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福島県 伊達市

平成21年  3月定例会 資料 教育行政報告第1号




平成21年  3月定例会 資料 − 教育行政報告第1号








                                          
 平成21年3月2日付で教育長から提出のあった教育行政報告第1号は次のとおり
                                          
教育行政報告第1号
   平成21年度教育行政執行方針
 このことについて別紙のとおり報告する。
  平成21年3月2日提出
                        伊達市教育委員会教育長 有 田   勉
                   平成21年度
                  教育行政執行方針
                  伊達市教育委員会
                   目    次
? はじめに …………………………………………………………………………………… 1
? 推進項目 …………………………………………………………………………………… 2〜7
 1 幼稚園教育について                          2
 2 学校教育について                           2
 3 社会教育について                           4
 4 スポーツ・レクリエーション活動について                6
 5 噴火湾文化について                          6
? むすび ……………………………………………………………………………………… 8


? はじめに

 平成21年第1回伊達市議会定例会の開会にあたり、教育行政の執行に関する主要な方針について申し上げます。

 今日の経済社会構造の急激な変化や少子高齢化の進行、国際化や情報化の進展の下で、教育を取り巻く環境も大きく変化しております。

 こうした中、すべての人々が生涯にわたって、心豊かに、健やかな生活を営むことができるよう、充実した生涯学習社会づくりを進めていくことが、教育行政に課せられた使命であると考えます。

 また、新しい教育理念の下で、学校、家庭、地域社会がそれぞれの教育機能を発揮し、子どもたちに夢と希望を持たせ、たくましく生きる力を培うことが求められているところであります。

 教育委員会といたしましては、こうした現状を踏まえ、関係機関や関係団体と連携を図りながら、時代の要請や変化に、柔軟に対応した教育行政の推進に努めてまいります。

? 推進項目

 以下、主要な推進項目と施策について申し上げます。

 第1は、幼稚園教育についてであります。

 幼稚園教育につきましては、発達段階を踏まえ、人間形成の基礎を確実に身に付けることが基本です。昨年改訂された「幼稚園教育要領」の趣旨を踏まえ、遊びを中心とした生活を通して一人一人が幼児期にふさわしい生活を十分に体験でき、物事に進んで取り組む意欲と自信が身に付くよう努めてまいります。また、小学校との連携により、幼・小の一貫した流れができるよう取り組んでまいります。

 第2は、学校教育についてであります。

 児童・生徒が、変化の激しいこれからの社会をたくましく生きていくために、「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」をバランスよく育てる「生きる力」をより一層育んでいく必要があります。

 また、先年の全国学力・学習状況調査や全国体力・運動能力等調査で、北海道は下位グループに位置付けられ、本市も同様の傾向にあり、一層の学力や体力の向上が求められております。さらに昨年改訂され、平成23年度以降完全実施の予定となっている新学習指導要領の円滑な導入に向けた取組も求められているところでもあります。

 こうした状況を踏まえ、「確かな学力」につきましては、「読み・書き・計算」の基礎的・基本的な知識や技能をしっかりと身に付け、活用ができるよう「学校改善プラン」に基づいた学習指導の実践と成果の検証を進めてまいります。また、学力の向上には、家庭でのしつけや基本的な生活習慣を身に付けることが重要でありますので、PTAとも連携を図り改善に向けた取組を進めてまいります。また、本年度から平成18年に改正された教育基本法の下での新しい学習指導要領の移行措置がスタートするため、市内全小学校で英語教育が進められるようAETの増員等体制づくりに努めてまいります。

 「豊かな心」につきましては、道徳教育の充実を図り、子どもたちが思いやりの心や社会生活の基本的ルールを身に付け、社会貢献の精神と豊かな人間性を育んでいくため、地域との交流学習や体験学習などの生涯学習を推進してまいります。

 「健やかな体」につきましては、全国体力・運動能力等調査結果の分析を行い、望ましい生活習慣の確立や各学校での日常の体育活動や教科体育での指導の充実など体力の向上に努めてまいります。

 いじめや不登校対策につきましては、問題行動の未然防止、早期対応のため、学校、家庭、地域が連携して情報を共有する体制づくりを進めるとともに、不登校対策アドバイザーを配置し、実態把握や個別訪問など、解消に向けた具体的な取組を進めてまいります。

 食育につきましては、本市の豊穣な食資源を子どもたちに伝えながら、食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、栄養教諭を中心に家庭と連携した食育の推進に努めてまいります。

 環境教育につきましては、昨年、北海道洞爺湖サミットを契機に様々な取組が進められており、引き続き、次代を担う子どもたちが環境問題について自ら考え、主体的に行動する意欲や態度を育むよう努めてまいります。

 特別支援教育につきましては、関係機関の協力による支援体制の下、対象児童に対する面談を綿密に行うなどの取組を進めておりますが、対象者が増加傾向にあることから、支援員を増員して一人一人の教育的ニーズに応じた適切な支援に努めてまいります。

 これからの学校には、家庭や地域と協働して子どもたちを育んでいくことが求められており、それぞれが連携を深め、その役割と責任を十分担い、相互に連携協力して、地域に開かれ、地域とともに子育てをしていく学校づくりの促進に努めてまいります。

 学校施設の整備につきましては、児童・生徒の安全・安心な学習環境を図るため、老朽化している校舎や屋内運動場の改修を計画的に進めてまいります。

 小・中学校の適正配置につきましては、引き続き、有珠・長和・光陵中学校の平成22年度の統合に向けた具体的な協議を進めてまいります。

 隔年で実施している姉妹都市交流につきましては、本年度は10月に大滝中学校の生徒をレイクカウチン町へ派遣し、ホームステイを通して生きた英語体験と親睦交流を推進してまいります。

 第3は、社会教育についてであります。

 市民が生きがいと潤いのある人生を送るために、自ら学び、そしてその成果が地域に還元され、まちづくりに活かすことのできる生涯学習社会の実現を目指す必要があります。

 このため、多様な学習機会の提供や人材の育成、施設の整備充実など、市民が生涯にわたり学ぶことのできる環境の整備を進めてまいります。

 家庭教育につきましては、核家族化か進み、育児力や教育力の低下が指摘されている今日、子育てに不安や負担を抱えている親が増加しており、家庭が自らの役割や責任を自覚して教育を行うことができる支援体制の整備が求められております。このことから家庭教育に関する情報提供や子育てを支援するため、家庭教育学級の充実を図るとともに、児童の健全育成に関するセミナーを開催してまいります。

 少年教育につきましては、「わくわく自然塾」や「親子環境教室」などの自然体験活動を通して、本市の自然環境を学習する機会の提供やふるさと意識の高揚に努めてまいります。また、少子化の下、停滞傾向にある地域子ども会の活動の見直しなど団体活動の充実に努めてまいります。

 青年教育につきましては、引き続き、青年団体の自主的活動を支援し、団体の育成に努めるとともに、各種事業への協力など社会参加を促し、社会の一員として自覚ある行動を取ることができる青年の育成に努めてまいります。

 成人教育につきましては、社会人として生活が安定し、個人の関心や課題に応じた、より高度な学習の場が求められております。このため、市民講座や市民カレッジなど誰もが気軽に参加することができる学習環境の充実に努めるとともに、これまでに培った学習の成果を活かす場として、ボランティア団体、サークル活動の育成や指導者の発掘・養成を進めてまいります。

 高齢者教育につきましては、より社会参加やいきがいづくりを行えるよう、長生大学の充実や経験を生かした世代間交流事業への参加を促進してまいります。

 芸術文化の振興につきましては、質の高い舞台芸術や北海道巡回小劇場の招致など、芸術鑑賞機会の拡大に努めるとともに、市民が自主的、主体的に企画運営する文化芸術団体の支援を進めてまいります。

 図書館につきましては、引き続き、基本図書の充実や機能の強化に努めるとともに、「図書館運営協力会」などの協力や支援をいただきながら、市民参加型の図書館運営を進めてまいります。また、大滝分室や潮香園地域文庫などを通して、地域の多くの方々に図書を利用していただく機会の充実に努めるとともに、絵本の読み聞かせや子ども図書館まつりなどの各種事業を開催し、子どもたちの読書意欲の向上に努めてまいります。

 第4は、スポーツ・レクリエーション活動についてであります。

 高齢化の進展とともに体力の維持、向上が大きな課題となっており、スポーツ・レクリエーション活動の健康増進に果たす役割は極めて大きいことから、市民誰もが気軽にスポーツ活動に親しめるよう生涯スポーツの振興、充実に努めてまいります。

 また、体育施設につきましては、安全確保を第一にした施設管理を基本に利便性の向上を図るとともに、大滝区の自然を満喫して楽しめるノルディック・ウォーキングや歩くスキーの普及とコースの整備充実に努めてまいります。

 第5は、噴火湾文化についてであります。

 噴火湾文化につきましては、引き続き、各大学、調査研究機関や研究者の協力の下、調査研究を進めてまいります。

 史跡北黄金貝塚公園につきましては、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の一遺跡として世界遺産暫定一覧表に登載されたことから、関係機関との連携、協力を図りながら−、講演会やフォーラムを開催するなど世界遺産登録に向けたPRに努めてまいります。

 開拓記念館につきましては、ボランティア団体との連携強化や新たな体験学習メニューの研究に努めてまいります。

 文化財の保護、保存につきましては、善光寺の宝物館建設事業や重要文化財に指定されている資料の修復を進めてまいります。

 だて噴火湾アートビレッジ事業につきましては、「絵画教室」や「ジュニア美術セミナー」ヤ「音楽マスタークラス」の充実を図り、人材の育成に努めてまいります。

 宮尾登美子文学記念館につきましては、展示内容の充実を図り、文学に親しむことのできる環境づくりに努めてまいります。

? むすび

 以上、平成21年度の教育行政執行方針について申し上げました。

 教育委員会では、その活動内容について効果的な教育行政の推進に資するとともに、市民の皆さまへの説明責任を果たすため、教育行政に関する事務の管理及び執行状況について点検・評価を行い、昨年12月に公表させていただいたところであります。

 また、本市教育の進むべき方向や目標を定め、市民の皆さまとともに次代を担う子どもたちの育成を目指す「新しい教育計画」の策定を進めるなど、教育改革に取り組んでいるところであります。

 今後とも、教育関係者はもとより、家庭や地域と協働して、さまざまな教育の今日的課題に取り組んでまいりますので、市議会議員並びに市民の皆さまの一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。