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山形県 山形市

平成17年厚生委員会( 3月14日 厚生分科会・予算)




平成17年厚生委員会( 3月14日 厚生分科会・予算)





厚生委員会


厚生分科会(予算)





 
日   時   3月14日(月) 10時00分〜14時34分


場   所   第3委員会室


出席委員    高橋伸行,斉藤栄治,折原政信,阿部典子,後藤誠一,


        渡辺ゆり子,峯田豊太郎,宝沢啓輝,小野寺建


欠席委員    なし


当局出席者   市民生活部長,環境部長,健康福祉部長,済生館事務局長,


        関係課長


委員長席    高橋伸行


審査事項    1.議第8号  平成17年度山形市一般会計予算


        2.議第10号  平成17年度山形市立病院済生館事業会計予算


        3.議第13号  平成17年度山形市介護保険事業会計予算


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【健康福祉部】


◎議第8号  平成17年度山形市一般会計予算


 前日から引き続き,質疑を行った。


○委員   家庭児童相談を市町村が一義的に担う意味は何か。


○児童福祉課長   家庭相談,児童相談を充実しようとするものである。


○委員   相談の充実をしてもらいたい。


○委員   山形学園の測量設計委託料について,どのようなプランで進めていくのか。


○児童福祉課長   現在基本設計が出来ている。虐待を受けて入ってくるケースが多いことから,現在の大舎制から,個室化とし,ユニット制をとるとともに,調理室を2カ所設け,ユニットごとに家庭的な雰囲気で,楽しく食事がとれるようにしていきたい。


○委員   山形学園では,子供たちが,隙間なく寝ており,その問題の解消は図られるのか。


○児童福祉課長   乳幼児については個室とはならないが,改善できる。


○委員   少子化対策について,どのようなことを考えているのか。


○児童福祉課長   行動計画は新年度からスタートするので,山形市全体として取り組んでいく。


○委員   行き過ぎたジェンダーフリーが少子化に拍車をかけていると思う。差別はしていけないが,十分考慮してもらいたい。


○委員   施設の建設について,建てた後で,使い勝手が悪いのであのようなものは必要ないという意見も聞かれる。蔵王通勤寮や山形学園の整備構想に対し,市民の意見を吸い上げる機会はあるのか。


○児童福祉課長   児童養護施設という性格の中で,一般市民の意見というよりは,国の補助金から交付金となる中で,ソフト事業の指針があるので,それを取り入れる。虐待に対してどのように対応していくのかという考えで整備する。


○委員   入園者との意見調整はあるのか。


○児童福祉課長   入園者を直接処遇している指導員や審議会等から,広い意見を聞いていきたい。


○委員   子供たちを尊重するような工夫をしてもらいたい。誇りに思える山形学園にしてもらいたい。


○委員   幼保一元化に関して,国で保育と教育の一体化の施設を予定しているが,どのように進んでいるのか。


○児童福祉課長   総合施設については,文部科学省と厚生労働省で協議している。3月4日に事務連絡で,幼稚園実施型,保育園実施型,幼保連携型があり,相方の機能を付加して夕方まで保育サービス等を提供する。来年度は全国で30カ所モデル事業として実施されるが,それらの成果をつかみながら議論していきたい。


○委員   私立幼稚園教育研修費はどのように実施されるのか。


○児童福祉課長   現在の協会に対し,協会の実施する研修費,各園に対しての研修費である。新たに特区を実施するための研修費を導入している。


○委員   教育への支援は教育委員会に委託するのか。教育指導と児童福祉課との関わりはどうなのか。


○児童福祉課長   中身については,幼稚園を福祉が担当したばかりなので悩んでいる。県の幼児教育プログラムの策定状況も見ながら,市としての対応を考えたい。


○委員   構想を樹立した割には遅い。福祉に丸投げされる恐れがある。全庁の問題として取り組んでもらいたい。


○委員   保育園の施設整備についての考え方はどうか。


○健康福祉部長   保育園の整備計画については,子育て支援計画の改訂版をつくった。平成10年度から待機児童が増えているので,待機児童解消のために,民間立保育園を利用したい。市立保育園については,老朽化が進んでおり,今年度白鳩保育園,来年度あたご保育園を整備する。市立保育園の役割・あり方については,児童数が減っているので,保育需要が増えているがいずれは減るので,総合的に判断しながらなるべく早く方向付けをしていきたい。


○委員   児童福祉の観点で,待機児童が多い中で,幼稚園が保育所入所希望者を受け入れることについての啓蒙・体制はどうなのか。


○児童福祉課長   全園で預かり保育をしている。私立であるためPRについては各幼稚園である。子育ての情報が全体的に不足しているので,幼稚園も含めて情報提供していくことを検討している。


○委員   どうしても保育園に入れたいという人が多い。幼稚園でも対応できるという情報が伝わっていない。児童福祉課としてもできる範囲で情報提供してもらいたい。





 第3款民生費


  第2項児童福祉費


   第3目(児童館費)・4目(児童遊園費)


 第5款労働費


  第1項労働福祉費


   第3目(ファミリー・サポート・センター費)


 児童施設課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。


○委員   児童遊園の遊具について,毎年予算計上されているが,お決まりの遊具である。芝生を植えたりした方が良いという意見もある。本当に遊具が必要なのか。


○児童施設課長   児童遊園については歴史があり,かつて社会福祉協議会が所管していたが,古い遊具がまだある。遊具による事故が起こっているので,計画的に古い遊具の更新をしている。児童遊園の日常管理については地区の世話人にお願いしている。遊具についても地区に投げかけている。町内会長の話を聞くと,自分の代でなくしたと言われると困るということである。ただ,廃止してくれという町内会もある。実情を聞いて整備している。


○委員   もっと踏み込んで,地域に管理運営も任せて,それぞれの地域の中で検討してもらうべき。大事なスペースであるのでお願いしたい。


○委員   砂場の管理について,猫のフンの問題がある。猫のフンで汚染されているが,どう管理しているのか。


○児童施設課長   犬と違って猫は放し飼いになっており,対応に苦慮している。砂の消毒も長期間の有効性が認められない。





 第4款衛生費


  第1項保健衛生費


   第1目(保健衛生総務費)〜第6目(診療所費)


  第4項上水道費


 健康課長から説明を受けた後,質疑に入った。


○委員   予防接種は市民の健康に役立っているが,高齢者等の肺炎球菌ワクチン接種の助成制度についての考え方はどうなのか。


○健康課長   肺炎球菌に対する予防接種については,国・県で検討中である。国・県の動向を見ながら検討したい。


○委員   自治体でも対応しているところがある。独自の対応も検討してもらいたい。


○委員   蔵王診療所は夏で廃止という説明であったが,その主な理由は何か。


○健康課長   蔵王温泉クリニックは,平成15年度は前年度と比べて激減している。冬季だけでも662人の減少である。地元の観光協会の負担も大変であるということで,市500万円,地元500万円という中でも赤字となっており,地元からも廃止でやむを得ないと確認された。


○委員   蔵王の観光客も減少しているが,世界に確固たる名のある蔵王から診療所をなくしてよいのか。地域医療と観光との関わりの中で,単に赤字であるから廃止するとしてよいのか。


○健康福祉部長   地元観光協会と一緒に運営を行って来たが,患者数の減少等から,18年度から廃止することを地元からも理解を得ている。18年度以降については,観光地としての医療体制という視点から庁内で検討し,新たな考え方で,来年度中に地元などと協議し,体制をしっかりしていきたい。


○委員   温泉を利用したリハビリ施設等の工夫をしてもらいたい。


○委員   斎場の問題について,他の新しい斎場と比べると,山形市の斎場は時間がかかる,友引の後などは混んでいるとの意見がある。斎場についての考え方はどうなのか。


○健康課長   火葬の日の日数は増やしている。斎場でアンケートをとったところ,困るという意見はいまのところない。スムーズに斎場業務が運営されていると評価している。


○委員   斎場はいずれ老朽化していくので,しっかりと今後の対応をしていかなくてはならないと思うがどうなのか。


○健康課長   斎場については,現在は具体的な計画はないが,築20年近く経つことから,斎場のあり方も含め今後検討していきたい。


○委員   献血者への謝礼はどのようになっているのか。


○健康課長   成分献血と一般献血を行っているが,記念品を差し上げている。


○委員   山形の謝礼はあまりよくないと聞くが,苦情などはないのか。


○健康課長   そのような苦情は直接健康課にはきていない。相互扶助の観点からよろしくお願いしたい。


○委員   結核予防でどうして65歳以上の老人となるのか。


○健康課長   結核予防については,既往歴のある方が高齢者になると免疫力の低下に伴い体力が落ち結核を再発しやすくなるため,65歳以上は全員該当となった。


○委員   予防接種に要する経費の医師謝礼は,1回あたりいくらか。


○健康課長   医師の謝礼は,今年度は1回あたり20,400円である。年々下がっている。


○委員   山形市における小児科医の体制についての考え方はどうなのか。夜間休日診療所では,市内の小児科医が輪番で診療するのか。


○健康課長   夜間休日診療所における小児科医の常駐は4月から実施するが,小児科医の数が少ない。開業医が15名である。絶対的に少ない中,山形大学医学部からも協力を得て,土曜日は山形大学医学部から診療を行ってもらう。トータルで20名の対応である。月1回の医師もいるし,月4回の医師もいる。乳幼児の予防接種,ポリオの予防接種等にも45日間従事している中での対応である。


○委員   小児科医の数が足りないのは全国的な問題である。小児科医はきつい割には報酬が少ない。育児支援家庭訪問事業について,検診に来ない人が危険である。育児支援事業で対象者以外でも受けられるか。


○健康課長   産後うつ病発症が考えられる時期や,4カ月児検診時の母親アンケートでは40%のお母さんが育児不安を抱いている現状があり,それらの家庭等に育児支援訪問指導員を派遣することにより,健やかな育児支援と虐待の未然防止を図りたい。また,対象者以外の方については,日頃から窓口において相談に対応している他,各種検診時等でもこれまで通り,相談や指導等を対応していきたい。





 〇第2条 債務負担行為(民間立保育所施設整備事業補助金)


  児童福祉課長の説明を了承した。





 大要以上の後,議第8号の健康福祉部部分については,全員異議なく可決すべきものと決定した。





 国民健康保険課長から,予算に関する説明書の議第11号および議第12号の部分の記述について,一部誤りがあるので訂正したいとの申し出があった。なお,この件については,再審査なしで了承することで,全員異議なく了承された。





◎議第13号  平成17年度山形市介護保険事業会計予算


  介護保険課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。


○委員   山形市内に介護報酬を受けている事業所はどのくらいあるのか。


○介護保険課長   189事業所である。


○委員   全国的に介護報酬の不正請求や,ミスによる請求の例があり,その額が2億円に上るといわれているが,山形市内の事業所では,そのようなことがあるのか。


○介護保険課長   山形では見つかっていない。


○委員   介護の事業所は民間企業で,正規職員が少なくてパートが多い中でいろいろな問題が出ている。介護保険が進んでいく中で,給与に格差があると,利用者への虐待等が起こる可能性があるが,事業所への指導の機会はあるのか。


○介護保険課長   介護事業所の指導は県であるが,グループホームの指導の際は,市でも同行している。介護保険制度の見直しで創設される地域密着型サービスの場合は市の指導権限となる。


○委員   問題が起きないように指導してもらいたい。


○委員   ホテルコストの負担については10月からであり,新年度予算には出てこないが,実際はそれが出てくる。介護保険料は3年ごとに見直しすることとなっており,18年度からは新たな3年間となり,その保険料も決めていかなくてはならない時期であると思うが,どのようになっているのか。


○介護保険課長   介護保険の見直しについては,6月頃国会を通過すると予想される。金額,基準,方針がまだ出てこない。18年度の見直しについては国の制度が具体化してこないと難しい。


○委員   ホテルコストの負担については,施設入所者のほとんどが該当する。市の財政,事業所の収益,利用者の負担はどうなのか。


○介護保険課長   利用者の負担については,若干の人が下がるが,ほとんどの人が上がる。事業所,施設でも心配している。


○委員   利用者の負担が大きくなるが,利用者負担,事業所への介護報酬,保険料がどうなるのか心配である。介護保険は発足当初から様々な問題がある。市町村としてはその辺の問題点を見極めていくべきではないか。


○健康福祉部長   介護保険の見直しの中身はまだはっきりしていないが,新予防給付を要支援と要介護1の人に給付する。また,要支援の前段の人には地域支援事業を実施するが,これについては介護保険の給付費の3%を財源とすることが議論されている。そうすると介護保険の守備範囲が増えるので保険料を上げる要素が出てくる。介護保険も大変な状況であるが,保険料をなるべく低く抑えられるように,十分検討して見直したい。


 大要以上の後,議第13号については,全員異議なく可決すべきものと決定した。





◎議第10号  平成17年度山形市立病院済生館事業会計予算


 (済)管理課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。


○委員   法定福利費の中身は何か。


○(済)管理課長   共済組合の健康保険の事業者負担分である。


○委員   厚生福利費は,一般行政職員と同じか。


○(済)管理課長   事業者負担は同額である。健康診断費用も含まれている。


○委員   女性専門外来について,医師の配置の関係で難しいとの答弁であったが,地域医療支援と女性専門外来は違うと思うが,対応はどうするのか。


○(済)管理課長   地域医療連携室は,医療相談室も兼ねている。医療上の相談,福祉上の相談も受けている。退院時の福祉制度も紹介している。


○委員   相談業務にしてももっと門戸を広げてやっているという意思表示を周知しなくてはならない。開かれた市民病院というものを深く考えてもらいたい。


○(済)事務局長   医療相談室と地域医療連携室は兼務でやっている。医療上の悩み,福祉等幅広い相談の中でやっている。看護師2人のスタッフであるが,親身になって相談業務を行っている。


○委員   女性専門外来は難しい中で,相談業務はサービスである。女性外来についても,今後検討してもらいたい。


○(済)事務局長   診療,診察を行う女性専門外来については,他病院の実態を聞くと難しいので確約はできない。


○委員   さらに検討してもらいたい。


○委員   電子カルテについて,ハードがメーカーによって異なる。高額な設備,高額な事業費なので,ぜひ地元の業者に引き受けさせてもらいたいと思う。平成18年度から施行するが,どのような考え方で進めているのか。また,患者の目線に立ったアメニティということで,エレベーターについても,横幅がないので介助する人が横に立てない。待合室の椅子についても,具合の悪い人があの椅子で良いのか。改善する考えはあるのか。


○(済)管理課長   電子カルテについては,済生館としても6病院調査した。生の評価の声を聞いて,それぞれの業者に済生館としての条件書を出した。病院のアメニティについて,エスカレーターについては,既存の建物では,改善は不可能である。車椅子の人はエレベーターを利用してもらうしかない。エレベーターについても十分でないと考えているが,エレベーターの改善については,建物の構造上,費用の問題がある。待合室についても議論になっているが,空きスペースがない。また,間仕切りをつける検討もしたが,看護師の目が届かなくなるということもあり,難しい。もっと検討する必要がある。16年度は救急室の待合室について,既存の建物を引っ込めて設置した。


○委員   電子カルテについて,地元でやれる業者はあるのか。また,アメニティについては,今後の課題である。エレベーターの連動性の問題,外側に貼り付ける形の検討とか,アメニティ検討委員会等をつくってもよいのではないか。


○(済)管理課長   電子カルテは専門的に医療に精通した大手の業者に限られる。電子カルテのメンテナンスについては,遠隔操作になっており,そのような流れになっている。エレベーターについても外付けは2〜3億円かかる。非常に大きな事業費であるので,人工透析装置等の高額の医療機器の更新のめどがついたら検討したい。アメニティの改善については,患者サービス向上委員会で検討したい。


○委員   特に山形市は,IT化が東北で一番遅れている。地元に優秀な業者がたくさんいるにもかかわらず,それを活用していない。地元でやれる部分がどんどん成長している。地元業者の活用も検討の課題に入れてもらいたい。


○委員   済生館に対する赤字補てんがカットされているが,駐車場の助成もカットされているのか。


○(済)管理課長   駐車場の駐車券の助成費用として,1億3,000万円ほどかかっているが,一般会計からの補助は,以前は1億円であったが,16年度3,000万円となり,17年度は0円となっている。


○委員   修繕料の計画的なものは何か。


○(済)管理課長   修繕料のうち1億3,000万円が医療機器の修繕料,館内のいろいろな修繕が増えており,計画している修繕というよりは通常の修繕である。


○委員   入院している人から,壁面が汚いと言われる。特に個室については,5,000円の室料差額を徴収している。建物の維持修繕を年次計画でやってもらいたい。あと,緑町の公舎もかなりひどい。民間のアパートを借りた方が,安いという考え方もある。PFIとかで別の建物を建てるとか検討すべきでないかと思うが,将来計画はどうなのか。


○(済)事務局長   病院の建設着工から15年が経過して,病室が薄暗いという話題にはなっている。入る人の気持ちになって検討したい。緑町の公舎については,いずれ建て替えするかどうするか,将来的な検討課題としたい。


○委員   公舎の家賃はいくらか。また,家の間取りはどうなっているのか。


○(済)管理課長   月7,500円であり,12棟中10棟入っている。2階建てで,下に2部屋,上2部屋である。


○委員   外部から優秀な医者を呼ぶことからすれば,大変厳しい環境に住んでいるのなら,きちんとした雇用環境をつくってもらいたい。あと,市民病院として,耐震性や機能の面で災害等に対応できる体制になっているのか。


○(済)管理課長   新耐震基準で建設している。また,電気については,無停電蓄電装置がある。生命維持関係等については,蓄電装置で動き,1分30秒後に自家用発電機が動く。水については,1日〜1日半分の飲料水が蓄えてある。しかし,神戸の大震災以降に建設された病院と比べると,医療ガス関係の配管や免震構造等の点で劣っている。また,トリアージの訓練を行っており,日赤の災害救助班の訓練にも参加している。


○委員   業務の予定量について,一日平均患者数を入院518人,外来1,120人としているが,これは現状とあわないのではないか。


○(済)管理課長   3カ年計画を立てているが,平成15年度の決算状況をみると,入院は1日505人である。在院日数が短縮化しており,平成17年度は,1日518人としている。新たな変化に対応しながら予算を組んだ。


○委員   市内に医療機関ができているが,人間ドックの受診者等に影響はないのか。


○医事課長   済生館の人間ドックは大きな影響はない。もう少し時間がたったらというと心配はある。利用しやすい人間ドックとしたい。


○委員   かつて医薬分業ということで,調剤について院外処方としたが,新年度薬剤師を増やす理由は何か。


○(済)管理課長   平成15年度は年間8,070件の服薬指導をしているが,年間1,000件の病棟がある一方,200件台しか行っていない病棟もあるなどばらつきがある。均一的な薬剤管理をしていくため,また,患者の急変に対応するため薬剤師を宿直させるので,1人増やした。


○委員   済生館の診断書料,手数料に消費税は転嫁されているのか。また,9月議会で授業料の引き上げを行ったが,これは新年度から適用されるのか。


○医事課長   文書料には消費税を転嫁している。


○(済)管理課長   高等看護学院の授業料は新料金で設定している。


○委員   消費税は,支払う人の負担が大変であり,医療に係る消費税は納得いかない。また,高等看護学院の授業料についても,市内の医療水準の確保のため,その引き上げは反対である。よって済生館事業会計に反対する。


○委員   市民病院であるが,患者は良い医者がいる,医療器具が良い,サービス等により医療機関を選ぶ。先日ある病院に行ったが,一番ショックを受けたのは,市職員が,市立病院ではない病院を紹介したことであった。経営と技術は相乗効果の関係である。これから市立病院はどうあるべきか。このような大きな構想を立てる考えはあるのか。


○(済)事務局長   昨年度,5カ年にわたる計画として資料を提示した。需要は大きいが,収益を大きく上げるのは難しい。トータル的には収支均衡を図っていく。一般会計からの繰入金については,現状維持も大変である。良い医者の確保,良い医療の確保,サービス面でも,トータル的に市民から信頼される病院を目指したい。


○委員   ある病院でアンケートをとったところ,自分の家族が入院したときに,3割の人しか自分の病院に入れたいという人はいなかった。なぜそのようになるのか,分析をして,入院するなら済生館となるように改善するものは改善して,PRすることも必要である。また,高度な機器を入れてもそれを使いこなせるのかという意見もある。市民の意見についても配慮してもらいたい。


○委員   外来で予約制を取っているため,予約がないとかなり待たされることがある。これ以上患者が増えたとき対応できるのか。また,「何番に行ってください。」と言われても,わからないこともある。その辺のサービスを充実してもらいたい。高等看護学院の卒業生の進路状況はどのようになっているのか。


○医事課長   外来の待ち時間の解消は,経営会議でも話題になっている。朝の早い時間帯の予約を少なくすることも検討している。しかし,緊急の患者さんが入るとどうしても待たなくてはならない。なるべく情報を提供してイライラ感を解消したい。案内についても検討したい。


○(済)管理課長   卒業生の進路状況は,済生館が9人,済生館の臨時職員が2人,県立病院が2人,進学3人,済生病院5人,県外の病院6人などである。


○委員   優秀な医師の確保のためにということが話題にのぼっているが,医師だけでなく,看護師等の他の医療職員についても配慮してもらいたい。公務員でありながら定年まで勤められない。また,研究研修費についてもだんだん減っている。医療は日進月歩である。経費を削減して収益を増やすことが市民病院の役割ではない。必要なものには積極的に予算措置してもらいたい。


 大要以上の後,議第10号については,採決の結果,賛成多数で可決すべきものと決定した。


 なお,国民健康保険課長から,国民健康保険被保険者証のカード化について,別紙資料に基づき説明を受けた。