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福島県 いわき市

昭和58年  9月 定例会 09月14日−04号




昭和58年  9月 定例会 − 09月14日−04号







昭和58年  9月 定例会



              昭和58年9月14日(水曜日)

議事日程 第4号

  昭和58年9月14日(水曜日)午前10時開議

日程第1 請願の撤回(請願第2号)

日程第2 議案第1号〜議案第36号及び請願(委員長報告〜採決)

日程第3 議案第37号(提案理由説明〜採決)

日程第4 議案第1号(提案理由説明〜採決)

日程第5 意見書案第1号〜意見書案第2号(提案理由説明〜採決)

日程第6 議員の海外派遣

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本日の会議に付した事件

       〔議事日程第4号記載事件のとおり〕

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出席議員(47名)

 1番   岩城光英君         2番   斉藤八郎君

 3番   馬目清通君         4番   佐藤芳博君

 5番   樫村弘君          6番   白土和男君

 7番   若松昭雄君         8番   青木稔君

 9番   酒井隆郎君         10番  高萩充君

 11番  政井博君          12番  人見一君

 13番  水野五郎君         14番  永山哲朗君

 15番  菅波庄助君         16番  永井俊正君

 17番  草野正辰君         19番  緑川定美君

 20番  円谷裕一君         21番  宮川えみ子君

 22番  伊東達也君         23番  鹿島清三君

 24番  菅野留之助君        25番  大平多太男君

 26番  斉藤誓之助君        27番  間宮俊彦君

 28番  矢吹康君          29番  蛭田仁君

 30番  安藤正則君         31番  鈴木利之君

 32番  吉田正登君         33番  小野昌太郎君

 34番  木内浩三君         35番  芳賀定雄君

 36番  柳楽孝作君         37番  磯上久美君

 38番  藁谷勝男君         39番  四家啓助君

 40番  市橋武君          41番  渡辺多重君

 42番  斉藤隆行君         43番  鈴木正平君

 44番  大村哲也君         45番  鈴木勝夫君

 46番  佐久間昭君         47番  多賀重吉君

 48番  小林周喜君

欠席議員(1名)

 18番  雨宮幸夫君

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説明のため出席した者

 市長        田畑金光君    助役       橋本渡君

 助役        池田清君      収入役      坂本平助君

 教育委員長     岡田三栄君    教育長      小泉毅君

 水道事業管理者   村上武士君    代表監査委員   岡田清君

 選挙管理委員会

            宮沢庸君     企画部長     作山優君

 委員長

 総務部長      須永恭平君    財政部長     鈴木栄君

 市民環境部長    近野忠弘君    福祉厚生部長   山野辺益弥君

 農林部長      御所脇八州男君  商工水産部長   松本正盛君

 土木部長      沢田次男君    都市建設部長   古内義光君

 消防長       佐藤広文君    水道局長     杉山保久君

 教育次長      布田功君     秘書室長     杉本大助君

 参事(兼)総務課長 菊地賢一君

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事務局職員出席者

 事務局長     永山巌君      参事(兼)課長  舛田良作君

 課長補佐               主任主査

          鈴木司君               熊谷昭吉君

 (兼)係長              (兼)係長

 主査       鈴木研三君     主査       吉田邦弘君

 主査       芳賀義隆君     主査       薗部公昭君

 主査       楠山智一君     主査       坂本浩之君

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            午前10時11分 開 議



○議長(渡辺多重君) これより本日の会議を開きます。本日の議事は、配付の議事日程第4号をもって進めます。

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△日程第1号 請願の撤回



○議長(渡辺多重君) 日程第1、請願の撤回についてお諮りいたします。請願第2号いわき市立高坂小学校校舎改築に係る校地(土地)確保については提出者より徹回の申し出があり、当該委員会で了承したい旨、議長まで報告されております。

 よって、本請願の撤回を承認することに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認めます。

 よって、請願第2号の撤回を承認することに決しました。

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△日程第2 議案第1号〜議案第36号及び請願(委員長報告〜採決)



○議長(渡辺多重君) 議案第1号から議案第36号まで及び委員会に付託中の請願を一括議題といたします。

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△委員長報告



△企画水道常任委員長報告



○議長(渡辺多重君) 直ちに委員長の報告を求めます。企画水道常任委員会委員長緑川定美君。



◎企画水道常任委員長(緑川定美君) 〔登壇〕企画水道常任委員会の御報告を申し上げます。

 去る9月9日の本会議より当委員会に付託になりました案件は、補正予算案2件、決算1件の計3件であります。これら議案審査のため、10日、水道事業管理者を初め関係部課長出席のもとに慎重に審査をいたしました結果、終了するに至りましたので、その審査結果について御報告申し上げます。

 まず、議案第11号昭和58年度いわき市一般会計補正予算(第4号)のうち当委員会付託分について申し上げます。

 今回の補正内容は、一つ、山村振興法に基づく第3期対策事業の指定を受けるため、昨年10月から国・県等へ指定の陳情を実施してきた結果、今年7月に地域選定を受けたことにより、第3期山村振興計画の策定に要する事務経費、二つ、電源立地促進対策費補助事業として、集会所3棟を久之浜町の金ケ沢、大久町小久地区及び平の幕ノ内を含む通称5大字へ建設するための建設費、三つ、国・県委託統計調査費の決定に伴う補正であり、審査過程において委員より、山村振興計画は、昭和40年から実施されて、今度が第3期であるとのことだが、第1・2期の予算規摸と事業内容及び第3期の計画内容をただしたのに対し、当局から「山村振興計画の第1期分の総事業費は30億6,700万円、第2期は64億6,200 万円、第3期は計画中で予算の決定はされていないが、約90億円程度になる見込みである。また、第1・2期の事業は道路、その他の交通施設、通信施設等の整備、農道、林道等の整備、農用地の造成、農林事業、文教施設の整備、環境施設の整備、観光の開発、いわゆる山村地域にかかわる、すべての事業が該当し、この山村事業計画の中身そのものが、山村施行計画で、新たに計画を作ることではなく、既存計画の集積されたものである。第3期については、計画策定中であり、事業項目等は同じであるが、ただ、3期の場合は国・県の事業等についても施行できることが1・2期と違う点である」との答弁がなされました。

 また、委員より、「集会所を建設するときに、建設基準等があるのか」とただしたのに対し、当局から「集会所建設基準は内規で定めているが、建設予定地の敷地面積等の制約によって、多少の変更もあり得る」との答弁がなされました。さらに、委員より「国・県委託統計調査費が大部減額が目立っているが、調査の内容量が減っているのか」とただしたのに対し、当局から「県委託金の決定に伴い、調査員の調査日数が当初7.2 日であったが、今回の通達で5.5日分に減った関係で、このような減額になった」との答弁がなされ、これらを了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第17号昭和58年度いわき市水道事業会計補正予算(第2号)については、収益的支出においては、いわきニュータウン102工区給水管切替、中・小河川改良工事に伴う配水管仮設、真似井川河川改良工事に伴う給水管移設工事であり、また資本的支出においては、いわきニュータウン配水管布設、いわき好間中核工業団地配水施設工事が主な補正内容であり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 最後に、議案第21号昭和57年度いわき市水道事業会計決算の認定については、閉会中の継続審査とすべきものと決しました。

 以上で企画水道常任委員会の御報告を終わります。

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△文教常任委員長報告



○議長(渡辺多重君) 文教常任委員会委員長大平多太男君。



◎文教常任委員長(大平多太男君) 〔登壇〕文教常任委員会の御報告を、申し上げます。

 去る9日の本会議より当委員会に付託になりました案件は、条例案1件、補正予算案1件の計2件であります。これら議案審査のため、10日委員会を開催し、審査した結果終了するに至りましたので、審査の経過と結果について御報告を申し上げます。

 まず、議案7号いわき市教職員住宅条例の改正につきましては、錦中学校敷地内に設置してある教職員住宅1戸、木造平家建49.5平方メートルの老朽化が激しく、用途廃止し、解体するため条例別表を改正するものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第11号昭和58年度いわき市一般会計補正予算(第4号)のうち当委員会付託分について申し上げます。

 今回の主な補正内容は、第10款教育費のうち第3項中学校費については、中央台北中学校開設に係る教材教具の購入費、第5項社会教育費については、地域公民館建設事業補助金、埋蔵文化財収蔵施設等の整備事業費及び美術館開館記念展等の事業費であります。当局の詳細なる説明を了とし、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 最後に、継続審査中の請願第6号いわき市の幼児教育の振興につきましては、なお調査検討を要するため、引き続き継続審査にすべきものと決しました。

 以上で文教常任委員会の御報告を終わります。

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△総務常任委員長報告



○議長(渡辺多重君) 総務常任委員会委員長磯上久美君。



◎総務常任委員長(磯上久美君) 〔登壇〕総務常任委員会の御報告を申し上げます。

 去る9日の本会議より、当委員会に付託になりました案件は、条例案3件、補正予算案2件、一般議案1件の計6件であります。これら議案審査のため、去る10日、池田助役を初め、関係部課長出席のもとに委員会を開催し、慎重に審査した結果、終了するに至りましたので、その審査の結果につきまして、以下議案番号順に御報告を申し上げます。

 まず、議案第4号いわき市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の改正について申し上げます。

 本案は、議案第1号いわき市予防接種健康被害調査委員会条例及び議案第2号いわき市老人保健運営協議会条例の制定により、それぞれ委員会が設置されることに伴い、同条例にこれらの委員を加えるため改正するものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第5号障害に関する用語等の整理のための関係条例の改正について申し上げます。

 本案は、障害に関する用語の整理に関する法律が、昭和57年10月1日から施行されたことに伴い、平市職員恩給条例、いわき市市営住宅管理条例、いわき市消防賞じゆつ金条例及びいわき市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例など、関係の20条例について所要の改正を行うとともに、あわせて条例中用いられている不的確な用語及び誤用されている用字・用語・その他条文の整理を行うものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第6号いわき市税条例等の改正について申し上げます。

 本案は、昭和58年8月1日から金融機関が、月1回、第2土曜日を休日にしたことに伴い、いわき市税条例を初め、いわき市牧野管理条例、いわき市農業土木事業分担金徴収に関する条例、いわき市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例及びいわき市県営土地改良事業分担金徴収に関する条例について所要の改正を行うものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第11号昭和58年度いわき市一般会計補正予算(第4号)中、当委員会付託分について申し上げます。

 歳入については、市税、地方交付税、繰越金、歳出については、大学用地造成調査基本設計委託料、職員成人病検診委託料、コミュニティ助成補助金、旧四倉観光センター解体撤去等工事費が主な補正内容でありますが、旧四倉観光センター解体撤去等工事費に関連し、委員から「本会議の中で、建物補償契約は、いわゆる売買契約でないかと質問をしたのに対し、答弁では、買い取り補償とのことであったが、買い取り補償とはどのようなものか」との質疑に対し、当局より「市では、四倉観光協会からの買い取り申し出に対し、名義と実態との関係、地代の賃貸借契約を締結してきたという事情から、一般の売買という形式をとることができず、建物の補償契約という形式をとらざるを得ない事実関係になった」という答弁がなされたが、委員より、「その補償の仕方は、建物を火災共済保険の評価基準によって算出されたので、物を買ったことにならないか」との質疑に対し、当局より「内容は買い取りである。しかし売買契約となると、予算の執行上、第三者のものであるという登記簿謄本が必要になってきて、事実、登記簿謄本はいわき市名義であるから、この方法はとれないので建物補償契約という形式をとった」との答弁がなされた。しかし委員から「観光協会のものであると認めるなら、なぜ観光協会から証明願が出た際、証明できなかったか」とただしたのに対し、当局から「昭和50年9月1日付で市と観光協会との間で覚書を取り交わし国有地である地代は、建物の実質所有者である観光協会が、市に一切迷惑をかけずに負担するという趣旨のものであり、両当事者間の合意事項のいわば確認書でありますが、証明書になると、国有地の転貸禁止条項に触れる恐れがあることから、証明には応じなかったと聞いている」との答弁がなされた。さらに委員から「所有権が、あるときは市のもの。あるときは協会のもの、というそういう行政のあり方はおかしいのではないか」との質疑に対し、当局から「四倉町と観光協会は一体となった行政にあったことから、登記面では善意の処置として取り扱ったのではないかと思うので、その辺御理解願いたい」との答弁がなされたわけでありますが、委員より「いままでの一連の中で、どのような見解をもっているのか」という質疑に対し、当局より「四倉観光センターの事務処理については、粗漏があったような疑念を抱かしたことは申しわけなく思っており、今後このようなことのないよう処理してまいりたい」との答弁がなされ、これを了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、委員会としては、旧四倉観光センター解体撤去等工事については、地元において存続の意見もあるので、よく地域住民のコンセンサスを得ながら予算執行に当たられるよう要望いたした次第であります。

 次に、議案第15号昭和58年度いわき市磐崎財産区特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。

 本案は、間伐促進事業並びに森林開発公団受託事業に係る補正予算であり、歳入、歳出とも妥当な予算措置と認め、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 最後に、議案第28号工事請負契約について申し上げます。

 本案は、内郷公会堂跡地に、市民センター並びに体育館を併設した複合施設としていわき市内郷コミュニティセンターを新築するものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上で総務常任委員会の御報告を終わります。

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△経済常任委員長報告



○議長(渡辺多重君) 経済常任委員会委員長鈴木正平君。



◎経済常任委員長(鈴木正平君) 〔登壇〕経済常任委員会の御報告を申し上げます。

 去る9日の本会議より当委員会に付託されました案件は、条例案1件、補正予算案2件、一般議案6件の計9件であります。これら議案審査のため、10日、12日関係部課長出席のもと委員会を開催し審査した結果、終了するに至りましたのでその結果につきまして御報告申し上げます。

 まず、議案第9号いわき市農村生活環境整備施設条例の改正についてであります。

 本案は、新林業構造改善事業による労働環境施設として、農林業従事者の体力の向上と健康維持増進を図るため、三和町上三坂地内に設置した運動広場が近く供用開始されることに伴い、同施設の適正な管理運営を図るため、施設の名称、位置及び管理の委託先などを定めるため条例を改正するもので異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。。

 次に、議案第22号新たに生じた土地の確認について及び議案第23号字の区域の変更についての2件につきましては、小名浜港湾の整備による石油精製関連用地並びに緑地として造成された公有水面埋立地を地方自治法の規定により確認するとともに字の区域を変更しようとするものでありまして、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第27号財産取得についてでありますが、本案は地域経済並びに湯本温泉郷の振興対策を図るため、石炭・化石館の建設用地として、いわき市常磐場本町向田3番の1外28筆の土地を常磐炭礦株式会社外1名から、1万9,497.31平方メートルを取得するものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第29号、30号及び31号の以上3件につきましては、いずれも工事請負契約についてでありますので一括御報告申し上げます。

 契約の内容は、いわき市石炭・化石館新築工事、いわき市石炭・化石館電気設備工事、いわき市石炭・化石館空気調和設備工事であり、当局より入札状況等について詳細なる説明を聴した結果、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第11号昭和58年度いわき市一般会計補正予算(第4号)中当委員会付託分について申し上げます。

 農林水産費関係では、土地改良事業及び林道開設事業などの各種補助事業の変更及び確定に伴う補正のほか、マツクイムシ防除事業費、水田利用再編対策費、畜産振興事業費等の計上が主なるものであります。また、商工費関係では、商工総務費の中で石炭・化石館建設事業に係るもので、当初計上の備品購入費から委託料への組み替え及び同館完成後の管理運営のため管理法人設立経費に要する補正等が主なるものであり、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、委員よりマツクイムシ防除対策について伐倒等防除手続に適正なる処置をとるよう要望がなされた。

 次に、議案第14号昭和58年度いわき市競輪事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、平競輪郡山場外の駐車場用地として3,316平方メートルを2カ年で購入するもので、初年度分として今回1億1,108万2,000円の補正を計上したものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 最後に、去る6月定例会から継続審査となっております請願第10号食肉流通センター設置については願意妥当と認め、採択すべきものと決しました。

 以上で経済常任委員会の御報告を終わります。

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△建設常任委員長報告



○議長(渡辺多重君) 建設常任委員会委員長斉藤隆行君。



◎建設常任委員長(斉藤隆行君) 〔登壇〕建設常任委員会の御報告を申し上げます。

 去る9日の本会議より当委員会に付託になりました案件は、条例案1件、補正予算案2件、一般議案6件の計9件であります。これら議案審査のため、10日及び12日の2日間にわたり橋本助役を初め関係部課長出席のもとに慎重に審査した結果、終了するに至りましたので、その経過と結果について審査順序に従い御報告申し上げます。

 まず、議案第10号いわき市市営住宅条例の改正についてであります。

 本案は、老朽のため入居に耐えない木造市営住宅について、建設省の用途廃止の承認を得た本条例別表第1に定める公営住宅法による住宅19団地119戸及び別表第3に定める公営住宅法によらない住宅3団地8戸の合わせて127戸を用途廃止するため、条例別表を改正するものでありますが、委員より用途廃止するもののうち、市が借り受けている私有地の処理について質疑がなされ、当局より「地主へ返還することになるが団地内の全入居者が退居するまでは、市が借り受ける」との答弁がなされたのに対し、さらに委員より「全入居者が退居するまでは相当の年月がかかると思われ、その間、用地借上料の支払いが伴うことから公費のむだ遣いにつながる」とただしたのに対し「返還するに際しては、整地等のあと処理が必要であるため残る入居者に対しては他の市営住宅に入居替えをするよう折衝しているところである。今後もさらに折衝を重ね、一日も早く地主へ返還するよう努力する」との答弁を了とし原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第24号及び議案第25号は、土地区画整理事業の換地計画に基づく字の区域の変更及び画定でありますので、一括御報告申し上げます。

 議案第24号は、市施行の平東部土地区画整理事業に伴う字の区域の変更並びに新設するものであり、議案第25号は、組合施行の平赤井土地区画整理事業に伴う字の区域の画定でありますが、それぞれ異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第32号及び議案第33号は、工事請負契約並びに契約の変更に係る案件でありますので、一括御報告申し上げます。

 議案第32号は、公共下水道中部浄化センター建設工事のうち本年度から昭和59年度までの2カ年継続事業により3億3,500 万円で管理棟を建設するものであります。また、議案第33号は、玉川橋橋りょう整備上部工事に係る工事請負契約の変更であります。本工事は、去る4月臨時会において議決し、上部工を工事中でありますが、本年度予算において追加工事が可能となったため、桁一連架設を増工事し、本工事の進捗を図るものであり、工事請負金額1億6,500 万円を1億7,172万8,000 円に変更するものであります。以上2件は、当局の説明を了とし異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第34号事業委託契約についてであります。

 本案は、三崎公園の中央に高さ59.5メートルの鉄骨鉄筋コンクリート造り展望台を本年度から昭和60年度まで3カ年継続事業で建設するもので、建設に当たっては、構造構築の広範な知識と高度な技術を要することから住宅・都市整備公団に5億9,772万6,000 円で事業を委託するものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第35号和解及び損害賠償の額を定めることについてであります。

 本案は、いわき都市計画泉地区第1土地区画整理事業の施行の過程において生じた清算金の損失について補てんするものでありますが、昭和46年3月に工事完了することを見込んで清算金を算定したが、諸般の事情により工車完了がおくれ、昭和54年3月に工事が完了、翌年清算金を交付しようとしたところ清算金額の価値の低下を理由に関係地権者から増額要求がなされたものであります。このため工事完了を見込んで清算金算定の昭和46年3月から工事完了の昭和54年3月までの8年間について、利率年6%の複利で計算し、総額1,614万2,000 円を地権者113人に補てんするものであるとの当局の説明があり、当該事業の換地処分上やむを得ない措置と認め、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第11号昭和58年度いわき市一般会計補正予算(第4号)中、当委員会付託分について御報告を申し上げます。

 今回の補正予算の主なものは、第5款労働費については、産炭地域開発就労事業による道路改良工事の用地買収費、第8款土木費については、がけ地近接危険住宅移転事業費のほか、道路、橋梁、河川を整備するための経費、ニュータウン内配水管布設工事に要する経費、都市計画道路網の整備に伴う玉川橋架替工事を施越工事として施工するための経費などであり、補助金の内定及び決定または緊急に措置すべき事務・事業に要する経費の補正であります。

 その審査過程において、第8款土木費第1項、第1目土木総務費に係る登記手数料の補正に関連し、登記処理の遅延理由と今後の見通しについて質疑があり、当局から「現在約2,000 筆の未登記があり、職員2名で登記処理を行っているが、相続関係、抵当権抹消などがあり事務処理に苦慮しており、これが遅延の大きな要因となっている。これまでの処理件数は年間およそ1,000筆を処理しているため順調に処理されるとすれば、2年の期間を要する」との答弁がなされ、これに対し委員より「現在機構の見直しを行っており、登記担当職員の増員を図り処理する方法、あるいは職員の共同作業を取り入れる方策などを模索して未登記物件の早期解消に努めるべきである」との意見があったことを付言しておきます。

 また、第3項河川費の補正に関連し河川改良の促進について、委員より「市内の河川は、土砂が堆積しているため台風時には水害を招くおそれがあるので2級河川の改良を計画的に実施するよう県に要望するとともに、市支弁河川にあっても改良を進められ、水害による被害を招くことのないよう努めるべきである」との要望があったことを申し添えておきます。

 以上の審査経過を経て、本案に係る当局の詳細な説明を了とし、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第13号昭和58年度いわき市土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。

 本案は、土地区画整理事業施行に伴う調査費のほか補助金の決定による補正予算であり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上で建設常任委員会の御報告を終わります。

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△厚生常任委員長報告



○議長(渡辺多重君) 厚生常任委員会委員長斉藤誓之助君。



◎厚生常任委員長(斉藤誓之助君) 〔登壇〕厚生常任委員会の御報告を、申し上げます。

 去る9日の本会議より当委員会に付託になりました案件は、条例案3件、補正予算案3件、決算3件及び一般議案2件の計11件であります。

 当委員会は、10日、12日の2日間にわたり、池田助役を初め関係部課長出席のもと慎重に審査した結果、終了するに至りましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。

 まず、議案第1号いわき市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について申し上げます。

 本案は、予防接種による健康被害の適正処理を図るため、長の諮問に応じ予防接種による被害の発生について医学的見地から調査等を行ない必要な助言をする附属機関として、委員会を設置するため条例を制定するものであり異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第2号いわき市老人保健運営協議会条例の制定について申し上げます。

 本案は、本年2月1日に施行された老人保健法の規定に基づき、医療以外の保健事業として健康手帳の交付、健康相談等を実施し、市民の健康の向上と福祉の増進を図るため、保健事業の企画運営並びに実施計画等の策定について長の諮問に応じて協議する附属機関としての協議会を設置するため、条例を制定するものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第8号いわき市病院事業の設置等に関する条例の改正について申し上げます。

 本案は、総合磐城共立病院の駐車場が自家用自動車による来院者の増加に伴い、常時混乱し駐車が困難な状況にあることから、これら駐車を容易にする方策として当該駐車場を有料化し、外来診療受診のために使用する場合2時間30分まで無料とし2時間30分を超えるときは、超えた時間30分ごとに50円、その他使用の場合30分以下のとき無料とし、30分を超えるとき、超えた時間30分ごとに50円の使用料を徴収するための条例改正でありますが、当委員会は、本案を審査するに当たり、去る10日に当該病院の駐車場に赴き現地調査を実施するとともに、当局より、有料化に踏み切った経緯、アンケートの調査結果、また他市の状況等の説明を聴しつつ精力的に審査を進めましたが、その過程の中で、委員より「今回の有料化は県内でも初めてであり、実施することによって新たな公共料金の増となると考えるがどうか」との質疑に対し、当局より「実態調査の結果、時間帯によっては、当該駐車場の110台のスペースに184台の車が駐車し、非常に混雑して車が動けない状態になるわけであり、そのため病院内で、これが対応策について調査検討をしてまいった結果、有料化にすることによって駐車場を整備し、駐車のサービスを図ると同時に、回転率が良くなるという前提で、今回、最低の料金を設定したわけであり、当面は有料制で対応していきたい」との答弁がなされました。また、委員より「当該駐車場の混雑解消策としての有料化については、いろいろ問題もあると思うが現状を見るとき、やむを得ない措置と判断するが、病院本来の目的のためにくる外来診療患者で2時間30分という無料駐車時間を超えた者に対し弾力性のある運用を図ることは出来ないのか」との質疑に対し、当局より「2時間30分の設定については、外来患者に対して行なったアンケート調査等の結果、診療時間は平均で、1時間56分、約2時間であるので、待ち時間を含めて2時間30分を設定したわけである。したがって現時点では、2時間30分を超える患者に対して弾力的運用で対応する考えは持っていないので、当面は2時間30分で進めてまいり、今後、駐車場の実態を見ながら、駐車場の回転率が良くなるということになれば、その時点で見直しをしていきたいと考えている」との答弁がなされましたが、合意が得られす、その結果、委員より、本条例案の別表第4、駐車場使用料の備考に「外来診療受診者が医師の証明を持参した場合は無料とする」という一項を入れた修正案が提出されたので、当委員会は提案者より提案説明を受け、質疑等を行ない採決した結果、反対多数で本修正案は否決されましたので、引き続き原案の採決を行なった結果、賛成多数により、本案を原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、委員より常磐病院の駐車場も非常に混雑している状況なので、早急に改善策について検討されたい旨の意見もあったことを付言しておきます。

 次に、議案第11号昭和58年度いわき市一般会計補正予算(第4号)中、当委員会付託分について申し上げます。

 今回の補正内容は、第3款民生費においてはゲートボールコート整備補助金、第4款衛生費においては、南部清掃センター及び各衛生センターの補修費、また第8款においては鉱害復旧事業費等の補正計上が主なものであり、いずれも事務・事業に必要な予算措置と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第12号昭和58年度いわき市老人保健特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。

 本案は、昭和57年度分の医療費交付金返還金の額が確定したことによる補正措置であり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第16号昭和58年度いわき市総合磐城共立病院事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。

 本案は、議案第8号いわき市病院事業の設置等に関する条例の改正による総合磐城共立病院の駐車場の有料化に伴う駐車場自動管理装置一式の設置工事費の補正計上であるとの当局の説明を聴し、審議した結果、当該予算措置については、全会一致で異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第26号財産取得について申し上げます。

 本案は、窓口を利用する市民へのサービス向上と住民記録の一元的処理を図るため、昭和48年5月に模写電送装置を導入し、処理しているが、耐用年限が経過しているため、3カ年計画で機器の更新をしているものであり、今回、最終年度分として送信機17台、受信機6台を3,994万円で更新するための財産取得であり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第36号福島県市民交通災害共済組合規約の変更については、本年6月福島県自治会館が移転新築されたことに伴い、同会館内に設置してある共済組合事務所の位置を、福島市杉妻町2番3号から同市中町8番2号に変更するため、地方自治法第290 条の規定により、本市議会の議決を得るよう福島県市民交通災害共済組合管理者から通知を受け、提案されたものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第18、19及び20号の総合磐城共立病院、常磐病院及び好間病院の昭和57年度事業会計決算の認定については、閉会中の継続審査にすべきものと決しました。

 最後に、継続審査中の請願第7号保育所(園)への入所(園)措置決定については、なお引き続き調査検討を要するため継続審査にすべきものと決しました。

 以上で厚生常任委員会の御報告を終わります。

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△行財政改善特別委員長報告



○議長(渡辺多重君) 行財政改善特別委員会委員長四家啓助君。



◎行財政改善特別委員長(四家啓助君) 〔登壇〕行財政改善特別委員会の御報告を申し上げます。

 去る9日の本会議より当委員会に付託になりました案件は、議案第3号いわき市行政機構改革審議会条例の制定についてであります。当委員会は、13日関係部課長出席のもと審査した結果、終了するに至りましたので、その審査結果について御報告申し上げます。

 本案は、行政事務の効率的な執行と市民福祉の向上を図るため、現行行政機構の改善策について、調査審議する審議会を設置するためのものでありますが、当局より現在までの経過など詳細な説明を聴しつつ審議を進めたところでありますが、委員より「行政機構の改革に関し、必要な事項を調査審議するとなっているが、どのような内容になるのか。また構成メンバーはどういう形で何人くらいになるのか、さらに審議会の答申の目標は、いつごろ予定しているのか」との質疑に対し、当局から「市の職員で構成している素案作成委員会で現在、素案作成のため検討中であり、素案作成後、幹部職員から成る試案作成委員会を設置し素案をもとに機構全般について試案を作成し、審議会に提出して審議するようになる。また構成メンバーについては、各界各層の代表者15名、市議会議員4名、市職員1名を考えている。さらに審議会の答申は、来年2月上旬を予定している」との答弁を了として、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上で行財政改善特別委員会の御報告を終わります。

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△平駅前市街地再開発特別委員長報告



○議長(渡辺多重君) 平駅前市街地再開発特別委員会委員長間宮俊彦君。



◎平駅前市街地再開発特別委員長(間宮俊彦君) 〔登壇〕平駅前市街地再開発特別委員会の御報告を申し上げます。

 去る9日の本会議から当委員会に付託されました案件は、補正予算案1件であり、去る13日橋本助役を初め関係職員出席のもとに委員会を開き、審査を終了しましたので、その結果について御報告申し上げます。

 議案第11号昭和58年度いわき市一般会計補正予算(第4号)のうち、当委員会付託分の主な補正内容は、平駅前広場計画調査委託料、平駅周辺道路網計画調査委託料、小売商業適正配置に関する計量分析委託料であり、これは、都市計画決定など駅前再開発事業の推進に必要な調査及び分析に係るものであり、当局の詳細なる説明を了とし、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上で、平駅前市街地再開発特別委員会の御報告を終わります。

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△企業誘致特別委員長報告



○議長(渡辺多重君) 企業誘致特別委員会委員長永井俊正君。



◎企業誘致特別委員長(永井俊正君) 〔登壇〕企業誘致特別委員会の御報告を申し上げます。

 去る9日の本会議より、当委員会に付託になりました案件は、議案第11号昭和58年度いわき市一般会計補正予算(第4号)中、第7款商工費第1項商工費第3目企業誘致対策費であります。当委員会は13日、関係部課長出席のもと、審査した結果、終了するに至りましたので、その審査結果について御報告を申し上げます。

 今回の補正予算は好間工業団地上水道工事負担金及び企業誘致活動の促進のための経費の補正計上であり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 なお、委員より、昭和59年の秋に好間工業団地の分譲が開始になるというが、万難を排して分譲に支障のないよう事業を進めていただきたい旨の要望があったことを付言しておきます。

 以上で企業誘致特別委員会の御報告を終わります。



○議長(渡辺多重君) 以上で、委員長の報告は終了いたしました。

 ここで午前11時20分まで休憩いたします。発言の通告は午前11時10分までといたします。

            午前11時 6分 休 憩

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            午前11時23分 開 議



○議長(渡辺多重君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 これより質疑に入りますが、通告がありませんので質疑は終結いたします。

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△討論



△宮川えみ子君反対討論



○議長(渡辺多重君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。21番宮川えみ子君。



◆21番(宮川えみ子君) 〔登壇〕(拍手)議案第8号いわき市病院事業などに関する条例の改正についての反対討論を行ないます。

 共立病院の駐車場問題については、多くの市民より何らかの形で改善して欲しいと要望のだされていたところで、駐車場を一人でも多くの患者さんに回転よく使っていただくという点では有料化も万やむを得ない方法であろうかと思います。しかしながら今回の議案の内容は患者であっても2時間半を超えれば有料になってしまうというところに最大の問題があります。すなわち患者が自分の意志とはかかわりなく待ち時間や薬をもらうために長時間かかれば、車を早く出したくとも出せません。しかし負担だけはしなければなりません。見舞客や他の用事で来院した人ならまだしも、お客さんである患者から本人の意志ではなく病院側の都合による場合にでも駐車料金をいただくというところに問題があると思うわけです。2時間半以上かかるという人が調査によって、1日平均30人はいるだろうと判明しております。また、昨年8月に病院側で来院者に対するアンケート調査を行なったということですが、回収率50%50人ということで今回の条例提案の裏づけとしては不十分だったのではないでしょうか。いずれにしましても今回の調査によっても始めから2時間半では終わらない人がいるということがはっきりしているわけです。

 厚生常任委員会で提出しました修正案、すなわち「医師の証明があるときはこの限りではない」という一項が入ればこの矛盾は解決できるわけです。このように医師の証明をもらって無料にしたとしても外来患者の駐車場使用は、わずか2割くらいで証明をもらう人はそのうちのさらに少ない人たちです。その他の長時間駐車に対する措置を適正に行えば駐車場問題は大幅に前進していくと考えます。

 県内でも初めての公立病院の有料化という他市に与える影響から考えましても、また、これまでなかった新しい公共料金の設定という点から見ましても外来患者に対する配慮をもっと十分にする必要があったのではないでしょうか。

 本案は、以上のような問題点をもつものであり反対せざるを得ません。以上で私の討論を終わります。(拍手)

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△酒井隆郎君賛成討論



○議長(渡辺多重君) 9番酒井隆郎君。



◆9番(酒井隆郎君) 〔登壇〕(拍手)9番緑風クラブの酒井隆郎であります。ただいまより議案第8号いわき市病院事業の設置等に関する条例の改正について賛成討論を行ないます。

 本案は、総合磐城共立病院の駐車場が自家用自動車による来院者の増加に伴ない常時混乱し、駐車が困難な状況にあることから、これら駐車を容易にする方策として当該駐車場を有料化し、外来診療受診のために使用する場合、2時間30分まで無料とし、2時間30分を超えるときは超えた時間30分ごとに50円、その他使用の場合、30分以下のときは無料とし、30分を超えるとき超えた時間30分ごとに50円の使用料を徴収するための条例改正でありますが、実態調査の結果によれば、時間帯によっては当該駐車場の110台のスペースに184台の車が駐車し、非常に混雑して車が動けない状態になるわけであります。そのため病院内でこれが対応策について調査検討してまいった結果、有料化にすることによって駐車場を整備し、駐車のサービスを図ると同時に回転率が良くなるという前提で今回最低の料金を設定したわけであり、当面は有料制で対応していきたいとのことであります。

 私は、もちろん無料で問題の解決を図ることが望ましいことでありますが、当面、現場の駐車場の混雑解消を図るためには有料化によって解消策があるとするならば市当局が種々検討の結果2時間30分の時間制限をしたことについてはやむを得ないものと考えるものであります。また、2次構想もあり、当局はとりあえず本条例を施行により実施し、その結果に基づいて改善しなければならないことについては改善すると明言しているのであります。したがいまして私は病院本来の目的を達成するために委員長の報告のとおり賛成するものであります。議員諸兄の御賛同を心よりお願いするものであります。以上で私の賛成討論を終わります。(拍手)



○議長(渡辺多重君) これにて討論を終結いたします。

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△採決



○議長(渡辺多重君) 直ちに採決いたします。

 まず、議案第8号いわき市病院事業の設置等に関する条例の改正について採決いたします。本案に対する委員長報告は可決であります。

 本案を委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

                〔賛成者起立〕



○議長(渡辺多重君) 起立多数であります。よって議案第8号は原案どおり可決されました。

 次に、ただいま議決を了しました議案第8号を除く、議案第1号いわき市予防接種健康被害調査委員会条例の制定についてから議案第36号福島県市民交通災害共済組合規約の変更についてまで、以上35件を一括採決いたします。

 各案に対する委員長の報告は可決、決算は継続審査であります。

 各案を委員長報告どおり決するに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認めます。

 よって、各案は原案どおり可決、決算は継続審査と決しました。

 なお、継続審査と決しました決算4件は当該委員会の閉会中の審査として付託いたします。

 次に、請願について一括採決いたします。

 各請願をそれぞれ委員長報告どおり決するに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認め、そのように決しました。

 なお、継続審査と決しました各請願については、当該委員会の閉会中の審査として付託いたします。

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△日程第3 議案第37号(提案説明〜採決)



○議長(渡辺多重君) 日程第3、市長より追加提出になりました議案第37号磐崎財産区管理委員選任の同意を求めることについてを議題といたします。

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△市長提案理由説明



○議長(渡辺多重君) 提出者より提案理由の説明を求めます。田畑市長。



◎市長(田畑金光君) 〔登壇〕ただいま上程されました議案第37号磐崎財産区管理委員選任の同意を求めることについて、提案理由の御説明を申し上げます。

 本管理委員全員が9月29日をもちまして任期満了となりますので、引き続き大井川精一君、小泉亀彦君、清水弘一君及び野木一君を委員に、また新委員として鈴木一二君、志賀光次良君及び大田原総太郎君を選任いたしたく、いわき市磐崎財産区管理会条例第3条の規定に基づき議会の同意を求めるものであります。以上各氏の経歴につきましてはお手元に配付いたしましたとおりであり、いずれもその適任者と思いますので慎重、御審議の上、御同意くださるようお願い申し上げ提案理由の説明を終わります。



○議長(渡辺多重君) 以上で提案理由の説明は終了いたしました。

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△採決



○議長(渡辺多重君) お諮りいたします。本案を直ちに採決することに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認め、採決いたします。

 議案に記載の7君を一括して採決することに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認め、一括して採決いたします。

 改めてお諮りいたします。本案については、大井川精一君以下7君に同意することに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認め、大井川精一君以下7君に同意することに決しました。

 午後1時まで休憩いたします。

              午前11時34分 休 憩

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            午後 1時 0分 開 議



○議長(渡辺多重君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△日程第4 議会案第1号(提案説明〜採決)



○議長(渡辺多重君) 日程第4、議会案第1号いわき市議会議員の選挙区及び定数に関する条例についてを議題といたします。

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△四家啓助君提案理由説明



○議長(渡辺多重君) 提出者より提案理由の説明を求めます。39番四家啓助君。



◎39番(四家啓助君) 〔登壇〕議会案第1号いわき市議会議員の選挙区及び定数に関する条例について提案者を代表いたしまして提案理由の御説明を申し上げます。

 本市議会の議員選挙における選挙区のあり方につきましては、昭和41年10月の新市誕生以来、今日まで種々論議が交されてきたところであり、その間の経過につきましてはすでに各位御承知のことと存じます。私たちは今日までのこれら経過を十分に参酌した結果、来秋行われますいわき市議会議員の選挙区については1市6選挙区により実施することが最も適切であると判断し、選挙区条例の提案をするものであります。

 その理由は、まず第1に、本市は単に日本一広い面積を有するのみならず市民生活の基盤たる地域に当たっては、それぞれの特性というものを保持しつつ、いわき市としての一体性を確立しており、本市が多核的総合都市とも称されていることは各位御承知のとおりであります。また、市の行政機構へ目を向けましても多少の変遷はありましたが、現時点では12支所を設置し、きめ細かな行政サービスの向上を図っているところであります。このような事情から市議会議員の選挙区は行政区域と全く切り離して考えることは現時点においては非常に困難なわけであります。しかし、最近の国におけるいわゆる臨調答申を受けての行財政改革と呼応する地方自治体の行財政改革に思いをいたしますとき、住民福祉の向上のためには、この選挙区の問題は決して避けてとおることができない重要な問題であります。確かに市当局におかれましては現在行財政改善に向けて鋭意努力を重ねられており、支所機構の見直しを含めての行政組織機構の改革の作業も着々と進行されているやに伺っており、また、非常備消防組織いわゆる消防団の組織についても種々検討の結果、従来の14支団から7支団へとブロック制が採用されることとなったようであります。

 前段申し上げました本市の面積の広大さとこれら一連の動きの背景というものを総合的に勘案いたしますならば、現時点における本市議会の議員の選挙区は1市6選挙区が望ましいと確信をいたします。

 以上、提案理由を申し上げましたが慎重審議をいただきまして満場各位の御賛同を賜りたくお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。



○議長(渡辺多重君) 以上で提案理由の説明は終了いたしました。

 午後1時15分まで休憩いたします。質疑の通告は午後1時10分までといたします。

            午後 1時 4分 休 憩

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            午後 1時14分 開 議



△質疑



△高萩充君質疑



○議長(渡辺多重君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 これより質疑に入ります。通告がありますので発言を許します。10番高萩充君。



◆10番(高萩充君) 10番共産党の高萩であります。いわき市議会の議員の選挙区及び定数に関する条例、ただいま提案をされましたが問題につきまして提案者に御質問を申し上げたいと思います。

 まず、その第1点でありますけれども、この本日提案されております条例は、いわき市を6つの選挙区に分けるという提案でありますけれども今後いつまでこの6選挙区で選挙を行なうのか、固定をさせるつもりなのか、あるいは今回はこれでやるが次回は別の方法を考えるというような提案なのか、この辺のところをひとつ明らかにお示しをいただきたいと思います。

 第2点でありますけど、この6選挙区にしたいとする意見はどうも市民との対話、市民との合意というようなものから生れてまいったものとは受けとめがたいわけでございますけど、6選挙区でなければならないとする根拠は一体那辺にあるのかお示しいただきたいのであります。以上2点についてお伺いいたします。



○議長(渡辺多重君) 39番四家啓助君。



◎39番(四家啓助君) 私の方から第1点目について御答弁を申し上げます。

 選挙区を今後固定させるのか、臨時的なものかというおただしでございますが、条例の附則にも銘記されておりますように、この条例は、次の一般選挙により施行される市議会議員の任期が終わる日までの間その効力を有するということで期限が明確になっております。また、今後固定させるのかということにつきましては、来秋に選挙において選挙された後において、その権利を有する人たちが論議するものであって、この場で私から答弁することについては差し控えたいと思います。以上でございます。



○議長(渡辺多重君) 40番市橋武君。



◎40番(市橋武君) ただいまの2点目の質問に対して私の方からお答えを申し上げたいと思います。

 皆さん御承知のように、いわき市は昭和41年に14市町村が合併して以来、今日まで12選挙区について4回にわたり選挙を行なってきたところであります。その理由は、いろいろとありましたけれども、いわき市はなにせ多核的な集合都市でありまして、それぞれ核をもつ都市、したがいまして12支所もあるという実態でありまして、私たちは4回行った結果、1人区というものがありますが、それは5ブロックに1人区がありまして、この中で1人区はできるだけ廃止をしたいということが私たちの考えであります。と申し上げますのは地域的で見ますと市部では平、それから勿来が約110キロ平方メートルの面積を有し、郡部では遠野、それから小川、川前、三和、田人それぞれ郡部は平と同等の面積を有しているわけです。ところが議員定数からみれば勿来は7人、平11人という定数でありまして、郡部は1人区でありまして、そういう面で各地域の受け入れ範囲を正しくするならば、やはり広大な面積を有する郡部の人たちに正しく発言を与えることが望ましいということを考えていたわけであります。ところで今回の6ブロックの理由でありますけれども、まず、第1点に、1人区については解消したいということ、もう一つは、補充選挙を避けたいという観点から、いろいろと地域別に考えましたところ6選挙区が定数5人でありますので、結局は不足を来たしたときに選挙をしなければならんという残念な結果になりましたけれども、そのようなことが一つの理由であります。二つには、依然として山間部の人たちが地元の議員がいなければという非常に強い抵抗がありましたけれども、何と申しましてもやはり4回経過した今日、さらに一歩さきんじて議会は前進しなければならない、そして1人区の選挙区をなくすという建前の中から二つの理由としては、意見は多くありましたけれども考えたわけであります。

 最後に、行政機構改革の問題が取り上げられまして、たまたま消防団の支団が14支団から7支団になったといういきさつ、それは地域的な交流がそれぞれあるからだと私たちは理解しているものでありまして、一歩さきんじて7ブロック以上に進めるということで6ブロック、それが地域の最大限意見の反映できるところであるというような確信をもちまして先ほど来、四家議員の方から提案をされたわけであります。したがいまして理由を申し上げましたが、3点について申し上げまして簡単ではございますが、説明にかえる次第であります。



○議長(渡辺多重君) 39番四家啓助君。



◎39番(四家啓助君) ただいまの市橋議員の答弁に補足いたします。

 住民とのコンセンサスの問題についても質問がありましたので、これらにつきましては私ども4会派がこの条例案を提案いたしましたが、各会派活動の中でそれぞれ地域での住民との折衝をもち、また意識調査をいたしまして、この上に立って確信をもってこの条例を提案しておりますので御了解をいただきたいと思います。



○議長(渡辺多重君) これにて質疑は終結いたします。

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△委員会付託の省略



○議長(渡辺多重君) お諮りいたします。

 この際、本案については会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省咯いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認めます。

 よって本案については、委員会の付託を省咯することに決しました。

 ここで、午後1時40分まで休憩いたします。討論の通告は、午後1時30分までといたします。

            午後 1時22分 休 憩

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            午後 1時41分 開 議



△討論



△高萩充君反対討論



○議長(渡辺多重君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 これより討論に入ります。通告がありますので順次発言を許します。



○議長(渡辺多重君) 10番高萩充君。



◆10番(高萩充君) 〔登壇〕(拍手)10番の共産党の高萩であります。ただいま提出されました選挙区制の問題について、反対の立場から討論に参加をしたいと思います。

 まず最初に、選挙をめぐる歴史的な経過について概略触れてみたいと思います。いわき市は昭和41年10月1日に誕生いたしました。当時の市町村議員333名がそのまま市議会議員になられたわけであります。新制いわき市の第1回市議会議員選挙が昭和43年9月に行なわれましたが、そのときはまだ誕生まもないため、全市一体感がないということから旧市町村別に選挙をやろうという意見が多数を占めたわけであります。そして全国的にも異例な13選挙区に分割した選挙が行われたわけであります。第2回目になりますと−−昭和47年9月でありますが−−同じような小選挙区制で行われたわけですけれども、議会では民社党、社会党、公明党、共産党と保守系の当時の清風クラブが本来の全市一区を主張いたしました。採決の結果23対21のわずか2票差で小選挙区制が決まったわけであります。このあたりから心ある市民の多くの方々から小選挙区に対する疑義と批判が出されるようになりました。しかし、第3回、第4回の選挙もまた社会党、同志会、公明党、共産党が一市一選挙区を主張しましたけれども小選挙区で行われました。第3回には、新政会代表の提案者の方から、小選挙区は今回限りとするという意見の表明があったり、第4回には、選挙区調査会が設けられたりしましたが、依然として採決の結果、少差で小選挙区とされてきたわけでございます。

 以上そのときどきの各党各派の意見を議事録をたどって読み直してみたわけでありますけれども、改めて選挙区は一市一選挙区にすべきであるとの思いを新たにした次第であります。ここで私はなぜ小選挙区制を取り払い、法の基本が示す一市一選挙区にすべきであるかについて申し上げたいと思います。

 まず第一に、ブロック選挙区は市の総合的発展を阻害する新たなかきねとセクト制をつくるという問題であります。いわき市は本年10月で合併以来17年目を迎えます。輝かしい未来に向かって大きく飛躍する一つの節目になるわけであります。ところで市が一体感のもとに各地区の特殊性を生かしながら総合的かつ重点的な施策を実行するためには市の行財政全体を大所高所から鳥瞰し遠大な計画のもとに着実に迫力をもって実践することにあります。そのことこそが長い目で見れば市民全体の幸せにつながるものと確信をするものであります。そのためには市議会議員は市民の全体から信託を受けるいわき市特有の地域のセクト制から解放されることがまず第1の条件と見るべきであります。このような観点に立てばただいま提案された6ブロック分割選挙区制はいままでの12のかきねを新たに6つにすることである。基本的問題解決にはならないのであります。そしてまた今後も選挙区問題の論議を繰り返すことにつながり、心ある市民のひんしゅくを買うものになるでしょう。

 老朽化した公共施設や道路の舗装などが地区の順番待ちで後回しにされたり、このような可能性が起こり得る。またはセカンドスクールの問題や海洋博物館の誘致をめぐって複数の地区から要望が出されるなどの例がございましたけれども、このような例はいわき市全体の発展にとってこのましくない状況であったわけであり、これもまた今後も生れかねない、これは選挙区の問題にかかわって重大であろうというふうに考えるわけであります。

 次は、公共投資、経済効果の低下につながる問題であります。

 ブロック選挙区で当選した議員は勢い選挙民を意識した活動に追われがちになり、全市的観点で判断するという力が弱められるという弱点を持つことになります。具体的に一例を挙げれば、道路の舗装なども100 メートル、200メートルというような、いわゆるこまぎれ舗装を市内何十カ所で行うわけでありますけれども、そのような工事を1,000メートル、2,000 メートルとなるようなもっていき方をすればそれだけ経済効果も上るわけであります。こまぎれ舗装の非効率、非経済的なやり方にならざるを得ないのもこの選挙区の問題であります。一事が万事ということもありますが、このような観点で科学的につぶさに検討を加えるならば相当な経済効果の低下になっているはずであります。第3点目は、市民の一票の重みの違い、広く全市から議員を選ぶ自由の制限の問題であります。公職選挙法の第1条には「地方公共団体の議会の議員及び長を公選する選挙制度を確立し、その選挙が選挙人の自由に表明する意思によって公明且つ適正に行われることを確保し、もって民主政治の健全が発展を期することを目的とする」とあるわけであります。ここにうたわれている選挙人の自由の表明、この問題が制限を加えられる問題であります。12選挙区が6選挙区になったところで、市民のもつ一票の重みに差異が生じる。すなわちOO選挙区ではOO票を獲得したが落選した、OO選挙区ではそれより少ない得票で当選した、こういう一市域の中では元来あってはならない事態が生じてくることは必定であります。また広く市全体から議員を選出するという本来的な市民の権利が制限されるという問題は依然として解決されないわけであります。

 第4番目の問題であります。639市の良識に学ぼうではないかという問題であります。

 4年前、昭和54年12月の定例市議会において小選挙区が提案された時点では、小選挙区を設けていた市は、千葉県の鴨川市、広島市、香川県の観音寺市、大分県の豊後高田市それに郡山市、いわき市の6市でありました。しかし、現在はわずかに郡山、いわきの2市のみが残っているわけであります。一市一選挙区に反対するいろいろの論議をいかに繰り返してみても、現在641市中、小選挙区を設けているのはわずかに2市だけという現実は日本の政治地図の中で著しく遅れた部分としていわき市が位置付られている問題は覆い隠くすべくもないわけであります。12選区を6選挙区にしたところで、それは一枚のイチジクの葉以外の何物でもありません。

 質疑をもっておただしをいたしましたところ、6選挙区を設定する理由として、その第一は、一人の選挙区をなくすのだ、2番目の問題としては補欠選挙を避ける選挙区を設けるのだ、3番目は、近隣の地区と交流があるところをまとめるのだというような御提案であったように思います。しかし、これらはいずれも一市一選挙区になれば当然解決される問題でございます。いま日本の99.69%を占める市議会の良識はいわきでも種々論議をされたような経過を乗り越えて、一市一選挙区で行われているわけであります。日本一の広域都市だからという錦の御旗も、17年も経過をいたしましては、かつての燦然たる色彩もすっかり色あせたというべきではないでしょうか、いまは静かにお蔵入をさせるべきときでないでしょうか。さらにまた先ほど提案者は行政区についてもお触れになりましたが行政区にもっとも忠実になろうとすれば、いわきは一つであります。また、一つの行政区であります。当然一選挙区にするべきであります。つまるところ議員の都合としか考えようのないこの六つの選挙区の提案、これを廃止していま一市一選挙区に向けて歴史的なゴーサインを出そうではありませんか。議員諸兄の理性と良識を心から御期待を申し上げ、反対討論を終わります。(拍手)

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△人見一君賛成討論



○議長(渡辺多重君) 12番人見一君。



◆12番(人見一君) 〔登壇〕(拍手)公明党の人見であります。私は、議会案第1号いわき市議会議員選挙区制に関する条例案について賛成の立場からその理由を申し上げ討論を行います。

 当いわき市は昭和41年10月、新市誕生後333名の議員数を48名に移行し、昭和43年より昭和58年の今日まで小選挙区制を取り入れながら新市誕生以来、種々論議されながらも小選挙区制をもって市議会議員選挙に限って施行されてきたのであります。公明党は常に大選挙区制を取りながら、さらには一市一選挙区制を主張を続けてまいりましたが、しかしその大選挙区制論も常にもう一歩の小数の差をもって覆され、今日に見る小選挙区制による市議会議員選挙が行われてきたのであります。この間に農業委員会の統合を初め、商工会議所、さらには消防団の組織の統合が見られたのであります。いま、いわき市の将来を見るとき限りない発展と飛躍の布石の礎が打ちこまれたといってもけして過言ではないでありましょう。この15年の歩みを見ると激動と建設の中にあったといってもいいのではないでしょうか。さらには21世紀を目指して市政の発展をするいわき市にあって、昭和59年は大事な年になると思うのであります。

 公明党は基本的には大選挙区制の考え方には変わりありませんが、現在の各地域の現況を見るとき大選挙区制にかえるのにも、もう少しの時間をかけ段階的にその枠の拡大を図るとともに、ブロック的にその地域を見きわめながら1人の目か、5人の目か、8人の目でよく見きわめながら他地域よりどこが遅れているのか、どうすればこの地域はよくなるのか等々見きわめつくすことは非常に大事なことではないでしょうか。さらには15年の間に地域の代表者としての市議会議員の変更も多少ありました。また十分に地域を見きわめつくされていない部分が残っております。いわき市に住むものとして生活をしていく上の平等化を考えることは当然であります。そういった意味から見ても小選挙区制からブロック選挙区、そして大選挙区への段階をつくして地域住民の生活向上のために市政を施行していくべきであると思います。昭和55年に見る選挙区制の中で、同じ選挙区制の中にあって4選挙区が無競争で当選をしている不平等性、さらには憲法に保証されている法のたてまえから票の個人差の問題、過去4回の事例を振り返るとき市民にとっての行政に対する唯一の権利であるだけに有権者一人一人のその権利の行使により意図が最大限に行政施行に反映されるような選挙区制が最も大事であり、さらには公平と平等を守るために次期の選挙こそ、選挙区制の改正がときにかなうものと、最も大事なことであります。公職選挙法の第1条に地方公共団体の議会の議員及び長を公選する選挙制度を確立し、その選挙が選挙人の自由に表明する意思によって公明且つ適正に行なわれることを確保し、もって民主政治の健全な発展を期することを目的とする。今回議会案の制定案はこの選挙法からみても市民の意図を十分に尊重し、いまこそ選挙区制の見直しをするべきではないでしょうか。さらには改選されたそれぞれの改選区から市民が選択された有能にして高潔なる人材を選び、いわき市21世紀への礎を建設すべきであると思うのであります。したがって公明党は議会案第1号に賛成をいたします。以上をもって賛成討論を終わります。(拍手)

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△鈴木勝夫君反対討論



○議長(渡辺多重君) 45番鈴木勝夫君。



◆45番(鈴木勝夫君) 〔登壇〕(拍手)45番日本社会党の鈴木勝夫であります。ただいまから日本社会党いわき市議会議員団を代表いたしまして、議会案第1号に反対する立場から討論をさせていただきます。

 先はどの提案理由を拝聴していたわけでありますけれども、それとは別に議会案第1号の提案理由の中では本市議会議員の選挙については将来において一選挙区を前提とするものである。こういうふうなことが書いてあるわけであります。これは最初におことわりを申し上げますけれども、前の10番議員の討論とも一部重複する場合がありますからあらかじめ御了承賜りたいと思いますが、従来まで行なってまいりました選挙区制度の中で本当にいわき市の一体制を高める観点に立つならば、私はやはり市民皆さんが信じて疑わないこの人こそがわれわれの代表であるという侯補者に自由に投票できる制度を保証することが、私はいわき市の一体制をさらに高める最大限の要因でないのかと常々思っているわけであります。今回についてもこのことを広く市民の皆さんに知ってもらいたいし、小選挙区を提案なされている方々の、心の内では大選挙区制を標傍しているわけでありますから私が申し上げるまでもなく人間がほかの動物と違うのは、理想に向かって努力をすることだと思うのであります。その理想がいま自分たちの決断でできるという時期に立ったなら、やはりいさぎよく決断をして名実ともに日本に幅がきかせられる一選挙区に移行をしていくことが、次の世代に対する私たち議会人の努めでないのかということを訴えたいわけであります。それから市会議員が地域の代表であるということについては、私はそれを否定するものではございません。行政の円滑な進行を地域の立場から住民の要望を担って市政に反映をしていくという点では当然であります。しかし、私どもが考えなければならないのはそれ以前にいわき市の行財政の問題を初めとする総合計画、当局と議会が両輪の輪だということがよく言われるわけでありますけれども、だとするならば大所高所に立っていま何が市政発展を阻害しているのであるのか、いまどの地域でどういうものが最も住民にとって大切なものであるのか、地域的に産業別的にいろいろあろうかと思いますけれども、それらの基本計画に参画をして将来に向かってあやまりのない市政のレールを私たちが市政に参加することによって築き上げていくことが、よりまして議会人としての努めだろうというふうに理解をしているものでございます。

 いままでの行政機構の中でもいろいろ矛盾がございます。例を取って申し上げますと泉町は四倉町よりは人口も多いわけです。しかし泉町がかっていわき市に合併したために14市町村合併のときには支所から出張所に格下げになり現在、4人で事務を執行している、片や支所ということで自己簡潔型の行政体制がそのまま執行されているわけであります。そういう矛盾を内包しながらも、なおかついわき市の一体性を高めるということであれば、私はやはりそこにはもっと私たちが自分の地域だけを守っておればいいのだというところからはみ出して活動をすべきだろうと信ずるわけであります。現在、通称鹿島街道いわゆるいわき古道線のふくそう、国道49号線、6号線の車両のふくそうぶりをながめてまいりますと、市民の経済交流はわれわれが予測している以上に活発であります。そういう意味ではむしろ市政について遠野の人の方が小名浜の町に明るいということがままあるわけであります。そういうことであれば、いま、やっぱり市民が求めているものは、もういわきは一つなのだという時代に来ていると思うのです。その時期はいまだと思います。いろいろ面積割りのお話もございました。補充選挙の経費を節減するから、早い話が補欠選挙ができない選挙区にするのだということが6ブロックの根拠の中にあったと拝聴いたしましたけれども、このことについて前段申し上げましたようにひらがなのいわきを48人がしょっているという理解に立てば私は軒を連ねて議員が出ても行政の対応がしっかりしていればそういう問題は起きてこないと信じるわけです。いづれにいたしましても、いま最も本市の市民が熱望しているのは新市の一体化であります。その一体化を何によって促進するのかということであれば私は行政区一本ということが、なによりの特効薬ではないかと思うわけです。心に一選挙区を理想として掲げている6ブロックを提案されたそれぞれの会派の皆さんみずからの心に、この機会に正直になっていただきたいと思います。そしていま決断をすればいまの条例がそのまま効力を発揮すれば自然と名実ともにいわきが一本になっていくわけでありますから、そういう意味で議会案第1号の撤回を求められれば私どもはこれに過ぎた喜びはないと信ずるわけであります。以上申し上げまして反対の討論を終わります。(拍手)

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△円谷裕一君賛成討論



○議長(渡辺多重君) 20番円谷裕一君。



◆20番(円谷裕一君) 〔登壇〕(拍手)緑風クラブの円谷裕一であります。私は議会案第1号いわき市議会議員の選挙区及び定数に関する条例案について、次の理由から賛成するものであります。

 公職選挙法第3章、第15条第5項は「市町村は特に必要があるときは、その議会の議員の選挙につき条例で選挙区を設けることができる」とありますのは、まさにいわき市のような超広域自治体に適用される条項と考える。

 市民のもつ生活感覚を行政にどこまでぶっつけられるか、市民と行政との共同関係がどのように形づくられていくかが、都市自治のかぎであり、そして議会がその本来の機能を十分に発揮するには市民の生活実感に根差して市民の代表機関、議決機関として市民意思を正しく市政に反映させることであります。いわき市は14市町村の合併以来、17年になろうとしておりますが、いまだ各地区の特異性があり、それぞれに経済圏を形成しており、一市一選挙区にするには原則は理解しながらも時期尚早の感じをもっているものであります。

 しかしながら従来までの12選挙区でよいとは思われないので、今回は少なくとも一人区をなくし、法第15条第6項の趣旨に基づき行政区画や地勢、交通等の事情を総合的に考慮して合理的に行なわれたものであります。またこれにより議員1人当たりの人口も議員1人当たり有権者数も大幅に改善されたものと考えております。

 以上、地方自治法の原則といわき市の現況にかんがみ6選挙区に賛成するものであります。なにとぞ良識ある御賛同を得られますことをお願い申し上げまして私の討論を終わらせていただきます。(拍手)



○議長(渡辺多重君) これにて討論は終結いたします。

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△採決



○議長(渡辺多重君) これより議会案第1号いわき市議会議員の選挙区及び定数に関する条例についてを採決いたします。

 この採決についてはすでに文書をもって伊東達也君外2名から記名投票によられたいとの要求がありましたので、記名投票をもって行います。

 議場閉鎖を命じます。

               〔議場閉鎖〕



○議長(渡辺多重君) ただいまの出席議員数は議長を除き46人であります。投票用紙を配付いたさせます。

              〔投票用紙配付〕



○議長(渡辺多重君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。

             〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 配付漏れなしと認めます。投票箱を改めさせます。

                〔投票箱点検〕



○議長(渡辺多重君) 異状なしと認めます。

 念のため申し上げます。本案を可とする諸君は白票を否とする諸君は青票を点呼に応じて順次投票願います。点呼と出席議員の確認を命じます。

               〔職員氏名点呼〕

               〔各員投票〕



○議長(渡辺多重君) 投票漏れありませんか。

             〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。議場の閉鎖を解きます。

               〔議場開鎖〕



○議長(渡辺多重君) 開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により立合人に3番馬目清通君及び10番高萩充君を指名いたします。よって、両君の立ち合いを願います。

               〔開   票〕



○議長(渡辺多重君) 投票の結果を報告いたします。

 投票総数46票、これは先ほどの出席議員数に符号いたしております。そのうち賛成31票、反対15票。

 以上のとおり賛成が多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。

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賛成者(白色表)氏名

 岩城光英君   斉藤八郎君   馬目清通君   佐藤芳博君   若松昭雄君

 青木稔君    酒井隆郎君   政井博君    人見一君    水野五郎君

 永山哲朗君   菅波庄助君   永井俊正君   緑川定美君   円谷裕一君

 鹿島清三君   菅野留之助君  大平多太男君  斉藤誓之助君  間宮俊彦君

 矢吹康君    木内浩三君   芳賀定雄君   柳楽孝作君   磯上久美君

 藁谷勝男君   四家啓助君   市橋武君    佐久間昭君   多賀重吉君

 小林周喜君

反対者(青色表)氏名

 樫村弘君    白土和男君   高萩充君    草野正辰君   宮川えみ子君

 伊東達也君   蛭田仁君    安藤正則君   鈴木利之君   吉田正登君

 小野昌太郎君  斉藤隆行君   鈴木正平君   大村哲也君   鈴木勝夫君

            日程第5 意見書案第1号〜意見書案第2

               号(提案説明〜採決)



○議長(渡辺多重君) 日程第5、議員提出の意見書案第1号及び意見書案第2号を一括議題といたします。

              〔意見書案は末尾登載〕

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△提案理由説明



△青木稔君提案理由説明



○議長(渡辺多重君) 提出者より提案理由の説明を求めます。8番青木稔君。



◎8番(青木稔君) 〔登壇〕8番緑風クラブの青木稔であります。意見書案第1号北方領土の返還促進に関する意見書について、お手元に配付の案文の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。

 北方領土の返還促進に関する意見書。わが国個有の領土である、いわゆる北方領土の早期返還は日本国民多年の悲願であるにもかかわらず、戦後38年を経過した今日も依然として解決の目途すら立っていないことはまことに遺憾である。よって政府の従来に増して強力な外交交渉を通じて日ソ平和条約を締結し、返還の実現に万全の措置を講ずるよう強く要望する。以上、会議規則第14条により提出いたします。

 以上でありますが、何とぞ万場の御賛同を賜りますようお願い申し上げて提案理由にかえさせていただきます。

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△政井博君提案理由説明



○議長(渡辺多重君) 11番政井博君。



◎11番(政井博君) 〔登壇〕公明党の政井博であります。意見書案第2号人事院勧告の完全実施に関する意見書について、お手元に配付の案文の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。

 人事院勧告の完全実施に関する意見書。人事院は、去る8月5日政府と国会に対して、公務員給与を改定するよう勧告した。政府は臨時かつ異例の措置として昨年の人事院勧告を凍結し、恩給、年金の改定も見送られた、その結果、公務員や年金受給者の生活が極度に悪化し民間資金にも連動して個人消費支出を一層低滞させ国民経済全体に大きな影響を及ぼしている。政府は昨年の人勧凍結に関するILO結社の自由委員会への回答及び国会答弁で二度と凍結を繰りかえすことはしないと明言し、先の通常国会では人勧問題の解決に向けて議長見解を出され、政府も最大限の努力を行うことを約束した。しかし今年の勧告の取り扱いについて、またもや財政事情を理由に公務員の賃金を抑制しようとしているが、労働基本権制約のもとにおかれている公務員の生活と人事院勧告が国民生活に与える影響を考慮し本年の人事院勧告が早期に完全実施されるよう要請するとともに、国会において適切な措置が講じられるよう強く要望する。

 以上、会議規則第14条により提出いたします。

 以上でありますが何とぞ万場の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして提案理由にかえさせていただきます。



○議長(渡辺多重君) 以上で提案理由の説明は終了いたしました。

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△採決



○議長(渡辺多重君) お諮りいたします。ただいま上程の2案を直ちに採決することに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認め、そのように取り計います。

 改めてお諮りいたします。意見書案第1号及び意見書案第2号の2件について原案どおり決するに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認めます。

 よって意見書案2件については原案どおり可決されました。

 なお、ただいま議決されました意見書に対する字句の整理、その他処理については、議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認めそのように決しました。

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△日程第6 議員の海外派遣



○議長(渡辺多重君) 日程第6、議員の海外派遣についてを議題といたします。

 お諮りいたします。来る9月19日から10月1日までの日程で行われます、いわき市代表訪中団に小林周喜君、四家啓助君の2君を、また、来る9月29日から10月21日までの日程で行われます東北市議会議長会主催のソ連・ヨーロッパ諸国行政産業視察に緑川定美君、大平多太男君、佐久間昭君の3君を本市議会からそれぞれ参加させたいと思います。これに御異議ありませんか。

       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認め、そのように決しました。

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△閉会



○議長(渡辺多重君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 これをもちまして、昭和58年いわき市議会9月定例会を閉会いたします。

            午後 2時27分 閉 会

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  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

            いわき市議会議長   渡辺多重

                同  副議長  小林周喜

               同  議員   鹿島清三

               同  議員   大平多太男