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栃木県 足利市

平成29年  3月 定例会(第1回) 03月08日−一般質問−02号




平成29年  3月 定例会(第1回) − 03月08日−一般質問−02号







平成29年  3月 定例会(第1回)





            平成29年
            足利市議会定例会会議録(第2号)
            第 1 回
                                        

3月8日(水曜日)
 出 席 議 員 (22名)
         1番 末 吉 利 啓           13番 栗 原   収
         2番 須 田 瑞 穂           14番 荻 原 久 雄
         3番 大 谷 弥 生           15番 柳   収一郎
         4番 杉 田   光           16番 (欠   員)
         5番 金 子 裕 美           17番 小 林 克 之
         6番 小 林 貴 浩           18番 渡 辺   悟
         7番 横 山 育 男           19番 尾 関 栄 子
         8番 吉 田 晴 信           20番 黒 川 貫 男
         9番 冨 永 悦 子           21番 中 山 富 夫
        10番 大須賀 幸 雄           22番 酉 田 智 男
        11番 斎 藤 昌 之           23番 (欠   員)
        12番 大 島   綾           24番 平 塚   茂

 欠 席 議 員 (なし)

 地方自治法第121条の規定による会議事件の説明のため出席要求によって出席した者
    市     長  和 泉   聡       上 下 水道部長  川 連 正 司
    副  市  長  池 澤   昭       消  防  長  室 岡 茂 夫
    総 務 部 長  塚 原 達 哉       教  育  長  若 井 祐 平
    政 策 推進部長  相 川 建 司       教 育 次 長  岩 原 幸 市

    健 康 福祉部長  平 澤 敏 明       行 政 委 員 会  橋 本 修 一
                           事 務 局 長

    生 活 環境部長  柴 崎 正 人       農 業 委 員 会  穴 原 忠 司
                           事 務 局 長

    産 業 観光部長  大 滝 康 裕       行 政 管理課長  平 山   忍
    都 市 建設部長  金 子 裕 之       秘 書 課 長  岡 田 和 之
    会 計 管 理 者  吉 田 愼 次

 議会事務局職員出席者
    事 務 局 長  福 田 保 雄       議 事 調査担当  佐 藤 祐 子
                           副  主  幹

    議 事 課 長  大 橋 道 夫       書     記  藤 本   昇

 本日の会議に付した事件
( 1) 永年在職議員表彰について
( 2) 決議案第3号 足利市議会議員故藤生智弘氏に対する弔意決議について
( 3) 議案第 2号 足利市個人情報保護条例の改正について
( 4) 議案第 3号 職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例等の改正について
( 5) 議案第 4号 職員の配偶者同行休業に関する条例の改正について
( 6) 議案第 5号 足利市職員の給与に関する条例の改正について
( 7) 議案第 6号 足利市税条例等の改正について
( 8) 議案第 7号 足利市男女共同参画センターの指定管理者の指定について
( 9) 議案第 8号 足利市手数料条例の改正について
(10) 議案第 9号 平成28年度足利市一般会計補正予算(第5号)について
(11) 議案第10号 足利市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の改正に
         ついて
(12) 議案第11号 足利市母子生活支援施設さわらごハイム足利の指定管理者の指定について
(13) 議案第12号 足利市児童養護施設泗水学園の指定管理者の指定について
(14) 議案第13号 足利市国民健康保険条例の改正について
(15) 議案第14号 平成28年度足利市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)について
(16) 議案第15号 平成28年度足利市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
(17) 議案第16号 足利市中小企業振興条例の改正について
(18) 議案第17号 足利市風致地区条例の改正について
(19) 議案第18号 足利市自然環境、景観等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定につ
         いて
(20) 議案第19号 足利市都市公園(地区公園、近隣公園及び河川以外の緑地)の指定管理者の指定について
(21) 議案第20号 足利市都市公園(総合公園、街区公園及び河川内緑地)の指定管理者の指定について
(22) 議案第21号 足利市松田川ダムふれあい広場の指定管理者の指定について
(23) 議案第22号 市道路線の認定、廃止及び変更について
(24) 議案第23号 足利市営住宅及び足利市特定公共賃貸住宅の指定管理者の指定について
(25) 議案第24号 足利市民会館の指定管理者の指定について
(26) 議案第25号 足利市民プラザの指定管理者の指定について
(27) 議案第26号 足利市運動場(総合運動場、渡良瀬運動場及び御厨テニスコート)の指定管理者の指定について
(28) 議案第27号 足利市民体育館の指定管理者の指定について
(29) 議案第28号 平成29年度足利市一般会計予算について
(30) 議案第29号 平成29年度足利市介護保険特別会計(保険事業勘定)予算について
(31) 議案第30号 平成29年度足利市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算について
(32) 議案第31号 平成29年度足利市後期高齢者医療特別会計予算について
(33) 議案第32号 平成29年度足利市太陽光発電事業特別会計予算について
(34) 議案第33号 平成29年度足利市公設地方卸売市場事業特別会計予算について
(35) 議案第34号 平成29年度足利市農業集落排水事業特別会計予算について
(36) 議案第35号 平成29年度足利市公共下水道事業特別会計予算について
(37) 議案第36号 平成29年度足利市堀里ニュータウン下水処理事業特別会計予算について
(38) 議案第37号 平成29年度足利市水道事業会計予算について
(39) 議案第38号 平成29年度足利市工業用水道事業会計予算について
(40) 質疑にあわせて一般質問





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◎事務局長(福田保雄) 報告いたします。

  ただいまの出席議員22名全員であります。

  次に、本日の議事日程を申し上げます。

  日程第1 永年在職議員表彰について

  日程第2 決議案第3号について

  日程第3 議案第2号から第38号までについて

       (質疑にあわせて一般質問)

  以上であります。

                        

   開議 午前10時00分



○議長(黒川貫男) ただいまから本日の会議を開きます。

  この際、事務局長から諸般にわたり報告をさせます。



◎事務局長(福田保雄) 報告いたします。

 1 議員の逝去について

  〇 藤生智弘議員には、去る3月3日逝去され、3月7日告別式がとり行われました。

    ここに敬弔の意を表して報告いたします。



○議長(黒川貫男) 日程第1 永年在職議員表彰についてを議題といたします。

  この際、お諮りいたします。

  足利市議会議員として在職25年に達しておられます故藤生智弘議員に対して、決議をもって、その功労を表彰したいと存じます。

  表彰文は、議長に一任願いたいと思います。

  これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(黒川貫男) 御異議なしと認めます。

  よって、そのように決定いたしました。

  これより表彰文を朗読いたします。

  議員藤生智弘君は、足利市議会議員に当選すること7回、在職25年に及び、常に市政のために尽くし、市民福祉の増進に努められました。よって足利市議会は、君が永年の功労を多とし、特に決議をもってこれを表彰する。平成29年3月8日。

  表彰状の贈呈については、議長において取り計らいます。

  日程第2 決議案第3号についてを議題といたします。

  本案については、議長を初め多くの役職を歴任し、活躍をされました藤生智弘議員の御逝去に対しての決議でございます。お手元に配付のとおり決議案が提出されておりますので、朗読を省略して会議録に登載のことといたします。

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                  決議案第3号

   足利市議会議員故藤生智弘氏に対する弔意

   決議について

  別紙のとおり決議するものとする。

   平成29年3月8日提出

   提出者  足利市議会議員 荻 原 久 雄

    同           大須賀 幸 雄

    同           大 島   綾

    同           小 林 克 之

                        

   足利市議会議員故藤生智弘氏に対する弔意

   決議について

  足利市議会議員故藤生智弘氏は、3月3日逝去されました。

  まことに痛惜にたえません。ここに足利市議会の決議をもって、深甚なる弔意を表します。

  平成29年3月8日

                足 利 市 議 会

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○議長(黒川貫男) お諮りいたします。

  本案は、説明、質疑、委員会付託並びに討論を省略し、直ちに表決に付したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(黒川貫男) 御異議なしと認めます。

  よって本案は、説明、質疑、委員会付託並びに討論を省略し、直ちに表決に付することに決定いたしました。

  これより表決に入ります。

  決議案第3号について採決いたします。

  決議案第3号 足利市議会議員故藤生智弘氏に対す

         る弔意決議について

  本案は、案のとおり決議することに、御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(黒川貫男) 御異議なしと認めます。

  よって本案は、案のとおり決議されました。

  この際、故藤生智弘氏の御冥福を祈り黙祷をささげたいと存じますので、全員御起立をお願いいたします。

   (全員起立)



○議長(黒川貫男) これより黙祷を行います。

  黙祷。

   (黙祷)



○議長(黒川貫男) 黙祷を終わります。

  御着席ください。

  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。

  和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) 発言の機会をいただきましたので、一言申し上げさせていただきます。

  ただいま、故藤生智弘議員に対する弔意決議がありました。

  藤生議員におかれましては、7期25年9カ月もの長きにわたり、市会議員を務めておられましたが、去る3月3日、逝去されました。

  藤生議員は、第50代の足利市議会議長として、活力あふれる議会の運営にすぐれたリーダーシップを発揮されるなど、抜群の実行力をもって数々の功績を残されました。この足利をさらに輝いたまちにするため、市政の両輪として力を合わせ、ともに尽くしていけるものと固く信じておりましたので、本当に残念でなりません。

  藤生議員の御尽力に対し、改めて深く敬意を表しますとともに、皆様とともに、心から御冥福をお祈りいたします。



○議長(黒川貫男) 日程第3 議案第2号から第38号までについてを議題といたします。

  これより質疑にあわせて一般質問を行います。

  この際、申し上げます。一般質問については、一問一答方式の趣旨を十分に理解され、通告外とならないよう簡潔明瞭にお願いをいたします。

  また、答弁につきましても、わかりやすく簡潔明瞭にされるようお願いいたします。

  それでは、通告に従い、順次発言を許します。

  15番、柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 発言の機会をいただきましたので、通告に従い順次質問をしてまいります。

  本題に入る前に一言申し上げさせていただきます。

  このたび2月に、市議会新会派あしかが未来倶楽部を11人で結成いたしました。御案内のとおり、会派は政策集団であり、会派で多くの同士が調査研究、議論を行い、個々議員が一層切磋琢磨し、議員力を高め、ともに市政の発展を目指すものであります。一般質問や議案の採決において、是々非々で臨む事業もあるものと考えております。したがって、今後、市民の関心度の高い事業については、素通り禁止事業もあり得ますので、御理解を賜りたいと思います。

  また、このたび、市立美術館での国重要文化財の刀、「山姥切国広展」では、多くの刀剣ファンが全国から足利を訪れており、久しぶりににぎわいを見せて、大変うれしく思っています。

  それでは、本題に入ります。初めに、市長の政治姿勢について、いわゆる4年間の総括につき、お聞きしたいと思います。和泉市長には、4年前、新聞記者という第三者的立場から行政の当事者側となられたわけでありまして、記者時代もまた違った意味で昼夜を分かたず、大変厳しいときもあったことはお聞きしておりますが、就任後は、より大変な苦労もあったものと推察するものであります。

  そこで、伺います。4年前、厳しい選挙戦を見事勝ち抜き、市長に就任しましたが、行政のトップとして市政に携わってこられた、この4年間をどのように振りかえるのか、市長にお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。

  和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) 15番、柳 収一郎議員の御質問にお答えします。

  私は、足利に再び元気を取り戻したい、輝き続けるまちにしたいとの思いで市長選立候補を決意して以来、この信念を持ち続け、まちづくりに取り組んできました。「足利再生」をキャッチフレーズに、3つの柱として、産業、教育、観光を掲げました。

  まず、産業では、国や県とのパイプを生かすことにより、あがた駅南産業団地の開発を異例のスピードで進めることができました。それをさらに加速させ、分譲地の早期完売を目指しています。

  次に、教育では、子供の教育環境整備を進めました。国の支援を得ることで、小中学校の全普通教室にいち早くエアコンを設置しました。また、子育て世代から要望の多かった屋内子ども遊び場施設もオープンし、大変好評をいただいています。

  そして、観光では、足利の魅力をアピールするための情報発信強化、来訪者の満足度と回遊性の向上に力を入れました。国宝の鑁阿寺本堂や日本遺産となった史跡足利学校、あしかがフラワーパークやココ・ファーム・ワイナリーなど、世界に誇る観光資源を生かしながら外国人観光客の誘致を視野に入れた取り組みも行っています。その結果、観光入り込み客数が25年ぶりに400万人の大台を突破しました。このほかにも足利を元気と輝きに満ちたまちにするために力を入れてきた事業があります。

  まず、中心市街地の活性化では、各方面に働きかけてきたことが実を結び、旧足利赤十字病院跡地が足利工業大学のキャンパスになります。若者の笑顔がまちなかにあふれ、足利市のにぎわいが戻ってきます。

  次に、シティプロモーションでは、本市を総合的にPRする専門組織を立ち上げ、魅力やタイムリーな情報を効果的に発信しています。その結果、最近テレビを初めとする各種メディアに注目される機会がふえています。市民の皆さんに足利市への愛着や誇りを深めていただき、交流人口や定住人口の増加がまちの活性化につながっていくことを期待しています。

  そして、映像のまち構想プロジェクトでは、多くの撮影協力を積み重ね、業界関係者に足利市の存在が浸透してきました。それが7年ぶりとなる映画館の復活にもつながりました。また、旧足利西高等学校も取得することができ、今後は映像のまち構想の拠点施設として活用します。映像をキーワードとしたまちの活性化が着実に進んでいます。

  平成28年4月から本格的に取り組み始めたスマートウェルネスシティプロジェクトでは、歩いて健幸になる、歩きたくなる楽しいまちをつくります。健幸的な活動に対してポイントを付与する健幸マイレージ事業などを通じ、市民の健康寿命の延伸やまちのにぎわいにもつながると確信しています。

  就任1期目では、さまざまな成果が得られました。しかし、老朽化した大型公共施設への対応といった課題など、私がなすべきことはまだまだ残されています。引き続き強い覚悟と熱意を持って、誠心誠意足利に元気を生み出し、このまちで暮らしてよかったと誇りに思っていただけるよう全力で取り組む所存です。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問します。

  市長は常々、市民の皆さんを初めさまざまな団体、企業、グループの協力、連携による市民力を重視されていますけれども、この4年間でどう変わってきたとお考えか御所見をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) まちをよくするには、行政の力だけではなく、市民の力、まさに質の高い意欲のある市民の方たちの動きと力が大切だと。むしろそれが主役になってこそ、初めて行政と組み合わさってまちが前進していくのだろうというふうに常々私は市長になってから考えてきたところでありまして、そうした意味では、いろいろな場面でそうした形の市民力というのが広がりを見せているというような実感を随所にこの4年間感じてきました。

  例えば、最近の例でいきますと、子育てガイドをつくっているあしかが子育て応援ネットの皆さんが、「チャイルド・ユースサポート章」を国からいただいたのでということで御報告に来ていただきました。改めて、あの子育てガイドが持つ内容の充実、それを協賛金、協賛企業への寄附集めから皆さんの力でやっている。それが大変年々内容が充実してきている。こんな活動も、私は足利の大変良質な市民力を代表する事例だというふうに思っています。

  また、映画「バンクーバーの朝日」のロケ現場では、地元の女性たちがボランティアで率先してロケに、俳優さんたちが使うトイレを清掃していただくというようなことがありました。また、大岩町の昔のフィールドアスレチックのコースは、まさに地元の地域の皆さんとマウンテンバイクの愛好者の方たちによって手づくりですばらしいマウンテンバイクのコースに生まれ変わるというような事例もありました。

  そのほか、地域資源である足利のワインとまちなかの路地裏を活用したワインを絡めたイベントや、先月まで行っていましたフード祭等々、この4年間、私が市長になってからだけでも大変活気のある生きのいい市民の動きが出てきていると思っていまして、市民力という意味では、そうした形での活性化が進んでいるのではないかというふうに思っている次第であります。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問します。

  4年間の全過程を総合して、自己評価をするとしたら何点をつけられるか。いかがでしょうか、お伺いします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) なかなか自分で自分の点数をつけるというのは難しいと思っておりまして、いつも自分自身にも言い聞かせているように、まちのためには何が大切かということを考えながら日々進んでいく中で、振り返ってみて、あるときいろいろな方から御評価をいただくのだろうというふうに思っておりまして、引き続きそんな気持ちで市政運営に当たっていきたいというふうに思っております。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 市長は以前、御自身の業績を及第点と評価した市長もいらっしゃいました。市政運営に自信を持ちながら謙虚に及第点と言われた、まさに私は政治家の表現であるとそのとき感じたものであります。

  それと申しますのは、基礎的自治体の一般職の公務員ではなかなか言えない言葉であります。いずれにしても、足利をよくしたいという気持ちは同じでありますので、和泉市長には今後とも、評価にとらわれることなく、市政運営に取り組んでいただきたいと思います。

  それでは、次の質問に移ります。次に、これからの市政運営について、早速お伺いいたします。市長は、既に次期市長選挙に出馬表明をしています。選挙は常在戦場で臨まなければなりませんが、市民から再度負託が得られた暁には、どのように市政を運営していくのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  私は、市民の皆様の審判を仰ぎ、信任をいただけるのであれば、過去からの課題の解決と希望あふれる未来の躍進に強い覚悟を持って誠心誠意全力で取り組む所存でおります。市政運営の基本方針としては、まずは元気な仕事づくりにあると考えています。国や県と連携し、あがた駅南産業団地に次ぐ新たな団地造成に取り組み、そして映像のまち構想による映像関連施設の整備などにより、さらなる雇用や産業の創出を目指すとともに、農業、商業、工業、サービス業をバランスよく振興していきます。

  次に、市民の健康と安全として、スマートウェルネスあしかがの各種事業を展開するとともに、渡良瀬川河川敷の公園をグラウンドゴルフを初め多目的に利用できるよう大規模に拡張するなど、健康で生き生きと暮らせるまちを目指します。あわせて、市民の生命と財産を守るため、中橋のかけかえの取り組みなど、安全安心なまちづくりを推進します。

  また、子育て・教育施策の充実として、小中学校での学力向上、指導力強化に力を入れるとともに、トイレの洋式化など教育環境の整備を行います。まちの宝である子供たちの未来を見据え、安心して結婚、出産、子育てができる支援体制を強化します。

  さらに、足利の魅力発信として、本市の豊かな地域資源を積極的にPRし、さらなるシティプロモーションを展開します。また、本市の魅力をより高めるために、東部地域へのJR新駅の整備とその周辺開発、西部地域への新住宅団地の開発分譲など、交流人口や定住人口の増加に向けた布石を、チャンスを逃さず打っていきます。

  もう一つ重要な柱は、公共施設と行財政の適正化であります。公共施設の再整備は、これ以上先送りができない喫緊の課題です。一方で、歴史と文化のまちにふさわしい市民会館の整備など、夢のある施策にも着手します。同時に、中長期的な視点に立って、健全で安定した財政運営にも努めていきます。

  これら5本の柱を軸に据え、まちにとって最善は何かを常に唯一の物差しにし、決断をしていきたいと考えています。そして、民間や市民の力を主役とし、それを支援するという視点と一度目標を決めたら、ぶれずに着実に進めるという視点で、足利だからできることを足利らしく着実に進めていきます。

  輝きのあるまちづくりは、まだまだ道半ばであると感じています。今後も市民、議会、企業、各種団体の皆さんとともに、オール足利の態勢で輝く足利のために全力投球で市政運営に当たりたいと考えています。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  私は、市長には申しわけないのですけれども、この3年間は、和泉市長は懸命に努力をしてこられましたけれども、多くの市民によく見えなかったのが実態であったような気がいたします。しかし、4年目になり、よい流れになってきているような感じを今受けております。

  そこで、1つ申し上げたいことがあります。市長職が大変激務である中、市長も現場主義を掲げてこられましたが、これまで以上に市内各地域に出向いてほしいと思っています。留守中の役所のほうは副市長に任せて、地元議員や多くの市民の御意見を聞いたらいかがでしょうか。

  それと申しますのは、足利市政の戦後の歴代市長の過去を振り返ってみても、国会議員経験者、商工会議所会頭や消防団長経験者、市職員から助役、市議、県議経験者で何らかの形で行政と深いかかわりを持ち、足利市内全域を満遍なく回り、多くの御意見を聞いてこられた方々であると認識をしているものでございます。時には市民や関係する団体などからいろいろな厳しい意見も出てきて、対応が大変なときもあるでしょう。しかし、過去の歴史が物語っています。難事業で対立した方々と議論をした結果、事業が完成した暁には、今まで以上に親しい関係でおつき合いをさせていただいているという例を過去何度もお聞きしたことがあります。地域に出向くことは、必ずやこれからの市政運営によい結果をもたらすものと信じますが、市長の御所見をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) 私自身、市長になってからも、前の仕事の新聞記者時代の経験を生かして、できるだけ現場に足を運び、かつ市民の皆さんとの触れ合い、そして意見を聞く場を大切にしていきたいというふうに考えておりました。確かに市長職、そのほかたくさんの業務を日々分刻みで抱えておりまして、ともするとそういった時間がなかなかとりづらいということもあります。また、引き続き、そうした声があれば、いろいろなチャンネルを通じて、議員の先生の皆様あるいは自治会の幹部の皆様等々、声を寄せていただき、随時その声に敏感に反応して、いろいろな地域に出かけていくという、そういう時間を大切にしていきたいと思っておりますので、また引き続き地域でいろいろな声があれば、議会あるいは市議会議員の先生方を通じて、私のほうに入れていただければというふうに思っている次第でありまして、引き続き2期目に向けても、現場と市民との接触の時間を大切にするという姿勢で臨みたいというふうに思っております。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 住民サービス、行政サービスの提供に責任を持つ、住民に最も身近な自治体が基礎的自治体であります。行政のトップが市長で、当然のことでありますが、市民の代弁者が市議会議員であります。今後とも現場に赴き、市民の声に耳を傾けるとともに、議会との議論を深めていかれることを御期待して、次の質問に移ります。

  次に、平成29年度予算についてのうち、重点的に取り組む事業につき市長にお伺いいたします。先月、足利市の平成29年度予算案が発表になりました。予算で重点的に取り組む事業も、総合計画戦略プログラム事業、実施計画事業、地方創生総合戦略事業、まちの安全活力創出事業など、いろいろな角度からの工夫、編成であったものと考えます。総体的には、一言では難しいのでありますが、総務省が発表した地方財政計画が対前年度比1.0%の伸びに対し、本市の平成29年度の予算は0.2%の減でありますが、中身の濃い予算であると私は感じています。

  そこで、伺います。平成29年度予算に掲げられている重点的な取り組みのうち、あがた駅南産業団地開発事業及び映像のまち構想事業について、それぞれの見通しと経済効果についてお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  平成29年度予算編成は、扶助費や公債費、特別会計への繰出金が高水準で推移するなど、厳しい財政状況にある中、第7次総合計画の実施計画や地方創生総合戦略に掲げた事業の推進、まちの安全や活力創出につながる各種事業に重点的に予算を配分しました。私は、市長就任以来、我がまち足利をよくしたいという一心で、市民の皆さんの御協力をいただきながら、さまざまな事業に取り組んでまいりました。

  その中で、あがた駅南産業団地開発事業と映像のまち構想事業は、まちの活性化にとって大変重要で、かつ効果のある事業と考え、特に力を入れてまいりました。あがた駅南産業団地開発事業につきましては、分譲予定面積約12ヘクタールのうち、約2ヘクタールについて、ことし1月に第1期予約分譲を実施するなど、順調に事業が進んでおり、今後は残り約10ヘクタールについて造成工事の進捗に合わせ、予約分譲等の手続を進めてまいります。

  私は、市内に生きのよい企業を誘致し、若い人が将来も安心して働き、暮らし続けられるようなまちにしたいと考えています。そのためには、引き続き栃木県と連携を緊密にとりながら、多くの雇用の創出や産業の活性化が図れるように全力で取り組んでまいります。

  次に、映像のまち構想についてです。平成25年11月に映像のまち構想を発表以来、さらなる推進を図るため、映像のまち推進課を設置し、積極的なロケ誘致、支援に取り組んでまいりました。その結果、2年間で85件の撮影実績を上げ、直接的な経済効果は約1億7,000万円となりました。こうした動きを応援する形で、アシコタウンに映画館が7年ぶりにオープンしました。これは、映像のまち構想に市民と一緒に取り組んできた最大の成果であると考えています。

  そこで、平成29年度については、特に撮影需要の高い旧足利西高等学校を本市の撮影拠点として活用していくため、業界の方が利用しやすい撮影環境の整備を図り、さらなる撮影需要の喚起を目指してまいります。再開した映画館との連携は、平成28年9月に行政とシネコンでは全国初となる包括連携協定を締結しました。これにより、あしかが映画塾や映像まつりがさらに充実してきました。

  また、4月1日からスタートの懐かしの名画を上映する「午前十時の映画祭」は、両毛広域において唯一の上映館となることから、広域からの集客も期待しています。引き続き、多くの市民の皆様に御協力をいただきながら、構想の目的である風土、文化としての映像が息づくまちの実現に向けてしっかりと取り組んでまいります。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問します。

  あがた駅南産業団地につきましては、予約分譲の実施など順調に進んでいるとのことでありますけれども、今後、次の産業団地開発につきまして、その必要性も含め、どのように考えておられるのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) あがた駅南産業団地の、そのさらに次のという視点での御質問であります。私は、やはりまちづくりの基礎、土台、人間に例えれば、しっかりした足腰につながるというのが私は産業力の強化だと思っていまして、その意味では産業団地の造成というのは大変有効な手段であるというふうに思っています。転出する市民、転入する市民にアンケートをとりますと、やっぱり一番の転出・転入の理由というのは勤務先、仕事の都合という答えがやっぱり一番多くなることからも、産業力が強化されれば、それに伴って人口減にも自然と歯どめがかかってくると、こういうことなのだろうというふうに思っております。農業やその他の産業ともバランスを考えながら、ぜひ切れ目なく産業団地の開発を考えていくことが足利市のまちづくりにとって大変有効な手段だと考えておりますので、今後その開発手法等々について具体的に検討を始めていきたいというふうに思っています。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) それでは、方向を変えて再質問いたします。

  旧足利西高等学校跡地の改修について、具体的にどの箇所をどの程度、どのくらいの予算で改修をしようと考えているのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 西高校の撮影のために使われている校舎内のトイレにつきましては、漏水などの状況から現在使えない状況でございます。そのため、現在体育館及びグラウンドにあるトイレを使っていただいていると。また、大規模な撮影隊が来たときには、撮影隊のほうで仮設トイレを設置するなど、大変不便な状況でございます。そこで、平成29年度は校舎の管理棟1階のトイレを改修しまして使えるようにしていきたいと考えております。

  また、夏の暑い時期及び冬の寒い時期につきましては、空調施設がないということから、今後快適に撮影ができるように、俳優さんあるいは監督さんが控えるスタッフの控室などで使用している教室にエアコンなどを設置していきたいと考えております。これらの事業を合わせまして800万円を予定しているところでございます。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問します。

  旧足利西高等学校跡地では、連日多くの撮影が行われてきていますが、撮影に支障のない範囲で、市民に西高校で撮影された作品などを紹介する機会をつくるような考えはないのか、お伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 旧西高を使った撮影に際しましては、その周辺の方あるいは市内の多くの方々の御協力、御理解をいただいているところでございます。具体的に旧西高校での作品紹介につきまして、来月4月2日でございますけれども、山前観光協会主催のウオーキングイベントがございます。旧西高校がそのコースの途中にあるということから、同観光協会から要請がございまして、パネルなどを使って紹介をしていく予定ということになっております。この場所につきましては、撮影等に支障がない範囲でというふうなことになりますので、あらかじめ日程等を決めるのは難しい状況でございますけれども、要請があればパネル等による映画の、あるいは撮影の説明をしていきたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 平成29年度の重点事業が順調に推進されることを期待しております。

  それでは、次の質問に移ります。次に、平成29年度予算についてのうち、重点的かつ慎重に取り組むべき事業についてお伺いいたします。大事業は、計画段階から全ての市民が了解、賛成とまではなかなかいかないものであると思っています。今回の予算の中には、特に議会はもとより、多くの方々の御意見を聞いて市民に説明をすべきであると思われる事業について、そして日常生活に密着した新焼却場と処分場問題が裁判中ということで、市民が心配をしていると思われる事業についてお伺いするものであります。

  早速お伺いします。新駅建設に伴う地域の将来展望をお聞かせください。また、新焼却施設等建設事業の基本的な考え方並びに小俣処分場問題についての現状と今後の見通しをお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  あしかがフラワーパークは、春の藤や冬のイルミネーションに県外から、そして国外からも多くの観光客でにぎわい、年間約150万人が訪れる栃木県を代表する観光資源となっています。しかし、周辺地域はもとより、佐野市の一部にまで交通渋滞が発生し、大きな問題になっています。この交通渋滞を緩和させるには、自動車交通から公共交通への転換を図ることが有効であると考え、JR東日本に対し、両毛線のダイヤの改正、車両の増車、さらには駅の設置についてさまざまな機会を捉え、強く要望してきました。その結果、平成28年8月にJR東日本と駅を中心としたまちづくり及び鉄道利用促進に関する連携協定を締結できました。新駅は、この連携協定に基づく事業です。私がこの事業を強く進めたいのは、駅の設置は渋滞対策だけでなく、その影響が広範囲に及ぶ未来への投資そのものの事業だからであります。

  具体的には、駅前広場や周辺道路などの社会基盤の整備はもとより、都市的土地利用を促進し、民間資本を誘導するなど、新駅を起爆剤とした本市の活力を牽引するような新たな拠点の形成につなげていきたいと考えています。新駅整備事業は、東部地区の発展につながる夢のある事業であり、地元住民の御理解と御協力をいただきながら進めてまいります。

  次に、新焼却施設等建設事業についてです。稼働から33年が経過する南部クリーンセンターの建てかえについては、隣接する3町内の皆様を中心に、地元の久野地区環境保全協議会へ合意がいただけるようお願いしているところです。このため、地元選出の委員に市も加わる形で地域振興策を協議する地域振興調整委員会を平成28年12月に設置し、現在協議を重ねています。施設の建てかえに当たり、地元合意は不可欠ですが、平成29年度予算では、平成28年度中に策定する足利市一般廃棄物処理施設整備基本構想に基づき、測量調査等に関する予算を計上したところです。引き続き地元の御理解、御協力が得られるよう全力で対処していきます。

  また、小俣処分場の問題では、市民生活に支障を来すことのないよう、県外2カ所の処分場へ焼却灰を搬出するとともに、放流水質の管理にも万全を期して対処しているところです。宇都宮地方裁判所で継続している裁判において、このほど裁判所から和解協議についての提案があり、市として協議を受け入れることとし、これから司法の場で話し合うという新たな局面を迎えることとなりました。今後は、和解に向けて双方がどう歩み寄れるのか、これまでの経過を踏まえ、鋭意協議に臨んでまいります。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  新駅建設に伴う地域の将来展望については、まず新駅の誘致はこのチャンスを逃してはならないと、こう思っています。しかし、余りにも突然の話で、富田地区を初め、市民に十分な説明や理解がされていない現状では、早期に予算となれば、当会派としては大方が附帯意見をつけさせていただく意向でありますので、御理解を賜りたいと思いますが、御所見をいただきたいと思います。

  また、この2月には、地元であります富田地区自治会長連合会から市長に対し、両毛線新駅整備事業に関連する富田地区土地利用政策等の推進に関する要望書が提出されましたが、この要望書に対する御所見もあわせてお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) 先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、新駅の整備事業は、足利市が栃木県とJR東日本と連携して進めていくという事業であります。駅設置によって、さまざまな好影響、非常に駅周辺の今後の発展可能性が格段に上がるという意味では、未来への投資そのものだというふうに考えておりまして、このチャンスを逃さずに進めていきたいと思っております。また、地元の富田地区の自治会長連合会から要望書もいただきました。新駅ができることに大変大きな期待を寄せているということと同時に、土地利用政策に関して富田地区の発展を考えていただきたいというような要望書でありまして、こうした声に応えるためにも新駅の整備を着実に進めるとともに、多くの皆さんに御理解いただけるよう、引き続き十分な説明を尽くすよう努力していきたいというふうに思っております。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  現在の小俣処分場ですけれども、どうなっているのか。また、焼却灰の搬出先も明らかにされていません。情報を提供しないことが市民の不信感を招くことになっているのではないかと、こう思います。この際、きちんと説明してほしいのであります。お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長自席にて答弁)



◎生活環境部長(柴崎正人) ただいまの御質問にお答えいたします。

  小俣処分場につきましては、平成27年の3月14日から灰のほうの搬入を停止をしております。その時点での埋め立て率につきましては、約55%となっております。現在職員が2名常駐いたしまして、法令に基づいた水処理を継続しながら施設の安全な運転管理、こちらに努めているところでございます。

  なお、焼却灰の搬出先につきましては、廃棄物処理法の規定にのっとりまして、搬出先の自治体との事前協議を行い、クリーン推進課の職員が定期的に搬出先の処分場の確認についても行っているところでございます。なお、搬出先につきましては、相手側の要望もございまして、控えさせていただきたいと存じます。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 重点的かつ慎重に取り組むべき事業につきましては、実施に当たって市民の意見を伺うとともに、議会とも議論を深めて進めていただくことを重ねてお願い申し上げ、次の質問に移ります。

  次に、シティプロモーションの推進について、これまでの成果と今後の展開をお聞きしたいと思います。シティプロモーションキャッチコピー「素通り禁止!足利」が発表後2カ月足らずの間に予想以上の反応と広がりを見せています。これからロゴマーク入りのコースターや缶バッジも浸透していくものと考えます。

  そこで、お伺いします。本市が推進しますシティプロモーション戦略において、足利の魅力を広く発信するためのキャッチコピー「素通り禁止!足利」が作成されました。ことし1月の発表以降、同キャッチコピーを活用したプロジェクトが広がりを見せていますが、プロジェクトの取り組み状況とその成果をお聞かせください。また、今後の展開についてはどのように考えているのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  平成26年4月に、これまでにない本市の魅力を発信する専門組織として、広報課内にシティプロモーション担当を新設しました。さらに、平成28年度からは1名を増強して積極的な本市の魅力発信に努めています。以来、たかうじ君の有効活用を初め、あしかが輝き大使の委嘱、浅草まるごとにっぽんへの出店など、さまざまな機会を通じ、魅力発信に努めています。

  さらには、積極的なメディア活用により、テレビを初めとする各種メディアに取り上げてもらう機会が飛躍的にふえています。平成27年度、市民の声を反映させるために、公募委員を含む市民11名で組織した足利市シティプロモーション推進協議会を設置し、足利シティプロモーション基本方針を策定しました。その基本方針をもとに、協議会において何度も議論を重ね、さらには市民ワークショップを開催して、去る1月20日に本市の新たなシティプロモーションキャッチコピー「素通り禁止!足利」を発表しました。現在は、「素通り禁止!足利」プロジェクトとしてバッジやコースターなどの配布のほか、市広報紙を初めSNSやさまざまなメディアを通じて広く市内外に周知しているところです。このキャッチコピーは、まずはここで暮らし、ここで事業を営む市民の皆さんに向けた、ある意味合い言葉的なメッセージであり、市民が本市への愛着や誇りに思うシビックプライドの醸成を図り、市民の皆さんの一体感を期待するものであります。キャッチコピー発表後、予想を上回る評価をいただき、グッズを手に入れたい、自分も一緒に本市の魅力を発信したい、何かお手伝いできることがあれば協力したいといった数多くの声が寄せられています。当面は、この「素通り禁止!足利」キャンペーン期間として、一人でも多くの方々に知っていただけるよう、バッジなどを活用したPR活動に努め、その後は市内民間企業や団体などとも連携を図りながら、オリジナルグッズ開発の準備を進めるなど、より一層のPRに努めていきます。

  さらに、今月中には、足利の素通りできない魅力を、単なる観光案内ではない新しい切り口で作成したPR紙を発行する予定でいます。このPR紙をさらなるシビックプライドの醸成と本市に興味関心を持ちながら市外で暮らす方に対し、移住・定住先の選択肢の一つとなるよう有効に活用していきます。

  次に、今後の展開についてです。「素通り禁止!足利」を核としたプロモーション活動のほかに、30秒程度で素通り禁止のPRと本市の魅力を発信する新たなCM動画の作成などを予定しています。また、平成27年度に引き続き、浅草まるごとにっぽんへの出店が決まりました。浅草からのアクセスのよさを十分に生かしながら、首都圏に向けて本市の魅力をPRできる絶好のチャンスと捉え、特産品の販売だけでなく、さまざまなイベントや展示会なども開催して、タイムリーかつ効果的な本市の魅力発信に努めていきます。

  今後も、各種プロモーション事業において、市内関連団体などとのさらなる連携を図りながら、本市の魅力発信に努めていきます。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  実際に市長みずからが、この「素通り禁止!足利」を積極的にPRしていると思っておりますけれども、具体的にはどのような反響があるのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) おかげさまで発表から2カ月ということで、さまざまなところで市民の皆さんの話題に上り、浸透してきているかなというふうに思っております。発表から1カ月の時点で缶バッジが8,000個を配布することができたり、あとコースターを配布してもらっている店舗も80を超えまして、日に日にふえているという状況であります。SNSの一つのインスタグラムには、「素通り禁止!足利」というハッシュタグという目印をつけた投稿が550件も上がっているということであります。

  私は、このキャッチコピー自体が、やっぱりいつも申し上げているように、足利がいいところなので素通りをしないでほしいという意味と、足利は優しいまちなので、困っている人を見かけたら素通りしないで助けてあげる、そんな優しいまちなのだという、この2つの意味をオーバーラップさせたところが非常に訴求力をもって市民の間に浸透していっている。また、市外にもNHKのニュース等々を通じて広がっている理由だと思っておりまして、引き続き市民の皆さんをいい意味で巻き込んでいって、発信力を強めていきたいというふうに思っています。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  この事業は、まさに市長が日ごろ言われております市民力をおかりして、オール足利で足利をPRできるものと認識しておりますけれども、市民がそれを発揮できる事業展開としてどのようなものを想定しているのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) まさにこれからさらにいろいろな内外にこのキャッチコピーとこの取り組みを発信させるには、まさに今お話のあった市民力ということが一つの大きなキーワードになってくるのだと思います。できるだけ多くの市民が自分も参加しているという意識、参加の感覚を持つことは大変大切だと思っておりまして、そういうことを意識したイベントあるいはグッズの開発をこれから考えていきたいというふうに思っているところであります。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 今後シティプロモーション戦略がさらなる効果を上げていくことを期待しております。

  それでは、次の質問に移ります。次に、教育環境の整備について、学校施設の関係を早速お伺いいたします。学校施設は、児童生徒の生活の場でありまして、子供たちに安全で安心な教育環境を提供していくことが大切であります。本市では、校舎の耐震化や普通教室へのエアコン設置など、子供たちのために安全安心で快適な教育環境の整備を進めてきました。一方で、学校施設の老朽化も進んでいることから、今後の教育環境の整備についてはどのような計画で進めていくのか、私はトイレの改善も必要と考えておりますけれども、市長に御所見をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) 御質問にお答えします。

  学校は、子供たちが日々学習し、生活する場であり、耐震化を初めとする安全安心な施設整備はもとより、快適な学習環境を整えることは大変重要であると考えております。私が市長に就任した際、近隣市では既に学校にエアコンが設置されており、足利市においても早急な整備が必要であると強く感じておりました。

  そこで、私みずからが文部科学省や栃木県へと足を運び、積極的な働きかけを行った結果、平成26年度に小学校22校、平成27年度には中学校11校と、この2年間で小中学校全ての普通教室にエアコンの整備を完了することができました。その後、子供たちから、勉強がしやすくなった。ありがとうございましたといったたくさんのお礼の手紙が寄せられました。私は、夏の暑い日にエアコンのきいた涼しい教室で机に向かう子供たちのいきいきとした姿が目に浮かび、この事業の成果を実感したところです。

  さて、御質問の今後の教育環境の整備ですが、当面はかねてより学校、保護者から強い要望、改善要望をいただいているトイレの改修事業を重点的に実施してまいります。トイレの洋式化については、ある程度進んだものの、築40年を経過した学校があり、老朽化した旧式のトイレを敬遠する子供もいると聞いています。そこで、私は総合計画に位置づけた小中学校のトイレ改修事業を1年前倒しで実施することとし、平成28年12月議会の補正予算において、議員の皆さんの御承認をいただきました。これからは、暗い、汚いなどのイメージを解消し、子供たちの笑い声が聞こえてくるような清潔感のある明るいトイレ環境を目指して、計画的な整備を進めてまいりたいと考えています。

  今後も、未来を担う足利市の子供たちが、楽しく充実した学校生活を過ごせるように、安全安心で快適な教育環境の実現に向けて鋭意取り組んでまいります。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  全国の公立小中学校のトイレの洋式化率ですけれども、ネットで調べますと43.3%でありますが、本市の洋式化率はどのくらいになっているのか。また、その洋式化への年次計画はどのように考えているのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 岩原教育次長。

   (岩原幸市教育次長自席にて答弁)



◎教育次長(岩原幸市) まず、トイレの洋式化率についてでございます。平成29年3月現在、足利市は42.4%ということで、先ほどの国より若干低目ですが、栃木県の平均からは逆に若干上回っているというような状況にございます。

  続きまして、年次計画についてですが、いわゆる前倒しを実施する学校、これについては2校を予定しております。1校は三重小学校、もう一校は坂西北小学校です。坂西北小学校につきましては、現在子供たちのトイレと先生のトイレが共用というようなこともございまして、先生専用のトイレであるとか、あるいは多目的トイレ、こういったものを整備する予定でございます。平成29年度以降につきましても、鋭意古い、基本的には古い学校からトイレの改修事業を行ってまいりたいと思っております。トイレの改修事業につきましては、大変多額な費用を要するものですから、なるべく国庫補助などを導入しながら、なるべく早い時期に整備が進むよう努めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  トイレの洋式化率が、今お聞きしますと全国平均を下回っているわけでございますが、ぜひできる限り早期に全国平均に引き上げていただきたいと思います。

  そこで、快適な環境のトイレになるものと考えておりますけれども、どのようなトイレを目指すのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 岩原教育次長。

   (岩原幸市教育次長自席にて答弁)



◎教育次長(岩原幸市) 具体的には、手洗いの自動水栓化ですとか、大き目な鏡の設置あるいは温水洗浄便座の設置などを予定しておりまして、子供たちが安心して、また快適に利用できるようなトイレ空間がつくれればというふうに考えております。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) トイレを初め学校施設の整備を今後とも計画的に進めていただきたいと思います。

  それでは、次の質問に移ります。次に、地域包括ケアシステムの構築について、介護予防・日常生活支援総合事業について、健康福祉部長にお伺いいたします。介護保険法の改正により、介護保険で利用していたサービスの一部が市の事業となり、介護予防・日常生活支援総合事業として市の実情に合わせて実施されることとなったわけであります。本市では、平成29年4月から開始となりますけれども、利用対象者や手続はどのようになるのか。

  また、本市におけるサービスの内容と特徴、それから現行のサービスを利用している方や新たに利用を希望している方、それからサービス提供事業者の中には、新たな事業の展開に不安を感じている方もいると思われますが、市民や事業者への周知はどのように行っていくのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 平澤健康福祉部長。

   (平澤敏明健康福祉部長登壇)



◎健康福祉部長(平澤敏明) ただいまの御質問にお答えします。

  初めに、介護予防・日常生活支援総合事業の利用対象者と手続についてです。本事業の対象者は、御本人が簡単な25項目の基本チェックリストを実施し、市役所に申請することにより、運動や認知面の機能低下があると認められた方または要支援認定を受けた方となります。

  次に、サービスの内容と特徴についてです。これまでの介護予防サービスは、全国一律の内容でありました。総合事業になりますと、地域の特性に合わせて市独自の多様なサービスを実施することができます。そこで、本市では、従来の介護予防サービスをそのまま総合事業へ移行する自治体が多い中、調理実習を活用した認知症予防型通所サービス、ボランティアの方に協力をいただく住民参加型のサービスなど、本市独自の特色ある事業を実施してまいります。

  次に、市民や事業者への周知についてです。市民の方へは、既にあしかがみで2回の広報を行いました。また、要支援者へは更新通知に合わせて総合事業を御案内しているほか、先月から今月にかけまして、市内の7公民館などで市民向けの事業の説明会を開催しているところです。また、事業者説明会については、平成28年8月、12月と2回開催しております。いずれにいたしましても、高齢者が要介護状態にならずに、住みなれた地域で暮らし続けられるよう、多様なニーズに対応した事業を実施してまいります。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  申請窓口についてでございますが、市役所だけでなく、地域の高齢者支援を行っております地域包括支援センターなどに申請できると利便性が図られると考えますが、いかがでしょうか。



○議長(黒川貫男) 平澤健康福祉部長。

   (平澤敏明健康福祉部長自席にて答弁)



◎健康福祉部長(平澤敏明) 総合事業の実施に当たりましては、市民の利便性、非常に大事でありますので、これを考慮いたしまして、市役所にわざわざ御来足いただかなくも、そのような手間を省けますよう、議員御指摘のとおり、地域包括支援センターまたはケアマネジャーを通した申請も受け付けることにいたしております。

  また、総合事業では、多岐にわたるメニューを、市独自のメニューを用意いたしましたので、利用される方にとって使い勝手のよいメニューがたくさんあります。その面でもメニューの選定に当たりまして、地域包括支援センターでありますとかケアマネジャーにも御相談いただけると幸いかと存じます。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  高齢者が要介護状態にならずに、住みなれた地域で暮らし続けられるよう総合事業を進めていくと、こういうことでありますけれども、部長として、総合事業への期待あるいはビジョンがあればお聞かせいただきたいと思います。



○議長(黒川貫男) 平澤健康福祉部長。

   (平澤敏明健康福祉部長自席にて答弁)



◎健康福祉部長(平澤敏明) 総合事業は、今後さらなる高齢化が進む中、介護予防に重点を置くということが大きな視点であります。介護予防、自立支援、介護の重度化の防止、これらの目的がございます。これを通して健康寿命の延伸を狙うと。これが直接的な目的でありますが、実は地域の中に介護の専門職でない担い手をふやしていこうという別の側面があります。具体的に申し上げますと、支援を要する方、この方々に掃除や買い物のお手伝いを近所の方が手助けする、また調理や電球の交換など、ちょっとした困り事を住民団体ですとかボランティア団体が担うといった住民主体の活動を地域の中に広げていこう、こんな側面的な目的もございます。これによりまして、住民にとっては就労やボランティア活動を通した社会参加の機会ができる。自治体にとってはサービスの多様化によって費用の効率化が図れる、こんな側面がございます。

  したがいまして、要支援者を専門職のみで支えることが難しくなってきたこの今、新しい担い手を地域の中に見つけ出して、地域で支え合う仕組みをつくるという、この総合事業につきまして、今後のまちづくりに当たりましても大変重要でありますので、制度の普及、発展について全力で取り組んでまいります。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 福祉においては、今部長が言われたような、いわゆる要介護になる前の対策が大変重要かなと、こう思っております。4月からスタートする新たな総合事業が市民に十分理解され、円滑な利用が進むよう取り組んでいただきたいと思います。

  それでは、次の質問に移ります。次に、水道事業について、水道施設の現状と耐震化計画を上下水道部長にお聞きします。本市は、自然水に恵まれて発展してきた商工業都市でございますが、安全で良質な水を安定的に供給するため、昭和5年に水道を布設し、80年以上経過した老朽鋳鉄管布設替等の配水管の整備を実施しています。

  そこで、お伺いします。平成29、30年度実施計画において、新規事業として、上水道耐震化対策事業を計上していますが、本市の水道施設の現状と耐震化の計画について上下水道部長にお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 川連上下水道部長。

   (川連正司上下水道部長登壇)



◎上下水道部長(川連正司) ただいまの御質問にお答えをいたします。

  本市の水道施設は、水源地が市内各所に分散していることや市街地と中山間地域では標高差があることから、浄水場、配水場、増圧場など安定的に配水するための施設が数多くございます。地震などの自然災害によって、これらの施設が被害を受けた場合、直ちに市民生活に影響が出ることから、水道施設の耐震化は重要な課題であると考えております。

  そこで、御質問の本市水道施設の現状につきましては、主要な水道施設の多くが昭和初期から昭和50年代にかけて整備をされております。これらの施設について行いました耐震診断の結果、耐震性が十分でなく、また全国平均から見ますと耐震化がおくれている状況でございます。そこで、今後は平成29、30年度の実施計画に計上いたしました上水道耐震化対策事業によりまりして、主要な水道施設の耐震化対策を計画的に実施してまいります。計画内容といたしましては、平成29年度に耐震化の具体的方策や優先順位を定めた基本計画を策定し、平成30年度には、個別の施設について実施設計を行うこととしております。平成31年度以降、各施設について順次耐震補強工事を進め、災害に強い水道の構築に努めてまいります。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 再質問いたします。

  人口減少社会となりまして、水の需要が減少する中で老朽化した水道施設の更新や耐震化事業をどのような考え方で進めていくのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 川連上下水道部長。

   (川連正司上下水道部長自席にて答弁)



◎上下水道部長(川連正司) お答えをいたします。

  人口の減少などによって水の需要が減少した場合におきましても、利用者が点在するなど、直ちに水道施設の縮小ということが難しいというような状況がございます。将来的に水道水の安定供給を図るためには、中長期的な計画によりまして、施設の統合や廃止なども含めて効率的な配置や適正な規模を検討してまいりたいというふうに考えております。当面の対策といたしまして、老朽管や主要な水道管の耐震化を中心に進めてまいります。その際には、水需要の減少を考慮いたしまして、水道管の径の縮小なども検討しながら進めたいというふうに考えております。



○議長(黒川貫男) 柳 収一郎議員。

   (15番 柳 収一郎議員登壇)



◆15番議員(柳収一郎) 足利の水は大変おいしいと評価を受けていると思っています。今後とも安全で良質な水の供給に向けて計画的な整備を進めていってほしいと思います。

  以上で、上下水道部長の答弁をもって、私の全ての質問を終わります。



○議長(黒川貫男) 10番、大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 発言の機会をいただきましたので、通告に従い、自民党議員会を代表して質問させていただきます。

  先発の議員と同様な質問になってしまう部分が多かろうかと思いますが、お許しをいただきたいと存じます。

  まず初めに、市長の政治姿勢についてのうち、4年間の自己評価と今後の取り組みについてお伺いいたします。和泉市長は、平成25年4月の足利市長選挙で初当選をされ、間もなく4年が経過しようとしております。当時を振り返ってみますと、足利に元気と輝きをのスローガンを掲げ、激しい選挙戦を戦い抜き、大方の予想を覆しての当選でありました。そして、4年間、足利市の再生のために御尽力いただきましたことに改めて敬意を表したいと存じます。国内経済においても、高度経済成長期とは異なり、大変難しく、足利市内においては特に産業構造の変化に見舞われ、少なくとも安定しているとはほど遠い状況でございます。また、現在の日本は、世界にも類を見ない少子高齢化社会となって、人口減少問題は地方自治体の運営にも大きな課題となっています。

  さて、和泉市長は、それまでのキャリアを投げ打ち、足利再生のために市長になられたわけですが、市長に就任されて初めて気づかれたことや、市長職について初めて知ったというようなこともさまざまあり、御苦労もあったことと思います。

  そこで、お伺いいたしますけれども、間もなく1期4年が経過いたしますが、この4年間、市政を運営してきたことに対する評価をどのように考えていらっしゃるか、お伺いをいたします。

  また、この4年間の実績を踏まえた上で、重点課題をどのように捉え、それらの課題について今後どのように取り組もうとするお考えなのか、お伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。

  和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) 10番、大須賀幸雄議員の御質問にお答えします。

  私は、市長就任以来、いつもまちのためには何が最善かという物差しで課題に向き合い、地域に積極的に足を運び、たくさんの方々にお会いし、1人ひとりの意見を聞くことを大切にしてきました。たくさんの市民の声から、足利を元気にしたいといったまちに対する熱い思いや、まちへの深い郷土愛を感じました。その思いに応えられるよう、足利を元気にするために多くの難題にも立ち向かってきました。また、国や県との信頼関係のもと、さまざまな施策や事業を形にすることができました。

  産業・観光分野では、あがた駅南産業団地の開発や映像のまち構想による多くのロケ誘致、25年ぶりに観光入り込み客数が400万人の大台を突破するなどの成果を得ることができました。

  教育・子育て分野では、子供たちや子育て世代に切れ目なく対応できる体制を整え、キッズピアや放課後児童クラブの拡大、県内初となる子育て世代包括支援センターの設置など、教育・子育て環境を充実させました。

  健康・安心の分野では、スマートウェルネスシティ事業の導入やESCO事業を活用した防犯灯の全灯LED化などにより、健康で安心して生活できるまちづくりを進めました。

  ほかにも、まちなか活性化につながる旧足利赤十字病院跡地への足利工業大学新キャンパスの整備、トップセールスによる優良企業や映画館の誘致、シティプロモーションによるメディアを活用したイメージの向上など、多くの市民がこのまちを誇りに思っていただけるよう、まちの元気につながる施策に全力で取り組んできました。

  私が市長就任時に掲げた足利再生プランは、おおむね順調に進めることができたと思っています。これらの成果は、行政と市民、関係団体がともに理解し合い、尊重し合い、まちの発展を考え、取り組んできたからこそなし得ることができたと思っております。この4年間、私は20年後、30年後も輝く足利であるために、やるべきことを地道に積み上げていく、変えるべきもの、変えてはいけないものを見きわめながら取り組んできました。

  一方で、過去からの課題への取り組みや地方創生の流れの中で新たに取り組むべき課題なども数多く残されています。特に重要視すべきは、人口減少、少子高齢化を背景としたまちの進むべき方向性だと思っています。具体的には、人口減少に歯どめをかける方策やまちの活性化につながるような事業展開などを重点課題として捉え、平成29年度予算にもそれらの課題に取り組む事業を計上しています。

  引き続き、希望にあふれた元気な足利のために、オール足利の態勢で臨みたいと思います。このまちの歴史や文化、恵まれた自然といった強みを大いに活用しながら、多くの市民と一緒になって魅力あるまちをつくっていきたい、そんな強い覚悟と熱意を持って全力で取り組む所存でいます。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) お話しいただきました自己評価には、私も感銘を受ける事業がたくさんございます。特に、あがた駅南産業団地の開発のように、市民と市の収入に結びつくであろう事業、また子育て世代に注目を浴びているキッズピア、こんなことは継続的な出費が少なくて喜ばれる事業だというふうに考えます。多くの市民からも高い評価をいただけるものだというふうに思っております。他市からの視察も大変に多いようです。

  それと、シティプロモーションに取り組んできたということでございますけれども、この言葉にはさまざまな概念がございますが、この地の売り込みということで考えますと、今は情報があっという間に広がる。そして、それがさらに話題となって拡散するということがございます。「PPAP」というのは聞いたことがあるかと思いますけれども、ペンとパイナップルとリンゴを私は持っていると。このたった5つの単語を、私だって、これ歌えないかな、英語で歌って、コミカルな踊りと派手な衣装をまとってネットの世界を魅了した芸人がいます。また、県内の自治体でも大田原市が定住促進を狙ってユーチューブにアップした動画が話題になっています。素通り禁止のロゴも大いに話題になっておりますけれども、何か、先ほどの柳議員の質問にもございましたけれども、映像でインパクトのあるような企画をお考えなのかどうか、お聞かせいただければと思います。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) 特にインターネットの社会になってきて、非常にどういうものが人々の心を捉えて、非常に強い拡散力を持つかというのは、本当に従来の発想では捉え切れない、そういう大きな流れがあるのだというふうに思っております。今議員のほうからも幾つか例が挙がったとおり、最近話題になった動画とか、そういう発信の類いを考えますと、そういう気持ちを大変強くしていまして、そういう意味で常に職員には新しい感覚を持って、旧来の行政組織の発想の枠にとらわれず、どういったものが発進力を持っていけるのかということをよくアンテナを高くしていくようにと。時々、私よく例で言っているのは、たまには休みのときに東京、原宿あたりに出かけていって、路地裏に行くとたくさんいろいろなところに、そこかしこに行列ができています。そういう行列に自分で並んでみて、試しにどんなものが受けているのか、どんな食べ物が今若者に受けているかと自分で肌で感じてくると、そんなことの積み重ねがそういう発信力にもつながると思っておりまして、そんな視点で、今お話のとおり、そういう高いセンスでやっていきたいと思っておりまして、そんな中で、そういう動画を使った発信が可能であれば、そういった手段も含めて積極的に考えていきたいというふうに思っています。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) ぜひ話題になるようなものを期待しております。

  また、今お話にございましたように、民間の知恵をかりるというふうな部分でありますけれども、私、広範囲に市の仕事を見ていまして、特に庁内でつくった印刷物、こんなものを見ますと、まことに失礼ではありますけれども、民間企業ならもっと人の心に訴えるようなものになるだろうになというふうに感じることがたくさんございます。足利市内には、足利デザイン・ビューティ専門学校とか足利工業大学、それから足利工業高校にも産業デザイン科ですとか、そんなふうな科目を持った学校もたくさんございます。これらの若い力があふれているわけです。ですから、さまざまな機会に印刷物のみならず、さまざまなものをコンペ等で募集するというふうなことをやったらいかがかなと思っているのです。若者の感性を生かして、また学生としてもスキルアップになるものと思います。こんなことをやってみるお考えはございませんでしょうか。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 毎年開催しておりますそば祭りでございますけれども、このポスターにつきましては、今お話がありました足利デザイン・ビューティ専門学校の生徒たちの協力によりまして、デザインコンペを開催し、選定をしているところでございます。また、平成27年度、清風高校の御協力によりまして、市内の映画ロケ地とカフェをめぐる「あし恋MAP」、これも作成をしていただいたところでございます。このように市内の高校あるいは専門学校の皆さんの若い力をまちづくりに取り入れているというところでございます。今後ともさまざまな場面で協力がいただけるように取り組んでいきたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) ぜひそんな観点で進めていただきたいと思います。

  私、広報課のシティプロモーション担当、このチームの活動に大いに期待をしております。最近では、行政機関もインターネットの普及によって、それぞれのホームページ等もさまざまな工夫がされています。足利市のホームページも最近明るくなって、見やすくなったというふうに評価をしているところでございます。また、さらに民間に負けないような、世間をあっと驚かせるような企画を練っていただいて、足利っておもしろいまちだよと、ネットの世界をにぎわしていただくようなことを期待を申し上げて、あわせて1カ月半後に迫りました市長選の大勝利を祈念を申し上げながら、次の質問に移らせていただきます。

  次に、災害・防災対策についてお伺いいたします。昨年の暮れ、平成28年の12月22日、新潟県の糸魚川市において、1軒の中華料理店から火災が発生し、その後延焼し、建物の総焼損面積が1万坪を超えるという大火災になってしまいました。一帯は市街地中心部で、昭和初期に建てられた木造の建物が多かったようでありまして、またさらに密集地帯であったことから、折からの浜に流れる強風によって飛び火がありまして、あちこちから火の手が上がってしまったと。消火に手間取って火元から海岸に向かって147棟もの建物を焼失してしまったわけであります。

  本市においても、春先になりますと季節風が強いことございますね。この日を考えますと、こんな火災が発生したらどうなるのか、想像しただけでも怖いものがあります。また、この糸魚川市の大火を遠くの出来事と見過ごさないで、大規模火災に備えることは、市民の生命、財産を守る上でとても重要なことだと考えております。もし本市であのような大規模火災が発生した場合、それに対応するための緊急自動車の配備、出動態勢の状況、また本市のみの対応では困難と見込まれたときの近隣市町や県内各消防への応援の要請、相互応援連携協定といいますか、このようなことがどうなっているのかをお聞かせいただきたいと思います。

  また、糸魚川市の火災では、多くの地元消防団員が常備消防と協力をして消火活動や避難誘導に当たっておりました。このような大規模災害の発生時には、地元住民と日ごろからつき合いがあって、地域のことをよく知っている消防団員の果たす役割は非常に大きいものだというふうに思います。本市において、消防団員が活動するために必要とする車両、装備、被服などの更新、配備状態、これがどうなっているのか、お聞かせいただきたいと思います。

  また、近年全国的に消防団員の数が減少しておりまして問題視されておりますが、地域における防災力の低下が懸念されます。本市では、消防団員を確保するためにどのような取り組みを行っているのか、あわせてお聞かせをいただきたいと思います。



○議長(黒川貫男) 室岡消防長。

   (室岡茂夫消防長登壇)



◎消防長(室岡茂夫) ただいまの質問にお答えします。

  大規模火災を防ぐために最も重要なことは、初動の消火体制です。それを備える本市の緊急消防車両の配備状況ですが、消防署においては、常時7台の水槽つきポンプ車等が即時出動可能な態勢であり、このほか消防団として20台のポンプ車が各地域に配備されており、出動するほか、災害規模に応じて消防職員や団員に非常招集をかけて最大限の防御活動を行います。

  また、さらに拡大が予想される場合は、時機を逸することなく、隣接する4市との消防相互応援協定に基づく要請のほか、両毛6市や県内消防関係と締結する応援協定に基づく要請を速やかに行います。

  次に、消防団についてですが、地域の安全確保のために、消防団が担う役割は極めて大きく、災害防御活動のほか、大規模災害活動時には避難支援を行うなど、地域住民からも高い期待が寄せられております。そのため、現在消防団として活動するため、車両や装備については計画的に整備を進め、団員個人が使用する被服等については、全ての団員に貸与しています。さらに、平成29年度から、機能が向上した防火衣を5カ年計画で全団員に配備する予定となっております。

  また、消防団員の確保については、会社へ勤務している団員が増加しているため、団員を雇用する事業所へ消防団活動への協力と理解を求めるなど、協力体制の強化に努めてまいります。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 再質問させていただきます。

  今、消防長の答弁の中に、相互応援協定で動く隣接4市あるいは両毛6市という言葉がございましたけれども、これは具体的にどこの市を指して言っているのでしょうか。



○議長(黒川貫男) 室岡消防長。

   (室岡茂夫消防長自席にて答弁)



◎消防長(室岡茂夫) 隣接する4市は、桐生市、太田市、館林地区消防組合と佐野市。両毛6市になりますと、それに伊勢崎市等が加わってきます。

  以上です。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) わかりました。消防団の関係の話をさせていただきたいと思いますけれども、消防団が人数が少ないというふうなことでありますけれども、ことしの出初め式の分列行進を見せていただきました。あそこである分団の案内のときに、分団長以下18名、18名しかいないというふうなことだったのです。消防団の各分団の定員は30人であるということは承知をしておりますけれども、団員の充足率、これというのはどのくらいになっているのですか。



○議長(黒川貫男) 室岡消防長。

   (室岡茂夫消防長自席にて答弁)



◎消防長(室岡茂夫) 現在消防団員については517名で、充足率が90.1%となっています。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 足利市は、ではかなり高いといえば高いですよね。

  それで、もう一つ質問させていただきたいと思うのですが、消防団を確保するために、足利は90%いれば問題ないといえば問題ないのかもしれませんけれども、団員の確保のために特定の消防団活動とか特定の役割に従事する機能別消防団員という制度を取り入れている自治体があります。隣の桐生市なんかでも、既にこの制度を取り入れているようであります。また、大学とか各種専門学校の学生に活躍してもらう学生消防団員というふうな制度を取り入れる自治体もふえています。知識や技術の習得のほかに社会貢献をするというふうな、本人にしてみれば大きな誇りを持ってもらえるというふうに思っておりますけれども、中にはその人の就職のときに、自治体が消防団員を務めたという経歴を証明して就職支援をするというふうな動きもあるようでありまして、そんなふうなことを取り入れている自治体もあります。こんなことを取り入れていくというふうなお考えはございませんでしょうか。



○議長(黒川貫男) 室岡消防長。

   (室岡茂夫消防長自席にて答弁)



◎消防長(室岡茂夫) ただいま議員のほうからお話がありました特定の活動のみに参加する機能別消防団員制度や学生が消防団活動に取り組んだことを評価し、就職活動において支援する学生消防団活動認証制度は、団員確保のための有効な手段として認識している状況であります。それらも含めて、今後消防団の確保のための対策として、導入に向けて検討してまいりたいという考えを持っております。

  以上です。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 話があちこち行ってしまって申しわけないのですけれども、先ほど隣接市町との相互応援というふうな話がございましたけれども、糸魚川市の大規模火災の場合、どうも消防力が低かった、あるいは隣接自治体との協力関係がうまくいかなったというふうな報道も見ておりました。初期の段階で多くの消防車が駆けつける体制が、大規模災害を抑えるということには大きな力になるのだと思いますけれども、先ほどの連携協定で、どんなタイミングで他市に応援を求めるのか。黙って来てくれるのか、その辺についてお尋ねしたいと思います。



○議長(黒川貫男) 室岡消防長。

   (室岡茂夫消防長自席にて答弁)



◎消防長(室岡茂夫) 先ほどの相互応援協定も含めて、相互応援協定では、協定書の中で災害の無線を聞いたとき、または火災を知ったときということになっております。消防署の要請を待つことなく、必要に応じて出動するということになっており、また他市の応援を要請する場合は、地域の特性や気象条件、ここら辺も加味し、大規模化が疑われるような場合は、時機を逸することなく出動させ、速やかに出動を要請するということで考えております。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 私も消防団に長く務めてまいりましたので、消防と防災ということには強い関心がございます。近年では、火災が少なくなりましたから、消防署の業務も消防よりは救急というようなことが主体になってきているのだと思います。ただ、火災というのは無限に広がってしまうおそれがあるわけです。それと、怖いのは類焼した家屋に、出火者に賠償責任は及ばないのです。ですから、焼かれ損になってしまうわけです。糸魚川市のその後を伝えるニュースでも、その場への再建は諦めたとか、あるいは代々続いてきた商売を諦めたというふうな報道がされておりました。よく言われます消防団と消防署が強固に連携して活動する署団一致、こういった考え方を十分に認識していただいて、周到な準備をしていただくことを重ねてお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。

  次に、建設行政について、本市の道路網整備についてお尋ねします。つい最近のニュースで、2月26日に、首都圏中央連絡自動車道、いわゆる圏央道が東北道から成田空港のある東関東自動車道まで開通したというふうな報道がございました。この数年、圏央道が東北道から東名あるいは中央高速につながりまして、大変にあちこちへのアクセスがよくなりました。本市を訪れる観光客にとっても、こういった道路が整備されるということは大いにプラスになることだというふうに思っております。

  さて、高速道路は別にいたしまして、振り返って本市の一般的な道路の状況でございますけれども、他市と比較いたしますと、まだまだ必要な道路があるのではないかと考えております。やはり道路というのは、つながってこそ効果を発揮する施設でございます。道路網の構築は大切だというふうに思っております。改めて、私たちのまちを振り返ってみますと、両毛6市という言葉がありますように、隣接する佐野市、太田市、桐生市など生活圏のそれぞれが一部になっているわけでありまして、相互の一部になっているわけであります。通勤通学や買い物などをして移動するとき、渡良瀬川があったり、JR両毛線があったりして分断されているというところがございます。河川や鉄道というのは渡れる箇所が決まっておりますから、県境ゆえの難しさもあるんだと思いますけれども、車両が朝夕などは、各橋に集中して大変な渋滞が発生しているのが現状であります。北関東自動車道が開通して間もなく、あと幾日かで6年になります。これによりまして市内でも国道50号の問屋団地から上渋垂ですか、あの辺に常時発生しておりました渋滞も解消されたようであります。そうした幹線となる道路の開通がありますと、都市間の人の流れや自動車の交通量などに変化が出てまいります。

  そこで、本市の今後の隣接自治体間の幹線道路の整備等について、どのように進めていくのか、お尋ねをしたいと思います。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長登壇)



◎都市建設部長(金子裕之) ただいまの御質問にお答えします。

  両毛地域は、県境を越え一体的に発展してきた地域で、そのつながりから本市の道路網が形成されております。その幹線道路は、一般国道50号や293号並びに主要地方道桐生岩舟線や足利千代田線があります。そして、足利環状線などを起点とした県道が周辺都市へ放射状に延びております。現況の道路網には、渡良瀬川とJR両毛線により市街地が分断されている地理上の課題があり、これまでに市街地の連携や環状機能の強化を図るため、必要な道路網整備に取り組んでまいりました。現在実施しております市道鹿島山下通り道路改良事業は、鉄道により分断されている市街地の連携を強化し、さらには広域都市間連携軸である北関東自動車道、太田桐生インターチェンジへのアクセス強化につながり、本市の道路網を充実させるものでございます。

  一方、議員御指摘のように、北関東自動車道の全線開通により、道路網が充実強化されたことから、都市活動の発展が期待されるところです。今後の道路網整備については、効果的な整備に取り組むこととし、その際は既存道路並びに将来整備を見据える道路の交通量を広域的に調査し、交通需要集計を行い、検討することが重要です。

  このようなことから、現在本市における道路網を研究する場として、栃木県と道路網研究会が設置されております。引き続きこの研究会において議論を重ね、課題解決に向けた効果的な道路網整備を検討してまいります。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 今後の本市と隣接自治体間の幹線道路の整備については、広域的な調査に基づいて計画的に実施しているとの答弁でありまして、一応理解はいたしました。しかし、私たちの感覚では、もっと早く何とかしてよというのが本音でございます。私の感覚ですけれども、佐野市への道路整備というのは十分進んでいるというふうに考えているのです。国道50号を初め県道桐生岩舟線、それと市道渡良瀬橋川崎通りを通った県道佐野太田線、それに迫間寺岡通りとか、非常にいい道路が何本もあります。ただ、それと比べまして、これは同一県内ですから、当然といえば当然なのかもしれませんけれども、隣接の群馬県への道路はいかがなものでしょうか。発展著しい太田市への幹線道路といいますと、渡良瀬橋から南大町を経由して行く主要地方道の足利太田線、これは途中から国道50号から407号線というふうに名前が変わりますけれども、これがメーンですね。ここぐらいは何とか片側2車線の道路を早く整備してよというふうなことを考えておるのですけれども、この辺についてはいかがでございましょうか。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) 本市から太田へ向かう道路につきましては、議員御指摘のとおり、主要地方道の足利太田線、国道407号を含めまして足利伊勢崎線、佐野太田線などもございます。これらの県道が重要な路線であることは言うまでもございません。効果的な道路整備につきましては、先ほど答弁いたしましたように、広域的な交通量調査、これなどを行い、交通需要推計を行って検討することが必要になってくるものと考えております。

  現在群馬県の全自治体と足利市において、パーソントリップ調査を実施しております。また、平成27年におきましては、全国主要道路の交通量を調べます道路交通センサス調査が実施されておりますので、これらの調査結果をもとに、道路網研究会において今後の効果的な道路網整備を検討してまいりたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) それと、中橋から堀込町を経由して太田市の東部につながる主要地方道足利千代田線、これも国道354号が全通しまして、ここに至るには非常に便利になりました。ただ、国道122号との交点付近、この辺が何とかならないのかなというふうにも思っているところであります。それと、国道293号の国道50号から南への延伸、こんな問題も私どもは考えるだけでも数え上げれば切りがありませんけれども、もしわかれば計画の進捗状況などを教えていただければと思いますが。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) 国道293号の延伸につきましては、本市の道路の南北軸を構成するという意味では非常に重要な道路であると考えております。また、広域都市間交流という意味でも重要だというふうに考えております。現在栃木県、群馬県、埼玉県の10の市町によります建設促進期成同盟会を組織しておりまして、この組織で国・県に対して要望活動を行っておるところでございます。引き続きこの同盟会を通じて、あらゆる機会を捉えて要望活動をしてまいりたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) あとはちょっと高速道路に関することですけれども、近年、高速道路にスマートインターチェンジを設けるという要件が緩和されてきています。あちこちに建設をされているようであります。国道293号と東北道が交差する都賀西方パーキングエリアにも2020年にはスマートインターチェンジが建設されます。本市でも西のほうにあります北関道にスマートインターチェンジをというようなのは熱望するところでありますけれども、この辺については働きかけができているのか、あるいはこの件につきましては副市長が、もしかしたらば一生懸命対応していただけるのではないかというふうに思っているところでありますけれども、副市長にお答えをいただけますでしょうか。



○議長(黒川貫男) 池澤副市長。

   (池澤 昭副市長自席にて答弁)



◎副市長(池澤昭) スマートインターチェンジにつきましては、さまざまな先生からしっかりしろと、こういう激励を受けているところでございますが、足利の場合ですと、北関東自動車道と県道のクロスする場所にどうだという御意見がたくさん寄せられていることは事実でございます。そんな中で、今栃木県におきまして、そういう関連市町村との連絡協議会をつくっておりますので、その中に足利市も加盟しております。その中で粘り強くスマートインターチェンジの必要性を説きながら、足利市の発展のためには欠かすことのできない重要な施設だということで、引き続き訴え続けていきたいと、このように思っております。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 道路というのは、どんな道路でも1つできれば、その地域に多大な恩恵をもたらすものであります。とどまることなく、計画と事業を進めていただきますようにお願いをしまして、次の質問に移らせていただきます。

  次に、定住促進のための宅地分譲でございます。本市の総人口が16万8,000人をピークに減少しておりまして、平成25年3月の国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、平成52年には10万8,600人に減少してしまうのではないかというふうに推測されております。いっときプラスになるというふうな明るいニュースもございましたけれども、平成27年に出生数も1,000人を割り込むなど、今後の厳しい状況が予想されるところであります。このことを踏まえて、人口の減少をできる限り抑制するということには、働く場所の確保や合計特殊出生率を向上させるための子育て環境の整備、Uターン、Iターンというふうな名前ございますけれども、外へ出ていった人が帰ってくるというふうな施策を進めていく必要があるのではないかと思っております。

  その施策の1つとして、本市の定住人口を増加させるために、若者や子育て世代に対する住宅用地の開発、分譲というのが非常に大切だと思っているところでございます。隣接の太田市では、平成14年から700戸を超える区画の城西の杜、城西町と呼んでおりますけれども、そこの区画を販売いたしまして、屋根には太陽光パネルの設置を義務づけるなど、非常に先進的な取り組みもなされていたところであります。現在では、その近くには学校があり、スーパーやホームセンターもできて、すばらしい住宅街になっています。

  本市においても、平成9年には堀里ニュータウンが200戸を超える分譲を行ったというふうなこともございましたけれども、先日の平成29年度予算に、和泉市長から、近隣に小学校やスーパーがあり、好立地である春日市営住宅の跡地を大規模な住宅造成に向けた取り組みに着手するというふうな説明がございました。春日市営住宅等跡地整備事業として300万円が予算化されたところでありますが、これにつきましては地元の小林貴浩議員などが熱心に質問されたり取り組んできたところでありますけれども、私としてもこの事業を加速させて、速やかな分譲ができるように希望するものであります。今後どのように取り組み、いつごろまでに分譲していく予定なのか、お聞かせいただきたいと思います。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長登壇)



◎都市建設部長(金子裕之) ただいまの御質問にお答えします。

  春日市営住宅跡地を活用した大規模な宅地造成に向けた取り組みについてです。当市営住宅は、全体で約3.4ヘクタールの敷地面積があり、そのうち平成17年度に既存の建物を取り壊して以来、未利用となっている土地は約1.1ヘクタールあります。当市営住宅の近隣には、山前小学校やJR両毛線山前駅、スーパーなどの商業施設も充実しており、さらに医療拠点である足利赤十字病院も近くに位置しています。また、現在工事を実施しております市道鹿島山下通りの道路改良事業が完了しますと、鉄道によって分断されていた市街地が一体となり、北関東自動車道太田桐生インターチェンジへのアクセスも向上し、さらに好立地な一団の土地となります。このような立地条件から、若者世代や子育て世代の移住が期待でき、近い将来、子供や若者が行き交う活力あるまちなみの創出を目指していきたいと考えております。

  そこで、平成29年度、土地の有効活用のための宅地分譲に向け、造成方法などの整備手法について調査を開始いたします。いずれにいたしましても、春日市営住宅跡地の宅地分譲につきましては、本市の定住促進のための重要施策の1つでもありますので、民間ノウハウの活用なども含め、積極的に検討してまいります。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 期待をしております。

  それと、ちょっと質問の内容が変わってまいりますけれども、現在足利市で地区別の高齢化率、これが最も低いのは梁田地区なのです。御存じだと思いますけれども。市の高齢化率が最新の情報で30.29%のところ、梁田は22.86%ということであります。もちろん15歳から64歳ですか、生産年齢人口というのもここは一番多いのです。この理由を推測いたしますと、やはりこの近くにある御厨工業団地、この存在が大きいのだと思っているのです。働く場所の近くに住みたい。これは誰でも当たり前なことでありますけれども、そういった考えがこの数字にあわられて、そこに働いて、そこに住んでいるのだというふうに思っております。

  そこで、質問ですけれども、今開発中のあがた駅南産業団地、これの近隣に住宅地が設けられれば、さらにいいのではないかなと思っておるところでありまして、せっかく駅も近いところでありますから、まさに交通の利便性と職住近接、これをうたい文句にすれば、優良企業は目をつけてくれるのではないかなと考えているところでございますが、今の造成地の線路の北側、ここなどを住宅地として確保することというのはできないのでしょうか。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) あがた駅周辺につきましては、農業振興地域の整備に関する法律、いわゆる農振法の規制がかかっております。また、市街化調整区域という課題もございますので、それらも含めながら今後調査研究してまいりたいというふうに考えております。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 当然いろいろとそういった法の縛りや制限があるというふうなことはわかります。ただ、いろいろなことを考えますと、総合的にこれからもまた研究していただきたいなというふうに強く願うところであります。

  つい最近の私どもの近くである例をちょっと御紹介いたしますけれども、民間事業者によるものでありますが、この地の地元である小俣に分譲地が販売されておりまして、ここは織物工場の跡地だったのです。今春日市営住宅で言われた1.1ヘクタールに近いのですけれども、約1ヘクタールだそうです。ここに36区画の住宅地が開発されました。現場の事務所でちょっとこの間話をしてみたのですけれども、2014年12月に発売を開始して、現在まで2年ちょっとですけれども、もう既に3分の2が売約済みだということであります。「すごいスピードですね」と話してみましたらば、「予想以上ですよ」というふうにほほ笑んでいましたけれども。

  そして、ここの購入者の年代を聞いてみますと、三、四十代がほとんどだということです。中には20代という方もいらっしゃるそうです。ここは主要地方道桐生岩舟線にもすぐ近くでもって好立地でありますけれども、その後分譲地の様子を見ますと、そこの分譲地に入る、接するのは市道から1カ所だけなのです。ただ、そこに6メートルの道路が環状線でできていまして、非常にいい住宅地になっています。全戸が南西向きということで、すばらしい環境であります。ぜひこれを参考にして、春日の住宅開発にも生かしていただければというふうに思っております。

  また、さらに1つだけお願いをしておきたいと思うのですけれども、そのときに一般の、前に毛野の小学校跡地でやりましたような一括の業者への分譲ではなく、ぜひとも一般的な建設業者が仕事になるような販売の仕方をしていただきたいと重ねてお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。

  最後の質問でございますが、空き家対策について質問させていただきます。今回の私の質問は、空き家対策といいましても、いわゆる廃屋、放置されて使えなくなってしまった建物の処分についてでございます。高齢世帯の増加や人口減少が進む中で、空き家がさらにふえ続けていまして、大変にそのことが問題になっているわけであります。空き家といっても、その用途等はさまざまでありますけれども、長年放置されて老朽化が進んでいる空き家には、市街地にもそういうものがございますけれども、山間地ではハクビシンが中にすんでしまっているとか、それから中には草木が繁茂してしまって、埋まってしまっているというふうなものまでございます。環境、景観的に周辺に悪影響を及ぼしているというふうに思っております。

  それから、防火、防犯というふうな面でも、警察官に聞いた話でありますけれども、浮浪者が出入りしているというふうな例さえあるそうであります。その問題の解決は緊急な課題であると考えますけれども、本市においては平成25年6月に施行しました足利市空き家等の安全な管理に関する条例、また平成27年に施行された空家等対策の推進に関する特別措置法を根拠として空き家対策が行われておりますけれども、解決に至らない物件もまだまだあると思います。

  そこで、お尋ねします。平成29年度より建築指導課内に空き家対策担当ができるということでありますけれども、今後空き家対策の積極的な取り組み、これをどのように考えているのかをお尋ねいたします。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長登壇)



◎都市建設部長(金子裕之) ただいまの御質問にお答えします。

  平成25年6月に足利市空き家等の安全な管理に関する条例を施行して以来、倒壊の危険や防犯、防火上の問題など、放置されている空き家等の対策についての相談が寄せられております。その結果、指導勧告により建物の解体を行っていただくなど、解決に至った件数はおおむね4割となっております。空き家は私有財産であるため、自己管理が基本でございます。そのため、現在危険な空き家の対応として、所有者に直接連絡し、適正な管理や建物の撤去をお願いをしているところでございます。

  一方、複雑な相続関係により、所有者を特定することができない、このような困難な場合や、所有者の事情により建物を解体できないなど、解決に至らないケースもございます。平成29年度は、空き家対策担当が設置されることから、効果的な空き家対策に努めてまいります。

  さらに、空家等対策の推進に関する特別措置法に規定されている空家等対策計画を策定し、本市の空き家問題に対する総合的な方針を明確に示すとともに、危険な空き家に対する取り組みについて具体的な対策を検討してまいります。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 今もお話にございましたように、さまざまな背景がございますので、解決するのは大変だというふうに思います。私なんかも処分について相談を受けることがございますけれども、ほとんどがそういったような法的な問題が一つのハードルになってしまいます。相続の手続がされていなくて、相続者が膨大になってしまっている。あるいは抵当権が複雑に設定されていて手が出ない。あとは、土地を賃借して建てた建物であって、建物の所有者が不明であるというふうなこともございます。これを解決しようとしても、私どもは素人でありますので手が出ない。あるいはまた、その辺を誰に相談しようかといってもなかなか難しいところでありまして、そんなときに、頼りになるのはプロの知識だと思いますけれども、不動産登記のプロである司法書士、この方たちの協力を得るというようなことはできないのでしょうか。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) 現状、空き家の所有者からの相談や抵当権の問題など、そういった問題などについて司法書士に御協力をお願いしていると、こんな事例もございます。今後策定いたします空き家等対策計画の中にも不動産業界や司法書士会といった、このような協会との連携も視野に入れながら検討してまいりたいというふうに考えております。

  以上でございます。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) それと、その前にやらなくてはならないことかもしれませんけれども、足利市全体の空き家の状況、所在とか状況を把握するということが大変に重要なことだというふうに考えております。それには市内の自治会なんかに協力をお願いして、できる限り詳細な基礎的なデータといいますか、情報といいますか、これを集めていくことが有効な解決手段になるのではないかなと思っております。このようなお考えはございませんか。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) 平成28年度、空き家の可能性のある建物に印をつけました図面等を自治会の方にお願いをして、空き家の確認等をやっているところでございますが、その後詳細につきまして実態調査を行いながら、細部を詰めていきたいというふうに考えております。

  以上でございます。



○議長(黒川貫男) 大須賀幸雄議員。

   (10番 大須賀幸雄議員登壇)



◆10番議員(大須賀幸雄) 本当にいろいろなことがございまして、小俣でもさまざまな事例がございます。これは私がちょっと経験したことを1つだけ紹介をしてみたいと思うのですけれども、私の家のすぐそばに元教会、キリスト教の教会だった建物がございまして、この建物を去年壊したのです。その手法といいますか、どんなことをやったのかといいますと、土地の所有者が4人、これで権利関係が複雑で、土地は共有、キリスト教団という宗教団体に貸していたものだから固定資産税もかかっていない。建物もそういったわけでもって、宗教施設として使っていたものだから固定資産税はかかっていないと。誰も何代もかわってしまっていて所有意識がないのです。現状は棟が潰れて、瓦が滑り落ちて道路のほうまで散らかってしまうというふうな状況でありました。これを私どもでは自治会の予算をもってそれを取り壊したのです。平成28年の7月に取り壊したのですけれども、この手法の思いつきというのが、土地を私どもがいただくということを前提に、認可地縁団体というふうな団体、法人の組織がございます。できることがあります。ですから、これを生かして認可地縁団体、まだ設立していないのですけれども、法人化をして、自治会でもって不動産をもらい受けようと、こういったことを多くの皆さんに進めていただければ、あるいは民間の力、自治会の力でもって解決の糸口が大分広がってくるのではないかというふうに思っております。

  ぜひこんなことも解決策の1つとして御検討いただきますようにお願いいたしまして、きょうの私の質問の全てを終わります。ありがとうございました。



○議長(黒川貫男) この際、暫時休憩いたします。

  なお、再開は午後1時10分といたします。

   休憩 午後0時03分

                        

   再開 午後1時10分



○議長(黒川貫男) 休憩前に引き続き会議を開きます。

  質疑にあわせて一般質問を継続して行います。

  24番、平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 質問の機会を与えられましたので、通告に従い順次質問をいたします。

  まず、平成29年度予算案について、その予算編成方針と新規事業等の内容についてお伺いをいたします。市長就任以来、早くも4年が過ぎようとしております。1期目の任期最後の予算編成となりました。市長就任4年間の市政運営の集大成、次の4年を目指しての特徴ある予算編成を行ったものと推察をいたします。

  そこで、予算の内容について何点かお伺いをいたします。一般会計歳入予算におきましては、総額526億円、平成28年度と比べて0.2%減、1億円の減であります。歳入総額としては0.2%減ですので、ほぼ前年並みの歳入予算が計上されております。しかしながら、その内訳につきましては、かなり大きな変化があるような気がいたします。どのような理由で歳入予算が編成されたのか、特徴的な項目をお伺いいたします。

  また、歳出におきましては、平成29年度の新事業や大型事業で、特に市長が市民の皆様に市長の思いを訴え、理解していただきたいと、そのように思う事業はどのような事業が挙げられるのか、代表的なものをお伺いいたします。

  さらに、地方創生事業については、国の平成29年度予算において地方創生推進交付金を拡充し、地方自治体が利用しやすいようにされたと聞いておりますが、足利市の平成29年度における地方創生事業の予算編成にどのように生かされたのか、お伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。

  和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) 24番、平塚 茂議員の御質問にお答えします。

  初めに、平成29年度歳入予算の特徴については、地方交付税や国庫支出金、県支出金が平成28年度に比べ減少するのに対し、市税の微増を見込んだほか、市債を積極的に活用することとしました。市債は、あがた駅南産業団地開発事業や新駅整備関連事業などの将来の発展に向けた投資的事業の財源として活用するもので、平成28年度に対し32.8%、11億900万円増の44億9,180万円を計上しました。しかし、借入額は元金償還額以内とし、返す以上に借りないという財政の健全化には配慮したところです。

  次に、特に市民に理解をいただきたい事業です。市長就任以来、市民の皆さんの声に耳を傾け、現場に赴き、足利の再生に取り組んできました。そして今、まちに元気と輝きが戻りつつあると感じています。キッズピアでは、子供たちが元気に走り回り、公園ではウオーキングを楽しむ人々、足利学校や鑁阿寺周辺では観光客が行き交い、映画館では足利で撮影された作品が次々と公開され、南部地区では産業団地の開発が着実に進んでいます。

  平成29年度予算では、この元気と輝きを加速させるため、まちの活力創出につながる事業に重点的に予算を配分しました。産業や雇用の創出では、造成が進むあがた駅南産業団地関連事業として、分譲地の早期完売を目指し、私自身が先頭に立ち、活力のある企業の誘致に向けた取り組みを進めます。また、新駅設置に伴う東部地区のまちづくり事業に加え、人口減少対策では、春日市営住宅跡地を活用した大規模な宅地造成に向けた取り組みに着手します。近い将来、若者世帯や子育て世帯の移住により、子供や若者が行き交う活力あるまちなみが誕生します。

  さらに、喫緊の課題である公共施設の老朽化対策にも着手します。市民会館等整備事業では、基本構想を策定し、歴史と文化のまちにふさわしい夢のある施設を市民の皆さんと一緒につくっていきたいと考えています。

  次に、地方創生事業の予算配分についてです。平成29年度予算では、平成27年度事業の検証結果を踏まえ、事業の展開をさらに加速させるため、大日西及び中央土地区画整理事業を促進させるほか、新たに広域連携事業として、足利・桐生広域周遊観光促進事業を盛り込むなど、平成28年度より7億3,600万円増の76事業、55億3,800万円を計上したところです。

  このように平成29年度予算は、まちの活力創出のためのさまざまな要素が詰まった中身の濃い予算になったと考えており、これらの事業を着実に実施し、元気で輝きのあるまちづくりに全力で取り組んでまいります。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) それでは、再質問をさせていただきます。

  いろいろな新たな未来を見詰めた事業に取り組まれるということで、非常に前向きな予算になったと思われます。そういう中で、歳入の確保のために今回は市債を積極的に活用するとしたわけでありまして、市債が11億900万円増ということになっております。その新しい事業に取り組むための市債の増額ということで、この辺につきましては理解ができるわけであります。かつて足利市は、市債が1,200億円近くに膨らんでおりまして、市債残高を減らすためということで、この十数年、大型事業には一切手をつけず、我慢をしてきた。これが今までの足利市の市政運営の現状だったかと思います。その結果といたしまして、公共施設が更新されないまま老朽化が進んできました。まちを歩きますと公共施設が非常に古くなって、まちの魅力が損なわれていると、このように感じる部分も残念ながらあるわけであります。

  そういう中で、市長は今度市民会館の建てかえなども構想されておりますし、また新たな事業も立ち上げるということであります。このことは非常にいいことかなと思います。節約、節約とばかり言っていては、市の将来がないわけでありますので、やはり必要なところにはしっかりと財源をつぎ込む、この努力が必要なわけでありますが、ただこれから下水道や水道、また道路や橋などのインフラの更新、こういうものも必要になってくるわけですから、その際にも市債の活用というのは非常に重要になってくるわけであります。そういう中で、今後市債の考え方としてどのようにお考えなのか、どこまでの市債残高を認めるのか、その辺につきましての基準みたいなものをお考えでしたらお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) 市債に対する基本的な私の考え方ということでお尋ねをいただきました。私もいろいろな市民の集まり、市政報告会や市長とのふれあいトーク的な市民の集まりのところにお邪魔したときに、1つの項目として市債のお話も差し上げます。そのときのポイントは、まさに今議員がおっしゃったところとかなりオーバーラップしてくる、そういう考え方であります。借金を減らしていく、これは大変大切なのですけれども、やるところをきちんとやらないと、まちの元気が失われていくばかりであると。これは企業経営も恐らく一緒で、どんな会社もここは勝負どころだと思ったら、銀行から借金してでもそこに投資をして、その会社の未来をつくっていくと、こういうことが必要なのと全く一緒だと思っておりまして、基本的に大きな流れとしては、もちろん市債は減らしていかなければならないのだけれども、勝負どころのところは市債を使って、きちんとまちを前に進める作業をしていかないと、次々、施設であれば老朽化してくばかりだし、まちの姿も後退していくばかりになるのだろうというふうに思っております。

  また、市債自体は、御承知のように、世代間の負担の公平、孫や子供たちも同じ施設を使うのであれば、孫や子供たちとも負担を分かち合うという、そういう機能もあるわけで、そういう趣旨も考えながら、市債については随時必要なところは考えていくという姿勢でやっていきたいというふうに思っています。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) もう一つ再質問いたします。

  地方創生事業関係でありますが、今回は創生事業に関する予算が7億3,600万円増となったということであります。地方創生事業として割り振られた中でも、新たな事業が展開、のせられておりますが、どのような条件で創生事業に採用されたのか。そして、地方創生推進交付金の対象になるために、やはり条件があるかと思いますが、その辺につきまして、この地方創生推進交付金でありますけれども、この交付額というのは金額的にどの程度になっているのか、その辺につきましてお伺いをしたいと思います。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) ただいまの御質問にお答えいたします。

  国の地方創生推進交付金を活用した事業ということでございますけれども、現在14事業、総事業費6,100万円余の事業を見込んで鋭意実施中でございます。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 6,100万円ということで、そういたしますと7億3,600万円増というのは、この6,100万円との関連というのはどのようになっているのでしょうか。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 7億円余の増でございますけれども、この地方創生事業の7億円増の中には、補助事業あるいは県費事業を活用したいろいろな補助事業も含めて総合計画の中に位置づけております地方創生総合戦略事業と、これを示しているところでございます。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) わかりました。ちょっとその辺は私混同していたようなので、詳しくはまた予算審査のほうで聞かせていただきたいと思います。

  それでは、質問は次のJRの新駅事業計画についてお伺いいたします。平成28年の暮れから新年にかけまして、JR両毛線新駅構想が、一般の人から見れば突然のように表明がされ、年末年始における各種行事等で市長の挨拶の中で語られてまいりました。そして、1月16日に開催されました市議会の全員協議会におきまして、正式に市議会に新事業につきましての説明がなされたわけであります。翌日の新聞等で報道されました。また、その後も市長はいろいろな場で、平成29年度の目玉事業として話されておられます。そして、このたび上程された予算案にも新事業予算として6億700万円余りが計上されているわけであります。

  一方、新事業の計画を知った多くの市民の皆さんから、新駅構想の事業効果に対して疑問の声があります。これを私も多くの方から伺っております。ですから、市長はこれから市民の皆さんに新駅事業に御理解をいただくためにも、この新駅事業の丁寧な説明を行うことが欠かすことができない、そのように思うわけであります。この新駅事業を中心として、今後東部地域の産業活性化、こういうこともうたわれております。どのように展開をされていくのか、市長の御構想をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  あしかがフラワーパークは、春の藤や冬のイルミネーションに県外から、そして国外からも多くの観光客でにぎわい、栃木県を代表する観光資源となっています。しかし、周辺地域はもとより、佐野市の一部にまで交通渋滞が発生し、大きな問題になっています。この交通渋滞を緩和させるには、自動車交通から公共交通への転換を図ることが有効であると考え、JR東日本と平成28年8月に、駅を中心としたまちづくり及び鉄道利用促進に関する連携協定を締結し、新駅設置に向け協議を進めています。交通渋滞の緩和策の一つとして、新駅を早期に整備したいと考えております。

  また、平成30年の大型観光キャンペーン、栃木デスティネーションキャンペーンについては、本市としてもチャンスであり、積極的にPRしていきます。その効果を高めるため、新駅の開業をこの時期に合わせていきたいと考えています。先日、富田地区自治会長連合会から、新駅整備事業に関する富田地区土地利用政策等の推進についての要望書の提出がありました。その要望書には、富田地区に新駅ができることは歴史的かつ画期的な事業であり、地域の発展や地域住民の利便性に寄与するものと期待するとの意見をいただきました。加えて、地元が長年にわたり悲願としてきた千載一遇のチャンスであり、積極的に推進するよう要望をいただいております。

  こうした地元の声にも応えるため、駅前広場や周辺道路などの社会基盤の整備はもとより、都市的土地利用を促進し、民間資本を誘導するなど、新駅を起爆剤とした本市の活力を牽引するような新たな拠点の形成につなげていきたいと考えています。新駅周辺には、あしかがフラワーパーク、栗田美術館、迫間自然観察公園、ゴルフ場、そして大小山など多くの観光資源が集積しています。この立地条件を生かし、周辺一帯を産業観光エリアと位置づけ、東部地区の発展に向け取り組みます。

  本事業は、未来への投資であり、本市の地方創生の核となる事業であると確信しています。栃木県内で30年以上実現していないJR線の新駅が本市に誕生できるよう、栃木県とJR東日本の協力のもと、取り組んでまいります。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 再質問をいたします。

  多くの市民の方のやはり疑問の声というものは、新駅をつくることによりまして、最初に挙げられた目標であります渋滞の緩和、これが果たして本当に実現できるのかという、こういう疑問の声が多いわけなのです。車社会の現代、この日本で、特に地方都市におきましては、もう多くの方が車に頼っております。そういう中で、新駅を設置したからといって、本当に渋滞が緩和できるのか、そのように考える市民の方が多いわけですので、渋滞をどのように緩和、解消していくのか、その具体的な方策についてどのようなことを考えているのか、お伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 富田地区の渋滞緩和策についてでございます。平成28年の春、富田駅の利用状況から、あしかがフラワーパークを訪れる人のうち、鉄道利用者がどのくらいいるかということで確認したところ、約9%でございました。また、全国の観光施設での調査では、平均約20%が鉄道を利用しているという結果も出ている状況でございます。このようなことから、新駅整備によりまして、利便性をさらに向上させるなど、いろいろな方法で来場者を20%鉄道利用にしていきたいというふうに考えております。

  また、他の都市では、パーク・アンド・ライド方式により、最高30%ぐらいまで鉄道利用者がふえたという事例もございます。こういうことからしても、今後JR東日本と、あるいはあしかがフラワーパークと連携をとりながら、いろいろな方策で鉄道利用者へ転換していきたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 再質問いたしますけれども、駅をつくったからといって、必ずしも渋滞が緩和されるというのはちょっと考えづらいわけなので、いろいろなやはり仕掛けをしないと、この駅構想は生かされないと思います。そういう点につきまして、また努力を、さらなる努力をお願いしたいと思いますし、またいろいろなアイデアをこれからどんどん出していっていただきたいと思います。

  それから、新駅事業の目的の一つと挙げられております市内への観光客の誘導、鉄道利用の促進ということでありますが、どのような政策を考えているのでしょうか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 大滝産業観光部長。

   (大滝康裕産業観光部長自席にて答弁)



◎産業観光部長(大滝康裕) 観光面からのお尋ねでございます。市内には多くの魅力ある地域資源がございます。その中でも、史跡足利学校、鑁阿寺、織姫神社、これらにつきましてはJR足利駅からの歩行距離のエリアにあるものでございます。この地理的優位性を生かしまして、さらなる情報発信、これをしていきたいと考えております。近年の観光でございますけれども、ストーリー性を重視した行動につながっているものと考えております。今回の刀剣展示、これなどはよい例の一つであると思っておりまして、目的とストーリーがはっきりしていれば、楽しく歩き、回遊につながるものと考えております。このような取り組みを積み重ねまして、市内への観光客、誘客につなげていきたいと、そのように考えております。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) やはり観光客の足が確実に確保されるような、電車で来た方が足利市内に行って、そこからの足をちゃんと確保する、その方策、そしてそれを周知すること、知っていただくことが大切だと思いますので、その辺の御努力をお願いしたいと思います。

  質問はもう一つ再質問させていただきますが、目的の中に東部地域の産業の活性化ということで、新駅を生かしてこれから産業の活性化をどのように考えている戦略があるのか、この辺のところがないとこの事業の意味がないと思いますので、その辺につきましてどのような戦略を考えておられるのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 東部地区の産業の活性化ということでございますけれども、先ほど市長の答弁の中にもございましたが、東部地区を産業観光エリアということで位置づけまして、駅前広場あるいは周辺道路などの社会基盤の整備あるいは都市的土地利用の促進、こういうことを考えまして、民間資本を誘導するなど、観光あるいは産業の促進を目指していきたいと。具体的な中身につきましては、これからでございますけれども、さまざまな方策で考えていきたいと思います。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 厳しいことを言うようですけれども、やっぱり具体的なことをこれから、そうなのかもしれませんが、これだけ大きな事業のことでありますので、早急にプログラムを考えないと、駅をつくったけれども、利用客が全然いないという、こういう状況になりかねませんので、その辺の御努力を希望するものであります。

  最後に、この関係で財源について確認をしておきたいと思います。予算案では6億720万円という予算額を上げられております。全員協議会のときの説明では、駅設置経費8億円、非接触型電子改札整備に3億円との見込まれるというふうな説明があったわけでありますけれども、今回の予算案を見まして、この差額、2億円ほどの差額があるかと思いますが、これはJRの負担と考えていいのか。そして、電子改札システム、非接触型の、いわゆるスイカなどを使えるようにする事業でありますが、これにつきましての3億円の負担というのは、今後これが平成29年度、新駅ができてから、これがまた市に求められてくる予定なのか、その辺につきましてお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 新駅に係る事業費でございますけれども、平成29年度予算案では6億720万円という計上でございますけれども、そのうち本市が新駅整備事業費としてJRのほうに負担する金額が5億3,900万円、これを計上しております。この金額につきましては、まだ事業費が確定されていないという状況もございまして、現在JRとの協議中で、想定をし、算定をした金額でございます。あくまでも概算費で計上したものでございます。

  それから、8億円という建設費でございますけれども、これにつきましては新駅整備事業の駅建設にかかわる事業費総額が8億円ということでございます。これにつきましても概算費でございます。

  また、システム改修をする場合には、約3億円加算されるということで聞いておりますけれども、これにつきましても後年度負担割合もあるかと思いますけれども、市のほうで負担をしていくものと考えております。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) それでは、事業自体はしっかり進めていただきたいと思います。

  次に、迫間自然観察公園の再整備についてお伺いをいたします。迫間自然観察公園は、タチスミレやベニイトトンボなど、国内でも珍しい植物や昆虫の生息する低地の湿地という、全国でも珍しい箇所であるということから、平成15年3月に迫間自然観察公園として木道の整備などがなされ、活用が図られてきました。しかしながら、同公園が設置されてから既に15年が経過をし、公園内では木道の劣化が進み、一部利用できない状況になっております。市民の方から、整備の促進と活用をすべきという声を伺っております。このたびの新駅の設置構想、これは非常によいきっかけ、迫間自然観察公園を見直すいいチャンスであると、そのように捉えております。魅力的な自然観察公園として全国に情報発信し、観光振興に生かすべきと、そのように思っておりますが、この辺につきましてのお考えをお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  迫間自然観察公園は、迫間湿地に生息する貴重な動植物を保護、保全する目的で、平成7年に14.7ヘクタールの区域を総合公園として都市計画決定しました。その後、平成8年から木道、展望台、休憩所などの整備を行い、平成15年に供用開始しました。毎年自然観察会や野鳥観察会などが開催され、自然に興味のある多くの人々に親しまれている公園として大変好評です。また、併設されている芝生広場では、保育園や幼稚園、小学校などの遠足などにも利用されています。

  現在公園の維持管理は、地元自治会や迫間自然観察公園愛護会などの御協力をいただきながら実施していますが、開設から13年が経過し、大雨などによる冠水や、常に湿気が多いといったことから、施設の老朽化が目立ってきています。その対策として、平成26年度から順次改修工事を実施しているところです。

  そこで、公園の再整備についてです。今後隣接地に新駅が設置されることで、これまで以上に来園者の増加が期待できることから、迫間自然観察公園の整備や維持管理のあり方について、また新駅を起爆剤とした東部地区開発という大きな視点の中で改めて検討してまいります。

  次に、公園の情報発信による観光誘客についてです。当公園は、全国でも貴重な動植物が自然のまま生息する他市に誇れる貴重な資源です。今後とも特徴を生かして適切に維持管理するとともに、積極的な情報発信を行うことにより、市内外からより多くの人々に訪れていただけるよう、魅力ある公園を目指して整備に取り組んでまいります。また、隣接するあしかがフラワーパークとの連携も視野に入れながら、さらなる観光誘客について引き続き検討してまいります。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 再質問いたします。

  迫間自然観察公園ですけれども、現状のまま延長の公園整備ですと、どうも公園の性格上、いま一つ一般の人の魅力に欠ける傾向があるのではないかと思います。珍しい希少な動植物に興味のある、そういう方々ですと来ていただけるのですが、一般の方になかなかこのよさをわかっていただくことは難しいかと思います。ですから、この新駅をきっかけに、迫間自然観察公園の再考をいたしまして、より魅力的な、やはり公園に変えていく必要があろうかと思います。また、これを紹介するために、駅の中にもパネルなどを展示して、その内容を来ていただいた方によく見ていただいて興味を持っていただくこと、そして今すぐは無理といたしましても、ビジターセンターみたいなものをつくりまして、やはり自然学習の場として利用できる、そのような施設がやはりあることが重要ではないかと思いますけれども、その辺につきまして今後の考え方をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) 迫間自然観察公園につきましては、貴重な動植物を保護、保全すると、そういったことが主目的の公園であります。自然の生態系に極力影響がないようにというようなことで維持管理をしているところでございますけれども、先ほど新駅が開設されるということに伴って、大きな意味での東部地区開発という中で、公園のあり方、再整備の方向性等々も検討してまいりたい。さらに、情報発信につきましても、駅ができることによって人の流れが変わってくると、こんなことも考えられますものですから、より有効な情報発信の手法についても検討してまいりたいというふうに考えております。

  以上でございます。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) それでは、質問は次の消防行政について伺います。

  大規模火災に対する考え方、消防長にお伺いいたします。平成28年12月22日に発生いたしました新潟県糸魚川市の大火災、30時間燃え続けたという。150棟が焼失をするという大変な大火になったわけであります。被災された皆さんは、長年積み上げた資産、文化財やほかにかえられない大事なもの、これが全て灰になって失ってしまったわけでありまして、まことにお気の毒で、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。

  国内において、かつては強風による火災、そういうものが発生して問題になっていたわけでありますが、最近では建物の耐火構造、こういうものが進みまして、また消防力の近代化によりまして、大火、風による大火というのはほとんど最近はありませんでしたので、もうこの現象につきましては克服されたと、そのように捉えられていたかもしれませんが、このたびの糸魚川市の大火災、改めて強風の中の木造建築、耐火が十分でない、そういう地域というのは危機があるのだということを再認識されたわけであります。あのような状況ですと、消防力も対応できないということであります。

  そこでまた、同様な木造住宅密集地、足利にも実際にはあるわけでありまして、また空っ風も吹きます。足利市における大火の危険性や防災や減災に対する消防長のお考えをお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 室岡消防長。

   (室岡茂夫消防長登壇)



◎消防長(室岡茂夫) ただいまの御質問にお答えします。

  糸魚川市の大火は、古い木造住宅が密集する地域での出火と強風が長時間にわたって吹き続けたことで、実に約4万平方メートルを焼失する大火となったものであります。本市におきましても、このような火災が発生したときには、火災の警戒や延焼防止に全消防力を挙げて対応に当たるところでございます。

  そこで、まず本市の強風下での火災警戒体制ですが、平均風速が10メートルを超える気象下では、消防計画に基づく3段階による警戒体制をとることとしております。特に火災危険が大きいと思われる区域への出火防止広報、巡回指導、消防隊やホースの増強等を行います。次に、強風下の木造建築密集地で発生した火災に対しては、通報内容や平成28年度新設した指揮隊からの現場状況により判断し、第2、第3の出動指令を行います。

  さらに、両毛6市消防応援協定などに基づく出動要請を行い、消防ポンプ車隊の増強を図ると同時に、飛び火の警戒も行います。また、道路狭隘によりポンプ車の進入困難な地域におきましては、平常時から道路状況や水利の配置状況等を調査するとともに、資機材を活用した火災想定訓練を行い、初動体制での火災防御に重点を置き、活動する体制で行ってまいります。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 再質問をさせていただきますが、例えば大日の西地域などですと、これから区画整理事業計画に入っておりますので、区画整理ができればこういう危険性というのは少なくなるわけでありますが、これにつきましては相当な年数がかかると思います。そういう中で、強風下は同時に火災が発生するようなことがありますと、恐らくなかなか対応が難しいのではないか。あの地域は、御存じのように狭い路地ですから、消防車も入っていけない場所があります。そういうところでの消火作業、これらはどのように考えているのか、お伺いをしたいと思います。

  また、強風のとき、特に火災発生の場合は初期消火、これが重要であります。消防のほうもしっかり短時間で駆けつけていただけますが、やはり例えば大風でなかなか、何カ所かで発生した、こんな場合が想定されますと、消防車もなかなか来られない。こういうときには、やはり地域の防火対応、防災訓練等、必要かと思いますけれども、そういう特に危険区域とされる場所につきましては、特別なやはり防災訓練、消火訓練など、市民の皆様にみずからの手で地域を守っていただくような御努力をいただくことも大切かと思いますが、その辺の防災会での、みずから守っていくという体制、こういうものの確立につきましてはどのように考えているのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 室岡消防長。

   (室岡茂夫消防長自席にて答弁)



◎消防長(室岡茂夫) 先ほどの答弁でも少しお答えしたのですけれども、住宅密集地域では平常時から道路状況を調査し、訓練を積んでおりますが、具体的な消火活動としては、複数のホースを接続し、コンパクトに収納したホースカーやホースバッグというような資機材を利用しまして、狭い路地等でもホースを延長ができる体制を日ごろから訓練していまして、その中で対応していくというようなことを行っております。それに大火が広がって、地域との防災の対応はどうだという御質問だと思いますけれども、やはり地域の皆さんにも足利市は自主防災組織というものが出ていますので、年間の計画の中で指導にあっては、消防が指導を行っている状況もありますので、その中で危険地域にあっては、日ごろの火災予防に呼びかけたり、または今住宅用火災警報器というものもありますので、そういうものも広く設置促進をして、火災をいち早く発見し、消火できるような指導等を考えておりますので、御理解いただければと思っております。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) それでは、次の質問に入ります。

  ごみ処理行政について、新焼却施設の建設計画についてお伺いいたします。老朽化いたしました南部清掃工場にかわりまして、最新鋭で効率のよく、灰の排出の減容量ができる新型の焼却炉の建設に向けまして事業が動き出したわけでございます。平成29年度予算には2,682万4,000円計上されております。事業の早期の実現のためにも、将来に禍根を残さないように十分な検討を行い、着実な事業の推進が望まれます。

  そこで、改めて新焼却施設等の建設事業について、目標とするタイムスケジュールや施設の概要についてお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長登壇)



◎生活環境部長(柴崎正人) ただいまの御質問にお答えします。

  本市では、処理過程で発生する焼却残渣等の削減が重要な課題となっていることから、豊富な知識と経験を有する学識経験者や市民代表の委員による新焼却施設等整備検討委員会を設置し、論議を重ねてまいりました。検討に当たっては、稼働実績に基づいた技術的特徴や経済性、事業者選定における競争性あるいは資源化の方法なども考慮いただき、ストーカ式焼却炉、流動床式ガス化溶融炉、シャフト式ガス化溶融炉の各方式が国内において導入実績も多く、また本市の課題を解決する上で有効な方式であるとの御報告をいただいたところです。新焼却施設等の建設に当たりましては、施設整備の基本方針や施設規模、処理方式等を定めた基本構想を平成28年度中にまとめてまいります。

  建設計画の全体スケジュールにつきましては、地元との合意が不可欠になりますが、現地の測量調査から生活環境影響調査、設計、建設等を経て、おおむね8年後の稼働を目指しています。なお、現在建設候補地である久野地区の皆様と協議を重ねている状況であり、地元の御理解と御協力が得られるよう全力で取り組んでまいります。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 再質問いたします。

  実は、このたび公明党議員会といたしまして、埼玉県ふじみ野市の最新の焼却施設を視察してまいりました。ふじみ野市は、人口11万1,000人規模でありまして、若干足利市よりも人口は少ないわけでありますが、10万以上ということで、ほぼ同等な規模の都市であると見ていいと思います。平成28年にこの施設運用開始となっておりまして、そのような最新の施設ということで大変参考になりました。いろいろな面で参考になったわけでありますから、そういう視点の中から再質問させていただきますが、まず焼却炉の大きさについてでありますが、ふじみ野市はごみの減量、大変一生懸命取り組みまして、県下でも随一の減量をしたという成績になっているということで、そういうことを考えますと、減量することによって大幅にごみの排出量が減って、それだけ炉を小さくすることができたということであります。現在炉の大きさ等も検討しているとは思いますが、この辺の炉の大きさの選定につきまして、これからまた減容量につきまして努力をすること、こういうことを前提に炉の大きさを決定したらどうかと思いますが、この辺につきましてのお考えをお伺いしたいと思います。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長自席にて答弁)



◎生活環境部長(柴崎正人) 施設を整備する、炉の大きさを決めていく上では、やはりそれに係る経費、そして維持管理、こういったことを考えますと、その規模の適正化、御指摘のとおり必要になってくるということだと思います。さらに、ごみの減量を進める中で、より適正にできるのではないのかと。これにつきましてはそのとおりでございます。現在本市のほうでは、新たな焼却施設については、現在のごみの排出抑制の取り組み、これを進めるということで推計を出しまして、将来のごみの排出量を計算をいたし、これに基づいて施設規模、これの検討を進めているところでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 次の質問のごみのリサイクルとか減量等に影響してきます。減量のやり方によっては随分内容が変わってくると思いますので、その辺につきましても慎重な検討をお願いしたいと思います。

  再質問いたします。ふじみ野市では、廃熱利用を効率的、効果的にしておりまして、今では当たり前かもしれませんが、発電機を設置し、その発電機の発電の電気で工場の施設を全て賄っていると。そして、併設いたしまして入浴施設を設置しておりました。そして、これが足利でいえば幸楽荘的な使い方がされております。非常に好評で、視察したときも多くの市民の方が利用されておりました。また、健康増進のためのプール、これは大型なプールではなくて、歩くためのプール、ぐるぐる歩いて健康増進に役立てているというプールで、これも非常に好評だと。順番待ちだというような話でした。このように大変好評で利用が絶えないような施設であるわけであります。

  そういう観点から、足利市としても廃熱利用の効果的な利用、こういうものを考えていただきたいと思いますが、その辺についてのお考えを伺います。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長自席にて答弁)



◎生活環境部長(柴崎正人) ごみの焼却施設でございますけれども、廃棄物を適正に処理する、こういうことだけでなくて、今国のほうの方針でも、そこから生じます熱エネルギー、これをどう利用するのかと、こういうような形で今動いてきているところでございます。本市におきましても、新しくつくる施設につきましては、発生する熱、これをできるだけ回収いたしまして、今行っております農業利用はもとより、ごみ発電の導入、こういったことなども考えていきたいと思っております。現在地域の振興策につきまして、地元の方々とも協議をしているところでございまして、こうした形で皆さんの意見を聞きながら、廃熱の有効利用をどうした形でできるかと、こういったことを十分に考えていきたいと思います。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 先ほど御紹介した施設は、地域対応対策というものではなくて、市の行政の一環としてやられていたということですので、参考のためにお伝えしておきます。

  それから、最後に再質問といたしまして、炉の形式についてであります。先ほど炉の形式として3つ挙げられました。ストーカ式焼却炉、流動式ガス化溶融炉、またシャフト式ガス化溶融炉と3点ほど候補として挙げられておりました。ふじみ野市のお話を聞きますと、いろいろ検討した結果、ストーカ式を採用したということであります。なぜかといいますと、溶融炉、今非常にコスト的にも高いということと、やはり溶融した後の溶融スラグ、これのなかなか受け入れ先が難しいのではないかという、そういう意見でした。いろいろ検討した結果、ストーカ式、一番安定して長い間使われている事故の少ないストーカ式、これを採用したというお話でした。

  そして、すばらしいなと思ったのは、こちらでは出た灰、最後の灰につきましては、セメント会社に受け入れていただいて、セメントの材料として、有料ではありますが、引き取ってもらっていると、こういうことだということで、ストーカ式がいいのかなと私は感じたのですが、これから検討していただくこととなりますが、その辺につきましての考え方を伺いたいと思います。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長自席にて答弁)



◎生活環境部長(柴崎正人) 現在の本市の焼却方式、御案内のとおりストーカ式ということでございます。お隣の佐野市、みかもクリーンセンターでございますけれども、こちらについては流動床のガス化溶融と。同じ県内になりますけれども、日光市さんなどではシャフト式という方法をとったりもしている。それぞれやはりすぐれた点があるということで、先ほど答弁の中でも申し上げましたけれども、有識者の検討委員会の中でもいろいろな御意見をいただいているところでございます。そうしたことで、全国の動向、さらに本市に合った方式、こういったものを総合的に勘案しながら、よりよいものを定めていきたいと、かように考えております。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 慎重な検討をお願いしたいと思います。

  質問は最後のごみ減量策の推進についてお伺いいたします。ふじみ野市の視察を通じまして、改めてごみ減量のメリット、重要性を再認識をしてきたわけであります。ごみの減量の取り組み、ふじみ野市では大変大きな成果を出しております。担当の課長のお話では、ごみを思い切って減量することにより、経費の節減ができ、税金が節約できるということ、そのことを粘り強く市民の皆様に訴えていけば、多くの市民の皆様が協力をしてくれると、そのようなことを言っておられました。

  そこで、足利市におきましては、現在のごみの排出量の状況、またごみの減量についての取り組みと今後の取り組みについて、そして私は平成28年の第1回の定例議会の質問で導入を提案いたしました生ごみ処理容器「ベランダdeキエーロ」の普及促進についてお伺いをしたいと思います。ふじみ野市では、これを今導入いたしまして、非常に好評を得ているということであります。お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長登壇)



◎生活環境部長(柴崎正人) ただいまの御質問にお答えします。

  本市のごみ総排出量は、平成27年度実績で約6万トン、4年連続の減少となっております。しかしながら、家庭から出される燃やせるごみの量は、平成27年度実績約3万2,000トンで、平成26年度対比0.7%の増加となっています。平成28年度につきましては、2月末現在、平成27年度同期比で0.9%の減となっております。

  次に、ごみ減量施策の推進についてですが、家庭系では引き続き自治会を初め、各種団体に直接出向き、水切り、分別の徹底や資源化の重要性を説明し、減量意識の高揚を促すよう努め、また事業系では、飲食店や小売店、製造業などの事業所訪問を行い、資源物の分別を柱とした啓発に努めてまいります。

  次に、生ごみ処理容器によるごみ減量についてですが、現在本市では、生ごみ処理機器設置費補助制度を設け、コンポスト、EMストッカー、電気式生ごみ処理機の3種類を推進しています。御提案の「ベランダdeキエーロ」は、深さのあるふたつきの木箱へ土を入れ、その中へ生ごみをまぜて埋めると、土の中のバクテリアの力で生ごみが分解されるもので、土の量が変化しないことから、集合住宅等の方にも普及が見込めます。しかしながら、サイズが大きいことや、重量、購入先など導入に当たってさまざまな課題もありますので、新たな生ごみ処理機器としての導入については、先進自治体の取り組みも参考にしながら調査研究を行ってまいります。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) 再質問をいたします。

  やはりリサイクルとごみを減らす、よく5Rでしたね、リフューズ、リサイクル、リユースありますけれども、これを徹底すること、やはり環境学習が重要であると、そのように思っております。ふじみ野市でも環境学習に非常に力を入れておりました。特に新しい施設ですので、学習するのにすばらしい映像を使った教室、そういうものもできていまして、わかりやすい。子供たちが楽しみながら学習できるようになっていたわけでありまして、そういう環境学習、これの充実を図ってほしいと思うわけでございます。今施設をつくるわけにはいきませんので、ソフト面の中で市内の小学校、また幼稚園児とか、特に大人はなかなか反省しませんので、子供にしっかりと教えて、将来の環境を考えると、こういうことが重要かなと思います。そして、子供たちは、非常にこういうことに対して大人より敏感であります。みずからの将来のことでありますので、ですからそういう点につきまして環境学習に取り組んでいただきたいと思いますが、その辺につきましてお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長自席にて答弁)



◎生活環境部長(柴崎正人) 環境学習の大切さにつきましては、御指摘のとおりだと思います。特にやはりお子さんのうちからそういったものをしっかりと学んでいただくことで、大人になっても環境を意識した行動につながる、このように考えております。

  本市におきましても、現在も小学4年生については、南部クリーンセンターにおいて施設見学をしながら環境の学習をすると、こういった取り組みがされているところでございます。こうしたものをさらに十分な啓発を行いながら、また新しい施設整備、これを行っていく場合には、より環境学習をする上での環境も整えられるだろうと、このようにも考えておりますので、そうした啓発、施設の充実についても十分に考慮していきたいと、このように考えております。



○議長(黒川貫男) 平塚 茂議員。

   (24番 平塚 茂議員登壇)



◆24番議員(平塚茂) それでは、最後に「ベランダdeキエーロ」について御説明したいと思いますけれども、ふじみ野市では、木で地元の建築業界の方に協力いただいて、1万5,000円ぐらいのコストでつくって、それを5,000円から3,000円ぐらいの価格で販売をしているという、その差額は減量で得た財源のゆとりでやっているという、そういうものなのですが、私この「ベランダdeキエーロ」、非常におもしろいなと思って、我が家で実は実験をしているのです。大きいのをつくるのもコストがかかりますから、実は園芸用のプランターを使って実験をしてきました。いろいろ失敗もありますけれども、おもしろいです。確かにごみがなくなります。特にすばらしいのが、魚とか肉とか油とか、視察に行って初めて知ったのですが、油類、そういうものもそのまま投入できると。その辺について非常にいいということであります。もちろん悪い点もありますが。そこで、また私は、今度はプラスチックのコンテナを買ってきまして、うちの部屋の中で、サンルームがあるのですが、その中で密閉した部屋でやってみました。全くにおいは出ません。温度も安定していますので効果的なのかと思います。そういたしますと、もう二、三千円のコストでできますので、その手法さえ皆さんに周知すれば、ある意味で一つの減量になると思いますので、ぜひとも、時間も来ましたので終わりにしますが、普及を図っていただきたいと思うわけであります。

  以上、生活環境部長の答弁をいただきまして、私の質問を終わります。ありがとうございます。



○議長(黒川貫男) 3番、大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 質問の機会をいただきましたので、通告に従って質問をしてまいりたいと思います。

  平成29年、新しい年を迎え、新年最初に私の心にとまったニュースの中に、日本老年学会、日本老年医学会が高齢者として定義される年齢を引き上げ、75歳とする提案をしたという報道がありました。現在は65歳以上が高齢者とされていますが、それを75歳以上とし、65歳から74歳は準高齢者とするという提言です。日本では、100歳以上の人口が10年前の2倍以上となり、厚生労働省が平成28年発表した健康寿命は、男女とも70歳を超え、医療の進歩により高齢になっても元気な方がふえました。

  また、個人差はあるものの、高齢者には十分社会活動を営む能力がある人もおり、このような人々が就労やボランティア活動など社会参加できる社会をつくることが今後の超高齢社会を活力あるものにするために大切であることも強調しました。この提言について、塩崎厚生労働大臣は会見で、医学的な観点からの問題定義だとし、現行の社会保障の枠組みでの高齢者と、提言で定義されている高齢者は区別して考える必要があるとし、その上で、社会保障制度における高齢者の定義を見直すかどうかは慎重に検討するべきだと話しております。このような社会情勢と本市の現状を踏まえ、これから質問をしてまいります。

  初めに、持続可能な医療保障制度の構築について、調剤費の適正化についてお伺いをいたします。平成28年第4回市議会定例会において、国民健康保険の一般被保険者高額療養費の高額療養費支払経費を追加するため、国民健康保険特別会計の歳入歳出予算をそれぞれ7,000万円増額とする補正予算を議決しました。議決後、近隣市である両毛6市の現状を調査してみたところ、館林市は平成27年4月から9月分の診療分は670万円余、それに対し、平成28年4月から9月分の診療分は1,820万円余と平成27年度対比269%と本市同様に増加傾向にありました。また、佐野市は、平成27年度対比150%、太田市148%、桐生市132%と増加し、みどり市においては97.5%と平成27年度対比を下回る市も1市ありました。これらのことから、平成27年度対比234%であった足利市は、医療費の増加率が両毛6市内でも高いことがわかります。また、被保険者数が減少しているのにもかかわらず、本市における1人当たりの年間医療費は増加傾向にあります。

  そこで、増加を続ける医療費のうち、特に調剤費がふえている現状についてどのように分析をし、どのような対応を行っているのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。

  柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長登壇)



◎生活環境部長(柴崎正人) 3番、大谷弥生議員の御質問にお答えします。

  本市の国民健康保険の1人当たり医療費は、平成27年度31万7,352円で、平成26年度対比6,464円、2.1%の増となり、増加傾向が続いています。医療費のうち、特に調剤費は高い伸び率を示し、費用額ベースで平成27年度の平成26年度対比は4.1%の増、1人当たりでは8.2%の増で、この傾向は平成28年度においても続いている状況です。

  調剤費増加の主な要因としては、医療の高度化の進展に加え、抗がん剤治療等を初めとした入院治療から外来治療への変更や医薬分業による院外処方などによるものと考えております。加えて近年では、C型肝炎治療薬のソバルディ錠やハーボニー配合錠などのほか、抗がん剤のオプジーボなど、革新的で効果も高く、非常に高額な医薬品が相次いで保険適用され、その利用が急速に進んでいることが挙げられます。

  今後、本市でも、さらに高額な医薬品の利用が進むなど、1人当たりの医療費の増加が見込まれています。本市国民健康保険といたしましても、適切に医療需要を見込むとともに、効果的かつ適正な調剤医薬品の使用に向けて、本市独自の取り組みである出前講座などによる啓発事業や県内で最も高い利用率のジェネリック医薬品についても引き続き差額通知を実施するほか、重複多受診者への訪問指導や特定健康診査の受診率向上などへの取り組みを推進してまいりたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 先ほど答弁していただいたとおり、本市でも1人当たりの医療費が増加しておりますが、全国の市町村国民健康保険では、構造的な課題を抱えているところでもあります。大きな課題といたしましては、年齢構成が高いことが挙げられます。65歳から74歳の割合が国民健康保険ですと35.6%、健康保険組合ですと2.8%と国民健康保険では年齢構成が高くなっております。年齢構成が高いということは、医療費水準も高くなり、国民健康保険1人当たりの医療費を比較しても、国民健康保険は先ほど足利市もありましたが、全国では32万5,000円、国民健康保険組合ですと14万6,000円と国民健康保険が本当に高い数字となっております。ほかにも所得水準が低いことや保険料負担が重い。市町村格差も構造的な課題として挙げられているところです。

  このような構造的な課題解決や国民健康保険を持続可能な医療保障制度として構築していくためにも、平成30年度からの国民健康保険制度改革に期待をしているところでもあります。特に医療費の適正化や保健事業など、保険者に対するインセンティブ強化については、関係機関との連携や市民力が欠かせないとも思っておりますので、次は医薬品の適正使用についてお伺いをいたします。

  先ほど答弁していただいた中にもありましたが、医療の高度化の進展や入院しての治療から外来の治療への変更、さらに高額な医薬品の利用促進によって本市でも高額療養費は増加をしております。また、国は医療費の適正化に向けた保険者のインセンティブを強化するため、新たな交付金制度として保険者の取り組みを評価指標とする保険者努力支援制度を創設しました。その評価指標の一つに被保険者の適正受診、適正服薬を促す取り組みがあり、これらの取り組みには本市もかかりつけ医やかかりつけ薬局と連携した取り組みが必要と考えますが、足利市の御所見をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長登壇)



◎生活環境部長(柴崎正人) ただいまの御質問にお答えします。

  国は、持続可能な医療保険制度に向けた改革を進める中、医療費適正化に前向きに取り組む保険者への支援金制度として、平成30年度から保険者努力支援制度を創設します。平成28年度は、一部制度が前倒しされ、評価指標の一つに加入者の適正受診、適正服薬を促す取り組みの実施が位置づけられました。本市の取り組みといたしましては、レセプト等の情報を活用し、3カ月間連続して同様の効能、効果を持つ薬剤を、一月のうち複数の医療機関から処方されている重複服薬者や、同一疾病で複数の医療機関を受診している重複受診者等に対して訪問や電話による保健指導を実施しています。保健指導では、かかりつけ医やかかりつけ薬局を持たない方が複数の薬局を利用した結果、重複服薬等になっているケースなど、処方された薬の管理や飲み合わせなどで注意すべき事例が見受けられています。これらの対策として、訪問指導や公民館等での出前講座を活用して、かかりつけ医やかかりつけ薬局を持つことの重要性のほか、お薬手帳の集約化や活用方法について理解を促すよう努めています。

  今後は、専門的な見地から、直接市民と接する医師、薬剤師を初め、医師会や薬剤師会等と連携、協力を図りながら、適正受診、適正服薬についてさらなる意識啓発を進めてまいりたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 再質問いたします。

  本市においても前倒しで保険者努力支援制度に取り組んでいただき、またジェネリック医薬品への利用促進や重複服薬者、また重複受診者等に対して訪問や電話による保健指導など、きめ細やかにこつこつと対応してくださっていることにありがたく思っております。しかしながら、調剤費がふえている現状や平成30年度から国民健康保険制度改革、保険者努力支援制度の内容を鑑みますと、私は特に平成25年度に薬剤師法が改正されまして、服薬指導義務が導入された薬剤師及びかかりつけ薬局に大変期待をしているところでもあります。本市は、現在薬剤師会との連携はどのようにとっているのか、お伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長自席にて答弁)



◎生活環境部長(柴崎正人) 薬剤師会には、地域包括支援センターの地域ケア会議での助言や講座の講師をお願いしているところであります。また、安足地区におきまして、後発医薬品使用促進協議会、こうしたものが持たれておりまして、このメンバーとしても御意見をいただいているところでございます。薬の自己管理ができない飲み残しの薬、残薬、これが問題となっているところでございますけれども、これを減らすことは御本人の健康管理のみならず、医療費の適正化の観点からも非常に重要になってきております。このため、残薬調整希望カード、こうしたものを作成をすることに当たりまして、薬剤師会からの助言等もいただいているところでございます。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 地域ケア会議につきましては、私も時間がある限り傍聴のほうをさせていただいています。1日10種類以上の薬を飲んでいる、いわゆる多剤の事例を検討するケースもよく見られます。多剤の場合、どうしても飲み忘れてしまうことがあります。また、地域ケア会議に参加している医師より、飲み忘れ等による飲み残しの薬、いわゆる先ほどもありました残薬がある場合は、診察時に持参をしたり、薬局に御相談をしてくださいという御助言もいただくこともあります。先ほど答弁にもありました、今回薬剤師会に御助言をいただいて、残薬調整希望カードを作成したとお伺いしまして、残薬を出しやすい、相談しやすい環境が整っていくのかなと感じました。

  また、地域ケア会議においても、こちらの残薬調整希望カードの名前が挙がったり、医療関係者や介護関係者に広まっていくといいなと期待をしているところでもあります。

  それでは、再質問いたします。先ほど出ましたが、出前講座について、より具体的にお伺いできればと思います。現在保険年金課による出前講座を公民館の講座等で実施しているとの答弁が先ほどありました。私は、今回公民館で行われていた女性学級、高齢者学級を過去3年間分調査をしましたところ、薬剤師が講師となりまして、薬に関して講話していただいている学級が1度ございました。また、公民館学級では、健康に関する講座のほうが人気があると公民館職員からも伺っております。私は、薬剤師会と連携を密にし、また公民館学級をもっと活用すれば、医療費の適正化や医薬品の適正使用に向けた市民の意識改革が図れるのではないかと思っております。また、保険者努力支援制度の評価指標に、この公民館学級が該当すれば、支援金の交付額もふえると考えますが、所見のほうをお伺いできればと思います。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長自席にて答弁)



◎生活環境部長(柴崎正人) 薬剤師の先生を講師とした講座につきましては、平成28年度でいいますと、保険年金課のほうで1回、そして地域包括支援センターのほうで7回実施をしております。市民が主体的に取り組めるように教育委員会とも連携をいたしまして、公民館学級講座などで医療費の適正化への啓発、こうしたものを努めていきたいと考えております。

  なお、保険者努力支援制度、こちらにつきましては、その指標には該当いたしませんので、支援金の交付額には影響いたしませんけれども、しかしながら患者さんの安全性、さらには医療費の適正化には効果があるものと、このように考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 支援金の交付額には影響しないということは、とても残念なのですけれども、今後も保険年金課以外の課とも連携をしながら取り組んでいってほしいと思っております。

  再質問いたします。先ほどの答弁のほうで、保険年金課による出前講座でも、かかりつけ医やかかりつけ薬局を持つことの重要性やお薬手帳の集約化について理解を促す取り組みを行っていると答弁がありました。平成27年10月、厚生労働省では5万7,000の薬局を患者本位のかかりつけ薬局に再編成するため、患者のための薬局ビジョンを策定いたしました。この中にもお薬手帳の意義や役割についても記されており、紙のお薬手帳の1冊化、集約化はもとより、電子版のお薬手帳の活用促進も明記をされています。厚生労働省が策定した患者のための薬局ビジョンや電子版お薬手帳についてどのような所見を持っているのか、お伺いできればと思います。



○議長(黒川貫男) 柴崎生活環境部長。

   (柴崎正人生活環境部長自席にて答弁)



◎生活環境部長(柴崎正人) 今の患者のための薬局ビジョンというお話が出ましたけれども、こちらにつきましては患者本位の医薬分業を実現する、こういう趣旨で設けられたものであります。今議員のほうからもお話出ましたけれども、薬局ということでいいますと、医療機関の近くに、いわゆる門前薬局というふうによく言われますが、どうしてもそれぞれの門前薬局を使ってしまうという複数利用、こういう実態があるわけでございますけれども、こうしたことから、患者、利用者がみずから選ぶ、それで選ばれるようなかかりつけの薬局、こうしたものに移行していく必要があるだろうと、こういうことだと思います。もしこれがかかりつけ薬局ということになれば、薬剤師による服薬の情報といったものが一元化、集約化されると、こういうことになりまして、仮に複数の医者にかかっていたとしても、薬局については1つということですから、重複の投薬あるいは副作用のおそれがあること、こういう飲み合わせの確認なども1薬局になることで十分管理ができるのだろうと、このように考えております。

  こうしたことが、先ほどから話題に出ております残薬の解消あるいは患者自身の安全性、さらには医療費の適正化、こういったものにつながってくると思います。そのためにもお薬手帳の集約化、これは非常に大事なことになってまいりまして、そのツールの一つとして電子版といったものがあるのかなと、このように思います。本市国民健康保険といたしましても、患者のための薬局ビジョンの目的にございますかかりつけ薬局、そしてお薬手帳、この集約化、こうしたものを啓発していく中で電子版のお薬手帳についてもお知らせをしていきたいと、このように考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 電子版のお薬手帳についても周知のほうをよろしくお願いいたします。お薬手帳につきましては、平成23年の東日本大震災の際に、カルテや薬歴等の薬剤インフラが大きな影響を受ける中、患者がお薬手帳を持っていたことで、日常服薬している薬の情報を医療機関のほうが確認できまして、お薬をお渡しすることができたという事例も報告されております。災害に備えるという視点からも、お薬手帳の普及促進をお願いしたいと思っております。

  それでは、次の質問に移ります。災害に強いまちづくりの推進について、地域防災力の強化についてお伺いをいたします。平成23年3月11日の東日本大震災から間もなく6年を迎えます。その災害でお亡くなりになられた方々、現在も避難されている方々、またいまだ行方不明の方々、そして被害に遭われた方々には哀悼の意を申し上げまして、そしてお見舞い申し上げます。また、このことについては、忘れてはいけないと思っておりますし、また災害について、このことを教訓にするために、私は平成29年1月、市政報告会も兼ねた防災フォーラムを開催いたしました。この防災フォーラムでは、自主防災会の取り組みを、八椚町二丁目自治会長でもある椎名会長より事例発表いただき、さらに市内中学校で行っている防災教育ワークショップを防災教育ボランティアの上武氏より御講義いただきました。御参加いただいた地域の皆さんと防災をテーマにグループワークすることができ、私にとっても有意義な時間となりました。

  そのフォーラムに、太田市より、防災士の資格を持った方もお越しいただき、そのときに私は防災士の存在を知りました。その後、防災士について調べていくようになりました。防災士は、阪神・淡路大震災での教訓を踏まえ、NPO法人日本防災士機構が設立され、同機構が認証した研修機関が実施する研修会に参加をし、同機構による防災士資格取得試験に合格することなどにより、資格を取得することができます。現在では、全国の地方自治体や教育機関、民間研修機関では防災士養成の取り組みが進められており、全国で316の自治体、栃木県内でも佐野市や壬生町、さくら市においては防災士資格取得費用に助成制度を設けているところもあります。しかしながら、さらによく調べてみますと、壬生町やさくら市においては、自主防災会の立ち上げのためのキーマンになってもらおうとの狙いもあります。足利市には、222の全自治会に自主防災会があり、1,731人もの防災リーダーがいる本市においては、さくら市のように年間260万円も投資をして防災士を要請することを提案することに対して、私自身も悩ましく思うところでもあります。

  そこで、平成29年1月現在、全国で12万4,034名、栃木県には2,060名の防災士がいますので、足利市でもみずから防災士の資格を取得した方もいると思います。現在その情報すらない状況であります。災害が起きた場合でもそうですが、平常時から防災士の資格を持つ方々のお力をおかりできれば、本市のさらなる地域防災力向上につながります。防災士の養成、活用、また防災士会との連携等を行うことはできないのか、お伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 塚原総務部長。

   (塚原達哉総務部長登壇)



◎総務部長(塚原達哉) ただいまの御質問にお答えいたします。

  防災士は、NPO法人日本防災士機構が同機構の防災士認定基準に基づき認証している民間の資格であり、県内でもその資格を有する方が大勢いらっしゃると聞いております。一方、本市では、市内の222の自治会全てに自主防災会が設置されておりまして、そのリーダーとなるべき人材を育成するため、防災リーダー研修会に取り組んでおります。平成7年度にスタートしましたこの研修会により、これまでに防災リーダーに認定された方は、平成28年度に新たに認定された127名を含め1,731名になっております。大規模な災害が発生した場合には、市役所も被害に遭い、そのため公的な支援活動が一時的に困難になることも考えられます。その際、自主防災会には初期消火活動や避難誘導などの初動対応が期待されますので、市内全域に自主防災会が組織され、防災訓練などの各種事業に取り組んでいただいていることは、本市地域防災の強みであると言えます。

  このような自主防災会の中核として、防災リーダーには防災会長を補佐し、自主防災会の指導や地域住民に対する防災教育を実施するとともに、地域と行政とのパイプ役としても御活躍をいただくことが期待されております。今後とも、より多くの地域から推薦された方を防災リーダーとして認定していくことが、地域防災力の向上や地域と市との連携を図る上で重要であると考えております。

  なお、御質問の防災士の活用などにつきましては、今後研究させていただきます。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 再質問いたします。

  防災リーダー養成に本市が力を入れていることは大変よくわかりました。養成研修は平成7年度から養成が始まっているということで、第1期の取得者は21年前になろうかと思います。21年間で多くの災害がありまして、災害の規模も変化していると思われます。取得後のフォローアップ等はどのように行っているのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 塚原総務部長。

   (塚原達哉総務部長自席にて答弁)



◎総務部長(塚原達哉) お答えいたします。

  防災リーダーへのフォローアップということでありますけれども、新たに防災リーダーを取得した方については、それぞれの地域の自主防災会の会長に情報提供を行うようにしております。また、現在防災リーダーの認定を受けられてから、今御質問にもありましたが、平成7年からやっておりますので、一定の期間が過ぎた方もいらっしゃいますので、そういった方に防災リーダー研修を改めて受講していただくことを促していくというふうなことを検討しております。これによりまして、防災に関する新しい知識も習得していただけたらという観点からでありますけれども、その準備といたしまして、平成28年度、防災リーダーに認定されていらっしゃる方の現況について、各自主防災会に調査を行いました。その調査結果を踏まえまして、防災士の認定をとってから何年目ぐらいの方に改めて受講を促したほうがいいのか、あるいはそういった際には新しく受ける方と分けて受講していただいたほうがいいのか、そういったことを課題として検討していきたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 再質問いたします。

  フォローアップの研修等について御検討していただけるということでお願いしたいと思います。実は私は、防災士の方々には、フォローアップ研修や公民館講座でお手伝いしていただけたら心強いのかなと思っておりました。また、冒頭申し上げました、今後超高齢社会を活力あるものにするためには、高齢者が就労やボランティア活動など社会参加できる社会をつくることが大切であるとも考えておりまして、退職後のシニア世代の活躍の場をつくり、現役時代培った能力を退職後も地域で生かしてほしいとも思っております。防災士取得の特例に、消防職員や分団長経験者は研修会が免除される制度があります。このような方々に取得を支援し、今後ふえていく防災リーダー研修会等のボランティアスタッフとして市民力を取り入れてもらえることはできないのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 塚原総務部長。

   (塚原達哉総務部長自席にて答弁)



◎総務部長(塚原達哉) 消防職員あるいは消防団員等の職に携わった方、こうした皆さんはそれぞれの所属でいろいろな経験を積んでいらっしゃいまして、豊富な見識を持っておられると思います。そうしたことから、退任された後も地域の防災の場で御活躍をいただければ大変心強いと思っております。また、既にそのような経験をお持ちの方が、それぞれの自主防災会、そうした中で役員などとして御活躍をいただいているとも伺っております。今後も引き続き、こうした方々に地域で御活躍いただけたらと思っております。そういった方々にボランティアとして、防災に関する研修会などの運営にも御協力をいただくということをお願いする場合には、今度はそういった皆さんに対してのフォローアップもまた別途必要になるのかなというふうな課題も考えられますので、今後研究をしてまいりたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 再質問いたします。

  先ほど実は防災士会との連携については御答弁いただけなかったので、再質問させていただこうかと思います。私は、本市の地域防災力向上にも役立つと考えておりますので、今後同会との連携についても検討してほしいと思っております。

  また、先ほど防災士の活用については研究をするとの御答弁をいただきました。防災士につきましては、平成23年9月市議会定例会で平塚議員が質問しております。その際の答弁からは、防災士資格取得の活用について検討していくとの答弁をいただきました。その答弁から約5年が経過しております。検討が研究になって今回答弁をいただきました。私は災害時、避難所の運営について防災士に期待をしているのですが、防災士について本市はどのように捉えているのでしょうか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 塚原総務部長。

   (塚原達哉総務部長自席にて答弁)



◎総務部長(塚原達哉) 防災士会との連携ということでありますけれども、例えば県内では、NPO法人として栃木県防災士会が組織されております。そして、栃木県が行っております自主防災組織リーダー育成研修会、こういった中でのDIG、災害図上訓練、あるいは避難所運営ゲームですね、HUG、そういった講師の人数が多く必要な中に講師のお手伝いといいますか、講師をされている例があると聞いております。こんな形を本市の防災リーダー研修会で取り入れるというふうなことを考えてみた場合に、またいろいろな課題が出てくるかと思っておりますので、今後課題を整理したいと考えております。

  また、御質問にありました避難所の運営ということでありますけれども、これまで被災があった地域で実際に避難所が運営された例などを伺ってみますと、自主防災会あるいは自治会、そういった日ごろから地域で活動を御一緒にされてくる、そういった方々が自主的に避難所を運営した場合に、その運営が円滑にいくというふうな話を伺っております。こうしたお話を踏まえますと、防災士の資格を持った方が日ごろから地域の防災に関する活動、そういった中で、その知識を生かして日ごろから活動いただくことで災害時でもよい効果につながるのではないかと、そんなふうに考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 実は、防災士会と協定などを結べればいいのかなと思っておりましたが、協定はハードルが高いようなのですけれども、本市においては災害時の協定締結は随分大きく進んでいると思われます。担当課の御尽力もありまして、平成28年6月にはJA足利と災害時における物資の供給等に関する協定を締結をしました。JA足利とは、防災だけでなく、まちづくりでも強力なパートナーで、日ごろから社会貢献をしていただいていると和泉市長は記者会見でコメントしております。防災士会とも平常時と災害時の両面において協定の締結ができるといいなと、そんなふうに私は思っていることをお伝えをいたしまして、次の質問に移らせていただきます。

  子育て世代に魅力ある教育施策の充実について、教育施策の充実と情報発信についてお伺いをいたします。平成28年度に実施されました全国一斉学力テストにおいて、栃木県の小学生は国語A、B、算数A、Bの全ての教科で全国平均以下でありました。中学生においても、国語A、Bは全国平均であったものの、数学A、Bについては平均以下でありました。

  また、全国体力テストにおいても、本県は中学2年生の男子38位、女子が26位、小学5年生の男子37位、女子が26位で、いずれも全国平均より低く、特に中学2年生の男子ハンドボール投げは、7年連続全国最下位で、平成28年度は過去最低記録を更新いたしました。これらの結果をどのように捉えているのでしょうか。また、現状打開策について具体的にお伺いをいたします。

  また、千葉県流山市では、平成23年6月に、シティセールスプランを策定し、住民誘致を図る上で、共働き子育て夫婦にターゲットを絞ったマーケティング戦略として、テレビや各種メディアを積極的に活用したプロモーション事業を強化、充実させています。義務教育においては、「学ぶ子にこたえる、流山市。」とわかりやすく独創的なキャッチコピーを用いたポスターを首都圏主要鉄道へ掲示し、都心に通勤、在住する人にアピールしながら、さらには教育施策へも力を入れております。義務教育のイメージは、移住・定住にもつながっていくと思われます。

  そこで、本市における義務教育の特徴は何か、お伺いいたします。また、その特徴をどのように子育て世代に発信しているのか、お伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 若井教育長。

   (若井祐平教育長登壇)



◎教育長(若井祐平) ただいまの御質問にお答えします。

  初めに、平成28年度の全国学力・学習状況調査と全国体力テストの結果についてですが、残念ながらこれまでの各学校の取り組みの成果が調査結果に十分あらわれなかった状況でありました。教育に携わる者として、この結果を真摯に受けとめ、子供たちの学力、体力向上に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

  そこで、現状の打開策についてでありますが、まず学力向上策については、子供たちにとって何よりもわかる授業が求められることから、教員の授業力を向上させることが大切であります。そこで、指導主事が新たに設ける学力向上コーディネーターとチームを組んでの学校訪問回数をふやし、具体的な指導、助言に取り組んでまいります。特に中学校区を担当制にして、小中学校9年間を見通した授業改善が図れるようにしていきたいと考えております。実施に当たっては、県の学力向上推進室との連携も一層密にして、授業改善に関する情報提供を積極的に行い、支援に努めてまいります。

  あわせまして、教員の資質向上のための教育先進地の視察も、あるいはもっと学びたいという子供たちの願いをかなえるための学校の放課後学習への支援なども含め、総称「かなふり松プロジェクト」を新年度から開始いたします。

  また、体力の向上策につきましては、平成29年度からは、全児童生徒を対象に毎年新体力テストを実施してまいります。このことにより、子供たちが自分の体力の実態を知り、早い段階から自分の体力に関心を持ち、目標を持って体力づくりに励むよう、運動の日常化を図っていきたいと考えております。

  次に、本市の誇れる教育施策とその発信についてです。本市の誇れる施策としては、学びの指導員を初めとしたさまざまな補助職員の配置、また英会話教育特区、論語の素読体験などが挙げられます。しかし、何よりも子供たちの学びの成長、心の成長、健康・体力の成長をしっかりと把握し、認め、励ます教育の展開にあります。その発信は、現在市のホームページに掲載しておりますが、関係各課とも連携しながら、子育て世代への情報発信について、よりよい方法を検討していきたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 体力・学力向上対策について御答弁をいただきました。もう少し具体的に聞きたいところですので、再質問のほうをさせていただきます。

  現状打開策の初めに、教員の授業力の向上を挙げていただいたところは、これまでの結果を真摯に受けとめ、今後に対する意気込み等を感じました。しかし、これまでも指導主事が学校を訪問し、教員に対して指導、助言に取り組んでいると思われますが、これまでとこれからの違いについて、また先ほど教育長が述べました学力向上コーディネーターの担う役割について具体的にお伺いできればと思います。



○議長(黒川貫男) 若井教育長。

   (若井祐平教育長自席にて答弁)



◎教育長(若井祐平) これまでとこれからの違いということでございますけれども、教員に対して指導、助言に努めて授業力を挙げるというこの目的は同じでございます。特に違いといいますと、訪問の形態あるいは指導主事の訪問の方法、ここがこれまでと異なってまいります。具体的に申し上げますと、これまではどちらかというと、学校が定期的に校内で研究会を開催する。そのときに指導主事が学校を訪問して研究授業を参観する。そして、その後の放課後の研究会で指導主事のほうで指導、助言をするという形、どちらかというと1日の訪問というふうな形が多かった。これがこれまででございます。これからは、平成29年度から考えておりますのは、定期的な訪問に加えて、たとえ短時間であっても、あるいはたった1人の先生であっても、校長を通して要請があれば、こちらから応じていくと。研究授業だけでなくて、教材研究を一緒にしてほしいというときも、できるだけ対応できるように、そういった小まめな指導に努めると、そういうところがこれまでと変わってくるかと思います。

  それと、改めまして、もう一つ変わりますのは、中学校区を単位にして指導主事を固定して訪問させるということを今考えております。といいますのは、例えば中学校に3つの小学校があったとすると、その中学校と3つの小学校、いずれも同じ指導主事が訪問すると。そうすると、小学校での取り組み、こうやっているのが中学校にうまくつながるように、指導が系統的にできるように、あるいは中学校で取り組んでいるもの、これはこうやっているので小学校もぜひそれにつながるような指導法をというふうな、そのパイプ役も兼ねていきたい、そんな形に考えていきたいと思っているところでございます。

  それから、学力向上コーディネーターの役割でございますけれども、今考えておりますのは、元指導主事で、本市の教育をリードしてくださっていたOBの方を2名考えております。そして、役割は、指導主事とチームを組んで、それぞれの学校を訪問あるいは個別に訪問して指導、助言をいただく、そういった役割でございます。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 具体的に教えていただき、感謝いたします。

  再質問をいたします。かなふり松プロジェクトを平成29年度から開始をするということで、学校の放課後学習への支援も挙げていらっしゃいました。これまでも数校の小学校で地域のボランティアの方や退職されました教員の方々にお力添えをいただきながら、放課後学習を実施していると思われますが、今回プロジェクトに入れた理由についてお伺いできればと思います。



○議長(黒川貫男) 若井教育長。

   (若井祐平教育長自席にて答弁)



◎教育長(若井祐平) 放課後学習ということですけれども、御案内のとおり、授業によって、授業では子供たち1人ひとりそれぞれ個人差があります。理解をするのに素早く反応して答える子もいれば、逆にじっくりと時間をかけて考えて、しっかりと答えを導き出す、そういったタイプの子供たちもいます。1時間の授業の中でそれぞれその子に応じた指導をということで、各学校、先生方は今取り組んでいます。ただ、1時間の授業の中で十分でなかった場合、やはりそういった子供たちへの対応として、放課後補習という形で指導をやりたい、あるいはもっと勉強したいので放課後という希望をする子供たちにも対応できるようにしたい。ただ、学校によってなかなか実情、事情があって、何とか支援してもらいたいのだというような話があれば、こちらも積極的に、今考えていますのは、元教員の方々を中心にボランティアを募って、そして学校のほうに派遣し、応援をしていただこうと、そんな考えでございます。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 次は、体力向上策について再質問させていただきます。

  先ほどの答弁の中に、目標を持って体力づくりに励みとの御答弁をいただきましたが、子供たちの体力向上では、好成績が続く茨城県では、水戸市内の中学校で、それぞれの生徒が体力テストで苦手な種目を強化するために、立ち幅跳び2メートル18センチ以上ですとか、握力23キロ以上といった目標を掲げて練習して効果も上げている市もあるようですが、先ほど御説明いただいた内容は、本市でも同じような取り組みなのかどうかという点についてお伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 若井教育長。

   (若井祐平教育長自席にて答弁)



◎教育長(若井祐平) これは、自分の教員の生活経験の中で申し上げることですけれども、運動能力のある子あるいは休み時間に一生懸命外で遊び回っている子供たち、その共通しているのは、やはり目的を持っているということは大きかったなと私は思っています。例えば、目的を持たせるために、マラソン大会が近づいてくると、子供たち自然に業間など、2時間目休みなど校庭を走り回っている姿が見られます。あるいは家に帰って、去年よりも5つあるいは6つ順位を上げたいのだということで頑張る姿が見られます。これは、マラソンに限らず、縄跳び大会でも、あるいは体操記録会で練習に参加したという子供が一生懸命休み時間鉄棒練習をすると、これも全て子供たち、ある目的を持って、それに向かって努力している、その姿だろうと思います。今回新体力テスト、これを全員実施して、1人ひとり自分の体力の実態、そこから目標をつくらせて、1年間を見通しての頑張る、そういう姿を励ましていきたいと、そう考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) ただいま教育長から、学力、体力向上について、より具体的に御答弁いただきましたので、平成29年度からの教育施策について、私自身よいイメージを持つことができました。

  そこで、再質問いたします。これまでの教育施策やこれからの教育施策のよいイメージを子育て世代にも、よりよく伝えていってほしいと思っております。私は、教育でも選んでもらえる足利市になってほしいとも思っています。義務教育前の学校の様子がわからない子育て世代にもわかりやすく魅力を伝える、よいイメージを持っていただくことも必要になってくると思い、私は先ほど流山市の事例を挙げさせていただきました。教育長は、子育て世代にどんな魅力を伝えたいと思っているのか、どうしたら伝わると考えているのか、所見を伺えたらと思います。



○議長(黒川貫男) 若井教育長。

   (若井祐平教育長自席にて答弁)



◎教育長(若井祐平) 子育て世代に魅力ある教育、これは私はいろいろな考え方があろうかと思います。例えば、いろいろな特色ある活動をやっているという魅力あるいは子供たちが過ごす施設面でも快適な環境の中で過ごしている、そういった魅力もあろうかと思います。

  先日、ある小学校で1日入学ということが行われました。平成29年度上がってくる新1年生の子供たちを学校で体験させると。そのときに親御さんに集まっていただいて、そうすると、こんな話があったと私のほうに報告がありました。例えば、心配していることがあるのですと。何ですかと。うちの子はどうも落ちつきがなくて、今度1時間、45分という、そんな時間ずっと椅子に座っていられるのだろうか、先生の話が聞けるのだろうか。あるいはうちの子は食が細くて、給食を決められた時間の中で食べ切ることができるのだろうか。あるいはうちの子はどっちかというと人見知りのタイプで、大勢の中でほかの友達と一緒になって仲よくやっていけるのだろうか、そういったことが不安です、心配ですという声が上がっているのを私は聞きました。

  確かに親御さんの願いというのは、やはり学校では勉強がわかって、そして友達と仲よく生活して、「ただいま」と帰ってきて、きょうこんなことがあったよとお母さんに、鞄をおろすのも、何といいますか、早く伝えたいという、あしたもまた学校へ行きたいなという、それが私は魅力ある学校ではないかなと思っております。今各学校の先生方に強く強くお願いしていますのは、1人の子供をまず直視しなさいと。しっかりと見なさいと。そして、その子の行動面の裏にある背景をしっかりとつかんで、その子に応じた指導をということをお願いしています。いわゆる本市では「個への着眼」という言葉を使わせていただいていますが、魅力ある教育、魅力ある学校、これはさまざまな捉え方があると思うのですが、私は今の点を大事にしていきたい。これを足利の教育の魅力であるというふうに考えております。

  それをどう伝えるかということですが、保護者同士の皆さん方の口づてに伝わってくるものが結構多いのではないかと思うのです。議員から御指摘をいただきました流山市のサイト、私も見せていただきました。やはり足利市の学校教育に関するホームページと比べてみますと、ああ、ちょっと違うなと思ったところです。今後ホームページの更新、それから新たにかなふり松プロジェクト、こういったところも加えてホームページのほうをもう一度見直ししていきたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 教育長の思いが届くと思いますし、私も多くの市民の方々に、また市外の方々に足利市の教育の魅力を口づてに伝えられたらいいなと思っております。

  それでは、次の質問に移ります。イベントにおけるおもてなしと安全対策について、「山姥切国広展」についてお伺いをいたします。平成28年1月から2月に開催された足利市民文化財団所蔵品展において、「布袋国広」が展示されてから1年が経過しました。歴史好きの女子やオンラインゲームの刀剣ブームを受けて、約3,200人の来場者がありました。その後、私は一般質問で、今後についての考えを質問いたしました。その際、来場者アンケートに記載された内容を十分に分析するとともに、来訪者ニーズの情報収集に努め、また足利市に行ってみたいと思っていただけるような企画を市立美術館、足利学校ともに展開していきたいと考えますとの御答弁をいただいたとおり、脇差「布袋国広」展示後は、JR東日本管内の新幹線の車内サービス誌「トランヴェール」5月号において「布袋国広」と足利特集が組まれ、無料配布をされました。さらに、10月には足利学校国宝展の実施や2人の篤志家から江戸時代の刀工、下坂継正が足利で打った脇差とやりの寄贈、そして刀剣ファンからの「山姥切国広」の展示のニーズに応え、3月4日から「山姥切国広展」の開催、短期間でいろいろな波及効果がありました。これも和泉市長を初め、関係各課の皆さんの熱意がつなげてくれたたまものだと感謝をしております。

  ことし3月4日から開催されている「山姥切国広展」においては、長刀「山姥切国広」、脇差「布袋国広」、短刀「國廣」の3刀が市立美術館で同時展示されています。「山姥切国広」の展示は、本市では初めてで、全国でも20年ぶりであり、脇差等との同時展示されるのは、作刀されてから初めてのことです。私も3月3日の内覧会と実はきのうも伺ってきました。開催初日は開館前に500人の列が並び、4時間待ちになりました。今後も全国各地から来場者が殺到すると思われますが、来場者に対して準備したおもてなしと安全対策について具体的にお伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 岩原教育次長。

   (岩原幸市教育次長登壇)



◎教育次長(岩原幸市) ただいまの御質問にお答えします。

  3月4日から「山姥切国広展」が始まり、7日までの4日間で4,200人を超える来館者がございました。北は北海道から南は沖縄まで、きょうの一番乗りの方は台湾の方でした。こうした「刀剣女子」と呼ばれる若い女性が朝から長い列をつくり、閉館まで会場を埋め尽くしていました。「山姥切国広」と「布袋国広」この二口の刀剣が国広ゆかりの足利市で同時展示されるのは、427年前の安土桃山時代に作刀されてから初めてのことであり、加えて山姥切国広の所有者の御厚意により、未公開の貴重な短刀も展示できたことから反響も大きく、今後も展示期間中は多くの人でにぎわうことが予想されております。

  初めに、おもてなしについてですが、特別展来場者全ての方に展示作品と作品にまつわる足利市の歴史を紹介したフルカラーのリーフレットを無料進呈するほか、保育所職員のボランティアによる託児所の開設、また美術館前の総合案内ブースでは、職員が待機をし、イベント、食事、お土産、駐車場など関連情報の提供を行っております。美術館の隣では、夜行バスや始発電車で来た人のために、早朝6時から温かい飲食とトイレを提供してくれる店あるいは大きな荷物を1日預かってくれる店もできるなど、官民一体となったおもてなし体制が整いつつあります。

  次に、安全対策ですが、全職員で避難誘導体制を確認することはもとより、警察、消防、病院など関係機関との連携を強化し、特に美術館周辺が混雑する際には、警察に定期的な巡回パトロールを実施していただいております。今後とも足利市にお越しになった方々が、足利の楽しさやすばらしさを満喫し、記憶に残る旅としていただけるよう、おもてなしと安全対策に努めてまいりたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 再質問いたします。

  平成27年度開催した「布袋国広」の展示の際は、市立美術館、近隣のお店では、刀剣パフェや刀剣焼きそばなど刀剣の展示にまつわるアイデア商品も売られておりまして、話題となっておりました。今回、若手職員が100を超える店舗を回り、「山姥切国広展」とのコラボレーションの協力を要請し、御尽力いただいたと聞き及んでいます。商業会との連携や周辺の観光施設との連携はどのようになっているのか、お伺いをいたします。



○議長(黒川貫男) 大滝産業観光部長。

   (大滝康裕産業観光部長自席にて答弁)



◎産業観光部長(大滝康裕) お答えをいたします。

  今回の商業会や観光関連施設との連携でございますけれども、官民が一体となった足利流のおもてなしの取り組みにつながっているものと感じております。商業会との連携についてでございますけれども、市立美術館の周辺を初め、まちなかを中心とした店舗に協力を依頼いたしまして、46店舗の参加をいただいたところでございます。商業会やそれぞれのお店が知恵を絞り、工夫した特別メニューや新たに開発をした記念商品の販売など、こういったものに取り組んでいただいているところでございます。

  また、周辺の観光施設との連携についてでございますが、足利の領主、長尾顕長や堀川国広ゆかりの関連施設をめぐるスタンプラリー、それからバスツアー、これを実施しております。また、あしかがフラワーパークでは、刀剣にまつわるフラワーアートによるイベントが実施されているところでございます。市や観光協会では、スタンプラリーブックを初め、協力店舗の場所やサービス内容をまとめた協力店マップ、これらを作成いたしまして、ホームページ等でも周知をしているところでございます。

  今回の連携は、観光と商業の相乗効果、こういったものも生まれまして、大きな成果があらわれているものと考えております。関係者の皆様のさまざまな面からの協力に対しまして感謝を申し上げております。また、より一層の情報発信に我々も努めていきたいと思っているところでございます。

  1つつけ加えさせていただきたいのですけれども、刀剣女子と言われる女性の皆様が、ツイッターを初めとしますSNS、これで今回の展示に伴います足利市内のさまざまな工夫、またその対応につきまして「神対応」と、こういった言葉で多くの感謝の気持ち、これが投稿されているところでございます。例えば、この日を楽しみにお金をためて足利に来たと。私たちのために対応していただいている足利市の方々にとても感謝をしています。十分なお金はないけれども、46店舗もできるだけ回りたいと、このようなうれしい投稿もございました。私たちもこの刀剣女子の思いにまた応えるべく、関連事業者と連携をしまして、おもてなしをし、市内を盛り上げていきたいと、そんなふうに考えております。



○議長(黒川貫男) 大谷弥生議員。

   (3番 大谷弥生議員登壇)



◆3番議員(大谷弥生) 刀剣女子の方々から神対応の太鼓判をいただけたということで、私もうれしく思っておりますし、また足利市役所の若手職員の頑張りには本当に頼もしくも思います。また、私自身刺激を受けております。

  最後に、ことし1月に開催されました「歩き愛です」という七福神めぐりも兼ねたウオーキング大会があり、こちらも大変好評で、受け付け開始30分で定員の1,000名を到達するということもありました。参加総数1,500人ということで、最近市の主催で開催していただいているイベントは大変人気があるなという印象を受けております。しかし、宇都宮市では、平成28年10月、宇都宮城址まつりの開催中に連続爆破事件が起き、中止のほうをいたしました。その後、宇都宮市では、イベント開催における危機対策の手引きを作成し、さらなる安全確保に取り組んでいます。足利市においても、市主催はもとより、市民が主催し、参加者でにぎわうイベントがふえています。宇都宮市のようなイベント開催における危機対策の手引きの作成についても御検討いただきたいことを要望し、先ほどの大滝産業観光部長の答弁をもちまして、私の全ての一般質問を終了させていただきます。



○議長(黒川貫男) この際、暫時休憩いたします。

  なお、再開は午後3時35分といたします。

   休憩 午後3時20分

                        

   再開 午後3時36分



○議長(黒川貫男) 休憩前に引き続き会議を開きます。

  質疑にあわせて一般質問を継続して行います。

  1番、末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 発言の機会をいただきましたので、順次質問をしてまいります。

  1番、公共交通とまちづくりについて、富田駅足利駅間の新駅構想についてお伺いいたします。先発の当会派、柳会長からは、地域の将来展望に関する質問がありましたが、私は交通政策の面から質問をしてまいります。主要な公共交通であるJR両毛線、東武伊勢崎線を初めとする鉄道の維持と発展は、本市並びに両毛地区全体の未来にかかわる重要な課題です。今回の新駅構想について、メディア報道などが先行し、市民の皆様にその趣旨が正確に伝わっておりません。その点で、市民への説明がまだまだ不足しているように感じます。市民の理解という視点から、現状をどのように捉えているのか、お聞かせください。

  また、多額の事業費を投入するため、栃木県、JR東日本、本市としても決して失敗は許されません。新駅設置に伴い、本市を訪れる観光客の方々に、いかにして両毛線を利用していただけるかが重要となります。そのためには、駅を設置しただけではなく、さまざまな工夫と仕掛けが必要と考えますが、今後どのように進めていくのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。

  和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) 1番、末吉利啓議員の御質問にお答えします。

  私は市長に就任したときから、高崎市から本市を経由して小山市を結び、物、人、そして情報を運ぶJR両毛線と都心まで70分の東武伊勢崎線の活性化に取り組むことが重要な政策課題であると考えています。これまでさまざまな機会を捉えて、沿線自治体との連携はもとより、関係者及び関係機関に鉄道を利用したまちづくりについて働きかけてまいりました。その結果、平成28年8月、JR東日本と駅を中心としたまちづくり及び鉄道利用促進に関する連携協定を締結することができました。この協定は、足利市とJR両毛線の双方の活性化に大きく寄与する大変意義のあるものと考えています。連携協定の柱である新駅整備事業は、栃木県とJR東日本、そして足利市の3者による共同事業であるとともに、県南地域の活性化に大きく寄与するものと考えています。

  新駅整備の目的は、自動車交通から公共交通への転換を図り、周辺地域はもとより、佐野市の一部にまで延びている交通渋滞を緩和するとともに、観光客を中心市街地へ回遊させることにより、まちなかの活性化を図るものです。さらに、この新駅を起爆剤とし、東部地域の発展、振興につなげ、足利市のまちづくりを進めることです。また、駅前広場や周辺道路などの社会基盤の整備はもとより、都市的土地利用を促進し、民間資本を誘導するなど、本市の活力を牽引するような新たな拠点を形成することで、雇用の創出や交流人口の増加につながります。

  また、市民の皆様への周知につきましては、現在基本協定の締結に向け協議を進めており、その中で駅の詳細事項が示され次第、ホームページや広報あしかがみで広く市民にお知らせをしていきます。

  JR東日本の取り組みとしては、春の藤や冬のイルミネーションの観光客が多い時期に合わせ、臨時列車を運行しています。近年のインバウンド需要を初め、年々増加しているあしかがフラワーパークへの観光需要への対応のため、増便などの見直しが行われています。また、安全確保のために、駅員の増員などの取り組みにより、観光客の利便性向上に努めています。臨時列車の運行は、市民や観光客の利便性向上につながることから、今後新駅設置により鉄道利用者の増加が予想されるため、臨時列車のさらなる増便の要望や、新たな商品開発によるまちなか回遊策などをJR東日本と連携を強化し、進めていきたいと思います。

  本事業は、未来への投資であり、本市の地方創生の核となる事業であると確信しております。栃木県内で30年以上実現していないJR線の新駅が本市に誕生できるよう、栃木県とJR東日本の協力のもと、事業の推進に取り組んでまいります。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問をいたします。

  市民の中には、フラワーパーク、15億円、新駅という3つのキーワードがひとり歩きをしています。先ほどの答弁にもあったように、あくまで今回のきっかけはフラワーパークであったとしても、今回の新駅設置の大きな狙いは、東部開発であったり、新たな拠点づくりであったり、まちの活性化であったりと、そういったことの突破口であることもしっかりと説明をしていかなければ理解が得られません。この点について、具体的にどういった方法で説明をしていくのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 新駅整備につきましては、これまで議会あるいは地元自治会、そして記者会見などで説明をしてまいりました。しかし、新駅の具体的な内容につきまして、JRにおいて検討中であることから、まだ説明できないところもございます。今後駅の詳細がわかり次第、さまざまな方法で市民の皆様などに説明をしていきたいと考えております。また、あわせて、設置の目的あるいは効果、これなどにつきましても機会あるごとに説明をしていきたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  説明不足により、今回の新駅による将来的な展望について懐疑的な見方をしている市民がいることも事実です。それに対して、こうなるはずだといった希望や想像で語るのではなく、信頼性に足る数字を示して説明していく必要があります。その点で、JRやフラワーパークなどから得られた基礎情報や新駅設置の目的を達成できる論拠となる数字などはあるのでしょうか。例えば、富田駅並びにJR両毛線全体の利用者の推移、新駅設置に対するフラワーパーク来場者の意向についての調査や居住地あるいは交通手段など公表できるものもがあればお示しください。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 平成28年の春、ゴールデンウィーク中にはなりますけれども、あしかがフラワーパーク内におきまして、民間調査会社が来園者に対しましてさまざまな内容のアンケート調査を行っております。このアンケートの中には、居住地あるいはフラワーパークに来た交通手段、あるいは年齢だとかいろいろな項目がございます。また、冬のイルミネーションのときには、市の職員が直接同様の調査を実施いたしました。これらのアンケートの内容につきましては、現在民間調査会社において解析中でございます。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) さまざまな事情で詳細なデータを示すことができないことも理解できます。ですが、市民の理解を得られる有効な論拠となるものでしょうから、出せるものを出せるタイミングに積極的に公表するべきだと考えます。あしかがみやホームページでの特集はもちろんのこと、新聞での広告、看板の設置、あるいはシティプロモーションとの連携など、あらゆる手段を使い、積極的に説明を続け、応援してくれる市民をふやす努力をしていただけるよう御提案申し上げます。

  再質問いたします。フラワーパークに東京を含む南関東からの来客者が多いと仮定をすれば、新駅を利用するためには、JR宇都宮線で北上し、小山駅で両毛線に乗りかえるのが一般的です。小山駅での乗りかえの利便性をどう評価しているのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) JR東日本では、この3月に新しいダイヤ改正を行いました。その中で両毛線と宇都宮線、これの乗りかえに配慮したパターンダイヤ化をしたということで説明を受けているところでございます。そういった意味では、一部乗りかえの利便性が向上したものと考えているところでございます。しかし、今後もJR利用者、この人たちの利便性の向上につきましては、JRに引き続き要望していきたいと思います。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  ここで、両毛線の現状について正確に理解をする必要があると思います。小山駅の接続について、具体的な例を挙げます。これは検索サイトで調べたものです。3月12日日曜日、朝の便、埼玉県大宮駅から富田駅に向かう際の小山駅での待ち時間です。8時35分発47分待ち、8時39分発37分待ち、続けて24分、9分、54分と1時間に1度ぐらいしかスムーズに乗りかえができない状況です。この状況は、決して利便性がいいとは言えません。実際にそれでも使っていただける方はいらっしゃるとは思いますが、より利便性を高め、使い勝手のいい路線にすることで、さらなる利用者増加、本市への交流人口の増加につなげることができます。乗りかえ利便性の改善に関して、JR東日本と協議を行うべきだと考えますが、どのようにお考えでしょうか。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) ただいまの御質問の中にありました乗りかえ時間につきまして、両毛線が通勤時間帯を除きましては1時間に1本になったということもございまして、なかなか全ての列車で乗りかえ時間がスムーズにいくということは今の状況ではちょっと難しいかと考えております。また、JR両毛線の利便性の向上につきましては、本市を初め両毛線沿線の自治体全体の要望でございます。そんなところから、現在高崎市から小山市までの9市及び同地区内の11の商工団体でつくる両毛線整備促進期成同盟会、これができていまして、この中でさまざまな課題について検討しております。そして、要望活動を行っているところでございます。今後とも引き続きこの期成同盟会を通じまして、JRに両毛線の利便性の向上につきまして要望していきたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 先ほど市長のほうから、約30年ぶりの駅ということで、これだけのタイミングですので、期成同盟でも足利市のほうから利便性を高める、そういった協議ができるタイミングだと思っておりますので、今まで以上に積極的に行っていただけたらと思います。

  再質問いたします。先ほどの乗りかえ利便性と同時に検討すべきは、両毛線沿線あるいは水戸線沿線など北関東からの誘客です。この点について検討されているのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 相川政策推進部長。

   (相川建司政策推進部長自席にて答弁)



◎政策推進部長(相川建司) 北関東は、地域的なつながりもございます。また、地理的にも近いということから、JR両毛線を活用した誘客については大切だと考えているところでございます。水戸市とは、日本遺産としまして連携もございます。また、春の藤の時期からいわきから水戸を経由して臨時列車も運行されている状況でございます。引き続き観光誘客に努めまして、両毛線の利便性の向上に努めてまいります。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  市政運営は、堅実な守りの姿勢も大切ですが、時には攻めの姿勢も成長を得るためには必要となってきます。ですが、15億円で駅ができました。でも、使ってもらえませんでしたでは、市民の税金を預かる我々議会としても、未来に汚点を残すことになります。小山駅での乗りかえ、利便性の向上、北関東からの誘客、答弁にもありました臨時列車の増便について、しっかりと協議を行わなくては、大幅な利用者増加にはつながらないと考えます。未来への戦略的な投資である新駅設置事業を成功させ、明確な数値で市民の皆様にその結果を示していただきたいと考えます。新駅設置事業に向けて、改めて市長の決意と御意見をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) たびたび答弁でも申し上げているように、新駅はあくまで東部地区全体の発展、そして県南地域のこれからの発展のスタート台だと思っていて、決して新駅ができて終わりだというふうには思っていません。そういう意味で、新駅がこの地区の未来に向けての突破口になる。答弁でも申し上げたように、ゴルフ場もあり、栗田美術館もあり、すてきなハイキングコースもありという非常にポテンシャルの高い地域です。ただ、いろいろな土地利用の規制もあるわけで、その大変かたい扉をあけるのにはそうそう簡単にあかないわけで、そういう意味では新駅が来るということは非常に大きなきっかけであり、起爆剤になってくるというふうに思っています。だからこそ答弁でも未来への投資という表現を使わせてもらった次第でありまして、周辺の土地利用もこれから大きくかわっていく、そんなきっかけにもなっていくのだというふうに思っています。その意味で、今御指摘のありました、そういう接続や誘客の面も含めて、この駅をつくった後も継続して取り組みが必要だと思っておりますので、そんな姿勢で臨んでいきたいというふうに思っています。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 先ほどから突破口という言葉が非常によく市長のお言葉で聞かれますが、この突破口、まず最初のミッションとなるのが今回の新駅設置によって渋滞を解消し、さらには両毛線の利用者をふやし、観光客をふやすということです。この点に関して必ず成功をおさめなければいけない。さまざまなハードルはあるかと思いますが、しっかりとこの点についても市民の皆様に丁寧で説得力のある説明を行っていただき、確実な効果が得られるよう、あらゆる手段を尽くして事業を進めていただきたいと思います。

  次の質問に移ります。新駅設置目的の1番目に掲げられている渋滞緩和対策についてです。現在フラワーパーク来場者のうち、約1割が鉄道利用者とのことです。それが新駅設置により、目標の2割に達したとしても、抜本的な渋滞解決にはつながりません。来年春のオープンを見据えて、市民の誰もが実感できるような渋滞緩和の効果を得られなければ、目標を達したとは言えません。新駅設置による渋滞緩和をより効果的に推進するために、あわせてパーク・アンド・バスライドも検討すべきと考えますが、いかがでしょうか。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長登壇)



◎市長(和泉聡) ただいまの御質問にお答えします。

  近年、あしかがフラワーパークがさまざまなメディアに取り上げられ、国内外から多くの観光客が訪れています。その結果、観光客が集中する時期においては、周辺地域はもとより、隣接する佐野市の一部地域にまで交通渋滞が発生しています。このため、周辺地域の皆様の日常生活や隣接する毛野東部工業団地の企業活動に支障を来しており、解決しなければならない喫緊の課題となっています。これまでJR両毛線のアンダーパスあるいは周辺の道路整備を実施するなど、交通の分散化とともに道路交通ネットワークの強化を図ってきました。さらに、周辺地域の皆さんの御協力のもと、必要な交通規制を実施してきました。

  しかしながら、これまで道路整備といったハード面、交通規制や信号機の調整といったソフト面の対策を総合的に実施してきましたが、抜本的な渋滞解消には至っておりません。このような中、新駅が設置されるということは、交通渋滞の打開策として非常に画期的なことです。新駅が設置され、現在の自動車交通から鉄道による公共交通に転換を図ることができれば、交通渋滞の緩和に大きな効果が期待できます。さらに、抜本的な対策としては、さまざまな方策を体系的に実施する必要があると考えています。

  議員御提案のパーク・アンド・バスライドもその方策の一つと考えられます。この方策は、交通渋滞の対策として一定の効果が見込まれており、平成28年のゴールデンウィーク期間中に日光市で実施されています。長年の懸案であった観光シーズンの渋滞緩和に効果があったと聞いております。一方で、パーク・アンド・バスライドの実施には、何といっても広大な面積の駐車場の確保とバスが円滑に運行できるよう観光客のマイカーを一部規制する場合があることなど、さまざまな課題があります。今後とも栃木県を初めとした関係機関との協議を進めながら、交通渋滞の対策について議論を深めてまいります。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  現在パーク・アンド・バスライドについて、具体的な調査や研究は行っているのでしょうか。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) 現在パーク・アンド・バスライドにつきましては、先進地の日光市、ただいま市長が御答弁申し上げました日光市におきまして実施したということで、その事例を研究しているところでございます。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  では、日光市の調査を鑑みた上で、本市での導入課題など、どのように考えているのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) パーク・アンド・バスライドの最も大きな課題と申しますのは、大規模な駐車場をまず確保するということが大きな課題になろうかと思います。さらに、北関東自動車道、東北道からのアクセスやJR足利駅、東武足利市駅、これらとの連携も十分に考慮する必要があると、このように考えております。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) では、その課題のうち、駐車場設置について再質問いたします。

  鑁阿寺、足利学校周辺へも波及効果がある足利市駅、足利駅周辺の市街地を考えるか、郊外で2次渋滞が起きにくい国道50号沿線、足利インターチェンジ付近を考えるか、さまざまな選択肢があると考えられます。導入に向けては、現在自動車を利用している来場者の動線調査が大変重要になってきます。仮に北関東自動車道足利インターチェンジ利用者が一定数いるのであれば、今後新たな観光地として注目をされる樺崎寺跡周辺に設置することで、帰りの見学につなげることもできますし、お土産物店や飲食店など、商業施設設置の突破口ともなり、にぎわいをつくることができます。所見をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) 議員御指摘のとおり、樺崎寺跡につきましては、現在保存整備を進めておるところで、本市におきまして足利学校、鑁阿寺とともに他市に誇れる固有の貴重な資源であるというふうに考えております。また、北関東自動車道足利インターの利用者の利便性も考慮しますと、その位置にパーク・アンド・バスライドの駐車場を整備するということにつきましても、用地確保等、さまざまな検討課題がございますが、一つの候補地になり得るものというふうに考えています。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  新駅設置の目的の最初に渋滞緩和対策とある以上、パーク・アンド・バスライドも含めてあらゆる手段を用いて結果を出さなければ、本事業に対する信用は大きく薄れてしまいます。遅くとも平成30年春までにさまざまな課題をクリアし、実効性のある総合的な対策を実施するため、さらなるスピーディーな対応を望むところでありますが、お考えをお聞かせください。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) あしかがフラワーパーク周辺の渋滞対策は本市の喫緊の課題でございます。早期の新駅開業に向けてJR、県とともに取り組んでまいりますとともに、栃木県を初めとした関係機関とともに協議を進めながら、抜本的な対策方法について早急に検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 今回の新駅構想は、公共交通のみならず、足利のまちづくり全体にかかわる非常に重要な事業です。あらゆる手段を使い、掲げた目標をしっかりとクリアしていただきたいと思います。

  次の質問に移ります。渡良瀬川の観光活用について、ホスピタリティについてお伺いいたします。あしかが輝き大使である森高千里さんのヒット曲で一躍有名になった渡良瀬橋は、昭和9年竣工の歴史ある貴重な近代化遺産です。現在の渡良瀬橋は3代目ですが、石づくりの橋脚は明治35年の初代のものがいまだに現役で使われています。また、橋のたもとには、「渡良瀬橋」の歌碑が設置されています。シティプロモーションの功績により、テレビで足利が特集されますと、必ずと言っていいほどエンディングは渡良瀬橋の夕日で終わります。森高さんのファンに加え、新たにテレビなどを見た方々も訪れていただき、歌碑のあたりから写真撮影をする姿をしばしば見かけます。渡良瀬橋は歴史があり、知名度もあり、夕日も美しいポテンシャルの高い観光資源だと考えます。渡良瀬橋のさらなる観光活用の可能性と今後の方向性をどのように考えているのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 大滝産業観光部長。

   (大滝康裕産業観光部長登壇)



◎産業観光部長(大滝康裕) ただいまの御質問にお答えいたします。

  渡良瀬橋は、織物産業が隆盛を誇った時代において整備されました重要な社会資本であり、歴史ある貴重な近代化遺産であります。また、あしかが輝き大使である森高千里さんのヒット曲によって、「夕日がきれいな街」というフレーズにより、橋とともに夕日も重要な地域資源として注目されています。「渡良瀬橋」の歌碑は、平成19年に設置され、現在でも森高さんのファンを中心に多くの方々が訪れています。最近では、JR足利駅並びに東武足利市駅の発着ベルを森高さんの楽曲である「渡良瀬橋」に変更していただいた際にも注目が集まり、鉄道で訪れるファンにも大きな効果があるものと考えています。

  歌詞の中に登場し、モチーフとされる観光資源が市内各所にありますが、その中でも平成24年12月に火災焼失してしまった緑町の八雲神社の社殿がことしの秋には再建される予定となっております。八雲神社は、三重県伊勢市の伊勢神宮式年遷宮に伴い、解体された社の木材を拝領し、建設されるという話題性からも、この機会を捉え、渡良瀬橋への注目がさらに高まるものと考えております。今後も歌詞のイメージとストーリーを大切にしながら、本市における重要な観光資源として積極的な情報発信に努めてまいります。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  観光地としての渡良瀬橋及び歌碑の現状について見ていきたいと思います。まず、観光サイン、看板についてです。サインは、観光客が現場にたどり着くために必要不可欠な設備です。お城やタワーのように目立つものであれば結構ですが、対象が小さく、目立たないものであれば、初めて訪れた方は見つけられません。現在「渡良瀬橋」の歌碑には、ここにありますと誰もがわかるサインがないため、多くの観光客が橋の周辺を右往左往していると聞きます。最低限歌碑を示すサインを、そしてできれば渡良瀬橋への誘導サイン設置を検討すべきと考えますが、いかがでしょうか。



○議長(黒川貫男) 大滝産業観光部長。

   (大滝康裕産業観光部長自席にて答弁)



◎産業観光部長(大滝康裕) 「渡良瀬橋」の歌碑でございますけれども、本市の重要な観光資源として注目をされているものでございます。歌碑付近への案内表示板の設置でございますけれども、これにつきましては関係機関と協議をしながら検討してまいりたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) ぜひ積極的に御検討いただけたらと思います。

  再質問いたします。次に、駐車場の整備についてです。やはりこちらも観光地として必要不可欠なものですが、現在歌碑周辺に駐車場はありません。観光客のほとんどが車を道端に駐車し、後続車や周りの目を気にしながら写真を撮っています。とてもテレビのように優雅に夕日を眺めるどころではありません。堤防の上という設置が容易ではない場所ではありますが、堤防の内側へ天端を拡幅したり、堤防の北側の空き地を利用するなど、検討の余地はあるのではないでしょうか。車1台か2台程度でも有効だと考えられます。サイン設置と同時並行で検討すべきと考えますが、いかがでしょうか。



○議長(黒川貫男) 大滝産業観光部長。

   (大滝康裕産業観光部長自席にて答弁)



◎産業観光部長(大滝康裕) 渡良瀬橋歌碑の設置箇所でございますけれども、議員御指摘のとおり、橋と夕日が重なりまして、写真撮影においても絶好のフォトスポットとなっているものでございます。テレビや旅行冊子などでも多く取り上げられておりまして、足利をイメージする一つの箇所と、重要な箇所になっているものと考えております。ただ、歌碑が河川堤防上にあることから、これは構造上の規制のかかる、そういった箇所でもございます。関係法令、関係機関と協議をしながら研究してまいりたいと考えております。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  最後は、パンフレットについてです。渡良瀬橋歌碑のパンフレットは、森高さんのファンの方を初め、歌碑を見に来る方に人気があると聞いています。ですが、パンフレットの内容は、歌碑除幕式が行われた平成19年ごろのままだそうです。輝き大使就任、JR、東武両駅発着メロディーの導入、八雲神社再建を記念して、より魅力的なものにリニューアルをして再発行すべきと考えます。できれば渡良瀬橋や中橋自体の解説も掲載して、橋の価値も知ることができる内容にしていただけるよう望みます。御所見をお聞かせください。



○議長(黒川貫男) 大滝産業観光部長。

   (大滝康裕産業観光部長自席にて答弁)



◎産業観光部長(大滝康裕) 現在のパンフレットでございますけれども、これは平成26年度に足利市観光協会が鉄道駅の発着メロディー、この設置に伴いまして、若干の改訂をした改訂版でございます。次の改訂に合わせまして、ことしの秋ぐらいがタイミングになるのかなと思いますけれども、橋を紹介する記事や、歌詞をイメージしながら楽しく歩けるようなパンフレットづくりを目指しまして、観光協会とも協議をしてまいりたいと思います。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) ぜひこの機会を逃すことなく、ホスピタリティの改善に努めていただき、観光客の方が満足し、また来たくなる、誰かに勧めたくなる観光資源に育てていただければと思います。

  次の質問に移ります。魅力アップについて。日本夜景遺産に認定された織姫公園・足利織姫神社からの夜景やあしかがフラワーパーク、藤のライトアップは大変美しく、観光客から高い評価をいただいています。夜景観光の推進を目指す本市には、ほかにも足利学校や織姫神社のライトアップ、中橋のイルミネーションと他市に比べ、多くの資源があります。平成29年10月には、自治体やその他関係者約500名が集う夜景サミットが、ここ足利で開催されます。さらなる夜景観光資源として、渡良瀬橋のライトアップを検討すべきと考えます。渡良瀬橋は、中橋に比べ、夜は暗く、夜景遺産である織姫山からもその存在を確認しにくい状況です。また、宿泊観光客数の少なさが課題の本市にとって、渡良瀬橋の夕日、そして夜のライトアップと滞在時間を延ばす手段としても有効だと考えます。御所見をお伺いいたします。

  次に、渡良瀬橋から中橋にかけての中橋緑地についてです。渡良瀬河川公園中橋緑地は、芝生や植栽がきれいに整備され、水と緑が織りなす魅力的な景観をつくり出しています。平成2年には、国土交通省大臣表彰、手づくり郷土賞も受賞しています。しかしながら、完成から約30年がたった現在、設備の老朽化、花や植栽の劣化など、さまざまな理由から利用者が非常に少ない状況にあります。まちの中心にあり、景観もよく、自然豊かな中橋緑地をより多くの市民に利用してもらうため、再整備する考えはないのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 大滝産業観光部長。

   (大滝康裕産業観光部長登壇)



◎産業観光部長(大滝康裕) ただいまの御質問にお答えいたします。

  足利市内には、日本夜景遺産に認定された夜景資源があります。特に織姫公園並びに足利織姫神社は、足利のまちのあかりを一望できるスポットであり、社殿がライトアップされ、最近では神社から望む月が日本百名月として認定されるなど、高い評価をいただいております。平成29年度は、地方創生推進交付金を活用して、夜景観光開発事業を実施する予定です。この事業の推進は、観光協会を中心に、足利商工会議所、関連団体等の連携により、足利灯りのあるまちづくり実行委員会が組織され、あかりをテーマとして足利の観光資源を磨き上げ、歴史物語を再構築し、新たな夜景を活用した滞在型観光の創出を目指しております。

  そこで、御提案の渡良瀬橋につきましても、ライトアップという手法を用いることによって、違った目線でその素材が生かされ、付加価値を高めることができるものと考えます。照明の設置につきましては、橋の構造等の課題を含めて関係機関と連携して検討してまいります。

  次に、中橋付近の河川内緑地は、大きな広場を有し、市中心部に位置することから、イベント会場として多くの市民に利用されています。また、河川管理者からも、他市に比べ良好に管理されていると認めていただいております。今後も東武足利市駅からの玄関口としてふさわしい広場となるよう維持管理に努め、他事業とあわせた整備の可能性について検討してまいります。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) まずは、渡良瀬橋のライトアップについて再質問いたします。

  渡良瀬橋のライトアップを魅力的にするため、著名な照明デザイナーに委託する方法も考えられます。どこにでもあるような投光器を当てただけの魅力に乏しいものではなく、夜景サミット開催市として誇れるしつらえをしてこそ、観光客を呼び込む資源として、市民の誇りとして生まれ変わることができます。例えば、東京タワーやレインボーブリッジ、尾道市景観照明をプロデュースされた石井幹子さん、香港政府観光局等、夜景観光アドバイザーなども歴任され、本市の銘仙灯りもプロデュースされた丸々もとおさんなど、魅力的なライトアップに仕上げるためにも、こういった方々の知見は必要と考えますが、いかがでしょうか。



○議長(黒川貫男) 大滝産業観光部長。

   (大滝康裕産業観光部長自席にて答弁)



◎産業観光部長(大滝康裕) 足利灯りのあるまちづくり実行委員会でございますけれども、これは夜景評論家として全国的に活躍をされています、今お名前の出ました丸々もとおさんに顧問としてアドバイスを現在でもいただいているところでございます。丸々さんの知見も活用しながら、ライトアップにつきましてもそうでございますけれども、より効果的な夜景を活用した事業、こういうものを総合的に考えてまいりたいと思っております。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) ぜひそういった方々の知見をおかりして、魅力的なライトアップにしていただけるよう御検討いただけたらと思います。

  再質問いたします。中橋緑地についてですが、右岸、左岸ともに夜は暗くて歩けません。夜景観光資源開発の視点、まちの魅力アップの視点から、さらなる一手として、中橋緑地のライトアップも検討すべきだと考えています。せめて人が歩く歩道の誘導と、できれば中橋、渡良瀬橋と一体となったライトアップスポットとしてさまざまな照明を仕掛けることができれば、観光客や夜のウオーキング利用者もふえると考えられます。御所見をお聞かせください。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) 中橋緑地につきましては、河川公園となっておりまして、基本的には夜間の利用は想定したものとなっておりませんが、今後の利用状況ですとか、あり方等を踏まえながら、議員御提案の方策等につきましても研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  スマートウェルネスシティの視点から、渡良瀬橋、中橋、中橋緑地と1周できる歩道の整備も必要だと考えます。実際に歩いていただければ実感できますが、緑地と橋の動線ができておりません。歩道のない橋の下を通ったり、柵をまたいだり、急な斜面をおりたり、交差点を渡ったりと歩道がつながっていないのが現状です。安全でスムーズな歩道の整備ができれば、立地的にも景観的にも申し分のない魅力的なウオーキングコースができるはずです。できればゴムチップ舗装のやわらかい歩道にすることで、河南地区にない歩きやすいウオーキングスポットができます。川や橋、夜景を見ながら健康づくりができる場所ができれば、歩きたくなるまちづくりにつながり、健康寿命も延伸し、市内外から公園利用者もふえると考えられます。以上のような一体的な歩道整備についてどのように考えるか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) お答えいたします。

  現在も中橋緑地や堤防上の道路、これらを利用することにより、周遊も可能となっておりますけれども、具体的に申しますと、渡良瀬橋の両岸の交差点付近、ここが横断するのに危険だというような議員の御指摘もございます。こういったところの改良と危険性の伴わない解決策、このようなことを踏まえた上で、今後調査研究してまいりたいというふうに考えております。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  イベントがないときの中橋緑地の利用者は、五十部運動公園などに比べると大変少ない状況です。その原因の一つは、駐車場がないからではないでしょうか。正確には、緑地利用者のための駐車場が田中橋側にありますが、1回200円の有料駐車場で、利用者のほとんどが駅や近辺の商業施設利用者、イベント利用者であるというのが現状です。つまり、駐車場が当初の目的どおりに使われていないということになります。そもそも駐車場が有料な公園を足利市民はなかなか使っていただけません。整備から30年が経過しています。実際の市民ニーズ変化に合わせ、現在の有料駐車場を多目的駐車場にし、南側緑地の渡良瀬橋付近に公園利用者限定を厳格化した無料の駐車場を整備してみてはいかがでしょうか、御所見をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 金子都市建設部長。

   (金子裕之都市建設部長自席にて答弁)



◎都市建設部長(金子裕之) 現在もイベントなどでは渡良瀬橋の右岸側の駐車場につきましては、臨時的に使用している状態でございます。しかしながら、常設での設置ということになりますと、周辺の民間の駐車場の問題、それとそこに出入りするということになりますと、交差点が近くにあるというような物理的な問題、安全対策等々の問題もございますので、それらも踏まえて研究をしてまいりたいというふうに考えております。

  以上でございます。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  喜多方市の一ノ戸川橋梁、新潟市の萬代橋など、戦前の橋梁をライトアップし、観光活用やまちの誇りにつなげている事例はたくさんあります。川で分断されていることをマイナスの視点で指摘する声もあります。しかし、歴史をひもとけば、川なしに足利の発展はあり得ませんでした。川があったからこそ猿田河岸から船による輸送が発展し、足利の織物は江戸で流行しました。そして、明治以降の繊維産業の繁栄につながり、近代化の象徴である鉄道を2本も呼び込むことに成功、雇用が生まれ、人口も急増し、交通政策として当時最新のインフラである鉄橋に多額の予算が投入され、2本もかけられました。まさに渡良瀬川がなければ今の足利はないわけです。今だけの視点で考えるのではなく、荻野万太郎氏、木村半兵衛氏など我々の諸先輩方が時代を超えて現在に残してくれた貴重な遺産を未来にどのようにつないでいくのかという視点でも考えるべきだと思います。渡良瀬橋、中橋、そして中橋緑地のライトアップやイルミネーションによる夜景観光資源の開発並びにさらなる水辺の活用、そしてスマートウェルネスの拠点整備、現在と過去が調和した名実ともに歴史と文化のまちになれれば、それこそオンリーワンの全国に誇れるまちづくりになるかと考えております。十分に検討の余地があると考えますが、市長の御所見はいかがでしょうか。



○議長(黒川貫男) 和泉 聡市長。

   (和泉 聡市長自席にて答弁)



◎市長(和泉聡) 渡良瀬橋と中橋、そしてその周辺の緑地についての御提案でありました。真ん中を渡良瀬川が流れているということで、ともするとそれをマイナスに捉える議論もあるわけですけれども、むしろ水辺を有効に利用することで、またまちの魅力につなげられるという、そういう視点もあろうかと思います。今ライトアップの話や回遊をするというような視点での御提案もいただきました。スマートウェルネスの、そういう意味では趣旨と合致するところもありますので、るるあったお話を貴重な御提案と受けとめて、今後の議論に生かしていきたいというふうに思っています。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) ぜひ我々の先輩から残された貴重な遺産、そしてこの渡良瀬川を活用して、どこにもないオンリーワンのまちづくりを目指していただければと思います。

  次の質問に移ります。介護予防事業について、現状についてお伺いいたします。平成27年の本市での要介護認定者数は7,052人であり、年々増加を続けています。本市は、高齢化率30%と全国平均よりも高齢化が進んでおります。今後、より財政が逼迫する介護保険事業において、急激な支出増加を緩和するためにも、介護予防事業は大変重要です。本市は、介護予防事業の現状についてどのように評価し、今後どのように進めていくのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 平澤健康福祉部長。

   (平澤敏明健康福祉部長登壇)



◎健康福祉部長(平澤敏明) ただいまの御質問にお答えします。

  介護予防事業の現状についての評価と今後の展開についてです。現在全国の要介護認定者数は、後期高齢者人口の増加と比例して、増加の一途をたどり、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、高齢者の健康寿命の延伸が喫緊の課題となっております。現在本市では、高齢者が住みなれた地域で生きがいを持って生活ができるよう、健康状態や年齢層、地域性などさまざまな状況下にある高齢者が、どなたでも参加できるよう、高齢者元気アップ事業や通所・訪問型介護予防サービスなどの多様な介護予防事業を展開しております。また、運動を楽しく継続していただけるよう、多くの自主サークルの育成にも力を入れています。

  そこで、介護予防事業の評価についてでありますが、平成25年度以降の本市の要介護認定率は、右肩上がりの全国の認定率と比較し、低下あるいは横ばいであり、国、栃木県の認定率よりも低くなっていることから、介護予防事業への参加者が大幅に増加したことが、この結果につながっていると評価しております。今後は、スマートウェルネス事業や介護予防・日常生活支援総合事業を活用し、効果的な介護予防事業の実施に向け、研究を重ね、健康長寿なまちづくりを進めてまいります。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  さまざまな方に対応できる多様な介護予防事業を実施している点は、他市に比べ大変評価のできるところだと思っております。では、その結果について、参加者が実感できるような運動機能評価など、どのように行っているのか、お聞かせください。



○議長(黒川貫男) 平澤健康福祉部長。

   (平澤敏明健康福祉部長自席にて答弁)



◎健康福祉部長(平澤敏明) 介護予防事業の参加者には、例えば体力測定でありますとか、基本チェックリスト、物覚えテスト、口腔機能評価などを実施しております。これによって、事前、事後の運動機能や身体機能の改善度を評価いたしまして、介護予防事業に参加していただいた効果を御本人に確認していただいております。

  また、保健師や理学療法士などが問診を行いまして、関節の痛みですとか栄養状態、認知の状態などの改善評価を行いまして、個別の指導も行っております。

  また、年1回ですが、元気アップ教室を終了した方が自主的に活動している、そんな方々を一堂に集めまして、元気アップフェスティバルを実施しております。そこでは、体力測定会を開催しておりまして、介護予防に取り組む市民のモチベーションを向上させる、こんな取り組みもしているところです。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  個人では効果が上がっているということですが、数値であらわれた評価をもとに、プログラムの改善や新たな運動メニューの導入など、事業自体がより効果を上げられるよう、PDCAのサイクルは回しているのか、お伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 平澤健康福祉部長。

   (平澤敏明健康福祉部長自席にて答弁)



◎健康福祉部長(平澤敏明) 高齢者の元気アップ教室の開始に当たりまして、平成15年に庁内に専門職で組織いたします高齢者元気アップ事業検討会を設置しました。この検討会の中で、毎年度元気アップ教室の実施結果を検証したり、そしてまた次年度の計画を立てるといった、こんな検討をしております。これまでに筋トレですとかストレッチのメニュー、「われらのまちに」元気アップ体操、元気アップいす体操などを、この会議の中で新たなメニューとして作成いたしました。また、筋トレメニューの見直しなども行っています。指導者の育成や事業の普及拡大などについても、この会議で議論しております。今後ともPDCAサイクルを取り入れながら、市民の皆様に、より効果の高い介護事業を提供してまいりたいと思います。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  介護予防事業のわかりやすい指標として、介護認定率があります。本市の場合、平成22年に比べ平成27年は、介護予防事業の参加者が2倍以上になっておりますが、認定率はわずかにふえております。介護予防事業の推進と認定率などの相関関係が見えにくいため、より正確に捉える必要があります。役所内のノウハウでは限界があるため、専門業者への委託や学術機関などとの連携を行い、正確なデータ分析を行う必要があると考えますが、いかがでしょうか。



○議長(黒川貫男) 平澤健康福祉部長。

   (平澤敏明健康福祉部長自席にて答弁)



◎健康福祉部長(平澤敏明) 高齢者は65歳以上ですが、65歳以上の高齢者の中でも、やはり要介護度のリスクが高くなるのは75歳以上の後期高齢者と言われる方々であります。ですので、高齢化が進展するのに伴いまして要介護認定率は自動的に上がる、上昇傾向にある、これは全国の傾向であります。御指摘の平成22年度と平成27年度の本市の認定率の上昇度を国と県の平均とちょっと比較してみました。国は、1.6ポイント、県は1.2ポイント、足利市は0.4ポイント、非常に上昇が低い状況にあります。これは、先ほど本答弁でも申し上げましたが、本市の介護予防事業の効果のあらわれであると推測はしておりますが、残念ながらこの相関関係を正確に立証するデータはございません。

  そこで、今後ですが、スマートウェルネスの推進の中で、平成29年度から足利工業大学の看護学部と連携をいたしまして実施いたします足利長寿研究、これに合わせまして介護予防の評価、分析についても専門的なお力をおかりしまして研究してまいりたいと思います。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  先ほどお話のありました足利の長寿研究、非常に期待をしているところでありますので、しっかりとしたデータ分析を行っていただき、反映していただけたらと思います。

  さて、PDCAの中でも、なぜ認定率が減らないのか、なぜ介護予防事業に参加してもらえないのかなど、さまざまななぜを徹底的に検証するCのチェックは重要です。先行している地方公共団体を参考にし、さらなるチェックの深掘りをするべきだと考えますが、御所見をお伺いいたします。



○議長(黒川貫男) 平澤健康福祉部長。

   (平澤敏明健康福祉部長自席にて答弁)



◎健康福祉部長(平澤敏明) 国の調査におきましても、健康づくりのために行動する人と行動しない人の割合が3対7だと言われております。無関心層をいかに行動変容に結びつけるかが介護予防の重要な課題となっております。本市では、そのきっかけづくりとして、スマートウェルネス事業を始めました。健幸マイレージ、歩き愛です、またまちじゅう・スポーツ健幸ジム事業などを実施しているところであります。今後とも介護予防事業が広く市民の皆様に広がって、多くの高齢者の参加につながるよう、効果があった先進事例を十分研究しながら、資料を収集し、研究してまいりたいと思います。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 再質問いたします。

  本市には、これまでの介護予防事業の評価や参加者個々の体力測定評価など蓄積されているデータがあるはずです。介護予防の効果を一目でわかるグラフや数値などで公表し、これだけ効果があるなら参加してみようと考えるきっかけをつくれば、参加者の増加にもつながると考えられますが、いかがでしょうか。



○議長(黒川貫男) 平澤健康福祉部長。

   (平澤敏明健康福祉部長自席にて答弁)



◎健康福祉部長(平澤敏明) 先ほどの答弁でも申し上げましたが、これまで体力測定の結果などの評価については、その御本人には個別指導、個別相談として活用してまいりました。しかしながら、介護予防全体の評価、効果としては公表してまいりませんでした。御指摘のとおり、体力測定の集計結果から見える介護予防事業のメリットを公表することは、介護予防に多くの方が興味を持っていただいて、予防事業に参加していただける、こんなことにつながろうかと思います。

  そこで、今後これまでの蓄積データを整理して、介護予防事業の効果を分析、評価して、ホームページに掲載するとか、元気アップサポーターの研修会でこれを使って説明するとか、いろいろな機会を捉えましてわかりやすく公表してまいりたいと思います。



○議長(黒川貫男) 末吉利啓議員。

   (1番 末吉利啓議員登壇)



◆1番議員(末吉利啓) 介護予防事業開始から長年蓄積されてきたデータは宝の山です。積極的に公開し、介護予防事業参加者をふやすために、また事業自体のPDCAを回し、効果的に行うために十分活用していただければと思います。介護予防事業は、高齢化が他市より進む本市が、スマートウェルネスとともに積極的に進めるべき事業です。協力していただける方々の知見を最大限に生かし、健康寿命の延伸を目指していだければと思います。

  以上、平澤健康福祉部長の答弁をもちまして、私の質問を全て終わります。



○議長(黒川貫男) 本日の質疑にあわせた一般質問は以上にとどめます。

  次の本会議は、3月10日定刻午前10時から開き、質疑にあわせて一般質問を継続して行います。

  以上で本日の日程は全部終了しましたので、これをもって散会いたします。

   散会 午後4時36分