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平成12年  9月 予算特別委員会(第301号) 10月05日−03号




平成12年  9月 予算特別委員会(第301号) − 10月05日−03号







平成12年  9月 予算特別委員会(第301号)



   平成十二年十月五日(木曜日) 午前十時一分 開会



出席委員(四十六名)

 笹山一夫君

 吉田 明君

 加藤国洋君

 星川純一君

 伊藤重成君

 舩山現人君

 田澤伸一君

 森田 廣君

 坂本貴美雄君

 佐藤藤彌君

 小屋豊孝君

 広谷五郎左エ門君

 吉泉秀男君

 寒河江政好君

 太田忠藏君

 澤渡和郎君

 志田英紀君

 野川政文君

 阿部賢一君

 鈴木正法君

 佐貝全健君

 菊池汪夫君

 青柳 忠君

 前田利一君

 井上俊一君

 田辺省二君

 土田広志君

 平 弘造君

 阿部信矢君

 今井榮喜君

 土屋健吾君

 竹田重栄君

 松浦安雄君

 松野久八君

 伊藤 孜君

 橋本喜久夫君

 木村莞爾君

 荒井 進君

 関口 修君

 山科朝雄君

 伊藤定夫君

 松沢洋一君

 大内孝一君

 後藤 源君

 新目視悦君

 武田 誠君

欠員(一名)



説明のため出席した者

 知事           高橋和雄君

 副知事          金森義弘君

 出納長          横山五良右衛門君

 企業管理者        渡邉満夫君

 総務部長         宮内 豊君

 企画調整部長       佐々木克樹君

 文化環境部長       武田浩一君

 健康福祉部長       日野雅夫君

 病院局長         加藤淳二君

 商工労働観光部長     本木正光君

 農林水産部長       細野武司君

 土木部長         山本善行君

 財政課長         佐藤洋樹君

 教育長          木村 宰君

 警察本部長        殿川一郎君

 代表監査委員       櫻井 薫君

 人事委員会事務局長    鈴木一夫君

 地方労働委員会事務局長  斎藤知行君



     午前十時一分 開会



○青柳忠副委員長 おはようございます。委員長所用のため私が委員長の職務を行います。

 ただいまより予算特別委員会を開会いたします。

 本委員会に付託になりました五十一案件を一括議題に供します。

 直ちに質疑に入ります。

 竹田重栄委員。



◆竹田重栄委員 おはようございます。二年ぶりで質問をさせていただきます。(発言する者あり)−−監査委員が質問するっていうのはちょっとうまくないんだけどな。監査委員を抜きにして。

 よく言われます、今世紀・二十世紀の最後の年・二〇〇〇年であるというふうなことで、大変なイベント、世界的にもありました。オリンピック、シドニー二〇〇〇というキャッチフレーズで、要するに、それぞれの人類が平和を目指して、そして二十一世紀は夢のある時代をつくろうということで、あのすばらしいイベントが大成功裏に終わったことを、まず日本人としても喜びとするところでございます。そしてまた、日本人はどうも男性が弱くて女性の時代だということで、女性が七割以上メダルをとっているというふうなこと、これは、二十一世紀はそういう時代なのかなという気もするわけですが、いやそうではなくてやっぱり日本人だって男は男だというその誇りを持つのが、これからそういう時代であろうというふうに思います。ですから私は、この今回のオリンピックが成功裏に終わったことを日本国民としてともに喜び合うことだろうというふうに思っております。そういうことで、山形県としても夢のある二十一世紀につないでいく、その希望の持てるこの二十世紀最後の県政が実を結ぶんだろうというふうに思っております。

 そこで私、知事あるいは幹部、理事者に申し上げたいのでございます。

 私は職務柄、県職員が行政に携わってる姿を見てきておるわけですが、一生懸命やってますよ、これは。職員がそれぞれ自分に与えられた仕事を何とか忠実にやろうとして一生懸命頑張っておりますけれども、何かどっかにひっかかるものがある。それは何だろうかなというのは、要するに、この二十世紀後半に出た情報公開なりあるいはオンブズマン制度というそういう制度に何かしり込みしてるんではないのかなと、そんな気がしてならないのでございます。ですから、職員が一生懸命取り組もうとしてそれを何とかなし遂げようとする際に、やることはやる、要るものは要る、使うものは使うという自信を持ってやっていくということが、それがちょっと欠けてるような気がする、私自身。私だけなのかどうかわかりませんけれども、そんな気がするんです。

 ですから、やっぱり二十一世紀に向けてこの山形県をつくろうとする県職員がもっと自信を持ってやってもらいたい、そのことを私は強く願うところでございますし、と同時に、今、山形県が行財政改革というその旗印のもとに、新しい時代は山形県はこうやっていくんだということで、四ブロック化を目指して、県政に取り組む姿勢を行政側もそれから県民の皆さんにもそういう理解を求めて、そして来年度からスタートするということになってますんで、そういうことからすれば、もう少しやっぱり職員に自信を持って行政に当たってもらいたいという気を私は強く持つわけでございますので、そういう職員に対して知事として、職員に対するその意気込みを喚起させるような、職員に対しての知事としての言葉、あるいはそういう奮い立たせるような強い意気込みを知事から与えてもらいたいなと強く私は思ってるんで、その辺の所見を一言知事からお願いしたいと思います。



○青柳忠副委員長 高橋知事。



◎高橋和雄知事 県職員のみならず公務員は全体の奉仕者というふうなことで、県庁職員であれば県民のために、山形県のためにというふうなことを心の底から持って仕事を進めていく必要があると、こう思っております。仕事を続ける際には、それぞれ一生懸命やっていながらも時折方向を見失うことがないわけでもないと、こう思います。そういうときには原点に返って、県民が何を求めているか、県のためになるのはどういうことかというふうなことを一人一人考えてやると必ずいい道が開けるぞというふうなことで、会議のときにとかあるいは職員研修というふうなときに私は申し上げているところであります。ややもすると、いろいろの社会の情報が複雑化してきてますので、一つ一つ気にしながら、逆に萎縮するおそれがないわけでもないとこう思いますので、そういうときには、ただいま申し上げたようなことで原点を再確認しながら勇気を持って県行政の執行に当たるというふうなことが重要であると、こう思っております。

 特に二十一世紀は難しい時期になってくると、こう思います。ソフトの時代であるとこういうふうに言われます。そのソフトというのは、どういう分野でどう力を入れていく必要があるのかというふうなことなどが相当に重要な時期になるかとこう思いますので、さらに勉強して頑張っていくように私も指導していきたいと、こう思っております。県議会の皆さんからもよろしくひとつ御指導賜りたいと、こう思います。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 知事のその決意をお聞きしたわけですけれども、職員もそういう知事の意向に従って今後業務に当たられると思うんですが、そこで、総務部長にも所見を賜りたいと思います。

 金がない、金がないから仕事ができないんではなくて、やっぱりない中に何をやるかというようなこれが大事だと思うんで、ないからできないんではなくて、ない中でこれはできるんだというそういう意気込みが、これが大切だと思うんです。その辺もやっぱり職員に対して、ないからできないんではなくて、ないからこそ職員が知恵を出し合ってやるんだというそういうことの指揮監督、それは総務部長は当然職員を管理する面にあるわけですから、そのことを一言。



○青柳忠副委員長 宮内総務部長。



◎宮内豊総務部長 委員御指摘のとおり、金のないときには知恵を出せと、こういう言葉もございまして、そういったことで各職員に予算編成に当たるようにと私からも常々話をしているところでございます。

 それから、行財政改革、これは非常に重要な課題でありまして、二十一世紀の山形県の県勢発展のために極めて重要な課題であると思います。これはきちんと進めていかなければいけないというのは一方でございますが、ただ、それはその単に縮小していくと、みんなで縮んでいくということであってはならないというふうに思っております。もちろん予算はきちんと中長期的に、サスティナビリティーとでも申しますか、持続可能性のある予算を計画的につくっていくということはとても重要なことでありますが、その一方で、県民のための事業を的確に遂行していくということ、これもまた極めて重要なことであろうと思います。そういった考えから今回の十二年度予算あるいは補正予算なども作成しているところでありますし、十三年度予算につきましてもそういった観点を踏まえて、財政の健全化とそれから事業の的確な遂行という二つの目標を両立させるようにして進めて作成してまいりたいというふうに考えておるところでございます。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 その辺よろしくお願いしたいと思います。

 県民は、県は金ないから仕事できねんだどというそういう印象を強く持ってんですよ。ここの事業をやりたい、あるいはここをつくってもらいたいというと、いや県が金ないからだめなんだどという。そういうふうに端的にとらえてしまうと、じゃあ何なんだと、じゃあ議員何してんだと。ないときだからこそ知恵を出し合って事業をなし遂げるんだと、しなきゃならないぞと県民からも言われるんでね。それは当然我々は受けとめなきゃならないことだけれども、やっぱり職員もそういう姿勢あるいは自信を持って、ない中に、今、部長が言われたない中に当然行政改革していかなきゃならないけれども、そういう中でやる意欲というものを、県民の幸せのためにあるいは福祉向上のためにいろんな事業は自信を持ってやりますからというそういう意気込みだけは職員に持ってもらいたいなと改めて強く感じますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それさえ言うと本当は終わりなんだけど、じゃあ少し具体的に質問させていただきます。

 その中で、行財政改革の中で、今までつくった施設をどうしようかというのが当然出てまいります。その中の一つに、社会福祉事業団で今まで運営してきた、これは老人ホームなりあるいはそういう施設があります。これは昭和三十九年に設立したわけですけれども、この社会福祉事業団が抱えてきていろんな事業面で成功をあるいはそういう役割を果たしてきたんですけれども、ここに来て何とか整理をしなきゃならないなというふうな場面があると思うんです。

 その中の一つに老人保養所、これは具体的に言いますと寿楽荘なりあるわけですが、その辺これは行財政改革に伴って生じることですけれども、その辺を今後どう整理をし、あるいはどう今後運営をするのか、あるいはそういうものを県がこの社会福祉事業団から離した場合にじゃあそれはどう運営されるのか、その辺をもう少し具体的に、これは健康福祉部長に伺っておきたいなと思いますんで、その辺をお願いします。



○青柳忠副委員長 日野健康福祉部長。



◎日野雅夫健康福祉部長 ただいま御質問のありました東根市にあります県立老人保養所寿楽荘につきましては、今、委員の方から話がありましたように、昭和三十九年に県が建設をして、県の社会福祉事業団に運営を委託してまいりました。これまで多くの高齢者の方々から御利用いただいてきたわけではございますけれども、近年利用率が低下しておりまして、十一年度の宿泊利用率は四六%という状況にございます。同施設には、老人の健康相談等に応じる山形県老人福祉センターも併設しております。また、事業団においては、隣接して母子休養ホーム若草の家を設置し、三施設一体として運営してきたところでございます。若草の家につきましても、利用率は二〇%台ということで低迷しているところでございます。

 利用者が減少いたしました要因について申し上げますと、各市町村に温泉保養施設が整備され身近に低料金で利用できる施設がふえてきたこと、利用形態が団体から個人にシフトしているということで客室の稼働状況ほどには利用率が伸びていないということ、三番目には温泉旅館等が格安宿泊パック等で積極的に誘客を図っていることなどが挙げられるかと思います。

 県といたしましては、これら利用施設のあり方について、行財政改革大綱も踏まえまして、利用者団体との話し合いも行いながら検討を進めてきたところであります。このたび、次のようにその方針を取りまとめたところでございます。

 まず、寿楽荘につきましては、利用率の低下や施設の老朽化に照らしまして、県立施設として高齢者に対し低額な料金で休養等の便宜を提供する役割というものは終わったのではないかということ、また、山形県老人福祉センターにつきましては、寿楽荘の利用率の低下とともに同センターの利用者も大幅に減少していること、また、半数以上の市町村で老人福祉センターを設置しておりまして、県立施設としての役割は終わったものと考えられます。そういうことで、この二つの施設については、十三年三月をもって廃止をしたいというふうに考えております。

 また、事業団立の若草の家でございますけれども、寿楽荘の廃止にあわせまして事業団において廃止する方向であることから、これまで県から交付してまいりました同施設に対する運営費補助金について、今年度限りで取りやめる考えという状況でございます。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 もう一点。今、老人保養所、老健で答弁いただいたんですけれども、もう一つあるんですよね。特別養護老人ホーム、これは四つあるわけですけれども、これも何かそういう素地に上ってると思うんですが、この対応について部長から。



○青柳忠副委員長 日野健康福祉部長。



◎日野雅夫健康福祉部長 県立の特別養護老人ホームは県内に四カ所ございますけれども、この特別養護老人ホームは、県内にまだ特別養護老人ホームがない時代に設置をいたしまして、その運営を事業団に委託してきたという状況にございます。草創期ということで、県内の特別養護老人ホームの先導的また基幹的な役割を果たしてまいりました。しかし、近年、各市町村に民間立の特別養護老人ホームが多数設置されてきたこと、また、本年四月からの介護保険制度の実施によりまして、措置制度というものからかわりまして、県立・事業団営施設も民間立施設とその運営条件に差異がなくなってまいりました。そういうことで、これまでの経営環境とが大きく変わってきております。このため、県といたしましても、県立の特別養護老人ホームの今後のあり方について、先ほど申し上げた利用施設とあわせて検討を進めてまいりました。

 これら県立の四特別養護老人ホームについては、県立施設としての先導的・先駆的役割は終了したと考えられますけれども、また、現在その一方で、三月末現在で一千名を超える入所希望者がいるというふうに見られますので、そういうことでこの四特別養護老人ホームもそれぞれの地域においてまだ大きな役割を担っているということ、また一方で、事業団には長年にわたって高齢者の処遇はもちろんのこと障害者の処遇にも当たってきた知識、技術、経験の蓄積があり、多様化する今後の介護需要に事業団が積極的に対応することができるということから、この四つの特別養護老人ホームについては、介護保険制度開始後三年間という一つの区切りがありますけれども、その区切りが過ぎた時点をとらえて、平成十五年の四月に県の社会福祉事業団に施設を移譲し、それ以降は、介護保険制度の中で事業団立の施設として他の民間施設と同じように運営していただきたいというふうに今考えているところでございます。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 あの、今、部長から御答弁いただいたわけですけれども、社会福祉制度が改革される、そしてまた、それになおかつ老人の方でそういう待機者がおられるという状況は、これは消えないわけですから。今、部長が答弁されたその施設を今後どうやって、民間に移そうがあるいは地域に移そうが、その施設というものはやっぱり大事にし運営していかなきゃならぬ。そういう形でその障害者やあるいはそういう老人の方の施設というものを今後大いに活用されるように一層の御努力を賜りたいというふうに希望を申し上げておきたいと思います。

 次に移ります。

 今度は、これも福祉というか我々生命にかかわることなんですが、公立置賜総合病院、これは十一月にいよいよ開院されるわけです。このことについては、今の高橋知事が平成五年に就任された際に、置賜議員団が一丸となって山形県立病院置賜にないんだから何とか県立病院をという運動をしてきた。その過程の中で、じゃあ県立病院建てられないとするならば救命救急センターぐらいはぜひ県で設置すべきだという要望をしてきたわけです。それで高橋知事は、平成五年に知事に就任された際に、じゃあその救命救急センターだけはやりましょうやという決意をされて今日まで来たわけですが、それが今、総合病院として設置されるということになって、これは知事の大変な英断でこれが実現されたわけです。

 これは県立ではなくて一部事務組合になるわけで、そういう形で今後運営されるわけですが、県も一構成員として入るわけです。今後病院運営というのは大変難しくなるわけですが、でもやっぱり置賜の中核医療施設として、置賜の住民が安心して、ああこういう病院ができたんだというその安心感を今ひしひしと感じているわけですから、そういう中で県もかかわってくるということで、これから県の対応、一部事務組合として県がかかわってくるので、その辺これからの対応について県の考え方、具体的な考え方について一言。



○青柳忠副委員長 日野健康福祉部長。



◎日野雅夫健康福祉部長 県のかかわりということでございますけれども、公立置賜総合病院は、県の保健医療計画に基づく置賜地域の基幹病院として、今、お話にもありました救命救急医療を初めとした高度専門医療を行うとともに、細菌性赤痢等の治療を行う第二種感染症指定医療機関あるいは大規模災害時における地域災害医療センターとしての役割も担うこととしております。また、サテライト医療施設や他の病院、診療所との連携を図って初期医療から高度医療までを効果的・効率的に提供する医療体制の中心的役割を担うということなど、置賜地域の住民の方々の健康を守るとりでとしての役割を果たすものと考えております。

 今後、医療の高度化・専門化の一層の進展や県民の保健医療に対するニーズの多様化が予想される中にありまして、置賜地域において公立置賜総合病院が果たす役割はますます大きくなってくると考えております。こうしたことから、県といたしましては、病院の設置主体である置賜広域病院組合の一員として、当病院とサテライト医療施設が地域で求める医療機能を十分に発揮し病院運営が円滑に推進されるよう、他の構成団体と密接に連携を図って努力してまいりたいというふうに考えております。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 今の部長からの御答弁、大事なことなんですが、この置賜総合病院、二市二町と県がかかわるということで、ただそのほかに公立病院があるわけです、白鷹あり高畠あり、あるいは米沢市立病院あり小国あり。そういう公立の病院との連携もまた大事だと思うんですよ。サテライトだけでなくてそういう公立の病院との連携も図るという、そういうことを置賜の医療体制の中で置賜の人がみんなそのことを期待するわけですので、そういう公立の病院との連携もやっぱり今後さらに強化していただきたいというふうに希望を申し上げておきます。

 それともう一つ、今度は具体的に。その総合病院が十一月一日開院するわけですけれども、今度患者の移送、移動というのはこれは大変だと思うんですよ。長井の公立病院からあるいは南陽から、あるいは川西もあるわけですが、この患者を移すその作業というのはこれはなかなか大変だと思うんです。私は経験あるんですが、高畠病院を新しく建てたときに、病院から新しい病院に移す場合、二キロ足らずのところなんですけれども大変な苦労をして移したわけです。その移送体系というのはしっかりしていかないと、ああやっぱり信頼のおける置賜総合病院だなと、置賜の医療体制というのはそういうものだなと、さらに感ずるところなんでね。

 患者を移すその作業体制についてお伺いしたいと思います。



○青柳忠副委員長 日野健康福祉部長。



◎日野雅夫健康福祉部長 今、お話ありましたように、今回三つの病院から患者の方々を総合病院の方に移送するということになりますけれども、移送に当たっては、開院日の十一月一日、一日で実施したいというふうに考えております。そういうことで、今お話ありましたように、非常にいろいろな問題があろうかと思いますけれども、移送対策本部というものを病院内に設置いたしまして、関係機関でありますとか移送の専門業者などにもお願いしまして、対象の患者、移送ルート、移送スタッフ等を定める詳細計画というものを定めております。

 八月末現在で調査してみますと、三病院合計で二百五十名程度移送する必要があるということに見込んでおります。また、移送する際に必要な車両でございますけれども、二市二町や福祉施設等の協力を得まして、救急車、車いす車両、マイクロバス等の必要な車両数、四十台弱ぐらいが必要だというふうに見ておりますけれども、これも確保しております。

 今後、患者移送に従事する職員が一丸となって、詳細計画に基づいて必要なシミュレーションを行うとか、あるいはリハーサルを綿密に行うとか、患者移送の安全に万全を期していきたいと思っております。

 以上でございます。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 置賜二十五万、置賜の住民二十五万おるわけですが、その二十五万がその行動、その作業というのを注目をしておる状況ですので、間違っても事故のないような、そういう体制だけは十分お願いしておきます。よろしくお願いします。

 そこで、今あの周辺を整備しておるんですが、これは土木部に関係するわけですけれども、これはそれまでちゃんと整備されるんだろうと思いますが、その辺、土木部長どうなんですか。これもまた大事なことなんですよね。今、健康福祉部長言ったその体制を強化するためには、そういうインフラの整備というのはより大事なことなんでね。その辺は十分できるということを土木部長お願いします。



○青柳忠副委員長 山本土木部長。



◎山本善行土木部長 病院へのいろんな移送体制はどうかと、移送のためのいろんな道路やそういう整備は大事じゃないかと、それから病院もできたら渋滞するのではないかというようなことだろうと思います。そういうことで、置賜総合病院の整備にあわせましてアクセス道路の整備を土木部の方で担当させていただいておりました。まずは、短期的には、開院にあわせまして置賜総合病院の東側と南側をぐるっと回る道路、これは町道の赤坂線と申しますけれども県が支援するということで、県の代行事業として既につくらせていただいたというところでございます。それから、かぎ型にぐっと回るところなんですが、それを角っこをさらに南の方に延びる町道があります。高田仲沖線と申します。これも県代行事業ということで、米沢の方からのアクセスということであわせて整備をさせていただいております。

 それから、これは十四年度までちょっとずれますけれど、そのさらに米沢の方へ向かって南側につきましては、国道二百八十七号の長井南バイパスという、今事業中でございますが、これが一・四キロほど川西町の西大塚というところからできるということで、こんなような整備状況でございます。

 それからもう一つ重要なことは、国道百十三号から入るところに新たに交差点ができるわけでありますけれど、この交差点につきましては、例えば南陽市の方から病院に入る場合に、そこに信号機ができるんでありますが、信号を介さないで入れるように専用の左折レーンを設けまして渋滞等を起こさないようにというふうにしております。それから小国町あるいは長井の方から国道百十三号を通ってきた場合は右折レーンが必要ですので、これもそういうことで設置いたしまして、九月に完成いたしております。そんなことで、当面は病院の開院にあわせた整備ということで何とかサービスできるのではないかというふうに思っております。

 なお、長期的には長井南バイパスが、さらに長井市の大字泉というところ、置賜白川を渡りまして現在の国道二百八十七号にタッチする区間がございますが、これらにつきましては、今、事業化区間中ですので、鋭意努力してまいりたいというふうに思います。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 その辺はよろしくお願いを申し上げたいと思います。今まで工事中だったものですからね、できたらようやく少しは安心するのかな。今までは、あそこ百十三号、それから二百八十七号のあそこ工事中だとね、果たしてこれは病院できて患者移送どうするのかなという不安もあったものですから、その辺はやっぱり十分御配慮願いたいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それで次、今度はリサイクルにかかわることですが、やっぱりごみが出るというのは、これは文明国になってそうなるのか、この廃棄物では皆苦労してるわけです。不勉強でよくはわかりませんが、グリーン購入法だのそれから容器包装リサイクル法なんていうような法律出て、今、マスコミをにぎわしているわけですが、これに基づいて実施しようかなとすると、各県、都市では大変悩んでるというか右往左往してるわけで、なかなか具体的なよい方策がないと。ですから、東京都でもそうですが、愛知県あたりでもこの法を適用してその処理をしようかなというとなかなかスムーズな形で移行できないという、そういう報道がされていますんでね。これは、じゃあ山形県としてどう対応するのかなと私常々思うんですが、その辺についてはどうなんですか、部長。



○青柳忠副委員長 武田文化環境部長。



◎武田浩一文化環境部長 委員お尋ねのグリーン購入の推進についてでございますが、委員御指摘のとおり、分別回収されました資源が再製品化され広く消費者からまた利用されるということにより初めて資源の有効活用になり、リサイクルの推進が図られるということで、大変重要なことだというふうに認識しております。このため、本県では、県みずから環境への負荷の少ない商品を利用しようということで、エコマーク、品物にエコマークという地球を抱えているようなマークあるんですが、エコマークとかグリーンマーク製品を優先的に使おうということで、現在、再生紙の使用率はほぼ一〇〇%になっているということでございます。また、文房具等の大部分がこのエコマークの製品を県庁では使っているというような状況でございます。

 また、県民とか事業者の方々に対しましては、県でつくっております環境やまがた推進運動の中で、環境に優しい製品を販売・購入・使用することを柱としまして、なるべくこういうものを使っていただきたいということで普及啓発を行っているところでございます。特に今年度は、六月を環境月間に定めておりまして、六月を中心にしまして、環境に関してのみずから私はこういうことをやりたいというような宣言をしていただきました。この宣言の中でもグリーン購入を具体的に進めていきたいという人がたくさん出ておりまして、相当このグリーン購入の考え方が根差してきているんじゃないだろうかというふうに考えております。ただ、県としましては、消費者のみならず小売業者に対してもなるべくこういうマーク入りの品物を置いていただきたいということで、こういうことを十分に話し合いながら、今後ともグリーン購入の一層の普及推進に努めてまいりたいというふうに考えている次第でございます。

 以上でございます。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 もう一点。先ほどちょっと申し上げた容器包装リサイクル法なんですが、この「先行の名古屋十四種分別に悲鳴も」なんていう新聞報道ですが、これはやっぱり負担が大きい、市民が混乱する、こういう記事載ってますけれども、こういうことでありますと、これは実際にこのことを山形県として県民に理解を求めて実施しようとするとどうなのかなと私もちょっと心配するんで、その辺、部長はどう思っておりますか。



○青柳忠副委員長 武田文化環境部長。



◎武田浩一文化環境部長 お尋ねの容器包装リサイクル法の推進でございますが、容器包装リサイクル法は今年度四月から本格的に始まったという法律でございまして、対象は十品目になっております。山形県の場合を申し上げますと、ガラス、スチール缶及びアルミ缶につきましては、全市町村が今分別回収をやっているということでございます。あと、ペットボトルは三十二市町村でやっております。あと紙パックは八市町で実施していると、そして、九年度から始まったわけなんですが、年々分別回収する市町村がふえてくるような状況になっております。ただし、今年度から始まりました段ボール、紙容器及びその他のプラスチックにつきましては、まだまだ少ないというような状況でございます。

 この法律は、住民の協力を得て、あと事業者と自治体がそれぞれの役割を担ってリサイクルを行っていくんだという精神のもとでの法律でございまして、この中身につきまして、始まったばかりですので、自治体にとっては収集回数の増加、保管場所の確保、分別作業にかかわる人件費などの財政的負担が事業者に比べ、要するに物をつくって物を売る事業者に比べまして過重になっているというようなことと、あと住民にとっては容器の洗浄や細かい選別などによって煩雑だというような問題が発生してきております。したがいまして、県としましては、このような問題点を十分に国に説明しながら、なるべくこの法律が円滑に進められるように働きかけていきたいなというふうに考えている次第でございます。

 また、一方では、今、市町村では十品目の分別収集を行っているわけですが、リサイクルを推進するためにはなるべく多くの分別回収をお願いしたいということと、この法律の趣旨につきまして住民に対して十分納得いくような形で広報活動を行っていきたいなというふうに考えている次第でございます。

 以上でございます。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 今、お答えいただきましたけれども、要はお互い理解をし合うということが何より大事だと思うんです。県の取り組む姿勢、それから受けとめる側、あるいは業者もおる、それから地域住民、県民もおるわけですから、そういう理解を求め合うというのは何より大事だと思うんでね、その辺をよろしくお願いしたいと思います。

 そこで今度は、これは土木部にかかわるこの同じリサイクルなんですが、瓶や何かそういうそれらをリサイクルしようとして県内でもそういう事業を進めている業者がおるわけですけれども、そのリサイクル製品についての県としての活用状況あるのかどうか。土木部長ありますか。例えばですね、空き瓶あるいはガラス瓶などを再生して舗装材に使うとか、あるいは何かそういう庭、あるいはそういう面で使っていくという、そういうことが今後出てくるんだろうと思うんで、その辺、活用している状況あったら土木部長ひとつ。



○青柳忠副委員長 山本土木部長。



◎山本善行土木部長 土木の分野におけるそういうリサイクル製品の活用状況ということであります。

 リサイクル製品そのものをつくっている会社がまだ県内でそうたくさんあるわけではないというような状況でありますけれど、今、委員からお話ありました例えばガラス瓶の再利用ですね、これについては高畠の方に会社があるようでありまして、ガラス瓶を細かく砕きましてこれをブロックにしたり、それからアスファルト舗装の細骨材として、骨材として砂のかわりに使うというようなことで実績がございます。平成十一年度の県の工事で約二百トン弱ですけれども、こういうものを試験的にというふうな意味合いもあるかもわかりませんが使ってまいっております。

 それから、廃棄された木材をチップ化してそしてこれをまた再利用するというような会社も村山の方にあるようでございますが、弓張平あるいは西蔵王公園等で遊歩道のクッション材というような形で使用した例、それからそのチップを堆肥化、堆肥、まあコンポストにしまして、これをのり面に吹きつけてそういう材料に使った例というようなことがございます。詳細にちょっと数値、量までそれらについてはつかんでおりませんけれど、極力そういうものを使ってみたいということで取り組んでいるところであります。

 それから、最近、鋳物の工場から出てくるこの廃砂ですね、これをブロックにしたりというようないろんな研究をされてる会社もあるというようなことであります。

 いずれにしても、土木でもなるべくリサイクルの製品を使いたいということでありますけれど、いろいろ品質とか経済性という問題もありますけれども、とにかくそういうものは大事ですのでなるべく使いたいということで、もう少しいろいろ、県内や周辺を含めてどういう会社、製品があるとかですね、そういったことをよく調べて、建設事務所にも情報を流しながら積極的に活用していきたいと、こんなふうに思っております。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 私このことを申し上げたのは、実は先日、テレビで、徳島大学でその研究成果を放映されたもので、その成果が、廃ガラスあるいは空き瓶などを加工してその強度なりあるいはその効用なりが発表されたわけです。その資料取り寄せようかなと思ったけれどもなかなか取り寄せられなくて、テレビだけで私見たんですが、軽さがあり強度があり、そしてまた通風がいいものですから、盛り土なんかに利用した場合にその効果といいますかね、これは大きいというんですね。水の通りもいいし空気が通る、ですから長もちをするというふうなことで研究成果を発表されております。そしてこれは土壌改良材にもなるんだというふうなことで、今後そういう面では大いに活用できるものだろうというふうな発表をされておったものですから、これは県内にそういう工場が一、二出たということですから、その工場を今後大いに活用して公共事業なりあるいは施設に使っていただくようにしなきゃならぬなと、そういうふうに県でも大いに取り組んでいただきたいということを申し上げたくて言ったわけですから、どうぞその辺を十分配慮していただきたいというふうに要望を申し上げておきます。

 それでは次、農業問題に移るわけなんですが、実は、先日関口委員が農業問題は原点に返ってというふうなことで質問されたんで、私も大変重複する部分が多いものですから、端的に一言だけ申し上げておきたいと思います。

 関口先生はやっぱり専門家で、私の先輩であり、農協運動もされた先輩の間柄ですから、十分その辺は私も理解するわけですが、やっぱり行き詰まったらば原点に返ると、その原点は何だというと土づくりであり、その土づくりをどうするのかといえば、畜産を飼って畜産から出たものを土に返してやるという、そういうことがこれから大いに大事なことであり、その取り組みこそが山形県の農業を今後発展させ支えていくものだろうと。これは単に稲作だけではなくて、野菜もあり果樹も、いろんな面で、土をつくっていくというのはやっぱりその畜産から出るそのものを利用していくんだというそのことに今後十分取り組んでいかなきゃならない、そういうことだろうというふうに思います。

 その辺、農林水産部長に事細かくこのことはどうだという具体的な質問事項申し上げましたけれども、重複しますんでそれは省きますが、特に農林水産部長に原点に返るというそのことを、要するに土づくりするんだというそのことの取り組みについて、部長から一言。



○青柳忠副委員長 細野農林水産部長。



◎細野武司農林水産部長 農業においての土づくり、原点に返った土づくりについてでございますが、先日も関口委員の方から御質問ありましたけれども、改めて私も農業においての土づくりということを考えて真剣に取り組んでいく必要があるなというふうに思った次第であります。

 今も委員の方からも御指摘ありましたけれども、県内いろんな、畜産農家と耕種の農家をうまく結びつけて土づくりを進めていくというふうなことで、昨日もちょっと申し上げましたけれども、地域ごとに協議会をつくりまして、農家の人にも入っていただいて、そこで地域ごとにそういう仕組みを全県的につくっていきたいというふうに考えておりますので、これからもよろしく御指導をお願いしたいと思います。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 そのことが大事でね、やっぱり畜産農家あるいは稲作農家、それから野菜農家いろいろあるわけですから、そういう農家の方々との連携を図りながら、今後の山形県の農業というものを根本から、原点からつくり直していくという、これが非常に大事、今、部長おっしゃったことこれが大事なんで、そのことがやっぱり山形県の農政であるという、今後十分取り組んでいただきたいなというふうに思います。

 そこで、これはダチョウのことといいますと二年前にも申し上げたんですが、どうも山形県はまだダチョウは猛禽類に入ってるのかなと、これ何とか外れないのかなという気がするんですが、これやっぱりダチョウは猛禽ではないんだな。うちの近くに飼ってる人いるんだけれども、猛禽ではない感じがするのよ。だから、何とか家畜として飼えないのかなという気がするんですが、まあ一度にそう移行するというのは難しいと思うんですけれども、何かその辺の、山形県としてもダチョウを飼育するにもう少し飼育しやすいような方法をとっていただけないものかなという気がするんですよ。

 それで、今これは健康福祉部の所管だよな、保健所所管なんで。これはいつだか村山保健所に行ったときにその担当者に、ダチョウを飼育しているその方のところに行ったことあるかと言ったら、行ったと。どうも健康福祉部、保健所で私どもが管理するのはちょっとななんていう話も聞くんでね。これ何とか外して家禽として、鶏やそういう、−−鶏とは比べものになんないんですけれども、そういう方向に行けないのかなという気がするんですけれども、その辺の、猛禽類から外す、そして飼育しやすいようにするというその辺の考え方、それは何だい、農林では答えなんねよな。じゃあ日野部長ちょっと。



○青柳忠副委員長 日野健康福祉部長。



◎日野雅夫健康福祉部長 ダチョウの飼育許可制についてということでお答えしたいと思います。

 県内でダチョウ飼育をしているところは、朝日町、高畠町など四カ所で百羽程度飼育されているという状況にございます。ダチョウはもともと猿やクマなどと同じように動物園の展示動物ということがありまして、動物の保護及び管理に関する法律という法律がありまして、それに基づいて制定した山形県危険な動物の飼養及び保管に関する条例の中で危険な動物というふうに指定しているところであります。

 昨年十二月にこの法律そのものの大幅な改正がありまして、この九月にその法律の改正を受けて政令が公布されております。その中で、危険な動物の範囲ということで新たに定められましたけれども、ダチョウは危険な動物の範囲から除外されました。

 県といたしましても、この政令の改正を踏まえるとともに、委員の方から話がありましたように、全国的にも家畜として定着する傾向にありますので、ダチョウを危険な動物の範囲から除外する方向で現在検討を進めておりまして、できるだけ早く対応したいというふうに考えております。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 ぜひそのように、今飼育している方々は今のお話を聞いて、県も前向きに取り組んでいるんだということでさらに飼育する意欲がわいてくるだろうというふうに思います。

 このダチョウというのは捨てるところないんだそうでね、羽根から皮から肉から、もちろん卵なんていうのはすばらしい卵なんですから。ただ、単価が高いんでなかなか一度に飼育するというのが大変なんですけれども。そういうことで、山形県もダチョウの飼育に対する考え方がそうなんだという、前向きにするんだということであれば、彼らも安心してこれからダチョウ飼育にかかれるだろうというふうに思いますので、その辺よろしくお願いを申し上げたいと思います。

 さて、最後にこれ教育長にお聞きします。

 冒頭に申し上げたことしのオリンピック、大変な成功に終わったわけですが、やっぱりスポーツ競技というのは押しなべて国民総参加のもとに開かれるものだろうと思います。

 ここで、総合型地域スポーツクラブというふうなことで私資料いただいたんですが、その中で、親睦と社交性を最優先してこういうスポーツクラブを育成し、そして県民の体力向上なりあるいは技術の向上なり図っていくということなんですが、そして、だれでもいつでもどこでも楽しめる生涯スポーツということをうたってるわけですよ。その中で、我々議員も、こういう議員という職にありながらスポーツを楽しむ−−楽しむんではなくて、レクリエーションではなくて、やっぱりスポーツをやることによって我々の議員活動もこれは公共性のあるものであり、大いにやっていくべきだろうというふうに私は理解をしてきたんですが、どっかの人がね、どっかのだれかがどういう責任を持って言ったのかわかりませんけれども、議員のやることはレクリエーションだからあれは公務性がないんだという見方をする人も出てきておるんです。やっぱり山形県はですよ、少なくとも議員がやる野球であれ何であれやることは公共性を持ったものであり、議員もそういうスポーツをやってるんだという私は理解をするわけですが、その辺のスポーツに対する理解の仕方、認識の仕方について、教育長から一言聞いておきたいと思います。



○青柳忠副委員長 木村教育長。



◎木村宰教育長 県民のスポーツに対するニーズというのは非常にさまざまでございます。健康や楽しみのためにやりたいという人もいれば、あるいはトップレベルの技術を身につけたいとそういうトップアスリートを目指す人もいれば、あるいは観戦、応援をしようという人もいれば、あるいはボランティアとしてそのスポーツを支援したいと、こういうふうな人もおればさまざまでありまして、そういう個々人のかかわり方に応じた条件整備を県としてはしていかなければならない、こういうふうに考えています。つまり、生涯スポーツ社会の実現に向けて努力していきたいと、こういうふうに考えております。

 ことし十月十五日、間もなくやってきますけれども、スポーツ文化祭というのを新たに立ち上げて、これは、スポ少の大会とかあるいはスポーツ・レクリエーションの大会とか、ねんりんピック・高齢者の大会とかあるいは身体障害者の大会とか、そういうものを一つにまとめた、そしてそこに農林水産関係の御協力なんかもいただきながら少し華やかな大会にしたいという、そういう考え方でことしスタートするつもりでございます。どうぞ議員の皆さんもぜひ参加していただきたいと思います。

 そこでですね、今後に向けてのお話でございますけれども、先ほど委員の方から総合型地域スポーツクラブというお話が出ました。これは、国の振興計画の中にも盛られておりますし、私たちの四教振の中にもそういうことは盛られておりまして、いわゆる住民が主体的に運営して、どんな種目あるいは年齢構わないと、目的も構わないと、自由にスポーツに参加できるようなクラブを地域に一つぐらいずつ設けたいと、そしてそこには、先ほど言ったような楽しむ人もいれば技術を磨く人もいればさまざまな人がここで活躍するような、地域のスポーツの拠点として重要な役割を果たすような施設を今後は考えていかなきゃならないだろうと、こんなふうに今考えているところでございます。

 以上でございます。



○青柳忠副委員長 竹田委員。



◆竹田重栄委員 ありがとうございました。山形県民総参加のもとに、スポーツによって県民が健康であり、そしてまた幸せであり、そして県土づくりにそれぞれかかわってきているということを強く私もアピールしたいし、私もそういう考えで今後の県政運営に微力ながら尽くしてまいりたいというふうに思います。どうぞよろしくお願いします。終わります。



○青柳忠副委員長 竹田重栄委員の質疑は終わりました。

 次に、小屋豊孝委員。



◆小屋豊孝委員 おはようございます。九月定例会も代表質問に始まりそして一般質問、予算特別委員会もきょうが最終日ということで、あらかじめ質問しようかなと思っていた項目が打ち合わせの段階でダブってますということでかなり省いてまいりました。準備を入念に行って質問しようかなと思っていましたら、九月十五日からシドニーオリンピックが始まりまして、時差が二時間しかないということもあってリアルタイムでの中継がありました。開幕といいますか早々に田村選手そして野村選手が時間が十分ぐらいの差で金メダルを獲得と、思わずテレビの前で拍手をしたり万歳をしたり大変な興奮を味わいました。今回、本県からも元木選手がレスリングで活躍をしていただきまして、本当に日本を代表してオリンピックに参加をされた選手団の皆さんに、心から敬意と御礼を申し上げたいというふうに思っております。そんなオリンピックの興奮もありましてなかなか掘り下げた質問ができないというふうに思います。

 ただ、愚問賢答という言葉がありまして、愚かな質問に対してはすばらしい答え、答弁をすると、賢問に対しては愚答というのがあるそうですが、きょうの私の質問は愚問になるというふうに思います、ぜひ賢答をお願いしたい。ただ、これまで質問何回かさせてもらった中で、前向きかどうかは別にして検討してまいるという答弁がかなり多くあるものですから、そちらの検討でなくて本当の意味の賢答をぜひきょうはお願いしたいなというふうに思います。

 そこで質問をさせていただきますが、最初に知事に、まだシドニーオリンピックの興奮もさめやらない現在でありますけれども、本県のスポーツ振興についてお願いをいたします。

 いろんなスポーツあります。学校でのスポーツそれからスポーツ少年団のような地域のスポーツ。ただ、やはり今回のような世界レベルの大会となりますと日本挙げての応援、言ってみれば国民の夢をそこに託すような大会なわけですけれども、競技力の向上というものも大事なことかなというふうに思っております。本県の競技力向上に向けた予算案というものを見ますと約二億円ほど予算が計上されているようでありますけれども、ここ数年、ちょっと目立って少なくなっていると、これはいろんな財政的な理由もあろうかと思いますけれども、ぜひ、オリンピックのある年は本県から十人ぐらい選手が参加できるぐらいの競技力の向上というものを目指していただきたいなと、甲子園の野球でもベストエイトに入ったことのない県が本県しかないという話もお聞きするんですけれども、ぜひ、スポーツ立県山形として確立をするための知事の決意といいますか、意気込みをお聞かせいただきたいというふうに思います。



○青柳忠副委員長 高橋知事。



◎高橋和雄知事 スポーツの振興は本県の大きな柱でもあります。御指摘のように、一般にスポーツとこういうふうにいいますと、健康の維持増進というふうなことやらあるいはスポーツを通しての交流などというふうなことが考えられたり、あるいは競争・競技というふうなことになりますとその地域の名誉のためにというふうなことで、相当に頑張って訓練をするというふうなこともあります。小屋委員のおっしゃることは、名声を高めて地域を鼓舞するというふうなことでの意味が大きいぞというふうなお考えのようです。

 県としても、かねてから国体やらいろいろの大会に備えての競技力向上というふうなことでの専門的な指導もやってきているわけでございます。種目によっては相当効果を上げて、今次の国体においても優勝するだろう幾つかの種目があったわけでございますが、非常に大衆的な野球なんかを見てみますとなかなか実が上がってこない、成績が上がってこないというふうなことがあります。特に高校野球なんかについては全国熱が入るところですので、高校球児の野球の成績が上がるように、各学校とも非常に熱を入れているようでございますから、ことし、来年とこういうふうなことはなかなか難しいのかもしれませんが、長期展望で大いに成績を上げていってもらいたいと、こう思います。

 そのためのスポーツ専門員だったでしょうかそういった専門家なんかも招聘もしてやっておりますから、期待していきたいとこう思いますし、県としても予算的には野球にとどまらず全般的なスポーツ振興というふうなことでの予算措置はできるだけやっていきたいと、こう思っているところであります。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 ぜひ、本県の名声ということもそうなんでしょうけれども、県民が夢を持てるようなそういういわゆる精神面での県民の結束といいますか、希望の持てる県づくりにぜひしていただきたいなというふうにお願いをしたいと思います。

 スポーツ振興のために予算をお願いしますといいながら健全財政の確立に向けてというちょっと相反するような質問になるかもしれなんいですけれども、地方分権が、法律も施行されましてことしからスタートしているわけですけれども、そうした地方が、知事がよくおっしゃる自立に向けての地方の時代、地方分権ということになろうかと思いますけれども、ことしで二十世紀が終わって二十一世紀があと間もなくやってまいります。二十世紀を振り返りますと、やはり大きな意味で世界が急速に発展をしてきたと、特に、インフラという面を考えれば、昭和でいうならば二十年代、三十年代初頭には考えられなかったような大きな進展・発展がされてきたと思います。そうした意味では、極めてこの二十世紀というのは人類にとっても大きな発展の時代だったのかなというふうに思うわけですけれども、ただ、今までのような速度ではこれからは進まないんじゃないかなというふうに私は思います。言うなれば、二十一世紀は環境というものが一つのテーマになって、キーワードになって、そして物の時代からこれからは心の時代になっていくのではないか。県財政も県債残高が九千億を超えていると、健全財政確立に向けてということでいろいろ財政課を中心にして頑張っておられるわけです。

 二十一世紀の方向づけをどう考えるかということで、これまでのいわゆるハード重視、県の総合開発計画から発展計画へという名称も変わってきたそのことを踏まえながら、二十一世紀の本県の県政づくり、県勢発展の方向性というものを知事はどのようにお考えなのか。私は、ハードの時代からこれからはソフトを重視した精神の時代かなというふうに思っているんですけれども、知事の考え方をお聞かせいただきたいと思います。



○青柳忠副委員長 高橋知事。



◎高橋和雄知事 日本において二十世紀を考えてみますと、非常に変化に富んだ百年であったかなとこう思いますし、また、戦後には敗戦の荒廃から脱却して非常に高度な経済発展を遂げた時期だろうと、こう思います。世界的に見ますとどういうことになるでしょうか、必ずしも我々が今高度成長の時代を謳歌しているほどのものでもなさそうにも思いますが。ともあれ、日本あるいは山形県というふうなことを考えますと、山形県とすれば昭和二十年以降といいますのは相当に経済的に物質的に発展してきたと、こう思います。それに沿って社会資本もいろいろと整備されてきて驚異的な発展を遂げたんではないかなと、こう思います。

 一方、そのギャップといいましょうかひずみが出てきているようにも思います。今、日本国じゅうで言われておりますが、二十一世紀への課題というふうなことで、そういったひずみが一つは教育やら心のあり方、個人個人の心のあり方というふうなことに注目していく必要がある。それから御指摘のように、世界的にあるいは地域としても環境問題というふうなのは非常に重要であるというふうなことが言われてきております。そういったことが本県にとっても直ちに課題だろうと、こう思っております。特に、山形県とすれば非常に緩やかな堅実な発展をしてきている地域ではないのかなと、こう思います。この健全性というのは、いろいろの高度成長期におけるマイナス面、消極面というものを比較的少なく受けてきているのかなとこう思いますので、そういったことを考えてこれまでのいいところをぜひさらに整備していきたいなと、こう思います。

 自然環境に非常に恵まれているというふうなことであればこの自然をまた大事にしていく、その自然というのはどういうのかというふうなことになると、自然の循環いわゆる自然との共生というふうなことが非常に言われておりますが、そういう意味での自然を大事にしていく必要があろうかとこう思いますし、それから我々山形県のことを考えますと教育やら地域の文化性とそれから風土というふうなことをさらに高度なものにしていく時期ではないかなと、課題とすればそういう時期だろうと、こう思っておりますので、さらに教育やら文化の振興に力を入れていきたいと、こう思っております。その上で日本に貢献する、日本を支えていく、世界の人類の発展に貢献するというふうなことが使命だろうと、こういうふうに考えているところであります。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 ぜひ、山形県民のリーダーとして的確なかじ取りをお願いしたいなというふうに思います。

 次に、新世紀を祝うイベントということで、昨日でしたか質問がございましたけれども、ぜひ、平成十三年度から、いわゆる二十一世紀に入って本県が四ブロックのこれまでにない新たな行政システムの中で県政が行われるわけですけれども、新世紀を祝う、そしてまた新たな県の行政システムを祝うというようなことから、四ブロックでのイベントをしてもらってはどうかなというふうに思っております。これから予算編成作業年末にかけて入ると思うんですけれども、ぜひ、二十一世紀を担うのは間違いなく子供たちが主役になっていくわけでありますから、子供たちをメーンに据えたイベントの企画をそれぞれ四ブロックでしていかがかなと。

 子供たちの、これまでべにばな国体とかねんりんピックとかいろんな場で開会行事などを拝見をいたしますと、子供たちの例えば鼓笛隊の演奏とかすばらしい本当に感動を与える企画がいっぱいこれまであったわけですけれども、ぜひああいう子供たちが参加をして一つのイベントをつくり上げるというものをやっていただければ、子供たちは多分それが一生心に残るというふうに思います。

 質問ではないんですけれども、けさ、山新を見たら、本当に心痛める記事が載っていました。これまでそういう薬に手を出す子供はいないというふうになっていて、そういうふうに私たちも認識をしておりましたけれども、初めて女子高校生が覚せい剤に手を出していたという報道がなされたわけですけれども、本当に心を痛めております。そういうことのないように、本当に子供たちがそういう暗いところに手を出すんじゃなく常に明るいところを前向きに希望を持っていけるような、そういうようなイベントをぜひ企画をしていただきたいものだなというふうに思いますけれども、企画調整部長、考え方よろしくお願いします。



○青柳忠副委員長 佐々木企画調整部長。



◎佐々木克樹企画調整部長 二十一世紀の幕あけに際しましては、各部局あるいは市町村におきましてもこれを記念するさまざまなイベントや行事が企画されるというふう考えているところでございます。こうした状況も踏まえ、来年四月から設置されます総合支庁におきまして、委員御提案の趣旨も十分念頭に置かせていただきながら、各総合支庁が主体となりまして、それぞれの地域の特色に応じたイベントの具体的な展開が図られるよう検討・調整を図ってまいりたいと考えております。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 今、先輩委員から具体的にという声もあったんですが、ぜひ、予算編成に当たってイメージを持ってこういうものをつくり上げるというところで、予算化もお願いしたいというふうに思います。

 次に、県民ゴルフ場についてお尋ねをさせていただきます。

 本格的に営業を開始したのは昨年からでありますけれども、当初の目標からすると半分ぐらいの利用状況だったというふうに報告がありました。実際去年、私も利用させていただきましたけれども、ことし行きましたら本当にはっきりいって驚いたわけです。といいますのは、前は、下手なせいもあるんですけれどもOBが多くて一回行くとボールを十何個もなくしたような状況もあったんですが、ことしはすごく手入れをしてくださって、私のような下手な者でも救済措置がいっぱいあって、白ぐいが立っていたところが青ぐいになっていたり、下がやぶだったのがきれいに整備をされていました。昨年私と一緒に行った友人が、こんなゴルフ場だったらもう二度と来ないと言った人が、ことしは、県民ゴルフ場にそのうち行こうやと向こうから誘ってくるような状況もあって、関係者の皆さんが自助努力でああいう整備をされたというふうにうかがって、本当に努力に感謝をしたいというふうに思います。

 そういう利用する人が楽しんでやれるゴルフ場になったなというふうに思いますけれども、ことしの利用状況を、これまでのところどういうふうな状況かお知らせいただきたいと思います。



○青柳忠副委員長 渡邉企業管理者。



◎渡邉満夫企業管理者 県民ゴルフ場の利用状況についてでございますけれども、まずは、多くの県民の方々に県民ゴルフ場を御利用いただいたことについてまずは御礼を申し上げたいというふうに思います。

 ことしは大雪というふうなことで、例年よりも遅くスタートせざるを得なかったわけですけれども、九月末、先月末の利用状況を見ますと一万四千九人、まあ一万四千人程度でございまして、前年同時期に比べますと三千五百九十七人、三四・五%の増加となっております。その要因といたしましては、まずは平日料金を七千九百円より六千円と二割五分程度になりますか引き下げたこと、あるいは季節料金を導入したと、それから友の会というようなことでサポート組織を設けた、あるいはただいま委員からお話ありましたようにハード面でコースの林帯といいますかいわばやぶの撤去に努めたというふうなことなどが考えられます。

 ただ、三割以上とはいうものの、御指摘のようにあくまでも前年比でございまして、経営的にはまだまだ厳しいものがございます。お話のようにぜひ行ってみようと、また来るぞと、あるいは来たいなと、人にも勧めたいなというふうなことでさらに多くの県民に御利用いただけますよう、私どもとしても努力してまいりたいというふうに思っております。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 つい最近なんですけれども、七十三歳になる方が生まれて初めてゴルフ場に私と一緒に行きました。老人クラブの役員もされている方なんですけれども、その方が七十三歳にしてきょう初めてゴルフを経験したと、十八ホール回ってきました。すごい感激をされまして、ぜひ高齢者の生きがい対策としてこの県民ゴルフ場をもっとPRできないんですかというふうに言われたわけです。確かに企業局は、いわゆるある程度の採算というものも考慮しながら当然運営する必要はあるわけですけれども、ただ、一方では高齢者福祉とか高齢者対策に対する予算も別枠でいっぱい使うわけであります。そんなことを考えると、小屋さん今度いつできるんですかとその方おっしゃいまして、七十三歳にしてこんな楽しいこと初めて経験しましたと、そんなこと言われるとやはり県民ゴルフ場という名前がつく以上、別に採算を最優先にしなくても福祉目的のために高齢者の生きがいづくり対策だというような観点でもっともっとやるべきかなと。

 これは健康福祉部長の対応になるのかなと思ったら、渡邉企業管理者はそちらも私が得意のジャンルだというお話でありますので企業管理者から、ぜひ、高齢者の生きがいづくりのための県民ゴルフ場の利用というものを今後もっと大いに考えるべきだというふうな思いを込めて答弁をいただきたいと思います。



○青柳忠副委員長 渡邉企業管理者。



◎渡邉満夫企業管理者 ただいまの委員のお話につきましては、企業管理者としてはかなり複雑な思いをいたしておるところでございますけれども、ちなみに、今の利用状況見ますと、六十五歳以上ということになりますけれども、これも九月末で六百二十八人程度なんですね。やはりまだまだ低いものですので、ぜひもっと多くの方にというふうに考えております。

 そのためといいますか、お金よりというようなこともあるかと思いますけれども、料金を一般の方々よりも、グリーンフィーでございますけれども二割程度引き下げるやら、あるいは高齢者のためにといったことでいわばハーフだけというようなことでのハーフプレイ料金などを設けまして、高齢者の方にもぜひおいでいただきたいというふうな試みもやっております。また、このたび全日本のパブリックゴルフの連盟に加入しているというふうなこともあって、全日本シニアパブリックアマチュアゴルフ選手権の予選会を開くなど、シニア層への浸透なども図っておるところでございます。

 御質問のように、高齢者の方にとってこのゴルフというものは、非常に健康の増進やらあるいは余暇利用という面あるいは福祉の面というふうなこともいえると思いますが、非常に大切なことだというふうに思っております。ぜひ、私どもとしましても多くの方に利用いただけますよう、町内会というとあれですけれども、地域団体とかあるいは企業団体等のOBの方々とかあるいは高齢者の方々の集まり等利用させていただいて、大いにPRに努めていきたいものだというふうに思っているところでございます。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 高齢者の話が出たところで、今度は青少年のお話もさせていただきたいんですが、ゴルフ人口かなり増大をしてきていますけれども、やはり私は生涯スポーツという観点からして、ゴルフというのは本当にいいスポーツだなというふうに思っています。ぜひ、健全な青少年の育成、自然の中で緑の中を歩く、ゴルフ場というものはどういうものかそういうものを見てもらうだけでも私は価値があるのかなと、そこで少しでもやってもらえればゴルフって楽しいんだなというふうに思えるような、青少年にももっと開放すべきかなと。

 県民ゴルフ場で高校生以下の児童・生徒がゴルフ場利用したという実績があるのかないのかちょっとわからないんですが、ぜひ青少年の生涯スポーツ振興、健全な精神の育成ということも含めて、プレイもそうですけれども、ただゴルフ場を遠足のように歩いてもらうということも含めて、ゴルフ場の利用をもっと考えるべきかなというふうに思っているんですけれども、その辺どうでしょうか。



○青柳忠副委員長 渡邉企業管理者。



◎渡邉満夫企業管理者 青少年のゴルフ場の利用といいますか県民ゴルフ場の利用というふうなことで、青少年の側から見ての有意義性というのはもとよりですけれども、私どもゴルフ場を経営する者としてあるいは預かる者としても、底辺を拡大するという意味からも非常に重要なものであるというふうに思っていますし、また、公営ゴルフ場でなければというふうな面もあるかと思っております。

 まずは、また料金面で言って恐縮なんでございますけれども、かなり低廉な料金も青少年用というようなことで設定しております。また、国体の正式種目になっておることから、少年の部の強化合宿等の招致といいますかあるいはジュニア選手権大会の開催に向けても、一度やったこともありますし、今後ともそういうものの企画を関係機関等に働きかけていきたいというふうにも思っております。

 具体的な提案もいただいたわけですけれども、このような企画といいますかアイデアというものについて、新たな観点からといいますか、どうも私どもともすれば頭がかたいというふうなこともありますし、やわらかくしてというと語弊がありますけれども、知恵を出して新たな取り組みについても大いに考えていかなければならないというふうに思っています。その点、ゴルフ連盟とかあるいは教育関係者ともよく御相談しながら大いに取り組んでまいりたいというふうに思っているところであります。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 県内各地区にゴルフ場いっぱいありますけれども、やはり県民ゴルフ場というのは一つしかないわけでありまして、県民に親しまれる、幅広い層から親しまれるような県民ゴルフ場にぜひしていただきたいという要望を申し上げたいと思います。

 次に、危機管理ということについてお尋ねをしたいと思います。

 ことしは、本当に考えられないような災害が発生をしております。北海道の有珠山が三月三十一日だったでしょうか噴火をいたしました。その後、三宅島を中心とする伊豆諸島での火山、日本は本当に火山の多い国なんだなということをまざまざと知らされたわけですけれども、本県にも、活火山なのか休火山なのか死火山なのかわかりませんけれども、火山と言われるものがあるわけであります。そうした火山噴火に対してのハザードマップ、日本語に直すとどういうふうになるのかちょっとわかりませんけれども、そういう危機管理の面で火山に対する対応というものはどういうふうになっているのか、これは土木部長にお尋ねをしたいと思います。



○青柳忠副委員長 山本土木部長。



◎山本善行土木部長 お尋ねの活火山に関するハザードマップ、火山災害予想区域図とこんなふうに申してますけれど、これの整備状況どうかということであります。

 山形県の場合、三つ活火山がございます。鳥海山、蔵王山、そして吾妻山ということでございます。過去およそ二千年以内に噴火したものまたは噴気活動が活発なものという気象庁の定義で活火山ということでございます。それで、火山が噴火いたしますと大変な災害が起こるということで、あらかじめいろいろどういうことになるのかということを想定しながら避難とかそういうことを考えておくことは非常に重要だということで、今、この三つの活火山につきまして、委員からお話がありましたハザードマップを作成しようということで取り組んでおります。

 まず、手順といたしましては、県なり国なりがシミュレーションいたしまして、こういうところこういうところで噴火するとこういうふうになる、あるいは積もった灰が崩れるとこういうふうになるというようなことをシミュレーションいたしまして、そういうマップの原案を作成いたします。そして、それを市町村に御説明してお渡しし、市町村の方でもよく吟味いただきまして、避難所、避難経路等を定め、そして市町村で公表していただくとこういうような手順で考えております。

 まず、鳥海山につきましては、今、防災マップ策定検討委員会というのを設置いたしまして、今年度、そのハザードマップの原案を作成をし、そして関連いたします酒田市、遊佐町、八幡町に提供してまいりたいと、こんなふうに考えております。それから、蔵王山につきましては、今年度と来年度の二カ年かけまして、これは宮城県とも共同でありますけれど原案を作成いたしまして、平成十三年度に、関係ということで山形市と上山市に提供していきたいというふうに考えております。それから、吾妻山については、大部分が福島側ということになってまいりますけれども、山形県側にもやはり灰が降りますので、福島県それから国も関係しておりますが、ハザードマップについて原案を作成しまして、ことし中、年内に米沢市の方に提供していろいろこれからまた御検討していただこうというような状況でございます。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 部長、もう一度ちょっとお願いします。火山のこと言って今度は水の話なんですが、つい最近、先日、愛知県で大変な洪水が発生をしました。災害いろんな、けさもニュースを聞きましたら山形で地震があったそうですけれども、震度一ぐらいのそう大きい地震ではなかったようでありますが、いろんな災害が想定をされますけれども、水害に対しても、例えばここでこの程度の、何ミリの時間雨量、百ミリとか五十ミリとかそういう雨が降ったらこういうところがどのぐらい浸水するだろうというそういう予想も当然立てられるかと思うんですけれども、火山だけでなくて水に対しても、この間の愛知県の水害なんか見ると本当にバスの上の方まで水が来ているような大変な状況放映されたわけですけれども、そうした水害に対するハザードマップというものもやはりつくるべきかなというふうに考えるんですけれども、その辺はどう対応されておりますか。



○青柳忠副委員長 山本土木部長。



◎山本善行土木部長 委員御指摘のとおりでございますけれど、河川の洪水のハザードマップは、既に一歩先んじて進んでおりまして、つくり方は河川管理者ですね、国あるいは最上川ですと国、県、こういったところがいろいろシミュレーションいたしましてマップの原案をつくりまして、先ほどの活火山と同じように市町村に提供いたしまして、最終的には市町村から作成していただくという手順でありますけれども、既に中山町で平成七年度にそういう形で作成をしておりまして、その後、三川町それから真室川町合わせ三町、三つの町でできております。これがちょっとその中山町の例でございますけれど、もっと大きいんですけれど、こういうふうな形でございます。そして、現在は村山市と大石田町についてこの調査を今進めておるところでございます。

 建設省、河川管理者ですね、それと県、連携を図りながらこういう形で一つ一つハザードマップを地域に提供いたしまして、いざというときに参考にしていただきながら危険のないように避難していただくというようなことで努めてまいりたいと思っております。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 災害は忘れたころにやってくるということわざもあるように、やはり危機管理というものを平常時から備える必要があるなというふうに思います。今回、火山やら水害やらで被災された方々に対してお見舞いを申し上げます。

 災害はないにこしたことはないわけですけれども、いざ発生をした場合、どういうふうに対処するのかと、いわゆる災害時に対するマニュアルというものも当然整備をする必要があるというふうに思うんですけれども、県として防災対策という観点で災害時に対するマニュアル、どう対処するのかというところの整備状況はどうなっているか、これは文化環境部長にお尋ねをいたします。



○青柳忠副委員長 武田文化環境部長。



◎武田浩一文化環境部長 災害発生時におけるマニュアルの整備状況でございますが、地域防災計画というのをつくっておりまして、災害発生時には地域防災計画に基づきまして諸対策を実施しておりますが、緊急を要する初動期につきましては、要するに災害が出ましてすぐこの情報を集めてそしてそれに対して応急措置をするという初動態勢のときには、具体的な行動を示したマニュアルにより全庁的に対応することとしております。

 それで現在、平成十、十一年度に行いました地域防災計画の見直しを行いましたので、それに基づきまして具体的に生活救援、保健医療、輸送、ライフライン、あとボランティアなどの応急対策につきまして具体的に職員がどのような形で動けばいいのかというようなことで、現在マニュアルの見直しをやっているところでございます。今年度中に全部完成しまして、この災害時に対応していきたいというふうに考えている次第でございます。

 以上でございます。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 昨年ですか、玄倉川で川の中州でキャンプをしていた方々がカメラの前で全員が流されるという、本当にショッキングな放映がなされたわけですけれども、あれを見ていた私の知っている方が、水上バイクを使えばあれは命を失うことはなかったなというふうに言いました。その水上バイクは、海でいろいろ遊んでいるというか楽しんでいるデモテープというのかそういうものを見せてもらったら、本当に驚くような波乗りをしてバイクで二、三メートルもジャンプをしてそのまま海に潜り込んでまた上がってくると、まさにスポーツ的な感覚でやっている映像だったんですが、川で例えばああいうふうに中州に取り残された方を、銃でロープを張るためにいろいろやっている映像もあったんですが、ああいうことで苦労するんであれば、水上バイクで、例えばゴムボートとかそういうものを引っ張っていけば絶対にあれは救えたと思うというふうな話だったんです。

 防災ヘリの整備をしてかなり活躍をされておりますけれども、そういう水上バイク、ああいう水に対処した危機の整備という点で水上バイクというのはどうなのかなと、考えられないものかなというふうに思ったものですから、ちょっと部長の答弁をいただきたいと思います。



○青柳忠副委員長 武田文化環境部長。



◎武田浩一文化環境部長 委員の方からああいう川の流れの速いところで水上バイクどうだという話をお聞きしまして、すぐさまメーカーの方にいろいろ機能的に問い合わせてみました。そうしましたら、水量が多くて川の流れが速いというところに対しては、この水上バイクの操作が、運転がなかなか困難だということが一点ございました。あと二点目は、水上バイクは浅瀬、水の浅いところでは走行できないんだそうです。やはり深いところでないとできないということで、川ですとだんだん浅いところから深くなっていくということで、深いところに行くまでの運び、その辺も相当問題があると。あと三点目が、水上バイクというのは腹から水を吸い取って穴の方からこう、−−失礼しました、尾の方から出して走るんだそうです。したがって、この腹の方の排水口というんですか、そこからこういう濁流のとき石とかが入ってエンジンがストップするおそれがあるというようなことで、委員おっしゃるような玄倉川ですか、ああいう濁流のときには水上バイクというのはやはり相当困難だというような話でございました。

 我々も、そしたら中州に取り残された段階で何か助ける方法ないのかということで、国の方で何か考えているのかなと聞きましたところ、やはり今のところいいアイデアが出てこないというようなことだそうです。したがいまして、これから考えますと、やはり中州に取り残されないということが一番肝心だということで、我々としても中州に取り残されないように、県としても県民の皆さんに啓発を行っていきたいというふうに考えている次第でございます。

 以上でございます。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 まさに愚問に対して賢答していただきましてありがとうございました。

 次に、農政問題についてお尋ねをしたいと思います。

 転作が来年はさらに強化されそうだと、作況指数一〇〇を超えればプラス五万ヘクタールだと、十万ヘクタールプラスになるよというような報道、答弁もあるわけですけれども、今年度の県全体としての転作に対する割り当てと目標に対する実績達成見通しというものはどのようになっているか、農林水産部長にお尋ねします。



○青柳忠副委員長 細野農林水産部長。



◎細野武司農林水産部長 十二年度の生産調整実施の見込みでございますが、面積は総計で二万八千三百四十七ヘクタールで、本県の目標面積は二万八千百八十二ヘクタールでございましたので、それに対しまして一〇六(四九六頁で一〇〇・六に訂正された)%の達成見込みということになっております。県内の全市町村で目標を達成する見込みであります。その内訳としましては、作物の作付が一万八千ヘクタールで全体の六三・五%ぐらいになっていまして、次いで、そのほかの永年性作物等の実績算入とか自己保全管理ということになってございます。

 本年度の特色といたしましては、自己保全管理とか不耕作水田が大幅に減少しました。その一方で、大豆の作付が前年比四割増ということで大幅な伸びを見せているなどの特徴があります。今後こういうふうなことで、本格的生産に取り組む動きが顕著にあらわれておりますので、その辺のところを振興に結びつけて支援していきたいというふうに考えております。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 大変な中で、農家の方も本当に行政に協力といいますかその指導のもとで協力をしていただいているなということが私も今実感したところです。

 そこで、県として大豆とかソバとかいろいろいわゆる奨励作物と言われるものがあるわけですけれども、県がこれを進めたいんだといっている作物の作付状況、そしてまた収穫きちっとされているんだろうかと、ちゃんと農家が収入を得ているんだろうかというところも含めてどういう状況になっているか、お尋ねしたいと思います。



○青柳忠副委員長 細野農林水産部長。



◎細野武司農林水産部長 お尋ねの大豆、ソバ、麦等の土地利用型作物につきましては、平成十六年度までを計画期間とする水田農業振興基本方針というものをつくっておりまして、これ県で方針をつくり、その具体的な生産販売についてはJAがつくっております。それに沿って振興を図っていくわけです。

 大豆につきましては、今年度の作付面積が四千九百八十ヘクタール、予想収穫量は一万百トンぐらいと見込んでおります。それで、それに対しまして水田農業経営確立対策の助成措置と大豆については大豆交付金ということで、それとあわせまして活用することによって、稲作を上回る手取り額の確保が計算上は可能というふうに見込まれておりまして、そういうことで品質管理も含めましてそういう指導のもとにできるだけ手取りが確保できるようにしていきたいというふうに思います。

 それから、ソバと麦につきましては、今年度の作付面積がソバが三千二百ヘクタールそれから麦は百十九ヘクタールと少ないんですが、両作物とも湿害に弱いという欠点がございますけれども、そういうことで稲作との比較では同じぐらいの所得を上げるのはちょっと難しい問題がございます。それに対して排水の徹底などをしながら指導しているわけですが、ソバについては新品種も出しましたので、そういうものの作付、それから麦についても新品種がありますのでそういうものの導入・普及を図りながらできるだけ農家収入に結びつくように考えております。野菜、大豆等との組み合わせ作物とか地域振興作物として麦、ソバは考えていきたいなと。

 実際には、豆もソバも捨てづくりのようなものが今までもありましたので、昨年まで、農家の所得に結びつくところが見えてこなかったわけですけれども、ことしは今申し上げたように本作ということで取り組みが強化なっておりますので、相当所得に、収入に反映されるものというふうに考えております。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 昨年までは所得に結びつかないがことしは結びつくだろうという大変希望的な答弁がありましたけれども、次の質問しようかなと思っていましたら部長から今、若干その含みのある答弁があったわけです。

 田んぼと畑というのは何が一番違うのかなといった場合、私も実際自分で転作やっていますが、一番苦労するのが水をいかに排水するか。田んぼは、水をためないと田んぼにならないわけです。畑は、水がたまっていては根腐れが起きて作物がだめになる。私も自分の手で排水溝掘りをしたりしていますけれども、ことし三年目になるんですけれども、それでもまだ排水が悪くて思うように物が育たない。それでことしの夏、ペットボトル一・五リットルを持って水を飲みながら排水溝掘り自分の手でやりましたけれども、本当に大変な作業です。それでも全面に排水溝を掘るというのは大変なことです。あるところに行ったら、農協で田んぼの畔を砕くエアを瞬間的に送って排水がなりやすいようにする機械があるんだと、農協にそれがあるので借りてきてやったら畑に水がたまらなくなりましたという話を聞いて、うちのところに行ったら、いやそういう機械はありませんというふうに言われたんですけれども。そういういかに排水をよくするか、それがまたいろんな技術指導も含めてやらないと、なかなか県で机の上で計算すれば、大豆をこのように収穫をすれば稲作に匹敵もしくはそれを上回る収入がありますよと、幾ら言っても現場ではそうはいかないんだなというふうに私も実感しております。

 そういう排水とかいろんな技術指導も含めて、県ではもっと力を入れるべきだというふうに私は思うんですけれども、そのあたりの取り組み方向、実績も含めてあれば答弁いただきたいと思います。



○青柳忠副委員長 細野農林水産部長。



◎細野武司農林水産部長 今の畑地への転換に対する支援ということですが、先ほどのちょっと、生産調整の答えで一〇六というふうにお答えしましたけれども一〇〇・六の誤りです。済みません、訂正します。

 畑地転換に対する支援でございますが、今、委員おっしゃられたように、排水の問題というのは非常に大きいというふうに我々も考えております。ただ、これ土地改良事業の方でもいろいろ工夫をしてというか、検討しているわけですが、何せ一たん土地改良事業で暗渠排水を入れても、それが畑地にした場合にさらに排水路を切らなきゃならないということでさらに費用がかかると、機械力ですれば費用がかかるというふうなことになりますので、大変その辺が問題大きくなっております。私どももできるだけ効率のいい排水の仕方というものを今いろいろ研究をしております。

 それから、作物を重点的に推進するということでいろいろ手を尽くしておりますけれども、国の方でも農業生産総合対策事業というものを新たに措置されまして、いろんな機械等の導入について助成を図っております。それから、県としても転作から本格的な生産に転換するために必要な集団営農用機械施設などについて、県単の助成なんかも考えて行っております。こういうものを使いながらいろいろ支援を行っていますけれども、実績としては、今の農業生産総合対策事業では五十八台コンバイン等導入されておりますし、それから県単の方では、主なものを申し上げますと、種まきの機械導入なんか百六十二台ぐらい導入をされて、そういうことで振興を図っております。

 ただいま委員の方から指摘ありましたように、畑作物は湿害に弱く生産不安定になるということから、排水対策これ徹底していかなくてはならないということで、そういうことを図っていくためにも組織化・団地化をしながらやっていくということも一案かなと思いますので、その辺を十分図りながら、生産の安定と品質向上が図られるように、いろいろ現場での指導も含めまして強化していきたいというふうに考えております。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 時間もどんどん過ぎていまして、質問でなくて要望にさせていただきます。平成六年度の農業所得が約二百万です。それで平成十一年度になると百二十二万五千円、七十七万近く五年間で農業所得が減ってきてしまっている、そういう現状を踏まえて、ぜひ稲作から本当に所得の上がる農業経営というものを指導していただきたいものだと、質問のたびにずっと言っておりますけれども、施設園芸とか特用林産振興と大変力を入れてくださっているというのは、いろんな行政の機関に行ってお話を聞くと本当に頑張っていただいているというのがわかるんですけれども、なお一層力を入れていただきたいなというふうに思います。

 そうした中で、施設園芸といいますと必ずのように言われるのが廃プラの問題だというふうに思います。かなり回収も進んでいるというふうにうかがっておりますけれども、県の状況どのようになっているか、環境が二十一世紀のテーマだと申し上げましたけれども、やはり廃プラ問題は避けて通れない問題だというふうに思いますので、状況をお知らせいただきたいと思います。



○青柳忠副委員長 細野農林水産部長。



◎細野武司農林水産部長 農業廃プラの回収状況についてでございますが、委員おっしゃるように、施設園芸等の振興に伴いましてそういうものがどんどん出てきます。それで、県では昨年度、組織的な回収体制を整備するため、全市町村に農業用の使用済プラスチック適正処理推進委員会というものをつくって、ここが主体になって共同回収に対して支援をしているというような状況でございます。昨年度の回収状況ですけれども、回収量が二千九百十八トンです。回収率が約六〇%ぐらいになっております。

 今年度、今までですが、九月八日現在でまとめたものを見ますと千五百トンと前年同期の千百トンをさらに上回るペースで回収が進んでおります。こういう回収の仕組みが定着してくると同時に、農家の方の適正処理しなきゃならないという意識も徐々に高まってきておりますので、回収率も上がっていくのでないかなというふうに思います。昨年に引き続きまして、県は、十一月を強化月間といいますか適正処理の強化月間にしまして全県的な運動を図っていきたいというふうに考えております。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 ちょっと時間の関係で要望にとどめさせていただきますけれども、前回、前にも質問させていただきましたけれども、チェリーポットですね、コンピューターによるホームページにアクセスが一万数千件とか二万件とかって、そのうちの七割八割以上の方がぜひ欲しいものだというような統計というかそういうこともあるというふうにうかがっております。研究会も発足をしてその会長に私の地元の方が就任をされたようでありますけれども、生産そして販売というものに県もぜひお力をかしていただきたいというふうに要望します。

 あともう一つ、おとといですか関口委員のお話もあったんですが、やはり行き詰まったら原点に戻る、それは土づくりだという話がありました。私は当然それが本当に大事だというふうに思います。それとあわせて人づくりも大切だなというふうに思います。新庄の農業大学校で特別研修課程というのがあって、そこで十二名の方が今勉強されている、実践を通して勉強されているということですけれども、お話伺いましたら二百万ぐらいの予算かなというお話だったので、人づくりをするためにはもっと予算を充当していただいて、土づくりそして人づくりというところでぜひ頑張っていただきたいなというふうに思います。

 次に、第五十三回全国植樹祭についてお尋ねをします。

 最初に、知事にお尋ねをしたいと思いますが、九月十二日に実行委員会の設立総会ございました。その中で、知事の、山形らしい植樹祭にしていきたいんだというごあいさつがあったんですけれども、具体的にどういうことを指して山形らしい植樹祭と言われておられるのか、お尋ねしたいと思います。



○青柳忠副委員長 高橋知事。



◎高橋和雄知事 もちろん主催県の特色というふうなものを出しながら、全国の皆さん方にも認められたいし、それをまたひとつ例にされていろいろ考えてもらいたいと、こう思います。これまで行われてきた各県の全国植樹祭でもそういったことが試みられておりますので、当然の成り行きとこういいましょうか、山形県に一万五千人ぐらいの人が来られると、参加されるとこういうのであれば、ぜひ山形らしいものをというふうなことを考えていきたいと、こう思っております。

 山形といえばまずは果樹王国とこういうふうに言うていいのかと、こう思います。その果樹でもとりわけサクランボであるとかラ・フランスであるとかとこういうふうなこと、そのほかブドウも大分あるわけですけれども、植樹祭の季節とこういうことになりますと五月か六月とこのあたりぐらいが予定されているかと、こう思います。今から日時を決定していく必要があるわけですが、いずれにしましても、年度の早い時期、サクランボがちょうど合う時期かなと、こうも想定されるんですね。今、チェリーポットなんというのはそういう関連があるものですか、それなんかはひとつ大量につくって、ああなるほど山形県とすればサクランボだなとこういうふうなことの印象づけやらというふうなこともいいのではないかと。それから、郷土芸能とこういうんでしょうか、そういったものは山形県には各地域に本当に伝えられておりますので、そういったものをひとつ公演してみたいなと、こう思います。山形県の八割の分水嶺とこういうんでしょうかそういったものの水源をつくって形成しておる最上川ですね、最上川をぜひ何らかの一つのテーマのようなことで山形らしさというふうなものを出していきたいと、こう考えております。

 これから植樹祭における実行計画をつくりますので、その実行計画の中で何とかそういったものをも念頭に置きながら、また幅広く山形らしさというふうなものを盛り込んで全国植樹祭を行ってまりいたいと、こう思っておるところであります。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 ぜひ、多くの国民の記憶に残る植樹祭にしていただきたいというふうに思います。

 大変時間がなくなってきまして本当に……。植樹祭に向けて、現場もこの前見てみましたけれども大変な勢いで今整備をされております。その準備状況さらには記念樹の樹種は何を考えておられるか。また、今、知事からも五月かな六月かなというその開催の時期についてございましたけれども、いつごろになったらその時期が明確になるのか、その辺。

 それと、県の木でもあるサクランボの大苗を活用するよという話もうかがっております。そのサクランボの大苗をどのように活用するのか、農林水産部長にお尋ねをします。



○青柳忠副委員長 細野農林水産部長。



◎細野武司農林水産部長 記念植樹の会場の準備状況でございますが、金山町にあります「遊学の森」有屋ゾーンの「浪漫の森」を中心に整備を進めておりますが、十三年度建設予定のお野立所これは来年度でございますが、それを除きまして式典会場になる「ぶなのき広場」というところの基盤造成そのほか芝張り等、今年中に完成を目指して今順調に進んでおります。それから、植樹の樹種ということでは、本県の里山に見られますブナ、オオヤマザクラ等を中心にしていろいろ考えていきたいというふうに考えております。それから、植樹祭の開催期日でございますが、これは本年中に申請を県の方から行います。これは国土緑化推進機構というところに申請するわけですが、その後、その機構を通じて宮内庁と協議をします、お成りの日程等。それを協議の上、来年の八月下旬ぐらいの同機構の理事会で決定されるというふうに聞いております。

 それから、サクランボの大苗の利用ですけれども、全国植樹祭での大苗のサクランボの利用ということで今まで御説明申し上げましたが、二百本程度飾り木として式典の会場に彩りを添えたいというふうに思います。残り八百本ぐらいを全国から来ていただいた県外招待者の方々にお土産としてもぎ取り体験をしていただいて、先ほど知事が言われましたように、山形のサクランボで、季節感のある山形らしさを大いにPRしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○青柳忠副委員長 小屋委員。



◆小屋豊孝委員 ぜひ、本当に国民から喜ばれる、山形といえばサクランボだとどこに行っても言われますので、そういう植樹祭にしていただきたい。そしてまた、多くの経費といいますか税金を使って植樹祭をやるわけでありまして、一日二日で全部終わりましたということでなくて、地域の振興に大いにつながったなと言われるような植樹祭にしていただきたいと思います。

 質問ほかにもちょっと準備をしていたんですけれども、残り時間がなくなりました。質問はこの程度にとどめますけれども、あと三カ月ですか、二十一世紀の扉が開かれるわけですけれども、知事にとっては二十一世紀になってすぐに三期目の扉が待っているわけであります。私たちもその扉を大きく開くために全力で頑張る決意を申し上げ、そして知事にはますます元気で山形県政のかじ取り役として頑張っていただきたいことをお願い申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。



○青柳忠副委員長 小屋豊孝委員の質疑は終わりました。

 この場合、休憩いたします。

 再開は号令をもってお知らせいたします。

     午後零時四分 休憩



     午後三時零分 開議



○平弘造委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。

 質疑を続行いたします。

 松野久八委員。



◆松野久八委員 今かな今かなと思ったんですが、気勢を制されましていささか意気消沈しているところであります。つきましては、元気を出して質問申し上げますので、執行部の皆さんにはよろしくお願い申し上げます。

 早速でありますが、今年は今世紀最後の年であり、あと三カ月で二十一世紀を迎えます。皆さんも同じだと思いますが、求めて求められない千載一遇のチャンスでもあり、ある運命のようなものも感じます。本定例会の中でも、各議員がさまざまな視点から新世紀に向けた本県の課題を取り上げ、議論されてまいりました。私も過ぎなんとする二十世紀を概略的に振り返りながら、新たな世紀にかける道しるべを模索することも意義あることだと思い、今定例会予算特別委員会の最後の質問者としてここに立っているところであります。

 さて、振り返るに、今世紀の前半は戦争に明け暮れた苦渋と忍耐の暗い時代であり、戦争の世紀でもありました。さきに日清、日露の戦役があり、今世紀当初の一九一四年には第一次世界大戦が勃発し、この大戦が誘発する第二次世界大戦は一九三九年から一九四五年までの六年間にも及び、一九四五年広島や長崎に原爆が投下されて日本は敗れ、無条件降伏のポツダム宣言の受諾により戦争は終結するのであります。それはかつてない人類史上類例を見ない大量の凄惨な犠牲が伴うものでありました。また、世紀後半に入り、長く続きました東西冷戦構造は、一九八九年ベルリンの壁崩壊により世界の趨勢は至上主義経済を選択する新たな趨勢を迎えたのであります。我が国は、自由主義体制を基軸として幸運にも半世紀以上にわたり恵まれた平和な時代を享受し、国家再建と地方自治の振興発展に尽くしてまいりました。この間、県政施行百二十四年、第一回県議会開会以来百二十一年を経過し、百周年記念式典もさきに終了しているのであります。

 今日、本県は歴史的成果の上に、高橋県政により平成七年新総合発展計画が策定され、その中間点を折り返し、厳しい財政事情の中にありながらも、施策の選択的考察と検討を加えながら、計画の完全達成に向けて鋭意懸命の努力をされている最中であります。これらの展開と実践は、高速交通体系を初めいわゆる良好な社会資本の整備形成を推進し、県政にとって活力ある産業基盤の整備や交流と創造、教育文化等を高めはぐくみ、本県の持つ雄大な自然に包容される美しい世界に誇れる県土の形成を期しているものと思います。

 計画の前半における成果は言うまでもないことでありますが、平成四年の東北芸術工科大学の開学、来年の東北公益文科大学の開学を初め、山形新幹線の新庄延伸開業、山形県保健医療大学の開学とあわせ、来年五月の県立中央病院の移転・新築の開院、公立置賜総合病院は二市二町が組合設置者でありますが、県の格別なる支援により、十一月一日開院の運びとなっておるのであります。さらに、全国レベルの大会や祭典などを数多く積極的に誘致し、県勢の勢いは各分野に広くかつてない躍動を感じておるところであります。

 今、まさに二十一世紀へかける黎明の強さを感じます。そして、それは島崎藤村的な「夜明け前」ではなく、成熟社会と言われる時代背景による安易と堕落ではない、それぞれの地域住民の根強い連帯と自立の促進を図る黎明の思想ではないかと思います。

 戦後、農耕社会が大きく揺らぎ、今、試練に耐えてあすを模索している現状と、反面、工業社会が急速に進展し果てしない発達をするであろう文明社会にあって、知事より、山形県の二十世紀の歩みに対する所感と二十一世紀に望む黎明のお考えを承りたいと思います。よろしくお願いします。



○平弘造委員長 高橋知事。



◎高橋和雄知事 二十世紀に関する所感とすれば、今、松野委員からいろいろ御説明があったとおり考えております。

 特に戦後の半世紀の間の山形県のことにつきましての感想を申し上げますならば、戦後の荒廃、それに食料の逼迫というふうなことを見事に乗り越えて、その中で山形県は、農業生産基盤の整備やら、あるいは全国の食料供給基地というふうなことで相当大きな農業基盤の整備が行われたかと、こう思っております。それとともに、戦前には学業もままならぬというふうなことがありましたが、教育に対するあるいは文化のいろいろな活動に関する関心が、特に山形県民は大きかったかと、こう思います。そういったことが着実に高等教育機関の必要性、それに対する準備、それから中等教育の整備というふうなことと、各地域で開催されました文化活動なんかは非常に根づいてきているかと、それを大事にしていく必要があると、こう思っております。

 また、昭和三十年後半から四十年代にかけましては、産業振興というふうなことで工業生産が非常に旺盛になってまいりました。そういった全国的な展開の中で、山形県も工業の振興が大分進んでまりました。今日では、工業技術立県というふうなことを標榜できるぐらいの産業基盤ができ上がっているのではないかと、こう思っております。それと並行して、高速道路なりあるいは主要幹線道路等についての社会資本、それから文化施設、そういったものが大分整ってきつつあると、こう思っております。

 この間、山形県の総合開発計画やら今日の発展計画などが数次にわたって樹立されまして、ほとんどそのテーマとしたことが実現されてきたのではないかと、こういうふうに思っております。特に、総合開発計画などにつきましては、全国に先駆けて開発計画を策定して、その実現に向けて努力してきたというふうな県であったと、こう思っております。

 さて、二十一世紀を目前にいたしまして、千年紀というふうなことで相当意義のある年をことしは迎えました。この二〇〇〇年の、世界的にも千年紀の歴史をちょっと見てみますと、その時代には主として宗教上の関係もあったかとこう思いますが、ヨーロッパにおいては相当大きな人事の交流・異動、それに伴って文化の移動・発展というふうなことがあったと、こう報ぜられております、記録されております。

 ちょうどことしも二〇〇〇年においては、世界で二〇〇〇年を記念してのいろいろの事業が取り組まれておりますが、恐らくこれが単にことしばかりでなく、二十一世紀の初めにかけましてもそういった事業が行われるだろうとこう思われますので、恐らくこの二十一世紀は相当いろいろの展開が世界で期待されるのではないかと、こう思います。山形県でも二千年紀あるいは二十一世紀の最初に向けてのいろいろな記念イベントがありますが、世界においていろいろなイベントが、あるいは企画がなされておりますので、そういった企画は注目していく必要があるだろうと、こう思っております。この点について二十一世紀は相当質的にあるいは飛躍的にいろいろの現象が展開されるだろうとこう思いますので、それに対応した我々の心構えというふうなものもつくっておく必要があろうかと、こう思っております。

 現在の日本の社会を見てみますと、少子・高齢化というふうなことが非常に顕著にあらわれております。その少子・高齢はどんなふうな影響を日本の社会に与えていくだろうかというふうなことを考えると、プラスの要因やらあるいはマイナスの要因やらがあろうかとこう思いますので、そういったことについてマイナスにならないように気をつけていく、対応していく必要があるだろうと、こう思っております。マイナスといいますのは、生産が落ち込んで経済がしぼんでいってしまうというふうなことにならないように、技術あるいは教育面での振興を図っていく必要があるだろうと、こう思っております。また、高齢化も非常に進んでおりますので、この高齢化に対する万全の対策を二十一世紀初頭には樹立していく必要があるだろうと、こう思っております。

 何せ人口問題は、五十年あるいは百年にわたっていろいろ影響を及ぼすとこう思いますので、そういった影響を的確に予見しながら、それの課題を克服していくように努力すべき時期だろうと、世紀だろうと、こう思います。その根本問題とすれば、教育やらあるいは文化の振興、それから風土のレベルアップとこういいましょうか、そういったことが非常に重要な時期であると、こう思っております。

 最近、特に物質文明であるとかあるいは商業主義であるとかそういったことへのひずみがあらわれてきておりますので、二十一世紀は特に、国際活動であるとかあるいは文化面での交流というふうなことが非常に大きく展開するのではないかと、こう思いますので、我々としては、安全・安心というふうなことと発展を確実なものにしていくというふうなことで、気持ちを据えていろいろ課題に取り組んでいく必要があると、こう思っております。

 二十一世紀を迎えるに当たりまして、県行政といたしましても財政的には非常に大変な時期ではありますが、これまで議会でもいろいろ御審議いただきましたように、山形県の将来発展を考えて、発展計画に盛られた事項については着実に実現していきたいと、こう思っているところであります。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 ありがとうございました。なお、非常に難しい時代ではありますけれども、かつてない時代ではありますけれども、知事が将来に指さすそういう希望といいますか、道標といいますか、そういうものを今後新たな世紀の中での県民の中に力強く指さしをお願いしたいものだと思います。ありがとうございました。

 本県財政の状況について質問申し上げます。

 地方財政は百八十四兆円にも及ぶ借入金残高となる中、個別の地方公共団体は、公債費や人件費など義務的経費の増嵩により財政構造の硬直化が見受けられるなど、依然厳しい状況にあります。本県の財政構造に着目してみますと、その弾力性を示す主な指標として、かつては経常収支比率は七〇から八〇%の範囲内で分布するのが望ましい、公債費負担比率は一五%が警戒ライン、二〇%が危険ラインと言われておりました。本県も、バブル崩壊に対応した経済対策を実施する前の平成三年度においては、経常収支比率六五・八%、全国で高い方から三十四位、公債費負担比率は一四・〇%、全国七位となっており、総じて健全な財政構造であったものと認識しております。しかしながら、バブル崩壊後の長期間にわたる景気低迷と経済対策や大規模な単独事業の実施は、県税収入や交付税などの一般財源が伸び悩む一方で、県債残高の累増による公債費の増嵩を招いたのであります。

 この結果、平成十年度には、経常収支比率八七・一%、全国三十一位、公債費負担比率二〇・三%、全国九位と、この七年間で大幅に悪化しております。財政構造の弾力性を分析するかつての基準では、これをどのように理解すればいいのか戸惑っているところであります。いずれにしましても、過去のツケである公債費の歳出圧力が今後の財政運営にも大きく影響を及ぼしていくことを考えますと、投資的経費や県債残高をいかにコントロールするかは財政の健全化にとって不可欠な課題であろうと思います。

 こうしたことを踏まえ、県は、平成十一年度予算から三カ年にわたる財政改革に取り組んでおり、二月議会の議論の中、本県財政はなお厳しい状況にあるものの、健全化の道筋が見えてきたと評価されました。これは恐らく今年度当初予算において、財源調整のための基金を一定程度残せたこと、県債残高の増加額を減少させることができたこと、そして、投資的経費を平成三年度水準に近づけることができたことなどを指してそう評価したのではないかと思っております。これはこれとして、さまざまな工夫によって財政改革を進めてきた成果であろうと思います。となると、そろそろ財政健全化宣言が近いのかなとも期待するのですが、中期展望や各種指標を見てみますと、なかなかそういった方向でもないような気もいたします。

 そこで、本県財政はこれらの指標から見てどのような状況なのか、総務部長にお尋ねいたします。



○平弘造委員長 宮内総務部長。



◎宮内豊総務部長 本県の財政状況につきまして御質問いただきました。

 本県の財政運営といたしましては、財政の中期展望を他県に先駆けてつくるなど、計画性を持って財政構造健全化の施策を講じてきたところでございます。具体的には、これまでマイナスシーリングの設定、あるいは大規模事業の調整、執行面でのさまざまな工夫、さらには行政組織のスリム化などの施策でございました。これらの施策の結果といたしまして、今年度当初予算につきましては、県債発行の縮減でありますとかあるいは調整基金の取り崩しの縮小など、財政の健全化への道筋はある程度見えてきておるところというふうに考えております。

 具体的には、まず、調整基金について申し上げますと、平成十一年度予算の執行過程における工夫などによりまして、基金の取り崩し額を最終的に五十三億円に抑制することができたということによりまして、平成十一年度末において五百九十億円の残高を確保することができました。また、平成十二年度当初予算における基金の取り崩し額を百九十九億円という予算としておりまして、これは当初予算といたしましては平成五年度以降最も少ない取り崩し額というふうにしておるところでございます。

 次に、県債の発行額について申し上げますと、平成十二年度当初予算におきまして、平成七年度以降最も少ない発行額である八百二十七億円といたしまして、その結果、県債残高の増加額も平成六年度以降最も少ない二百五億円の増加というふうに抑制することができたということなどが挙げられます。

 このように、フロー面と申しましょうか各年度における予算のサイズに関しましては、かなり改善が図られてきていると認識しております。ただ、一方、県債残高あるいは県債の元利払い金であります公債費の額につきましては、なお年々増加しておるところでございます。こうしたいわばストック面の指標を改善していくということは、なお重要な課題であると認識しております。例えば、御指摘のございました公債費負担比率でありますとかあるいは起債制限比率といったものは、依然高い水準にございます。この県債残高をめぐるストック面の指標がさらに悪化するということになれば、後年度の県財政に大きな負担となるということでございます。したがいまして、今後とも、経済情勢を注視しながら、一方で県民のためのさまざまな事業を的確に遂行しながら、県債残高の増加をできる限り抑制するような財政運営を行ってまいりたいというふうに考えております。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 次に、来年度予算編成の基本的な考え方についてお尋ねいたします。

 ただいまの総務部長の答弁に対して、本県の財政健全化に向けてはまだまだ意を用いなければならないなと感じたところでありますが、しかし、この間の財政健全化策を通じて、例えば県単独事業については十一年度三〇%減、十二年度二〇%減の厳しいシーリング枠が示されました。十二年度当初における単独事業に関していえば、理論上では十年度に比べて五六%の水準に縮減されたのであります。さまざまな工夫はされているのだと思いますが、景気もやや持ち直し局面にある現在、これ以上の大幅な事業費の縮減については、なかなか県民の理解が得られないのではないかと感じているところであります。

 さて、さきの代表質問において、知事は、来年度当初予算の編成に当たっては、マイナスシーリングを行わない一方、今年度と同程度の予算規模の方向で検討している趣旨の答弁をされました。

 そこで、財政の健全化が至上命題になっている中、来年度予算編成について具体的にどのように検討されているのか、改めて総務部長にお伺いいたします。



○平弘造委員長 宮内総務部長。



◎宮内豊総務部長 来年度の予算編成に当たりましては、景気が回復基調にあるということは言えますものの、県税収入の見通しは依然として不透明であるということ、それから公債費の増加が見込まれるといった厳しい状況が続くものと認識しております。

 こうした状況ですとか、あるいは先ほど御説明申し上げました各種の財政上の指標などを踏まえまして、来年度の予算編成の方針としましては、今年度と昨年度に実施いたしましたような大幅なマイナスシーリングは行いませんが、主要プロジェクトなどの大規模事業を除きまして、投資的経費も一般行政費も今年度と同額程度の要求としていただくことを検討しているところでございます。また、引き続き事業の重点化・効率化を図るため、事務事業の見直しを徹底することとしております。さらに環境対策、情報化の推進、子供や少年の環境づくり、文化力の向上といった当面する県政課題に重点的に取り組むため、今年度と同額程度の特別枠の設定も検討しておりまして、めり張りのきいた予算を編成してまいりたいというふうに考えております。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 次に、県有地の処分状況と今後の見通しについてお尋ねいたします。

 行財政改革大綱におきまして、県税収入の伸びが期待できない中で、財政改革の重要な柱として歳入の確保がうたわれております。その方策の一つとして、県有資産の有効活用があり、行革大綱やこれまでの予算編成方針の中でも、遊休資産についての売却や賃貸借などの活用を図るものとされております。

 そこで、これまでどの程度県有地の処分が行われてきたのか、また、総合支庁の設置初め行財政改革の進展に伴って県の機関の異動も生じるものと考えておりますが、今後どのような方策で県有地の有効活用を検討し処分を進めていくのか、あわせて総務部長にお伺いいたします。



○平弘造委員長 宮内総務部長。



◎宮内豊総務部長 県有地の処分状況につきましては、平成元年度に積極的な遊休資産の処分を行うために、一般競争入札制度を導入するなどして取り組んでまいりました。その結果、この平成元年度以降平成十一年度までに延べ二百六十六件、約六十六億円の処分を行ってきております。また、県有地の有効活用方策につきましては、総合支庁の設置などの行財政改革の進展に伴いまして行政目的を終えた財産につきましては、新たな行政需要に跡地利用することを基本として考えております。さらに、庁内の関係課により設置しております県有地有効活用検討委員会におきまして、用途廃止予定の財産と今後必要とされる財産の情報交換を徹底し、個々の県有地の立地条件などの特質に応じた土地の有効な活用のあり方を検討しておるところであります。

 こうした検討の結果、県としての活用が見込まれない財産につきましては、地元の利用要望を確認の上、積極的に処分を進めてまいる考えでございます。

 最後に処分の方策についてでございますが、平成十一年度から新たに価格を公示する公募抽選による売却の方式を導入いたしまして、より積極的に処分を進めているところでございます。いずれにいたしましても、従来の入札及び随意契約とあわせまして、個々の土地の形状ですとか立地条件などに応じた有効な売り払い方策を採用するなどしまして、一層の財源の確保に努めてまいりたいと考えております。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 ただいま答弁をいただいたわけでありますけれども、普通財産百七十ヘクタールぐらい県はお持ちですか、それで次々と新たな学校、それからスポーツ、いろいろな分野で社会資本の形成と同時に良好な資産をふやしておるわけでありますから、お話ございましたとおり、上手な処分をされまして、こういう大変な時期に充当していただきたいものだと思います。

 それで、総合支庁の設置にかかわる県民の期待については割愛させていただきます。答弁を御用意いただきましてまことに申しわけございません。

 次に、最上川シンボルライン推進事業について企画調整部長にお尋ねいたします。

 最上川清流プランの策定についてであります。「最上川逆白波のたつまでにふぶくゆうべとなりにけるかも」、本県が生んだ偉大な歌人斎藤茂吉が詠んだ余りにも有名な歌であります。この歌がおさめられている歌集「白き山」は、茂吉が本県に疎開し、大石田に居を寄せていた二年弱の間に詠んだ作品をまとめ上げたものと聞いております。風土や山河を歌った作品が大変多く、中でも最上川に関して歌ったものが実に百四首もあるのであります。「やみがたきものの如しとおもほゆる自浄作用は大河にも見ゆ」、常にとどまることなく最上川は流れている、こんこんと流れながらみずからを浄化しているようだという意味の歌だと思います。言うまでもなく、最上川は、本県の中だけを流れる河川で、その流域面積は県土の約七五%、流域内人口は総人口の約八六%にも及んでおります。人々の渇きをいやし、生産活動の源となるとともに、さまざまな汚れを受け入れているのであります。

 十一年版県環境白書によれば、水質汚濁をあらわすBODについて、上流では二・一であるものが、その流量の豊富さ、自浄作用により日本海に注ぎ込むときには〇・八と水質が改善されるようであります。このような母なる川最上川をシンボルとして県土づくりを進めていくことは、新総合発展計画のプロジェクトの一つとして掲げられて五年が経過し、今回の総合的点検の素案では、最上川の清流化を全面に打ち出した美しいやまがた最上川創成構想が提言として盛り込まれております。これに前後して、八月には最上川清流プランの素案ができ、現在検討が進められていると聞き、いよいよ実現するのかなと大変期待しているところであります。

 さて、この最上川清流プランにどのような内容を盛り込もうとしているのか、そして今後、どのようなスケジュールで検討されまとめられようとしているのか、企画調整部長にお伺いいたします。



○平弘造委員長 佐々木企画調整部長。



◎佐々木克樹企画調整部長 最上川をシンボルとしました県民総参加の県土づくりにつきましては、先ほどお話もございましたように、点検作業の中で、地域資源を生かした県民参加による美しい県土づくりという視点を明確化する意味から、名称を美しいやまがた最上川創成構想という名前にしていきたいというふうに考えておるところであります。この構想では、最上川の清流化にとどまらず、最上川文化の継承と発展といった視点も含めて進めてまいりたいというふうに考えております。

 その中身といたしまして、現在、素案でございますけれども、大きく二つの柱がございます。最上川をシンボルとしました総合的な各般の施策の展開というものと、それから県民活動の推進という二つの柱を立ててまいりたいと考えております。具体的には、従来からございますような水質浄化対策に加えまして、景観の形成ですとか、河川に親しむための施設、あるいは最上川ブランドといったものもつくってまいりたいと思いますし、最上川に関する観光の振興ですとか、ただいま申しました文化の継承・発展といったようなところも重点を置いてまいりたいと思っております。また、県民参加のところでは、県民活動の促進をするためのさまざまな環境整備、あるいは活動プログラムといったものも盛り込んでまいればというふうに考えております。

 いずれにいたしましても、このプランは県民参加の理念に立ち、県民、企業、行政、みんなの手で主体的につくり上げてまいりたいというふうに考えておりまして、現在、プランのたたき台をインターネットのホームページにお示しするとともに、各分野の有識者や活動団体等による研究会などを通じまして、広く県民の皆様から御意見をいただいているところでございます。

 このプランは、最上川への思いを共有し、最上川のために県民、企業、行政それぞれが何ができるかということをみずから考え、そしてそれを実行に移していくための行動指針であり、またさまざまな夢のある提案も盛り込まれていくべきものと考えております。こうしたことから、このプランは絶えず進化していくといいますか、発展していくべきものと考えておりますが、来年度をめどに、ひとまず最初の取りまとめを行ってまいりたいと考えておるところでございます。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 関連しまして、最上川清流プラン・仮称の推進についてもお願いいたします。

 このプランの推進に当たっては、県や市町村のみならず住民、企業や各種団体など、県内のすべての力を結集していく必要があると思います。例えば、せっかく地域に下水道が敷設されても、金がかかるのでだれもつながないなどということがあれば、最上川の清流化は図れません。最上川の清流化のためには、通常の生産活動や消費行動に常日ごろから気をつけていく必要があると考えております。また、既に、最上川の浄化運動を進めている市民団体が活動しているとも聞いておりますし、毎年実施される河川愛護デーでは数多くの県民が地域の河川付近の環境整備に当たっております。

 ここでは清流プランの推進に当たって、どのような推進組織を立ち上げどのように進めていこうというお考えなのか、企画調整部長にお伺いいたします。



○平弘造委員長 佐々木企画調整部長。



◎佐々木克樹企画調整部長 先ほど申し上げましたプランの性格上、県民参加を柱とし、特に一般県民の方々やNPO等の役割が重要になるというふうに思っております。そのため、各界各層の方々が幅広く参加し、その力を結集した全県的な運動にしてまいりたいというふうに考えております。これまで各地域で河川愛護を初めさまざまな取り組みがなされておりますけれども、これらがより力強いものと発展するように環境整備や支援を進めるとともに、県民各層の幅広い参加を促すため、美しいやまがた最上川創成機構、仮称でございますけれども、これを設立してまいりたいというふうに考えております。現在、来年度の設立に向けまして各方面から御意見などをいただきながら幅広く参加を呼びかけているところでございますが、年内には設立準備会を立ち上げてまいりたいというふうに考えているところでございます。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 次に、土地改良施設の維持管理について農林水産部長にお尋ねをいたします。

 戦後の農業を経験している私どもにとって、本県における農業の生産基盤、特に水田の生産基盤については、本当に私どもが想像した以上の整備が図られ、農作業は大変楽になって、生産効率は格段に向上したものと感じておるところであります。そして、これらは戦後間もなく始まった土地改良事業が連綿として続けられてきた成果であって、特に近年の国の重要施策であり、平成十四年度までの予定で実施されておりますウルグアイ・ラウンド対策も含めて、本県の第三次土地改良長期計画を踏まえての各種の土地改良事業の貢献によるところが極めて大きいのではないかと考えております。これらの各種土地改良事業によってつくられた土地改良施設は、膨大な量になるものと思われます。

 これら膨大な量に上る土地改良施設は、国営、県営、団体営事業などのさまざまな事業によって造成されましたが、これらの施設は土地改良区を中心に管理されてきました。しかしながら、近年の農村の混住化、農業者の高齢化、米価の低迷など、厳しい農業・農村環境のもとにあって管理費用の増大など大変な苦労をされているのでないかと思われますが、土地改良施設の維持管理に対するこれまでの県の対応について、農林水産部長にお伺いいたします。



○平弘造委員長 細野農林水産部長。



◎細野武司農林水産部長 土地改良施設の維持管理の状況等についてお尋ねでございます。

 これまでに造成されました土地改良施設のうち、基幹的な農業水利施設、ダムとか頭首工とか用排水機場とか大規模な水路とかでございますが、これらの施設につきましての管理については、委員言われるように、長い間規模の大小を問わず、基本的には組合員が納める賦課金をもとに地元の土地改良区が管理を行ってきておるところでございます。しかしながら、最近、農村地域の都市化・混住化などによりまして、施設の公共的役割あるいは公益的機能が増大してきたというようなこととともに、その土地改良区の負担の緩和が課題になってきたというふうに認識しております。

 このような背景のもとに、国営事業により造成された大規模なダムあるいは頭首工などの基幹的な水利施設の管理に対して、国の補助制度が制度化されております。平成十二年現在で二十六の施設について県がみずから補助事業を受けまして、管理主体となって適正な管理に努めております。また、国の補助事業に該当しない基幹的水利施設、これに対しては県単事業をつくりまして、九施設の管理について土地改良区に対して支援を行っておるところであります。さらに、土地改良施設老朽化してきたりしますので、整備補修についてかなり規模の大きなものが出てきますので、これについても国の補助事業が制度化されておりまして、十二年度では六十三施設に助成をしているところであります。

 このように、国とか県単の公的支援制度を有効に活用することによって県内の土地改良施設の機能は保全され、管理の適正化が図られるように努めているところであります。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 次に、土地改良施設の維持管理に係る今後の対応についてでございます。

 新しい農業基本法の四つの基本的理念の中に、多面的機能の発揮がうたわれております。農地や土地改良施設は、単に農業の生産だけでなく、水源涵養機能、洪水調節機能、国土保全機能を有しており、また、農業用水は防火用水、消流雪用水、生活用水などの機能を発揮しております。これらは、さらに農村地域に潤いをもたらす景観保全機能をも有するなど多面的機能をあわせ持っていると考えられます。これら多面的機能を十分に発揮する観点からも、土地改良施設の適切な管理が必要であり、このための公的支援も今後ますます重要になっていくと考えておりますが、県の考え方を農林水産部長にお尋ねいたします。



○平弘造委員長 細野農林水産部長。



◎細野武司農林水産部長 ただいま委員御指摘のとおり、土地改良施設は農業生産面での役割以外にも水源の涵養、洪水の調節、国土の保全というような多面的な機能を有しております。さらに、農村の美しい景観、自然環境の保全に対する要請も高まっておりますので、このような機能の発揮に対することは対応していく必要があるというふうに思っております。多面的機能は、土地改良区を中心とした適切な管理を通じて発揮されるというふうに存じておりますので、近年の厳しい農業情勢、あるいは農家の方々の高齢化等によりまして必ずしも管理が十分とは言えない状況に立ち入っております。

 このようなことから、国においては今年度新たに多面的機能を発揮してもらうという観点から、土地改良区に対しまして新たな公的支援を行うこととしております。県としましても、県内十地区、三十市町村、二百六十施設におきまして、本事業に取り組むこととしておりまして、本議会において予算の審議をお願いしているところであります。これによりまして、土地改良施設の有する多面的機能を維持増進するとともに、土地改良区の管理体制をも整備強化してまいりたいというふうに考えておるところであります。

 以上でございます。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 よろしくお願い申し上げます。

 それで、置賜地域の道路整備について土木部長にお尋ねいたします。

 一つは荒砥橋の整備についてであります。

 白鷹町の都市計画マスタープランでは、荒砥地区及び鮎貝地区を商業の核とする複眼型都市構造を目指したまちづくりを進めております。荒砥地区は、国道二百八十七号の荒砥改築にあわせた通産省の補助による商業基盤施設整備事業によりまちづくりが進められ、にぎわいのある商店街がつくられつつあります。また、鮎貝地区においては、平成十一年六月に鮎貝土地区画整理事業設立準備組合が結成され、地権者の合意も九九%となっており、鮎貝地区の新たな発展が期待されているところであります。このような状況の中で、荒砥、鮎貝両地区を連絡する道路の整備が強く望まれておりますが、両地域を結ぶ荒砥橋は昭和三十二年にかけられた橋で、幅員も五・七メートルと狭く、大型車のすれ違いも困難な状況であります。

 白鷹町の複眼型都市構造を推進するためには荒砥橋のかけかえは不可欠なものと考えておりますが、その整備方針について土木部長にお伺いいたします。



○平弘造委員長 山本土木部長。



◎山本善行土木部長 荒砥橋の件でございますけれども、ただいま、委員からお話ありましたとおり、荒砥地区と鮎貝地区を結ぶ重要な橋だということでございます。御案内のとおり、三十二年に架設されておりますけれども、歩道も当初はなかったということで、それからいろいろ傷んでいったということで、平成元年から八年にかけましていろいろ補修等を重ねてまいりました。平成三年には歩道橋を設けまして、自転車、歩行者の安全を図ったと、それから平成六年度に床板の補修をいたしました。それから、平成七年度にわずかですけれども二十センチほど直して拡幅をしたというような経過をたどってきております。こういったことで、当面、当分の間はうまくこれを利用していただきたいというふうに思っておりますけれども、何分、古い規格でつくられておりますし、大型車があれするときにはスピードも落とさないといけないというようなこともありますので、いずれそのかけかえが必要になってくるものというふうに考えております。

 今、委員からもお話ありましたように、鮎貝地区の区画整理事業とそれとの関連等もいろいろありますので、その状況を見ながら、推移を見ながら、あるいは交通の状況等を見ながら検討してまいりたいというように考えております。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 国道二百八十七号の整備状況について、お尋ねいたします。

 県では、道路整備プログラムに基づき、県内半日行動圏構想、複数高速交通施設三十分圏構想を目標に交通網の整備が着実に進められておりますが、道路整備は他に交通機関の持たない地域にとって地域発展のかぎを握るものと考えております。西置賜を考えた場合、格好の例が国道三百四十八号の整備でありました。平成四年の開通により、西置賜と山形の交流が目に見えて活発化し、その整備効果は日を追って高まっております。一方、国道二百八十七号の米沢|長井間は置賜地域を縦貫する道路で、地域発展のかぎを握っている重要な幹線道路であります。現在、置賜総合病院付近の長井南バイパスについて、改築事業を進められておりますが、長井、川西、米沢の地域も道路幅員が狭小で道路線形も悪い箇所がたくさんあり、幹線道路の役割を果たしていない状況にあります。

 高速交通施設を持たない西置賜地域にとって、高速交通網を活用し全国へと地域間の交流を拡大し活性化を図るためには、そのアクセス道路として国道二百八十七号の役割がますます重要になってきております。国道二百八十七号の整備方針について、土木部長にお尋ねいたします。

 なお、この件につきましては、去年でしたか、高橋知事をお招きいたしまして置賜の十名の県議団がいろいろな活動する課題があるにもかかわらず、この二百八十七号白鷹から米沢までの一本でこの道路促進について陳情を申し上げた経緯がありますので、力強く御答弁をお願い申し上げます。



○平弘造委員長 山本土木部長。



◎山本善行土木部長 ちょっと力強さが足りないかもわかりませんけれども、頑張って答弁させていただきます。

 国道二百八十七号は、今、委員からお話なったとおり、将来いろいろ新潟山形南部連絡道路といった地域高規格道路とも連絡する、そして西置賜にサービスするという非常に重要な道路だということで私ども考えております。そんなことで、平成十年度に広域道路整備基本計画というのを県で策定しておりますけれども、そのときに交流促進型という一つランクの高いといいますか、道路に位置づけております。この交流促進型と申しますのは、スムーズな走行を確保するために、主要交差点の立体交差化を図るとか、そういうことでサービスをよくするというような考えでございます。

 今、そういうことで委員から御案内ありましたけれども、長井市の大字泉から約六・三キロぐらい南の置賜総合病院の東を通りまして、南の方に向けて、今、長井南バイパスということで事業中でございます。一部一・四キロほど置賜総合病院の南の方の供用ということにつきましては、先ほどお話のあったとおりでございます。

 その先でございますが、米沢の方に向かいましてあと十四キロほどあるわけでございます。それにつきまして、現道が大変弱い道路でございますので、今後、圏域全体の道路網構想、その進捗状況、そして土地利用状況、いろいろ地域の開発のこともあるようでございますが、そういったことを考慮しながら、必要性そして緊急性の高い箇所から順次取り組んでいけるように検討してまいりたいというふうに思います。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 もう一点でありますが、一般県道五味沢小国線の沖庭橋の整備についてであります。

 小国町の基本構想で、人、物、金、情報など、多面的な交流発展をまちづくりテーマに掲げ、白い森構想の実現に向けてぶな文化園整備事業、白い森公園整備事業の推進に頑張っております。小国町の構想実現のためには、地域高規格道路新潟山形南部連絡道路の整備、さらには小国管内の県道整備が望まれており、特に北小国と言われている地域を縦貫する一般県道五味沢小国線が重要であります。交通のネックとなっているのが荒川にかけられている沖庭橋であります。沖庭橋は老朽化が著しい上、橋の前後の見通しも悪く、幅員も狭小で大型車のすれ違いもままならない状況であり、また、沖庭橋のたもとには、沖庭小学校、沖庭幼稚園もあり、小学校の通学にも危険な状況であり、早期のかけかえが望まれております。

 土木部長に今後の整備方針についてお伺いいたします。



○平弘造委員長 山本土木部長。



◎山本善行土木部長 沖庭橋の現状については、もう委員から御紹介のあったとおり、私どももそんなようなことで心配いたしておりまして、取り組んでいるという状況でございます。いろいろ、昭和六十年以降何度も補修をいたしましてきておりますけれども、歩道もない、そして幅も狭いということで大型車もいろいろ通るということで、今年度から整備に向けて調査を初めたところでございます。今後できるだけ早い時期に事業に着手できますように、調査を促進してまいりたいというふうに考えております。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 それで、今三点申し上げましたけれども、私は昭和四十二年県会議員に当選して以来常に−−済みません、六十二年であります、長井はもちろんでありますけれども平県議がおられますから、そして西置賜は井上県議がおいででありますが、西置賜に県政の光をと、常にそれを信条として皆さんにお訴えしましてここまで続いてまいりました。いよいよ置賜の西置賜にも県政の光がきらきらと注ぐようにぜひともお願いしたいものだと思います。そして先に進みます。

 観光振興については割愛いたします。

 最後でありますが、オリンピックを終えての所感について副知事にお伺いいたします。

 今年はまた二十世紀最後のオリンピックが開催された年でもありました。西暦二〇〇〇年、第二十七回シドニーオリンピックは十七日間にわたり世界じゅうに大きな感動を残し、つい先日幕をおろしたところであります。日本との時間差が二時間しかないということで寝不足にはならずに済んだのではありますが、少し感想を述べてみたいと思います。

 本県において、選手として参加したのはレスリングの元木選手一人であり、惜しくも予選リーグで敗退しましたが、一勝を上げるなど、山形県民の心意気を示してくれたのではないかと感じております。また、ソフトボールは史上初の銀メダルを獲得しました。その陰には、支援スタッフとして県庁ソフトボール部の選手が参加していたということを聞き、非常に身近に感じた大会でもありました。また、史上最多の二百の国と地域が参加し、開会式では韓国と朝鮮民主主義人民共和国が合同で入場行進をしたということは、まさに政治体制を超えた平和の象徴としてのオリンピックであったのではないかと感じているところであります。そして、プロを交えた野球やメダル獲得を期待された体操が残念な結果に終わったことは、世界のひのき舞台で力を出し切ることが難しいことを改めて教えてもらったところでありますが、金メダルを手にした日本の選手が表彰台の最も高いところに立ち、日の丸がメインポールにへんぽんと翻る姿には、私は知らないうちに涙が込み上げてくる思いをいたしました。

 私は、このような舞台に、ぜひとも本県出身の選手が立つ日が来てほしい、山形の高橋尚子や田村亮子が出ることを切に願わずにはいられないのでありますが、スポーツに造詣の深い金森副知事は、シドニーオリンピックをごらんになってどのように感じられたのでしょうか、お尋ねいたします。



○平弘造委員長 金森副知事。



◎金森義弘副知事 今世紀と申しますか、最大のスポーツの祭典のシドニーオリンピックが十月一日に閉幕をいたしましたが、ただいま松野委員が述べられました感想といいますか所感は全く同感でございます。初日の女子柔道田村選手の悲願の金メダル、あるいは日本女子陸上界初の金メダルとなるマラソンの高橋選手の快走を初めといたしまして柔道、水泳、サッカー、女子ソフトボール等々大変大きな大会での日本選手団の活躍は、スポーツの持っている力と申しますかよさというものを大いに発揮をいたして我々に感動を与えてくれたものと、こう思っております。

 きょう午前中、竹田委員、あるいは小屋委員からもお話ございましたが、県内でも大いに盛り上がった大会にはいろいろ要因があるかと思いますが、一つにはやはり選手団の前回のアトランタ大会よりもメダル数が上回ったと、あるいは選手の活躍する場面が、今、委員も申されましたが、二時間の時差でライブでテレビ放映されたというようなこと、特に注目すべき点は女子選手の活躍が大いに目立ちまして、日本のスポーツ界も女性の力がこれから大いに発揮されることになるなと、こういうような感想も持ちました。もちろん、本県選手の元木選手も善戦をいたしたわけでございますが、やはり世界のレベルというものは相当に高いと、これに到達するのはなかな並大抵ではないなと、こう実感をいたしたわけでございます。

 これまでのオリンピックでも、山形県選手団は約三十九名出場いたしまして、大いに活躍をいたしたわけでございますが、本県選手が世界のひのき舞台で活躍するには、やはり県民のスポーツに対する意識の高揚、あるいはこれらがさらに県勢の発展に大きく寄与するものと、こう理解をしていいのではないかと思います。よく言われることでありますが、山形県は特にプロのスポーツ界ではほとんど選手が輩出されていないというようなことが言われておりますが、プロ野球はもちろん相撲も若干といいますか、プロサッカーはもちろん、それからプロのゴルファーもほとんどいらっしゃらないというようなことで、やはり一芸に秀でた選手の育成といいますか、これをもう少し力強く養成なりあるいはバックアップをする必要が大いにあるのではないかと、こう思っております。

 今後、関係団体と連携のもとに国際的な水準を念頭に置きました選手の強化育成、いわゆるトップ選手の強化育成といいますか、世界で活躍できる選手の輩出を期待しながら大いに私どもも努力をしていく必要があるんだろうと、こう思います。

 また、近々、この十月十八日、同じシドニーでパラリンピックも開催されまして、こちらには二名本県の選手が出場することになっておりますが、これにも大いに注目をして頑張っていただければ、大変我々も大いにバックアップしてまいりたいと、こう思っております。

 以上でございます。



○平弘造委員長 松野委員。



◆松野久八委員 御答弁をいただきましてありがとうございました。

 これをもって終わります。



○平弘造委員長 松野久八委員の質疑は終わりました。

 以上をもって予定された質疑者の発言は全部終わりました。

 質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。本委員会に付託になりました五十一議案につきましては、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○平弘造委員長 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決することに決定いたしました。

 これより採決に入ります。

 まず、議第百三十八号平成十二年度山形県土地取得事業特別会計補正予算第一号、議第百五十三号山形県手数料条例の一部を改正する条例の制定について及び議第百七十一号広域営農団地農道整備事業等に要する費用の一部負担についての三議案について採決いたします。

 お諮りいたします。議第百三十八号、議第百五十三号及び議第百七十一号の三議案については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決するに賛成の諸君の起立を求めます。

      〔賛成者起立〕



○平弘造委員長 起立多数であります。よって、議第百三十八号、議第百五十三号及び議第百七十一号の三議案については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、ただいま採決いたしました三議案を除く四十八議案について採決いたします。

 お諮りいたします。これら四十八議案については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。

      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○平弘造委員長 御異議なしと認めます。よって、議第百三十五号から議第百三十七号まで、議第百三十九号から議第百五十二号まで、議第百五十四号から議第百七十号まで及び議第百七十二号から議第百八十五号までの四十八議案については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 以上をもって付託案件の審査は全部終わりました。

 明日の本会議における委員長報告は私に御一任願います。

 これをもって予算特別委員会を閉会いたします。

     午後四時四分 閉会

   委員長      平 弘造

   副委員長     青柳 忠

   会議録署名委員  今井榮喜

   同        大内孝一