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秋田県 仙北市

平成24年  6月 定例会 06月13日−02号




平成24年  6月 定例会 − 06月13日−02号







平成24年  6月 定例会



        平成24年第3回仙北市議会定例会会議録

議事日程(第2号)

             平成24年6月13日(水曜日)午前10時開議

第1 一般質問

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出席議員(19名)

      1番 高橋 豪君       2番 熊谷一夫君

      3番 門脇民夫君       4番 平岡裕子君

      5番 狐崎捷琅君       6番 田口寿宜君

      7番 阿部則比古君      8番 佐藤直樹君

      9番 黒沢龍己君      10番 小田嶋 忠君

     11番 荒木田俊一君     13番 小林幸悦君

     14番 伊藤邦彦君      15番 青柳宗五郎君

     16番 八柳良太郎君     17番 田口喜義君

     19番 高久昭二君      20番 稲田 修君

     22番 佐藤峯夫君

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欠席議員(2名)

     12番 安藤 武君      18番 藤原助一君

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

  市長        門脇光浩君   教育長       熊谷 徹君

  総務部長      倉橋典夫君   市民生活部長    高橋俊一君

  福祉保健部長    高田紀市君   観光商工部長    太田和彦君

  農林部長      佐々木公雄君  建設部長      佐藤秋夫君

  会計管理者兼会計課長        教育部長      草なぎ 悟君

            黒沢隆悦君

  医療局長      藤村好正君   企業局長      新山敦晃君

  総合産業研究所長  高橋新子君   監査委員会事務局長 熊谷直人君

  選挙管理委員会事務局長       農業委員会事務局長 田口安業君

            成田平彦君

  総務部次長兼財政課長        総務部次長兼企画政策課長

            田中宣男君             佐藤 強君

  総務課長      運藤良克君

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事務局職員出席者

  議会事務局長    布谷毅久雄君  書記        三浦清人君

  書記        藤岡 純君

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△開議の宣告



○議長(佐藤峯夫君) ただいま出席議員は18名で会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 欠席届は12番、安藤武君、18番、藤原助一君であります。

 広報及び報道関係者の撮影を許可いたします。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。

                         (午前10時00分)

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△一般質問



○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、一般質問を行います。

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△門脇民夫君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 3番、門脇民夫君。



◆3番(門脇民夫君) おはようございます。

 民政会議の門脇民夫であります。民政会議を代表しまして、若葉輝く6月定例議会一般質問初日の最初の質問者として登壇をさせていただきました。

 私は、通告してあります4項目について伺います。

 最初は、空き家等の適正管理に関する条例の制定促進に向けてであります。

 ことしの豪雪により倒壊、一部損壊した空き家、あるいは4月3日未明から4日にかけての強風により屋根、外壁がはがれた空き家等が多数発生しました。特に4月の強風によりまして、適正に管理されていない空き家が、夜未明に屋根全体のトタンがばりばりばりという大きな音とともにはがれ始めまして、周囲の住民の方々は、自宅へはがれた屋根のトタンが飛んできそうになり、夜一睡もできなかったとの話を聞いております。

 幸いにして、この屋根全体のトタンは周囲の住宅に飛んでゆくことなく空き家の前の道路に落下し、周囲の住宅は難を逃れましたが、その際、隣の住宅の電話線が切断されたそうであります。

 このような事例あるいは雪おろしをしない空き家の屋根から、落雪により住宅が被害をこうむった等の話をよく聞きます。また、ことし角館町で積雪のため空き家が倒壊して道路をふさぐ事故等も発生しております。

 憲法第29条は、財産権はこれを侵してはならないと国民の財産の保障を規定しています。しかし、それは絶対的権利ではなく、個人の権利と公共の福祉、利益が競合したときは、公共の福祉、利益のために個人の権利は制限されることになります。お話いたしましたような適正に管理されていない空き家から、市民が安全で安心して生活することができるように市当局に伺います。

 1点目は、昨年12月の定例議会において熊谷議員が、空き家等の適正管理に関する条例を制定すべきではないのかとの質問に対し、市長は、実施に向けて市内の空き家の実態調査をしたいとの答弁であったと記憶しております。市内の空き家の調査結果はどのようなものであったのか。昭和の大合併前の旧町村ごとの空き家軒数と、住居に対する空き家のパーセントについて、また、市は定住促進のため空き家バンクの登録制度を実施しておりますが、現在の登録状況と利用状況について。

 2点目は、ことしの冬季間の空き家の雪害及び4月の強風の際の被害状況について。そして、その際落雪やトタン等の飛散により他の家への被害はなかったのか。

 3点目は、空き家の中で所有者不明の空き家の軒数と、所有者不明の空き家の固定資産税の徴収状況はどうなっているのか。

 4点目は、県南の市町村において、空き家等の適正管理に関する条例を制定していないのは仙北市と羽後町だけとなっていますが、いつ制定の予定なのか。

 5点目は、制定予定の条例に市の指導、勧告、命令等に応じない所有者に他の市町村のように代執行をする規定を設ける予定はあるのか。

 以上、5点について伺います。

 続きまして、2項目めは西木町、上桧木内にあります高野遺跡についてであります。同遺跡は上桧木内浦子内集落の東側高台にあります。私も、文化財保護協会会員として何回か訪れたこともあります。見晴らしがよく、一日じゅう太陽の光が注ぐ日当たりのよい林の中に何十基ものすり鉢状のくぼ地があり、古くから古代人の竪穴住居の集落跡と言われてきました。これほど多くの古代集落跡は珍しく、この遺跡について伺います。

 1点目は、昨年県の埋蔵文化財センターで発掘調査を行いました。その調査結果と保存方法についてであります。

 2点目は、同遺跡を復元して、子供たちの学習資料として活用する考えはないのか。また、内陸線上桧木内駅に近く、観光資源としての活用は考えられないのか。

 以上、2点について伺います。

 3項目めは、仙北市の林内路網整備についてであります。戦後植林された市内の杉は伐採の時期を迎えています。また、東日本の震災復興需要によって杉材に対する需要が高まっています。しかし、外国から輸入される木材に比較して割高感があり、林業に高性能の機械化による原木の生産コストの引き下げが求められています。林業の生産性は機械化によって飛躍的に上がると言われております。しかし、機械化するには森林内に作業機械が通ることのできる作業道の路網の整備がなければなりません。路網は造林、保育、素材生産等の作業を効率的に行うためのネットワークであり、林業の最も重要な生産基盤であります。

 また、もう一つは作業現場へのアクセスの改善や、災害時の緊急輸送等により林業の労働条件の向上にも寄与するものであります。県内には仙北市同様の戦後植林された面積、蓄積量とも全国一の杉の山林が伐採の時期を迎えております。このため、森林内の作業道の路網整備を促進するため、林内路網の整備の促進に関する条例が議員立法としてことしの3月県議会に提案され、成立しました。同条例は、県に対して財政上可能な範囲で必要な措置を講ずることと積極的な路網の整備を求めています。

 そこで1点目は、市はこの条例の制定をどうとらえ、路網整備に活用するのかを伺います。

 2点目として、森林内の路網の整備率が生産コストを左右します。全国平均では、1ヘクタール当たりの路網は17メートルとなっています。路網整備率全国10番目の秋田県の平均は26.4メートルとなっています。仙北市の1ヘクタール当たりの森林内の路網は何メートルになっているのか。

 以上、2点について伺います。

 最後の4項目めは、救急医療情報ブレスレットの普及についてであります。

 現在市では高齢者のひとり暮らし世帯等に、持病やかかりつけの病院、服用している薬等の医療情報をシートに記入し容器に入れて冷蔵庫に保管しておく救急キットの配布をしています。この配付は、高齢者等の安全・安心を確保するために貢献をしております。しかし、これは冷蔵庫に入れて保管しておくため、外出時には活用できません。アメリカ、カナダ、ヨーロッパ等においては年齢に関係なく、持病を持っている方々が裏に医療情報を刻印したブレスレットをつけ、屋内屋外を問わず倒れ、意識を失ったとき、救急隊がこのブレスレットを見て患者への応急処置、緊急連絡先等の連絡に活用しております。

 ことしの全県消防職員意見発表会において、田沢湖消防分署勤務の佐藤救急救命士が、どこで倒れても活用できる救急医療情報ブレスレットの普及を訴えて最優秀賞を受賞し、東北大会へと出場しております。

 国内においても、千葉県鎌ヶ谷市が昭和61年4月から40歳以上の希望者にこの救急医療情報ブレスレットを無償で貸与し、不要になれば返還していただく制度を実施し、市民の安全・安心に成果を上げております。

 ともすれば持病のある高齢者の方々は、外で倒れたらだれも私の体のことを知らないと外出をためらいがちですが、この救急医療ブレスレットを高齢者の方への配布により、日本全国どこにいても、体に変調を来たしても、装着している方はこのブレスレットにより迅速に応急手当を受けることができ、高齢者の外出の不安は払拭されますので、市は救急キットの配布をさらに一歩進め、救急医療情報ブレスレットを導入する考えはないか伺います。

 以上、4項目について質問をしまして、再質問は自席から行わせていただきます。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。

 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) おはようございます。

 門脇議員からの一般質問にお答えをいたします。

 私からは空き家条例の関係について、また仙北市の林内路網整備について、そして救急医療情報ブレスレットの普及についての3点を御答弁させていただきます。

 最初に空き家条例の関係でありますけれども、空き家条例の制定の検討に当たっては制定しない状況でもできること、それから条例を制定しなければできないこと、また条例を制定し、条例化してもできないことなどの総合的な検討が必要と考え、さまざまな見地で今検討を加えているという状況にあります。

 少し例を申し上げますけれども、例えば条例を制定していない状況でも可能な対応としては、適切な管理を依頼するとか解体費用の助成の制度を創成するとかということがあろうかと思います。

 また、条例で制定をしなければできないことというのは、空き家への立ち入りでの調査であったり、また適切な管理の勧告や命令及び公表や罰則などがあります。さらに、危険家屋解体などの行政代執行が考えられます。これはすべて権利関係が明確であることを前提としたお話であります。

 条例化しても困難なことというものもあります。それは、所有権など権利関係が不明な空き家の行政代執行による解体撤去などが考えられる。以上の事柄を基本にして答弁を構築していますので、その点を御理解いただきたいと思います。

 最初の空き家の実態調査の結果であります。

 ことしの冬の豪雪で、空き家の近隣住民から危険排除の要請だったり、相談等がされる事案が大変増加しておりました。市ではことしの1月から2月にかけて一時的に空き家を把握するため、市職員の協力のもとで調査を実施しております。その項目の内容としては地区名、住所、所有者、建物管理者、空き家状況、というのは、それは通年空き家なのか、それとも冬季間だけ空き家なのかというような状況、それから建物状況、連絡先等などで行っています。

 平成24年3月1日現在で市の空き家棟数は491棟、田沢湖地区が114棟、角館地区が210棟、西木地区が167棟の合計491棟であります。現在も地域支援班、サポートセンターを通じて行政連絡員の方々にも調査協力をお願いし、さらにその精度を高めているという状況にあります。

 続きまして、空き家バンクの利用状況等についてでありますけれども、平成19年度に開設をした空き家バンクは、空き家を有効活用したいと考えている所有者の方から物件の情報を登録していただいて、市のホームページや定住情報紙などで本市への定住を希望される方々に対して情報提供を行っているものであります。

 これまでに登録をいただいた空き家の件数は田沢湖地区が26件、角館地区が12件、西木地区が17件の合計55件となっています。このうち、空き家バンクを利用して定住された方というのは22世帯40人となっています。地区別では、田沢湖地区が14世帯27人、角館地区が1世帯4人、西木地区が7世帯9人という状況です。

 物件の契約形態としては、賃貸が13件、売買が9件です。これまでの実績を見ると、空き家を有効活用した定住促進事業として成果を上げているものと認識することができると思います。

 しかしながら最近の傾向として、空き家の所有者の都合により空き家バンクの登録から取り下げられる物件も多くなっています。現在の登録物件は11件にとどまっています。さらに、その物件の多くは修繕が必要な状況にあることから、すぐに入居が可能な物件の確保が課題ととらえています。

 空き家は定住希望者の受け皿として重要な地域資源と考えていますので、空き家バンクの充実を図るために、各地域の行政連絡員の皆さんからのご協力をいただき、有効活用が可能な空き家の掘り起こしについてこの後も頑張っていきたいというふうに思っています。

 それと、3点目の空き家の冬季の雪害及び風害の被害状況等についてでありますけれども、近年の冬季間の雪害及び風害の被害状況についてお話をさせていただきたいと思います。

 雪害については、この冬、県内は平成18年以来の豪雪に見舞われておりまして、積雪により倒壊被害を受けています。その件数は、田沢湖、非住家でありますけれども1軒1棟、それから角館が非住家で2棟2軒であります。

 風害について、4月3日の夕刻から4日昼ごろにかけて仙北市内に爆弾低気圧と言われておりますけれども強力な低気圧が来て、暴風雪で被害を受けています。その軒数は、角館町が1軒、住家であります、西木が2軒、これも住家であります、という被害を受けております。

 4点目の所有者不明の空き家の固定資産税の徴収状況等についてでありますけれども、固定資産の課税台帳に登載されている家屋が空き家であるかについては、地方税法上課税の要件となっておりませんので把握ができないという状況です。ただ、所有者が不明の家屋については、所有者が死亡により相続がない、また所有者が転居等で住所変更してもその転居先が不明で所在がわからないなどの場合は、不明になった時点での所有者に課税をしています。

 そのような方々のうち、納税通知書が返送されてきた方々については相続人等の調査を行って、それでも不明である場合には、地方税法20条の2に基づいて公示送達を行って納税通知書を税務署で保管することという流れになっております。

 そして、この項の最後の項ですけれども、公共の安全に危害を及ぼす空き家の取り扱い等についてということでありまして、大変心配をしています。

 先ほど門脇議員もお話、御指摘をいただきましたけれども、空き家条例等の制定で、さまざまな法律のもとで対応を行っている市町村がふえておりまして、仙北市はその状況にまだなっていないということもありますし、先ほどお話ししたとおり、その条例を制定しても、実は手の届かない部分がある、法整備の充実というものが必要だというふうに思っております。これは県であったり国であったりの法の整備が、体系の整備が必要であるというふうに考えておりますけれども、現在は全国的にそういうような状況の中で空き家が増加していて、仙北市においてももちろん例外ではない状況だということを深く認識をしております。

 所有者によって管理されていない空き家はますます老朽化が進んで倒壊や火災のおそれが、その可能性が高くなってくるというのが現状だというふうに認識しています。市民の生活環境に危害を及ぼすおそれのある家屋等が放置され、管理不全な状態となることを防止し、市や市民及び所有者等が連携して老朽危険空き家の適切な管理を行うことが、安全で安心な地域づくりにつながるというふうに強く考えています。

 一番最初にお話ししたとおり、そのために今さまざまな検討を行っているということで御理解をいただきたいというふうに思っております。

 なお、1点目の部分でお話をいただいた昔の空き家の状況と現在の空き家の状況の推移、その流れみたいなもの、比較はどうなのかという御指摘、御質問がありましたけれども、私の記憶する範囲では、空き家の問題がかなり顕在化してきたのは本当につい最近のことだというふうに認識しています。昭和の初期であったり、昭和の中ごろであったりというようなときに空き家の調査を行ったという記憶は、私個人は今持ち得ておりません。少し調査をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしく御理解をお願い申し上げたいと思います。

 3点目の仙北市の林内路網の整備についてでありますけれども、県の条例の制定で、仙北市の取り組みはどのように加速していくのかというような御質問だというふうに解釈をしております。

 この秋田県林内路網の整備の促進に関する条例は、御存じのとおり秋田県議会議員で超党派で構成をしております森林林業林産物活性化推進議員の会が議員提案という形で県議会に提出し、ことし4月1日から施行されているというふうに承知をしております。

 この条例に伴う仙北市の取り組みとの御質問でありますけれども、県の具体的施策をただいま注視しているという状況になります。もちろん仙北市としては、森林整備計画との整合性等々あらゆる角度から検討を加えながら、絶対におくれることのない状況で林内路網の整備を進めていきたいというふうに考えております。

 実は、今回の県の条例制定と同じ時期でありますので、どちらが先かということではないということで御認識をいただきたいと思いますけれども、これまで林内路網の整備事業として導入をしてきた森林整備加速化・林業再生事業等がありますけれども、ちょうどこの事業が平成23年で終了することが決定をしておりました。全国知事会、秋田県知事ももちろん大変強力に要望活動を行ったとお聞きしておりますけれども、全国知事会が中心になって別立てのメニュー造成を要望してきたという経緯があります。

 この活動を受けて、国では平成24年度、今年度から26年度までの3カ年間で新たに森林整備及び木材産業振興に対する臨時対策事業、基金事業をスタートさせています。同事業の全国ベースの予算規模としては1,399億円、約1,400億円に上る大きな基金事業であります。このうち、秋田県への配分は60億円とお聞きしています。ただし、60億円すべてが路網整備に充てることができるというものではなくて、大体の概数でお話をすると、25億円程度は林内路網の整備に充当できるのではないかという情報もいただいております。

 このように、県議会議員の皆様の御努力があって路網整備に関する条例はできた、また国・県の対応によってその一定の財源も確保できたという状況がありますので、この状況におくれることなく、遅滞することなく仙北市の林内路網整備を行っていきたいというような思いであります。

 御質問とは多少実はそれてしまうかもしれませんけれども、お話をしておきたいことがあります。

 仙北市としてでありますけれども、今最も懸念されているナラ枯れ被害の未然防止と、全国的に供給不足が心配されているシイタケの原木ほだ木の安定供給に向けた取り組みについて、県を初めとする関係機関と協議、検討を行ってきております。奥地にあって搬出路が未整備なことが広葉樹資源の利活用を妨げている現状を打開して、あわせて原発事故等に起因したほだ木原木供給不足を緩和し、広葉樹林帯への路網整備と広葉樹再生事業を積極的に推進をしていきたいというふうに考えています。

 これまでほだ木生産及び供給の中心となっていた福島県が生産、販売中止を余儀なくされておりまして、林野庁の内部規定とは言いながらも、ほだ木生産販売が認められているのは北海道と九州の7県、そして秋田県の1道8県のみという状況であります。

 御承知のように、放射性物質が消えるまでは相当の期間を要することがありますし、ある程度の安定した期間の需要が見込まれるほだ木原木生産は、新たな資源活用と老朽化した広葉樹の若返り、後進にとって絶好の機会であります。森林所有者への周知と関係機関との調整を図りながら、この点についてまた強力に推し進めていきたいというふうに考えております。

 それで、先ほど議員が御指摘、お話をいただいた路網の整備率についてでありますけれども、まことに恐縮、申しわけなく思っておりますが、先ほど議員から、秋田県の路網密度はヘクタール当たり26メートル程度というお話をお聞きしております。多分私の手持ちの分析の仕方、比較が違うのかなというふうに思っております。私の手持ちの資料では、秋田県の路網密度はヘクタール当たり13.15、約半分のメーター数であります。このメーター数を導き出したのと同じ状況で仙北市の路網密度を計算すると、12.06メートルということになります。算出した数値の考え方というのは林道、これは専用道も含みます、専用道、そして作業道の総延長を民有林面積で割って計算したメーター数であります。食い違いがありますので、再度私のほうでメーター数については調査をさせていただきたいというふうに思っております。

 最後の点の救急医療の情報ブレスレットの普及についてという項目で御答弁を申し上げます。

 仙北市では高齢者福祉対策の一つとして、平成23年度からひとり暮らしや高齢者世帯の安全・安心な暮らしを確保することを目的に、かかりつけ医、薬剤情報などの医療情報を記載した用紙や、必要に応じては診察券、写しであります、健康保険証、これも写しであります、などの情報を専用の容器に入れて自宅の冷蔵庫に保管することで万一の救急時に備える救急医療情報キットQ救ちゃん、配布事業を進めております。現在のところ、配布対象者967名に対して525名、割合でいきますと54.3%の実績となっています。平成24年度の計画としては、引き続きひとり暮らし高齢者と、さらに高齢者のみの世帯への配布を予定しているという状況にあります。

 御質問の緊急医療情報ブレスレットですけれども、キットでは自宅での対応が中心となるということに対して、外出時でも対応できるメリットがあって、高齢者等に対してより安全・安心の提供ができるものと期待ができます。

 調査を見てみると、緊急医療情報ブレスレットについては、現在配布しているキットのように安価、これは現在配布しているキットというのはQ救ちゃんキットでございますが、キットのように安価で簡易的に取り扱えるものが普及していないような状況もお聞きしています。外出時に対応できるものはブレスレットもありますし、またパスポートのように携帯できるような形、簡易の手法もあろうかと思います。

 今回の御提案をいただいたことを機会に、救急医療情報キットが一通り行き渡った後にブレスレット等の検討も平行して、どのようにするかということを考えていきたいというふうに思っています。

 少し話を戻して恐縮ですけれども、現在市で進めている救急医療情報キット配布事業というのは、現在は申請、欲しいと言っていただいた方のみの配布という状況です。この後、市としてはひとり暮らしと高齢者のみの世帯の全世帯、また障害者のいる希望される世帯でも設置してもらいたいというふうに考えています。関係者が100%設置する、役所のほうで、市のほうで想定している対象者に100%設置すると、約2,500世帯余りとなります。個人情報との関係もあることから、市民の方々に丁寧に説明して、安全・安心な暮らしの確保のために御理解をいただきたいというふうに思っています。できれば平成25年の上半期までには100%の普及を目指したいというふうに考えています。

 救急医療情報ブレスレットの開発等については、市内企業で新規取り組みができるのかなというような実は欲張った考えも持っております。アイデアの提供等、各企業の方々から提供をいただきたいなというふうな思いもあって、働きかけを行いたいというふうに考えております。できるだけ安価で、安全性が確保できて、個人情報の遺漏のないような、そういう姿、形のものを開発、自前で開発できることが一番の理想かなというふうにも考えております。

 私からは以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 門脇議員のご質問にお答え申し上げます。

 まず、高野遺跡の調査結果についてでございますが、秋田県埋蔵文化センターによりまして昨年6月27日から8月26日までこの遺跡の調査が行われております。昭和62年、それから63年に旧西木村教育委員会で行いました調査では、平安時代中ごろの竪穴建物群ということで台地の北西部に14基、それから南東部に33基のくぼみを確認しております。

 このたびの調査では、遺跡の周囲を探索いたしましたところ、南東部に新たに18基のくぼみを発見いたしました。全部で65基あることが判明しております。くぼみはおおむね円形でございまして、大きいものが直径10.5メートル、それから小さいものは、一番小さいのが2.5メートルでありました。深さが最も深いもので1.3メートルございました。

 調査につきましては2カ所を発掘しておりまして、1カ所が幅1メートルの細長い溝で、そこをずっと細長い溝に十字に発掘しております。その手法、それからもう1カ所が全体をずっと掘っていきまして、床と壁、周りの壁も出るように、その2つの方法で発掘が進められております。

 1つ目の手法でわかりましたことは、炭になった壁板があった、そしてくぼみの中に真っ赤に焼けました土が堆積していたということで、これは火災に遭った建物であったということがわかっております。それから、この竪穴からは高さ20センチメートルのかめ、このくらいのかめが出土しております。それから、長さ20センチメートルの仕上げ用のといし、研ぎ石が発見されております。それから、30センチメートルの荒削り用というのだそうですが、荒削り用のといしが発見されております。

 それから、もう1カ所のほうでありますけれども、一辺が約5.5メートルの正方形の竪穴、非常に広い竪穴でありますが、その5.5メートルの正方形の中に四隅に柱の穴と、それから壁際に溝が掘られております。こう壁にずっと溝が掘られております。それから、入り口付近にかまどがありました。そして、建物の外に、そこのかまどで煙を出すための煙道がありました。そういうふうな状況で、2つの手法で発掘しております。

 今回調査しました竪穴は、竪穴がつくられた際にその周りに掘り上げた土が置かれていたために、今でも少し見ていただけばわかりますけれども、高く盛り上がっております。この土の下に、10世紀初めに噴火いたしました西暦915年の十和田湖の火山灰が見つかっておりますので、その後に建てられたものということが明らかになっております。また、地域の人たちによりますと、現在確認されております65基の遺跡のほかに、北西側にも存在していたということでありまして、山間に営まれました大きな古代の集落であったというふうに評価されております。

 質問にございました保存についてでありますが、埋蔵文化財が埋もれている土地だということは以前から地区の地域社会で本当に認識されております。それで、周知の埋蔵文化財包蔵地というような名称で、秋田県の遺跡地図にも掲載されております。発掘につきましては、文化庁長官の許可が必要となっております。今後は地権者並びに県と保存に向けた協議をしてまいりたいと考えておるところでございます。

 続きまして、教育観光資源としての活用についてであります。高野遺跡の発掘はまだ始まったばかりでありまして、65基の調査についてはまだかなりの時間がかかるのではないかなと思っております。関係機関へ積極的に働きかけを行って、早い時期での調査をお願いしてまいりたいと思っております。

 また、門脇議員からもありましたが、秋田内陸線、それから上桧木内駅から南に500メートルと非常に便がいい、すぐぱっと見に行ける場所でありまして、それから320メートルの台地であります。紙風船館にも非常に近いということで、この立地条件を大いに活用いたしまして、まず子供たちに平安時代の遺跡として、特に当市が積極的に進めておりますふるさと教育の教材として、それから小・中学校の社会科の教材として大いに活用してまいりたいと考えております。

 それから、観光面でありますが、非常に大きな高地性集落であるということで十分に活用していけるのではないかなと考えております。それで、まず調査を何とか早目に継続していただいて、その結果を踏まえながら関係機関と十分に協議をいたしまして、観光資源としての活用というものも大いに進めてまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(佐藤峯夫君) 3番。



◆3番(門脇民夫君) それでは、最初の空き家条例の制定に向けてについてでありますけれども、先ほど私質問のほうでもお話ししましたけれども、市民の方々から、何とかこの空き家をどうかしてほしい、先ほど市長がお話ししましたように、火災、あるいは近所に、付近に風が吹きますとトタンが飛んでいってどうにもならない、ガラスに当たったりなどしたら大変だ、市民が風が吹くと安心して寝ていられない、こういう状況になっていますので、何とか雪が、ことしの雪が降る前に、9月もしくは12月ごろの議会に提出して制定していただけないものかどうか、1点目はこれであります。

 それから、2点目の先ほど市長の路網整備の件でありますけれども、市長と私の検索するデータ等が違っておったためにこのような形になったと思いますけれども、私は、数字というのは魁のほうに県の条例が制定されたという新聞の記事を見てこの数字、またインターネット等で確認したところ、これよりちょっと低い感じの二十四点何メートルという整備率の数字が出てきておりました。インターネットのほうでは、県の整備率は11番目とかというようなちょっと下がっておりましたけれども、私がお話した二十六点幾らというのは魁のほうに掲示されたメートルですので、これはどちらが正確かちょっとわからないんですけれども、その二十何メートルという県のほうにしますと、市のほうの十三点何メートルという数字というのは非常に全国平均よりも低くて、なおかつ全国の市町村から見るとかなり下のほうな形になると思います。

 私がなぜこれを質問しているかというのは、路網整備をすることによって林業の活性化になりまして、ここに働く人が採算が合うということになりますと、ここで働く人がふえてきて雇用の確保につながるという現状がありますので、あえて路網整備についてお話をさせていただいたというところであります。

 条例のほうでは、過去5年間で県のほうでも毎年20億円ぐらいが路網整備のほうに回っているという統計というのが魁新聞のほうにも載っておりましたので、何とかひとつこれを活用して、今不況になっています、そして先ほどお話ししたとおり震災の復興需要によって杉材の需要も非常に高まってきておりますけれども、やはり搬出するための単価が路網整備になっているものは高くなっていますので、なかなか売るに高くなっているような状況がありますので、震災復興というのは何年も住宅宅地の造成が始まりますともっともっと需要が高まると思いますので、ひとつ4年5年かけて路網の整備をしていただきたいなと思います。

 それから、もう1点の高野遺跡の件ですけれども、これは県の文化財等に指定にはなっていないですよね。それから、市の文化財としての指定等は考えていないのかどうか、まず、この3点についてお尋ねいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 市長。



◎市長(門脇光浩君) 門脇議員の再質問に御答弁をさせていただきたいと思います。

 1点目の空き家条例を9月ぐらいをめどに制定するというような動きにしたほうがいいのではないかという御指摘でありました。

 それで当然条例の制定というものを視野に入れながら、その制定された後に、その条例がどのような効力を発揮できるものであるかということが一番重要なことであって、効力を発揮し得る環境をつくならければいけないということも同時進行で検討しなければいけないというふうに思っています。

 ことしの冬に同じ状況にまたなったら大変だという御心配も、まさに私も同感です。以前から集落から御指摘のある空き家については自分自身で見て、周辺の方々へ及ぼす影響等についても位置関係、距離関係等も把握しているつもりでありますけれども、大変危険な状況だということは、認識は一つになっていると思います。

 今、冬場に至る前に、風害であったりまた大雨等での被害であったり、山のすぐふもとの状況でさまざまな問題が起きているとかというものも見ておりまして、所有者がきちっと確認できるという物件であれば、先ほど少しお話をしましたけれども、解体に対する助成を、やはりこれを考えなければいけない。代執行の場合は当然市が肩がわりで解体しますけれども、その請求はきちんとしなければならないということがあります。

 ここで財産権の話があるわけですけれども、当面まずきちっと管理者なり関係者のわかる家屋等については、やはり今急がなければいけないことは助成制度の創設ということもあるのではないかというふうに考えております。何度も繰り返して恐縮ですけれども、条例を制定するということを視野に入れながら、それまでの間にできることに取り組むというような思いでありますので、御理解いただきたいと思います。

 それから、路網の整備ですけれども、実は私の先ほどのメーター数というのは秋田県の林業統計の平成22年度版ですので、多分最新情報だと自分は思っていたわけですけれども、それの情報に基づいて林道、それから専用道、作業道を足したメーター数を民有林の面積で割ったという考え方であります。後で、先ほどもお話しましたけれども、考え方、データの見方に違いがあるのかもしれないということで、これは調査させていただきたいというふうに思いますが、それはそれとしても、林内路網の整備というのは大変重要であるということは同じ共通する認識です。自分が以前林業係で山の中を駆けめぐっていたときにも、林内路網があれば搬出のコストが下げれればというような大変悔しい思いをした山もたくさん見ております。

 今まさに門脇議員がお話ししたとおり需要が高まっている状況にありますので、この機を逃すことのないような路網整備の仕事を進めていかなければいけないというふうに思っております。県のほうのさまざまな助成制度であったり、また市単独の助成制度というものも一緒に考えていかなければ多分実効性の高いものにはならないというふうに思っております。研究は急がなければいけないというふうに思っております。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) ただいまの門脇議員の質問でございますが、史跡にはなってございません。それで今調査が始まったばかりでありますので、この後県と協議しながら、非常に重要な史跡と考えておりますので、まずどうか指定に向けて県なり市なり協議してまいりたい。

 それで、ちなみに例えば県指定になっておりますのは、うちの仙北市では黒倉B遺跡の土偶、あれが県指定になっております。それから市指定といたしましては、やはり潟尻遺跡、それから同じ黒倉の出土品なども指定になっておりますので、まずこの後、市なり県なりの指定というのは十分に考えられると思いますので、その面でも関係機関と大いに協議してまいりたいと思います。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 3番。



◆3番(門脇民夫君) 最後の質問とさせていただきたいんですけれども、最初に質問しましたが、空き家条例の制定に向けてでありますけれども、まず私がさっき、しつこいようですけれども、何とか雪が降って雪害が発生する前にひとつ県南で、先ほど言いましたように我が市と羽後町だけですので、ほかの市のほうはいろいろな困難を排除して条例を制定しておりますので、何とか付近住民の要望にこたえて、市も頑張っていろいろな付近の住民の方に迷惑のかからないように頑張って制定していただきたいと思います。

 今市長が制定の時期がまだはっきりしないというようなことでありましたが、条例が制定されるまでにいろいろな付近の住民の方に困る、何とかしてもらいたいというような苦情に対しては、いろいろ市長が先ほど条例が制定されなくてもできることがあるというようなお話をされましたけれども、具体的に条例が制定される前にどのような措置を取ることができるのかというようなことをお話ししていただければ大変ありがたいんですけれども。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 一番最初に少しお話をさせていただいたことですけれども、制定していない状況でも対応が可能だと、可能だというか、制定していなくても必要だと思われる取り組みとしては適切な管理を依頼する、その依頼先については先ほどお話したとおり、基本的には権利者、権利関係がはっきりとしているという状況にある場合ですけれども、管理をきちんとしていただくようなお願いを申し上げるということとか、それとか先ほど話したとおり解体費用を、仙北市の制度をつくった上で解体費の一部助成ということが考えられるというふうに思っています。これは制定しなくてもできることであります。

 ただ、門脇議員には誤解のないようにお話を再三させていただきますけれども、制定しないという話では毛頭なくて、以前からお話ししているとおり制定を視野に入れた研究をしている。今何でこの状況にあるかというと、制定した後にどれだけ実効性の高いものにすることができるかということをいろんな市町村の方々の実例等を見ながら、一番最後に、変な言い方ですけれども、一番最後に一番いいものを出さなければいけないというふうに思っていますので、そういう状況をつくりたいというふうな思いでありますということを御理解いただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 以上で3番、門脇民夫君の一般質問を終わります。

 11時10分まで休憩いたします。

                         (午前10時55分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                         (午前11時09分)

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△佐藤直樹君



○議長(佐藤峯夫君) 18番、藤原助一君より発言の通告がありましたが、本日やむを得ない事情発生のため欠席をいたしております。

 よって、次の報告者に移ります。通告により発言を許します。

 8番、佐藤直樹君。



◆8番(佐藤直樹君) そういうことで1つ飛びまして、8番の番になりましたのでよろしくお願します。

 大分前の話になりますが、多分今から15年ぐらい前だったと思います。玉川の河川改修の話が実はありまして、たしかこれは私も直接説明を受けたわけではなかったんですが、大手の製紙会社が進出するということで、その水の確保と治水のためということで地元で説明があったと思います。ただ、その後結局できたのは、国体の関係で馬場の整備の跡地が、あそこだけしかできていないわけです、実際。

 去年6月24日の集中豪雨といいますかゲリラ豪雨といいますか、最近では爆弾低気圧と、まるで戦争のような自然災害であります。その中で、花園大橋の右岸左岸両方から水が上がってきました。特に下川原地区には本当に大きな被害をもたらしました。ちょっと資料を見てみますと、これは去年9月定例会に環境防災課から出された資料でございます。ちょっと読みます。特に角館町下川原地区では、住宅2軒の床上浸水など非住家含めたたくさんの家屋や農地が浸水の被害を受けました。そのときに、白岩広久内のテレメーターの観測では玉川の水位が4.3メートル、これは一昨年7月の集中豪雨より55センチ高い水位でございました。

 そのときに、原因の一つということでたしか担当部長のほうから、右岸にあったプラント工場がなくなった、更地になったということでの影響があるというふうに言われました。ただ、私はもう一つあって、玉川の構造上どうしてもあそこに土砂利が堆積するということ、この影響もあるのではないかというふうに思います。また、堤防がないこと、これが一番の原因であるというふうに思っております。

 環境防災課の資料によりますと、上流に4つのダムがありますが、下の2つのダムに関しては放流の操作ができない状態にあるということで、流入量イコール流出量ということになっております。これはもう、私もこれは初めて知ったんですけれども、要は豪雨の予測をしながら前もってやっぱり放流しておくとかという、そういうことができないということなんですよね、実際問題として。これは私もびっくりしました。

 ちなみにこのデータによりますと、なかなか数字を言ってもわかりにくいんでありますが、6月24日午前8時ごろのデータで、夏瀬ダムの流入量が毎秒631立米、神代ダムの流入量が午前8時毎秒876立米、これと同じ量が流されているわけです。これでは下流の人たちはたまったものじゃない。あと数十センチ水位が高いとどういうふうになるかというと、県道の広久内停車場線を越えて向こう、生田のほうまで行くんですよ、生田のほうは3メーター、5メーターぐらい高いのでそこまではいかないと思いますが、これに大威徳山があって、水はそこから逆に逆流するような格好になると思います。何とかこれに対してお願いというかこれをやらざるを得ないような状態です。

 平成23年度の防災計画の改定版によりますと、1つは計画の方針、未改修河川の整備を促進する、対策として、?番に、特に玉川の未改修については、早期完成が図られるよう各関係機関に要望していくということがあります。当然市としてもこういうことを理解をしているわけですので、国・県に対してどういうふうな要望を出しているのか、どう対応しているのか、その結果についてまず第1点お伺いしたいと思います。

 それから2点目ですが、さっきの資料に沿ってお話ししましたが、下川原地区、それから下中川原地区、上中川原地区、この地区は地名のように本当に川の中といいますか、川底とそんなに違いはないです。だから、水があふれ出すともうすぐざあっと被害が広がってしまう。特に道路が川と平行した広久内停車場線の県道しかないに等しいわけなんです。生田のほうに逃げる場合に道路がないんです。わずか数百メートル行けばその高さまで大丈夫なところまでいくと思うんですが、その中で本当に市道がないというのが現状なんです。

 あそこで全部今、黒川の土地盤整備の中で実は農道としてなっていますが、まだ実は登記も取れていないです。工事が終わって10年近くになるのですけれども、登記が取れていないからといって整備しないということは、これはこの地区の人にとっては非常に困ったもので、たしか私らの大先輩の細川俊雄さんが平成17年に合併した当時、いち早く生田地区、柏林地区と中川原地区の、やっぱり前は町の境界ということで道路が整備されない環境だったんです。本当に不幸なところで、今回の場合は人命にかかわるものですので、何とかこの計画をどういうふうに考えているか、2点目としてお伺いを申し上げます。

 3点目ですけれども、当然左岸のほうにも水が上がりました。これはちょうど環境防災センターのわずか数百メートル上流なんです。だから、これが本当にもう数十センチ水位が上がった場合に、恐らく相当な被害というか環境センターのほうに水が流れてきた場合に、あの地下施設かいろいろな電気系統とか、想像がつかないくらいの被害になるんではないかというような予想がされます。

 ただ、中身の防災設備がどうなっているかよくわかりませんが、そこの辺は環境センターとしては大丈夫なのかというここの点と、ああいう仙北市で一番金のかかっている施設ですので当然保険関係もできているかと思いますが、自然災害についてのそういうものが整っているのか入っているのか、どうやっているか、その点をお伺いします。

 それと4点目として、あそこの大威徳山の橋のかけかえが、県の関係者の話によりますと平成26年に着工するような運びになりつつあるというふうに確認しております。今年度中に買収が終われるというふうな話でありました。ただ、河川改修をやっていく上で当然橋が重要でありますので、橋の周辺も重要であります。当時計画にあったカヌーの練習場とかもできると思います。

 市が担当じゃないので、県の担当がなかなかあれでしょうが、当時それこそあの河川敷にはゴルフ場ができるような話もあったり、非常に盛り上がったりしました。現在、玉川の河川公園はサッカー場が1面ということでちょっと寂しいというか、今あの上流のほうがものすごく広くありますが、ああいうのを戦略的に県にお願いしながら、仙北市の財産としてどうやっていくかというふうな計画は持っているか、この4点について、ここでの質問は終わらせてもらいます。残る質問は自席にてお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 佐藤直樹議員の一般質問にお答えをいたします。

 玉川の河川改修の早期実現に向けての御質問、また防災であったり環境センターの御心配であったり、河川公園のことであったりということでありますので、順を追って御答弁を申し上げたいと思います。

 玉川の河川改修、大威徳橋のかけかえ等について、これまでも秋田県へ事業推進を強く要望してきております。議員のお話にもありましたとおり、相当以前からこの事業に着手し、ただ土地、共有地等の問題が起因して事業が思いどおり進まなかったということで、多分10年ぐらいは当初のお話よりもおくれているのかなというような思いで、じくじたる思いでありながら毎年毎年強く要請を行っているという状況にあるということにまず御認識をいただきたいと思います。

 現在、県では河川改修計画の見直しを実施していて、今年度中には計画を終えることというふうに伺っています。大威徳橋のかけかえについては河川改修計画にあわせた橋梁計画の見直しをすることにしていて、今後は用地取得を早期に完了させて工事着手の環境づくりを進めるというような、かなり具体的なお話に至っているというように感触を得ています。

 この話を前提にこの後の話をさせていただきたいと思いますけれども、まず1点目の防災等、川底、川床の整備であったり、堤防の建設であったりということがありますけれども、昨年、先ほどお話をいただいた大雨のときに一部浸水をした大威徳橋から斉藤川合流付近等について、今年度現地調査の上、河床整備並びに堤防の低いところへ盛り土整備をするというような予定と伺っております。斉藤川合流点付近、上流については順次整備計画を策定する予定となっておりますけれども、これは一時的な措置、低い場所に盛り土をしていくという措置を行うということで、本格的な河川改修について、秋田県や関係機関に再三の要望を行っているという状況にあります。ことしから来年にかけて、目に見える形で事業が進むものではないかというふうに思っております。

 そして、避難をするにも、また水の浸水に対応するためにも道路整備が早急に必要だという御指摘もあります。玉川と平行して県道白岩広久内角館停車場線、市道観光線が走っております。それを結ぶ連絡道が、市道生田松原線外5路線ありますけれども、ほかにも連絡道があります、先ほどお話のとおりであります。県道浸水時の避難道路として、改良、舗装工事、市道認定を順次計画的に進めていきたいというふうに考えております。

 先ほどの話があったとおり、登記の問題でいろいろと実は御理解のとおりの状況もありますけれども一刻も早く整えて、市道認定等を進めていくということで方向性を決めていきたいというふうに思っております。

 それと、環境センターについての御心配をいただいておりますけれども、今年度大威徳橋上流の河床整備や堤防への低いところへの盛り土等の方法で、危険は一定回避できるのかなというふうに考えておりますけれども、ただ保険の関係については、もし万が一冠水等で、私の認識の範囲では、市役所の建物ということで建物共済に加入していて、そして建物並びに設備、施設等も補償対象になっているものと認識をしておりますけれども、これは私の認識ですので、後で担当部長のほうからもお話をいただきたいというふうに思っております。

 それから、玉川の河川公園の今後の計画であります。

 現状をもう少しお話をさせていただきたいと思いますけれども、先ほど御指摘のとおり特設会場ということで、馬術の会場として整備されたことがあります。これは平成22年8月1日に玉川河川公園として開設されたということでありますけれども、その後に仙北市サッカー協会が主体となって各種イベント、大会、練習等に幅広く活用いただいている状況があります。ゲートボール、グラウンドゴルフ初め、ことしの秋には魁新報社との共催で全県の少年サッカーの、スポーツ少年団の大会もそこで開催されるというような活用の頻度が高まっているというふうに認識しています。

 玉川河川公園としての整備計画は現状のままでは完了ということで、現在のところ追加の整備予定ということはない状況にありますけれども、しかしながら河川改修で周辺地域の環境の変化が当然起きてくると思います。改修工事の進捗にあわせて調査を実施していきます。あわせて河川公園の使用状況の動向をきちんと見て、河川公園としての整備方針も決めていきたいと思います。

 あれだけの土地を使用できるというほかになかなかない、また大変交通の便もいいところで、利用する可能性は高いというふうに思っております。その利用の仕方も踏まえながら、河川改修等の状況を見ながら、何が最も適切なのかというところはこの後の協議ということになろうかと思います。地域の皆様からもたくさんの御要望であったり、さまざまなお声を聞きたいというふうに思っておりますのでよろしく御協力をお願い申し上げたいと思います。

 この場からは以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 倉橋総務部長。



◎総務部長(倉橋典夫君) 先ほど環境保全センターの被害に遭った場合の保険の適用について市長から答弁がございましたけれども、秋田県総合事務組合が運営しております建物災害共済に市の施設はすべて加入しておりまして、被害に遭った場合、その被害の状況、あるいは災害との因果関係等をそこで査定しまして、どの程度保険の適用になるかということが判断される、100%保険適用になる場合もございますし、状況によってはその一部ということもございます。それによって補てんされるものというふうに思っております。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) ただいまの市長の答弁の中に、そうすると今年度中に両際の盛り土をして、ある程度のことを防げるというふうなことになるわけですね。その中で盛り土ですから非常に仮みたいなもので、昨年も大型の土のうを積んであれしてきましたが、何か市長にそう言われてもそう簡単ではないようなあれがあるので、もし後で結構ですので計画書がありましたら、図面と登記簿を出してもらえば地元の人も安心すると思いますのでよろしくお願い申し上げます。

 それと、環境センターの実は排水の問題がありまして、現場に行きますと、もしこれから河川改修、橋のかけかえ等の中で、環境センターの排水が玉川に沿って直角なんです。要はちょっと何かあったら、そこで排水が終わりになっちゃう。せめて斜めにとか、そういうふうな排水にするように、もしできましたら検討をお願いしておきます。

 それでは、2つ目の質問に移ります。庁舎に関する基本方針についてということで、庁舎整備に関する基本方針ということでございますが、去年の11月だったか案ということで議会のほうに資料を提出されておりました。これは当然みんなの庁舎検討委員会の答申を受けての市長の考えだと思いますが、何かよく読んでみますといろいろあるんだけれども、結局最後は31年までには整備を終了したいということで、その間こんなんだったらもう何が何だかわからない、要は。答申を大して尊重していないんではないかというふうな思いがあります。

 その中で、例えば工程表を見ますと、24年には今年度には角館庁舎の移転検討とあります。25年からさらに27年までには一体型の庁舎の整備の検討というのがあります。さらに24年、26年の実施計画の中には、白岩、中川、雲沢地区の市民サポートセンターの整備費として約1,000万円の予定になっています。さらに、就業改善センター、これに3,590万円、田沢湖総合保健センター450万円、これがここ3カ年の実施計画、これを見ますと、要は外堀を全部埋めて、最後は一体型庁舎は必要でないんじゃないかというふうな市長の考え方が遠からず見えてくるわけです。

 まず、そこの確認を市長に1点お伺いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 角館庁舎が必要ないという考え方ではなくて、角館庁舎が、事務所は35年ですけれども、36年に角館庁舎ができているんです。もう50年たって、半世紀たっている中で、庁舎の一体的な考え方はもちろんこの後も検討を重ねていくし、今議員がご紹介いただいた実施計画のさまざまな金額等については、もちろん見直しを毎年毎年しますので改正されていきますけれども、その話であったり、庁舎の一体型を実現したいという話であったりというものと、角館の庁舎というもののあり方を一元化して考えていないというのが正直なところです。

 どういうことかと言うと、防災の観点から、また利便性の向上等から考えていっても、危険な建物にお客様を集めるということは、行政としての責任としてはしてはいけないものではないか、行為じゃないかと思っていて、庁舎の一体を進めていくことはもちろん必要なこととは議員も御承知でしょうけれども、その議論というものと、角館庁舎の移転であったりというものとは決して一体的な、リンクした話ではなくて、それよりもさらに角館の庁舎のあり方を早く解決しなければいけないという思いがあるということで、今の話の答弁にしたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 私の質問の仕方がちょっと悪かったかもしれませんが、角館庁舎の移転の問題は問題でまたもう一回改めて質問しますけれども、今回の一連のみんなの庁舎検討委員会から答申を受けたことを考えて、さらに合併特例債が5年延期になるということも考えて、当然31年と5年延ばしたわけですから、償還がダブらないようにということだと思いますが、それはわからなくないんです。

 ただ、要は本当に一体型の庁舎が必要だということで、私としては1年でも早くやるべきだと、行政の無駄を省く、利便性を高めるという観点からすると、私はそのほうがいいと思うんです。だから、結局合併して31年という、要は合併十何年でしたか、14年もこうやってきて、一体型庁舎をやりますというようなことにはなかなかならないし、市長の考えは、来年も選挙もありますし、そういったことを考えるとどうもよくわからないんです。

 だから、私はことし中に例えば一体型庁舎を含めた角館への移転も含めたことを一応私は連動していると思っているんですけれども、それも含めた検討を1年でやるべきじゃないかと思うんですが、そこら辺はどうですか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 合併してから大変長い年月を経て一体型庁舎に至るというその至るまでの経緯ではたくさんの議論が必要だというふうには思っていますし、今のお話には私も同意するものであります。24年、今年度中には角館庁舎のあり方を、例えば老朽化したものを何と改善してくんだということは、きちんと皆様にお示しすることができる方向性を導き出したいと思いますし、今議員がおっしゃったのは、それもそうだけれどもあわせて一体型庁舎のあり方というものはそんなに長く時間をかけて議論をするべきではなくて、今のコスト縮減であったり、行政改革を進める上でだったら分散型が非効率的だというのはわかっているのだから早くやったほうがいいというお気持ちでの御質問だと思います。私もそう思います。

 だけれども、さっき言ったとおり財政的な話を考えると、そこで投資コストをできるだけ抑えるという手法がどうなのかというところをまず見きわめなければいけないということが一つあると思います。

 今、実は議員も私も同じ認識でいたことに、合併特例債の延長5年というものは決まっているというような前提のもとでのお話ですけれども、現状としては、法案はすでに机の上には上がっていますけれども、国会はまだそれを審議できていないという状況ですので、こちらのほうについても実は心配をしているということがあります。

 ただ、いろいろな情報から聞くと5年は延長できる。ただ、何回も言いますけれども、5年延長できるからゆっくり構えるということではないということだけはきちんとお話させていただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) さらに消費税が倍になるということも考えれば、やっぱり私は1年でも早くやったほうがいいというふうに思います。ただ、その中には角館庁舎の移転先のものに関して、実は、横町のプラザのテナントというようなお話もちょこっと聞いたことがあるんですけれども、そういう考えはあるわけですか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) プラザというお話、想定される移転先としてはあり得る話だというふうにも思っております。ただ、それは特定するものでなくて、民間のさまざまな施設等を活用するという手法があるということの中の一つということにとらえていただきたいと思いますし、民間以外にも、例えば角館の東公民館であったり、交流センターであったりというようなさまざまな物件で、どれにするとメリットがあるけれどもデメリットもあるなというような状況になっております。その中で最大効果的なものを探さなければいけないというふうに思っています。



○議長(佐藤峯夫君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) そうすると、今のところまだ決定じゃないということもありますが、ただ、25年には解体することは間違いないわけですね。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) この後のスケジュールを少しお話をさせていただきたいと思いますけれども、先ほど言った24年度には移転に関する調査検討をきちんと行いたい、そして27年度までには火よけを復元したいということであります。

 だから、25年の解体、26年の解体がなければ27年までには復元ができないのかなという思いはありますけれども、これも先ほどの話に連動しますけれども、入居先というか転居先というんでしょうか、まずここを確定しないと、入るところがなくなってしまうということは絶対できないことですので、その間に大きな地震が起きないことを祈りながらも、そこが悩ましいところなんであります。

 なので、さっき前の質問であったとおりどこに入居するかということが一番メリットがあるのかということの調査は、もう24年度にはベクトルをきちっと設定するということが必要というふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 何となくわかったような気がしますけれども、私はできれば一体型の庁舎とのリンクする中で、例えば一体型庁舎が東小学校を東公民館のところだとするならば、やっぱり早く一緒にやったほうがいいと思うんです。例えばもう一つは46号とバイパスの付近だとするならば、そういうことを考えるのであれば、私は神代の出張所は要らないだろう、そういうふうな考え方、そういうことを早くしてほしいんですね、でないと、いつまでたってもだらだらというような感だと思います。

 次に、最後の質問に移ります。

 県指定の史跡白岩焼窯跡の毀損事件についてでございますが、5月2日に魁新聞の朝刊にこの事件の経過が書かれていました。ちょうどそのとき臨時会がありまして、冒頭、報告と陳謝をいただきました。

 ただ、その後5月14日の文化のコーナーのところに、多分第一発見者だと思いますが、コメントなのか投書なのか詳細が書かれていました。地元の人間としては、何か地元の人間がよくないみたいな印象を受けるような書かれ方をしているなというふうに思って、ちょっとがっかりというかショックだったんですが、地元の、白岩の人は白岩焼に対して誇りと愛情を持っているんです。白岩焼の復活に本当に心底頑張っておられた、それこそ教育長の大先輩の方もおります。登り窯を復活させ、本当にすばらしい作品をつくっている方もいます。

 もう一つは、去年から運営体も白岩焼に取り組みました。こういうことをわかっていてなぜそういうふうな記事になったのか本当に残念でならないです。取材なのか記者発表なのかわかりませんけれども、もう少し丁寧な、慎重な対応の仕方があったのではないかというふうに思われますが、まずこの一番の原因は何かということを当局のほうに、市長と教育長を含めて御答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) ただいまの佐藤議員の質問にお答え申し上げます。

 平成24年の第2回仙北市議会の教育行政報告でも申し上げておりますけれども、窯跡の所有者から昨年、窯跡は今もお話もございましたけれども、白岩地区の本当に宝物であるということで、景観をより向上させるために樹木伐採をしたい、そういうふうな意向を伝えられたわけでありまして、文化財課職員で本当にその場ではまず口頭で了承していたと。

 それで、所有者の方は、県の史跡云々ということよりも、まず今もお話がございましたけれども、地域おこしの中で、今本当に佐藤議員熱く語られましたが、白岩地区はすばらしい地域おこしに取り組んでいらっしゃる。それで、白岩窯の、登り窯の復活のことから、館山の大きな松とか大石とか、それから武家屋敷通り、それからああいうふうなものも含めて今地域おこしを本当に緊急に懸命にやられている中で、やっぱりより良好な景観、行っていただければわかりますが、杉がばあっと木がありまして、非常に景観が悪いわけであります。それでその杉の伐採をしたいというふうな申し出がありまして、何とか良好な景観を復活させたいというような思いであったのだと思います。

 それで、本来であれば秋田県文化財保護条例というのがございますので、それによって現状変更手続を所有者の方に促すべきであった、それを担当が失念してしまった、これがこのような事態を招いたものであるというふうに認識しているところであります。

 県の教育委員会、それから土地所有者、それから白岩焼、地域おこしを行っている方には本当に大変御迷惑をおかけしたと、本当に衷心より謝罪申し上げたい、本当に申しわけなかったと思っているところでございます。

 それで、あのとおり記事は庄内さんという方が書かれたんですが、大変厳しい内容の記事でございました。それで、ただやはり条例違反ということは、これは紛れもない事実でありますので、県文化財保護課の指導を受けながら原状をきちんと回復してまいりたいと思っているところであります。

 さらに、再発防止につきましては、所有者、それから毀損箇所などを改めて確認いたしまして、現状の把握、所定の手続、届け出を行うなど適切な対応をするとともに、指定文化財の所有者に対しましては、文化財保護条例に定める所定の手続等について周知を図る、そして文化財保護に対する職員研修を行うなど文化財保護業務に関する体制の強化、それから文化財の適切な保存、活用に関する普及啓発に努めるというふうな県教育長からの指導がございました。

 このことを念頭に置きまして文化財保護行政に取り組んでまいりますとともに、本当に皆様に大変御迷惑をおかけした、本当に御不快な思いをさせてしまったということに陳謝申し上げたいと思います。本当に申しわけございませんでした。



○議長(佐藤峯夫君) 教育長。

 ただいまの8番の質問に対する答弁内容ですが、御迷惑をかけた、不快を与えたでよろしゅうございますか。教育長の答弁として。

 再答弁ですか。再答弁されるんですか、それとも。



◎教育長(熊谷徹君) 再答弁させていただきます。



○議長(佐藤峯夫君) 教育長。



◎教育長(熊谷徹君) それでは、再答弁させていただきます。

 一番の原因は担当の失念であったというふうにとらえております。大変申しわけございませんでした。大変御迷惑をおかけしました。



○議長(佐藤峯夫君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) そのことが新聞記事にないわけですよ、その一番の原因がそこだということが。何か地元がイメージというのが悪い、だから、当然その後で事務所の方には謝りに行ったと思いますが、問題は、私どもも白岩焼を愛し、誇りを持っている人たちがいっぱいいます。その人たちの疑念は晴れていないです。どうなのと、だからこれから何とか名誉の復活のためにも当局の考え方を行動を御答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 8番佐藤直樹議員の質問に対しまして私のほうからも一言おわびと、それから思いをお話しさせていただきたいと思います。

 白岩焼きに対する思いは白岩地区の方々だけでなくて、仙北市であって秋田県の方々が自慢とするものであるということも十分私も心に刻んでおります。そういう中にあってたくさんの取り組みを今白岩地域では行っておりますけれども、それを応援することが市の仕事でありますけれども、それに水を差すような指導の欠如に対しまして深くおわびを申し上げたいと思います。かかる事態が二度と起こらないように、また私たちはまちづくりを応援する最大のパートナーという気持ちで地域の方々と接することができるように、これから体制の整備等に努めてまいりますので、どうか御理解をお願い申し上げたいと思います。重ねておわびを申し上げたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 教育長。



◎教育長(熊谷徹君) ただいま市長からもございましたけれども、本当に白岩地域の皆様の地域おこしの情熱は私は本当にすばらしい、本当に感激するものがあると思います。

 例えば白岩城址燈火祭にしましても、それから私、この地権者の方、下田さんと議員なども御一緒に館山にも登らせていただきましたけれども、あれを中心に、あそこを何とかして整備して地域おこしにつなげていきたい、そういうふうな、それから登り窯も再現したい、そういうふうな状況の中でこういうふうな事故といいましょうか起きてしまった。ただ、ここはやはり起きてしまったのはそこは失念で、私どもの届け出の失念でございまして、そこはやはり県に指摘されても仕方ないので、それはやっぱり私たちは甘受しなければならない。

 ですから、それは甘受した上で、やはり地域の皆様の本当に情熱にこたえるように、今後とも私ども文化財課のみならず教育委員会全体として地域おこしと言いましょうか、白岩地区の1200年代からの歴史があるすばらしい地域でありますので、そういうふうな地域文化の掘り起こし等に一緒に取り組んでまいりたいと思っているところであります。本当に申しわけございませんでした。



○議長(佐藤峯夫君) 8番。



◆8番(佐藤直樹君) 終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 8番、佐藤直樹君の一般質問を終わります。

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△散会の宣告



○議長(佐藤峯夫君) 本日の日程は、以上をもって全部終了いたしました。

 本日はこれをもって散会いたします。

                         (午前11時52分)