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平成19年土木常任委員会  本文




2007.09.18 : 平成19年土木常任委員会  本文


                 午前10時開議
◯加倉井委員長 ただいまから,土木委員会を開会いたします。
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◯加倉井委員長 初めに,本日の委員会記録署名委員を指名いたします。
 鈴木(亮)委員と小池委員にお願いいたします。
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◯加倉井委員長 次に,委員会審査日程を申し上げます。
 審査日は,本日と明日19日の2日間でございますが,終了予定につきましては,審査の状況に応じて適宜判断させていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 本日の審査日程について申し上げます。
 執行部から付託案件等の説明聴取の後,まず付託案件についての質疑を行い,その後に所管事務についての質疑を行います。
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◯加倉井委員長 それでは,これより議事に入ります。
 初めに,付託案件について審査を行います。
 本委員会に付託されております案件は,第106号議案中土木委員会所管事項,第107号議案,第109号議案,第112号議案,第116号議案,第117号議案,第120号議案,策122号議案,第123号議案及び報告第3号中別記3であります。
 これらを一括して議題といたします。
 なお,県出資団体の事業実績等についても説明を求めますので,よろしくお願いいたします。
 これより付託案件等について,執行部の説明を求めます。
 初めに,渡邊土木部長。


◯渡邊土木部長 それでは,御審議をお願いしております議案等の説明に入ります前に,第2回定例会以降の土木部関係の主な動きなどについて,3点ほど御報告申し上げます。
 お配りしております資料のうち,右肩に参考資料と書かれている資料でございますが,平成19年第3回定例会土木委員会資料(報告事項)をごらん願います。
 まず第1点目は,今回の補正予算の概要についてでございます。
 当初予算編成後の情勢の変化に対応するため必要となったもの,及び国庫補助事業で額の確定したものなどにつきまして予算措置を講じたものであり,県民の安全安心に係る緊急性の高い防災・災害関連事業や,高速道路の利便性を高めるETC専用インターチェンジの設置などの社会資本の重点的な整備に取り組む予算といたしまして,国補公共事業38億3,000万円余及び県単独の公共事業を7億5,100万円追加いたしました。
 2点目は,国の概算要求についてでございます。
 国におきましては,8月末に来年度予算の概算要求がまとまりましたが,総額は一般会計で約85兆円となり,前年度予算に比べて3.3%の増となっております。
 また,国土交通省の公共事業関係費につきましては,要求額が重点施策推進要望を含め約6兆5,730億円で,前年度に比べて21%の増となっております。
 しかしながら,公共事業関係費につきましては,前年度予算額からの3%削減が決定されておりますので,年末の予算編成に向け,査定の段階で厳しい絞り込みが行われることになる見込みでございます。
 3点目は,土木部所管事業の主な動きについてでございます。
 まず,去る7月16日に発生しました新潟県中越沖地震に対する支援についてでございます。被災建築物応急危険度判定士として,建築職員20名を含む合計53名を2回に分けて派遣いたしました。7月19日から23日にかけて,被災地における建築物の危険度判定活動を行ったところでございます。
 さらに9月9日から22日にかけて,5県協定に基づき建築職員4名を含む県職員8名を2回に分けて,り災証明書発行に係る家屋被害調査のために派遣いたしました。
 次に,県道下桧沢上小瀬線についてでございますが,緒川ダム中止関連対策事業として整備を進めてまいりましたが,このたび一部区間,常陸大宮市上小瀬地内の国道293号交差点から約320メートルのバイパス区間が完成し,7月6日に開通いたしました。
 次に,一般国道461号水府里美拡幅につきましては,常陸太田市上高倉町地内の約1.1キロメートルの区間が,8月31日に供用を開始いたしました。
 今後,地域の利便性の向上や観光の振興に寄与することが期待できます。
 次に,高速道路等におけるETC車を対象とした社会実験についてでございます。
 まず,常磐自動車道のスマートインターチェンジにつきましては,石岡・小美玉地区において,来年度からの社会実験実施に向け,整備を進めていくこととなりました。今回の補正予算におきまして,石岡市からの受託事業費を計上させていただいております。
 また,東海村におきましては,東海パーキングエリアにおける社会実験を,去る8月28日に採択されたところでございます。
 また,料金割引の社会実験につきましては,8月20日から県内2区間で開始されたところでございます。常磐自動車道の日立地区において,平日の朝9時から夕方5時の料金が3割引きになりました。
 また,東水戸道路においては,新たに通勤割引が行われるとともに,9月10日からは深夜割引も実施されることとなりました。
 これらは,県が国に対して強く要望してきたところでございます。
 次に,橋梁緊急点検についてでございます。これは,8月2日のアメリカ中西部ミネソタ州ミネアポリスで発生しました橋梁崩落事故を踏まえ,その翌日から,県が管理する2,161橋を緊急点検いたしました。その結果,崩落に至るような著しい損傷のある橋梁はありませんでしたけれども,軽微な修繕や観察を必要とする橋梁,18橋を確認しましたので,今後,その損傷状況に応じて対策を実施してまいります。
 最後に,北関東自動車道についてでございますが,友部インターチェンジから笠間西インターチェンジの約6キロメートルが,来る11月に開通予定となっております。
 この開通により,国道50号の渋滞緩和及び沿線地域の振興に大きく寄与するものと期待されます。
 報告は,以上でございます。
 内容につきましては,ごらんいただいております参考資料に,別添として添付させていただいておりますので,後ほどごらんいただければと思います。
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 それでは,本委員会に付託されました議案等の概要につきまして御説明いたします。
 今回,本委員会に付託されました案件は,議案9件,報告1件でございます。
 お手元の資料のうち,右肩に資料No.1と書かれております議案等説明資料の1ページをお開き願います。
 平成19年度予算課別一覧(9月補正)でございますが,まず,一般会計の表でございます。
 第106号議案平成19年度茨城県一般会計補正予算のうち,土木部所管分の補正額につきましては,表の一番下,一般会計計の今回補正額Bの欄ですけれども,45億8,800万円余を今回増額補正しようとするものであります。補正後の額は,1,771億6,500万円余となります。
 次に,同じページの特別会計の表をごらんください。
 第107号議案平成19年度茨城県港湾事業特別会計補正予算は,表の一番上の港湾事業の欄,2億7,300万円を増額補正しようとするものでございます。補正後の予算額は,204億7,900万円余となります。
 次に,その下の企業会計の表をごらんください。
 第109号議案平成19年度茨城県鹿島臨海都市計画下水道事業会計補正予算は,2億7,200万円を増額補正しようとするものであります。補正後の予算額は,48億1,500万円余となります。
 これらの結果,補正後の土木部予算額は,このページの一番下の土木部計の補正後予算額Cの欄ですけれども,2,226億3,800万円余となり,現計予算額と比較いたしますと,2.4%の増となります。
 次に,2ページ及び3ページは,土木部公共事業一覧(9月補正)でございます。2ページが一般会計で,3ページが特別会計となっております。
 3ページをお開き願います。
 一番下の土木部合計の欄ですけれども,45億8,800万円余の増額補正をしようとするものであります。補正後の予算額は,1,147億7,900万円余となり,現計予算額と比較いたしますと,4.2%の増となります。
 次に,4ページをお開き願います。
 その他の議案について御説明申し上げます。
 第112号議案茨城県都市計画法の規定による開発行為の許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例についてですが,これは,都市計画法の一部改正に伴い,所要の改正をしようとするものでございます。
 第116号議案県有財産の売却処分についてですけれども,これは青野産業株式会社に対し,事業用地として常陸那珂港港湾関連用地を売却しようとするものでございます。
 第117号議案県有財産の売却処分についてですが,こちらは,日立建機株式会社に対し,工場用地として常陸那珂港工業用地を売却しようとするものでございます。
 5ページをお開き願います。
 第120号議案県が行う建設事業等に対する市町村の負担額についてでございますが,これは,平成19年度に県が行う河川事業等に対する市町村の負担について,地方財政法等の規定に基づき,その額を定めようとするものでございます。
 6ページをお開き願います。
 第122号議案及びその下の第123号議案工事請負契約の締結についてでございます。これは,県道常陸那珂港山方線,仮称ですが,木島橋橋梁上部工事について,第122号議案では,川田建設株式会社茨城営業所長三谷茂一と7億508万5,500円をもって,また,次の第123号議案では,株式会社日本ピーエス茨城営業所長手賀由成と,4億8,641万2,500円をもって請負契約を締結しようとするものでございます。
 7ページをお開き願います。
 報告第3号地方自治法第179条第1項の規定に基づく専決処分について,御承認をお願いするものでございます。
 県有財産の取得についてでございますが,これは常陸那珂港工業用地として,国有地を取得しようとするものでございます。
 付託案件の概要説明は,以上でございますけれども,詳細につきましては,後ほど担当課長から説明させていただきます。
 また,県出資団体に係る事業報告及び事業計画につきましては,それぞれお手元に資料をお配りしておりますが,これらにつきましても,後ほど担当課長から御説明させていただきます。
 説明は以上でございますけれども,お手元の議案書等により御審議の上,適切なる議決を賜りますようお願い申し上げます。
 済みません,先ほどちょっと私説明で,北関東自動車道の開通予定,9キロメートルが正しいんですけれども,6キロメートルと言いましたので,訂正させていただきます。
 以上でございますので,よろしくお願いします。


◯加倉井委員長 次に,栗田参事兼監理課長。


◯栗田土木部参事兼監理課長 監理課でございます。私の方からは,土木部内各課に共通いたします事項であります地方債及び市町村負担金につきまして,御説明させていただきます。
 資料等は,恐れ入りますが,議案書1)を使って説明させていただきます。この1)の1ページをお開き願いたいと思います。
 第106号議案平成19年度茨城県一般会計補正予算(第1号)の第2条でございますけれども,地方債の補正に係るものでございます。
 飛びまして,6ページをお開き願いたいと思います。
 これは,先ほど部長が説明いたしました土木部関係補正予算の財源であります県債の補正でございます。
 まず,上から7行目,砂防事業でございますが,これは通常砂防費及び砂防・総合流域防災事業費でございまして,今回──真ん中の補正額という欄でございますが,250万円の増額でございます。
 その下9行目の港湾整備事業は,港湾直轄事業負担金でございまして,1億8,180万円の増でございます。
 その下10行目の道路橋梁整備事業は,特殊改良費,国補道路橋梁改築費,道路直轄事業負担金,国補交通安全施設費及び国補道路補修費──これは路面再生でございますけれども,合わせまして13億3,160万円の増でございます。
 その下11行目の街路事業は,街路特殊改良舖装費で3億7,800万円の増でございます。
 3行飛びまして,下から10行目の現年補助災害復旧事業は,平成19年国補災害復旧土木費で,4億3,290万円の増でございます。
 7ページをごらんいただきたいと思います。
 上から3行目の地域活性化事業は,緊急地方道路整備費──これは電線共同溝でございますけれども,70万円の増でございます。
 その下5行目の合併特例事業は,国補道路橋梁改築費で,4,500万円の増でございます。
 さらに,その下6行目の臨時地方道整備事業は,緊急地方道路整備費──これは道路改良と交通安全施設でございますけれども,及び道路災害防除費で,合わせまして4億2,250万円の減でございます。
 その下7行目の臨時河川等整備事業は,農林水産部と合わさった数字になっておりまして1億5,100万円の増で,そのうち土木部の分といたしましては,河川防災費及び海岸防災費で,先ほどの1億5,100万円のうち,1億3,000万円が土木部の分で,増額でございます。
 合計いたしまして,県全体の県債の補正額は,7ページの一番下になりますけれども,22億9,250万円の増となっておりまして,そのうち土木部の分といたしまして,20億8,000万円の増額でございます。
 続きまして,ちょっと飛びますけれども,39ページをお開き願います。
 第120号議案県が行う建設事業等に対する市町村の負担額についてでございます。
 これは,今年度に土木部関係の建設事業を実施するに当たりまして,地方財政法第27条及び下水道法第31条の2の規定に基づきまして,関係市町村に負担金をお願いするものでございます。
 なお,当該負担金につきましては,既に関係市町村長の意見を聴取し,同意を得ております。
 まず,河川事業でございますが,急傾斜地崩壊対策事業費でございまして,水戸市から阿見町までの18市町に対する負担額の合計は,7,476万1,000円でございます。これは,ちょっと合計が出ていないで大変恐縮ですけれども,7,476万1,000円でございます。
 次に,港湾事業は,日立港の防波堤工事等でございまして,日立市から東海村までの4市町村に対する負担額の合計は,4億9,804万円でございます。
 次の下水道事業でございます。一番下でございますけれども,下水道事業は次ページにかかりまして,那珂久慈流域下水道の管渠工事等でございまして,水戸市から41ページの利根町までの30市町村に対する負担額の合計は,17億630万円でございます。
 以上,3つの事業を合わせまして,総額22億7,910万1,000円の負担金をお願いするものでございます。
 各課の共通事項につきましては,以上でございます。
 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。


◯加倉井委員長 次に,村田技監兼道路建設課長。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 では,道路建設課の方からは,まず一般会計補正予算と2件の工事請負契約の締結について御説明申し上げまして,それに続けまして,高速道路対策室長の方からは,ETC専用スマートインターチェンジの新たな社会実験箇所について御報告申し上げます。
 では初めに,製本されました3)議案概要説明書17ページをお開きいただきたいと思います。
 これは,平成19年度一般会計補正予算概要の土木部分,最初のページとなってございます。まず1番目の道路橋梁改築費でございますけれども,7億6,100万円の増額補正をしようとするものでございます。
 その内訳でございますけれども,小項目の国補道路橋梁改築費の21億100万円は,国当初内示差に伴う増額補正でございます。箇所としましては,国道294号の守谷拡幅及び主要地方道竜ヶ崎阿見線外27カ所でございます。
 次の小項目,特殊改良費の9,000万円は,同じく,国当初内示差に伴う減額補正でございます。
 同じく,緊急地方道路整備費の16億6,000万円につきましても,国当初内示差に伴います減額補正でございます。
 では,18ページの方に進ませていただきます。
 小項目では,最後の合併市町村幹線道路緊急整備支援事業費につきましては,4億1,000万円の増額補正をしようとするものでございます。
 これは,石岡市が合併市町村幹線道路緊急整備支援事業を活用して整備を行いますETC専用スマートインターチェンジ社会実験事業につきまして,今回,県がその設計業務並びに工事を,石岡市の方から受託して行うことに伴います増額補正でございます。この事業の内容につきましては,後ほど高速道路対策室長から御説明申し上げます。
 では,次の目でございますけれども,道路直轄事業負担金でございますが,3億6,969万円の増額補正をしようとするものでございます。
 これも同じく,国内示差によるものでございまして,補正箇所としましては,国道6号日立バイパスなど直轄国道の改築に関するものでございます。
 以上が,道路建設課所管の一般会計分としまして,11億3,069万円の増額補正をしようとするものでございます。
 次に,恐れ入りますが,製本されました1)の議案,45ページ及び47ページの第122号議案,第123号議案についてでございます。
 説明の方は,お手元のいわゆる製本ではなくて,右肩に資料No.1と書いてあります議案等説明資料に基づきまして,御説明させていただきます。
 6ページをお開きいただきたいと思います。
 上段の第122号議案及び下段の第123号議案で,ともに工事請負契約の締結についてでございます。同一の橋の上部工に関します分割発注工事の契約についてでございます。
 工事名は,主要地方道常陸那珂港山方線(仮称)木島橋でございます。なお,この木島橋につきましては,去る6月27日に実施されました当土木委員会県内調査において,現地調査をいただいた箇所でございます。
 御案内のとおり,常陸那珂港山方線は,ひたちなか市の常陸那珂港と県北地域の常陸大宮市を結ぶ幹線道路でございます。この木島橋は,一級河川久慈川に新しく橋を設けるものでございまして,川で分断されました那珂市と常陸太田市,この両市から交流基盤強化のために,新たな架橋を強く望まれてきた経過がございます。また,常陸那珂港と宮の郷工業団地との連携を強化しまして,港の開発効果を県北地域に波及させるためにも,木島橋建設が急務となっているところでございます。
 平成12年度より,那珂市門部から常陸太田市小島までの区間延長1.6キロメートル区間の事業に着手してございまして,木島橋につきましては,平成14年度より橋梁下部工事に着手しまして,ことしの6月までには,下部工全8基が完成してきているところでございます。
 全体の概要でございますけれども,木島橋の長さとしましては385.9メートル,2車線の両側歩道付きで,取り付け道路の事業費を含め,総額約38億円を見込んでいるところでございます。
 では,上段の木島橋橋梁上部工事001号につきましては,条件付き一般競争入札ではございましたけれども,本県初となります標準型の総合評価の入札によりまして,工期の短縮に対する技術提案を求め,価格との総合評価を行いまして,評価値が最も高い者を落札者としまして,今回,水戸市中央1丁目8番4号,川田建設株式会社茨城営業所長三谷茂一と,7億508万5,500円をもって工事請負契約を締結しようとするものでございます。
 その工事内容でございますが,別途補足資料の──ゼロックスの方で右肩に補足資料とございますけれども,その3ページをごらんいただきたいと思います。
 位置図とか,橋の姿図が載っているものでございます。上の方に,橋の横から見た図面がついてございますけれども,3ページでございます。
 この赤く着色しております那珂市側の,延長では209.3メートルの部分の,いわゆるプレストレストコンクリート桁の現位置での製作及び架設を,この9月から来年,平成20年8月までの工期で行うものでございます。
 同じく002号につきましては,条件付き一般競争入札に付した結果,水戸市城南1丁目6番10号,株式会社日本ピーエス茨城営業所長手賀由成と,4億8,641万2,500円をもって工事請負契約を締結しようとするものでございます。
 同じく,図面では緑色のところでございますけれども,常陸太田市側の,延長では175.5メートルの部分につきまして,本年9月から来年の6月までの工期で行うものでございます。
 なお,この木島橋の整備につきましては,平成20年度末の供用を目指しての取り組みでございます。
 以上で,道路建設課の議案についての説明を終わらせていただきます。
 よろしく御審議のほどお願いいたします。


◯加倉井委員長 次に,袖山高速道路対策室長。


◯袖山道路建設課高速道路対策室長 続きまして,ETC専用インターチェンジ社会実験推進事業について御説明いたします。
 議案等説明補足資料4ページをお開き願います。
 この事業は,常磐自動車道の石岡・小美玉地区におきまして,ETC専用インターチェンジ社会実験の実施に向けた整備を進めていくものでございます。予算額は4億1,000万円で,県単公共の受託事業でございます。
 今回,ETC専用インターチェンジを計画しております常磐自動車道の千代田石岡ICと岩間IC間におきましては,県内の高速道路のIC間距離としましては,最も長い約14キロメートルと離れている上,両IC間に位置する石岡市と小美玉市には高速道路が通過するのみで,インターチェンジは設置されてない状況にございます。
 また,石岡市の国道6号など周辺の幹線道路では,慢性的な交通渋滞が発生している状況でございます。
 これらの課題解決を図り,地域活性化への効果を検証するために,ETC専用のスマートインターチェンジ社会実験を計画するものでございます。
 全体の概要でございますが,計画箇所は下の位置図にありますように,千代田石岡ICと岩間IC間の石岡市と小美玉市の行政界付近でございます。接続する道路は国道355号で,現在社会実験を実施中の水戸北スマートICと同様の本線直結型のスマートICであります。
 運用の形態といたしましては,上下線とも乗りおり可能なフルインターを予定しており,社会実験の開始は平成20年度を目標としております。事業費は,国費を除く地元負担としまして,約18億円を見込んでおります。
 今回の事業は,石岡市が合併市町村幹線道路緊急整備支援事業を活用しまして整備を行いますが,設計と工事につきましては,県が石岡市から受託して実施する予定となっております。
 期待される効果といたしましては,石岡市,小美玉市など周辺地域からの常磐自動車道への利用が大きく向上されますとともに,国道6号など周辺の幹線道路の混雑緩和,茨城空港へのアクセス向上も図られるものと考えております。
 以上で,説明を終わらせていただきます。
 よろしく御審議のほどお願いいたします。


◯加倉井委員長 次に,海野道路維持課長。


◯海野道路維持課長 続きまして,道路維持課所管の補正予算の概要につきまして御説明申し上げます。
 3)の議案概要説明書をお開き願います。18ページをお願いいたします。
 一番下の道路橋梁維持費でございますが,これにつきましては,国の内示額との差額を補正するものでございまして,4億2,280万円の増額補正をお願いしようとするものでございます。
 内訳といたしまして,まず,19ページの一番上の国補交通安全施設費でございます。これは,歩道や自転車歩行者道等の整備に要する費用でございまして,7,100万円の増額でございます。
 次に,国補道路補修費でございます。これは,道路舖装の傷んだ箇所の補修に要する費用でございまして,1,800万円の減でございます。
 次に,一番下の緊急地方道路整備費でございます。19ページから20ページにわたっておりますので,よろしくお願いします。これは,歩道の整備や橋梁の震災対策,電線類の地中化を行っているもので,3億6,980万円の増額でございます。
 次に,20ページの中ほどでございますけれども,道路災害防除費でございます。
 これは,法面崩落等のおそれがある道路の危険箇所を補修や補強する費用でございます。
 今年度から,法面崩落等危険箇所緊急対策事業を実施しておりますが,危険箇所の早期解消を図るため,今回,新たに国道123号常陸大宮市長倉町外3カ所の対策費用として,1億9,100万円の増額をするものでございます。
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 以上,道路維持課といたしましては,合計で6億1,380万円の増額補正をお願いするものでございます。
 以上で,道路維持課の説明を終わらせていただきます。
 よろしく御審議のほどお願いいたします。


◯加倉井委員長 次に,早乙女河川課長。


◯早乙女河川課長 続きまして,河川課所管分の補正予算について御説明させていただきます。
 議案概要説明書3)の20ページをお開き願います。
 一番下からの河川維持費でございます。
 次の21ページへ移っていただきまして,河川防災費で5,000万円の増額をお願いするものでございます。
 これは,水戸市の桜川外8河川におきまして,国の補助事業になじまない比較的小規模な河川改修や維持管理的な工事を行い,洪水による災害を防止するものでございます。
 次に,防災費でございますが,通常防災費で9,800万円の増額を,また,砂防・総合流域防災事業費では,9,425万円の減額補正をお願いするものでございます。これは,国の内示によるものでございます。
 次に,22ページに移っていただきまして,海岸保全費でございます。
 まず,海岸侵食対策費で,5,000万円の減額補正をお願いするものでございます。これは,国の内示によるものでございます。
 次に,津波危機管理対策緊急事業費で,5,000万円の増額補正をお願いするものでございます。これも,国の内示によるものでございます。
 次に,海岸防災費で,1億円の増額補正をお願いするものでございます。
 これは,23ページの災害土木施設復旧費とあわせまして,御説明させていただきます。
 23ページに移っていただきまして,災害土木施設復旧費をごらんいただきたいと思います。
 平成19年国補災害復旧土木費で,13億円の増額補正をお願いするものでございます。
 これは平成19年2月27日,北茨城市下桜井海岸におきまして,低気圧の影響により,護岸が約740メートルにわたって崩壊したことによる復旧事業費でございます。
 この国補事業にかからない被災部分の復旧事業費といたしまして,前ページの海岸防災費で1億円の増額補正をお願いするものでございます。
 以上で,河川課といたしまして,14億5,375万円の増額補正をお願いするものでございます。
 以上で,河川課の説明を終わらせていただきます。
 失礼いたしました,21ページの砂防費を,防災費と誤って説明いたしました。訂正いたします。
 よろしく御審議のほどお願いいたします。


◯加倉井委員長 次に,後藤港湾課長。


◯後藤港湾課長 それでは,港湾課の議案等につきまして御説明申し上げます。
 恐れ入りますが,議案概要説明書3)の23ページをお開き願います。
 初めに,第106号議案一般会計の補正予算についてでございます。
 港湾直轄事業負担金でございますが,鹿島港建設費負担金を2,949万8,000円増額補正するものでございます。
 これは,輸送の効率化や輸送コストの削減などを図るため,大型船舶に対応いたしました大水深岸壁などの整備促進を図るものでございます。
 同じく港湾直轄事業負担金で,常陸那珂港建設費負担金を2億460万1,000円増額補正するものでございます。
 これは,港内の静穏度を確保するため,東防波堤の整備や増大する貨物に対応するため,水深9メートル岸壁などの整備促進を図るものでございます。
 以上,港湾課の一般会計の補正額は,港湾直轄事業負担金2億3,409万9,000円の増額をお願いするものでございます。
 次に,恐れ入りますが,同じ議案概要説明書3)の29ページをお開き願いたいと思います。
 第107号議案特別会計の補正予算についてでございます。
 港湾建設費でございますが,常陸那珂港機能施設整備事業及び臨海部土地造成事業費を2億7,300万円増額補正するものでございます。
 これは,常陸那珂港で造成しております港湾関連用地の雨水処理といたしまして,排水管を整備するものでございます。
 以上,港湾課の特別会計の補正額は,2億7,300万円の増額をお願いするものでございます。
 次に,恐れ入りますが,議案書1)の29ページをお願いいたします。あわせまして,土木委員会資料No.1の補足資料の2ページをごらんいただきたいと思います。
 第116号議案,第117号議案につきまして御説明申し上げたいと思います。
 県有財産の売却処分についての2件でございます。
 1件目は,常陸那珂港の港湾関連用地の売却についてでございます。
 平成18年度までに,常陸那珂港では,工業用地及び港湾関連用地として44.7ヘクタールを整備し,31.2ヘクタールを売却処分しております。
 現在,13.5ヘクタールの未処分の港湾関連用地がございますので,港湾利用の促進や新規航路の確保を図るため,このたび5ヘクタールについて公募を実施いたしました。
 その結果,神栖市の青野産業株式会社から,約2ヘクタールを取得し,ミニマムアクセス米や茨城県産大豆の保管のための定温倉庫及び薫蒸倉庫を建設する事業計画で応募がありましたので,港湾関連用地2万.3平方メートルを,売却予定価格8億1,801万2,270円で売却処分しようとするものでございます。
 次に,同じく議案1)の31ページをお開き願いたいと思います。あわせまして,資料No.1補足資料の2ページをごらんいただきたいと思います。
 2件目,常陸那珂港の工業用地の売却についてでございます。
 御承知のように,常陸那珂地域では,本年1月のコマツの操業に続きまして,8月に日立建機のコンポーネント工場が操業を開始するなど,企業の高い投資意欲が見られます。
 このため,昨年度一部変更いたしました常陸那珂港港湾計画に基づきまして,新たに約18.1ヘクタールの工業用地を造成いたしまして,港湾利用の促進や新規航路の確保に寄与する企業の立地を図るため,公募を実施いたしました。
 その結果,日立建機から大型建設機械の製造工場建設を目的とする応募がありましたので,工業用地18万684.49平方メートルを,売却予定価格66億4,918万9,232円で売却処分しようとするものでございます。
 次に,同じく議案1)の54ページとあわせまして,今の補足資料の2ページをごらんいただきたいと思います。
 報告第3号,県有財産取得の専決処分の報告について御説明申し上げます。
 ただいま御説明させていただきました日立建機へ売却処分しようとする用地の一部は,財務省所管の国有地でございました。このため,分譲する工場用地等として必要な国有地7万4,631.77平方メートルを,取得価格22億1,000万円で,国から県有財産として取得させていただいたものでございます。
 本来であれば,第2回定例会で取得の議案を提出する予定でございましたが,国有財産関東地方審議会の開催日程の関係によりまして,専決処分により取得させていただいたことを御報告いたします。
 続きまして,県出資団体に係る事業実績・事業計画について御説明いたします。
 配付しております土木委員会資料No.2,県出資団体説明資料に基づき御説明いたします。
 恐れ入りますが,1ページをお開き願いたいと思います。
 県の出資が50%以上の出資団体のうち,港湾課が所管いたします株式会社茨城ポートオーソリティ及び鹿島埠頭株式会社につきまして,御説明申し上げます。
 初めに,株式会社茨城ポートオーソリティの概要について御説明いたします。
 株式会社茨城ポートオーソリティは,県出資団体等調査特別委員会の提言を踏まえまして,ひたちなか地区の都市づくりと港湾の振興を一体化し,より効果的かつ総合的なひたちなか地区の振興・発展を推進するため,茨城港湾株式会社と株式会社ひたちなか都市開発が合併し,本年4月1日に新会社としてスタートしたところでございます。
 代表取締役社長は角田芳夫副知事,資本金は29億4,780万円でございます。
 設立の目的及び組織につきましては,記載のとおりでございます。取締役20人,監査役3人,職員62人の体制で運営されております。
 9の主な事業内容でございますが,県からの受託事業として,港湾施設の管理・運営,自主事業として,コンテナターミナルにおきますトラクターヘッドやシャーシなどの荷役機械を賃貸する業務,港を利用する荷主や船舶の利便に供するための代行業務,ひたちなか地区の開発を担う都市づくりの推進などが事業の中心となっております。
 当社の大きな特色は,日立港,常陸那珂港,大洗港の港湾施設を一元的に管理・運営しているところであり,これにより,3つの港湾の施設管理を効率的に行っているところであります。さらに,ひたちなか地区においては,港湾の機能を背後地の都市づくりに結びつけ,港湾機能と都市機能が相互に補完するような一体的な整備推進体制を整えるよう努めているところでございます。
 10の出資状況及び11の資産状況につきましても,記載のとおりでございます。県は15億6,132万円を出資しており,出資割合は53%となっております。
 2ページをお開き願います。
 平成18年度の事業実績でございますが,1の事業内容は,記載のとおりでございます。
 2の収支状況でございますが,収益合計は18億4,704万3,000円,費用合計は18億2,078万9,000円,税引き後の収支となります損益差額は,685万円の黒字となっております。これにより,当期未処分損益累計は6,843万7,000円となっております。
 3ページをお開き願いたいと思います。
 平成19年度の事業計画でございます。引き続き,記載の事業を実施し,3港及び地域の振興・発展に寄与できるよう取り組んでいるところであります。
 2の収支計画でございますが,収益合計は20億1,546万9,000円,費用合計は19億8,861万3,000円,収支となります税引き前当期利益は,2,685万6,000円の黒字計上を見込んでおります。
 以上が,株式会社茨城ポートオーソリティの概要でございます。
 続きまして,4ページをお開き願いたいと思います。鹿島埠頭株式会社でございます。
 設立は昭和43年7月1日,代表取締役社長は角田芳夫副知事,資本金は3億円でございます。
 設立の目的及び組織につきましては,記載のとおりでございます。取締役11人,監査役2人,職員123人の体制で運営されております。
 次に,9の主な事業内容でございますが,特にタグボートにより大型船舶の入出港の誘導・補助を行う曳船事業が主な事業でございます。
 そのほか,船舶代理店事業や県からの受託事業として,港湾施設の管理・運営等を中心に業務を行っております。
 10の出資状況及び11の資産状況につきましては,記載のとおりでございます。県は1億5,000万円を出資しており,出資割合は50%となっております。
 5ページをお開き願いたいと思います。平成18年度の事業実績でございます。
 1の事業内容につきましては,記載のとおりでございます。
 2の収支状況でございますが,収益合計は20億7,006万8,000円,費用合計は19億6,899万5,000円,税引き後の収支となります損益差額は,8,361万7,000円の黒字となっております。これにより,当期未処分損益累計は4億9,832万8,000円となっております。
 6ページをお開き願います。
 平成19年度の事業計画でございますが,引き続き曳船事業を中心に,コストの低減や営業の拡大などにより,経営改善に努めてまいります。
 2の収支計画でございますが,収益合計は21億28万8,000円,費用合計は20億847万4,000円,収支であります税引き前当期利益は,9,181万4,000円の黒字計上を見込んでおります。
 以上が,鹿島埠頭株式会社の概要でございます。
 以上で,港湾課の説明を終わらせていただきます。
 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。


◯加倉井委員長 次に,大島都市整備課長。


◯大島都市整備課長 続きまして,都市整備課の議案につきまして御説明申し上げます。
 一般会計の補正予算でございます。
 恐れ入りますが,議案概要説明書3)の23ページの最下段及び24ページの上段をごらん願います。
 組合等土地区画整理事業費についてでございますが,今回の補正で4億円増額するものでございます。
 これはTX沿線整備として,独立行政法人都市再生機構が施行しております,つくば市の葛城一体型特定土地区画整理事業に対する国庫補助金額の決定に伴うものでございます。
 事業内容といたしましては,造成工事の進捗を図るものでございます。
 国の補助制度によりまして,組合土地区画整理事業や都市再生機構などが施行する土地区画整理事業に対し国が補助を行う場合に,一たん県に予算を受け入れて補助する仕組みとなっておりまして,今回の歳出として補正するものでございます。
 なお,補助対象路線が市道のため,4億円のうち国の負担が2億円,つくば市の負担が2億円となり,県の負担はございません。
 以上が,都市整備課の補正予算でございます。
 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。


◯加倉井委員長 次に,鯉渕公園街路課長。


◯鯉渕公園街路課長 続きまして,公園街路課の一般会計補正予算につきまして御説明申し上げます。
 議案概要説明書3)の24ページをお開き願います。
 街路事業費でございますが,7億5,600万円の増額補正をお願いしようとするものでございます。
 内容といたしましては,街路特殊改良舖装費でございますが,これは国の内示額との差による増でありまして,高萩市の都市計画道路石滝赤浜線外3路線について,事業の推進を図るものでございます。
 以上が,公園街路課の増額補正をお願いするものでございます。
 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。


◯加倉井委員長 次に,渡辺下水道課長。


◯渡辺下水道課長 それでは,第190号議案につきまして御説明申し上げます。
 資料3)の議案概要説明書33ページをお開き願います。
 鹿島臨海都市計画下水道事業でございますが,資本的支出──これは下水道施設の建設などに要する費用ですが,その予定額といたしまして,2億7,200万円の増額補正をお願いしようとするものでございます。
 内容といたしましては,深芝処理場内の水処理施設でありますブロワー棟の耐震補強が1件。それから,曝気油脂分離槽・ペーハー調整槽の機械設備改築及び汚泥の濃縮槽機械設備の改築が2件,合わせて3つの施設に関するものでございまして,これら3つの施設につきましては,いずれも供用開始後33年から37年が経過し老朽化が著しく進んでおりまして,耐震対策や施設の改築など,いずれも深芝処理場において安定した水処理を行うために,今年度早急に実施しなければいけない必要な工事でございます。これらの工事を実施するために,工事費として現計予算,右の備考の括弧に記載されておりますが,5億6,310万円に,今回2億7,200万円の増額をお願いするものでございます。
 以上で,都市局下水道課の説明を終わらせていただきます。
 よろしく御審議のほどお願いします。


◯加倉井委員長 次に,所技監兼建築指導課長。


◯所土木部技監兼建築指導課長 第112号議案茨城県都市計画法の規定による開発行為の許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
 資料No.1の議案等説明資料の4ページでございます。
 今回の条例改正は,昨年5月31日に公布され,本年11月30日に施行予定となっております都市計画法の一部改正を受けて行われるものでございます。
 詳細につきましては,別添資料により御説明いたします。
 申しわけありませんが,今度は資料No.1補足資料の議案等説明補足資料の1ページをお開き願いたいと思います。
 都市計画法の開発許可関係の改正についてでございます。
 改正趣旨としましては,資料にございますように,これまでの拡大成長のまちづくりではなく,将来の人口減少・超高齢社会にふさわしいコンパクトなまちづくりへ方向転換しようとするものでございます。
 そのため開発許可制度につきましても,幾つかの改正がなされております。
 まず,1の市街化調整区域の大規模開発行為の許可基準の廃止でございます。
 これは,これまでの人口増加等により市街地面積が拡大するという前提が見直されたことに伴い,市街化調整区域においても,20ヘクタール以上の計画的な大規模開発行為であれば,開発審査会の議を経て許可できるとした,都市計画法第34条第10号イの条項及び県条例で区域・目的を限り5ヘクタール以上に緩和することができるとした同法施行令第31条の条項が削除されるというものでございます。
 今回御説明しております条例改正(案)は,必要な対応といたしまして,中段の1)にございますように,大規模開発行為に係る都市計画法や同法施行令の条項の削除に伴い,これらを根拠として策定しました開発行為の許可等の基準に関する条例の第7条及び別表を削除するとともに,法改正に伴う条項ずれに対応するものでございます。
 なお,法改正に伴い,11月30日以降の市街化調整区域の大規模開発行為は,あらかじめ地区計画を定めた上で,地区計画の区域内において定められた内容に適合する開発行為が,法第34条第8の2号の規定に基づき開発許可されることになります。
 続きまして,2の「一部の公共公益施設等について開発許可の対象」でございます。
 これは生活に身近な公共公益施設が,高齢者も含めた多くの人々にとって便利な場所に立地するよう,開発許可等を通して立地判断ができるようにするとの背景がございます。
 そのため,これまで公共公益施設や国・県等の開発行為につきましては,公益性や公共性にかんがみまして,開発許可の適用除外とされてまいりましたが,今回の法改正によりまして,社会福祉施設,医療施設,学校,庁舎等の一部の公共公益施設について,開発許可が必要になるとともに,国・県等の開発行為についても,開発許可を受ける代替といたしまして,法第34条の2に規定される特例協議をすることが必要となります。
 簡単ではございますが,以上で説明を終わらせていただきます。
 よろしくお願いします。


◯加倉井委員長 次に,長谷川住宅課長。


◯長谷川住宅課長 それでは,県出資団体説明資料の7ページをお開き願います。
 財団法人茨城住宅管理協会の事業実績・事業計画の概要について御説明いたします。
 まず,事務所の所在地及び設立年月日につきましては,記載のとおりでございます。
 基本財産は5,000万円でございます。
 7の設立の目的及び背景につきましては,記載のとおりでございますが,県営住宅を初め国家公務員宿舎,都市再生機構の賃貸住宅の管理を中心とした事業を実施しているところでございます。
 それから,ページ中ほどの8の組織でございます。
 役員,理事が9名,監事が2名,うち常勤の理事は2名でございます。また,常勤職員は,嘱託職員を含め60名でございます。
 組織構成につきましては,記載のとおりでございます。
 次に,9の主な事業内容でございますが,県内の集合住宅の入退居,建物の維持管理,修繕等が主な事業となっておりまして,県営住宅につきましては,平成18年度から指定管理者制度に移行してございます。
 それから,10の出資状況でございます。県の出資金が200万円,出資割合は4%となっております。
 次に,資産状況につきましては,記載のとおりでございます。
 次に,8ページをお開き願います。平成18年度の事業実績でございます。
 1の事業内容の公的住宅管理事業をごらん願います。
 公的住宅管理事業といたしましては,国及び都市再生機構の集合住宅,県営住宅,合計約2万7,000戸の管理等を行いました。
 また,(2)の関連事業といたしましては,駐車場の管理,住宅の入退居に伴う空き家の修繕を行ったところでございます。
 次に,2の収支状況でございます。
 収入合計といたしまして43億1,000万円余,支出合計が42億4,500万円余となります。その他法人税等がございまして,当期収支差額が5,278万円余でございます。
 なお,当期未処分損益累積が3億1,700万円余の黒字となってございます。
 続きまして,9ページをお開き願います。平成19年度の事業計画でございます。
 1の事業内容,(1)の公的住宅管理事業につきましては,引き続き独立行政法人,県営住宅,都市再生機構等の集合住宅,約2万1,000戸の管理を実施いたします。県営住宅につきましては,特に住宅用の火災警報器の設置,あわせて地上デジタル放送対応等の臨時修繕業務を引き続いて実施することとしております。
 (2)の関連事業については,前年と同様となります。
 次に,収支計画でございます。
 収入合計といたしまして,38億3,400万円余を予定しております。一方,支出合計が40億9,900万円余の予定でございます。当期収支差額が2億6,400万円余の減となっておりますが,こちらは都市再生機構におきまして,予備費として一応緊急修繕の対応を予算として計上してございます。
 当期未処分損益累積は,5,278万3,000円の黒字を予定してございます。
 以上が,財団法人茨城住宅管理協会に関する事業実績及び事業計画の概要でございます。
 よろしく御審議のほどお願いいたします。


◯加倉井委員長 以上で説明聴取を終了しますが,説明漏れはございませんか。
 所技監兼建築指導課長。


◯所土木部技監兼建築指導課長 先ほどの第112号議案都市計画法の改正についての御説明でございますが,これにつきまして,議案1)の19ページの御説明が漏れてしまいまして申しわけありませんでした。
 よろしくお願いいたします。


◯加倉井委員長 ほかに説明漏れはございませんか。──。
 ないようですので,以上で説明聴取を終了いたします。
 これより質疑に入ります。
 初めに,付託案件に関する質疑を行います。
 なお,県出資団体の事業実績等に係る質疑につきましては,所管事務に係る質疑の中でお願いいたします。
 質疑のある方,お願いいたします。
 今委員。


◯今委員 出資団体の説明資料の中なんですけれども,今,最後に説明があった住宅管理協会……。


◯加倉井委員長 それだと,所管事項ということで……。


◯今委員 失礼しました。


◯加倉井委員長 付託案件に関する質疑はございませんか。──。
 付託案件に関する質疑はないようですので,以上で質疑を終了いたします。
     ───────────────────────────────


◯加倉井委員長 次に,所管事務に係る質疑を行います。
 質疑のある方はお願いいたします。
 今委員。


◯今委員 住宅管理協会の件なんですけれども,この資料の8ページで,公的住宅管理事業の1)の国及び独立行政法人の中で管理戸数が7,030戸ありまして,9ページの方が,同じ管理の話なんですけれども,管理戸数が460戸になっているんです。これは,どういう理由でこういうふうに急激に管理戸数が変化したのかを教えていただきたいんですけれども。


◯加倉井委員長 長谷川住宅課長。


◯長谷川住宅課長 今,今委員の方からの,管理戸数が大幅に──特に公務員宿舎等について削減されているということの理由でございますが,昨年,公務員宿舎等につきましては,7,030戸になります。
 公務員宿舎につきましては,今年の2月から──前回の委員会で御説明申し上げましたが,国の関係は一般競争入札で管理を行う業者を決めるということになっております。
 今回,具体的に公務員宿舎につきましては,全体で5,287戸,筑波大宿舎については1,272戸ございましたが,いずれも応札の結果,住宅管理協会の方が,今回入札の結果が額が少なく,その管理を取れなかったということになります。
 もう少し具体的に申しますと,特に公務員宿舎の関係は,入札された民間の業者が,こちら公開されておりまして,東京の愛宕産業というところが入札をして,落札をしたと。もう一つの筑波大学の方の宿舎につきましては,エム・エム・シイという,やはり民間会社の方が落札をして,本年度から管理開始をするということになったので,管理戸数が減っております。
 以上です。


◯今委員 結局,民間会社の方が,安かったということなんですか。


◯長谷川住宅課長 同じ入札条件の中では,管理費用が安いということで,結果的に民間の方に管理が移ったということでございます。


◯今委員 はい,わかりました。今後とも安くできるように頑張ってください。
 先ほども話があったんですが,橋梁のチェックをしたということで,大変時間とマンパワーがかかったみたいですけれども,まず最初に橋の場合,寿命が40年とか50年とか言われているんですが,どのような基準の中でそういうような寿命が決まっているのか,しっかりと明文化されているのか,そこら辺ちょっとお聞きしたいんですけれども。


◯加倉井委員長 海野道路維持課長。


◯海野道路維持課長 橋梁の寿命については,一般的に50年とか60年とかいうふうに言われております。国の方でもそうですけれども,建設後50年以上経過する橋はどのぐらいあるかみたいなことで,一応目安として50年を見ることになっています。


◯今委員 そうすると,きちっとした決まりはなくて,ただ50年たったから建て替えましょうということなんですか。


◯海野道路維持課長 一つ一つの橋によりまして,交通量とか条件がいろいろ違いますので,あと海岸部とか内陸部とかでいろいろ違いますので,一概に何年でだめになるということは言えないと思います。おおむね50年とか60年とかと言っています。一般的に50年経過すると,急激に老朽化の度合いが進むというふうに言われておりますので,一応50年というのを目安として,基本的には考えられると思います。


◯今委員 そうすると,明文化されたものはないというふうに判断してよろしいかと思うんですけれども,一般的に橋梁の値段と言いますか,何メートルでこういう橋は幾らというのは,どのぐらいの目安なんですか。


◯加倉井委員長 村田技監兼道路建設課長。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 結論から申し上げますと,場所によって当然違うということです。県内全域を見渡しまして,これまでの事例から言いますと,南は極端に地盤が悪いということで,橋げたを支える部分の,いわゆるくいから始まって,その部分に多くの金がかかるということですね。
 一方,それに反して北の方は,すぐ掘れば岩が出ると。岩着ということでの基礎構造ですので,極めて安価にできるということです。
 それに関しまして,あとはもう一つ,橋げたの部分で,いわゆる上部工というのがございますけれども,上部工は,跨ぐ河川の規模で大きくはね返りが違うということですね。つまり,小さい川幅の橋を跨ぐのは,一跨ぎでできるのであれば,そんなに経済的にはね上がるということはないんですけれども,例えば,相手が利根川とか鬼怒川とか久慈川とか,そういう大規模な河川を跨ぐ場合には,河川管理上から,管理基準に基づいて橋梁は架けることになっていますので,大跨ぎをしていかなくちゃならないということですね。大跨ぎにするということは,橋げたを支える部分で橋を丈夫につくらなければならないということで,上部工なんかでも,大きく割高にはなってくると。例えば,普通に1本架けるのにも,構造を断面的に見ると,箱でつくるとか,Iげたと言いますか,そういうものでつくるとか──いわゆる箱げたでつくれば,大きく1回で飛ばせる。しかし,Iげたというか,普通のけたでは,大きくは飛ばせない。いろいろありまして,大きい大河川を跨ぐような橋梁については,上部工の単価としては,メートル当たりとしては大きく違うということですね。
 例えば,本当に大ざっぱなあれですけれども,2車線でやるとすれば,大体経験的に言うと,高いところで南の方では,700万円とか800万円かかると思いますね。高い方で,そのぐらいいくかなという感じでございます。


◯今委員 今までのを見ていると,30億円とか40億円かかるんではないかと,一般的な話ですけれども。そうすると40年たって,何の強度計算もしないというか,まだもつか,もたないかという判断もしないで,30億円とか40億円という橋を架け替えるということ自体が,いいのかどうかというとこなんですけれども,そこら辺はどういうふうに考えていますか。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 新たな橋をつくる場合の原因は何にあるかということだと思います。つまり,橋そのものが明らかにこれまで経験してきた交通量の負荷とか,そういうものでもたないというのが外観的にもわかるし,詳細な調査を入れてわかることもあるし,それは当然公共物の健全度を保つためには,そこでやるならば架け替えが必要でしょうということだろうと思います。ただ,交通事情によって,今まで使っていた道路では,道路計画上耐え切れないというものがあれば,新たなバイパスをつくる。新たなバイパスのところは,同じような河川があれば,そこで新たな橋を架けるということになると思いますね。ですから,現在ある橋については,個別にもつかもたないか,大丈夫かという検証を入れることが当然必要であって,新たな場合には,橋自体をつくるということよりも,道路上の要請があって新たに橋を架ける必要性が出てくる,そういうことだろうと思います。


◯今委員 そうしたら,今現在,何メートル以下とか,何メートル以上とあると思うんですけれども,茨城県が管理している橋の中で幾らあって,例えば,今から40年までの間,寿命が幾らまでという,その橋の数というのはどうなんですか,わかりますかね。


◯海野道路維持課長 現在,茨城県が管理しております橋梁──2メートル以上を一応橋梁と呼んでおりますけれども,2,271橋ございます。
 それらの橋が,今後長寿命化していくわけですけれども,平成18年度末の現在で──これは15メートル以上の橋梁ということで調べておりますけれども,15メートル以上の橋梁で,建設後50年以上経過している橋の割合ということですが,平成18年度末で5%でございます。これが20年後──一応目安でよく出ている話,20年後ということで言いますけれども,そうしますと42%。茨城県が管理する橋梁の42%が,20年後には50年以上経過するということです。


◯今委員 そうすると,それだけたつと,架け替えと言いますか,そういうことになりますよね。そうすると,毎年毎年の予算がどのぐらいかかっていくかという,そういうグラフみたいのはありますか。


◯海野道路維持課長 私ども,ことしから来年にかけまして,専門家による定期点検を15メートル以上の橋梁で,5年に1回かけようと思っています。そういったことで,よく現状を確認してデータを積み重ねながら,それぞれの橋についてどのぐらいもつかということをチェックしていきながら,長寿命化を図りながら,そのときどきの架け替えの時期を見ながら費用を算出するわけでして,今のところ何年に幾らかかるかというのは,単純に出てこない。逆に,先ほど言いました50年,60年の橋をまめに点検しながら,10年でも20年でも長もちさせて,できれば80年,90年,100年ぐらいもたしていこうと思っていますので,架け替えの費用というのは,今の時点では出て来ないです。


◯今委員 一つは,30億円,40億円かかるような橋が一気にたくさん出て来ると,物すごい予算になっちゃうと思うんですね。将来的に,県の予算もかなり圧迫されていくんじゃないかと思うんですよ。ですから,そういう意味で,今課長が言われたように,いかに延命させるかという技術もしっかりやっていかないと,これからお金もかなり問題になってくると思うんです。
 この間,新聞にも載っていたんですけれども,橋を日々点検して,小まめに危ないところは,例えば塗装がはげて鉄がさびてきたら,それはすぐ補修するとか,そういうことをしながら延命させて,50年のやつを,今言われたように80年もたすとか,そういうことも考えていかないと,将来的には,これから大分厳しい話になると思いますので,そういうこともきちっと考えていかないと,大変なことになるなというふうに思ったんです。
 それで,この間,元国鉄マンの方が,要するに橋守という形で,橋を毎日毎日点検している,そういうシステムが昔あったという話が出まして,これの技術をどう確立するかという話もあると思うんですけれども,各地域で──地域といっても,茨城県の場合で言いますと県で,そういうことをきちんとやっていく。国も当然やっていかなきゃだめでしょうし,市町村もそうだと思うんですけれども,50年の寿命を少しでも先に延ばす。そのためには日々の点検と,あとその時点時点での判断ですよね。どういうように判断すれば,それが長寿命になれるのかという,そういう技術もしっかりやっていくと。今の中でもMDIと言いますか,要するに放射線を当てて,しっかりと中までその時点で判断するとか,そういう技術も今あるんですけれども,そういうこともぜひ簡易にできるようなことも考えていただいて,予算のかかる橋梁の方でぜひ長寿命化させて,予算の余り発生しないような,そういう方向に持っていってほしいなと思うんですよ。
 それで,そういうことが県自体でできないのなら,そういうような技術をちゃんと確立するようなことを,各メーカー──橋梁メーカーとかいろいろあると思うんですけれども,そういうところに依頼しながら,そういうシステムをぜひつくっていっていただきたいなと思うんですけれども,土木部長,何かありましたら……。


◯加倉井委員長 渡邊土木部長。


◯渡邊土木部長 県が管理している橋梁が2,000橋以上あって,今50年,60年と言っていますけれども,それらを延命化を図って100年もたせたとして,それをローリングするのにやっぱり年間20橋架け替えなきゃいけない話になると,1橋5億円かかったとしても,100億円かかっちゃうわけですから。今の補修費というのは,10億円とか20億円ぐらいしかないので,やはり物すごく何か考えていかなきゃいけない問題だなと思っています。今言われた橋守というか,要するにどうやって橋梁を調査して,診断をして,計画を立てて安くやるかという話は,物すごく今からの問題だと思っています。多分その橋守というのは,昔だったら,JRの長大橋なんかの場合には,橋のふもとに家族で住んでいて,毎日橋を見ている人がいたんですよね。痛いとか,かゆいとか,橋の痛みがわかるみたいに……,それが完璧なんでしょうけれども,今そこまではできないにしても,何十橋なりをまとめて見るとか。技術というのは,多分元のJRの専門の人とか,NPOみたいなものがあるらしいので,何かそこと,うちも技術公社とかがあるので,何かうまい仕組みを考えて,そういうことをやっていけたらいいのかなと思っています。確かにメーカーにも,そういう目でチェックしてもらうというのも必要なのかなと思っていまして,非常にこれは大事なことなので,勉強していきたいなと思っております。


◯今委員 ぜひ研究していただいて,将来少しでも予算が出ていかないような──チェックしていってメンテナンスした方が,そういうお金をかけた方が安く上がると思うんですよ,最終的には。ぜひよろしくお願いします。


◯海野道路維持課長 ちょっと私の方から説明させていただきたいと思うんですが,ことしから来年にかけて,800橋余りの橋の点検を専門家に委託して行うわけですけれども,その専門家の点検の際に,土木事務所の職員や市町村の職員,また技術公社の職員等,現地の方に赴いて,橋の点検の講習会と言いますか,現場で直接自主研修的なことができればいいなと思いまして,そういうことをやってみたいなと思っております。
 また,橋守というお話ございましたけれども,道路については道路情報モニターということで,民間の方に道路の状況等を確認いただいて,危険な場合には所管の土木事務所の方に御連絡いただくとか,積雪とかスリップの危険性がある場合には,現地の方に情報板の掲示なんかをさせていただいたりしていますけれど,そういった橋のたもとに住む,先ほどの橋の専門家の方や土木のOBの方とか,そういう方に常日ごろ見ていただいて,何かありましたら御連絡いただくというようなことも,今,委員がおっしゃられたようなこともあると思うので,それについては,今後,勉強していきたいなと思っています。


◯今委員 ぜひ,そういうことで,よろしくお願いします。
 次に,一般入札がふえまして,少したっていると思うんですが,この間も新聞にちょっと載ったんですけれども,かなり落札率が下がっているという話も出ました。そういうことで,4月から適用した後の状況を,少し詳細に説明していただければと思うんですけれども。


◯加倉井委員長 栗田参事兼監理課長。


◯栗田土木部参事兼監理課長 ことしの6月1日から,4,500万円以上について条件付き一般競争入札の導入を図ったわけでございます。改めて説明しますと,1億円以上については,従来どおり本庁発注,これは従来からやっております。それと,1億円から4,500万円までは,出先の発注という形でございます。
 まず,数字から説明しますと,平成19年,ことしの4月から5月でございます。当然,出先はありません。本庁は1件だけということで,実質は6月からでございます。それで,6月から8月末の数字ということでお願いしたいんですけれども,出先機関13件でございます。発注件数13件。それで,落札率は89.62%という結果になっております。ちなみに,本庁が6月から8月までの発注件数19件で,落札率85.13%でございます。
 以上でございます。


◯今委員 この数値は,前に比べてどの程度というのは,大体わかるんですか。


◯栗田土木部参事兼監理課長 今説明した件数と落札率の関係でございますが,いかんせん13件ということで,判断するには,高いか安いかというのは,現時点ではちょっと難しいというふうに考えております。と言いますのは,例年,土木の発注は9月,今月からが本格的になりまして,昨年の例で言いますと,9月が──これは一般競争入札ということではなくて,2,131件を,どういう月ごとに発注しているかということでございますが,9月がその4分の1,25.1%を発注しているんです。ですから,本格的発注は9月以降ということになりますので,それらの件数を見てみないと,低く推移するのかというのは,ちょっと現時点では判断できないというのが正直なところです。


◯今委員 わかりました。まだ,詳しいデータが出ないということで,ぜひ今後とも適正な数値になればいいなと思います。
 では,もう1件なんですけれども,今度も大分国の予算もつきまして,海岸の補修と言いますか,予算も出ていますが,私も県北の方なので,日立の旭町の話とか,あと日高の海岸の話とか,いろいろ出ていますが,最近の状況は,どういう状況になっていますか,早乙女河川課長。


◯加倉井委員長 早乙女河川課長。


◯早乙女河川課長 委員御指摘のように,ここのところ異常気象が続きまして,海岸の被災が目立っております。それと,海岸の護岸が40年とか50年たっておりまして,かなり古くなっているという原因もあるのかなと思っております。あと,皆さん新聞で御承知の長周期波ですか,あの辺の問題がございまして,今後ふえて来るのかなと思っております。
 砂浜の消失が最大の原因なんですが,これにはまたいろいろ対策にお金がかかりますので,とりあえずは,今ある護岸を補強しながら,何とか対応していこうかなと考えております。


◯今委員 具体的に何カ所かあるんですけれども,住民からの話とか,あと住民から市町村に行く話もあると思うんですが,私もこの間いろいろ見には行ったんですが,日々変わりますからね。何とも言えないんですが,少しでも早く住民の不安が取れるように,対策をお願いしたいと思うんですよ。我々は,海岸のすぐそばに住んでいないので,その恐怖というか,怖さはわからないんですけれども,話を聞くとかなり怖いと。要するに,ずっと長く住んでいる人が怖いと感じるんですから,やっぱり普通じゃないんじゃないかなという思いはするんです。日立の市長ともちょっと話はしたんですけれども,旭町の場合は行き違いがあったりして,国の事業を取るとか取らないとかいう話もあったので,ちょっと行政の方もかたくなっているんですけれども,いずれにしましても,日々そういう状況に遭っている住民の方は,大変な状況なので,一日でも早く,そういう不安が取れるように対策をしてやっていただきたいと思うんです。今度出ている費用は,現状回復という話だけみたいですが,特に旭町の場合はもう撤去しちゃったんで,そこら辺を少し考えてやらないとだめじゃないかなと思っているんですけれども,そこら辺はどうなんですか。


◯早乙女河川課長 旭町の部分なんですが,確かに橋梁工事をやるために,仮設道をつくっておいたと。それを地元の方々と話にも行かなくて撤去してしまったと。あとは,漁業問題もあるんですけれども,そういうことで撤去してしまったと。そうしたら,また越波が激しくなってきたということは,うちの方も十分理解しておりまして,これに向かって新しい緊急事業というのもいろいろ出てきましたので,それらの中から,補助事業で何かそれにうまくぶつかるものがないかということで,現在国と御相談をしております。それから,もっと壊れてしまったものにつきましては,できるだけ災害で対応していきたいと思っております。


◯今委員 ぜひ,そういう不安も取り除いていただいて,少しでも住民が安心する方向に向かっていってほしいと思います。
 最後にちょっとお聞きしたいんですけれども,ETCの設置基準で,先ほどお話があった14キロメートルあって,その真ん中に設けたという今度の話がありましたけれども,そういう基準というのはあるんですか。ETC専用のICの話もあると思うんですけれども,どのような基準でインターチェンジを設けられるのかどうか,基準はあるんですか。


◯加倉井委員長 袖山高速道路対策室長。


◯袖山道路建設課高速道路対策室長 先ほど御説明したように,この間は14キロメートルで,茨城県のIC間の中では一番長い。茨城県のIC間は約10キロメートルですので,区間が長いということで,高速道路の利活用を含めまして,真ん中にインターチェンジを設けるという要望がありました。国の施策としまして,平成16年度からスマートインターチェンジを設けることになっていまして,それは明確なものはなくて,その地域の活性化とか,そういうものを踏まえまして,検討していくということになっています。


◯今委員 わかりました。明確なものがないという話なので,要するにその地域の要望に応じて対策をしていくと,そういうふうに考えていいんですか。例えば,今5キロメートルだけれども,ここに道をつけると便利だよとか,そういう要望にも対応できるのですか。


◯袖山道路建設課高速道路対策室長 それはケース・バイ・ケースでありまして……。そこにつきましては,警察,国,いろいろ調整する事項がありまして,それらを調整しまして決定していきますので,一概に必要性については,今はっきりとは言えません。


◯加倉井委員長 伊藤都市局長。


◯伊藤土木部都市局長 よろしいでしょうか,少し国のETCのスマートインターチェンジの考え方について,お話させていただきたいと思います。
 今,委員御指摘のように,明確な基準というものが定まっているわけではないですが,そもそもETCスマートインターチェンジの設置の考え方というのは,日本の高速道路のインターチェンジの間隔というのが,平均10キロメートルから15キロメートルぐらいで,欧米のインターチェンジなんかの間隔は,大体5キロメートルぐらい。それに比べると長いというところ,それからもっと便利に使えないかというところからきています。
 ですから,明確な基準はないんですが,余りに首都高みたいに2〜3キロメートルおきぐらいにインターチェンジを設置していくとなると,今度は,また別の問題が出てくると思います。お金も,幾ら安上がりと言ってもお金がかかる。それから,接続する道路の関係もありますので,その辺は,地域に対する効果の程度とか費用とか,その辺を勘案してやっていくということになろうかと思います。


◯今委員 実は日立も,北と南と中央とあるんですけれども,南でおりて,例えば多賀の町に行こうとすると,多賀と南の間が混んじゃって,なかなか着かないんですよ。ですから,南と中央の間に一つ設けたい,多賀におりるインターチェンジもつくりたいなと思うんですけれども,それは可能なのかなという検討をするために,そういう情報が欲しかったもので……。もうだれにも頼まないで,自分でやってみようかなと思っているんですが,そういう思いで,今ちょっと質問させてもらったんですけれども。


◯伊藤土木部都市局長 基本的な考え方は,私が先ほど申し述べたとおりなんですが,インターチェンジの間隔以外に利便性がどれだけ高まるかということは,やっぱりインターチェンジが物理的に設置できるかどうかというところが大きな要素になってこようと思います。今まで県内に設置されているスマートインターチェンジは,パーキングエリア型ですと,近くに道路があれば比較的すっと行けますが,水戸北インターチェンジは国道123号と交差する場所,それから,今回の小美玉も国道と交差する場所で,非常にアクセスするところがやりやすいわけなんですね。だから,そういったことも考えていくことになろうかと思います。


◯今委員 わかりました。いろいろお金がかからない方法がいいと思うので,少し私も研究させてもらいます。ありがとうございました。


◯加倉井委員長 ほかに。──錦織委員。


◯錦織委員 最初に,鹿島港の問題をちょっと聞きたいんですが。いろいろと座礁船,ジャイアントステップ号があって,後処理がいろいろまだかかっているのもあるんですけれども,今の処理状況を最初に聞きたいんですが。


◯加倉井委員長 後藤港湾課長。


◯後藤港湾課長 鹿島港の座礁船の処理でございますが,昨年10月に連続して起きました座礁事故で,3隻の船が座礁したわけですが,参考に申し上げますと,最初にエリダエース号というのがありまして,これは外港航路付近で座礁したものですが,これにつきましては,昨年11月18日に離礁ということで,無事退去いたしました。
 それから,その次にオーシャンビクトリー号というのが,これは10月の末に座礁したものでございますが,南防波堤の外側で座礁しまして,船体が2つに割れたという船でございます。このオーシャンビクトリー号についてはことしの6月21日に,既に撤去したということでございます。
 それから,今御質問のジャイアントステップ号,これは最初に,10月6日に座礁して船体が3つに折れまして,残っているということでございますが,まず船首部につきましては,日川浜から約250メートルの位置にございましたけれども,ことしの海開き前までに,すべて撤去をしてございます。
 それから,船尾部につきましては,日川浜から約1,700メートルぐらい沖にありますけれども,これについては,ことしの8月末までに,海面から見える部分につきましては,すべて撤去をしているという状況でございまして,残る部分については,海の状況がよくなる来年の春以降,撤去作業をやっていくということでございます。
 それから,その深陰に船尾部がございます。これは日川浜から約2キロメートルぐらいにあるわけでございますが,これにつきましては,今お話しましたように,船尾部の状況を見まして──船体中央部ですけれども,これから作業に取りかかるということでございます。撤去作業につきましては,通常4月から8月ぐらいまでの,海の状況が一番いいときに撤去しているということでございまして,本年度については,もう終わっているということでございます。この船尾部,それから船体の中央部については,来年の春からまた取りかからなければならないということで,期間が限られているということで,すべてなくなるのには,大体平成21年度ぐらいにずれ込んでいくんではないかというふうに考えております。


◯錦織委員 それで,ことしは終わって,また来年からやるということですが,新聞だけですけれども,あの辺はちょうどシラスだとかハマグリだとか,いろいろと漁業の関係……,被害はないですよということで,そんなに影響はないんだと書いてはありますけれども,その辺の状況をちょっと聞かせてもらいたいんですが。


◯後藤港湾課長 ジャイアントステップ号については,これは運航会社が商船三井ということでございまして,補償につきましては,主管としては農林水産部で行っております。商船三井と農林水産部の方で漁協の方にお話していただくということで,我々としては,特に今のところ影響あると考えてございません。


◯錦織委員 あとは,3隻も続けてやったということで,風評被害的なことも心配しておるのも若干あるんですけれども,その辺で,新しくパイロットに命令が出せるだとか,気象情報をそういうふうになると流すだとか,管理体制はどういうふうになったのか,確認をしたいんですが。


◯後藤港湾課長 昨年10月に3件,座礁が続いたということで,我々としても極めて深刻な状況であるというふうに考えておりました。今,事故については,海難審判において検証中ということでございますが,いずれにしても今後事故防止については,最全力を尽くしていかなければならないということでございます。
 昨年,事故発生後から──昨年11月でございますけれども,現地の対策会議というものをつくりまして,これまでは台風のときだけに避難勧告を出しておりましたけれども,今回は低気圧についても避難勧告ができるようにという形で,ことしの3月から運用を始めたというのが一つでございます。
 それから,それに伴いまして連絡網の整備ということで,低気圧のとき避難勧告が出たときには,どういうふうに確実に伝達するのかということも整備をいたしました。
 それから,3つ目として,今までの情報の共有とか情報の提供ということをより確実にするということで,船を運転する皆さんに「航行安全の手引」というようなものも発行して,情報の共有あるいは伝達をしているというふうに考えています。
 それから,あと鹿島港の情報図ということで,いろいろ各国の船乗りが入って来ますので,これまで英語とか日本語でやっていましたが,それにつけ加えまして,中国語での情報図というのもつくっているということで,こういう形を踏まえて,これからより安全な港にしていきたいというふうに考えてございます。


◯錦織委員 避難勧告の強制力は……。今までは,船が一回待機して外海に出ると300万円ぐらいかかるんだという話を聞いているんですよ。そうすると,船長はなかなか自分の判断で今まではしていて,出たがらないみたいな部分もあったみたいですね。今度は退避勧告が出た場合に,どこまで強制力があるのかどうか,その辺はどうなんでしょうか。


◯後藤港湾課長 避難勧告につきましては,これは鹿島の海上保安署から出すものでございますが,基本的に,最終的には船長の判断ということになっていまして,強制力ということは非常に難しいかもしれませんが,やはりその状況を見て,基本的には港を使う方が,安全に出ていただくという形になっております。
 それから,低気圧のことについてちょっとお話しますと,今までは,低気圧については避難勧告というのはございませんでした。注意喚起という形で,事故がないようにということでしたが,今回は避難勧告という,十分そういう状況を踏まえて事故にならないようにということで,船長に対しても認識を新たにしていただくという形での勧告ができるようになったということでございます。


◯錦織委員 そういう面で,いろいろとこれからも管理上の問題,いろいろと外港の整備もしてもらって,北公共埠頭というのもありますし,そういう部分で十分,こういう形で安心ですよ,こういう対策をとっていますよというPRをしてもらいたいなと思っております。
 時間もあれですが,もう1点。前回の6月に鹿嶋市の線引き問題の話をしましたけれども,13日に新聞にでかでかと出まして,期成同盟ができた話をしましたが,7,271名の署名が集まったと,そういうふうに勢いがついて県の方に要望を持ってくるようです。ただ,額面では7,271名ですけれども,私のところに,2人から「錦織さん,署名はたまたましちゃったんだけれども,いろいろと知り合いの人が来て,どうしてもやむを得ずしなくちゃいけなかったから,したから」というのが1件あったのと,もう1件は「線引きをされちゃうと,あんたらが持っている土地はもう全然売れなくなっちゃう」と。この人らは老夫婦なんですけれども,リタイヤ組で来て,「売れなくなっちゃうし,あんたら2人死んじゃったらば,線引きされちゃったその土地は,市に,国に没収されちゃうんだ」と。何を考えて言っているのか全然わからないけれども,そんなおどしとも強制とも取れる,事実をちょっと間違った方向で説明をしながら集めている部分もあるんですよ。だから,これを額面どおりに,このままこの人たちが全部反対ですということは,私はないだろうと思って見ているんです。
 だから,今から署名が県の方に来ると思いますけれども,その辺の扱い方。それと,ここで書いてありますけれども,市長は前回も言いましたけれども,政治生命をかけてやるんだよと,まちづくりとして絶対必要なんだということで,かたい決心で始まって,少々反対があろうとやってきたわけですよね。
 ところが,県の方に期成同盟の人が話に来たときに,「県は,住民の皆さんがやりたくないものはやらないですよ」なんていう,甘い発言でもないんでしょうけれども,幾らか期待を持たせるニュアンスであったと,ちまたでは聞いているんですよね。その辺の県の態度,全体的な線引き問題いろいろあるでしょうけれども,鹿嶋市の線引きに関して,どういう対応をするという信念でいるのか,それを聞かせてもらいたいんですけれども。


◯加倉井委員長 上久保技監兼都市計画課長。


◯上久保土木部技監兼都市計画課長 委員御指摘のとおり,大野地区の住民の反対運動につきましては,話は聞いておりますし,先週新聞等に出ておりますので,それは見ております。
 ただ,大野地区におきましては,バブル期の土地利用により虫食い的なミニ開発が行われてきまして,平成7年から17年までの10年間で,新聞に載っていますけれども,人口が22.7%と大きく増加しています。
 この虫食い的な開発によりまして,平成11年から15年の5年間の農地転用率は3.03%,県平均の0.96%に比べますと,大きく上回っております。
 こうして多くの農地や山林が失われまして,営農環境や自然環境への悪影響を及ぼしています。さらに,狭隘道路や排水施設等の整備が追いつかない,大雨時には冠水などの被害が生じる,こういった問題も抱えていると聞いております。
 こういった現状を考えますと,我々としましても,大野地区の魅力でもある豊かな自然環境を保全しつつ,これと調和したゆとりある居住環境の形成を図るためには,線引き制度を導入しまして,計画的・効率的にまちづくりを進める必要があると考えています。
 先ほど委員の方からありましたが,反対が多ければやらないといったことは,私ども一言も言っておりませんが,この線引き制度の導入によりまして,市街化調整区域になっても,駅周辺等の3地区におきましては,鹿嶋市が,地域拠点として計画的に整備を進めるために地区計画を定めまして,あわせて既存集落の周辺区域については,住宅や小規模店舗等が建築できるよう区域指定を行いまして,集落の維持,活性化についても図ってまいりたいと思います。
 不退転の決意で取り組むという鹿嶋市長の方針も重々承知しております。今後も引き続き,住民から反対があるようですけれども,鹿嶋市と連携しまして,住民の理解・協力を得ながら,線引き導入に向けまして,必要な手続を進めてまいりたいと考えております。


◯錦織委員 話を聞いて,線引きに関して,県も必要ですよと,きちっと強い気持ちで指導してもらいたいなと思います。鹿嶋市は強い気持ちでも,県は皆さんの意向によっては,いろいろ妥協してもいいような雰囲気があるんですよと。上手にそれはPRしているんでしょうけれども,そんな話を言っている人たちもいるんですよ。鹿嶋市の背景は十分課長はわかってくれているようなんで,その部分を強く言って,どうしてもこれは,県全体のまちづくりの中でも絶対やらなくちゃいけないことなんです。そのために,いろいろと不ぐあいのある人もありますから,その辺の意見を聞きながら,期間を1年ほど延長してきたし,区域指定,地区計画という妥協案を──県も普通はやらないんだけども,それは地元の意向を聞きながら,そういう妥協案を出してきているんですよ。それで皆さんに御理解をいただこうという努力は,県も,妥協してきたわけだから。その辺のところを,何が何でも必要なんですと,強く指導をしてもらいたいんですよ。言ってもらいたいんですよ。
 私のところにも,5人で期成同盟の人が来て,私も大分おどかしを……。「長崎の市長みたいに,ぶっ放してやるほかねえのか」とまで,3回も私言われましたから。もう本当にいじやけて,ふざけんじゃねえよって,有権者でなければ,けつまくってけんかでもしたいんですけれども。有権者ですから,黙ってじっとこらえてやり過ごして,私も本当にいじやけてね。そういうことをやることは,錦織が自分のした事業の規制緩和なのに,ああいうことを言っていますので,裏にいいことが,いい思いができることがあるんだと,大野地区の線引きやることで。そんな話をしているんですよ。「証拠があるのなら出せ」と,強く否定しているんだけれども,信用しないんだよね。だれかに言われて,まともに聞いちゃって。
 そこまでおどかしてきても,やらざるを得ない,必要なんだと思って私も覚悟をしていますので,県も,これから来ますから,いろいろ強く言うでしょうが,それに負けずに,きちっと,絶対これはまちづくりに必要なことなんですということを,市と連携ももちろんとりますけれども,県としても独自に,ちゃんと思っているんですということを強く言ってくれないと。鹿嶋市長や私だけが悪者になって,県の方は住民の方にみたいな話になっちゃうと非常にやりづらいので,県も不退転のつもりで,これはやるんですということを,来たらば言ってもらいたいんですよ。その辺のところでよろしくお願いします。


◯加倉井委員長 澤畠委員。


◯澤畠委員 今委員の質問に関連したことなんですが,最近,公的責任的なことが,多く事件として問われる時代──安全安心,快適環境,そういうものが求められる時代になり,公的責任のかかわる事件というものが,結構頻発しているような気がするんですね。そういう点で,今いう橋梁の保全というようなことも,行け行けの今までの投資の時期から,そろそろ維持管理,補修というような時期を半世紀後に迎える,そういう間もない時期なので,公共施設の安全管理,橋にかかわらず住宅管理協会の住宅,学校やら何やらを含めての耐震性,そういうものは,それぞれの部署で安全管理をされていると思うのですが,そういう公共施設の安全管理を一元化して,これから公的安全管理を堅実に確保していかなきゃならないなというようなことを感じるんですが,土木部長,その辺をどんなふうに考えますか。


◯加倉井委員長 渡邊土木部長。


◯渡邊土木部長 確かに土木部というのは,今までつくるつくるで,建設ということで私らもずっとやってきていたんですけれども,やはり公共物にも寿命があるというのがみんなわかってきまして,これは何とかしないと,ということで,今言われているように,橋梁ももちろんやっていくんですけれども,例えば道路の法面一つにしたって,前は完璧につくったつもりが,やはりある程度年をとってくると,ちょっと崩落の危険があるとかになっています。海岸も完璧に構造物をつくったつもりが,ちょっと条件が変わるとやられちゃうみたいのがあるので,建物も耐震絡みでですから……。物自体は,各セクションセクションで専門でやるんですけれども,その辺を土木部として,どこかで──監理課なり私の近くで,一元的にそれを考えていく仕組みというのをやっていかないと,そのときそのときの人で,やったりやらなかったりでも困るので,それはきっちり考えていきたいと思います。


◯澤畠委員 今,部長が感じているように,確かにこれからの公共施設の管理というのは,その部局だけでなく,総括し,一元的な管理というようなものが求められる時代になってきているような気がするので,また,効率的・効果的に,そうした行政体制が整えられるように工夫を考えていかなきゃならないときにきているのじゃないかな,そんなふうに思いますので,その辺の検討を,課題としていただきたいなと思います。
 以上です。
     ───────────────────────────────


◯加倉井委員長 それでは,ここで暫時休憩いたします。
 再開は,午後1時といたします。
                 午前11時57分休憩
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                 午後1時00分開議


◯加倉井委員長 休憩前に引き続き,委員会を再開いたします。
 所管事務に係る質疑を行います。
 質疑のある方は,引き続きお願いいたします。
 井手委員。


◯井手委員 それでは,2点にわたり御質問をさせていただきたいと思います。
 まず,補正予算にも計上されております北茨城の下桜井の海岸の堤防の復旧工事事業についてお伺いしたいと思います。
 この時候,この地域は,低気圧の通過に伴う大きな波,長時間にわたる波の被害に応じて,かなりの堤防が崩壊をしたという場所でございますけれども,今般,補正予算も組まれているようでございます。先ほども御説明いただきましたけれども,まず,その補正予算の内容について,もう少し詳しく御説明をいただければと思います。


◯加倉井委員長 早乙女河川課長。


◯早乙女河川課長 下桜井の件でございますが,委員御案内のとおり,北東からの非常に高い,長時間連続した波が続きまして,前の浜が持っていかれてしまい,それに伴って護岸が崩壊したということでございます。この前の8月23日,現地調査が終わりまして,全体で約800メートル近くあるんですが,1カ所あたり4億円以上を超えますので,災害復旧の場合4億円を超えますと,財務省との協議が出てきますので,現場の調査は終わっておるんですが,現在保留という形になっております。現在,この保留解除について,国土交通省と財務省の方でお話をしているという段階でございます。


◯井手委員 災害復旧事業の進捗については,この後でまた詳しくお伺いいたしますが,県単独の補正予算の内訳について御説明いただきたいと思います。


◯早乙女河川課長 この部分の,災害復旧事業で手当できない分,例えば旧護岸との取りつけ部分とか,そういうところにつきましては,県単で対応するしかないということで,今回補正として1億円,補正予算を計上させていただきたいということで補正をお願いしております。


◯井手委員 そうしますと,県の補正の1億円というのは,基本的には,国の災害復旧事業が採択されるであろうということを前提とした予算措置というふうに理解をしてよろしいわけでしょうか。


◯早乙女河川課長 はい,そのとおりでございます。大体今は災害査定を,災害を受けてから2カ月以内にやれというお達しが出ておりまして,できるだけ年内に完成しなさいという話も出ているんですが,通常,お金の関係もありますので,大体3年間をかけて仕上げるというのが一般的でございます。


◯井手委員 被害をこうむった区間が800メートルという,かなり大規模な被害になっております。今,河川課長から,3年ぐらいの継続の事業になるのではないかというお話もありましたけれども,全体的な予算としてはどの程度が想定されているのか。また,地元にとってみれば,3年という時期が少し長過ぎるのではないかと。非常に海岸と民家が近接しているところでございますし,また,国道とも1キロメートルと離れていない。国道6号という主要な道路とも距離が余りないところでございますので,やはり復旧事業に採択していただくということが,まず第1段階だと思いますけれども,それでも,もっと速やかな工事を地元としては望むところでございます。総額,また,この工事の時期等について,もう一度御答弁をいただければと思います。


◯早乙女河川課長 まだ保留になっておりますので,金額についてはアバウトな数字しか言えないのですが,財務省でどれだけの査定を受けるかちょっとわかりませんので,うちの申請額としては,約19億円程度をお願いしまして,今回査定で認められるのは,大体16億円程度かなと踏んでおります。
 それと,財務省との協議というのは,普通1カ月から3カ月かかりますので,その辺につきましては,急いでやってくださいということで,防災課の方に何回も足を運んでおります。


◯井手委員 とにかく早く結論を出していただいで,繰り返しになりますけれども,3カ年の継続事業というのでは,やはり余りにも地元の方にとってみれば不安が残ることになると思います。これは,もう御答弁は結構でございます。なるべく1年でも2年でも詰めていただいて,集中的な工事の展開を国に要望していただきたいというふうに思います。
 この下桜井の件は,以上で結構でございます。よろしくお願いいたします。
 あと,要望をさせていただきます。先ほど今委員の方からも出ましたけれども,日立市の助川海岸,旭町の海岸の波の対策でございます。
 これに関しては,地元からも署名,要望等も出されておりますし,また,県の方も積極的に国との交渉をしていただいていると理解をさせていただいておりますので,住民にとって安心安全を保てるような,そういう施策を鋭意よろしくお願いしたいと思います。これは,要望だけにとどめておきます。
 続きましては,これも先ほどの今委員との質疑の延長線上にありますが,橋梁の緊急点検のことについて御質問させていただきたいと思います。
 今般,早速県も速やかな対応をしていただきまして,この資料の別添8の方には,緊急点検の結果として,落橋──橋が落ちるなどに至る,全体に著しい損傷のある橋梁はなかったという,そういう緊急点検の結果が報告されているわけでございます。これについては,非常によかったなというふうに思います。
 ただし,その他の異常を確認した橋梁ということで,修繕を要する橋梁が9つ,観察を必要とする橋梁が9つというふうに出されております。先ほど部長もいみじくも答弁されておりましたけれども,橋については,これからもしっかりと補修,点検をしていくことも大事だし,部長がおっしゃられたように,住民も含めて,もちろん専門家もそうだし,また土木のOBの方もそうだし,NPOやボランティア,そういう方もそうだし,橋を住民が地域の宝として守っていく,そういう体制づくりというのは,非常に大切ではないのかなというふうに思うんです。そういった意味では,例えば修繕を要する橋梁が9つというふうに,ここに書かれておりますけれども,私はこれを,この地域のこの橋は──もちろんそれは落ちるとか落ちないとかそういう次元ではない,通常の交通には支障がないんだけれども,これから,ここはしっかりと補修をしていきますと,この橋をしっかりみんなで見守っていきますよというような形で,こういう情報は,具体的な情報として公開してもいいんではないのかなと思うんです。ホームページなんかで公開する必要があるかどうかというのは,皆さんでまた議論をしていただきたいと思うんですけれども,そういった意味では,例えば,修理を要する橋梁というのは具体的にどういう橋で,つくられてから何年ぐらいたっているのか。一日どのくらいの交通量があるのか,どういう橋がこれに該当するのか。具体的なところ,資料を全部持っていらっしゃるかどうかわかりませんので,お示しいただける範囲の中で教えていただければと思います。


◯加倉井委員長 海野道路維持課長。


◯海野道路維持課長 ただいまの橋梁についてでございますけれども,橋梁の点検ということで,いろんな方からいろんな目で見ていただくということは,大切だと思います。そういった意味で,ことしから定期点検を専門家に委託して行うに際して,土木事務所の職員なり市町村の職員等にも,橋梁の点検の実際の現場を見ていただきながら,橋梁の点検員みたいなことが要請できればと思っております。先ほども御説明させていただきましたけれども,一般の方々,OBの方々含めて,いろんな方々からいろいろ日常的に見ていただいて,御意見・御注意等いただければありがたいなと,そういうことも今後検討していきたいと思っています。
 ただいまの御質問でございますけれども,先般アメリカで橋梁が崩落しましたが,それに伴いまして,私ども茨城県で2,161橋について,緊急点検をいたしました。その結果,崩落に至るような著しい損傷のある橋梁はありませんでしたけれども,点検の結果,9橋について軽微の補修等が必要だと,また残り9橋について,要観察が必要だろうというようなことで,合わせて18橋について確認したところであります。ここの要補修というのは,私ども通常,橋梁補修事業の中で,1年間に30橋とか40橋を塗装の塗り替えとか,床版の舗装の破損したところの修理とか,その他もろもろやっていますが,レベル的にはそれと同等ぐらいのものだと思っていますので,すぐ危険だというなことではないと思っております。ただ,今言ったような,いろんな方から見ていただくことは必要だろうと思っています。
 ちなみに,今わかる範囲で御説明させていただきますと,例えば修繕を要する橋梁ということで,笠間にございます──これは涸沼川ですか,宍戸橋というのがございますけれども,昭和4年に架設した,そういう意味では古い橋梁であります。コンクリート橋梁ですけれども,一部コンクリートの剥離が見られているので,そこについて補修したいというようなことであります。
 あと,竜ケ崎土木事務所管内ですけれども,高須橋ということで,これはトラスの鋼橋であります。床版部に一部漏水等がありますので,それらについても早急に補修していきたいと思っています。
 いずれにしましても,今回の点検の結果,修繕を要する9つの橋梁については,今年度早急に対応したいと思っております。


◯井手委員 先ほど2年間で800橋の点検を──これは代表質問の方でも御答弁がございましたけれども,外部業者に委託をして行うというような趣旨もございました。具体的にどういう形でこの800橋の点検をこれから行っていくのか。業者というようなお話でしたけれども,目視による点検なのか。例えば先ほど御指摘があったように,エックス線や超音波や,そういったものを使った検査になるのか。この800橋の点検ということについて,もう少し具体的に御説明いただけますでしょうか。


◯海野道路維持課長 橋梁の点検ということでちょっと御説明させていただきますと,これまで橋梁の点検につきましては,土木事務所の職員が現場に行きまして,橋の上から,橋面の状況,橋の上のけたの状況等を見る。また,橋の下に入ってコンクリートの床版とか,その下面の状況とか,床版の下にあるけたの状況について,遠くから見たり近くから見たりしてきて,目視で点検してきて,その結果,異常と思われる箇所については,専門のコンサルタント等を頼みまして詳細な点検を行い,修繕等の対策を講じてきたところでございます。
 ただ,そういったことですと,なかなか河川の部分等については,どうしても遠くから見るという程度で,なかなか現場の方に近づけない状況であります。
 今度の,ことし,来年にかけて専門家を頼んでという点検になりますけれども,橋梁点検作業車というのも現在ありまして,橋の上から作業車のアームがぐっと伸びて,橋の下の方まで潜り込めるような,その先端に人が乗れるバケット等がついておりまして,そういった点検作業車もありますし,場合によっては,上から足場をつるして下の状況を見ることもできますので,そういったこともやりながら,橋全体についてチェックをしていきたいと思っております。
 それによりまして,もっと詳細な点検が必要じゃないかというようなところにつきましては,委員おっしゃられたような専門的な機器も使って,詳細な調査もしていく必要があるのかなと思っております。


◯井手委員 わかりました。この800橋というのは基本的に,例えば県1本として,1つとか2つとかいう業者に委託して全体的にやるのか。それとも,各土木事務所ごとに,通常の点検作業のような形で外部の業者を,各土木事務所で募集しながら委託をしていくのか,どういう形で具体的に進めていかれるわけですか。


◯海野道路維持課長 これから,橋梁の点検作業の発注につきましては,どのようにしたら一番効率的に,また検査のレベルも確保できるのかというようなことも含めて,これから検討して対応していきたいと思っています。今のところ,具体的にどうのこうのということは,ちょっとまだ御説明できる段階ではありません。


◯井手委員 これから検討していただいて結構なんですが,私が一番関心があるというか,この事業自体は,例えば補正を組む必要があるようなかなり大規模な事業なのか,それとも,通常の道路補修の予算の中で補われる程度の費用で済む事業なのか。800橋の点検作業というのはどういう事業なのか,その重要性というか,特に予算上のですね。それがちょっと見えて来ないんですが,そこはどうなんですか。


◯海野道路維持課長 点検の仕方にもよりますけれども,ほかの県とか国等をいろいろ見てみますと,ただいまのような橋全体をまず見てみるということでありますと,1橋あたり数十万円ぐらい,10万円とか20万円とか30万円とか,そのぐらいだというふうに伺っておりますので,全体的に考えても,2カ年でやるとしても,県で持っている橋梁補修事業費の中で対応可能かなというふうに考えております。そういうことで進めさせていただきたいと思います。


◯井手委員 今お伺いしたことは,実はこの後の質問に非常に関連してまいるんですけれども,橋でもトンネルでもそうですが,いわゆる公共事業の社会的資本というのは,今まで日本の公共事業の中では,1回つくってしまえば,未来永劫に残っていくものだという発想で,現実にはつくられていると思うんです。それには補修を加えたり,悪くなったら,そのとき,そのとき予算をつけていけばいいじゃないかという,そういう発想で組まれていると思うんです。
 でも,よくよく考えてみると,民間は,例えば大きなビルをつくったときにも,そのビルの耐用年数が例えば50年なら,10億円でつくったビルだったら,50年たったら,もう一度10億円で新しいビルがつくれるように,毎年減価償却という考えの中で,お金を償却しながら──逆に言うと,それをお金としてためておいて,それが50年たって使えなくなったときには,次に新しいビルならビルが建てられますよという,そういう経理の原則,会計の原則の中で運営していくわけです。
 先ほど部長が,この2,200ある橋を毎年20橋ずつやっていったら,1年間に100億円ぐらいかかるなんていう話を,例えの話として御提示いただきましたけれども,まさにそういう発想は今まで公共の工事,橋にしろトンネルにしろなかったわけです。でも,それが,高度成長時代から50年が過ぎ,60年が過ぎ,100年になるという,そういう時の経過によって,これからそこの投資というのが,県全体の公共事業費の何割をも占めるという時期が,もうあと20〜30年たったら多分来るんではないのかなという……。もう新しい道をつくる,新しい橋をつくるなんていうのは,どこからお金が出るんだろうというふうに心配をする一人でございます。
 そういった意味では,具体的な質問じゃなくて恐縮なんですが,そういう社会資本は,国民にとっても県民にとっても宝です。それをどう守るのか,それをどう再生するのかというその仕組みづくりは,今のうちにつくっておかないと,これから20年30年後たった私どもの後輩,子や孫の世代は,この昭和30年代から40年代につくった橋,トンネル,そういったものの建て直しだけで,もう毎年大変だと。今だって小学校の建て直しをどうしようかと,市町村は大きな悩みになっているわけですから。そういう時代が来てしまうんじゃないかなと思うんです。
 そういうときに当たって,やはり今の公共事業の,つくればいい,つくれば予算は終わりだというような体制も含めて,大きな見直しをする時期に当たっているんじゃないかなと思うんです。そういう検討を,国がしているかどうか,私は不勉強ですからよくわかりませんけれども,これから県も,土木行政をつかさどる立場としては,長期的な視点に立った,そういう検討を準備していく必要があるんではないかと思うんですけれども,大変抽象的な質問で恐縮なんですが,できれば土木部長に御答弁いただければと思います。


◯加倉井委員長 渡邊土木部長。


◯渡邊土木部長 委員,おっしゃるとおりでございまして,私らもいつもそういうことを考えています。例えば橋梁とか,完璧な公共事業でやったもの,例えば下水道なんかは,企業会計というか,特別会計的にやっていましたので,減価償却的な発想を持っています。古くなったものは,蓄えておいてやっていくという発想が入っているんですね。だから下水道とかは,うまくやっていけば,そこはなっていくと思うんです。建築の方も延命化を図るのに,どういう計画で補修していったらいいかというのを今一生懸命やっていまして,ことしと来年にかけて,県の公共建物の部分は調査が終わりますので,そこから計画を立てて,そこもうまくやっていけると。道路とか,ちょっとその辺がおくれていたのかもしれませんけれども,道路維持課長が言ったように,そういうことを考えながら計画的に補修をやってきていたんですが,もっと架け替えまで含めてやるとなると,財源の問題もかなり出てくるので,それはもう,私らも最優先でやっていかなきゃいけない。土木部の一番の課題は,つくるだけではなくて,そっちなのかなと思っています。
 それで国の方も,はっと気がついたというか,つくる方に目がいっていたと思うんですけれども,特定財源の話とか道路の必要性みたいな話を議論している中で,維持補修みたいなものをきっちりやらなくちゃならないことを国も今考えていまして,それを今度のお金みたいなので打ち出して,こういうこともやっていかなきゃいけないということで,調査をやれという指示も来ているので,国とも連携してやっていけば,これはうまくいくと思うんですね。
 それで,調査なんかも正式にやり出すと,かなりお金もかかるから,県の単独費で…,そういうところも特定財源で埋め合わせしてもらったり,補修費も単費でやりなさいみたいな発想があったんですが,それについても,補助事業みないなものでやっていってもらうようなことを,地方としても声を出していかなきゃいけないんじゃないかと思います。やはり財源は,国が今,国土交通省が頑張っている財源問題とも絡んできますので,その辺の連携をとりながら,長寿命化,あとは架け替えとか,そういうことを一生懸命やっていきたいと思います。


◯井手委員 まさにそういう視点を,これからの土木行政の中にも入れていただきたい。先ほど申しましたように,最初の段階の800の点検等にも,私はある程度お金をかけてもいいんじゃないのかなと思うんです。それによって,100年間なら100年間のマスタープランをつくらなくちゃいけない事態が絶対来る。そこには,やはり最初の点検に,時間とお金と労力をかけたとしても,それは何百億円,何十億円かかることではないと思いますし,そこにはしっかりとした投資も必要になるのかなと。
 それから,これは県の話とは逸脱しますけれども,道路特定財源等の使い方も,要するに使ってしまうという発想ではなくて,そういう橋の架け替え,トンネルの架け替えのための特定の基金等を,国も県も市町村も,できれば造成していくような,そういう一つの視点というのも…,未来に対する投資というのが,国も県もない。物をつくればそれでいいという発想をどう改めるか,そういうことも御検討いただきまして,今後の道路行政等について生かしていただければと思います。
 以上でございます。


◯加倉井委員長 その他,質問ありませんか。──新井委員。


◯新井委員 7点ばかりちょっと質問させていただきます。
 まず,第1点ですが,午前中,土木部長から,土木部の概要をお話いただきましたが,今年度の国の概算要求で,3%減が確定しているというお話でございました。ということは,我が茨城県の今後の土木,特に来年度の土木の予算等にも,それなりの影響が来ると思います。現状ですら,なかなか県内各地域の要望等を満たすには,非常に難しい財政状況にあるわけでありますので,そういう今,実情の中で,もう既に来年度の予算は,次回の議会ではほぼ決定的に論議されていくと思います。国の方では,今の参議院が終わると同時に,ほぼ内定的に決まっていくわけでありますので,現況の環境の中で土木部長の心構えと言いますか,どう対応してこれから臨んでいくのか,ちょっとお伺いしたいと思います。


◯加倉井委員長 渡邊土木部長。


◯渡邊土木部長 今,国土交通省で概算要求時は2割増しという形になっていまして,最終的に3%にシーリングがかけられていますけれど,要するに考え方は,重点的にやるべきものはやるという発想は,お金がない中にも,当然国も入っていると思いますね。県も財政が非常に厳しいので,一般的にふやしていくという状況にはないと思うんですけれども,工夫しながら,ある程度やらなきゃいけないものは重点化を図らなきゃいけないし,国からは,もらえるものはちょっと無理してでももらう。私の土木部長としての立場で言うと,公共事業をもう少しもらって,茨城県はそれをやっているおかげで今人気が出ていると言われているわけですから,もう少しお金をもらってきて,予算もつけてもらって,もう少しやれたらいいなと思っています。財政との絡みがあって,そう思ってもいろいろありますけれども,私の立場からすれば,もう少し元気が出るようにしたいと思っています。


◯新井委員 今,中央で,いろいろと地方との格差ということで大分論戦しているわけでありますが,我が自民党の方も,改めてこの格差の是正に取り組もうという意向が,今の状況の中でも大きな話題になっているわけであります。
 そうすると,それに反論的に出てくるのは,地方のばらまきをもう1回再現するのかというような話があるんですが,私はこの13年,県議会議員をやってきて,茨城県に何がばらまかれたのかなと。茨城県は47都道府県の中でも,かなり大プロジェクトをやってきた県と自負しております。その過程の中の13年いたわけですが,ばらまきだと言われるような投資が,茨城県にあったのか,ちょっと部長から検証してもらいたいんですが。


◯渡邊土木部長 私も昭和46年に入りまして,もう三十数年土木1本でやっているわけですけれども,私もいろいろなところにかかわってやってきましたが,私の自負として,むだなことをやったという気は一切ありません。大きなプロジェクトは,鹿島をやって,つくばをやって,つくばエクスプレスもやったし,ワールドカップもやったし,港もやりました。途中,途中でいろんなことをやりましたけれども,結果的には,常陸那珂港だって嫌なこと言われていましたけれども,今はああいうふうになっているわけで,むだなことはやっていないと思うし,そういう大きなこともですけれども,あと,生活関連道路的な,いろんなきめ細かい通学路もやっているし,それは住民のためにきっちりやっているつもりなんで,決してばらまきなんかやっているということはないんで,私も個人としては,それは反論したいと思います。


◯新井委員 非常に心強い答弁で,これからの質問がやりやすくなりました。
 今,まさに部長が言ったとおりでありまして,茨城県ですら,まだまだ公共投資と言われている公共の事業に対しては,これから非常に期待されるものが大きい県であるわけであります。むしろ,今後我が県にとっては,今までの予算の数倍を必要としている実質的な実情があるわけでありますので,今部長がおっしゃった現況をこれから十分に踏まえて,新たな要求にはちゅうちょせず,自信を持って国に要求を出して,我々も陳情に行くというような体制をとっていただきたいと思います。これは要望として,次に移ります。
 そういうことで,今,いろいろ土木の事業がなされている中で,国がやっている事業で不自然だなと,これはもしかしたら,こういうことがばらまきに誤解されるのかなと思いますが,例えば,私どもの方の国道50号です。ちょっと話が前後しちゃいますが,常磐高速道路が通ったおかげで,茨城県は三十数位の経済県から,十位台にまでのし上がってきたことは,これは全国民が知る大きな経済的効果ですね。
 今,我々県西から,港・海に関して横の横断道路,ほとんどが不備です。圏央道が進捗しておりますし,国道354号の整備もされて,国道50号,それから上にいきますが,国道118号,そういうことで,今,随時整備は行われているわけですが,ほとんどが未整備に近いような状況でいるわけです。
 特に群馬県,栃木県,埼玉県と幹線的に皆茨城県につないで,しかも常陸那珂港と直結させるという国道50号に関しては,茨城県においては,いまだに17%前後の進捗率だと思います。栃木県はもう既に4車線で100%完成したのが,おととしか去年だと思います。群馬県においても,今ほぼ90%近い状況ですから,間もなく4車線で100%。それで茨城県に入ると途端に状況がよくなくなる。結城まで4車線化できました。小山から結城に入る国道50号で,非常に渋滞が甚だしくて不評を買っていたんですが,4車線になると見事にこれが解消しております。ラッシュ時に渋滞はしますが,停止時間がほとんどなくて運行できているというような状況で,4車線の威力というのは,大きな力を発揮しているというのを如実にあらわしているんですが,残念なことに我が筑西からは,どんと2車線になってしまう。しかも,その2車線で今4車線のバイパス工事の延伸をやっているんですが,それをやりながらも,旧国道50号の整備に大きな投資が──我々素人ですから,どの程度の金がかかっているのかわからないが,電柱を地中化してみたり,道路の右折を若干広げるためにやるんだという名目ですが,どうも私は筑西から水戸まで来るまでの間に,旧国道50号にお金をかけ過ぎているような気になるんですね。一時,それをちょっと現場で直接聞いたらば,「これはもう数十年前に決まっていたことで,幾らかおくれましたが」というような状況でやっている経緯があるんです。だから,一回決めた目的は,例え路線が変わっても予定どおり行くという,そういう硬直した考え方があるのかなと思うんですが,そういうことに私は直面したような気がするんですが,道路建設課長にちょっとお伺いします。


◯加倉井委員長 村田技監兼道路建設課長


◯村田土木部技監兼道路建設課長 ただいま委員から御指摘いただいた点は,私ども,どちらかと言うと改築系と言いますか,にとらわれて,新たなバイパスとかに目が行きがちということは確かだろうと思います。
 それで,御指摘ありました現在の国道50号の方で,片やバイパスをやっていながらも,その旧道と言いますか,そこにおいて,いささか不合理じゃないかというような工事があるという御指摘につきましては,私の記憶では,例えば筑西の下館駅に行くところの右折レーンをつくったり,それは必要だなと私も思った経過があるという事実はございますが,今,現道の方で維持修繕工事としてやられている事業を,電線地中化も含めてでしょうけれども,全部うちの方で完全に掌握はし切れてないというのは確かかもしれません。維持修繕というのは,現場で対応するという工事の,そういう必然性も確かにありますので,うちの方は今御指摘のように,片やバイパスをやっていて,現道の方,これはいささか不合理な点もあろうかと思いますので,それについては,地元を管轄する国の方の機関とも,ちょっとこれから調整を深めていきたいと思っています。


◯新井委員 私らから見ると,バイパスの買収に入りますね,事業決定して。買収は4車線でしていくんです。それで,ようやっと工事が始まると思うと,2車線で工事しているんですね。残りの2車線は,どーんと広大な土地を残したまま開通させるんです。そんなことを何で県で黙認して,裏負担はしているんですから,こっちだって意見を述べる立場には十分あると思うんですよ。特に下館なんか,その片側残った──しかも舗装されて残してあるわけだから,そこで何人も犠牲者を出しているようなばかなことをやっているわけですよ。舗装されたグランドみたいのができちゃって,そこで人が死んでいるなんてばかなことはないんですよ,本当は。そこへ入らないようにするために金をかけてみたり。何で1ミリでも多く,4車線でどんどんどんどん進めていかないのか。それをいつも,私ばかりじゃなくて地域住民の人は,みんながそういうことを見ているので,やっぱり公共事業というのは,ろくなことをやってない。何の役にも立たないところに金を使っていると批判の的になっちゃうんです。今,つくってくれているな,間もなくできるんだなという夢が崩れて,逆の効果が出ちゃう。しかし,現実に県は一生懸命になって,裏負担しながら道路をつくっている。
 だから,こんなあか抜けない仕事はないはずなんで,ぜひこれは今後,──最近は県西が忘れられちゃって,県北ばかりになっていますが,今まで我々黙っていましたけれども,「県西に県政なし」というのは,歴史上の言葉なんですよ。特に結城,下館,古河,あの一辺,今の7区,1区の端の方なんですが,ちょうど過疎化しちゃっているんですね。だから,病院にしてもなくて,あの辺で心筋梗塞したら,残念ながら手を挙げるほかないですよというような地域になっちゃっている。何でそうなっているかと言うと,意外に道路過疎になってるんですよ,現況は。今,筑西幹線道路とか,国道50号とか,さあこれからだというものはできておりますが,現況の工事を見ていると,どうしても不信感が出て来ちゃう。これは強く県の方も,もう工事にかかった以上は,旧道の改修なんて今さらしたって,それは橋が落っこっちゃったとか危険度が大きなものは別として,新たに路線の改修をしていくということは,私はやるならば,一刻も早く4車線化の開通に全力を挙げるというのが手だと思うので,道路建設課長,そういう問題があるんだけど,どうですか。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 ただいま委員からは,国の仕事として御指摘をいただきましたけれども,例えば,例として挙げられた4車線の計画で,まずもって2車線をやって,土地は4車線化する。これは県の事業でも,4車線の補助の国道なんかではよくやっていることで,いつの時点で4車線にするかと言うと,将来交通量が伸びたときという考え方で,まずは2車線で早くつながることに意味があるだろうという考え方で進めている経過がございます。
 それで,委員から御指摘ありましたように,その残しているところで,いろいろ事故とかそういう問題があるというのは,安全管理上の対策が不十分だった結果ということであろうかと思いますので,それはちょっとうちの方も注意を重ねながら,そういう対策はとっていかなくちゃならないんだと思います。
 ただ,もう一つ大きい議論として,そういう4車線のうちの2車線を先行的に整備するよりも,一気呵成に4車線で1メートルでもいいから早く延ばす方がいいだろう,交通量の議論はともかくとして,そういう考え方もまずあると思うんですね。逆に言えば,まちの中の道路,いわゆる街路の整備なんていうのは,4車線で計画決定されていれば,4車線でやっていくというのが──それは,当面の交通の需要があるからということだろうと思いますけれども。事業費に,例えば幾らかでも余裕があれば,検討の俎上と言いますか,それには載ってくるんだろうと思いますけれども,いかんせん今の事業から言うと,私の方の道路整備をする部門から言えば,2車線を早く供用させるということが,今のノルマかなというふうに考えてございます。


◯新井委員 常陸那珂港の周辺の開発が,非常に急ピッチで今進んでいるわけですが,しかも世界のコマツが来ていただいたおかげで,一つ大きな起爆にもなっています。それで,小山にコマツの工場があるんですね。その部品を常陸那珂港へ運ぶのに,あと少したてば国道50号と北関東自動車道が岩瀬でつながるから,もう時間の問題で,視野に入れる範囲だなと言われたのが,2年ぐらい前になるんだそうです。結城の住民の話を聞くと,あの工場は独立して対応していくことを考えていかないと,とても今の状況では荷を運ぶのに問題があるというような話が出ているという不満も出ているわけです。でも,群馬県と栃木県が4車線化しちゃっているんだから,岩瀬まで4車線をつくっちゃえば,もう道路はほぼ100%完備と同じなんですよ。後は来年の10月に,北関東自動車道岩瀬インターチェンジが完成予定ということですから,もう全部の内陸型の県は,それでつながっちゃうんですよ。そうすると,群馬県,埼玉県,栃木県には,港から発送しなくちゃならない産業がメジロ押しですよ。だから,組み立てを常陸那珂港近辺に持って来るということは,真剣になってもっと急ピッチで考えてくると思うんですね。だけど今の状況では,まだとてもトラック輸送は不便だと,横浜行っちゃった方が早い,そういう感覚があるんだそうだ。だけど,今の東京の交通事情から見れば,もう時間の問題で,こっちはできる距離数まで来ているわけですよ。だから,たまたま私が筑西出身だから,騒げば筑西だけの騒ぎになるもんで,ここのところ静かにしておりましたが,もう目先にこの状況が提示された以上は,やはりこの国道50号の進捗速度を早めるための対応は,国に中途半端な手直しでお茶を濁されるよりは,とにかく1ミリでも早くつなげてほしい,北関東自動車道に。北関東自動車道を使うために完成させるんだと言っているけれども,それから先は,まだ1年2年ずれていくわけだから,しかも北関東自動車道は,芳賀の方へ行っちゃうんですからね。ジャンクションは栃木県の北ですから。従来の小山のジャンクションとは大きく変わっちゃったわけですから,今トラック業界初め輸送機関が,最大に期待しているのは国道50号なんですよ。それがあと数十キロで完成するわけですから,これは,ぜひ頭に入れておいてもらいたい。
 それで,この話と関連して3番目に入りますが,鬼怒川の橋が国道50号にあります。それで,これは橋脚がもう幾つかできているんですね,4車線になるための橋脚。それで,この間,その橋脚の下に,その地域のグランドがありまして,そこで野球大会があるから来てもらいたいということで行って,あいさつにお邪魔したら,その橋脚の地震対策のために新たな工事を今しているんですね,旧来の橋脚を。新しいバイパスの国道50号で,もうでき上がった2車線の橋脚をなお補強して,震災等に対応するために工事をやると。「それでグランドが使えなくなったから,こっちへ寄せられたんです」ということですが,「4車線の残りの2車線の橋脚ができるのをわかっていて,何でこんな,今できている橋脚だけの補強をするんだろう」と大分私,質問されたんです。こういうことがむだ遣いのような気がするんだが,どうなんですかね。
 何度も言うけど,土木というと,何かにつけて何か裏にあるという誤解を,いろんなもので受けてきているのが,そういうところに噴出して来るのかもしれませんが,現に私が見ても,何でこっちに──橋脚は4車線ですから,片側2車線で今できているのを供用しているだけですから。だから,片側の2車線の橋脚をつくるときには,もうそんな工事はやる必要はないはずだと私も思うんだが,その橋脚をつくらないで,補強対策をやっている。これはどういう意味なのか,これは河川課長じゃなくて,道路建設課長ですか。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 今,委員からお尋ねいただいたのは,バイパスでつくった川島橋の上の古い橋ですか。


◯新井委員 いや,上じゃなくて,その橋。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 国道50号として何万台も利用いただいている現在の橋は,全体計画としては4車線であるけれども,現時点では2車線で供用していると。2車線で供用していながらも,2万台,3万台の交通量を担う以上は,つくったときに用いた,いわゆる技術の基準が,現在では違うということで,それに対しての補強を講じざるを得ないということですね。つまり,あれは科学万博の昭和62年ごろにつくった橋ということで,当時採用していた,いわゆる国が持ち得た耐震設計の技術基準よりも,その後の神戸とか,そういう震災対策から,さらに構造物として備えなければならない技術がいろいろ研究されていまして,現在の耐震設計になっていると。その耐震設計に基づいて,それだけの重要な橋梁は補修するべきということで,国が手当を行っているものというふうに理解してございます。
 それで考え方としては,防災上と言いますか,耐震上の保全の点から言えば,極めて合理的なのかなというふうには考えております。


◯新井委員 そうすると,さっきの井手委員の質問や,今委員の質問につながってきちゃうような気がするんですが,わずか20何年前に建てた橋が,しかも国の施策でつくっている橋が,今補強しなかったらだめだと言ったら,茨城県の2,000幾つの橋というのはどういうことになるんですか。すぐその下に,国道50号の旧鬼怒川に橋があるんですよ。それも2分の1ぐらいが今運行しています。それは全く修理の”修”の字もなくて,そのまま運行させているわけですよ。むしろ,そのぐらいの感覚だったら,本来はそこは通行どめにしなかったら,危険橋だと私は思うんですね。あの川島の旧鬼怒川橋が,もし危険橋だということになったら,2,000幾つという橋は,もう将来のために,今から減価償却費つくれという意味じゃないけれども,設備とともに預金でもしといたらって,井手委員がすばらしい意見を話しましたが,今,即対応しなくちゃならない橋がいっぱい出てきちゃうと思うんですよ。だから,国が今回耐震対策をしているというのは,いい施策だと言うならば,私はどうも──今までにできた国の高速道路もありますし,そういうものに対して,どう安全度が確保されているのか疑問になっちゃうと思うんです。だけど,現実に危ないというのなら仕方がないが,どうなんだろうね。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 それぞれの道路管理者によって対応の,いささか温度差と言いますか,対応の遅い早いというのが確かにあろうかと思います。
 それで,現在の上流にあります旧国道50号と言いますか──現在でも国道50号かもしれませんけれども,それについては,いわゆる一方通行の措置をしたり,重量制限をかけたりしての安全対策はとられております。利用度数に極めて大きな差があるということも確かでしょう。
 県内全域を見渡してみれば,では,どういうふうに対応しているか。そういう考えであるならば,即座に対応していかなければならないんではないかという御指摘かと思いますけれども,それはちょっと予算的なことも当然ありますし,どこから順位づけをしてやってきているかというと,例えば常磐道の上を跨ぐ橋梁,これは一度落ちたらすごい事故につながる。道路の事故としては,いわゆる2次的に波及する度合いが極めて高い。あとは,いわゆる幹線道路。幹線道路で1日に何万台も背負うような道路については,やはり順位度としては,高い順位で先行的にやるということが,実態としてはあろうかと思います。そういうことで,逐次道路管理者として可能な限り,その点についても進めているということです。


◯新井委員 道路建設課長を国道でいじめていてもしょうがないので,これで終わりますが,私らの考え方からすれば,後の2車線の橋脚をつくった上で補強した方が,それを同時にやった方が合理的だと思うので,ぜひその点も交えて,国土交通省の方に話をしてみてください。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 はい。


◯新井委員 それでは,4番目に移らせていただきます。
 私どものところに,ある団体から「八ッ場ダムの中止をぜひ進言していただきたい」また,「議会で決議していただきたい」というような文書が参っております。これは,いろいろな見方がありますし,現況で──民主党には失礼かもしれませんが,もし民主党が天下を取ったときに中止ということが……。政権がどう変わろうが,中止ということはあり得ないという,これは工事ですか。課長,ちょっと教えてください。八ッ場ダムは,政権が変わっても,この工事は絶対的に施工していかなくちゃならないという工事なのかどうか。


◯加倉井委員長 早乙女河川課長。


◯早乙女河川課長 八ッ場ダムの問題なんですが,確かに新聞等をにぎわせておりますが,八ッ場ダムは治水効果も持っておりまして,ダムをつくるには一番いいサイトです。
 それから,茨城県の場合は,これから利水も載っておりますので,利根川の中では,既に暫定水利をもらっているところがございますので,水利権の問題も出てくるということで,政権が変わっても,なかなか中止というにはいかないんではないかなと,私たちは思っております。


◯新井委員 私は,全く話が違う方になっちゃいますが,税源移譲で,地方税が上がりますと。これは国税から地方税に振り替わるだけなのに,しかし,住民は上がることだけがかなり脳裏を刺激するということで,早く国民,県民に端的にわかりやすい絵を描いて説明すべきだと。あの税源移譲の実施を行うというときから,私はそのことは強く言っている。しかし,結果はやはり説明不足で,増税というような大批判を受けて,今度の国民の結果が出ております。
 だから,この八ッ場ダムも必要だということは,それなりの識見を持った政治家ならばわかりますよ。しかし,現況の今までの工事の進捗状況と経緯を見て,それと300万県民が290万前後になってしまうという将来を見たときに,どうかと言われると,根拠が薄くなる可能性も出て来るんですね。だから,八ッ場ダムが絶対的に必要だと言うならば,細かく説明するよりは,絵で一発で,「これは早くつくらなかったら大変だ。早くつくるべきだ」しかも,もうこれだけ投資したからやめられないんだと言うのでなくて,公共投資というのは,100億円のうち99億円投資しても,だめなものならば,やめればプラスなんですからね。投資しちゃった99億円はマイナスだということにはならないんですよ,公共事業というのは。私はそう考えている。これは,民間ではつぶれてしまいますから,もうここまで来たらやって切り抜けようということを考えますが,そういうところに大きな違いはあるんですけれども,ただ八ッ場ダムの場合は,もう既に数字も出ているし,その必要性というか,利便性というものをもっと明確に,特に我が茨城県は協力金を出しているという感覚が強いですから,「本当に潤うのは東京じゃないの」という不満もあるわけですよ。「それにしちゃ,東京都民の負担は少ないんじゃないの」と。だから「茨城さん,もう250億円は要りませんよ」と,「我が方に任せてください」と言うのならばいざ知らず,それでも「やはり出してください」と。その根拠は,このぐらいのものがあるんだと。これは課長,明確にわかりやすい絵でやらないと,必ずこれは数カ月たたないうちに,また問題として出てくる可能性があると思うんですが,どうですか。


◯早乙女河川課長 全くそのとおりでございまして,確かに先ほど言いました利水者負担金につきましても,水道の方の補助をもらいながら,またダムの方に金が回っていくということで,お金の出入りが非常にわかりづらいということはございます。
 それから,河川で水が必要だと言いますと,暫定水利ということで──国土交通省は,今ある川の中でみんなでやりくりしながら,とりあえず困っている人に水を取らせるようにしましょうという暫定水利というのがあるんですが,そういうことで,とりあえず暫定水利は与えてしまうので,なかなか困っていると。我々は水が必要なんだけれど,ダムができないと取れないんだよというところがわかりづらくなっているんですね。ですから,今回反対される方も,そういう暫定水利でうまくいっているんだから,ダムは要らないんじゃないのという意見が出てくるかと思いますが,渇水になれば,今度はその暫定水利という部門につきましては,一番先に取水制限がかかってきます。そういうことも宣伝するというのは,ちょっとおどかしっぽくなるんですけれども,そういうことをわかりやすく,今後,宣伝していきたいと思っています。


◯新井委員 そういうことで,誤解が不信感につながらないように,説明等よろしくお願いしたいと思います。
 5番目に入りますが,先ほど部長に,初回に3%減等々のお話を聞きました。それに絡めまして,いろいろ公共事業に対する県民の不信感を払拭するために,各部門の質問をしながらお話を聞かせてもらってきたわけですが,入札の問題であります。
 この入札制を導入して,県民に誤解を招かない公平な仕事を確保して,むだな投資をなくそうということが基本で,この制度を声高く導入をされてきているわけであります。この入札をすれば,入札をしなかったときと,入札をしたときでは,この程度むだがなくなるんだということが現実にあるとすれば,これは大変なことだったと思うんですね。談合と言いますか話し合いで,地域の体制をお互いに協力し合って努力していこうというときの仕事の落札値段と,これを入札制にしたらば,今まで1,000万円でできた工事が,700万円でできるようになった。そういうことを,かなり不正とともに期待をされたのが,入札制度を導入して効率を上げてもらいたいということにもなっているんだと思うんですが,今,茨城県は他県に負けないだけのその体制はとれてきたと思うんです。
 しかし,私は最近心配しているのは,この間も台風が久しぶりに茨城県に直撃しました。各地区で今自然災害に見舞われております。その災害に遭う前の予防,それから災害に遭ったときの現実の対応,これは地元の,本当に零細業者の人たちが命をかけて,夜中まで駆けて歩って対応しているんですね。だから,今度の新しい,新しいというか,入札制度をきちんとして,適正な価格でやっていくのは結構です。しかし,バブルと同時に膨張してきた土建・建設業の数というのは,データで見てもおわかりのとおり,一定時期から言うと倍を超すような業界になっているわけです。この入札制度の中で,その零細企業の今後の指導,それと,零細企業がどうやって安定した事業が続けていけるかという環境づくりを,県はどう考えて,今後対応していくのか。


◯加倉井委員長 栗田参事兼監理課長。


◯栗田土木部参事兼監理課長 委員の御質問にお答えしたいと思います。確かに建設業については,公共事業が平成8年ごろと比べますと約半減しているという中で,建設業の許可件数でございますけれども,そう減っていない。茨城県の場合,ほぼ横ばいというような形でございます。例えば平成8年度,茨城県で1万4,000強の業者がおったんですけれども,平成19年3月,ことしの3月で1万3,000と,減ってはおりますけれども,公共事業の減り方からすると,やはり減り方は相当少ないというようなことでございます。
 そういうことから,一つは,先ほど言った茨城県の特徴としては,これは全国的にも見られるんですけれども,非常に零細な個人企業に近い形が大部分というようなことでございます。ですから,S業者は五十数社しかないというようなことでございます。
 そういう中で,県としては公共事業が減る中で,どういう対策をしていったらいいのかというようなことですけれども,国の方も平成14年に国土交通省が中心となりまして,建設業の再生に向けた基本指針というようなことを設けまして,活性化策をつくっております。県も,平成15年に議会に設置されました産業活性化調査特別委員会やこの土木委員会からの提言などを受けまして,活性化指針というものを土木部でつくりました。基本的には,建設業者の自助努力を原則としつつ,県としてもどんどんどんどん公共工事が減っているわけですから,新たに仕事をどんどん与えるというわけにはいきませんので,経営革新や事業の再編,新分野への進出促進のための業者に対する支援。
 あと一つは,やはり基本的には,建設業者に対して現在行っていることとしては,研修会とかいろんな形で,特に受注より会社の経営内容ということで,基本的には小さい会社の場合,決算書の見方もなかなかできないというようなことで,公認会計士とか税理士とか,そういう方を頼んできめ細かく,現在,そういう研修会を開いておるというような状況でございます。


◯新井委員 中以上の建設・土建業関係者の方は非常に合理的で,しかもしっかりした資料のもとに経営して,また,行動をとっておりますので,その辺の安定感はあると思うんですね。しかし,さっきも話したみたく,現場で泥とともにまみれるというのは今でも変わらないわけですよ。大手になればなるほど,ホワイトカラーになってきますから,なかなかそういう人材の確保というのは企業としてできなくて,零細企業を孫請ぐらいで使っているというのが実情だと思うんです。
 先ほど来,橋の安全性をどう保つかとか,対応するかとかいろいろ話が出ていますが,護岸に到っても,まだまだ危険なところがいっぱいありますよ。ちょっと大きな水が出ると,まだちょっと危険だなというような場所も。そういうようなところは,地元の小さい土建屋さんが必死になって──普段はボランティアでやっているそうですから。その努力を見て,注文もらえるんだよというような話も出ているんですね。そんなことは大手は全くやっていませんよ。新しい橋をつくろうとか,大きい仕事は大手が取るであろうが,現実に地場で住民の安全を守るというのは,地元の土建屋さんが必死になってやっているわけですよ。だから,そういう環境をしっかりつくるべきだと思うんだね。経営内容を指導する,決算書を見るようにしたって,損するものは幾ら見えたって損するんだから。それがちゃんとして,努力が報われるような体制をとってやるというのは,その地域の護岸工事は,この程度の皆さんで努力してもらうという範囲をつくってやるとか,いろいろ県で頭絞る価値はあると思うんだよね。


◯栗田土木部参事兼監理課長 先ほどは一般論を述べましたけれども,例えば委員がおっしゃるように,今回の入札制度の中でも,価格と品質の両面から確保する制度として,総合評価方式を今年度から大幅に拡充したと。その評価点の中で,例えば地元に本店がある企業については,無条件である一定の点数を与えますよと。例えば,県外の大手が出た場合はゼロですというような,そういう配慮。さらには,今回6月1日で業者の新たな格付をさせていただきましたけれども,先ほど委員がおっしゃったように,地元のそういう災害のときに出るとか,いろんな形での協力がなされているところに着目しまして,自治体と県と,市町村でもいいんですけれども,防災協定を結んでいるところは,点数を加点してランクを上げてやるとか,そういう措置も現在実施しておるところでございます。ですから,経営内容というのは,すぐ効果が云々ということではないですけれども,現実的に目に見えるような形で,業者はこういうことしてくれるんだというようなことについては,ちょっと例が少ない説明で恐縮なんですけれども,そういうことは配慮させていただいているというのが現状でございます。


◯新井委員 いずれにしても,零細の業者は,とにかくやみくもに働くだけが最大の努力であるわけですから,その辺をよく見逃さないように,しっかり全県的に対応して,本当に県土を愛してくれる土建屋さんを育成していくということで,今後努力していってもらいたいと思います。
 最後になりましたが,地元のことで公園街路課長にお願いします。
 県西総合公園,ここ長らく私は口にしませんでしたが,1期工事がおかげさまで完了しました。2期工事は諸般の事情,特に経済的な状況が非常に緊迫しておりますし,とても数十億円の大型予算というのは,これから難しさがあるということで,中止をせざるを得ないのではないかということで,我々地元の選出議員としては,こんな情けない決定をせざるを得ないのはつらかったわけですが,やめようということで,2年ぐらい前に,我々も地元の議員ともども決定したわけです。実情は,まだ正式に2期工事が中止という形にはなっておりません。今の状況をちょっとお話願いたいと思います。


◯加倉井委員長 鯉渕公園街路課長。


◯鯉渕公園街路課長 今お話ありました県西総合公園ですけれども,全体面積が55ヘクタールございまして,それを2工区に分け,現在は1工区の25ヘクタールを整備しておりまして,おおむね完成に近づきつつあるというような状況でございます。しかし,地元からはターゲットバードゴルフ場だとかトイレ,あるいは駐車場の整備など,いろいろまだ要望がございます。
 今,お話のありました2期工区ですけれども,基本計画では,野球場やテニスコートの施設を構想として持っておりますけれども,これらの施設は既に1工区にある,あるいは周辺の市町村でも都市公園事業において整備が進んでいるというようなことから,量的にもあるいは機能面でも,役割分担と言いますか,進んでいるのも状況かなというふうに考えております。
 では,2工区をどうするかという今,委員のお話ございますけれども,確かに財政的な状況も大変厳しいことを考えますと,当面見合わせざるを得ないのかなというふうに考えております。また,一方では,近々の合併によりまして,先ほどお話しましたように,役割や体制が異なるため,新たな発想で考えてくれないかというような声も聞いております。
 したがいまして,今後ですけれども,ただいまお話しました状況などを含めまして,県西総合公園をどのような方向に持っていくのか,管理者であります筑西事務組合とも十分協議をしていきたいと考えております。
 また,最後にお話しました都市計画上はどうなるのかというようなことでございますが,それにつきましても,そのような話し合いの中で方向が見えてきた段階で,十分地元と協議していきたいと考えております。


◯新井委員 この問題で論じ合えば,互いの責任問題になりますので,これ以上は私はお話しませんが,地域の住民は,計画がストップしたんだったら,線を外してくれと言っているんですね。だけど,計画は続行してくれというのが本当の意見なんですよ,皆さん。だから,やれるものなら,我々地元の県議会議員だから,やらせたいのが当たり前でしょう。何で中止になったのかということは,これはあえて係が変わっているわけですから,これ以上私は言いませんが,だから,新たに2次工事はやめますと。しかし県西,特に筑西広域地域には,硬式野球場がない。だから,高校の予選もほかの地区に行かないとできないということは,もう何十年来の我が地区の要望だったんですよ。しかも6年ぐらい前には,下館市挙げて3万幾らの要望書が既に知事に上がっております,御承知だと思いますが。それはまだ生きているんですよ。だから,硬式野球場を付帯したものを,現況の1期工事の中の一部にふやして,2期工事はもう断念という形で対応していくとか,そういう具体的な話をもう既にしないと,もう2年もたっているわけですから。だから,予算がつく,つかない,2期工事をやるんだ,やらないんだということで,2年延ばしてきているわけじゃないでしょう。我々は,2期工事は中止と言って地元に話しちゃっているんですから。それを今県が改めて,地元ともう一回検討してと言うんだったら,地元で絶対やめるなと言うのが,我々の今度役目ですよ。2期工事は持続させる。県は地元と話し合って決めますと言っていますよと言わざるを得ないでしょう。それでは,財政的に問題ないんじゃないかということになるもの。財政的に無理だから,ぜひ御協力願いたいということだから,とめたんだよ,そうでしょう。だから,2期工事に関してはやめる方向で,ただ,2期工事のメインは硬式球場が入っていたので,その硬式球場を1期工事の一部に対応できる体制ができたらば,その計画の中でそういうふうにしますと,そういう答えなら話がわかるが,2期工事は生かすかもしれませんよというような優柔不断な答えだとしたら,我々は続行させますよ,どうなんですか。


◯鯉渕公園街路課長 ただいまお話しましたように,2期工事については,財政的には大変厳しいものがございますけれども,今,委員が言われましたように,例えば硬式の野球場というようなお話でございますので,それらを含めまして,1期の中での可能性,あるいは新たな発想の可能性等も含めて,地元と協議してまいりたいと思っております。


◯新井委員 では,要望だけ言って終わりにします。
 いずれにしても,その2期工事は,線引きになっちゃっていますので,その中に住んでいる方は,それなりの将来の計画があると思います。線引きから外れれば,自由な状況がとれるわけですから,今,公園の指定地域に入っていますので。そのためにも,土木部長,早く結論を出せるように検討してください。
 以上で終わります。


◯加倉井委員長 粕田委員。


◯粕田委員 先ほど新井委員の方から「県西に県政なし」と,こういう話が出ましたが,実は新聞でエクスプレスの成功の例とか,あるいは茨城空港の話とかが話題になっておりますが,これらを県西の人たちが見て「なんだ県西は忘れられちゃって,向こうのことばかりしか出ていないじゃないか。おまえ何の議論してきたんだ」と,こういうことをよく聞かれるんですけれども,筑西幹線道路については,いろいろ御心配をいただいているので,皆さんから説明をいただいた状況については,地元で一生懸命説明はしております。
 しかし,町村合併してからもう2年が経過して,特例債が使えるのはあと8年ということになって,この前委員会のときに,合併しなかった結城,あるいは八千代の首長に対して,合併したところは特例債を使って,県とともに事業を進めている。それで1割の負担が最終的にあると。こういうことで,結城と八千代の首長さんにもよくお願いをして,お話をしてくださいと,こういうことでお話をしておきましたが,どんなふうになったのか,ひとつ聞かせていただきたいと思います。


◯加倉井委員長 村田技監兼道路建設課長。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 はい,お答えします。
 まず,結城市と八千代町の中で,現在お話の機会がつくれたのは,結城市でございます。これは,ちょっと土木部長に直接に出向いていただいて,お話をしてもらった経過があります。県の方から,市町村間でのいわゆる負担の公平性の議論に介入していくというのは非常に難しい議論だろうとは思っているんですけれども,部長の方からお話を仕向けていただきまして,基本的には,まだ結論というふうに申し上げるわけにはいきませんけれども,その理屈については十分に理解するので,特定の区間については,検討はしてみるというようなお話まではいただいております。
 それで,もう一方の,同じく合併していない八千代町については,まだ交渉の段階に入っておりませんので,近いうちに考え方,取り組みについて,結城市と同じように,ちょっと話を持ちかけて,早急に,まず第1段としてやってまいりたいと考えてございます。


◯粕田委員 今,道路建設課長から御答弁いただきましたが,この前土木委員会で,下館で筑西の土木事務所の調査があるときに,私の方からも直接市長にお話を申し上げたわけでありますが,そのときにも理解して,そういう立場でということを言ってくださった。その後,土木部長が,そういうことでいろいろお話をしてくださったということで,御理解いただけたんではないかなと思うんですが,八千代の方にも,早く行って話をしていただいて,そして,それぞれ関係の市町村が公平に負担をして,早く事業が進むように進めてもらいたい。そうでないと,「どうもなんか税金は,県西地方たっぷり県税を納めているのに,どうも事業の数が少ないよ」と,「よく調べて報告しろ」,こういう話も正直言ってされているんですよ。これらがまた,いろんなところに影響があるんですよ,選挙でも何でも。ですから,申し上げづらいんだけど,申し上げざるを得ないと。
 この前,路線は一応発表していただいたけれども,まだ確実な路線もきちんとしていないということで,八千代から旧三和町の方に入ってくる路線,あるいは新4号国道から西側についても,今の状況ではやるのかやらないのか全く動きがないのでわからないと。こういうふうな地域の住民が考えを持っていろいろお話をしておりますので,一日も早く路線も決定してもらいたいし,それから,先ほどの話のように,お互いに公平に負担して進めていくということを理解してもらって,それで早く……。特例債の方も,どうしたって30億円では,どこまでやれるのか。国道4号から東側だけでも足らないんじゃないかなと思うぐらい,足らないですね。この前,測量して,地主説明会をやったところぐらいまでしかできないんじゃないですかね。その東の方,それから新4号国道から西側,これらも早く路線を決定したと同時に,特例債を使えるように,筑西市と古河市にお願いしてもらいたい。これから,どんなふうに進めていくのか,ちょっと時間的な問題もありますから,計画をお知らせ願います。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 筑西市並びに古河市にはいろいろ御理解をいただいて,特例債事業として,筑西幹線の一部を担ってもらうということで進められている状況でございます。それの事業の規模の大小については,なかなかうちの方としても,非常に申し上げづらいところは確かにあるんだろうと思います。特例債を使うのは,市町村の自主的な判断というところがあるんだろうと思いますから,積極的にどうだどうだというのを,うちの方からけしかけるというようなことは,なかなか難しいところがあると思います。
 ただ,筑西幹線道路は重要な道路であって,県西地域にとっては,北関東自動車道へのアクセスとかも含めまして,整備の必要性が高いというのがある。それが地元の総意の上で,そういう御理解をいただいた上での県土の整備というか,郷土の整備のために取りかかってもらえるというのが一番いいんだろうというふうに思ってございます。県の財政事情もいろいろと,余り申し上げるつもりはございませんけれども,事情は明らかでございまして,今は鬼怒川の新橋のところを重点的にやっているということで,やれるべきところはやっているということで,ですから,相互に御理解いただいてやっていくのが一番いいんだろうと思ってございます。
 また,国道4号から西側についての新たなルートについては,御意見賜りまして,できるだけ早く地元の皆さん方にも御理解,御安心いただけるような,そういう取り組みをしていきたいと思います。


◯粕田委員 ありがとうございます。国道4号から西側についても,路線は市の方としては,いろいろ議員の勉強会なんかも開いて,もうそういうふうに決めて,そして発表された境土木事務所の方とも十分打ち合わせをして,土木部の方にもいろいろお話があったと思うんですが,その路線で発表されて,皆さんは納得しているんです。ただ,路線はいいんだけれども,どの辺を通るのかと言うと,これが200メートル,300メートルずれるのか,500メートルずれるのかわからないと,こういうこともあって,早くその路線を示してほしいと,皆さん申しております。
 それから,市議会議員の皆さんといろいろお話をしているんですけれども,八千代,結城がお互いに公平に負担をしてくれるのであれば,30億円と言わずにいっぱい使って事業をやるのは我々は望むところだと,理解は十分しているつもりだと,こういう議員が非常に多うございます。しかし,全然動きがないから,本当にやるのかやらないのかわからないような状況なので,その都度,粕田の方で確認するようにと,こういうことを知り合いの皆さんからも言われております。
 それから,この道路ができれば,相当な経済効果もいろんな意味であるわけですから,今までずっと話をしていて,反対をするような人はおりません。ですから,また,筑西市あるいは古河市ともよく話をして,特例債が使えるうちに事業が進むようにお願いします。
 それで,もう一つ聞きたいのは,道路をつくって警察と協力して信号をつけますよね。それでつけて,そのつけた後の確認は,土木事務所の皆さんがやっていないんでしょうか。というのは,下館三和線の関城バイパスをつくっていただいて,大変便利になりました。ところが,時間をはかってみると,西から来る人たちは,関城バイパスを通って来るのと同じところを回って旧道を通って来るんですが,どちらが早いかと言ったら,旧道通る方が早いよと。なぜかと言うと,もう全部信号で引っかかっちゃう,あっちは。だから,せっかくつくっていただいた道路が,将来筑西幹線道路になるんでしょうが,この信号を何とかしてもらいたいんだけれども,警察へ行って話をしてくるからと話はしたんですが,土木部の方は関係ないんでしょうか。


◯加倉井委員長 海野道路維持課長。


◯海野道路維持課長 私ども道路をつくる際に,信号が必要だろうと思われる交差点等につきましては,県警の交通規制課の方と事前に調整しながら,道路の整備進捗状況に合わせて信号機をつけてほしいと,そういうようなことを要望しながら進めております。
 できた後の交通渋滞等につきましても,警察と県の土木部でそういった調査も含めまして,いろんな協議の機会が全県的にございますので,今のお話についても,警察の方に申し入れて検討してほしいというようなことで,私どもの方から伝えていきたいと思っております。


◯粕田委員 今,御答弁いただいたように,道路をつくるときには,当然警察とも十分な協議を重ねてやってきたと思うんです。それで信号機設置等をしてきたと思うんですが,その後,いろいろそこを通る人たちのいろんな意見なんかも聞いて,調整を図ってもらいたいと思うんですね。せっかくつくっていただいた道路を,私も毎日あそこを通って行くんだけれども,うちの運転手にも聞いたら「いやー,旧道通った方がちょっと早いよ」と,そういう話もされている。これはちょっともったいない話だと思って,その辺は警察の方と打ち合わせをして,改善してください。
 それから,もう一つお聞きしておきたいんですが,古河市内の4号国道沿いに,道の駅設置ということでお話が出て,この間新聞にも出ておりましたが,これについてはどうなっているのか,ちょっと教えていただきたいと思います。


◯海野道路維持課長 古河市の道の駅につきましては,市の方で,道の駅検討委員会のようなものをつくって,関係者──市だとか国だとか県だとか,いろいろ議論なされているということはお伺いしております。
 そういった中で,私どもの方もその委員に入っておりまして,いろいろ今,場所も含めて,どういう方法がいいのか検討中というようなところでございます。


◯粕田委員 新4号国道の五霞町に道の駅をつくっていただいて,大変好評なんですね。ですから,古河市の方も道の駅をつくりたいと。だから,距離は南よりちょっと北の方に寄った方がいいんじゃないかとか,いろんな話が出ておりますが,ぜひつくりたい。また,いろいろ県にも御協力を願いたいと。こういうようなことでいるようですから,ぜひひとついろいろ要望を聞いてやっていただきたい。そして,実現できるようにお力添えいただきたいということを要望申し上げて終わります。


◯加倉井委員長 ほかにありませんか。──澤畠委員。


◯澤畠委員 常陸那珂港関連で二,三お伺いしたいと思います。
 御案内のように,300万キロワットの火力発電所をベースにした港湾事業というふうに理解しているんですが,その火発も,現在100万キロワットで凍結されているような状況で,そうした影響が何か関連事業に関してブレーキになっていそうな感じがしてならないんですが,実質的に,そういう港湾事業に大きな影響を与えているかどうか,その辺の見解を,実情をお聞かせください。


◯加倉井委員長 後藤港湾課長。


◯後藤港湾課長 常陸那珂港の火力発電所の話でございますが,今,北公共埠頭に100万キロワットで東京電力がつくっておりまして,当初は300万キロワットということでしたが,現在は200万キロワットを目標というふうに考えておりまして,当面は100万キロワットでということです。石炭灰が出ますし,今,中央埠頭のところに廃棄物処理場ということで,そこに石炭灰を埋めるということでございます。昨今,柏崎で起きました地震等で,これから電力供給が非常に重要であるというようなこともありまして,東京電力におきましては,大体平成20年代後半ぐらいから,やはり必要なんではないかというふうに現場では聞いております。これについては,もし平成20年代後半から新しい100万キロワットをつくるということであれば,その石炭灰を埋める枠と言うか,埋立地が必要ということでございまして,我々はこれから中央埠頭,あるいは南埠頭をやるわけですけれども,これの大きな推進力になると考えております。これについては,今内々でございますが,東京電力と打ち合わせを進めているということでございまして,当面は,100万キロワットの石炭灰を処理していくということで考えてございます。


◯澤畠委員 全体的な影響度合いというのを,具体的に聞かせていただければと思って聞いたんですが,それなりに影響がありそうだというふうに受けとめます。
 常陸那珂港北線,昔はそんな呼称で道路計画をしておったわけですが,今は水戸外環状線と言うのかな,そういう形で名称を変えられた中で事業計画されているわけですが,その水戸外環状線にあっても,常磐高速への接続は──今から5〜6年前の執行部の事業計画を聞くと,10年ぐらいでジャンクションに結びつけたいというような予定を聞いていたんですが,もう既に5年という状況の中で,今の実態はというと,国道245号でしたか,あれとの海岸沿いからあそこまでの距離すら,まだ用地買収が進んでいない。ことしあたりから用地買収に取りかかったというような段階で,非常に都市計画としての計画の甘さというか,予算やら何やらいろんな影響があるんだろうけれども,計画事業としての甘さがどうも目につくというか,気になる現状です。いろいろその原因をお伺いしたり,探ったりしてみますと,少々意欲的に足りないところ,そんなおかげでこんな状況が生まれているんじゃないのかなというようなことを感じることもあるんです。
 まず,必ずしも予算だけじゃなく,その法線決定にしても,問題があるから進めなかったりして,地権者の意向を十分取り込みながら,事業計画がされてないようなことが原因で,遅々として進まない事業になっていたりするようなことをすごく感じている。いろいろな人の意欲があれば,知恵を出して力を使って工夫をするんですが,そういう工夫が足りないんじゃないのかなと。我々が行けば,4年もほったらかしていたやつが,3カ月ぐらいで理解されるような,そういう状況,実態があるわけですから,もう少し事業推進のための工夫が,担当部として必要なんじゃないのかなと。これは直面している水戸外環状線に限らず,全体的な県の土木事業に対して,もうちょっと意欲的に工夫を加えることによって,事業推進というものにつながるのではないのかなと感じているところなんです。その辺は積極的に,事業計画というものを示したからには,速やかにその事業推進に取り組む工夫をしてほしいなと,そんなふうにお願いをしたいところであります。
 そしてまた,水戸外環状線,10年後,これから10年後だってなかなか大変な時代であろうと思うんですが,この前,知事に話しましたら,「10年でできるやつが,まだ1,000万円ぐらいの用地買収費では予算が全然だね」という話をしたら,「いや,一生懸命やって,10年ならできるでしょうよ」なんて,まあ,そんな程度にあっさり簡単に考えているんだね。「10年でできるわけないでしょう,知事」そんな話もしたんですが,こういうわけで「用地買収もしていない。それから,しっかりした道路構造図も丈量図もできていない状態で,十何キロの高規格道路ができるわけないでしょう」と。「ああ,そんなものですか」なんて,そんなことなんですが,まあ意欲はあるみたいなんですね,「10年でやりますよ」なんていう話ですから。意欲はあるんですが,きちっとした,そういう背景づくりによって示さないというと,積み重ねになっちゃうんですね,県政に対する不信不満の……。いつまでにやるというものができていない。いや,実は聞いてみたら,言いわけだ。そういうような事業計画のスパンが長過ぎるのではないのかなと。25年,四半世紀というと,もう長期総合計画,そんな部類になる計画になってしまって,やはり計画事業だとしたら,10年あるいは15年ぐらいで形を見せるようなものでないと,地権者なり地域なりは,それなりの公的事業に対しての,自分たちの生活のすり合わせというものを尊重するわけですから,そういう地権者あるいは地域への大きな影響を与える事業ですから,もう少し具体性のある,そこそこの説得力のある事業計画というものを示していくべきではないのかなと思います。
 そんな観点から,この水戸外環状線で課長にお伺いしたいんですが,10年先にはジャンクションまで取りつけるというような計画でしょうから,それに対する丈量図的なものはしっかりしているんでしょうが,それでお伺いしたいんですが,国道との交差,あるいは常磐線との交差,そんな重要交差が3〜4本,その延伸にはあろうかと思うんです。その辺の構造的なものはどんなふうに決まっているのか,お伺いしたいんですが。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 水戸外環状線という話で,実は国道245号から海側に向かって,現在その一部を構成する区間で事業をしているところでございます。
 さらに,今お尋ねいただきました国道245号から西に向かって,いわゆる国道6号,常磐道に向かってということにつきましては,都市計画の決定をしているのが国道6号まででございます。国道245号をこの水戸外環状線が跨いで,それでJR常磐線を跨いで,それで国道6号に至るという完全な位置づけをしたのが,現在そこまででございます。それから先,常磐道については,図上での検討中ということでございます。構造に関しては,現在計画されている交差の状況は,そういうことでございます。


◯澤畠委員 跨ぐという表現をしているようですが,跨ぐということは,平面交差でなく立体交差ということに受けとめていいんですか。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 大変失礼しました。そういうことなんですけれども,国道245号の上を通ります。それで常磐線の上を通ります。それで国道6号に至ります。そういうことでございます。


◯澤畠委員 今,初めて知ったんですが,私が非公式に聞いた話では,国道245号との交差は平面交差という説明を受けたんですが,公式にこうやってきちっと聞くというと,立体交差になるんですか。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 私,今申し上げましたのは,都市計画上の決定は,立体になっているということでございます。現在,国道245号の海の方から整備を進めていて,用地買収を今やっているところについて,その整備が終わったら,暫定的に平面で取りつけるというふうに整備しようと考えてございます。
 それはなぜかと言いますと,いわゆる西側がまだできないからですね。西側ができて,初めて立体交差ということはあり得ると思います。東側だけで,いわゆるT字路での立体交差は,ちょっと使い勝手が悪いということです。ですから,暫定的には平面で取りつけるということです。


◯澤畠委員 暫定的になんかの話を聞いているのではなく,私は「あそこの国道245号と水戸外環状線の交差は,どういう交差にするんですか」という聞き方をしている状況のときに,「いや,あそこは平面交差ですよ」と,そういう返事をいただいているんです。私はそんなふうに,未来永劫平面交差と理解している。地域関係者には「いや,そこは立体にならないで,平面交差になるんだよ」と,今までそんな説明をしてきちゃいました。これは私が決めたことではなく,担当道路建設課に聞いた答えを地域住民に知らせているだけの話で,今確認したら,今度は跨ぐ話になっちゃう。平面交差は暫定的だというような,担当課そのものが非常にあいまいな状況では,取り巻く我々は動揺しちゃいますよ。跨ぐなら跨ぐ,くぐるならくぐるで,平面なら平面できちんとわかりやすく,不動のスタイルを示してもらわないと。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 委員が確認された時点が,ちょっと問題かと思いますけれども,実は平成16年に都市計画の変更をしてございまして,いわゆるルートの一部変更と交差の変更をしてございます。まさに御指摘がありました国道245号のところの交差の変更が,従来は平面であったものが,平成16年に立体構造に都市計画の変更をしているという経過がございます。


◯澤畠委員 私がお伺いしたのは,ここ3カ月ぐらい前の話なんです。私も最終的な確認をきちっと取っておかないと,周りの人にあいまいな説明で不安を──私に対する不信まで生まれたんで確認したんです,わざわざ道路建設課に。それで,確認した話で今話しているわけですから,そんな3年も5年も前の話じゃありません。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 私の申し上げ方が悪かったのかもしれませんけれども,そのときには,いわゆる当面の措置としては,平面で取りつけるというお答えではなかったのかと思います。今,私が申し上げている都市計画の決定内容については,間違いがございません。これは平成16年の都市計画の変更で,国道245号を跨ぐという将来系で土地等の都市計画は決定されてございます。現在事業をしているのが,その国道245号の東側の部分のみでございますから,当面それが接続される場合には,暫定的な措置として平面で進めることとして,土木事務所とも今は話をしていますから,その平面でのことで御理解されたんだろうというふうに思うんですけれども。


◯澤畠委員 押し問答をしてもしようがないけれども,私は「暫定的にどうするの」と聞いたわけじゃないので,暫定的な答えでは困っちゃうんで,ここでも。将来どんな構造の道路になるのかを聞いているので,注釈加えられて暫定的な,返事と食い違う認識では地元で笑われてしまいますので……。きょうはよくわかりました。余り質問なんかしたくなかったんですが,してよかったです。
 それで,今言うように,10年ぐらいで完成させる事業ですから,少なくともそういう丈量図は,きちんと十分な説明ができるような事業計画でなきゃならないと思うんですね。まだ,それがきちっとした図面としては,考えられてないんですね,示されないんですね,状況は。


◯渡邊土木部長 済みません,いろいろ説明不足で。この水戸外環状線は,最初計画されたときに,地域高規格道路ということで,ちょうど国が地域高規格道路をバーンと打ち出したときで,県もそれに乗って「あれは地域高規格道路でやろう」と,何本かあった中の1本なんですけれども。それで,計画する段階で国と協議しているときに,県の方はなるたけ地元も使いやすい道路にしたいということで,いろいろ簡単な構造みたいのを計画して,国とやると,今度国は「そういうのはだめだから,すべて立体にしなさい」とかって,そこで大分トラブっていたんですね。
 それと,その国道245号の入り口の用地が決まらない問題があって,なかなか進まなかったんです。あと,交通量とかの問題で,瓜連馬渡線と並行している部分もあったりして,ちょっとなかなか進めない状況だったんですが,常陸那珂港もある程度形になってきたので,ここをきっちり,確かに国道245号も暫定的に立体でつくるということもあれなので,暫定でくっつけておきますけれども,将来的に地域高規格道路という形のままでいくんだったら,当然最終的には立体にしなければならないと思うんです。その立体になる時期というのは,相当後になっちゃうと思いますので,委員が地元に説明されるときに,「あれは立体ですよ」と言われていいのかどうかというのもあるので,ちょっと土木部としてもきっちり整理しますので,また御説明しますので,よろしくお願いしたいと思います。都市計画決定は,将来系として立体に確かにしてあるんですけれども,その立体にする時期がいつか。当面T字路のままだと,当然平面でくっつけておくということになりますから,そこのところをうまく地元に説明していただかないといけないので,よくそれを整理して御説明します。ひとつよろしくお願いします。


◯澤畠委員 そうした不退転の決定した事業ですから,それは将来に向けて,あるいは現状ではという2段構えも確かに必要だけれど,あいまいな説明にならないように,これは高規格道路として立ち上げた道路なので,当然国道245号とか常磐線とか6号国道とか,そういう主要幹線道路との交差はこういう構造にするというような,きちっとした基本的なことは自治体にも示さないと,自治体とのすり合わせ,対応なんかも非常に困るので,その辺は基本的なことだから,将来に向けてこういう構造にしたいと。ただ,長期的な事業になるので,暫定的な状態はこういうことも考えられるとか,その程度のことはきちっとした説明がないと,理解に苦しむことになっちゃうし,それで,10年以内ぐらいに常磐高速に,ジャンクションに結びつけるという事業計画であるとするならなおさら──本会議の一般質問で,きちっと答えているんですからね,これは。10年以内にめどをつけて実現するということを……。私の一般質問の答弁を探ってみるとわかりますが,そもそも竹内知事のときに取りつけた高規格道路ですから,あれは。竹内知事が,私のしつこさに対して理解を示して,要は「長期総合計画として位置づけましょう」と言って,あの地図に四角の枠でぼんぼんぼんと示されたのが,竹内知事のときですから。それからもうずっと延長で,私は4年間ちょっと休憩を取ったりしたので,その間に,いつの間にか高規格道路が,水戸外環状線になっちゃったりして,私にはちょっとなじまないものを感じていたんですが……。それは,それでいいとしても,そういうきちっとした経過があった事業計画で,私もその問題に対しては一般質問で,その事業計画に対して質問したりして,きちっとした答えをもらっていますから。何か全然計画と違った状態になっているので,もう少し事業計画は思いを込めて決めたとおりに──決めたとおりというわけにもいかないでしょうが,できるだけ計画どおりに取り組んでいただきたいなと。さっきの地権者関係の問題もそういうことが含まれているんですよ。私が休憩しているときは,一緒に事業も休憩しちゃって,全然進まないわけです。帰ってから3カ月もあれば,地権者の問題や何かも解決できて,「ああ,それでいいですよ」と了解ももらえるようになった。そしたら,また今度は代替地や何かの問題で,用地買収の段階で新たな問題が出て,足踏みしているような話も聞くんですが,そういうことはあるんですか,実際。


◯村田土木部技監兼道路建設課長 現在,事業をしております国道245号から東側の700メートルにつきましては,現在3名ほどの用地の未了箇所がございます。いろいろ委員にも御苦労いただいて,ルートのことについていろいろ経過があったところでございますけれども,根本的にことしは難しいというような事案ではなくて,一つは,その土地をこの11月ごろまで貸していると,その貸した11月が過ぎれば「私としては買収に応じることができる」とか,あと代替地のことでは,ちょっと単価の問題とか,そういうことがございますけれども,今年度内に極力この3件については,契約に至れるように頑張ってまいりたいと。それとあわせて,工事についても着手していきたいというふうに考えてございます。


◯澤畠委員 そんな不安な話を耳にいたしますので,私も地元ですから,お役に立てることもあろうと思うので,推進のためでしたら,何でも声をかけていただければなと思います。どうぞよろしくお願いします。


◯加倉井委員長 ほかに。──小林委員。


◯小林委員 地元のことでありますが,2点ほど質問をしたいと思います。
 まず,第1点目でありますが,中内大圦線の整備状況についてです。取手市藤代地区は,JR常磐線により市街地が南北に分断され,一体的なまちづくりが図れずにいる状況となっております。また,藤代駅南口土地区画整理事業も,環状市街地の形成を図っていることからも,6号国道へのアクセスなども大変重要となってきています。
 そのため,南北を連絡する幹線道路であります都市計画道路中内大圦線の整備が進められ,これまでに鉄道から北側については,起点側の中内地区から旧国道6号までの整備が完了し,また南側については,区画整理事業区域内から終点までの神浦地区までの整備が完了している状況であります。現在,街路事業で整備を進めている区間が最後の区間となっており,まちづくりに大きく寄与するものと期待されて,当地区間の早期完成を願うものであります。
 つきましては,現在整備が進められている,この都市計画道路中内大圦線の整備状況及び完成予定についてお伺いいたします。


◯加倉井委員長 鯉渕公園街路課長。


◯鯉渕公園街路課長 都市計画道路中内大圦線につきましては,平成9年度に街路改良の事業化をし,小林委員には,藤代町長であられましたときから,御協力をいただいております。ありがとうございます。
 御質問の整備状況でございますが,平成16年度に初めて改良工事に着手することができ,さらに平成17年〜18年には,JR跨線橋の南側の取り付けの擁壁工事を行いました。さらに今年度からは,JR跨線橋の近接の橋脚工事2基を行い,本格工事にこれより入ってまいります。今後ですけれども,引き続き橋梁下部工事等を進めながら,並行いたしまして,一部残っております用地の取得を図り,事業の推進を鋭意図ってまいります。
 また,今後の見通しと言いますか,完成予定でございますが,予算の確保を図りながら,順調に行けば,平成23年〜24年度までには工事を完了させまして,先ほどお話がありましたように,市街地南北間の交通を円滑にし,まちづくりや都市の発展に役立てたいと考えておりますので,今後とも御支援をお願いいたします。


◯小林委員 今後,全体の予算と申しますか,完成予定までの概算で結構ございますので,総予算がどのくらいかかるのか,その点だけお伺いいたします。


◯鯉渕公園街路課長 残事業費は約14億円ほどでございまして,今年度,平成19年度は約3億8,000万円の予算でございますので,今年度の予算以上に予算が確保できれば,割り算じゃないですけれども,4年ぐらいでできるんじゃないかと。したがいまして,平成23〜24年には開通させることができるんじゃないかと思っております。


◯小林委員 2点目でありますが,北浦川の改修について質問したいと思います。
 今までに小貝川合流点から相橋までの整備が終わったわけで,現在は,さらにその上流区間である整備を進めているところであります。市街地部の雨水排水はが北浦川に入らざるを得ない状況であることから,北浦川の改修を進めていただきたく,整備の進捗状況を伺いたいと思います。
 また,相橋からJRまでの区間においての残事業等,工事完成の見込みをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯加倉井委員長 早乙女河川課長。


◯早乙女河川課長 北浦川の進捗状況でございますが,委員御案内のとおり,北浦川の改修は,小貝川の合流点から市道橋の相橋のすぐ下まで,約4.2キロメートルでございますが,改修が済んでおります。現在,これより上流JRまでの400メートル区間の用地買収に努めているところでございます。この区間は東観団地ということで,人家連檐地区でありますことから,公社資金等を併用しながら買収を進めております。
 残事業の分なんですが,用地買収があと7件,家屋数にして4棟が残っておりますので,まず買収に後5年程度,それから工事に2年程度,お金にいたしまして約7億円ぐらいがかかるのではないかなと予想しております。


◯小林委員 そうしますと,あと5年でということでありますが,これが完成した後,JRの橋の問題については,その後対応するということになっていくのか,その辺だけお聞きします。


◯早乙女河川課長 JR橋なんですが,皆さん御承知のように,ちょうど藤代のところは電流切り替え区間ということでございまして,あそこで一たん交流から直流に変えるということで,列車が惰性で走る部分なんですね。北浦川の改修,あるいは西浦川,相野谷川──あそこに兄弟みたいな河川が3つあるんですが,これらの河川改修に伴いまして,線路を少し持ち上げなくてはならないということで,今JRと話を進めております。うちの方のもくろみとしては,3件一緒にやりましょうという話があったんですが,どうやっても運行形態がとれないと。仮線で横に一たん列車を逃がしますので,そこで減速するので,特急列車とか何かの時間調整ができないということで,1橋ずつやっていくことにせざるを得ないということを,今JRの方から聞いております。
 それで,ことし相野谷川のお金で,その辺の今後の進め方をJRの方で検討していただきたいということで,JRに委託をして,今後のこの3つの橋の進め方,どういうふうにやっていくのが一番いいのかということを委託して,結果をいただくということになっております。それを受けてから,順番としては相野谷川が先になると思うんですが,ここのちょうど東観団地の買収が終わるころに,JRとの話がつくのではないかなと思っております。


◯小林委員 そうしますと,今のお話を聞いていますと,相野谷川が先ということで,その次が北浦川ということになるわけですか。


◯早乙女河川課長 それは,ことしのJRとの協議の中で,やはり向こうも時間ロスの話があると思いますので,どの順序が一番いいのかなと。ただ,西浦川が,まだJRの橋のところまで改修が進みませんので,順番的には北浦川になるのかなと思っております。


◯小林委員 はい,了解しました。


◯加倉井委員長 ほかに,ありませんか。──鈴木(亮)委員。


◯鈴木(亮)委員 地元の件でまことに恐縮なんですが,1点質問いたします。
 つくばみらい市の北から南に流れております県管理の1級河川中通川の拡幅改修についてお尋ねいたします。
 旧伊奈町の伊丹地区から上流に向かって改修が進められておりますが,下島,そして中島,上島地区までは拡幅改修が進んでおりまして,福原地区において用地の買収も終わったとお聞きしておりますけれども,現在の進捗状況と問題点,今後の見通しについてお伺いいたします。
 それから,市道が中通川を横断している箇所があります。いわゆるその架橋部分については,市の負担もあるということでありますが,その市の負担は何%ぐらいあるのか,それもあわせてお尋ねいたします。よろしくお願いします。


◯加倉井委員長 早乙女河川課長。


◯早乙女河川課長 中通川の整備状況についてお答えいたします。下の伊丹の排水機場から,今,委員御案内のとおり,谷井田の市街地部,取手筑波線の谷井田大橋までにつきましては,大体概成しております。一部用地難航でできない箇所が何カ所かあるんですが,築堤は大体概成したかなと思っております。その上の用地買収なんですが,豊体大橋までの6キロメートル区間については,買収が進んでおります。
 それから,御質問の市道橋なんですが,現在,伊奈新橋を工事としてやっております。これからの区間,豊体大橋までに行くのには市道橋が3つでしたか,残っていると思うんですが,これらにつきましては,幅員等の関係もありますので,今後,市とお話を詰めながら,市道橋の幅員を幾つにするのか。それによってアロケーションが違ってきますので,橋梁の図面を書きながら御相談していきたいと思っております。


◯鈴木(亮)委員 橋梁についての市の負担については,いわゆる話し合いをしていくということでありますが,よろしくお願いします。
 この中通川は,全体の計画延長では約10キロメートルと非常に長いわけでありますが,この上流部の方には,本県が開発をいたしております伊奈・谷和原の丘陵部の開発地,約275ヘクタール──みらい平の駅があります開発地区でありますけれども,ここを中心とした開発も今現在,進められておるわけでございます。
 この開発地区の雨水を調整池に一たんためて,それを最終的にこの中通川に流すということであります。ですから,下流地区の住民は大変心配をいたしております。台風やあるいは集中豪雨によって,下流部の方ではちょっと降りますと,田畑の冠水,道路や宅地まで水が乗ってしまうということであります。大雨が降りますと,市の職員も水くみ,いわゆる排水を,夜を徹して作業しているという状況であります。今後,伊奈・谷和原の丘陵部の開発地区の汚水も中通川に流すということなので,都市整備課とも関係いたしますので,何とぞよく協議していただきまして,できるだけ早く完遂できるようにお願いしたいと思います。
 以上です。


◯加倉井委員長 ほかにありませんか。──。
 ないようですので,以上で所管事務にかかわる質疑を終了いたします。
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◯加倉井委員長 ここで,暫時休憩いたします。各委員は,着席のままでお待ち願います。
                 午後3時12分休憩
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                 午後3時13分開議


◯加倉井委員長 休憩前に引き続き,委員会を再開いたします。
 これより,付託案件の採決を行います。
 採決は一括して行います。
 第106号議案中土木委員会所管事項,第107号議案,第109号議案,第112号議案,第116号議案,第117号議案,第120号議案,第122号議案,第123号議案及び報告第3号中別記3について,原案のとおり可決または承認することに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯加倉井委員長 御異議なしと認め,原案のとおり決しました。
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◯加倉井委員長 次に,閉会中における所管事務調査事項を議題といたします。
 本件につきましては,お手元に配付してあります一覧表のとおりとし,議長にその旨を申し出ることにしたいと思いますが,御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯加倉井委員長 御異議なしと認め,そのように決しました。
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◯加倉井委員長 以上で,本委員会に付託されました案件の審査は,すべて終了いたしました。
 よって,あすの委員会は開催しないことといたしますので,御承知願います。
 なお,本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては,委員長に御一任願いたいと思いますが,御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯加倉井委員長 御異議なしと認め,そのように決しました。
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◯加倉井委員長 以上で委員会を閉会いたします。
 本日はお疲れさまでした。
                 午後3時15分閉会