議事ロックス -地方議会議事録検索-


山形県 山形市

平成17年 9月定例会(第1号 9月 8日)




平成17年 9月定例会(第1号 9月 8日)





 
平成17年9月8日(木曜日)


〇出席議員(37名)


    1 番   斉 藤 栄 治 君      2 番   遠 藤 吉 久 君


    3 番   渡 辺   元 君      4 番   折 原 政 信 君


    5 番   小 野   仁 君      6 番   遠 藤 和 典 君


    7 番   丸 子 善 弘 君      8 番   長谷川 幸 司 君


    9 番   今 野 誠 一 君     10 番   阿 部 典 子 君


   11 番   石 沢 秀 夫 君     12 番   鑓 水 一 美 君


   13 番   菊 池 文 昭 君     14 番   斎 藤 淳 一 君


   15 番   後 藤 誠 一 君     16 番   須 貝 太 郎 君


   17 番   五十嵐 吉 信 君     18 番   斎 藤 武 弘 君


   19 番   渡 辺 ゆり子 君     20 番   高 橋 啓 介 君


   21 番   豊 川 和 弘 君     22 番   佐 藤 義 久 君


   23 番   高 橋   博 君     24 番   加 藤 賢 一 君


   25 番   鈴 木 善太郎 君     26 番   渡 辺 弥寿雄 君


   27 番   長 瀬 洋 男 君     28 番   峯 田 豊太郎 君


   29 番   高 橋 嘉一郎 君     30 番   酒 井 靖 悦 君


   32 番   佐 藤   稔 君     33 番   高 橋 伸 行 君


   34 番   小野寺   建 君     35 番   尾 形 源 二 君


   36 番   宝 沢 啓 輝 君     37 番   加 藤   孝 君


   38 番   阿 部 喜之助 君


〇欠席議員(1名)


   31 番   枝 松 昭 雄 君


 ――――――――――――――――――――


〇説明のため出席した者


  市長       市 川 昭 男 君   助役      池 野 勇 男 君


  収入役      横 倉 明 雄 君


  総務部長     芳 賀 賢 二 君   財政部長    荒 井   満 君


  企画調整部長   瀧 井   潤 君   市民生活部長  鈴 木 正 人 君


  環境部長     安 達 重 晴 君   健康福祉部長  佐 藤   武 君


  商工観光部長   会 田 幸 雄 君   農林部長    榎 森 正 志 君


  建設部長     渡 辺   肇 君   都市開発部長  浅 沼 義 明 君


  下水道部長    飯 野 典 男 君   消防長     市 山 孝 弘 君


  済生館長     平 川 秀 紀 君   済生館事務局長 富 田   博 君


  水道事業管理者  岡 崎 教 雄 君   水道部長    小 関 幸 一 君


  教育委員長    逸 見   啓 君   教育長     大 場   登 君


  教育部長     城戸口 庄 悦 君   選挙管理委員長 細 谷 伸 夫 君


  選管委事務局長  駒 谷 修 二 君   代表監査委員  山 口 正 志 君


  監査委員事務局長 高 橋 保 雄 君   農業委員会会長 高 橋 功太郎 君


  農業委事務局長  小 林 喜四郎 君


 ――――――――――――――――――――


〇事務局職員出席者


  局長       舟 山 政 紘


  総務課長     菊 地 利 一     議事課長    会 田 芳 男


  議事課長補佐   笹 原 信 之     調査係長    岡 崎 健 巳


  主幹       高 橋 一 実


 ――――――――――――――――――――


〇議事日程第1号


  平成17年9月8日(木)午前10時開議


 第 1 会期決定


 第 2 会議録署名議員指名


 第 3 諸報告


 第 4 議第61号 平成16年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定につ


           いて


 第 5 議第62号 平成16年度山形市水道事業会計決算認定について


 第 6 議第63号 平成16年度山形市立病院済生館事業会計決算認定について


 第 7 議第64号 平成17年度山形市一般会計補正予算


 第 8 議第65号 町及び字の区域並びに名称の変更について(吉原土地区画整理事


           業区域及び周辺区域)


 第 9 議第66号 工事請負契約の締結について(山形学園改築主体工事)


 第10 議第67号 山形県自治会館管理組合規約の変更に関する協議について


 第11 議第68号 山形県消防補償等組合規約の変更に関する協議について


 第12 議第69号 山形市長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の


           設定について


 第13 議第70号 山形市情報公開条例の一部改正について


 第14 議第71号 山形市個人情報保護条例の一部改正について


 第15 議第72号 山形市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正について


 第16 議第73号 山形市手数料条例の一部改正について


 第17 議第74号 山形市水防協議会条例の一部改正について


 第18 議第75号 山形市営住宅条例の一部改正について


 第19 議第76号 山形市友好姉妹都市交流センター条例の一部改正について


 第20 議第77号 山形市山寺芭蕉記念館条例の一部改正について


 第21 議第78号 山形市最上義光歴史館条例の一部改正について


 第22 議第79号 山形市総合福祉センター条例の一部改正について


 第23 議第80号 山形市知的障害児・者総合施設設置及び管理に関する条例の一部


           改正について


 第24 議第81号 山形市デイサービスセンター条例の一部改正について


 第25 議第82号 山形市養護老人ホーム条例の一部改正について


 第26 議第83号 山形市特別養護老人ホーム条例の一部改正について


 第27 議第84号 山形市老人福祉センター設置及び管理等に関する条例の一部改正


           について


 第28 議第85号 山形市児童養護施設条例の一部改正について


 第29 議第86号 山形市産業歴史資料館設置及び管理に関する条例の一部改正につ


           いて


 第30 議第87号 山形国際交流プラザ条例の一部改正について


 第31 議第88号 山形市観光案内センター条例の一部改正について


 第32 議第89号 山形市農業研修センター設置及び管理に関する条例の一部改正に


           ついて


 第33 議第90号 山形市山形駅東口交通センター条例の一部改正について


 第34 議第91号 山形市駐車場条例の一部改正について


 第35 議第92号 山形市自転車等駐車場条例の一部改正について


 第36 議第93号 山形市野草園条例の一部改正について


 第37 議第94号 山形市馬見ケ崎プール条例の一部改正について


 第38 議第95号 山形市体育館等設置,管理及び使用に関する条例及び山形市都市


           公園条例の一部改正について


 第39 議第96号 山形市総合スポーツセンター条例の一部改正について


 第40 報第7号 専決処分の承認について(平成17年度山形市一般会計補正予算)


 ――――――――――――――――――――


〇本日の会議に付した事件


 日程第 1 会期決定


 日程第 2 会議録署名議員指名


 日程第 3 諸報告


 日程第 4 議第61号 平成16年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定


             について


 日程第 5 議第62号 平成16年度山形市水道事業会計決算認定について


 日程第 6 議第63号 平成16年度山形市立病院済生館事業会計決算認定について


 日程第 7 議第64号 平成17年度山形市一般会計補正予算


 日程第 8 議第65号 町及び字の区域並びに名称の変更について(吉原土地区画整


             理事業区域及び周辺区域)


 日程第 9 議第66号 工事請負契約の締結について(山形学園改築主体工事)


 日程第10 議第67号 山形県自治会館管理組合規約の変更に関する協議について


 日程第11 議第68号 山形県消防補償等組合規約の変更に関する協議について


 日程第12 議第69号 山形市長期継続契約を締結することができる契約を定める条


             例の設定について


 日程第13 議第70号 山形市情報公開条例の一部改正について


 日程第14 議第71号 山形市個人情報保護条例の一部改正について


 日程第15 議第72号 山形市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正につ


             いて


 日程第16 議第73号 山形市手数料条例の一部改正について


 日程第17 議第74号 山形市水防協議会条例の一部改正について


 日程第18 議第75号 山形市営住宅条例の一部改正について


 日程第19 議第76号 山形市友好姉妹都市交流センター条例の一部改正について


 日程第20 議第77号 山形市山寺芭蕉記念館条例の一部改正について


 日程第21 議第78号 山形市最上義光歴史館条例の一部改正について


 日程第22 議第79号 山形市総合福祉センター条例の一部改正について


 日程第23 議第80号 山形市知的障害児・者総合施設設置及び管理に関する条例の


             一部改正について


 日程第24 議第81号 山形市デイサービスセンター条例の一部改正について


 日程第25 議第82号 山形市養護老人ホーム条例の一部改正について


 日程第26 議第83号 山形市特別養護老人ホーム条例の一部改正について


 日程第27 議第84号 山形市老人福祉センター設置及び管理等に関する条例の一部


             改正について


 日程第28 議第85号 山形市児童養護施設条例の一部改正について


 日程第29 議第86号 山形市産業歴史資料館設置及び管理に関する条例の一部改正


             について


 日程第30 議第87号 山形国際交流プラザ条例の一部改正について


 日程第31 議第88号 山形市観光案内センター条例の一部改正について


 日程第32 議第89号 山形市農業研修センター設置及び管理に関する条例の一部改


             正について


 日程第33 議第90号 山形市山形駅東口交通センター条例の一部改正について


 日程第34 議第91号 山形市駐車場条例の一部改正について


 日程第35 議第92号 山形市自転車等駐車場条例の一部改正について


 日程第36 議第93号 山形市野草園条例の一部改正について


 日程第37 議第94号 山形市馬見ケ崎プール条例の一部改正について


 日程第38 議第95号 山形市体育館等設置,管理及び使用に関する条例及び山形市


             都市公園条例の一部改正について


 日程第39 議第96号 山形市総合スポーツセンター条例の一部改正について


 日程第40 報第7号 専決処分の承認について(平成17年度山形市一般会計補正予


            算)


 ――――――――――――――――――――





◎午前10時 開議





○議長(阿部喜之助君) ただいまから9月1日告示招集されました平成17年9月市議会定例会を開会いたします。直ちに本日の会議を開きます。


 欠席通告議員は,枝松昭雄議員です。


 出席議員は,定数に達しています。


 これより議事に入ります。


 本日の議事は,日程第1号をもって進めます。


 ――――――――――――――――――――





◎会期決定





○議長(阿部喜之助君) 日程第1 会期の決定を行います。


 お諮りします。この定例会の会期は,本日から9月28日までの21日間としたいと思います。これにご異議ございませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(阿部喜之助君) ご異議なしと認めます。


 したがって,会期は本日から9月28日までの21日間と決定しました。


 ――――――――――――――――――――





◎会議録署名議員の指名





○議長(阿部喜之助君) 日程第2 会議録署名議員の指名を行います。


 会議録署名議員に,11番 石沢秀夫議員,23番 高橋博議員を指名します。


 ――――――――――――――――――――





◎諸報告





○議長(阿部喜之助君) 日程第3 諸報告を行います。


 監査委員から,地方自治法第235条の2第3項の規定により,7月及び8月執行の例月出納検査結果が議長あて報告されています。


 次に,市長から,既に配布しております文書のとおり,8月1日付けで,本市市道(前田通線)の管理瑕疵による転倒事故に係る損害賠償の額の決定について,並びに,同日付で本市庁用自動車の加害に係る損害賠償の額の決定について,それぞれ地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した旨,同条第2項の規定により報告されております。


 以上で報告を終わります。


 ――――――――――――――――――――





◎議第61号ほか36件





○議長(阿部喜之助君) 日程第4 議第61号から,日程第40 報第7号までの議案37件を,一括して上程します。


 この場合,提案者の説明を求めます。市川市長。


  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





◎提案理由の説明





〔市長 市川昭男君 登壇〕


○市長(市川昭男君) 本日,ここに9月市議会定例会を招集し,平成16年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定をはじめ,諸議案を提出するにあたり,その大要についてご説明申し上げます。


 はじめに,一般会計の決算関係から申し上げます。


 私にとりまして,平成16年度は,市長として,初めて手掛けた当初予算を執行した年であり,環境先進都市の実現を目指し,共創の精神のもと,市民の皆様とともに,新重点プロジェクトの推進に全力をあげて取り組んでまいりました。昨年度の景気動向は,雇用環境などが依然として厳しいなど,中央の回復の動きがなかなか地方には波及せず,税収の落込みが続いたほか,三位一体の改革により,地方交付税が引き続き大幅に削減されるなど,本市の取り巻く財政情勢は,以前にも増して厳しい状況となりました。


 平成16年度の当初予算の編成にあたっては,「経常的歳入に見合った歳出」の理念のもと,限られた財源の重点的かつ効率的な配分を行い,一般会計としては48年ぶりに前年度予算に比べ減額となったものであります。予算編成後の財政運営におきましても,行政経費の節減合理化を図るなど,鋭意,創意工夫に取り組んでまいりました。


 その結果,平成16年度一般会計の決算額は,住民税等減税補てん債の借換えを除いた実質で,前年度に比べ4.1%の減少となり,実質剰余金21億8,800万円余りを翌年度に繰り越すことといたしました。


 以下,平成16年度一般会計及び特別会計における施策の大要について申し上げます。


 その第1は,暮らしの安全・安心への取り組みであります。


 安心して子どもを産み育てられる環境をつくるため,2カ所の民間立保育所を新たにスタートさせ,待機児童の解消に努めたほか,放課後児童健全育成事業による放課後児童クラブの運営を委託に切り替えるとともに,必要に応じ,小学校の建物を利用することができる環境を整えたところであります。次世代を担う子供たちが健やかに学び育つとともに,地域に開かれた学校づくりを推進するため,平成18年4月開校予定の「みはらしの丘小学校」の用地を取得し,建設を促進するとともに,第一小学校のプールや特別教室を一般に開放いたしました。


 さらに,高齢者に対する介護サービスの基盤整備の一環として,社会福祉法人が実施する特別養護老人ホームの建設に対し支援を行いました。


 このほかにも,災害に備えた安全・安心なまちづくりとして,防災地図と洪水避難地図を作成し全世帯に配布するとともに,非常時の食糧と毛布の備蓄を推進したほか,仮称西消防署の建設用地を確保いたしました。


 その第2は,中心市街地の活性化であります。


 十日町,七日町及び山形駅西土地区画整理事業を着実に推進するとともに,中心市街地活性化基本計画に基づき十日町一丁目地区の優良建築物の建設に対して支援を行うなど,中心市街地の賑わい創出に向けた措置を講じました。


 また,都市計画道路網の整備において,美畑天童線の八日町工区の工事が完了し供用を開始したほか,他路線においても計画に基づき事業の推進を図りました。


 第3は,地域産業の活性化であります。


 産業の活性化を図るため,企業の意欲的な事業展開を促し,新製品の開発や新分野開拓などの取り組みに対し,引き続き支援を行ったほか,新たな企業の誘致活動も積極的に行い,その結果,本町地内にコールセンターを1社,蔵王産業団地に2社の企業立地をみることができました。


 また,農林業においては,認定農業者の経営改善計画達成に向けた支援を継続して行ったほか,将来を見据えた地域水田農業ビジョンを策定し,その実現に向けた取り組みに対して支援を行い,消費者の期待に応える農産物の産地育成策を推進してまいりました。さらに,新山形市農林業活性化検討会において,環境先進都市を目指す本市として循環型社会の実現に向けた農林業振興策のあり方等について論議を行いました。


 観光においては,魅力ある観光都市づくりと観光客の誘致を図るため,県やJRなどの関係者と連携しながら大規模な観光キャンペーンを展開したほか,市内観光施設の整備やイベントの支援にも積極的に取り組んだところです。


 第4は,住民自治の育成と推進であります。


 市民が街づくりのさまざまな場面に主体的に関わることができる地域主権の確立を促進するため,NPO法人の設立に対して積極的に支援を行ったほか,拠点となる地域集会所の整備と地域づくり事業に対し引き続き助成を行いました。


 その他の主な事項としては,鈴川公民館及び金井公民館の改築事業が完了し供用を開始したほか,市営薬師町住宅建替事業のうち現地建替工事に着手し,さらには生活関連道路整備事業及び公共下水道事業などを推進し,市民生活の向上に鋭意努めてまいったところであります。


 次に,水道事業会計決算認定について申し上げます。


 水道事業につきましては,安全で良質な水の安定供給の確保と経営基盤の強化を図るため,浄配水施設整備事業と配水管整備事業を推進してまいりました。平成16年度は,17年度の完成を目指して松原浄水場新築整備事業を進めるとともに,地震等の災害対策として緊急時用連絡管の整備や鉛給水管解消工事にも取り組んできたところであります。


 水需要は,依然減少傾向にありますが,平成16年度は前年度並みの給水収益を確保し,4億1,600万円余りの純利益を計上することができました。


 今後の水道事業経営につきましては,「山形市第二次水道事業基本計画」に基づき,事業のより一層の効率化と,経営基盤の強化に向け,引き続き経営努力を重ねてまいります。


 続きまして,市立病院済生館事業会計決算認定について申し上げます。


 平成16年度は,4月からの診療報酬がマイナス改定されるなど,医療を取り巻く環境は一層厳しいものとなりましたが,引き続き経営の健全化に努めた結果,決算においては1,700万円余りの純利益を計上いたしました。「質の高い医療の提供,安全で安心できる医療の提供,職員の資質の向上」を目指し,地域医療支援病院として他の医療機関等との連携を強めながら,心血管・頭腹部血管撮影装置などの医療機器を更新するとともに,夜間看護体制やリハビリテーション機能を充実したほか,電子カルテシステムの構築を推進するなど,診療機能の強化に向けて取り組んできたところです。


 今後も,質の高い,安全な医療サービスの提供に向け,診療機能の充実・強化を図るとともに,引き続き経営の健全化に努力を重ねてまいります。


 なお,それぞれの決算に関して,監査委員から提出されました行財政運営に係る審査意見につきましては,その趣旨に沿うべく最大限の努力を払ってまいります。


 次に,補正予算について申し上げます。


 現在の地方財政を取り巻く状況につきましては,景気について,政府が8月に公表した月例経済報告によると,企業部門と家計部門がともに改善し,緩やかに回復しているとされております。


 一方,県内の動向は,個人消費は総じて弱い動きとなっているなど,厳しさが残る中で緩やかな回復に向けた動きもみられるとの判断にとどまっております。県内の景気回復は中央に比べて遅れているものと感じておりますが,地方の景気好機について,その推移を見守っていきたと考えております。また,国が進めている三位一体改革に関連して,先に地方六団体の国庫補助負担金等に関する改革案がまとまり,政府に提出されたところでありますが,真に地方の自立につながる内容の改革となるのか,その動向について十二分に見極めながら今後の財政運営にあたってまいりたいと考えております。


 このような状況の中,このたび提案いたしました一般会計補正予算は,国から内示があった事業及び市単独事業において,市民生活に直結し,緊急を要する諸事業の経費を中心に編成したものであります。


 補正予算の柱の第1としては,アスベスト対策の実施であります。


 アスベストによる健康被害が大きな社会問題となっている中,市民の安全対策に万全を期すため,市有施設における含有調査に要する経費について予算措置を行うとともに,火災や災害現場における消防団員のアスベスト対策として防塵マスクの購入に要する経費を計上いたしました。


 第2は,福祉行政の推進であります。


 今年度から民間立保育所の施設整備事業に係る国の支援制度が従来の補助金から交付金に変更されております。このたび,当該交付金の内示があったことを受け,所要の予算措置を行うものであります。


 第3は,道路及び都市基盤の整備であります。


 市民生活に密着した市道の側溝や舗装の改良等に要する経費を追加計上したほか,国の内示に伴い,美畑天童線などの街路事業について,その推進に係る経費について所要の予算措置を行うものです。


 以上が一般会計における歳出補正の主なものでありますが,財源としては,国庫支出金,市債及び前年度繰越金などを見込み計上したものであり,このたびの補正予算総額は5億7,130万7,000円となったところであります。


 次に,事件決議及び条例関係についてご説明申し上げます。


 議第65号の議案は,住居表示を実施するため,吉原土地区画整理事業区域及びその周辺区域の町及び字の区域並びに名称を変更しようとするものであります。


 議第66号の議案は,山形学園改築主体工事について,1億6,642万5,000円をもって株式会社市村工務店と請負契約を締結しようとするものであります。


 議第67号及び議第68号の2議案は,県内の市町村合併に伴い,本市等で組織する一部事務組合である山形県自治会館管理組合及び山形県消防補償等組合の組合議会の議員定数を変更するため,地方自治法の規定に基づき協議の議決をもとめようとするものであります。


 議第69号の議案は,地方自治法等の改正に伴い,債務負担行為を設定することなく複数年にわたり契約を締結することができる長期継続契約について定めようとするものであります。


 議第70号の議案は,行政機関の保有する情報の公開に関する法律の制定等を受け,新たに第三者保護に関する手続きについて規定するなど本市情報公開制度の充実を図るものであり,議第71号の議案は行政機関が保有する個人情報の保護に関する法律の制定等を受け,データファイルの不当な提供行為等に対し,新たに罰則規定を置くなど,本市個人情報保護制度のより厳正な運用を図ろうとするものであります。


 議第72号の議案は,次世代育成支援対策の一環として,職員の育児時間の充実と男性職員の育児参加の促進を図るものであります。


 議第75号の議案は,松原住宅の一部を廃止するとともに,薬師町住宅の建替事業に伴い新たな住宅等について規定しようとするものであります。


 議第77号から議第96号までの20議案は,公の施設の管理を指定管理者に行わせるにあたり,地方自治法の規定に基づき,指定管理者が行う業務の範囲等について規定しようとするものであります。


 次に,報告案件について申し上げます。


 報第7号は,9月11日執行の衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に係る所要の予算措置について,去る8月9日に専決処分をいたしましたので,地方自治法の規定により報告を申し上げ,承認を求めようとするものであります。


 以上が提出議案の大要でありますが,細部については,説明を省略した議案とともに決算委員会,予算委員会及び各常任委員会等において,関係部課長が十分に説明いたしますので,よろしくご審議の上,ご認定及びご決議くださいますようお願い申し上げます。


○議長(阿部喜之助君) 以上で提案者の説明は終わりました。


 ――――――――――――――――――――





◎決算審査意見書の説明





○議長(阿部喜之助君) 次に,議第61号から議第63号までの議案3件に関して,監査委員から提出されています決算審査意見書の説明を求めます。山口代表監査委員。


〔代表監査委員 山口正志君 登壇〕


○代表監査委員(山口正志君) ただいま上程されました議第61号平成16年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算,議第62号平成16年度山形市水道事業会計決算並びに議第63号平成16年度山形市立病院済生館事業会計決算認定にかかわる審査の概要につきまして,意見書によりご説明申し上げます。


 はじめに,平成16年度山形市一般会計・特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書の1ページをご覧ください。


 まず,審査の対象でございますが,平成16年度一般会計歳入歳出決算ほか,特別会計歳入歳出決算9件,各会計歳入歳出決算事項別明細書,各会計実質収支に関する調書,財産に関する調書及び各基金の運用状況についてであります。


 審査の方法につきましては,処理の適法性,計数の正確性,予算執行の適正性等に主眼をおいて,関係簿冊及び収入支出証書類との照合調査並びに関係職員からの説明聴取などの方法により実施いたしました。


 審査の結果でありますが,各会計の決算及び証書類その他政令で定める書類は,各関係法令にしたがって処理されており,計数は正確であり,予算の執行につきましても,おおむね適正と認めました。また,各基金の運用,計数,執行についても正確,適正と認めました。


 次に,審査意見についてご説明申し上げます。


 意見書の2ページをご覧ください。


 平成16年度の一般会計と特別会計を合わせた決算額は,歳入が1,608億9,140万円で前年度に比べ1.3%増加し,歳出が1,577億2,836万円で1.8%増加しております。その結果,当年度の収支の状況は,31億6,303万円の剰余金を計上しておりますが,この中には翌年度に繰り越すべき財源が含まれるため,これを除いた実質収支額は29億8,090万円となっております。


 会計別では,一般会計の歳入が832億5,489万円で前年度に比べ0.7%増加し,歳出が809億6,933万円で1.5%増加しております。なお,当年度の決算には平成7年度及び8年度住民税等減税補てん債の借換えに伴う償還と借り入れが,歳入,歳出にそれぞれ45億1,640万円含まれております。一般会計の歳入のうち繰入金,地方交付税,寄附金等は前年度より減少し,市債,繰越金,地方譲与税等は増加しております。また,歳出のうち総務費,教育費,農林水産業費等が前年度より減少し,公債費,民生費,土木費等は増加しております。歳入の根幹をなす市税は,前年度より1億6,488万円減少しております。


 特別会計では,歳入が776億3,650万円で前年度に比べ2.0%,歳出が767億5,902万円で2.2%それぞれ増加しております。


 一般会計と特別会計を合わせた収入未済額は,39億7,628万円で前年度に比べ13.2%増加しております。なお,収入未済額は平成11年度に比較すると5年間で16億9,778万円増加しております。これは,将来の不納欠損額の増加につながり歳入の確保を損ないかねず,市民負担の公平の観点からも重要な問題であります。新たな未収金を発生させない仕組みづくりなど,創意工夫をもって実効ある未収金対策への取り組みを強化されるよう望むものであります。


 翌年度への事業繰越額は14億9,992万円で,前年度に比べ3億4,444万円減少しておりますが,今後とも事業を計画的に推進されるよう要望するものであります。


 市債残高は,一般会計では前年度に比べ6億6,507万円減少したものの,特別会計は24億8,452万円増加しており,合わせて2,308億2,677万円となり,前年度より0.8%多くなっております。この金額は,年間総予算を大きく上回るものであり,市債の増加は財政の硬直化につながるだけでなく,債務負担行為と合わせて,次世代の市民の負担となっていくことから,今後計画する建設事業等については,民間活力も視野に入れた長期的な資金計画により,支出の平準化に努められるよう望むものであります。


 また,普通会計における財政状況については,財政力指数は0.74で,前年度に比べ0.02ポイント上昇し,経常収支比率は85.5%で前年度に比べ3.1ポイントと大きく上昇しております。財政硬直化の進行が懸念される状況であります。さらに,公債費負担比率は18.8%と0.2ポイント低下しておりますが,起債制限比率は13.3%で前年度に比べ0.2ポイント上昇しており,厳しい財政状況であることから引き続き財政の健全化に向け最善の努力を傾注されるよう望むものであります。


 事業の執行状況については,地方交付税や臨時財政対策債が大幅に削減されるなど,本市の財政状況はさらに厳しさを増す中,本市が抱えるさまざまな課題に対応する施策が積極的に推進されております。


 わが国の景気は,緩やかに回復しているといわれておりますが,県内経済は依然として横這い圏内から脱しきれていないとされております。景気回復の足取りが重く,本市における市税の伸びが大きく期待できない中で,国の進める三位一体の改革に伴う地方交付税や国庫支出金の大幅削減など,今後も本市の財政は厳しい状況に置かれることが予想されます。こうした状況を踏まえ,財源の安定確保に向けたなお一層の努力と,内部管理経費の徹底した節減と財源の重点的かつ効率的な配分を図り,行政のスリム化とコスト意識の徹底など職員自ら創意工夫をもって行財政改革に取り組まれるよう望むものであります。


 今後とも,市政の透明化に向けた情報の開示を進め,市民の理解と協力を得ながら行財政基盤を確固たるものとし,さらなる市政の発展と市民福祉の向上を実現されるよう望むものであります。なお,個別的意見・要望等については,説明は省略いたしますが,4ページ以降をご覧いただきますようお願い申しまして,一般会計及び特別会計の決算審査意見の概要の説明といたします。


 次に,別冊になりますが,平成16年度山形市水道事業会計及び平成16年度山形市立病院済生館事業会計決算認定に係る審査の概要についてご説明申し上げます。


 公営企業会計決算審査意見書の1ページをご覧ください。


 審査の対象は,平成16年度水道事業会計決算及び市立病院済生館事業会計決算であります。


 審査の方法につきましては,決算報告書及び財務諸表が関係法令及び会計規程に準拠して作成され,かつ経営成績及び財政状態を適正に表示しているかどうかに主眼をおいて,関係簿冊及び証拠書類との照合調査並びに関係職員からの説明聴取などの方法により実施いたしました。


 審査の結果でありますが,決算報告書及び財務諸表はともに関係法令に準拠して作成されており,経営成績及び財政状態を適正に表示しており,決算の計数も正確なものと認めました。


 初めに,水道事業会計について申し上げます。


 意見書の2ページをご覧ください。


 審査意見についてご説明申し上げます。


 当年度の水道事業は,使用者に良質で安全な水を安定供給し,新規借入金を抑制するなど,効率的な経営等に重点をおいて推進されており,各種工事についてもほぼ計画どおり実施されております。


 給水量は前年度より0.3%減少し3,019万5,000#Q842d;となっておりますが,有収水量は無効無収水量の減少により,前年度より0.2%増加し2,705万9,000#Q842d;となっております。その結果,有収率は前年度より0.45ポイント高い89.62%となっており,過去5年間で最高となっております。


 次に,決算状況でありますが,4億1,687万円の純利益を計上し,前年度に引き続いての黒字決算となっております。事業収益は前年度より1.1%増加し64億7,315万円となっております。これは給水収益や工事負担金が増加したことなどによるものであります。事業費用は前年度より2.2%増加し60億5,628万円となっております。これは配水管仮設工事や減価償却費等が増加したことなどによるものであります。この結果,当年度未処分利益剰余金は,純利益に前年度繰越利益剰余金121万円を加え4億1,808万円となっております。経営の効率性を示す収益率は前年度より低下しておりますが,全国平均を上回り良好な数値となっております。


 次に,財政状態についてでありますが,資産総額は前年度より3.2%増加し,517億3,254万円となっております。負債総額は前年度より19.3%増加し,20億5,521万円となり,資本総額は前年度より2.6%増加し496億7,733万円となっております。財政状態を示す財務比率等は前年度より低下しておりますが,良好な数値となっております。また,企業債残高は前年度より0.6%減少しておりますが,212億9,975万円となっており,今後はさらに資金の計画的な調達を行い企業債残高の増加を抑制するなど,適正な財務管理に配慮されるよう望むものであります。


 経済状況は回復傾向にあるものの,市民の節水意識の定着などにより,当面,給水収益の増収が期待できない中で,配水管の改良や既存施設の更新などの建設改良費に多額の費用が見込まれております。また,水の安定供給に必要なこれらの建設投資は多額の減価償却費を発生させることから,水道経営は楽観視できない状況で推移することが予想されます。したがいまして,今後なお一層の経費節減,水道料金の未収金対策などに積極的に取り組み,長期的な展望にたった健全な経営状態の維持に努められるよう望むものであります。


 当年度の主要事業は,「山形市第二次水道事業基本計画」の基本方針に基づいて推進されておりますが,新潟県中越地震などの自然災害を教訓として,水道施設の耐震性強化,ライフラインとしての機能の向上,緊急時給水拠点の確保,非常事態における速やかな体制の確立などが強く求められております。今後の事業運営にあたっては,災害に強い水道施設の整備拡充と維持管理を行い,使用者サービスの向上に取り組むとともに,より安全かつ良質な水の安定供給に努力されるよう要望するものであります。


 以上が水道事業会計決算審査意見の概要であります。


 次に,市立病院済生館事業会計についてご説明申し上げます。


 意見書の22ページをご覧ください。


 審査意見について申し上げます。


 当年度の病院運営は,済生館3カ年計画の初年度にあたり,適正かつ健全な病院運営等を目指して取り組みを行ってきております。


 業務状況は,延入院患者数が174,311人で前年度に比べ5.6%,延外来患者数は272,652人で前年度に比べ6.3%それぞれ減少しております。病床利用率は前年度より4.7ポイント下回り83.1%となっており,これ以上の低下は病院経営に大きな影響を及ぼすと考えられることから,より一層の改善を図られるよう望むものであります。


 次に,決算状況でございますが,事業収益の総額は,主に医業収益が大きく減少したことにより,前年度に比べ3.4%減少し101億2,376万円となっております。事業費用の総額は,主に医業費用が減少したことにより,前年度に比べ2.6%減少し101億591万円となっております。この結果,当年度純利益1,785万円を計上し,当年度未処理欠損金は前年度に比べ1.3%減少の13億5,678万円となっております。


 医業収益は,入院収益と外来収益でそれぞれ減少したことにより,前年度に比べ3.7%減少し89億2,617万円となっております。医業費用は,退職給与引当金を計上しなかったことなどにより給与費が減少したほか,材料費で減少したことにより,前年度に比べ2.6%減少し93億3,258万円となり,その結果医業損益は4億640万円の損失となっております。医業収支比率については,前年度より1.1ポイント低下し95.6%となっており,収益率に関してはすべての項目で低下しているため,今後は収益の増加に向け努力されるよう要望するものであります。


 次に,財政状態についてでありますが,資産総額は,前年度より0.1%減少し241億7,490万円となっております。負債総額は,前年度より8.9%増加し10億1,372万円となり,資本総額は,前年度より0.5%減少し231億6,117万円となっております。財政状態を示す財務比率等は,前年度より低下しておりますが良好な数値を示しております。企業債残高は,前年度より3.3%減少し122億5,182万円となっておりますが,引き続き効率的な財務管理に配慮されるよう望むものであります。また,個人負担分に係る医業未収金については,今後も新たな未収金の発生を極力防止するとともに,発生した未収金の早期回収に向けて,より一層努力されるよう望むものであります。


 済生館においては,前年度から2カ年にわたり看護師を増員し,看護体制の充実を図っており,また職員の意識改革,病院経営の効率化,病院アメニティの改善にも努めております。しかしこれらの努力にもかかわらず,前年度に起きた医療事故は,患者・市民の病院離れを起こしていると思われます。再発防止のためにも引き続き安全管理に努められるよう望むものであります。


 病院を取り巻く環境は,医療費抑制の方針に伴う医療保険制度の改革等により年々厳しくなってきております。これからも経営改善を進めるとともに,市立病院としての役割を強く認識されるよう望むものであります。また,地震などの非常事態に備え万全な体制を強化されるよう望むものであります。さらに,患者及び市民から信頼され,選ばれる病院を目指し,患者の視点に立った医療をされるよう強く望むものであります。


 以上が市立病院済生館事業会計決算審査意見の概要でございます。


 なお,個別の意見,要望等については説明を省略をいたしますが,水道事業会計につきましては4ページ以降,市立病院済生館事業会計につきましては24ページ以降をご覧いただきますようお願い申し上げまして,決算審査意見の説明といたします。


○議長(阿部喜之助君) 以上で決算審査意見書の説明は終わりました。


 ――――――――――――――――――――





◎質疑





○議長(阿部喜之助君) これより質疑に入ります。


 上程議案に対し,ご質疑ありませんか。6番 遠藤和典議員。


○6番(遠藤和典君) ただいまの提出議案説明のうち,議第77号から96号までの指定管理者制度についてお尋ね申し上げます。


 皆様ご案内のように,この制度は平成15年6月13日公布,同年9月2日施行されまして,施行の日より最大3年の猶予期間がありますが,導入が義務づけられているものであります。その制度趣旨は自治体の行財政運営の効率化,簡素化を図るため民間企業やNPO法人などの民間事業者に公の施設の管理運営を認め,もって市民サービスの向上を進めることと私は理解しております。そこで,今回上程された条例についてですけども,すべからく指定管理者に何々施設の管理を行わせることができると。20の条例案についてだいたいこういうふうに書いてあるものであります。条例からは具体的な施設名は明らかになりますけれども,具体的運用についてはどのような方針で臨まれるのか,考えで臨まれるのか。特に制度趣旨を踏まえるならば,指定管理者を指定するにあたり募集をどうしていくんですか。指定の期間をどうしていくんですか。その辺が重要となってくると思います。そのあたりの考え方を市長にお尋ねいたします。


○議長(阿部喜之助君) 市川市長。


○市長(市川昭男君) 指定管理者制度につきましては,具体的な議案といたしましては12月議会を予定をしております。現時点での具体的な運用の考え方というご質問でございますが,これまで指定管理者につきましては,その導入を図るということでさまざまな観点で検討をしてまいりました。現時点での考え方としては,公募による施設の管理運営につきましては,限定した施設にせざるを得ないという考え方をもっております。行財政改革あるいは民間活力の導入という観点では,この指定管理者制度を積極的に活用するという法の精神の下に我々は執行すべきでありますが,また反面,これまでの一般質問でもさまざまなご質問をいただいております。既存の我々が設立してきた,そして指導している既存の団体の職員の雇用の問題,それの調整ということも重要なものと考えております。そんな観点で,現時点では,限定した施設今の時点で2施設を考えて,公募による施設を二つの施設というふうに考えております。残りについては,既存の団体の準備期間として,2年あるいは3年,あるいは5年が必要であろうというふうに考えております。これも具体的に12月議会で提案としてご審議をいただくわけですが,現時点ではそんな考えで考えております。以上です。


○議長(阿部喜之助君) 6番 遠藤和典議員。


○6番(遠藤和典君) 今のご答弁を聞いて,指定管理者制度について,正直がっかりしているところであります。指定管理者に対することですけども,今,現在管理委託している36施設のうちの2施設と理解しておりますけれども,36の中の2つと,残りの34はこれまでどおりの,今までやっているところにそのまま指定管理者を指定して行わせるということであります。制度趣旨を,今までいろんな議論がありましたけど,制度趣旨を見事に骨抜きになさったと言わざるを得ないかなと私は思います。また,今から2年,3年,5年と準備期間が必要だということがありましたけれども,法の施行からもうすでに2年経っているわけですよ。ここに至ってもまた2年,3年,5年という経過措置が必要というのは何なんですか。この2年間何をなさっていたんですかねというのが非常に率直な感想でございます。今,ご答弁いただいたような運用方針とこの条例案では,市長が常々おっしゃっています行財政改革の推進ですとか,経常経費に見合った歳出をというような大目標に矛盾するのではないでしょうかね。これで市民が納得するのかなと率直なところであります。そこでですね,もう1回改めまして聞きますけれども,市長の行革の姿勢と矛盾されないのかと。制度趣旨を十分踏まえてやろうとしているのかと。公募しないということでありますけれども,公募しない理由は何なんでしょうか。指定が2年,3年,5年と一定期間準備期間が必要でありますといいますけれども,その期間にばらつきがあるのは何でですか。最終的に,市民がこういうことで,今回の制度で,運用で今ご答弁いただいたようなことで,納得するんでしょうかと改めてお尋ねします。


○議長(阿部喜之助君) 市川市長。


○市長(市川昭男君) 準備期間につきましては,現時点で3年ないし5年という考えを持っております。私がこれまで進めてきました行財政改革あるいは民間活力の導入という点からすれば矛盾がないのかということでございますが,民間活力の導入という観点からすれば残念であるというふうに,現時点では残念であるというふうに思っております。しかし,先ほど答弁させていただきましたように,これの導入については,既存団体の職員の雇用の問題という大きな問題と調整をすることが非常に重要であるというふうに思ってます。行財政改革を進めるにあたりましても,私は職員の不安というものをできるだけ少なくするということも市長としての努めであろうというふうに思っております。そんな観点で,さまざまな観点でこれまで検討してまいりましたが,やはりその団体によって3年ないし5年という準備期間がぜひ必要だというふうなことは私はやむを得ないというふうに考えております。


 なお,市民から納得してもらえるのかというふうなご質問でございますが,私はそういった現状,現時点での山形市の現状,考え方,これを丁寧に説明をすれば,納得していただけるものというふうに考えております。また,そういうふうに努力をするつもりでございます。以上です。


○議長(阿部喜之助君) 6番 遠藤和典議員。


○6番(遠藤和典君) どうも今の答弁でも私は納得できないんですよね。先進的な事例の部分では,もうすでに導入しているところがあって,そういう中では施行からすぐ半年,1年で導入しているところがあるわけです。いろんなところ,今回のうちの出してきた36以外でも,例えば図書館,公民館,市民会館そういった,うちでは直営でしているところもあるわけですよ。民間事業者を指定した場合は,程度の差はありますけれども,だいたい経費の削減とか,そういうことに成功して,行財政改革の一助になっているわけです。現在,管理委託をしている36施設に限定したということは,非常に市長の行財政改革とかに対する制度導入に対して,消極的な姿勢ではないのかなと,私は非常にそういうふうに思います。今まで,準備期間があったにもかかわらず,ここまで2年間経ってから出して,まだ必要だと,準備期間いると,これはどう考えても納得できないと思うんですよ。


 普段ね,市長がおっしゃる行革とか効率的な行政経営ということに,今回条例,今ご答弁いただいた運用方針については,明らかに私はおかしいと,矛盾すると思っております。今日はこの辺にしますけれども,こういうことに対して,今回上程された条例と運用方針を大いなる不満を表明して私の質疑を終わります。以上です。


○議長(阿部喜之助君) ほかにご質疑ありませんか。34番 小野寺建議員。


○34番(小野寺建君) 市長の方から決算についてのご報告がされたわけでありますが,国の三位一体の改革による地方交付税の削減,さらにはご案内のとおり,昨年は48年ぶりの当初予算対比マイナスという大変厳しい予算化の中でありましたけれども,今日の報告によりますと,4.1%そして金額にして,実質約22億円の繰越剰余が出たということにつきましては,検証システム等の実施などもあると思いますが,努力されたいわゆる予算にあたってですね,効率的なメリハリのある予算運営にした結果がこのような剰余金を生む状況になったのではないかということで,高く評価をするものであります。今,国は708兆円に及ぶ大幅な赤字を抱えているわけです。その対策としては,子供や孫たちには,これを引き継ぐことはできないと言いながらも,依然として赤字国債を発行しながら,やっている状況にあるわけであります。


 もちろん山形市も1,000億を超える赤字があるわけでありますが,それらを踏まえながら,赤字をこれ以上増やさないという基本的な考え方に立って,日常業務をなされておるわけでありまして,私たちとしても,それこそ子供や孫たちに,山形市民に対する赤字が及ばないように,先送りされないように,私は真剣に考えて,山形市としてやっていかなきゃならんというふうに思っているところでございます。したがって,今後ですね,大変厳しい状況がまた予想されるわけですから,これからの1,000億強あるわけですけれども,これらの解消策をどのようにですね,山形市として考えておられるのか。進めようとしておられるのか。赤字解消についての考え方をお聞きしておきたいと思います。


 さらに,今大変問題になっておりますと同時に,今回の補正予算の柱の一つでありますアスベストの問題であります。今回補正には,調査委託料を含め予算措置がなされているわけでございますが,これらは一般財源で処理をされるわけでありますけれども,基本的には,アスベストは国が使用許可をして,30年前ぐらいでしょうかね,それぞれの建築資材に使われてきたという経過があるわけで,今回は国もこのアスベストについては,こういう問題があるというふうに指定をされたと私は記憶しているんですけども。今後ですね,調査をした結果,山形市の施設,あるいは市民のいろんな住宅等についてアスベストの被害が予想されるというふうに,調査結果が出た場合の予算措置についてお聞きしたいわけですけれども,これは一般財源で全部消化をしていくのか,それとも国,県等々の予算的措置が考えられるのかどうか。その辺の大綱的な考え方についてお聞きをしておきたいと思います。以上です。


○議長(阿部喜之助君) 市川市長。


○市長(市川昭男君) まず第1点の赤字解消の問題でございますが,これまで提案説明の中にも経常収支による経常的な歳入にあった歳出というふうな観点で,今後とも執行していきたいと思いますと同時に,事業の不要不急な事業の選択,私市長に就任させていただきまして,事業の休止,中止,縮小等も見据えながら,今後とも赤字の抑制について,今後とも進めていきたいというふうに考えております。


 借金の,できるだけ抑制については進めていきたいというふうに考えております。ただし,最低もっとも市民生活に直結して,どうしてもやらなければならない事業につきましては,それは当然しなくてはなりませんので,全体の中で考慮していきたいというふうに考えております。


 それから,アスベストにつきましては,その害が判明した場合,これは金がどうのこうよりも,まず財源云々よりも,まず工事をいち早くやることが我々の努めであろうというふうに思っております。その後で,国・県の方の予算につきましては,現時点ではどのようになるかわかりませんが,国の基準によって我々が安全かどうかというものをこれまでも判断してきたし,確か昭和60年代に封じ込めというのを国の指導によりやってきた経過がございます。今回,5%未満の,5%であっても含有量が5%であっても危険だという基準を示しておりますので,やはりこれは国の方にさらに財源についても,要望をしていきたいというふうに考えております。まずは判明した場合には,それをすぐ除去をすることが一番肝要であろうというふうに思っております。以上でございます。


○議長(阿部喜之助君) ほかにご質疑ありませんか。29番 高橋嘉一郎君。


○29番(高橋嘉一郎君) 市長の当初の決算の冒頭では中央の回復の兆し,地方にはなかなか波及せずと,こういう見方が述べられている。これから補正予算については,月例経済報告によると,企業部門と家庭部門がともに改善して緩やかに回復している。一方,県内の動向は個人消費は総じて弱い動きとなっているという分析ですが,述べているわけですけれども。政府の統計でありますと,大企業はバブル期以上の大もうけをしているというそういう数字がきちっと出ているわけだね。そして80兆円余りの剰余積立金が出てきていると。その辺,もうけが大企業にはあると。こういう実態がここでは指摘してないわけですけども。それで,昨日の内閣の発表で,7月の景気動向調査では景気がよくなっているというが,今になってみるとよいということは速すぎた。景気よくなったということは速すぎたと7月の時点でいっているわけだ。日本経済が踊り場を脱しきれていないそういう材料があると。その辺で,大企業は景気がよくて,バブル期以上のもうけしているわけですけども。国民の金の流れというか,これ非常になんか前から景気よくなるような話しているんだけども,一向によくならない。これはどういうことかなと。市長の見解をまずお聞きしたいと思います。


○議長(阿部喜之助君) 市川市長。


○市長(市川昭男君) 見解というご質問です。私も経済のアナリストじゃないもんですから,明解な答弁ができないと思いますが,私は,山形市とすれば昨年度あたりから企業誘致がこの提案説明でもありましたように,具体的に昨年度あたり動きが出てきたなと,具体的に企業が,決まっている会社も出てきましたので,動きが出てきたなというふうに思っておりますが,昨日,中小企業連盟さんとの,各組合さんの話し合いがございました。その中で,中小企業,各組合さんの中でいろんなご意見を聞きますと,非常に厳しい状況は変わりない。その時の中小企業連盟の千歳会長さんのごあいさつの中で,景気は踊り場を脱したというふうに言われているが,山形市の中小企業についてはそんなことは全然ない。むしろ冷え込んでいるというふうな表現がございました。そんなことを考え合わせ,非常に厳しい問題がございます。一部の企業,業種によっては,景気が上向いているということも言えるでしょうが,全般的に地方への景気の波及というものはまだまだと,山形市長としてそういうふうに考えております。その原因は何だと言われるとちょっと専門的な分野で,私もそこまでは分析はしておりません。山形市の中小企業さんの方々,非常に厳しい現実でということは申し上げておきたいというふうに思います。以上です。


○議長(阿部喜之助君) 29番 高橋嘉一郎議員。


○29番(高橋嘉一郎君) 市長としての,山形市内の企業の状況の把握についてはね,そういう実態ではないのかなと私も受け取っております。非常に厳しいという,冷え込んでいるという。これはそういう実態だと思うわけだね。市長の答弁がなかったわけですけれども,日本の大企業は,まず本当にバブルもうけになっているというのは,これは私,6月議会でも財政部長に総務委員会で指摘したわけですけれども,この低所得者,弱者には増税の路線をやっているけどね。大企業っていうのは,そういうのについては税を大まけにまけているけれども,そいつの増税はしない。ここに問題があるわけだね。市民には増税どんどんだよ。大企業の方には大まけにまけてそのままなんです。ここ,だから市長会あたりで問題にしてほしいと。やっぱり税の是正だね。もうかったらもうかったなりにそれなりの税の負担というのは,所得のない人にばかりびりびりかけるというのは,これ大問題だ。だからその辺,市長会あたりで取り上げるようにというようなことについては,財政部長はそういうように働きかけていきたいという答弁があったわけですけれども,市長はそこら辺いかがなものですか。


○議長(阿部喜之助君) 市川市長。


○市長(市川昭男君) 税制については国家的見地から検討されているし,今後とも検討をしていくものというふうに思ってます。明らかに我々山形市民あるいは勤労者,生活者に明らかにおかしいというものであれば,それは市長会等で検討していきたい,要望するように考えていきたいというふうに思います。以上です。


○議長(阿部喜之助君) 29番 高橋嘉一郎議員。


○29番(高橋嘉一郎君) 市長の最後の答弁が非常に良かったなあと思うわけですね。明らかな差というものがあった場合にはね,市長会あたりできちっと言うべきことを言ってもらわないと,市民が浮かばれないわけだ。まず6月議会で125万円以下の低所得者には課税が今までなかったのを今度課税するという。その他いろいろな負担増が,俺も老人のうちだけども,老齢者特別控除を廃止するとか,配偶者控除これも廃止するとか,今度サラリーマンの給与所得の基礎控除を半減するとか,増税ばがばがだべ。ばがばが増税そこばかりして,ぜひ大企業のもうかっている中ではそれなりの社会的な責任を果たしてほしいというような,市長の最後の言葉,非常に重要な答弁でした。私は期待しておきたいと思います。


 問題は非常に大変な財政状況になってきている。そんな中で,市長のこの中には,市民の暮らしの安全安心をやると。こういうことを言っているわけだね。だから,市民の安心安全これを具体的に示す必要がある。税金ばかりどんどん取っては,市民の暮らしは安全ではないからね。そこら辺の具体策をずばり市長は検討するべきではないかと。具体策をね,その辺いかがでしょうか。


○議長(阿部喜之助君) 市川市長。


○市長(市川昭男君) 安全安心は当たり前の話です。我々市政をつかさどるものとしては,大根底に考えているのは,常に安全安心を根底において,我々執行しているつもりでございます。具体的にと言いますと,それは具体的にこれまでもやってきたものがいっぱいあると思います。安全安心の,ここにも書いてあるとおり,昨年度は洪水避難地図とかあるいはいろんな面で安全安心にかかわるものがあると思いますが,すべての行政を行政事務,事業を執行するにあたりまして,この安全安心というものはそれぞれの事業に必ず安全安心の観点はあるはずですし,我々もその観点を忘れないように,具体的な事業の中でそれを実現をしていきたいというふうに思います。以上です。


○議長(阿部喜之助君) 29番 高橋嘉一郎議員。


○29番(高橋嘉一郎君) 終わりますが,今の言葉をですね,我々はどう理解するかという点で,それは市長の言葉は非常に重いからね,安心安全の市民の暮らしを守るというんだから,そういうふうにやってもらいたいと。そうでないとやっぱり市川市長の政治責任という,あるいは政治の評価が問われる。ぜひそういう考えで,困っている方々がいっぱいいるもんだからね,本当にそういう点で応えてほしいとそこだけ申し上げて終わります。


○議長(阿部喜之助君) ほかにご質疑ございませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(阿部喜之助君) ご質疑なしと認めます。これをもって質疑を終わります。


 ――――――――――――――――――――





◎動議(決算・予算委員会の設置,議案付託)





○議長(阿部喜之助君) 26番 渡辺弥寿雄議員。


○26番(渡辺弥寿雄君) この際,動議を提出します。


 ただいま上程されました議案のうち,議第61号から議第63号までの議案3件については,議長を除く全議員で構成する決算委員会を設置して付託,議第64号並びに報第7号の議案2件については,議長を除く全議員で構成する予算委員会を設置して付託のうえ,審議されるよう動議を提出します。


○議長(阿部喜之助君) ただいま渡辺弥寿雄議員から提出されました動議を議題とすることに,ご異議ありませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(阿部喜之助君) ご異議なしと認めます。


 したがって,決算委員会・予算委員会の設置,及び議案付託の動議を議題とします。


 お諮りします。ただいまの動議のとおり決定することに,ご異議ありませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(阿部喜之助君) ご異議なしと認めます。


 ――――――――――――――――――――





◎委員会付託





○議長(阿部喜之助君) したがって,議第61号から議第63号までの議案3件は決算委員会を設置して付託,議第64号並びに報第7号の議案2件は予算委員会を設置して付託,その他の議案は,配布しています付託案件表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託します。


 なお,請願は,請願文書表のとおり,所管の常任委員会に付託します。


  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


○議長(阿部喜之助君) 以上をもって,本日の日程は全部終了しました。


 ――――――――――――――――――――





◎休会





○議長(阿部喜之助君) この際,お諮りします。


 議案調査のため,明日から9月12日まで4日間休会したいと思います。これにご異議ございませんか。


〔「なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(阿部喜之助君) ご異議なしと認めます。


 したがって,会議は明日から9月12日まで4日間休会することに決定しました。


 ――――――――――――――――――――





◎散会





○議長(阿部喜之助君) 本日はこれをもって散会します。


    午前11時13分 散 会