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栃木県 鹿沼市

平成17年第2回定例会(第6日 3月18日)




平成17年第2回定例会(第6日 3月18日)




     平成17年第2回鹿沼市議会定例会会議録(第6日)





開  議  平成17年3月18日(金)午前10時






 日程第 1 議案第2号から議案第20号まで、及び議案第25号から議案第43号までに


       ついて(委員長報告、質疑、討論)


 日程第 2 議案第3号、議案第4号、及び議案第36号について(採決)


 日程第 3 議案第2号、及び議案第5号から議案第20号まで、議案第25号から議案第


       35号まで、並びに議案第37号から議案第43号までについて(採決)


 日程第 4 議員案第1号から議員案第7号までについて(採決)


 日程第 5 特別委員会委員の選任について


 


会議事件


 議案第 2号 専決処分事項の承認について


        (下水道資源化工場施設の建設及び維持管理に関する事務の委託に関する規


        約の変更)


 議案第 3号 平成17年度鹿沼市一般会計予算について


 議案第 4号 平成17年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について


 議案第 5号 平成17年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計予算について


 議案第 6号 平成17年度鹿沼市簡易水道事業費特別会計予算について


 議案第 7号 平成17年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計予算について


 議案第 8号 平成17年度鹿沼市見笹霊園事業費特別会計予算について


 議案第 9号 平成17年度鹿沼市老人保健特別会計予算について


 議案第10号 平成17年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計予算について


 議案第11号 平成17年度鹿沼市介護保険特別会計予算について


 議案第12号 平成17年度鹿沼市水道事業会計予算について


 議案第13号 平成16年度鹿沼市一般会計補正予算(第3号)について


 議案第14号 平成16年度鹿沼市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について


 議案第15号 平成16年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計補正予算(第3号)について


 議案第16号 平成16年度鹿沼市簡易水道事業費特別会計補正予算(第3号)について


 議案第17号 平成16年度鹿沼市公設地方卸売市場事業費特別会計補正予算(第2号)に


        ついて


 議案第18号 平成16年度鹿沼市老人保健特別会計補正予算(第3号)について


 議案第19号 平成16年度鹿沼市農業集落排水事業費特別会計補正予算(第2号)につい


       て


 議案第20号 平成16年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第3号)について


 議案第25号 鹿沼市指定金融機関の指定について


 議案第26号 町及び字の廃止並びに町及び字の区域の変更について


 議案第27号 市道路線の認定について


 議案第28号 鹿沼市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について


 議案第29号 鹿沼市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例等の一部改正について


 議案第30号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について


 議案第31号 鹿沼市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部改正について


 議案第32号 鹿沼市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部


        改正について


 議案第33号 鹿沼市長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正について


 議案第34号 鹿沼市一般職の職員の寒冷地手当の支給に関する条例の廃止について


 議案第35号 鹿沼市技能労務職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について


 議案第36号 鹿沼市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定につ


        いて


 議案第37号 鹿沼市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正につ


        いて


 議案第38号 鹿沼市文化財保護条例の一部改正について


 議案第39号 鹿沼市休日急患診療所条例の一部改正について


 議案第40号 鹿沼市農業委員会の農地部会等の委員の定数に関する条例の一部改正につい


        て


 議案第41号 鹿沼市都市公園条例の一部改正について


 議案第42号 鹿沼市下水道条例の一部改正について


 議案第43号 鹿沼市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について


 議員案第1号 市行政推進調査特別委員会の設置について


 議員案第2号 自然災害による被災住宅再建支援制度の確立を求める意見書の提出について


 議員案第3号 スマトラ沖大地震・津波被害に関する意見書の提出について


 議員案第4号 北朝鮮による拉致事件の真相究明と全面解決を求める意見書の提出について


 議員案第5号 障害者福祉制度の充実に関する意見書の提出について


 議員案第6号 中小企業対策の充実・強化に関する意見書の提出について


 議員案第7号 少人数学級編制の全国的な制度化を求める意見書の提出について





出席議員(27名)


   1番   湯  澤  英  之


   2番   松  井  正  一


   3番   増  渕  靖  弘


   4番   津 久 井  健  吉


   5番   関  口  正  一


   6番   前  田  敏  通


   7番   大  島  久  幸


   8番   赤  坂  日 出 男


   9番   橋  本  正  男


  10番   大  貫  武  男


  11番   冨 久 田  耕  平


  12番   鈴  木  章  由


  13番   塩  入  佳  子


  14番   飯  塚  正  人


  15番   山  田  利  英


  16番   小  松  英  夫


  17番   阿  見  英  博


  18番   荒  井  令  子


  19番   小  川  清  正


  20番   小 野 口  幸  司


  21番   鈴  木     貢


  22番   寄  川  フ ユ 子


  23番   手  塚  久  寿


  24番   船  生  哲  夫


  25番   鈴  木  幸  夫


  26番   山  崎  正  信


  27番   芳  田  利  雄





欠席議員(なし)





地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者


 市  長   阿  部  和  夫     経済部長   金  子     稔


 助  役   渡  邉  南  泱     環境対策部長 宇 賀 神  正  雄


 収 入 役   鈴  木     茂     都市建設部長 栗  坪  建  雄


 企画部長   大  橋     勲     水道部長   渡  辺  政  夫


 総務部長   福  田  康  行     参  事   金  子  孝  之


 市民生活部長 柴  垣  重  司     教 育 長   西  山  義  信


 保健福祉部長 高  田  久  男     教育次長   古  澤  正  己





事務局職員出席者


 事務局長   大  下  仁  平     事務局次長  福  田     孝





○議長(船生哲夫君) ただいまから本日の会議を開きます。


 (午前10時00分)


○議長(船生哲夫君) 現在出席している議員は27名であります。


 それでは、本日の議事日程を事務局長に朗読させます。


○事務局長(大下仁平君) 議事日程を朗読。


○議長(船生哲夫君) 日程の朗読は終わりました。


 日程第1、議案第2号 専決処分事項の承認について(下水道資源化工場施設の建設及び維持管理に関する事務の委託に関する規約の変更)から議案第20号 平成16年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第3号)まで及び議案第25号 鹿沼市指定金融機関の指定についてから議案第43号 鹿沼市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてまでを議題といたします。


 各委員長の報告を求めます。


 総務常任委員会委員長、大貫君。


○総務常任委員長(大貫武男君) おはようございます。ただいまから総務常任委員会の審査の結果について報告いたします。


 今議会におきまして本委員会に付託されました案件は、議案17件でありました。これに対し、去る15日委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました。このうち議案第21号から議案第24号につきましては、16日に報告いたしましたので、残りの議案について報告をいたします。議案第3号中関係予算及び議案第36号につきましては、賛成多数で原案を可とすべきものと決しました。議案第13号中関係予算及び議案第25号、議案第26号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第33号、議案第34号、議案第35号並びに議案第37号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。


 何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、総務常任委員会の審査結果についての報告を終わります。


○議長(船生哲夫君) 文教民生常任委員会委員長、山田君。


○文教民生常任委員長(山田利英君) おはようございます。ただいまから文教民生常任委員会の審査の結果について報告いたします。


 今議会におきまして本委員会に付託されました案件は、議案12件でありました。これに対し、去る15日委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第3号中関係予算、議案第4号、議案第8号、議案第9号、議案第11号、議案第13号中関係予算、議案第14号、議案第18号、議案第20号、議案第32号、議案第38号及び議案第39号につきましては全会一致で原案を可とすべきものと決しました。


 何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、文教民生常任委員会の審査結果についての報告を終わります。


○議長(船生哲夫君) 環境経済常任委員会委員長、飯塚君。


○環境経済常任委員長(飯塚正人君) おはようございます。ただいまから環境経済常任委員会の審査の結果について報告いたします。


 今議会におきまして本委員会に付託されました案件は、議案11件でありました。これに対し、去る16日委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第2号、議案第3号中関係予算、議案第5号、議案第7号、議案第10号、議案第13号中関係予算、議案第15号、議案第17号、議案第19号、議案第40号及び議案第42号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。


 何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、環境経済常任委員会の審査結果についての報告を終わります。


○議長(船生哲夫君) 建設水道常任委員会委員長、冨久田君。


○建設水道常任委員長(冨久田耕平君) おはようございます。ただいまから建設水道常任委員会の審査の結果について報告いたします。


 今議会におきまして本委員会に付託されました案件は、議案8件でありました。これに対し、去る16日委員会を開催し、執行部から詳細な説明を求め、慎重に審査を行いました結果、議案第3号中関係予算、議案第6号、議案第12号、議案第13号中関係予算、議案第16号、議案第27号、議案第41号及び議案第43号につきましては、全会一致で原案を可とすべきものと決しました。


 何とぞ議員各位のご賛同をお願いいたしまして、建設水道常任委員会の審査結果についての報告を終わります。


○議長(船生哲夫君) 各委員長の報告は終わりました。


 各委員長の報告に対し、ご質疑はありませんか。


 (「なし」と呼ぶ者あり)


○議長(船生哲夫君) 別段ご質疑もないようですので、以上で各委員長に対する質疑を終結いたします。


 これより討論に入ります。


 発言の通告がありましたので、順次発言を許します。


 27番、芳田利雄君。


○27番(芳田利雄君) おはようございます。


 それでは、日本共産党を代表いたしまして反対の討論を行いたいと思います。議員各位の賛同を求めます。


 ただいま議題となっております議案のうち、議案第3号 平成17年度鹿沼市一般会計予算、議案第4号 鹿沼市国民健康保険特別会計予算及び議案第36号 鹿沼市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定について、この3件について反対をし、討論を行いたいと思います。


 まず最初に、議案第3号 平成17年度鹿沼市一般会計予算について討論を行います。今国は、国民に対しては7兆円に及ぶ増税計画を立てて、地方自治体に対しては三位一体改革の名のもとに財政削減の計画を推し進めております。これまで小泉首相が進めてきた構造改革の路線をさらに強めて、さらに耐えがたい負担を国民に求めるものであります。定率減税を2か年かけて廃止することや介護年金、雇用保険の値上げなど、国民の負担増は、暮らしと社会保障のあらゆる分野で推し進められ、市民の暮らしは極めて困難になってきております。今まさに地方自治体は、かつてないほど厳しい財政運営が強いられております。


 さて、このような状況下にあって、鹿沼市の2005年度予算はどうなっているのか。市長も施政方針の中で述べておりますが、景気は緩やかな回復基調にあるとしながらも、地域や中小企業の実態は深刻で、個人消費は伸び悩み、デフレからの脱却もなかなか進まない。いまだ厳しい状態にあると、このように述べております。財政においても、市税の減収や三位一体改革の影響で国庫補助負担金や地方交付税など主要な財源の確保が大変厳しいとしております。しかし、このような厳しい財政の中にあっても、不況対策として中小企業元気アップ資金貸付事業の実施を初め、医療では休日夜間急患診療の実施、福祉の分野では在宅難病患者への介護支援など、さらに教育では小中学校の施設整備など阿部市政の適切な施策の打ち出しは大いに評価をするものであります。


 しかし、残念なことですが、地方自治体の本旨である市民の暮らしや福祉を守ることにしっかりと予算が組まれてきたかという点から見れば、問題点を指摘しなければなりません。主なものとして3点を挙げ、反対の理由としたいと思います。


 一つは、ダムの問題であります。これまで鹿沼市には二つのダム問題があり、進められてまいりました。東大芦川ダムにつきましては、ダム反対の住民運動が起こり、その住民の声が県政をも動かし、ダム建設を中止するとの判断が下されました。皆さんもご存じのとおりであります。しかし、南摩ダムにつきましては、大谷川から取水は中止になったものの、全面見直しでなく、規模を縮小して推進し、中止した東大芦川ダムのかわりに南摩ダムの利水を充てるという矛盾した代替案を決めました。


 しかし、南摩ダムにためるべく水の問題は、何一ついまだ解決されておりません。南摩ダムの水は、黒川や大芦川から取水するというものですが、肝心の水は黒川にも大芦川にも余り流れておりません。取水できる流量が仮にあったとしても、1年間におよそ30日程度と取水する日数は決められております。これは過去30年間の統計資料からはじき出したものであります。このことからわかりますように、自然の影響をもろに受けるため、貯水量は極めて不安定なものであります。我が党は、市民の飲み水は、これまでどおり地下水で確保することで十分できる、こういう立場であります。市当局も上水道第5次拡張計画の見直しを公式に明らかにしております。市民の水使用量が年々減少傾向にあることを認めたものであります。だとするなら、市としても南摩ダムに利水を求める必要はないと思います。どうしても必要なら、水に余裕があるお隣の宇都宮市や今市市から引くことができると思います。


 2月3日の県議会で、鹿沼選出の神谷県議会議員が大変興味深い質問をしております。それは、水道事業の効率化に向けて、広域的な供給が必要だという指摘であります。水道事業は、市町村が事業主体となっているが、より効率的な運営を目指し、市町村を超えた広域的な水道の供給体制が必要だと言っております。地下水は自治体に関係がなく、上から下へ流れているものでありますから、極めて有効な、合理的な提案であろうと私も賛同するものであります。こういう考えで私もこれまで何度も提案をしてまいりました。この神谷県議の質問に対して県当局は、関係団体の意見を聞いて今後研究をしていきたい、このように答えたそうであります。これは新聞報道であります。水がたまるかどうかもわからないこのダムに、およそ2,000億円をかけること自体むだな公共事業として批判をされるべきものであります。したがいまして、このような理由から、ダム建設のための予算は組むべきでないと考えます。


 さらに、二つ目の問題として、粟野町との合併についても、私ども日本共産党は反対の立場をとりました。その理由は、今の時点で合併を決めることは時期尚早であり、無理があるという立場であります。粟野町当局と合併推進の町議会議員の皆さんは、住民の意見を聞かずに勝手に鹿沼市との合併を進めたため、住民からの信頼を失っております。町のことは選ばれたおれたちが決める、こういうエリート民主主義を突き進めたためであります。このような状態で粟野町との合併を進めては、粟野町の問題や混乱を、この鹿沼市に持ち込むことになるわけであります。粟野町は、これから町議会議員の選挙を迎えます。いましばらく事態を見守って、粟野町の町民自身が合併の是非を決めるまで待つべきだろうと思います。したがいまして、合併を見込んでの予算に反対するものであります。


 最後でありますが、三つ目の問題として、JR新駅建設の問題を反対の理由に挙げたいと思います。予算化は少し早過ぎるという理由であります。駅の規模や予算は、JR東日本からの回答が来ない限りわからないと思います。このことは市当局も認めていることです。回答が来た時点で市民の合意を得てから進めるべきと考えます。予算措置については、当初予算を組まなくても、その時点で補正を組むことで十分に対応することが可能だと思います。したがって、基本計画設計委託料2,700万円は計上すべきでないと思いますので、反対の理由といたします。


 続きまして、議案第4号 平成17年度国民健康保険特別会計予算について反対討論を行います。地方自治の本旨である市民の暮らし、福祉、健康を守ることに市の財政をきちんと生かすため仕事をやろうとしているかどうかです。平成15年度の決算を見ますと、鹿沼市の国保税は県内12市の中で2番目に高い国保税のために、高い状況にあります。これは1世帯当たりの数字であります。高い国保税のために払いたくても払い切れない人が急増しています。また、本来は悪質滞納者のみに適用すべき資格者証明、資格者証、短期保険証を国の言うとおりに大量に発行し、国民皆保険制度や憲法25条を自ら掘り崩すことは許されません。低所得者層が圧倒的に多く、しかも史上最悪の今の経済状況のもとで加入者が急増し、前期高齢者制度が新設され、国保財政は極めて深刻な事態にあります。このように脆弱な財政基盤にもかかわらず、一般会計からの繰り入れをふやさず、市民の窮状を見て見ぬふりをする冷たい仕打ちはやめていただきたいと思います。昨年の9月議会では、市長自らが答弁に立っていただき、基金の一部を取り崩して引下げることを検討する、こういった旨の答弁をいただきました。さすがに国保の実態を知り尽くしているからこそできる答弁だと私も喜びました。ところが、楽しみにしていました平成17年度の国保会計特別会計を見ましたら、引下げる形跡が全くありません。高い国保税、保険証の取り上げはそのまま続け、引下げは知らんぷりでは、市民の福祉や健康を守ることはできないと思います。高い国保税の引下げを求めて反対の理由としたいと思います。


 最後ですが、議案36号 鹿沼市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定について反対討論を行います。そもそも指定管理者制度は、住民の負担する税金で建設された公共施設が特定民間企業の営利追求の手段とされてしまうわけであり、本当にそれでいいのかという問題が残ります。また、現在の自治体の市場化は、自治体の財政危機につけ込む形で進行しております。しかし、財政危機はいわば短期的な目先の問題であり、それを理由に市場化を選択することが果たして正しいのかどうかという問題も残ります。公共サービスの市場化は、国民の人権にかかわるあらゆるものが商品として扱われるということです。そこではサービスを購入できる資力、財力のある者だけが顧客、消費者として尊重されます。資力のない者は、顧客でも消費者でもありません。住民は主権者として扱われなくなります。つまり、公共サービスの市場化は、貧富の差に応じて人権保障のレベルに格差をつけることになると思います。それは憲法の定める社会権のじゅうりんにほかなりません。以上のような基本認識から、指定管理者制度そのものに反対する立場であることをまず述べておきたいと思います。


 さて、地方自治体として条例制定は、やむを得ないとしても、内容については不十分と言わざるを得ないものです。その理由を3点指摘をしたいと思います。まず第1点には、この条例案には理念が明記されていない点です。地方自治法に基づいて、公の施設の目的、役割、公平性が明記されていないことは、重大な欠陥であると思います。


 そして、二つ目には、民間事業者に対する情報の公開、個人情報の保護あるいは住民参加、住民の監査請求を議会のチェックなどの仕組みが明記されていない点であります。また、事業計画の中に経費の縮減を明記していることは、本来の施設の利用目的に反するものであります。


 最後ですが、3点目です。市長や議員などが役員を兼ねる企業は、指定管理者にはなれないという規定がこの条例案には盛り込まれていない点です。この施設の管理には、地方自治法の兼業禁止の規定は及ばず、委託業者との間で癒着や腐敗の温床になるおそれがあることから、兼業禁止の規定はどうしても必要であると考えるからであります。


 以上の理由から、この条例の設置に反対するものであります。これで反対討論を終わります。皆さんのご賛同をお願いして、終わります。


○議長(船生哲夫君) 引き続き、発言を許します。


 8番、赤坂日出男君。


○8番(赤坂日出男君) おはようございます。私は、今議会に提出されました議案第3号 平成17年度一般会計予算、議案第4号 国民健康保険特別会計予算及び議案第36号 鹿沼市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定について、原案に賛成する立場から討論に参加をさせていただき、意見を申し上げたいと思います。


 今議会に提出されました予算案は、本市が希望と活気にあふれた「元気なまちかぬま」の実現に向けた予算であり、議会といたしましても各委員会を初めさまざまな議会活動を通して真剣に議論を重ね、また第四次総合計画第2ステージ「かぬま“夢未来”創世プラン」の最終年として着実な推進を的確に反映したものでありまして、私は大きな評価と、重ねて絶大な賛意を表するものであります。


 平成17年度一般会計予算につきましては、予算総額が330億円、前年度対比0.9%の減であります。歳入につきましては、3月16日、一昨日でありますけれども、月例経済報告の基調判断におきまして、緩やかな回復となっておりますが、3か月連続で景気判断は据え置かれて、その実感は依然としてなく、厳しい状況であります。


 本市においても三位一体の改革による国庫支出金や、これまでの不況の影響による市税収入などが減収し、市債の発行や財政調整基金の取り崩しなど、苦しい台所事情の中、大変なやりくりを迫られたようでありまして、このような状況においても、昨年度に比べ基金繰入金を減額をするなど、後年度間調整財源の確保が可能な限り図られたものと考えます。また、市民の行政参加意識の高揚として住民参加型「ミニ市場公募債」、「かぬま元気債」をさらに拡大し、継続的に発行することにつきましても評価をいたします。


 次に、歳出につきましては、限られた財源を対応すべき課題に重点的かつきめ細かに配分され、各分野にわたり施策の推進が図られたものと考えます。その中でも多くの市民の長年の要望であるJR日光線新駅整備事業については、JRからの回答を得次第、市民との意見交換をしながら用地調査や基本設計の作業に速やかに着手するためには、当初予算での計上は適当であると考えます。さらに、共同生活や農業体験などを通じて、将来の子供たちの健全育成を本市独自の教育事業として推進し、あわせて地域の活性化に寄与する自然体験交流センター整備事業、ジャスコ跡地などの課題解決を図り、多くの市民の声を聞きながら計画づくりを進めている中心市街地新拠点整備事業の3大プロジェクト事業は、いずれも人づくりや地域活性化といった鹿沼市の将来に向けたまちづくりのベースになる施策であり、平成17年度予算はそれぞれの着実な推進のため必要不可欠なものと認識をしております。


 また、足利銀行対策として、元気アップ資金融資制度を新設した中小企業経済対策事業や地場産材需要拡大策として新たにかぬま木の家モデルハウス事業を行う住宅関連産業振興推進事業、引き続きプレミアムつき商品券の発行支援を行う商業振興推進事業やブランド推進事業などの地域経済活性化対策に配慮されております。加えて、サッカー場整備事業、菊沢東小学校屋内運動場改築事業、リサイクルセンターへの太陽光発電設備の設置経費、これまでの休日に加え、平日の夜間診療を行う休日・夜間急患診療所費や難病患者の短期入所事業や病後児保育事業、休日の月曜日のごみを収集するハッピーマンデー事業など市民の多様な要望にこたえ、教育、福祉、環境施策の充実が図られたものと考えます。


 これらのほか、先ほども申し上げましたが、厳しい財源の中、経済活性化の観点から、引き続き「かぬま元気アップ減税」を実施し、さらには議会から要望いたしました政策予算に対しても、的確に計上されておりますことも評価するものであります。


 次に、一般会計の合併関連予算についてでありますが、粟野町との合併は、昨年6月1日に粟野町からの申し入れを受け、地方自治法に基づく合併協議会を設置し、協議を重ね、今議会に合併関連議案が提案され、去る3月16日の本会議において議決をしたところであります。議会において既に合併について議決をした以上は、合併関連予算について反対するということはいかがなものかと私は考えております。


 また、今回計上された予算については、粟野町を支所として機能させるためには不可欠な光ファイバー幹線整備や議会の同意を得て設置した合併協議会運営の負担金でありまして、来年1月1日の合併を迎えるに当たり、いずれも必要な予算であると私は理解をしております。


 次に、ダム関連予算についてでありますが、市としての水源地域及び取水、導水地域に対する予算であり、ダム関係地域が不利益をこうむらないような対策を講じる意味からも重要な予算であると思います。ご承知のように、南摩ダム事業につきましては、起業者であります水資源機構によって進められておりますが、水没地におきましては、大半の方が移転を完了しております。


 また、東大芦川ダム中止によりまして、本市の水道水や大芦川流域の農業用水等につきましては、南摩ダムによって確保されることになったわけですが、南摩ダムは本市の経済や農業に貢献するばかりでなく、ダム事業によって地域整備が行われるなど、地域の活性化にもつながる事業と理解をしております。このようなことから、本市にとりましても大切な事業となっており、このダム関係地域の方々のご理解をいただき、事業を進めることが急務であると感じておりますので、水源地域対策事業費等も適正であると考えます。


 以上、平成17年度当初予算は、まさに阿部市政のモットーであります市民とともにつくる市政をもとに、元気なかぬまを実現する、実質的には積極型予算であると私は考えます。


 次に、国民健康保険特別会計についてでありますが、国民医療費は人口の高齢化や医療技術の高度化などにより、高齢者の医療費を中心に増加をしておりますが、とりわけ高齢者の加入率が高い国保制度が抱える、もろくて弱い財政基盤という構造的な問題は一層深刻さを増し、極めて厳しい状況にあることは皆さんもご存じのとおりであります。こうした中で、国において将来にわたり国民皆保険制度を堅持するため、負担と給付の公平は不可欠であるとの認識のもと、医療保険制度改革の基本方針が決定され、保険者の再編、そして統合や新たな高齢者医療制度の創設などについて検討が進められており、ことしの夏ごろには改革の全体像が示される予定になっております。


 本市の国保会計におきましても、現在の経済状況を反映して、国保税収が伸び悩む反面で、介護納付金の大幅な伸びなどにより、財政運営は大変厳しい状況であります。安定した財政基盤を確立するためには、これまでに着実に確保してきました国保準備積立基金を有効に活用しながら、経費の節減や合理化を図り、保険給付費や老人保健拠出金はもとより、医療費の適正化対策や国保加入者の健康増進のための保健事業費の必要額を確保した当初予算は、国保特別会計の原則に立ち、健全な国保財政運営を具現化したものと考え、賛成するものであります。


 最後に、議案第36号 鹿沼市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定について賛成する立場から意見を申し上げます。指定管理者制度は、平成13年6月の国の経済財政諮問会議において、構造改革に関する基本方針、いわゆる骨太の方針により、公共サービスの提供について、民間にできることはできるだけ民間にゆだねるという原則のもと、地方自治における規制緩和及び市場開放を目的に創設されたものであります。この制度導入により、民間参入が図られ、施設管理と運営におけるサービスの質や価格などに競争の原理が働くことになるため、一層市民ニーズに合わせた施設の管理運営が可能になると考えます。今回の条例案は、制度導入に向けて計画的かつ適正に具現化したものと賛意を表するものであります。


 以上、各議案に対しまして賛成の立場で討論を申し上げましたが、既に各常任委員長の報告どおり可とすべきものと私は考えます。議員各位におかれましては、何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げまして、賛成の討論を終わります。ありがとうございました。


○議長(船生哲夫君) 以上で討論を終結いたします。


 続いて、日程第2、議案第3号 平成17年度鹿沼市一般会計予算について、議案第4号 平成17年度鹿沼市国民健康保険特別会計予算について及び議案第36号 鹿沼市公の施設における指定管理者の指定の手続等に関する条例の制定についてを議題といたします。


 お諮りいたします。議案第3号、議案第4号及び議案第36号については、直ちに一括採決いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(船生哲夫君) ご異議なしと認めます。


 したがって、直ちに一括採決いたします。


 お諮りいたします。各付議案件については、委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。


 (起立多数)


○議長(船生哲夫君) 起立多数であります。


 したがって、議案第3号、議案第4号及び議案第36号については、委員長の報告どおり決しました。


 続いて、日程第3、議案第2号 専決処分事項の承認について(下水道資源化工場施設の建設及び維持管理に関する事務の委託に関する規約の変更)及び議案第5号 平成17年度鹿沼市公共下水道事業費特別会計予算についてから議案第20号 平成16年度鹿沼市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてまで、議案第25号 鹿沼市指定金融機関の指定についてから議案第35号鹿沼市技能労務職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてまで並びに議案第37号 鹿沼市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正についてから議案第43号 鹿沼市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてまでを議題といたします。


 お諮りいたします。議案第2号及び議案第5号から議案第20号まで、議案第25号から議案第35号まで並びに議案第37号から議案第43号までについては、直ちに一括採決いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(船生哲夫君) ご異議なしと認めます。


 したがって、直ちに一括採決いたします。


 お諮りいたします。各付議案件については、委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(船生哲夫君) ご異議なしと認めます。


 したがって、各付議案件については、各委員長の報告どおり決しました。


 続いて、日程第4、議員案第1号 市行政推進調査特別委員会の設置についてから議員案第7号 少人数学級編制の全国的な制度化を求める意見書の提出についてまでを議題といたします。


 お諮りいたします。議員案第1号から議員案第7号までについては、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに一括採決いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(船生哲夫君) ご異議なしと認めます。


 したがって、直ちに採決いたします。


 議員案第1号から議員案第7号までについては、原案どおり決することにご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(船生哲夫君) ご異議なしと認めます。


 したがって、議員案第1号から議員案第7号までについては、原案どおり決しました。


 続いて、日程第5、特別委員会委員の選任についてを議題といたします。


 お諮りいたします。市行政推進調査特別委員会委員の選任については、鹿沼市議会委員会条例第5条第1項の規定により、議長において指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(船生哲夫君) ご異議なしと認めます。


 したがって、市行政推進調査特別委員会委員の選任につきましては、議長において指名いたします。


 市行政推進調査特別委員会委員に議員27名を指名いたします。


 委員の指名は、議員全員でありますので、省略させていただきます。


 ただいま指名いたしました議員27名を市行政推進調査特別委員会の委員に選任することにご異議ありませんか。


 (「異議なし」と呼ぶ者あり)


○議長(船生哲夫君) ご異議なしと認めます。


 したがって、議員27名を市行政推進調査特別委員会の委員に選任することに決しました。


 続いて、市行政推進調査特別委員会の委員長並びに副委員長の互選をお願いいたします。


 暫時休憩いたします。


 (午前10時45分)


○議長(船生哲夫君) 休憩前に引き続き再開いたします。


 (午前10時55分)


○議長(船生哲夫君) ただいま市行政推進調査特別委員会の委員長並びに副委員長の互選の結果報告がありましたので、事務局長に報告させます。


○事務局長(大下仁平君) 敬称は略させていただきます。


 市行政推進調査特別委員会


         委 員 長 鈴木 幸夫


         副委員長 手塚 久寿


 以上です。


○議長(船生哲夫君) 互選結果の報告は終わりました。


 以上で本日の日程は全部終了いたしました。


 これをもちまして平成17年第2回鹿沼市議会定例会を閉会いたします。


 (午前10時56分)








  上記会議録を証するため、下記署名いたします。





  議  長  船  生  哲  夫





  署名議員  赤  坂  日出男





  署名議員  小  川  清  正