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平成17年産業文教委員会( 3月14日 産業文教分科会・予算)




平成17年産業文教委員会( 3月14日 産業文教分科会・予算)





産業文教委員会


産業文教分科会(予算)





 
日   時   3月14日(月) 10時00分〜17時03分


場   所   第4委員会室


出席委員    菊池文昭,長谷川幸司,斎藤淳一,五十嵐吉信,高橋啓介,


        加藤賢一,佐藤 稔,尾形源二


欠席委員    長瀬洋男,加藤 孝


当局出席者   商工観光部長,農林部長,教育長,教育部長,関係課長,


        関係室長


委員長席    菊池文昭,長谷川幸司


審査事項    1.議第8号  平成17年度山形市一般会計予算


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〈教育委員会関係〉


1.議第8号  平成17年度山形市一般会計予算


 ◎第1条一般会計歳出 第10款教育費 第1項教育総務費


  〇1目教育委員会費,2目事務局費


   (教)管理課長から説明を受けた後,質疑に入った。その内容は次のとおり。


○委員   中高一貫教育について,その後の経過と今後の取り組みを全議員に分かるように示していくべきと思うがどうか。


○教育長   委員会のスタンスとしては,平成19年度実施を目指して準備をしている。山形商業高校の在り方については,県教育委員会,市教育委員会,山形商業高校の卒業生や有識者で,これまで数回にわたり懇談会を実施してきた。そして,旧来の考え方にとらわれず,大学との接続もうまくいくような魅力ある学校をつくっていきたいと考えている。また,平成17年度に一貫教育についてのニーズ調査を行う予定であり,その結果を参考にするとともに,山形市の教育の理念と将来の子ども像を念頭に置きながら,中高一貫教育の実現に向けて取り組んでいきたい。


○委員   外国語指導助手を小学校にも導入してはどうか。


○学校教育課長   中学校に配置している外国語指導助手(ALT)は,近隣の小学校から希望があれば出向いている。既に20校から要望があり,出向いている。小学校で英会話教育を進めるべきかどうかの議論は必要であるが,現在は総合学習の中で,国際理解のための文化交流を主としている。


○教育長   小学校からの英語教育は,言語学者によれば,9歳から12歳時に母国語が形成される。それ以前は母国語の形成が邪魔されるおそれがあるという。英語教育については,中学1年生から取り組む際のイニシアチブになればよく,適時性があると理解している。


○委員   新しい県知事になって,現在,中学校1年生の学級編制において,少人数学級編制をとるか,重点教科副担任制をとるか,学校によって対応が分かれている。市教育委員会としてはどう考えているのか。


○学校教育課長   県の方針では,学校長の判断となっている。教育委員会の中で,該当校は10校あるが,小学校からのスムースな移行,環境変化による心理的ストレスの緩和等から学校規模は小さいほうが望ましい。第九中,金井中,高楯中は,さんさんプランに該当しないので,副担任制となる。どちらがより有効かは,仮説としては少人数学級であるが,今後検証していく必要がある。





 〇3目教育指導費,4目学事費


  学校教育課長から説明を受けた後,質疑に入った。その内容は次のとおり。


○委員   不登校の実態はどうなっているのか。また,子どもが減っているが,私立高校と県立,市立を含めて統廃合の動きはあるのか。将来的に村山地区の学校再編はどうあるべきと思うか。


○教育長   私立高校と公立高校の協定では,3対7と協議しているようである。村山地区は,ここ数年,学校の統廃合はない。西村山地区は平成17年度から検討に入る。庄内は今までゆるやかだったが,飽海地区で検討している。


○学校教育課長   今年度,年間30日以上学校に出ていない児童生徒数は,小学校は前年同様に推移しており,中学校は昨年より減少すると捉えている。平成16年12月末で,小学校36名,中学校148名である。


○委員   小学校で不登校だった子どもが,中学校でも不登校になる要素はあるのか。


○学校教育課長   小学校で不登校になった子どもが,中学校でも引き続きなる。要因についての決定打はない。中学校では減少しているが,それでも148名いるので,限りなくゼロに近づける努力は必要である。積極的に家庭訪問を行っており,不登校を出さない学校づくりが最重要であると思う。さらに強力に進めていきたい。


○教育長   不登校は,一時期,成長の一過程なので,じっと待つという考え方もあった。最近の社会的議論の傾向としては,自分の生き方,将来をイメージする力や生きる力がない子どもがなりやすい。努力が報われる社会ではないので,世の中の風潮が反映しており,社会全体で対応すべきと思う。


○委員   要保護・準要保護と少子化傾向とのかかわりはどうか。また,今後の見通しはどうか。交付基準の見直しは行うのか。


○学校教育課長   平成16年10月1日現在で921世帯である。社会の経済情勢が好転しないと減少しないと考えられる。今後も増加を見込んで予算計上している。交付基準の見直しについては,適切性を見定めて検討していきたい。


○委員   補助金の額から見て,スクールバスの導入も検討すべきと思うが,考え方を伺いたい。特認校制度と併せて,真剣に論議すべき時期にきていると思う。


○教育部長   地域の子どもの数や地域の規模を考える場合,地域の中だけで教育することに疑問を出している状況もある。地域の方が学校を選択する場合,勤務先や職業が主体となっている。スクールバスについては,今後研究していきたい。


○委員   義務教育の中で,父兄の負担が出てくることはおかしい。不平等である。基本的にどうあるべきか,教育委員会としての早急な対応を求めたい。


○教育部長   教育の考え方としては,行財政の中だけではなく,違った価値観の中で検討すべきものと思う。平成17年度に,各施設についての課題,問題を問い合わせ,新しい教育施設の方針を見出していきたい。


○教育長   学校負担,保護者負担は,本来,国・県が面倒を見るべきと思う。研修費や図書費等は,もともと国が手当てしていた。その部分がはずされてきた。是非見直してもらいたい。通常の保護者負担はおかしいと思うが,これまでの経過を精査しながら検討していきたい。


               休 憩  12時03分


               再 開  13時05分


○委員   山形の教育行政をどのようにしたいのか,踏み込んだ議論が必要である。教育委員会として,「こういう人を育てたい。そのためにこういう施策がある」とう情報が遅れている。「特色ある学校づくり」推進事業の成果は出ているのか。


○教育長   広報活動について反省すべき点もある。各課で年度の指針を出して,市民から理解してもらえる手当てを講じている。各事業の数値的目標をどの達成度に置くのか,さらに精査していきたい。「目指す子ども像」,「目指す学校像」の柱を示しながら,指針を出していきたい。


○委員   市民が夢が持てるような教育環境を整備してもらいたい。情緒障害児についても,山形市としてもっと取り組む姿勢がほしい。1人1症状で,それぞれの対応が必要であり,家庭の精神的負担は大きい。暖かさが感じられる施策にもう一歩のところである。


○学校教育課長   特別支援教育は,最重要施策として取り組んでおり,特別支援教育コーディネーターを置いている。個別の指導計画を作って進んでいる。症状が多様化し,難しいところがある。個別対応が必要である。特殊学級には107名おり,うち12名は養護学校に通っているが,食後の排泄の世話や急な飛び出し等がある。





 〇5目青少年費,6目青少年指導センター費


  青少年課長からの説明を受けた後,質疑に入った。その内容は次のとおり。


○委員   街頭指導はどのようにしているのか。形骸化しているとの声もある。体が大きかったり,集団化している場合,声かけしにくい状況もあると聞くが,実態を精査してもらいたい。


○青少年課長   指導員は,平成16年7月現在で828名おり,全員に担当をお願いしていた。年1,2回ではうまく声かけできないため,7月から288名による中央指導員制度を発足させ,地区の主任指導員や熱心な方々を地区から推薦してもらい,年4,5回の指導に当たってもらう。また,2名の専門指導員を委嘱している。積極的に声かけしており,指導注意される子どもの数も減っている。


○委員   子供会育成連合会について,会長が代わると事務局も代わる状況である。事務局の固定化をお願いしているが,現状はどうなっているのか。


○青少年課長   少子化で子供会が成り立たないところもあり,連合会の将来にも不安がある。子供会からの要望もあるが,団体の事務局を行政内に置くのは時代の流れに逆行している。行政からは切り離すべきと考えている。


 大要以上の後,第10款第1項については,全員異議なく可決すべきものと決定した。





 ◎第1条一般会計歳出 第10款教育費 第2項小学校費


  〇1目学校管理費,2目教育振興費,3目学校建設費


   (教)管理課長から説明を受けた後,質疑に入った。その内容は次のとおり。


○委員   小中学校の耐震優先度調査の結果を受けて,耐震補強又は建て替えを進めていくことになるが,新しい土地を求めての建設など,学区再編も視野に入れて進めていくべきである。また,その時に旧校舎の活用についてもしっかり議論すべきだと思うがどうか。


○教育部長   当初の想像以上に人口が増えた地区に建設した学校は,今,不具合が出てきている。長期的な人口動態や都市計画を見極め,計画していくべきである。これからの学校は,ひとつの公共空間として,コミュニティ施設や放課後児童クラブの機能などもあわせ持つような合理的かつ機能的な学校を建設していくべきだと考えている。ただ,現在の財政状況や少子化傾向を考えた場合,新築は難しく,当面,通学区の調整を検討している。


○委員   耐震の中長期計画で,建て替えもあるとして,どのくらいの予算か。


○施設整備室長   調査結果から,建て替えを検討すべき学校もある。建て替えの場合,東小他4校で90億円,補強工事は大郷小を参考にすると30億円くらいである。財政状況から,一気に建て替えは進まないので,民間活力を導入できないか研究調査していく。


○委員   嶋地区で区画整理が進めば,人口増加が予想されるが,その場合の通学区編成はどのように考えているのか。


○学事室長   秋から嶋地区の保留地処分が始まるので,庁内でも検討に入っている。人口動態を推計し,各校のキャパシティーなども見ながら,関係機関と協議し,通学区編成を進めていきたい。


 大要以上の後,第10款第2項については,全員異議なく可決すべきものと決定した。


 ◎第1条一般会計歳出 第10款教育費 第3項中学校費


  〇1目学校管理費,2目教育振興費,3目学校建設費


   (教)管理課長から説明を受けた後,質疑に入った。その内容は次のとおり。


○委員   第十中学校において,2階・3階部分にだけ防音措置を講じるというが,全校舎にしてもよいのではないか。


○施設整備室長   1階部分については,騒音調査の結果,文部科学省で設定する基準値を下回っている。今後,交通量の増加が予想される場合は,再度調査したうえで対応したい。


   大要以上の後,第10款第3項については,全員異議なく可決すべきものと決定した。





 ◎第1条一般会計歳出 第10款教育費 第4項高等学校費


  〇1目学校管理費,2目教育振興費,3目学校建設費


   商業高等学校事務長から説明を受けた後,質疑に入った。その内容は次のとおり。


○委員   山商の教員の異動は,希望しないと異動しないのか。


○教育長   山商の人事異動についても,県の方針に従って進めている。県立高校の教員が山商に転入する場合も,山商の教員が県立へ転出する場合も,いったん辞職をすることが必要となり,そのことが交流のネックになっている。山商活性化のためには県との人事交流を活発に進める必要があり,それに向けての方策を県と話し合いを続けている。


 大要以上の後,第10款第4項については,全員異議なく可決すべきものと決定した。


               休 憩  14時54分


               再 開  15時00分





 ◎第1条一般会計歳出 第10款教育費 第6項社会教育費


  〇1目社会教育総務費,2目公民館費,5目文化財保護費


   社会教育課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主なものは次のとおり。


○委員   これからの公民館は,これまでのような機能だけでなく,老人ホームや放課後児童クラブの機能もあわせ持った地域の拠点となるようなつくりが求められていくと思うがどうか。


○社会教育課長   地域のニーズに応えられる部分に限界はあるが,これから地域の拠点的色彩は強くなっていくものと考えている。様々な制約はあるが,地域から喜ばれるものをつくっていきたい。


○委員   五十鈴公民館の整理をしっかりしないと,1地区1公民館の原則に反してくる。南沼原公民館の時のように,地元に買い取ってもらうなど検討すべきではないか。市として,本当に行財政改革に取り組むのなら,そういう曖昧なところにけりをつけるべきだと思うがどうか。


○社会教育課長   公民館は国からの補助金を受けて建設しているが,五十鈴公民館は南沼原公民館の時と違い,建設して24年経っていないので,今,普通財産にすれば,補助金を返還しなければならなくなる。ただし,平成16年4月に国から補助金にかかわる財産処分についての通達があり,転用ならその必要もなくなった。現在,そのあたりを県から国に照会してもらっており,その回答を待って対応していきたい。





  〇3目図書館費


   図書館長から説明を受けた後,質疑に入った。その主なものは次のとおり。


○委員   図書館分館の休館日が4月当初に5日ほどあるようだが,利用者の使い勝手を考えれば,そのようなことはすべきではないと思うがどうか。


○図書館長   分館の臨時職員の入れ替え時に研修期間を設けており,ちょうどその日にあたる。今後,スタッフの配置を工夫するなど検討していきたい。





  〇4目少年自然の家費


   少年自然の家所長から説明を受けた後,質疑に入った。その主なものは次のとおり。


○委員   冬場のラングラウフスキーの需要が高くなっているが,スノーモービルとの共存はどうしているのか。ぶつかることもあると聞くが,安全策はどうしているのか。


○少年自然の家所長   スノーモービルがラングラウフのコースに侵入して来ることがある。ラングラウフコースは,冬季活動研修として県民の森の中に設定している。冬季間の研修活動の要素もあり,活動増加してくると思われる。スノーモービル禁止の看板はあるが,積雪が多いといろいろなところから侵入してくる。県民の森と協議して看板を増設した。県民の森の職員,当館職員が巡回し,声かけをしている。関係機関と連携をとって,事故防止策をとっていきたい。


 大要以上の後,第10款第6項については,全員異議なく可決すべきものと決定した。





 ◎第1条一般会計歳出 第10款教育費 第7項保健体育費


  〇1目保健体育総務費,2目体育施設費,4目学校保健管理指導費


   体育振興課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主なものは次のとおり。


○委員   本市出身の加藤条治選手は,トリノオリンピックスピードスケート競技の出場内定を受けた金メダル候補だ。市が先頭に立ち,市民あげて応援していく体制をとるべきだと思うがどうか。


○スポーツ保健課長   ジュニアから力を入れてきた指導が実った成果だと喜んでいる。中央駐車場に懸垂幕を出す予定である。また,本市出身者がオリンピック出場する際は,10万円の報奨金を交付している。


○委員   防犯灯の設置について,中学校からの要望に100%カバーしているのか。


○スポーツ保健課長   通学路の指定は約340カ所ある。各学校からの要望もあるが,優先箇所を見て,平成17,18年度で整備していく。地権者の了解を得ながら実施していきたい。


○委員   通学路の安全確保は緊急性のある事業だ。クラブ活動で遅くなるなど,父兄が不安がっている。学校現場を優先することになっていたが,要望が教育委員会に届かない部分があるのか。


○スポーツ保健課長   街路灯の交換設置については,通学路優先の話はあった。町内会の街路灯からはずれている部分に,防犯灯を設置していく予定である。通学路設定の際に,学校からの要望も多い。危険箇所を優先して実施してきた経緯もあり,地域との連絡をとり,今後も対応していきたい。





  〇3目学校給食センター費


   学校給食センター所長の説明を受けた後,質疑に入った。その内容は次のとおり。


○委員   学校給食の地産地消への今後の取り組みはどう考えているのか。


○学校給食センター所長   現在,米飯給食時には,はえぬきの一等米を使用している。白菜,大根については,ほぼ100%市内産のものを使用している。他にも可能な限り旬の食材を取り入れるようにしており,サクランボや菊,村木沢のサトイモを使った芋子汁などもメニューに入れている。平成17年度からは,農協も取り扱い業者に加わったので,さらに充実していくものと考えている。


 大要以上の後,第10款第7項については,全員異議なく可決すべきものと決定した。