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平成18年土木常任委員会  本文




2006.11.09 : 平成18年土木常任委員会  本文


                午前10時開議
◯菊池委員長 ただいまから,土木委員会を開会いたします。
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◯菊池委員長 初めに,本日の委員会記録署名委員を指名いたします。
 木本委員と森田委員にお願いをいたします。
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◯菊池委員長 次に,本日の審査日程について申し上げます。
 執行部から付託案件等の説明聴取の後,まず付託案件についての質疑を行い,その後に所管事務について質疑を行います。
 それでは,これより議事に入り,付託案件について審査を行います。
 本委員会に付託されております案件は,第146号議案及び第147号議案であります。
 これより,執行部の説明を求めます。
 初めに,三浦土木部長。


◯三浦土木部長 それでは,御審議をお願いしております議案等の説明に入ります前に,第3回定例会以降の土木部関係の主な動きなどにつきまして,4点ほど御報告を申し上げます。
 お配りしております資料のうち,右肩に「参考資料」と書かれました1枚紙,平成18年第4回定例会土木委員会資料(報告事項)というのを配らせていただいておりますが,これをごらんいただきたいと思います。
 最初に1点目は,10月6日,7日及び24日,25日の豪雨,それから風浪によります護岸・河岸の崩壊,消波ブロックなどの沈下によりまして,河川,海岸,道路,港湾,公園,合わせまして44カ所で災害が発生しております。被災額は約27億3,000万円余に上ると推定をしておりますが,今後,国の災害復旧事業等を活用しまして,迅速な災害復旧に努めてまいります。
 また,鹿島港付近におきましては,10月6日にパナマ船籍の貨物船,24日には中国船籍,パナマ船籍の貨物船が相次いで座礁いたしております。土木部といたしましても,6日に土木部対策本部を設置いたしまして,情報収集を行っておりますほか,7日からは海岸線の巡回パトロールを継続して行っております。
 なお,座礁事故の詳細につきましては,後ほど関係課長から御説明を申し上げます。
 2点目は,道路整備財源の安定確保に向けた取り組みについてでございます。
 まず,道路特定財源に関します市町村の理解を深めるために,全市町村の担当者を対象とした勉強会を開催しております。また,市町村の首長さんからも,直接道路特定財源に関する意見を伺っております。
 それから,道路整備財源の安定確保・充実を求める市町村長会総決起集会を都内で開催する予定となっており,あわせまして国への要望活動も行うこととしております。
 3点目は,土木部事業の主な動きについてでございます。
 まず,県道常陸那珂港山方線久米バイパスでございますが,去る10月13日,常陸太田市の久米町地内約1.3キロメートルの供用を開始し,全線が開通をいたしております。
 次に,主要地方道結城野田線バイパスでございますが,古河市東山田地内約1.8キロメートル区間,これを年内に供用開始する予定となっております。
 それから,水戸北インターチェンジでございますけれども,去る9月25日から社会実験を開始しておりまして,現在,目標としておりました1,000台を超えるような利用をしていただいておりまして,順調にスタートしております。
 最後に,公共事業の情報発信についてでございます。
 お手元に,こういった「シリーズ なるほど公共事業」という冊子をお配りしております。
 後ほど,中身については企画監の方から御説明申し上げますが,公共事業の整備効果について,県民の皆さんに少しでもわかっていただきたいというふうに考えております。そのPR資料でございます。ホームページにも公表していくことにしてございます。
 報告は,以上でございます。
 それでは,本委員会に付託されました議案等の概要について御説明いたします。
 今回,本委員会に付託されました案件は,議案2件でございます。
 お手元にお配りしました資料のNo.1,議案等説明資料と書いてございますが,これをごらんいただきたいと思います。
 1ページをおめくりいただきますと,第146号議案工事請負契約の締結についてでございます。
 これは,那珂久慈流域下水道水戸幹線の管渠シ一ルド工事外1件につきまして,竹中土木・秋山・菅原特定建設工事共同企業体代表者,株式会社竹中土木代表取締役社長竹中康一,代理人取締役東京本店長江間美久外1名と,8億5,785万円をもって請負契約を締結しようとするものでございます。
 次に,3ページをお開きいただきたいと思います。
 第147号議案工事請負契約の締結についてでございます。
 これは,都市計画道路石下駅中沼線(仮称)新石下橋橋梁下部工事につきまして,岡部・飯野・大坂特定建設工事共同企業体代表者,株式会社岡部工務店代表取締役小林博と,6億3,210万円をもって請負契約を締結しようとするものでございます。
 付託案件の概要は,以上でございますが,詳細につきましては,後ほど担当課長から説明をさせていただきます。
 御説明は以上でございますが,お手元の議案書等により御審議の上,適切なる御議決を賜りますようお願いを申し上げます。


◯菊池委員長 次に,鯉淵公園街路課長。


◯鯉淵公園街路課長 それでは,公園街路課より工事請負契約の締結につきまして御説明いたします。
 平成18年第4回茨城県議会定例会議案4)の1ページをお開き願います。
 第3回の定例議会で撤回いたしました第136号議案の(仮称)新石下橋P3橋脚工事と同一の案件でございます。
 繰り返しになりますが,鬼怒川に架かる現石下橋は,昭和4年の完成から70年以上経過し,4トン以上の車両が通行禁止で,震度3以上の地震発生時や鬼怒川の水位が警戒水位を超えたときには通行どめになるなど老朽化が著しく,また歩道がないため,歩行者や自転車の通行に影響を与え,交通渋滞を来しております。さらには,橋の出入り口で交互交通の規制を行っている状況でございます。
 昨年度,P1橋脚工事を実施し,本年度に入りまして,9月末までにP2,P4橋脚工事の契約を行ったところでありますけれども,本P3橋脚工事は,これらと同様,鬼怒川の渇水期に工事をしなければならないという施工条件のついた物件でございます。
 条件付き一般競争入札により,契約金額6億3,210万円で日立市多賀町2丁目10番7号,岡部・飯野・大坂特定建設工事共同企業体代表者,株式会社岡部工務店代表取締役小林博と請負契約を締結しようとするものでございます。
 なお,入札の結果につきましては,5)の平成18年第4回茨城県議会定例会議案概要説明書の初めのページに記載されているとおりでございます。
 よろしく御審議のほどお願いいたします。


◯菊池委員長 次に,渡辺下水道課長。


◯渡辺下水道課長 それでは,下水道課で提案している議案について御説明申し上げます。
 平成18年第4回茨城県議会定例会議案1)の17ページをお開き願います。あわせまして資料No.1の2ページに,提案しております工事の2カ所の箇所がついております。あわせてごらん願います。
 この工事につきましては,水戸幹線の工事でございまして,平成20年度末の供用開始に向けまして,現在,鋭意整備を進めているところでございます。
 それでは,議案平成18年第4回茨城県議会定例会1)の方に戻りまして,17ページでございますけれども,第146号議案工事請負契約の締結でございます。
 2件ございます。
 1件目ですが,那珂久慈流域下水道水戸幹線管渠(シールド)工事(6工区)につきまして,東京都江東区新砂一丁目1番1号竹中土木・秋山・菅原特定建設工事共同企業体代表者,株式会社竹中土木取締役社長竹中康一,代理人取締役東京本店長江間美久と5億7,225万円で,2件目は,同じく那珂久慈流域下水道の那珂久慈浄化センターにあります汚泥処理施設の濃縮機械設備工事でございまして,土浦市城北町16番18号土浦北辰ビル2F扶桑建設工業株式会社茨城営業所所長白石貢夫と2億8,560万円をもって,それぞれ請負契約を締結しようとするものでございます。
 なお,工事の内容,工事期間等につきましては,先ほどの資料No.1に記載されているとおりでございます。
 この2点につきまして,いずれも入札額が調査基準価格を下回ったために,低入札価格調査制度に基づき事情聴取を行い,契約の内容に適合した履行がされると認められましたので,仮契約を行ったところでございます。
 以上で,下水道課の説明を終わります。
 よろしく御審議のほどお願いいたします。


◯菊池委員長 次に,後藤港湾課長。


◯後藤港湾課長 それでは,鹿島港付近で発生いたしました座礁事故に関しまして,御説明をいたしたいと思います。
 お手元の資料No.2をごらんいただきたいと思います。
 「鹿島港及びその周辺における貨物船事故について」という資料でございます。
 まず,1の事故の状況でございますが,10月6日午後5時21分ごろ,パナマ船籍の貨物船ジャイアントステップ号,総トン数9万8,587トン,全長300メートル,積載鉄鉱石19万1,000トンでございますが,鹿島港沖で錨泊中,機関故障のため航行不能となり,強風により鹿島港近くの神栖市日川浜沖で座礁いたしました。
 座礁状況は,お手元の資料,4ページの写真をごらんいただきたいと思います。
 ジャイアントステップ号の乗組員26名のうち,生存者は16名,死亡が確認されたのは8名,残る2名の方がいまだ行方不明でございます。
 現在,船体につきましては,船首,中央部,船尾部分の3つに分断され,船首部分は日川浜海岸から約500メートルの位置まで流されております。
 燃料につきましては,約400トンのうち,既に約200トンが流出してしまっており,残りの燃料約200トンのうち86トンが既に回収され,船体に残っているのは約114トンでございます。現在,抜き取り作業を継続しております。
 また,10月24日午後3時18分ごろ,中国船籍の貨物船オーシャンビクトリー号,総トン数8万8,853トン,全長289メートル,積載鉄鉱石2万6,000トンでございますが,鹿島港沖で避泊のため移動中,荒天のために鹿島港南防波堤に衝突し,防波堤の外側に沿って横づけ状態で強風にあおられ,座礁いたしました。
 中国人の乗組員24名は,すべて無事救助されております。
 船体の状況といたしましては,船首部タンク等へ浸水しておりますが,傾斜はなく安定しております。
 なお,残燃料につきましては,一昨日の11月7日時点の記載というふうになっておりますが,昨日8日の作業の結果,全体2,620トンのうち,1,552トンを既に回収いたしまして,残り約1,068トンとなってございます。
 さらに,同日午後7時30分ごろ,パナマ船籍の貨物船エリダエース号,総トン数8万5,350トン,全長288メートル,積載石炭16万3,000トンでございますが,鹿島港沖に避泊のため移動中,外港航路から外れ,南防波堤の先端から南西に約1キロメートルの海域に座礁いたしました。
 船体の状況といたしましては,バラストタンクに浸水,左舷側に傾斜しておりますが,現在,積載貨物の石炭の抜き取りを行っているため,船体は次第に浮き上がりつつあります。
 フィリピン人の乗組員20名につきましては,全員無事救助されております。
 2ページ,2の流出油の状況についてでございます。
 ジャイアントステップ号の約200トンの流出油につきましては,船主側により回収作業及び拡散処理作業が進められております。
 オーシャンビクトリー号並びにエリダエース号につきましては,これまでのところ油の流出は確認されておりません。しかしながら,燃料タンクには油が残っておりますので,船主が燃料油の抜き取りを行っているところであり,エリダエース号につきましては,残燃料約333トンのうち,発電機用の約40トンを残しましてすべて抜き取り,作業を完了しております。
 3,座礁船の積み荷の状況についてでございます。
 石炭約16万トン余りを積載しておりますエリダエース号につきましては,船主が海上で積み替え作業を進めている状況であり,船体浮上に必要な石炭の搬出量は約4万5,500トンを目標としておりまして,記載は7日時点ですが,8日現在の数字では,約2万5,394トンを搬出しておりまして,残り約2万106トンとなってございます。
 4の対応状況でございますが,土木部といたしましては,対策本部におきまして,今後も引き続き警戒に当たってまいることとしております。
 また,ジャイアントステップ号の流出油の回収や3隻の船体に残る油の抜き取り,船体の撤去については早急に行うよう,座礁船の船主等関係者に重ねて要請をしております。
 また,再びこのような事故を起こさぬよう,10月30日には日本船主協会を初め船主,船舶運航者,船舶代理店に対し,航行の安全確保の徹底を求める要請文を送付したところでございます。
 さらに11月2日には,国や関係機関とともに,鹿島港沖座礁事故を踏まえた現地連絡会議を立ち上げ,再発防止策について検討を開始したところでございます。
 今後は,流出油の回収や油の抜き取り,船体撤去の進捗状況を踏まえながら,港湾管理者として,関係者への指導を引き続き行ってまいりたいと考えております。
 事故報告は,以上でございます。


◯菊池委員長 次に,立藏企画監。


◯立藏土木部企画監 それでは,お手元に配付してございます「シリーズ なるほど公共事業」という横長の冊子でございますけれども,これにつきまして説明させていただきます。
 右肩に「平成18年第4回定例会資料」と書かれた冊子でございます。
 これにつきましては,本年4月の土木委員会でも御紹介させていただいたところでございますけれども,県民の皆様に公共事業に対する理解を深めていただくことをねらいといたしまして,これまでの公共事業で整備した道路や河川,公園,いろいろな事業につきまして,一体どのような効果があったのか,わかりやすく整理いたしまして,オピニオンリーダー,あるいはマスコミの皆さんに配布したり,ホームページ等でPRをしようとするものでございます。
 今回,お配りいたしました資料でございますけれども,第1作目を既に委員の皆様にごらんいただいていると思いますが,それに続くものとして,新たに作成したものでございます。
 それでは,内容につきまして簡単に御紹介させていただきます。
 今回,1枚めくっていただきますと,道路,河川,港湾,公園ということで,7つの事業について紹介させていただいております。
 今年度の上半期に作成した分でございます。
 ページを打ってなくて大変恐縮でございますが,さらに1枚めくっていただきまして,一番最初の事例でございますけれども,これは,友部のサービスエリアで設置したスマートICの整備効果ということで取りまとめてございます。
 これにつきましては,既に御案内のように,10月1日から本格運用が開始され,1日1,300台ほどの利用がされている状況でございますが,この資料につきましては,それが設置される前とその後ということで,どのぐらい利用台数がふえているかということで,前後のインターチェンジの利用台数等も含めて,台数をカウントしたものでございます。
 それを見ますと,1年前1万5,400台だったものが1万9,500台ということで,3割増しの約4,100台増加してございます。
 また,まん中辺ちょっと見づらいんですけれども,利用者の75%が5分間以上の短縮効果があるということで,アンケート結果によりますと,大変喜ばれているという状況にございます。
 それでは,2枚目でございます。
 2枚目は,一般国道461号,高萩市の入り口にございます踏切の除却,そして道路の改良事業を行ったものでございます。
 左側の下の方の写真を見ていただきますとわかりますように,6号国道と非常に近いということ,あるいは道路自体も狭い,曲線部であるというようなことから,慢性的な交通渋滞が起きていたところでございます。
 また,平成13年から平成17年の5年間では,花貫踏切付近で7件の事故も発生してございました。
 これが,ことしの3月でございますけれども,左の写真の上に遠くに見えてございますが,いぶき橋というのが供用を開始したところでございます。これによりまして,円滑な交通あるいは安全性の確保が,飛躍的になされたという状況でございます。
 続きまして,次のページでございますが,これは水戸市の千波大橋その他2つの交差点につきまして,渋滞緩和のための対策をとったものの効果でございます。
 これにつきましては,県,水戸市,県警と連携して対策を行ったところでございます。3つの交差点につきまして,それぞれ交通規制のあり方,あるいは信号運用の方法を一部見直しますとともに,右折滞留長を延ばすといったような施行によりまして,左側に写真が載ってございますけれども,かなりの渋滞が解消されたという効果がございます。通過時間が,15分から3分に短縮されるというような区間もございます。
 それでは,次のページで,河川事業の紹介でございます。
 これは,つくば市の北太田地区で行いました輪中堤の整備効果でございます。桜川は,つくば市あるいは土浦市と流れた大きな川でございますけれども,これにつきましては,昭和61年8月に大きな災害を受けてございます。通常であれば,下流から改修を進めていくという方法をとるわけでございますけれども,長期間を要するということで,この北太田地区におきましては,58戸の家屋がございますので,これを守る形で輪中堤を整備したところでございます。
 下の方に書いてございますけれども,約4年間で2億4,000万円ということで,通常の改修の費用よりも,約半分ということで節減できております。
 左の写真で緑色の波線で書いてございますが,県道あるいは市道といったものをかさ上げして,この中の集落を守るといったような構造になっております。
 続きまして,次のページでございます。
 これは,河川堤防の維持管理ということで,新たな取り組みについて御紹介をさせていただいております。
 伐採であるとか,あるいは除草につきましては,その処分なども最近かなり費用がかかるようになってまいりました。
 また,維持管理費の予算が確保もなかなか難しいというような状況もございまして,水戸土木事務所管内の涸沼川でございますが,これは現地で伐採したものをそのままチップ化して,堤防上に敷きならすというような試みを行ってございます。
 これによりまして,コスト的にも15%削減しておりますし,また防草の──草が生えないというような効果も,現在のところ見られております。
 現在,その堤防への影響等につきましても,少し時間をかけて見ようということで検証を実施しておりますが,それによりまして,いい結果が出れば,またほかの箇所にも適用を広げてまいりたいというふうに考えてございます。
 続いて,次のページでございます。
 これは,常陸那珂港の利用につきまして,地球環境の保全といった観点から取りまとめた資料でございます。
 ひたちなか市にございます牛乳パック加工の大きな会社でございますけれども,これまで横浜港に荷物を運んでおった経緯がございます。横浜港まで年間約3,600往復ということで,かなりの頻度で送っていたわけなんですけれども,その大部分を,今回常陸那珂港の利用に切り替えたところでございます。これによりまして,輸送距離が20分の1ぐらいになりましたので,二酸化炭素の量といたしますと95%減,1年間では630トンが30トンに削減されるというような,非常に地球環境的な保全効果も見られております。
 続きまして,最後のページになりますけれども,これは笠間芸術の森公園におきまして,ことしの7月に施設を供用開始いたしました「あそびの杜」についての資料でございます。
 おかげさまで,3カ月間で3万人というような御利用をいただいてございます。
 また,この整備に当たりましては,小学生からもいろいろアイデアをいただきまして,さまざまな遊具を整備いたしました。
 陶芸美術館,月平均6,000人が来場されておりますけれども,この1万人という数字でございますが,直接比較はできませんけれども,かなりの利用状況であろうと考えております。また,さらに利用していただけますように工夫してまいりたいと考えております。
 内容の御紹介は,以上でございます。
 これらにつきましては,今後,ホームページ等で順次公表してまいたいと考えております。また,もう少し枚数をふやしまして,年度末には改めて冊子として取りまとめたいと考えてございます。
 以上,土木部における情報発信への取り組みということで御報告させていただきました。


◯菊池委員長 以上で説明聴取は終わりますが,説明漏れはございませんか。──。
 ないようですので,以上で説明聴取を終了いたします。
 これより質疑に入ります。
 初めに,付託案件に関する質疑がありましたら,お願いをいたします。
 ないですか。──。
 ないようですので,以上で付託案件に関する質疑は終了いたします。
 次に,所管事務に関する質疑を行います。質疑のある方はお願いをいたします。
 森田委員。


◯森田委員 先ほど御報告がありましたけれども,鹿島港付近における貨物船の座礁事故について,何点か確認させてください。
 10月6日にジャイアントステップ号,10月24日にオーシャンビクトリー号とエリダエース号,合計3隻が座礁したということでございまして,それも鹿島港及びその周辺に限ってのことなんですね。本会議でもお話がありましたけれども,その原因は,発達した低気圧による高波と強風ということなんですが,この地域,この付近における,これまでのこういった事故,関連しているような類似の事故はあったんですか。


◯菊池委員長 後藤港湾課長。


◯後藤港湾課長 類似の事故は,特にございませんけれども,港内での衝突事故だとか,そういうものはございますけれども,小さい船でございます。大きな座礁については,ございません。


◯森田委員 発達した低気圧ということでございますので,台風よりも,時には強くなるのかなという感じもするのですが,一般的に見ると,大変高波に弱い鹿島港というふうにとらえられると,非常にイメージダウンをするのかなと心配するわけですね。そんなことがあったものですから,冒頭,これまでに類似の事故があったのか確認させてもらったわけです。
 そこで今回の事故,先ほどお話しましたように,高波とか強風というのはわかるんですけれども,そういった天候,気象上だけが原因なのか。それとも,たまたま走行しているオペレーターと言うんでしょうか,運転というんですか,そういった技術的なものによるものなのか。それから港湾の構造上のものなのか,その辺の原因については,より突っ込んだ調査はしてございますか。


◯後藤港湾課長 事故原因については,今,委員からお話がありましたように,現在,第三管区の海上保安庁が調査中ということでございますけれども,船舶関係者からいろいろ伺ったところによりますと,一つは強い風と波が原因となりまして,操船に影響を与えたんではないかというようなこと。
 それからもう一つは,避難判断のおくれも考えられるのではないかというようなことを伺っております。
 港湾につきましては,昭和40年代半ばから,鹿島港については着実に整備を進めておりますので,特に問題はないというふうに考えてございます。


◯森田委員 南防波堤に船体がぶつかって座礁したとか,いろいろここに書いてございますけれども,そういうことから見て,構造上の心配はないんですか。


◯後藤港湾課長 船舶が港外に避難してから,やはり強い北風で押し戻されているということでございますので,特に構造上の問題はないというふうに考えてございます。


◯森田委員 大変素人なものですから,基礎的な話しかお話できないんですけれども,港があるところって大体が海ですから,風も強いのかなと思いますし,鹿島だけが特に強いのかなという感じも,私ども素人はするんですけれども,そういった面からしますと,例えば県内にある大洗港とか常陸那珂港とか日立港とか,そちらではこういったたぐいの事故というのは今までないんですか。


◯後藤港湾課長 この事故につきましては,御存じかもしれませんが,平成14年の12月5日に日立港で北朝鮮船籍のチルソン号が座礁しておりますが,そういうものが大きい事故だというふうに考えてございまして,特にそれ以外については,今のところは見当たらないというふうに考えています。


◯森田委員 本件につきましては,あれですけれども,二度とこういうことがないように願いたいですよね,県とすると,今言ったイメージの問題もありますし。今聞きますと,余り構造上の問題はないんだということになると,なおさら注意していただくしかないんですけれども,二度とこういうことが起こらないようにするために,県としての取り組みなり対策ということは,特にございますか,今考えていることで。


◯後藤港湾課長 現在,11月2日に,この座礁事故を踏まえまして連絡会議を催しているところでございます。それについては,全体では各港に災害対策協議会というのがございますが,それのほかに,今回3件ということだったので,臨時的というか,急速な対応をしなければいけないということで,連絡会議を開かせていただいております。これについて,3カ月ぐらいですぐできるメニューを検討しまして,特に情報の徹底ということになると思いますが,特にその中で構造上とか,いろんな問題も出てくれば,それはテーマごとに専門的に検討したいというふうに考えてございます。


◯森田委員 そういうことで頑張っていただいて,本当にイメージを損なわないような方法でぜひお願いしたいと思うんですね。幸いと言いますか,油の流出が余り多くもないとのこと,それから余り拡散されていないんでしょうか,うまく対策をされているようでございます。後始末大変でしょうけれども,よろしくお願いしたいと思います。
 次に,もう1点だけ。
 幹線道路の整備についてなんですけれども,合併市町村幹線道路緊急整備支援事業ということで,本会議で部長も答弁されましたが,18市町村で41路線,約80キロメートルが指定されて,それも合併特例債との絡みで,その償還時というようなことでしょうから,事業で話もありましたけれども,10年間ぐらい,そのあと15年,25年ぐらいで平準化して補助ができるというようなことで,非常に財政的にはやりやすいということなんでしょうけれども,18市町村というと,合併した市町村からすると,まだというような気がするんですが,今後の見通しについてはどうなんですか,今のところ。


◯菊池委員長 須藤技監兼道路建設課長。


◯須藤土木部技監兼道路建設課長 今,委員御説明の中にあったように,全体で18市町で41路線80キロメートルということでございますけれども,今の見込みでございますが,今月中に4市町からの支援申請がございますので,一応それをもって合併市町村道の新たな受け付けはないというふうな方針で,今,決定しようかなと思っているところでございます。


◯森田委員 今,街を歩きますと,合併したばかりですから,特に合併後のまちづくりについては,なかなか計画どおりにいかなかったり,思惑どおりいかない部分は確かにあるんですね,期間が短いですからね。
 そういう中で,特に三位一体の改革にも絡むんでしょうけれども,市町村に対する地方交付税等の減少もあって,なかなか道路整備ができない。そして,合併するときの話では,もっとよくなるはずだったんじゃないかというような議論があるんですが,そういった意味からしますと,大変この支援事業は効果的かなという気がするんですね。先ほど申し上げたように,25年かけての償還ですから,非常に援助がしやすい。
 ですから,そういった市町村の非常に逼迫した財政事情等を考えたときに,この事業は非常にいい事業だなというふうに評価しているものですから,もっともっと合併した各市町から上がってきてふえるのかなという気がしたものですから,今お聞かせいただいたわけです。ぜひ,この制度をうまく活用していただいて,支援をしていただければありがたいなと思っております。
 そこで,これに絡むんですが,例えば私どもの地域にも関係しますけれども,筑西幹線道路ということで,大変県でも頑張っていただいております。鬼怒川新橋とか,私の住んでおります古河地域ですと,はやばやと路線を決定していただいて支援をいただいております。そこは安心できるんですが,問題は,私はこんなこと前にも申し上げたことがあるんですが,合併しなかった地域,市町──合併できなかったと言った方がよろしいでしょうか。例えば具体的には,筑西幹線道路の絡みでいきますと,八千代町であるとか結城市なんかがそれに該当するんですね。そういうところも,筑西幹線道路が進まないと続かないわけですよね,一つの幹線道路ですから。合併特例債なり,そういった県の特別な緊急支援事業ができない,絡まない市の筑西幹線道路の整備を,今後どういうふうに考えていくのか,非常に心配しているんですね,懸念なわけです。課長どうでしょうか。


◯須藤土木部技監兼道路建設課長 筑西幹線道路は,御案内のとおり,全体延長43キロメートルのうち,整備が完了しているところが7.3キロメートル,今事業中が11.2キロメートルでございます。未整備区間が24.8キロメートルございます。だれが整備するかわからないという部分ですね。そのうち50号につきましては,これ国の6.1キロメートルは決まっていますけれども,残りの18.7キロメートルがルートも確定していない,事業主体も確定していないということでございます。私,先ほど御説明申し上げたように,合併支援道路の申請については,もう大体終わりだということでございますので,あと残されたルートについては,これはもう県がやらざるを得ないだろう,あるいは国の方で新たなそういう制度ができれば,その制度でやっていきたいなと思っていますけれども,現時点で考えられるのは,もう県しかないんじゃないかと思います。
 その中で,18.7キロメートルのこれからの問題なんですけれども,合併していないからそこは県が支援しないよと,そういうことは私ども決して考えておりませんで,やはり18.7キロメートルにつきましては,整備効果の高い区間をまず優先します。
 次に,地域開発。例えば18.7キロメートルの区間の中には,新古河市が新計画に定めております産業交流拠点構想ということで,NTTの名崎送信所ございますね。あそこら辺の地域開発,ああいうものを優先していくということで,最終的にはすべて私どももつなげたいと思っております。見捨てることは決してございませんので,よろしくお願いしたいと思います。


◯森田委員 知事も選挙があるたびに県西地区へ来まして,筑西幹線道路については熱く語っていたんですね。北関東自動車道の岩瀬インターチェンジができたときには,そこからつないで,猿島郡とか古河地域に行くと,それを利用して県土60分構想を実現したいというような理論があったわけですよね。そのために,特例債だとかいろいろ知恵を出していただいて,今日まできているわけですけれども,心配になったのは,課長もみずから,だれがやるかわからない道路と言われましたけれども,まさにそういう心配があるんですよ。市にやらせるといっても非常に難しいので,ぜひ今,課長の方から県でやらざるを得ないだろうという話もいただきましたけれども,そういった時期的なことも絡んで,ぜひ県で取り組んでいただいてやるしかないのかな。そして,国のいろんな活用できるものは補助として活用していただきながら,一日も早く全線が通るようにお願いしたい。改めてその点,確認と要望をさせていただいて終わります。
 以上です。


◯菊池委員長 ほかにありませんか。──関委員。


◯関委員 3つばかり──特別具体的にどうこうということではないんだけれども,私の考え方を伝えてお願いしたいなと思うんです。今,銭がないということで,ある意味では政治を挙げて──ある党からが多いけれども,公共事業が悪であるようなことが言われます。そして,これはバブルのときに特にそうだったんだけれども,公共事業が景気回復の手段に使われました。したがって,景気回復の手段が公共事業であるかのような錯覚を国民が持ったきらいもあろうかと。
 本当の公共事業という,港湾とか道路というものは,そういうものではないんですね。一番国民生活に関係のある,特に経済活動に最も関係のある基盤を整備する──いわゆる産業基盤を整備する,これは土地改良と同じだけれども,そういう意味においては,政治の中の経済活動の最も大事な部分を担うのが公共事業なんですね。その意味,目的が,割合に国民にも理解されていない。そういうことで,公共事業がばたばたと切られる,こういうことがあるんですね。
 そこで,この公共事業を少ない──今,森田委員からもいろいろ話がありましたけれども,遅くすることによって,地域の経済活動にダメージを与えるというか,活力を失わせている例が非常に多いんです。せっかくつくった工業団地が,おくれているために売れなかったり,あるいは,新しく今飛行場の問題もありますけれども,あるいは高速道路もありますけれども,そういうのがアクセスの悪いためになかなか効果が出てこない。そういうことで,この公共事業そのものが経済活動を促進するという最も大事な要素がある,目的があるんだということが忘れられがちだ。そこのところをきちっと,今,国土交通省がいろんな冊子を出して宣伝をしているけれども,皆さんもそのことについて,県民並びに各関係者によく宣伝をしてやってもらいたいというのが1つなんです。
 そこで,もう一つ,ついでに申し上げると,公共事業が景気回復のための,いわゆる土建業者というか,建設業者を通して国民の所得に影響するとかいうような言い方ではなくて,それが直接経済活動に効果をあらわすんだということに思いをいたしたときには,だらだらと公共事業をやったんではだめなんだね。したがって5年も10年も,あるいは10年も15年もかかるやつをぼつぼつやっていくんではなくて,目の前に見えている経済活動の効果の出るところだったら,10年のところを5年に短くする,あるいは3年に短くする。そういうことで,目に見えた公共事業が行われることが大事なんです。
 そのことは,今橋本知事も強く感じておって,どの仕事かは相談しても,これとこれだけは,例えば私の方で言うと,「宮の郷工業団地を売り出しているんだから3年で橋をつくっちゃえよ」というようなことを,この間話をして,道路建設課長もそうだなということで今やることになったけれども,そういうところにわざわざ,8%平均してどこの土木事務所も減らすんだよというと,彼らもきついものだから,どの工事も8%前後減らせばいいんだというような,機械的にやっているところが多いんだよ。それでは,出先の土木関係の諸君も,非常に意気消沈してしまうし,重要だと思ったらば,今まで3億円しかないところを,15億円でつくるよということになれば活気が出てくるので,そういうふうに重点的に経済効果の出るところには配分をする,こういうふうなことを一つ考えてもらいたいと思うんです。──この答えは,土木部長と道路建設課長にしてもらいたいと思うんだけれども,もう一つ申し上げたいのは,土木事務所もどこもそうなんだが,以前から比べれば6割か4割に仕事はなってしまったので,実際にはそれをこなすのに,いろんなことがあるから事務事業も忙しいんだけれども,実際の仕事は少なくなっているはずだね。そのことについて,ケアが少なくなったような気がするんだ。そこで,私はよく土木事務所の所長が変わったときに言うんだけれども,「所長,君の仕事は,今まで先輩がやった仕事を──しかけたのを仕上げるということが仕事だとすれば,所長はいなくともいいんだ」と,「課長以下係長でやってもらってたくさんなんだ。所長がそこにいる理由は,これから先,5年後,10年後,20年後の計画をどうしたらいいかということをしかけることが幹部の仕事なんだよ。それができないようだったら,おまえは帰れ」といつも言ったものなんだけれども,よく常陸太田の事務所ではそれをやってくれています。常陸大宮の事務所もよくやってくれていますが,非常に熱心だ。
 そして,1つの道路を仕上げるのに,1つの橋を仕上げるのに,長いのは30年かかりますよ,しかけるまでに。短いものでも5年10年は,みんな道路1つでもかかるんですね。その道路をしかけていくことが,これから先,銭ができたときにやれる仕事になる。そのことを考えて,暇があったらではなくて暇をどんどんつくって新しい道路,それからここの道路を将来どうやったらいいんだというしかけを,各人がやってくれるようにしてもらいたいと思うんだ。
 一時,企画部がそういうことをやって,土木部はその請負みたいな形になってしまったことがあるけれども,今は企画部の仕事はそういうことが少なくなったから,皆さんがやっぱり中心でやれるようになっているので,このことを十分心得てやってもらいたいなと思うんです。
 今申し上げたのは3つ,基本はやはり公共事業は少なくとも経済基盤の整備で一番大事な仕事なんだから,経済の成長がなくして財政の再建はないんですよ。それだけの1点なんで,茨城県の経済をどうして元気よくするかということが,今,県政の最大の課題。そして,それの本当のしり押しをするのは公共事業なのよ。そこのところを,公共事業が単に建設屋の仕事をつくるとか,当面の仕事があるんだという問題でなくて,そういうふうに考えてやってもらいたいということを申し上げておきたいし,今やっている公共事業の中で,経済効果のすぐ見えているやつは,いずれにしても重点でやってもらいたいということを申し上げて,一応の要望なんだけれども,答えができたらお願いしたいと思います。


◯菊池委員長 三浦土木部長。


◯三浦土木部長 まず,第1点目の公共事業の本質的な役割に対するPRでございますけれども,まさに関委員のおっしゃるとおりでありまして,私も常々そのことは思っております。
 なかなか,今まで公共事業の悪玉論から脱却できないという中にあって,我々どうしていこうかということで非常に悩んでおりましたが,とりあえずは,今やっている事業がどれだけ皆さんのお役に立つのか。なかなか長期にかかるものですから,経済効果がどうあったかといったことについてまで言及した資料をそろえることは非常に難しいんですが,ただ,日常生活やそれができたことによって,通勤通学あるいは渋滞の解消がどうなったかといったようなことについては,先ほどお示しをさせていただきました「シリーズ なるほど公共事業」等で取り上げさせていただいております。昨年まとめて,ことしの春にお示しした中ででも,例えば,ヘッドランドのように国土を守るような事業については,大きく新聞にも取り上げられ,また認識も新たにさせていただいたところだと思いますし,高速道路の整備なんかにつきましても,やはり高速道路や港があったからこそコマツが進出したといったようなことについても,本来の社会資本が持っている役割というのが,PRを少しずつではありますけれども,始めさせていただいたところであります。また,本日御提言をいただきましたので,その取り組みをより一層高めてまいりたいと思っております。
 それから,事業の重点化の件でございますけれども,これもおっしゃるとおりでありまして,やはりこれだけお金が少なくなってまいりました。もうピークの半分以下になっておりまして,非常に土木事業を預かる身としては,骨身が削られていくような,そういう感じをしておりますけれども,こういう時代であるからこそ,整備効果の高いところを早く仕上げて,公共事業の役割というものを認識していただくことが必要だというふうに思っております。
 今まで公共事業については,重点化・効率化を図るということを言わせていただきましたが,今年度は,公共事業の重点化をどういう分野に図るのかという,おおむねの方針を示させていただきました。
 1つは,もう用地買収が終わって工事費をつけるだけで,あと3年ぐらいで完成するというものについては,ともかくそこは早く仕上げてしまおうということで,そこについては,まず優先して予算をつけることにしております。
 それから,もう一点は,プロジェクト関連でございまして,例えば,北関東自動車道のアクセス道路でありますとか,百里飛行場のアクセス道路でありますとか,プロジェクトの開港時期とか開通時期が決まっておって,どうしてもそこまでにやり遂げなくちゃいけないようなもの,そういったものについても,優先的にやらせていただく。また,先ほど委員からもお話がありましたように,公共団地へのアクセス道路といったようなものも,このプロジェクト関連として,優先的に事業を進めさせていただくといったようなこと。
 それから,もう一つ。新県計画にありますような通学路の安全確保といった安全性の問題,それから防災といったような耐震補強の問題といったようなこと,こういったものにも,厳しい中ではありますけれども,予算を優先的につけていくということで,ことしはこの優先箇所を定め,そして,その中で一律に箇所をつけているわけではなくて,そこに重点投資をしているものですから,相当の部分がこの重点箇所に予算が回っておりまして,その他の部分の予算というのは,多分,数字で申し上げることはちょっと差し控えさせていただきますけれども,額は随分減っておるという状況になっております。
 この重点化の方針が,そもそもいいのかどうかということについては,まだまだ議論のあるところだと思っていますが,姿勢としては,ある重点化の目標を定め,それについての優先的な予算づけをしていくという方針で,今後とも臨んでまいりたいというふうに思っています。
 3点目の新しい事業のしかけをつくっておくというのは,私自身も大変耳の痛いお話でありましたが,確かにこれから茨城県がますます発展していくためには,今与えられた事業だけをこなしていくということではあってはならないのではないかと思っています。
 私どもも,今委員からお話いただだいた点を肝に命じて,今後の土木行政に取り組んでまいりたいというふうに思います。


◯菊池委員長 須藤土木部技監兼道路建設課長。


◯須藤土木部技監兼道路建設課長 土木部長が今御説明申し上げたとおりなんですけれども,道路関係にだけちょっと限って御説明させていただきますと,宣伝の関係なんですが,今国土交通省の方で,道路見える化計画というものを全国的に展開しております。これはどういうことかというと,今財源がなくて,いろんなバイパスがかなりの機関で載っておりますけれども,その中でも何かやっぱり県民の方あるいは住民の方にわかりやすくお見せできるものがあるんじゃないかということで,特に工事看板等もわかりやすくしたり,あるいは移動性とか安全性と申しまして,渋滞箇所を今,県内の29カ所に絞りまして,渋滞箇所を徹底的に解消するとか,あるいは危険,交通事故の多い箇所を22カ所に特定しまして,そこを徹底的に工事をやって,「ああ,できたんだな」ということを2,3年のうちにお示しできるような仕事も,重点的に取り組んでいるところでございます。
 そのほか,今,関委員が申されました木島橋の件につきましても,我々も御要望に来る前までは,当初計画の2年も早めたんですけれども,知事の方からそれでも遅いということで,また2年縮めまして,本当に事業の重点化を図らなければならないということをしみじみと感じているところでございます。


◯菊池委員長 関委員。


◯関委員 適切な答弁をいただいてありがとうございました。土木部長の意見も道路建設課長の意見も,本当にそれで,そのとおりやってもらえばいいと思うんです。
 しかけの話は,新しいことのように聞こえるけれども,現在やっている仕事のしかけも,やはり大変重要な意味を持つ場合があるんですね。あしたかあさって,常陸那珂港の中央埠頭の起工式をやりますが,あれを3年前に予算をつけた。亀井静香に頼んで一生懸命やってもらって,あのときには,新しい予算が常陸那珂港だけついたんですよ,中央埠頭の予算が。そのことが,中央埠頭に予算がついたことによって,常陸那珂港は本格的な港になるんだなという宣伝の材料になったのよ,そのために路線が全部動いたんです。これは非常に大きな,常陸那珂港にとっては歴史的な意義があるというのは,中央埠頭に予算がついたということだけで。そういうことも必要なんだ。今,南の方でトンネルの問題がありますが,あのトンネルをつくることになったんだよというだけで,非常に大きな経済効果があるんですね。そういうことも含めて,しかけをするというのは非常に大事だから,将来性の問題もやはりしかけをする。そして,当面の問題をやるということが,県民に非常に大きな希望を与えるので,せっかく頑張っていただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯菊池委員長 木本委員。


◯木本委員 私の方からは2点ほど。報告事項の中の,水戸北スマートインターチェンジの社会実験ですね,これ。この社会実験というのは,いつまでどのようにしていることを社会実験と言っているのか,ちょっとその辺の定義がわからないで「社会実験,社会実験」と私も言っているんですが,言っている私もわからないので,ちょっと説明いただきたいんですが。


◯菊池委員長 斎藤高速道路対策室長。


◯斎藤道路建設課高速道路対策室長 水戸北と友部のケースと,県内で2カ所スマートICが実施されております。友部のケースが先行しておりまして,平成17年の7月1日から社会実験が継続しておりました。
 このたび,制度実施要綱という新たな恒久化に向けた枠組みが,国の方から公表されたところでございます。この中で水戸北のような,これまでのSAPA,要するにサービスエリアとかパーキングエリアをベースにした出入り口のほかに,本線直結型も新たな対象箇所ということで動き出してきたところでございます。この件も含めまして,社会実験については,安全性等の確認をする必要があるという前提で,国の方で社会実験を継続していただいているところでございまして,現時点で,国の方から具体的にいつまでというようなことで御説明がない状況でございます。


◯木本委員 ということは,社会実験という名目で今これができたことで,それが逆に言うと非常に便利になって,これは1,000台以上の利用者があるわけですね。それと同時に,社会実験するんでしたら,北の方にも行けるように,下るものも1つ社会実験の中に入れてもらうわけにはいかないんですかね,これ。
 効果的に,ここにこれができることによって,あの辺あたりが,今,関委員が話していましたけれど,非常に明るくなってきたんです。水戸北のスマートインターチェンジができることによってですね。「こちらも東京に近くなったんだよ。あれが,下りができたらもっと県北の活性化のためにもプラスになるんじゃないだろうか」とか,いろんな意味の効果がある話が出ているんですね。ですから,「社会実験なんだから,そのうち下りもやるんじゃないですか」という言い方しかしないでいるんですが,その辺あたりをもうちょっと話を聞かせていただきたいと思います。


◯斎藤道路建設課高速道路対策室長 水戸北のスマートICの今後の対応ということでございますが,現時点では,今年度末まで社会実験を継続するという枠組みで現在動いているところでございます。
 その後,当箇所のスマートICは,先ほど言いましたように本線直結型ということで,減速等の安全対策や,あるいはETCの機械をつけていない車が,どうしても若干ですが,出入りしてしまうというようなことの誤進入対策,あるいは現在はこういうタイプですと,一たん停止ということで,一たんとまっていただいてから出入りしていただくというような構造になっておりますので,この辺についても,ゲート構造等の見直しをしてまいりたいというふうに考えております。
 ですので,これらの課題とあわせて,ただいまの御提案についても,これからその恒久化とセットで,国の方に私どもの考えをお伝えしていきたいと思っております。


◯木本委員 お願いしたいんですね。確かに社会実験で高速に直接入るわけだから,事故があったときどうなんだろうとか,そういう計算も恐らく慎重に慎重にやっているんだと思うんですよ。ですけれども,利用する側としては,北に向かって下りの線が開通することによって,なお一層活性化するので,社会実験でも名目は何でもいいですから,何よりも利用できる,みんなに喜ばれるものにしていただきたいと,それひとつ努力をよろしくお願いしたいと思います。
 あと,もう一つ,千波大橋のことが出ています。私,これは本当にすばらしいことだと思うんですね。私は,実は毎日ここを利用しているんですが,本当にこの千波大橋を渡ろうとするときに,あそこは込んでいるから,余分な時間を何分計算しなくちゃいけないと,よく計算していたんです。
 それが,ほんの気遣いというか,ここにも書いてあるように,土木事務所初め皆さんが協力してくれたおかげで,スムーズになっているんですね。道路1本の,ちょっとした交差点の線1本によって,これだけスムーズに行くのかなということを,本当にこれは実証したところだと思うんですね。これ,上と下,この写真を見てわかるとおり,まさに,これ以上かもしれないですよ,極端かもしれませんけれども,確かに見事です,これは。
 それと同時に,皆さんも利用していると思うんですが,ここから行ったときに千波十文字という交差点があるんですが,交番があるところです。あそこはもう何年か前に私のところに,交差点の幅員を広げて工事をいたしますよと報告をいただいた気がするんですよね。水戸の議会か何かで質問したときに,そのようにするというようなことを県で答えか何かしたらしく,そのことに対して,私の方にわざわざ電話をいただいて,いわゆる左に曲がる中央線,それから右に曲がるレーンの幅員を何とか広げることによって,交差点の渋滞を解消する。あそこはすごい込むんですよ。ですから,そういう点で,いつやるのかな,いつやるのかなと楽しみにしていたんですが,それ以降何もなさそうだし,どうなっているんですか,あれは。ちょっとその辺だけ……。


◯菊池委員長 海野道路維持課長。


◯海野道路維持課長 ただいま委員からお話のありました千波の交差点につきましては,県道と水戸市道も交差してきている,そういう形状で,交差点形状もちょっと変則になっております。今,水戸市とあわせていろいろ検討しているところでございます。四つ角に家屋等もありますので,それらの補償も伴ってくると思いますけれども,まず暫定的にできることとか,恒久的な対策を含めて,水戸市といろいろ協議をしているところでございます。


◯木本委員 あそこは水戸市道ではなくて,県道と県道ではないの。だって下入野,これが県道だし。それから旧6号ですから県道に格下げになって,県道と県道ではないの,水戸市道は入ってないんじゃないの。


◯海野道路維持課長 千波の交差点につきましては,東側からタッチしている道路,あれが水戸市道になってございます。


◯木本委員 えっ,そうですか。県道下入野水戸線じゃないの。


◯海野道路維持課長 水戸神栖線に対して下入野水戸線,西側から入ってきまして,東側については,市道ということになります。県道に対して横から入ってきているのが,水戸市道と県道でございまして,私ちょっと間違えましたけれども,東側が県道で,西側から水戸市道が入ってきています。


◯木本委員 あの交差点の真ん中から,市道と県道に分かれているんですか。丹下というか見川の方の運動公園に向かっていく方が市道なんですか,あれ。それで,あの交差点から東に向かっては県道なんですか……。そんな道路あるのかね。まあ,いいです。責めるわけじゃないんだから,一日も早くひとつ整備をしてもらいたいなと思って。それと,ここばかりじゃないと思うんだ。水戸ばかりではなくて,いろんなところがあって,こういうところをもう少しちょっと各土木事務所に点検してもらって,あの千波大橋が見事にいい見本になったと思う。
 それからもう一つ,高萩の方でもいぶき橋ですか,この辺もなっているようですから。本当にそういう点では,私は一日も早く,大した費用なくかかれるやつはやって,道路幅員ができないやつは,少しでもそういう努力をするべきだと私は思う。


◯海野道路維持課長 ただいまの水戸神栖線の交差点改良につきましては,千波の交差点もそういうふうに県道と水戸市道が絡んでおりますし,平須十文字でも,県道と水戸市道がきておりまして,その辺を含めて,県,水戸の土木事務所も含めて,交差点改良について努力さしていただいております。


◯木本委員 わかりました。


◯菊池委員長 ほかにありませんか。
              〔「なし」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 ないようですので,以上で質疑を終了いたします。
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◯菊池委員長 これより付託案件の採決を行います。
 採決は一括して行います。
 第146号議案及び第147号議案について,原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 御異議なしと認め,原案のとおり決しました。
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◯菊池委員長 次に,請願の審査を行います。
 本委員会に付託されました請願は,継続2本です。
 お手元に請願調査表を配付しておきましたので,御参照願います。
 これより,18年第6号県営本1丁目アパートの建替えと新川の本格的改修を求める請願の審査を行います。


◯菊池委員長 本件について,いかが取り扱いますか。
              〔「継続」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 ただいま,継続の声がありましたが,本件について,継続審査とすることに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 御異議なしと認め,本件は,継続審査とすることに決しました。
 続いて,18年第10号県道「諸沢・西金停車場線」,および常陸大宮市の市道「彦沢線」の道路改良に関する請願の審査を行います。


◯菊池委員長 本件について,いかが取り扱いますか。
              〔「継続」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 ただいま,継続の声がありましたが,本件について,継続審査とすることに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 御異議なしと認め,本件は,継続審査とすることに決しました。
 以上で,請願の審査は終了いたしました。
 お諮りいたします。継続審査とした請願につきましては,閉会中の継続審査に付されたい旨,議長に申し出ることにしたいと思いますが,これに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 御異義なしと認め,そのように決しました。
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◯菊池委員長 次に,閉会中における所管事務調査事項を議題といたします。
 本件につきましては,お手元に配付してあります一覧表のとおりとし,議長にその旨を申し出ることにしたいと思いますが,御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 御異議なしと認め,そのように決しました。
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◯菊池委員長 ここで,委員の皆様に申し上げます。
 閉会中の委員会活動として調査を進めてまいりました「道路景観の地域振興への活用」に関する提言書につきましては,去る9月15日の本委員会において,委員長が作成することとして御了承をいただいておりましたが,その案文をお手元にお配りしてありますので,ごらん願います。
 本提言では,道路の持つ人と物の流通基盤としての機能に加えて,道路を利用して訪れる人と迎える人をつなぎ合わせる「みち」としての機能にも着目し,迎える地域の組織づくりも含めて,地域の活性化を促進するべく,道路からの景観に配慮した道路施策の推進,地域における景観を生かした活動を支える組織と人づくり,「みち」の担う役割の再発見と新たな価値の創造による地域活動の支援などについての具体的な施策を盛り込んでおります。
 お諮りいたします。ごらんの案文により,執行部に対して提言を行うことに御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 御異議なしと認め,本案文により,提言することに決しました。
 それでは,ここで,三浦土木部長に提言書を手交いたします。
 三浦土木部長,前にお進み願います。
          〔菊池委員長が三浦土木部長に提言書を手渡す〕


◯三浦土木部長 ありがとうございます。(拍手)
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◯菊池委員長 以上で,本委員会に付託されました案件の審査は,すべて終了いたしました。
 なお,本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては,委員長に御一任願いたいと思いますが,御異議ありませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


◯菊池委員長 御異議なしと認め,そのように決しました。
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◯菊池委員長 この際,委員会を閉じるに当たりまして,執行部の皆様に一言ごあいさつを申し上げます。
 御案内のとおり,我々委員の任期は,明年1月7日までとなっており,実質的な委員会活動は,今定例会をもって終了することになろうかと思います。
 本年3月に委員会が構成されて以来,三浦土木部長を初め執行部の皆様方には,議案の審査や県内外調査,閉会中の委員会などの委員会活動に際しまして,懇切丁寧な御説明,御協力をいただき,充実した委員会活動ができましたことを心から感謝申し上げます。
 さて,我が国の経済状況は,大企業を中心に回復基調にあると言われておりますが,本県の財政は,地方交付税の削減や人件費,医療・福祉関係経費等の増加などにより,大変厳しい状況にあります。
 土木部におきましても,公共事業予算の削減や道路特定財源の一般財源化の動き,住宅供給公社等の再建など,土木行政を取り巻く厳しい状況の中,県民のニーズに合った着実な事業の遂行が求められております。
 執行部の皆様におかれましては,こうした厳しい状況のもと,大変御苦労も多いことと思われますが,これまでの委員会の中で各委員から示されました意見,要望等に十分に御配慮いただき,県土の発展と県民が安心・安全に暮らすことのできる社会基盤整備のために,引き続き御尽力いただきますようお願いを申し上げます。
 また,委員各位におかれましても,種々御支援御協力を賜り,おかげさまをもちまして,円滑な委員会運営ができましたことを,戸井田副委員長ともども心から御礼を申し上げます。
 終わりに,委員各位並びに執行部の皆様方の御健勝とますますの御活躍を御祈念申し上げまして,あいさつといたします。
 ありがとうございました。(拍手)


◯菊池委員長 ここで,三浦土木部長から発言を求められております。
 三浦土木部長。


◯三浦土木部長 お許しをいただきましたので,執行部を代表いたしまして,一言御礼を申し上げます。
 ただいまは,菊池委員長から大変御丁寧なお言葉を賜りまして,まことにありがとうございます。
 菊池委員長,戸井田副委員長を初め委員の皆様方には,土木行政に対しまして大変温かい御指導,また,力強い御支援をいただきましたこと,厚く御礼を申し上げます。
 また,先ほどは「道路景観の地域振興への活用」につきまして,大変貴重な御提言をいただき,まことにありがとうございます。
 御提言の趣旨を踏まえ,今後の道路整備や組織づくりなどに取り組んでまいりたいと考えております。
 公共事業を取り巻きます状況は,依然として大変厳しいものがございますが,本県にとって公共事業の果たす役割は,まだまだ重要であると考えております。執行部といたしましては,より県民の皆様から理解,信頼されるよう,一層重点的かつ効率的な社会資本の整備に取り組んでまいる所存でございます。
 今後とも,執行部に対し御指導,御鞭燵をお願い申し上げ,また,県勢発展のため,ますます御活躍されることを御祈念申し上げまして,まことに簡単ではございますが,御礼の言葉とさせていただきます。
 大変ありがとうございました。(拍手)


◯菊池委員長 ありがとうございました。
 以上で,本委員会を閉会いたします。
 本日は大変御苦労さまでした。
                午前11時12分閉会