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栃木県 鹿沼市

平成21年第8回定例会(第5日12月22日)




平成21年第8回定例会(第5日12月22日)




     平成21年第8回鹿沼市議会定例会会議録(第5日)





開  議  平成21年12月22日(火)午前10時






 日程第 1 議案第113号から議案第123号まで及び議案第126号について(委


       員長報告、質疑、討論)


 日程第 2 議案第122号について(採決)


 日程第 3 議案第113号から議案第121号まで及び議案第123号並びに議案第


       126号について(採決)


 日程第 4 議員案第9号から議員案第11号までについて(採決)


 日程第 5 常任委員会調査報告について(委員長報告)





会議事件


 議案第113号 平成21年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)について


 議案第114号 平成21年度鹿沼市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につい


         て


 議案第115号 平成21年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計補正予算(第2号)に


         ついて


 議案第116号 町及び字の廃止並びに町及び字の区域の変更について


 議案第117号 鹿沼市税条例の一部改正について


 議案第118号 鹿沼市手数料条例の一部改正について


 議案第119号 鹿沼市粟野勤労者体育センター条例等の一部改正について


 議案第120号 鹿沼市学童保育館条例の一部改正について


 議案第121号 鹿沼市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について


 議案第122号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正について


 議案第123号 鹿沼市市営若年勤労者用住宅条例の制定について


 議案第126号 損害賠償の額の決定及び和解について


 議員案第 9号 食料の自給力向上と、食の安全・安心の回復に向けて、食品表示制度


         の抜本改正を求める意見書の提出について


 議員案第10号 2010年度の年金確保に関する意見書の提出について


 議員案第11号 思川開発事業に伴う水源地域対策特別措置法(水特法)に基づく整備


         事業の完成を求める意見書の提出について





出席議員(27名)


   1番   瓦  井  伸  一


   2番   谷  中  恵  子


   3番   小  島     実


   4番   大  越  正  啓


   5番   筧     則  男


   6番   湯  澤  英  之


   8番   増  渕  靖  弘


   9番   横  尾  武  男


  10番   関  口  正  一


  11番   鰕  原  一  男


  12番   大  島  久  幸


  13番   赤  坂  日 出 男


  14番   橋  本  正  男


  15番   大  貫  武  男


  16番   冨 久 田  耕  平


  17番   鈴  木  章  由


  18番   塩  入  佳  子


  19番   飯  塚  正  人


  20番   小  松  英  夫


  21番   阿  見  英  博


  22番   荒  井  令  子


  23番   小  川  清  正


  24番   小 野 口  幸  司


  25番   鈴  木     貢


  26番   寄  川  フ ユ 子


  27番   船  生  哲  夫


  28番   芳  田  利  雄





欠席議員(なし)





地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者


 市 長    佐  藤     信     経済部長   福  田  義  一


 副市長    福  田  康  行     環境部長   熊  倉     操


 副市長    宮  本  秀  夫     都市建設部長 檜  山  晴  一


 総務部長   金  子  孝  之     水道部長   青  木  俊  夫


 財務部長   出  張  千  史     消防長    岩  出  勝  美


 市民部長   金  林  敏  幸     教育長    角  田  昭  夫


 保健福祉部長 襲  田  利  夫     教育次長   大 久 保  憲  治





事務局職員出席者


 事務局長   関  口     清     事務局次長  高  田  良  男








○議長(飯塚正人君) ただいまから本日の会議を開きます。


 (午前10時00分)


○議長(飯塚正人君) 現在出席している議員は27名であります。


 それでは、本日の議事日程を事務局長に朗読させます。


○事務局長(関口 清君) 議事日程を朗読。


○議長(飯塚正人君) 日程の朗読は終わりました。


 日程第1、議案第113号 平成21年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)についてから、議案第123号 鹿沼市市営若年勤労者用住宅条例の制定についてまで、及び議案第126号 損害賠償の額の決定及び和解についてを議題といたします。


 各委員長の報告を求めます。


 総務常任委員会委員長、湯澤君。


○総務常任委員長(湯澤英之君) 皆さん、おはようございます。


 ただいまから、総務常任委員会の審査結果について、報告いたします。


 今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は、議案3件でありました。


 これに対し、去る16日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第113号中関係予算、議案第116号及び議案第117号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。


 何とぞ、議員各位のご賛同をお願いいたしまして、総務常任委員会の審査結果についての報告を終わります。


○議長(飯塚正人君) 環境経済常任委員会委員長、塩入君。


○環境経済常任委員長(塩入佳子君) おはようございます。


 ただいまから、環境経済常任委員会の審査の結果について、報告いたします。


 今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は、議案4件でありました。


 これに対し、去る16日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第113号中関係予算及び議案第115号、議案第121号、議案第126号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。


 何とぞ、議員各位のご賛同をお願いいたしまして、環境経済常任委員会の審査結果についての報告を終わります。


○議長(飯塚正人君) 文教民生常任委員会委員長、筧君。


○文教民生常任委員長(筧 則男君) おはようございます。


 ただいまから、文教民生常任委員会の審査の結果について、ご報告いたします。


 今議会におきまして、本委員会に付託された案件は、議案5件でありました。


 これに対し、去る17日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第113号中関係予算、議案第114号、議案第119号から議案第120号までにつきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。


 なお、議案第122号につきましては、賛成多数で原案を可とすべきものと決しました。


 何とぞ、議員各位のご賛同をお願いいたしまして、文教民生常任委員会の審査結果についての報告を終わります。


○議長(飯塚正人君) 建設水道常任委員会委員長、増渕君。


○建設水道常任委員長(増渕靖弘君) おはようございます。


 ただいまから、建設水道常任委員会の審査の結果について、ご報告いたします。


 今議会におきまして、本委員会に付託されました案件は、議案3件でありました。


 これに対し、去る17日、委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第113号中関係予算及び議案第118号、議案第123号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。


 何とぞ、議員各位のご賛同をお願いいたしまして、建設水道常任委員会の審査結果についての報告を終わります。


○議長(飯塚正人君) 各委員長の報告は終わりました。


 各委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。


○議長(飯塚正人君) 別段ご質疑もないようですので、以上で各委員長に対する質疑を終結いたします。


 これより、討論に入ります。


 発言の通告がありましたので、順次、発言を許します。


 4番、大越正啓君。


○4番(大越正啓君) 議案第122号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正について、国保税の引き上げについて、反対の立場から討論を行います。


 国保問題は、国保税が異常に高すぎるという問題です。国保税が高すぎて、もはや支払う限界を超えています。


 にもかかわらず、今より、さらに、1世帯当たり2万円も引き上げるものであり、到底認めることはできません。


 そこで、どうすれば値上げをしないで済むか、提案をして反対討論としたいと思います。


 市長答弁にもありましたが、国保財政は、一地方自治体で解決できるものではありません。国保は、皆保険制度です。国が低所得者のためにつくった制度ですから、国保財政については、国が責任を持たなければなりません。


 ところが、国は責任を持つどころか、国の財政支出を抑えるためとして、国保国庫負担率を一方的に、しかも大幅に引き下げてしまいました。


 その結果、国保財政は、全国どこの自治体でも深刻な状況にあります。国保加入者の75%は、200万円以下の低所得者です。国保加入者の半分は、無職者です。これが実態です。


 ですから、当然のことですが、国保税が高すぎて払いきれず、滞納者がどんどんふえています。滞納者は、国保加入全世帯の25%にも達しています。きわめて、異常な状態です。しかも、1年以上滞納すると、保険証を取り上げるペナルティをかけています。保険証がなかったら、病気になっても医者に行くこともできません。お金がないと命も守れないというのが、今の鹿沼の市政です。非常に、残念でなりません。佐藤市長の手で、この国保財政の窮状を、改善していただきたいと思います。


 そこで、提案です。国保財政を改善する現実的な対応は、一般会計からの繰り入れをやるか、国保税の値上げをやるか、この選択肢しかありません。市長自身の認識として、国保税は高すぎる、限界だ、これ以上の値上げはできないという認識があるなら、あとは一般会計からの繰り入れしかありません。歴代の市長は、だれ一人として、行政が負うべき責任として、一般会計からの繰り入れをやってきませんでした。それだけに、現実の問題として、佐藤市長には、重くのしかかっていると思います。あとは、佐藤市長が、市民の暮らし、窮状をリアルに見て判断することを、期待するしかありません。


 最後に、一つだけ加えておきます。


 一般質問で、我が党の芳田議員も指摘しましたが、日光市では、3年間で8億円も、一般会計から繰り入れをやっています。宇都宮市では、昨年1億円の繰り入れをやりました。来年度は、市長は、値上げの諮問はしましたが、国保運営協議会の一般会計からの繰り入れを求める意見を重く受けとめて、値上げは取りやめて、一般会計からの繰り入れを行うそうです。国保財政の予想される不足額は、2か年で約13億円だそうです。鹿沼の国保運営協議会でも、市長から値上げの諮問を受け、これ以上の値上げはすべきではないといった発言や、答申書には、一般会計からの繰り入れを求める付帯意見を明記したと伺いました。佐藤市長にも、協議会の議論を重く受けとめていただきたいと思います。一般会計からの繰り入れは、市民の命と暮らしを守る、緊急の第一義的課題であることを申し添えて、私の反対討論といたします。


 議員各位のご賛同をお願いいたします。


○議長(飯塚正人君) 引き続き発言を許します。


 16番、冨久田耕平君。


○16番(冨久田耕平君) おはようございます。


 私は、今議会に提出された、議案第122号 国民健康保険税条例の一部改正について、賛成の立場から意見を申し上げます。


 国保は、高齢化の進展や経済の低迷とともに、社会保険からの加入者が増加しており、高齢者や低所得者の加入割合が高いなど、構造的な問題を抱えた医療制度となっております。


 本市におきましては、今日まで、保険税の収納率向上に向けた、不断の努力を続けるとともに、医療費適正化のための各種事業を行いながら、安定した国保基盤の維持・継続に努め、歳入・歳出の両面にわたる、保険者としての経営努力の積み重ねによって、収支の均衡を維持しながら、国保特別会計の独立採算制を堅持していることは、大いに評価されるべきであると考えます。


 今回の税率改正は、来年度以降、基金を取り崩しても、大幅な歳入不足が見込まれることから、所得割については、平成7年から、資産割・均等割・平等割については、平成17年以来据え置いてきた税率を改正するものであり、国保特別会計の健全経営を維持していくためにも、必要な改正であると考えます。


 なお、今回の税率改正に当たっては、応能・応益の賦課割合を、国が推奨する50対50に近づけ、低所得者に対する税額の軽減適用範囲を、現行の6割4割から、7割5割2割に拡大することで、低所得者の負担軽減を図っており、軽減分については、国及び県の支援措置があり、本市の負担軽減が図られるものであります。


 また、討論の中で、他市の一般会計繰入金に触れられましたが、これは、合併に伴い、国保税率の不均衡是正など、特殊な事情を含んだ一般会計繰入金であると理解しております。


 一般会計繰入金については、国保特別会計が独立採算で運営されるものであることから、不足する財源を、単に一般会計で補填する方法は、市民全体に占める国保加入率の割合からしても、市民の理解を得ることは、困難な環境にあると思います。


 今後も、国の一般会計からの繰出基準を遵守した、繰り入れを行うべきであり、国保会計として健全経営を維持していくべきであると考えます。


 私も、被保険者の一人として、今回の税率改正により、国保税負担が増加することは、現在の国保財政を考慮すれば、やむを得ないものと考えております。


 議員各位におかれましては、ご賛同賜りますようお願い申し上げ、賛成討論を終わります。


 ありがとうございました。


○議長(飯塚正人君) 以上で討論を終結いたします。


 続いて、日程第2、議案第122号 鹿沼市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。


 お諮りいたします。議案第122号については、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(飯塚正人君) ご異議なしと認めます。


 したがって、直ちに採決いたします。


 お諮りいたします。議案第122号については、委員長の報告どおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。


 (起立多数)


○議長(飯塚正人君) 起立多数であります。


 したがって、議案第122号については、委員長の報告どおり決しました。


 続いて、日程第3、議案第113号 平成21年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)についてから、議案第121号 鹿沼市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてまで、及び議案第123号 鹿沼市市営若年勤労者用住宅条例の制定について並びに議案第126号 損害賠償の額の決定及び和解についてを、議題といたします。


 お諮りいたします。議案第113号から議案第121号まで、及び議案第123号並びに議案第126号については、直ちに一括採決いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(飯塚正人君) ご異議なしと認めます。


 したがって、直ちに一括採決いたします。


 お諮りいたします。各付議案件については、各委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(飯塚正人君) ご異議なしと認めます。


 したがって、各付議案件については、各委員長の報告どおり決しました。


 続いて、日程第4、議員案第9号 食料の自給力向上と、食の安全・安心の回復に向けて、食品表示制度の抜本改正を求める意見書の提出についてから、議員案第11号 思川開発事業に伴う水源地域対策特別措置法(水特法)に基づく整備事業の完成を求める意見書の提出についてまでを議題といたします。


 お諮りいたします。議員案第9号から議員案第11号までについては、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに一括採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(飯塚正人君) ご異議なしと認めます。


 したがって、直ちに一括採決いたします。


 お諮りいたします。議員案第9号から議員案第11号までについては、原案どおり決することにご異議ございませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(飯塚正人君) ご異議なしと認めます。


 したがって、議員案第9号から議員案第11号までについては、原案どおり決しました。


 続いて、日程第5、常任委員会調査報告についてを議題といたします。


 本件については、各委員長から、お手元に配付してあります調査報告書のとおり、調査を終了した旨の報告がなされておりますが、より詳細に報告を求めるものであります。


 各委員長の報告を求めます。


 文教民生常任委員会委員長、筧君。


○文教民生常任委員長(筧 則男君) ただいまより、文教民生常任委員会の行政視察結果について、ご報告を申し上げます。


 本委員会は、11月9日より11月11日までの3日間にわたり、兵庫県相生市と岡山県倉敷市において、行政視察をしてまいりました。


 まず、兵庫県相生市においては、市民参加条例の制定についてを、視察研修を行いました。


 この条例の目的は、市民参加に関する基本的な事項を定めることにより、市民と市が協働し、個性豊かで活力に満ちた、魅力ある地域社会の発展を図ることを目的としております。


 1、市民参加とは、行政活動に市民の意見が反映され、市民と市の協働によるまちづくりを推進することを目的としております。市民が市政に参加すること。


 2、協働とは、市民と市がそれぞれに果たすべき役割を自覚し、相互に補完し、協力しあうこと。


 3、市民意見提出制度とは、市が作成した行政活動の原案について、書面等による意見を広く募集する方法で行う、市民参加制度であります。


 この三つの定義づけを行い、市側の役割、市民側の役割を明確にして、市民と行政のパートナーシップによるまちづくりを推進することを基本方針としております。


 また、条例制定までの手順としましては、市職員検討委員会による検討、市民策定委員会による検討、市民意見提出制度(パブリックコメント)による意見募集、市議会による議案審議などを経て、約2年間がかかっております。


 本市においても、鹿沼市自治基本条例を考える会がスタートしたところですが、今後、鹿沼市の総合計画でもある、KANUMA“ステップ・アップ”ビジョンとの整合性をどう図るか等、調査事項を生かし、議論をしていきたいと考えます。


 次に、岡山県倉敷市において、倉敷よい子いっぱい育成プランについて、視察研修を行いました。


 このプランは、全国的な少子化の進行に伴い、平成15年7月に制定された、次世代育成支援対策推進法に基づき策定されたものであります。


 「子育ての基本は家庭である」という認識を高めてもらうことを前提に、?子ども、?子育て家庭、?地域社会、?次代の親と四つの基本目標を設定し、家庭で取り組むこと、地域で取り組むこと、行政が取り組むことなどが、詳細に明記された冊子になっております。例えば、子育てに伴う経済的負担軽減のために、家庭では、子供を持つことの価値観の見いだし、子育て用品のリサイクル活用。地域では、子育て用品の譲り合い、子育て経験者の家計のやりくり工夫の伝授。行政では、児童手当等の支給、特定不妊治療に対する助成、乳幼児医療費助成の充実などであります。


 子育ての第一義的な責任は、父母を初めとして、家庭にあることは言うまでもありませんが、それを前提に、家庭、地域、学校、行政等が、それぞれの役割を果たしながら、社会全体で子育てしていくことが重要であると感じました。


 最後になりますが、倉敷市庁舎の豪華さに驚いたことと、各委員それぞれ積極的な質疑応答を行い、大変有意義な行政視察であったことを申し添えまして、文教民生常任委員会の行政視察報告とさせていただきます。


○議長(飯塚正人君) 建設水道常任委員会委員長、増渕君。


○建設水道常任委員長(増渕靖弘君) ただいまより、建設水道常任委員会の行政視察のご報告を行います。


 建設水道常任委員会では、去る11月11日から13日において、山口県柳井市と佐賀県唐津市に行政視察を行いました。


 柳井市では、都市計画道路、柳井駅・門の前線についての開発計画について、視察いたしました。


 歴史的地域に相応しい、街づくりを推進していくに当たり、柳井駅・門の前線整備の基本は、将来、街の骨格となるようなガイドラインや、人が集まることを拠点としたネットワーク整備を図るものとし、地区の中心軸となる柳井駅・門の前線の整備と、地区外周道路及び地区内にアクセスするための補助幹線道路の整備を図るものです。


 また、地区内に点在する歴史的な遺産を結ぶ歴史めぐりルートを設定し、柳井町の探索できる歩行系ネットワークの路地を整備し、白壁の町並みに相応しい白壁通り、江戸情緒を思い起こす江戸通りという名称をつけ整備し、一方で、道路空間の整備や景観づくりを、地区住民が主体となり行政と一体となって整備し、その結果、明治・大正・昭和のレトロ感覚を基調とした、レトロ調通りという名称で、景観・整備された町並みづくりをしました。


 広々とした歩道と、統一された色調やコンセプトに沿った建物や道路整備は、見る者にとって、安らぎと潤いを感じさせる町並みとなっております。


 しかし、車社会に対応する中心市街地の活性化や、幹線道路沿いに大規模店が立ち並ぶなど、中心市街地の誘客には、課題があるということです。


 また、65億円という巨費を投じて整備された駅前通り商店街ではありますが、商店街の活性化につながることについては、柳井市としても、まだ、その検証には至っていないということです。


 鹿沼市においても、駅前開発が進んでいますが、費用対効果を考えながら本当の活性化が図られる必要を感じました。


 今後の鹿沼市の整備計画を行う上で、柳井市の例は、大変参考になりました。


 次に、唐津市の景観街づくりと東唐津駅南地区の地区計画について、行政視察を行いました。


 唐津市は、玄海国定公園に指定され、変化に富んだリアス式海岸と島々、そして美しい海、緑あふれる城下町であります。文化としては、唐津焼・伝統的な祭り唐津くんちなど、多彩な文化を保有し、歴史的にも古くから、大陸の玄関口として重要な港町でありました。


 これらを踏まえて唐津市は、平成18年に国が定めた景観法により、景観行政団体となり、美しい唐津の活性化を取り組むため、三つの基本方針を定め、魅力ある景観づくりを推進しました。


 ?雄大な水と緑の自然景観を保全・活用した景観街づくり。


 ?地域の歴史・文化を保全・活用した景観づくり。


 ?景観資源をつなぐ快適な回遊性、アクセス性の高いルートを軸とした景観街づくり。


 ?市民の暮らしを大切にした景観街づくり。


 ?にぎわいを創出する景観街づくり。


 ?市民全体が盛り上がり、協働して進める景観街づくりです。


 以上を定め、市民一人一人が景観に対する良識をつけ、地域で決めたルールや活動を通じて、美しい唐津市の活性化のため、共通の意識を持って取り組んでいます。


 また、東唐津駅前南地区の地区計画では、東唐津駅地区整備計画事業の一つとして、快適な住宅地区の形成と、中高一貫教育の文教地区に相応しい良好な住環境を、将来にわたって守るため、都市計画法に定められた街づくりのルールを市の条例とし、地区計画地区における建物制限をしているものです。


 1)畜舎・神社・寺院・教会・その他これらに類するものの建物は禁止。


 また、地区計画地域内で建築などを行う際、建築物の用途を細かく定め、さらなる地区計画の充実を図っています。


 建築物の用途、建築物の敷地面積の最低限度、壁面の位置、建築物の高さなど、建築物など形態・意匠などについて、地区計画に定められたルールに従って行うものであります。


 鹿沼市においても、美しい景観や歴史的な建造物などを残しつつ、また、目的に応じた環境整備には、将来を見越したルールが必要であると感じました。


 なお、建設水道常任委員会の委員の活発な質疑応答がされ、両市における先進事例は、これからの鹿沼市にとって、開発の一助となる、大変有意義な視察であったことをご報告申し上げます。


○議長(飯塚正人君) 総務常任委員会委員長、湯澤君。


○総務常任委員長(湯澤英之君) ただいまから、総務常任委員会行政視察報告をいたします。


 去る11月16日から18日の3日間にわたり視察をしてまいりました。


 総務常任委員会は、1日目を広島県三次市に伺い、行政評価システムについて、みよし夢ビジョン100年会議についてを、視察してまいりました。


 そして、二日目は、同じく、広島県尾道市に伺い、救急搬送体制について、尾道市立病院ワークステーションについてを、視察してまいりました。


 まず、三次市の行政評価システムについて報告します。


 三次市の行政システムの方法でありますが、評価点を設けて、項目を大きく三つに分けて行っています。


 手段としては、適切性、市の役割、必要性に大きく分けまして、細かくは六つの項目に分けて、30点の満点を評価点をつけ、担当部署で一次評価をし、部長級クラスで2次評価をして、行っています。


 さらに、市民公募及び学識経験者のもとで、分析をなされています。


 本市との違いは、部長級で行う2次評価です。


 また、項目内容に違いがあります。項目内容により、定性分析の観点が異なることで、行政サービスに重要な市民ニーズを失うことがないよう、気をつけています。さらに、事業の膠着化を恐れ、改善の有無を判断するとともに、2次評価判断理由を明確にし、現況のベストな選択となるよう、心がけているのです。


 次に、みよし夢ビジョン100年会議についてであります。


 この100年会議は、都市・産業経済・文化学習・健康福祉・環境・こども、以上の六つの分野に分けて、それぞれに、市民主体で会議を開催されております。その後、まちづくりの目標と基本戦略、そして、主要施策をまとめています。


 これまである総合計画は、10年後の目標を定めた基本構想、具体的な施策を明らかにする5年ごとの基本計画、毎年の予算を伴う実施計画の3段階で構成されています。


 しかし、理想の姿を描くことにより、現実を直視できること、その姿に邁進するよう積み重ね努めること、計画づくりの大事な部分が多く得られることとなります。国家百年の計とは言われますが、まさに市家百年の計であると感銘を受けてまいりました。


 次に、尾道市の行政視察に関して、ご報告を申し上げます。


 行政視察内容につきましては、先に述べたとおり、救急搬送体制について、尾道市立病院ワークステーションについてであります。


 全国的に、医師不足は否めません。尾道市も同様でありました。


 ただ、救急医療に対応できる医者の確保ができない状況を打破するため、救急救命士、認定救急救命士などの確保、増員に努めておりました。尾道市は、市民病院を持っています。市民病院内に、救急救命士の就業前教育や就業後教育をする研修の場を設置し、常に、病院と連携を図れることで、医師不足に対応し、努められておりました。


 ワークステーション救急隊では、平日の午前9時30分から午後5時まで、市民病院に駐在し、病院研修を受けています。もしもワークステーション研修中に、救急事案が発生した場合には、そこから現場に出動します。医師同乗要件に該当する場合、担当医師が救急車に同乗して出動する、ドクターカー的運用もされています。


 市民病院があるからできることではなくて、救急隊と病院の連携が必要となり、現在の手法が見出されたのだと思っております。


 以上により、行政視察報告といたしますが、委員各位とも熱心に調査研究をされ、活発な質疑をなされ、実り多い行政視察でありましたことをご報告申し上げまして、結びといたします。


○議長(飯塚正人君) 環境経済常任委員会委員長、塩入君。


○環境経済常任委員長(塩入佳子君) ただいまから、環境経済常任委員会の視察結果について、報告をいたします。


 当委員会は、11月16日から11月18日までの3日間にわたり、京都府京都市と兵庫県たつの市を視察してまいりました。


 まず、京都市においては、生ごみの分別回収及びガス燃料化・堆肥化のモデル実験について、視察をしてまいりました。


 生ごみの分別回収及びガス燃料化・堆肥化のモデル実験につきましては、京都市における家庭ごみの中で、4割を占める生ごみを減らすと同時に、再資源化を目指すという目的で始められたものです。


 この実験は、平成20年10月1日から開始され、我々の視察時には、スタート以来、ちょうど1年を経過したところですので、どのような成果や方向性が見られたかについて視察研修するとともに、本市の環境問題への参考にしたいと考えました。


 そこで、視察前に鹿沼市の環境部に伺い、本市の現状や課題についてレクチャーを受け、両市の違いを把握してから視察に臨むことといたしました。


 京都市においては、生ごみからの新エネルギー生成に関して、生ごみ利活用の意義、効果を見据えて、現状では焼却しているごみのうち、紙・プラスチックはリサイクルへ、生ごみはバイオガス化、それらの一部とその他のごみだけを焼却することで、発熱量を低下させずに、システム全体のエネルギー効果を向上させるよう、計画されています。


 京都市では、平成10年に京都市ごみ処理基本構想を制定して、25年後のごみ処理のあり方を検討し、ごみから資源・エネルギーを最大限回収するシステムとして、バイオガス化を位置づけました。


 そこで、平成11年、生ごみからのバイオガス生成実験(バイオガスプラント)。


 平成15年、生分解性プラスチック(京都モデル)実証実験。


 平成17年、生ごみからの水素生成と燃料電池での発電試験(バイオガスプラント)。


 平成19年、市庁舎ゼロエミッション活動、学校給食残渣等を活用した、高効率バイオガスの生成実験。


 環境省の委託事業として、産学官連携でバイオマス利活用の実証研究である「京都バイオサイクルプロジェクト」を実施。これは、19年から21年度です。という、これまでの取り組みを経て、バイオガス化に向けて、実験を段階的に進めています。


 昨年10月から12月の3か月間は、実験1として、バイオガス化後、堆肥化できる生ごみの分別実験。ことし平成21年1月から3月の3か月間は、実験2として、実験1の生ごみに加えて、バイオガス化後、堆肥化できない生ごみも加え、さらに紙くず類も加えたごみの分別実験をしました。


 この実験の後、アンケート調査をし、その結果により、ことし4月から9月までの6か月間は、62%の市民に支持された実験2を採用して、解析し、計画化しました。


 また、先に述べました環境省受託技術実証研究であります「京都バイオサイクルプロジェクト」は、京都市と京都大学、京都高度技術研究所などが産官学連携し、京都市廃食用油燃料化事業(BDF)を核として、廃木材・剪定枝のメタノール化(反応剤)や、副産物グリセリンのバイオガス化などの循環利用によって、温暖化対策効果の相乗的効果を図ることを目的としています。


 その結果、京都市のごみ収集車全部とバスの95台分が、ここで得られたエネルギーによって稼動しているということです。


 ごみを減らすばかりでなく、エネルギーとして再利用するシステムは、このような大規模なプロジェクトでなくとも、さまざまに応用できると考えます。


 京都議定書のお膝元、また、世界的な観光地を抱え、人口147万人余という大都市の京都市、2008年には「環境モデル都市」に選定された京都市ですから、環境に対する並々ならぬ熱意と意気込みが、施策に、明確に反映されています。


 分別においては、我が鹿沼市も、市民の理解と協力を得て順調に進んでいますが、鹿沼市においては、平成21年9月現在、収集される生ごみの比率が4.2%と、各家庭で堆肥化の処理が進んでいると見られます。


 しかし、本市では紙類が61.7%ということで、現在のところは、むしろ、紙ごみのリサイクルや生ごみとの組み合わせが重要と感じます。生ごみに紙を混入させることによって、バイオガスを多く発生させるほか、水分を吸収するので、生ごみの臭いを押さえ、ごみ回収の頻度が減るというメリットもあるということです。


 今後、本市においても、ごみを減らし、環境負荷を減らし、地球温暖化防止に役立てるために、まだまだ方法はたくさんあるというヒントをいただいてまいりました。


 次に、たつの市のPR事業について。


 人口8万1,815人の兵庫県たつの市産業部商工観光課を訪ね、研修するとともに、地場産品・特産品の販売所を視察してまいりました。


 たつの市の主な特産品は、薄口醤油・手延素麺・皮革です。


 1番目の薄口醤油については、400年の歴史を持ち、播磨平野の豊かな小麦と質のよい大豆、手近かなところで手に入る良質な赤穂の塩、清らかで鉄分の少ない揖保川の水、さらに穏やかな気候と、3拍子も4拍子もそろった条件のよさで、広く名産地として知られるようになりました。製品は一般消費者用ばかりでなく、贈答品やお土産としても、卵かけご飯用の醤油とか湯豆腐用醤油などと、付加価値をつけた商品開発もなされ、市内の国民宿舎や観光売店でPR販売しています。


 次に、私たちもよく知っている手延素麺「揖保乃糸」は、良質の小麦、揖保川を中心とした播磨地方の清流、赤穂の塩を原料とし、熟練した職人が、丹精込めて、伝統の製法で熟成を重ねてつくり上げた逸品です。


 平成9年、市の中心街の北部に、この手延素麺「揖保乃糸」の歴史を伝えPRする施設として、兵庫県手延素麺協同組合が「揖保乃糸・資料館そうめんの里」が建設されました。これは、大型駐車場を完備し、資料館の機能だけでなく、そうめん料理を味わうことの出来る、食事施設も併用した大型施設です。近年、旅行社と提携し、観光バスで、観光とそうめん料理を組み込んだプランがふえたということです。


 次に、3番目といたしまして、たつの市の成牛皮革は、全国有数の生産高を誇っていますが、一次製品が中心で、皮にするところまでで製品化はされていないため、醤油・そうめんほどは一般に知られていません。


 そこで、従来市単独で行っていた「ひょうご皮革総合フェア&たつの市皮革まつり」を、5年前から県との共催で盛大に開催し、PRしています。


 また、このイベントに先立ち、数年前から、たつの市で生産された天然皮革を用いた、さまざまな取り組みがなされています。小さな皮でつくれる動物フィギュアの製作体験コーナーは、大変好評を博し、近年では、干支の動物フィギュアも人気です。


 そこで、県立龍野実業高校デザイン科の生徒に、作成マニュアルのDVD製作を依頼し、希望者に貸し出しも始めました。


 このように、地場産業を発展させていくために、産官学でのさまざまな取り組みを進め成果を上げていますが、商工課が21年度に、製品や観光のPRのため組んだ予算額は66万2,000円で、決して多くはありません。


 主なものとして、ミスたつのを販売レディーとして活用しているため、人件費、旅費などですが、東京の三鷹市との連携でPR活動もし、特産品の販売には、現地の東京で女性の説明係を雇用しているとのことで、ここでも、人件費が必要です。


 たつの市では、地場特産製品について、一つ一つ実証し、可能な限り付加価値を研究し、PR、そして販路を広げていると感じました。


 また、たつの市産業部参事で商工観光課長が、観光協会の事務局長と兼務しており、観光協会や商工会、商工会議所の連携がよいということ、行政職員がボランティアとして、市民の中に入っていくことが重要と話しておりました。


 鹿沼市におきましても、さまざまな特産品があるわけですが、まだまだ、開発の余地はあると感じてまいりました。


 今回の視察研修におきまして、委員全員から、熱心に、また的確に質問が出され、担当者からも熱意ある説明を受けることができました。


 結果、大変意義の深い視察になりましたことを申し添え、環境経済常任委員会の視察結果の報告とさせていただきます。


○議長(飯塚正人君) 報告は終わりました。


 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。


 これをもちまして、平成21年第8回鹿沼市議会定例会を閉会いたします。


 (午前10時54分)








 上記会議録を証するため、下記署名いたします。





  議  長   飯  塚  正  人





  署名議員   大  越  正  啓





  署名議員   寄  川  フ ユ 子