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秋田県 仙北市

平成23年 12月 定例会 12月08日−02号




平成23年 12月 定例会 − 12月08日−02号







平成23年 12月 定例会



          平成23年第7回仙北市議会定例会会議録

議事日程(第2号)

                 平成23年12月8日(木曜日)午前10時開議

第1 一般質問

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出席議員(20名)

      1番 高橋 豪君       2番 熊谷一夫君

      3番 門脇民夫君       4番 平岡裕子君

      5番 狐崎捷琅君       6番 田口寿宜君

      8番 佐藤直樹君       9番 黒沢龍己君

     10番 小田嶋 忠君     11番 荒木田俊一君

     12番 安藤 武君      13番 小林幸悦君

     14番 伊藤邦彦君      15番 青柳宗五郎君

     16番 八柳良太郎君     17番 田口喜義君

     18番 藤原助一君      19番 高久昭二君

     20番 稲田 修君      22番 佐藤峯夫君

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欠席議員(1名)

      7番 阿部則比古君

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

  市長      門脇光浩君     副市長     石山 修君

  教育長     熊谷 徹君     総務部長    倉橋典夫君

  市民生活部長  高橋俊一君     福祉保健部長  高田紀市君

  観光商工部長  太田和彦君     農林部長    高田秀市君

                    会計管理者兼

  建設部長    佐藤秋夫君             黒沢隆悦君

                    会計課長

  教育部長    橋本 勲君     医療局長    佐藤秀夫君

                    総合産業

  企業局長    下総芳則君             高橋新子君

                    研究所長

  監査委員会             農業委員会

          布谷毅久雄君            藤原一良君

  事務局長              事務局長

  所得税還付等            総務部次長兼

          佐々木幹男君            田中宣男君

  調査局長              財政課長

  総務部次長兼            市民生活部次長

          伊藤 寛君             羽川茂幸君

  政策推進課長            兼市民課長

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事務局職員出席者

  議会事務局長  藤村好正君     書記      三浦清人君

  書記      藤岡 純君

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△開議の宣告



○議長(佐藤峯夫君) ただいまの出席議員は18名で会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 欠席届は7番、阿部則比古君であります。

 広報及び報道関係者の撮影を許可いたします。

 なお、本定例会において説明のため出席を求めた者のうち、熊谷直人選挙管理委員会事務局長は、本日欠席であります。

 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。

                             (午前10時00分)

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△一般質問



○議長(佐藤峯夫君) 日程第1、一般質問を行います。

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△伊藤邦彦君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 14番、伊藤邦彦君。



◆14番(伊藤邦彦君) おはようございます。

 会派、民政会議を代表して一般質問をさせていただきます。

 今回、私は5点について通告をいたしておりますけれども、5点目の西木温泉クリオンの件につきましては、通告後に理解ができましたので取り下げをいたしたいと思います。

 それでは、初めに、新庁舎よりも市政の暮らしをということについて質問をさせていただきます。庁舎問題については、今までも当局により説明を受けてまいりました。さきに開かれた総務協議会の中で、一体型庁舎を合併特例債の発行期限をにらみながら、2019年までには完成させたいという報道で、私は見させていただきました。建設費を含めて新設なのかあるいは増改築となるか、これらの議論はこれからのことだと思いますけれども、申し上げるまでもなく仙北市の財政は逼迫しておりますし、市民生活も困窮いたしております。いかに8年後、2019年までは8年ぐらいあるわけですけれども、市民の理解が得られるのか。7、8年あるとはいえ、今の厳しい財政を市としてどう立て直し、庁舎建設に向うのか。まず、そのことをお伺いさせていただきたいと思います。

 また、一体型庁舎は事務の効率化や財政面からもメリットは大きいものだというふうに思いますけれども、今のままの分庁舎方式ですと、それぞれの地域の住民が、地域に庁舎があるということは安心感を与えると思いますし、また、地域の活性化にもつながるものだというふうにも考えます。いずれにしましても、今後の議論となると思いますけれども、私が庁舎に関して望むことは、土地を新たに購入して新たな建設をするということだけはおやめをいただきたい。今ある既存の土地、あるいは施設を最大限に活用して、市民への負担を最小限に抑えること、このことをぜひ当局には強く願っておきたいと思います。

 以降のことは自席から質問させていただきます。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) おはようございます。

 伊藤議員の一般質問にお答えをいたします。

 まず最初に、財政的な視点からの庁舎についての御質問でありますけれども、全般的な一般的な今後の財政見通しについて、1つお話をさせていただきたいというふうに思います。東日本大震災や金融経済危機などによる市税の影響が、今後どの程度まで続くのか、それに対して国はどの程度、財源調整と財源保障の機能を果たす地方交付税の制度を維持していくのか。現時点では、今後の地方財政に対する国の方針が大変不透明でありまして、予測がかなり難しいというのが実感であります。

 一方で、歳出面では、これまでの行政改革大綱及び行政改革集中改革プランなどで、人件費とか1人当たりの市債残高とか、また実質公債費比率などの指標は、これは確実に、着実に縮減されてきています。今後も第2次行政改革大綱に掲げた事項を着実に実施して、経常経費の削減に努めることはもちろんですけれども、施策の選択と集中、重点化及び財源の集中投資等により市債の発行を抑制して、プライマリーバランスの黒字を維持するということで、より有利な市債発行をするということなど、公債費負担適正化計画を確実に実施して、効率的・効果的な財政運営に努めるというのが、一般的な市の考え方になっています。市庁舎についても、この後、御答弁しますけれども、この考えの外にあるということは決してないというふうに考えています。

 その市庁舎の考え方ですけれども、私は市役所庁舎というのは、市民生活を安定させるための市民サービスを提供する場、それからまちづくりの拠点、そういう考え方から、市長のものでもなければ、これもちろんそうです。市職員のものでもなくて、市民一人一人の例としていうと家だというふうに思っています。伊藤議員おっしゃっるとおり、市民あっての市役所、庁舎であるということは、議員の皆様と私とは共通の認識の上に立っているというふうに感じています。このような考え方から、市役所というその家、市民の家、ここに住む市民の方々から、例えばどのような、一般の家であればどのような間取りにしようかとか、どこにだれの部屋をつくろうかとか、どういう使い方ができるとか、どういう使い方をしたいかとか、そういう意見を聞く手法の1つとして、市民の方々に、みんなの庁舎検討委員会というものを設置していただいて議論をしてきました。このほど、市庁舎整備に関する基本方針を議員の皆様にお示しをしましたけれども、この中の進め方についても、市民の理解を得ながら進めていきますという位置づけをしています。市庁舎の整備については、市の財政状況等を十分考慮して、将来にわたり市民にできるだけ負担をかけない手法を用いることが、とても重要だというふうに考えています。市役所庁舎を整備したいがために、最も重要である市民生活向上の施策をなおざりにする気持ちは毛頭ありません。今後もこういう考え方で、これから議員の皆様、市民の皆様と議論をしながら進めていきたいというふうに考えています。分庁舎で仕事をしていると、市民の方々、それから市職員の方々からも、たくさんの実は意見をいただいています。私が一番、今、懸念していることは、分庁舎の方式でいくと、まず市民の方々の御用達をするエリアが広くて、例えば、あそこの庁舎に行ったんだけれどもそこでは用が足りなくて、また別の庁舎に移らなければいけなかったというような、非効率的な事態をよくお聞きします。それから、もう一方、市職員のほうの思いをお聞きすると、近くにいればすぐに廊下を走っていってこれはどうなっているんだと、一緒にできることはこれでないかというような話のできる物理的な環境がないことで、職員の間で問題意識の共有がなかなか進まないということがあるということを、とてもこの2つを、私は懸念しています。なので、市庁舎は、やはり一体型のもので機動力を高めていくと、これは、市民に方々の利便性の向上であったり、防災力の向上であったりということにも密接に関連してきますので、やはり一体型の庁舎ということは必要ではないかというふうに考えています。その手法については、先ほど伊藤議員が御指摘いただいたとおり、決して財政的な負担を過重にするということはあってはならないというふうにも考えています。

 この場からの答弁はこれで終わりたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 今の市民の皆さんの考え方、仙北市は大変だと、財政的にも、もういっぱいいっぱいであるという思いが、ほとんどすべての市民が心配をしておることだと思います。そうした中に、先ほども申し上げましたけれども、7年も8年も先のことなんだから大丈夫だろうという思いも、これはするわけですけれども、いや、これ以上また借金をするのかよ、そういう思いも、仙北市を案じている声も確かに大きいわけです。さっき質問しましたけれども、この庁舎建設に当たっては、もう一遍お伺いしますけれども、新しい土地、新しい建物、そうしたことは、まずあり得ないということなんでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今の段階では、この今、まだ習熟できていない検討の段階では、例えば新しい土地を取得し造成しという考え方を否定するとか、もしくはまた議員お話のとおり、ある施設を活用するという方法をとるとかという確定的な、まだ検証までには至っていないということを御理解いただきたいというように思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) そこまで行っていないということは、よく理解もしておりますけれども、今の市長、当局の考えとしては、どうなんでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 皆様のほうにお示しをさせていただいた内容のとおり、新たに土地を取得し造成し一体型の建物を建てるという手法が1つと、それから、既存の施設を活用した一体型の庁舎を実現すると、この2つの考え方があるということで、皆様のほうにもお示しさせていただている状況にあります。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) いずれにしましても、どういう形をとってもメリット、デメリットがあると思いますから、どうか市民に財政負担がいかないように、市民の願うことを幾らかでも進めることができるように考慮しながら、決定には向っていただきたいというふうに思います。

 それでは、2つ目に移りますけれども、合併前の西木総合グラウンドについてお伺いをいたします。

 合併前、西木総合グラウンドは、総事業費6億7,000万円、参考資料として皆様のほうにお配りさせていただきましたけれども、電光掲示板や観覧席、あるいは全天候型のテニスコート、そうしたものを備えた総合グラウンドつくろうということで計画をされたものであります。それが、合併前は土地を購入して、西木地区の核となるようなコミュティとなるような場所をつくろうということで、合併協の中に持ち込みました。私も合併協の中の1人だったわけですけれども、各町村から持ち寄った実施計画のものは、優先順位が前後するかもわからないけれども、極力完成させるようにしましょうという合併協の合意だったはずであります。ところが、この総合グラウンドについては、いざふたをあけてみますと、ことしの春、完成を見たわけですけれども、6億7,000万円の3分1にも満たない2億そこらの事業費で、西明寺中学校のグラウンドであるということで、私としては不本意なわけですけれども、完成を見たわけであります。このお配りした図面を見てもらってもわかるとおりに、そのテニスコート、これがまるっきり除かれてしまったということで、テニスの愛好者、もちろん私どももそうですけれども、大変ショックを受けておるわけです。

 また、春からこのグラウンドを使わせていただいて、中学校あるいは社会人の大会、試合を消化してきていましたけれども、そのバックスクリーンがなくて非常にボードが見にくいんだと。あるいは、大会を持ってくる上で、大会旗あるいは国旗、校旗を掲揚するそのポールもないんだと、そういう欠点を多くの方から指摘をされました。私とすれば、私は住民の代表でありますから地域の住民を代表して言わせてもらいますけれども、このテニスコートとバックスクリーン、ポール、これはもう早急に整備をしていただきたいというふうに思うわけです。こういう話をしますと、生保内中学校、角館中学校、そういう中学校施設にバックスクリーンあるところがあるのかと、なぜ西明寺中学校だけだと、そういうような考えを持たれる方もあろうかと思いますが、それは、落合球場、田沢湖球場もあることですし、そうした立派なものを私どもは望むわけではありませんけれども、大会を開かれる、それに支障のないような、あるいは中学校の生徒の練習を見に来るおじいちゃん、おばあちゃんが、ネットにひじをひっかけてそれを見ているというような感じからは脱却したい、少しでもいいから観覧席が必要だという思いを強くしているわけです。そうした件について、財政難であるということはわかりますから、年次計画でよろしいですから一つ一つ、その6億までいかなくても結構ですから、大会など開かれる、あるいはソフトテニスの愛好者の皆さんがよかったなと思われるような態勢に持っていっていただきたいと思いますが、御答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) ただいまの議員の御質問にお答えいたします。

 議員おっしゃいますとおり、合併前の西木町の時代に、新たなスポーツ拠点の創出を目指した西木総合グラウンドの建設構想に基づきまして、平成14年度に基本調査を実施しております。そして、構想では、ここにすばらしい、こうありますけれども、やはりこのように照明つきの野球場だとか、テニスコート、ゲートボール、グラウンドゴルフ、広場等もつけた、概算で13億円を超える事業だったというふうに私どもも聞いておりますが、ただ、平成15、16年度に西明寺中学校グラウンド用地として、土地の買収と造成工事も行っていると。それで、その後、ただ、平成18年度になりまして、政策調整会議で、本事業は再検討が必要であると、そういうふうに判断されていると。私はもちろん就任前ですので、ということでございました。それで、平成19年度に仙北市西木総合グラウンド検討委員会を設置いたしまして、検討委員会で検討された提言書、ここにコピーを持ってきておりますが、この提言書をいただいております。それで、伊藤議員もこの検討委員会の委員として、委員会に御参加いただいております。そして、その経緯、内容については御承知のことと存じます。それで、提言書では、西木総合グラウンド建設計画の名称を、西明寺中学校グラウンド建設計画というふうに改称しております。そして、教育施設として早急に整備して教育環境の充実を図る、あわせて地域住民の利用に供し、地域活性化の拠点となる施設としての整備を進めると、そういうふうになっております。こうした検討委員会の提言に基づきましてグラウンドの整備を進めてきたものでありますが、今、議員から御指摘ございましたように、利用者の御意見とかいろんな状況を踏まえて、もし不具合が生ずるのであれば、もちろん改善ということも視野に入れて検討を重ねてまいりたいと思っているところでございます。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 教育長が、今、お話しされましたように、私もその検討委員会の一員でありました。当局を含めて8人、10人の委員会だったと思いますけれども、この委員会は、角館中学校、神代中学校、生保内中学校、そうしたグラウンドを見て歩きました。そうして、委員会の中では、大変仙北市が財政難であるから、そうした大規模な球場は不可能であると。西明寺中学校のグラウンドは、あれではかわいそうだから、それはよくわかるから西明寺中学校の野球場ということで整備をしようという、そういうお話になりました。私ともう一人の西木出身の委員は、そういうことじゃないだろうと、こういうお話を、お願いを申し上げたわけですけれども、多数決の原理といいますか、非常に不本意な形で、そちらのほうに固まっていってしまったわけです。

 その後、テニスクラブの愛好者の皆さんにもいろいろ御批判も受けました。一緒に陳情に名前を連ねていただいた関係で、どうしたことだ、野球場はできたけれども、テニスコートは何となったんだと。そういうこともおしかりを受けて、今も受けております。そうしたこともありますから、いや、ちょっとスケールは小さくなったけれども、それなりのものはできたなという方向に、ぜひ進んでいただきたいと思います。当初、委員会の中では、今、熊谷教育長がおっしゃられたように、その範囲にしましょうというお話が出ました。それで、私は中学校のグラウンドではあるけれども、一般も使えるような広さ、それと水はけ。一雨降れば2日も使われないようなグラウンドではだめなので、そのことに対しては集中してやっていただきたいというような、中学校のグラウンドではあるけれども、社会人も使えるようにというお願いをして、それはわかっていただいたと私は思っております。

 ところが、やろうとしたこと、進めようとしたことは、両翼が80メートル、センター100メートルという、そういうお話だったんです。どういうことだということで、私もびっくりして、そういうお話を当時の当局の担当者にお伺いをいたしました。すると、その方は、中学校のグラウンドだということだったんで、これぐらいの規模でいいんだろうということで進めさせていただいているということでした。

 門脇市長が誕生した間もなくのことだったろうと思いますけれども、その委員が全員神代の交流センターですか、就業センターに集めていただいて、今、私が申し上げたようなことをお話しして、広さだけは駐車スペースがその分狭くなったのかな、広さだけは確保していたしました。それでも、私どもは、最初に望んだことは両翼90メートル、センター120メートルということだったんですけれども、両翼91メートルの110メートルという、それで一般もできるのかなというようなことで、私どもも、お受けといいますか、しようがないという思いをして、きょうに至っているわけです。

 どうか、繰り返しになりますけれども、そうした大きな期待と望みとを持って取りかかった西木地区の事業でもありますから、年次計画でも結構ですから、その一つ一つ解決、希望がかなうように進めていただきたいと思います。

 教育長、もう一遍答弁をお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 本当に伊藤議員が住民の代表として、本当に住民の皆様からの御不満といいましょうか、本当にじくじたる思いをなさっていることが、非常に伝わってまいります。何とか、私どもも最大限の努力をさせていただきたいとは思っておりますが、まず広さに関しましては、今、委員がお話しのとおり91、110メートルと広げさせていただきました。

 ただ、バックスクリーンの件でありますが、ここにその当時の書類がありますが、そのバックスクリーンの要望があったが、市内中学校でも設置していない。ピッチャー後方が山であり、木々の緑がバックとなって必要なしというふうに判断したと、当時の検討委員会でそれが承認されているわけでございます。ただ、私も野球関係者から、確かにちょっと見えにくいということを、たくさんお聞きしております。それから、テニスコートの件も我慢していただいているのでありますが、特に、市内のテニスの愛好家の皆様からは、仙北市のテニスコートは本当にだめだと。とても大仙市とか、あちらとは比べものにならないというような御指摘をたくさんいただいております。それで、まずそういうことも含めまして、今、市内の体育施設のあり方についての検討、マスタープラン的な形を設置いたしまして、策定委員会も検討いたしておりますので、そちらのほうとも協議とかいろいろ連携しながら、そういうふうな声をできるだけ最大限生かしていけるように、より、もともとの西木地区の皆様の御要望に幾らでも近づけていけるような形で検討してまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 大変ありがたい御答弁をいただいたわけですけれども、テニスコートに関しては、私もちょっと角館の方に、そういうお話を、相談をしたことがあります。そうしましたら、外ノ山にあるあのテニスコートを改良して3地区の真ん中だからそれで十分じゃないかと。非公式ですけれども、そういうお話を、その方は私にしてくださいました。しかし、私どもとしてみれば、あくまでもやっぱり中学校も使える、一般人も使えるという、あそこの野球場のそばに当初計画のようにつくっていただきたいという思いは強いわけです。真ん中につくって、旧3町村で使いやすい場所につくろうという、そういう思いは、わからないでもありませんけれども、ちょっと外れますけれども、1つの思い出をお話しさせていただきますと、旧西木村の時代に、学校の給食センターを桧木内地区につくるというお話が出ました。私は、どうして人数の少ないところにつくって、難儀して大きな学校のほうに運ばなくちゃいけないんだと。逆のほうが物を運ぶにしても楽なんじゃないか、そういうお話をしましたところ、いや違うんだと、数の原理でいけば少ないところがどんどん寂れていくんだから、できることは、バランスある発展を目指すためには、そうした考え方も必要なんじゃないか、合理的ではないかもわからないけれども、すべてそれで片づけることはいけないんじゃないかと、そういう答弁をいただきまして、そういうことだな、なるほどと私は納得したわけなんですけれども、それと同じように、このテニスコートも真ん中につくればいいんじゃないかということでは合点がいかないというふうに思いますが、その点教育長、もう一遍そこ、どうお考えでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) テニスコートの件はもちろんですし、グラウンドゴルフのこと、それとゲートボールのことについても、いろいろお話をいただいております。それで、まず、どこにつくるか、真ん中であるか、当初の計画のように西木の中学校がいいのか、そこら辺も含めまして体育施設のあり方についてのマスタープランの策定委員会と、そこの今、人選を進めているところでありますが、それを前倒しで、できるだけ早くそれをつくりまして、そこを中心にまず、などを検討を進めていきたい。いろいろな市民の皆様の御要望にこたえられるように頑張ってまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今の伊藤議員の御質問が、全市的な教育委員会の範疇を超える部分にも及んでいるので、私から一言御答弁させていただきます。

 今の教育長がお話をしている、そのマスタープランという考え方は、決して教育施設だけを想定したものではなくて、今まで農業分野とかで補助金をいただいて設置している公園等もあります。その中に、グラウンド的な役割を担っていただいている広場もあります。そういうものも含めて、市全体として体育施設、それから生涯学習という観点から、どのような設置が、配置が一番望ましいのか、それから、どういうふうな使われ方をしていただくことがいいのかというところも含めて、今のテニスコートも含めて、皆さんで御議論いただくということのテーブルが、今マスタープランの策定ということにつながっているということです。

 それで、このマスタープランは、できるだけ早期に、これは所管のほうは、スポーツ振興課を設置していますので、スポーツ振興課を中心にマスタープランの策定に当たってほしいということを、まず、お願いをしております。内容は、全市的な内容となるということも御理解いただきたいと思います。できるだけ早い時期にマスタープランを策成していただいて、それをまた具体化していくという作業に取りかかりたいというふうに思っていて、目途としては、このマスタープランの作成は、来年の9月議会のときには御報告できる状況に何とかしたいということで作業を進めていただくようなお話をしているという状況にあります。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) テニスコートの場所は、教育長も知ってのとおりだと思いますけれども、ちゃんと確保してありますし、ぜひ今の御答弁いただいたように、前向きに早急に御検討をお願いしたいと思います。

 次に移りたいと思います。これも教育長関係なんですが、学校統合と市役所の位置ということでお話をさせていただきますけれども、西明寺中学校と桧木内中学校は、ことしです、合併前平成23年ですから、ことしまでに統合しましょうということでおりました。しかし、その後、合併してから、私、いつかこの質問をしたと記憶しておりますけれども、一向にその動きが見えないんです。ことしは、吹奏楽部、各単校では実施できないので、2校が一緒になって大会に出たというお話も伺っております。そういう状況まで、来てしまっているわけです。子供たちは、やっぱり人生の思い出を築くということは、小学校も中学校も高校も大学も社会人もいろいろあると思いますけれども、中学校時代が一番思い出深い生活を送るものではないかなというふうに思います。そうしたときに、部活もできない、友達と一緒に汗も流せないと、そういうことをほうっておくということは、私どもも責任ありますし、当然、当局としても大きな責任があるものだと思います。いやいや統合ということは感情的なことで大変難しいものだと、大変悪い言い方ですけれども、黙っておいて、地元から何とかしてくれと、そう声が上がるまで動かないほうがいいんじゃないかというような、もしかして、そういうお考えはないとは思いますけれども、なぜこれがここまで一歩も進まなかったものか、教育長、どうかお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 教育委員会のほうで作成いたしました資料によりますと、平成24年度から平成29年度まで、ここにこう資料がございますが、それぞれの中学校の生徒数の推移状況を見ますと、桧木内中学校が平成26年度です、29名、そういうふうに30名を割ります。それが平成26年度です。それから、それ以降は31から33名で、ずっとまず推移するだろうと予定しております。西明寺中学校のほうですが、平成26年度までは80名であります。そして平成29年度までは、ずっと68名から66名というふうな形で推移いたします。それから、議員からお話ありました神代中学校でありますが、平成29年度まで大体100名前後で推移いたします。それで、当面は生徒数のほうでは各校とも減少傾向ではありますが、激減というほどではありません。若干こう何名か減るというふうな程度であります。平成11年度に統合いたしました上桧木内小学校です、これが統合直前で23名でありました。それから、平成16年度に統合した田沢中学校が21名でありました。ということで、小規模校では、やはり議員が御指摘のように同級生同士の切磋琢磨、多人数の友人等の触れ合いなどの社会性の育成、それから部活動の充実などでマイナス面があるということは、これは紛れもない事実でございます。また、議員御指摘のとおり、故郷での中学生たちの生涯の思い出づくり、まことに中学生時代の友人というのは一生の宝でありますので、そういうふうな友達づくりとか学校生活の面でも、本当に残念ながらマイナス面があると、そこももちろん理解してございます。そういうふうな、よりよい教育を求めるという意味から、上桧木内中学校と田沢中学校が統合されたのであろうと、私も考えております。

 しかしながら、現在の中学校の状況を見てみますと、桧木内中学校では行っていただければ訪問していただければわかるんですが、部活も学習活動も非常に先生方の目が行き届いて、子供たちの心のケアとか部活動なども、本当によく頑張っております。先生方も本当によく、大きい学校以上に手をかけた指導をなさっております。不登校も全くおりません。それから、学力、学習状況調査と非常に優秀な成績であります。それから、部活動のほうでも吹奏楽部は、今、お話ございましたが、西明寺中学校と合同練習を行って、コンクールにきちんと出場しております。それから、神代中学校では、今、バレー部で、小学校との合同なんかの練習などもやっております。非常に伸び伸びとした部活動を行っております。他市町村でありますけれども、野球とかサッカーで合同チームをつくって、これはもう中体連でも許可、もちろん認めておりますので、ちゃんと何々合同チームということで、きちんと大会に出て、逆に入賞したりです、非常にいい成績をおさめている、そういうところの例もたくさんございます。それから、このほかにも、桧木内中学校では紙風船づくりとか、西明寺中学校は戸沢市祭りなんかにも、物すごく積極的に参加しております。神代中学校は、4つのボランティア活動というのをやっているんですが、これもまた、よくやっております。私どもは教育新聞の北浦というのに、よく紹介しておりますけれども、何かああいうふうな、ちょっとやや小さ目の学校といったらいいでしょうか、中規模校、小規模校が、非常に私は活躍しているなというふうにうれしく思っております。

 それらは共通して、地域と一体となった教育活動を展開しているということで、私は非常にいいことではないかなというふうに思っております。今、最近、文部科学省のほうでも言っているのですが、これからの学校というのは、地域からいろんな活力をいただいて、地域の方々のその教育力を、協力していただきながら頑張っていくと同時に、学校の役目は地域を活性化することである。学校が地域を活性化することなんだということが、今、非常に言われております。私も、本当にまさにそのとおりであるというふうに思っております。小規模校のよさを発揮しまして、地域に根差した学校を充実していく、そして、地域を元気づける核としての役割というのも、今、学校に期待されるのではないかなと思っているわけで、このようなことから私は、現状の規模で学校をしていくのが、現時点においてはベターな判断ではないかなと考えておるところであります。

 ただ、もちろん、今、議員がおっしゃいましたとおりに、将来の学校統合の可能性を排除するものではございません。市町村合併前に方針がありました桧木内中学校、西明寺中学校の統合につきまして、さらに今回初めて提言いただきました神代中学校を含めた統合につきまして、学校や地域の方々、保護者の要望、統合あるいは統合しない場合のメリット、デメリットを踏まえながら、将来を見通して検討していかなければならない重要な案件であるという認識には変わりがございませんので、どうか御理解、御協力、御指導をお願いいたしたいと思います。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 今、御説明、答弁をいただきましたけれども、そうすれば小規模校のメリットを、今、教育長はずっと並べました。それは、確かにそのとおりだと思いますけれども、デメリットもたくさんあるわけで、そうすれば、今の西明寺中学校のことをお話しさせていただければ、来年の春は、今の小学校6年生の野球部が何人入ってくれるか心配だと。それによって、部活が継続できるか否かというところにいるというお話も伺っております。今、統合が、それは極端にいくわけありませんから、吹奏楽部と同じような形、野球部もほかの部も、そういう形はとることは不可能なんでしょうか、可能なんでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) もちろん他市町村では、もう学校同士で連合チームをつくりまして、どんどん出ております。そして、実際にもう入賞したり、優勝はちょっとできないですけれども、優秀な成績をあげておりますので、もちろん連合チームをつくって中体連のほうの大会に、まず出させたいと思っております。それで、中体連も県も全部、東北のほうも、それは認めております。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) いろいろ心配をしておりましたので、どうかそういう方向に進めていただければ、ありがたいと思います。

 それと、今、通告しておりますけれども、神代中学校も、もし西明寺中学校の場所はあのとおりの高台で、私ども古堀田の丘ということで大変親しんでおる場所ですけれども、野球場もできて教育環境も整ってきましたので、ぜひ、神代中学校との3校統合。そうすれば、角館中学校、生保内中学校、そしてこの3校で、大体200人を超えるような、規模的にも同等の学校ができるというように思いますので。

 それと、通告しておりますけれども、空いた神代中学校には、先ほどお話、質問いたしました庁舎を持ってくるというようなことになれば、神代の方々も御協力を願えるものではないかなと、私の安易な考えですけれども、そうした仙北市の均衡ある発展、バランスを考えた上でも、ぜひ、お考えをいただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) その学校の統合につきましては、議員の案も選択肢の1つとして、ただ、まず地域の方々、保護者の皆様、いろんな方々から御意見をいただきながら、もちろん神代地区の皆様からも御意見賜らなければいけないでしょうし、まずいろいろな、それこそ大所、高所から判断させていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 伊藤議員の後段の一体型庁舎を、桧木内中学校、西明寺中学校、神代中学校が統合して、西明寺中学校に集合するということができれば、神代中学校が空くから、神代中学校に一体型庁舎を実現するという、そういう提案だったというふうに受けとめました。先ほどもちょっとお話を、前段の項目でお話をさせてもらったんですけれども、庁舎整備の基本的な考え方というのは、整備をする方法としては、新庁舎を建設する手法というのが1つと、それから、既存施設の改修等で一体型庁舎を実現していくという、この2つの方法があるという話を先ほどしました。3校統合後の神代中学校を新庁舎として整備するというのは、その議員お話しするとおり、一体型庁舎を建てるときに、新築するということから比較すれば、それは財政負担を低く抑えることができるという点、それから、地理的には、神代地域というのが仙北市のほぼ中心地というふうな地理的な優位性があるという利点があって、ほかの候補地と一緒に考えるということもあるんですけれども、既存施設を活用する候補地だということについては、私も考えはできるのかなというふうに思います。

 ただ、庁舎整備のスケジュール、先ほども議員にお示しして、議会の方々にお示ししてあるとおり、合併特例債を主財源として整備したいという考え方で、今回スケジュールを出させてもらっているわけです。そうなると、このスケジュールの中で行おうとすると、学校統合というものが具体化するということにならなければ、こちらの庁舎の話も具体化しないという連動性があるのかなというふうにお聞きしたというふうに思っております。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) 通告もしておりますけれども、いろいろな学校がなくなれば寂しいとか、地域の活性化がとれなくなるといういろいろな思いがあろうと思いますけれども、そうした万感を排して、やっぱり仙北市の未来像を築きながら努力をしていただきたいと思いますし、私どもも一緒になって考えていきたいものだというふうに思います。

 最後の質問に移りますけれども、計画されておりますクリオンの温水プールなんですが、これはバイオ発電が順調に稼働するかどうか、大変心配して見守っているところですけれども、これも温水プール、仙北市、じいちゃん、ばあちゃんがふえてきている温泉療法、そうしたことも絡んで、西木時代につくろうという計画で用地も準備しておりました。ところが、これもバイオ頼みの事業だった関係で、なかなか前に進まないということで、今、立ちどまっているわけですけれども、これについては、そろそろバイオ発電のほうも結果が出て来るだろうと思いますし、もし、そうなった場合は、当局としてその新築に向うのか、あるいは今ある3階を改修していくのか、そこら辺をまずお伺いしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 議員の御質問にお答え申し上げます。

 平成18年6月に仙北市民プールの建設について検討するために、仙北市民プール検討委員会、また、平成20年7月に庁内プール検討委員会を設置し、それぞれの検討委員会の立場から御提言をいただいております。この提言等をもとに、平成22年6月には庁内会議を開催いたしまして、プールの位置づけ等についての協議を経ながら、その方向性といたしましては、市民の体力向上や健康増進を目的に、通年稼働が可能な温水室内プールの整備を検討しております。整備の前提といたしましては、地球環境への負荷の少ない熱源を活用することを考えております。最も可能性の高い熱源といたしましては木質バイオマス施設が考えられますが、現在、施工業者が改修工事を実施中であり、施設稼働の成果を見きわめた上での判断が適切と考えておるところでございます。

 さらに、プールを新設するとするのか、また、クリオンプールを改修するのかの判断もしなければなりませんが、新設というふうにした場合には、建設費で約5億円に上る多額の費用が見込まれることから、現在の社会情勢、それから財政状況を考慮すると、非常に厳しい状況になっているのではないかと思っているところでございます。ことし5月には、クリオンプールの大規模改修を視野に入れた現地視察や調査結果において、全面改修工事費といたしまして6,050万円程度の試算がございました。それで、改修工事は可能であるとのことから、助成対象事業の財源確保を検討してまいりました。それで、最も有利と見込んでおりましたスポーツ振興くじ、助成金事業でありますが、施設整備にかかわる大規模改修事業費についてはプール水槽の改修や照明施設設備で、3分の2が助成対象事業になるようであります。ただ、主要な改修事業の目的である屋上を含めた外壁、内壁の全面補修及び改修ですね、亀裂処理でありますけれども、このような改修、天井仕上げ、それから全面張りかえ、床の仕上げ全面補修及び改修、それからまた、経年劣化に伴います給排水設備、暖房設備のプール専用ボイラー、電気設備等々、既存プールの安全施設を構築するために必要な経費が、助成の対象経費から除外されるようでございました。

 今後は財源の検討とあわせまして、クリオンプール改修も視野に入れながら検討委員会からの提言、要望にこたえられるよう、また、幼児から高齢者までの幅広い年齢層が、健康増進やリハビリ等にも利用できるような施設として、整備を目指してまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) クリオン、そうなりますと、今、改造、改修すれば6,000幾らで済むということなんですが、こうした今回の大地震のような想定外のことも起き得る可能性もありますんで、そうしたことにも耐え得るような改修で、それぐらいで上がるんですか。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 本当に、御指摘のとおり、まず大震災でありまして、3階に水があるわけです。あれが果たしてどうなるかという、そこら辺のところの非常に難しい判断ではないかと思います。ただ、それも想定しましてやっていた場合、それこそ耐震のことから何からまず相当の経費がかかって来るのではないかということで、このところが非常に正直申し上げまして厳しい、悩ましいところで、いろんな角度から検討してまいりたいと。全面改修がいいのか、それとも本当に新築、改築がいいのかということも含めまして、耐震のこと、それからプールが3階にあることも含めまして、いろんな角度から検討を申し上げているところでございます。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) どっちにしても、バイオがどうなるのか、あるいは稼働してもどうなるか。いろいろ諸問題はあろうと思いますけれども、下につくる、上を改修するという、いろいろ案をできる限りスピーディに進めていただければというふうに思います。

 それから、北浦水泳大会、子供たちの大会ですけれども、これも第35回という歴史のある大会だそうですけれども、なかなかプールなんで競技もスムーズに進まないというようなお話もありますので、それとあわせて、そうしたことにも目を向けていただきたいと思います。

 それと、話は変わりますけれども、同じプールなんですが、今、高校の統合によって当初、角館高校のプールには、野球の室内練習場ができてプールはなくなるというようなお話を伺っておったんですが、今度はほかのほうに室内練習場ができて、プールは残るというようなお話を伺いましたけれども、そのプールも何か水が漏って、大変維持管理に難儀しているというようなお話を伺っておりますけれども、御存じですか。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 私どもの説明では、プールのところに多目的な野球を中心とした、要するに練習場をつくるということであって、プールを残すという話は伺っておりませんが。

 今は高校のほうは、ほとんどプールは設置しておらないのが、佐藤校長が角館高校に昨年度に就任されたときも、やあ、プールがある、珍しい学校だというようなお話をされておりましたけれども。恐らく今、高校、それから中学校のほうもでありますが、プールは余り設置しない。学習指導要領が変わりまして、必修でなくなっておりますので、選択になっておりますので、恐らくその方向ではないかと考えられますが。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) そうすれば、最後にお伺いしますけれども、今、教育長がそういうお話だったんですけれども、私がちょっと得た情報では、当初、今、教育長がおっしゃられたように、室内練習場をそのプールのところにつくるからプールはなくなるという。ところが、その室内練習場はほかの場所に行って、プールは残るという、これは間違った情報かもわかりませんけれども、そして、そのプールは水が漏って大変難儀しているからというお話だったんですよ。いいんですけれども。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) こういうふうな資料をいただいておるんですが、これには、ここにプールです、プールのところに多目的室内運動場というふうになっておりますが。これが基本設計ですので、これが変わったとすれば、私どもにも連絡いただけると思います。まず、早急に調べまして御報告申し上げますので、どうかよろしくお願いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 14番。



◆14番(伊藤邦彦君) そうしたら終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 以上をもって14番、伊藤邦彦君の一般質問を終わります。

 11時10分まで休憩いたします。

                             (午前10時55分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                             (午前11時09分)

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△田口喜義君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 17番、田口喜義君。



◆17番(田口喜義君) おはようございます。

 翠巒会の田口喜義であります。昨年の12月クニマスの一般質問をして以来、1年ぶりであります。

 それでは、通告に従いまして一般質問をいたします。

 平成23年に入って、危機管理や防災関連の質問が相次いで出されておりますが、私も市民の命に関することでありますので、一般質問に取り上げてみました。

 通告の1つ目は、マグニチュード9の地震や駒ケ岳の大噴火が発生した場合、仙北市はどのような被害が想定されるのか。どのような状況になるのかについて質問をいたします。去る11月16日に秋田県市町村議会の研修会において、山村武彦さんによる巨大地震に学ぶ、そのとき自衛隊と地域の防災対策についての講演をお聞きしました。その中で、マグニチュード9以上の地震や大津波、深刻な原発事故が、ほぼ10年に一度は発生している。もはや、想定外ではない異常事象を常態として受けとめ、先回りした対策が必要と話されました。我々議員も、市民の命、安全を確保することは、大きな役割の1つであります。マグニチュード9を記録した東日本大震災の影響により、周辺での地震発生率が震災前に比べて10倍以上、上昇した活断層が全国で11カ所あることが、調査でわかっております。その中に仙北市の中には、真昼山地東縁断層帯と横手盆地東縁断層帯北部は、田沢湖から横手市の金沢までの断層帯であり、過去にここで大地震が発生し大きな被害があっていることは、市長もおわかりのことと思います。

 こういう状況ですので、いつ大震災が起きてもおかしくないと思っております。また、地震だけでなく駒ケ岳の噴火についても、近年は周辺部の地温の上昇、また水蒸気の発生なども肉眼で確認できているくらいであります。さらに、ゲリラ豪雨による被害は、毎年起きておりますし、その被害も、山沿いにとどまらず平場においても発生しており、この対策についても市は頭を痛めておりまして、応急処置だけに終わっているのではないかと思っております。そこで、仙北市において地震と洪水、噴火と重なり合って災害が発生した場合、仙北市は、市民は何をもって正確な情報、状況を伝えることができるのか。どこへどのようにして逃げるのか、その誘導方法はどうするのかについて伺いたいと思います。これが1つ目の質問であります。

 次に、市立角館病院の建設についてであります。

 市長は9月定例会において、角館病院の改築について、あくまでも平成26年10月の開業を目指して鋭意努力するとの答弁でありました。その開院までのプロセスを私自身、1から9までの項目として質問をしたいと思います。

 1つ目は、改築に当たり、角館病院はどのような医療をするのか、どういう病院をつくろうとしているのか。病院の建設は、学校や他の公共施設と違い、建ててからの事業の始まりであります。安定的に経営できる体質の確立のために、どういう病院をつくるのか伺いたいと思います。

 2つ目には、現在、角館病院の利用を地域別に伺いたいと思います。答申書と同じであれば、同じということでよろしいのでありますし、これは確認事項でもあります。

 次に、市民の方々が仙北市の医療機関外に利用の状況がわかりましたら、伺いたいと思います。

 3つ目は、建設場所の決定についてであります。何を最重要に考えているのかについてであります。用地の条件としては、アクセスの悪い郊外への移転をしないことや、現在交付されております地方交付税の交付要件や、診療所としての設置要件等を考慮に入れて検討されたとありますし、また、防災対策や地質及び地盤、洪水対策にも考慮されているとの答申でありますが、これ以外に市長が重要視する点がありましたら、お伺いしたいと思います。

 4つ目には、建設場所の決定であります。いつごろの時点で決定するのか。決定に伴って、その後の流れ、タイムスケジュールについても伺いたいと思います。

 5点目には、病院の建設費。それに伴う用地面積はどれぐらいになるのか。どういう病院をつくるかによって試算されると思いますが、基本的な病床数は幾らになるのかについても伺いたいと思います。

 6点目には、角館病院建設によって、仙北市の医療体系は現在と同様なのか。それとも、見直しはあるのか。現在行われているそれぞれの会計方式はどうなるのかについても、あわせて伺いたいと思います。

 7点目は、自治体病院の収支は赤字でもいいのか。改築後の経営についての考え方について伺いたいと思います。先ほど、建設費とも関連してくると思いますが、市政報告にあったように、教育民生常任委員会に現在、想定し得る建設事業の工程表と基本構想による事業費の財源内訳に加え、主たる財源となる企業債償還の年次別シミュレーションを提示したと報告されました。これによりますと、事業費が75億5,700万円。財源内訳は、病院事業債が75億5,900万円、過疎債が同じく75億5,900万円、一般財源が4億3,900万円でありました。償還のシミュレーションを見ると、交付税措置を差し引いた病院分の負担分が、ピークの平成31年は3億500万円が病院負担分となっております。このような状況下にあって、市長は赤字でもいいのか、赤字にならない経営を考えているとすれば、それについて伺いたいと思います。

 8点目は、病院自前の職員を採用できるか。特に、事務員、管理職についての考え方を伺いたいと思います。

 9点目、最後になりますけれども、医師の確保、招聘は大変厳しい状況が続いていると思います。そんな中で、救急や夜間診療など、常勤医、非常勤医だけでは過重労働は避けられない状況にあると思います。以前から、少しでも解消するために民間病院との連携が不可欠であり、連携のための模索がされていると思いますが、どのように進められているか伺いたいと思います。

 以上がここからの質問でありますので、どうぞよろしく答弁をお願いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 田口喜義議員の一般質問に対して御答弁申し上げます。

 最初の項目の地震、それから、駒ケ岳の噴火、豪雨災害、ゲリラ災害等の災害に対して、仙北市は何をもって確実に住民の方々に伝達ができるかということと、市民はどこにどのようにして避難経路等、それから誘導の方法についての御質問ですけれども、流れがありますので、分断せずにお話をしていきたいというふうに思います。

 仙北市地域防災計画の震災対策編は、明治29年の陸羽地震、この際はマグニチュード7.2ということでありまして、これは田口議員も御承知のとおりと思います。これをモデルとして想定されて、当時、旧田沢湖町や旧角館町では震度6を観測し、大きな被害を受けています。仙北市では東日本大震災が発生後、避難所や保育園などに自家用発電機を導入し、3,600食の備蓄食料も購入をしました。また、震度4以上の地震発生時の職員による初動体制も見直しをして、災害に備えています。秋田県も想定地震の見直しを開始し、来年度には、その被害想定調査をまとめる予定と聞いています。仙北市は、これを受けて、震災対策編の見直しを行うことにしています。また、昭和45年に秋田駒ケ岳の女岳が噴火し、当時は女岳を囲む外輪山の内側にとどまりましたけれども、新設した火山災害対策編では、それよりも大きな噴火規模を想定して、災害に備えることにしています。この新設した火山対策編を含む仙北市地域防災計画、これは、ことし11月9日の仙北市防災会議で承認がなされ、今次、議会中に議員の皆様に配付をさせていただく予定になっています。

 この後、仙北市のホームページにこれらの内容を載せ、仙北市広報にその概要を掲載するなどして、市民への広報活動を行うことになっています。議員がお話のとおり大変心配しています。この前の東日本大震災の後に、各自治体の危機管理状況について、たくさんの御指摘をいただいているのは、市民の方々からも、もちろんそうですけれども、たくさんの状況があります。仙北市は、そのたびごとに震災を含む、例えば水害であったり、それから雪害であったり、そのたびごとにその危機管理体制の見直しをしながら、これまでとさらにパワーアップをして、次の災害に備えていくということを繰り返しやっているというふうに御認識をいただきたいと思います。

 それで、市民への伝達方法ですが、災害が発生した直後には防災無線による周知を行い、必要な情報を提供することにしています。そこで、まだ防災無線の設備が整っていない角館地域には、次年度に防災無線を整備しながら全体的な周知体制を整えていきたいというふうに考えています。また、あわせて広報車等の巡回、仙北市安全・安心メール、エリアメール、衛星電話、町内会、地域運営隊などなどの自治組織を通して、コミュニケーションを図りながら、より多くの手法を複合的、複次的に組み合わせて周知することを想定しています。

 市内の避難施設の場所については、昨年の冬に配布した仙北市地震防災マップにありますけれども、各地域に56施設、避難場所が54カ所を指定しています。なお、災害の種類によっては、必ずしも適当ではない施設もあります。これは、議員の皆様からも御指摘をいただいています。そのような状況から、災害区分による避難先の見直しをすることにしています。この準備を進めています。市では、災害時において避難施設の選定後、受け入れ準備を整えながら、市民を速やかに誘導できるよう、地域防災計画で職員の動員体制を見直しし、災害に備えているという現状にあります。

 例えば、秋田駒ケ岳が昭和45年の噴火状況にあると、レベル3として防災無線やメールなどで避難準備情報を市民に周知させていただいて、田沢地区や生保内地区のより安全な避難所を指定するというような動きになります。あわせて、第1次動員で招集した職員が、広報車で避難に時間を要する方々への支援行動も呼びかけていきます。さらなる危険が予想される場合は、避難勧告、避難指示を呼びかけ、周知するという段階的な対応を想定しています。

 40年周期というお話をよくお聞きしています。駒ケ岳はその周期でいくと、昨年にやはりその周期に当たっていますので、警戒態勢が必要で、しかも議員が御指摘のとおり、変化、兆候が見られているという報告もいただいていますので、最大の注視をしているという状況にあります。もう1点、誘導の方法については、市の防災無線、広報車での実施はもちろんですけれども、それに加えて、自主防災組織など地域の活動を担っていただく方々を育成する必要があります。市では、昨年から自主防災組織の研修会の開催とか、防災活動の事例発表会などで、市内3カ所開催をさせてもらっています。今後もこうした事例発表とか研修会への参加を呼びかけて、市民の防災への意識を高めながら、避難行動に対する地域の防災意識の向上、連帯感の醸成に努めていくことにしています。

 大きな2点目の市立角館総合病院の建設についてです。私が持ち得ている資料等で、不足している部分も先ほどの御質問でありますので、不足している部分等については、医療局長などに回答をいただけるものについては、この場で回答させていただきたいというふうに思います。

 まず、1点目の建設に当たりどういう医療をするのか、どういう病院にしたいと思っているのかという基本的な考え方でありますけれども。まず、市立角館総合病院の建設については、このたび設置された建設特別委員会で議論が、この後、たくさんされていくことになる思います。けれども、田口議員の御質問に対して順を追って、一つ一つ私のほうから御答弁をしたいというふうに考えています。

 1点目の話ですけれども、建設に当たっての病院機能、これは大仙・仙北2次医療圏の症例検討から、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の4疾病と、救急医療、小児医療、周産期医療、災害医療、僻地医療の5事業に対する診療方針を挙げています。市民の皆様の安心・安全を担保しなければならないということは、これは言うまでもないことです。特に、1次救急は角館総合病院で完結すべき使命があって、地域密着型の病院にならなければいけないというふうに考えています。

 2つ目の現在の角館病院の地域別利用状況についてです。平成22年度の統計から御答弁します。入院では、要するに市内の方々の利用状況ということで、もう一方の市内の方々が市外の医療機関の活用についてという話は、ちょっと私、今、手元にないので、もしわかれば医療局長に説明をさせていただきたいと思いますけれども。入院では仙北市が73.6%、大仙市が19.3%、県内が6.1%、その他が1%となっています。外来では、仙北市が76.2%。大仙市が19.7%、県内が3.5%、その他が3%ということです。

 3つ目の質問であります。病院建設の場所の決定について、何を最重要視しようと考えているかということですが、建設場所の決定に当たって、最も私が重要視しなければいけないと考えていることは、来院される患者様や御家族の方々への配慮であります。通院のための利便性や公共交通機関の有無、災害に対応可能な適地、あるいは神代、西明寺、両診療所との兼ね合いなどを視野に入れて考えなければいけないというふうに考えています。

 4つ目のいつごろまで決定するのか、その流れはということですが、今回の病院建設特別委員会を設置いただきましたので、この中で協議を重ねて、遅くとも年度内には建設用地を決定いただきながら、協議を重ねながら決定して、順次、事務手続に進んでいきたいというふうに考えています。

 5つ目の病院建設費と用地面積、これも先ほど議員が御指摘にありますとおり、基本構想では建設費が約75億5,000万円、敷地面積は3.5ヘクタールですが、施工方法とか工期等の短縮などで、事業を総体的に再検討することで、建設費の削減、縮減を図り、敷地面積もおおむね3ヘクタール程度にしたいというふうに基本的には考えています。

 6つ目の建設に伴う仙北市の医療体系についてですけれども、2次医療圏における仙北組合総合病院との連携や市立田沢湖病院との連携を考えれば、当然ながら機能分担が必要不可欠で、これまで同様の医療体系とは異なってくることも想定されます。今後、病院事業管理者のノウハウを十分に生かしながら、地元医師会も含めた地域ネットワークの構築による役割分担を検討し、進めていかなければいけないというふうに考えています。

 7つ目の自治体病院の収支についてということで、救急医療や高度医療などの不採算部門を自治体病院は担っているということでありますけれども、それで、赤字でもよいという認識は全く持っていません。御承知のように事業収入のほとんどが料金収入ですので、恐らく今でも厳しい経営状況であるのに加えまして、建設事業費がかさ上げされた場合の経営面を憂慮した御質問と受けとめています。現在、医療局を中心に経営改善に取り組んでいる状況下であります。建設費が経営の健全化に支障を及ぼさないような努力を、これからも一生懸命に続けていきたいというふうに考えています。

 8つ目の事務、管理職員など、病院自前の職員採用はできるのか、できないのかという御質問ですけれども、これは、法的に人事は管理者権限ですので、いかなる職種であろうとも採用は可能だというふうに認識しています。しかし、現段階で即座に実施する意向は、なかなか用いることはできませんけれども、本来は病院事務職員こそが専門職であるべきだというふうに私は考えていて、いずれはプロパー職員としての人材育成が必要だというふうに考えています。

 最後の質問ですが、救急や夜間診療も含めて民間病院との連携は進んでいるのか、ネットワークをつくっているのかという御質問と認識をしています。市内の民間病院との連携は、大曲仙北医師会、角館ブロック会との当番制により、月1回、日曜日に診療協力をいただいています。また、開業医や介護施設の医師による地域医療連携推進委員会や症例検討会を開催して、連携を深めています。また、仙北市医療協議会にも積極的に参画をいただいていて、民間の医師の方々との意見交換会や交流も進んでいます。一方、市外の民間病院との連携については、仙北組合総合病院や秋田赤十字病院などと、常日ごろから連携を密にしています。救急搬送時にも迅速に対応可能となっている状況があって、今後もさらなる充実を目指して取り組んでいきたいというふうに考えています。

 この場からの御答弁はこれで終わります。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 時間もあと30分ですので、2つ目の角館病院のほうから再質問をしたいと思います。

 再質問の1つ目としましては、先ほど市長が申されましたけれども、病院の利用状況。答申書と、それから決算書では多少というか、外来患者数が食い違っていたということが、これどちらが本当なのか。決算書と答申書と、そういう数字ですね。この決算のときに、じゃ、仙北市民が仙北市以外の医療機関の利用状況はどうなのかということをお聞きしたところ、なかなかこの数字はすぐは出てこないというふうに言われました。そこで、その後に職員にお尋ねしたところ、国保なら市がやっているので把握できているのではないかと思ったところ、仙北市の国保についてはいただきました。仙北市の国保加入者は、およそ1万人。全体の3分1でありまして、市内の病院を利用された方が52%、レセプト数でいうと7万5,000枚。残り48%、レセプト数でいうと6万9,000枚が市外、県外でありました。また、費用については、仙北市を利用された方が43%、13億5,000万円。市外、県外が57%です、17億7,000万円とありましたけれども、こういう数字が国保では出ておりますので、じゃ、残り3分の2の社保を含む方々はどのような数字になっているのかな。やはり、こういう数字を把握しておく必要が、これから角館病院を改築するに当たって必要なデータではないかなと思っておりますので、この点について伺いたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今の田口議員の御指摘はもっともな話だと思います。その状況を把握して初めて、その病院のあり方というものについても影響が大きいものだというふうに思います。医療局長が、もしこの状況の内容等について、ここで御答弁できるんであれば、答弁していただきたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 佐藤医療局長。



◎医療局長(佐藤秀夫君) 大変申しわけないんですけれども、正確な数字はただいま持ち合わせておりません。したがいまして、後で病院に問い合わせて答弁をしたいと思いますので、よろしくお願いします。

     (「医療負担のほうは、3分2の」と言う人あり)



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 残り3分の2、国保のほうは、国保会計のほうの3分の1は、私聞いてわかったんですけれども、残り3分の2の市民の方はどのような医療機関を利用しているのかというのを、おわかりでしたらお知らせいただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 佐藤医療局長。



◎医療局長(佐藤秀夫君) 国保の場合は市町村が運営しているから、そういう分析できるわけであります。ただし、社保と労災等の関係は、私どもで把握しているわけでないので、先ほど申し上げましたように、それぞれの医療機関が公表していれば別でありますけれども、なかなかその部分を把握するというのは難しい状況であります。したがいまして、正確にどうのこうのということは、ただいまの段階では申し上げることはできませんので、よろしくお願いします。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) そうすれば、想像によりますと、まず国保会計でいえば、今、言われたような数字、大体社保も含むその他3分の2もこういう状況でないかなという、何というんですか、アバウトな話かもしれませんけれども、正確な数字はつかんでいないと言いましたけれども、実感としてはどうでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 佐藤医療局長。



◎医療局長(佐藤秀夫君) 一定の考え方としては、多分、社保も同じような状況だろうとは思います。ただ、田口議員に1つ御理解をお願いしたいのは、ただいま出た割合といいますか数字というのは、レセプトから出された数字だろうと思います。レセプトというのは1病院1枚の場合もあります。カルテによっては1人の人が何回もかかれば、3枚出てくるケースもあるわけですから、そういうことも含めて正確な数字は申し上げられないということを、先ほど答弁したわけです。私どもが一番分かりやすく患者さんが病院を利用している割合というのは、やっぱり入院患者、外来患者から出した数字が一番的確な数字であろうというふうに思っています。したがいまして、レセプトだけをとらえてこうと言われるんであれば、何だ、低いんじゃないかという部分もあるわけでありますから、そこら辺はいろいろデータをとって御参考にしていただければというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 3つ目に入りますけれども、病院の建設場所。

 答申書の考えはわかりました。しかし、それに加えて市長は、通院の利便性ということを挙げられました。このほかにないんですか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 通院の利便性は、とても大切な要件だというふうにお話ししているというところであります。この前、実はこの答申書の基礎的な資料になるという考え方をもって、角館病院の通院の手法について調査をした結果、車が随分多かったと。バスももちろんありましたし、送られてくる方々もいたんですけれども、まずほとんど車両を使う方々が多かったという結果が、もう出ているので、その交通の便というのは大変重要だというふうな考え方です。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 答申書の4カ所まで選定しております。最適地とありますけれども。私は、1つ目に地震、洪水、災害の質問もしております。この質問と関連するんですけれども、地震と豪雨、あるいは台風と重なった場合、どのような洪水が発生するのか。市長も御記憶かと思いますけれども、平成19年9月16日、夜から降った豪雨が、河川のはんらんが相次いで、家屋の床上床下浸水、土砂崩れ、農林関係にも大被害が発生しております。市長は県議会の議員でしたので、仙北市よりは、上の町村のほうがもっとひどかったと思いますけれども、仙北市でも同じであります。仙北市でも数億円の被害が発生しております。議会でも当時、すぐさま当時の産業建設常任委員長、先輩が傍聴していらっしゃいますけれども、すぐ対策本部を設置いたしました。そして、対策本部をすぐ設置したので、スピーディに対策に当たったわけですけれども、その年は秋田国体もあったと思うんです。秋田国体は、仙北市は馬術会場になっております。あの馬術会場の競技場が冠水しております。そして、一時は開催できるかどうか非常に危ぶまれたわけでありますけれども、関係者を初めとする市民のボランティアによって、辛うじて競技が行われております。

 そのような経験からして、このたびの3.11の大災害、津波の経験からして水の被害が一番恐ろしいということは、皆さん御承知だと思います。そこで、この今回の答申書に出された候補地は、絶対に水の被害が起こらない場所であるのか、そういう場所を選定したのかどうかについてお伺いしたいと思います。

 市長の考えで結構です。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) まず、この今の質問にお答えするときに私が今思っているのは、特別委員会が設定されていただいていて、議会とこの点についても当然議論をさせていただいくという場がありますので、突っ込んだ話をしていいかどうかというのは、なかなか私も今、迷うところなんですけれども、今の議員の御質問に対してお答えするということで、どうか御理解いただきたいというふうに思います。

 水害の例えば怖さは、私もよく知っているつもりでおります。ただ、いろいろな災害の中で、水害が一番怖いというような認識をするというものにはなっておりません。どういうことかいうと、例えば地震、大きな、先ほども話したようにマグニチュード9ぐらいの巨大地震が発生したときに、先ほども議員もお話しましたけれども、地盤の関係で揺れが大きかったり少なかったり、または液状化現象が出たり出なかったりということがあります。これも大変大きい、そして怖い事例になるというふうに思います。水害の場合も、水の洪水による被害はとても怖いものがあります。だから水害だけが一番怖い災害だという認識ではなくて、すべてのことを考えていくと、4候補地が今のところは考えられるのではないかという考え方で、当然これはボーリング調査なんかもやりますし、そういうことも踏まえて総体的な今の現時点では4候補地を考えたというように御理解いただきたいというように思います。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 私の質問は、水の被害がないのかどうかということであります。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 雨の降り方を、今、想定するのは大変難しいんですけれども、最大に雨が降ったときにどうなるかというような想定を、やはりしていかなければいけないというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 次に移りますけれども、角館病院の建設に当たっては、田沢湖病院が平成18年より救急の指定を取り下げて6年になっております。仙北市の救急病院の役割を、角館病院は大きなウエートを占めております。そこで、救急車の出動回数を見ますと、平成22年は角館消防署からは548回、田沢湖分署からは489回、西木分署からは234回が出動されております。救急発生時から医療機関到達時間の所要時間は、全国平均で33.2分、県平均で31.3分、大曲広域では35.3分であります。そこで、仙北市の3つの救急隊、角館、田沢湖、西木とありますけれども、この救急隊、角館救急隊は26.3分、田沢湖救急隊が51.4分、西木救急隊は55分という結果になっております。大曲・仙北広域消防には11の救急隊がありますけれども、一番早く到達するのが角館、一番最後が西木、その最後から2番目が田沢湖という所要時間になっております。田沢湖分署と西木分署を合わせますと、年間723回救急車に運ばれて行くわけです。この時間が先ほど言ったように、51.4分と55分かかっているわけです。やはり、1分でも1秒でも早く救急病院に到着しなければならない、そういうことも想定に入れて、この建設場所を考慮したのかどうかについて、市長の見解を伺いたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 私も大曲・仙北の広域市町村圏組合の副管理者ということで、救急の状況などについても、よくお話をお聞きしている状況にあります。そういうことから考えても、救急の一番のかなめというのは、いかに早く医療機関に到達できるかということになると思います。そういう観点で考えると、病院の場所、位置等についても、やはり重要な影響、ファクターになるというふうに考えています。今回の4カ所の設置については、その点も考慮した内容となっているというふうに認識しています。これは、あくまでも病院の候補地選定委員会の方々からの答申に基づいた4カ所ということでありまして、この4カ所についてはそのような議論がなされたものというふうに認識をしています。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) このことについて、これ以上市長に質問しても今以上の答弁は返ってこないでしょうから次に移りますけれども、選定基準として田沢湖病院より15キロメートル。そして、神代、西明寺の診療所より4キロメートルと所在するように検討されたとありますけれども、この考え方について、先ほど私が申し上げましたけれども、答申書は答申書、市長はこのことについてどういう見解をお持ちですか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今ある医療機関を地域からなくすということは、できるだけなくしたいというふうに考えています。それは、角館病院も、もちろんそうですけれども田沢湖の病院であったり、神代の診療所であったり、西木の診療所であったりということで、これまでも安心感を感じていただいている住民の方々がたくさんいらっしゃいます。その方々の利便性も考慮して考えていかなければいけないというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 次、場所の決定、その流れ、タイムスケジュールについて、市長から答弁がありました。その項については再質問はございませんけれども、次の病床数について、当然、建設費とも兼ね合ってくると思いますが、はっきり市長は何床にするという答弁なかったわけですけれども、いずれ基本構想の中では一般病棟を180、そして精神を48で、面積は3.4ヘクタール、3万4,000平米でしょうか、ということになっていますけれども、これについてはどのようなお考えですか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 病床数が建設費に、ほぼというか、今までの事例であれば、病床数を基本にした建設経費というものが想定されるという今までの流れがあります。そのことが1点。それからもう一つは、大曲・仙北の広域的な2次医療圏の中での役割の分担、そういうことも考え合わせると、200床プラスアルファぐらいが、私は適当ではないかというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 次に移ります。

 建設によって仙北市の医療体系の見直しはあるのかどうか。これ大切な課題だと思っています。改革推進計画、そして国からは持続可能な地域医療体制を構築するというようなことで、3つのテーマで期限も区切られておりますけれども、このことについてはどういうふうにお考えでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) この設問こそが、実は一番問題の深い項目だというふうに私は思っています、現時点ではです。どういうことかというと、医療職、要するに先生、医師の確保、それから看護師さんの確保、それから各医療従事者の確保という人材の確保をどれだけ進めることができるかということに、大きくかかわってくるからだというふうに考えています。どういうことかというと、仙北市内にあっても当然、今、先ほど話したとおり、大仙・仙北の2次医療圏の中での仙北市の医療のあり方、同じように、仙北市にあっては角館病院が仙北市内にどういう医療を確保していくのかという考え方、当然役割分担が必要ですから、役割分担は、きちんと皆さんと御議論していかなければいけないというふうに思っています。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 次に入ります。

 自治体病院は赤字でもいいのかということであります。個々の経営の考え方について、伺いたいと思いますけれども、平成22年度決算において、田沢湖病院の累積欠損金、赤字は、7億3,000万円。角館病院は14億円となっております。これらを踏まえて、経営の考え方について、経営になりますと医師の確保が一番重要になると思います。この医師不足は、研修制度の問題ではなくて、地域における行政や住民の意識の結びつきと、医師のハードな仕事に対して行政や住民は無理解である。また、お役所仕事の体質や住民の他人任せという構造的問題ではないかと言われております。このことについて、市長はどうお考えでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今の田口議員の御質問で、だれがそのようにお話ししているかということは想定がないので、私はその上に対して、その上に乗った議論ということは避けたいと思いますけれども、自分が今一番、医療の現場からして市民の方々の関係との中では、心配していることは、できるだけお客様の方々が行きやすい病院にしたいということが1つ。だけれども、一方では、行きやすい病院であるということで医療費がかさむのではないかという心配が1つ。これは、二律背反します。もう一方では、先生方がたくさんいていただけると、お客様、患者様をお迎えする環境は整うわけでありますけれども、もう一方では人件費がかさむという。ところが、お客様をお迎えした分だけ、要するに、医師が、数がいた分だけその料金収入は高まるという、これも二律背反の部分があります。私が、一番標榜している病院というのは、経営の面から言うと、自治体病院のあり方そのものに私は触れなければいけないというふうに思っています。どういうことかというと、今、田口議員が、自治体病院だから赤字でもいいのかという考え方があるのかという御質問ですけれども、私は赤字があってはならないというのが前提です。だけれども、もしかしたら地域医療を支えていく上で、そのレベルがどうだという話は抜きにしても、病院を運営していくという責任というものは、自治体にはあるんだというふうに思っています。その病院経営の本質というものは、やはりこれは見失ってはいけないものだというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 北海道のある病院が経営破綻した要因について、こういうふうにありました。1つ目は急激な人口減少、立地条件の悪さ、2つ目には医師の退職、低い給料、3つ目には看護師不足、4つ目には病院経営のマネージメント能力の欠如。一般行政職の職員は、経営のプロでもないし、また病院を経営するために役場に入ったわけでもないと思います。そのため、厳しい病院経営環境に対して、危機感は薄いのではないかとも言われております。自治体病院はつぶれない、どうにかなるだろうというふうに思っているのではないでしょうか。経営者として市長の見解をこの点について伺いたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 私は設置者でありまして、管理者が現在着任しておりますので、管理者の経営方針を最重視しなければいけないというふうに考えています。ただ、その管理者の考え方としての一部というふうにお聞きいただきたいと思いますけれども、決して赤字であっていいわけはないということがもちろん、それから職員について言うと、その経営マネージメント能力が低いということについては、どこの自治体病院も、実は同じ悩みを抱えている状況にあります。ですから、先ほど話したとおり、特にマネージメントがきっちりできる事務職員、もしくはその周辺のサポートをいただくようなスタッフの充実というのは大変重要だというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 行政が公務員を雇用して、直営で自治体病院を運営するということは、もう限界を迎えているとも言われております。直接経営するのも大変です。しかし、民間にゆだねることも、また難しいと思います。そこで、市長は、医療局を設置して事業管理者を選任しております。そして今、進もうとしている中でありますし、ここに権限と責任を持って経営を行う、このことの制度になっているかどうかということを伺いたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 病院は、自治体が確かに運営しているという状況にありますけれども、会計的には企業精神、企業会計。病院会計で行っているわけですから、当然それは、福祉とか政策的な面での一般行政と違う面があるということは、まず御理解いただいていると思います。だからこそ、きっちりとしたマネージメントができる管理者ということで、これまで実績の高い方を、宮川医師を管理者に迎えてマネージメントをきっちりやってほしいと。その目標とするところは、今、まさに議論になっている角館病院の改築について、そのノウハウ等を遺憾なく発揮してほしいということで、人事配置をさせていただいているというふうに御理解いただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) そうしますと、今の方に権限と責任をゆだねる制度になっているのかどうか。あるいは、もしかすると、今現在は公営企業法、全部適用です。このほかの他の経営方法も、考えあり得るのかどうかについて伺いたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 実は、県議会議員時代に、自分も自治体病院をテーマにいろいろと勉強させていただいた経緯があります。そのときには、手法として、例えばAという病院を自治体直営病院から民間病院としてシフトしていくという事例も研究をしたことがあります。ただ、そのときには、その民間病院の方々からも話を聞いたんですけれども、そのときには1つの病院を運営させていただくという考え方ではなくて、当然、医師、皆様の集まりですから、地域の医療を確保していくためには、その自治体のすべての医療機関等を任せてほしいというようなお話をいただいたこと、とても印象的に思っています。今回、角館病院については、今までどおり、その自分の以前の勉強の成果として考えると、今回自治体病院として、やはり角館病院は存続すべきだというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 次に自治体病院の必要性ですけれども、これは政策の選択にあると思うんです。政策において目的を明確化すべきだと、する必要があるとも思います。自治体病院は、地域の医療をすべて担うのか、それとも民間の医療とあわせて安全・安心を確保するのか、その辺も明確にすべきだと思います。一定の医療を保つには、これからです、住民自身がやはり自らの健康や病気について、きちっと勉強する、把握するのが大切ですし、地域医療の現状を正しく認識することも必要であると思いますが、市長はこれから、どういう点に力点を置いていくのかについて伺いたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 大切なことは、病院を夢想してはいけないというふうに思っていることです。夢想というには、要するに理想論で病院を論じてはいけないというふうに、自分は思っているんです。現実的に、あくまでも現実的に命を守るという現場だというふうな思いで、病院建設については歩かなければいけない。そうすると、マンパワーはどれくらい蓄積できるのかとか、実際にお客様、患者様はどれくらいお迎えすることができるのかというような、いかにも現実的な話をしていかなければいけない。そうなると、1つの病院ですべてを賄うということは、ほとんど無理ではないかというふうに自分は思っているんです。なので、先ほどから申し上げたとおり、機能分担が必要だというふうに申し上げているつもりです。

 それからもう一つは、先ほどから議員が御指摘のとおり、市民の方々の意識をどうするんだという話があります。先ほども少し触れましたけれども、市民の方々は、体調の不全で病院に行きたいという気持ちは、もちろんそれはよくわかる話ですけれども、その前に例えばできることを考えると、仙北市の保健活動の充実であったり、保健師さん方の活動のさらなるウィングの広がりであったりということで、一定の成果を得ることができるのかなというふうにも考えていて、この点については、これもあくまでも現実的に進めていきたいというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) 1つ目のほう、しり切れトンボになりますので、ここで1つ目の質問に戻りたいと思いますけれども、市長から答弁いただいたんですけれども、どこにどういうふうにして逃げるのかと。市長は防災無線、あるいは活用する、それから、職員の初動体制を確立すると言っていましたけれども、そういう暇はないと思うんです。地震、9月ですか、6月ですか、佐藤議員も質問しておりました。じゃ、マグニチュード9の地震が来たときに、4つのダムが耐えられるのか、どれぐらいの水量がそこに蓄積されているのか。もし、それが決壊すると大変なことになると思うんです。今、市民が、非常災害が、震災が、洪水が起きたときに、どこに逃げればいいかということが明確にわかっていますか、皆さん。噴火のとき、私は生保内に住んでいますから、噴火のときはどこに逃げるのか。地震が来て洪水になったら、どこに逃げるのか。住民一人だれも知らないです。そして、逃げ場がわからない、その伝達方法、防災無線だって、いや、そんなこと言われないですけれども、今現在で聞こえないんです、鳴っているのはわかります。これについてどう思いますか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 防災に対する取り組みは、本当に急がなければいけないことです。市民の方々の不安、心配と私の危機感が、市役所の全職員に、マックス、感じていただいているかどうかというと、私も疑問を感じています。だからこそ、早く早くあした起こるかもしれない、今、この次の瞬間に起こるかもしれないという危機感を持って、計画なり体制の整備に努めてほしいということをお話し申し上げているわけであります。今回、田口議員が御指摘のとおり、この後に起こるであろうと言われている、可能性が高いと言われている地震災害であり、噴火災害、火山災害なりは、特に、自分、今一番心配しているのは、火山災害が冬季間に発生した場合、その噴火物は泥流、濁流となって沢沿いを中心に流れ込み、住宅のほうに大きな被害を及ばすのではないかというような心配も、常にしています。この状況を何と改善するのかと。もちろん避難箇所の改善等については、一生懸命に早目早目に取り組んでほしいということを、これからも言い続けていくというふうに思っています。



○議長(佐藤峯夫君) 17番。



◆17番(田口喜義君) どこへ逃げたらいいか、市民はわからないんです。確かに、避難所はあります。じゃ、避難所にみんな逃げればいいんですか。そして、避難所に行ったときに、その本当に避難所は避難所の機能をするでしょうか。水があるでしょうか、毛布があるでしょうか、発電機があるでしょうか。食べるものは、まあなくてもいいです。避難所にはそういうのがないんです、どこの避難所にも。ですから、今、早急に、これは市民がどこへどうやって逃げるのか、このときは噴火のときはどこに逃げるのか。洪水のときはどこに逃げるのか。これ、ちゃんと明確に示さなければいけないと思うんです。この前の研修会のお話ですけれども、これ山村先生のお話ですけれども、まず守る優先順の一番は自分の命がと言っているんです。まず、自分が一番先に逃げなさい。次には、マニュアルどおりにやればだめです、死にます。とにかく臨機応変に判断しなさい。そして、みんなを誘って逃げるんではなく、まず自分が逃げなさい。そして、想定にとらわれることなく率先して避難、子供たちも一人一人逃げなさい。車の移動はやめなさいということを言われました。そのとおりだと思いました。そして、そのためには、難しいことは何も要らないと思うんです。ここに元広域消防の幹部職員がおりますけれども、こういうのでやっているんです、図上訓練。どこでもいいんです。例えば今、ちょっとほほ笑んだ稲田議員の武蔵野地区でも、じゃ、地震が来たときにはここに逃げるべきということを、みんなで話しすればいいんです、お茶を飲みながらでも。こういうことの実現をしていただきたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 早急に対応するように、また対策を整えます。

 1つだけお話しさせていただくと、自分だけ逃げるということを市職員はできません。市職員は地域の方々の命を守るという、生命を、財産を守るという使命がありますので、今、田口議員がお話ししたことは十分わかりますけれども、市職員は1人だけ逃げるということはできません。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 17番、田口喜義君の一般質問を終わります。

 13時10分まで休憩いたします。

                              (午後0時10分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後1時09分)

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△田口寿宜君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 6番、田口寿宜君。



◆6番(田口寿宜君) お疲れさまでございます。仁政クラブの田口寿宜でございます。お昼休み後のひととき、大変お疲れのところとは存じますが、しばしの間おつき合いのほう、よろしくお願いいたします。

 今回の一般質問は、市民の方々と語り合ってきた中で生まれました質問項目であります。気にさわる部分が若干出てくる箇所もあるとは思いますが、しっかりと議論していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、通告し従いまして一般質問をいたします。なお、今回は一問一答方式をとらせていただきまして、この場からの質問は、1点目、2点目について伺ってまいりたいと思います。

 1つ目の大きなテーマであります市長の政治姿勢についてであります。私が仙北市のエンジンになりますと、声高らかに叫び、門脇市政が始動してから、早いもので2年の月日が過ぎました。外交面を見てみますと、秋田美人100人キャンペーンを初め、さまざまな場面でのトップセールス等々、華々しい活躍を見せており評価すべき点はありますが、内政面を見てみますと、みずからが掲げたマニフェスト達成に向けて動いているとは存じますが、いささか動きが鈍いように感じている市民の皆様が多いのが実情であります。重大な問題が山積し、将来に不安を抱えてしまう世の中ではありますが、仙北市が末永く存在するよう、そして孫子の世代が将来もこの町に住んでいられるよう、一連の税金不正処理問題を初めとした各問題や課題をしっかりと解決し、着実に一歩一歩前進していかなければなりません。市長、今こそ地に足をしっかりとつけ、新たなスタートを切り、仙北市発展のために踏ん張るときが来ているのではないでしょうか。このテーマでは、4点のことについてお伺いしてまいります。

 1点目であります。人は常に反省をし、それを生かして次なる一歩を踏み出していきます。さまざまな出来事があった2年間ではありますが、これまでの反省点と残されているこれからの期間の心意気、抱負をお伺いいたします。

 2点目といたしまして、マニフェストに関することとさせていただきました。私が仙北市のエンジンになります、4年間で所得を10%以上ふやします、次世代育成に力を注ぎます、生活を守る仕組みを強化します、医療を再生し福祉を充実します、市民分権を進めます、徹底的な行財政改革を断行します、4年間で実現しますと、8つの項目と40のアクションプランで構成されました明日をつくる8つの約束。このマニフェストのもとに各種施策が展開されております。相当な覚悟をお持ちになり、当たっておられるとは思いますが、なかなか市民の皆様から評価を得られていないのが、現実であると感じております。市長御自身もいろいろな方面の方々からお話を伺って、身にしみていることと感じております。また、市民満足度カウンターを見ましても、そう受け取れるような状況でもあります。確かに、アクションプランには着手はしておられるのですが、着手してからの先が全く見えてこない現状に、市民の皆様は不満を感じているのであると思われます。数々の市民会議を立ち上げ、市民の声を生かしていこうという姿勢に対しましては、一定の理解を示すものであります。まだ、継続中のものもありますが、各種市民会議からいただいた提言をどのように形にしていくのか。見えるものもありますけれども、まだ見えないものもあります。特に、観光戦略会議からいただいた提言は、こうした時期だからこそ、マニフェストとの整合性を持たせながら、着実に歩を進めなければと考えるものであります。市長の掲げたマニフェストは、仙北市の将来を見据えた重要な指針であると思います。既に形になっているものがありますが、市発展のためにどのような意識のもとに継続し、さらに変化をさせるのか。また、形になっていないものはどのようにしていくのか、お伺いいたします。

 この場からは以上とさせていたしまして、あとは自席からとさせていただきます。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 田口寿宜議員の一般質問にお答えいたします。

 まず、これまでの反省点と今後の抱負並びにマニフェストについてということで御質問いただいておりますので、この点についてお話をさせていただきたいと思います。

 私は、マニフェストで明日をつくる8つの約束を上げました。現在は40項目のアクションプランを市総合計画の実施計画に落とし込みながら事業を実施している状況にあります。約束の1で掲げている私がエンジンになりますのとおり、これまで、自らもフル回転で活動をしてきたほか、市民の皆様の声を最大限に生かしたいと考え、まちづくり懇談会や各種の団体や組織でお話をさせていただく意見交換会のほか、多種多様な市民会議を開催し、貴重な御意見や御提言をいただいています。この提言を今後の仙北市に生かすことが使命とも感じています。マニフェストの各分野については、後ほどの御質問にもありますので、その際に御答弁をさせていただきたいと思いますけれども、2年間を振り返ってみると、マニフェストを推進するための土台が形づくられて、走り出して走り続ける中で目途がついたものと、難航しているものがあるというのが、正直な気持ちです。また、目途がついたとはいっても、議員が御指摘のとおり、その後どのようにつながっていくのか、最終的にどうあるべきかまで、しっかりとフォローしていかなければいけない面も、たくさん見受けられています。難航しているものについては、残された任期の中で市民の理解を得ながら、職員とのコンセンサスのもとにパワーを結集して最大限の努力をし続けなければいけないというふうに考えています。

 約束の8では、4年間で実施しますという項目で約束をさせていただいております。これまでも、担当者レベルで進捗状況の検証は来ていますけれども、これまでの2カ年間を振り返って、前期分の総まとめというような形で、進捗状況の調査、自己評価、内部検証、外部検証に本格的に着手をしたいと思います。この結果を、来年の6月定例会を目途にして報告をさせていただき、同時に市民の皆様にもごらんいただきたいというふうに考えています。

 それと、マニフェストについてということでありますけれども、先ほど議員が御指摘のとおり、8政策で40のアクションプランというものを掲げさせていただいております。マニフェストには、政策の1番から8番まで、これは緊急的、喫緊的な課題ということで掲乗したものでありまして、その実施内容とすると、先ほど議員も御指摘のとおり、既に制度にはなったんだけれども、まだまだその評価する部分が見えてこないというものもあります。また、逆に制度ができたおかげで市民の皆様の生活の向上につながったという部分もありますけれども、これは総体的に見直しが必要だというふうに考えてもいます。先ほど、本当に御指摘については、私も同感なものがあります。市民の皆様から期待されて、これにこたえるために政策としての運用が始まっている制度が幾つもありながら、市民の皆様には改善の実感を感じていただけない状況があります。これは、国家が抱える閉塞感であったり、仙北市行政に対する不信感であったり、私自身の力量不足などであったり、さまざまな要素があると思いますが、このあたりもこの辺でじっくりと検証をして、足元、地に足のついた活動なり仕事なりをしていきたいというふうに考えています。

 ここで私の本心という話をさせていただきたいと思いますけれども、私は2年前にこのマニフェストを掲げて、この職を預かった身として、このマニフェスト達成が私の使命だというお話をしていますけれども、その取り組みへの力の入れようというものについては、決して大げさな言い方ではありませんけれども、命がけで取り組んでいるつもりであります。自分は人生をかけてこの職務を全うしたいというふうに考えています。忙しいと、何をやっているかわからないというような御指摘も大分いただいておりますけれども、私の考えとしては、2倍、3倍のスピードでこの職務に当たることで、質も量も、もちろんスピード感も、2倍、3倍の成果を得られるはずだというふうに思っています。休むことなく回り続けることが、私の職務への忠誠であるというふうに思っています。そのようなことで、議員の皆様を初め市民の皆様、職員の方々にも理解をなかなか得ることができずに行動を起こすという場面も多々あります。そういう場面については、最近コンセンサスの必要性というものを自分なりに実感をし、反省もしています。それらはとても大切な下地づくりになりますし、パワーにもなると思います。そういうようなとらえ方を持って、この後の2年間を過ごしていきたいというふうに考えています。

 定住の循環の話は後ほどということで、この場からは私の答弁を、この場で終わりにさせていただきたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) 御答弁いただきました。その検証の部分につきましては、後ほど1番議員さんのほうも質問されますので、その部分につきましては触れないでおきます。

 ただ、先ほど、市長の本音といいますか、答弁にありましたように、命がけで取り組みをしていると、それはまさに理解します。我々も命がけで行動して、仙北市のために頑張っていこうというふうな覚悟で、この職を全うしているというのが実情ですけれども、その流れの中で職員の皆さんとのコンセンサスを得ながら下地をつくっていくという思いにやっとなっていただけたなというのが、非常に自分の中ではうれしいといいますか、納得したところでございますけれども、そういったところが、やはり今までは足りなかったというのが、私自身も見ていてそう思っていました。そういったことをやっていく中で、確かにいろいろ種はまいてきて、いろんな制度をつくったりとかしてきてはいるんですけれども、その種が芽を出して花咲くというところを待って、そして花を咲かせるというところまでに行くために、やっぱり水をやるという大事な仕事があると思うんです。その大事な仕事をやったりやらなかったりという中途半端な状況があったから、今の現状があると思うんです。

 その大事な仕事をきっちり果たすために、やはり今、先ほど市長が申しましたようにコンセンサスを十分図っていくというのと同時に、何と申しましょうか、市民の方々もいろいろ研修等に参加したりしていろいろ勉強はなさっていると思いますけれども、多忙をきわめる中で無理難題を押しつけるようで大変恐縮するところですけれども、市の職員の方々も市独自の研修というのもしっかりつくって、例えば月1回にでもテーマを設定して、そのテーマごとに研修をしていくという制度を設ければ、またさらにいろんな形で理解していって政策の部分が進んでいくんじゃないかというふうな思いがあるんですけれども、その研修制度をつくるかつくらないか、ここではっきりしてくださいということは求めませんけれども、それについてどういうお考えをお持ちなのかお伺いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) チームプレー、チームワークで仕事をすることが最大効力、効果をを発現できるというふうに思っております。そのチームプレーの担い手となる職員の方々に対して、今まで実際の話をすると、研修、さまざまな制度を持っておりますので、研修に行ってほしいというように各職員の方々にはお願いをしていますけれども、現実としては、役所からここの今の職場から出ていっての研修というものは、時間的な制約等でなかなか参加いただける方が少ないというのが現状であります。来年4月からの24年度の事業を今いろんなヒアリングをしておりますけれども、その中に田口議員の御指摘の内容もやはりありまして、出ていくことが難しい、ルーチンワークが非常に多いということがあれば、では別の方法を考えようということで職場研修、職域内研修というものを充実していこうというふうに考えています。その週1回とか定期的なというような状況は、まだそこまでは話が詰まってはおりませんけれども、来年度からの職員研修は、役所の人間、人材が仙北市の人材だというようなことが自信を持って言えるよう、そのレベルに達することができるような内容で職員研修を充実していきたいというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) 職員研修、職場研修、やはりこれは学校ではよく先生方がやっていることでして、そういった流れがあるということは実にいいことだと思いますので、ぜひ何らかの方向で進んでいただければ、仙北市がさらに前に進むような原動力になると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 次に、定住についてお伺いいたします。

 6月定例会の一般質問の際に、人口減少問題をテーマに質問をさせていただきました。そのときの市長答弁の中で、定住の循環という言葉が出されました。市長の考える定住の循環とは、農林畜水産業の高付加価値化、またはものづくりや観光産業分野等で行政や市民がともに汗を流して働く場をつくり出し、自宅近くで就業可能にすること、そこで男女が知り合い、お互いの理解にも役立つ文化やレクリエーション、ボランティア活動に参画をいただき、子供に恵まれた際には安心して子育てができる環境づくりを進め、教育力の向上を徹底して行う一方、市民生活と健康を守れるまちづくりを具体化するために医療・福祉を充実していく、高齢者は生きがいを感じて人生を楽しめる仙北市になること、このように各世代、各年代でさまざまな取り組みを複合的に行うことで循環をつくり出し、その循環が結果として少子化対策であったり、定住化対策になるものであるとしておりました。

 私は、市長のマニフェストの行き着くところの一つは、この定住の循環であると考えるものでありました。人口3万人を切った仙北市であります。今なお人口減少のスピードは衰えておりません。ある意味、危険な状況です。この状況を回避して仙北市として持続するためには、市長の考えの定住の循環は大変重要なもので必要であると考えます。これを実現するためのアクションは起こされているのかどうか。また、来年の予算を編成する際に、施策の選択と集中が迫られている中で、今後どのようなアクションを起こされていくのかお伺いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 定住の循環の、その内容、思いを田口議員が非常に深く理解をいただいておりますので、あえてまたこの場でこの話をするというのも大変申しわけないのですけれども、私のほうから、この段階ではこういうことということで説明もしたいこともありますので、少し重複しますけれども、お許しいただきたいと思います。

 この考え方が成り立つためには、まずここで暮らす市民の雇用の場を確保することが最重要だと思います。そのための産業振興や企業の育成を図ることが、とにかく一番ではないかというふうに思っています。生活するための基盤がしっかり整った中で、男女が出会い、やがて子供に恵まれると、安心して子育てができる環境が必要だというふうに、その循環が進んでいきます。若者から高齢の方までが安全で安心して暮らせるためには、市民生活に必要な医療であり福祉であるという充実が、もちろんこれも必ず欠かすことのできない最重要な課題になりますし、これを総合的に取り組みを進めることで生きがいを感じたり、人生を楽しめる仙北市になるものだというふうに考えています。

 そのアクションは果たして起こしているのかという御質問でありますけれども、これまでの取り組みで少しイメージをしていただきたいというふうに思います。例えば、市内企業を支える取り組みとして、産業全体を支える産業振興基本条例、これは議会の方々からも修正をいただきながら、より高いものができたというふうに大変喜んでいますし、感謝を申し上げています。この条例の設置であったり、物品調達、業務委託等の市内優先発注に関する条例の制定であったり、中小企業災害復旧資金の利子補給制度であったり、総合産業研究所の設置であったり、せんぼくふるさとマイスターの事業であったり、園芸作物産地化緊急対策拡大事業であったりというものは、すべてこの循環の法則の中にあるアクションであります。また、子育て環境については、就学前待機児童を解消する取り組みと、放課後児童クラブの新設、児童館設備整備事業に取り組んでいることは、御承知のとおりだと思います。教育では、学校施設の改修や、環境教育コンピューターの整備のほかに、市民読書条例も皆様に御可決をいただいております。子ども読書推進活動事業と図書システムの導入事業、これも取り組んで運用が始まっているという状況にあります。医療では、先ほどから御議論いただいている角館病院の件であったり、医療機器の整備というふうに進めております。あとは、福祉対策であっては、高齢者世帯の生活支援事業、また高齢者共同生活支援事業のほかに、大曲養護学校、仙北地区分教室の設置促進であったり、小規模多機能福祉施設の設置であったりというような具体的な動きも見られるようになってきております。

 定住ということで考えると、空き家情報バンクの設置も大変重要な取り組みになっています。また、その定住に対して高齢化が進む仙北市でありまして、なかなか移動手段が確保できないという不安をお持ちの方々が非常に多くありますので、地域公共交通の整備などについても、新しい手法を用いて皆様に提案をさせていただいているという状況であります。こういうふうないろんな対応というか取り組みをしている中でも、本当に豊かな市民生活を実現するために、行政側が進めるさまざまなその事業、こちらから進める事業ということだけではなくて、地域の有するさまざまな資源を活用してお互いを助け合おうというような、そういう地域社会の構築は何としても必要だというふうに考えています。官と民との役割とか責任とかの、その共通認識を醸成して協働するまちづくりを進めたいという考え方、これが循環の法則の基本なのではないかというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) 今、いろいろ循環の法則のもとに行われているということをお伺いいたしました。そしてまた、官・民の役割をしっかりと分けたというか、そうした中で協働でまちづくりをしていこうという考え方も、それは十分わかりました。

 それで、今、取り組んでいることをお伺いしたんですけれども、取り組んでいる中でもまだいろんな課題がいっぱいあると思うんです。例えば、就学時前の待機児童解消法とかそういう福祉の面、例えば産業の面でもまだまだ課題はあると思うんですけれども、その課題を解決するためにいろんな手法はとられておると思うんです。その手法をとった中で、さすれば今後はどういうふうな方向にこの循環の法則を持っていきながら、そういうゴールといいますか、到達に持っていこうとしているのかというところをお示しいただければと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今の質問は、とても何というか、この後の仙北市のあり方にもかかわる重要な質問ですので、軽々に論じることはなかなか難しいし、思いつきで御答弁を差し上げるような、そういうものでもないというふうに思いますが、行政は日々変化していく社会情勢であったり、地域内事情であったりに対して、的確にリアルタイムで対応していくということが、自分は最も重要なことであるというふうに思っています。

 なので、例えば待機児童の解消であるとすると、待機児童をいつまでも、もちろん横に寄せておくという考え方ではなくて、今必要なことに対して、議員もよくわかるとおり、例えば事業を計画する場合は予算の獲得に至るまでのさまざまなプロセスがありますけれども、まずそこのプロセスの時間をできるだけ圧縮すること、実現することというのがあります。そこで、例えば待機児童は解消されたとします。そうすると、その待機児童を解消する手法というのは幾つかありますけれども、基本的には物理的なものであると、例えばハード面でいえば施設の改修だったりします。そして、ソフト面でいったら保育士さんの確保であったりします。

 今、3万人を切った仙北市で子供たちの環境を整えるために、いわゆる一般的に投資をするということをします。そうすると、その後、例えば5年、10年でその施設が必要なくなってしまうと、学校もそうですけれども、学校の生徒数、児童数がマックスいたときに建築されたものが、その後不要になるということは、当然将来には出てくる話になります。もちろんこれは、行政はそういうことを想定して行うということが果たして私はどうなのかというふうに疑問を持ちます。というのは、人口減少は確かに進んでいくという今、そういうトレンドは明らかにされていますけれども、それを何とか食いとめていく、そして逆転して人口増加に結びつけていくと、少子化に対する出生率を高めていくという政策を一生懸命に実現していくというのが行政の仕事ですから、そのトレンドのままに物事を流していくという状況ではないというふうに考えています。そうすると、建物をつくったのだけれども後で不要になるかもしれないから、それは一歩踏みとどまろうという議論を私はないと思うんです。要するに、今必要であるものに対しては、やはり困っている人がいるのであれば的確に対応していくのだと、その後のことについてはきちんと目標は立てるんだけれども、それを恐れていて今、手当てをしないということをするというのは、行政にとっては失格者というふうに評価されても仕方がないのではないかと。

 ただ、よくこう言うと、要するに批判される部分があるんですけれども、どういうことかというと、先ほどから言っているとおり、計画性がないという話と混同される嫌いがあります。だけれども、私としては、今困っている方々に対応するというのが行政の一義的な生命線ではないかというふうにも考えているということは、重複して話をしますけれども、御理解をいただきたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) ただいまの御答弁で、そのお考え方というのはわかりました。

 それで、子育てというか、そういう話になったんですけれども、ちょっと実は、福祉部長といろいろお話をしたいことがあるんです。かなりすばらしいアイデアを、考えあったんですね、今、市長が申しましたラインに沿った中で。そういうアイデアを、もっと聞きながらそれに肉づけしていくような流れもぜひ今後はつくっていただきたいですし、また多分ここに参与される方もいろいろアイデアを持っていると思うんですよ。そういったアイデアも聞きながらそれに肉づけしていくという行動も今後ぜひしていただければ、また今よりも若干前に進むような形ができてくると思いますので、そこのあたりもぜひ考慮していただきたいというふうに思います。

 次に進みます。

 次、4点目であります。

 先ほど来、いろいろ議論してきたわけでございますけれども、答弁の中にもいろいろありました。熱意を持って何事にも取り組もうとする点は評価をいたしますが、しかし、時として、思いと行動がちぐはぐになっていることも多々あるのではないかと思います。例えば、こういうことを言うのもなんですけれども、地域運営体に関することであります。市長の考えているところ、そして意図するものはよく伝わってきますし理解はできますが、しかし、市長の考えるまちづくりの根幹をなす運営体を立ち上げる前に、順を追って諸課題をクリアしながら制度設計を十分に図った中で進めていただきたかったという思いが強いわけであります。もう進んでいることでもありますし、これから地域運営体連絡協議会を立ち上げて今後の進め方等について議論をしていくということでもありますが、思いが先行し過ぎた感が、私の中では感じております。

 また、総合産業研究所もそうではないかなというふうな思いであります。私は、この研究所は、市の産業の発展を担う重要なセクションと考えておりました。総合産業研究所だよりを読んでも、試行錯誤を繰り返しながら一生懸命頑張っている様子は伝わってきます。しかし、市長がマニフェストでうたっている市民所得を増やすレベルまでには至っているかどうかというところを感ずるところであります。若者のしっかりとした雇用環境の確保も重要ですけれども、高齢化率がだんだんトップに向いて出てきているこの本市においても、シルバー世代の方々が何らかの形で生きがいを持って稼げる環境を整えることも所得アップにつながると考えますし、この仕組みをつくることも、総合産業研究所の仕事の一つではないのかなと考えることもございました。モデル的な市を目指して取り組んでみるのもどうかというふうな思いもあります。

 ただ、正直申しまして、所得10%アップというのは、これは行政の力だけでは限界があるのではないかというふうに感じるときがあります。恐らく、これらのことは運営体でもやっていただきたいという思いというのは頭にあると思いますけれども、しからば、いろいろな運営体に取り組んでおります特産品開発事業、特産品等々ありますけれども、それを主として、そして総合産業研究所として真剣に売り出していこうとするお考えがあるのかどうか、それが全く見えてこないということであります。

 それはそれ、これはこれという感じが伝わってくるのであります。それを何とかしようという考え、そしてほかにもいろいろな思いや考えがある中で、仙北市協働によるまちづくり基本条例案を提案されたのだと考えますが、果たしてこれがすべての面がこの条例の目指すべき方向に向かうのかどうか、今後もさまざまな面で心配事が尽きません。いろいろと取りとめのない話をしてしまいましたが、政治家は常にプロセスと判断と結果が求められていると私は考えております。思いだけが先行すれば、ややもすれば逆方向に進んでしまう危険性があります。熱い思いを形にするためには、短い時間の中でも将来を見据え、緻密な計画を立て、順を追っていろいろと進める必要があると考えますが、いかがでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 大変御心配をいただいている内容ですので、本当に感謝を申し上げたいと思いますけれども、例えばという話で出てきた地域運営体であったり、例えばという話の中の、もう一つの総合産業研究所であったりというものが生まれて間もない団体であり、組織機関だというふうに自分は思っています。だからといって、成果を求めないということではないです。先ほどから言っているとおり、2倍、3倍のスピードでもって物事をなし得ていくということが必要だと、それが激変する国内情勢であったり、地域自治体の変革に対応できる唯一の方法ではないかというふうにも思っています。

 少しお話しさせていただきますと、地域運営体で今、やっと9つの想定された地域の皆様の御協力で立ち上がりがあって、これから本格的な活動というふうになると思います。地域運営体の一番の重要な部分というのは、自分たちの地域は自分たちで守っていくと、自分たちの地域を自分たちでデザインしていくという思いに至っていただけるまでに多少の時間は必要だというふうには思います。その中で、次の時代を担う、これは次世代の育成にも大きな効果があるというふうに自分は思っていますけれども、そこにつなげるためにも、どうか議員の方々には御理解をいただいて、もう少しのしばらくの時間を見ていただきたいというふうに考えています。

 総合産業研究所の場合を少し話をさせていただくと、基本的には今、県外に多く打って出ているという状況、これは流通網だったりさまざまな販路拡大という側面を持って県外に出ていく機会が多いんですけれども、自分は理想的な話をすると、おいしいものであったり、大変重要なものがあるとすると、仙北市にはありますけれども、これはできるだけ地域の中で、自治体の中で消費し、鑑賞していくということのほうが力が大きくなるというふうに思います。どういうことかというと、おいしいもの、お酒であったり食料品であったりというのは、移動することで劣化していくと。要するに産地としての特性というものは、産地でなければ恩恵にあずかることができないという部分がたくさんあります。そばもそうですし、お米もそうです。劣化していきます。そうではなくて、本当においしいものを食べたいという方々を、ファンをできるだけ増やしていくか、増やしていけるかどうかと、今、その作業が前段にあるということで、さまざまな地域に赴いてPR活動を行っている。これは、先ほどの話を繰り返すようで恐縮ですけれども、将来はどうなるのだという話をすると、私は基本的には仙北市に観光客であったり、食の、要するに志向の高い方々あたりは、これを食べるんだ、あれを見るんだというためには仙北市に行かなければいけない、そういうふうなところまで行って初めて、総合産業研究所はその成果を発揮できるというふうに考えています。できるだけ今は、仙北市の素材を売り込むという時期をきちっと通過をした後には、できるだけ早い時期に、仙北市に行かなければならない、味わえない、感動できない、そういうことをプロデュースするのが総合産業研究所の本質的な目標になっているというふうに私は考えています。これにもしばらくの時間が必要だと思います。これについても、どうか議員の皆様にはもう少しのお時間をいただきたいというふうに考えています。

 物事が、始まりがあって終わりを迎えるまでは、先ほどの話をかりるとプロセスがあります。そのプロセスの一つ一つであったり、一段階一段階を大切に過ごせるかどうかということで、その結末が変わってくるというふうに思います。そういう心持ちを大切にして当たっていきたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) 時間は限りあるということは非常にわかります。ただ、今、市長が答弁で申されましたその考え方なり、そういったものが果たしてしっかりと伝わっている中で、運営体なり総合産業研究所なりが動けているかどうかというところが心配なのですよ。多分、就任当初、そういう話はしたと思いますし、また、いろいろしたと思うんですけれども、それがなかなか理解されていないからこそ、その下地がうまくできない。つまりは意思疎通が図れていなかったと思うんです。今はその意思疎通を図ろうとしていこうと思っていると思うんですけれども、やはり前段というか、最初の段階で理解していただかなければいけなかったのではないかと。今も動き出していると思うんですけれども、これから意思疎通を図っていくと思うんですけれども、果たして現段階でも意思疎通を図って、考え方を話した中で本当に理解して進めていけるかどうかというのは、本当に心配なところがあるのですよ。なので、いろいろ出張等でいなくなったりして忙しいと思うんですけれども、本当に今言った本質的な部分を理解してもらうようにきっちりお話をする場面を設けて、わかったか、わかりました、口だけでわかったではなくて、ちゃんと本当に理解しましたよというのがわかるまで、徹底的にセッションというかお話をしていく環境もつくっていかなければいけないんじゃないかなというふうな考えがあるんですけれども、そこのあたりどうですかね。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) お話ししたいことは十分にわかります。田口議員が自分に対して、田口議員の思いを伝えていただいていること、自分は田口議員と一心同体ではないわけですので、100%わかったかと言われると、それは返答に窮しますけれども、その気持ちというのは大変よくわかります。この後、私としてはただ出張が多いとか、市外に出ることが多いとかということと、それから市職員であったり市民の皆様だったりとの情報の共有であったり意識の共有であったりすることが、粗になるということと同じレベルで話をするということは、自分は避けたいと思います。どういうことかというと、市長は外に出て公務をしなければいけないし、先頭に立ってトップセールスしなければいけないという部分も非常に多くあります。そういう部分についてできるだけ出たいというふうな気持ちはあります。だけれども、そのことで、市なり市民の方々への情報提供とか共通のコンセンサスを得るということをしないということではないわけです。今お話しされていることは、今までどおり出張と、それからさまざまなところに出ていくということと同じレベルか、もしくはそれ以上のレベルで市職員なり市民の方々にその思いを伝えるように頑張れと。どういうことかというと、出張のほうが多くて、今こちらのほうの市民との対話時間が少ないというふうにとらえられているかもしれませんけれども、だからといって、これを落とすということではなくて、このところまでこれを上げなければならないという激励をいただいたものというふうに認識をしたいと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) 時間も時間ですので、この項については終わらせていただきます。

 次、文化、子供という大きなテーマのもとに質問させていただきます。

 1点目でございます。

 市民会館の今後についてであります。教育行政報告にもありましたように、11月3日には大きな事故が発生してしまいまして、けがをされた方が出されたと。けがをされた方には本当に心からお見舞いを申し上げます。事故後から使用できない状況が続いておりまして、再開のめどは立っておりませんが、原因解明を含め、改修等の安全対策を万全にし、再開をすることを心から願うものであります。さて、市民会館は小中学校の演奏会や学校行事、市民の方々が主催する演芸会、各種大会、各種練習等々、幅広い分野、そしてさまざまな場面で多くの方々が集う文化交流の重要な拠点の一つであります。再開後は、イベント時以外にも常に人が集いやすくなる環境を整えることが必要であると考えます。

 私は、田沢湖図書館事務室内に市民会館の事務機能があるのは疑問に感じている者の一人なのです。閑静な図書館内の事務室でいろんな方々が集って文化についていろいろお話はするんですけれども、図書館ですからやはり大声では話せないと。声が漏れてしまえば大変だということで、利用者に配慮しなければならない観点から、非常にいささか気が引く思いである方々がいるわけであります。行財政改革の考え方に逆行する考えではありますが、市民会館内にも事務室はあるわけです。安全面、管理面、そして常に人が集いやすい環境を整えるという面を考慮しますと、会館内にその事務室内にしっかりと職員を配置して、常時人がいる環境を整えるべきではないかのかと考えるものであります。また、ホールの稼働率も上げるべきであると考えるものであります。

 自主事業等も予算が余りないから開けないというような考え方は、もう捨て去るべきではないでしょうか。現在行っている自主事業に対しましてもう2つ、3つほどつけ加えることによって、市民の皆様が今までとはまた違った形で文化的なことに触れられる機会を提供できるものと考えます。例えば、秋田県の吹奏楽の名門校であります山王中や、秋田南高校が夏に山で合宿をしております。そうした学校の特別演奏会的な事業もできると思いますし、ちなみに、山王中の吹奏楽部はことしの夏に演奏会を開いたわけでありますけれども、突然の催しで準備が進まない状況で大変だったと思いますけれども、お客さんの少なさにびっくりしたというのを、私、実感しております。また、国民文化祭も近づいてきておりまして、何らかのアピールが必要であると考えます。以前は郷土芸能フェスティバルをやっておりましたが、そうした郷土芸能が集う場を提供することも可能ではないのかというふうに考えます。知恵を絞り、集結させることによってホールの稼働率は上がるはずです。

 私なりの考えをお話しいたしましたが、再開後の市民会館のあり方、そして方向性についてお伺いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 田口議員の御質問にお答え申し上げます。

 本当に市民の皆様に御迷惑、御不便、また御心配をおかけしました。市民会館の事故でありますが、本当に申しわけなく思っておりまして、今、上のほうに、キャットウォークというのがあるんですが、天井、歩く場所ですが、それを含めまして、何とか早く、とにかく早く修理をいたしまして皆様に使用していただきたいということで今、かかっているところであります。まず、いずれ今回の事故を強く重く受けとめまして、まずあのようなことがないように十分に配慮しながら、まず今、議員から御指摘のあったような稼働率を高め、いろんなイベントを含めた、皆さんに文化の中心として使っていただけるようなもの、頑張ってまいりたいと思ってございます。

 以前にも、荒木田議員からも御質問を賜りました、何とかこれまでのものプラス、今おっしゃったように、やはりいろんなイベント類、研修、講演、いろんな吹奏楽等の発表の場として、していただかなければいけないと思っております。ただ、最近ですが、定期的に吹奏楽団とかコーラスグループですね、それからそういうふうなところの練習場所としても活動をしていただいておりますので、以前よりは、より稼働率でしょうか、上がったのではないかと思っております。それから、3.11の大震災以降、被災された方々等が文化で非常に心がいやされたということは随所で聞かれるわけですね。市民の心を豊かにすると、ちょっと大上段な言い方ではありますが、そういうふうな市民の皆様の情操面もより豊かにしていくような、そういうふうな視点でも頑張っていかなければと思っているところであります。

 それで、まずいろいろ御紹介いただきましたけれども、特に今考えているところはアートプロジェクト推進事業の活用促進を図りたいと、それから芸術文化推進を目的とする企画、吹奏楽とか、いろんなそういうふうな文化面のですね。それから、いろんな講演とか共催とか、そこをうまく工夫しまして、減免の、利用者の負担軽減です。そこら辺も工夫して使い勝手のよい市民会館を目指していきたいと。

 それから、中の職員がやはり意識改革をしていかなければいけないと思います。近くでは、例えばドンパルなんかもあるわけですが、非常に職員の皆様が営業活動をなさっているわけですね、チケットを持って歩いたり、このホール使いませんかということを、ああいうふうなこともやっていらっしゃる。私もすぐそばですのでよく見聞きしておりますが、そういうふうなところも頑張っていかなければならないなと思っております。いずれ市民会館の面につきましては、いろんな、このほかにも例えば、指定管理者制度の導入ということも、また一つの選択肢もありますし、いろんな形で有効な方法を検討してまいりたいと。

 それで今、議員から御指摘のあった事務室でありますが、私もやはりあそこの図書室、兼ねているということでありますので、これはやはり根本的にいろいろ市当局のほうとも相談しなければいけないと思っておりますが、片方はいないわけなのですが、やはり図書館業務とあそこを兼ね合わせているところを何とか創意工夫して、あそこだけではない、例えば公民館なんかもそうなんです。例えば、空いているところもあるんです。東小学校の東公民館ですか、常時いないようなところもあるわけで、そういうところをもう一回総体的に検討いたしまして、何とかそこら辺のところは議員のおっしゃったことを中心に、人員配置といったことも考えさせていただきたいと思います。

 それから、秋田南高校さんですね、私も親戚に秋田南高校の、いるんですけれども、そのことも言われております。やはり、ああいうふうな音楽ですね、音楽のやる場、非常にちょうどうちの仙北市、田沢湖というのはそばにいろんな観光地もございますし、本当にほかの地区からすればとてもありがたい場所なのだそうです。本当に吹奏楽なんかはあそこで練習すればいいとか、やりたいというようなことをおっしゃっていらっしゃいますので、そこのところも含めて、まず大いに誘致と言ったらいいでしょうか、来ていただくように工夫してまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。

 以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) そのような形でぜひ検討していただきたいと思います。

 時間も時間ですので、次に入らせていただきます。

 次、音楽活動をしている小中学校への楽器購入についてでございます。

 音楽には、人の心を動かすさまざまな力が備わっております。市内小中学校の音楽活動、とりわけ吹奏楽や金管バンドの活動は盛んであります。コンクールや各種大会での活躍、地域での演奏活動、小学校で見てみますと、各小学校同士の交流や合同演奏など、また中学校ではいろいろな事情があるにせよ、合同での大会出場等々、さまざまな場面で頑張っております。その演奏は多くの人に感動と元気を与えております。こうした活動の柱として、市内の子供たちがもっと音楽に触れ合い、盛んに交流を図るプロジェクトを立ち上げてもいいと思うくらいに、すばらしい活動をしております。

 しかし、各学校で使用しております楽器を見てみますと、手入れはしっかりやりながら使用はしているのですが、寿命が来てあちこち不具合が生じてしまいまして、使えなくなった楽器が多数存在しているという状況です。そうした楽器を修理に出そうとして楽器屋さんに見てもらったとしましても、修理しても無理だと言われるのが、これが落ちでございます。楽器を購入する予算がないということもわかっているのに、なかなかそういう買ってほしいという声が出せないと。じゃ、どうしているかといいますと、応急措置をして楽器を使用しているケースがよくあります。そういう話はよく聞きます。また、新しい取り組みをしようとしても楽器がなくて、別の学校から楽器を借りて新しいことに取り組む学校も出てきておる状況です。私自身、こうした活動に携わっている者の一人としまして、現場の状況を見させていろいろな方々からお話を聞きますと、何とかできないものかと悩めるものであります。ぜひ一度でもいいので、その現場で使用している楽器を見ていただきたいなと思いますし、またそういった声を聞いて状況を理解していただければなというのは、お願いといいますか、気持ちであります。

 お隣、大仙市では、「音楽のまち大仙」のもとに器楽部のある学校に対して、地元に演奏活動等を通じてしっかりと貢献することを条件に年次計画を立てて、楽器購入に助成を行っているようであります。本市の子供たちも、さきに述べましたように頑張ってはおりますが、大仙市ではこうした制度があるからどうなのかというのはちょっとわかりませんけれども、音楽活動が盛んでありまして、子供たちも楽しく伸び伸びと活動をしているなというところが納得できる部分であります。

 最初の質問の際にも若干触れましたけれども、来年の予算編成時に施策の選択と集中が迫られております。そしてまた、お家事情を承知の上で、あえてお伺いするものでありますが、子供たちが伸び伸びと、そして楽しく活動をして、音楽でも地域、地元が元気になるように現場の状況を把握して、年次計画を立てていただいた中で楽器購入に対する助成制度を設けていくのも検討していただけないものかどうか考えるものでありますが、関係当局、教育委員会の御見解をお伺いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) 今の田口議員の御質問、御指摘でございます。

 議員には、本当に生保内小学校において金管バンドを指導していただいているわけで、本当に感謝を申し上げたいと思っております。まず、余り議員活動に支障なされれば本当に大変なことでありますので、御迷惑をおかけしないように、今、人事等で南教育事務所のほうに優秀な指導者を配置するようにお願いしているところでございます。本当にありがとうございます。

 御指摘のとおり、大仙市は大変、あそこははっきり言えば花火と音楽のまちであります。ですから、もう予算のかけ方が全然違います。私もやりたいんです。財政当局にもお願いしてやらせていただきたいのですが、ただ、大変制約等、といいますのは、申し上げにくいわけを言うのですが、教材、すべての子供たちのための教材であったならば、それは可能であります。しかしながら、金管バンドというのは一部の子供たちですね。ですから、何としても大仙のように、本当に選択と集中の、集中としてとられればいいのですが、うちの場合はそういうところがちょっと難しいわけであります。ということで、極力頑張ってまいりたいと思いますが、具体的には本年度、こういうふうになっております。御存じかもしれませんが、角館小ではユーフォニアム等で46万円ほどであります。それから、生保内小が本当に議員、頑張ってくださるので大変申しわけなかったのですが、今回、ことしは8万1,600円のシンバルしかやれませんでした。それをきっとお怒りになっているのではないかなとは思っておりますけれども、それから神代小がスネアドラムの11万円と、それで角館中が25万円と、生保中は9万円ということで、今回は角館小が多かったのですが、これ決してこれだけでは、やはりこれ年次計画に沿ってバランスよく12校に行くようにいろいろ工夫しておりますので、まずいずれ思いは本当にわかっておりますので、本当に感謝申し上げておりますので、今後何とか子供たちが音楽を通して情操教育、それから地域に元気を与えられるように頑張ってまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) ぜひ、工夫をしながらいろいろ頑張っていただきたいと思います。深いところまでは突っ込みません。

 次に行きます。

 携帯電話、有害情報から子供たちを守る対策についてであります。

 原稿は書いてきたんですけれども、時間も時間ですので、要点をしっかり伝えたいと思います。

 携帯電話、最近保有率がふえております。秋田県内の中学生の携帯電話の所有率を見ますと約6割でありますけれども、市内の中学生の携帯電話の所有率はその6割を超えているという状況、特に市内の某中学校の所有率は約9割と、県内の高校生の所有率とほぼ同じ数値になっている現状であります。何を言いたいかといいますと、携帯電話はよくも悪くも、何といいますか、よい面もありますし悪い面もありますけれども、悪い面にはまっていく状況がややもすれば多い状況であります。実際に援助交際等々やっているような情報も入ってきておりますし、その携帯を通じてのネットいじめという情報も入ってきております。そういった状況を我々、買い与える大人もちゃんと責任を持って買い与えないといけないですし、また子供たちにもそういう勉強といいますか、意識を高めていただく中で、やはり情報モラル教育というのをしっかりと、これはやっていかなければいけないのではないかというふうな思いで、この質問を通告させていただいたところですけれども、教育委員会のほうで何かそういう対策は考えておられるのかどうかお伺いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 熊谷教育長。



◎教育長(熊谷徹君) ただいまの田口議員の御質問でございますが、仙北市における携帯電話の所持率、10月に調査いたしました。小学校が6年生15.5%、中学校1年生が10.9%、3年生で39%になっておりました。いずれも女子のほうが男子よりもぐんと所持率が高くなっております。ただ、仙北市、他市町村もそうだと思いますが、原則学校への持ち込みは禁止になっております。ですから、9割というのは恐らく家庭でお使いになっているというデータではないかと思います。それで、県教委のほうの調査によりますと、昨年度の携帯電話の被害調査でありますが、チェーンメールで約300件近く、それから迷惑メール、誹謗中傷、子供たちは誹謗中傷に使うのですけれども、それが約200件、それからやはり今のアダルトサイトが19件と、出会いが11件。それで、ただ仙北市に関しましては、まだそういうふうな被害等の御報告はいただいておりませんけれども、この後ももちろん十分に起こる可能性というのはあるわけでございますので、十分注意しながら情報モラル、情報リテラシー教育ですか、情報モラル教育、しっかり行いますとともに、フィルタリングですね、これ県では大体6割くらいになります、フィルタリングの推進が。仙北市も高めるように、今いろいろ指導して、校長先生等にお願いしているところでございます。

 それから、外部講師の講演会ですね、それをやはり子供相手だったり、保護者相手だったり開いて、ことしもうちのほうでは中学校ですか、2校で行っております。それから、保護者へのまずいろんな啓発活動というものを行っております。いずれ、やはり学校ではないんだけれども、うちに帰ってからという場合が非常に多いわけですので、十分にアンテナを高くしながら子供たちの動向、家庭でどういうふうになっているかという情報をとらえながら、しっかりと情報モラルの指導をきちんを行いまして、仙北市からそのような悲しい被害者が出ないように、今後とも十分に頑張ってまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。



○議長(佐藤峯夫君) 6番。



◆6番(田口寿宜君) すみません、時間が過ぎますけれども、この件についてまだ尻切れトンボ状況ですので、後々の定例会で再度質問したいと思います。

 以上でございます。



○議長(佐藤峯夫君) 6番、田口寿宜君の一般質問を終わります。

 14時20分まで休憩いたします。

                              (午後2時10分)

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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                              (午後2時20分)

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△高橋豪君



○議長(佐藤峯夫君) 通告により発言を許します。

 1番、高橋豪君。



◆1番(高橋豪君) お疲れさまです。

 1番、新星会、高橋豪でございます。

 本日の、最後の一般質問になりますけれども、どうかよろしくお願い申し上げます。

 質問に入る前ですが、先月急な病に倒れられましてお亡くなりになられました故佐々木章議員に対しまして、謹んでお悔やみを申し上げます。亡くなられた佐々木議員と私は、議員としては1年半ほどのおつき合いでございましたが、同じ会派として、そしてまた教育民生常任委員会の委員としてともに活動させていただき、本当にたくさんの御指導を賜りました。大変温厚な人柄の佐々木議員でありましたが、議場においての厳しく鋭い視点からの発言には、たびたび感銘を受けました。佐々木議員と活動をともにした1年半は、1年生議員の私にとっては忘れることのできない貴重なものとなりました。佐々木議員の志同様に、今後も一層市政発展に邁進していく所存でございます。心から御冥福をお祈りいたしますとともに、この場をおかりいたしまして、これまでの御指導に対し御礼を申し上げまして、質問に入らせていただきます。

 通告のとおり質問させていただきますけれども、質問は一問一答スタイルで進めてまいりたいと考えておりますので、最初の質問の後は自席から行わせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。

 それで、通告してあります1点目ということで、市長のマニフェストのこれまでについてということであります。

 門脇市長が市長に就任してからちょうど2年が過ぎたということもありまして、選挙の際にマニフェストを掲げられました。先ほどの田口議員の質問と若干重複するという部分もありますが、私なりの視点から質問させていただきたいというふうに思います。それでこの2年間を振り返ったときに、公約の中で実行できた点、それからまだできていないと、そういう点、それからまた、これはよかった、そういう点、それから課題のある点、そして見直しという言葉も何回か市長から伺っていますが、見直しがこれは必要なんじゃないか、こういう点も多々あると思います。前回、9月定例会の一般質問では、先ほどもお話ありましたが、ことしの12月を一定のめどで、この後検証していきたいということでありますが、一応マニフェストの一番最後のほうに、検証委員会を設置した上で、市民の方にそれを公表していくんだと、検証結果を公表していくというものもありますので、それに先立ちまして今回は聞かせていただきたいと思います。まず、マニフェストを全体的に見て先ほど言った点、どうであったかということをお尋ねいたします。

 この場からは以上でございます。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。

 マニフェストについて、この2年間でよかったことだったり、改正、見きわめ、もしくは見直しが必要であったりということで、総括、12月になってさらにこの後2年間を踏まえてということでしょうけれども、この時点で総括をという御質問ですので、その点についてお話をさせていただきたいと思います。

 2年前に、議員がお話しのとおり、「明日を創る8つの約束」というマニフェストを掲げて以降、40項目のアクションプランを市の総合計画の実施計画に落とし込んで仙北市政の運営に当たってきました。40項目のプランの進捗状況ですが、先ほどお話しいただいたマニフェスト検証事業を除き、実現に向けてすべてのプランに着手をしております。平成25年度に達成を目指した数値目標を既にクリアしたもの、環境ができ上がっても目標数値に届いていないもの、プラン自体を再検討する必要があるものなど、折り返し時点で見た点が幾つかあります。具体的によかったと思う項目を約束の順番に上げ、総括をしてみたいというふうに思います。

 まず、約束1番、私が仙北市のエンジンになりますという項目では、その手法の一つの市民要望事業の達成度調査が完了して、市民の皆様からの要望と現実のこの差というものを整理していきます。

 約束2番の、4年間で所得を10%増やしますでは、総合産業研究所の創設で新しい農業政策がやっと芽吹いてきたこと、また産業振興基本条例の設置で仙北市発展の礎を産業振興と位置づけて、今後の政策基礎が確立できたこと。

 約束3の、医療を再生し、福祉を充実しますでは、医師確保対策奨学金制度を創設したり、角館病院の新築事業が動き出したこと、また小規模多機能型福祉施設整備事業の複数の実現や、障害者の雇用づくりにつながる大曲養護学校の分教室開校が現実味を高めてきたこと。

 約束4の、市民分権を進めますでは、地域運営体が全地域に立ち上がり、市民主体のまちづくりが本格的にスタート地点に立ったこと、また市民と市の協働を進めるまちづくり基本条例を、今次議会に提案をできたこと。

 約束5の、行財政改革を断行しますでは、市庁舎に係る市役所の当時の計画を凍結できたことや、これにかわる新たなスケジュールをお示しできたこと、それから私も含めてですけれども、副市長、教育長の理解をいただいて特別職の報酬カットができたこと、物品調達業務委託等の市内発注優先制度をルール化したことで、市発注の工事業務については、平成19年度の88%から平成23年度の97%まで増すことができたこと、全市高速ブロードバンド化は既に達成されていますけれども、次の目標だった全市光ケーブル設置が平成25年度で完了する見込みが立ったこと。

 約束6番の、次世代育成に力を注ぎますでは、読書環境再編計画策定にかかる市民読書条例の制定で、読書活動が飛躍的に前進できたこと、また県立高校市民会議の設置で、角館高校と角館南高校の統合が第六次の県の整備計画に盛り込むことができたこと。

 約束7番の、生活を守る仕組みを強化しますでは、職員自らが市民声かけ運動を展開してくれていること、また東日本大震災の際は、各地域センターに生活全般にわたる相談窓口を開設できたことなどなどが思い浮かびます。

 問題があった事項、また内容を変更しなければいけなかった事項としては、約束2の食品加工産業群の育成は、まだまだ時間がかかるということ、総合産業研究所の取り組みをもう少し時間をかけて継続する必要性を感じているということ、芸術文化産業の育成は、国民文化祭が決定して弾みがつくものと期待をしていますが、開催まで短時間で基礎的な活動をさらに急がなければならなくなったこと、これは予想外でした。

 約束の3の、癒しの医療まちづくり事業で、温泉療法医を1人から3人、温泉療法士をゼロから20人にの達成目標は既に実現をしておりますけれども、東日本大震災の発生で温泉地自体の観光客が激減し、さらに役割が重要化しました。戦略を再構築する必要があるというふうに感じています。

 約束4では、地域運営体の活動に新たなルールづくりの必要性も感じています。

 約束5では、行財政改革の断行と同時に、上司、部下、同僚など職員間の意識の共有が喫緊の課題で、この解決策の具体案が欠けていること。

 約束6番では、少子化対策・子育てプロジェクトチームの一部をなす市立保育園・幼稚園のあり方検討会の議論はスタートしていますが、少子化対策の議論が本格化できていないこと。

 約束7番では、ライフライン総点検事業を行った結果、神代地区の水道事業をますます早めなければいけないということを認識をしつつも、水源の確保に難儀をしている実情があって、これについては大変問題化してくるというふうに認識が深まったことなどなどがあります。

 先ほど、田口議員の御質問の際にもお話をさせていただきましたけれども、市民の皆様から期待をされて、これにこたえるために政策としての運用が既に始まっている制度が幾つも幾つもありながら、市民の皆様には改善の実感を感じていただけない状況があります。国家が抱える閉塞感であったり、仙北市行政に対する不信感であったり、私自身の力不足であったり、いろいろ要素があると思いますが、この辺についても、この折り返しの時点でじっくりと考えたいというふうに考えています。

 この場からは以上であります。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) ただいま、いろいろとよかった点、そして課題とか、これは見直したほうがいいんじゃないかというあたりをお伺いしました。

 それで、次、その中で1つずつ項目を追ってちょっとお伺いしてまいりたいと思うんですが、所得10%アップしようというのが市長の公約の一番の目玉じゃないかなというふうに私、見ておりました。仙北市の1人当たりの所得というのは、御存じのとおり170万円程度ということで、これ秋田県自体も全国的に見ると非常に低い位置にあるんですが、仙北市の場合も、今度秋田県の中でいくと下から数えて5番目、25市町村のうち20位ぐらいのところにあるというのが、余り変わっていないというのが現状でございます。震災もありましたし、ますます経済の状態が厳しくなっている中でありますが、これを何とかしようということで前向きなマニフェストではないかなというふうに感じております。

 ただいまの答弁の中で、産業研究所の件もありましたけれども、これ実は、あした当会派の八柳議員が詳しく聞きますので、私、マニフェストの細目の中にありました新エネルギー分野のことについて、それを積極的に促進を図りましょうというようなことがマニフェストにありました。そちらのほうでちょっとお伺いをしたいなというふうに考えております。まず、それに先立ちまして、ちょうど今、福島の原発の事故がありまして、ますます日本中でも新しいエネルギーについて今議論されている中ではございますけれども、これ前に、たしかこの議会の中でも同じような質問があったかと思うんですが、ちょっと改めてお伺いしますけれども、市長は原子力発電について、原子力にこれからも依存せざるを得ないとお考えなのか、それとも原子力から脱却するべきだと、別のエネルギーを考えたほうがいいんだとお考えか、そのどちらでしょうかということを、まずその前提としてちょっと伺いたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 前の議会で、同じような御質問をいただいたことを思い出します。私個人の思いとしては、原子力発電はこれ以上ふやすべきではないし、緩やかでありますけれども、それにかわる代替の新エネルギーに制度を変えていく必要があるというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) わかりました。そうすると、ちょうどマニフェストにあるとおり、そちらのほうに少しずつでもシフトしていったほうがいいというお話でありました。ちょうど、本市は木質バイオマスの発電施設ありますけれども、それは大変不調で問題があるということで、今改修工事をされているということであります。そのエネルギーは別としても、それ以外にも当市では水力、それから地熱、そしてまた太陽光とか、どんな可能性があると思いますが、この分野で、具体的にこれまで2年間の中でどういった取り組みをされてきたかというところを、ひとつお伺いしたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 役所として取り組んでいることに対しては、太陽光パネルの設置で施設を稼働しているが、ただ、これは実際に消費電力としては0.22%程度という、たしか記憶おりますけれども、かなり低いレベルでの需要と供給のバランスということになると思います。そのほか小水力発電についても大変興味を持っております。これについては、今、市内のある団体の皆様が一生懸命取り組みをされておりまして、それを応援する企業も出始めてきている状況にあります。

 過日、仙北市だけではなくて田沢疎水の関係もありますし、さまざまな地域土地改良を組む関係もありますしということで、大仙、美郷、仙北の中で、このエリアでもって小水力発電というものに取り組んではどうかというような考え方のもとで、ほかの自治体の関係の皆様にもお話をさせていただいている状況があります。いずれそう遠くない時期に協議会等の設置もいただけるものではないかというふうに考えております。その中には、仙北市も参加をさせていただきたいというふうな思いを持っております。

 それから、木質バイオマスの件であります。木質バイオマス、確かに今は非常に良好な状況とはもちろん言いがたい、改修工事を行っている状況ですので、この改修工事が行われた後に、私は当初想定し、要求をしていた機能が回復するものというふうに思いますけれども、木質バイオマスの発電、発熱についても大変有望視しております。さらに、風力ということもありますけれども、私が個人的に勉強させていただいた範囲では、風力については安定的な風力が得られるかどうかということについては若干不安が残るというようなデータを見ておりますので、この点についてはもう少し勉強を加えていきたいというふうに考えています。

 以上です。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) 小水力発電ですね、ぜひ積極的に進めていただきたいということ、私も同感でございます。それで、最初に太陽光、市役所でも取り入れているということで、これはごみ処理施設のところについているものということで伺っております。特に、一般家庭においても取り組める活動をすれば、太陽光パネルというのがやはり先に考えられるのかなというふうに思います。今、いろんな新しい太陽光パネルが出ていまして、意外と雪国だと発電効率が悪いとか、よくないんじゃないかと言われてきましたけれども、どうも改良されて大分すばらしいのが出ているというのと、それから値段も相当低くなってきている、いっときに比べれば大分安くなっているということです。それで、テレビショッピングとか、それから家電量販店でも販売されているというような場合もあるということで、こうした一般の家庭にもこの太陽光パネルを普及させようとか、そうした促進の取り組みというものを今後やっていこうという、そういったお考えはあるかどうかについて伺います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今の、現在の段階で、これを政策にどのように練り込むかということの、そういう実務的な作業はしておりません。しかしながら、例えば秋田県でメガソーラーの設置について市町村の方々との勉強会が始まるとか、いろいろな動きがあります。私としては、仙北市は環境に優しいまちづくりをしたいというふうな思いがあって、この中の一つとして新エネルギー対策、個人住宅の、民間住宅のソーラーパネル設置等についても多くの可能性があると思いますし、法の整備によってそれが加速できるのではないかというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) そうですね。今、法の整備というお話もありましたけれども、これは議会のほうには、これとは別にLEDの助成してほしいという、そういう請願も出ています。太陽光パネルの導入に際しては、国の補助だったり、それから県の補助、それから自治体によっても独自でそういったものを設けているという場合があります。秋田県内では10市町村で何らかの、条件はいろいろ違いますけれども、そういった制度を設けて皆さんでつけてくださいというような活動をされているところもありますので、今後そうしたこともあわせて取り組まれてはどうかなというふうに考えているところであります。

 また、次の質問に入らせていただきます。

 今度は、医療再生と福祉の充実というところについて伺ってまいりたいと思います。先ほど来、いろいろお話出ています。それで、市立角館総合病院、それから田沢湖病院の2つの公立病院を抱えていまして、大変どちらも医師不足とかそうした要因によりまして、非常に厳しい経営が強いられていると。この間出ました22年度決算も、決していい数字ではなかったということで、これから先、本当に新築移転の問題もありまして大変課題と、喫緊の課題であるというふうに感じております。また、秋田県の高齢化率というのが全国で1位になりましたということは、市長も御存じだと思います。本市の場合は大体高齢化率33%程度ということで、もう20年くらいすると、これ40%以上になるであろう、そういう予測も出ております。こうした中で、医療再生それから福祉の充実、これは本当に大切なことではないかなと思っております。先ほども、総括の中で若干のお話ありましたけれども、改めて、ここは大事な部分だと思いますので、この2年間でその医療分野、それから福祉のところ、どのように取り組まれて、これからどうしましょうかということを具体的にちょっとお伺いしたいなと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 医療再生と福祉の充実について、具体的な内容ということでお答えをしたいと思います。

 マニフェストに掲げた医師及び看護師数については、現在のところ、目標に達する人員を確保することができていません。大変残念に思っております。今後も積極的な招聘活動に取り組んでいきます。医師等、スタッフの確保に関連して、このマニフェストに織り込んでおりましたテナントドクター制度の導入に向けて、仙北市の医療特区を申請すべく国との事前協議を行っておりましたけれども、感染症等責任の所在から出入り口は別とするということとか、診療スペースの間仕切りを厳密にしなければいけないというさまざまな理由から、この制度の実現を断念をしております。奨学金制度については、平成22年3月定例会で条例制定の御承認をいただいて、現在医師4名、薬剤師1名、看護師8名の、延べ13人に対し、約2,200万円の貸し付けを行っています。これらの方々は、必ずや仙北市内の病院事業に従事をしていただけるものと確信をしています。また、田沢湖病院で研修医を受け入れて地域医療カリキュラムの一端もやっていただいております。一朝一夕には実現できないものにしても、仙北市の医療を肌で感じていただくことで、将来的に医師の確保につながればいいというふうに期待もしています。

 2つ目の、今お話しいただいた角館総合病院の建築事業についてですけれども、これマニフェストでは、建設事業と新医療機器整備事業というふうにうたっています。建設事業については、用地選定委員会等の答申で、先ごろ議会にも特別委員会が設置されております。この中で活発な議論をいただきながら、平成26年10月開院の目標に向けて鋭意努力を傾注します。新医療機器の整備事業については、現在も年次計画で交渉を行っています。

 3つ目の、田沢湖病院救急医療再開対策事業という項目も上げております。御承知のように、田沢湖病院は平成22年から医師1名が増員されておりますけれども、まだ救急再開のめどは立っておりません。地域の声は、365日24時間対応の救急医療体制を要望していただいておりますけれども、何分にも現在の状況ではルーチン業務を遂行するので精いっぱいの状況というふうに伺っています。医師を初め、スタッフの確保に最大限努力をすることはもちろんですが、市民の方々に安全・安心を担保する当面の策としては、毎週火曜日の夕暮れ診療を継続するとともに、どうしても急を要する患者様に限ってのみ、土・日・祝祭日等の午前8時30分から午後5時15分までと、平日も午後7時15分まで診察を行っているという状況があります。

 それと、医療再生・福祉の充実というところの中の、先ほど随分、実は項目的に網羅しておりますので重複することは避けていきたいというふうに思います。それで、小規模多機能事業についてのお話をいたしましたけれども、県の小規模介護施設等緊急整備事業補助の中で、平成22年度候補事業説明等及び審査決定を行っています。?として、特定非営利活動法人、NPO法人ですが、野の花と、?有限会社福寿の2事業所が小規模多機能型の居宅介護事業所の建設となっています。この両施設は地域に根差した、いわゆる地域密着型サービスの施設であります。NPO法人の野の花は、神代卒田地区にこの12月1日に開所をしています。また福寿では、角館総合病院周辺に現在建設中でありまして、平成24年、年を明けての2月の開所予定というふうにお聞きをしています。さらに、障害者の職場づくり推進事業について若干お話ししますけれども、年度末に検討会の形で障害者団体、障害者福祉サービス事業関係者など5名の方々に集まっていただいて、委員会の設置の選考をしています。これに基づいて既に設置になっておりまして、平成23年9月15日に第1回仙北市障害者の職場づくり推進委員会を開催できています。それと、障害者も、在宅障害者の中でどのくらい職場希望があるかという、そういう調査も行いたいということで実態が把握できていないためにアンケート調査、これ12月の補正予算に皆様にお願いしておりますけれども、実施して情報収集等していきたいというふうにも考えております。

 今のところとしては、この答弁とします。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) わかりました。

 それで、病院のほうですけれども、いろいろ今お話ありましたテナントドクターの制度というのがなかなか難しかったということで、これは初めて知りました。詳しくは特別委員会という場もありますので、今、お話の出た福祉のほうを少し伺いたいのですが、今、小規模多機能型のお話と、それから障害者の方の就業支援ということで2点のお話ありましたけれども、マニフェストの中には乳幼児、高齢者、障害者の方々が住みなれた地域で安心して暮らすための制度を新設しますというように書いてあるということで、これは新しい制度をつくるというようなことなんですが、これ具体的に何を指しているのか、どういうことなのかということをお話しください。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 今の御指摘のお話の内容が、こういう状況です。

 介護保険利用者に限らずに、地域の子供から高齢者まで障害等の有無にかかわらず、だれでも気軽に立ち寄ったり触れ合える小規模多機能型の福祉施設を標榜しておりました。今回、助成をいただいたその制度が、根幹がまさに私が以前からお話しした制度と合致しておりまして、自ら立ち上げようと思っていたわけですけれども、そういう制度がもう国家でできていたということで、それに乗っかってさせていただいたということであります。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) わかりました。やる前に国がやったということで。

 あと、新しい制度ということのほかに、現行の制度を強化するという取り組みも、これからは必要なのではないかなというふうに思うわけです。先ほど、田口議員の答弁の中で、今、困っている人に対応することも行政にとっては大変大切なことなんだというお話がありました。

 それで、ちょっと細かい部分なんですが、一例を挙げさせていただきたいと思うんです。人工透析の患者さんについてでございます。本市において、人工透析を受けられている患者さん、これは12月現在、大体60名程度いらっしゃると伺っております。角館の公立病院で1回で20人程度、そしてそれを1日2回転の透析が可能であります。透析患者の方は、大体1週間に2回から3回くらい透析に通うというわけですが、1回の所要時間が大体3時間から4時間程度ということで、これは大変体力的にきついということで、例えばマラソンに例えると、10キロくらい走ったぐらいの体力を消耗するそうです。本当に自力で行って、そして長い間透析をして、また帰るというのは本当に大変な状況であるというふうな声を伺っております。

 人工透析に関しては、特定疾病療養費受給者証というのがあるそうで、これを出せば医療費が月額でどれだけかかっても最大1万円までという制度だったりとか、あとそれから身体障害者の1級の手帳が交付されまして、さまざまな特典といいますか、バス料金が無料だったりとか、JRの運賃が割引になるとか、それからいろんな部分で優遇措置がなされるということであります。ただ、先ほど申し上げましたとおり、なかなか自力で行くことが大変な方も中にはいらっしゃるということで、ほかの、例えば自治体の例を見ますと、仙北市はこれないんですけれども、例えばタクシー券をそういった方々に交付していると、それからタクシー券もあれば、例えば交通にかかる自家用車のガソリン代を負担したりとか、そんな大した金額にはならないんですけれども、やはりそういう方々にとっては本当にありがたいというか、本当に助かる話ではないかなと思って、いろいろほかの例も調べてあります。それから、東京都なんかだと、最大1万円の自己負担分、そのもの自体を助成するということで患者さんの負担がないとか、そういう例もあるわけです。新しい制度のほかに、現状で見た場合に、そういうところがまだまだ仙北市の場合は欠けているんじゃないかなというふうに思うわけなのですが、市長、こういったところを改めるというか、こういう制度を強化していくというようなお考えはあるでしょうかということで、お伺いします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 経験でお話しして恐縮なんですが、以前、子育てフォーラムをやっていたときに、妊産婦さん方が急に産気づいたというとき、陣痛始まったというときに、家族がいないときの不安を訴えている話がありまして、そういうときはやはり市なり公共の何らかのサービスが必要ではないかという話をいただきました。そのときに、今お話しのような、タクシー利用のあっせんだったりという話もいただいた記憶が今、よみがえってきました。

 仙北市は、優しいまちになりたいと思っているです、皆さんもそういうふうに思っていると思いますけれども、市民に対して仙北市行政は優しいまちでありたいと思っていて、だけれどもまだまだその欠落している部分に気づかない、もしくは気づいていても制度化できていない部分が大変たくさんあるというふうに、自分は認識しています。それを埋めることを一生懸命やりたいと思います。今の話は大変参考になりますので、検討の十分な時間が必要だと思います。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) そうですね、とにかく今困っている人、これまた子育て分野の話でいけば、前回も話しました、例えばマル福ですか、子供の医療費の助成とか、そういった部分もあるんですけれども、いずれこういう制度としてほかより劣っている部分というのが結構ほかにもあります。だから、そのあたりをいま一度チェックした上で、やはり優しいまちということにしなければならんと思いますので、これ速やかに御検討して、できるものであればやっていただきたいというふうに思っております。

 次の題に移ります。

 地域運営体と市民サポートセンターの部分なんですが、先ほど田口議員のお話の中にもありましたけれども、私、この間、角館の地域運営体の設立総会に参加しまして、これでちょうど9つ全部の運営体が誕生しましたということになります。ただ、これ去年からもうずっとやってこられている地域運営体もありまして、これはやはりどうだったかというのを、当然ですけれども、検証しないといけないんじゃないかなというふうに考えておりました。市長も当然そうしたことを考えていると思いますが、これまでのところ検証されたかどうかも含めて、ちょっと伺いたいというふうに思います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 地域運営体のあり方について、先ほども田口議員のほうにもお話を少しさせていただきました。考え方は、確かに地域の方々が地域を守るための地域の団体ということで、その地域が次世代まで継続できるような取り組みをしていこうと、安心・安全な地域をつくっていくという担い手になろうということで、皆さんに御理解をいただきながら、9つの団体を立ち上げるということが市民の皆様の御協力でやっとなったという状況であります。

 先ほど話したとおり、それに今先行して行っていただいている団体がありまして、その団体の方々から、たくさんの戸惑いであったり、問題点の指摘もいただいております。今、高橋議員が御指摘のとおり、そういう問題の検証をしているかということについては、日々それを行っている状況になります。総括としては、角館地域まちづくり運営体が設立になりましたので、今やっとスタートしたという状況ですけれども、その方々に対する先輩運営体の方々のきちんとした情報の提供ができるように、それが同じ問題で困らないようにということで、いま一つ、8つの地域運営体の方々の活動というものを整理しております。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) 運営体のその事業の中には、例えば市役所でも同じことをやっていますよとか、そういうかぶったりする部分も何かあるというふうに伺っていますので、二重行政みたいにならないようにとか、いろんな工夫が必要なんじゃないかなということと、それから運営体自体に500万円の予算があるということよりは、やはりその中身の事業に対して予算をつけると、そういう視点が必要なんじゃないかなというふうに考えているわけです。だからこそ、ちゃんとやってみてどうだったかというところは、いま一度検証されるべきだというふうに考えておりますので、今後の運営体のほう、うまくいくもいかないも、やはりそういうところにかかっているんじゃないかなというふうに考えていますので、そこら辺はしっかりやっていただきたいと。

 それから、市民サポートセンター、これですけれども、今回の定例会、条例、それに関連するもの、運営体とサポートセンターに関連するまちづくり条例が出ていますけれども、これ一応マニフェストですね、9つの地域運営体それぞれの地域にそのサポートセンターを設置するんだというようにうたわれておりますけれども、これ今でもそういう考えに変わりはないかどうかについて伺います。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 質問ではなかったかもしれませんけれども、今のサポートセンターの前の地域運営体の考え方について若干お話をさせていただきたいと思いますけれども、現在、もう運用になっているさまざまな福祉政策があるわけですが、その福祉政策の基準に満たない方々というのも実はたくさんいらっしゃるわけで、そういう方々を何と支えるかということが、大変実は重要になってきます。そういう部分でも、地域運営体の方々には活躍の場があるというふうに、私は思っています。

 それからもう一点は、地域運営体に500万円を交付するという考え方のようによくとらわれるんですけれども、事業計画を出していただいて、この事業計画に基づいて交付金を交付していくという考え方が基本になっています。ですので、私どもはいつも上限500万円、限度は500万円ですよと、その中の事業費、事業計画を持ってぜひ皆さん活動してくださいと。これから多分やらなければいけないことは、先ほど議員もお話ししましたけれども、役所とそれから地域運営体の二重構造をつくるということは、これはコスト的にも非常にそれは無駄なことだというふうに思います。どちらがやるかというのが適切かという、その仕分けが必要なのですけれども、そういうことにならないように地域運営体と、それから行政との、これからますます綿密な情報のやりとりというのが必要になってくるというふうに思います。

 それから、本質の質問ですけれども、市民サポートセンターですが、まとめていますのでお話しさせていただきますと、市民サポートセンターについては、今後の市職員の減少とか庁舎の老朽化の状況を考慮すると、分庁舎方式のままでは現在の行政サービス水準を維持していくことが難しくなるだろうというのが基本にあります。これに対する対処方法として、市民サポートセンターと機能を一元化したスリムな一体型庁舎というものも必要になってくるというふうに考えています。市民サポートセンターは地域運営体の活動拠点及び地域づくり、災害救援等、地域に密着した広域的な市民活動の支援や行政サービスが可能となる行政機能を基本としていて、現在の各地域センター及び出張所の7カ所に設置をしたいと考えているというのが現状であります。業務内容は、現行業務の各種申請や届け出の取り次ぎ等の他部局との連絡調整、諸証明の発行や案内、相談等の窓口業務に新たに地域運営体の支援、地域内公共施設、さまざまな施設がありますけれども、地域内の公共施設の管理、日常的な地域巡回、地域情報の収集・発信、コミュニティーの醸成など、地域のことは地域で完結するということを目的にしています。また、地域と行政の橋渡しとして行政連絡員制度の再構築を考えています。その拠点に地域サポートセンターが適しているのではないかというふうに考えてもおります。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) わかりました。

 以前、去年の12月議会ですか、ちょうど白岩、それから中川、そして雲沢地域にサポートセンター、その部分を新たにつくるんだというお話の中で、議会としてはそれに関する施設の修繕費用、全会一致で修正したという経緯があるわけです。ですから、そのあたりもよく検討されて、今後考えていただければというふうに思っております。

 ちょっと時間があれなので、次に行きます。

 行財政改革のこれまで、そして今後ということで、先ほど一番初めの総括部分で庁舎のお話等々この部分でありました。ちょっと本当に基本的なところを確認したいんですけれども、市長が言う、行財政改革を断行します。何ですか、これは。何を指しているかというところをまず第1点、お伺いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 行財政を改革していくということでの一番の重要点は、行財政を担っている、例えば市役所であれば市職員の意識改革だと思います。一方、市民の皆様に対しては、市民の皆様のさまざまな意見の活発化、活性化だというふうに考えています。これがなければ断行はできないというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) 今、意識改革というようなお話がありました。大阪の市長、今、橋下市長になりまして、本当にそういう部分に物すごい大なたを振るおうとしているということで、これは御存じのとおりになります。

 実は、ちょっと今回の補正予算の説明書類の一番最後のほうのページを見て気づいたんですけれども、ここには職員の級別の表が掲載されていて、ことしの1月1日、すなわち平成22年度のときと、それから今の12月1日現在の職種別、それから級別の職員の数が書かれています。これを見ると、行政職の部分でいきますと、全体では386名ということです。その1月1日と12月1日現在、同じ数なんですが、これ具体的なところへいきますと、昨年度7級の部長、これが8名。それから6級の次長、これが11名で、ここの部長、次長で合計19名でした。ことしの、今の12月1日現在だと、7級の部長が14名、それから6級の次長で19名、合計33名ということで14名ふえられていると。それから5級の課長、ここは昨年の43名から今年度は41名と2人減っておりますが、4級の課長補佐のところについては、昨年度の69名から今年度87名で18名増と。これ、比率でいきますと、部長から課長補佐までの構成比、これ昨年33.9%がことしは41.6%で、その差が7.7%増。3級の係長も含めると、昨年度67.8%が、ことしは73.6%。その差5.8%増というか、ほとんど73.6%の方が何かの役についている。各セクションで見ると、例えば課長の方がいて、課長補佐、課長補佐、課長補佐3人いて、そして係長、係長といて、若い人1人か2人という、何か部下がいない、やたら頭でっかちな、そういう組織になっていると。これは、なぜこうなっているかなと、昨年度に比べてことしはもうすぐ、要はランクアップされた方が多いということなんですが、この基準、市長が当然人事をおやりになられていると思うんですが、こういうふうになる決める基準というのは何かあるんですか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) お待たせしてすみませんでした。

 役所の人事、役所の年齢構成、職員の年齢構成について、それから役所の役職の偏重、そういうことについて、私も大変それは危惧している部分であります。もちろん、人事担当の最高責任者なので、危惧していると言っているだけではできない話ですけれども、今一時的に、実は、前にもちょっとお話ししましたけれども、例えば組織の再編を行って、それで上司から部下に対して、できるだけストレートに早いスピードをもって情報伝達をしたいということがあって、固まり固まりで部がふえたこともあります。それから、班、要するに組織の内部を再編したということがあります。そういうことがあって、責任を担っていただく方の数がふえたりしていることも事実であります。

 だけれども、これ実は前にも話しましたけれども、一時的な状況だというふうに、私は、そうしなければいけないというふうに思っているんですが、一たん上司から部下のほうに情報伝達がスムーズに行くような、そのツールというか状況をとにかく先につくりたいと、先ほどの分庁舎方式の弊害という話もありましたけれども、そういう状況をつくりたいということで人事を決めさせていただいているという状況があります。ただ、これはやはり、余り状況的にはよくない、偏重した状況だというふうにも認識しています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) 非常に行財政改革に逆行している感じがしてならんということで、伝達をスムーズにしたいというところももちろんわかります。ただ、こういう格好というのは、多分年齢とかそういうのでランクアップしていくというふうな感じを受けるんですが、これ例えば若い職員の方のやる気を引き出すとか、その中にも、一生懸命頑張っても頑張らなくても、何かどっちでもいいやみたいな雰囲気になってしまっては、これは困るわけでありまして、でもやはり市長はこの人事をする責任者ですから、こういうふうな人事になっているというのは、やはり問題あると思うんです。これは、この後、自然に減るとかそういうことではなくて、よくお考えを改めたほうがよろしいんじゃないかと思いますが、いま一度ちょっと。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) もちろん、先ほどちょっと少しお話ししましたけれども、この状況が好ましい状況だというふうに思っていなくて、できるだけ早く改正したいと思っていますし、人事評価制度についても今、逐次検討しています。今、やらなければいけないことが、先ほどのマニフェストの話のときもしましたけれども、喫緊にやらなければいけない課題が余りにも多過ぎて、その課題に対応するということの一時的な状況だというふうに私は考えて、今回の人事異動させていただきましたけれども、これは決して好ましい状況ではないということも理解しております。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) まず、好ましくない状態とお認めになるものであれば、それは正しいんだということでいいんじゃないかなというふうに思います。

 それと、ちょっと余りこれもいい話ではないんですけれども、よく役所のサービスについて、市民の方からいろんな苦情みたいなのが出ているのは、多分市長を初め皆さんも御存じだと思います。何か、あいさつがなかったとか、窓口に行ったら知らん顔をされたとか、すごく待たされたとか、そういう役所も市民の皆さんから税という対価をいただいて行政サービスを提供する、すなわちサービス業であると思うんですよ。これは市長もいつもお話になられている。やはりサービス業であるならば、一番はお客様、すなわち市民の皆さんに対しての説明というところがやはり本当に大事な部分で、本当ちょっとした気遣いでもよかったなと思われるし、逆にちょっと間違えると何だろうなとすぐ苦情が来るということなので、このあたり、向上させていかないといけないんじゃないかなと思います。

 変な話ですけれども、役所というのはサービス業だと言われているので、例えば役所に入ったら、いらっしゃいませとか言わないのかなと思っていろいろ調べたら、やはり言っているところもあるようでした。ただ、ちょっと違和感があるかもしれないので、おはようございますとか、全体として何かそういう取り組み、前、あいさつ運動というんですか、おやりになられていましたけれども、ああいうのももっと継続的にやったほうがいいんじゃないかなということと、それから先ほど、田口議員のお話の中にも研修というようなことも出ましたけれども、その接遇に関する研修だとか、そうしたマニュアルだとか、やはりそういうものをしっかり定めて、みんなでそれを実行していかなければ、なかなかお客さんの満足度というのは上がらないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、この辺はいかがでしょうか。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 私にかかってくる電話の大半は、そのような苦情であります。それは職場でもそうですし、自宅でもそうでありますし、お手紙も毎回いただいている方もいらっしゃいますし、皆様がどれくらい不快な思いで市役所に来ているのか、また対応を受けているのかということは、私が皆様と同じくらい痛感している状況であります。私は責任者ですので、その状況を何とか改善したいということで、職員の方々のあいさつ運動を一生懸命応援しています。現状では、著しく改善したという状況は見受けられない状況です。そういうこともあって、職員の方々の日常的な職場内研修というものが必要ではないかという議論も、今まさにしている最中であります。決して、役所がいらっしゃいませと言うことに対して違和感を感じるということはないと思います。議員がお話しのとおりに、自分もそういう役所になりたいと思いますし、仕事はもしかしたら、きょうは解決できなかったけれども、行って何だかすがすがしい思いがしたというような、そういう職場に早くなりたいというふうに思っています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) 本当に、これ大切なことです。今、市長に直接かかってくる苦情のほとんどがそれだということで、やはりそれだけ皆さんが感じているのだなということでありますから、これは本当に役所一体となって改めていかなければならんというふうに考えます。

 あと、最後の、次世代育成のこれまでと今後というところに移りたいと思います。

 次世代育成については、将来を担う若者を育てるという意味において、大変重要な項目であるというふうに私も認識しておりますが、中でも私、最も注目しているのは、マニフェストの中にある大学の誘致、仙北キャンパスの開校というところでございます。大学を誘致することが仮にできれば、高度な人材の育成が期待されるということのほかに、たくさん県内外から若者が集まったり、まちが形成されていくと、こういう可能性が大きいわけで、将来的に若い人たちも本市に定住してくれる方、いらっしゃるかもしれないとか、人的、そして経済的にもまちの将来が活気づくことになるというふうに考えております。具体的なところで、大学の誘致についてどういった活動をされて、それからどういった成果があるのか、そしてこの後、どのようにしていくのかというところを、まずお伺いいたします。



○議長(佐藤峯夫君) 門脇市長。



◎市長(門脇光浩君) 市内の遊休施設等を活用してキャンパス誘致ができないかと、その可能性について、東京大学大学院、東京大学公共政策大学院、東京農工大学などへ、本市のキャンパス誘致に関する説明と可能性についての意見交換を行っています。その状況からお話ししますと、年々進む少子化により、私立大学や短大では入学試験免除または割引など、入学者の確保に躍起になっている状況があるようです。また、都内においては、昭和50年代後半以降に、郊外に移転した大学・短大などが情報や人材を求め、都心に回帰している状況、一方、近年の社会情勢から大学の経営も非常に厳しくなっていて、効率的な経営を目指し、統廃合が進められている状況があるというふうにお聞きをしています。大学を経営する考え方として、学生を集めるという観点から、基本的に首都圏に施設を統合するといった流れになっていて、いわゆる勉強するだけではなくて、学生生活を楽しく過ごせる場所の大学を選ぶという学生が多いというのが、最近のトレンドというふうに分析されています。

 以上のことから、仙北市の遊休施設への大学キャンパス誘致ということについては、現段階では大変厳しい状況で、打開策を見出せるというようなところまでは行っておりませんけれども、これまでこのほかにも大学関係者とのパイプを持っておりまして、仙北市の特色、例えば農業系であったり、温泉医療系であったり、環境系であったりという特色を生かして夏期講習など、季節限定なものではなくて常設のキャンパス誘致をしていきたいというふうに考えています。現在、県内のいろいろな大学のほうからも、事業に対して、要するに協定しましょうかというようなお話もいただいています。これはその後、例えば分校化というふうにも流れていく可能性があるというふうに考えておりますけれども、その点も踏まえて、この後の活動を推進していきたいというふうに考えています。



○議長(佐藤峯夫君) 1番。



◆1番(高橋豪君) なかなか難しいというようなお話であったかと思いますが、大変可能性というか将来が開けるようなことじゃないかなと思っております。東大、それから農工大、東大に行かれたんですね。もし、仮に東大の仙北キャンパスができるといったら、これはまたすごいなと思いましたけれども、いずれ、そこに限らず、たくさんのところに営業をやはりするべきではないかなというふうに思います。それで自然とか、それこそ今お話ありました農業、それから温泉とか、そういった部分を生かせるような、何かそういう勉強というか学部というか、そういうところも、もしかすればつながりが見えてくるやもしれませんので、そのあたりは積極的に今後やっていただきたいなと思います。

 以上で、すべての項目終わりましたけれども、ちょうど市長も2年たったということで、きょうは総括をしていただきました。ぜひ、この後、市民の皆さんに速やかに検証、これからもう少し具体的にされるでしょうけれども、公表していただきたいというふうに思います。というのは、先ほど田口議員もお話しになっていましたけれども、なかなか取り組んだ結果が市民の方々に見えづらいと、その状況が何やっているのだかわからないと、そういう声が出る原因にもなっているかということでありますので、速やかにそちらのほうをお願いしまして、一般質問を終わらせていただきたいと思います。

 ありがとうございました。



○議長(佐藤峯夫君) 高橋豪君の一般質問を終わります。

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△散会の宣告



○議長(佐藤峯夫君) 本日の日程は以上をもって全部終了いたしました。

 本日はこれをもって散会いたします。

                              (午後3時21分)