山形県 山形市
平成17年予算委員会( 6月20日)
平成17年予算委員会( 6月20日)
平成17年6月20日(月曜日)
〇出席委員(37名)
斉 藤 栄 治 君 遠 藤 吉 久 君
渡 辺 元 君 折 原 政 信 君
小 野 仁 君 遠 藤 和 典 君
丸 子 善 弘 君 長谷川 幸 司 君
今 野 誠 一 君 阿 部 典 子 君
石 沢 秀 夫 君 鑓 水 一 美 君
菊 池 文 昭 君 斎 藤 淳 一 君
後 藤 誠 一 君 須 貝 太 郎 君
五十嵐 吉 信 君 斎 藤 武 弘 君
渡 辺 ゆり子 君 高 橋 啓 介 君
豊 川 和 弘 君 佐 藤 義 久 君
高 橋 博 君 加 藤 賢 一 君
鈴 木 善太郎 君 渡 辺 弥寿雄 君
長 瀬 洋 男 君 峯 田 豊太郎 君
高 橋 嘉一郎 君 酒 井 靖 悦 君
枝 松 昭 雄 君 佐 藤 稔 君
高 橋 伸 行 君 小野寺 建 君
尾 形 源 二 君 宝 沢 啓 輝 君
加 藤 孝 君
〇委員外議員(1名)
阿 部 喜之助 君
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〇説明のため出席した者
市長 市 川 昭 男 君 助役 池 野 勇 男 君
収入役 横 倉 明 雄 君 総務部長 芳 賀 賢 二 君
財政部長 荒 井 満 君 企画調整部長 瀧 井 潤 君
市民生活部長 鈴 木 正 人 君 環境部長 安 達 重 晴 君
健康福祉部長 佐 藤 武 君 商工観光部長 会 田 幸 雄 君
農林部長 榎 森 正 志 君 建設部長 渡 辺 肇 君
都市開発部長 浅 沼 義 明 君 下水道部長 飯 野 典 男 君
消防長 市 山 孝 弘 君 済生館事務局長 富 田 博 君
水道部長 小 関 幸 一 君 教育長 大 場 登 君
教育部長 城戸口 庄 悦 君 選管委事務局長 駒 谷 修 二 君
監査委員事務局長 高 橋 保 雄 君 農業委事務局長 小 林 喜四郎 君
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◎午後1時 開会
○須貝太郎委員長 ただいまから,予算委員会を開会します。
それでは,議事に入ります。議第45号から議第50号までの補正予算6件並びに報第1号及び報第3号から報第6号までの報告5件を一括議題とします。
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◎分科会委員長報告
○須貝太郎委員長 これらの案件については,各分科会に分割付託の上,審査をお願いしていますので,その経過と結果について,各分科会委員長の報告を求めます。
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◎総務分科会委員長報告
○須貝太郎委員長 遠藤総務分科会委員長。
○遠藤吉久総務分科会委員長 総務分科会における審査の経過と結果について,ご報告いたします。
まず,議第45号平成17年度山形市一般会計補正予算の付託部分について申し上げます。
委員から,職員厚生会補助金について,このたびの減額補正までの経緯はどうだったのか,との質疑があり,当局から,予算編成時はこれまでの公費負担割合を見直し1対1に減額して予算計上した。そして3月議会で元気回復券についての質疑があり,その後も市民からの問い合わせ等が続いていた。新年度に入り厚生会で事業等を検討する中で,17年度の補助は辞退する,との申し出があったものである,との答弁がありました。
これに対し委員から,3月の予算計上時に厚生会として今後の方向性を示すべきだったと思う。この補助金は雇用する側としては当然あるべきものであり,法的にも問題ない。来年度の補助の有無について,方向性はどうか,との質疑があり,当局から,市民理解を得られる事業内容となるよう再度精査し,厚生会として必要な補助金は,市に対して申請されるものであると考えている,との答弁がありました。
大要以上の後,議第45号の付託部分については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
次に,報第1号及び報第3号の平成16年度山形市一般会計補正予算に係る,専決処分の承認についての2件は,当局の説明を了承し,いずれも全員異議なく承認すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。
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◎厚生分科会委員長報告
○須貝太郎委員長 五十嵐厚生分科会委員長。
○五十嵐吉信厚生分科会委員長 厚生分科会における審査の経過と結果について,ご報告申し上げます。
議第45号平成17年度山形市一般会計補正予算の付託部分について,主な質疑を申し上げます。
委員から,山形学園に入る子供たちは,家庭的な愛情を求めているのではないか。改築にあたり,そのことへの配慮はしているのか,との質疑があり,当局から,施設の定員は40名であり,性別や年齢などに配慮しながら10人ずつのユニット制の施設運営となる。ユニット制の特長を生かし,特に各ユニットにそれぞれの台所を置くなど,食事を通してできるだけ家庭的な雰囲気が感じられる施設となるよう配慮している,との答弁がありました。
次に,委員から,自動体外式除細動器を市庁舎と霞城セントラルに配置するとのことだが,今後各施設にどう配置していくのか,との質疑があり,当局から,今後は中学生や高校生が部活動をしている学校やスポーツ施設などに優先して配置を考えていきたい。ただ,誰でもすぐに扱えるものではなく180分間の講習が必要であり,それも含めて関係機関と連携しながら,今後のことを検討していく,との答弁がありました。
また,委員から,市庁舎は済生館が近いのだから,むしろほかの施設に配慮すべきでないのか,との質疑があり,当局から,市庁舎は済生館に近いが,不特定多数の市民が来る場所であり,緊急の事態が発生した場合は2分から3分以内の措置が望ましく,1分遅れるごとに救命率が低下してしまう。また,保健師が除細動器を使用できるよう研修会を計画しており,市民向けの研修会も開催していく必要がある,との答弁がありました。
大要以上の後,議第45号の付託部分については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
次に,議第47号平成17年度山形市立病院済生館事業会計補正予算について,主な質疑を申し上げます。
委員から,職員厚生会への補助を取りやめるとのことだが,補助しないのは今回だけと理解してよいか,との質疑があり,当局から,職員厚生会では諸事情を考慮して17年度は辞退することとなったが,18年度については当初予算編成の時期までに検討していく予定と聞いている,との答弁がありました。
大要以上の後,議第47号については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
最後に,議第48号平成17年度山形市介護保険事業会計補正予算について,主な質疑を申し上げます。
委員から,介護保険制度の改革は現行の保険料でまかなう前提か,との質疑があり,当局から,介護保険の改定について,10月をめどにその一部が示される。各保険者はこれから検討していくが,難しい問題と認識している,との答弁がありました。
これに対し委員から,値上げを前提に考えているのか,との質疑があり,当局から,介護報酬がどうなるか,まだ見通しが立っていない。値上げを前提にしているわけではない,との答弁がありました。
また,委員から,今回は制度改革に電算システムを対応させるための補正だが,経費は各自治体で負担するのか,との質疑があり,当局から,自治体によって電算システムが異なる。後で国が一部を負担する話もあるが未確定である,との答弁がありました。
次に,委員から,介護予防策について,筋力トレーニングやパークゴルフで屋外に出て交流する場など,いろんな手立てが必要だ。介護予防の取り組みに市全体として,まちづくりの一環として総合的に取り組んでほしい。地域での介護予防を進めるべきではないか,との質疑があり,当局から,介護予防策として必ずしも機械を必要としない筋力トレーニングや,楽しみながら行える運動が有効だ。健康づくりの一環として考える必要がある,との答弁がありました。
大要以上の後,議第48号については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
以上で,厚生分科会の報告を終わります。
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◎産業文教分科会委員長報告
○須貝太郎委員長 斉藤産業文教分科会委員長。
○斉藤栄治産業文教分科会委員長 産業文教分科会における審査の経過と結果について,ご報告を申し上げます。
議第50号平成17年度山形市中央卸売市場事業会計補正予算についての主な質疑を申し上げます。
委員から,倒産した?山果の従業員のうち,何人が丸果?で雇用されているのか。また,出荷農家に対する未払い金はどのくらいか,との質疑があり,当局から,旧?山果の従業員40人のうち19人が丸果?に採用されている。未払い金については,200人を超える農家で総額約1,500万円である。市としては,丸果?に対する支援策の中で,引き続き出荷してもらえる体制づくりの中で出荷農家を間接的に支援していく考えである,との答弁がありました。
また,委員から,青果部の売上げが対前年比で75%に落ち込んでいるが,運転資金としての3,000万円の算出根拠は何か。また,どの程度の回復を目指しているのか,との質疑があり,当局から,対前年比で80%までの回復を目指している。売上げ金額としても100億円を超えることを目標としており,集荷対策などの運転資金として運用していく計画である,との答弁がありました。
また,委員から,?山果倒産の時には農林水産省や市の検査も入っていたが,倒産の危険性を見つけられなかった。今後,丸果?に対して同じ轍を踏まないための対策はどのように考えているのか,との質疑があり,当局から,検査には昨年度から外部の公認会計士に委託してやっている。昨年度は,水産を実施し青果については今年度に実施する予定であった,との答弁がありました。
大要以上の後,議第50号については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
次に,報第6号平成16年度山形市農業集落排水事業会計補正予算に係る専決処分の承認について主な質疑を申し上げます。
委員から,農業集落排水事業箇所の設備更新の状況はどうなっているのか,との質疑があり,当局から,設備の更新については機器の耐用年数もあり,その都度予算措置をして修理をしている。全体的な補修計画をつくって計画的に対応していきたい,との答弁がありました。
また,委員から,将来的に公共下水道との連結をどう考えているのか,との質疑があり,当局から,公共下水道との接続は可能になっている。宝沢地区については農林水産省の了承を受け,余剰処理水について連結可能となっているが,計画人口に対し人口が減っていることもあり,人口の推移や処理能力を見ながら進めていきたい,との答弁がありました。
大要以上の後,報第6号については,全員異議なく承認すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。
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◎建設分科会委員長報告
○須貝太郎委員長 高橋建設分科会委員長。
○高橋博建設分科会委員長 建設分科会における審査の経過と結果について,ご報告いたします。
はじめに,議第45号平成17年度山形市一般会計補正予算の付託部分については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
次に,議第46号平成17年度山形市水道事業会計補正予算について主な質疑を申し上げます。
委員から,このたび公営企業債の借り換えを行うにあたり,その対象になるものは上水道と下水道の場合で利率が違うのか,との質疑があり,当局から,国からの通達で公営金融公庫から借りている市債のうち,利率が7.3%以上のものが対象であり,当市にあたっては上水道は7.5%以上のもの,下水道は7.3%以上のものが対象になっている,との答弁がありました。
大要以上の後,議第46号については,全員異議なく可決すべきものと決定いたしました。
最後に,議第49号平成17年度山形市公共下水道事業会計補正予算について,報第4号平成16年度山形市区画整理事業会計補正予算における専決処分の承認について,及び報第5号平成16年度山形市公共下水道事業会計補正予算における専決処分の承認については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決及び承認すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。
○須貝太郎委員長 以上で,各分科会委員長の報告は終わりました。
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◎質疑
○須貝太郎委員長 それでは質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し,ご質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○須貝太郎委員長 ご質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結します。
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◎採決
○須貝太郎委員長 これより採決します。
議第45号から議第50号までの補正予算6件,並びに報第1号及び報第3号から報第6号までの報告5件を一括して採決します。
お諮りします。ただいまの補正予算6件及び報告5件を各分科会委員長報告のとおり決定することに,ご異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○須貝太郎委員長 ご異議なしと認めます。
したがって,議第45号から議第50号までの補正予算6件,並びに報第1号及び報第3号から報第6号までの報告5件については,いずれも原案のとおり可決及び承認すべきものと決定しました。
以上で付託案件の審査は全部終了しました。
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◎閉会
○須貝太郎委員長 これをもって予算委員会を閉会します。
午後1時18分 閉 会
臨時予算委員長 宝 沢 啓 輝
予算委員長 須 貝 太 郎