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山形県 高畠町

平成18年第428回定例会第3号 本文




2006-06-12:平成18年第428回定例会第3号 本文

             開            議
議 長(阿部鶴義) おはようございます。
 ただいまから3日目の会議を開きます。
 (時に午前10時00分)

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議 長(阿部鶴義) ただいまの出席議員は21名であります。よって、定足数に達しております。
 本日の欠席通告者は16番 佐藤 勝議員の1名であります。
 これから本日の会議を開きます。
 本日の会議は、お手元に配付してあります議事日程第3号により進めますので、ご了承願います。

  日程第1 町政に関する一般質問

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議 長(阿部鶴義) 日程第1 町政に関する一般質問を行います。
 2番 川村祐嗣議員。
 (2番 川村祐嗣議員、登壇)

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2 番(川村祐嗣) 新町長の公約を信じて、期待どおりの町政が実行されますことを願い、そして町民の皆様が安心で安全な生活が送れるために一般質問いたします。
 先日、先輩議員の質問に重複する点が多々あると思いますが、できる限り割愛いたしました。私自身、どうしてもお聞きしたいことについて絞らせていただいたつもりですが、重複の点は、どうか簡単な答弁だけでも構いませんのでよろしくお願いいたします。
 私は、大きく3つのことについてお聞きいたしたいと思います。
 まず第1に、環境汚染問題について取り組みのお考えをお聞きいたします。
 我が町もさまざまな問題が発生いたしており、その中でも重大な問題の1つに環境汚染問題があると思います。
 4月に公表されました高畠町環境方針は、本当に重大な、大切なことであります。
 方針の中で、食生活、環境、地場産業、地域農業、どれをとっても環境汚染問題が大きく絡んできます。しかし、この環境方針は、前町長が4年前に打ち出されたものであります。全く同じ方針になっております。4年の間に、国内も町内も日進月歩、変わるのは必然と思われます。
 先日、先輩議員も言われておりましたが、トップがかわれば政策も変わるでしょう。そのとおりだと私も思います。環境方針は同じでも、具体的に細部は変わってくると思われます。具体的にこのまほろばの里をどのようにしていかれるのか、環境に優しい循環型のまちづくりと言われておりますが、現在の諸問題をどう取り入れるのか、環境方針の中で汚染問題にどう取り組まれるのか、寒河江町長のご見解をお伺いいたします。
 続きまして、第2に学校給食問題についてお聞きいたします。
 昨日も中学校給食については安部励子議員より質問がございました。結論がはっきり言って出ているようなものでございますが、私なりに質問いたします。
 東北6県の中で山形県以外で90%以上の取り組みをなされている中学校完全給食、県内や置賜地区でもあちらこちらで取り組みが検討されております。我が町の給食への取り組みは、相当おくれをとってしまったと私は感じております。
 学生1人当たり年間6万円から7万円くらいの個人負担と、調べましたらお聞きいたしました。コスト面においても負担面においてもさまざまな方法があると思われます。センター方式の弁当給食やごはんだけ持参するおかず給食、とにかく取り入れていただければどんな方法でも構いませんので、私としてはお願いしたいものであります。先日、安部議員への答弁では町長は取り組むお考えをお持ちですから、一日も早い中学校給食を町長にお願いいたします。
 3番目に、病院運営問題についてお伺いいたします。
 昨日の質問に重複する点が多々あります。できる限り割愛しましたが、どうかよろしくお願いいたします。
 高畠町も臨床研修制度により、病院の産婦人科、小児科、外科を中心に医師不足となり、全国的な医師不足とはいえ、経営の危機には千差万別もあります。研修制度後、産婦人科医の不足で全国の大学病院などでは8%もの病院で運営休止に追い込まれてしまいました。高畠病院も医師不足により危機的状態にあることは間違いございません。
 寒河江町長は、町民の皆様に課長級の職員を専従配置されると公約されましたが、昨日の答弁では「助役を中心にプロジェクトチーム」と言われました。課長級職員の配属の件はどのようになったのでございましょうか。公約の中に公設民営化もありきと言われましたが、町長がよく言われている企業的考えの中に、高畠病院も大企業病院に身売りすべきという考えのもとで、発想で終わりだったのではないでしょうか。その時点では、公設民営化の考えを打ち出す前にシミュレーションなされたのか、シミュレーションなされておればどういう結果が浮き上がってきたのか、町長のご見解をお伺いいたします。
 簡単にまとめてしまって申し訳ございませんが、これで私の一般質問を終わらせていただきます。再質問については自席よりいたしますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

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町 長(寒河江 信) おはようございます。2日目の一般質問、よろしくお願いを申し上げます。
 ただいまの川村議員のご質問にお答えをいたします。
 まず初めに、環境汚染問題について申し上げます。
 町では現在、多くの町民の方々のご協力を得て環境にやさしいまちづくりを進めているところでありますが、川村議員ご指摘のとおり、町内では環境を害するような事例もさまざま発生をしておりまして、その都度、町としても原因者と話をさせていただいているところであります。
 また、ご指摘の高畠町環境方針につきましては、ご存じのとおり、平成14年2月にISO14001の認証取得をいたしまして、環境に関する組織の全体的な意図及び方向づけを首長が環境管理最高責任者として町の環境に関する基本姿勢を示したものであり、私が町長就任いたしました4月24日から高畠町環境方針にサインをして、各部署に掲示をさせていただいているところであります。
 当然、この環境基本方針は、町の取り組みとして今までの方針を継承しながら、町民の方々のご協力を得てさまざまな事業を推進していかなければならないと思っているところであります。そして、今後のまちづくりにおいても、この環境方針に沿った形で環境に配慮した施策を積極的に進める必要がありますし、多くの町民とともに環境学習活動にも力を入れてまいりたいと存じます。
 また、ご指摘のような食生活や地場産業、地域農業の面におきましても、町の環境基本計画に沿った形で環境保全に向けた取り組みを展開してまいりたいと考えているところであります。
 その中で、地域農業におきましても、今年度の主要施策の中にも取り上げておりますが、環境保全型農業を具体的に推進していきたいと考えております。
 また、消費者が求めている安全・安心でおいしい農畜産物の生産を推進していくことが求められており、数年前からの課題でありました空中散布防除から地上防除へ切り替えるため、防除機の補助を行いながら進めてきておりまして、平成17年度には完全に地上散布へと移行したところであります。
 それをさらに充実するためにも、今年度は有機栽培や直まき栽培、さらには特別栽培米の普及拡大を図るため、産地づくり交付金を活用して新たな助成措置を図ることにいたしております。
 また、遺伝子組み換え作物を規制する条例化についても、議会の皆様の政策提言を踏まえ、早期の制定に向けて準備を進めているところであります。
 さらに、平成19年度から予定されている農地・水・環境保全施策につきましても、今年度から集落の話し合いや具体的な推進の計画づくりに着手していき、円滑な事業推進に努めてまいりたいと考えておるところであります。
 次に、中学校における完全給食についてのご質問にお答えいたします。
 中学校における完全給食の実施につきましては、本議会を含め毎回質問いただいており、そのたびに教育的な観点、財政的な見地から、中学校の完全給食の実施に当たっては解決すべき課題も多く、即刻実施は困難である旨の答弁を行ってきた経緯もありますが、私としては、昨日の安部励子議員のご質問にもお答えしましたとおり、実施に向け、前向きに検討してまいりたいと考えております。
 実施に向けては、解決すべき課題も多いことから、十分な検討時間も必要であり、保護者・町民の理解も形成する必要がございます。今後、教育委員会において幅広く課題解決を含めて今後の教育のあり方を論議する予定でありますので、その論議を踏まえて検討する所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、病院運営問題のご質問にお答えをいたします。
 高畠病院の抜本的改善、そして医師確保は、私の公約の大きな柱でもあります。就任2日目の去る4月25日に山形大学医学部に出向き、就任のごあいさつ、また8日も足を運んで医師の派遣を要請をいたしてまいりました。医師の確保に当たっては、私自身、先頭に立って行動いたしますが、専任の職員につきましては今後プロジェクトチームを組織し検討してまいりますので、ご理解をお願いをいたします。
 また、高畠病院の診療の一翼を担っていただく医師については、できる限り早期に配置していただけるよう大学医局に要請をし、町民の方々が安心して暮らすことのできる医療体制を確立してまいりますので、ご理解とご支援をお願いをいたします。
 最後に、高畠病院の公設民営化についてのご質問ですが、まずは現在の公設運営方式を維持すべく最大限努力をし、将来とも安定した病院経営と医療体制を提供することが行政の使命と考えております。これを実現するためには、これまで答弁したとおり、医師の確保と病院機構の改革にあります。これらの努力を重ねても病院経営の改善が図れなった場合には、最終手段として公設民営化についても検討せざるを得ないと考えておりますので、ご理解をお願いをいたします。
 以上で川村議員のご質問に対する答弁を終わらせていただきます。

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議 長(阿部鶴義) 2番 川村祐嗣議員。

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2 番(川村祐嗣) 再質問いたします。
 町長は、病院問題についてはプロジェクトチームをつくり取り組むと言われておりますが、これだけ環境汚染問題が年々複雑多様になり、昨年のように、屋代川や和田川に大腸菌が発生したということで、夏の間、子供たちの川遊びもままならないような状態でありました。各地区での環境汚染に、プロジェクトチームとまではいかなくとも取り組まれる方法というのはないものでしょうか。そして、子供たちだけの川遊びではなくて、昨年の春ですとある企業さんが流しました汚物により、二の堰が大変な目に遭いました。魚も全滅いたしましたし、その下流では有機農法をされている農家の方もあります。そういった状態が発生するようなことが今後起きないように、やはり対策をもっと強固なものにするべきではないかと思われるのです。町長のそういった問題についての取り組みをもう一度お伺いいたしたいと思います。
 それから、病院の医師確保についての問題ですが、町長は、不足している産婦人科、小児科、外科の医師を、いつごろをめどに、そして1人当たりの年俸はお幾らを見込んでおられるのかお聞きしたいと思うんです。実は、医学生の間では、アメニティーや給与待遇の話に深く関心を示す子がたくさんおります。県内では年俸 2,000万円前後とも言われておる医師の確保に、都会の方では 4,000万円から 5,000万円出しても医師が確保できない状態にあるということをお聞きしております。医師確保のために使う金額と医師に出す年俸はどのぐらい町長は想定されておられるのか、再度質問いたします。
 町長は就任後、医師確保のために衆議院の代議士にお願いされたことは私も存じております。東京の医大の件はどうなったのでございましょうか。町長は企業的感覚とか企業的取り組みと常に言われておられますが、医師確保のためにさらなる財源圧迫にならないようにしていただきたいものだと思います。
 以上の件で再質問お願いいたします。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

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町 長(寒河江 信) 環境の問題についてご答弁をさせていただきます。
 基本的には、自然になごむ快適で安全な町、美しい自然環境の保全に努め、環境にやさしい町をつくるために取り組んでまいります。町民の共有財産であります自然環境をしっかりと守ってまいりたいというふうに思っているところでもあります。
 屋代川の汚染についてお話ありました。私も大変懸念をしているものでございます。多分、東部有機センターあるいは二井宿の豚舎のかかわりのことかなというふうに思っておりますけれども、この件につきましては昨日もお話をさせていただいたところでございますので、そういう中でしっかりと取り組みをさせていただきたいと。
 二井宿の豚舎につきましても、いろいろな方々とお話し合いをさせていただいております。協議会の方々とも何回か懇談をさせていただいております。そういう中で取り組ませていただきたいと。
 また、二の堰の食品加工業者の件でありますけれども、私も現場で川村議員と一緒にその現場を見ている人間であります。そういう件につきましては、今後、しっかりと町の行政の取り組み、そして業者の皆さんのご理解をいただきながら推進を図らせていただきたいというふうに思っているところであります。
 次に、病院問題で医師、産婦人科、小児科、外科、いつごろをめどにということでありますけれども、そのめどは立っておりません。ですから、連日、連日というよりもその都度その都度、足を運ばせていただきながら高畠病院の現状をお話をさせていただきたいと。そして、この医師確保に取り組ませていただいているところでございます。
 また、医師確保については、年俸をどのぐらい用意しているんだということでありますけれども、これにつきましてもはっきりした数字を申し上げることはできません。ただ、ご案内のとおり、川村議員もご承知のことかと思いますけれども、病院におかれましていろいろな取り組みがなされております。極端な話、野球選手と一緒に出来高払いといいますか、患者さんを多く持った医師については給与を上げましょうというような病院も現実にございます。そういうことがいいのかどうかは別にいたしまして、そういうような中での取り組みをなされているという病院もございますので、いろいろなところで勉強をさせていただきたいというふうに思っております。
 また、代議士に要請をさせていただきました医師につきましては、その後、秘書の方と綿密な連携を図らせていただきまして、高畠町重要施策を国会に陳情するときにしっかりとその場を設けさせていただきまして改めてお話し合いをする計画を持っているところでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。以上です。

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議 長(阿部鶴義) 川村祐嗣議員。

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2 番(川村祐嗣) 最後に1つだけお伺いいたします。
 医師確保のためにプロジェクトチーム、大変好ましいことだと思います。大変厳しいことは私もわかっておるんですが、こういう質問になってしまいました。
 このプロジェクトチームをつくるということは、町で予算化される部分が発生するのかしないのかだけ、最後に一言お願いします。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

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町 長(寒河江 信) プロジェクトを設置するための予算化はいたしません。ただ、プロジェクトチームの中でどういう対応をしなければならないか、それを持ってしっかりと取り組ませていただきたいというふうに思います。以上です。

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議 長(阿部鶴義) 次に、20番 中川清住議員。
 (20番 中川清住議員、登壇)

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20番(中川清住) 寒河江町長、当選おめでとうございます。
 寒河江町政にかわり約2カ月、その間、町の中の人とお会いしますと、いがったなあ、おめでとう、これからどう変わんなやと、よくなるといいなと、こういうふうに言葉をかけられます。寒河江町長には大変期待をしているということをここでお伝えをしたいと思います。そのような多くの町民の声の中から、私なりに精査し、何点かに絞り、提言も含めて一般質問を行います。
 このたびの町長選の争点、何点かありましたが、私は、病院問題を含めた合併問題等2つであり、このたびは合併問題についてお尋ねをいたします。
 県は3市5町の合併を望んでいるといううわさを聞きますが、合併を標榜される町長としては、その件も含めて、どことどのような合併を望んでおられるのかお尋ねをいたします。相手のあることであり、その手法と対話はいつごろから始められ、何年度を目途とされるかも含めてお願いをいたします。
 また、どこと合併しようとも、高畠町の発展の下地づくりも大切であると思っております。私は10数年前、糠野目地区の方々に買い物と病院利用について調べたことがあります。調べたと言うよりも聞いたと言った方がいいかもしれません。ほんの30名前後ですから正しい数字とは言えないかもしれませんが、3分の1が米沢、3分の1が赤湯、そして高畠地区には3分の1という数字でありました。どうして高畠に来ないのかと聞きますと、その理由は遠い、不便、欲しいものがないということでした。欲しいものがないのは別として、距離も一番近く、それなのに遠い、不便と感じさせるのは、住宅密集地から幹線道路がないのと運搬手段が少ないからと感じております。
 住民の方が3地区に均等に出かけられるということは、逆に考えればどこからでも来やすいところと、こういう位置づけだと思っております。既に高畠駅には新幹線が往復ともで10数本がとまり、高畠高校が総合高校として新築移転し、主要国道が南北に走り、少し環境を整えれば置賜の中心たる地勢、立地にあると考えます。
 特に、高畠・糠野目両地区の交流を促進し、さらには将来、川西の中心街まで一本につながると思われる町道泉岡本町線が、高畠駅北側JR鉄道でストップしております。これを地下通路で抜くことが、一体化させることと踏み切りを横断する危険をなくすことにもなり重要であると考えておりますが、町長はどのように考えておられるかお尋ねをいたします。
 さらに、活性化についてもお尋ねをいたします。
 町の活性化は、人が大勢いること、人口の増加であり、豊かさは心の持ちようと経済の安定、そして安心して住める治安にあると思っております。この観点に立ち町の現状を見ますと、ここ20年で戸数は 500戸前後増加しましたが、人口は 800人以上減少しております。それでも山形県内では減り方が緩やかな方であります。もっと長いスパンで見ますと、昭和の大合併時、昭和30年、人口が3万 5,000人以上ありました。これが昭和53年には2万 6,700人と、13年間で 8,000人が減りました。そして、昭和62年に2万 7,700人と、約20年弱で 1,000名がふえております。そして昨年、平成17年にはやはり2万 6,700名と約20年間で 1,000名がまた減っており、昭和53年時、それから大正17年時と同じ人口になっております。
 その間に何があったかを調べてみますと、昭和43年から51年にかけて、財団だったか公社だったかははっきりしませんが、町主導で糠野目福沢地内に4期にわたり2万 3,000平米、約3億円の金をかけて宅地造成を行い、これが呼び水となり民間業者の宅地造成も増加し、同時にNEC、現ASEジャパン、それから小森マシナリーそして岡村製作所等々大企業の誘致があり、下請企業も含めて約 2,000人ないし 3,000人の雇用がふえたものと思っております。他市町村からも来ておられますから正確な数字ではないと思いますが、家族も含めて、この置賜地方に約1万人の人口がふえたものだと思っております。
 今、行政にとって厳しい状況下であることは私も知っておりますが、国民の力というか、住民パワーはまだまだあると思っております。夢よもう一度、今こそしっかり現場を見定め、今の人に合うような宅地の造成を願うものであります。町長はどうでしょうか。
 また、人が住むには、働く場所があることです。ここ10数年、企業誘致で動いたということを私は知りません。新町長には、あらゆるつてを頼りに企業誘致に力を入れたくお願いをするものであります。
 雇用形態につきましても、今、町の中にある企業には、大変苦しい時代であることは間違いありませんが、できるだけリストラをやらず、労使交渉の中とは思いますが、賃金カットをしても失業者を出さないようにお願いしたいものだと思っております。
 それは、失業者がふえると世情が不安定になり、年金や保険制度にも大変な影響が出るからであります。町の長として、トップとして、企業のトップの方と話し合い、町の活性化と安定のために頑張るべきだと考えておりますが、町長のお考えをお尋ねいたします。
 次に、教育問題に移りますが、その前に少し現社会について私なりに感じていることを述べさせていただきます。
 戦後60年、日本の社会は地方で少し陰りはあるものの大変便利になり、金銭的には豊かにもなりました。しかし、精神的なもの、何か大切なものを失ったような気がすると大勢の方が感じております。例えば、犯罪にしても、いろいろな問題はあるものの昔は生活苦から来るものが多かったような気がいたします。今、オレオレ詐欺やライブドア、村上ファンドのように、法律の内外は別として、一生懸命働く者がばかを見るような金銭至上主義に走り、ゲーム感覚で犯罪が行われ、捕まっても軽い詐欺罪、それゆえの再犯、残念でなりません。少し前になりますが、びっくりしたのは、テレビ取材で子供が理想の人にホリエモンと答えたときでした。大げさかもしれないが、将来の日本はどうなるのか唖然としたものです。
 私たちは、他人に迷惑をかけず、一生懸命頑張りなさいと教えられ、きょうまで来たと思っております。価値観が変わったのか、他愛ない子供の夢とだけでは済まされないような気がしてなりません。これも人生の先輩である私も含めた国民全員の責任であり、今からでも少しずつでも修正していくべきと思っているところであります。
 本題に入ります。社会は、母と子の出会いから始まり、人を信ずることで成り立っていると思っております。しかし、今、一番残念なのは、心ない数少ない子供に対する犯罪者のため、実生活の中で知らない人に声をかけられても話しちゃいけません、先生や親に言いなさい、ついていってはいけませんよなど、犯罪防止には当然なことでありますが、他人を信ずることを否定するような教えをしなければならないことです。将来を担う子供たちに信ずることをどう教え、どう伝えていくかをお聞きし、私の質問を終わります。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

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町 長(寒河江 信) 中川清住議員のご質問にお答えをいたします。
 その前に、お祝いの言葉をいただきましてありがとうございました。期待にこたえられるよう誠心誠意努力を重ねてまいるつもりでございますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。
 初めに、合併問題に関するご質問にお答えをいたします。
 これは昨日、二宮隆一議員のご質問にもお答えをいたしましたとおり、私は、早急に市町村合併を進めようとは考えておりません。ただ、ご質問にございました県のお話は、置賜3市5町の枠組みであると思いますけれども、あくまでも枠組みは参考にして議論を深めていただきたいというふうに私は理解をいたしておるところでございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
 そういう中で、やっぱりまずは置賜地方の首長さんと話し合いの場を持たせていただきまして、お互い胸襟を開いて、置賜地域の将来について意見交換をいたしたいと考えております。現段階で具体的な目標年度などは考えておりませんので、ひとつご理解を賜りたいというふうに思います。
 次に、町道本町泉岡線の整備についてお答えをいたします。
 当該町道は本町幸町線として都市計画決定されておる路線であり、現在、全路線延長 5,500メートルのうち 4,500メートルが既に整備済みとなっており、米沢南陽道路幹線側道から西側、国道13号までが未整備区間となっております。そして、未整備区間のうち、JRとの交差はアンダーとしての立体交差として計画をしております。当然、都市決定計画路線となっている路線であることからも、将来的には整備を行うこととなりますが、現在の財政状況での事業取り組みは不可能であり、今後、県の協力も仰ぐことも前提として長中期計画での事業取り組みを考えていきますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
 次に、雇用の場の確保についてお答えをいたします。
 高畠町は、農工商一体のまちづくりを掲げ、昭和30年代から企業の誘致活動を行い、日本のトップ企業が町内で操業するという実績がございます。しかし、近年においては地方工場の閉鎖や撤退が取りざたされるなど、企業を誘致することは非常に困難な状況となっております。
 このような情勢も踏まえ、私は町長に就任して以来、これまで時間のとれる限り4日間、半日ずつの日程ではありましたが、町内企業の訪問を実施し、今日まで27社を回らせていただきました。その中で、企業の皆さんとの懇談を通じまして感じたことは、国内工場の集約化や規模拡大などを行う際には、高畠町を拠点とした町内での集約化や工場の増設など拡大発展策を講じていただきたいということであります。新たな企業を誘致するということは難しいものの、町内にある既存の事業所の拡大や関連企業の町内立地については可能性があり、より具体的に進めてまいりたいとの考え方に立つものであります。
 そして、私は、町内企業が今後ますます発展していただくためにも、町と企業、企業と企業間の交流と連携を図り、情報の共有の中から新たな発展性を見出すための企業懇談会を開催してまいりたいと考えているところであります。
 中川議員の、雇用の場を確保し、失業者を出さないことを企業誘致などを含めて考えるべきというご意見につきましては、全く考えを同じくするものであります。
 私は就任当初から、町長はトップセールスマンとして全力を尽くすということを約束しておりますので、ご理解をいただきたいというふうに存じます。
 次に、高畠町土地開発公社としての宅地造成の必要についてですが、現在、公社の保有地で民間へ販売可能な用地は、大きな住宅団地にはなっていませんが、造成土地で7カ所ございます。昨年度に町から取得した旧高畠高校用地も含まれます。土地価格や場所、利便性などの要件はあるものの、購入希望者があれば対応できる状況にあります。町の活性化のためには、定住人口の増と住環境の整備を図ることが大変重要であり、高畠町集中改革プランにおきましても、民間の宅地造成などを積極的に支援をし、平成21年度までに 100棟の新造家屋を見込み、増収の確保を目指しております。今後、民間事業者の大きな宅地造成も計画されておりますので、当面、公社といたしましては現保有地と旧高畠高校用地の宅地造成計画を進めてまいります。
 次に、大変私にとっても難しい問題でありますけれども、子供たちに信ずることの大切さをどう教えていくかとのお尋ねでございますが、中川議員ご指摘のとおり、子供が犠牲になる事件が多発している中にあって、学校・家庭において命を守ることを第一に人を信じることの大切さをどう教えていくか、大変難しい時代となっております。社会の営みは、家庭・学校・地域における人間関係、また社会生活全般で相互の信頼関係の上に成り立っており、これは不変の原則であります。したがいまして、学校教育におきましてもさまざまな機会をとらえて、例えば約束を守ること、うそをつかないことなど、集団生活を送る上で人間としての基本的な態度を養い、互いの信頼感を養ってまいりました。ですから、困っている人に親切にする、手伝ってあげるなどは、子供たちの素直な気持ちであると思われます。
 しかしながら、全国的に弱者である子供が被害を受ける事案が多発をし、不審者が増加していることから、町内の小中学校におきましては、かけがいのない命を守るために防犯教室などを実施し、不審者への対処方法を指導しております。これは、子供たちに自衛の能力や方法を身につけさせるものであり、これもまた社会生活の中で必要なものと考えます。子供が、不審者かどうかの判断をすることは難しいことですが、外見ではなく、その人の行い、振る舞いに着目して判断する力を養うことや、危ないと感じたときに緊急に自衛策を講ずる能力をはぐくむことは、大変重要であります。このような判断力や自衛力をはぐくむことは、必ずしも人を信じないことを教えることにはつながるものではなく、逆に生きる力をはぐくむことと考えます。
 また、子供の信頼感は、生まれたときからの温もりのある親子の絆が基盤であり、家庭生活の中でも大事にはぐくんできたと考えます。ですから、学校教育とともに、各家庭において今後もどのように教えていくのかが重要になってきます。子供は、他人や大人を信用したいと思っておりますが、信じることで、また、親切にすることで被害に遭ってしまうことが多く、子供の信頼を裏切っている大人に大きな責任があると思われます。
 昨年度、文部科学省委嘱の地域ぐるみの学校安全モデル事業に取り組み、学校や地域の特色を生かし、地域の大人の力を生かして安全で安心な地域づくりに努めていただきました。「大人が変われば子供も変わる」のスローガンもありますとおり、ぜひ大人みずからが学校・家庭・地域と連携を密にし、子供に信頼感が生まれるような活動を進めていきたいと考えておりますので、ご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 以上で中川清住議員の質問に対する答弁を終わります。

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議 長(阿部鶴義) 20番 中川清住議員。

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20番(中川清住) アンダーパスにつきましては、4年前の渡部町長のときにも同じ質問をいたしましたが、金がかかるのでできないという返事だったので正直がっかりしておりました。このたびは、ちょっと時間はかかりそうだが計画にはのっているのでやるつもりですということで安心したところでありますが、踏切のアンダーパスにつきましては、私らも何人かから言われております。これを正式に調査をすれば、まだまだ、早く、急いでほしいという人がいるんだろうというふうに思っております。
 それに私は、例えばこの問題、高畠町だけでできないとすれば、泉岡本町線の延長線に何本かの町道と、さらにその延長に、川西に入りますが、町道もしくは県道があると思います。そこと結んで新しい県道ができないものかと、そうすれば県費でもお願いすることができると私は思っているんですが、その件についても1点、お願いをします。
 それから、宅地につきましては、土地が出たからこれは当然処分しなければなりません。しかし私は、まちづくりの観点から、これから高畠町が合併しようと、それから、もし合併しないとしても、やはり糠野目高畠地区と二極分化のように見えるわけです。これを何とか一体化、そして置賜の中心となるべく努力はするべきだと、こういうふうに思っております。そういう中で、立地のいい場所を見定め、たくさん金をかけろとはいいませんし、5カ年の間、ハード事業凍結ということも知っております。しかし、宅地開発についてまだまだ購買意欲はあると、よその売れ行きを見ると。そして、高畠町は便利がいいので住みたいというふうな話をよく聞きます。ですから、昭和43年代のように、やはりこの場所を何とか開発をして、将来の町の発展にしたいというところがあれば、それを探して開発をすることが人口減から人口増にする1つの手だてじゃないかというふうに考えるものです。
 この宅地造成については、造成した金が戻ってまいります、そっくり。時間がかかるかと思いますが。ですから、一時の建てかえがどういう金の使い方をするかによって町の発展につながると、こういうふうに私は信ずるものです。ぜひこの件ももう一度ご再考願えればと思います。
 そして、次、教育問題についてでありますが、私の質問はいつも漠然としてとらえようがないと、そして教育要項、いろいろなものがあって町だけでは解決できないものがたくさんありますが、やはり教育は教える教育とともに育つ教育の中で、こういう犯罪が横行するということは、むしろ教えることも大切ですが、ともに育つという教育の方も重視すればもう少し減るんじゃないのかなと思ったり、あと、現在、マスコミというよりもむしろテレビですが、これを見ますと殺人のドラマが非常に多い。それからお笑いが多くて、いいな、子供に見せたいなという番組が本当に少なくなってきていると思います。感動する番組が少ないと。こういうものがもし、学校とだけは言いませんが、いろんな方が、私も含めて、あれば、できるだけ子供たちに見せてあげたいと、こういうふうに思っております。こういうことについて、町でというよりも学校の方でもどういうふうに取り組まれるのか。
 今現在、高畠町の子供たちについて、いろんな子供たちとお会いしたり仕事柄会うんですが、すごくいい子だなということで、さほど心配しておりませんが、やはりこういう犯罪はどんどん都会から地方の方に広がってきております。高畠もいずれそれに巻き込まれるんじゃないのかなという心配もありますので、その点について町でできること、教育界でできること、我々ができること、わかる範囲で結構です。お答え願えれば幸いです。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

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町 長(寒河江 信) まず、米沢南陽道路幹線側道からJRアンダー、国道13号線間約 1,000メートルの整備についてでありますけれども、平成14年当時、国、国土交通省、企業の糠野目地区、国道13号線の広幅歩道整備事業に絡んで、都市計画道路糠野目大通り線と当該本町幸町線の整備について、町として今後どのように進めていくかについて整備を図った経過が確かにございました。その結果、今後における町財政運営などを考慮した場合、当面は糠野目大通り線を優先させ、整備を進めることといたしたところでありました。
 今お話ありましたように、将来、時期を見ながら、本町泉岡線についてもその整備を考慮をしていかなければならないという判断のもとに立っているところでもございます。ただ、JRアンダーの整備となりますと膨大な費用を要します。町単独での対応では到底無理と判断いたさなければなりません。この点、十二分に県にお願いをせざるを得なくなります。中川議員ご指摘の県道認定がえを考えながらも、その整備をお願いしていく方法についてもいろいろ選択肢はあると思いますので、これも含めて今後県と相談・協議をしていかなければならないというふうに判断をしているところでございますので、ご理解を賜りたいというふうに思っているところでございます。
 あと、宅地造成に関しましては、全く考え方が同じでございます。活性化のためには、やっぱり定住人口の増と住環境の整備を図ることが大変重要であるということは先ほど答弁をさせていただいたとおりでございます。また、平成21年までに約 100棟、そういう新しい家屋を見込み、税収の確保も見込んで、そして計画をさせていただいているところでございますので、今後、それらに向けて議員ご指摘のことなども踏まえてしっかりと対応できればというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
 最後の教育の問題については、教育長の方から答弁をさせていただきます。

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議 長(阿部鶴義) 鈴木教育長。

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教育長(鈴木征治) 中川清住議員から貴重なご提言をいただきましてありがとうございました。
 やはり戦後60年を経過した、つまり人で言うならば還暦を迎えた日本なわけですが、なかなかここに来ていろんな課題があって、私たちも教育の現場では大変とまどっていることが多いわけでございます。特に、今再質問がありましたテレビの弊害といいますか、非常に類似した番組の、お笑い的なとありましたけれども、こういう番組の多過ぎることとか、やっぱり殺人といいますか、非常に見せたくないような場面の多い映像であるとかということはご指摘のとおりでございます。
 一方、大人にとってはお笑い番組も、きょうの一日の仕事を、疲れて帰ってきたときぐらいは見たいものだという大人の意見も結構ありまして、なかなか大人と子供のずれがあることでありまして、ただ、今ご指摘いただいたよい作品とか、あるいはまたよいものに触れるという、そこだけは教育現場でも、私たちも大事にとらえているところでございます。やっぱりよい作品に触れることによって、子供たちのあの感性のみずみずしい時代に、そこから深い感銘とか感動をやはり得るということは大事なことだと思っております。
 そういう中で、私たちが、特に小学校レベルにおいては、地元の広介先生の作品でありますね。これを今、再度見直し、そしてまた、読む機会を多くの場面でとらえているところでございます。特に今、幼児施設では、読み聞かせというスタイルで先生の作品を大分取り入れていただいているところでございます。やはり温かい思いやりであるとか感謝の気持ちというようなことが濃厚に出ている作品でして、私たち大人の目線から見ても大変大切な部分であると。
 ちょっと話がずれますけれども、ちょうど今、そのような状況の中で一体私たちは何を今考えるべきかというようなことで、7月、ちょうど校長、教頭の、また教育委員の研修会を用意してございますが、そのときに、今大変読まれている藤原正彦氏の著書による「国家の品格」という文庫本があるんですが、それをテキストにひとつみんなでいろんな論議をしたいということで、今全員にこの本をお届けしたところであります。買っていただいたところです。1つの話の種に、あるいはいろんな素地をつくる1つのためにということで、こんなこともとらえているところでありました。お答えになったかどうかですが、大変貴重なご意見、大人が変われば子供も変わるということ、この一言に尽きるのかなというふうに思って、私たちも日ごろの行動をやはり大切にしたいなと思ってございます。以上でございます。

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議 長(阿部鶴義) 中川清住議員。

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20番(中川清住) おおむね私がそうだろうということで考えていたことと同じような答えをいただきまして、大変ありがとうございます。
 最後にもう1点、2点。というのは、今、町の活性化を考えるときに、例えば大型店舗が来ますと反対をしたりします。これは、例えば高畠で反対しても南陽もしくは米沢に行ってしまうということで、客を取られるのは同じだと思っています。ですから、今後そういうことが出たときには、個人的にはやっぱり大変な人が出てくるかもしれませんが、長いスパンでの町の発展を考えるときに、これはやめてくれよということも大切なことかと思いますので、この辺、もしあったら、町長も商工会長さん、いろんな方とご相談の上、どうするかを考えていただくようにお願いしたいものと思っております。
 それから、私も島津町長、高梨町長、渡部町長、寒河江町長と、4人と一緒に生活してまいりまして、そういう中で……。「生活」という言葉が悪ければ、ともに歩んでこさせていただきまして、見ていて特にここ近年は、財政上の厳しさもありますが、皆さん仕事は着実にこなしてこられたと思っております。しかし、残念なのは、私たちや町民の皆さん、役場職員の皆さんはどうかわかりませんが、こうすればこういう町になるよという夢を余り持たせてもらえなかったような気がします。これは都市計画とかいろんな地図上の問題はあると思いますけれども、話の中でそういう夢を持たせてもらえればいろんな発想が出てくるんじゃないかと思います。
 例えば、話変わりますけれども、学校時代は教えられたことを覚える記憶力が問われ、社会に出れば学校で学んだことかいかに使う力を持っているかと。要するに知恵をつけること、知恵を上手に使うことを求められるものと思います。そのときに、後ろ向きに考えるか前向きに考えるかによって、人は随分変わってくると思います。やっぱり夢を持つような話、そしてともに頑張るということを願うようなことをするべきだと思いますが、その点について、通告にありません、ちょっと踏み外しましたので、簡単でよろしゅうございます。お願いいたします。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

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町 長(寒河江 信) まず、大規模店の出店につきましてのご質問であると思います。たしか昨年もその話があったのではないかなというふうに、私も、県会議員のときでございましたので、そういうお話をお聞きしました。残念ながら、その話も撤退というような中での結果だったのかなというふうに承知をいたしております。
 今お話ありましたように、大型店の出店を現在ではとめることはできません。ただ、ことしの秋に一部法律が変わるというようなこともお話しされているところであります。どのように、どこまでということは承知しておりませんけれども、そういうふうになれば、町の商店街の方あるいは商工会、あるいは地元の方々、当然、私ども当局も入らせていただきながら話を詰めることになるのではないかなというふうに思っているところでもございます。一口に、来てもらった方がいい、あるいは来ない方がいいという結論では話をすることができませんけれども、今、中川議員からお話ありましたことも十二分に考慮をしながら、町発展のためにどのようにすればということをまず基本に考えて対応させていただきたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
 あと、最後のご質問でございますけれども、私は町が未来に向けて健全な状態を維持していくためには、今お話ありましたように、町の進むべき方向を明確にして、それに向けて確実に実践していくことということで7つのマニフェストを挙げさせていただきました。私は、それに向けて全力で取り組んでまいります。そういうようなことでご理解を賜れればというふうに思います。以上です。

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議 長(阿部鶴義) 暫時休憩いたします。
 再開を11時20分といたします。
 (時に午前11時06分)

             休            憩

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議 長(阿部鶴義) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 (時に午前11時21分)

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議 長(阿部鶴義) 次に、10番 直島義友議員。
 (10番 直島義友議員、登壇)

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10番(直島義友) 寒河江新町長が誕生し、町政への期待も大きいわけでございます。初めての寒河江町長との一般質問でありますので、私も緊張しているわけでございます。まほろばの里に新しい風が流れ、明るく元気な高畠づくりができることを願い、質問いたします。
 まず初めに、公立高畠病院の経営向上について質問いたします。
 病院の問題については、多くの議員から質問があるわけですからダブることもあるわけでございますが、私なりに質問させていただきます。
 安全・安心の町に欠かせない病院として、町民の命を守っていただいていることに感謝申し上げます。院長初め看護師等の接遇にも努力されていると考えます。町民の医療センターとして、ただ一つ入院できる施設であります。新聞を見ますと、県内の病院でここ1年半の間に7つの病院でお産ができなくなったことが報じられております。そして、産婦人科、小児科の医師不足も深刻であることが報じられております。この7つの中に当病院も含まれていると考えられます。
 NHKテレビ、5月20日でしたけれども、「地域医療の挫折」という特集テレビがあったわけでございます。北海道の瀬棚町の話でございます。この番組の中身を見ますと、瀬棚町では高齢者が多く、医療費も増大になってきたわけでございます。そこで、医療費を少なくする取り組みとして予防医療に力を注いだわけでございます。医師が出向いて健康講座などをやったり、また、在宅医療にも力を入れてきたわけでございます。ある患者さんは、多くの医院に通っており、検査漬け、薬漬けがなされていたわけでございますが、他の医院よりもらってくる薬をチェックし、医療費のむだをなくす取り組みをしたわけでございます。その医師は、地域医療の医師として外科、内科、小児科と多くの病気を診察していたわけでございます。瀬棚町ではこのように地域医療として住民に信頼され、先生がいるからこそこの町で仕事ができる、生活ができると住民は言っていたわけでございます。
 ところが、合併により、新町長が誕生し、3つの町の病院を1つにまとめる案が出されてきたわけでございます。そして、財政難を理由に予防医療や在宅医療の予算も減らすことになったわけでございます。今までやってきた医療のやり方を見直しされたわけでございます。そのために、瀬棚町にいた医師2人はやめることになったわけでございます。医師がいなくなり取り残された住民は、不安でたまらない、また帰ってきてほしいという内容であったわけでございます。高畠町もこのようになってはいけないと感じ取ったわけでございます。
 本題に入ります。経営を向上するには、3つの課題があると考えているわけでございます。
 1つは、赤字経営が続いている状況でございます。2つは、外来利用者数が減少している実態もあるわけでございます。3つ目は、小児科、産婦人科、整形外科の医師が不足していてお産ができないことでございます。この3つの課題について、その実態はどのようになっているのか、経営向上のためどのように取り組むのかお聞きしたいと思います。
 まず初めに、赤字経営についてでございます。病院の経営状況についてお聞きします。平成17年度決算見込み損益計算書では、累積欠損金と減価償却累計額、そして内部留保資金の関係はどう運営されてきたのかお聞きしたいと思います。
 平成18年度予算を見ますと、一般会計から4億 2,000万円が病院整備として支出されております。ところが、今年度の病院の予算を見ますと、それでも3億 8,000万円の欠損金が出る予算になっているわけでございます。平成17年度の欠損金と今年度町から出る4億 2,000万円の関係はどうなっているのか、一般会計からの持ち出しがなかったらどのくらいの欠損金になるのかお聞きしたいと思います。このように、赤字経営、欠損金を少なくする対策についてどのように取り組みをなさる考えがあるかお聞きしたいと思います。
 2つ目の課題でございます。
 外来利用者数の実態であります。平成16年度は、11万 7,000人が利用していたわけでございますが、平成17年度は8万 6,000人に非常に減少幅が大きかったわけでございます。その現象はどのようなことで考えられるのか検証したいと思います。お聞きします。
 そして、今年度平成18年度は11万 3,000人を外来利用者数として見込んでいるわけでございますが、その増を見込んだ理由についてお聞きしたいと思います。外来利用者をふやす対策について、どのように取り組む考えがあるのかお聞きしたいと思います。
 3つ目の課題についてお聞きします。
 山大病院から来ていただき、小児科は週3回、月・水・金の午前中がなされております。産婦人科は、これは常勤の先生がおります。それから、整形外科は週3回、月・火・金と週3回、午前中診察されているわけでございますが、医師の確保がなされるまで、今の体制でいけるかどうかお聞きしたいと思います。そして、予定している医師の確保についてどう取り組んでいく考えがあるか、これもダブると思いますがお聞きしたいと思います。
 経営を向上させる方策として、NHKテレビ「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介されたのを学ぶべきと考えます。リゾート再生請負人星野佳路からでございます。
 この番組を見ますと、まず町民の医療はどのようになっているのか調査するわけでございます。そして、市場調査をする必要があると考えるわけでございます。その結果に基づき、どのようなコンセプトで運営するのか、職員全員で検討するわけでございます。そして、職員のやる気をいかにして引き出すか、いかにモチベーションを上げるかでございます。まず、職員の声を徹底的に聞く、ぐちも不安もすべて耳を傾けるわけでございます。その姿勢によって職員は心を開いてくれると言っているわけでございます。そこから、見えてなかったものが見えてくるわけでございます。
 ここでの流儀は、経営会議での意思決定は職員にゆだねております。社長が最終決定を下さないのは、その結論が正しいかどうかはビジネスの世界ではやってみないとわからない、だから、決定までのプロセスを大切にし、そしてプロセスが共有されているわけでございます。競合する施設のことを考える、当病院の強みを分析する、お客様のニーズもちゃんと把握する。そういったロジカルなプロセスで討論して決定するわけでございます。なぜコンセプトが重要か、だれに対し、何を提供するのかという定義です。最も利用していただきたいのはだれか、どんな人たちに対してサービスを提供したいのか、自分たちが最も得意とする人たちを選ぶということがコンセプトをつくる目的と言っているわけでございます。
 一番重要なのは、職員の共感を得る、そこから何を選ぶかは完全に職員に任せる。最も正しいコンセプトをつくるよりも、どんな病院になりたいかということを医師も含め職員みずからが決める。そして、共感からは目標に向かう推進力が生まれると考えられますが、どうでしょうか。
 職員のモチベーションを高めるには、お客さんに褒めていただくことで自分たちのやる気を維持している面もあるわけでございます。仕事の楽しさはモチベーションアップにつながるし、褒められる機会がふえるほどやる気は出てくると思われますが、どうでしょうか。
 情報を公開するのは、数字の面も変革の進みぐあいも共有してもらえるし、共感してもらえると考えるが、どうでしょうか。
 任せれば、人は楽しみ、動き出す。サービス業にとって一番大事な資産であり財産である職員であります。ですから、自発的に行動してもらうには、こうなりたい、この方法でやってみたいと感じてもらう、その職員を信じてやらせてみる。自由にすることも大事であるわけでございます。楽しくなければ、サービスの質が落ちていったり、新しい発想が出なくなることも起こるわけであります。このように考えるがどうでしょうか。
 そして、今は厳しいが、将来的には皆が望むような職場環境も提供できる、そうなろうとしている意思を示すことが大事であると言っているわけですが、どうでしょうか。
 意思決定のプロセスやお金の使い方を社員にオープンにしていくという仕組みが少しずつ理解されてこそ、職員が危機意識を持つわけでございます。このような取り組みで経営向上のアプローチができたらと考えますが、どうでしょうか。
 公設民営については、先ほどの答弁で町長から聞いておりますので、これは質問いたしません。
 最後にお聞きしたいと思います。高畠病院の経営の取り組みについて、町長の信条といいますか、決意のほどをお聞きしたいと思います。そして、町民の財産である医師、看護師、高畠病院の施設を十分活用することによって経営向上が図られることを願い、この病院の経営向上についての質問を終わります。
 次の質問に移ります。若者に魅力のあるまちづくりについて質問します。
 若者が定着できる条件は、仕事・仲間・住宅の実現であるというコンセプトで質問いたします。
 町外のある人に高畠町について聞いたところ、高畠町はとてもきれいな町だと思います、花がいっぱい、イベントが多い、お祭りが多いと町の印象を述べているわけでございます。魅力あるまちづくりに取り組んでいる町民の力が感じられるわけでございます。
 寒河江町長は、人が輝き、誇れるまちづくりを目指すというメッセージを送ってきたわけでございます。その実現のために、まず第1番に何をなされるのかお聞きしたいと思います。そして、町民に対しどのような町政運営を目指していくのかお聞きしたいと思います。
 町政に関して今すぐ取り組んでほしいことは何ですかと、こういうふうに私が聞いたところ、ある町民は、活気のある町にしてほしい。夜、若い人の姿が見当たらない、がっかりしている。もっと若い人が集まる場所、働く場所を考えてほしいという声があったわけでございます。その実現のためには、若者がまほろばの里高畠の地で生活できることだと考えております。その条件として、仕事がある、仲間がいる、住宅がある、このことに対して行政として何がやれるかでございます。
 第1の仕事がある環境をつくる一つとして、町長は、町内の企業を27社回っていると先ほど報告があったわけですから、若者の仕事を探していただきたいと思うのであります。役場の中に無料の職業紹介所をつくることを前回も提案してきましたが、この件について新しい町長はどう考えるかお聞きしたいと思います。
 第2番の仲間づくりであります。若い人が集まる場所でございます。高畠に来れば何かおもしろいことをやっている。町外からも交流者もやってくる町にするため、プロジェクトをつくり、討論し、意見を出し合い、実践し得る会を行政が手助けするものでございます。そこから仲間づくり、まちづくりができると考えられますが、どうでしょうか。
 第3の住宅に関連してでございます。独身の若者だけが入居できる住宅をつくるわけでございます。若者のグループホームでございます。1棟20人くらいで安い料金で利用できれば、町外からも若者が集まるし、出会いの場ともなればハッピーイン、日本語で言えば結婚につながり、人口増が図られると考えますがどうでしょうか。
 以上のとおり、若者が定着できる環境づくりについて積極的に寒河江町長は行動していただきたいことをお願いし、この質問を終わります。
 次に、中学校の給食について質問いたします。
 この中学校の給食についても、安部励子議員、また川村議員、また小松議員からも質問をいただいているわけでございます。ダブるところがあると思いますが、ご了承していただきまして質問させていただきます。
 中学校給食は、若い母親を支援し、子供の食育を学ぶ場であるというコンセプトで質問いたします。
 中学校給食については、子を持つ親からは、早く実現してほしいという声を聞いているわけでございます。私は学校給食についてアンケートをつくり、 263名の地域の皆さんから回答をいただいております。それを見ますと、給食がよいと答えた人は 220名でした。弁当がよいと答えた人は43名でした。約83%の人が給食を望んでいるわけでございます。その賛成の中には、女子中学生3人も賛成しているわけでございます。
 このアンケートの中から給食がよいと答えた人からその理由を聞きますと、弁当だとどうしても子供の好きなものしか食べないからとか、きれいごとでない、朝からパンやインスタントラーメンしか食べていない。また、育ち盛りであるから、電線の内職をしている、つくる時間がない。また、義務教育の間だけは給食がいい、きょうの給食はどうだったとコミュニティをとられる。また、共通する食材を通して、そこから自然を、先人の知恵を学び取ることができる。さらに、対話の場を得ることができるというふうに言っているわけでございます。また、忙しい母さんがふえ、冷凍食品だけを使用しているから給食がよいとか、また、小学校のときもよくおいしかったと帰ってきたということで給食がよい、子供が望んでいるということでございます。そして、同じ釜の飯を食べるとより一層のコミュニケーションができて友情も厚くなるから給食がよいと言っているわけでございます。
 50代の女性からは、私が小学校のときは給食はなく、弁当でした。その弁当を持ってこられない級友が……。ちょっと感情を落ち着けます。弁当を持ってこられない級友が2、3名いたが、担任の先生が弁当のふたにごはんとおかずを少しずつみんなから分けてもらい、その友に食べさせていたわけでございます。その友は、いまだ、一度も同級会に顔を見せていないというような話でございます。なぜこのクラス会に顔を出さないのか、考えていただきたいと思います。
 それから、その他の意見として、現在のようではなくもっと安くできるようにしてください、弁当などによる子供同士の比較などいじめなどへの原因などが改善されるのではないか、夏場は弁当は食中毒が心配だ、年何回かはお弁当の日があればよいというような賛成意見でございます。
 そして、弁当がよいと答えた人からその理由について聞きますと、米を多く食してもらいたい、母親や弁当をつくる人の大切さを知るべしだと、中学生は一人ひとり食べる量が違うんだと、子供には弁当づくりを手伝う心がけを養うべきだ、食材を自分で調達できるから弁当がよいんだと、子供の体調に応じられるから弁当がよい、食事時間が短縮できるんだと、親として弁当づくりは当然で手抜きはしない、こういう意見があったわけでございます。
 食育について考えますと、人間の体は胎内にいるときから少しずつ発達し、成長しているわけでございます。特に、中学生は成長盛りであり、体づくりには欠かせない栄養管理、カロリー管理、バランスが大事なときと考えます。食材によって命が続き、食材を命と思うことは人を大事にすることに通じると言われております。そして、心の入った手づくりの食事を食べていると心が満たされるわけでございます。そして、同じものを一緒に食べることによって自然に輪ができると言われているわけでございます。給食をつくる働く姿を見て、子供たちは何かを感じ取ることができると考えます。このように、給食はアンケートによる意見のとおり、生徒の体にも心にもよいと考えます。
 小学校の調理室を利用して、中学校給食を実現してはどうでしょうか。置賜の中で先駆けてやれば、町の評価もアップし、住みやすい魅力のある町として、また、若い母親からも喜ばれると考えますがどうでしょうか。中学校給食は子育てを支援し、中学生の健全な成長ができる食育にも通じると考えております。一日も早い給食の実現を願い、この学校給食についての質問を終わります。
 次に、下校中の子供を守る対策について質問いたします。
 子供の安全については、安部励子議員、中川清住議員からも質問があったわけでございまして、ダブる面もあると思いますがご了承願いたいと思います。
 今、新聞の社会面を開けば、毎日のように殺人や死体遺棄の事件が報道されております。現代はびっくりするほどの凶悪犯罪がなされているわけでございます。大阪市でも小学生が誘拐され、殺害される事件が起きているわけでございます。この置賜の飯豊町でも一家殺傷事件があったわけでございます。これほど人の生命が軽く感じられるようになったのはなぜでしょうか。秋田県藤里町の藤里小1年生の米山豪憲君7歳が何者かに誘拐され、殺害されたと報じられていたわけであります。まことに痛ましい事件であり、心が痛むわけでございます。そして、ご冥福を祈ります。
 この事件が報道されると町民からは、許すことはできない、なぜ一番弱い子供をねらうのか、地域の子供は大丈夫かという怒りと不安の声が大きくなったわけでございます。秋田県は隣県であり、藤里町は農村地帯であり、当町とも似ているわけですから他人事とは考えられないわけでございます。下校中の通学路で住宅のない区間が1キロメートル以上も続き、小学生のひとり歩きの姿も見受けられるわけでございます。学校でも父兄会、地域の人も子供を守る取り組みがなされ、議会でも取り上げられているわけでございます。30代の父兄からは、竹森から時沢までの道路に街灯が少な過ぎます、中高校生は夜遅くなったりします、街灯の設置をぜひお願いします、こういう状況になっているわけでございます。
 危険でありながら、不安でありながら通学している生徒に対し、どのように指導助言しているのかお聞きしたいと思います。
 下校中の安全対策として、散歩をしている人、通学路を見守っていただける人、これらの人に呼びかけ、行動してもらえる会をつくってはと考えるがどうでしょうか。通学路の安全対策、このような事件に対し、どういう話し合いが行われているのかお聞きしたいと思います。
 そして、低学年の児童への心のケアの取り組みはどのようになされているのかについてもお聞きしたいと思います。
 誘拐され、殺害される事件は、都会でも農村でも未然に防ぐ手だてはなかなか困難な状況になっていると考えるわけでございます。人生も考え方も社会も多様化してきているわけでございます。こういうときだからこそ、人としての正しさ、命の重さを子供たちに示すべきと考えるわけでございます。事件を未然に防ぎ、安全な通学路で子供の笑顔が輝く町にすることを願い、質問を終わりたいと思います。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

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町 長(寒河江 信) ただいまの直島議員のご質問にお答えをいたします。
 初めに、病院問題でございます。
 第1点目の経営状況についてでありますが、平成17年度補正予算(第4号)における平成17年度の決算見込額から申し上げますと、累積欠損金は約27億 3,000万円で、それに対する減価償却累計額は約26億 8,000万円となります。そのほか貯蔵品などを加えても、内部留保資金はない状況です。したがいまして、平成17年度に不足する約3億 8,000万円は一時借入金のままで平成18年度に繰り越すことになり、平成18年度一般会計からの繰出金約4億 2,000万円は、一時借入金の返済に充てることになります。一般会計からの繰出金については、地方公営企業法に基づく繰出基準に沿って支出をしており、仮に繰り出しをしない場合というのは適切でありませんので、答弁は差し控えさせていただきます。
 第2点目の外来患者数についてのご質問ですが、外来患者数については年々減少傾向にあります。特に、平成17年度は16年度に比べ、昨年4月からのお産休止と10月からの小児科常勤医師が不在となったことが要因となり、産婦人科は約 5,300人、小児科は約1万 3,000人が減少しております。そのほか、薬の長期投与による来院患者の減少も理由として挙げられます。
 平成18年度外来患者数を見込んだ主な理由としては、眼科、整形外科の診療日の充実に加えて、患者が定着しつつある第2・第4の土曜診療に伴う患者の増加、さらに各診療科とも高い目標設定のもとに診療を行う観点から、約11万 3,000人と見込んだところであります。目標達成は厳しいものがありますが、整形外科や外科、小児科のなどの医師を早期に確保できるよう大学医局に派遣を要請するなど、最大限努力をしてまいります。
 第3点目の医師の確保についてのご質問でございますが、現在、高畠病院は山形大学からの医師派遣に依存しております。山大自体の医師不足もあり、希望するような医師の派遣は受けにくい状況にあります。このため、他の大学からの医師派遣も視野に入れながら取り組んでいかなければなりません。医師確保の専任職員については、プロジェクトチームを組織し検討してまいりますので、ご理解をお願いをいたします。
 次に、マスコミから得た情報のご提供については、病院経営改善のためのプロジェクトチームを発足させたいと考えておりますので、その際の参考にさせていただきます。
 また、公設民営につきましては、省略をさせていただきます。
 最後に、病院経営に対する信条はどれほどかというご質問でございますが、私の政治信条は、町民の方々が輝き、誇れる町であり続けることにあります。町民の方々が安心してこのまほろばの里高畠に住み続けるためには、町民の方々が望む医療を確保し、提供することが重要であります。そのために努力することが首長としての最大の使命であると考えておりますので、今後ともご支援・ご協力をお願いを申し上げます。
 次に、若者が定着できる条件はとのご質問にお答えをいたします。
 直島議員ご指摘のとおり、若者が定着できる条件を考えたときに、仕事・仲間・住居がある環境を整えることは重要なことであると考えております。そして、本町の豊かな自然環境の中で、安全で安心な暮らしや生きがい、豊かさを実感しながら、景観の美しさ、思いやりや優しさなど、人情味あふれるまちづくりをしていくことが基本であります。
 このたび、山形県において山形暮らしの相談窓口、仮称でありますけれども、設置をし、山形の暮らしにかかわる各種相談、例えば住まい、就労、体験、交流、その他生活情報などの要望について一つの窓口で対応し、県内外の人々が問い合わせしやすく、情報が入手しやすい環境をつくることになりました。それに伴い、各市町村においても支援策や生活情報の提供を行うことになりました。今後は市町村単位ではなく、広域的な情報提供体制整備に向け検討を行っていきたいと考えております。
 その中の第1の無料の職業紹介所をつくることに関しましても、町単独ではなく、広域的な整備を図ってまいりたいと考えております。
 第2の仲間づくりに関しましては、これまで長年行ってまいりました都市との交流事業などを通じて、意見交換をしたり高畠のよさを感じ取っていただくこととともに、積極的に情報発信をしてまいりたいと考えております。
 第3の住宅に関しましては、財政難の折、新規のハード事業は非常に困難な状況でありますが、若者住宅の整備を行うことは、若者の定住促進を図っていく上で一つの有効な方策であると考えます。また、町内に内在する空き家をどのように生かしていくかということも今後の課題となってくるものと考えております。自然の中でのびのびと子供を育てられることは、田舎でしか得られない貴重な財産であるということを自覚し、今後、若者が安心して定住できる住環境の整備について検討してまいりたたいと考えております。
 次に、中学校における完全給食についてのご質問にお答えをいたします。
 直島議員がアンケートをとられたとのことですが、いつ、どのような方法で、どのような方々を対象にして、どのような内容で実施されたか、まだ詳しくは承知しておりませんでした。ただいまお話をお伺いしたところでございます。
 保護者の間に、中学校における完全給食の実施に対する要望が多いことは私も承知いたしております。私としては、昨日の安部励子議員、先ほどの川村祐嗣議員のご質問にお答えいたしましたとおり、実施に向け前向きに検討してまいりたいと考えております。
 中学校での完全給食の実施は、弁当をつくる負担を軽減することになりますが、その分、給食費の負担を初め実施には財政上の課題もあり、それらの解決に向けて教育委員会とともに検討を進めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上で私からの答弁を終わります。引き続き、鈴木教育長よりご答弁を申し上げます。

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議 長(阿部鶴義) 鈴木教育長。

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教育長(鈴木征治) 引き続き、直島議員の児童生徒の下校時の安全確保についてのご質問にお答えいたします。
 去る5月18日に秋田県で発生した子供の事件は、まことに痛ましく、本町教育委員会でも早速注意喚起を指導したところでございます。山形県を含めて、全国的に子供の下校時をねらった犯罪が増加しております。本町では直接的に被害を加えられるような事案がないことから、児童生徒の心のケアまで要することはございませんが、町内において不審者が出没しているとの情報は随時寄せられております。
 昨年度、本町が文部科学省より地域ぐるみの学校安全モデル事業の指定を受け、各学校単位に保護者、防犯協会などのご協力をいただきながら、安全推進のための組織をつくり、通学路の安全点検、安全マップ作成、学区内パトロール等々を数多く実施してまいりました。今年度もそれらの組織を土台に、学区内パトロールなどを昨年と同様に実施してまいります。
 本町においても、通学路は防犯灯が十分でなく、人通りが少ないところが多い状況にあります。このような中で各学校では、児童生徒に対してできるだけ複数で下校したり、不審者から逃れることを指導し、学校によっては避難訓練の中に不審者から逃れる訓練を行ったり、保護者の方々に不審者情報を周知、注意を喚起するなどの措置を講じております。
 保護者の方々も、児童にホイッスルを携帯させる、あるいは部活単位で送迎を行うなどして自分の子供を守る対応をとっていただいているところでございます。しかしながら、すべての児童生徒の送迎を行い、広範な学区を常に監視することは限界があります。
 平成18年5月19日の読売新聞では、秋田県の事件の報道の中で「農村が実は危険」との見出しが出ておりました。人通りが少ない農村部は、周囲の目が行き届かない分だけ危険であることの趣旨の記事でありました。本町も同様の状況であります。
 児童の安全は、学校・行政の力だけで守ることは困難であります。保護者・地域の協力が不可欠でございます。県教育委員会では、地域学校安全指導員(スクールガードリーダー)を全市町村に配置し、今月を学校安全強化月間として取り組んでおりますが、本町においても学校などの安全管理対策についての再確認と体制強化を重ねて図ってまいります。さまざまな困難な状況の中にありましても、各学校・地域におきましてはそれぞれの実情に応じた安全確保対策を継続してまいる所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上で直島義友議員の質問に対する答弁を終わります。

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議 長(阿部鶴義) 10番 直島義友議員。

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10番(直島義友) 先ほど町長の答弁で、高畠町の魅力を答弁の中でいただいたわけでございます。そして、高畠町のよさを、情報を発信していきたいと、こういう答弁もあったわけでございます。この情報発信をしていると思うわけでございますが、今はインターネットで非常に情報を取り入れる、そういう時代になってきているわけでございます。そういう点において、当の高畠町はインターネットによる情報発信が本当に充実しているのかどうかという懸念があるわけでございますが、この点について、もっともっと高畠のよさをインターネットで情報を発信していただくようなことを、どのようになっているかお聞きしたいと思います。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

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町 長(寒河江 信) その件については企画課長よりご答弁を申し上げます。

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議 長(阿部鶴義) 渡部企画課長。

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企画課長(渡部 栄) ただいまのご質問にお答え申し上げます。
 町のホームページについては毎月更新してございます。先ほど町長の答弁の中にございました山形県の部分の情報館、今度ホームページが立ち上がりまして、この部分についても、例えば知りたい、試したい、暮らしたい、楽しみたいというふうな、そういうふうないろいろなジャンルがありまして、県内全部を紹介しているようでございます。ここからも高畠町のホームページにアクセスできますし、いろいろな部分で情報は載っているようですので、ぜひ一度ごらんいただきたいというふうに思います。以上です。

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議 長(阿部鶴義) 暫時休憩いたします。
 再開を午後1時30分といたします。
 (時に午前0時08分)

             休            憩

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議 長(阿部鶴義) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 (時に午後1時30分)

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議 長(阿部鶴義) 次に、4番 島津良平議員。
 (4番 島津良平議員、登壇)

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4 番(島津良平) 町民の豊かな暮らしを願い、一般質問を行います。
 初めに、このたびの町長選におきまして見事当選を果たされました寒河江町長にお祝いを申し上げるところであります。多くの町民が寒河江町政に期待いたしているものと思われます。力強いリーダーシップを発揮され、一つ一つ確実に公約を実行し、行財政改革に取り組まれることを強く望むものであります。私も一議員として、多くの町民の声を反映すべく行動をしてまいりたいと考えております。
 さて、今後のまちづくりについてお伺いいたします。
 この点は中川清住議員、また直島義友議員と重複する点もございますが、私なりにさせていただきたいと思います。
 町を取り巻く環境は、厳しいものがあり、さまざまな課題、問題の解決を的確に図らなければなりません。私は、その中でも人口の減少が大きな問題であるものと考えております。昨日の報道を見ますと、政府も新たな少子化対策の素案として、子育て支援企業の入札での優遇や児童手当に乳幼児加算の導入、出産一時金の支払い方法の改善、妊娠中の検診費用の負担軽減などの対策を打ち出しております。
 高畠町においても人口が2万 6,000人を切る状況となっており、人口の増加、人口の減少をいかに食いとめるかが大きな課題であります。少子高齢化社会を支えまちづくりを担っていくには、多くの若者のエネルギーが必要であり、不可欠であります。若者が少なくなればその町は衰退していくと言われるように、何としても若者が定住できる環境をつくり上げていく必要があります。
 さまざまな課題がある中で、1つは、就労の場の確保であると思います。
 町でも、南高畠産業団地構想などもあり、積極的に企業誘致を進めていく必要があると考えます。全国的には景気も上向きで、いざなぎ景気を抜く勢いであると言われております。しかし、我が町での景気のよさはまだまだ感じられないものの、全国では確実に経営実績のよい企業もふえているわけであり、さまざまな方面からの情報収集と企業にとってメリットのある働きかけを行い、企業誘致を強力に進めなければならないと考えますが、今後、町ではどのように進められるかお伺いをいたします。
 また、現在、町内にある企業に対しても雇用の拡大が図られるよう町として最大の支援・協力が必要であると考えるが、この点についてもお伺いいたします。
 次に、若者が結婚しても安心して働き、生活できる環境づくりでありますが、安い家賃で住まれる町営住宅の提供も1つの方法であると考えます。どうでしょうか。
 高畠町は共働きの多い町であり、保育施設の充実、子育て支援センター、ファミリーサポートセンターの利用拡大のための施策を行い、安心して働ける環境を整備しなけばならないと考えるが、どのようにお考えでしょうか。
 また、何といっても高畠町でお産ができないということは、若い夫婦、また町民にとっても最も不安になっているところであり、早急な対応が望まれるところであります。
 続いて病院問題でありますが、前段、各議員が細部にわたりさまざまな方面から質問をなされました。同じ質問をするのもなんでありますので、削除をさせていただきたいというふうに思います。
 ただ、待ったなしでの経営改善が望まれております。私ども議会といたしましても、調査研究をし、意見を取りまとめ、提言をしていく必要があるのではないかというふうに考えております。
 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

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町 長(寒河江 信) ただいまの島津良平議員の質問にお答えをいたします。
 初めに、激励を賜りましてありがとうございました。期待に沿うべく努力を重ねてまいりたいと思いますので、これからのご指導をよろしくお願いを申し上げるところであります。
 初めに、働く場の確保につきましては、5月のマスコミ報道にありましたように、2006年3月卒業の高校生就職内定率が発表されております。山形県においては内定率96%、全国12位であり、全国平均92.8%を大きく上回る結果が出ております。米沢管内では99%という高い数値を示しており、新規学卒者の内定率においては働く場を確保していると言えるものであります。しかし、数字だけでは喜べない見えない部分があり、若者のニーズと企業が合わない、ミスマッチがあるとか、早期退職者が多く、学校の指導や若者の自覚が問われているなどの問題があることも認識しております。
 町内では、総生産や出荷額、就業人口の最も多くを占めているのが製造業でありまして、この産業をどのように底上げをするのかということが大切であろうと考えております。現時点では企業誘致が極めて困難な状況であり、既存企業の自立発展をどう図っていくのか、そのためには、町内企業の技術力や近代化などをどう伸ばすか、このようなことがかぎを握るものと考えております。特に、若者の働く場の確保につきましては、総じて食品加工の分野は元気に頑張っており、町内においても県内においても業界をリードする企業が多く、町内経済の活性化に寄与しているものと考えております。
 このような業界が雇用の拡大を図れるよう、町といたしましては、企業の設備投資による近代化や研究開発などに対し、町中小企業振興条例による支援や助成制度を設けております。また、融資の面では、制度資金の活用による保証料補給制度、そして低利な町中小企業振興資金などを活用することによって、さらなる発展を望んでいるものであります。成長産業をどうふやすのか、ふやせるのかが地域経済基盤を強くする基本になるものと考えております。
 さきに中川議員の答弁でも申し上げましたが、私は、町長がトップセールスマンであるという信念のもとに、あらゆる機会を利用いたしまして企業の発展や誘致に努力する所存であります。
 次に、保育施設整備に関しましては、高畠町次世代育成支援行動計画に位置づけて具体的に検討することとしており、また、保育園へ入園を希望しているが入れないといういわゆる待機児童は、今のところおりませんのでご理解を賜りたいと存じます。
 なお、子育て支援センター事業につきましては、高畠保育園内に高畠町子育て支援センターを設置し、運営をしており、つどいの広場の開設のほか出前広場、育児講座、電話・面接相談など実施をしているところであります。
 今後さらに充実を図るために、平成19年開所予定の(仮称)総合交流プラザ内の子どもセンター開設にあわせて検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。
 以上で答弁とさせていただきます。

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議 長(阿部鶴義) 4番 島津良平議員。

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4 番(島津良平) 企業に対する支援、誘致企業が困難だということであります。私もその部分については認識をしておりますが、さまざまな手だてがあるのではないかというふうに思います。この点についても、いろいろな中で後日申し上げていきたいというように思います。
 ただ、今ある企業に対しての支援ということでありますけれども、確かに商工観光課、商工会を通じての資金の融資制度であったりするわけでありますが、町長もずっと企業をお回りになったということですけれども、各企業にとって持ち合わせている問題というのは、その企業企業で違うのではないかなというふうに思われます。多分、その辺はお聞きをなさってきたのではないかというふうに思いますが、町としてできる範囲内での、今ある企業に対してのさまざまな支援という部分が考えられないのかなということをお聞きしたいわけであります。実質的に、できる部分とできない部分、これはあるというふうに思いますが、各企業の中で、細かいことでもいろいろお聞きになってこられたのではないかと、それに対する施策、対策というものをどのようにお考えであるかお聞かせをいただきたい。
 あと、病院については、質問をしませんでしたけれども、今の経営状況の中で、病院の医師の皆さんが1日診られている患者さんの数、また、それによって発生する収益、1人のお医者さんが診ている部分での収益といった部分を公表する必要があるのではないかというふうに考えますが、その2点についてお聞かせをいただきたいと思います。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

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町 長(寒河江 信) お答えをいたします。
 まず、基本的には、地域の資源を生かして発展し続ける産業経済の支援にしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っているところでもございます。
 また、ご質問にありました若者が活力に満ちた仕事のできる職場環境づくり、同じでございますけれども、新しい企業の誘致はもちろんでありますけれども、既存企業の体質改善、支援に協力をしてまいります。
 その中で具体的にということでございますけれども、今日まで27社を訪問をさせていただきました。その中で、道路の整備あるいは拡張したい旨の土地の利活用、あるいはそれに伴うところの雇用の問題など、本当にさまざまなご意見をいただいてきたところでございます。それらに対してすべて、 100%まではいかないまでにしても、私どもで協力できる範囲の中で取り組ませていただきたいというふうにも申し上げてきたところでもございますので、ひとつご理解をいただきたいというふうに思っているところであります。
 また、病院につきまして、1日の患者の数、これにつきましては先ほどもおおむねご答弁をさせていただいたところでございますけれども、医師1人につきの収益という資料を開示するべきじゃないかというふうなご質問でございますけれども、私もそうであればというふうに思っておりますので、いずれ機会をとらえて議員の皆様にもしっかりと公表をさせていただきたいというふうに思いますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。

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議 長(阿部鶴義) 次に、15番 武田正徳議員。
 (15番 武田正徳議員、登壇)

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15番(武田正徳) 我が町の発展と子供たちの健やかな成長を願って一般質問をいたします。
 このたびの一般質問につきましては、ご祝儀質問が多いなというふうな声もありまして、私までご祝儀質問ではというふうに思いますので、新町長には大変期待をするものでございますが、1点に絞りまして質問をさせていただきたいというふうに思います。
 新生高畠高校が、開校以来、総合高校として日々充実した学校経営が営まれているというようなことを大変喜ばしいことと思っております。まさに期待どおりの船出であるなというふうな実感を持つものであります。
 さて、いよいよこの高畠高校跡地利用に対する子育て支援策として、仏教昭和会による保育園、幼稚園施設が具体的に計画されていると伺っております。その件につきまして何点かに分けまして質問をさせていただきます。
 まず初めに、仏教昭和会による施設計画の進みぐあいについて質問いたしたいと思います。
 仏教昭和会では、高畠保育園、昭和保育園、むくどり幼稚園と3園の経営に携わり、長きにわたって子育てに対する多大な貢献をなされてまいりました。心から感謝を申し上げるとともに、今後さらなる充実を図っていただきまして、我が町が安心して子供が育てられる環境の提供を期待するものであります。また、町民の期待も相当大きいものがあると考えるものであります。
 仏教昭和会では、町当局とも協議を積み重ねまして、3園合併による事業計画が具体化しつつあると伺っているわけですが、その進捗状況はどのように現在なっているのか、まず伺いたいと思います。
 その中で、予算額はどのぐらいなのか。駐車場等も含む全体スペースはどのぐらい確保しなければならないのか。その場合の土地の購入価格はどのぐらいなのか。建物スペース、つまり建築面積でございますが、それはどのぐらいの規模になるのか。建築規模を考えるとき、当然園児の人数が問題となるわけですが、何人ぐらいと考えられているのか。現在、3園合わせますと 300名以上と伺っておりますが、将来の少子化状況を予測しますと 200名から 250名ぐらいになるとも試算されておるわけですけれども、現状と将来との、少子化が進んでいく状況、その予測との兼ね合いをどう考えて建設されようとしているのか。また、職員の雇用体制はどうなっていくのでしょうか。町としては、財政上の理由から指定管理者制度の導入等の民間委託を年次進めているわけでございますが、やがて現在残っている児童館等におきましても、人材確保と雇用については仏教昭和会に委託していくように進められているとも伺っております。幼児の教育・指導は人間形成の基礎をなすものであり、極めて重要なものであります。その職員の雇用体制はどうなるのか伺いたいと思います。
 次に、補助金について伺いたいと思います。
 従来、保育園建設については国・県・町の補助率が決まって実施されてきたわけでございますが、今後はどのようになるのでしょうか。まず、建設費に対し国が2分の1、県が4分の1、町が10分の1の割合で補助すると定められていたわけでございますが、これに間違いはないか。ただし、県の補助金が項目から消え、それに見合った金額を交付税措置化すると、そういうことも伺っているところですが、本当のところはどうなのか。もしそうだとすれば、具体的にどのようになっていくのか伺いたいと思います。おおむね建設費の70%は確保できるものなのか、正確なところをお示ししていただきたいと思います。
 もし県の補助金がなくなったと仮定した場合、町の対応はどうしていくのか、これをあわせてお伺いをいたしたいと思います。
 次に、認定こども園について質問いたします。
 国は新たな子育て支援策としていろいろ工夫しているようですが、認定こども園として、ゼロ歳から就学前の子供に関する教育・保育等の総合的な提供の推進に関する法律を起案しているようであります。法制化しようとしているわけですが、その目的と内容はどのように想定されるのか、わかる範囲で結構でございますが、お知らせいただきたいというふうに思います。
 特に、保育園と幼稚園の合併が可能となることでありますが、その場合、従来の厚労省と文科省の窓口が一本化されてくるものなのかどうなのか、その点についてもお伺いをしたいと思います。
 現在、幼稚園は一律の料金、保育園は所得に応じて5段階に設定されているが、その点はどのように変わっていくのか。それから、この認定の条件というものがあるわけですが、知事の認定というふうに伺っているところですが、特に保育と幼児教育を並行して行うような場合は、どうなっていくのでしょうか。この辺の認定の条件というものについて、詳しくお伺いしたいというふうに思います。
 それから、この特例措置も考えているようですが、特にこの財政措置はどうなってくるのでしょうか。名前だけの特例措置では困りますので、財政がそれに伴ってついてくるような措置、措置ですから当然これは財政がつきものだというふうに思いますけれども、その点はどのようになっていくのかお伺いをいたしたいと思います。
 そして、受け皿となる地方自治、つまり市町村が受け皿となるわけですが、その役割はどうなっていくのか。今後、仏教昭和会が認定を受けるかどうかというのはわかりませんし、法整備が10月ごろというふうにも伺っておるわけですが、それにあわせて仏教昭和会でも取り組まれるのかなというふうに思われます。その法整備に対し、自治体として受け皿として要望すべきことは具体的に何かないのか、その点をお伺いして私の一般質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

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町 長(寒河江 信) ただいまの武田正徳議員のご質問にお答えをいたします。
 高畠高校跡地利用による子育て支援策でございますが、経過を申し上げますと、平成15年1月に社会福祉法人高畠仏教昭和会及び学校法人むくどり学園が運営しております3施設の園長の連名により、法人立保育園及び幼稚園の移転新築について要望があり、町としては実現に向けて法人と協議を重ねながら進めているものでございます。
 初めに、仏教昭和会による施設計画の進みぐあいについてでございますが、平成19年度に国の採択を受け、平成19、20年度の2カ年事業との見通しを立てて進めているところでございます。事業主体は高畠仏教昭和会及びむくどり学園であることから、事業計画及び実施についてもこの2つの法人が行うことになり、町としましては支援を行うべく高畠町実施計画に盛り込んでいるものでございます。予算や規模などにつきましては、ただいま申し上げましたとおり法人が決定するものであり、まだ確定には至っていない状況であります。
 法人としては、今のところ 300人程度の定員で検討中のようであり、園児の定員により予算及び建物の規模が変わってきますので、今後の子供の数の動向や保護者の乳幼児施設に対するニーズのほか、町全体の施設配置状況などを考慮し、法人と協議してまいります。
 なお、土地の面積については1万平方メートルの要望をいただいており、単価については、町土地開発公社所有となっているため、公社において概算の単価を提示しているところでございます。
 また、職員の雇用体制でございますが、これも法人が採用するものであり、法人の職員として国の人員基準に沿った体制になるものと理解をいたしているところであります。
 次に、補助金の件についてお答えをいたします。
 平成17年度から従来の補助金制度が交付金制度にかわり、次世代育成支援対策施設整備交付金、ハード交付金となったもので、今後の施設整備はこの交付金制度を活用して行うことになります。従来の補助金制度による補助率は国が2分の1、県が4分の1であり、これに町の補助金交付規程に基づき補助を行っているものでございます。今後は、交付金制度に基づき施設整備を行うことになりますが、国は対象事業費の2分の1を負担し、残りを町と法人が負担することになります。
 また、議員ご指摘の建設費の70%の確保はできるのかとのことでございますが、交付金対象外の事業費が多ければ、確保率は低くなり、また、過去の例を見ますと国における交付金の額は必ずしも2分の1とはならないようであり、今の段階では今後の予測はつけにくい状況にあります。
 次に、認定こども園についてお答えをいたします。
 認定こども園については、現在、国会において審議されているもので、就学前の子供に関する教育・保育などの総合的な提供の進学に関する法律案の中に盛り込まれているものであります。幼稚園や保育所などにおける就学前の子供に関する教育・保育、子育て支援の総合的な提供を推進するため、都道府県知事による認定制度を設けるとともに、認定施設にかかわる特例措置を講ずるものであります。
 具体的な取り扱いについては、まだ示されておりませんので、国のホームページや情報誌に頼ることしかできない現状でありますが、基本的なものとして次の内容が示されております。認定に当たっては、幼稚園・保育所のうち保育に欠ける子供にも欠けない子供にも教育・保育を一体的に提供することや、子育て相談や親子の集いの場を提供することなど、地域における子育て支援を実施することの機能を備えるものについて都道府県から認定を受けるものであります。
 また、特例措置として、幼稚園と保育所が一体化した認定施設には、学校法人、社会福祉法人を問わず、経常費、施設整備費を助成する。認定施設となる場合には、保育所の認可定員数を緩和し、定員10人から認可する。認定施設の利用は直接契約とし、利用料も基本的に認定施設で決定するとされています。
 なお、この法律は平成18年10月1日からの施行に向けて進められているようであります。
 また、市町村の役割については、保育に欠ける子供の認定や施設が認定した料金の届け出の受理、低所得者などの利用が排除されないようにするための改善命令などが挙げられております。法整備に対しての要望事項については、まだ具体的な詳細が示されておりませんのでわかりませんが、法案の附則では、5年後には見直すことが明記されておりますので、課題が生じた場合にはその都度、県を通じて要望してまいりたいと存じます。
 以上で武田正徳議員のご質問に対する答弁を終わります。

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議 長(阿部鶴義) 15番 武田正徳議員。

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15番(武田正徳) 何点か質問させていただきたいと思いますが、法人がやるというふうなことですから町が直接かかわるものでもないような感じのお答えだったのかなというふうに思われるわけですが、もとより踏み込んで相談されてきたのではなかったかなというふうに思いますので、いずれ具体的なこともあからさまになるのかなというふうに思いますが、きちんと確定しないうちに町としてもすべて公表するなんていうようなわけにはいきませんからそれは理解するわけですが、今の段階で、仏教昭和会、むくどり学園等々との打ち合わせみたいなものはなされているのかどうなのか。町と一体となってこの支援策を進めていくということになるからには、もうちょっと緊密にやりとりがあってもいいのかなというふうに思いますが、その辺のところをまず一つ。一緒になってやろうとしているのかどうなのか、法人に任せ切りなのか、その辺が1点であります。
 それから、今までの補助金が交付金制度にかわったと。一番気にしているところなんですが、先ほど町長、国が2分の1、残りは町と法人でというふうなことになったわけですが、やはり県の補助というか、そういうものはなくなったのか。それとも県の分も合わせて交付税として来るのか、県から来るのか、その辺もう少し詳しくお伺いしたいというふうに思っております。
 それから、認定こども園、10月からこの法律が施行されるというふうなことを伺っておるわけですが、事前にやはりもう少し研究してみたらどうなのかというふうに思いますので、今後、この認定こども園について非常に町としても可能性の高いものもあるのではないかというふうに、いろいろありますので、例えば今後、整備を進めて、このたびも一般質問で出ましたけれども、屋代児童館の問題なんかも出てきます。その辺もあわせて考えていきますと、もう少し突っ込んだ研究もしていいのではないかというふうに思われますので、その点、どのようにとらえているか。以上、再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

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町 長(寒河江 信) 何点かご質問いただきましたけれども、私で答弁できないことは健康福祉課長より答弁をさせていただきます。
 まず、ただいま申し上げましたとおり、基本的には予算や規模、あるいは職員の雇用体制、法人が決定するものでございますから、何回も申し上げますけれども、ご理解をいただきたい。これは町が決めるものではありません。その点をご理解をいただきたいと思います。
 また、一緒になって取り組みについでありますけれども、ご相談をいただければ、親身になって相談するのは当たり前であります。そのように取り組んでいきたいと思います。
 また、補助金について、あるいは認定こども園については健康福祉課長からご答弁をいたします。

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議 長(阿部鶴義) 太田健康福祉課長。

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健康福祉課長(太田 孝) それでは、ただいまの武田議員のご質問でございますが、ただいま町長が申し上げたとおりの基本的な原則でやることになるわけですが、通常、仏教昭和会の方と連携をとりながら話し合いもしておりますので、私どもの方の窓口だけではなくて、企画課とか、それから、跡地利用等もありますので、そういう部分では十分連携を、協議をさせていただいていると。最終的には法人が決めることで、町はそれを支援というんですか、そういう形でかかわらせていただくというふうなことでございます。
 交付金の関係につきましては、ご存じのとおり平成17年度から交付金にかわりまして、これにつきましても変遷がありまして、平成17年度は国2分の1で直接市町村へ、当町の場合は、なかよし保育園の建設がたまたまあって、最初で最後の施設になったわけでございますが、平成18年度からは公設は一切交付金は認められないと。民設民営だけだというふうなことに変わってきております。来年、再来年はどういうふうな条件に変わるか、全く見えない状況にあります。
 ただ、ハードの交付金は続くだろうなというふうに思っております。一つの認定こども園の方と若干ダブりながら説明させていただきたいと思いますが、交付金の場合ですとポイント制になっておりまして、高畠町の場合、いわゆる待機児童がゼロとなっておりますので、県内では山形市と2、3の市町だけになっております。そうしますと、ポイントが上がらない状況になります。それから、民設になりますとある程度のポイントになるかと思いますが、ご存じのとおり、昨年は最後の例でなかよし保育園になっていたんですが、山形市は2カ年というふうなことで、山形市は少し落ちたような格好になったわけですが、それらを考えていくと、交付金のポイントというのは、今後、どの程度高畠町で有利なのかということは心配されるところでございます。
 認定こども園はどのように進むのかということで、武田議員、突っ込んで研究してはということでございますが、今のところはインターネットとか情報誌、国会の進みぐあいしかわかりません。もっと詳しく申し上げますと、法律が成立した後にいろいろな省令が出てきます。そのときにいろいろなハードルがあったり条件があったりというようなことがございますので、私としましては、法律が決まった段階で県に流れてきた情報をいち早くとりたいというふうに思っております。そのときには、健康福祉課の職員と仏教昭和会の担当の職員、一緒に県の方に出向きながら、足を運んで、いろいろ相談なり情報を得ていきたいというふうに思っているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。

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議 長(阿部鶴義) 暫時休憩いたします。
 再開を2時25分といたします。
 (時に午後2時10分)

             休            憩

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議 長(阿部鶴義) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 (時に午後2時25分)

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議 長(阿部鶴義) 先ほどの川村祐嗣議員の再質問の答弁について、町長より訂正の申し出がありましたのでこれを許可します。寒河江町長。

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町 長(寒河江 信) 先ほど川村議員の環境にかかわる質問の中で、「二の堰」を「一の堰」と答弁をいたしましたので、ご訂正をさせていただきたいというふうに思います。

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議 長(阿部鶴義) 次に、7番 小松政一議員。
 (7番 小松政一議員、登壇)

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7 番(小松政一) 私は町民の幸せを願い、一般質問をいたします。
 まず、学校給食問題であります。
 この件につきましては、安部励子議員、川村祐嗣議員、直島義友議員と多くの議員が一般質問されております。細かい点につきましても直島議員が涙ながらに訴えましたので、私の方では少し割愛させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 この問題につきましては、数年前にも渡部町長にお聞きしてまいりました。前町長の渡部さんは、財政上の理由と小学校と中学校の授業の内容の違いから、中学校では一緒に食べることが難しいという理由で、中学校の給食はできないという答弁がありました。
 2005年3月30日に学校給食法の改正があり、小学校だけに限られていた……、中学校を含むすべての義務教育の学校などに通達があったと思われます。中学校などに拡大した理由とは、心身ともに旺盛な発達段階にある生徒に対して、適切な学校給食を実施されることが義務教育の完成を目指す上で重要であると、地域社会の食生活の改善をする面からも、小学校の場合にもまして効果が期待されるとあります。このように、文部科学省も実施すべきであるというふうに言っていると私は感じております。
 特に、今の食生活が乱れていると言われております。朝食をとらない子供やコンビニ弁当で野菜不足の生活をしている子供たちも多いと聞いております。
 中学校の給食は、完全給食が全国で 8,102校で72.7%、補食給食61校の 0.5%となっており、この資料は2003年5月の統計でありますので、現在は74%を超していると思われます。
 私は、学校給食の調理は、和田小学校や屋代小学校のような地域の食材で自校調理が最高のシステムと考えております。中学校の給食を進めるべきだと考えるが、町長の考えをお聞きいたします。
 次に、市町村合併についてお聞きします。
 この点につきましても、二宮議員、中川議員、それからいろんな議員がお聞きしておりますので、これも私なりにお聞きしたいと思います。
 我が高畠町が近くの市や町と合併すれば、財政的によくなるかというようなことでございます。国が合併を進めている最大の理由は、国から地方への支出を減らすことが目標です。やはりよく言われるように、 3,200あった市町村が 1,800程度、目標が 1,000というふうに言っております。このことを実現すれば、約4兆円から5兆円の歳出の減になると、これは総務省が言っております。これは、合併が進めば管理職など職員を減らすことができ、役場や学校、文化会館など公共施設の統合や廃止など、行政の必要経費を大幅に減らすことができるとあります。
 合併すれば財政上楽になると言っている人がいますが、10年間は合併前の計算でできるが、10年を過ぎれば段階的に、5年で大幅に減ることになり、財政上よくなるわけではないと思われます。
 合併特例債にしても、約30%は借金になります。渡部前町長は3月の定例会では2010年までは合併を行わないと答弁されていますが、寒河江町長はどのように考えていらっしゃるのかお伺いいたします。
 次に、病院問題であります。
 12番目になりますと皆さんがお聞きしましてほとんど私が聞く問題がないと。もちろん、医師確保の問題、こういう問題におきましても先ほどからいろんな方が発言をしております。ただ1点だけお聞きしたいと思います。
 現在、自治体病院が全国で 1,007あり、全病院の1割を占めていると。職員も23万人で、地域医療を担っているという現実があります。その病院の約6割が赤字であるというふうに言われております。このサテライト方式の成功例として置賜総合病院が県外にも紹介されておりますけれども、サテライト病院が本当に成功しているのか、町長の認識をお伺いいたします。
 最後になります。最後に、町長選挙についてお聞きいたします。
 4月11日告示、16日投票の町長選挙、町を二分する激しい選挙になりました。選挙は、正しい政策論争が民主主義を守ると言われております。ある陣営が出されたチラシの中に、町の財政のシミュレーション、人件費を推計したグラフがありましたが、これが平成16年9月の資料であったり、新しいものが出ているのに古いものを持ち出している感じがします。町民に正しい情報を流したのか非常に疑問であります。道義上の問題として、町長はどのように思うかお聞きしたいと思います。
 これで私の一般質問を終わりたいと思います。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。
 (寒河江町長、登壇)

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町 長(寒河江 信) ただいまの小松議員のご質問にお答えをいたします。
 中学校における完全給食の実施につきましては、本議会を含め、毎回ご質問をいただいております。そのたびに教育的な観点、財政的な見地から、中学校の完全給食の実施に当たっては解決すべき課題も多く、即刻実施は困難である旨の答弁を行ってきた経緯もありますが、私としては、前段3名の議員のご質問にお答えしましたとおり、実施に向け前向きに検討してまいりたいというふうに思っているところでございます。
 実施に向けては、解決すべき課題も多いことから、十分な検討時間も必要であり、保護者、町民の理解も形成する必要がございます。
 また、現在とりざたされております食生活の乱れは、単に中学校に完全給食が実施されても解決されるものではありません。家庭環境の形成において食事は極めて重要な位置を占めるものであり、現在実施している弁当持参方式は、保護者の家事負担はあるものの、教育面からは大きな成果があることもまた事実であります。
 今後、教育委員会において、幅広く課題解決を含めて今後の教育のあり方を論議する予定でありますので、その論議を踏まえ検討する所存でございますので、ご理解を賜りたいと思います。
 次に、市町村合併に関するご質問にお答えします。
 これも二宮隆一議員、中川清住議員のご質問にもお答えいたしましたとおり、早急に市町村合併を進めようとは考えておりません。まずは置賜地方の首長としっかりと話し合いの場を持ちたいと思っておりますので、ご理解をお願いをいたします。
 次に、公立高畠病院に関するご質問にお答えをいたします。
 これまで多くの議員各位から医師確保のご質問をいただき、答弁してまいりました。高畠病院の常勤医師は、平成14年度16名が勤務し、町民の命を預かっておりましたが、現在は11名と減少し、うち1名が育児休業のため、10名が勤務しております。この間、整形外科が非常勤化、外科は2名から1名体制に、そして、昨年の7月からはお産の取りやめ、10月からは小児科までが非常勤医師の診療体制となりました。医師確保については、全国的に医師不足が報道される中、容易に達成できると考えておりませんが、町民が安心して暮らすことができ、また、若い人たちが子供を産み、育てやすい医療体制と、収益性の高い外科系の充実を図るため、医師の確保に向けて山形大学に派遣を要請するとともに、本町にゆかりのある医師も含め、医師の確保に努力をしてまいりますので、ご支援、ご協力をよろしくお願いをいたします。
 最後になりますが、町長選挙についてお答えをいたします。
 選挙戦を勝利するために、立候補者及び選挙陣営においては、有権者に対し、多くの得票を得る工夫を惜しみません。そのための一部資料については、任期中に何が課題で、その解決スピードが鈍化していることを問題にしたものであり、虚偽の資料を用いたものではないというふうに思っております。私もマニフェストを提示し、その内容についていろいろな場面で説明の機会を設けてまいりました。私の使命は、課題の共有と解決プロセスの説明責任を果たし、いかにスピーディーに政策課題を解決するのか、町民の皆様から信頼と納得、そして共感を得ることが責務と理解しております。
 以上で小松議員の質問に対する答弁を終わります。

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議 長(阿部鶴義) 7番 小松政一議員。

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7 番(小松政一) 学校給食の問題についてお聞きしたいと思います。
 学校給食、町長は先ほどから保護者との話し合い、それから教育委員会との話し合いがまず大事であるというふうにおっしゃっています。病院問題では即座にプロジェクトチームをつくったということでございますので、中学校給食の、何と申しますか、研究会と申しますか、そのようなものをつくってはいかがかなというふうに私は提案したいと思います。
 それから、合併の問題です。
 昨日、二宮議員の質問の中で、合併は町民の意思が最優先であるということと、あわせて人口の減少、高齢化が進んでいるので合併をしなければならないというような意味合いのことを言われたかなという感じを持っております。私は、高齢化が進めば進むほど、やっぱり老人福祉をしっかりして、そして少子高齢化のためには若い人たちが子育てに本当に没頭できるいい町にしたいというふうに考えておりますので、何か高齢化が進めば合併しなければならないというようなものはちょっと私自身は納得いかないなという感じがしますので、その辺ももう一度お願いしたいというふうに思います。以上です。

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議 長(阿部鶴義) 寒河江町長。

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町 長(寒河江 信) 初めに、給食に関する検討委員会、そういうものを設置するべきだとご提言をいただきました。この件につきましては、教育委員会の方々としっかりと意見を交換をさせていただきながら取り組ませていただければというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
 また、合併問題については、二宮議員にご答弁をさせていただいたのは、その部分でなくて流れがあるわけであります、前後の。私は、高齢化社会になって町の財政を維持していけるのでしょうか、そういうときに本当に、真のサービスを町民に提供できるんですかと、そういうことも一因にあるんじゃないですかと、そして、財政的にどうなるのか、そのシミュレーションをする必要もあるんではないですかというふうに申し上げましたので、ご理解をいただきたいというふうに思います。すぐ合併をいたしますとは発言をしておりません。ご理解をいただきたいと思います。

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議 長(阿部鶴義) 以上で通告者全員の質問が終わりました。

             散            会

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議 長(阿部鶴義) これで本日の日程がすべて終了いたしました。
 次の本会議は、来る22日午前10時となっております。ご承知の上、ご出席くださるようお願い申し上げます。
 本日はこれをもって散会いたします。
 まことにご苦労さまでございました。
 (時に午後2時42分)

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