議事ロックス -地方議会議事録検索-


山形県 高畠町

平成18年第431回定例会第2号 本文




2006-12-10:平成18年第431回定例会第2号 本文

             開            議
議 長(阿部鶴義) おはようございます。
 ただいまから2日目の会議を開きます。
 (時に午前9時59分)

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) ただいまの出席議員は19名であります。よって、定足数に達しております。
 これから本日の会議を開きます。
 本日の会議は、お手元に配付してあります日程表第2号により進めますので、ご了承願います。
 それでは、議事に入ります。

  日程第1 町政に関する一般質問

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 日程第1 町政に関する一般質問に入ります。
 本定例会における通告者は8名であります。
 発言の順序は、議長において指名いたします。
 最初に、12番 大木 寛議員。
 (12番 大木 寛議員、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

12番(大木 寛) 高畠町民の地域医療の拠点、高畠病院の再生について質問をいたします。
 資料によりますと、高畠病院は昭和23年、高畠町、屋代村、二井宿村が組合共同高畠病院を設立され、その後、昭和40年に公立高畠病院として旧高畠病院の跡地に全面改築が行われました。現在の病院は、平成8年に移転、新築され、病床数 130床、7診療科でスタートし、10年が経過いたしました。公立高畠病院として56年の歴史を刻んでまいりました。その間、糠野目、和田、二井宿の診療所を開設、その後、廃止されるなど、長い歴史の中で町の中心的な医療機関として町民の生命を守ってまいりました。
 その後、より一層町民から信頼され、安心される病院を目指して、日本医療機能評価機構の認定を受けるべく努力をしているさなか、臨床研修医制度や診療報酬改定等により医師の引き揚げが始まりました。各自治体病院は医師不足を招くとともに、過重労働を強いられた医師は開業医志向に走るなど、さまざまな弊害をもたらし、大学病院までが医師不足を招いている現状にあります。自治体病院は、その影響をまともに受けて方向性を模索しております。高畠病院も今までにない最大のピンチを招いていると言っても過言ではありません。
 寒河江町長になり、8カ月が過ぎました。これまでいろんな手段を講じながら何とか病院を立て直すべく努力をしてこられましたが、高畠病院の難局を打破し、再生を目指すには、私はそろそろ決定的な方向づけをしなければならない時期を迎えているのではないかと考えております。平成19年度を迎えるに当たり、その進捗状況と今後の見通し、方向性についてお尋ねをいたします。
 初めに、医師確保に向けた現況と見通しについてお伺いをいたします。
 町長におかれましては、選挙公約の第1番目に病院再建を掲げられ、就任以来、病院の改善には一方ならぬご苦労をなさっておることに深く敬意を表するところであります。そして、医師確保については、各方面の大学病院、また行政機関へと奔走なされておられますこと、本当にご苦労さまでございます。しかしながら、今までの医師派遣要望活動を見せていただいておりますが、相当難儀をされておるのではないかと思っております。
 現在、全国では年間 5,000人の医師が増加しているということでありますが、過酷な勤務に耐え切れず、開業医に流れる医師が年間 4,000人もいると言われております。そして、現在、病院勤務医が全国で5万 5,000人不足しているとのことですが、医師の増加には長い年月と多額の国費が必要とのことから、平成35年までに医師不足が32万人までも増加するのではないかと言われております。それに加え、制度改正等により、一層の医師不足に拍車をかけているものと思われます。医師不足がこのまま続いていけば、地域医療の崩壊につながってくるのは当然と考えられます。そんな中、全国自治体病院議員連盟、地方6団体、自治体病院団体等が総務省、厚労省、文科省にその対応を要請しておるということでありますが、医師不足解消にはほど遠い現状にあるようであります。
 本町においても、医師確保が病院再生の最重要課題であることは言うまでもありません。町長には要望活動のさなかとは思いますが、今までの要望活動を通してのご所見並びにこれからの見通しについてお尋ねをいたします。
 次に、病院経営の現状から財政面の件についてお尋ねをしますが、累積欠損金の年度末予想についてお尋ねをいたします。
 平成17年度、大幅な累積欠損金とともに18年度が出発したわけでありますが、医師の補充ができていない中、また、産婦人科の医師が産休の後、転院するという、4月以来何一つ好条件がない中で、外来患者は減るばかり、病床利用率も80%以下と、常に25ないし26のベッドがあいているという状況にあります。当然、医業収益の悪化につながり、経営悪化の最大の要因となっております。そんな中で、17年度に引き続き一時借入金も増大しているのではないかと懸念されますが、いかがでしょうか。
 また、目の前に迫っております新年度予算編成でありますが、町長は過日の町民トークにおいて、19年度2億 5,000万円の歳出削減の目標を提示されました。今後、ますます財政の縮減が図られると思います。そうなりますと、病院経営の悪化が直接町の財政を脅かすことになり、病院経営は予断を許さないものと思われます。
 そんな中で、累積欠損金がふえるたびに、今後高畠病院はどうなるのだろうかと不安を隠せないところが本音であります。年度末に向けて、累積欠損金はどのぐらいの予想をされておられるのでしょうか。
 次に、病院経営改善改革委員会とコンサルタント導入についてお伺いをいたします。
 7月、平助役を委員長として委員11名、事務局8名による改革委員会が発足いたしました。それに加えまして、10月から外部コンサルタントが参画されました。11月まで6回の委員会が開催されたということでありますが、急を要する改革ということで大変な苦労をなさっているものと思います。
 しかし、9月定例会の一般質問にもあったとおり、委員会に医局が入っていないとの指摘がありました。当局としては、院内に病院改善委員会、病院改善プロジェクトチームがあり、それぞれに活動をしているというふうなことでありました。しかし、心配なのは、この2つの委員会と経営改革委員会が、外部コンサルタントとの関係をうまく連携のとれた中で活動をおられるかということであります。実態をご説明いただきたいと思います。
 そしてコンサルタントの契約が平成18年3月までとのことでありますが、残された3カ月間でこの進むべき方向を見出せるものと期待をしておりますが、状況をお聞かせいただきたいと思います。
 また、外部コンサルタント、株式会社メディカルクリエイトの業務内容についても、この際、ご説明をいただきたいと思います。
 次に、今後の高畠病院の存続についてお伺いをいたします。
 大学病院ですら医師不足に危機感を募らせている中、当町のように小さな自治体病院は、医師確保については到底追いついていけないのではないかと危惧をいたします。しかしながら、地域の中核病院として町民の健康を支えてきた高畠病院をなくすことはできません。しかしながら、反面、町財政を悪化させていることも事実であります。
 このような状況の中、病院の存続については早急に何らかの手段を考えておかなければならない時期であると思います。医師派遣要望活動や経営改革委員会の結果待ちというふうなこともありますが、それで間に合うのでしょうか。やはり並行して検討をしておくべき課題があると思いますが、ご所見をお伺いいたします。
 次に、病院長の再建に向けたお考えをお聞きいたしたいと思います。
 平成14年、副院長として赴任され、その後、院長になられて3年を迎えられますが、町民の生命と健康を守るため、院長として大変なご尽力をいただいておりますことに敬意を表するものであります。
 今、地域医療の中核病院として町民より、より一層の充実を求められている中、今抱えている難局を何としても乗り越えなければならないと考えます。それには、開設者の町長と管理者の病院長が二人三脚で強力なリーダーシップがなければならないと思っております。しかしながら、なかなかその接点が見えてこない状況にあります。
 今、いろんな方法で再建に向けた努力がなされてはおりますが、これから、高畠病院が再生を目指すに当たり、病院長としてのお考えをお聞きいたしまして私の質問を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) おはようございます。
 ただいまの大木 寛議員のご質問にお答えをいたします。
 公立高畠病院の再生についてのご質問につきましては私から答弁を申し上げ、病院長の再建に向けた考えのご質問については大本院長から答弁を申し上げます。
 まず初めに、医師確保に向けた現状と見通しのご質問にお答えをいたします。
 これまで医師確保のため、山形大学の医学部関係教授を初め医学部長、大学長への要望と、県当局、県選出国会議員、そして首都圏の医大などへの要望活動を行ってまいりました。山大、そして首都圏の医大などでも勤務医師が不足をしている実態にあり、常勤医師の派遣は困難な現状にありますが、今後も継続して要望してまいりたいというふうに思います。
 また、山形県が11月から開始いたしましたドクターバンクや全国自治体病院協議会医師求人求職支援センターへの登録とあわせて、医師紹介会社への登録を行うなどとして医師確保に努めておりますので、ご理解をお願いをいたします。
 次に、高畠病院の累積欠損金の年度末予想のご質問についてお答えをいたします。
 累積欠損金は、病院の建物、医療機器類等の減価償却分を毎年積み立てておき、更新時期のときはその積立金で賄う性格の積立金であり、これまで積み立てをすることができず、欠損金扱いで累積されたものです。平成18年度公立高畠病院事業特別会計補正予算書(第1号)にもお示しをいたしましたが、当年度未処理欠損金は29億 1,800万円余と予想をいたしております。
 次に、各種委員会とコンサルタント導入に関するご質問でございますが、病院改善委員会は、大本院長を先頭に高畠病院内部の課題や問題点を解決することを目的に設置している委員会組織であり、各種管理料や指導料、検査件数など料金収入の根幹をなす項目について目標値を設定をし、達成率を確認しながら、医業収益の増加策を検討し、実践をいたしております。
 また、病院改善プロジェクトチームは、第三者病院機能評価バージョン5への更新を目指し、具体的な課題を整理する作業グループでございます。
 さらに、助役を先頭に設置をいたしました病院経営改革委員会は、高畠病院の経営改善に関する外的要因、例えば望まれる診療体制の検討や通院への交通手段、医師確保対策、繰入金の問題など、病院単独ではなかなか解決できない課題につきまして調査・検討を加えているところであります。
 ご指摘のとおり、10月より株式会社メディカルクリエイト社に経営改善に向けたコンサルティングをお願いをいたしているところでございます。業務依頼内容は、1点目は外来・入院患者の増加対策、2点目は経費節減の対策、3点目は町内外の診療機関及び介護施設との連携強化、4点目は町と病院の責務の明確化、最後の5点目は改善計画策定と共同作業であります。現在、各種データの収集と町内外の聞き取り調査を進めている段階であり、来年1月には個別具体的な改善提案を順次いただけると報告を受けております。これらの提案は、短期的・長期的な実践策として整理をし、病院改善委員会、病院経営改革委員会にて体系化し、実践をしてまいります。
 株式会社メディカルクリエイト社につきましては、東京都港区に本社を置き、資本金 2,250万円、従業員16名の病院経営コンサルタント業務に特化した企業であります。9月末、在京5社のプロポーザル方式による病院経営改善方策に関する提案を受けた中で、自治体立病院を多数含む業績実績と独自の分析手法について信頼できる企業として選定、業務委託契約を行ったところであります。詳しくは、ホームページも開設をいたしておりますので、ごらんいただければというふうに思います。
 次に、今後の公立高畠病院の存続についてのご質問にお答えいたします。
 町民の皆様が健康で長生きをし、安心して医療を受けられる環境をつくることが私の使命と考えております。まずは、現在の公立高畠病院の経営改善を図るため、これまで以上に医師確保に努力するとともに、経営改善の取り組みについても専門の経営コンサルタント及び各種委員会で検討し、できるものから順次実践をしていくことが必要であると考えております。
 町の財政事情も非常に厳しい中、病院会計への繰り出し額にも限度がございますが、町民の命と健康を守る医療政策を今後どのように守り、継続をさせていくかにつきましては、今後の病院経営の推移を見守りながら、適時に議会の皆様、そして病院運営審議会等ともしっかりとご相談をさせていただきたく考えておりますので、ご支援とご協力をお願いを申し上げるところであります。
 以上で私からの答弁を終わりますが、引き続きまして大本病院長より答弁をいたしますのでよろしくお願いをいたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大本病院長。
 (大本病院長兼健康管理施設長、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

病院長兼健康管理施設長(大本英次郎) 私から大木 寛議員の病院長の再建に向けた考えの質問についてお答えいたしたいと思います。
 平成14年の春から病院再建に着手し、まず質の改善として、第三者医療機能評価、病院機能評価を受審しました。平成16年末に合格いたしました。山形県内ではまだ10病院程度しか合格していないことからわかるように、かなり高いハードルであり、まずレベルアップの基礎を確立することができました。
 さらに、平成16年から準備し、平成17年度には医療の制度向上のためオーダリングシステムの導入を図り、医師からの指示を正確に他の職員に伝達することができるようになりました。また、オーダリングシステムは、医療事故の抑止などにも貢献しております。
 また、平成17年からは収益増加を図るため各種必要なものを整備し、10月から土曜日開院や亜急性期入院管理料、投薬指導料、栄養管理指導料などの導入をいたしました。
 そして、今年度からは給食の民間委託等を行いまして、今年度上半期の医業収益実績は当初予算を上回り、このまま推移すれば収益的収支予算においては減価償却費を除けば収支ほぼ同額となる見込みとなり、ほぼ病院再建の第1ステージは終了したと考えております。
 ただし、先ほどから出ておりますように、すべての病院で共通して言えることですが、病院経営悪化の最大の要因は勤務医の不足です。勤務医師の不足の背景には、大木委員ご指摘のとおり、病院に勤務する医師が過酷な労働に耐え切れずやめて開業に進むことや、平成16年度から新医師臨床研修制度導入の影響で、今まで地方に勤務していた医師が都会に集中する事態などが主な原因であります。当院においても、平成14年に16人いた常勤医師は現在9人となり、病院改革中においてこの医師の減少、診療科の減少は逆風となり、医師の減少がなければ今では完全な黒字経営であったと思うと残念です。
 したがって、今後、私も含め医師の異動はありますので、医師の確保を町として病院経営を安定させる最大のポイントと考えて推し進めていくことは間違いないと思っております。
 以上で大木 寛議員の質問に対する答弁を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 12番 大木 寛議員。

--------------------------------------------------------------------------

12番(大木 寛) それでは、再質問をさせていただきたいと、こういうふうに思います。
 初めの医師確保に向けた件でございますが、やはり現状での医師確保がいかに困難であるかというふうなことがわかりました。私も多分、それなりに大変苦労されているなというふうに思っておりましたし、これからも続けてこれを要望活動をしていくというふうなことでありますので、ぜひお願いをしたいというふうに思っております。
 しかしながら、今現在、要望活動をしている中で、少なくても何とかなるのではないかとか、そういうふうな、本当に望み薄いものでも結構ですので、もしありましたらお知らせをいただきたいと、こういうふうに思います。
 それから、これから、もちろん要望されていくと思いますが、今までも当然やってこられたわけでありますけれども、やはり医師確保に向けての勧誘というものは、それなりに大変なものがあるというふうに思います。やはり勧誘に行って、お願いしますとか何とかしてくださいとか、ただそれだけでは私はやっぱり医師が高畠町に来るなんていうことは当然考えられないものと思いますし、やはりそれなりの勧誘条件というようなものを持って当たられておられるというふうに思いますが、やはり勧誘される方にしても、ああ高畠病院、こういう魅力があるなと、何か少しでもそういうものがあってこそ希望が持てるのではないかなというふうに思いますが、そんなふうな中で、勧誘条件といいますか、どういうふうなものをお示しになって勧誘をされているのかなというふうに思うわけでございますが、その2点についてまずお伺いをいたしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) ご質問の医師確保のこれまでの現況といいますか、そういうことだと思いますけれども、また、見通しはどうなのかということでございます。
 これまで、ただいま答弁をさせていただきましたように、情報をいただいたところ、あるいは山形大学を通じて各医大の方に足を進めさせていただきまして、高畠町、病院の現状をお話をさせていただきながら確保にお願いをしてまいったところでございます。一口に申し上げまして、全国的な医師不足ということでございまして、大変厳しい現状ではあると思います。決して見通しが明るいというわけには、申し上げるわけにはいきません。
 しかしながら、答弁にも申し上げましたけれども、大学病院はもちろんのことでございますけれども、県選出の国会議員の先生方あるいは山形県ご当局、そしてまた、置賜にございます各病院の先生方と、いろんな情報をいただきながら、そしてご指導をいただきながら、今積極的に進めていただいているところでございます。また、新たな試みとして、中央に医師のあっせんをしていただく企業もあるわけでありますけれども、実際そこにも足を進めさせていただいているところでもございます。そのような状況の中で取り組んでいるところでございます。
 補足につきましては、病院事務長よりご答弁をさせていただきます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 高橋病院事務長。

--------------------------------------------------------------------------

病院事務長(高橋眞一) ただいまの大木 寛議員のどのような勧誘内容にしているのかというふうなご質問についてお答えしたいと思います。
 基本的には、自治体病院ですので、公務員制度というものがございます。そちらの制度にのっていろいろな年次有給休暇なりあるいは給与制度なり、さまざまな手当等も含めまして、その範囲内で支給をするということを考えております。
 そんな中で、特色ということにつきましては、現在、まずはいろいろな患者様が病院にいらしているわけなんですけれども、それらを常勤医師で残念ながら賄うことができない診療科目等もございます。それらについては、どういうふうな患者数の方々が年間にして困られているのか、そういうような数字などもお示しをした上でぜひ高畠町に来てほしいということがまず一つと、あともう一点は、在宅医療ということで、町民の方々がこれから高齢化社会に入るわけなんですけれども、そちらの方々が安心して住めるまちづくりというふうなことで、病院でしっかりと、悪ければ診て、よければ退院でお返しをすると、その後にしっかりとした往診なりあるいは訪問看護的なものを充実させることで、ぜひ医療というふうなことであなたの力をかしてほしいというふうな内容でも話をしているところでございます。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大木 寛議員。

--------------------------------------------------------------------------

12番(大木 寛) やはり勧誘条件の中で、今公務員制度の限度の範囲内でというふうなことでございますが、やはり勤務条件とかそれらもいろいろありますが、やはり一つの魅力の中に報償ということもあると思うんですよね。私はこの際、やはり多少なりともそれをはみ出した中でも投資をして、この医師確保に向けて活動していくべきではないのかなと、こんなふうに思っておったところでございました。そんなふうなこともありまして、その辺、町長におかれましても許す範囲内の条件などもいろいろ考えて今後要望活動に向かってほしいと、こんなふうに思うところであります。
 もう一点、ちょっと質問の中になくて申しわけないんですが、関連というふうなことで、一昨日、医師を紹介してくれる会社3社ほどと契約をしておるというようなお話がございましたが、その辺からも、今まで全然まだそういう紹介等はないのでしょうか、あるのでしょうか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) いただいております。企画課長から答弁を申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 渡部企画課長。

--------------------------------------------------------------------------

企画課長(渡部 栄) それでは、お答え申し上げます。契約した会社は、正式には2社であります。正式な問い合わせというか、文書等であったわけではございませんけれども、メールで興味があるといいますか、高畠に来てみたいと、勤務じゃなくて高畠の町を見てみたいというふうな問い合わせが2件ほどございました。具体的に日時等は決まっておりませんけれども、今後、日程等を詰めながら、来ていただけるものならば来ていただきたいというふうに思って連絡はしてございます。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大木 寛議員。

--------------------------------------------------------------------------

12番(大木 寛) ぜひそういうことがございましたら大切にしていただいて、何とか実現の方向に向かっていただきたいと、このように思うところであります。
 それでは、次に、病院経営の現状と累積欠損金というふうなことについての再質問をさせていただきます。
 なお、私、一時借入金の状況は今どうなっているのかというふうに質問いたしましたが、それについての返答がないんですが、月々順当に行っているというふうに解釈していいんですか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 事務長より答弁申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 高橋病院事務長。

--------------------------------------------------------------------------

病院事務長(高橋眞一) ただいまのご質問でございます。一時借入金の額について、どのような年度末の予測を持っているのかということでございますけれども、金曜日の12月の補正予算の中でも実は書いてございました。当初予算の中では、一時借入金の予想といたしまして7億 2,095万 6,000円になるというふうなことで出させていただきました。先ほど院長からも話ありましたように、収益それから支出の方の見直しをしまして約1億 2,000万円の改善がされる見込みでございます。そのようなことから、今回の12月補正予算に書かせていただいた一時借入金の予想といたしましては、年度末予想といたしましては5億 2,326万 2,000円というふうにしたところでございます。差し引きしますと、当初が7億 2,000万円ぐらいですから、約2億円ほど改善が少なくなると、一時借入金の額が少なくなるというふうな見込みでございます。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大木 寛議員。

--------------------------------------------------------------------------

12番(大木 寛) やはり相当の額になるなというふうなところでございますが、この一時借入金につきましては、平成17年度末、4億 2,000万円ほどの残高が残ったわけであります。これは当然、年度内に返済して処理しなければならないものでありますが、それができなかったというふうなことであります。こういうふうなことは、仮に民間企業とすれば当然倒産に結びつく、余りいい言葉じゃないんですけれども「粉飾決算」と言われても仕方のない私はお金じゃないのかなと、こういうふうに思っておりました。これにつきましては、17年度末のあるときにどのように処理されるのかというふうなことで、されたかですけれども、一般からの繰入金で処理されたのかどうか、その辺、ちょっと前のことになりますが、来年18年度末のこともありますので、どのように処理されたか、そこの点、1点お伺いしたいと思います。
 なお、累積欠損金の件ですが、一昨日の補正予算で 5,500万円の増額補正というふうなことで、大変結構なことだとこういうふうには思いますが、しかしながら、総体的に見まして、年度末の見込みが、今返答ございましたとおり欠損金が29億円になるということは、平成17年度からしますと2億 4,000万円もの欠損金が増額になるというふうなことでございまして、これは一時代としては莫大な負債というふうになるのではないかなというふうに思っておりますし、やはりこういうことが県でも大分心配をされて、高畠町大丈夫かというふうなことまでになっているのではないかと、こういうふうに思うわけであります。19年度、歳出削減が図られるという中で、一般会計からの繰り入れはこれ以上可能なのかどうかというふうなことであります。そして、企業債の起債も県から認められないというような中で、今後、どうやってこれを乗り切っていかれるおつもりでしょうか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 基本的な考えにつきましては私から述べさせていただきます。あと、細部にわたっては事務長からお答えをさせていだたきます。
 いろいろ努力は重ねております。また、そういう中で、何回もお話をさせていただきましたけれども、19年度の重要事業として県なり国なりに強く訴えているところであります。また、県町村会あるいは全国の町村会におきましても、国・県の方に要望書を出させていただいているところでございます。その中で、安定的な経営基盤が確立できる診療報酬の早急な是正なども図っていただけますようというようなことを強く述べているところであります。また、医師の地域的偏在あるいは特定の診療科における医師不足を解消していただくために、現在県が進めている地域医療支援機構並びにドクターバンク事業などの拡大をもっと図っていただきたいということを強く訴えているところでございまして、このことについては、これからも進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。細部にわたりましては、事務長よりご答弁を申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 高橋病院事務長。

--------------------------------------------------------------------------

病院事務長(高橋眞一) ただいまの平成17年度末における一時借入金の処理はどのようにしたのかというふうなご質問でございますが、その内容について少し、概要も含めましてお答えしたいと思います。
 基本的に、平成8年の6月に病院を新しく単独で建てようということで整備を、莫大な投資をしながらしたわけでございます。前段としてはいろいろと広域化の話もあったわけなんですけれども、残念ながらまとまらなくて町単独で建てるというふうな決定をして、その中で一般病床、7つの診療科で 130床でスタートをするための医師、それから看護師、そしてコメディカル、あるいは必要な事務職員等をまとめたところでございます。
 そんな中でずっと経営をしてきたわけなんですけれども、今の質問に直接お答えしますと、例えば17年度だけの数字を見るわけにはいかないんですが、16年度末で残った残高というのが、一時借入金約1億 600万円ほどございます。それらが17年の4月1日に引き継がれたと。17年にいただいたお金が約4億 2,000万円でございますけれども、すぐに、借りたお金はまず返さなければならないということになるかと思います。ですから、実質、17年度については約3億 2,000万円でスタートをしたと。そんな中で、17年度の決算がことしの3月で結んで9月に議会でも承認をいただきました。その17年度の、ことしの3月31日の残高がどれぐらいだったのかというと、3億 6,212万 6,000円でございます。ですから、約3億 6,200万円が残ったという状況です。これらは累積したものというふうなことでご理解いただきたいと思います。そのお金の処理として、結局はそのお金を新年度に延ばして、ことし4月3日に、今年度、18年度にいただく4億 2,000万円程度の繰り入れを全額いただきまして、速やかに3億 6,000万円何がしは返済をしたということでございます。よって、 6,000万円からのスタートで現在運営をしていると。結果として、今現在、いろいろ一時借入金でもう既に△の、マイナスになっているところでございますけれども、それらが、先ほど申しましたとおり、累積しますと5億 2,300万円程度になりそうだということです。単純に申しますと、例えば17年度で3億 6,000万円残ったのであれば、今年度も同じようなことでもし仮に推移したとすると、2倍の7億 2,000万円だろうというのが当初予算の考えでございました。ですけれども、非常にドクターを中心にしながら、医療スタッフ全員が一丸となって経営改善に努めた結果として約2億円の経営改善につなげているというふうな内容でございます。以上でございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大木 寛議員。

--------------------------------------------------------------------------

12番(大木 寛) 本当に大変なことなんですが、補正の中での 5,500万円増額というふうなこともございますし、今後、できるだけそういう借り入れが少なくなるような努力を払っていただきたいものだと、こういうふうに思います。
 次に、病院長にお聞きをしたいと思いますが、本当は私は、開設者の町長の経営者として、また、管理者の病院長の医師としての二人三脚がどのようになっておるのかというふうなことを私は強くお聞きをしたいというふうに思っておったんでありますが、その辺についてはご返答がございませんでしたが、その辺、もう一度お伺いできればお聞きしたいと思いますし、あと2点ほど、病院長に私、お伺いをしたいなというふうに思います。
 今、地方公営企業法の全適の取り入れとかということがございますが、それはやはり、人事権、予算編成権、その他の条件も含めまして、病院長に経営の権限を移譲したらどうかというようなことが言われております。ということは、医師中心の経営をしたらいいのではないかというふうなことでございますが、これは私は、本当にでき得ればあってもいいことなのではないのかなというふうには思いますが、この点について院長はどのようなお考えを持っておられますでしょうか。
 それともう一点、今市立酒田病院、そして県立日本海病院が統合再編というふうなことで今話題になっておりますが、このことにつきまして病院長はどういうふうなお考えを持っておられるかお聞きしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 1点目の二人三脚ということでございます。当然、そういう中で進ませていただかなければ、経営は成り立っていかないわけであります。院長は現場で最高の責任者でございますし、そういう立場でしっかりと病院改善のために頑張っていただいているものというふうに認識をいたしております。これからもそういう中で取り組みをさせていただきたいというふうに思っておりますので、ご理解をお願いします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大本病院長。

--------------------------------------------------------------------------

病院長兼健康管理施設長(大本英次郎) ただいまの件につきましては、医師として病院改善にかかわれる部分と、行政としてかかわれる部分と、接点は十分あるんですけれども、先ほど説明にありましたように、役場内部の経営改革委員会と病院内部の二つの委員会は、すみ分けがきれいにできております。それらが共通している委員もありまして、そこでの共同作業というふうに考えております。
 全適という言葉が出ましたけれども、現在、病院について、私が高畠病院に来てこれは改善すべきだと、それから、高畠町民に必要な病院の像はどうかという医療的な、医学的ではなくて医療的な側面から改革をしてきた次第であります。したがいまして、私が十分、意見が通っていないということもなく、やりたいことはかなりやらせてもらって今の形ができてきたと。先ほども言いましたように、医師の不足がなければと、返す返すも残念でありますけれども、なければ非常にいい報告を毎年できていたはずなんですが、そこのところが問題なだけで、あとは改革に関してはかなり自由にさせてもらったことをこの場で感謝申し上げたいと思います。
 また、医師不足に関していろんなところにお願いしてありますが、今後数年たてば、山形県の医師バンクもすぐに動くわけではない、それから、山形大学の再教育システム、既に現場から遠ざかっている医師をもう一度再教育して現場に戻す、それから、定年退職したお医者さんを戻す、それらがうまくかみ合うようになれば、数年先にはそれほど、医師が本当に完全に足りないという状況からは少しは救われるのではないかと。ただ、ここ二、三年の間、かなりまだ苦労が続くというふうに考えております。そこのところで病院をいかに維持し、存続していくかということが大変問題になると思います。
 あと、酒田市立病院と日本海病院の合併に関しましては、どうしてああいう形の病院が二つもあの場所に、非常に近いところにできておりますけれども、あったのかということは私は知りませんが、当然、効率化をいえば、場所があれだけ接近していればそれらが合併することも十分あっていいのではないかと思います。だた、今、おのおのやっている病院の非常によい特色が二つの病院ありますが、それらが消えない形の合併ということに関しては、病院長それから県も、いろいろな人が協議し合って2つの病院の特性を生かしていかなければ、合併することによって酒田市民の人たちが医療について、今まで受けていた医療が受けられなくなるというようなことがあってはいけないと思います。
 それをなぜ言ったかといいますと、公立置賜病院ができたときに、長井から南陽病院、川西の診療所などがサテライトとしてうまく機能すると考えていたら、実は長井の人たち、赤湯の人たち、病院の機能がどんどん落ちていって実際は公立置賜病院の中央に集中してしまうような結果になって、あのような形が今後、起きてはいけないと。例えば、私たちが大きな病院とそういう形で共同作業すると、南陽、長井のような、さらに医師がやめていって減ってしまったわけですけれども、そういう形になると、高畠町民の人たちが置賜総合病院のような遠くのところに行かなければいけないような事態が起き得る可能性もあるということで、今のこの時点で合併ということを余り、うまく進められるかどうかは、流れを見ながら考えていきたいと考えております。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大木 寛議員。

--------------------------------------------------------------------------

12番(大木 寛) 大変ありがとうございました。今後とも、病院再生につきましても病院長には一方ならぬお世話にならなければならないわけでありますので、よろしくお願いをいたしたいというように思います。
 それでは、今後の高畠病院の存続というようなことについて、時間もなんですのでお伺いをいたしたいとこういうふうに思いますが、今ご返答では、できるものから順に取り組んでいくというふうなことで、具体的取り組み事項については明確なお答えはございませんでしたが、今までるるお聞きをしてまいりましたが、私は56年の歴史を持ち、高畠町民の生命を守ってきた高畠病院を仮にも廃止するというようなことは決してあってはならないと、こういうふうに思っております。しかしながら、ここへ来て経営悪化に伴って財政の重荷になり、町が傾く、または再建団体に陥ってしまうというようなことがあっては決してならないと、こういうふうに思っておるわけであります。
 病院再生に向けた指標というものは、いろいろあるかと思います。指定管理者による公設民営、それから、今申し上げましたような全適の取り入れ、それから民間移譲、それから規模縮小、それから統合・再編、サテライト化ですか、こんなふうなこともあると思います。そんな中で、どんな手法をとるにしても、じゃ3カ月後から、半年後からというような短期間でこういうものが実現するとは思っておりません。というのも、今申し上げましたような酒田病院、県立の日本海病院にしても、この11月、県と酒田市がようやく話し合いのテーブルに着いたというふうなことで、この実現が1年後になるのか2年後になるのか、今のところは全然わからないわけであります。
 我が町もそんな悠長なことも言っておられないわけですけれども、町長においては、再生の手法としてどんな方法が最善と考えておられるかというふうなことをお聞きしたいわけであります。町長の信念を持った進め方、そして決断、これがあれば、町民は私は絶対に理解をしていただけるものだと私は確信をしておりますが、町長におかれまして、今いろんな取り組みをなさっておる中でも、こういうふうなことも並行して進めていただきたいと思っておりますが、その辺、どういうふうにお考えになっておるかお聞きをいたしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 今大木議員からいろんな手法が述べられました。しかしながら、私、今考えていることは、先ほど大本院長からもお話ありましたように、高畠病院で今すぐ取り組むことは、医師の確保であるというふうに思っております。そして、それが経営改善につながるものだというふうに確信をいたしております。そして、さらには、町民の方々から信頼をしていただいて、そして安心をして高畠病院に通院していただけるものというふうに思っておるところであります。当然、職員の患者さんに対する接遇など、いろんなもろもろの課題・問題はあるわけでありますけれども、今、全職員一丸となって取り組んでいるさなかでございます。ご理解を賜りたいというふうに思います。
 また、コンサルタント、3月にいろんなご指摘があることだと思いますけれども、そのことなどもしっかりと受けとめさせていただきながら、高畠病院の現状の立て直しにしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大木 寛議員。

--------------------------------------------------------------------------

12番(大木 寛) それでは、町長、私なりにこんなふうなことも考えておるんですが、くどいようですけれども、再度お伺いします。
 私は、置賜総合病院との、何ていいますか、統合・再編なりサテライトなり、また、ほかの、指定管理者ばかりではないんですけれども、公設民営、こんなふうなことも決して私は悪いことではないのではないかと、こういうふうに考えております。再度、くどいように申し上げますが、その辺町長は今後、考えるべき項目として持っておられますか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) ただいま申し上げましように、今の現状の高畠病院、問題・課題をしっかりとまずクリアをさせていただきたい。そういう中で、先ほどお話いただきましたけれども、企業であれば倒産の状況だという厳しいお言葉もいただきました。正直、考えているところはあるわけであります。そういう面で、町民の方に負担をかけてもならないということも事実でございます。しかしながら、何回も繰り返しをさせていただきます。今の高畠病院を立て直すためにまず頑張らせていただきたいというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大木 寛議員。

--------------------------------------------------------------------------

12番(大木 寛) わかりました。しかしながら、今の高畠町のいろんな面から考えた場合、町長としての決断が決して遅かったというようなことのないようにだけひとつよろしくお願いしたいと、こういうふうに思います。
 私はコンサルタントの件につきましてもちょっとお聞きをしたいというふうに思っておりましたが、途中の、受けているさなかというふうなこともございますので、時間もありませんので次回ということにいたしまして、以上で私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 次に、10番 直島義友議員。
 (10番 直島義友議員、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

10番(直島義友) いじめによる自殺が社会問題としてクローズアップされているこの時期に、県立高畠高校で女子生徒がいじめを苦に自殺したとされる事件が発生したわけでございます。非常に残念でございます。心からご冥福をお祈りしたいと思います。
 それでは、一般質問させていだたきます。
 千代田清掃事業所に伴う温水プール建設について質問します。
 9月議会でもこのことについては質問しているわけでございます。新たなプールは本当に必要か、プール建設事業は5年間凍結してはどうかと9月議会では質問しておりますが、その中で町長は、地元5部落の要望を踏まえ、温水プールを中心とした施設を早期に建設すべきと判断したと答弁しているわけでございます。
 地元の要望は、30年前に誓約した搬入路の改良工事であるわけでございます。置広議会でも採決しておりますので、まず道路改良に取り組むべきと考えるがどうでしょうか。
 その財源措置についてもお聞きしたいと思います。温水プールの事業費は当初10億円と聞いていたわけですが、基本調査したところ、16億円の事業費であることが報道されているわけでございます。当初の計画どおり10億円で建設を進めるのか、町長が示された施設の内容に変更があるのかについてもお聞きします。施設が予定どおりできなくなると、利用者が約5万人より少なくなり、赤字幅が相当ふえると報道されているわけでございます。その報道によりますと、 4,200万という赤字が出るというような報道があるわけでございます。置広事務組合の3市5町の財政事情は、どこでも厳しいわけでございます。10億円の事業費の場合、本町の負担は約 6,600万円であると示されております。今ある福沢コミュニティープールがまだまだ使えるわけですから、早期に建設する必要はないと考えますがどうでしょうか。
 一度建設しますと30年も続くわけですから、利用者が少ないとますます町の負担が大きくなる心配があるわけでございます。1日の利用者数、1日の収入・支出、年間利用日数はどのように計画されているかについてもお聞きしたいと思います。
 次の質問に移ります。ただいま大木議員も病院の改革については詳しく質問したわけでありますが、私も町の財政と病院の改革について質問します。
 町民とのまちづくりトークでは、厳しい財政のことを話されております。各新聞は、夕張市の財政が破綻し、町からの脱出者が報じられているわけでございます。某新聞によりますと、広がる自治体の貧富の差のことが載っておりました。東京都の港区民、北海道の釧路市の財政と、わかりやすく家計簿風に示されていたわけでございます。高畠町もそれに当てはめますと、給料、町の税収は、1人当たりに直しますと、港区では1人当たり約30万円、釧路市では約11万円、当町は約9万円という試算が出てくるわけでございます。仕送り、国の交付税は港区はゼロ円、釧路市は12万円、本町は15万円であるわけでございます。借金、地方債残高でございますが、港区は10万円、釧路市は62万円、本町は1人当たり 100万の借金があるわけでございます。そして、貯金、基金残高は港区は40万円、釧路市は2万円、高畠町は4万円であります。このように、給料、町の収入が一番少ないのが当町であり、借金が一番多いのが当町ですから、身動きがとれなく、財政が厳しい実態であるわけでございます。
 そこでお聞きしますが、なぜ財政危機になったのか、どう認識しているかお聞きしたいと思います。集中改革プランはつくられておりますが、町長になってからの改革はどう進んでいるのかお聞きしたいと思います。
 病院についてでございますが、病院の給食がおいしくないというような声も聞こえるわけでございます。それから、外来者も少なくなった、そして、公立病院は赤字団体になっているが今後どうなっていくのか、こういう声もあるわけでございます。お産を病院でできるようにしてもらいたいという町民の声もあるわけでございますが、町長の考えについてお聞きしたいと思います。
 病院の改革については、どう進んでいるのか、町長になってからプラスになったことは何か、マイナスになったことは何かについてもお聞きしたいと思います。
 次の質問に移ります。お年寄りも住みやすいまちづくりについて質問いたします。
 冬期間になると雪のことが心配になるわけでございます。町では、高齢者世帯に1シーズン3万円を限度に屋根の雪片づけに補助を出しているわけでございます。補助を出すのではなく、直接作業をやり、雪片づけをする方法はどうでしょうか。シーズン前に作業員を確保し、作業日数、日当などを保障すれば、作業員も集まるわけでございます。高齢者が安心して生活できるのではないかと考えますが、どうでしょうか。このような制度ができないのか考える必要があると思いますが、どうでしょうか。
 平成17年度の補助の受給者数と支出総計はどのくらいになっているのかについてもお聞きしたいと思います。
 次に、いじめと自殺に勝つ、生きる力をどうはぐくむかについてお聞きしたいと思います。
 人生の中でも心が揺れる時代であり、人生の貴重な1ページであるわけでございます。いじめによる自殺者が社会問題になっているわけでございます。先ほども述べたとおりに、高畠高校でも犠牲者が出ているわけでございます。そこで、町内の小中学校のいじめの実態はどうなっているかについてお聞きしたいと思います。
 学校長を初め父兄も、プライバシーのことであり、問題を公表したくない、知られたくないということで、問題が明らかにならないわけでございます。穏便に済ませたい、解決したいということで、厳しい指導や報告がなされてこなかったのではないかと考えますが、どうでしょうか。そのあいまいさを生徒が知っていて、先生に言っても守ってくれない、いじめのことも言えない、だれも助けてくれないと自分だけ悩んでいると考えられるがどうでしょうか。
 いじめと自分に勝つ生きる力をどうはぐくむかについてもお聞きしたいと思います。
 今の教育は、押し込む学習であるというように考えます。どう子供の心をふかふかにするのか、今の教育現場は受験に追われている。元気な子供をつくるには、試験問題に答えのない問題を解ける子供を育てる必要があるわけでございます。受験に勝っても社会に通じない子供ではだめであるわけでございます。ふかふかすることによって元気な子供が育つと考えますが、どうでしょうか。
 地域ではどうしたら元気な子供が育つと考えているのかについてもお聞きしたいと思います。
 最後に、浜田広介先生の精神的遺産である友情の大切さを学び、いじめや不登校をなくし、友情をはぐくみながら明るく元気に育ってほしいという親の願いを込めて、この質問を終わります。
 次に、町ぐるみで生きる力をつくり出し、住みよいまちづくりについてお聞きしたいと思います。
 町民へのサービスがよくなっているのか、住みやすい環境になっているのか、町の魅力がふえてきているのかというと、そうでもないと言う人も出てきているわけでございます。具体的に言いますと、高畠病院で医療を受けられず他の病院に行くことになった、当町から町外に行くときバスの運行がストップし、不便になってきた、米沢市では道路の排雪を行っているが、当町は歩道上に雪がどっさりあって危険だ、町の財政が厳しいからかしら。河川の水質も悪化している、公害反対などの看板なども目につくようになってきた。それから、5年間、公共事業凍結で歩道整備、生活道路の整備、夜間照明、防火水槽、安全・安心の町民の要望にこたえられないような状況にあるわけでございます。町図書館も貧弱である、農業・酪農も後継者不足で産業の振興ができるのでしょうかというような、こういう声も出てきているわけでございます。また、町長相談日がなくなった、町民が直接言う機会がなくなったという、こういう声もあるわけでございます。このような町民の声があるわけでございますが、この点についてどう考えているかお聞きしたいと思います。
 商売では、安くよいサービスをしている者は勝つと言われているわけでございます。自治体も同じだと考えますが、どうでしょうか。他の町村よりも行政サービスのよい点、町のよいところは、についてどう認識しているのかについてもお聞きしたいと思います。
 町ぐるみで生きるちからをつくり出す町政運営と政策はどう考えているのかについてもお聞きしたいと思います。私の質問を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) ただいまの直島義友議員のご質問にお答えをいたします。
 初めに、千代田クリーンセンター余熱利用施設に関するご質問にお答えをいたします。
 去る10月31日に開催されました置広理事会において事務局から報告がございました余熱利用施設の建設事業費及び整備内容につきましては、翌日、早速議員各位にファクスでご説明いたしましたとおり、本町の要望を踏まえてのものではなく、建設事業費につきましては10億円を下回る施設整備を要請していることに何ら変わりはございません。このことにつきましては、理事会でも同意をいただいているものでございまして、このたびの置広事務局の提案内容については、私も困惑をしている一人であります。理事会としても至急見直しを指示したところでございます。
 また、進入路の整備につきましても、これまでの地元の強い要望を踏まえ、財源も含めて期限を切って検討するよう改めて理事会で要請をいたしておるところであります。
 また、予想される施設利用者数の具体的な数値及び収支予測などにつきましても、基本調査で明らかにすることとしておりますが、事業費の積算を含めて現在、見直しを指示しているところでありますので、ご理解を賜りたいと思います。
 本事業につきましては、これまでもいろいろと経過がございました。直島議員ご承知のとおり、置広議会におきましては、私も、また、職員からは助役あるいは企画課長、また、当議会からも議長並びに2名の議員が出席をなされ、置広議会の事業あるいは運営全般にわたり審議がなされてきましたし、町議会を代表されましてそれぞれ発言されてきたものとも思います。そして、その経過・結果についてもその都度議会でもご報告があったことと存じますし、議会、そして議員皆様のご理解のもとにこの計画が進んできたものと私は認識をしているところでありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
 今般の厳しい財政状況を踏まえまして、真に町民の方々が望む施設整備を行うことが肝要であるというふうに存じます。そのような観点から、今後とも町民の皆さんと、並びに議会のご意見を十分お聞きしながらしっかりと進めてまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいというふうに思っております。
 次に、なぜ財政危機になったのか、どう認識しているかについてお答えをいたします。
 当町においては、平成14年度からの3カ年を緊縮財政期間と位置づけまして歳出削減に取り組んでまいりましたが、平成16年度の地方財政計画におきまして、地方交付税及び臨時財政対策債が前年比マイナス12%と一方的に大きく削減をされました。当町においては、対前年度比で5億 3,000万円の減額となりましたが、その時点で歳入減に見合った歳出削減を実行できれば今ほど厳しい状況にはならなかったと思いますが、地域住民に直接かかわる市町村においては、突然かつ極端な歳出削減は町民の皆さんへの影響も大きく、基金の取り崩しによる対応をしたところでございます。
 17年度以降は、持続可能な財政運営に向けて歳入確保、歳出削減に取り組んでおりますが、地方交付税の減少は続いており、財源不足額を財政調整基金で補てんをしている状況にあります。
 また、本年度より新たな財政指標として用いられることになりました実質公債費比率につきましては、協議の目安となる18%を大きく超える21.2%であり、県内市町村では8番目に悪い数値となっております。これは、一般会計もさることながら、下水道事業会計や病院事業会計への公債費繰り出しなどが依然として高い割合となっていることが主な原因であるため、今後は各会計の起債の繰上償還を行い、比率を低下させることが必要と考えておるところであります。
 次に、集中改革プランについてお答えをいたします。本プランは、平成17年3月に総務省から新地方行革指針による地方行革の推進が出されまして、この中でおおむね平成21年度までの行革の具体的な取り組みを明示した集中改革プランの策定と公表が求められました。本町においては、ことし3月に広報、そしてホームページにて公表させていただくとともに、議員の皆様に詳細を説明をさせていただいたものであります。確かに、私が就任する前に策定、そして公表されたものでありますが、政治公約に掲げてある行財政の積極的な改革の内容と一致したものととらえていただきたいというふうに思います。
 行政経営は、地方自治法の本旨に基づいて実施されるものであります。目指すところはコンパクトガバメント、小さな行政体高畠町であります。本プランの進行管理は、行革項目のアクションプログラム一覧に基づきまして、担当室長ごとに年間行程表を策定をし、二度のヒアリングを実施をいたしております。プランの公表後8カ月であり、年度末には具体的な数値をもってご報告いたしたいと考えております。
 集中改革プランの改正についても、年度末の3月を予定をいたしております。集中改革プランは、スピード感を持って実行することは言うまでもなく、行政組織運営全般についてマネジメントサイクルに基づき、不断に事務事業の正当性の検証を行ってまいりたいというふうに思っているところであります。
 次に、病院の給食、外来患者数の減少、経営の赤字、お産の再開についての町民の意見をどのように考えているのかというご質問にお答えをいたします。
 ただいま大木議員のご質問にお答えをさせていただいた中にもあるわけでありますが、その中で、病院給食は今年度から民間業者に委託をいたしております。これまでもおいしい給食づくりのため、患者さんからのアンケート調査や当直の医師、看護師、栄養委員会などでの検食を行い、改善を重ねながら、スタッフ一同鋭意努力しておりますのでご理解をお願いをいたします。
 また、外来患者数の減少は全国的な傾向にあり、薬の長期投薬や自己負担の増加などにより来院期間が長くなったことと、医師不足により診療科の閉科や非常勤での診療化が要因となっております。
 次に、経営の赤字問題、お産の再開については、病院存続のご質問での答弁、そして全国的な産科の集約化の方針もありなかなか困難な現状でありますが、さらに努力を続けてまいりますのでご理解をお願いをいたします。
 次に、病院改革の進捗についての質問でございますが、町長就任以来、7月の人事異動により病院事務部門の強化を図り、あわせて助役を先頭に病院経営改革委員会を設置し、経営改善に向けた調査検討を加えております。
 10月より株式会社メディカルクリエイト社に病院経営健全化計画の策定業務を委託をし、高畠病院が抱える内的・外的な諸問題を調査・分析いただいているところであります。具体的な改善策につきましては、1月には個々にちょうだいできると報告を受けており、実施できるものから時を待たず実践をしてまいる所存であります。
 大本院長の先導により、平成17年度に比べ経営状況も改善の兆しが見えており、さらなる改善を進めてまいるところであります。
 次に、お年寄りも住みやすい地域づくりについてお答えをいたします。
 高畠町内の高齢者のみの世帯は 850世帯で、 1,300人を超えている現状でありますが、冬期間における雪対策につきましては、高齢者世帯の方々のみならず、町民の皆様の大きな課題であると認識をしているところであります。
 議員ご指摘のとおり、高齢者世帯などへの支援事業として、単身高齢者など世帯除雪支援事業を行っております。これは、冬期間の安全を確保するため、排雪や雪おろしに要する経費の一部を1シーズン3万円を限度に除雪支援金として助成しているものであります。
 対象者となる世帯につきましては、次の3つの要件にすべて該当する場合としております。1つ目として、前年の収入が1人世帯では 120万円以内、2人世帯では 180万円以内というように低所得世帯の方、2つ目には、体力的・金銭的に自力で除雪できない方で親戚、近隣などからの援助が受けられない世帯、3つ目には、生活保護世帯を除く単身高齢者世帯、高齢者のみの世帯、身体障害者のみの世帯などとしているところであります。
 先ほど申し上げましたように、雪対策は、生活弱者と言われている方々だけでなく、町民皆様の大きな課題でもあります。ただいま申し上げました除雪支援金事業以外にも、子や親戚、近隣からの援助が受けられない世帯には、町社会福祉協議会にありますボランティアセンターを通して除雪ボランティアの派遣を行い、軒回りや玄関までの通路の確保などを行っていただいております。近年、除雪ボランティアとして集落であるいは中学生も積極的に参加していただいております。議員が提案されているような町が直接作業員を確保して行うというよりは、このような輪がさらに広がること、広げる活動を進めていくことが真の助け合い、支え合うまちづくりにつながることとなり、議員のお考えのお年寄りも住みやすい地域づくりではないかと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 さらには、一般家庭の方などでも雪おろし業者を探すのに大変な状況にある現状から、一昨年ほど前から町商工会内に窓口を設けていただき、相談に応じ、業者の紹介をいただいているところでございます。なお、昨年度、町が行った除雪費の支援事業の実績につきましては、36件で98万 1,000円の助成を行ったところであります。
 次に、町ぐるみで生きる力をつくり出し、住みよいまちづくりについてのご質問にお答えをいたします。
 議員のご指摘のように、公立高畠病院の運営や公共事業の凍結など多くの課題を抱えており、行政サービスへの不満などがあることは十分認識をいたしております。限られた予算の中で満足度の高い行政サービスを提供するためには、多くの課題解決に向けた施策の選択と集中を図り、何を優先すべきかを基本的な考え方とし、取り組んでまいります。
 また、安く、よいサービスをしているものは勝つの考え方が自治体にも当てはまるのではないかとのご指摘でありますが、当てはまる部分も確かにございます。しかし、公共という性格上、安い行政サービスのしわ寄せが財政負担の増加や別のサービス低下につながることも懸念をされるわけであります。公平な行政サービスの提供を考えれば、行政サービスコストに見合った応分の負担もお願いする受益者負担の原則が重要と考えており、今後、この原則を基本に対応してまいりたいと思っております。
 最後に、我が町の行政サービスのよい点でありますけれども、出前講座やデマンド交通など、他地域に先駆けてユニークな事業や行政サービスを町民とともに取り組んでおるところであります。こうした先見性や独自性と情報公開度の高さなども本町の行政サービスの特徴と考えております。今後も住民との対話を重ね、お互いにアイデアを出し合い、役割分担を明確にしながら、よりよい行政サービスの創出に努めてまいります。
 また、町長相談日が休止しているとのご意見もございましたが、以前の実施状況を検証しておりますが、相談日の期日を指定をしてまで行うことの効果はどうなのかというふうに思っているところもございます。町民の方々とは日程の都合がつけばいつでもお会いすることができますので、今のところ、再開することは考えておりませんのでご理解を賜りたいと思います。
 以上で直島義友議員に対する答弁を終わりますが、引き続いて教育長より答弁をいたしますのでよろしくお願いをいたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 鈴木教育長。
 (鈴木教育長、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

教育長(鈴木征治) 続きまして、直島義友議員のいじめと自殺に勝つ生きる力をどう育てるかとの質問にお答えいたします。
 先日、県立高畠高校における女子生徒の転落死につきましては、とうとい命が失われたことに深い悲しみを覚え、心よりご冥福をお祈りいたします。
 さて、町内の小中学校におけるいじめについては、どこの学校でもどの学級でも起こり得るととらえております。いじめの定義を規定するのは難しく、いじめを受けた側がいじめられたと感じたことがいじめととらえます。同時に、いじめた方がいじめたと自覚していれば問題解決も早いと考えられますが、いじめた側の意識がそこまでに至っていないことがいじめ問題を複雑に、そして解決を困難にさせていることの一つでもあります。
 教育委員会といたしましては、校長会を開き、機会あるごとに児童生徒の問題行動については日ごろから細心の注意を払い、情報を的確にとらえ、適切な対応をとれるよう学校と連絡を密にしてまいりました。学校としては、いじめ問題があると認識すれば直ちに対応するよう心がけております。また、いじめの実態をつかむためには、教師と児童生徒の間にしっかりとした信頼関係の確立が基本であり、指導については多様なかかわりが大切であると考えます。
 日ごろより一人ひとりの児童生徒をしっかり把握するとともに、教師相互の情報の交換が密に行われることが肝要と思います。一人ひとりの児童生徒を複数の教師で多面的に多角的にとらえ、少しでも気になる様子に気づいたらお互いに伝え合い、再度その子供を見つめ直すことで問題の早期発見につながると考えております。
 小学校高学年から高校にかけては、いわゆる思春期を迎え、新しい自分探し、自立に向けて心身が不安定な時期を迎えると言われております。この時期には人に相談するよりも自分の力で何とか解決したいという思いが強くなり、一般的に教師や家庭にみずから相談することが少なくなる傾向にあります。このような児童生徒の特徴をとらえながら、重大な事故に至る前に困っていることやいじめの有無を可能な限り早急に把握することが必要であります。そのために、学校ではアンケート調査や個別に子供とともに語る教育相談を実施したり、学級で討議会や話し合いの活動を行うなど、教師からの働きかけによる情報の把握に努めておるところでございます。
 また、学校だけでいじめや自殺を防ぐことができないことは直島議員もご承知のことと思います。このことについては、学校だけで抱え込まず、多様な連携を図ることがいじめの問題の未然防止、そして解決につながるものと考えております。
 まず第1に、家庭との連携であります。家庭は安らぎの場であり、誕生よりずっと家族が愛情を注いできた温かい場でもあります。また、社会のルールやマナー等をしつけとして教える場でもあります。そのような家庭において、表情が暗い、言葉に元気がない、交遊関係が変わったなど具体的な変化が見えたときに、ちょっと声をかけていただきたいと思います。何か気になることがあれば、学校への相談もぜひ日常的にお願いしたいと考えております。
 また、自殺については、一人ひとりがかけがえのない大切な存在であること、命は自分だけのものではなく、家族みんなの命であることを家族の中でしっかりと受けとめていただきたいと考えます。元気な産声を上げて誕生したときの家族の喜びや、これまでの子育ての苦労や喜びの話を進んで子供に語ることで、自己存在感をしっかり与え、命のとうとさについて真剣に伝えていただきたいと思います。
 第2に、地域との連携があります。近年、少子化が進み、地域に子供の姿がめっきり少なくなりました。子供同士のかかわりの輪が狭くなり、同時に大人とのかかわりも減ってきました。以前であれば、隣近所の大人がしょっちゅう声がけをし、その子の存在を認めながら元気づけてくれたものでありました。家族にはなかなか相談できないが、近くのお兄さんであったり近所のおじさんがかかわってくれたりすることにより、新しい自分を発見するチャンスをつかむことができたと思います。そこに学校だけの世界でなく、地域の中に自分の存在が、自分の活躍の場所を見出すことができたと思います。
 第3に、子供たちが自由に具体的に相談できる場の提供であります。いじめを受けた場合、教師にも家庭にも相談できず孤立し、友だちにも相談できない追い詰められた状態になることが指摘されているようでありますが、全く知らない人にも相談できる場があることも知らせていかなければならないと思います。具体的には、町内におきましては学校教育機関における教育相談があります。また、そのほかにはチャイルドライン、それから警察のヤングテレホンなど、さまざまな機関で相談を受けつけております。困っている、苦しんでいる人はだれでも相談できるチャンスや窓口があることをしっかりと子供たちにも伝え、必要なときに活用できるようその連絡先を具体的に指導していくことも大切だと考えております。
 さて、ここまではいじめられる側の立場に立っていろいろと申し上げましたけれども、いじめる側についてはどうでしょうか。まず、いじめは絶対に許されない行為であるということを常に意識して行動できるような子供たちの育成や集団づくりが大切だと思います。それでもいじめは発生しないという確信はありません。いじめた側には自分のとった行為がいじめであることを心から納得させることが大きなかぎとなりますが、その際にはいじめる側の心の弱さを認めながら、一方的に指導するのではなく、本人が素直にいじめに気づかせるよう工夫して指導することが大切と考えます。本人がみずから過ちに気づかなければ、再度いじめを行うことも心配されます。そのような悲劇を繰り返さないよう、子供の心を耕し、豊かにする指導が必要と考えます。
 また、当事者同士の指導とともに、いじめを生まない、許さない集団づくりに努める視点も忘れてはならないと思います。当事者への個別対応をじっくり行うことが最も重要であります。周りでいじめを見て見ぬふりをしている傍観者に対する指導も大切になってまいります。いじめを見つけた場合は、いじめをやめるよう働きかけることや教師へ連絡することを指導し、いじめの発生を許さない集団づくりが肝要と考えます。
 先日、町中学校生徒会サミットを急遽開催し、いじめ防止の緊急アピールを採択しました。その中にも、見てみぬふりをしないで、自分で解決できないときは信頼できる友だちや先生、大人に相談しようと呼びかけています。いじめを行った者が最後は自分もつらい立場に立たされることを指導していくことが大切であることを考えております。
 直島議員のおっしゃる「心ふかふかな子供」とはどういう子供でしょうか。例えば先日、時沢小学校の学習発表会に議員も参加され、その振る舞いもちも食されたようでありますが、発表会では1年生から6年生まで全員が役割を分担し、そして元気な子供たちの姿をごらんになったと思います。
 なお、学校は文化を伝承・発展させるために、教科の学習を中心として豊かな学習の育成に努めることは言うまでもありません。あわせて、豊かな心や健康な身体の育成にも取り組んでおります。総合的な学習の時間や特別活動の時間において、子供たちの持つ特性を生かした活動を体験し、座学だけでない学力や心の育成に今後とも取り組んでまいりたいと思います。
 中学校においては、日常的に行われている部活動においても心身を鍛えることや、今年度実施いたしました5日間の職場体験学習などを通して、労働することの大切さを感じ取るとともに、働く喜び、人に感謝してもらえる喜びなどを感じ取ったことが元気の源の一つになると思います。
 また、学校の教職員初め家庭でも地域でも、子供の頑張る姿を結果や数字にだけとらわれるのではなく、子供たちのよさ、個性を多面的に評価し、自分自身のよさに気づかせることによって自信を持って元気で生活できる子供が育つことと考えており、そのことがいじめの根絶、自殺の防止につながるものと信じております。
 最後に、世の中の先輩である私たち大人が、元気に毎日を充実して暮らしている後ろ姿を見せることが子供たちへの大きな教育になるものと信じております。
 以上で直島義友議員の質問に対する答弁を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 10番 直島義友議員。

--------------------------------------------------------------------------

10番(直島義友) 詳しい答弁があったわけですが、時間がこのように短くなるということでは1問1答のシステムが損なわれているのではないかというふうに考えるわけでございますので、今後、ご検討願いたいと思います。
 かなり質問したかったわけですが、時間がありませんので、私なりに1つ2つ質問します。
 集中改革プランを見ますと、固定資産税が約2億円増収を見込んでいるわけですが、これは町民の負担になるわけですが、なぜ増税するんですか、それについてお聞きしたいと思います。
 それから、この財政の集中改革プランの中で、来年は3億 2,000万も建設事業費が削減されているわけでございます。そうしますと、建設業は成り立たない、30人もリストラしなければならない、こういう状況が起きるわけでございますので、その点について町長はどう考えるのかお聞きしたいと思います。
 それから、今問題になっている官製談合、それによりまして税金が有効に使われていないと、いろいろ問題が出てきているわけでございます。選挙での貸し借りが原因だと言われているわけですが、公正な行政が望まれているわけですから、このことについて町長はどう考えているのかお聞きしたいと思います。
 いじめについては、教育長が詳しくいろいろ説明なさったわけでございますけれども、私もいじめについては相当時間を……、していたわけですが、もしいじめに遭ったら、こんなことには負けないぞという意思と他人に打ち明ける勇気が必要だと考えているわけですが、その点について教育長はどうでしょうか。ばらばらになりますが。
 それから、先ほども真に町民が望む施設整備をするとなっているわけですが、税収をふやす政策も必要だということで、土地区画整理事業などを行ってはどうかと考えますがどうでしょうか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 1点目の件については、自主自立推進室並びに税務課長から答弁を申し上げます。
 次に、建設費の3億数千万の減額ということでありますけれども……。(「いいです」の声あり)では1問ずつ。直島議員ご指摘のとおり、公共事業凍結というような中で取り組まれているわけでございます。私は、町民トークの中でもお話をさせていただきました。できるだけ解除をしていきたいというふうに申し上げました。そういう中でご理解をいただければというふうに思っているところでございます。建設業界に従事されている方々、町民の方々、大変多いわけであります。そういう中でもしっかりと取り組ませていただきたいというふうに思っております。
 また、どこかの県の官製談合、知事までそういうような中で加わったことについてお話がありましたけれども、そういうことは一切ございませんし、当然あるべき姿でもないというふうに思っております。
 それでは、1点目につきましては、まず自主自立推進室長から答弁いたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 鈴木主幹。

--------------------------------------------------------------------------

自主自立推進室主幹(鈴木秀則) 集中改革プランの件についてお答え申し上げます。
 もう一度集中改革プランの方をごらんいただければというふうに思っておりますが、具体的に固定資産税の増収という部分については、平成18年度、これは空欄になっております。平成19年度からそれぞれ20年、21年度、具体的な数字で申し上げますと 180万、 520万、 1,300万というふうに明記しております。これらについては、新造家屋が例えば19年ですと25棟分建つだろうと、そういったところを見込んでおります。
 なお、固定資産税の関係でご質問ありましたので、税務課長の方から18年、あるいは見通し等もある程度わかればその辺もお答えさせていただくというふうに考えております。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安藤税務課長。

--------------------------------------------------------------------------

税務課長(安藤 好) ただいまの直島議員のご質問でございますが、今自主自立推進室主幹が申し上げましたとおりに、集中改革プランの数値目標を設定をいたしまして増収を図らなければ、これからの高畠町は非常に厳しい状況にあると、こういうことで、町長もお話を申し上げたとおりでございますけれども、今鈴木主幹からも申し上げましたように、その一つとして固定資産税の税収確保が必至であると。それを行うには、直島議員も、前にもお話があったかと思うんですが、造成をして新築、新造築家屋をふやす、これがやっぱり増収につながる道なのではないかと、このような内容で数値を一応設定をしたところでございます。今お話ししましたように、18、19、20、21年ということで4年間の集中改革プランの計画でございますけれども、19年度は25棟、20年度は50棟、21年度は 100棟ということで、19年度 180万、20年度が 520万、21年度は 1,300万円というふうことで合わせて 5,000万ということでございますが、このような内容で、とにかく宅地造成をして新築家屋をふやす、こういう施策を講じることがまず増収につながる道ではないかと、このような内容で設定したものでございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 高橋総務課長。

--------------------------------------------------------------------------

総務課長(高橋正壽) 私の方から、最後の方の質問でございましたけれども、税収を伸ばす政策をということで、区画整理事業にも取り組んだらどうですかというご提言でございました。
 町でも以前、直島議員が以前取り組まれたように、福沢地区の区画整理に積極的に取り組んですばらしい町並みができたという前例もございます。その後におきましても、駅東、そして当役場の南側についても、行政としてはいろんなチャレンジをやったわけでございますけれども、それぞれの土地の所有者の賛同が得られないということもございまして、取り組みは現在されていないという現状にございます。
 先ほど税務課長から申し上げましたように、新築等の家屋等が結果として町税の増収を生むということは間違いございませんけれども、今現在は、民間で種々宅地開発をしておりますので、町としてはその支援ということで、開発地における道路等の造成について支援をしているというような今現在の施策としているところでございます。区画整理は、将来的にはやはりいろんな住環境から考えますと理想的でございますけれども、一番は、行政だけでもできないという状況もございますので、今現在は民間活力に支援をしているというような内容でございます。以上でございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 鈴木教育長。簡潔に願います。

--------------------------------------------------------------------------

教育長(鈴木征治) いじめに遭った側の、いわゆるはねのける意思と勇気が大切ではないかという直島議員のおっしゃる、まさにそのとおりでございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 直島義友議員。

--------------------------------------------------------------------------

10番(直島義友) 余熱利用で温水プールができ上がりますと、今のプールはやめると言っているわけでございます。大浴場ができますと太陽館はどうしますか。今の太陽館はどうするんだと。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 余熱利用施設につきましては、計画としては先ほど申し上げましたとおりであります。
 今のコミュニティープールにつきましては、議会でもご報告をさせていただいてまいりました。老朽化、あるいは置広施設がつくったときの利用度、あるいは高畠町としての負担の問題、総合的なことから考えますと、申し上げたとおりであると思います。そういうような中で取り組ませていただきたいというふうに今思っているところであります。
 なお、まだはっきりと余熱利用施設につきましての浴室は決定したわけでないわけでありまして、大浴場ではないわけであります。太陽館のおふろとは様相が違います。直島さんのご自宅のおふろとも違うわけでありますから、ご理解をいただきたいというふうに思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 直島義友議員。

--------------------------------------------------------------------------

10番(直島義友) 病院についてお聞きします。コンサルタントを頼んでいろいろ経営改善をなされるわけでございますが、私はもっともっと職員の中で話し合うべきだと、そういうことがやる気を引き出して、やっぱりサービス、医療の質向上にしないとなかなか再建は難しいのではないかと。コンサルタントだけではだめですよ、頼ってはだめですよと、そんなことを考えているわけですが、どうでしょうか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 私でいいですか。大本院長から。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 大本院長。

--------------------------------------------------------------------------

病院長兼健康管理施設長(大本英次郎) 直島議員の言うとおりでありまして、やっております。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 直島義友議員。

--------------------------------------------------------------------------

10番(直島義友) 大分簡単な答弁になったわけでございますが。
 いじめにしても、この高畠町にとっても環境が大分変化してきているわけでございます。その環境の変化に、5年先、10年先どうなるんだと、そういう予測をしながら町長は長期的視野に立って町政を行うべきだというふうに考えますが、どうでしょうか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) ご指摘のとおりであります。教育の分野あるいは産業の分野、行政改革の分野、そうであります。ただ、直島議員から税収、町の収入を図るべきだということもございましたけれども、多分、直島議員、議会においてご発言されるのは最後ではないかなというふうに予測されるわけでありますので、一つだけお答えをさせていただきます。
 先ほど来の造成の話もございました。当然、優良な企業の誘致も積極的に図っていかなければならないというような中で取り組んでいるわけであります。職員が中央に、いろんな用事ございますけれども、その分野だけでなく、あらゆる面において足を運ばせて今営業させていただいているところでもあります。特に企業誘致の面におきましては、山形県の東京事務所に企業誘致専門の職員を派遣をしたいというふうに今前向きに考えているところでありますので、ひとつ議員の皆様からもご理解をいただきながら、積極的なご協力を賜りたいというふうに思います。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 暫時休憩いたします。
 再開を1時30分といたします。
 (時に午前11時57分)

             休            憩

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 (時に午後1時28分)

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 次に、14番 二宮隆一議員。
 (14番 二宮隆一議員、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

14番(二宮隆一) 町勢の着実な進展と町民生活の安定向上を願い、4項目について一般質問を行います。
 まず、平成19年度予算編成に向けての町長の所信をお伺いいたします。
 この4月に就任された寒河江町長にとって初めての予算編成の時期を迎え、文字どおり寒河江町政の独自性を示す施策と予算編成が注目されるところであります。国の財政再建に駆り出される形で一段と地方交付税の削減が予想される中、財政運営それ自体厳しい状況が想定されます。また、町の重要課題である医師不足を初めとする公立高畠病院再建問題、医療制度改革による高齢者を中心としたさらなる町民負担の増加、依然低迷する町産業の活性化策、町民生活に直結したインフラ整備など、今こそ町民の暮らしと安全を守る行政の役割は大きいものと考えます。
 一方、町民参加のまちづくりに象徴されるように、町民パワーの喚起、新たな地域内資源の発掘など、そのリーダーとしての行政のアプローチも期待されるところであります。しかし、さきにも述べた地方交付税の一層の削減と町税滞納者の増加なども含んだ町税収入の伸び悩みによる総体的な予算枠の縮小は、義務的経費の増大と相まって自由裁量の制限という分権時代とは逆行する状況になっています。このような中にあってこそ、施策の取捨選択、めりはりのある予算編成が求められています。そこで、平成19年度予算編成に当たり、町長の町政に立ち向かう基本姿勢と、重点施策、特徴的な新規事業などについて改めてお伺いをいたします。
 次に、2つ目の項目として、東部有機センター運営についてお尋ねをいたします。
 利用者の厩肥搬入拒否という異常事態の中で、長期間にわたり東部有機センターの稼働再開は今もって実現されておりません。この間、県・町・JA・クリエイト高畠、そして利用者協議会、それぞれの立場から鋭意関係修復と稼働再開に向けた調整と話し合いがなされてきました。しかし、その努力も実らず、12月17日、当施設の運営者であるJAより、このままでは続行不可能という申し入れがなされました。これまでのたび重なる協議の経過から見て、JAとしても重大な決意と判断のもとでの申し入れであると理解されます。この事業の重要なパートナーであったJAの撤退は、事業そのものの存続はもとより、今後想定されるさまざまな事態に重大な影響は避けられないものと考えます。
 そもそも、事業主体は県であるものの、施設完成と同時に譲与され、施設設置者としての町の方針が今後の方向づけを左右するものと考えます。そこで、これまでの経過を踏まえ、今町長としてのこの施設の今後の運営方針について何点かお尋ねをいたします。
 まず、JAの申し入れについてどのようにとらえ、どう対処されるのか。そして、JAによる委託運営が困難となった場合、さらにJAが委託するべく設立した株式会社有機クリエイト高畠の解散という事態も連動するものと思われ、その解散の手続とその後の処理をどうするのか。また、新たな運営者、つまり指定管理者をどのように選定するのか。あるいは、町直営もあり得るのか。それらについてまずお伺いをいたします。
 次に、いずれにしても地域の環境問題にかかわる畜産農家の堆肥処理のための施設稼働は必然であり、その視点からも現在の処理方式をどうするかも課題となると思われます。利用者の人たちの搬入拒否の1つの理由でもあると言われておりますが、この処理方式を今後どう扱うのかお尋ねをいたします。
 そもそも、最初の処理方式にはさまざまな問題とトラブルが発生し、たびたび稼働停止を余儀なくされ、それによって施設運営者であるJAが過去6年間で約 4,000万円の累積赤字を計上した経緯があります。それを改善すべく、県の補助も仰ぎ、町が事業主体となり、バイオマスフロンティア推進事業導入、処理方式の変更とそれまで無料だった処理料金の徴収、食物残渣の搬入、運営会社の設立という形で再スタートし、運営の正常化を図るべく取り組まれてきた経過があります。処理方式の変更は、このような経過を踏まえればその事業全体の根幹を変えることであり、多大な影響が考えられます。町長としてどのように判断されるのかお伺いをいたします。
 次に、県との協議についてお尋ねをいたします。これまでも述べたように、この事業は県・町、そしてJAとの連携で進められてきました。既に施設とその運営は町に譲渡されたといっても、県の方針は、今後の推移次第で一定の指導性を持つものと想定されます。今後、問題解決のための打開策について、県とどのような話し合いをし、県の意向についてどう町長として受けとめられるのかお伺いをいたします。
 次に、この項目の最後の質問として、今後の第2の堆肥センター建設についてお尋ねをいたします。
 我が町の農業生産の大きな地位を占める畜産は、二井宿に限らず各地区で行われています。当然、それに伴う堆肥処理は喫緊の課題であり、同様の施設整備の要望がかなり以前から出されています。そんな中、東部有機センターの稼働停止はそれらに少なからず悪影響を及ぼし、施設整備のおくれが懸念されます。しかし、そのことと町内全域の地域環境を守り、良質な堆肥の生産とそれに伴う農業振興は別であり、その必要性は少しも後退するものではないと考えます。そこで、かねてより要望されている第2の堆肥センター建設計画の見通しと、東部有機センター問題から得た教訓をもとにそれらの運営方法について何かお考えがあればお伺いをし、第3の項目に移ります。
 我が町の人口減少を食いとめ、活力あるまちづくりを進めるため、移住・定住の促進という視点からお尋ねをいたします。
 我が町の人口は、長年ほぼ横ばい傾向を示し、県内でも人口減少率の低さではトップクラスというランクを維持してきました。しかし、平成17年の国勢調査では、前回調査時から見た減少率が2.91%と県平均の減少率をも上回る人口減少を見る事態に至りました。当然、少子化が最大の要因と思われますが、その他、転出、企業の撤退、自然減などが挙げられます。
 私はこれまでも、我が町の人口減少と町の活力、社会保障制度の維持という視点から少子化対策、未婚対策、雇用の場と職場環境等について一般質問を行ってきました。このたびは積極的に人口減少を食いとめる手だてとして、我が町への移住・定住促進策を提案し、町長の所信をお尋ねをいたします。
 今や人口減少は我が国全体の減少であり、特に地方の人口減は今後さらに加速されるという予測もあります。こういう中にあって、地方の特に人口減少の著しい地域を中心に、団塊の世代をターゲットにした移住者の勧誘とその争奪戦が盛んになってきています。年代別人口の最も多い団塊の世代、つまり50代後半の人たちが定年を迎える時期が迫り、いわゆるそのことを称して「2007年問題」として語られるようにさえなりました。定年を機にある人はふるさとに帰って余生を送る、あるいは、ある人は都会を離れ田舎暮らしを目指し再スタートを図る、さまざまなパターンはあるものの、いずれにしても都会から地方へという流れは確実にうねりになりつつあります。一方、社会運動として起こった連合、全中、生協、そして全国知事会など地方6団体が後援するNPO法人 100万人のふるさと回帰支援センターの活動も今注目されています。
 このような情勢にあって、我が町においてもこれまで移住希望者に対する支援策などが図られてきたものと思いますが、さらに一歩踏み出して積極的な勧誘と受け入れ策を講じたらどうかと考えます。以前より都市との交流が活発であった我が町は、それこそ民間ベースで、ここ10数年でいわゆる「新まほろば人」と称する80名近い移住者が町内で生活を営んでいます。この実績とノウハウは他に類を見ないものであり、このことをベースにさらに行政の取り組みがリンクすれば、その成果は大いに期待できるものと考えます。全国各地の実践事例とその方策はここでは割愛をしたいと思いますが、今後、豊かな人材の流入と我が町の活力を高めるために、団塊の世代、そして若者も含めた、願わくは医師などもターゲットに都市住民の移住・定住策を積極的に推進するお考えはないかお尋ねをいたします。
 そこで幾つかある具体的取り組みの中で2つほど提案をし、町長の所信をお伺いいたします。
 まず、我が町とほぼ人口規模や地理的条件、そしてグリーンツーリズムの取り組みなど類似している長野県飯山市の事例でありますが、まず、いち早く市のリーダーシップのもと、JA、商工会、農業委員会、観光協会、そして区長会などの協力を得て、さきに述べたNPO法人 100万人ふるさと回帰支援センターの地域別支部として登録、情報の収集と発信を行っているという事例があります。その他さまざまな施策が実践されているのは当然でありますが、我が町もこの支援センターの地域別支部として名乗りを上げてはどうかと考えます。
 もう一つは、当然、移住希望者があらわれても、その受け入れ態勢がなければなりません。そのために、新潟県東頚城地域で取り組まれている空き家情報の収集と発信や、北海道伊達市の市民農園を併設した田園住宅の提供を民間業者と連携し実践している事例などに学び、住まいの提供を事業として行ってはどうかと考えます。
 数多い施策の中で2点だけ申し上げましたが、その他さまざまなソフト面の施策も町民の協力のもと必要とされます。そして、それらを町のホームページで紹介するなど、やり方によってはいずれも多額の町の財政負担を要しない方法があると考えます。
 一方で、高齢者の移住はかえって福祉の面などで町財政にとって重荷になってしまうのではないかという議論もありますが、定年直後の団塊の世代はまだまだ元気であり、さまざまな技術やアイデア、そして豊かな経験も積んでおり、今後の我が町の活性化に大いに寄与していただけるものと確信をします。現在の我が町への移住者の人たちの活躍を見てもそれは明白であります。この都市住民の移住・定住策の推進について町長のお考えをお伺いをいたします。
 最後の4番目の項目に移ります。「新高畠町総合計画補記から学ぶもの」と題して、今後のまちづくり、とりわけ地区づくり事業の方向性についてお伺いをいたします。
 我が町は、昭和46年に策定された高畠町総合開発基本構想に始まり、昭和56年の基本構想の見直しを経て、昭和57年新高畠町総合計画が策定されました。そして、その総合計画を踏まえつつ、逼迫する財政事情と目標達成のための事業の総合化という視点から、一部計画の見直しが図られ、昭和62年3月に新高畠町総合計画補記が示されました。その後は、平成4年に第3次、平成10年には第4次総合計画が策定され、一昨年、第4次の後期基本計画が策定され、現在に至っています。その一連の経過の中で、その時代その時代の社会経済情勢を踏まえ、その方向性の見直しが図られてきたものと理解をします。
 その中で、それまであった地区ごとの振興計画というのも、高畠町は1つという観点から第3次総合計画から姿を消してしまいます。確かに平成の時代に入り10年ぐらいの期間は、大規模施設の建設などが町施策の中心に据えられ、国の景気浮揚の誘導策もあってハード事業中心の施策が進められてきました。当然、それは町としての事業であり、すべての町民ひとしく恩恵を受けるものとして、町は1つという考え方がその背景にあったものと推測できます。しかし、ここに至って箱物と言われる施設整備はもとよりハード事業全体が抑制され、まちづくりもソフト事業中心へと大きくかじを切らざるを得ない時代に入ってきています。つまり、町民一人ひとりが身近に感じ、参加できる施策とまちづくりが今求められています。
 そういう視点で20年前の新高畠町総合計画補記の内容を見るとき、ある意味新鮮にとらえることができます。今の時代に求められ、共通する視点が随所にあらわされていると感じます。特徴的な点として、第2章のそれぞれの地区ごとの地域性を生かした振興策の推進、第3章では19項目の重点事業の中で第1に地域特産物の開発の必要性をうたい、さらにその中でも安全・安心をキーワードに地域経済の活性化を目指している点など、まさに今日的課題を示していると見ることができます。
 以前私は一般質問で、これからのまちづくりは町民が身近に感ずる地区、すなわち小学校区をステージとして町民参加を促し、地域の再発見による活性化策こそが大切ではないかと提案をしてきました。つまり、地区ごとの特徴ある地区づくり計画の推進であります。そしてまた、この総合計画補記には、今町長が推進しようとしている地域経済活性化戦略やたかはたブランドの確立にもつながる重要なヒントが含まれているものと見ることができます。それは時代の逆戻りのようにとらえられますが、ある意味、まちづくりの原点がそこにはあるとも理解できます。すでに過去のものとなったこの新高畠町総合計画の補記について、その理念の視点、また現実性について町長はどのような感想を持たれるかお伺いし、私の一般質問を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) ただいまの二宮隆一議員のご質問にお答えをいたします。
 初めに、新年度予算編成に向けての基本姿勢に関するご質問にお答えをいたします。
 議員ご指摘のとおり、地方交付税の削減など地方を取り巻く状況は厳しさの一途をたどっており、いざなぎ景気を超えたと言われている今般の好景気も、地方では全くと言ってよいほどなかなか感じられない状況でございます。
 このような中で新年度予算を編成するに当たり、私は平成19年度における町政の運営方針を定め、「人が輝き誇れる町であり続けるために」をまちづくりの理念に据えて、山積する行政課題を解決するために3つの基本方針を掲げさせていただきました。第1に町民から信頼される行政運営の実現、第2に町民主体のまちづくりの実現、そして、第3に活力ある地域経済の実現でございます。
 行政課題への対応のおくれや先送りが課題を複雑化・長期化をさせ、そして重大化を招き、行政に対する不信につながっているのではないかと考えております。行政課題に真正面から立ち向かい、現状や過程を公開することにより町民の信頼を得られるものと思います。私は、課題の先送りと行政不信の連鎖を断ち切り、厳しい財政状況を乗り切るためには、行政情報の積極的な公開と丁重な説明、そして事業の選択と集中が不可欠であると認識をいたしております。
 以上のような考えに立ち、私は、新年度において解決すべき最重要課題として、行財政の積極的な改革と公立高畠病院の経営改善の2つを掲げるとともに、行政資源を集中して投資しながら、豊かで明るいまちづくりを実現するために地域経済の活性化、未来を担う元気な子供の育成、地球にやさしい持続可能な地域社会の実現という3つの重要施策について鋭意取り組んでまいります。
 なお、具体的な事業につきましては、現在、実施計画策定作業の中で検討をいたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 次に、東部有機センターの運営についてお答えをいたします。
 11月17日の山形おきたま農協の申し入れについてでありますが、これまで円滑な稼働に向けて町と農協が連携して取り組んだ経過を考えれば、非常に残念であります。当センターは農協と畜産農家の強い要望の中で国の補助事業により建設されたものであり、運営上の理由で町に返還と言われても非常に困惑しているのが実態であります。
 当時、農協では、畜産の多頭化が進む中で家畜ふん尿の処理と環境の問題、さらには循環型農業を推進する上で有機センターが不可欠であるとして町に対して強い要望があったと聞いております。町としては補助率の高い中山間整備事業で、農協や地元の要望をお聞きしながら山形県が事業主体となって取り組んだものでありまして、国が50%、県が37.5%、町が12.5%を負担し、農協や畜産農家の負担はない中で建設されたものであり、補助事業の性格上、県の財産は町が受けることに規定されていることから、町に譲与されたものであります。また、ファイヤーサイクロンにかかわるバイオマス利活用フロンティア推進事業についても、農協の要請にこたえ、国の補助事業を導入したものであります。
 通常の補助事業であれば、農協や利用組合が事業主体となってそこに県や町が補助する形が一般的でありますが、農協や農家の負担ができるだけ少なくなるよう特段の配慮を行ったものであります。しかし、名義上、町の財産となっていることを考えると、真摯に受けとめざるを得ないものと考えております。有機クリエイト高畠についても運営が厳しい状況であり、今後の会社の方向についても株主総会などで方針が決定されるものと思います。
 今後の運営についてでありますが、農協や地元の畜産農家とも十分協議・検討してまいりますが、これまでの問題や課題を分析をし、山形県の指導を仰ぎながら基本的な方向性を定めてまいります。
 なお、指定管理者の指定などについては、その後の検討課題としてまいります。
 処理方法についてでありますが、切り返し方式では冬期間の寒冷地での発酵はうまくいかなかった経過があり、ファイヤーサイクロンという加温方式に変更したものであります。試験稼働の状況やできた堆肥の内容を見てみますとよい結果が得られておりますが、諸般の事情の中で稼働できない現状であります。
 山形県では、この事業の事業主体としてかかわった経過などもあり、常に連絡をとりながら連携を密にして指導並びに助言をいただいているところであります。県としても、今の方式でできないのか、関係者の間で十分に協議を進め、打開策を図っていくことが必要であるという立場で指導をいただいております。単に農協が町に当該事業の委託契約を返上することでは問題解決にはならないし、この事業の導入の経過を考えると、今後の対応についても町と農協で十分協議していくことが重要であり、県もその中に入って検討していく旨を表明をされております。
 次に、第2の堆肥センター建設についてでありますが、二宮議員ご指摘のように、畜産農家の皆さんからは強い要望が出されており、町でも各地区に出向いて話し合いを行い、各地区の代表者により検討会を重ねてきた経過がございます。また、家畜排せつ物処理法の本格的施行により、家畜ふん尿の適正処理が求められている現状にあり、早期の事業実現が課題としてとられているところでもあります。しかしながら、補助事業として取り組むにいたしましても、東部有機センターの問題解決を図ることなしには採択は厳しいものと考えているところでございます。
 次に、移住・定住策の推進についてのご質問にお答えをいたします。
 二宮議員のご指摘のとおり、人口減少は我が国全体の現象であり、特に地方の人口減は今後さらに加速されるものと予測され、その中で、当面のターゲットを団塊の世代に絞って勧誘することも一つの方法であると思います。
 国土交通省の調査によれば、東京圏の団塊世代の約40%が移住または複数居住として移動を希望しており、移動先としては海・山に近いところ、地方都市の希望が多いようであります。また、ライフスタイルについては、自然・健康などを志向する傾向があると報告をしております。
 また、反面、これまで若い人はふるさとから出ていくというのが一般的な流れでしたが、最近は、できればこのふるさとで仕事を見つけここで暮らしたい、ここで生きていきたいという若者も、少しずつではありますがふえているように思われます。
 山形県においては、人口減少社会の本格的な到来と各人が自己実現を求める時代の到来を背景に、交流人口、定住人口の拡大と多様なライフスタイル実現による活力ある地域社会の実現のため、山形県市町村連絡協議会が設置されました。その協議会では、事業推進体系の共通認識や各市町村受け入れ者数目標の設定、各種情報交換と問題の抽出、空き家バンクなど、受け入れサービスの創出と手続の統一化などを検討されることになっております。
 また、ことし5月にはすまいる山形暮らし情報館、ホームページや案内書、総合相談窓口が開設、設置されてもおります。その中で、住むところの情報や仕事の情報、医療の情報など、各市町村が情報を登録する体制がようやく整備されてきました。当町でも積極的に参加をして、市町村単位だけでなく、広域的な取り組みとして努力をしてまいりたいと思います。
 都市と農村がしっかりと交流をし合い、人や物や情報が行き来し合うことによって、都市サイドの方は気持ちにゆとりを得、農村の方は地域の活力を回復するための何らかの方策を見出すということが、これからの可能性を高めることにつながると考えます。議員もおっしゃっておられるように、人口をふやすだけが活性化につながらない面もありますし、行政が中心になってあっせんしますとなかなか長続きしないようにも感じられます。当町においても、移住・定住するに際し、最低限必要な条件の整備をしておくとともに、地域コミュニティの崩壊にならないように、町として主体的に考えを持って対処する必要があると考えております。
 次に、新高畠町総合計画補記から学ぶものは、のご質問にお答えをいたします。
 私も早速、この補記を読み返してみたところであります。高度情報化社会に代表される都市機能に対する住民ニーズの高度化や多様化を背景に、当時の総合計画の一部を見直したものであり、ソフト面でいかに知恵を出すか、未来のモデル都市づくり、事業の有機的な結合の視点でまとめられております。策定から約20年は経過をいたしておりますが、現在のまちづくりに通ずる考え方が盛り込まれており、まちづくりの普遍性を改めて感じたところであります。
 情報化を初めとするグローバルな考え方が主流をなし、ますます広い視野が求められておりますが、その中でも身近な地域から考えるローカルな視点がますます重要と感じております。本町においても、総合的なまちづくりを進めておりますが、やはり各地区の地域活動が基盤であり、原動力になると考えております。現在策定中の地区づくり計画に基づき、地区の特色を生かした地域づくりを進めるとともに、行政組織の見直しについても検討してまいります。
 なお、現在検討しておりますたかはたブランドのプラン策定においても、ブランド化イコール高畠の地域の再発見を念頭に進めているところでございます。
 以上で二宮隆一議員に対する答弁を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 14番 二宮隆一議員。

--------------------------------------------------------------------------

14番(二宮隆一) 今回、私は4項目にわたって質問をさせていただいたわけでありますけれども、その項目ごとに再質問をさせていただきたいというふうに思います。
 まず、1点目の新年度予算編成に向けた基本姿勢という点でありますけれども、実際、具体的な施策については、もちろん今後、予算編成と絡めながら具体化をしていくというのは当然でありますけれども、今の段階でやはり方針といいますか考え方、先ほど答弁していただきました。その中で、特にこれまで町長が温めてこられたといいますか、初めて町長自身の独自の予算編成の時期なわけでありますけれども、そういう意味では、温めてこられた独自の施策といいますか、これまでも年度内、18年度内にもそういったいろいろなことを提示されているものがありますけれども、新年度に向けて特に独自の施策、事業などが今胸中にあるものがあるとすれば、ひとつ教えていただきたいと。
 それから、先ほどのどなたかの一般質問の中での答弁でもありましたけれども、これまで建設関係の事業に関しては、新規事業については凍結ということで、財政状況の中でそういったことが何年か続けられてきましたけれども、そのことについても町長は、この際19年度においてはそれを打破しながら、新規事業についても凍結解除といいますか、そういう形でいろんな町内の産業振興という視点から考えていきたいというご答弁でありました。その辺について、再度確認をしていきたいと。特に、そういったことを考えれば、産業振興と結びついたそういった事業というものが必要ではないかというふうに思います。その辺を含めましてお聞きをしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 1番目の質問でございますけれども、新しいといいますか、独自の事業ということでございましたけれども、私はまず、先ほど答弁をさせていただきましたように、最重要課題に2点を据えさせていただきました。その一つが行財政の積極的な改革ということでございます。そして、2番目、公立高畠病院の経営の改善であります。まず、この2つにしっかりと取り組ませていただきたい。そういう中で、19年度において、この中でも新たな取り組みをさせていただきたい、そういうようなことを考えているわけであります。
 まず、行財政の積極的な改革の中でありますけれども、やっぱり集中改革プランによる改革の着実な実行を進めていかなければならないというふうに思います。そういう中では、何回もお話をさせていただいてまいりましたけれども、企業感覚によるむだのない行政改革、行政運営をしていかなければならないというふうに考えているところでございます。これは、町民の目線と顧客第一ということであります。そして、成果主義、コスト感覚をしっかりと持って取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。また、行政課題の解決と重点施策を確実に実行するための行政組織の改編も行ってまいりたいというふうに思っているところであります。町民トークの中でも申し上げさせていただきましたけれども、歳出の削減目標を2億 5,000万円と掲げさせていただいたところであります。なかなか厳しい中でありますけれども、ただいま申し上げたような行財政改革にしっかりと取り組ませていただきたいというふうに思います。
 また、公立高畠病院の経営改善につきましては、きょう午前中、お二方の一般質問ございましたけれども、その中でも述べさせていただきました。経営改善委員会による経営改善プログラムの確実な実行、町民から信頼される地域医療の中核病院としての再生を行っていかなければならないというふうに思っておりますので、ひとつご理解を賜りたいというふうに思っているところであります。
 また、新規事業の、今までですと凍結ということがございました。それの解除という面で、一部解除ということでお話をさせていただいてまいりました。このことにつきましても、先ほどご質問があったわけでありますけれども、高畠町の総合的な産業活性化から考えますと、やっぱり必要ではないのかなというふうに強く思っております。反面、歳出の削減の目標もあるわけでありますけれども、めりはりのきいた中で何とか実現をしてまいりたいというふうに思っておりますので、ひとつご理解を賜りたいというふうに思います。
 また、それが産業の振興に直結するということもご指摘でございますけれども、私もそのように思っているところでございます。地域経済の活性化につきましては、何回かお話もさせていただきました。たかはたブランドの確立と発信のために、今会議・会合を重ねさせていただいているところでもございます。あるいはまた、企業間、異業種間との連携の強化のために、農林課あるいは商工観光課、産業全般を通じて今連携を強化をさせていただいているところでございます。そういう中で、凍結、ハード事業の一部解除ということに目指してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 二宮隆一議員。

--------------------------------------------------------------------------

14番(二宮隆一) それでは、続いて2番目の東部有機センターの関係について再質問をさせていただきます。
 ご答弁をお伺いしまして、総体的に、この今の状況を憂慮しながら今後も話し合い、協議、そして検討していくというようなことで締めくくられておりますけれども、ただ、私から見ますと、これまでも相当長い期間、そういった話し合いの機会といいますか、場の設定なども何回となく繰り返し行われてきたわけでありますけれども、それがなかなか話し合いにならなかったという現実があります。ですから、その辺、どういう打開策を持って協議、あるいはその話し合いをさらに進めていくことにしようと考えていらっしゃるのか。答弁の中でもありましたけれども、農協の撤退は非常に残念であると、遺憾であるというようなことでありますけれども、そういうお答えから見ますと、町長としては当然、この運営主体、今後についても、JAを中心としたそういった運営方法がベストであるというふうに考えておられるのかどうか。そして、それであればそういう説得を今後、具体的にどういうふうにJAに対して行おうとしているのか、その辺についてお伺いをしたいと。
 先ほど言った話し合いが今までなかなかなされなかったという原因の一つとして、利用者協議会の人たちになかなかその話し合いの場に参加してもらえなかったということが何回かあったわけでありますけれども、その辺で、拒否していらっしゃる理由というのは町長から見て一体何が一番問題になっているというふうに考えて、利用者の人たちがそれを拒否をしてこられたのか。最近になって少し話し合いの場もあるようでありますけれども、その辺どういう認識を持っておられるか、まずその点についてお伺いします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 今までの話し合いの状況についてでありますけれども、ありがたいことに、町長に就任をさせていただいてからは、地元の利用者組合協議会の方とひざを交えて何回も話し合いをさせていただきました。そして、その中には区長会の皆さんもはまっていただきながら、地元の方もはまっていただきながら会合を重ねさせていただいた経過がございました。そして、過日また、利用者協議会の皆さんと、県の方から置賜総合支庁から部長、担当者課長お二方、担当者3名、計6名の県の方々からもわざわざ出席をいただきまして、そして利用者協議会の皆さんと協議を、話し合いをさせていただいたばかりでございました。お話をお伺いしますと、その後、農協さんの方に県の方からお話があったということをお聞きいたしておりまして、あす、そのことを踏まえて農協、JAさんと私どもが再度話し合うことになっておるところであります。
 ただ、今日まで、私が就任するまでの経過につきましては、農林課長からお話をさせていただきますし、また、ご案内のとおり、株式会社クリエイト高畠、この株式会社の運営ができないというような状況下であります。そういうところも踏まえながら、しっかりとこれから今後のことも考えていかなければならない大きな課題でありますので、しっかりと農協さんと、そして県の指導をしっかりといただきながら進めてまいりたいというふうに思いますので、どうかご理解もいただきたいし、ご協力も賜りたいというふうに思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 数馬農林課長。

--------------------------------------------------------------------------

農林課長(数馬治男) この事業につきましては、中山間事業というようなことで今町長からお答えしたわけですけれども、平成11年から稼働を開始したものでございまして、当時はガルス方式という、機械でコンネリをしまして、そして切り返し方式というような形でやってきたわけでございますけれども、やはり水分の問題がございましてなかなか発酵がうまくいかなかったというようなことがございまして、非常に当時は苦労したというふうに聞いております。
 その打開策というようなことでファイヤーサイクロンというような方式が出たわけでありますけれども、ちょうど平成16年の6月でありましたけれども、農協の方から現在 3,000万円ほどの赤字が出ているというようなことで、このままでは撤退せざるを得ないので何とかしてほしいと、こういうふうなことがございまして、町といたしましても何とか円滑な稼働に向けていろんな方策を考えたところでありますけれども、ちょうどその時期にファイヤーサイクロンの加温方式といいますか、それで水分を飛ばして、そして発酵させるというふうな方式がちょうど農協の方で業者といろんな話し合いの中で出てきたというようなことがございまして、そのファイヤーサイクロン方式、特に一番心配なのは、冬期間、非常に低温で発酵がしにくいというような中では有効な手段であったというようなことでございます。その方式でありますけれども、農協がそのまま直接運営するには非常にお金もかかるというようなことがありまして、製造・販売、そういうものを株式会社をしてそこに業務委託をすると。その株式会社に農協も町も、それから民間企業も出資をして募ってきたというような状況でございますけれども、ただ、それまでは利用者の方には無料で搬入をしていただいたというようなことがございまして赤字がかさんだわけでございますので、受益者負担も当然していただかなくてはならないというようなことがございまして、受益者の方、畜産農家の方にも1トン当たり 1,500円の負担をいただきたいと。大体置賜地域では標準的な値段だと聞いておりますけれども、そういうふうなお話の中で進めてきたわけですけれども、どうしてもなかなか、話し合いの中ではいろいろ、ファイヤーサイクロンではうまくいかないのではないかというふうなことで、地元の理解が得られなかったというふうな経過の中で、いろいろ環境問題とかいろいろな話の中で、何とか協力してほしいというようなことで、数回、数十回ほど、もう何回も話し合う場を設定したわけですけれども、なかなか折り合いがいかなかったという経過がございまして、その後、ことしから新しい町長になったわけですけれども、それから利用者の中では切り返し方式で何とかできないかというふうな方向なども出てきたというふうな状況であります。
 ただ、平成11年からのそういう経験を見ますと、単なる切り返し方式ではなかなか、あの広さの中では難しいのではないかというふうなことがございまして、現在、県の方とも発酵菌とかあるいは酵素とか、そういうものの手だてがあるのではないかと、いろんな県の方の指導なども仰ぎながら、今後の方向性、そういうものについて探っていきたいというふうに考えているところでございます。
 それから、会社の関係についても、実質式にほとんど入らなかったというような関係で累積赤字がかさんでいるというようなことがございますので、今後、総会等で方向性を確認していきたいというようなことでの経過でございます。以上でございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 二宮隆一議員。

--------------------------------------------------------------------------

14番(二宮隆一) 今の課長の答弁にもありましたけれども、いろいろこれまで、最近の情勢といいますか、新聞報道なども伝えられておりますけれども、地元の方、いわゆる利用者の方々については切り返し方式に転換をしたいと。そのことが利用者としての要望であるというようなことについては、町長、ご認識していらっしゃいますか。(「はい」の声あり)それについて、最初、そういったコンネリといいますか、そういう方式、ガルスが問題あって、切り返しでは到底あの施設の中では難しいというようなことでファイヤーサイクロンというようなことになったわけでありますけれども、町長としてそういった地元の切り返しにまた戻したいという要望に対してどういうふうに考えておられますか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 就任をさせていただきましてから何回か話し合いをさせていただきましたと申し上げました。その中で、ファイヤーサイクロンでもよろしいでしょう、そして、こういう条件を満たしてください、そういうお話をさせていただきました。私たちもそれでいいんじゃないですかということで話を進めました。しかし、ただいま答弁の中にも申し上げましたように、諸般の事情がございましてそれが実現をしなかったということでございます。そして、過日の県から6名の方がお見えになった会議の中でも、利用者協議会の方々から切り返し方式ということをはっきりと述べられました。それが決定とかそういうものでなくて、それも一つの手法として考えさせていただきたいというようなことで会議の中で話をいたしたところでございます。基本としては、先ほど最初に申し上げましたようにファイヤーサイクロンでだめなんですかと、そのときはこういう条件がございますけれども、それを一緒にクリアできれば私たちも考えましょうというような経過があったことだけは、しっかりとご報告をさせていただきたいというふうに思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 二宮隆一議員。

--------------------------------------------------------------------------

14番(二宮隆一) 町長は、就任されてその後の話し合いの中では、ファイヤーサイクロンでどうだと、こういった条件をつけてどうだというようなことを提示してもなかなかそこは了解を得られなかったということでありますけれども、それで、一定の条件といいますか、それはちょっとわかりませんけれども、あるいは「諸般の事情」という表現がありましたけれども、ちょっとわかりませんけれども、さらにそれでも地元の方々が切り返しにしたいという理由はどういうふうに理解しておられますか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 農林課長の方から答弁をいたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 数馬農林課長。

--------------------------------------------------------------------------

農林課長(数馬治男) ことしの6月23日でありましたけれども、利用者の方々とお話を申し上げまして、いろんな批判があったわけですけれども、ファイヤーサイクロンでいってみてはどうかというようなお話を申し上げたところ、じゃ実際にやりましょうというようなことまでになったわけでございます。その後、それを持ち帰りまして、農協の方、あるいは会社の方と、こういう形で試験稼働に臨む意向だと、ですから、農協の方でそういう方向でやってほしいということでお話を申し上げたところでありますけれども、これまでの経過の中から、小林福萬産業さんが中心になってこのファイヤーサイクロンを開発したわけですけれども、何ていいますか全員を入れるというわけにはいかないというようなことなども出されてきたようでございます、会社の中で。でありますので、非常に会社と農協との説得の中でかなり手間取ってきたというようなことがありまして、6月以降、7月、8月、9月というようなことで相当年月が過ぎてきたというようなことでありまして、10月13日にまた利用者協議会とお話し合いを持ったわけですけれども、区長さんも一緒にお話し合いを持ったわけですけれども、そうした遅延の理由とか、あるいは感情的な問題とか、そういうことがありまして、なかなかうまくいくことができなかったというような事情があったわけでございます。以上でございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 二宮隆一議員。

--------------------------------------------------------------------------

14番(二宮隆一) お聞きをしますと、ようやく話し合いのテーブルといいますか、そういう段階にはなっているようでありますけれども、なかなか今の話をお聞きしますとこの先々も厳しいんじゃないかというふうに思います。
 一つは、町長はJAが撤退してもらっては困るというようなことで、引き続きJAがかかわって運営をしていただきたいというようことを思っているということをお聞きをしたわけでありますけれども、それで、時間が余りありませんけれども、この先、一日も早く正常化していただきたいわけでありますけれども、それがなかなかかなわないと。運営主体もはっきりしない中でこのままずるずるといくというようなことも非常に問題なわけでありまして、そういう中で、二井宿以外の他地区からの搬入というようなことも一時試みられてきた経過があるわけでありますけれども、そういうことも含めて、利用者があくまで拒否されるんであれば、二井宿の方々が拒否されるんであれば、ほかからも、ほかの地域からも搬入して利用していくというような道もまた選択せざるを得ないんじゃないかなというふうに思いますけれども、その辺の認識は町長、どういうふうに考えていらっしゃいますか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 先ほど申し上げましたように、このことにつきましては、あす、JAさんともお話し合いをさせていただくことになっております。
 そしてまた、同時に考えていかなければならないのが、株式会社クリエイト高畠の運営でございます。ご案内のとおり、資金がショートいたしておりまして停止しているわけであります。そのことについてもしっかりと話し合いをしていかなければならない。どのような方向で継続できるのか、あるいは会社をやめざるを得ないのか、そういう大事な問題もあるわけでありますから、そういう中でしっかりと話をさせていただきたいと。
 また、JAさんとのかかわりにつきましては、当然JAが持っている使命といいますか指導といいますか、そういうものはしっかりといただければというふうに思っておりますけれども、また反面、利用者協議会の皆さんにも本当に真剣になって取り組んでいただかなければならないというふうに思っているところであります。そういうところを含めまして話し合いを重ねてまいりたいと。
 ありがたいことに、県の方からも今積極的な指導をいただいているところでありますから、そういう中で取り組みをさせていただきたいというふうに思います。
 なお、ほかの地域の方から搬入という件につきましては、農林課長から答弁いたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 数馬農林課長。

--------------------------------------------------------------------------

農林課長(数馬治男) この事業につきましては、中山間地域整備事業というようなことで、二井宿を主体とした環境問題に対応するための補助事業というようなことでございまして、そういう意味で今まで取り組みをさせていただいてきた経過がございますけれども、ただ、県としましては、休止というか、そういうことになれば補助金の問題も出てくるというようなことがございまして、ことしの2月に、このままずっと稼働を休止してもらってはやはり問題が大きいというような部分がございまして、いろいろ協議した中では、二井宿以外の地区についてもそれは環境問題も含めて考えればそれは当然やらなくてはならないんではないかというようなことで、ご相談申し上げたところそういう回答がございましたので、3月16日から他地区の搬入などもして試験稼働を進めてきたと。その試験稼働の結果で、二井宿の皆さんについてもぜひ入れてほしいと、あるいは窓口は常にあけておきますので搬入してくださいよというようなことなどもやってきた経過がございますけれども、その結果については大変よかったというような結果になっておりますけれども、ただ、残念ながらずっと搬入していただけなかったというような経過がございますけれども、県との話の中では、他地区についてもこういう状態の中ではやむを得ないのではないかというような状況なども得ているところでございます。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 二宮隆一議員。

--------------------------------------------------------------------------

14番(二宮隆一) 時間、もう終わりましたので。あした、JAさんと話し合いをするということに期待はするわけでありますけれども、町長がみずからおっしゃったように、JAが委託をしているクリエイト高畠自体がもう存続が危ういという状況でありますので、本当に厳しい前途だなというふうに思いますけれども、あしたの会議を待ちたいというふうに思います。ですから、きょうの段階では私としては、十分とは言えませんけれども、時間もありませんし、残った部分については委員会なりこの後の質問でさせていただきたいというふうに思います。ありがとうございました。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 次に、13番 安部励子議員。
 (13番 安部励子議員、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) 町民の皆様の声を代表し、4項目について質問いたします。
 初めに、放課後子どもプランに関連してお伺いいたします。
 平成19年度に文部科学省の放課後子ども教室推進事業と厚生労働省の放課後児童健全育成事業放課後児童クラブが連携する放課後子どもプランが創設される予定になっております。各市町村においては、教育委員会が主導し、福祉部局と連携を図りながら、原則としてすべての小学校区で総合的な放課後対策として実施することになっております。
 子供の安全の観点からも放課後対策は近年特に重要になっております。本町においては、各地区での学童保育所の整備などにも積極的に取り組まれておりますが、放課後子どもプラン実施に向けた対応についてはどう考えておられるのかお聞きいたします。もし具体的な取り組みなども検討しているのであれば、あわせてご答弁をお願いいたします。
 また、その際、民間で運営している糠野目地区の子どもの村への対応についてもお聞きしたいと思います。
 次に、周産期医療ネットワークの整備について質問いたします。
 ことし8月、奈良県大淀町の町立病院で、重体となった妊婦が9つの病院に搬送を断られて死亡するという痛ましい事件が起きました。近年、発生している産科医不足などがその背景にあると思われますが、もう一つの課題として、総合周産期医療センター及び周産期医療ネットワークの体制の未整備の問題が浮かび上がってまいりました。
 現在、ネットワークが整備されているのは全国で39県、総合母子周産期医療センターは61カ所で、山形を含む8県は1カ所も整備されておりません。救急医療を必要とする妊婦及び新生児に対する周産期医療についての体制整備を図るため、都道府県ごとに整備することになっているようですが、山形県の対応はどうなっているのか把握しているでしょうか。
 本町としては、高畠病院でお産ができないことや、常勤の小児科医師がいない現状を踏まえ、町民の特に母子の生命にかかわる大事な問題でもあります。本町としても早急に県に総合周産期母子医療センター及び周産期ネットワークづくりの推進に取り組んでいただけるよう強く働きかけをすべきではないかと思いますが、町長の考えをお聞きしたいと思います。
 次に、今後のまちづくりに関連して3点お伺いいたします。
 1点目は、消防広域化への対応についてでございますが、この点につきましては、数年前から話題には上がっているものの、いまだ具体的な進展はないものと思っております。
 さきの通常国会で消防組織法の改正が行われ、それに基づき消防庁が定めた市町村の消防の広域化に関する基本方針では、平成19年度中に県が推進計画を定め、計画後5年以内を目途に対象市町村の消防広域化を実現することが示されております。消防の広域化の目的は、市町村の組み合わせにより、管轄区域10万人未満の小規模消防本部の人員・予算・機能などを効果的に集約し、消防に関する行財政の効率化と基盤の強化を図ることとなっております。
 当町においては、広域化への対応についてはどう考えておられるのかお聞きいたします。
 2点目として、市町村合併についてお伺いいたします。
 この件につきましては、定例会で何度か答弁されておられますが、再度、私の方からご確認させていただきたいと思います。
 今回の大合併により、平成11年3月には 3,232あった市町村が平成19年には 1,809と4割以上も減少することになります。これは人口で見た場合、 5,000万人以上の住民に影響を及ぼす大事業であったと言われております。平成の大合併が成功裏に終わり、新しい分権時代を担う市町村体制ができ上がることを願うものであります。
 本町においては、ことしの3月議会で前町長は、市町村合併で現在の財政状況が好転するとは考えにくく、自立に向けたまちづくりを町民と痛みを分かち合って、そして協働して進めていこうとしている本町にとっては県の示した枠組みは受け入れられないものとして、現段階では市町村合併は困難であると言われておりました。
 また、寒河江町長は6月議会で、市町村合併は町民の意思が最優先されるべきもので、十分な時間をかけて検討すべきものと答弁されております。表現は違えども、慎重な姿勢は変わりないものと受けとめております。町長は市町村合併に対し今後どうされるのか、再度お聞きいたします。
 3点目は、会計制度改革についてお尋ねいたします。
 今まで国や地方自治体などの公会計は、単年度ごとに単式簿記現金主義で行われてまいりました。しかし、この方式では、資産や債務の総量や変化、行政サービスのコスト、将来のために何を用意しておけばよいのかなど、本当の意味での財政状況はわかりにくいと言われております。東京都のように複式簿記・発生主義の導入を図り、財務諸表など決算結果が次年度予算編成に反映することが十分に可能になるのではないかと思っております。本町でも会計制度改革を早急に検討すべきではないかと思いますが、町長のご所見をお伺いいたします。
 最後に、中学校の完全給食についてお伺いいたします。
 前回、早急な検討委員会の開催に向け準備を進めているとの答弁でございましたが、どう進めておられるのかお聞きいたします。
 また、南陽市が新市長の公約実現を受け、来年度より市内の全中学校で親子給食により完全実施される予定となっております。先日、南陽市役所の教育委員会でお話をお聞きしてまいりましたが、たった半年足らずで粛々と進められており、まことにうらやましい限りでございました。
 私ども女性局で、ことしの8月から9月にかけて、県内全域を対象に食育に関するアンケート調査を行いました。アンケート調査結果の中で、子供、小中学生に対しまして「食事について気をつけていることはありますか」との設問の中で一番多かったのが、給食を残さず食べるようにしているとの答えで、全体の40%を占めておりました。いかに子供にとって給食を大事に、楽しみにしているかうかがえます。
 町長、本町では中学校の完全給食、前向きに検討されるとのご答弁を何回かいただいておりますが、いつごろ実施していただけるのかお伺いし、質問を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) ただいまの安部励子議員のご質問にお答えをいたします。
 まず最初に、放課後子どもプランに関するご質問でございます。
 新聞で見ますと、県の議会でも審議をなされているようなことが報道ございました。近ごろマスコミなどでも報道されているように、青少年の問題行動が深刻化するとともに青少年を巻き込んだ犯罪が多発しておりまして、子供たちが安全・安心できる遊び場が求められております。そのため、文部科学省では平成16年度より緊急3カ年計画として、青少年の異なった年齢や世代間の交流及び体験活動の不足などを補い、地域の教育力の再生を図るため、地域教育力再生プランの事業を全国的に展開をいたしております。高畠町でも、その事業の一つである地域子ども教室を町内全6地区で実施しております。昨年度は8カ所で延べ 183回、延べ参加者は 3,521人であり、今年度も町内10カ所で実施をいたしております。
 しかしながら、少子化がさらに深刻化する中、文部科学省の地域子ども教室推進事業と厚生労働省の放課後児童クラブの一元的な実施を図るため、新たな制度として平成19年度より放課後子どもプランを行うことになりました。原則として、全部の小学校区約2万カ所において、放課後や週末などに小学校の余裕教室などを活用して、地域の方々の参画を得て、子供たちとともに勉強やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動などの取り組みを行うことといたしております。そのため、各市町村で運営委員会を設置をし、事業計画の策定や運営方法などを検討したり、コーディネーターを配置をし、推進していくこととされております。
 高畠町といたしましては、社会教育課を窓口とし、学童保育を所管しております健康福祉課、学校を管理しております学校教育課と連携を図りながら、放課後子ども教室を推進していきたいと考えております。そのため、学童保育所が設置されていない二井宿小学校区を初め、現在、地域子ども教室を実施している各小学校区でも実施に向け検討しております。しかしながら、実施回数などの条件や各市町村に対する予算の概要などが示されておりませんので、今後の国や県の動向を注視してまいります。
 次に、子どもの村など学童保育の支援に対しての質問にお答えをいたします。
 先ほどお答えしたとおり、来年度より学童保育につきましても放課後子どもプランとして、放課後子ども教室と一体的な推進が図られることとなりました。そのため、国や県からも学童保育については社会教育費補助金として交付される予定であります。
 高畠町における学童保育は、各小学校区の保護者の皆さんを中心として運営委員会を組織をし、指導員の確保や運営を行っていただいております。このたび、放課後子どもプランとして放課後子ども教室と同じ制度の中に含まれることとなりましたが、今までの経過もあり、高畠町としては従来と同様な支援を行ってまいりたいというふうに考えております。
 なお、同じ学区内で放課後子ども教室が行われている場合には、一体的あるいは連携して実施することとなっており、今後の放課後子どもプランの推進につきましては、来年の4月以降に設置を予定しております放課後子どもプラン運営委員会でさらに検討していただきたいと考えておるところでございます。
 次に、周産期医療ネットワークの整備に関するご質問でございますが、山形県では4つの二次医療圏に拠点病院を配置をし、対応しておりますが、さらに高度な医療が求められる場合には、県立中央病院、新生児集中治療室6床であります。山形済生病院、同じく8床であります。並びに山形大学附属病院と連携をし、対応をしております。
 お話ありましたように、ことし奈良県にて周産期医療にかかわる痛ましい事故・事件が発生しております。医師確保対策の一環として山形大学を訪問をいたしましても、こうした事態を踏まえ、産科医師、小児科医師の拠点病院への集約化を進めるべきとの見解が大学側より示されているわけであります。少子高齢化社会の中で、安心して子供を産み、育てる環境を整え、置賜圏域の住民がひとしく高度な医療を享受できるよう関係機関に働きを行ってまいります。さらには、我が町での小児科、産婦人科の診療科の開設ができるようにこれからも努力をしてまいるところであります。
 次に、消防広域化の対応についてのご質問にお答えをいたします。
 消防広域化につきましては、さきの9月定例議会の一般質問でもお答えしたとおり、必要であると認識をし、県の推進計画の推移をしっかりと見きわめたいと考えております。現在、東南置賜地区管内の各消防本部間で広域化の研究会を立ち上げ、勉強会を実施いたしております。
 一方、県では、消防機関に対する説明会などを実施しておりますが、消防無線の広域化、共同化及び指令業務の共同運用の課題も抱え、推進計画は進んでいないのが実情であり、平成19年度までに策定したい意向のようであります。
 なお、広域化の規模は、管轄人口30万人が目標となっておりますが、とりあえず単独消防本部を持つ東南置賜2市2町の枠組みで広域化を検討していく必要があるものと考えておるところであります。
 次に、市町村合併に関するご質問にお答えをいたします。
 市町村合併の対応につきましては、これまでもお答えをしておりますとおり、町としては多くの情報を町民に提供し、町民皆さんがみずからの意思で決めることではございますが、具体的な動きといたしましては、置賜3市5町の首長、議長、置賜地方選出県会議員、並びに置賜総合支庁幹部職員で構成いたします置賜行政懇談会が去る10月23日に開催され、市町村合併についても意見の交換をいたしました。この場で私の考えもはっきりと述べさせていただいたところでございます。
 また、その2日前の10月20日には、山形県と社団法人青年会議所主催の市町村合併シンポジウムが当町文化ホールまほらで 400名を超える方々に参加をして開催をさせていただいたところでもございました。
 今後につきましても、同じ構成メンバーにて広域連合のあり方や市町村合併についての情報交換を行う勉強会を1月に立ち上げることといたしておりますので、ひとつご理解を賜りたいというふうに思っているところであります。
 次に、会計制度改革についてお答えをいたします。
 地方公共団体の公会計の整備につきましては、国は地方行革新指針などにおいてバランスシート及び行政コスト計算書の活用などを一層進めるとともに、公営企業や第三セクターなどを含めた連結バランスシートの作成、公表を積極的に取り組むよう要請しております。また、骨太の方針2006において、資産・債務の管理に必要な公会計制度の整備について、地方においては国の財務諸表に準拠した公会計モデルの導入に向けて、団体規模に応じ、従来型モデルも活用しつつ計画的に整備を進めることとされております。
 以上を踏まえ、各地方公共団体におきましては、新地方公会計制度研究会報告書が示すように、原則として国の作成基準に準拠し、発生主義の活用及び複式簿記の考え方の導入を図り、貸借対照表、行政コスト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書の4表の整備を標準型とし、地方公共団体単体及び関係団体なども含む連結ベースで、地方公共団体財務書類作成にかかる基準モデル、または地方公共団体財務書類作成にかかる総務省方式改定モデルを活用して公会計の整備の促進に取り組むこととされ、この際には人口が3万人以上の都市は3年後までに、人口が3万人未満の都市は5年後までに4表の整備及び4表作成に必要な情報の開示に取り組むこととされております。
 当町におきましては、平成10年度よりバランスシートの作成・公表を行い、社会資本整備などにおける資産・負債・資本のストック状況についての情報提供を進めてまいりましたが、国の指針などを踏まえ、公会計制度の整備について計画的かつ適切に取り組んでまいりたいと考えております。
 複式簿記の導入につきましては、ストック情報、収益性、キャッシュフローを同時に管理することにより経営状況の実態が俊敏に把握可能となり、より効率的な行政運営が可能となることが大いに期待できるものでありますが、経理事務の複雑さを考慮すると早急な導入は困難と考えます。今後、研究を重ねてまいりたいというふうに思います。
 施策及び事務事業を適切に評価をし、次年度以降につなげることが最も重要と考えております。このためにはPDCAサイクルの確立を最優先に取り組み、評価制度を確立し、バランスシートや公共施設整備状況調査などによるストック状況を踏まえ、数値目標や方向性を明確にしながら効率的・効果的な行財政運営に努めてまいりたいというふうに存じます。
 次に、中学校給食についてお答えをいたします。
 検討委員会の進捗状況については、11月13日に第1回の委員会を開催をし、今後10年後を視野に入れた教育環境のあり方や学校経営全般について意見をまとめていただくよう依頼したところでございます。当然、中学校給食についても同じでございます。今後は月1回のペースで検討委員会が開催されますが、できるだけ早急に意見のまとめを行うよう、年度内でのまとめが困難な場合でも年度末には中間的なまとめを行うよう指示をしているところでございます。
 実施時期につきましては、9月の一般質問でもお答えしたとおり、高畠町学校経営計画策定検討委員会の検討の結果を受けての教育委員会としての考え方など、総合的に勘案をし、私なりに判断をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いをいたしたいと存じます。
 以上で安部励子議員の質問に対する答弁を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 13番 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) それでは、項目ごとに1問1答でご質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、放課後子どもプランでございますが、4月以降に運営委員会でさらに検討していくとございますが、実はただいま、地域子ども教室は3年度事業でございますので、たしか来年の3月で終了と、そういうふうに実はなっていると思います。それを受けて、国会議員の方では東京江戸川区、大変子育て支援で頑張っているところですので、ここを、すくすくスクールを参考にしながら、さらにまた今回の放課後子どもプランを行政改革の一環として国の方で計画をしているわけでございますが、4月以降に設置では、まず3月に一つの区切りがつくとすると4月からでは間に合わない、4月から開始できるような方向に持っていけないのかどうか、初めにそれをお聞きしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) その辺の経過につきまして、今までの経過につきましても、社会教育課長より答弁いたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 管野社会教育課長。

--------------------------------------------------------------------------

社会教育課長(管野 明) 放課後子どもプランにつきましては、議員ご指摘のとおり、高畠町で地域子ども教室、3年前から取り組んでおりまして今年度が終了年度ということになっております。それで、基本的には、この今までやっていた地域子ども教室と学童保育所、これを連携を図りながら基本的に進めていきたいというふうに考えております。
 ただ、今国からの予算の概要がまだきちっと示されておりませんので、その推移を見守りながら進めていきたいというふうに思っていますが、やはりご指摘のとおり、4月から始めるのに4月以降の運営委員会ではやっぱりちょっとずれがあるのではないかなというふうに思っております。ただ、その辺の県なりの指導がまだございませんので、その辺あわせて、速やかに対応していきたいというふうに考えております。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) ただいま、国の方では文部科学省が 138億円、厚生労働省が 190億、合わせて 300幾つほど予算がもう大体予定になっております。ですから、ぜひ町の方から、県とか国の方向を待つのではなくて、ぜひ幾らくれるんだと。きのうも山形新聞、出ていました。県の方でも運営委員会を設置するとございましたので、やはりこれから生き残る町は県も国も動かしていくと、予算をきちっと取っていただくと、そういう方向の姿勢でないと、待っていてはやはりこういう子育て支援の大事な、ましてやこういういろんな事件が起きたり、事件がありますので、一日も早くそういうふうに手を打っていただきたいと思いますが、この件についてお願いします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 私も報道で県の意向を聞いたわけでございまして、詳しく掌握をしているわけでありませんけれども、両事業一体化、連携させる放課後子どもプランに向けて、県でも推進委員会を設置するというようなことでございます。また、全市町村に運営委員会を設けて地域の実情に合った運営方法を検討しなさいということだと思いますので、しっかりと情報を収集をしながら、ただいまご指摘ありましたように、積極的に検討させていただきたいというふうに思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) これは、どっちかをやめてどっちかをするということではなくて、全国では2万カ所ずつこれから設置をしていくようで、高畠町は本当に先進的に取り組み、今までやられてきたわけなんですが、この学童保育の役割も大事な点がございます。放課後子どもプランは、学校か、できたら学校の方がいいんですが、夕方、時間の制限があります。ですから、必ず学童保育と連携をとらないと、働いているお母さん方にとっては時間、早くやめられては残業もできないということになりますので、そこら辺あたりもきちっと連携をとって、学童保育をやめる方向ではなくて両方を生かしていくという方向でいっていただけるかどうか、再度お願いします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) できればそういうふうに両方の連携を密にして取り組みたいというふうには思っておりますけれども、専門的なことを社会教育課長より答弁させます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 管野社会教育課長。

--------------------------------------------------------------------------

社会教育課長(管野 明) 学童保育については、今までどおりの取り組みを行います。地域子ども教室と学童保育所の連携ということですが、逆に、子ども教室の方に学童保育の子供が行かれるような連携をとるというようなことで進めていきたいというふうに考えております。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) わかりました。
 次に、周産期医療ネットワークですが、このネットワークがあるということを町長か課長、知っていらっしゃったかどうか、先にお聞きします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 詳しくは、正直申し上げまして存じ上げておりませんでした。病院事務長より答弁をさせていただきます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 高橋病院事務長。

--------------------------------------------------------------------------

病院事務長(高橋眞一) 周産期のネットワークにつきましては、私も細かいところまではちょっと存じ上げてはいなかったところでございますけれども、概要等については把握をしているところでございます。
 周産期というのは、妊娠された後期のところから、そして分娩、そして新生児が生まれた、その妊娠後期から新生児が生まれたまでの期間についての、安全なる出産から育児までというふうなものを総合的に考えたものが周産期医療と言われておりますけれども、あと、ネットワーク等につきましては、医療事故等が発生しないような高度なリスクの伴うような出産なり、それから新生児の容体の急変などに対応するためのシステムというふうに、簡単ですけれども理解しているところでした。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) やはり医師の確保も病院の存続も大事なことでございますが、先ほどのたらい回しで亡くなられたお母さんのことを思いますと、やはり一生懸命病院運営に頑張っていただくのはいいんですが、だったら町民の方が困らないように何をするか、やはりこれをきちっと考えるのが私は行政の役目だと思っております。ですから、これだけではなくて、小児科医と産科医がいなくてやはり高畠町民が困らないように、きちっともう一度見直ししながら県を動かしていく。私は何度も言います。そういう市町村であっていただきたいと思っています。町長、お願いします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 今ご指摘いただいたようなことをまず取り組んではおるわけでありますけれども、何回も申し上げましたように、すぐに小児科、産婦人科、両科、設置できる状況でないわけであります。その間、本当に、今お話いただきましたような、どういうようなサービスをしていくのかも踏まえてしっかりととらえさせていただきたいというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) わかりました。
 あと、消防の方なんですが、これは県が策定する推進計画の中に対象市町村として盛り込まれるには、県知事に対して要請することが必要だと私は実はお聞きしていたんですが、そういう要請は町の方からしているのかどうか、まず初めにお聞きします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 消防長より答弁を申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 半田消防長。

--------------------------------------------------------------------------

消防長(半田修一) 県知事の方には要請はしておりません。策定計画については、県の方で一応枠組みを決定して示すということになってございます。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) ただ、先ほどの答弁にございましたように、なかなかいろんなネックがありまして、県の方が19年度まで推進すると言っておりますが、はっきり言って余りこういう財政が大変なときに、本当に進めるのかどうか心配なこともあります。ですから、全国的には、市町村が要請をして県にきちっとその作成計画を練って戻してもらうという方向でいくようなことも聞いておりますので、ぜひその点について再度、県と連絡をとりながら調整していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 私から基本的な考えですけれども、先ほど述べさせていただきました。市町村行政相互の連携が必ず必要でございます。そのことは肝に銘じておるところであります。そういう中で取り組みをさせていただきたいというふうに思います。消防長より答弁を申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 半田消防長。

--------------------------------------------------------------------------

消防長(半田修一) この消防の広域化については、各消防間でも必要性は認めております。いざ広域化になるまでがかなり検討を要するものだと思っております。
 なお、こちらから、市町村サイドから県に要請という形は、今のところ考えておりません。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) よくわかりました。
 それで、ちょっと具体的なことをお聞きしますが、消防署建設、非常になかなか、当初、場所まで用意していながら、やはりこういう財政難のときですので大分おくれております。本当におくれていることと、それから、団塊の世代の職員の方の退職によって、今回も新しい方が入られたわけなんですが、消防職員の不足、それから消防団の縮小というか、だんだん人数も減っているわけですが、それから、高規格救急車、1台実は高畠町に入れていただきましたが、2市2町では一番遅かったのでした。それで、私は高規格救急車、1台で間に合うとは思っておりません。1台が出動したときに、やはりいろんな機能が備わっている救急車がなくて手おくれということも考えております。高規格救急車に対しましては、もう1台、将来的に予定があるのかどうかあわせてお聞きしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 何点か質問をいただきましたけれども、消防署の建設についてだけ、基本的な考え。今のところ、残念ながら計画ございません。計画ございませんというよりも、私としては、なかなか難しいのではないかなというふうに考えているところでございます。
 なお、その後の消防団員の不足、あるいは車両の整備・充実等につきましては、消防長より答弁を申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 半田消防長。

--------------------------------------------------------------------------

消防長(半田修一) まず、職員の不足と、団塊の世代の退職も絡んでくるわけなんですが、その辺については年次的に計画を図って、業務に支障のないように職員を確保したいと、このように思ってございます。
 あと、団員の減少については、今のところ、定数よりも若干低目に抑えられておりますが、やはりこれも地域挙げてみんなで育てていただかないとなかなか入ってこないということになっておりますので、その辺のところは皆さん方からもご支援をいただきたいと、このように思っております。
 あと、高規格救急車の更新関係なんですが、はっきりとした更新年度は今のところ考えておりません。まして、今消防庁から示されておる補助金についても、もう各市町村に対する補助金はありません。広域化しないと補助金は出さないような仕組みになってございますので、その辺も十分考慮に入れた中で広域化を考えていきたいと、このように思ってございます。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) よくわかりました。
 では、町長に最後。この問題で最後なんですが、広域化になったときに、拠点はどこの町に、すみません、どこの地域に置くのが望ましいと思っていられるかどうかお願いします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 先ほども申し上げましたけれども、とりあえず枠組みというのは東南置賜2市2町であるというふうに思います。その中心であれば幸せだなというふうに思っているところでございますので、どの辺でしょうか。はっきりとはここではあれなんですけれども、基本的な考えはそうだというふうに思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) わかりました。
 次に、市町村合併について若干お聞きいたします。市町村合併について意見交換を、置賜行政懇談会を10月23日に開催されております。その中身、簡単に、どういうお話が出たかお願いします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 首長さんと各議長さんのご意見も交換をいたしたわけでありますけれども、正直申し上げまして、いろんなご意見が出たわけでございます。その中で、私も意見を述べさせていただきました。私は、選挙公約で掲げたとおり、やっぱり同じテーブルに着きながらこの問題は話し合いを続けていかなければならないということを申し上げました。ただ、その会議の雰囲気、あるいはこれまで各首長さんとお話をさせていただいたような中での私の感じ方としては、県が示された枠組み、置賜3市5町は一つということの枠組みはなかなか難しいのではないですかということをはっきり申し上げました。そういうことなども踏まえて話し合いを続けていかなければならないというようなことを申し上げたところでございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) 町長、この少子化問題で思ったよりもかなり市町村、生き残るのは大変だなということで、あと10年生き残れるかどうか、非常に、実はいろんな専門家の方と、先日も静岡大学の教授ともお話ししましたが、非常に心配されております。それで、じゃ合併したところがよくなったかと申しますと、前にどなたか質問していましたが、新しい交付税に対しては面積割と人口割ということで、本当に合併したところが損をしないように頑張って国の方もいただきたいなと私は思っておりますけれども、町長としてはいつごろをめどにこの話の決着をつけたいか。やはり私は、何ていうか、この病院一つとっても、いかに市町村で一つの病院を持っていくのが大変だか、私すごく感じております。
 確かに町長は、ちょっと話は余談になりますが、産科医がいなくて地元で産めないということは悲しいことですが、やっぱり1人の女性が産むのは2人か3人、10人産んでもらえればそれは助かるんですけれども、そのときに、やはり安全で、子供も母親も、母体も安全なところで私は産んでもらいたいと思っております。だから、そういう意味では一日も早く、本当のことを言えば枠組みを検討していただきながら前向きに、広域化もそうであれば私は進むと思っておりますが、それについてどのぐらい、私は生き残られるのか心配になっておりますので、その点についてもしご意見があればお願いいたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 基本的にはお話をさせていただいたところでありますけれども、いろんな会議・会合に出席をさせていただいておりますと、やっぱり強い指導力を持った方が必要なのかなと。置広議会におきましても。例えば余熱利用の施設を一つとらせていだたきましても、やっぱりまとまれない、そういうところが見えるわけであります。ですから、本当にリーダーシップを発揮していただけるようなそういう、3市5町であれば首長さん、2市2町でもそうでしょう、そういう中で取り組みをさせていただければというようなことを強く感じているわけであります。
 少子高齢化の進展、そして人口減少が厳しいというご指摘をいただきました。全くそのとおりだと思います。何回もお話をさせていただきましたけれども、前回の国勢調査より飯豊さんは 8,000人の減少をしているわけでございまして、本当に大変な数字でありますし、当然人ごとでないわけでございます。そのほかにも、住民の日常生活圏が拡大をされました。今の病院問題、そうであります。学校問題、そうであると思います。あるいは、高畠町もそうですけれども、市町村の財政の状況、すべて関連をするわけであります。そういう中で、市町村の規模と行政経費の関係、しっかりと踏まえながら考えさせていただきたいというふうに新たに思っているところでありますので、ひとつご理解を賜りたいというふうに思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) わかりました。
 それでは、最後に中学校給食、ご質問させていただきます。まず、この学校経営計画策定検討委員会、これから開かれるわけで、おそくても今年度末、3月までぜひ、そろそろ本当に真剣にやっていただきたいなと思っています。6月議会でも実は町長から同じような、6月議会ですからもう半年前ですが、その中でも同じような、指示を出して、資料提出するようにということを指示をさせていただいたということで載っておりますけれども、その指示の件も、半年たっても私、今見たことありませんので、ぜひ、9月議会でも早急にと言われまして、早急のとらえ方あると思うんですが、もう本当にそろそろ出していただければありがたいなと思っております。私、学校給食、中学校の給食をやるに際して、実はちょっと、今回は本音でお話しさせていただきたいんですが、教育委員会の方で県の方から指示がありまして、11月に給食費の未納についてたしか調査するよう依頼があったはずだと思いますが、総務委員会の方に報告あったかどうか私わかりませんが、その状況について初めお聞きします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 学校教育課長より答弁を申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 戸田学校教育課長。

--------------------------------------------------------------------------

教育次長兼学校教育課長(戸田 貢) 4月の当初の数字で大変申しわけないんですが、学校集金を含めまして70数万の未収というふうな報告を学校側からは受けているところでございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) これがやはり、学校給食費をもらえないのかどうかというのが一つネックになっているのかなと私実は、もちろん職員の問題もありますが、この70数万に対して今まで補正とかなんかで全然出てきませんけれども、この対策は今までどうされていたのかどうかお聞きします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 同じく学校教育課長より答弁申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 戸田学校教育課長。

--------------------------------------------------------------------------

教育次長兼学校教育課長(戸田 貢) これはあくまでもご家庭の負担の数字でありますので、補正の方には出てまいりません。それで、学校側といたしましては、校長先生を初め未納対策と申しますか、じかにおうちの方にお伺いをしたりというふうなことでご努力をされまして、集めていただいているというふうな状況でございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) 南陽市の教育委員会の方に私もいろいろと、こういう対策についてお聞きしてまいりました。ぜひ、給食を実施するに当たって、やはり何度も今まで同じような話をしてきましたが、でも、南陽市では、この親子給食に対しまして非常に予算、今回12月にいろんな準備するもの、必要なもの、12月の市議会の方に出るようでございますが、そんなにお金がかからない。1人頭小学生で 255円、中学校で 290円。やはり未納対策についても父兄の方ときちっとお話をして、対策も全部とって、そして給食を始めたいと。ですから、小学校でつくって中学校に運ぶにしても、そんなにお金がかからない。学校の関係者の方が運搬をされるということで、本当に、前に高畠小学校、中学校の給食をつくるだけで 4,000万円ほどかかると報告いただいたんですが、お金はかけようです。
 ですから、先ほども申し上げましたように、ぜひ子供たちに対しては、もう隣でやって、どこでやっているからうちでもしろと、怒られるかもしれませんが、そろそろやっていただければ。本当に東北で一番低かった山形県、もう来年から寒河江も始まります。本当に、やらないところは逆に本当に少なくなってまいりました。ぜひ食の教育も含め、子供たちの体力も考え、ぜひ町長、私は町長が町長になったときに、これを最大限期待していました。ですから、ぜひ前向きに、3月までのいろんな報告書を出されたときに、20年度から実施できるような方向でいま一度ご検討をお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) ご提言・ご要望、しっかりと受けとめさせていただきたいというふうに思います。高畠町におきましても、和田小学校から分校へ配給をしている例などもあるわけであります。そのときは総務委員長として審議をさせていただいた立場でございましたけれども。今お話ありましたような未納対策、あるいは親御さんの給食費の負担なども、しっかりと精査をさせていただきながら検討を深めさせていただきたい。そして、できるだけ早く検討委員会に、どのような方向でいくのか、しっかりと、早急に提出するようにさらに指示を出させていただきたいというふうに思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 安部励子議員。

--------------------------------------------------------------------------

13番(安部励子) それでは、最後ですが、学校給食の人件費が年々、きのう、おとといの補正でもございましたが、上がっております。ですから、当時よりも子供の数が少なくて、ほとんど同じようなペースでありながら人件費のみ、給食の人件費のみ実は上がっております。ぜひ費用対効果、これを考えていただきまして、中学校の給食の方も、含めてできるわけだと私、思っております。南陽市は2人の、保育園を民間にした2人の方を小学校の方に配置するだけで、それだけで人件費は終わっております。ですから、一切市の方は人件費はふえておりません。ですから、こういうこともぜひ考えていただきながら、よろしくお願いしたいと思います。答弁は結構です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 暫時休憩いたします。
 再開を3時35分といたします。
 (時に午後3時22分)

             休            憩

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 (時に午後3時35分)

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 次に、7番 小松政一議員。
 (7番 小松政一議員、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

7 番(小松政一) 世の中は景気がよいと言われていますが、私の周りでは元気の出る話はありません。私は、町民の暮らしが少しでも向上することを願い、一般質問いたします。
 私は、3点についてお聞きいたします。
 まず初めに、農業集落排水についてお聞きいたします。
 当町においては中和田地区と竹森時沢地区、農業集落排水事業が行われております。和田地区は平成3年より始まり、7年に供用が始まりました。竹森時沢地区も平成6年に始まり、10年には供用開始されております。平成17年度末の統計では、整備世帯が 259世帯、人口では 1,062人であり、水洗化世帯は 219世帯です。人口では 911人であります。世帯加入率では 84.56%で、人口では 86.53%であります。加入者の使用料と手数料は平成16年は 1,182万円で、17年度は 1,194万円であります。一方、農業排水事業費は平成16年は 1,474万円、17年は 1,377万円となっております。平成18年度の予算でも、事業費として 1,311万円で使用料・手数料が 1,116万円となっており、この差額を埋めるには大変苦労しているようであります。事業費を使用料が上回ればよいわけでありますが、少しでも近づける施策は、加入世帯をいかにしてふやすかと言われております。竹森時沢地区の加入世帯率を見ると 81.88%であります。まだまだ加入促進を図らなければならないと考えます。
 特に、家の中の水回りを改修しようとすると、最低でも 100万円ほど必要と言われております。供用開始から5年間は改修工事費の利子補給は行われましたが、8年過ぎた今では利子補給はなくなっております。今後、農業集落排水事業に新たに加入する世帯の利子補給はできないか、伺いたいと思います。
 次に、冬の農道確保についてお聞きいたします。
 この質問については、17年に二宮隆一議員が行いましたし、今年の3月議会においては一般質問で、大雪の場合の果樹園までの雪道を歩くことができる体制づくりをつくるための質問をいたしております。
 農家の高齢化はますます進んでいます。私の地域にも、70歳以上の人たちで果樹栽培で頑張っている人たちが多くおります。高畠町の農業粗生産は平成14年で87億 3,000万円で、米が31億 3,000万円、果樹が32億 1,000万円と、米の生産額より果樹の生産額が上回っております。近年、米価が下落を続けている状態では、農家の経済の中での果樹の位置は大きなものがあります。生産をますます多くすることが大事だと思われます。昨年は大雪になり被害が出ましたが、今年の冬は崩壊する園地が出ないよう体制づくりを図るべきと思われますが、町長のご意見を伺いたいと思います。
 次に、ラジコンヘリの農薬散布についてお聞きいたします。
 当町は、有機農業が盛んで、環境を大事にする町であります。有人ヘリでの農薬散布をなくして、今は全町で無人ヘリ防除に切りかわりました。昨年はカメムシ被害が大きく、その影響かラジコンヘリの防除は効かないと言っている農家もあり、退会した農家もあり、このようなことが続けば、ラジコンヘリの運営はなかなか困難になるのではないかと思われます。農協も町もしっかりとアピールして対策を考えなければならないと考えますが、どうか町長のご意見を伺いたいと思います。
 これで一般質問を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) ただいまの小松政一議員のご質問にお答えをいたします。
 最初に、農業集落排水についての質問でございますが、町の生活排水処理事業は、公衆衛生の向上と公共用水域の水質保全を目的に、昭和48年度に県内町村で初めて下水道事業に取り組み、さらに農業集落排水、そして合併処理浄化槽と、3つの手法により普及促進を図ってまいりました。その結果、平成17年度末の成果として生活排水対策事業普及率が約85%、汚水衛生処理率が約71%に達し、県内でも上位の高普及率を誇っております。
 下水道整備事業は、皆様のご理解によりまして来年度で計画区域内の整備がほぼ終了する見込みであります。農集排の普及率、水洗化率は、小松議員仰せの数値でありますが、水洗化率の向上につきましては、農集排の供用開始に合わせ、融資あっせん額を70万円から 100万円に拡大をして供用開始後3年間実施をし、特別な理由を含め5年間で終了したところであります。この制度の利用者は、農集排の接続申請 219件中88件と約40%の利用にとどまっております。また、平成15年度に下水道整備30周年記念事業として特別な促進キャンペーンを実施した結果、農集排で1件の加入がございました。
 竹森時沢地区の水洗化率向上には、地元管理委員会と合同で家庭訪問を行っている現況下でありますが、加入できない主な理由は、老齢者世帯で後継者が決まっていない、家屋の老朽化による新築を予定している、そして、改造資金の償還については、弁済能力を有することなどで接続工事計画が立てられないのが主な理由であります。
 現在までの利用状況や改善できない理由、近年の財政状況、事業着手時の整備区域内全員の加入同意書の提出があったことなど、さきに水洗化した方との公平性をかんがみ、新たに利子補給の拡大はできない状況であります。今後も地元管理委員会と歩調を合わせ、加入促進に努力をしてまいりますので、ご理解をお願いをいたします。
 次に、冬の農道確保についてお答えをいたします。
 農道除雪等の対応につきましては、JA高畠支店が窓口となり、生産者果樹部会との連携により毎年取り組んでおり、昨年は豪雪ということで増額補正を行い対応したところでございます。
 今年度につきましては、12月中に農協が主体となり農道除雪の対策会議を開催をし、除雪や圧雪について協議をし、対応していくことといたしております。
 また、町の補助金につきましても、予算の都合で昨年度に比べ減額いたしましたので、JAや果樹部会などの受益者負担につきましても、一定程度は考慮をし、実情に合わせたそれぞれの対応についてもお願いをしているところでありますので、ご理解賜りたいと思います。
 次に、ラジコンヘリの農薬散布についてでありますが、これまで問題となってきた有人ヘリ防除の飛散対策として、地上防除及びラジコンヘリ防除を推進をしてまいりました。飛散・効果とも地上防除が最適と考えられるわけですが、有人ヘリからの移行としては、合理性から見ても現段階ではラジコン防除対応に頼るほかないように思われます。
 効果についての生産者皆さんの評価は、何とも言えませんが、昨年は確かにカメムシの大発生となり、被害は甚大でありました。ただ、今年度については、ほとんど被害を見るに至りませんでした。昨年は特にラジコン防除効果に対する疑問の声が大きく聞かれましたが、このような経過を見ますと、決定づけた評価はなかなか難しいところがありますし、やはり適期の防除を行うことが重要であると思います。
 防除協議会の退会者がふえている実情にあるとすれば、今後さらに実態を調査をし、JAや防除組織と検討してまいりたいと考えておるところであります。
 以上で小松政一議員の質問に対する答弁を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 7番 小松政一議員。

--------------------------------------------------------------------------

7 番(小松政一) それでは、私も農業集落排水、最初それから始めたいと思います。
 初めに、加入できない理由、老齢化世帯で後継者が決まっていないとか、家屋の老朽化による新築を予定しているとかいろいろあります。こういう状況の中ではしようがない面もあると思いますし、私自身もいろいろ回ってみますと、職員の方、非常に苦労しているなという感じは持っています。
 ただ、事業の始まる前から自分一人で、単独とか合併処理浄化槽をつくっていながら、うちの方は水洗化しているという中でまだつないでいる人がいるのじゃないかという話がありますけれども、その辺は、私1軒1軒調べるわけにいかないので、多分当局の方は知っているのかなと思いますので、その辺はおるかおらないかをまずお伺いしながらお話ししたいなと思いますので、その辺お願いいたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) その辺につきましては、上下水道課長よりご答弁申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 奥山上下水道課長。

--------------------------------------------------------------------------

上下水道課長(奥山眞一) ただいまのご質問でございますけれども、整備区域内の方には、未加入の方に単独槽なり浄化槽を持っていらっしゃる方は数名いらっしゃいます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 小松政一議員。

--------------------------------------------------------------------------

7 番(小松政一) 計算してみたら、約40世帯ですか、入っていない世帯がある中にそういうのがいらっしゃると。そういう人のためにも、先ほど公平性が失われると言われましたけれども、何か誘導策がないとそういう方たちの加入、これが促進できないんじゃないかと考えます。
 やはり、下水道との連動性の値上げですか、これなんかも、最初は農業集落排水の料金というのはちょっと低かったかなと、下水道の料金よりも。そういう中を考えれば、もう少し誘導策に何かあればいいのかなと感じますけれども、その辺は町長、どうですか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 基本的なお答えは先ほど申し上げたとおりでございます。事業着手時のいろんなそういう状況を考えるとき、あるいはまた、今お話ありましたように、さきに水洗化した方々との公平性などを考えるときになかなか難しいのではないかなというふうに考えているところであります。
 補足として、上下水道課長より答弁申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 奥山上下水道課長。

--------------------------------------------------------------------------

上下水道課長(奥山眞一) 竹森時沢、それから中和田の2つの集落の農集排につきましては、未加入が40世帯ということでございまして、中和田については13戸、それから竹森時沢については27世帯という方が未加入というような状況下になってございます。確かに竹森時沢の農集につきましては、当初の供用開始時点の期日が4月1日というわけじゃなかったような関係もございまして、加入促進も含めてたしか 1,000円とか、そんなような割安な料金を設定したことは確かでございます。その後、下水道の普及とも歩調を合わせながら、料金設定を下水道並みにさせていただいたというような状況下にあるわけでございます。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 小松政一議員。

--------------------------------------------------------------------------

7 番(小松政一) その点について、農集排と下水道の料金の連動性というのはずっと続けるつもりですか、その辺もお聞きしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 上下水道課長より答弁いたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 奥山上下水道課長。

--------------------------------------------------------------------------

上下水道課長(奥山眞一) 料金につきましては、公共下水道が昭和42年から設置しまして、供用しまして、料金改定も2回ほど行っているわけでございます。現段階での料金設定を農集排にも適用しているというようなことでございます。さらに、下水道料金につきましては、農集排も含め水道料金の料金徴収と連動しているというようなことで、水道企業会計の方へ業務を委託しているというような関係もございまして、料金の設定について個々にというようなことはなかなか難しいというようなこともございますし、やっぱりこういうふうに普及率が80%、そういうふうに水洗化率が高まってきておりますと、やっぱり全町的なことから見ますと、料金は一元化の方が望ましいというふうに考えてございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 小松政一議員。

--------------------------------------------------------------------------

7 番(小松政一) やはり計算の方を考えますと、これは水道と一緒に、連動しているということで、これはしようがないかなと思っています。
 では、次に農道の除雪についてお聞きいたします。
 町の補助金、ずっと調べてみました。平成14年が 100万円、15年が 100万円、16年が 100万円、そして17年度が 127万円。去年ですね、やはり大雪のことということで当面なされておりますけれども、こういう中で、この 100万円という自体が農協に委託しているという話なんですけれども、当初14年、15年あたりは、この 100万円は春の除雪、要するにブドウのビニール被覆のために早くするために使っていたと。除雪を早くするということで、ビニール被覆を早くしてもらって早期出荷を促していたという状況があったわけでありまして、その辺を考えて出したのかなと。
 私の言わんとしているところは、先ほども言いましたけれども、老齢化していると。農村の栽培者が老齢化していて、大雪の場合、現地まで行けないんです。非常に雪が多いと。その場合にどのようにして現地を守るかというのが、今課題じゃないかなと。ほとんど今、70代の人が相当おります。そういう人たちがやはり冬道を園地まで行くというのは非常に困難であるということで言っているわけでありまして、この辺は春、前回も3月の議会ですか、これにも言っておりますので、その辺、どのように体制づくりを考えていらっしゃるのか。つくったのか、考えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信)  100万から 120万になったという経過はちょっと私、あれですので、その辺の中身につきましては農林課長から答弁申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 数馬農林課長。

--------------------------------------------------------------------------

農林課長(数馬治男) 今、小松議員がおっしゃったとおりに、ここ数年、14年から16年まで 100万円の補助というようなことで農協に補助していたわけでありますけれども、主な目的につきましては、今おっしゃったとおりに、春先の農作業を効率よくするために、雪解け前に除雪をして農作業車が入られるような対応をとるというような形で取り組んできたところでございます。
 去年、非常に豪雪だったというようなことがありまして、議員の皆様方からも要望が寄せられましたし、農家の方からもご要望がございまして、何とか圧雪対策といいますか、雪を圧雪をして、そして現地の除雪、棚の雪おろしができないのかというようなことなども去年ございました。去年はそういう豪雪対策というようなことで補正を組みまして27万円ほど増額をして対応をしたわけですが、ことしについては、そういうふうな事情がございましたので、早目に対策をとろうというようなことでありまして、12月中に除雪会議をして、除雪、排雪、圧雪も含めて対応していきたいというようなことを考えております。
 ただ、小松議員ご案内のように、平成18年度の予算は60万円というようなことで、 100万から見ると40万ほど減額になっているわけでありまして、非常に町の財政も厳しいというような中で60万円を確保させていただいたわけですけれども、そういう意味からして、やはり農家の皆さん、果樹部会を中心として、あるいは地域の皆様方と連携を図りながら、例えばトラクターのキャタピラとか、そういうようなものがあるとすればそういうもので圧雪をしていくとか、そういうものなども含めて、あるいは、雪上車とかそういうものも含めて対応できないのかと。町としては、限られた予算の中でありますので、そういう受益者の皆様方の協力なり負担なりも含めて今回対応していただきたいというようなことで、この12月の会議に図っていきたいというふうに考えているところでございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 小松政一議員。

--------------------------------------------------------------------------

7 番(小松政一) 今農林課長おっしゃいましたけれども、非常に、トラクターでもなかなか今行けないと。やはり行くとすれば通常、クローラと私たち言っていますけれども、そういうものじゃないと行けない。それから、スノーモービルを活用できないものかなというのも非常に考えておりますけれども、この辺も何か考えの中に入れていただきたいものだと思いますけれども、その辺はどうでしょうか、町長。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 手法には、今お話しいただいたようなことがあると思います。この件につきましては、答弁にも申し上げましたように、12月中に農協が主体となっての農道除雪の対策会議、そして除雪、圧雪について協議していただくことになっておるわけであります。ぜひそういうところにもご意見を反映をしていただいて、そして対応策をまとめていただければというふうに思っております。
 その件につきましても、農林課長から答弁をいたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 数馬農林課長。

--------------------------------------------------------------------------

農林課長(数馬治男) スノーモービルというようなこともあったわけですけれども、湿った雪というか、そういう状況の雪ですと対応可能だというふうにお聞きしていますが、粉雪というか、そういう一気に積もった場合ですと圧雪のためのスノーモービルはなかなかきかないというようなことなども聞いておりますので、その辺はやはり、降雪の雪質によって対応していかなくてはならない問題ではないかなというふうに考えております。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 小松政一議員。

--------------------------------------------------------------------------

7 番(小松政一) そうですね。やはり、ことしの予算が60万ということですから多分雪も降らないんだろうと思いますけれども。
 次に、ラジコンヘリの問題に移りたいと思います。
 ラジコンヘリ、今高畠町に6台入っているそうですね。大体1機 1,000万円ぐらいしているようで、かなり我が町でも、相当国からとか県とかから来たんだと思いますけれども、共済組合とかというので、非常に補助率が高く、今までは購入できたというような状況であります。ただ、農家の不信感の一つは、農薬散布のあり方なんですけれども、10アール当たりに原液を8倍にして、そして1反当たり大体 800ccを散布すると言っているわけですね。こういう中で、果たしてカメムシに効くのかという意見が農家の中にあります。その辺は、私自身も専門家でないのでわかりませんが、そういう意見もありますから、そういう意見もしっかりと考えてPRをしていただきたいなと。私自身、見ましたら、反別的に見ましたら、やはりそんなに、減ってはいるんですけれども、18年度は 620ヘクタール、17年度は 625ヘクタールで、そんなに、5ヘクタールぐらいですから、出入りは少しあるようです。出入りはありますけれども、いきなり減ったわけではありませんが、そういう、何ていいますか、減りに対しての不信感というものがありますので、その辺しっかりPRしていただきたいなと感じております。
 ラジコンヘリ、今、米の状況、非常によくないのでどうしようかなと、これからふやすのか減らすのかというのはわからないと思います。大体 620で町内の約30%を散布していると言われているんですね。この30%でラジコンヘリは多いのか少ないのかというのはまだわかりませんけれども、米価が定まらないとなかなかその辺は目標がつかめないと思います。しかしながら、来年の、ことしの米がやっぱり置賜は97ですか、作況指数。大体10アール当たり 581キロということで、いろいろそういうふうになって、来年はどういう方向にいくかということで、米の状況が定かでないことは皆さんご承知のことだと思います。米の状況が定まらないと、今後の町のラジコンヘリに対しての考え方と申しますか、その辺がやっぱり定まらないと思います。しかし、そういうことを踏まえながらも、今後、このラジコンヘリの反別を半分ぐらいにしていくのか、50%ぐらいに上げるのか、このままでいいのか、その辺はどう考えていらっしゃるかお伺いしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 農林課長から答弁を申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 数馬農林課長。

--------------------------------------------------------------------------

農林課長(数馬治男) 平成17年度で有人ヘリからの転換ということで、その間、年次計画で地上防除に切りかえてきた経過がございます。今おっしゃられましたようにラジコンヘリ、そういう防除も一つの形態でございますし、それから、ハイクリブームというようなことで、乗車しながら広げていく防除、それから福沢機械利用組合とか露藤機械利用組合とか、大きい利用組合での防除、そして昨年は小其塚において、大型の防除機を、ジェット噴射みたいな形の、 100メートル先に飛んでいくというような防除ですけれども、そういう防除なども、いろいろ多種多様な防除機械を入れながら今対応しているというようなことでありますけれども、基本はやはり、今まで空散といいますか、有人ヘリでやってきたような飛散をできるだけ少なくして、安全・安心なそういう防除に切りかえましょうというような方向に進んでいるわけでありまして、ラジコンヘリにつきましても、補助については打ち切られたといいますか、そういう整備が済んだというふうな形になっておりますので、今申し上げましたような多様なものを組み合わせた中でやっていきたいというふうに思っております。
 さらにカメムシ対策については、やはり日々の管理が大事だというふうに思っていますので、草刈りなんかについても非常に大事だと思いますし、それから、適期に防除しないと去年みたいな発生などにつながってくるということでありますので、そういう適期防除などについてもご指導していきたいというふうに思っております。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 次に、6番 青海川正延議員。
 (6番 青海川正延議員、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

6 番(青海川正延) 本日、最後の質問となります。よろしくお願いいたしたいと思います。
 町長の前向きなご答弁をいただけることを願い、質問をいたします。
 初めに、人工透析を受けられる施設、医療器具の増設・整備について質問いたします。
 現在、当高畠病院で肝臓機能障害で人口透析療法による医療を受けている方が35名、隣接する市・町の病院で8名、腹膜透析で自宅で7名となっているようであります。その中で、現役のお父さんたちは家族のためと、予想を超える大変な思いで治療を受け、仕事へと頑張っておられます。また、70歳以上の方々も、家族に支えられながら、食事療法を含め一緒になって社会参加へと頑張っておられるわけであります。
 しかし、現在の高畠病院での透析患者の受け入れは、35名、11床が限度であるようであります。このような状況から、当然、高畠病院で受けることができない患者は、ほかの市・町の病院で人工透析を受けることになるわけであります。当町内に勤めを持ちながら、会社の仕事が終わってからようやく指定された隣接する市・町の病院へ出向き、4時間前後の夜間透析を受けなければなりません。治療の後は、一般の人たちが考える以上の疲れで、何もできずに眠るだけの繰り返しと聞いております。1日の水分摂取量制限、また食事の制限と、厳しい自己管理で神経を削っておられます。患者の利便性を考慮し、夜間透析も実施はされておりますが、これが当町内に勤めを持ち、高畠病院で透析を受けることができればと思うわけであります。まして、高齢者になれば、家族の手助けはもちろん必要であります。家族の方々にとっては、せめて近くの病院で心配せずにかかりたいと願うのは当然ではないでしょうか。町長はどのようにお感じになりますか。これから向かう冬期間、雪道での時間は数倍になり、冬を前に不安が一段と募るのではないかと思われるわけであります。
 今後、現在透析を受けている患者は、透析を受けなければならない予備軍の患者、また、現実として、生活習慣病が要因で新たに透析を必要とする患者の推移も予測しなければなりません。人工透析患者、通院交通費助成として交通基準額の一部助成が示されておりますが、しかし、患者の体にかかる負担、精神的な不安は想像を超えるものがあると思われます。少しでも不安を取り除いてあげるためにも、ほかの医療施設に行かないで、安心して治療、透析を受けることができる施設の増設と医療器具の整備を早急に図るべきではないかと考えますが、どうでしょうか。町長の前向きの所信をお伺いいたします。
 次に、糠野目地区3カ所の主な道路整備はどうなったか、そして、今後どう進めていくのかについてお伺いいたします。
 第1に、(仮称)糠野目工業地域についてお伺いいたします。
 (仮称)糠野目工業地域が32年間経過し、ようやく南高畠産業団地として基本構想を作成するために 100万円の予算が平成17年度に計上され、第1段階の構想が示されました。また、同じくして、国土交通省による国道13号線糠野目交差点改良工事も進められております。それに伴い、町として、産業団地へ、開発誘導の一端として道路が重要であると認識されました。そして、この事業を契機とした道路整備について、予算面を考慮して検討していきますと言われました。そこでお尋ねいたします。
 その後の進捗状況はどうなっておりますか。具体的にお示しいただきたい。
 また、国道の整備は50年に一度あるかどうかと言われております。国土交通省との話し合いは、どうなっておりますか、お尋ねいたします。
 次に、国道13号線から高畠駅に向かう町道糠野目大通り線が、都市計画の中で整備されてきました。しかし、平成17年度に完成を見ないまま中止となり、それに追い打ちをかけるように、工事が5年間凍結となっております。高畠町糠野目の表玄関として地域の活力を生み出す大事な大通り線が、虫食い的整備で、景観的にもイメージが悪く、また、交通安全上も非常に危険を感じます。今後4年間、現状のままになってしまうのか、道路に面している住宅や店舗を構えている方々は、生活する上で、また商売で不安を持たざるを得ません。早期に着手できないのかどうかお尋ねいたします。生活する上で、唯一欠かせない場所であり、地域に密着してきた河童まつりの発祥の地として、地域の活力の源になる大通り線でもあることもお考えいただきたい。そして、前向きなご答弁をお願いいたします。
 次に、高畠駅周辺の太陽館メルヘン通り線についてお伺いいたします。
 高畠駅周辺の都市計画の中で、現在まで駅前に太陽館メルヘン通り線 550メートルが整備されております。しかし、南の方面になるわけですけれども、変則的なかぎ型のぶっとまり的な錯覚にとらわれる非常に流れの悪い路線となっているのであります。都市計画にある糠野目山崎線にメルヘン通り線を直結することが将来、利用価値の高いまちづくりの重要な路線に位置づくものと考えます。
 平成16年6月の議会の答弁で、駅周辺の都市計画についての質問に対し、「土地区画整理事業などの実施に向けた地域住民の盛り上がりを見定めながら、周辺道路の整備を検討してまいります」と、このような答弁でありました。そこでお尋ねいたします。その後の状況はどうなっておりますか。また、どのような検討をなされたのかお示しいただきたい。
 以上、3点について、今後どう進めていくのか町長の明快なご答弁をお願いいたします。町長が掲げている「人が輝く、誇れる町」を決断と行動で示していただくことを願い、質問を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) ただいまの青海川正延議員のご質問にお答えをいたします。
 平成8年に医師1名、透析室2名体制で6床から開始をした人工透析室は、山形大学医学部泌尿器科学教室のご理解のもと、現在、泉谷先生以下8名のスタッフにより、11床35名の患者さんの透析治療に当たっております。
 ご質問の趣旨にもございますように、高畠病院で人工透析治療を希望される患者さんも多く、その期待にこたえるべく、現在さらに2床の増床を計画しているところでありますけれども、現在のスペースでは11床がほぼ限界でございます。
 青海川議員ご指摘のとおり、患者さんの気持ちも十分にお察しするものでありますけれども、増床には施設の改造工事や施設の変更申請なども必要となりますが、それらを踏まえて前向きに取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。
 次に、糠野目地区の道路整備と今後についてお答えをいたします。
 まず、1点目の南高畠産業団地の道路整備については、ご指摘のように、当該糠野目工業地域の土地利用の増進を図ることから、以前より大字糠野目地区土地利用懇談会を通し、地元集落、地権者各位と何回となく協議をさせていただいてきた経過がありましたが、全体的合意形成などがならず、結果として具体的に進展することなく現在に至っているものでありました。
 このような状況の中、より具体的土地利用を検討しつつその推進を図るべく町として、昨年度に(仮称)南高畠産業団地基本構想を策定し、関係住民に対する説明会を実施したところであります。説明会においては、今までも大字糠野目地区土地利用懇談会として町からの説明も求めつつ、圃場整備や土地区画整理事業などの検討はしてきたものの、関係地権者の合意形成がなされず現在に至った経過もあり、ぜひとも当基本構想に計画された道路の一部だけでも早期に町において着手してもらい、それが起爆剤となることにより当該地の土地利用の増進につなげたいということでありました。
 現在、国土交通省起業での当該地にかかわる一般国道13号の交通渋滞解消や、安心・安全な歩行空間の確保を図るべく交差点改良と歩道整備工事が進められておりますので、部分的な取り組みとなるしかないとしても、これと一体となった整備がなされないか現在検討中でありますので、ご理解をお願いをいたしたいと存じます。
 次に、2点目の糠野目大通り線の整備についてでありますが、昨年度までに全体延長 640メートル中、延長 326メートルを整備したところでありますが、町における今年度からの公共事業5カ年間凍結の方針により、現在は休止となっているものであります。
 ご指摘のとおり、当該道路は商業地域にもあることから、糠野目地区における重要な道路であり、その整備促進を図るべきものと考えますが、その整備費も莫大となることからも、今後、町幹線道路整備計画の中で検討してまいりますので、もうしばらくお待ち願いたくご理解をお願いをいたします。
 最後に、3点目の都市計画道路糠野目山崎線の整備についてでありますが、ご指摘のとおり、平成4年度における高畠駅改築オープンに合わせた駅周辺の開発整備に伴い、町道太陽館メルヘン通り線、延長約 590メートルを整備いたしております。当時より町の玄関口となる高畠駅と町内各地区からのアクセスを図るべく、計画的に、そしてできるだけ早期に周辺の都市計画道路である本町幸町や駅東線、さらには糠野目山崎線といった路線の整備を推進させるとともに、あわせて町道砂川線や一本柳屋代山崎線、そしてご指摘の町道太陽館メルヘン通り線や、この路線と都市計画道路糠野目山崎線の接続路線などについても整備を進め、駅へのアクセスネットワーク化を構築することと計画していましたが、最近における町財政のかかわりもあり、現時点におきましては必要最小限の整備にとどまるしかない状況となっているものであります。
 以上のように、駅周辺のアクセス道路整備につきましては、まだ完了していない状況にあり、今後、ご指摘の路線も含め町幹線道路整備計画の中で検討してまいりますので、何とぞご理解をお願いを申し上げます。
 以上で青海川正延議員のご質問に対する答弁を終わります。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 6番 青海川正延議員。

--------------------------------------------------------------------------

6 番(青海川正延) ただいま町長の方からお答えいただきましたけれども、なかなか厳しいお答えなのかなというように思いますけれども。
 ただ、前向きに取り組んでまいりますと、こういうふうな、人工透析の関係の施設、機械の関係のあれなんですけれども、その辺についてなかなか、見えるようで見えないような、ちょっと言葉に聞こえるわけでありますが、もう少し明確な言葉でいただきたいと思いますけれども、町長、いかがなものですか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 答弁の中にも申し上げましたように、2床の増床は計画はいたしております。ただ、県の認定とかそういうものがございますので、この辺につきましては事務長より答弁をいたします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 高橋病院事務長。

--------------------------------------------------------------------------

病院事務長(高橋眞一) ご質問の件でございますけれども、患者様の現在の概況ですけれども、高畠病院では35名の方が透析を受けておられると。そして、先ほど青海川議員からございましたとおり、町民ですけれども、高畠病院では受け入れられないので8名の方という話がございました。それで、私の方も前段町長から話ありましたように、2床をふやすべくいろいろ調査をしました。その結果として、ことしの11月に調査したものでございますけれども、米沢市立病院において高畠町民の方が受けられていらっしゃるのが2名でございます。そして、三友堂病院については高畠町民の方が3名おられます。置賜南陽病院の方では高畠の方が3名、主に自治体病院、あるいは民間施設の大きいところについて調べたものだけでございますけれども、それらが8名という状況でございます。
 それで、内部の方でもいろいろ検討を進めているところでございますけれども、現在のスペースだけではやはり11床が精いっぱいであると。ですから、2床をふやすためにも、現在の職員の厚生室等の改造あるいは別な部屋の移動等もございまして、そちらの方は今、病院の内部でしっかりと検討しながら、ある程度の合意形成も得ている状況でございます。あとは、一時的な投資金額のこととか、そういうふうな施設をとるための変更の手続とか、そういうところにおいては、今後の問題でございますけれども、先ほど町長が申しましたとおり、早期にその辺をクリアするように病院内部、そして町の行政内部との整合性を図りながらしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えているところです。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 青海川正延議員。

--------------------------------------------------------------------------

6 番(青海川正延) 心強いご回答をいただきました。どうもありがとうございます。
 やはり冬場に向かうわけなので、非常に今後、人工透析を受けられる方についていろんな面で心配があるわけですけれども、早期に受け入れ態勢ができるようにお願いをしたいというふうに思います。
 それから、一つ院長がいればお聞きしたかったわけですけれども、私の聞き間違いかどうかわかりませんけれども、人工透析を受けられる方が、普通ですと4時間という時間の中で受けられていると。しかし、75歳になると3時間半と、こんな時間が示されておったように見たわけでありますけれども、高畠病院の場合はどうなっているのか、その辺についてお聞きしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 病院事務長より答弁申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 高橋病院事務長。

--------------------------------------------------------------------------

病院事務長(高橋眞一) ただいまの75歳以上の方について3時間30分と示されているというふうなお話でございました。申しわけございません。私、ここに手持ちの明快な資料を持ってございませんので、そのことに関しましては、後日調査をしまして、わかり次第報告をさせていただきたいというふうに思います。ご勘弁願いたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 青海川正延議員。

--------------------------------------------------------------------------

6 番(青海川正延) もう一つお聞きしたいわけでありますが、1つ心配なことがあるわけです。それは施設と医療器具が増設整備が充実したとしても、本体にかかわる担当医師と看護師ですか、この人たちがその対応ができる環境に今現在高畠病院の中であるのかどうか。この間、12月2日の山新の中で、医療最前線の医療の実態が浮き彫りになっておったわけでありますが、やはり医師不足というようなことが、その辺の過剰労働というか、そんなところと関係があるのかどうかわかりませんが、その辺は高畠病院についてはどうなっているのか。もし院長がいれば院長から直接お聞きしたかったわけですけれども、わかればひとつお願いしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 詳しくは病院長から申し上げますけれども、私もお聞きしている範囲、担当の泉谷先生以下スタッフの方々は、2床増床に向けて頑張ってやりますというような大変心強いお話をいただいているところでございます。なお、詳しくは病院長より答弁……(「事務長です」の声あり)事務長より答弁申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 高橋病院事務長。

--------------------------------------------------------------------------

病院事務長(高橋眞一) ただいまのご指摘の件でございます。確かに現在、11床ということで35名の患者様についてそれぞれ月曜日から土曜日まで行っております。日曜日だけが休みということですから、1年間を通じて構わず月から金まで行っていると。しかも、月・水・金というのが3つのローテーションで回しております。あと、火・木・土については1つのローテーションということでございます。それらが現在の医師1名、それから看護師以下スタッフが8名で行っているということでございます。今町長が申しましたとおり、前段、この2床をふやすことについて、やはりこちらサイドだけで決定をするのではなくて、担当の医師、それからそこでスタッフとして働いている8名の看護師の代表、そういうふうな方々、あるいは看護師長などとも十分話をした上で、まずは医師も2床、13床になるわけなんですけれども、現体制で頑張ってまいりたい。あるいは、看護師としても、今の8名体制の中で何とか、先生が頑張るということなので私たちも頑張っていきたいというふうな了解は得ているところでございます。そういうふうなことで前段、いろいろ前向きにいろいろな調整等も含めて順調に行っているという話をさせてもらったところでした。
 そのようなことですので、ご心配いただかなくてもいいのかなというふうに考えているところですが、今後、あらゆる不測の事態が生じた場合においては、これは病院として精いっぱい、可能な限り、今の体制をうまくまとめながらクリアしてまいりたいというふうに考えているところです。現に、医師1人ですべて月から土までやっているわけではございません。山形大学から、例えば土曜日の日に非常勤の先生に来てもらうとか、あるいは、担当の常勤医師にちょっと都合が出てきたときにも山大から応援をもらっております。ですから、高畠病院の常勤医師、そして山形大学の担当の先生方にもご協力いただきながら構築しているという現況でございます。ひとつよろしくお願いします。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 青海川正延議員。

--------------------------------------------------------------------------

6 番(青海川正延) 人工透析を受けている、全国的に25万 7,765人の人が人工透析患者というようなことに報道されておるわけですが、やはり当高畠町についても、右肩上がりの患者というふうなことになっているようであります。そうしますと、やはり新たに施設とか器具関係を増設したといっても、その辺で対応できるものではなくなるんではないかというふうな心配がされるわけであります。当然、長寿国でありますから、当然そういうようなことになるというふうに思います。
 そんなことで、私の質問が外れているかどうかわかりませんけれども、やはりそのためには、病院、そしてまた健康福祉課というふうなことと連携をすることが非常に大事ではないかというふうに思うわけであります。そしてまた、国保介護課ですか、その辺とのかかわりも出てくるわけなので、やはり今後、高畠町の行政改革に当たって、その機構改革的なものについても進めないと解決できないものがあるのではないかというふうに考えられるわけでありますが、町長の考えをお聞きしたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 今のままで推移すると患者さんがふえるんじゃないですかというふうにあれするんですけれども、そういう中で、国保から、医療費から何からどんどんどんどん大変な状況になるというようなことでよろしいんでしょうか。質問がちょっとわからなかったんですけれども。
 実は、私の義理の弟も透析患者でございます。長く患っておりまして大変苦労している、日々、毎日の生活をしっかりと私自身、認識をさせていただいているところであります。やっぱり一番は、こういうふうなことで切って捨てていいかどうかわからないですけれども、予防医療をしっかりと、そういう面で、町民の方々にも、町としてしっかりと図っていただければと、そういうような対策をしていかなければならないんじゃないかなというふうに思っておるところでございます。原因は、いろんなことがあると思いますけれども。組織につきましては、保健あるいは福祉・医療の連携につきましては、今まで以上にこれからも連携を進めて取り組んでまいりたいというふうに思いますので、よろしくご理解を賜りたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 青海川正延議員。

--------------------------------------------------------------------------

6 番(青海川正延) それでは、南高畠産業団地のことについてお伺いいたします。基本構想というようなことで、道路の一部分について示されたわけでありますが、しからば、企業誘致というか、その辺についてどう進められてきたか、県外、地元、その辺を含めましてお聞きしたいというふうに思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 経過につきましては、商工観光課長より答弁申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 相田商工観光課長。

--------------------------------------------------------------------------

商工観光課長(相田克志) ただいまのご質問でございますが、企業誘致等の活動につきましてはこれまで、前の議会でもお話しさせていただいた経過があるわけでありますが、企業訪問ということをさせていただいておりますけれども、毎年は、これからの時期になるわけでありますが、12月、1月から今年度はやるというふうな予定をしておりますけれども、町長が新町長に就任になって以降、町長とそれから私どもと企画課長で企業訪問等をさせていただいておりまして、各事業所さん、企業さんの動向等もいろいろお聞きをしておりますし、今後の事業拡張の意向とか新設事業等の考え方などを、1つは町内企業に対してはいろいろとそういった情報を伺ってきているということがございます。
 それから、その他の企業誘致等々につきましては、県の関係機関からの情報あるいはまた全国の方の企業立地センターからの情報、あるいは情報誌等々からの情報をいただいていろいろ収集をしているというふうな状況でございますが、ただ、残念ながら、こういった今日の経済的状況等がございまして、地方、我が町に即企業立地をしたいというふうな新たな確実な情報は現在のところいただいていないということでございますが、ただ、町内の企業あるいは町外の隣接する事業所さんにおいて、新たに事業を拡張したいということで検討しているということはお伺いしている話が2、3件はあるところでありますが、この南高畠産業団地と直接結びついた話まではまだ至っていないと。規模的な問題もありますので、そういった状況になっているところでございます。以上です。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 青海川正延議員。

--------------------------------------------------------------------------

6 番(青海川正延) やはり何といっても、南産業団地というからには、やはり道路というふうなことは、その中にある企業というか、誘致される企業が張りつけるようになったことによって道路が整備されるというふうに考えられるわけであります。今のところですと道路というふうな形に今進めてほしいというふうな、地元の、私も話はしておりますけれども、やはり根本的なところについてもっときめ細かに行動をお願いをしたいと。町長はまだ就任して期間が少ないわけですから、これからだと思いますが、ひとつ各課と連携をとっていただきながら、ひとつ南産業団地だというふうな、名前がきちっと言われるような団地にお願いをしたいというふうに思います。これは答えは要りません。
 いいですか、もう一つ。(「はい」の声あり)糠野目大通り線なんですけれども、この辺も財政的に非常に大変なのでなかなか進められないのかなというふうには思いますけれども、やはり糠野目としては、お母さんたちが生活する上で、その商店街が非常に大事な場所というふうなことで、混雑をしている場所でもあります。そしてまた、糠野目の中心的な場所というようなことで、公共施設とか、それから子供たちを扱う施設などもありまして、やはり早期に整備をお願いしたいなというふうに考えております。
 何らか、財政を生み出されるようなそういう名案は、町長は持っておられませんか。その辺、何か一つの突破口によって財政改革というようなものが表面に出てくるのかなとご期待したいわけですけれども、その辺、どうなんでしょうか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 正直申し上げまして、糠野目大通り線、大変重要な道路だと思います。このぐらい重要で大きな道路が休止となっているという現状は本当に残念なことだなというふうに思いますし、余りほかでは例のないことだなというふうに感じておるところであります。残念ながら、先ほども答弁しましたように、公共事業5カ年間凍結の方針によりというような中で、今休止しているわけでありますけれども、何とか解除の方向に向けて、それには今青海川議員からお話ありましたように、そういう財政、何とかよくなるような方策がまず両方必要なわけでありますけれども、それに向けて頑張ってまいりたいと。工業団地に企業を誘致することも1つであるというふうに思っております。
 先ほども商工観光課長から話はありました。課長と一緒に東京に参りますたびに、県の東京事務所、先ほど申し上げました。企業誘致のために職員を派遣をさせていただきたい、高畠町待っていますよというようなことも、本当にありがたい言葉もいただいたわけであります。また、全国の企業立地センターなども訪問をさせていただきながら、しっかりと実情を訴えて誘致をさせていただいているところであります。この議会が終わりまして来年1月には、就任以来、企業訪問をさせていただいておるわけでありますけれども、まだ訪問していない企業を全部回らせていただく計画も立てているところであります。地場の企業で頑張っている方に本当にもっともっと業績を向上していただいて、そして町もいい方向に進めていただければというふうなことで計画をしておりますので、この道路につきましてもご理解を賜りたいというふうに思います。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 青海川正延議員。

--------------------------------------------------------------------------

6 番(青海川正延) 太陽メルヘン通り線について、最後になります、お伺いいたします。メルヘン通りと糠野目山崎線を直結する区間ですか、その中で土地区画整理ですか、民間が分譲というようなことで予定をされているように聞いておりますが、当然、その辺にかかわる道路というふうなことが出てくるわけなので、その辺、どういうふうな話し合いがされているかどうか。これから整備に当たって、後で整備ができにくいような状態になってはというふうに思いますので、その辺どうなっているんでしょうか。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

--------------------------------------------------------------------------

町 長(寒河江 信) 建設課長より答弁申し上げます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 金田建設課長。

--------------------------------------------------------------------------

建設課長(金田成康) 駅前というようなことで、一番おくれているのが南側、あそこの、行きますと直角の道路になっていると。その延長を延ばしまして……、糠野目山崎線とぶつけるという幹線道路計画がございます。そして、以前にこの駅東の区画整理事業ということで進めた経過がございますが、それに基づきまして、現在、開発業者さんの方と、当時区画整理した図面をつき合わせてみまして、ここに将来延びる、延ばさなければならないんだというようなこと、アクセスのためにもというようなことを説明申し上げて、現在調整中、話し合いをしているところでございます。

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) 青海川正延議員。

--------------------------------------------------------------------------

6 番(青海川正延) まだ時間がありますけれども、もう一つ質問をさせていただきますけれども、やはりようやく置賜にも主要道路の整備というようなこともされてきましたので、おくれをとらない町道の整備というようなことについて力を注いでいただきたいというふうに思います。やはり、今のところになりますとすべて虫食い的な整備になっておりますので、その辺を町長の決断をもちまして整備がなりますことをお願いしまして、質問を終わります。

             散            会

--------------------------------------------------------------------------

議 長(阿部鶴義) これで本日の日程がすべて終了いたしました。
 次の本会議は、明日11日午前10時となっております。ご承知の上、ご出席くださるようお願い申し上げます。
 本日はこれをもって散会いたします。
 まことにご苦労さまでございました。
 (時に午後4時50分)

--------------------------------------------------------------------------