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福島県 いわき市

昭和57年 11月 臨時会 11月04日−01号




昭和57年 11月 臨時会 − 11月04日−01号







昭和57年 11月 臨時会



         昭和57年いわき市議会11月臨時会会議録

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            昭和57年11月4日(木曜日)

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議事日程 第1号

  昭和57年11月4日(木曜日)午前10開議

日程第1 会議録署名議員指名

日程第2 会期決定

日程第3 議案第1号〜議案第3号(提案理由説明〜委員会付託)

日程第4 議案第1号〜議案第3号(委員長報告〜採決)

日程第5 常任委員会委員の選任

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本日の会議に付した事件

        〔議事日程第1号記載事件のとおり〕

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出席議員(45名)

1番   岩城光英君       2番   斉藤八郎君

3番   馬目清通君       5番   樫村弘君

6番   白土和男君       7番   若松昭雄君

8番   青木稔君        9番   酒井隆郎君

10番   高萩充君        11番   政井博君

12番   人見一君        14番   永山哲朗君

15番   菅波庄助君       16番   永井俊正君

17番   田久孝翁君       19番   緑川定美君

20番   円谷裕一君       21番   宮川えみ子君

22番   伊東達也君       23番   鹿島清三君

24番   菅野留之助君      25番   大平多太男君

26番   斉藤誓之助君      27番   間宮俊彦君

28番   矢吹康君        29番   蛭田仁君

30番   安藤正則君       31番   鈴木利之君

32番   吉田正登君       33番   小野昌太郎君

34番   木内浩三君       35番   芳賀定雄君

36番   柳楽孝作君       37番   磯上久美君

38番   藁谷勝男君       39番   四家啓助君

40番   市橋武君        41番   渡辺多重君

42番   斉藤隆行君       43番   鈴木正平君

44番   大村哲也君       45番   鈴木勝夫君

46番   佐久間昭君       47番   多賀重吉君

48番   小林周喜君

欠席議員(3名)

4番   佐藤芳博君       13番   水野五郎君

18番   雨宮幸夫君

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説明のため出席した者

市長        田畑金光君      助役        橋本渡君

助役        池田清君       収入役       関内栄三君

教育委員長     御代武光君      教育長       松本久君

水道事業管理者   嶋嶋忠好君      代表監査委員    田辺保孔君

企画部長      作山優君       総務部長      小泉毅君

財政部長      坂本平助君      市民環境部長    新妻久君

福祉厚生部長    須永恭平君      農林部長      松本正盛君

商工水産部長    真名田重喜君     土木部長      沢田次男君

都市建設部長    古内義光君      消防長       内山栄一君

水道局長      岡田清君       教育次長      鈴木栄君

秘書室長      杉本大助君      参事(兼)総務課長 新妻忠男君

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事務局職員出席者

                     次長

事務局長      永山巌君                 鈴木英雄君

                     (兼)総務課長

                     課長補佐

議事調査課長    舛田良作君                鈴木司君

                     (兼)議事係長

主任主査

          熊谷昭吉君      議事係主査     鈴木研三君

(兼)調査係員

議事係主査     伊藤正敬君      議事係主査     芳賀義隆君

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               午前10時21分 開会



○議長(渡辺多重君) これより昭和57年いわき市議会11月臨時会を開会いたします。

 直ちに本日の会議を開きます。

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△諸般の報告



○議長(渡辺多重君) 議事に入ります前に、諸般の報告をいたします。

 私は、去る10月4日から16日まで、全樹仁撫順市長並びに杜黎人代表委員会主任の要請により、田畑市長とともにいわき市代表訪中団として、撫順市を初め中国各都市を訪問し、無事帰朝することができました。

 友好都市締結後初めての公式訪問でありましたが、撫順市関係者を初め撫順市民の熱烈な歓迎を受け、感激新たにしたところであります。おかげさまで議定書の内容を基本とし、今後の両市の交流計画等について、具体的に意見の交換をし相互理解と信頼を一層深めることができ、所期の目的を達成することができましたことを御報告申し上げます。

 なお、訪中についての詳細は、市長から報告があると思いますので省略させていただきます。訪中期間中は、議員各位並びに執行部の皆様方には一方ならぬお世話になりました。ここに深く感謝申し上げます。

 次に、市長より報告第1号をもって専決処分について報告があり、お手元に配付いたしておきましたのでごらん願います。

                〔別冊参照〕

 次に、監査委員より57監査第68号、第69号及び第72号をもって定期監査及び財政援助団体監査の結果について報告があり、写しをお手元に配付いたしておきましたのでごらん願います。

                〔別冊参照〕

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△海外派遣議員の視察報告



○議長(渡辺多重君) 次に、海外派遣議員の視察報告を行います。

 なお、福島県市議会議長会友好訪中団行政産業視察に参加が決まっておりました雨宮幸夫君については、健康上の都合により参加できませんでしたので御了承願います。

 まず、10月1日から21日までソ連及びヨーロッパ諸国都市の行政産業視察に参加されました議員4名を代表して、磯上久美君より視察の報告を求めます。37番磯上久美君。



◆37番(磯上久美君) 〔登壇〕貴重な時間をおかりいたしまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 このたび、東北議長会主催によるソ連・ヨーロッパ行政産業視察に参加させていただきました斉藤、間宮、矢吹、磯上の4名を代表いたしまして、私から御礼を申し上げます。

 去る10月1日より3週間にわたりまして、ソ連・ヨーロッパ諸国の行政、産業、経済の各般にわたり貴重な研修体験を得まして10月21日、無事帰国いたしました。議会並びに市当局の皆様方に厚く御礼を申し上げます。また、出発に先立ちましては、市長を初め、正副議長、議員倶楽部からは御丁重なる御配慮をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。

 訪問国は10カ国、14都市に及びましたが、途中、大変天候に恵まれまして、団員はますます元気で研修を重ね、特にストックホルム、ボン、ウィーンにおきましては、市議会を表敬訪問し、新都市問題、上下水道の現況、福祉行政の行方、または教育行政等々、おおむね初期の目的を達成したものと考えております。

 今後は、この貴重な体験を十分議会活動に生かし、市政発展のために努力する所存でございます。なお、詳細につきましては、レポートでき次第御報告申し上げたいと思いますので御了承いただきたいと思います。

 以上申し上げまして、御礼の言葉にかえます。どうもありがとうございました。

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○議長(渡辺多重君) 次に、10月22日から11月1日まで、中国都市の行政産業視察に参加されました永井俊正君より視察の報告を求めます。16番永井俊正君。



◆16番(永井俊正君) 〔登壇〕御報告と御礼を申し上げたいと思います。

 日中友交10周年の記念のはえある年を迎え、福島県議長会主催によるところの第5回の日中訪問の使節の一員として参加させていただき、去る10月22日から11月1日まで、北京、天津、南京、上海、蘇州の5カ所の人民政府並びに人民公社、そして一般市民の方々と忌憚のない意見を交換し、非常に熱烈なる歓迎を受け、特に私が感銘を受けましたことは、北京人民政府の中におきまして、福島県に対し農業技術研修員、そして得にいわき市にありますところの井上工業株式会社に工業技術員の研修生として派遣されておられるということの中で、北京人民政府におきましては、私たちの訪問に非常に熱烈なる歓迎をしてくださったわけでございます。

 そうした見地から、私たちは初期の目的達成は十分できたものというふうに考えております。いずれ近いうちにその詳細にわたる報告書を皆様方のお手元にさし上げたいと思いますので、御高覧いただければまことに幸いであると思います。

 申しおくれましたけれども、出発に先立ちまして、執行部の皆さん方を初めとして、議員各位の皆様方には大変なる御高配をいただきましたことを厚く御礼申し上げまして、私の報告にかえさせていただきます。どうもありがとうごさいました。



○議長(渡辺多重君) 以上で報告は終了いたしました。

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△日程第1 会議録署名議員指名



○議長(渡辺多重君) これより議事に入ります。本日の議事は、配付の議事日程第1号をもって進めます。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議規則第81条の規定により、議長において15番菅波庄助君、32番吉田正登君、以上の2君を指名いたします。

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△日程第2 会期決定



○議長(渡辺多重君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。今期臨時会の会期は、本日及び明5日の2日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認めます。よって、会期は2日間と決定いたしました。

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△日程第3 議案第1号〜議案第3号(提案理由説明〜委員会付託)



○議長(渡辺多重君) 日程第3、市長提出の議案第1号から議案第3号までを一括議題といたします。

               〔議案は別冊参照〕

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△市長提案理由説明



○議長(渡辺多重君) 提出者より提案理由の説明を求めます。田畑市長。



◎市長(田畑金光君) 〔登壇〕本日ここに、11月臨時市議会を招集し、昭和57年度補正予算案を初め、市政執行上必要な議案を提出し、御審議を願うに先立ちまして、私の第3期目の市長就任のごあいさつと当面する問題について御報告申し上げます。

 初めに、私の第3期目の市長就任のごあいさつを申し上げます。

 9月26日執行の選挙で、私は三たび市政を担当することになりました。34万市民の温かい御理解、御協力に心から謝意を表するとともに、過去2期8年、終始、建設的助言と御意見を賜り、市政運営に誤りなきを期していただきました議会の皆さんに誠意を込めて感謝のごあいさつを申し上げます。

 この8年間を振り返ってみますと、御存じのようにわが国の社会、経済情勢は第1次・第2次石油ショックの影響を受け、終始厳しい環境にさらされてきました。これがため、地方自治体の行財政運営も低成長経済をべースとする施策への移行を余儀なくされ、きわめて限定された財源をいかに公正かつ効率的配分をするかが重要な政策課題となってきました。私は市長就任以来、施策を進めるに当たっては、一貫して市民のニーズを的確に把握することが先決であるとの考え方に立ち、市民との対話、市民参加による市政運営をモットーに取り組んでまいりましたが、市政を取り巻く環境がますます厳しさを加える昨今、いよいよ行政と市民の触れ合いを大切にしてまいりたいと考えます。

 私はこれまで市政運営に当たっては、ひたすら特定の政党、政派や特定のイデオロギーに偏することなく、常に市民党的立場に立ち、謙虚に市民の声を声として市政を進めてきましたが、3期目の市政運営に当たっては、この基本姿勢をより徹底させ、初心忘れることなく、いやしくもマンネリ化したり、惰性に流されないよう、みずからを戒めながら市民の負託にこたえてまいる所存であります。

 幸い、当市の繁栄を保障する大規模プロジェクトは相次いで実現に移され、21世紀を展望するとき、いわきの未来には輝かしい希望が期待されます。常磐自動車道を初めとする高速交通体系の整備、いわきニュータウンの建設、重要港湾小名浜港新港の実現、好間中核工業団地の造成など、これら大規模事業が完成を見る暁、いわきはさらに大きな飛躍発展を遂げること必定であります。幸い、これら大事業はいままでのところほぼ順調に進捗してきましたが、これからも国や県の理解と協力をいただいて、財政事情悪化で大幅なおくれなどのないよう、議会の皆さんともども早い完成を目指し努力してまいりたいと思います。

 御存じのようにここ一両年来、政府は臨調答申をよりどころに「行政改革」あるいは「増税なき財政再建」を旗印に、結果として、超緊縮予算措置を講じ、地方自治体の行財政運営も深刻なしわ寄せをこうむっております。国内経済を見ますと、設備投資の冷え込み、消費需要の伸び悩み、海外市況の悪化による輸出不振、ドル高円安に伴う産業活動の停滞と国民生活への悪影響など、日本経済は長い暗い不況の谷間にあえいでおります。これがため昭和56年、57年の両年度にわたり、国税収入の大幅落ち込みとなり、回り回って地方交付税の減額、地方財政の圧迫要因となっております。多くの構造不況業種を抱える当市にあっては、自主財源である市税収入の伸び悩み、競輪事業収益金の低下など、歳入要因は悪化の一途をたどっております。さらに、歳出面では人件費、扶助費、公債費など義務的経費を初め物件費の増大など、昭和58年度予算編成は容易ならぬ事態を迎え、市総合計画の実施も勢い抑制措置を講ぜさるを得ない状況下にあります。そして、一方、不況対策や災害対策のため補正予算の追加措置が緊急を要するこの時期に、自民党総裁選挙という政治的行事のため、対策樹立が先送りを余儀なくされていることも事態を一層混迷させております。

 市としては、御承知のように昨年12月、庁内に「いわき市行財政改善委員会」を設置し、目下、鋭意事務・事業の見直しを行い、引き続き補助金の洗い直しや、さらには支所を含む行政機構改革の問題に取り組むため作業を急いでおりますが、問題が大きいだけに、議会の皆さんや市民のコンセンサスをいただきながら、厳しい客観情勢を乗り切ってまいる考えであります。

 特にまた、市政の大きな課題としてぜひ解決を急ぐべき問題は、平駅前市街地再開発の問題であります。海の玄関小名浜港の整備に関連して、陸の玄関平駅前の再開発は両々相まってこそ、いわきの都市機能の充実は確保されるものと考えます。この件について、議会におかれては本臨時市議会において特別委員会設置の構想ありとお聞きいたしますが、議会の見識に衷心より敬意を表し、議会ともどもこの問題の解決に精力的に取り組んでまいりたいと考えます。

 最近、行政改革や財政再建を進める臨調の答申の中に、あるいは政府の一部言動の中には地方は信頼できないという前提で、権限や財源を地方に委譲することにきわめて消極的な姿勢が見受けられますことはまことに遺憾であります。これは地方自治の本旨である地方自治権を制約し、弱体化し、逆に中央集権化を強めようとする危険な傾向であります。この逆行を阻止し、民主主義の基盤である地方自治をあくまでも守り抜くことこそ私たちの責務であると考えます。中央の干渉や自治権の侵害を排除するためにも、それぞれの自治体が改革すべきは勇気をもって改革を断行し、時代の変化に対応できる活力ある行政運営を進めることが、今日、急務中の急務であると確信します。私は、議会の皆さんとともに困難ではあるが、この問題の解決に積極的に対処してまいりたいと思います。

 次に、これは東北共通の悩みでありますが、春4月になれば就職と進学のため多くの若者が郷土を離れ、著しい人口減少が毎年繰り返されております。この問題解決こそ市政の重点事項であります。地場産業の育成、既存企業の安定化に努めることはもちろん、企業誘致のため一層工夫をこらし、その成果の上に産業経済の発展、雇用機会の増大を図ることを、これからも最重点施策として位置づけてまいる考えであります。あわせて、当市長年の懸案であります大学誘致の実現であります。御承知のようにここ数年、政府は大学の新増設を抑制する厳しい方針をとっております。こういう環境下で市民の願望である大学誘致を実現するには種々の困難が予想されますが、しかし、それを乗り越えて議会の皆さん、市民の皆さんの御協力と御支援をいただきながら、ぜひ大学誘致を実現し、文化都市、教育都市として風格に富むいわきの建設に向け精いっぱい努力してまいる決意であります。

 一方、わが国は今日高齢化社会に入っております。高齢化社会を支える福祉の町づくりはどうあるべきか、活力ある福祉社会とは何なのか、変容する社会情勢に即した福祉の充実発展についても、一層意を用いたいと思います。

 さて、事務・事業の見直し、行政機構の再検討、給与の適正化、定数管理の厳正な運用を図り、よって効率的な行政運営を実現することは、教育や福祉、市民生活安定という市民ニーズにより忠実に対応せんがためのものであります。市民への奉仕は行政みずからがまずえりを正すことであり、市民の協力を求めようとするのであれば、何よりも市民の信頼にこたえる行政みずからのビヘイビア(態度)を正すことにあると思います。「無信不立」、「信無くんば立たず」とは、政治に携わる者にとっては不朽の教訓であると考えます。

 この10月でいわき市は市制発足16周年を迎えました。石炭産業で栄えた九州や北海道の一部には石炭産業の崩壊、即、町の崩壊につながったところがありますが、当いわき市は、同じ産炭地でありながら全国216鉱業市町村の中でも優等生として位置づけられております。ここまで復興と繁栄を取り戻すことができたそもそもの要因は何なのか。そのエネルギーは何であったか。それを問い直すことも決してむだではないと思います。いわき市の今日あるは、私は何よりも16年前石炭産業の前途に見切りをつけ、新たな都市化、工業化への道を選択し、新産都市の指定と大同合併に踏み切った先輩諸公の英智と先見性のたまものであると思います。

 道路、交通、通信網の発達とともに、いまや住民の生活圏域は市町村のかきねを越えて自然発生的な広がりを見せております。その当然の帰結として、地方定住圏構想となり、広域市町村圏構想が生まれ、これからの時代は好むと好まざるとにかかわらず、広域行政の時代であると考えます。その意味でわがいわき市の広域合併は時代の先取りであったと思います。若い町いわき、希望にあふれるいわきの一体化をさらに発展させ、無限の可能性を秘めたわが町いわきの発展の芽を一つ一つ引き出していくことこそ、今後の市政の大きな課題であると考えます。現実の厳しさを直視しつつ、未来に大きな理想を掲げて、これからも精いっぱい市民とともに歩み続けたいと思います。議会の皆さんの変らざる叱咤激励を心からお願いしてごあいさつといたします。

 次に、中国訪問帰朝のごあいさつを申し上げます。

 去る10月4日から10月16日までの13日間、撫順市の招きにより、議長及び訪中団一行14名とともに、今春友好都市を締結した撫順市を中心に、北京市、藩陽市、桂林市、及び広州市等、中国の各都市を訪問してまいりました。

 私たち一行は、訪中期間中、各市において心温まる接待を受けましたが、なかんずく撫順市においては、全樹仁市長、杜黎人代常務委員会主任を初めとする各界各方面の心からなる熱烈歓迎を受け、各人の厚い友情ともてなしに感ひとしおなるものがありました。

 また、北京におきましては、国務院外交部符浩顧問(前駐日本中国大使)、中日友好協会張香山副会長、北京市人民政府郭献瑞副市長等、それぞれ要職の方とお会いすることができたほか、藩陽市及び桂林市においては、遼寧省副省長、藩陽市副市長、桂林市副市長とそれぞれ会談、中国最後の訪問地である広州市においては、前国務院軽工業部部長梁霊光広州市長及び同令夫人が広州交易会の開催を直前に控えての多忙な折にもかかわらず、有意義な歓談と心からなる歓待をいただきました。

 次に、撫順市と協議いたしました今後の交流計画について申し上げます。

 交流の基本的姿勢といたしましては、行政と民間それぞれの立場と協力によって、実効ある交流を着実に進展させ友好の実を高めるということに基本を置き、次の事項について意見の一致を見た次第であります。

 まず、撫順市から要請のありました医療技術の研修生については、明年度、医師2名、看護婦2名を総合磐城共立病院に受け入れること。県立平工業高等学校に研修生2名を受け入れること。株式会社ボンに縫製研修生を5名受け入れること。さらに、常交整備株式会社に自動車整備研修生を3名受け入れることになったのであります。また、井上工業株式会社厨房技術研修生については、中国の国内事情もあり、今後の検討課題とすることにいたしました。

 次に、本市から要請しておりました、石炭・化石館に展示、収蔵する撫順市産出の石炭関係標本等の寄贈については、中央関係機関の承認が必要であるが、撫順市としては、積極的に協力したい。また、撫順炭の輸出については、中国国内のエネルギー事情及び中央関係機関の決定事項であるので大変困難なことではあるが、さらに努力を続けたいとの意向が示されました。

 その他、平第一中学校と撫順第一中学校との友好交流を深め、将来は姉妹校としての発展を図ること。明年度は、相互に公式訪問団を派遣すること。スポーツ、文化等の友好交流を深める具体的な検討を行うこと等、それぞれの事項について忌憚のない意見の交換を行い、お互い合意、確認をいたした次第であります。

 国交正常化10周年の記念すべき年に訪中し、各都市の実情を間近に見て感じたことは、中国はいま、四つの近代化に向け、党、政府、人民が一体となって強い熱意をもって取り組んでおり、その成果が着実に実りつつあることであります。日中関係が、新たな発展段階を迎えている今日、わがいわき市と撫順市との友好交流の前進は、両市の繁栄と日中友好の歴史をさらに発展させることであり、ひいてはアジアの安定と世界の平和に大きく寄与するものと信じております。

 以上、このたびの訪中についての概要を御報告申し上げましたが、今後、さらに友好進展のため、議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げるとともに、訪中期間中、並びに出発、帰国時における議員各位の御厚情に対し、深く感謝の意を表しまして帰国のごあいさつといたします。

 次に、当面する諸問題について御報告申し上げます。

 まず、いわきニュータウンの分譲申し込み受け付けの結果について御報告申し上げます。

 昭和57年度第1次分譲146区画の申し込み受け付けを、去る9月27日から10月6日までの10日間、市役所1階の特設窓口で行いましたが、市内外から合わせて808件、平均倍率5.5倍の申し込みがありました。

 その内訳について申し上げますと、市内634件、県内92件、県外82件となっており、また区画別に見ますと、63件の申し込みがあった区画を最高に、申し込み件数10件以上の区画が17区画あった反面、申し込みゼロの区画が8区画となったのであります。2件以上の申し込みがあった区画につきましては、去る10月25日に文化センターにおいて公開抽せんを行い、当選者を決定したわけでありますが、申し込みのなかった区画につきましては、補欠者の中から希望者を募り、分譲する予定であります。

 なお、来年3月ごろには、建物つき宅地60戸が分譲されることになっているほか、来年度以後も引き続き宅地分譲が予定されておりますので、議員各位の御理解と御協力をお願いするものであります。

 次に、公共工事に係る入札制度の改善対策について申し上げます。

 このことについては、国・県・市町村挙げて取り組んでいるところでありますが、本市でも「建設業者選定委員会」で検討した結果、去る6月1日付をもって、当市の公正な入札執行について助役通達を出し、これが趣旨の徹底を期したところであります。今回、さらに国・県の指導もあり、指名競争入札結果等の公表については、この11月1日から公表を実施することといたしました。

 その主な点を申し上げますと、まず指名競争入札により契約を締結する予定価格が、1,000万円以上の工事等を対象とし、入札結果等の公表事項は、一つに、指名業者名、二つに、入札の経緯と結果であります。このうち入札の経緯と結果については、工事等名及び工事等の場所、契約工期と入札年月日、入札業者名及び入札金額、落札業者名と落札金額であります。これが公表の時期は、指名業者名については、指名通知書発送後から入札日まで、入札の経緯と結果については、入札執行5日後から10日間、入札を担当する課で、入札結果表等を閲覧に供することといたしましたので御報告申し上げるとともに、なお一層の御協力をお願い申し上げます。

 次に、議案について御説明申し上げます。

 議案第1号昭和57年度いわき市一般会計補正予算(第4号)について御説明申し上げます。今回の補正予算は、災害復旧事業に要する経費の補正であります。今年度は、4月15、16日及び8月28日の集中豪雨、さらには、9月12日の台風18号と9月までに3度にわたり災害をこうむったところであります。

 これら災害のうち、市民生活に多大の影響をもたらし、直ちに応急対策を必要とするものについては、その都度予備費をもって対応し、さらに、8月28日の集中豪雨及び9月12日の台風18号の被害のうち、災害復旧単独事業については、9月21日に補正予算の専決処分を行い、市民生活の障害とならないよう一日も早い復旧に努めているところであります。

 今回の補正予算は、災害復旧補助事業のうち農業用施設災害復旧事業に要する経費でございまして、国の災害査定は一部未了でありますが、災害査定の結果を待って予算措置をすることになりますと、復旧事業の規模及び山間高冷地等の関係から年度内竣工が困難となるため、今回、1億9,665万2,000円を追加計上し、工事の早期着工を図る次第であります。

 以上が一般会計補正予算の内容でありまして、これらの結果、現計予算額と合わせますと補正後の予算額は685億418万8,000円と相なったわけであります。

 なお、これが補正財源といたしましては、県支出金1億1,799万1,000円、市債6,290万円及び繰越金1,576万1,000円をもって充当いたしたものであります。

 議案第2号工事請負契約の変更について御説明申し上げます。

 本案は、関田ポンプ場建設工事(土木)についてでありますが、関田都市下水路事業の一環として、勿来町関田地区の水害解消を図るため、昭和50年から55年までは水路の整備を行い、昭和56年度はポンプ場のはけ口工を完了し、本年度は地表面までの土木工事を進めているもので、本年6月、関田ポンプ場建設工事(土木)錦・呉羽建設共同企業体に工事を発注し、現在施工中であります。

 しかしながら、本年度当初の補助金交付額では土木工事が完了できないため、国に対し追加要望し追加内示を得ましたので、工事請負契約の変更により、ポンプ場の1階床工事、ポンプ井仕切り壁、はき出槽、水路工などの増工事をしようとするものでありますが、これに伴い議決要件である金額を超えることとなるため、新たに、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき提案するものであります。

 議案第3号専決処分の承認を求めることについて御説明申し上げます。

 専決第6号昭和57年度いわき市一般会計補正予算(第3号)につきましては、8月28日の集中豪雨及び9月12日の台風18号による災害復旧事業に要する経費であり、農業用施設、林道及び道路、橋梁施設並びに河川施設の応急措置に要するものでありまして、専決処分により補正措置をいたした次第であります。

 専決第7号昭和57年度いわき市下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、下水道事業費国庫補助金並びに県補助金の追加内示等に伴い、下水道管渠布設工事並びに浄化センター施設工事等に要するそれぞれの所要の補正措置を行ったもので、いずれも急施を要するため、専決処分により対処いたしたものであります。

 以上、提案理由の御説明を申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、速やかなる議決を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(渡辺多重君) 以上で提案理由の説明は終了いたしました。

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○議長(渡辺多重君) この際、質疑の通告がなければこのまま会議を進めたいと思いますが、通告はありませんか。

              〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 通告がないようですので、会議を続行いたします。

 これより議案に対する質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑は終結いたしました。

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△委員会付託



○議長(渡辺多重君) ただいま議題となっております議案第1号から議案第3号までについては、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれの所管常任委員会に付託いたします。

 付託事件のある委員会は、休憩中に委員会を開催されて、審査を終了するようお願いいたします。

 ここで午前11時40分まで休憩いたします。

             午前10時58分 休憩

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             午前11時50分 開議



△日程第4 議案第1号〜議案第3号(委員長報告〜採決)



○議長(渡辺多重君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 議案第1号から議案第3号までを議題といたします。

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△委員長報告



△総務常任委員長報告



○議長(渡辺多重君) 直ちに委員長の報告を求めます。総務常任委員会委員長緑川定美君。



◎総務常任委員長(緑川定美君) 〔登壇〕総務常任委員会の御報告を申し上げます。

 先刻の本会議より当委員会に付託になりました案件は、補正予算1件、専決処分1件の計2件であり、関係部課長出席のもと慎重に審査した結果、終了するに至りましたので、その審査の結果につきまして御報告を申し上げます。

 まず、議案第1号昭和57年度いわき市一般会計補正予算(第4号)中当委員会付託分について申し上げます。

 本案は、本年4月15日から16日、また、8月28日の集中豪雨及び台風18号による災害復旧のための財源として繰越金を増額補正するものであり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第3号専決処分の承認を求めることについてのうち、専決第6号昭和57年度いわき市一般会計補正予算(第3号)中当委員会付託分について申し上げます。

 本案は、8月28日の集中豪雨及び台風18号による災害復旧のための単独事業費の財源として繰越金を増額補正したものであり、やむを得ない措置と認め、異議なく承認すべきものと決しました。

 以上で総務常任委員会の御報告を終わります。

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△経済常任委員長報告



○議長(渡辺多重君) 経済常任委員会委員長藁谷勝男君。



◎経済常任委員長(藁谷勝男君) 〔登壇〕経済常任委員会の御報告を申し上げます。

 先刻の本会議より当委員会に付託になりました案件は、補正予算案1件、専決処分1件の計2件であります。これら議案審査のため、関係部課長出席のもと慎重に審査した結果、終了するに至りましたので御報告申し上げます。

 まず、議案第1号昭和57年度いわき市一般会計補正予算(第4号)のうち当委員会付託分について申し上げます。

 本案は、4月15日、8月28日の集中豪雨及び台風18号による災害復旧事業の県補助金の確定に伴う補正であり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第3号専決処分の承認を求めることについて、専決第6号昭和57年度いわき市一般会計補正予算(第3号)のうち当委員会付託分について申し上げます。

 本案は、8月28日の集中豪雨及び9月12日の台風18号による農業用施設、並びに林業施設災害復旧費の補正でありまして、緊急に復旧を要するためのものであり、承認すべきものと決しました。

 以上で経済常任委員会の御報告を終わります。

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△建設常任委員長報告



○議長(渡辺多重君) 建設常任委員会委員長間宮俊彦君。



◎建設常任委員長(間宮俊彦君) 〔登壇〕建設常任委員会の御報告を申し上げます。

 本日、本会議より当委員会に付託になりました案件は、一般議案1件、専決処分1件であります。これら議案審査のため、本日、関係職員出席のもとに審査した結果、終了するに至りましたので、その審査内容と結果について御報告いたします。

 まず、議案第2号工事請負契約の変更についてであります。

 本案は、勿来町関田地区の雨水排水路の能力不足と、はけ口が太平洋に直接面しているため、高潮等による河口閉塞が水害の要因となっているため、関田都市下水路事業の一環として、同地区の水害解消を図っているものであり、昭和55年度に水路整備事業を完了し、昭和56年度からはポンプ場建設に着手しているものであります。

 本年度は、地表面までの土木工事を施工するため、去る6月24日に7,050万円で工事を発注し現在施工中でありますが、事業の進捗を図るため補助金の追加を要望中のところ、今回交付内示があったため増工事を行うものであります。これによって、同ポンプ場建設工事請負金額が9,150万円となったため、工事請負契約の変更について議会の議決を得るものであり、当局の説明を了とし、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、議案第3号専決処分の承認を求めることについてのうち当委員会付託分について申し上げます。

 専決第6号昭和57年度いわき市一般会計補正予算(第3号)、第11款災害復旧費のうち、道路橋りょう施設災害復旧費及び河川施設災害復旧費については、去る8月28日の集中豪雨及び9月12日の台風18号によって被災した道路橋梁112線及び11河川を市単独事業により復旧工事を施行するものであります。

 また、専決第7号昭和57年度いわき市下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、中部下水道管渠布設工事並びに中部浄化センター建設工事に係る国・県補助金の内示に伴う補正であり、両専決とも事業施工上やむを得ない措置と認め、異議なく承認すべきものと決しました。

 以上で建設常任委員会の御報告を終わります。



○議長(渡辺多重君) 以上で委員長の報告は終了いたしました。

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○議長(渡辺多重君) この際、特に発言の通告がなければこのまま会議を進めたいと思いますが、通告はありませんか。

             〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 通告がないようですので、会議を続行いたします。

 これより質疑及び討論に入りますが、通告がありませんので、質疑及び討論を終結いたします。

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△採決



○議長(渡辺多重君) 直ちに採決いたします。

 議案第1号昭和57年度いわき市一般会計補正予算(第4号)から議案第3号専決処分の承認を求めることについてまで、以上3件を一括して採決いたします。

 各案に対する委員長の報告は可決及び承認であります。各案を委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認めます。よって、各案は原案のとおり可決、専決処分は承認と決しました。

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△日程第5 常任委員会委員の選任



○議長(渡辺多重君) 日程第5、常任委員会委員の選任を行います。

 いわき市議会委員会条例第3条による任期満了に伴い、同条例第5条の規定により議長において指名いたします。所属委員会ごとに、その氏名を職員をして発表いたさせます。議事調査課長。



◎議事調査課長(舛田良作君) 〔登壇〕各常任委員会名と所属委員の氏名を申し上げます。

 総務常任委員会委員に    岩城光英君

               斉藤八郎君

               樫村弘君

               菅野留之助君

               安藤正則君

               吉田正登君

               磯上久美君

               多賀重吉君

 文教常任委員会委員に    青木稔君

               人見一君

               田久孝翁君

               伊東達也君

               大平多太男君

               間宮俊彦君

               鈴木勝夫君

               佐久間昭君

 厚生常任委員会委員に    佐藤芳博君

               白土和男君

               酒井隆郎君

               宮川えみ子君

               斉藤誓之助君

               鈴木利之君

               柳楽孝作君

               四家啓助君

 経済常任委員会委員に    若松昭雄君

               政井博君

               水野五郎君

               永山哲朗君

               蛭田仁君

               芳賀定雄君

               藁谷勝男君

               鈴木正平君

 建設常任委員会委員に    菅波庄助君

               円谷裕一君

               鹿島清三君

               矢吹康君

               市橋武君

               斉藤隆行君

               大村哲也君

               小林周喜君

 企画水道常任委員会委員に  馬目清通君

               高萩充君

               永井俊正君

               雨宮幸夫君

               緑川定美君

               小野昌太郎君

               木内浩三君

               渡辺多重君



○議長(渡辺多重君) ただいま職員をして発表したとおり、それぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺多重君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君を、それぞれの常任委員会委員に選任することに決しました。

 ただいま選任されました各常任委員会委員の諸君には、散会後に委員会を開き、正副委員長の互選を行い、その結果を議長まで御報告願います。

 なお、各委員会の開催については、お手元に配付の委員会開催場所一覧表のとおり願います。

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△散会



○議長(渡辺多重君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。明日は、午前10時より再開の上、阿武隈高原牧場運営組合議会議員の選挙等を行います。

 本日はこれにて散会いたします。

              午後0時4分 散会

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