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福島県 いわき市

昭和43年  8月 定例会 08月26日−01号




昭和43年  8月 定例会 − 08月26日−01号







昭和43年  8月 定例会



        昭和43年いわき市議会8月定例会会議録

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         昭和43年8月26日(月曜日)

         いわき市平市民会館 大ホール

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議事日程 第1号

   昭和43年8月26日(月曜日)午前10時開議

 第1 会期決定

 第2 会議録署名議員指名

 第3 委員長報告(質疑、討論、採決)

 第4 議案第1号〜第32号、報告第1号及び請願、陳情一括上程

 第5 提案説明

 第6 市政一般に対する質問

 第7 散会

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本日の会議に付した事件

   〔議事日程第1号と同一〕

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出席議員(278名)

    1番 大滝誠志君        2番 大平泰平君

    3番 大河原正司君       4番 木野内武君

    5番 高塩正一君        6番 強口和美君

    8番 佐藤初太郎君      10番 高木乙彦君

   11番 中村 仁君       12番 深谷秀信君

   13番 鈴木 登君       14番 穂積博光君

   15番 阿部正美君       16番 志賀照男君

   17番 鈴木武正君       18番 鈴木清敏君

   19番 鈴木角太郎君      20番 山本幸吉君

   21番 和合留次郎君      22番 大槻幸次君

   25番 高木 伝君       27番 北郷藤平君

   28番 鈴木正栄君       29番 高木 正君

   30番 鈴木直夫君       31番 坂本三郎君

   32番 坂本秀寿君       33番 遠藤 亨君

   35番 新妻兵吉君       36番 雨宮幸夫君

   38番 日高盛山君       39番 吉原松次郎君

   40番 橋本宇三郎君      41番 西山直次君

   44番 西山雄芳君       45番 荻 忠作君

   46番 根本栄吉君       47番 山野辺誠君

   50番 新妻寿一君       52番 大楽正司君

   53番 佐藤真之助君      54番 山城浅治君

   55番 鈴木栄一君       57番 吉田 正君

   58番 片寄甚之丞君      59番 豊田 誠君

   60番 佐藤直之助君      61番 小野久夫君

   63番 賀沢義房君       65番 吉田豊重君

   66番 長谷川満寿君      67番 渡辺政義君

   68番 川津佐々木君      69番 宇佐美勝美君

   70番 永山徳二君       71番 矢内孫三郎君

   72番 境 茂樹君       73番 佐藤伝一君

   74番 大越岩男君       75番 永山庄七君

   76番 会田 憙君       77番 根本常雄君

   78番 大川原嘉三君      80番 加藤春松君

   81番 矢内忠次君       82番 吉田 盛君

   83番 三辺 寛君       84番 荻野武夫君

   85番 大平 一君       86番 馬上吉見君

   87番 草野一夫君       88番 田久兼治君

   89番 鈴木民平君       91番 根本軍平君

   92番 渡辺富保君       93番 松本敏夫君

   94番 吉田為男君       95番 柳内一良君

   96番 草野 茂君       97番 国井良雲君

   98番 大平 力君       99番 大森又平君

  100番 大平 薫君      101番 草野政弘君

  102番 川井保一君      104番 小沢道久君

  105番 油座勝信君      106番 櫛田 康君

  107番 駒木根多平君     108番 鈴木与一君

  110番 櫛田久通君      111番 蛭田五六君

  112番 佐川正元君      113番 酒井正親君

  114番 上田利秋君      115番 黒沢賢爾君

  116番 上遠野伝治君     117番 折笠 章君

  118番 矢渡千吉君      119番 三戸友一君

  120番 蛭田 清君      121番 上遠野秀男君

  122番 鈴木長司君      123番 中野豊須美君

  124番 草野佐助君      125番 折内次男君

  126番 藁谷久光君      128番 草野寿春君

  129番 永久保豊君      130番 藁谷八郎君

  131番 合津 伝君      132番 荒川唯資君

  133番 佐川美文君      134番 大谷 安君

  135番 田子三郎君      136番 阿部浪之助君

  137番 鈴木正次君      138番 榊原右近君

  139番 吾妻テル子君     140番 熊谷 等君

  142番 藁谷長明君      143番 草野銀次君

  144番 藁谷直喜君      145番 阿部卓爾君

  146番 沢田一良君      147番 佐藤豊之助君

  148番 緑川不二男君     149番 緑川直人君

  150番 中村猛一郎君     151番 小野寓里往君

  152番 緑川 薫君      153番 斉籐哲二君

  154番 緑川広司君      155番 大橋博太郎君

  156番 芳賀 汎君      157番 油座淳三君

  159番 溝井カク君      160番 蛭田安男君

  161番 芳賀 武君      162番 緑川正一君

  163番 蛭田栄太郎君     165番 水野谷義明君

  166番 強口稠太郎君     167番 猪狩恒一君

  168番 渡辺 誠君      169番 谷平嘉彰君

  170番 今田 巖君      171番 根本利美君

  172番 山城戦治君      173番 佐藤 一君

  174番 根本 昭君      175番 柳井栄一君

  178番 小野? 量君     179番 赤津甚吾君

  180番 白土恵侯君      181番 秋山義一君

  182番 平山寿一君      183番 青海徳夫君

  184番 蛭田俊雄君      186番 鈴木 明君

  187番 安島武雄君      188番 山際丑太郎君

  189番 蛭田梅義君      190番 金成正二君

  191番 助川錦一君      192番 沢田八束君

  193番 田口誠二君      194番 蛭田豊延君

  195番 鷺 善三君      196番 伊藤日出男君

  197番 横田好毅君      198番 安島峯二君

  199番 助川庄次君      200番 高木 保君

  201番 鈴木 栄君      202番 赤津義男君

  203番 中山春吉君      204番 小林周喜君

  205番 坂本太平治君     206番 江尻三睦郎君

  208番 飯田宗秋君      209番 吉田栄次君

  210番 吉田?忠君      213番 久保木重雄君

  214番 木田谷平君      215番 箱崎吉平君

  216番 鈴木勝夫君      217番 飯? 勝君

  218番 小林仁一郎君     221番 作山行延君

  222番 長瀬彰義君      223番 石井芳江君

  225番 滝内 進君      229番 宮下 武君

  230番 小林重三君      231番 吉田利治君

  232番 矢田梅雄君      233番 野崎貞行君

  234番 新妻長蔵君      235番 飯?新四郎君

  240番 四家健雄君      241番 大和田実君

  242番 志賀季三郎君     244番 志賀伝吉君

  245番 遠藤幸一郎君     249番 渡辺 昇君

  250番 国井一美君      251番 鈴木良平君

  254番 藁谷久太郎君     255番 箱崎利勝君

  256番 松本都広君      257番 新妻忠直君

  258番 新妻義武君      259番 石山一治君

  261番 坂本昌蔵君      262番 鈴木章夫君

  263番 松崎文吉君      265番 志賀兼太郎君

  266番 塩 庄造君      267番 金子松男君

  268番 金古政通君      269番 中野二郎君

  270番 芳賀友一君      271番 平沢均一君

  272番 坂本 登君      273番 渡辺多重君

  274番 方波見勇君      275番 藁谷高伊君

  276番 小池博太君      277番 加藤千代吉君

  280番 草野三郎君      281番 熊田豊次君

  283番 菅波大十一君     284番 遠藤寅雄君

  285番 根本 正君      286番 山崎四朗君

  287番 円谷兼広君      288番 高木良平君

  291番 草野啓助君      292番 天海 盛君

  294番 吉田 栄君      295番 佐々木運吉君

  296番 斉藤隆行君      297番 内藤 敏君

  298番 大堀重吉君      299番 須田一男君

  300番 本田辰雄君      301番 山崎敬道君

  302番 山田 弘君      303番 鈴木光雄君

  304番 松本庫造君      306番 服部勝彦君

  307番 上野英四郎君     308番 佐瀬 誠君

  309番 白石初太郎君     310番 荒谷芳夫君

  311番 佐藤 勇君      312番 長谷川薫君

  313番 西山一男君      314番 原 幸治君

  315番 日野俊男君      316番 岡 助一君

  318番 柳田正義君      319番 斉籐晴夫君

  320番 駒木根定之助君    321番 川村鉱男君

  322番 滝 義勝君      323番 大村哲也君

  324番 橋本三雄君      325番 磯上佐衛司君

  326番 市橋 武君      327番 生田目清君

  328番 新妻信吾君      329番 末永忠夫君

  330番 片寄惣次君      331番 白土正義君

  332番 御代武光君      333番 橋本?義君

欠席議員(43名)

    7番 中村昌弘君        9番 白崎智多恵君

   23番 平川一郎君       24番 木村一章君

   42番 岡田勝男君       43番 小湊 正君

   48番 吉田新平君       49番 吉田栄一郎君

   56番 長谷川慎二郎君     62番 江口 勇君

   64番 伊藤 実君       79番 宇佐見武憲君

   90番 吉田政夫君      103番 班目亀雄君

  109番 平子秀吉君      127番 阿部藤丸君

  141番 草野常一君      164番 佐藤晋一君

  177番 古川洋一君      185番 鈴木裕文君

  207番 周作義雄君      212番 鈴木 巖君

  219番 長瀬金右衛門君    224番 管野留之助君

  226番 及川正枝君      227番 遠藤勝馬君

  228番 金子武四君      236番 佐藤権兵衛君

  238番 柳井五郎君      243番 木下庄衛君

  244番 志賀伝吉君      248番 小松 茂君

  252番 志賀重右衛門君    253番 政井正二君

  264番 松崎喜一君      278番 斉藤 明君

  279番 人見 一君      282番 平川善司君

  289番 渡部平一郎君     290番 鈴木磐夫君

  293番 山内主税君      305番 鈴木 功君

  317番 石川 始君

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説明のため出席した者

 市長        大和田弥一君  助役        馬目俊次君

 収入役       園部 茂君   総務部長      氏家清三郎君

 財務部長      苫米地行三君  民生部長      吉田政吉君

 農林部長      吉田信雄君   建設部長      但野武義君

 企画調整室長    嶋崎忠好君   教育委員長     田子辰雄君

 教育長       大和田道隆君  代表監査委員    小沢要助君

 水道

           鈴木栄一君   水道部長      鈴木憲吾君

 事業管理者

 消防長       宮沢 庸君

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事務局職員出席者

 事務局長      松本茂雄君   事務局次長     加瀬正志君

 議事課長      永山 巖君   調査課長      森下繁雄君

 庶務課長      宮川公寛君   議事課長補佐    舛田良作君

 議事課議事第一係長 鈴木広次君   議事課議事第二係長 鈴木政雄君

 調査課調査係長   柳井貞男君   調査課資料係長   佐藤繁芳君

 庶務課庶務係長   渡辺徳宝君   庶務課秘書係長   草野喜八郎君

 庶務課主査     佐藤 武君   議事課主事     片桐正尉君

 議事課主事     松崎清輝君   議事課主事補    吉田映江君

 議事課主査     草野初恵君   議事課主任     蛭田久保君

 議事課主任     佐藤長一郎君  併任書記      斉藤 茂君

 併任書記      飯島香織君   併任書記      根本唯一君

 併任書記      箱崎 博君   併任書記      根本和子君

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     午前10時16分 開議



△開会



○議長(志賀季三郎君) これより8月定例市議会を開会いたします。現在の出席議員数は264名でありますので、定足数に達しております。

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△議長報告



○議長(志賀季三郎君) 本日の議事に入ります前に前例に従い6月定例市議会において議決を了した意見書の処理について議長より報告いたします。「都市計画街路内郷駅−平線の促進に関する意見書」「労災保険法給付水準の大幅引き上げに関する意見書」及び「失業対策事業の再検討に関する意見書」の以上3件につきまして、去る7月1日付をもつて、内閣総理大臣以下関係大臣及び県選出衆参国会議員のほか各機関にそれぞれ提出いたしましたので、御報告いたします。

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△議会運営委員長報告



○議長(志賀季三郎君) 今回の定例会の日程その他運営全般につきまして、あらかじめ議会運営委員会に御協議を願いましたので、この際前例に従いその報告を議会運営委員長よりお願いいたします。議会運営委員長。



◎議会運営委員長(白土恵侯君) 〔登壇〕(拍手)議会運営委員長報告。本8月定例議会の運営につきましては、7月19日及び8月24日の2日間にわたり協議をいたしたのであります。さらに、本定例会は、任期最終の議会でありますので、議長に特に要請をいたし、常任、特別委員会正副委員長及び地区振興特別委員会正副委員長の御会同を賜わり、御協力を要請いたしたのであります。ただいまより8月定例会の運営について協議いたしましたその経過と結果について御報告申し上げます。

 本定例会の会期日程を決定するにあたりましては、まず第1に本定例会に市長より提出される案件は、昭和42年度決算案件6件をはじめ条例案1件、昭和43年度補正予算案15件、同意案3件、議決案6件、承認案1件及び報告案1件の計33件であります。さらに議員提出案件は、条例規則案2件、諮問答申案2件、推薦案1件及び選挙1件の計6件でありますが、議会最終日までに提出が予定される決議案1件を含め7件であります。特に今回提出される予算案件は、共立病院関係を除き共通経費の補正計上はございません。

 第2に本定例会に所定の手続きを了し、議長まで通告ありました市政一般質問者は、お手元に配布いたしました一般質問通告順位表どおり14名であります。

 第3に請願、陳情につきましては、請願13件、陳情30件の計43件であります。これら請願、陳情の内容につきまして、本委員会が、詳細検討いたしました結果常任委員会に付託審査を願うものは、文教、厚生、建設の3常任委員会にそれぞれ1件の計3件であり、他の40件は各地区振に付託審査を願うものであるとの判断をいたしたのであります。そのため本定例会会期中の開催は、請願、陳情のみにとどまるものとして、文教、厚生、建設の3常任委員会のみになつたのであります。

 以上のような判断に立ち、本委員会は8月定例会の会期を、本日より9月2日までの8日間と決したのであります。

 日程につきましては、お手元に配布いたしました会期日程表どおり運営できるものと意見の一致を見たのであります。会期及び日程の決定につきましては、以上のとおりの経過でございますので、議員各位には特段の御協力をお願い申し上げる次第であります。

 さて、本日の日程につきましては、お手元に配布いたしました議事日程第1号のとおりであります。この際特に議員各位並びに市長はじめ執行部にお願い申し上げます。本日より行なわれます一般質問通告をいたしました議員各位の市庁舎の位置に関する質問は、5名の方より出されているのであります。質問の要旨、内容につきましては、各位それぞれ異なるものとは存じますが、質問内容がいたずらに重複することがないよう御調整をいただき、議事運営に御協力賜わりますようお願い申し上げる次第であります。また市長はじめ執行部におきましても、質問に対する答弁につきましては、特に質問の要旨にはずれることなく明快な答弁をするよう強く要望するものであります。不得要領な答弁は、議事運営に重大な支障を来たすことを十分に御理解賜わりたいのであります。

 本定例会は任期最終の議会であります。いわき市321名のマンモス議会も本定例会を最後に消えるのであります。議員各位にも市執行部におかれましても、本定例会が終始円滑に運営され、有終の美を飾られることを心より願うものであります。以上をもちまして、本委員会の協議の経過並びに結果の報告を終ります。



○議長(志賀季三郎君) ただいまの議運委員会の決定の線に沿つて今回の定例会の運営を進めてまいりたいと存じますので、何ぶんよろしく御協力をお願いいたします。

 直ちに本日の議事を進めます。本日の議事は配布の議事日程第1号をもつて進めます。

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△日程第1 会期決定



○議長(志賀季三郎君) 日程第1、会期決定についておはかりいたします。会期は、本日より来たる9月2日までの8日間といたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認め、会期は、来たる9月2日までの8日間と決定いたしました。



△日程第2 会議録署名議員指名



○議長(志賀季三郎君) 次に日程第2、会議録署名議員の指名を行ないます。57番吉田正君。261番坂本昌蔵君。以上の2君を指名いたします。

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△日程第3 委員長報告



△取り下げ承認



○議長(志賀季三郎君) 次に日程第3、委員長報告でありますが、去る6月定例市議会において、閉会中の継続審査として審査を付託いたしました各案件の審査経過並びに結果について、関係委員長より報告を求めます。

 委員長報告に入ります前に、継続審査として休会中の審査に付託した請願、陳情のうち、提出者より取り下げの申し出があり、当該委員会において了承をした旨議長まで報告がありましたので、この際一括報告いたし議題より除外することといたします。

 まず、商工水産常任委員会に付託の請願第116号、総務常任委員会に付託の請願第119号磐城地区振へ付託の請願第151号及び陳情第127号の2件、平地区振へ付託の陳情第130号、第134号及び第143号の3件、内郷地区振へ付託の陳情第135号、勿来地区振へ付託の陳情第51号、以上9件であります。御了承願います。

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△総務常任委員長報告



○議長(志賀季三郎君) まず総務常任委員長より報告を求めます。総務常任委員長西山一男君。



◎総務常任委員長(西山一男君) 〔登壇〕(拍手)総務委員会の御報告を申し上げます。

 当委員会に6月定例市会より継続審査として付託されました請願審査のために、去る8月9日常磐交通本社ホールにおきまして審査をいたしましたので、その御報告を申し上げます。なお請願5件のうち請願第119号につきましては、先ほど議長の報告にありましたように、請願者より取り下げの旨の通知がありましたので御報告申し上げておきます。残る4件につきまして、順を追うて御報告申し上げます。

 まず、請願第113号小名浜港を平和港とし武装艦船の出入禁止についてでございますが、平和を願うのは日本国民として共通の願いであるという観点に立ちまして、請願を採択し関係方面にその旨を伝えることにいたしました。

 次に請願第114号市職員の格付け並びに給与の不合理是正についてであります。本件は現在当局におきまして作業を終了し、その具体化について職組と話し合いを行なつている段階でありますので、この問題は当然取り下げてしかるべきではなかろうかという意見。

 さらにまた、作業を続行中であるのであるから、さらにそれを促進するために採択すべきであるという意見。さらには、そういつた諸般の事情を考慮して、継続審査にすべきであるという意見などが、それぞれ討論されたわけでありますが、結論的には諸般の事情を考慮いたしまして、本件につきましては継続審査といたしました。

 次に請願第115号地方公務員の停年制法制化反対についてであります。本件は昨年の全国議長会におきましても、その法制化を決議されておりますが、あわせて政府も先の通常国会におきまして、法政化をはかろうとして提案されたのでありますが、審議半ばに廃案となつていることは御承知のとおりでございます。なお、現在はその動きもないようでありますけれども請願の趣旨を採択いたしまして、関係各方面にその旨を伝えることにいたしました。

 次に請願第121号国鉄の安全輸送確保と国鉄定期運賃値上げ反対に関する決議についてでございます。前段の国鉄の安全輸送確保については、当然そうあつてほしいという念願を採択いたしました。後段の定期運賃値上げ反対につきましては、よしあしは別といたしまして、現在実施されている段階でありますので、この部分を取り下げ願いまして、前段の安全輸送の面について文章を議長一任とすることによりまして、採択と決定いたした次第でございます。以上御報告を終ります。

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△好間地区振興特別委員長 報告



○議長(志賀季三郎君) 次に関係地区振委員長より報告を求めます。好間地区振委員長大滝誠志君。



◎好間地区振興特別委員長(大滝誠志君) 〔登壇〕(拍手)好間地区振に付託されました案件の報告を申し上げます。

 去る3月定例会におきまして、好間地区振に付託になりまして、その後引き続き継続審査となつておりました請願第104号道路改良の件でございますが、8月24日の地区振におきまして採択と決定いたしましたので御報告を申し上げます。ただし審議過程におきましては、陳情原案より多少の変更の必要ある旨を承認しあいまして採択と決定した次第でございますので、この点付言いたしまして好間地区振の報告を終わります。

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△四倉地区振興特別委員長 報告



○議長(志賀季三郎君) 次に四倉地区振委員長山城浅治君。



◎四倉地区振興特別委員長(山城浅治君) 〔登壇〕(拍手)四倉地区振特別委員会の御報告を申し上げます。当四倉地区振興特別委員会に付託されております案件は、陳情2件であります。これらの審議にあたりましては、所管部会の専門審査に付し、最終的には7月31日の全体委員会において、それぞれ結論を見ましたので御報告いたします。

 まず陳情第69号四倉港湾負担金免除方についてでありますが、本件の願意とするところは一応了とされるのであります。しかしその実行措置面において、現在の財政構造、さらにこの種問題の慣習的措置といつた特殊性を勘案し、さらに検討の余地が認められますので、本件は継続審査とすることに決したのであります。なおこの間、起債枠の増、特殊財源の確保などについて、特に関係方面に働きかけをされるよう、強く市当局に要請したことを付言いたします。

 次に陳情第117号宝安堂設立に対する援助方についてでありますが、本件につきましては陳情者側より、法規による関係者の当該負担についても確約があり、願意妥当と認められましたので、これを採択することに決しました。なお事業実施は県所管となりますので、関係当局間において十分連携を保ち、適切に措置されるよう要請いたしたのであります。

 以上で四倉地区振の御報告を終わります。

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△磐城地区振興特別委員長 報告



○議長(志賀季三郎君) 次に磐城地区振委員長野崎貞行君。



◎磐城地区振興特別委員長(野崎貞行君) 〔登壇〕(拍手)6月定例市議会より磐城地区振興特別委員会に付託となり、継続審査となつておりました請願4件、陳情2件について、審査の結果を御報告申し上げます。審査にあたりましては、支所長はじめ関係者の出席を求め慎重審査をいたしたのであります。その結果、陳情第79号小名浜第一小学校跡敷地購入について、請願第155号防火用水槽設置について、陳情第126号市営住宅払い下げについて、請願第135号藤原川河口開さくについて、請願第158号江名字走出の市営住宅地内を源流とする側溝の改良工事については、それぞれ請願、陳情の趣旨妥当と認め採択することに決した次第であります。

 請願第68号地福院所有地の返還については、なお調査検討の必要が認められますので、継続審査と決定した次第であります。以上をもつて報告を終わります。

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△勿来地区振興特別委員長 報告



○議長(志賀季三郎君) 次に勿来地区振委員長坂本太平治君。



◎勿来地区振興特別委員長(坂本太平治君) 〔登壇〕(拍手)勿来地区振興特別委員会に付託されておりました案件は、先に議長より報告をされました取り下げ案件を除きまして、請願1件、陳情14件の計15件であります。この議決内容を類別してその結果を申し上げます。

 まず陳情第106号畜産センター施設の無償払い下げについて及び陳情第136号勿来高校溝堂建設に伴う補助金交付方について、以上2件につきましては、いずれもその実施方について配慮を要請しつつ願意妥当と認め、これを採択することに決したのであります。

 次に陳情第116号大日本炭礦離職者中高年令者の再就職について。本件については、行政権能の限度、分限といつたものを勘案し、願意に沿いがたくこれを不採択と決したのであります。

 次いで陳情第99号大津橋架け替え個所の計画変更方について及び陳情第72号、第101号第119号、第123号のいずれもバイパス路線建設に関するもの4件、さらに請願第101号、陳情第108号、第109号、第110号、第111号、第112号及び第120号の植田第二次都市計画事業に関連するもの7件、以上12件につきましては、いずれも現時点においては、結論を見出しがたく、これらを継続審査と決することになつたのであります。以上簡単でありますが、当地区振に付託されました案件の審査結果の御報告を終わります。

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△平地区振興特別委員長 報告



○議長(志賀季三郎君) 次に平地区振興特別委員長石山一治君。



◎平地区振興特別委員長(石山一治君) 〔登壇〕(拍手)去る6月の定例議会より、本特別委員会に継続審査として付託されました陳情の審査の経過並びに結果について御報告いたします。

 付託されました陳情は第133号避難場所用地確保についての1件であります。本委員会は、去る5日午前11時より平支所旧議場におきまして審査いたしましたところ願意相当と認め採択すべきものと決した次第であります。以上報告を終わります。

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△内郷地区振興特別委員長 報告



○議長(志賀季三郎君) 次に内郷地区振委員長草野三郎君。



◎内郷地区振興特別委員長(草野三郎君) 〔登壇〕(拍手)去る6月定例市議会より、内郷地区振興特別委員会に付託されました案件の審査結果について御報告いたします。当地区振は、去る20日内郷支所大会議室において、支所長以下職員の出席を求めまして開催いたしました。

 付託されました案件は、請願第13号内郷貨物駅操作場新設に伴う公害の補償方について、請願第133号道路拡幅整備について及び陳情第90号温泉使用料の減額方についての計3件であります。いずれも慎重審査をいたしました結果、調査なお不十分のために結論が出ておりませんので、閉会中の継続審査に付することに決しました。以上3件について御報告いたします。

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△常磐地区振興特別副委員長 報告



○議長(志賀季三郎君) 常磐地区振副委員長御代武光君。



◎常磐地区振興特別副委員長(御代武光君) 〔登壇〕(拍手)常磐地区振は、去る8月19日午後1時より、支所旧議場において開催し、継続審査となつていた請願第138号より第141号までの4件につきまして、関係部会の審査経過の報告を求めましたところ、なお調査研究の必要があり、現段階におきましては継続審査とすべきものとの報告がなされました。したがいまして、地区振におきましてもこれを了承いたしましたので御報告申し上げます。



○議長(志賀季三郎君) 以上をもちまして、委員長報告は終了いたしました。この際前例に従い委員長報告に対する質疑、討論通告受理のため暫時休憩いたします。

     午前10時50分 休憩

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     午前11時3分 開議



△採決



○議長(志賀季三郎君) 再開いたします。質疑、討論とも発言通告がありませんので、直ちに採決いたします。この際各委員長の報告を一括採決することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認め、一括採決いたします。おはかりいたします。委員長報告になりました各請願、陳情をそれぞれ委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認め、各請願、陳情は、それぞれ各委員長報告のとおり決しました。

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△日程第4 議案第1号〜第32号 報告第1号及び請願、陳情一括上程



○議長(志賀季三郎君) 日程に従い議事を進めます。日程第4、議案第1号より議案第32号まで、報告第1号及び請願、陳情をこの際一括上程いたします。

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△日程第5 提案説明



○議長(志賀季三郎君) 次に提出者より説明を求めます。市長。



◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕(拍手)9月28日に予定されておりまする。市議会議員の選挙を目前にして、本日ここに市議会8月定例会を招集いたし、昭和43年度いわき市一般会計補正予算案をはじめとする議案32件、報告1件を提出して御審議を願うことは、私といたしましても感概ひとしお深いものを感ずるのであります。

 さて昭和43年度一般会計補正予算につきまして御説明申し上げます。今回の補正については国、県補助の確定に伴う公共事業費等の追加を中心といたしまして、あわせて市民生活に身近な道路その他公共施設の整備に要する市単独の経費に重点をおきまして、地区経費のみについて補正を行なつたものであります。その主なものといたしましては、まず農林業関係におきまして、平中塩地区及び勿来川部地区におきまする農業構造改善事業に要する経費の追加をいたしましたほか、四倉地区の農道橋の新設、田人地区の開拓農道整備等、主として農業土木事業に要する経費を計上、その振興に資した次第であります。また商工関係におきましては、内郷、遠野、川前等の各地区におきまして街路灯設置のための助成を行なうこととし、水産関係につきましては、勿来地区の漁業構造改善事業について所要の経費を計上したものであります。

 次に道路及び橋梁についてでありますが、その改良、維持補修につきましては、最大限の配慮をし、市民各位の生活に潤いを与えるべく市単独の事業費を大幅に増額補正いたしました。

 また新設改良事業といたしましては、路面舗装のほか、側溝の整備に重点をおくこととし、維持補修工事の適切な実施とあわせ道路の管理に万全を期してまいりたいと考えております。なお市民の皆さまの踏切事故をなくすために、磐城、勿来、常磐、四倉の各地区において踏切道構造改良工事を行なうため、必要な予算措置を講じました。

 次に私の重点施策の一つでもある公営住宅建設につきましては、県からの配分決定に伴い、今回19戸分の追加を行ないました。当初計画の359戸と合わせますと378戸の建設を行なうこととなりますが、なお今後も積極的に追加配分を要望し、市民の皆さまの御期待にこたえたいと考えております。

 次に都市計画事業におきましては、平橋架け替え事業を促進するため事業費を追加計上繰越事業の承認を得て、これが早期完成をはかる所存でございます。また磐城地区小名川、四倉地区蜆川等市街地域の河川について、生活環境の改善をはかるべく、そのしゆんせつ清掃のための経費を計上いたしましたが、このほか磐城地区においては、終末処理場に雨水排水用のポンプ2基を設置するとともに第二土地区画整理事業区域内の市有地を埋め立てるなど、市街地の排水促進及び湛水防止をはかつた次第であります。

 文教施設の整備につきましては、市立平第一小学校の校舎改築を1年繰り上げて完成するための所要経費を追加したほか、補助起債等の確定に伴う事業費の補正、及び各小中学校の校舎、校庭等の整備に要する経費の追加計上をいたしたものであります。

 次に保健衛生関係におきましては、入遠野診療所の建設及び川前地区僻地患者輸送車の購入のための経費を計上し、また、ほかに水道会計において水圧の増加をはかるべく内郷宮沢団地の加圧ポンプ新設等に要する経費を計上した次第であります。

 以上が今回提案いたしました一般会計補正予算の概要でありますが、補正額の合計は3億9,200万3,000円となり、現計予算92億4,817万1,000円と合わせて補正後の一般会計予算総額は96億4,105万4,000円となります。これら補正の財源といたしましては主に市税及び普通交付税のうち、ほぼ確定した金額を計上し、繰越金の残額等と合わせて所要の一般財源に充てたものでありますが、今後給与改訂に要する金額その他義務的経費に充てるべき一般財源の金額を確保することが必要となるわけでありまして、年度後半の財政運営はきわめて困難なものとなる見通しであります。私といたしましては、引き続き財源の確保と歳出の抑制をはかり、財政確立のため努力をいたす所存でございますので、議員各位の各段の御理解と御協力をお願いする次第であります。

 なおこの際去る6月市議会において議決いただいたいわき市行財政審議会の状況について御報告申し上げます。6月市議会終了後直ちに45名の委員を御委嘱申し上げ、去る7月10日及び8月19日に第1回及び第2回の会合を開催して長期財政計画及び市の行政組織について諮問いたしました。いずれも市当局から提出した試案その他の参考資料を中心に慎重かつ熱心な御審議を進められておりますので、御希望申し上げておりますとおりの、かなり早い機会に答申をいただけるものと期待いたしているものであります。いずれ答申をいただきましたあとにおいて、その基本線に沿い所要の議案等を提案いたしたいと考えておりますので、議員各位のいつそうの御理解を賜わりたいと存ずる次第であります。最後に今回の定例会は、9月28日に予定されております市議会議員選挙の関係で若干開催を早め、8月中の招集といたしましたことについて御了承いただくとともに、提出いたしました議案については慎重御審議の上御協賛賜わらんことを切望いたしまして私の提案説明を終わります。



○議長(志賀季三郎君) ただいま議題といたしました各案件に関する質疑通告の締め切りは明日正午までといたします。

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△日程第6 市政一般に対する質問



△会田憙君 質問



○議長(志賀季三郎君) 日程に従い一般質問を行ないます。質問時間その他議事の取り扱いにつきましては、前例のとおりといたします。議運委員会における発言順位の決定は、各位のお手元まで配布のとおりでございますのでこの順序により発言を許します。76番会田憙君。



◆76番(会田憙君) 〔登壇〕(拍手)川前地区の会田でございます。私どもの任期も本議会で終わりでございますので、具体的な問題について簡単に御質問いたしたいと思います。

 まず順序に従いまして質問をするものでありますが、いずれも経過措置後の機構についておただしいたしますので、当局もその点考えて御答弁をお願いいたしたいと思います。

 第1点は本庁機構についてでございますが、いままでの機構そのものが私ども地区の立場からみますと、各種の監督官庁であるという印象を受けざるを得ないのであります。しかしタツチゾーンというもののしわ寄せであるということは事実であります。当地区が新産指定を受けたにより、その計画遂行のために合併していわき市となり、そのいわき市が工業の開発と併行して農林業の飛躍的な発展をはかろうと、幾つかの計画を立てて取り組んでおられるのであります。農林業の推進は何といいましても長期的な時間が過ぎないとその成果が一朝一夕にあらわれないのが農林業であろうと思うのであります。しかるに日本一の面積をもつ当市で農林業の占める割合が非常に大であり、しかも当市の面積の80%は農村地域であり、この各種生産額が230億円を突破するという現況において、市長は6月定例会でタッチゾーン終了後は本庁機構の改革をするということを答弁されております。そこでお尋ねすることは現在の農林部の中に畜産係と林務係の2つの係がありますが、その係を課に昇格させる考えがあるかどうか。この2つを課にするとすればいつ頃の時点でやるのか具体的にお示し願いたいと思うのであります。

 次に畜産行政について3点ほどお尋ねをいたします。前にも申し上げましたとおり、80%以上の面積を占める農業地域の農家は、米作一辺倒の農家がほとんどであり、もはや米作一辺倒では農業推進はあり得ない、これは政府機関の米価決定の段階で出たことであり、米作農家の赤ん坊までが受けた一大ショックであります。このことは市政担当者も十二分に感じたことであろうと思います。そこで私どもが申すまでもなくこの広範な面積をもつ農業地域すなわち米作農家の所得の向上をはかるにはどうしても畜産行政を早急に推し進める必要があろうと思うのであります。

 そこでお尋ねする第1点は経過措置の終わつた後において、現在各地区の酪農農家をもつて結成する組合、酪農組合等に各支所が少ない補助金であるが財政的な援助をしてその育成をはかつておりますが、本庁の財政の硬直化の現象からみて、補助金の合理化ということが実施されると思うが、こういう補助金等についてはいかような措置をする考えでいるのか、これを第一点としてお尋ねいたします。

 第2点は現在いわき市にいわき酪連という組合が実現しております。当市内にはこのいわき酪連に加入している酪農家が約半数ございます。市の酪農行政を一本化するという見解に立つた場合に、このいわき酪連に加入しない酪農組合並びに酪農家をどうもつていて、どんな方法で、市は酪農行政を一本化して今後進めるのか、具体的にお伺いいたしたいと思います。

 最後に畜産行政の3点目といたしまして、当市の市有の牛の貸し付け制度を実施するお考えがあるかどうかということについてお尋ねをするわけであります。現在国、県等が実施しているような方法では、市が実施をしても財政的な問題があつてなかなか困難であるということは、私もよく承知をしているところでございます。しかしながら方法によつてはでき得るかと思います。たとえば私どもの川前地区に現在設置しておりますところの肉牛繁殖センター、これから出る子牛を種牛として一般農家に貸し付けるというような方法もあると思うので、このセンターの子牛について種牛として貸し付けるという考えがあるかどうか。以上簡単でございますが、具体的な問題をお尋ね申し上げるわけでございます。終わります。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕76番会田議員の御質問の第1点は経過措置期間後における本庁の機構と農林業の振興に関連してのお尋ねであります。過般経済会議におきまして諮問いたしました内容の答申がございます。これを見ますといわゆる農林業の振興策の根本問題はどうあるべきかということを慎重に御審議願いまして答申を得たのであります。これにつきまして市といたしましても、その具体化をはかるべく目下いろいろの観点からこれを検討中でございます。経済会議のあの答申に沿つて、われわれ農林業の振興をはかりたいという考えでおります。したがいまして、タッチゾーン後における機構の整備につきましても、やはり会田議員の御指摘のとおり必要であります。これにつきまして、課を設置するかどうかということでございますが、今回行財政審議会におきまして行政組織のあり方につきまして諮問をしております。基本方針につきましては行政組織の一応の進め方につきまして意見の一致をみたのでありますが、具体的にこれをどういうふうにその課を置くことがいいかということにつきましては、今後の研究課題となつているわけであります。したがいまして、その行財政審議会の意見をまつて決定いたしたいと考えております。

 次に畜産振興につきまして、各畜産団体特に酪農等の組合があります。現在市におきましてこれらの組合等につきましての助成は、まだ地区におきまして行なわれております。いずれもその地区地区におきまして、適切なる振興策の一環として助成をしているわけでございます。地区の必要性に応じまして、今後といえども十分この点を考慮しながらその振興をはからなければなりませんので、単に零細だからやめるというわけにまいりません。その振興に最も適切であるということであればむしろ増額するということもあり得るわけでございます。要はその助成が本当に生きていくかどうかということを十分検討する必要がございますが、畜産酪農振興のために施策としてぜひこれからも考えていきたいと思うのであります。

 なお、酪農組合の団体としての一本化を進めつつあるわけでございますが、これは牛乳の集荷あるいは品質等につきまして、やはり酪農家の所得の向上の上からも一本化をはかるのが望ましいのであります。しかしながら各地区各地区の特徴もあるわけです。したがいまして、そうとう農家の自覚に基づき一本化をはかるという方針で今後進まなければならんと思うのであります。単に形だけを一本化するということでは意味ないと考えておりますので、この点は各酪農家の意見を十分聞いた上で、そして酪農家のためになる一本化をはかる、こういうふうな方針でいきたいと考えているわけであります。

 次に市の持つているところの牛を貸し付けることはどうかということでございますが、川前地区におきましては現在80頭の肉牛がございます。われわれ今後の畜産振興のためにその子牛を貸し付ける、特に畜産地帯におきましてはこの牛を貸し付けてその振興をはかるということは、最も適切ではないかという考えをもつております。この点につきましては会田議員と私も同感でございます。ただこれは県とよく協議しながら進めなければならないことはもちろんでございますが、畜産地域にこの子牛を貸し付けるような制度をこれからとつていきたい、こう考えているわけでございます。以上でございます。



○議長(志賀季三郎君) ここで暫時休議いたします。

     午前11時30分 休憩

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     午後0時38分 開議



△吉田豊重君 質問



○議長(志賀季三郎君) 再開いたします。休議前に引き続き一般質問を行ないます。65番吉田豊重君。



◆65番(吉田豊重君) 〔登壇〕(拍手)65番四倉出身の吉田豊重であります。通告順に従つて御質問を簡単に申し上げます。

 まず、第1点の行政改革と住民のサービスについて市長にお尋ねをするわけであります。市長の諮問機関でありまする行財政審議会の試案によりますと、その骨子とするところは最小の経費で最大の効果をあげる、さらに住民サービスをうたい、少数精鋭主義をうたつているわけであります。その中で具体的には住民の利用往復所要時間が1時間半範囲の事業所は統廃合するとうたつているようであります。第2点は現行の出張所、あるいは連絡所は原則として廃止するということになつております。現在14カ所の支所と13の出張所があります。たとえば高久の場合を考えてみますると、1人当たり9.375件の利用度があるわけであります。民主政治は住民本意であります。合併によつて住民が不便になつては住民サービスは低下をするわけであります。特に農村地帯におきます支所の廃止あるいは出張所の廃止になりますと、当然住民の方、農家の人々が野ら着を着て印鑑証明書やあるいは住民票を取りに1日がかりというような状態であります。市長はこうした特殊事情等も十分考えまして、さらに住民の方々と十分話し合いをして、そうしてこの問題を前向きの姿勢でやるべきであり、また廃止することによつて住民が犠牲にならないような施策を考えなければならないと思います。

 次に、聞くところによると農村地帯、特に支所の土木課が廃止されると聞くわけでありますが、各地区における農道の管理上非常に不便を来たし、これまた住民を忘れた行政になるのではないかと考えをもつわけでありますが、この点について市長はどのようにお考えになつているのか御回答願いたいと思うのであります。

 次に、これに関連いたしまして、最小の経費で最大の効果を上げるという観点からお尋ねをするわけでありますが、去る8月1日に赤井の小学校に立派なビニールプールが完成したわけでありますが、この完成にあたつて市職員の方々の創意くふうにより型枠方式が生み出されたことはまことに大きな収穫であると考えます。この方式にさらにガラス入り繊維を混入するならば25メートル、10メートルのプールは200万円でできると考えますが、市長はこうした市職員の発明、くふう心をさらに増進させまして、そして立派なものをつくるように考えさせることが必要でないかと思うのであります。こうした問題について奨励をし、意欲をあおつていくことが必要でないかと思います。特に全国的に財政難であり、この前の読売新聞においては子供たちはどこで泳いでいいのかという記事すらでているわけであります。このいわき方式をさらに拡大し、全国的にPRをして文部省と折衝して補助対象にするような具体的な進め方をする必要があると思いますが、市長の考えをお尋ねするわけであります。

 次に港湾計画と受益者負担の問題についてお尋ねするわけであります。特に地元四倉の問題でありますが、38年から45年度までの第1期の計画として、いま進んでいるようでありますが44年度からさらにこれはだぶつているようでありますが、この計画が変わるんではないかと考えているわけであります。特に、現在、四倉の漁港は潮流の関係で砂の山ができているわけであります。特にあの中心に流れている境川の河口がとざされ、市街地は水害の危険性に伴われておるのでありますが、市長は県単事業であり、あるいは国のほうでやる事業であるということから市長は関係ないと言われますが、やはりこういう実態を考えまして、河口を港内に入れるとか、あるいは港外に出すとか、さらに大きく計画の変更等も十分住民と考えて県と折衝する必要があると考えますが、この点についていかように考えているかお尋ねするわけであります。

 次に受益者負担の問題であります。この港湾負担金の受益者負担の問題について地区振では十分審議をしているわけでありますが、なかなか問題が重要であるだけに結論が出ず、継続審査になつているわけであります。したがつて議員の任期が切れると同時に廃案になるわけであります。市長は受益者負担について将来どういうふうに考えているのか。これは特に寄付金ということでございますから、43年は寄付しないということになりますと重大な財政的な欠陥が出てくると思いますので、前向きの姿勢で漁民の方々と相談して、財政的にどうするかということを検討しながら解決する必要があると考えますが、その点についてお尋ねをするわけであります。

 次に、水害対策についてお尋ねするわけでありますが、去る8月17日岐阜県の飛弾川において集中豪雨による山くずれがありバス2台が転落し、103名の犠牲者を出したことは、私たちの記憶に新たによみがえつてくるわけであります。当いわき市は山間部が非常に多いわけであります。この水害による危険地は相当あると思います。この問題について早急にそのような事態をキャッチする対策が必要ではないかと考えます。たとえば道路、山間部の農道危険地帯をパトロールするという、いわゆるパトロール隊を組織して、そうして住民の生命、財産を守る施策が必要であると考えます。

 次に、排水路の整備についても十分考える必要があると思います。

 さらに農道の完備等具体的に検討する必要があるのではないかと考えます。

 次に、公害対策の問題についてお尋ねをするわけであります。特に私は、河川の汚水の問題についてお尋ねをするわけであります。現在、水資源開発調査費がとられ調査をしておられるようでありますが、特にいわき市における水の量が少ないということで問題がでているようであります。したがつてこの汚水を再生し、改善をして農業用水、あるいは上水道用水、あるいは工業用水に向けるようにすべきではないかと考えます。去る7月10日の毎日新聞によりますと国鉄大宮工場においては、この汚水を再生するため日大の金井教授らに研究を依頼をいたしまして、日英、米、仏等6カ国の特許を持つフッソ汚水処理法を応用した、いわゆるこれを合体した電解法とフッソ汚水処理方式を採用いたまして、非常に効果が上つてるという話を聞いております。私も行きたいと思いますが、時間もありませんので行けません。この能力は1日100トンの能力があり、特に、使用量は2円弱というふうに聞いております。いわき市の工業用の汚水をきれいにするという意味において、こうした問題について市の専門家を大宮に派遣して研究させ、そうしてきれいな水を住民に提供すると、こういうような施策が必要であると考えますが、市長はこの問題について、特に、水の問題についてどのような考えをもつているかをお尋ねいたしまして私の質問を終わるわけであります。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕65番の吉田さんの御質問の第1点、行政改革に伴う住民サービスの問題でございます。来住の4月からはタッチゾーンが終わつて新しい財政編成とそれから各地区の行政の一本化をはかるわけでありますが、過般、行財政審議会に諮問いたしまして、市の試案の基本につきましての了承を得たわけであります。その1点は御指摘のとおり最小の経費でもつて最大の能率を上げる、そういう行政のあり方、組織をつくつていく、一面において住民のサービスの万全を期する、市民と直結するような事務につきましては末端に定着させる、こういう方向で組織を考えていく、こういう方針で行財政審議会におきまして財政とともにこれを結論づけて具体化せしむるかと思います。その際に出張所、連絡所等は原則として廃止するということになつているか、それが住民サービスの低下になるんではないかという御指摘であります。それは地域地域によつて異なります。現在といえども、たとえば勿来地区では出張所、連絡所等はないのであります。そういうところから現状をよく認識した上できめなければならないことはもちろんであります。原則論は原則論として、そこに住民のサービスのために遺憾のない組織をつくりたい。具体案はいずれ審議会において結論が出るかと思います。この際にやはり私たちとしては審議会の意思を尊重して行政組織を考えております。土木関係につきましても同様でございます。これらにつきましては、これらの審議会の活動に期侍しているわけでありますが、市としての考え方をここで申し上げる段階でないんでありますが、方向としては過般きめていただきました方向で、これから御審議願うことになるわけであります。

 なお、それに関連しまして各職員の創意くふうを生かす方法を考えるべきではないかということであります。全く私も同感であります。この市の職員幹部から末端に至るまで、いわゆる行政に携わつているものをいかにくふうをしながら市の成績を上げていくことにつきまして、これは市の職員としましては、いろいろ日常の活動を通してくふうをこらしていくことはもつともわれわれとしては望ましいことであります。したがつて、そういう点につきまして創意くふうがあつた場合にはもちろんそれを引きあげていく、表彰していく、あるいはそれを市政に取り上げていくような方向をこれからも取りたい。

 過般、市の職員に対しまして、そういう問題があれば平素考えていることにつきまして、市の行政に反映せしめるような論文というか、そういうものを募集したわけでありますが、なおこれにつきましての推進をはかりたいと考えているわけであります。

 次に、港湾計画の一環として四倉港のおただしであります。御承知のように、第3次改良計画に基づきまして昭和38年度から8カ年間の計画で漁港の整備を目下やつておるわけであります。これにつきましてのいろいろ技術的な問題についてのおただしであります。もちろんこれにつきましては、農林省の漁港あるいは県の港湾等につきまして万遺漏のないように計画を進めているわけです。推積土砂が多くなることについての配慮も十分考えていかなければならないわけであります。これは科学的な潮流あるいは港湾の利用度と相まつて港湾の整備をしたことが、せつかく経費をかけてそれが効果があまり現われないということでは困りますので、そういう点につきまして特に県としましては、郡山の研究所を通じて調査その他の研究をしているわけであります。なお、われわれとしては、相当ばく大な経費でありますので、その経費をかけた効果が十分あらわれるようなことでないといけませんので、この点は県を通じましてわれわれの考え方を申し述べることにいたしたいと思つております。なお、これに関連いたしまして受益者負担というかいわゆる地元の負担というものにつきましてのおただしでありますが、先ほど地区の委員長さんからの御報告のように、地元負担をなくすということにつきまして地区振のほうに陳情がありそれが目下審査せられつつあるわけであります。これは今回の報告で継続審査としていくということになつたわけであります。市長としての考え方はどうかということでありますが、われわれもその陳情を受けて検討を加えており、地区振の結論をまつて市としての態度を決めていきたいと考えております。

 次に、水害対策の問題でありますが、御承知のように水防計画というものは、特にこの地域は大きな台風にしばらく遭遇しませんので、とかく水防についてはないがしろにしやすいということがあるわけであります。われわれとしてはそういうことのないように防災計画を十分立てて水害につきましては、あつた場合には対策本部を直ちに発動するような準備を進めておるわけであります。年々水防につきましての計画をわれわれは策定し、非常にこまかいことまで計画ができておるわけであります。これに基づいていつたん水害があつたという場合には直ちに活動できるような体制をもつていきつつあるわけであります。特に水害河川としましては、県において指定しているのは21カ所、市で指定したのは58カ所ございますが、こういうところを常時点検を加えながら水防の万全を期していきたいと考えております。なお、これにつきましてはもつと詳しく検討を加えながら、現在ございます水防計画を修正すべきものは修正しながら万全を期していきたいと思います。

 最後に公害の問題でありますが、河川の汚濁による飲料水道の被害、またその他の公害についてのおただしでございます。御承知のように県の公害防止条例が10月から発足するわけであります。去る5月に年6回にわたつて夏井川、鮫川、あるいは蛭田川の水を衛生研究所において再生しまして汚濁あるいは有害のあるものにつきましての点検ということをやる方針を決定いたしましたことは御承知のとおりであります。市としましても大宮市のような御指摘もありますので十分県と協力しながら水質の汚濁あるいは公害の発生を未然に防ぐ措置を講じ、あるいは特に工場誘致にあたつては、水の汚濁の措置について十分その企業者に約束をさせるような企業誘致が必要ではないかと思います。今後とも河川の汚濁、また、磐城のような非常に公害の起こりやすい企業、あるいは現に公害の起こりつつある企業につきましては公害の防除に万全を期するように努力したいと考えております。以上であります。



○議長(志賀季三郎君) 65番吉田豊重君。



◆65番(吉田豊重君) 市長にお尋ねいたします。1点だけ要望しておきます。というのは港湾負担金の問題でございますが、この問題は議会だけに陳情したというふうに解釈していないわけですから当然市長のほうにも出ていると思うんであります。ですから市長のほうでも特に参与をやつております鈴木常松組合長とも十分相談して円満に解決してもらいたいという要望して終わります。

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△飯?勝君 質問



○議長(志賀季三郎君) 次、217番飯?勝君。



◆217番(飯?勝君) 〔登壇〕(拍手)217番磐城地区の飯?でございます。大綱2点にわたりまして市長並びに関係部長に質問を申し上げたいと思います。

 まず第1点の磐城地区に新設する工場のことについてお尋ねするわけでございます。市長は常に誘致する工場については、公害のない工場を誘致するのだ、このようなことを常に申しております。大体、公害というものについての概念的な考え方に立つて、ものを処理して行くのではないかと理解される点が非常に多いのであります。実体をどのようにつかんだ上で公害という問題を考えて行くのだろうか。これは概念的なことばとしては公害のない工場ということは言い得ると思いまするが、これは非常にことばの上では、なるほど住民感情を刺激しない立派なことばのように思います。既存工場をみましても、はたして市長のいう公害ということの意味が本当に実体をつかんでいるのだろうかということを、私は指摘いたしたいのであります。今回磐城地区に対しまして7月25日に県のほうから、富士興産の石油精製工場の進出について、お話がございました。この点につきまして焦点をしぼりながら御質問を申し上げますけれども、まず県と市のこの種工場の進出に関しての話し合いは一体どういう場で、どういう話し合いがなされてきたのだろうか。県が特に磐城地区振に対しまして、当然この話があつたわけでございますが、それ以前に地区選出の県会議員の中田議員のほうから、工場進出に対して、県のほうに質問があり、さらに「いわき民報」紙上において、こまかに進出する工場の内容が発表されております。しかしながらそういう工場に対しまして、最も公害を受ける多発地区と称されている磐城地区振あるいは地区住民に対しては、この工場の進出ということについては、あまり、あまりよりも市と話し合いがなかつたわけでございます。当然県のほうから地区振のほうに、こういう過程において当然大きなひらがないわき市の中で話し合いがなされたと思います。そこで所管課と県との話し合いがいままでどのようになされていたのか、そのなされ方について市長にはどのような話がなされていたのか。県は公害は絶無であるというふうに申しております。なるほど私たち地区振の中には公害処理委員会というのがございまして、一応これを見てまいりました。それも尻に火がついたように22日に出かけまして、3日間にわたりまして実は見てきたわけでございますけれども、こういうような、いわゆるものにあたつてその場その場で処理しようという、処理させようとする意図があつて、こういうようなことをなされるのだろうか。こういう点について県と市との関係がどこまで密接な関係をもつているのかということを、まずお尋ねをしておきたいと思います。

 それから市と部局との関係におきまして、部局は市民のほうに一体どのような答申をなされているのだろうか。たとえば市の企画開発課の特に公害関係のほうでは、特に富士興産の設置されております海南市のほうに出向かれたということも聞いております。その出向かれた結果、どのような答申がなされていたのだろうか。そうすると市長はどういうような話し合い、あるいは視察の結果によつて、この富士興産というもののいわき市進出について、いわゆる工場進出の考え方というものが固まりつつあるか、あるいは固まつているのかという、そういうことで市長のこの種工場進出に関する県とのかね合い、市部局との関係、さらに磐城地区振に対しましての考え方をお聞したい。先ほどもお話がありましたように、今議会でわれわれ地区振30名のものは終わりでございます。新しい議会が構成された中においても、この問題は討議されるはずでございますけれども、いわゆる地区振がなくなつた上でも、市長は一体どういう考え方をもつて、この種工場誘致というものについて話し合いをする機関というものの構想があるのかどうか。地区振がなくなつた場合、どういう立場で、あるいは委員会の中ででもこの話し合いを進めるのか、その構想をお尋ねいたしたいと思います。

 なお7月25日の地区振におきまして、県との話し合いの中で、市長は所用のために、まあ公用のために不在でございましたが、助役が出席しておりますので、助役から磐城地区振の中の委員の考え方を、もちろん集約されたものではありますが、市長にどのような方法でか答申されているものと思います。助役から聞いたことばさらに自分の考え方を集約して、この富士興産の進出についての考え方を申し述べていただきたいと思うのであります。さらに磐城地区振の権限と申しましようか、いわゆるこの種工場進出についての採択権であるとか、拒否権とかということは、もちろん持つておらないかと思いますが、今度この富士興産が進出するということであるならば、その住民対策というものについて市長はどのような構想と見通しであるのか。しかもおそらくこういう答弁については検討中であるとか、あるいは今後検討しますという、いわゆるその場限りの答弁が数多いのでありますけれども、冒頭議長のほうからも御注意ありましたように、十分に誠意ある御答弁が要請されたわけでございますので、この種企業が進出するとするならば、地域住民の方々その地域に住んでいる方々に対する考え方をひとつこの機会にお述べいただきたい、こう思うわけでございます。

 なお、既存工場あるいは新しく来る工場の中で、特に化学工場が非常に多いわけでございますが、公害の防止条例の中では大気汚染汚濁水の問題で相当の規制がございますけれども、いわき市単独の姿の中の条例はつくらないということを申されましたが、いわゆるそういうものは県の条例だけに依存する、こういうことによつて市長は自分の権限を、あるいは自分というものをカバーしているように私たちには考えられてなりません。したがつて、市長は進出する企業に対しまして、特に化学工場であるならば防火設備いわゆる消防設備というものを充実せよとか、あるいは人員についての確保という意味合いからも、従業員、労働者の確保を要請するとか、いわゆるそういうような具体的な事例を取り上げまして、企業の防止条例を含めまして、進出する企業に対しましての考え方をこの際お示し願いたい、こう思うわけでございます。御答弁によりまして再び質問があるかもしれませんが、その点御了承願いたいと思います。

 質問の第2点は市財政白書の問題点と磐城地区の財政の見通しでございますが、これは先日私たちに財政白書が配布されまして内容を検討いたしました。私たち地区振の委員といたしましては、みずからの財政というものを十分考え、真摯な中にも意欲的な考え方であの財政白書を読ませていただきました。しかしながら財政白書でございまするから、年度内の白書であるといえばそれまででございますけれども、非常に私たち地区住民にとりましては、あの財政白書は赤字財政地区の発表であつて、赤字財政地区の今後の事業というものに制約を加えられるものだというようになり、いわば何か得手勝手な考え方をもつようになつているわけです。ということは、大体現在の黒字は将来も黒字を確保できるという、こういうような理解に立つてものを考えているのだろうか。これはとりもなおさず磐城地区の将来については大きな希望がある、と同時に財政収入源というものが多くあるということを、私たちは誇りに思つております。しかしながらあの財政白書一片を見てみますと、磐城地区の赤字は非常に容易ならざるものである。したがつて事業というものが容易にできない。市のあるべき姿に手直ししなければならないということを強調しております。市のあるべき姿ということは一体何をさすのか、私にはつかみ得ません。しかも3カ所において市のあるべき姿ということを強調しております。私はこの機会に市のあるべき姿というものを要約して、どういうことなんだということをお聞かせ願いたいと思います。磐城地区においては港湾の設備が拡充され、しかもそれと同時に各種の港湾の整備に伴いまして、工場産業道路という整備をしなければならないという時点に立ちまして、ただ赤字があるからといつて事業の制約がなされるのではないか。御承知であろうと思いますけれども、工場は来たは、人は来たわといつても文教あるいは厚生面というものにつきましての裏づけのあることは、いままでになされておりませんでしたけれども、よその地区におきましては生徒数が減り、校舎がだんたんあまつてくるというにもかかわらず、磐城地区におきましてはますます不足を来たしているわけでございます。いわき市財政が非常に逼迫しているからということで、そういう一つの見方から、あるいは新しい議会が構成されたその中で論議するということは、非常に心外であるということを訴えなければならないわけでございます。こういうようなことを考えた場合に、一体磐城地区の財政の見通しはどの時点で黒字になり、現在の磐城地区が新いわき市の中心点であるということを口で申すだけでなしに、どのような見進しを立てているのか、この機会に私はお尋ねをいたしたいと思うのであります。

 なお、財政の中でもう1点お尋ねをしておきたいことは、特に磐城地区におきましては御承知のとおり都市計画税というものを、これは勿来地区も100分の0.1ですが課税しております。磐城地区におきましては0.2%を課税しております。不均一課税の原則、いわゆる現在の合併の中ではこれはやむを得ないでしようけれども、昭和44年の均一課税という事態に達した場合に磐城地区のこの都市計画税というものをまたかけるのかどうか。この機会にこれを廃止するという考え方があるのかどうかということをお尋ねいたしたいわけでございます。

 特に名前をあげて申しわけございませんが、苫米地部長の言によりますれば、市税の不均一化ということにつきましては、来年度からはできるだけ均一課税にする方針だということを新聞紙上に出されております。ということは地区住民に対しましては、現税制の中では大きなウエートを占め、3,000万円以上、昭和43年度では課税されております現状からみましても、今後の問題として大きな関心をもつている点でございますので、この機会にこの点を御説明願いたい、こう思います。抽象的なことばを使いました点もございましたけれども、市長の公害というものに対するいわゆる本質的な考え方、財政的なものの見通し、この点をお尋ねいたしまして磐城地区を代表いたしましての質問を終わりたいと思います。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕217番飯?議員の御質問の第1点、公害問題に関連いたしまして、進出企業の富士興産のことにつきましての経過を説明せよというおただしでございます。5月初めと記憶いたしますが、日刊工業新聞に富士興産がいわき市に進出するという記事が載つたわけです。むろん私としましては初めて見るものであつたわけです。県のほうにただしましたところが、まだ確定はむろんしていない、そういう希望があつたということであります。その後富士興産と県といろいろ折衝いたしました結果、いわゆる小名浜の港湾を利用して工業立地をしたいということで具体化が逐次しているということを聞いたわけでございます。そこでさつそく地元のほうとよく話をしてもらいたいということで、どういうものが来るのであろうかということで地元としても憶測をたくましうして不安であるということを申し上げました。私は東京において企画部長と会見いたしまして、大体の構想は承つたわけであります。その後磐城地区振におきまして、私が聞いたことと大体同じことを発表されたわけでございます。そして協力してもらいたいというお願いがあつたわけであります。その後富士興産が進出することにつきまして、いわゆる公害があるかないか。石油精製であるので、したがつて公害は当然起こるであろうということで、一体どういう石油基地であるかということの把握にわれわれつとめてまいつたのであります。幸いにして富士興産の企画部長がまいりまして、約1週間ほど前でありますか、10日前でありますか、その概要を私に報告がありまして、協力をしてもらいたいというお話でありました。その計画の概要は原油をもつて来て、そうしてあそこで重油をつくり、重油からピツチとアスフアルトそれから潤滑油をつくる、いわゆる石油精製というかガソリンまでつくるという計画ではない。大体6万バレルという規模でやつていきたい。それに使用する土地が大体20万坪所要をする。計画としましてはできれば46年度いつぱいに完成して46年度末には操業を開始するという段取りでいきたい。しかしながら港湾の整備が即応しなければならないので、港湾の整備についても特に協力をしてもらいたいということであつたのであります。港湾の整備と申しますと、剣地区に大体15万トンから20万トンの外航船いわゆる輸送船が入れるような設備にしていくことがのぞましいということであつたのであります。私たちといたしましては。まず第1点に考えられるのは公害の問題である。そこで係の班長を同じような企業の体形である海南市に直ちに派遣いたしまして調査をいたしたのであります。一昨日帰つてまいりましたので詳しいレポートはまだ受け取つておりませんが、口頭での報告によりますと、潤滑油をもつて製品とする。そしてアスフアルトを兼ねてつくるということであつて、それと同じような企業であるならば、少なくとも海南市におきましては、あそこの地元としてはさしたる公害もなく、不平不満もない。亜硫酸ガスの発生はきわめて微弱であつて、地元からの公害の苦情というものがほとんど聞かれないということであるわけであります。なお詳しく検討した上で態度を決定したいこう考えているわけでございます。そういう状況でございますので、われわれ企業の誘致にあたつては、何べんも申し上げましたとおり、やはりいわゆる公害によつて住民が悲惨な環境におびえるというような工場は、絶対に当市としては訪致するわけにまいりません。そういう企業の実態を把提いたしまして、ひとつそれによつて公害がないという自信がついたならば、企業の誘致につきましても積極的に努力しなければならん。せつかく港湾を整備しながら、企業が一つも来なかつたということでは、これは何のための港湾建設かわからないので、われわれとしては公害が起こらないということを前提としながら、この企業の誘致をはかるということが大前提でございます。したがいまして、ただいま申しましたように、公害が起こるか起らないか十分検討した上で、この企業の誘致をはかるかどうか決定いたしたい、こう考えているわけでございます。

 なお、既存企業について、いろいろの措置についてのおただしでございますが、既存企業につきましてもやはり公害が起こつております。既存企業側のほうでいわゆる公害を防除するためのいろいろの投資をしております。10月から県の条例が全面的に発効するわけですが、それによつて企業としても即応して努力をしております。しかしながらそれによつて万全とは申されないということであれば、十二分に監視体制をとりながら、公害の未然防止のためにわれわれとしても努力する考えでございます。なおこれに関して、市の公害防止の条例はつくらないという、公害対策審議会の意見があつたが、それはどうなのかということでございますが、おつしやるとおり公害防止審議会の行政部会におきましては、市において独自の防止条例をつくるよりも、まず防止のためのいろいろの設備、監視体制を整備することが大事であるという結論が出たのであります。それは結局、市の条例というものは、法律あるいは県の条例より強い条例をつくるということは、自治法のたてまえからできない。それに付随的な条例にならざるを得ない。ですから、この公害を未然に防止する監視体制なり、防止のための施策を講ずるべきであるという結論であつたわけであります。とりあえずの問題としましては、公害の防除のためのいろいろ機械的設備をする必要がある、あるいは検査、監査等も必要であると思いますので、そういうことに十分これからも特に努力をしなければならんというふうに考えております。

 次に財政問題でございますが、御承知のようにこの財政の現況は地区によつて非常にバラバラであります。これは経過措置以前からの問題であり、また経過措置期間中にこれを同じようなレベルにもつていくということは、なかなか実際問題として困難であるということは217番も十分御認識であろうと思います。そういう実体を実はあの白書にあらわしたわけであります。旧磐城地区についての御発言でありましたが、41年度で旧磐城地区においては、御承知のように4億6,500万円ですか、歳入の欠陥を生じた。42年度におきまするところの歳入欠陥はそれよりもなお1億円以上、1億数千万円の欠陥赤字ということになつたわけでございます。私たちとしましては、できるだけ黒字の地区も赤字の地区も同じようなレベルで、タツチゾーンが終わるということは、最も大事であると考えているのであります。しかしそうばかりもまいらないということが如実にあらわれております。結局、それぞれの地区において、財政上投資しなければならんことが、非常に集約されてあるわけです。そういうものを赤字地区であるということで放つておくわけにいきません。やはりわれわれとしてはいわき市全域をいわゆる同じようなレベルで仕事をすることか大事であります。そういう意味から赤字地区といえども、やはり積極的に投資をし、そのための事業をどんどんやつていかなければならないのであります。そのために赤字が累積することは、まことに残念でありますが、やむを得ないというのが現状であります。

 タツチゾーン終了後につきましての処理はどうするかということのおただしでありますが、もちろんこれにつきましては、行財政の審議会において十分検討していただかなければならないのであります。飯?議員さんのおつしやりたいことは、おそらく数年あるいは10年後においては磐城地区の税収というものは増加する、ですから、いま赤字でもそれは結局、他地区に対して迷惑をかけるわけでないのだからということを、おそらく思つての御発言でないかと思うのであります。そうならば非常に幸いでございます。しかし私としましては、やはり発展するあの港湾等を控えて、どんどん道路その他の施設をやつていかなければなりません。発展するところはむしろ投資額が他地区より多くなり、赤字がどんどん累積していくということになりますと、いろいろ地区の感情ということもございます。ですからそういう面につきましては、やはり行政の合理化をはかりながら、節約すべきところは極力節約していかなければならん。発展するところにおいては、赤字を解消することはその地区だけではむずかしいと考えております。しかしながらそれを努力するというたてまえでいかなければならん。これはやはり合併の原則からいつて当然ではなかろうかと考えるのであります。

 われわ地区に対して、赤字を解消するために無理な抑制をするということは考えておりません。合理的に自主的に赤字解消のために前向きの努力をしていくことが必要であります。一面において必要なものについては、十分公共投資をやつていかなければならないということは、過般私は何回も申し上げているとおりであります。

 次に税の問題でございますが、都市計画税は磐城地区と勿来地区にございます。ほかの地区にはない。税の不均一課税については、44年度までは不均一課税でいくという合併協の申し合せになつております。44年度いつぱいは現行の不均一課税そのままでいかなければならない。しかしながら都市計画税というのは、固定資産税とうらはらになつていることは飯?議員も御承知のとおりであります。たとえば平地区におきましては、固定資産税は磐城地区よりも高いのであります。これもやはり是正しなければならないということになり得るであろうと思います。しかし国の施策として、やはり都市計画税は目的税でございます。やはりこの目的税を創設する必要があるということは、いろいろ自治省方面でも論議になつております。平の都市計画区域につきましては、非常に公共投資がよけいにかかるそうでない地区におきましてはそうでもないのであります。しからばその受益者、利用者が、それに応じて負担するということはあたりまえである。ですから全般的に都市計画区域内においては、全般的に都市計画税を創設することが必要でないかということが、自治省においても目下論議されております。このことにつきましては、われわれそれを廃止するか、あるいは固定資産税一本でいくかということにつきましては、行財政審議会において十分審議をいただきまして結論をみたい、こう考えております。

 なお市の財政のあるべき姿とは何であるかということでございますが、ただいま申し上げましたように、各地区の不平がないように、しかも各地区ともいろいろの問題をもちかかえているのでその緩急の度合いに応じて施策をやつていく、そのためには自制すべきものは自制してもらう。そして集約的に必要な経費は惜しみなく使つていく。そういうことが市の財政を運営するにあたつての基礎ではないか、こういう考え方のもとに市のあるべき姿ということを申し上げたのであります。具体的にいろいろの問題を申し上げたいのでありますが、時間の制約もございますのでいずれ機会をみて十分お話し申し上げたいと思います。



○議長(志賀季三郎君) 217番。



◆217番(飯?勝君) 再質問を申し上げます。第1点の工場進出に伴う県と市の連絡の問題でございますが、ただいま市長からお聞きすると、日刊工業新聞で見て、さらに企画部の部長と東京であつて、それから数日して自分の部局である企画開発部の部長を向こうにやつたという御答弁でございましたけれども、この地方都市に進出する企業としては非常に大きな石油コンビナートという問題から、あるいは石油精製という問題から、非常に話題を大きく投げかけているのであります。この種工場の進出でございますので、大体このような連絡に対しまして、市長自身は県に対して、この種工場の進出が現在まで来たような過程で、真に腹を打ち割つた話をしなかつた。あるいはそれだけで、これをそういう点で市長が了解されているのだろうか。今後このような問題につきましても、いままでのような県と市の過程は、工場は県が誘致するのだといういわゆる第三者的な立場で誘致をする考え方で今後も行くのかどうか。私はそういう点についていま少し積極的な発言があつたかも知れないと考えたのですが、工場の進出あるいは誘致ということは市が誘致することがなくて、いわゆる県だけの問題のために、第三者的な立場をとつているようにお見受けするのですが、そういうことでよいのかどうか。これが第1点。

 それから第2点、公害のないことを前提とするということはよくわかりましたけれども、たとえばまだ本式に班長さんのほうから報告がなされていないけれども、よその地区にいきまして、あれぐらいの公害ならば公害とは言えないけれども、あれぐらいのことなんだからということでたとえば公害というものの前提は実態に即した公害、そういう点で認識を新たにするということなんだろうか、どうだろうか。悲惨な状況という表現がございましたけれども、そういう悲惨でない限り、いわゆる金銭的な面での救済ですか、そういうものができるということであるならばこれは将来の南東北地方ですか、そういうものの産業の立地条件にあてはまつているこの地域としてはやむを得ないと、こういうふうに考えてもよろしいのかどうか。この点ひとつお聞かせしていただきたいと思います。

 私は決して、今後の工場の進出に対して絶対反対ということでない。実際に即した、住民に被害を与えないある種の工場は誘致すべきだろう。それを迎え入れるべきだというのが私の考えでございます。しかしながら、市長が常に考えていることと非常に見解が違います。天と地の考え方の相違がございますので、この点をもう一度お聞きしたいと思いま。以上です。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) お答えいたします。御承知のように一般の企業の誘致につきましては、特にわれわれといたしまして、市といたしまして主導権をもつていかなければならんわけであります。特に大企業で港湾を使用する企業ということになりますと、御承知のように港湾管理者は県であります。したがつて埠頭計画その他につきましては県が責任をもつてやつているわけです。そういう中においてその設備を活用するということになると、やはり県としての主導権をもつのはやむを得ない。これに対しまして、われわれとしましては十分協力するなり、あるいは反対するものは反対します。これには誠意をもつて当たらなければならないと思うわけでございます。現在こういうことにつきまして、市といたしましても熱意をもつて、地道ながらそういう考えをもつてやつているし、将来もそのつもりでございます。その点は御了解願いたいと思います。

 それから公害の問題でございますが、これにつきましては、言うならばこれはどこでもあつた企画でございますが、最初石油精製基地ということを県としても考えておつた時代があつた。これらにつきましては、この地元に対しましては十分まともにぶつかつてくる問題でございますので、十分検討してもらいたいということを県のほうに申し上げておつた わけでございます。企業の実体がだんだん変化して来たわけでございまして、ただいまの飯?さんの言われるように、現在の富士興産の構想というのは、一部はナフサをつくり、一部はアスフアルト、一部はピツチであるとか、そういう企業の実体をもつ富士興産の立地であるということがわかつてまいりましたので、はたしてそれで公害があるかないか調査いたしました。まだ詳しい調査をいたしておりませんがわれわれ検討を加えた上で、将来の目的とするところは各種企業を誘致して、そうしてこの地方の経済活動を活発にさせるということが、この新産業都市のねらいでございます。そういうねらいの基本に立つてわれわれとしても十分に取り組んで積極的に施策を講じなければならん、こういうふうに考えております。



○議長(志賀季三郎君) 10分間休憩いたします。

     午後1時47分 休憩

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     午後2時7分 開議



△深谷秀信君 質問



○議長(志賀季三郎君) 再開いたします。休憩前に引き続き一般質問を続けます。12番深谷秀信君。



◆12番(深谷秀信君) 〔登壇〕(拍手)12番好間地区の深谷でございます。

 一般質問の内容として先日御通告申し上げましたが、まず交通対策と道路の整備についてお尋ねいたします。豊かで住みよい町というスローガンを掲げた広域都市いわき市においても交通戦争の激化をたどつており、まことに遺憾のきわみでございます。これらの対策の一環として好間地区内においても信号灯を2カ所設置し、このたびは歩道橋を好間第一小学校前に新設されました。またこれに伴うガードレールをえんえんと新設されようとしておりますが、地域住民の強硬な反対陳情、請願等によつて、現在学校正門前の10メートル程度のみで、あとは続けられておりません。地域住民のガードレール新設の反対理由として、要約すると、次のようなことが言われております。片側買いものとなり、車を停車して買いものができなくなる。リヤカー等によつて流し売り行商をする零細企業が今後成り立たないということが反対する主な理由としてあげられております。内郷地区周辺の道路の状態をみるときに、ガードレールの新設により道幅は極度に狭くなり、停留所にバスがとまるたびに後続車のえんえん長蛇の列は無用にむなしく、一人反対のために反対とは言いきれぬものがあるのであります。好間地区を縦断する1級国道48号線は、従来、県道にして5メートル50の幅員で昭和28年5月2級国道115号線として国道に編入されました。旧平市を源として新潟に至る、いわき市としても重要欠くべからざる道路として指定されたのは周知のとおりでございます。建設省の構想としましては8メートルの幅員に内定していたところ、旧好間村長鈴木栄一氏が将来に対するところの交通事情に瞠目されて12メートルに拡幅されこんにちに至つておるのであります。この12メートルの有効幅員をガードレール新設によつて縮少することは全く希望するところではないのであります。尊い人命を尊重することはやぶさかではなく、最もこいねがうところではあるが、道路を狭隘にするこの種かきねによつてのみ交通安全対策が解決するものでないと私は信ずるのであります。老若すべての社会人に徹底した交通安全教育を行ない、通学道路を新設し、さらには各種各様の交通対策機関を組織して総合的に強力に推進することなどが考えられるが、市長はいかがお考えをお持ちであるかお伺いいたしたいと思います。

 次にバス運営協議会についておただしいたします。新産都市計画を基調としたいわき市の広域行政を積極的に推進するための根幹としてなすべき事業は道路網の開発こそ第一義であると存じます。産業基盤の整備、格差なき生活環境の改善を基調としたいわき市の進むべき道は、道路の整備、拡充を促進し、距離の遠近感をなくすことが要因であると深く信じております。人と経済の交流を適格ならしめることにより地域格差の解消はできるものとは思いませんが、大きな要素として考えられるのではないかと存じます。旧5市においては常磐交通株式会社との間にバス運営協議会なるものがかねてより設立され、その運営にあたつているところと聞き及んでおりますが、これを拡大して旧14市町村に及ぼす考えはないか、常磐交通は独占企業ではあるが公益会社として、また市民の足としていわき市発展に大きく寄与していることは明らかでありますが、バスの運行方法については異議を申し上げる次第であります。バスの運行方法についてはいわき市路線全域の住民が等しく発言できる機会を十分に及ぼすような運営方法をみずからの考えで解決すべきであると思考いたしますが、市長の考えはいかがなものでしようかお伺いいたします。

 次に本庁舎の位置決定について市長に重ねておただしいたします。このことについては、かつての合併協の中で合併の条件にまで発展し、論議を重ねられた問題でありますが、論議の末、位置決定の時期方法については県及び県議会に一任するというかたちでまかせるより方法がなく、そのように結論づけられた問題ではあるが、経過措置期間としての問題の任期も終わるこんにちにおいてもなお決定をみず、各地区選出議員の調和もみられず、不和感のもとに見送りになつたような印象を市民に与えて私どもがこの議会を退場することはまことに心苦しい限りであり、また市長は当時の緊迫している雰囲気の中で緊張緩和の方法として協定されたのであります。この点につきましては3点にまとめておただしいたします。

 県知事、県議会に、ある時期において庁舎の位置決定を一任するとしても、その時期はいつ頃になるのか、これが第1点であります。

 第2点といたしましては、地方自治法第4条第2項に位置を定め、またこれを変更するにあたつては住民の最も便利であるように交通の事情とか、他の官公署の関係について適当な考慮を払わなければならないと規定されておりますが、県知事、県議会に一任してもいわき市長の意思を伺つて決定づけられると考えられるので、もしかりに知事並びに県議会よりいわき市長に諮問された場合、市長はいずこに庁舎の位置を決定づけるべく諮問にこたえるか、また地方自治法第4条第2項による交通の事情も、また他の官公署についても自治法により規定されておりますが、自治法を常に尊重されている市長がこの条文によつてその精神を生かすとすればいずこが適当であるか、これが所信を聞かしてほしいと思います。

 さらに今年の6月上旬、旧郡部の9カ町村の議長が、新庁舎決定についての早期実現と旧平市周辺に設定すべく県庁に出頭、この旨を県知事並びに関係各位に請願をしたと聞くが、市長はこの話を承知しているかどうか。なお早期実現と旧平市内に本庁舎の位置設定を請願した郡部9カ町村の議長の意思に同意する用意があるかどうか、この点について明確にお答えいただきたいと思います。

 次に区長制について市長の所信を伺いたいと思います。市町村制を施行された当時は議会の議決により区長が任命されて市町村の末端行政を施行され、地方自治法が施行されるや地方自治体の末端行政は県の指導により駐在員、町内会長、部落会長、方部会長、連絡員などの市町村特有とも言える措置をとつておつたために納税令書の配布、選挙に関する各種届け出の配布等法的問題が生じたところもあるとも言われているが、1,220平方メートルを有する全国一の面積をもつ当いわき市の末端行政の機関をどうするか、また区長会長等の力がややもすると法的機関以上の圧力団体となりはしないか、この点憂慮されるが、広域行政の住民サービスの方途を承りたいと存ずる次第でございます。

 以上4項目について御質問を申し上げましたが、市長並びに市当局者の明快なる答弁により再質問のないように答弁願えれば幸甚と存ずる次第でございます。以上をもちまして私の質問を終わります。



○議長(志賀季三郎君) 市長。



◎市長(大和田弥一君) 〔登壇〕12番深谷議員の御質問の第1点は交通対策の問題ででございます。この点につきまして総括的に申し上げますと、交通問題と申しましても、ことに道路の整備問題をわわわれとしてはまず交通対策の重点として考えているわけでございます。道路の管理者は、国道については国、県道については県、また市道につきましては市ということで管理者が3段階に分かれております。また市民としましてもいろいろと交通問題について、特に関係の団体等がございます。そこで道路の問題につきましては前述の3管理者と、そういう市民の代表者が集まりまして、去る6月7日に、交通上の問題が第1点と、それから道路の施設関係についてのこれら2班に分かれていろいろと調査をいたしました。その一環として7月17日に構想がまとまつたのでございます。それにつきまして特に路面の拡幅をしなければならない、ガードレールをつけなければならない、あるいは横断歩道をつけなければならないというような意見の交換をしたわけでございます。今回の予算におきましても、大体国鉄関係、あるいはその他の引き込み線等を加えまして9カ所を、総計661万円の予算を組んでおります。これは交通対策の一環でございまして、もちろん全体ではございません。そして踏切等の改善をはかりたいと思つております。この交通安全対策の面からの道路整備につきましては、今後ともそれに適合した整備方法を十分に講じなければならないというふうに考えております。たまたま好間地区の49号線におきましてガードレール設置についての問題が発生したわけでございます。御承知のように歩道橋をつくる際には、ガードレールによつて交通の横断を勝手にしないようにこれを必要とするのが原因でございます。それがなかなか地域住民の間でよく話し合いがつかないままの状態でこんにちに至つているわけでございます。私としては、ことに高速で走る道路におきましては非常に危険な状況となつておりますので、ガードレールの設置は望ましいところでございますが、しかし、これにつきましては住民との間でよく話し合つた上でやらなければならないことはもちろんでございます。われわれとしても、これが円満に解決をするように努力をしたいと思います。

 次に交通事故に関連をしてのバス運営協議会の問題でございます。このバス運営協議会かできたのは御承知のように、旧5市と常磐交通との間において市営バスの問題が発展としてできた一つの協定事項であります。これに基づきましてバス運営協議会は常磐交通との間でいろいろとバス運行の問題について協議をしているわけでございます。新市といたしまして14市町村が一体となつた暁におきましては、この運営方法を改める必要があるという御指摘でございます。現在、バス運営協議会で議題になつておりますのは、いわゆる旧5市ばかりでなく、他の地区においての運行系統その他についても協議をしているわけでございます。なお、今後のバス運営協議会のあり方等については、もちろん建設的な立場から運営をしていかなければならないとわれわれは念願をしております。常磐交通との協定についてはそういうことでできたという歴史的な問題がありますので、したがつてこれを活用するということは常磐交通との間で協議をしながらこれを形成していかなければならないというふうになつております。念願としては現在においてもやつている全市的な立場から、検討をしていくということが必要であるというふうに聞いております。

 次に本庁舎設定の問題でありますが、これは合併協議会におきまして2年半にわたりいろいろの紆余曲折がありましたが、第1の問題はやはり本庁舎の問題であつたことは深谷議員も委員として出席され、十分にこの間のいきさつは御承知のとおりでございます。このうち、まず時期、方法等につきましては知事並びに県議会に一任するということで協定が成立したわけでございます。これについて知事あるいは県議会がきめるにつきましてはもちろん地元のあり方というものを度外視するわけにはいかないわけでございます。法的には市長が提案したものを市議会がこれを受けて議決をするというわけになるわけでございます。その間における前提要件としてやはり知事並びに県議会に時期と方法について一任をするということで協定が成り立つたわけでございます。したがつて市の意見、市議会の意見を十分に把握した上でこれを決定しなければならないということはもちろんでございます。私に対して、はたしていかなる時期あるいは位置が適当であるかということについての意見を述べろということでございますが、その点についてわれわれは市民の動向を十分察知しながら進めていかなければならないと思います。私が早計に申し上げることはかえつて事態を困難ならしめると思います。これは市民の世論に従つてやるべきがまず第1点であろうと思います。

 次にこの問題に関連をして、旧市町村の各地区の正副委員長という有志の方々が県に参つて早くこれを決定すべきであるということを口頭で申し述べたということは、あとで私は聞いております。しかしこれについての考え方はどうかというおただしでございますが、県に対して早くきめるべきであるというそのことについては、私は当該地区振の議決を得て行かれたものではないと思います。そういうことで、これは、議会との問題というか、あるいは市長と議会の問題という観点において正式な手続きを経て行かれたということではないというふうに考えております。それについての私の見解をここで申し上げることは早計ではないかと思います。

 最後に区長制度の問題でございますが、この区長制度というか、町内会、部落会というものは戦前にあつたものですが、やはりこれは圧力団体的になるおそれがあるということで終戦後全国的に廃止になつたわけでございます。しかしながらわれわれは、やはり市の行政を末端まで徹底させるためにもそういうかたちのものを置く必要があるということで、各地区ごとにいろいろの制度があるわけでございまして、これを新市の経過措置期間後においてはどういうふうに活用するか、ある程度の基準をつくつて活用するようにしていかなければならないと思います。どういうかたちにしてもつていくかは今後研究をしていきたいと思います。現在ことに広域都市になりましてからは市の施策というものを末端にまで浸透させるように、また末端の意見を市政に反映するようにはどうしたらよいかということも含めて検討していきたいと思います。まだこれについての結論は出ておりませんが、十分に市民の世論にこたえるような制度にもつていきたいと考えておる次第でございます。以上でございます。

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△日程第7 散会



○議長(志賀季三郎君) おはかりいたします。本日の議事は、この程度にとどめたいと思いますが御異存ありませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(志賀季三郎君) 御異議なしと認め、本日はこの程度にとどめることにいたします。なお、明日は、この議場において再開の上、一般質問を続行いたします。本日はこれをもつて散会いたします。

     午後2時34分 散会

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