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山形県 鶴岡市

平成 21年  9月 定例会 09月17日−05号




平成 21年  9月 定例会 − 09月17日−05号







平成 21年  9月 定例会





平成21年9月17日(木曜日) 本会議 第5日

             出欠席議員氏名

  出 席 議 員 (36名)
  1番   佐  藤  博  幸         2番   佐  藤     聡
  3番   本  間  新 兵 衛         4番   安  野  良  明
  5番   五 十 嵐  庄  一         6番   山  中  昭  男
  7番   上  野  多 一 郎         8番   野  村  廣  登
  9番   渋  谷  耕  一        10番   佐  藤  征  勝
 11番   高  橋  徳  雄        12番   加  藤  義  勝
 13番   吉  田  義  彦        15番   本  城  昭  一
 16番   川  村  正  志        17番   今  野  良  和
 18番   佐  藤  信  雄        19番   菅  原  幸 一 郎
 20番   本  間  信  一        21番   佐  藤  文  一
 22番   寒 河 江  俊  一        23番   岡  村  正  博
 24番   石  井  清  則        25番   押  井  喜  一
 26番   佐  藤  峯  男        27番   加 賀 山     茂
 28番   三  浦  幸  雄        29番   加  藤  太  一
 30番   関        徹        31番   草  島  進  一
 32番   秋  葉     雄        33番   富  樫  正  毅
 35番   川  上     隆        36番   中  沢     洋
 37番   齋  藤     久        38番   神  尾     幸


  欠 席 議 員 (なし)

             出席議事説明員職氏名

 市     長  富 塚 陽 一         副  市  長  佐 藤 智 志
 副  市  長  佐 藤 正 明         総 務 部 長  加 藤 淳 一
 総 務 課 長  秋 庭 一 生         財 政 課 長  富 樫   泰
 職 員 課 長  石 塚 治 人         企 画 部 長  小 林   貢

 市 民 部 長  齋 藤 和 也         市  民  部  工 藤 照 治
                          危 機 管 理 監

 健康福祉 部 長  山 木 知 也          農林水産 部 長  山 本 益 生

 農 林 水 産 部  菅 原 一 司         環 境 部 長  秋 野 友 樹
 調  整  監

 商工観光 部 長  村 田 久 忠         建 設 部 長  志 田   忠

 荘 内 病 院  黒 井 秀 治         水 道 部 長  三 浦 義 廣
 事 務 部 長

 消  防  長  板 垣   博         会 計 管 理 者  進 藤   昇

 教 育 委 員 会  伴   和香子         教  育  長  齋 藤 英 雄
 委  員  長                         

 教 育 次 長  森   博 子         監 査 委 員  奥 山 眞 弘

 監 査 委 員  本 城 昭 一         農業委員会会長  三 浦 伸 一

 選挙管理委員会  菅 原 正 勝
 委  員  長


             出席事務局職員職氏名

 事 務 局 長  板 垣 隆 一         事 務 局 次 長  大 滝 匡 生
 議 事 主 査  渡 部   功         調 査 主 査  佐 藤 正 哉
 庶 務 係 長  齋 藤   匠         議事係調整主任  大 宮 将 義


             議事日程

議事日程第5号
    平成21年9月17日(木曜日)
第 1  請願第 8号 「ワーキング・プアの解消に向けた社会的セーフティネットの再構築」に関
            する意見書提出を求める請願
              (厚生文教常任委員長報告)
第 2  請願第 9号 米の生産者価格・需給の安定及び農業交渉に係る適切な対応について意見書
            提出を求める請願                          
              (産業建設常任委員長報告)
第 3  請願第11号 日米FTAに反対する意見書提出に関する請願             
              (産業建設常任委員長報告)
第 4  請願第10号 米価急落対策の実施を求める意見書提出に関する請願          
              (産業建設常任委員長報告)
第 5  請願第12号 ミニマム・アクセス米の義務輸入中止を求める意見書提出に関する請願  
              (産業建設常任委員長報告)

             本日の会議に付した事件

(議事日程のとおり)









△開議 (午前10時00分)





○議長(神尾幸議員) 本日は去る3日の会議において休会とすることに議決されておりましたが、議事の都合により特に会議を開くことにしました。

  ただいまから本日の会議を開きます。

  本日の欠席届出者はありません。出席議員は定足数に達しております。

  本日の議事は、議事日程第5号によって進めます。





△日程第1 請願第8号 「ワーキング・プアの解消に向けた社会的セーフティネットの再構築」に関する意見書提出を求める請願 外1件





○議長(神尾幸議員) 日程第1 請願第8号 「ワーキング・プアの解消に向けた社会的セーフティネットの再構築」に関する意見書提出を求める請願及び日程第2 請願第9号 米の生産者価格・需給の安定及び農業交渉に係る適切な対応について意見書提出を求める請願の請願2件を一括議題とします。

  この際、厚生文教及び産業建設の各常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。20番本間信一厚生文教常任委員長。

   (厚生文教常任委員長 本間信一議員 登壇)



◎厚生文教常任委員長(本間信一議員) 厚生文教常任委員会に付託されました請願第8号 「ワーキング・プアの解消に向けた社会的セーフティネットの再構築」に関する意見書提出を求める請願について、去る9月9日に委員会を開催し、審査の上、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。

  この請願は、不安定雇用と、低賃金のため生活保護基準以下で暮らすワーキング・プアが増大しており、中間層は2極化し、格差拡大にとどまらず、貧困問題が深刻な社会問題となっている。

  こうした中、社会的セーフティネットの中核をなす社会保険制度から排除される貧困層が増大しており、また生活保護制度も本来の機能を果たしていない状況にある。

  ついては、我が国社会の持続発展と社会的セーフティネットの再構築による福祉社会のため、積極的雇用政策と連動した社会保険ネットの機能強化を図る新たな「就労・生活支援給付制度」(仮称)の創設、低賃金労働者への職業訓練などの就労、自立支援を行うこと、生活保護制度が十分機能が発揮できるような抜本改革を行うことについて、国に対して意見書を提出してほしいというものであります。

  請願文朗読の後、質疑に入りましたが、質疑なく、質疑を終結し、討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結し、採決した結果、全員賛成で採択すべきものと決しました。

  以上、御報告申し上げます。



○議長(神尾幸議員) 9番渋谷耕一産業建設常任委員長。

   (産業建設常任委員長 渋谷耕一議員 登

    壇)



◎産業建設常任委員長(渋谷耕一議員) 請願第9号 米の生産者価格・需給の安定及び農業交渉に係る適切な対応について意見書提出を求める請願について、去る9月10日に委員会を開催し、審査の上、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。

  この請願は、農水省は、本年6月末時点の政府備蓄米在庫数量を86万トンと公表したが、これは保有在庫量を100万トン程度と定めた方針から大きく乖離しており、また民間流通では、昨年比51万トンの在庫量増加となる中、平成22年6月末時点の政府備蓄米数量の見通しを86万トンとしたことによって、米の過剰感から米価下落に拍車がかかり、生産者は先行き不安を一層募らせている状況にある。

  また、世界的な食料需給不安が発生する中で、食糧安全保障の観点に立った積極的な備蓄と、米価の安定に向けた政府備蓄米の適切な運用が必要であり、さらにWTO農業交渉における重要品目の設定は、国内生産の将来を決定づけるものであり、適切な水準の国境措置が確保されなければならない。同時に、FTA・EPA交渉での安易な妥協が、我が国の農畜産物に壊滅的な影響を与えることは必至である。

  これら国内政策や海外交渉において、100万トン備蓄の早期実現と米の安定的な生産、供給に向けたシステムの構築、政府備蓄米の適切な運営、WTO農業交渉での日本提案の貫徹とFTA交渉を行わないこと。

  以上、3項目の実現に向けて意見書を国に提出することを求めるというものであります。

  請願文朗読の後、質疑に入り、請願にある備蓄米の適切な運営とはどういう内容かとの紹介議員に対する質疑に対して、最近の米価は下がりぎみであるが、価格が上がる局面では備蓄米の供給要望も出てくると考えられることから、これにこたえられるように弾力的な運営をするということと、できるだけ市場に影響を与えないような供給体制を構築することも含んでいる旨の答弁がありました。

  質疑を終結し、討論に入りましたが、討論者なく、討論を終結し、採決の結果、全員賛成で採択すべきものと決しました。

  以上、御報告申し上げます。



○議長(神尾幸議員) これから質疑に入ります。ただいまの各委員長報告に対する質疑を行います。

  これで質疑を終結します。

  これから討論に入ります。

  初めに、反対の討論を許します。

  次に、賛成の討論を許します。

  これで討論を終結します。

  これから請願第8号及び請願第9号の請願2件について一括して採決します。ただいま議題となっております請願2件についての委員長報告は採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

   (全 員 起 立)



○議長(神尾幸議員) 起立全員であります。

  よって、請願第8号及び請願第9号の請願2件については採択することに決しました。





△日程第3 請願第11号 日米FTAに反対する意見書提出に関する請願





○議長(神尾幸議員) 日程第3 請願第11号 日米FTAに反対する意見書提出に関する請願を議題とします。

  この際、産業建設常任委員会における審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。9番渋谷耕一産業建設常任委員長。

   (産業建設常任委員長 渋谷耕一議員 登壇)



◎産業建設常任委員長(渋谷耕一議員) 請願第11号 日米FTAに反対する意見書提出に関する請願について、去る9月10日に委員会を開催し、審査の上、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。

  この請願は、農産物の輸入がふえ、米価が底なしに下落する中で、農業経営が続けられない事態が急速に広がっている。農業と農村の再生に今最も必要なのは、農家が安心して生活に励むことができる条件を整えることである。今問題となっている日米間のFTAや、現に交渉が進んでいる日豪FTA、EPAは、農産物の輸入全面自由化に道を開くもので、日本農業の崩壊につながることは必至である。

  よって、日本農業を壊滅に導く日米FTA交渉を行わないことを求める意見書を政府に提出することを求めるというものであります。

  請願文朗読の後、質疑に入り、請願にある食糧主権についてはどのように認識しているかとの紹介議員に対する質疑に対して、世界各国ではみずからの国の食糧を確保するためにいろんな施策が講じられている。その施策については、生産するそれぞれの国の権利を守るということ、その国の主食について、日本であれば米について、それぞれの主権を守っていく貿易交渉を行うべきであるという考えに立ったものと理解している旨の答弁がありました。

  次に、委員より、本請願についてはさきに採択された請願第9号と同趣旨の内容であるので、みなし採択とする動議が出され、その旨諮ったところ全員賛成で、採択とみなすことに決しました。

  以上、御報告申し上げます。



○議長(神尾幸議員) これから質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。

  これで質疑を終結します。

  お諮りします。本請願については、さきに採択されました請願第9号と同趣旨でありますので、委員長報告のとおり採択とみなすことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(神尾幸議員) 異議なしと認めます。

  よって、請願第11号についてはみなし採択と決しました。





△日程第4 請願第10号 米価急落対策の実施を求める意見書提出に関する請願





○議長(神尾幸議員) 日程第4 請願第10号 米価急落対策の実施を求める意見書提出に関する請願を議題とします。

  この際、産業建設常任委員会における審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。9番渋谷耕一産業建設常任委員長。

   (産業建設常任委員長 渋谷耕一議員 登壇)



◎産業建設常任委員長(渋谷耕一議員) 請願第10号の米価急落対策の実施を求める意見書提出に関する請願について、去る9月10日に委員会を開催し、審査の上、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。

  この請願は、今年4月以降米価が急落しており、今年産米の価格大暴落が強く懸念される状況となっている。

  今般の価格急落の原因は、計画の99万トンに対し86万トンしか備蓄しないという政府の不適正な備蓄政策である。また、米卸業者の中で「米は過剰」との見方が広がる中、政府が備蓄米は買い上げしないと言明したことが、大手量販店による安売り競争のきっかけの1つとなった。政府が米価と安定流通に責任を持つシステムの確立が急務であり、こうした根本的な転換とあわせて、当面の緊急対策によって米価を回復させることが強く求められている。

  政府がみずから決めた備蓄米100万トンの基準に対しての不足分を直ちに買い上げれば、市場が引き締まり、米価を安定させる効果を生むと考えられる。この安定供給を保障するためには、備蓄基準の遵守は非常に重要である。

  よって、備蓄米適正基準とする100万トンに見合う買い入れを即座に実施すること。大手量販店の生産コスト、仕入れコストを下回る価格での販売を規制すること。以上、2項目の対策の実施を求める意見書を政府に提出することを求めるというものであります。

  請願文朗読の後、質疑に入り、請願事項2にある販売規制は可能か、逆に価格協定につながったりすることはないかとの紹介議員に対する質疑に対して、大手量販店での安売り競争の原因は、備蓄米を86万トンとした政府の決定にある。しかもその価格は、生産費を大幅に割る現状である。農家を守っていくという立場からすれば、主食である米は他の産品と同一視するようなものではなく、きちんとした備蓄と乱売の規制をしなければ安売りは収まらないと考える旨の答弁がありました。

  質疑を終結し、討論に入り、反対の討論が1件ありました。討論を終結し、採決の結果、賛成少数で不採択と決しました。

  以上、御報告を申し上げます。



○議長(神尾幸議員) これから質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。

  これで質疑を終結します。

  これから討論に入ります。

  委員長報告は不採択でありますので、初めに賛成の討論を許します。28番 三浦幸雄議員。

   (28番 三浦幸雄議員 登壇)



◆28番(三浦幸雄議員) 請願第10号 米価急落対策の実施を求める意見書提出に関する請願に対して、日本共産党市議団を代表し、賛成の討論を行います。

  ことし4月以降の米価急落の原因は、小泉内閣が実施したコメ改革と不適正な政府米の備蓄運営です。コメ改革によって、米流通は全面的市場原理にゆだねられることになりました。これによりわずかな不足で米価が暴騰、わずかな過剰で暴落し、乱高下を繰り返しています。米流通業者が、米は過剰との見解を示していたことし3月、政府は備蓄米が適正基準に対して不足を生じていたにもかかわらず、備蓄米の買い上げはしないと言明したことにより、市場が緩み、米の安売り競争が勃発し、米価が急落する事態となりました。米価急落という事態を当面収拾させる緊急対策は、適正基準に対して不足している備蓄米を直ちに買い上げることです。米の安定供給のためにも備蓄基準の遵守が求められています。

  しかし、備蓄米の買い上げを実行しても、米流通が市場原理にゆだねられている以上、わずかな過不足で米価が乱高下する仕組みは変わりません。国民の主食である米の安定供給は、国の最重要政策の1つです。安定供給を保障する上で、米価の乱高下は非常に問題です。流通過程での買いたたき、売り惜しみ、不当廉売を規制し、生産者と消費者がともに納得できる適正価格での流通を実現させる必要があります。今秋以降の米価急落と数年来にわたる米価下落は、いずれも市場原理、市場主義を採用している現行の政策と、法体系によって生み出されたものです。

  委員会審査において、生産コスト、仕入れコストを下回る価格での販売を規制することは、商法、独占禁止法、景品表示法に抵触するおそれがあり、実現不可能であるとする意見が出されましたが、これは2つの点で不当な意見であると言えます。

  第1に、この意見は、コスト割れ販売を消費者の利益を全面的に保護する、よいことであるという見地に立っている点です。確かに安売りは、消費者の経済的負担を軽減するものであります。コストを割る以上、そのリスクをだれがどのように負担するかが問題です。今小売業界で広がっている安売りは、期日期間を限定した特売よりも、「エブリディ・ロープライス」のキャッチフレーズで展開されている日常販売価格の引き下げです。値引き商品を、単品を見れば、限定特売と違い、日常的に赤字が蓄積されていくもので、このリスクを小売業者がみずから負担すれば、みずからの経営を圧迫することになり、仕入れ先に転嫁すれば、仕入れ先の経営を圧迫します。最近この地域で最も安く売られている20年産米の小売価格は、10キログラム2,980円です。これをもとに1俵60キログラム当たりの生産手取り算出をすると9,400円になります。なお、この計算は全農本部も正しいと認めており、全国平均の生産費を7,000円近く下回る常軌を逸した価格設定であると言わざるを得ません。際限のない安売り競争は、小売業者以外のところにも赤字リスクを拡散蓄積し、経済の底を抜くことにつながりかねないので、経済再建のためにもコスト割れ販売には一定の規制をかける必要があると考えます。

  今日の経済の実態を見ない請願だとの指摘もありますが、それは安売り競争をするために常軌を逸した値切り仕入れが行われている実態を認識していない、不見識な指摘であると言わざるを得ません。値切り仕入れのリスクが経営体力の弱い個々の農家にまで転嫁されるようなことになれば、農業は崩壊します。これを防がなければならないのは、だれの目から見ても明らかであります。

  第2に、この意見は、米価の乱高下を生み出した現行の法体制を全面的に是認するものであるという点です。米価の乱高下を抑え、生産者、消費者双方、すなわち国民全体の利益を保障するためには、この間違った政策と法体系を見直すことが不可欠なのは火を見るより明らかであります。

  法令に抵触するおそれがあると言うが、法令は改正することができるもので、立法措置をとれば法的にどのような政策も実行することができます。法律は、特別法が一般法に優先して適用され、特別法を立法すれば、一般法である商法を改正しなくても法的に規制は可能です。この請願は、田川地域3農協の組合長、土地改良区理事長、自治体首長、市民団体の代表など26人が、思想、信条、支持政党の違いを越えて呼びかけ人となって開催された、米価急落黙っていられない怒りの市民大集会において決議された集会決議に基づくものです。農民切なる願いをあたかも違法、不当な要求であるがごとく言い放つ反対議員の意見は、政治の役割である立法政策立案という任務をみずから否定し、現状を改善する必要はみじんもないと言っているものであり、このような意見こそ不当、不見識であります。我々議員の任務は、住民の要求を行政に反映させることであるということは忘れてはなりません。

  さきの総選挙で示された民意は、市場原理、市場主義の大企業の利益を優先させ、日本経済と国民生活を破壊した自公連立政権に対する厳しい審判であり、議会としてもこれを厳粛に受けとめなければなりません。安売り、よいこととしてとらえることは極めて危険です。法により市場介入を全面的に否定してきた自公政権の政策が米価の乱高下を招き、毎日食べる主食の価格が乱高下をすることを望む消費者はどこにもいません。国民の命である米の価格、適正価格に安定させるシステムがどうしても必要です。

  本請願の趣旨は妥当なものであり、総選挙で示された民意にかんがみ、本請願に対し賛成の討論といたします。



○議長(神尾幸議員) 次に、反対の討論を許します。21番佐藤文一議員。

   (21番 佐藤文一議員 登壇)



◆21番(佐藤文一議員) 新政クラブを代表し、ただいまの米価急落対策の実施を求める意見書提出に関する請願に反対討論を行います。

  請願事項の1つに、大手量販店の生産コスト、仕入れコストを下回る価格での販売を規制することとあります。独占禁止法の目的は、公正かつ自由な競争維持、促進することにあり、事業者が創意工夫により、良質、廉価な商品を供給しようとする努力を助長しようとするものであります。価格の安さ自体を不当視するものではないことは当然でありますが、逆に価格の安さを常に正当視するものでもないとあります。

  現在も公正取引委員会の独占禁止法による不当廉売に関する監視、指導が行われております不当廉売の中の正当な理由に、極めて短期間な場合や単発的な場合、また需給関係から価格が急落しているときに、これに対応した価格を設定する場合は、不当廉売に当たらないとされております。請願によれば、こうした違法ではない販売まで過剰に規制することになると考えます。

  また、さらに規制を加えると、米価以外のすべての商品に及び、活発に行われている商取引に悪影響を及ぼし、経済の減速、景気の後退につながるおそれがあります。仮に請願事項で述べている販売方法が不当廉売に当たる場合は、現行の独占禁止法により公正取引委員会による是正、指導等が行われることから、さらに別の規制を行う必要はないものと考え、この請願は採択すべきではないと判断し、反対いたします。

 



○議長(神尾幸議員) これで討論を終結します。

  これから請願第10号について採決します。ただいま議題となっております請願第10号についての委員長報告は不採択であります。請願第10号については、これを採択することに賛成の議員の起立を求めます。

   (賛 成 者 起 立)



○議長(神尾幸議員) 起立少数であります。

  よって、請願第10号については不採択とすることに決しました。





△日程第5 請願第12号 ミニマム・アクセス米の義務輸入中止を求める意見書提出に関する請願





○議長(神尾幸議員) 日程第5 請願第12号 ミニマム・アクセス米の義務輸入中止を求める意見書提出に関する請願を議題とします。

  この際、産業建設常任委員会における審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。9番渋谷耕一産業建設常任委員長。

   (産業建設常任委員長 渋谷耕一議員 登壇)



◎産業建設常任委員長(渋谷耕一議員) 請願第12号 ミニマム・アクセス米の義務輸入中止を求める意見書提出に関する請願について、去る9月10日に委員会を開催し、審査の上、結論を得ましたので、その経過と結果について御報告いたします。

  この請願は、昨年9月に発覚したミニマム・アクセス米の汚染米不正転用事件は、食の安全に対する国民の信頼を著しく失墜させると同時に、事件を検証した有識者会議が、農水省の食の安全に対する責任と自覚の欠落を厳しく指弾したように、農水行政が鋭く問われた事件であった。

  今問われているのは、ミニマム・アクセス米の安全性と食の安全を大きく脅かしてまで輸入を続ける農政そのものであり、日本の農家に生産調整を拡大し、強化しながら、ミニマム・アクセス米の輸入を継続することには何の合理性もない。

  よって、ミニマム・アクセス米の義務輸入中止を求める意見書を政府に提出することを求めるというものであります。

  請願文朗読の後、質疑に入り、請願者が「義務輸入」と表現している理由は何かとの紹介議員に対する質疑に対して、ミニマム・アクセス米に関する国会での質問について、当時の担当大臣が義務輸入ではないと答弁している。減反を4割もしている日本で、農家が農業経営を続けられるように、ミニマム・アクセス米の輸入中止を求めるものである旨の答弁がありました。

  質疑を終結し、討論に入り、反対の討論1件、賛成の討論1件ありました。討論を終結し、採決の結果、賛成少数で不採択と決しました。

  以上、御報告申し上げます。



○議長(神尾幸議員) これから質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。

  これで質疑を終結します。

  これから討論に入ります。委員長報告は不採択でありますので、初めに賛成の討論を許します。28番三浦幸雄議員。

   (28番 三浦幸雄議員 登壇)



◆28番(三浦幸雄議員) 請願第12号 ミニマム・アクセス米の義務輸入中止を求める意見書提出に関する請願に対し、日本共産党市議団を代表し、賛成の討論を行います。

  その理由は、第1に、我が国の米の自給率は94%であり、農家に減反を押しつけながら、外米の輸入を続けることは何の合理性もないと考えます。

  第2に、金融危機の影響で昨年秋以降、穀物の国際価格が下落しましたが、最近になって再び価格が上昇の気配を見せています。そもそも世界的に穀物は不足しており、世界で貿易されている食糧の20%を買い占めている我が国の政策は、国際的にも常に批判の的となっています。

  第3に、金融危機発生前の2007年度分のミニマム・アクセス米は、国際的な穀物価格の高騰の影響で、アクセス数量77万トンに対して、約70万トンしか輸入することができませんでした。当時の若林正俊農相は、輸入の機会を提供したので法的な義務違反にならないだろうと述べており、政府自身がミニマム・アクセス米の輸入は義務ではないことを認めています。

  また、全量輸入しなかったことについて、我が国はWTOに提訴されておらず、このことを批判、責任追及する国は皆無です。ミニマム・アクセス米アクセスの全量輸入をやめれば、国際的にも批判を受け、我が国の立場が危うくなるという主張は全く成り立たないものです。

  第4に、今世界的に食糧主権の確立を求める運動が広がり、憲法や農業基本法などに食糧主権に基づく農業食糧政策の義務を規定する国々が次々とあらわれています。国内でも、昨年末ごろからついに全農もミニマム・アクセス米の輸入中止を公然と主張を始めています。今やミニマム・アクセス米の輸入中止を求める世論は、国民の圧倒的多数の世論となっています。食糧主権、食糧安全保障を確立するためにも、国内で生産可能な食糧の輸入は即刻やめるべきです。

  第5に、委員会審査において「義務輸入」という文言についての批判や、すべての輸入米が汚染されているごときの主張には同意できないという意見が出されましたが、このような意見は請願者の字句をとらえる、何が何でも不採択にしようとする姑息なものであり、国民の、市民の願いに背を向けるものであると指摘せざるを得ません。国民の圧倒的多数は、安全で安心な国産農産物の安定供給を求めています。今般総選挙の結果は、つくり続けたいという農民の願いと、安心で安全な国産農産物を食べ続けたいという消費者の願いを両方とも踏みにじってきた自民党農政の厳しい審判が示されたもので、議会としても厳粛に受けとめるべきであると考えます。

  本請願の願意は極めて正当なものであり、国民世論に合致するものです。

  以上述べまして、賛成の討論といたします。



○議長(神尾幸議員) 次に、反対の討論を許します。35番川上 隆議員。

   (35番 川上 隆議員 登壇)



◆35番(川上隆議員) ただいま上程されております請願第12号 ミニマム・アクセス米の義務輸入中止を求める請願の提出について、ただいまの賛成討論者の討論は論として、黎明・公明クラブを代表し、反対の立場で討論いたします。

  まず1点目として、昨年9月に発生したミニマム・アクセス米の汚染米の不正転用事件を例にとり、あえてすべてのアクセス米が安全性を欠き、かつ食の安全を大きく脅かしているがごとき論旨は全く的外れであり、賛同できるものではありません。

  2点目として、皆さん御承知のごとく、我が国もグローバル経済の中で国際協調し、国益を図っていく必要があることはだれしもが認めるところでありますし、WTOは、世界的な貿易のルールを扱う唯一の国際的機関でもあります。日本も国際社会の一員として、当然1993年のウルグアイ・ラウンド農業合意は守るべきものであります。ミニマム・アクセス米の輸入継続は、国際貿易の面からも合理性にかなったものであります。

  3点目として、日本の農業に対して生産調整を拡大、強化しているとしておりますが、これは減反、つまり生産調整することにより国産米の価格や需要等に悪影響を及ぼさないように、国策として農家の所得補償のための農業者支援の措置でありますことは、周知のことであります。

  終わりに、関税の撤廃を原則とする特定の国同士で結ぶFTA交渉やEPA交渉も取りざたされている中において、今後のWTO交渉では日本側の主張を優位に進める面にかんがみても、単にミニマム・アクセス米の義務輸入中止を求めるのではなく、譲るもの、守るべきものは何かを十分検討し、そしてかつ我が国の安定的に、安全な食糧確保に向けた国民的合意と国益をかけた戦略的政策に基づいた粘り強い交渉を行うことが大事であることを国には要望していくことを申し述べ、反対の討論といたします。



○議長(神尾幸議員) 次に、賛成の討論を許します。25番押井喜一議員。

   (25番 押井喜一議員 登壇)



◆25番(押井喜一議員) 請願第12号 ミニマム・アクセス米の義務輸入中止を求める意見書提出に関する請願について、賛成の立場で連合鶴岡議員団を代表し、賛成討論を行います。

  今世界の人口の3分の1が飢餓、または飢餓の状態にあると言われております。その中で日本は、40年間にわたる減反政策を農家に押しつけてまいりました。食糧の輸入は拡大するばかりであり、このことが今の世界食糧事情に対し、果たして人道的にも許されることなのか、このことをまず認識しなければならないと思います。

  この減反政策の中で、この地域の農業、特に稲作を基幹とするこの地域の農業の現状はどうでしょう。今の米価の水準はどうでしょう。このことを踏まえたならば、この請願に対しては、この地域の多くの農家は賛成だというふうに断定できます。なぜこの地域の農家の思いがこの議会で否決されなければならないのか、このことが私には理解できない点でございます。この食糧に関しては、いわゆる貿易交渉、工業製品やそういったものとはまるっきり違うということを我々は主張し、認識していかなければならないというふうに思います。

  先ほど申し上げましたように、世界の食糧事情という中で、この日本の果たすべき使命は一体何なのか、このことを踏まえた我々の要求を積み上げていく必要があるというふうに思います。中山間、山間地においては、いわゆる放棄地あるいは過疎化という中で、地方を守って、農村を守っていける、そういった政策を我々は要求していかなければならない、このように思います。いわゆるこの地域の農家の総意というふうに思われますこの請願については、当然と申し述べまして私の賛成討論にしたいと思います。



○議長(神尾幸議員) 次に、反対の討論を許します。

  これで討論を終結します。

  これから請願第12号について採決します。ただいま議題となっております請願第12号についての委員長報告は不採択であります。請願第12号については、これを採択することに賛成の議員の起立を求めます。

   (賛 成 者 起 立)



○議長(神尾幸議員) 起立少数であります。

  よって、請願第12号については不採択とすることに決しました。





△散会





○議長(神尾幸議員) 本日はこれで散会します。



   (午前10時42分 散 会)