方の就労を促進していくというようなこともございました。そういう中で、当町の臨時職員と嘱託職員の生活給についてどのようにお考えになるのかということでございまして、これについてはいろいろな判決が、最高裁の判決も出ておりますが、勤務時間が週、常勤当たりに対しまして4分の3以上お勤めになっている方については、生活給の可能性が非常に大きくなってくるというようなお話もございまして、そういうものについては今総務課長から色々答弁がございますように、諸手当を給付するということが必要であるということでございます。

 ただいま、13年間の保育士ということで、大変市貝町のためにご貢献いただいている保育士の方には、私から本当に頭が下がる思いでございますが、当町の採用試験は35歳まで延長してございまして、もし年齢が間に合えば、新採の試験を受けていただきたい。そういう選択肢もあったのではないのかなと思っています。ただ、このように長く市貝町のために寄与してくださっておりまして、今後もこのままの身分でお勤めしたいというような意向があれば、当町もこのような立派な志を持った職員をやすやすと手放すということは非常にもったいないわけでございまして、判決の中でも義務づけ訴訟というものが行政訴訟法の中で書かれていますけれども、義務づけ訴訟を受けるまでもなく、希望的観測だという判決も一部でありますけれども、先程来申し上げておりますように、職員の基幹化ということで、何らかの、先程おっしゃいましたが、専門職を自動的につけるということは新採が大変厳しい、30数人の中で5名ですから10倍近い難関を突破して入ってくる職員と差をつけなければなりませんので、それなりに選考試験をして、論文とか勤務評定など、今のところはしておりませんので、アンケートという話もございましたが、アンケートをとりながら、そういう意思のある職員については、基幹職員の一つのステップとして、基幹非常勤職員として異動のないものとして、選考試験、論文やまた勤務評定などをしっかりと折り込みながら、そういう志の高い嘱託職員を町の中で処遇をしていきたいというふうに思っているところでございます。

 以上です。



○議長(小泉栄一) 

 8番、山川英男議員。



◆8番(山川英男) 

 8番、山川です。

 ぜひその非正規職員の方々に対しては、アンケートなり意向調査等を実施していただき、現状を把握していただいて、対応していただきたいと思います。

 この非正規職員が全国的にふえているというのは、これはもうどこの自治体でもそうなんですよね。特に北海道とか九州、非常に調べてみますと多いんですよ。その背景にあるのは、恐らく自治体の財政難が一番の要因かと思います。でも、業務量がふえ続ける中で正規職員を減らして人件費の安い非正規職員に切りかえる、そういうものがよしとしてきた時代背景とか雰囲気がありますよね。そういうものはこれから是正していかなければいけないのではないかと思いますよ。

 これからもいろんな公共サービスの需要がふえてくるわけですから、できるだけ、最初言いましたが、スペシャリストのような特別枠、こういうものはぜひ設けていただきたいと思います。そうすると、異動がありませんので、本当にある程度の身分保障をしてもらえれば、本当に一生懸命町のため、地域のために尽力していただけるんじゃないかと思うんですよ。保育士だけじゃないんですよね。介護士関係の中でもそういう資格を持った人も長く勤務されている方はおると思いますよ。ですから、そういう方たちのためにも、ぜひ町のためになるんですから、何とか待遇改善、ぜひとも取り組んでいただきたいと思います。

 以上をもちまして、私の質問といたします。終わります。



○議長(小泉栄一) 

 ここで暫時休憩といたします。

 再開は午後2時25分とします。

                          (午後2時07分)

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○議長(小泉栄一) 

 それでは再開いたします。

                          (午後2時25分)

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△小沢岩夫



○議長(小泉栄一) 

 山川英男議員の質問が終わりましたので、次に、1番、小沢岩夫議員。登壇。

          (1番 小沢岩夫 登壇)



◆1番(小沢岩夫) 

 1番、小沢岩夫です。

 9月議会最後の質問者であります。よろしくお願いをいたします。

 傍聴の皆様、公私ともに多忙なところ、議場に足を運んでいただきまことにありがとうございます。

 ただいま議長の許可を得ましたので、事前通告に基づき、順次質問をいたします。町長及び執行部におかれましては、明確なる答弁をお願いいたします。

 まず、最初の質問は、寺平遺跡についてであります。

 現在、町のサッカー場になっている場所から発掘された寺平遺跡は、旧石器時代から中世にわたる複合遺跡です。特に旧石器時代の円形掻器、これは皮のなめし用石器であり、氷河期に向かって寒冷化するこの時期に、これを用いて皮の衣服がつくられていたことを物語る貴重な資料となりました。これは北関東では初めての事例であります。

 次に、約1万2,000年前の縄文時代には、けものをとる落とし穴に逆茂木を立てる構造式のものとしては、現在のところ国内最古の事例であります。

 3番目には、奈良時代の有力者の居宅が確認されました。当時の富豪層がどんな家に住んでどのような生活をしていたのか、その実態が今まで全くわかっていませんでしたが、今回の調査により、古代地方史の謎の一つが明らかになりました。

 以上のように、寺平遺跡は、市貝町のみならず、栃木県、ひいては東日本の歴史を知る上でも重要な遺跡であることから、各方面から注目をされています。

 そこで、報告書完成後の早い段階において町の郷土歴史資料館で特別展示を行い、その上で専門家に講演をしてもらえば、遺跡に対しての理解も深まります。

 次に、これらの発掘資料を保管、展示をして町内外の人々がいつでも見学できるような状態にしておくことが望ましいと考えますが、いかがでしょうか。場所としては、旧小貝中央小学校の跡地が最適と考えます。説明は、非常勤でもよいので、専門職の考古学会の会員に対応してもらうのがよいと思います。これを教育長に伺います。

 続いて、2つ目の質問に入ります。

 現在、町道は302路線、距離にして約200キロメートルありますが、町の中部、南部もそうでありますが、特に北部地区の道路は幅も狭く、カーブも多いです。全国有数の車社会である栃木県です。市貝町でも、隣の家に行くにも買い物も、みんな自動車です。道路の整備は住民みんなの願いです。田野辺・羽仏線の整備はどのような予定であるのかを伺います。

 また、文谷地内には、町道であるのに幅2メートルというところもあります。もちろん住宅も3戸あります。これらの道路は生活道路であり、万一のときに緊急車両や消防自動車は全く入れません。早急なる着工を望みますので、町長の考えを伺います。

 最後に、毎年の町政懇談会にも小貝地区の区長さんが要望しておりますが、町道に覆いかぶさっている樹木や竹の除去が部分的にしか施工されておりませんので、車両の通行に支障のないように早急に枝払い工事の施工をできるかどうかを伺います。

 以上でこの場での総括質問といたします。

 再質問は質問席にて行います。



○議長(小泉栄一) 

 入野町長。

          (町長 入野正明 登壇)



◎町長(入野正明) 

 小沢岩夫議員のご質問に対してお答えいたします。

 1点目の寺平遺跡の保存については教育委員会の事務に属しますので、教育長から答弁させます。

 それでは、2点目の町道についてお答えいたします。

 現在、町内には302路線、約250キロメートルの町道がございまして、これらの整備につきましては年次計画を立て、優先順位を決めた上で実施しているところでございますが、現在のところ、全延長の約77%が幅員5.5メートル未満の町道であり、センターラインの設置されていない道路となってございます。

 特に小貝地区の町道につきましては、地形的な状況もあり、幅員が狭く、屈曲箇所が多いのが現状でございまして、近年の大型自動車の通行量が増加するのに伴い、通行が危険となっているところが幾つか見られます。

 ご質問の町道田野辺・羽仏線の整備予定につきましては、本路線は一般県道芳賀・茂木線の田野辺地内を起点として、一部区間茂木町千本地内を経由し、一般県道黒田・市塙・真岡線の羽仏地内を終点とする1級町道でございます。起点側の田野辺から刈生田地内の町道刈生田・続谷線との交差点までの区間につきましては、桜川沿岸圃場整備事業により非農地等の設定を行い用地を確保し、改良工事が完了してございますが、その北側の区間につきましては未改良となっております。本路線につきましては、整備の緊急性、必要性がある町道と認識しておりますので、来年度に測量費、用地買収費等の予算を計上し、平成28年度に工事着工できるよう進めてまいりたいと考えております。

 次に、文谷地区の幅員2メートル程度の生活道路である町道の取り扱いについてでございますが、基本的な町道整備の考え方としては、生活道路である町道で現道舗装工事を実施済みの箇所につきましては、拡幅工事は実施しない方針としてまいりました。当該道路につきましては、その後の事情の変化を十分考慮しながら、緊急性、重要性、用地確保の可能性等を調査し、今後検討させていただく考えでございますので、よろしくご理解のほどをお願いいたします。

 次に、町道の維持管理につきましては、自治会の皆様のご協力を得ながら、草刈り・枝払い作業等を実施しているところでございます。限られた予算の範囲内での実施でございますので、交差点付近、カーブの前後等の危険箇所を把握し、通行量等も考慮し、優先順位をつけて実施しておりますので、今後ともご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。

 町道につきましては以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 大貫教育長。

          (教育長 大貫宏衛 登壇)



◎教育長(大貫宏衛) 

 小沢議員さんの第1点目の寺平遺跡について申し上げます。

 寺平遺跡は、ご承知のとおり、現在の城見ヶ丘運動公園建設に伴い発掘されました遺跡でございます。発掘調査は平成15年7月から8月にかけて試掘調査を行い、同年9月から平成16年8月までの1年間をかけて本調査が行われました。

 その結果、小沢議員さんのおっしゃるように、旧石器時代から中世にわたる遺構や遺物が大量に出土しまして、大規模な複合遺跡であることが確認されました。

 平成21年からは、発掘された遺物等の整理と報告書作成の業務を日本考古学協会会員の中村信博氏にお願いし、現在に至っております。その過程におきまして、さまざま検討・研究が重ねられ、多くの新事実が判明してまいりました。それら詳細につきましては、寺平遺跡発掘調査報告書にまとめられる運びとなっております。

 1冊目は旧石器時代と縄文時代編として、また2冊目は古墳時代・奈良時代・平安時代・中世編として報告書が刊行される予定でございます。

 ご質問の中にご紹介がございましたように、寺平遺跡は市貝町のみならず、栃木県、ひいては東日本の歴史を解き明かす上でも一級の資料でございます。

 旧石器時代のものとしては、尖頭器、やり先ですね、の製作跡と、約40点の尖頭器が出土いたしましたが、これは栃木県においても数例しかなく、最も良好な事例と言われております。あわせて出土したナイフ型石器と円形掻器、皮なめしの道具ですね、これは北関東初めての事例でございます。

 縄文時代の遺物としましては、落とし穴、けものを落とす穴ですが、これが36基確認され、穴の底に、小沢議員さんのおっしゃるように逆茂木、棒ややりのようなものが備えてあります。それを立てる構造の落とし穴は、現在のところ国内最古の事例であります。

 奈良・平安時代のものとしては、富豪層の居宅と位置づけられるものが確認され、これも全国的に数例しかない上に、最も良好な事例でございます。

 また、鎌倉・室町時代のものとしましては、武士の館跡が確認されており、有力武士の館であり、県内でも数少ない事例でございます。

 市貝町には古代から人々が生活していたあかしとしまして、これらの超一級の歴史遺物が報告書としてまとめられますと、町の歴史を知る上での貴重な財産となることはもとより、さまざまな方面から注目されることは必然であると予想されるところでございます。

 まずは2冊の報告書を刊行することが先決であろうと考えますが、その報告により寺平遺跡の重要性が認められれば、複合遺跡としての文化財指定、報告書に基づいた専門家による説明会の開催、歴史民俗資料館での特別展示、出土遺物、図面、写真の整理と保管、学校や生涯学習の生きた教材としての活用など、さまざまな取り組みが求められると予想されますので、全国に誇れる埋蔵文化財が市貝町にあるということを発信できるよう準備を進めてまいる所存でございます。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 1番、小沢岩夫議員。



◆1番(小沢岩夫) 

 1番、小沢岩夫です。

 ただいま教育長さんのお答えのように、寺平遺跡は町の運動場建設に伴い、宇都宮文星短大教授、中村紀男先生を団長とする調査団により、平成15年9月から翌年の8月にかけて約3万平米の面積の調査を行ったものであります。

 特に縄文時代のイノシシ用の落とし穴については、古代史の権威であります東京大学の今村先生、佐藤先生にご指導いただいたものであります。これは、国内最古の貴重な資料でありますので、先日入場者100万人目を達成した町の歴史民俗資料館において特別展示を行い、さらに3カ月前にオープンをしたサシバの里いちかい道の駅においても展示をして、町内外の人々に公開したほうがよいと思いますが、これを教育長に伺います。



○議長(小泉栄一) 

 大貫教育長。



◎教育長(大貫宏衛) 

 ただいまの小沢議員さんのご質問についてお答えをいたします。

 大変貴重な資料、遺物でございますので、ぜひ小沢議員さんのおっしゃるように歴史民俗資料館と、それから皆さんの一番今集まっている人気のあるサシバの里いちかいのところで、場所等をよく考えまして、中村先生のご指導、その他の先生のご指導などによりまして、職員ともども一生懸命取り組んで展示をするように考えておりますので、よろしくそのときはご指導願いたいというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 1番、小沢岩夫議員。



◆1番(小沢岩夫) 

 1番、小沢岩夫です。

 その寺平遺跡の資料でありますが、現在、旧役場に保管してありますが、現在地は雨漏りがいたしまして保存状態がよくありません。幸いにして小貝中央小学校の空き教室がありますので、そこにしっかりした建物でありますので保存をしておいていただけたらと思いますが、これも伺います。



○議長(小泉栄一) 

 永山生涯学習課長。



◎生涯学習課長(永山昭市) 

 ご説明いたします。

 小沢議員さんには発掘からこれ10年を経過したということで、今中村先生と助手の方が黙々と21年から報告書の作成に向かっていろいろと仕事を進めていただいているところですけれども、いよいよことし、今年度末ですね、ことしの3月までには第1弾報告書をつくって皆さんにもお示しできるのではないかなと思っております。第2弾はできれば翌年に、またできれば、いよいよその価値が多くの人に示されますので、その報告書を待っていろいろなことを仕組んでいきたいなと思っているわけです。

 お話にもありましたように、旧役場跡の庁舎で今のところ遺物を整理しているわけですけれども、確かに老朽化も進んでいるし、雨漏りもしているということなんですけれども、まずは報告書のほう、そこで仕上げていただいて、その後どう整理をしていくかということでございます。

 実は寺平の遺物ばかりではなくて、シルバーで作業場として使っているホールがありますね、その右隣に小屋がございます。そこにも大量のこれまでに発掘された違う場所での遺物もあるというようなことで、そういうもの全体を含めて安全に保管をしていかなければならないというのは、もう前々からの課題でありますので、先程から話がありましたように、中央小跡の空き部屋、2部屋、3部屋程度は必要になってこようかと思いますけれども、そういうところでの保存は考えていかなければならないのかなと思っているところでございます。

 それと、先程教育長のほうからもお話がありましたけれども、展示ですね。展示についても2冊の報告書ができた後、多くの人に知ってもらうということで、展示のほうは当然やっていこうと思っているわけですけれども、その縄文時代の国内最古の事例と言われている逆茂木なんですけれども、これは要するに実際にその層を削り取ってやったものは県立博物館のほうに行っているということなんですけれども、それでは実際の形は見えてこないわけですね。ですから、それなりの絵を描くか、それなりの模型、そこら辺をつくって、皆さんにこういうものがあったんだというようなことを示していく関係もございますので、みんなに注目される、またその状況がはっきりわかるような形で展示できるように、これからも研究のほうを進めていきたいなと思っております。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 1番、小沢岩夫議員。



◆1番(小沢岩夫) 

 1番、小沢岩夫です。

 先程町長から田野辺・刈生田・羽仏線について28年度施工ということを答弁いただきましたけれども、どのような段階でやるのか、役場内での進捗状況ですね、これを建設課長に伺います。



○議長(小泉栄一) 

 竹澤建設課長。



◎建設課長(竹澤毅) 

 ご質問でございますが、田野辺・羽仏線の進捗状況段階、段取りについてというご質問ということで申し上げます。

 この路線につきましては、平成10年度から17年度までの8年間継続で、田野辺側から茂木町地内を挟みまして、ここは工事しませんが、約1,400メーター、圃場整備にあわせて6.5メーターという2次改良、拡幅改良を進めてまいりました。その後、ハード事業の見直し等によりまして中断という形になっていたわけでございます。

 平成22年度に再開に向けまして地元に入りまして、説明会等を実施しまして、残る刈生田小学校跡の多目的集会センターのところまで、交差点まで約400メーター区間について、地元の関係者の皆様の了解をいただきまして境界立ち会いまでを終了しております。ここまで終了したということは、基本的に用地買収と物件補償に入れるところまでは行っているということであります。

 ただ、ここで震災ということによりまして、予算、再び中断という形になっているものでございますが、町長からの答弁にもありましたとおり、平成27年度、図面一部修正を加えなくてはなりません。平成10年度から始まって、その間田んぼ側とかが圃場整備が入って形状等変化しておりますので、加えないとうまく流れない、運ばないという部分がありますので、そういう部分があります。同年中に用地買収等を完了させて、その後、工事着手に入ってまいりたいと考えております。その際、多方面にわたり議員さんにはご協力、ご支援をお願いすることになろうかと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(小泉栄一) 

 1番、小沢岩夫議員。



◆1番(小沢岩夫) 

 1番、小沢岩夫です。

 道路は地域間の交流を促進し、地域住民の日常生活や経済活動に欠くことのできない最も基本的な社会資本であり、住民の方からはその整備に強い期待が寄せられています。しかしながら、北部における道路整備状況は依然として立ちおくれが見られ、日常生活や経済活動に支障を来しているのが現状であります。

 また、高齢化社会を迎え、活力ある長寿社会を実現するためにも、道路が果たす役割は一層重要であり、緊急に整備をしなければならない地域の社会資本であります。道路は地域住民が安心・安全に暮らすために必要不可欠な社会資本であるとともに、その整備は地域の活性化や個性あるまちづくりを推進するための重要な施策であります。そのようなことですので、引き続き北部地区の道路を整備を進めていただけるよう強く要望して、私の全ての質問を終わります。



○議長(小泉栄一) 

 ただいまの小沢岩夫議員の質問をもって、本日予定された通告者の一般質問が終了しました。

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△散会の宣告



○議長(小泉栄一) 

 以上で本日の日程は全部終了しました。

 本日はこれで散会いたします。

                          (午後2時55分)