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福島県 会津若松市

平成20年 11月 臨時会(11/11) 11月11日−議案提案説明・質疑・討論・採決−01号




平成20年 11月 臨時会(11/11) − 11月11日−議案提案説明・質疑・討論・採決−01号







平成20年 11月 臨時会(11/11)





            会津若松市議会11月臨時会会議録
 
 
    第1日  11月11日(火)

〇出席議員(30名)
 (固有議席)
 議 長  30  田  澤  豊  彦        14  荒  井  義  隆
 副議長  29  本  田  礼  子        15  土  屋     隆
       1  伊  東  く  に        16  近  藤  信  行
       2  長 谷 川  光  雄         17  渡  部     認
       3  小  湊  好  廣        18  石  村  善  一
       4  佐  野  和  枝        19  渡  部  誠 一 郎
       5  横  山     淳        20  戸  川  稔  朗
       6  渡  部  優  生        21  木  村  政  司
       7  樋  川     誠        22  目  黒  章 三 郎
       8  大  竹  俊  哉        23  浅  田     誠
       9  清  川  雅  史        24  鈴  木  一  弘
      10  小  林  作  一        25  石  田  典  男
      11  斎  藤  基  雄        26  相  田  照  仁
      12  松  崎     新        27  成  田  芳  雄
      13  坂  内  和  彦        28   佐  藤  義  之

〇欠席議員(なし)

〇会  期
 11月11日 1日間

〇本日の会議に付した事件
 議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について
 議案第94号 (仮称)生涯学習総合センター空気調和設備工事請負契約の締結について
 議案第95号 (仮称)生涯学習総合センター給排水衛生設備工事請負契約の締結について

〇説明のための出席者
       市     長    菅   家   一   郎
       副  市  長    鈴   木   清   章
       総 務 部 長    武   藤   裕   一
       建 設 部 長    雪       郷   志

       教 育 委 員 会    新   城   猪 之 吉
       委  員  長

       教  育  長    星       憲   隆
       教 育 部 長    吉   田   一   良

〇事務局職員出席者
       事 務 局 長    鈴   木       正
       次     長    小   端   国   彦
       副  主  幹    井   島   慎   一
       主     査    金   子   康   之
       主     査    豊   島   久   美
       主     査    渡   部   か お り
       主     査    小   林   直   子





               開 会 (午前10時00分)



△開会宣言



○議長(田澤豊彦) ただいまから本市議会臨時会を開会いたします。

 本日の会議の出席議員は30名でありまして、定足数に達しておりますので、これより直ちに本日の会議を開きます。

                                            



△出席要請



○議長(田澤豊彦) なお、関係者の出席につきましては、臨時会でありますので、提出案件に直接関係ある範囲にとどめ、あらかじめ出席を要請しておきましたので、ご了承願います。

                                            



△会議日程



○議長(田澤豊彦) 次に、本日の会議日程について申し上げます。

 日程については、あらかじめ印刷の上、申し上げてあるとおりであります。ご了承願います。

                                            



△会議録署名議員の指名



○議長(田澤豊彦) 次に、本日の会議録署名議員の指名を行います。

 署名議員については、会議規則第88条の規定により、議長において

    戸 川 稔 朗 議員

    近 藤 信 行 議員

 以上2名の方をご指名申し上げます。

                                            



△会期の決定



○議長(田澤豊彦) 次に、本会の会期についてお諮りいたします。

 会期については、あらかじめ議会運営委員会においてご協議願いましたところ、本日1日をもって議了することが適当であるとされましたので、本会の会期は本日1日といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。

               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(田澤豊彦) 満場ご異議ないものと認めます。よって、本会の会期は本日1日と決せられました。

                                            



△教育委員会委員長就任あいさつ



○議長(田澤豊彦) この機会に、去る10月1日付で就任されました教育委員会委員長にあいさつの機会を与えることにいたします。ご了承願います。

    〔10月1日に教育委員会委員長を拝命いたしました新城猪之吉と申します。私は、この自然、そして歴史とともに、そしてあいづっこ宣言のような大きな目標を持った会津若松市に生まれたことを誇りに思っております。私これからこの宣言を守れるような子供たちの環境づくり、そして好かれる会津を目標に頑張っていきたいと思っております。何とぞよろしくお願い申し上げます。〕(拍手)

                                            



△議案の上程(議案第93号乃至同第95号)



○議長(田澤豊彦) これより日程に従い議事を進めます。

 案件を付議いたします。

 議案第93号ないし同第95号、以上の諸案件を一括議題といたします。

 まず、審議の方法についてお諮りいたします。ただいま議題とされました案件につきましては、委員会付託を省略し、本会議みずからの審議として議事を進めることにいたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。

               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(田澤豊彦) 満場ご異議ないものと認めます。よって、委員会付託を省略し、本会議みずからの審議と決せられました。

                                            



△提案理由説明



○議長(田澤豊彦) これより提案理由の説明に移ります。

 まず、提出案件の概要説明を求めます。

 市長。

               ・市長(議案第93号乃至同第95号)            

               〔市長(菅家一郎)登壇〕                  



◎市長(菅家一郎) 本日、11月市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位にはご参集賜り、厚く御礼を申し上げます。

 今回提出いたしました案件は、(仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結についてほか2件でありまして、各議案につきましては、あらかじめ印刷の上、説明書を添え、一括お手元に差し上げてあるとおりでありますが、その概要についてご説明を申し上げます。

 まず、議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結についてでありますが、これは栄町地内に(仮称)生涯学習総合センターを建築するため、この工事に係る工事請負契約を締結しようとするものであります。

 議案第94号 (仮称)生涯学習総合センター空気調和設備工事請負契約の締結についてでありますが、これは(仮称)生涯学習総合センターの建築に伴う空気調和設備工事を行うため、この工事に係る工事請負契約を締結しようとするものであります。

 議案第95号 (仮称)生涯学習総合センター給排水衛生設備工事請負契約の締結についてでありますが、これは(仮称)生涯学習総合センターの建築に伴う給排水衛生設備工事を行うため、この工事に係る工事請負契約を締結しようとするものであります。

 以上、提出案件の全部について、その概要を申し上げましたが、詳細につきましては主管者をして説明いたさせる所存でありますので、何とぞよろしくご審議の上、満場一致をもって原案のとおりご賛同賜りますよう念願する次第であります。



○議長(田澤豊彦) 続いて、細部説明を求めます。

 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) それではまず、議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結についてご説明を申し上げます。

 提出案件資料の1ページをお開き願いたいと存じます。まず、工事の内容でございますが、構造といたしまして、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上4階、地下1階建1棟であります。建築面積が2,512.17平方メートル、延べ面積が9,365.49平方メートルであります。契約の方法といたしまして、指名競争入札であります。契約の相手方は、宮城県仙台市青葉区一番町3丁目1番1号、松井建設株式会社東北支店であります。契約金額は、17億3,880万円であります。

 次に、2ページをお開き願いたいと存じます。議案第94号 (仮称)生涯学習総合センター空気調和設備工事請負契約の締結についてであります。工事の内容といたしまして、空気調和設備、配管設備、ダクト設備、換気設備、排煙設備、地中熱採熱設備、床冷暖房輻射設備、自動制御設備工事。契約の方法、制限付一般競争入札であります。契約の相手方は、八ッ橋・会津ガス特定建設工事共同企業体でありまして、構成員の代表者として、会津若松市桧町2番3号、八ッ橋設備株式会社、構成員として、会津若松市神指町大字南四合字才ノ神325番地の1、会津ガス株式会社であります。契約金額は、4億1,656万6,000円であります。

 次に、3ページをお開き願いたいと存じます。議案第95号 (仮称)生涯学習総合センター給排水衛生設備工事請負契約の締結についてであります。工事の内容であります。衛生器具設備、屋内給水設備、屋外給水設備、給湯設備、屋内排水設備、屋外排水設備、スプリンクラー設備、泡消火設備、雨水利用設備、融雪用配管設備工事であります。契約の方法、制限付一般競争入札であります。契約の相手方、アクーズ会津・東邦工業特定建設工事共同企業体でありまして、構成員の代表者として、会津若松市千石町4番50号、株式会社アクーズ会津、構成員として、会津若松市河東町八田字八田野58番地、東邦工業株式会社。契約金額は、1億6,170万円であります。

 以上でございます。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。

                                            



△議案第93号乃至同第95号に対する質疑、討論、採決



○議長(田澤豊彦) 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

 松崎 新議員。



◆松崎新議員 私は、議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について、議案第94号 (仮称)生涯学習総合センター空気調和設備工事請負契約の締結について、議案第95号 (仮称)生涯学習総合センター給排水衛生設備工事請負契約の締結について、一括して質疑をいたします。

 この3案件につきましてですが、8月の臨時会の中で質疑をした経過にあります。その後、入札が不調に終わり、今回の3回目の入札という形になったわけです。8月の臨時会で市長は、市民の要望が非常に高い合併特例事業として位置づけたものであり、早期完成、早期の供用開始を望む市民の方々の思いを考えれば、これは極めて異常な事態という答弁をしているわけであります。今回入札が行われたわけですが、市長の受けとめ方について伺いたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 市長。



◎市長(菅家一郎) 今回の入札結果を受けての感想ということでしょうか。ある意味では、入札結果、これにつきましては落札者が決定したということで一安心しているところでございます。市民が待ち望んできた施設でございますので、一日も早い完成と供用開始、これに努めてまいりたい、このように考えているところであります。



○議長(田澤豊彦) 松崎 新議員。



◆松崎新議員 それでは、入札について伺います。

 今回1回目、2回目の不調を受けまして、3回目につきましては8月の臨時会の質疑でもありましたように、もし2回目が不調になった場合どうするんですかということに対して総務部長は、地域要件の枠拡大あるいは発注方法の見直しも含めて検討するということで今回の3回目に臨んだわけでありますが、この間の経過となぜ指名競争入札に変えてきたのか、さらには指名業者の選定方法についての説明を求めます。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) まず、今回指名競争入札にしたことについてであります。

 本市の工事等の発注につきましては、地元業者への優先発注を基本としてきたところであります。通常入札参加資格要件におきまして、地域要件を付した制限付一般競争入札により発注をいたしてきたところであります。しかしながら、地元業者において落札決定が得られない場合等におきましては、地域要件を緩和し、市外業者を対象とした指名競争入札により発注するというふうにしてございます。今回の(仮称)生涯学習総合センター新築工事におきましては、地元業者を対象といたしまして、設計額の変更を含めまして、2度、制限付一般競争入札を試みたわけでございますが、いずれも入札不調となったことから、市外業者を対象とする指名競争入札に移行したものであります。本工事の発注につきましては、こうした特別の理由により市外業者への発注に至ったものでありまして、本市の工事等の発注につきましては、今後も引き続き地元業者が施工できるものについては地元業者への優先発注を基本としてまいりたいというふうに考えてございます。

 それから、10者を指名した選定基準ということでございますが、(仮称)生涯学習総合センター新築工事の指名競争入札における指名業者の選定に当たりましては、本市の建築一式工事に入札参加資格登録を有すること、本市及び県の指名停止措置を受けていないこと、建築一式工事を主力工事の一つとしていること、それから類似工事の施工実績を有することなどを考慮いたしまして、会津若松市建設工事発注基準に規定いたします指名競争入札の場合の業者の選定数に基づき、10者を指名したところであります。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 松崎 新議員。



◆松崎新議員 その基準についてはわかりました。しかし、その基準の中で10者を選定するというのは、非常に多くの企業があるわけですから、じゃその10者を具体的にどういうふうに選定するのかということが問題になってくるわけですが、今回の10者についてはどのような選定方法をとったのでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 10者の選定方法でございますが、ただいま申し上げましたとおり、本市の建築一式工事に入札参加資格登録を有すること、それから先ほど申し上げましたとおり、本市及び県の指名停止を受けていないこと、それから建築一式工事を主力工事の一つとしていること、さらには類似工事の施工実績を有すること、これらを基準といたしまして選定したわけでございますが、さらに詳細に申し上げますと、経営事項審査の点数あるいは技術的適性、それから経営状況等も含めて、10者を選定したところであります。

 以上であります。



○議長(田澤豊彦) 松崎 新議員。



◆松崎新議員 そういった選定についてはわかりましたが、8月の臨時会の中の論点があったわけです。その中で、業者からの質問項目が今回非常に多かったのではないかという指摘がされました。今回のと前回のを私も調査しましたが、前回は51項目、これは主に積算根拠等の問い合わせが多かったように見受けられました。今回については、3回目の入札なんですが、173項目についての問い合わせがありまして、ただこれは主に設計、構造内容等の確認についてが主でありました。そういった意味では、非常に業者の受けとめ方が違うのかなという感想を持ったわけです。市は、こうしたことの質問項目の内容の違いについてどのように受けとめているでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 質問項目の内容についてのおただしでございます。

 前回、さらには前々回につきましては、やはりこの工事に係る設計の内容について、その工法等についての質問が多かったわけでありますが、今回につきましては仕様あるいは仕上げの材料等の内容についての質問が多かったところでございます。これにつきましては、やはり工法のとらえ方、図面のとらえ方について、今回は理解をしていただいた上での質問になったものと存じます。



○議長(田澤豊彦) 松崎 新議員。



◆松崎新議員 もう一つの論点があったわけなんですが、共通費についての議論があったわけです。今回3回目の入札に際して、業者のほうからこうした共通費についての考え、問い合わせ等はあったのでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 仮設計画等の共通費に関する質問は、ございませんでした。



○議長(田澤豊彦) 松崎 新議員。



◆松崎新議員 そういった意味では、私も調査したんですが、1、2回目の地元業者が主体の場合と市外の業者の考え方が非常に違うなというふうに私も思いました。その中で、今回入札予定価格の積算について、県の建設基準、工事積算基準による数量、単価等は積算基準にのっとり、算定しているということが8月の臨時会でも答弁されてきました。そういった中、今回もその基準は変えてこなくて、3回目の入札をされたわけですよね。私が思うのは、今回の(仮称)生涯学習総合センターの入札に際しては、一部JVの方式を変えてきたわけですよね。これは、今までは市外1社と市内または準市内の業者2社でJVを組んできたんですが、今回からは市内業者3社でJVを組むことが可能ということになったんですよね。この一連の経過から見れば、こういうJVの要綱を変える必要なかったのでないかという一部の指摘があるわけなんですが、それについていかがでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) JVの要綱の変更についてでございますが、先ほどから申し上げておりますとおり、地元でできるものについては地元の業者に請け負っていただきたい、こういう考えでございますので、そういう意味では工種の種類によって難易度の問題等あるわけでございますが、それらを含めまして、地元業者でできるものについては地元でということで、今回は金額に応じまして、地元業者3社でのJVとしたところであります。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 松崎 新議員。



◆松崎新議員 さらにお聞きしますが、今回JVの要綱を変更したわけなんですが、さらに戻すという考えはあるのでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) このJVの要綱につきましては、今までは市内業者、準市内あるいは市外業者の組み合わせでございましたが、そのほかに、それも市内業者での組み合わせも可能ということにしたわけでございますので、仕事の内容によっては全くその方法もとれるということでございますので、現在のところ直すような考えは持ってございません。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 松崎 新議員。



◆松崎新議員 それでは、別の角度で聞きたいというふうに思います。

 前回の8月の臨時会でも論点になったのは、いわゆる世界的に価格が高くなってきていると、資材の高騰で非常に業者も大変になってきていると、その中で予定価格を増額してきたわけです。その中で今回の入札、議案第94号と第95号の関係なんですが、(仮称)生涯学習センター空気調和設備工事と給排水衛生設備工事、これについても予定価格の増額をしてきたわけです。一方の本体工事については、3回目の入札で落札されると。しかし、今回の空気調和設備工事と給排水衛生設備工事については、1回の入札で落札をされると、それも96%前後で。そうすると、同じ市内の業者でありながら、やっぱり1回で落札されたことと2回も不調になったということはどのように市はとらえているでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 給排水衛生設備工事、さらには空気調和設備工事につきましても、設計の基準となっておりますのは福島県建築関係工事積算基準にのっとって設計、積算をされたところでございまして、この考え方としてはやはり新築工事においても同様なわけでありますが、この福島県建築関係工事積算基準にのっとった積算の方法について、設計の内容について、今回はこれ地元のJVの方々でございましたが、その設計内容について理解をしていただいた上で応札されたというふうに考えております。



○議長(田澤豊彦) 松崎 新議員。



◆松崎新議員 別の角度で聞きたいと思います。

 私は、同じような条件でありながら、片方でなかなか入札に応じない、片や1回で応札をするということについては、非常に業界の中でも疲弊をしているという中で、やっぱり地元の業者を育てていくという視点も非常に重要ではないかなというふうに思っております。ですから、これからもやはり地元の業者を育成しながら入札制度の改革を進めていかなければならないというふうに考えておりますが、いかがでしょう。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 本市におきましては、これまでも工事の発注につきましては地元業者の育成、それから地域雇用、消費の拡大、さらには税収の確保など、地域経済の波及効果等を考慮いたしまして、地元業者への優先発注を基本としてやってまいったわけであります。今後も引き続きまして地元業者への優先発注を基本に、入札、契約の状況等も踏まえながら、必要に応じ、修正を加えながら、入札制度のより一層の充実を図り、市民に信頼される入札、契約の実施に努めてまいりたいというふうに考えてございます。



○議長(田澤豊彦) 松崎 新議員。



◆松崎新議員 3回の入札ということで、開所時期に対して、本当に平成22年度までに終了するのかということが非常に問題になってくるのではないかなというふうに思います。この開所時期、これはまちづくり交付金の関係でおくらせるわけにいかないわけですね。これは、スケジュール的に大丈夫なのでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 教育部長。



◎教育部長(吉田一良) お答えいたします。

 8月の臨時会の時点におきましては、平成22年の12月ごろに建物は完成すると、そして平成22年度中の供用を目指すと、こういうスケジュールであるというふうに答弁をさせていただきました。今般の一連の措置によって、建物の竣工時期というのは1月というふうになる見込みであります。したがいまして、2月、3月、この間に開館準備作業等を踏まえれば、平成22年度中のオープンというのを目指すという考え方に変わりはございません。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 渡部優生議員。



◆渡部優生議員 私は、議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結についてお伺いします。

 まず、8月の臨時会以降きょうまで、議会に対してあまり丁寧な説明がなかったというふうに私は思うんですが、やはり8月の臨時会であれほど議論して、入札が不調になって、再度臨時会で補正予算が議決され、2回目の入札までも不調に終わったということの経過を踏まえれば、やはり議会に対してもう少し経過説明なり丁寧な説明責任を果たすべきだと思うんですが、それが今までなかったというのは、やはり私としては大変議会を軽視しているのではないかと思いますが、その点については当局はどのように認識されていますか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 具体的には8月18日の臨時会で議決をいただきました案件につきまして、2回目の発注を行ったわけであります。その結果、入札不調になりましたので、9月19日に議員の皆さんに入札結果のお知らせを申し上げたところでございます。さらに、3回目の発注に当たりまして、9月25日に指名競争入札による発注についてのお知らせを文書で申し上げたところでございます。さらに、3回目の入札結果につきまして、10月23日に議員全員に対しまして入札結果のお知らせを文書で申し上げたと、こういう経過があるわけでございまして、一定程度の説明責任を果たしているのかなというふうには考えてございます。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 渡部優生議員。



◆渡部優生議員 文書は、確かにもらっていますが、文書でもらったからといって、こちらから内容についてお聞きすることできないじゃないですか。中身に突っ込んだことまで聞こうとは思いませんが、やはりその経過をもう少し詳しく聞く場、そういうものをやっぱり設けるべきではなかったんですか。さらに、8月の臨時会の中では、地元業者以外に発注するということは前提ではなかったはずなんです。万が一というようなことで答弁していたように記憶しておりますが、やはりそういう形で、これだけ地域経済が低迷している中で、地元発注優先でやってきた中身を方向転換するということをなさったわけですが、そういうことをするのであれば、やはり議会に対してもきちんとその方向転換をする理由を明らかに説明しながらやっていくということがやはり必要だったと思うんですが、その点について非常に説明不足だし、私としては大変不満ですが、その点についていかがですか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) (仮称)生涯学習総合センターの新築工事につきまして、当初の経過を申し上げますと、7月3日に実施をいたしました制限付一般競争入札が不調となったわけでございます。その後、鋼材類及び燃料油など資材費の高騰によります設計額の見直しを行いまして、8月18日の臨時会において補正予算のご承認をいただいたということでございます。この際に、不調になった場合についてということでのご質疑で、地域要件といいますか、これを緩和し、入札の方法についても変更すると、変更を考えなければならないというふうな答弁を申し上げたというふうな経過がございます。本工事につきましては、当初の発注において、こうした特別な経過がありまして、議会の皆様方にも、議員の皆様方にも大変なご尽力、ご心配を賜りましたことに加えまして、契約に係る議決案件でありますので、円滑なご審議を賜りますよう、これまでも文書にて入札結果等の逐次の報告、説明をさせていただいたところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 渡部優生議員。



◆渡部優生議員 議会に対しての説明については少し不満が残りますが、次に実際入札をされて、今回業者が選定されたわけですが、予定価格について、地元の業者はすべて1回目、2回目、市の予定価格に対して応じられないと、できないという結果に終わってしまったわけです。今回それに伴って、地元以外の業者を指名したということの経過になったわけですが、今回の(仮称)生涯学習総合センターについて、市内の業者ではできないような特別な、特殊な技術を要するような設計の中身、そういう技術的に高度な、地元以外でなければできないというような中身は含まれているのでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 今回の新築工事に当たりましては、特殊な技術を要するようなものはございません。



○議長(田澤豊彦) 渡部優生議員。



◆渡部優生議員 ということは、地元でも技術的には十分可能だということだと思うんです。予定価格に対して、地元業者はだめだということで、すべてがだめだったと。私は、専門家じゃありませんので、設計の中身について質疑しようとは思いませんが、普通に客観的に考えて、今回の地元以外の業者の方、10者指名しました。そのうち6者が辞退されておりまして、1者は予定価格を超過して、失格と。3者が有効になったわけですが、そのうちの1者は99.9%、ほぼ満額の価格ということになります。地元の業者がこれほどだめだという、金額が合わない。そしてまた、さらには指名した業者もほとんどできないと、または辞退という、こういう結果になったわけですが、予定価格というもの自体に疑義を感じませんか。適正な予定価格であったというふうに本当に言えるのかどうか、この辺の検証についてはどのように認識されていますか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 予定価格の設定につきましては、やはり福島県建築関係工事積算基準にのっとって、その工法あるいは内容等についての積算をしたわけでありますので、その工種といたしましては直接工事の中でも土工事、杭工事、コンクリート工事等々ございますが、これらの基準にのっとって設計、積算をしておりますので、そういう意味では予定価格は適正であったというふうに考えております。



○議長(田澤豊彦) 渡部優生議員。



◆渡部優生議員 これについては水かけ論になるかと思いますが、確かに県の積算基準にのっとれば、そういうことになるということのようですが、しかし客観的にこれだけの事業者がこの金額ではできないということを言っていると同じだと思うんです。地元もJV含めて15者ぐらいおられたようですし、今回10者指名しています。そのうち、有効なのがわずか3者しかないということは、不当に安い予定価格だったのではないのかというふうに認識するのが普通だと思うんです。今回たまたまといいますか、応札してくれた業者がいますけれども、大半の業者ができないと言っているような中での予定価格というのは、やはりこれはちょっと異常に低いというふうに認識するのが普通だと思うんです。その辺の検証というのを今後すべきと思いますが、この辺について検証する、市として十分な検証をしていくということが必要だと思いますが、この辺についてはいかがですか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 予定価格につきましては、設計の根拠となる県の積算基準にのっとって設計をしたわけでありますが、応札をされた業者の方々においても、その設計の積算の内訳となる各工種のそれぞれの内訳もございますので、これらを入札書とともに添付されてございますので、これらについて市としても十分検討してまいるわけでありますが、現時点におきましては応札された3者の方々がそれぞれ予定価格の範囲内において、この各工種ごとについても予定価格の範囲内においてそれぞれ積算をされて、応札をされておりますので、そういう意味では検証といいますか、予定価格の範囲内における市の確認はできているというふうに考えております。



○議長(田澤豊彦) 渡部優生議員。



◆渡部優生議員 十分な検証をもう一度やっぱりしてもらいたいなと思うんです。そうしないと、今後やっぱり常に県の積算基準というものだけにとらわれてやっていくと、毎回こういう結果が出るのではないかなと思うんです。県の積算基準にとらわれないで、市独自でやはり予定価格を設計したような場合、何か不都合な点とか、ペナルティーとか、交付金が下げられるとか、そういうペナルティーを負うなんていうことはあるんですか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 予定価格の設定に当たりましては、やはり県の積算基準にのっとって設計、積算をするということが基本でありますので、それに従って今後もやはり積算、設計をしていくという考えでございます。



○議長(田澤豊彦) 渡部優生議員。



◆渡部優生議員 次に、財源について確認をさせていただきたいと思いますが、この(仮称)生涯学習総合センター建設の財源についてはまちづくり交付金も含まれるということですが、再度この中身について、財源の中身について、平成18年から平成22年までの5年間ということのようですが、この辺について確認したいと思いますが、これについて答弁をお願いしたいと。8月の臨時会で市長のほうから平成22年までの5年間の限定された期間だということですが、この期間の延長は平成22年度までということになっていますが、こういうような経過を踏まえた中で、この期間の延長、こういうものは不可能なのかどうか、その辺について国のほうと協議した経過があるのかどうか、その辺についてはいかがですか。



○議長(田澤豊彦) 教育部長。



◎教育部長(吉田一良) いわゆるまちづくり交付金ということにかかわります(仮称)生涯学習総合センターに絡む部分について、まず答弁したいと思うんですが、8月臨時会の継続費の中で32億6,500万円ということで議決をいただきました。この財源といたしましては、13億600万円、これが国庫支出金、いわゆるまちづくり交付金、さらに市債が18億2,330万円ということで、その他100万円、一般財源1億3,470万円と、こういうことで議決をいただいたわけであります。その中で、まちづくり交付金については、今おただしのように、会津若松市は平成18年度から平成22年度の5カ年計画という整備計画をつくっております。その中の1つが(仮称)生涯学習総合センターであると、こういうことであります。入札関係に伴う期間の延長ということは、これは整備計画が既に平成18年度から平成22年度まで5年間ということで設定をされているわけでございます。したがいまして、原則的にこれを例えばずらして、実は6年間ですとか、7年間と、こういうことはあり得ないと。この辺については、県のほうと事務担当のほうで十分協議をしながら、意見を聞きながら対応してきているところでありますので、例えばこういうことがあるのかどうかわかりませんが、将来事故繰り越しとか、こういったことになれば特別の事情が発生すると思いますけれども、それ以外の通常の考え方としては5カ年計画ということに考えは変わりはございません。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 渡部優生議員。



◆渡部優生議員 そうしますと、時間的にもうぎりぎりだというような認識ということかと思いますが、今回の入札、一連の経過を見ますと、本当に皆さんそういう認識でおられると思いますが、地元の経済界がこれほど疲弊している中で、地元に出せなかったというのはやはり市としても残念だと思いますが、そういう努力をもっとすれば可能だったのではないかなというふうに私は思うんです。その辺について、市長、これは幾ら努力してもこれはできなかったという認識でおられるんですか。その辺について、市長のご見解お聞きしたいと思いますが。



○議長(田澤豊彦) 市長。



◎市長(菅家一郎) これまでも本市の工事発注ですか、これについては基本的に地元業者への優先発注を行ってきているわけでありまして、先ほどご答弁申し上げましたように、本年4月には会津若松市建設工事に係る共同企業体取扱要綱、これにつきましても地域要件、これの取り扱いについて一部改正を行って、地元業者への優先発注、これに意を用いてきたわけでございます。できる限り地元で、JVで、地元優先ということで取り組んできたわけでございます。このたびの(仮称)生涯学習総合センター新築工事、これにつきましては予定価格が16億円を超える工事であり、ぜひ地元業者に請け負っていただきたいと、こういった思いから資材価格の高騰に対する設計変更も含めまして、2度、地元業者を対象とする制限付一般競争入札にしたという、ご承知のとおりこういった経過をとってきたわけでございます。ですから、私としてはやはりぜひ地元業者へ発注したいという強い思いでこのような対応をしてきたわけでございますが、いずれも予定価格内での応札には至らなかった、入札不調になってしまったということで、地元業者への発注を断念せざるを得ない状況となったということで、結果として市外業者を対象とした指名競争入札に移行せざるを得なかったということは私自身非常に残念な思いであります。なお、本工事につきましては地元業者への発注、これは実現できませんでしたが、落札業者に対しまして、あらかじめ入札通知書及び設計図書、これの特記仕様書を通じまして、下請や資材の購入、これに際しては地元業者の活用に配慮するよう要請をしているところであり、本日議決をいただきましたならば強く要請をしてまいりたいと、このように思っているところであります。



○議長(田澤豊彦) 渡部優生議員。



◆渡部優生議員 最後にしますが、今財源の問題、あと期限の問題、あと市民からの要望の高いような事業だということを考え合わせれば、今この時期に市民の方々からの要望にこたえるということは十分理解できます。しかし、この金額でこの業者が請け負うということに対しては非常に危ぐされる部分もあります。やはりこれだけの安い金額で応じたということは、労働者、働く方々への安全面の配慮だとか、さらには市内中心部で工事が行われるわけですから、そういうものの安全面の配慮、さらには本体の品質の確保とか、そういうものが十分確保できるのかどうか、その辺について非常に心配される部分もあります。こういうものについて、よく市のほうは留意されて、工事をやっていただきたいというふうに思います。

 以上です。



○議長(田澤豊彦) 横山 淳議員。



◆横山淳議員 議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について質疑いたします。

 今月の10日、いわき市のアクアマリンふくしま子ども体験館が地元の業者で仮契約を結ばれました。県議会のほうでも3つの附帯意見をつけまして、そして価格変更を行いまして、地元の業者で5億円の仮契約が結べたと。先ほど市長も地元の購買力につながらないことは非常に残念であると、私も当然そう思いますが、今回2回の不調を受けて、設計価格変更の見直しを行ったわけですけれども、私は再度価格変更を行って、やはりここは当初どおり制限付一般競争入札を進めるべきではなかったのかなと、これこそが地元購買力の向上につながると思うんですが、その点いかがですか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 予定価格の設定につきましては、8月の臨時会におきまして、それ以前からの単価の上昇を見て、補正予算を組みまして、8月5日の時点における資材等の単価を反映した形での補正予算でもって最終的な予定価格を設定しておりますので、これについて今回はその額をもって執行したわけでありますので、このことについては適正であったというふうに考えております。



○議長(田澤豊彦) 横山 淳議員。



◆横山淳議員 わかるんですが、例えば予定価格の上乗せをして、そしてなるべく地元の業者に落札していただいて、経済活性化を図りたい。しかし、それができなかった。そして、先ほど部長答弁の中にありましたけれども、もし今後そういうことが起こった場合、地域要件を外して、そして指名競争入札、こういうことは今後も起こり得ますか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 指名についてのおただしでございますが、工事の発注につきましては、予定価格130万円を超える入札については基本的に地元業者を対象とする制限付一般競争入札というふうにしてございます。ただし、特殊工事等のため地元業者の中に施工可能な業者が少ないか、またはいない場合、さらには制限付一般競争入札に付したものの入札参加者がいない、またはすべて予定価格超過により落札決定に至らなかった場合において、基本的には指名競争入札という取り扱いをしているところでございますが、基本的には今回は特別の理由というふうに考えてございまして、今後とも引き続き地元業者が施工できるものについては地元業者に優先発注をしてまいりたい、こういうふうに考えてございます。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 横山 淳議員。



◆横山淳議員 もう一度その点、確認の質問なんですが、そういう条件を付して、そして2回目、地域要件を外さず、入札を行って、それでもだめだった場合には、やはり3回目は地域要件を外していくということが往々にしてこれからも起こるということですか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 基本的には地元業者に優先発注をしてまいりたいというのが基本でございます。ただし、今までもそうでございますが、先ほど申し上げましたとおり、特殊工事等によりまして地元業者の中に施工可能な業者の人が少ない、またはいない、それから制限付一般競争入札に付したものの入札参加者がいない、またはすべて予定価格超過により落札決定に至らなかった場合ということも今までございましたので、それについては指名競争入札で行ってございますが、基本的には地元業者ができるものについては地元業者に発注をしてまいりたいというのが基本でございます。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 横山 淳議員。



◆横山淳議員 他の同僚議員も質疑しておりますが、本市の経済力も他所に漏れず、最悪です。本市は、平成16年4月から5つの柱をもとに入札制度の改革を県内でも先駆けて行ってきたわけです。地域要件をつける一般競争入札というのは、私は大変評価しております。この地域要件のついた制限付一般競争入札というのが市は非常にやはり財政を考えて、ここはいたし方ない、この価格で何とか地元の業者に落札していただけないかということで2回目の入札やったわけですけれども、それでだめで、結局3回目の今回他所の業者が落札したわけですが、制限付一般競争入札の要件をつけて、だめだった場合に、その地域要件を付したままやること、つまりさらにお金を上乗せをしてやることは確かに一時的な財政負担にはなるかもしれませんが、公共事業の持つ経済効果というのは、例えば2億円なり3億円なり、さらに上乗せをしても、その2億円、3億円を上回るような経済効果を公共事業が地元の中に生み出すというような考えについて、どのように思いますか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今回の例は、初めてでございます。入札不調になって、臨時会を開催していただいて、補正予算を認めていただいて、また制限付一般競争入札で実施をしたということは初めての例であるというふうに私考えてございます。基本的には、先ほどから申し上げてありますとおり、こういうケースもあるわけでございますが、地元業者に優先的に発注をしてまいりたいというのを基本として考えているところでございます。



○議長(田澤豊彦) 横山 淳議員。



◆横山淳議員 本市の行ってきた入札制度改革は、大変評価するべきものがあると思いますが、今回の地域要件つき、制限付一般競争入札が2回の不調を受けて、指名競争入札になったことは、入札制度改革に私は逆行するというふうにとらえたくなるんですが、入札制度改革の流れの中で今回の入札のあり方についてはどのように思われますか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 先ほどから申し上げておりますとおり、地元業者ができるものについては地元業者に優先発注をしてまいりたいというのは基本でございます。こういう場合につきましては、それぞれ工期の問題あるいは市民要望の問題等を含めて、特別の例というふうにして思ってはございますので、基本はあくまでも地元優先発注を基本としてまいりたい、こういうことでございます。



○議長(田澤豊彦) 斎藤基雄議員。



◆斎藤基雄議員 私は、議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について、議案第94号 (仮称)生涯学習総合センター空気調和設備工事請負契約の締結について、関連することから、2つあわせてお伺いをいたします。

 前の3名の同僚議員の質疑とも関連になりますけれども、まず今回の3回入札を行ったことについて、これまでの答弁を伺っておりますと、先ほど総務部長は、今回は特別の理由があって、市外業者への指名競争入札だったという答弁でした。それは、緊急避難的だったともとれるわけですけれども、そういうような考え方が本当に妥当とするためには、理由がやっぱり市当局において持っていなければいけないと思うわけです。1回目の入札が不調だったことについては、建設資材が高騰しているというようなことがありました。7月3日に国土交通省が単品スライド条項の適用というようなことを決めて、2回目の入札ではそのことが全業者に周知されていたはずであります。ところが、それにもかかわらず、2回目が不調になった。単品スライド条項の適用がされていたにもかかわらず、不調になった。この理由については、どんなふうに考えていらっしゃいますか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 単品スライド条項は、確かに適用されるという前提であったわけでありますが、やはり設計書における設計図面のとらえ方等々に相違があって、なかなか地元業者の方々としては積算に見合う入札価格とならなかったというふうに考えているところでございます。



○議長(田澤豊彦) 斎藤基雄議員。



◆斎藤基雄議員 設計図書のとらえ方、さまざまな仕様書のとらえ方にそごが生じるというか、発注側と、それから請負業者側で、あるいは入札に参加する業者の側でそごが生じるということ自体がやはりそれは十分な図書でなかったのではないかというようなことも思ったりするわけでありますが、そういうことはよくあることなんですか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 通常公告をした上において、それらの設計図書を閲覧の上、入札を執行されるわけでありますが、今回につきましては設計図書において、それらの設計図面のとらえ方等について、やはり市の設計等についてなかなか理解をしていただけなかったというふうに考えております。



○議長(田澤豊彦) 斎藤基雄議員。



◆斎藤基雄議員 ただいまのご答弁は、なかなか理解できません。先ほど同僚議員の質疑に対して、議案第94号と同第95号の空気調和設備工事と、それから給排水設備工事については入札に参加した業者の理解があったからというようなご答弁、建設部長がされました。そうすると、新築工事のほうでは理解がされなかったというようなことと同じ意味でありますね、それは。そういうとらえ方で本当に市内業者の育成のために役立っていくのか、そういう疑問を持ちます。それについては、そういう私の指摘だけを申し上げておきます。

 やはり先ほどの同僚議員の質疑の中で、今回市外業者を10者指名したことについてるる述べられましたけれども、私はそばで聞きながら、あのときの、こんなことを私が言うべきではないかもしれないけれども、質問者の意図は、10者選んだけれども、全部で何者あるんだと、対象となる建設会社は何者あるんだと、まずそこから答えてもらわなきゃいけなかったのではないかと思うんですが、全体の中の10者を選んだわけですが、全体を何者ととらえていたか、お示しください。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 指名業者選定時点におきます本市の入札参加資格登録業者のうち建築一式工事に登録のある業者数は、市外業者でございますが、110者というふうになってございます。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 斎藤基雄議員。



◆斎藤基雄議員 110者全部を選ぶわけにいきませんから、それは基準によってだろうけれども、その110者の中から10者を選んだ理由というのをもう少し丁寧にやはり答弁いただく必要があるのではないかと思いますが、多分繰り返しのご答弁になるでしょうから、それは伺いません。そこをやはりきちっとしていただくことが本当に市民によくわかる行政の説明責任のあり方ではないかと、これも指摘しておきます。

 そこで、お伺いいたしますが、地元業者を育成するという観点、今後とも地元業者優先で発注をしていきたいという市の考え方は先ほどからるる答弁伺いました。そこでやはり大事なことは、今回といいますか、1回目、2回目の新築工事における入札の不調、その理由についてやはりきちっと精査する、検証するということ、これ大事だと思いますが、先ほどの建設部長のご答弁では、3回目が市外業者で成立したということは、それをもって市の積算が適正であったという意味に聞こえる答弁がありました。それでいいのか。それで検証せずに済んだ。こうやってやれる業者が出てきたんだから、精査しなくてもいいと、そういう理由には私はならない。逆に、市内の業者の育成にとって、それはよろしくないと思うわけであります。つまりこれから市内業者育成のためにさまざま市の入札制度を実施していきたいといっても、何を担保としていくのか。たまにしか来ない仕事のために、本当に市のため、市民のために一生懸命仕事をしようというような市と業者との信頼関係をどうやってつくっていくか、これが今まさに今回の契約を通じて問われている問題ではないかと思いますが、その点についてのお考え示してください。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 予定価格の検証につきましては、やはり今回は予定価格の範囲内において応札をされたという事実がございます。その応札をされた額、これについては工事内訳書がございますので、この内訳書につきましてはそれぞれの工種ごとに積算をして、積み上げた金額ということになりますので、これらについて予定価格を設定された積算の内容とよく比較をいたしまして、これらについての検証をさらに進めてまいりたいと存じます。

 また、市内業者の方々の育成につきましては、今回は1回目、2回目において、それぞれの多くの質問があったわけでありますが、その質問の内容といたしましては、やはり施工の方法についてなかなか困難であるという質問に対しまして、1回目の質問に対する回答はあまり的を得ていなかったといいますか、丁寧さに欠けたということで、2回目の際に当たりましては丁寧な工法等の内容について市の考え方を丁寧に説明したという経過もございます。今後におきましてもこれらの説明については十二分に説明をすることによって、地元の方々もその内容を理解していただくように努めることによって、地元の育成につながればというふうに考えております。



○議長(田澤豊彦) 斎藤基雄議員。



◆斎藤基雄議員 入札に1回目、2回目、参加した地元業者の皆さんにおかれても改めてみずからの積算を検証していただくということは当然必要だと思いますが、業者の方々は市の積算については知り得ないわけです。予定価格に至った積算については。そういう意味では、すべての情報を持っているのはやはり市なんです。ですから、市でそれはしっかりやって、そこの1回目、2回目が不調になった理由をしっかりとやはり市が見定める、これが大事だということを指摘しておきます。

 それから、議案第94号との関連でありますが、今この議場にもストーブがたかれております。各職員の皆さんが働いている仕事場、執務室においても暖房が入っているわけでありますが、現在中央公民館も各地区公民館も利用者は寒い中で震えながら部屋を利用しておりますが、新しい(仮称)生涯学習総合センターにおいては空気調和設備が整えば、その時々の外気、気温等に応じて冷暖房が回される、職員の執務している場所だけじゃなくて、各利用者のいる部屋にも回される、そういう設備になるものですか、それともやはり時期に応じて、利用者の方々は11月の十何日まで待てよと、そういうふうにして暖房を入れなかったり冷房を入れなかったりするんですか。その考えについて、教育委員会かな。



○議長(田澤豊彦) 教育部長。



◎教育部長(吉田一良) 職員の執務環境、地域の皆さん、住民の皆さんの利便性、こういったことも当然私どもは念頭に置きながら仕事しているわけでございますので、そこら辺につきましてもこれから十分意を用いていくということになろうと思います。設計上、細かくそれがどういうふうに何がどうリンクしているんだということを私どもの立場で今申し上げることはできませんが、当然その趣旨は踏まえて対応していきたいと、こんなふうに思っております。



○議長(田澤豊彦) 坂内和彦議員。



◆坂内和彦議員 それでは、私も議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について質疑をいたします。

 今回の指名競争入札が10者を指名して実施をされたということは、今説明をいただいたとおりでございますが、指名競争入札の中で半数以上が辞退をして、さらに1者が超過応札をした。これも1回目、2回目の入札同様、異常な事態と言えるのではないでしょうか。こういうことも間々あることなんですか。まず、それをお伺いしたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今回の本体工事に係ります指名競争入札において入札辞退者が6者あったということについてでございますが、入札においては一般的に入札辞退の自由が認められておりますので、今回の入札においても企業それぞれの判断により辞退したものというふうに考えてございまして、市としては答える立場でないことのご了承をお願いをいたしたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 坂内和彦議員。



◆坂内和彦議員 入札の第1の目的というのは、正常な競争性の確保が上げられるんだろうと思うんです。実際は今回10者中3者の競争しかなかったということでございますから、私は結果責任として、もしかしたら参加意思のない業者を選定してしまったのではないか。結果的に3者だけの競争しか今回の入札において実現できなかったのではないか。指名に当たって参加意思の確認は十分にされた、そのように言えますか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今回の10者の指名に当たりましては、まず本市の建築一式工事に入札参加資格登録を有すること、これが1点でございます。次に、本市及び県の指名停止措置を受けていないこと、それから建築一式工事を主力工事とする業者、それから類似工事についての施工実績を有することということを基本といたしまして、10者を選定したわけでございまして、ただいまご指摘のように相手にできるかどうかというような事前の確認は一切いたしておりません。



○議長(田澤豊彦) 坂内和彦議員。



◆坂内和彦議員 そうですね。まず、登録をされているということが入札に参加意思があるということの前提でしょうから、そういう意味では入札の参加意思は当初はあったというふうに理解するのが妥当なんだろうと思うんです。それぞれの理由によって、今回残念ながら実質的に6者が辞退をされたということなんだろうと思うんですが、やっぱり今まで質疑の中にありましたように、最大の原因は今回の予定価格の厳しさ、これが最大の原因だったというふうに理解するのが最も普通かなというふうには思いますが、改めてそういう理解を短絡的に結びつけるというのは問題がありますか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 今回の入札結果につきましては、10者中6者の方が辞退をされているわけでありますが、それはやはり各者それぞれの事情があったものというふうに考えておるところでありまして、また1者については予定価格を8,000万円ほどオーバーしているわけでありますが、これも設計図面のとらえ方について一部相違があって、予定価格をオーバーしたのかと。残り3者につきましては、予定価格の範囲内において応札をしておりますので、そういう意味では適正であったというふうに考えております。



○議長(田澤豊彦) 坂内和彦議員。



◆坂内和彦議員 水かけ論ですから、わかりました。

 逆に、今回3回目の入札が10月23日に実施されたわけです。公示されたのは9月の下旬だったかと思うんですが、2回目の入札が不調になって、9月下旬には資材価格あるいは燃料価格が下落を始めてきたというような時期でもあったんだろうと思います。もしかしたら、今日の鉄鋼材等々の資材価格等を考えれば、今までと逆の言い方ですが、予定価格を下げることは可能な情勢にあったのではないか。その辺の検討は、どのようにされてきたのでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 資材価格等の単価につきましては、今回は8月臨時会において補正予算を8月5日付の県単価を基準として設定をしたわけでありますが、その後、9月時点におきましても若干の上昇は見られましたが、そういう意味では速やかに入札を執行するために9月の下旬に通知をいたしまして、速やかに入札を実施したという考えでございます。



○議長(田澤豊彦) 坂内和彦議員。



◆坂内和彦議員 公告日時点では若干まだ上昇傾向にあったということですから、予定価格を下げるという状況にはなかったということですね。今回の入札を振り返ってみますと、もしかしたら3回目の入札に地元業者であっても、今の状況ならば落札できるような状況もできたのではないかというようなことも考えられるわけです。そういう意味では3回目の入札を市外に出すという選択しかなかったというのは、どうも私は残念でならないんですが、そこでお伺いをいたしますが、時期を若干ずらせば、まだまだ地元業者による入札というのは可能ではなかったのか。地元業者への発注ということをどこまでぎりぎり検討されてきたのかということでもう一度説明をいただきたいと思いますが。



○議長(田澤豊彦) 市長。



◎市長(菅家一郎) 先ほどもご答弁申し上げましたように、私としてはできる限り地元優先で発注したいという考え方から、先ほどご答弁申し上げた対応をしてきたわけであります。2回目の入札が不調になって、庁内での検討の中にさまざまな角度から可能性を検討してきた経過があります。その中でやはりご答弁申し上げた要件が一番算定基準についても対応してきた経過があり、またスケジュール的に平成22年度までの完成というスケジュールもございまして、やはりまちづくり交付金を財源として取り組むためにはそういった手続等の問題がある。そういった先ほどご答弁申し上げた事務的な対応とともに、そのような経過を踏まえて、最終的には今回対応してきた地元要件を見直さざるを得ないというような中で、平成22年度完成を目指してこの事業を遂行すると、基本的には市民の要望にこたえるべく、(仮称)生涯学習総合センター、その完成を目指すということを踏まえて対応をしてきた経過もございますので、ご理解を賜りたいと存じます。



○議長(田澤豊彦) 坂内和彦議員。



◆坂内和彦議員 ちょっと無理な質問だったんだろうというような気はいたしますが、今市長が言われたまちづくり交付金というのを財源にするという理由がどうしても急がなければならなかった最大の理由なんだろうと思うんです。もしまちづくり交付金がなければ、もっともっと3回目も4回目も地元業者への発注という検討期間、猶予期間はあったんだろうと思うんです。ところで、まちづくり交付金の該当がなかったとして、全額合併特例債を適用するとして、市の負担額はどれほどの差が生じるわけですか。



○議長(田澤豊彦) 教育部長。



◎教育部長(吉田一良) まちづくり交付金がなかったらと、こういうことでございまして、これは8月の臨時会の3年間の継続費の中でもお示しをし、議決をいただいているわけですが、32億6,500万円の中でまちづくり交付金はその4割でございますので、13億600万円ということで議決をいただいているわけでございます。したがいまして、まちづくり交付金がもしなければ、その金額がどこにいくかといいますと、考えられるのは市債及び一般財源と、こういうことになってくるということでございます。したがって、まちづくり交付金という大きなメリットを生かさない手はないという考え方に立って、これまで対応してきたと、こういうことであります。



○議長(田澤豊彦) 坂内和彦議員。



◆坂内和彦議員 合併特例債というのは、約13億円のまちづくり交付金の、それを使わなかったとしても70%は合併特例債の適用を受けて、地方交付税措置されるわけですから、実際はその67%は使わなくても財源としては後日入ってくるわけですよね。まちづくり交付金の全額がその差額になってくるわけではないということなんだろうと思うんです。一方、19億円の仕事を地元の業者が落札をして、地元で資材を調達をして、地元の労働力を活用してというような19億円が地元循環をしたときの経済波及効果というのはどのくらいになるものでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 坂内議員、今の質問はちょっと仮定が多過ぎて、答弁ちょっと難しいと思うんですけれども、ちょっと整理して、もう一回質疑してください。

 坂内和彦議員。



◆坂内和彦議員 一般的に19億円のお金が地元で循環すれば、経済波及効果というのは3倍にも4倍にもなるというふうに言われています。一方で、今本当にまちづくり交付金が大事な財源だということで、それに間に合わせるために、仕方なく3回目の入札は市外業者を選定せざるを得なかったというような説明をしてきているわけですが、本当にそのような理由で後から続く同様の建設事業に当たっていくならば、そういう説明をしておりましたから、同じことが2回、3回と繰り返される危険性が十分にあるのではないか、それを最も危ぐするわけです。そこで、最後に市長にお伺いをしたいと思いますが、地産地消ということをどれほど徹底して、これから進めていくのか。2回の地元業者の今回のような不調が続けば、3回目には市外業者による入札も行う、こんな方法を前例にしていったのでは、これからの市の経済の活性化という観点からは極めて心配されるわけですが、公共工事の発注と地産地消の姿勢ということで市長の見解を最後にお聞きしておきたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 市長。



◎市長(菅家一郎) 地産地消という考え方というよりも、やはり地元業者への支援、育成も含めた考え方としては優先発注を今まで行ってまいりましたし、基本的にはそういう考えに変わりはございません。今般、地元商工会議所からも地産地消、地元購買の取り組みに対する要望が出されておりますので、市としても今後とも地域経済の循環が一層図れるよう継続して取り組んでまいる考えでございますので、それらを踏まえて対応してまいりたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 暫時休憩いたします。

               休 憩 (午前11時23分)

                                            

               再 開 (午前11時33分)



○議長(田澤豊彦) 休憩前に引き続き再開いたします。

 石田典男議員。



◆石田典男議員 私も同様に議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について、同第94号 (仮称)生涯学習総合センター空気調和設備工事請負契約の締結について、及び同第95号 (仮称)生涯学習総合センター給排水衛生設備工事請負契約の締結について質疑させていただきます。なお、本件につきましては三十数億円の大きな事業がまさにスタートするということで、少し詳細な質問させていただきますが、ご容赦いただきたいと思います。

 まず最初に、この建築工事費の設計の中で、完成したときを思い浮かべるんですが、銘板というか、定礎という市長の名前を書くような石は、これ設計に入っているんですか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 定礎、銘板につきましては、これらの工事の中で竣工時には設定できるように考えております。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 市長、初めて「会津若松市長、菅家一郎」というのが定礎の中にどんと出るわけです。それについてのご感想はいかがですか。



○議長(田澤豊彦) 市長。



◎市長(菅家一郎) 先ほどご答弁申し上げましたように、長い間の市民からの要望でありますいわゆる図書館、公民館複合施設である(仮称)生涯学習総合センターの一日も早い完成というものを目指して、今まで取り組んでまいりました。ある意味では財源の確保という意味では、合併特例債というものを踏まえながら今日に至った経過があります。地元要件を踏まえながら、地元の地域の活性化というものを目指しながら取り組んできたわけでありますが、入札不調ということで地元要件を変えざるを得ないことは大変残念な思いをしているわけでありますが、一日も早い完成を目指して、市民要望にこたえてまいりたい、このように考えているところであります。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 答弁にはなっていないんだろうなと思いますが、受け流させていただきまして、完成が3回の冬を越えて、そのころに立派な施設ができ上がる。そのころの会津若松市の経済ってどうなっているのでしょう。昨今あそこの建設会社が倒産した、あそこの砂利屋が倒産した、非常に大きな問題がある。今議会は、そのまた引き金を引くような案件が審議をされている。市長がその責任を持ってこの議案を提出されて、市民にどうやって説明するかと、大変な問題だと思います。

 詳細な質問させていただきますが、今回の入札の経緯について質問いたします。先ほど同僚議員の質疑で、選定について県の指名停止基準の要件について等々、いろんなご説明がありました。2回目の入札不調が9月19日、議員に不調の結果をお知らせし、そして25日に指名競争入札で行う旨の通知、26日現在ではもう指名通知をされたと。休日を挟みまして、平日は22日の月曜日、24日水曜日、25日の木曜日しかありません。先ほど言われました110者の市外業者の中からどのように10者を選んだかということで、まず指名選考の会の名称、メンバー、開催日、そしてその指示はいつ、だれが、そのメンバーの起案はいつ、だれがされたのか、お知らせください。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 入札契約審査会についてのおただしでございますが、本市では予定価格が500万円以上の工事等の指名選考に係ります入札契約審査会を開催しておるわけでございます。指名競争入札の入札執行伺の起案日以降に契約検査課が日程を調整をいたしまして、開催するということになってございます。今回の(仮称)生涯学習総合センター新築工事の指名選考につきましては、指名競争入札による入札執行伺を9月22日に起案をいたしておりまして、同じ日に入札契約審査会を開催しておるところであります。なお、今回の指名競争入札の入札執行伺につきましては、入札を執行する契約検査課において起案をしておりまして、(仮称)生涯学習総合センター新築工事に係る入札契約審査会は9月22日に開催したということでございます。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 契約検査課からちょうだいしました会津若松市に入札参加資格登録のある110者の業者、すべての業者の経営事項審査の点数等々を調べさせていただきました。その結果、今回の結果だけを見ると、市外業者でありながら、県内に本社がないと思われる県外の業者67者の中から県での指名停止33者を除く34者の中から選ばれているというふうに思われます。そして、なおかつ今回指名された業者の中で経営事項審査の点数が一番低い1,227点、所在地が東京都の会社、1,227点以上で建築の実績があると思われる企業が6者あります。これを外してあります。その起案をされた、そして審査会を22日の月曜日にやられているわけです、この1日で。先ほど総務部長の説明のあった、主の営業が建築だと、類似工事の実績があること、経営事項審査、経営状況、工事の実績等を精査をされたということですが、その1日ですべての把握をされたんですか。私は、逆に入札不調になる前からもう準備されていたと思われますが、いかがでしょう。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 22日に入札契約審査会を開催をいたしまして、指名の選考をいたしまして、市長の決裁をいただきましたのが24日でございます。それから、26日に指名通知を申し上げたという経過でございます。ただ、入札不調になりましてからは、あらゆる状況に対応できるように準備をしていたというのが事務局としての対応でございます。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 不調も想定しながら、事前にしっかりとした準備をされたという答弁でよろしいでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) ありとあらゆる状況等に対応できるような準備をしていたということでございます。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 不調を予測していたという、可能性を考えていたという理解をさせていただきます。先ほど申し上げた県内に本社のある、そしてこれは残念ながら私調べておりませんが、経営事項審査の点数もそこそこあって、例えば先ほど同僚議員の質疑にありましたアクアマリンふくしま子ども体験館の請負者とか、そういうところも名前が入っているわけです。そこそこ大きな企業があるわけですが、県内の企業についてはなぜ指名をしなかったのでしょう。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今回の(仮称)生涯学習総合センター新築工事の指名競争入札におきます指名業者の選定に当たりましては、本市の建築一式工事に入札参加資格登録を有していること、本市及び県の指名停止措置を受けていないこと、建築一式工事を主力工事の一つとしていること、それから類似工事の施工実績を有することなどを考慮いたしまして、会津若松市の建設工事発注基準に規定をいたします指名競争入札の場合の業者の選定数に基づきまして、県内、県外を問わずに、市外業者として10者を選定したものであります。

 以上であります。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 ですから、端的に答弁願いたいんですけれども、県内に本社のある企業は今回指名された企業よりは経営事項審査の点数が低いとか、実績がないとかということをちゃんと勘案されたのかということです。具体的に経営事項審査の点数が低いならば低いと言っていただければよろしいんです。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) その辺まで具体的に申し上げますと、指名選考したという理由といいますか、これについて会津若松市はこういうふうにしているというふうに答弁すること自体は好ましくないと思ってございますので、ただいま申し上げました理由を勘案いたしまして、業者10者を指名したということでご理解をいただきたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 市民に説明できないでしょう。ちゃんと経営事項審査の点数が悪いとか、経営の状況が準大手に比べたら悪いとかと答えていいのではないの。そこら辺は、責めるつもりはないんですよ、別に。何で隠さなきゃいけないの。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 特に隠しているというようなご指摘でございますが、そういうことではございませんで、ただいま申し上げました理由によりまして10者を選定したということでございます。

               〔「わからない。答弁になっていない」と呼ぶ者あり〕



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今ほどの答弁でご理解をいただきたいと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、経営事項審査の点数を含めまして、実績等、さらには経営状況等も踏まえまして、10者を選定したということでご理解をいただきたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 逆に言うと、指名された業者が明かされたのは結果が出た日なんです。その後わかったわけですが、総務部契約検査課は見事だと思ったんです。110者ある中から専門性とか経営事項審査の点数、売り上げ、それを見ながら上位10者を指名したと、なるほどすばらしいと、そういうふうに見たんですが、そういうふうには断言できないんですか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今回10者を指名いたしました基準につきましては、先ほどご答弁申し上げたとおりでございますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 残念です。私が調べた中では、例えば指名業者10者中経営事項審査の点数の最下位の企業よりは上の企業で250億円の建築の実績のある会社、これは本社が札幌市なんだと、支店が福島県にないと、東北にないということで、例えば関東、東北に支店のある企業というふうな選び方をしたんだろうなと、なるほどなと思うんですが、私はそういう説明があって、そういう基準にのっとって選定したとちゃんと説明していただければ、それで済むことだと思うんです。例えば点数が1,682点もあって、市の順位では12位、指名停止されていない企業で、会津若松市では経営事項審査の点数ランク1位の会社、443億円売り上げがあります。大阪府の企業ですが、これは本社まで確認しましたけれども、登録はさせていただいていますが、民間の鉄骨がプレハブ系が多いので、なかなかSRC、鉄骨鉄筋コンクリートの場合の施工はちょっと難しいというお答えいただきましたから、そういうところを外しているんだなと。すばらしい調査をしているんだなと。逆に、そこで言いたいのは、本音は相当に準備を前もってしているんだな。大したものだなということだけなんですけれども。

 質疑に入りますが、もう一つ、今回の指名競争入札で皆さんにお伺いしたら、設計図書を閲覧しないで、電子データによる送付があったと聞いていますが、いかがですか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今回制限付一般競争入札から指名競争入札ということになったわけでございまして、この件につきましては電子データと紙ベースがあるわけでございますが、今回については設計図書等を電子データとして送付をいたしました。また、一方で設計書については紙ベースで送付をしてございます。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 一般の制限付一般競争入札では、それはあり得ない。すべて買わなきゃいけないんです。その費用も考えると、指名競争入札というのはある意味利便性を図ってあげているんだなと思いますが、今後それは本市の一般競争入札でも考えたらいいのではないですか。電子データを出せるというのであれば、それも考えていただきたい。

 次に、入札結果、予定価格の検証ということで、同僚議員が3者についての質疑をされましたし、超過の1者についてもされていますが、指名業者10者中6者に直接お電話をさしあげて、私も調査をさせていただいたところ、2者から、同様に当局からも調査をされたと聞きました。それは、どのような調査をどこがどういうふうにされたのか、お示しください。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今回の(仮称)生涯学習総合センターの新築工事の指名競争入札におきましては、6者の辞退がありました。これにつきましては、それぞれ企業独自の判断により辞退されたものであるというふうに考えてございます。そういう意味でございますので、市としてお答えをできるものではありませんので、ご理解をいただきたいというふうに考えてございます。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 市として調査したのかと聞いているんです、まず。調査されましたか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今回の入札を辞退をいたしました指名業者に対しましては、今後の入札契約業務の参考とするために、支障がない範囲ということで入札辞退の理由を聞かせていただいております。その内容につきましては、それぞれの企業情報である。さらには、入札辞退の理由が認められている中で、辞退理由を公表することによりまして、今後の各社の企業活動に不利益を生じさせることがあるというようなことで、聞いてはございますが、正式な形ではなくて、今後の入札契約業務の参考とするため、支障がない範囲でお尋ねを申し上げたということでございますので、その内容等については市としてお答えできるものではありませんので、ご理解をいただきたいというふうに存じます。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 私が先週調査をさせていただいたら、まず東京本社の場合は東京本社、あと栃木県日光市の企業もありました。奈良県の会社もありました。おのおの本社にお電話をさしあげて、その管轄は例えば東北支店、仙台市ですよとか、郡山市ですよということで電話番号をご丁寧に教えていただきまして、支店長もしくは営業ご担当の方が直接折り返しご連絡をいただいた。私は、ちゃんと自分の身分と、こういうことでお伺いしたいと言ったら、ちゃんとお答えいただきました。6者。5者がすべて予定価格の設定が低過ぎる。具体的に2億円は安いという方が2者いらっしゃいました。1者は積算しませんでした。配置予定技術者がいません。残念ながらご指名いただきましたが、積算をいたしませんでしたという企業がありました。ただし、いろんな情報が入っていまして、なかなかざっとデータを見させていただいたときには、ちょっとした簡易積算というのがあるそうですが、一番最初にざっと見るらしいんですけれども、それで非常に安いというのは痛感した。それと、応札された予定金額内の本落札者ではない方にまたお伺いしたところ、どのように積算したかの詳細までお伺いしました。国土交通省が発表されている基準にのっとって積算をして、それを83%から85%に落として、なおかつ積み上げて、こうやってきたら、どうしても合わないんだけれども、それは丸めたと、ぎりぎりに落とし込んだと。予定価格どう思われますかと。いや、本当に厳しい。なかなかできない金額ではないのでしょうか。そして、もう一つ見なきゃいけないことは1回目の入札の値段、予定金額です。1回目の税抜き予定金額は、16億898万5,000円です。1回目です。7月に実施した入札、16億898万5,000円。今回の落札者におかれては16億5,600万円です。税抜きです。4,701万5,000円。1回目の入札がやはり非常に厳しい。同僚の議員の質疑の中で、値段が徐々に下がってきているということも今現在あります。物価本も見せていただきました。今その数字はまだ出てきていませんが、1回目の入札が非常にちょっと予定価格が間違っていたのではないか。違算があったのではないか。先ほど申し上げたように6者の皆さんのお話、会津若松市で参加された業者のお話、これを聞くと、地位利用のちょっと厳しい値段でやってくれといった状況というのが見えてくると思うんですが、それはあくまでも積算には間違いなかったと言い切れる話でしょうか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 今回の入札に際しまして辞退された方々につきましては、それぞれの企業としての事情があったものと存じます。

 それから、予定価格の設定につきましては本工事の積算ということになるわけでありますが、工種ごとの数量などの積算の考え方を示している県の建築関係工事積算基準にのっとって、それぞれ積算をしたわけでありますが、それらをもとに、単価につきましては県単価を基本としながら、県単価にないものについては建設物価等の刊行物によるもの、さらには設計仕様に基づく製造会社等の見積もり単価等によってこれらの積算を行ったものでありまして、本工事においては十分調達可能であるというふうに判断をしたところでございますので、そういう意味では設計は適正であったというふうに考えるところでございます。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 建設部長に答弁をいただくと、あくまでも県単価が主流だというような答弁のように聞こえますが、設計書にははっきり出ているわけでしょう。見積もり単価が多いんだと建設委員会で私ご指摘申し上げました。残念ながらこれは過去の悪い例を持ち出すしかないんですが、河東学園小学校の設計書は本当にずさんなものでした。その結果、設計の変更やら何やらがあった。設計事務所が積算をする、見積もり業者が出す、県の単価にはない、刊行物にもない値段が多用されているわけです。その見方が残念ながら私は間違っていたのではないのかと。ですから、あくまでも県の責任ではない、県の単価の責任ではないんだと、それが県の単価で全部積算しているから、大丈夫だなんていうような雰囲気のご答弁はいかがなものかと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 積算に当たりましては、県単価を基本としながらも、県単価にないものは建設物価等の刊行物、さらにはそれらにもないものにつきましては専門業者等々から見積書を徴しまして、これらをその時々の実情に合わせて補正をしながら採用しているということでございますので、あくまでも県単価を基本としながらこれらの積算をしているということでありますが、民間の専門業者の見積もり等も採用しているということでございます。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 済みません。入札の経緯についてちょっとだけ戻させていただきますが、先ほどのご答弁の中で、県の指名停止基準にのっとって、県の指名停止がないことが条件だと。1回目、2回目は、その考え方はなかったんですか。1回目、2回目で県の指名停止になっている業者も制限付一般競争入札の公告では別にハードルはつけていなかったんですが、その辺はいかがですか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 要綱に基づきまして、市としての指名停止をしてございませんでしたので、それについては参加ということになってございます。ただ、今回につきましては、あえて県の指名停止になっている業者は指名を見合わせたということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 その辺、はっきりすることははっきりして、ホームページで公告すべきだと思う。こういうところは、こういうことがあったので、できませんということを、それを何で入札終わるまで出さないでいるのかというのがちょっと不思議なんです。だめなものはだめと出すべきだと思います。それは指摘で終わります。

 さて、11月4日に福島県建設業審議会が、これ新聞にも出ておりますが、今後の県内建設業のあり方について、答申を出されました。本当はこの入札の前にこれが出てくれればなと思っておったんですが、これの資料もそちらで見ていただくように、前もって指摘をさせていただいておりますが、5ページに建設産業の担うべき役割、そして9ページの行政の果たすべき役割、先ほどから育成なんていうお言葉を使っていますが、私は、過去の本会議でも同僚議員が建設産業の振興ということについての質問をしています。本気で会津若松市は、本市には建設産業の方々、従事している方々、それに関連している方々、この資料の中では10%と言われています。就労人口の1割の方が建設産業にかかわっている。毎年リストラがあって、倒産があって、非常に厳しい意見が列記されながら、行政はしっかりとすべきだ。県の財政を見てください。大変な財政になっている。会津若松市が、本市がこの事業を進め、そして大手企業に進めることによって、先ほど来申し上げましたが、本市の経済はどうなるのか。左官屋が倒産し、塗装屋も倒産し、骨材屋も倒産してしまった。本当に行政が果たすべき役割というものはあるのか。この資料、事前にごらんになっていると思いますが、これについての見解をいただきたいと。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) このたびの県の建設業審議会の件に対する答申でございますが、議員おただしのように、今日の建設産業のあり方を踏まえまして、建設産業の担うべき役割あるいは行政の果たすべき役割として、それぞれ意見を申し述べられて、県に対して答申をしておられるところでございますが、今後におきましてはこれらを受けた県の市町村に対する通知等々あろうかと存じますので、それらを踏まえて、今後の行政の役割等についても十分なる検討を進めてまいりたいと存じます。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 同様に会津若松商工会議所会頭名で要望書が出ていまして、地域経済の根幹にかかわるやはりいろんなものを考えてくれと、正当なる発注をしてくれというような要望もあります。市と商工会議所は両輪だ。本当なんだ。これは、一部の情報でありますが、11月いっぱいでリストラをされるというパート、派遣社員の方が大きな企業の中で今すごい数になっています。さあ、どうするんだ。25歳でやめなきゃいけないんだ。建設業もだめ、大企業もだめ。本市を取り巻く環境は、非常に悪いと思います。そこで、今回は契約案件ですから、準大手に発注されるということで、地元企業のリストラとか破産とか、技術の継承もしかねる。除雪、災害時の対応も、実際前回入札に参加業者が、1回目で参加していた業者が除雪はできませんと、機械がありませんというふうなことを建設部に申し入れはしてあるそうです。これをこのままでいいのか。済みません。もう答えにならないでしょうから、やめます。建設産業が倒産することによって、地元の子供たちが、建設業、建築業にかかわろうと思っている子供たちの就業先がなくなるということについて、教育長、教育委員会委員長、もしご意見があれば。



○議長(田澤豊彦) 教育長。



◎教育長(星憲隆) ご存じのように、バブル期でさまざまな神話が崩れました。倒産しそうもない銀行や証券会社が倒産し、大学までも倒産してしまったと。いい大学に入って、いい会社に入るために学んでいた子供たちの失望は、あまりにも大きいものがありました。そんなことのないように、会津を愛し、会津に生きる子供たちが、将来活躍する子供たちが生き生きと成長していけるように、やはり地元の産業あるいは地元の企業が発展していくということが何よりも大事なのかなというふうに考えてございます。



○議長(田澤豊彦) 教育委員会委員長。



◎教育委員会委員長(新城猪之吉) 今発言の機会をいただきましたので、私のほうから一言申し上げさせていただきます。

 今回の件につきましては、私も教育委員会委員長である以前に経済人でありますので、非常に地元企業がこの工事を請け負うことを一番切望しておりました。その流れの中で、やっぱり非常に我々の地元企業の中で損してまで仕事をしなきゃいけない状況ではあり得ないという状況、結果論として大手企業にいってしまえば、大手企業は仕事としてワン・オブ・ゼムですから、1つぐらい損してもできるというのが大手企業の実情に対して、地元企業はこれほど大きな仕事を請け負うのに赤字ではとても、これを1つとっても、すぐ倒産してしまうのが現状ですから、最初から勝負にならないスタートになってしまうのが見え見えでしたので、私も非常に危ぐしておりました。残念ながら2回の不調でこういう結果になりまして、私、今の日本における最大の問題点は、安かろうがよかろうという現状がいろいろな社会不安を起こしている。食品の問題もしかり、建物の問題もしかり、すべて日本が今抱えてきた一番大きな問題がまさに会津若松市に降りかかっているんだろうというふうに思っております。これから私はやっぱりこうした経済環境の中で子供たちを守るという大きな立場にある以上、やっぱり経済の振興、地元における公共投資の大きさというのはまだまだ、世の中公共投資では経済は復興しないと言ってはおりますけれども、現実はそういう問題じゃないだろうと。やっぱりお金というのは回ってこそお金であるというふうに思っておりますので、地元企業におけるお金の回し方というのはやはり地方経済にとって一番大きな要素であるというふうに考えておりますので、私自身が何ができるかわかりませんけれども、子供たちを守るという環境の中での経済環境のあり方というのもいろんな形で提案していければというふうに思っておる次第であります。

 以上であります。



○議長(田澤豊彦) 石田典男議員。



◆石田典男議員 ほかに数点質問は用意しておきましたが、今の教育委員会委員長のご答弁がすばらしく、尊敬に値するすばらしいご答弁だったと思います。我々は、今の答弁を心に刻み、私は否決をさせていただきたいと思います。

 以上です。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 今までの同僚議員の質疑とはまた別な観点から質問させていただきます。

 3回目に指名した10者と災害時応援協定を結んでおられますか。同じくこれまで、この指名した10者は本市に対する地域貢献活動、何かやってきましたか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 今回(仮称)生涯学習総合センター新築工事の3回目に指名をいたしました10者とは、災害時応援協定は結んでおりません。さらに、おただしでございます地域貢献活動についてでございますが、これにつきましては各企業活動の中で本市経済活動、さらには民間における取引等を通じての関与等を除きますと、これまで本市に対します直接的な地域貢献活動の実績はないというふうに記憶をしてございます。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 1回目の質問の冒頭に議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結についてと言うのを忘れましたが、議案第93号の本体工事についての質疑でございます。

 それでは、災害時応援協定を結んでいないということなんですが、落札した松井建設株式会社はじめ、応札した業者と今後そういう協定を結ぶ予定はございますか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) 現在本市におきましては、災害時の応援体制といたしまして、建設業界につきましては会津若松市建設業組合等との災害時応援協定を締結をしておるところではございますが、万が一災害が発生した場合の緊急的対応等を考慮しますと、地元にやはり事業所を構え、事業活動を展開する方々の応援体制がより望ましいものというふうには考えてはございます。また、市の工事の落札や応札等を理由といたしまして災害時応援協定の締結を行うものではないことから、今回応札をいたしました各社との災害時応援協定締結につきましても現在のところ考えていないところでございます。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 まさにそのとおりで、世の中というのは1人で住んでいるわけでもないし、お互いさまというのが私は重要だなというふうに思っております。

 次の質問に移りますが、この契約に対して工事完成保証人あるいは契約保証、これはどういったものでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 総務部長。



◎総務部長(武藤裕一) この契約に際しましての工事完成保証人についてのおただしでございますが、この制度につきましては談合を助長する可能性等があるとのことから、平成5年に国の中央建設業審議会の建議において廃止の方針が出されております。以後、本市におきましても履行保証制度につきましては基本的に工事完成保証人、いわゆる役務的保証から金銭的保証へというふうに移行してございます。したがって、今回の(仮称)生涯学習総合センター新築工事につきましても議会の議決をいただきまして本契約が締結された際には契約保証金を課すこととなりまして、工事完成保証人は課さないということでございます。

 以上でございます。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 次の質問なんですが、先ほどから答弁で県の積算基準にのっとり、というような答弁が繰り返されているわけですが、それではお聞きしますが、エレベーター工事、エスカレーター工事、あるいはガラス工事、あるいはサッシ工事等々、これは県の積算基準じゃなくて特殊工事じゃないんですか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 工事における各種工事の工法につきましては、それぞれその数量等の積算の仕方、考え方について県の建築関係工事積算基準においてその考え方を示しているところでございます。エレベーター等につきましても、その積算基準において仕上げ、あるいは各機器としてその積算基準においての考え方を示しているところでございますので、これに沿って積算をしたということでございます。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 じゃ、それは県の単価に沿っているということですか、それでは。基準じゃないですよ。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 単価につきましては、考え方は先ほどの積算基準でありますが、同じく単価の取り扱いにつきましてもこの積算基準の中で県単価を基本とするというものでありますが、県単価にないものについては建設物価等の刊行物によると。さらに、それらにもないものについては、専門業者、製造会社等の見積もりをもって適宜補正をしながらこの見積もりを採用していくということでございます。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 それでは、この議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結についての本体工事について、県の単価によるものと。それで、ないものと工種ごとの割合、あるいは工事金の割合、何対何ぐらいでしょうか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) その工種につきましては、その積算基準において、例えば土工事ですとか、例えば基礎工事、例えば杭工事、あるいはコンクリート工事、仕上げ工事の中のそれぞれのサッシ工事ですとか木工事ですとかという形でその積算基準の中で工種が分かれております。この工種に沿ってそれぞれ県単価、刊行物の単価、専門業者等による見積もり単価を採用して、積み上げて予定価格となるわけでありますが、そのうち県単価や刊行物にない、いわゆる見積もり業者の方々からの見積もり価格をもって予定価格とした割合といたしましては約45%でございます。

               〔「額を教えてください」と呼ぶ者あり〕



◎建設部長(雪郷志) 額につきましては、予定価格が19億円でありますので、9億円弱というところであると考えております。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 そうしますと、工種の割合及び工事金額もほぼ同様の割合というような理解でよろしいんですね。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 工種の割合でございますが、主に全体の額からいたしますと約45%が専門業者等の方々からの見積もりということになるわけでありますが、今回の予定価格の設定に際しましては特に土工事、さらに杭工事等々についてその割合が高かったものというふうに考えております。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 今県単価以外は業者から見積もりをとったというお話でございます。先ほどの答弁でも地元でできる工事は地元に発注するというような答弁がございました。それでは、各さまざまな工種の専門工事業者から見積もりをとっているわけでございますが、これは地元業者から見積もりをとったんですか、積算をするに当たって。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 専門業者の方々から見積もりをとった工種につきましては、やはり土工事、杭工事等が多いわけでありますが、特に土の掘削等の土工事等につきまして、これは過般の議会の一般質問にもあったわけでありますが、これらのことを中心に地元の方々も含む県内を含んだ専門業者の方々から3者それぞれ見積もりをとったところでございます。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 ほかにもガラス工事とかサッシ工事とかありますが、こういったものは悪く言えばある程度し意的にできることだし、出た見積もりの7掛け、8掛けで単価に入れるということもできるわけです。一応それだけ言っておきます。

 それから、先ほど地元下請についての配慮についての答弁がありましたが、それでは実際本契約になった以降、地元下請に発注しているかどうか、そういう実態はどのように明らかにしていただけますか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 地元下請に対する考え方でございますが、今回は地元以外の方が落札をされたわけでありますが、当初の工事発注におきましては、資材、それから下請業者の方々に関しましてはそれぞれ資材や下請業者の地産地消を推進しているところでございます。したがいまして、今回の工事の発注に当たりましても入札通知書、あるいは特記仕様書において地産地消を推進しているところでございます。したがいまして、これらの元請となる業者の方々につきましてもこの入札通知書、あるいは特記仕様書を十分に踏まえた上で今回応札をされたものというふうに考えておりますので、この地産地消に係る地元の資材、あるいは地元の下請業者の方々の推進につきましては、強く市としても指導してまいる考えでございます。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 ちょっと質問の視点を変えますが、下請の発注に関して、いわゆる下請事務、先ほどの同僚議員からもさまざまな質疑の中で、随分厳しいもともとの予定価格だった上にさらに今回は91.4%で落札しているわけですから、松井建設株式会社の、例えば元請の下請いじめを防止する方策を発注者の責任としてどのように防止するのか、遂行するのかお聞かせください。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 下請関係に関する市の責務といいますか、市の指導でございますが、当市発注工事の下請の契約等につきましては、会津若松市元請・下請関係適正化指導要綱に基づく対応となるものでございます。その中で、例えば不当に低い下請代金の禁止ですとか下請の意見の聴取、あるいは施工条件の配慮などにつきまして契約時における元請業者への配慮事項、これを示しておりますので、これらについて市としても強くその履行について指導してまいる考えでございます。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 実例を言います、それでは。実例を。松井建設株式会社、今アピオの前のケーズデンキを建設しています。地元下請業者、ある業者に実際に聞いた話です。ある工種について。大体半値で要求してきたそうです。これでできないかと。

               〔「半値8掛け2割引き」と呼ぶ者あり〕



◆目黒章三郎議員 8掛けどころじゃないです。

               〔「半値8掛け」と呼ぶ者あり〕



◆目黒章三郎議員 半値8掛けですか。

               〔「2割引き」と呼ぶ者あり〕



◆目黒章三郎議員 それで、当然地元業者はできませんとお断りしたそうです。この業者は、終わってから、市長のよくよくの知り合いですから、市長にお伝えしてもいいです。

 もう一つの事例を言います。これもまた市長のよく知っている業者です。今回契約の先は松井建設株式会社の東北支店となっていますが、松井建設株式会社は郡山市に営業所がありますから、具体的には郡山市の部隊がやるのでしょう。地元業者と同業者の郡山市の業者、松井建設株式会社の下請をやっている業者ですが、やっぱり横の連絡があって、今回の見積もりを提出してくれと。提出したらまたさらに値切られて、いや、厳しいからできるかどうかわからないと、そういう話らしいです。これが実態です。ですから、先ほどの答弁で何度も地元優先発注うんぬんと言っても、実際地元の下請の専門業者でできる業者はほとんど私は皆無だと思います。もし下請できるとしても生コンクリートぐらいしかないんじゃないかと思います。生コンクリートは、工場出荷してから1時間以内に打設しなきゃならないわけだから、これは物理的にそういうことでしなきゃならないわけですから。これも私は実際工事が始まってどういう生コンクリート業者を使ってどのくらいの単価で契約するのか、これは検証しなきゃならないと思いますけれども。それは、意見として言っておきますが、実態はそういうことですから、当局答弁は本会議の中では先ほどの適正だと言うしかないのでしょうけれども、本当に今後の検証が必要だと思っているんです、私は。

 最後ですが、契約後工種ごと、あるいは工事単価の情報公開はできますか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 各工種ごとのそれぞれの単価の公開はできるのかというおただしでございますが、設計の内訳となる積算につきましては、先ほど来申し上げておりますように県の建築関係工事積算基準にのっとって行っているわけでありますが、その単価等の公表につきましてはご指摘のように契約の締結後であって県の承諾が得られた場合、そして非公開のものを除いて議会の資料請求に応じて公表することも可能であると考えております。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。



◆目黒章三郎議員 情報公開について今質問したのは、先ほど同僚議員からも質疑がありましたけれども、本当に適正な価格でできるんだということは何度も答弁しているわけですから、逆に言えば地元業者の能力がないということを言っているわけですから。公共機関、発注機関の責任として、本当に地場産業、あるいは観光産業、農業、さまざまな振興政策がある中で建設業振興という施策はないわけです。ならば、建設業振興、あるいは地元建設業の育成という観点からやるべきじゃないですか。単価はどこが違うんだという話で、何でこれじゃできないんだという話を。もちろんそれは当局答弁を前提にした話なんですが。そういった意味で地元業者を育成していかなきゃならないんじゃないですか。いかがですか。



○議長(田澤豊彦) 建設部長。



◎建設部長(雪郷志) 議員ご指摘のことを十分に踏まえながら、この本契約について議決をいただいた後、十分なる検討をしてまいりたいと存じます。



○議長(田澤豊彦) 以上で質疑を打ち切り、討論に移りたいと思いますが、ご異議ありませんか。

               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(田澤豊彦) 満場ご異議ないものと認め、質疑を打ち切り、討論に入ります。

 石田典男議員。

               〔石田典男議員登壇〕



◆石田典男議員 私は、議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について、同第94号 (仮称)生涯学習総合センター空気調和設備工事請負契約の締結について、及び同第95号 (仮称)生涯学習総合センター給排水衛生設備工事請負契約の締結について、反対の立場から討論させていただきます。

 今までの質疑でいろいろ申し上げました。そして、いろいろご答弁を聞きました。肝心なことは、会津若松市民とは生まれたばかりの乳児からご高齢の方、農業の方、観光産業、漆器、酒造、そして建設産業、いろんな方々、すべてが市民と考えております。地元のものは地元で、市民のものは市民の手で、市民協働と大きな声を出されて主張されているのは、菅家市長、あなたではないでしょうか。

 行政は、市民のために精いっぱいの努力をして、そしてそれを形に実行していく。期間がないのか、アイデアがなかったのか、知恵はないんですか。会津若松市は、これからなおさらの疲弊の道を進むのではないのか。このまちなかに大きな(仮称)生涯学習総合センターをつくり、トラック、ダンプが走り、大きな看板が掲られ、会津若松市では聞いたことのない企業がその工事をやる。本当にそれでいいのでしょうか。先ほど教育委員会委員長が答弁されました。私の子供に今回の入札の経緯をどういうふうに説明しようか。地元の業者は高いから大手の業者に発注したんだよと。それで済むのでしょうか。ほとんどの企業がこの予定金額に疑義を感じています。安過ぎるのではないだろうかと。地元のものは地元で、市民のものは市民の手で、そして我々議会としては市民の意見を聞いて。8月末に市民と議会の意見交換会がありました。(仮称)生涯学習総合センターについて多くの意見がありました。残念ながら政策議題には上がりません。私がお伺いしたところ、延期したら、今の旧謹教小学校跡地をそのまま使ったら、会津若松市の借金を早く返したら、そういう意見が多かったです。この新築工事、私はもう一度考え直して、本当に市民のためになるのか、市民はこれから幸せに生きていけるのか、会津若松市には明るい未来があるのか、残念ながらこの議案においては反対をせざるを得ないと思います。議員各位、よくお考えください。本当にいいのでしょうか。想定してください。大手企業がまちのど真ん中にどんと来るんです。私は、それが許せません。

 議員各位の賛同をいただくよう心から願いまして反対討論といたします。



○議長(田澤豊彦) 坂内和彦議員。

               〔坂内和彦議員登壇〕



◆坂内和彦議員 私も議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について、反対の立場から討論をいたします。

 同センター新築工事入札を今振り返ってみますと、地方経済が長い低迷のトンネルの中で多くの地元企業の足腰が弱っている中、久々の大型公共工事が発注されたわけでございますが、折しも建築資材や燃料費が連日上昇するという異常事態の中で、大型工事なるがゆえに今後のリスクに対し慎重にならざるを得なかった業者と市の予定価格が折り合わず、2回の入札が不調に終わり、期限つきのまちづくり交付金の該当事業とするために市は焦り、業を煮やし、県外業者による入札に踏み切ったわけでございます。皮肉にも2回目入札終了後、9月中旬にご存じのようにリーマンブラザーズ破たん後、世界経済は一斉に恐慌の様相を呈し、あれほど高騰していた資材や燃料も急落してきた10月下旬に、県外業者による3回目の入札が実施され、これもまた皮肉な話でございますが、市が地産地消月間と定めたこの11月の今日、市外業者による契約締結の議案提出となりました。まさに幾つもの不運が重なった不幸な結果と言えるのかもしれません。

 しかし、この不幸な結果は本当に避けられなかったのでしょうか。工事発注についても地産地消を徹底できなかったのでしょうか。2回目の入札結果からすれば、最大でも2億円ほど予定価格を上乗せすれば、3回目の入札は地元業者で落札されたと常識的には十分期待されます。折しも昨日いわき市でのアクアマリンふくしま子ども体験館の工事入札では、同じように3回目となる入札で予定価格に上積みをした結果、地元業者が落札したとのニュースが流れておりました。全国でも行政の積算価格と参加業者の応札価格のギャップが埋まらない場合に、十分な現場の調査の上で調査価格を予定価格とするケースもあるようでございます。三十数億円の仕事、そのうち19億円の仕事でございますが、地元業者が請け負い、資材を地元に発注し、地元労働力を使い、金が地元で回ったとき、経済波及効果はその3倍にも4倍にもなると言われております。

 私は、今、いや、これからも地方経済が重大な危機を迎えようとしている中で、地元の産物、地元の労働力や技術、さらには地元の資本も含めた地産地消を最優先事項と位置づけることが大切であり、それなしに地方経済の活性化は望めないものと考えます。今回の県外業者による指名競争入札は、その地産地消実現に対し、ぎりぎりの努力をしてきたものとは認められず、よって私はこの議案第93号(仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結についてに反対するものでございます。

 同僚議員のご賛同を願い、討論といたします。



○議長(田澤豊彦) 目黒章三郎議員。

               〔目黒章三郎議員登壇〕



◆目黒章三郎議員 私は、議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について、賛否しゅん巡いたしましたが、反対する立場で討論します。

 それは、今言わずしていつ言うかというような思いでございます。私は、物事の判断に迷ったとき、原点に立ち返ってそもそも論で考えるようにしております。公共工事の発注について当てはめれば、そもそも公共工事の果たす役割とは何でしょう。私の考えでは、2つの大きな役割があると思います。1つは、インフラ整備による市民生活の向上ということと、もう一つはこの当市による地域経済の活性化ということです。ことしに入って会津の経済は大変危機的な状況に陥っています。県内でも特にひどいというのは有効求人倍率が県内でも最低、おそらく今は0.5倍を切っていると思われますが、そういうことにもあらわれています。相次ぐ倒産、会社整理、市内の店もぽつぽつと店を閉じているのが目立ちます。アメリカのサブプライムローンの破たんは、市内の進出企業にも直接的な影響を及ぼしています。ある会社は、グループで非正規雇用者を約500名契約更新しない。つまり派遣労働者のリストラが始まりました。別のある会社は、ことしの冬のボーナスはゼロ回答だそうです。東証一部上場企業でさえこの状態ですから、地元業者の経営状況は推して知るべしということだと思います。アメリカのニューディール政策の例をとるまでもなく、こんなときだからこそより公共事業の果たす役割が大きいのではないでしょうか。ある県議会議員からいただいた資料ですが、県の統計によると、平成9年と平成19年の比較で会津地方の商品販売額が33.4%も減っています。また、会津若松建設事務所管内の建設業従業員数は1,391名から574名と約60%減っています。私は、建設工事のパイが減ることについては、時代の流れ、産業構造の変換ということでいたし方ないと思いますが、同時に入札改革により結果として安値誘導政策により、ソフトランディングではなく一気に急降下、墜落させられるような時代になり、相次ぐ倒産、会社整理につながっています。

 この間の本市発注の工事は、予定価格からして実勢に合っていないと思われます。なぜ安い工事でも建設会社は請け負おうとするのか。一言で言えば会社存続のため、目先の運転資金が欲しいからです。一例を挙げれば、今から10年近く前、市発注の工事で落札業者が今回と同じように議会承認案件となりました。結果は、その会社の経営内容に悪いうわさが流れており、工事遂行能力に疑義があるとして継続審査となりました。そうしたら、その会社はその月末に不渡りを出し、倒産をしてしまいました。つまり銀行は工事見合いで、工事で入ってくる契約金を担保に融資するのに、この会社の場合契約延期となったばかりに融資が受けられず、資金がショートし、不渡りを出したということです。次に、適正利潤ということです。業種によってまちまちですが、一昔前ならば、すし屋は粗利50%以上、ラーメン屋なら1杯の原価は数十円でした。建設業はといいますと、ある建設コンサルタントの本を読んだことがありますが、土木工事で15%の粗利、建設工事で10%を目指せと書いてありました。それでも一般管理費を除けば、十数年前でも経常利益は多くの建設会社は二、三%だったのではないでしょうか。今の公共工事での受注の粗利はよくても5%以下、また赤字覚悟でとっているというのが実情だと思います。今回市当局は設計単価、数量を明らかにしません。トランプに例えれば、親がゲームを終わっても手の内を見せずに自分の勝ちと言っているようなものだと思います。

 県発注で同じく2回入札不調になったアクアマリンふくしま子ども体験館ですが、この増額補正を審議した県議会の企画環境委員会では可決したものの、3つの附帯意見をつけました。そのうちの1つが第三者機関の入札制度等監視委員会で入札が2度不調になった経過検証を受けること、これは実情を反映した積算だったのかなど、入札制度等監視委員会に検証を依頼し、反省材料を今後の入札に生かすというものです。次に、地産地消の観点から入札の地域要件は県内企業にするというものです。3つ目は、建設事業を進めるに当たっては担当課内に技術職員を配置するよう努めるというものです。本市にとっては、この3つ目についてはやっているのでしょうが、後の入札制度の改善でも申し上げますが、総合的な技術評価ができる職員のレベルアップが求められます。

 今回の工事で落札した松井建設株式会社に契約が決まった場合、おそらく地元下請は受け切れないと思います。見積もりを打診された業者でも、うちではとても受けられる金額ではないと漏らしています。生コンクリートだけは、工場出荷から1時間以内に打設しなければなりませんから、物理的にも地元業者に頼まなければならないでしょうが、どんな価格で交渉をするのやら、後から検証のため聞いてみたいと思っております。地元業者に発注するというのは、前述した経済の循環という観点のほか防災という観点もあります。建設業は、水害、雪害、地震など、災害が起こった場合最初にライフラインを確保し、そして災害復旧するという重要な役割を果たしております。災害が起こらなくても、大雨のときなど地元業者は阿賀川工事事務所との協定で、夜間待機してでも、いつでも出動できるように要請されております。

 このような建設業ですが、今まで悪いイメージばかりで見られてきました。その1つのイメージが有力政治家を使い、自社の有利な形に持っていくというものです。このようなことについては、業界に反省を促すと同時に、それを払しょくするような理解を求める努力も必要と思います。入札制度も改まり、競争性、透明性が高まり、また発注者からのし意的な指名もできなくなりました。これは、一つの成果だと思います。しかし、先ほども言いましたが、入札制度改革の大きな弊害として、安値誘導を発注者である市みずからがやっている結果になっています。これを改善するには、防災に対する協力体制、継続的な地域貢献、工事書類の的確さを含めた工事完成品の品質などに比重を多くした総合評価方式の導入と最低制限価格の見直しが必要と思います。

 討論の最後に同僚議員に満場の賛成を賜り、と言うのが常とう句ですが、私は本案件の審議を通じて一石を投じたくこの壇上に立ちました。できればこの一石により波紋が置き、それがこの地域全体にとっていいほうにいくよう念じながら反対討論を終わります。



○議長(田澤豊彦) 斎藤基雄議員。

               〔斎藤基雄議員登壇〕



◆斎藤基雄議員 私は、議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結について、及び同第94号 (仮称)生涯学習総合センター空気調和設備工事請負契約の締結について、及び同第95号 (仮称)生涯学習総合センター給排水衛生設備工事請負契約の締結についての3件に賛成の立場から討論いたします。

 これまで3名の同僚議員の反対討論がございました。心情的には極めて理解できるものであります。私も先ほどの質疑の中で、地元業者の育成という点について市において、当局においては第1回目の入札不調のときにその精査をしっかりと行うべきであった、このようにも思っております。そのことによって、地元業者によって本工事及び附帯工事が実施できる、そういう条件はあったと現在も思っているところであります。

 一方、(仮称)生涯学習総合センターは中央公民館機能と、さらには図書館機能をあわせ持った複合施設でありますが、十数年来本市においてはこの新築工事を待ち望んでいた市民の声もあるわけであります。そして、過去においては2度もその計画がついえてきた。こういった中で、またかというような思いを市民が抱いて、文化のまち会津が本当にこれからどうなっていくのか、私はそのことを懸念いたします。本市において、歴史、文化についてさまざま言っておりますが、同時に文化は歴史だけ、あるいは伝統的なものではありません。現に生きている市民の皆さんがさまざまな文化活動を通じてはぐくみ育て、そして未来につなげていくものであります。まさにそういう中にあって(仮称)生涯学習総合センターはその拠点となるべき施設だと思っております。

 さらに、今回の本体工事においては、(仮称)生涯学習総合センター建設においてはまちづくり交付金が交付されることになっております。まちづくり交付金がある場合、あるいは合併特例債のみで建設しようとする場合に、市の持ち出し分はざっと計算しても4億円近くの違いがございます。私は、まちづくり交付金がなければ本事業には賛成できないものであります。そういった意味において、先ほどの反対討論の中で3度目の入札もまちづくり交付金を考えずにというような趣旨の内容もございましたけれども、その心情には理解できても、まちづくり交付金が使えない本事業であれば残念ながら私は賛成できないわけであります。

 同時に、今回3回目の入札によって受注した業者に対する懸念の声もございました。もっともなことだと思います。しかし、その業者がしっかりと本当に将来にわたって市民に役立つ施設をつくること、まさにこれは受注業者の義務でありますし、監督責任はしっかりと市においてやっていただく。当然のことであります。そういったもとで(仮称)生涯学習総合センターの工事が行われ、市民の期待にこたえられる施設となるよう願っているものであります。本来私が賛成討論をすべきものかどうか迷いましたけれども、反対のみで賛成がないということは議会としてあり得ないことだという点からあえて賛成討論を申し述べさせていただきました。

 最後につけ加えますが、市内業者の育成のために入札制度を、本当にそのために役に立つように市当局においては今回の経験を大きな教訓としながら検証を進めていただきたい、そのことも指摘して討論を終わります。



○議長(田澤豊彦) 以上で討論を打ち切り、採決に移りたいと思いますが、ご異議ありませんか。

               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(田澤豊彦) 満場ご異議ないものと認め、討論を打ち切り、採決に入ります。

 まず、議案第93号 (仮称)生涯学習総合センター新築工事請負契約の締結についてを原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。

               〔賛成者起立〕



○議長(田澤豊彦) 起立多数。よって、議案第93号は原案どおり決せられました。

 次に、議案第94号 (仮称)生涯学習総合センター空気調和設備工事請負契約の締結についてを原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。

               〔賛成者起立〕



○議長(田澤豊彦) 起立多数。よって、議案第94号は原案どおり決せられました。

 次に、議案第95号 (仮称)生涯学習総合センター給排水衛生設備工事請負契約の締結についてを原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。

               〔賛成者起立〕



○議長(田澤豊彦) 起立多数。よって、議案第95号は原案どおり決せられました。

                                            



△閉会宣言



○議長(田澤豊彦) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、これをもって本臨時会を閉会いたします。

               閉 会 (午後 零時56分)