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福島県 いわき市

昭和43年  8月 定例会 08月28日−03号




昭和43年  8月 定例会 − 08月28日−03号







昭和43年  8月 定例会



         昭和43年8月28日(水曜日)

         いわき市平市民会館 大ホール

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議事日程 第3号

   昭和43年8月28日(水曜日)午前10時開議

 第1 再開

 第2 市政一般に対する質問

 第3 委員会付託

 第4 散会

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本日の会議に付した事件

   〔議事日程第3号と同一〕

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出席議員(241名)

    1番 大滝誠志君        2番 大平泰平君

    3番 大河原正司君       4番 木野内武君

    5番 高塩正一君        6番 強口和美君

    8番 佐藤初太郎君      10番 高木乙彦君

   13番 鈴木 登君       14番 穂積博光君

   15番 阿部正美君       16番 志賀照男君

   17番 鈴木武正君       18番 鈴木清敏君

   19番 鈴木角太郎君      20番 山本幸吉君

   21番 和合留次郎君      22番 大槻幸次君

   24番 木村一章君       25番 高木 伝君

   27番 北郷藤平君       28番 鈴木正栄君

   30番 鈴木直夫君       32番 坂本秀寿君

   33番 遠藤 亨君       35番 新妻兵吉君

   36番 雨宮幸夫君       38番 日高盛山君

   39番 吉原松次郎君      40番 橋本宇三郎君

   41番 西山直次君       42番 岡田勝男君

   43番 小湊 正君       44番 西山雄芳君

   45番 荻 忠作君       46番 根本栄吉君

   47番 山野辺誠君       48番 吉田新平君

   49番 吉田栄一郎君      50番 新妻寿一君

   52番 大楽正司君       53番 佐藤真之助君

   54番 山城浅治君       55番 鈴木栄一君

   57番 吉田 正君       58番 片寄甚之丞君

   59番 豊田 誠君       60番 佐藤直之助君

   61番 小野久夫君       65番 吉田豊重君

   67番 渡辺政義君       69番 宇佐見勝美君

   70番 永山徳二君       72番 境 茂樹君

   74番 大越岩男君       75番 永山庄七君

   76番 会田 憙君       77番 根本常雄君

   78番 大川原嘉三君      79番 宇佐見武憲君

   80番 加藤春松君       81番 矢内忠次君

   83番 三辺 寛君       84番 荻野武夫君

   85番 大平 一君       86番 馬上吉見君

   87番 草野一夫君       89番 鈴木民平君

   91番 根本軍平君       92番 渡辺富保君

   93番 松本敏夫君       94番 吉田為夫君

   96番 草野 茂君       97番 国井良雲君

   98番 大平 力君      100番 大平 薫君

  101番 草野政弘君      102番 川井保一君

  104番 小沢道久君      105番 油座勝信君

  106番 櫛田 康君      107番 駒木根多平君

  108番 鈴木与一君      109番 平子秀吉君

  113番 酒井正親君      115番 黒沢賢爾君

  116番 上遠野伝治君     117番 折笠 章君

  119番 三戸友一君      120番 蛭田 清君

  121番 上遠野秀男君     122番 鈴木長司君

  123番 中野豊須美君     124番 草野佐助君

  125番 折内次男君      126番 藁谷久光君

  127番 阿部藤丸君      128番 草野寿春君

  129番 永久保 豊君     130番 藁谷八郎君

  131番 合津 伝君      134番 大谷 安君

  135番 田子三郎君      136番 阿部浪之助君

  137番 鈴木正次君      138番 榊原右近君

  139番 吾妻テル子君     140番 熊谷 等君

  142番 藁谷長明君      143番 草野銀治君

  144番 藁谷直喜君      145番 阿部卓爾君

  146番 沢田一良君      147番 佐藤豊之助君

  148番 緑川不二男君     148番 緑川直人君

  150番 中村猛一郎君     153番 斉藤哲二君

  154番 緑川広司君      155番 大橋博太郎君

  156番 芳賀 汎君      157番 油座淳三君

  159番 溝井カク君      160番 蛭田安男君

  161番 芳賀 武君      162番 緑川正一君

  163番 蛭田栄太郎君     164番 佐藤晋一君

  165番 水野谷義明君     166番 強口稠太郎君

  167番 猪狩恒一君      170番 今田 巌君

  171番 根本利美君      172番 山城戦治君

  173番 佐藤 一君      174番 根本 昭君

  175番 柳井栄一君      178番 小野? 量君

  179番 赤津甚吾君      180番 白土恵侯君

  181番 秋山義一君      184番 蛭田俊雄君

  186番 鈴木 明君      187番 安島武雄君

  188番 山際丑太郎君     189番 蛭田梅義君

  190番 金成正二君      191番 助川錦一君

  193番 田口誠二君      196番 伊藤日出男君

  197番 横田好毅君      200番 高木 保君

  201番 鈴木 栄君      202番 赤津義男君

  203番 中山春吉君      204番 小林周喜君

  205番 坂本太平治君     206番 江尻三睦郎君

  207番 周作義雄君      208番 飯田宗秋君

  212番 鈴木 巌君      213番 久保木重雄君

  215番 箱崎吉平君      216番 鈴木勝夫君

  217番 飯? 勝君      218番 小林仁一郎君

  219番 長瀬金右衛門君    221番 作山行延君

  222番 長瀬彰義君      223番 石井芳江君

  225番 滝内 進君      226番 及川正枝君

  228番 金子武四君      232番 矢田梅雄君

  233番 野崎貞行君      235番 飯?新四郎君

  238番 柳井五郎君      240番 四家健雄君

  241番 大和田 実君     242番 志賀季三郎君

  243番 木下圧衛君      249番 渡辺 昇君

  250番 国井一美君      252番 志賀重右衛門君

  254番 藁谷久太郎君     255番 箱崎利勝君

  257番 新妻忠直君      258番 新妻義武君

  259番 石山一治君      261番 坂本昌蔵君

  263番 松崎文吉君      265番 志賀兼太郎君

  266番 塩 庄造君      267番 金子松男君

  270番 芳賀友一君      271番 平沢均一君

  272番 坂本 登君      273番 渡辺多重君

  274番 方波見 勇君     275番 藁谷高伊君

  276番 小池博太君      277番 加藤千代吉君

  280番 草野三郎君      281番 熊田豊次君

  282番 平川善司君      282番 菅波大十一君

  285番 根本 正君      286番 山崎四朗君

  287番 円谷兼広君      291番 草野啓助君

  292番 天海 盛君      294番 吉田 栄君

  295番 佐々木運吉君     296番 斉藤降行君

  300番 本田辰雄君      302番 山田 弘君

  303番 鈴木光雄君      304番 松本庫造君

  308番 佐瀬 誠君      309番 白石初太郎君

  310番 荒谷芳夫君      611番 佐藤 勇君

  312番 長谷川薫君      315番 日野俊男君

  316番 岡 助一君      318番 柳田正義君

  319番 斉籐晴夫君      320番 駒木根定之助君

  321番 川村鉱男君      322番 滝 義勝君

  323番 大村哲也君      324番 橋本三雄君

  325番 磯上佐衛司君     326番 市橋 武君

  327番 生田目 清君     328番 新妻信吾君

  329番 末永忠夫君      330番 片寄惣次君

  331番 白土正義君      332番 御代武光君

  333番 橋本?義君

欠席議員(80名)

    7番 中村昌弘君        9番 白崎智多恵君

   11番 中村 仁君       12番 深谷秀信君

   23番 平川一郎君       29番 高木 正君

   31番 坂本三郎君       56番 長谷川慎二郎君

   62番 江口 勇君       63番 賀沢義房君

   64番 伊藤 実君       66番 長谷川満寿君

   68番 川津佐々木君      71番 矢内孫三郎君

   73番 佐藤伝一君       82番 吉田 盛君

   88番 田久兼治君       90番 吉田政夫君

   95番 柳内一良君       99番 大森又平君

  103番 班目亀雄君      110番 櫛田久通君

  111番 蛭田五六君      112番 佐川正元君

  114番 上田利秋君      118番 矢渡千吉君

  132番 荒川唯資君      133番 佐川美文君

  141番 草野常一君      151番 小野萬里往君

  152番 緑川 薫君      168番 渡辺 誠君

  169番 谷平嘉彰君      177番 古川洋一君

  182番 平山寿一君      183番 青海徳夫君

  185番 鈴木裕文君      192番 沢田八束君

  194番 蛭田豊延君      195番 鷺 善三君

  198番 安島峯二君      199番 助川庄次君

  209番 吉田栄次君      210番 吉田?忠君

  214番 木田谷平君      224番 菅野留之助君

  227番 遠藤勝馬君      229番 宮下 武君

  230番 小林重三君      231番 吉田利治君

  234番 新妻長蔵君      236番 佐藤権兵衛君

  244番 志賀伝吉君      245番 遠藤幸一郎君

  247番 佐川吉平君      248番 小松 茂君

  251番 鈴木良平君      253番 政井正二君

  256番 松本都広君      262番 鈴木章夫君

  264番 松崎喜一君      268番 金古政通君

  269番 中野二郎君      278番 斉藤 明君

  279番 人見 一君      284番 遠藤寅雄君

  288番 高木良平君      289番 渡部平一郎君

  290番 鈴木磐夫君      293番 山内主税君

  297番 内藤 敏君      298番 大堀重吉君

  299番 須田一男君      301番 山崎敬道君

  305番 鈴木 功君      306番 服部勝彦君

  307番 上野英四郎君     313番 西山一男君

  314番 原 幸治君      317番 石川 始君

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説明のため出席した者

 市長        大和田弥一君  助役        馬目俊次君

 収入役       園部 茂君   総務部長      氏家清三郎君

 財務部長      苫米地行三君  民生部長      吉田政吉君

 農林部長      吉田信雄君   建設部長      但野武義君

 企画調整室長    嶋崎忠好君   教育委員長     田子辰雄君

 教育長       大和田道隆君  代表監査委員    小沢要助君

 水道

           鈴木栄一君   水道部長      鈴木憲吾君

 事業管理者

 消防長       宮沢 庸君

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事務局職員出席者

 事務局長      松本茂雄君   事務局次長     加瀬正志君

 議事課長      永山 巌君   調査課長      森下繁雄君

 庶務課長      宮川公寛君   議事課長補佐    舛田良作君

 議事課議事             議事課議事

           鈴木広次君             鈴木政雄君

 第一係長              第二係長

 調査課               調査課

           柳井貞男君             佐藤繁芳君

 調査係長              資料係長

 庶務課               庶務課

           渡辺徳宝君             草野喜八郎君

 庶務係長              秘書係長

 庶務課主査     佐藤 武君   議事課主事     片桐正尉君

 議事課主事     松崎清輝君   議事課主事補    吉田映江君

 議事課主査     草野初恵君   議事課主任     蛭田久保君

 議事課主任     佐藤長一郎君  併任書記      斉藤 茂君

 併任書記      飯島香織君   併任書記      根本唯一君

 併任書記      箱崎 博君   併任書記      根本和子君

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    午前10時8分 開議



△日程第1 再開



○議長(志賀季三郎君) これより本日の会議を開きます。現在の出席議員数は182名でありますので、定足数に達しております。本日の議事は配布の議事日程第3号をもつて進めます。

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△日程第2市政一般に対する質問



△中山春吉君 質問



○議長(志賀季三郎君) 日程に従い、昨日に引き続きまして一般質問を行ないます。203番中山春吉君。



◆203番(中山春吉君) 〔登壇〕(拍手)203番共産党の中山でございます。ただいまから一般質問を行ないますので答弁者には昨日のような不手際な答弁のないよう、十分注意していただきたいということを付言しながら質問をいたします。私の質問の重点は先般市長が出しましたいわき市の財政の現状と問題点について触れながら、財政と行政の問題について重点をおいた質問をいたすものであります。

 まず、市長がわれわれ議員に提出しましたいわき市の財政白書といわれるものが明示されたのであります。私ば昨年の12月の一般質問の中で、いわき市の財政問題に触れ、それ以降市長が財政白書を出すということに一物の期待をもつてまいつたのであります。本日出された市長の財政運用方針、財政の現状点を見ますときに、非常に消極的なるものがたくさんあると言わなければならないのであります。第1点は市長は財政白書を出すにあたつてのあいさつの中で、現在の状態は普通会計決算の実績、歳入欠陥額は5億円前後が見込まれる、特別会計の潜在している歳入欠陥と赤字の要因を合わせると、市が将来解決すべき歳入欠陥は約9億円に達するものと推計されると言われております。その中で私は注目をしなければならないのは、郡山市や仙台市並びに県内の市町村の比較が出されておりますと同時に、旧市部と旧市町村部との経常経費と建設事業費の比較等が出されておる。42年度の歳入欠陥額と潜在赤字を含めて一挙に解消することは事実上不可能である。それは市民生活に大きな影響を与えるので、長期財政計画をつくつて徐々に解消すると言われております。財政構造の改善を進めるにあたつて市長は、経常経費を減らして建設事業に重点をおいて進めていこうとしている。最も重要と言わなければならん超過負担の解消の問題については文字では書いておりますが、その内容は具体性に欠けていると言わなければならないのであります。市長が言われる財政方針そのままを読めばそのとおりにもとれるわけでございますが、私は経常経費を減らして建設事業に重点をおくということは、市長が少数精鋭主義をもつて市民のサービスに寄与すると、こういうことを昨日から答弁をいただいているわけです。現在の財政状態の中で経常経費を削減して事業経費に重点をおくということは、そのしわ寄せはいわゆる市民にかかつて来ると言わなければならんのであります。現在の内容をつぶさに検討するときに、市長が昨日から説明しているようにこの赤字は解消しなければならない、これは私たちも同感であると考えます。しかし赤字を解消するのにその犠牲を市の職員やあるいは市民に転嫁をして赤字を解消するならばだれでもできることです。私の望むところは経常経費を削減して事業経費を減らしていくというようなやり方は、過般来各市町村で行なつて来た古いやり方であるというふうに考えます。こういう考え方を改めてこの14市町村が合併した上は、もつと財源の開拓方法はたくさんあると考えます。その第1点は東北電力の市道に立つている電柱の道路占有料の取り立て、あるいは市有地を県や政府に貸している、また借りているこの貸借関係のバランスをとつていくことも一策であろうと考えます。と同時に超過負担の解消の問題であります。市長はことばや文字では超過負担の解消をしなければならない、このように言われているが、解消するとするならば具体的にどういう方法をもつて解消しようとしているのか。こんにちの自治体の中で赤字の最も大きな原因の一つと言われるのは超過負担であります。市長のこの財政白書なるものを見ますと、赤字だけを強調して、その赤字の原因がどこにあるのか不明瞭にされている。これを明確にすれば問題になるから明瞭にしないのか、意識的にあいまいにしておくのか、この点をお伺いいたします。超過負担に触れながら、時間の関係もあつて14地区の問題に触れるわけにいきませんが、私は勿来地区の昭和42年度の決算見込額における超過負担の内容と対比しながら超過負担の解消の問題を質問するものであります。

 勿来地区の昭和42年度の決算見込額の超過負担は約3億4,638万7,335円となつております。総額もたしかにたまげるような額であります。この負担区分の中で教育施設の建設に要する経費が300万端数は切り捨てます。特に保育所の運営に要する経費が1,330万、国民健康保険の執行に要する経費のうち保健婦設置の経費が130万、公営住宅建設に関する経費が504万となつております。そのほかは省略いたしまして、この超過負担の中で最も市民が必要とする学校あるいは国民建康保険の事務執行に要する経費、保健婦の設置に関する経費、あるいは保育所の運営費、こういう教育、健康、子供の保育所の面に非常に超過負担の比重がかかつているのであります。こういう点から見てもいかに反市民的であるかということははつきり言えるのではないかと思うのであります。と同時に債務負担が勿来地区においては9,912万円あります。昭和42年度の決算額は大体11億8,100万円程度になりますからこういう費用を引くと、実際には7億3,600万円より使えないという数字になるわけです。これが自治体を2割自治あるいはそれ以下の自治にしているという姿であります。こういう問題に関して市長は、ただ超過負担を軽減していかなければならないと言われておりますが、県内でも一級市長と言われる大和田市長は、積極的にこの運動を起こし、その先頭に立つて超過負担を軽減するならば、なにも経常経費を削減して市の職員を大量に首を切つたり、あるいは最も市民が必要とするサービスの欠如を来たさなくとも、私はもつともつと市民のサービスを重点とした市の行政が行なわれるのではないかと考えるものです。この点について明解なる御答弁をいただきたいと思います。

 第2点にこの財政を裏返しますと、当然行政問題が出て来ます。行財政審議会には試みの案ももつていない、このような答弁をされておりますが、私の考えでは市長はこういう財政白書を出したのですから、当然この財政白書の内容が行財政審議会の中で柱となつて論議されるのは周知の事実であろうと思います。こういう点からいつて試みの案ももつていないということは私は考えられません。そういう中で当然財政にからむ行政の問題が出て来ます。市長の財政運営として示すものは先ほど申し上げましたように、相当の財源を開拓する可能性もあり、超過負担を早急に解消するならば、市長が申し上げておるような行財政方針はとらなくてもいいわけであります。そこで私は昨日の市長の議案提案説明を読みましたが、この中で市長は重点施策の一つである公営住宅が今年度19戸加算されて、378戸となつたとあります。重点施策の公営住宅すらまだまだ十分とは言われません。また昨日市長は、私の聞き捨てならん答弁をされている。市の住宅に入つた場合、3年、4年たてば当然給料が上がる、基準と相反するそういう高所得者には住宅を出ていつてもらいたい、このようなことを言われております。これは住宅に入つている方々に対して失礼なことばであると考えます。それでです、住宅を出ていきたくとも出ていけないというのが最近の勤労市民の実態であろうと思うわけでございます。こういう現在入つている方々を追い出すのでなくて、私は常磐炭礦の住宅が相当空屋になつているということを聞いておりますし、また旧内郷市当時は川平地区の炭礦の住宅を払い下げて、1畳約70円の家賃で貸し与えていた、こういう住宅を大量に払い下げて、低所得者が入れる住宅を大量に確保すべきであるというふうに考えます。これは相手方のあることでございますが、そういう積極的な姿勢を示す考え方があるかどうかということについてお伺いいたします。

 次は水害対策でございますが、御承知のように土地造成によつて、ちよつと雨が降れば水害の姿が見られます。こういう水害対策を解決していく一助として水路に対する監視人を置くべきであろうと考えますが、この点に対する市長の考え方を聞かせていただきたい。

 次は昨日市長の答弁で、今後し尿のくみ取りは市民サービスに寄与するために、業者委託をやつていきたいという考え方を披瀝されましたが、私は業者に委託することは市民サービスの欠如となるものではないかと考えております。現在常磐地区、内郷地区においては直営でなされていて、料金35円と聞いております。くみ取り業者が市長のもとに現行40円を70円に値上げをしてもらいたいという申し入れをなされているそうでありますが、これと関連して今後の料金の問題について御答弁をいただきたいと思います。

 次は高柴ダムが先般大雨のときに満潮期と相呼応して放水されたために、鮫川に流入する中小河川のはんらんが見られました。説明を聞きますと、降雨時が満潮時の時間となつたためにああいう水害が起こつたと言われております。このような県の管理だけでは不十分であるので、高柴ダム管理委員会をつくつてこのような災害を防止すべきでないかと考えます。この点に対する市長の考え方を聞かせていただきたいというふうに考えるのであります。

 次は十条製紙勿来工場の建設とバイパス道路の路線の問題について質問をいたします。御承知のように十条製紙、王子製紙、本州製紙の問題は公正取引委員会の審議に入つておりますが、遅々として進んでおりません。たしかに農民との土地の売買契約は終わつたにしても、それ以外の条件がついているはずです。農民は祖先伝来の土地を買い取られ、その現況はまだもつて草むらと化しております。農民は条件が満たされないために日雇の状態を余儀なくされているのであります。私はこういう条件を果たさない十条に対して、土地は全部無償で元の地主に返すべきであるというふうに考えるわけでございますが、市長は十条製紙会社に行つて積極的に地主の意見を実現させるよう働きかける用意があるのかどうか、この点についてお伺いいたします。

 次はバイパス道路の問題でございますが、私も承知しているところでございますが、地元の交通緩和対策の一助として常磐バイパス道路が建設されるものと聞いております。この道路の性格等からみて私たちは地元の交通に重点をおいたバイパスであるというふうには考えられません。何といつても産業道路、高速化した準高速道路になるのではないかと考えております。また地元の農民もそのように考えているわけです。これに対して建設省当局は一部の人が、最後まで農民が反対するならば土地収用法の適用という強権発動をやる用意があるというふうに言われておりますが、市長はこういう最悪の事態になつた場合にどのように対処する考えをもつていられるのか、これを聞かせていただきたいというふうに考えるものであります。

 次は教育行政について教育長にお尋ねをいたします。まずお尋ねをする前に、6月定例市会で議員の質問の中で、いわゆる教職員の超過勤務手当請求訴訟に関する質問がなされております。これに対して教育長は県当局と十分打ち合わせていかなければならない問題がたくさん出ておりますのでということを言つているわけです。前議会の問題は今議会に質問をされなくとも、当然その経過の報告等がなされるべきでございます。そうしますと議員はわざわざ質問しなくともいいので、議事運営の一助になろうと考えるのであります。この訴訟の経過、県との打ち合わせの結果はどのようになつているのか明らかにしていただきたい、こういうふうに考えます。と同時に現在いわき市においては行財政審議会をつくつて行財政の問題を根本的に審議していく段階になつておりますが、教育長は各小中学校に事務職員並びに警備員あるいは学校図書館に司書を配置して、教職員が宿日直をはじめ、教職員を雑務から解放されて教育に専念させなければならないというふうに考えますが、この行財政審議会の中に教育長は積極的にこういう施策を折り込もうとする考えをもつておられるのかどうか。進めているとすれば、進めている現段階の状況を聞かせていただきたい、こういうふうに考えます。

 次は学校当局が児童生徒から集めた貯金を、児童から普通預金で預つて、その金を定期に切りかえて、その利ざやを学校当局が使つているということを私は聞いております。こういうことがあつてよいのか。これはたしかに校長、教頭クラスでやられているものと考えます。こういう児童生徒の預金の利ざやを学校当局ではどのような使い方をしているのかわかりませんが、教育者がこういうことをやつてもいいのかどうか。正しくなければどのようにしていこうとしているのか、教育長の現在の考え方、今後の考え方を聞かせていただきたいと思います。

 次はいわき市立高校建設問題についてであります。御承知のように毎年進学の率は高まつてきております。しかしながら高校不足のためもあつてその希望が果たされず、就職あるいは浪人生活を余儀なくされている生徒があるというふうに聞いております。高校全入をたてまえとしてこの世界一広いいわき市が、33万都市を誇るならば少なくともいわき市の市立高校ぐらいつくるのは、私は当然の教育上の施設であり、また当を得たやり方であろうというふうに考えます。教育長はいわき市立高校建設を真剣に考えておるのかどうか。考えていなければ今後どうしようとしているのか、この点について御説明をいただきたいというふうに考えるものであります。

 私は再質問をできる限り簡略にしたいと思います。そのために当を得た答弁をしてもらわないと困ります。明確なる答弁を要望いたしまして私の一般質問を終わらせていただきます。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕203番中山議員の御質問にお答えいたします。なお中山議員からも御注意がございましたが、質問の内容につきましては、私も十分お答えするつもりでございますが、広範にわたつての質問条項でございますので、あるいは聞き漏らしているところもあるかとおそれるわけでございます。もし聞き漏らした点がありますればあらためで御指摘願いたいと思います。

 第1点の、財政白書が過般出た、それによりますとこの赤字解消のためには構造的な問題もあり、また運営上の各般の欠陥を是正しながらこれも進めていかなければならんということが白書に出ている。そこで再建の方途としていわゆる経常経費を極力抑制して、投資的経費あるいは建設経費に充てたいということについては、中山議員としては納得できないというお話でございます。私の考え方としましては、いわゆる経常的な経費は極力これを節約していくという考え方でございます。結局その財源が限られている中におきまして、その財源をいかに使うかということが、これがポイントであります。現在たとえば社会福祉の事業あるいは教育の事業あるいは公害の対策、あるいは交通安全の対策、道路の建設、そういうものこそ市民が熱願している解決してやらなければならん問題である、こういうふうに考えております。それを圧縮して経常経費を十分に盛るということについては、私はさようには考えておりません。どこまでも冗費を省いて経常経費を節約しながら、そうした市民の要望にこたえる努力を払いたいというのが私の念願であります。

 次に財源確保の意味から占有料の改善等の用意があるかということでございますが、たとえば電柱等の使用についての御発言があり、このことにつきましては適正な占有料にしたいということで、実は東北電力とも現在協議を進めている次第であります。

 次に超過負担の解消の問題でありますが、御承知のように超過負担と称するものが、実は自治体連体として解消しなければならんということで、われわれ熱望している問題でございます。自治省において算定したところによりますれば、大体1,100数十億に上ぼる。これを3カ年で解消しようということで、今年度において260億の解消をはかつておるわけであります。なおその他においてわれわれから考えますれば、超過負担と思われるものがたくさんあります。その解消については全国的な運動をしてこの解消方に努力を払つておるわけでございます。1市だけでは当然実現ができない現在の状況であることは、御承知のとおりであります。全国的な運動をしてこの超過負担解消のためになおいつそう努力を払うつもりでございます。

 勿来地区におきまして3億6,000万の超過負担があるということでございますが、あとで資料を拝見したいのですが、私は勿来地区だけで3億6,000万の超過負担があるとは考えておりません。結局超過負担とは何物であるかということを考えますと、これは国の委任事務において、その財源で国から来る交付金あるいは補助金等が基準よりも少ない、実際かかつたよりも少ないことがある。これが一つの超過負担の素因であります。また補助金その他の問題で、いわゆる基準価格というものを算定して補助金を出して、その補助金によつて市がやるかやらないかは、市の自由でございますが、やるとすればその基準に沿つた補助金をもらわなければならん、それが十分でないという面があるわけであります。そういうことが超過負担でございます。市独自でやる仕事でかかつた金は全部超過負担ということでは、もちろんないわけであります。われわれとしましては、こういう超過負担、国の委任事務、県の委任事務についてのいわゆる財源以上にこれを負担することは不合理であるということで、特にこの点につきましては国のほうに、あるいは県のほうに要望しているわけであります。なおいつそう超過負担解消のために、私は努力を集中してまいりたい、こう考えているわけであります。

 次に財政再建の問題でございますが、現在行財政審議会に提示している、これはもちろん中山議員御指摘のような財政白書を一つのよりどころとして、それを解消するためには一体どうしていくか。一挙に解消するわけにはなかなかまいりません。そこでこれについてはやはり47年なり48年までかかる。そういうことにしなければ市民の生活が脅かされる。一挙に解消するわけにいかんということで、そういう試案を出しております。試案もないということでございますが試案を出してそれを中心にして、現在検討しているというのが現況でございます。

 次に行政改革の問題につきまして、組織の問題でございますが、出張所あるいは連絡所としては原則的にこれを廃止する。これは原則論でございまして、やはり遠く支所より離れているという場合におきましては、これはそれを千編一律に廃止するというわけにはまいりません。要は住民の平素のいわゆる出張所、連絡所を利用している度合いに応じて考えていかなければなりません。これは赤字解消の一つの手段としてということで考えておるわけでありません。行政のあり方としてどうあるべきかということを基本にして考えていきたいと思うのであります。

 次に公営住宅の入居基準の問題でございますが、公営住宅に現在入つている、しかしながらたとえば3万円の収入のある者の入居許可している、ところが8万円にも9万円にもなつて依然としてそこに入つているということにつきましては、やはりこれは一面におきまして2万、3万の収入で住居がなくて困つているという人のために、譲つていただくということが必要でないかと考えております。もちろん公営住宅がどんどんできればその必要がないのでありますが、御承知のように国からの割り当てがきまつております。その割り当てられた中において建設をしていくわけです。いわき市におきましては当初割り当てられたよりも、県内の他市町村において、とても財政上困るということで遠慮していただいたそういうものを、われわれとしては極力引き受けて、1日でも多くつくろうということで、財政困難の折からでも特に住宅建設には重点をおいていきたい、さような方針で相当多くの市営住宅を建設することにいたしたわけであります。なお今後とも市営住宅の建設についてはあらゆる知能をしぼつて実行していきたいというのが私の念願であります。

 なお、これに関連して御提案がありました。たとえば常磐炭礦の空屋が相当ありそうだ、そういうものを相談して払い下げするなり何なりしてやつたらいいのではないかということでございます。空屋等も若干あると思いますが、これは単に空屋ということで非常に腐朽し、もう何年ももたない、あるいは管理上非常に困るというようなものを払い下げて、そしてそれに入居させるということになりますと、あるいは場所によつては、あるいは家屋の構造によつてはいわゆるスラム街になるおそれがある。これでは市民に対していくら安いからといつても入居させるということは、これは人道上の問題になろうと思います。しかし立派な空屋があつて、そうしてそれが安く活用できるというものについては考慮の余地があるのではないかと考えます。

 次に水害対策の一助としていわゆる水路監視人をおかないか、それに関連して高柴ダムの管理委員会をつくつて、これを監視するという方法はどうかという御提案でございます。御承知のように水路にはいわゆる市支弁の河川もございますが、大部分は国支弁、県支弁の河川であります。県支弁の河川につきましてはこれら監視人の充実をはかるように県に要望する。高柴ダムにつきましても、あれは県の管理に属するものであります。管理委員会というものでこちらが管理するわけでありませんので、そういう点については万全を期するように県に要望いたしたいと考えております。なお県支弁の河川でないところでいろいろの水害の問題が出ておりますが、そういうものについての管理態勢を強めるということは特に必要ではないかと思うのであります。道路についても同じでございます。そういう現況をよくみて直すべきところは直して、水路の流水を円滑ならしめ、道路につきましてもこういう長雨によつて非常に土砂くずれの問題があります。そういうものを直ちに対策を立てて補修するなり、あるいは危険地帯の通行を禁止するなり、そういうための監視態勢を確立していきたい、こういう考えでございます。

 次にし尿くみ取り料につきまして、直営でいくかあるいは委託でいくかという問題につきましては、まだ私もきめておりません。料金の問題につきましてもまだきめておりません。今後われわれ検討する問題として、ひとつ議会とともに研究を重ねていきたい、こう思う次第であります。

 次に十条製紙が土地を買収して、その後何ら工場立地がなされていない、地元の地主がこれを返せという場合に、一体市としてどうするかということでございます。十条製紙につきましてはいろいろ私も本社に何回も行きまして交渉をし、また地元勿来地区の議員の方々にも非常に御足労を願つているわけでございます。十条製紙としましても、現在合併の問題がありますが、とにかくあそこに立地する、それでこの秋から工事にかかるということを最近も確約をしております。ですから私としましてはなるべく一日も早く、土地を処分した人ばかりでなくて地区の発展のために十条製紙をあそこに立地させるべく、今後とも努力を重ねていきたい、こう考えているわけであります。

 次にバイパスの問題でございますが、バイパスの問題につきましていわゆる地元の地主が土地を提供しないという場合に、強権発動という問題が出てくる。それに対して市長としてどう考えていくかということでございます。私としましてはそういう土地収用法等のそうした手段を講ぜずに極力地主と交渉を円満に進めて、そうしてバイパスの完成を一日も早くはかりたいというのが念願であります。たやすく強権発動に移つていくということは考えられません。私としましても極力地主、地権者等とよく協議を重ねまして、そして国との間に立つて円満にことを進めてバイパスの完成をはかりたい、こう考えているわけでございます。以上でございます。



○議長(志賀季三郎君) 教育長。



◎教育長(大和田道隆君) 〔登壇〕中山議員の教育行政につきましての御質問にお答えをいたします。第1点の6月議会において教職員の超過勤務手当訴訟についての御質問があつたことについてのおただしでございますが、その際申し上げましたように5月に当管内としては2件訴訟を受けたわけでございます。これについて法務省のほうから連絡がございまして、市長部局とも十分いろいろ相談をし、並びに県とも連絡をとりまして、現在の段階においては教職員についての超過勤務制というのは、国においても県においてもないわけでございます。その理由は皆さま御承知のとおりと思いますが、長期休業というのが児童生徒にはございますので、その間の勤務態勢等がほかの事務職員あるいは会社、工場とは違つたものがございますので、学校において事務職員の超過勤務制はございますが、教職員についての超過勤務制というのはかなりむずかしいということでこんにちに至つているのでございます。そういうような点から今後の問題はともかくとして、いままでの段階の訴訟の問題につきましては、一応当事者に取り下げということではないけれども、これについて善処をしてもらえないかという折衝を教育長がしたわけでございます。しかしながら先生方は、この2件に対してこれはやはりそのままで進めたいということでございましたので、市としましても最終的にこれを受けて立たなければならないようなことになりまして手続きをしたわけであります。その後いろいろとこの事実問題その他について調査をいたしまして、去る8月13日に第1回の口頭弁論という形で、裁判所のほうに出頭をいたしまして行なつたわけでございます。今後はこの続きが行なわれるわけでござますが、現在この超過勤務手当訴訟についての経過は以上でございます。まことにこういうようなことで皆さまに御心配をおかけしまして申しわけないと思いますが、この点につきましては以上御報告を申し上げるわけでございます。

 第2点の小中学校の職員のうち、事務職員司書についての考え方、警備員設置についての考え方についての御質問でございます。こういうような点につきましては、県並びに市のほうに対しまして、事務職員、司書要員の充足、こういうようなことを市のほうにお願いをし、この点については県を通して国のほうにも平素私どもは要望しているわけでございます。今度の行財政審議会のほうに働きかけているかということの御質問のようでございますが、そこには直接こういうようなことは私どもは働きかけておりませんけれども、おそらくこの行財政審議会の答申の中にはこういうようなことも含めていろいろ御検討いただけるものと、平素私どもはこういう要望を市にもしておりますので、そういうことになろうと思います。なお警備員の設置につきましては国は警備員の設置というものは認めない、ということは補助の対象にはならないという考え方でございます。警備員も全部市費による警備員でございますが、これらのことと関連いたしまして市といたしましても、現在十分検討しなければならない問題だと思います。ただ県のほう国のほうとしましては現在教職員の数が少なくて、宿直等についていろいろ問題がある。小規模校については将来無人化のようなことも検討していつたらどうかというようなことで、国のほうからのいろいろの配慮を受け、いわき市としましては代行員を置かなければ現在宿直もできないというようなことで、この問題を検討できる学校等について、昭和43年度もこれを要請し、これについてのいろいろな事務処理等の県との連絡を現在検討しているわけでございます。これができれば昭和43年度はこれらの該当校のうち7校は、そういう方向に進めるのではないかということでおるわけでございます。したがいましてこの警備員の設置による教職員の宿直廃止の問題、これらと関連してこの小規模校については、国はこういう打ち出し方をしてきている。警備員については国は考えないという態度で現在おるわけでございます。

 それから第3点目の学校当事者のほうで、児童生徒の普通預金を定期にまとめて行なつているような場合の利子の問題をどうしているかという御指摘でございます。現在子供銀行という中での子供たちの預金もあるかと思いますが、なかには修学旅行というための準備もあろうかと思います。子供銀行の分は、これは明確にそういうようなことは全然ないと思いますが、修学旅行等につきましての子供の普通預金がもしあるとすれば、それは修学旅行のときに一体となつて子供たちが使用するというたてまえになつていると思います。あるいは途中において転校をしたり、修学旅行に参加をしなかつた子供等については、的確にその利子を子供に返すべきものは返すという形になつていると信じますが、御指摘もありまするので、この点について十分私のほうでも学校当事者に問い合わせてみるつもりでございます。なおこの点についてのちに中山議員にその結果を、これは約1カ月ぐらいかかると思いますが、できるだけ早く調査をしてお知らせをするような形をとりたいと思います。

 第4点の御指摘の現在の中学生の進学と関連して、相当の浪人あるいはやむを得ず就職せざるを得ないという子供等の問題とからんで、県立並びに私立の学校だけでは足りないので、市立の高校の設置の考え方はないかということでございます。浪人をしてまで進学というようなことは一応これは望ましくないことでございますけれども、父兄並びに子供の将来の構想を考えて、あすこを出てそしてこの子供にこういう将来を考慮したいということから出て来る問題等もあると思います。しかしながら学校当事者として、十分進路、進学指導の適正と、浪人等が出なくて将来もうまく進めるような方向の指導をしてくれるよに、私どもは平素お願いをしているわけでごございます。なおいまの御指摘の市立高校については、今後その情勢等を考えていかにすべきかということについては、今後検討を加えたい、こんな考えでおりますが、いずれにしましても一つの学校を市が設置するということは、かなりその負担においてむずかしい点もあろうかと思います。御指摘もございましたので、この浪人のない進路指導の問題とそれから現在の管内の高校で間に合わない問題を、どういう形にするかということを十分検討してまいりたいと思います。



○議長(志賀季三郎君) 203番。



◆203番(中山春吉君) 私は再質問を避けたいと考えておりましたが、市長の答弁並びに教育長の答弁の中に不十分な回答が出て来ております。

 それは第一に私が指摘をしておる財政白書の中で、赤字の要因についていわき市の財政全体のものに触れていないということであります。市長も御承知のように病気を直すのには、まず病原体をつかまずして病気を直すわけにはいきません。それならば私は端的にお伺いいたしたいと思いますが、14地区の超過負担の総額はいくらなのか。私が考える超過負担の区分の分析と、市長の言われる超過負担の区分というものには食い違いがあるやに考えられるわけです。また当局の中にも超過負担とは何たるものかという意思統一がなされていないのではないかというふうに考えます。私があえて資料としたのは市長がつくらせたところの資料をもつて私は質問をしているのであります。それを私の資料を示さなければわからないというようなことでは、これは重大問題です。まずその点が一つ。

 次は住宅問題であります。市長はああいう住宅に市民を入れるについては人権問題だ、私も立派な新しい住宅に市民の方々を入居させることを望みます。しかし国の制約、県の制約等があつて、現在は住宅難を解消することができないでいる。こういう現実に最も当を得た施設というのは、私はあの炭礦に空いている住宅を早急に市が買い受け、そして低所得者も入れる条件をつくつてやるべきだと思う。私は市長がああいう住宅に入居させることは人権侵害になるというならば、住宅を満足に与えないことが人権侵害ではないかと考えます。老朽したものもありましよう。使えるものもありましよう。本当に市長が使えるものを付与したいということであれば、職員を派遣して調査するところまで進めるべきであるというふうに考えますが、その点についてどのような考えをもつておられるのか。

 それから次は教育長に質問をいたします。私も聞き漏らしたかと思いますが、超過勤務の行政訴訟の問題につきましては善処を要望したが、あいにくと取り下げなかつた、そういう事情で手続きをしたと言われておりますが、この2名の教員の訴訟に応訴したということであります。かりに応訴したということであつたらそういう訴訟については、議会の議決は必要ないのかどうか。これは見解の相違、解釈の相違もあるかと思いますが、少なくとも私は訴訟提起、応訴をするには議会の議決が必要であると考えます。その点の手続きの内容をお伺いいたしたい、こういうふうに考えます。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 中山議員にお答えいたしますが、第1点は超過負担の問題でございます。勿来地区における一般財源と経費との差額をもつて超過負担と考えておられるのではないかとこう思いますが、私どもはそういうものを超過負担とはだれも考えておりません。超過負担とは先ほど申し上げたとおりであります。勿来地区において3億6,000万の超過負担があるという財政白書の内容にはなつておりませんので、お示し願いたいということを申し上げたわけであります。あとででも中山議員より資料をお示し願えれば勉強させていただきたい、こう思います。

 次に住宅の問題でございますが、いわゆる炭礦等の空屋を借りる、あるいは譲渡を受けるということも一法ではないかということでございます。先ほど申し上げましたように、そうい適当な空屋があり、しかもそれが譲りたいということであれば考えていきたいと思いますが、一方的にこちらで調査して、どこの場所が空いているかということの前に、会社の方針を十分承つた上で、調査すべきものは十分調査したいと考えております。この空屋等についてもやはり相当問題があるわけであります。決して絶対にそういうものは買いませんということではございません。しかし価格等もございます。国ならば新しくつくるとき補助起債の対象になりますけれども、これは本当に市の財源から出さなければならないということになりますと、これが財源的な圧迫になる。これが何でかんでこれを買わなければならんと考えるならば、相当の価格でも買わざるを得ないのでありますが、財源等も考えながら措置したい、こう考えるわけでございます。



○議長(志賀季三郎君) 教育長。



◎教育長(大和田道隆君) 超過勤務訴訟のことにつきましての応訴に、議決を必要とするのではないかという御質問でございますが、県の指導によりまして、これは提訴されたものをこちらでそのまま受けなければならないという考え方に立たなければならないので、その必要はないと、こういう指導を受けましたので、私どもはそのままで進めたわけでございます。これは県の指導でそういうふうに福島県内の関係者全部同じような形をとつているわけでございます。



○議長(志賀季三郎君) 203番。



◆203番(中山春吉君) 応訴の問題についてでございますが、事務局ではそういう県の指導が法律から言つて差しつかえないという判例、その他の答弁できる内容のものがあるのですか。少くても市長の名前で応訴するということになりますならば、これは当然市の議会の権限上の問題です。議決権の問題です。どのような県の指導があつたかわかりませんが、自治法その他の法律に規定されてあるわけです。そのことを越えてやろうとすれば、県の越権行為でないかと考えるものであります。この点に関する説明を、これ以上質問できませんので詳しくやつていただきたいと思います。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) ただいま市長の名前で応訴したことにつきましての件でございますので、私からお答えいたします。応訴することは自治法に基づきまして、これは議会の議決を得る必要はございません。これは市独自の立場において応訴する、訴えに応ずるということでございます。御了解願います。

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△斉藤隆行君 質問



○議長(志賀季三郎君) 次に296番斉藤隆行君。



◆296番(斉藤隆行君) 〔登壇〕(拍手)きようまで鳴りを静めておりましたので胸につつかえる問題もあり、この機会に質問をいたしたいと思います。内郷地区の斉藤です。

 先日、好間地区の深谷議員が本庁舎の位置問題について質問をなされ、市長の答弁がありました。あのような答弁内容では「スカツとさわやかコカコーラ」という宣伝の文句ではありませんが、(笑声)スカツとしないのであえて私は本庁舎の位置問題と本庁舎建設の時期について質問をいたします。

 歴史的大事業ともいうべき14市町村の大同合併が実を結び、新生いわき市が誕生してから満2年目を迎えようとしております。この間数多くの先輩議員が議会が開かれるたびに本庁舎の位置問題について質問をなされ、今回また深谷議員の質問に対しても言明を避けているようであります。私としては合併促進協議会の組織委員会に席を置いたものとして、合併議決にこぎつけるための苦肉の策として、本庁舎の位置と時期は県と県議会に一任することとして審議の進行をはかり、そして合併にこぎつけた当事の事情からも、本庁舎の位置決定というものは最大の難問題であつたということは私も率直に認めております。しかし私は市長の政治力で、この難問題も円満解決にこぎつけられることを期待し続けてまいりました。また市長は14市町村合併促進協議会の会長でもあつたし、合併作業に取り組み、しかも合併を推進させた現議員の任期満了までには議会に提案をし、現議員の人たちによつて本庁舎の位置をきめてもらうくらいの政治的な配慮をする市長さんであつたと思い込んでおつたのは、それは私一人ではないと思います。新生いわき市がうぶ声をあげてから満2年を迎えようとしており、その時期に生みあげた赤ん坊でもいまでは親の手も借りず、自力で立ち歩き、しかも一人でおしつこの用までする子供に成長をしております。先日の深谷議員の御質問に対して、市長としては「市民の意向を察知しながらきめるべきであり、軽々しく説明することは混乱を招くことになる。」というような答弁をしたようでありますが、合併後最終議会までまる2年間、市民の意向を聞く方法もとらず、現職議員として一度も意向を聞かずして、市長として軽々しく発言をしては混乱を招くというような答弁をするに至つては、責任回避のごまかし答弁と言われてもしかたがないと思います。現職議員のはなむけのことばとして本庁舎の位置についていま市長の胸に秘められているものをぜひ述べていただきたいと思います。前後する質問になりますが、私としてはいわき市の中心地内郷地区が本庁舎の位置として最適地と考えておりますが、市長の考えを示していただきたいと思います。この前後する2つの質問に対してまた前述の答弁内容であつたとするならば全く新鮮味もありませんし、スカツとした答弁とは受けとめることができません。したがつて市長としては、質問者である私が納得し得る答弁を強く希望いたします。

 次に助役二人制について質問いたします。日本一広いのだと言われる行政区いわき市が発足をし、広域行政執行の完ぺきを期する人事体制として、市長が助役二人制を議会で言明をしてから大体何年になりますか。いまだ馬目助役のみの現状でございます。合併前までは14人の市町村長と助役がおつて、直接住民と接し、しかもかゆいところに手の届くようにきめの細かい行政をとつてまいりました。41年10月の合併を起点として、あたりまえのことながらただ一人の市長大和田さんが選ばれ、その市長が女房役の助役二人制を言明されたことは、14市町村の大同合併という特殊事情、日本一広い行政区という観点からも助役二人制について私も賛成の立場をとつてまいりました。それにもかかわらずいまもなお提案がなされそうにもありません。私3期市会議員をさせていただいておりますが、市長が人事問題について議会で言明をしておきながら1年以上もなおざりにしておつたようなことは、いまだ私の体験し得ないことであります。そこで私がいま思つていることを素直に言わしてもらうならば、東京に住んでいる友だちが、危篤であるという電報を私が受けて急いで行かなければならないという気持ちがありながらも、牛に乗つて東京に行くような、いやそれ以上のもどかしさを大和田市長には感じております。特に行財政審議会で機構改革の論議が進められ、従来の支所が窓口事務のみにとどめようとされる規定づけが明らかにされるとすればするほど助役二人制がすみやかに実施される必要性を感ずるのであります。市長は本議会終了時までに助役二人制の作業を進め、提案がなされることを信じ切つております。私自身のこの偽らざる気持ちを抱いている信じ切つたその期待に、ぜひともこたえていただきたいというように考えております。そのようなことはないだろうとは思いますが、もしも期侍にこたえないような現況にあるとすればその理由をひとつ明らかにしていただきたいと思います。

 最後の質問は団地内の舗装化と遊園地建設についてであります。間口を広げないで内郷地区に限定をしての質問であることを明らかにしておきたいと思います。市長も御承知のように、内郷地区は炭鉱の町から住宅都市に移行する政治方向を打ち出して13年、この13年間全力投球で体質改善をはかるべく団地の造成事業に取り組み、新町団地をはじめ、金谷、高坂、小島、御台境、御厩等、数えれば13以上の団地が形成されております。こんにちまでの理事者は内郷地区を住みよい町から住みたい町にすべく努力をしてまいりましたし、構想として団地内の道路の簡易舗装化も年次計画で工事に着手するという考え方をもつておりましたが、合併という新事態と財政経過措置期間満了から財政一本化という事象の中で、内郷地区の団地内道路の舗装化というものが実現されるであろうかという不安があります。また一面大和田市長ならばこの内郷地区の構想を実現してくれるだろうという期待もないわけではありません。団地内遊園地も3団地か4団地のみという心細い現況にあります。参考までに小島団地の現況を申し上げますと、小島団地内に100戸をこえる住宅が建設され、その地に住んでいる人たちの購買力に比しつつ数多くの商店も人家もあります。それを含めると約1,300戸をこえますが、この団地には遊び場所が一つもなく、しかも遊具一つないようなありさまであります。道路はどういうな状態であるかと言えば、内輪のあらをこのような場所でさらけ出すようで、本当に心苦しいのでございますが、もしもかりにおなかの大きい御婦人が車に乗つて道路を通つたとすれば流産まちがいなしというくらいに悪いようです。市道舗装のために大体年間2万3,400人からの失対の人たちで道路舗装が行なわれており、その賃金として国庫補助も含めて年間約1,600余万円からの支出をし、しかも道路補修の砂利購入費も年間運搬費を含めると、実に371万円の支出になつております。しかも車の量も多くなり、車自体大型化しているという現在、市道の補修が精一ぱいで、団地内の道路補修にまで手が回らないという現況にあるわけでございます。合併時点における内郷地区の位置づけが住宅都市であるということに変更がない限り、この姿では仏つくつて魂入れず、片方の足に雨ぐつをはき、片方にはぞうりをはいて歩く姿であると言われてもしかたがないと思います。したがつて市長にお尋ねいたしますことは、第1に団地内道路簡易舗装化の年次計画を立てたその内郷地区の構想に従つて工事に着手して、みずからの手で魂を入れていただきたいという考え方をもつておられるかどうかについて明らかにしていただきたいと思います。

 次に遊園地をつくることを前提にして、すみやかに調査をする考えを市長自身お持ちかどうかを質問いたし、ごく簡単でございますが、以上の質問をもつて終わります。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕291番斉藤議員の御質問の第1点は、本庁舎の位置の問題でございます。この本庁舎の位置決定につきましてのいきさつは、合併協におきましての、いわゆる遺産として引き受けた大きな問題でございます。合併協時代のいきさつにつきましては斉藤議員も組織委員の有力な一員としていろいろと御心労をわずらわしたのでございます。この点について2年も過ぎながらなおこれが決定については、市長は何らの発言もしないということはまことに歯切れの悪いスカツとしない印象を与えているのではないかという御指摘でございました。私としましてもこのことについては、はなはだどうも歯切れが悪いという批判を受けることもやむを得ないと考えております。ただ御承知のように、私は一日も早くこういう問題を解決したいのですが、まだやはり地域的ないろいろの感情というか、そういうものを含めて市民全体に、やはり喜んで納得していただけるような市民感情にもつていくということがまず第一であるというふうに考えているために、この議会にも提案をできないというような現況でございます。このことはまことに私としましても不本意であります。しかしながらやはりいわき市民として一体となつた市民感情になることの早からんことを念願しつつこの庁舎の位置について決定をしていきたいというふうに考えているわけでございます。場所はどこがよいかということも承りたいということでございますが、その点は控えさせていただきたいと思います。

 次に助役二人制の問題についてもやはり同様でございまして、新市になつてから広域であることによる事務の繁雑さなどから申しましても、また事務運営の面からも助役の二人制が必要であると、現在もそのように思つております。やはりこれについては適任者がいなければならないわけでございます。そういうところからまだもたもたしている現況であることについては、私としてもまことに不本意でございますが、そのうちにきめてまいりたいというふうに考えております。今会期中にきめるかどうかというお話でございますが、それもなかなか急ぐにいたしましても、やはり議会で全員が納得のできる線でもつていかなければなりません。私自身も適任者はだれかということで結論を得ておりませんので、これを今会期中に決定をすることができませんことを、まことに遺憾でございますが御了承願いたいと思います。

 次に団地内の問題でございますが、目下住宅団地が各地にできております。相当に広面積で、しかも住宅の戸数が非常に多いという事態がございます。そういうところで舗装が非常に不十分であり、むしろ舗装をしていない部分が非常に多いという現況につきましては、私としては御指摘のように市道というか、幹線道路をまずやつていくことが原則でございますが、団地内のでこぼこ道で困つている地域住民が多いのでございます。とりあえず敷き砂利を十分にいたしまして、団地内の住民に迷惑のかからないような方策を講じつつ、特に注意をしてまいりたいと思います。とにかく簡易舗装でもやつていくという前向きの姿勢でやつていきたいと思いますので、御了承願いたいと思います。

 また遊園地につきましても、まとまつた団地内の遊園地は極力設置をしていつて、子供たちの健全な遊び場をつくつていくということは特に必要でございます。できるだけ努力をするためにも計画性をもつたものでなければならないことは御指摘のとおりでございます。つきましては団地内の方々ともとくと相談をいたしまして、これが実現をはかるような方策を考えてまいりたいと思います。以上でございます。



○議長(志賀季三郎君) 暫時休議いたします。

     午前11時35分 休憩

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     午後0時38分 開議



△馬上吉見君 質問



○議長(志賀季三郎君) 再開いたします。休議前に引き続き一般質問を続けます。なお11番中村仁君より質問を取りやめる旨申し出がありますので御了承願います。86番馬上吉見君。



◆86番(馬上吉見君) 〔登壇〕(拍手)86番小川地区馬上でございます。通告順に従いまして一般質問を行ないますが、先日来12番深谷議員、その他議員各位から本庁舎の位置決定についてはそれぞれの観点に立つて質問をなされております。市長の考えもやや了とするところがございますけれども、いままでの質問の中で私も納得がいけば取り下げをしようという考えをもつておつたわけでございますが、まだ私の納得のいく答弁がなされていないということで、私は私なりにもう一歩掘り下げて簡単に質問いたしたいと存じます。なお議運委員長からもこの問題について議事進行上極力重複はさけろという御注意もございましたので(「そのとおり」と呼ぶ者あり)極力重複をさけまして質問を行ないたいと存じます。多少の重複はお許しいただきまして質問に入ります。

 本庁舎の位置の決定についてお尋ねいたします。まず市長は本庁舎の位置について、いつ議会に提案して議会の同意を求めて決定せんとするのかお伺いするものでございます。(「わかつてるだろ」と呼ぶ者あり)このことについてはいわき市33万市民は従来より関心をもつて見つめているものと思考いたすものであります。庁舎の位置決定の時こそは議員の任期終了間近かなすなわち今定例市議会が最も適当な時期であると思うわけでございます。御承知のように私たちの任期もあと1カ月あまりでございます。合併時点においてもろもろの難問題を解決しながら合併を推進してまいつた現在321名の議員各位の見送りとして、庁舎位置決定等は最大のはなむけではないかと存ずる次第であります。よつて市長は、この際勇気と決断をもつて本問題を本議会に提案し、すみやかに本庁舎の位置を決定すべきであろうと存じますが市長のお考えはどうか所信のほどをお示しいただきたいと存じます。

 次に、市長は昭和42年6月定例会において三和地区の永久保議員の質問に対して次のような答弁をされております。「庁舎の位置決定は42年度中に目鼻をつけたいと考えている。また世論の動向を十分察知しながら決定したいと思つている。」と言われておりますが、いまだに目鼻も何もついておりません。そういうことではその場限りの市長の答弁ではないか。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)もちろん私は大和田市長に絶対の信頼を置いてる一人であります。(「本当か」と呼ぶ者あり)こういうことになりますと市長に対して不信感を抱かざるを得ないわけであります。はなはだ遺憾に存ずる次第でございます。また市長は磐城地区の分市問題が起きたときに、市長はこの拾収策として庁舎の位置決定の件は出さないというような暗黙の約束があつたのではないかと思うわけでございますが、この点についてはどうか。私はもちろんうわさとして聞いておりますが、火のないところに煙はたたないたとえでございます。市長はこのようなことはないと思いますが市長の真意を伺います。

 次に庁舎位置の決定の時期方法は県並びに県議会に一任するとうたつておるわけでございます。合併後2カ年を経過しようとしているこんにち私たちは何らの報告も説明も受けていないわけであります。この種問題について何回市長は質問されておるか大体の回数をお示しいただきたいと思います。県と県議会はどのような指導をされておるのか、また市長は県に対してどのような要望をし、どのような指示を受けようとしているのか、その点についてお知らせを願います。

 なお過般内郷地区において移動県庁を聞いた席上木村知事は次のように述べている。「地元が円満解決するなら直ちに決定したい。県はその時期を静観している。」知事はいたつて頼りないひより見的な発言をなされている。(「そうだ」と呼ぶ者あり)地元が円満に解決ができ得るならば県や県議会に一任しないであろうと私は思いますが、市長はこの発言をどのように受け取りますか、お答え願います。市長の答弁と知事の発言を思い起こすときわめてちぐはぐであり、私は納得できないものがあるわけでございます。したがいまして、この際市長は他力本願的な考え方はやめて、市長独自の判断によつて33万市民の期侍を裏切ることなく本庁舎の位置決定はこの議会に提案し、市民の期侍にこたえるべきであり、これは市長のはなむけであろうと考える次第であります。なおさきほど斉藤議員の質問に対しての答弁はどうも納得がいかない。今期中にできかねると言うが、できかねるということはやらないということだと思います。私はやればやれる、そういうことでございます。最後に位置についてあえて私見を申し上げるならば、交通の中心地、政治、経済、文化、社会の中心地である旧平市中心周辺が最も適地であろうと思います。(「うそをつけ」「反対」と呼ぶ者あり)以上でございますが市長の明確なる御答弁をお願いして質問を終わります。以上。(「答弁の要なし」と呼ぶ者あり)



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕86番馬上議員の御質問は本庁舎の位置の決定の問題でございますが、このことにつきましては、この2年間にそれぞれ論議せられました。また昨年の永久保議員の質問に対してもお答えを申し上げました。私としまして念願とするところは、なるべく早くきめたいというのが念願であります。できれば42年度中ということを申し上げたのであります。議員各位に非常にこの合併問題として御心労をわずらわしたのでございます。結局庁舎の問題は未解決で、将来きめる、そのかわりこの時期方法等につきましては知事及び県議会におまかせするということに協定がなつて合併が成立したわけでございます。そこで私がいま申し上げましたように、合併する間に現議員各位には非常に心労されしかも合併の大きな責任をもつておる議員の方々でこれを解決することは最も望ましいことであるわけであります。そういう念願を私はもつておつたわけであります。しかしながらこの問題については結局33万市民の納得と議会の納得というものを前提としてはじめてこれが成立するわけであります。そこでいろいろと私としましても一日も早くと念願しておりながらも、私の不徳といたすところで新市の一体性がなかなか市民感情からいつて確保する段階でない。これにつきましては市民も急速にこのいわき市というものを一つの自治体とする運営についての熱意は十分うかがわれるのであります。何かそういう市民感情もあるということを配慮いたしまして、こんにちまで至つているという現況でございます。このことにつきましてはむしろ時期方法は知事並びに県議会に一任しますけれども、なんとしましてもきめるのはいわき市議会であります。きめるのはあくまでも独自性をもつてきめるのであります。それにつきましての方法等につきましてそういう方法をとつておつたということは、われわれはその前提のもとに進めなければならないのであります。したがつて今議会に提案いたしません。なるべく早くきめるような素地をつくつていきたいというのが私の念願であります。なお体庁舎の位置の決定につきまして磐城地区において分市運動が行なわれてこれを解決するために、この321名の議会ではきめないという交渉があつたんではないかというような憶測でございますが、そういうことは絶対ございません。庁舎位置の問題と分市の問題とは全然これは違うわけであります。したがつて庁舎位置決定について分市同盟会の方々とそういうやみ取り引きをしたことのないことをここで言明しておきます。なお今後われわれがこれを進めるに関しては十分市民の方々と、また議会の方々といろいろ話し合いをしながら進めていく、その時期はいつになるかについては今年あるいは明年度というふうにはつきり明示できないのはまことに遺憾だと思いますが、その点も御了承願いたいと思います。以上でございます。

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△矢田梅雄君 質問



○議長(志賀季三郎君) 次、232番矢田梅雄君。



◆232番(矢田梅雄君) 〔登壇〕(拍手)232番磐城地区の矢田梅雄でございます。ただいまより一般質問を行ないます。

 第1問としては公害問題についてであります。このことは去る6月15日泉の剣浜から小名浜1.8キロにわたりまして、原因不明の魚の変死体事件があつたわけでございます。このことにつきまして何が原因でこのような状態が起きたかということも、その後の調査によつて原因が明らかになつていると思いますので、その点の御報告を願いたいと思います。さらに大気汚染の測定につきましては、これは監視が十分に行き届くように測定器をつけてやつておりますが、水質汚濁についてはそのような設備がされてないわけであります。その点について今後もこのような事件が起こらないとも限らないと思いますので、そのような水質汚濁の測定をする検知器を用意する考えがあるか、この点についてお尋ねするわけでございます。

 さらにこのような事件発生の場合に、市から県に委託をして県が調査をして、その後県がよろしいと言わなければ、こういうような種々の問題については明らかにされておりません。このようなことでは磐城地区の公害問題については、つんぼさじきにおかれるようなことでございますのでこの点このようなことのないような方法をとられる考えはないかどうかということについてお尋ねいたします。

 第2点といたしましては道路整備についてお尋ねいたします。第3番の側溝排水問題については、これは重複いたしますので、これを含んでお尋ねをいたします。そのことは排水が悪ければ道路が悪い、こういう密接不可分の関係にあるわけでございます。市長も御案内のように磐城地区は非常に道路側溝の問題については、悪条件下におかれているわけでございます。その点につきまして去る12月の定例市議会におきまして、この種の道路の年次計画あるいは緩急順序をつけまして年次計画を立てて明らかにしてほしい、こういう質問をいたしましたところ市長は、この点につきましては十分時間がかかることであるし、一応時間を貸してほしいということで、延び延びになつて現在に至つているわけでございます。ややもすればこの道路側溝の問題につきましては、政治圧力やあるいは陳情を多く重ねたところが、計画変更をされるということがしばしばあるわけでございます。そういうことは私たちとしては何ぶんにも承服できないわけでございます。したがつてこの点につきましては緩急順序と年次計画を立てて、道路あるいは側溝計画を文書をもつて出す用意があるかどうか、これについてお尋ねするわけでございます。

 第4番目としては学校設備についてであります。当初予算に西小学校の建設計画の予算が盛られているわけですが、その後建設が進行されておりません。したがいまして西小学校建設の考えはいつ頃実施していただけるのかどうかをお尋ねするわけでございます。この問題に関連をいたしまして、一中の建設については来年の当初予算にもつてもらえるかどうかの点についてお尋ねするわけでございます。さらに永崎小学校の用地買収につきましても、これは何らかの形で予算に計上してもらわなければならないのが地区の願望でございます。そういう点につきましてもあわせていつ頃そういうことをやつていただけるかどうかの点についてお尋ねいたします。さらに西小学校あるいは一中の補助、起債についても、どのくらい市では補助、起債ができると考えているかということもあわせてお尋ねいたします。

 第5番目の清掃問題でございますが、現在磐城地区では清掃車が8台あるわけでございます。それに伴いまして運転手、上乗りの労務者を含めて28名がございます。しかしながら磐城地区といたしましては、この清掃問題に関しては十分住民の苦情にこたえておらないという現状にあるわけでございます。さらに加えまして、平地区と磐城地区の比較をいたしますと、平のほうは清掃車が回りまして全部やつていくわけです。磐城地区の場合は住民の方々がポリバケツを持ちまして、いちいちこれを持つていつてやらなければならないということで、その地区において非常に行政の格差があるわけでございます。そういう点について行政の格差のないように考えていくかどうかの点についてであります。さらに加えまして上乗りの労務者についてでありますが、日当740円、付帯手当50円を加えまして790円でございます。これではなかなか人を集めようとしましても集まらない。非常に担当者が困つているわけでございます。こういうことが現在十分に地域住民の願望にこたえていない大きな原因になつているわけでございます。そういうことについて、この賃金をさらに上積みしてやる考えはあるかどうかということについてお尋ねをいたします。さらに現在の清掃車の8台については、2台ぐらい追加する考えがあるかの点についてお尋ねするわけでございます。以上よろしく御答弁をお願いいたします。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕232番の矢田議員の御質問の第1点は公害問題でございます。まず公害問題につきまして例の魚が浮いてしまつた、死んだという事件があつたわけです。この原因は那辺にあるかということにつきまして、水産試験場並びに保健所において科学的検査をしておるわけです。その結果の発表が非常におくれているわけでございますが、水産試験場の中間報告によりますと、どうしても最終決定までの間にはなお9月中頃までかかるという報告でございました。この点についてはいろいろの資料もあわせて、その魚の死んだ原因についての究明が非常に手数のいる仕事であるために、こんにちまで目下のところ調査中であるという報告であつた。市独自でこれを調べるといつてもそういう調査研究機関がないわけでございますので、結局保健所並びに水産試験場にこれをもつていつて、結論を出すのを待つているという状況でございます。

 なおこの公害は御指摘のように大気汚染もあるし、あるいは臭気の問題もあり、一面水質の汚濁あるいは薬害物が川あるいは海水に流れ込むというための公害、こういうものは非常に大きな問題でございます。われわれとしても決してこれを等閑視しているわけでないのであります。現在のところは、臨時的に随時試験場あるいは衛生研究所におきまして測定点を設けまして、その測定点における水質の検査をやつているという状況でございます。

 今度10月1日から実施いたします県の公害防止条例に基づきまして、基準というのが明瞭にされる。その基準に合つた水質を保たなければならんわけです。市独自でやる、これはむろん県とも協調し一体となつて調査あるいは監視をおこたらないようにしたいと思いますが、市独自においても今後の水質汚濁問題につきましては、その監視態勢を強めていくような一つの網を張つていくということについて、目下研究中でございます。それによつて県の公害防止の方策と市の方策とあいまつて、今後の公害についての対処をするという考え方でございます。

 次に道路の問題でございますが、道路並びに側溝、これにつきましてはわれわれといたしましても、特にあの磐城地区はこういう整備がおくれていることは御承知のとおりでございます。6月議会並びに今度の補正予算におきまして、とりあえず困つている問題、特に市民の日常生活に非常にはなはだしく困つている地点におきましては、両定例会におきまして予算を補正いたしまして、ある程度の措置を講じたい、こういう考え方で相当きめのこまかい道路の舗装並びに側溝の整備について計上したわけであります。

 なお今後とも一つの計画性をもつた、単なる一部の陳情という、それも大事でございますけれども、それにとらわれざる観点から市民全体を通じまして、計画的にやつていくというふうにいたしたいと考えていることは、過般の議会において私が言明したとおりであります。そういうことにつきましては目下いろいろの観点からなお調査中でございます。いずれそういう計画を作成いたしまして、そうして議会ともこれを相談しながら進めていきたい、こう考えているわけであります。

 次に磐城地区におきましては、合併当初から西小学校の問題それから一中の問題、永崎小学校の問題、これが強く市民からも要望され、議会の方々からもこの点につきましては十分私たちとしても聞いております。われわれはこれに対しまして終始真剣に目下取り組んでいるわけでございます。西小学校の問題も御承知のようにその方向づけができて、地区予算にも組んであるわけです。また一中のことにつきましても、現在鹿島中学校と統合した形において、一応建設するという方向づけをしているわけです。永崎小学校の土地買収につきましてはこれは直ちにいま予算計上はされておりませんが、土地の買収について踏み切りたいとこう考えております。しかしこれを一挙に、磐城地区が特に困つていることは十分わかりますが、しかしいわき市小中学校の観点から見て、やはり一番必要なものから手をつけざるを得ないという事情と、全市民の要望もございます。そういうことも考えながら進めてまいりたいというのが私の気持ちでございます。磐城地区市民としても非常にこ点につきましては、熱心な促進運動を行なつております。われわれとしても決してないがしろにするつもりはございません。真剣に取り組んでいくつもりでございます。なお詳しいことは教育長からお答えさせたいと思います。



○議長(志賀季三郎君) 教育長。



◎教育長(大和田道隆君) 〔登壇〕矢田議員の御質問にお答えいたします。市長のほうから相当詳細にわたつてお話がありましたので、その他の点についてお答えいたしたいと思います。第1番目の西小学校の問題については、着工がいくらかおくれているわけですが、8月中には入札を完了する予定のもとに進めているわけです。

 それから小名浜一中と鹿島中学校の統合につきましては、県のほうも私のほうも統合の形でできるように努力を進めているわけでございます。もしも統合というような形で進める場合にはその持ち出しというものは、国の補助は対象坪数に対して2分の1でございます。余分なところをつける場合にはこれは対象の中には入りません。したがつておおよそ小名浜中学校、鹿島中学校の統合全体の工事は、2億1,000万を少し越すだろうというような見通しをもつております。約2分の1がこの対象になるということでございます。

 西小学校の場合は、一応3分の1が国の補助というようなことで現在考えているわけでございます。なお、永崎小学校につきましては、先ほど市長のほうからお話がございましたので、私としてはできるだけ市長さんにもお願いをして努力をいたしたい、こう考えているわけでございます。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 矢田議員の質問のうち、最後の清掃車の問題につきまして答えが漏れておりましたので申し上げたいと思います。清掃車は御承知のように、この上乗りをつけてやつているわけですが、この給与のことに関連しましての御発言でございます。このことにつきましてはいわゆる特殊勤務手当の増額という線で処理するように段取りをつけております。なお給与の問題につきましては一般の問題でございますので、再計算の結果どういうことになりますか、ある程度上がるかも知れませんが、それは一般職員と同じように考えて行く。ただし仕事が仕事でございますので、ただいま申し上げましたような特勤の手当の増額という点については十分考えていきたい、こう思つております。

 なお清掃車の問題につきまして、平と旧磐城地区における取り扱いが違うのではないかということ、これは合併前からいろいろの方式でやつているわけです。平におきましてもやはりポリバケツをもつて一定の所に集荷して、そしてそれを清掃車が積んで運んで行くというやり方でありまして、この点においては磐城地区の方式と変わつておりません。今後なお清掃車の増車という問題につきましても、十分これから需要に応ぜられるような措置を講じたい、こう思つている次第でございます。



○議長(志賀季三郎君) 以上で一般質問は終了いたしました。

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△日程第3 委員会付託



○議長(志賀季三郎君) 日程に従い議事を進めます。去る8月26日議題といたしました案件に対する質疑の通告がありませんので、この際報告第1号につきましては、これをもつて審査を終了いたしました。

 報告第1号を除く全案件を委員会の審査に付託いたします。各案件をいわき市8月定例会議案付託表の区分により、並びに各請願、陳情を8月定例会請願陳情文書表の付託委員会区分により付託することに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(志賀季三郎君) 異議なしと認め、そのように付託することに決しました。各委員長各位にはよろしくお願いいたします。常任委員会及び共立病院運営特別委員会の開催及び各地区振特別委員会の開催につきましては、本会議開催の関連上それぞれ配布の日程表により開催をお願いいたします。

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△日程第4 散会



○議長(志賀季三郎君) 以上をもつて本日の日程は終了いたしました。本会議は各委員会の開催日程等を勘案の結果、来たる9月2日午前10時、この議場において再開いたします。

 本日はこれをもつて散会いたします。

     午後1時16分 散会

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