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茨城県 水戸市

平成15年 11月 臨時会(第2回) 11月17日−01号




平成15年 11月 臨時会(第2回) − 11月17日−01号









平成15年 11月 臨時会(第2回)



          平成15年第2回水戸市議会臨時会会議録

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            平成15年11月17日(月曜日)

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                  議事日程

                    平成15年11月17日午前10時開会

                   (                  )

                    第2回水戸市議会臨時会

第1 議案第93号 水戸市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例

第2 〃 第94号 平成15年度水戸市一般会計補正予算(第11号)

第3 〃 第95号 平成15年度水戸市国民健康保険会計補正予算(第2号)

第4 〃 第96号 平成15年度水戸市下水道事業会計補正予算(第1号)

第5 〃 第97号 平成15年度水戸市墓地公園事業会計補正予算(第1号)

第6 〃 第98号 平成15年度水戸市公設地方卸売市場事業会計補正予算(第1号)

第7 〃 第99号 平成15年度水戸市市民会館事業会計補正予算(第1号)

第8 〃 第100号 平成15年度水戸市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)

第9 〃 第101号 平成15年度水戸市介護保険会計補正予算(第1号)

第10 〃 第102号 平成15年度水戸市水道事業会計補正予算(第1号)

第11 報告第42号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第8号))

第12 〃 第43号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)

第13 〃 第44号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第9号))

第14 〃 第45号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)

第15 〃 第46号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第10号))

第16 請願について

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本日の会議に付した事件

 会議録署名議員の指名

 会期の決定について

 出席説明員の報告

 議案の提出について(15件)

 日程第1=ないし=第15

  議案第93号=ないし=第102号,

  報告第42号=ないし=第46号

 議案付託

 会議時間の延長について

 日程第16 請願について

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出 席 議 員 (32名)

              議   長  3番   小  圷  和  男  君

              副 議 長  7番   渡  辺  政  明  君

                     1番   高  崎     進  君

                     2番   川  崎  篤  之  君

                     4番   栗  原  文  隆  君

                     5番   田  口  米  蔵  君

                     6番   村  田  正  勝  君

                     8番   江  尻  加  那  君

                     9番   田  中  真  己  君

                    10番   玉  造  順  一  君

                    11番   波  多  昭  治  君

                    12番   五十嵐      博  君

                    13番   加  藤  光  子  君

                    14番   佐  藤  光  雄  君

                    15番   高  橋     靖  君

                    16番   須  田  浩  和  君

                    17番   藤  田  精  治  君

                    18番   野  村  眞  実  君

                    19番   岩清水   昌  子  君

                    20番   中  庭  次  男  君

                    21番   雨  谷  精  一  君

                    22番   田  口  文  明  君

                    23番   田  山   知賀子  君

                    24番   伊  藤  充  朗  君

                    25番   内  藤  丈  男  君

                    26番   小松崎   常  則  君

                    27番   袴  塚  孝  雄  君

                    29番   友  部     明  君

                    30番   須  能  昭  一  君

                    31番   高  橋  丈  夫  君

                    32番   松  本  勝  久  君

                    33番   福  島  辰  三  君

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欠 席 議 員 (1名)

                    28番   村  田  進  洋  君

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説明のため出席した者

                市     長   加  藤  浩  一  君

                助     役   古  橋  貞  夫  君

                助     役   小  泉  芳  治  君

                収  入  役   内  藤  省  三  君

                市長公室長     橋  本     耐  君

                総 務 部 長   猿  田  雄  也  君

                財 務 部 長   平  戸  道  雄  君

                市民環境部長    遠  西  松  美  君

                保健福祉部長    小  川  誠  之  君

                産業経済部長    小田木      進  君

                都市計画部長    片  山  耕  治  君

                下水道部長     住  谷  正  敏  君

                水道事業管理者   江  橋     勇  君

                水 道 部 長   綿  引  貞  夫  君

                教  育  長   吉  田     仁  君

                消  防  長   照  沼  民  夫  君

                監 査 委 員   江  田  俊  樹  君

                連  絡  員   小  林   由紀夫  君

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事務局職員出席者

                事 務 局 長   出  沢  裕  史  君

                事務局次長

                          中  島  知  明  君

                兼総務課長

                議 事 課 長   岩  渕  静  香  君

                議事課副参事

                兼課長補佐     飯  田  克  雄  君

                兼調査係長

                議 事 係 長   小  嶋  正  徳  君

                書     記   曽  我  哲  哉  君

                書     記   永  井  誠  一  君

                書     記   田  澤  一  憲  君

                書     記   湯  澤  康  一  君

                書     記   棯  崎  芳  明  君

          午前10時7分 開会

     〔議長 小圷和男君議長席に着く〕



○議長(小圷和男君) 定足数に達しておりますので,ただいまから平成15年第2回水戸市議会臨時会を開会します。

 引き続き会議を開きます。

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△会議録署名議員の指名



○議長(小圷和男君) 水戸市議会会議規則第79条の規定により,会議録署名議員の指名を行います。12番五十嵐博君,13番加藤光子君,14番佐藤光雄君,以上3名を指名します。

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△会期の決定について



○議長(小圷和男君) 次に,会期の決定についてお諮りします。本臨時会の会期は,本日1日とすることにしたいと思いますが,これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(小圷和男君) 御異議なしと認め,さよう決しました。

 なお,審議の日程等につきましては,議会運営委員長須能昭一君から,同委員会決定事項を添えて報告がありましたので,その写しをお手元に配付しました。

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△出席説明員の報告



○議長(小圷和男君) 次に,地方自治法第121条の規定により,説明のため本臨時会の会議に出席を求めた者の職,氏名は次のとおりです。

                市     長   加  藤  浩  一  君

                助     役   古  橋  貞  夫  君

                助     役   小  泉  芳  治  君

                収  入  役   内  藤  省  三  君

                市長公室長     橋  本     耐  君

                総 務 部 長   猿  田  雄  也  君

                財 務 部 長   平  戸  道  雄  君

                市民環境部長    遠  西  松  美  君

                保健福祉部長    小  川  誠  之  君

                産業経済部長    小田木      進  君

                都市計画部長    片  山  耕  治  君

                下水道部長     住  谷  正  敏  君

                水道事業管理者   江  橋     勇  君

                水 道 部 長   綿  引  貞  夫  君

                教  育  長   吉  田     仁  君

                消  防  長   照  沼  民  夫  君

                監 査 委 員   江  田  俊  樹  君

 以上であります。

 なお,建設部長四倉武彦君は病気療養のため,本臨時会は欠席します。

 なお,財政課長を連絡員として出席させましたので,御了承願います。

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△議案の提出について



○議長(小圷和男君) 次に,市長から議案が提出されましたので,議事課長から報告させます。

     〔議事課長,報告〕

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                            財政第381号

                            平成15年11月17日

水戸市議会議長 小圷和男様

                              水戸市長 加藤浩一

               議案等の送付について

 平成15年第2回水戸市議会臨時会に提案するため,下記議案等を説明書を添えて送付します。

                   記

市議会議案第93号 水戸市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例

          =ないし=

市議会議案第102号 平成15年度水戸市水道事業会計補正予算(第1号)

報告第42号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第8号))

       =ないし=

報告第46号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第10号))

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〔朗読を省略した市長提出議案〕

市議会議案第93号 水戸市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例

  〃  第94号 平成15年度水戸市一般会計補正予算(第11号)

  〃  第95号 平成15年度水戸市国民健康保険会計補正予算(第2号)

  〃  第96号 平成15年度水戸市下水道事業会計補正予算(第1号)

  〃  第97号 平成15年度水戸市墓地公園事業会計補正予算(第1号)

  〃  第98号 平成15年度水戸市公設地方卸売市場事業会計補正予算(第1号)

  〃  第99号 平成15年度水戸市市民会館事業会計補正予算(第1号)

  〃  第100号 平成15年度水戸市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)

  〃  第101号 平成15年度水戸市介護保険会計補正予算(第1号)

市議会議案第102号 平成15年度水戸市水道事業会計補正予算(第1号)

報告第42号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第8号))

〃 第43号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)

〃 第44号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第9号))

〃 第45号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)

〃 第46号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第10号))

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○議長(小圷和男君) それでは,これより日程に入ります。

 本日の日程は,議案第93号=ないし=第102号,報告第42号=ないし=第46号,それに請願,以上16件であります。

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△日程第1=ないし=第15 議案第93号=ないし=第102号,報告第42号=ないし=第46号



○議長(小圷和男君) それでは,議案第93号=ないし=第102号,報告第42号=ないし=第46号,以上15件を一括上程します。

 それでは,市長から提案理由の説明を願います。

 市長,加藤浩一君。

     〔市長 加藤浩一君登壇〕



◎市長(加藤浩一君) 平成15年第2回水戸市議会臨時会の開会に当たり,提出いたしました議案等の概要について御説明申し上げます。

 今回の提出案件は,条例の一部改正に関する議案1件,予算の補正に関する議案9件,専決処分に係る報告5件,以上15件であります。

 議案第93号 水戸市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例については,国家公務員の給与改定に準じて,職員等の給与改定の措置を講じるものであります。

 すなわち,給料,扶養手当及び期末手当の引き下げを平成15年12月1日から行うとともに,本年度の官民給与較差相当分を解消するため,本年12月期の期末手当で調整し,加えて,通勤手当の制度及び期末手当の支給の割合について平成16年4月1日から見直しを行うものであります。

 議案第94号ないし第102号については,給与改定等に伴う予算の補正措置を講じるものであります。

 次に,専決処分に係る報告について御説明申し上げます。

 報告第42号については,都市構造に関する調査特別委員会の設置に伴う経費及び水戸市・内原町合併協議会に対する負担金について,補正措置を講じたものであります。

 報告第43号及び報告第44号については,市有自動車の交通事故に関して,和解が成立したので,関係予算の補正措置とあわせて処分を行うとともに,衆議院議員総選挙に伴う経費についても補正措置を講じたものであります。

 報告第45号及び報告第46号については,中央図書館敷地内で発生した事故に関して,和解が成立したので,関係予算の補正措置とあわせて処分を行ったものであります。

 これらについては,事務執行上急を要したので,地方自治法第179条の規定により処分したものであり,ここに議会の承認を求めるものであります。

 以上をもちまして,提出議案の説明を終わりますが,よろしく御審議の上,御協賛を賜りますようお願い申し上げる次第であります。



○議長(小圷和男君) 以上で,提案理由の説明は終わりました。

 暫時休憩します。

          午前10時14分 休憩

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          午後1時6分 再開



○議長(小圷和男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 御報告申し上げます。午後1時7分,31番高橋丈夫君が出席しました。

 それでは,ただいまから,通告により議案質疑を許します。

 33番,福島辰三君。

     〔33番 福島辰三君登壇〕(拍手)



◆33番(福島辰三君) 平成15年第2回水戸市議会臨時会に当たりまして,通告に従い,質問をいたします。

 まず,議案10件でございます。市議会議案第93号,第94号,第95号,第96号,第97号,第98号,第99号,第100号,第101号,第102号,以上10件については,給与改定で内容は同一なので,下記事項を質問いたします。

 第1点は,人事院勧告の通達の意義と水戸市の行政指針について。

 人事院勧告により本議案が提案されたが,水戸市議会113年の歴史においても,一度も臨時議会で8カ月前にさかのぼり生活給である給与の一部を返還せよと強制没収したことはありません。平成15年度の給与改定試算表,要するに主事クラス29.04歳,平均でございますが,これは9万1,295円,係長クラスで42.02歳,18万円余,そして49歳の課長補佐クラスが21万2,000円余,48歳前後の副参事においては20万8,574円,また課長クラス55歳では23万1,000円余,部長クラスでは59歳の平均年齢でございますが27万5,000円余ということであります。今までは,12月議会の定例会で提案,議決され,翌年3月の差額支給で調整されていたと。今回はその差額もカットされ,1カ月にも満たない23日間で強行する。民間にあわせるということであるが,日本国じゅう例を聞いたことがない。民間が一度支払った給料を取り返した例を明示してくださいということでございます。

 これらにつきましては,過去を申し上げますが,5年間ずっと給料の引き下げをしておるわけでございます。特に,29歳の9万1,295円の内訳を見ますと,その中に通勤手当やその他も含まれておるわけでございます。特に,副参事クラスで申し上げれば,扶養手当や,それから管理職手当,また課長クラスにおきましても同等の引き下げがあるわけであります。そういう中で,特にですね,特別職の議員等も5年間で64万1,625円差し引かれているわけであります。今回は17万円余という形の引き下げをするわけでございますが,そういう中においても,こういうものが許されるのか,許されないのかというのは,第2点の不利益遡及についてであります。

 これは,日本国憲法第39条で不利益不遡及の原則があるが,最高裁判所の判例では,地方自治体が一度徴収した税,利用税等は,さかのぼって課税することは違法であるという判例があります。本件の場合も,1回支払った生活給である地方公務員の給与を8カ月前にさかのぼって取り立てる。相手の意思も確認せず,有無を言わさず,一方的に強制没収すること,すなわち賞与からの天引きであります。その賞与からの天引きという名のもとに決行することについての考え方を明確に答弁されたい。

 また,人事院の考え方も,憲法に触れる疑義があるから,地方自治体の独自性にゆだねるという話もあります。

 特に,公務員の給与改定等に当たりましては,憲法39条以上に,さかのぼって遡及というのは,労働対価であります,要するに働いた金を生活給として払っているわけですから,それは不利益不遡及の原則によりましてですね,多く差額があって払うのならばいいけれども,生活給で一生懸命働いたものをさかのぼって取り返すということは−−労働対価であります。労働対価というのは賃金でございます。後で明確にしてまいりますけれども,そういう中では,不利益変更禁止の原則もございます。要するに,これは民事訴訟法並びにこれに類する民法,今詳しく述べてまいりますが,使用者は労働者の同意を得ずして,その労働条件を労働者にとって不利益な内容に変更してはならないというのが不利益変更禁止の原則でございます。それから,法的には不利益変更禁止の中に,使用者は労働者の同意を得ずして,その労働条件を労働者にとって不利益な内容に変更してはならないという法的見解もあります。

 そういう中にありましては,この3番の賞与(ボーナス)について,生活給ではないのか。要するにボーナスは私は生活給と考えておりますが,水戸市の考え方はどうなのか。市の職員のボーナスは生活給であるから,ボーナス払いで生活設計をしているのがほとんどでございます。その中には,特に住宅ローン,マイカーローン,大学等教育費,養育費,この大金の出費はみんな賞与で,ボーナスで12月に払いますよと,それを見込んで予定を組んでいるわけであります。今までは12月議会に提案,議決して,3月の期末手当から天引きをすると。今までは3月で調整がございましたから,3カ月間の余裕があったわけです。12月の議会ですから,3月にもらえるのはそれに充てるよということでございますから,いざ仕方がなくそれを認めざるを得ないという感覚でおりますし,またそれなりに余裕がありますから,その穴埋めをする日時も余裕があったわけでありまして,もうボーナス払いで若い人らが9万1,000円ですよと,課長クラスで20万円,18万円クラスになりますと,大学や,それから子供の仕送りや,それから結婚やいろいろ家庭生活の中で支払い予定を決めておることでございますし,特に10万円以上の大金を払うことは,賞与払いだということで約束をしている。それが急遽1カ月も満たないで,今度はボーナスから差し引いちゃうよ,没収だよと。それはなぜかというと,今まで4月,5月,6月,またボーナスですよと,8カ月も前にさかのぼって払ったものは,どこへいっても生活費として使っちゃっているわけですよ。奥さんのところへ行って,これを急遽払えって,今日,議会で決まったから,12月10日に払わないと引かれっちゃうんだと,じゃ12月の支払いはどうするんだと,そういう場合も,職員にしてみれば,これは緊急ですよ。今まで12月の満額のボーナスを予定して支払い予定を組んでいるわけですよ。それを20万円だ30万円だ,若い人で10万円だ,そういう当てにしているお金が入らなかったら,サラ金でも借りに行くほかないでしょう。だから,そういう問題点を急遽こういうことをやっていいのかということなんです。

 第4点としてですね,地方公務員の差別扱いについてでありますが,本議案は,本年9月16日にですね,閣議決定いたしまして,9月12日付で県より知らせがあり,9月25日付の市町村第701号により,県総務部長から通達されました。その中でも,特に平成14年度の茨城県のラスパイレス指数は103.4であります。そして水戸市の14年度のラスパイレス指数は102.5,今回の提案は15年4月1日にさかのぼっておりますが,今,提案されますと101.9ということになるわけであります。

 地方公務員法の中に,県職員と市町村の格差が明示されているのかということで書いておきましたが,地方自治体,県を含めて県庁所在都市の水戸市の職員は,私は茨城県でナンバーワンでなければならないと思っているんです。県の行政というものは県道と保健所と警察関係しかありません。水戸市の事業というものは,住民にかかわる諸問題,生活のすべては,水戸市の職員が直接市民のニーズにこたえて,いろいろ問題を提起されながら,毎日一生懸命,命をかけて仕事をやっているんです。ですから,県庁の職員よりも水戸市の職員の方が,私は市民のために,市勢進展のために頑張っていると理解しております。ですから,そういう中でですね,県都・水戸がどうなんだと。県庁の職員と水戸市の職員では,そんなに地方公務員法,またそれに付随するもので差別を書いた法律があるのか。そういうのはないわけでありまして,もしもあるならば,県庁の職員よりも水戸市の職員の方が下だよと,市の職員の方が能力はないよというならば,そういう書いてある法律を示してください。

 そのラスパイレス指数の国の100ということですが,要するに全国的にもですね,100以下というのは3都市ぐらいしかないんです,全国でも。函館が99.1と越谷が99.7と奈良が98.7で,そのほかは全部100以上です。東京の町田市は105.5,福井市は103.6というふうに,寝屋川も103.3ということになっております。このラスパイレス指数の100というのは,本省の職員の平均はですね,事務次官クラスで2,432万9,000円,本省の局長で1,853万2,000円,本省の課長で1,117万4,000円,地方の課長で772万9,000円,40歳代の係長クラスで584万2,000円というふうにですね,本省クラスの年収というものはこのようになっておるわけであります。水戸市の年収からすれば,本省の職員の方が物すごい。これは改定したところですよ。改定しなければもっと,事務次官クラスで2,500万円余,本省局長で1,900万円,本省課長で1,100万円,地方の課長で790万円ですから約800万円,そういうふうに本省の給与というものは多くもらっているわけです。だから,ラスパイレス指数の100の算出基礎というのは,本省の年収がこれだけあるんですから,水戸市の地方公務員の給与よりもたくさんもらっているのに,なぜラスパイレス指数が100なのかという算出根拠,算出基礎というもののデータを教えていただきたいと,こう思っているわけです。

 続いて,将来の市職員の給与改定はいつまで続くのか。もう5年間,毎年毎年下げてきた。これからもどんどん下がっていく。それはどのようになっていくのかというのは,将来の生活設計を営むためには,住宅ローンでも10年払いなんていうのはなくて,20年,30年という長期にわたって生活設計をやる。それから,子供たちの将来の学校教育も,高校,大学,そしてまた,それなりの研究機関なり勉学に費やすためにはですね,それなりの親の支援,支えというものがあって,初めて優秀な子供ができていくわけでございますので,そういう面からも生活設計の予算を組まなければいけない。

 特に,ここに書いておきましたが,現在まで過去5年間の下げ幅の明示を書いておきました。トータルで49万3,000円であります。本年度は平均で15万9,000円と,今までにない大幅な引き下げであります。過去で50万円も,で,16年4月1日からも減らしますよという議案も今度は載っているわけであります。そうしますと,これから5年先,10年先は,自分の月給がどのぐらいになってしまうのかというのは,働いても働いても将来の見通しが立たないということでは,安定した生活を営むことはできないわけであります。そういう場合において,家庭の支えというものは,一生懸命働く給料のもとに将来の生活設計があると同時に,夢と希望があるわけであります。そういうものが今回のようにですね,大幅に値下げをされて,また来年も下げると。それが今までは12月の議会でやっておりましたが,11月に来年度の予算の議案を決めてしまうならば,3月の議会,年に4回の議会は要らないわけです。地方財政法,地方自治法においては,平成15年度の予算がどのぐらい余るか,どのぐらい税収が上がったかによって,16年度の予算を3月に組むわけであります。ですから3月議会というのは,年間当初予算を組むわけでございますから,その財政のバランスというものは,財政の収支によって,その年その年によって増減があるわけであります。ですから,みだりに今,来年度の予算を条例化するならば,議会なんていうものは要らないわけです。5年先までみんな条例をつくっちゃえばいいわけです。そうすると,その条例の範囲内で予算を組めばいいんですから。それはやってはいけないということは,社会経済の動向によりまして,地方自治体の財政収支のバランスというものが,その年その年で変わってくるわけであります。そういうことを考えますれば,今までやってきたのは,いつも12月の議会か3月でこういう条例案を変更してきたわけであります。今回はこのような問題点を含めてどうしておられるのかということであります。

 特にですね,予算の上げ幅,下げ幅というものは,平均しますともう平成15年は29万895円の下げ幅になるわけであります。だから,今まで5年間で49万3,000円,給与改定をトータルでやっているわけであります。

 そういう中で,6番の,先ほど申し上げておりましたが,賃金,労働対価,要するに給与,各種手当については,労働基準法,大別すると労働法に基づく関係法令により明記されております。法的解釈の相違点もありますが,判例には各種あります。行政を執行している現実の問題は,日本国憲法がすべてでありまして,これに基づいて執行されると解されております。特に,水戸市の労働対価に対する逐条解説を求めるものであります。

 不利益不遡及の原則からして,一度支払った賃金の返還,受給者の考え,分割払いの要望,困窮者の救済,貸付制度,無利子で長期返済等の考え方はあるのかどうか。要するに,対策はどうするのかということであります。

 賃金は,労働基準法第24条,そして第11条,国家公務員法62条,地公法24条,25条と,たくさん労働対価としての賃金の法律がございます。これはあくまでも労働対価でございますから,働いたものの賃金を返還させるということは,不利益不遡及の原則からしてやってはならないことになっております。もう4月,5月にもらった,6月にもらった,7月,8月は使っておるわけでございまして,またこれらにあわせましてですね,賃金は労働の対価とする伝統的法律の観点に対し,社会観点からもそういうことはやってはいけないというのは,その他に賃金の法的保護として,労働基準法の6条,職業安定法の32条,33条,同じく労働基準法の15条等々にも明記されているわけでございます。

 また,労働の特異性の傾向といたしましては,労働者は労働基準法,すなわち使用者の処遇にゆだねることによって対価,賃金を取得して生活するものであります。その関係においては,労働力というものを重視しなければならないという労働法の逐条解説もあるわけであります。

 そして,7番目のですね,水戸市の給料表はですね−−県都であり,県内では最高の財政規模であります。収入バランスを考えてもですね,地方自治法の自主性の考え方,地方分権においても独自性を明確にして,将来の基本的試算は県と同等にすべきと私は考えておりますが,市長の思考を明らかにしてくださいということで通告しておきました。要するに,県庁職員と水戸市の職員は同等であると。なぜならば,水戸市は県都・水戸市であります。今,将来におきまして,市長が言う50万都市構想の中では,昨日も茨城町で66%が水戸市との合併を希望という記事も載っております。そしてまた,これからひたちなか市との合併,そして内原町との合併,常北,七会,桂村の方との合併と,将来,大水戸市建設をするためには,水戸市に働く職員の立場を大切にしなくして,なぜ水戸市がよくなるのかと。個人で言えば,家族なくして夫はあり得ない。家族を大切にすることが家庭の平和と繁栄をもたらすことになると思っております。水戸市も同じであります。水戸市の職員を大切にして安定した生活ができなければ,職務に精励することはできないと思っております。

 ですから,私どもは,こういう職員のやることに対し真剣に取り組むことが−−議員の皆さんも家庭を大事にすると同じように,水戸市も大切にする。それと水戸市の職員を大切にすることが,水戸市の発展につながる。だから水戸市の職員を敵にしてはいけない。守って,味方にして,そして一生懸命水戸市の発展に貢献させることが,私は議員の役目だと,こう思っておりますが,その辺は議員の良識に訴える次第であります。

 続きまして,水戸市の施行日というものは,今回の議案は来年の4月1日に回すべきではないか。それはなぜかというと,今まで全国で,ここに書いておきましたが,100以上の自治体が,これは去年までに実行はしておりません。150以上の自治体で減額調整の一部しか,要するに人事院よりも少なくしています。都道府県別に分かれますと,都道府県が2つ,政令指定都市が5つ,市は53,町村189,計249の全国の自治体がこの問題を人事院勧告どおり施行していないわけであります。特に,県も2つ,それは兵庫県と広島県でございますが,市では広島とか佐賀,熊本,それから37の市町村において,そういう問題をですね,全部先送りしている。ですから,水戸市がこれを認めないとか実施しないと,人勧どおりやらないということは,全国的にこのようになっておるわけでございますので,先ほど申し上げましたとおりですね,人事院も憲法39条に触れるおそれがあるから,地方自治体の独自性に任せますよということをやっておるわけであります。ですから,全国でこのようにやっているのに,何で水戸市が職員いじめの給与カットをやるのか。

 払った生活給を今から8カ月さかのぼって給料を一部返せなんて,そんなのは法的に何ら認められないものであります。ましてや,今までは賞与である程度天引きしたから許されるということでも情状酌量の余地はありましたが,今回は生活給である給料を一部返せと,お前が返せなければ12月のボーナスで天引きだと,あと23日しかないのに。そういう当てにしていたものを,1回払ったものを強制没収するということはいかがなものか。そういうのを世の中どこでもやれるならば,まじめに働く人がばかを見る。そして,特に今回の人勧は民間と同じですよと。民間でこういうことをやった企業はどこにあるんだ。じゃ,やめた人はどうやって取り返すんだ。そういう生活給というものを,不利益不遡及の原則からしたって,常識から考えても,こういうのは筋が通る話ではないと思うんですよ。

 もう8カ月前,7カ月前,6カ月前に支払った給料,それも労働対価,一生懸命働いて残業もやってまじめにやった人,それを取り返すなんていう,こういう法律は,全国でも200以上の市がやっているんですから,そうじゃなくして,余裕を与えて,一人一人にはみんな当てにしたボーナスの考え方があると思うんですよ。まして若い人で10万円,課長クラスで20万円,部長クラスで37万円ね,そういう大きなお金というのは,もうみんなボーナス払いで当てにしているんですよ。これを今回カットしたらば,そのお金をどうやって穴埋めするんですか。市長やみんなお金持ちはいいですよ。けれども一般の職員,そういう者は全部当てにしているんだから。働いたものを,生活給で払ったものを,それを一気に取り返すという,そういう余裕も,相手の意見も有無を言わさず,一刀両断に没収するということはいかがなものかと,この点を明確に答えていただきたい。

 以上で,第1回の質問は終わります。



○議長(小圷和男君) 総務部長,猿田雄也君。

     〔総務部長 猿田雄也君登壇〕



◎総務部長(猿田雄也君) 福島議員の議案質疑についてお答えいたします。

 人事院勧告につきましては,官民給与の精確な比較をもとに給与勧告を行うことにより,労働基本権制約の代償措置として,公務員に対し社会一般の情勢に対応した適正な給与を確保する機能としてあるものでございます。

 本市の給与改定につきましては,これまでも国家公務員の給与改定に準じて職員等の給与改定の措置を講じてきたところであり,本年度におきましても,給料,扶養手当及び期末手当の引き下げ等について同様の措置をとるものでございます。

 お尋ねの民間における給料の返還例については聞いたことはございませんが,本年12月期の期末手当で行う調整措置につきましては,不利益不遡及の原則を踏まえ,改正条例の施行日以後に支給する期末手当で,年間における民間給与との較差相当分を解消することが情勢適応の原則にかなうものであるとの観点から行うものでございます。

 本臨時議会に本案を御提案させていただいたことにつきましては,本年度から3月期の期末手当がなくなったことによりまして,12月期の期末手当において支給率の引き下げと所要の調整措置を行う必要が生じたことによるものでありますので,御理解をいただきたいと思います。

 次に,今回の調整措置につきましては,年間における官民の給与を均衡させるために,国と同様,不利益不遡及の原則を踏まえ,条例の施行後に支給される12月期の期末手当の額を調整させていただくものであります。

 期末手当につきましては,民間における賞与等の特別給に見合う手当として支給されるもので,生計費が一時的に増大する盆と暮れを中心に,その生計費を補充する生活補給金としての性格を有する給与であると考えております。

 なお,民間企業の給与水準は,厳しい経営環境を反映して,ここ数年連続して年間支給月数が対前年比でマイナスになるという状況が続いておりますので,民間準拠を基本とする人事院勧告におきましても,公務員の期末手当について引き下げの勧告となったものでございます。

 次に,県や市の職員の給与水準についてでありますが,地方公務員の給与は,地方公務員法第24条第3項に,「職員の給与は,生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定められなければならない」と定められております。

 したがいまして,地方公務員の給与につきましては,民間給与及び生計費を考慮した人事院勧告に基づく国の制度に準ずることが,結果において地方公務員法第24条の規定の趣旨に最も適合することになると考えられているところでありますので,御理解をいただきたいと思います。

 次に,職員の年間給与につきましては,議員御指摘のとおり,5年連続の引き下げという厳しい内容であることは十分認識してございます。5年先,10年先の給与の見通しにつきましては,将来の経済見通しの判断が難しいことから明確に申し上げられませんが,公務員の本質,法規定の趣旨からも,今後も経済状況や雇用情勢に応じた民間給与を適正に反映した給与になるものと考えております。

 次に,賃金,労働対価についてでありますが,例月支給される給料は正規の勤務時間の勤務に対する報酬であり,給与の中心を占めるものであります。また,この給料を補完する給与として,期末手当等の諸手当の制度が設けられております。

 したがいまして,本年度の官民給与較差相当分解消のための弾力的な調整を行う場合には,給料で調整をするよりも臨時的な生活補給金である期末手当で調整を行うことが適当であると考えられております。

 なお,貸し付けにつきましては,水戸市職員福利共済会や茨城県市町村職員共済組合におきまして,各種貸付事業が制度化されているところでございます。

 次に,本市の給与を県と同等にすべきとの御質問でございますが,人事院勧告に基づく国家公務員の制度に準ずることが地方公務員法に定められた均衡の原則にかなうものであると考えております。

 次に,本議案の施行日につきましては,国においては人事院勧告に基づく改定を本年11月1日施行で行ったこと,他の地方公共団体が本年12月1日施行で改定を行う予定であることから,本市におきましても,本年12月1日からの施行としてまいりたいと考えております。

 厳しい経済・雇用情勢等を反映して決定される民間給与に準拠していくことが,市民にもその理解と納得を得られる方法であると考えられるところでありますので,御理解をいただきたいと思います。



○議長(小圷和男君) 33番,福島辰三君。

     〔33番 福島辰三君登壇〕



◆33番(福島辰三君) 再質問というのではなくて要望にとどめますが,要するに経済は不況と言われておりますが,トヨタなどは史上最大の売り上げと,企業努力をしてるところもあります。地方自治も同じだと思うんです。水戸市と不交付団体,また財政硬直化している赤字団体,それもみんな一緒なのかと。要するに地方自治というものは,全部各市町村違います。それも県なんていうのは水戸市よりも借金が多くて,経済内容,財政指数が悪いです。それと同時に企業努力,民間でやっておりますが,水戸市もそういう考えをしてはどうか。

 要するに,簡単に言えば,たばこ税が去年は18億5,000万円が今年は19億4,500万円だと。そういうので穴埋め,当てにしないお金で穴埋めすればいいんじゃないか。それから,下水道部と水道部を一緒にすれば,せっかく下水道で掘削をして排水管を埋設して,その後すぐまた水道部が掘って,掘削料,埋め戻し料,路面復旧費,そういうものを払っておるわけであります。昭和55年当時から,日立市は下水道部と水道部を一緒にしているわけです。そういう市の財政の持ち出しの部分をですね,国補事業の中で1回公共下水道で穴を掘っていれば,そこへ水道部が立ち会って,老朽管を布設替えする,掘り返しをする。そうすると現場監督は1人でいいし,設計図面も要りませんし,現場を見て布設替えをすれば何ら問題はない。そういうところでやれば,入札差金や設計料,掘削料,埋め戻し料,路面復旧費,そういうものを踏まえれば,二,三億円の金はすぐ余ってしまう。それから,行革の中では,外郭団体等の統合をすればいい。例えば観光協会があそこの貸しビルに入っていて,年間800万円も家賃を払う。また水戸市の商業・駐車場公社も民間のを借りて家賃を高額に払っている。そういう現在の不必要なものの行革,そして企業努力というものを水戸市が取り組めば,こういう問題は延期しても,やらずしても,財源の生み出しはできるわけであります。

 今回の金額は,今まで以上に非常に高い金額を減額するわけでございますので,この厳しい財政事情は理解できますけれども,職員を安定させて一生懸命やらせる努力をすれば,そのぐらいのお金はすぐ生み出せると私は思っております。

 どうか,加藤市長になって,一番厳しい時代かもしれませんが,そういう市独自の財政運営に当たっての企業努力を,そしてむだを省いて有効な投資を図るという財源の生み出し方を考えることをですね,強く要望して,質問は終わります。



○議長(小圷和男君) 20番,中庭次男君。

     〔20番 中庭次男君登壇〕(拍手)



◆20番(中庭次男君) 日本共産党の中庭次男でございます。通告に従い,議案第93号,94号,95号,96号,97号,98号,99号,100号,101号,102号の10件について議案質疑を行います。これらの議案は,いずれも水戸市職員,水道部職員の給与の引き下げであります。

 質問の第1は,今回の給与及び期末手当の引き下げの内容についてであります。

 水戸市は,今回で5年連続の給与の引き下げを行います。昨年度は15万3,000円の引き下げでありました。今年度はこれをさらに上回るものであります。今年度の引き下げの内訳として,月額給料で何%,月額手当で何カ月分なのか,お伺いいたします。

 第2に,今回の給与引き下げによる減額は幾らなのか,お伺いいたします。

 期末手当で幾ら,給料で幾ら,合計で幾らなのかであります。また,4月にさかのぼって給料が引き下げられます。その額は幾らなのか,答弁を求めるものであります。

 第3に,11月に臨時議会を開いてまで給与減額を行う理由について質問いたします。

 これまでは12月の定例市議会で給与改定の議案が出されておりました。

 第4に,人事院勧告によって,水戸市は5年連続して給与の引き下げを行います。過去5年間の減額及び累計額は幾らなのか,質問いたします。

 第5に,4月にさかのぼって給料を引き下げることは,憲法第39条の不利益不遡及の原則,また1996年3月26日の最高裁で確定された判決にも反するものであります。憲法第39条では,「何人も,実行の時に適法であった行為又は既に無罪とされた行為については,刑事上の責任を問はれない」と遡及を厳しく禁じております。また,最高裁の判決では,具体的に発生した賃金請求権を事後に締結された労働協約や事後に変更された就業規則により変更することは許されないと述べております。すなわち,一たん支給された賃金をその後の労働協約によってさかのぼって減額することはできないと最高裁の判決が確定しているのであります。さかのぼって減額することは憲法違反であり,違法であります。したがって,4月にさかのぼって減額することは撤回すべきではないでしょうか。

 第6に,戦後最悪の不況で暮らしが大変になっているとき,期末手当や給料の引き下げは生活を一層困難にするものであり,住宅ローンが支払えないなどの声が寄せられております。さらに,公務員の給与の引き下げは民間労働者の引き下げに連動するものであり,労働者全体の賃下げにつながるものであります。また,国民総生産の6割を占める個人消費を引き下げることにより,戦後最悪の不況を一層ひどくするものであります。

 以上で,第1回の質問を終わります。答弁によっては再質問をさせていただきます。



○議長(小圷和男君) 総務部長,猿田雄也君。

     〔総務部長 猿田雄也君登壇〕



◎総務部長(猿田雄也君) 中庭議員の議案質疑についてお答えいたします。

 まず,今年度の給与改定につきましては,これまでと同様に人事院勧告に基づく国の給与改定に準じて改定を行うものでありまして,給料,扶養手当及び期末手当の引き下げ等の措置をとるものであります。給料については平均1.1%,期末手当については0.25月分の引き下げとなります。

 次に,臨時議会を開催する理由についてでありますが,本年度から3月期の期末手当がなくなり,12月期の期末手当において支給率の引き下げと官民較差相当分の調整措置を行う必要があり,その基準日である12月1日前に条例を改正し公布するため,本臨時議会の開催をお願いしたものであります。

 次に,今回の給与改定による影響額につきましては,1人当たり給料が約1万4,000円,扶養手当が約1,000円,官民較差相当分の調整額約4万1,000円を含む期末手当が約14万4,000円で,合計約15万9,000円の引き下げとなります。

 また,過去4年間の影響額につきましては,平成11年度が約9万6,000円,平成12年度が約7万円,平成13年度が約1万5,000円,平成14年度が約15万3,000円であり,本年度分を含めた影響額の合計では約49万3,000円となります。

 次に,今回の調整措置につきましては,年間における官民の給与を均衡させるために,国と同様,不利益不遡及の原則を踏まえ,条例の施行後に支給される12月期の期末手当の額を調整させていただくものであります。

 次に,今回の給与改定が民間給与の引き下げにつながるのではないかとの御質問でございますが,民間給与及び生計費を考慮した人事院勧告に基づく国の給与改定に準じて本市の給与改定を行うことが,地方公務員法の趣旨に適合し,市民の理解と納得を得られるものであると考えてございますので,御理解いただきたいと思います。



○議長(小圷和男君) 20番,中庭次男君。

     〔20番 中庭次男君登壇〕



◆20番(中庭次男君) 再質問をさせていただきます。

 先ほどの答弁では,今年度の減額は市職員1人当たり15万9,000円に上ることが明らかにされました。これを計算しますと,この引き下げによる総額は,市職員と水道部の職員の合計で3億3,448万円に上るものであります。また,先ほどの答弁の中で,4月にさかのぼって減額する分は,市職員1人当たり4万1,000円に上るということでありました。また,この5年間での減額は49万3,000円であり,大変な金額であります。そして,先ほどの答弁の中では答えませんでしたので,再度質問させていただきますけれども,この5年間の減額の累積額について答弁がありませんでした。私の試算では127万円になりますが,これほどの大きな減額,このような給与の減額は暮らしを一層深刻にするものであります。

 そこで,質問の第1は,先ほどの答弁の中で抜けていた5年間の減額の累積額は幾らなのか。私が127万円と試算いたしましたけれども,どうなのか,お答えいただきたいと思います。

 127万円というお金は,これは3カ月,4カ月にも匹敵するような減額でありまして,このような減額はすべきではありません。

 第2の質問は,期末手当は生活給であり,減額をすべきではありません。

 先ほどの答弁でも,12月の期末手当で10万円以上減額するということであります。そうなれば,この期末手当を見込んで住宅ローンの支払いや,あるいは子供の教育費の支払い,その他の支払いを生活設計しているわけでありますが,これらの支払いに困難をもたらすものであります。

 第3の質問は,賃金がさかのぼって減額されることは憲法違反であり,違法であります。これは先ほども私が主張いたしました。これをさかのぼって減額されることが認められれば,公務員の賃金は常に過払いの状況となって,賃金を安心して使えない,いつ払い戻されるかわからないということになります。人事院勧告の4月にさかのぼって減額することは,憲法違反であり,違法であります。したがって,水戸市はこれに従うべきではありません。不利益不遡及の原則を水戸市はしっかり守り,給与の減額を撤回する意思はないのか,お伺いいたします。

 第4に,公務員の賃下げは,多くの労働者や国民に影響を与えるものであります。民間労働者の賃金引き下げ,これによる公務員の賃金引き下げなど,賃金引き下げの悪循環に陥るものであります。また,水戸市の人件費を含んだ水戸市の補助金の減額にも影響いたします。さらに,年金や恩給などの引き下げ,生活保護費の引き下げなど,所得の低い人々の暮らしを一層困難にするものであり,賃下げの撤回を求めますが,見解をお伺いいたしまして,議案質疑を終わります。



○議長(小圷和男君) 総務部長,猿田雄也君。

     〔総務部長 猿田雄也君登壇〕



◎総務部長(猿田雄也君) 中庭議員の再度の御質問にお答えいたします。

 まず,5年間の累積額でございますが,5年前の減収額を5倍,4年前について4倍ということで計算をいたしますと,議員御指摘のとおり127万円になります。

 次に,期末手当による調整措置につきましては,国と同様,不利益不遡及の原則を踏まえ,条例の施行後に支給される12月の期末手当の額を調整するものであり,このことにより年間における官民の給与の均衡が図られ,市民の理解と納得が得られるものであると考えてございます。

 次に,給与の引き下げについてでございますが,民間給与及び生計費を考慮した人事院勧告に基づく国の給与改定に準じて本市の給与改定を行うことが,地方公務員法の趣旨に適合するものであると考えております。

 次に,遡及の問題でございますが,この調整措置につきましては,給与の改正条例の施行を公布の日以降とした上で,年間における官民の給与を均衡させるために,改正条例の施行後に支給される給与である12月期の期末手当の額を将来に向かって調整するためのものでございまして,過去の法関係自体を変更するものではありませんので,不利益不遡及の原則には反しないものとされております。

 以上でございます。



○議長(小圷和男君) 11番,波多昭治君。

     〔11番 波多昭治君登壇〕(拍手)



◆11番(波多昭治君) 社会民主党の波多昭治です。通告に従って,議案質疑を行ってまいります。

 議案第93号について議案質疑を行います。執行部の誠意ある御答弁をお願いするところでございます。

 私は,昨年も賃金の減額条例について違法であることを主張しました。全国では100を超える自治体で減額条例をつくりませんでした。県内でも大洋村では減額しませんでした。

 人事院勧告は国家公務員を対象とするものであります。そして,人事委員会勧告というのがありまして,これは県あるいは政令指定都市はつくることを義務づけられているんです。その人事委員会の勧告は,県,政令指定都市を対象とするものであり,その勧告はその他の市町村を拘束するものではないのであります。したがって,人事院勧告が出たからうちは下げるとか,そういうことはできないわけでございまして,その他の市町村は職員団体との交渉で決めることは法の建前となっているのでございます。

 今回,議案第93号が提案されたということは,職員団体と合意に達し,提案されていると思うわけでありますが,この条例には大変に問題がございます。

 先ほどから皆さんが言われているとおり,問題の第1点は,この条例が減額条例となっているということでございます。条例そのものは,15年12月1日施行となっておりますけれども,附則で減額調整することになっています。すなわち,12月1日から給与そのものを減額し,そして4月から11月までの月給の部分で払い過ぎたということで,12月のボーナスで調整をすると,こういう構成になっているわけでございまして,ある意味では,従来のやり方よりは,より巧妙な確信犯的なやり方であります。

 公務員が賃金をさかのぼって減額される場合は一つだけあります。どういうケースかと言いますと,犯罪の場合です。犯罪を犯した人に対しては,例えば,払った退職金だって没収することができる。犯罪をやらない限り,そういうことはできないというのが公務員の賃金の原則なんです。

 何人も実行のとき適法だった行為によって責任を問われないというのが近代法が到達した大原則,すなわち罪刑法定主義の原則です。日本国憲法もこの原則を39条で宣言をしております。不利益不遡及の原則は,まさに罪刑法定主義という近代法の到達した大原則から派生する原則です。私は,この条例がまさにこの原則に違反している違法な条例ではないかと考えていますけれども,いかがでしょうか。

 質問の第2点は,過去にさかのぼって住民に不利益を与えるような条例が水戸市につくられることはあるのでしょうか。

 どんなに不公平であっても,後から条例をつくって調整することはできないのです。こういう条例がつくれると考える市役所の法感覚自体が問題です。公務員失格だと思います。公務員賃金が与える社会的影響についてどのようにお考えになっているのでしょうか。

 長引く不況の中で,どこの職場でも賃下げが横行していることは御案内のとおりですが,まさに今,公務員が法律ではできないと思われるやり方で減額することによって,市役所もやっているんだからおらんちも減らしてもらいますよと,こういうことになるんではないでしょうか。そういう意味では,極めて社会的に大きな影響を与える,こういうことを考えているわけでございまして,こういう条例が今−−長引く不況はまさに需要が喚起されない,そういったことによって長引いているんだと,こう言われているわけでございまして,景気対策上からもまずい,やるべきではない,こういうふうに考えているわけでございまして,特に過去にさかのぼって減額をするなどということはできないわけでございまして,将来にわたって減額をするということについては,中身については職員団体と十分お話し合いを行い,合意に達せられたことについては尊重するという立場ではありますけれども,こういう条例をつくって減額すべきではない,こういうことを強く訴えて,考え直す考えはないのか,こういう点について質問をいたしたいと思います。

 以上をもちまして,第1回目の質問を終わりますけれども,公務員の皆さんの法感覚がまさに問われている問題ですので,きちっとした答弁をいただきたい,こういうふうに思っているところでございます。



○議長(小圷和男君) 総務部長,猿田雄也君。

     〔総務部長 猿田雄也君登壇〕



◎総務部長(猿田雄也君) 波多議員の議案質疑についてお答えいたします。

 まず,不利益不遡及の原則に反し違法ではないかとの御質問でございますが,今回の調整措置につきましては,年間における官民の給与を均衡させるために,条例の施行後に支給される12月期の期末手当の額を調整させていただくもので,国と同様,不利益不遡及の原則を踏まえたものであり,適法であるとの認識でございます。

 また,住民に不利益を与える条例をさかのぼってつくった例につきましては,ないものと認識してございます。

 次に,公務員賃金の社会的影響についての御質問でございますが,民間給与及び生計費を考慮した人事院勧告に基づく国の給与改定に準じて本市の給与改定を行うことが,地方公務員法の趣旨に適合し,市民の理解と納得が得られるものと考えております。

 また,給与改定の方法につきまして,公務員給与の民間給与水準への均衡の時点が民間給与水準時点からはおくれることにつきましては,4月時点での調整の結果に基づく人事院勧告制度に基づく給与改定方法としてはやむを得ないものと受けとめております。しかしながら,現在の人事院勧告制度が,年間における民間給与との較差相当分を解消するものであり,法で定める情勢適応の原則にもかなうものでありますので,御理解をいただきたいと思います。



○議長(小圷和男君) 11番,波多昭治君。

     〔11番 波多昭治君登壇〕



◆11番(波多昭治君) 情勢適応の原則があるのでいいんだと,こういう御答弁のようですけれども,情勢適応の原則とか,あるいは均衡の原則というのは憲法上の原則ではありませんからね。言ってみれば,不均衡になっているから大体調整したらよかっぺという程度の原則が情勢適応の原則なんです。それは憲法の原則でもないし,法律をつくる人は絶対やってはいけない,そういうことについて質問をしているのであって,そして公務員賃金がある意味では1年おくれになるのはやむを得ないわけです。去年の賃金を調査して,勧告は8月に出されて,それで12月に過去の精算をするという今までの中身から言っても,例えば民間の賃金が上がっても,今年は景気よくなったから上がりましたよと,しかし,それが反映できるのは来年の勧告でしかないわけです。上げる場合も1年,2年たたないと上げていただけないと。下げる場合はさっさと12月で下げちゃう。そういうことはできないというのが公務員の賃金のシステムなんです。

 だから,そういうものを踏まえて,憲法にも違反するようなやり方でもって減額することが問題だと言っているのであって,中身について文句を言っているわけではないんです。組合と合意に達しているわけですから,それはいいですけれども,そういうやり方でやってはいけない。それは住民にとっても極めて大きな問題なわけです。まずい点ができたから,じゃ,さかのぼってやっちゃおうと,こういうことはできないということを申し上げているのであって,考え直すべきだ。将来にわたっての減額については十分話し合った中身なんですから,12月1日からやるということに関しては了解です。しかし,12月10日で調整する,それを引くなんていうことはできないんです。こういうことを申し上げて,質問を終わります。



○議長(小圷和男君) 総務部長,猿田雄也君。

     〔総務部長 猿田雄也君登壇〕



◎総務部長(猿田雄也君) 波多議員の再度の御質問にお答えいたします。

 職員の給与につきましては,職員の経済的な権利であり,また職員の勤労者としての権利の基本をなすと同時に,実質的な使用者とも言える住民にとっても重大な意味を持っているものでございます。

 そういうことで,地方公務員法におきましても,それが社会一般の情勢に常に適応したものであることが法において求められているところでございますので,御理解をいただきたいと思います。



○議長(小圷和男君) 以上で,議案質疑は終わりました。

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△議案付託



○議長(小圷和男君) それでは,ただいま上程の議案第93号=ないし=第102号,報告第42号=ないし=第46号,以上15件については,お手元に配付してあります議案審査分担表のとおり,それぞれ所管の各常任委員会に付託します。

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                議案審査分担表

                     (平成15年第2回水戸市議会臨時会)



委員会名
審査区分


総務環境委員会
議案第93号,議案第94号(ただし,別表中歳出中第3款,第4款中文教福祉委員会所管分,第5款,第6款,第7款,第8款,第9款及び第10款を除く),議案第97号,議案第99号,報告第42号,報告第44号,報告第46号


文教福祉委員会
議案第94号中別表中歳出中第3款,第4款中文教福祉委員会所管分,第9款及び第10款,議案第95号,議案第101号,報告第43号,報告第45号


産業水道委員会
議案第94号中別表中歳出中第5款,第6款及び第7款,議案第98号,議案第100号,議案第102号


都市建設委員会
議案第94号中別表中歳出中第8款,議案第96号



        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(小圷和男君) それでは,委員会の付託議案審査のため,暫時休憩します。

          午後2時12分 休憩

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

          午後4時29分 再開



○議長(小圷和男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△会議時間の延長について



○議長(小圷和男君) 本日の会議時間は,議事の都合により,あらかじめこれを延長します。

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(小圷和男君) 暫時休憩します。

          午後4時30分 休憩

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

          午後7時30分 再開



○議長(小圷和男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 それでは,さきの本会議において関係各常任委員会に付託しました議案等について,各委員長からそれぞれ委員会の審査の経過並びに結果について御報告を願うことにします。

 まず最初に,都市建設委員長の報告を願います。

 20番,中庭次男君。

     〔都市建設委員長 中庭次男君登壇〕



◆都市建設委員長(中庭次男君) 

                審査決定報告書

                              都市建設委員会

 平成15年第2回水戸市議会臨時会において当委員会に付託されました議案第94号ほか1件の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。

 これらの案件については,本日,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。

 以下,審査の概要を申し上げますと,

 議案第94号 平成15年度水戸市一般会計補正予算(第11号)中別表中歳出中第8款(土木費)

 議案第96号 平成15年度水戸市下水道事業会計補正予算(第1号)

 これらの案件については,給与改定等に伴う予算の補正措置を講じるものでありますが,補正の内容,減額補正した予算の執行方法等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「今後とも厳しい経済状況が予想されるため,一層の行財政改革を基本に予算執行に当たられたい」等の意見が出されました。

 この後,採決の結果,いずれも賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。

                   記

議案第94号中別表中歳出中第8款,議案第96号

 以上,原案を認める。

上記のとおり報告する。

 平成15年11月17日

水戸市議会議長 小圷和男殿

                              都市建設委員会

                              委員長 中庭次男



○議長(小圷和男君) 次に,産業水道委員長の報告を願います。

 25番,内藤丈男君。

     〔産業水道委員長 内藤丈男君登壇〕



◆産業水道委員長(内藤丈男君) 

                審査決定報告書

                              産業水道委員会

 平成15年第2回水戸市議会臨時会において当委員会に付託されました議案第94号ほか3件の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。

 これらの案件については,本日,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。

 以下,審査の概要を申し上げますと,

1 議案第94号 平成15年度水戸市一般会計補正予算(第11号)中別表中歳出中第5款(労働費),第6款(農林水産業費)及び第7款(商工費)

2 議案第98号 平成15年度水戸市公設地方卸売市場事業会計補正予算(第1号)

3 議案第100号 平成15年度水戸市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)

4 議案第102号 平成15年度水戸市水道事業会計補正予算(第1号)

 これらの案件については,給与改定等に伴う予算の補正措置を講じるものでありますが,1人当たりの引き下げ額,平成11年度からの減額の累計等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「今回の減額により職員の士気の低下が懸念されるが,引き続き市民福祉の向上に努められたい」等の意見が出されました。

 この後,一括採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。

                   記

議案第94号中別表中歳出中第5款,第6款及び第7款,議案第98号,議案第100号,議案第102号

 以上,原案を認める。

上記のとおり報告する。

 平成15年11月17日

水戸市議会議長 小圷和男殿

                              産業水道委員会

                              委員長 内藤丈男



○議長(小圷和男君) 次に,文教福祉委員長の報告を願います。

 11番,波多昭治君。

     〔文教福祉委員長 波多昭治君登壇〕



◆文教福祉委員長(波多昭治君) 

                審査決定報告書

                              文教福祉委員会

 平成15年第2回水戸市議会臨時会において当委員会に付託されました議案第94号ほか4件の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。

 これらの案件については,本日,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。

 以下,審査の概要を申し上げますと,

1 議案第94号 平成15年度水戸市一般会計補正予算(第11号)中別表中歳出中第3款(民生費),第4款(衛生費)中文教福祉委員会所管分,第9款(消防費)及び第10款(教育費)

 本案については,第3款民生費で,酒門老人ホームにおける管理運営費の増額理由等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「本案は,人事院勧告に基づく給与改定等に伴う予算の補正措置を講じるものであり,職員にとっては痛みを伴うものであるが,制度の趣旨を踏まえ,今まで同様,職務に専念されるよう努められたい」等の意見が出されました。

 この後,採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。

 以上のほか,議案第95号 平成15年度水戸市国民健康保険会計補正予算(第2号),議案第101号 平成15年度水戸市介護保険会計補正予算(第1号)についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,いずれも賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。

 そのほか,報告第43号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて),報告第45号 専決処分について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,いずれも全会一致をもって,承認すべきものと決定いたしました。

                   記

議案第94号中別表中歳出中第3款,第4款中文教福祉委員会所管分,第9款及び第10款,議案第95号,議案第101号

 以上,原案を認める。

報告第43号,報告第45号

 以上,承認する。

上記のとおり報告する。

 平成15年11月17日

水戸市議会議長 小圷和男殿

                              文教福祉委員会

                              委員長 波多昭治



○議長(小圷和男君) 次に,総務環境委員長の報告を願います。

 23番,田山知賀子君。

     〔総務環境委員長 田山知賀子君登壇〕



◆総務環境委員長(田山知賀子君) 

                審査決定報告書

                              総務環境委員会

 平成15年第2回水戸市議会臨時会において当委員会に付託されました議案第93号ほか6件の審査の経過並びに結果について,水戸市議会会議規則第101条の規定に基づき報告します。

 これらの案件については,本日,委員会を開催し,慎重に審査を行いましたが,その結果は下記のとおりであります。

 以下,審査の概要を申し上げますと,

1 議案第93号 水戸市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例

 議案第94号 平成15年度水戸市一般会計補正予算(第11号)(ただし,別表中歳出中第3款,第4款中文教福祉委員会所管分,第5款,第6款,第7款,第8款,第9款及び第10款を除く)

 議案第97号 平成15年度水戸市墓地公園事業会計補正予算(第1号)

 議案第99号 平成15年度水戸市市民会館事業会計補正予算(第1号)

 これらの案件については,扶養手当,通勤手当の年間減少額の見通し,給与減少分を減債基金へ積み立てる理由等について,種々質疑応答を重ねた後,委員から,「給与減少分は,今後,他の基金への積み立てなどを考慮し,市民福祉向上のための使い方を検討されたい」,「職員の意欲向上のため,来年の給与が人事院勧告で上昇ベースの際には,それに合わせるよう努められたい」等の意見が出されました。

 この後,一括採決の結果,賛成多数をもって,原案を可決すべきものと決定いたしました。

 なお,これらの案件については,少数意見の留保がありました。

 以上のほか,報告第42号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第8号))についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,賛成多数をもって,承認すべきものと決定いたしました。

 このほか,報告第44号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第9号)),報告第46号 専決処分について(平成15年度水戸市一般会計補正予算(第10号))についても,種々質疑応答を重ねた後,採決の結果,いずれも全会一致をもって,承認すべきものと決定いたしました。

                   記

議案第93号,議案第94号(ただし,別表中歳出中第3款,第4款中文教福祉委員会所管分,第5款,第6款,第7款,第8款,第9款及び第10款を除く),議案第97号,議案第99号

 以上,原案を認める

報告第42号,報告第44号,報告第46号

 以上,承認する。

上記のとおり報告する。

 平成15年11月17日

水戸市議会議長 小圷和男殿

                              総務環境委員会

                              委員長 田山知賀子

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△少数意見の報告



○議長(小圷和男君) 以上で,各委員長の報告は終わりました。

 この際,少数意見の報告がありますので,これを許します。

 33番,福島辰三君。

     〔33番 福島辰三君登壇〕



◆33番(福島辰三君) 

                            平成15年11月17日

水戸市議会議長 小圷和男殿

                              総務環境委員会

                              委員 福島辰三

                              賛成者 玉造順一

                少数意見報告書

 本日の総務環境委員会において,留保した少数意見を水戸市議会会議規則第99条第2項の規定に基づき下記のとおり報告します。

                   記

1 案件

 議案第93号 水戸市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例

 議案第94号 平成15年度水戸市一般会計補正予算(第11号)(ただし,別表中歳出中第3款,第4款中文教福祉委員会所管分,第5款,第6款,第7款,第8款,第9款及び第10款を除く)

 議案第97号 平成15年度水戸市墓地公園事業会計補正予算(第1号)

 議案第99号 平成15年度水戸市市民会館事業会計補正予算(第1号)

2 理由

 議案第93号

 (1) 憲法第39条に係る不利益不遡及の原則により,8カ月前までさかのぼり生活費である職員給与の一部を返還させることは違法である。

 (2) 3億8,300万円余の返還金額を,減債基金に3億4,300万円を充当することだが,市民生活に不可欠な生活環境に充当すべきである。

 (3) 労働基準法,地方公務員法ほかの法的根拠から見ても,県と同一給与とすべきである。

 (4) 地方公務員法第25条第2項に定められた直接全額払いに反した賃金からの調整的相殺は違法であり,認められない。

 議案第94号,議案第97号及び議案第99号

  議案第93号に係る歳入予算であるため。

 以上の理由により,議案第93号,議案第94号,議案第97号及び議案第99号に反対する少数意見として,留保したことを報告します。

        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(小圷和男君) 以上で,少数意見の報告は終わりました。

 この際,討論の通告がありますので,これを許します。

 19番,岩清水昌子君。

     〔19番 岩清水昌子君登壇〕(拍手)



◆19番(岩清水昌子君) 日本共産党の岩清水昌子です。日本共産党を代表いたしまして反対討論を行います。

 今臨時議会に提案されました議案第93号,94号,95号,96号,97号,98号,99号,100号,101号,102号,報告第42号の11件について反対いたします。

 議案第93号から第102号までの10件は,水戸市職員の給料及び期末手当の引き下げであり,反対です。

 今回の引き下げは,給料1.1%,期末手当0.25カ月分及び扶養手当の減額です。これによる職員1人当たりの減額は,年間15万9,000円と過去最大であります。水戸市では,1999年から5年連続で引き下げが行われ,5年間の減額分は49万3,000円,その累計額は,職員1人当たり127万円にも上ります。

 今回,4月にさかのぼって給料を減額することは,憲法第39条の不利益不遡及の原則に違反するものであり,労働協約によって一たん支払われた賃金を減額することは許されないとの最高裁判決にも反する違法なものであります。

 企業が賃下げを進めている中で公務員の賃下げが実施されると,さらに民間労働者の賃下げが一層進められ,際限のない賃下げの悪循環が繰り返されることは明らかであります。

 医療費や介護保険料の値上げ,年金の削減,所得税の配偶者特別控除の廃止など,国民負担の増大が行われているもとで,給料及び期末手当の大幅な減額は消費を冷え込ませます。国民総生産の6割を占める国民消費が冷え込み,不況を一層深刻化させることになります。

 また,公務員の給料及び期末手当の引き下げは,年金や失業保険の給付カット,生活保護基準の切り下げに連動し,これに生活費を頼らざるを得ない人たちに大変な困難を強いるものであります。さらには,各種補助金の人件費単価の引き下げなどもあわせれば膨大な影響となります。

 報告第42号は,内原町との合併準備に伴う関係経費の補正であり,反対です。

 合併は水戸市の将来に大きな影響を及ぼすものであるにもかかわらず,合併によるメリット,デメリット等の情報が市民に十分に提供されないまま法定協議会が設置され,議論が進められていることは,市民不在で合併を進めるものであります。また,内原町の町民にとっては,合併は役場の廃止,町立幼稚園の給食や送迎バスの廃止,国保税,保育料の値上げなど,住民サービスの低下と負担増をもたらすものであります。内原町との合併には反対であります。

 以上で,反対討論を終わります。



○議長(小圷和男君) 32番,松本勝久君。

     〔32番 松本勝久君登壇〕(拍手)



◆32番(松本勝久君) 葵政友会を代表いたしまして,賛成の立場から討論を行います。

 私は,本臨時市議会に提案されました給与改定関係議案全部に賛成をするものであります。

 本格的な地方分権時代を迎えて,地方自治運営の自主性,独自性が一層求められております。そのためには,職員の意識改革と能力開発はもとより,適正な給与水準を確保することは職員の意欲の維持向上,ひいては行政運営の安定に寄与するものと考えております。

 しかしながら,昨今の厳しい社会経済情勢のもとで,本年度も民間企業の厳しい経済環境を反映して,マイナスの人事院勧告が出され,国においては勧告に基づく給与改定法案が本年10月16日に公布され,11月1日から既に実施されているところであります。

 私は,水戸市の職員は日夜,市民福祉の向上のために大変まじめに,また懸命に仕事をされていると思います。それだけに今年も職員給与を引き下げることについては大変残念でありますが,水戸市においては,これまでも国の給与改定に準じて給与改定がなされてきたところであり,今回の提出議案も同様の措置であると理解をしているところであります。

 また,職員の給与は市民の税金によって賄われていることなども勘案すると,民間が苦しいときは公務員である市職員も我々議員も我慢して苦しみを分かち合うことが水戸市民に対する責務であると考えております。

 さらに,水戸市は,厳しい財政状況の中で,本年,新行財政改革大綱が制定されるとともに,平成16年度から第5次総合計画がスタートする考えなど,加藤市長がいよいよ真価を発揮する時期が到来したと期待をしているところであります。市民の市政に対する期待も大きくなる中で,地方自治を取り巻く厳しい行財政環境のもとで今後の市政運営を視野に入れたとき,今回,市長から提案された本議案は妥当なものと考えるところであります。

 重ねて賛成の立場を表明し,賛成討論といたします。



○議長(小圷和男君) 以上で,討論は終わりました。

 これより採決します。

 それでは,ただいま上程の議案第93号=ないし=第102号,報告第42号=ないし=第46号,以上15件について一括採決します。

 ただいまの15件については,いずれもただいま委員長報告のとおり,原案を可決,承認することに賛成の方は御起立願います。

     〔賛成者起立〕



○議長(小圷和男君) 起立多数。よって,議案第93号=ないし=第102号,報告第42号=ないし=第46号,以上15件については,いずれもただいま委員長報告のとおり,原案を可決,承認することに決しました。

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△日程第16 請願について

(1)請願の付託委員会について



○議長(小圷和男君) 次に,請願に入ります。

 今臨時会に提出されました請願は,お手元に配付してあります請願文書表のとおりであります。

 それでは,本請願については,水戸市都市構造調査特別委員会に付託の上,議会閉会中の継続審査を認めることに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(小圷和男君) 御異議なしと認め,さよう決しました。

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(1)請願の紹介の取消しについて



○議長(小圷和男君) 次に,請願の紹介取消しの件に入ります。

 請願第4号 (仮称)水戸メガモール開発計画に関する請願について,紹介議員小松崎常則君並びに野村眞実君から請願の紹介取消し願いが提出されましたので,これを承認することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(小圷和男君) 御異議なしと認め,請願の紹介取消しを承認することに決しました。

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△閉会



○議長(小圷和男君) 以上をもちまして,今期臨時会に付議されました事件は,すべて議了しました。

 よって,平成15年第2回水戸市議会臨時会を閉会します。

          午後7時56分 閉会