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茨城県 龍ケ崎市

平成27年 10月臨時会(第2回) 10月13日−01号




平成27年 10月臨時会(第2回) − 10月13日−01号







平成27年 10月臨時会(第2回)





              平成27年 第2回
          龍ケ崎市議会臨時会会議録(第1号)
                                   
      平成27年10月13日(火) 午前10時  開 会
                                   

議事日程
 第1 会期決定の件
 第2 会議録署名議員の指名
 第3 諸般の報告
 第4 議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例について
    (市長提案理由説明)
    (条例制定請求代表者の意見陳述)
    (質疑)
    (議案の委員会付託)
    (委員長報告)
    (委員長報告に対する質疑)
    (討論)
    (採決)

                                   

出席議員
           19番  寺 田 寿 夫  議長
           1番  金剛寺   博  議員
           2番  伊 藤 悦 子  議員
           3番  岡 部 賢 士  議員
           4番  石 引 礼 穂  議員
           5番  久米原 孝 子  議員
           6番  山 宮 留美子  議員
           7番  深 沢 幸 子  議員
           8番  札 野 章 俊  議員
           9番  福 島 正 明  議員
           10番  山 崎 孝 一  議員
           11番  後 藤 光 秀  議員
           12番  滝 沢 健 一  議員
           13番  坂 本 隆 司  議員
           14番  糸 賀   淳  議員
           15番  椎 塚 俊 裕  議員
           16番  油 原 信 義  議員
           17番  大 竹   昇  議員
           18番  後 藤 敦 志  議員
           20番  杉 野 五 郎  議員
           21番  鴻 巣 義 則  議員
           22番  大 野 誠一郎  議員

                                   

地方自治法第121条の規定による本日の出席説明員
           中 山 一 生  市      長
           川 村 光 男  副   市   長
           藤 後 茂 男  教   育   長
           直 井 幸 男  総 務  部 長
           松 尾 健 治  総 合 政 策 部長
           龍 崎   隆  健 康 福 祉 部長
           加 藤   勉  市 民 生 活 部長
           菅 原 安 雄  都 市 環 境 部長
           荒 井 久仁夫  教 育  部 長
           松 田 浩 行  市 長 公 室 長
           石 引 照 朗  人 事 行 政 課長
           宮 川   崇  企 画  課 長

                                   

議会事務局職員出席者
           青 山 悦 也  事 務  局 長
           松 本 博 実  次      長
           仲 村 真 一  主      査
           池 田 直 史  副   主   査

                                   





              午前10時03分開会



○寺田寿夫議長 

 ただいまから平成27年第2回龍ケ崎市議会臨時会を開会いたします。

 本日は全員出席であります。



開   議





○寺田寿夫議長 

 これより本日の会議を開きます。

 地方自治法第121条の規定により,議長において出席を求めた者の職氏名は,お手元に配付の印刷物のとおりであります。



                                   





△日程第1 会期決定の件



○寺田寿夫議長 

 日程第1,会期決定の件を議題といたします。

 お諮りいたします。今臨時会の会期は本日1日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○寺田寿夫議長 

 ご異議なしと認めます。よって,今臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。



                                   





△日程第2 会議録署名議員の指名



○寺田寿夫議長 

 日程第2,会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,7番深沢幸子議員,8番札野章俊議員を指名いたします。



                                   





△日程第3 諸般の報告



○寺田寿夫議長 

 日程第3,この際,諸般の報告を申し上げます。

 まず,報告第1号 出納検査の報告につきましては,地方自治法第235条の2第1項の規定に基づく,平成27年度7月分,8月分の出納検査の報告であり,同条第3項の規定により,監査委員より議長に報告があったものであります。

 次に,報告第2号 定期監査の結果報告につきましては,地方自治法第199条第4項の規定に基づく,総合政策部企画課,教育委員会指導課・学校給食センターの監査であり,同条第9項の規定により監査委員より議長に報告があったものであります。

 次に,報告第3号 議長会関係の会務報告であります。

 いずれも印刷物をもってご報告申し上げます。



                                   





△日程第4 議案第1号について



○寺田寿夫議長 

 日程第4,議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例についてを議題といたします。

 議案の朗読を省略し,提案理由の説明を求めます。

 中山一生市長。

     〔中山一生市長 登壇〕



◎中山一生市長 

 改めまして,皆さん,おはようございます。

 本日,付議いたします議案は,議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例であります。

 これは,本年9月28日付けで条例制定請求代表者,三瓶和昭氏から,地方自治法第74条第1項の規定により,常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例の制定の請求を受理したもので,同条第3項の規定により,意見をつけて議会に付議するものであります。

 それでは,私の住民投票条例案に対する意見を述べさせていただきます。

 今般付議する常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例,以下は「本件条例」と申し上げさせていただきます。本件条例は,常磐線佐貫駅名改称事業,こちらも以下は「本件事業」と申し上げさせていただきます。本件事業及びこれに係る市費の支出の賛否を住民投票で決定しようという内容であります。

 さて,住民投票は,首長と議会による二元代表制を基本とする地方自治制度にあって,これを補完する制度であることから,地方自治体の意思決定は,代表民主制にのっとり行われることが基本であります。本件事業につきましても,本年6月に,その趣旨をご賢察いただいた上で,事業の推進に必要となる予算案を,第2回市議会定例会において可決をいただいたものです。しかも,本件条例による住民投票は,本件事業及びこれに係る市費の支出について,選択肢を示すことなく,単に賛否を問うものであります。この投票方法では,本件事業に対し,「反対」として投じられた投票について,そもそも本件事業に反対であるのか,本件事業には賛成であるが,費用等の見直しを求めるものであるのかの判別ができません。したがって,本件条例による住民投票では,本件事業に対する市民の多様な意思の把握が困難であり,その投票を結果をもって本件事業の実施の可否を判断することは不適切であると言わざるを得ません。

 また,本件事業については,急速に進行する少子高齢社会において,持続可能な地域経営の基盤を構築するための重要な取り組みの一つに位置づけられるものです。

 このようなことから,さらには,後に申し上げます二つの観点からも本件条例の制定に意義を見出すことができないものと考えます。

 議員各位におかれましては,本件条例について厳正なるご審議と賢明なるご判断をいただきますようお願いを申し上げます。

 なお,本件事業の必要性については,政策情報誌や意見交換会など,様々な機会を捉えて説明し,周知を図ってきたところでありますが,本件条例の制定請求の署名数が8,212人あったことは,説明が不十分であったものと真摯に受け止め,今後もさらなるご理解をいただけるよう努めてまいります。

 まず,本件事業の必要性について申し述べさせていただきます。

 わが国は,既に人口減少社会に突入しています。本市は,いわゆる「消滅可能性都市」には該当しないものの,現状のまま推移した場合は,2060年には,人口が5万人台に減少すると推計されます。急速な高齢化を伴う人口減少は,地域経営の阻害要因と考えられます。何の手だてを講じることなく本市の人口減少が本格化した場合,まちのにぎわいや活力が喪失し,それが繰り返される負の連鎖に陥りかねません。本市においても,人口流出に歯止めをかけ,定住を促進するなど,持続可能な地域経営を確立するための取り組みが求められています。

 このような問題意識のもと,安心・安全な生活環境づくりはもとより,買い物や医療,公共交通などの充実に努めています。さらには,市民の皆様の地域に対する誇りや愛着の醸成をはじめ,市外から人を呼び込み,定住を促進する必要があります。

 このため,シティプロモーション活動の重要性が認識されているところでありますが,本市の位置関係が知られていない,あるいは,そもそも本市の存在自体が知られていないという状態にあります。都市間競争が加速する中,こうした本市の認知度不足は深刻な問題です。選ばれるまちとなるための様々な取り組みを行うと同時に,その取り組みや魅力をより効果的,効率的に伝えるためにも,主要幹線鉄道の駅に自治体名を関する本件事業は有効と考えられます。

 上野東京ラインの開通も相まって,東京駅,新橋駅,品川駅,上野駅などの都内主要駅における掲示や,取手・勝田間の1日当たりの平均通過人員が6万人を誇る常磐線車内において,毎日「龍ケ崎市」の名前がアナウンスされ,しかも,将来にわたって継続されることから,そのアナウンス効果は絶大であります。

 さらに,常磐線と国道6号が南北に縦断し,本市交通の要衝であり,本市の玄関口である佐貫駅周辺地域のポテンシャルを生かし,玄関口にふさわしいにぎわいを創出するとともに,龍ケ崎市街地における活性化の取り組みや様々なソフト・ハード事業を織り交ぜながら,地域経営の好循環を形成し,持続可能な地域経営の基盤を構築することが必要です。本件事業は,それらの取り組みの先駆けであり,駅名改称費用を大きく削減できるこの機会を逃すことは,将来に大きな禍根を残すことにもなりかねないと考えております。

 続いて,本件事業の経緯について申し述べます。

 本件事業の推進においては,駅名改称費用の削減と機運の醸成が重要と認識しております。

 このため,駅名改称費用が最も削減できる時期の検討や削減額の試算について,平成26年8月に東日本旅客鉄道株式会社,こちらも以下「JR東日本」と申し上げさせていただきます。JR東日本水戸支社に依頼書を発出いたしました。平成26年12月には,政策情報誌において,人口減少社会における持続可能な地域経営の基盤の構築のため,常磐線佐貫駅名改称の必要性や有効性,駅名改称に関する影響度調査の結果などをお知らせしてまいりました。

 本年3月には,駅名改称時期を消費税の税率改正時期である平成29年4月とすることで,最も費用を削減できる見込みであること及びそのためのスケジュールや諸手続が判明いたしました。この費用削減効果を享受するためには,早々に手続きを開始しなければならないものであったことから,至急,市民の皆様にお知らせしなければならないと考え,直近の政策情報誌,本年5月でございますけれども,直近の政策情報誌において,駅名改称費用やシティプロモーション効果などをお知らせするとともに,本年5月から6月にかけて意見交換会を開催し,延べ350人を超える方々に参加していただき,様々なご意見を拝聴したところです。

 これと並行してJR東日本水戸支社との調整も進めておりましたが,平成29年4月の駅名改称とするためには,本年5月に本市から「計画協議」を申し入れ,「覚書」を交換する必要があったことから,本年5月19日に覚書を交換いたしました。この覚書の性格は,平成29年4月の駅名改称に向けて,正式な協議を開始するための事務手続の一つであり,事業の実施や新駅名,費用などを決定するものではありません。

 本年6月の第2回市議会定例会においては,本件事業を実施するための協定締結に必要な予算の裏づけ(担保)となります債務負担行為限度額3億2,900万円を含む予算案を上程し,可決されました。当該可決をもって,一定の合意形成がなされたと判断の上,本年6月26日に新駅名候補を「龍ケ崎市」駅外2案とする常磐線佐貫駅の名称に係る要望書をJR東日本水戸支社に発出し,本年8月に新駅名は「龍ケ崎市」駅にすることで合意をいたしました。

 その後,本年8月19日に「施行協議書」を発出しました。施行協議は,「常磐線佐貫駅名改称事業を実施したいので協議します」との内容であり,いわば本件事業に係る意思表明の性格でありますが,これを受けたJR東日本水戸支社との調整,市内部の事務処理を経て,本年9月9日付けで協定を締結したところです。

 駅名改称作業は,1年8カ月程度を要すると伺っております。過去にも大きな争点となった駅名改称費用を削減するためには,平成29年4月の消費税の税率改正時期に合わせることが必要であり,どうしても前述のスケジュールにより事務手続きを進める必要があったことをご理解いただきたいと考えております。

 なお,本件事業に係る財政負担でありますが,直接的な駅名改称費用3億2,860万円のほか,関連費用2,000万円程度を想定しております。これらの費用は,決して小さな負担ではありませんが,箱物建設等とは違い,一度限り支出すれば足りる臨時的経費であり,この投資により,本市の大看板という財産を取得し,将来にわたり本市の認知度向上に資するものと考えております。

 最後に,本件条例案については,幾つかの疑問点及び問題点がございます。これにつきましては,議案に添付いたしました意見書のとおりであります。

 以上,常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例の制定請求に係る私の意見を述べさせていただきました。議員の皆様には,慎重なるご審議をいただけますようお願いを申し上げまして,終わりとさせていただきます。



○寺田寿夫議長 

 これより本案に関する条例制定請求代表者の意見陳述を行います。

 意見を述べる条例制定請求代表者は三瓶和昭氏でございます。

     〔三瓶和昭氏 入場・着席〕



○寺田寿夫議長 

 条例制定請求代表者の三瓶氏に申し上げます。発言内容につきましては,発言された全文が議事録として公開されますので,ご承知おきくださるようお願いいたします。したがいまして,個人のプライバシーを侵すおそれや個人の尊厳を傷つけるような発言はしないよう,十分ご配慮をお願いいたします。

 また,意見陳述の内容は,請求の趣旨や内容とし,時間は10分以内とさせていただきますので,ご留意願います。

 次に,傍聴の皆様に申し上げます。龍ケ崎市議会傍聴規則により,私語,拍手,その他の方法により,公然と可否を表明すること,携帯電話等の使用等は禁止されておりますので,ご留意願います。

 それでは,三瓶和昭氏の発言を許可しますので,ご登壇願います。

     〔三瓶和昭氏 登壇〕



◎三瓶和昭氏 

 皆様,おはようございます。

 私は,住民投票条例制定請求代表者,三瓶和昭です。

 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例制定請求についての意見を,以下のとおり述べさせていただきます。

 この条例は,以下の理由から,現在,市の進めている常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出について,住民投票により賛否を問い,市民の意思を明らかにし,もって市政の民主的かつ健全な運営に図ることを目的とするものであります。

 第1に,市民との合意形成を図る姿勢も議論もないことについて述べます。

 JR佐貫駅の改称問題は,過去に何度も議論となり,市民の賛否が分かれた問題にもかかわらず,市長は平成26年1月,所信表明で改称方針を示してから,今まで市民へのアンケート調査による意識調査を実施することはありませんでした。駅名改称は市民の関心が非常に高い問題でもあり,意識調査の費用は最小限抑えることを方法として,毎月発行するりゅうほーの市設はがき欄を設けて,新駅名を含めた駅名改称問題について回答を求める意識調査の機会は十分あったはずです。

 駅名改称について,市民との意見交換会は本年5月24日と6月6日に開催されましたが,この意見交換会の前の本年5月19日に市民との話し合いもないままに覚書を締結していること。また,9月9日には新駅名や改称作業などの協定を締結など,一般市民は新聞報道により知りました。大変驚いた次第であります。意見交換会では,市民への説明及び意識調査のあり方,駅名改称の費用は具体的にどのような効果について多くの質問,不満が寄せられ,改称そのものについても参加者の間で賛否が分かれており,結論が得られる状況ではなかったはずです。

 市長は,今年の6月議会の一般質問の答弁の中で,駅名改称問題について,今までの従来の手法で周辺開発の事業は進展しない。今,変更することによって,一つの起爆剤として拍車をかけ,取り組んでいきたいと述べております。これは,まさに改称ありきで,市民の声に広く耳を傾けることを拒んだ改称事業の進め方であることを如実に物語っている答弁であります。

 JR東日本水戸支社との覚書には,龍ケ崎市が改称事業について住民との合意形成を行うこととなっていますが,とても市民との合意形成が得られたとは言えない意見交換会から,わずか1カ月で改称事業のための予算が本年6月に市議会にて可決されました。

 このような状況のもと,多くの市民から,住民投票により駅名改称とそれに係る市費の支出について広く市民の意思を問うべきとの要望が市内各地から上がってまいりました。

 私たちJR佐貫駅の改称問題を考える会は,市の駅名改称事業とそれに係る市費の支出について広く市民の合意形成の進め方に疑問を持つ市民の集まりですが,このような要望に応えて,地方自治法により駅名改称事業とこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票実施のための署名活動を本年7月14日から行いました。その結果,約1カ月の署名期間で有効署名数8,212名に達しました。この署名数は,有権者数の約13%に相当するものです。住民投票実施に対する市民の要望が,いかに高いかを示しており,市長が改称ありきで進めてきた,これまでの手法の政治姿勢の責任は重大であると思います。

 第2に,駅名改称に要する費用と効果に関する明確な説明がないことについて述べます。

 市は,駅名改称に要する約3億2,900万円は税金から積み立てられた約61億円の基金の中から支出すると説明していますが,一方で,龍ケ崎市は約430億円の債務を背負っております。こうした中で駅名の改称のみに支出される約3億2,900万円の効果は,極めて疑問を持たざるを得ないと思います。

 市長は,車内アナウンス効果が絶大で,定住人口の増加につながると説明していますが,具体的にどう寄与するか明確な説明はなされていません。現に意見交換会においても他県からの転入者の方たちからは,「駅の名前で住む場所を選ぶわけではない」との意見が寄せられております。駅名改称費用は子育てや,その支援,高齢者に対する手当など,生活向上に充当すべきであると考えます。

 第3に,駅名改称事業に係る総額費用が不明であることについて述べます。

 駅名改称費用として計上された約3億2,900万円の予算は,JR東日本に支払われる費用で,関連費用,民間の影響はどのようになるのか,漠然とした説明に終始しています。この状況で今ならばJRの費用は下げられるという点のみを強調して,改称事業の予算をJR東日本への支払いのみを予算計上して,他の関連費用を後から追加するという手法は問題で,無責任であります。JRの追加支払いを含めた総額費用を示すべきであります。

 以上,申し上げた理由から,現在,市が進めている約3億2,900万円の費用を要する佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問うために,地方自治法の定めに従い,住民投票条例の制定の直接請求を行っているわけですが,この請求手続きのさなか,8,000人を超える署名から成る署名簿を提出した翌月の9月9日に,市はJR東日本水戸支社との駅名改称の工事施工についての協定を締結しました。このことからも,市長に市民との声に傾ける姿勢が全く感じられません。市長自ら制定した住民参加を基本とする龍ケ崎市まちづくり基本条例が施行されたばかりですが,これでは市長自らが違反していると言わざるを得ないのではないでしょうか。

 地方自治体の運営は,議会と市長との二元代表制による間接民主制を基本としていますが,市政の問題は市及び市民全体で共有することが不可欠であり……



○寺田寿夫議長 

 三瓶氏,時間となりましたので,まとめてください。



◎三瓶和昭氏 

 意思が遊離しているおそれがあります。地方自治法は直接民主主義の一方式として,住民に直接自己の意思を表示する道を与えている直接住民制度を採用しているわけです。どうか住民投票を実施して,客観的な結果が出ることを望む8,212名に及ぶ署名の声をお聞きくださるようお願い申し上げます。

 最後に,本日,私たちが提出した住民投票条例案が審議されますが,見識ある市会議員の皆様におかれましては,政治家としての理念に,審議に臨まれることをお願い申し上げまして,私の意見陳述といたします。ご清聴ありがとうございました。



○寺田寿夫議長 

 以上で議案第1号に関する条例制定請求代表者の意見陳述は終了します。

 ここで,三瓶氏には退出していただきます。ご協力ありがとうございました。

     〔三瓶和昭氏 退出〕



○寺田寿夫議長 

 ここで傍聴の方に申し上げます。会議中はご静粛にお願いいたします。

 この後,議案に対する質疑に入りますが,ここで質疑をされる議員の方々に議長から一言申し上げます。質疑については,会議規則第55条第1項で,その範囲を超えてはならない及び同条第3項で,自己の意見を述べることができないと発言の内容が制限されておりますので,この点特にご注意を申し上げます。

 これより議案に対する質疑に入ります。

 質疑ありませんか。

 2番伊藤悦子議員。

     〔2番 伊藤悦子議員 登壇〕



◆2番(伊藤悦子議員) 

 日本共産党の伊藤悦子です。

 質疑を行います。

 本日はお忙しい中,多くの方に傍聴をいただきまして,ありがとうございます。

 議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例についてです。

 意見書についてお伺いいたします。

 1点目です。住民投票に対する市長の考え方についてお伺いいたします。

 住民投票は,二元代表制を補完する制度であり,市政に関する重要な事項について住民の意思を直接確認する制度です。龍ケ崎市まちづくり条例第22条に,住民投票条例をうたっています。この条例案は,地方自治法第74条1項の規定により直接請求されたものです。8,212人もの署名があります。住民投票の意義について,どのように市長は考えておられるのかお伺いをいたします。

 2点目です。5ページで,市長は,住民投票の結果をもって本事件の実施の可否を判断することは不適切と言っていますが,請求者は過去に何度も議論になり,市民の賛否が分かれていたこと。3億2,900万円の税金を支出することについて,市民が納得できる駅名改称の効果の説明がないこと。市は,市民との意見交換会の開催前に東日本旅客鉄道株式会社との覚書を交わし,改称のための予算案の提出をしている。これでは意見交換会は単なる形式的なものにすぎないと指摘をしています。市民合意がないまま事業が進められており,市民の意思を問うべきと住民投票を求めています。市民の間では,3億円は教育や福祉に使ってほしいという声もあります。市長は,まちづくりは市民協働で行いましょうと,常日頃からおっしゃっています。先ほども言いましたが,龍ケ崎市まちづくり基本条例第22条は住民投票をうたっているわけですから,駅名改称事業について改めて住民投票に対する市長の考えをお伺いいたします。

 3点目です。5ページの「選択肢を示すことなく,単に賛否を問うもの」とありますが,市長はどのような選択肢を考えていたんでしょうか。

 4点目です。6ページに,本業の必要性について「政策情報誌や意見交換会など,様々な機会をとらえて説明し,周知を行ってきた」とあります。市民に意見を聞く前に,既に東日本鉄道会社と覚書を交わしています。事業決定の前に市民との意見を本当に聞いたことがあるのかお伺いをいたします。

 5点目,7ページ,8,212人の署名数についてお聞きいたします。

 この署名数について,「説明が不十分であったと真摯に受け止め,今後更なる理解を頂けるよう努める」とあります。請求者は住民投票を求めているわけです。この点について,改めて説明が不十分だけとしか受け取らなかったのかどうかお伺いをいたします。

 6点目です。7ページの「アナウンス効果は,絶大」と言いますが,何を指して絶大と言うのですか。また,その判断基準は何であると考えるのかお伺いをいたします。

 7点目です。7ページで,市の人口増のために「持続可能な地域経営の基盤を構築することが必要」と言い,駅名変更は「これらの取り組みの先駆け」と言いますが,具体的な地域経営の施策のものは何なんでしょうか。駅名改称はなぜ先になるのか,改めてお伺いをいたします。

 8点目です。本事業の経過の中で3月には方向性を出したにもかかわらず,市民の説明が,また,意見交換が覚書より後になっています。こうしたことについて市長はどのように考えているのかお伺いをいたします。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 暫時休憩いたします。

              午前10時39分休憩

                                   

              午前10時40分再開



○寺田寿夫議長 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 中山市長。

     〔中山一生市長 登壇〕



◎中山一生市長 

 伊藤悦子議員の質疑にお答えをいたします。

 まず,第1点目,2点,3点とかかわると思いますけれども,地方公共団体の意思決定は代表民主制にのっとり決定されることが基本となっております。そして,代表民主制を補完するものとして住民投票制度が設けられていることは,冒頭でも申し上げたとおりでございます。

 本件事業については,推進に必要となる予算案を本年6月の平成27年第2回市議会定例会において提案どおりに可決いただいておりますことから,本件事業を適法に推進するための環境が既に整ったものであります。

 一方,本件条例は市民の皆さんの考えや意見は多様化の傾向にあるにもかかわらず,単に賛成,反対の二者択一方式で賛否を問うものであります。したがって,本件事業に係る市民の皆さんの多様な意思を正しく把握することは困難であると考えております。つまり,本件事業については,代表民主制が機能し,事業推進のための環境が整ったものであり,あえて多様な市民の考えや意見を把握できないと考えられる住民投票の結果によって決定すべきことではないと考えます。

 本件事業の必要性を勘案すれば,本件条例を制定する意義が見出すことができないということでございます。

 選択肢というご質問でございますけれども,先ほど申し上げましたように二者択一方式による投票結果によっては,本件事業に係る市民の皆さんの多様な意見を正しく把握することは困難であるというふうに述べているところです。市長が想定するということですが,私が様々な意見を伺った中での意見を,一部でございますが,例示をさせていただきます。

 駅名改称には賛成,もう速やかに推進すべきという意見もありました。遅過ぎるというようなご意見もありましたが,遅過ぎるが駅名は改称すべきではないか。駅名改称は賛成だが,費用負担に関して見直しが必要だとおっしゃる方もいらっしゃいました。そして,より一層の市民説明等を経てから駅名改称を実施すべきだという意見もいただきました。駅名改称においては,費用負担の削減よりも市民の理解を得ることを優先すべきというご意見もいただきました。そして,駅名改称そもそも反対という方々も当然いらっしゃったわけでもございます。これ以外にも,まだいろいろあったんですけれども,例示をすると切りがございませんので,私のほうからの答弁は以上とさせていただきます。



○寺田寿夫議長 

 松尾総合政策部長。

     〔松尾健治総合政策部長 登壇〕



◎松尾健治総合政策部長 

 お答えいたします。

 はじめに,市民の意見を聞く前に覚書の締結等々をしたというような件でございます。

 本件事業の必要性や有効性等,本件事業の基本事項につきましては,昨年12月発行の政策情報誌に掲載するとともに,本件事業の協議が進展したことを受けまして,改称の費用や時期,駅名候補等の具体的事項については,本年5月発行の政策情報誌に掲載いたしました。それぞれ全戸配布したところでございます。

 この間,各種会合や会議等におきまして,本件事業の必要性や現在協議中である旨等をお伝えしてまいりました。さらに,5月及び6月に意見交換会を開催し,8月にも懇談会を開催したところでございます。

 それから,説明が不十分であったというようなことに関してでございます。

 本件事業を,よりご理解いただくため,事業の背景や目的とともに事業の必要性をより周知することが肝要であると考えてまいりました。ただいま申し上げましたように,政策情報誌の活用をはじめ,地域の懇談会等を活用しながら周知を図ってまいりました。また,改称機運を醸成するための事業なども,今後,企画実行してまいりたいと考えております。

 なお,説明が不十分とのご指摘については,今後の教訓にしてまいりたいと考えております。

 それから,アナウンス効果ということでございます。

 常磐線取手・勝田間の1日当たりの平均通過人員は6万人を超えます。そして,佐貫駅に停車する電車は,平日の場合,上りで76本,下りで81本,合計157本あります。この車内において毎日「龍ケ崎市」のアナウンスが繰り返されます。本市をよく知っている方にとっては,電車が本市に近づいていること,あるいは本市に停車していることを確認することと思います。反対に本市を知らない方にとっては,本市の存在自体を認識し,さらには本市が茨城県の最南部にあり,しかも,都心から60分以内の時間距離にあることを認識する機会となると思っております。

 本市の場合,都心からの近接性を訴えることが交流人口の増加や定住促進には重要な取り組みと考えられます。駅名改称により「龍ケ崎市」という車内放送や駅構内での停車案内放送,それから,首都圏各駅における路線図や料金表にも「龍ケ崎市」の名前が掲げられます。本市の存在や位置関係を毎日,しかも,将来にわたって訴えることができることから,駅名改称に伴うアナウンス効果は絶大であると考えます。

 続きまして,持続可能な地域経営の基盤というようなことかと思います。

 今後の人口減少過程におきましては,少子化と高齢化が同時に進行することから,社会の担い手が不足し及び国,地方ともに税収の減少に反し,社会保障関係費の増大が考えられます。このため,社会全体を持続可能なものとしていく取り組みが求められております。

 本市においては,このような問題意識を先取りする形で,ふるさと龍ケ崎戦略プランを策定し,子育て環境日本一や市民活動日本一を目指した取り組みなどに反映させてまいりました。

 さらに,現在策定中のまち・ひと・しごと創生総合戦略をはじめ,次期ふるさと龍ケ崎戦略プランにおいても人口トレンドを踏まえた施策の充実に努める考えであります。

 出生率の向上や定住促進を図るため,目指すべき将来の方向として,若者・子育て世代が安心して結婚,子育てできる環境を創出する。住みよさの向上など,住んでみたいと感じるまちづくりを推進する。少子高齢型社会に対応した地域活力を創造するを掲げる予定でございます。そして,ソフト・ハード両面から事業を展開し,持続可能な地域経営の基盤を構築してまいりますけれども,その際に重要になる視点というものが本市に人を呼ぶ込むということでございます。

 人を呼び込むためには,まずは名前を知ってもらうこと。位置関係を知ってもらうことが肝要です。残念ながら,本市の認知度は低いという現状にありますことから,認知向上の取り組みが必要不可欠ということでございます。そして,認知向上のための有効な手段の一つとして考えられますのが,主要幹線鉄道の駅名に自治体名を冠することでございます。日常的かつ継続的に自治体名が多くの鉄道利用者の耳に届き,また,目に入ることから,知らず知らずのうちに当該自治体の存在や位置関係が認識されることが期待されます。住みやすい,住み続けたいという市民の皆様の多くの思い,そして,本市の特徴的な施策や事業を,より多くの人に伝えるためにも,まずは知ってもらうことが必要であります。本市を知ってもらい,関心を高めてもらい,来ていただく。つまり,人を呼び込むためのファーストステップの取り組みの一つが,駅名改称事業でもございます。よって,持続可能な地域経営の基盤を構築するための重要な取り組みというふうに考えております。

 それから,3月には方向性を示していたということで,その後の手続きが遅かったのはなぜかというようなことでございます。

 平成26年8月の依頼書の発出においては,仮に平成29年3月に駅名を改称するとした場合の概算費用の試算とともに,改称費用がより削減可能な時期の検討についても依頼したところでございます。さらに,具体的なスケジュールや手続きについても享受願いたい旨を依頼いたしました。

 この間,昨年11月には,消費税等の増税時期を平成27年10月から1年半先送りし,平成29年4月とするとともに,この変更は社会保障と税の一体改革に関する,いわゆる三党合意に関する重大な変更であることから,国民に信をとる必要があるとして衆議院を解散することが表明されました。衆議院総選挙は昨年12月に行われ,その後,消費税等の増税時期の先送りにつきましては,本年3月に関連法案の可決により確定いたしました。

 昨年8月時点では想定をしなかった消費税等の増税時期の先送りという状況変化に伴い,税率改正時期に駅名を改称することとした場合の概算費用についても試算をしていただくことになりました。実際に概算費用が明らかになったのは,本年3月になってからでございます。このタイミングでの駅名改称が費用削減効果が最も大きいと考えられますことから,具体的なスケジュールや所定の手続きについても,この時期に判明いたしました。

 これによりまして,平成29年4月に駅名改称を実現するためには,本年8月をめどに協定の締結が必要となること,その協定の締結に向け,協議を進めるためには事前に覚書の締結が必要となることなどが判明いたしまして,至急,駅名改称に関する周知や手続きを行うということになったものでございます。

 以上でございます。



○寺田寿夫議長 

 2番伊藤悦子議員。

     〔2番 伊藤悦子議員 登壇〕



◆2番(伊藤悦子議員) 

 2回目の質疑をいたします。

 住民投票について,自治法74条によれば,それを認めているわけです。提出者も8,212人の署名について,そのことをどんなふうに受け止めるのか,ここを問うているわけです。

 改めてお伺いしますが,やはり市長は二元代表制なのであるから基本は市長の考えをそのまま行うというようなことでしたが,そうではなくて自治法でも認めている,この住民投票の意義について改めてお伺いをいたします。

 また,この事業を進めるについて,本年3月には,もうそのことを実行しようとしたわけですけれども,そのことをきちっと住民に報告もせずに事業を進めたことになると,私は今の答弁を聞いて,さらに強く思ったわけです。そのことは,なぜそういうふうになったのか,なぜ早く住民に情報公開しなかったのか,その点について改めてお伺いをいたします。



○寺田寿夫議長 

 中山市長。

     〔中山一生市長 登壇〕



◎中山一生市長 

 住民投票制度に関しましては,わが国の地方自治制度の基本となっている代表民主制を補完する制度ということは,たびたび申し上げているところでもございますが,このため,一義的には当該地方公共団体の意思は議会の議決により決定されるべきものです。

 しかし,代表民主制を構成する首長と議会において意思決定できない状況に陥った場合や当該地方公共団体の枠組みを変えるなどの重大な変更に際し,その是非や方向性に大きな意見の相違が見られる場合など,住民投票によって意思を確認することは,これが法律で認められている内容であると考えているところでもあります。

 8,000余に及びます,その署名の重みということでございますけれども,それに関しましては,私も再三あらゆるところで申し上げているところですが,これに関してはやはり真摯に受け止めなければならない,重く受け止めているところでもございます。本件を進めるに当たりまして,直接請求に至ったということは,やはり市民の皆さんに大いに心配をかけているところでもございますし,そのような声もやはり真摯に受けとめなければならないということでもございますので,この点に関しては,やはり本件事業が龍ケ崎市にとって,これからの未来の責任を我々がこれからとっていくために欠かせない,なくてはならない事業であるということをもっともっと多くの市民の皆さんにご理解をいただいていれば,このようなことにはならなかったのかなという意味で,先ほどの答弁にもあったような発言をしたわけでもございます。

 そういうことで,この本件事業に関しましては,今後もその意義を一人でも多くの住民の皆さんご理解をいただくよう,全力を尽くしてまいりたいと考えております。

 私からの答弁は,ここまでといたします。



○寺田寿夫議長 

 松尾総合政策部長。

     〔松尾健治総合政策部長 登壇〕



◎松尾健治総合政策部長 

 お答えいたします。

 本年3月に駅名改称の費用が最も削減できることが判明したにもかかわらず,どうして,すぐにそれをお知らせするようなことをしなかったのかというご質問かと思います。

 今年の3月に平成29年4月の消費税改正の際が最も直近では費用が削減できるということが判明をいたしました。しかし,実際には概算費用がまだその時点では算定されておりませんで,実際に概算費用が算定されてお示しされたのが4月に入ってからでした。我々担当は,その3月の時点で平成29年の4月が一番削減される見込みであるという情報をつかんだ以降,市民の皆さんにいろいろ情報をお伝えしなければならない,説明会をしなければならないということで,どういう手段がその短い間でできるかと模索をいたしました。

 そういった中で,広報紙りゅうほー,あるいは政策情報誌の掲載を考えました。これは全戸配布ですから,どなたにも目にする機会があるということで,まず,それを発行したい,記事にしたいということで考えました。ところが,広報紙の場合は残念ながら締め切り等の日程があって,もう既に4月の前半・後半号ともに間に合わないという状態でした。そこで,次善の策として,政策情報誌であれば弾力的に発行が可能だということで,至急,政策情報誌に掲載をする記事の作成にかかりました。これが3月の末から4月にかけてです。そして,5月の上旬には皆様のお手元に配布したということは周知のとおりだと思います。

 一方,説明会,意見交換会等につきましても,行わなければならないということでございますが,これについても,その説明会,意見交換会等の周知のために,周知,それから,場所の確保等がやはり困難を極めまして,これも最短で5月24日というようになってしまいました。そういったことで,我々事務担当としましては最善の努力をしたつもりではおりますけれども,やはりこれは今後の教訓にしていかなければならないということで,先ほど申し述べさせていただいたところでございます。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 2番伊藤悦子議員。

     〔2番 伊藤悦子議員 登壇〕



◆2番(伊藤悦子議員) 

 8,212名の署名は真摯に受け止めるというお話でした。

 その真摯に受け止めるということが,なぜ住民投票につながらないのか,最後に改めてお聞きしたいと思います。



○寺田寿夫議長 

 中山市長。

     〔中山一生市長 登壇〕



◎中山一生市長 

 真摯に受け止めながら,これからの政策にそれを反映していきたいという意味でもございます。なぜということに関しましては,やはり先ほど来,何度も申し上げておりますが,住民投票制度はわが国の地方自治法の基本となっている代表民主制を補完する制度であるということでございます。その上で議会の議決をいただいているものに対する,今回の請求でもあったわけでもございますし,これらに関しましては,やはりその意義を市民の皆さんに,一人でも多くの皆さんに伝えていかなければならないというふうな形で,その真摯な受け止めを政策として実現をしていかなければならないと考えております。



○寺田寿夫議長 

 14番糸賀 淳議員。

     〔14番 糸賀 淳議員 登壇〕



◆14番(糸賀淳議員) 

 議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例について,2点伺います。

 1点目,意見書の中の本件事業の経緯について伺います。

 意見書には,「駅名改称費用が最も削減できる時期の検討や削減額の試算について,平成26年8月に東日本旅客鉄道株式会社水戸支社に依頼書を発出しました」と書かれていますが,平成26年8月7日付けの企画課所管の第35号文書の依頼書には,平成29年3月を目途として常磐線佐貫駅の名称について「龍ケ崎」を冠した名称に改称していただきたく,特段のご配慮を賜りますようご依頼申し上げますという依頼しか記されておらず,駅名改称費用が最も削減できる時期の検討や削減額の試算についての依頼は見当たりません。

 意見書でいう依頼書というのは,この35号文書のことではなく,ほかにあるのかお聞かせください。もし,35号文書ということであれば,どのように読めば,駅名改称費用が最も削減できる時期の検討や削減額の試算について依頼したと読み取れるのかお聞かせください。

 続きまして,2点目,同じく意見書の中の経緯の中で触れられている覚書の性格についてです。

 「この覚書の性格は,平成29年4月の駅名改称に向けて,正式な協議を開始するための事務手続の一つであり,事業の実施や新駅名,費用などを決定するものではありません」と書かれています。確かに,新駅名や費用を決定するものではないと思いますが,この覚書を見ますと,第2条に,新駅名の移行日は平成29年4月1日とすると明記されています。これは,まさに事業の実施を決定したものととらざるを得ないわけですが,事業の実施を決定するものではないとした根拠をお聞かせください。



○寺田寿夫議長 

 松尾総合政策部長。

     〔松尾健治総合政策部長 登壇〕



◎松尾健治総合政策部長 

 お答えいたします。

 1点目,平成26年8月の依頼書には,平成29年3月の駅名改称の件しか記載されていないがと,それ以外に文書が存在するのかというようなことであったかと思います。

 これにつきましては,駅名改称問題については国鉄の時代から,JRになってからもそうなんですが,龍ケ崎市のほうから,その駅名改称費用については幾らぐらいかかりますかと,どういう時期に改称すると最も効果的,有効であろうかというような協議が継続的に続いておりました。そして,これまでは特に文書による依頼というのは,ほぼしていなくて,口頭によっていろいろ調査や協議を進めてきたところなんですが,平成26年6月に協議をしている中で,JR社内で正式に概算費用等を見積もるためには文書が必要ですと,依頼書をお出しくださいというようなお話がありまして,それで26年8月に依頼書という形で文書を発出しました。

 この中で,特に時期について,ある程度特定をしないと,その試算のしようがないというようなことで,仮にということで29年の3月に仮に改称したら,どの程度概算費用かかりますかと,その協議の中で,あわせてこれ以外に削減費用,駅名改称費用が,より削減できる時期というのがほかにないんでしょうかと,そういったことを協議の中で,こちらから申し上げております。

 それから,先ほども言ったように,具体的な手続き,スケジュールについては我々把握しておりませんでしたので,それについてもおのおのの時期に合わせた形で具体的に,いつ,どういったものをしていったらいいのかということをお教えくださいというのが,その依頼書,それから,依頼書を発出した際の協議の内容でございます。

 それから,覚書の性格ということですが,覚書といいますのは,ただいま言いました依頼書によって,その後,正式にJR東日本水戸支社と龍ケ崎市が協議のテーブルに着いたわけですけれども,それはあくまでも事務レベルでの協議というような位置づけでございます。事務レベルの協議を積み上げて,正式に龍ケ崎市とJR東日本水戸支社の間で駅名を改称について正式に協議をしましょうという取り決めが,この覚書の交換ということでございます。

 以上でございます。



○寺田寿夫議長 

 14番糸賀 淳議員。

     〔14番 糸賀 淳議員 登壇〕



◆14番(糸賀淳議員) 

 もう一度伺います。この意見書の中の本件事件の経緯についての駅名改称費用が最も削減できる時期の検討や削減額の試算について,依頼書を発出した。この依頼書は35号文書のことで間違いないんでしょうか。ただ,ここには,先ほど申し上げましたように,駅名改称費用が最も削減できる時期の検討や削減額の試算については書かれておりません。口頭で依頼したということでしょうか,確認いたします。



○寺田寿夫議長 

 松尾総合政策部長。

     〔松尾健治総合政策部長 登壇〕



◎松尾健治総合政策部長 

 お答えいたします。

 その依頼書の件でございますが,平成26年8月7日に提出をした依頼書でございます。

 先ほども申し上げたとおり,依頼書がないと社内で正式な試算見積もり等,手続きをとれないので依頼書,文書を出していただきたいというようなお話,協議の中で依頼書を発出したわけですが,協議については依頼書だけでしているわけではなくて,その前,その後についても担当同士,折に触れて具体的にこの駅名の改称についての協議を続けていっております。そういった経緯でご理解いただきたいと思います。



○寺田寿夫議長 

 15番椎塚俊裕議員。

     〔15番 椎塚俊裕議員 登壇〕



◆15番(椎塚俊裕議員) 

 議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれ係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例について質疑をさせていただきます。

 質問は2点でございます。まず,この付議された議案書に対して意見書を,そもそもおつけした理由についてお伺いしたいことと,伊藤議員からもありましたが,本件条例に住民投票は選択肢を示すことなくという部分が,文書が意見書の中で書かれております。また,投票方法についても反対に投じられた票についても,本件事業に反対であるのか,また,本件事業には賛成であるが費用等の見直しを求めるものであるかの判別について困難であるというような意見書が書かれております。

 そもそもこれについて,この条例に不備があるということで,この意見書はつけられてあるのか,その辺の部分をお伺いしたいと思います。

 そして,もう1点,住民投票の成立要件として,9ページに投票率について書かれてあります。この投票率にこだわる理由について,まずお伺いしたいと思います。

 その意見書の下に,直近の例としまして小平市や所沢市の例も挙げておりますけれども,これは議会で「投票率の要件を,議会において修正した」というふうに書かれておりますけれども,投票率が必要だというふうに考えて,この意見書をつけられていてるのか,その2点についてお伺いしたいと思います。



○寺田寿夫議長 

 直井総務部長。

     〔直井幸男総務部長 登壇〕



◎直井幸男総務部長 

 まず,お答えをいたします。

 最初のご質問でございます。意見書をつけた理由ということでございますけれども,まず,条例の制定に係る直接請求に関する議会への条例案の提出につきましては,地方自治法の第74条第3項の規定に基づきまして,市長は条例制定の請求を受理したとき20日以内に議会を招集し,意見をつけて条例案を議会に付議するものということとされております。条例の制定に係る直接請求には,条例制定請求書に条例案をつけまして署名を収集をしたものでございます。このことから,市長は通常の条例とは異なりまして,地方自治法上の付議するという言葉からわかりますように,直接請求により受理した条例案を市長の権限により修正することができず,あくまでも条例そのものについて賛否,そして,立法技術的な意見を付して議会へ提出するものとなるものでございます。

 当然,今議会に提案をしました原案の条文の条例が,このまま成立をいたしますと,投票,そして,開票を行う上で混乱を招いたり支障が出るということが想定をされますので,議会において適切なご判断をお願いをしたいということで意見書に記述をさせていただいたところでございます。

 次に,投票率についてでございます。

 投票率につきましては,成立要件につきましては,意見書に出ております理由から成立要件として規定をすべきであるというふうに考えております。意見書にもありますように,直近の市議会議員の選挙では投票率は52.68%,また,平成21年にありました市長選挙におきましても49.46%でありました。また,最近の直接請求がありました,ほかの自治体の例を申し上げますと,小平市では有権者数の2分の1以上,所沢市では同じく3分の1以上と規定をされております。このような状況を参考に,条例に反映をしていただけますよう意見書のほうで記載をさせていただいたところでございます。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 ほかにありませんか。

 22番大野誠一郎議員。

     〔22番 大野誠一郎議員 登壇〕



◆22番(大野誠一郎議員) 

 議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例について質疑を行いたいと思います。

 市長は意見書の中で,本件条例の制定に意義を見出すことができないと考えるということで意見書を出しております。その一つの理由が,選択肢がなされてない。そしてまた,この住民投票条例が市民の多様な意思の把握が困難である。そして,この本件事業について少子高齢社会において持続可能な地域経営の基盤を構築するための重要な取り組みの一つに位置づけているものである。したがって,意義を見出すことができないと。そのほかの二つの観点もお話ししておりますが,それはそれとして,別に質問をしたいと思いますので,まず,この基本条例の制定に意義を見出すことができない。

 私は,市民の多様な意思の把握が困難であると,これは市長の役目です。市長が,これまで市民との合意形成をしていく段階で,この多様な意思の把握が,市民の多様な意思の把握をするべきであって,この本条例請求については,もう既に6月に債務負担の設定がされた佐貫駅名改称の3億2,900万,そしてまた,この改称事業のこれに対する住民投票条例の請求をしているわけですから,この市民の多様な意思の把握が困難であるということをもってして,意義を見出すことはできないということは私は当然無理だろうと思います。

 そしてまた,持続可能な地域経営の基盤を確立するための重要な取り組み,これは非常に抽象的で何を言っているかわからない。この内容についてお尋ねしたいと思います。

 次に,本件事業の必要性ということで,人口流出に歯止めをかけ,定住を促進と,そしてまた,認知度不足が当市にとっては致命的であると,そういったものを狙って,あるいはその必要性を感じて,この本件事業を進めるということでありますけれども,定住促進がどのように図られるのか,そしてまた,認知度不足,この件についてはアナウンス効果ということになっていますが,その認知度アップがどのように定住促進になるのかをお尋ねしたいと思います。

 続いて,この本件事業の必要性について述べられている「駅名改称費用を大きく削減できるこの機会を逃すことは,大きな禍根を残すこと」になっているというふうに考えているということでございますが,何回も聞いておりますが,駅名改称費用,当初,昨年の3月議会に駅名改称費用は幾らかかるのかと言った場合には,5億,6億と,そういうお答えでした。それが,消費増税の機会を捉えて3億3,000万に削減できると,そういった意味でありましょうが,その内容については一向に示されていない。つまり,改称費用の内訳については何ら示されていない。5億,6億についても担当者が,そのぐらいかかるでしょうと,そういった内容でございます。そして,それが消費増税のときを考えて駅名改称費用は3億2,900万になりましたと,これで機運の醸成が図れますと,自分で考えて,この機会を逃すことはというふうに考えているように私は思ってなりません。駅名改称費用の内訳を示しながら,いかに大きく削減できるかを説明していただきたいと思います。

 次に,本件事業の経緯についてでございますけれども,「本件事業の推進においては,駅名改称費用の削減と機運の醸成が重要と認識しております」というふうに,まず,書かれております。

 これまで私は一般質問等々で質問をしましたけれども,昨年の1月の中山市長の所信表明は,効果の試算と機運の醸成を今後調査検討するという内容でございます。なぜ,このように変わったのか私はわかりません。その理由をひとつ述べていただきたい。

 それと,「機運の醸成が重要と認識しております」ということになっております。機運の醸成がどのように図られたのかを質問したいと思います。ここにいろいろと書いてあります。しかしながら,これはJRとのプロセスの内容でございます。市民とのプロセス,市民との対話,市民参加を基本にする中山市長,このことも所信表明で述べられました。したがって,この中には確かに市民との意見交換会の350人を超える方に参列していただいた。そしてまた,政策情報誌で昨年の12月,今年の5月にお知らせをしたということでございます。

 しかしながら,これは先ほどから質疑があるように,交渉を進めていく,駅名改称ありきでJRとの交渉を進めていく,効果の試算,影響度調査が報告されない以前から,そういうものがなされていると,そういった中でどのように機運の醸成が図られたのかをお尋ねいたします。

 そして,本年の6月に議会で債務負担行為の限度額3億2,900万を含む予算を計上し,可決されたと,当該可決をもって一定の合意形成がなされたと判断の上と,議会で多数決が合意形成とは私は思いません。なぜなら,この問題はいわゆる駅名改称の問題は,30数年来の問題でございます。30年前の,いわゆる市制30周年を機会に……

     〔発言する者あり〕



◆22番(大野誠一郎議員) 

 質問の趣旨です。遮らないでください。その当初,最初の請願が市制30周年を記念に,この機会を捉えて改称すべきだという内容のときの紹介議員は多数の議員が署名をしております。そしてまた,反対の請願には紹介議員は一人だと私は覚えております。議員の数であるならば,30数年前から合意形成はなされているんです。しかしながら,これまで合意形成がなされたという判断で駅名改称を行わなかったのは,市民の合意形成がなされていないからです。前市長の串田市長もアンケート調査をした。反対が6割,賛成が4割なわけでございます。こういった中では,合意形成をする必要があるということでもって終わったわけです。それをあえて,中山市長は昨年の1月からこの問題を取り上げてきたわけでございます。当然のことながら,議会の合意形成ではなくて,議会の一定の合意形成ではなくて,市民の合意形成がなされるべきはずです。どのようにして市民の意見の合意形成がなされたと判断しているのかをお尋ねいたします。



○寺田寿夫議長 

 大野議員に申し上げます。質問は簡潔明瞭にお願いいたします。

 中山市長。

     〔中山一生市長 登壇〕



◎中山一生市長 

 大野誠一郎議員の質疑にお答えいたします。

 この多様な意見を正しく把握することが困難ということは,今回の意見に述べているとおりでございますが,そもそもはやはりこの本件条例の制定の意義という意味では,やはり代表民主制にのっとって,この議会,議場の場で決定がされていることでもございます。やはり当時の過去のお話をされていらっしゃいましたけれども,それが議会に付されて決定をされていないものは,いくら議員の数を挙げても,何の意味もないものではないかなと私は思いますし,やはりここで議決された,この権威のある本会議場で決められたことの意義を軽視することは,やはり二元代表制を重視していかなければならない私としても,そのような発言はできないわけでもございます。

 その中で,多様な意見を正しく把握することが困難な条例案になっているということがございましたけれども,これはこの条例案で住民投票を行った場合,このようなことになるということでもございますが,それ以前の問題として,先ほど申し上げました二元代表制,私は日頃から市民の皆さんの多様な意見を正しく把握するために,本当に精魂込めて日々活動しているところでございます。恐らく議員の皆さん一人ひとり,私に負けないぐらいのその活動をされているんではないかなと思っております。その多様な意見を正しく把握しようと精魂込めて努力をされている議員の皆さんが,この権威ある本会議場で決めた内容は,やはりそれは重みのあるものでもありますし,それが一つの合意形成をなしているという判断は二元代表制のもとでは決して間違った言葉ではないというふうに私は考えているところでもございます。

 そんな中で,機運の醸成というお話がございました。機運の醸成に関しましては,私はこれに関しましても,この話を始めたときから機運の醸成には努めてきたところでもございます。私の2期目の所信表明のお話がよく取り上げられますが,私はそれ以前から,その1期目の議会でも,この駅名改称は必要であると,この議場で答弁をしているところでもございます。それ以降,事あるごとに様々な場面で,私は駅名改称の必要性を訴えて,機運の醸成を図ってきたところでもございます。

 そして,確かに,この12月の政策情報誌以降,私が想定していたよりも,ちょっとスピードの速い形で物事が進んでいったことは,ご指摘のとおりでもございますし,その中で機運の醸成をもっと十分に図らなければならないという思いは私もございました。そんな中で,この間も,今日に至るまでも,機運の醸成には私も全力で尽くしてきたつもりでもございます。そして,委員の皆さんも市民の皆さんと,様々な形で話す中で機運の醸成は図られてきたのではないか。そしてまた,今回,住民発議など,市民の皆さんの声も様々な形で市民の皆さんの耳に届くことで,さらに機運の醸成は図られているというふうに考えているところでもございますし,なおかつこれからも私は機運の醸成,先ほど申し上げましたように,当該事業の必要性,これから龍ケ崎市は人口減少社会において,龍ケ崎市から様々なものを発信していかなければならない。さらには,ひと・もの・しごとを呼び込んでいかなければならない。そのときにJRの大看板であります玄関口に自治体名を記すことが,これが大きなその未来の,龍ケ崎の未来の力になるんだということを,これからも一人ひとり丁寧にお話をさせていただきながら,機運の醸成にも,また,さらに努めてまいりたいと考えております。

 私からの答弁はここまでといたします。



○寺田寿夫議長 

 松尾総合政策部長。

     〔松尾健治総合政策部長 登壇〕



◎松尾健治総合政策部長 

 お答えいたします。

 はじめに,本件事業の必要性ということでございます。

 全国1,000団体を対象としました地域ブランド調査によりますと,本市の認知度は2012年で602位,2013年で577位,2014年,543位,そして,今年2015年で548位と,いずれの年においても500番台以下の低位で推移をしております。同調査によりますと,さらに魅力度,それから,居住意欲度はさらに低い位置にありますけれども,認知度を上昇させることは魅力度及び居住意欲度の上昇にも関連することから,認知度向上の取り組みは重要であると考えております。

 そして,交流人口の増加や定住促進を図るためには,当該地域に対する良好なイメージが想起される状態にすることが肝要です。ところが,認知度の低い地域においては,魅力的な取り組みを行っても当該取り組み自体が脚光を浴びるにとどまり,当該地域の魅力向上までには至らないことが多々あります。反対に,認知度の高い地域においては魅力的な取り組みが行われた場合は,当該事業が脚光を浴びるにとどまらず,当該地域に対する良好なイメージが形成されるという好循環が期待されます。

 このような観点からは,認知度の低い状態を放置することは大きなマイナス要因であり,ましてや都市間競争の時代においては地域の衰退につながりかねない深刻な問題であると考えております。

 以上のようなことから,人口減少社会の進展に対応しながら,持続可能な地域を形成していくためには,交流人口の増加,定住促進の取り組みが肝要であります。つまり,本市に人を呼び込む取り組みが必要不可欠ということでございます。人を呼び込むためには,先ほども申し上げましたが,まずは名前を知ってもらうこと,位置関係を知ってもらい,それを本市の良好なイメージと連想される環境を整えることが肝要であります。このような観点から戦略的統一感を持って,認知度やイメージを向上させるための取り組みを行っております。

 続きまして,将来に大きな禍根を残すことということでございますが,人口減少が進み,まちのにぎわいや活力を喪失し,それが繰り返される負の連鎖に陥ってしまってから,その対策を講じようとしてもなかなか有効な対策を見出すことは困難であると考えられます。

 そこで,負の連鎖に陥らないよう,ふるさと龍ケ崎戦略プランや間もなく策定予定の地方創生総合戦略などに従いまして,ソフト・ハード両面から様々な取り組みを進めていかなければなりません。それを本市の魅力づくりにつなげるとともに,その魅力を発信し,より多くの方々に本市に興味,関心を持っていただき,交流人口の増加や定住促進に結びつけていく取り組みが必要であります。

 こうした取り組みの一つとして,認知度向上策が位置づけられます。主要幹線鉄道の駅名に自治体名を冠することは,当該自治体の認知度向上に有効と考えられます。このため本件事業は次の世代に,よりよい地域を引き継いでいくための取り組みということになります。反対に,このような取り組みを行わず,まちのにぎわいや活力が喪失されることは,将来に禍根を残すことにもなります。負の連鎖に陥ってから対策を講じても手遅れということも想定されますことから,早期の取り組みが肝要であると考えております。

 それから,改称費用の内訳,明細というようなことでございます。

 改称費用につきましては3億2,860万円でございますが,そのうち改称自体の費用が3億1,000万円,それから,管理費が1,860万円,合計3億2,860万円ということでございます。

 この駅名改称費用3億1,000万円でございますが,JR東日本本社をはじめ,水戸支社ほか11支社の関係部門ごとに必要な予算が割り振られ,改称工事が実施されるというふうに伺っております。

 以上でございます。



○寺田寿夫議長 

 22番大野誠一郎議員。

     〔22番 大野誠一郎議員 登壇〕



◆22番(大野誠一郎議員) 

 2回目の質疑を行います。

 中山市長は,二元代表制ということで,それを補完するものとして,この住民投票を捉えているわけです。これは当たり前のことであって,当然なことです。しかしながら,それをつまり6月の議会に債務負担行為の設定を議決した後,そしてまた,駅名改称事業が3億2,900万の予算がかかるといったことが書かれた,決まった後のこういった住民投票の請求条例でございます。このことは,市長は,まちづくり基本条例の中でも,地方自治法のみならず,まちづくりの基本条例,龍ケ崎の憲法であるべき基本条例の中に,直接の住民投票が書かれているわけでございます。

 市長が先ほど認識されたような,あるいは住民投票に対する考え方のようなものではない,まちづくり基本条例の中に住民投票が書かれているわけです。その件についてお尋ねしたいと思います。つまり基本条例に書かれている住民投票と,この住民投票の兼ね合いをひとつお願いしたいと思います。

 それから,先ほど聞きましたが,駅名改称の内訳については,やはり大枠の3億2,860万,その金額だけの公表で,じゃ,5億,6億のときにはどういうものであって,じゃ,今度はどういうふうになったのかと,そういったところは何ら説明されておりません。そしてまた,当初,効果の試算,これについても非常に重要視されて,むしろ先ほど説明したように,効果の試算と機運の醸成を今後,調査検討していくというのが所信表明でございます。それがなされないまま,このように駅名改称事業が進められている。そしてまた,JRとの覚書の中であるような市民との合意形成は,市長の判断だけ,市長が話した人たちの返ってくる答えで判断をしている。そして,片や一方では,市民活動日本一を掲げております。そしてまた,市民と行政の協働のまちづくりを提言しております。こういった住民投票の機会こそ,市民参加の究極な参加であるというふうに私は思います。

 また,市長が独断専行でやっている,この事業に対して,やはり市民の意向を聞くのは住民投票,これしかないであろうと思って考えております。再度,住民投票の考え方,まちづくり基本条例との兼ね合いについて質問をするものです。

 そして,効果の試算については,先ほど質問いたしましたが,答えられておりませんので,答弁を願います。



○寺田寿夫議長 

 では,改めて,大野議員に申し上げます。質問は簡潔明瞭にお願いいたします。



◆22番(大野誠一郎議員) 〈自 席〉

 質問の趣旨がよく伝わらない。答弁が返ってこないんです。



○寺田寿夫議長 

 中山市長。

     〔中山一生市長 登壇〕



◎中山一生市長 

 まちづくり基本条例の住民投票の条項についてですけれども,ご承知のとおり,まちづくり基本条例は地方自治法に関連する大切な条文等々は,掲載をしなければならないということで,この住民投票の条項も載せているところでもございます。その中の趣旨にもあるとおりでございますけれども,このまちづくり基本条例は協働のまちづくりをいかに推進していくかが一番大切な部分でございますので,龍ケ崎市として様々な政策を市民の皆さんにお示しをする中で,その政策をいかに市民の皆さんと力を合わせてその効果を大きくしていくかということが,このまちづくり基本条例では大切なものの一つであると考えております。

 ということで,本件事業に関しましても,これからが大切な事業であるということは,もうここまでも再三申し上げているとおりでもございますので,市民の皆さんと力を合わせて,この効果をいかに大きくしていくか,これがこれからの我々に問われる一番大切な部分になると考えております。

 私からの答弁はここまでといたします。



○寺田寿夫議長 

 暫時休憩いたします。

              午前11時44分休憩

                                   

              午前11時47分再開



○寺田寿夫議長 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 松尾総合政策部長。

     〔松尾健治総合政策部長 登壇〕



◎松尾健治総合政策部長 

 お答えいたします。

 1点目が,駅名改称費用で今回,消費税の増税時期に合わせると3億2,860万円になるがと,それ以外ですと5億円,あるいは6億円というようなお話があるけれども,その5億円や6億円の内訳というようなことでございます。

 5億円,6億円というのは,そのいわゆる割り勘効果が比較的働かない時期のお話でございます。割り勘効果が働かないと5億4,000万程度かかると,さらに全く割り勘効果がかからないと7億程度かかるというお話でございました。内訳といたしましては,先ほど申し上げたとおりで,駅名改称の本体部分と管理費に分かれると思っております。本体部分についてはJR本社,それから,水戸支社ほか11支社のそれぞれ関連部門の費用になるというふうに思っております。

 それから,駅名改称影響度調査の効果というようなことでございますが,これもこの議会でたびたび申し上げているとおりでありまして,パブリシティー効果や,それから,龍ケ崎市を知っていただくための認知度向上等々に効果があるというふうに考えております。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 22番大野誠一郎議員。

     〔22番 大野誠一郎議員 登壇〕



◆22番(大野誠一郎議員) 

 3回目の質疑を行います。

 今し方,部長の答弁の費用の削減についての質問でございますけれども,5億,6億,7億というようなお話がありました。それを半減できるから機運の醸成が図れるだろうというような中山市長の思いでございます。しかしながら,今もお話しされたように,5億,6億,7億の細かな数字,内訳は出てないわけです。本体価格とか管理価格とか,そういった内容でございます。いまだかつて,このような見積書があったでしょうか。少なくとも3億2,860万の金額については,それなりの内訳,これが示されてもわかるかどうかわかりませんけれども,少なくとも,その内訳は協定書の中で記されておるわけでございます。いわゆる情報公開で情報公開請求をしたところ,そういったところが塗りつぶしてあるわけでございます。3億2,900万の見積額が何ら概算額だけしか示されてない。そういったものに質疑がなされるのは当然であります。同じような答弁であるならば,それはそれで結構ですが,再度3億2,900万の内訳は既に市にあると,協定書の中にあると,そういった内容で質疑をしたいと思います。

 それから,中山市長が最初答弁されました,住民参加の方法といいましょうか,こういった事業が決まってから,この効果をさらに大きくならしめるために皆さんの市民参加をお願いしたい等々のような内容の答弁でございます。まちづくり基本条例の中には,政策形成,いわゆるその事業を決定する前から市民参加をしなくてはならない。そしてまた,その市民参加の方法として,懇談会とか意見交換会とか,いろいろな形の会議を市民とともに開いて合意形成をしなくちゃならないということが書いてあります。なぜそれをやらないのか。

 そしてまた,市民の機運の醸成,合意形成をどのように把握したのか。こういうことをやりましたということじゃありません。住民投票の投票率,50%とか52%とか言っております。2分の1とか3分の1とか言っております。果たして中山市長は,その機運の醸成を一体何%の人たちに話をし,理解を得てもらったのか,それが重要なんです。それゆえに,こういった住民投票の請求の条例が出されるわけです。

 以上,この2点についてお尋ねしたいと思います。



○寺田寿夫議長 

 中山市長。

     〔中山一生市長 登壇〕



◎中山一生市長 

 先ほどもお答えした中にもありましたけれども,龍ケ崎市政運営上,様々な政策,事業等を市民の皆さんにお示ししながら進めていくのが市政,自治体経営上,これは必要な部分もございます。その中で,様々な市の事業等に市民の皆さんのお力と合わせながら,事業を進めていくことは,これは市民にとってもなすべき姿であると思っておりますし,そのことによって,多くの効果が生まれるという,その信念に基づいたまちづくり基本条例であったというふうに私は考えております。

 そういう意味で,機運の醸成に関しましては,その前の答弁でもお答えいたしましたので,ここでは重複を避けますけれども,これからも理解をいただいた上で,この本件事業に関しましては,一人ひとりのその費用負担は別といたしましても,費用負担以外では一人ひとりの市民の皆様に何かを強いたりお願いをしたりというような取り組みではございません。それを加速する,様々な事業を加速させるための,そして,推進役となるような本件事業でもあるわけですので,その推進をさらに大きく進めていくためにも,市民の皆さんの力と市が力を合わせていかなければならないということで先ほど答弁をしたところでもございます。

 これに関しましては,やはりパッケージでというお話をさせていただいているわけですけれども,龍ケ崎市全体にこの影響を広げていくための事業でもございますので,市民全体が一体感を持って,力を合わせていくことがこの事業を大きく成功させるかの成否にもかかってくることであると思っております。

 そういう意味で市民の皆さんが,例えば馴柴地区,龍ケ崎市の玄関口として大切なところであるという意識を市民全体が強く持って進めていかなければならない。そして,そのほかの地域においても,市民の皆さんが一体となって様々な事業を展開していく。これがこれからの龍ケ崎市にとっては,本当に大切なことだと私は思っておりますし,それがこれからの龍ケ崎市の発展につながっていくことであると思っております。そういうことでも,そういう意味でも,今後の機運の醸成,この本件事業にとどまらず,様々な形で市民の皆さんと意見を交換しながら,声を聞きながら,さらには私以上にその声を聞く努力をされている議員の皆様ともしっかりと議論を重ねながら,これからの龍ケ崎の未来に向けて,勇気を持って大きく踏み出していかなければならないというふうに考えているところでございます。

 私からの答弁は以上です。



○寺田寿夫議長 

 松尾総合政策部長。

     〔松尾健治総合政策部長 登壇〕



◎松尾健治総合政策部長 

 お答えいたします。

 駅名改称費用の内訳ということでございます。

 先ほどもお答えしたとおりで,直接経費が3億1,000万,それから,管理費で1,860万円となります。この直接経費の3億1,000万でありますけれども,これは先ほども言ったとおり,本社,各支社に割り振られてまして,担当でありますJR東日本水戸支社におきましては,営業部,運輸部,設備部,こちらに所要経費が割り振られるようになると伺っております。それから,本社におきましては,営業部,運輸部,総務部,設備部,東京支社が営業部,設備部,それから,大宮支社,千葉支社,横浜支社,八王子支社,高崎支社,仙台支社,盛岡支社,秋田支社,新潟支社,長野支社については,それぞれ設備部に所要額が割り振られると伺っております。

 以上でございます。



○寺田寿夫議長 

 ほかにありませんか。

 20番杉野五郎議員。

     〔20番 杉野五郎議員 登壇〕



◆20番(杉野五郎議員) 

 質疑を行います。

 こちらの意見書についてであります。簡潔に質問いたしますので,よろしくお願いいたします。

 意見書の6ページに,「本件条例の制定請求の署名数が8,212人あったことは,説明が不十分であったものと真摯に受け止め」と,市長が書かれております。これはこれでいいのですが,8ページのところで,こうした認識のもとに「本年9月9日付けで協定を締結したところです」という説明がなされております。これでもって,先ほどの6ページのところで,「今後も更なる御理解を頂けるよう努めてまいります」,果たしてできるのでしょうか。その件についてご答弁いただきたいと思います。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 中山市長。

     〔中山一生市長 登壇〕



◎中山一生市長 

 杉野五郎議員の質疑にお答えをいたします。

 真摯に受け止めということに関しましては,先ほどの議員の答弁でありましたので,ここでは重複しないようにさせていただきたいと思いますが,当初,手続の段階でのプロセスということでもございますので,この9月9日という日にちは,このプロセスの中の日にちであるということでもございます。

 そんな中で「真摯に受け止め」という言葉とどのようにそのことを整理するのかというご質問であったかと思いますけれども,当初から申し上げておりますとおり,この本件に関しましては,龍ケ崎市の発展のための,龍ケ崎市のための事業でもありますので,この必要性を一人でも多くの市民の皆さんに伝えていかなければならない。これはもう最初,スタートしたときからの思いでございます。それを引き続き続けていくことには変わりはないということも,先ほど来の答弁でも申し述べているところでもございますし,この経緯に関しましても,その中での9月9日であったというふうに私は考えておりますし,そのときにも市民の皆さんに私をはじめ,執行部も含めて市民の皆さんに理解を得られるように努力をしている,その一連の流れの中であることには違いないわけでもございます。

 今後の話といたしましては,先ほども申し上げましたけれども,この事業,龍ケ崎市の未来にとって必要な事業であるということを,一人でも多くの皆さんにご理解をいただかなければならない。その上で,この議会のいらっしゃる議員の皆さんとも力を合わせながら,一人でも多くの皆さんにご理解をいただいた上で,さらに,その効果を上げていくために市民の皆さんと力を合わせていく努力をしていかなければならないというふうに考えております。



○寺田寿夫議長 

 20番杉野五郎議員。

     〔20番 杉野五郎議員 登壇〕



◆20番(杉野五郎議員) 

 意見書について,二つ目でありますが,「本件条例の制定に意義を見い出すことができない」と断言しております。市長が断言しております。ところが,先ほどの質問にもさせていただきましたけれども,「真摯に受け止める」という言葉と矛盾があるのではないでしょうか。その辺のことについてお聞かせください。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 休憩いたします。

 午後1時10分,再開の予定です。

              午後零時05分休憩

                                   

              午後1時11分再開



○寺田寿夫議長 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 中山市長。

     〔中山一生市長 登壇〕



◎中山一生市長 

 本件事業にかかわらず,市政運営上,様々な事業を市民の皆さんにお示ししながら事業を進めていくわけでもございますけれども,その中では,様々なご意見があるのは常でございます。そういう意味で,その様々な意見を聞き,その意見も政策実現の中でいかに反映させていくかというのが,市政運営をする立場としては努めなければならないことだと考えておりますので,そういう意味での質問の内容に対する答えとさせていただきます。



○寺田寿夫議長 

 ほかにありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○寺田寿夫議長 

 質疑なしと認めます。

 以上で議案に対する質疑を終結いたします。

 この後,休憩中に議会運営委員会を開会願います。

 暫時休憩いたします。

              午後1時12分休憩

                                   

              午後1時15分再開



○寺田寿夫議長 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 これから議案の委員会付託に入ります。

 休憩中に開かれました議会運営委員会の審議の経過と結果につきまして,委員長からご報告願います。

 椎塚俊裕議会運営委員長。

     〔椎塚俊裕議会運営委員長 登壇〕



◆椎塚俊裕議会運営委員長 

 休憩中に開かれました議会運営委員会の審議の経過と結果につきまして,ご報告を申し上げます。

 ただいま休憩中に第2委員会室において,今臨時会に提案されました議案の委員会付託について審議の結果,お手元に配付されました議案付託表のとおり決定いたしましたので,よろしくお願いいします。

 以上で報告を終わります。



○寺田寿夫議長 

 椎塚俊裕議会運営委員長報告のとおり,ただいま議題となっております議案につきましては,お手元に配付の議案付託表のとおり,総務委員会に付託いたします。

 この後,休憩中に総務委員会を開会願います。

 暫時休憩いたします。

              午後1時16分休憩

                                   

              午後3時25分再開



○寺田寿夫議長 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 これより委員長報告に入ります。

 今臨時会において,総務委員会に付託されました議案の審査の経過と結果につきまして総務委員長の報告を求めます。

 後藤光秀総務委員長。

     〔後藤光秀総務委員長 登壇〕



◆後藤光秀総務委員長 

 今臨時会におきまして,総務委員会に付託されました議案の審査の経過と結果につきまして,ご報告を申し上げます。

 当委員会は,先ほどの休憩中に第1委員会室おいて,市長,副市長及び担当部課長の出席のもとに,当委員会に付託されました議案第1号について慎重に審査いたしました。

 執行部から説明の後,委員から「意見書の7ページに『本年3月に,駅名改称時期を平成29年4月とすることで,最も費用を削減できる見込みであること,及びそのためのスケジュールや諸手続が判明しました』とありますが,ここでいうスケジュールや諸手続というものはどういうものか」との質疑に対し,執行部から「3月にJRのほうから,消費税改正の時期に合わせれば,経費を削減することができるというお話をいただき,改称するためには,1年8カ月程度の準備期間がかかりますとの話がありました。そういう前提で,まず,覚書を締結すること,そして,協定書を結ぶ必要があること,そして,協定を結んだ後には,国に届け出をして初めて改称となることをその時点で確認しました」との答弁がありました。

 また,委員から「市民意見交換会4回だけで市民の意思を確認したということか」との質疑に対し,執行部から「公約としてスタートし,議会の答弁でも何度も答えてきました。それだけということではなく,それ以外にもあらゆる機会を通して,市民のご意見は伺っているところでもございます。また,4月の選挙で選ばれた議員の皆さんの皆さんに議決をいただいたことでもありますので,これだけとは思っておりません」との答弁がありました。また,委員から「私たちが市議会選挙の前年に,駅名改称についての調査をするということを議会で議決した時点で住民投票をするというなら,つくば市と同じでわかります。しかし,そうではなく,6月議会でも議決をした今になって,なおかつ住民投票をしろというのは,議会軽視と言わざるを得ないと思います。また,議会への説明というのは市議会選挙以前からも執行部はきちんと行っていたと思います」との意見がありました。

 また,委員から「私は,住民投票自体は賛成ですが,今回の条例については,駅名改称とともに行われる佐貫駅周辺整備構想の内容が余りにも市民に周知されておらず,駅名改称とその費用だけが情報としてひとり歩きしているのではないかと感じています。このような状態で住民投票を行うというのは,情報の公平性に欠けることであると私は考えますので,この条例については反対します」との意見があり,採決の結果,賛成少数で否決いたしました。

 以上で総務委員会の報告を終わります。



○寺田寿夫議長 

 これより委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○寺田寿夫議長 

 質疑なしと認めます。

 これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。

 ここで,本案に対して会議規則第17条の規定により,修正案を添えて,金剛寺 博議員外1名の議員から修正の動議が提出されました。

 この際,提出者の説明を求めます。

 1番金剛寺 博議員。

     〔1番 金剛寺 博議員 登壇〕



◆1番(金剛寺博議員) 

 日本共産党の金剛寺 博です。

 議案第1号について修正動議を提出いたしましたので,提案説明いたします。

 これは,市長意見書9ページ以降の住民投票条例案の内容に関する疑問点及び問題点を受けて,有権者が漏れなく投票できるようにするとともに,投票の際,投票方法をよりわかりやすくするものです。さらに,条例,条文をより正確にするため,条案の提案は生かし,細部の部分だけ修正をするものです。

 まず第1に,第5条に,公職選挙法第11条第252条及び政治資金規正法第28条での選挙権を有しない者の規定を追加し,公職選挙法と同等な欠格条項を追加いたしました。

 次に,第7条では,見出しを「投票方法」のみにし,投票は「1人1票とし,秘密投票とする」に変え,2項の投票方法では,議案では「賛成のとき◯,反対のときは×の記号を記載する」とされていましたが,修正案では,投票用紙にあらかじめ賛成,反対の項目を設け,どちらかに丸印のみをつけることにします。

 投票方法の変更に伴い,第9条は削除,第10条第2号,第3号及び4号中の「◯または×の記号」となっているものを「◯の記号」に改め,同条第5号の「◯または×の記号を両方」を「◯の記号を賛成又は反対の欄のいずれかにも」に改めます。

 第7条には,点字投票を行うことができることを追加します。

 投票用紙の様式は,規則で定める項目を追加いたします。

 次に,第8条には,「期日前投票」に加え「不在者投票」を追加します。

 次,第11条では,情報を整理した資料のうち,「『賛否両論』の両者に属する情報が,必ずしも均等に存在するとは限りません」との市長意見書から,条例案で「扱わなければならない」とされているのを「扱うよう努めなければならない」ということに改めます。

 次に,条文の正確性を期すため,第7条第3項中の「第48条」を「第48条の2」に改めます。

 第13条中「公職選挙法施行令(昭和25年政令第89号)」を「政令」に改めます。

 第16条「選挙管理委員会が別に」を「規則で」に改めます。

 付則2,投票日の翌日から起算して90日を経過した日に失効する失効条項を追加いたします。

 以上,提案説明といたします。



○寺田寿夫議長 

 これより議案第1号に対する修正案の質疑に入ります。

 質疑ありませんか。

 15番椎塚俊裕議員。

     〔15番 椎塚俊裕議員 登壇〕



◆15番(椎塚俊裕議員) 

 議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例に対する修正動議の提出について,質疑をさせていただきます。

 まず,原案の8,212名の署名に対して,非常に大変意義のある,真摯に受け止めるという市長もお答えしていますけれども,この署名に対して,この署名は原案を添付して,一人ひとり署名をいただいているはずです。それに対して,合意形成というのはどのようにされているんでしょうか。修正案,全員に対してのこの修正案,どういうふうにお考えで出されているのでしょうか。

 もう1点,意見書の中で,本条例の住民投票は,市費の支出について選択肢を示すことなくという文面があります。これに対して,投票方法では,意見書の中でですが,本件事案に対して,「反対」として投じられた投票についても,そもそも本件事業に反対であるのか,本件事業は賛成であるけれども,費用等の見直しを求めるものであるのか判別ができません。こういう意見書がついております。

 この修正案に対しては,これに対して何も変更はしていません。これについてもお答えください。

 そして,最後に,もう一つ意見書の中で,住民投票の成立の要件として投票率について記載されておりますけれども,これについても特に修正されていません。この点についてもお考えをお聞かせください。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 1番金剛寺 博議員。

     〔1番 金剛寺 博議員 登壇〕



◆1番(金剛寺博議員) 

 お答えいたします。

 まず,第1点目の合意形成,そもそも条例文を添付して署名をいただいているので,今度の修正案についてはどうかという意味でしたけれども,今度の投票条例案の修正動議は,そもそも最初に出されました投票条例案を根底から変えるものではありません。この趣旨は,そもそもの趣旨は十分に生かして,ただ,実際の投票が行われた場合には細部の問題がないよう修正を図ったのみでありますので,そういう意味で,本来の条例文を根本から変えるものではありません。

 さらに,選択肢の問題ですけれども,今度のこの駅名改称の問題は,29年4月という時期を設定し,さらに3億2,900万という金額を負担して駅名改称をするものであり,多様な意見といっても,これそのものに今度の住民投票は賛成か反対を求めるものであって,ほかの選択肢はないと考えます。

 また,成立要件の問題ですが,住民投票については当市のまちづくり基本条例22条についても,住民投票について明記されており,また,今回の住民投票条例は地方自治法に基づいて,市民から直接請求されたものであります。規定の50分の1をはるかに超える署名も集まっており,関心も高いと思われます。成立要件を設けず市民の意見を聞くべきと考えます。



○寺田寿夫議長 

 15番椎塚俊裕議員。

     〔15番 椎塚俊裕議員 登壇〕



◆15番(椎塚俊裕議員) 

 2回目の質疑をさせていただきます。

 まず,選択肢の件につきまして,これについては,この意見書でも書かれているように,賛成以外に,例えば反対でも,そもそも事業に対して反対なのか,経費がかかるから反対なのか,その判別がつきにくいという部分で聞いているわけですので,その辺のところを再度ちょっとお伺いします。

 それと,住民投票の成立の条件としまして,投票率についてですけれども,住民投票の結果が市民の総意であると客観的に認められるだけの結果が必要である。このことについてはどういうふうにお考えでしょうか。



○寺田寿夫議長 

 1番金剛寺 博議員。

     〔1番 金剛寺 博議員 登壇〕



◆1番(金剛寺博議員) 

 まず,選択肢の問題ですけれども,今回の住民投票条例も駅名改称そのものに賛否を問うものではなくて,駅名改称に伴う資金,いわゆる3億2,900万の予算を伴ったものについて賛否を問うものであります。したがって,選択肢は賛成または反対以外にないものと考えます。

 また,成立要件についてありましたが,まず,市長意見書の中では,小平,所沢の例を挙げまして,住民成立要件を設けられた例を書いてあります。しかし,全国の投票条例そのものを見れば,かえって成立要件を定めたほうが少ないものとなっています。先頃,つくば市で行われました運動公園の計画についても成立要件は定められていません。

 まちづくり条例22条に規定されていますように,この住民投票の結果は反映すべきですけれども,この投票率によっても変わるものと思いますので,市民からの意見は,この際,住民投票に成立要件をつけずに聞くべきだと考えています。



○寺田寿夫議長 

 15番椎塚俊裕議員。

     〔15番 椎塚俊裕議員 登壇〕



◆15番(椎塚俊裕議員) 

 3回目の質疑をさせていただきます。

 今の答弁ですと,駅名改称に係る市費の支出に関する投票だということでありますけれども,それであれば,なおさら投票率,例えば,じゃ,逆に言えば1割でもそれは従うべきなんでしょうか。その辺のところのご見解をもう一度お聞かせください。



○寺田寿夫議長 

 1番金剛寺 博議員。

     〔1番 金剛寺 博議員 登壇〕



◆1番(金剛寺博議員) 

 お答えします。

 住民投票は,これの結果を真摯に受け止めることは必要ですが,余りにもその投票率,例えば1割という話もありましたけれども,その場合にどうなるかということですけれども,それはその投票率の結果によって受け止める度合いが違ってくるとは思いますが,あらかじめ成立要件を設けて,例えば一定率をいかないと開票しないとか,そういうことではなくて,この際,市民の意見を聞くべきだと考えております。



○寺田寿夫議長 

 ほかにありませんか。

 21番鴻巣義則議員。

     〔21番 鴻巣義則議員 登壇〕



◆21番(鴻巣義則議員) 

 議案第1号の修正案に対して質疑を行います。

 今回この条例の修正案は,第5条,7条,8条,9条と11条,13条,16条と,大きく変えてあります。そして,その中で先ほど金剛寺議員は,根本から変えるものではないと答弁されましたけれども,やはりこれだけ大きく変えるということは,この条例を出してきた人,まして条例を添付して,それで署名をいただいた人に対して,私は失礼ではないかと思います。ですから,その辺のことは大きく変えるものではないから許されるという言い方でしたけれども,これはやはりこれだけ変えたということは,提出者である三瓶さんや何かの8,000人の人たちに,あなたたちのつくった条例は間違いですよと言っているのではないかと私は思いますけれども,そのことについてはどういうふうに理解したらいいのかご答弁を金剛寺議員と油原議員にお願いいたします。



○寺田寿夫議長 

 1番金剛寺 博議員。

     〔1番 金剛寺 博議員 登壇〕



◆1番(金剛寺博議員) 

 お答えします。

 修正案では,幾つかの点について改正をしておりますけれども,第5条では,欠格条項を設けただけにすぎません。第7条では,従来のマル・バツ方式でも,これは住民投票は,それでもできると思いますが,よりわかりやすくするために,丸印をつけるというふうに書いたものであって,マル・バツ式でも住民投票そのものは構わないし,住民投票の仕方をマル・バツ式を丸だけにしただけであります。さらに,点字投票を加えたり,不在者投票を加えまして,より公職選挙法と同等な資格を設けただけであって,本来の住民から出されました住民投票条例そのものの大きな変更とは思っておりません。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 16番油原信義議員。

     〔16番 油原信義議員 登壇〕



◆16番(油原信義議員) 

 お答えをいたします。

 この直接請求,この趣旨については変わるものではない。それから,8,212名のこの署名の重みというものを踏まえれば,この条例が適切に執行されるよう,法制整備をし,修正すべきなんだろうというふうに思っておりますし,また,賛成する議員として,修正をするというのが議員の責務だろうというふうに思っております。



○寺田寿夫議長 

 21番鴻巣義則議員。

     〔21番 鴻巣義則議員 登壇〕



◆21番(鴻巣義則議員) 

 2回目の質疑を行います。

 欠格条項とか,こういうところを変えているんですよね。ということは,投票できる人ができなくなったりとか,できる人ができなくなったりとか,これはやはり大きく変わったというふうに私は理解せざるを得ないんで,そういうことはやはりおかしいんじゃないかというふうに言っているんです。ですから,その辺も踏まえてそれが公職選挙何とかだとは言っていますけれども,じゃ,最初に出した条例とはどうなんだということを聞いているんです。



○寺田寿夫議長 

 1番金剛寺 博議員。

     〔1番 金剛寺 博議員 登壇〕



◆1番(金剛寺博議員) 

 お答えします。

 第5条に追加しました欠格条項でありますが,これは公職選挙法第11条,210条及び政治資金規正法28条で,犯罪を犯したりした人のための選挙権を有しない人のものを規定しているもので,これは通常の公職選挙法と同等のものであります。これをつけ加えても,これによって投票できない人はわずかだし,公職選挙法上はこれが入ったほうが,より住民投票としてもよりよいと思う意味で,これを追加いたしました。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 ほかにありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○寺田寿夫議長 

 質疑なしと認め,これをもって議案第1号に対する修正案の質疑を終結いたします。

 これより原案及び修正案に対する討論に入ります。

 はじめに,反対の討論を行う議員は挙手を願います。

 3番岡部賢士議員。

     〔3番 岡部賢士議員 登壇〕



◆3番(岡部賢士議員) 

 議案第1号及び議案第1号の今,出されました修正案について,修正案について今,質疑の答弁でも述べられておりましたように,趣旨,目的はほぼ同じであるというふうに私も理解はしておりますので,そのあたりは同時に反対の立場から討論させていただきます。

 まず,そもそも私この駅名改称について,賛成なのか反対なのかというところでございますが,これは6月の定例会でも9月の一般質問でも述べてきたところでありますが,完全に全て納得しているわけではございません。確かに,その合意形成の点では反省するところも確かにあるのであろうというふうに考えております。また,駅名,関東鉄道竜ヶ崎駅があるということ,駅名候補が龍ケ崎市駅となること,このあたりについても,完全に私も納得しているわけではございません。ただ,総合的に見たときに,この2年後,増税のタイミングで龍ケ崎市駅,JRの駅を変えるということ,経費削減というところももちろんありますが,これから人口減少が大きく問題になってくる,こういった時代の背景,そんな中で龍ケ崎,大変認知度が低いというところ,これは本当に龍ケ崎の弱点であり,これから龍ケ崎市,将来,持続可能なものとして地域運営していくためには,本当に解決していかなければならない問題,そんなふうに考えております。その上で,龍ケ崎玄関口入り口でもあるJRの駅名を佐貫では,なかなか龍ケ崎を連想できない。それを「龍ケ崎」という名前を入れること,これは大変本当に効果があるものだというふうに感じております。

 また,タイミングとして,その増税のタイミングというのもありますが,今後4年後に茨城県で国体がある。5年後には東京オリンピック,これから龍ケ崎,外にPRしていくには本当に絶好のタイミングである。ましてや人口減少が,もう始まっているところでもあります。そんな中で,この駅名改称,もちろんそれとあわせて佐貫駅周辺の開発,道の駅をつくること,これも同時に行っていくということで,大変効果は期待できるものであるというふうに感じております。

 そんな中で,ただ,今回駅名改称について賛否を問うための住民投票条例案,住民の方から署名が8,212名集まったということ。これは本当に真摯に重く受け止めなければならないことだと思われます。ただ,それと同時に約5万5,000人,約87%は署名していないという事実,これもやはり同時に受け止めなければいけないところだと考えます。

 実際この約1カ月の署名活動を行われてきて,その間に私も折り込み広告ですとかポスティング,恐らくこれはもうほぼ全戸に近い広範囲にわたってチラシも配布されていたと思います。また,スーパー,駅ですとか街頭の署名活動もやっているというふうにも聞いております。さらには,署名を集める受任者約250人というような,そういう新聞記事も読みました。さらに,その署名活動期間中には大変視聴率の高い全国放送のテレビ放送の特集に取り上げられるなど,龍ケ崎市民ほぼもう全員に近いぐらいの方が,今回この署名活動に対して周知されていたんではないか。

 そういう意味では,この住民投票をやりたいという意思のある人は署名するチャンスがいくらでも,1カ月という期間でありますが,署名するチャンスがあった。それだけ周知されている中で8,212名,約13%,この数字,大きいと捉えるか,少ないと捉えるか非常に難しいところだとは思いますが,私は今回その署名をしなかった人,約87%,5万5,000人,このうちの大概は住民投票をする必要はないであろう,住民投票すべきではないんじゃないか,そういう人が多かったんではないかと感じております。実際,私の周りでも市民の方と何度もこの議案に関してはたくさん話をしてきました。そんな中で,もちろん駅名改称反対という人もおりましたし,賛成という人もおりました。反対で署名してきたというようなことも言われた方もいらっしゃいます。

 そんな中で,私は,ただ,全体として,今回この約13%の方が署名した。約87%は署名していない。この数字,客観的にあれだけ周知されている中でのこの数字を見ると,大概は駅名改称について前向きに捉えているんではないか,そんなふうに私は判断します。ただ,その約87%,5万5,000人の中の内訳としては,恐らくあれだけ周知活動を一生懸命,市民グループの方がやられていたんで,知らなかったという方はほとんどいないと思います。また,署名したいけれども,できなかった。そういう方もほとんどいないんではないかなというふうに感じております。

 ただ,そもそも関心がない。どっちでもいいよと,こういう方はもしかしたら,それなりの数がいるのかもしれません。私は,どちらかというと,いろいろな市民の方の声を聞いている中では,大概は住民投票する必要がないだろうという意見が大半だとは感じておりますが,仮にそもそもどちらでもいいよ,無関心だよ,だから,署名しなかった。そういう方が多かった場合,その場合にたとえ,これ住民投票の今回目的は,賛成,反対,市民の意思を明らかにするというところが一つの大きな目的だと書かれておりますが,そういう関心が非常にもし仮に少ない状況であったならば,それこそ投票率の低い結果となってしまう。そんな中で,本当に市民の意思が,それが明らかになると言えるのだろうか。そこは大変疑問に感じます。

 もちろん8,212名の方が署名したということ,これは本当に重く受け止めないといけないところであると思います。そういう意味では合意形成,今後も理解していただくために情報提供をしっかりとしていくこと,これは本当に今後も努めていかなければいけないことであるというふうに感じております。ただ,その市民合意形成をとることが,すなわち住民投票することなのかと考えると,市民を逆に賛成,反対,二分することになってしまう。本当にそれで住民の皆さんが納得できるのかと考えると,今回こういった住民投票で目的達成は難しいんではないか,そんなふうに感じております。

 また,住民投票をやることによるデメリット,住民投票をやるということは,やはり時間もお金もかけなければならない。たとえ賛成が多数,住民投票で結果が出たとしても,今回このタイミングでやるということ,タイミングを逃す可能性が非常に高くなってしまう。これは大きなデメリットであると考えます。恐らく今回この署名に際して署名しなかった人は,こういったデメリットなんかも考えた上で意思を持って署名しなかったという人も多かったのではないかと思います。

 二元代表制を補完する制度ということで住民投票があるという考え方,これは私もそのとおりだと考えておりますが,特に住民投票の意義については否定するつもりはありません。ただ,今回この駅名改称に関して考えると,市にとって,市の将来にとって,例えば大変大きなリスクがあるようなことであれば,もちろん住民の意思,住民投票によって確認してから行うという方法も考えられると思います。

 ただ,私この駅名改称についてそれほど大きなリスクがあるのかと考えると,そうではないと感じております。確かに3億3,000万というお金をかけるということ。これは大変なことであります。ただ,この金額かけたことによって市の財政状況が著しく悪化するのかというと,それもそうではないというふうに思います。また,むしろこれからの取り組み次第では,この3億3,000万はそれ以上の効果が期待できる。そのように感じております。

 先ほどの今回,質疑でもありましたが,その効果の試算というところ,これは何度もこの議会でも取り上げられてきておりました。確かに,そのPR,宣伝効果,広告効果,これを正確に試算するということ,これ自体は大変難しいことなんだとは思います。

 そこで私,今回この駅名変えるということ,各駅に時刻表には龍ケ崎の名前が載る。電車内でのアナウンスは毎日行われる。そういうことを想像したときに,大変効果は感じられるものというふうに思います。

 ちょっと私,独自にちょっと調査したところではあるんですが,参考程度にちょっとデータとしてありますが,例えばテレビ放送,今回この住民投票の件でも全国放送,テレビ特集で取り上げられておりましたが,テレビ放送の例えばテレビCM15秒,たった15秒やるのにどのぐらいの費用がかかるのか,相場をちょっと調べてみました。私独自の調査データですが約200万,15秒で約200万かかるということです。例えば新聞の一面広告,こちらも数千万円,4大紙であれば数千万円かかるということで,大変宣伝広告やるにはお金がかかる。こういったことが見てとれます。また,電車の中,電車内の広告ですとか駅構内の広告,これをやるにも,たった1日,1カ所やるだけでも数十万という価格が相場のようです。大分,私独自の調査なんで大ざっぱな数字ではございますが,こういった広告宣伝やるには大変お金がかかる。そんな中で今回JRの駅名を「龍ケ崎」という名前を入れること。これは主要な駅も含めて,各時刻表にも「龍ケ崎」という名前が載る。毎日約6万人の乗客に「龍ケ崎」という名前がアナウンスされる。この宣伝広告効果を考えただけでも十分に価値があるということは容易に想像できると思います。

 そういった今回,総合的にそういった今,述べたようなことから考えますと,私はこのタイミングで今,住民投票をやることが龍ケ崎にとって本当にプラスになることなのか,龍ケ崎の将来にとってよいことなのか,本当によいことなのかと考えると,私は今回このタイミングでやること,住民投票で意思を明らかにすること,意思が本当に明らかにできるのだろうか,また,住民投票やった場合に,このせっかくの絶好のチャンスを逃してしまうんではないか。総合的に考えた上で,私は今回この住民投票については反対の立場で考えを述べさせていただきました。

 以上です。



○寺田寿夫議長 

 4番石引礼穂議員。

     〔4番 石引礼穂議員 登壇〕



◆4番(石引礼穂議員) 

 私は,住民投票自体については賛成しています。しかし,今回の駅名改称及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例については,駅名改称とともに行われる佐貫駅周辺整備構想の内容が余りにも市民に周知されておらず,駅名改称とその費用,これだけが情報として,ひとり歩きしているように感じています。このような状態で住民投票を行うのは情報の公平性に欠けることであると考えますので,今回の住民投票条例については反対します。

 しかし,市民の不安な心情はとても理解できます。先日,小学6年生に「市長のこと,余り好きじゃない。だって,市民の声,無視して強行採決した人でしょう」と言われました。なぜ今,駅名を変更するのか,そして,駅周辺整備を行うのか。その意味をいくら執行部側が説明している,伝えているといっても,多くの市民がその情報を知らなければ伝えてないことと一緒なんです。駅周辺整備構想から始まる龍ケ崎の未来の姿を市民に理解し,そして,共感してもらう必要があります。そのためにも,今後も市民との懇談会も必要ですし,そして,懇談会に参加したくても参加できない市民のために,昨日の午前中も行われておりましたが,市長自らが街頭演説を行い,ぜひ市長の生の声を市民に届けていただきたい。普通に生活していると,なかなか市長の生の声を聞くことはありません。そして,市長の言葉で,これからの龍ケ崎のあるべき姿を市民の方にぜひ伝えていただきたいんです。それが,市民にとっては一番情報として理解しやすいのではないでしょうか。そして,市民の理解度を示す一つの手法として,定期的に住民アンケートを行い,市民の声をきちんと聞くべきだと私は考えています。

 今回の住民投票条例については,情報の公平性に欠けていると思っておりますので反対しますが,定期的に住民アンケートを行うことを強く要望し,私の反対討論を終わります。



○寺田寿夫議長 

 9番福島正明議員。

     〔9番 福島正明議員 登壇〕



◆9番(福島正明議員) 

 常磐線佐貫駅駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例並びに同条例の修正案についての反対の立場での討論をいたします。

 先ほどの討論でもありましたが,やはり情報の問題,これは大変大事な問題だと考えております。8,212名の方々が,この署名活動に賛同されて署名をされた。果たして,どのような情報を集約して署名を求められたのか。また,署名された方がどのような情報をもとに署名をする判断をされたのか。ここが今回非常に大事な問題だろうと私は捉えております。

 JR佐貫駅の改称問題を考える会の皆さんが条例制定の直接請求を行うための署名を集めるに当たって,7月中旬の新聞折り込み等で配布を行ったチラシがございます。このチラシをもって市民の皆様に対して,駅名改称についての賛否を問う住民投票を行うべきだと訴えをされ,数多くの署名を集められたのだと私は解釈をしておりますが,このチラシの表現,また,文面を見ると,これまで市長はじめ,行政執行部が市民の皆様との意見交換会,あるいは議会での答弁,政策情報誌,その他様々な場面で説明を重ねてきた本事業の目的や必要性,そして,これまで積み重ねられてきた経緯,経過の実態とは全く違った受け取られ方や,また,誤解を招く可能性のある表現が幾つも見受けられると感じます。

 まずは,その中身について私が感じたことを述べさせていただきます。

 まず,第1に,「市とJRの間で正式協定のための覚書が交わされた」との表現があります。この覚書の性格は,JRとの正式な協議をスタートさせるための,つまり実施に係る費用の見積もり,あるいは実施までのスケジュール等をJR社内で本格的に算出する作業に入るための必要な事務的な手続きの一つであるわけですが,この表現ですと,あたかも覚書が交わされた時点で,正式協定が結ぶことが決定されているかのような印象を与えかねません。

 次に,「市長は,この意見交換会だけで市民の声は聞いた,同意は得られたとして」,あるいは「意見も聞かない市民無視の政治手法」との表現があります。市長は6月の議会においても,また,8月に開催された文化会館での市民懇談会におきましても,また,それ以外の様々な場面においても,「引き続き,市民の皆様との対話を続け,ご理解をいただけるよう努めていく」と述べております。この表現ですと,市長は,もうこれ以上,市民の意見は聞く気がないとの誤解を与えかねません。

 次に,「後はどうなろうと,とにかく駅名改称では余りに無責任」との表現があります。市長は,駅名改称だけではない,駅名改称を突破口に佐貫駅周辺地域の周辺整備を行い,龍ケ崎の玄関口としてふさわしいにぎわいを創出していきたいという趣旨の説明を,これまで何度も重ねて訴えてきたわけですが,この表現ですと,市長自らが,「後はどうなろうと,とにかく駅名改称」と発言したかのような誤解を与えかねません。

 次に,基金について,「このお金は使い道が決まっているものなので,他への転用は原則として許されません」との表現があります。基金のうち,財政調整基金につきましては,基本的には不測の事態に備えて蓄えている基金であると同時に,年度間の財源調整の役割も果たしており,当初予算において毎年のように予算化されるなど,特定の事業のみに使うことが決められている性格のものではないはずです。しかし,この表現ですと,既に決まっている事業を取りやめて強引に駅名改称事業に転用しようとしていると受け取られかねません。

 次に,「当然やるべき市民生活向上のための事業にかけるお金がなくなる。後回しになる」との表現があります。意見交換会等での説明でも,「他の事業に予算的に影響を及ぼすことはない」とはっきりと断言されていたはずですが,憶測によるこういった表現は,市民の皆さんの不安をあおることにつながるのではないかと感じます。

 次に,「市長は,費用がかかる。市民の意見を二分することになるとして,住民投票の実施に否定的」との表現があります。市長が駅名改称事業に関して,住民投票に否定的な展開を示した理由は,この2点だけではありません。二元代表制を基本とする地方自治制度にあって,議会での議決を尊重すべきという観点,事業規模や事業の性格を考えた場合,ふさわしいかどうかという観点を特に訴えてきたはずです。この表現ですと,市長の発言してきた内容の一部のみが切り取られ,その趣旨が欠落したまま伝わってしまう可能性があると考えます。

 これらのこれまで行政側が説明を重ねてきた内容や意味合いがしっかりと伝わらない可能性のある数々の表現を用いたチラシによって署名活動が行われたということは,市民の皆様の誤解を招くことが多々あったであろうということは容易に想像されますし,現に私の知人の中にも,このチラシの内容のみが全ての事実であるかのような捉え方をして,住民投票を行うことに賛同したものの,私が行政の説明資料などをもとに改めて説明したところ,このまま駅名改称事業を進めることに賛同すると言ってくれた方がいるのは事実です。

 当市の未来を左右するような重要な案件であったり,市民生活に直接大きな影響を及ぼす可能性のある重大な案件については,住民投票を実施して市民全体にその判断をゆだねるということは大変意義のある,また,大切な手法であるということは私も十分認識をしております。

 また,この署名活動は賛否両論があることを踏まえて,住民投票によって客観的な結果を得ることが目的であるという趣旨のもとに行ってきたものであり,決して反対運動ではないという声も私の耳には確かに入ってきてはおります。そして,何よりも8,212名もの方が署名されたということについては,やはり大変重く受け止めなければならないということもひしひしと感じております。しかしながら,この駅名改称事業を進めていこうという市長及び行政の本意や未来に向けての大切な投資だという考え方の本質が正確に伝わらないままでの署名集めが行われた可能性を考えると,私としては,一旦は6月の議会において,このまま駅名改称事業を進めることに賛成したということを乗り越えてまで,今回の議案に賛成の立場をとるという考えには残念ながら及び至ることができません。

 佐貫地域にお住まいの方の中には,駅名に愛着があり,容易に変えてほしくないという方も大勢いらっしゃると思います。しかし,私は「龍ケ崎」という名前のついた駅名にすることで,その皆さんが持っている愛着感を,ぜひ市民全体が感じられるようになってほしいと願っております。その点に関しては,ぜひご理解をいただきたいと思います。

 さらには,駅名改称の先に何があるのか,周辺整備とは何なのか,この駅名改称が本当に効果的な投資になり得るのか,まだまだ納得できるだけの説明を聞いていない。そういった様々な意見をお持ちの方もたくさんいらっしゃるだろうと思います。市長をはじめ,執行部の皆さんには,これからもしっかりと市民の皆様への説明責任を果たしていっていただきたいと思いますし,私も一議員として,一人でも多くの方にご理解をいただけるように努めてまいりたいと思います。

 当市は,私たちがこれまで経験したことのない人口減少社会という大変な時代に既に突入しています。これまでどおりの節約志向の市政運営だけでは明るい未来は築けません。市長には,激しい自治体間の競争に打ち勝っていくためにも,さらなるリーダーシップを発揮し,子どもたちの未来のために時には大胆な発想で,そして,綿密な計画を持って改革の手を緩めず,これからも邁進していっていただくようお願いをいたしまして,本案についての反対討論といたします。



○寺田寿夫議長 

 本日の会議時間を延長いたします。

 10番山崎孝一議員。

     〔10番 山崎孝一議員 登壇〕



◆10番(山崎孝一議員) 

 山崎孝一でございます。

 私は,常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例について,これを「龍ケ崎市」の名を冠した駅名に改称する必要があるという立場から,意見を述べさせていただきます。

 しばしの間,ご清聴のほどよろしくお願い申し上げます。

 はじめに,JR常磐線佐貫駅駅名改称の背景と目的について申し上げます。

 将来,高齢化の進行や人口減少社会の到来が全国的な問題として認知されておりますが,当市においても平成23年度以降,人口が減少に傾き始めました。このままでは人口5万人台への下落が近い将来予想されます。当然のことながら,税収の減少などにより,行政サービスを維持するための地域経営の基盤が危ぶまれるところでございます。

 この厳しい将来の予想に対する対応策としまして,また,持続可能な地域経営を維持するためには,まず人口の流出を抑制することと,次に,流入人口の増加を目指すため,定住促進などに取り組むことが市として急務であると考えております。

 その対策の柱,目玉として,龍ケ崎市の玄関口であるJR常磐線佐貫駅とその徒歩圏内の周辺地域の再開発,整備計画を当市では進めているところでございます。佐貫駅周辺は未利用地が広く残されており,首都圏への通勤世帯などの住宅用地として需要の見込めるエリアでございます。また,隣接する牛久沼は自然環境に恵まれており,現に自然公園やスポーツ施設などの候補地として有力なことから,龍ケ崎市の交流人口の拡大を促す場所,そして,佐貫地区を新たな住宅用地として整備する上で,今後,価値を発揮することが期待できる場所でございます。さらに,国道6号線が通るこの地区は,行政では道の駅の誘致を計画しております。その波及効果には大きな期待が寄せられているところでございます。つまり,常磐線佐貫駅駅名改称の背景には,この地区の開発を重点とした龍ケ崎市全体の近未来を形成する,ふるさと龍ケ崎戦略プラン及びマスタープランがあるわけでございます。

 この壮大な計画に着手するに当たっては,数ある諸問題や予算を組み立てていくしかございません。まずは計画の中心となる佐貫駅,その名称を改め,少しでも計画に対する効果に対する効果の向上を狙うべきではないでしょうかという議論が起こりました。

 実際には,佐貫駅が龍ケ崎市にあることを知らない人はたくさんおります。龍ケ崎市が茨城県内の自治体であることは知られていても,その位置がわからない人もたくさんいます。取手と牛久の間と言えば通じやすいと言われますが,そのことはすなわち,取手と牛久に知名度で完全に負けていることを示しているものではないでしょうか。さらに,関東鉄道竜ヶ崎線が存在することから,龍ケ崎は乗り換えなければつけない場所という,実際の距離以上に遠いところというイメージがあるという指摘もございます。このような実情から,対外的,特に首都圏に電車で通勤する人たちに,龍ケ崎という自治体,名称と位置をわかりやすく知らせることは龍ケ崎市全体の近未来を形成する,ふるさと龍ケ崎戦略プラン及びマスタープランを構築する上で絶対に必要なことであると私は考える次第でございます。

 その佐貫駅周辺整備について,市では今年度から,一つとして,佐貫駅周辺地域整備基本構想の策定,二つ目としては,牛久沼を生かした道の駅の整備,三つ目として,駅前こども送迎ステーションの設置,四つ目として,佐貫駅前ロータリーの改修,5番目としては,佐貫駅周辺道路の整備,6番目として,佐貫地区の雨水対策,そして,7番目に,常磐線佐貫駅名の改称などをパッケージとして,地方創生に対応した取り組みを始めたところでございます。

 よって,駅名改称は計画の大きなかなめでありますので,駅名改称だけを切り離した議論が展開することは,市としては本意ではないわけでございます。

 ただし,多くの市民の皆様からご指摘をいただいているとおり,駅名改称には3億2,900万の市費が使われます。しかし,ただいま申し上げたとおり,これは近未来への投資であり,税収増をもくろむ市政において,今,必要な予算であると私は認識しております。

 駅名改称には,そのような背景があるのですが,その上で住民投票について意見を述べさせていただきます。

 地方自治に規定されている住民投票制度は,住民の意思を直接確認するための仕組みであり,まちづくりを進める上では重要な意義があると私は考えております。しかし,昨今,他の自治体でも行われている住民投票について,投票率が低いという問題が露呈されております。今年8月2日に施行された,つくば市の運動公園建設の賛否を問う住民投票での投票率は47.3%でした。また,つい最近の10月4日に愛知県小牧市で執行された図書館運営の民間委託の賛否を問う住民投票の投票率は50.38%でした。つくば市の場合,結果は運動場建設反対派の圧勝でした。でも,仮に賛否の票が拮抗していた場合の投票率は5割ということは,有権者全体の4分の1の賛否表明により重大な決定をすることになります。

 ですから,結果を住民総意と判断してもよいのか,住民の意思が十分反映された結果であるのか疑問が残ります。また,約半数の投票しなかった有権者の心情を推してはかるならば,市の決定にゆだねるという意図も少数は残っております。市の決定にゆだねるという意思表示が最大であることも考えられるわけでございます。

 さらに,住民投票は住民同士の対立の原因にもなり,後に怨恨を残す事件にも発展する可能性のある手続きでございます。その執行にも税金が投入されます。私は,署名が集まったからと率先して行うものではなく,むしろ最終的かつ苦渋な解決方法であると考えるのですが,いかがでしょうか。

 現在まで進めてきたこのたびの駅名改称に関しても,私たちが聞く市民の皆様の声は,市長,あるいは市議会の決定にゆだねるというものが多いという感触を得ております。そして,駅名改称が行われた場合の市民の生活への影響やリスクを考えても,大きな損害や逆に利権が生じるような心配はほとんどない案件でございます。つくば市の運動公園のような巨大な予算を投じる事業について,賛否を住民投票という手段で確認することには意義深いものがあるかと思いますが,駅名改称という今回の案件で住民投票という手段に判断をゆだねることは,私は適当ではないと考えております。

 また,6月の定例会において常磐線佐貫駅名改称事業に反対する請願が総務委員会に届けられておりますが,総務委員会7名中,委員長を抜きまして5対1で不採択となり,また,本会議でも議長を除く21名の議員でこの案件を採決しましたところ,14対7で否決されております。しかしながら,このたび市民の皆様方から住民投票条例請求のための8,212人分の署名が提出されました。よって,この臨時議会が招集されたわけでございますが,私としましては,6月定例会での採決結果を尊重し,これまでどおり駅名改称へ取り組んでいく所存でございます。ただし,この問題につきましては,今後も随時市民の皆様にお知らせするとともに,市民の皆様の理解と協力が得られるような多様な機会を積極的に設け,駅名改称に始まる佐貫地区の整備事業を市民の皆様が納得できる形で進めてまいりたいと思います。ご清聴ありがとうございました。



○寺田寿夫議長 

 11番後藤光秀議員。

     〔11番 後藤光秀議員 登壇〕



◆11番(後藤光秀議員) 

 今回,私,討論をするに当たりまして,ちょっと討論する予定もなかったんですけれども,皆様方の思いと説明等を聞きまして,少し私の思いもしっかりと,ここで発言しておきたいなと思いまして,一言発言をさせていただきます。

 まず,今回の住民投票につきまして,反対の討論として今お話しをさせていただくわけでございますけれども,この先ほど石引礼穂議員からもお話がありましたように,そもそもこの住民投票自体に私が賛成か反対かといえば,少し難しい思いもずっとありました。なぜならば,皆様方もご存じのとおり,今年の5月に私は大阪まで飛んで,大阪都構想実現なんていって,思い切り張本人としてその選挙にやってきた人間でもございます。

 この住民投票がいかにこの市に対する,市民の皆さん,住民の皆さん方に,この住民の思い,気持ちを伝えていく,反映させていくことにとってすごくいかに大切なことであるか,これは身をもって私も感じているところでもございます。また,このこういった住民投票に対して,やはりこの住民の意思を反映させる一つの手段だと私も捉えているところでもございます。

 ただ,今回のこの佐貫駅名改称につきまして,私の思いとして一つご紹介をさせていただきたいんです。

 これは,なぜかと申しますと,私のもとにも身近な方々も含め,地域の方々からいろいろと連絡をこれまでいただきました。「後藤さん,この間の定例会で賛成したんだから,今回の住民投票,まさか反対だよね」とか,「その前に大阪都構想に行っていたよね。思い切り住民投票賛成だよね」,こういった意見が幾つかございました。その中で私が一つひとつ皆様方に説明してきたことは,駅名改称に対して佐貫駅名が変わる。このことだけに争点が向いているんじゃないのかなと,ずっと思っていたんです。つまり,今回のこの駅名改称につきまして3億2,900万と大変大きな金額ではありますけれども,佐貫駅周辺整備,そして,駅前のロータリー改修ですとか,道の駅構想ですとか,いろいろ大きな全体構想の中の一部として捉えると,これはもう本当に一部の問題であると私は捉えているんです。そういったことを説明していくと,市民の皆様,私の周りですけれども,「知らなかったよ」,こういった声がほとんどでした。

 その中で,今回この8,212名という署名が集まっている。中でも私,一つだけちょっと言っておきたいことがあるんです。これは正確に言うと8,210名なんです。どういうことかと申しますと,私のところに電話がありました。ちょうどこのあれですね,駅名,この署名活動をしているときだと思うんですけれども,電話がありました。「後藤さん,毎日うちに署名してください,署名してくださいと来るんですよ」と,「これどっちに署名すればいいんですか」と言われたんで,「いやいや,それはもう思うとおりにしてください。私からはどちらにも言いませんよ」と言ったところ,3日間連続で来たらしいんです「署名してください」と。で,「どうしたの,結果」って,その後,聞いたら,「うちの母ちゃんなんてわかんないからサインしちゃったよ。俺の名前もサインしちゃったよ」という方もおりました。

 何を言いたいかと申しますと,やはりこういった住民投票に関してもそうなんですけれども,自分たちの思いを反映させていくためには,やはり手段の一つではあると思いますけれども,どうしても賛成の意見,反対の意見って,こういった意見は必ずあります。そして,私たちのこの市議会というのは,その市民の代表として請け負って,この議会があるべき姿だと捉えております。

 最後に,これも先日です。つい最近ですね,私の自宅にファクスが,1通のファクスが届きました。これを紹介させてください。

 「駅名改称実現に向けて,ぶれずに確実に前進していってください。市議会では既に予算面から駅名改称の結論を出し,その実施を3分の2の多数で可決,決定済み。今さら3,000万円の税金を使用して住民投票をするのは税金の無駄遣いです。また,住民間の賛成,反対の争いは,その後にしこりが残り,投票後の市の施策や平穏な毎日の市民生活に悪い影響を与えますので,住民投票条例案は厳しく否決してください。その結果,市内の全青少年,子どもたちに明るい龍ケ崎市駅,また,さらに幾つか龍ケ崎駅などの未来社会を確実に提供していってください」,この方は,私の顔見知りでもなく,名前も初めて聞いた市民の方です。

 以上,この住民投票条例に対し,反対する市民,住民の思いを踏まえて,私の反対討論とさせていただきます。



○寺田寿夫議長 

 12番滝沢健一議員。

     〔12番 滝沢健一議員 登壇〕



◆12番(滝沢健一議員) 

 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例について及びその修正案に対して,反対の立場から討論いたします。

 まず,今回の条例制定請求についてでありますが,この住民投票を行い,賛成または反対の市民の意思を明らかにすることを目的とするとありますが,第15条に,投票結果の尊重とあり,「市長及び市議会は,住民投票の結果を尊重しなければならない」とあるのに対し,住民投票に対する成立要件の記載がありません。

 そもそも今回のこの条例案は,住民の総意を求めるものであるに対し,住民投票してどのようなケースの場合を成立するのかということが,原案及び修正案に記載されておりません。これでは仮に投票率が10%や20%でも,第15条にあるように,その意見を尊重しろというものであり,住民の総意というところからはかなりかけ離れた住民投票による意思決定になってしまいます。

 議会を進めていく中では,過半数の原則が最低の必要条件となります。これは,仮に今回の原案及び修正案が可決されたとしても,投票資格者の過半数以上の参加が成立要件になるであろうと私は思います。

 また,条文を見ますと,投票所に関する記載が抜けているように思います。

 そして,今回の請求は6月に行われた第2回定例会において可決された支出の是非を問うものであります。議会での決定事項は議会制民主主義にのっとり,正規のルールで可決された案件であり,その賛否は賛成14人,反対7人とするものでありました。今回の住民投票を目的とする直接請求は,地方自治法第74条第1項の規定により,ルールにのっとった権利でありますが,議会もしくは市長との間に重大な意見の相違が認められる場合において,それを補完する制度であり,今回の市費の賛否を問う問題に対しては,過日,可決されました案件のとおり,議会の中で拮抗したというような内容のものではなく,あくまで地方自治法第96条第2項にある議会での議決事項として可決された案件であり,今回の市費の支出を問う直接請求にはなじまないものであると私は考えております。

 以上のことが今回提案されている原案及び修正案に対し,反対とする理由であります。

 次に,なぜ第2回定例会において常磐線佐貫駅名改称事業に対する債務負担行為に対し,賛成したのかを述べたいと思います。

 今回の佐貫駅名を変えるということは,自治体の名称や地理的位置を知ってもらうことが今回事業を行う上で最も重要なことだと考えます。そして,駅名改称に伴う予算は,宣伝広告費に当たるものであると考えます。その費用は約3億3,000万円であります。私も見たこともない金額でありますし,大金であるのは重々承知しております。しかし,平成27年度の予算総額409億2,130万円の中の0.008%程度であり,十分宣伝広告費として認められる金額の範囲内だ,私は考えました。また,今回の費用は箱物とは違い,継続的にかかる費用がないため,単年度のみの経費となっております。

 そして,今回私なりの仮説を立てました。平成25年における本市への転入者数は2,469人となっております。今回,駅名を改称することによって龍ケ崎市を知ってもらい,関心を持ってもらい,実際に足を運んでもらう。そして,仮に年間1世帯の4人家族が定住していただくと仮定します。土地の購入費用として1,000万円,建物の建築費用2,000万円,合計3,000万円とします。このように毎年1世帯の家族が当市に定住していただけただけでも,年間3,000万円の経済効果が生まれ,11年間で先行投資した3億3,000万円の回収ができることになります。

 そして,定住していただければ,毎年税金が市に入ってまいります。今,述べたものは過少に試算したものでありますから,実現可能であろうと思う平成25年度の当市への転入者数の1%程度が今回の事業で当市に定住してもらうことができたとするならば,年間6世帯,1億8,000万円程度の経済効果が見込まれることになります。2年目以降は,毎年利益が出てくる仕組みになります。この数字は実現不可能な数字では決してありません。

 今後,自分が意思表示した結果が10年後になるのか,20年後になるのか,自分自身が下した結果が間違いではなかったとなるよう,今後も尽力してまいりたいと,そのように思います。

 今回,8,212名の署名から成る直接請求の署名の中には,私の大変お世話になっている身近な方もいらっしゃいました。しかし,これからの龍ケ崎市をさらによりよい市に前進していくためには,今回の事業を旗印にアクションを起こしていくという選択を私自身とりました。

 以上のことから,今回の案件に対して反対の立場での討論とさせていただきます。



○寺田寿夫議長 

 13番坂本隆司議員。

     〔13番 坂本隆司議員 登壇〕



◆13番(坂本隆司議員) 

 議案第1号,そして,修正案に対して反対の立場で討論をさせていただきます。

 今日は,まだ4月に改選があったばかりの1年生の議員が,これほどまでにすばらしい討論をしていただいているので,私から言うことはもうほとんどないんですが,一言,二言お話しさせていただきたいと,そのように思います。

 まず,今回のこの条例案につきましては,まず,佐貫駅名の変更,そして,歳費について,この二つのことが同時に行われています。そもそも論,佐貫駅名を変えることが反対なのか,それとも費用がかかるから反対なのか,なかなかそこでの議論というのも出てくるのかなというふうに私は思います。

 そこで,まず,一つ目ですが,佐貫駅名の変更についてお話しをさせていただきますと,やはり6月の定例議会でもお話しさせていただきました。私は民間企業で,まあ簡単に言えば住宅を売っていたり建設をしたり,そんな職業を民間として営業の立場でいろいろな仕事に携わっていました。そのときに牛久の住宅を紹介するか取手の住宅を紹介するか,もしくは龍ケ崎の住宅を紹介するか,そのような立場から,どの自治体が,どのところで,どんなメリットがあって,どんなデメリットがあるか。そして,その中に龍ケ崎市じゃない方々に説明をするときに,龍ケ崎ってどこ,茨城県のどの位置,そこから始まるんです。今日,部長の答弁にもありました。やはり認知度が低い。そういったことを考えると,やはり龍ケ崎のPRの一つとして,佐貫駅名の改称というのは必要でなかろうかというふうに思っております。特に,龍ケ崎で今ある学校や企業,そういったところからも変えていただきたいという話があったのは事実でございます。それは,議員の皆様もご存じのとおりだと,そのように思っております。

 ですが,逆に言えばです。何で今まで変わらなかったんだ。そんな話も私のところには聞こえてきているのが事実です。ですが,今までの龍ケ崎の情勢,そういったものから考えて,今までの佐貫駅という名前がそのまま残っていたんだろうというふうに思っております。

 しかし,先ほど岡部議員からもありましたように,これから東京オリンピック・パラリンピックが開催され,茨城では国体,そして,最近ではワールドカップ,ラグビーです。これから日本で行われます。そういったときに,この自治体,これを龍ケ崎をPRするための一つ,そういったものを考えると,そういったところにも使えるのではないでしょうか。そういった意味では,今がチャンス。

 そして,市費についてお話をさせていただきますれば,先ほど来お話がありました5億円,7億円,そして,約3億3,000万,いろいろなタイミングがあると思います。今回この住民投票を行うことにより,もし,このタイミングを逃すということは,私とすれば避けたい。このタイミングを逃す手はない。そのように考えております。

 そして,住民投票についてお話しさせていただきます。

 今回市議会議員は,今年の4月に選挙をしたばかりです。その中で,今回このような住民投票,こういったものが上がってきている。そういったことについては,私は個人として残念であります。私たち議員も選挙で選ばれております。がしかし,この議員を選んだ,その中身とは違う。駅名には反対だ。このお金を使うべきじゃない。そういったことで住民投票ということで,皆さん動かれた方がいらっしゃって,今回このような請求があった。がしかし,我々議員としては,市民から負託をされた一人でもあります。そのことを踏まえると,少し残念でなりません。

 まあ,それはいくら私に支持をしていただいた方が,私と同じ方向に向いているのかといえば,それは違う問題です。ですから,こういった問題が出てきてしまう。ですから,住民投票に対して全て反対なわけじゃないんです。がしかし,今回の中身について考えてください。佐貫駅名の改称です。これから自治体間競争が激化します。人口減少は間違いなく起こるんです。その中で,龍ケ崎市にどんどんと魅力を発揮し,他の地域からこの龍ケ崎へ住んでいただく。このような方向性をどんどん打ち出していかなくちゃいけないんです。そのための第一歩,そういったことを考えていただきたい,そのように思うんです。佐貫駅名改称に対して,反対されている方も多くいらっしゃるのはわかります。がしかし,もしかしたら佐貫駅名は龍ケ崎市駅に変わる可能性があります。私は,そのときにオール龍ケ崎で,この龍ケ崎を皆さんと一緒に盛り上げて,そして,PRをしていきたい。ですから,今回のこの住民投票により住民同士の亀裂,そして,派閥を生むようなことは避けたほうがいいというのも頭の中にあるんです。

 これからの龍ケ崎,先の龍ケ崎を皆さん,考えてください。今回が絶好のチャンスです。そして,これからの龍ケ崎を皆さんと一緒に考えていく,そんな第一歩,そのように考えていただきたいんです。駅名改称に反対だ。お金がかかるから反対だ。そういう考えではなく,皆さんと一緒に「佐貫駅」,この名前を「龍ケ崎市駅」に,もし変われば,皆さんと一緒に龍ケ崎をPR,そして,これからの龍ケ崎を盛り上げていきたい,そのような思いから今回の議案に対しては反対の立場で討論をさせていただいて,私の討論とさせていただきます。ありがとうございました。



○寺田寿夫議長 

 ほかに反対の討論を行う議員はおりませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○寺田寿夫議長 

 次に,賛成の討論を行う議員は挙手を願います。

 2番伊藤悦子議員。

     〔2番 伊藤悦子議員 登壇〕



◆2番(伊藤悦子議員) 

 日本共産党の伊藤悦子です。

 議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出を問う住民投票条例について,また,その修正案について,賛成の立場から討論を行います。

 市長は,人口減少の中,市の将来を考え,人口増のために持続可能な地域経営の基盤を構築することが必要と言っています。駅名改称は,これらの先駆けで行うということです。常磐線佐貫駅名改称事業は,市民との意見交換会や6月の議会では反対があっても強引に推し進めることを表明していました。市民との意見交換会が5月24日に行われましたが,5月19日には東日本旅客鉄道株式会社と駅名改称について覚書が交わされていたにもかかわらず,その説明は24日にはありませんでした。市民の皆さんは26日の新聞報道で知り,一体何のための意見交換会かと市民の反感を呼んだのは当然のことではないでしょうか。まちづくりには,何よりも市民合意が求められます。市民合意がなく事業を進めるのは問題であると考えています。

 この条例案は,市政に関する重要な事項について,住民の意見を直接確認する地方自治法第74条1項の規定により,直接請求されたものです。8,212人もの署名があります。請求者は,過去に何度も議論になり,市民の賛否が分かれていたこと。3億2,900万円の税金を支出することについて,市民が納得する駅名改称の効果の説明がないこと。市は,意見交換会の前に東日本旅客鉄道株式会社と覚書を交わし,改称のための予算を提出しており,意見交換会は単なる形式なものにすぎないと指摘をし,市民との合意のないまま事業が進められており,市民の意思を問うべきと住民投票を求めているわけです。

 市長は,まちづくりは市民協働が大事であると常日頃から発信をしています。龍ケ崎まちづくり基本条例には,基本理念として,市民,議会,執行機関は,協働によるまちづくりを進めるものとする。市政に関する情報を相互に共有すること。市民の参加を基本に市政運営が行われていること。お互いに理解を深め,信頼関係を構築することとあります。駅名改称事業は,これらを踏まえて進められてきたんでしょうか。経過を見る限りでは,そのように進められていません。

 財源は,財政調整基金を使います。これは市民の施策などの負担増が進められる中,積み立てられたものです。基金の使い方も問われます。市民の皆さんから駅名改称で人口が本当に増えるんだろうか,駅名改称の前に地域の活性化が先ではないか,もっとやることがある,3億2,000万円はもっと直接市民に使ってほしいなどの意見も出されているところです。市民の皆さんも意見が分かれています。

 また,市長は二元代表制の中で今回の住民投票は不適切と言いますが,地方自治法で認められていることであり,市民にとっては重要な施策です。市民の皆さんの意見を聞くために,住民投票は必要であり,住民投票を行うべきと考えます。

 また,修正案は住民投票の内容について問題の指摘がされ,修正されるもので,有権者が漏れなく投票できるようにすること。投票方法が,よりわかりやすくするもの。さらに,条例をより正確にするために修正されたものと考えます。

 以上の理由により,議案第1号と,その修正案について賛成の討論とさせていただきます。



○寺田寿夫議長 

 14番糸賀 淳議員。

     〔14番 糸賀 淳議員 登壇〕



◆14番(糸賀淳議員) 

 議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例について及びこれに対する修正案について,賛成の立場から申し上げます。

 行政の本質とは何でしょうか。行政は市民から税金という形で強制的にお金を集めます。また,法律や条例という形のルールをつくって,個人の自由を制限したりします。つまり,たとえ相手が望まないことであっても強制する力があるということです。これを権力と言います。すなわち行政の本質は権力です。行政の権力は,当然のことながら公共の福祉のために使われなければなりません。もし権力が権力を動かす人の主観的,個人的都合や特定の団体や個人の利益で動けば,本来行政に与えられた権力行使の目的とは全く違うものになってしまいます。そうならないために,市長や市議会は権力という危険物を扱っているという強い自覚と賢明な道理と注意深さがなければなりません。

 また,本来の主権者である市民の意思で権力を動かす仕組みとして,国と地方に権力が分けられています。これが地方分権であり,地方自治です。さらに,行政の権力が暴走しないように二元代表制という制度のもとで地域経営はなされています。つまり,強い権限が与えられた一方の権力者である市長を注意深く監視して,抑制する力を発揮しなければならない責務を背負っているのが,もう一方の議会であり,議会を構成している私たち市議会議員です。今回の事案は,その市議会議員である私たち一人ひとりの姿勢を問われている側面があることを認識する必要があると思います。

 今回出された意見書には,「二元代表制」という言葉が使われていますが,「代表」という名がつけられてはいるものの全てを決められるということではなく,どちらかといえば疑似的,あるいは便宜的に与えられたものにすぎません。このことは,日本国憲法の中での国政と地方を比較して見ることでよくわかります。

 憲法前文では,「日本国民は,正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し,」云々,「そもそも国政は,国民の厳粛な信託によるものであって,その権威は国民に由来し,その権力は国民の代表者がこれを行使し,」云々となっており,国政においては完全に間接民主主義,代議制で運営することを宣言しています。

 また,第43条では,「両議員は,全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。」となっていて,国会議員は国民の代表であることが明記されています。

 一方で,自治議会はどのように記されているかといえば,第93条第1項で,地方公共団体には議事機関として議会を設置する。第2項で,地方公共団体の長,その議会の議員は地方公共団体の住民が直接これを選挙するとしか記されていません。首長や議員が住民の代表者であるとも,住民は代表者を通じて行動するとも書いてありません。つまり,自治体のことは首長と議会だけで決められるということではないということです。日常的には市長と議会が決められるにしても,住民の一定数の方々が大事なことだと判断したり,おかしいからよく考え直せということについては,直接決定することのできるのが地方自治です。このことは,制度上で言えば,今回のような直接請求や解職請求ができることによって担保されているわけです。

 では,どれくらいの住民の方が声を上げれば,市長と議会は住民意思の確認を改めてすることを検討しなければならないのでしょうか。これは地方自治法で決められているとおり,有権者総数の50分の1の数です。当市で言えば約1,300人弱の数字になります。この人数の有権者の皆様が厳格に定められた手続きにのっとってなされた署名をもって,住民の意思を確認してほしいと訴えれば,私たちはそのことを検討しなければならないわけです。

 今回の署名数は8,212人に上ります。法律で定められた数の6倍を超える数です。この数の重さを私たちはしっかり受け止めなければなりません。この数字をもってだけしても,今回の住民投票条例を制定しなければならない理由として十分という気がしますが,加えて,常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出について,住民意思の確認の必要性を申し上げます。

 最初に,常磐線佐貫駅名改称事業がこれまでの過程において地方自治の本旨,すなわち地方自治はその地域社会の住民の意思によって行われるべきという民主主義的側面からも,当市のまちづくりの基本からも逸脱して進められてしまったことが挙げられます。このことについては,当事業の経緯を見ながら指摘したいと思います。

 まず,昨年,平成26年1月の臨時議会で,中山市長2期目の所信表明では,次のように述べられています。「当市の認知度の向上・イメージアップをはじめ,定住人口や交流人口の増加,産業振興などにも効果が期待される常磐線佐貫駅の改称については,当該効果の試算や機運などを見きわめながら,龍ケ崎市誕生後60年来の課題解決に向けて調査検討を行ってまいりたいと考えています」,この言葉を文字どおり受け止めれば,この事業の効果について試算をして,市民の皆さんのご意見をお聞きしながら,調査検討を進めていくということだったと思います。

 事業効果の試算については,昨年度に行われた常磐線佐貫駅名改称に関する影響度調査がありました。この調査の問題点については,これまで何度も指摘させていただきましたが,改めて申し上げます。

 この調査報告書には,駅の名称が自治体名と一致することによるメリット及び相違することによるデメリットが報告されています。駅名を改称することで生じる悪影響,デメリットは調査されていません。それはなぜかと言えば,当市からの業務委託仕様書の中で,駅の名称が自治体名と一致することによるメリット及び相違することによるデメリットのみを調査するよう指示が出されており,駅名改称によるマイナス効果を含めての調査委託にはなっていなかったからです。これでは,この調査をもとにした議論では,駅名改称のプラス効果のみでの一方的な話になり,議論にならないばかりか,デメリットを隠す恣意的な意図があったととられても仕方ないような調査だったと思います。

 また,この調査報告における経済波及効果についても疑問を感じざるを得ない内容でした。経済波及効果予測をするに当たって,この調査では,2つの観点からアプローチしています。

 1点目が,平成22年の国勢調査における当市に鉄道を利用して通勤・通学する人の数をもとに,佐貫・牛久間の1年間の定期代7,500万円強の金額を最終需要額としています。なぜ,平成22年の通勤・通学者の定期代が駅名を変えることによる経済波及効果につながるのか全く理解できません。

 2点目が,薬師市龍ケ崎商業祭り規模の駅名改称イベントを1回開催して6万人の来場者があって,1人1,000円を使うことを見込んだ6,000万円を最終需要額としています。これは例えば,佐貫駅100何周年というイベントに置き換えることも可能ですから,これも駅名改称による経済波及効果とするには無理があるように思います。

 この経済波及効果とされるものを客観的に納得できる市民の方が,果たしてどれくらいいらっしゃるでしょうか。甚だ疑問です。この疑問に感じざるを得ない数字を参考にしたとしても,直接効果で1億500万,1次,2次効果を合算しても1億6,500万円ですから,JRに支払う3億2,860万円と,それ以外にかかる費用から見た費用対効果は50%以下ということになります。これでは,住民の方が事業効果について疑問に感じるのも道理であります。

 駅名改称の効果については,様々な場面で市長をはじめ,執行部の方も当初から,この事業単体では効果は薄く,限定的だとおっしゃられていました。この駅名改称事業は起爆剤となる事業,ほかの事業を加速させる増幅効果をもたらす事業など,様々な言い方をされていましたが,具体的にどの事業に,どのような効果をもたらすのかについては検証されませんでした。事業効果の試算をするということは,ほかの事業にどのような相乗効果を及ぼすかを見るものであったはずです。これができなかったことで,極めて根拠に乏しい計り知れない効果があるというような言い方になってしまったことも,事業効果について疑問を持たれた原因の一旦だったと思います。

 ですから,意見書に書かれているように,説明が不十分だったということに加えて,説明に納得できるだけの論拠やデータがなく,市長が所信表明された調査検討が不十分な中で進めてしまったということだと思います。

 そして,最も問題だったことが,機運を見きわめながら住民合意を得るには意見交換会やアンケート調査などが必要だったと思いますが,これらをすることなしに駅名改称を覚書を交換することによって決めてしまったことです。

 覚書の性格については,意見書の中や先ほどの質疑の中での答弁にあったわけですが,平成26年7月16日のJR東日本水戸支社との打ち合わせの会議てんまつ報告書の中で,最終決断はいつかという項目の中で,市の事情やJRの事情で変更が生じないように覚書を締結したい旨,書かれています。このことからすると,覚書を交換したときが事実上の駅名改称事業を決めたときになると思います。

 この覚書を交換した後で,いくら意見交換会をしても,その意義は無に等しく,市民参加と言えるものではないばかりか,真剣に異議を訴える市民を冷笑するようなものだったと思います。市長の言葉をかりれば,60年来の課題である駅名改称,そして,このことが持ち出されるたびに,市民の意見を二分してきた。市民の皆様にとって重大な関心時であるこの事業を,このように進めてしまったことは地方自治は地域社会の住民の意思によって行われるべきという民主主義的側面も,当市のまちづくりの基本も大きく踏み外してしまったことのゆえんです。

 特に,市長自ら提案された,龍ケ崎市まちづくり基本条例の協働によるまちづくりの三つの基本,市政に関する情報を相互に共有すること,市民の参加を基本に市政運営が行われること,お互いに理解を深め信頼関係を構築すること,この三つの基本全てが,この事業では損なわれ,ないがしろにされています。このことは今後,何をやるにしても市民の皆さんの不信感がぬぐえず,市政運営に重大な悪影響を及ぼすと言わざるを得ません。これを少しでも緩和するには,住民投票によって住民意思の確認をすることが,どうしても必要だと考えます。

 市長は,先月の議会で住民投票条例制定の直接請求の話の流れの中で,一般論として市民一人ひとりが自分で情報を得て,自分で考えることが重要で,人に頼まれたからとか,知っている人だからということで投票してしまうことは残念なことだというようなお話をされました。

 今回の直接請求で住民意思を確認してほしいと訴えていらっしゃる方はどういう方たちでしょうか。市長の市民協働のまちづくりの基本姿勢に賛同されて,これまで龍ケ崎を支えてきていただいた方ばかりです。この方たちは誰かに頼まれたからとかいうことではなくて,自分で情報を集めて,自分でしっかり考えることのできる,市長が理想とされる市民の方たちが多数だと思います。その方たちが合意形成の過程なしに,上からどんと落とされた,この駅名改称事業には疑問が多いから,住民の意思を確認してほしいと言っていらっしゃるわけです。このことは極めて真っ当なことで,間違いなく必要だと考えます。そうしなければ,市民の皆さんと一体になって佐貫駅周辺の魅力的な整備ができなくなってしまいます。

 佐貫駅周辺地域整備には,お金をかければできる事業,佐貫駅東口ロータリーの改修,佐貫3号線の延伸,道の駅などは,それはそれなりにできるでしょう。ただ,お金をかけてもできないことがあります。それは人の気持ちを動かすことです。人口減少社会の中で,地域運営が難しくなるこれからのまちづくりは,オール龍ケ崎で対応しなければ,魅力的なまちにすることができないと,皆さんおっしゃっています。特に,佐貫駅周辺の地域整備ということであれば,地元の方々の協力なしにはあり得ません。このまま住民の意思をないがしろにして,将来のためという意味合いのもとに,客観的な効果もわからないまま,この事業を進めてしまうことは他の事業を加速するどころか,ブレーキがきいて減速してしまいます。

 実際に,住民の思いを踏みにじるような事業の進め方をするのであれば,これまで地域のため,龍ケ崎のためにボランティアなど,お手伝いしてきた気持ちも,うせてしまったという方が出てきていらっしゃいます。本当に残念なことです。

 住民投票することになれば,この事業の効果や意義,必要性について改めて活発な議論が起こるでしょう。その上で住民意思を確認することができれば,後に禍根を残すことなくオール龍ケ崎で魅力的なまちにすることができると思います。まだ間に合います。本当に将来の龍ケ崎を思うのであれば,住民投票をするべきです。

 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例制定をお願いして,賛成討論といたします。



○寺田寿夫議長 

 休憩いたします。

 午後5時30分,再開の予定です。

              午後5時22分休憩

                                   

              午後5時31分再開



○寺田寿夫議長 

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 ここで傍聴の方に申し上げます。会議中は拍手,その他の手法により可否を表明することは禁止されておりますので,ご留意ください。

 18番後藤敦志議員。

     〔18番 後藤敦志議員 登壇〕



◆18番(後藤敦志議員) 

 議案第1号及び修正案について賛成の立場から討論をいたします。

 はじめに,大前提として,自治の土台は直接民主主義であるということを述べさせていただきたいと思います。主権者である市民が行政をコントロールし,市民の意思で自治体を運営するには,どのようにすればいいんでしょうか。それは,主権者である市民が同じ権利を持ち,対等な立場で議論をし,その結果導き出された合意に基づいて自治体を運営することが基本理念であり,理想であります。しかし,現代の基礎自治体であっても,これをそのまま実現するのは困難です。物理的に何万人もの市民の集まれる場所がないということもございますが,様々な行政課題について全ての市民が議論を深めて結論を出すことは不可能です。ですから,やむを得ず間接民主制を取り入れて選挙で市長と議員を選んでいるわけであります。

 ただし,先ほど糸賀議員が憲法の条文の規定をご紹介してくださって,代表制の違い,ご指摘いただきましたが,間接民主制を取り入れているからといって,国政のように全てを間接民主制で行うわけではございません。全てを市長と議員に白紙委任をしているわけではなく,いざとなったら市民が直接意思を反映させることができる手段として,今回の直接請求,条例案の直接請求や監査請求,そして,リコールが地方自治法に規定をされているわけです。こういった制度は国政ではございません。

 また,市町村合併特例法4条を見ますと,議会が合併に必要な法定合併協議会の設置を否決した場合,有権者の6分の1以上の請求で住民投票を行い,過半数が設置に賛成なら投票率は関係ありません。自治体の意思決定は協議会設置になります。つまり議会の否決という意思決定を住民,主権者たる住民の住民投票意思決定で覆すことができるんです。

 住民の意思,このように議会の意思決定を覆すことができる直接民主主義的な制度をベースとしながら,間接民主制を取り入れているのが地方自治法の考え方,趣旨でありまして,先ほど来お話ししていますように,代表制民主主義といっても国の代表制,そういった性質と地方自治,地方議会の代表性には違いがあるということが大前提としてございます。

 さて,そこで,代表機関として議会があるのだから,住民投票は必要ないといったご意見,また,議会軽視,議会の存在否定だ,こういったお声も市民の皆様からもお聞きしております。

 私自身もこれまで一般質問などでご発言をさせていただきましたが,行政が行うことに反対の場合,何でもかんでも直接請求で住民投票を行うんだということになってしまうと,それはやはり議会軽視であり,また,行政運営に支障を来すことにもなりかねません。しかし,今回の住民投票直接請求は,明らかにそのような趣旨のものではございません。

 駅名改称については,市長が選挙で公約に取り入れたことからもわかるように,何十年も前から市民の中で賛成,反対,意見が二分をされてきた大きな課題でございます。そして,過去に大規模なアンケートを行った結果,7割近い反対があったという事実もございます。仮に前回の市長選挙が無投票ではなくて選挙が行われ,その中で駅名改称が主要な争点として議論をされて,その結果,中山市長が当然されたんであれば,今回のように直接請求による住民投票の直接請求というのはなかったかもしれません。議会議員選挙も同じです。4月に議員選挙が行われました。その中で,多数の議員が駅名改称賛成,反対,このことを公約に入れて,その結果,選ばれてきた議員がこの議場の場で決定をしたんであれば,やはり住民,主権者たる市民の皆さんも住民投票,直接請求しようという考えには至らなかったかもしれません。しかし,選挙公報,私,見直してみましたが,駅名改称,このことを公約として掲げている方はお一人の議員だけでした。内容は,駅名改称に反対ということです。

 つまり,過去30年以上にわたり課題として議論されてきた,この駅名改称という問題が,それも反対という声が多い問題でありますが,この選挙という主権者の最大の意思反映の場,これを結果として経ることなく意思決定をされてしまった。このことについて主権者市民の皆様が,私が冒頭述べたように,このことにいざとなったらということで直接請求,直接な意思を表示された,これが今回の直接請求の大きな原因になったんだと思います。

 集まった署名数は実に8,212名,有権者数の13%もの署名であります。本当に重みのある数字です。つくばの例,先ほど出ておりましたが,つくばでは16万人の有権者の中の7%の署名が集まった。先ほどの賛成討論の中のお話でいえば,93%の方は署名をされていない。また,つくばとは違う,議決されていないというようなお話もございましたが,66億円の用地取得,これは議会で議決されているんです。議会で用地取得66億円は議決されている。93%の方は署名をされていない。しかし,結果は皆さんご承知のとおり47%の投票率があり,80%を超える反対という結果になったんです。ですから,投票率が設定がないということであるとか,また,87%の方は署名もされていないから住民投票に意義がないのではないか,正当性がないのではないかということは,それは杞憂にすぎないと私は考えています。仮に10%の投票率であれば,3,300反対,3,000賛成ということであれば,これは議会としても尊重をするということであって,従うという条例は法律上つくることはできません。ですから,やはりこの投票率の低さを勘案して,やはり仮にその反対の票が多かったとしても,議会の意思決定は賛成だということもあり得るわけです。ですから,やはりそういった仮定の話,投票率が低いんじゃないか。署名者数が,署名していない人は賛成なんじゃないかというような仮定の話で住民投票自体を否定する必要は,私はないと感じています。

 私たち議会は定数22名,市長よりさらにきめ細かく市民の皆様の意見を代表することができる機関のはずです。議会が住民代表機関であること,これは紛れもない事実ですが,議会だけが住民の意思を反映する場ではないはずです。様々な場で住民の意思を反映するチャンネルをつくってもいいんではないでしょうか。住民代表たる議会だからこそ,やはり住民投票というこのシステムについて,やはり推進的な立場,これをとっていく必要があると私は考えています。

 私はこの住民代表機関の一員として,この8,212人,署名の重みしっかりと受け止めて,直接請求の趣旨を尊重しまして,住民投票に賛成をしたいと考えています。

 最後に,修正案につきまして,原案の法制的な不備を修正するもので,実際に住民投票を行う上で必要な修正のみで,原案の趣旨を尊重したものであり,大きく変えるようなものではございません。原案を大きく変えるというようなご意見もございましたが,条例制定の直接請求において,条例案の添付は義務ですが,法制的に完璧な案は求められていません。当然です。市民の皆様が条例案を提案してくるわけですから,条例の起案,条例案の作成にたけている方が直接請求者になることのほうがまれだと思います。ですから,署名を集める際に条例案に不備があることは,これは前提,織り込み済みのお話なんです。法制的に,これは立法技術上の不備は,議会において直接請求の条例案は議会の審議を経るということが前提である以上,議会が修正すればいい,このように解されております。これは昭和24年7月22日付けの内務省連絡行政部長回答からも明らかでございます。

 ですから,私たち議員の役割は,原案の立法技術的な不備,また,投票率の規定がない,こういったことを指摘して,あげつらうんではなくて,また,あわせて修正は原案の提出者,そして,署名者に対する失礼なというようなことではなくて,やはり原案の趣旨を尊重し,適切に修正をかけていくことこそが私たち議会議員の責務であると考えております。その趣旨から,私は本修正動議修正案についても賛意を示し,私の賛成討論といたします。



○寺田寿夫議長 

 20番杉野五郎議員。

     〔20番 杉野五郎議員 登壇〕



◆20番(杉野五郎議員) 

 議案第1号並びに議案第1号に対する修正案に賛成の立場で討論を行います。

 JR常磐線佐貫駅の改称問題は,これまで何度か浮上しては市民の反対にあって立ち消えになっていた,いわくつきの問題であります。この件につきましては,直近の事例を申し上げます。

 それは,平成19年1月17日付けで市議会議員11名の連署にて,当時,市長であられました串田龍ケ崎市長宛てに提出いたしました,JR常磐線佐貫駅の改名に関する要望書についてであります。その要望は,早期にJR常磐線佐貫駅の駅名を龍ケ崎駅の名称を軸に改名することでした。私も11名の中の1名でした。この要望に対して,市は同年10月に,市内在住の満18歳以上の方3,000人を無作為抽出による市民意識調査を実施いたしました。駅名変更にすることについて,変更したほうがよいか,佐貫駅のままでよいかについて,龍ケ崎市市民の意向を尋ねたものであります。費用については当時4億5,000万円が想定されていることが質問に記述されております。調査の結果は,「変更したほうがよい」とする人が33.4%で,「佐貫駅のままでよい」とする人が64.9%で,「変更したほうがよい」という意向は3人に1人という結果でした。

 なお,この調査での回収率は47.1%で,十分に学術的にその優位性が担保されているとのことでした。

 この結果を受けて,当時11名の議員は,私も含みますが,市民の意向を尊重し,この件については瞬時に収束したものと記憶しております。

 ところが,今回の執行部提案の駅名改称事業については,平成27年5月19日付けでJR水戸支社との当該事業に関する基本事項について覚書を締結しており,その覚書第5条に,駅名改称について関東鉄道株式会社及び地元住民等の事業に関する合意形成は甲,つまり龍ケ崎市が行うものとするとあります。これは当然のことです。問題は,同条第3項です。甲,つまり龍ケ崎市は平成27年6月末日までに新駅名を確定するものとすると当該二者間で新駅名の確定が約束されています。

 そのような状況下で市民との意見交換会が執行部により,5月24日,6月6日,城ノ内地区コミュニティセンター,龍ケ崎地区コミュニティセンター,馴柴地区コミュニティセンター,久保台地区コミュニティセンターに設定され,実施されたのであります。4カ所で実施された意見交換会で出席者の意見は,当該事業に対しては賛否両論ありましたが,先ほどの覚書で明らかなように,それ以前の問題として,一番私が気になりましたのは,合意形成のプロセスに対する疑義が極めて多かったということであります。

 その間,平成27年第2回市議会定例会に案として,早々と当該事業での債務負担行為限度額3億2,900万円の設定が上程され,6月26日での当該債務負担行為限度額を除くことを求めた修正案も否決され,原案が本会議で賛成多数により可決されてしまったという事実があります。余りにも性急です。市民の意見の合意がなされていない中での採決でありました。

 本年9月1日施行の「市民参加で育む協働のまちづくり」という副題のつく,龍ケ崎市まちづくり基本条例は何なのでしょうか。何のための条例なのでしょうか。意見交換会に出席された,ある方は「これでは意見交換会ではなく説得会だ」と言い放ち,席を後にしてしまいました。私も先ほどの覚書のことを考えると,余りにも市民無視の強引で拙速な進め方であったと断言せざるを得ません。これでは,まちづくり基本条例が泣きます。

 冒頭で申し上げましたように,直近での当該駅名改名についての11名の議員による串田市長宛てへの要望書提出から既に8年半が過ぎておりますが,そのときは先ほどもご紹介いたしましたように,市民意識調査が実施されております。4億5,000万円の費用がかかると想定されての賛否でありますが,3人に2人は「佐貫駅名でよい」という結果でした。今回は,なぜ事前に市民への意識調査等を実施しなかったのでしょうか。その結果を受けての意見交換会なら理解,容認できたのですが,もう私はとやかくこれ以上は申し上げません。

 今となっては,この際,炎天下の中で8,212名の署名,その重みを尊重し,住民投票を実施すべきであります。二元代表制を補完するために,わざわざ法律で定められた正式な手続きを踏んだ8,212名の市民による直接請求です。市民のうち13%近くの方々の熱い直接請求の住民投票条例制定です。今後の自治体運営に大きなしこり,禍根を残さないためにも住民投票を実施すべきであります。

 龍ケ崎市まちづくり基本条例の基本理念を遵守する観点からも,これから,より一層龍ケ崎の市勢発展へと踏み出す意味からも,そうすべきであります。

 以上,賛成の立場での討論であります。議員各位におかれましては,ご賢明なるご決断をいただきますようお願いいたしまして,私の討論を終わります。ありがとうございました。



○寺田寿夫議長 

 改めて傍聴の皆様に申し上げます。龍ケ崎市議会傍聴規則により,私語,拍手,その他の方法により公然と可否を表明することは禁止されておりますので,ご留意願います。

 22番大野誠一郎議員。

     〔22番 大野誠一郎議員 登壇〕



◆22番(大野誠一郎議員) 

 議案第1号 常磐線佐貫駅名改称事業及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票条例について及び議案第1号の修正案につきまして,賛成の立場から賛成の討論を行います。

 この住民投票条例の直接請求,これについては中山市長が不退転の決意で,この佐貫駅名改称事業を行うと,こういったものが起因している住民投票条例でございます。

 市長は,私が何度も言いますように,昨年の1月の所信表明で,この常磐線佐貫駅名称事業については初めて明らかにしたものです。その内容も,効果の試算,市民の機運について調査検討を行いますと。そしてまた,早々と3月の議会には予算案を提出したわけです。

 その3月議会に,私は市長に尋ねました。所信表明の前の予算化なのか,所信表明後の予算化なのか,当然3月の議会に予算書をつくるためには10月,11月頃から普通ですと進められるわけでございます。当然,市長選挙がございましたから,それが多少遅れる,あるいは市長の采配できる分野について余地を残しておくと,そういった手法はあるでしょう。そんなことがありましたもんで,所信表明前か後かという質問を尋ねたわけでございます。まあ,多少のずれで,それが前でも後でもよかったわけですが,何分急な内容であったわけです。

 そしてまた,所信表明の中で,市民との対話,市民参加を推進していく,事業の可視化,推進していく事業を市民の目に見えるようにするという事業の可視化,そして,その検証を行いなさいと,こういったことを所信表明でも言い,そして,予算をつくるに当たっての市長の指令というか,そういったものに関してもそういったものが述べられております。それをやらずして,4月,5月からJRとの交渉を始めております。

 市長もこの駅名改称問題は十二分に認識しているはずです。30年前からの問題,この問題は市を二分する問題なのです。市長は言っております。この駅名改称が実現すれば一体感ができる。何を言っていますか。この駅名改称問題が出れば,必ず二分されることは間違いないことなんです。実際,今そのようになっているわけでございます。そして,私も先だっての質疑の中で,先だっての鴻巣議員の質疑の中で,合意形成ができたらどうなるんですかと,私は合意形成ができれば従います。しかしながら,賛成は賛成,反対は反対ですよと,でも,それは従いますと。

 今回,直接請求なされました住民投票条例,こういった署名をした方々8,212名,こういった方も私は同じだろうと思います。市民の合意形成,先ほど成立要件が云々というようなお話もありますが,これについては後藤議員がきっぱりと,その意味をお話ししたわけでございます。

 私は,今回質疑に中山市長に尋ねております。意見交換会の中では,これだけの人数が来ましたよと,250でしたかな,350でしたか,一体市長は市民の合意形成をどんなふうに確認したんですかと。先だっての9月の議会では,「私は市民の合意形成をしていくということは1回も言っておりません」と言っておりました。しかしながら,先ほども出ていますとおり,覚書の中では,市民の合意形成を市が責任持ってやっていくと,こんなふうに書かれております。市民の合意形成は欠くべからずものなんです。それを怠ってきた中山市長の責任があるというのは,起因がある,それはそういうことでございます。

 何回も言いましたけれども,懇談会や懇親会で説明をしてきた,理解を求めてきた,市長自身が会った方々に説明を求めてきた,理解をもらってきたと,そういう問題では私はないだろうと思います。

 市長が提案した,まちづくり条例には,市民参加の促進ということについて第18条に書いてあります。「執行機関は,市民が自主的及び主体的にまちづくりに参加できるよう多様な機会を提供するとともに,参加しやすい環境を整備するものとする」。続いて,第19条「(参加の方法)執行機関は,政策の形成過程,実施及び評価の各段階において,市民が市政に参加することができるよう努める」,そして,22条には住民投票について書かれているわけです。

 こういった参加の促進,参加の方法が,市長が行ってきた,自分がお会いした方々に説明をし,理解を求めていた。それも市民参加の方法として私は否定はしません。しかしながら,このまちづくり基本条例,龍ケ崎の憲法である,この条例を市長自ら提案して,満場一致で可決したこの条例に全くそれについて……

     〔発言する者あり〕



◆22番(大野誠一郎議員) 

 うるさいです。じゃ,訂正しましょう。じゃ,一人ですね,はい。いずれにしろ,可決したわけでございますが,それを今年の施行早々これを破るとは何事ですかと,私は言いたいです。アンケート調査もない,何の確認する手だてもない,今やこの住民投票しかないんです。多くの方が,この佐貫駅改称事業については疑問を持っております。効果があるのか,駅名改称することによって定住人口が増えるのか,全くもって説明不足です。説明責任を果たしておりません。小さい子どもですら,そういうことよりは学校給食を安くしてほしい,あるいは……

     〔「次元が違う」と呼ぶ者あり〕



◆22番(大野誠一郎議員) 

 次元が違うという意見があります。私,一々答えますけれども,皆さん方は駅名改称の事業に3億3,000万のお金を費やすよりは,もっと自分の身の回りの環境をよくしてほしい,そういうことですよ。給食費を安くしてほしい,道路を直してほしい,子どもたちの通学を安全にするために道路の標識といいましょうか,「止まれ」とか,いろいろありますが,横断歩道とかありますが,そういったものをはっきりしてほしい。はっきりしてほしいというのは,長時間修正をしない関係,それを非常にはがれてしまったと,そういったものを直してほしい。そしてまた,佐貫地区の皆さんにおいては,先ほどお二方の議員がお話ししましたとおり,佐貫周辺の活性化,これを早めてやるべきです。この説明,あるいは情報が少ないということですが,私もいくら聞いても情報はありません。今,策定中でございますから,細かいことを聞いても,今,策定中ですからということが職員のほうから聞かれます。

 言うなれば,この住民投票条例は,先ほどの質疑でも話しましたとおり,駅名改称事業,駅名を改称しよう,そして,その費用を3億3,000万円出しますと,これが決まったことなんです。これについての住民投票条例なんです。これをなくして否決をして,駅名改称事業を推し進めることの弊害が,私はもっと大きいんではないかと思います。

 この住民投票条例を実施しないで,このまま推し進めることは,このまま龍ケ崎を亀裂した状態で,そしてまた,市長の言う市民と行政のまちづくり,市民参加のまちづくり,こういったものを放棄する。そんなふうに私は解釈いたします。これから市長がそのようなことを言っても,誰も琴線に触れないと私は思っております。

 以上,討論をして賛成討論といたします。



○寺田寿夫議長 

 ほかに賛成の討論を行う議員はおりませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○寺田寿夫議長 

 討論なしと認め,これをもちまして討論を終結いたします。

 これより採決いたします。

 はじめに,議案第1号に対する修正案について採決いたします。

 本修正案に賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○寺田寿夫議長 

 起立少数であります。よって,修正案は否決されました。

 ただいま議案第1号に対する修正案が否決されましたので,続いて,議案第1号の原案について起立により採決いたします。

 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕



○寺田寿夫議長 

 起立少数であります。よって,議案第1号は否決されました。

 以上で,今臨時会の全ての日程は終了いたしました。

 これをもちまして平成27年第2回龍ケ崎市議会臨時会を閉会いたします。

              午後6時11分閉会